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中間報告書 - 科学技術振興機構

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中間報告書 - 科学技術振興機構
「国立研究開発法人科学技術振興機構協定事業
グローバルサイエンスキャンパス」
科学先取り
グローバルキャンパス岡山
中間報告書
(平成 26 年度・平成 27 年度)
実施機関
岡山大学
本報告書は、国立研究開発法人科学技術振興機構との実施協
定に基づき、国立大学法人岡山大学が実施した平成26年度・
平成27年度グローバルサイエンスキャンパス「科学先取りグ
ローバルキャンパス岡山」の成果を取りまとめたものです。
目次
Ⅰ.グローバルサイエンスキャンパス事業の概要
Ⅱ.将来の国際的な科学者たち ~人材育成面での達成成果
Ⅲ.受講生の募集と一次選抜
Ⅳ.
「将来国際的に活躍しうる傑出した科学者」を育てる教育プログラム
Ⅴ.受講生に対する評価手法の開発と実施
Ⅵ.受講生の活動成果 ― 「数値目標」の達成状況
Ⅶ.効果検証とプログラム等の改善に向けた取組
Ⅷ.開発手法や成果の他機関や社会的波及の取組
Ⅸ.グローバルサイエンスキャンパスの実施体制
Ⅹ.大学としての事業の中間評価と今後の重点課題
Ⅰ.グローバルサイエンスキャンパス事業の概要
「科学先取りグローバルキャンパス岡山」
(略称 GSCO:Global Science Campus in Okayama)は,岡山
大学が地域の教育委員会等と連携し,将来グローバルに活躍できる科学研究者を育成することを目的
として実施しているプログラムである。本事業が目指す科学者には「いつでも,どこでも,どのよう
な課題にも,協働で基本から的確に対処できる」能力を求めている。そのため,科学への優れた才能と
意欲を持った生徒を教育委員会と共に見いだし,広い分野の基礎知識を土台として,科学的な手法と
判断力により得た成果を,他言語・他文化間のコミュニケーション力を駆使して議論し,情報発信で
きる能力を備えた人材となるように,研究の最前線にいる大学教員が責任を持って指導する。
GSCO では,選抜された受講生は1年目の「先取り基盤コース」において科学者としての基礎を学び,
2 年目の「先取りグローバル発展コース」に進んだコース生は,科学研究論文作成により,世界へと
つながる活動を体験する。これらのプログラムを通じて真の科学者育成を図る。以下,先取り基盤コ
ースと先取りグロ—バル発展コースについて説明する。
図1.GSCO プログラム俯瞰図
先取り基盤コース
1 次選抜で選ばれた 60 名のコース生はグローバルに活躍できる基礎能力の修得を目指す。
そのため,
科学的な専門知識だけでなく,共通な必修科目とし,科学リテラシー関連講義や国際化付与のための
プログラムを開講している。加えて,大学での先端の研究成果の紹介,企業研究者などによる科学技
術と社会との繋がりに関する講演などを特別講演として実施している。
このコースで中心となる基礎科学講座として,数理・システム系基礎,医学系基礎,薬学系基礎,
環境系基礎,物理チャレンジ,化学グランプリ,生物オリンピック,基礎地球科学を実施している。
これらの講義では関連する本学教員だけでなく,学外の研究者などによる講義も合わせて開講し,広
範囲に及ぶ受講者の興味を伸ばす構成としている。また,科学オリンピック参加を目標の一つとして
いることから,物理チャレンジ,化学グランプリ,生物オリンピックに関連する講座の一部は,各科
学オリンピック国内実行委員会の協力を得ながら実施している。ここでは,国際大会の問題を教材と
することで,英語による科学の学習,統計的手法の活用や誤差の取り扱い,近似の進め方や考察の深
化など,グローバルな基準での科学的な実験方法や考察方法を含む講義内容となっている。また,大学
保有の実験器具を活用した基礎実験として,
「物理系基礎実験」,
「化学系基礎実験」,
「生物系基礎実験」
を実施している。この基礎実験講座は岡山県外の受講生のために,出張講義として鳥取県でも実施し
ている。
科学リテラシーの講義では, 研究を立案して実験研究を進め,論文として公表するまでの概略と注
意点,公表データの誤差,研究者倫理などの広範囲な内容を含んでいる。これらを,研究の最前線に
いる大学教員が具体的に伝えることが大切であると考えている。
国際性付与のための国際化基礎講座として,ネイティブ講師による授業「英語で科学」や「英語で
コミュニケーション」を開講している。この授業では,コース受講生間のディスカッションやプレゼン
テーションの機会を出来るだけ多く取り入れ,英語で考え表現する事を繰り返すことを目指している。
また,国外からの研究者や留学生による講義も実施している。
以上の講義を,一コマ 90 分を標準として 4 コマ履修した場合に 1 ユニットとして認定している。
コースの修了要件は,科学リテラシー1 ユニット,国際化基礎 2 ユニット,基礎科学 2 ユニット,基
礎実験 1 ユニット,特別講義 1 ユニットである。これらの講義を,土曜日曜祝日を組み合わせた日程
で毎月 4 日程度開講している。その他にも,遠隔地からの参加や学校行事で講義に参加できなかった
受講者のために,インターネットを利用した教材の配信も行っている。
自主研究に対する指導や装置の貸し出しにより,先取り基盤コースにおいても,研究のサポートを
行っている。先取り基盤コース受講者からも,各種科学コンテストや学会 Jr セッションなどの発表の
成果が得られている。
先取りグローバル発展コース
平成 27 年度から,平成 26 年度先取り基盤コース修了生より 21 人を選抜し(その後 1 名辞退)
,先
取りグローバル発展コースを実施している。この先取りグローバル発展コースでは,研究者倫理(2 ユ
ニット)
,研究・論文(8 ユニット)
,グローバル発展国際活動(1 ユニット)を必修としている。先取
りグローバル発展コースでは研究活動をその柱とし,その過程で論文形式にまとめ発表することを常
に意識することにより,世界で通用するグローバルな研究者の素養を身に付けることを目指している。
得られた成果は,国内の各学会が開催する学生セッションをはじめ,通常の学会や国際会議での発表,
そして学術論文での発表を目標としている。また,平成 27 年度末に,海外の国際研究所や高等教育機
関との連携によるグローバル化教育のための海外研修をフランスで計画しており,それに向けたプレ
ゼンテーションを含むコミュニケーション能力の向上のための講義や演習も実施中である。
本格的な研究活動は初めての受講者も多いため,平成 27 年度前期はグループでの研究活動とし,
各受講生がその成果を元に後半の研究内容を計画実施する。27 年度は 4 つのグループで研究を行って
いる。テーマは,
「超伝導の科学(低温の科学)」
「生物分子の科学」
「環境の科学」
「地球科学」である。
各グループで土曜日曜或いは夏休み期間に研究を実施した。遺伝子の操作や極低温測定装置利用等,
大学のユーティリティを活用しての実験を実施している。これら研究成果は,各グループの代表者に
よって 9 月に東京で実施された全国受講生研究発表会で報告している。また,今後開催予定の各学会
の Jr セッションなどの研究発表会等への参加を準備中である。
Ⅱ.将来の国際的な科学者たち
~人材育成面での達成成果
各コース生は科学コンテストにも積極的に参加している。このうち,国際生物学オリンピック日本
代表候補者 15 名中に 1 名,国際物理オリンピック日本代表候補者 10 名中 1 名に本コース生が選抜さ
れ,2016 年の日本代表を目指している。また,2015 年度日本物理学会第 11 回 Jr.セッションにおい
て,優秀賞 5 件のうち 2 件を本コース生が受賞している。先取りグローバル発展コースは実質的な指
導が始まってまだ半年程度であるが,海外研修に向けて各コース生が積極的に取り組んでいる。
Ⅲ.受講生の募集と一次選抜
コンソーシアム参加の岡山県,香川県,鳥取県の各県教育委員会と連携して,対象県内の各高校へリー
フレットや募集要項などを送付し広報を行っている。また,SSH や理数科に加え幾つかの進学高へは,
大学のスタッフが直接訪問し事業の内容を説明している。キックオフシンポジウムや公開講座を開催
して,高校生や保護者だけでなく高校教員にも広く広報を行っている。また,インターネット上のホ
ームページを通じて,プログラムの実施状況や募集要項を広く公開している。このため,コンソーシ
アム参加県だけでなく,近隣の広島県や兵庫県からの応募もあった。また,意慾と能力が十分高い中
学生も募集対象としたため,岡山県内の中学生を対象とした理数科学コンテストの成績優秀者にも本
プログラムの広報を直接行っている。
1 次選抜である「先取り基盤コース」選抜は,
「高校からの推薦」,
「自己推薦 A(科学コンテスト上位
入賞者)」
,
「 自己推薦 B(一 般)」の三つのカテゴリーにより実施している。
高校からの推薦は十分な学力や意慾を評価している。推薦条件として,「高校での授業に積極的に参
加し,十分に理解する等,十分な学力があること」「過去に科学コンテストや研究発表会への参加経験
を有する,または科学クラブ等の授業外の科学研究活動に積極的に参加するなど科学分野の実験や研
究への高い意欲を持つこと」を条件としている。自己推薦 A(科学コンテスト上位入賞者)では,県規
模以上の科学コンテストや研究発表会での上位入賞者,全国規模の科学コンテストでの本選出場者(予
選通過)を対象としている。自己推薦 B(一 般)では志望調書と面接から,科学分野への意慾と能力が
十分に有ることを,判断条件としている。また,中学生はこのカテゴリーで受付しており,大学入試
センター試験問題をレポートと口頭により解答させ,高校同程度の能力が有るかの判断基準としてい
る。このため,選抜に漏れた一部の中学生に対しては,来年度に再度応募するように勧めると共に,
一般公開講座の連絡を行うなどの助言を実施している。
平成 27 年度選抜では,
選抜後定員 60 名に達していないため,追加で聴講生の募集を実施中である。
聴講生に関しても受講者選抜と同様な条件を課しており,講座の実施レベルへの影響は無い。現在 1
名が聴講生として参加中である。
2 次選抜に関しては,基礎的な科学的基礎知識とコミュニケーション能力を持ち,自主研究活動と
グローバルな活動に意欲を持つことを選抜基準としている。平成 27 年度 2 次選抜は,平成 26 年度の
先取り基盤コースの成績上位者を中心に,選抜した。「先取りグローバル発展コース」の定員は約 20
名で,海外での研修・実習活動も計画されているため,コミュニケーション能力を含む基礎的な素養
も面接時の審査対象とした。
Ⅳ.
「将来国際的に活躍しうる傑出した科学者」を育てる教育プログラム
GSCO における国際化を目指した教育には,二つの柱がある。一つ目は科学研究手法の国際的な標
準を身に付けることである。これは日本の大学入試中心の高校教育ではあまり重要視されていない,
研究に関する倫理,例えば誤差についての著者の責任,他論文の引用などの科学研究リテラシーであ
る。もう一つは,自分の主張を中心に他の人の意見を取り入れた議論を行うコミュニケーション力の
育成である。勿論,その際使用する言語である英語の能力やプレゼンテーション能力が重要であるこ
とは言うまでもない。GSCO ではこれらを達成するようにカリキュラムが編成されており,この2つ
の柱に基づいて私達が目指す「いつでも,どこでも,どのような課題にも,協働で基本から的確に対
処できる」グローバルな科学研究者の育成に全力を集中している。具体的には,コース生は時に留学
生との協働作業やテレビ会議システムによる外国の研究者との質疑などにより,実践的なコミュニケ
ーション力強化の訓練を受けている。その過程で,特に議論に関しては,日本と異なる価値・文化が
有ることを十分認識し,それを土台としていかに自分の考えを的確に臆すること無く相手に主張でき
るか,相手の言い分を自分の中で消化し,議論を新たなレベルに押し上げられるかを意識する事が重
要であると考えている。一次選抜後の先取り基盤コースでは科学リテラシーの講義の中で科学研究の
基本的な手順の概略を講義し,二次選抜後の先取りグローバル発展コースでは実際の研究論文を執筆
しながら実践的に科学リテラシーを学んでいる。この様に,両コースの受講生たちは将来グローバル
に活躍できる科学研究者となるための基盤固めに努力している。
グローバルな活動に不可欠な英語教育として,先取り基盤コースでは「英語で科学」,「英語でコミ
ュニケーション」の授業を,先取りグローバル発展コースでは「海外研修」の授業で,ネイティブの
サブコーディネータが会話やプレゼンテーションを含む演習形式での実践教育や双方向に意見のやり
取りを伴うアクティブラーニングを実施している。これらの講義には,海外からの留学生や留学経験
のある日本人が時に重要な役割を果たし,また通常の基礎科学の講義の一部でも英語を用いる工夫も
合わせて行っている。その結果,先取りグローバル発展コース生20名の内2名が英語での成果発表
を行い,また4名が英語で最終成果をまとめた論文を提出した。一方,先取り基盤コースでも,コー
ス生の一部から自主研究を英語でプレゼンテーションするための質問などがメールでも寄せられ,そ
れらには個別指導などの対応がとられている。また,海外研修に向けた準備を学内の他組織とも連携
して実施している。
特に,先取りグローバル発展コースでは,平成 27 年度末の海外研修に向けて,毎回具体的なテー
マを設定し,より実践的な演習を実施したが,海外研修は諸般の事情で中止された。しかし,中止さ
れた海外研修に代えて,フランスグルノーブルの研究施設とテレビ会議システムを用いての遠隔地講
義と質疑応答の実施,スパーカミオカンデ訪問や SPring-8 見学においての外国人研究者による研究紹
介と質疑応答の実施などにより,自分の考えや意見を臆すること無く伝えることなどの訓練がなされ
た。
Ⅴ.受講生に対する評価手法の開発と実施
(1)育てたい人材像と育成したい能力・
「評価基準」
一次選抜後の先取り基盤コースでは,広範囲な基礎的科学知識,科学的な思考力を含む科学リテ
ラシー,グローバル化に向けたコミュニケーション能力を育てることを目指している。この中で科学
リテラシーは将来主体的に考える研究者となるためにも重要な項目である。このため平成 27 年度最
初の講義で PISA の科学リテラシー調査を参考にして,基礎レベルの習熟度調査を実施した。先取り
基盤コース,先取りグローバル発展コースともに2群に分け,今年度のプログラム終了後に調査問題
をクロス受検することで,習熟度の変化を測定する予定である。時系列を比較することで,本プログ
ラムの成果を検証予定である。今年度は,公開されている PISA 調査問題を利用し,
「科学的証拠を用
いること」
「現象を科学的に説明すること」
「科学的な疑問を認識すること」の3つの能力の測定を試
みている。また「科学への興味関心」
,
「科学的な探究への支持」項目の調査も実施している。現在,
結果の解析を進めており,可能であれば過去に報告されている日本および海外15歳児との比較解析
も行う予定である。
グローバルなコミュニケーションに不可欠な英語能力に関しては,年2回 TOEIC 受験のサポート
を実施しており,このスコアを各受講生の英語能力の目安として指導の参考にしている。平成 27 年
9月テストでは 255 点から 810 点まで得点分布の幅は広く,平均点は 469 点であった。次回平成 28
年 1 月 31 日の公開 TOEIC 受験サポートを計画している。
先取りグローバル発展コースでは,海外研修の選抜も予定されているため,コミュニケーション能
力と科学的能力の評価を5段階のルーブリックで評価することを試行している。評価の観点は,コミ
ュニケーションに関しては「他人の話を聞く」「自分の主張をする」[議論をする」「英語の能力」
,科
学的能力に関しては「講義の理解」
「学び方」
「課題の発見・解決する能力」である。
(2)評価の実施結果と課題
平成 26 年度は先取り基盤コースのみの運用であったが,講座実施教員が講義中の質問や実験の工
夫と各講座終了後のレポートなどにより評価を実施した。先取り基盤コースの修了認定は,1)基礎科
学講座2ユニット以上,2)基礎実験講座1ユニット以上,3)特別講義1ユニット以上,4)国際化
基礎講座2ユニット,5)科学リテラシー1ニットを履修して合格することが修了要件であった。コー
ス生 68 名中 53 名が先取り基盤コース修了となった。未修了となった 15 名は,途中から講座への参
加が無くなり,必要ユニットを修得できていない。修了者の内,評価点の上位 21 名を成績優秀者と
して修了式で表彰した。
先取りグローバル発展コース生に対し,ルーブリックによる自己評価及び指導者からの評価,更に
はそれらに基づく懇談を行っている。この様な評価は,本来指導者側と受講者側の教育目標の共有に
その主眼が有り,評価を共有した上での受講生の長所短所の確認と,長所の更なる伸長と短所の改善
を試みるもので,本コースの中心課題と考えている。
ルーブリックによる評価は,
「コミュニケーション力」と「科学的能力」に分けて行われているが,
「コミュニケーション力」では1.人の話を聞く,2.自分の主張をする,3.議論をする,4.英語の能力,
と4つの要素に分け,それぞれ5段階評価を行い,一方,
「科学的能力」では,1.講義の理解,2.本
コースでの学び方,3.課題を発見・解決する能力と 3 つに分け,それぞれ5段階の評価を行っている。
今後,さらにこれらルーブリック評価表を先取りグローバル発展コース生のみならず,先取り基盤
コース生にも適用し,実質的な教育指導と具体的なプログラム評価を達成するつもりである。
(3)評価結果に基づく受講生へのフォロー指導
TOEIC の成績を受講生が自ら知ることで,今後の学習目標を設定する事ができ,個別の質問にもレ
ベルに応じて対応する事を検討している。更に,前にも書いたとおり先取りグローバル発展コース生
にはルーブリック評価とそれを基にした指導者との面談を通して,新たな学習目標の設定を実施中で
ある。
Ⅵ.受講生の活動成果 ― 「数値目標」の達成状況
(1)海外での研究発表
2 件の目標であるが,実績はまだ無い。研究を主体とした先取りグローバル発展コースは平成 27 年
度からの開始で,各研究共に途中の段階である。海外での学会等での発表を考えると発表の半年程度
前にエントリーが必要であり,先取りグローバル発展コースの履修期間も含めて今後の検討課題であ
る。
(2)外国語での論文発表
2 件の目標であるが,海外での研究発表と同様にまだ達成できていない。研究の一部は,全国受講
者発表会において1件英語による口頭発表を実施している。平成 28 年度 3 月の海外研修時には現地
での実習内容や日本の文化に関するプレゼンなども予定されており,それに向けた演習等にも取り組
んでいる。このため,外国語による論文発表の準備は進んでいる。
(3)科学技術コンテスト
科学オリンピックに 20 人の応募が目標である。物理チャレンジに 8 名,生物学オリンピックに 3
名,地理オリンピック 1 名,JJMO に 4 名参加している。
(4)科学の甲子園
目標 5 人であるが,3 名が参加している。
(5)その他
日本学生科学賞に1人参加,JSEC に 1 名参加である。
Ⅶ.効果検証とプログラム等の改善に向けた取組
(1)事業の効果検証の方針
外部評価委員及びコンソーシアム参加の各機関からの代表者により,評価助言委員会を開催してい
る。平成 27 年 3 月の委員会では,初年度の活動を総括した。
その他,受講生の能力評価として,年度開始時と年度終了時に科学的な考察方法に関する調査を実
施予定である。英語能力に関しては TOEIC の受験をサポートしており,スコアの伸長を数値化して
効果検証の指針の一つとしている。
(2)日常的な取組の改善
毎回の講義の後に,受講生が新しく理解したことや講義全般に対する感想を提出させている。また,
講義の担当者も,受講者の意慾や能力について気付いた点等をレポートで提出している。これらの資
料を事業推進専門委員会で確認して意見交換することで,成果の検証やプログラムの改善を日常的に
行っている。
(3)修了生との関係性の維持の取組の計画
現在,受講生と保護者,在籍高校へ向けたニュースレターを年3回程度発行しており,講座の内容
や取り組みへの意識の共有を図っている。来年度以降,修了生に対してもニュースレターを配布する
と共に,大学進学後の情報や後輩へのアドバイスを記事として寄稿を依頼して,プログラムとの関係
を維持する。また,講義の一部へ OBOG への助言者としての参加を依頼することも計画している。ま
た,修了生間の横の繋がりを維持するためにも同窓会的な組織を設立することも考慮している。
(4)修了生の追跡調査による効果検証の計画
平成 28年春には,コース生の一部が大学へ進学予定である。コース生の進学先の調査及びコース
在籍中に学んだ事で進路選択に役立った事などを調査する予定である。また,本プログラムが科学者
の育成をその目標に挙げていることから,大学卒業後の進学先や就職先などを長期に亘って調査する
計画である。
Ⅷ.開発手法や成果の他機関や社会的波及の取組
他のグローバルサイエンスキャンパス実施機関と視察などを含めた情報交換を進めている。
英語による科学リテラシーやコミュニケーション教育に関してその成果を,関連する教育分野の学会
などで報告する準備を進めている。特に,海外研修の成果は帰国後発表会という形で社会的波及を試
み,その中で“グローバル化”とは何かについてグローバル化に興味を持つ高校生,大学生,教育委
員会を中心にした教員などと議論する予定である。
Ⅸ.グローバルサイエンスキャンパスの実施体制
(1)コンソーシアムの構築
学外との連携では,岡山県教育委員会,香川県教育委員会,鳥取県教育委員会,岡山県産業労働部,
岡山経済同友会とコンソーシアムを構築している。特徴として,産業界と協力することで,グローバ
ル化に関するプログラムをより広範囲に展開する予定である。すでに,企業や病院などから講師を招
いての講演も実施している。
(2)学内の実施体制
学内の実施協力体制を確立するために,新しく全学センターとして「次世代人材育成センター」を
設立した。センター長として教育担当理事が指揮することで,大学院を含む各部局および関連センタ
ーの協力によりプログラムを実施する体制が整っている。
(3)機動的で安定した実施体制づくりに向けた取組
本プログラムの安定的かつ長期的な実施には,受講者の選抜だけでなく実施日時の決定など運営面
での機動性が求められている。そのため,事業推進専門委員会を設け実施運営のみならず各種の決定
を機動的に行っている。更なる機動性を担保するため,事業推進専門委員会の下に「事業推進専門委
員会準備会」を設け週1回の会合を持って様々な事案に対処している。一方,日程や生徒に関する情
報交換には高校現場との協力が極めて重要であるので,公開講座や出張講義の機会を捉え,高校教員
との意見交換も積極的に進めている。
Ⅹ.大学としての事業の中間評価と今後の重点課題
平成 27 年度より先取り基盤コースに加えて先取りグローバル発展コースが開講され,研究活動を
通した科学教育を本格的に実施する体制が整った。募集人員に対して,在籍コース生が僅かに少ない
点は,今後の大きな課題ではあるが,他のプログラムは概ね順調に進行している。
大学は単に入学後の学生を教育するだけでなく,地域の教育拠点とし大きな役割を立たすべきであ
るとする考えが広く認識さており,本プログラムが大学と地域に及ぼす影響は大きい。新しく設置さ
れた「次世代人材育成センター」を中心に,全学の協力体制で事業を推進できていることは,今後の
モデルにもなり大きな成果である。今後新しい高大接続を考える時,その役割は大きい。
1 次選抜後の先取り基盤コースでは,総合大学の利点を活かして多くの分野に関連する講義や実習
を開講している。我々は,できるだけ広い範囲の科学を学ぶことも大切であると考えている。高校 1
年や 2 年の段階で特定の分野が好きだと思っていても,実は他の分野に触れたことが無かったために
気が付かなかった場合が多い。このため,できるだけ多くの講義を開講するように努めた。また,グ
ローバル化に関しても相手とのコミュニケーションが大切で有り,相互の互恵関係が基本にならなけ
れば深まらない事を伝えている。
2 次選抜後の先取りグローバル発展コースでは,研究活動を柱に教育を進めている。選抜されたコ
ース生 20 名の意慾は極めて高いが,実際に実験を進めるための知識や技術は不足している。このた
め,前半はグループでの研究活動とした。実験の安全を確保するためにも指導教員だけでなく,大学
院生 TA 等の協力が不可欠である。各受講生が独自にテーマを選ぶためには,土曜日曜及び夏休みな
どでの研究期間に利用できる実験場所の確保等が問題になるため,対策が必要である。
海外での研究は平成 28 年 3 月に計画中である。大学が高校生を対象にプログラムを実施するため
に,責任体制の明確化や非常時の連絡,意志決定のルールを明確にすることが今後の課題である。
「国立研究開発法人科学技術振興機構協定事業グローバルサイエンスキャンパス」
科学先取りグローバルキャンパス岡山
中間報告書平成 27 年
実施機関 岡山大学
<資料編>
1.育てたい人材像
2.応募状況,選抜実績
3.選抜基準・評価基準
4.評価結果の詳細
5.人材育成の成果、達成水準を示す資料(コンテスト受賞実績、担当講師アンケート)
6.実施体制
7.プログラム実施費用(平成 26 年度)
8.プログラムの具体的な実施内容・カリキュラム
9.その他(リーフレット、ニュースレター、公開講座案内)
1.育てたい人材像
・科学的知識や思考力
単に科学的な知識が豊富なだけでなく,身に付けている科学的な知識から新しい事柄を予測し,そ
れを検証するための方法を考えることのできる知識と思考力を備えた人材。
・グローバルな能力
「いつでも,どこでも,どのような課題にも,協働で基本から的確に対処できる」能力を持つ人材。
英語などでのコミュニケーション能力に加え,異なる文化や価値観を尊重できる国際感覚,科学の
共通言語としての数学能力や仲間と協働ができる人間性などの能力と資質を持つ人材。
・研究能力
自ら研究企画を立案する能力を持ち,グローバルスタンダードな方法で研究結果を論文形式にまと
め発表する能力を持つ人材。
2.応募・選抜実績
広報リーフレット及び募集要項を作成し,地域の高校へ配布している。その他,高大連携の科学研
究発表会やオープンキャンパスなど高校生を対象にしたイベントでもリーフレットや募集要項を配布
して,応募者を集めている。
募集要項
平成 27 年度 募集日程・応募人数・選抜者実績
募集日程・人数
コース別選抜者数(実績)
【募集日程】
先取り基盤コース
コース
募集開始:5月1日
募集終了:5月31日
先取り基盤コース(追加募
先取り基盤コース(教委・学校推薦)
集)
募集開始:6月15日
募集終了:7月31日
先取りグローバル発展コース
先取り基盤コース(一般・自己推薦)
募集開始:4月31日
募集終了:4月30日
【人数】
先取り基盤コース
応募者数(目標):計80人
高1生 高2生 高3生
(中学生 )
計
34
2
0
0
36
6
6
0
7
19
先取りグローバル発展コース(2次選抜)
8
9
3
0
20
計
48
17
3
7
75
応募者数(実績):計57人
教委推薦ルート 36人
一般公募ルート 21人
選抜目標:計 60人
先取りグローバル発展コース
応募者数(目標):計 25人
応募者数(実績):計21人
選抜目標:計20人
在籍者詳細 平成 26 年度
先取り基盤コース
高校名
学年
岡山県立岡山城東高等学校
1年生
1
0
1
1年生
8
2
10
2年生
4
1
5
2年生
0
2
2
1年生
1
0
1
2年生
0
2
2
岡山県立岡山操山高等学校
2年生
1
0
1
1
岡山県立玉島高等学校
1年生
1
0
1
1
1年生
1
0
1
2年生
0
1
1
1年生
1
1
2
1年生
1
0
1
2年生
1
0
1
2年生
2
0
2
1年生
1
0
1
2年生
1
0
1
清心女子高等学校
2年生
0
4
4
4
明誠学院高等学校
1年生
1
0
1
1
鳥取県立鳥取東高等学校
2年生
5
1
6
6
鳥取県立米子東高等学校
2年生
1
0
1
1
広島女学院高等学校
2年生
0
1
1
1
広島大学附属福山高等学校
1年生
4
11
15
15
岡山県立倉敷天城中学校
3年生
4
0
4
4
岡山県立岡山大安寺中等教育学校 3年生
1
0
1
1
3年生
1
0
1
1
3年生
1
0
1
1
香川大学教育学部 附属坂出中学校3年生
1
0
1
1
43
26
69
69
岡山県立岡山朝日高等学校
岡山県立倉敷青陵高等学校
岡山県立岡山一宮高等学校
岡山県立倉敷天城高等学校
高校
岡山県立倉敷南高等学校
岡山高等学校
岡山白陵高等学校
金光学園高等学校
中学校 岡山中学校
広島大学附属福山中学校
合計
先取りグローバル発展コース
初年度の為受講生 なし
女
男
計
学校合計
1
15
2
3
2
2
2
2
2
在籍者詳細 平成 27 年度
先取り基盤コース
高校
高校名
学年
岡山県立岡山朝日高等学校
1年生
8
8
16
16
岡山県立倉敷天城高等学校
1年生
3
4
7
7
岡山県立倉敷青陵高等学校
2年生
3
1
4
4
岡山県立倉敷南高等学校
2年生
0
1
1
1
岡山県立津山高等学校
1年生
0
2
2
2
岡山県立総社高等学校
1年生
1
0
1
1
岡山理科大学附属高等学校
1年生
2
0
2
2
清心女子高等学校
2年生
0
1
1
1
京都府立嵯峨野高等学校
2年生
1
0
1
1
広島大学附属福山高等学校
1年生
6
1
7
7
1年生
1
0
1
2年生
1
0
1
鳥取県立鳥取西高等学校
1年生
1
0
1
1
鳥取県立米子東高等学校
1年生
1
2
3
3
岡山県立倉敷天城中学校
3年生
3
0
3
3
岡山白陵中学校
3年生
3
0
3
3
広島大学附属福山中学校
2年生
1
0
1
1
35
20
55
香川県立三本松高等学校
中学校
女
男
合計
計
学校合計
2
先取りグローバル発展コース
男
高校名
学年
岡山県立岡山朝日高等学校
2年生
1
0
1
1
岡山県立岡山城東高等学校
2年生
1
0
1
1
岡山県立岡山大安寺中等教育学校
1年生
1
0
1
1
1年生
4
0
4
2年生
1
0
1
岡山県立倉敷青陵高等学校
2年生
0
1
1
1
岡山県立玉 島高等学校
2年生
1
0
1
1
1年生
1
0
1
2年生
1
0
1
3年生
1
0
1
香川県立丸亀高等学校
1年生
1
0
1
1
金光学園高等学校
3年生
1
0
1
1
清心女子高等学校
3年生
0
1
1
1
1年生
1
0
1
2年生
1
2
3
合計
16
4
20
総合計
51
24
75
岡山県立倉敷天城高等学校
高校
岡山高等学校
広島大学附属福山高等学校
女
計
学校合計
5
3
4
3.選抜基準・評価基準
2015 年度先取り基盤コース選抜要項
§概略
 高校からの推薦、自己推薦 A(科学コンテスト上位入賞者)、自己推薦 B(一般)の 3 つのカテ
ゴリーによる候補者から、合計 60 名を選抜する。
 応募期間は平成 27 年 5 月 1 日より 5 月 31 日。
(志望調書は Web 入力,その他の書類はメール添付又は郵送で提出。
)
 6 月上旬に選抜。
§高校からの推薦による選抜
高校からの推薦書と志望者本人からの志望調書により選抜
以下の要件をすべて満たす生徒の推薦を高校へ依頼
1.
2.
3.
学力が十分であること。基準:高校での授業に積極的に参加し,十分に理解していること。
科学分野の実験や研究への高い意欲を持つこと。基準:過去に科学コンテストや研究発表会
への参加経験があること。(例として,理数に挑戦,科学オリンピックへの道,物理チャレ
ンジ・化学グランプリ・生物オリンピック,市町村での科学研究発表会などが対象)。また
は,科学クラブなど授業外の科学研究・学習活動に積極的に参加していること。
定期的に岡山大学に通うことができること。基準:月に 1 回以上,岡山大学の講座に参加で
きること。
1.推薦書:高校のクラス又は教科担任の先生が取りまとめて,学校長などの確認後 GSCO
事務局へ提出。上記の推薦項目を満たしていることに加えて,各生徒の所見を記入。
2.志望調書:応募する生徒が各自で記入。志望理由や興味を持っている分野など自己アピ
ール,学校推薦の要件になっている科学分野の実験や研究への高い意欲を持っていることを
示す具体的な事柄を記載。
(科学コンテストや研究発表会への参加経験がある場合は,コンテ
スト名・主催者・開催日など。科学クラブなど授業外の科学研究・学習活動に参加している
場合は,主催者及び活動期間と活動内容を具体的に記入。)
選抜基準
推薦書及び志望理由書により,先取り基盤コースに参加するために十分な学力や意慾を有す
ると判断した場合は合格とする。応募者が募集人数を大きく超えた場合,その他個別に意慾
や能力を確認する必要が有る場合は,個人面接を実施する。
§自己推薦 A(科学コンテスト上位入賞者)の選抜
県規模の科学コンテストや研究発表会での上位入賞者や全国規模の科学コンテストでの本選
出場者(予選通過)を対象とする。
(例えば,理数に挑戦での優秀賞・理科賞・数学賞,物理
チャレンジ・化学グランプリ・生物オリンピック等の本選出場など。
)
志望調書とコンテスト成績により選抜
1.志望調書:応募者が各自で応募フォームへ直接 Web 入力。志望理由や興味を持っている
分野,今までの科学コンテスト受賞状況や自主研究内容など自己アピールを記入。
2.コンテスト成績:コンテストに入賞した賞状など,受賞内容が分かる書類のコピーまた
はスキャン画像などを,事務局までメール添付又は郵送で提出。
選抜基準
科学コンテストや研究発表会の実績から,特に科学分野への能力が高いと判断できた場合は、
合格とする。応募者が募集人数を大きく超えた場合,その他個別に意慾や能力を確認する必
要が有る場合は、個人面接を実施する。
§自己推薦 B(一般)
高校からの推薦や自己推薦 A には該当しないが,科学研究に強い興味が有り,グローバル
サイエンスキャンパス岡山に参加したいと考える生徒が対象。中学生で参加を希望する場合
も、このカテゴリーで受け付ける。
志望調書と面接により選抜
1.志望調書:応募者が各自で応募フォームへ直接 Web 入力。志望理由や興味を持っている
分野,今までの自主研究内容など自己アピールを記入。
2.面接:科学的な基礎知識,コミュニケーションの基礎的能力,科学研究に取り組む意慾
などを審査する。特に,中学生の応募者に対しては,過去の大学入試センター試験の問題を
指定してプレゼンを行うなどすることで,他の高校生と同程度の能力が有るかを判断する。
選抜基準
志望調書と面接から科学分野への意慾と能力を重視し,これらの項目が十分高いと判断でき
た場合に合格とする。ただし,英語を含むコミュニケーション能力が国際化基礎や科学リテ
ラシーの講義を履修するのに明らかに不足すると判断した場合は,不合格とする。
2015 年度グローバル発展コース選抜基準(2 次選抜基準)
【選抜時期】平成 27 年 5 月
【応募期間】平成 27 年 4 月 13 日(月)~平成 27 年 4 月 30 日(木)
【対象者・定員】先取り基盤コース修了生から 20 名
【求める能力】
1. 研究実施に必要な基盤を有し、かつ強い意欲を持つこと。
2. 研究発表や議論などにおいて、グローバル化に対応できる素養を持つこと。
3. 研究上の困難にも、我慢強く立ち向かえること。
4. 他の人との協働の作業が十分出来ること。
【判定基準,最低限必要な能力や資質】
先取り基盤コースの課程を修了し,そこで学修した科学リテラシーや研究分野の基礎的知識,
安全に実験を実施する技能を身に付けていること。
研究対象分野に対して,必要な科学や数学の基礎学力を持っていること。
英語で書かれた一般向けの科学記事を理解する事ができる。自分が興味を持っている事柄に
ついて英語で説明することができる。価値観の異なる文化について,理解しようとする意欲
がある。
未知の事柄に対して,情報を集める手段を理解している。失敗した実験や研究に向き合って、
自ら問題点を探索する意欲と能力がある。
他人と協力して研究などの仕事の分担ができる。リーダーシップだけでなくフォロワーシッ
プも身に付けており,プロジェクトの中での自分の役割を認識して,グループで目標に向か
って進む事ができる。他人の話を聞くことができる。
海外での活動に必要な素養と意欲を持っていること。
自主的に研究を継続するための強い意志を持っていること。
【判定方法】
先取り基盤コース講義の受講成績
3 月実施の個人面談での研究希望分野や将来計画に関する聞き取り調査結果
3 月実施の受講者発表会での発表資料と発表内容評価結果
先取りグローバル発展コース応募書類による研究計画
先取りグローバル発展コース応募書類をもとにした個人面接(英語能力判定を含む)の評価結
果
以上の要素を総合し、選抜委員会で判定する。
先取り基盤コース(自己推薦)
、グローバル発展コース選抜面接評価基準シート
4.評価結果の詳細
平成 26 年度の先取り基盤コース生に対しては,各講座担当教員が講義中の質問や実験の工夫,各講座
終了後のレポートなどにより評価した。先取り基盤コースの修了認定は,1)基礎科学講座2ユニット
以上,2)基礎実験講座1ユニット以上,3)特別講義1ユニット以上,4)国際化基礎講座2ユニッ
ト,5)科学リテラシー1ニットを,それぞれ履修して合格することをコース修了の要件とした。
先取りグローバル発展コースは,小グループでの対面型の実験指導体制であることから,大学での卒
業研究評価と同様に研究指導者が中心となり総合的に実施する。 評価は各ユニット(授業 4 コマ)修
了毎に行うが,全体を併せての各受講生の総合評価は 3 月に実施する予定である。
先取りグローバル発展コースの選抜時の評価
先取りグローバル発展コース 面接結果一覧
評価項目
A)研究希望分野 B)自主的に研究 C)他人と協力し
の基礎的な知識を を継続する強い意 て,研究に取り組
身につけているか 思を持っている
めるか?
か?
D)海外での活動に必
要な素養(語学力,社
会的知識)と意欲を
持っているか?
A
1.5
1.5
1
1
B
2
1.5
1
1
C
2.5
1
2
1.5
D
2
1.5
2
2
E
1.5
1
1.5
2.5
F
2.5
1
1.5
1.5
G
1.5
1
1
1.5
H
1.5
1.5
1
1.5
I
2
2
1
1
J
2
1.5
1.5
1.5
K
1.5
2
1.5
1
L
1.5
1.5
1
1
M
2.5
1.5
2
1.5
N
1.5
1.5
1
1
O
1.5
1
1
1.5
P
2
2
1
1.5
Q
1.5
1
2
1.5
R
2.5
1
1
1.5
S
2.5
1
1.5
1.5
T
2.5
1.5
2.5
1.5
U
2.5
1
2
1.5
評価点
1 大変優れている
2 優れている
3 普通(最低限度を備えている)
4 劣る
※上記の各評価点は面接官の平均
平成 27 年度最初の講義で実施した科学リテラシー評価問題シート例(PISA 問題より抜粋)
先取りグローバル発展コース 能力評価ルーブリック
5.人材育成の成果、達成水準を示す資料
コンテスト受賞実績(平成 27 年度は集計途中)
平成26年度
物理チャレンジ
ジュニア数学オリンピック(JJMO)
2 実験優秀賞1
地理学オリンピック
JSEC
1
日本学生科学賞
科学の甲子園ジュニア
1
4
日本物理学会Jrセッション
日本天文学会Jrセッション
2 優秀賞2件
1
集まれ科学への挑戦者(岡山県)
科学の芽(筑波大)
5 優秀賞3,奨励賞2
2 努力賞2
数学の森(京大)
理数に挑戦(岡山県中学生)
1
9
岡山物理コンテスト
3
2
1 (佳作)
平成27年度
物理チャレンジ
生物学オリンピック
ジュニア数学オリンピック
日本代表候補1,銅賞1,
6 奨励賞1,実験優秀賞1,
4 日本代表候補1,優良賞2
2
科学の芽
1
衛星設計コンテスト
1 (1次予選通過)
講義担当者の受講生に対する感想例。







しっかり聞こうとする態度が感じられた。
非常に熱心に聞いてくれました。そして、とても本質な質問がいくつか出たことに驚きました。
通常の授業では行わないスタイルの為か、生徒は興味深く聞いてくれているようであったので良かっ
たと思います。熱心な生徒で、とても指導し易かったです。
今回の科学者倫理入門では、研究の進め方と科学者と社会との関係について講義をしたが、少し難し
かったようですが頑張って聴講してくれました。
少し声が小さめで、手の挙げ方が遅い印象だったが、問題は皆必死に解いていたし、講義も良く聞い
ていた。
物理学に関するいい質問があった。
Students were very active. Several groups used English exclusively. Students did a good job.
6.実施体制
7.プログラムの具体的な実施内容・カリキュラム
平成 26 年度
◆「先取り基盤コース」活動一覧表
開催日
講義名
講義概要
2014/8/23
キックオフシンポジウム 科学先取りGC岡山紹介、基調講演パネルディスカッシ
ョン
2014/9/15
英語でコミュニケーション Vocabulary learning
Reading English texts especially extensive reading.
科学者倫理入門
2014/9/23
2014/10/4
科学研究とはどういうものか(科学研究の4段階)/ 科
学研究は多くの研究者の協力で進められる/ 科学研究
の進め方(抗がん剤作用機構研究を例として)
英語でコミュニケーション 「Earthworm Physiology」
物理チャレンジ
物理への誘い/光にまつわる話/ 色々な色(花火、焼き
物、宝石など)
英語で科学
・Useful phrases to correct someone else
・Interviewing a classmate
2014/10/5
科学者倫理入門
実験レポートの書き方を通して、科学者としての心構え
とテーマの選択について学ぶ
KGCO開講式
KGCOの概要説明
担当教員の研究テーマ紹介
2014/11/3
物理系基礎実験
偶然誤差と系統誤差/振り子による重力加速度の測定/
各グループで実験精度を上げるための測定方法実際の
測定を行いグラフへのまとめ方と解析方法を考察
英語で科学
「 Ebola: basic facts」
The death rate/Strains of Ebola/Vaccine/Symptoms/
Immune/Cause/ Transmission ・・・
薬学系基礎①
「アセチルコリンの分子構造と化学的性質」体内で産生
される化学物質の中でアセチルコリンに焦点をあて分
子構造を理解する。構造のイメージは分子模型を利用し
て三次元的にも理解する。
薬学系基礎②
「自然界から得られるアセチルコリンに関係した物質」
アセチルコリンのメカニズムの解明には多くの”毒
物”が研究上利用されてきた。そのような物質が含まれ
る植物やそのような物質を作り出す微生物に焦点を当
てて解説する。
科学者倫理入門
科学研究のテ-マをどのように設定するか/ 科学研究
の記録、論文作製と公表
開催日
2014/11/08
~09
講義名
講義概要
平成26年度
◆「イノベ-タ-と語ろう!~君の夢と社会の願をかなえ
る力~」
全国受講生研究発表会
◆「アカデミックイブニングセミナ-」
(交流会)
◆「ポスタ-発表」-中高生の研究発表会-
2014/11/15
英語でコミュニケーション Paragraph writing
薬学系基礎③
「アセチルコリンの生理的作用と役割」アセチルコリンの
作用を分子レベルで解説する。
「アセチルコリンと薬」アルツハイマー病などに有効な薬
を紹介しその作用を理解する。
物理チャレンジ
「力学」物体の自由落下を例に運動方程式やエネルギー保
存則について考える。
「光についての考察」回折格子による分光の原理や発光の
メカニズムを学ぶ。
2014/11/16
英語で科学
・A career of physicist : academic background, research
in Materials Science, international expertise and
research management.
化学グランプリ
科学のどんなところが好き?/過去問の挑戦・解説/ライフ
サイクルの考え方、高校の化学らしい内容、実社会で重要
視される工業的内容、物質を操作するという考え方を学
ぶ.
生物系基礎実験
2014/11/30
生物オリンピック
物理系基礎実験
「ネッタイツメガエルの形態観察」動物実験に関する倫理
的側面を学ぶ。 両生類のモデル動物の一種であるネッタ
イツメガエルを解剖し、内臓の形態を観察する。
日本が参加した北京大会から今年のバリ大会までの経緯
と、どの様な学習が必要かについて説明。更に今までの代
表選考の道筋と予選参加者数の推移、代表者に対する特別
教育、世界大会での結果についても説明。
・重力加速度の測定。
・振り子を使って、共振現象について考える
2014/12/13
環境系基礎
「地球の大きさや重さ」
「夕焼け空はなぜ赤いのか」
「地球の大気はなぜ失われないのか」等の疑問を通して、
科学者達が地球の形や大きさを探ってきた歴史を解説。
化学グランプリ
「有機化合物の合成と構造解析」いくつかの天然物合成を
例に挙げて、有機合成化学の意義を紹介。 分子構造を解
明するための分光学的な手法についても解説。
化学グランプリ
「生活の中の超分子化学」化学の最先端を切り開きつつあ
る超分子化学とはどのようなものか、また、どのように利
用されているかを解説。
開催日
講義名
生物オリンピック
講義概要
①遺伝子の機能(遺伝子から引き出される機能について
理解する)
②セントラルドグマ(遺伝情報の流れの原理を理解する)
2014/12/14
英語でコミュニケーショ
「The social organization of wolves」
ン
Today’s topic concerns ethology which is the study
of animal behavior. We will talk about the ideas
science has developed about the social structure of
wolf
科学の世界「酸化鉄は不 「備前焼の中の酸化鉄、そして微生物が作る酸化鉄」
思議で面白い!」
酸化鉄は資源豊富で様々な機能を持ち、現在広く利用さ
れてる。この講義では、これまで知られている酸化鉄と
は大きく異なる 2 種類の酸化鉄の研究を紹介する。
2014/12/21
2015/1/24
2015/2/1
KGCO公開講座
講義「英語でコミュニケーション」
in
講義「チャレンジしよう!」
実験講座「物理チャレンジ」
鳥取
「光合成のしくみ解明
への挑戦」
地球上の生命活動に消費されるエネルギーの大部分は
「光合成」で固定される太陽の光エネルギーに由来する。
光合成機構の解明に挑む研究の歴史・現状・将来展望に
ついて。
化学グランプリ
「有機化合物の合成と構造解析」
いくつかの天然物合成を例に挙げて、有機合成化学の意
義を紹介。分子構造を解明するための分光学的な手法に
ついても解説。
化学グランプリ
「生活の中の超分子化学」
化学の最先端を切り開きつつある超分子化学とはどのよ
うなものか。また、どのように利用されているかを解説。
薬学系基礎①
「アセチルコリンの分子構造と化学的性質」
体内で産生される化学物質の中でアセチルコリンに焦点
をあて、分子構造を理解する。 構造のイメージは、分子
模型を利用して、三次元的にも理解する。分子構造がわ
かれば、化学的性質が予測できるという理解を深化させ
る。
英語で科学
「Dinosaur remains」
How do we know about the dinosaur?/ What can the
fossils tell us?/ Why is it difficult to use the
fossils?/ Why did the dinosaur become extinct?...
【公開講座】
「医師 その
すばらしい仕事」
2015/2/7
数理・システム系基礎
外科医として、人の生命に直接触れることを許された責
任感、畏れ、医師のプロフェッショナリズムとは何かを
考え、真の力強い生き方を模索する姿を感じて貰う.
コンピュータに接続した機器と情報を送受信し動作を制
御するために必要となるプログラミング手法の基礎につ
いて PureData を使った音響合成を例に解説する。
開催日
講義名
薬学系基礎②
講義概要
「自然界から得られるアセチルコリンに関係した物質」
アセチルコリンのメカニズムの解明には多くの”毒物”
が研究上利用されてきた。そのような物質が含まれる植
物や、そのような物質を作り出す微生物に焦点を当てて
解説し、自然界と薬学のつながりを概説する。
薬学系基礎③④
「アセチルコリンの生理的作用と役割」
アセチルコリンの作用を分子レベルで解説する。
「アセチルコリンと薬」アルツハイマー病などに有効な薬
を紹介しその作用を理解する。
生物系基礎実験
「光合成色素の分離」
光合成色素は光合成反応に利用する光を吸収したり、酸
化還元反応をしたり、強い光が照射された時に生じる損
傷から植物細胞を保護したりする役割を果たしている。
植物に含まれる光合成色素の種類をペーパークロマトグ
ラフィー法によって調べ、分光光度計の取り扱いを習得
する。
2015/2/22
先進科学体験
「積雪層の観察・雪中化学成分の分析」
「蒜山フィールド実習」 「地形図判読実習・鉱物観察と鑑定」
2015/3/14
化学系基礎実験
【有機化学実験】
アニリンをアセチル化してアセトアニリドを合成する。
再結晶、吸引ろ過など、有機合成の基本操作を修得する。
環境系基礎
「環境科学入門」
1.環境科学の対象/ 2.環境研究の特性/ 3.時間ス
ケールの異なる環境問題 / 4.環境科学の基礎的概念
面 談/ 発表会準備
各人が提出した課題 「私が目指す未来の科学研究者」 又
は「私が目指す未来の科学研究者」をもとに個人面談
2015/3/15
受講生発表会
テーマ:「私が目指す未来の科学研究者」・「私が目指す研
発表者:受講生 30 名
2015/3/21
環境系基礎
地球規模で発生する環境問題に対応するための基礎知識
(地震と地球の内部構造との関わり)等
2015/3/22
化学系基礎実験
【分析化学実験】クロマトグラフィや炎色反応などの化
学分析法を利用して、我々の身の回りにある化学物質の
成分分析を行う
科学者倫理入門
科学者が身につけておくべき倫理を、仮想的な科学研究
の過程に沿って学ぶ
科学者倫理入門
科学者が身につけておくべき倫理を、具体的なデータ整
理やリポート作成に沿って学ぶ
英語で科学
「The extinction of the dinosaurs 」
評価助言委員会
評価助言委員による事業評価・助言/講演/受講生発表会/
質疑応答
開催日
2015/4/5
講義名
講義概要
「先取り基盤コース」修 修了証書の授与・ 優秀賞賞状の授与・センター長挨拶
了式
交流会
各自己紹介 等
平成 27 年度
◆「先取り基盤コース」活動一覧表
開催日
講義名
講義概要
2015/6/21 平成27年度「科学先取 開講式/講演会/オリエンテ-ション
りグローバルキャンパス
岡山」開講式
2015/6/27 科学者倫理入門
科学者を目指す人が、高校生の時点から身につけておくべき身近
な倫理を、具体的なデータ整理やリポート作成に沿って学ぶ。
物理系基礎実験
全国物理コンテスト物理チャレンジで出題された実験問題など
に取り組み、問題を考える道筋や実験方法の工夫、データの解析
方法などを考える。
2015/6/28 英語で科学
”MERS”
Source of infection
/Prevention・・・
環境系基礎
/Incubation
period
/Symptoms
「環境科学入門 」
1.環境科学の対象 / 2.環境研究の特性 / 3.時間スケ
ールの異なる環境問題(地球変動、地球温暖化、公害)と特性
/ 4.環境科学の基礎的概念
基礎地球科学
地球の形や大きさ
度等
/夕焼けは何故赤いのか?
/地球の平均密
2015/7/12 環境系基礎
数学分野が環境科学にどのように関わっているかについて紹介
すここでは、数値シミュレーションの例として、津波の予測につ
いて紹介する
科学の世界
実験レポートの書き方を通して、科学者としての心構えとテーマ
の選択について学ぶ
科学者倫理入門
科学者を目指す人が、高校生の時点から身につけておくべき身近
な倫理を、具体的なデータ整理やリポート作成に沿って学ぶ。
2015/7/20 英語でコミュニケーション
Experiment (Measurement of the rebounding by the fall of the
ball)
数理・システム系基礎
コンピュータに接続した機器と情報を送受信し動作を制御する
ために必要となるプログラミング手法の基礎について PureData
を使った音響合成を例に解説する。
物理チャレンジ
物理チャレンジ実験問題の実習
2015/7/25 化学グランプリ
第1回 「有機化合物の合成と構造解析」いくつかの天然物合成
を例に挙げて、有機合成化学の意義を紹介。分子構造を解明する
ための分光学的な手法の解説。
開催日
講義名
化学グランプリ
講義概要
第2回 「生活の中の超分子化学」
化学の最先端を切り開きつつある超分子化学とはどのようなも
のか、また、どのように利用されているかを解説。
科学リテラシー
研究の進め方と科学者倫理の基本について
2015/7/26 英語で科学
Using English in the Classroom: Which Airplane Flies Best?
環境系基礎
化学分野が環境科学とどのように関わっているについて、プラス
チック等を対象に取り組みについて紹介する。
物理チャレンジ
相転移の物理
2015/08/0 合宿研修
9~10
天体観測(サヒメル)/博物館(サヒメル)見学/三瓶山周辺の火
山地形フィールド観察
2015/8/22 英語でコミュニケーション
Describe the video in English
(国立三瓶青少年交流の家)
環境系基礎
雪氷と地球環境
1.「雪はなぜ六角か?」
2.「雪はタイムカプセル」
2015/8/23 ナノサイエンスと顕微鏡 1.半導体物理学とトランジスター
2.各種顕微鏡と走査トンネル顕微鏡
3.微細加工―原子操作―
4.回折と分解能
物理チャレンジ
物理への誘い
(身近な光に関する現象を物理を基礎に据えて考えた。
)
2015/9/12 環境系基礎
温暖化や酸性雨など地球規模の気象環境問題や世界各地で起こ
っている大気問題を理解するための気象学的基礎について紹介
科学の世界
研究背景・酸化鉄の種類・ベンガラの歴史“吹屋ベンガラ”に潜
むナノテクの謎解明と新開発・日本発の人工ベンガラ美しさ秘密
から 他
2015/9/26 英語で科学
「Life Hack」
How to tie a shoe lace in a second.
How to fold a T-shirt in two seconds.
物理系基礎実験
「光について」
屈折率の測定・偏光板で偏光現象を観察
開催日
2015/9/27
2015/10/12
2015/10/24
講義名
英語でコミュニケーション
Writing of English essay
化学グランプリ
-いろいろな化学の姿を体験しよう!-
科学の世界
光合成の仕組みの解明-その歴史、現状と将来展望
英語で科学
Designing the strong paper bridges.
基礎地球科学
地球の内部構造
科学リテラシー
研究論文の作成・科学者と社会問題
薬学系基礎
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物
学(天然物を含む)、薬理学の観点から解説を行う。
1.「有機化学」
構造式とは?
<1限> 照葉樹林帯の特性を理解し、他のバイオームとの違いにつ
いても解説。植物の特徴をどう捕らえるかを解説。更に世界のバイオー
ムも含めて説明をし、それぞれの特徴を学習する。他
<2,3限> 野外観察(植物名・樹木の構成を知る 他)
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物
学(天然物を含む)、薬理学の観点から解説を行う。
2.「微生物学」
病原細菌とは? / 毒素とは?
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物
学(天然物を含む)、薬理学の観点から解説を行う。
3-4.「薬理学 」 シナプスとは? / 受容体とは? / アセチルコリ
ンに関係する医薬品がなぜ効くのか?
カオスとフラクタル入門
2015/10/25
生物オリンピック
2015/11/3
薬学系基礎
薬学系基礎
2015/11/14
物理チャレンジ
生物系基礎実験
2015/11/15
2015/11/23
英語でコミュニケーション
講義概要
「光合成色素分離実験」
植物に含まれる光合成色素の種類をペーパークロマトグラフィー法に
よって調べ、分光光度計の取り扱いを習得。
Various kinds of bridges
科学の世界
「宇宙における物質の化学 」
1.星間空間でどのようにして物質が見つかり、正体がわかったか分光
法の説明 2.どの様な環境でまたどの様な形態で物質は存在している
か温度、密度など(物理状態)はどのようにわかったか 等
化学グランプリ
-いろいろな化学の姿を体験しよう-
先進科学体験
「変化する水と変化させる水」
「素粒子の世界:ニュートリノとスーパーカミオカンデ」
開催日
2015/12/12
講義名
物理チャレンジ
講義概要
光について
数理・システム系基礎
「基礎システム制御法」
1. 最適化問題の数理 2. 最適化問題解法 3. 解法の演習 4. シミュ
レーテドアニーリング(SA)法 5. 巡回セールスマン問題の SA 法演習
6. VLSI 設計システムにおける SA 法 7. まとめと今後の展望
英語で科学
Wolf ethology
生物オリンピック
DNA と RNA の構造
2015/12/19
公開講座 in 米子
2015/12/20
英語でコミュニケーション
「英語で科学」「科学への誘い」
実験講座「物理チャレンジ」
岡山大学医学生によるグロ-バルな視点について
科学リテラシー講座
Science Communication
薬学系基礎 2
化学療法学
細菌を殺す薬「抗生物質」、がんをたたく「抗がん薬」とは?
ネッタイツメガエルの形態観察
2015/12/13
2016/1/9
生物系基礎実験
2016/1/10
薬学系基礎 2
薬学系基礎 2
薬剤学
製剤とは?
製剤に込められた思いとそれを可能にする各種技術
くすりの宅急便:決められた場所に決められたタイミングで届ける
分析学
分子イメージングとは?
体の中の病気を見つける、くすりの動きを見る
イメージング装置(MRI)で画像を撮ってみよう!
科学、科学研究、研究の進め方について
2016/1/24
科学者倫理入門
科学コンテスト「集まれ!科学への挑戦者」に参加・見学
2016/2/6
科学コンテスト「集まれ!科学へ
の挑戦者」
数理・システム系基礎
基礎地球科学
雪氷学について
英語で科学
基礎 HMI(Human Machine Interface)
科学の世界
放射光による科学研究の最前線 ~SPring-8 の利用研究~
2016/2/11
「蒜山フィールド実習」
雪の結晶の観察/積雪層の観察と試料の採取/氷柱と氷筍の観察(偏
光版)/ 雪崩の仕組み/雪が降る仕組みと気圧配置
2016/2/14
公開講座「最先端医療で救われ
る命」
肺移植を通して命の大切さを知ると共に、失敗を恐れず挑戦していく
ことの大切さを伝える。
2016/2/7
基礎 HMI(Human Machine Interface)
開催日
2016/3/5
講義名
物理系基礎実験
化学系基礎実験
講義概要
極低温実習
英語で科学
【有機化学実験】
アニリンをアセチル化してアセトアニリドを合成する。再結晶、吸引濾過
など、有機合成の基本操作を修得する。
How to keep talking
科学者倫理入門
科学者倫理と研究論文の作成
科学者倫理入門
論文の書き方
2016/3/12
面談・発表会合宿研修
(3/12~13)
2016/3/13
受講生発表会
①科学リテラシ-テスト/自己評価/プレゼンの仕方/放射光関連講座/
「先取りグローバル発展コース」について
②個人面談
①「先取り基盤コース」発表会
②「先取りグローバル発展コース」ポスタ-発表参加
①素粒子実験関連講義
2016/3/6
2016/03/16
~3/17
2016/3/23
2016/3/24
2016/3/27
スーパーカミオカンデ訪問
②スーパーカミオカンデ(神岡宇宙素粒子研究施設)見学
グルノーブル ESRF 研究者オンラ 《グルノ-ブル~岡山大学 オンライン中継》
イン講座
◇現地 ESRF 研究員による放射光研究施設の説明
◇研究員と受講生の質疑応答
SPring-8 訪問
◇SPring-8 研究施設見学
◇研究員とのディスカッション
科学先取りグロ-バルキャンパス ◇科学先取りグロ-バルキャンパス岡山修了式
岡山修了式&評価助言委員会
(修了証書および優秀賞の授与)
◇評価助言委員会(評価助言委員など5名の講演「私の職業分野選
択」
GSCO コース生4名(基盤2名、発展2名)による発表、グループ別ディ
スカッション)
平成 27 年度
◆「先取りグローバル発展コース」 【全体講義】
開催日
2015/6/21
講義名
講義概要
平成27年度「科学先取り
グローバルキャンパス岡
山」開講式
「先取りグローバル発展コ
ース」発表会Ⅰ
開講式/講演会/オリエンテ-ション
海外研修について
研修日程の連絡、それに向かっての英語を含む研修予定の説明。
研究論文の書き方
本物の研究にするために心掛けるべき事柄について話し、その先
にある論文の形式を説明した。
2015/8/23
「先取りグローバル発展コ
ース」発表会Ⅱ
各グループに分かれて行ってきた研究の個人別発表
2015/09/19~
09/20
平成27年度 全国受講生
研究発表会 (東京)
開会式・口頭研究発表 / アカデミックイブニングセミナー /
ポスター研究発表 / 研究交流会
2015/9/26
英語講義(海外研修)
Life Hack
研究者倫理
グロ-バルな研究者を目指そう
英語講義(海外研修)
Explain the contents of the video in English.
全国受講生研究発表会の報
告会
全国受講生研究発表会で行ったプレゼンテ-ションとその報告
研究者倫理
研究論文の捏造について
研究者倫理
研究論文の作成と科学者と社会問題
(研究者としての心構え、研究の進め方、研究論文の書き方、社
会問題と研究者との関わりについて事例を示して講義を行った)
G 発展国際活動
Bridge design (The construction of a bridge using the paper)
G 発展国際活動
英語のポスタ-セッションとプレゼンテ-ション
研究者倫理
科学者倫理と創造性に関する講義
2016/1/24
科学コンテスト「集まれ!
科学への挑戦者」
科学コンテスト「集まれ!科学への挑戦者」に参加・発表
2016/2/7
研究者倫理・論文作成
論文の書き方
科学の世界
放射光による科学研究の最前線 ~SPring-8 の利用研究~
2015/8/22
2015/10/4
2015/11/15
2016/1/23
各グループに分かれて行ってきた研究の個人別発表
開催日
講義名
2016/2/11
(祝・木)
「蒜山フィールド実習」
2016/2/14
公開講座「最先端医療で救
われる命」
(※ 詳細は「先取り基盤コース」活動
内容に掲載)
講義概要
雪の結晶の観察/積雪層の観察と試料の採取/氷柱と氷筍の観察
(偏光版)/ 雪崩の仕組み/雪が降る仕組みと気圧配置/「積雪と
地形の相互作用/ 道路の雪・屋根雪などの観察/雪試料の pH・ 電
導度の測定 等
肺移植を通して命の大切さを知ると共に、失敗を恐れず挑戦し
ていくことの大切さを伝える。
(※ 詳細は「先取り基盤コース」活動
内容に掲載)
2016/3/13
「先取りグローバル発展コ
ース」ポスタ-発表
①「先取り基盤コース」発表会
②「先取りグローバル発展コース」ポスタ-発表
(※ 詳細は「先取り基盤コース」活動
内容に掲載)
2016/03/16~
3/17
スーパーカミオカンデ訪
問
①素粒子実験関連講義
②スーパーカミオカンデ(神岡宇宙素粒子研究施設)見学
2016/3/23
グルノーブル ESRF 研究者オ 《グルノ-ブル~岡山大学 オンライン中継》
ンライン講座
◇現地 ESRF 研究員による放射光研究施設の説明
◇研究員と受講生の質疑応答
2016/3/24
SPring-8 訪問
◇SPring-8 研究施設見学
◇研究員とのディスカッション
2016/3/27
科学先取りグロ-バルキャ
ンパス岡山修了式&評価助
言委員会
◇科学先取りグロ-バルキャンパス岡山修了式
(修了証書および優秀賞の授与)
◇評価助言委員会(評価助言委員など5名の講演「私の職業分野
選択」
GSCO コース生4名(基盤2名、発展2名)による発表、グルー
プ別ディスカッション)
◆「先取りグローバル発展コース」 【グル-プ研究】
研究テ-マ
研究内容
超伝導の科学
(極低温の科学)
高温超伝導体YBCOの特性測定
生物分子の科学
遺伝子診断の問題点
環境の科学
植物プランクトンと水質
地球科学
PM2.5 空間分布モデリングの評価に関する研究
【科目名】
平成27年度「科学先取りグローバルキャンパス岡山」開講式(基盤・発展)
【年月日】
2015/06/21(日)
(13:00~16:30)
)
【場
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階 大講義室
所】
【概要】
13:00 受講生集合 説明会
13:30 開会式 開会宣言
センター長挨拶 岡山大学理事次世代人材育成センターセンタ-長
13:35 講演会 「人との出会い 細胞との出会い」
講師:岡山大学理事 次世代人材育成センターセンタ-長
15:00 オリエンテーション
【受講生の感想】
【開講式】
◆様々な物事に目を向け、目の前のことに全力で取り組む姿勢を今後の人生の参考にしたいと思う。
◆将来、臨床医を目指しており、研究者の視点から、医学を含め幅広く学問を探求するうえで基本
となる心構えを学ぶことができ、今後の勉強がとても楽しみになった。
◆私もこれからの人生で巡り会う人々を大切にし、それらの人々に考えにただ同調するだけではな
く、自分の考えを他人の考えの上に築きあげながら成長していきたいと思った。貴重なお話をあり
がとうございました。
◆自分が変わることによって周囲の環境が変わり、環境が変わることによって自分も変わる。とい
うことが細胞にも通ずるというのが面白いと思った。この講演は自分の人生観に+α のものをくれ
た。
【オリエンテーション】
◆様々な分野の専門の先生方のお話を聞いて、具体的なイメージが湧き、とても楽しみになった。
気軽に質問等ができるような良い関係を築いていきたい。
◆大学で最先端の研究をしておられる先生方のお話はとても新鮮で「かっこいい」と思えた。これ
からここで学ぶことがとても楽しみだ。
◆「見て感じろ」や「新しい切り口で見てみる」など、各先生方の言葉はどれも心に響くものだっ
た。
【参加者】
計
82
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
62 名
講師・スタッフ
11 名
その他
9 名
計
【実施風景】
82 名
【科目名】
科学者倫理入門
(基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】
【年月日】
2015/06/27(土)
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
1. 様々なことに挑戦しよう
/ 2. 身近な現象について、確かめの実験に挑戦しよう 等
【受講生の感想】
◆科学者にとって何かしら成果を出すためには、投げ出さない忍耐力、基礎学力、悪あがきなど、
多くの大切なことがあることが解ったので、それらを身に付けた科学者になりたいと思った。
◆今後、様々なところで、挑戦・チャレンジをする機会があると思うが、やはり、基本を理解して
いないと応用はできないので、今のうちに基本をしっかり固めておきたいと思った。
◆答えが完全には求められない時も、求めようとする努力が必要なのだと言われて、根気が必要だ
と思った。辛抱強く諦めずに研究を続けることが大事だとわかり、私ももっと頑張ろうと思った。
◆科学の一つの現象を理解することで、その他の現象も解るということを聞いて、その一つをしっ
かりと理解できるようになりたいと思った。
◆光について学べば、いろいろ楽しいことができるというを教えてもらい、更に科学が楽しそうだ
と思った。
【参加者】
計
32
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
28 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
32 名
【科目名】
物理系基礎実験
【講座分野】
基礎実験
【年月日】
2015/06/27(土)
(基盤)
【科目 No.401】
2限目/3限目
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
全国物理コンテスト物理チャレンジで出題された実験問題などに取り組み、問題を考える道筋や実
験方法の工夫、データの解析方法などを考える。
【受講生の感想】
◆実験は大変だったが、2 倍・3 倍と法則性が見えた時は嬉しかった。実験を通して他の高校の人と
仲良くなることができて良かった。
◆それぞれの実験で、正確に値を読み取ることが大切なので、それを生かせるように意識したい。
◆最初は、文字が多く使われ、少し混乱したが、落ち着いて少しずつ順番にしていくことで、よく
理解できた。今日一日のこの時間だけでも、音についての理解がとても深くなったと思う。
◆実際に生じた値を計算から求めた値やグラフの形など予想した通りで、凄く面白くて楽しかった。
また、まだよく分からないことも、自分で調べたり、実験して、知りたいと思った。
◆主に実験が印象に残っているが、とても難しく、これから、もっと理解を深めていくことが必要
だと思った。固有振動数などは、本当に理解に苦しんだので、家で考えてみたいと思う。今後も楽
しんで科学と触れ会っていきたい。
【参加者】
計
36
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
31 名
講師・スタッフ
4 名
その他
1 名
計
【実施風景】
36 名
【科目名】
英語で科学
(基盤)
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/06/28(日)
【科目 No.201】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
”MERS”
Source of infection /Incubation period
/Symptoms
/Prevention・・・
【受講生の感想】
◆英語を使う講義でとても緊張したが、先生のしゃべり方や仕草が面白く、後半はリラックスして
他の人とも意見交換をすることもできた。次の講義がとても楽しみだ。
◆日本と外国の考え方は違うということを再認識し、世界に出るためには、考え方などを変えなけ
ればならないと思った。
◆先生の言葉にもあったように、ここはグローバリズムを高める場、積極的に発言したいと思った。
◆英文で「こんな言い方をすればいいんだ」と、色々学べて、本当に楽しかった。
◆英語を使って外国の科学者と議論をする際に、自ら発信して、自分の言おうとすることを伝える
姿勢が大事なのだ、ということに気付くことができた。
【参加者】
計
33
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
30 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
33 名
【科目名】
環境系基礎
(基盤)
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/06/28(日)
【科目 No.304】
2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「環境科学入門 」
1.環境科学の対象 / 2.環境研究の特性 / 3.時間スケールの異なる環境問題(地球変動、
地球温暖化、公害)と特性 / 4.環境科学の基礎的概念
【受講生の感想】
◆自分が今まで常識と考えていたことが、必ずしも科学的裏付けを得ていないということを知り驚
いた。これからはマスメディア等の情報を鵜呑みにせず、自分で調べる習慣をつけたい。
◆色々な学問が合わさって、大きく「環境」とまとめられているので、環境は色々な視点が必要な
んだと思った。
◆環境系の研究者は、その時代、その時代の問題を解決していて、凄いしかっこいいと思った。
【参加者】
計
33
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
30 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
33 名
【科目名】
基礎地球科学
(基盤)
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/06/28(日)
【科目 No.308】
3限目(15:00~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
地球の形や大きさ
/夕焼けは何故赤いのか? /地球の平均密度 等
【受講生の感想】
◆楽しい雰囲気の中で、色々なことを教えて貰えてとても頭に入り易かった。もともと地学には興
味が有ったので、楽しい講義だった。また、GRS80 楕円体などの知らない単語も知ることができて
得した気分になった。
◆少ない情報から、実際に測定できない極大の値を求めることができることがとても興味深かった。
◆夕焼けが赤い理由を知って、毎日空を観察してみようと思った。温度や湿度によって、空の見え
方が違うので、理由を考えながら現象を考察したい。
◆身の周りの物理現象や自然現象が、地球という研究対象に深く関わっていることに驚いた。
【参加者】
計
34
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
31 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
34 名
【科目名】
環境系基礎
(基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.304】
【年月日】
2015/07/12(日)
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
数学分野が環境科学にどのように関わっているかについて紹介する。
ここでは、数値シミュレーションの例として、津波の予測について紹介する。
【受講生の感想】
◆GPS と WGS84 とは微妙に違いがあることや、世界には様々な測り方があり、それぞれに"ずれ"が
生じていることを知り、地球のような自然を正確にとらえることの難しさが分かった。
◆シミュレーションには、正確なデータはもちろんのこと、数学的側面があることがわかった。そ
の研究に役立つソフトウエア開発という方向にも興味が広がったので、自分でも調べてみようと思
った。
◆津波とバネは似ているということに驚いた。
◆自分の知らない数学が沢山出てきて、学校で習う数学はほんの僅かであり、だからこそ、大学に
入って自分の興味ある分野をもっと深く学びたいと思った。
【参加者】
計
31
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
24 名
講師・スタッフ
4 名
その他
3 名
計
【実施風景】
31 名
【科目名】
科学の世界
(基盤)
【講座分野】
特別講義
【年月日】
2015/07/12(日)
【科目 No.501】
2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「科学の世界 」
-「科学」に関する施策- 日本の国立研究機関の紹介・日本のノーベル賞受賞者(自然科学系)
・日
本の科学技術政策 他
【受講生の感想】
◆将来、自分は研究者になりたいと思っているので、色々な研究機関のことを知ることができて良
かった。
◆なかなか聞くことのできない行政の話や研究費のことなど、研究から切っても切り離せない話だ
った。初めての話で面白かった。
◆今、自分がしている研究は役に立たない研究だと思っていても、人々の探求心をくすぐったり、
関心を持って貰えたり、人々の生活の役に立つかもしれない。だから、疑問に思ったこと、調べて
みたいことなどを積極的に学習していくこと、考えることは大切だと思った。
◆何事もそのまま信じてはいけないということが分かった。自分だけのアイデアというものを持っ
てみようと思う。
【参加者】
計
30
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
24 名
講師・スタッフ
5 名
その他
1 名
計
【実施風景】
30 名
【科目名】
科学者倫理入門
(基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】 】
【年月日】
2015/07/12(日)
3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
科学者を目指す人が、高校生の時点から身につけておくべき身近な倫理を、具体的なデータ整理や
リポート作成に沿って学ぶ。
【受講生の感想】
◆グル-プで話し合ったとき、自分の意識の中に無かった視点からのアプローチや考え方があって、
自分がこれと思う固定観念を作らず、柔らかい頭で考えることが大切だと分かった。
◆発想の転換はそうそうできるものではないが、粘り強く考えることは自分にもできるので、日々
の生活に活かしていきたいと思った。また、他人の意見を聞くことは、自分の持っていない考え方
を手に入れるチャンスだと改めて思った。
◆既に決められている公式や考え方に捉われずに、自分の考えた新しい方法で物事を見ていくこと
が大切なのだと気付いた。
◆科学のデ-タを見る時にも、そのデータが示す意味をしっかり理解しなければならないと思った。
レポートを作るときは自分らしさと工夫を読む人に伝えられるようになりたいと感じた。 ◆身の回
りの様々なことに関心を持ち、疑う力が必要だと思った。自分も研究してみたくなった。
【参加者】
計
33
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
27 名
講師・スタッフ
6 名
その他
0 名
計
【実施風景】
33 名
【科目名】
英語でコミュニケーション
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/07/20(祝・月)
(基盤)
【科目 No.202】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
Experiment (Measurement of the rebounding by the fall of the ball)
【受講生の感想】
◆自分からどんどん発表していって先生と会話する授業というのは新鮮でとても面白かった。自分
から質問することは、少し勇気が必要で難しいことだが、自分の為になると思って次からは積極的
に発表していきたいと思う。
◆先生が言われていた Active を心に留めて、授業に参加していきたい。もっと喋りたいので、積極
的に、また課題もこなして、体に英語をしみ込ませたい。
◆自分のわかる言葉の中から、英語で科学的な説明をするのは難しかった。
◆これからのグローバル化した社会では、自分の言いたいことをはっきり、堂々と言える力が求め
られてくるのだと感じた。
【参加者】
計
32
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
29 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
32 名
【科目名】
数理・システム系基礎
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/07/20(祝・月)
(基盤)
【科目 No.301】
2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
コンピュータに接続した機器と情報を送受信し動作を制御するために必要となるプログラミング手
法の基礎について PureData を使った音響合成を例に解説する。
【受講生の感想】
◆パソコンからインターフェースを通してシンセサイザーを鳴らす実演をして貰えて楽しかった。
◆プログラミングで構成された曲は、今まで聞いたことのない独特の音楽で心地良かった。
◆コンピュ-タでの自動制御について良くわかった。
◆お金を掛けずに研究ができることに驚いた。自分もこのようなプログラミングをやってみたいと
思った。
◆楽しかった。コンピュータでプログラムした音をシンセサイザーからも制御していて凄かった。
本格的な音がでるプログラミングもあって驚いた。
【参加者】
計
32
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
29 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
32 名
【科目名】
物理チャレンジ
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/07/20(祝・月)
(基盤)
【科目 No.305】
3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
物理チャレンジ実験問題の実習
【受講生の感想】
◆始めは、ブレッドボ-ドの使い方など実験の仕方がわからなかったが、自分から積極的に動き、
内容を理解して他人に伝えようとすると、不思議とわかっていき、最後にはしっかり理解できて、
他人に教えられるようになっていた。少し自分が成長したように感じた。
◆こうやって実際に実験をやっていみると、教科書で得る知識が、どのように物事と繋がっている
のかが分かって楽しかった。
◆初めて使ったブレッドボードに戸惑った。今はこの実験をひとりではできないが、いつかできる
ようになりたい。
【参加者】
計
26
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
23 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
26 名
【科目名】
化学グランプリ
(基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.306】
【年月日】
2015/07/25(土)
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
第1回 「有機化合物の合成と構造解析」有機化学者は、何を目標に、あるいは何を目的として、
どのような方法で有機化合物の合成を行なっているのでしょうか。 そして、合成された化合物の複
雑な構造は、どのような方法で決定される のでしょうか。 いくつかの天然物合成を例に挙げて、
有機合成化学の意義を紹介します。
また、分子構造を解明するための分光学的な手法についても解説します。
【受講生の感想】
◆立体異性体で、ある部分の構造を変えることによって、似たようなものでも効果(におい)がか
なり違うということが面白かった。
◆化学の分子構造決定はパズルのようで難しそうだが、面白そうだと思った。
◆構造を少し変えることで全く別のものに変わるというのは、まるで魔法のようでとてもわくわく
した。ほんの少しの構造の違いを人間はきちんと認識していることにも驚いた。
◆有機化合物や光の話を聞いて、目に見えないものを想像しながら学べたので、有機化学という分
野にとても興味を持つことができた。
◆合成までの多大な労力で医薬品等は作られているので、それを実現するための根気もつけられる
ようになりたい。
◆様々な物質・光について、分子レベルで考えることは楽しかった。
【参加者】
計
33
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
30 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
33 名
【科目名】
化学グランプリ
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/07/25(土)
(基盤)
【科目 No.306】
2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
第2回 「生活の中の超分子化学」
「超分子」という新しい化学種を知っていますか。医薬品・化粧品・食料品など、様々な分野で超
分子が利用されており、すでに我々の生活の中に入り込んでいます。化学の最先端を切り開きつ つ
ある超分子化学とはどのようなものか、また、どのように利用されているかを解説します。
【受講生の感想】
◆超分子化学という一見自分たちの生活に何の関係もないような学問が身近で大いに役立っている
と分かって驚いた。
◆シクロデキストリン以外にも形状記憶合金やしわのでき方などの知識も得ることができてとても
楽しかった。
◆人の話を鵜呑みにせず、自分の頭で考え総合的に判断することが大切だということが分かった。
◆日常生活に身近な例が色々あって、関心を持ち易かった。
◆化学がこんなに身近にあることを意外に感じた。私たち人間の生活は化学の上に成り立っている
のだろうか・・・。この講義でひしひしと感じた。
◆物事の本質を見抜くためにも国語を頑張りたいと思う。
【参加者】
計
31
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
28 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
31 名
【科目名】
科学者倫理入門
(基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】 】
【年月日】
2015/07/25(土)
3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
研究の進め方と科学者倫理の基本について
【受講生の感想】
◆研究をするときには、社会的・学問的要請のバランスをとりつつ、自分が社会問題だと思うこと
をテーマに決めることが大切だとわかった。
◆当たり前のことだが、気を抜けば犯してしまいそうなことが数多くあった。自分も課題研究では、
そのようなことをしないようにしっかりと記憶をとっていきたい。
◆変わったデータが出た時には実験を繰り返しやるというのは、身に覚えがあり、納得することが
できた。
◆自分の強みを見つけて独創的な研究をしてみたい。
◆研究テーマを社会的要請から見つけるということは、それなりの教養も要求されるのだ思った。
新聞や本などから得る教養も重要だということがわかった。今後やっていきたい。
◆科学者の倫理とは、時代毎に変化することがあるので、社会の流れを見つつ、その倫理に従うこ
とが必要になると思った。
【参加者】
計
28
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
25 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
28 名
【科目名】
英語で科学
(基盤)
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/07/26(日)
【科目 No.201】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
Using English in the Classroom: Which Airplane Flies Best?
【受講生の感想】
◆非常に楽しい授業だった。英語で話すことは難しいが、実験の内容は易しかったので頑張ればで
きるという楽しさがあった。また、他の実験をする時にも、このような気持ちを忘れず取り組みた
い。
◆間違うことを恐れるな、という先生の話を忘れないで頑張りたい。
◆日本語独特の言い回しは難しいもので、もっと簡単にして英語で相手に伝えられるようにしたい
と思った。次の授業では、もっと積極的に手を挙げたい。
【参加者】
計
35
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
31 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
35 名
【科目名】
環境系基礎
【講座分野】
環境科学入門
【年月日】
2015/07/26(日)
(基盤)
【科目 No.304】
2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
化学分野が環境科学とどのように関わっているについて、プラスチック等を対象に取り組みについ
て紹介する。
【受講生の感想】
◆プラスチックにも様々な種類があってそれに伴い多くの用途があることは知っていたが、プラス
チックの短所を深く見たことは無かったので為になった。
◆人工的に作り出したものというのは、自然界では分解されないので、自分たちが責任を持って、
処理・リサイクルをしなければいけないと思った。
◆環境とプラスチックとを結び付けてみた時に、プラスチックの長所と短所とをきちんと見極めて
から考えないといけないということも分かった。
◆人々の精神構造を変えることも、環境問題に立ち向かう上で必要なことだと感じた。
◆DNAを見ることができたり、ザイロンを触らせて貰えたり、貴重な体験だった。ザイロンのよ
うに、引っ張っても引きちぎれないものがあるとは衝撃的だった。
【参加者】
計
32
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
28 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
32 名
【科目名】
物理チャレンジ
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/07/26(日)
(基盤)
【科目 No.305】
3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
相転移の物理
【受講生の感想】
◆超伝導の授業には、魅かれるものがあった。ビスマスでも四角に揃った時には驚いた。このよう
な科学は目に見える喜びがあるので楽しいと思う。
◆理論の他にも、実験で実際にわかる現象を見ながら授業を進めてくれたので、とてもわかり易か
った。
◆超伝導は電気抵抗をなくすという話を聞いたり、実験をしたりして、あの物質の中で電子がどの
ような動きをしているのかBCS理論に興味を持った。
【参加者】
計
33
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
29 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
33 名
【科目名】
「科学先取りグロ-バルキャンパス岡山」先取り基盤コース合宿研修
【年月日】
2015/08/9(日)
~2015/08/10(月)
)
(基盤)
【授業担当者】
【場
所】
【スケジュール】
国立三瓶青少年交流の家(島根県大田市)
1日目・・・グループワーク/夕べのつどい/講義/天体観測(サヒメル)
2日目・・・博物館(サヒメル)自由見学/三瓶山周辺の火山地形フィールド観察
【講師コメント】
「科学先取りグローバルキャンパス岡山」の平成 27 年度「先取り基盤コース」受講者を対象に,科学的
な考え方の習得,天文や火山地形などの実習,コース生間の交流などを目的とした合宿研修を実施した。
グループワークとして,地球外生命の探査を題材とした議論やプレゼンテーション演習により,コース生
間の意見交換を進める事ができた。サヒメル学芸員の説明による天体観測や火山地形の巡検では,岡山市
周辺には無い豊かな自然を体感することで,自然に対する意識を深めることができた。
【受講生の感想】
◆普段余り興味を持っていなかった分野でも自分の興味のある分野との繋がりを見つけることができ、一
つの事象を様々な学問分野から考える面白さを感じた。また、今回の研修で仲を深めることが出来たので、
今後の GSCO がより良いものになると思う。
◆グル-プディスカッションでは、みんなで討論することで、いろいろなアイデアが生まれることを身を
持って知り、今後に活かしたいと思った。
◆科学が好きな人ばかりと研修をしたので、話が合い、すぐに友達になることができて楽しい 2 日間を過
ごすことができたと思う。これを毎日の生活、これからの学習に活かして、もっともっと科学についての
理解を深めていきたい。
◆天体に興味がある私にとって一日目の夜の天体観測は肉眼で 3 等星以下の星々を見ることができたこ
とがとても嬉しかった。望遠鏡も初めて見る角度から土星を見たり、ヘルクレス座の星団が丸く集まって
いることを確認できたり、初めての観測に魅了された。
【参加者】
計
40 名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
37 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
40 名
【科目名】
英語でコミュニケーション
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/08/22(土)
(基盤)
【科目 No.202】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
Describe the video in English
【受講生の感想】
◆動画を見てその内容を言葉と絵だけで表すのはとても難しかった。しかし、英語でコミュニケー
ションをとりながら絵を描いたり動画を分析していくうちに内容や単語の意味がわかってきた。
◆今日のような人に何かを説明するスキルは、この先絶対に必要になってくる力なので、自分の力
を磨いていきたいと思った。
◆映像を見ていない相手に対して如何に解り易く伝えるか、と問われて苦戦した。日本語でもたま
に伝わらないことがあるので、その部分を質問で補うことはとても大切だと思った。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
13 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
17 名
【科目名】
環境系基礎
(基盤)
【講座分野】
環境科学入門 【科目 No.304-2】 】
【年月日】
2015/08/22(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
雪氷と地球環境
1.「雪はなぜ六角か?」上空ではどのように雪の結晶が成長しているのか、そして、雪の結晶の形はどのよ
うな条件で決まるのかを解説。
2.「雪はタイムカプセル」南極などの極地や、アルプス・ヒマラヤなどの高山地域では、地表に積もった雪
が長い年月をかけ、
「氷河」と呼ばれる厚い氷へと成長する。その氷河の氷から読み取れる、地球環境の変
化について解説。
【講師コメント】
水分子の模型製作や氷の標本など「実物」に興味を持って貰えたのは何よりでした。身の回りにあるさまざ
まな現象からも地球やその環境のことを読み取れるということが伝わればと思います。
【受講生の感想】
◆瀬戸内海沿岸に住んでいて雪が積もったのは 1 回位しか見たことがないので、結晶の話はとても魅力的だ
った。水の可能性の大きさと地球のダイナミックさには驚かされるばかりだった。
◆水分子の模型を組み立てるのは楽しかったし、単純に同じものを作って上にのせるだけでは水は大きくな
らないと知って驚いた。
◆氷河から色々と昔の環境が分かるということを知り、すごいと思った。
◆氷河を見ていくと、今人々が考えている短いスパンではなく、もっともっとスケールの大きな環境の一面
が見えてきた。そこから多くの過去の環境を知ることで、今にも役立てることが出来るはずだと思った。
【参加者】
計
21
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
17 名
講師・スタッフ
4 名
その他
0 名
計
【実施風景】
21 名
【科目名】
ナノサイエンスと顕微鏡
(基盤)
【講座分野】
特別講義 科学の世界 【科目 No .501-2】
【年月日】
2015/08/23(日)1 限目(11:00~12:30)・2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
1.半導体物理学とトランジスター
2.各種顕微鏡と走査トンネル顕微鏡
3.微細加工―原子操作―
4.回折と分解能
【受講生の感想】
◆一番感動したのは Ag や Cu の電子の波を見ることができたこと。光が波というのは聞いたことが
あったけど、電子が波のいうのは初めて聞いて驚いた。原子を動かして文字を作るのも、とても遊
び心があって面白いなと思った。
◆ナノの世界については余り良く知らなかったので、新鮮な気持ちで講義を聞くことができた。
また、顕微鏡の種類の多さとその特徴について興味を持つことができた。
◆教科としての物理を通り越した超科学のような講義で、とても面白かった。
◆中学校で教わったことが大学に来てまで出てきたので、勉強ってやっぱり大事なんだとしみじみ
と感じさせられた。
◆見えないものを何としてでも見ようとする科学者たちのチャレンジ精神にはびっくりした。
【参加者】
計
21
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
17 名
講師・スタッフ
3 名
その他
1 名
計
【実施風景】
21 名
【科目名】
物理チャレンジ
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/08/23(日)
(基盤)
【科目 No.305】
3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
物理への誘い;身近な光に関する現象を物理を基礎に据えて考えた。
【受講生の感想】
◆物理は堅苦しいように思えるけれど、私達の生活に直結して役立っていると思えば、より親しみ
が湧いて楽しく感じられると思った。これからは、身の回りのことをもっと興味を持って積極的に
調べ、知識を深めていきたいと思う。
◆他の人と話し合いをすることで自分と違った意見を多く取り入れることができ、変わった視点か
ら物事を考えることができた。
【参加者】
計
19
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
16 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
19 名
【科目名】
環境系基礎
(基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.304】
【年月日】
2015/09/12(土)
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
温暖化や酸性雨など地球規模の気象環境問題や世界各地で起こっている大気問題を理解するための
気象学的基礎について紹介
【受講生の感想】
◆自分が知っていると思っていた温室効果のメカニズムは思っていたよりもっと奥が深く、複雑な
問題だということが分かった。この先、何らかの対策を考えなければならないと感じていたので、
自分でも放射について等、より深く理解できるように調べることも大切になると思った。 ◆地球温
暖化は具体的にどのような仕組みで気温が上昇しているのかを知ることができた。また、自分が予
想していたことと異なる知識も得られ、とても勉強になった。
◆地球温暖化に対する見方が大きく変わった大変役に立つ講義だった。
【参加者】
計
18
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
15 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
18 名
【科目名】
科学の世界
(基盤)
【講座分野】
特別講義
【年月日】
2015/09/12(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【科目 No.501-3】
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
酸化鉄は、身近では鉄のさびとして知られている。この酸化鉄の種類と機能は多様であり、現代社
会で様々に役立っている。本講義では、先ず赤色顔料として用いられる “ベンガラ”α-Fe2O3 に
ついて説明する。次に、日本の代表的なやきもの-有田焼と備前焼-におけるベンガラの役割を述
べる。続いて、微生物が水中で作る不思議で魅力的な酸化鉄の最新の研究を紹介する。
【受講生の感想】
◆世界初の発見の数々には身近なところにあるものが一役買っていることを知って驚いたので、も
っと周りに目を向けたいと思った。ベンガラの発色も少しの違いで美しさが損なわれてしまうこと
を聞いて、研究の大変さを思い知ったが、沢山の可能性は夢があるものだと思ったので、自分も挑
戦していきたいと感じた。
◆微生物の作る酸化鉄は、化学の領域を飛び出し、様々なところで役に立つ可能性があると知り驚
いた。未来の可能性を秘めた酸化鉄、側溝等で見かけたら探してみたいと思った。
◆鉄酸化細菌が作るチューブは色々なことに役立つ可能性があり、自分も研究してみたいと思った。
【参加者】
計
21
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
18 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
21 名
【科目名】
英語で科学
(基盤)
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/09/26(土)
【科目 No.201】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「Life Hack」
How to tie a shoe lace in a second.
How to fold a T-shirt in two seconds.
【受講生の感想】
◆英語で他の人とコミュニケーションを取る時は自分だけその意味がわかっていても仕方が無いというこ
とに気づかされた。自分の利己的な考えで、難しい英語を多用するのでは無く、簡単な英語でも良いから、
相手の分かり易い英語を使うべきだと思った。
◆英語の講義を受ける度に「もっと発言しないといけない」と思う。普段とは違う良い刺激を受けることので
きるこの講義はとても面白い。
◆自分がやってみせて、相手に伝えるのは簡単だけど、それを英語で伝えるのは、やはりまだ慣れず、難し
かった。しかし、これが出来るようになれば、外国へ行っても自分の研究を発表できるようになるので、し
っかり頑張りたい。
◆英語を聞きとり、映像を検索し、そこから自分の中に取り入れて、英語でそれを相手に伝えるところまで、
色々なコミュニケーションを体験することができた。
◆I found that the people who lives in other country may think Japanese seem to be heartless, so
I made up my mind to make my response brisk.
【参加者】
計
18
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
15 名
講師・スタッ
3 名
フ
その他
0 名
計
【実施風景】
18 名
【科目名】
物理系基礎実験
(基盤)
【講座分野】
基礎実験
【年月日】
2015/09/26(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【科目 No.401】
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「光について」
屈折率の測定・偏光板で偏光現象を観察
【受講生の感想】
◆光は物理だけでなく、全ての分野(化学・生物)に応用できるので、様々な理論を学びたいと思
った。また、今回の講義で自分は基本的な現象や用語を理解していないことに気付いたので、身近
な事象について疑問を持つべきだと思った。
◆器具のセッティングに実験の質を決める鍵が隠されていると思ったので意識したい。
◆今回、実験が余り上手くできなくてとても悔しかったが、その反省を今後の活動に活かしていき
たい。
【参加者】
計 18(2 限)21(3 限)
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
15(2 限)18(3 限) 名
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
18(2 限)21(3 限) 名
【科目名】
英語でコミュニケーション
【講座分野】
国際化基礎
【年月日】
2015/09/27(日)
(基盤)
【科目 No.202】
1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
Writing of English essay
【受講生の感想】
◆講義の内容も少しずつではあるが解り始めてきた。やはり、英語の授業は内容がわかればとても
楽しめる。もっと沢山の単語を知って、授業を更に面白く受けてみたい。
◆一から文章を作っていくのは難しいが、今回学んだように順序立てて話す「型」が分かっていれ
ば、多少難しいことでも表現できそうだ。知っている単語や表現を増やしていけば、もっと色々な
ことを表現できると思うので知識を増やしていきたい。
◆I found the difficulty of the translation, but I want to be a good writer. I hear that
the most important thing for essay is practicing every time. So I thought I need to touch
English every day. Also I want to gain communication skills to communicate with a lot of
people who live in the world.
【参加者】
計
30 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
21 名
講師・スタッフ
9 名
その他
0 名
計
【実施風景】
30 名
【科目名】
化学グランプリ
(基盤)
【講座分野】
基礎科学
【年月日】
2015/09/27(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【科目 No.306-2】
【授業担当者】
【場
所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「いろいろな化学の姿を体験しよう!」化学グランプリの過去問の挑戦と関係する講義を通して、私
たちの生活を支えるいろいろな化学の姿を体験し、高校の“化学”の学習に伴いがちな化学の教科
概念を拡げる ことを本科目の目的とします。
【受講生の感想】
◆化学というものは、身の回りのもので身近に感じることができるものだと分かった。また、化学
グランプリの問題の「水のライフサイクル」では、一般的な考えでなく、違う見方をして解くとい
うことも分かった。
◆量子化学の全体的な話を聞くことが出来て楽しかった。量子の式は、私達の普段の感覚からは到
底考えられないような結果を指し示していて、凄く興味が持てた。この講義をきっかけに量子のこ
とにも少し触れてみようと思う。
◆中学生の時に独学で学んだ軌道についての理解が曖昧だったところが、少しはっきりしたように
感じた。化学グランプリの問題は、今の自分には難易度が高かったのでしっかりと対応できるよう
に勉強しつつ、身の回りの化学の奥深さを味わいたいと思った。次回の化学グランプリで松本先生
に会えるように勉強をしていきたいと思った。
【参加者】
計
28 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
19 名
講師・スタッフ
9 名
その他
0 名
計
【実施風景】
28 名
【科目名】
科 学 の 世 界 (基盤)
【講座分野】
特別講義 【科目 No.501-1】
【年月日】
2015/10/12(祝・月)1限目(11:00~12:30)・2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
佐藤 公行
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
【授業内容】
光合成の仕組みの解明-その歴史、現状と将来展望
(Elucidation of the mechanism of photosynthesis – The history,
current status and future prospects)
【講義の目的】科学の進歩は、順序にしたがって進行する平板な過程のように見えるが、近接した
目には人間ドラマに満ちた道のりとしても映り、人々を魅了する。本講では、地球上の生命活動を
エネルギー的に支える「光合成」について、その仕組み解明に向けた研究の現状と将来展望を、歴
史の中に位置づけて解説する。
【受講生の感想】
◆時代が変化して新しい研究結果が生まれ、過去の実験が再現性のないものと認められることも多
くあるのだと知った。だからこそ、科学者は常に最先端を理解していなければならず、大変だと
思った。
◆今回は生物の分野だと思っていたが、講義を聞いていると化学の分野も大きく関わっていると
思った。科学は多くの所でそれぞれの分野同士が繋がっているのだなと思った。
◆人工の光合成は植物のものを再現するのではなく、半導体を使うものも研究されていると聞き、
驚いた。
◆普段、気に留めていない植物の活動には、未だ知られていない複雑な仕組みが備わっていること
を聞いて驚いた。先日のノーベル賞の発見にも生物が関わっており、その秘めた可能性が改めてわ
かったので、生物にも関心を持ちたいと思った。学校の生物と比べてはるかに難しかったが、夢の
ある研究に触れて、非常に興味深さを感じることができた。
【参加者】
計
24 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
21 名
3 名
24 名
【科目名】
英 語 で 科 学 (基盤)
【講座分野】
国際化基礎 【科目 No.201】
【年月日】
2015/10/12(祝・月) 3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
Christopher Creighton
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
【授業内容】
Designing the strong paper bridges.
【講師コメント】
Students were very active. Several groups used English exclusively. Students did a good
job.
【受講生の感想】
◆みんなで協力し合って、より良いデザインを考えるのは、とても楽しかった。積極的にチャレン
ジできた。英語でも沢山話せたので、次はもっと積極的にアイデアを出していきたい。
◆自分達の知識を出し合い、短い時間ではあったが、とても良い作品が作れた。英語で自分達の作
品について説明するのはとても楽しかった。
◆新しいことを自分達だけで考えて、実際に作ってみて、試してみることはとても楽しく、充実感
があった。これも研究と同じで、答えは無いし材料も限られている中から発見する、ということの
素晴らしさが分かった。
◆In my group, each of us proposed great ideas. So I thought the group thinking is very
important and useful.
【参加者】
計
20 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
17 名
3 名
20 名
【科目名】
基 礎 地 球 科 学 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.308】
【年月日】
2015/10/24(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
山川 純次
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
【授業内容】
地球の内部構造
【受講生の感想】
◆P波しか反対側に届かないというわずかな点から、地球の内部についての新たな発見があるとい
うことに驚いた。少しの違和感も見逃してはならないと思った。
◆地球の内部構造を地震の波の伝わり方から知る方法は面白いと思った。そこから核の大きさも求
められていて、更に興味深まった。
◆この講義を聴いて、諦めず自分の主張を通すこと、またそのために自分のテ-マについて自信を
持って説明できるような努力をすることが大切だと深く思った。
【参加者】
計
13 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
9 名
4 名
13 名
【科目名】
科 学 者 倫 理 入 門 (基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】
【年月日】
2015/10/24(土) 2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
河原 長美
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
【授業内容】
研究論文の作成・科学者と社会問題
【受講生の感想】
◆科学者には才能や知識だけでなく、努力がとても大切だということがわかった。
◆これからの時事問題もただ鵜呑みにせず、自分の頭で判断するようにしたい。
◆科学者になる為には何が必要で、何を守るべきかが良く分かった。研究論文を書くのはまだ遠い
話だが良く理解出来て良かった。
◆努力と謙虚さについての話がとても心に残った。これからも意識して生活していきたいと思っ
た。
【参加者】
計
10 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
7 名
3 名
10 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-1】
【年月日】
2015/10/24(土) 3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
竹内 靖雄
【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物学(天然物を含む)、薬理
学の観点から解説を行う。
1.有機化学 構造式とは?
【受講生の感想】
◆講義を受けるだけでなく、実際に分子模型を触って作ってみたことでより理解が深まった。
◆共有結合の規則が理解出来た。
◆紙の上だけでは余り良くわからない分子について、実際に作ってみて形が良く分かった。
◆アセチルコリンの分子模型を作るのは難しかったが楽しかった。他の化合物の分子構造式などに
ついても調べてみたい。
【参加者】
計
11 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
8 名
3 名
11 名
【科目名】
生 物 オ リ ン ピ ッ ク (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.307】
【年月日】
2015/10/25(日)
1限目(11:00~12:30)・ 2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~
16:00)
【授業担当者】
石井 規雄先生
【場 所】
岡山大学自然科学研究科棟2階
【授業内容】
<1限>
照葉樹林帯の特性を理解し、他のバイオームとの違いについても解説。植物の特徴をどう捕らえる
かを解説。更に世界のバイオームも含めて説明をし、それぞれの特徴を学習する。他
<2,3限>
野外観察(植物名・樹木の構成を知る 他)
【受講生の感想】
◆研究者になる為に、基礎的な勉強をしっかりしてネットワ-クを広く作ろうと思う。
◆生きた知識がどのようなものか良く分かった。書物の知識から得た疑問点を実際に実験する等し
てやってみるのが大切であることが分かった。
◆事前学習からフィ-ルドワ-ク・講義全体を通して、生物や自然の面白い仕組みを学ぶことがで
きて、より一層生物に対する興味・関心が強まった。
◆タラヨウの裏側を傷つけるとそこが黒くなり、文字を書くこともできるということを初めて知っ
た。また、このような性質にはどのような物質や化学反応が関係しているのか調べてみたいと思
う。
◆この講義を受けて植物や動物などに更に興味が出てきたので、生物学オリンピックに出られるよ
うに生物について勉強していきたいと思った。
◆フィ-ルドワ-クに行って実感したが、生物が非常に理に適ったつくりをしていることを五感で
確認することができた。
【参加者】
計
26 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
20 名
6 名
26 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-1】
【年月日】
2015/11/03(祝・火) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
黒田 照夫
【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物学(天然物を含む)、薬理
学の観点から解説を行う。
2.微生物学
病原細菌とは? / 毒素とは?
【受講生の感想】
◆前回の薬学系基礎の講義の際に、アセチルコリンの模型を作ったので、今回、そのアセチルコリ
ンがどのようなものなのか、また、そのアセチルコリンを抑制したり促進したりする物質について
も知ることができて、とても勉強になった。
◆薬草など自然界に存在する、人に有益なものが、なぜそのような効果を示す薬を作り出すのか、
ということを考えるのはとても興味深かった。
◆将来医師を志しているが、薬を処方し、効果だけでなく、副作用のリスクを認識することの重要
性と、毒にも成り得る薬のリスクを考える良い機会になった。
◆毒の中には、量により薬として利用されているものもあるようなので、どのような薬があるか調
べてみたい。
【参加者】
計
25 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
22 名
3 名
25 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-1】
【年月日】
2015/11/03(祝・火)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
上原 孝
【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
神経伝達物質“アセチルコリン”を中心物質として、有機化学、微生物学(天然物を含む)、薬理
学の観点から解説を行う。
3-4.薬理学
シナプスとは? / 受容体とは? / アセチルコリンに関係する医薬品がなぜ効くのか?
【受講生の感想】
◆メカニズムは同じでも働く場所や強さが違うと薬は全く違う効果になるということを知り、薬学
は面白いと思った。
◆薬は全てに効くのではなく、M1~M5というように、特に効果のある部位があるので複数の薬が作
られている、ということが分かった。もっと深く勉強したい。
◆受容体の構造をコンピュータで模型を作成し、それによって新薬の開発に役立てることができる
のは、凄いと思った。
◆薬学部は病気に効きやすい薬を研究する学部だと思っていたが、人体や生理現象の理解が必要で
あるということを知り、関心が持てた。以前、副作用を無くすことは可能ではないかと思っていた
が、薬は毒であるという認識を持つことができ、今後も生体と薬について学んでみたいと思った。
【参加者】
計
25 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
22 名
3 名
25 名
【科目名】
物 理 チ ャ レ ン ジ (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.305】
【年月日】
2015/11/14(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
味野 道信
【場 所】
岡山大学理学部
【授業内容】
カオスとフラクタル入門
【受講生の感想】
◆無限や有限などは、普段考えない概念だったが、物理の新たな一面を知ることができて面白かっ
た。自然界にも今日習ったような図形があることを知ったので、探してみようと思った。
◆人間が作った図形はとても分かりやすかったが、自然にあるものを計算することになると、とて
も複雑で難しかった。
◆小数の次元が実際に形として表せるということを知り新鮮だった。また、実際に計算式を用いて
求めることができて面白かった。
【参加者】
計
17 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
14 名
3 名
17 名
【科目名】
生 物 系 基 礎 実 験 (基盤)
【講座分野】
基礎実験 【科目 No.403】
【年月日】
2015/11/14(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
西村 美保
【場 所】
岡山大学理学部
【授業内容】
「光合成色素分離実験」
植物に含まれる光合成色素の種類をペーパークロマトグラフィー法によって調べ、分光光度計の取
り扱いを習得。
【受講生の感想】
◆今まで光合成について学ぶ講義がいくつかあったが、色素を視覚的に見るのは初めてだったので
面白かった。上手くデ-タが取れ、きちんとグラフに表すことができて良かった。自ら体験するこ
とで、今までの講義の点が線として少し繋がったような気がした。
◆初の生物実験授業で興奮した。将来は実験室に入って実験づけの生活を送りたい、などとと考え
ながら実験をした。今回様々なものを分離できると分かったので、もっと色々なものを分離してみ
たい。
◆クラミドモナスが実際に動いているのを見て感動した。分光光度計は、実物を初めて見て、難し
そうだけど使いこなしたいと思った。
◆葉緑体の内部の構造までは知らなかったので興味深かった。実験してグラフ化することができ
た。グラフの大体の山は模範のグラフと一致していたが、細かい値は違っていたので、どこで誤差
が生じたのかを考えていきたいと思った。
【参加者】
計
18 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
15 名
3 名
18 名
【科目名】
英 語 で コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン (基盤)
【講座分野】
国際化基礎 【科目 No.202】
【年月日】
2015/11/15(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
Christopher Creighton
【場 所】
岡山大学理学部
【授業内容】
Various kinds of bridges
【受講生の感想】
◆今回、自分達のグル-プが作ったペ-パ-ブリッジは思ったよりもしなやかで驚いた。他の班と
の違いも考えてもっと強度のあるペ-パ-ブリッジが作れるように工夫したい。橋が様々な形を持
つ理由が分かった。
◆紙を使った橋づくりでは、同じグループの人達と持っている知識を出し合って、また、今日の講
義で得た知識を使って思考することができて楽しかった。自分もこのような時に積極的にアイデア
が出せるように知識を増やしたいと思う。
◆I really enjoyed today's class.I learned ”tension” and " compression" of the
bridge.I considered them when we make a bridge with paper. It was difficult to find the
best shape to support the bridge .But discussing it in the group was fun. The bridge we
made was quite strong.
【参加者】
計
30 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
27 名
3 名
30 名
【科目名】
科 学 の 世 界 (基盤)
【講座分野】
特別講義 【科目 No.501-4】
【年月日】
2015/11/15(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
川口 建太郎
【場 所】
岡山大学理学部
【授業内容】
「宇宙における物質の科学」
星と星の間―星間空間―は真っ暗で何もないように見えるが、場所によっては遠方の星の光が弱め
られるほど物質が存在している所もある。そこで如何にして様々 な物質・分子が発見されて来た
かを解説し、それらの物質と地球上生命体との関連について考察する。
【受講生の感想】
◆スペクトルの暗線について、分子のレベルで考えたことがなかったので面白かった。
◆既知のことに新しい知識を加えて知り直すことができて良かった。
◆星の周りには物質があるが星と星の間には何もないと思い込んでいたので驚いた。また、特にヘ
-ルボップについてもっと知りたいと思う。地下発生説にも興味が湧いたので、どちらについても
深く調べていきたい。
◆宇宙からやってくる些細な信号を受取り、分析することは、骨の折れるものだと思ったが、生命
起源を知ることができるのは、とても興味深い分野だと思った。
◆感動したのは、普段学校で習っている語句の定義が一つ一つとても重いということだ。例えば炎
色反応についてはエネルギ-の遷移で色ができるということが分かり、驚きだった。もっと科学や
物理を勉強して知識を増やしていこうと思った。
【参加者】
計
25 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
22 名
3 名
25 名
【科目名】
化 学 グ ラ ン プ リ (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.306】
【年月日】
2015/11/23(祝・月) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
甲賀 研一郎
【場 所】
岡山大学自然科学研究科
【授業内容】
「変化する水と変化させる水」
水は0℃で氷になり、100℃で水蒸気になるが、そのような変化がどうして起こるのかを理解す
るのは簡単ではない。 また、ある物質は室温で水に溶けるが、温度を上げると溶けなくなり、透
明だった水溶液が高温で白く濁ることもある。 このような変化もよく考えると不思議なものであ
る。このような水に関わる話題について考える。
【受講生の感想】
◆実験でも理論でもない第3の方法、コンピュ-タシミュレ-ションにとても驚いた。人間の作り
だしたコンピュ-タが人間を越えようとしていることを改めて実感した。
◆温度を上げると結晶が出てくる物質があるということに非常に興味が持てた。
◆人間の目では到底見ることができない原子・分子の世界を研究している科学者はすごいと思っ
た。
◆物質は温度が上昇すると溶けやすくなると思っていたが、中には解けにくくなる物質があると
知って驚いた。どのような計算をしたらシミュレ-ションができるのか興味が湧いた。
◆分子の間に働くエネルギ-が具体的にどのような物であるか知ることができた。
【参加者】
計
23 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
19 名
4 名
23 名
【科目名】
先 進 科 学 体 験 (基盤)
【講座分野】
特別講義 【科目 No.502】
【年月日】
2015/11/23(祝・月)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
小汐 由介
【場 所】
岡山大学自然科学研究科棟
【授業内容】
「素粒子の世界:ニュートリノとスーパーカミオカンデ」
2015年のノーベル物理学賞は、ニュートリノ振動の発見に対して梶田隆章氏とアート・マクドナル
ド氏に決まった。 ニュートリノ振動はニュートリノに質量が存在することの直接的な証拠で、そ
れは素粒子模型に合わない唯一の現象である。 本講義では素粒子物理学の基礎から始め、受賞理
由となったニュートリノ振動とは何か、また最前線の研究内容についても、物理学に興味をもつ高
校生に理解できる範囲で解説する。
【受講生の感想】
◆ニュ-トリノは宇宙の始まりの手掛かりになる可能性があると知り、もともと興味をを持ってい
たが、更に強まり、量子力学やニュ-トリノなどについてもっと勉強してみたいと思った。
◆ノ-ベル賞を取った梶田先生の近くにいらっしゃった小汐先生が目の前で講義をされていて、ノ
-ベル賞やニュ-トリノの大規模な実験などが、今までより少しだけ身近に感じるようになった。
◆日本の最先端の研究が今どうなっているのかがわかった。宇宙に関する実験にいろいろ関与して
みたいと思った。
◆この講義でよりニュ-トリノや量子力学について興味が湧いたので、色々な本で学びたいと思っ
た。今日配られた論文も読んでみようと思う。
【参加者】
計
27 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
20 名
7 名
27 名
【科目名】
物 理 チ ャ レ ン ジ (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.305】
【年月日】
2015/12/12(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
原田 勲
【場 所】
岡山大学自然科学研究科
【授業内容】
光について
【受講生の感想】
・光が現在のように認識されるまでに、様々な理論や実験があったことがわかり、興味深かった。
・光が波であり粒子であるという意味がわかった。初期のGSCOの講義で見た実験がもう一度でき
て、また、以前は良く分からなかったものも分かるようになっていたので嬉しかった。
・量子物理は古典物理の延長線上にあることが分かったので、基礎からしっかりと学んで現代物理
を理解できるようになりたいと思った。
【参加者】
計
16 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
13 名
3 名
16 名
【科目名】
数 理 ・ シ ス テ ム 系 基 礎 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.301-2】
【年月日】
2015/12/12(土) 2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
豊永 昌彦
【場 所】
岡山大学自然科学研究科棟
【授業内容】
「基礎システム制御法」
1. 最適化問題の数理 2. 最適化問題解法 3. 解法の演習 4. シミュレーテドアニーリング(SA)法
5. 巡回セールスマン問題の SA 法演習 6. VLSI 設計システムにおける SA 法 7. まとめと今後
の展望
【受講生の感想】
・人間とコンピュ-タの存在する未来についても言及された。これからは問題意識を持って考えて
いきたいと思う。
・組合せの最適化で使われる方法や人工知能では、自然の現象や遺伝の仕組みをまねて最適解を求
めていると知り、行きづまった時には視点を変えてみることが重要なのだということが分かった。
これからは、様々な視点から見られるように色々なことを学んでいきたい。
・これからの時代、コンピュ-タは必要不可欠なものなので、コンピュ-タと人間が上手く付き
合っていかなければならないと感じた。
【参加者】
計
17 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
14 名
3 名
17 名
【科目名】
英 語 で 科 学 (基盤)
【講座分野】
国際化基礎 【科目 No.201】
【年月日】
2015/12/13(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
Christopher Creighton
【場 所】
岡山大学 自然科学研究科棟
【授業内容】
Wolf ethology
【受講生の感想】
・皆の積極性がどんどん増していて刺激を受けた。次回は自分の考えたことを皆の前で言えるよう
になりたい。
・他の受講生の意見を聞きながら、発想力・思考力を高めていけるようにしたい。
・昨年は英語を聞きとるだけで精一杯だったが、今回は考えられるようになった。アクティブラ-
ニングの流れに乗って頑張りたい。
・It is terrific for me to understand how to use English words more efficiently and more
particularly.
【参加者】
計
22 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
20 名
2 名
22 名
【科目名】
生 物 オ リ ン ピ ッ ク (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.307】
【年月日】
2015/12/13(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
冨永 晃
【場 所】
岡山大学 自然科学研究科棟
【授業内容】
DNAとRNAの構造
【受講生の感想】
・遺伝子の翻訳や転写の方法を講義で初めて知り、生物の体の中で良くできた仕組みが働いている
ことに、改めて生命や自然の不思議さというものを感じ、科学への興味が更に強くなった。
・生物分野には非常に多くの例外があり、それらが問題を複雑化しているが、そこを考えることこ
そ、この分野の面白さだと思った。生物は知れば知るほど、新しいつながりが見えてくるので、や
はり“知っていること”は大切だと感じた。
・染色体の中の情報を持った所が思っていたよりもとても少なくて驚いた。また、実際に大腸菌の
DNAのかたまりを見ることができて面白かった。
【参加者】
計
23 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
21 名
2 名
23 名
【科目名】
G S C O 公 開 講 座 i n 米 子 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.307】
【年月日】
2015/12/19(土) (11:00~16:00)
【授業担当者】
Dr. B. Chenevier ・ Christopher Creighton
原田 勲 ・ 味野 道信
【場 所】
鳥取県立米子東高等学校
【授業内容】
「 英 語 で 科 学 」 ” Archaeology and Nanotechnology”
(講師 Dr. B. Chenevier ・ Christopher Creighton)
【受講生の感想】
◆英語で全てを理解することはとても難しかったけれど、小さな物への興味だけでなく英語の学習
意欲も高まった。
◆難しい語句が多かったが、話の流れやキ-ワ-ドをもとに、ある程度理解できた。
◆歴史や考古学と科学は全く別物と思っていたが、科学技術の発展やハイテク技術でまた新しい歴
史がわかることを知って、科学技術がここまで支えているのかとびっくりした。
◆I
to誘grow
「 科want
学への
い 」 to be able to understand high-level science lecture,and I want to use a
実 験 講 座 「物 理 チ ャ レ ン ジ 」 -光 -( 偏 光 版 を 用 い た 実 験 )
(講師 味野 道信)
【受講生の感想】
◆今回使った装置や今まで使ってきた装置の仕組みにも興味をもった。そういうものだと考えてし
まえば楽だけど、その仕組みを理解してこそ、実験の内容もちゃんと理解できるのだと思う。
◆実際に実験道具を使ってできるのは魅力的で充実していた。また、やってみたい。
◆光の波には向きがあるため、三枚に偏光版を重ねた時に、始めは何も見えなかったのに45度にし
たら光を通すようになるということに、量子力学や理科の奥深さや面白さを感じた。
【参加者】
計
11 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
6 名
5 名
11 名
【科目名】
英 語 で コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン (基盤)
【講座分野】
国際化基礎 【科目 No.202】
【年月日】
2015/12/20(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
Christopher Creighton / 小西氏 【場 所】
岡山大学 自然科学研究科棟
【授業内容】
岡山大学医学生によるグロ-バルな視点について
【受講生の感想】
「先取りグローバル発展コース」受講生
◆人の話を「質問しよう」と思って聞いていると、普通に聞いているよりも頭に入りやすかった
し、「質問をする」という事は話を理解しないとできないことなんだと実感した。
◆海外研修や留学する時は専門知識も必要だが自国の文化を伝えることも必要なので、歴史や文化
もしっかり知っておく必要があるということを知った。
「先取り基盤コース」受講生
◆自分も小西先生のように「医者」ではなく「医学」に興味があり、そのことについて研究をした
いと思っているので、良い参考になった。短期でもいいから海外に留学することはとてもいい体験
だと思った。
◆グロ-バルに物事を学ぶのは非常に大切なことであり、知識をより豊かにしてくれるのだと感じ
た。
◆英語のディスカッションはとても刺激的だった。先生のアドバイスや質問に対する返答はどれも
的確で勉強になった。今後の参考にしていきたい。
【参加者】
計
20 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
17 名
3 名
20 名
【科目名】
科 学 リ テ ラ シ ー 講 座 (基盤)
【講座分野】
科学者倫理入門 【科目 No.101】
【年月日】
2015/12/20(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
工藤 充
【場 所】
岡山大学 自然科学研究科棟
【授業内容】
Science Communication
【受講生の感想】
「先取りグローバル発展コース」受講生
◆グロ-バルな人材というのは、色々な分野の事を知っていたり、何がしたいかなど、中身が大切
だとわかった。
◆一つの分野のみに集中するのではなく、「集中する」と「広く見渡す」の使い分けが重要だと思
う。
「先取り基盤コース」受講生
◆「科学」という言葉の周りには色々な考え方や問題や考え方があって、そこから多くの学問、研
究が派生していることを改めて感じた。異なる価値観をもつ人達で討論することは大切だと思っ
た。
◆英語は使えることが重要なのでは無く、中身が国際的に通用するかどうかが重要だということが
分かり、頑張ろうと思った。
◆他分野をまたいで行動できる自立した人間になることが大切だとわかった。いろいろな分野の本
を読んで、自分の関心を広げたいと思った。
【参加者】
計
21 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
18 名
3 名
21 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 2 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-2】
【年月日】
2016/1/9(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
黒田 照夫 【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
化学療法学
細菌を殺す薬「抗生物質」、がんをたたく「抗がん薬」とは?
【受講生の感想】
◆この講義を受けて、化学療法の薬と対処療法の薬では、効くメカニズムなどが全く違うというこ
とを知り、化学療法の薬がどのようにして効くのかを調べてみたいと思った。
◆グループディスカッションをして、ユニークな意見や深い意見を聞くことができ、良い経験に
なった。
◆治療をするということは、患者と抗菌薬と病原体の間に密接な関係があって初めて成り立ってい
ることがわかり、医師や薬の開発者の大変さを少し感じることができた。
◆分子標的薬の考え方はとても面白いと感じた。自分でもっと調べてみたい。
◆薬は人体のことをよく考えてデザインされているのだと感じた。これからも薬は開発されていく
が、その奥にある理論を少し垣間見ることができて良かった。前回の薬学講座とも繋がる内容で、
あの後調べたことを深められそうで次回も楽しみだ。
【参加者】
計
20 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
18 名
2 名
20 名
【科目名】
生 物 系 基 礎 実 験 (基盤)
【講座分野】
基礎実験 【科目 No.403】
【年月日】
2016/1/9(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
御輿 真穂
【場 所】
岡山大学一般教育棟B棟
【授業内容】
ネッタイツメガエルの形態観察
【受講生の感想】
◆顕微鏡で心臓を見ると、表面の心のう膜や鼓動する様子がはっきりと見えて綺麗だった。このよ
うな体験はなかなか出来なので、貴重な機会になった。
◆動物実験をする際には押さえておくべき「3R」というものがあることがわかった。必要があって
実験に使うとはいえ、命を奪うのだから、真剣に行う必要があると思った。
◆両生類を解剖し、ヒトとは臓器の場所や形が違う部分も観察することができ、生き物の形は複雑
で面白いと感じた。
◆実際に解剖することで、死んだ後も本当に心臓が動き続けることや、カエルの内臓の位置関係な
どを知ることが出来た。
【参加者】
計
20 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
18 名
2 名
20 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 2 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-2】
【年月日】
2016/1/10(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
大河原 賢一 【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
薬剤学
製剤とは?
製剤に込められた思いとそれを可能にする各種技術
くすりの宅急便:決められた場所に決められたタイミングで届ける
【受講生の感想】
◆症状の緩和や病気の完治といった最終目的だけに捉われず、患者さんの思いにも目を向けて薬が
作られていることにはとても感心した。
◆いかに薬を作用部位に届けるかを考えて、添加剤を加えたり、剤状を変えたりと沢山の工夫がな
されているところに、薬学は、学校で学ぶ物理・生物・化学の全ての垣根を越えた学問なのだと感
じた。
◆薬創りには、使用者を思っての様々な工夫がされていて、それに伴う技術が開発されていること
を知ることができた。
◆医薬品は、様々な体の免疫を乗り越えて患部に届くように工夫されていることに感動した。
◆講義中の質問では、みんなが自分の知らないことを答えていて凄いと思った。GSCOに参加する
と、いつもモチベーションを上げて貰えて良い。自分ももっと知識を増やしていかなければと思
う。
【参加者】
計
25 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
20 名
5 名
25 名
【科目名】
薬 学 系 基 礎 2 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.303-2】
【年月日】
2016/1/10(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
上田 真史
【場 所】
岡山大学薬学部1号館
【授業内容】
分析学
分子イメージングとは?
体の中の病気を見つける、くすりの動きを見る
イメージング装置(MRI)で画像を撮ってみよう!
【受講生の感想】
◆MRIの実物を初めて見たが、磁石を使って病気が調べられるのは凄いと思った。分子イメ-ジン
グは、これから私達の健康を保っていくために重要なものだと思った。
◆ブトウ糖と似たような構造の分子で放射性標識するということは画期的で興味深かった。
◆実験デ-タの誤差は実験室では許されないと聞いたので、より正確に値が取れるようにならなけ
ればいけないと思った。
◆水素原子を使うなど、人間の体の構造とその特徴を理解したうえで、医学の発展への更なるアイ
デアを出す研究者たちは凄いと思った。
【参加者】
計
24 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
19 名
5 名
24 名
【科目名】
科 学 者 倫 理 入 門 (基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】
【年月日】
2016/1/24(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
宍戸 昌彦
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
科学、科学研究、研究の進め方について
【受講生の感想】
◆この講義は、自分が普段している学習に少し変化を持たらしてくれたと感じている。数学・物理
など分野分けするのではなく、もともとつながっている「サイエンス」なんだと思考を変換するこ
とで、新たな考えが生まれ、それが新たな「サイエンス」を生み、発展を促すと感じた。これから
の学習につなげていこうと思う。
◆科学の論文は英語で書くので、科学者には英語力が必要だということを改めて知り、今のうちに
英語をしっかり勉強しておこうと思った。
◆同じ実験を何回も、同じ条件下で行うことが必要だと知り、忍耐力や几帳面さが科学者には必要
だと思った。この講義で学んだことを取り入れて良い研究者になりたいと思う。
【参加者】
計
11 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
9 名
2 名
11 名
【科目名】
科 学 コ ン テ ス ト 「 集 ま れ ! 科 学 へ の 挑 戦 者 」 (基盤)
【年月日】
2016/1/24(日) 2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
科学コンテスト「集まれ!科学への挑戦者」に参加・見学
【受講生の感想】
◆各グル-プがそれぞれ違う部門・内容で研究し、考察・結果を出しており、とても興味深く面白
いと思った。それぞれの研究が自分の世界を広げてくれるものだということが分かった。
◆自分と同じ学年の人も凄い研究をしていて、自分もやってみようと思った。
◆多種多様で興味深い研究が多く、とても面白かった。自分もこれから研究テ-マを見つけて研究
してみたいと思った。
【参加者】
計
13 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
3 名
その他
0 名
計
【実施風景】
10 名
13 名
【科目名】
数 理 ・ シ ス テ ム 系 基 礎 (基盤)
【講座分野】
基礎システム制御法 【科目 No.301】
【年月日】
2016/02/06(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
山川 純次
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
基礎HMI(Human Machine Interface)
【受講生の感想】
◆タブレットやキーボードなど身の周りにはセンサーが数え切れないほど存在していることが改め
て分かったので、どんなものにどのようなセンサーが使われているかを確認していきたい。
◆普段「こういう反応のウラではこういうプログラミングが良い」など考えずに生活しているの
で、このようなことを考えてみるのも面白そうだ。
◆周波数成分は個々人でも異なるし言語ごとにも異なっているという話は面白かった。フリ-ソフ
トでも比較的簡単に処理できることがわかり、プログラミングやロボットに興味を持つことができ
た。
【参加者】
計
9 名
(内訳は右記の通り)
【実施風景】
<構成> 受講生
6 名
講師・スタッフ
3 名
計
9 名
【科目名】
基 礎 地 球 科 学 (基盤)
【講座分野】
基礎科学 【科目 No.304】
【年月日】
2016/02/06(土)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
遠山 和大
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
雪氷学について
【受講生の感想】
◆雪の結晶の形や降った雪の形状など様々な事を知ったので、次のフィールドワーク実習で実物を
見てみたいと思う。
◆蒜山での南北の植生の差はとても印象的で、雪も環境を変える要因なのだと思った。
◆雪崩と環境が関係していることも、蒜山実習に行ったときに見てみたいと思う。
◆雪は北部地方の暮らしやこの辺りの県南の交通にも多く影響する。冬には人間と密接に関わって
いることがわかった。
【参加者】
計
9 名
(内訳は右記の通り)
【実施風景】
<構成> 受講生
6 名
講師・スタッフ
3 名
計
9 名
【科目名】
英 語 で 科 学 (基盤)
【講座分野】
国際化基礎 【科目 No.201】
【年月日】
2016/02/07(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
Christopher Creighton
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
Zika virus
【受講生の感想】
◆今話題になっているジカ熱(ジカウイルス)についてはもちろん「ノ-トを取ること」の大切さ
も学べた。自分の手で手元に(内容を)控えることで、保存だけでなく、自分なりに理解も深める
ことができる。今後、色々な場所でノートを取る習慣を付けたい。
◆英語を積極的に使う、という意識を大切にしていきたい。
◆講義の始めに練習した、英語で説明する、ということはとても難しいことだったが、絶対必要な
ことだと思った。英語でのプレゼンは緊張したが、端的に分かり易く伝えられたと思う。
【参加者】
計
22 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
19 名
3 名
22 名
【科目名】
科 学 の 世 界 (発展コースと合同受講) (基盤)
【講座分野】
特別講義 【科目 No.501】
【年月日】
2016/02/07(日)2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
河村 直己 【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
放射光による科学研究の最前線 ~SPring-8の利用研究~
【受講生の感想】
◆SPring-8では、物理系の実験が行われていると思っていたが、生物や医系の研究も多く行われ
ていると知り驚いた。
◆以前から不思議に思っていた電子を取り出すということを聞くことができて良かった。
◆研究のレベルが高くなるにつれて、他分野の知識が必要になるので、人との協力が大切になると
思う。
◆物質の内部構造が明らかになることで、さらに産業の発展や未知の物質から新たな発見など、放
射光を利用した研究がもっと発達してほしいと思った。
◆まだまだ知らない科学の世界を知ることができて良かった。
◆SPring-8での放射光を用いた観測や実験の中には、分子・タンパク質などの構造解析だけでな
く、考古学での活用や元素から食品の産地などを調べたり、科学捜査なども行われ、幅広く使用さ
れているのが意外だった。自分が将来医学系の研究をするうえで使うこともあるかもしれないと
思った。
【参加者】
計
22 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
18 名
4 名
22 名
【科目名】
「 蒜 山 フ ィ ー ル ド 実 習 」 (基盤)
【年月日】
2016/02/11(祝・木)
【授業担当者】
遠山 和大 / 山川 純次
【場 所】
蒜山高原(岡山県真庭市) 【実習内容】
雪の結晶の観察/積雪層の観察と試料の採取/氷柱と氷筍の観察(偏光版)/
雪崩の仕組み/雪が降る仕組みと気圧配置/「積雪と地形の相互作用/
道路の雪・屋根雪などの観察/雪試料の pH・ 電導度の測定 等
【受講生の感想】
「グローバル発展コース」&「先取り基盤コース」
◆今回の研修に参加するにあたって、事前に講義を受講していたので先生方が教えてくださったことが
理解し易かった。また、雪の世界の面白さを改めて気付くことができた。
◆事前の講義や今回の研修で雪氷学というとても深い学問があり、それはどのようなことをするのか、
一部ではあるが知ることができた。これから雪の見方が大きく変わる出来事になりそうだ。
◆自分の知らない場所で新しい知識が得られてとても充実した一日だった。
◆初めてのフィールドワークで実習内容も豊富で充実した体験になった。特に雪の表面積によって気温
に変化が生まれることには驚いた。
◆雪や氷に関する実験や測定を多く行ったことで、器具の使い方、実験方法、実験をする上での注意
点、などを学ぶことができた。
【参加者】
計
21 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
16 名
講師・スタッフ
5 名
その他
0 名
21 名
【科目名】
公 開 講 座 「 最 先 端 医 療 で 救 わ れ る 命 」 (基盤・発展)
【年月日】
2016/02/14(日)13:30~
【授業担当者】
大藤 剛宏 岡山大学病院臓器移植医療センタ-教授 同センタ-長
【場 所】
岡山大学医学部Jホ-ル(鹿田キャンパス)
【授業内容】
新たなことへ挑戦しないと医学の進歩はない。諸外国では当たり前に受けられる肺移植だが、臓器提
供の少ない
日本では助かるはずの命が助かっていない現状に直面し、様々なアイディアをもって新しい移植手術
に挑戦し続
けている。 肺移植を通して命の大切さを知ると共に、失敗を恐れず挑戦していくことの大切さを伝え
たい。
【受講生の感想】
◆私はこれからどんな道に進んでいくか分からないが、どの道に進んでも、本物・OnlyOneを目指して
奮闘したい。また、肺移植チームのように”プロフェッショナル”の精神を持って自分の役目を全う
したいと思った。
◆最先端医療のリスクを踏まえたうえで手術に取り組む姿勢が素晴らしいと思った。医師を目指す者
として、とても為になった講演だった。医師になった理由が「はっきりしたものではなかった」と聞
いて少し安心できた。
将来を考える上でとても良い講義だった。
◆肺移植を通して命の大切さを知ると共に、失敗を恐れず挑戦していくことの大切さが伝わった。
◆人生最高のステージに立つために大藤先生がおっしゃられた「OnlyOneになれ」という言葉を私の目
標にしたいと思った。また、何かを成し遂げるということは、周りの支えや協力があってこそだと思
うのでそのことを忘れず感謝することも大切だと思った。
◆これからの人生で色々な分岐点がある中で、どの道を選んだとしても、自分が誇れる人生を歩んで
いきたいと思う。失敗は成功させる。今日の講演を明日の一歩に繋げていきたいと思う。
【参加者】
計
189 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生 (基盤・発展)
16 名
講師・スタッフ
7 名
その他
166 名
189 名
【科目名】
物 理 系 基 礎 実 験 (基盤)
【講座分野】
基礎実験 【科目 No.401】
【年月日】
2016/03/05(土) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
味野 道信
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
極低温実習
【受講生の感想】
◆液体窒素を使って実際に実験をしたことで、温度によって気体の体積や金属の電気抵抗などが変
化することが体感できた。
◆絶対温度のことなど、学校の授業で基礎知識として学んだ内容があり、理解しやすく面白かっ
た。
◆学校とは違う角度で新しい定義の仕方を知ることができたので、今回の講義も刺激的だった。基
礎を固めつつ、より難しい物理の世界をこれから理解できるようになりたいと改めて思った。
【参加者】
計
13 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
10 名
3 名
13 名
【科目名】
化 学 系 基 礎 実 験 (基盤)
【講座分野】
基礎実験【科目 No.402】
【年月日】
2016/03/05(土) 2限目(13:30~15:00)・3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
花谷 正
【場 所】
岡山大学理学部
【授業内容】
【有機化学実験】
アニリンをアセチル化してアセトアニリドを合成する。再結晶、吸引濾過など、有機合成の基本操
作を修得する。
【受講生の感想】
◆自分の手で有機化合物を合成することができた。最後にできたアセトアニリドは非常にきれい
だったので、化学は目で楽しむことができる学問で面白いと思った。これから専門的なこと、1H-
NMRなどについても自ら調べてみたいと思った。
◆小・中学校でやったことのある再結晶の実験も、これほどきれいな結晶が得られたのは初めて
だったので感動した。こうした実験だけでなく、理論的な話(スペクトルや化学反応など)も聞く
ことが出来て大変勉強になった。
◆アセトアニリドの合成の手順が理解できた。GSCOや部活で有機化合物などの実験を多く経験して
いくことで、手際良く実験出来るようにして、化学グランプリの二次選考などで良い点が取れるよ
うにしたい。
【参加者】
計
17 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
11 名
6 名
17 名
【科目名】
英 語 で 科 学 (基盤)
【講座分野】
英語で科学
【年月日】
2016/03/06(日) 1限目(11:00~12:30)
【授業担当者】
Christopher Creighton
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
How to keep talking
【受講生の感想】
◆自分が分からない言葉を無理やりに思い出さなくても、それに似た情報を他の言葉で伝えられる
ことに驚いた。5W1Hを使うことで、未知の言葉を具体的に、より分かり易く伝えることが出来たの
で、意識したいと思った。
◆先生の言うことが一部理解できなかったので、今からしっかりと勉強して、話したり聞いたりす
るだけでなく、英語の論文なども読めるようにしていきたいと思った。
◆It was a little difficult for me to make a short talk within 90 seconds,but in
researchers world, the regulation of time seems to be rigorous.
【参加者】
計
19 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
17 名
2 名
19 名
【科目名】
科 学 者 倫 理 入 門 (基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】
【年月日】
2016/03/06(日) 2限目(13:30~15:00)
【授業担当者】
河原 長美
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
科学者倫理と研究論文の作成
【受講生の感想】
◆独創性というのは、新しい事実の発見だけだと思っていたが、新しい方法や解析、更には従来の
事実の新しい組み合わせの発見も含まれるということに驚いた。頭に入れておきたい。
◆研究は成果の有無よりも社会が必要としているかどうかが大切だと知って、今後の研究に活かし
ていきたいと思った。
◆複数の視点を持ち、偏見をそのままにしない姿勢も倫理なのだと思ったので、様々な立場、局面
から物事が判断できるような研究者になりたいと思った。
◆自分の考えが否定されたり、崩されたりすることもあって、刺激的な講義だと感じている。将来
は研究者になることも視野に入れているので、今から科学者倫理を教わるのは貴重な機会だと思
う。きちんと吸収したい。
◆社会的責任の話では、今迄自分が住民の視点から考えていたことを少しだけ科学者の視点で見る
ことができた。
【参加者】
計
17 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
15 名
2 名
17 名
【科目名】
科 学 者 倫 理 入 門 (基盤)
【講座分野】
科学リテラシー 【科目 No.101】
【年月日】
2016/03/06(日) 3限目(15:10~16:40)
【授業担当者】
原田 勲
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
論文の書き方
【受講生の感想】
◆これから自分が実験していく上で、そのデータにどれだけ責任が持てるかを考えながら実験をし
なければならないと思った。これから、自分の倫理について日頃から考えるようにしたい。
◆研究者は研究の自由が与えられている代わりに、モラルやマナーを考えて行動しないといけない
と思った。社会や公衆に大きく関わっているので、いろいろな視点で自分達の研究を見たり、研究
の目的を考え直すことも必要だと思った。
◆研究者は自立性というものが必要だと分かった。これは私達にも必要で、自分で課題を設定しそ
れらを丁寧に評価することは自分達にもできるので、今後取り入れていこうと思った。
【参加者】
計
17 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
15 名
2 名
17 名
【科目名】
面 談 ・ 発 表 会 合 宿 研 修 (基盤)
【年月日】
2016/03/12(土)
【場 所】
岡山県青年館(岡山市北区)
【授業内容】
①科学リテラシ-テスト/自己評価/プレゼンの仕方/放射光関連講座/「先取りグローバル発展コー
ス」について
②個人面談
【受講生の感想】
①各講義について
◆発展コ-スについて具体的な説明があり、益々、来年は発展コ-スにいきたいと思うようになっ
た。
◆自己評価は今までやったことがなかったので、自分を評価できて良かった。
◆発展コ-スは大学の設備を使って実験できるので、とても魅力的だと思った。
②個人面談について
◆広い視野を持つことが重要だと思った。今までは医学の臨床分野に関心があったが、GSCOに参加
してからは研究にも興味を持つことができた。また、他人の話を聞くことができるようになること
が研究者として必要であると実感した。
◆自分の興味がある「薬の開発」を目指すにあたって、どのような学部にいけば良いか等のアドバ
イスを頂けた。これを将来の参考にして、しっかり励んでいきたい。
◆自分に何が足りないかを再認識することができた。
◆科学者にとって大切な“客観性”を忘れずに、これから頑張りたい。
【参加者】
計
32 名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生
講師・スタッフ
計
【実施風景】
25 名
7 名
32 名
【科目名】
受 講 生 発 表 会 (基盤・発展)
【年月日】
2016/03/13(日)
【場 所】
岡山大学自然科学研究科棟
【授業内容】
①「先取り基盤コース」発表会
②「先取りグローバル発展コース」ポスタ-発表参加
【受講生の感想】
①「先取り基盤コース」発表会
◆他の受講生の発表を見て、将来の研究についてかなり深くまで考えているので、自分もしっかり
考えていきたいと思った。
◆かなりの熱意を持って研究に取り組み、興味があることにとことん従事していて、手本になるよ
うな発表ばかりだった。
◆発表することにより、自分の将来について考えることができて良い経験になった。
◆一緒に受講している人たちが、何を目指して、何を頑張っているのかが分かった。皆、自分達の
目指している目標に向かって準備していて、自分も負ける訳にはいかないのでしっかり努力してい
きたいと思った。
②「先取りグローバル発展コース」ポスタ-発表参加
◆レベルの高い研究で興味深く感じた。来年も参加を希望しているので、気を引き締めなければい
けないと感じた。
◆着眼点が自分では思いつかないようなことばかりで、とても感心した。
◆来年に向けての目標を設定することができた。
【参加者】
計
42 名
(内訳は右記の通り)
【実施風景】
<構成> 受講生
27 名
講師・スタッフ
15 名
計
42 名
【科目名】
科 学 先 取 り グ ロ - バ ル キ ャ ン パ ス 岡 山 修 了 式 & 評 価 助 言 委 員 会 (基盤・発展)
【年月日】
2016/03/27(日)11:00~16:30
【場 所】
岡山大学創立五十周年記念館大会議室
【授業内容】
◇科学先取りグロ-バルキャンパス岡山修了式(修了証書および優秀賞の授与)
◇評価助言委員会(評価助言委員など5名の講演「私の職業分野選択」、
GSCOコース生4名(基盤2名、発展2名)による発表、グループ別ディスカッ
ション)
【受講生の感想】
◆様々な成功者の様々な人生の歩み方について聞いた。とても印象的だったのが「人生
は思うようにいかない」という言葉だった。文系から理系、その反対の方もいて、自分
の人生の展望が広がった。
◆自分がこの一年間で学んだことや科学者にとって大切なことを英語で話すことができた。
一年間のまとめとして素晴らしい機会になった。
◆学際的(interdisciplinary)の話では、化学や生物などの視点から物理の研究をするなど、
学科の境を越えていく必要があるという結論になったので、今のうちから好き嫌いせず、幅広い知
識をつけていきたい。
◆留学について少し興味を持つことができた。今までは不安・怖いなどの理由から留学は関係無い
と思っていたが、
異質のものに興味を持つことが自分の成長につながるとわかり、とても為になった。
◆グル-プディスカッションは英語だったのでぎこちなく、とても緊張したが、自分のベストを尽
くすことができ
たと思う。将来、どのような形であれ、世界に貢献できる人になりたいと思う。そのためにも、今
から多くの経
験を経て、自分なりの価値観というものを持ちたい。
◆振り返ってみると、沢山の出会いがあり、大きく成長し、自信をつけることができた一年間だっ
た。来年は二
年目となり、結果が大切になる局面も出てくると思うので、より意欲的に学び、積極的に挑戦する
姿勢を磨きたい。
【参加者】
計
36 名
(内訳は右記の通り)
【実施風景】
<構成> 受講生
21 名
講師・スタッフ
15 名
計
36 名
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「先取りグローバル発展コース」発表会Ⅰ
【年月日】
2015/08/22(土)1限目(11:00~13:00)
【授業担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
各グループに分かれて行ってきた研究の個人別発表
【受講生の感想】
◆自分の発表では、グラフの精度や超伝導に対する知識が相当足らなかった。グラフの作り方について教え
て貰えたので、とても為になった。これからも今回の経験を活かしていきたい。
◆以前にも何度かポスター発表を行っていたので、発表には慣れていると思っていたが、今後はそんな油断
をせずに何度も練習をして時間内に言うべきことを言えるようにしたい。
◆今日の発表では、パワーポイントの不調や先生からの質問を受けて混乱してしまった。今後、発表の時は
アクシデントが起きた時のことも考えて練習したいと思う。
◆他のグループの発表を聞いていてわからない単語があったが、自分の発表の時も難しい単語を使っていた
ので、聞く人のことを考えた発表をしていきたい。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
13
名
講師・スタッフ
4
名
その他
0
名
17
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
海外研修について
【年月日】
2015/08/22(土)
2限目(14:00~15:00)
【授業担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
研修日程の連絡、それに向かっての英語を含む研修予定の説明。
【受講生の感想】
◆科学漬けの研修になりそうなので、とてもワクワクしている。
◆日本文化を伝える時間があると知り、とても楽しみになった。自分が持っている「和」を伝えることは難しいこと
だと思うが、伝えられた時の達成感や一体感を味わってみたい。
◆海外研修では、自分を持っているということが大切だと聞き、高校の勉強や GSCO と同時に自分のことや住んでいる
地域についてもっと知ろうと思った。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
13
名
講師・スタッフ
4
名
その他
0
名
17
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究論文の書き方
【年月日】
2015/08/22(土)
3限目(15:00~16:00)
【授業担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
本物の研究にするために心掛けるべき事柄について話し、その先にある論文の形式を説明した。
【受講生の感想】
◆条件をしっかり記録するということは新しいことを生み出すことにおいて非常に大切だと思った。何が結果に影響
しているか分からない中で全ての条件を鳥瞰的に捉えるのは重要なことだと思う。
◆改めて論文の構成について理解することができた。
◆データは集めるだけでなく、そのデータが何を語っているのかを見る必要がある、ということが心に残った。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
13
名
講師・スタッフ
4
名
その他
0
名
17
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「先取りグローバル発展コース」発表会Ⅱ
【年月日】
2015/08/23(日)
【授業担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
各グループで行ってきた研究の個人別発表
【受講生の感想】
◆皆の発表を聞き、他の分野に関しても知ることができた。また、発表の後に先生に指摘された点は
とても的確であり、これからの資料作成と発表にとても有意義だ。今回の反省をもとに更なる実験と
プレゼン能力・コミュニケーション能力の向上を頑張りたい。
【参加者】
計
8
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
5
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
8
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
平成27年度
全国受講生研究発表会
【年月日】
2015/09/19(土)~20(日)
【担当者】
【場 所】
日本教育会館
/ 一橋大学 中会議場
【授業内容】
開会式・口頭研究発表
ポスター研究発表
/ アカデミックイブニングセミナー
/ 研究交流会
【受講生の感想】
【ポスター研究発表】
◆発表した内容よりもっと根本的なことを理解しているのかという質問もあったので、発表以前に自分たちの研究を
もっと理解しておく必要があると思った。
◆実験の「目標」はとても大切で、また、考えるべきものであり、多くの研究者がいつも気にしているということが分
かった。帰ったら、まず、自分達の実験の具体的な最終目標を考え直し、ヒントを活かしながら、更に頑張っていき
たい。
◆アドバイスや提案なども貰い、また OB の方々とも触れ合えて、とても刺激的だった。様々な観点から指摘があり、
今後の研究に役立ちそうだ。
◆他の発表は、自分たちよりも高度であったり、自分達の好きな研究を自ら取り組んでいたので、この熱意を見習い
たいと思った。
【全体の感想】
◆皆それぞれが自分が興味を持っている様々な分野の研究をしていたり、同じ分野でもまた違った観点で議論してい
て本当に刺激的だった。
【参加者】
計
13
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
8
名
講師・スタッフ
5
名
その他
0
名
13
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
英語講義(海外研修)
【年月日】
2015/09/26(土)
1限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
「Life Hack」
How to tie a shoe lace in a second.
How to fold a T-shirt in two seconds.
【受講生の感想】
◆相手に作業の方法を説明したり、書いたりするということは、実験手順を相手に説明し、英語論文を書くことと
共通の作業だということに気付いた。靴の紐を一秒で結ぶ方法は、言葉での説明が難しく、論文中の図表の重要性
にも気づくことができた。こういった日常的な行動から、科学の世界・研究の世界につなげることができることを
発見することができた。
◆聴けば理解できる英語も、いざ自分で話そうと思うと詰まってしまってもどかしかった。フランスに行けるかも
しれない機会なので、これを機に少しでも勉強したい。
◆自分が言いたいことを英語で伝えるのはとても大変だけれども、現地の人との交流もしっかりしたいので、しっ
かり授業を受けてみようと思う。また「伝えたい」とか「聞いてほしい」という意志を強く持つことは、相手に伝
える際にとても大事だと思うので、その気持ちを大切にしたい。
【参加者】
計
16
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
13
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
16
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究者倫理
【年月日】
2015/09/26(土)
2 限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
グロ-バルな研究者を目指そう
【受講生の感想】
◆外国で活躍するには、自分の周りだけの話題だけではなく、常に話題を見つけるアンテナを広げておき、
グローバルな話題を常備しておく必要があるということが分かった。
◆自分は主張することはできても、話題提供をすることは苦手なので、もっと知識を取り込んで学んでいき
たいと思った。
◆グロ-バルな人材を目指して、様々な挑戦をし、苦労や失敗を沢山して、経験を積んでいきたい。
◆「他を知るには、まず自分を知る」という良く聞く台詞が特別なものに感じた。
【参加者】
計
16
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
13
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
16
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
英語講義(海外研修)
【年月日】
2015/10/04(日)
1限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
Explain the contents of the video in English.
【受講生の感想】
◆人前で発表する時は、言葉だけではなく、絵やグラフなどを使って、聴衆に分かってもらえるように努力する
ことが外国でも必要とされるということが分かった。
◆グロ-バル化に伴って、アメリカ式の授業のスタイルにもついて行けるようになった方が良いことが分かった。
日本式の授業も日本で学ぶ上では大切だが、海外に出た時はアメリカ式の方が標準になるものだから、これから
身につけたい。
◆今回見たビデオのような専門用語等、初めて知った単語を用いながら説明するのは難しいが、すごくやりがいが
あると思う。自分の言いたいことが中々英語にできなくて、片言になってしまっても、相手に理解して貰えたら嬉
しいので、もっと上手くなって、コミュニケーションを活発に行えるようになりたいと思った。
【参加者】
計
18
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
16
名
講師・スタッフ
2
名
その他
0
名
18
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
全国受講生研究発表会の報告会
【年月日】
2015/10/04(日)
2限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
全国受講生研究発表会で行ったプレゼンテ-ションとその報告
【研究テーマ】
①高温超伝導体YBCOの特性測定
②遺伝子診断の問題点
③植物プランクトンと水質
④PM2.5 空間分布モデリングの評価に関する研究
【受講生の感想】
◆改めてグループの発表を聞いてみると、いろいろと自分の中で誤解があることがわかったので、もう少し
しっかり勉強していきたいと思った。
◆実験回数が少ないこと、誤差への言及がないこと、が問題点として指摘された。もっと、親切なまとめ方
を考えた方が良いと思う。自分がデ-タをまとめる時には、伝える相手のことを考えて、単語の解説を加え
たりする工夫をしようと思う。また、自分達の工夫した点をアピールする力も必要だと思う。
◆発表の時に、答えられない質問があったので、定義や計算方法などを理解し、深い知識を手に入れたいと
思う。
◆全国発表会で頂いたいくつかの指摘もこの機会に報告することができて良かった。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
15
名
講師・スタッフ
2
名
その他
0
名
17
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究者倫理
【年月日】
2015/10/04(日)
3 限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟 2 階
【授業内容】
研究論文の捏造について
【受講生の感想】
◆今回のビデオは、研究が世界に与える影響など、倫理を考える機会になったと思う。
◆科学者倫理は科学が発展しているこの時代だからこそ、大きな問題になっているのだと思った。
◆科学というものは、自然の真理を見つけるために「なぜ」と思う気持ちを持つ必要はあるが、人の研究を疑う
ものではないと思うので、研究者自身の倫理観と信頼性が必要だと痛感した。
【参加者】
計
17
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
15
名
講師・スタッフ
2
名
その他
0
名
17
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究者倫理
【年月日】
2015/11/15(日)
1限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
研究論文の作成と科学者と社会問題 (研究者としての心構え、研究の進め方、研究論文の書き方、社会問題と研究者
との関わりについて事例を示して講義を行った)
【受講生の感想】
◆科学者として成功するには、倫理観や努力、気持ちの持ちようなど様々なことが必要になるということがわかった。
◆論文は、読み手の存在を意識し、目的と結果を明確にして伝えられるようにするのが重要だとわかった。実験方法
に誤りがあると、結果が信頼性の低いものになってしまうため、方法を決める際には細心の注意が必要である。
◆自然の階層性を意識して研究をするというのは、自分達に当てはまると感じた。
◆デ-タの改ざんについての話では、いい結果がでないと負けそうになるかもしれないが、自分に厳しく正直に生き
ていこうと思った。
◆今のうちから長期的な研究テーマのネタを集められるように、様々なことに興味を持ちたいと思った。
【参加者】
計
14
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
11
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
14
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
G 発展国際活動
【年月日】
2015/11/15(日)
2限目・3限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
Bridge design (The construction of a bridge using the paper)
【受講生の感想】
◆自分の意見を「言う」ことで議論が進んでいくことが楽しかった。今回一緒に作業をした留学生の人達は、積極的
に他の人の意見も聴いていたので、「言う」ことと「聴く」ことの大切さを感じた。
◆留学生達と密に話し合う機会があり、英語で会話し、とても楽しかった。自分がわからなかったことはちゃんと質
問すべきだと改めて感じた。
◆英語で橋について学習することで、英語と橋の両方について知識を深めることができた。また、留学生と共に橋を
作ることで、英語のコミュニケーション能力が身に付いた。
【参加者】
計
15
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
12
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
15
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
G 発展国際活動
【年月日】
2016/01/23(土)
1限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
英語のポスタ-セッションとプレゼンテ-ション
【受講生の感想】
◆学校で習っていた英語のボキャブラリーを使って、思ったことを質問出来て良かった。
◆英語のポスターセッションだったので、明日の発表会にも役立ちそうだと思った。
◆専門用語の英語も覚えていかなければならないと思った。
【参加者】
計
11
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
7
名
講師・スタッフ
4
名
その他
0
名
11
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究者倫理
【年月日】
2016/01/23(土)
2限目・3限目
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
科学者倫理と創造性に関する講義
【受講生の感想】
◆私達に向けて研究者の倫理や大学・大学院選びなど、為になる話をしてくださった。どんな研究者になりたいのか
という研究者像が少し見えてきた。
◆今後自分が成るであろう研究者が、研究をしたり、テーマを決めるにあたって必要なことが学べた。特に、最後の
ナタとナイフのスライドが印象に残った。
【参加者】
計
15
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
12
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
15
名
計
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
科学コンテスト「集まれ!科学への挑戦者」
2016/1/24(日)
【年月日】
2 限目(13:30~15:00)・
3 限目(15:10~16:40)
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
科学コンテスト「集まれ!科学への挑戦者」に参加・発表
【受講生の感
想】
◆今回の発表は二回目だったこともあり、前回よりも落ち着いて説明することが出来た。式をそのまま書く
よりも、代入する数値だけを書いた方が見易いと言われたので、次回から気を付けたい。より見易いポスタ
-を作ることを心掛けていたので、良い意見を得ることができて嬉しかった。
◆ポスタ-に掲載できなかった内容をスライドにすることでより伝えやすくなるということが分かった。自
分の高校にこの実験方法を広めることが重要だと分かった。
◆全国発表会での反省を生かして説明することができた。(今後の応用について、タブレットを使っての効
率的な説明)/今回、複数の質問やコメントを頂けたので今後の研究に活かしていきたい。
【参加者】
計
12
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
9
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
計
1
2
名
「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
研究者倫理・論文作成
【年月日】
2016/02/07(日)
1限目(11:00~12:30)
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
論文の書き方
【受講生の感想】
◆論文を書くときの心得について学んだ。先生の論文を見せて頂き、研究者になりたいとより強く思った。
◆講義に出席する大切さを良く考えてこれからの活動に参加したい。
◆実際に論文のテンプレートを使っての講義だったのでとても分かりやすかった。複雑な研究費の話など、研究者の
リアルを知ることができた。
【参加者】
計
11
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生
8
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
11
名
計
「先取りグローバル発展コース」&「先取り基盤コ-ス」
【科目名】
科学の世界
2016/02/07(日)2限目(13:30~15:00)・
【年月日】
3限目(15:10~16:40)
【担当者】
【場 所】
岡山大学大学院自然科学研究科棟
【授業内容】
放射光による科学研究の最前線 ~SPring-8 の利用研究~
【受講生の感
想】
◆計算式が沢山出て来て、それを理解できるようになる日が待ち遠しくなった。
◆レーザーを用いた基本的な物理学の研究をしてみたいと思っているので、今回の講義は本当に有意義な
ものだった。また、先生には快く質問に答えて頂いた。これから今回得た知識を元にさらに学習を進め、
レーザーを用いた研究をしてみたい。
【参加者】
計
10
名
(内訳は右記の通り)
<構成>
受講生(発展コ-ス生)
7
名
講師・スタッフ
3
名
その他
0
名
10
名
計
【科目名】
スーパーカミオカンデ訪問 (発展・基盤)
【年月日】
2016/03/16(水)~3/17(木)
【場 所】
神岡宇宙素粒子研究施設(岐阜県飛騨市神岡町)
【授業内容】
①素粒子実験関連講義
②スーパーカミオカンデ見学
【受講生の感想】
①素粒子実験関連講義
◆この講義を前日に受けていたことで、次の日の見学がより理解できるようになり、光電子増倍
管やチェレンコフ光など専門的な名前が説明の中に出て来ても、どのような話をしているか理解
できた。
◆質量があって、かつ波の性質を持つという、一見相反するものが素粒子の世界では存在するこ
とに驚くとともに、とても興味を持つことができた。
◆ニュ-トリノについて、曖昧だったところや理解出来ていなかったことが整理できた。
②スーパーカミオカンデ見学
◆全ての実験で精度の高さが求められていることに改めて驚かされた。また、海外出身の研究者
もいて“グロ-バル”を目の当たりにした。
◆機械の正常さを確かめるために、ずっと人がついているという話から、研究作業の地道さを知
ることができた。
◆実際に研究している方から、実験装置についての講義を聞いていると、こんなところにも拘っ
ているのか、など研究に必要なことを多く学べた。
◆ス-パ-カミオカンデをはじめとした施設には、謎の解明の為に沢山のお金が使われているこ
とも同時に分かったので、研究者の社会的責任も知った。簡単には入れない施設の見学は非常に
いい刺激を与えてくれた。
◆科学研究者に対する憧れを抱くことができた。
【参加者】
計 28
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生(発展コ-ス生)
17 名
受講生(基盤コ-ス生)
6 名
講師・スタッフ
5 名
その他
0 名
計
【実施風景】
28 名
【科目名】
グルノーブルESRF研究者オンライン講座 (発展・基盤)
【年月日】
2016/03/23(水)
【場 所】
岡山大学一般教育棟
【授業内容】
《グルノ-ブル~岡山大学 オンライン中継》
◇現地ESRF研究員による放射光研究施設の説明
◇研究員と受講生の質疑応答
【受講生の感想】
◆フランスのESRFの方から貴重な体験をさせてもらった。自分の聞きたいことを英語にするのが
難しかったが、最終的には納得のいく会話にすることができた。不完全な英語もしっかり直した
後に答えて貰えたので勉強にもなった。次にも同じような機会がればあればもう一度参加した
い。
◆素晴らしい研究者の方々と対談ということでプレッシャーに感じていた部分もあった。内容が
理解できない部分も有ったが、自ら質問できたりと有意義な時間を過ごせたと思う。
◆日本の科学技術は凄いと言っていたのを聞いて、日本のSPring-8など放射光施設は世界にも沢
山あるので、どこの国も競い合っているんだと思った。
【参加者】
計 26
名
(内訳は右記の通り)
<構成> 受講生(発展コ-ス生)
10 名
受講生(基盤コ-ス生)
10 名
講師・スタッフ
6 名
その他
0 名
計
【実施風景】
26 名
【科目名】
SPring-8訪問 (発展・基盤)
【年月日】
2016/03/24(木)
【場 所】
高輝度光科学研究センター(兵庫県佐用郡佐用町)
【授業内容】
◇SPring-8研究施設見学
◇研究員とのディスカッション
【受講生の感想】
◆SPring-8で実際に研究されている研究者の方々から、最先端の研究について聞くことができ
た。様々な内容や分野の研究の話を聞き、SPring-8などの科学に関係する施設では、色々な研究
が出来たり、他の研究者とも話が出来るので面白そうだなと思った。
◆今迄SPring-8について講義を受けたが、実際に見ることによって、どんなものかが良く分か
り、講義の内容もよく理解できたのではないかと思う。
◆実際に最先端の研究が行われている場に行き、研究者からから話を聞いたことで研究に対する
関心が強くなり、実際に自分でも研究をしてみたいという気持ちが強くなった。
◆いくつものハッチで研究しているところを見ることができる非常に良い機会になった。もし、
将来研究者になったらお世話になるかもしれないので、SPring-8のことや放射光のことなど、事
前講義等でも勉強することができて良かった。
【参加者】
計 35
名
<構成> 受講生(発展コ-ス生)
11 名
(内訳は右記の通り)
受講生(基盤コ-ス生)
22 名
講師・スタッフ
2 名
その他
0 名
計
【実施風景】
35 名
「超伝導の科学」1/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「超伝導の科学」
【メンバー】
【研究テーマ】
高校3年生 2名/高校1年生 6名 (計 8名)
高温超伝導体YBCOの特性測定
【概要】
銅酸化物高温超伝導体の合成し,特性の温度変化を測定する。超伝導に関する知識を深めると共
に,極低温における測定具技術の体験を通して,物性測定に関する技術の修得を目指す。
【活動内容】
[開催日]
2015/06/28(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・超伝導に関する講義 ・銅酸化物高温超伝導体の合成
[受講生の感想]
◆YBCOは、以前から作ってみたいと思っていたので、作ることができて良かった。今後は、こ
れを題材として研究をしていくので一年間頑張っていきたい。
[開催日]
2015/07/19(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・相転移と秩序についての講義・YBCOの透磁率測定
[受講生の感想]
◆超伝導の状態を理解するのに役立つ理論が分かった。
◆温度を変えていくことがかなり難しかった。次回には、もう少し上手くいくよう工夫したい。
[開催日]
2015/07/20(祝・月)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・超伝導体の磁力線の分布を測定する方法に関する考察
[受講生の感想]
◆化学の計算を多く行い、大変ではあったが研究の大変さを見に染みて感じることになった。
◆今回の実験で上手くいかなかったことを今後考えていきたい。
[開催日]
2015/08/02(日)・08/09(日)・08/10(月)・08/15(土)・08/16(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・試料電気抵抗を測るための、4端子測定法に関する講義・
超伝導体の電気抵抗温度変化の実験準備・抵抗を測定する器具の制作 他
[受講生の感想]
◆超伝導実験の仕組みから値を出す方法とその原理を理解することができた。
◆強磁性体と常磁性体の違いが良く分かった。パワーポイントでの説明が解り易かった。
「超伝導の科学」2/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]
2015/09/06(日)・09/13(日)・09/14(月祝)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・超伝導の実験・温度変化装置作成
[受講生の感想]
◆ノイズが原因と思われる動作不良が発生したので、ノイズを低下させる作業に取り組みたい。
◆温度を一定に保つ為に液体窒素との距離を制御するということを理解した。
[開催日]
2015/09/27(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
4端子プローブを用いて接触抵抗の測定
温度変化装置の作成
全国発表会の反省会
[受講生の感想]
◆実験はなかなか自分の思うようには行かなかった。が、その時に原因を考えるのが楽しかった。
◆全国発表会では少しモヤモヤして帰ってきたものの、今回の反省会で、一応の答えを見つけるこ
とができた。
[開催日]
2015/11/22(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
温度調節プログラムの作成
装置の強化
[受講生の感想]
◆装置を強化することで揺れが少なくなった。途中で制御不能になることもあるので、解決方法を
探したい。
◆値をまとめ、型を変換し、名前を付ける作業に半日かかった。これで期待通りに動くと思うの
で、明日試すのが楽しみだ。
[開催日]
2015/11/23(祝・月)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
プログラムのデバッグ
本体のベルト部分の作成
[開催日]
2015/12/23(火)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・YBCO 温度変化 測定装置 工作
・プログラミング
・磁気特性測定
「超伝導の科学」3/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]
2015/12/29(火)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
・磁気特性デ-タ解析
・抵抗測定
・プログラミング
[開催日]
2016/01/09(土)・01/10(日)・01/11(月祝)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
YBCO抵抗測定
[受講生の感想]
◆3月の発表会までには制御できるようにしておきたい。
[開催日]
2016/02/21(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
温度調整装置の動作試験
YBCOを使った実験と測定
液体窒素の液面との距離の差と試料の温度の関係を計測
[受講生の感想]
◆人の手ですることと同じ動作をしているはずなのにPCでコントロールした方が綺麗に上手くできた。YB
COが超電導になる瞬間もはっきりと確認できた。
◆二段階転移が気になるので、実際はどうなのかを調べていきたい。
「生物分子の科学」1/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「生物分子の科学」
【メンバー】
高校3年生 1名/高校2年生 5名/高校1年生 2名 (計 8名)
【研究テーマ】
遺伝子診断の問題点
【概要】
各自の爪からDNAを抽出し、増幅して、アルデヒド分解酵素を遺伝的に持っているかどうかを判断す
る。また、DNAが高温でほどける過程を分光法で追跡する。
【活動内容】
[開催日]2015/07/25(土)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
講義(化学結合、核酸の構造、二重らせん構造)
実験(DNA、二重らせん構造の対合と熱安定性)
[受講生の感想]
◆特に共有結合化合物について学び、今、学校で学習していることよりも深く学べて良かった。
◆先生が日本人は疑うことを知らないので、質問することが少ないと言われていたが、そのことは
自分にも思い当たる節があるので、今後はどんどん質問していきたい。
◆多くの薬品を扱う実験では、いかに器具を上手く使うかが重要で、かつ、理論面での理解も必要
である。今後の実験も理解をしたうえで挑戦したい。
[開催日]2015/07/26(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
講義(核酸塩基と対合、熱安定性)
実験(PCR法によるDNAの増幅)
[受講生の感想]
◆今回は数マイクロリットルの液体を用いる実験だったので、実験結果が変わらないようにマイク
ロピペットを使うのは、とても難しかった。また、溶液の濃度を求めるときには、指数計算が便利
なのできちんと覚えておきたい。
◆DNAの複製の過程や詳しい事情を学び、物事の一番基本的な知識や倫理観を持っておくことが
大切だと改めて考えさせられた。このような知識を持った上で、これからも色々な実験をしていき
たいと思った。
[開催日]
2015/08/08(土)・08/09(日)・08/10(月)・
08/11(火)・08/13(木)・08/18(火)・08/21(金)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
講義(DNA二重らせんの高温下での解け方について他)
実験(爪から抽出した遺伝子をPCR増幅し冷蔵保存。
それらをゲル電気泳動して所定の鎖長のDNAの存在
を確認。吸光分析(DNA二本鎖の熱安定性 他)
[受講生の感想]
◆実験結果が出る瞬間の嬉しさを感じることができた。これからも色々な実験に取り組んでみたい
と思った。
◆メンバーで共同作業をするのが楽しいと感じるようになった。
◆前回のミスの原因が判明した為、よりよい結果を得ることができた。また危機の操作にも慣れた
為、より効率的に測定を行うことができるようになった。
「生物分子の科学」2/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]2015/09/13(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
全国発表会の準備
[開催日]2015/09/27(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
DNAの働きについて -蛋白質の合成吸光度の測定(追加実験)
[受講生の感想]
◆自分が研究をして行く時には、先行研究の論文を読んでおいたり、背景知識を持っておかないといけないな
と改めて思った。
◆マイクロチューブに名前を記録し損なった為に、その後の効率が悪くなってしまった。実験中にはあらゆる
ことを記録しておくことが重要だと分かった。
[開催日]
2015/11/22(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
DNAの性質と機能について、前半の講義の復習
DNAの濃度の定量法について
緩衝液の作成とTOTO-3の吸収測定
[受講生の感想]
◆今回は実験に必要となる溶液から作った。自分達で最初から計算したのは初めてだった。このように沢山実
験に携わっていくことは今後に繋がっていくと思うし、とてもいい経験になった。
計算を間違えたら結果も変わってしまうので、デ-タの信ぴょう性を失わないためにもしっかりと手順を確か
める必要性を改めて感じた。
◆予想のつかない実験結果が得られたが、適切な考察を行いたい。また、講義を聴くことで、資料習では分か
らないことも理解出来た。
[開催日]
2015/11/23(祝・月)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
分光学についての講義(光の性質、分子と光の相互作用について)
TOTO-3色素の二種類の二本鎖DNAを混ぜて、色素の吸収の変化を追跡
[受講生の感想]
◆初めて行う実験なので、先行研究が無く、今出ている結果が正しいかどうか分析することが必要だと思う。
このような経験が無いので、この場で経験を積みたい。
◆DNAの定量実験を通して、生物学的実験法が身に付いた。
◆きれいな結果が出て、期待していた通りだったのでとても嬉しかった。しかし、きれいだからといって正し
いとは限らないので吟味が必要だ。今後慎重に考察していきたい。
[開催日] 2015/12/27(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
①講義:スペクトル解析用ソフトvbSpecの使用法と原理の説明。
11月に測定したデ-タからDNA結合色素と非結合色素及び二重化した色素の3成分の量を計算する方法の講義。
②実験:11月に行った一部の再実験。(DNA2を用いたシリ-ズでDNA濃度が1/10違っていたもの)/一本鎖DNA
の存在下での実験を行った。
[講師コメント]
・間違いはあったが、自主的に実験を進めることができるようになってきた。力がついてきたことが実感でき
るようになっている。
[受講生の感想]
・一度の計算ミスのために、実験の結果が大きく変わり、修正にも多大な労力が掛ることが良く分かった。計
算ミスをしていないかどうかのチェックを怠らないようにしたい。
「生物分子の科学」3/3
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]
2015/12/28(月)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
DNAの色素を添加し、吸収スペクトルを測定した。種々のDNA濃度、色素濃度で測定を繰り返し、色素による
DNA定量の可能性を調べた。
[受講生の感想]
・デ-タ解析ソフトでトラブルがあったが、宍戸先生のソフトを使ってなんとか解決することができた。是
非、プログラミングを学んで実験デ-タを簡単に分析できるソフトを作ってみたい。
・今日はデータ解析の方法も教わったので、人に任せるのではなく、自分の力で解析したい。
・人のデータ見る時や、自分のデータを保存する時は、バックアップを取っておくなど、研究する上で基本的
なことも学べた。
[開催日]
2016/1/9(土)・1/10(日)・1/11(月祝)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
■2016/1/09(土)
スペクトル解析ソフトvbSpecを使って、12/27~28に測定したデ-タの解析を行った。
試料溶液調整と一部の測定。
■2016/1/10(日)
吸収スペクトル測定とLambert-Beerの法則の説明を行った。
分光測定。
■2016/1/11(月)
デ-タ解析を行った。その結果、DNAの配列に依存して吸収が変化することが測定された。そこでより極端な
配列をもつ以前のDNAを使って測定を行った。
科学Tryアングルの発表準備。
[講師コメント]
・受講生が測定したデ-タを自身で解析することで、興味が乗ってきたことが明らかであった。
[受講生の感想]
・どの試料で実験したのか分からないというミスをしてしまった。今後は、どの実験デ-タかがわかるように
ファイル名を統一しなくてはいけないと思った。
・デ-タの保存の仕方を学んだ。デ-タ管理の大切さを痛感した。
「環境の科学」1/2
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「環境の科学」
【メンバー】
高校2年生 2名 (計 2名)
【研究テーマ】
植物プランクトンと水質
【概要】
水域での植物プランクトンの異常増殖抑制は,水環境の重要課題である。植物プランクトンの増殖には多くの
因子が関係しているが、生徒の立案で、① 日射量と② 腐植質の影響を取り上げ、現場気象条件下で増殖抑制
効果の検討を行った。実験では、現象を観察し、水質やクロロフィル濃度を計測し、生じている現象を実感し
たり、機構を推測することを経験する。
【活動内容】
[開催日]
2015/07/11(土)・07/12(日)・07/26(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
[内容]
・環境モデル式導出の基礎 ・先行研究論文(フルボ酸)の調査 ・研究計画の決定
[受講生の感想]
◆実験テーマを決める際に、それが原因で別の環境問題が起こっては意味が無いので、既に環境の中にあるも
のを利用しなくてはならないということを学ぶことができた。
[開催日]
2015/8/3(月)・8/6(木)・8/9(日)・8/13(木)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟2階
[内容]
環境系実験開始作業と初期値の分析(ビオトープの水を採取し、充分撹拌後11個の水槽に分注。ビオトープ池
の底泥を採取し、撹拌沈澱後の上澄み液を濾過。初期水質を測定 他)
[受講生の感想]
◆池の底の泥に含まれる栄養分は水中のものより潤沢でCOD値も非常に高い。
◆それぞれの水槽で条件を変えていたが、大きな変化は見られなかった。しかし、クロロフィルが順調に増え
ていたのが嬉しかった。精製水の中にアンモニアが含まれていたことがわかり、すごく残念だった。
[開催日]
2015/9/12(土)・9/13(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]全国発表会でのポスター発表の準備
[開催日]
2015/11/1(日)
[場所]岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
全国受講生発表会での審査員コメントを検討し今後の研究の進め方を議論。今後の予定の確認。
[受講生の感想]
◆全国発表での審査員コメントは、自分達が不安だったり、気になっていたところが多く指摘されており、少
し耳が痛かった。
◆今回は研究の体験版のようなもので、実際の研究はこんなものとは比較にならないほど難しいと聞いて、大
変そうだという気持ちだけでなく、やってやろうという気持ちも芽生えた。
「環境の科学」2/2
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]
2015/11/23(祝・月)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
研究論文について
[受講生の感想]
◆事前に配られていた2つの論文についての内容確認と意見交換を行った。成層形成、浮力周波数、科学量論
式なども学んだ。
◆環境系は実験にまとまった時間が要るので、現時点では実験の計画は無いが、結果の解釈など工夫の余地が
ある。
[開催日]
2015/12/13(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
Excelを使ったデ-タ処理とモデルの考え方についての解説と演習
[受講生の感想]
◆Excelの使い方や作図方法は、実際に入力しながら学んだので、とても理解し易かった。プログラムに興味
を持ち、気になっていたので、とても面白かった。
[開催日]
2015/12/27(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
実験デ-タの解折法についての説明と演習。
[講師コメント]Excelのマクロを使ってプログラム作成。線形回帰式を使って多変数の回帰を行った 生徒たち
は内容をすぐに理解し、どんどん吸収していく。将来が楽しみだ。
[受講生の感想]
◆直線回帰の方法、マクロの作り方が分かった。今まではセルに計算式を入力していく方法しか知らなかった
が、今回の活動でデ-タ処理のツールが広がった。
◆直線回帰やマクロは有用な手段だと思うので、これから研究していく際の参考にしたい。
[開催日]
2016/01/11(月祝)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
実験デ-タをVisual Basicで解折する方法の説明と具体的な演習を行った。
[受講生の感想]
◆「環境の科学」として活動しているが、半分位は統計の学習になってきている。統計学は将来どの分野に
行っても役に立つので、しっかりと学んでおきたい。
[開催日]
2016/02/28(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟
[内容]
論文の書き方の指導と論文草案の添削を行った。
[講師コメント]
昨年、今年と2回ポスタ-発表をした内容を論文形式で補足した草案であり良くまとまった内容であった。完
成に近い草案を英文abstractを中心に添削した。
[受講生の感想]
◆英訳の部分では、どのような単語が良く使われているかを知ることができた。一方、論文を沢山読まないと
良く使われる単語や文法を知ることが出来ないことも分かり、論文を書くには多くの論文を読まなければいけ
ないことが分かった。
「地球科学」1/2
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【科目名】
「地球科学」
【メンバー】
高校2年生 3名 (計 3名)
【研究テーマ】
PM2.5空間分布モデリングの評価に関する研究
【概要】
近年,大気汚染の問題は社会から強く関心を集めている。
その中でもPM2.5は健康被害をもたらす可能性が懸念されている重要な物質であるが,
この物質の分布については未解明な点が多い。
PM2.5の分布推定法の一つに空間統計学の手法を用いたものがある。
本研究ではこの手法を用いて推定されたPM2.5の空間分布の実測による検討を行う。
【活動内容】
[開催日]
2015/06/28(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
ガイダンス・データ計算用パソコンの組み立て
[受講生の感想]
◆パソコンを作っていく作業の中で、本当に使えるのかという不安と、自分が作ったんだ、というわくわく感が
募っていった。自分で作ったパソコンを使って、研究をどこまで進めることができるのか楽しみだ。
[開催日]
2015/07/20(祝・月)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
学会発表について・実験用パソコンの準備
[受講生の感想]
◆実際に用いた英語の原稿を読み、専門的な用語や文章に慣れていきたいと思う。
[開催日]
2015/08/20(木)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟屋上等
[内容]
8/19(水)22:00から~8/20(木)21:00迄の24時間に自然科学研究科棟
屋上にて1時間毎のPM2.5とSPM10の空間濃度をダストトラックⅡを用いて観測。
大気中の微粒子と観測者から発生する微粒子の分別、観測点の決定に関する考察や、代替観測点の確保に関する
考察を行う。さらに近接する観測点での測定値の差異をもたらす原因に関する仮説の構築とその立証方法などの
研究。
[受講生の感想]
◆時間や場所や風向きなど一回一回の測定に、注意が必要だと思った。
◆一時間おきに毎回測定するのは意外と大変だった。また合宿などをして測ってみたい。
「地球科学」2/2
【グループ研究】 「先取りグローバル発展コース」
【活動内容】
[開催日]
2015/09/12(土)・09/13(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
全国発表会の原稿作成・観測データの統計解析 他
[受講生の感想]
◆以前に測定したPM2.5とPM10の値と県が測定したデ-タの相関を計算ソフトで求めた。自分が思っていたよ
りも相関が少なかったので驚いた。
◆相関係数はこれからも使うと思うので活用していきたい。
[開催日]
2015/09/27(日)
[場所]
岡山大学大学院自然科学研究科棟1階
[内容]
測定したPM2.5とPM10のデ-タの相関係数の計算
[受講生の感想]
◆値をPCのソフトで計算する際に、データが無くなるハプニングが何度か起きたが、その度により効率的な方
法を思い付くことができたので進歩できたと思う。
◆効率的な方法が沢山あるので、そういうテクニックを身につけることで、より時間を短縮できるようになる
と思った。
8.その他(リーフレット)
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