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Movable Typeを使った観光ナビゲーターシステムの特徴と導入事例のご
Movable Typeを使った 観光ナビゲーターシステムの特徴と 導⼊事例のご紹介 株式会社常盤商会 1 Index • 弊社常盤商会のご紹介 • 観光ナビゲーターシステムとは? • MTで構築した理由 • アプリのCMSをMTで構築 • 結果として • 現在の取り組み • 今後の課題 • 謝辞 うべ観光ナビゲーター 防府市観光地の魅力 2 (株)常盤商会のご紹介 • 本州の最⻄端 ⼭⼝県に本社を置く、⽥舎のちいさな会社です。 • システムインテグレータ、ソフトウェアデベロッパーでありながら、 なぜか農業や6次産業までやってます。 • Web系の開発、ウェブサイト制作とスマートフォン向けの アプリ、システム等を開発。 • 広島県、東京都にも営業拠点があります。 • MovableType歴:ちょうど10年。 ⼭⼝県 • ⼭⼝県で唯⼀のProNet参加企業。 • http://www.siy.co.jp/ 常盤商会 3 観光ナビゲーターシステムとは? • 2011年、地元⼭⼝県宇部市で実証実験 • 現代⽇本彫刻展 UBEビエンナーレ 会場に点在する 彫刻と、会場内の施設をナビゲート MTとアプリの組み合わせ で動作しています。 • 観光情報をGPS、地図を活⽤してスマートフォンで 情報を閲覧するためのアプリとして開発 • 2013年に⼭⼝県宇部市と防府市で採⽤(ver.2へ移⾏) • LINEカメラのようにスタンプを撮影画像に合成 • シークレット(隠し要素)でスタンプラリー的探索ができる • AR(拡張現実)で、カメラを向けた⽅向に何があるかを エアタグで表⽰ • アプリとWEBサーバの組み合わせで動作(中⾝を⼊れ替え可能) 4 導⼊実績 • ⼭⼝県宇部市(2011年,2013年) 「うべ観光ナビゲーター」 • 「宇部観光ナビゲーターシステム開発事業」(2011年) • 「宇部市着地型旅⾏商品造成⽀援事業」(2013年) • ⼭⼝県防府市(2014年) 「防府市観光地の魅⼒」 • 「防府市観光地の魅⼒ガイダンスシステム開発事業」 (2013年) • いずれもGooglePlay,Apple AppStoreで 「うべ」「観光」 「防府」「観光」で検索して ダウンロード出来ます。(無料) 朝日新聞 山口版 2014年3月4日 5 そもそもウェブサイトとアプリの違いは? 項⽬ ウェブサイト アプリ 導線 検索・サイト閲覧 検索・アプリインストール 情報提供 サイト内告知・メール アプリ内告知・プッシュ通知 地図連動 Googleマップ埋め込み Googleマップ連動 更新 ⼿動またはCMS アップデートまたはCMS 情報提供の形態 ユーザーが⾃ら閲覧しなけれ ばならない。 情報提供者が利⽤者へ能動的 に情報提供できる。 ウェブサイトは静的に、アプリは動的なメディア アプリによるモバイルナビゲーションやARなど整備(観光要因) 6 ⾃治体観光担当者の要望 • 観光ウェブサイトの整備をしている中で、 アプリまで更新作業をするのは時間的に難しい。 →2度⼿間、3度⼿間になる。 • 既に整備した観光情報(ウェブサイト)を 流⽤できないのか? • アプリを改修せずに内容だけ⼊れ替えたい。 • 次年度以降の予算に限りがあり、維持が難しい ので単年度で完結してほしい。 (あとは⾃分たちでやりたい) MTならば・・・ ■観光ウェブサイトとアプリを 1回の作業で同時に更新 ■MT・WordPressからインポート ■ブログ形式+カスタム フィー ルドで担当職員でも可能! 7 弊社の分析(建前) • 地⽅⾃治体の観光系ウェブサイト(外部サイト)は、 MovableTypeやWordPressで構築されていることが多い。 • アプリ側のコンテンツ構造をウェブサイトのメニュー構造のようにしてしまえ ば、データの受け渡しだけでウェブサイトのコンテンツを移⾏できないか? MTでやれそうな予感? 8 MTで構築した理由(本⾳) • 予算が⾜りない • 決まった予算枠での管理システムの開発が困難であった。 • 時間も⾜りない 公募が4⽉、決定が5⽉末、開催(実証実験)は9⽉ • ⼊札(業者決定)が8⽉、初版納期が10⽉末 • • Web制作で使い慣れていたので・・・ • 試しにやってみたら出来てしまった(笑) やってみたら、出来ちゃいました! 9 MTで構築するメリット • Web系アプリの情報管理がしやすい アプリ⽤の管理システムを新規開発する⼿間が省ける • カスタムフィールドの多様性がマッチ • プラグイン活⽤で幅が拡がる • • Webとの連動性を持たせることが出来る Webサイトとアプリを同時に⼀括管理できる • 運⽤⾯において効率化できる • • スモールスタートが可能 • Web コンテンツ 連動 アプリ コンテンツ 開発・運⽤コストを抑えることができる 10 観光ナビゲーターシステム基本構成図 アプリ側に送信する最⼩限の情 報をデータファイルとしてダウ ンロード。 ・スポット情報のインデックス ・サムネイル画像 WEBサーバ アプリ用 更新 データ 観光 スポット 詳細 (html) 出力 観光ナビゲーター 管理システム (MovableType) アプリ アプリ/スマートデバイス WEB/インターネット(管理システム側) アプリ自体は必要最小限の情報と、 GPS、マップ、AR等のプログラムのみで構成。 詳細情報はユーザーが閲覧する際にサーバへアクセス。 サーバアクセスは、更新情報のダウンロード時と、観光スポットの詳細情報等へのアクセスに限定して いる為、ごく一般的なホームページと同様のWEBサーバによる運用が可能です。 (静的ファイルを参照しているにすぎない為、サーバへの負荷もかかりにくい仕様です) 11 MTで構築する仕組み • ブログ記事にカスタムフィールドで必要な 情報を整備 (サムネイル、位置情報、動画リンク等) ↓ • 詳細なスポット情報はカテゴリで階層化 してブログ記事を⽣成 (Webサーバ上にhtml⽣成) ↓ • アプリへの情報伝達⽤にデータファイルを MTで⽣成、アプリからURLをリクエストし てブログ記事を表⽰ 12 MTでデータファイル⽣成 • インデックステンプレートでデータファイル出⼒のテンプレートを作成 ブログ名、カテゴリ名、記事タイトル、記事URL、位置情報などをセット • メニューの並び順、カテゴリの並び順等の情報を付与 • カテゴリ名 サブカテゴリ名 広島風 ブログ名 記事エントリ 店舗情報 お好み焼き グルメ ラーメン カスタムフィールド 関西風 店舗情報 家系 店舗情報 ・位置情報 ・サムネイル ・並び順など 13 データファイル⽣成はこんな感じで・・・ アプリがダウンロードするデータ項⽬ MTのインデックステンプレート インクルードするブログIDの取得 カスタムフィールドでフラグ付けして取得 更新⽇時(記事の最新更新⽇時) MTEntryModifiedDateで全てのブログから最新1件の 更新⽇時を取得 GPS設定(反応範囲 ◯m) ⼿動設定(テンプレートに直接記述) デフォルトスタンプ画像URL ⼿動設定※カスタムフィールドによるアップロード対 応予定 ブログ情報(ブログ名、ブログID、表⽰順) MTBlogsとカスタムフィールドで取得 表⽰順は「NumelicCustomFields」プラグインを活⽤ ⾔語(⽇本語、英語、中国語、韓国語) カスタムフィールドでフラグ付けして取得 カテゴリ名とその階層(カテゴリ名とID、並び含む) MTCategoriesで取得 記事情報(記事タイトル、カテゴリID、サムネイル URL、位置情報など) MTEntriesとカスタムフィールドで取得 隠し要素(記事タイトル、カテゴリID、サムネイル URL、位置情報、隠し要素など) MTEntriesとカスタムフィールドで取得 14 MTでウェブサイトとアプリを⼀括管理する! (ウェブサイト構造図) MTで観光ウェブサイトを構築 ・ブログ単位で⼤分類 ・ブログ以下のカテゴリで⼩分類 ・エントリ:観光ページ サイト トップ ブログA ブログB カテゴリA カテゴリB カテゴリC カテゴリD カテゴリE エントリ エントリ エントリ エントリ エントリ 15 MTでウェブサイトとアプリを⼀括管理する! (アプリ内コンテンツ構造図) アプリの観光情報構造を同じにする ・ブログ :⼤分類メニュー ・カテゴリ:⼤分類の下層メニュー ・エントリ:下層メニュー内の情報 アプリ 初期画⾯ アプリ⼤分類メニューB アプリ⼤分類メニューA アプリ下層メ アプリ下層メ アプリ下層メ アプリ下層 アプリ下層メ ニューA ニューB ニューC メニューD ニューE 観光情報 観光情報 観光情報 観光情報 観光情報 16 MTでウェブサイトとアプリを⼀括管理する! • 実際には… • MovableTypeのテンプレート機能で ウェブサイト⽤ブログ記事エントリ • アプリ⽤ブログ記事エントリ • の2種類を同時に⽣成するか、 • ユーザーエージェントでCSSを • 「ブログ記事⽤」 • 「アプリ⽤ブログ記事⽤」 • • で切り替えて運⽤すれば良い 17 ウェブサイトとアプリでの⾒え⽅ 同じ記事! ウェブサイト アプリ 18 MTで構築した結果・・・ • スキルがなくても観光スポット情報の更新ができる。 • 実際に⾃治体担当職員さんで運⽤して頂いています。 低価格 • やろうと思えばウェブサイトとアプリの双⽅を⼀括管理・更新できる。 • 但し、階層構造を合わせておく必要があります。 • 既存データをインポートして効率的に情報整備できる。 • MT、Wp、最悪の場合でもDBレコードのインポートとか。 • ブログ単位でアプリメニューを管理し、総取っ替えも可能になる。 • 短納期 MTのテンプレートとタグ、豊富なプラグインのお陰です。 利活用 • おかげさまで・・・ • 九州、中四国、関東など⾊んな団体様でご検討頂けてます!! 19 現在の取り組み • スタンプラリーとクーポン配信(機能強化) MTで制御 スタンプラリーをして、クーポンを配信 • クーポンは1回しか使えない/何度も使えるの⼆択 • スタンプ取得はGPSによるチェックイン、またはマーカーによる認証 • • クイズ機能 MTで制御 観光スポットごとに3択または4択のクイズを配信 • クイズに答えて正解すると、ポイントがたまっていく • • AR連動機能 • MTで制御 マーカーにかざすと、動画が再⽣ 防府市ゆるキャラ「ぶっちー」 20 今後の課題 • テンプレート・カスタマイズと、カスタムフィールドによる構築の限界 • データファイルのエラーチェック機構の必要性 • アプリ連動に必要な要素をプラグイン化(したい) • DataAPIを活⽤した連動性の強化 • さらなる進化要求に対応する ARコンテンツへの対応(平⾯モデル、3Dモデル、動画、アニメーション) • エンタテイメント要素の追加 • 21 観光ナビゲーターシステムの費⽤について • アプリ提供費⽤:約150万円(税別) Android,iOS各プラットフォーム⽤アプリ提供 • (アプリデザイン・I/Fデザインカスタマイズ費⽤含む) • MovableType6⽤管理テンプレート⼀式含む • • MovableType6ライセンス:9万円(税別)~ • 1サーバ無制限ユーザライセンス • 観光コンテンツデータ整備料:別途ご相談 • 件数、メディア(⾳声・動画等)によります。 22 謝辞 • シックス・アパート株式会社様 • カスタマイズ性に富むMovableTypeあってこそ、可能でした。 • プラグイン開発者の皆様 • 豊富なプラグインあってこそ、本システムが実現できました。 • 皆様のウェブサイト運⽤・アプリ開発の⼀助になれば幸せです。 23 ご静聴ありがとうございました 24