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奈良県農業振興地域整備基本方針 [PDF形式 593KB]

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奈良県農業振興地域整備基本方針 [PDF形式 593KB]
奈良県農業振興地域整備基本方針
平成22年12月
奈
良
県
目
次
第1
確保すべき農用地 等の面積の目標その他の農用地等の確 保に関する事項 1
第2
農業振興地域として指定することを相当とする
地 域 の 位 置 及 び規 模 に 関 す る 事 項
4
第3
農業生産の基盤の 整備及び開発に関する事項
7
第4
農用地等の保全に関する事項
7
第5
農業経営の規模の拡大及び農用地等又は農用地等とすることが
適当な土地の農業上の効率的かつ総合的な利用の促進に関する事項
8
第6
農業の近代化のための施設の整備に関する事項
14
第7
農業を担うべき者 の育成及び確保のための施設の整備に 関する事項
15
第8
第5に掲げる事項と相まって推進する農業従事者の
安定的な就業の促進に関する事項
16
農業構造の改善を図ることを目的とする主として農業従事者の
良好な生活環境を確保す るための施設の整備に関する事項
16
第9
第1
確保すべき農用地等の面積の目標その他の農用地等の確保
に 関 する事項
する 事項
1 . 確保すべき
確保 すべき農用地等
すべき 農用地等の
農用地等 の 面積の
面積 の 目標その
目標 その他
その 他 の 農用地等の
農用地等 の 確保の
確保 の 基本的考え
基本的考 え 方
( 1 ) 農用地等の
農用地等 の 確保に
確保 に 関 する基本的
する 基本的な
基本的 な 考 え 方
本県は、京阪神の大都市に近接するとともに、我が国を代表する古都として貴重な文化遺産とこ
れらと一体をなす歴史的風土、自然景観を有し、良好な居住環境に恵まれていることから、ベッド
タウンとして都市化が進展してきた。近年その速度を緩めているものの、農地の非農業的土地への
転用、さらに、農業者の減少や高齢化に伴う耕作放棄地の増加や林地化が進行することにより、農
地が減少している。
しかし、農地は、食料の生産の場であると同時に、県土の保全、良好な景観の形成などに大きな
役 割 を 果 た し て お り 、県 に と っ て 極 め て 重 要 な 資 源 で あ る 。し た が っ て、土 地 利 用 調 整 に 際 し て は 、
都市的土地利用をすべき地域や歴史的文化遺産の保存すべき地域などとの調和を保ちつつ、県土の
さらなる有効利用を図ることが重要である。
こ の た め 、「 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 4 4 年 法 律 第 5 8 号 )」 及 び 「 農 用 地 等 の
確 保 等 に 関 す る 基 本 指 針 ( 平 成 2 2 年 6 月 1 1 日 公 表 )」 に 基 づ き 、 集 団 的 に 存 在 す る 農 地 、 農 業
生産基盤整備の対象地及び地域の特性に即した農業振興を図る上で農業上の利用が必要な土地につ
いて、農用地区域として設定し、その確保を図る。
( 2 ) 確保すべき
確保 すべき農用地等
すべき 農用地等(
農用地等 ( 農用地区域内農地)
農用地区域内農地 ) の 面積の
面積 の 目標
確保すべき農用地等(農用地区域内農地)の面積の目標年は平成32年とし、目標設定の基準年
は平成21年とする。
平 成 2 1 年 の 農 用 地 区 域 内 の 耕 作 放 棄 地 を 除 く 現 況 農 地 面 積 は 、 1 5 , 8 8 1 haで あ り 、 平 成 1
7年から平成21年までの5年間と同様に耕作放棄地の発生や農用地区域からの除外が今後も継続
す る と 、 平 成 3 2 年 に は 約 1 4 , 8 5 6 haと な る と 見 込 ま れ る 。
しかしながら、農業振興地域制度等の適切な運用により、農用地区域外の集団的に存在する農地
等の農用地区域への編入促進や農用地区域からの除外や農地転用の抑制を行うことで、1,048
haの 農 地 を 確 保 で き る こ と が 見 込 ま れ る 。
さらに、戸別所得補償制度の導入を始めとする各種施策により、耕作放棄地の発生抑制と再生を
行 い 、 1 , 2 3 6 haの 農 地 を 確 保 で き る こ と が 見 込 ま れ る 。
一方、平成23年に予定されている都市計画の区域区分の定期見直しにより、農用地区域内から
除 外 さ れ る こ と が 見 込 ま れ る 農 地 は 6 2 haと な る 。
これらのことから、平成32年の確保すべき農用地等(農用地区域内農地)の面積を17,07
8 haと 設 定 す る 。
な お 、 確 保 す べ き 農 用 地 等 ( 農 用 地 区 域 内 農 地 ) の 面 積 目 標 は 、 国 の 「農 用 地 等 の 確 保 等 に 関 す
る 基 本 指 針 」に 示 す 「 都 道 府 県 が 定 め る 確 保 す べ き 農 用 地 等 の 面 積 の 目 標 の 設 定 基 準 」 を も と に 算
出した。
2 . 農用地等の
農用地等 の 確保のための
確保 のための施策
のための 施策の
施策 の 推進
( 1 ) 農用地等の
農用地等 の 保全・
保全 ・ 有効利用
マ ー ケ テ ィ ン グ ・ コ ス ト戦略 に 基 づ く 農 業 の 振 興 及 び 意欲 あ る 担 い 手 へ の 農 地 の 利 用 集 積 や 集 落
営 農 の 組織 化 、 農 業 へ の 新規参 入 の 推 進 並 び に 農 地 ・水・環 境 保 全 向 上 対 策 に よ る 農 地 、 農 業 用 水 利
施 設 等 の 資 源 や 環 境 の 保 全 活動 、 中山 間 地 域 等 直 接 支払 制 度 に よ る 適 切 な 農 業 生 産 活動 、 農 業 生 産
- 1 -
基 盤 の 整 備 な ど に よ り 、耕 作 放 棄 地 の 発 生 抑 制 と 再 生 を
推 進 し、農 用 地 等 の 保 全 ・ 有 効 利 用 を 図 る 。
( 2 ) 農業生産基盤の
農業生産基盤 の 整備
生 産 性 の 高 い 農 業 や 高 付 加 価値型 農 業 の 展 開 を 図 る た め 、 地 域 の 特 性 に 応じ て 、 農 業 用 用 排水 施
設 の 整 備 、 農 地 の 区 画 形 質 の 改善 、 こ れ ま で 整 備 さ れ て き た 農 業 用 水 利 施 設 等 の 適 切 な 維持管理・
更新 に よ る 長寿命 化 対 策 や 中山 間 地 域 で 深刻 な 課題 で あ る 鳥獣害 対 策 な ど の 生 産 基 盤 の 整 備 を 通
じ 、 良 好 な 営 農 条件 を 備 え た 農 用 地 等 の 確 保 を 推 進 す る 。
( 3 ) 非農業的土地需要への
非農業的土地需要 への対応
への 対応
本 県 は 都 市 と 農 村 が 近 接 し て お り 、 土 地 利 用 の 競合 が 起 こ り や す く 、 特 に 平 野部 の 幹線 道 路沿 い
においては、農地に対する強い都市的需要が生じている。これらの非農業的土地需要に対応するた
め 、 農 用 地 区 域 か ら の 除 外 を 行 う 場 合 に は 、 農 業 上 の 土 地 利 用 に 支障 が 生 じ な い こ と を 基 本 と す る
と と も に 、 農 地 転 用 規 制 の 趣旨 を 踏 ま え て 、 計 画 的 な 土 地 利 用 の 確 保 に 努 め る 。 こ の 場 合 、 市 町村
農 業 振 興 地 域 整 備 計 画 に つ い て は 、 計 画 的 な 実 施 が 重 要 で あ り 、 そ の 変更 は 、 原則 と し て 、 お お む
ね5年ごとに実施する基礎調査に基づき行う。
また、国及び地方公共団体が農用地区域内にある土地を公用・公共用施設の用に供するため、農
用 地 利 用 計 画 の 変更 が 必 要 と な る 場 合 に は 、 農 用 地 利 用 計 画 を 尊 重 し 、 農 用 地 区 域 内 に お け る 土 地
の 農 業 上 の 利 用 の 確 保 に 努 め る と い う 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 責務 に か ん が み 、 農 業 振 興 地 域 制 度 に
規 定 す る 農 用 地 区 域 の 変更 の 要 件 を 満 た す よ う 努 め る 。
3 . 農業上の
農業上 の 土地利用の
土地利用 の 基本的方向
畿
ほぼ中央部 位置
四次奈
中心
野
五條 吉野
総合
位置 け
帯
原
帯
圏
社会経済 立 条件
m以下
構
原
部
総合
記
帯
帯
本県は、近 地方の
に
し、京阪神の都市 に近接した
的 地
を有し
ている。その地形から、第
良県国土利用計画では、おお
標高100
の平地で 成
される 良 地を
と し た 「 大 和 平 地 域 」、 高
の地形が がる「大和高 地域」及び大
分が
地 である「
・
地域」に区分している。
国土利用計画は、土地利用の
的かつ基本的な方 づ を行い、各種土地利用計画の
調整
を行う上 計画として
づ られており、農業地 区分についても、上 地域区分に即し、県内
を 「 大 和 平 農 業 地 」、「 大 和 高 農 業 地 」 及 び 「
・
農業地 」の3地 に区分する。
奈 盆
山岳 帯
位
野
むね
広
原状
向 け
帯
五條 吉野
( 1 ) 大和平野農業地帯
本 地 帯 は 、 奈 良 盆 地 と こ れ を 取 り 巻 く 丘陵 地 か ら 構 成 さ れ 、 平 坦 な 奈 良 盆 地 と 金剛 ・ 生 駒山系 の
西部山麓 地 域 、 大 和 高 原 の 北辺 に 当 た る 東部山麓 地 域 に 区 分 さ れ る 。
奈 良 盆 地 で は 水田 が 中心 で 、 吉野川 分 水 や 4 大 た め 池 ( 白川 、 倉橋 、 斑鳩 、 高 山 ) な ど の 整 備 に
よ り 農 業 用 水 が 確 保 さ れ て お り 、 水稲 の ほ か 、 都 市 近 郊 の 利 点 を 活 か し た 野菜 、 花 き 、 酪 農 、 採卵
鶏 な ど の 土 地 生 産 性 の 高 い 労働 集 約 的 農 業 が 行 わ れ て い る 。 一 方 、 都 市 化 の 影響 を 強 く 受け 、 住 宅
用 地 等 の 他 用 途 利 用 機会 が 多 い 地 域 で あ る 。 今 後 と も 、 土 地 生 産 性 の 高 い 品 目 を 重 点 的 に 振 興 す る
と と も に 、 水稲 等 の 土 地 利 用 型 農 業 に つ い て は 省力 化 に 努 め 、 意欲 あ る 担 い 手 や 集 落営 農 組織 へ の
農 地 の 集 積 を 推 進 し 、 農 地 の 適 切 か つ 効 率 的 な 利 用 を 促 進 す る と と も に 、 地 域 振 興 に 寄与 す る 農 地
の 他 用 途 利 用 と の バラ ン ス を と り な が ら 、 優 良 な 農 用 地 等 を 確 保 し 、 そ の 有 効 活 用 を 図 る 。
西部山麓 地 域 で は 、県 営造 成 農 地 に お い て 、小ギク 、バラ 、ブ ド ウ な ど の 産 地 が 形 成 さ れ て い る 。
そ の 一 方 、 傾斜 地 に お い て は 、 小規模 な 農 業 が 行 わ れ て い る 。 今 後 は 、 造 成 農 地 を 中心 に 、 優 良 な
農用地等を確保するとともに、集団的に分布している農地についてはその確保に努める。
東部山麓 地 域 で は 、 国 営造 成 農 地 を 中心 に 茶 の 産 地 が 形 成 さ れ 、 経営規模 の 拡 大 が 図 ら れ る と と
-
2
-
比較
坦 水田
営造
営ほ
未
条件不
中心 茶 経営 安
率
努 優
理
率
ん
状
意欲
もに、
的平 な
では県
場整備等による区画整 により、農地の効 的利用が進 でい
る。その一方で、生産基盤の 整備な
利地においては、耕作放棄地が増加している 況であ
る。今後は、国
成農地を
に、 業
の 定を図るとともに、 場整備
では
ある
い や集
農等による効 的な利用に め、 良な農用地等を確保する。
ほ
水田
担 手 落営
( 2 ) 大和高原農業地帯
本 地 帯 は 、 大 和 高 原 及 び 宇陀山 地 の 標 高 3 0 0 ~ 5 0 0 m の 地 域 で 、 国 営造 成 農 地 を 中心 に 、 茶
や 花 き 、野菜 、畜 産 等 に よ る 土 地 利 用 が 図 ら れ、農 道 の 整 備 な ど に よ り 流通 面 の 改善 が 進 ん で い る 。
そ の 一 方 で 、 生 産 基 盤 の 未 整 備 な 条件不 利 地 に お い て は 、 耕 作 放 棄 地 が 増 加 し て い る 状 況 で あ る 。
今 後 は 、 茶 や 冷涼 な 気候 を 利 用 し た 高 原野菜 な ど 、 地 域 特 性 を 活 か し た 農 業 を 振 興 し 、 耕 作 放 棄
地 の 発 生 抑 制 、 解消 を 図 る と と も に 、 国 営造 成 農 地 を 中心 に 優 良 な 農 用 地 等 を 確 保 す る 。
( 3 ) 五條・
五條 ・ 吉野農業地帯
本 地 帯 は 、 面 積 で は 県 の 6 4 % を 占 め 、 吉野川沿 い の 平 坦 な 北部 地 域 と 大 部 分 が 山岳 地 帯 で あ る
南部 地 域 に 区 分 さ れ る 。
北部 地 域 は 、 国 営造 成 農 地 を 中心 に 全 国 で も 有 数 の カキ 産 地 を 形 成 し て い る ほ か 、 ウ メ 、 ナシ 、
モモ な ど の 大 規模 な 果 樹 産 地 が 形 成 さ れ て い る 。 ま た 、 吉野川流 域 で は 、 ト マ ト 、 ナ ス 等 の 野菜 、
畜 産 、 花 き 等 に よ る 労働 集 約 的 農 業 が 展 開 さ れ て い る 。 今 後 は 、 果 樹 農 家 な ど 意欲 あ る 担 い 手 へ の
農 地 の 集 積 を 進 め 、 経営規模 の 拡 大 を 図 る と と も に 、 国 営造 成 農 地 を 中心 に 優 良 な 農 用 地 等 を 確 保
する。
南部 地 域 は 、 そ の 地 形 か ら 農 用 地 は 傾斜 が 強 く か つ 分 散 し 、 規模 が 零細 で あ る た め 、 主 に 自 家消
費 が 中心 で あ り 、 河川流 域 の 階段 地 に わず か に 集 団 化 し て い る 農 用 地 に お い て は 、 地 域 特 産 物 の 生
産を推進することにより、農用地等の確保に努める。
-
3
-
第 2 農業振興地域として
農業振興地域 として指定
として 指定することを
指定 することを相当
することを 相当とする
相当 とする
地域の
地域 の 位置及び
位置及 び 規模に
規模 に 関 する事項
する 事項
農業地 指定予定
指定予定地域の範囲
帯名 地域名
大
奈良地域 奈良市のうち、都市計画法の市街化区域及
和
(奈良市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
平
野 大和高田地域 大和高田市のうち、都市計画法の市街化区
農
(大和高田市)域等を除いた区域
業
地 大和郡山地域 大和郡山市のうち、都市計画法の市街化区
帯 (大和郡山市)域及び農業上利用できない森林等を除いた
区域
天理地域 天理市のうち、都市計画法の市街化区域及
(天理市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
橿原地域 橿原市のうち、都市計画法の市街化区域及
(橿原市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
桜井地域 桜井市のうち、都市計画法の市街化区域及
(桜井市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
御所地域 御所市のうち、都市計画法の市街化区域及
(御所市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
香芝地域 香芝市のうち、都市計画法の市街化区域及
(香芝市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
葛城地域 葛城のうち、都市計画法の市街化区域及び
(葛城市) 農業上利用できない森林等を除いた区域
平群・三郷 平群町・三郷町のうち、都市計画法の市街
いた区域
地 域 化区域及び農業上利用できない森林等を除
(平群町・ 平群町:総面積1,594ha・農用地面積325ha
三郷町) 三郷町:総面積 289ha・農用地面積 43ha
斑鳩地域 斑鳩町のうち、都市計画法の市街化区域及
(斑鳩町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
安堵地域 安堵町のうち、都市計画法の市街化区域等
(安堵町) を除いた区域
川西地域 川西町のうち、都市計画法の市街化区域等
(川西町) を除いた区域
三宅地域 三宅町のうち、都市計画法の市街化区域等
(三宅町) を除いた区域
-
4
-
指定予定地域の規模 備考
(ha)
9,317
総面積
農用地面積 3,215
総面積
831
農用地面積 363
総面積
2,586
農用地面積 1,348
総面積
5,489
農用地面積 2,112
総面積
2,029
農用地面積 1,048
総面積
3,207
農用地面積 1,369
総面積
2,307
農用地面積 1,204
総面積
197
農用地面積
73
1,579
総面積
農用地面積 831
総面積
1,883
農用地面積 368
総面積
農用地面積
総面積
農用地面積
総面積
農用地面積
総面積
農用地面積
776
339
323
159
465
235
252
175
農業地 指定予定
指定予定地域の範囲
帯名 地域名
田原本地域 田原本町のうち、都市計画法の市街化区域
(田原本町) 等を除いた区域
高取地域 高取町のうち、都市計画法の市街化区域及
(高取町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
明日香地域 明日香村のうち、都市計画法の市街化区域
域
(明日香村) 及び農業上利用できない森林等を除いた区
上牧地域 上牧町のうち、都市計画法の市街化区域及
(上牧町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
広陵地域 広陵町のうち、都市計画法の市街化区域及
(広陵町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
河合地域 河合町のうち、都市計画法の市街化区域及
(河合町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
計
20地域
21市町村
-
5
-
指定予定地域の規模 備考
(ha)
総面積
1,735
農用地面積 1,075
総面積
540
農用地面積 282
総面積
1,494
農用地面積 458
総面積
144
農用地面積
72
総面積
1,132
農用地面積 649
472
総面積
農用地面積 165
総面積
36,758
農用地面積 15,540
農業地 指定予定
帯名 地域名
大
宇陀地域
和
(宇陀市)
高
原
山添地域
農
(山添村)
業
曽爾地域
地
帯
(曽爾村)
御杖地域
(御杖村)
指定予定地域の範囲
宇陀市のうち、都市計画法の市街化区域及
び農業上利用できない森林等を除いた区域
山添村のうち、農業上利用できない森林等
を除いた区域
曽爾村のうち、自然公園法の国定公園の特
別保護区及び農業上利用できない森林等を
除いた区域
御杖村のうち、農業上利用できない森林等
を除いた区域
計
4地域
4市村
農業地 指定予定
指定予定地域の範囲
帯名 地域名
五
五條地域 五條市のうち、都市計画法の市街化区域及
條
(五條市) び農業上利用できない森林等を除いた区域
・
吉
吉野地域 吉野町のうち、都市計画法の市街化区域及
野
(吉野町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
農
大淀地域 大淀町のうち、都市計画法の市街化区域及
業
地
(大淀町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
帯
下市地域 下市町のうち、都市計画法の市街化区域及
(下市町) び農業上利用できない森林等を除いた区域
東吉野地域 東吉野村のうち、農業上利用できない森林
(東吉野村) 等を除いた区域
計
5地域
5市町村
合計
29地域
30市町村
指定予定地域の規模 備考
(ha)
総面積
13,828
農用地面積 2,625
総面積
4,309
農用地面積 909
総面積
763
農用地面積 275
総面積
567
農用地面積 273
総面積
19,467
農用地面積 4,082
指定予定地域の規模 備考
(ha)
総面積
10,462
農用地面積 3,554
総面積
1,744
農用地面積 316
933
総面積
農用地面積 458
総面積
2,647
農用地面積 532
総面積
216
農用地面積
68
総面積
16,002
農用地面積 4,928
総面積
農用地面積
72,227
24,550
※ 表 中 の 農 用 地 面 積 は 、 農 業 振 興 地 域 内 に あ る 農 用 地 区 域 内 と 農 用 地 区 域 外 ( 農 振 白 地 )の 農 用 地 の
合 計 面 積 ( 出 典:平 成 2 1 年 農 業 振 興 地 域 管理状 況 調 査 )。
-
6
-
第3
農業生産の
農業生産 の 基盤の
基盤 の 整備及び
整備及 び 開発に
開発 に 関 する事項
する 事項
1 . 農業生産基盤の
農業生産基盤 の 整備及び
整備及 び 開発の
開発 の 方向
ける農業生産基盤の整備については、土地生産性の高い優良な農用地等の確保、農業用
水 安 供給 の た め の 施 設 の 整 備 ・ 更新 及 び 土 地 改 良 施 設 の 適 正 な 管理 体 制 の 整 備 を 進 め て い く 。
( 1 ) 優良な
優良 な 農用地等の
農用地等 の 確保
地 域 の 営 農 に 応じ た 基 盤 整 備 と と も に 、 農 地 の 流動 化 及 び 作 業 受委託 を 推 進 す る こ と に よ り 、 優
良 な 農 用 地 等 の 確 保 と 耕 作 放 棄 地 の 発 生 防止 に 努 め る 。
( 2 ) 土地改良施設の
土地改良施設 の 更新整備
ダム 、 た め 池 、 農 業 用 用 排水路 等 の 農 業 用 水 利 施 設 に つ い て は 、 ス ト ッ ク マ ネジメ ン ト ※に よ る
施 設 の 長寿命 化 対 策 に よ り コ ス ト縮 減 を 図 り な が ら 、 施 設 の 適 正 な 整 備 ・ 更新 を 図 る 。
本県にお
の 定
※既存の建築物等(ストック)を有効に活用し、長寿命化を図る体系的な手法のこと。
( 3 ) 土地改良施設の
土地改良施設 の 適正な
適正 な 管理体制の
管理体制 の 整備
農 業 者 の 減 少 、 高 齢 化 に 伴 い 、 地 域 の 土 地 改 良 区 等 の 施 設 管理 体 制 が 脆弱 化 し て い く な か 、 農 業
用 水 の も つ 地 下水涵養 効 果 等 の 多 面 的 機能 を 継 続 的 に 発 揮 し て い く た め に も 、 農 地 ・ 水 ・ 環 境 保 全
向 上 対 策 な ど を 活 用 し 、 農 業 者 の み な ら ず 地 域 住 民 と の 連携 の も と 土 地 改 良 施 設 の 管理 体 制 の 整 備
を図る。
2 . 広域整備の
広域整備 の 構想
営
野
改 事
営総合
開 事
本県では、国 大和平 土地 良 業、国
農地 発 業など、
が進められてきた。今後、 域的な農業生産基盤の整備については、関
備計画との調和を図りつつ 進する。
広域的な農業生産基盤整備
係 市 町村 の 農 業 振 興 地 域 整
広
推
( 1 ) 農業水利施設の
農業水利施設 の 維持管理・
維持管理 ・ 更新
吉野川 分 水 施 設 を は じ め と す る 農 業 水 利 施 設 に つ い て は 、 今 後 と も 継 続 し て 農 業 用 水 を 供給 す る
た め に 施 設 の ライフサイクル コ ス ト を 軽 減 す る た め 、 事 後 保 全 か ら 予 防 保 全 に よ る 施 設 の 長寿命 化
対 策 に 取 り 組む 。
( 2 ) 地域の
地域 の 実情に
実情 に 配慮したほ
配慮 したほ場
したほ 場 の 整備
農 地 の 汎 用 化 、 利 用 集 積 に よ る 省力 化 を 図 り 、 耕 作 放 棄 地 の 発 生 防止 、 農 地 の 流動 化 の 促 進 の た
め 地 形 条件 、 営 農 形 態 、 土 地 利 用 な ど 地 域 の 実情 に 配慮 し た 、 ほ 場 の 整 備 を 進 め る 。
第4
農用地等の
農用地等 の 保全 に 関 する事項
する 事項
1 . 農用地等の
農用地等 の 保全の
保全 の 方向
最
礎
活動 わ
ん養 多 機能
農 用 地 等 は 、農 業 生 産 に と っ て も 基 的 な 資 源 で あ り 、農 業 生 産
が行 れることによって、
食料の 定的な
でなく、自然環境の保全、 資源のか
など 面的
も発 すると期
安
供給だけ
水
-
7
-
揮
待 さ れ る 。 ま た 、 持 続 的 な 農 業 生 産 活動 は 生 物多 様 性 の 保 全 に も 有 効 で あ る 。 そ の た め 、 農 地 の 利
用 集 積 や 効 率 的 な 農 業 生 産 活動 の 推 進 な ど に よ る 耕 作 放 棄 地 の 発 生 抑 制 、 解消 を 図 り 、 優 良 な 農 用
地等の保全を推進する。
2 . 農用地等の
農用地等 の 保全のための
保全 のための事業及
のための 事業及び
事業及 び 活動
経営規模拡 大 を 目 指 す 認 定 農 業 者 な ど 意欲 あ る 担 い 手 へ の 農 地 の 利 用 集 積 や 農 作 業 受委託 を 推 進
す る と と も に 、 兼 業 農 家 や 高 齢 農 家 を 含 め た 地 域 の 受け皿 と な る 集 落営 農 組織 を 育 成 し 、 農 用 地 等
の 有 効 利 用 に 努 め る 。 ま た 、 効 率 的 な 営 農 を 行 う た め に 必 要 な 地 域 の 実情 に 沿 っ た 基 盤 整 備 を 実 施
す る 。 耕 作 放 棄 地 の 増 加 等 に よ り 多 面 的 機能 の 低下 が 特 に 懸念 さ れ る 中山 間 地 域 等 に お い て は 、 農
地 環 境 整 備 事 業 等 に よ り 鳥獣害 対 策 と 連携 し た 生 産 基 盤 の 整 備 を 行 う と と も に 、 中山 間 地 域 等 直 接
支払 制 度 に よ り 、 農 業 生 産 活動 等 の 維持 ・ 継 続 を 通じ て 農 用 地 等 の 適 切 な 保 全 を 図 る 。 さ ら に 、 都
市 住 民 と の 交流 を 進 め る た め 、 耕 作 放 棄 地 な ど を 活 用 し た 市 民 農 園 や 農 業 体 験 施 設 な ど 、 交流拠点
の整備を推進する。
第5
農業経営 の 規模 の 拡大及 び 農用地等又 は 農用地等 とすること
が 適当 な 土地 の 農業 上 の 効 率的 か つ 総 合的 な 利 用 の 促 進 に 関
する事項
する 事項
1 . 農業経営の
農業経営 の 規模の
規模 の 拡大及び
拡大及 び 農用地等又は
農用地等又 は 農用地等とすることが
農用地等 とすることが適当
とすることが 適当な
適当 な 土地の
土地 の
農業上の
農業上 の 効率的かつ
効率的 かつ総合的
かつ 総合的な
総合的 な 利用の
利用 の 促進の
促進 の 方向
維持
経営規模拡
認
意欲 担 手 根
兼 家 連携
率
総合
諸条件 活
営 類型 考慮
経営 強
権
事
活 推
意欲
落営 組織 育 通じ
率
推
経営
家 経営 向
諸条件 考慮
個 経営
組
類
地域農業の
発展を図るためには、
大を目指す 定農業者など
ある い が
を い、 業農 と
して農用地等の効 的かつ
的な利用を進めることが必要である。
このため、地域の特性や生産の
を かした 農
を
して、農業
基盤 化促進法
(昭和55年法律第65号)に基づく利用 設定等促進 業の積極的 用の 進により、
ある
い への農地の利用集積を図るとともに、集
農
の 成を
て、農地の集団化を行い、
農用地等の効 的利用を 進する。
目標とする農業
は、農 の
指 や地域の特性など
を
して、 別
体及び
体に分 したものとする。
幹 担
担 手
織経営
-
8
-
営 農 類型
( 1 ) 個 別 経営 体
○主穀経営
営 農 類型
平 坦 大 規模主穀
平
坦 大 規模水稲
中山 間 大 規模水稲
経営規模
経営概 要 ( a)
( ha )
1 6.0
水稲キヌヒカリ
水稲ヒノヒカリ
田植受託
収穫・乾燥・調 整 受託
小麦
大豆
8.0 水稲キヌヒカリ
水稲ヒノヒカリ
田植受託
収穫・乾燥・調 整 受託
8.0
水稲 あ き た こ ま ち
水稲 コ シヒカリ
田植受託
収穫・乾燥・調 整 受託
-
9
-
装備
トラク タ ー 30ps
1台
施 肥田植機6条
1台
コ ン バイ ン 4条刈
1台
乾燥機3t
3台
トラ ッ ク2t
1台
倉庫・格納庫
1 50㎡
トラク タ ー 30ps
1台
施 肥田植機6条
1台
コ ン バイ ン 4条刈
1台
乾燥機3t
3台
トラ ッ ク2t
1台
倉庫・格納庫
1 50㎡
トラク タ ー 30ps
1台
施 肥田植機6条
1台
コ ン バイ ン 4条刈
1台
乾燥機3t
3台
トラ ッ ク2t
1台
倉庫・格納庫
1 50㎡
育苗ハ ウ ス
5a
資本
300
500
1 00
600
800
200
300
500
1 00
600
300
500
1 00
600
○野菜経営
営 農 類型
イチゴ専 作
( 11 ~ 1 2 月 ど り )
経営規模
経営概 要 ( a)
資本装備
( ha )
0.5 ア ス カルビ ー (11月 ど り ) 20 パイプハ ウ ス
ア ス カルビ ー (12月 ど り ) 20 育苗ハ ウ ス
夜冷育苗 施 設
トラク タ ー 15ps
暖房機7.5万kcal
イチゴ専 作
0.5 ア ス カルビ ー (高 設 栽培 ) 40 パイプハ ウ ス
( 高 設 栽培 )
育苗ハ ウ ス
高設ベンチ
トラク タ ー 15ps
温湯暖房機
イチゴ専 作
0.4 章姫
30 パイプハ ウ ス
( 章姫 )
育苗ハ ウ ス
トラク タ ー 20ps
イチゴ+ト マ ト
0.3 イチゴ(12月 ど り )
30 パイプハ ウ ス
半促成トマト
30 育苗ハ ウ ス
トラク タ ー 20ps
倉庫 ・ 作 業 舎
ナス専作
1 .0
夏秋ナ ス
30 パイプハ ウ ス
半促成ナス
20 トラク タ ー 20ps
水稲
50 倉庫 ・ 作 業 舎
施 設 軟弱野菜
0.3 ホ ウ レ ン ソ ウ
1 20 パイプハ ウ ス
( ホ ウ レ ン ソ ウ +ミ
ミズナ
1 0 トラク タ ー 20ps
ズナ )
倉庫 ・ 作 業 舎
シロナ専 作
0.2 シロナ
1 60 パイプハ ウ ス
トラク タ ー 20ps
倉庫 ・ 作 業 舎
ネギ専 作
0.9 葉ネギ
270 育苗ハ ウ ス
トラク タ ー 20ps
移植機
倉庫 ・ 作 業 舎
- 1
0
-
40a
10a
一式
1台
4台
40a
8a
40a分
1台
4台
30a
6a
1台
30a
3a
1台
50㎡
20a
1台
50㎡
30a
1台
50㎡
20a
1台
50㎡
1a
1台
1台
1 00㎡
○ 果 樹経営
営 農 類型
カキ専 作
カキ・ウ メ複合
カキ・ウ メ複合
+ハ ウ ス カキ
カキ・ウ メ複合
+キ ウ イフル ー ツ
カキ・ウ メ複合
+モモ
ナシ専 作
赤ナシ専 作
経営規模
経営概 要 ( a)
( ha )
3.1 ハ ウ ス カキ早 期 加 温
ハ ウ ス カキ普通 加 温
露 地 カキ(刀根早 生 )
露 地 カキ(平 核無)
露 地 カキ(富 有 )
5.0 露 地 カキ(刀根早 生 )
露 地 カキ(平 核無)
露 地 カキ(富 有 )
ウメ
4.1 ハ ウ ス カキ普通 加 温
露 地 カキ(刀根早 生 )
露 地 カキ(平 核無)
露 地 カキ(富 有 )
ウメ
4.4 ハ ウ ス カキ普通 加 温
露 地 カキ(刀根早 生 )
露 地 カキ(平 核無)
露 地 カキ(富 有 )
ウメ
キ ウ イフル ー ツ
4.4 露 地 カキ(刀根早 生 )
露 地 カキ(平 核無)
露 地 カキ(富 有 )
ウメ
モモ
1 .0
幸水 ・ 豊水
二十世紀
新高
0.5 幸水
豊水
ブドウ専作
1
.5
イチジク専 作
0.8
巨峰 加 温
デラ ウ ェア 加 温
デラ ウ ェア無 加 温
加温
無加温
露地
- 11 -
資本
20
40
90
40
1 20
1 20
40
240
1 00
30
1 00
30
1 60
90
30
1 00
30
1 60
90
30
1 00
40
200
60
40
20
70
10
40
10
50
80
20
40
20
20
装備
鉄骨ハ ウ ス
スピードスプレイヤー
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
スピードスプレイヤー
倉庫 ・ 作 業 舎
60a
台
6台
1 00㎡
1台
1 00㎡
鉄骨ハ ウ ス
スピードスプレイヤー
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
鉄骨ハ ウ ス
スピードスプレイヤー
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
30a
1台
3台
1 00㎡
30a
1台
3台
1 00㎡
スピードスプレイヤー
倉庫 ・ 作 業 舎
台
1 00㎡
樹棚
プリ ン クラ ー
スピードスプレイヤー
倉庫 ・ 作 業 舎
果 樹棚
ス プリ ン クラ ー
スピードスプレイヤー
倉庫 ・ 作 業 舎
波状型ハ ウ ス
スピードスプレイヤー
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
パイプハ ウ ス
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
00a
00a
1台
50㎡
50a
50a
1台
50㎡
1 50 a
1台
一式
50㎡
60a
4台
30㎡
果
ス
1
1
1
1
○花 き 経営
営 農 類型
大 中輪ギク
経営規模
経営概 要 ( a)
( ha )
0.8 輪ギク(ハ ウ ス )
輪ギク(露 地 )
チュ ー リ ッ プ
小ギク
1
.2
バラ 切 花 ( RW )
0.4
ハ ウ ス 夏ギク
露 地 秋ざ し
露 地 春ざ し
ハ ウ ス 電照
バラ
バラ 切 花(土 耕 )
0.6
バラ
鉢 花 ( シ ク ラ メ ン 中 0.2
心)
シクラメ ン 5号 鉢
ベ ゴニア
ペチュニア
花壇苗専 作
パンジー
ベ ゴニア
ペチュニア
マリーゴールド
サルビア
0.3
球根 切 花(アイリ ス 中 0.6
心)
アイリ ス
ス カシユリ
グ ラジオラ ス
フリ ー ジア
- 1
2
-
資本
装備
30 パイプハ ウ ス
50 トラク タ ー 20ps
1 5 畝立 て マ ルチャ ー
選花機
倉庫 ・ 作 業 舎
1 0 パイプハ ウ ス
30 トラク タ ー 20ps
80 畝立 て マ ルチャ ー
1 0 選花機
倉庫 ・ 作 業 舎
40 鉄骨ハ ウ ス
ロックウールシステム
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
60 鉄骨ハ ウ ス
トラク タ ー 20ps
温 風 暖房機
選花機
倉庫 ・ 作 業 舎
20 鉄骨ハ ウ ス
1 0 底 面 給水 ベ ン チ
1 0 温 風 暖房機
用 土 混合機
倉庫 ・ 作 業 舎
30 鉄骨ハ ウ ス
1 0 ポッティングマシン
1 8 フロ ン トリ ー ダ ー
1 6 用 土 混合機
14 播 種 機
温 風 暖房機
倉庫 ・ 作 業 舎
30 パイプハ ウ ス
1 5 トラク タ ー 20ps
1 5 冷蔵庫
1 0 倉庫 ・ 作 業 舎
30a
台
台
台
50㎡
10a
1台
1台
1台
50㎡
40a
40a
4台
50㎡
60a
1台
6台
1台
50㎡
20a
20a
2台
1台
50㎡
30a
1台
1台
1台
1台
2台
50㎡
60a
1台
1台
50㎡
1
1
1
○茶経営
営 農 類型
荒茶(共 同 工 場 )
生
茶(FA工 場 )
○畜 産 経営
営 農 類型
酪農
肉用牛
採卵鶏
組織経営 体
営 農 類型
集 落営 農 組織
(水稲+小麦 )
(2)
集 落営 農 組織
(水稲 )
経営規模
( ha )
4.5 茶
4.0
経営概 要 ( a)
資本
装備
450 製茶工 場 建物
製茶機械
乗 用 型摘採機
防霜扇
倉庫 ・ 作 業 舎
400 乗 用 型摘採機
防霜扇
倉庫 ・ 作 業 舎
茶
経営規模
経営概 要
( ha )
0.8 経 産 牛
40頭
飼 料 作 物(イタリアンライグラス) 75a
飼 料 作 物(スーダングラス) 75a
0.8 肉 用 牛
200頭
飼 料 作 物(イタリアンライグラス) 75a
飼 料 作 物(スーダングラス) 75a
- 成鶏
1 2000羽
経営規模
経営概 要 ( a)
( ha )
- 水稲 作 業 受託
耕起
1 500
代掻き
1 000
田植
1 000
収穫
1 200
乾燥 調 整
1 700
小麦 作 業 受託
500
- 水稲 作 業 受託
育苗
3600
耕起
1 500
代掻き
1 500
田植
1 500
収穫脱穀
4000
- 1
3
-
資本
400㎡
20kg
1台
450a
1 00㎡
1台
400a
1 00㎡
1
装備
搾乳牛舎
パイプラインミルカー
牛糞処理 施 設
トラク タ ー 20ps
肥育牛舎
牛糞処理 施 設
トラク タ ー 20ps
成 鶏舎
自 動給餌機
鶏糞 発 酵 施 設
500㎡
一式
一式
1台
1 000㎡
一式
1台
1 340㎡
一式
一式
装備
トラク タ ー 30ps
2台
施 肥田植機6条
2台
コ ン バイ ン 4条刈 り
2台
乾燥機3t
3台
倉庫・格納庫
1 50㎡
資本
トラク タ ー 30ps
施 肥田植機6条
コ ン バイ ン 4条刈 り
3台
1台
1台
第6
農業の
農業 の 近代化 のための施設
のための 施設の
施設 の 整備 に 関 する事項
する 事項
従来 野菜 樹 畜
鮮
品 供給
達
物価格 低迷 経営 ト
経営 厳
下 置
中
郊
徴 活
品 ご ブラ
安
経営 営
ト戦略
柱
推
わ
品
将来
野菜 機野菜 ダリア サクラ ボ
チ
ャレ ジ品
主 品
イチゴ カキ 茶 キク
畜 ブラ
リ
デ
品
選
意欲
家 協 結
付 価値
品質
ブラ
流通
ト削
流通 ほ
物 売
多 流通ル ト 開拓
実需
チ
販売プロモ ショ 奈
材 活
美味
P
R
取 組ん
ろ
層充実
ト戦略
取 組む
推
工・流通・販売
合理
・
推
本県の農業は、京阪神の大都市に近接しているため、
より
、果 、 産などの生 食料
の
地として発 してきた。しかし、近年、農産
の
と
コス の増加により農業
が しい環境 に かれている。
このような 、県では、都市近 という特 を かし、 目 との
ンド化を図り、 定した
農業
が ま れ る こ と を 目 指 し て 、「 マ ー ケ テ ィ ン グ ・ コ ス
に基づく農業の振興」を に
施策を 進している。
す な ち 、県 の 特 産 と し て
性 の あ る 、大 和
、有
、
、
ン な ど を「
ン
目」に、県の 要 目である
、
、 、
、大和 産
ンドなどを「 ー
ィング 目」に 定して、
的な農 と 定を び、高 加
化、高
化による
ンド
化、生産・
にかかるコス
減、市場
の か農産 直 所等の 様な
ー の
、
生産者と
者とのマッ ング、
ー
ン、 良の食 を かした
しい「食」の
などに り
でいるとこ である。今後とも、本施策をより一
し、マーケティング・コ
ス
に基づく農業の振興に積極的に り
。
これらの施策を 進するため、生産から加
において必要な施設については、
的
計画的な整備を 進する。
1 . 重点作物別の
重点作物別 の 構想
( 1 ) 水稲
需 要 に 応じ た 計 画 的 な 良 食 味米 生 産 に 努 め る と と も に 、 適 地 適 品 種 の 作 付 を 基 本 に 、 機械 の 効 率
的 利 用 や 基 幹 施 設 、 高 性 能 農 業 機械 の 導 入 等 に よ り 、 低 コ ス ト 生 産 の 推 進 を 図 る 。
( 2 ) 麦 ・ 大豆
作 付 の 集 団 化 や 農 作 業 の 受委託 に よ り 、 省力 化 と 生 産 性 の 向 上 に 努 め る と と も に 、 実需 者 ニ ー ズ
に 応じ た 土 地 生 産 性 の 高 い 優 良 品 種 の 生 産 を 推 進 す る 。こ の た め 、地 域 条件 等 に 応じ た 播 種 、収穫 、
乾燥 調 製 等 の 機械 ・ 施 設 の 整 備 を 推 進 す る 。
( 3 ) 野菜
都 市 近 郊 と い う 条件 を 活 か し 、 軟弱野菜 、 イチゴ 、 ナ ス 、 ト マ ト な ど の 産 地 の 活 性 化 と 需 要 に 応
じ た 安 定 供給 を 進 め る と と も に 、 大 和 高 原 の 造 成 農 地 を 中心 に ハクサイ 、 レ タ ス な ど 土 地 利 用 型野
菜 の 生 産 を 推 進 す る 。 ま た 、 大 和 野菜認 定 品 目 に つ い て は 、 品 目 ご と の 振 興 方 針 に 基 づ き 、 ブラ ン
ド化やロットの確保などにより産地の強化を推進する。
こ の た め 、 省力 化 、 軽 作 業 化 を 図 る た め の 定 植機 や 収穫機 の 導 入 、 共 同 販売 体 制 の 維持 ・ 強 化 と
併せ て 集 出 荷 施 設 等 の 整 備 を 推 進 し 、 ま た 、 多品 目 少 量 生 産 に 対 応 し た 直 売 施 設 の 整 備 に よ る 販路
拡大を促進する。
(4)花き類
予 約 相 対 取引 や イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 販売 な ど に 対 応 す る た め 、 地 域 並 び に 広 域 の 拠点 施 設 に お
け る 集 出 荷 体 制 の 見 直 し ・ 整 備 を 行 う 。 ま た 、 切 り 花類 を 中心 に 、 多 様 化 す る 実需 者 ニ ー ズ に 対 応
し 、 切 り 花ダリア を は じ め 、 新 た な 品 目 、 品 種 の 導 入 を 図 る と と も に 、 花束 加 工 等 に 対 応 し た 体 制
づ く り ・ 施 設 整 備 を 推 進 す る 。 キク に つ い て は 、 生 産 安 定 と 品質向 上 を 図 る た め の 施 設 や 省力 化 ・
低 コ ス ト 化 を 図 る た め の 移植機 ・ 収穫機 等 の 導 入 を 推 進 す る 。
( 5 ) 果樹
- 1
4
-
品質 果 実 の 生 産 を 行 い 、 足腰 の 強 い 果 樹 産 地 の 育 成 を 進 め る 。 カキ に つ い て は 、 老木園 の 改植
推 樹園 地 の 再 整 備 に よ る 生 産 力 の 維持 ・ 向 上 を 進 め る と と も に 、 市 場 ・ 量販店ニ ー ズ に 対 応 し
た 流通 体 制 を 整 備 し 、 国 内 で の 消費拡 大 及 び 海 外 市 場 へ の 販路拡 大 を 推 進 す る 。 ま た 、 ウ メ 、 ブ ド
ウ 、 ナシ 、 イチジク 及 び 新規品 目 の サクラ ン ボ 等 つ い て は 、 高 品質安 定 生 産 技術 の 導 入 及 び 特 色 あ
る 産 地 振 興 と 多 様 な 流通販売 を 推 進 す る 。
こ の た め 、 既 存 の 共 同 利 用 施 設 等 の 効 率 的 な 利 用 を 図 る と と も に 、 適 正規模 の 共 同 利 用 施 設 等 の
整 備 を 計 画 的 に 推 進 す る 。 ま た 、 品 目 や 産 地 の 実情 に 応じ た 機械 ・ 施 設 の 整 備 を 推 進 す る 。
(6)茶
低 コ ス ト 良 質茶 生 産 に よ る 経営安 定 を 図 る た め 、 低迷 し て い る リ ー フ茶 の 消費拡 大 を 促 進 す る 一
方、老木園 の 改植 、摘採 の 省力 化 、優 良 品 種 の 導 入 、高 性 能 加 工 施 設 等 の 整 備 を 推 進 す る 。併せ て 、
作 業 受委託 の 推 進 や 茶園 の 利 用 集 積 に よ る 団 地 化 に 努 め る 。
( 7 ) 畜産
規模拡 大 と 適 地 へ の 立 地 移動 を 促 進 し な が ら 、 高 品質 な 畜 産 物 の 生 産 を 行 う 企 業 経営 体 の 育 成 を
行 う と と も に 、 大 和 牛 、 大 和 肉鶏 、 ヤ マ トポ ー ク 、 大 和 な で し こ 卵 の 大 和 畜 産 ブラ ン ド の 生 産 拡 大
を 図 る た め 、 生 産 基 盤 の 整 備 を 推 進 す る 。 ま た 、 消費 者 に 安 全 ・ 安心 な 畜 産 物 を 供給 す る た め 、 畜
産 物 の 処理 ・ 加 工 及 び 流通 に 係 る 諸 施 設 の 整 備 を 推 進 す る 。
高
進、
2 . 広域整備の
広域整備 の 構想
町村
越え 広
市
域を
る 域的な近代化施設の整備については、関
の調和を図りつつ、必要に
て 進する。
第7
応じ 推
係 市 町村 の 農 業 振 興 地 域 整 備 計 画 と
農業を
農業 を 担 うべき者
うべき 者 の 育成及び
育成及 び 確保のための
確保 のための施設
のための 施設の
施設 の 整備に
整備 に
関 する事項
する 事項
1 . 農業を
農業 を 担 うべき者
うべき 者 の 育成及び
育成及 び 確保のための
確保 のための施設
のための 施設の
施設 の 整備の
整備 の 方向
担 手不足 顕著
状 中
村 健
活
根幹 担
安
経営
経営 育
他
家
新規参
受け
将来 わ
担 手
育
急務
担 手ワ ト プ窓口 庁
事務
置 新規就
元
応
学校 研修
活
新規就 相談セ
係
連携 密
就 支援
取 組む
本県では、都市化の進展や農業者の減少、高齢化により、 い
が
となっている。この
ような現 の で、農業、農 の 全な発展と 性化を図るためには、本県農業の
を う、効
的かつ 定的な農業
を行う
体を 成するとともに、 産業や非農 からの
入者を
積極的に
入れ、
に た っ て 、本 県 農 業 の い と し て 確 保 、 成 を 図 る こ と が
である。
このため、農業 い
ンス ッ
を本 内及び農林振興
所に設 し、
農等の
に一 的に対 するとともに、農業大
等の
施設も 用し、
農
ンター、市
、農業関 団体との
を にしながら積極的な 農
対策に り
。
率
談
村
相
町
2 . 農業を
農業 を 担 うべき者
うべき 者 の 育成及び
育成及 び 確保のための
確保 のための施設
のための 施設の
施設 の 整備
新規就 農 者 の 育 成 に は 、 農 業 大 学校 等 の 既 存 の 研修 施 設 の 有 効 活 用 を 図 る 。 ま た 、 技術・経営 指
導 と 併せ て 、 就 農 後 、 安 定 し た 農 業 経営 を 行 う た め に 必 要 な 施 設 、 機械 等 の 整 備 に 必 要 な 資 金 の 融
通 な ど の 支援 体 制 を 充実 す る 。
- 1
5
-
3 . 農業を
農業 を 担 うべき者
うべき 者 の 育成及び
育成及 び 確保のための
確保 のための活動
のための 活動
意欲
担 手
落営 組織
円滑 就
家
実践研修
担 手
育
学校教育 連携 学校・学級 園
け
児童 徒
村
味 理解 深
新規就 希望
技術 経営
研修 実
験 育活動 推
推
ある い への農地の利用集積や集
農の
化を図るとともに、
農
者につい
ては、
な 農を促進するため、農 での産地
等、
・
指導に関する
を 施
し、本県農業の い の確保・ 成を行う。
また、
と
し、
農 などにお る農業体 や食
を 進することによ
り、
、生 の農業農 に対する興 や
を めるための環境作りを 進する。
第8
第5に掲げる事項と相まって推進する農業従事者の安定的な
就業 の 促進に
促進 に 関 する事項
する 事項
1 . 農業従事者の
農業従事者 の 安定的な
安定的 な 就業の
就業 の 促進の
促進 の 目標
気候
装 駆使
構造
想
安
就 機会
力 背
消費
郊
わ
安 兼 家
着
考え
低経済 長 長
従事 安
就 難
ろん
商工
光 他
努
至
活
本県は、恵まれた
風土と高い土地生産 を 景に、京阪神大
地への 近性を かして、
高度な
と資本 備を
し、都市近 農業が行 れてきた。その一方、大都市に近接し、 定
した農外 業の場に恵まれたことから、 定 業農 による農業が定 している。
このような農業
が今後も続くものと
られるが、
成 の 期化により今後とも し
い 用
が続くと予 されることから、農業
者の 定的な 業が しくなると
られる。
こうしたことから、農業振興はもち
のこと、
業や観 など 産業と
した地域振興を
図ることにより 定的な 業
の確保に める。
技術
就
雇 情勢
連携
考え
安
厳
2 . 農村地域における
農村地域 における就業機会
における 就業機会の
就業機会 の 確保のための
確保 のための構想
のための 構想
雇 用 就 農 機会 を 創 出 す る た め 、 農 業 法 人 の 育 成 や 企 業 の 農 業 参 入 を 促 進 す る と と も に 、 生 産 だけ
で な く 、 加 工 、 流通 、 販売 へ の 展 開 な ど 、 農 業 の 6 次 産 業 化 を 図 る た め 、 加 工流通 施 設 や 農 産 物 直
売 所 な ど の 整 備 を 推 進 す る 。 ま た 、 大 和 平 野 農 業 地 帯 な ど 平 野部 に お い て は 、 農 外 就 業 の 機会 を 確
保 す る た め 、 地 域 振 興 と 農 業 と の 健 全 な 調 和 を 図 り な が ら 、 一 部 で は 企 業 誘致 な ど を 進 め る 。
一 方 、 中山 間 地 域 に お い て は 、 農 山村 の 活 性 化 に 重 点 を 置 き 、 都 市 農 山村交流 を 活 発 に す る と と
もに、特産品や森林資源、歴史、文化等、優れた地域資源を活用した観光産業を振興する。
第9
農業構造 の 改善 を 図 ることを目的
ることを 目的 とする 主 として 農業従事者 の
良好 な 生活環境 を 確保 するための 施設 の 整備 に 関 する 事項
1 . 生活環境施設の
生活環境施設 の 整備の
整備 の 必要性
村
民
就
村 混
んだ
管理機能 低下 顕
村 落
会
緑空
連帯感 希薄
本県の農業・農 は、県 の居住・ 業の場として、また、県土と自然環境を保全する
間と
しての役割を果たしてきた。しかし、今日では、農 の 業化及び農業者の減少、高齢化の進行が
しく、農 の 住化が進
ために、地域住 の
観や生
も 様化し、
が
化
し、地域としての
の
が 在化してきている。
本県の農 集 においては、集 施設など農業者の良好な生 環境を確保するために必要な施設
著
家 兼
民 価値
- 1
6
-
活意識 多
活
部 遜色
民相互 意思 疎通
活
立
康
活動 支援
既
維持管理 課題
管理
構築
村 落
の整備は都市 と
がないものの、 存施設の
が
となってきている。そのため、地
域住
の
の
を図ることにより、
体制を
する必要がある。
一方、生 環境施設の整備が ち後れている農 集 においては、農業者などの
の 上、
の増進や文化的
の
を進めるとともに、必要な施設の整備を 進する。
福祉 向
推
健
2 . 生活環境施設の
生活環境施設 の 整備の
整備 の 構想
活
町村
民 意向 尊
配慮
活
改善
活動
正
合
優
生 環境施設の整備については、市
の農業振興地域整備計画との整 を図り、 良な農用地
等の確保に
するとともに、地域住 の
を 重する か、農業者の利用
と利用 を見込
上で、適 な
かつ効 的な施設とする。
また、農 地域 有の景観や自然環境に
するなど、農 の特性を かした施設整備を行い、
農業者 外の地域住 にとっても生 環境の
につながるよう
するとともに、施設の
については、地域住 の自 的な
をもって適 かつ効 的な 施を 進する。
んだ
理
配慮
正 規模
村 固
以
民
率
民
主
- 1
7
-
ほ
村
活
配慮
率 実 推
人口
圏
維持管
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