Comments
Description
Transcript
学部間協定 調印報告書
東邦大学看護学部・ラオス保健科学大学看護学部 学部間協定 調印報告書 東邦大学看護学部・ラオス保健科学大学看護学部 学部間協定 1. はじめに 2. 調印式参加者およびタイ訪問日程 3. 学部間協定 覚書(英・ラオ) 4. 調印・交流風景 調印報告書目次 1.はじめに ラオスは、東南アジアに位置し、国境をカンボジア、タイ、ミャンマー、中国と接する 内陸国である。亜熱帯気候で日本の本州とほぼ同じ国土には山岳地帯が多く、人々の主な 生業は農業である。人口は約 700 万人であるが、低地ラオ人、高地ラオ人、山岳ラオ人に 大きく分けられ少数民族も多く住む多民族国家でもある。 ラオスは国連の定めた後発開発途上国であるが、近年の発展は目覚ましく、1997 年には 東南アジア諸国連合(ASEAN)にも加盟し、2012 年 11 月にはアジア欧州会合(ASEM)首脳・ 閣僚級会合も開催され国際社会に貢献している。 日本のラオスに対する国際協力は、1965 年に日本にとっても初めてとなる青年海外協力 隊派遣が開始された国でもあることから、ラオスは日本にとって伝統的な友好国である。 日本は、ASEAN 諸国とは貿易、直接投資、政府開発援助(ODA)供与を通じて、協力関係を 強めてきた。ラオスが ASEAN 加盟を果たしてからは、対ラオス支援は、ASEAN 全体の安全 および繁栄に向け、域内の格差是正を目指した後発国の開発支援の一環として、位置づけ られている。 現在もラオスは多くの国の支援を受けているが、トップドナー国は日本である。外務省 や国際協力機構(JICA)によって多くの円借款、無償資金協力や技術協力が行われている。 2010 年の実績は、無償資金協力が 31.11 億円、技術協力が 27.75 億円である。 ラオス国立保健科学大学は、国立大学医学部および国立医療技術短期大学を前身として 2009 年に設立されたラオスで初めてで唯一の医系総合大学である。 看護学部はラオス国立医療技術短期大学の時より交流をおこなってきた。2007 年に高木 廣文教授(当時)がラオスを訪問し、学部学生の実習での訪問受け入れについてラオスサ イドと交渉を開始し、2008 年には学部 4 年生の国際看護学実習によるラオス訪問を実現し た。実習は毎年実施され、これまでに 5 回 39 名の学生と 10 名の教員(のべ)が訪問して いる。実習は、ラオス国立保健科学大学副学部長兼国立マホソット病院副院長(前看護部 長)である Aphone Visathep 氏の全面的協力のもと実施している。内容は、病院での看護 実習、看護師・看護教員・看護学生との交流、村落での健康教育活動、日本の技術協力(GO・ NGO)など多岐にわたり、多くの両国教員・学生が交流をおこなっている。 2.調印式参加者および訪日日程 ラオス保健科学大学看護学部 調印式訪問者 看護学部長(医師・看護師) Dr. Nongnavong Chanheme 看護学部副学部長(看護師) Mr. Phanpaseuth Souksavanh 看護学部副学部長 Mr. Ratsavong Somchay 月日 内容 4 月 8 日 7:35 成田空港第 1 ターミナル到着(VN310) (月) 大学着 午前 看護学部長表敬訪問休憩 MOU打ち合わせ 11:30 昼食 12:00 ホテルチェックイン/休憩 16:15 「東邦大学看護学部紹介」 (岡田) 16:50 学長表敬訪問 18:00 夕食 4 月 9 日 9:30 調印式 (火) 写真撮影 10:30 調印記念講演 「ラオスの看護教育」 (Mr. Phanpaseuth Souksavanh) 12:00 昼食 14:00 東邦大学医療センター大森病院見学 18:30 歓迎会 4 月 10 日 午前 東京近郊文化・歴史研修 (水) 午後 4 月 11 日 午前 国際交流センター表敬訪問 (木) 午後 東京近郊文化・歴史研修 18:00 夕食会 4 月 12 日 6:30 ホテル出発 (金) 7:02 成田エクスプレス7号品川発 10:00 成田空港第1ターミナル出発(VN311) 4. 調印・交流風景 調印式 左)Nongnavong Chanheme 学部長 山﨑純一東邦大学学長 表敬訪問 (左から)山﨑学長、Chanheme 学部長、Souksavanh 副学部長、Somchay 副学部長、高木学部長、近藤教授 国際交流委員会 委員長 近藤 麻理 副委員長 松永 佳子 委 岡田 敦子 員 角田 ますみ 富岡 由美 天野 里奈 佐山 理絵 中澤 千佳 東邦大学看護学部・ラオス保健科学大学看護学部 学部間協定 調印報告書 発行日 発行 2013 年 12 月 1 日 東邦大学看護学部看護学科 国際交流センター委員会 〒143-0015 東京都大田区大森西 4-16-20 TEL 03 (3762) 9881