...

京丹後市防災行政無線施設の基本計画概要(PDF:31KB)

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

京丹後市防災行政無線施設の基本計画概要(PDF:31KB)
京丹後市防災行政無線施設の基本計画概要
平成 17 年 3 月 23 日
(1)
京丹後市は、面積 501.84k㎡の大半は山野で占められ、6万6千人余の人口が盆
地と山間部に散在している。このため、京丹後市に設置する防災行政無線施設は、
市役所舎内に無線室を設けて、親局設備(固定系)及び統制局設備(移動系)を設
置し、市役所から見通しできる西山に中継局を設ける。そして、市役所屋上から西
山中継局に向けてアプローチ回線を設け、西山中継局より各地区の高地に中継局を
設け全域に情報を伝達する施設となる。
消防・救急無線施設は、アナログからデジタルへの移行時に、同様に統制局設備
を消防本部に設置し、消防本部屋上から西山中継局に向けてアプローチ回線を設け、
西山中継局より各地区の高地に中継局を設け全域に情報を伝達する施設となる。
(2)
防災行政無線固定系施設は、管区全域のほか、地区別、情報内容別に地域又は屋
外拡声子局を選択し、情報を伝達するものである。設備はデジタル方式によるもの
で、必要により、特定の屋外拡声子局から情報の返送ができるものである。
管内には用途に応じた屋外拡声子局を設置するとともに、全世帯に戸別受信機を
設置する。消防本部には遠隔制御装置を設置して、災害時の情報を直接、通報でき
るようにする。また、地区の公民館等に地区遠隔装置を設置し地区に密接した行政
連絡のできるものである。
(3)
防災行政無線移動系施設は、市役所各課、市民局及び防災関連機関に移動局設備
を配備して、移動局相互間及び拠点と移動局間の連絡を行うことができる。設備は
デジタル方式によるものである。通信形態としては、個別通信、グループ通信、P
BX通信、同報通信、通信統制がある。
(4)
消防・救急無線施設は、消防・救急業務の活動を支援するために使用される。従
来のアナログ方式による通信方式からデジタル方式に更新し、消防本部に統制卓を
設置し、管区全域において移動局間相互及び統制局・移動局間の情報交換を行う。
また、広域応援活動の支援強化を図るため、京丹後市消防本部以外との相互連絡
ができる。
1
1
固定系サービスエリアと無線基地局
①
②
③
④
⑤
新庁舎∼西山中継所を多重無線で中継し、西山中継所より同報波 F1 を出力し、サービスエリアを確保する。
弥栄町地区の宇川流域は、同報波 F1を中継する小金山中継局よりサービス波 F2でサービスエリアを確保する。
新庁舎∼西山中継所∼犬ヶ岬中継所を多重無線で中継し、犬ヶ岬より中継所への中継波 f1でサービスエリアを確保する。
西山中継所∼品田中継所を多重無線で中継し、品田より中継所への中継波 f1でサービスエリアを確保する。
網野町地区の浜詰地区は、中継波f1 を中継する俵野再送子局でサービス波 F2でサービスエリアを確保する。
■犬ヶ岬中継所
中継波
f1
丹後地区
▲俵野再送信子局
サービス波 F2
網野地区
7.5GHz帯多重無線
中継波
▲小金山中継局
f1
■品田中継所
久 美 浜 地
弥栄地区
■西山中継所12GHz帯多重無線
◎新庁舎
同報波
F1
峰山地区
大宮地区
2
サービス波
F2
2
移動系サービスエリアと無線基地局
①
各中継基地局は、移動波 1,2,3 の無線機を持ち、移動局と基地局の通信は、新庁舎の無線回線制御部で空きスロット(移動波を考慮)
を割り当てて通信する。
② 不感地区には中継基地(電波伝搬実験にて場所決定)を設け、新庁舎から有線で通信する。
■犬ヶ岬中継所
移動波 1、2、3
丹後地区
■俵野中継所
移動波 1、2、3
網野地区
移動波 1、2、3
7.5GHz帯多重無線
7.5GHz帯多重無線
移動波 1、2、3
弥栄地区
7.5GHz帯多重無線
■品田中継所
久美浜地区
移動波 1、2、3
■小金山中継所
■西山中継所
◎新庁舎
峰山地区
7.5GHz帯多重無線
移動波 1、2、3
移動波 1、2、3
7.5GHz帯多重無線
移動波 1、2、3
大宮地区
■崇田山中継所
移動波 1、2、3
3
3
消防・救急系のサービスエリアと無線基地局案
①
各中継基地局は、消防・救急無線デジタル波(統制波、運用波、消防波×2、救急波、データ波)の無線機を持ち、移動局と基地局の通
信は、消防本部の無線回線制御部で空きスロットを割り当てて通信する。
② 不感地区には中継基地(電波伝搬実験にて場所決定)を設け、消防本部から有線で通信する。
■犬ヶ岬中継所
消防・救急波(6 波)
丹後地区
■俵野中継所
網野地区
消防・救急波(6 波)
消防・救急波(6 波)
7.5GHz帯多重無線
消防・救急波(6 波)
弥栄地区
7.5GHz帯多重無線
■品田中継所
消防・救急波(6 波)
消防・救急波(6 波)
■西山中継
■小金山中継所
◎消防本部
7.5GHz帯多重無線
久美浜地区
峰山地区
7.5GHz帯多重無線
消防・救急波(6 波)
消防・救急波(6 波)
大宮地区
■崇田山中継所
4
整備ステップ
固定系
合併時
移動系
現行のまま運用
現行のまま運用
① 各市民局からの運用を継続する。
② 消防本部において各市民局の既設固定系無線の遠隔制御装置の
統合制御を継続する。
ステップ
1
同報無線が整備されてない自治体エリアにデジタル同報無線を導入
固定系の整備に併せて、新庁舎と中継基地局間のアプローチ回線
① 京丹後市庁舎にデジタル親局及び統合卓を設置
(マイクロ波多重回線)を整備する。
② 久美浜・大宮・弥栄に同報無線を整備する。また、市民局に遠
① 新庁舎∼西山中継局の多重回線を整備する。
隔制御器を設置し、新庁舎と NTT 専用線を利用接続する。
ステップ
2
② 西山中継局∼品田中継局を多重回線で整備する。
既設同報無線設備の更新時期に併せて、段階的にデジタル化
① 丹後(1次)
・網野(2 次)地区の同報設備をデジタルに更新
③ 西山中継局∼犬ヶ岬中継局の多重回線を整備する。
② 更新した市民局に遠隔制御器を設置し、新庁舎と NTT 専用線を
利用接続する。
ステップ
3
全ての設備をデジタル化
① 峰山地区の同報無線をデジタルに更新する。
② 市庁舎の統合卓を撤去する。
ステップ
消防・救急無線のデジタル更新時期に併せて、市町村移動系無線デ
4
ジタルを整備する。
① 消防本部∼西山中継局の多重回線を整備する。
② 西山中継∼崇田山中継の多重回線を整備する。
③ 西山中継∼小金山中継、品田中継∼俵野中継の多重回線を整備
する。
④ 新庁舎及び消防本部に統制卓を整備する。
⑤ 各中継基地局に消防・救急無線機/移動系無線機を整備する。
⑥ 京丹後市の各分署等に基地局(半固定局)。移動局を整備する。
⑦ 京丹後市の各市民局等に基地局(半固定局)。移動局を整備する。
5
6
Fly UP