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本オープンオンライン教育推進協議会 について 事務局 福原美三
⼀般社団法⼈ ⽇本オープンオンライン教育推進協議会 について 事務局⻑ 福原美三 2013.11.28 本⽇のテーマ z z 教育のオープン化、ネット利⽤の障壁やねらう べきインパクト、 政府がおこなうべき⽀援や規制改⾰ オープンエデュケーションの歴史 z オープンコースウェア z z z z z z z z 2001年 2003年 2005年 2006年 学) 2007年 2008年 2013年 MITがOCWのコンセプトを発表 MIT本格的にOCWを開始(当初500コース) ⽇本でのOCW開始(6⼤学) 国際コンソーシアム発⾜(MIT内組織)、JOCW発⾜(9⼤ MIT当初の計画とおり、全コース(1800)公開を達成 国際コンソーシアム独⽴したNPOに 49カ国、277組織から約25,000科⽬が公開 オープン教育資源(OER) z z 2002年 UNESCO主催の“Forum on the Impact of Open Courseware for Higher Education in Developing Countries” にてOER提唱 2012年 UNESCOが“2012 World Congress on OERs”を開催し、2012パリ OER宣⾔を採択 オープン教育の進展 段階 キーフレーズ 説明 プロジェク ト例 オープンコー スウェア Phase1 CloseからOpenへ パラダイムシフト Phase2 リッチメディア化 講義動画配信・モバイル環 YouTube, 境 iTunesU Phase3 学習コミュニティ形成 学習者の学習モチベーショ OpenStudy, ン維持 P2PU Phase4 スキル・達成度認定 学習者の価値創造・社会で OERU の認知 MOOCs ⼤規模データ分析、 Learning Analytics, Phase5 Coursera, edX, Udacity MOOC(2011/2012- ) z MOOCS(Massive Open Online Courses) z z z z z Coursera edX Udacity OCWとは異なり、学習者は事前に登録し、スケ ジュールされたオンライン教育(e-Learning)を学 習し、課題や宿題などにオンラインで回答(多 くはComputer Testing)し、コース修了認定に合 格すると修了証が交付される。 オンラインコミュニティで議論や質疑が可能 JMOOC/組織と運営 z z 11/1 ⼀般社団法⼈登記完了 JMOOCミッションステートメント z z 先⾏欧⽶MOOCとの違い z z z JMOOCは⽇本とアジアのための 「学びによる個⼈の価値を社会全体の共有価値へ 拡⼤するMOOC」の実現を 産学の連携によって強⼒に牽引します VCや特定⼤学から⼀括して⼤規模な資⾦提供を 受けるのではなく、できるだけ多くの組織から広 く会費の提供を受ける 「皆で汗をかき、共通の⽬標を達成する」 2014をパイロットフェーズと位置づけ、柔軟か つ⼤胆なプロジェクト運営を⾏う MOOCについての世の中の期待 z インターネットリサーチによる調査結果 z z 調査期間: 2013/9/11〜2013/09/17 総回答数 1278 サンプル • 男、⼥10代から60代まで各100名余 z z 調査⽅法 インターネット調査 調査機関 NTTコム オンライン・マーケティン グ・ソリューション 問26.この取り組み(MOOCs)を利用したことがありますか。 または、今後利用したいと思いますか。 0.9 0.5 過去1年以内に利⽤したことがある 過去1年以上前に利⽤したことがある 53.4 回答結果(%) 45.2 利⽤したことはないが今後利⽤したいと思う 利⽤したことはなく、今後も利⽤したいと思わない 「利用したことはなく、今後も利用したいと思わない」(53.4%)が最も多く、以下 「利用したことはないが、今後利用したいと思う」(45.2%)、 「過去1年以内に利用したことがある」(0.9%)の順となっている。 8 問27.あなたが修了認定を必要とする理由をお答えください。 0.7 19.6 就職に有利になるから 18.6 認定されると勉強するモチベーションが上がるから 30 ⾃⼰PRになるから 回答(%) 42.3 今後のキャリアのために必要だから 特に修了認定は必要としない 27.9 その他 「認定されると勉強するモチベーションが上がるから」(42.3%)が最も多く、以下「今後のキャリ アのために必要だから」(30.0%)、 「自己PRになるから」(27.9%)の順となっている。 9 問28.利用したいと思わない理由をお答えください。 語学⼒が無いから(英語の授業にはついてゆけない) 難しそうだから 時間がないから ⼤学の修了認定は特に必要ないから ⼤学の授業に興味が無いから モチベーションの維持に⾃⾝が無いから インターネット上の情報だけでは分かりづらいから 公開される講義が限定されると思うから 回答(%) その他 講師と直接コミュニケーションしたいから 他の受講者と直接コミュニケーションしたいから 0 10 20 30 40 「語学力がないから(英語の授業にはついていけない)」(34.9%)が最も多く、 以下「難しそうだから」(29.2%)、「時間がないから」(28.4%)の順となっている。 10 問29.外国語がわからなくても受講できるようなサポートがあれば、 「MOOCS」を利用したいと思いますか。あてはまるものを全てお選びくださ い。 ⽇本語吹き替えの講義があるならMOOC 36.1 47.9 を利⽤したい ⽇本語の字幕の出る講義があるなら 回答(%) MOOCを利⽤したい その他の語学サポートがあるならMOOC を利⽤したい。 0.4 35.3 語学サポートがあってもMOOCを利⽤し たいと思わない 「語学のサポートがあっても、MOOCSを利用したいと思わない」(47.9%)が最も多く、以下「日本語吹 き替えの講義があるなら、MOOCSを利用したい」(36.1%)、「日本語の字幕が出る講義があるなら、 MOOCSを利用したい」(35.3%)の順となっている。 11 問30.あなたが「MOOCS」を利用するとした場合、 インターネット上で、日本人同士での意見交換・質問などをする場 が必要だと思いますか。 39.6 必要 特に必要ない 回答(%) 60.4 12 問31.あなたが「MOOCS」を利用するとした場合、 カフェなどで、直接会って日本人同士での意見交換・質問 などをする場があったら、参加したいですか。 38.6 回答(%) 参加したい 特に参加したくない 61.4 13 問32.「MOOCS」において、日本人講師による日本語での講義が あれば受講したいと思いますか。 15 31.2 受講したい 回答(%) 講義内容による 受講したいと思わない 53.8 「講義内容による」(53.8%)が最も多く、以下「受講したいと思わない」(31.2%)、「受講した い」(15.0%)の順となっている。 14 問33.日本人講師のどのような講義を受講したいですか。 ⾃分の専⾨分野の最新知識 就職/キャリアアップに役⽴つ… 有名教授の講義 有名⼤学の講義 回答(%) その他 0 20 40 60 「自分の専門分野の最新知識」(53.1%)が最も多く、以下「就職/キャリアアップに役立つ講 義」(43.9%)、「有名教授の講義」(35.3%)の順となっている。 15 問34.例えば、以下の授業がインターネット上で受講できるとした 場合、受講したいものはありますか。 受講したい講義はない 東京⼤学の講義 語学⼒向上の講義 京都⼤学の講義 ハーバード⼤学有名教授の講義 居住地近隣の⼤学の講義 マサチューセッツ⼯科⼤学(MIT)有名⼤学の講義 回答(%) マイケル・サンデル教授のJUSTICEの講義 バークリー⾳楽⼤学の⾳楽の講義 その他 0 20 40 「受講したい講義はない」(36.7%)が最も多く、以下「東京大学の講義」(27.5%)、「語学力 向上の講義」(26.1%)の順となっている。 16 問15.見たいと思う講義内容は以下のどの分野のものですか。 経済学 ⽂学 栄養学 経営学・マーケティング 芸術 社会学・社会福祉学 医学 情報科学 回答(%) 政治学 特別講義 0 5 10 15 20 25 30 2012 UNESCO OER 宣⾔ a. Foster awareness and use of OER. b. Facilitate enabling environments for use of Information and Communications c. Reinforce the development of strategies and policies on OER. d. Promote the understanding and use of open licensing frameworks. e. Support capacity building for the sustainable development of quality learning materials. f. Foster strategic alliances for OER. g. Encourage the development and adaptation of OER in a variety of languages and cultural contexts. h. Encourage research on OER. i. Facilitate finding, retrieving and sharing of OER. j. Encourage the open licensing of educational materials produced with public funds. MOOCに関する政府への期待 z 産学連携の推進 z z MOOC修了認定の公式認知 z z 産に対して、税制優遇措置の提供 ⼤学単位との整合性提供 個⼈学習者に対するインセンティブ z ⾮正規雇⽤者の正規雇⽤⽀援策としてのMOOC推 奨(企業への雇⽤推奨)