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1 年前期 1 単位 必修 田中 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅰ(基礎)A 浩 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像を把握すると同時に、実際の帳簿記入を通じて、現実の経営活動こおいて求められ る簿記経理処理の能力を向上させることを目的とします。 簿記会計の入門知識を持っていることを前提に、簿記会計の全体像を中級レベルで講義します。 基本用語、基礎概念、財務諸表の作成、仕訳、勘定記入の原理を再確認します。続いて、現金預金 から全ての繊定項目について、一つ一つ講義していきます。ここでは実際に計算事例を解きながら講 義を行ないます。さらに、日本商工会議所簿記検定および全国経理教育協会簿記検定の 2 級レベルの 問題を利用することで、資格取得に寄与し、実社会でも運用する簿記技法が修得できるよう導きます。 【講義の進め方・講義形態】 用語や概念、計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進める。特に毎回の講義後 半では、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるように配慮する。 【成績評価の仕方】 原則として、平常点(出席、受講態度、課題・レポートの提出)30%、小テスト 30%、期末試験 40% の割合で評価します。 【テキスト】 講義開始時に配布するプリントを中心に講義を進めます。 【参考図書】 広瀬義州『財務会計』中央経済社 武田隆二『財務諸表論』中央経済社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 貸借対照表と損益計算書の基本形と利益計算 第3回 現金預金取引 第4回 有価証券 第5回 手形取引 第6回 引当金 第7回 商品売買 第8回 特殊商品売買(未着品など) 第9回 特殊商品売買(割賦販売など) 第 10 回 有形固定資産 第 11 回 無形固定資産 第 12 回 損益取引 第 13 回 設立、増資 第 14 回 利益処分 第 15 回 財務諸表の形式 債権債務 棚卸資産 小テスト 投資など 【学生へのメッセージ・準備学習】 毎回、計算事例を使用します。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみてください。 計算能力を養うために、講義終了後、課題として配布された問題プリントを各自解いて提出してく ださい。 119 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅰ(基礎)B 1年前期 1単位 必修 吉澤 稔 [関連する資格・履修制限等]: 商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像を把握すると同時に、実際の帳簿記入を通じて、現実の経営活動において求めら れる簿記経理処理の能力を向上させることをねらう。 簿記会計の全体像を入門レベルで講義する。基本用語、基礎概念、財務諸表の作成、仕訳、勘定 記入の原理を解説する。続いて、現金預金から全ての勘定項目について一つ一つ講義してゆく。こ こでは実際に計算事例を解きながら講義を行なう。さらに、日本商工会議所簿記検定および全国経 理教育協会簿記検定の3級レベルの問題を利用することで、資格取得に寄与し、実社会でも通用す る簿記技法が修得できるよう導く。 【講義の進め方・講義形態】 基礎用語や基礎概念、基本的な計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進める。 特に毎回の講義後半では、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるよう に配慮する。また、下記テキスト(代金概算額3,150円)を購入する。 【成績評価の仕方】 定期試験(70%)、出席(15%)、課題の提出(15%)によって行なう。 【テキスト】 中垣和男著『簿記入門(第四版)』創成社(生協購買部で購入すること) ISBNコード:978-4-7944-1356-7 【参考図書】 日商簿記検定模擬試験問題集3級商業簿記 ネットスクール出版(テキスト代金概算額750円) ISBN コード:978-4-7810-5301-1 【講義計画】 第1回 講義計画、簿記学習上の心構え 第2回 複式簿記の目的と基礎概念 第3回 資産・負債・資本とその分類 第4回 貸借対照表と損益計算書 第5回 取引の意義と種類 第6回 仕訳帳と総勘定元帳への記入 第7回 帳簿の締切と決算手続 第8回 試算表と6桁精算表の作成 第9回 現金勘定、現金過不足勘定、当座預金勘定 第 10 回 小口現金勘定、有価証券勘定 第 11 回 商品売買取引(1)分記法と三分法 第 12 回 商品売買取引(2)仕入帳、売上帳、商品有高帳 第 13 回 商品売買取引(3)売掛金明細表と買掛金明細表 第 14 回 決算手続・試算表・精算表の作成 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 ①毎回、計算事例を使用する。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみること。 ②計算能力を養うために、講義終了後、課題として配布された問題プリントを各自解いて提出す ること。 ③講義計画に該当する内容をテキストから探し、事前に読んでおくこと。 120 1年前期 1単位 必修 中垣 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅰ(基礎)C 和男 [関連する資格・履修制限等]: 商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像を把握すると同時に、実際の帳簿記入を通じて、現実の経営活動において求めら れる簿記経理処理の能力を向上させることをねらう。 簿記会計の全体像を入門レベルで講義する。基本用語、基礎概念、財務諸表の作成、仕訳、勘定 記入の原理を解説する。続いて、現金預金から全ての勘定項目について一つ一つ講義してゆく。こ こでは実際に計算事例を解きながら講義を行なう。さらに、日本商工会議所簿記検定および全国経 理教育協会簿記検定の3級レベルの問題を利用することで、資格取得に寄与し、実社会でも通用す る簿記技法が修得できるよう導く。 【講義の進め方・講義形態】 基礎用語や基礎概念、基本的な計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進める。 特に毎回の講義後半では、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるよう に配慮する。 【成績評価の仕方】 定期試験(70%)および出席・課題の提出(30%)によって行なう。 【テキスト】 中垣和男著『簿記入門(第四版)』創成社 【参考図書】 参考文献は後日指示する。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 講義計画、簿記学習上の心構え 複式簿記の目的と基礎概念 資産・負債・資本とその分類 貸借対照表と損益計算書 取引の意義と種類 仕訳帳と総勘定元帳への記入 帳簿の締切と決算手続 試算表と6桁精算表の作成 現金勘定、現金過不足勘定、当座預金勘定 小口現金勘定、有価証券勘定 商品売買取引(1)分記法と三分法 商品売買取引(2)仕入帳、売上帳、商品有高帳 商品売買取引(3)売掛金明細表と買掛金明細表 決算手続・試算表・精算表の作成 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 ①毎回、計算事例を使用する。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみること。 ②計算能力を養うために、講義終了後、課題として配布された問題プリントを各自解いて提出す ること。 121 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅱ(展開)A 1 年後期 1 単位 必修 田中 浩 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像の中級レベルの知識を前提に、さらに株式会社における会計処理の高度な理解をめ ざします。さらに、実際の帳簿記入を通じて、現実の経営活動において求められる簿記経理処理の能 力を向上させることを目的とします。 ある程度の規模をほこる株式会社を前提にし、そこでの会計のあり方、実際の会計処理について計 算プロセスを含め講義します。さらに、日本商工会議所簿記検定および全国経理教育協会簿記検定の 2 級レベルの問題を利用することで、資格取得に寄与し、実社会でも運用する簿記技法が修得できる よう導きます。 【講義の進め方・講義形態】 用語や概念、計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進めます。特に毎回の講義 後半では、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるように配慮します。 【成績評価の仕方】 原則として、平常点(出席、受講態度、課題・レポートの提出)30%、小テスト 30%、期末試験 40% の割合で評価します。 【テキスト】 講義開始時に配布するプリントを中心に講義を進めます。 【参考図書】 広瀬義州『財務会計』中央経済社 武田隆二『財務諸表論』中央経済社 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス 簿記会計の全体像再考 株式会社会計の全体像 設立、増資 利益処分 合併 社債 税金 決算整理 精算表 小テスト 決算集合勘定 損益計算書と貸借対照表 本支店取引 本支店合併財務諸表 帳簿組織 伝票会計 公表財務諸表の形式 【学生へのメッセージ・準備学習】 簿記Ⅰの履修修了者しか受講できません。 毎回、計算事例を使用します。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみてください。 計算能力を養うために、講義終了後、課題として配布された問題プリントを各自解いて提出してく ださい。 122 1年後期 1単位 必修 吉澤 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅱ(展開)B 稔 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像の知識を前提に、株式会社における会計処理を理解することをめざす。さらに実 際の計算問題を解くことで、簿記経理処理の能力を向上させることをめざす。 ある程度の規模をほこる株式会社を前提にし、そこでの会計のあり方、実際の会計処理について、 計算プロセスを含めて講義する。さらに、必要に応じて日本商工会議所簿記検定および全国経理教 育協会簿記検定の3級レベルの問題演習を行なうことで、資格取得に寄与し、実社会でも通用する 簿記技法が修得できるよう導く。 【講義の進め方・講義形態】 基礎用語や基礎概念、基本的な計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進める。 特に、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるように配慮する。 また、下記テキスト(代金概算額 3,150 円)を購入する。 【成績評価の仕方】 定期試験(70%)、出席(15%)、課題の提出(15%)によって行なう。 【テキスト】 中垣和男著『簿記入門(第四版)』創成社(生協購買部で購入すること) ISBN コード:978-4-7810-5301-1 【参考図書】 参考文献は後日指示する。 【講義計画】 第1回 講義計画 第2回 手形勘定(1)受取手形勘定と支払手形勘定 第3回 手形勘定(2)手形の割引と裏書譲渡 第4回 その他の貸借取引 第5回 固定資産取引 第6回 資本取引 第7回 決算(1)決算予備手続き 第8回 決算(2)決算修正事項(棚卸資産) 第9回 決算(3)決算修正事項(減価償却) 第 10 回 決算(4)決算修正事項(貸倒引当金) 第 11 回 決算(5)決算修正事項(費用・収益の見越・繰延) 第 12 回 決算(6)8桁精算表の作成 第 13 回 財務諸表の作成 第 14 回 帳簿と伝票 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 ①簿記Ⅰの受講履修が終了した者しか受講できない。 ②計算事例を使用する場合が多い。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみること。 ③講義計画に該当する内容をテキストから探し、事前に読んでおくこと。 123 専門発展科目 ビジネスキャリア 簿記Ⅱ(展開)C 1年後期 1単位 必修 中垣 和男 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(必修) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論の全体像の知識を前提に、株式会社における会計処理を理解することをめざす。さらに実 際の計算問題を解くことで、簿記経理処理の能力を向上させることをめざす。 ある程度の規模をほこる株式会社を前提にし、そこでの会計のあり方、実際の会計処理について、 計算プロセスを含めて講義する。さらに、必要に応じて日本商工会議所簿記検定および全国経理教 育協会簿記検定の3級レベルの問題演習を行なうことで、資格取得に寄与し、実社会でも通用する 簿記技法が修得できるよう導く。 【講義の進め方・講義形態】 基礎用語や基礎概念、基本的な計算方法を解説しつつ、あわせて計算事例を使用しながら進める。 特に、学生諸君が自ら計算を行なうことで、計算能力の向上につながるように配慮する。 【成績評価の仕方】 定期試験(70%)および課題の提出(30%)によって行なう。 【テキスト】 中垣和男著『簿記入門(第四版)』創成社 【参考図書】 参考文献は後日指示する。 【講義計画】 第1回 講義計画 第2回 手形勘定(1)受取手形勘定と支払手形勘定 第3回 手形勘定(2)手形の割引と裏書譲渡 第4回 その他の貸借取引 第5回 固定資産取引 第6回 資本取引 第7回 決算(1)決算予備手続き 第8回 決算(2)決算修正事項(棚卸資産) 第9回 決算(3)決算修正事項(減価償却) 第 10 回 決算(4)決算修正事項(貸倒引当金) 第 11 回 決算(5)決算修正事項(費用・収益の見越・繰延) 第 12 回 決算(6)8桁精算表の作成 第 13 回 帳簿と伝票 第 14 回 これまでの知識の確認と練習問題 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 ①簿記Ⅰの受講履修が終了した者しか受講できない。 ②計算事例を使用する場合が多い。電卓を持参し、必ず自ら計算を行なってみること。 124 2年前期 2単位 選択 田中 専門発展科目 ビジネスキャリア 会計学 浩 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 簿記論Ⅰ、Ⅱ(総合経営学科1年生科目)では、主に個人商店の会計処理と株式会社の会計処理の基 本を学びました。 本講義では、株式会社の会計処理について、基本的な内容を学びます。 講義を通じて、株式会社会計学の基礎技法と基礎概念を理解することを目的とします。 【講義の進め方・講義形態】 基本的な用語を説明し、ルールを解説します。 続いて事例を取り扱います 基本例題と練習問題を扱うことで理解を深めます。 【成績評価の仕方】 原則として、平常点 30%、試験(ミニテスト、中間試験・期末試験、レポートなど)60%、その他 10%の割合で評価します。 【テキスト】 講義開始時に配布するプリントを中心に講義を進めます。 【参考図書】 中垣和男『簿記入門』創成社 広瀬義州『財務会計』中央経済社 武田隆二『財務諸表論』中央経済社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 株式会社会計について 第2回 B/S P/Lの目的、利益計算の原理 第3回 B/S P/Lの形式 第4回 当座勘定 第5回 棚卸資産 第6回 有価証券 第7回 有形固定資産 第8回 無形固定資産 第9回 その他の債権債務 第 10 回 社債 第 11 回 資本取引 第 12 回 配当 第 13 回 決算整理 第 14 回 合併 第 15 回 連結会計 企業会計原則 繰延資産 引当金 税金 【学生へのメッセージ・準備学習】 簿記Ⅰ、Ⅱの受講が終了していることが望ましいです。計算事例については、常に自身で計算を行 うように心がけてください。 なお、電卓はなるべく持参してください。 また講義計画に該当する内容について参考文献等を手がかかりに予習をしておいてください。 125 専門発展科目 ビジネスキャリア 経営分析論 A 3・4年後期 2単位 選択 田中 浩 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 経営分析の全体像を把握すると同時に、現実の経営活動において求められる経営分析の能力を向上 させることをねらいます。 基本用語の理解、計算式と計算結果の利用法の理解が大切です。 企業を経営数値から分析するための基礎能力を習得することが目的です。 【講義の進め方・講義形態】 まず、経営分析論の全体像を講義し、続いて、基本的な経営分析の技法を解説し、その利用法を講 義します。さらに、計算事例を解説します。 中小企業診断士等の資格試験、簿記検定1級等の過去問題を使用して理解を広げます。 【成績評価の仕方】 原則として、平常点 30%、試験(ミニテスト、中間試験・期末試験、レポートなど)60%、その他 10%の割合で評価します 【テキスト】 講義開始時に配布するプリントを中心に講義を進めます。 【参考図書】 小川他『経営分析辞典』中央経済社 パレプ他著『企業分析入門』東京大学出版会 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス 経営分析の全体像~財務諸表分析・企業分析としての経営分析 経営分析の諸方法 安全性分析その 1 短期流動性の分析 安全性分析その 2 長期支払能力の分析 安全性分析の事例 収益性分析その 1 売上高利益率による分析 収益性分析その 2 資本利益率による分析 収益性分析の事例 小テスト 活動性分析その1 全体資本、 活動性分析その 2 個別資産の分析 活動性分析の事例 生産性分析 成長性分析 キャッシュフローの分析 損益分岐点分析 試験 【学生へのメッセージ・準備学習】 簿記Ⅰ、Ⅱ、会計学、管理会計を受講済みであること、また簿記検定 3 級に合格しているか、それ と同等の簿記会計能力があることが望ましいです。また講義計画に該当する内容について参考文献等 を手がかかりに予習、復習をしておいてください。計算事例については、常に自身で計算を行うこと で会計能力が向上しますから、毎回復習が必要です。なお、電卓は必ず持参してください。 126 3・4年前期 2単位 選択 田中 専門発展科目 ビジネスキャリア 管理会計 浩 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 管理会計の基本的考え方と技法を理解し、修得することを目的とします。基本用語、その意味をし っかり理解することが第一歩です。次に、計算事例も使って、管理会計の基礎力習得を目指します。 【講義の進め方・講義形態】 まず、基礎概念、基本的な用語を解説します。例示、穴埋め問題などを使用します。さらに最も単 純な計算事例から解説します。全体像を把握すると同時に、用語と計算手続きを理解してください。 【成績評価の仕方】 原則として、平常点 30%、試験(ミニテスト、中間試験・期末試験、レポートなど)60%、その他 10%の割合で評価します。 【テキスト】 講義開始時に配布するプリントを中心に講義を進めます。 【参考図書】 伊藤博『管理会計— 事例による解説と研究』実教出版 伊藤嘉博『コストマネジメント』日本経済新聞社 渋谷武夫『スタディガイド 工業簿記』中央経済社 岡本清他『管理会計』国元書房 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 原価の範囲、分類 第3回 個別原価計算 第4回 総合原価計算の基礎 第5回 さまざまな総合原価計算 第6回 標準原価計算の基礎 第7回 標準原価計算と原価管理 第8回 コストビヘイビアと FV 分解 第9回 直接原価計算 第 10 回 損益分岐点分析 第 11 回 品質原価計算 第 12 回 意思決定会計の基礎概念 第 13 回 意思決定の事例 第 14 回 原価企画 第 15 回 バランススコアカード セグメント別業績評価 ABC 【学生へのメッセージ・準備学習】 計算問題があります。常に自身で計算を行うように心がけてください。電卓はなるべく持参してく ださい。 講義計画に該当する内容を参考文献やプリントから探し、読んでおいてください。 127 専門発展科目 ビジネスキャリア 金融論 2年前期 2単位 選択 太田 勉 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 金融の仕組みについて、理論面のみならず、現実の動きを念頭におきながら「生きた知識」とし て習得し、日本の金融面の特徴について理解を深めることを目的とします。 日本の金融システムは、近年、金融自由化(規制の緩和・撤廃)が実施される一方、1990年代初 頭のバブル崩壊に伴う不良債権処理の過程で金融システム安定化の枠組みや金融政策運営も大き く変貌してきました。さらに、日本の金融システムの国際競争力強化に向けた取り組みが進められ る一方で、昨今の世界的な金融危機を教訓とした金融規制改革への対応も課題となっています。 こうした現状を踏まえ、家計(消費者)や投資家の視点に立って資産運用や資金調達の方法を説明 した後、日本の金融システムの現状や金融システム改革のメカニズム、さらには金融監督や金融政策 の役割などについて解説します。 【講義の進め方・講義形態】 教室での講義を原則とし、毎回配布する資料等に基づいて講義を行います。 【成績評価の仕方】 平常点(随時実施する講義に関するアンケートまたは小テスト等)30%、中間試験またはレポー ト30%、期末試験40%で評価します。 【テキスト】 この授業はテキストを使用しませんが、下記の参考図書や新聞の金融経済欄を読むことを薦めます。 【参考図書】 全国銀行協会金融調査部『図説 わが国の銀行』財経詳報社、2010 年 呉文二・島村高嘉・中島真志『金融読本』(第 26 版)、東洋経済新報社、2007 年 太田勉『金融改革と信用秩序 ―金融システムの安定性と効率性―』松本大学出版会、2006 年 【講義計画】 第1回 ガイダンス:総合経営学と金融論 第2回 金融の仕組み:金融取引と金融システム 第3回 家計の金融資産選択(1):金融資産と金利 第4回 家計の金融資産選択(2):資産運用の技術 第5回 生命保険の仕組みと役割 第6回 日本の企業金融 第7回 日本の資金循環構造:資金の流れ方 第8回 中間総括・中間試験 第9回 金融リスク管理とセーフティネット(安全網) 第 10 回 金融システム改革 第 11 回 金融監督行政の役割と課題 第 12 回 日本銀行の役割と課題 第 13 回 金融の仕組みと金融政策運営 第 14 回 日本経済の再生と金融 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 「金融論」は、「経済入門」(1年後期)を修得した後に履修するのが望ましい。 日頃から金融経済の動きに関心を持ち、新聞の金融経済欄を読む習慣を身につけてください。 128 3・4年前期 2単位 選択 太田 専門発展科目 ビジネスキャリア ファイナンス 勉 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 金融自由化、グローバル化が加速される中で、金利、株価、外国為替相場など市場変動が大きくな り、企業や金融機関、ひいては家計も従来以上に市場リスクにさらされています。一方で、金融理論 の進歩と情報技術(IT)の発展は、リスク管理の手段を提供するようになりました。こうした仕組み を学ぶことにより、金融の機能についての理解を深め、経済合理的な思考力を身につけるとともに、 将来の個人の資産設計(ファイナンシャル・プランニング)に役立てることを目的とします。 具体的には、家計や企業の視点に立って、証券投資の仕組みや基礎理論、リスク管理の考え方や活 用方法などを学び、これをベースとして金融機関のリスク管理や企業金融などについてできるだけ平 易に解説します。 【講義の進め方・講義形態】 教室での講義を原則とし、毎回配布する資料等に基づいて講義を行います。 簡単な計算のために電卓を使用する場合があります。 【成績評価の仕方】 平常点(随時実施する講義に関するアンケートまたは小テスト等)30%、中間試験30%、期末試 験40%で評価します。 【テキスト】 この授業はテキストを使用しませんが、下記の参考図書や新聞の金融経済欄を読むことを薦めます。 【参考図書】 日本証券業協会証券教育広報センター『新・証券市場2010』中央経済社、2011年3月(刊行予定) きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター『最短合格3級FP技能士』きんざい 2010年 【講義計画】 第1回 ガイダンス:金融論とファイナンス 第2回 ファイナンスと金融システム 第3回 金融商品の種類と特徴 第4回 お金の時間価値(1):複利計算と割引 第5回 お金の時間価値(2):年金の仕組みと価値 第6回 株式会社制度と証券市場の仕組み 第7回 資産評価(1):債券の価格 第8回 資産評価(2):株式の価格 第9回 中間総括・中間試験 第 10 回 証券投資の実際 第 11 回 リスク管理の基礎 第 12 回 分散投資の原理 第 13 回 金融派生商品・取引(デリバティブ)の仕組み 第 14 回 セーフティネット(安全網)と金融商品取引法 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 「ファイナンス」は、「経済入門」(1年後期)、「金融論」(2011年度は2年前期、それ以前は 3・4年前期)のいずれかを修得した後に履修するのが望ましい。 日頃から金融経済の動きに関心を持ち、新聞の金融経済欄を読む習慣を身につけてください。 129 専門発展科目 ビジネスキャリア 所得税法 2年前期 2単位 選択 大澤 利充 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 所得税法は個人にかかる税金です。皆さんが社会に出て商売を始めるとか、就職いたしますと個人 の確定申告や給与に係わる源泉税の納付という問題に遭遇いたします。 国家の財政で重要な財源の一つが所得税です。所得税を学ぶことは国の仕組みを学ぶ上でも役に立 ちます。 経理の実務では税法の知識が必要です。実務は税務会計が基本と言えます。日常の取引の記帳にあ たって税務と関わり合いのあるものはその取引を税法に照らし合わせて判断いたします。実務を行う 上では税法の正確な知識が求められます。 今、国家試験で人気のある税理士試験やファイナンシャルプランナー試験の取得にも役立ちます。 この他に所得税法の検定試験もあります。講義では学習上の要点、注意事項、学習方法等詳細に指導 いたしますので、これらの資格取得を目指している方々は、合格を目指してがんばってください。 【講義の進め方・講義形態】 個人課税である所得税法の仕組みと経理担当者としての年末調整の仕組みを中心に学習します。 講義―演習問題―ミニテスト―解説といったステップで講義を進めます。 ビデオ等を使用し所得税法の仕組みを理解しやすいようにします。 【成績評価の仕方】 出席30%、ミニテスト50%、試験20%で評価する。 【テキスト】 検定所得税法3/4級問題集(生協購買部で購入すること) 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 アルバイト収入と課税の申告から所得税を理解する 第2回 所得税の仕組みと概要 第3回 所得税の種類とその計算 第4回 事業所得の計算 第5回 給与所得の計算 第6回 青色申告制度 第7回 通則 第8回 納税義務 第9回 源泉徴収と年末調整について 第 10 回 給与所得の意義と年末調整までの流れについて 第 11 回 所得控除、税額控除 第 12 回 源泉徴収と年末調整 第 13 回 事業所得 第 14 回 総合演習問題 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 講義に欠席すると以後の講義の理解が難しくなります。 国家試験を目指している方は所得税法法令集を持ち込んでください。 電卓・赤鉛筆・シャープペンを持参してください。 130 2年後期 2単位 選択 大澤 専門発展科目 ビジネスキャリア 法人税法 利充 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 法人税は企業にかかる税金です。皆さんが社会に出て就職しますと、その会社は法人税がかかり ます。 国家の財政で重要な財源でもあります。法人税を学ぶことは国の仕組みを学ぶ上でも役に 立ちます。 会社の経理の実務では税法の知識が必要です。その意味から実務は税務会計が基本と言えます。 日常の 取引の記帳にあたって税務と関わり合いのあるものはその取引を税法に照らし合わせて判 断いたします。実務を行う上では税法の正確な知識が求められます。 今、国家資格で人気のある税理士試験やファイナンシャルプランナー試験の取得にも役立ちます。 この他法人税法の検定試験もあります。講義では学習上の要点、注意事項、学習方法等詳細に指導 いたしますので、これらの資格取得を目指している方々は、合格を目指してがんばってください。 【講義の進め方・講義形態】 法人税法の仕組みを理解しながら企業の課税所得の計算を中心に学習します。 講義―演習問題―ミニテスト―解説といったステップで講義を進めます。 税の執行機関を見学することにより租税の流れを体験いたします。 【成績評価の仕方】 出席30%、ミニテスト50%、試験20%で評価する。 【テキスト】 検定法人税法3/4級問題集(生協購買部で購入すること) 【参考図書】 わかりやすい法人税 【講義計画】 第1回 法人税の概要 第2回 所得の計算の仕組み 第3回 基本原則 益金とは 第4回 基本原則 損金とは 第5回 基本原則 同族会社とは 第6回 基本原則 収益認識基準 第7回 益金の額の計算 受取配当金 第8回 損金の額の計算 棚卸資産 第9回 損金の額の計算 減価償却資産 第 10 回 損金の額の計算 役員給与 第 11 回 損金の額の計算 寄付金 第 12 回 損金の額の計算 交際費 第 13 回 損金の額の計算 その他 第 14 回 総合問題の演習 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 講義に欠席すると以後の講義の理解が難しくなります。 国家試験を目指している方は法人税法法令集を持ち込んでください。 電卓・赤鉛筆・シャープペンを持参してください。 131 専門発展科目 ビジネスキャリア ファイナンシャルプランニング 2年前期集中 2単位 選択 並木 和夫 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 FP(ファイナンシャルプランニング)に必要な経済、金融、法規、税制関連の基礎知識を家庭経 済学、家庭経営学として学習します。将来、社会人となった時に必要とされる実学であると同時に、 国家資格FP(ファイナンシャルプランニング技能士)3級合格レベルの知識を習得します。 【講義の進め方・講義形態】 夏休み中の4日間の集中講義です。テキストに沿って解説しますが、実学知識は難しく思われがち ですので、なるべく事例的に分かりやすく説明します。講義の途中、意図的に脱線して銀行、証券、 企業創設者の列伝、名言等を紹介します。 【成績評価の仕方】 出席点50、課題点50の合計で評価します。課題は、生活設計立案の知識が深まった3日目ない し4日目にパソコン教室で、皆さん自身の数十年に及ぶ生活設計表を作成して頂きます。 【テキスト】 きんざいFPセンター編「2011 年度版 パーフェクトFP技能士入門 3級用」(株)きんざい刊 (生協購買部で購入すること) 【参考図書】 特にありませんが、日頃、金融機関の窓口にある無料パンフレットに関心を持って目を通しておく と良いでしょう。 【講義計画】 第1回 FP 第2回 ライフプランニング その役割と必要性 第3回 社会保険(医療、介護、雇用) 第4回 社会保険(年金) 第5回 生命保険 第6回 損害保険 第7回 金融経済知識 第8回 金融資産運用(特に、株式、投資信託) 第9回 実物資産運用(特に、自宅取得、土地有効活用) 第 10 回 タックスプランニング 第 11 回 所得税とその計算 第 12 回 相続と相続税 第 13 回 贈与と贈与税 第 14 回 私の生活設計表の作り方 第 15 回 短期合格の秘訣(人的資産運用の勧め) 【学生へのメッセージ・準備学習】 ライフプラン作成の知識習得を目的にテキストに沿った解説をします。予め自分自身の将来像(就 業、結婚、子供、住まい、その他の夢)を描いて参加してください。数色のマーカー、電卓を持参し てください。受験される方には、最小限の努力で合格する国家試験必勝法を伝授します。 9 月にFP3級を受験される方は、願書の提出等の準備をしておいてください。 132 2年前期 2単位 必修 上野 専門発展科目 ビジネスキャリア 人的資源管理Ⅰ(基礎) 隆幸 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格・商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 企業にとって従業員の管理は経営を行う上で必須の取り組みです。「企業は人なり」という言葉も あるように、この従業員の管理をいかに行うかによって、企業の業績が左右されるといっても過言で はありません。皆さんの多くは、大学卒業後に企業などの組織で働くでしょうが、その中で「人の管 理」に携わることがあるでしょう。そのためにも、組織における「人の管理」がどのようなものなの かをあらかじめ知っておくことは、仕事を行う上できっと役立ちます。また労働者としての視点から みても、その知識は「自分で自分の権利を守る」、つまり自らを守ることにもつながるでしょう。 そこで人的資源管理Ⅰでは、「企業の人事管理の現状と今後」「人事管理を規定する法律」を経営 と労働者の双方の視点から展開しています。特に人事管理の基盤となる「人事制度」、労働基準法の 多くを占めている「労働時間と休日・休暇」「賃金」「解雇・退職」といった人事管理における基礎事 項を重点的に取り扱います。 【講義の進め方・講義形態】 毎回の講義で配布するプリントに沿って、パワーポイントによるスライドにより講義を進めます。 【成績評価の仕方】 出席点 45%、定期試験 55%で評価します。 【テキスト】 プリントを配布します。 【参考図書】 今野浩一郎・佐藤博樹著「Management Text 人事管理入門」(日本経済新聞社) 【講義計画】 第1回 人的資源管理とそのフレームワーク 第2回 社員区分制度 第3回 社員格付け制度①-その概念と職能資格制度- 第4回 社員格付け制度②-職務分類制度と人事制度の複線化- 第5回 労働時間管理①-労働時間の現状と関連する法律・用語- 第6回 労働時間管理②-所定外労働とその手当- 第7回 労働時間管理③-年次有給休暇- 第8回 労働時間管理④-その他の休日・休暇と新しい労働時間制度- 第9回 賃金管理①-労働費用と総額人件費管理- 第 10 回 賃金管理②-個別賃金管理(昇給)- 第 11 回 賃金管理③-個別賃金管理(手当と賞与)- 第 12 回 退職管理①-雇用調整と解雇- 第 13 回 退職管理②-定年退職と継続雇用- 第 14 回 労働組合と労使関係 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 世間では不況による雇用問題が多く取り上げられています。これはいつ皆さんに降りかかるかもし れません。「自分で自分を守る」ことができるよう、積極的な姿勢で講義に臨んでください。なお、各 講義は密接に関連しているため、前週の復習をきちんと行った上で各講義に参加するようにしてくだ さい。 133 専門発展科目 ビジネスキャリア 人的資源管理Ⅱ(展開) 2年後期 2単位 選択 上野 隆幸 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 「企業は人なり」という言葉もあるように、従業員の管理の正否は企業の業績を左右させるといっ ても過言ではありません。皆さんの多くは、大学卒業後に企業などの組織で働くことと思います。恐 らくその中で「人の管理」に携わることがきっとあるでしょう。そのためにも、組織における「人の 管理」がどのようなものなのかをあらかじめ知っておくことは、皆さんの将来に必ずプラスになるで しょう。また労働者としての視点からみても、これらを知っておくことは「自分で自分の権利を守る」 ことにもつながるでしょう。 そこで人的資源管理Ⅱでは、人的資源管理Ⅰで扱った人事管理の基本事項以外にも展開し、細かく 「企業の人事管理の現状と今後」「人事管理を規定する法律」を学んでいきます。具体的には、「採 用」「配置と異動」「教育訓練」「人事考課」「昇進管理」「福利厚生」「退職金」「企業年金」「非 正規労働者」「ワークライフバランス」などを、経営と労働者の双方の視点からみていきます。 【講義の進め方・講義形態】 毎回の講義で配布するプリントに沿って、パワーポイントによるスライドにより講義を進めます。 【成績評価の仕方】 出席点 45%、定期試験 55%で評価します。 【テキスト】 プリントを配布します。 【参考図書】 今野浩一郎・佐藤博樹著「Management Text 人事管理入門」(日本経済新聞社) 【講義計画】 第1回 社員格付け制度の概要 第2回 採用管理 第3回 配置・異動管理①-その狙いと「出向」「転籍」- 第4回 配置・異動管理②-新しい動きと関連する法律- 第5回 教育訓練管理 第6回 人事考課管理①-ルールと人事考課制度の実際- 第7回 人事考課管理②-目標管理制度- 第8回 昇進管理 第9回 報酬管理①-福利厚生- 第 10 回 報酬管理②-退職金の意義と退職一時金- 第 11 回 報酬管理③-企業年金制度と確定拠出型年金(401k)- 第 12 回 仕事と生活の調和-ワークライフバランス- 第 13 回 非正社員と外部人材の活用 第 14 回 労働市場の分析-失業率と有効求人倍率- 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 この講義で扱う内容は、人的資源管理Ⅰの講義内容をさらに発展させたものです。皆さんが将来働 く上で不可欠の知識を扱いますので、積極的な姿勢で講義に臨んでください。また、各講義は密接に 関連しているため、前週の復習をきちんと行った上で各講義に参加するようにしてください。なお、 より深い理解を得るために、前期開講の人的資源管理Ⅰを受講することをお勧めします。 134 1年後期 2単位 選択 葛西 専門発展科目 ビジネスキャリア 経営管理論 和廣 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 企業は、現代産業社会の支配的なファクターです。経済活動の中心的な担い手が企業であること、 また企業の活動とその成果が人々の生活の豊かさに結びついていること、そして多くの人々が仕事 の満足や社会的生活の充実を企業から得ていることなどが現代社会における企業の位置を物語っ ています。それだけに人々の豊かさを社会的に実現しようとする社会科学にとって、企業の経済活 動の分析は真正面から取り組むべき最重要な課題です。 本講義では、管理(マネジメント)をミッション・戦略へ向けてヒト、モノ、カネ、情報という経 営資源を統合することと定義し、組織において管理とはどのような機能や意味を持っているのかを 実例を示しながら解説し、経営管理の基本的な知識を習得します。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めますが、必要に応じてプリントを配布します。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、レポート 10%、期末試験 60%で評価します。 【テキスト】 海野博・所伸之編著「やさしい経営学」創成社(生協購買部で購入すること) ISBNコード: 9784794422606 【参考図書】 船越克己ほか著「企業行動にみる経営学」創成社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 企業における管理とは何か 第3回 経営管理論の発展:古典的管理論、人間関係論 第4回 経営管理論の発展:行動科学的管理論、近代管理論 第5回 マネジメントと管理サイクル 第6回 経営者と管理者 第7回 マネジメント・ツール 第8回 モチベーション 第9回 コミュニケーション 第 10 回 企業間の協力関係 第 11 回 組織構造と組織設計 第 12 回 組織学習 第 13 回 競争優位の獲得 第 14 回 経営資源と独自能力 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 言葉や知識は現実を明確に表現する道具ですから、経営学を学ぶ場合も、企業経営の現実や事例と 結びつけて言葉や知識を身につけることが大事です。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 135 専門発展科目 ビジネスキャリア リーダーシップ論 2年後期 2単位 選択 畑井 治文 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 リーダーシップとは、個人が他の人や集団に社会的影響を与えるプロセスのひとつです。本講義で は代表的なリーダーシップ理論を理解するとともに、各種のケースを学ぶことによって、自分自身の リーダーシップを向上させる手がかりを得ることを目的としています。 具体的にはリーダーシップを行動特性や環境要因でいくつかのタイプに分類し、それぞれのリーダ ーシップの特徴について解説していきます。またリーダーに従うメンバーの視点、リーダーがメンバ ーに対して行うコーチングの視点など、日常生活や学生生活においても活用可能な情報を提供してい きます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には講義用プリントを配布して授業を進めます。各回とも教室での講義となりますが、可能 な限り、インタラクティブな授業を展開できるように心がけていきます。 【成績評価の仕方】 出席点 20%、講義内での提出物及び小テスト(2 回)30%、期末試験 50%で評価します。 【テキスト】 講義用プリントを配布します。 【参考図書】 金井壽宏著「リーダーシップ入門」(日経文庫) 日本経済新聞社 小野善生著「リーダーシップ」ファーストプレス 【講義計画】 第1回 第2回 ガイダンス リーダーシップを学ぶ意義 リーダーシップ理論の展開 第3回 リーダーシップの類型 第4回 日常におけるリーダーシップ①(指示を重視するリーダー) 第5回 日常におけるリーダーシップ②(コミュニケーションを重視するリーダー) 第6回 変革期におけるリーダーシップ①(変革ビジョンを示すリーダー) 第7回 第8回 変革期におけるリーダーシップ②(メンバーの自発性を引き出すリーダー) リーダーに従うメンバー(フォロワー) 第9回 ケーススタディ①(リーダーシップの実践) 第 10 回 コーチングマネジメント①(聞き方の技法) 第 11 回 コーチングマネジメント②(認め方の技法) 第 12 回 コーチングマネジメント③(問い方の技法) 第 13 回 第 14 回 コーチングマネジメント④(提案の技法) ケーススタディ②(コーチングの実践) 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 我々の身の回りでも「リーダーシップ」を感じる場面は沢山あるはずです。本講義で学んだ内容と 普段の生活を関連付けるように努めてください。そうすることで講義への理解が深まります。なお、 毎回配布する講義用プリントには次回のポイントも明記されていますので、各自、この点について理 解を深める努力をしてきて下さい。その他、予習の指示がある場合は、必ず予習をしてから講義に臨 んで下さい。 136 2年後期 2単位 選択 成 専門発展科目 ビジネスキャリア マクロ経済学 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 まずは理論的なベースが大切ですので経済の基礎理論(原理と手法)について熟知してもらい ます。その上,私たちを取り巻く現実経済現象に分析と応用する力を養います。 現代経済のおける経済主体,すなわち家計,企業,そして政府の意思決定と役割に関する理論 と手法,そして応用について講義を進めていきます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的にはインターネット,プロジェックター等を活用し,講義を行います。必要によって新 聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 レポート 30%、期末試験 70%で評価します。 【テキスト】 グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学【第2版】Ⅱマクロ編』東洋経済新報社,2005年 10月(ISBNコード: 4-492-31353-2) 【参考図書】 伊東光晴編『岩波現代経済学事典』岩波書店,2004 年 9 月 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(高度資本主義社会と経済) 第2回 経済学の基本原理 第3回 国民所得の測定(GDP) 第4回 生計費の測定 第5回 生産と成長 第6回 金融システム 第7回 ファイナンスの分析手法 第8回 失業と景気 第9回 貨幣システムと中央銀行 第 10 回 インフレーション理論 第 11 回 為替 第 12 回 総需要と総供給 第 13 回 金融政策 第 14 回 マクロ経済政策 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 現代社会における経済に関する知識の重要性を認識し,積極的な態度で授業に臨み,最大限の知識を 身につけて欲しい. 137 専門発展科目 ビジネスキャリア 日本経済史 3・4年前期 2単位 選択 木村 晴壽 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 日本の歴史を振り返ってみて、経済はどのように発展して現在に至っているのか、言葉を換えると、 現代の日本経済はどういう積み重ねの結果としてあるのか。この問いに答えようとするのが、日本経 済史です。現代の日本は、世界トップレベルの規模を持つ経済大国になっていますが、そこには「日 本的」としか表現のしようがない経済構造があります。 何故、そのような現代の日本経済ができあがったのか、それは、細かな現象にとらわれず、長い間 の日本経済の歴史を大きな流れで把握しようとしたときに、理解できるはずです。我々は、日本とい う国がどういう国なのかを知るところからスタートするほかないのです。まずは、経済という側面か ら見る私たちの国の歴史を検討しましょう。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教員からの説明を主体とした講義形式で進めます。アウトキャンパス等は計画していま せん。 【成績評価の仕方】 毎回の出席点を設け、中間試験・期末試験点数との合計(出席点 30%、中間試験 30%、期末試験 40%) で成績評価します。 【テキスト】 『日本経済史』(生協購買部で購入すること) 【参考図書】 石井寛治『日本経済史』(東京大学出版会) 塩澤君夫・近藤哲生『経済史入門』(有斐閣新書)等 【講義計画】 第1回 ガイダンスと講義に向けての基礎知識の説明 第2回 資本主義以前の社会と経済(採集から農業へ) 第3回 農業と地代 第4回 資本主義の誕生(綿工業と産業革命) 第5回 日本でも工業化は綿工業から 第6回 自力の産業革命と移植の産業革命 第7回 大恐慌期の日本経済 第8回 インフレで始まる戦後の日本経済 第9回 ドッジラインからドッジ不況、そして朝鮮特需 第 10 回 2度目のミラクルジャパン:高度経済成長 第 11 回 経済摩擦の時代 第 12 回 バブル経済の到来 第 13 回 金融の混乱と再編 第 14 回 企業集団の動向 第 15 回 企業集団は変容したのか、崩壊したのか? 【学生へのメッセージ・準備学習】 15回の講義のどこかで中間のテストを実施します。 138 3・4年前期 2単位 選択 成 専門発展科目 ビジネスキャリア ナレッジマネジメント 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 まずは理論的なベースが大切ですので基礎理論(原理と手法)について熟知してもらいます。そ の上,企業経営におけるナレッジ・マネジメントの手法と重要性について理解を深めます。 知識基盤経済社会の到来により,企業の持続的な競争優位を確保するためには技術だけでは難 しくなっています。そこで,最も重要なものは知識です。すなわち,企業の業務プロセス,人的 資源,経験などに存在する知識は企業の成長のコアーであります。本講義では,主に,ナレッジ・ マネジメントに関する概念的な内容と,それに関連する情報技術に基づいた持続可能な競争優位 を確保するために知識を活用する方法などについて講義を進めていきます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的にはインターネット,プロジェックター等を活用し,講義を行います。必要によって新 聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 レポート 30%、期末試験 70%で評価します。 【テキスト】 プリント・資料の配布。 【参考図書】 野中郁次郎・紺野登『知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代』 (ちくま新書) ,1999 年 12 月 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(知識社会の到来) 第2回 知識基盤経済 第3回 ナレッジの概念 第4回 知識資産 第5回 ナレッジ・マネジメントの動向 第6回 ナレッジ・マネジメントのフレームワーク 第7回 ナレッジ・マネジメントプロセス 第8回 ナレッジ・マネジメントと組織文化 第9回 ナレッジ・マネジメントと企業経営戦略 第 10 回 ナレッジ・マネジメントと情報技術 第 11 回 ナレッジ・マネジメント・システムの構築 第 12 回 ナレッジ・マネジメント成果の測定 第 13 回 ナレッジ・マネジメント事例分析 第 14 回 ナレッジ・マネジメント発展方向 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 現代社会と企業組織におけるナレッジ・マネジメントに関する知識の重要性を認識し,積極的な態度で 授業に臨み,最大限の知識を身につけて欲しい. 139 専門発展科目 ビジネスキャリア 生産管理論 2年前期 2単位 選択 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 近年の製造業およびサービス業を取り巻く経済環境は激変しつつ,従来からの規模の経済を主とす る生産システムではもはや太刀打ちできず,そのため,新しい範例に基づく生産システムの構築が, 経営課題になっています.この講義では,経済学の立場に基づいて経営の中の生産管理を語るべきで あると考えています.つまり,生産管理の方法や手法についてその内容を説明すると共に,それらが 開発された背景や経緯についても解説し,意義と限界について理解してもらいます.生産管理論は経 営の柱の1つにあるオペレーティング・マネジメントに位置付けています. この講義では,まず,経営とは何かについて概観します.次に,生産管理の歴史を述べます.それ に基づいて,モノやサービスの製造から販売までのサイクルについて説明します.モノやサービスの 管理を行うための手法として,需要予測,在庫管理,生産計画を述べます.また,モノを作る生産計 画,プロジェクトの管理,物流管理,サプライチェーン・マネジメントを説明し,さらに,生産管理 と情報通信技術との関連について説明します.最後に,今後のオペレーティング・マネジメントの動 向を説明します. 【講義の進め方・講義形態】 基本的には自作ノートおよびテキストを用いて講義を進めます.但し,講義方法も受講生に対して 興味が生じるように PowerPoint やプロジェクタなども使用します.講義が受講生に対して一方通行に ならないように行うことを考えています.また,配布資料にも十分に考慮し,さらに,講義では毎回, 受講生に対して講義内容の確認テストを行い,学生の理解度をチェックしながら講義を進めます. 【成績評価の仕方】 評価については,出席点 10%,課題・レポート 10%,期末試験 80%で行います. 【テキスト】 船越ら 「企業行動にみる経営学」 創成社,2005年,(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 4-7944-2200-8C3034 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(授業の進め方,学習方法) 第2回 経営学とは 第3回 生産管理の歴史(アメリカ―フォード,GM の生産方式) 第4回 生産管理の歴史(日本―トヨタの生産方式およびリーン生産方式) 第5回 製販サイクル(生産プロセスの形体,日程計画) 第6回 需要予測 第7回 在庫管理 第8回 工程管理 第9回 生産管理(MRP) 第 10 回 生産管理(JIT) 第 11 回 生産管理(制約理論) 第 12 回 物流管理 第 13 回 サプライチェーン・マネジメント 第 14 回 生産管理と情報通信技術(IT) 第 15 回 オペレーションズ・マネジメントの今後の動向 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい.この科目は専門基礎科目であり,あとの「マネジメン ト」の専門応用領域に続くので,できるだけ履修してもらいたい. 140 2年後期 2単位 選択 田中 専門発展科目 ビジネスキャリア 品質管理論 正敏 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 経営学の1つの柱にオペレーション・マネジメントがあります.企業がものを作るときに,欠品・不 良品を出さないようにするためにはどのようなことを考えなければならないのでしょうか.例えば, 製品の品質改善,操業のコストダウン,企業の人事における体質改善などがあります.特に,この講 義では,製品の品質改善を中心に概観および手法について教授します. この講義では,まず,品質管理に関わる部品・製品自体のバラツキについて説明します.次に, 製品・サービスの管理図の構成,さらに,部品・製品の設計仕様書とその工程能力について説明し ます.一方,受け入れ可能な部品・製品に対する合否を管理する属性管理図としてのOC曲線の説 明を行います.部品・製品のロバストな工程設計について教授します.最後に,今後のオペレーティ ング・マネジメントの動向を説明します. 【講義の進め方・講義形態】 基本的には自作ノートおよびテキストを用いて講義を進めます.但し,講義方法も受講生に対して 興味が生じるように PowerPoint やプロジェクタなども使用します.講義が受講生に対して一方通行に ならないように行うことを考えています.また,配布資料にも十分に考慮し,さらに,講義では毎回, 受講生に対して講義内容の確認テストを行い,学生の理解度をチェックしながら講義を進めます. 【成績評価の仕方】 評価については,出席点 10%,課題・レポート 10%,期末試験 80%で行います. 【テキスト】 船越ら,企業行動にみる経営学,創成社,2005年,(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 4-7944-2200-8C3034 【参考図書】 森口繁編,品質管理講座統計的方法,日本規格協会,1976年 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(授業の進め方,学習方法) 第2回 品質管理の意義 第3回 2種類のばらつきとは 第4回 ばらつきとの管理 第5回 管理図の構成(製造部門からの管理図) 第6回 管理図の構成(サービス部門からの管理図) 第7回 属性要因とは 第8回 OC曲線 第9回 属性管理図 第 10 回 強靭な工程設計 第 11 回 工程の流れにおける生産高や欠陥品の影響 第 12 回 品質改善に対する工程管理 第 13 回 管理図の作成 第 14 回 OC曲線の作成 第 15 回 オペレーションズ・マネジメントの今後の動向 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい.この科目は専門基礎科目であり,あとの「マネジメン ト」の専門応用領域に続くので,できるだけ履修してもらいたい. 141 専門発展科目 ビジネスキャリア ロジスティクス 3・4年後期 2単位 選択 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 この授業は,ロジスティックス(物流)およびそのシステム計画に関する概論的講義であります. 企業における物流,および物流システムのあり方およびシステムの計画に対する基礎的理解と分析能 力を養うことを主たる目的とします.ここで,ロジスティックスは経営の柱の1つにあるオペレーテ ィング・マネジメントに位置付けています. 具体的には,線形計画法,在庫管理,スケジュール技法(PERT)とサプライチェーンマネジメ ント(SCM)に関する基本概念を理解し,それに基づいて,企業におけるロジスティックス(物流) システムがどのように構成され,どのように運営・管理されているのか,また,企業経営においてサ プライチェーンマネジメントが如何なる役割を果たすかについて検討します.最後に,今後のオペレ ーティング・マネジメントの動向を説明します. 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて講義を進めます.但し,講義方法も受講生に対して興味が生じるように PowerPoint やプロジェクタなども使用します.講義が受講生に対して一方通行にならないように行う ことを考えています.また,配布資料にも十分に考慮し,さらに,講義では毎回,受講生に対して講 義内容の確認テストを行い,学生の理解度をチェックしながら講義を進めます. 【成績評価の仕方】 評価については,出席点10%,課題・レポート10%,期末試験80%で行います. 【テキスト】 曹,中島,竹田,田中,サプライチェーンマネジメント入門,朝倉書店(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 978-4-254-27016-7C3050 【参考図書】 久保幹雄 実務家のためのサプライチェーン最適化入門,朝倉書店 【講義計画】 第1回 ロジスティックス(物流)とは 第2回 線形計画法(問題の定式化および設定) 第3回 線形計画法(問題の解法・感度分析) 第4回 線形計画法(ソルバー解決法) 第5回 ガントチャート 第6回 PERT(アローダイアグラムの作成) 第7回 PERT(時間の計算手順) 第8回 PERT(クリティカルパスの求め方) 第9回 在庫管理(2ビン方式) 第 10 回 在庫管理(定期・定量発注方式) 第 11 回 在庫管理(経済発注量・安全在庫の求め方) 第 12 回 契約を考慮したサプライチェーン(意義・定義) 第 13 回 サプライチェーンの WIN-WIN にならない契約(卸売法) 第 14 回 サプライチェーンの WIN-WIN になる契約(買戻法,収入分与法) 第 15 回 ロジスティックスの最新の動向 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい.この科目は「マネジメント」の専門領域に入るので, それに関連する基礎科目(例えば,生産管理,品質管理など)を習得しておくことが望ましい. 142 3・4年後期 2単位 選択 田中 専門発展科目 ビジネスキャリア ビジネスシミュレーション 正敏 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 マネジメントゲーム(MG)というビジネスシミュレーションゲームを習得することで,戦略的 意思決定能力,データ分析能力,レポート作成能力を養うことを目的としています. この講義では,5人1組でマネジメントゲーム(MG)を行い,製造業における戦略的意思決定能力 (交渉,駆け引きなど)を育てます.実習を行うために,まず,準備段階として,人事管理,組織・ 戦略,オペレーションズ,マーケティング,ファイナンス・会計,意思決定の各々の演習を机上で 行います. 【講義の進め方・講義形態】 シミュレーション実験を行う前に,机上での演習の講義を7,8回行います.その後,マネジメン トゲーム(MG)を行います.最後に,シミュレーション実験・演習後のレポート作成を行う指導を します. 【成績評価の仕方】 評価については,出席点10%,課題・レポート25%,期末試験65%で行います. 【テキスト】 曹,中島,竹田,田中,サプライチェーンマネジメント入門,朝倉書店(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 978-4-254-27016-7C3050 【参考図書】 経営科学入門:平井孝弘その他,中央経済社 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(ビジネスシミュレーションのねらい・進め方) 第2回 ビジネスシミュレーションの構成,評価 第3回 人事管理(アンケート調査)の演習問題およびその解決方法 第4回 組織・戦略(戦略グループ・マップ)の演習問題およびその解決方法 第5回 オペレーションズ(TOC) の演習問題およびその解決方法 第6回 オペレーションズ(MRP) の演習問題およびその解決方法 第7回 マーケティング(利益拡大) の演習問題およびその解決方法 第8回 会計(設備更新) の演習問題およびその解決方法 第9回 ファイナンス(投資の可否) の演習問題およびその解決方法 第 10 回 意思決定(テーマパークの天候) の演習問題およびその解決方法 第 11 回 意思決定(医療機器の販売計画) の演習問題およびその解決方法 第 12 回 マネジメントゲーム 経営シミュレーション(1-2 期のデータの取得) 第 13 回 マネジメントゲーム 経営シミュレーション(3-4 期のデータの取得) 第 14 回 マネジメントゲーム 経営シミュレーション(欠席者の予備) 第 15 回 レポート作成(損益分岐点の求め方,それに基づいての意思決定) 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい.この科目は経営学の総合的な科目であるので,できる だけ経営全般の基礎および応用の科目を修得しておくことが望ましい. 143 専門発展科目 ビジネスキャリア 労働と法 3・4年後期 2単位 選択 眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 この講義では、これから就職して企業や団体などで従業員として働くこととなる学生を対象として 労働法(労働に関する法)の講義を行います。具体的内容としては、労働契約、賃金、労働時間、配 転、休日、解雇など、職場での基本的かつ身近な問題を中心としてわかりやすく解説します。さらに 近年進められている労働法制改革(男女雇用機会均等法、労働契約法などの法制改革)についても触 れながら、社会の中で働くということの意味について(法律という視点からも)考えられるような講 義にする予定です。 【講義の進め方・講義形態】 この講義では労働法(労働に関する法)の概説を行いますが、抽象的な労働法の理念や法体系とい った大所高所の視点から具体的なルールやケースを検討することはしません。そうではなく、就職、 就業、賃金、労働時間など具体的な労働の場面とそれらに関係する労働についてのルールやケースを 検討しながら、労働法の体系や理念に関連づけて労働法の概略がわかるようにします。 【成績評価の仕方】 期末試験 100%で評価します。 【テキスト】 浜村彰・唐津博ほか『ベーシック労働法(第3版)』(有斐閣)(生協購買部で購入すること) ISBN コード:978-4-641-12349-6 【参考図書】 「デイリー六法 平成 21 年度版」(三省堂) 【講義計画】 第1回 はじめに 〈法学の基礎概念と労働法の基礎〉 第2回 労働法の歴史と現状 第3回 労働法のパートナーと労働条件決定の仕組み 第4回 労働のスタート 就職活動、採用、内定、試用期間 第5回 働き方のルール 労働契約、労働条件、就業規則 第6回 賃金のルール 賃金と法律 第7回 労働時間のルール 労働時間、フレックスタイム制、残業 第8回 休息のルール 休憩と休日 第9回 安全のルール 労働安全衛生法、労働災害の補償 第 10 回 労働関係の終了 解雇、退職 第 11 回 職場の男女平等 男女雇用機会均等法 第 12 回 労働の諸形態 パートタイマー、派遣労働者、在宅ワーク 第 13 回 労働組合のルール 労働組合 第 14 回 労使関係の調整 第 15 回 まとめ 労使トラブルと解決システム 【学生へのメッセージ・準備学習】 近年、雇用と労働をめぐる状況が大きく変化しています。4年生のみなさんには、テレビや新聞で 報道されるニュースも他人事ではなく見聞きできることと思います。講義と社会情勢の関係を意識し ながら受講してください。 144 3・4年後期 2単位 選択 専門発展科目 ビジネスキャリア 労働安全衛生法 増尾 均・眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]: 産業カウンセラー受験資格 【講義の目的・到達目標・概要】 労働者にとって安全で健康的な職場は当然に確保されていなくてはなりません。本講義では、この ような労働者の安全衛生の確保を目的としている労働安全衛生法およびその関係法令の意義・役割・機 能などの知識を習得することを目的としています。特に、労災事故の防止基準、快適な職場環境の形 成、化学物質による健康被害の防止などを中心に具体的事例を随時扱うことによって、学生に身近な 問題として認識して貰い、理解を深めていくこととします。 本講義では、まず日本の法体系の中での労働法体系の位置づけや性格について講義し、次に労働法 体系の中での労働安全衛生法の位置づけや性格、労働安全衛生法と労働基準法など関連する法律との 関係について解説します。その上で、労働安全衛生法の具体的内容について説明しながら、労働安全 衛生法が働く人や働く場所にどのように関わっているのかが理解できるようにします。 【講義の進め方・講義形態】 講義は指定したテキストを用います。法律科目なので法律用語や専門用語が頻繁に出てきますが、 講義の中ではそれらの意味や定義はテキストに示されたものを用います。また、六法も必携です。 【成績評価の仕方】 期末試験 100%で評価します。 【テキスト】 浅見恵美子・江原努・近藤恵子「ここからはじまる早わかり労働安全衛生法」東洋経済 ISBN コード:978-4492270387 「デイリー六法」三省堂 ISBN コード: 978-4385156880 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 はじめに 法体系の中の労働法 労働法体系の中の労働安全衛生法 労働災害防止計画 安全衛生管理体制 労働者の危険又は健康障害を防止するための措置 機械等及び有害物に関する規制 労働者の就業に当たっての措置 派遣労働者の労働安全衛生確保 健康の保持増進のための措置 快適な職場環境の形成のための措置 災害補償 安全衛生改善計画等 近年の法制度改革 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 まだ働いたことのない学生にとっては縁遠い世界のお話のように思えるでしょうが、就職すると身近 で大事な問題を考えるときに必要なお話です。就職後に困らないためにも、積極的に受講してください。 145 専門発展科目 ビジネスキャリア 企業取引法 3・4年前期 2単位 選択 増尾 均 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 仕事に関する法律として商法があり、最も基本的かつ重要なものです。この法律にはビジネスのみ ならず福祉や地域・観光にも関わってくる規定がたくさんあります。仕事に関する法律は、社会人と して社会活動をする上で必要不可欠なことと思います。学生諸君は、本講義の重要性を認識し、将来 必要となる法知識を習得して頂きたいと思います。 【講義の進め方・講義形態】 講義では、商法の中でも最も実用的な分野である商法総則と商行為法に重点を置いて学んでもらい ます。特に、ビジネス・観光・福祉・地域に密接に関わってくる領域を時事問題を織り交ぜながら講 義をしたいと思います。 基本的には教科書と六法を用いて講義室で授業を進めます。しかし、教科書と六法のみではなく、 必要に応じて判例・新聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 出席・授業態度 10%、期末試験 90%で評価します。 【テキスト】 國友順市・西尾幸夫編著「新商法入門」嵯峨野書院(生協購買部で購入すること) ISBNコード:4782304455 「デイリー六法」三省堂(生協購買部で購入すること) ISBN コード:9784385156880 【参考図書】 田村諄之輔・平出慶道編「商法総則・商行為法」青林書院 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 商人(商法の適用範囲・商人・商行為概念・商人適格・商人資格) 商法の意義 第3回 営業の意義と態様 第4回 商号・名板貸・商業帳簿・約款 第5回 商業使用人 第6回 代理商 第7回 会社の公示 第8回 営業譲渡と利害関係人の保護 第9回 商行為通則 第 10 回 消費者保護 第 11 回 商人間売買 第 12 回 匿名組合と仲立人 第 13 回 問屋と準問屋 第 14 回 倉庫取引・場屋取引 第 15 回 今後の商法の動向 【学生へのメッセージ・準備学習】 社会人として必要となる法律を学ぶ以上、常に問題意識を持って授業に臨み、今後に役立ててくだ さい。講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 146 3・4年後期 2単位 選択 増尾 専門発展科目 ビジネスキャリア 会社法 均 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 会社というものは、商売をする上で取引主体となるものです。それ故に法律は様々な条文を用いて 厳格に規定しています。本講義では、株式会社を中心に会社法の骨組みをでいただきます。多くの学 生諸君は将来さまざまな会社に就職することと思います。将来、自分が所属するであろう会社とはど のようなものなのか、ぜひ学んでもらいたいと思います。 【講義の進め方・講義形態】 最初は会社の種類などの基本的な事を学んでもらい、次いで株式会社の株式や機関について、そし て会社が設立されてから解散・清算に至るまでを講義します。 本講義では教科書と六法を中心に講義室で行いますが、必要に応じて判例・新聞記事などの補助教材 を随時使用します。 【成績評価の仕方】 出席・授業態度 10%、期末試験 90%で評価します。 【テキスト】 國友順市ほか「新会社法」嵯峨野書院(生協購買部で購入すること) ISBNコード:9784782304464 「デイリー六法」三省堂(生協購買部で購入すること) ISBN コード:9784385156880 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス 会社法の意義 第2回 会社制度1 共同企業 第3回 会社制度2 会社の種類 第4回 会社法総論 第5回 株式会社の設立 第6回 株主 第7回 株式 第8回 株式会社の機関1 株主総会 第9回 株式会社の機関2 取締役会・監査役など 第 10 回 新株の発行 第 11 回 株式会社の計算 第 12 回 組織の再編・変更1 事業譲渡・合併 第 13 回 組織の再編・変更2 会社分割・株式交換・組織変更 第 14 回 解散・清算 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 身近で利用頻度の高い法律を学ぶ以上、常に問題意識を持って授業に臨んでください。講義計画に 該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 147 専門発展科目 ビジネスキャリア マーケティング戦略 2年後期 2単位 選択 清水 聡子 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 企業は多くの製品やサービスを市場に投入します。企業が成長し、存続し続けるためには、消費者 に受け入れられ、購入される必要があります。本講義ではマーケティング基礎での学習をもとに、事 例を交えながら、企業のマーケティング戦略について学びます。 【講義の進め方・講義形態】 講義計画に従って、教科書と配布プリントを用いて教室にて授業を行います。それぞれの授業の 構成は、①前回の授業の復習、②今回の授業のポイント、③授業の中心部(メイン)、④問題提起 (来週の予告)と4部構成で行います。 【成績評価の仕方】 試験 100%で評価します。 【テキスト】 奥本勝彦・林田博光編著『マーケティング概論』中央大学出版部(生協購買部で購入すること) ISBN コード:978-4-8057-3128-4 【参考図書】 宮澤永光監修『基本流通用語辞典改訂版』白桃書房 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 マーケティング情報システム 第3回 製品戦略 第4回 新製品開発 第5回 製品ライフサイクル 第6回 ブランド 第7回 価格戦略 第8回 価格決定 第9回 新製品の価格設定戦略 第 10 回 チャネル戦略 第 11 回 チャネルの機能 第 12 回 チャネル政策 第 13 回 プロモーション戦略 第 14 回 プロモーション・ミックス 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 マーケティング基礎を受講した学生を対象に、講義を展開します。受講者は講義計画と講義の進 み具合にあわせ、教科書を読み、新聞や雑誌などから関連した記事を探し出し、常に実際の企業行 動とのリンクを考えてください。受身ではなく、積極的に問題意識を持ち、自分の言葉で、自分の 考えをまとめることができるように心がけていただきたいと思います。販売士検定に対応します。 148 3・4年前期 2単位 選択 益山 専門発展科目 ビジネスキャリア サービスマーケティング 代利子 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 今、世界経済成長の牽引力がサービス部門にシフトし、GNPや労働人口に占めるサービス分野の割 合は拡大しているにもかかわらず、日本のサービスビジネスは、製造業との比較において生産性の低 さやグローバル化の遅れが目立っていると言われています。もてなしの心や儀礼的サービスでは世界 に引けをとらないきめ細かな日本の接客技術ではありますが、いまだ精神論の粋を出ていません。サ ービス産業における成功例としてのビジネスモデルは、サービスを科学的に分析したり、独自のサー ビスの「しくみ」を構築しています。本講義では、サービス企業の成功例を吟味しながら、サービス 産業に求められるマーケティング理論を体系的に学び、身近なサービスの現場に照らし合わせて考え る能力を養います。 【講義の進め方・講義形態】 テキストと参考資料を基にすすめます。講義の形式は主にスライドを使用しますが、内容に応じて ビデオも併用します。 【成績評価の仕方】 出席・授業参加点 30%、期末試験 70%で評価します。 【テキスト】 近藤隆雄著「サービスマーケティング第2版」生産性出版 ISBN-10: 4820119494 ISBN-13: 978-4820119494 (生協購買部で購入すること) 【参考図書】 フィリップ・コトラー他著「コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング」ピアソン・ エデュケーション 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 新しいサービス・パラダイム 商品としてのサービス、サービスと製品の相違点 サービスの利益方程式 サービス・マネジメント・システム 情報技術とネットワーク 「真実の瞬間」と人の役割、顧客満足と従業員満足 サービスの品質 サービスマーケティングの構造 サービスの生産性向上 戦略的マーケティングと戦略計画 市場細分化とターゲット市場選択戦略 サービスの価格設定とイールドマネージメント サービス・ミックス 顧客ロイヤルティ まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 マーケティング基礎の単位を取得していることが望ましい。 149 専門発展科目 ビジネスキャリア 流通総論 1 年前期 2単位 選択 清水 聡子 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 私たちは日常生活の中で、近郊の田畑や工場で生産されるものだけではなく、国内各地、あるいは 遠く外国から運ばれる商品などをスーパーマーケットやコンビニエンス・ストアで購入し、消費しま す。この生産と消費の間の流通について、仕組みや役割について学びます。 【講義の進め方・講義形態】 講義計画に従って、教科書と配布プリントを用いて教室にて授業を行います。それぞれの授業の 構成は、①前回の授業の復習、②今回の授業のポイント、③授業の中心部(メイン)、④問題提起 (来週の予告)と4部構成で行います。 【成績評価の仕方】 試験 100%で評価します。 【テキスト】 プリント・配布資料で授業を行います。 【参考図書】 宮澤永光監修『基本流通用語辞典改訂版』白桃書房 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 流通の仕組みと役割 第3回 商品とサービスの違い 第4回 業種と業態 第5回 小売業 その1 百貨店 第6回 小売業 その2 スーパーマーケット 第7回 小売業 その3 コンビニエンス・ストア 第8回 小売業 その4 その他の小売業 第9回 小売業の店頭活動 第 10 回 メーカーと流通 第 11 回 流通情報システム 第 12 回 有店舗販売と無店舗販売 第 13 回 逆流通 第 14 回 流通政策 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 受講者は講義計画と講義の進み具合にあわせ、教科書を読み、新聞や雑誌などから関連した記事 を探し出し、常に実際の企業行動とのリンクを考えてください。受身ではなく、積極的に問題意識 を持ち、自分の言葉で、自分の考えをまとめることができるように心がけていただきたいと思いま す。 150 1年後期 2単位 選択 鈴木 専門発展科目 ビジネスキャリア 経営数学 尚通 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 高校時代までの数学を簡単に復習すると共に、2 年次以降に経営や経済の勉強をしていく上で必要 な数学の基本を学ぶ。特に投資などの基本となる現価係数と終価係数の意味を理解してもらいたい。 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義を中心に行う。理解度を深めるために、演習問題を解く訓練も行いたい。時々小テスト を行う。プリントも配布する。 【成績評価の仕方】 小テストと期末試験の結果を 8 割、それに出席状況 2 割を加味して成績を評価する。 【テキスト】 プリントを配布します。 【参考図書】 数学の基本 やりなおしテキスト、小林敬子・松原望(著) 、ペレ出版 【講義計画】 第1回 数の計算 第2回 代数の基礎①(分数) 第3回 代数の基礎② (指数の法則、文字式の利用) 第4回 10 進法と 2 進法 第5回 論理計算 第6回 比例と反比例 第7回 方程式と不等式① (1 次不等式、2 次不等式) 第8回 方程式と不等式② (線形計画法) 第9回 連立方程式① (解法) 第 10 回 連立方程式②(損益分岐点) 第 11 回 等差数列 (単利計算) 第 12 回 等比数列 (複利計算、終価係数、現価係数) 第 13 回 等比数列の和 (年金終価係数、減債基金係数など) 第 14 回 集合 第 15 回 論理と推論 【学生へのメッセージ・準備学習】 皆さんの計算力をアップするために開講します。ここで頑張れば経済学や経営学関係科目に対する 理解度もアップします。IT パスポート試験に対応します。 151 専門発展科目 ビジネスキャリア 社会調査論 3・4年前期 2単位 選択 畑井 治文 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 我々の身の周りにはさまざまな社会調査の結果が溢れています。内閣支持率○○%、景気低迷を危 惧する経営者△△%などは、その代表例です。これらはどのようなプロセスを経て、我々の目にする ところとなるのでしょうか。本講義では現実の社会事象を知る上で有効な手法である「社会調査」に 関して基礎的事項を身につけることを目的としています。 具体的には社会調査の意義・歴史をはじめとして、社会調査における倫理観や方法論など、社会調 査を学ぶ上で必要不可欠な内容を網羅的に扱っていきます。また、その上で実際にアンケート調査の 作業を経験してもらうことで、社会調査に関する知識や技法への理解を深めていきたいと考えていま す。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には講義用プリントを配布して授業を進めます。教室での講義を中心としますが、アンケー ト調査の作業を経験してもらう際には、グループワークが求められます。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、グループワークへの取り組み 20%、課題レポート(報告書)50%で評価します。 【テキスト】 講義用プリントを配布します。 【参考図書】 大谷信介ほか著「社会調査へのアプローチ-論理と方法-」(第 2 版)ミネルヴァ書房 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 社会調査の意義・歴史 社会調査とは何か 第3回 社会調査における倫理観 第4回 社会調査の方法論(量的調査と質的調査) 第5回 いろいろな社会調査(社会調査の実例) 第6回 社会調査の進め方 第7回 サンプリングの考え方と方法 第8回 アンケート調査票の作成①(企画と設計) 第9回 アンケート調査票の作成②(質問文の作成/選択肢の作成) 第 10 回 アンケート調査の実施 第 11 回 調査データの整理とデータファイル化 第 12 回 調査結果の分析①(単純集計) 第 13 回 調査結果の分析②(クロス集計) 第 14 回 報告書の作成方法 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 毎日の生活で直面するさまざまな数字(データ)を見る際、それがどのようにして算出されてきた ものなのかを意識してみて下さい。そうすることで講義への理解が深まります。なお、毎回配布する 講義用プリントには次回のポイントも明記されていますので、各自、この点について理解を深める努 力をしてきて下さい。その他、予習の指示がある場合は、必ず予習をしてから講義に臨んで下さい。 152 3・4年後期 2単位 選択 清水 専門発展科目 ビジネスキャリア 消費者行動論 聡子 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 私たちは消費者として、さまざまな製品やサービスを購入します。消費者行動論では、消費者行動 の具体的な内容を把握し、消費者の意思決定の過程について学びます。 【講義の進め方・講義形態】 講義計画に従って、配布プリントを用いて教室にて授業を行います。それぞれの授業の構成は、 ①前回の授業の復習、②今回の授業のポイント、③授業の中心部(メイン)、④問題提起(来週の 予告)と4部構成で行います。 【成績評価の仕方】 試験 100%で評価します。 【テキスト】 プリント・資料の配布をもってテキストに代えます。 【参考図書】 杉本徹雄編著『消費者理解のための心理学』福村出版 竹村和久編集『消費行動の社会心理学』北大路書房 田中洋『消費者行動論体系』中央経済社 平久保仲人『消費者行動論』ダイヤモンド社 宮澤永光監修『基本流通用語辞典改訂版』白桃書房 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 消費者とは? 第3回 消費者ニーズと消費者の反応 第4回 マーケティング・リサーチとは? 第5回 マーケティング・リサーチの種類とデータの収集方法 第6回 マーケティング・リサーチの方法と手順 第7回 消費者行動分析 その1 ライフサイクル分析 第8回 消費者行動分析 その2 社会的側面の分析 第9回 消費者行動分析 その3 ライフスタイル分析 第 10 回 消費者の権利と義務 第 11 回 コンシューマリズム(消費者主義)とコンシューマムーブメント(消費者運動) 第 12 回 消費者教育 第 13 回 消費者満足 第 14 回 社会と消費者 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 マーケティング基礎、マーケティング戦略を受講した学生を対象に、講義を展開します。受講者 は講義計画と講義の進み具合にあわせ、新聞や雑誌などから関連した記事を探し出し、常に自らの 消費者行動を考えてください。受身ではなく、積極的に問題意識を持ち、自分の言葉で、自分の考 えをまとめることができるように心がけていただきたいと思います。 153 専門発展科目 ビジネスキャリア 販売士資格対策 2年前期 1単位 選択 清水 聡子 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 3級販売士検定試験に合格することを目標に講義を行います。小売店舗の基本的な仕組み、販売員 としての基礎的な知識と技術、販売業務が試験内容となり、基本的な知識の習得と過去問題の演習を 行います。 【講義の進め方・講義形態】 講義計画に従って、教科書、配布プリントを用いて教室にて授業を行います。それぞれの授業の 構成は、①前回の授業の復習、②今回の授業のポイント、③授業の中心部(メイン)、④問題演習、 ⑤問題解説、⑥来週の予告、と講義を進めます。 【成績評価の仕方】 試験 100%で評価します。 【テキスト】 資格試験問題研究会『3級販売士検定試験』弘文社(生協購買部で購入すること) ISBNコード:978-4-7703-2258-6 【参考図書】 日本商工会議所・全国商工会連合会編『販売士検定試験3級ハンドブック』株式会社カリアック 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 流通における小売業の基本的役割 第3回 流通経路別小売業の基本的役割 第4回 商品の基本知識 第5回 マーチャンダイジング 第6回 仕入計画・在庫管理・販売管理の基本的役割 第7回 価格設定の基本的考え方 第8回 ストアオペレーションの基本的役割 第9回 人的販売の基本的考え方 第 10 回 小売業のマーケティング 第 11 回 顧客管理の基本的役割 第 12 回 商圏の設定と出店の基本的考え方 第 13 回 販売員の基本業務および法令知識 第 14 回 販売に求められる決算データ 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 流通業界や店舗運営に興味があり、3級販売士検定試験を受験する学生を対象に講義を行います。 試験科目に小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・ 経営管理があります。そのため、流通総論、マーケティング基礎、マーケティング戦略の受講を勧 めます。販売士検定に対応します。 154 3・4年前期 2単位 選択 葛西 専門発展科目 ビジネスキャリア 経営戦略論 和廣 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 会社は経営環境の変化に応じて会社の行動を変更し、時々の方針のもとで、機敏に行動しなければ なりません。経営理念は会社がゴーイング・コンサーンとして長期的に存続するための、いわばバッ クボーンのようなものです。しかし、5年、10年の期間では、その時々の経営条件に対応した戦略が必 要になります。では、会社がそれぞれにとる経営戦略にはどのような考え方があるのでしょうか。 本講義では、数多くある経営戦略手法の中から、「これだけ覚えておけばビジネスの現場で困らな い」基本パターンをピックアップして、環境分析、成長戦略、競争戦略などの流れに沿って説明し、 経営戦略の知識を習得します。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めますが、必要に応じてプリントを配布します。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、レポート 10%、期末試験 60%で評価します。 【テキスト】 海野博・所伸之編著「やさしい経営学」創成社(生協購買部で購入すること) ISBNコード:9784794422606 【参考図書】 船越克己ほか著「企業行動にみる経営学」創成社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 経営戦略とは何か 第3回 業界環境分析、市場調査手法、内部環境分析 第4回 企業ドメイン 第5回 企業の成長ベクトル 第6回 多角化戦略 第7回 PPM 第8回 ビジネススクリーン、撤退戦略 第9回 成長戦略の具体的展開 第 10 回 競争 5 要因分析 第 11 回 市場細分化、ポジショニングマップ 第 12 回 競争 3 基本戦略 第 13 回 競争地位別 4 戦略 第 14 回 戦略と組織マネジメント 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 言葉や知識は現実を明確に表現する道具ですから、経営学を学ぶ場合も、企業経営の現実や事例と 結びつけて言葉や知識を身につけることが大事です。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 155 専門発展科目 ビジネスキャリア 経営組織論 2年後期 2単位 選択 葛西 和廣 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 企業の経営において組織は不可欠です。1人の人間の力ではなしえない大きなことを組織という集団 の力で行います。組織は単なる人々の集まりではなく、目的を達成するために組織化された集団です。 本講義では組織の今日的課題である変革を目指すにあたり、組織をそもそもどのように考えればよ いかに焦点を当て、いくつかの枠組みや定義について説明します。さらには、グローバル化とIT化 の中で、組織は具体的にどのように考察されるのかを解説し、現代企業の組織について理解を深めま す。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めますが、必要に応じてプリントを配布します。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、レポート 20%、期末試験 50%で評価します。 【テキスト】 海野博・所伸之編著「やさしい経営学」創成社(生協購買部で購入すること) ISBNコード:9784794422606 【参考図書】 船越克己ほか著「企業行動にみる経営学」創成社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 経営組織とは何か 第3回 時代の変遷と組織変革 第4回 ITの発達と組織制度 第5回 現代の組織戦略(1):フラット型組織 第6回 現代の組織戦略(2): カンパニー制、持株会社 第7回 M&A 第8回 アウトソーシング 第9回 ERP 第 10 回 役員制度の改革 第 11 回 ネットワーク型ビジネスシステム 第 12 回 ネットワーク型組織 第 13 回 人事システムの変革 第 14 回 戦略と組織マネジメントの整合性 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 言葉や知識は現実を明確に表現する道具ですから、経営学を学ぶ場合も、企業経営の現実や事例と 結びつけて言葉や知識を身につけることが大事です。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 156 組織行動論 2年前期 2単位 選択 葛西 和廣 専 門 発 展 科 目 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 組織行動とは、組織の中で起こるさまざまな人間の行動を科学的に分析し、理解する科目です。 その内容としては、組織コミットメント、モチベーション、キャリア、組織ストレス、リーダー シップ、ダイバーシティ、組織文化など多義にわたります。 本講義では、組織における行動について、体系的に考察する概念や理論、測定手法、その背景に あるものの考え方について学習します。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めますが、必要に応じてプリントを配布します。 【成績評価の仕方】 受講態度 30% レポート 10% 定期試験 60% 【テキスト】 「やさしい経営学」海野博・所伸之編著(創成社) ください。) ISBNコード:9784794422606(生協で購入して 【参考図書】 「企業行動にみる経営学」船越克己ほか著(創成社) 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 組織行動とは何か 第3回 組織の7S 第4回 組織形態の基本モデル 第5回 組織形態の発展型 第6回 働く個人とモチベーション 第7回 組織コミットメント 第8回 キャリア・マネジメント 第9回 組織ストレス 第 10 回 チームマネジメント 第 11 回 組織におけるリーダーシップ 第 12 回 組織文化 第 13 回 ダイバーシティ・マネジメント 第 14 回 プロフェッショナル・マネジメント 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 言葉や知識は現実を明確に表現する道具ですから、経営学を学ぶ場合も、企業経営の現実や事例と 結びつけて言葉や知識を身につけることが大事です。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 157 専門発展科目 ビジネスキャリア 技術経営論 3・4年前期 2単位 選択 兼村 智也 [関連する資格・到達目標・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 製品をつくる製造業はもちろん、消費者にモノ・サービスを売るサービス業でも、企業がビジネス を行うには、売りネタになる「技術」が必要であることは言うまでもありません。一方、一口に「技 術」といっても、そのレベルは低から高まで幅広いですが、優れた「技術」を持ちながら、それに見 合う利益が確保できない企業があります。これは「技術」はあれど、それを活かす「経営」ができて いないことに他なりません。「技術経営」ではこの「技術」をどのようにビジネスに結びつけるか、 また利益を産み出す「経営」にするのかについて学ぶものです。講義では、まず技術戦略とその背景 となる事業戦略についてお話した後、その技術戦略に基づく技術経営において柱となる各機能のマネ ジメントについて勉強していきます。 【講義の進め方・講義形態】 下記のテキストを参照しながら講義形式で行います。また毎回、講義の最後にその日の内容を確認 する簡単な「復習テスト」を行い、提出してもらいます。 【成績評価の仕方】 出席点30%、期末試験70%で評価します。出席については、講義後に提出された「復習テスト」 の出来を持って出席扱いとします。したがってテストを提出しても、出来が芳しく無い場合は欠席扱 いとなります。また欠席が全講義回数の1/3(5回)以上となった時点で不合格(Q評価)となり 期末試験の受験資格を失いますので注意してください。 【テキスト】 グローバルタスクフォース㈱「通勤大学MBA11 MOTテクノロジーマネジメント」総合法令(生 協購買部で購入すること) ISBNコード:978-4-89346-828-4 【参考図書】 寺本義也/山本尚利「技術経営の挑戦」ちくま新書 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス 技術経営とは何か?技術経営を学ぶ意義 競争・市場環境と技術経営①:技術経営と競争優位 競争・市場環境と技術経営②:マーケティングと新製品開発プロセス 技術戦略とは①:技術戦略策定のプロセス 技術戦略とは②:技術戦略と参入障壁 研究開発マネジメント①:研究開発プロセス 研究開発マネジメント②:研究開発予算管理 製品開発マネジメント①:研究開発プロセス 製品開発マネジメント②:製品開発の組織 知的財産権マネジメント アライアンスマネジメント①:アライアンスの種類・形態・役割 アライアンスマネジメント②:オープン&クローズドネットワーク 生産マネジメント①:生産・工程管理 生産マネジメント②:品質・資材購買管理 講義のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 間近に就職を控える3・4年生が対象ですので、会社に入ってから役立つ実践的な内容にした く思っています。講義計画に該当するテキストの章・内容を事前に読んでおいてください。 158 3・4年後期 2単位 選択 兼村 専門発展科目 ビジネスキャリア 組織間関係論 智也 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 企業は、その企業を取り巻く他の企業や機関、場合によっては自社内の他組織との相互関係なしに は事業を営むことはできません。例えば自動車メーカーは部品メーカーから部品の供給を受けなけれ ば自動車を完成させることはできません。但し、その際、重要になるのがどの部品を供給してもらう か、何社からその部品を購入するかです。これらを決めることは自社の技術力の維持・強化、製品コ ストと密接に係わってくるからです。つまり企業間関係の良し悪しが企業の競争力に大きな影響を及 ぼすのです。こうした取引関係を含み企業間関係には、いくつかのパターンがありますが、そのパタ ーンの良し悪しも企業の競争力を左右します。このように組織の関係のあり方が経営にとって大きな 意味を持っていますが、このパターンとその意味・役割、企業競争力との関係について解説します。 【講義の進め方・講義形態】 下記のテキストを参照しながら講義形式で行います。また毎回、講義の最後にその日の内容を確認 する簡単な「復習テスト」を行い、提出してもらいます。 【成績評価の仕方】 出席点30%、期末試験70%で評価します。出席については、講義後に提出された「復習テスト」 の出来を持って出席扱いとします。したがってテストを提出しても、出来が芳しく無い場合は欠席扱 いとなります。また欠席が全講義回数の1/3(5回)以上となった時点で不合格(Q評価)となり 期末試験の受験資格を失いますので注意してください。 【テキスト】 高橋伸夫編「超企業・組織論」有斐閣(生協購買部で購入すること) ISBNコード:4-641-16103-8 【参考図書】 現代企業研究会「日本の企業間関係-その理論と実態」中央経済社 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス 組織間関係論とは何か?組織間関係を学ぶ意義 競争と協調①:競争行動の進化 競争と協調②:対話としての競争 競争と協調③:デファクト・スタンダード 競争と協調④:戦略的提携 市場の組織化①:系列取引 市場の組織化②:組織間関係論 アーキテクチャと製品開発①:製品アーキテクチャ アーキテクチャと製品開発②:アーキテクチャと組織間関係論 企業間ネットワークとしての組織①:価値ネットワーク 企業間ネットワークとしての組織②:知識連鎖 企業間ネットワークとしての組織③:情報粘着性 企業間ネットワークとしての組織④:クラスター システムとしての組織・境界としての企業 講義のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 将来、どういう企業に就職するにしても他社との取引や社内でも自分が所属しない他部署との関 係は必ずあります。そうした際に役立つ基礎知識を身に付けて欲しいと思います。講義計画に該当 するテキストの章・内容を事前に読んでおいてください。 159 専門発展科目 ビジネスキャリア 観光産業論 2年後期 2単位 選択 山根 宏文 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 観光関連企業が経営していく上での現状を観光関連企業、観光地より具体的に把握し、各観光業 界、観光地の経営戦略を考えます。前半に観光関連産業の経営を学び、後半は観光地に焦点を当て 地域での観光産業について学びます。様々な観光産業、観光地の経営戦略を理解することが到達目 標です。 【講義の進め方・講義形態】 独自のプリント教材を中心に講義を進めます。 必要に応じて、スライド、ビデオなどの視聴覚教材を利用します。 教室での講義のみになります。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、期末試験70%で評価します。 【テキスト】 講義ごとに概要を説明したレジメを配ります。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス 観光をめぐる経営状況と現在の動向について 第2回 観光関連産業の経営状況と戦略 旅行会社 競争激化する業界での経営戦略について 第3回 宿泊関連施設① 旅館と民宿 人気のある旅館とは、今後の旅館経営戦略 第4回 第5回 宿泊関連施設② ホ テ ル リッツカールトンのホスピタリティ経営とは 第6回 テーマパーク ディズニーランドの顧客満足戦略とは 第7回 動 物 園 旭山動物園がなぜ上野動物園より人気があるのか 美術館・博物館 美術館が地域を活性化するための10のポイントと経営戦略 第8回 空港・航空会社 地方空港の経営戦略と航空会社の今後の戦略 第9回 日本プロ野球とメジャーリーグの経営 第 10 回 スポーツ経営 第 11 回 観光地における産業の経営状況と戦略 温 泉 地 温泉地活性化に向けての地域経営戦略 第 12 回 スキー場 スキー場の振興策 第 13 回 商店街・都市 都市の観光経営、中心地活性化のための 10 の戦略 第 14 回 観光産業とまちづくり 観光産業とまちづくりについて 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 授業中に発表してもらう場合もあるので常に問題意識を持って授業に出席して欲しい。 講義計画に該当する内容を、新聞、ニュース、書物などから探し読んでおいて下さい。 160 3・4年後期 2単位 選択 成 専門発展科目 ビジネスキャリア 食品産業論 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 まずは食品産業の実態,とくに食品製造業と食品サービス業に大別し,その特徴と動向を熟知 してもらいます。その上,今後の食品産業の発展方向について,欧州とアメリカのそれと比較し, 理解を深めます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的にはインターネット,プロジェックター等を活用し,講義を行います。必要によって新 聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 レポート 30%、期末試験 70%で評価します。 【テキスト】 プリント・資料の配布。 【参考図書】 斎藤修『食品産業と農業の提携条件』農林統計協会,2001 年 11 月 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(農業経営と食品産業) 第2回 食品産業の概要 第3回 食品の安全性 第4回 食品の流通 第5回 食品企業経営 第6回 食品工業の産業組織 第7回 食品製造業 第8回 食品加工産業 第9回 食品サービス業 第 10 回 CVS 第 11 回 外食産業 第 12 回 フードシステム 第 13 回 欧州の食品産業 第 14 回 アメリカの食品産業 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 現代社会における食品産業の重要性を認識し,積極的な態度で授業に臨み,最大限の知識を身につけ て欲しい. 161 専門発展科目 ビジネスキャリア 農業経営経済学 3・4年後期 2単位 選択 成 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 まずは理論的なベースが大切ですので農業経済の基礎理論(原理と手法)について熟知しても らいます。その上,私たちを取り巻く農業経済とその関連産業(部門)の実態を分析する力を養 います。 農業経済学は,1つの産業としての農業,農業者が居住し,農地がある農村地域社会,そして 実際農業を営む農業者を研究対象にする経済学の応用学問です。できる限り,この3つの要素を 講義の中で取り入れて進めていきます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的にはインターネット,プロジェックター等を活用し,農業経済に関する原理と理論の講 義を行います。必要によって新聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 レポート 30%、期末試験 70%で評価します。 【テキスト】 プリント・資料の配布。 【参考図書】 成耆政『法人農業経営の経営戦略と診断』松本大学出版会,2004 年 12 月 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(高度資本主義社会における農業の役割) 第2回 地域社会と農業経済 第3回 農業の動向と食料需給 第4回 農業経営法人化 第5回 農業経営管理 第6回 生産経済学の基礎理論 第7回 農産物市場 第8回 農産物政策 第9回 農産物流通 第 10 回 農産物貿易 第 11 回 農業経営戦略 第 12 回 農業経営分析と診断 第 13 回 農業経営発展と計画 第 14 回 農業協同組合論 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 現代産業社会における農業の多面的機能の重要性を認識し,積極的な態度で授業に臨み,最大限の 知識を身につけて欲しい. 162 情報倫理と法 1年後期 2単位 必修 眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 情報技術が発達した結果、その便宜性の反面新たな倫理的・法的問題が生じています。本講義では その扱い方によっては一種の凶器ともなり得る「情報」「情報技術」をめぐってどのような倫理的・ 法的問題があるかについて基本的な理解を深めることをねらいとします。 【講義の進め方・講義形態】 講義の最初の部分では現在のマスメディアや情報化社会についての概論的な講義を行います。 中盤及び後半では、このような情報技術やメディアの発達がもたらす倫理的・法的問題について脅 迫罪・恐喝罪など刑法犯をめぐる問題、憲法上の表現の自由の問題、民事・商事取引等に関する問題、 著作権に関する問題、個人情報保護法に関する問題等具体例を挙げながら検討します。 【成績評価の仕方】 期末試験 100%で評価します。 【テキスト】 指定テキストはありません。配布プリント使用します。 【参考図書】 「デイリー六法」三省堂 【講義計画】 第1回 ガイダンス 情報化社会とは何か 第2回 情報倫理とはなにか、情報法とは何か 第3回 近代における市民社会の成立とマスメディアの形成 第4回 現代における市民社会の変容とマスメディアの発展 第5回 ネット社会の形成と特質:IT 技術との関連において 第6回 ネット社会の形成と特質:インターネットがもたらすコミュニケーションの変容 第7回 インターネット社会とマスメディア 第8回 憲法と情報:表現の自由とプライバシー 第9回 憲法と情報:表現の自由と名誉権 第 10 回 私法と情報:著作権についての概説 第 11 回 私法と情報:インターネットと著作権 第 12 回 刑法と情報:インターネットと脅迫罪・恐喝罪 第 13 回 刑法と情報:インターネットとわいせつ物頒布、著作権侵害等の罪 第 14 回 法と倫理が情報化社会に果たす役割 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 インターネットやメールという身近なメディアにどのような可能性や危険性が伴うのかを意識しな がら受講してください。 163 情報とビジネス 2年前期 2単位 選択 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(必修) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 21世紀を迎え、IT(Information Technology:情報技術)は企業のみならず、社会全般にますます 大きな影響を及ぼしつつあります。ここ数年、インターネットに代表される IT の発展とその活用は、 さまざまな局面において変化の速さを演出しています。これに対応するためには、まず、IT の知識や 動向を把握し、さらに、それがビジネスでどのように生かされ、人間社会にどのような影響を与える のか検討していくことを教授します。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて講義を進めます。但し、講義方法も受講生に対して興味が生じるよう にPowerPointやプロジェクタなども使用します。講義が受講生に対して一方通行にならないように 行うことを考えています。また、配布資料にも十分に考慮し、さらに、講義では毎回、受講生に対 して講義内容の確認テストを行い、学生の理解度をチェックしながら講義を進めます。 【成績評価の仕方】 評価については、出席点10%、課題・レポート10%、期末試験80%で行います。 【テキスト】 ITパスポート合格教本 平成23年度 春期・秋期 岡崎裕史 技術評論社 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 オリエンテーション,情報化の変遷と代表的な情報システムの特徴 業種別,業務別の代表的なシステムの概要 企業活動の基本用語 企業会計の基本用語 情報化戦略を策定するための必要な基本用語 情報システム戦略の目的と考え方 業務要件定義と解決策の検討 企業規範と身近な法律用語 ソフトウェア開発プロセスの作業と手順 代表的なソフトウェア手法の概要 情報化におけるサービスマネジメント 情報化におけるプロジェクトの種類 情報化におけるプロジェクト実行における手順 システム運用に関する基本用語 システム監査の種類と必要性 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい。この科目は「情報システム論」 「コンピュータ概論」を 合わせて履修してもらいたい。国家試験の「IT パスポート」の受験範囲をこの 3 科目で網羅していま す。 164 経営情報システム論 3・4年前期 2単位 選択 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 情報化の進展は、産業社会や企業経営に大きな影響を与えています。また、社会全体における情報 化の進展には目を見張るものがあります。本講義では、経営に関する情報システムについて学び理解 することを目的とします。 まず、経営戦略への情報システムの活用について学びます。ここでは、IT経営、IT投資といっ た内容について学びます。次に、情報システムのマネージメントへの活用として、データの共有化、 データベースシステム、データウェアハウス、データセンターなどについて学習を行います。続いて、 情報システムの流通・生産への活用として、POSシステムなどについて講義を行います。さらに、 クラウドやWeb2.0などについても学びます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めます。教科書のみではなく、必要に応じてプリントも配布し て使用します。教室での講義を主とします。 【成績評価の仕方】 出席点 50%、期末試験 50%で評価します。 【テキスト】 内山力著「IT活用の基本」日本経済新聞出版社(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 9784532119096 【参考図書】 上記のテキストのみを利用します。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 電子商取引、ICT レガシーシステム、サーバ、オブジェクト指向、ベンダー インターネット、Web2.0 トレーサビリティ、RFID、ユビキタス 情報システム、IT経営 EDI、標準化 IT投資 情報システムとコストダウン、スピード経営、リアルタイム経営 EDP、MIS、DDS、SIS、BPR、EAI、ERP、ミドルウェア ASP、クラウド、ベンダー、システムインテグレーション システム開発、ソリューション、アウトソーシング アライアンス、ITマネージメント データベース、データウェアハウス、データセンター、データマイニング POS システム、カテゴリーマネージメント、CRM、FSP 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 企業経営において、情報システムを効率的に活用することは、とても大切になってきています。す なわち、情報システムをうまく活用できるかが、企業を発展させるためには不可欠な時代になってき ています。社会において、情報システムをどのように活用しているか興味を持つようにしてください。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 165 インターネットビジネス 3・4年前期 1単位 選択 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 インターネットビジネスの発展は、非常にめざましいものがあります。「インターネットで買え ないものはない」「インターネットで出来ないことはない」と言われるようになってきています。 このような状況を踏まえ、インターネットビジネスで利用されているサービスや、コンピュータ技 術について演習を通じて学習することを目的とします。 アフィリエイト、ドロップシッピングなど、現状で誰でも手軽にできるインターネットビジネスに ついて体験学習します。また、インターネットビジネスに不可欠な独自ドメインの取得やレンタルサ ーバーの利用、電子マネー、キーワード連動型広告、SEO(Search Engine Optimization)対策、S EM(Search Engine Marketing)などについて学習を行います。ドロップシッピングを使った簡単な ネットショップを作成することを課題とし、提出して頂きます。 【講義の進め方・講義形態】 インターネットビジネスを、コンピュータとインターネットを使いながら学習します。インターネ ットビジネスを体験的に理解するために、コンピュータ教室を利用して授業を行います。 【成績評価の仕方】 出席点 40%、課題レポート 20%、期末試験 40%で評価します。 【テキスト】 佐藤尚規著「インターネットビジネス業界最新事情」技術評論社(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 9784774134352 【参考図書】 池永尚史著「ドロップシッピングスタートブック」技術評論社 【講義計画】 第1回 インターネットビジネスの特徴と種類 第2回 フリーメールのビジネスへの活用 第3回 ブログのネットビジネスへの活用とアフィリエイト 第4回 アフィリエイトの作成 第5回 ドロップシッピングASPとユーザ登録 第6回 ドロップシッピングの活用方法 第7回 ドロップシッピングでネットショップ作成(1)簡単ページ作成 第8回 ドロップシッピングでネットショップ作成(2)スタイルシートを利用した方法 第9回 独自ドメインの取得方法 第 10 回 無料レンタルサーバーの利用方法 第 11 回 電子マネー 第 12 回 キーワード連動型広告と SEM(Search Engine Marketing) 第 13 回 SEO(Search Engine Optimization)対策 第 14 回 アクセス解析と Google Analytics 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 最近では、インターネットを利用したビジネスを、企業は無視できない時代になってきています。 このような状況から、インターネットビジネスを理解しておくことは重要だと思います。授業以外で も、インターネットを色々な形で利用して、どのようなインターネットビジネスがあるのかを自分な りに調べてみて、理解を深めるように努めてください。講義計画に該当する内容をテキストから探し、 読んでおいてください。 166 データ分析Ⅰ(統計) 2年後期 2単位 選択 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 製造会社において製品の品質管理をおこなったり,卸小売業において商品の売れ行きの変動を知る 上でコンピュータとそのネットワークは重要な役割を占めている.しかし,単にコンピュータ(パソ コン)の操作ができるだけでは,コンピュータに蓄えられたデータを処理することはできても,処理 結果から有用な情報を引き出すことは難しい.この授業では,データ処理の方法とその結果の意味を 考える上で,必要な理論の基礎を学ぶ.ただし,数回は,表計算ソフトを用いてデータ処理を行う. 正規分布の基本的な性質に対する理解度を深めることを目標とする. 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義を中心に,プリントを配布して行う.授業を欠席すると次の時間に行う内容が理解でき なくなるので,欠席した場合には,自分でその内容を次の時間までに自習して理解しておく. 【成績評価の仕方】 中間試験と期末試験の結果(70%) ,レポート(20%) ,出席状況(10%)の重みをつけて成 績を評価する.欠席が 5 回を超えた人は,原則として単位は認定されない. 【テキスト】 プリントを配布します. 【参考図書】 (1)松原望著,わかりやすい統計学,丸善,1,800 円 (2)吉田耕作著,経営のための直感的統計学,日経 BP 社,2,000 円 【講義計画】 第1回 確率 第2回 条件付き確率 第3回 独立事象 第4回 二項分布 第5回 二項分布と正規分布 第6回 二項分布の漸近形(パソコンを用いた演習) 第7回 正規分布の性質 1 第8回 正規分布の性質 2 第9回 標本抽出 第 10 回 母平均の区間推定 (母分散既知) 第 11 回 母比率の区間推定 第 12 回 母平均の検定(母分散既知) 第 13 回 母平均の検定(母分散未知) 第 14 回 母比率の検定 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 講義内容を理解するためには具体的に計算してみる必要があります.飽きずに計算をして,考え方 を理解してください. IT パスポート試験に対応します。 167 データ分析Ⅱ(多変量解析) 3・4年前期 2単位 選択 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 2年前期の応用情報処理では表計算ソフトを使って情報を処理する手法を学び,2 年後期のデータ 分析Ⅰではデータの統計的処理とその意味を学んだ.ここでは,表計算ソフト,及び統計解析用ソフ トを用いて,データに潜む情報を取り出すためのより進んだ手法を学ぶ. 経営分析などに必要なデータ処理の理論的な手法を講義を通して学ぶだけでなく,表計算ソフトま たは統計処理用ソフトを用いて情報処理を行い,その意味を理解することを目指す.データ処理の手 法はできるだけ直感的に理解できるように説明する. 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義に演習を織り交ぜて行う.プリントを配布して授業を行う.授業を欠席すると次の時間 に行う内容が理解できなくなるので,できるだけ欠席しないようにしてください.欠席した場合には, 自分でその内容を次の時間までに実習し,理解しておく. 【成績評価の仕方】 レポート(40%前後)と試験の結果(50%前後)を基に成績を評価する.出席状況も多少(10% 前後)成績に反映させる. 【テキスト】 プリントを配布します。 【参考文献】 企業の経営を支える情報・意思伝達システム,船越・鈴木・葛西[編著],創成社 ISBN コード:9784794422675 【講義計画】 第1回 ABC 分析 第2回 ABC 分析(演習および出力結果の解釈) 第3回 線形回帰分析 第4回 重回帰分析 第5回 多項式回帰 第6回 回帰分析課題演習 第7回 主成分分析 第8回 主成分分析(データファイルの作成とソフトの使用方法) 第9回 主成分分析(演習および出力結果の解釈) 第 10 回 クラスタ分析 第 11 回 クラスタ分析(演習および出力結果の解釈) 第 12 回 主成分分析とクラスター分析の仮題演習 第 13 回 AHP(階層分析法) 第 14 回 AHP(階層分析法)(演習および出力結果の解釈) 第 15 回 その他のデータ分析の手法 【学生へのメッセージ・準備学習】 大量のデータの中から,そこに潜む情報を取り出す訓練です.理解できればそれだけ視野が広がり ます.IT パスポート試験に対応します. 168 情報活用論 3・4年後期 2単位 選択 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]: 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 情報通信技術や情報社会の発展に伴い、社会が生成・管理する情報量が急速に増えてきています。 インターネットに代表されるように、誰でも簡単にアクセスできる情報に溢れているため、情報があ りすぎて逆に、情報をうまく活用することが難しい時代であるとも言えます。情報の検索、収集、管 理、発信、活用に関する理論と実践に関する学習を行います。 まず、情報とは何か、情報検索の理論について学びます。データベース、情報検索システムを学習 します。検索エンジンを使った情報の探し方についても勉強します。情報を活用する技術として、デ ータマイニング、テキストマイニング、Webマイニングについて学習します。さらに、情報管理と XML、情報発信とCSS、Web2.0について学びます。さらに関連する分野として、情報と図 解、情報とネーミング、問題解決について学習を行います。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めます。教科書のみではなく、必要に応じてプリントも配布し て使用します。教室での講義を主とします。情報活用技術の理解を深めるためコンピュータ教室も利 用します。 【成績評価の仕方】 出席点 40%、課題レポート 20%、期末試験 40%で評価します。 【テキスト】 原田智子他著「情報検索演習」樹村房(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 9784883671311 【参考図書】 上記のテキストのみを利用します。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 情報とは 情報検索の理論 データベース 情報検索システム 検索エンジンを使った情報の探し方 Web 情報資源の探し方とリンク集の作り方 図書情報・雑誌記事情報の探し方 辞典・百科事典・専門用語・地図での情報検索 人物、企業・団体情報、法律・統計・特許情報の探し方 データマイニングとテキストマイニング、Webマイニング 情報管理とXML、情報発信とCSS Web2.0 情報と図解 情報とネーミング、問題解決 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 情報を活用する能力を上げることは、現代社会を生きていくためにきわめて重要になってきていま す。情報を制するものが、ビジネスの世界においても勝者になる第一歩である時代です。このような 状況を踏まえ、普段から情報をうまく活用するには、どうすればよいのかを考えるようにしてください。 講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 169 ITパスポート対策 2年後期 2単位 選択 鈴木・葛西・田中 [関連する資格・履修制限等]: 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 学生諸君の中には自分達の将来の進路を真剣に考え,情報と経営の関係を学び直したいと考えるも のもいると思われる.さらに,情報関係の資格を取得し就職に生かしたいと考える人もいると考えら れる.そのような人たちを対象に,開講した. 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義を中心に行う.理解度を深めるために,演習問題を解く訓練も行いたい. 【成績評価の仕方】 期末試験の結果を 8 割,それに出席状況 2 割を加味して成績を評価する. 【テキスト】 岡島裕史,平成 23 年度 IT パスポート試験合格教本,技術評論社 ISBN コード:9784774140865 【参考図書】 石田晴久監修,情報科学の基礎,実教出版 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 企業活動(マネージメントサイクル,QC の7つ道具) 第3回 法務 第4回 経営戦略 第5回 システム戦略 第6回 開発技術 第7回 プロジェクトマネージメント 第8回 サービスマネージメント 第9回 情報の基礎理論 第 10 回 アルゴリズムとプログラミング 第 11 回 コンピュータ構成要素 第 12 回 ソフトウェア 第 13 回 ネットワーク 第 14 回 セキュリティと暗号 第 15 回 問題演習 【学生へのメッセージ・準備学習】 ビジネスマンにとって必要不可欠な経営と情報の基本的な知識を身につけましょう.IT パスポート 試験に対応します. 170 コンピュータ概論 2年前期 2単位 選択 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(必修) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 インターネットが発達してきている現代においては,文字だけでなく,音声,画像もディジタル化 されて,それらの情報がインターネット通じてやり取りされている.この授業では,情報の表現方法, コンピュータの仕組み(ハードウェアとソフトウェア),データベースの作り方,通信のセキュリティ などについて基本的なことを理解できるようになることを目指す. 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義を中心に行う.必要に応じてプリントを配布する.理解度を深めるために,演習問題を 解く訓練も行いたい. 時々小テストを行う. 【成績評価の仕方】 小テストと期末試験の結果を 8 割,それに出席状況 2 割を加味して成績を評価する.欠席が 5 回を 超えた人は,原則として単位は認定されない. 【テキスト】 岡島裕史,平成 23 年度 IT パスポート試験合格教本,技術評論社 ISBN コード:9784774140865 【参考図書】 石田晴久監修,情報科学の基礎,実教出版 【講義計画】 第1回 情報の表現 第2回 p進数の計算方法 第3回 順列・組み合わせ・確率の定義 第4回 情報の基礎理論 第5回 データとデータ構造 第6回 アルゴリズムとプログラミング 第7回 表計算① 第8回 表計算② 第9回 コンピュータの構成要素 第 10 回 システムの構成要素 第 11 回 ソフトウェア 第 12 回 データベース 第 13 回 ネットワーク 第 14 回 セキュリティと暗号 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 講義内容を理解するためには具体的に計算してみる必要があります.計算は基本的には加減乗除で すので地道に計算してください.IT パスポート試験に対応します. 171 プログラミング論 2年前期 2単位 選択 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 コンピュータに行わせたい一連の作業を書き表したものをプログラムといいます.実際のプログラ ムは Java や C といった具体的な言語で書かれますが,言語に依存しない基本的な作業手順をアルゴ リズムといいます.良いアルゴリズムは人類の財産です.良く知られた基本的なアルゴリズムを理解 し,他人が作ったプログラムを理解できるようになりましょう. アルゴリズムを表す流れ図と基本情報処理試験で使われる擬似言語そして実際プログラミング言語 この3通りの表し方で,よく知られた代表的なアルゴリズムを順に学んでいきます. 【講義の進め方・講義形態】 流れ図,擬似言語,実際のプログラミング言語の 3 つを使って代表的なアルゴリズムの講義を行っ ていきます.また,適宜 C 言語を使って実際にコンピュータで動作をさせてみましょう. 【成績評価の仕方】 毎回の課題 50% 期末試験 50% 【テキスト】 プリントを配布する.必要に応じて参考書で補うこと. 学内サーバ上に講義資料を置いておくので参考にすること. 【参考図書】 『C言語1はじめてのCプログラミング 』倉 薫 (翔泳社) 『明快C言語入門編』 柴田望洋 (ソフトバンククレイエイティブ) 『C言語』 河西朝雄 (ナツメ社) 【講義計画】 第1回 ガイダンス-プログラムを組むとは 第2回 アルゴリズムの考え方と,具体的な処理系の使い方 第3回 基本制御構造 第4回 入出力 第5回 変数と演算 第6回 分岐構造 第7回 乱数の利用 第8回 多重分岐構造 第9回 最大最少の探索 第 10 回 バブルソート 第 11 回 選択ソート 第 12 回 文字列処理 第 13 回 再帰的アルゴリズム 第 14 回 ヒープ 第 15 回 モンテカルロ法 if ~then A else B switch と case, default 【学生へのメッセージ・準備学習】 アルゴリズムは具体的な作業手順なので,理解すれば自分でその通りに行動できるはずです.いろ いろなアルゴリズムを良く考え,コンピュータに作業を言いつける前に自分で実演できるようになり ましょう. 172 プログラミング演習 2年後期 1単位 選択 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 『プログラミング論』に引き続き,アルゴリズの理解と実際のプログラム作成を行いましょう.自分 がコンピュータにやらせたいことを,正しく記述できるようになりましょう.また,他の人が書いた プログラムを読めるようになりましょう. OpenGLを使って,パソコン画面に奇麗なアニメーションを表示できるようになりましょう. 【講義の進め方・講義形態】 具体的なプログラミング言語(今年度はC言語)を使って,プログラムを作っていきます. サンプルプログラムの講義を行い,合せて各自パソコンに向かいプログラムを作成します.プリント のサンプルプログラムの動作を自分で確認した後,発展的練習課題を行います. 【成績評価の仕方】 授業ごとの課題 80% 定期試験 20% 【テキスト】 プリントを配布する.必要に応じて各自参考書やインターネットなどで補うこと. 学内サーバ上に講義資料を置いてあるので参考にすること. 【参考図書】 C言語の解説書 OpenGL 関連のホームページ 【講義計画】 第1回 ガイダンスとプログラミング論の復習 第2回 変数とポインター 第3回 ポインター渡しの関数 第4回 配列とポインター 第5回 構造体の利用 第6回 ポインターのインクリメントと変数型ごとのメモリーサイズ 第7回 ファイルのパイプ処置 第8回 OpenGL 第9回 Window の作成と,基本平面図形 第 10 回 アニメーションの作成 第 11 回 マウスの利用とライフゲームの作成 第 12 回 ライフゲームの記録の保存と読み出し 第 13 回 プログラムされた虫 第 14 回 再帰的プログラミングとフラクタル図形 第 15 回 箱の中のボールの3Dグラフィクス をつかったグラフィカルプログラミングの準備と入門 【学生へのメッセージ・準備学習】 コンピュータを自在に操って楽しみましょう.OpenGL を使うと簡単に奇麗なアニメーションが作れ ます.あとは皆さんのアイデアとセンスがものを言います. 173 情報システム論 2年後期 2単位 選択 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 情報技術の進歩によって、社会がコンピュータとの依存度がまずます高くなってきている。そのと き、コンピュータ同士の情報がどのようにネットワークで結ばれているか、あるいは、効率よくデー タを送るためには、データの構造がどのようにする必要があるかなどを明確にする必要がある。この 講義では、ネットワークおよびデータベースについて習得させることを目的としている。 まず、ネットワークでは,通信の基本、通信とアドレス、コンピュータ内での通信、ルーティング であり、一方、データベースでは、データベースの基本、ERモデル、正規化、SQLについて説明 する。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には自作ノートを用いて講義を進めます。但し、講義方法も受講生に対して興味が生じる ようにPowerPointやプロジェクタなども使用します。講義が受講生に対して一方通行にならないよ うに行うことを考えています。また、配布資料にも十分に考慮し、さらに、講義では毎回、受講生 に対して講義内容の確認テストを行い、学生の理解度をチェックしながら講義を進めます。 【成績評価の仕方】 評価については、出席点 10%、課題・レポート 10%、期末試験 80%で行います. 【テキスト】 ITパスポート合格教本 平成23年度 春期・秋期 岡崎裕史 技術評論社 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 オリエンテーション(講義の進め方) 第2回 ネットワーク(通信の基本(プロトコル・OSI参照モデル)) 第3回 ネットワーク(通信の基本(回線交換・蓄積交換、コネクションとコネクションレス)) 第4回 ネットワーク(通信とIPアドレス、ネットワークアドレスとホストアドレス) 第5回 ネットワーク(サブネットマスク、ARP、ブリッジ・ルータ・リピータ) 第6回 ネットワーク(コンピュータ内の通信、ポート番号、UDP・TCP) 第7回 ネットワーク(ルーティング、プロトコル、テーブル) 第8回 データベース(基本) 第9回 データベース(ERモデル) 第10回 データベース(正規化) 第11回 データベース(SQL[設計]) 第12回 データベース(SQL[更新・追加・削除]) 第13回 ネットワーク(演習問題) 第14回 データベース(演習問題) 第15回 コンピュータの将来的な技術 【学生へのメッセージ・準備学習】 ものごとを論理的思考で考えてもらいたい。この科目は「情報システム論」 「コンピュータ概論」を 合わせて履修してもらいたい。国家試験の「IT パスポート」の受験範囲をこの 3 科目で網羅していま す。 174 CGの基礎 2年後期 1単位 選択 和田尚之・平林夕佳 [関連する資格・履修制限等]: 情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 近年、情報媒体を用いて企業等は様々な戦略を展開しており、Webなどにその工夫が凝らされて います。この講義では、そうした経営戦略上欠かせなくっている情報伝達手段のひとつであるCGの 活用方法を学びます。2次元(Photoshop Elements)及び3次元(Shade)のグラフィック系ソフトを使 った静止画像と動画像のコンテンツ素材の作成法について学ぶことで、Web コンテンツ制作における 表現力を向上させることができるようになります。 【講義の進め方・講義形態】 本講義はコンピュータ教室での実習となります。授業の流れは、最初の4回は Photoshop Elements を用いて2次元画像の合成や補正などの基本技法を学び、次に Shade を用いた3次元CGのモデリン グ(形状作成)とアニメーションについて学んでいきます。一通りの技法を学んだ後、作品を作り提 出をしていただきます。講義は「講義計画」に沿って行いますが、進捗度合いを見て予定および内容 を変更しますので、注意してください。 【成績評価の仕方】 出席40%、課題60%で評価します。 【テキスト】 プリントを配布します。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 クラス分け、PhotoshopElements①:ツール、パレット、フィルタ PhotoshopElements②:写真の合成 PhotoshopElements③:画像調整法 PhotoshopElements④:Web、Word への貼り付け Shade①:形状作成の技法(基本操作) Shade②:形状作成の技法(直線、曲線操作) Shade③:形状作成の技法(図形要素とパート) Shade④:表面材質 Shade⑤:ブーリアン演算子 Shade⑥:ポリゴンメッシュ Shade⑦:キーフレームアニメーションの基礎 Shade⑧:キーフレームアニメーションの活用 Shade⑨:課題制作 Shade⑩:課題制作 Shade⑪:課題制作と提出 【学生へのメッセージ・準備学習】 PC の経験度合いによってクラス分けを行い、レベルに合わせた内容で進めていく予定です。使用す るアプリケーションのメニューには専門用語が多く、ショートカットキーを使った操作も多くなりま す。毎回、授業の内容を反復練習することが次回の授業の理解を助けますので、復習して操作方法を しっかりと身につけましょう。 175 マルチメディア論 2年前期 2単位 選択 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(必修) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 コンピュータは絵や音,動画など多彩な形式のデータのプレイヤーであり,マルチメディアデータ を使ったコミュニケーションツールです.この授業では,人間同士のコミュニケーションの媒体であ るマルチメディアデータの基礎知識を学びます. マルチメディアデータに関する基礎的な知識を身につけることを目指します.情報の受け手である 人間のセンサー性能を意識しながら、パソコンで絵や音楽,動画データを扱う代表的なアプリケーシ ョンを体験し,基本的な知識と技能を身につけましょう. 【講義の進め方・講義形態】 パソコンでの具体的なデータの扱いを実演しながら講義を進めます.皆さんも実際にパソコン上の アプリケーションを使いながら,いろいろな種類のマルチメディアデータの取り扱いに慣れていって ください. 【成績評価の仕方】 授業中の課題 定期試験 20% 80% 【テキスト】 なし.シラバスや講義の予告を参考に各自図書館やインターネットで補いながら予習し,講義内容 をよく復習すること. 学内LAN上に置いてある講義資料を参考にすること. 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス コミュニケーションと人間の五感の限界 第2回 情報の量を測る,数える, 第3回 画像データの基本,標本化と量子化 第4回 いろいろなデータ形式,ドロー系とペイント系 第5回 光と色,人間の限界 第6回 jpeg vs gif と Animation GIF の作成 第7回 音とは.その正体と人間の限界について 第8回 パソコンでの音データの取り扱いとサウンドエディター 第9回 MIDI データ入門 第 10 回 Vocaloid の歌声 第 11 回 データ圧縮の基本 第 12 回 動画データ入門 第 13 回 触覚の利用.嗅覚,味覚は? 第 14 回 情報弱者とデジタルデバイド 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 実演を交えながらの講義です.手書きノートのみ持ち込み可の試験を行います.教室の前の方に座り, しっかりノートを取ってください. 176 マルチメディア演習 2年後期 1単位 選択 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 マルチメディアデータを作成して,情報発信できるようになる.マルチメディア論で学んだ知識を 生かし,実際に flash 形式のマルチメディアデータの作成を行う.動画音楽ボタンによる切り替えな どの技術を駆使し,表現豊かなフラッシュムービーを作りましょう. 最後に,お互いの作品の品評会を行い楽しみましょう. 【講義の進め方・講義形態】 前半の回はプリントに沿って,アニメーションの作り方や Action Script を使ったタイムラインコ ントロールの基本を学ぶ.さらに,具体的な音楽データの扱いや Action Script を使ったいろいろな 技法に関する講義と演習を行う.その後オリジナルのフラッシュムービーの作成を行う. 【成績評価の仕方】 演習段階における提出課題 50% 最終的な作品 50% 【テキスト】 特になし 学内サーバ上に講義資料を置くので参考にすること. 【参考図書】 「かんたん図解 FLASH MX2004自作ムービーを作ろう」狩野 祐東著 技術評論社 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 マルチメディアデータ全般の概観 第3回 イラストの作成 第4回 動きの入ったムービークリップの作成 第5回 背景用ムービークリップの作成 第6回 ムービークリップのステージへの配置とモーショントゥイーン 第7回 ボタンの作成と Action Script を使ったタイムライン制御 第8回 ムービーの書き出しとホームページ 第9回 音データの編集,取り込みとコントロール 第 10 回 いろいろなトゥイーンの使い方+マスク処理の利用 第 11 回 ボタンのいろいろな使い方 第 12 回 乱数を使った Action Script の利用 第 13 回 オリジナル動画の作成 第 14 回 マルチメディア作品発表会 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 マルチメディア論を履修していることが望ましい. 各自の作品制作が演習のゴールです.細部にこだわり,良い作品を作りましょう. 177 応用情報処理 2年前期 2単位 選択 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 1 年次に学んだ表計算ソフトなどの利用方法の知識を基に,より実際的な情報処理の仕方を学ぶ. できるだけ実際のデータを用いて,情報処理を行う.さらに,どのように表現したら,処理した結果 がより理解しやすいかを議論しながら,授業を進める.データを少しでもわかりやすくグラフを使っ て表現できるようになる,またグラフが何を表しているか読み取る訓練をする. 【講義の進め方・講義形態】 授業は講義とパソコンを用いた演習を織り交ぜて行う.理解度を深めるために,レポートを数回提 出してもらいます.さらに,内容が伴わない場合は再提出してもらいます. 【成績評価の仕方】 レポートの内容(40%),期末試験の結果(40%) ,それに出席状況(20%)を加味して成績 を評価する. 【テキスト】 プリントを配布して授業を行う. 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 グラフの描き方①(長野県都市部の経済の状況) 第2回 グラフの描き方②(雇用形態別雇用者数) 第3回 課題演習① (雇用形態別雇用者数の推移(男女別)) 第4回 時系列と横断面 (都道府県別経済成長率) 第5回 データの中心を表す代表値 第6回 データの広がりを表す代表値 第7回 度数分布と累積度数分布 第8回 ヒストグラムの描き方 第9回 課題演習②(経済成長率の分布の比較) 第 10 回 データベース関数 第 11 回 条件付き集計 第 12 回 インターネットを利用した情報検索(データのダウンロード)の方法 第 13 回 課題処理(長野県の地域別特徴) 第 14 回 プレゼンテーション原稿の作成(長野県の地域別特徴) 第 15 回 発表練習 【学生へのメッセージ・準備学習】 パソコンを使って情報処理をするだけでなく,処理した結果から何がわかるか考えることが大切で す.情報処理Ⅱ(エクセル初級)の授業内容に習熟していることが望ましい. 178 データベース論 3・4年後期 2単位 選択 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(必修) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 リレーショナルデータベースの基礎概念を理解し,アクセスの基本操作とSQLを使ったデータベ ース操作を自在にできるようになりましょう。 アクセスを使った関係データベース取り扱いの具体例から初め,関係データベースの基本的な操作に 慣れた後にSQL命令とリレーショナルデータベースの基礎概念についての講義を行います.データ ベースの構築,更新,運用,管理に必要な知識と技術を身に付けましょう。 【講義の進め方・講義形態】 現場の例題を多く扱いながら講義を進めていく.さらにパソコンを使っての具体的な演習も適宜行う. 【成績評価の仕方】 レポート 50% 定期試験 50% 【テキスト】 特になし.必要に応じてプリントを配布する.適宜各人で補うこと. 学内サーバ上に講義資料を置くので予復習に利用すること. 【参考図書】 『やさしく学ぶデータベース』 高橋麻奈 『60時間でエクスパート Access』 翔泳社 実教出版 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 データベースって何 第3回 アクセスを使った表の関連付け抽出 第4回 アクセスを使った表の関連付けとレポートの作成 第5回 SQL の基本文法と,SQL を使ったクエリーの作成法 第6回 表の定義とビュー定義 第7回 Where 句 第8回 複数の表からデータを取り出す 第9回 集約関数 と 第 10 回 Order by 第 11 回 副問い合わせ 第 12 回 データの更新,挿入,削除 第 13 回 関係演算と正規化 第 14 回 データベースの3スキーマ 第 15 回 総合演習とまとめ Group by 【学生へのメッセージ・準備学習】 データベースを実際にパソコン上で扱えるようになるためには,理論の学習→具体的な演習→理論 の学習→具体的な演習と繰り返すことが不可欠です.授業以外の時間を利用して自分でしっかり演習 をやりましょう。 松本大学は,学生なら誰でも自分のパソコンにアクセスをインストールできるライセンスを持って います.自分のパソコンでも練習しましょう.情報センターに相談してみてください. 179 CAD演習 3・4年前期 1単位 選択 和田 尚之 [関連する資格・履修制限等]: 情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 現在、社会の様々な分野で活躍しているCAD(Computer Aided Design)は、簡略なイメージ図を 描くためのものではなく、図形の縮尺を設定できる精密な図面を作成するためのアプリケーション ツールです。本講義では、図面を描くための基本的なコマンドを用いて、商空間を作成しながら、 その中に事業計画を盛り込んで事業採算性のシミュレーションまでを行います。 【講義の進め方・講義形態】 講義前半は、作図のための8つコマンドを使いながら基本トレーニングを行います。後半から具体 的な商空間を想定し、事業モデルを作っていきます。講義速度は学生の習得度合いを見ながら調整 していきます。使用するCADアプリケーションはAutoCADを使います。このアプリケーションはCAD を用いる分野(デザイン・製造・不動産・都市開発企画等)で最も普及率の高いものです。 【成績評価の仕方】 出席点 40%、課題Ⅰ(規定課題)30%、課題Ⅱ(自由課題)30%で評価します。 【テキスト】 履修者が確定した段階で配布します。ただし、三角スケール(15cm:約1,000円程度)という物指 しがありますので、受講希望者は購買で購入しておいてください。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス CAD の概要 空間のスケール(※ 三角スケールが必要です) 基本図形演習-01 基本図形演習-02 基本図形演習-03 課題Ⅰのための空間デザイン-01(商空間レイアウトの基本) 課題Ⅰのための空間デザイン-02(商空間の壁等の作成) 課題Ⅰのための空間デザイン-03(商空間に必要なキッチン・トイレ等の作成) 課題Ⅰの制作・整理 3D(立体)化の演習 事業収支シミュレーション-01 事業収支シミュレーション-02 課題Ⅱのための空間デザイン-01 課題Ⅱのための空間デザイン-02 課題Ⅱの制作・整理 【学生へのメッセージ・準備学習】 CAD の操作は最初戸惑います。それは、その多くがマウスとアイコンを使いますので、キーボード 入力がほとんどないからです。しかし、慣れてくると他のアプリケーションソフトよりもけっこう早 く操作ができるようになり、楽しみが増えるかもしれません。 180 情報ネットワーク論 3・4年前期 2単位 選択 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(必修) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 インターネットは、社会にとって不可欠となってきています。インターネットを支える技術として 情報ネットワーク技術があります。本講義では、情報ネットワーク技術の仕組みについて学び理解す ることを目的とします。 情報ネットワーク技術は、コンピュータ同士を接続する技術から出発し、異機種間の接続、ローカ ルな範囲での接続から回線を利用した遠距離間の接続、モバイル機器や携帯電話やマルチメディア機 器を接続する技術です。この技術は、アナログ信号からデジタル信号に変換し、信号圧縮技術やパケ ット化、回線の多重利用、無線信号や光信号の利用へと発展してきました。そして、現在ではコンピ ュータと通信を融合したICTとして発展しています。本講義では、図を使いながら、これら情報ネ ットワーク技術の具体的な内容を学びます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めます。教科書のみではなく、必要に応じてプリントも配布し て使用します。教室での講義を主とします。情報ネットワーク技術の理解を深めるためコンピュータ 教室も利用します。 【成績評価の仕方】 出席点 50%、期末試験 50%で評価します。 【テキスト】 増田若奈著「図解 ネットワーク 仕事で使える基本の知識」技術評論社 ISBN コード: 9784774138800(生協購買部で購入すること) 【参考図書】 上記のテキストのみを利用します。 【講義計画】 第1回 LAN とインターネット、クライアント&サーバ、インターネット接続 第2回 パケット交換、IP アドレスとルーティング 第3回 ネットワークトポロジー、LAN と WAN、ゲートウェイ 第4回 ネットワークサービス 第5回 ウェブサービス、メール 第6回 FTP サービス、DNS、プロキシ 第7回 ウェブページの技術、ウェブアプリケーション 第8回 検索サイトの仕組み、ネット動画配信、ブログの仕組み、クラウド 第9回 ネットワークセキュリティ、ファイアウォール 第 10 回 ウイルス、コンテンツフィルタリング 第 11 回 SSL、ネットワークの安全な利用方法 第 12 回 ネットワーク図、サーバ用のハードとソフト、ネットワーク機器 第 13 回 冗長性、SNMP、ネットワーク管理のアウトソーシング 第 14 回 VPN、無線 LAN 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 情報ネットワーク技術は抽象的でわかりにくい点がありますが、図を使って理解できるようにしま す。将来システムエンジニアなどを目指す学生にも、役に立つような内容を盛り込みます。 「情報ネッ トワーク演習」を履修する学生は「情報ネットワーク論」を修得しておくことが望ましい。講義計画 に該当する内容をテキストから探し、読んでおいてください。 181 情報ネットワーク演習 3・4年後期 1単位 選択 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]:情報科教員免許(選択) 専門発展科目 I T 【講義の目的・到達目標・概要】 情報ネットワークは、社会の基盤として重要な役割を果たしています。本講義では、情報ネットワ ーク技術やコンピュータ技術を体験的に学習し理解することを目的とします。 ネットワークの管理のための主要なネットワークコマンドに関して学びます。また、フリーウェア の使い方に関しても学習します。さらに、OS(オペレーティングシステム)の設定、利用に関して 学習を行います。OSとしては、WindowsとLinuxの2種類を取り上げます。複数のOSを使いこなす 方法についても学びます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には、教科書を用いて授業を進めます。教科書のみではなく、必要に応じてプリントも配布 して使用します。情報ネットワーク技術の理解を深めるため、コンピュータ教室を利用します。 【成績評価の仕方】 出席点 40%、課題レポート 20%、期末試験 40%で評価します。 【テキスト】 日経NETWORK編「ネットワークテクニック超入門」日経PB社(生協購買部で購入すること) ISBN コード: 9784822212797 【参考図書】 上記のテキストのみを利用します。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 コンピュータとネットワークに関する基礎知識 2進数と16進数、サブネット計算 バイナリーエディタ ネットワークコマンド ping ネットワークコマンド ipconfig ネットワークコマンド netstat ネットワークコマンド nslookup ネットワークコマンド telnet, ftp ネットワークコマンド tracert コンピュータハードウェアの基礎 フリーウェア活用 ネットワークアナライザ Linux の基礎 Linux の利用 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 コンピュータを使いながら実際に体験することで、情報ネットワーク技術に関する理解は深まりま す。普段から、様々な便利なフリーウェアなどを積極的に利用し、コンピュータやネットワークに関 する様々な利用方法を学習して下さい。この授業では、将来システムエンジニアなどを目指す学生に も、役に立つような内容を盛り込みます。 「情報ネットワーク演習」を履修する学生は「情報ネットワ ーク論」を修得しておくことが望ましい。講義計画に該当する内容をテキストから探し、読んでおい てください。 182 ビジネスコミュニケーション 2年前期 2単位 必修 八木 雅子 [関連する資格・履修制限等]: 専門発展科目 カウンセリング 【講義の目的・到達目標・概要】 ITを中心とした技術革新がめざましい今日となり、パソコン、携帯電話があれば、あらゆる情報収 集も人との交流もできてしまう時代となりました。しかし、社会に出ると初対面の人や幅広い年齢層 の人とコミュニケーションを取ることが求められるようになる。お互いを誤解なく理解し円滑な人間 関係を結ぶために、コミュニケーションマナーの基本を身につけることは大切である。基礎マナー、 挨拶・言葉使い・話し方・立ち居振る舞い・表情・身だしなみ、社会人としての心構え、職場でのマ ナーを学び周囲への気配りができる人間、社会に出て恥をかかずに活躍する人間、社会で必要とされ る人間つくりを目的とする。 【講義の進め方・講義形態】 講義はテキストのみならず、ロールプレーを取り入れ進める。 【成績評価の仕方】 出席率 20%、学期末試験 80%で評価する。 【テキスト】 適宜プリントを配布する。 【参考図書】 実践ビジネスマナー (株)ウィネット コミュニケーション (株) ウィネット ビジネスマナー研究会 プレゼンテーション学研究会 【講義計画】 第1回 ガイダンス・学生と社会人生活の違い・社会人としての心構え 第2回 社会人の人間関係 第3回 挨拶・身だしなみ 第4回 コミュニケーション技法 声の出し方・活舌の練習 第5回 コミュニケーション技法 表情 第6回 立ち居振る舞い 第7回 言葉使い 敬語 第8回 言葉使い 職場の言葉使い 第9回 言葉使い 話しの仕方・聞き方 第9回 職場の対人マナー 接遇・席次 第 11 回 職場の対人マナー 名刺の取扱い・案内の要領 第 12 回 電話応対 基本対応 第 13 回 電話応対 応用対応(苦情電話・道案内・間違い電話など) 第 14 回 食事のマナー 第 15 回 講義全体のまとめ 立つ姿勢・お辞儀・歩き方 【学生へのメッセージ・準備学習】 初対面の人と人間関係を結ぶのが苦手だとおもっている人、マナーは堅苦しいものと思っている人 は是非この機会に見直してください。学生の常識から社会人、企業人の常識へとシフトチェンジする 第一歩です。基本的なマナーを身につけることで人間関係が円滑に結ぶことができ、どんなときも、 自信を持って社会で活躍できるようになります。 183 コミュニケーション技法Ⅰ(基礎) 2年前期 2単位 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 選択 矢﨑 久 3年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 来談者中心療法で求められる技法を具体的に学ぶことを目標とします。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 ・理論学習と技法学習を適宜取り入れながら詳細に、体系的に学びます。 ・本講義を履修するためには、1年次開講科目「カウンセリング概論Ⅰ(基礎)」ならびに「カウ ンセリング概論Ⅱ(発展)」を、所定の成績で履修している必要があります。 【成績評価の仕方】 技法学習に対する遂行姿勢と成果 70%、期末試験 30%で評価します。 【テキスト】 平木典子著『カウンセリングとは何か』朝日新聞社.1997 年. ISBN コード:4-02-259686-4 平木典子著『カウンセリングの話』朝日新聞社.2004年. ISBNコード:978-4-02-259844-8 (生協購買部で購入してください) 【参考図書】 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 第1回 傾聴の意義と技法総論 第2回 傾聴の基本的態度1-1(自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解) 第3回 傾聴の基本的態度1-2(自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解 第4回 傾聴の基本的態度2-1(準拠枠できかない、結論を急がない、無知の姿勢) 第5回 傾聴の基本的態度2-2(準拠枠できかない、結論を急がない、無知の姿勢) 第6回 傾聴の基本的態度3-1(理解の確認、気配り、自分の状態に気づく) 第7回 傾聴の基本的態度3-2(理解の確認、気配り、自分の状態に気づく) 第8回 受容による認知と行動の変容 第9回 傾聴の技法1(かかわり行動) 第 10 回 傾聴の技法2-1(受容と応答) 第 11 回 傾聴の技法2-2(受容と応答) 第 12 回 傾聴の技法3(要約、質問、沈黙への対応、契約) 第 13 回 カウンセリング・プロセス学習1 (初回面接) 第 14 回 カウンセリング・プロセス学習2(継続面接) 第 15 回 カウンセリング・プロセス学習3(継続面接) 【学生へのメッセージ・準備学習】 来談者中心療法の基礎を、あせらず、少しずつ学びましょう。 184 コミュニケーション技法Ⅱ(発展) 2年後期 2単位 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 選択 矢﨑 久 3年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 講義は、カウンセリングにおいて用いられる主要な理論と技法、さらには精神疾患の種類、概要、 治療法を学びます。このことでカウンセラーとして、少なくとも間違ってはいないかかわりができる ことを目標とします。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 ・理論学習と技法学習を組み合わせながら進めます。 ・本講義を履修するためには、基礎部分にあたる「コミュニケーション技法Ⅰ(基礎)」を履修し ていることが条件となります。 【成績評価の仕方】 学習に対する遂行姿勢と成果 70%、期末試験 30%で評価します。 【テキスト】 氏原寛編集『心理療法ハンドブック』創元社.2005年. ISBNコード:4-422-11326-7 平木典子著『カウンセリングの話』朝日新聞社.2004年. ISBNコード:978-4-02-259844-8 (生協購買部で購入してください) 【参考図書】 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 第1回 来談者中心療法 第2回 精神分析、交流分析 第3回 心理検査1(性格測定) 第4回 行動療法 第5回 認知療法、認知行動療法 第6回 論理療法 第7回 ゲシュタルト療法、森田療法 第8回 心理検査2(気分評価測定) 第9回 集団療法(家族療法) 第 10 回 心理検査3(ストレス対処スキル評価) 第 11 回 精神疾患の理解1(統合失調症、気分障害) 第 12 回 精神疾患の理解2(神経症性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害) 第 13 回 精神疾患の理解3(発達障害) 第 14 回 カウンセリング・プロセスの実際1(かかわり) 第 15 回 カウンセリング・プロセスの実際2(見立て) 【学生へのメッセージ・準備学習】 カウンセリング心理学と精神疾患について、ともに学びましょう。 185 精神保健福祉論 1年後期 2単位 選択 石井 房枝 [関連する資格・履修制限等]: 専門発展科目 カウンセリング 【講義の目的・到達目標・概要】 「どんなに知的なハンデキャップが重くても、人はまち(含田舎:石井)の中に住み、仕事や余暇 を楽しみ、愛する人と暮らす『権利』がある、 『ふつう(ノーマル)に』暮らす『権利』があり、社会 はそのような条件を整える『責任』がある」これがノーマライゼーションの考え方です。この思想は 国境を越え障害の種別を超えて世界中に広がりました。 相前後して精神病の症状をやわらげる薬が開発され、多くの国で精神病院のベット数が減らされあ ました。また、入院する日数も少なくなっています(OECDの国際比較データによる) 。しかし、日 本の精神障害者はとびぬけて長く入院し(させられ) 、精神病院の床数多いのが日本の実情です(例外: 浦賀や帯広)。 国連は 1975 年に障害者の権利宣言を採択し、1983 年には「障害者の10年」がスタートし、WH O精神保健・依存症予防部門は“精神保健ケアに関する法:ケア10原則”をつくりました。このよ うな国際的な精神保健の流れのなかで、日本も 2005 年に精神保健福法の目的に「自立と社会参加促進 のための援助」を加えましたが、まだまだ偏見やスティグマはぬけていません。 これからの共生の時代を生きるみなさんに、こうした精神障害者が抱えてきた悲惨な過去とそれを 改革してきた人々を知ることがこの講義の概要です。また、その努力の延長線上の日本の現実、現在 と到達点・課題を見極めることがこの目的です。 【講義の進め方・講義形態】 講義を中心にすすめていきます。 【成績評価の仕方】 期末試験で評価(出席点 無:0%) 【テキスト】 大熊由紀子ほか「精神保健福祉論」ミネルヴァ書房 2008 (生協購買部で購入すること) ISBN コード:9784623050796 【参考図書】 「精神保健福祉用語辞典」このほかの資料、文献は単元等の終了時や時事ニュースな どと関わらせて紹介していきます。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 オリエンテーション “精神保健福祉”とは。 障(がい)害者および精神障害(がい)とは誰のことか? ICF(国際生活機能分類)の障害概念とその理解 精神疾患との基礎1 精神疾患との基礎2 地域自立生活支援の理念 2回~7回 確認とまとめ 精神保健福祉の基本施策と歴史的変遷1 ―座敷牢から精神衛生― 精神保健福祉の基本施策と歴史的変遷2―国際的状況と精神保健福祉法― 現代社会と精神障害者1 ―家族・地域・ノーマライゼション― 現代社会と精神障害者2 ―精神障害者の人権― 精神保健福祉施策の概要 精神保健福祉のこれから 9回~14回の確認とまとめ 及 試験ガイド 【学生へのメッセージ・準備学習】 精神を病む人々が登場する本、映画(DVD)やドラマを観て(読んで)ください。そこに描かれてい る障がいのある人々の描かれ方はどうでしょうか?あなたはその映画等に共感できますか?また、疑 問や批判を感じるでしょうか?ちょっと時間をとってそのような鑑賞や読書をしてみてください。 186 産業心理学 2年前期 2単位 選択 石井 房枝 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格、商業科教員免許(選択) 専門発展科目 カウンセリング 【講義の目的・到達目標・概要】 産業心理学の創始者であるミュンスターベルクによると産業心理学の枠組みは「最適の人」(働 くひとびとと環境)、「最良の仕事」(作業と安全),「最高の効果」(消費社会・情報社会におけ る産業)の3つから成り立っています。 現在では、産業心理学の呼称は産業・組織心理学も使用されていますが、産業心理学の研究史を たどりながら3つの枠組みの基礎的・古典的な研究例を紹介します。産業心理学という分野の特徴 は現場性ですが、産業心理学と(一般的な)心理学の方法との共通部分と異なる部分について学び ます。これらの学習を基礎として働くこと,消費といった実際の社会や組織,日常生活といった場で 心理学(産業心理学)を活かし応用する時の留意点を考えていきます。加えて昨今、クローズアッ プされている職場のストレスや労働安全衛生についてもこの点(応用)から考えていきます。 【講義の進め方・講義形態】 講義形式を基本としてすすめていきます。(含映像教材) 【成績評価の仕方】 出席点 無(=0%) 期末試験(筆記)で評価します。 (ミニレポート等を受験要件とします) 【テキスト】 白樫三四郎著「産業・組織心理学への招待」有斐閣2009(生協購買部で購入すること) ISBNコード:978-4-641-18379-7 【参考図書】 単元、領域の終了時にプリント等で紹介していきます。 【講義計画】 第1回 オリエンテーション 第2回 産業心理学とは 第3回 産業心理学の研究法と研究課題 第4回 仕事への動機づけ 第5回 ワーク・モチベーヴェーションの理論とその発展 第6回 作業研究1―作業分析、作業負荷― 第7回 作業研究2―ヒューマン・エラーと事故、作業環境の快適性― 第8回 2~7回のまとめと確認 第9回 職場ストレス 第 10 回 人事アセスメント 第 11 回 集団と組織(含・リーダーシップ) 第 12 回 キャリア発達 第 13 回 消費者の心理学 第 14 回 現代社会と産業心理学 第 15 回 9~14 回のまとめと確認 【学生へのメッセージ・準備学習】 「心理学」を履修してあるとこの講義が理解しやすくなります。また、身近な生活環境や働く場 の安全について観察し,情報伝達,事故,労働災害などの事実・ニュースにも関心をもってください。 187 カウンセリング概論Ⅰ(基礎) 1年前期 2単位 選択 矢﨑 久 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格、商業科教員免許(選択) 情報科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 傾聴とはなにか、来談者中心療法とはなにか。これらの大枠をつかむことを講義の目標とします。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 講義形式による理論学習と、二人一組あるいはグループによる面接の技法学習を適宜組み合わせて 進めます。また、本講義の目的をかなえるために レポート形式の宿題を毎回課します。 このこと を承知のうえで履修してください。 【成績評価の仕方】 宿題の達成度 50%、期末試験 50%で評価します。 【テキスト】 平木典子著『カウンセリングの話』朝日新聞社.2004年.(生協購買部で購入してください) ISBN コード:978-4-02-259844-8 【参考図書】 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 第1回 ガイダンス、相談関係とカウンセリング関係の違い 第2回 技法学習1(コミュニケーションの基礎・言語と非言語) 第3回 カウンセリングの原理(意味、定義、効用と適用範囲、心理療法との相違) 第4回 カウンセリングの理論1(傾聴) 第5回 カウンセリングの理論2(傾聴) 第6回 カウンセリングの理論3(ラポールの形成) 第7回 カウンセリングの理論4(ラポールの形成) 第8回 パーソナリティ理論1(定義、類型論、特性論) 第9回 パーソナリティ理論2(ライフサイクル、性差、文化) 第 10 回 パーソナリティ理論3(欲求不満、反応様式、葛藤、欲求不満耐性、防衛機制) 第 11 回 心理検査の目的と方法(心理検査体験) 第 12 回 技法学習2(面接練習・傾聴と共感的理解) 第 13 回 技法学習3(面接練習・傾聴と共感的理解) 第 14 回 技法学習4(面接練習・問題把握と目標設定) 第 15 回 技法学習5(面接練習・問題把握、目標設定) 【学生へのメッセージ・準備学習】 宿題を恐れず果敢にチャレンジ(受講)してください。 188 カウンセリング概論Ⅱ(発展) 1年後期 2単位 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 選択 矢﨑 久 3年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 カウンセリング概論Ⅰ(基礎)での学びを礎として、カウンセラーに求められる傾聴と来談者中心 療法の理論と技法の学びを体系化させることを目標とします。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 ・講義、ロールプレイ(二人一組あるいはグループ)を適宜組み合わせながら進めます。 ・カウンセリング概論(基礎)Ⅰと同様、レポート形式の宿題を適宜課すことを承知のうえで履修 してください。 ・本講義の履修は、前期開講科目「カウンセリング概論(基礎) 」を所定の成績で履修していること を条件とします。 【成績評価の仕方】 ロールプレイの遂行姿勢と成果および宿題 60%、期末試験 40%で評価します。 【テキスト】 宮城まり子『キャリアカウンセリング』駿河台出版社.2002 年. ISBN コード:978-4-411-00343-0 C0011 平木典子著『カウンセリングの話』朝日新聞社.2004年. ISBNコード:978-4-02-259844-8 (生協購買部で購入してください) 【参考図書】 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード[補訂版]』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 理論1(傾聴する) (傾聴技法、来談者中心療法の概要) 第3回 理論と技法1(ロールプレイ・傾聴する) 第4回 理論と技法2(ロールプレイ・傾聴する) 第5回 理論と技法3(ロールプレイ・傾聴する) 第6回 理論2(同感と共感、ラポールの形成) 第7回 理論と技法4(ロールプレイ・同感と共感、ラポールの形成) 第8回 理論と技法5(ロールプレイ・同感と共感、ラポールの形成) 第9回 理論3(準拠枠で聴かない) 第 10 回 理論と技法6(ロールプレイ・準拠枠で聴かない) 第 11 回 理論と技法7(ロールプレイ・準拠枠で聴かない) 第 12 回 カウンセリングの実際(ロールプレイ・面接とは1) 第 13 回 カウンセリングの実際(ロールプレイ・初回面接) 第 14 回 カウンセリングの実際(ロールプレイ・初回面接、問題把握) 第 15 回 カウンセリングの実際(ロールプレイ・初回面接、問題把握、目標設定) 【学生へのメッセージ・準備学習】 ロールプレイ形式により学びを深めます。 189 産業カウンセリング演習Ⅰ・Ⅱ 3年前期・後期 各2単位 選択 窪田 明美 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 3年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 産業カウンセリング関連科目での学びを礎として、カウンセリング実践(面接)のプロセスを演習 形式で体得することを目的とします。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 クライエント役、カウンセラー役、観察者の3名を1組としてローテーションしながら面接のロー ルプレイをおこない、併せて逐語録を作成します。さらに記録をもとにした討議とスーパービジョン を重ねながら演習を進めます。 【成績評価の仕方】 演習の遂行姿勢と成果 80%、期末試験 20%で評価します。 【テキスト】 DVD 福山清蔵監修『ノーと言えずに』日本産業カウンセラー協会.2006 年. 【参考図書】 氏原寛編集『心理療法ハンドブック』創元社.2005 年. 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 45 時間の面接演習(90 分×30 回)と 20 時間の宿題(逐語録作成等)により、産業カウンセリング を体系的に学びます。 【学生へのメッセージ・準備学習】 逐語録作成用の録音装置を用意してください(小型ICレコーダーが便利かもしれません) 。 190 カウンセリング実習Ⅰ・Ⅱ 3年前期・後期 各2単位 選択 窪田 明美 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 3年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 産業カウンセリング演習を礎として、カウンセリング・プロセスを、より深く体系的に学びます。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 クライエント役、カウンセラー役、観察者の3名を1組としてローテーションしながら面接のロー ルプレイをおこない、併せて逐語録を作成します。さらに記録をもとにした討議とスーパービジョン を重ねながら実習を進めます。 【成績評価の仕方】 実習の遂行姿勢と成果 80%、期末試験 20%で評価します。 【テキスト】 DVD 『治療的面接の実際 Tさんとの面接』金子書房. ISBN コード:978-4-931317-14-7 DVD 福山清蔵監修『ノーと言えずに』日本産業カウンセラー協会.2006 年. 【参考図書】 氏原寛編集『心理療法ハンドブック』創元社.2005 年. 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 45 時間の面接実習(90 分×30 回)と 20 時間の宿題(逐語録作成等)により、産業カウンセリング・ プロセスをより体系的に学びます。 【学生へのメッセージ・準備学習】 カウンセリング・プロセスを体得しましょう。 191 産業カウンセリング実習 4年前期集中 1単位 [関連する資格・履修制限等]:産業カウンセラー受験資格 選択 矢﨑 久 4年次からの新規履修不可 【講義の目的・到達目標・概要】 企業におけるキャリア・カウンセリングの実際を、相談事例を通して学び深めることを目指します。 専門発展科目 カウンセリング 【講義の進め方・講義形態】 テキストおよび相談事例集による学習と検討、企業のキャリア・カウンセリング担当者による相談 の実際を学びます。 【成績評価の仕方】 事例検討レポート課題(50%)と期末試験(100%)で評価します。 【テキスト】 宮城まり子『キャリア カウンセリング』駿河台出版社.2002 年. ISBN978-4-411-00343-0 C0011 【参考図書】 氏原寛編集『心理療法ハンドブック』創元社.2005 年. 坂野雄二編集『臨床心理学キーワード 補訂版』有斐閣双書.2005 年. 國分康孝監修『カウンセリング心理学事典』誠信書房.2008 年. 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 キャリア・カウンセリング概論 キャリア・カウンセリング理論1 〃 2 キャリア・カウンセリング技法1 キャリア・カウンセリング技法2 キャリア・カウンセリングの進め方 1(理論) 〃 2(理論) 〃 3(事例検討) 〃 4(事例検討) 〃 5(事例検討) 〃 6(事例検討) 意志決定支援とメンタルケア 企業におけるキャリア・カウンセリングの実際1(ゲスト・スピーカー) 〃 2( 〃 ) 〃 3( 〃 ) 【学生へのメッセージ・準備学習】 企業の担当者になったつもりで取り組んでください。 192 地域産業論 2年後期 2単位 必修 兼村 智也 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 地域産業は、そこで生活する人々の雇用や所得を生み、また税収を通じて公共サービスを行う財源 になるなど地域の人々の生活を支えるうえでも大変重要な役割を果たしています。しかしながら昨今、 この地域産業が低迷しているのは皆さんもご存知の通りかと思います。なぜ、こうした事態に陥った のか、今後どうすればいいのかを考えることは若い学生諸君にとって、将来、自分達が地域で生活で きるかどうかと密接に係わっていることは言うまでもありません。 本講義では前記の点を意識しつつ、皆さんが生活する長野県の産業、具体的には製造業、建設業、 サービス業などを個別産業を取り上げながら地域産業の現状と課題について学ぶものです。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 配布資料をもとに、必要に応じてスライドを活用しながら講義形式で行ないますが、時間中にビデ オをみて終了後にレポートを提出する形式も1回行います。 【成績評価の仕方】 出席点 30%(レポート提出による得点も含む)、期末試験 70%で評価します。なお出席は毎回取り ますが、特に合格の回数は決めていません。但し、前記のとおり、出席点も加味されますので注意し てください。 【テキスト】 毎回の授業時にプリント・資料を配付します。 【参考図書】 長野経済研究所「創生 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 長野経済」信濃毎日新聞社、東京商工リサーチ「ながの経済」 ガイダンス 地域産業とは何か?学ぶ意義 国内地域産業を取り巻く環境とその現状 国内地域産業が抱える問題点・課題 長野県の産業構造とその特徴 主要産業(製造業、建設業、観光業)の現状と課題 新規事業領域の探索 グローバル化と長野県製造業 県内生産と技術力、市場分野との関係 構造変革と建設業 県内一体で改革が求められる観光業 地域密着で生き残りを図る流通業 新たな産業・雇用が期待されるサービス業 地域産業活性化に向けた取り組み(参考ビデオ) 地域産業への方向性と将来への期待 講義のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 2年生後期となれば、3年生後半からスタートする就職活動まで残された時間は1年程度しかあり ません。ほとんどは県内就職が希望と思うのですが、その意味でも県産業の現状、具体的な企業につ いての知識・理解を深める機会になるかと思います。準備というよりも、授業時に学んだ一般常識に もつながる知識(用語)や考え方をしっかり身につけてください。 193 地域産業史 2年前期 2単位 選択 木村 晴壽 [関連する資格・履修制限等]: 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の目的・到達目標・概要】 この地域産業史という講義は、日本の地域産業、特に長野県に展開した産業を歴史的にたどり、そ れらが現在の地域でみられる産業とどのような関係にあるのかを把握し、同時にそれら地域産業が日 本全体の経済とどのような関係にあるのかを理解することを目的としています。特に長野県で展開し た産業を詳しく知れば、実は日本経済の発展過程をほぼそっくり理解することができるのです。まず 自国のことを知らなければ、国際化をはかることなどできないし、地域での産業発展を具体的に考え ることもできません。 ここでは、明治以降の日本がたどった歴史を、地域産業を通じて理解し、最終的には地域産業の持 つ強さ・弱さ、そしてその将来像を把握しようとしています。まずは、地域に展開した産業(特に長 野県では製糸業)がどういう発展の仕方をしてきたか、そしてそれがいま地域で展開する産業とどう いう関係にあるかを理解することができます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教員からの説明を主体とした講義形式で進めます。アウトキャンパス等は計画していま せん。 【成績評価の仕方】 毎回の出席点を設け、中間試験・期末試験点数との合計(出席点 30%、中間試験 30%、期末試験 40%) で成績評価します。 【テキスト】 『地域産業史』(生協購買部で購入すること) 【参考図書】 『長野県史』 『松本市史』等 【講義計画】 第1回 ガイダンスと講義に向けての基礎知識の説明 第2回 農業がからむ日本経済、農業がからむ製糸業 第3回 器械製糸の中心地は長野県 第4回 長野県が器械製糸の中心になったわけ 第5回 長野県にも大きな政商が(小野組と田中組) 第6回 「金の国」日本(小判とドル銀貨) 第7回 日本初の相場師は長野県出身 第8回 日本最大の生糸メーカー、片倉製糸 第9回 片倉の株価は高水準(特異な経営戦略) 第 10 回 戦時下で変わる地域産業(切り捨てられる製糸業) 第 11 回 銀行も電気も戦時体制へ 第 12 回 戦後の農業はどう変わったか? 第 13 回 戦後は何が製糸業に取って代わったか? 第 14 回 今も残る製糸業からの系譜 第 15 回 総括 【学生へのメッセージ・準備学習】 全15回の講義のどこかで中間のテストを実施します。 194 地域金融事情 3・4年後期 2単位 選択 太田 勉 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 世界的な金融経済危機は最悪期を脱し、2009 年春頃を境に日本経済も持ち直しに転じましたが、先 行きは不透明で地域経済の疲弊は進み、地域経済を支える地域金融機関の動向が注目されています。 こうした状況を踏まえ、地域経済における金融面の特徴や地域金融機関の役割について理解を深める とともに、地域金融機関の利用方法について実践的な知識を身につけることを目的とします。 具体的には、金融システムの機能や現状について概説した後、地元に所在する金融機関等に特別講 師を依頼し、地域金融(機関)に焦点を当てた実践的な講義をして頂く予定です。これまでの地域金 融(機関)に関する特別講義シリーズの概要は、松本大学公式ウェブサイトで公開しています。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 教室での講義を原則とし、毎回配布する資料等に基づいて講義を行います。 【成績評価の仕方】 平常点(随時実施する講義に関するアンケート等)50%、レポート20%、期末試験30%で評価し ます。 【テキスト】 この授業はテキストを使用しませんが、下記の参考図書や新聞の金融経済欄を読むことを薦めます。 【参考図書】 多胡秀人『地域金融論』金融財政事情研究会、2007 年 7 月 中小企業庁「中小企業白書」(2010 年版)、財団法人経済産業調査会、2010 年 6 月 貝塚啓明他 編『金融用語辞典』(第4版)、東洋経済新報社、2005年 【講義計画】 第1回 ガイダンス:総合経営学と地域金融 第2回 地域金融の特徴と地域金融機関経営 第3回 長野県の金融機関と最近の動向 第4回 最近の銀行界の動き 第5回 地方銀行の役割と最近の動向 第6回 地方銀行(第二地方銀行)の役割と最近の動向 第7回 地域金融における大手銀行の役割と最近の動向 第8回 信用金庫の役割と最近の動向 第9回 中間総括 第 10 回 信用組合の役割と最近の動向 第 11 回 JA(農協)の地域金融機関としての役割 第 12 回 郵便局の業務と役割 第 13 回 中小企業金融における政府系金融機関の役割 第 14 回 証券会社の役割と最近の動向 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 「地域金融事情」は、「金融論」(2011年度は2年前期、それ以前は3・4年前期)を修得した後に 履修するのが望ましい。 日頃から金融経済の動きに関心を持ち、新聞の金融経済欄を読む習慣を身につけてください。 195 職業指導論 2・3・4年前期集中 2単位 選択 後藤 宗理 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(必修) 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の目的・到達目標・概要】 本科目は、中学生・高校生が生涯の問題である進路選択に取り組む際に、教師としてどのような支 援ができるかを考えることを目的としている。 この講義の目標は次のとおりである。 1 職業指導、進路指導の考え方について説明ができる。2 生徒理解の方法について具体的に説 明できる。3 進路指導に関する理論の説明ができる。 4 自己理解が進む 現代の中学生や高校生にとって進路について考えることは非常に難しく、進路決定を先送りする傾 向にあるが、その原因はなんだろうか。教師としてどのような援助ができるのだろうか。そもそもこ の講義を受講する学生自身の進路選択はどのようにしてなされてきたのだろうか。講義科目名称は職 業指導であるが、大学等の高等教育機関への進学率が50%に達している現在、職業指導という狭い 範囲に限定せずに、受講生自身の問題として進路選択を通して自分を見つめ、自分の生き方と社会と の結びつきを考えることを目的とする。 【講義の進め方・講義形態】 講義によって、職業指導、進路指導の考え方、進路指導に関する基礎的な理論、生徒理解の方法に ついての解説を行う。また、進路相談の模擬体験等、受講生自身が毎時間演習に取り組むことを通し て中学生や高校生に対する指導法を習得するとともに自己分析を行う。 【成績評価の仕方】 フィードバックシート 30%、課題レポート試験 30%、期末試験 40%で評価します。 【テキスト】 日本キャリア教育学会(編)「キャリア教育概説」東洋館出版社 2008(生協購買部で購入すること) ISBN コード:978-4-491-02383-0 【参考図書】 文部科学省 文部科学白書(各年度) 文部科学省 【講義計画】 第1回 キャリア教育とは何か 第2回 キャリア教育と進路指導・職業教育 第3回 進路指導からキャリア教育へ 第4回 キャリア教育の基礎理論 第5回 キャリア発達理論 第6回 最近のキャリア発達理論 第7回 学校教育におけるキャリア教育の位置づけ 第8回 小学校におけるキャリア教育 第9回 中学校におけるキャリア教育 第 10 回 高等学校におけるキャリア教育 第 11 回 大学におけるキャリア教育 第 12 回 フリーター・ニートの実態と支援 第 13 回 キャリアカウンセリングの理論と技法 第 14 回 キャリアカウンセリングの実際 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 将来の教師の立場としてだけでなく、大学生である自分の問題として考える機会となります。常に 問題意識をもって授業に臨んでください。講義計画に該当する内容をテキストから探し、事前に読ん でおいてください。 196 公務員試験特講Ⅰ(初級) 3年前期 2単位 選択 眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 この演習は、公務員(都道府県、市町村、警察官、消防官などの職員)を志望する学生のために公 務員試験に必要な文章理解の技術を習得することを目的としています。 【講義の進め方・講義形態】 問題演習を中心に進めます。 【成績評価の仕方】 毎週の小テスト 50%、期末試験 50%で評価します。 専門発展科目 エリアスタディ 【テキスト】 『公務員試験初級スーパー過去問 よくでる文章理解・資料解釈』(実務教育出版) ISBN-10:4788967529 ISBN-13:978-4788967526 ※生協購買部で購入してください。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 現代文:要旨把握基本問題 第3回 現代文:要旨把握応用問題 第4回 現代文:内容把握基本問題 第5回 現代文:内容把握応用問題 第6回 現代文:空欄補充基本問題 第7回 現代文:空欄補充応用問題 第8回 現代文:文章整序基本問題 第9回 現代文:文章整序応用問題 第 10 回 英文:要旨把握基本問題 第 11 回 英文:要旨把握応用問題 第 12 回 英文:内容把握基本問題 第 13 回 英文:内容把握応用問題 第 14 回 古文 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 週1コマの講義は公務員試験合格のためのほんの一部に過ぎません。時間外に自分で勉強する時間 を多く取るようにしてください。 197 公務員試験特講Ⅱ(中級) 4年前期集中 2単位 選択 眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 この演習は、公務員(都道府県、市町村、警察官、消防官などの職員)を志望する学生のために公 務員試験に必要な小論文作文の知識と技術を習得することを目的としています。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 学生による小論文作文の作成〜担当教員による添削・コメント〜学生による書き直し〜担当教員に よる添削コメントといった流れを中心に進めます。さらに小論文作文のテーマに関連した知識につい ての講義を含みます。 時間外での小論文作文作成が必要です。時間外学習(課題作成)ができない学生には向きません。 また、担当教員が毎週の添削コメントを付けるため、この講義の定員は10名程度とします。履修 希望人数がこれを超えた場合は、面接および小論文作文試験などによって選抜を行います。なお、 その際には所属する学部学科によって有利または不利に扱うことはありません。あくまでも本人の 志望の強さと資質によって選抜します。 【成績評価の仕方】 毎週の課題(小論文作文の作成)60%、期末試験40%で評価します。 【テキスト】 指定テキスト等はありません。適宜、プリントを配布します。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス&課題その1 課題その1の振り返りと書き直し 課題その1書き直しの振り返り 課題その2 課題その2の振り返りと書き直し 課題その2書き直しの振り返り 課題その3 課題その3の振り返りと書き直し 課題その3書き直しの振り返り 課題その4 課題その4の振り返りと書き直し 課題その4書き直しの振り返り 課題その5 課題その5の振り返りと書き直し 課題その5書き直しの振り返り 【学生へのメッセージ・準備学習】 週1コマの講義は公務員試験合格のためのほんの一部に過ぎません。時間外に自分で勉強する時間 を多く取るようにしてください。 198 公務員試験対策Ⅰ(初級) 3・4年前期 2単位 選択 櫻井 義彦 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 公務員試験は一定の学力があるかどうかを見た上で、各省庁や役所において行政官としての資質 を最終判断する就職試験です。その職種は多様であり、問題の難易度や出題範囲の広さから、合格 はなかなか難しいといわれています。本講義では、とくに独学が困難な法律系専門科目を中心に徹 底した出題傾向の分析に基づく学科試験対策を行い、併せて宅建など各種資格試験にも十分対応し ます。 法律系科目は、暗記物と思われていますが、制度や法律についての考え方を理解していないと試 験本番では得点できません。むしろ「法的思考」を十分理解していれば、一見難しい問題も常識的 に判断できます。そこで本講義は、憲法、民法、刑法、行政法の四法について、基礎からわかり易 く、かつ実務に即した解説を行い、広く深く法律を理解できるようにします。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 講義は教室において、教科書を中心に基本事項を解説しながら進め、適宜に過去問題をプリントし て問題演習を行います。 【成績評価の仕方】 出席展50%、期末試験50%で評価します。 【テキスト】 「2012年度版 地方上級 国家Ⅱ種 公務員試験総合問題集」新星出版社 (生協購買部で購入のこと) 【参考図書】 「口語民法」自由国民社 「スーパー過去問ゼミ 憲法」ほか 実務教育出版 【講義計画】 第1回 憲 法① 基本原理と包括的基本権 第2回 憲 法② 自由権と社会権 第3回 憲 法③ 違憲立法審査制度 第4回 憲 法④ 議院内閣制 第5回 民 法① 人に関する問題 第6回 民 法② 契約時のトラブル 第7回 民 法③ 不動産をめぐる問題① 不動産物権変動と対抗要件 第8回 民 法④ 不動産をめぐる問題② 地上権、借地権、抵当権 第9回 民 法⑤ 売買に関する問題 第 10 回 民 法⑥ 契約履行に関する問題 第 11 回 刑 法① 刑法総論:不作為犯、数罪 第 12 回 刑 法② 刑法各論:名誉毀損罪、窃盗罪 第 13 回 行政法① 行政行為の概念と効力 第 14 回 行政法② 抗告訴訟と訴えの利益 第 15 回 行政法③ 国家賠償法 行為能力 意思の不存在と瑕疵のある意思 危険負担と担保責任 債務不履行と契約解除 【学生へのメッセージ・準備学習】 地方上級・国家Ⅱ種、各種公務員、宅地建物取扱主任などに対応します。公務員試験をめざす諸君 は、教養試験対策としても、基礎力を充実させるためにも、 「社会教養Ⅰ」を履修することを勧めます。 また、引き続いて後期も履修すればさらに理解が深まります。 199 公務員試験対策Ⅱ(中級) 3・4年後期 2単位 選択 櫻井 義彦 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 公務員試験や各種資格試験の受験者は年々増加の傾向にあります。資格試験は膨大な量を丸暗記す るもので、とくに法律や経済はその最たるものと思われていますが、法制度や経済の仕組みについて の考え方を十分に理解していないと実際の試験本番では得点になりません。むしろ制度や政策はその 目的を十分理解していれば、一見難しい問題も常識的判断が可能です。 本講義は、公務員試験をはじめ、就職に有利とされる各種資格試験に必要な法律・経済科目の基 礎力充実をめざし、憲法、民法、経済原論の各論を中心に基礎からわかり易く、かつ実際の試験に 即した解説を行い、法律・経済科目が試験で得点源となるよう実戦力を養成します。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 講義は教室において、教科書を中心に基本事項を解説しながら進め、適宜に過去問題をプリントし て問題演習を行います。 【成績評価の仕方】 出席点50%、期末試験50%で評価します。 【テキスト】 「2012年度版 地方上級 国家Ⅱ種 公務員試験総合問題集」新星出版社 (生協購買部で購入のこと) 【参考図書】 「口語民法」自由国民社 「スーパー過去問ゼミ 憲法」 実務教育出版 「スーパー過去問ゼミ 民法Ⅰ・Ⅱ」 実務教育出版 「20日間で学ぶ 政治・経済の基礎」実務教育出版 【講義計画】 第1回 憲 法① 政教分離の原則(20 条) 第2回 憲 法② 表現の自由(21 条)とプライバシー権 第3回 憲 法③ 職業選択の自由(22 条)と公共の福祉 第4回 憲 法④ 生存権(25 条)と行政裁量権 第5回 民 法① 債務不履行と解除・損害賠償請求 第6回 民 法② 債権者代位権と債権者取消権 第7回 民 法③ 連帯債務と保証債務 第8回 民 法④ 担保制度 「抵当権と差押」 第9回 民 法⑤ 相続分と遺留分 第 10 回 ミクロ経済① 予算制約線と無差別曲線 第 11 回 ミクロ経済② 所得効果と価格効果 第 12 回 ミクロ経済③ 最適消費行動 第 13 回 マクロ経済① フローとストック 第 14 回 マクロ経済② デフレギャップと財政収支(45度分析) 第 15 回 マクロ経済③ 財政・金融政策(IS-LM分析) 【学生へのメッセージ・準備学習】 地方上級・国家Ⅱ種、各種公務員、宅地建物取扱主任試験などに対応します。公務員試験をめざす 諸君は、教養試験対策としても、また基礎力を充実させるためにも、 「社会教養Ⅰ・Ⅱ」も履修するこ とを勧めます。また、前期と併せて履修すればさらに理解が深まります。 200 国際理解 1年前期 2単位 選択 松原 健二 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 日本に生まれ育ち、あまり海外にも出ず、日本人の友人とばかり付き合い、日本のテレビ放送ばか り見ていると、いつの間にか視野や考え方が極めて狭いものになってしまいがちです。日本でのみ通 用するような考え方も、普遍的な「常識」として信じて疑わなくなってしまう場合さえあります。 そこでこの講義では、我々の生活している日本から世界へ目を転じ、世界ではどのような人々がど のような生活をしていて、どのようなことを考えているのかということを、さまざまな角度から見て 行き、国際的な理解を深めることをねらいとします。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 毎回の授業では、日常生活上で身近な「衣・食・住」から特定のテーマを選んで講義を進めます。 まず予備知識の確認のために、基本的な事柄についてのクイズに取り組み、その答合わせと解説を 行った後、より深い内容について学んで行きます。学習内容の理解を助けるために、スライドやビ デオなどの視聴覚教材も適宜利用します。 【成績評価の仕方】 出席 20%、試験 80%で評価します。 【テキスト】 特定の市販テキストは用いず、独自のプリント教材を中心にして講義を進めて行きます。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 世界の名前 第2回 世界の人口/国籍 第3回 世界の言葉/言語と社会 第4回 世界の民話/シンデレラ物語 第5回 アメリカ開拓史と家づくり/建築工法/階数表現 第6回 家と住まいの文化論/床とフロアー/窓の造形 第7回 世界の国旗/色のいろいろ 第8回 世界の食べ物/食文化/食禁忌 第9回 食事の際のエチケット/包丁とナイフ 第 10 回 結婚と離婚/結婚形態の比較文化論 第 11 回 おつりの比較文化論/商取引と文化 第 12 回 世界の服飾文化 第 13 回 手の文化/足の文化 第 14 回 仕事と職場の文化論 第 15 回 講義全体のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 この講義では、基本的に「覚えること」よりも「考えること」が重視されます。頭を柔らかくし、 積極的な姿勢で授業に臨んでください。準備学習は、特に必要ありません。 201 国際情勢 1年前期 2単位 選択 眞次 宏典 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 講義の目的は、国際社会や国際関係に対する基本的知識を習得することです。講義の内容は主に以 下の二つです。 1 現代の国際情勢については、政治、社会、経済、文化、民族、宗教、環境などのさまざまな領域 で起きる事件や現象について新聞、雑誌、インターネットなどのメディアで報道されている情報 を資料として解説を加えます。 2 現代の国際社会全体、そして個別的な国際情勢の知識を体系的に位置づけるために、国際関係の 歴史・制度・理論の解説を行います。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 毎回、新聞や雑誌などの記事から事例を選び、これを読解し、検討していきます。さらに、個別的 事例が国際関係の枠組みの中でどのような位置づけ、意味づけをもつのかを分析し、個別的事例を通 して歴史・制度・理論についての知識が習得できるようにします。 【成績評価の仕方】 期末試験 100%で評価します。 【テキスト】 指定テキストはありません。配布プリントを使用します。 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 国際社会と国際法(1):近代国際法の成立 第3回 第4回 国際社会と国際法(2):近代国際法の変容 国際社会の秩序と歴史(1)国民国家とナショナリズム 第5回 国際社会の秩序と歴史(2)国際連盟と国際連合 第6回 国際社会の秩序と歴史(3)東西冷戦 第7回 国際社会の秩序と歴史(4)ポスト東西冷戦と民族紛争 第8回 ナショナリズム 第9回 第 10 回 グローバリズム リージョナリズム 第 11 回 国際社会と国際経済 第 12 回 国際経済と国内経済 第 13 回 東アジアの国際関係(1) :東アジアの近代化 第 14 回 東アジアの国際関係(2) :東アジアの現代的課題 第 15 回 まとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 普段から新聞やテレビのニュースを見るように生活習慣を整えてください。 202 アジア経済論 1年後期 2単位 選択 兼村 智也 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 昨年起きた世界同時不況にみるように、今、世界の経済は密接につながっています。そのなかで特 に日本とのつながりの強いのがアジアです。このアジアには世界のおよそ半分の人口が住んでおり、 それだけ大きな市場があります。しかも、中国やインドといった高い成長を続ける国もあり、その成 長から利益を得ようとさらに世界中のお金や企業が集まって一層の活気をもたらしています。日本企 業、特に県企業も相当の企業がアジアでビジネスしています。本講義では日本、そして長野県企業を 意識しながら、その活動の地であるアジアの経済について理解を深めてもらいます。講義の前半はア ジアの基本知識と世界経済のなかでの位置づけ、発展の歴史・背景について学びます。後半では日本 の企業とアジアがどのように結びつき、それが日本やアジアの発展につながっているのかを学びます。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 配布資料を参照しながら講義形式で行ないますが、時間中にビデオをみて終了後にレポートを提出 する形式も4回程度行います。 【成績評価の仕方】 出席点 50%(レポート提出による得点も含む)、期末試験 50%で評価します。なお欠席回数が全講 義回数の1/3(5回)以上となった場合、その時点で不合格(Q評価)となり期末試験の受験資格 を失いますので注意して下さい。 【テキスト】 毎回の授業時にプリント・資料を配付します。 【参考図書】 渡辺利夫「開発経済学入門」東洋経済新報社 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス なぜアジア経済を学ぶのか、その意義は? アジア諸国の地理とその概要 世界経済とアジアのつながり(参考ビデオ) 工業化はいかにして開始されるか 工業発展の初期条件と工業化政策-輸入代替工業化政策 貿易と海外直接投資-輸出志向工業化政策 プロダクトサイクルモデルと雁行型発展経済論 社会主義経済から市場経済へ-中国発展の要因 発展する中国経済の光と影(参考ビデオ) 政府開発援助とは何か 日本・県内企業のアジア進出の実態 アジアを活用する日本の製造業(参考ビデオ) アジアを活用する日本のサービス産業(参考ビデオ) アジア経済の今後と日本の役割・係わり 講義のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 今後の学習、社会に出ても役立つアジアについての基礎知識を身に付けていただければと思います。 準備というよりも、授業時に学んだ一般常識にもつながる知識(用語)や考え方をしっかり身につけ てください。 203 国際経営論 3・4年前期 2単位 選択 兼村 智也 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 長野県には海外に拠点を持つ企業が実に200社以上にのぼり、その拠点数は600ヶ所以上あります。 これにはセイコーエプソンのような有名な大企業だけではなく、我々の身近にある地域企業も含まれ ています。なぜ企業は、このような行動に出るのでしょうか。これは日本国内の市場が伸びないなか、 成長市場である海外、特にその伸びが著しいアジアに進出して更なる売上、利益の拡大を図ろうとす るからに他なりません。但し、海外での企業経営は日本とは随分と違うことが考えられます。日本の 本社とのあいだには「国境」があるうえに、国の仕組み・制度も違うし、その国の優位点も違えば、 従業員も現地人ですので当然です。本講義では、企業が海外で経営する際に生じる違いと、その背景、 求められる経営のあり方などについて解説します。 専門発展科目 エリアスタディ 【講義の進め方・講義形態】 下記のテキストを参照しながら講義形式で行います。また毎回、講義の最後にその日の内容を確認 する簡単な「復習テスト」を行い、提出してもらいます。 【成績評価の仕方】 出席点30%、期末試験70%で評価します。出席については、講義後に提出された「復習テスト」 の出来を持って出席扱いとします。したがってテストを提出しても、出来が芳しく無い場合は欠席扱 いとなります。また欠席が全講義回数の1/3(5回)以上となった時点で不合格(Q評価)となり 期末試験の受験資格を失いますので注意してください。 【テキスト】 必要に応じて、授業時にプリントを配布します。 【参考図書】 佐藤憲正編「国際経営論」学文社 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 ガイダンス 国際経営とは何か?国際経営を学ぶ意義 国際経営の特徴と日本企業の国際経営 国際経営の歴史 国際経営の制度と環境 国際経営の理論 国際マーケティング 海外生産 国際研究開発 国際人的資源管理 国際財務管理 国際経営組織 国際戦略提携 異文化経営 国際経営の将来 講義のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 応用科目ですので関連基礎科目(アジア経済論、経営組織論・戦略論、人的資源管理等)の履修 を踏まえた学生を望みます。講義計画に該当するテキストの章・内容を事前に読んでおいてください。 204 国際金融論 3・4年前期 2単位 選択 橋本 要人 [関連する資格・履修制限等]:商業科教員免許(選択) 【講義の目的・到達目標・概要】 経済のグローバル化が進展する中で、国境を越えて資本の移動が活発化しています。最近の世界経 済の停滞はどのような仕組みで起こったのか?中国人民元相場の動向やユーロ問題、通貨と安全保障 などにも触れます。また日本の地域社会・経済の疲弊も国際金融的な視野から考察するともう少し大 局的に見ることができるかもしれません。歴史的な考察も含めて、国際金融の基本的な仕組みを理解 し、世界経済・日本経済を自分の頭で整理し、理解する能力が高まるよう育成することが本講義の目 的です。なお、海外旅行の際の外国為替と決済についても実践的に考えてみます。 【講義の進め方・講義形態】 専門発展科目 エリアスタディ 講義は講義計画に示したとおり、基本的にはテキストに沿って教員からの説明を主体に行います。 皆さんの理解を深めるため、数式等は必要最小限に止める一方、関連する時事問題などにも触れるほ か、皆さんとの討議や質疑応答など毎回取り入れていきたいと考えています。 【成績評価の仕方】 基本的に期末試験の結果で評価します。ただし、欠席が全講義回数の 1/3(5 回)以上になった場合、 その時点で不合格となり期末試験の受験資格を失いますのでご注意ください。 【テキスト】 小川英治著「国際金融入門」日経文庫 【参考図書】 猪木武徳著「戦後世界経済史」中公新書 【講義計画】 第1回 国際金融論とは(ガイダンス) 第2回 国際資本移動のメカニズム①(国際収支、二期間モデル) 第3回 国際資本移動のメカニズム②(対外貸借の決定要因、累積債務と債務削減問題) 第4回 (演習)海外旅行と決済について考える 第5回 為替相場の決定要因①(購買力平価、金利平価) 第6回 為替相場の決定要因②(為替相場決定の諸理論、為替相場の予想とニュース) 第7回 (演習)信州アルプス通貨を考える 第8回 為替相場の制度の仕組み①(為替介入、固定・変動為替相場制度) 第9回 為替相場の制度の仕組み②(為替相場制度とマクロ経済政策の効果) 第 10 回 (時事解説)中国人民元相場について 第 11 回 通貨危機の構造 第 12 回 国際通貨システムの捉え方 第 13 回 通貨統合の論理 第 14 回 国際金融システムのアーキテクチャー 第 15 回 講義全体のまとめ (時事解説)ユーロ問題 【学生へのメッセージ・準備学習】 また金融・経済の基本的な知識の上に、国際金融論も展開されますので、金融・経済を履修の上で 受講されることが望ましいです。講義の中では応用的な話もしますので、理解を深めるために講義計 画に該当するテキスト項目を予習して講義に臨んでください。 205 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 上野 隆幸 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 皆さんはこれからの人生で必ず「人事管理」に関わります。たとえばアルバイトとして働いている 方は、すでに人事管理に関わっているでしょうし、正社員として就職した後も常に人事管理に関わり ます。また皆さんが管理職や経営者になった際にも、今度は「人事管理を行う立場」として関わるこ とになります。本ゼミではこのように「働く上で皆さんとは切っても切り離せない」人事管理に関し て基礎から学んでいきます。また社会人として働く際には、対人折衝力、企画力、行動力が強く求め られます。こうした能力も含めたいわゆる「社会人基礎力」に養成にも、ゼミ活動の多くの時間を割 きます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教室または研究室で実施します。ただし単に教員の話を聞くだけではなく、発表、プレ ゼンテーション、グループワークといった作業は、分担制ながらも毎回課されます。そのため必要に 専門発展科目 ゼミナール 応じて個別に、研究室を頻繁に訪れてもらうことを希望します。 【成績評価の仕方】 出席点 40%、レポート等の成果に対する評価 20%、発表およびプレゼンテーションに対する評価 20%、グループワークに対する積極性 20%で評価します。 【テキスト】 (ゼミナールⅡ) 今野浩一郎・佐藤博樹著「Management Text 人事管理入門 協購買部で購入すること) ISBNコード:9784532133795 (ゼミナールⅢ・Ⅳ) プリント等を配布します。 第2版」 日本経済新聞社 (生 【参考図書】 今野浩一郎著「日経文庫 人事管理入門 第2版」(日本経済新聞社) 【講義計画】 ゼミナールⅡ ・プレゼンテーション手法の学習 ・企画力の育成 ・ビジネスマナーの習得 ・人事管理に関する基礎事項の学習 ・レポート作成方法の学習および作成 ゼミナールⅢ ゼミナールⅣ ・人事管理に関する基礎事項の学習 ・個人による企画立案 ・グループワークによる企画立案 ・時事問題に対する学習 ・レポート作成 ・就職活動準備 ・人事・労働に関わる時事問題の学習 ・就職活動支援 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミでは多くの課題が与えられます。最初のうちは大変に感じるかもしれませんが、必ず皆さんの 将来に「役立つ」ものばかりです。実際に卒業した先輩方もそのように感じてくれています。 「やらさ れる」ではなく、積極的な意思をもって、授業前の相当な時間をきちんと毎回の課題の達成に充てる ようにしてください。これが皆さんの社会人力を向上させる近道だと確信しています。 206 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 4年前期 各4単位 2単位 必修 太田 勉 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 ゼミナールのテーマは、金融経済の仕組みを理解したうえで「世の中でお金が流れる仕組み」につ いて考えることです。 現実に起こっている経済や金融の動きを理解するには、基礎となる理論、具体的な制度や仕組み、 歴史的な経緯を三位一体として学習する必要があります。ゼミナールでは、「理論、制度、歴史」とい う三つの視点を常に意識しながら、「日本の金融システムの将来像」という大きなテーマにアプローチ していきます。現実の金融問題に関する知識を習得することによって、ファイナンシャル・プランナ ーの資格取得も支援します。 専門発展科目 ゼミナール 【講義の進め方・講義形態】 基本的には、教科書(金融・証券の全般的な解説書)のほか、論文や新聞記事などのプリントを用 いて授業を進めます。またファイナンシャル・プランナーの国家資格(3級ファイナンシャル・プラ ンニング技能士)の取得支援を念頭において、金融資産運用等についても学習する予定です。 教室での授業を原則としますが、日本銀行や地元金融機関など金融の現場見学(アウトキャンパ ス・スタディ)も1~2回程度実施します。 【成績評価の仕方】 平常点 40%、レポート・発表 60%で評価します。 【テキスト】 日本証券業協会証券教育広報センター『新・証券市場 2011』中央経済社、2010 年 3 月刊行予定(ゼ ミ開始後、購入時期を指示します) 【参考図書】 全国銀行協会金融調査部『図説 わが国の銀行』財経詳報社、2010 年 太田勉『金融改革と信用秩序 ―金融システムの安定性と効率性―』松本大学出版会、2006 年 貝塚啓明他 編『金融用語辞典』(第 4 版)、東洋経済新報社、2005 年 【講義計画】 ゼミナールⅡ 経済・財政の基礎知識 金融・証券の基礎知識 金融市場の変遷 ゼミナールⅢ 証券市場の仕組み 証券関連規制と証券会社 金融システムの将来像 ゼミナールⅣ 金融経済の動き レポート作成・発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 金融関係の仕事をしたい人、資産運用に役立つ金融知識を身につけたい人、上記のファイナンシャ ル・プランナーの国家資格を取得したい人など、金融に関心のある学生なら大歓迎です。受講者には 自由闊達な議論を期待しています。 このゼミの希望者は、太田が担当する講義『経済入門』(1年後期)、『金融論』(2年前期)、 『ファイナンス』(3・4年前期)、『地域金融事情』(3・4年後期)を必ず履修してください。 日頃から金融経済の動きに関心を持ち、新聞の金融経済欄を読む習慣を身につけてください。 207 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 葛西 和廣 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 ITの普及、グローバル化の進展、M&A(企業の合併・買収)の増加、物言う株主の台頭、法規 制の変化など、企業を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。その中で、企業は日々成長し、 企業価値を向上させながら、競争を勝ち抜いていく使命を課せられています。 本講義では、企業を健全に運営し、安定した業績を上げるために必要な経営の各機能について学習 します。その後、企業利益を上げる仕組みであるビジネス・モデルや組織変革、経営戦略などについ て事例を用いて学習し、現代企業の実態について理解を深めます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には担当科目の教科書を用いて授業を進めます。また、必要に応じて新聞記事などのプリン トやビデオも使用します。 専門発展科目 ゼミナール 【成績評価の仕方】 出席点 30%、発表 30%、レポート 40%で評価します。 【テキスト】 なし 【参考図書】 海野博他著「やさしい経営学」創成社 【講義計画】 経営の仕組みに関する研究 ゼミナールⅡ 経営管理の理論に関する研究 ビジネス・モデル(事例を用いて)に関する研究 組織の基本的な考え方に関する研究 ゼミナールⅢ 環境適応と組織変革に関する研究 組織と個人に関する研究 経営戦略コンセプトに関する研究 ゼミナールⅣ 経営戦略と組織マネジメントに関する研究 経営戦略のケース分析に関する研究 【学生へのメッセージ・準備学習】 経営学を学ぶための教材は身の回りにたくさんあります。日常生活そのものが教材だともいえます。 買い物に行く小売店の規模や形態、業態の違いを考えてみることも、経営学の勉強の大切な一歩です。 208 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 4年前期 各4単位 2単位 必修 兼村 智也 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 皆さんの将来の就職先となる県内企業には、目立たないですが、高い技術を持つ企業やオンリーワ ンの分野で全国的に、いや世界的に活躍の場を広げる企業が少なくありません。このゼミでは、こう した企業を実際に訪問しながら、なぜこうしたことが可能になったのか、他の会社とは何が違うのか を自分で考えてもらうとともに、いい会社には、それを引っ張るリーダー(経営者)、活気ある従業 員、そして明るい雰囲気が社内にあることを実際に感じ取ることにより会社を見る目を養ってもらう ことを目的とします。 【講義の進め方・講義形態】 講義の進め方は以下①~③を1セット(約1ヶ月)とし、このセットを前後期それぞれ3回程度行 います。したがってアウトキャンパスが前後期それぞれ3回ずつレポート(A4一枚程度)を提出す ることになります。 専門発展科目 ゼミナール ①ゼミ形式:新聞記事、HP等を使って訪問企業の情報収集・報告を行う。 ②アウトキャンパス:企業訪問調査(演習Ⅱ・Ⅲ合同) ③ゼミ形式:訪問先企業のレポートの提出と報告 企業訪問の際にはゼミ生に企業側(社長等)への質問を義務づけています(特に3年生)。これは 人前で話をする練習の機会にもなり、就活の面接の際にも役立ちます。また学生の態度はそのまま大 学の評価にもつながります。そのため大学生としてふさわしい態度・身だしなみの出来ない、また、 その恐れがある学生は、このゼミを選択しないで下さい(本人と皆のためです)。 【成績評価の仕方】 レポートの提出数(つまりアウトキャンパスへの参加回数)及びその内容で評価します。 【テキスト】 特にありません。 【参考図書】 長野経済研究所「創生長野経済」信濃毎日新聞社 【講義計画】 ゼミナールⅡ ゼミナールⅢ ゼミナールⅣ 信濃毎日新聞、日本経済新聞の経済・経営関連記事の報告(曜日担当ごと) 【講義の進め方・講義形態】の①~③を参照。 前記と同様。 Ⅱ・Ⅲと異なり、就職指導(個人面談・助言、会社情報提供等)が中心にな ります。 【学生へのメッセージ・準備学習】 皆さんの将来の就職先となる地域産業・企業についての知識・情報も深め、就職活動の際、少しで も役に立てばと思います。昨年の活動内容(写真等)を大学ホームページ、研究室前に掲載していま すので興味のある学生は是非見てみてください。準備学習としては前記①を各自で行ってもらいます。 209 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 小林 俊一 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 近年、インターネットの普及はめざましく、あらゆるサービスやビジネスがインターネット上で も可能になってきています。このような状況をふまえて、インターネットでお店を開く場合に必要 となる周辺技術を、ゼミナール形式で一緒に学び考えることが目的です。 インターネットでお店を開くのに必要になるプログラミングについて学習します。コンピュータ 言語としては、インターネットの世界で広く使われているPHPを使用します。また、インターネ ットショップを作成する際に必要になる、ホームページ作成や画像処理に関する技術についても学 習します。現在ホームページ作成で主流になってきている、スタイルシートを使ったホームページ 作成についても学びます。最終的には、簡単なネットショップの一部の機能を作成してみることを 目標とします。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には、パソコンを使いながらコンピュータ教室において授業を進めます。必要に応じて、プ 専門発展科目 ゼミナール リントやビデオを使用します。 【成績評価の仕方】 出席点 50%、レポート 50%で評価します。 【テキスト】 プリントを配布して、授業を行います。また、インターネットで必要な情報収集を行います。 【参考図書】 基本的には、配布するプリントを使用して授業を行います。 【講義計画】 情報収集とプレゼンテーション ゼミナールⅡ Photoshop Elements による画像処理 ホームページ作成 プログラミング基礎 HTML の基礎と応用 ゼミナールⅢ 画像処理 PHP によるプログラミング ホームページビルダーによるホームページ作成 ドロップシッピング HTML と CSS ゼミナールⅣ スタイルシートの活用 JavaScript MySQL とデータベース 【学生へのメッセージ・準備学習】 コンピュータが得意になることは、生活のあらゆる面で有利になる時代になってきています。コン ピュータ好きになれるように、日頃から色々な形でコンピュータを活用してみてください。講義で 配布するプリントなどを活用して、予習・復習を行って下さい。 210 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 清水 聡子 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 「マーケティングの視点から、“世の中”を見つめてみよう」をテーマにゼミナールを運営します。 自ら問題を発見し、自ら考え、問題解決をする能力を身につけ、主体的・積極的に行動することをゼ ミナールの目標とします。 【講義の進め方・講義形態】 ゼミナールは学生の手で運営します。ゼミナールの時間の進行・司会、ディスカッションはもとよ り、学外での調査の企画なども、全て学生自身で行います。アウトキャンパスでの調査活動を含め、 どのような講義形態で行うか、受講する学生の皆さんで検討していただきたいと思います。 【成績評価の仕方】 発表 40%、レポート 60%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 プリント・資料の配布をもってテキストに代えます。 【参考図書】 西尾チヅル編著『マーケティングの基礎と潮流』八千代出版 【講義計画】 マーケティングに関する基礎知識の習得 ゼミナールⅡ プレゼンテーションの練習 調査および資料の収集 マーケティング・リサーチに関する基礎知識の習得 ゼミナールⅢ プレゼンテーションの練習 調査および資料の収集 ゼミナールⅣ 就職支援 プレゼンテーションの練習 【学生へのメッセージ・準備学習】 マーケティング基礎、マーケティング戦略の受講を希望する学生を対象にして、ゼミナールを展 開します。受身ではなく、積極的に問題意識を持ち、自分の言葉で、自分の考えをまとめることが できるように心がけていただきたいと思います。販売士検定に対応します。 211 ゼミナールⅢ・Ⅳ 3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 現代社会は従来は理工系出身者に主に要求されて来たコンピュータによる情報処理能力をいわゆる 文系出身者にも強く要求するようになってきています.情報処理といっても,プログラムを組んで行 うよりも、表計算ソフトや統計処理用ソフトを使いこなせるようになることがまず求められています. さらに、これらのソフトを使って、データの中に潜んでいる情報を探し当て、分析できるかどうか が個々人の進路選択に重要なポイントとなってきます. 当ゼミでは、上記のような情報処理能力、データ分析能力を磨くことを目的としています. 【講義の進め方・講義形態】 単にテキストを読むだけでなく,生データを使った分析も取り入れたいと考えています.さらに, 勉強した結果を田のゼミ生の前で発表する機会も作りたいと考えています. 専門発展科目 ゼミナール 【成績評価の仕方】 出席点 30%,レポート(発表を含む)70%で評価します. 【テキスト】 ゼミナールⅢ,Ⅳ:日経文庫ビジュアル 経営分析の基本知識<第 4 版>,佐藤裕一著, 日本経済新聞社 ISBN コード:9784532119119 【参考図書】 なし 【講義計画】 前年度の木曽福島におけるアンケート調査のデータを解析し,発表. ゼミナールⅢ 経営分析の本を読みながら,有価証券報告書より生データを取り出し, 実際の会社の収益力の分析を行う. ゼミナールⅣ 損益分岐点分析 会社の流動性分析 【学生へのメッセージ・準備学習】 新聞を第1面から目を通すように心がけてください.次第に政治や経済の動きがわかってきます. 212 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 成 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 高度資本主義社会である日本で暮らしている私たちは「経済」から逃れることはできません。この ゼミナールではこのような経済というものの本質の究明を目的とします。そして,経済活動、経済行 為ともいえる私たちの意思決定について詳しく議論していきます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には受講生の発表と議論,それに対する担当教員のまとめという形で授業を進めます。 【成績評価の仕方】 レポート 100%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 なし 【参考図書】 なし 【講義計画】 経済学の基礎理論の理解 前期:ミクロ経済理論 ゼミナールⅡ ・市場での財とサービスの価格決定の仕組み 後期:マクロ経済理論 ・国民所得の分析と評価 ゼミⅡの経済学の基礎理論に基づいてさまざまな現実の経済現象の分析 ・世界的な金融危機:金融政策 ゼミナールⅢ ・企業再生 ・年金 ・環境経営 ・中国経済など ゼミⅢの続きとして, ・日本経済と農業問題 ゼミナールⅣ ・株式市場 ・財政赤字 ・雇用問題など 【学生へのメッセージ・準備学習】 常に問題意識を持ち,その解決のために自ら積極的に取り組むこと。 213 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 田中 浩 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 Ⅰ。計算、分析能力の養成 簿記会計、原価計算、管理会計、経営分析など、企業経営の基本となる計算能力、分析能力の養成 を目指します。 Ⅱ。基礎知識、基礎教養の充実 Ⅰの能力を生かすためには、経営や社会全体に関して基本的な知識、教養などが必要です。これを 充実させることも、このゼミナールの目的の一つです。 Ⅲ。プレゼンテーション 学んだ内容を他のゼミ生の前でプレゼンテーションをしてもらいます。これを通じて、人前で話す こと、自分の考えを伝える体験を積みます。 専門発展科目 ゼミナール 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書、プリントを題材として、各自が実際に作業を行うことで進めます。そして、そ の作業内容について、プレゼンテーションをすることで、より深い理解を目指します。 【成績評価の仕方】 平常点 40%、レポート 50%、その他 10%で評価します。 【テキスト】 年次、学期により異なるテキストを指定します。 【参考図書】 森田・宮本『会計学辞典』中央経済社 経営分析学会『経営分析辞典』税務経理協会 【講義計画】 簿記会計の基本 ゼミナールⅡ 現代会計の論点 データの収集と処理 原価計算の基本技法 ゼミナールⅢ 管理会計の基本構造 経営分析の技法各種 基礎知識の把握 ゼミナールⅣ 経営分析の実際 事例研究 【学生へのメッセージ・準備学習】 電卓やPCを使って計算や分析をすること、それをプレゼンすることに慣れることが第一歩です。 そのためには、教員から知識を受取るのではなく、自分から取り組む姿勢を持つことが必要です。 214 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 情報技術の飛躍的な変化,会計基準の変更,企業間の吸収合併,国際整合化などの社会的要請を もとに,多くの企業は経済大国の威力を発揮していかなければなりません.しかし,企業経営は規 模の経済から脱皮できず,さらに,地球環境の保全面からも早急に見直しが迫られてきています. 特に,旧来の習慣が弊害となり,企業自身いたるところでほころびが目立ち,経済情勢の混迷とと もに経営の合理化・効率化がますます要求されています.このように経営とはいかに経営システム 化を柔軟かつ迅速に実現することでありますが,経営システムを効率良く構築するためには経営計 画の立案と経営管理に関する意思決定がその基礎となり,経営活動を遂行するための中心的な存在 であるのではないでしょうか. このような背景を基づいて,本ゼミナールでは,「経営科学」というテーマで,経営活動で生じ る各種の問題を解決することであります.具体的には,意思決定を行うために数理モデルを構築し 解決することであります.ここで,対象が人間や企業,さらにそれらが有機的に繋がっている社会 専門発展科目 ゼミナール という組織であるため,反復実験の実施が不可能であります.そこで,経営科学では実験の代わり に過去の情報・データに基づいて,コンピュータを利用して解析(シミュレーション実験,統計解 析など)を行い,新たな知見を得ていくという手続きをとることであります. 【講義の進め方・講義形態】 基本的には講義形式を取りますが,時にはゼミ発表,小テストを行います.また,必要に応じてプ リントの配布,また,コンピュータ実習なども行います. 【成績評価の仕方】 小テスト 30%,ゼミ発表 30%,レポート 40%で評価します. 【テキスト】 「経営科学」や「経営工学」というタイトルがあればどのような本でもかまいません. 【参考図書】 なし 【講義計画】 ゼミナールⅡ ゼミナールⅢ ゼミナールⅣ 基礎的ロジックの考え方 経営学の基礎 基礎的ロジックの考え方 経営科学の基礎問題 基礎的ロジックの考え方 経営科学の応用問題 【学生へのメッセージ・準備学習】 論理的思考を身に付けていただきたい.また,経営学の基礎および応用の講義をできるだけ聞くよ うにして下さい. 215 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 4年前期 各4単位 2単位 必修 林 昌孝 [関連する資格・履修制限等] 【講義の目的・到達目標・概要】 本講義では、パソコンを利用したマーケティングについて研究します。 今日のように激変する市場の状況に各企業がどのような戦略や対策をとっているのかは、企業がど のように市場を分析しているのかにかかってきます。市場調査と結果の分析、集計など、切り口を変 えながら、考えながら分析を行います。また、予測や検定の方法について学びます。 ゼミナールⅡでは、パソコンを用いてデータを集計、分析するための手法について学びます。特に、 表計算エクセルについては1級レベルに到達するよう技術を高めます。 ゼミナールⅢでは、具体的に市場を選択してその市場について調査しながら、 「市場データの収集」 「分析手法の習得」 「仮説の検定」等を学びます。併せて、企業の財務諸表の見方や、比較の方法等に ついて学びます。 ゼミナールⅣでは、実際に市場調査計画をたてて、データを収集、分析することにより企業のマー ケティング活動の実感に挑戦してみます。 専門発展科目 ゼミナール 【講義の進め方・講義形態】 ホームページや市場のデータをもとにパソコンを用いながら、マーケティング手法を学びます。講 義とパソコンの実習形式で進めます。また報告会を行い、問題点と課題を明らかにしながら、次の段 階に進みます。 【成績評価の仕方】 出席点40%、レポートと発表60%で評価します。 【テキスト】 プリント資料を配布します。 【参考図書】 なし 【講義計画】 ゼミナールⅡ ゼミナールⅢ ゼミナールⅣ 表計算の基本機能習得 パソコンを用いたレポート作成演習 インターネットを用いたデータ収集 ピボットテーブルによるデータ集計 など 市場データの収集と分析 企業戦略とポートフォリオ分析 予測と相関分析・仮説の検定演習 など (調査と報告会形式ですすめます) 市場調査演習 (調査と報告会形式ですすめます) 【学生へのメッセージ・準備学習】 パソコンによるマーケティング手法を習得しながら市場や企業の動きを知る絶好のチャンスで す。より実践的な実力が付くよう題材を用意します。パソコン操作は必須です。 216 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ 2・3年通年 各4単位 4年前期 2単位 必修 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 世の中の自然現象や社会現象に対して、自分でモデルを立てシミュレーションできるようになりま しょう。またシミュレーションや調査の結果を科学的に判断できるように、統計的な見方を身につけ ます。また、インターネットなど情報化社会の動向を技術的なレベルから理解しましょう。 ゼミナールⅡ・Ⅲのあいだにプログラミング言語(できれば複数)とコンピュータをつかったマル チメディアデータの取り扱いに習熟し、さらに、インターネットなど情報化社会を支える基礎技術に 対する理解を深めましょう。ゼミナールⅣでは自分で選んだ問題に対してシミュレーションや調査な どを行います。 【講義の進め方・講義形態】 ゼミナールⅡ・Ⅲでは、指定の教科書を中心に講義と演習を行い、さらにレポートや発表の練習を しながらいろいろな知識と技術を身に付けていく。 専門発展科目 ゼミナール ゼミナールⅣでは、各自の取り組みを毎回ゼミで報告し、検討を加えながら考察を進めていく。 【成績評価の仕方】 演習への積極的な参加の度合い 60% 研究発表 40% 【テキスト】 その年のテーマ決定時に指定する 【参考図書】 なし 【講義計画】 プログラミング言語の習得 ゼミナールⅡ マルチメディアデータの取り扱いの習得 経済学の基礎 基礎的な情報技術 グラフィカルプログラミングと可視化技法 ゼミナールⅢ 社会科学や自然科学の理解 シミュレーションモデルを記述するための数学 相手にわかりやすく表現する表現技法の工夫 自然科学のシミュレーション ゼミナールⅣ 社会科学のシミュレーション 情報化社会における新しい流れの考察 【学生へのメッセージ・準備学習】 パソコンの知識だけではもっともらしいシミュレーションはできません。社会現象のシミュレーシ ョンなら社会科学の、自然現象のシミュレーションなら自然科学の基礎知識が必要です。さらにモデ ルを表現する言語は数式やコンピュータのコードです。ググっただけではだれかの回答はあっても自 分の理解は得られません。 自分で手を動かし、自分の頭で考えましょう。 217 卒業研究(上野) 4年後期 2単位 選択必修 上野 隆幸 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 本講義では卒業論文の作成を目的とします。卒業論文では人的資源管理(人事管理)、労働、キャ リアに関わるテーマを設定し、より深く研究してもらいます。これによって人事管理における一つの 専門分野に対する深い知識を身につけてもらい、社会人として働く上での「知恵」としてもらうこと を目的としています。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には各学生の要望に応じて講義担当者と相談の上、個別にテーマを設定してもらいます。論 文作成に対する指導は個別的に行います。なお調査方法には文献調査の他にアンケート調査やヒアリ ング調査も含まれるため、教室や研究室以外の場所での活動が必要となることもあります。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、卒業研究の成果に対する評価 50%、卒業研究への取り組み姿勢 20%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 論文のテーマに適したものを、個別に指示します。 【参考図書】 論文のテーマに適したものを、個別に指示します。 【講義計画】 第1回 論文作成におけるディスカッション 第2回 論文構想 第3回 論文構想 第4回 目次作成 第5回 調査項目の整理 第6回 調査方法の確定 第7回 調査・執筆 第8回 調査・執筆 第9回 調査・執筆 第 10 回 調査・執筆 第 11 回 調査・執筆 第 12 回 調査・執筆 第 13 回 結論の執筆 第 14 回 結論の執筆 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて上野ゼミに所属し、人的資源管理に関わる基礎知識を身につけておくこ とが望まれます。 また論文の作成というものは大変負荷の大きい作業であり、毎回一定の成果を要求されます。ただ 参加するだけではなく、授業前の相当な時間をきちんと毎回の課題の達成に充てるようにしてくださ い。 218 卒業研究(太田) 4年後期 2単位 選択必修 太田 勉 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 現実に起こっている経済や金融の動きを理解するには、基礎となる理論、具体的な制度や仕組み、 歴史的な経緯を三位一体として学習する必要があります。卒業研究では、ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて 身につけた金融経済の基礎知識をもとに、 「理論、制度、歴史」という三つの視点を常に意識しながら、 金融経済に関する各自のテーマにアプローチし、卒業論文を作成します。 【講義の進め方・講義形態】 卒業論文の作成方法やテーマ選定に関しては、プリントを配布して授業を進めます。 教室での授業を原則としますが、卒論テーマによっては随時アウトキャンパスも実施します。 【成績評価の仕方】 平常点 30%、卒業論文の内容 70%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 特になし 【参考図書】 太田勉『金融改革と信用秩序 ―金融システムの安定性と効率性―』松本大学出版会、2006 年 【講義計画】 第1回 卒業論文作成の要点 第2回 テーマの選定 第3回 研究調査 第4回 研究調査 第5回 研究調査 第6回 研究調査 第7回 中間発表 第8回 中間発表 第9回 中間発表の総括 第 10 回 論文指導 第 11 回 論文指導 第 12 回 論文指導 第 13 回 研究発表 第 14 回 研究発表 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて太田ゼミに所属し、金融経済の基礎知識を身につけておくことが望まし い。 219 卒業研究(葛西) 4年後期 2単位 選択必修 葛西 和廣 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 激しい競争と出口の見えない不況の中で、多くの日本企業が業績の低迷にあえいでいる。しかし、 そのような状況にあっても、着実に業績を向上させ、発展を遂げた企業も決して少なくありません。 このことは、新たな価値を創造するための戦略とはどのようなものかを、日本企業が改めて考えなけ ればならない事態に直面していることを意味します。 本講義では、日本企業にとって、将来にわたり維持・発展していくための戦略とはどのようなもの であるか、そのためには、戦略形成プロセスをどのように作り上げていく必要があるか、戦略に関わ る「あるべき姿」と「それに到達するためのプロセス」の2つの側面を各自が取り上げる事例(ある いは理論)を通して考察し、卒業論文としてまとめてもらいます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書を用いて授業を進めます。しかし、教科書のみではなく、必要に応じて雑誌や新 聞記事などのプリントも配布して使用します。 【成績評価の仕方】 専門発展科目 ゼミナール 出席点 30%、卒業論文の作成 70%で評価します。 【テキスト】 なし 【参考図書】 船越克己他著「企業行動にみる経営学」創成社 【講義計画】 第1回 卒業論文作成の要点、調査内容について 第2回 資料調査 第3回 資料調査 第4回 資料調査 第5回 資料調査 第6回 資料調査 第7回 資料調査 第8回 中間発表 第9回 中間発表の反省 第 10 回 論文指導 第 11 回 論文指導 第 12 回 論文指導 第 13 回 研究発表 第 14 回 研究発表 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて葛西ゼミに所属し、経営戦略論や経営組織論の基礎知識を身につけてお くことが望ましい。 220 卒業研究(兼村) 4年後期 2単位 選択必修 兼村 智也 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 これまで大学で勉強した経営学(国際ビジネス、アジア経済、経営戦略等)をベースに、2、3年 生で学習・訪問した企業を材料に使って、勉強したことに実際の企業活動がどうあてはまり、違うの は何か、また、それはなぜ起こるのか等のテーマについて論文をまとめてもらいます。 但し、テーマは上記にはこだわらず、3年半、社会で、大学で学んだことで興味を持ったことにつ いて書き残しておきたい、これから社会に出るにあたってこういう勉強してみたいなどがありました ら自由に決めていただいても結構です。 【講義の進め方・講義形態】 履修者数も少ないことが想定され、通常のゼミ以上の個人指導の形式になります。 【成績評価の仕方】 卒業論文への取り組み姿勢・出来で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 特になし。 【参考図書】 特になし(テーマに応じて指示)。 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 卒業論文ガイダンス 論文テーマの打ち合わせと参考図書・資料の紹介 論文テーマの打ち合わせと参考図書・資料の紹介 論文テーマの打ち合わせと参考図書・資料の紹介 論文テーマの打ち合わせと参考図書・資料の紹介 論文テーマの絞込み・決定 研究計画書の作成・指導 研究計画書の作成・指導 卒業論文骨子の作成・指導 卒業論文骨子の作成・指導 卒業論文骨子の作成・指導 卒業論文の作成・指導 卒業論文の作成・指導 卒業論文の作成・指導 卒業論文のまとめ 【学生へのメッセージ・準備学習】 卒業論文とは通常の講義とは違い、唯一、自分の成果物として形の残る「卒業アルバム」です。卒 業して 10 年、20 年経った後、「大学で、こんなことやったな」と振り返ることができる自分の「足跡」 になればと思っています。準備学習としては、参考文献を指示しますので、できるだけ読みこなし、 その内容もレポートにまとめてもらうとともに、卒論に反映してもらいますい。 221 卒業研究(清水) 4年後期 2単位 選択必修 清水 聡子 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 マーケティングに関する卒業論文の完成を目的とします。受講者は自ら卒業論文のタイトルを設定 し、卒業論文完成に向けての取り組みを行います。卒業論文作成により、問題提起をし、試行錯誤を 繰り返しながら、完成していただきたいと思います。 【講義の進め方・講義形態】 テーマ設定、論文の章立て、問題提起、論文作成、発表を繰り返しながら、完成に向けての作業を 教室にて行います。 【成績評価の仕方】 卒業論文 100%で評価します。 【テキスト】 受講者の卒業論文のタイトルにあわせて、書籍など資料を収集していただきます。 専門発展科目 ゼミナール 【参考図書】 刈谷剛彦『知的複眼思考法』講談社+α文庫 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 卒業論文のタイトル設定 第3回 問題提起 第4回 章立ての作成 第5回 資料収集 第6回 資料収集 第7回 論文指導 第8回 中間発表1 第9回 論文指導 第 10 回 中間発表2 第 11 回 論文指導 第 12 回 中間発表3 第 13 回 研究発表資料作成 第 14 回 研究発表練習 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 大学時代の集大成として、卒業論文に対して取り組んでいただきたいと思います。 受講者が取り組みたいと考えるテーマについての既存文献の調査は先に進めておいてください。 222 卒業研究(鈴木) 4年後期 2単位 選択必修 鈴木 尚通 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 テキストを読んで自分では理解したと思っていても実際にはなかなか使えないものです.また,パ ソコンに関しても本学では1年次から授業で勉強する時間はたっぷりとありまが,情報関係の検定試験 に合格し,資格を取っても中々実用的な使い方はできないものです.そこで,経営関係のテキストを 読みながら,生データを処理することにより,少しでもテキストの読みが深くなるように,そして少 しでもパソコンを実用的に使えるようになることを目指して勉強し,卒業論文としてその成果をまと めていただきます.4年前期までの勉強にさらに磨きをかけてもらうことが卒業研究の目的です. 【講義の進め方・講義形態】 教科書(経営分析の知識)と有価証券報告書のデータを使って,同業種の会社(5社から10社程度) の経営分析をするか,ゼミ生が興味を持っているテーマで卒業論文を書いてもらいます. 【成績評価の仕方】 出席点 30%、卒業論文の作成 70%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 日経文庫ビジュアル 経営分析の基本知識<第 4 版>,佐藤裕一著,日本経済新聞社 ISBN コード:9784532119119 【参考図書】 企業の経営を支える情報・意思伝達システム,船越・鈴木・葛西[編著],創成社 【講義計画】 第1回 卒業論文作成などのガイダンス 第2回 データ収集と分析 第3回 データ収集と分析 第4回 データ収集と分析 第5回 データ収集と分析 第6回 データ収集と分析 第7回 データ収集と分析 第8回 中間発表 第9回 論文指導 第 10 回 論文指導 第 11 回 論文指導 第 12 回 論文指導 第 13 回 論文指導 第 14 回 研究発表 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて鈴木ゼミに所属し,経営分析の基礎知識と表計算などの基本的な利用方 法を身につけておくことが望ましい. 223 卒業研究(成) 4年後期 2単位 選択必修 成 耆政 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 この講義では経済学(経済理論)という専門的な知識を活用することで現実の諸経済現象について 分析する力を養うことを目的とします。また,定められている期間内に自らが決めた研究テーマにつ いて計画,調査を行い,その研究計画を実現できる力を養います。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には各自のテーマにより資料の調査や発表により授業を進めます。そして,最終的に卒業論 文としてまとめ,発表を行います。 【成績評価の仕方】 卒業論文の作成 100%で評価します。 【テキスト】 なし 専門発展科目 ゼミナール 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 卒業研究のガイダンス 第2回 卒論の書き方 第3回 テーマの決定 第4回 基礎調査 第5回 資料調査 第6回 資料調査 第7回 論文作成 第8回 論文作成 第9回 中間発表 第 10 回 中間発表の反省 第 11 回 論文修正 第 12 回 論文修正 第 13 回 論文完成 第 14 回 研究発表リハーサル 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 受講生一人ひとりが,現実の諸経済現象に対し,問題意識を持ち,その解決のために自ら積極的に 取り組むことが最も大切です。 224 卒業研究(田中 浩) 4年後期 2単位 選択必修 田中 浩 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 企業を管理、分析する手法として、簿記や管理会計、経営分析があります。 これらは、その技法は、歴史的に長い時間をかけて成立、発展してきました。それが持つ意味や体 系を深く探求し、また実社会でどのように生かすかを検討することが目的です。 すべての技法を取り上げることはできませんが、各人がひとつのテーマを選択します(たとえば経 営分析での倒産予測)。続いて、その理論構造、歴史的経過を整理し、さらにケーススタディや実際 の企業データを使用して、現実社会での適用事例を見てみます。 【講義の進め方・講義形態】 基本的には教科書、プリントを題材として、各自が電卓やPC上で作業を行うことで進めます。そし て、その作業内容について、プレゼンテーションをすることで、より深い理解を目指します。 【成績評価の仕方】 出席点 30%、卒業論文の作成 70%で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 なし。必要な文献等を毎回プリントとして使用する。 【参考図書】 伊藤ほか『スタンダード管理会計』東洋経済 日本経営分析学会『経営分析辞典』税務経理協会 【講義計画】 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 卒業論文作成の要点、調査内容について 前提知識の確認 前提知識の確認 テーマ選定と資料調査 テーマの絞り込みと資料調査 資料調査 資料調査 中間発表 中間発表の反省 論文指導 論文指導 論文指導 研究発表 研究発表 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて田中浩ゼミに所属し、会計の基礎知識を身につけておくことが望ましい。 225 卒業研究(田中正敏) 4年後期 2単位 選択必修 田中 正敏 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 ゼミⅡ、Ⅲ、Ⅳを基礎に、自分で経営科学および経済学の内容のテーマを決め、卒業論文を作成す る。個人指導でゼミを行う。 【講義の進め方・講義形態】 個人指導のゼミを行う。 【成績評価の仕方】 卒業論文のみで評価します。 【テキスト】 なし 【参考図書】 専門発展科目 ゼミナール その都度、資料を与えます。 【講義計画】 第1回 卒業論文作成の要点、調査内容についてのオリエンテーション 第2回 研究資料の熟読 第3回 研究資料の議論 第4回 研究資料の疑問点の抽出および発見 第5回 論文作成のアイデアの議論 第6回 論文作成のアイデアの議論 第7回 論文作成のアイデアの議論 第8回 論文作成のアイデアの議論 第9回 論文作成のアイデアの議論 第 10 回 シミュレーション実験 第 11 回 シミュレーション実験 第 12 回 情報リテラシー教育 第 13 回 情報リテラシー教育 第 14 回 論文作成 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて田中(正)ゼミに所属し、経営科学の基礎知識を身につけておくことが 望ましい。 226 卒業研究(林) 4年後期 2単位 選択必修 林 昌孝 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 本研究では、長野県内の企業を対象として企業の経営戦略について研究します。具体的には、これ までゼミナールⅡとⅢでおこなってきた企業調査をもとに調査結果をまとめ、現在の企業の戦略が業 界や産業全体にとってどのような位置付けなのか検討してまとめます。 【講義の進め方・講義形態】 これまでの実態調査の整理を行い、報告会形式ですすめます。 対象となる企業についての状況を整理して、現在の事業についての問題点や改善点をまとめます。 【成績評価の仕方】 出席点40%、レポートと発表60%で評価します。 【テキスト】 必要に応じて提示します。 専門発展科目 ゼミナール 【参考図書】 なし 【講義計画】 第1回 ガイダンス 第2回 論文の書き方 第3回 テーマの確認 第4回 資料調査 第5回 資料調査 第6回 資料調査 第7回 資料調査 第8回 中間発表会 第9回 中間発表の反省 第 10 回 論文指導 第 11 回 論文指導 第 12 回 論文指導 第 13 回 研究発表 第 14 回 研究発表 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて林ゼミに所属し、企業調査に関するデータ整理と基礎知識ができているこ とが望ましい。 227 卒業研究(室谷) 4年後期 2単位 選択必修 室谷 心 [関連する資格・履修制限等]: 【講義の目的・到達目標・概要】 世の中の自然現象や社会現象に対して、自分でモデルを立てシミュレーションをおこないます。ま たシミュレーションや調査の結果を科学的に判断できるように、統計的な見方を身につけましょう。 さらに,インターネットなど情報化社会の動向を技術的なレベルから理解できるようになりましょう。 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳのあいだに身につけた、プログラミング言語(できれば複数)とコンピュー タをつかったマルチメディアデータの取り扱いや、インターネットなど情報化社会を支える基礎技術 に対する理解をさらに深めます。卒業研究では自分で選んだ問題に対してシミュレーションや調査な どを行い、その結果をマルチメディア表現にして論文にまとめましょう。 【講義の進め方・講義形態】 各自の取り組みを毎回ゼミで報告し、ゼミのメンバー同士お互いに検討を加えながら考察を進めて いきます。さらに、研究の進め方や論文の書き方について個別指導を行います。 【成績評価の仕方】 制作の過程も含めて卒業論文で評価します。 専門発展科目 ゼミナール 【テキスト】 特になし プリントなどの参考資料を学内サーバ上に用意します。 【参考図書】 木下是雄「理科系の作文技術」中公新書 【講義計画】 第1回 卒業論文作成の要点、調査内容について 第2回 資料調査 第3回 資料調査 第4回 資料調査 第5回 資料調査 第6回 資料調査 第7回 資料調査 第8回 中間発表 第9回 中間発表の反省 第 10 回 論文指導 第 11 回 論文指導 第 12 回 論文指導 第 13 回 研究発表 第 14 回 研究発表 第 15 回 研究発表 【学生へのメッセージ・準備学習】 ゼミナールⅡ~Ⅳを通じて室谷ゼミに所属し、プログラミングやシミュレーションの基礎知識を 身につけておくこと。また、パソコンの知識だけではもっともらしいシミュレーションはできません。 社会現象のシミュレーションなら社会科学の,自然現象のシミュレーションなら自然科学の基礎知識 が必要です。1-3年のうちにいろいろな事柄を理解しておきましょう。 228