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A班『市民の権利と役割』

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A班『市民の権利と役割』
運営会議⑦A班資料(2006・12・20)
◇◆◇
A班『市民の権利と役割』
◇◆◇
1,市民の範囲
まちづくりを主体とした「市民の範囲」を次のようにしました。
Point
■石狩市に住民登録のある人
■石狩市に居住する外国の人
■石狩市に通勤・通学している人
■石狩市内で事業を営むもの
■石狩市内で活動している団体(町内会やNPOなどを含む)
解
説
○石狩市に住んでいる人ということで、石狩市に住民登録のある人と石狩市に居住する外国の人。
○石狩市内の学校の学生や部活動などの活躍によって石狩市をPRできるケースもあること、ま
た、石狩市内の事業者や活動団体においても、積極的にまちづくりに参加されている場合も多
くあるので、石狩市に通勤・通学している人、石狩市内の事業者や活動団体を含めたい。
2,責務か?義務か?
他の自治体の条例では「市民の責務」というところと、「市民の義務」というところがあり、どち
らにすべきかを議論しました。
Point
■「義務」としたい
第4回の市民会議では「義務は拘束されている感じがするので責務としたい」というまとめをだ
していましたが、第5回の市民会議のときに、長さんが文字の意味を調べてきてくださいました。
解
説
○『義務』の義の字には「我の声」という意味があり、義務は「自らが課すもの」ということに
なる。逆に『責務』は「他人から課せられるもの」となるので、『義務』がなじむと考える。
3,権利と義務について
まちづくりの目標を「あずましく生活するために」とし、権利と義務について議論しました。
Point
【権
利】
【義
務】
■まちづくりに参加する権利
■まちづくりに参加する義務
■まちづくりに意見を表明し提案する権利
■責任を持って発言や行動をする義務
■安全・安心に生活する権利
■互いを尊重する義務
■行政情報を知る権利
■個人情報が保護される権利
1
運営会議⑦A班資料(2006・12・20)
(1)権利について
解
説
○市民が主体となってまちづくりをしていくという視点が必要なため、まちづくりに参加する権
利がある。
○市民が主体のまちづくりなので、行政が行っている事業に対して意見を出したり、不足してい
るところなどがあれば提案することができる権利がある。
○防犯、交通安全、環境など、生活していく上で安全・安心が守られることは健全なまちを作る
ために必要なので、安全・安心に生活する権利がある。
○行政が保有している情報を市民が知らなければ、積極的にまちづくりに参加できないので、行
政情報を知る権利は必要。
○行政情報を知る権利に相反する権利として、個人情報が保護される権利を自治基本条例に規定
する必要があると考える。
(2)義務について
解
説
○まちづくりの主体は市民であるという視点から、市民はまちづくりに参加する義務がある。
○納税の義務、勤労の義務、選挙に行き代表者を選ぶといった責任を持って発言や行動をする義
務がある。
○人を傷つけない、障がいを持った人など、誰もが互いに尊重しあう視点が必要。
4,制度について
自治基本条例に規定する重要な権利と義務を確保するために必要な制度は何かという視点から議
論しました。
Point
【新設したい制度】
【既存の制度】
■住民投票
■市民参加制度
■危機管理制度
■情報公開制度
■行政評価制度
■個人情報が保護される制度
■地域の意見をすいあげて反映させる制度
■障がい者などに対する差別をなくす制度
(1)新設したい制度
解
説
○住民投票
市民が主役なのだから住民投票制度はあるべきだが、投票できる市民の範囲や年齢について
は、投票する内容によって個別に定めるべき。
【考え方の基礎となった権利や義務:まちづくりに参加する権利、まちづくりに意見を表明し提案する権利、ま
ちづくりに参加する義務、責任を持って発言や行動をする義務】
2
運営会議⑦A班資料(2006・12・20)
○危機管理制度
安全安心に生活する権利が確保されるために、危機管理の体制が整っていなければいけない。
【考え方の基礎となった権利や義務:安全・安心に生活する権利】
○行政評価制度
行政の行っている事業を見直し、よりよいものにすることはまちづくりに不可欠で、今は行政
が自ら評価するシステムをとっているが、今後は市民による審査会等が行政評価を行うような制
度作りが必要。
【考え方の基礎となった権利や義務:まちづくりに参加する権利、まちづくりに意見を表明し提案する権利、ま
ちづくりに参加する義務、責任を持って発言や行動をする義務】
○地域の意見をすいあげて反映させる制度
地域の声をまちづくりに反映させる組織が必要。
【考え方の基礎となった権利や義務:まちづくりに意見を表明し提案する権利】
○障がい者などに対する差別をなくす制度
障がい者などの生活していく上で不便がある人でも暮らしやすいまちをつくることは、どんな
人に対しても暮らしやすいまちであると思われるので、千葉県で先日作られた障がい者の差別を
なくす条例のようなものが必要ではないかと考える。
【考え方の基礎となった権利や義務:互いを尊重する義務】
(2)既存の制度
解
説
○市民参加制度(市民の声を活かす条例)
まちづくりに参加し、市民の声を反映してもらうため。
【考え方の基礎となった権利や義務:まちづくりに参加する権利、まちづくりに意見を表明し提案する権利、
まちづくりに参加する義務、責任を持って発言や行動をする義務】
○情報公開条例
行政の情報を知るための権利を行使するため。
【考え方の基礎となった権利や義務:行政情報を知る権利】
○個人情報保護条例
行政がもつ個人の情報が濫用されないように保護されるため。
【考え方の基礎となった権利や義務:個人の情報が保護される権利】
3
運営会議⑦A班資料(2006・12・20)
【全体会で再度議論してもらいたいこと】
(1)条例の主語
他の自治体の条例では、「市(町・区)民は」、「わたしたちは」、「わたしたち市(区)民は」という
ようにさまざまな主語があり、石狩市の自治基本条例では主語をどうしたらよいか。
A 班では一応シンプルに『市民は』が良いのではないかとしましたが、前文とのかかわりもあるの
で全体会議で再度議論してもらいたい。
(2)権利と義務はどちらが先か
「権利を主張するなら、義務を果たすべき」なのか、
「義務を課すのであれば、権利を与えるべき」
という2通りの考え方があり、それによって条文にするときの載せ方が変わるので、全体会議でも
考えてもらいたい。
(3)子どもの権利と義務について
第 4 回のまとめの中で、「子どもには年齢に応じたまちづくりに参加する権利と義務を有する」と
していますが、権利はあっても義務は無いのではないかという意見もあり、グループ内で再度議論
しましたが、まとめきれなかったので、全体会議でも考えてもらえたらと思います。
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