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2012年度 活動報告書 - 大阪大学 21世紀懐徳堂

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2012年度 活動報告書 - 大阪大学 21世紀懐徳堂
大阪大学 21 世紀懐徳堂
活動報告書 2012 目次
はじめに
······································································································································································
1. 今年度の事業概観
··············································································································································
3
4
2. 公開講座・催しの実施
2-1. 大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」 ·········································································
8
2-2. 大阪大学公開講座(第 44 回) ··············································································································
12
2-3. Handai-Asahi 中之島塾
18
·························································································································
2-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
································································································
24
2-5. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」 ···············································································
30
2-6.
大阪・京都文化講座
······························································································································
36
2-7.
植物探検隊
················································································································································
40
2-8. ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2 「音楽の力、音楽の無力」 ···························
42
2-9.
46
ラボカフェ
················································································································································
2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
····················································································
50
2-11. 大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
·····················································································
52
2-12. 社学連携講演会「生きた学び」 ··········································································································
53
3. 学内外との連携による社学連携事業推進
3-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
····································································
54
3-2. アウトリーチ活動支援(アウトリーチ WG 発足) ········································································
60
3-3. 自治体・大学・企業等との連携
········································································································
66
···········································································································
69
···································································································································
70
3-4. 21 世紀の懐徳堂プロジェクト
3-5.
社学連携関連授業
3-6. CSCD 科目「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門・実践」支援
··········
71
···············································
74
················································································
76
····························································································
77
··········································································································
80
4-5. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン ························································································
82
4-6.
プレスリリース
85
4-7.
みのおエフエム「まちのラジオ」
4. 広報・情報発信
4-1. SQALF∼大阪大学 21 世紀懐徳堂東日本大震災プロジェクト
4-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ごあんない 2012 版
4-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
4-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより
·······································································································································
········································································································
86
4-8. 学外媒体掲載実績(新聞、タウン誌、WEB など) ·····································································
88
4-9.
···································································································································
89
······························································································································
90
学内媒体掲載実績
5. 活動スペースの運営
5-1.
活動スペースの概要
5-2.
活動スペースの利用実績
·····················································································································
91
6. 組織の概要
6-1.
運営体制
·····················································································································································
95
6-2.
スタッフ
·····················································································································································
97
はじめに
大阪大学 21 世紀懐徳堂学主
江口 太郎
昨年度の本報告書において、「広報・社学連携をより強化するために、広報・社学連携オフィスやウェ
ブデザインユニットの発展的拡充を計画しております」と記しましたように、2012 年度は、21 世紀懐徳
堂の運営体制が大きく変わりました。広報・社学連携室が廃止され、担当理事の小生が運営の全責任を負
うことになりました。さらに、理事補佐として小川哲生教授(理学研究科)が任命され、二人で運営委員
会など 21 世紀懐徳堂を切り盛りしていくことになりました。
また、サポートする事務体制も大きく変化しました。広報・社学連携オフィスのなかに、広報課と社学
連携課(課長、課長補佐、2 係長)ができました。この社学連携課は、21 世紀懐徳堂の事務ばかりでなく、
総合学術博物館や適塾記念センター、中之島センターの事務も所掌し、大阪大学の社会への窓口として、
ますますその任務が重要になってきました。
21 世紀懐徳堂は 2012 年度も公開講座やシンポジウムなどの催し、学内の部局等が行う社学連携事業や
アウトリーチ活動への支援、広報・情報発信への協力、あるいはスタジオなどの活動スペースの運営など
多くの事業を行って参りました。個々の取り組みについては本報告書をご覧いただければ幸甚です。ここ
では、主な事業について、簡単に紹介させていただきます。
21 世紀懐徳堂の企画による大阪大学シンポジウムは、年度末の 2013 年 3 月 24 日(日)に毎日新聞オ
ーバルホールで「創ること 超えること」というテーマのもと、3人の講師(コミュニケーションデザイ
ン・センター教授・劇作家の平田オリザ氏、工学研究科教授の藤田喜久雄氏、尺八奏者・作曲家の中村明
一氏)をお招きして行いました。「U30 歓迎」をポスターに記載した効果か、380 名の観客のうち1/4ほ
どが若い人でした。今後の日本は、日本文化を誇るだけではダメで、世界の文明に貢献するため、まわり
の国々へ説明できるようなグローバルな人間を育てて行かなければならないというメッセージや、整数次
倍音と非整数次倍音が混在する尺八の音色などに熱心に聴き入っておりました。
その他、第 44 回となる大阪大学公開講座、大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」、アートエリア
B1 におけるラボカフェ、大阪音楽大学とのジョイント企画、ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2
など、取り組んだ事業はいずれも大変盛況でした。21 世紀懐徳堂が活動を開始してから5年。ようやく
学内外の認知度も上がってきたことを実感しております。
21 世紀懐徳堂は大阪大学の社学連携活動の主要な拠点として位置づけられております。皆様方の社学
連携活動への積極的な参加・協力をお願いいたします。
3
1.今年度の事業概観
1. 今年度の事業概観
2012 年度から大学の執行部運営体制が大きく変わり、広報・社学連携室が廃止され、理事及び理事補佐が一体と
なって執行部全体の業務を行うこととなった。私は、これまで広報・社学連携室の一室員として、21 世紀懐徳堂
の運営に関わってきたが、今年度から広報・社学連携を主担当とする理事補佐に指名され、学主である江口太郎
理事・副学長とともに、21 世紀懐徳堂運営委員会副委員長として 21 世紀懐徳堂の運営を担当することとなった。
21 世紀懐徳堂の事業は、公開講座・催し、社学連携事業等の支援、広報・情報発信、活動スペースの運営と大き
く分けることができる。昨年度は、大阪大学創立 80 周年と東日本大震災に関連する事業が特別に実施されて大き
な動きがあったが、今年度はこれらの事業の成果をもとに発展的に実施した活動だけでなく、新規に始めた新し
い試みの活動もあり、全体としては活発な活動を続けることができた。大阪大学の社学連携活動を順調にかつ力
強く支援・推進した。以下、この 1 年間の活動を概観し、次年度へ向けた課題を記したい。
(理事補佐、21 世紀懐徳堂運営委員会副委員長
1)公開講座・催し関係
小川 哲生)
援」については、これまで実施した学内部局に対して実施
公開講座関係としては、「大阪大学公開講座」、待兼山で
したアンケートとヒアリングでの結果を踏まえ、本年度初
植物観察する「植物探検隊」、大阪ガスとの共催講座「アカ
頭からアウトリーチ活動のノウハウや実績を持つ部門の実
デミクッキング」、朝日カルチャーセンターとの共催講座
務者との情報交換を開始した。この結果、大阪大学でのア
「Handai-Asahi 中之島塾」、立命館大学との共催講座「大
ウトリーチ活動およびその支援を行う上での問題点が明確
阪・京都文化講座」などが挙げられるが、これらは特に好
になったことから、大学としてアウトリーチ活動の現状と
評を博しており、本年度成功裡に開催することができた。
課題を把握し、これに対処することを検討する「大阪大学
本学の最も大きな公開シンポジウムである「大阪大学シ
アウトリーチ戦略ワーキング」を、江口理事を座長として
ンポジウム」は、年度末の 3 月 24 日に毎日新聞社大阪本社
設置した。
オーバルホールで、30 歳以下の若者層を多く含む 380 人の
アウトリーチ戦略ワーキングでは、本学におけるアウト
聴衆を集めて開催し、混迷する時代を切り拓く次世代の人
リーチ活動の定義・目標から効率的な実施方法・体制、情
間を輩出する大阪大学の使命や役割についての熱い討論で、
報収集・活用、効果の検証について検討を重ね提言をまと
聴衆を魅了した。
めた。この提言の中で、21 世紀懐徳堂は学内のアウトリー
また、昨年度の 80 周年記念事業では「芸術する学問」シ
チ支援のポータル窓口として位置づけられ、クリエイティ
リーズと題して 3 本の講演会を実施した。これは演劇・音
ブユニット、大型教育研究プロジェクト支援室、総合学術
楽・伝統芸能のそれぞれのパフォーマンスとそれらに関係
博物館、CSCD、広報課などと連携を図り確実な活動支援の
した講演や対談とを掛け合わせる新しい形式の講演会で、
実施を進めることとした。次年度からは確実に実施し、ア
大変好評を博し、定例化を希望する声も聞こえた。これを
ウトリーチ活動の効果検証などを検討する組織の設立も進
受けて、今年度は音楽に関連したものとして「ベーゼンド
める計画である。
ルファー1920 演奏とお話 vol.2」を開催し、多数の方に来
場いただきやはり好評を博した。なお、この催しについて
は、実施にかかる経費を外部から獲得することをめざした
3)社学連携関連授業の支援
社学連携授業への支援については、スタジオの貸し出し
などを通して活動している。支援授業については、今年度
が、採択されなかった。
ラボカフェについては、京阪中之島線なにわ橋駅のアー
はのべ 8 名の教員、12 科目の授業を支援し、着実に大学の
トエリア B1 でのイベントとして定着している。大阪大学か
教育活動の中にも実績を残している。授業は教員にとって
らの情報発信として多様な話題を提供しており、アウトリ
もっとも身近な社会貢献活動であるため、引き続き社学連
ーチ活動実施の場として頻繁に使用され、特に今年度は、
携をテーマにした教育に協力する。
21 世紀懐徳堂主催の企画プログラムとして「大阪大学 21
世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ」を開催し、会場に入りきれな
いほどの聴衆が集まり大盛況であった。今後は、大阪大学
4)自治体との連携
自治体との連携については、昨年度と同様の実績である。
のアウトリーチ活動の充実にあわせて、さらに有効活用す
大阪市との連携講座 i-spot 講座も毎回大好評であり、箕面
ることが望まれる。
市との連携講座も継続され、羽曳野市との連携講座も続い
ている。吹田市では「大学・研究機関と吹田市の連携協議
2)アウトリーチ活動・社学連携活動の支援
会」が発足したことから、この協議会のメンバーとして参
社学連携事業等の支援の柱となる「アウトリーチ活動支
4
画することとなった。今後、協議会の動向を踏まえ同市と
2012年度 大阪大学21世紀懐徳堂の主な取り組み
分類
公開講座・
催し
名称
頻度
のべ受講者・参加者等
1回
380名
大阪大学公開講座(第44回)
9∼12月に
全15講座
サブテーマA
7講義受講者数 のべ377名
サブテーマB
8講義受講者数 のべ305名
一般・学生
Handai-Asahi中之島塾
年4期
各5∼8講座
年4期25講座
のべ1664名
一般
大阪大学21世紀懐徳堂i-spot講座
前期・後期
各6講座
前期受講者数 221名
後期受講者数 239名
一般
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
対象者
一般・学生
(30歳未満を優先受付)
受講料等
無料
講習料:
サブテーマ(A) 7,200円
サブテーマ(B) 7,200円
(A)(B) 9,200円
1講義のみ 1,500円
受講料:
1回 1,575円
朝日カルチャーが徴収
無料
一般(15歳以上)、
受講料:2,000円
男性限定、親子等、
大阪ガスが徴収
企画内容により異なる
開催場所・配布先等
実施体制
毎日新聞社
オーバルホール
主催:大阪大学
企画:21世紀懐徳堂
後援:毎日新聞社
大阪大学中之島センター
主催:大阪大学
企画:大阪大学公開講座運営委員会
大阪大学中之島センター
主催:21世紀懐徳堂、朝日カルチャーセンター
大阪市まちづくり情報発信
施設アイ・スポット
(淀屋橋odona内)
主催:21世紀懐徳堂、大阪市計画調整局
大阪ガスクッキング
スクール千里
主催:21世紀懐徳堂、大阪ガス株式会社
立命館大阪キャンパス
主催:21世紀懐徳堂、
立命館大学文学部
立命館大阪オフィス
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
月1回程度
(年15回)
年間受講者数 365名
大阪・京都文化講座
前期・後期
各8講座
前期受講者数 553名
後期受講者数 483名
一般
春・秋に
各2回ずつ
計4回
89名
一般
無料
21世紀懐徳堂スタジオ
待兼山周辺
主催:21世紀懐徳堂
協力:総合学術博物館
1回
309名
一般
無料
大阪大学会館講堂
主催:21世紀懐徳堂
毎月複数回
計81回開催
参加者のべ2,824名
一般
無料
アートエリアB1
主催:アートエリアB1
(大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪電気鉄道株式会社)
共催:21世紀懐徳堂、実施部局等
不定期
Vol.1「幻の大阪テレビ」
3日間のべ来訪者347名
(トークサロン参加152名)
一般
無料
アートエリアB1
主催:21世紀懐徳堂、アートエリアB1
(大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪電気鉄道株式会社)
後援:総合学術博物館
制作協力:NPO法人recip
不定期
第3回参加者数 118名
第4回参加者数 431名
一般
無料
第3回:大阪音楽大学
ミレニアムホール
第4回:豊中市アクア文化ホール
主催:21世紀懐徳堂
大阪音楽大学連携支援センター
豊中市
──
参加者数 130名
大学生、高校生、
教育関係者、一般
無料
大阪大学会館講堂
主催:社学連携講演会実行委員会
共催:21世紀懐徳堂
後援:豊中市、豊中市教育委員会
植物探険隊
ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2
「音楽の力、音楽の無力」
ラボカフェ
大阪大学21世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
社学連携講演会
講師派遣
学生アルバイト謝金
5月
6月
7月
8月
アウトリーチ活動支援
支援は通年
大阪大学21世紀懐徳堂活動報告書
プレスリリース
みのおエフエム「まちのラジオ」
学外媒体掲載(新聞・タウン誌、WEBなど)
学内媒体掲載
活動スペース提供
活動スペース (スタジオ、ギャラリー、楽屋)
運営
問合せ対応等
備考
3月
「大阪大学21世紀懐徳堂講座」から改称
共通テーマ「暮らしと科学技術の未来図」
サブテーマ
「これからのエネルギーを考える」、
「暮らしと減災を考える」
前期「時間旅行」「Greening!」
●
●
●
●
※2回
● ●
後期「いろんなデザイン」「なにわのマンパワー」
●
●
前期「哲学・思想の宇宙をめぐる―大阪・京都の思索の系譜」
●
●
●
●
●
2012年度は年15回開講
後期「人・文化・産業 関西とアジアの往来史」
● ●
● ●
4/15・21
10/14・28
●
3/10
実務担当はコミュニケーションデザイン・センター
Vol.1は「ラボカフェ」として実施。
3/1∼3
●
第4回
3/3
●
第3回
10/31
大阪大学21世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支援センター、
豊中市の連携事業によるシリーズ企画
●
12/15
随時対応
●
21世紀懐徳堂ギャラリー、
スタジオほか
随時
●
11/18
7/15
まちかねておはこ祭
ハンダイ映像祭
支援依頼への対応、モデル事業としての受け皿づくり、アウトリーチWEBでの情報発信等
学内に支援メニューカタログ
大阪大学21世紀懐徳堂ホームページ
2月
258件
アウトリーチWEB
7月・11月
大阪大学21世紀懐徳堂メールマガジン
2013年
1月
12月
50件
社学連携関連授業「地域コミュニケーション
デザイン・コーディネータ入門・実践」支援
大阪大学21世紀懐徳堂だより
11月
●
3/24
13件
21世紀懐徳堂ホームページへのイベント情報掲載
(21世紀懐徳堂の主催分含む)
SQALF∼大阪大学21世紀懐徳堂
東日本大震災プロジェクト
大阪大学21世紀懐徳堂ごあんない
(パンフレット)
10月
2件
依頼に応じて
随時対応
その他(ポスター掲示、チラシ配架、備品貸出等)
広報・
情報発信
9月
21世紀懐徳堂スタジオ、
ギャラリー、楽屋
141件
(うち117件は授業)
協力:46件
後援: 1件
会場提供
社学連携
事業等の支援
名義使用
受講料:
全8回受講:14,000円
1講座受講:2,000円
立命館大学が徴収
2012年
4月
一般
21世紀懐徳堂ホームページ内
特設サイト
1/10
●
WG報告書作成、 支援チラシを作成、
学内配付
学内に配布
大阪大学アウトリーチ戦略WG
SQALFサイト内で関連情報公開を継続、大阪大学公開講座、
「音楽の力、音楽の無力」の報告を持って終了とする。
不定期
20,000部発行
一般
学外・学内に配布
年5回
8,000∼10,000部発行
一般
学外・学内に配布
月4∼6回程度
登録者983名
(2013年3月末現在)
55回配信
一般
過去の公開講座受講生、
メルマガ配信希望者
原則として毎週火曜日発信
随時更新
月平均4,696ビジター
一般
年1回
400部発行
学内、関係機関等
学外・学内に配布
2012年度版は2013年4月発行
7回
大阪科学・
大学記者クラブ
随時
毎月第2木
+再放送
一般
随時
掲載等の実績
31件
一般
随時
掲載等の実績
10件
学内
通年
イベント開催時の利用人数
2,017名
平日
9:00∼17:00
●
vol.8
放送エリア
放送局:みのおエフエム
箕面市を中心とした北摂地域 番組名:「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業」)
21世紀懐徳堂スタジオ、
ギャラリー、楽屋
5
●
●
●
vol.9
●
●
vol.10
●
●
●
vol.11
●
●
●
●
●
6月発行のvol.9は小中高生向け特集
vol.12
●
●
●
の連携を検討することになる。
は「日本、いまから・これから」を開催した。震災後のこ
特に豊中市との連携事業は順調であった。今年度は新た
れからの日本のあり方について、大阪大学の経済学、社会
に社学連携講演会を開催したほか、同市がイベント制作の
哲学、ロボット工学の先端的な研究者による講演とシンポ
ノウハウや舞台裏の基礎知識を専門の講師から学ぶ「文化
ジウムを開催し、将来の日本の現実的な困難さや希望につ
ボランティア養成講座」を開講するに際して連絡・調整に
いて多様に考えていただいた。今年度は、震災に端を発し
あたり、文学研究科の授業とのコラボレーションによる実
た電力問題が大きな社会問題となり、特に関西で原子力発
施につながった。
電所の停止による電力不足が大きな問題になったことから、
以上のほか、地方公共団体、NPO 法人等からの協力要請
大阪大学公開講座では「暮らしと科学技術の未来図」をテ
があり今年度についても可能な限り対応している。これは、
ーマに、これからのエネルギー問題や暮らしと減災に関連
大阪大学に対する期待の表れであることから、でき得る限
する講座を開講した。定員を超える講座もあり、震災に端
りこれらに応える必要があるが、限られたマンパワーで対
を発した諸問題に関心が高いことがうかがわれた。
応せざるを得ない状況も鑑み、場合によっては取捨選択を
せざるを得ないと考えられる。
また、メールによる市民からの震災関連の質問を受け付
け、大阪大学の専門家がそれに対して回答するというウェ
ブサイト「SQALF 東日本大震災プロジェクト」を継続して
5)広報・情報発信事業
行ってきた。ただし、震災当初と比べて世の中が落ち着き
情報発信についてはかなり活発化してきた。ホームペー
を取り戻し、復興という次のステップに進んでいることか
ジ、メールマガジン、ニューズレター「懐徳堂だより」な
ら、21 世紀懐徳堂としては、いったん震災関連のプロジェ
ど通常の継続的広報媒体は、内容がさらに充実し、社学連
クトを終了することとした。大阪大学としては、これから
携活動を支えていると言ってもよい。ただし、大阪大学の
もこの震災問題には継続的に取り組むべきであろう。
各部局や各教員が地道に続けている社学連携活動は非常に
多く、その全貌を一覧にできるまでにはなかなか至っては
総括と来年度への課題
いないことから、引き続き大阪大学内の社学連携活動の情
全体としてみれば、今年度は大学の運営組織・事務組織
報を集約し、情報発信していくことが求められる。学内の
の再編があり、昨年度よりもさらに効果的・実効的にこれ
社学連携活動の情報集約は、来年度に残された大きな課題
までの実績と経験を踏まえた活発な社学連携活動を行った
の一つである。
と言えよう。昨年度からの継続事業のほか、新規事業も十
分に展開ができたと考えている。今後も、縦に割った組織
6)活動スペース運営
活動ではなく、大学本体の広報活動や社学連携活動を横糸
スタジオ・ギャラリーについては、社学連携に係る授業
として、すべての部局をつなぎながら、大学本部と各部局
やイベント開催等に活発に活用し、教職員や学生のほか一
との密な連携をさらに強化し、大学全体の社学連携活動を
般市民の方の来場があった。本学の教職員・学生・市民と
学外へ効果的に出すための支援を進める必要がある。
の出会いの場として機能している。今後さらに有効活用す
課題としては、催しについては単に人の興味を惹く娯楽
るために、自主事業の企画や学内アウトリーチイベントを
のためではなく、大阪大学が行うものである以上はアカデ
誘致することが必要であろう。なお、効率よく利用ができ
ミックな要素を加味したものであることが必要であると考
るように、新年度早々には運用ルールを整備する予定であ
えられる。また、どのイベントの参加者も比較的高年齢層
る。
の方が多いので、若年層の参加が見込まれる企画をさらに
盛り込むことも望まれる。また、各企画内容の実施者が教
7)東日本大震災関連について
授クラスの教員が主となっていることから、若手の教員も
社学連携活動にとって、震災に係る問題への取り組みが
いかに重要なのかを本年度も実感した。
活躍できる場を提供することが望ましい。
21 世紀懐徳堂の活動経費については、恒常的に措置され
21 世紀懐徳堂では、震災が発生した翌月の 4 月には、大
ているものではなく毎年度要求しなければならず、安定し
震災の原因、原子力発電所事故の影響、ボランティア活動
ていない。活動をハイレベルで維持するためにも、各種の
のあり方、今後のメンタルヘルスなどについての緊急シン
助成金等の外部資金の導入や獲得も目指すことが、今後の
ポジウム「震災のいまとこれから」を開催し、昨年 3 月に
課題と思われる。
7
2.公開講座・催しの実施 > 2-1. 大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
2-1. 大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
以前は「大阪大学 21 世紀懐徳堂シンポジウム」として、社学連携のシンポジウムを開催。昨年の第4回より、
「大
阪大学シンポジウム」と改称。全学的な広報をめざすこととなり、企画が 21 世紀懐徳堂の担当となった。今回の
テーマは「創ること 超えること」。これは大阪大学が鋭意推進する「未来戦略機構」の「超域イノベーション博
士課程」プログラムを広く社会に紹介することを狙ったものである。プログラムリーダーである藤田喜久雄工学
研究科教授を中心に「22 世紀に輝く」大学をめざす、大阪大学の取り組みをメインに紹介し、
「域を超える」、
「イ
ノベーション的な思考・行動」とは何かを考えていくシンポジウムとした。
(荒木 基次)
・日時/2013 年 3 月 24 日(日)13:30∼18:00
・対象/一般・学生
・参加者数/定員 450 名で募集(30 歳未満を優先受付)
・参加者/380 名(申込数 522 名)
・会場/毎日新聞社オーバルホール(大阪市北区)
・参加費/無料(要申込)
・申込み/大阪大学 広報社学連携オフィス 社学連携第2係
・主催/大阪大学
・後援/毎日新聞社
・企画/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・開催頻度/年 1∼2 回程度
成果
「超域イノベーション博士課程」は大学院生へ向けての
取り組みであるが、「22 世紀に輝く」大阪大学の姿勢を広
ポスター(B2)
く社会に広報するためのシンポジウムである。その大阪大
学の取り組みを広く社会に告知訴求するために一般・学生
にむけてシンポジウムを開催した。募集受付に際しては未
来を担う若者、つまり 30 歳以下を優先とした。参加申込は
課題
スローペースで始まったが、1週間前には定員を大幅に越
える 520 名以上の応募があった。
「U30」の表示も効いたの
テーマと出演者が早々と決まったので、シンポジウム自
か、30 歳以下の占める割合が 25%を超えた。例年は平均年
体の広報を昨年 12 月の4ヶ月前に開始することが出来た。
齢が高く 60∼70 歳台だが、今回は 40 歳台と大幅に下がっ
ただ、そのせいか、参加応募がスローペースとなり、じわ
た。
じわと増加して行った。今年2月に入っても、まだ 250 名
「超域イノベーション博士課程」の担当教員である平田
と半数ぐらいだったが、開催日に近づくに連れて増加して
オリザ教授(コミュニケーションデザイン・センター)と、
行った。
(申込総数は 522 人に昇った)当日、京阪電車の事
部門長である藤田喜久雄教授(工学研究科)のお二人を学
故の影響などもあってか。参加者は 380 名だった。
内講師に、学外講師として作曲家で尺八演奏家の中村明一
年度末の開催日ゆえか、参加者はおもったほど伸びなか
氏をゲストにお迎えした。専門領域を高めることは大事だ
った。平田オリザ教授のスケジュールがワン・チャンスだ
が、専門領域を飛び越えて新しい高みへ挑戦するための方
ったせいもあるが、開催時期は慎重に見極めた方がよかっ
策や行動を考えるシンポジウムとなった。
た。また、「30 歳以下優先受付」と明示することによる、
司会は例年通り毎日放送アナウンサーの西靖氏を起用し
た。西氏は大阪大学法学部の出身である。
従来のシンポジウム参加者のとまどいもあったのかもしれ
ない。検討を要するところである。
8
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」概要
■プログラム
挨
拶:平野俊夫総長(約5分)
第1部:講演(各約 45 分)
講演1:平田オリザ
(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)
講演2:藤田喜久雄
チラシ表
(大阪大学工学研究科教授)
講演3:中村明一
(作曲家・尺八演奏家)
チラシ裏
第2部:座談会「創ること
超えること」
(約 90 分)
・平田オリザ教授:コミュニケーションデザイン・センタ
ー(未来戦略第1部門「超域イノベーション博士課程」
担当教員)
・藤田喜久雄教授:工学研究科(未来戦略第1部門「超域
イノベーション博士課程」部門長)
・中村明一氏:作曲家・尺八演奏家
総合司会:西靖氏(毎日放送アナウンサー)
平野俊夫総長の挨拶
第 1 部の講演
第 2 部の座談会
9
2.公開講座・催しの実施 > 2-1. 大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
第1部:講演
第1部は、平田オリザ教授の演劇をもとにした、コミュ
ニケーションの諸相を考える講演にはじまり、藤田喜久雄
教授の「超域イノベーション博士課程」の具体的紹介と域
を超える「工学的な設計」の考え方の提示の講演があった。
さらに作曲家で尺八奏者の中村明一氏による「倍音」の興
味深い講演があり、音の波形を示しながらのお話と尺八の
無限呼吸奏法による超絶技巧が観客を驚かせた。
第2部:座談会
講演中の平田オリザ教授
第2部は、平田・藤田・中村3氏と西アナウンサー司会
による座談会。「域を超える」ためのアイデアや、取り組
み方、思考方法をそれぞれ語っていただいた。
平田オリザ教授は基礎工学研究科の石黒浩教授と共同で
取り組む「ロボット演劇」などを例に挙げ、セリフや人々
が話す時の「会話と対話」の違い、また、話す時の「冗長
度」に関する指摘があり、日本語がグローバルになる時の
注意点も提起された。また、芸術を認知科学などで捉え、
数値化する工夫や、名人の技を普遍化、あるいはデータ化
講演中の藤田喜久雄教授
することにも触れられた。
藤田喜久雄教授は、工学設計における考え方を歴史的デ
ータにそって解説。部品数の推移や物作りのシステムの変
化などを指摘された。また、「超域イノベーション博士課
程」のプログラムを解説され、学生が現在取り組んでいる
様子を紹介された。
中村明一氏は、なぜ科学に興味を持ったかを中学時代の
恩師「正田建次郎(大阪大学第六代総長)」先生の言葉か
ら説明され、「割り切れることを研究するよりも、割り切
れないことを研究するほうが面白い」という話から数学に
興味をもったと話された。それから化学の道へ進まれたが、
尺八奏者・中村明一氏
あるとき尺八の音色の凄さに感動し、演奏を極め、それを
より深めるためにアメリカのバークリー音楽大学へ進まれ
た。アメリカの音楽大学で尺八を研究する困難さもあった
が、自分から動けば道は開かれたと述べられた。
西靖氏の臨機応変な司会で、三人三様に、いまの「やっ
かいな時代」をいかに捉えてブレイクスルーするかの示唆
に富んだ座談会となった。
最後に江口太郎大阪大学 21 世紀懐徳堂学主の挨拶で、長
江口太郎学主による挨拶
時間に渡るシンポジウムが締めくくられた。
10
座談会の様子。左より、総合司会の西靖氏(毎日放送アナウンサー)
、藤田喜久雄教授(工学研究科)
、平田オリザ教授(コ
ミュニケーションデザイン・センター)
、中村明一氏(作曲家・尺八演奏家)
大阪大学シンポジウム
参加者アンケートより(抜粋)
Q.本日のシンポジウムはいかがでしたか?
・全然違う分野なのに共通項がいろいろな面であって興味深かったです。今後も楽しみにしています!
・3 名の方の違った視点でのお話にとても学びの多いものでした。まさに多様!ありがとうございました。
・また、このようなシンポジウムに参加したいです。
・大阪大学について情報を得ることができてよかった。
「会話と対話」についての違いを知ることができた。
・平田先生のお話は時々違った視点からみてお話しされるのではっと思うことがある。尺八の演奏がよかった。シンポジウムの
題によく合っていた。
・大学の今の方向性が知れてとても興味深かったです。
・尺八の音がこんなにきれいなのにびっくりしました。
・三者それぞれわかりやすく新鮮な考えに共感しました。
・司会、素晴らしく感動しました。聞きたい話を引き出してくださいました。平田先生のお話、非常に納得しました。
11
2.公開講座・催しの実施 > 2-2. 大阪大学公開講座(第 44 回)
2-2. 大阪大学公開講座(第 44 回)
数ある国立大学の中で、大阪大学は 1968 年に初めて総合的な公開講座を開講した。当初は「大阪大学開放講座」
という名称であったが、2004 年に「大阪大学中之島講座」と改め、大阪大学中之島センターを主会場として開講
している。2011 年度には「大阪大学 21 世紀懐徳堂講座」
、2012 年度からは「大阪大学公開講座」と名を改め、
本学の基幹講座として連綿と続く社会貢献の伝統を引き継いでいる。本年は昨年度に続き、東日本大震災に関連
した内容と、これからのエネルギーや暮らしと減災をテーマに講座を開講した。本講座は、今後も総合大学であ
る本学の強みを活かした講師陣により、諸問題を様々な角度から掘り下げ、さらに充実した内容で多くの市民の
方々とともに学ぶ公開講座を目指してゆく。
(中西 祥子)
・対象/一般・学生
・会場/大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島 4-3-53)
・受講料/サブテーマ A(7 講義)をすべて受講する場合
7,200 円
サブテーマ B(8 講義)をすべて受講する場合
7,200 円
A,B の 15 講義すべてを受講する場合
9,200 円
全 15 講義のうち、1∼数講義を選択受講する場合
1 講義あたり 1,500 円
・定員/各講座 70 名
・受講者数/サブテーマ A のべ 377 名、サブテーマ B のべ 305 名
・申込み/大阪大学
広報・社学連携オフィス
社学連携課
・主催/大阪大学
・時間/原則として 1 講義 90 分
・開催頻度/年 1 回
9 月∼12 月の期間内
・開設時期/1968 年
受講生募集パンフ表紙
成果
課題
第 44 回の共通テーマは「暮らしと科学技術の未来図」と
一般の方々が関心を持たれるであろうと想定したテーマ
し、「A:これからのエネルギーを考える」、「B:暮らしと減災
設定と内容で開講しているが、例年、サブテーマBの申込
を考える」の二つのサブテーマを設定した。
みが A よりも減少傾向であるのは、今後の検討課題といえ
サブテーマ A では、主に今後のエネルギー問題や資源、
る。パンフレット配布の時期、もしくはテーマ設定数など
太陽エネルギー、再生可能エネルギー、環境イノベーショ
を検討し、より多くの方が受講できるように工夫できれば
ン等を、サブテーマ B では、減災や防災に関する取組み、
と考える。また、新規申込み者や若い方の積極的な受講を
医療、建築、まちづくり等多角的に講義が行われた。
促すため、内容をわかりやすく見せる広報の方法も、考え
受講者のアンケートによると、今回の講義でエネルギー
や減災に関して、マスコミ等で得られた情報よりさらに学
ていく必要がある。
本講座を所掌する大阪大学公開講座運営委員会等で、来
術的な視点から知ることができたとの声が多数寄せられた。
年度以降も、大阪大学らしい公開講座としての在り方も踏
本年は申込者が定員を超える講座もあり、会場を変更する
まえた議論を進め、充実した講座としていきたい。
などで対応した。
また、2012 年 12 月には東北大学附属図書館より、本講
座における大阪大学の震災関連の取組みをアーカイブ化し
たいとの依頼を受け、情報提供を行った。
12
第 44 回 大阪大学公開講座
共通テーマ「暮らしと科学技術の未来図」
◎サブテーマA「これからのエネルギーを考える」
■ A-1「エネルギー資源・地球温暖化問題とガスハイドレート」
人類が地球レベルの環境に直接影響を及ぼすことになった産業革命前後
の大気中 CO2 総量変化についての認識を環境歴史学的側面から解釈し
大垣 一成
てみます。京都議定書以降の動向とあわせて現在の CO2 対策の問題点を
(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授)
改めて考える機会とします。エネルギー資源・地球環境問題対策の鍵を
9/12(水)18:30∼20:00
申込者数
握る物質としてガスハイドレートに注目してきましたが、その構造や機
能を概説し、CO2 の深海底隔離・天然ガスの採掘と輸送・水素の貯蔵と
72 名
輸送・新規熱媒体探索・ナノ反応場設計など演者らが提案してきた一連
の技術開発についても触れます。
■ A-2「エネルギーの使い方を考える ∼製品ライフサイクルの視点∼」
梅田
本講義では、エネルギーの使い方について考えます。工業製品の省エネ
靖
技術は年々高度化していますが、家庭には電化製品が増えてむしろ家庭
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
のエネルギー消費量は増加しています。「こういった問題の構造はどう
9/19(金)18:30∼20:00
申込者数
考えれば良いのか。」「解決するためにはどうすれば良いのか。」につ
64 名
いて議論します。
■ A-3「太陽光エネルギーは主要エネルギー源になり得るか?」
地球に到達する太陽光エネルギーの量は、人類が消費しているエネルギ
松村 道雄
(大阪大学太陽エネルギー化学研究センター・教授)
9/26(水)18:30∼20:00
申込者数
ーの量の 1 万倍にもなります。太陽電池は広く利用されるようになって
いますが、その利用をもっと広げるためにはどうしたらいいでしょうか。
また、太陽光エネルギーを利用する他の方法にはどのようなものがある
72 名
でしょうか。こうしたことを考えてみたいと思います。
■ A-4「分散電源による明るい社会 ∼各種分散電源の特徴と大量導入への課題∼」
三浦 友史
震災以降、大きな期待が寄せられている太陽光発電や風力発電、燃料電
(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
池,、蓄電池などの各種分散電源の特徴を整理するとともに、電力系統か
10/3(水)18:30∼20:00
ら見た分散電源大量導入に関する技術的な課題についてわかりやすく解
申込者数
説します。
68 名
■ A-5「バイオ・再生可能エネルギーの可能性」
バイオマスを中心とした再生可能エネルギーについて考えます。いずれ
三宅
淳
も気候条件、生活方法などにより資源の質と量が大きく異なること、希
(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授)
薄に存在するため集荷コストが極めて大きいこと(エントロピーの問題)
10/10(水)18:30∼20:00
から、石油などとは異なった利用形態が求められます。社会の構造や消
申込者数
費者の生活も変わらざる得ないでしょう。「可能なこと可能でないこと
70 名
は何か」を議論したいと思います。
■ A-6「再生可能エネルギーを支える市民活動と法」
大久保 規子
今年、日本では新たに再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスター
(大阪大学大学院法学研究科・教授)
トします。再生可能エネルギーを促進するため、私たち市民は何をでき
10/19(金)18:30∼20:00
るのか、また、そのための法的課題にはどのようなものがあるのかを考
申込者数
えます。
64 名
■ A-7「環境政策の変遷から考える、これからの環境イノベーション戦略」
日本がこれまで経験してきた様々な環境問題やエネルギー・資源問題の
原 圭史郎
特徴と、これらの課題を克服するために採られてきた環境政策・技術対
(大阪大学環境イノベーションデザインセンター
応の歴史展開を俯瞰する中で、これからの持続可能な社会形成に向けた
・特任准教授)
ヒントを探ります。また、中国などアジア地域にも目を向け、これらの
10/24(水)18:30∼20:00
申込者数
地域で現在起きているエネルギー・資源問題の本質と現状、および今後
66 名
の対応の在り方についても考察します。
13
2.公開講座・催しの実施 > 2-2. 大阪大学公開講座(第 44 回)
◎サブテーマB「暮らしと減災を考える」
■ B-1「2011 年東北地方太平洋沖地震から知る、学ぶ、インフラによる減災」
常田 賢一
地震のたびに、社会基盤(インフラ)の重要性が再認識されますが、東日本大震災で
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
果たされたインフラの機能あるいは復旧から減災を知って頂くとともに、インフラの
10/31(水)18:30∼20:00
津波災害の現地調査から学んだ減災に関する知見およびその知見を実証するために
申込者数
取り組んでいる研究を紹介し、津波に対する減災を考えて頂きます。
52 名
■ B-2「その時、あなたはどうする? ―日頃からできること、その時すべきこと―」
山本
仁
大地震などの災害から自分自身の生活を護るために何ができるのか。日頃からの小さ
(大阪大学安全衛生管理部・教授)
な工夫の積み重ねがいざという時の被害を最小限に抑えてくれます。本講義では、日
11/7(水)18:30∼20:00
頃から簡単にできる対策やその時の対応について、東日本大震災での大学研究室の被
申込者数
害やその後の対策などの実例を紹介しながら考えていきます。
56 名
■ B-3「津波、これまでの歴史的な災害をふまえて生活に生かす ―生活防災―」
松村 暢彦
過去の災害の経験は過信するには危険すぎ、役に立たないものとして捨ててしまうに
(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
はもったいないです。過去の災害時にとった行動を共有することで、災害時はもちろ
11/14(水)18:30∼20:00
申込者数
んのこと日ごろの生活をより豊かにしてくれるヒントが隠されています。
52 名
■ B-4「災害時における心理的反応とそのケア ∼がん医療における心理的反応と絡めて∼」
災害は突発的に起こるものであり、事前にその出来事を予期して日々強固に身構えて
谷向
いる人はほとんどいないでしょう。災害に直面することにより人の心は大きなダメー
仁
ジを受けます。そして災害直後の急性期からその後の経過においても様々な心理過程
(大阪大学大学院医学系研究科・特任助教)
を経験します。これは医療場面における突然の致死的な疾患との直面(例えば、がん
11/16(金)18:30∼20:00
申込者数
の告知など)とその経過において生じる心理的反応と似ている点が多くあります。本
55 名
講座では、災害時における心理的反応とそのケアについて、特にがん医療における心
理的反応と絡めながら皆さんと一緒に考えたいと思います。
■ B-5「インターネットを通じた多言語震災情報発信の試み」
東北大震災が発生した際、日本語、英語などによる情報を理解することが困難な在留
高階 美行
外国人たちに、彼らの言葉で情報を発信することで、少しでも不安を取り除き、助け
(大阪大学大学院言語文化研究科・教授、外国語学部長)
になれないかと考えて、「世界言語研究センター(当時)多言語震災情報」HP を立
11/30(金)18:30∼20:00
申込者数
ち上げて、新聞記事の翻訳、放射能情報の翻訳、その他震災ボランティアなどに関す
50 名
る情報を多言語で発信しました。その経緯、経験について。
■ B-6「減災とソーシャルキャピタル」
互酬性の規範や、信頼のネットワークといった社会的な関係性、つまりソーシャル・
河田 潤一
キャピタルは、減災という共同事業に向けた市民社会組織間の連携を促します。減災
(大阪大学大学院法学研究科・教授)
への取り組みを成功(success、語源的には<to go from under>)させるには、<from
12/7(金)18:30∼20:00
申込者数
under>からする合意形成の場を民主的に運営して行くことが欠かせません。ソーシ
53 名
ャル・キャピタルはこの点でも有効な資源なのです。
■ B-7「地震に強い建築と街づくりを目指す」
宮本 裕司
過去の大震災における地震被害を振り返り、将来起こる巨大地震に対してどのように
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
備えるかを考えるため、地震の強さと建築被害の関係について分かりやすく説明し、
12/12(水)18:30∼20:00
申込者数
地域での被害想定と減災に向けた耐震技術について話をします。
55 名
■ B-8「次世代の都市・地域づくり ―スマートコミュニティと自然の叡智に学ぶまちづくり―」
加賀 有津子
東日本大震災後、限られた資源を効率的に活用し、持続可能な社会を構築するまちづ
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
くりのあり方に注目が向けられています。本講義では、情報通信技術や先端技術の活
12/19(水)18:30∼20:00
用による「スマートシティ」、「スマートコミュニティ」の取り組みや、低環境負荷
申込者数
で循環型社会を実現している自然の叡智に学ぶまちづくりについて論じます。
54 名
14
講義風景
A-1「エネルギー資源・地球温暖化問題と
A-4「分散電源による明るい社会」
ガスハイドレート」
(9/12 大垣教授)
(10/3 三浦准教授)
A-7「環境政策の変遷から考える、これからの
B-4「災害時における心理的反応とそのケア」
環境イノベーション戦略」(10/24 原特任准教授)
(11/16 谷向特任助教)
B-7「地震に強い建築と街づくりを目指す」
B-8「次世代の都市・地域づくり」
(12/12 宮本教授)
(12/19 加賀教授)
15
2.公開講座・催しの実施 > 2-2. 大阪大学公開講座(第 44 回)
第 44 回大阪大学公開講座
アンケート集計結果より(抜粋)
■講座を知ったきっかけは?(複数回答)
(単位:人)
サブテーマ A
サブテーマ B
ホームページ
56
21
ポスター・チラシ
19
11
新聞、コミュニティ誌
11
10
21 世紀懐徳堂からの郵送物、メルマガ
39
17
5
5
その他
ホームページ詳細:大阪大学HP(A:12・B:8)、21 世紀懐徳堂HP(A:34・B:10)、その他(A:1・B:1)
この講座を知ったきっかけは? (複数回答)
56
ホームページ
21
19
ポスター・チラシ
11
サブテーマA
11
10
新聞、コミュニティ誌
サブテーマB
21世紀懐徳堂の
郵送物・メルマガ
39
17
5
5
その他
■受講のきっかけは?(複数回答) (単位:人)
サブテーマ A
サブテーマ B
テーマに関心があった
89
43
大阪大学の講義を受けたかった
20
7
教養を高めるため
49
17
仕事に役立つと思われたから
16
12
日常生活に役立つと思われたから
10
16
余暇を有効に利用したかった
16
6
大阪大学の講座を以前受講してよかったから
34
22
3
1
その他
受講のきっかけは? (複数回答)
テーマに関心があった
大阪大学の講義を受けたかった
20
7
教養を高めるため
仕事に役立つと思われたから
日常生活に役立つと思われたから
余暇を有効に利用したかった
6
49
17
16
12
10
16
16
大阪大学の講座を以前受講してよかったから
その他
89
43
サブテーマA
サブテーマB
22
3
1
16
34
■本講座はいかがでしたか?
①=回答者数(単位:人)、②=割合(単位:%)
サブテーマ A「これからのエネルギーを考える」
A-1
①
A-2
②
A-3
①
②
①
A-4
②
①
A-5
②
①
A-6
②
①
A-7
②
①
②
非常に満足
18
28
6
13
10
20
16
34
22
48
10
28
11
26
満足した
29
9
46
14
24
50
26
51
27
56
21
50
18
50
26
60
14
29
12
23
4
8
1
2
7
19
5
12
3
5
3
6
2
4
0
0
0
0
0
0
1
2
不満
3
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
無回答
1
2
1
2
1
2
1
2
0
0
1
3
0
0
63
100
48
100
51
100
49
100
44
100
36
100
43
100
どちらとも
いえない
あまり満足
できず
合計
本講座はいかがでしたか (サブテーマA、単位=人)
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
無回答
1
5
26
11
不満
1
7
18
10
あまり満足できなかった
1
22
21
どちらともいえない
1
4
27
16
満足した
2 1
12
26
10
非常に満足した
3 1
14
24
6
3 3 1
9
29
18
サブテーマ B「暮らしと減災を考える」
B-1
①
B-2
②
①
B-3
②
①
B-4
②
①
B-5
②
①
B-6
②
①
B-7
②
①
B-8
②
①
②
非常に満足
10
27
18
48
9
26
15
48
4
15
5
15
15
44
3
7
満足した
14
65
18
49
20
59
13
42
16
62
10
31
17
50
18
45
3
8
1
3
5
15
1
3
2
8
8
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1
3
10
25
0
0
0
0
0
0
2
7
4
15
8
24
0
0
7
17
不満
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
3
0
0
1
3
無回答
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
3
1
3
1
3
27
100
100
34
100
31
100
26
100
33
100
100
40
100
どちらとも
いえない
あまり満足
できず
合計
37
34
本講座はいかがでしたか (サブテーマB、単位=人)
B1
10
B2
3
18
B3
18
9
B4
4
B6
5
B7
13
16
10
2
8
8
15
3
1
20
15
B5
B8
24
17
18
10
17
7
非常に満足した
5
満足した
1 2
どちらともいえない
4
あまり満足できなかった
1 1
不満
1 1
無回答
11
2.公開講座・催しの実施 > 2-3. Handai-Asahi 中之島塾
2-3. Handai-Asahi 中之島塾
Handai-Asahi 中之島塾は、2004 年に大阪大学第 3 キャンパス・中之島センターの誕生を機に設けられた、朝日カ
ルチャーセンターと大阪大学との共同講座。大阪大学が取り組むユニークな研究の成果を、主に学外からの受講
生に向け、大阪大学の研究者が講義する。知識を吸収しながら問題を発見し、考察する力をも養う。(※2007 年、
大阪外国語大学との統合により箕面キャンパスが第 3 キャンパスに。現在、中之島センターは第 4 キャンパスと
いう位置づけ)
(沢村 有生)
・対象/一般
・定員/各講座により異なる
・会場/大阪大学中之島センター
・年間受講者数/のべ 1,664 名
・受講料/全 2 回で 3,150 円、全 1 回は 1,575 円
(朝日カルチャーセンターへの入会金不要)
・申込み/朝日カルチャーセンター
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、朝日カルチャーセンター
・時間/1 コマ 90 分×2 日、または 1 コマ 90 分×1 日
・開催頻度/年 4 期、各 5∼8 講座
・開設時期/2004 年 10 月
成果
課題
年間を通じてコンスタントに開講。統一テーマは設けず
今後もコマ数を減らさず、1 回講座を増やしていくとな
総合大学の強みとしてバラエティに富んだ講座を提供して
るとより多くの講師に出講を依頼せねばならず、社学連携
いる。講師に固定ファンがつくなどリピーターの受講もあ
活動に積極的な研究者の掘り起こしをかけなければならな
りながら、新規受講者数も年々伸びている。ここ 4 年間の
い。朝日新聞紙上に講座案内が掲載されると受講者数は増
講座数と受講者数の推移は、2009 年度は 17 講座のべ 1,016
える傾向にあるので、朝日カルチャーセンターに掲載継続
名、2010 年度は 19 講座のべ 1,308 名、2011 年は 21 講座
を強く求めたい。受講生は集まりにくいが大阪大学として
のべ 1,439 名、2012 年度は 25 講座のべ 1,664 名。
打ち出したい研究もある。営利企業である朝日カルチャー
全 2 回よりも 1 回講座の受講生数が多い傾向がみられた
センターが多数の受講生が見込める講座を希望してくるの
は理解できるが、大学の使命も貫いていきたい。
ため、今年度は試験的に 1 回講座を増やした。
2/1 おもしろ日本語学
10/27 歯無しにならない話
18
Handai-Asahi 中之島塾
2012 年 4∼6 月期
講座一覧
■ 前立腺癌の早期発見と治療法の選択について
1 回目は、PSA 検診、前立腺生検の必要性と、早期発見のポイント、早
期に発見された局所前立腺癌の治療法について説明します。局所前立腺
野々村 祝夫
癌の治療には保険適用の治療だけでもいくつもの選択肢があり、患者あ
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
るいは主治医も治療選択に迷うことがしばしばです。大阪大学での取り
4/14(土)10:30∼12:00
組みや治療法決定に重要な事項について解説します。2 回目は、現在の
4/28(土)10:30∼12:00
薬物療法の概要と今後の展望を述べます。前立腺癌はしばしば骨転移を
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 507
56 名(のべ 102 名)
きたしホルモン療法で治療を行いますが、これもやがて効かなくなりま
す。ホルモン療法に対して抵抗性となった前立腺癌の治療法が、新薬の
登場などによって大きく変わりつつあります。大規模な臨床試験はいず
れも海外からのもので、日本人に特化したデータが少ないのが現状です。
■ 3.11 後の科学技術と市民社会の関わり方
平川 秀幸
(大阪大学コミュニケーション
デザイン・センター・准教授)
に潜む巨大なリスクの問題に十分な関心を払ってこなかった私たち自身
5/26(土)13:30∼15:00
受講者数
会、市民との関係は大きく変わったと言われています。原子力をはじめ
とする科学技術の専門家や行政に対する不信が広がる一方で、科学技術
5/19(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
東日本大震災、そして福島第一原子力発電所事故を経て、科学技術と社
にも、市民としての責任が問われるといえます。これからの科学技術と
講義室 507
社会・市民の関わりはどうあるのが望ましいのでしょうか。
21 名(のべ 42 名)
■ 人工光合成 ∼石油・原子力に代わる燃料製造
化石燃料(石炭・石油等)の消費量はますます増大しています。その結
福住 俊一
果、深刻な地球温暖化が懸念され、化石燃料の枯渇も時間の問題です。
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
5/26(土)10:30∼12:00
くなりました。化石燃料は植物の光合成の産物で、これは太陽エネルギ
6/ 2(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
代替エネルギーとして期待された原子力も 3.11 以降は負の側面が大き
ーの貯金と言えます。現在人類はその貯金をすごい勢いで取り崩してい
講義室 507
26 名(のべ 52 名)
るのです。本来人類が使うエネルギーは人類自ら光合成を行ってつくり
ださねばなりません。本講座では人工光合成研究の現状と将来展望につ
いて述べます。
■ おもしろ日本語学 ∼ことばの意味
小矢野 哲夫
語の意味はどのように理解されているのか、国語辞典にはどのように記
(大阪大学大学院言語文化研究科・教授)
述されているのか、同じ語であっても使い方によってどのように意味が
変化するのか、語にまとわりつく語感にどんなものがあるのかを観察し
6/1(金)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 304
68 名
ます。語の中心的な意味と周辺的な意味。多義語の構造。同音異義語。
類義語と反対語。上位語と下位語の関係。このような語の意味のさまざ
まな側面に目を向けます。
■ 古代語の謎を解く
蜂矢 真郷
古代のことばについて、形や意味を変えたりしながら現代でも用いられ
(大阪大学名誉教授、中部大学・教授)
るものを中心に、語の成り立ちや由来を考えます。国語学の語構成を研
6/2(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
30 名
究する立場から、いろんな語の表すところに迫ります。分かりにくいと
講義室 507
ころに迫る時には謎解きのようなおもしろさが、その由来に迫る時には
ルーツを探るようなおもしろさがあるでしょう。
19
2.公開講座・催しの実施 > 2-3. Handai-Asahi 中之島塾
Handai-Asahi 中之島塾
2012 年 7∼9 月期
講座一覧
■ 熟年夫婦の体調不良 夫源病 ∼こんなアタシに誰がした!
夫の定年とともに体調不良で苦しむ妻の話がよくあります。 定年後う
石蔵 文信
つ で苦しむ夫も多いようです。穏やかな家庭生活を築いていたように見
(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
えて、稼いでくれば文句はあるまいと仕事人間だった夫と、家事さえ完
璧にしていればと社会に出て収入を得る苦労をしなかった妻が、議論す
7/14(土)14:30∼16:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ることなく 30∼40 年間、心底理解し合うことを避けてきたのが原因か
講義室 507
もしれません。本講座では、夫婦それぞれに少し耳の痛い話になります
57 名
が、熟年女性が 夫源病 に陥らないための、更年期障害の本質に迫りま
す。
■ ライブ・おもしろ上方落語学
中川
初代桂文治の功績
桂(二松学舎大学文学部専任講師)
今秋には東京で十一代目桂文治が誕生します。元をたどれば上方の名跡
林家 染左(落語家)
である文治の初代を回顧し、その活動の様子や演じていた落語を江戸期
7/28(土)14:00∼15:30
大阪大学中之島センター
受講者数
の資料から探ります。後半は初代文治に関連する落語を実演でお聴きい
講義室 507
ただきます(演目は当日のお楽しみ)。
56 名
■ 古代語の謎を解く
蜂矢 真郷
古代のことばについて、形や意味を変えたりしながら現代でも用いられ
(大阪大学名誉教授、中部大学・教授)
るものを中心に、語の成り立ちや由来を考えます。国語学の語構成を研
究する立場から、いろんな語の表すところに迫ります。分かりにくいと
8/20(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ころに迫る時には謎解きのようなおもしろさが、その由来に迫る時には
講義室 507
ルーツを探るようなおもしろさがあるでしょう。とりあげることばは毎
25 名
回変わります。
■ おもしろ日本語学 ∼「どうせ」と「せっかく」に込めた気持ち
「君には分からない」と「どうせ君には分からない」では受け止め方に
小矢野 哲夫
違いが出ます。また、「一生懸命作ったのに、だれも食べない」という
(大阪大学大学院言語文化研究科・教授)
表現と、「せっかく一生懸命作ったのに、だれも食べない」では、どん
9/7(金)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
な違いを感じるでしょうか。今回の講義では、文頭に現れる主観的な表
現の中から、だれもが普段よく使っている「どうせ」と「せっかく」と
講義室 304
いう副詞を取り上げて、そこに込められた話し手の気持ちを探ってみよ
65 名
うと思います。
■ 未来を拓くツインサイエンス ∼ふたご研究の最前線
加藤 憲司
遺伝子研究の進歩に伴い、ふたご研究が世界中で脚光を浴びています。
(大阪大学大学院医学系研究科・特任教授)
例えばふたごが同じようにがんになることはあまりありませんが、糖尿
病は比較的多くの一卵性のふたごが共に発症しています。このような事
9/15(土)10:30∼12:00
例で遺伝が影響するところしないところがみえてくれば、生活習慣病の
9/29(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
予防に極めて有益な知見が得られます。複雑に交わる遺伝要因と環境要
講義室 702
因の未解決だった課題のうち、明らかになったこととこれから明らかに
17 名(のべ 34 名)
なる可能性のあることについて解説します。
20
Handai-Asahi 中之島塾
2012 年 10∼12 月期
講座一覧(1)
■「生き方」「死に方」を考える ∼平穏死・自然死のすすめ
山中 浩司
日本人の死生観、医療技術の進歩と緩和ケア、在宅で最期を迎えること、
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
幸せな死に方などについて、「生き方死に方を考える社会フォーラム」
でレクチャーや意見交換をしてきました。それらをベースに、「平穏死」
10/6(土)10:30∼12:00
「自然死」について、経験や社会学の研究、調査を交えながら、超高齢
10/20(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
社会の中での生き方・死に方について一緒に考えていきます。第1回目
講義室 507
44 名(のべ 88 名)
は、「平穏死」「自然死」について、第2回目は、病院での死について
考えます。
■ なぜあなたは太り、あの人はやせる? ∼肥満とやせの経済学
池田 新介
肥満の人とやせの人を分けるものは何でしょう?こうした問題はこれま
(大阪大学社会経済研究所・教授)
で医学の視点から取り上げられてきましたが、実は「自制心と選択」の
観点から、経済学の問題として説明できる部分も少なくありません。最
10/13(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 702
19 名
新の研究では、肥満度が高い人ほど負債傾向の強いことが知られていま
す。食べ(借り)すぎる現在優先の自分と将来を優先する自分の戦いに
ついて考えながら、肥満とやせの問題をみなさんと一緒に読み解きます。
■ 歯無しにならない話 ∼歯周病治療の最前線
村上 伸也
歯周病は成人が歯を失う一番の原因に挙げられ、日本の中高年者の8割
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
以上が罹患しているといわれています。最近の研究では歯周病が全身の
健康を脅かす可能性があることもわかってきました。一生、自分の歯で
10/27(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 703
54 名
食事を楽しみ、体全体の健康を維持するためにも、普段から歯周病の予
防・治療に心がけることが大切です。歯周病の原因、歯周病と全身との
関わり、治療法と予防法に焦点を当てて、最新の情報を紹介します。
■ 中高年の膝関節の痛みとその解消法
菅本 一臣
高齢化社会がやってきて定年後の人生はもはや付け足しではないものに
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
なりました。その一方で、節々の関節の痛みで満足な日常生活が送れな
い人も増えています。膝関節はその中でも最も困っている人が多く 500
11/9(土)14:00∼15:30
万人以上が悩んでいます。講座では、①なぜ膝関節が痛くなるのか、②
11/16(土)14:00∼15:30
大阪大学中之島センター
受講者数
どのように治療すべきか、を中心に、膝関節の構造、関節変形の原理、
講義室 304
43 名(のべ 86 名)
■ おもしろ日本語学
最新の治療方法までわかりやすく2回に分けて解説します。特に進歩の
著しい人工関節手術についてもお話します。
耳をすませば ∼「言い間違い」か、「新表現」か
駅やデパートのアナウンスで、おや?と思う表現が耳に入ることがあり
小矢野 哲夫
ます。話しことばでは言い間違いがよく起きますが、これらは単なる言
(大阪大学大学院言語文化研究科・教授)
い間違いなのでしょうか。聞き慣れない違和感のある表現だとしても、
11/30(金)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
70 名
新しい表現だとすると、出現する理由を知りたいと思いませんか?アク
講義室 304
セント、発音、「大好きすぎる」「立ち振る舞う」「∼にほかありませ
ん」「おっしゃいなさい」「以上でお間違いないですか」などを例に考
えてみます。
21
2.公開講座・催しの実施 > 2-3. Handai-Asahi 中之島塾
Handai-Asahi 中之島塾
2012 年 10∼12 月期
講座一覧(2)
■ 大阪弁ぼちぼち講座 ∼「オマエハアホカ」のメロディの秘密
大阪弁は東京弁と比べて、はるかに豊かなメロディ性を持っています。
金水
敏
そしてそのメロディ性が、日々の暮らしや楽しみの中に生かされていま
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
す。「○○くん、遊びましょ」という呼びかけの言葉や「いち、にー、
12/8(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
さん、しー」という数字の数え上げは、そのまま唄のように聞こえます。
大阪弁のメロディ(アクセントとイントネーション)はどのように作ら
講義室 507
れるのでしょうか。その仕組みを、全国各地の方言のアクセントと比較
53 名
しながら考えていきます。
■ これからの 10 年のために 知っておきたい認知症の話
数井 裕光
認知症の診断と治療は新しい時代を迎えています。昨年、3 つの薬が新
(大阪大学大学院医学系研究科・講師)
たに使えるようになり、今年、認知症のための新しい検査が健康保険で
行えるようになりました。さらに認知症になっても地域で穏やかに過ご
12/15(土)10:30∼12:00
せる社会を作るための国のプランが公表されました。認知症は誰でもな
12/22(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
りうる病気です。大切な人、身近な人が認知症になることもあるでしょ
講義室 304
う。原因となる病気、それぞれの病気によって異なる治療法と接し方、
97 名(のべ 194 名)
利用できる制度についてご説明します。
■「男のうつ」治らなくても働ける!
うつ病と診断されると十分な休養が必要と、休職させるのが一般的。こ
石蔵 文信
れで症状は軽減しますが、休職が長引くほど会社に戻れるのかという不
(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
安障害が強まります。プライドが高く、一家の柱になっている男性患者
ほど陥りやすいこの悪循環を防ぐには、高血圧や糖尿病などを治療しな
12/22(土)14:00∼15:30
大阪大学中之島センター
受講者数
がら勤務するのと変わらず、職場に通いながら治療を続けることです。
講義室 507
ちょっと頑張れば大丈夫と医者と周囲の仲間たちが見守りながら患者に
23 名
働きかける心理的な手法「メンタルインターベンション」もあわせてご
紹介します。
Handai-Asahi 中之島塾
2013 年 1∼3 月期
講座一覧(1)
■ 原因不明の痛みを診る ∼痛みのしくみと治療
柴田 政彦
頭痛、腰痛、関節痛、神経痛など、体の痛みは自立した健康な生活の妨
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
げとなります。慢性の痛みを専門に診る心療内科医によると、心の痛み
を体の痛みと錯覚している患者さんは多いそうです。痛みは体の病気を
1/26(土)10:30∼12:00
発見し、身の危険を回避するセンサーであると同時に、心の歪みとして
2/4(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
出現することもあります。痛みを感じる時の脳活動は「驚き」や「嫌な
講義室 507
気持ち」と区別がつかないほど同じなことが脳の研究でわかっています。
46 名(のべ 92 名)
講義では最先端の痛みの研究と治療についてお話しします。
■ ワーキングメモリ:脳のメモ帳
2階に上がったが、何のために上がったのか忘れてしまう。このような
苧阪 満里子
経験は誰でも覚えがあるでしょう。これは行動を達成するまでの間、し
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
ばらく憶えておく脳のメモ帳がうまく働かないために起こっているので
1/26(土)14:30∼16:00
大阪大学中之島センター
受講者数
す。ワーキングメモリは、目標達成までの一時的な記憶、今から始める
行動を正しく方向づけるために必要な脳のメモ帳の役割をする記憶で
講義室 304
す。このようなワーキングメモリとそれを支える脳のはたらきについて
91 名
考えてみましょう。
22
Handai-Asahi 中之島塾
2013 年 1∼3 月期
講座一覧(2)
■ おもしろ日本語学 ∼誤解はなぜ起きる?
私たちはそれぞれの規範で自分の日本語は正しいと信じています。しか
小矢野 哲夫
し言葉は生きています。形や意味が変化します。信じていたことが世代
(大阪大学大学院言語文化研究科・教授)
によって、人によって理解が異なることを知ってびっくりします。たと
2/1(金)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
えば「にやける」や「失笑する」は半数以上の人が意味を誤解していま
講義室 304
す。理解が異なることばを使っているとコミュニケーションがうまくい
きません。どっちが誤解しているのか。誤解はなぜ起きるのか。このこ
69 名
とを『国語に関する世論調査』の結果を参考にして考えてみましょう。
■ これからの日米同盟について
パワーバランスの変化にともなう東アジア国際政治の荒波。アジア「回
坂元 一哉
帰」の傾向を強めるアメリカと「興隆」する中国。サンフランシスコ平
(大阪大学大学院法学研究科・教授)
和条約の発効から六〇年が過ぎ、「戦後」が還暦を迎えたいま、日本は
尖閣諸島問題にも見られるように、これまでの生ぬるい外交・安全保障
2/ 2(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 304
63 名
感覚では対応が難しい国際環境に直面しています。日本外交の基盤であ
る日米同盟の歴史を振り返り、重要性を再確認するとともに、いまの国
際環境に適応させるには何が必要か。そのための覚悟、努力、負担を考
えます。
■ めまいは脳からくる危険信号? ∼めまいの仕組みと原因
宇野 敦彦
めまいは、ぐるぐる感やふわふわ感、目の前が真っ暗になるなど様々な
(大阪大学大学院医学系研究科・講師)
表現の症状を含み、多くの場合に不快感、嘔気、嘔吐を伴います。脳神
経の機能に異常が起きていると脳が判断する最初の症状のひとつで、
2/16(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
講義室 304
85 名
様々な原因によって生じます。乗り物酔い、耳の病気、脳の病気、脳の
血流に影響を与える心臓の病気でも起こります。「耳からくるめまい」
を中心に、代表的な疾患については対処を含めてお話しします。
■ 大阪弁ぼちぼち講座 ∼大阪弁と笑い
大阪のお笑い文化は大阪弁と深く結びついています。大阪人が好む笑い
金水
敏
は、対話的コミュニケーションが生み出す笑いと言えるでしょう。「ぼ
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
3/2(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
け」と「つっこみ」という概念がそのことをよく象徴しています。仕掛
ける、乗る、受ける、流す、縦横無尽のやりとりの技は、大阪人のおし
講義室 304
ゃべり好きの気風に育てられ、そのルーツは江戸時代の町人文化にまで
遡ります。この講座では、上方落語と江戸落語の比較、上方漫才の歴史
66 名
と分析等を題材として、大阪弁と笑いの関係に迫ります。
■ 南海地震を予測する ∼京阪神への影響と研究の最前線
地震は身近な自然現象であるとともに、大きな災害を引き起こす脅威で
廣野 哲朗
もあります。そもそも、なぜ地震が起きるのでしょう?この問いを理解
(大阪大学大学院理学研究科・准教授)
するためには、まず地球の中がどうなっているのかを理解することが重
3/9(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
74 名
要です。さらに、西日本ではこれから東海・東南海・南海地震の発生が
講義室 304
控えていますが、我々はどこまで理解できているでしょうか?この講義
では、地震発生のメカニズムと南海地震に向けての研究の最前線を出来
る限りわかりやすくお話しします。
23
2.公開講座・催しの実施 > 2-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
大阪大学が大阪市計画調整局と協同で提供する公開講座で、それぞれの専門分野からともに「学び合う」を意識
したテーマ設定と講座スタイルが特徴。講師は、原則として本学若手教員を中心に構成され、まちづくりを始め
幅広い分野の講座を展開している。
(上畑
史)
・対象/一般
・定員/各回 30 名(体験型講座の場合 20 名)
定員 30 名の場合、事前に 45 名まで申込受付
・受講者数/前期 221 名、後期 239 名
・会場/大阪市まちづくり情報発信施設「アイ・スポット」
(大阪市中央区今橋 4-1-1 淀屋橋 odona2F)
・受講料/無料
・申込み/アイ・スポット
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪市計画調整局
・時間/原則として 1 講義 90 分
・開催頻度/年 2 期、各 6 講座程度
・講座開設時期/2008 年 10 月
成果
各講座の実施 1 ヶ月前から申込受付を開始すると、1 週
間程度で定員に達し、講座当日は飛込みの参加者がキャン
セル待ちをするほど、人気の講座である。
熱心な参加者が多く、講師からは「こんなに参加者が一
課題
生懸命聞いてくれる講座は珍しい」との声が聞かれた。ま
た、別の講師からは「市民や社会に向けて研究成果を伝え
これまでの i-spot 講座は 60 代以上の男性参加者が多かっ
るために、どのように表現したら興味を喚起できるか勉強
たため、今年度は女性や若い世代の参加が期待できるよう
になった」との感想をもらった。本講座は、市民だけでな
なテーマ設定を心がけた。結果として、そうした層を取り
く、講師となる研究者にとっても学ぶ機会となっており、
込めたが数は多くないため、今後、広報面で一層の工夫が
アウトリーチ活動の好例だといえる。
必要である。
8/6「おもちゃをめぐる時間旅行を楽しんでみませんか?」
24
2/19「オノマトペに見ることばのデザイン」
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2012 年度前期
講座一覧(「時間旅行」「Greening!」の 2 シリーズ)
■ ギリシア神話を旅する ―悲劇の王妃『メデイア』を読む/観る(時間旅行①)
エウリピデス『メデイア』は、紀元前 431 年に上演されました。発端は、
加藤
北方コルキスの王女メデイアとアルゴー船の英雄イアソンの恋物語、その
浩
結末は、メデイアがイアソンとの間にもうけた子供たちを惨殺するという
(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
復讐劇。裏切られた愛は、最愛の子供を殺害するという、戦慄すべき狂気
6/25(月)18:30∼20:00
を生み出しました。この講座では、メデイアが子供の殺害を決意する瞬間
受講者数
にスポットを当て、今なお共感と畏怖を与え続けているドラマの実像に迫
39 名
りたいと思います。
■ 大阪らしい都市の緑化とは? ―多面的機能と都市の成り立ちから考える大阪の緑(Greening!①)
柴田
「緑を増やして、まちにゆとりと潤いを」とよく言われますが、場所がな
祐
かったり、落ち葉や虫の問題があったりと、なかなか難しいものです。総
(大阪大学大学院工学研究科・助教)
論賛成、各論反対の議論に陥りがちなのが、都市の緑化です。それを乗り
7/5(木)18:30∼20:00
受講者数
越えるためにはどうすればよいのでしょうか?緑が持つ多面的な機能と、
40 名
大阪の成り立ちをひもときながら、大阪らしい都市の緑について考えます。
■ 歯からさぐる進化(小学生と保護者向け)(時間旅行②)
脇坂
生物の進化をさぐる方法の一つに化石があり、化石には歯が含まれている
聡
ことがあります。この歯から進化を探ることが出来ます。歯は動物にとっ
(大阪大学大学院歯学研究科・教授)
て必要不可欠で、動物の生きる環境により変化します。たとえば草食動物
7/30(月)13:30∼15:00
受講者数
か肉食動物かにより歯の形は大きく異なります。そこで、実際に何種類か
23 名(小学生と保護者 10 組)
の動物の歯を観察しながら、進化について学んでみたいと思います。
■ おもちゃをめぐる時間旅行を楽しんでみませんか?(小学生と保護者向け)(時間旅行③)
昔ながらのおもちゃに、コンピュータなどのテクノロジを埋め込んで、新
森
秀樹
しいおもちゃをつくります。おもちゃは、いつの時代も子供たちの成長を
(大阪大学大学院人間科学研究科・助教)
支えてきました。テクノロジの発達とともに、おもちゃも変化を続けてい
8/6(月)13:00∼16:00
ます。昔のおもちゃから現代のおもちゃまで、実際におもちゃをつくりな
受講者数
がら考えていきたいと思います。
26 名(小学生と保護者 11 組)
※本研究は科研費(課題番号 23700973)の助成を受けたものです。
■ 宇宙の成り立ちをさぐる旅(時間旅行④)
私たちの宇宙はどのように誕生したのでしょうか?古代ギリシャから現代
久野 良孝
まで人類はこの問いを解明しようとしてきました。時間をさかのぼること
(大阪大学大学院理学研究科・教授)
137 億年前、私たちの宇宙はビッグバンと呼ばれる火の玉から誕生したと
8/10(金)18:30∼20:00
考えられています。そして、このビッグバンは実はミクロな素粒子を調べ
受講者数
ることによって研究できることが知られています。今回は素粒子を通じて
49 名
宇宙の誕生を調べる時間旅行にお連れしましょう。
■ 庭園と都市 ―イタリア庭園の歴史から現代日本の都市空間を再考する(Greening!②)
庭園は有史以来、都市のなかの貴重な緑地として、人々の癒しの空間であ
った。なかでもイタリアは、古代ローマ以来、大規模な私庭を市民に開放
桑木野 幸司
する伝統があり、ルネサンス∼バロックの頃には、粋を凝らした珠玉の美
(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
苑が、各地の都市を美しく飾っていた。本講義では、そんなイタリア庭園
8/24(金)18:30∼20:30
受講者数
の歴史を振り返りながら、現代日本の都市空間、とりわけ大阪における緑
44 名
地の問題を考え直してみたい。
※本研究は科研費(課題番号 23820026)の助成を受けたものです。
25
2.公開講座・催しの実施 > 2-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2012 年度後期
講座一覧(「いろんなデザイン」「なにわのマンパワー」の 2 シリーズ)
■ 移り変わるデザインの意味 ―19 世紀から 21 世紀へ―(いろんなデザイン①)
「デザイン」やそれに類する「デッサン」といった言葉がヨーロッパでよ
く使われるようになったのは 16 世紀のことですが、それらは産業革命以
藤田 治彦
来重要性を増し、19 世紀には英仏両国が「デザイン」や「デッサン」とい
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
う言葉の取り合いをしたこともあります。今では英語の「デザイン」がフ
1/17(木)18:30∼20:00
受講者数
ランスの美術学校の名前の一部に取り入れられるなど、「デザイン」は重
30 名
要な国際語の一つになりました。そのような国際化と近年の意味の拡大に
ついてお話しします。
■ 戦前大阪の工業教育(なにわのマンパワー①)
日本の製造業の将来について悲観的な議論が多いように見受けられます。
澤井
実
大阪は過去においてもそうでしたし、現在もわが国を代表する工業集積地
(大阪大学大学院経済学研究科・教授)
の一つです。大阪は「商都」であると同時に「工都」でもありました。工
1/29(火)18:30∼20:00
業をリードする技術は、人と組織のあり方に大きく左右されます。この講
受講者数
座では、戦前の大阪で展開された工業教育をふり返りながら、工都大阪を
38 名
支えた人材がいかにして形成されたのかを考えてみたいと思います。
■ 日本の都市景観は美しいのか醜いのか? ―まちづくりとデザインをつなぐもの―(いろんなデザイン②)
国土交通省が「著しく見劣りがする」と自省した日本の都市景観。各地で
景観まちづくりが進められています。都市は、1つ1つの家や建物が集ま
澤木 昌典
ってできたもの。それがバラバラでは整った都市景観にはなりません。そ
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
こには何かの規範やルールといったものが必要です。みんなが良くしよう
2/4(月)18:30∼20:00
受講者数
と思うのに期待通りにならない。整えすぎれば面白くない町並み。日本人
43 名
の空間感覚をも紐解きながら、都市デザインとまちづくりについて考えま
す。
■ 動物の体のデザイン(いろんなデザイン③)
動物の体の「形」やその表面にできる「模様」に関して、どうやってそれ
ができるのか?を研究しています。この問題が面白いのは、動物の精密で
近藤
複雑な形や模様は、「自然にできちゃう」事です。例えばシマウマの模様
滋
は、誰かが塗ったものではありませんから、皮膚の細胞が自分で何とかし
(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)
なければならない。しかし、細胞の大きさは縞の太さの 1000 分の 1 以下
2/15(金)18:30∼20:00
受講者数
です。しかも、縞模様に対応するような体の構造は、皮膚の下には全然な
40 名
いのです。細胞になったつもりで考えてみてください。その難しさが解り
ます。実は、その仕組みは、最近の研究で明らかになりつつあります。あ
っと驚く皮膚細胞のウルトラ C 技にご期待ください。
■ オノマトペに見ることばのデザイン(いろんなデザイン④)
「シコシコのうどん」「御堂筋をガーッと行って」など、日本語はオノマ
トペ(擬音・擬態語)に富む言語です。よく似た語類は韓国語やアフリカ・
秋田 喜美
東南アジア・アマゾンのいくつかの言語でも報告され、それらは世の中の
(大阪大学大学院言語文化研究科・講師)
物事をコンパクトに閉じ込める原初的な言語手段として、時に絵画に喩え
2/19(火)18:30∼20:00
受講者数
られます。この講座では、そうした「絵画性」をヒントに、オノマトペの
43 名
文法と機能の面白さに言語学的・心理学的に迫ります。
※本研究は科研費(課題番号 24720179)の助成を受けたものです。
■ 浪華で学んだ俊英たち ―適塾の門下生を中心に(なにわのマンパワー②)
幕末維新期に活躍した洋学者のなかには、大坂で洋学を学んだ経歴を持つ
人物も少なくありません。特に、19 世紀後半になると、西洋諸国が東アジ
福田 舞子
ア地域へ進出してきた影響を受け、外交や防備の必要性から洋学への関心
(大阪大学適塾記念センター・特任研究員)
が高まります。語学や科学技術をはじめ、西洋の知に詳しい洋学者たちは、
2/27(水)18:30∼20:00
受講者数
幕府・諸藩を問わずに必要とされる人材でした。この講座では緒方洪庵が
45 名
開いた私塾・適塾の門下生を事例として取り上げ、日本の近代化過程で洋
学者が果たした役割について改めて考えたいと思います。
26
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2012 年度
チラシ
21 世紀懐徳堂ホームページ上で告知す
る他、毎期チラシを作成し、モノレール
駅や大阪市内および北摂エリアの図書館
等の公共施設に配架をお願いしている。
大阪市計画調整局とのコラボレーショ
ンの講座であるため、A0 サイズに拡大
したチラシの市営地下鉄駅構内への掲示
や、大阪市の生涯学習 HP「いちょうネッ
ト」(前期のみ)での告知など、大阪市
内での広報は特に充実している。
(左上から、前期チラシおもて、同う
ら、後期チラシおもて)
27
2.公開講座・催しの実施 > 2-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
アンケート結果より(抜粋)
■受講者層に若干の若返りが見られたが、全体としては 60 代が多い。
○あなたの年齢は?
20歳未満
20歳代
2012年度後期
回答者数
割合(%)
10
6.1
0
0
2012年度前期
回答者数
割合(%)
2
1.3
3
2.0
2011年度後期
回答者数
割合(%)
4
2.3
2
1.1
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
5
18
26
76
3.0
11.0
15.9
46.3
10
32
31
60
6.5
20.9
20.3
39.2
14
24
40
74
7.9
13.6
22.6
41.8
70歳以上
計
29
164
17.7
100.0
15
153
9.8
100.0
19
177
10.7
100.0
受講生の年代 (単位=%)
2012年度後期
2012年度前期
2011年度後期
6 3
1
16
2 7
2
20歳未満
11
46
21
1 8
18
20
14
39
23
20歳代
30歳代
10
42
40歳代
50歳代
11
60歳代
70歳以上
※小数点第 1 位以下を四捨五入
○どちらからお越しになりましたか?
2012年度後期
回答者数
割合(%)
2012年度前期
回答者数
割合(%)
2011年度後期
回答者数
割合(%)
大阪市内
大阪府下
48
74
28.4
43.8
70
55
45.5
35.7
72
80
39.56
43.96
他府県
47
27.8
29
18.8
30
16.48
計
169
100.0
154
100.0
182
100.0
どちらからお越しになりましたか? (単位=%)
2012年度後期
2012年度前期
2011年度後期
28
44
28
46
36
40
大阪市内
44
大阪府下
19
16
他府県
※小数点第 1 位以下を四捨五入
28
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
アンケート結果より(抜粋)
■受講者の半数近くが受講回数 3 回目以上。それに伴い、受講生が求める講座のレベルが上がってきている。
○i-spot 講座を受講されるのは何回目ですか?
2012年度後期
回答者数
割合(%)
2012年度前期
回答者数
割合(%)
2011年度後期
回答者数
割合(%)
2回目
75
33
40.8
17.9
59
13
38.6
8.5
52
22
30.6
12.9
3回目以上
76
41.3
81
52.9
96
56.5
計
184
100.0
153
100.0
170
100.0
今回が初めて
i‐spot講座を受講されるのは何回目ですか? (単位=%)
2012年度後期
41
2012年度前期
2011年度後期
18
39
41
9
31
53
13
今回が初めて
57
2回目
3回目以上
※小数点第 1 位以下を四捨五入
○今回の講座は全体的にいかがでしたか?
2012年度後期
回答者数
2012年度前期
割合(%)
回答者数
2011年度後期
割合(%)
回答者数
割合(%)
良くなかった
69
86
7
2
42.1
52.4
4.3
1.2
69
70
9
0
46.6
47.3
6.1
0
86
76
14
1
48.6
42.9
7.9
0.6
計
164
100.0
148
100.0
177
100.0
大変よかった
よかった
どちらともいえない
今回の講座は全体的にいかがでしたか? (単位=%)
2012年度後期
42
2012年度前期
47
2011年度後期
大変よかった
52
47
49
よかった
4
どちらともいえない
1
6
8
43
1
良くなかった
※小数点第 1 位以下を四捨五入
29
2.公開講座・催しの実施 > 2-5. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2-5. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
大阪ガス株式会社とのコラボレーションにより、「専門分野の講義」とそれにちなんだ「料理実習・試食」を通
して実践的に教養を深める、新しいタイプの講座。講義の後に料理実習・試食をすることで、机の上の勉強が日
常とつながり、学問することの面白さを実感してもらう試み。
(沢村 有生)
・対象/一般(15 歳以上)
、男性限定、親子等、回によって異なる
・定員/各回 24 名(応募者多数の場合は抽選)
・会場/大阪ガスクッキングスクール千里
(豊中市新千里東町 1-3-141(せんちゅう PAL 1F 北))
・年間受講者数/365 名
・受講料/2,000 円(税込)
・申込み/大阪ガスクッキングスクール千里
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪ガス株式会社
・時間/原則として 1 講座 2 時間 30 分
・開催頻度/毎月 1 回
・開設時期/2010 年 10 月
成果
課題
「講義」と「料理」を組み合わせた企画が好評を博し、
大阪大学の公開講座に初参加の方が多いことからか、受
多い時は定員の 3 倍近い申込みがある。新規申込み者が不
講生の理解の度合いに幅があり、アンケート回答には講義
利にならないよう申込み受付期間を設け、応募者多数の場
が専門的すぎたという意見と、もっと深くまで講義の展開
合は抽選を行っている。開設して 3 年を過ぎたが人気講座
を望むという意見が混在し、講義レベルの設定が少々難し
として順調に成長を続けている。
い。
受講生は女性が 80%以上、また大阪大学の公開講座に初
常時定員を超える申し込みがあり、受講生確保に苦心す
めて参加される方が 55%以上である。これらは他の講座に
ることはないので、さらなる新規受講生獲得にむけて広報
あまり見られない特徴であり、本学の社学連携事業の新た
の裾野を広ける工夫と、マスコミ取材を増やすため記者に
なターゲット開拓に一定の成果を挙げていると言える。大
訴求するリリースの打ち出しを、今後の課題としたい。
阪ガスクッキングスクールにとっても新規受講生との出会
いの講座として多いに機能しているようだ。
vol.29 油とつきあう化学の力∼毒を除去する不思議なドーナツ?!
30
vol.27 こまった時は自分を食べる?
∼タコもびっくりオートファジー
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2012 年度
講座一覧(4 月∼7 月)
■ vol.19「亜熱帯 OSAKA 2100」
町村
尚
(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
いつも熱気にあふれるオオサカの街は、もう亜熱帯?いやいや、地球温
4/24(火)18:30∼21:00
暖化によって、これが現実に亜熱帯になりつつあります。またコメ、果
受講者数
樹、野菜など、地球温暖化の影響は、すでに身近な食材の生産や品質に
24 名(一般)
課題料理=亜熱帯風料理(エビのサラダホット
影響しはじめています。講義では最新の温暖化予測の結果を紹介し、生
マヨネーズソース、豚肉と安納芋のパイナップ
態系や食・生活への影響を考えます。調理実習では、2100 年亜熱帯化し
ルバターソース、ライス、空芯菜のスープ、マ
たオオサカの食を予想してみましょう。
ンゴーのジュレ)
■ vol.20「ホットドッグ学概論 ∼羊腸に詰められた挽肉と文化」
ホットドッグを食べたことがない、という人はまずいないでしょう。で
も、日本最初のホットドッグがいつどこで誕生したか、ごぞんじですか?
それは昭和 9(1934)年 11 月 24 日、西宮でのことです。この日、阪神
小倉 明彦
甲子園球場では、沢村栄治や久慈次郎を主軸とする日本選抜軍が、ベー
(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)
ブ・ルースやルー・ゲーリッグを主軸とする大リーグ選抜軍を迎えうっ
5/25(金)18:30∼21:00
受講者数
たのでした。ホットドッグは「本場 NY の野球観戦にはこれがつきもの」
24 名(一般)
と聞き知った神戸のドイツ人肉屋ヘルマン・ウォルシュケが、この日に
課題料理=手作り腸詰めソーセージ(ホットド
合わせて送り込んだ必勝メニューです。しかし、当時の日本人は、この
ッグ、ポトフ)
肉の塊になじめず、ソーセージは捨ててパンだけ食べたそうです。無念
のヘルマンさん。今夜はそのソーセージを再現してみましょう。そして
ヘルマンさんの無念を晴らしましょう。
■ vol.21「ドクター石蔵の男のええ加減料理講座」
これまでずっと「外の人」だった夫が定年を迎え、急に「家の中の人」
になることで受ける妻側のストレスは、残念ながら、夫側の想像も及ば
ないほど大きいのです。夫の世話のために、友人との旅行や外食、趣味
石蔵 文信
の時間をあきらめねばならないところから、妻のストレスは積もり始め、
(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
熟年離婚や家庭内別居の引き金にもなってしまうのです。夫が簡単な料
理のひとつもできれば、「いざとなれば自分で作るだろう」と、妻は気
6/28(木)18:30∼21:00
受講者数
楽に予定を入れられたのに、です。定年後の長い人生。もちろん夫婦の
24 名(男性限定)
協力は必要ですが、完全に頼るという感覚(しかも無自覚の依存!)を
課題料理=一人キムチ鍋
捨て、お互いを家庭内で追いつめてしまわないよう、まずは食事面から
男性が自立をはかってみませんか。また、男性更年期でお悩みの方は、
料理という新しいチャレンジで、ストレスをうまく乗り切るきっかけを
つくりましょう。
■ vol.22「発生学的鶏料理考」
仲野
徹
すべての細胞はたった一個の受精卵からできてきます。その過程をしら
べるのが発生学です。今回は「からだというのはどうやってできてくる
(大阪大学大学院医学研究科・教授
のか」についてわかりやすくお話をした後、B級グルメ鶏料理のフルコ
/生命機能研究科・教授)
ース(?)を楽しんでいただきます。材料は、キモ(肝臓)、ハツ(心
7/17(火)18:30∼21:00
臓)、砂肝(砂嚢)、玉ヒモ(卵黄と卵管)、ササミ(筋肉)、皮(皮
7/18(水)18:30∼21:00
受講者数
膚)と、発生学的にいろいろな部位をとりそろえました。「おぉ、この
48 名(一般)
臓器はこうやって発生して、こんな味、歯ごたえになるのか。」と思い
課題料理=B 級グルメ鶏づくし(鶏モツ煮、カリカ
ながら楽しんでいただこうという趣向です。むちゃ美味しいです。お楽
リ鶏皮のサラダ添え、鶏ガラスープ、とりそぼろ丼)
しみに!
31
2.公開講座・催しの実施 > 2-5. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2012 年度
講座一覧(8 月∼10 月)
■ vol.23「ようこそ!タンパク質ワンダーランド」
栗栖 源嗣
タンパク質と聞いて、栄養素としてのタンパク質(お肉や卵)を思い浮
(大阪大学蛋白質研究所・教授)
かべませんでしたか?でも、それだけではありません。血液やだ液、ホ
8/8(金)10:00∼13:00、14:00∼17:00(2 回)
受講者数
53 名(小学 4∼6 年生と親 24 組)
ルモンや抗体・分解酵素などなど、私たちの体を動かしているもの全て
に、タンパク質が深く関係しています。体を作っているのも、主にタン
パク質と水です。植物の光合成や色素のカギとなるのだってタンパク質。
課題料理=ワンダービビンバ、ふわふわ卵のワカメ
この身近で不思議なモノ・ タンパク質 のはたらきと形について勉強し
スープ、シュワシュワサイダーゼリー
ながら、おいしくタンパク質を食べてみましょう!
■ vol.24「香草・香辛料学入門 ∼ベトナム編」
内野
あなたは香辛料やハーブ、お好きですか?レモングラス、シナモン、ア
花
ニス、クローブ、ジンジャー、ニンニク、パクチー。アジアの料理には
(大阪大学コミュニケーションデザイン・
欠かせない香辛料やハーブは、一度ハマるとやみつきになりますよね。
センター・特任講師)
独特の香りや色で食欲を刺激するこれらのスパイスは、元々は解毒や殺
8/28(火)18:30∼21:00
菌、防腐剤としての効能が目的で使われていました。今回の講座では、
受講者数
大人気のベトナム料理に欠かせない香辛料やハーブを中心にレクチャー
24 名(一般)
課題料理=ベトナム料理(鶏肉のフォー、魚のクレ
します。歴史を紐解き、先人の知恵にふれ、香辛料をもっと上手に使い
こなしましょう。2011 年元旦をベトナムで迎えたアオザイ好きの内野講
イポット煮、茹でキャベツ魚醤和え、ケムソイ)
師が、ベトナムのひとびとの生活なども紹介します。
■ vol.25「水が潤す健康生活」
水は私たちの健康に大きくかかわっています。ヒトの体重の約 50∼60%
は水分が占めているので、一日に 1.0∼1.5 リットルの水分を補給する必
馬場 貴志
要があります。毎日の生活に欠かせない水は、土地によって含有成分が
(大阪大学大学院薬学研究科・助教)
大きく変わり、カルシウムやマグネシウムなど、ミネラルを含む量によ
9/25(火)18:30∼21:00
って「硬水」「軟水」に分けられます。日本では「軟水」、ヨーロッパ
受講者数
では比較的「硬水」が多くなります。このような水の含有成分の違いや
24 名(一般)
課題料理=豚肉のスープ煮込み、温野菜サラダ、バ
特徴は、各地域のライフスタイルや食文化に、大きく影響しています。
今回の講義では「水と健康」に関する話題を紹介し、ミネラル分の異な
ターライス、紅茶(硬水を使って料理します。)
る水の飲み比べをします。料理実習では日本の井戸水や水道水にはない
「硬水」を用いた調理をしてみましょう。
■ vol.26「きのこ食べちゃい隊」
栗原 佐智子
食材としてポピュラーなのに、時には高級品、森にも、庭にも、時には
(大阪大学出版会)
家にも突然生えてしまう、きのこ。毒にも薬にもなり、不思議な色やか
たちで驚かせ、野生のものは安易に食べてはいけないという禁断の魅力
10/26(金)18:30∼21:00
受講者数
も持ち合わせるため、多くの人々が愛好し、キャラクターや映画に用い
24 名(一般)
られます。大阪大学のキャンパス内でもよくみると、多くのきのこが見
課題料理=きのこたっぷり秋のごちそう(きのこと
つかります。キャンパス内のきのこの仲間たちを紹介しつつ、きのこっ
ほうれん草のクリーム煮、きのこピラフ、きのこと
て、一体なんなのか、きのこのおいしさってなんなのか、栄養学、植物
魚介のマリネ)
学的な面から探検して食べちゃいましょう!
32
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2012 年度 講座一覧(11 月∼2013 年 1 月)
■ vol.27「こまった時には自分を食べる? ∼タコもびっくりオートファジー」
ほんとうかうそか知りませんが、タコはいざとなると自分の足を食べる
という説があります。人間、いくらおなかがすいても、自分のからだを
吉森
食べるようなことはありません。しかし、我々の体の中の細胞は、飢餓
保
状態におちいると、「オートファジー(自食作用)」という作用で、自
(大阪大学大学院医学系研究科・教授
分で自分を食べているのです。最近では、単に栄養を補給するだけでな
/同大学院生命機能研究科・教授)
く、古くなった細胞内の「部品」をリサイクルする、侵入してきた病原
11/28(水)18:30∼21:00
菌をやっつけるなど、オートファジーは「細胞内消化システム」として、
受講者数
我々の生命を維持するためにものすごく重要であることがどんどんわか
24 名(一般)
課題料理=地中海風料理タコづくし(ギリシャ風タ
コのパスタ、タコとバジルのマリネ、タコのフリッ
ってきました。オートファジーの研究は日本発といってもいい分野です
が、その言葉はギリシャ語が起源で、オートは自分、ファジーは食べる、
を意味します。今回は、自食つながり、ギリシャつながりで、オートフ
ター)
ァジーのわかりやすいお話とギリシャ風タコ料理です。あたらしい研究
分野であるオートファジーを学びながらおなかをすかせて、自分じゃな
くてタコをいっしょに食べましょう!
■ vol.28「ナポリのクリスマス ∼『ご生誕』を祝う音楽、そして食卓」
キリストの降誕を祝うクリスマスは、東西のキリスト教会にとって今も
最大の祝祭です。ただし「12 月 24 日にケーキを食べてプレゼントを贈
山田 高誌
る/もらう日」と私たちに刷り込まれてきた 型 は、2000 年以上に渡っ
(大阪大学大学院文学研究科・助教)
て連綿と祝われてきたこの大イベントにとって、デフォルメされた一つ
の地域版スタイルでしかありません。実際のところこの祝祭は、ローマ
12/20(木)18:30∼21:00
受講者数
時代のミトラ教における冬至の祭りや、トルコ出身の聖ニコラの逸話な
24 名(一般)
ど、キリスト教の成立にまつわる様々な歴史が絡み合いながら生まれた
課題料理=ナポリの家庭のクリスマス料理(ボンゴ
ため、その日程や祝い方には宗派や地域、時代の特色が反映され、それ
レビアンコ、イワシのフリット南イタリア風、ナポ
ぞれ異なっているのです。講座では、「ナポリ王国」としてイタリア半
リ風盛り合わせサラダ、干し果物)
島にあって長らく独自文化を育んでいたナポリの伝統的クリスマスを、
17∼18 世紀の教会音楽、プレゼピオにみられる飾り付けの様子、そして
また現在の市民の食卓の 実習 を通して、探っていきたいと思います。
■ vol.29「油とつきあう化学の力 ∼毒を除去する不思議なドーナツ?!」
チョコレート、ドーナツ、クッキー、フライドポテト…。油を使った食
木田 敏之
べ物が大好物という方も多くいらっしゃるかと思います。油(脂質)は、
(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
私たちの健康を支えるエネルギー源や栄養素として、また食品に美味し
1/29(火)18:30∼21:00
さを与える「旨みの素」として食生活に欠かせません。しかし、油を過
受講者数
剰に摂りすぎると肥満や生活習慣病を引き起こす原因にもなります。特
24 名(一般)
課題料理=油遣いの達人メニュー(イワシとナスの
に、植物油を加工・精製する時にできるトランス脂肪酸を多量に摂ると、
重ね焼き、アボカドとホタテのサラダ、チョコの焼
動脈硬化による心臓疾患のリスクを高めることが知られており、欧米諸
きドーナツ(※試食は低トランス脂肪酸マーガリン
国ではその規制が行われています。今回の講座では、身近な油の話題と
ともに、油の中に入っているトランス脂肪酸などの有害物質をドーナツ
とバゲット付き))
型のオリゴ糖を使って取り除く化学の最前線についてお話しします。
33
2.公開講座・催しの実施 > 2-5. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2012 年度 講座一覧(2013 年 2 月∼3 月)
■ vol.30「賢くてずるいあなたの口」
私たちは普段食事をする時、どのように顎と舌を動かし、何回噛んで、
舘村
卓
いつ飲み込もうかとは考えてはいません。「一口 30 回噛もう」という
標語がありますが、大抵の人は実行していません。それは意識して 30
(大阪大学大学院歯学研究科・准教授)
回噛むことが美味しく感じないからです。私たちの口は、食物が入った
2/27(水)18:30∼21:00
受講者数
途端に、見事な速さで、「食物量」「まとまり易さ」「くっつき易さ」
24 名(一般)
「温度」「味」「ざらつき」等の食物性状を賢く分析し、その結果に応
課題料理=食感いろいろ中華料理(八宝菜、胡瓜の
じて舌や顎の動かし方、飲み込むタイミングを自動的に決定し、決定さ
胡麻油あえ、麦入りごはん、中華スープ、デザート
れた動作は「できるだけ楽して食べてやろう」というずるさに基づいて
(ナタデココ入り))
います。今回の講義では、この口の賢さとずるさを体験していただきま
す。
■ vol.31「しあわせな長寿に必要なこと ∼性格傾向からの考察」
我が国は超高齢社会に突入しています。大変めでたい一方で長生きへの
不安もあります。これまで以上に生きられる(はずの)私たちは、どの
権藤 恭之
ようにすれば長い高齢期を「しあわせに」過ごすことができるでしょう
(大阪大学大学院人間科学研究科・准教授))
か。多くの研究が身体の健康に注目して、高齢者のしあわせを「サクセ
スフルエイジング」という言葉で表現し、①病気がない、②認知機能が
3/22(金)18:30∼21:00
受講者数
保たれている、③社会的な活動をしている、の3つで満たされるとして
24 名(一般)
きました。これらの要素は大切ですが、最近の研究からは性格傾向がこ
課題料理=みんな大好き!沖縄料理(ポークランチ
れらの要素や長生きに影響していることがわかっています。本講座では、
ョンミートのゴーヤチャンプル、簡単ラフテー、ア
どのような性格傾向が「サクセスフルエイジング」を達成しやすいのか
オサのお吸い物、五穀米)
を心理学的視点から考えます。性格を変えることは難しいですが、自分
の行動を変えることは可能です。みなさんの生き方のヒントになれば幸
いです。講義の後は健康な長寿者の多い沖縄の料理を楽しみましょう。
21 世紀懐徳堂ホームページ上で告知する他、毎回チラシを作成し、モノレール駅や大阪市内および北摂エリアの図書館等の
公共施設に配架している。チラシには本学の学生のイラストを採用するなど、学生の社学連携事業参画の機会としている。
34
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
vol.19∼31 アンケート結果より(抜粋)
■大阪大学の公開講座等への参加経験のない方の参加が多く、本学の研究と初めて出会う場を創出している。
①参加経験ある
講師(講義テーマ)
回答者(人)
割
②今回が初めて
合
回答者(人)
(%)
割
無回答
合
(%)
計
回答者
割
(人)
(%)
合
回答者
割
(人)
(%)
合
vol.19 町村(生物環境学)
13
59.1
8
36.4
1
4.5
22
100.0
vol.20 小倉(神経生物学)
15
62.5
9
37.5
0
0.0
24
100.0
vol.21 石蔵(性差医学)
11
47.8
10
43.5
2
8.7
23
100.0
vol.22 仲野(発生学)
14
30.4
31
67.4
1
2.2
46
100.0
vol.23 栗栖(分子生物学)
3
12.5
21
87.5
0
0.0
24
100.0
vol.24 内野(医療史学)
3
13.6
19
86.4
0
0.0
22
100.0
15
65.2
7
30.4
1
4.3
23
100.0
vol.26 栗原(生物学)
6
27.3
16
72.7
0
0.0
22
100.0
vol.27 吉森(細胞生物学)
9
40.9
13
59.1
0
0.0
22
100.0
vol.28 山田(音楽学)
10
43.5
9
39.1
4
17.4
23
100.0
vol.29 木田(有機化学)
11
52.4
10
47.6
0
0.0
21
100.0
9
39.1
13
56.5
1
4.3
23
100.0
13
54.2
10
41.7
1
4.2
24
100.0
132
41.4
176
55.2
11
3.4
319
100.0
vol.25 馬場(環境微生物学)
vol.30 舘村(口腔生理学)
vol.31 権藤(老年学)
全体
講座受講回数 (単位=%)
vol.19町村(生物環境学)
36.4
vol.20小倉(神経生物学)
37.5
59.1
62.5
43.5
vol.21石蔵(性差医学)
4.5
47.8
8.7
67.4
vol.22仲野(発生学)
30.4
2.2
vol.23栗栖(分子生物学)
87.5
12.5
vol.24内野(医療史学)
86.4
13.6
vol.25馬場(環境微生物学)
30.4
65.2
72.7
vol.26栗原(生物学)
vol.29木田(有機化学)
全体
40.9
39.1
43.5
17.4
47.6
52.4
56.5
vol.30舘村(口腔生理学)
vol.31権藤(老年学)
27.3
59.1
vol.27吉森(細胞生物学)
vol.28山田(音楽学)
4.3
39.1
41.7
54.2
55.2
今回が初めて
35
4.2
41.4
参加経験がある
無回答
4.3
3.4
2.公開講座・催しの実施 > 2-6. 大阪・京都文化講座
2-6. 大阪・京都文化講座
21 世紀懐徳堂が立命館大学文学部、立命館大阪オフィスと共催する公開講座。歴史や文化などに関して共通テー
マを設定し、大阪と京都、それぞれについての講座を複数回開講している。
(上畑
史)
・対象/一般
・定員/各回 98 名
・会場/立命館大阪梅田キャンパス
(大阪市北区小松原町 2-4 大阪富国生命ビル 5F)
・延べ受講者数/前期=553 名(申込者数 636 名)
後期=483 名(申込者数 577 名)
・受講料/全 8 回受講 14,000 円(1 回ずつの場合 2,000 円/回)
・申込み/立命館大阪オフィス
・共催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、立命館大学文学部・立命館大阪オフィス
・時間/ 1 講義 100 分
・開催頻度/年 2 期、各 8 講座(大阪大学担当 4 回、立命館大学担当 4 回)
・講座開設時期/2009 年 10 月
成果
課題
2 大学が連携し、一つのテーマに関して多様な専門分野
前期・後期ともに、受講者の半数近くが 60 代であり、30
の研究者が講義を展開するという講座スタイルが好評を博
代以下の参加者は極めて少数である。幅広い層にアピール
し、毎回、シニア層を中心とする多数の受講生が熱心に学
できるような広報の手法について、今一度見直す必要があ
んでいる。2009 年の事業開設以来、毎期新たに設定する共
ると思われる。また、これまで文系分野のみを取り上げて
通テーマにおいて、主要な文系分野をほぼ網羅することが
きたが、今後、両大学の総合大学としての利点を生かし、
できた。なかでも歴史分野、特に日本史における古代から
理系分野への拡大も視野に入れながら、市民・社会からの
江戸時代にかけての講座や芸術系の講座は人気があった。
幅広いニーズに応えられるよう、より学際的な内容の講座
前期講座への受講者を対象に、当事業への参加回数を伺
に展開していきたい。
ったところ、6 割以上が初めて、また 3 割程度が継続であ
ることが分かった。継続受講者を満足させる難易度や魅力
的なテーマの設定、新規受講者を呼込むための広報活動な
どにおいて、バランスのとれた事業展開がなされてきた結
果である。
5/8「大阪の知的風土 ―「懐徳堂」―」
11/27「現代韓国の中の日本文化」
36
大阪・京都文化講座
2012 年度前期「哲学・思想の宇宙をめぐる―大阪・京都の思索の系譜」
講座一覧
■ 大阪の知的風土 ―「懐徳堂」―
湯浅 邦弘(大阪大学大学院文学研究科・教授)
ありました。そこでは、町人たちに『論語』『孟子』など中国の古典が
5/8(火)14:00∼15:40
申込者数
江戸時代の大坂には、哲学・思想研究の拠点として学問所「懐徳堂」が
講じられ、また、天文学・医学などの先鋭な研究も進められていました。
84 名
大阪の知的基盤として懐徳堂に注目してみましょう。
■ 京都の哲学者・西田幾多郎とギリシア哲学
西田の絶対無の哲学に対するギリシア哲学の影響を考察する。西田は京
日下部 吉信(立命館大学文学部・特任教授)
都の文化風土でもある禅仏教に深く影響された哲学者であった。また彼
5/22(火)14:00∼15:40
はギリシア哲学、中でもとりわけ神秘主義的色彩の強い新プラトン哲学
申込者数
の影響を深く受けている。講演では禅と絶対無の哲学と新プラトン派の
86 名
■ 賭けの思考
一者の哲学が通底することを示す。
九鬼周造の偶然論を巡って
『<いき>の構造』で有名な九鬼周造ではあるが、その思考の原点は『偶
檜垣 立哉(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
然性の問題』という、「現在」の「邂逅」をめぐる思考にある。それは
5/29(火)14:00∼15:40
「いま・ここ」という瞬間が、「賭ける」という、能動的でも受動的で
申込者数
もない、ある中間的な位相にあるということを証してくれる。この点を
84 名
多角的に論じたい。
■ 立命館と自然の哲学
京都の哲学というと、京都大学・京都学派の思想が思い浮かびますが、
加國 尚志(立命館大学文学部・教授)
立命館大学にも「自然の哲学」「身体の哲学」という思想の伝統があり
6/5(火)14:00∼15:40
ます。それは近代科学に対して、原初的な生きた自然を取り戻そうとす
申込者数
る思想の試みです。立命館大学に所属した哲学者たちを紹介しながら、
66 名
もう一つの京都の哲学潮流を考えます。
■ くらしの中の哲学 ―京都学派のサロンと散歩道
中岡 成文(大阪大学大学院文学研究科・教授)
思索にふけりながら散歩し(「哲学の道」)、互いに訪れあっては議論
6/12(火)14:00∼15:40
申込者数
西田幾多郎をはじめとする哲学者たちは、どのような日常を送ったのか。
を戦わせ(西田宅の「訪問日」)、老境に入っては「暖炉の側」から人
85 名
生を論じる。彼らの思想を日常生活に根ざしたものとして見ていきます。
■ 西田幾多郎と「左派」の人たち
服部 健二(立命館大学・名誉教授)
西田の下で学んだ、いわゆる京都学派左派の人たち(三木清、戸坂潤、
6/19(火)14:00∼15:40
梯明秀、舩山信一)との関わりを、特に報告者の恩師である梯・舩山を
申込者数
中心に講演する。
77 名
■ 大坂学校の挑戦 ―半官半民の学問所―
大阪と学問。両者が密接な関係にあると考える方は少ないのではないで
池田 光子((財)懐徳堂記念会・研究員)
しょうか。しかし、江戸時代の大坂は多くの「知」が生まれた場所であ
6/26(火)14:00∼15:40
り、しかも自由闊達なものでした。どのような「知」が生まれ確立され
申込者数
ていったのか、大坂を代表する学問所懐徳堂を中心に、関連資料や周辺
77 名
■ 近世の学問都市
の学者をご紹介しつつお話します。
京都
江戸・大坂と並んで三都の一つとして知られる京都は、長い間、学問の
桂島 宣弘(立命館大学文学部・教授)
中心都市でもあった。朝廷・寺院や数多くの私塾などにおいて、仏教・
7/3(火)14:00∼15:40
儒教・神道などの学問が盛んに研鑽され、京都には全国から多数の修学
申込者数
生が集った。講演では、江戸時代を中心に、学問都市京都の様相を歴史
77 名
的に考えていきたい。
37
2.公開講座・催しの実施 > 2-6. 大阪・京都文化講座
大阪・京都文化講座
2012 年度後期「人・文化・産業
関西とアジアの往来史」
講座一覧
■ 伊東忠太と大谷光瑞 ―近代京都のデザインとアジア
日清戦争の勝利によりいわゆる「脱亜入欧」を進めていった近代日本。
山崎 有恒(立命館大学文学部・教授)
しかしその中にあって、日本のルーツをアジアに求め、近代京都のデザ
10/9(火)14:00∼15:40
インに様々なアジア様式を取り入れようとした一人の建築家がいた。そ
申込者数
してそれを支えた一人の宗教家がいた。本講義では伊東忠太と大谷光瑞
67 名
について語る。
■ 「東洋のマンチェスター」の形成と展開 ―綿工業都市
英国産業革命の中心地は綿工業都市マンチェスターであったが、大阪は
阿部 武司(大阪大学大学院経済学研究科・教授)
同地に約 1 世紀遅れて日清戦争頃に「東洋のマンチェスター」と呼ばれ
10/16(火)14:00∼15:40
申込者数
大阪の発展
るようになり、日本の工業化を先導することになった。ここではその過
69 名
程を概観し、活力に満ちていた戦前期の大阪経済について論じる。
■ 豊臣政権下の京都 ―禁教・地震・朝鮮出兵をめぐって―
豊臣秀吉が、「京都改造」とよばれる都市空間の再編を行ったことはよ
く知られている。しかしそうした再編は、キリスト教に対する弾圧や挑
戦出兵という外交政策とともに展開し、京都の都市民衆の生活・文化に
様々な影響を与えた。都市民衆社会の内実がいかなるものであったのか、
詳しくみていくことにしたい。
三枝 暁子(立命館大学文学部・准教授)
10/23(火)14:00∼15:40
申込者数
78 名
■ 東アジアのなかの神戸・大阪華僑
日本の華僑社会は近世の長崎に始まり、横浜、函館、そして神戸へと展
陳 來幸(兵庫県立大学経済学部・教授)
開するが、神戸港がアジアの主要港として成長したことにより、戦後に
10/30(火)14:00∼15:40
申込者数
は日本最大の華僑社会となった。阪神地区を中心に、孫文との関係から
71 名
昨今の華僑社会の変容に至るまでを概観したい。
■ 渡来人・夷狄が往来した古代の京都
長岡京や平安京が作られる以前から、京都の知ではさまざまな目的でや
田中 聡(立命館大学文学部・教授)
って来た多様な人々が暮らしていた。中には中国大陸や朝鮮半島、東南
11/6(火)14:00∼15:40
申込者数
アジア・日本の東北地方や琉球列島等からの来住者もあった。外来の人々
82 名
の視点から、京都の古代史を通観してみたい。
■ シルクロードとマニ教 ―日本発見マニ教絵画の歴史的背景
世界史上に普遍宗教として現れたのは仏教・キリスト教・マニ教・イス
森安 孝夫(大阪大学・名誉教授/近畿大学・特任教授)
ラム教の 4 つであるが、そのうちマニ教だけが滅びてしまった。しかし
11/13(火)14:00∼15:40
私は「マニ教なくしてキリスト教なし」と考えている。創始者マニが布
申込者数
教手段として活用した絵画は地上から姿を消したはずであったが、それ
68 名
がこの日本で発見された。
■ 現代韓国の中の日本文化
韓国では長い間、公衆電波で日本語の歌やドラマなどが放映されません
庵逧 由香(立命館大学文学部・准教授)
でした。しかし一方で、水面下では日本の大衆文化が比較的早い時期か
11/27(火)14:00∼15:40
申込者数
ら受け入れられ、それが「韓流」の源流の一つにもなっています。こう
68 名
した韓国での日本大衆文化受容の変遷を紐解いてみます。
■ 近現代大阪の中のアジア ―朝鮮半島からの人の移動を中心に
近代の「大大阪」は、朝鮮半島から来た人々の労働によっても支えられ
杉原 達(大阪大学大学院文学研究科・教授)
ていました。彼ら・彼女らは、日常生活の中でどのように見られていた
12/4(火)14:00∼15:40
申込者数
のでしょうか。そして戦後は?大阪という場における異文化交流と摩擦
74 名
について考えます。
38
大阪・京都文化講座
前期・後期
アンケート結果より(抜粋)
■参加者の求める難易度が上がってきている。難易度の高い講座であっても、参加者の満足度は高い。
本日の講座を受けて満足しましたか (単位=%)
5/8 大阪の知的風土…
82.5
5/22 京都の哲学者・西田幾多郎…
36.4
45.5
5/29 賭けの思考 九鬼周造…
19.4
63.9
6/5 立命館と自然の哲学
6/12 くらしの中の哲学
満足した
どちらともいえない
16.7
満足していない
未回答
33.3
66.7
2.9
25.7
71.4
6/19 西田幾多郎と「左派」…
17.5
18.2
34.8
65.2
6/26 大坂学校の挑戦…
4.2
95.8
7/3 近世の学問都市 京都
3.7
29.6
66.7
10/9 伊東忠太と大谷光瑞…
5.4
94.6
10/16「東洋のマンチェスター」…
10/23 豊臣政権下の京都…
5.9
8.8
85.3
10/30 東アジアのなかの神戸・大阪華僑
3.4
17.2
79.3
7.7 3.8
23.1
65.4
11/6 渡来人・夷狄が往来した古代の京都
85.3
8.8
11/13 シルクロードとマニ教…
84.6
11.5
11/27 現代韓国の中の日本文化
84.6
12/4 近現代大阪の中のアジア…
5.9
3.8
7.7 3.8 3.8
9.4
12.5
78.1
本日の講座の難易度はいかがでしたか (単位=%)
5/8 大阪の知的風土…
5/22 京都の哲学者・西田幾多郎…
5/29 賭けの思考 九鬼周造…
85.0
33.3
63.0
7.4
68.6
2.8
11.4
6/26 大坂学校の挑戦…
20.0
87.5
4.2
77.8
10/9 伊東忠太と大谷光瑞…
7.4
81.1
10/16「東洋のマンチェスター」…
10/30 東アジアのなかの神戸・大阪華僑
3.4
8.8 2.9
69.2
7.7
11.5
88.2
65.4
11/27 現代韓国の中の日本文化
68.8
前期チラシ
3.8
30.8
11.5
25.0
後期チラシ
39
11.5
11.8
88.5
12/4 近現代大阪の中のアジア…
3.7
5.4
17.2
88.2
11/6 渡来人・夷狄が往来した古代の京都
8.3
11.1
13.5
79.3
10/23 豊臣政権下の京都…
難しかった
未回答
29.6
56.5
7/3 近世の学問都市 京都
11/13 シルクロードとマニ教…
30.6
43.5
適切
易しかった
13.9
6/12 くらしの中の哲学
2.5
63.6
52.8
6/5 立命館と自然の哲学
6/19 西田幾多郎と「左派」…
12.5
3.0
6.3
2.公開講座・催しの実施 > 2-7. 植物探検隊
2-7. 植物探検隊
豊中キャンパスにある待兼山は、遊歩道以外は普段、一般には解放されておらず、里山の自然がそのままの状態
で残された貴重なスポット。植物探検隊は、2001 年に新型授業開発プロジェクトに採択された基礎セミナー「植
物を知り、植物に学ぶ」の一部を、一般の方に体験してもらおうとスタートした野外ワーク型の公開講座。2012
年度は、春に第 7 回植物探検隊を、秋に第 8 回植物探検隊を、各 2 日ずつ開講した。
・対象/一般
・定員/各回 20 名
・会場/待兼山、21 世紀懐徳堂スタジオ
・受講料/無料(事前申込要)
・申込み/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・協力/大阪大学総合学術博物館
・講師/栗原佐智子(『キャンパスに咲く花』(大阪大学出版会)編著)
・開催頻度/年 2 回
・開設時期/2009 年 10 月
・年間受講者数の推移/2009 年度=46 名(秋のみ)、2010 年度=95 名、
2011 年度=112 名、2012 年度=89 名
●「第 7 回植物探検隊@春の待兼山を訪ねて」
・日時/1 回目 4 月 15 日(日)13:30∼15:30、2 回目 4 月 21 日(日)13:30∼15:30
・受講者数/4 月 15 日=20 名、4 月 21 日=31 名
●「第 8 回植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて」
・日時/1 回目 10 月 14 日(日)13:30∼15:30、2 回目 10 月 28 日(日)13:30∼15:30
・受講者数/10 月 14 日=24 名、10 月 28 日=14 名(雨天により当日キャンセル 8 名あり)
成果
春と秋、年 2 回の開講が 4 年目を超え、人気講座として
定着。市民に開かれたキャンパスをもアピールしている。
来年度は、池田泉州銀行のシンクタンクからの要請を受
け、講座をパッケージとして提供、21 世紀懐徳堂の協力名
義で開講する予定がある。地域の企業の CSR と連携し、地
域資源の活性化に貢献していきたい。
課題
90 分間たっぷりと待兼山
里山の狭い自然路を進むため、1回の定員を少人数とせ
で自然観察。(写真上)
ざるをえない。より多くの受講希望者に応えたいが、先着
順で申込みを受け付け、満席後は締め切っている。2010 年
後半はスタジオで植物関
度は 1 回につき 30 名を受け付けたが、野外で講師の説明が
連の座学。(写真右)
聞きづらいとの不満があり、今年度は定員 20 名に戻した。
40
(沢村 有生)
(上)待兼山の植物/平成 21 年度新型授業開発プロジェクト基礎セミナー「植物を知り、植物に学ぶ」より
90 分間たっぷりと待兼山を散策。講師が事前に下見をしておいた みどころ を中心に目についた植物を順次解説する。待兼山
の地理を知り尽くした栗原講師に導かれ、舗装遊歩道をはずれて、生い茂る草をかき分け進む 探検隊 ならではのルートが魅力。
座学の 30 分は、第 7 回は待兼山の紹介と植物の名の由来などについて、第 8 回は樹木と里山の力についての講義があった。
●性別(人)
男
女
計
●過去の公開講座受講の有無(人)
37
48
85
男
44%
女
56%
●年代(人)
10歳代
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
80歳以上
計
2% 1% 2%
1
2
5
7
14
39
15
2
85
18%
6%
8%
17%
46%
10歳代
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代
80歳以上
大阪大学公開講座
Handai-Asahi中之島塾
i-spot講座
ラボカフェ
21世紀懐徳堂シンポ
アカデミクッキング
その他
今回が初めて
15
4
1
6
10
5
5
49
16%
52%
4%
6%
11%
5%
5%
1%
大阪大学公開講座
Handai‐Asahi中之島塾
i‐spot講座
ラボカフェ
21世紀懐徳堂シンポ
アカデミクッキング
その他
今回が初めて
■2012 年度参加者 89 名のうち 85 名がアンケー
トに回答。
■女性の方がやや多く、50∼70 歳代が 80%を占
める。
●知ったきっかけ(人/複数回答)
21世紀懐徳堂HP
チラシ
知人から
その他
計
15
51
18
12
96
12%
■チラシを見ての参加が約 50%、初めての参加が
16%
約 50%という数字から、近隣の図書館や公共施設
21世紀懐徳堂HP
に配架したチラシの効果が高まっていること、初
チラシ
19%
知人から
53%
めてでも参加しやすい講座であると受け取られ
その他
ていることが見える。
41
2.公開講座・催しの実施 > 2-8. ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2 「音楽の力、音楽の無力」
2-8. ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2
「音楽の力、音楽の無力」
当事業は、2011 年、イ号館(現・大阪大学会館)の改修に際して導入された 1920 年製のベーゼンドルファー社
製のピアノの演奏、そして本学教員と外部専門家らとの対話によって導き出される学術的知見の深化を目的とし
て実施された。良質な音楽芸術を堪能できるだけでなく、トークや解説によって音楽・文化・歴史等への理解が
一層深まったと、学内外の参加者から高い評価を得た。本演奏会では「音楽の力、音楽の無力」という問題を扱
い、これに基づき作曲家・権代敦彦氏に新曲を委嘱した。東日本大震災の発生からほぼ 2 年目にあたる日に実施
し、委嘱作品他、このテーマを考察すべく厳選された作品群を通して、災害等があった際に音楽に何ができるの
か、という問題にも触れながら、音楽のもつ力・可能性について考えた。
(上畑 史)
・日時/2013 年 3 月 10 日(日)14:00∼15:30
・対象/一般
・参加者数/309 名(申込数 402 名)
・会場/大阪大学会館 講堂
・参加費/無料
・申込み/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
チラシ
成果
昨年度、創立 80 周年記念スペシャル「芸術する学問」の
課題
なかの 1 企画として実施された「ベーゼンドルファー1920
参加申込が好調で、定員を 100 名拡大しなければならな
演奏とお話」。今年度は「音楽の力」について考える演奏会
い程であったが当日は雨天となり、実際の申込者数程の来
として単独実施となった。東日本大震災からほぼ 2 年が経
場者はなかった。事業終了後、来場した学内関係者より、
過する 3 月 10 日に実施し、震災や戦災などがあった際に、
大学が知・文化の創造・発信拠点であり、それを容認し、
音楽のもちうる力とはどのようなものなのか、という問題
かつサポートするという意識を社会・市民に対して啓発す
にも触れ、音楽の力・可能性について意見が交わされた。
べきであろう、とのご意見をいただいた。もし、市民・社
権代敦彦氏に委嘱した新曲「指の呪文∼ピアノのための
会にそのような意識があったならば、雨天であっても集客
作品 135」には、委嘱テーマに対する作曲家の強い思いが
にこれほどの影響はなかったかもしれない。次年度は、市
込められ、参加者から大きな反響があった。また、出演者
民に対してそうした意識的啓発をいかに説明するか、また
らによるトークでは、音楽学的視点から楽曲や作品構成の
どのようにアピールするのか、という点を視野にいれなが
なかに見出される音楽の力が解説され、大学での実施なら
ら、制作および事業展開に反映させたい。
また、広報宣伝にあたり、既存のチラシ配布先に加え、
ではの学術的な内容であったと大変好評であった。
当事業は、東日本大震災直後から 21 世紀懐徳堂が取り組
んでいる「SQALF∼大阪大学 21 世紀懐徳堂東日本大震災プ
ロジェクト」を締めくくる事業としても位置付けられ、実
施後、出演者の伊東信宏教授(文学研究科)からコメント
学生など若い世代や音楽・アートに関心の高い層が集まる
大阪府内・京都市内の飲食店や雑貨店、レコード屋などに
もチラシやポスターを配付した。こうした店舗とのネット
ワークを持っておくことは、今後の広報活動においても有
益であろう。一方、フリーペーパーや音楽誌での告知は手
をいただき、実施レポートとともに、21 世紀懐徳堂 HP 内
薄になってしまった。次年度は、こうした媒体でも積極的
「SQALF」サイトにて公開した。
(詳細は本書 p.75 を参照)
に告知し、学外および新規参加者の増加を期待したい。
42
■ ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2 「音楽の力、音楽の無力」事業要旨
※本演奏会の企画は、伊東信宏教授(文学研究科・音楽学)と相談の上、進められた。以下、伊東教授がチラシに寄せたコメントを引用。
大きな災害や戦災があると、復興を願う様々な演奏会が行われます。音楽が生きる力を与えてくれた、という証言は多いし、
音楽にそのような力があることは疑い得ないのですが、一方で、音楽など聴いてももう何も感じられない、といった声を聞くこ
ともあります。音楽に何ができるのか、復興とは何なのか、ということをも含みこんだ演奏会を開催したい、というのが今回の
企画の出発点でした。
そのときに真っ先に思いついたのは、権代敦彦さんの名でした。権代さんは、これまで傷ついた人々のために様々な音楽を書
いてきた作曲家で、おそらく現代の日本で音楽が持つ力について、最も深く、真剣に考え抜いている人だと思われます。今回も、
このテーマを重く受け止め、素晴らしい新作を書いてくださいました。若い本格的ピアニスト北村朋幹さんも参加してくださる
ことになり、曲目の選定にも関わっていただきました。昨年お披露目した 1920 年ベーゼンドルファー製ピアノによる演奏とお
話を通じて、音楽の限界と可能性について共に考えてみたいと思います。
■ 出演
伊東信宏(文学研究科教授・音楽学)、権代敦彦(作曲家)、北村朋幹(ピアニスト)
■ プログラム
13:30
開場
14:00
開演、伊東教授挨拶、トーク(伊東教授・権代氏)
14:10
14:22
14:33
「カイロス ∼その時∼ ピアノのための作品 128」(権代敦彦 作曲)
トーク(伊東教授・権代氏)
「6 つのピアノ小品 作品 19」(A. シェーンベルク 作曲)
「ピアノソナタ第 31 番変イ長調 作品 110」(L. v. ベートーヴェン 作曲)
14:56
15:16
15:30
トーク(伊東教授・権代氏・北村氏)
「指の呪文 ピアノのための作品 135」(権代敦彦 作曲)※委嘱新曲・世界初演
終演
ベーゼンドルファー製ピアノについての冊子(当日配付)
プログラムノート(当日配付)
43
2.公開講座・催しの実施 > 2-8. ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2 「音楽の力、音楽の無力」
■ 実施の様子
1 階席は満席となった
伊東信宏教授による趣旨説明
伊東教授と権代氏によるトーク
委嘱作品について、作曲家本人による解説がなされた
伊東教授・権代氏・北村氏によるトーク
北村氏による演奏
44
ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2「音楽の力、音楽の無力」
アンケート結果より(抜粋)
■ 9 割以上の参加者が「非常に満足」もしくは「満足」と回答。学術的側面と芸術的側面、いずれも充実した内
容で高い評価を得た。
○参加者の感想(抜粋)
・楽曲とお話と演奏全てに感動しました。(20 代女性)
・演奏とお話の 2 パートあり、曲について理解した上で聞くことができました。(20 代女性)
・音楽の持つ破壊と創造、再生を見せつけられた、と感じました。「音楽には力がある」と言い得る、その可能性を含むこと自
体が音楽の力であり、希望なのだと感じました。(20 代女性)
・今後もピアノを活用した講座を開催されることを希望します。(30 代男性)
・権代さんの作曲のプロセスのお話と北村さんの祈るような演奏が大変印象的でした。(30 代女性)
・大変いいコンサートです。ベーゼンドルファーも素晴らしい音でした。(40 代男性)
・言葉を尽くしきれない感じがしました。引き続きやってもらいたい内容でした。(40 代女性)
・聴く前と聴いている途中で、明らかに変化があるということはやはり音楽には力があると思いました。(40 代女性)
・音楽の持つ力を感じました。(50 代男性)
・「指の呪文」は 3.11 の光景と重なるものがありました。(50 代女性)
・対談および解説もわかりやすく、作品、演奏に対する関心がより強まった。今後もこのような企画を、ぜひとも続けてくださ
い。すばらしい!!の一言です。(50 代女性)
・タイトルにふさわしい、あるいはそれ以上の内容の濃いトーク&演奏でした。(60 代男性)
・どこのホールにもあるスタインウェイではなく、阪大の源流の一つである記念すべき講堂に歴史的ピアノが設置されたことを
うれしく思います。ウィーンの森の近くで生まれたピアノが 100 年近い歳月を経て、この待兼山の地へやって来た縁を感じられ
ずにはいられません。(60 代男性)
・(委嘱作品「指の呪文」について)大学が依頼した曲とのことで、大変素晴らしいと感じました。(60 代女性)
・作曲家、ピアノ演奏、ベーゼンドルファー、この会場。今の日本人の心にしっかり響きました。(60 代女性)
・生まれて初めての体験をした、すごいピアノでした。(70 代男性)
○本日の演奏会はいかがでしたか?
回答者数
本日の演奏会はいかがでしたか? (単位=%)
91
58.7
満足
54
34.8
どちらともいえない
やや不満
5
1
3.2
0.6
0.0
0.6
2.6
非常に満足
3.2
不満
0
未記入
4
2.6
計
155
100.0
満足
どちらともいえない
34.8
58.2
割合(%)
非常に満足
やや不満
不満
未記入
年代
10代
○参加者の年代
参加者の年代 (単位=%)
3.2 11.0 5.8 10.3 10代
20代
30代
18.7 40代
29.7 50代
60代
14.8 70代
80代
2.6 3.9 未記入
45
回答者数
5
割合(%)
3.2
20代
30代
17
9
11.0
5.8
40代
50代
16
29
10.3
18.7
60代
70代
46
23
29.7
14.8
80代
未記入
4
6
2.6
3.9
155
100.0
計
2.公開講座・催しの実施 > 2-9. ラボカフェ
2-9. ラボカフェ
「ラボカフェ」は、大阪大学のアウトリーチ活動として実践する対話プログラムで、大阪大学、京阪電気鉄道株
式会社、NPO 法人ダンスボックスの三者協同による事業体「アートエリア B1」が主催し、21 世紀懐徳堂が共催
している。京阪電鉄中之島線「なにわ橋駅」構内のコミュニティースペース「アートエリア B1」を会場に、哲学、
アート、サイエンス、臨床医療、最先端研究、鉄道、マンガなど、毎月多様なテーマについて対話を重ねており、
シリーズ化する人気企画も多数。本学のコミュニケーションデザイン・センターによる企画プログラムが多いが、
学内公募により本学の教職員の持ち込み企画も積極的に受け付けている。
(林
浄美)
・対象/一般
・定員/回によって異なる
・会場/アートエリア B1
(京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下 1 階コンコース)
・受講料・事前申込/無料・不要
・主催/アートエリア B1
(大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+京阪電気鉄道株式会社)
・共催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・企画制作/大阪大学コミュニケーションデザイン・
センター、NPO 法人ダンスボックス
・制作協力/NPO recip[地域文化に関する情報とプロジェクト]
・開催頻度/毎月不定期に複数回開催
今年度は計 81 回開催・参加者数 2,824 名
(学内公募は計 15 件、延べ参加者数 948 名)
・講座開設時期/2008 年 10 月
(なにわ橋駅での開催開始)
11/21 サイエンスカフェ・オン・ザ・エッジネクスト 8
「続・プリンターで、細胞を、生きたまま印刷する!」
■学内公募■
実施希望月の 3 カ月前末日までに、
「ラボカフェプログラム学内公募」窓口(21 世紀懐徳堂 labcafe@21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp)
に申込みが必要。「アートエリア B1 運営委員会」での選考により採択後、主催者が準備を進めて実施する。詳しくは、21 世紀
懐徳堂 HP「ラボカフェプログラム学内公募のお知らせ」を参照。
成果
課題
なにわ橋駅のイベントとして定着し、多様な話題を提供
学内でアウトリーチ支援の対応をしている時、教職員か
している。リピーターも多く、今年度も延べ 2,824 名以上
ら「ラボカフェ」に興味があるという声はたびたび聞いた
の来場者があった。
が、
「学内公募」については認知度が低く、もっとアピール
学内公募プログラム企画は、研究プロジェクトのアウト
リーチ活動として行われるサイエンスカフェが中心で、今
年度は 15 件(昨年度 13 件)の応募があった。
していく必要がある。
一度、企画実施してみると、ラボカフェというブランド
と、立地の良さなどのメリットを実感してもらえるので、
また、3 月には、21 世紀懐徳堂主催の企画プログラム
「OSAKAN CAFÉ」も開催し、盛況であった。
「大阪大学アウトリーチ WEB」やアウトリーチ支援相談を
通して、毎月、定期的に「学内公募」の呼びかけをして、
アウトリーチメニューの一つとして定着させていきたい。
46
ラボカフェ
2012 年度に実施した学内公募プログラム一覧(1/3)
申込
プログラム名:
プログラム名:
No
カフェ名称
テーマ・タイトル
開催日
各回固有の
ゲスト名・所属
共催・協力等団体名
ゲスト:山内貴範(株式会社
スタジオいなご)、應矢泰紀
1
マンガカフェ 17
マンガと<萌え>
6/9(土)
(京都国際マンガミュージ
14:00∼16:00
アム研究員)、カフェマスタ
で街おこし?!
ー:伊藤
参加者数:40 名
遊(京都精華大学
国際マンガ研究センター研
究員)、金水
共催:京都精華大学国
際マンガ研究センター
(IMRC)
敏(大阪大学
文学研究科教授)
ゲスト:オガワツヨシ(アー
8/24(金)
2
マンガカフェ 18
オトナの似顔絵教
19:00∼21:00
室
参加者数:24 名
ティスト/京都精華大学国
共催:京都精華大学国
際マンガ研究センター研究
際マンガ研究センター
員)、カフェマスター:伊藤
(IMRC)
遊、金水敏
智(東京大
主催:最先端研究開発
学・医科学研究所国際粘膜ワ
支援プログラム(中心
クチン開発研究センター・特
研究者:大阪大学 審良
任 教 授 )、 フ ァ シ リ テ ー タ
静男)、共催:WPI 大阪
ー:津村明子(大阪大学大型
大学免疫学フロンティ
教育研究プロジェクト支援
ア研究センター、企画
室特任助教)、進行役:竹内
制作:大阪大学大型教
裕子・高木昭彦・岩崎琢哉(大
育研究プロジェクト支
阪大学大型教育研究支援室)
援室
ゲスト:植松
サイエンスカフ
3
ェ・オンザエッジ
10
4
研究ときめき*カ
フェ
9/25(火)
ノーベル賞でたど
18:30∼20:30
る免疫の仕組み
参加者数:63 名
すべての 元素を
10/30(火)
ゲスト:清水克哉 (大阪大
18:30∼20:00
学
超伝導に
ター
参加者数:49 名
この翻訳海外マン
5
マンガカフェ 19
ガがすごい!「ガイ
マン賞 2012」を占
10/28(日)
14:00∼16:00
参加者数:17 名
う
極限量子科学研究セン
教授)、ファシリテー
ター:岩崎琢哉
ゲスト:原正人(バンド・デ
シネ(BD)翻訳家)、カフェ
マスター:伊藤遊、依田恵美
(大阪大学特任研究員)
47
主催:大阪大学学術研
究機構会議、共催・企
画制作:大阪大学大型
教育研究プロジェクト
支援室
共催:京都精華大学国
際マンガ研究センター
(IMRC)
2.公開講座・催しの実施 > 2-9. ラボカフェ
ラボカフェ
2012 年度に実施した学内公募プログラム一覧(2/3)
申込
プログラム名:
プログラム名:
No
カフェ名称
テーマ・タイトル
開催日
各回固有の
ゲスト名・所属
共催・協力等団体名
ゲスト:松崎 典弥(大阪大
6
サイエンスカフ
続・プリンターで、
ェ・オンザエッ
細胞を、生きたまま
ジ・ネクスト 8
印刷する!
11/21(水)
学大学院 工学研究科 助
18:30∼20:30
教)
、狩野 光伸(岡山大学 大
学院医歯薬学総合研究科 教
参加者数:43 名
授)、ファシリテーター:岩
共催・企画制作:大阪
大学大型教育研究プロ
ジェクト支援室
崎琢哉
7
8
主催:大阪大学学術研
「百聞は一見にし
11/9(金)
研究ときめき*カ
かず」−細胞のなか
18:30∼20:00
フェ
で働くタンパク質
の形をみる−
参加者数:52 名
マグネシウムと生
12/18(火)
研究ときめき*カ
命:がん研究から明
18:30∼20:00
フェ
らかになってきた
意外なつながり
ゲスト:栗栖源嗣(大阪大学
究機構会議、共催・企
蛋白質研究所
画制作:大阪大学大型
教授)、ファ
シリテーター:岩崎琢哉
教育研究プロジェクト
支援室、他
主催:大阪大学学術研
参加者数:57 名
ゲスト:三木裕明 (大阪大
究機構会議、共催・企
学 微生物病研究所 教授)
、
画制作:大阪大学大型
ファシリテーター:岩崎琢哉
教育研究プロジェクト
支援室
ゲスト:吉村和真(京都精華
9
マンガカフェ 20
今年のマンガ界を
12/1(土)
大学マンガ学部准教授)、倉
14:00∼16:00
持佳代子、猪俣紀子(京都国
ふり返るぞ!2012
際マンガミュージアム研究
参加者数:20 名
員)、カフェマスター:伊藤
共催:京都精華大学国
際マンガ研究センター
(IMRC)
遊、金水敏
10
サイエンスカフ
最近時々聞く「トポ
ェ・オンザエッ
ロジカル絶縁体」っ
ジ・ネクスト 9
て何?
12/4(火)
18:30∼20:30
参加者数:58 名
10/30 研究ときめき*カフェ
「すべての 元素を超伝導に」
48
安藤陽一(大阪大学 産業科
共催・企画制作:大阪
学研究所 教授)、ファシリテ
大学大型教育研究プロ
ーター:岩崎琢哉
ジェクト支援室
ラボカフェ
2012 年度に実施した学内公募プログラム一覧(3/3)
申込
プログラム名:
プログラム名:
No
カフェ名称
テーマ・タイトル
サイエンスカフ
11
ェ・オンザエッ
ジ・ネクスト 10
心臓―その働き者の
ゲスト名・所属
12/9(日)
ゲスト:高島成二(大阪大
13:30∼15:00
学 大学院医学系研究科 准
秘密を探る
岩崎琢哉
ゲスト:柳田
サイエンスカフ
12
ェ・オンザエッ
ジ・ネクスト 11
に配置する「自己組
織化」技術とその研
究最前線
共催・協力等団体名
教授)、ファシリテーター:
参加者数:62 名
原子を狙ったところ
各回固有の
開催日
2013/
1/17(木)
18:30∼20:00
参加者数:55 名
剛(大阪大
学 産業科学研究所 准教
授)
、ファシリテーター:高
木昭彦(大阪大学
免疫学
フロンティア研究センター
特任准教授)
13
UALS ことばカフ
ェ
2013/
の方言
2/3(日)
うよ、語ろうよ―大
14:00∼17:00
阪の中心で方言を語
ろう―
大学大型教育研究プロ
ジェクト支援室
共催・企画制作:大阪
大学大型教育研究プロ
ジェクト支援室、共
催:大阪大学学術研究
機構会議
ゲスト:田窪行則(京都大
「自分の方言・日本
もっと知ろ
共催・企画制作:大阪
参加者数:30 名
学大学院文学研究科教授)
、
主催:言語系学会連合
高木千恵(大阪大学大学院
(UALS)、協力:大阪
文学研究科准教授)
、ファシ
大学大学院文学研究
リテーター:馬場尚子(フ
科、企画者:金水敏
リーアナウンサー)
主催:大阪大学未来戦
2013/
2/16(土)
14
セミナー
建築と思想の交差点
15:00∼17:00
参加者数:31 名
ゲスト:日埜直彦(建築家)
、 略機構第一部門(超
カフェマスター:篠原雅武
域)
、共催:大阪大学最
(大阪大学大学院国際公共
先端ときめき研究推進
政策研究科特任准教授)
事業、国際公共政策研
究科・稲盛講座
2013/
3/1(金)
3/2(土)
3/3(日)
大阪大学 21 世紀
15
※
懐徳堂塾
OSAKAN CAFÉ
幻の 大阪テレビ
ゲスト:川崎隆章(放送作
家)
、亀井茂(元 OTV カメラ
12:00∼18:00
マン)、今村益三(元 OTV
トークサロン
アナウンサー)、水田伸信
14:00∼18:30
(元 OTV 営業)、橋爪節也
Vol.1
(大阪大学総合学術博物館
※3/1、3/2 は展
示のみ
館長)
、川崎隆章(ファシリ
テーター/放送作家)
参加者数:347 名
※15.の OSAKAN CAFÉ Vol.1 は、21 世紀懐徳堂主催の「ラボカフェ」プログラムとして実施
49
主催:大阪大学 21 世紀
懐徳堂、後援:大阪大
学総合学術博物館
2.公開講座・催しの実施 > 2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
21 世紀懐徳堂の情報発信活動を充実させるため、大阪大学 21 世紀懐徳堂塾を冠にし、大阪が生んだ文化や科学
などを掘り起して地域に発信し、「ともに学び、ともに考える」ことを目的として「OSAKAN CAFÉ」を企画し、
実施した。第 1 回目は、
「幻の大阪テレビ」をテーマとして、同テレビが堂島にあったことや、中之島エリアの広
報を充実させる必要があることを踏まえ、京阪中之島線なにわ橋駅にある「アートエリア B1」において開催し、
多大な反響を呼んだ。
・日時/展示:2013 年3月1日(金)∼3日(日)12:00∼18:00
トークサロン:3月3日(日)14:00∼18:30
・対象/一般
・参加者/3日間のべ 347 名(トークサロン参加 152 名)
・会場/アートエリア B1
・参加費/無料(申込不要/入退室自由)
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、アートエリア B1(大阪大学+NPO
法人ダンスボックス+京阪電気鉄道(株))
・後援/大阪大学総合学術博物館
・企画制作/大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
、
NPO 法人ダンスボックス
・制作協力/NPO recip[地域文化に関する情報とプロジェクト]
・協力/朝日放送株式会社
◎トークサロン
・基調講演:川崎隆章(放送作家)
チラシ(A4)
・トークサロン登壇者:亀井茂(元 OTV カメラマン)
今村益三(元 OTV アナウンサー)
水田伸信(元 OTV 営業)
橋爪節也(大阪大学総合学術博物館館長)
川崎隆章(ファシリテーター/放送作家)
成果
人に関わらず、
「貴重な取組み」であると評価された。
アートエリア B1では「ラボカフェ」形式のものは月に
もっと、元 OTV の話を聞きたいとの声も多数有り、OB
数回ペースで行っている。参加人数は平均 20∼30 名である。
の方は平均年齢が 75 歳以上なので、大阪大学が記録調査す
今回の「幻の大阪テレビ」は、元大阪テレビ OB の参加
るならば早く行動を起こして欲しいとの意見も出た。
が見込まれたので、多少増えると考えられたが、珍しい話
題としてマスコミにも多く採り上げられたせいか、1日目
課題
金曜日 56 名、2日目土曜日 111 名、3日目日曜日は 180
名と大幅に参加者が多く来場した。最終日のトークサロン
低予算での出発だったので展示のバナーの数が物足りな
には 150 名を超える方々の参加があった。大阪大学がユニ
いとの声も出た。開催を聞きつけた元 OTV の OB の方々が
ークな大阪文化を採り上げたとして、好意的な声も寄せら
次々と所蔵の品を持ってこられ、記録調査の一助となり、
れた。
「話をもっと聞きたい」、
「1回で終わらず、シリーズ
当日、ケースに入れて急遽展示品とした。
化を検討して欲しい」などの声が、終了後、多く寄せられ
貴重な品々だったので、観客に持って行かれないか心配
た。トークサロンも「大阪テレビ」自体が取り上げられた
であった。展示の場合は今後、監視員が必要となる。また、
のが初めての企画であり、存在を知っている人、知らない
会場が寒いとの声も出た。
50
3/1∼3/2 OSAKAN CAFÉ Vol.1
展示の様子
3/3 OSAKAN CAFÉ Vol.1 トークサロンの様子
会場はあふれんばかりの大盛況となった。
バナー「大阪大学の創立と
理学部の関係」
バナー「八木「指向性アンテナ」
の紹介」
バナー「大阪大学第4代総長八木秀次が
発明した「八木アンテナ」の紹介」
バナー「関西民放初の
テレビ局「大阪テレビ」
」
51
バナー「街頭テレビから
お茶の間へ、テレビの普及」
バナー「日本初、
富士山頂からの生放送中継」
2.公開講座・催しの実施 > 2-11. 大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
2-11. 大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
2011 年 11 月に、21 世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支援センター、豊中市の 3 者が取り交わした連携協力事業に
関する覚書に基づき、開催する事業。豊中市に所在する文理融合型総合大学と専門性の高い芸術系単科大学のそ
れぞれの持ち味をいかした社学連携事業により、地域社会への貢献を柱に、両大学の交流を深める。文化芸術活
動で培われる学生の自主性及び創造性を刺激することも目的である。
(沢村 有生)
●第 3 回大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
「新しい広場を作る ∼社会における芸術の役割∼」
・日時/2012 年 10 月 31 日(水)18:00∼19:30
・出演/平田オリザ(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター・教授)
・会場/大阪音楽大学
ミレニアムホール
・対象/一般
・定員/300 名
・参加料/無料(要整理券)
講演中の平田オリザ教授
・主催/大阪音楽大学連携支援センター、大阪大学 21 世紀懐徳堂、豊中市
・来場者数は 118 名
●第 4 回大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
「ユース合唱フェスティバル ∼みんなで合唱を楽しもう!∼」
・日時/2013 年 3 月 3 日(日)10:00∼15:00
第1部
10:00∼12:00
合唱セミナー(講師:大阪音楽大学短期大学部 副学長 本山秀毅教授)
第2部
13:00∼15:00
発表会(出演:豊中市立第三中学校合唱部、豊中市立庄内西小学校庄西合唱ク
ラブ、大阪府立刀根山高等学校トネヤマシンガーズ、豊中市立克明小学校児童合唱団、大阪音
楽大学合唱団、大阪大学男声合唱団)
・会場/アクア文化ホール(豊中市曽根東町 3-7-3)
・対象/一般
・定員/(観覧者)200 名
・参加料/無料
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、
大阪音楽大学連携支援センター、
豊中市、豊中市教育委員会
・協力/豊中市合唱協会
・参加者数は 431 名(出演者 181 名を含む)
大阪大学男声合唱団(大阪音楽大学合唱団と共演)
成果
課題
10 月には音大からの要請を受けて、平田オリザ教授が大
今年度は、大阪音楽大学主導の講演会と、豊中市が主導
阪音楽大学創立 100 周年記念プロジェクトの一環として、
の合唱フェスティバルの開催となった(そのため、シリー
講演をした。3 月の「ユース合唱フェスティバル」へは、
ズタイトルが大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画と、
大阪大学男声合唱団が出演した。迫力あるパフォーマンス
大阪大学が後ろに下がった)。広報や登壇者の出講、学生の
で大阪大学の課外活動のレベルの高さを見せ、イベント全
ゲスト参加にとどまらず、来年度は 21 世紀懐徳堂主導のイ
体のクオリティを高める役割を果たした。
ベントを行い、主催の三者の一翼を担いたい。
52
2.公開講座・催しの実施 > 2-12. 社学連携講演会「生きた学び」
2-12. 社学連携講演会「生きた学び」
今年度、新たな連携事業として豊中市・豊中市教育委員会(実行委員会方式)と 21 世紀懐徳堂との連携講演会を
開催した。教育関係者、学生や豊中市内や近隣市の市民にも参加してもらい、一言で教育と言っても様々な課題
や疑問が多い中、学校での授業と芸妓の世界の修業の違いなど、
「生きた学び」について、今一度考える機会づく
りを目的とした。
(林
浄美)
●社学連携講演会(豊中市・豊中市教育委員会と大阪大学 21 世紀懐徳堂との連携講演会)
「生きた学び
∼いま、学びの原点を考える。修業と授業の違いとは?」
・日時/2012 年 12 月 15 日(土)14:00∼16:00
◎「京都先斗町の舞」(久加代さん他、芸妓・舞妓)
◎講演「私が考える生きた学びとは」(豊中市教育長
山元行博氏)
◎講演「一生、学び続けるために」(大阪大学理事・副学長
江口太郎先生)
◎座談会「いま、学びの原点を考える」(山元行博・江口太郎・久加代・光菜)
・会場/大阪大学会館
講堂
・対象/大学生、高校生、教育関係者、一般
・参加料/無料
チラシ
・主催/社学連携講演会実行委員会
・共催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・後援/豊中市・豊中市教育委員会
・参加者数/130 名
久加代さん他による京都先斗町の舞
山元行博氏の講演
山元行博氏の講演
江口太郎先生の講演
座談会
成果
課題
教育に尽力してきた2名の演者による講演と芸妓と舞妓
「生きた学び」をテーマに、教育関係者だけでなく、本
を含めた座談会に加えて、普段あまり観る機会がない芸妓
学学生や高校生にも参加してもらいたい企画であったため、
等の優雅な舞のパフォーマンスもあり、盛り沢山な企画に
外部に向けてのプレスリリースの他、学内学生に向けて
なった。
「O+PUS(オーパス)
」でも広報を行ったが、残念ながら学
来場者のアンケート(回答者数 42 名)では、「非常に満
生の参加は十分に得られなかった。近隣自治体との連携イ
足」
「満足」が合わせて 88.1%で、高評価であった。また、
ベントの場合は一般市民だけでなく、本学学生の参加が求
大阪大学の公開講座・イベントへの参加について「今回が
められるので、この点は、今後の企画の課題であると言え
初めて」との回答が 42.9%あり、豊中市との連携による新
る。
たな社学連携機会の提供になったと言える。
53
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
3-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
21 世紀懐徳堂は、自ら主催して開催する公開講座やイベント、ホームページなどによる情報発信を行うほか、各
部局や研究者が取り組んでいる社学連携事業を支援し、学外からの社学連携に係る協力依頼が寄せられた時に対
応するという重要なミッションも担っている。スタジオなど会場提供のほか、部局等が開催する一般の方を対象
としたイベントの広報に関する支援依頼が多く、ウェブでの広報活動だけでなく、チラシ発送・配架でも「協力」
するケースが増えてきている。
(林
浄美)
・対象/学内外の社学連携に関する取り組み(会場提供に関しては授業も含む)
・支援申請方法/協力依頼申請書の提出
・「依頼書」様式は 21 世紀懐徳堂 HP からダウンロード可能
下記 URL(学内の方へ(社学連携事業支援の利用方法)参照)
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/forinternal
10/23 サイエンスカフェ「アンドロイドと未来予測」
/会場提供(スタジオ)
2013/1/13 ゑびす男選び@阪大坂 2013
/HP 広報、準備協力ほか
課題
成果
昨年度に支援実績のなかった 6 部局(法政実務連携セン
主催事業の各講座をきっかけに口コミで相談を受けるケ
ター、歯学研究科、蛋白質研究所、生命科学図書館、免疫
ースや従来のつながり以外にも、アウトリーチ活動支援の
学フロンティア研究センター、大型教育研究プロジェクト
窓口としての依頼が少しずつ増えてきているが、21 世紀懐
支援室)から、新たに支援依頼があった。また、年度前半
徳堂の社学連携支援が学内に浸透しているとは言えない。
には、新規で、学生アルバイト支援申請やチラシ発送等の
さまざまな部局や研究者に支援メニューを活用してもらう
広報支援の依頼がいくつか増え、4 月に学内配付した「ア
ためには、21 世紀懐徳堂ホームページや大阪大学アウトリ
ウトリーチ活動支援メニューカタログ」の効果と言える。
ーチ WEB、メールマガジンによるイベント告知の効果やチ
少しずつではあるが、21 世紀懐徳堂の社学連携事業支援
ラシ発送一本化などの支援メニュー利用のメリットを浸透
させるような仕組みを作っていくことが必要である。
に広がりが出てきている。
54
2012 年度支援実績(概要)※21 世紀懐徳堂ホームページを通じた支援(イベント情報掲載)についてはp77 参照
21 世紀懐徳堂の支援実績(単位:件)
会場
提供
名義
使用
文学研究科
49
人間科学研究科
1
学生
アルバイト
謝金
講師
派遣
4
経済学研究科
ポスター掲
示、チラシ配
架、物品貸出
5
1
9
1
法(*法政実務連携センター)
3
理学研究科・理学部
8
1
4
*歯学研究科
2
工学研究科
2
1
1
1
基礎工学研究科
1
言語文化研究科
国際公共政策研究科
2
情報科学研究科
13
8
2
1
1
1
1
1
産業科学研究所
1
*蛋白質研究所
2
2
*生命科学図書館
1
1
7
7
1
1
1
1
1
1
2
2
総合学術博物館
コミュニケーションデザイ
ン・センター(CSCD)
1
1
1
58
グローバルコラボレーション
2
センター(GLOCOL)
サイバーメディアセンター
2
*免疫学フロンティア研究センター
全学教育推進機構
4
医学部附属病院
産学連携本部
1
*大型教育研究プロジェクト支援室
男女共同参画推進オフィス
1
学生支援ステーション
4
4
1
1
学生部キャリア支援課
1
1
2
大阪大学夏まつり実行委員会
学外
4
5
141
47
計
(うち 117 件
(協力 46、
は授業)
後援1)
*今年度新たに支援機会を得た部局 等
55
2
2
2
13
50
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
No.
2012.4.4∼2012.12.27
2012.4.7∼2012.6.30
2012.4.12
2012.4.12
2012.4.12
2012.4.13
2012.4.13∼2012.4.18
2012.4.14
2012.4.15
2012.4.19
2012.4.19
2012.4.20
2012.4.21
2012.4.26∼2012.7.5
2012.4.26
2012.4.26
2012.4.27
2012.4.30
2012.4.30
2012.5.8
2012.5.10
2012.5.10
2012.5.11
2012.5.11
2012.5.17
2012.5.18
2012.5.18
2012.5.18
2012.5.20∼2012.5.22
2012.5.22
2012.5.24
2012.5.24
2012.5.24
2012.5.25
2012.5.25
2012.5.31
2012.6.1
2012.6.1
2012.6.1
2012.6.5
2012.6.7
2012.6.7
2012.6.8
2012.6.8
2012.6.9
2012.6.9
2012.6.10, 6.24
2012.6.14
2012.6.14
2012.6.15
開催日
国際公共政策研究科
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
CSCD
法政実務連携センター
情報科学研究科
文学研究科
文学研究科
CSCD
法政実務連携センター
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
文学研究科
法政実務連携センター
情報科学研究科
文学研究科
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
文学研究科
理学研究科
サイバーメディアセンター
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
免疫学フロンティア研究センター
職名
教授
館長
教授
教授
教授
センター長
准教授
准教授
教授
教授
教授
准教授
准教授
学長
教授
教授
准教授
拠点長
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
教授
センター長
准教授
教授
教授
教授
センター長
教授
教授
准教授
教授
教授
センター長
准教授
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
教授
講師
准教授
教授
教授
准教授
主催団体代表者
文学研究科
総合学術博物館
CSCD
CSCD
文学研究科
GLOCOL
全学教育推進機構
歯学研究科
文学研究科
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
学生支援ステーション
はびきの市民大学
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
所属
片山
橋爪
平田
平田
金水
大橋
中村
舘村
金水
平田
金水
伊藤
太刀掛
河内
平田
金水
伊藤
審良
野村
平田
平田
金水
伊藤
青木
平田
岡本
伊藤
青木
片山
平田
岡本
平田
金水
伊藤
青木
金水
岡本
伊藤
青木
平田
平田
金水
伊藤
青木
金水
長野
竹蓋
平田
金水
伊藤
氏名
56
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
マンガカフェ17
第1回 動物園前サイエンスカフェ
関西英語会連盟「シナリオリーディングコンテスト」
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
法政実務連携センター公開講義「中小企業金融円滑化と地域密着型金融について」
平成24年度懐徳堂古典講座基本コース
創立10周年記念 第5回特別展「巨大ワニと恐竜の世界」
【授業】CSCD授業に関する説明、打ち合わせ
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 GLOCOLセミナー「チェルノブイリの経験から低線量被曝を学ぶ」
第2劇場新入生歓迎公演「すかった部屋」
第11回TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA
マンガカフェ16
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
大阪大学 災害ボランティア活動報告会
はびきの市民大学平成24年度前期講座
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
大阪大学いちょう祭 公開企画「これが大阪大学の最先端!」
いちょう祭 公開講義 「魅せるリーダーシップ」
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
【授業】パフォーミングアーツの世界
法政実務連携センター公開講座「食品中の放射性物質に関するリスクについて」
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
第123回懐徳堂春季講座
【授業】メディア技法と表現リテラシー
法政実務連携センター公開講義「税務コンプライアンスと我が国の徴税」
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 行事名
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
会場提供
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
名義使用
○
講師派遣
○
○
○
学生アルバイト
謝金
21世紀懐徳堂支援
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ポスター掲示、チラシ配架、
備品貸出
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
2012 年度支援実績(詳細リスト 1/4)
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
No.
2012.6.15
2012.6.21
2012.6.21
2012.6.22
2012.6.22
2012.6.23
2012.6.26
2012.6.28
2012.6.28
2012.6.29
2012.6.29
2012.6.30
2012.6.30
2012.7月
2012.7.3
2012.7.3
2012.7.5
2012.7.5
2012.7.6
2012.7.6
2012.7.7
2012.7.10
2012.7.12
2012.7.12
2012.7.13
2012.7.14, 7.15
2012.7.15
2012.7.17∼2012.8.25
2012.7.17
2012.7.17
2012.7.19
2012.7.19
2012.7.19
2012.7.20
2012.7.20
2012.7.21∼2012.10.13
2012.7.21
2012.7.22∼2012.8.5
2012.7.22
2012.7.26
2012.7.26
2012.8.4, 2012.9.29
2012.8.4
2012.8.6
2012.8.17
2012.8.20, 8.21
2012.8.22
2012.8.22∼2012.8.24
2012.8.24
2012.8.26∼2012.8.28
開催日
職名
教授
教授
教授
准教授
教授
准教授
教授
教授
教授
准教授
助教
課長
講師
代表
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
委員長
教授
教授
教授
准教授
教授
教授
館長
教授
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
館長
教授
教授
教授
教授
教授
講師
講師
教授
教授
准教授
准教授
技術室長
教授
教授
主催団体代表者
文学研究科
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
学生支援ステーション
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
全学教育推進機構
全学教育推進機構
全学教育推進機構
大阪大学出版会
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
夏まつり実行委員会
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
文学研究科
総合学術博物館(共催)
CSCD
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
情報科学研究科
文学研究科
総合学術博物館
CSCD
文学研究科
CSCD
CSCD
文学研究科
理学研究科
理学研究科
蛋白質研究所
理学研究科
GLOCOL
基礎工学研究科
産業科学研究所
文学研究科
理学研究科
所属
青木
平田
金水
伊藤
青木
太刀掛
平田
平田
金水
伊藤
小島
都々木
尾池
三成
平田
平田
平田
金水
伊藤
青木
小家
平田
平田
金水
伊藤
金水
金水
橋爪
平田
平田
平田
平田
金水
伊藤
青木
橋爪
平田
片山
平田
平田
金水
長野
長野
栗栖
藤原
宮原
椋田
田中
金水
倉光
氏名
57
「ヒマラヤ―変わり行く景観」写真展
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」練習
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」練習
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
サイエンスカフェ@待兼山(2012年度前期)
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」発表
平成24年度懐徳堂古典講座集中コース
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」発表
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 第50回および第51回北天満サイエンスカフェ
第50回北天満サイエンスカフェ
蛋白研セミナー 第5回「高校生のための特別公開講座」
高校生のための公開講座「現代数学への冒険」
日蘭学生会議
H24大阪中学生サマー・セミナー「低温物理学の挑戦!- 超伝導と超流動-」
大阪大学産業科学研究所ものづくり教室
マンガカフェ18
高校生のための公開講座「遺伝子操作を体験しよう」
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門「まちかねておはこ祭り2012」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
大阪大学第3回ボランティア活動報告会
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」練習
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】健康スポーツ教育科目
特別活動論 授業(尾池氏)
【授業】教育社会・制度学
スマートフォンアプリ「男の家庭科維新塾」
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」練習
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
第33回大阪大学夏まつり
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」練習
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門 【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門「まちかねておはこ祭り2012」
行事名
○
○
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会場提供
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
名義使用
講師派遣
○
○
○
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学生アルバイト
謝金
21世紀懐徳堂支援
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ポスター掲示、チラシ配架、
備品貸出
2012 年度支援実績(詳細リスト 2/4)
101
102
103
104
105
106
107
108
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110
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131
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140
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143
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145
146
147
148
149
150
No.
2012.8.26
2012.8.29
2012.9.1∼2012.9.2
2012.9.8
2012.9.15
2012.9.22, 9.23
2012.10.2
2012.10.4
2012.10.4
2012.10.4
2012.10.5
2012.10.6
2012.10.10
2012.10.11
2012.10.11
2012.10.11
2012.10.12
2012.10.13
2012.10.13
2012.10.16
2012.10.18
2012.10.18
2012.10.18
2012.10.19, 10.20
2012.10.19
2012.10.21
2012.10.23
2012.10.25
2012.10.25
2012.10.25
2012.10.26
2012.10.27
2012.10.27
2012.10.27∼2013.1.19
2012.10.27
2012.10.28
2012.11.3, 11.4
2012.11.6
2012.11.7∼2012.11.9
2012.11.8
2012.11.10
2012.11.15
2012.11.15
2012.11.15
2012.11.16
2012.11.18
2012.11.18∼2012.11.20
2012.11.18
2012.11.18
2012.11.22
開催日
平田
平田
金水
脇
平田
平田
平田
金水
青木
脇坂
中村
平田
平田
平田
金水
吉田
青木
頼本
石黒
平田
平田
金水
青木
荒木
中野
橋爪
吉富
金水
岡本
平田
寺崎
金水
太刀掛
平田
平田
金水
青木
河村
片山
金水
金水
平田
教授
教授
教授
課長
教授
教授
教授
教授
教授
研究科長
教授
教授
教授
教授
教授
特任教授
教授
室長
教授
教授
教授
教授
教授
専任参事
教授
館長
特任准教授
教授
係長
教授
教授
教授
准教授
教授
教授
教授
教授
副館長
教授
教授
教授
教授
氏名
小野田
光安
掛下
橋爪
西田
永田
平田
職名
教授
校長
研究科長
館長
教授
教授
教授
主催団体代表者
人間科学研究科
吹田市立青山台中学校
工学研究科(共催)
総合学術博物館
理学研究科
文学研究科
CSCD
豊中市
CSCD
CSCD
文学研究科
学生部キャリア支援課
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
文学研究科
歯学研究科
蛋白質研究所
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
産学連携本部
文学研究科
男女共同参画推進オフィス
基礎工学研究科
CSCD
CSCD
文学研究科
文学研究科
箕面市人権文化部
工学研究科
総合学術博物館
GLOCOL
文学研究科
学生部キャリア支援課
CSCD
理学研究科
文学研究科
学生支援ステーション
CSCD
CSCD
文学研究科
文学研究科
生命科学図書館
文学研究科
文学研究科
文学研究科
CSCD
所属
58
創立10周年記念 第15回企画展「ものづくり 上方 酒 ばなし」
第3回ミックスルーツ・アカデミックフォーラム
マンガカフェ19
まちかね祭 Scienthrough 「ブックカフェ」
【授業】メディア技法と表現リテラシー
高圧討論会
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
全国大学生カンファレンス大阪
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
サイエンスカフェ<この研究ができるまで:研究の「誕生」と「成長」のプロセス>
第124回懐徳堂秋季講座
地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践「ハンダイ映画祭2012」
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践「ハンダイ映像祭2012」
【授業】パフォーミングアーツの世界
第2回 3大学主催連携公開講演会「グリーン・ライフイノベーションへの材料研究最前線」
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
CLICトランスファラブル・スキルズ・ワークショップ
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
第7回女子中高生のための関西科学塾
サイエンスカフェ「アンドロイドと未来予測」
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
オクトーバーフェストみのお
講演会「PDBデータバンク:タンパク質のかたちが支える生命科学と創薬への応用」
アカペラ公開オーディション
【授業】メディア技法と表現リテラシー
豊中市文化芸術ボランティア養成講座
【授業】CSCD授業に関する説明、打ち合わせ
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
キャリア支援イベント
【授業】「領域横断・演劇創作ゼミナール」講義・練習
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
大阪大学大学院歯学研究科第10回市民フォーラム
日本動物学会83回大会「動物学ひろば」「公開講演会」「高校生ポスター発表」
創立10周年記念 文化財公開シンポジウム「奈良の大仏はなぜ 若くみえる のか?」
イベント「アートと学校と社会から」の控室として使用(尾池氏)
青山台中学校区小中一貫教育推進会議 夏季研修会
大阪大学工業会主催第13回音楽会(工学研究科共催)
行事名
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会場提供
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○後援
○協力
○協力
名義使用
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講師派遣
○
○
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学生アルバイト
謝金
21世紀懐徳堂支援
○
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○
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○
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○
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○
○
ポスター掲示、チラシ配架、
備品貸出
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
2012 年度支援実績(詳細リスト 3/4)
151
152
153
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156
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158
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160
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181
182
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184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
No.
2012.11.22
2012.11.24
2012.11.29
2012.11.30
2012.11.30
2012.12.1
2012.12.1
2012.12.1
2012.12.2, 12.8, 12.9
2012.12.6
2012.12.6
2012.12.6
2012.12.7
2012.12.12
2012.12.13
2012.12.14
2012.12.15
2012.12.15
2012.12.18
2012.12.20
2012.12.20
2012.12.21
2012.12.22∼2013.3.30
2012.12.26∼2012.12.28
2013.1.8
2013.1.10
2013.1.10
2013.1.11
2013.1.13
2013.1.17
2013.1.17
2013.1.18
2013.1.22
2013.1.24
2013.1.24
2013.1.25
2013.1.26
2013.1.30
2013.1.31
2013.1.31
2013.2.18
2013.2.22∼2013.3.9
2013.3.7
2013.3.10
2013.3.21
開催日
59
大型教育研究プロジェクト支援室
大型教育研究プロジェクト支援室
青木
金水
吉川
竹蓋
平田
平田
金水
青木
輪島
平田
青木
長野
平田
平田
平田
青木
橋爪
倉光
平田
平田
平田
青木
松村
平田
富田
青木
平田
平田
平田
青木
石黒
山田
平田
太刀掛
橋爪
堤
相本
相本
教授
教授
病院長
准教授
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
教授
講師
教授
教授
教授
教授
館長
教授
教授
教授
教授
教授
准教授
教授
助教
教授
教授
教授
教授
教授
准教授
助教
教授
准教授
館長
教授
室長
室長
氏名
平田
橋爪
平田
職名
教授
館長
教授
主催団体代表者
CSCD
総合学術博物館
CSCD
門真市立はすはな中学校
文学研究科
大阪国際空港ターミナル株
文学研究科
医学部附属病院
サイバーメディアセンター
CSCD
CSCD
文学研究科
文学研究科
文学研究科
CSCD
文学研究科
理学研究科
社学連携講演会実行委員会
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
総合学術博物館
理学研究科
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
経済学研究科
CSCD
国際公共政策研究科
文学研究科
CSCD
CSCD
CSCD
文学研究科
言語文化研究科
文学研究科
豊中市
CSCD
学生支援ステーション
総合学術博物館(共催)
文学研究科
所属
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 雅楽出演者控室
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 門真市立はすはな中学校模擬授業
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
KIX-ITM「RAINBOW XMAS 2012」ITMクリスマスイルミネーション点灯式
マンガカフェ20
市民公開フォーラム「がんの予防と早期診断」
ESS演劇「THE PRODUCERS」
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
Handai Collegium Musicum vol.14
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
第4回 動物園前サイエンスカフェ
社学連携講演会「生きた学び」控室
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】応用日本語学・日本語教育演習
サイエンスカフェ@待兼山(2012年度後期)
高校生のための公開講座「遺伝子操作を体験しよう」
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】応用日本語学・日本語教育演習
ゑびす男選び@阪大坂2013
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】身体文化論
【授業】応用日本語学・日本語教育演習
【授業】メディア技法と表現リテラシー
【授業】パフォーミングアーツの世界
【授業】基礎セミナー「コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門」 【授業】応用日本語学・日本語教育演習
第6回「デンマークを知ろう!」∼私たちが見た「生きた」学び∼
予餞会リハーサル
豊中市文化芸術ボランティア養成講座 【授業】パフォーミングアーツの世界
2012年度市民社会講座「もっと知りたいさまざまな社会貢献スタイル」
国立公文書館所蔵資料展「国立公文書館が大阪大学にやってきた!」
公共政策研究会 政策提案発表会
中之島サイエンスカフェ「物質が隠し持った機能の引き出しを開けるには」
中之島サイエンスカフェ「もっと見たい。が切り拓く新しい生命科学」
行事名
○
○
○
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会場提供
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
○協力
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○協力
○協力
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名義使用
講師派遣
○
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学生アルバイト
謝金
21世紀懐徳堂支援
○
○
○
○
○
○
○
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○
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○
ポスター掲示、チラシ配架、
備品貸出
2012 年度支援実績(詳細リスト 4/4)
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-2. アウトリーチ活動支援(アウトリーチ WG 発足)
3-2. アウトリーチ活動支援(アウトリーチ WG 発足)
21 世紀懐徳堂が本学のアウトリーチ活動の支援窓口になってから 3 年目となる 2012 年度は、2011 年度に立ち上
げた「大阪大学アウトリーチ WEB」のコンテンツの充実と、アウトリーチ活動のノウハウや実績を持つ部門の連
携によるネットワーク型の支援体制づくりを目指した。8 月には「大阪大学アウトリーチ戦略 WG」が設置され、
全学的な視点で本学のアウトリーチ活動活性化の方策を検討し、報告書がとりまとめられた。この結果は来年度
以降の具体的なアウトリーチ活動支援につなげていく予定である。
(林
浄美)
・目的/
1)大阪大学のアウトリーチ活動(研究成果公開活動)の推進をサポートする。
2)アウトリーチに関する学内外のニーズを把握し、支援機能を強化する。
3)21 世紀懐徳堂が担う「本学のアウトリーチ・ポータル」としての機能を充実させる。
・2012 年度の動き/
時期
出来事・取り組み
2012 年 4 月
「アウトリーチ支援メニューカタログ」
(2012 年 4 月版)を学内配付
2012 年 6 月∼2012 年 7 月
学内 web にみられるアウトリーチ活動情報の調査
2012 年 4 月∼2012 年 7 月
学内のアウトリーチ支援の実務担当者との情報交換、ミーティング(計 4 回)を開催
2012 年 8 月∼2012 年 12 月
2013 年1月 10 日
2013 年 3 月
「大阪大学アウトリーチ戦略WG」の設置および WG 開催(計 5 回)
「大阪大学アウトリーチ戦略WG」報告書を作成、学内配付
「アウトリーチ活動支援チラシ」を学内配付し、支援体制および支援窓口の周知
成果
課題
4月に学内の教職員に向けて「支援メニューカタログ」
アウトリーチ活動体制については、本学のアウトリーチ
を配付するとともに、ポータルサイト「大阪大学アウトリ
活動支援窓口である 21 世紀懐徳堂を中心に、ノウハウや実
ーチ WEB」の学内支援メニューである「実例・ノウハウ」
績を持つ部門が連携してネットワーク型の支援体制をとっ
紹介コンテンツの充実に務め、アウトリーチ活動支援の周
てきたが、支援窓口および支援体制についての認知度が低
知を心掛けた。その結果、まだ数は少ないが、新たな相談・
く、学内教職員のニーズに合った十分なサポートが出来て
問い合わせが寄せられるようになった。
いるとは言えない状況であった。
また、アウトリーチ活動支援のためには、学内支援部門
また、昨年度の学内アンケート等の調査から、学内のア
との連携が欠かせないことから、年度当初から学内の支援
ウトリーチ活動推進にあたっての障壁の一つとして、
「大阪
実務担当者との情報交換を行ってきた。
大学におけるアウトリーチ活動」が定義されておらず、取
8 月末には社学連携の担当理事のもとに「大阪大学アウ
組み方針が明確でない点が挙げられていた。
トリーチ戦略 WG」が発足し、全学的な視点から本学のア
今年度は、これらの課題をクリアするために、
「大阪大学
ウトリーチ活動を活性化させるための方策や体制等につい
アウトリーチ戦略 WG」において、本学のアウトリーチ活
ての検討が重ねられ、報告書「地域に生き世界に伸びる私
動の定義、目標、アウトリーチ活動活性化のための方策を
たちにふさわしいアウトリーチ活動のために」がまとめら
検討し、報告書にまとめられたので、来年度は具体的な支
れた。
援体制の実施につなげていかなければならない。
加えて、来年度からの効率的なアウトリーチ活動実施の
21 世紀懐徳堂主催の新規事業もいくつか増える予定なの
実現のため、21 世紀懐徳堂を窓口としたアウトリーチ支援
で、アウトリーチ活動機会(受け皿)の提供にもつなげて
体制を学内教職員に周知するためチラシを作成し配付した。
いきたい。
60
■「アウトリーチ支援メニューカタログ」配付
約して発信するポータルサイトとしてはまだ十分な情報量
本学では、研究の意義や成果を効果的に市民の方や社会
に至っておらず、アクセス数も低くとどまっている。ポー
へ発信したい学内の研究者、担当職員のために、21 世紀懐
タル化のためには、各部局や研究者が個々に発信している
徳堂を窓口として学内の関係部署と連携し、アウトリーチ
アウトリーチ活動情報を「大阪大学アウトリーチ WEB」に
活動の支援を行ってきたが、昨年度のアンケート調査の結
も掲載し、学内の様々なサイトの回遊性を高めることが必
果では、アウトリーチ活動の意義についても、その支援体
要になる。そこで、6 月∼7 月にかけて、部局等の学内 web
制の存在についても、まだまだ学内に浸透しているとは言
にどの程度のアウトリーチ活動情報が掲載されているかを
えなかった。
調査したところ、2 か月間で、約 90 件程度のアウトリーチ
そこで、学内の教職員向けに「アウトリーチ支援メニュ
活動情報がピックアップ出来た。
ーカタログ」(2012 年 4 月版)を作成し、学内配付を行っ
「学部・研究科」の web には、オープンキャンパス情報を
た。本学の研究者や部局等がアウトリーチ活動に取り組む
中心に、部局主催イベントの情報が掲載されている。部局
際、企画段階から実施、終了後まで、どのような支援や相
主催のイベント(公開講座、シンポジウム等)は「セミナ
談が受けられるのかを「利用者の声」とともに紹介するリ
ー・シンポジウム情報」に既登録またはこれから登録され
ーフレットで、21 世紀懐徳堂の支援窓口としての機能をア
るものが多いため、既に「アウトリーチ WEB」にも掲載さ
ピールするためのものであり、「大阪大学アウトリーチ
れている(される)情報がほとんどであった。
WEB」からもダウンロードし活用できるようにした。
支援メニューカタログの配付後には、新たな問合せや支
「研究所・センター」の web は、主催の公開講座等のイ
ベント、研究成果の発表(プレスリリース)、出版情報等が
援相談がいくつかあり、支援につながったケースもあるが、
掲載されており、「アウトリーチ WEB」で既掲載のイベン
リーフレットの一斉配付が一回だけでは十分な周知と利用
ト情報以外で掲載できそうな情報は、2 か月間で 10 件程度
促進にまではつながらず、ポータルサイト「アウトリーチ
であった。また、全体を通して「施設公開、体験授業」等
WEB」の活性化に併せて、アウトリーチ活動をより積極的
の情報が約 30 件あったが、「オープンキャンパス(大学説
かつ効果的に行う方針の検討が課題になった。
明会)」の一環で行われるもの、大学公式サイトにもまとめ
て掲載してあるものが多く、アウトリーチ活動として「ア
■学内 web のアウトリーチ活動情報の調査
ウトリーチ WEB」に掲載することについてはペンディング
∼「大阪大学アウトリーチ WEB」の充実のために∼
とした。
2011 年 8 月 24 日に開設した「大阪大学アウトリーチ
「学科・専攻」の web は研究紹介が中心で、中には情報
WEB」は、公開講座、サイエンスカフェ、公開シンポジウ
量が多い専攻もあるが、詳細はコース・研究室の web に分
ムなどのイベント、研究内容や成果を紹介するホームペー
かれている(研究室に任せている)ところも多いように見
ジや書籍など、大阪大学の研究にふれる多様な機会の情報
受けられた。
を集めて提供するアウトリーチ活動情報の集約サイトであ
いずれにしても、本学としてのアウトリーチ活動の情報
り、さらに一方では、学内研究者のアウトリーチ活動実施
の集約方法と基準については、一度、整理する必要があり、
サポートの機能も担っている。
8月に立ち上がったばかりの「大阪大学アウトリーチ戦略
ただし、現状では、本学のアウトリーチ活動の情報を集
61
WG」にて検討することになった。
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-2. アウトリーチ活動支援(アウトリーチ WG 発足)
大阪大学アウトリーチ WEB
(件数)
情報更新状況
(2012.4.1∼2013.3.31 更新分)
イベント
・公開講座
49
・サイエンスカフェ
52
・シンポジウム
34
・研究施設公開
2
・その他
36
計
大阪大学アウトリーチ WEB
・メディア
http://outreach.21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/
・出演
11
・出版
2
・受賞
1
・その他
1
■「大阪大学アウトリーチ WEB」
計
「大阪大学アウトリーチ WEB」は、アウトリーチ活動情
213
プレスリリース
15
23
報の発信だけでなく、学内の教職員に対してはアウトリー
チ活動のノウハウや活動事例等を提供し、アウトリーチ活
お知らせ
7
合計
動の促進につなげることをめざしている。
258
本年度は、「小中高生向け特別授業」「研究施設公開」の
「実例・ノウハウ」紹介ページを新たに掲載し、支援メニ
ューのコンテンツの充実をはかった。
■アウトリーチ支援状況
「大阪大学アウトリーチ WEB」での情報発信(計 258 件)
また、昨年度は保留になっていた「プレスリリース一覧」
メニューも 6 月から公開。研究成果に関するプレスリリー
スは 大阪大学公式サイトに掲載されるが、イベント情報の
以外にも、支援窓口として、チラシ発送や学生アルバイト
経費補助など、アウトリーチ活動の支援を多数行ってきた。
本年度のアウトリーチ活動支援について振り返る。
プレスリリースは随時、「アウトリーチ WEB」に掲載する
ことになった。
●広報支援
4 月に支援メニューカタログを学内配付して、部局から
チラシ発送や配布先の相談等、広報面での問い合わせが多
大阪大学アウトリーチ WEB
数寄せられるようになった。チラシ発送については、月に
アクセス数
一度程度、21 世紀懐徳堂の主催イベントチラシを発送時に
2012 年度
全体
同封して発送する形で協力。発送のタイミングが合わない
場合も、発送リストの提供や、メールマガジンでのイベン
月平均
訪問者数
10,478
873
ト告知等で協力できたケースもある。
ユーザー数
7,104
592
●学生アルバイト経費補助
ページビュー数
34,008
2,834
これまでも社学連携事業における学生アルバイト経費の
2011 年度(※9 月から 7 か月分)
補助を行ってきたが、本年度は「サイエンスカフェ」など
アウトリーチ活動でのアルバイト経費補助の申請がいくつ
全体
月平均
訪問者数
5,065
724
かあり、今後も支援ニーズは高いと思われる。
ユーザー数
2,341
334
●会場提供・紹介
ページビュー数
17,787
2,541
今年度は、スタジオ・ギャラリーを利用した社学連携事
業の実施数は伸びなかった。アウトリーチ活動としてのイ
2011 年度:2011 年 9 月 1 日∼2012 年 3 月 31 日
ベントは土日祝日に行われることが多く、平日利用が中心
2012 年度:2012 年 4 月 1 日∼2013 年 3 月 31 日
になるスタジオを会場として提供するためには、企画段階
62
で上手くマッチングさせるなどの努力が必要になる。
●概要:広報・社学連携担当理事の裁定により、関連担当
●その他
理事補佐 2 名およびアウトリーチ活動支援に携わる 6 部署
受け皿となる活動機会の提供は、
「ラボカフェ」学内公募(15
の実務担当者 9 名という多様なメンバーから構成。
件)、
「アカデミクッキング」
(4 件/計5回)、
「i-spot 講座」
大阪大学におけるアウトリーチ活動をより積極的かつ効果
(3 件)など。
的に行う方針を検討するというミッションの下、主に以下
また、企画等の相談事例はまだ数は少ないが、サイエン
の議題について、同 9 月から 12 月にかけて計 5 回にわたる
スカフェ実施や研究プロジェクトの web 立ち上げなど、学
検討を重ねた。
内支援チームとの連携でいくつか対応することが出来た。
●WG の主な議題
・大阪大学のアウトリーチ活動の現状把握
アウトリーチ支援対応事例一覧(2012.4.1∼2013.3.31)
支援メニュー
広
チラシ発送
・大阪大学におけるアウトリーチ活動とは(定義・目標)
・効率的な実施方法および求められる体制・支援組織
・情報収集および活用の方法
件数
23
・効果の検証方法
●アウトリーチ活動支援チーム(6部署)
報
チラシラック配架
多数
発送リストの提供
7
メールマガジンでの告知
学生アルバイト代補助
15
12
・21 世紀懐徳堂
・広報課
・クリエイティブユニット
・大型教育研究プロジェクト支援室
・コミュニケーションデザイン・センター
会場提供
2
その他
受け皿の提供、アレンジ
22
企画に関するアドバイス
3
講師派遣・マッチング
2
その他(情報共有、相談、等)
7
・総合学術博物館
■アウトリーチ戦略 WG 報告書
WG で検討した結果、本学のアウトリーチ活動推進のた
めの戦略的な提言として「地域に生き世界に伸びる私たち
合計
93
※「広報」は「アウトリーチ WEB」での情報発信を除く。
にふさわしいアウトリーチ活動のために」と題した報告書
をとりまとめた。この報告書は、学内の各部局等に冊子を
配付するとともに、学内サイト「マイ ハンダイ」にも掲載
し、共有できるようにした。
来年度からは、この「報告書」を踏まえて、教職員の負
■アウトリーチ戦略 WG の立ち上げ
担を出来る限り増やさずに効率的にアウトリーチ活動を実
大阪大学のより一層の発展のためには、社会に対し本学
施できるよう、21 世紀懐徳堂を窓口としたアウトリーチ支
の活動と成果について理解を深めていただくためのアウト
援体制の充実をはかることになり、2013 年∼2015 年にか
リーチ活動が必要であることを踏まえ、アウトリーチ活動
けて具体的なアクションプランを実行することで、アウト
をより積極的かつ効果的に行う方針を検討するため、
「大阪
リーチ活動に関する PDCA サイクルを確立していくことに
大学アウトリーチ戦略WG」を設置し、大阪大学における
なった。また、来年度以降、本学構成員のアウトリーチマ
アウトリーチ活動の方針に関する次の事項を検討すること
インドを涵養し、継続的にアウトリーチ活動を活性化する
になった。
ための基盤固めを目指していくことになる。
●検討事項:
■アウトリーチ活動支援窓口についての学内周知
来年度初めから、効率的な実施を本格的にスタートさせ
(1) アウトリーチ活動の現状把握
(2) 学内におけるアウトリーチ活動の情報収集方法及び情
るため、今年度はその準備として、3 月に全学教職員に向
け、
「アウトリーチ活動支援チラシ」を作成し、学内配付を
報共有方法の検討
(3) アウトリーチ活動の効率的な実施方法及び実施状況の
始めた。本学の教職員にアウトリーチ活動を推進すること
について理解を得て、アウトリーチ活動の支援体制、支援
分析方法の検討
(4) その他アウトリーチ活動に関し必要な事項
窓口である 21 世紀懐徳堂について改めて意識してもらう
●期間:2012 年 8 月∼12 月
のがねらいである。
63
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-2. アウトリーチ活動支援(アウトリーチ WG 発足)
64
65
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-3. 自治体・大学・企業等との連携
3-3. 自治体・大学・企業等との連携
21 世紀懐徳堂は、自治体・大学・企業等と連携した社学連携事業も推進している。ここでは、実際にどのような
連携が行われたか概観する。個別の事業詳細については別項を参照。
(髙田 則明)
・21 世紀懐徳堂が連携している自治体/池田市、大阪市、吹田市、豊中市、羽曳野市、箕面市
[参考]大阪大学が包括協定を結んでいる自治体/尼崎市、池田市、茨木市、大阪市、堺市、吹田市、摂津市、
豊中市、箕面市
・21 世紀懐徳堂が連携している大学等/大阪音楽大学、立命館大学、大学コンソーシアム大阪
[参考]大阪大学 21 世紀懐徳堂が連携協力覚書を結んでいる大学/大阪音楽大学
・21 世紀懐徳堂が連携している企業/大阪ガス株式会社、株式会社朝日カルチャーセンター、
京阪電気鉄道株式会社
[参考]大阪大学 21 世紀懐徳堂が連携協定を結んでいる企業/京阪電気鉄道株式会社
成果
課題
大学の包括協定とは別に、21 世紀懐徳堂は、個別の事業
今後、新たな連携事業や連携先を増やし、多様な社学連
毎に周辺の自治体・大学・企業等と多様な連携・協力関係
携事業を展開していくことが望ましいが、限られたスタッ
を築いている。本学の社学連携事業の窓口として、大学と
フでの対応には限界があり、劇的に手を広げることは難し
地域・社会をつなぐ役割を担う 21 世紀懐徳堂の事業として、
いと思われる。
しかし今後、新たな連携協力のお声掛けをいただく可能
適切な運営を行っているといえる。
それぞれの事業について言えば、連携先により企画内容
性もあるので、事業毎の効率化を進めることなどにより、
はもちろん、役割分担が異なり、お互いの得意な部分を持
可能な限り新たな連携先との事業を進めていくことが求め
ち寄りつつそれらを活かすことで、企画面での充実や対象
られている。
の多様化など、21 世紀懐徳堂単独では実現できない広がり
を継続的に開催できていることは成果である。
文化芸術ボランティア
養成講座
大阪中学生サマー・セミナーの様子
大阪中学生サマー・セミナー
リーフレット
66
自治体との連携事業等の一覧
自治体名(担当部署)
主な事業名等
概要等
豊中市
大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
・2011 年 11 月 1 日「大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪音楽
大学連携支援センター及び豊中市による連携協力事業の
(人権文化部 芸術文化室)
実施に関する覚書」締結。三者が「文化、教育等のさまざ
(教育委員会)
まな分野において、人的交流および知的・物的資源の相互
活用その他の連携協力事業を進めることにより、それぞれ
の活動の充実を図るとともに、地域社会の持続的な発展に
資すること」を目的とする。
□「新しい広場をつくる」
2012 年 10 月 31 日(水)、大阪音楽大学
□「合唱フェスティバル」
2013 年 3 月 3 日(日)、豊中市アクア文化ホール
文化芸術ボランティア養成講座
・豊中市・大阪大学文学研究科との連携企画(新規)。
・豊中市文化芸術センターの 2015 年開設予定を見据え、
文化芸術活動を支援し、専門家とともに事業を企画・制作
できる人材育成が目的。
・文学研究科の協力を得て、文学研究科の授業に一般市民
も受講できるようにし、学生と一般市民との連携により、
ボランティアの人材育成を行った。
2012 年 10 月 4 日(木)∼2013 年 1 月 31 日(木)に 12
講座(うち 1 回はイベント講演)
□イベント講演「豊中愛伝説」
2013 年 1 月 24 日(木)、豊中市立ローズ文化ホール
社学連携講演会
・豊中市教育委員会との連携企画(新規)
。
□「生きた学び∼いま、学びの原点を考える。修業と授業
の違いとは?」 2012 年 12 月 15 日(土)、大阪大学会館
箕面市
みのおエフエム「まちのラジオ(大阪
・2010 年 4 月にスタートした、大阪大学社学連携事業の
大学社学連携事業)
」
紹介番組。毎月 1 回放送。21 世紀懐徳堂がコーディネー
トした本学の教職員・学生がゲスト出演する。
箕面市・大阪大学連携講座
・2011 年 5 月スタート。
・今年度のテーマは「おいしいコーヒーから世界が見え
る」。6∼7 月に 3 講座開講。
学生と地域住民等との
・箕面市との連携企画(新規)
。
協働・協創促進事業
□「オクトーバーフェストみのお」
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
・2008 年 10 月スタート。年 2 期・各 6 講座開講。
2012 年 10 月 27 日(土)、箕面かやの広場
大阪市
・文系・理系多彩な講座ラインナップが好評の人気講座に
(計画調整局 計画調整課)
成長した。
羽曳野市
はびきの市民大学
・2009 年以来、市民大学の前期講座「木曜イブニングス
クール」のコーディネータを、21 世紀懐徳堂が本学の研
(市民人権部市民協働ふれあい課)
究者に依頼している。
吹田市
(人権文化部文化のまちづくり室)
(総務部市長室広報課)
大学・研究機関と吹田市の連携協議会
・6 者が連携した事業の実施を目的に結成された。年数回
(大阪大学(21 世紀懐徳堂)関西大学、大阪
の協議を行っている。
学院大学、千里金襴大学、国立民族学博物館、
吹田市)
吹田市広報番組の制作協力
・学生による吹田市ケーブルTVの広報番組の制作への支
援を行っている。(新規)
67
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-3. 自治体・大学・企業等との連携
大学等との連携事業等の一覧
大学名等(担当部署)
主な事業名等
概要等
大阪音楽大学
大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画
・2011 年 11 月 1 日に締結した「大阪大学 21 世紀懐徳堂、
(連携支援センター)
大阪音楽大学連携支援センター及び豊中市による連携協
力事業の実施に関する覚書」に基づき、音楽関連イベント
を共同で実施している。
・今年度実施した企画は、以下の 2 件。
□「新しい広場をつくる」
2012 年 10 月 31 日(水)、大阪音楽大学
□「ユース合唱フェスティバル」
2013 年 3 月 3 日(土)、豊中市アクア文化ホール
立命館大学
大阪・京都文化講座
(立命館大阪キャンパス)
・2009 年 10 月にスタートし、年 2 期・各 8 講座(阪大 4
講座、立命大 4 講座)開講している。
・毎期、歴史、文化、文学、地理学等の共通テーマを設定
し、2 大学の多様な専門分野の研究者が講義を展開。
大学コンソーシアム大阪
大阪中学生サマー・セミナー
・大阪中学生サマー・セミナー推進協議会(大学コンソー
シアム大阪、南大阪地域大学コンソーシアム、大阪府教育
委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会)が主催する、
中学生向けの講義や体験型講座。
・府内の大学や専門学校により、全 35 講座が実施された。
大阪大学は、21 世紀懐徳堂のコーディネートにより、
「自
分を食べる細胞生物学:オートファジーの謎」(講師=吉森
保教授/生命機能研究科)を開講。募集人員 80 名のところ、
131 名もの受講申し込みがあった。基礎工学研究科からは
「低温物理学の挑戦!超電導の超流動」(講師=椋田秀和
准教授/基礎工学研究科)を開講。募集人員 40 名のところ、
192 名もの受講申し込みがあった。
企業との連携事業等の一覧
企業名
主な事業名等
概要等
大阪ガス株式会社
大阪大学×大阪ガス
・2010 年 10 月にスタートした公開講座。毎月 1 回。
「アカデミクッキング」
・「専門分野の講義」とそれにちなんだ「料理実習・試食」
を組み合わせた新しいスタイルが好評を博しており、メディ
アからも注目されている。
株式会社朝日カルチャーセンター
Handai-Asahi 中之島塾
・2004 年 10 月、中之島センター誕生を機に立ち上げられ、
以来毎月開講している公開講座。
・医学・薬学・言語学を中心に、個性豊かな講師陣が出講し、
リピーター受講も多い。
京阪電気鉄道株式会社
ラボカフェ
・京阪「なにわ橋駅」地下 1 階コンコースのアートエリア
B1 を会場に、毎月複数回開かれている対話プログラム。主
催はアートエリア B1(大阪大学+NPO 法人ダンスボックス
+京阪電気鉄道株式会社)、共催は 21 世紀懐徳堂
・2010 年からプログラムの学内公募も実施しており、今年
度は 15 件の応募があるなど、学内での注目度も上昇中。駅
内で行われる文化発信拠点として、メディア等で注目を浴び
る。
68
3.学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-4. 21 世紀の懐徳堂プロジェクト
3-4. 21 世紀の懐徳堂プロジェクト
公益財団法人関西・大阪 21 世紀協会、大阪市、ナカノシマ大学、そして 21 世紀懐徳堂が共に協力して、大阪と
りわけ中之島地区の文化的活性化を目指して組織されているプロジェクト。
(小川 哲生)
・対象/一般、関西の文化・学術関係者
・会場/中之島周辺、他
・事務局/公益財団法人関西・大阪 21 世紀協会
・メンバー/公益財団法人関西・大阪 21 世紀協会、大阪市、ナカノシマ大学、大阪大学 21 世紀懐徳堂
[事業概要]
●アート・アセンブリー2012
11 月 12 日 19:00∼21:30、クラブ関西にて。大阪の芸術文化活動の奨励・普及、
文化振興の機運醸成を目的に実施する大阪文化祭の受賞者(地主薫バレエ団(平
成 20 年度大阪文化祭賞グランプリ受賞、平成 24 年度大阪文化祭賞奨励賞受賞)、
豊竹咲甫大夫(平成 21 年度大阪文化祭賞奨励賞受賞))による公演会を開催し、
受賞者と主に大阪の経済界や有識者との交流を図った。参加者 77 名。
●アートストリーム 2012
10 月 26 日∼28 日、大丸心斎橋店北館 14F イベントホールにて。関西一円で
アート・アセンブリー上演風
活動するアーティストやクリエイターを発掘、発表の場と支援の機会の提供。
若手アーティストとギャラリー・メディア関係者との交流を図った。参加者約
3,000 名。
●「月刊島民」発行および「ナカノシマ大学」運営
編集集団 140Bによる中之島地区情報誌「月刊島民」の刊行は、2013 年 3 月
で vol.56 に至っている。また同じく 140Bによる公開講座「月刊島民ナカノシマ
大学」も月一回ペースで企画運営されている。「月刊島民」の人気連載から『ブ
アートストリーム開催風景
ラック・ジャックは遠かった ∼阪大医学生ふらふら青春記∼』久坂部羊(140B)
が、「ナカノシマ大学」の連続講座をベースに『大阪の神さん仏さん』釈徹宗・
高島幸次(140B)が、上梓された。
●「大阪大学公開講座」
「Handai-Asahi 中之島塾」
「21 世紀懐徳堂 i-spot
講座」「ラボカフェ」運営
大阪大学中之島センターでの「大阪大学公開講座」
「Handai-Asahi 中之島塾」、
淀屋橋 odona での「大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座」、京阪なにわ橋駅構内
アートエリア B1 での「ラボカフェ」など、学外の方との学び合いの場を多種多
様に設け、中之島地区から、大阪大学の研究成果を学外にむけて提供した。
成果
140B から出版された 2 冊
課題
中之島地区の文化的活性化を推進できたと考える。また
三者が各々、積極的に活動しているが、今年度はミーテ
今年度 4 月より、21 世紀懐徳堂はオフィスの一部を中之島
ィングを持つ機会がなかった。中之島地区の文化的潜在力
センターに置き、活動の拠点とした。
を掘り起こす連携として、今後も密接に関わっていきたい。
69
3. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-5. 社学連携関連授業
3-5. 社学連携関連授業
本学で開講されている学生向けの授業の中には、社会連携の内容を含むものがあり、授業を通じて 21 世紀懐徳堂
の活動と連携を図っているものがいくつかある。また、社学連携の施設である 21 世紀懐徳堂スタジオ・ギャラリ
ーは、社学連携要素を含む授業の教室としても広く利用されている。
(林
浄美)
[2012 年度に 21 世紀懐徳堂協力のもと行われた、社学連携関連授業一覧]
授業科目
分類
地域コミュニケーションデザイ
高度副プログラム
ン・コーディネータ入門
科目
地域コミュニケーションデザイ
高度副プログラム
ン・コーディネータ実践
科目
文化政策論演習
担当教員
※コミュニケーションデザイン・
金水 敏教授(文学研究科)
※コミュニケーションデザイン・
文学部・文学研究科
専門科目
文化芸術ボランティ
永田 靖教授(文学研究科)
知のジムナスティッ
平田オリザ教授他(コミュニケー
クス科目
ションデザイン・センター)
知のジムナスティッ
平田オリザ教授他(コミュニケー
クス科目
ションデザイン・センター)
コミュニケーションデザイン・コー
共通教育科目:基礎
平田オリザ教授他(コミュニケー
ディネータ入門
セミナー
ションデザイン・センター)
映像表現入門
ア養成講座広報、会
場提供
ョンデザイン・センター)
応用日本語学演習、日本語教育演習
運営・広報全般
センター開講科目
平田オリザ教授(コミュニケーシ
メディア技法と表現リテラシー
運営・広報全般
センター開講科目
科目
パフォーミングアーツの世界
協力内容
金水 敏教授(文学研究科)
高度副プログラム
領域横断・演劇創造ゼミナール
21 世紀懐徳堂の
文学部・文学研究科
専門科目
共通教育科目:基礎
セミナー
青木直子教授(文学研究科)
会場提供
会場提供
会場提供
会場提供
会場提供
伊藤雄一准教授(情報科学研究科) 会場提供
教育社会・制度学
全学共通科目
尾池良一講師(全学教育推進機構) 会場提供(1回)
健康スポーツ教育科目
全学共通科目
小島理永助教(全学教育推進機構) 会場提供(1回)
国際公共政策研究科
富田大介特任助教(国際公共政策
特殊講義
研究科)
身体文化論
会場提供(1回)
課題
成果
授業を通じて、本学の学生が社学連携活動に参画するケ
21 世紀懐徳堂と連携している授業は、どうしても豊中キ
ースが増えている。これは、市民の方に本学への親しみを
ャンパスで開講される一部のものに偏ってしまう。社学連
感じてもらえる効果が期待できるとともに、学生にとって
携事業の輪をより一層広げるためには、21 世紀懐徳堂のス
も、実践活動を通じて大きな学びを得る機会として有効で
タジオおよびギャラリー施設について学内で周知し、多様
ある。21 世紀懐徳堂を中心とする社学連携事業の輪が少し
な社学連携関連授業の会場として活用されるように促す必
ずつ広がりを見せていることの表れでもあるだろう。
要がある。
70
3.学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-6. CSCD 科目「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門・実践」支援
3-6. CSCD 科目「地域コミュニケーションデザイン・
コーディネータ入門・実践」支援
コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)が開講するこの授業は、大学の市民連携事業を統一的・総合的
に広報・支援していく中で、その人材として学生のインターンシップ、ボランティアを組み込み、地域連携コー
ディネータとして養成してゆくことを目的としており、受講生はこれまで地域と連携した活動を積極的に続けて
いる。21 世紀懐徳堂では、2011 年度に引き続き、この授業科目に対して、会場提供およびイベント企画・運営
補助等の支援を行った。
(竹中 啓子)
[授業の概要]
・授業科目名/地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門
この授業の発展形として、後期に「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践」を開講した。
・授業で学べること(シラバスより)/
1.自分の属する狭い専門分野に限定されない、大阪大学の歴史、研究・教育活動、社会貢献活動全体につい
て、体験的に学ぶことができます。
2.大学の顔として、市民社会に対応する体験を通して、通常の授業やサークル活動では得られない、高いコ
ミュニケーション・スキルを身につけることができます。
3.座学に加え、各種イベントの実務、企画、運営に携わることにより、地域に開かれた大学の役割を体験的
に学ぶことができます。
・授業で企画・実施したイベント/「まちかねておはこ祭」(7 月 15 日(日)実施)、「ハンダイ映像祭」(11 月
18 日(日)開催)
・受講可能な学生/全研究科大学院生、3年次以上の全学部生
・受講人数/19 人
・開講場所/21 世紀懐徳堂スタジオ他
・開講時期/2012 年度前期 木曜 5 限
・担当教員/金水
敏(文学研究科教授)
[21 世紀懐徳堂による支援の概要]
・広報に関する支援 / イベントチラシ配布、21 世紀懐徳堂
ホームページ掲載、イベント開催経費の負担など
・事務用品提供、作業機器貸出 / ビデオカメラ、PC、CD 等
・作業場所提供/21 世紀懐徳堂スタジオ、ギャラリー、楽屋
ハンダイ映像祭の準備をする学生達
・イベント運営補助 / 案内状、名簿作成、会計等事務など
成果
課題
事業の企画・運営等について、担当教員の助言を得なが
授業時間内だけで人員も調整がなかなかつかず、イベン
ら学生を主体とした活動に支援ができた。また、広報に関
ト準備の時間が足りず、全体的な広報活動が遅れていた。
しても、短時間ではあったが効果的に行うことができ、地
また、学生の各役割分担についても、手際よく実施するよ
域の皆さんからも学生の頑張りは評価の高いものとなった。
う助言する必要があった。
特に映像祭では作品そのもののクオリティが格段に向上し、
イベントとしての継続を望む声も多かった。
71
3.学内外との連携による社学連携事業推進 > 3-6. CSCD 科目「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門・実践」支援
「地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門・実践」イベント概要
■ まちかねておはこ祭∼授業の成果および本学の社学連携事業について発表し親睦を深める会
地域住民の方々と大阪大学の学生が交流を深めたり、学生の社学連携活動
日時/7/15(日)11:00∼18:00
場所/21 世紀懐徳堂スタジオ、ギャラリー、
大阪大学会館アセンブリーホール
を知ってもらえる下記のような多彩なイベントを企画し、催した。
●第 2 回石橋名物コンテスト
石橋商店街のおいしいものを試食し、石橋名物グランプリを決める。
●作ろう!ぺパバック工房(ペーパーバッグ作り)
参加者/石橋商店街+地元住民の方 20 名、
ペーパーバック作りを通じて楽しみながら資源を大切にする体験に参加
学生 40 名、教職員 10 名、以上 70 名
してもらう。
●T シャツデザイナー・モデルになろう!
未使用 T シャツを持ち寄って自分でデザインし、一つの作品を作る楽しさ
主な趣旨/
・学生が、この半年間の成果を関係各位に公
表する機会とする。
・特に地元・石橋商店街の皆さんを大学に招
を味わってもらう。
●おはこん(ステージ企画)
アカペラサークル inspiritual voices、軽音学部 SWING のライブ等、大人
から子供まで楽しめる大阪大学の学生サークル活動を紹介する。
●合同研究交流会「合ケン」
待し、大阪大学の社学連携活動について関
研究者のタマゴが一般聴衆に向け研究発表したり、異分野の人の視点を知
心を持ってもらうとともに、学生、教職員
り、議論することで何かを発見する。
との親睦を深めることを目的とする。
●まちかねておは☆コレクション(ファッションショー)
自作の T シャツやペーパーバッグでファッションショー参加。
自作の T シャツでファッションショー
■ ハンダイ映像祭∼学生および住民を対象としたショートムービーコンテスト
映像祭も3回目を迎え、今年は「一般」部門と「CM」部門の2部門での
[映像祭イベント]
日時/11/18(日)10:00∼18:00
場所/大阪大学会館アセンブリーホール
応募を募った。参加チームも年々増え、内容も非常に完成度の高い作品が
集まった。当日の上映会は雨天にもかかわらず、多数の参加者で賑わい、
質の高い映像作品を心ゆくまで鑑賞した。制作者、観客、審査員等の間で
の親密なコミュニケーションも実現でき、参加者の満足度は大変高かっ
21 世紀懐徳堂スタジオ、ギャラリー
た。
内容/参加チームの全作品上映、
作品は、昨年に引き続き YouTube でネット公開し、視聴回数を重ねてい
一般参加者の投票、
る。さらに、映像祭後、審査員の方から優秀作品を国際 D シネマ映画祭に
授賞式、各賞発表(表彰状、副賞(記念品)
出品してはどうかとのご提案をいただき、作品の質の向上も伺える。
贈呈)、懇親会
【特別上映会】
「つながる電話」
(大阪大学映像研究会)
72
ハンダイ映像祭応募作品一覧
作品タイトル
チーム名
参加部門
審査結果
色彩
重曹
一般
準グランプリ(一般)
ぼくと斉藤さん
チーム名は cat の C
一般
マチゴト賞
In afterlife
Yoshino Film
一般
きみのこえ
Yoshino Film
一般
池のほとりで
メゾン ドーナツ山
一般
恋
消しゴブリン
一般
絆創膏∼本当の思いやり∼
モナモナ
一般
ハンダイ賞
こえろ!(未完)
The SET MEAL
一般
みんなのコメント賞
恋文
劇団ひよこ
一般
NTR15 分前
映画研究部
ロボト ミー:知性を超えろ
Acid Milk
一般
Communication Escaper
Escapers
一般
うかべる
飛行クラブ
一般
おはこ君管理課∼失恋を乗り越えろっ!の巻∼
pickles
一般
大阪大学産業科学研究所
FDM Movie Makers
CM
ネットショッピングを超えろ:石橋商店街の声
Hikarokian Uezato
CM
SHOPPING STREET
A5
CM
ハンダイ職員∼何かできるかも∼
坂上会
CM
小林研究室
73
小林組
WASHIDA 賞
一般
グランプリ(一般)
超えた賞
グランプリ(CM)
4. 広報・情報発信 > 4-1. SQALF∼大阪大学 21 世紀懐徳堂 東日本大震災プロジェクト
4-1. SQALF(スカルフ)
∼大阪大学 21 世紀懐徳堂 東日本大震災プロジェクト
2011 年 4 月 29 日に開催した「大阪大学【緊急】シンポジウム」では甚大な被害の「東日本大震災」に対し大阪
大学の各分野の専門家から緊急提言を行った。当日は、参加者から様々なご質問をいただいたが、時間の都合上
対応しきれないものもたくさんあった。そこで、21 世紀懐徳堂は、本学の研究者が科学的見地から質問に回答し、
秋の講座を経て復興の未来へつなげてゆく「SQALF(スカルフ)∼大阪大学 21 世紀懐徳堂 東日本大震災プロジ
ェクト」を立ち上げた。本プロジェクトでは、21 世紀懐徳堂が窓口となり、メールで東日本大震災へのご質問等
を受付け、それに対する研究者の回答と、
「震災・復興」をテーマに開講した第 43 回大阪大学 21 世紀懐徳堂講座
および第 44 回大阪大学公開講座の実施レポートをホームページ上で公開した。現在も、人間科学研究科などを中
心として被災地での活動を継続しており、これからも大阪大学の学問・研究はさまざまな形で社会貢献していく。
(中西 祥子)
・プロジェクトの経緯/
2011 年 4 月 29 日:大阪大学【緊急】シンポジウム開催、市民の方から対応しきれないほどの質問あり。
2011 年 6 月∼8 月:SQALF サイトにて市民の方からの「震災・復興」についての質問等を募集、
本学の各分野の専門家が科学的見地から回答し、Q&A を公開。
秋の「防災・復興」テーマの 21 世紀懐徳堂講座に寄せられたご意見も公開。
2011 年 9∼12 月:「防災・復興」をテーマに大阪大学 21 世紀懐徳堂講座「ここから拓く未来」
全 14 講座を開講、実施レポートを SQALF サイト内に公開。
2012 年 3 月 4 日:これからの日本を考える「大阪大学シンポジウム」を開催。
2012 年 9∼12 月:「エネルギー問題、減災」をテーマに大阪大学公開講座「暮らしと科学技術の未来図」
全 15 講座を開講、実施レポートを SQALF サイト内に公開。
2013 年 3 月 10 日:
「ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2
音楽の力、音楽の無力」実施レポートを
SQALF サイト内に公開。
(詳細は本書p.42 を参照)
成果
課題
東日本大震災という緊急事態に対して、大学ができるこ
インターネットと実社会の状況を連動させながら機動的
とを模索する試みとして、震災直後から復興の未来へ向け
にプロジェクトを動かしていくことの難しさを感じた。公
て、継続してサイトと実際の講義等を連動させるアプロー
開講座の実施レポート公開等も、諸事情からタイムラグが
チができた。
発生してしまった。
74
◎SQALF プロジェクトの概要
ーを考える」、
「暮らしと減災を考える」の 2 つをサブテー
マとして、エネルギー問題・減災に関する 15 講座を開講し
Symposium:シンポジウム(2011 年 4 月 29 日)
ました。また、講座の実施レポートもサイトに公開しまし
・大阪大学【緊急】シンポジウム開催
た。
東日本大震災を受け、大阪大学の教職員、学生はただち
に行動を起こし、現地での救助活動や放射能被害への救
・ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2「音楽の力、
援・調査などボランティア活動に駆けつけました。その現
音楽の無力」開催
地調査結果や現状の研究成果を報告し、今後の指針となる
2013 年 3 月 10 日(日)
、大阪大学会館に導入されている
べき情報を市民に報告するため、
「大阪大学【緊急】シンポ
1920 年製のベーゼンドルファー・ピアノの演奏と、本学教
ジウム」を開催しました。
員と外部専門家らとのトークから成る公開講座を開催しま
した。演奏とお話を通して、災害等があった際に音楽に何
Q&A:質問を受付・回答(2011 年 6 月∼8 月 31 日)
「大阪大学【緊急】シンポジウム」当日のホールディス
ができるのか、という問題に触れながら、音楽のもつ力・
可能性について考えました。
カッションにおいて、開催時間の都合上お受けしきれなか
開催後、出演者であり、企画にも関わっていただいた伊
ったご質問や、後日に質問が生じた場合の対応について要
東信宏教授(文学研究科)に以下のコメントを寄せていた
望があり、21 世紀懐徳堂がメールで東日本大震災へのご質
だき、実施レポートとともにサイトに公開しました。
問等を受け付け、それに対する研究者の回答と併せて公開
「音楽」というものは、現代では「余暇」や「息抜き」
しました。
シンポジウムにおいて提言した地震、原子力、ボランテ
の方へ追いやられ、
「主要五教科」からは外され、
「実社会」
ィア、放射能、コミュニティ再生、まちづくり・都市計画
よりは「個人の内面」の問題へと矮小化されています。そ
の分野のほかにも震災や復興に関わるご質問にも可能な限
してそのような個人を「勇気づけ」てくれたり、
「癒し」て
り対応しました。
くれたりするもの、というところでだいたい話がまとまっ
てしまうことが多いようです。東日本大震災から 2 年を経
Lecture:公開講座(2011 年 9 月∼12 月)
て開催された今回の演奏会で問いたかったのは、音楽には
・第 43 回大阪大学公開講座「ここから拓く未来」開催
本当はもっと根源的な力があり得るし(それだけに見くび
数ある国立大学の中で、初めて総合的な公開講座を開い
っていると音楽によって恐ろしいことも起こり得るし)
、逆
た大阪大学。つねに社会や人間を考えた「実学」の精神で
に言えば音楽に即効的な「効果」を求めても裏切られるだ
講義を展開し、40 年を超えて続いています。専門的な学問
けなのではないか、ということでした。
を分かりやすく、時事的なテーマに合わせて各講師が丁寧
作曲家権代敦彦さんは、このようなテーマに真っ正面か
に 90 分間レクチャーする本講座の第 43 回には、震災後の
ら応える過激な作品「指の呪文」を書いてくださり、この
暮らしの安定と心の安心 とをテーマに実施しました。
演奏会でそれを世界初演することができました。当日語ら
また、講座の実施レポートもサイトに公開しました。
れた権代さんの言葉を借りれば、音楽は形がなく、生まれ
ては消えていくものであるが、まさしくその故に形あるも
Future:これから、未来を考える(2012 年 3 月∼2013
のよりも大きな力を持つこともある。それこそが「音楽の
年 3 月)
力」だと言えると思われます。そして、若いピアニスト北
・大阪大学シンポジウム「日本、いかまら・ここから」開
村朋幹さんは、この権代さんの作品を含む要求の多いプロ
催
グラムを渾身の力で演奏して下さり、聴衆に深い印象を残
2012 年 3 月 4 日(日)
、大阪大学の各分野の専門家が日
しました。
本のこれからを提言、私たちの社会は、昨今の災害体験不
今回のテーマはとても重く、その射程は深いと思われま
況から如何に学び、いま、一人の市民として何ができるの
す。今回の演奏会ではまだその一端を示したに過ぎない、
か、
大阪大学人がどのような いまから の日本を創る
「英知」
とは思っていますが、学術、文化及び教育を通じた市民・
を差し出せるのか、 ここから 皆様と一緒に考え、発信する
社会との連携を推進する 21 世紀懐徳堂と共同しながら、今
シンポジウムを開催しました。
後もこのような取組みを続けて行きたい、と考えています。
伊東 信宏(文学研究科教授)
・第 44 回大阪大学公開講座「暮らしと科学技術の未来図」
開催
2012 年 9 月 12 日∼12 月 19 日には第 44 回大阪大学公開
講座(「21 世紀懐徳堂講座」から改称)において、 暮らしと
科学技術の未来図 を共通テーマに、「これからのエネルギ
75
SQALF ロゴ
4.広報・情報発信
> 4-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ごあんない 2012 版
4-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ごあんない 2012 版
21 世紀懐徳堂の活動内容紹介パンフレット。創設時(2008 年)と 2011 年4月にリニューアル。大学執行部も変
わったので第3回目の情報をリニューアル。新たな活動内容もふまえ、2012 年7月 24 日に完成。 (荒木 基次)
・対象/一般
・部数/20,000 部
・企画・構成・制作/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・デザイン/荒木基次
・撮影/大阪大学 21 世紀懐徳堂、他
・印刷/サンエクセル株式会社
・発行/2012 年7月 24 日
成果
前回と同じ「A4タテ2分の1」サイズだが、今回は A3
の両観音開きとした。表紙は耐震改修並びに新装された大
学会館の新しい写真とした。平野俊夫総長と江口太郎学主
の挨拶を折り返し面に配し、中面に 21 世紀懐徳堂の活動内
容を示した。
特に、21 世紀懐徳堂の社学連携活動を特徴づけるために
「ひらく・つたえる・わかちあう」という言葉を、それぞ
れ「三角錐・球体・立方体」のアイコンとともに示した。
社学連携活動の一環として、できるだけわかりやすいス
タンスで、一般社会へ情報発信しているかを明確にするた
めである。
課題
「懐徳堂」の精神を 21 世紀に生かすとの主旨で発足した
21 世紀懐徳堂であるが、「社学連携」という、担当する内
容が多岐にわたるために、特色や個性をなかなか明確に伝
えることが難しい。今後、そういう意味で「アイコン」や、
その他、大阪大学独自の「社学連携」のイメージづくりが
肝要となる。
76
4.広報・情報発信
> 4-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
4-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
社会に開かれた大学として本学の各学部・研究科、センター、総合学術博物館、附属病院などが主催するイベン
ト、公開講座など多彩な社学連携事業(講演会、講座、シンポジウム、ワークショップ、カフェなど)の開催情
報を集約し、内容や日時・場所、申込窓口の情報をお知らせするポータルサイト(情報の玄関口)として開設し
ている。その他、本学の社学連携事業関連ニュースや、21 世紀懐徳堂の事業概要・アクセスなどを紹介するペー
ジも設けている。
(中西 祥子)
2012 年度
全体
月平均
2011 年度
全体
月平均
訪問者数
56,353
4,696
48,590
4,049
ユーザー数
35,988
2,999
28,446
2,370
154,563
12,880
160,783
13,398
ページビュー数
2011 年度:2011 年 4 月 1 日∼2012 年 3 月 31 日
小数点第 1 位以下は四捨五入
2012 年度:2012 年 4 月 1 日∼2013 年 3 月 31 日
[サイトマップ]
・ホーム
・イベント情報
−開催中/これからのイベント
−カテゴリ別
−終了したイベント
文化・芸術/語学/医療・健康/科学・技術/社会・政治・法律/
教育・学校/スポーツ/その他
・ニュース
・21 世紀懐徳堂とは
・学内の方へ(社学連携事業支援の利用方法)
・アクセスマップ
・このサイトについて
・サイトご利用にあたって
・個人情報保護方針
・お問い合わせ
トップページ
成果
成果
課題
昨年度よりもイベント情報投稿が増え、大阪大学の社会
参照元としては、検索エンジンからが大半を占め、お気
に開かれた活動が活発になったことが伺えた。
に入り登録からの閲覧が大阪大学公式ページからよりも増
また、訪問のきっかけとなる検索用語については、
「大阪
えた。リピーターのユーザーにお気に入り登録が増えたこ
大学公開講座」が最も多く、次いで「21 世紀懐徳堂」、
「大
とが伺える。また、今年度は、フェイスブックや大阪大学
阪大学
懐徳堂」となっている。ほかにも「アカデミクッ
中之島センターホームページから参照するといった新たな
キング」
、
「みのお fm まちのラジオ」、
「ベーゼンドルファー
つながりを得られたので、リピーターのユーザーは引き続
大阪」等の主催・共催イベントのキーワードや、
「石蔵文信」
き、新規のユーザーにもぜひお気に入りのサイトとなるよ
といった 21 世紀懐徳堂の公開講座でおなじみの講師名が
う、充実した公開事業を告知し、開かれた大学としての情
多数であることから、21 世紀懐徳堂および、21 世紀懐徳堂
報発信を目指す。
が展開する公開事業の知名度が上がっているといえる。
77
4.広報・情報発信
> 4-3.大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
■イベント情報
組のラジオ放送の告知や、ハンダイ映像祭の関連情報、適
21 世紀懐徳堂ホームページでは、大阪大学の学部・研究
塾特別展開催情報を、今年度からは、いちょう祭・まちか
科や研究所・センター等が公開している様々な催しのうち、
ね祭・大阪大学夏祭(みのおキャンパスで開催)といった学園
一般市民の方を対象に含んだイベントを公開している。こ
祭の開催情報も更新している。
れらの情報は主に、マイハンダイ(旧「大阪大学ポータル」)
の「セミナー、シンポジウム情報」より送信される。
■その他
各イベントは、カテゴリー別やキーワードで検索できる
21 世紀懐徳堂ホームページ内に、
「大阪大学 21 世紀懐徳
ほか、カレンダーで日時指定し絞り込むなど多数の検索手
堂東日本大震災プロジェクト SQALF」ページ(4-1.にて前
段を用意している。
述)
、共催イベント「ハンダイ映像祭」の公式ページを設置
2012 年度(2012 年 4 月∼2013 年 3 月末)に公開したイベ
ント情報は 252 件にのぼり、昨年度よりも増加した。
している。ハンダイ映像祭ページでは、映像祭実施概要と
作品募集要項・応募方法の記載、チラシのダウンロード、
エントリー作品の紹介、授賞式の関連イベント情報と上映
■ニュース
作品が閲覧可能な YouTube の情報を提供している。
ニュース記事は 2012 年度(2012 年 4 月∼2013 年 3 月末)
また、昨年度から箕面市との連携事業「まちのラジオ(大
阪大学社学連携事業番組」の告知ページを作成し、これま
で 35 件更新している。
記事は主に 21 世紀懐徳堂主催の一般公開講座やシンポ
での放送内容と収録風景の写真、今後の放送日をお知らせ
ジウム、イベント等の開催情報と、
「21 世紀懐徳堂だより」
している。ニュース記事でも詳細の告知を行っており、
「ま
発行のお知らせ(PDF ダウンロード可能)となっている。
ちのラジオ」での検索用語も増加している。
そのほか、みのおエフエムでの大阪大学社学連携事業番
イベント情報一覧ページ
個別のイベント情報詳細ページ
78
■イベント情報更新の内訳(2012.4.1∼2013.3.31)
★新規掲載部局
主催(共同主催を含む)
主なイベント
件数
21世紀懐徳堂
大阪大学公開講座、アカデミクッキング、
21世紀懐徳堂i-spot講座、Handai-Asahi中之島塾、
植物探検隊、大阪・京都文化講座、
地域連携事業、大阪大学シンポジウム・イベント等
56
研究推進部大型研究教育
プロジェクト支援事務室
サイエンスカフェオンザエッジ、
研究ときめきカフェ、中之島サイエンスカフェ等
12
文学研究科
研究会、哲学ワークショップ等
10
人間科学研究科
一般公開シンポジウム、研究会
2
法学研究科、高等司法研究科
法政連携センター公開講義、ALEC講演会等
11
理学研究科
サイエンスカフェ
5
医学系研究科
特別セミナー
1
歯学研究科
市民フォーラム、市民公開講座
2
薬学研究科
公開講座
1
工学研究科
シンポジウム、高校生向けサマースクール、
CEIDSセミナー
9
言語文化研究科
シンポジウム、一般向けセミナー
5
国際公共政策研究科
研究会、OSIPP政策フォーラム
6
産業科学研究所
研究所一般公開、ものづくり教室、
産研サイエンスカフェ
3
蛋白質研究所
蛋白研セミナー、一般・学生向け講演会
2
社会経済研究所
行動経済学研究センターシンポジウム
1
★国際交流センター
公開セミナー・ワークショップ等
3
総合学術博物館
サイエンスカフェ@待兼山、博物館企画展等
12
免疫学フロンティアセンター
見学会
1
総合学術博物館
サイエンスカフェ@待兼山、博物館企画展
8
コミュニケーションデザイン・センター
知デリ等
4
グローバルコラボレーション・センター
GLOCOLセミナー、シンポジウム
12
知的財産センター
IPrismシンポジウム等
4
★サイバーメディアセンター
シンポジウム、情報研究会
2
附属図書館
企画展、サイエンスカフェ
3
★医学部附属病院
病院見学会、市民公開フォーラム
2
学生部、学生団体
ボランティア活動報告会、大阪大学夏祭
4
適塾記念センター
特別展示、記念講演会、シンポジウム
4
★ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
e-square異分野融合カフェ
7
アートエリアB1
ラボカフェ等
40
学内その他
公開シンポジウム、講演会等
19
学部・研究科
附置研究所
79
4.広報・情報発信
> 4-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより
4-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより
21 世紀懐徳堂が主催、共催、協力するイベントや一般公開講座、また大阪大学各部局が主催、共催するイベント
や一般公開講座情報を集約し、学外学内に告知するフリーペーパー。8,000∼12,000 部発行。
(沢村 有生)
・対象/学外、学内
・発行日/vol.8=2012 年 5 月 28 日、vol.9=6 月 25 日、vol.10=8 月 29 日、vol.11=12 月 26 日、
vol.12=2013 年 3 月 25 日
・部数、サイズ/8,000∼12,000 部、A3 変形
・配布先/学外=大阪科学記者クラブ、報道機関、タウン誌、関西経済連合会、関西経済同友会、
大阪商工会議所、地方公共団体、近畿各府県公共施設、博物館・美術館、図書館、
生涯学習センター、大阪 21 世紀協会、近畿地区国公立私立大学、モノレール 2 駅、
石橋商店街、公開講座受講生、各種イベントで配布、その他
学内=本部事務機構、各部長・室長、各部局および各部局同窓会事務局、総合学術博物館、
吹田・豊中・箕面学生センター、吹田・豊中・箕面図書館、中之島センター、適塾
・発行頻度/年 5 回
・発行開始時期/2009 年 11 月
成果
課題
各種イベントや複数の講座シリーズをまとめて告知する
配布先拡充、季刊から隔月発行へ発行頻度増加、ページ
ことにより、21 世紀懐徳堂の社学連携事業の厚みを見せた。
数の増大など、今後も引き続きボリュームアップをはかっ
昨年度までよりも 1 回多い 5 回発行を実現した。
ていく。読み物ページをより充実させたい。
Vol.11 中面
80
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.8
・Handai-Asahi 中之島塾
(2012 年 6∼9 月号)
●2012 年 6 月∼9 月の一般公開講座告知
・Handai-Asahi 中之島塾
…………………
・ラボカフェ
・アカデミクッキング
7 講座
……… 6 講座
………………………
2 講座
6 講座
・ラボカフェ
……
6 講座
・サイエンスカフェ@待兼山
……………………
4 講座
●大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」開催告知
8 講座
●豊中市文化芸術ボランティ養成講座実施公演「音楽絵巻
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
・アカデミクッキング
……………………
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
…………………………………
●21 世紀懐徳堂メーリングリスト登録の案内
………………………………
……………
4 講座
6 講座
『豊中愛伝説』
」開催告知
●第 4 回大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画「ユース
合唱フェスティバル」開講告知
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.9
●21 世紀懐徳堂メーリングリスト登録の案内
(2012 年 7∼9 月号)
●2012 年 7 月∼2013 年 3 月の小中高校生対象の公開講座
告知
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
……
2 講座
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.12
1 講座
(2013 年 4∼7 月号)
……………
7 講座
●2013 年 4 月∼7 月の一般公開講座告知
・大阪大学理学部高校生のための公開講座
2 講座
・Handai-Asahi 中之島塾
・大阪大学産業科学研究所
4 講座
・アカデミクッキング
1 講座
・植物探検隊@春の待兼山を訪ねて ………
1 講座
5 講座
・ラボカフェ
4 講座
・アカデミクッキング
……………………
・サイエンスカフェ@待兼山
・蛋白研セミナー
……………
……………………………
・JST 女子中高生の理系進路選択支援事業
…………………… 6 講座
……………………
………………………………
●大阪大学の学生イベント告知
・大阪・京都文化講座(前期)
・第 33 回大阪大学夏まつり
●21 世紀懐徳堂メーリングリスト登録の案内
・まちかねておはこ祭 2012
●理学研究科藤本ゆかり准教授インタビュー
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.10
(2012 年 9∼12 月号)
●2012 年 9 月∼12 月の一般公開講座告知
・第 43 回大阪大学 21 世紀懐徳堂 …………
15 講座
・Handai-Asahi 中之島塾
11 講座
…………………
・大阪・京都文化講座(後期)
・アカデミクッキング
……………
……………………
8 講座
3 講座
・植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて
1 講座
・ラボカフェ
7 講座
………………………………
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.11
(2013 年 1∼3 月号)
●2013 年 1 月∼3 月の一般公開講座告知
81
……………
2 講座
8 講座
なさん、
み
の
生
校
高
小中学生・
せんか?
ま
み
て
し
ハンダイ体験
学生・高
開講する小中
に
期
時
み
休
取り組ん
り vol.9 は、夏
ンセイが日々
紀懐徳堂だよ
セ
世
の
21
学
学
大
大
阪
阪
大
し ま し た。大
が興味を惹か
開講座を特集
躍する研究者
活
で
線
一
校生向けの公
第
ス で す。
ふれるチャン
てください!
でいる研究に
、ぜひ体験し
夏
の
こ
、
を
学問の魅力
れて止まない
り!
ぴった
も
に
究
研
由
みの自
夏休
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
■歯からさぐる進化
脇坂 聡 (大阪大学大学院歯学研究科教授)
7 月 30 日(月)13:30 ∼ 15:00
対象/小学 4 6 年生と保護者 12 組(先着順)
会場/大阪市まちづくり情報発信施設「ア
イ・スポット」(淀屋橋駅直結) 受講料/無料
生物の進化をさぐる方法の一つに化石があり、化石に
は歯が含まれていることがあります。この歯から進化
を探ることが出来ます。歯は動物にとって必要不可欠
で、動物の生きる環境により変化します。たとえば草
食動物か肉食動物かにより歯の形は大きく異なりま
す。そこで、実際に何種類かの動物の歯を観察しなが
ら、進化について学んでみたいと思います。
大阪大学理学部 高校生のための公開講座
大阪大学産業科学研究所
光はさえぎられても裏側に回り込む、波としての性質
■現代数学への冒険
1の「べき根」の数学
安田正夫 (大阪大学大学院理学研究科准教授)
8 月 17 日(金)10:00∼12:00
「ものづくり教室 2012」
回り込んだ光が干渉を起こし、光の強弱を形作ること
対象/高校生 受講料/無料
会場/大阪大学理学部F棟 F102 教室(豊
中キャンパス) 何乗かすると1になる複素数を1の「べき根」といい
ます。数学の研究をしているといろいろなところで現
■金属加工「オリジナルプレートを作ろう」
8 月 22 日(水)∼ 24 日(金)10:00∼ 16:00
■ようこそ!タンパク質ワンダーランド
栗栖源嗣 (大阪大学蛋白質研究所教授)
8 月 8 日(水)10:00 ∼ 13:00(午前の部)
8 月 8 日(水)14:00 ∼ 17:00(午後の部)
対象・定員/小学 4∼6 年生と保護者。各
回 12 組(子どもは 2 人まで可。申込みが
定員をこえた場合は抽選) 会場/大阪ガスクッキングスクール千里
(千里中央駅スグ)
受講料/一人 1,500 円
課題料理/ワンダービビンバ、ふわふわ卵の
ワカメスープ、シュワシュワサイダーゼリー
きな形に切り落として
もらいます。仕上げに
タ関数との関係についてお話しします。 ■事前申込/不要 ※なお当日は、オープンキャンパ
プレートを磨いた後、
■申込方法/ 7 月 9 日
(月)
より、
メールにて先着順受付。
よく洗い、銀メッキを
[email protected] に 件 名 を「参
して完成です。
加申し込み」にし、希望コース、参加希望日、
〒番号、
ス(大学説明会)も開催されます。こちらは下記 URL
Tel.06-6850-5326 [email protected]
■主催/大阪大学大学院理学研究科数学専攻、協力/
大阪大学 21 世紀懐徳堂 住所、氏名(ふりがな)
、電話番号、学校名、学年、メー
■ガラス工作「浮沈子を作ろう」
8 月 22 日(水)∼ 24 日(金)10:00∼ 16:00
対象・定員/小学 4 年∼中学 3 年、各日
6 名(先着順) 会場/大阪大学産業科学
研究所(吹田キャンパス) 参加費/なし
(但し、傷害保険料 100 円を実費負担) ガラス工作ではまず、マドラーとミルクピッチャーの
対象/小学生と保護者 12 組(先着順) 会場/大阪市まちづくり情報発信施設「ア
イ・スポット」(淀屋橋駅直結) 受講料/無料
昔ながらのおもちゃに、コンピュータなどのテクノロ
ジを埋め込んで、新しいおもちゃをつくります。おも
き 1 通のメールでお願いします。対象年齢外の参加は
出来ません。詳細は、ホームページにて
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/tew/main/keiji
2012/
■問合先/ [email protected]
■主催/大阪大学産業科学研究所、協力/大阪大学 21
世紀懐徳堂
ます。その後、ガラスのウキを製作していただきます。
このウキは浮沈子と言います。ペットボトルなどの柔
らかい容器に閉じ込め、圧力を加えるとウキの浮力が
変わり、水の中を浮いたり沈んだりする様子を楽しん
2011 年の公開講座の様子
、
昨年夏
でした!
評
好
大
タンパク質と聞いて、栄養素としてのタンパク質(お
た。テクノロジの発達とともに、おもちゃも変化を続
肉や卵)を思い浮かべませんでしたか? でも、それだ
けています。昔のおもちゃから現代のおもちゃまで、
けではありません。血液やだ液、ホルモンや抗体・分
実際におもちゃをつくりながら考えていきたいと思い
解酵素などなど、
私たちの体を動かしているもの全てに、
ます。(コンピュータについての特別な知識は必要あ
タンパク質が深く関係しています。
体を作っているのも、
りません。作品は持ち帰ることができません。)※本研
主にタンパク質と水です。植物の光合成や色素のカギ
究は科研費(課題番号 23700973)の助成を受けたも
となるのだってタンパク質。この身近で不思議なモノ・
対象/高校生(高校教員の同伴が望まし
い)および高校教員 会場/大阪大学理学部(豊中キャンパス)
受講料/ 9,200 円 タンパク質 のはたらきと形について勉強しながら、
遺伝子操作(遺伝子クローニング)や電子顕微鏡実習・
おいしくタンパク
研究紹介などの分子生物学実習を 3 日間・延べ 24 時
質を食べてみま
間以上かけて行います。実際の研究者の生活を 3 日間
しょう!(※)
かけて実体験することで、科学や思考をエンジョイし、
■申 込 方 法 / イ ン
ターネットまたは電
でください。
■遺伝子操作を体験しよう
増井良治 (大阪大学大学院理学研究科准教授)
吉本和夫 (大阪大学大学院理学研究科研究員)
倉光成紀 (大阪大学大学院理学研究科教授)
8 月 26 日(日)9:00 ∼ 28 日(火)夕方
ちゃは、いつの時代も子供たちの成長を支えてきまし
のです。
ルアドレスを明記し送信して下さい。申込者1人につ
製作によりガラス細工の基本技術を体験していただき
■おもちゃをめぐる時間旅行を楽しんで
みませんか?
森 秀樹 (大阪大学大学院人間科学研究科助教)
8 月 6 日(月)13:00∼16:00
「わかるということ」が一体どういうことなのかを学
べる、他には無い講座です。 ■第 1 回=2012 年 9 月 1 日(土)
■第 3 回=2012 年 11 月 10 日(土)
をあけたり、自分の好
き根」を中心に扱い、有限体、円分体の整数論、ゼー
「第 7 回女子中高生のための関西科学塾」
中学生・高校生・同伴者
実験/大阪大学、京都大学 や工作機械を使い、穴
たいと思います。特に素数乗すると1となるような「べ
理系進路選択支援プログラム
■第 2 回=2012 年 10 月 21 日(日)
の後、いろいろな工具
うな1の「べき根」にスポットを当ててお話をしてみ
JST 女子中高生の
中学生・高校生・同伴者
開会式、特別講演、グループトーク/奈良
女子大学 取ってもらいます。そ
で支えている重要な対象です。この講演では、このよ
■問合先/大阪大学大学院理学研究科数学専攻
します。
きなデザインを写し
することはあまりないのですが、さまざまな研究を陰
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/guidance
幅を持った構造を作り、光を当てたときの様子を観察
金属加工では 10cm×10cm の銅のプレートに自分の好
れる、大変なじみ深い複素数です。あまりに分かりや
からの事前申込が必要です。
ができます。このコースでは、1mm の 1/100 程度の
対象・定員/小学 4 年∼中学 3 年、各日
6 名(先着順) 会場/大阪大学産業科学
研究所(吹田キャンパス) 参加費/なし
(但し、傷害保険料 100 円を実費負担) すすぎるため、1の「べき根」そのものを研究対象と
大阪大学 × 大阪ガス「アカデミクッキング」
を持っています。そして細かく光をさえぎってやると、
蛋白研セミナー
こどもにまつわる
対話カフェプログラム「子カフェ」
「アンパンマンの魔法」
今回は京阪なにわ橋駅アートエリア B1、特設会場にて
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)が手
掛ける「対話」プログラムの一つ、
「子カフェ」
。
「おや」
「こ」
「おやこ」
が集い、こどもについての対話を通して、医療・教育・倫理・制度・
まちづくりなど、 社会のあれこれ を語る場です。
中学生・高校生・同伴者
見学会/けいはんな学研都市の研究所 2012 年 5 月の子カフェは、京阪なにわ橋駅のアートエリア B1
■第 4 回=2012 年 11 月 18 日(日)
マ、京阪電鉄の男性職員、大学生、子育て中の大学教員など約 20
中学生・高校生・同伴者
実験/大阪府立大学、神戸大学 陣取り、まずはゲスト・西川ひろ子さん(安田女子大学教育学部准
で開催されました。赤ちゃん連れのお母さん、出産を控えたプレマ
名が、今回のために特別に設えた居心地のよいスペースにめいめい
教授)によるアンパンマン人気の秘密を解き明かすレクチャーから。
■第 5 回=2013 年 3 月 16 日(土)
∼ 17 日(日)
中学生・高校生・同伴者
実験、発表会、進路相談、交流会、表彰式、
閉会式/奈良女子大学(宿泊:奈良ユースホステル)
対象/女子中高生 150 名及び保護者・引
率教員 50 名(第 1 ∼ 5 回の中から希望す
る回を選択して申込めます。1 回のみの参
加も、複数回の参加も可)
受講料/第 1 ∼ 4 回は無料、第 5 回は実
費(宿泊・食事代(金額未定)) ■第5回
「高校生のための特別公開講座」
8 月 6 日(月)10:00 ∼ 15:00
こどもがピタッと泣きやむ「アンパンマンの魔法」とは?
定員・対象/約 30 名。主に高校生を対象
としていますが、父母や大学 1・2 年生の
方の来場も歓迎
会場/大阪大学蛋白質研究所(吹田キャ
やむというのは、保育の現場で有名な「アンパンマンの魔法」
。ア
ンパス) 受講料/無料 た 3 歳以上のこども達にはあまり効かないんだとか。7・8 カ月か
皆さんは、タンパク質(蛋白質)についてどのような
ら 2 歳にかけての愛着形成時期に、シンプルな丸顔で愛着形成の
泣きやまないこどもの手の甲にアンパンマンを描くと 100%泣き
ンパンマンがそんな力を持てるのは、
「おぼえやすい笑顔」
「認識し
やすい丸顔」
「身近な食べ物」
「中性的なキャラクター」など、
赤ちゃ
んの発達段階にぴったりフィットした魅力を持っているからだそう
です。でも、この魔法は、ちょっとお兄ちゃん・お姉ちゃんになっ
イメージをお持ちですか? おそらく 栄養素としての
■電子回路
「ハンダゴテを使って電子回路を作ろう」
8 月 22 日(水)∼ 24 日(金)10:00∼ 16:00
「おや」も「こ」も「おやこ」も、大歓迎!
要となるほほえみを提供する 安心基地 、それがアンパンマンが
蛋白質を最初に連想されるのではないでしょうか。蛋
女子中高生に理系進路を選択してもらいたい。そのた
赤ちゃんに支持される秘密なんですね。奥深いキャラクターの世界
白質は栄養素としても必須ですが、細胞の中での は
めに講演や実験を通して、理系のこと、女性研究者の
に、一同ふむふむ。
たらき がもっとも重要です。講義では,ほぼ全ての
活躍を知ってもらうイベントです。普段入ることので
生命現象を支える「はたらく蛋白質」について阪大の
きない大学の研究室で、最新の研究に基づいた実験を
教授陣が分かり易く解説し、午後からは世界最先端の
体験すれば、近い将来理系でがんばる自分の姿がイ
解析機器を見学する事ができます。 メージできるでしょう。また、先輩や同じ理系の道を
対象・定員/小学 4 年∼中学 3 年、各日
10 名(先着順) 会場/大阪大学産業科学
研究所(吹田キャンパス) 参加費/なし
(但し、傷害保険料 100 円を実費負担) こどもとの日々のモヤモヤをほぐす、専門知識・対話
後半はいよいよ対話の時間です。キャラクタ―にまつわる素朴な
目指す仲間とも知り合えるすばらしい機会となるよ
疑問・質問の他、
「離乳食での遊び食べをどこまで許していいのか
う、内容盛りだくさんで開催します。
迷う」
「2 歳の息子を実家に預けた時、義母がこっそりお菓子をあ
■申込方法/事前申込要。第 1 回については、8 月 15
げているらしく、家でもお菓子をほしがって困る」など、子育ての
日(水)までに HP から申込み。FAX またはメールでの
日常のリアルな悩みも。西川先生は、
申込みも可。第 2 回以降の申込締切日は HP をご覧くだ
学術的な見地から答えるだけでなく、
2 人の子育て中の先輩お母さんとし
話・店頭にて 7 月
■申込方法/ 8 月 1 日(水)~ 9 日(木)(受講料の
10 日(火)まで受付。
払込期間)、8 月 1 日(水)~ 10 日(金)
(申込書受付期間)。
インターネット申込
電子回路ではラジオや電子サイコロを作ります。ハン
さい。申込者が定員を超えた場合は抽選になります。
受講料納付後、「受講申込書」と「納付証明書(銀行
■申込・問合先/奈良女子大学社会連携センター 関
て、温かくパワフルにアドバイスをし
みで、第 2 希望(午前 or 午後)がある場合は連絡事項
ダゴテを使って基盤上に抵抗、IC、発光ダイオードな
の窓口より口座振込する場合)または、ご利用明細
西科学塾 運営事務局 Fax.0742-20-3958
てくれました。
欄にご記入ください。申込みが多数の場合は抽選の上、
どを自分で取り付けてもらいます。完成した後、スイッ
(ATM より口座振込する場合)」を併せて下記世話人ま
[email protected]
参加したお母さん達からは「こども
お申込みいただいた方全員に、
7 月 11 日(水)から順次、
チを入れて音が鳴った時は感動ですよ!尚、はんだに
で郵送してください。本公開講座での実験事故に備え
最新情報や参加申込、申込用紙のダウンロードは HP か
■申込方法/各講座、開講日の 1 カ月前から先着順で
郵便またはメールにて当落をお知らせします。
は自然環境や人体に優しい、鉛を含まない鉛フリーは
て、傷害保険などに各自加入していることが、必要で
■申込方法/メール予約が必要です。
ら http://kagaku-juku.jp/ 申込受付開始。講座名、受講者本人のお名前、電話番
■申込・問合先/大阪ガスクッキングスクール千里
んだを使用しています。
す。加入されている傷害保険の名称を、受講申込書に
[email protected] 宛に題名を「高
■主催/奈良女子大学、共催/大阪大学男女共同参画
Tel.06-6871-8561(9:00 ~ 17:00 祝・その他指定日除
号を、電話かメール、FAX で。
ご記入ください。
校講座申込み」とし、
本文に、
1)名前、
2) 連絡先を記入し、
推進オフィス・京都大学・神戸大学男女共同参画推進室・
■申込・問合先/アイ・スポット
く)http://www.og-cookingschool.com/
■申込・問合先/大阪大学大学院理学研究科生物科学
送信してください。メール確認後、予約確定のメール
大阪府立大学・資生堂・日本物理学会・奈良女子大学
Tel&Fax:06-4866-6803(電 話 受 付 は 月 ~ 金 11:00 ~
■主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂・大阪ガス株式会社
専攻 世話人:生物科学専攻・教授倉光成紀
を返送します。予約締切:8 月 3 日(金)16 時 45 分
女性研究者共助支援事業本部、協力/日本分子生物学
■申込・問合先/蛋白質研究所 蛋白質結晶学研究室
会・日本遺伝学会・大阪大学 21 世紀懐徳堂、後援/文
21:00、土・日・祝 11:00 ~ 20:00)
※本研究は、総合科学技術会議により制度設計された最先端・次世
Tel.06-6850-5433、Fax.06-6850-5442
[email protected] 定員に余裕がある場合は、
代研究開発支援プログラムにより、日本学術振興会を通して助成さ
[email protected] 当日会場にて直接申込みをお受けします。 れたものです。研究課題「水から水素発生するラン藻モデル細胞創
■主催/大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻、協
■主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂・大阪市計画調整局
成に必要な光合成レドックス代謝ネットワークの完全理解」
力/大阪大学 21 世紀懐徳堂
■微細加工「光の回折格子を作ろう」
8 月 22 日(水)∼ 24 日(金)10:00∼ 16:00
対象・定員/小学 4 年∼中学 3 年、各日
4 名(先着順) 会場/大阪大学産業科学
研究所(吹田キャンパス) 参加費/なし
(但し、傷害保険料 100 円を実費負担) (安森)[email protected]
部科学省・奈良県教育委員会・大阪府教育委員会・京
■主催/大阪大学蛋白質研究所、協力/大阪大学 21 世
都府教育委員会・兵庫県教育委員会・滋賀県教育委員会・
紀懐徳堂
和歌山県教育委員会
や育児に関する理論と実践、両方知り
たい」
「小さい子と一緒に研究者の話を聴ける場は貴重」など、子
カフェ継続への熱い要望が。終了後もゆるやかに対話が続き、これ
まで駅になかった「おや」
「こ」
「おやこ」の居場所ができました。
今後の開催予定など、子カフェの情報は
CSCD ホームページでお知らせします。
大阪大学 CSCD 検索
大阪大学箕面キャンパス
至宝塚
大阪ガス
彩都西
クッキング
大阪大学
スクール千里 北千里 吹田キャンパス
石橋
(18:30∼講義、19:30∼料理実習、20:30∼試食+質疑応答)
講習費/ 2,000 円 定員/ 24 名 対象/ 15 歳以上 千里中央 山田
柴原
北大阪急行
■香草・香辛料学入門 ∼ベトナム編
内野 花 (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター・特任講師)
6 月 26 日(水)18:30∼21:00 大阪 モノレール
大阪空港 蛍池
講座
人気
場!
再登
阪
急
宝
塚
線
JR
線
都
京
急
十三
阪急神戸線
至神戸
新大阪 淡路
大日
天六
門真市
JR 神戸線
阪神本線
大阪(梅田)
福島
JR 環状線
東梅田
立命館大阪梅田キャンパス
西梅田
線
なにわ橋
淀屋橋 北浜
大阪大学中之島センター
本
天満橋
阪
京
京橋
アートエリアB1
香辛料の実や樹皮の
実物を観察します。
辛料をもっと上手に使いこなしてみませんか。
課題料理/スパイスが魅力!ベトナム料理(鶏肉の
フォー、魚のクレイポット煮、茹でキャベツ魚醤添え、
ケムソイ) 申込受付期間/ 5 月 1 日(水)
∼20 日(月)
(web 申
込受付は 5 月 1 日(水)21:00∼、電話受付は 5 月 8
日(水)11:00∼)申込多数の場合は抽選の上、申込
いただいた方全員に 5 月 21 日(火)から順次、郵便
またはメールにて当落をお知らせします。
※2011 年 4
月、2012 年 1 月、2012 年 8 月と同じ講座内容につき、
本講座を初めて受講される方を優先します。
■大阪大学 × 大阪ガス
ング 検索
アカデミクッキ
「アカデミクッキング」とは/
食 や 料理 という身近な切り口から、学問的なものの見方・考え
方を身につける教養講座です。専門的で難解な大学の先生の研究でも、
どこかで普段のわたしたちの生活とつながっている…。そんな楽しい
実感から、日常生活にちょっと変化をもたらすアカデミックな思考回
路が生まれます。あなたも一緒に、ガス火で作る料理から新たな学び
のとびらを開いてみませんか?
森ノ宮 地下鉄中央線
地下鉄 谷町線
的で使われていました。今回の講座では、大人気のベ
地下鉄 堺筋線
なんば
イスは、元々は解毒や殺菌、防腐剤としての効能が目
地下鉄 御堂筋線
本町
よね。独特の香りや色で食欲を刺激するこれらのスパ
チャーします。歴史を紐解き、先人の知恵にふれ、香
京
阪
香辛料やハーブは、一度ハマるとやみつきになります
トナム料理に欠かせない香辛料やハーブを中心にレク
南茨木
都
渡辺橋
ニンニク、パクチー…。アジアの料理には欠かせない
万博記念公園
線
京阪中之島線 中之島
レモングラス、シナモン、アニス、クローブ、ジンジャー、
至京都
阪大病院前
大阪大学豊中キャンパス
至奈良
鶴橋
学
大
の
阪
堂
大
徳
懐
紀
世
21
座
講
開
公
一般
近鉄奈良線
受講生募集中
!
南港
ポートタウン線
■Handai-Asahi 中之島塾
会場/大阪大学中之島センター
大阪市北区中之島 4-3-53 TEL. 06-6444-2100
■ 京阪中之島線 渡辺橋駅または中之島駅 徒歩約 5 分
■ 阪神本線 福島駅 徒歩約 9 分
■ JR 東西線 新福島駅 徒歩約 9 分
■ JR 環状線 福島駅 徒歩約 12 分
■ 地下鉄四つ橋線 肥後橋駅 徒歩約 10 分
■ 地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 徒歩約 16 分
■大阪・京都文化講座
先生が の研究を
の
学
新
ます。
大阪大 ーマ、最
し
ー
のテ
チャ
ク
話題
レ
やすく
り
か
わ
■ラボカフェ
会場/アートエリア B1
(なにわ橋駅内)
■ 京阪中之島線 なにわ橋駅 地下 1 階コンコース
■ 京阪本線 淀屋橋駅または北浜駅 徒歩約 5 分
■ 地下鉄 淀屋橋駅または北浜駅 徒歩約 5 分
[email protected]
へ送信してください。
1. お名前 2. ふりがな 3. 住所(〒番号) 4. 電話番号 5. メールアドレス(メ
ールアドレスのない方は FAX 番号) 6. 年齢 7. 性別 8. 参加希望日
※万一に備え、レクリエーション保険に
加入します(保険料負担はありません)。
i-A
a
d
n
a
※参加者全員の1∼8をお知らせくださ
い。※申込受付確認はメールで連絡させ
ていただきます。メールアドレスをお持
ちでない方には FAX または電話でご連絡
します。※両日とも先着順に定員になり
H
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講座
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学
く
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料理が
ミ
デ
ガ
大阪
カ
ア
植物探検隊」のページでご確認ください。
※小雨決行。強雨の場合は 21 世紀懐徳堂スタジオで『キャンパスに咲く花』
に関連したトークセッションを
開催。豊中、吹田、箕面キャン
パスに見られる豊富な植物をス
第
検索
9 回植物探検隊
ライドで紹介し、里山の自然や植物との親しみ方などをお話します。 ■ホットドッグ学概論 ∼羊腸に詰められた挽肉と文化
小倉明彦 (大阪大学大学院生命機能研究科教授)
5 月 23 日(木)18:30∼21:00
(18:30∼講義、19:30∼料理実習、20:30∼試食+質疑応答)
講習費/ 2,000 円 定員/ 24 名 対象/ 15 歳以上 ホットドッグを食べたことがない、という人はまずいないでしょう。でも、日
本最初のホットドッグがいつどこで誕生したか、ごぞんじですか? それは昭和
9(1934)年 11 月 24 日、西宮でのことです。この日、阪神甲子園球場では、沢
村栄治や久慈次郎を主軸とする日本選抜軍が、ベー
ブ・ルースやルー・ゲーリッグを主軸とする大リー
グ選抜軍を迎えうったのでした。
ホットドッグは
「本
場ニューヨークの野球観戦にはこれがつきもの」
と聞き知った神戸のドイツ人肉屋ヘルマン・ウォ
講座
人気
場!
登
再
ニューです。しかし、当時の日本人は、この肉の
塊になじめず、ソーセージは捨ててパンだけ食べ
たそうです。無念のヘルマンさん。今夜はそのソー
セージを再現してみましょう。そしてヘルマンさんの無念を晴らしましょう。
課題料理/手作り腸詰めソーセージ(ホットドッグ、ポトフ)
申込受付期間/ 4 月 1 日
(月)
∼18 日
(木)
(web 申込受付は 4 月 1 日
(月)
21:00∼、
電話受付は 4 月 9 日(火)11:00∼)申込多数の場合は抽選の上、申込いただい
た方全員に 4 月 19 日(金)から順次、郵便またはメールにて当落をお知らせし
ます。
※2011 年 3 月、2012 年 5 月と同じ講座内容につき、本講座を初めて受講
される方を優先します。
豊中キャンパスで里山の自然観察。
無料
受講料
植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
会場/大阪ガスクッキングスクール千里
大阪大学豊中キャンパスの待兼山は遊歩道以外、普段は一般には開
放されておらず、里山の自然がそのままの状態で残されています。
豊中市新千里東町 1-3-141(せんちゅう PAL 1F 北) TEL. 06-6871-8561
●会場/大阪大学 21世紀懐徳堂スタジオ&待兼山
(豊中キャンパス)
●定員/各日 20 名(申込先着順) ●受講料/無料、要事前申込
●問合先/大阪大学 21 世紀懐徳堂 TEL.06-6850-6443 ■ 北大阪急行 千里中央駅 北端階段を上がる
■ 大阪モノレール千里中央駅 徒歩約 3 分
■植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
会場/大阪大学 21 世紀懐徳堂スタジオ
待兼山周辺(大阪大学豊中キャンパス)
■ 阪急宝塚線 石橋駅(急行停車) 徒歩約 15 分
■ 大阪モノレール 柴原駅 徒歩約 20 分
次第、受付を終了します。定員に達した
かどうかは、21 世紀懐徳堂 HP「第 9 回
●会場/大阪ガスクッキングスクール千里(千里中央駅スグ)
●申込先/大阪ガスクッキングスクール千里
TEL. 06-6871-8561(9:00 ∼ 17:30 祝・その他指定日除く)または、
http://www.og-cookingschool.com ●申込期間/各講座による
●講座内容の問合先/大阪大学 21 世紀懐徳堂 TEL.06-6850-6443
ルシュケが、この日に合わせて送り込んだ必勝メ
その申し込みに必要ですので、住所、電
話番号、年齢も必ずご記入ください。 大阪ガスとの共同講座。知的好奇心を刺激する専門分野の講義
の後、講義にちなんだ料理をつくる、従来にない切り口の公開
講座。学問することの面白さを実感していただく試みです。
塾
之島
■大阪大学 × 大阪ガス アカデミクッキング
申込方法/件名を「植物探検隊申し込み」として、下記 1 ∼ 8 を明記の上、
アカデミクッキング
大阪大学×大阪ガス 中
i
h
a
s
会場/立命館大阪梅田キャンパス
大阪市北区小松原町 2-4 大阪富国生命ビル 5F
TEL.06-6360-4895
■ 地下鉄谷町線 東梅田駅 徒歩 1 分
■ 阪神 梅田駅 徒歩 3 分
■ JR 大阪駅、阪急梅田駅 徒歩 5 分
料理が開く、学問のトビラ。
● すべてのお問い合わせは ●
大阪大学 21世紀懐徳堂
TEL.06-6850-6443
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-13 大阪大学会館 1F(豊中キャンパス)
大阪大学 21 世紀懐徳堂
検索
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/
大阪大学 21世紀懐徳堂だより
【vol.12 / 2013 年 4∼7 月号】
■第 9 回 植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
栗原佐智子(大阪大学出版会)
1 回目
4
月 20 日(土)13:30∼15:30
2 回目
5
月 11 日(土)13:30∼15:30
定員/各日 20 名(申込先着順) 対象/中学生以上
緑を濃くする樹木、可憐に咲く小さな花々、水分を含んだ土のにおい、木々
をわたる光と風。街中にありながら鬱蒼とした自然を体感できる貴重なスポッ
トで、植物の観察会を行います。遊歩道を外れ、生い茂る草をかき分けて進
むスポットもあります。大阪大学総合学術博物館待兼山修学館内も順路に含
みます。後半はスタジオで身近な植物関連のレクチャーあり。
集合場所/大阪大学21世紀懐徳堂スタジオ
(豊中キャンパス内、
大阪大学会館1階)
服装/長袖、長ズボン、帽子、歩きやすい靴 学ぶとは。考えるとは。
Handai-Asahi 中之島塾
朝日カルチャーセンターとの共同講座。入会金は不要です。大阪
大学の第 4 キャンパス、大阪大学中之島センターで開講します。
知識を吸収しながら問題を発見し考察する力も養います。
■笑いと健康
∼笑ってストレス解消は本当か?
大平哲也 (大阪大学大学院医学系研究科招へい教授
・福島県立医科大学教授)
5 月 10 日(金)14:30 ∼ 16:00
5 月 24 日(金)14:30 ∼ 16:00
受講料 3,150 円(全 2 回) 笑いが健康によいことは経験的に知られていますが、
科学的根拠はあるのでしょうか?「大人は一日平均ど
のくらい笑っているの?」「大阪のおばちゃんは本当
によく笑うのか?」から、笑いと糖尿病、高血圧、が
んなどの生活習慣病との関係、うつ・認知症予防への
効果など、笑いと健康に関する様々な研究の最新情報
を紹介します。また、誰でもできる日常生活において
笑いを増やす方法、笑いを生かした効果的なストレス
解消法について解説します。笑いヨガなど新しい健康
朝日カルチャーセンター
■大阪弁ぼちぼち講座 ∼大阪弁とオノマトペ
金水 敏 (大阪大学大学院文学研究科教授)
5 月 20 日(月)13:30∼15:00
受講料 1,575 円 「ここダーッとまっすぐ行って、どんと当たったとこ
をキュッと右に曲がって……」大阪人は、道を聞かれ
るとよくこんな表現をします。「どん」とか「キュッ」
とかのような、ものの様子や音声を描写することばを
オノマトペと言いますが、大阪人は、会話の中でこと
のほかオノマトペを多用する傾向があるようです。そ
れはなぜでしょうか?大阪弁の言語的特徴、大阪人の
気質と何か関係が?そもそも言語にとってオノマトペ
とは何?こんなことを、いろいろな実例をみながら、
平成 11 年度の国語に関する世論調査で「ぼかす言い方、
70 歳以上の 7 割以上は高血圧ですが、その 3 割以上
自信のない言い方」と位置づけられた「とても良かっ
は高血圧の薬を飲んでいない状況です。80 歳以上で
■古代の天災
本郷真紹 (立命館大学文学部教授)
5 月 20 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 たかな、みたいな……」
(と言って相手の反応を見る)
も降圧治療により脳卒中や心不全の発症を減らすこと
という表現。批判的な意見を聞くことがあります。調
■源平合戦と源頼朝の復興政策
川合 康 (大阪大学大学院文学研究科教授)
6 月 10 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 本講演は、治承・寿永内乱期の戦争(源平合戦)をと
■近代京都の防災思想・技術・
システムとその変容
山崎有恒 (立命館大学文学部教授)
7 月 1 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 りあげ、当時の戦争の実態を、文献史料や軍記物、考
自然災害との「共生」を選んできた日本人は、近代科
古学の発掘成果などから解明するとともに、戦争を勝
学文明の導入の中で、その考え方をどのように変化さ
奈良・平安時代に生じた天災は、人々の生活に甚大な
ち抜いた源頼朝の鎌倉幕府権力が、どのような戦後処
せたのか。その変化は防災システムや防災技術にどの
ができます。では、なぜ治療を受けていない人がこん
被害をもたらし飢饉を誘発したばかりでなく、為政者
理・復興政策を展開していったのかを考察する。
ような影響を与えたのか。『京都日出新聞』の紙面か
査から10 年以上経過しました。現在、
このような表現を、
なに多いのか。降圧薬を飲んでいても血圧が十分下が
をも震撼させ、さまざまな手立てが講じられた。天災
ら変化を浮かび上がらせるとともに、今後の防災の在
本当にぼかすために使っているのでしょうか。自信の
っていない方も沢山いらっしゃいます。「私は薄口し
のもたらす思想面での影響を検証し、併せてその対策
ない言い方だと言えるのでしょうか。どうもそうとは
か食べないのに…」、「どこも悪くないのにどうして薬
として展開された政策の意義について検討を試みる。
■災害対応の歴史―近世と近代
北原糸子
言い切れない印象を持ちます。では、どう理解したら
がいるの」、「一生飲まなきゃいけないならまだ飲みた
よいのでしょうか。対人コミュニケーションにおいて
くない」、「薬を飲むと調子が悪い」、「ふらつくんだけ
聞き手に対して配慮した表現という観点からきちんと
ど…」などなど、患者さんのホンネにお答えするとと
説明し、正当な位置づけを試みます。
もに、高齢者に特有の病気の特徴、高血圧と上手に付
災害・戦災の歴史 −その教訓に学ぶ
■古代語の謎を解く
蜂矢真郷 (大阪大学名誉教授・中部大学教授)
6 月 22 日(土)13:30∼15:00
受講料 1,575 円 日本の古代のことばについて、形や意味を変えたりも
しながら現代でも用いられているものを中心に、その
■先端医学と漢方の融合をめざす
「なにわ漢方」について
萩原圭祐 (大阪大学大学院医学系研究科准教授)
6 月 29 日(土)14:00∼15:30
受講料 1,575 円 応と近代社会の対応ではどのような変化がみられたの
空襲に対処するための防空は、広く知られている学童
数々の災異に見舞われた古代の日本。そのとき、国家
だろうか。あるいは、どのような点が変わらずに社会
疎開だけでなく、防空緑地の整備や建物疎開などへと
はいかなる対応をし、どのようにして復興を遂げてい
的伝統として息づいていたのだろうか。幕末の災害多
つながっていった。市民生活にそれほどの影響を及ぼ
ったのか。この問題について、天平 9 年(737)の疫
発期と都市化した近代社会の具体的事例を元に考える。
した防空を通じて、戦争が大阪を形作っていく様子を
病大流行、貞観 11 年(869)の貞観大地震を素材にし
論じてみたい。
て具体的に考えてみたい。
■江戸時代上方地域の治水システム
村田路人 (大阪大学大学院文学研究科教授)
6 月 24 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 語の成り立ちや由来を考えます。あまり根拠のない語
源説のようなものではなく、国語学の、語構成を研究
在しますが、その流れは、8 代将軍吉宗の時代にまで
する立場から、いろんな語の表すところに迫ります。
さかのぼることができます。北山友松子や永富独嘯庵
多くの語を合わせて比べてみると分かってくることも
など大阪にゆかりの深い漢方医を紹介し、その流れが、
あります。分かりにくいことに迫る時には謎解きのよ
緒方洪庵の適塾にもつながっていることを解説してい
うなおもしろさが、その由来に迫る時にはルーツを探
きます。上方の医学の歴史を俯瞰的に眺めると、大阪
■室町期京都の都市社会
―災害・飢饉をめぐって―
三枝暁子 (立命館大学文学部准教授)
6 月 3 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 るようなおもしろさがあるでしょう。(取り上げるこ
には、実証的、実践的な医学の歴史背景が存在し、そ
金閣・銀閣に象徴される室町文化の栄えた時代、京都
今回は大河川の堤防維持システムの構築過程とその変
とばは毎回変わります)
の流れは、大阪大学故山村雄一先生(元阪大総長)の
は洪水や大風・地震をはじめとする様々な災害にみま
化に焦点をあて、上方地域の治水システムを紹介した
指導のもと行われた漢方医学の生化学的研究にもつな
われるばかりでなく、飢饉にあえぐ人々の押し寄せる
い。
がっています。現在、大阪大学漢方医学寄附講座では
場となった。こうした災害や飢饉によって浮かび上が
先端医学と漢方医学の融合治療「なにわ漢方」を提唱
る、都市社会の実像に迫りたい。
みも可。
検索
i 中之島塾 参加者が自由な議論を行う対話型プログラムです。
●会場/アートエリア B1(京阪中之島線なにわ橋駅地下 1F コンコース)
大阪大学の教員らがカフェマスターとなり、平日夜を中心
●定員/各回により異なります。
(当日先着順・入退場自由)
に、哲学、アート、科学技術、鉄道、マンガ、スポーツなど、
●問合先/大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 多岐にわたるテーマで、ゲストや参加者のみなさんで語り
■中之島哲学コレージュ/アートと私た
ちを考える 3
「アートとケアの気になる関係1」 4 月 3 日(水)19:00 ∼ 21:00 ■シリーズ:ポスト 3・11 の科学技術
社会論『ポスト 3・11 の科学と「社会
的なもの」』 4 月 13 日(土)14:00 ∼ 17:00 〈ケア〉に対してアートは一体どのように関わること
東日本大震災は私たちに多くの問題を投げかけました。
なぜこれほどまでに被害が拡大したのか? そもそも被
福祉施設などで実際に作品を制作するプロジェクトに
害とは何だったのか? コミュニティは、そして社会は、
取り組んでおられる「HAPii+Jr」のメンバーをお迎えし、
いかに再生しうるのか? 科学技術と今後どう向き合
現場での経験や葛藤を伺うところから、改めて気にな
っていけばいいのか? 本年 1 月に出版された『ポス
るアートとケアの関係について考えます。定員 50 名
ト 3・11 の科学と政治』と『社会的なもののために』
程度。
の著者たちが、ポスト 3・11 の科学と「社会的なもの」
費
参加
無料
江戸時代、幕府は上方地域に対して高度な治水システ
ムを構築していた。とりわけ、淀川・大和川などの大
河川の堤防維持システムには見るべきものがあった。
。
ネットからも
受講申込書は
化講座 大阪・京都文
しており、その実際例についても解説していきます。
TEL.06-6850-6632 cscd@office.osaka-u.ac.jp
突発的に発生する自然災害に対して、近世の社会的対
6 月 17 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 大阪には、道修町を本社とする製薬メーカーが多数存
お申込
ネットからの
り方について考えたい。
■大阪における防空と都市計画
飯塚一幸 (大阪大学大学院文学研究科教授)
7 月 8 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 (前立命館大学歴史都市防災研究センター教授)
■日本古代の災異と復興
市 大樹 (大阪大学大学院文学研究科准教授)
5 月 27 日(月)14:00∼15:40
受講料 1,500 円 き合うコツについて解説します。
ラボカフェ
ができる/できないのでしょうか。連続企画の今回は、
TEL.06-6222-5224
●会場/立命館大阪梅田キャンパス(大阪富国生命ビル 5 階)
●定員/各回
100 名 ●受講料/ 1 回 1,500 円(7 回以上一括申込の場合 10,000 円)
●申込
方法/「受講申込書」に必要事項を記載の上、FAX・E-mail・郵送、いずれかの
方法でお送りください。〒530-0018 大阪市北区小松原町 2-4 大阪富国生命ビル
14 階 立命館大阪オフィス FAX.06-6360-4894 [email protected] 受講申込受付後、
「受付確認書」
「払込取扱票」を送付しますので、
受講料を納付(郵
便払込)願います。●問合先/立命館大阪オフィス TEL.06-6360-4895
合うカフェプログラムを提供しています。
検索
。
時 HP に掲載
降の予定は随
2013 年 5 月以
SCD ラボカフェ C
大阪大学 21世紀懐徳堂の
メーリングリストに
登録しませんか?
検索
大阪大学 21 世紀懐徳堂は、市
民の方を対象にした各種講座
やシンポジウム等を開催して
プレイヤーのための基礎理論「サークルオブフィフス」
■中之島哲学コレージュ/オープン
ミーティング「お産を考える」 4 月 24 日(水)19:00 ∼ 21:00 出版
と技術的なワークショップを、第二部はアメリカンル
多様な出産のスタイル、
「産む(産まない)
、つくる」
援も行っています。これらの
ーツ音楽に興味のある人々のためのレクチャーとライ
という言葉で語られる社会のあり方、科学技術がもた
催し(社学連携事業)を月に 2
ブを通じて、ビ ルキース氏の偉業を称えると共にバン
らす生命観の変容・・・お産をめぐるあれこれについ
∼3 回程度お知らせする「21
ジョーの魅力をタップリ紹介します。
て語り合いながら、お産の何を考えたいかを考えます。
世 紀 懐 徳 堂 メ ー ル マ ガ ジ ン」
ゲスト/ビル・キース(バンジョー奏者)、有田純弘(バ
出産の経験ある方もない方も、性別を問わず関心のあ
の配信を希望される方は、件
ンジョー、ギター奏者)、渡辺三郎(ブルーグラス月
る方ならどなたでも参加できます。定員 50 名程度。
刊誌編集長) カフェマスター/久保田テツ(大阪大
ゲスト/千田満佐子(日本妊産婦支援協議会りんごの
学 CSCD 教員)お問合せ/梅田ナカイ楽器三番街店
木)
進行/八木絵香(大阪大学 CSCD 教員)
、松川絵
(06-6372-9266)主催/ GMW 大阪実行委員会 協賛
里(大阪大学 CSCD 特任研究員)
カフェマスター/本
カフェマスター/市野川容孝(東京大学教授)、中村
アメリカ大衆(ポップ)音楽のはじまりとともに、ア
征樹(大阪大学准教授)、八木絵香(大阪大学 CSCD
フリカとヨーロッパという別世界の音が共鳴してリズ
教員) 主催/「ポスト 3・11 の科学技術社会論」研究会、
ムとコードを生み出して発展してきました。第一部は
「社会的なものの思想史」研究会 協力/ナカニシヤ
■ラボカフェスペシャル
「アメリカン・ミュージックの歴史
∼バンジョーの誕生と発達とともに∼」
4 月 14 日(日)
14:00 ∼ 16:00 ワークショップ(有料)
(5,000 円、学生 1,000 円学生証提示、会場内定員有)
ゲスト/伊藤飛鳥、島田紗希(HAPii+Jr プロジェクト
をめぐって徹底的に議論します。定員 50 名程度。
/京都造形芸術大学こども芸術学科) 進行/荻野亮
ゲスト/宇城輝人(福井県立大学准教授)、小田川大
一(大阪大学大学院文学研究科院生) カフェマスタ
典(岡山大学教授)、前川真行(大阪府立大学准教授)、
ー/本間直樹(大阪大学 CSCD 教員) 共催/カフェ
神里達博(大阪大学 CSCD 教員)、標葉隆馬(総合研
黒人文化と白人文化の融合から生まれた唯一のアメリ
フィロ
究大学院大学助教)、平川秀幸(大阪大学 CSCD 教員)
カ民俗楽器といわれるバンジョーは、19 世紀前半に
17:00 ∼ 18:30 トークコンサート(無料)
/梅田ナカイ楽器(株)
間直樹(大阪大学 CSCD 教員)
共催/カフェフィロ
います。また、大阪大学の各
学部・部局等が取り組んでい
る公開講座・セミナー等の支
名を「メールマガジン配信希
望」として、お名前(フリガナ)
とアドレス(パソコンアドレ
スをおすすめします)を下記
大阪大学の公開講座、
イベント情報などを
メールでお知らせします!
会社帰りにちょこっと寄り道。
2013 年度 前期
大阪大学 21 世紀懐徳堂と、立命館大学文学部・立命館大阪
オフィスの共催講座。大阪・京都の自然・風土・地誌・都市
空間について考え、今後の課題・問題点についても提起します。
■高齢者の高血圧 ∼主治医に聞けないホンネに向き合う
楽木宏実 (大阪大学大学院医学系研究科教授)
6 月 29 日(土)10:30∼12:00
受講料 1,575 円 Handai-Asah
ぼちぼち考えます。
大阪・京都文化講座
■おもしろ日本語学 ∼配慮の表現=
「みたいな」で止める表現
(大阪大学大学院言語文化研究科教授)
小矢野哲夫
6 月 7 日(金)13:30∼15:00
受講料 1,575 円 法を体験してもらい、笑いの効果を実感できる参加体
験型の講義を行います。
共通テーマで大阪と京都を掘り下げる。
●会場/大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島 4-3-53) ●定員/各講座により異なります。
随時受付中ですのでお問い合わせください。
●申込先・問合先/
へお知らせください。
[email protected]
(無料、60 名程度、当日先着順)
●主催/アートエリア B1【大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪電気鉄道(株)
】
●共催/大阪大学 21 世紀懐徳堂 ●企画制作/大阪大学
コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
、NPO法人ダンスボックス ●協力/ NPO法人 recip[地域文化に関する情報とプロジェクト]
※いただいた情報は、この目的にのみ使用します。
4.広報・情報発信
> 4-5. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン
4-5. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン
21 世紀懐徳堂が主催する公開講座やシンポジウムなどの参加者のうち、希望者に対して 2010 年 8 月より発行を
開始した。プッシュ型 の情報発信手法として、公開講座や催しの告知に活用している。
(上畑
史)
・対象/一般
・登録人数/約 983 名(2013 年 3 月末現在)
・登録方法/公開講座やイベントの際に登録用紙を配付し、登録希望者から回収
・発行開始時期/2010 年 8 月
・発行頻度/週 1 回程度。
今年度は計 55 回発行。
成果
メールマガジンの例
今年度は頻度を増やし、原則として週に1回、年間 55 回
発行した。また、メールマガジン受信者は昨年度より、約
170 名増加した。メールマガジンを配信した当日は、21 世
紀懐徳堂内に掲載した、そのイベントの情報サイトへのア
クセス数が伸びており、21 世紀懐徳堂ホームページを訪れ
るきっかけとなっている。また、置きチラシでの宣伝とは
課題
異なり、直接かつ確実に、個人に対してイベント情報を届
けることができるため、イベント参加者数の増大にもつな
他部局との連携強化のために、21 世紀懐徳堂のイベント
がり、効果的な広報ツールであった。情報配信されたイベ
に限らず、他部局主催のイベント配信数の頻度を上げてい
ントについて、受信者個人からイベントの感想や意見が届
きたい。また、受信者数が増大すれば、それだけの個人に
くこともあり、21 世紀懐徳堂と市民一人ひとりがつながる
向け確実な広報ができるので、イベント時には参加者に対
ツールとしても重要である。
してメールマガジン登録を積極的に声掛けしていきたい。
82
大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン一覧(2012 年 4 月∼10 月発行分)
no.
送信日
★は他部局等の主催事業
告知内容
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.20
1
4 月 9 日(火)
2
4 月 13 日(金)
・Handai-Asahi 中之島塾「3.11 後の科学技術と市民社会の関わり方」他
3
4 月 19 日(木)
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.19「亜熱帯 OSAKA2100」
4
4 月 23 日(月)
★平成 24 年度いちょう祭
5
5 月 1 日(火)
・Handai-Asahi 中之島塾「3.11 後の科学技術と市民社会の関わり方」
6
5 月 10 日(木)
・大阪大学 CEIDS/SSC 一般公開シンポジウム『持続可能社会のグランドデザインとイノベーション』
7
5 月 11 日(金)
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.21「ドクター石蔵の男のええ加減料理講座」
8
5 月 15 日(火)
★<天文に親しむ連続企画>金環日食観望会事前レクチャー
9
5 月 24 日(木)
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座(2012 年前期)
10
6 月 7 日(木)
★適塾特別展示「洪庵・適塾と蘭書」
11
6 月 11 日(月)
12
7 月 2 日(月)
・21 世紀懐徳堂だより vol.9
13
7 月 3 日(火)
・Handai-Asahi 中之島塾「熟年夫婦の体調不良 夫源病 」他
14
7 月 5 日(木)
★産業科学研究所ものづくり教室 2012
15
7 月 11 日(水)
★まちかねておはこまつり 2012
16
7 月 17 日(火)
★「LHC 実験にて新粒子(ヒッグス粒子?)発見」に関する緊急一般企画
17
7 月 23 日(月)
★大阪大学蛋白研セミナー 第 5 回「高校生のための特別公開講座」
18
7 月 27 日(金)
・大阪・京都文化講座(2012 年度後期)「人・文化・産業 関西とアジアの往来史」
19
8 月 9 日(木)
20
8 月 10 日(金)
21
8 月 24 日(金)
22
8 月 28 日(火)
23
9 月 4 日(火)
24
9 月 10 日(月)
・Handai-Asahi 中之島塾「「生き方」「死に方」を考える∼平穏死・自然死のすすめ」他
25
9 月 18 日(火)
・平田オリザ講演会「新しい広場を作る−社会における芸術の役割−」
26
9 月 20 日(木)
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.25「水が潤す健康生活」
27
9 月 21 日(金)
★豊中市文化芸術ボランティア養成講座(大阪大学文学研究科 平成 24 年度開講科目「文化政策論演習」)
28
9 月 28 日(金)
29
10 月 4 日(木)
30
10 月 9 日(木)
31
10 月 11 日(木)
32
10 月 23 日(火)
33
10 月 30 日(火)
「ホットドッグ学概論∼羊腸に詰められた挽肉と文化」
★大阪大学総合学術博物館創立 10 周年記念
第 5 回特別展「巨大ワニと恐竜の世界−巨大爬虫類 2 億 3 千万年の攻防」
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
「庭園と都市−イタリア庭園の歴史から現代日本の都市空間を再考する」
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.25「水が潤す健康生活」
・第 44 回 大阪大学公開講座「暮らしと科学技術の未来図」
∼エネルギー問題・減災に関する全 15 講座
・Handai-Asahi 中之島塾「未来を拓くツインサイエンス∼ふたご研究の最前線」
★日本動物学会大阪大会 一般公開企画
動物学ひろば「見てみよう触ってみよう−多様な動物の世界」他
★一般社会人・学生(高校生以上)向け講演会
「PDB データバンク:タンパク質のかたちが支える生命科学と創薬への応用」
★最先端・次世代研究開発支援プログラム研究者が語る第 2 回 3 大学主催連携講演会
「グリーン・ライフイノベーションへの材料研究最前線」
・Handai-Asahi 中之島塾「なぜあなたは太り、あの人はやせる?∼肥満とやせと経済学」他
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.27
「こまった時には自分を食べる?タコもびっくりオートファジー」
★大阪大学総合学術博物館創立 10 周年記念 第 15 回企画展
「ものづくり 上方 酒 ばなし―先駆・革新の系譜と大阪高工醸造科―」
・Handai-Asahi 中之島塾「中高年の膝関節の痛みとその解消法」他
83
4.広報・情報発信
> 4-5. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン
大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン一覧(2012 年 11 月∼2013 年 3 月発行分)
34
11 月 5 日(月)
35
11 月 8 日(木)
36
11 月 13 日(火)
★は他部局等の主催事業
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.28
「ナポリのクリスマス∼『ご生誕』を祝う音楽、そして食卓」
★市民公開フォーラム『がんの予防と早期診断』∼がんを早く見つけるために∼
・ハンダイ映像祭 2012
★総合学術博物館創立 10 周年記念シンポジウム
【オオサカがとんがっていた時代 大阪のアヴァンギャルド芸術−焼け跡から万博前夜まで−】
37
11 月 20 日(火)
38
11 月 27 日(火)
39
11 月 20 日(火)
40
11 月 27 日(火)
41
12 月 4 日(火)
42
12 月 11 日(火)
43
12 月 18 日(火)
44
12 月 25 日(火)
・サイエンスカフェ・オンザエッジ・ネクスト 9
「最近時々聞く「トポロジカル絶縁体」って何?」他
・Handai-Asahi 中之島塾「大阪弁ぼちぼち講座∼「オマエハアホカ」のメロディの秘密」他
・社学連携講演会(豊中市と大阪大学 21 世紀懐徳堂との連携講演会)
「生きた学び ∼いま、学びの原点を考える。修業と授業の違いとは?」他
・Handai-Asahi 中之島塾「大阪弁ぼちぼち講座∼「オマエハアホカ」のメロディの秘密」他
・社学連携講演会(豊中市と大阪大学 21 世紀懐徳堂との連携講演会)
「生きた学び ∼いま、学びの原点を考える。修業と授業の違いとは?」他
・みのおエフエム「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」
・Handai-Asahi 中之島塾「「男のうつ」治らなくても働ける!」
・2012 年度後期 i-spot 講座「移り変わるデザインの意味−19 世紀から 21 世紀へ−」
★大阪大学適塾記念センターシンポジウム
『「鎖国」のベールの裏側で∼ケンペルとその時代の日欧交流の実態にせまる』
・Handai-Asahi 中之島塾「原因不明の痛みを診る∼痛みのしくみと治療」他
45
1 月 8 日(火)
46
1 月 22 日(火)
47
1 月 29 日(火)
48
2 月 5 日(火)
・2012 年度後期 i-spot 講座「戦前大阪の工業教育」
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.30「賢くてずるいあなたの口」
・Handai-Asahi 中之島塾「これからの日米同盟について」他
・Handai-Asahi 中之島塾「めまいは脳からくる危険信号?∼めまいの仕組みと原因」
・2012 年度後期 i-spot 講座「浪華で学んだ俊英たち−適塾の門下生を中心に」
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.3
「しあわせな長寿に必要なこと∼性格傾向からの考察」
・Handai-Asahi 中之島塾「大阪弁ぼちぼち講座∼大阪弁と笑い」
49
2 月 8 日(金)
50
2 月 13 日(水)
51
2 月 19 日(火)
・大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
52
2 月 26 日(火)
・第 4 回
53
3 月 6 日(火)
・大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」vol.32「誘惑と自制のあいだ∼肥満とやせの経済学」
54
3 月 15 日(金)
・2013 年度 立命館大阪プロムナードセミナー「大阪・京都文化講座」
55
3 月 29 日(金)
★【はびきの市民大学】再発見「大阪の知」―懐徳堂の歴史と名言―
・ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2「音楽の力、音楽の無力」
・みのおエフエム「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」
・大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
大阪音楽大学・大阪大学ジョイント企画 ユース合唱フェスティバル
84
4.広報・情報発信
> 4-6. プレスリリース
4-6. プレスリリース
一般公開講座やイベントの開催情報を、広報課を通じて記者クラブに発信した。
(沢村 有生)
・対象/大阪科学・大学記者クラブ
・発信時期/随時
発信日
事業名とリリースタイトル
プレスリリースによる掲載実績
2012 年 5 月 21 日
●アカデミクッキング
<開講日>
料理が開く学問のトビラ
7 月 17 日、18 日、
講座シリーズ
8 月 8 日、9 月 25 日
ング」の夏講座および親子向け夏休みと区別講座を開
2012 年 8 月 22 日
●アカデミクッキング
<開講日>
料理が開く学問のトビラ
10 月 26 日、11 月 28 日、
講座シリーズ
12 月 20 日
ング」が開講 3 年目にはいります!
大阪大学の 知 に出会える
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキ
7 月 30 日、読売新聞に取材記事(6 段 1/2)
催します!(※大阪ガス株式会社から五月会に同時配信)
大阪大学の 知 に出会える
8 月 29 日、電気新聞に告知記事(3 段 1/4)
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキ
9 月 18 日、ビジネスアイに告知記事(1 段
全)
(※大阪ガス株式会社から五月会に同時配信)
2012 年 8 月 24 日
●大阪大学公開講座
<開講期間>
第 44 回大阪大学公開講座「暮らしと科学技術の未来
9 月 12 日∼12 月 19 日
図」開講します。
2012 年 11 月 27 日
●アカデミクッキング
<開講日>
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」平成 25 年
2013 年 1 月 29 日、
もますますユニークなコラボでお届けします!
12 月 19 日、産経新聞に告知記事(1 段 1/4)
2 月 27 日、3 月 22 日
(※大阪ガス株式会社から五月会に同時配信)
2012 年 12 月 7 日
●社学連携講演会「生きた学び ∼いま、学びの原点を
<開催日>
考える。修業と授業の違いとは?」(豊中市と大阪大
12 月 15 日
学 21 世紀懐徳堂との連携講演会)
2013 年 2 月 18 日
●ベーゼンドルファー1920 演奏とお話 vol.2
2 月 24 日、読売新聞に告知記事(15 行)
<開催日>
「音楽の力、音楽の無力」を開催します。
3 月 27 日、大阪日々新聞に取材記事(全 3
3 月 10 日
段)
2013 年 2 月 22 日
●アカデミクッキング
<開講日>
料理が開く学問のトビラ
4 月 26 日、5 月 23 日、
講座シリーズ【平成 25 年度春版】 大阪大学×大阪ガ
6 月 26 日
ス「アカデミクッキング」
大阪大学の 知 に出会える
3 月 4 日、電気新聞に告知記事(1 段 1/4)
3 月 26 日、朝日新聞に告知記事(1 段 1/4)
※読売新聞、ガスエネルギー新聞が 4 月 26
日開講日に取材に来場する予定。
(※大阪ガス株式会社から五月会に同時配信)
成果
課題
積極的なリリース発信を推奨する広報課のバックアップ
アカデミクッキングのリリース発信後に毎回記事掲載が
を受け、レギュラーの公開講座と定員数の多いレクチャー
あるが、同時配信している大阪ガスと講師の功績によるも
コンサートの開講情報を、マスコミ各社に向けて一括発信
のである。テーマによっては発信先の科学記者クラブの記
した。
者に関心を持たれるが、21 世紀懐徳堂の事業の多くは、社
会部や文化部の記者に届けたいテーマであり、今後、そち
ら方面のチャンネルを持つことが望まれる。
85
4.広報・情報発信
> 4-7. みのおエフエム「まちのラジオ」
4-7. みのおエフエム「まちのラジオ」
連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局している「タッキー816 みのおエフエム」が放
送する番組「まちのラジオ」において、2010 年 4 月から大学から地域へ、大学から社会に向けて社学連携事業を
中心に大阪大学を紹介している。大阪大学を身近に感じていただくとともに、大学と市民とが連携・協働を展開
する上での足がかりとなることを期待し、毎月、教職員、学生に出演していただいている。大阪大学の取り組み、
研究活動や社会に向けた特色ある活動等を紹介すると同時に、
「地域に生きる」大阪大学をアピールすることを目
指している。
(徳野 光男)
【番組概要】
・番組名/「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」
・放送日/毎月第2木曜日
午後 3 時∼4 時
再放送は放送日の午後 9 時∼10 時と翌週の日曜日
午後 1 時から
みのおエフエムホームページからインターネットでも聴取可(同時配信のみ)
・形 態/原則スタジオ収録
・周波数/FM81.6MHz
・みのおエフエムホームページ/
http://fm.minoh.net/
・番組開始時期/2010 年 4 月
成果
課題
箕面市との連携事業として始まったものであるが、放送
大学が持つ資源は無尽蔵にある中で、ラジオという媒体
エリアが同市のみならず北摂地域にわたるもので、大学と
で何を伝えるかどのように伝えればよいかが課題の一つで
広く地域との連携につながる情報発信ツールとして有意義
ある。
なものである。
また、放送は一方通行の情報伝達であり、その成果を計
今年度は各部局等や教員・学生が企画する催事等の関係
る方法が検討できていないので、次年度には、みのおエフ
者に出演していただき、番組内でイベント情報を併せて告
エムのスタッフの協力を得て進められればと考えている。
知することで、有効に機能したのではないかと考えられる。
自身の研究内容や教育方針のほか、社学連携担当として
大学の取り組みを説明する小川理事補佐(2012 年 4 月)
86
大阪大学総合学術博物館からの現場レポート
総合学術博物館 橋爪節也 館長 横田 洋 助教
(2012 年 6 月)
2012 年度「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」放送内容
放送日
出
演
放
送 内
容
「光の研究」を中心に、研究姿勢や教育方針を紹介。この 4 月から大
2012 年 4 月 12 日
小川哲生 理事補佐(理学研究科教授)
阪大学広報・社学連携担当の新理事補佐として、これからの大阪大学
の「社学連携」活動について。
紫外光発生結晶の発見、タンパク質結晶という新展開を生んだ新技術
5 月 10 日
工学研究科
森
開発や異分野連携、大学発ベンチャーの成功の陰にあったメンタルト
勇介 教授
レーニングの導入について
6 月 14 日
創立 10 周年記念の企画展「巨大ワニと恐竜の世界 −巨大爬虫類 2 億
総合学術博物館 橋爪節也 館長
横田
3 千万年の攻防−」を開催中の大阪大学総合学術博物館からの現場レ
洋 助教
ポート。
産業科学研究所が果たす役割と大学が「技術室」を持つことの意味、
7 月 12 日
産業科学研究所技術室
高度な専門技術を持った技術職員が考え、取り組む「ものづくり」の
田中高紀 室長、大西政義 係長
楽しさについて。
まちかねておはこ祭実行委員
まちかねておはこ祭実行委員の学生さんから地域交流イベント「まち
かねておはこ祭」の案内
学習支援者である学生たちが試行錯誤しながら、日本語を学ぶ人たち
8月9日
文学研究科
の「学習者オートノミー」を育てる方法論を身につける日本語教育の
青木直子 教授
教育実習「日本語教室」の実践を中心に教育・研究を紹介。
9 月 13 日
10 月 11 日
サークルが生まれたいきさつ、「クルルいしばし」の紹介、主な活動
学生サークル「石橋×阪大」
理学研究科
内容について
花垣和則 准教授
素粒子物理学の分野で話題の「ヒッグス粒子」探索の研究について
総合学術博物館創立 10 周年記念第 15 回企画展の内容を中心に、「日
11 月 8 日
本酒番付、日本一は伊丹の酒蔵だった」、「Japanese whiskey は世界
総合学術博物館 松永和浩 助教
5 大ウイスキーのひとつ」等々お酒にまつわる「よもやま話」を含め
て紹介
12 月 13 日
2013 年 1 月 10 日
遺伝子改変動物(トランスジェニックマウスやノックアウトマウス)
微生物病研究所 岡部 勝 教授
言語文化研究科 石黒
を用いた受精のメカニズムに関する研究について
暢 准教授
外国語学部学生 中谷さん、金本さん
日本とデンマークの「高齢者介護」や「住環境」「家族を取り巻く環
境」など、デンマーク社会や文化の研究について。また、「デンマー
クを知ろう!」イベントの内容についても紹介
ハンガリーの音楽家バルトークに関することやロマ(ジプシー)によ
2 月 14 日
文学研究科
る「ロマ音楽」、ユダヤ系の人々を中心に発展してきた音楽「クレズ
伊東信宏 教授
マー」、 東欧の演歌 「チャルガ」など、東欧の音楽史、民族音楽学
の研究について
「現代日本語文法」、特に「モダリティ副詞」の研究をテーマに、話
3 月 14 日
言語文化研究科 小矢野哲夫 教授
し手の判断や感じ方を表す言語表現の分析や、「若者ことば」に関す
る研究について
87
4.広報・情報発信
> 4-8. 学外媒体掲載実績(新聞、タウン誌、WEB など)
4-8. 学外媒体掲載実績(新聞、タウン誌、WEB など)
21 世紀懐徳堂の活動告知や開催報告について、以下のような内容で掲載された。
■新聞
朝日新聞
2012 年 7 月∼2013 年 3 月
Handai-Asahi 中之島塾
告知記事 9 回
2013 年 2 月 27 日
OSAKAN CAFÉ
告知記事(囲み記事)
2013 年 3 月 26 日
アカデミクッキング vol.34、35
告知記事(1 段 1/4)
2012 年 7 月 30 日
アカデミクッキング vol.22(仲野教授)
取材記事(6 段 1/2)
2013 年 2 月 24 日
ベーゼンドルファー1920「音楽の力 音楽の無力」
告知記事(1 段 1/2)
2013 年 2 月 1 日∼26 日
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
告知広告 6 回、告知記事 2 回
2013 年 2 月 28 日
OSAKAN CAFÉ
告知記事(1 段 1/6)
2013 年 3 月 25 日
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
取材記事
(4 段 1/3)
(4 段 1/4)
2012 年 8 月 11 日
アカデミクッキング vol.23(栗栖教授)
取材記事(3 段 1/3)
2012 年 8 月 25 日
アカデミクッキング vol.26、27、28
告知記事(2 段 1/6)
2012 年 12 月 19 日
アカデミクッキング vol.30
告知記事(1 段 1/4)
2013 年 3 月 3 日
OSAKAN CAFÉ
取材記事(囲み記事)
2012 年 8 月 13 日
第 44 回大阪大学公開講座
告知記事(17 行)
2013 年 3 月 3 日
OSAKAN CAFÉ
取材記事(2 段 1/4)
大阪日日新聞
201 年 3 月 27 日
ベーゼンドルファー1920「音楽の力 音楽の無力」
取材記事(全 3 段)
電気新聞
2012 年 8 月 15 日
アカデミクッキング vol.23(栗栖教授)
取材記事(囲み記事)
2012 年 8 月 29 日
アカデミクッキング vol.26∼28
告知記事(3 段 1/4)
2013 年 3 月 4 日
アカデミクッキング vol.31∼34
告知記事(1 段 1/4)
ビジネスアイ
2012 年 9 月 18 日
アカデミクッキング vol.23∼29
告知記事(1 段)
月刊島民
2012 年 4∼8 月
21 世紀懐徳堂の一般公開講座、催事
告知記事(1/2 ページ)
2012 年 8 月 1 日号
夏休み子供向け講座
告知記事(1/3 ページ)
読売ファミリー
2012 年 7 月 18 日
アカデミクッキング vol.21(石蔵准教授)
取材記事(1/2 ページ)
リビング新聞
2012 年 7 月 7 日
アカデミクッキング vol.23(栗栖教授)
告知記事(1/3 ページ)
シティリビング
2013 年 3 月号
アカデミクッキング vol.31、32
告知記事(囲み記事)
ともも
2012 年 4 月号∼2013 年 3 月号
21 世紀懐徳堂の一般公開講座、催事
告知記事
あまから手帖
2012 年 9 月号(8 月 23 日発行)
アカデミクッキング
紹介記事(囲み記事)
サイエンスポータル
2012 年 4 月∼2013 年 3 月 随時
21 世紀懐徳堂のすべての自然科学系講座
告知記事(1 行)
毎日 jp
2013 年 3 月 24 日、25 日
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」
取材記事(1 ページ)
リセマム
2012 年 5 月 22 日
アカデミクッキング vol.22∼25
告知記事(1 ページ)
読売新聞
毎日新聞
産経新聞
日経新聞
■タウン情報誌、
ミニコミ
■雑誌
■WEB
■テレビ
(沢村 有生)
朝日放送「報道ニュース」
2013 年 3 月 1 日、2 日
OSAKAN CAFÉ
放映
豊中市広報番組「かたらいプラザ」
2013 年 3 月 11 日∼17 日
大阪音大・大阪大学企画「ユース合唱フェスティバル」
放映
88
4.広報・情報発信
> 4-9. 学内媒体掲載実績
4-9. 学内媒体掲載実績
21 世紀懐徳堂の活動告知や開催報告について、学内の媒体に以下のような内容で掲載された。
(沢村 有生)
■ 社会と大学を結ぶ季刊情報誌『阪大ニューズレター』
NO.55
2012 spring
第 4 回大阪大学シンポジウム「日本 いまから ここから」若者へのメッセージ熱く・取材記事(2P)
NO.58
2012 winter
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」・告知(表 4)
■ 学内広報誌『阪大 NOW』
2012 年 4 月号
広報・社学連携オフィスの新体制(
「役員室だより」1/8 ページ)
(No.131)
第 4 回大阪大学シンポジウム「日本 いまから ここから」
(「創立 80 周年記念事業」1P)
2012 年 6 月号
(No.132)
アウトリーチ支援メニューカタログを配布(「役員室だより」1/3 ページ)
2013 年 1 月号
アウトリーチ活動の推進(
「役員室だより」2P)
(No.135)
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」(
「information」1/4P)
■ 大阪大学環境報告書 2012
2012 年 9 月
地域社会への取り組みとして「第 5 回植物探検隊@春の待兼山を訪ねて」・報告(1/3P)
■ 大阪大学ホームページ
2013 年 3 月 26 日
2012 年 4 月
∼2013 年 3 月
大阪大学シンポジウム「創ること 超えること」・取材記事(ニュース&トピックス 1 ページ)
21 世紀懐徳堂の公開講座、催事のすべて・告知(セミナー/シンポジウム情報)
■ YouTube 大阪大学公式チャンネル
2012 年 9 月 23 日
第 4 回大阪大学シンポジウム「日本 いまから ここから」
■ 全学ディスプレイシステム『O+PUS』
2012 年 11 月 28 日∼
12 月 15 日
社学連携講演会「生きた学び
∼いま、学びの原点を考える。修行と授業の違いとは?」告知
成果
大阪大学シンポジウムや単発の大きな催事についてと、
アウトリーチ活動関連について、21 世紀解読堂の動きを学
内に案内することができた。
課題
定期的に開講している講座の学内に向けての紹介が、お
ろそかになってしまった。広報課との関係が近いことから、
YouTube 大阪大学公式チャンネル
より能動的に周知につとめたい。
89
5.活動スペースの運営 > 5-1. 活動スペースの概要
5-1. 活動スペースの概要
21 世紀懐徳堂は、大阪大学会館 1F に、演劇を始めとするパフォーマンスやトークイベントなどに利用可能な多
目的なスタジオ(「楽屋」付き)および、展示やミーティングに利用できるギャラリー(事務オフィス併設)とい
う独自のスペースを持ち、主催事業の会場として利用する他、部局等が主催する社学連携事業や社学連携関連の
授業の会場として提供している。
(林
浄美)
[仕様]
●21 世紀懐徳堂スタジオ
・面積/165 ㎡(縦 18.2m×横 9.1m)
・壁・天井/黒色、天井に照明吊用バトンをグリッド配置
・床/木製フローリング仕上げ(イベント内容により、リノリウム、パンチカーペットを敷くことが可能)
、平台
設置により階段状客席の設置も可
・設備/
設置済=天井吊りプロジェクター、電動式スクリーン、天井蛍光灯、インターネット有線 LAN コンセント(グ
ローバル)、ODINS 無線 LAN あり
客席用=演台1、イス(メモ台付き)80 脚
音響関係=調整卓・アンプ、DVD デッキ、マイク(ワイヤレス 4 本)、スピーカー類
照明関係=調光卓、スイッチボックス、調光ユニット、灯体(フレネルライト、凸ライト、PAR ライト、LED
ライト)、スモークマシン、その他機材類
舞台用=平台・馬足・箱馬、ダンス用リノリウム、パンチカーペット
●楽屋
・面積/83 ㎡(ホール備品収納スペース兼用)
・設備/化粧前(洗面台・鏡・テーブル・椅子付)2、コート用ロッカー4 台、折り畳みテーブル・椅子、ソファ
ー、テレビ 1、簡易畳、ホワイトボード 2 台
(その他:*移動式パーティション 20 台 *CSCD 備品)
●ギャラリー
・面積/50 ㎡
・設備/可動式テーブル 12 台、椅子 14 席+ソファー、テレビ(52 型)
、ブルーレイ、DVD デッキ、
パソコン(Win、Mac
各1台
※インターネット接続)
※テーブル・椅子は全て移動・組み合わせ可能
※ギャラリーには、カウンターをはさんで事務オフィスが併設されている
楽屋
スタジオ
90
5.活動スペースの運営 > 5-2. 活動スペースの利用実績
5-2. 活動スペースの利用実績
21 世紀懐徳堂の主催事業、協力事業の会場として利用する他、部局の社学連携イベントの開催場所として、利用
された。また、21 世紀懐徳堂協力授業の教室としても多く利用された。今年度のスタジオ、楽屋およびギャラリ
ーの利用状況をふりかえる。
(竹中 啓子)
[利用実績の概要](2012 年 4 月∼2013 年 3 月)
・活動スペース全体の利用人数(イベント時の合計)/2,017 名
・ギャラリー利用人数(通常時+イベント時の合計)/1,111 名
・スタジオ稼働率/月平均 19.1%(授業を含めると 48.2%)
・社学連携事業に関する使用件数/スタジオ 23 件、楽屋 23 件、ギャラリー4 件
・授業に関する使用回数/計 117 回(スタジオ&楽屋 97 回、ギャラリー20 回)
スタジオ利用風景/門真市立門真はすはな中学校模擬授業の様子
成果
ギャラリー利用風景/ギャラリーでの会議の様子
課題
2012 年度は、社学連携関連授業に多く使用され、各種の
通年で社学連携関連授業の教室として使用されている。
社学連携事業にも利用された。スタジオやギャラリーを使
また、社学連携事業としては、相対的に、気候のよい春秋
用し、学生達が社会や地域に発信する方法を考え、実際に
に主催されるイベントが多いことから季節を問わず、コン
社学連携活動を行った。
スタントに多くの方に来場してもらえるよう、自主事業の
21 世紀懐徳堂の主催事業としては、スタジオにて、「植
物探検隊」のレクチャーや協力事業の「豊中市芸術文化ボ
ランティア講座」を開催。
企画や学内アウトリーチイベントの誘致をしていく必要が
ある。
また、学生が主体となる社学連携イベントや夜間、土日
また、6 月の「シナリオリーディングコンテスト」や 10
月「ミックスルーツアカデミックフォーラム」、12 月の
「Handai Collegium Musicum」などの各種イベントの会場
として利用され、多数の市民や他大学の研究者などが多く
来場した。
ギャラリーはイベント使用は少なかったが、授業やミー
ティングで多く利用された。
91
利用のニーズが多いので、効率よく充実した利用ができる
よう、スタジオ運用ルールの整備が急務である。
社学連携事業以外の事業拠点としても、広く社会に開放
していくことを今後の課題として考えていきたい。
5.活動スペースの運営 > 5-2. 活動スペースの利用実績
活動スペース利用人数内訳(スタジオ+ギャラリー+楽屋/イベント時)
利用人数
4月
教職員
学生
学外者
総数
15
64
164
243
5月
0
0
0
0
6月
3
85
20
108
7月
10
40
20
70
8月
11
70
236
317
9月
1
170
20
191
10 月
22
93
198
313
11 月
33
96
447
576
12 月
7
50
62
119
1月
3
15
20
38
2月
0
0
0
0
3月
3
25
14
42
合計
108
708
1,201
2,017
ギャラリー利用人数内訳(通常時+イベント時の合計)(2012.4.1∼2013.3.31)
午前(9:00∼13:00)
午後(13:00 以降)
合計
教員
学生
大学関係者
学外者
総数
教員
学生
大学関係者
学外者
総数
教員
学生
大学関係者
学外者
総数
4月
4
0
5
7
16
22
14
7
65
108
26
14
12
72
124
5月
3
0
16
2
21
7
32
0
4
43
10
32
16
6
64
6月
4
18
2
6
30
30
63
6
6
105
34
81
8
12
135
7月
10
47
0
22
79
22
96
5
30
153
32
143
5
52
232
8月
3
0
4
8
15
2
0
3
15
20
5
0
7
23
35
9月
0
0
0
20
20
0
4
2
11
17
0
4
2
31
37
10 月
0
6
0
8
14
7
55
5
15
82
7
61
5
23
96
11 月
11
43
0
19
73
17
110
12
47
186
28
153
12
66
259
12 月
1
2
0
11
14
2
6
2
10
20
3
8
2
21
34
1月
1
12
2
0
15
0
0
0
0
0
1
12
2
0
15
2月
0
0
7
1
8
1
2
3
14
20
1
2
10
15
28
3月
5
11
1
9
26
12
2
4
8
26
17
13
5
17
52
合計
42
139
37
113
331
122
384
49
225
780
164
523
86
338
1,111
92
スタジオ稼働率
2012
2011
利用日(土日含む)
稼働率(%)
利用日
稼働率(%)
( )は授業を
( )は授業を
( )は授業を
( )は授業を
含んだ数字
含んだ数字
含んだ数字
含んだ数字
稼働日
4月
20
8(13)
40.0(65.0)
2(8)
14.3(57.1)
5月
19
0(9)
0.0(47.3)
1(9)
5.2(47.4)
6月
21
0(12)
0.0(57.1)
3(14)
13.6(63.6)
7月
21
2(14)
9.5(66.6)
2(16)
47.6(66.7)
8月
20
4(4)
20.0(20.0)
12(13)
60.0(65.0)
9月
19
2(2)
10.5(10.5)
2(2)
10.0(10.0)
10 月
20
9(19)
45.0(95.0)
5(16)
25.0(80.0)
11 月
21
12(18)
57.1(85.7)
6(17)
30.0(85.0)
12 月
19
5(12)
26.3(63.1)
7(16)
36.8(84.2)
1月
19
2(11)
10.5(57.8)
5(13)
26.3(68.4)
2月
19
0(0)
0.0(0.0)
11(12)
52.4(57.1)
3月
20
2(2)
10.0(10.0)
11(11)
68.8(68.8)
平均
19.8
3.8(9.7)
19.1(48.2)
5.6(12.3)
29.4(63.9)
*12 月:停電断水日使用停止日あり。
2012 年度活動スペース使用回数(授業に関するスタジオまたはギャラリー使用について)
使用場所
使用回数
授業名
スタジオ
楽屋
ギャラリー
(回)
CSCD
平田教授
/
パフォーミングアーツの世界
●
27
CSCD
平田教授
/
領域ゼミ(メディア技法と表現リテラシー)
●
11
CSCD
平田教授
/
領域横断・演劇創作ゼミナール
●
10
CSCD
平田教授
/
コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門
●
10
情報科学研究科
伊藤准教授
/
●
情報基礎セミナー
文学研究科 青木教授 / 応用日本語学・日本語教育演習
●
文学研究科
金水教授
/地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門
●
文学研究科
金水教授
/地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
全学教育推進機構
国際公共政策研究科
20
15
●
8
●
1
/身体文化論
●
1
/ 教育社会・制度学
●
小島助教
/ 健康スポーツ教育科目
富田助教
全学教育推進機構 尾池講師
●
13
合計
●
97
93
1
20
117
5.活動スペースの運営 > 5-2. 活動スペースの利用実績
2012 年度活動スペース使用回数(社学連携に関するスタジオまたはギャラリー使用について)
使用責任者
月
使用日
所属
4
月
使用場所
NO
職名
使用時間
スタジオ
学外者
総数
特任研究員
澤村
4/15(日)
12:00∼17:00 植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
●
4
0
20
24
2 21世紀懐徳堂
特任研究員
澤村
4/21(土)
12:00∼17:00 植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
●
4
0
31
35
3 全学教育推進機構
准教授
中村
4/13(金)∼18(土)
9:00∼21:00
4 全学教育推進機構
准教授
中村
4/15(日)
14:00∼15:10
5 全学教育推進機構
准教授
中村
4/17(火)
17:00∼18:10
6 全学教育推進機構
准教授
中村
4/18(水)
16:30∼17:40
7 国際公共政策研究科
教授
野村
4/30(月)
11:00∼19:00
第2劇場新入生歓迎公演
「すかった部屋」
第2劇場新入生歓迎公演
「すかった部屋」
第2劇場新入生歓迎公演
「すかった部屋」
第2劇場新入生歓迎公演
「すかった部屋」
公開講義
「実践グルーバルリーダーシップ」
竹蓋
6/24(日)
8:30∼20:00
関西英語会連盟「シナリオリーディング
コンテスト」本番控室
3 全学教育推進機構
教務課長
都々木
6/30(土)
13:00∼17:30 特別活動論 授業(尾池氏)
1 文学研究科
教授
金水
7/14(土)、15(日)
9:00∼18:00
地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ入門
「まちかねておはこ祭り2012」
准教授
宮原
8/20(月)、21(火)
9:30∼17:30 日蘭学生会議
2 人間科学研究科
教授
小野田
8/26(日)
9:00∼17:00
1 文学研究科
教授
永田
9/22(土)、23(日)
9:00∼17:30 アカペラ公開オーディション
イベント「アートと学校と社会から」の
控室として使用(尾池氏)
8月 合計
9
月
10
月
35
●
●
1
9
32
42
●
●
1
9
28
38
●
●
3
28
26
57
5
15
64
164
243
0
0
0
0
0
●
1
10
10
21
10
●
1
10
1
65
21
66
1
0
2
3
85
20
●
●
●
10
40
20
70
1
1
1
10
40
20
70
●
●
3
20
16
39
●
●
8
50
220
278
317
1
0
1
0
108
1
11
70
236
●
1
170
20
191
1
1
170
20
191
特任研究員
澤村
10/4(木)
15:00∼21:00 豊中市文化芸術ボランティア養成講座
●
3
8
45
56
課長
脇
10/6(土)
8:30∼20:00 キャリア支援イベント
●
1
50
15
66
3 21世紀懐徳堂
特任研究員
澤村
10/14(日)
12:00∼17:00 植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて
●
4
0
14
18
4 産学連携本部
特任教授
吉田
10/19(土)、20(日)
●
5
20
10
35
●
●
3
10
30
43
●
●
2
5
70
77
5 基礎工学研究科
グローバルコラボレー
ションセンター
教授
石黒
10/23(火)
特任准教授
吉富
10/27(土)
特任研究員
澤村
10/28(日)
CLICトランスファラブル・スキルズ・
ワークショップ
サイエンスカフェ
17:00∼21:00
「アンドロイドと未来予測」
第3回ミックスルーツ・
12:00∼18:00
アカデミックフォーラム
15:30∼20:00
12:00∼17:00 植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて
●
●
●
7
0
●
4
0
14
18
5
22
93
198
313
1
14
13
28
●
21
39
381
441
●
10
43
13
66
1 学生部キャリア支援課
学生支援
第二係長
岡本
11/3(土)、4(日)
10:00∼17:30
2 理学研究科
教授
寺崎
11/7(水)∼9(金)
8:00∼21:00 高圧討論会
3 文学研究科
教授
金水
11/18(日)
9:00∼17:00
4 総合学術博物館
館長
橋爪
11/24(日)
9:00∼17:30 雅楽出演者控室
5 21世紀懐徳堂
課長補佐
徳野 11/30(金)
13:00∼18:00
3
33
准教授
竹蓋
12/2(日)、8(土)、9(日)
9:00∼20:00 ESS演劇「THE PRODUCERS」
●
●
1
2 文学研究科
准教授
輪島
12/12(水)
13:00∼20:00 Handai Collegium Musicum vol.14
●
●
3
3 社学連携課
課長
髙田
12/15(土)
9:00∼20:00 社学連携講演会「生きた学び」控室
●
●
3
1
7
50
まちかね祭 Scienthrough
「ブックカフェ」
●
●
地域コミュニケーションデザイン・コーディネータ実践
「ハンダイ映像祭2012」
サイバーメディア
センター
門真市立門真はすはな中学校
模擬授業
●
●
12月 合計
1 文学研究科
助教
山田
1/30(水)
15:00∼18:00 予餞会リハーサル
2 21世紀懐徳堂
課長補佐
徳野 1/31(木)
15:00∼21:00 豊中市文化芸術ボランティア養成講座
2
月
●
●
11月 合計
1
3
月
25
2 学生部キャリア支援課
10月 合計
1
月
9
1 21世紀懐徳堂
7 21世紀懐徳堂
12
月
1
●
9月 合計
6
11
月
●
●
7月 合計
グローバルコラボレー
ションセンター
12
●
0
准教授
1
2
0
関西英語会連盟「シナリオリーディング
コンテスト」リハーサル控室
6月 合計
8
月
9
5月 合計
8:30∼20:00
学生
1
2
6/10(日)
教職員
●
5
竹蓋
楽屋
●
4月 合計
准教授
サイバーメディア
センター
サイバーメディア
2
センター
1
7
月
ギャラリー
1 21世紀懐徳堂
5
月
6
月
使用人数
使用目的
氏名
4
1
1
0
●
1
0
2月 合計
0
0
ベーゼンドルファー1920 演奏とお話
vol.2 リハーサル控え室
特任研究員
上畑
3/5(火)、3/6(水)
9:00∼17:00
2 文学研究科
教授
堤
3/7(木)
11:00∼15:30 公共政策研究会 政策提案発表会
3 21世紀懐徳堂
特任研究員
上畑
3/10(日)
9:00∼17:00
●
ベーゼンドルファー1920 演奏とお話
vol.2 本番控え室
3月 合計
総合計
94
1
39
40
96
447
576
20
30
51
30
30
63
1
1月 合計
1 21世紀懐徳堂
1
2
5
62
119
●
1
9
0
10
●
2
6
20
28
1
3
15
20
38
0
0
0
0
0
●
2
●
1
4
6
25
10
36
●
1
2
3
1
0
3
3
25
14
42
23
4
23
108
708
1,201
2,017
6.組織の概要
> 6-1. 運営体制
6-1. 運営体制
機動的かつ効率的な業務運営を行うため本学の運営体制が再構築され、これまで社学連携事業の取り組み方針を
検討してきた広報・社学連携室が廃止され、21 世紀懐徳堂運営委員会の審議を経て、学主である江口理事・副学
長及び小川理事補佐のもとで運営が行われることとなった。また、事務組織の改編により事務体制も大きく変わ
り、新たに設置された広報・社学連携オフィス社学連携課が 21 世紀懐徳堂の事務を所掌することとなった。
(徳野 光男)
[運営体制]
●21 世紀懐徳堂運営委員会
運営及業務の実施に関する必要事項を審議
・構成員/学主、
総合学術博物館長、コミュニケーションデザイン・センター長、グローバルコラボレーションセンター長、
全学教育推進機構長、中之島センター長、学生部長、その他委員会が必要と認めた者
・開催頻度/年 2 回程度(平成 24 年度:7 月 12 日及び 3 月 22 日)
・職名指定の者以外は任期/2 年
●21 世紀懐徳堂企画会議
21 世紀懐徳堂の事業企画検討
・構成員/運営委員会委員長、運営委員会副委員長、学主が推薦する教員若干名、21 世紀懐徳堂スタッフ
・開催頻度/必要に応じて
・任期/定め無し
●21 世紀懐徳堂スタッフ会議
運営実務および事業実施に係る検討、調整
・構成員/理事補佐、21 世紀懐徳堂スタッフ、社学連携課員
・開催頻度/月 1 回程度
21 世紀懐徳堂
学主
理事補佐
21 世紀懐徳堂
運営及び業務の実施に
運営委員会
関する必要事項を審議
21 世紀懐徳堂
21 世紀懐徳堂事業の
企画会議
企画・立案等
広報・社学連携主担当
スタッフ会議
実務の検討
及び
・21 世紀懐徳堂
スタッフ
・社学連携課員
事業実施の
95
6.組織の概要
> 6-1. 運営体制
大阪大学 21 世紀懐徳堂運営委員会
氏
名簿(2013 年 3 月現在)
名
職
名
任
21世紀懐徳堂学主
◎ 江 口 太 郎
──────────
理事・副学長(広報・社学連携担当)
○ 小 川 哲 生
理事補佐(理学研究科教授)
期
2012. 4. 1
∼
2014. 3.31
橋
爪
節
也
総合学術博物館長
──────────
三
成
賢
次
コミュニケーションデザイン・センター長
──────────
大
橋
一
友
グローバルコラボレーションセンター長
──────────
江
川
温
全学教育推進機構長
──────────
尾
藤
広
幸
学生部長
──────────
雅
行
文学研究科教授(懐徳堂関係)
2012. 4. 1
∼
2014. 3.31
平
木
下
タロウ
免疫学フロンティア研究センター教授(適塾関係)
2012. 4. 1
∼
2014. 3.31
野
村
美
国際公共政策研究科教授
2012. 4. 1
∼
2014. 3.31
明
◎委員長、○副委員長
[事務担当] 広報・社学連携オフィス社学連携課
大阪大学 21 世紀懐徳堂企画会議
所属・職
氏
名簿(2013 年 3 月現在)
名
備
考
言語文化研究科
【オブザーバー】
21 世紀懐徳堂学主
理事・副学長
【教
准教授
江口
太郎
21 世紀懐徳堂
言語文化研究科
運営委員会委員長
准教授
員】
理事補佐
所属・職
名
井元 秀剛
古谷 大輔
生命機能研究科 教授
仲野
徹
総合学術博物館教授
橋爪 節也
小川
哲生
中村
征樹
文学研究科 教授
永田
靖
文学研究科 教授
金水
敏
文学研究科 教授
伊東
信宏
理学研究科 教授
中嶋
悟
特任研究員
荒木 基次
工学研究科 教授
森
勇介
特任研究員
沢村 有生
工学研究科 准教授
鈴木
毅
特任研究員
上畑
工学研究科 准教授
小浦
久子
(理学研究科教授)
全学教育推進機構
准教授
議長
氏
コミュニケーションデザイン・
センター 教授
コミュニケーションデザイン・
センター 招へい教授
サイバーメディアセンター
教授
平田オリザ
高島 幸次
菊池
誠
【21 世紀懐徳堂スタッフ】
[事務担当] 広報・社学連携オフィス社学連携課
96
史
備
考
6.組織の概要 > 6-2. スタッフ
6-2. スタッフ
21 世紀懐徳堂のスタッフは、学主および担当教員、特任研究員、事務職員で構成されている。実務レベルで特任
研究員と事務職員が密にコミュニケーションをとることで目的意識を共有しながら、日々の業務の円滑な運営を
目指している。
(上畑
史)
(2013 年 3 月現在)
学主
理事・副学長
江口
太郎
21 世紀懐徳堂運営委員会副委員長
理事補佐・理学研究科教授
小川
哲生
企画実務
特任研究員
荒木
基次
特任研究員
沢村
有生
特任研究員
上畑
史
高田
則明
徳野
光男
事務職員
広報・社学連携オフィス
社学連携課長
同上
社学連携課
課長補佐
同上
社学連携課
社学連携第一係
主任
尾下
香織
同上
社学連携課
社学連携第一係
主任
林
浄美
同上
社学連携課
社学連携第二係員
中西
祥子
同上
社学連携課
事務補佐員
竹中
啓子
[編集後記に代えて]
2011 年 3 月、21 世紀懐徳堂は「大阪大学会館」の1階に
新しい拠点を構えました。大阪大学の社学連携事業に関する
情報を随時提供している他、活動スペースとしてスタジオと
ギャラリーも併設していますので、お気軽にご利用くださ
い。
21 世紀懐徳堂が発足してから 5 年目を終え、大阪大学と
いう大きな組織の中で事業展開する難しさの一方で、徐々に
社学連携活動の輪が広がりつつある手ごたえを感じつつ、ス
タッフ一同、日々業務に取り組んでいます。引き続きご支
援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。
97
大阪大学 21 世紀懐徳堂 活動報告書 2012
2013 年 4 月発行
編集・発行/大阪大学 21 世紀懐徳堂
(広報・社学連携オフィス社学連携課)
〒560-0043 豊中市待兼山町 1-13 大阪大学会館 1F
TEL 06-6850-6443/06-6444-2137(大阪大学中之島センター)
FAX 06-6850-6449
[email protected]
印
刷/サンエクセル株式会社
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