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5.8MB/12P - TRUSCO トラスコ中山株式会社

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5.8MB/12P - TRUSCO トラスコ中山株式会社
第53期第2四半期
株主通信
平成27年 1 月 1 日から
平成27年 6 月30日まで
当社初の「免震設備」設置物流センター
平成27年5月7日 プラネット大阪 稼働
プラネット大阪(堺市堺区)
敷地面積:3,138坪
延床面積:6,195坪
構 造:鉄骨・鉄筋コンクリート造4階建
設 計:株式会社安井建築設計事務所
建 設:株式会社竹中工務店
併設支店:南大阪支店
ごあいさつ
「時代の進化に、深化で備える」
株主の皆様には日頃より暖かいご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
今期はすでに大阪・九州の2か所の物流センターが新築移転を終え、より充実
した在庫と配送体制をもってお客様へのサービス向上に走り出しています。
ネットビジネスが機械工具業界にも押し寄せる中、ネット通販企業様とのお
取引が急拡大しています。その中で「やっていて良かった」とつくづく思うこと
はしっかり「在庫」を持つことです。実物の在庫・受注するシステム・発送する
物流システムがそろって初めてネットビジネスと向き合えるのです。プロツー
ルの卸売業として、取扱商品も在庫商品も少ないより多いほうがお客様のため
になるという信念のもと、在庫・物流システム・情報システムを深化させてき
たことが、既存の業界を超えた売上拡大に繋がっています。
多角化経営・グローバル経営を標榜する経営も一つの手法なら、一角を極め
る経営もまた一つの手法。
当社はプロツールの卸問屋としてこれからも在庫アイテム拡大に努め、お客
55周年式典での約40
分のあいさつをまとめ
た冊子をホームページ
に掲載しています。
当社ホームページ>会
社案内>トップメッ
セージ よりご覧ください。
様やマーケットに対する貢献度を高めてまいります。
平成27年8月14日 代表取締役社長
トラスコ中山とは
「プロツールの供給を通して日本のモノづくりのお役に立つ」ことを存在価値として事業を続ける、機械工具・工業用副
資材の卸売業者です。
ビジネスフロー
仕入先様
ユーザー様
販売店様
当社
2,000社以上
5,400社以上
100万社以上
機械工具商・溶接材料商
➡
その他の製造業関連 建設関連
➡
ファクトリールート
➡
➡
ホームセンタールート
➡
ホームセンター・量販店
➡
建設関連業 一般消費者 など
➡
eビジネスルート
➡
ネット通販企業 など
➡
一般消費者 など
➡
その他
➡
海外向け など
➡
海外製造業 など
製造業 建設関連業 など
メーカー
トラスコの強み
■232億円の在庫商品
日本全国をカバーする16か所の物流センターに約24万点以上の商品を在庫
し、お客様からの注文に少ロット・即納でお応えできる体制を整えています。
■3万8,700アイテムのプライベート・ブランド商品
ユニークで付加価値の高い商品開発を目指して、当社が企画・販売をて
がけている商品です。約300億円の売上があり、利益率も高い商品です。
■約30万部発刊のモノづくり大辞典「オレンジブック」
製造現場に必ず1冊はあるといわれるほど認知度の高い商品カタログです。
1万ページを超えるカタログに掲載されている商品の91%が即納可能です。
1
2015年版オレンジブック
第53期第2四半期 平成27年1月〜6月 決算ハイライト
824億45百万円 前年同期比
+6.1%
売上高
115,477
54,121
129,912
60,876
132,295
177億73百万円 前年同期比
+10.1%
売上総利益
(単位:百万円)
163,000
(予想)
145,882
114,473
63,619
(注)前期は9か月の変則決算です。
‌1.‌平成23年から平成26年までの第2四半期累計期間は4〜9月、当事
業年度の第2四半期累計期間は1〜6月です。
‌2.‌前年同期比は当期の業績を前年同時期(平成26年1~6月)と比較
した数値を掲載しています。
29,722
11,097
13,099
12,546
通期
23,982
82,445
73,730
66,206
23,555
通期
26,807
26,504
(単位:百万円)
34,500
(予想)
13,589
17,773
15,540
第2
四半期
平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成26年 平成27年
第48期
第49期
第50期
第51期
12月期
12月期
平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成26年 平成27年
第48期
第49期
第50期
第51期
12月期
12月期
第52期
第53期
(9か月決算)(当事業年度)
第52期
第53期
(9か月決算)(当事業年度)
Point
既存のルート及び、拡大を続けるeビジネスルートにおいて
も求められている少量多品種の商品ニーズにお応えするため
に、物流機能の強化、取扱アイテムの拡大、商品検索及び受
発注に関わるシステムの強化等を引き続き実施。
65億26百万円 前年同期比
+16.6%
経常利益
2,168
3,463
8,494
8,311
5,378
3,808
Point
売上総利益率20.8%⇒21.6%(前年同期比0.8ポイント増加)要因
①価格改定により販売価格が上昇し、旧価格で仕入れた在
庫商品販売が利益を押し上げた。
②プライベート・ブランド商品の売上構成比の増加。
③ロングテール商品を中心とした新規取扱アイテムの増加
や、取り寄せ商品の在庫化による仕入条件の改善。
40億62百万円 前年同期比
+23.2%
四半期純利益
(単位:百万円)
11,900
(予想)
10,078
8,315
第2
四半期
5,954
通期
4,818
6,526
5,321
4,039
(単位:百万円)
7,360
(予想)
3,933
2,874
1,206
第2
四半期
平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成26年 平成27年
第48期
第49期
第50期
第51期
12月期
12月期
1,937
2,162
2,403
第2
四半期
第45期
平成21年
第46期
99236
平成22年
第47期
53
平成23年
第48期
●
平成20年
64
1,299
83
売上高(億円)
1,322
83
100
配当金額(円)
1,630
(予想)
1,458
22.0
1,154
42.0
●
●
●
第44期
●
平成19年
93
1,195
37.0
●
●
89
1,344
45.5
●
34.5
20.0
1,833
◉◉
●
1,340
1,688
◉◉
1,491
◉◉
◉◉
1,477
◉◉
◉◉
40.0
1,171
●
35.0
56.0
(予想)
2,382
◉◉
◉◉
●
第43期
◉◉
◉◉
◉◉
平成18年
4,165
(6月末時点)
株価(円)
2,385
26.5
86
平成27年
12月期
第52期
第53期
(9か月決算)(当事業年度)
3,135
1,532
1,291
4,062
3,306
業績の推移(10年間)
38.0
通期
平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成26年
第48期
第49期
第50期
第51期
12月期
第52期
第53期
(9か月決算)(当事業年度)
2,715
5,474
1,144
84
119
(予想)
経常利益(億円)
平成24年
第49期
平成25年
第50期
平成26年
第51期
平成26年
12月期
平成27年
12月期
第52期
第53期
(9か月決算) (当事業年度)
2
ルート別売上高
ファクトリールート(製造業、建設関連業等向け卸売)
ファクトリールート 84.4%
695億91百万円(+5.0%)
2
業種別構成比
3
1
ホームセンタールート(ホームセンター向け販売)
1 機械工具商 45.0%
2 溶接材料商 11.9%
4
●在 庫アイテムを拡充するとともに、1月に物流センター「プラ
ネット九州」を新築移転、続いて5月に「プラネット大阪」を新築
移転し、当日配送エリアを拡大しました。
3 その他の製造業関連 13.4%
4 建設関連 14.1%
ホームセンタールート 6.6%
54億78百万円(△2.5%)
eビジネスルート 8.7%
71億44百万円(+25.8%)
その他(海外向けなど)0.3%
2億30百万円(+27.4%)
(注)
( )内は前年同時期と比較した数値を記載しています。
●当社に優位性のある幅広い取扱アイテムの在庫を活用し、ホーム
センターのネットビジネスやロングテールビジネスに貢献する活
動を継続しました。
eビジネスルート(通販及び集中購買向け販売)
●ネット通販企業への商品データベースの連携強化及び、集中購買
ユーザー向けのシステム連携を進めました。
●約24万点に及ぶ在庫アイテムを活用し、より効率的な配送網を
構築し、利便性向上に努めました。
その他(海外向けなど)
●子会社のトラスコナカヤマ タイランドへの販売及びその他の海
外販売を「その他」に含めています。
eビジネスルートについて
当事業年度より、eビジネスルートを新しく設置しました。
従来「その他」ルートを中心に各ルートに点在していたネット通販企業への売上高と「ファクトリールート」に含まれてい
た集中購買売上高を集約しました。通期予算は140億円です。(通販:100億円、集中購買:40億円)
商品分類別実績
切削工具
33億49百万円
(+1.1%)
生産加工用品
69億54百万円
(+3.3%)
(+10.6%)
物流保管用品
104億58百万円
(+6.6%)
14.0%
12.7%
修理品受注実績 9億 9 百万円(+16.3%)
※各部門別実績に含まれています。
3
(+5.7%)
作業用品
154億36百万円
(+4.2%)
研究管理用品
35億53百万円
(+10.1%)
4.3%
ハンドツール
146億54百万円
(+5.4%)
17.8%
18.7%
11.1%
8.4%
4.1%
環境安全用品
115億 4 百万円
工事用品
91億70百万円
オフィス住設用品
71億85百万円
(+8.1%)
8.7%
その他
1億78百万円
(△15.7%)
0.2%
(注)1.( )内は前年同時期と比較した数値を記載しています。
2.円グラフは構成比です。
ブロック別実績
プライベート・ブランド実績
●プライベート・ブランド商品各指標の推移
●
●
●
19.3
●
●
19.7
●
プライベート・
ブランド商品
売上高構成比
(単位:百万円、アイテム、%)
20.8
(6月末時点)
20.0
19.4
42,000
(予想)
38,700
35,400
●
●
●
32,800
●
28,700
プライベート・
ブランド商品
アイテム数
プライベート・
ブランド商品 25,593
売上高
33,100
(予想)
25,574
28,328
22,883
第2
17,137 四半期
実績
平成24年
第49期
平成25年
第50期
平成26年
第51期
平成26年
12月期
平成27年
12月期
第52期
第53期
(9か月決算) (当事業年度)
(注)前年同期比は前年同時期と比較した数値を掲載しています。
設備投資の増加により物流保管用品・研究管理用品の販
売が好調に推移、eビジネスルートにおいての販売増加
(注)1.( )内は前年同時期と比較した数値を記載しています。
2.円グラフはブロック(地域)別売上高の構成比です。
も影響し、前年同期比+9.9%、売上高構成比20.8%と
なりました。
全てのブロックで販売が堅調に推移しました。
首都圏・近畿ブロックではeビジネスルートでの売上増
加により、好調に進捗しています。
持続的発展のための取組み
①プラネット埼玉 用地取得
平成30年(2018)1月稼働を目標に埼玉県幸手市に建
設予定の物流センター用地を取得しました。この物流セ
ンターは、1万坪を超える敷地に35万点以上の商品在庫
を可能とし、免震装置も
備える最大で最新の物流
センターとなる予定です。
埼 玉 県 か ら 圏 央 道 を
通って配達を行い、関東
のモノづくりを支える物
流センターとして期待さ
埼玉県の上田清司知事が用地購入に
れています。
際して大阪本社をご来訪
②ドイツに駐在所オープン
10月にドイツのデュッセルドルフ市に駐在所を設
置します。欧州などのトップメーカーを中心に海外ナ
ショナル・ブランド(NB)商品の取扱いを進める中、
現地メーカーとの迅速な対応や、新たなメーカー発掘
のための拠点としていきます。
右から2番目:ドイツ駐在員の海
外調達課 東主任
ドイツWera(ヴェラ)社製品
③海外現地法人の新しい取組み
○トラスコナカヤマ インドネシア開設
自動車メーカーを中心に、多くの日系企業が進出する
ブカシ・チカラン地区で9月から営業を始める予定です。
日本人4名・現地スタッフ4名からスタートし、日本国内
同様、卸売業として商品のスムーズな供給に努めます。
今年3月には現地に物流センターが完成しており、在
庫アイテム3万点保有に向けて日本からの輸出を進めて
います。
物流センター外観
現地スタッフ
4
第53期第2四半期トピックス①
SAP AWARD OF EXCELLENCE2015 最優秀賞受賞
平成27年1月5日プラネット九州 稼働
当社基幹システム「SORA」の開発プロジェクトが最優
ター「プラネット九州」が敷地内に併設する鳥栖支店とと
秀賞である「プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し
もに気持ちを新たに営業をスタートしました。約8万点
ました。この賞はSAP社がビジネスの貢献度や顧客満足度
の在庫を鳥栖インターから近い好立地を生かしてお届け
などにおいて、極めて高く評価されたプロジェクトに授与
し、九州地方のお客様へより便利で質の高い配達サービス
する賞です。
を提供していきます。
福岡市博多区から佐賀県鳥栖市へ新築移転した物流セン
当社ではお客様からの注文にスムーズに対応できるよ
う、膨大な在庫管理や受発注、販売分析などを行う高度
なシステムにも多くの投資を行い、お客様の利便性向上を
図っています。
(
SAP社…情報管理システム業界で世界的にも圧倒的な
シェアを持つドイツのソフトウェア会社
)
SAP AWARD
OF
EXCELLENCE 2015
最優秀賞
敷地面積:3,427坪
延床面積:6,806坪
構 造:‌鉄骨鉄筋コンクリート造
4階建
設 計:‌株 式 会 社 安 井 建 築 設
計事務所
建 設:大成建設株式会社
併設支店:鳥栖支店
東京本社5階 サーバールーム
日本経済新聞に7回掲載
今年に入り決算や人事制度などの取組みが日本経済新聞の紙面に取り
上げられています。直近では大学卒業資格「学士」取得を支援するため
に費用の一部を会社が負担する「あすなろ補助金制度」や、パートが社
員と相互評価をする「OJS(オープンジャッジシステム)」、中間決算に
関する記事が掲載され当社の取組みへの注目度が高まっています。
プライベート・ブランド新商品情報
女性にも選んでいただけるサイズ展開
足の小さい女性にも嬉しい21.0cmからのサイズをご用
意して、3色展開の安全靴を9月に発売します。内側には滑
り止めインソールを入れ、靴の中で足がズレにくい工夫を
しています。軽く長時間履いても疲れにくい作業靴です。
対象とした作業用品・安全用品が少ないため、これからも
商品を通して女性が働きやすい職場づくりを応援していき
ます。
建設現場を支えるプロツールカタログ
を楽しくす
場
る
現
ランニングシューズのような
デザイン性にこだわりました。
4月に、建設業で働く女性が使いやすい商品を掲載した
「なでしこプロツールカタログ」を発刊しました。女性を
582
アイテム
ホワイト
(W)
ネイビー(NB)
グレー(GY)
品番:TYM210-(色品番)
メーカー希望小売価格:7,000円(税抜)
5
作 業 用 品・ 安 全
用品を中心に582
ア イ テ ム を 全31
ページに掲載
第53期第2四半期トピックス②
大阪を議長出席会場として株主総会を開催
3月13日(金)に株主総会を開催しました。
前回の総会より、東京・大阪と交互に議長出席会場を入れ替えて開催しており、今回は大阪会場に議長である代表取締
役社長の中山が出席し、議事を進行しました。大阪会場650名、東京会場594名と今回も多くの株主の皆様にご出席いた
だき、誠にありがとうございました。
●当日出席者数の推移
(単位:名)
1,146
1,194
1,244
平成26年
平成27年
988
857
平成23年
第48期
平成24年
第49期
平成25年
第50期
第51期
第52期
社長OJS(オープンジャッジシステム)結果のご報告
当社では、株主総会の会場にて直接事業報告や質疑
応答をお聞きになられた株主様に限った投票結果を社
長OJSとして、経営者への評価指標の一つととらえて
います。
大阪会場
代表取締役
社長
出席者
有効
投票数
賛成
支持率
中山哲也
1,244名
1,039名
1,038票
99.9%
株主総会のみどころ
①‌2会場同時開催
当社は、株主総会を通して、より多くの株主様に事業のご報
告を聞いていただき当社への理解を深めていただきたいという
思いから、東京と大阪の2会場をデジタル通信回線で結んだ同時
開催を行っています。
議決権行使・社長OJS投票・質問は両会場で可能です。
東京会場の様子。東京会場にも役員・部長が出席しています。
②‌大阪・東京 両会場で株主様にインタビューを実施!
株主様に当社総会への参加理由や優待商品についてなどをリポーター役の
社員がインタビューしました。
③‌第52期の出来事や創業55周年式典の映像を放映
「年間ダイジェスト」をご覧いただ
きました。
記念式典の様子や、社員が作成した
事業所紹介CMを放映しました。
④優待商品を展示
47種類すべての優待商品を展示し、実物を確認してからその
場でお申し込みができます。
多くの株主様が足を運ぶ、人気のコーナーです。
※優待商品の種類は毎年変更があります。
6
Q&A
よくあるご質問「教えて! トラスコ」
株主総会でいただいたご質問や、機関投資家様によく聞かれるご質問についてお答えします。
経営政策
Q1.社外取締役をどう考えていますか。
A1.‌社外からの監視役がいなくても会社が健全に機能するように、
社内で仕組みを作るのが一番大切だと考えており、当社では独
自のガバナンス体制を構築、運用することで健全性を保ってい
ます。現時点では「経営の監視」
「不祥事の防止」という点より
も、「持続的な成長・企業価値の向上」に重きを置いて会社の
成長に本当に必要な方という基準で、2名の社外取締役候補者
を選任しています。
①当社の企業文化や制度をよく理解している
経営会議
1.上座・下座が無い
③役員OJS(オープンジャッジシステム)にて評価
2.毎回座席が変更される
④在任期間4年間
3.部長・課長・一般社員参加
※‌役員OJSとは、支店長までの責任者約150名が無記名で役員 4.議事録は一週間以内に全社員へ送信
②経営会議(毎月1回)と株主総会(毎年3月)への参加
に投票を行う制度
Q2.ROEについてどのように考えていますか。
A2.‌当社はROEを経営指標としない方針をとっています。お客様に必要とされる事業ができているかどうかが会社の根底
で一番大事なことであり、短期的な損得勘定では数字を見ないようにしています。これからも継続的に成長分野への投
資を行い、売上高・利益を継続的に上げ、長期的かつ安定的に成長したいと考えています。
営業政策
Q3.ネットビジネスに対する考え方を教えてください。
A3.‌ネット通販企業の顧客には製造業や職人の方も多く、機械工具類の販売が必
要とされています。当社ではネット通販企業との取引が急拡大する中、今後
も良い関係を続けるために多様な在庫アイテムの拡充とその物流を下支えす
る情報システムを強化することが重要と考えています。
現在では、家電量販店との取引も始まり、今まで当社を知らなかったユー
ザー層への販売が可能となってきています。
Q4.‌ホームセンターへの売上が不調ですが、今後の展開を教えてください。
A4.‌近年、ホームセンターの店舗は、職人さんをターゲットにしたプロショップ
と一般顧客を対象とする店舗の区分けが加速しています。
このような状況下で、プロショップを運営する企業からは、当社の全国16か
所の物流センターが保有する24万点以上の在庫商品と戦略的に拡充を続けて
いるロングテール商品への期待は大きいです。
また、ホームセンター企業が運営するネットビジネスにも当社の強みである
豊富な取扱商品で応えてまいります。
7
物流政策
Q5.配送自社化の理由と今後の物流投資について教えてください。
A5.‌現在は外部への配送委託が9割を占めています。配達の質を向上させ、お客
様の利便性を高めるために、今後は配送自社化を進めていきます。教育され
た社員が商品をお届けすることでお客様の様々なご要望にお応えできるよう
になりますので、より一層サービスの質が高まると考えています。コストは
少しずつ上がるかもしれませんが、長い目で見ると、お客様のお役に立てる
場面も増えるのではないかと考えています。併せて、物流担当社員の新卒採
用(正社員)も積極的に行っています。
物流投資については、埼玉県幸手市の圏央道幸手インター近くに新たな物流
センター建設を計画しており、1万坪の土地に在庫35万アイテムと最高水準
の利便性をお客様に提供できる物流センターにしたいと考えています。
商品政策
Q6.取扱アイテム拡大の成果に関して状況を教えてください。
A6.‌こ の5年間に新しく取扱いを始めた新規採用商品の売上高が364億円に達
し、成長の大きな原動力になっています。新しい仕入先と口座を開設したか
らといってすぐに売上に繋がるものではなく、①カタログに掲載 ⇒ ②在庫
を持つ ⇒ ③受注 ⇒ ④配達といった一連の仕事ができて初めて売上に繋がり
ます。物流設備の拡大を継続的に行ってきた当社であるからこそ、この一連
の流れに対応できると考えています。今後も取扱アイテムの拡大を積極的に
行っていきます。
人事政策
Q7.‌女性の活躍についての考え方を教えてください。
A7.‌当 社の女性社員育成に関しては、「特別扱いは嫌」 女性管理職・役職者数
「男性と同じ条件で勝負したい」という女性社員の
声を尊重し、実力主義を貫いています。意図的に女
性社員を登用するような風潮に流されず、本人や周
囲が納得できるような自主性を基本とした公平な環
境で女性幹部を育成していきたいと考えています。
女性社員を特別視することはありませんが、制度面
では最も進んだ環境を整えていきます。
支店長
係長
6名
3名
係長心得
20名
主任
48名
※‌女性社員402名
内、キャリア職103名
海外キャリア職31名
※女性SSL(セールス)68名
(
)
Q8.‌障がい者の雇用率はどれくらいですか。また、今後の雇用予定についても教えてください。
A8.‌現在、全国で52名の障がい者を雇用しており、雇用率は3.2%です。新設の物流センターや東京本社は全てハンディ
キャップ対応をしています。多くの人が自立できるよう、今後もう少し踏み込んで障がい者雇用にも向き合っていき、
可能な限り職場提供をしていく方針です。
8
計算書類
第52期:平成26年12月31日現在
第53期:平成27年 6 月30日現在
貸借対照表
第52期
単位:百万円/%
第53期
前事業年度末比
資産の部
【55,209】 【57,132】
流動資産
+3.5
現金及び預金
11,618
13,163
+13.3
売掛金
20,588
19,300
△6.3
―
100
―
21,759
23,252
+6.9
繰延税金資産
633
621
△0.2
その他
609
693
+13.8
△0
△0
△48.2
有価証券
商品
貸倒引当金
【54,707】 【56,711】
固定資産
+3.7
有形固定資産
50,272
51,476
+2.4
無形固定資産
1,832
1,832
△0.0
投資その他の資産
2,602
3,402
+30.7
109,917
113,843
+3.6
資産合計
負債の部
流動負債
固定負債
【16,660】 【16,884】
+1.3
【2,250】
△3.8
【2,340】
負債合計
19,000
19,135
+0.7
純資産の部
株主資本
評価・換算差額等
純資産合計
負債・純資産合計
【91,716】 【95,142】
+3.7
【△433】
△45.7
【△799】
90,917
94,708
+4.2
109,917
113,843
+3.6
損益計算書
平成26年1〜6月:平成26年1月1日から平成26年6月30日まで
第53期:平成27年1月1日から平成27年6月30日まで
平成26年
1〜6月
第53期
売上高
77,738
82,445
+6.1
売上原価
61,590
64,672
+5.0
16,147
17,773
+10.1
(20.8)
(21.6)
単位:百万円/%
売上総利益
販売費及び一般管理費
10,480
11,328
(13.5)
(13.7)
5,666
6,444
(7.3)
(7.8)
営業利益
前年同期比
+8.1
+13.7
営業外収益
828
943
+14.0
営業外費用
896
861
△3.9
5,598
6,526
+16.6
(7.2)
(7.9)
経常利益
特別利益
―
23
―
特別損失
20
60
+200.2
税引前四半期純利益
5,577
6,489
+16.3
法人税、住民税及び事業税
1,919
2,356
+22.8
361
69
△80.8
3,297
4,062
+23.2
(4.2)
(4.9)
法人税等調整額
四半期純利益
(注)‌1.参考として、前年同時期の実績と比較した数値を記載しています。
2.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
3.( )内は売上高に対する百分比を表示しています。
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
キャッシュ・フロー計算書
第53期:平成27年1月1日から平成27年6月30日まで
単位:百万円
第53期
△550
現金及び現金同等物の増減額
1,545
現金及び現金同等物の期首残高
11,618
現金及び現金同等物の四半期末残高
13,163
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
28.9
25.3
年間配当金
34.50
25.2
45.50
37.00
25.3
42.00
16.50
19.50
20.50
27.00
15.00
16.50
18.50
25.50
平成24年
平成25年
平成26年
平成26年
12月期
第49期
9
配当性向
25.1
(予想)
●
財務活動によるキャッシュ・フロー
(単位:円、%)
●
△3,060
●配当金及び配当性向の推移
●
投資活動によるキャッシュ・フロー
当金は、配当性向25.2%の31円となりました。
●
5,156
1株当たり四半期純利益が123円21銭のため、1株当たり配
●
営業活動によるキャッシュ・フロー
配当金及び配当性向の推移
56.00
(予想)
25.00
(予想)
期末
配当金
中間
第50期
第51期
31.00 配当金
平成27年
12月期
第52期
第53期
(9か月決算) (当事業年度)
会社概要
会社の概要
役 員
商
号
トラスコ中山株式会社
なか
やま
てつ
本
店
東京都港区新橋四丁目28番1号
トラスコ フィオリートビル
お
小
づ
津
ひろ
東京本社:東京都港区新橋四丁目28番1号
トラスコ フィオリートビル
中
やぶ
井
藪
野
小
松
松
田
鎌
倉
本社事務所
中
山
なか
大阪本社:大阪市西区新町一丁目34番15号
トラスコグレンチェックビル
事
業
所
本社:2 支店:80 物流センター:16
資
本
金
50億2,237万円
業
い
の
こ
まつ
まつ
だ
かま
くら
哲
や
也
代表取締役社長
之
専務取締役 営業本部長
孝
常務取締役 商品本部長
久
常務取締役 経営管理本部長
均
常勤監査役
昌
樹
常勤監査役
寛
保
監査役
浩
ただ
忠
まさ
ひろ
ゆき
たかし
ひさ
ひとし
き
ほ
昭和34年(1959)5月15日
※監査役は全員社外監査役です。
法人設立
昭和39年(1964)3月2日
取 引 銀 行
みずほ銀行 りそな銀行 三井住友銀行
三菱東京UFJ銀行 三井住友信託銀行
執行役員
創
発行体格付
A−(株式会社格付投資情報センター)
従業員数
2,086名(社員 1,350名 パート 736名)
(注)従業員数は平成27年6月30日現在の実際の雇用人数
株式の所有者別状況(平成27年6月30日現在)
自己名義株式
その他国内法人
1名
0.01%
563名
4.80%
外国人等
157名
1.34%
株主数
金融機関・証券会社
61名
0.52%
(11,718名)
個人・その他
10,936名
93.33%
自己名義株式
29,466株
0.09%
外国人等
6,398,713株
19.39%
その他国内法人
12,030,981株
36.45%
発行済株式数
(33,004,372株)
金融機関・証券会社
個人・その他
5,626,629株
17.05%
8,918,583株
27.02%
いま
がわ
ひろ
あき
かわ
い
きよ
はる
今
川
さ
川
さ
合
裕
清
章
ファクトリー営業部長(東部担当)
治
ファクトリー営業部長(西部担当)
き
のぶ
よし
べ
まさ
ひろ
佐々木 伸 昌
物流部長
安
倍
浩
ファクトリー営業部長(中部担当)
岡
本
剛
経理部長
田
晋
作
商品部長
あ
おか
みや
宮
もと
た
正
しん
たけし
さく
株価と主要指標との比較
260
240
220
200
180
160
140
120
100
80
60
40
リーマンショック
東日本大震災
トラスコ中山
日経平均
TOPIX
(東証株価指数)
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年
6月
平成20年(2008年)4月を100として、各指標の動きを数値化しています。
株主メモ
事 業 年 度 毎年1月1日から同年12月31日まで
定時株主総会 毎年3月開催
基
準
日 定時株主総会 12月31日
12月31日
期末配当金
6月30日
中間配当金
その他必要がある時は、あらかじめ公告する一定の日
単 元 株 式 数 100株
株主優待制度 毎年12月31日現在で100株以上ご所有の株主様に株
主優待制度を実施しております。
●100株以上1,000株未満ご所有の株主様…5,000ポイント贈呈
●1,000株以上ご所有の株主様…10,000ポイント贈呈
ポイント分の商品と交換いたします。
公 告 の 方 法 当社のホームページに掲載します。
公告掲載URL( http://www.trusco.co.jp/ )
株 主 名 簿 管 理 人 及 び 三井住友信託銀行株式会社
特別口座の口座管理機関
事務取扱場所 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(郵便物送付先) 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 宛
上場証券取引所 東証第1部
証 券 コ ー ド 9830
会 計 監 査 人 有限責任監査法人トーマツ
【株式に関する住所変更等のお届出及びご照会について】
証券会社に口座を開設されている株主様は、住所変更等のお届出及びご照
会は、口座のある証券会社あてにお願いします。
【特別口座について】
株券電子化前に「ほふり」
(株式会社証券保管振替機構)を利用されていな
かった株主様には、株主名簿管理人である上記の三井住友信託銀行株式会
社に口座(特別口座といいます)を開設しています。
(電 話 照 会 先) フリーダイヤル 0120-782-031
証券会社に口座を開設されていない株主様、又は特別口座についてのご照
会及び住所変更等のお届出は、上記の電話照会先にお願いします。
10
トラスコ東京本社見学会のご案内
平成28年度も東京本社見学会を開催いたします。
開 催 概 要
見 学 会 番 号
開
催
日
①
平成28年
4月5日(火)
②
③
④
平成28年
平成28年
平成28年
4月6日(水) 5月19日(木) 5月20日(金)
トラスコ フィオリートビル
開
催
場
所
東京都港区新橋4-28-1
(JR新橋駅より徒歩5分、都営三田線内幸町駅より徒歩5分)
募
集
人
数
各50名
集合・解散場所
現地
時 間(予 定)
11:30集合~15:30解散
〈対 象 者〉 平成27年6月30日現在、当社株式を100株以上ご所有の株主様
(同伴者様は1名様まで可。是非お二人でご参加ください。)
※‌お取引先様のご応募はご遠慮ください。見学希望の方は別途、各担当窓口へご連絡くだ
さい。
〈参 加 費〉 無料(交通費は株主様のご負担となります)
駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
〈ご 注 意〉・見学会の写真を当社ホームページや印刷物へ掲載する場合があります。 ・当日はお弁当をご用意いたします。
・各階への移動は階段を利用します。
トラスコ フィオリートビル外観(東京本社)
〈応 募 方 法〉 同封のハガキに必要事項を明記の上、お申し込みください。
※‌応募者多数の場合は抽選とし、当選者及び見学内容の詳細は当選者への案内状の発送を
もってかえさせていただきます。なお、発送は開催の1か月ほど前を予定しています。
〈締 切〉 平成27年9月30日(水)当日消印有効
〈本件問合せ先〉 経営企画部 IR課 担当 吉見(よしみ)
TEL:03-3433-9840(受付時間 午前9時〜午後5時30分/土・日・祝祭日を除く)
平成27年度
本社見学会の
様子を一部
ご紹介!
計176名の
株 主 様・ 同 伴 者
様がお越しにな
りました。
地下 免震層
4階 ヒストリーギャラリー
災害対策として免震装置を設置しています。
災害に対する考え方をお伝えしながら、普
段なかなか見ることの無い免震層をご案内
6~9階
10階
各階の様々な本社部署を余すところなくご
紹介。写真は9階 総務・経理部のフロア
全事業所で
ISO14001を
取得済。
2005~
昔の商品カタログやターニングポイントと
なった出来事にまつわるものを展示
子育て支援に積極的
に取り組んでいます。
2008~
5階 サーバールーム
IT企画課の社員がシステムの役割をわかり
やすくご説明
11階 グリーンカフェテラス
経営企画部もあるこの階では社長室や応接
室をご案内
女性の活躍推進企
業「ポジティブアク
ション」参加
2012~
社員も参加し、ご参加いただいた皆様との
昼食を和やかに
発 行 日:平成27年(2015)8月
発行責任者:経営企画部長 中井一雄
制 作 協 力:株式会社SEIUNDO 76
18,000 部
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