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「反復横とび」(小)「持久力」

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「反復横とび」(小)「持久力」
平成27年3月
学習部
体力向上推進委員会
本年度の重点課題:
「握力」
「反復横とび」
(小)
「持久力」
(中)の向上
『平成26年度新座市児童生徒体力向上推進委員会授業研究会・研究協議会』
小学校の部:平成26年12月 2日(火) 東北小学校(第5学年)
「跳び箱運動」
今井 一寿 教諭
中学校の部:平成27年 2月 5日(木) 第三中学校(第1学年)
「ハンドボール」 高橋 洋昭 教諭
○授業研究協議会のまとめ
【小学校】
◎研究主題「体力向上に向けての指導方法の工夫について」を受けて、学習部では、2つの視点を設けた。
視点① 場の工夫は、児童の意欲向上につながっていたか。
視点② 基本的な技能の獲得につながる学習活動となっていたか。
(1) 視点①について
・先生のいないところでよく話し合いがあった。
・
「タタタタタ」
「ドン」などの掲示が分かりやすかった。
・サーキットの場で児童がわくわくして取り組んでいた。
「やってみたい」という意欲が喚起されていた。
・跳んだ人が安全を確保していたので、安心して跳べていた。
・ウレタンで作った教具を使うことで、恐怖心を抱くことなく練習できた。
・跳び箱好きの児童が増えた。
(2) 視点②について
・デジタルカメラで動画を撮ったことにより、教師が見ていなかった児童の試技も見て評価することができた。
また、児童も振り返りができるので効果的であった。
・児童がしっかり教具を活用して、技能の習得に迫っていた。
・サーキットでしっかりした活動が入っていた。また、恐怖心の解消にもつながっていた。
・声かけだけでなく、補助があるとよかった。
(3) 研究授業について
・
「より上手」とは、どういう状態のことをいうことなのかを明確にすべきである。
・切り返しの技は、具体的な声かけの指導が特に必要となる。
・児童にとっての課題が技の習得のみになってはいけない。
例)×わたしの課題は台上前転です。→○台上前転の時に、強く突き放すという動きがわたしの課題です。
・跳び箱運動の評価の3つの視点は、姿勢・ダイナミックさ・バランスである。
・ダイナミックな動きになるためには、
「ため」の動きが重要になる。踏切から着手までが「タ・タン」ではなく
「タ・ウン・タン」のような動きになれば、大きな演技につなげることができる。
【中学校】
◎研究主題「体力向上に向けての指導方法の工夫について」を受けて、学習部では、2つの視点を設けた。
視点① 体力向上につながる学習過程になっていたか。
視点② 生徒の体力向上につながる場の設定となっていたか。
(1) 視点①について
・年間を通して行う補強運動の中で腕立てや腹筋、縄跳びを取り入れたことで、体力の向上につながっていた。
・縄跳びの回数で決められていたが、時間で区切っていくのでもよいのではないか。
・パスゲームやゲームなど、汗をかいて活動する生徒がいて運動量があった。
(2) 視点②について
・扱うハンドボールが片手で握れるように工夫されていた。
・オリエンテーションの中で、ビデオを視聴したことでハンドボールのイメージをすることができた。攻撃や守
備の仕方に関する掲示があってもよかった。
・空いたスペースを見つけたり、パスを出したりする練習を取り入れてもいいのではないか。
(3) 研究授業について
・片手で握れる(小さくしたり、空気を抜いたり、やわらかいものにしたり)ようにすることで、投げることに
対する抵抗を減らし、ハンドボールの楽しさを実感できるようになる。
・体力の課題は何かを考え、それにつながる場の工夫をすることが大切である。
・準備体操やランニングなどを決まった流れで行うのではなく、心拍数がだんだんと上がっていくような流れを
考えることも大切である。
-6-
平成27年3月
小学校の部
段階
導
入
15
分
体力向上推進委員会
学習活動
指導上の留意点(○指導 ◆評価)
1 集合、整列、あいさつをする。
2 準備体操をする。
3 慣れの運動をする。
(① 足うち、②腕立て支持、
③跳び箱サーキット)
○元気なあいさつ、機敏な動きを意識させ、気持ちよく授業を始められるようにする。
○本時の学習のねらい、流れ等を理解させる。
○東北小体操の音楽にあわせ、元気よく行わせる。各部位を意識して一つ一つの運動をしっか
り行わせる。
○一つ一つの運動のポイントを意識して行わせ、主運動につながる感覚づくりが図れるように
する。
○よい動きを称賛して、全体にその動きを広める。
○①②は東北小学校体操に含まれる。
4 本時の学習内容を確認する。
ねらい1「今できる技をみがきながら楽しむことができる」
ねらい1・2の跳び箱の並べ方(
は児童が見る場所)
マ
ッ
ト
展
開
小
23
分
縦
⑤
縦
⑤
縦
⑥
縦
⑥
縦
⑦
縦
⑧
縦
⑦
縦
⑥
縦
⑤
横練習台
横⑤
ス
テ
ー
ジ
ウレタンバー
5 自分の課題に応じた場所で
練習する。
○3つの基本技がより上手にできるようにするために「リズミカルな助走」
「強い踏み切り」
「腰
をあげること」
「強い突き放し」
「ピタッとした着地」を意識させる。
○技能を高めるために仲間と協力して活動しているか観察し、意欲的に運動している児童を積
極的に称賛する。
○なかなか出来ない児童、恐怖心のある児童については練習方法の改善や「めあて」の変更を
促し、適切な助言をする。
○赤帽子の児童には、友達への支援を積極的に行うように支持する。
○合格したら名簿にシールを貼らせることで、児童の技能獲得状況を分かりやすくする。
○うまくできている児童に模範をさせて、どんな部分が優れているが児童相互に説明させる。
ねらい2「もう少しでできそうな技に挑戦して安定した動作でできる」
6 自分の課題に応じた場所で
練習をする。
○大きな開脚跳び、ひざ伸ばし台上前転、頭はね跳びなど、自分が出来るようになりたい技を
選び、練習に取り組ませる。
○学習を進めていく上で、自分が意識すべきポイントを確認させる。
○意欲的に運動している児童を積極的に称賛する。
○技能を高めるために仲間と協力して活動しているか観察し助言する。
○なかなか出来ない児童、恐怖心のある児童については、練習方法の改善や「めあて」の変更
を促したりして、適切な助言をする。
○技能の進歩が停滞している児童については、デジタルカメラの動画を撮影して動きを見せて、
助言を行う。グループ活動がうまくいっている場合、児童相互による撮影も許可する。
◆自分の選択した技を、安定した動作でより正確に行うことができる。
【技能】
〈努力を要する児童への手立て〉
△回れない、跳び越せない。
段数を下げるなど、適切な練習の場や方法を指示して取り組ませる。
△ひざが伸びない
段差を利用して、両足で踏み切ってひざを伸ばす練習をさせる。
△あと少しでできる。
高跳びマットを利用することで安心感をもたせて挑戦させる。側について激励する。
〈十分満足できると判断する状況とその児童への手立て〉
系統性に留意させて、映像や掲示資料を参考に頭はね跳びなどの技の練習に取り組ませる。
整
理
7
分
7 集合・整理運動・学習カード
記入・振り返りをする。
8 あいさつをして、後片づけを
する。
○めあてを達成し児童、よく頑張った児童を称賛する。
○1時間で伸びたことなどを発表させる。
○元気なあいさつ。安全に配慮して素早い片付けを行う。
-7-
平成27年3月
体力向上推進委員会
中学校の部
本時の学習と指導(4/10)
(1) 本時のねらい
空いているスペースを意識しながら、攻めることができる。 【運動の技能】
(2) 準備
<用具> ボール・ビブス・ストップウォッチ・タイマー・作戦ボード・学習資料・掲示板
(3) 展開 [雨天時:体育館]
段階
導
入
10
分
学習内容・活動
指導上の留意点(指導○ 評価規準◆)
○用具の準備
1.集合・整列・挨拶・健康観察
2.準備運動 ※チームごとに決めれた場所で
・補強運動 (腕立て 20 回・腹筋 20 回)
・縄跳び (前跳び・後ろ跳び・二重跳び)
各 20 回
・ランニング-コート 5周
・パス・キャッチ
(バウンド・ジャンプ・ランニングパス)
各 20 往復
4.本時のねらいを確認する
5.4対4のパスゲーム
6分間
・ハーフコート内(バスケットコート)で動きな
がらパスを回し、2チームずつ4対4のボール
キープを行う。※ドリブルなし 3歩以内
○素早く集合し、ビブスを着用し整列・座らせる。
○服装を整えさせ、大きな声であいさつをさせる。
○健康状態・見学者を確認し活動の指示をする。
○けがの防止を意識させ、チームごとに、素早く・正確
に・元気よく準備運動を行わせる。
○決められた回数を正確にすばやく行わせる。
○これまでの学習で行った内容を振り返り、本時のねら
いをおさえ課題を設定させる。
展
開
30
分
○相手にカットされたり、10本続いたりしたら、攻守
を交代する。
○3秒以内にパスを出すことを意識させる。
○パスのコントロール、正確なキ
ャッチを意識させる。
ZZ
○ボールを貰いにいく、マークを
はずす等のボールを持っていな
い時の動きを意識させる。
○守備側は、パスカットを狙わせ
る。
6.ゲーム
○攻撃時のメンバーの順番を確認させる。
ハーフコートゲーム
○守備側はあらかじめ、キーパー及びポジション(壁の
位置)を確認させる。
○攻撃側は、動きながらスペースを作り、パスを素早く
回させ、壁の隙間(空間)をついて積極的にシュート
を打つようにさせる。
○守備側は、全員で壁をつくり左右のスライドを繰り返
しながら、ボールホルダーの前を中心に壁を作らせ、
(隙をつくらない)シュートを打たせないようにさせ
※攻守の切り替えを素早く行う
る。
(ゾーンディフェンス)
※ゾーンディフェンス
(壁の構築・シャットアウト) ○攻守の切り替えを素早く行わせる。
※攻撃側は隙があれば、積極的にシュートを打つ ○攻撃側は攻守交替時にメンバーを交代させる。
ルール
○攻撃・守備共にゴールエリアラインを踏まないよう注
・6分×2 ※ハーフタイムにチーム会議
意させる。
・守備チーム全員 対 攻撃4人 キーパーあり
○全員がシュートを打てるようにさせる。
・シュートを打ったら、その結果に関わらず、攻 ○各チームの得点係に得失点数を記憶させる。
守を交代し、ハーフコート付近からスローオフ ◆ 空いているスペースを意識しながら、攻めることが
できる
【運動の技能】
整
理
10
分
7.整理運動
8.集合・整列
9.本時の評価と次時の課題等の確認
・学習カードを使って本時の評価をする。
10.あいさつ
11.片付け
○動きの関連部位を中心にストレッチを行う。
○素早く集合させる。
○本時の学習を振り返り、自己評価、次回の課題を記入
させる。
※ 2チームに発表させる。
○号令に合わせて、正しい姿勢で行わせる。
○チームで協力して、安全に片付けを行わせる。
-8-
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