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トピックス - 横浜国立大学

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トピックス - 横浜国立大学
トピックス
2010年3月
鈴木学長の就任
2009 年 3 月 31 日(火)付けで、飯田嘉宏学長が任期満了により
退任され、4 月 1 日(水)付けで、鈴木邦雄前理事・副学長が、新た
に学長に就任しました。同日に、事務局 5 階第二会議室で就任式を
行い、鈴木新学長から就任の挨拶がありました。
就任式の様子
快挙 本学の教員5名が文部科学大臣表彰で受賞しました!
5 名の教員が、平成 21 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で、以下の賞を受賞しました。
◆科学技術賞(研究部門)
業績名:自己き裂治癒を用いたセラミックスの性能と信頼性向上の研究
安藤 柱 名誉教授
工学研究院 髙橋 宏治 准教授
学際プロジェクト研究センター 中尾 航 特任教員(助教)、他 1 名
業績名:ネットワークインシデント分析センターnicter の研究
学際プロジェクト研究センター 吉岡 克成 特任教員(助教)、他 4 名
◆若手科学者賞
業績名:材料工学分野における高信頼性セラミックスの研究
環境情報研究院 多々見 純一 准教授
看板の前に立つ吉岡特任教員
表彰状を手に多々見准教授
左から、髙橋准教授、安藤名誉教授、中尾特任教員
-1-
華東師範大学ソフト学院(中国)代表団が来校
2009 年 4 月 10 日(金)、本学の学術交流提
携校である中国の華東師範大学ソフト学院から
何積豊学院長をはじめ 4 名の代表団が来校され
ました。
華東師範大学は上海西地区にある「国家重点
大学」のひとつで、ソフト学院は同大学では最
初のソフトウェア・スクールとして2002年に創
立されました。主に日本の大手企業に卒業生を
輩出しており、今回は、学院生がインターン研
修中の富士通ビジネスシステムを訪問する間を
縫って本学を来訪しました。
当日は何積豊学院長をはじめ4名の方が富士通ビジネスシステムの方々と来校し、國分総務・研究担
当理事ら関係教職員と懇談して現在の交流について意見を交換するとともに、今後の更なる発展を誓
い合いました。その後、一行は留学生センターと情報基盤センターを訪問し、以前本学から同大学に
向けて行った遠隔講義について有澤環境情報研究院教授から説明を受けました。何学院長は大変興味
深そうに耳を傾け、熱心に質問されていました。最後に中央図書館カフェで懇談をし、笑顔で次の訪
問地へ向かって行かれました。
工学研究院
藤本博志准教授に本学の発明表彰を授与
2009 年 4 月 18 日(土)の「発明の日」
を記念して、本学においても、4 月 20
日(月)に本学発明表彰実施要綱等に基
づいた表彰として、昨年度に引き続き
工学研究院の藤本博志准教授に「発明
表彰」を授与しました。
表彰された藤本准教授、学長、産学連携推進本部長の國分理事らと記念撮影
藤本准教授は、近年脚光を浴びている原子間力顕微鏡の性
能を大幅に向上させる制御技術の開発のほか、実装のための
戦略的な関連技術開発への取り組みも積極的に行なっていま
す。また、電気自動車の運動制御技術についても、メディア
で取り上げられ、様々なイベントへの出展など、将来的に
学長に発明内容について説明する藤本准教授
技術移転の可能性のある研究も進めています。昨年度は主
に、ハードディスクの制御システムの発明の技術移転等の功績により表彰しましたが、今年度は原子
間力顕微鏡の研究成果が産業上有用な知的財産として技術移転に結実したことにより、優れた発明と
して表彰することとなりました。
-2-
公開講座でつながる地域ボランティアとのネットワーク
2009 年 5 月 10 日(日)留学生センターで
は、同センター吉田昌平教授と小田切由香子
非常勤講師が講師を務め小川誉子美教授の協
力のもとで公開講座
「日本語でボランティア」
を開催し、30 名の参加者を迎えました。参加
者は、地域の国際ラウンジや学校等で外国人
支援活動に取り組んでいる人、これから取り
講座を終えて
組もうとしている人、その活動内容も年数も
様々でした。現在、外国籍児童生徒をはじめ各地で日本語支援の必要性が高まっています。この公開
講座が開かれた 5 月 10 日(日)は、EPA(経済連携協定)により、フィリピンから看護師・介護福祉
士候補者の第一陣 270 名が来日したまさにその当日でもありました。すでに、インドネシアからの介
護福祉士候補者は昨年来日し、日本語研修をへて、横浜では保土ヶ谷区の施設で 1 月より活動を開始
しています。労働力として外国人を受け入れる政策を円滑に継続するためには、彼らを単なる労働者
としてではなく生活者としても受け入れる視点が必要となります。福祉士候補者以外にも、外国籍児
童生徒、外国籍居住者の多い神奈川県では、行政、自治体、地域、そして神奈川県唯一の国立大学で
ある本学が相互連携し、増大の一途を辿る外国人生活者を支援することが求められています。
かつて打ち出された移民 100 万人計画、留学生 100 万人計画等では、彼らが生活者であるという視
点が抜け落ちていましたが、現在こうした意識は変革されつつあります。
留学生センター教員は、県内各地の日本語ボランティア組織の入門講座やブラッシュアップ講座の
講師を担当し、本学での公開講座を実施してきました。また、共育の実現を目指して、横浜国立大学
市民ボランティア制度に登録した受講者とともに、日々本学留学生の学習支援も続けています。こう
した活動は、地域と大学との日本語教育連携モデルとして、県内の関連組織でも知られつつあります。
工学部 知能物理工学科の教育プログラムが関東工学協会・業績賞を受賞
工学部 知能物理工学科の教育プログラム「物理工学実験情報演習」が関東工学
協会・業績賞を受賞し、2009 年 5 月 18 日(月)に表彰式が行われました。
受賞者は、これらの科目の実施や運営に携わっている工学部の山本勲准教授(代
表)、石井聡特別研究教員、石渡信吾准教授、一柳優子准教授、上原政智特別研究
教員、梅原出准教授、大野真也特別研究教員、片寄祐作特別研究教員、蔵本哲治
准教授、島津佳弘准教授、首藤健一准教授、白崎良演准教授、眞銅雅子特別研究
教員、関谷隆夫准教授、千住孝俊特別研究教員、津嶋晴准教授、中村正吾准教授
ら 17 名です。
「真なる学士力」養成のために、工学部 知能物理工学科では、これまで主に座学として習得して
いた基礎的知識・理論的な概念を”体感”し、そこで取得したデータの処理・解析の”技術”を同
時に習得することを明確な教育目標に据えました。そこで「実験」科目と「情報処理」科目を融合
した「物理工学実験情報演習 A、B、C」を 1~2 年次に開設しました。これらは、学生自らが設定し
たテーマを調査・研究する「インベスティゲーション実習」、それらの発表を行う「プレゼンテー
ション実習」などの 3 年次に行う実習科目と連携し体系化されています。
「『学士力』形成のための実験と情報処理教育を融合させた新しい工学教育」という題目での今回
の受賞は、この教育プログラムが「独創性」「実行努力」「具体的成果」「教育への効果」などの
観点から高く評価されたものです。
-3-
第4回みなとまち大学リーグ国際セミナー
2009 年 5 月 21 日(木)22 日(金)に、「港は世界の文化
文明のゲートウェイ」をテーマに国際みなとまち大学リ
ーグ(Port-city University League、略称 PUL)国際セミ
ナー(一般公開)を横浜市開港記念会館で開催しました。
PUL は、本学の提唱により、港湾都市にある世界有数の
大学が学術・文化・産業等幅広い視野に立ち市民も含め
た交流を目指すものとして、2006 年にスタートしまし
た。第 1 回目を横浜で、その後、2007 年にチェンナイ(イ
ンド)、2008 年にリスボン(ポルトガル)で開催しました。そして、今年は開港 150 周年記念を迎える
横浜で再び開催するにいたりました。
1 日目の「港と海に関する諸問題」のセッションでは、「海賊
対策と国際協力」(国際社会科学研究科 田中利幸教授)、「日
本漁業の管理と保全」(環境情報研究院 松田裕之教授)など
の講演を行いました。また、「港町と海洋教育」のセッショ
ンでは、各大学の教育研究に関する取り組みが紹介され、熱
を帯びた質疑応答が繰り広げられました。
2 日目は、日本語と英語による同時通訳付きでセミナーを実
施しました。本学鈴木学長、横浜市立大学学長の挨拶、横浜
市長の歓迎メッセージに続き、横浜開港資料館主任調査研究員平野氏による「港町の歴史と文化」と題
した特別講演等が行われ、一般市民の皆さんにも興味深い内容の講演が続きました。会場は 100 名を
越える聴衆で活気にあふれ、大学教員の他、一般参加者からも質問が相次ぎました。
さらに会館内では、参加大学を紹介するポスター展も催され、無料配布された各国のパンフレット
や地図も人気を博しました。
硬式野球部
2年、4シーズンぶりにⅠ部リーグへ復帰!
2009 年 5 月 31 日(日)、関東学院大学釜利谷球場で行われた神奈
川大学野球連盟のⅠ部・Ⅱ部リーグ入れ替え戦で、本学硬式野球部が、
前日 30 日(土)に引き続き鶴見大学(Ⅰ部リーグ 6 位)に連勝し、
念願のⅠ部リーグに復帰しました。本学は 2007 年春、Ⅱ部リーグに
降格、その後Ⅱ部リーグでは常に 1 位となり、その都度入れ替え戦に
挑みましたが、Ⅰ部リーグ復帰は叶いませんでした。
今回の入れ替え戦は、投手陣が安定しており、守備陣も堅く、初戦
は 3 対 2、2 戦目は 3 対 1 と接戦を征しました。試合後は、田中監督
おそろいのネクタイを締めて鈴木学長に
報告する部員たち
田中監督の胴上げに沸くチームメンバー
(教育人間科学部教授)の胴上げなど、歓喜の輪に沸きかえりまし
た。
また、6 月 8 日(火)、野球部員と監督が、鈴木学長と溝口理事
(教育担当)に、この喜びを報告しました。鈴木学長からは、お祝
いの言葉と、ぜひ 1 部でも優勝目指してほしいと今後の活躍に期待
する言葉が贈られました。
秋からは、Ⅰ部リーグの強豪大学との対戦が待ちかまえています。
皆さんの応援が一層のパワーとなることでしょう。
-4-
エコフリーマーケットを開催
2009 年 6 月 12 日(金) 経済学部国際交流委員会が、社会科学系総合研究棟に新しく設置された国際
交流ラウンジでエコフリーマーケットを開催し、
およそ 100 人の日本人学生及び留学生が訪れました。
今回のイベントは、国際交流プログラムの一貫として今後この新しいラウンジで行われるいくつかの
イベントのうちの一つです。リサイクル活動の推進を意
図した今回のフリーマーケットでは、教授および事務員
の寄付による数々のアイテムが並びました。 ほとんど
の物が新品で、未使用の iPod 、バーバリーのコート、
テレビ、ブランドの服など掘り出し物が多く見られまし
た。価格設定で 1,000 円以上にした物はなく、さらに日
本語、英語、中国語、ロシア語で値引きが行われた商品
は飛ぶように売れていき、学生たちは大量の袋を手にラ
ウンジをあとにしました。
経済学部生のボランティアによって形成されたスタッ
フ陣は、イベントの成功のためにとても熱心に働きまし
経済学部国際交流ラウンジに殺到する学生
た。最終的に 28,000 円以上となった売り上げは、国際
交流基金に寄付されました。
安心・安全の科学研究教育センターで大型研究プロジェクトを受託!
安心・安全の科学研究教育センター
は、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機
構の競争的公募研究「陸上タンク開放検
査周期の合理化に関する調査検討- 底
板コーティングの余寿命評価法と風荷
重に対する浮屋根強度信頼性評価シス
テムの開発 -」に採択され、2009 年 6
月 24 日(水)から新たな大型の研究プ
プロジェクト推進会議の様子
ロジェクトをスタートさせました(代
表 関根和喜特任教授)。この研究は、我が国の重要な資源である石油を安心・安全に備蓄するための
研究であり、センターを中心に、学内の複数部局や包括連携先である株式会社 IHI が連携して、取り
組むこととなっています。
また、この研究は、昨年度の教育研究高度化経費「安心・安全科学研究教育拠点としてのセンター機
能の維持・強化と研究・教育プロジェクトの推進・企画」で、全部局の先生方の参画を得て、「安心
・安全」に関する幅広い情報収集とそれらを活用した研究プロジェクトを企画した成果の一つでもあ
ります。本センターでは、今後も様々な「安心・安全」関連の事業を推進していきます。
-5-
留学生インターシップ企業説明会
2009 年 6 月 25 日、(社)神奈川県経営者協会による企
業合同説明会を横浜国立大学で開催しました。
当日は各企業関係者、大学関係者、留学生合わせて約
100 名が参加しました。留学生の応募を取り纏め、面接
対象者の検討・調整・決定等マッチングの手続きが実施
されました。
マッチング後の計画は以下の通りとなっています。
実施留学生の決定(7 月)
インターシップの実施(8 月~9 月)
発表交流会(10 月以降)
~神奈川経協会報 2009 年 7 月号より転載
「移動科学教室 in 横浜国大」が、初めて本学で開催されました!
2009 年 6 月 24 日(水)教育人間科学部 7 号館 1 階ロビ
ーにおいて、「神奈川県青少年センター科学部」による
「移動科学教室 in 横浜国大」が行われました。
「神奈川県青少年センター科学部」は 47 年の歴史を
持ち、「子どもたちに、科学の面白さを知って頂きたい」
をテーマに、年間 3 万人近くの子どもたちと直に接し
て、活動しています。今回は、将来学校の先生になる学
生に「もっと、もっと理科を好きになってもらいたい」
という熱き思いから、「科学実験キャラバン隊」を組織
して、様々な実験を行なっていただきました。
「ドキドキ風船ワールド」というコーナーでは、風船
青少年センター科学部の先生方の講義に集中して
を最大限に膨らませて、空気の持つ性質や圧力、
ゴムの物質の特性などが楽しく紹介されまし
た。参加した学生からは、「授業だけでは必ず
しも知ることのできなかった科学の楽しい一面
を、科学実験のベテラン達の実演で知ることが
できました」「判り易く有意義でした」「科学
が楽しいものであると知ることができただけで
も良かった」と大好評でした。
地域(神奈川県、横浜市等)の各機関との連携
が有意義な形で実現できました。
科学実験に熱弁をふるう青少年センター科学部の先生方
-6-
「外国人留学生・研究者七夕の集い」を実施
2009 年 7 月 2 日(木)、第一食堂「れんが館」において、
学長主催による 2009 年度「外国人留学生・研究者七夕の
集い」を行いました。今年は、学長が外国人留学生及び
外国人研究者を一度に招き、日頃の修学や研究の労を労
うとともに、相互の交流や教職員との親睦を深めるため
実施しました。
当日は、学長、理事、部局長及び留学生担当教員等の
学内関係者約 40 人、ご招待した留学生支援団体から約
七夕飾りに願いを込める留学生の皆さん
10 人、そして外国人留学生・研究者及びボランティア日本
人学生等、約 400 人が一堂に会し盛大な催しとなりました。
鈴木学長の挨拶の後、奨学金支給等で本学留学生に多大の支援をしてくださっている国際ロータリ
ー第 2560 地区の代表者に感謝状の授与を行いました。引き続き、懇親会が盛大に催され、途中、サー
クル民謡研究会合唱団による和太鼓の連打、モダンダンス部による現代ダンスの披露、中国・韓国及
びベトナム留学生の歌・楽器演奏や踊り等も披露され、終始和やかな雰囲気の中で行われました。
遠くふるさとを離れて、この横浜の地・本学で頑張っている多くの外国人留学生・研究者の皆さん
へ、ささやかな息抜きの一時をプレゼントすることができました。
「HaReMaKe ―ヨコハマ・はれのひ・マーケット―」を開催
「食を中心としたまちづくりプロジェクト」は、地域で「食」
に関するイベントを開催し、その地域の活性化に貢献すること
を目標に掲げ、活動しています。これは、授業の一環で、地域
交流科目「地域交流人材育成教育プログラム」における「地域
課題実習 学生公募型プロジェクト」の一つで、11 人の学生が
関わっています。
2009 年 7 月 4 日(土)に、本プロジェクトは商店街・NPO 法
人・地域作業所との協働で、横浜市都筑区の荏田南近隣センタ
ー商店街にある、地域作業所や NPO 法人のオフィスが入る「えだきんパーク」という地域コミュニテ
ィハウスで、「HaReMaKe -ヨコハマ・はれのひ・マーケット-」を開催しました。コンセプトは「地
産地消のカフェと市」です。目的は、「地産池消の推進」、「地
元商店街の活性化」、「地域作業所の理解促進」です。
まず、「地産池消の推進」としては、地場野菜を使った料理の
提供や、地元の農家の方による野菜の直売を行いました。次に、
「地元商店街の活性化」としては、大型商業施設の相次ぐ出店に
よって地元商店街が疲弊しているため、今回のイベントで商店街
に人を呼び、活性化することを目指しました。最後に、「地域作
地元農家の方による野菜の直販
業所の理解促進」としては、地域作業所で作られたベーグルを用
いたサンドイッチを、地域作業所で働く障害を持った方たちに販売を手伝ってもらうことで、地元住
民との交流を促進しました。
今後も機会があれば、商店街で、地産地消に関するイベントを行っていく予定。
-7-
テクノトランスファーin かわさき 2009(先端技術見本市)に参加
2009 年 7 月 8 日(水)~10 日(金)、川崎市にある「かながわサイエ
ンスパーク(KSP)」にて、「テクノトランスファーin かわさき 2009(第 22
回先端技術見本市)」が開催されました。
今回は「未来につながるテクノロジー」をテーマに「オフィス・ビジ
ネスユース」、「産業機器関連」、「環境・福祉・防災」、「企業ネットワ
ーク」、「産学連携」の 5 部門にブースを分けて、新技術・新製品・研
究成果などの展示、発表が行なわれました。「産学連携」部門には、
産学連携部門エリア前
本学をはじめ 27 の大学、TLO、研究機関が参加しました。
本学は「最新のロボティクスに関連したアクチュエータ技術・センサー
技術・制御技術」の成果を出展しました。今回はパネルのほかに、動画に
よるアイキャッチャーとしてモニターを設置し、工学研究院 佐藤恭一准
教授の『回転直動二自由度モーター』、同研究院 藤本康孝准教授の
『スパイラルモーター』、同研究院 前田雄介准教授の『ロボット教示技
術』、環境情報研究院 白石俊彦講師の『磁気粘性ダンパ』など、各研究
成果をビデオで紹介しました。モニターの実験映像に興味を惹かれて説
明を求める来場者も多く、PR 手段のひとつとして有効であったようです。
未来につながる産学連携のワンストップ・サービス推進のため、
本学ブースと
共同研究推進センター村富洋一教授
今後も分かりやすい情報発信に努めていきます。
「ぼくらのサイエンスカフェ」を開催
2009 年 7 月 31 日、
8 月 1 日のオープンキャンパスに合わせ、
中央図書館リフレッシュルームにおいて、特別企画「ぼくら
のサイエンスカフェ」を開催しました。
初日は、環境情報研究院の上野誠也教授が、「夢は宇宙を
駆け巡る」と題して、月探査の「かぐや」をはじめ火星や金
星等の探査について紹介しました。当日はタイムリーにも若
田光一宇宙飛行士が地球に帰還する日ということもあり、参
加した高校生達の宇宙への関心が高く質問が相次ぎ、上野先
生が丁寧に答えました。気軽に質問できるサイエンスカフェ
参加者にクイズを出す上野先生
ならではスタイルが参加者に好評でした。
2 日目は、学際プロジェクト研究センター山梨裕希特任助教が「超伝導が切り開く新技術」と
題して、100 ギガヘルツ CPU への挑戦について紹介しました。
山梨先生は高校生の頃からコンピュータに興味があり、その分
野において世界で活躍したいと思い続け実現できたことを格
言をまじえて紹介し、参加した高校生にも夢を持って大学進学
を考えるようエールを送りました。
今回の「ぼくらのサイエンスカフェ」は、2 日間で 90 名近い
参加者がありました。この体験を通じて横浜国立大学やサイエ
ンスに対して、一層の関心を持つ高校生が増えてくれることを
期待しています。
リフレッシュルームは参加者で満員
-8-
「横浜国立大学オープンキャンパス2009」盛況で終了!!
2009 年 7 月 31 日(金)~8 月 1 日(土)に、オープンキャン
パス 2009」を開催しました。
オープンキャンパスは、入試広報の一環として、本学を
目指す受験生とその保護者に、家族ぐるみでキャンパスに
来訪してもらい、直接キャンパスを見て頂くイベントです。
また、模擬授業に参加し、図書館等の施設を見学・説明を
受けてキャンパスライフを体験してもらうことを目的とし
ています。
朝から多くの人が訪れました
当日は、あいにくの曇り空にも関わらず 2 日間で昨年度を上回
る 12,044(前年は 11,064 名)の方に来場頂きました。教育人間科
学部では課程毎に、経済学部・経営学部では学部毎、工学部では
学科(学科によってはコース)毎に会場を設け、各学部等の紹介、
模擬講義、個別相談会を学部色豊かに実施しました。大学院は、
国際社会科学研究科、教育学研究科において研究科等の紹介、質
疑応答等を行いました。学内施設としては附属図書館、機器分析
評価センターが施設を開放し、職員等が対応しました。
立ち見が出る模擬授業も
また今年度も、中央図書館に総合案内所の設置し、現役学生
による相談コーナー、教員相談コーナー、入試、留学等の相談
コーナー等を設けました。大勢の受験生が多様な事柄の相談に
列をなす盛況ぶりとなりました。その他に、現役学生によるキ
ャンパスツアー、峰沢国際交流会館ツアーを行いました。
横浜国大おすすめスポット
大学オリジナルグッズ販売コーナーも盛況
-9-
ランプン大学(インドネシア)との大学間交流協定を締結
鈴木邦雄学長は、2009 年 8 月 1 日(土)~5 日(水)までの間、ランプン大学(インドネシア)
との大学間交流協定の調印式に臨み、環境情報研究院とランプン大学が共同で実施するシンポジウ
ムやワークショップに出席すると共に、本学が開発した双方向高画質システムを用いた両大学間の
実験に立ち会いました。
(財)神奈川科学技術アカデミーと横浜国立大学が『包括連携協定書』
を締結
財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)と横浜国立大学は、『包括連携協定書』を締結するこ
とに合意し、2009 年 8 月 7 日(金) 本学学長室において、本学の名誉博士でもある藤嶋理事長と鈴
木学長により締結式を行いました。
本協定は、神奈川県および地域の科学技術の発展、産業の振興に貢献することを目的として、人
材育成、研究開発等に関し、組織的な連携のもとに相互協力することとしています。
締結式では、KAST 教育講座と本学の横浜ビジネススクールの連携協力などについて意見交換が行
われました。以前より教育講座や研究プロジェクトの推進において個々に連携してきた両機関が、
組織的な連携の強化により、更に発展していくことと期待されています。今回の協定で、大学・研
究機関、自治体、企業を含め 20 機関との包括連携・組織的連携となりました。
握手を交わす鈴木学長と藤嶋理事長
包括連携協定締結式を終えて
- 10 -
本学卒業生がデフリンピック出場
2007 年に教育人間科学部を卒業された高田裕士さんが、聴覚障害者のオリンピックである「第 21
回夏季デフリンピック台北 2009」(9 月 5 日(土)~15 日(火)開催予定)の、陸上競技の日本代表に選出
されました。これを受け、7 月 31 日(金)に高田さんが本学を訪れ、鈴木学長をはじめ、指導教員の教
育人間科学部 中川辰雄教授、
陸上部顧問の同学部 伊藤信之准教授に向けて報告を行いました。 在
学時代、高田さんは陸上部に所属し、数々の大会において好成績を収めました。現在も会社員として
勤務する傍ら、陸上競技に取り組んでいます。
読唇術の技術を身につけられており、聴覚障害を
持ちつつも、中川教授や伊藤准教授とは在学時代
から普通に会話をされているそうですが、今回は、
鈴木学長と初対面ということもあり、手話通訳の
方にご協力いただきながら、和やかな雰囲気の中、
笑いも交えて会話が弾みました。
学長や指導教員に、デフリンピック出場を報告をする高田さん
がやっこ科学教室(第1~4回)を開催
教育人間科学部では、2005 年度から保土ヶ谷区の委託事業として、区
内に在住・在学の小中学生を対象に「がやっこ科学教室」を開催していま
す。この事業は、身近なテーマについて取り上げ、実験・観察や実習を通
して、子ども達の科学に対する興味・関心をさらに高めることを目的とし
ています。今年度開催予定の 11 回のうち、夏休み期間中に第 1〜4 回を開
催しました。
第 1 回(7 月 27 日(月))と第 2 回(8 月 3 日(月))のテーマは「川の中の生
き物を見てみよう」で、西栄二郎准教授が担当しました。この講座では、
希少な生き物であるサンショウウオやコオイムシ、タガメ、ゲンゴロウな
どを観察し、描写しました。その後、用意した切り絵を切って、A2 サイ
これがカブトガニですよ
ズの厚紙に貼っていきました。今では珍しくなった水生昆虫などの生き
物を見るだけでなく、描いたり切ったり貼ったりすることで、いろいろな生き物に親しんでもらえま
した。第 3 回(8 月 24 日(月))のテーマは「太陽と空からのおくりもの-
身近に起こる光の不思議な現象-」で、鈴木勝久教授が担当しました。光
の不思議な性質と大気中で起こる光学現象に興味を持ってもらうことが
目的です。木漏れ日の形がどうして丸くなるのかなどの話があった後、レ
ーザーを使って光の進み方を調べ、虹や蜃気楼を実験で作りました。次に
各自、CD と工作紙を使い分光器を作り、いろいろな光源のスペクトルを
観察しました。
第 4 回(8 月 25 日(火))のテーマは「岩石・鉱物の鑑定」で、江藤哲人
教授が担当しました。子ども達が自宅から持参した岩石・鉱物の鑑定をし
ました。岩石・鉱物は、種類ごとに名前を記入した紙片に載せ、参加者全
員にまわしましたが、どの子どもも熱心に観察し記録をとっていました。
いろいろな岩石があるね
また、珍しい岩石やきれいな鉱物にたくさん触れました。
- 11 -
「かながわ発・中高生のための大学セミナー」の開催
2009 年 8 月 25 日(火)26 日(水)の 2 日間、「そごう横浜店」9
階の「新都市ホール」にて、進路選択を間近に控える中学生や高
校生が理工系分野の理解を深め、理工系大学への進学のきっかけ
をつかんでもらうための「理工系の魅力を見て、聴いて、知って
頂く為のセミナー」を開催しました。これは、県内理工系大学等
と神奈川県:科学技術・大学連携室との協働企画です。
会場では、
研究の第一線で活躍する大学教授 3 名による
「講演」
や現役理工系大学生の「生の声」を聴くことのできる「フリー
トーク」、理工系 9 分野ごとの「リレー講座」などを実施した
他、展示会場では「ミニ実験コーナー」や「成果展示・トークシ
ョー」、現役学生による「ミニ相談コーナー」を設け、理工系大
学の紹介ブースの出展をしました。
本学からは、工学研究院 大野かおる教授、君嶋義英教授がそ
れぞれ「成果展示」(「先端物理工学への誘い」)と「リレー講座」
(「低温物理学」)を担当しました。また、「フリートーク」、「ミ
ニ相談コーナー」では、大学院工学府物理情報工学専攻の桑原理
一さんと長岡桃子さんが中高校生にも分かりやすい内容で、丁寧
研究成果を松沢県知事にご説明する
大野かおる先生
大野かおる先生を囲んで
長岡桃子さんと桑原理一さん
に対応しました。
Jリーグ‘横浜国立大学創立 60 周年記念スペシャルマッチ’を開催
2009 年 8 月 29 日(土)Jリーグ‘横
浜国立大学創立 60 周年記念スペシャル
マッチ’横浜F.マリノスvsジェフ
ユナイテッド千葉戦がニッパツ三ツ沢
球技場にて行われました。
試合当日は本学教職員を含め1万5
千人の観客が来場し、満員となったス
タジアムの中心で鈴木学長から両チー
ム主将へ花束が贈呈され、引き続き横浜F.マリノスの選手と鈴木学長、國分理事、竹下理事、山田
副学長の記念撮影を行いました。また、教育人間科学部附属鎌倉小学校の生徒 6 名が選手入場の際に、
審判団・選手に先立ちフェアプレーフラッグ旗手を務め、ピッチ内に選手を先導しました。本学創立
60 周年を記念するに相応しい白熱した試合となりました。
本学と横浜F.マリノスは 2007
年に包括提携を結び、学内にマリ
ノス応援のバナーやポスターの掲
示、附属学校への横浜F.マリノ
スオフィシャルコーチの派遣等、
相互の連携を深めています。
(左)大型ビジョンで大々的にPR
(右) 栗原キャプテンへの花束贈呈
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横浜国立大学フォーミュラプロジェクトが全国総合3位に!!
2009 年 9 月 10 日、横浜国立大学フォーミュラプロジェクトが、第 7 回全日本学生フォーミュラ大
会に出場しました。今大会は、海外も含め、史上最多となる 80 チームが参加しました。多くのチーム
が大学院生を主体として活動している中で、本学チームは学部 1~3 年生を中心に活動しており、チー
ム設立以来、最高成績となる総合 3 位を果たしました。
チームメイト
総合成績
1位
東京大学
2位
3位
上智大学
横浜国立大学
4位
大阪大学
5位
6位
静岡大学
東京都市大学
7位
東海大学
8位
9位
茨城大学
宇都宮大学
10位
名古屋大学
第 7 回大会成績
総合優秀賞
3 位(総合成績)
静的優秀賞
3 位(デザイン・コスト・プレゼンの総合成績)
プレゼンテーション賞 3 位(プレゼンの技術と内容)
コスト賞
2 位(コスト意識した車両設計)
加速性能賞
2 位(75m 直線の加速タイム)
耐久走行賞
1 位(コース 20 周の合計タイム)
日本自動車工業会 (大会のすべて審査に参加)
会長賞
ベスト WEB サイト賞 (各チームの投票により決定)
この大会は、学生が自主設計・製作したフォーミュラカ
ーを関し、「静的競技」(デザイン・コスト・プレゼン)
と「動的競技」(加速性・旋回性・燃費など)に対して評
価を行うもので、学生に『ものづくりの場』を提供し、将
来のエンジニアの育成を目的としています。
本学チームは、「教室の中だけでは学べない多くのこと
を学ぶ」という学生フォーミュラの思想に共感し、平成 15
年にチームを立ち上げ、第 3 回大会より参戦しています。
毎年、車両を再設計・再製作し、改良を重ねてきました。
チームメンバーは全学にわたり 30 名以上おり、共同研究
推進センターワーキングスペース、ならびに機械工場を、
車両の製作場所にして、現在 30 社以上の企業にスポンサー
協力を得て活動しています。
チームは現在、第 8 回大会での「全国優勝」を目指して、
日々新しい車両の開発に取り組んでいます。
全国 1 位となった耐久走行での走り
詳しい活動紹介については、ベスト WEB サイト賞を獲得したホームページ
(http://ynfp.jp/index.html)をご覧ください。
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「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」
共同実施に関する協定書調印式を実施
2009 年度大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムに
申請した、「横浜文化創造都市スクールを核とした都市デザイン/都
市文化の担い手育成事業」(代表:横浜国立大学)の採択に伴う共同実
施に関する協定書調印式を、2009 年 9 月 15 日(火)に本学にて行いま
した。
本事業は、横浜市の協力のもと、横浜都心部にサテライトスクール
「横浜文化創造都市スクール」を設置し、将来の都市づくりを担う学
生たちを集め、各大学の培ってきたノウハウやネットワークを結集し
て横浜の創造都市事業に積極的に参画していき、『都市デザイン』と
『都市文化創成』の 2 つの分野にわたる人材の育成を目的としていま
す。スクールで学ぶ学生にとっても貴重な実践経験を積むことができ
るものと期待されています。
挨拶する鈴木学長
会場の様子
安心・安全の科学研究教育センターで公開講座を実施
安心・安全の科学研究教育センターは、2009 年 9 月 25
日(金)に工学部講義棟 C201 において、公開講座「CO2 の削
減へむけて -COP15 への対応- 」を実施しました。東京
大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)湯原哲夫特
任教授から「2020 年削減目標」について、本学の有信睦弘
理事から「技術者団体の国際的な動向と日本機械学会の対
応」について説明をしました。また、総合討論では参加者も
含めて活発な意見交換を行いました。
本講座には、学内外の 60 名方が参加しました。本センタ
ーの公開セミナーや教育活動に期待の声が多数聞かれまし
た。
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総合討論の様子
サイエンスカフェ@県立横浜緑が丘高等学校
2009 年 9 月 30 日(水)、高等学校での開催が 2 回目となるサイ
エンスカフェを県立横浜緑ヶ丘高等学校で開催しました。これは
同校が主催する「緑高セミナー」とのコラボ企画で、30 名を超え
る生徒や保護者、教師の方々が参加しました。
本学からは、山田副学長、白石コーディネーター(環境情報研究
院講師)、ファシリテーターの学生 2 名及び学術・国際課の職員が
緑ヶ丘高校に出向き運営にあたりました。講師は、工学研究院の
中村正吾准教授で「この宇宙は何からできているか?―素粒子物
中村先生の高校時代の愛読書に
見入る参加者
理の世界―」と題し、難しい素粒子物理の世界を高校生でも興味
が持てるように、分かりやす
く解説しました。
原子をもっと細かく分割していくと何に行き着くのかといった
入門編から入り、陽子や中性子等はクォークからなっていて、そ
のクォークには色があるといった素粒子物理の話に移行。宇宙は
何からできているのか?といった疑問に、何が分かっていて、何
が分かっていないのか、という内容に参加者はどんどん引き込ま
れていきました。そして「宇宙には、暗黒物質と呼ばれる物質が
自分の高校時代の経験も交え、
あり、その 99%はまだ解明されていないので、みなさんが是非解
わかりやすく解説する中村准教授
き明かしてください」と話した時には、高校生の目が一斉にきら
めいたように感じました。
また、中村先生ご自身の高校生時代の話も披露され、ノーベ
ル物理学賞受賞者の朝永振一郎博士の講演会を聞きに言った
時にもらったという古びた朝永博士の名刺や、当時の愛読書
で、その本を見ながら実際に実験装置を作成したという、使い
込まれた「アマチュア科学者」(C.L.ストング編、村山信彦訳、
白揚社)という本が回覧されました。実物を手に取った参加者
は、一様に高校生時代の中村先生に思い浮かべ、情熱に引き込
まれているようでした。
熱を帯びたグループ討論
終了後行ったアンケー
トには、「事実をそのま
ま、まる飲みしないで、不思議に思うことも大事だと思った」、
「目に見える現象や物質の本質を見極めようという科学者の姿勢
に感銘を受けた」、「グループで話し合う中で、疑問が解決した
り、新たな疑問が生まれたりして、いつもとは違う視点で物をみ
ることができた。こういう授業は勉強が楽しくなる」といった感
想が書かれ、科学の楽しさを知ってもらう事ができたひとときで
した。
終了後も高校生が先生を取り囲んで
質問していました
これをきっかけに、本学で科学の道に進んでくれる人が増える
ことを期待しています。
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移行経済プログラム入学式を開催
国際社会科学研究科に設置された留学生のための英
語による特別プログラムの一つである「移行経済プログ
ラム」の第 5 期生の入学式を、2009 年 10 月 1 日(木)に
挙行しました。本プログラムは国際通貨基金(IMF)が後
援する奨学金プログラムで、主に旧社会主義国の中央銀
行や財務省、商務省などに勤める若手経済官僚を招聘
し、適切な市場経済運営に必要な知識を教授することを
目的として、2001 年から学生を受け入れています。博
士課程前期の 2 年間で、専門知識の習得および研究のほ
か、日本文化や日本の経済・社会に触れ、相互理解も深
10 月 1 日の入学式
める予定です。
今回の入学者は、インドネシア 2 名、ウズベキスタン 2 名、カザフスタン 1 名、カンボジア 1 名、
キルギス 1 名、中国 2 名、バングラデシュ 1 名の計 10 名です。
なお、第 4 期生の 10 名は、8 月 5 日(水)に修了式を終えて各国に帰国し、それぞれの職場に戻って
活躍しています。
本学で初の観光学、総合科目「観光(ツーリズム)学」の開講
本年度開講した総合科目「観光(ツーリズム)学」はリレー形
式の講義で、おもに教育人間科学部国際共生社会課程所属の教員
が、自らのフィールドを事例に、観光・ツーリズムという観点か
ら、その将来性や課題などについて講義しています。「観光」と
題する講義は本学でも初めての試みで、履修希望者が 800 名近く
に達し、高い関心を呼びました。
2009 年 10 月 26 日(月)には日本政府観光局(JNTO)から長
岡孝氏を招き、「訪日外国人
yokoso japan のロゴを付けて講義される長岡氏
旅行の振興」と題する講義を
行いました。長岡氏は JNTO の監事としてインバウンド(訪日)
観光政策の企画、立案、執行に尽力されている人物で、いわば、
訪日観光政策、国際交流政策の第一人者とも言える方です。当日、
教室は履修者で埋まり、どの学生も真剣なまなざしで聴講してい
ました。長岡氏は今後の展望や日本が「観光立国」となるための
課題について熱く、説明されました。
出席した学生は観光学が他の研究分野とも深く関わるものであ
教室は大勢の学生で満杯
ることが実感できたようです。
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ブラジル同窓会に30名が参加「YNU の国際化に弾みを!」
横浜国立大学(YNU)創立 60 周年を記念して、2009 年 10 月 28 日(水)に サンパウロ(ブラジル)で留
学生同窓会を開催しました。平日にも関わらず、会場となったサンパウロ市内のホテルには、卒業生
や修了生のほか、協定校であるサンパウロ大学(USP)から本学へ留学を希望している研究者など 30 名
が参加しました。
本学が今年 3 月に USP 内にリエゾンオフィスを構えて以来、初めての大がかりな同窓会となること
から、有信睦弘理事(国際担当)、国際戦略コーディネーターの宮武久佳教授らが駆けつけました。
集まった同窓生の中からは、「15 年ぶりに旧友と再会しました。来て良かった」「横浜時代を思い
出し、YNU の一員であることに誇りに思いました」「ヨコハマに帰りたくなった」などの声が寄せら
れました。ブラジルの拠点事務所を代表して、USP のタチバナ教授(船舶工学)は「海外における同窓
会の意義はノスタルジーに浸ることでなく、出身校の国際化に弾みをつけることにある。同窓会を通
して新たな人間関係が生まれる。
サンパウロを超えて YNU の国際ネットワークが広がり、
『世界の YNU』
になることを期待する」と留学生同窓会の重要性を強調していました。
サンパウロ同窓会からの記念品を受ける有信理事
参加した同窓生との記念撮影
『「学士力」を磨く YNU initiative』を策定しました
2009 年 11 月、横浜国立大学では、学士課程における教育目
標の達成に向けて『「学士力」を磨く YNU initiative』を
策定しました。
『「学士力を磨く」 YNU initiative』は、横浜国立大学
の学士課程(教育人間科学部、経済学部、経営学部及び工学部)
における教育目標の達成のための「学位授与方針」、「教育課
程編成・実施」及び「入学者受入」の 3 つの方針に加え、教育
の質の持続的向上を目指すファカルティ・ディベロップメント
(FD)の推進を含めた 4 つの方針について明確化し、公表する
ものです。
『「学士力」を磨く YNU initiative』の公表により、広
く社会に本学の教育方針やシステムをご理解いただくととも
に、教育の質の保証につなげていきます。
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鈴木学長の地域貢献に感謝状
2009 年 11 月 19 日(木)、本学が所在する横浜市保土ヶ谷区
にある横浜ビジネスパーク(野村不動産)において、鈴木学長
が感謝状の贈呈を受けました。これは横浜ビジネスパークが
半年にわたって実施している地元小学校の総合学習『ビオト
ープ観察』『稲作り』『環境教室』、市民対象の『ホタルの
夕べ』などに、本学が学長をはじめ教員と大学院生が企画・
運営から講師まで活躍したことに対して受賞されました。
この取り組みは地域参加型環境貢献・環境学習事業として、
NPO・学校・企業の協働による地域参加型環境貢献・環境学習事業です。本学の社会貢献、先導的に環
境問題に取り組んでいる観点に合致しており、これからも積極的に関わっていく予定としています。
地域の親子連れが多数参加した
オープニングセレモニー
ホタルの放流を行いました
横浜国立大学創立 60 周年記念式典・記念講演・記念レセプション
2009 年 11 月 8 日(日)横浜国立大学創立 60 周年
記念式典・記念講演・記念レセプションを横浜ロイヤ
ルパークホテルにおいて、文部科学省小松親次郎大臣
官房審議官をはじめ、近隣の大学及び地域を代表する
方々、本学名誉教授及び同窓会の方々を来賓にお招き
し、挙行しました。大学からは役員並びに評議員と教
職員が出席し、約 130 名が列席しました。
式典では、学長による式辞の後、川端達夫文部科学大
臣(小松審議官代読)、林文子横浜市長(神谷洋二都市
経営局大学担当理事代読)、布施勉横浜市立大学長から
祝辞を賜り、厳粛な雰囲気の中式典を終了しました。
(上)式辞を述べる鈴木学長
(下)厳粛な雰囲気の中、執り行われました
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第 4 回横浜国大ホームカミングデーを開催
2009 年 11 月 8 日(日)に、恒例となったホームカミングデー(HCD)を開催し
ました。今年で 4 回目となる催しで、年をおうごとに参加者が増え 1,000 名
以上が大学に集いました。当日は天候にも恵まれ、参加者は皆、本学自慢の
自然豊かで緑多いキャンパスを存分に楽しめたようです。
プログラムの目玉となるメイン講演では、本学元教授 中西準子氏(現:独
立行政法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門長)が「食のリスク、環境
のリスク~食の安全が脅かされているというが、それはどの程度か?食の安
全のために、どのくらい温暖化ガスの排出が許されるのだろうか?~」と題
して平易に語り、聴衆者から好評を得ました。
本学元教授中西準子氏による講演
また、今年度初の試みとして、毎年、単独開催していた「-入試特別講
演会-横浜国立大学を目指す人のために」を HCD の一貫として開催しました。その他、「キャンパス
探訪」や卒業生・在学生交流企画「業界動向と求められる人材像」、
講演・展示会等を行いました。スポーツイベントには、地元の子ど
もたちが参加しランニングの基本などを学びました。
「交流会/60 周年祝賀懇親会」は、「創立 60 周年記念式典及び
レセプション」を同日に開催しており、その一環として実施しま
した。現役学生が進行役を務め、山崎 HCD 実行委員長の発声でス
タートしました。途中、学生団体「吹奏楽部」・「民謡研究会合
地元の子ども達が参加したスポーツイベント
唱団」「混声合唱団」によるパフォーマンスがあり、学生歌「み
はるかす」の合唱の際には、参加者も合唱に参加しました。
最後に、今年、実行委員会の幹事を務めた富丘会 入江理
事長から、工学部同窓会連合 井上代表への引き継ぎを行
い、盛況の内に終了しました。
今年は、世代や同窓生の枠にとらわれない方を対象とし
たイベントを多く催し、参加者は思い思いのイベントに参
加し、充実した1日となったようです。4 回の開催を経て、
HCD は地元や卒業生から親しまれる象徴となりつつありま
す。
キャンパス探訪
学生も盛り上げました交流会
実行委員長の挨拶
講演会場
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開催!-入試特別講演会-横浜国立大学を目指す人のために
2009 年 11 月 8 日(日)、「-入試特別講演会-横浜
国立大学を目指す人のために」を開催し。会には本学
志望者・保護者、進路指導の教諭など約 253 人もの参
加がありました。
最初に大学教育総合センター入学者選抜部の望月由
起准教授が「AO 入試、推薦入試、入試の変更点等」に
ついて説明を行い、「試験する側から見た入試」とし
て、同選抜部 下城一部門長が講演を行いました。ま
た、推薦入試で入学した現役学生が体験談を話す時間
試験する側から見た入試(下城部門長)
や、講演会終了後に現役学生による相談コーナーを設
け、受験生からの熱心な相談に対応しました。
参加者へのアンケート結果から、ホームカミングデーのプ
ログラムの一環として実施したこと(本年度初の試み)に対
し、「ホームカミングデーと一緒で良い」と回答した参加者
が多く、また「入試制
度について理解でき
た、大学選択の上で役
立つ」等の声をいただ
きました。講演会全
入試制度について説明(望月准教授)
体の感想も「参加し
て大変有意義だった」との声を多くいただきました。
参加者の方々の反応からもこうした趣旨の講演会が、今後ま
すます積極的に求められていくものと実感しました。
学生相談コーナーの様子
平成 21 年度
横浜国立大学と県内高等学校との連絡協議会を開催
2009 年 11 月 24 日(火)、教育文化ホール中集会室において「平成 21 年度横浜国立大学と県内高等
学校との連絡協議会」を開催しました。
この協議会は、平成 11 年(1999 年)の中央教育審議会答申「初等中等教育と高等教育との接続の
改善について」を受けて、高等学校と本学の相互理解を図ると共に本学の入学者選抜方法の改善、入
学広報活動の充実等に役立てることを目的として毎年 1 回開
催しており、今年度で 11 回目となります。
当日は、本学からは副学長(教育担当)、大学教育総合センタ
ー長、入学者選抜部部門長、学務部長、入試課長等の 19 人、
県内の高等学校からはこれまで本学への志願者の多かった 26
校の進路担当教諭 26 人が一堂に会しました。「平成 22 年度及
び 23 年度個別学力検査等の変更点」、「大学全入時代の受験
指導と高大接続を考える(キャリア教育・インターンシップ・
総合的な学習の成果発表会等)」等の協議題について、活発な
質疑応答・意見交換等を行い、所定の成果を得て無事終了しま
県内高等学校との連絡協議会会場
した。
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神奈川県・横浜市・横浜国大が伝統的商店街を活性化
「松原交差点~cross for future~」始動
横浜国立大学 地域実践教育研究センターの地域プロジェクト「松原商店街バザール創造プロジェ
クト」および Y-GSA インディペンデントスタジオでは、神奈川県と横浜市の協力を受け、松原商店街の
活性化プロジェクトを行っています。
この一環として、2009 年 11 月 27 日(金)~12 月 10 日(木)に展示、12 月 5 日(土)~12 月 6 日(日)
にイベントを開催しました。
この取り組みは、従来の手法に加え、建築、都市デザインなどの要素を加えた商店街活性化を実践
するという斬新な事業で、神奈川県、横浜市からも支援を受けており、古くからの商店街の活性化の
モデル事業としても注目されています。
タウンニュース保土ヶ谷区版 No.166 号1面に掲載
この企画のパンフレット
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第4回欧州英語討論会を開催しました
経済学部では、第 4 回欧州英語討論会(Euro-Japan Dialogue)を本学の協定校であるトマスバタ大
学(チェコ)とピサ大学(イタリア)で 2009 年 11 月 8 日(日)~14 日(土)にかけて実施しました。
トマスバタ大学討論会
トマスバタ大学食堂にて昼食会
今回は、経済学部教育後援会からも支援を頂きました。討論会では二つの議題に取り組みました。
トマスバタ大学では、少子高齢化問題(Declining birthrate: Target making babies or managing
immigration?)、ピサ大学では、二酸化炭素排出権取引制度(Carbon trading: Effective measure or
too little too late?)が議題でした。本学からは経済学部 4 年生 9 名の学生と引率者の経済学部マ
ッコレーアレクサンダー准教授と石渡圭子講師が参加しました。9 名の学生達はマッコレー准教授と
ともに 7 月より討論会の準備を始め、11 月渡航前にはリハーサルなども行いました。その甲斐もあり、
現地では活発な討論を展開することができました。
イタリアピサ大学 学生によるキャンパスツアー
ピサ大学討論会終了後
討論会だけではなく、トマスバタ大学では講義(Management and Cooperation)に参加させて頂いた
り、ピサ大学生のツアーガイドによりピサ市内を歴史探訪したりすることにより、両大学の学生と心
ゆくまで交流できました。また、イタリアでは企業見学としてカッラーラの大理石採石場も見学でき、
実りの多い欧州英語討論会となりました。参加した学生達は、12 月 17 日(木) 経済学部学生や教職員
を対象に成果報告会を実施しました。
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留学生会館でウィンターパーティーを行いました
2009 年 12 月 11 日(金)、弘明寺の留学生会館において、10
月に入寮した外国人留学生の歓迎とクリスマスを祝う、恒例の
ウインターパーティーを開催しました。当日は冷たい雨は降り
しきる生憎の天気でしたが、日頃から寮生がお世話になってい
る、横浜南ロータリークラブ、横浜南陵ロータリークラブをは
じめ、会館家族室向け日本語教師、RKK(留学生と語り合う会)、
本学生活協同組合の方々にお越しいただき、本学関係教職員、
寮生をあわせて 200 名以上
見よ!多国籍バンドのこの勇姿
が参加となった盛大なパー
ティーは、林部会館長の開会の挨拶でスタートしました。
パーティーには欠かすことのできない存在となっている有志によ
る生バンドは、今回外国人も加えての多国籍バンドの編成で、音
楽ジャンルに広がりをみせ、英語による学生とのかけあいなど、
ダンスパーティーを盛り上げていました。
RA の三重奏、お見事!!
このほか、毎回恒例のビンゴケ
ームでは 2 階の床が抜けるのではないかと心配するほど寮生が集
まり、参加した家族とともに「ビンゴォォォー」と声を張り上げ、
豪華景品獲得を目指し皆夢中になっていました。パーティーも夜更
けとともにみな心地よい疲労感を感じつつ、楽しい雰囲気の余韻を
残しながら終了となり、各自の居室へ戻っていきました。
※RA:レジデンス・アシスタンスの略で、寮生を主に生活面から
サポートする役割を担ってもらう寮生(日本人学生)のこと。
遂に、一等賞か!?
留学生が地元の餅つき会に参加しました
2009 年 12 月 13 日(日) 南門の側の常盤台公民会館で地元
中部自治会による餅つき会が 20 年ぶりに行われ、周辺地域
住民との交流の一環として、留学生(大学院国際社会科学研
究科インフラストラクチャー管理学博士課程前期コース1
年生)が法被(はっぴ)を着て参加しました。
町内会の方々の素晴らしい連携プレーで、つきたての餅はあ
っという間に、あんこ、きなこ、のり餅に変身し、留学生は
初めてのお餅に舌鼓を打ちました。
国大留学生、地元の餅つき会に参加!
杵を振り上げて、餅をついたのは身長 195 センチのマコーリ
ジェラドモルリさん(ケニア)で、周りの子どもたちや同行した池田国際社会科学研究科長、大藤総務
部長もビックリ。振り上げた高さは町内記録です。ムソマ・ピーター シャバーニさん(タンザニア)
もそれに続きました。つきたての餅は、タシ ワングモさん(ブータン)、イイ ミョーさん(ミャンマー)
そして、プシン・ダラポンさん(タイ)の 3 人の女子学生が地元のベテラン主婦の方々から教わりなが
ら丸めて、三種類の餅に仕上げました。とても、寒い日でしたが、澄み渡る青空のもと、温かい豚汁
も振る舞われ、地域の皆さんによるおもてなしに、身も心も温まる一日になりました。
- 23 -
サンパウロ大学で横浜国大同窓会を開催しました
工学研究院 平山次清教授が、昨年末サンパウロ大学の招聘に
より、ブラジルを訪問しました。工学研究所(IPT)の船舶海洋部
門での共同研究・セミナー開催及びワークショップ参加が主でし
たが、本学へ留学経験のある方々による同窓会も開催され参加し
ました。 本学では工学にとどまらず経済・経営・教育分野全体
で既に 60 名近くの留学生受け入れの実績があり、帰国後はサン
パウロ大学の教授や各界で活躍する有為の人材として巣立って
います。 ブラジルは年々、資源の大国として中国・インドとと
セミナーに参加した研究者
もにその存在感を増しつつあ
(右から 2 人目がタチバナ教授)
ります。その資源開発のため
に最新技術の開発にも取り組んでおり、わが国としても協力す
べき点、学ぶ点が多々あります。
そういった観点からもサンパウロ大学との連携は非常に重要で
すが、恐らくわが国でサンパウロ大学と一番強い連携を保って
いるのは本学です。これは 30 年以上前に本学工学部に留学し、
その後サンパウロ大学教授として工学研究所部長などを歴任し
たタチバナ・トシイチ先生(同窓会の写真 中央右、子供を抱い
同窓会に参加した皆さん(2009 年 12 月 9 日)
た白髪の方)がサンパウロ大学内に横浜国大同窓会を組織、現在
まで実質的にリードし、両大学間協定締結にも奔走いただいたことと無縁ではありません。本学の工
学関係だけでなく他学部への留学生のほとんどが、タチバナ先生のアドバイスや本学との連携ライン
による協力の恩恵を受けていますし、歴代の本学学長のサンパウロ大学訪問時にも大変お世話になっ
ています。交流の継続にはこういった核になる存在も重要で両大学の若い世代にぜひ受け継いでいっ
て欲しいものです。
ノーベル物理学者ペーター・グリュンベルグ先生が来学しました!
2009 年 12 月 16 日(水) 大学会館ホールにおいて、工学研究院主
催の特別講演会「スピントロニクスに関する研究とその応用」を行
いました。 講演者は、巨大磁気抵抗効果(GMR)の発見と革新的スピ
ンエレクトロニクス・デバイスの創生により、2007 年度ノーベル物
理学賞を受賞されたペーター・グリュンベルク先生です。この講演
身振り手振りを交えた分かり易い
グリュンベルク先生の講演
を本学の学生・教職員を対象に公開したところ、ノーベル賞受賞者
の講演ということもあり、当日は 300 人近い聴衆が集まりました。
高度な専門的知見に関する内容でしたが、グリュンベルク先生の堪能な英語により大変分かり易い講
演となりました。質疑応答では参加者から寄せられた多くの質問に対して、貴重な示唆などをいただ
き、盛況のうちに終了しました。参加した教職員・学生にとっては、ノーベル物理学賞受賞者から直
接講演を受けるという、まさに夢のような 1 日でした。講演の後には、石原 修 工学研究院長、同研
究院 一柳優子准教授と、情報交換や研究に関するディスカッションが持たれるなど、学術的な国際交
流をさらに深めることができました。
- 24 -
川端文部科学大臣が本学を視察しました
2010 年 1 月 30 日(土)に、川端文部科学大臣が本学を訪れまし
た。訪問に際しては、文部科学省前川審議官、山下教職員課長他
が同行し、本学の教員免許状更新講習を中心に視察されました。
また、本学からは、教員免許状更新講習の説明を中心に、大学の
概要、新型インフルエンザへの対応状況、学部・大学院の再編計
画について説明し、活発な意見交換が行われました。続いて、教
員免許状更新講習を行っている会場
(教育文化ホール)
に移動し、
教員免許状更新講習の現場を熱心に視察されました。
2月4日
(木)
鈴木学長がキャンパス周辺の
ジオラマを説明
の参議院決算委員会における那谷屋議員からの「教員免許更新制
の実施に関する質問」に対して、川端文部科学大臣から、「先週
末、横浜国立大学で行われている更新講習を視察したが、現職の
先生が多忙な中、受講料を支払って、熱心に受講されている姿を
拝見して、その御苦労に頭の下がる思いがした。」等と答弁があ
り、横浜国立大学での取組みについても評価いただきまた。
教育文化ホールへの移動中の
川端文部科学大臣と鈴木学長
教員免許状更新講習を視察しました
学長室で教員免許状更新講習の
説明を聴く川端文部科学大臣
海洋研究開発機構との包括連携協定締結式が行われました
本学は海洋研究開発機構(JAMSTEC)と「包括連携協定書」を締結す
ることに合意し、2010 年 1 月 27 日(水)に学長室において鈴木学長
と加藤海洋研究開発機構理事長により締結式を行いました。本協定
は、
地理的なメリットを活かした教育や若手人材の育成が促進され、
我が国の海洋科学技術の発展に貢献することが期待されています。
これまでも海洋研究開発機構と本学は個別の研究航海や特定の課
題ごとに共同研究を実施してきましたが、組織的な連携体制が構
包括連携協定締結式を終えて握手を交わす
築されることにより、さらに広範な研究分野において一層の協
力が見込まれます。まずは、連携大学院制度を活用した教育・
人材育成について事業活動を展開していく予定です。今回の協
定で、大学・研究機関、自治体、企業を含め 22 機関との包括連
協定書に署名する鈴木学長と加藤理事長
携・組織的連携となりました。
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横浜国立大学トピックス
2010年3月
国立大学法人 横浜国立大学 広報・渉外室
〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台 79-1
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