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Reissue, USA, British Folk(P5), England(P6), Wales(9)

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Reissue, USA, British Folk(P5), England(P6), Wales(9)
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Reissue, USA, British Folk(P5), England(P6), Wales(9)
Scotland(P10),Ireland(P12),USA(Trad), Europe, Balkan 他
+特価セール(P19)
[リイシュー/Historic Recording]
(CD/USA )
*LINDA RONSTADT:Don't Cry Now
¥1250
(2/9 入荷予定。1973 年作。Produced by Peter Asher。w.Glenn Frey,
Buddy Emmons,Herb Pederson,Sneaky Pete Kleinow,Jimmie
Fadden 他。73/2010 作。Rhino)
(CD/BRITAIN&IRELAND他)
*IAN A ANDERSON:Time Is Ripe
a
(Village Thing レコード 40 周年を記念して発売された現 fRoots 誌編集
長で Village Thing の創設者の Ian の Village Thing 時代の 70 年、71
年、72 年作の三枚から 17 曲と未発表音源からの 3 曲の 20 曲収録編集
CD。改めて聴く Ian のまだ青かった時代の音楽はカントリー・ブルース・シンガ
ー&ギタリストとして一見、一途だが、同レーベルの音楽仲間の Wizz Jones
や Hunt&Turner などの持つ英国的叙情や開放感が在って、その自由
な空気感や浮遊感は独特で、穏やかな麻薬の薬効がある。宙に浮く
ヴォーカルやこだわりの夢想的微細ギターなど、遅れ馳せながら「これは
Wizz Jones の諸作に匹敵」と確信。70 年代ブリティッシュ・フォーク/ギター・ファ
ンは絶対必聴。どうでもいいことだが、15 曲目収録の"Hero"は J.J.
Cale の名曲"Magnolia"にどこか似てると思いませんか?このこと
を Ian 氏に言ったら「こりゃ初耳!"Magnolia"は聴いたことないけ
ど、Wikipedia で調べたら、俺の"Hero"の方が先だった」と胸を撫で
下ろした返事だった。w.Hunt&Turner,Mike Cooper,Maggie
Holland,etc. 2010 作。Weekend Beatnik)
[CD/USA]
*RAY WYLIE HUBBARD:A.Enlightenment B.Enlightenment
A
(Ray Wylie にはブルース・シンガーやフォーク・シンガーの霊が完全に取り憑いて
いる。そう思わせる Ray Wylie のおどろおどろしい迫真の新作だ。
南部ブルース色あるいは黒人・白人音楽の垣根を超えたアメリカン・ルーツ色
濃厚なびっちり泥々しいロックはその濃厚さで妖気を上げるほどで、
Ray Wylie はありったけの霊的な声を振り絞る。どんな南部ロックや
スワンプの諸名盤と肩を並べ、あるいはしのぐ勢いの凄いアルバムであ
る。Ray Wylie はアルバムを重ねることに南部色濃厚な霊気や妖気に
満ちてゆく。w.Gurf Morlix,Ray Bonneville,Lucas Hubbard,Rick
Richards,Kevin Russell,etc. 2010 作。Bordello)
*SOUTH MEMPHIS STRING BAND:Home Sweet Home
A
(メムバーは Luther Dickinson,Alvin Youngblood Hart,Jimbo Mathus
のトリオ。前回販売し、大好評の Luther Dickinson&The Sons Of
Mudboy による Jim Dickinson の追悼盤と同根の煮込み味南部音楽。
彼らが目指すは Mississippi Sheiks や Cannon's Jug Stompers の
ような南部のストリング・バンドのブルースやフォークやジャグバンドの音楽だ
が、彼らはあたかもあの時代にタイムスリップしたかのように当時の少
しおっとりした人間臭い音楽に肉薄した古臭い南部伝承音楽を泥
臭く演唱する。エネルギッシュな South Carolina Chocolate Drops もいい
が、彼らのノホホーンと古臭い家族相伝の"Sweet Home"な南部伝承音楽
も中々味があっていい。南部音楽ファンの宝物。2009 作。Memphis)
*MICHAEL MARTIN MURPHEY:Lone Cowboy
A
(一念発起、数年前から弾き語りツアーを再開した M.Murphey の完全弾
き語りのライヴ。タイトル曲「孤独なカウボーイ」で幕開けする本作は一曲一
曲が穏やかでほろりとさせられるもの。タイトル曲は本来、孤独さより
孤独さを楽しむ開放感のある唄だったし、二曲目の"Carolina In
The Pine"や五曲目"Wildfire"も本来そうだったが、齢を重ね、今
弾き語りでうたわれるこれら青春時代の唄はなぜか物悲しい。あ
の頃みたいに声を張り上げ、ギターをかき鳴らしてはいるのだが。
この「時」のせいとしか思えない「物悲しさ」に惹かれて、何度も聴
きたくなってしまう。温かな M.Murphey の唄はどれも親しい友の唄
のように心に響いてくる。2010 作。Western Jubilee)
*COAL PORTERS:Durango
A
(Long Ryders の Sid Griffin のカントリー・ロック・バンド"Coal Porters"の
新作はコロラドの隠れ家{ログハウス}の一室で制作されたいわば
"Basement Tape"スタイルの、Tim O'Brien や Peter Rowan らの招待客を
含めバンドのライヴ感と一体感を大事にした音楽。彼らのルーツロック志向
の音楽の歯切れのよさ、活きの良さ、そして何とも言えない飄々と
した風合いは天下一品で、Neil Young の"Like A Hurricane"のノリ
の良い爽快さや Peter Rowan が紅一点の Carly Frey とデュエットする
"Moonlight Midnight"の煮込み味の極上さ等など、ブルーグラスを貴
重にしたカントリー・ロックの醍醐味や味わいを軽くジョギングするように
気持ちよく見せつけている。2010 作。Prima)
*ELLIOTT MURPHY:Alive In Paris
C
(CD+DVD セット。2008 年 9 月パリでのライヴで CD は全 12 曲、DVD{PAL 方式}は
18 曲収録。Olivier Durand{ギター、バッキング・ヴォーカル},Alan Fatras{ケ
イジョンというパーカッション、バッキング・ヴォーカル},Laurent Pardo{ベース、バッ
キング・ヴォーカル}を従えた E.Murphy は勇ましく惚れ惚れとしてしまう。
ちょっとこれは本当に驚き。彼独特な艶っぽさと唄への一途さは
ふと彼のデビュー作を思い起させるもの。初心に帰る Dylan 調の唄が
放つ醍醐味や妖しさはいやはや物凄い魅力。今、CD を聴きながら書
いているが、ついつい唄の魔力に引き寄せられて、キーボードを打つ
手が止まってしまう。その昔新宿レコードで彼の一枚目と出逢ってか
らほぼ 40 年。こんな若々しい Elliott のライヴと出逢えて感激もひと
しお。2009 作。ドイツ Last Call)
祝!グラミー賞受賞
*STEVE EARLE:Townes
B
(グラミー賞アルバム!2 枚組限定盤。タイトルが示す通り、Townes Van Zandt
ソング集。ディスク 1 が Tim O'Brien,Greg Morrow,Darrell Scott,Allison
Moorer,Dennis Crouch 等がバックを付けた 15 トラックで、ディスク 2 がディスク 2 収
録の中から 11 曲で、こちらはギターの弾き語り。多くのシンガーが尊敬する
Townes の唄を S.Earle はドスを利かせてうたう。力作。 2009 作。New West)
[CD/USA{female}]
*PATTY GRIFFIN:Down Church
C
(2/9 入荷予定。ゴスペル集。Produced by Buddy Miller。2010 作。
CRED-CD93443)
*MEG HUTCHINSON:The Living Side
A
(2/9 入荷予定。2010 作。Red House)
*MAURA KENNEDY:Parade Of Echoes
A
(Kennedys の Maura のソロ。まるで Byrds 風 Kennedys スタイルから解き放た
れ、自分の心を見つめ、自分のための音楽を謳歌したかのようなあ
る種気持ちのいいほどに大胆で潔いポップ・ロックだ。音楽の根っこに
あるのは Kennedys と同様に夢見るような何かだが。大の Kennedys
ファンとしては旦那の Pete が Roger McGuinn 風ギターで入る"Make It
Last"なんか頬が緩んでしまってヘロヘロではあるけど、この 手をも取
り込んだ Maura の甘酸っぱく大らかなポップ・ロックは、Kennedys のロック
を膨張させたようで楽しい。ポップで粋でノスタルジックだけど、重厚感
もある。Kennedys 同様後ろ髪引かれもする。2009 作。Planned
Effervescence)
*BARB BARTON:Turtle Dove
A
(歯切れのいい自身のアコースティック・ギター{一曲一曲にチューニングが表示 }の
伴奏を伴って Barb の澄んだ心を描写した唄が時にロマンティックに、また
時に確信に満ちた表情でうたわれる。ギターのある種格調高い音色
と相まって、唄全体を包む空気は、ジャケットの写真も晩秋の森色で
森の中だが、森林浴をするかのように爽やか。ミシガンのそんな自然
豊かな所で暮らしているのだろうが、一曲一曲の誠実さと清新さ
はすこぶる美味しい。加えて、アメリカ民謡の一部を間奏に入れたり、
そんな雰囲気の曲調等もホロリとさせられる。ラストを飾る曲は意外に
もホリーズの"Bus Stop"。サウンドもそれ風なのだが、歌詞を読んでこん
な可愛らしい小さな恋の唄とは知らなかった。気分は突然青春時
代にタイム・スリップ。w.Linda Abar,Annie Capps 他。2009 作。Asarae)
*CORINNE WEST:The Promise
a
(サンフランシスコを拠点に活動する不思議ムードの女性 SSW の Corinne の本作
はカナダとサンフランシスコでの録音。感性はかなりカナダっぽい。ひっそりと
ささやくようなヴォーカルとアコースティック・サウンド{ロックっぽくもアコースティックな
サウンドの旨みが光る} を要にした巧みな音作り、そして内面に広が
る心象風景は海の中を漂う感覚だろうか。Corinne のアパラチア音楽や
アメリカン・ルーツ・ミュージックを昇華したような芯のある音楽性も本作の旨
みある味わいを深めている。聴くほどに深みに入る。w.Doug Cox,
John Reischman,Daniel Lapp,Jennifer Scott,James Nash,etc.
2009 作。Make)
*NANCY McCALLION:Take A Picture Of Me
a
(ケルティック・トラッド・バンド"Mollys"の Nancy のソロは不況時代の写真や物
語に触発されて自作した唄を中心にしたもので、フォーク・シンガー/SSW
然としたアルバム。ホームレス労働者などの映像を思い浮かべて作った唄
の音楽性は様々で、しみじみと語りかける SSW 調を中心にご機嫌な
フォーク・ロックからアメリカン・フォーク、ブルース、ザ・バンド風ルーツ・ロックなど変幻自在
な音楽で釘付けにする。音楽はアメリカン・ミュージックの範疇で変幻自在だ
が、Nancy の姿勢はフォーク・シンガーに他ならない。 Mollys の Catherine
Zavala{ヴォーカル}と Kevin Schramm{アコ}に加え、Ralph Gilmore,
Steve Grams,Danny Krieger 等敏腕ミュージシャン達が強力バックアップ。本
作の売上げから CD 一枚に付き一ドルがアメリカの低所得労働者とホームレ
スを救援する「プリマヴェラ基金」に寄付される。2009 作。Mama Mama
Music)
*PIETA BROWN:Shimmer
a
(Greg Brown の娘 Pieta のつぶやき調の素朴な唄は、どこかタイトルが示
す「かすかな光」が感じられるもの。本作は Pieta が居心地の良い自
室で、気ままに、ギターを爪弾きうたう感じで、おっとりした印象だ。
名プロデューサーの Don Was{Bob Dylan,Rolling Stones}のプロデュースは
極めて控えめで、Bo Ramsey のエレキ・ギターと自身のベースを効果音程度
に施す程度で、Pieta の素朴な唄そのものの味わいをそのまま活か
している。おっとりした唄の奥に光る少女的感性に裏打ちされた
「かすかな光」感が何とも魅力的。静かにひっそりと聴いて欲しい。
全 7 曲。2009 作。Red House)
*MONICA METZIER:In The Timbral Hut,Oceanic
A
(こりゃ風変わりな女性 SSW だ。Ani DiFranco っぽかったり、雰囲気
は全然ジャズっぽくないのだが、Nina Simone っぽかったり、まった
く南部っぽくないのだが、Karen Dalton っぽくもある彼女の唄は
歌詞も歌唱も自由気まま。ギター、ドラムス、ベース、フィドル、チェロ、サックスの演
奏も Monica の唄に似つかわしい風通しの良い型にはまらないサウン
ド。ガレージでの録音っていうのも面白い。何か寝そべって聴きたく
なってしまう。Louie)
[CD/CANADA]
*LYNN MILES:Black Flowers Volume 1-2
B
(2/9 入荷予定。2 枚組。ギター或いはピアノの伴奏での再録音盤のようで
す。2010 作。True North)
[CD/UK,IRELAND]
(FOLK,SSW,ROCK)
*NANCY WALLACE:Old Stories
B
(fRoot 誌のオマケ CD に収録されていた自作曲"Joy To The World"が滅
茶苦茶胸キュンで、直接交渉で仕入れたら、2010 年 BBC の"Horizon
Award"にノミネートされたとの知らせ。今、深々と雪が降っていて我が
家は雪にすっぽり包まれているのだが{ジャケットもたまたま雪降る
絵}、三曲の伝統歌と六曲の自作曲から成るひっそりとした Nancy
の唄は、ハーディー・ガーディー、バンジョー、オルガン、コンサーティーナ等による牧歌的
でくつろぎの伴奏と相まって、純白の唄がほわっと広がる感じで
滅茶苦茶快い。控えめな伴奏からほのかに薫る英国風味がまた何
とも言えず快い。タイトルではないが、本当に古い物語の世界へと誘わ
れる心地が する。滅多にお耳にかかれない珠玉のブリティッシュ・フォークで
ある。彼女の最愛聴盤は Nic Jones"Penguin Eggs"とのこと。2008
作。Midwich。1/13 記)
*KATRIONA GILMORE & JAMIE ROBERTS:Shadows & Half Light B
(2010 年 BBC の"Horizon Award"入賞の Katriona{ヴォーカル、フィドル}&
Jamie{ヴォーカル、ギター}の若き男女デュオ。作詞作曲は Jamie が主でヴォ
ーカルも Jamie が主にリードを取り、Katriona はハーモニー役。フォーク&トラッド・ミ
ュージシャンとしても優れた演奏を聴かせ、耳を奪われるが{昨今の若
手ミュージシャンは皆上手いし、センスもいい}、何より Jamie の理知的で思
索的で、英国的陰影に富むヴォーカルが何より魅力。そこに Katriona の
涼やかなヴォーカルが涼やかに流れ込む。英国人的感性と情感とがトー
タルに浸透したブリティッシュ・フォークとして理想の音楽世界だ。若き Jamie
の SSW としての才能はブリティッシュ・フォーク界で疑いなく秀逸。耳に鮮烈。
w.Kathryn Roberts。2008 作。Gilmore Roberts)
*MIKE SILVER:How Many Rivers
C
(英国の叙情派 SSW と言えば Ralph McTell に Johnny Coppin そして
Mike Silver。友は友を呼ぶというか、Mike の本作に R.McTell も
J.Coppin も参加、というか J.Coppin はプロデュースも担当。Mike は昔っ
から録音時のギターのサウンドに人一倍のこだわりが見られていたが、
本作も同じで、粒立ちの良いギター・サウンドを魅せ、曲ごとにチューニング
を表示している。Mike の唄はいつものように英国の美しい風景や
美しい思い出が広がるもの。美しいギターの響きや仲間達のコーラスが
気持ちいい中、Mike の英国的叙情性豊か唄は最高潮。w.J.Coppin,
R,McTell,Jo Partridge,Martyn Wyndham-Read,Phil Beer,Julie
Silver,Roger Nichols,Mick Dolan,etc. 2008 作。Faymus)
*HELEN BRENNAN:Mirrors Of The Soul
B
(アイルランドのユニークな女性シンガーだ。五曲の伝統歌や自作曲や Tom
Paxton や Mickey Newbury 等の SSW のナムバーをうたう Helen の唄は、い
わばアイルランド音楽とアメリカ音楽の垣根を超えた魂の唄。アイルランドの伝
統歌や物語歌をある時は毅然と、またある時は切々とうたい、また
米国 SSW 系のナムバーを骨太のルーツ・ロックで、女がてらにたくましくうた
う。彼女の存在感ある唄に圧倒されぬ者はなし。ライナーを寄せている
アイルランド音楽専門家の Ciaran Carson は「これらの唄は完璧に見事」
という言葉で結んでいる。2009 作。Big Bridge)
*JACK McNEILL & CHARLIE HEYS:The Nortern Road
B
(2007 年の BBC の"Young Folk"賞のファイナリストの若き男女の二人組の待
望の二枚目。Jack 嬢がフィドルで Charlie がヴォーカルとギターだが、特筆す
べきは、夢、ロマンに満ちた空想物語の自作曲と Charlie の、例えば
Martin Simpson のような律儀で気迫あるヴォーカルの素晴らしさだ。
加えてケルティックでジャンプ力ある Jack のフィドルと Charlie の英国調の美
麗かつダイナミックなギターのソロとコラボの息を凝らす絶句さ。ブリティッシュ・
フォークとして、極めてオリジナリティーが高く、かつ極めて完成度が高い。こ
れほど潔癖な英国産フォークは昨今なかった。SSW ファンにもトラッド・ファンも
感涙保証。Produced by Paul Adams。2010 作。Fellside)
*JACK McNEILL & CHARLIE HEYS
:Light Up All The Beacons
B
(Jack&Charlie のフレッシュなデビュー作。2008 作。Fellside)
*THE QUEENSBERRY RULES:Taken Your Own Roads
B
(前作"Landlocked"が人気だったいかつい風貌だが、ヴォーカルと音楽
は英国情緒たっぷりな兄ちゃんトリオの待望の新作。前作同様、トラッド
とフォークの中間的な感触で、英国フォーク的端正なヴォーカルに温和で清涼
なハーモニーが被さるヴォーカル&ハーモニーは、英国の土の香りのする彼ら独特
なヴォーカル&ハーモニーを醸成している。加えて、歌詞の面では英国人なら
ほろりとさせられる庶民感覚の肌触りの唄が彼らの大きな魅力で
もある。w.Nancy Kerr,Brian Peters,Andy May。Produced by Paul
Adams。2009 作。Fellside)
[CD/FAIRPORT&ALBION FAMILY]
*ALBION DANCE BAND:Rockin' Barn Dance
B
(88 年の未発表ライヴ。メムバーは A.Hutchings,Polly Bolton,Phil Beer,
Simon Care,Trevor Foster,Pete Zorn,John Shepherd。ダンサー達の
歓声も混じって、ダンス・バンドとしてアブラののったワイルドでノリノリの演
奏が次から次。この時代結構遊び心もたっぷりあって、Jumpleads
風のノイジーな音や遊戯的音を試しに入れたりしていて、ワクワクドキド
キ感は最高潮。Ashley のダンスの掛け声は昔毎年行っていたフォーク・フェ
スでの Albion Dance Band のライヴでダンサー達に声を掛ける Ashley の
姿と楽しげなダンスの風景を思い起こさせた。ゲスト:Sid Kipper。
2009 作。Talking Elephant)
*ALBION BAND:Natural And Wild
B
(副題"The Albion Band present the eco wildlife-friendly
concert"と題された 87 年の未発表ライヴ。メムバーは A.Hutchings,
Cathy Lesurf,Phil Beer,Trevor Foster,John Shepherd,Eric
Hine。英国の自然や四季や野生生活にまつわる曲を中心にした選
曲で、ライヴながら Cathy のヴォーカルをフィーチャーした Albion の演唱は充実
している上にスタジオ録音のような良質の音響で録られている。驚く
のは本作の素晴らしさは Cathy のシンギングに尽きると言ってよいほ
ど、Cathy のシンギングが素晴らしく、Sandy Denny の代役+α を果た
していること。全 15 曲。2009 作。Talking Elephant)
[CD/ENGLAND]
*IAN KING:Panic Grass & Fever Few
B
(2/2 入荷予定。Shirley Collins が「"This is English folk music
for the 21st century!」と言ったという期待の新星。次回きっち
り紹介予定。曲目は"Adieu To Old England","Death and The
Lady / Black Eyed Susan","Evil Eye","Four Loom Weaver","By
George","Flash Company","Ah Robin,Gentle Robin","Take,O
Take Those Lips","How Should I Your True","Love Know?",
"Isle Of France","Old Miner","Jovial Broom Man"。2010 作。
Fledgling)
*THE IMAGINED VILLAGE:Empire & Love
C
(Real World からのデビュー作が衝撃的だった近未来?トラッドを創作
する Imagined Village の期待の二枚目。メムバーは、Martin Carthy,
Eliza Carthy,Chris Wood,Simon Emmerson,Barney Morse Brown,
Sheema Mukerjhee,Johnny Kalsi,Andy Gangadeen,Ali Friend そ
して Simon Richmond の十名。リード・ヴォーカルを担うは、 M.Carthy,
E.Carthy,C.Wood,S.Mukerjhee。妖精が語りかけ、呪いで応じる形
式の伝統歌"Scarborough Fair"はお香の香り立つ魔的ムード。その
昔この伝統歌を Paul Simon に教えた Martin 本人ではなく、C.Wood
がヴォーカルを努めているところが面白い。ちなみにこの曲はラストでよ
りトラッド調ながら不気味ムードで再演。前作に較べ、実験的色合いは
幾分薄れ、今日のトラッド寄りにはなっているが、バンド名にかこつけ
て、伝統歌を好きなようにリメイクして楽しんでいる風でもある。今行
っているツアー・メムバーには Jackie Oates も参加。2010 作。EC&C)
*HANNAH JAMES & SAM SWEENEY:Catches & Glees
C
(鳥肌立ちっぱなし。BBC2 の"Folk Awards"に入賞してなければ知り
えなかったイングランドの男女の新人デュオだ。 Hannah がヴォーカルの他アコ
とダンスをそして Sam がフィドル、ヴィオラ、バグパイプ、ニッケルハルパを担当。
何がいいかって、すべて。曲目はイングランド各地の伝統歌とダンス曲な
のだが、Hannah のシンギングは美しくカリンでもあるのだが、芯の部分は
イングリッシュ・トラッド的な頑なさや潔さがしっかと根付いている。その
媚を売らない毅然としたシンギングの気持ちよさと二人が編み上げ
るスキップするように軽やかな音楽の快楽さとワクワク感は言葉では言
い表せない。二重奏だったり、ソロだったり、シンプルな演奏なのだが、
いやだからこそ、メロディの美しさやリズムの楽しさがストレートに体感出
来る。Sam のトラッド演奏家としてのセンスは抜群。2009 作。Root Beat)
*SPIRO:Lightbox
B
(お待たせ。fROOTS 誌"New Album Of Year"上位ランキングで、イングランド
のトラッド界で話題騒然のブリストルの四人組の涼風、強風、疾風を吹か
す風音楽と形容できそうな爽快かつ衝撃的なデビュー作。fROOTS で
容姿を見ていたので、女性を一人含む若くはないバンドというのは
知っていたが、結成は 1993 年。当時の名は"Famous Five" 。Eliza
Carthy は「Famous Five 時代から彼らはいつも良かった。皆彼らの
音楽に打ちのめされた」と回顧している。曲目はいくつかの楽譜か
ら見つけ出した伝統曲。それらの古びた曲をピカ一のセンスを注入し
続け、四つの楽器のアンサンブルで色鮮やかな絵を描くように演奏し、
全く新たな音楽として蘇生している。メムバーの一人が「サージェント・ペ
パーズ」好きらしいが、どこか「サージェント・ペパーズ」っぽく感じるのは
僕だけだろうか。全 17 曲。2009 作。Real World)
*THE HUT PEOPLE:Home Is Where The Hut Is
B
(1999 年 BBC の"Young Folk Award"受賞の 422 のアコ奏者の Sam Pirt と
パーカッション奏者の Gary Hammond の二人組による本作は、言うなれば
気ままな音楽の旅。イングランドからシェトランド、海を越えてバスク、フィンラン
ドそしてルイジアナ、ブラジルまで。音楽は気まま風だが、おかしなくら
いその原産地の風味を発散させている。演奏する二人が一番の幸
福もの。2009 作。Fellside)
*MARTIN SIMPSON:Bootleg USA
a
(98 年と 99 年に米国で収録された弾き語りライヴ盤の再発盤。Bob
Dylan 作二曲"Boots Of Spanish Leather"と"Highway 61
Revisited"や R.Thompson 作"Strange Affair"を含む一途に英米フ
ォークの根源を志向する M.Sipmson の魂の唄とギター。99/2009 作。
Simpsonian)
∼以下七枚、"Folk Awards"賞入賞を祝して再掲載∼
*DAMIEN BARBER・MIKE WILSON:Under The Influence
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Duo"入賞。70 年代の英国トラッド・
ファンへの推薦盤。Damien と Mike は Damien が奏でるコンサーティーナやギターが
英国トラッドの土臭さを立てる中、Peter Bellamy や Dick Gaughan や
Ewan MacColl 等のアルバムで覚えた唄を当時の彼らのシンギングの気概
をそのままエネルギーとして、奮起して毅然とシンギングする。ジャケットは
70 年代の LP ジャケット風。2009 作。Demon Barber Sounds)
*JON BODEN:Songs From The Floodplain
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Singer Of The Year"入賞。P34
の写真・歌詞ブックレットの限定盤。本作はトラッドのメロディを借用した自
作の唄が中心で、ギター、コンサーティーナ、メローディオン、ドラムス、バグパイプなど
の英国トラッド臭わき立つ中、持ち前の威風堂々たるシンギングで釘付
けにする。徹頭徹尾 Jon らしさが煮詰められたイングランドの気品と香
り立つ傑作。2009 作。Navigator)
*BELSHAZZAR'S FEAST:Frost Bites
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Duo"入賞。イングランドのトラッド界
の二匹の若獅子 Paul Sartin{ヴォーカル、フィドル、オーボエ}と Tom Paul
Hutchinson{アコ}のによるクリスマス音楽。"Oxford Book Of Carol"他の
楽譜から見つけ出したクリスマス・ソングをモリス・ダンスや歌唱法などイングラ
ンドの伝統音楽のコアの香りプラス英国王朝的典雅さのある音楽は、
数多いイングランド産クリスマス・アルバムの中でもそのイングランド的色彩感で
ひと際美しく輝いている。あまり話題にはならないが、P.Sartin の
トラッド・シンギングは素晴らしい。2009 作。WildGoose)
*BELSHAZZAR'S FEAST:The Food Of Love
B
(スタジオ録音とライヴ録音の 2 枚組。四つ折ジャケット。本作は正に極上のイ
ングランドのダンス音楽とトラッド・シンギング・アルバム。二人が奏でる音楽は
イングランドのダンス曲の風合いをキープしつつ、他のモリス・ダンス・タイプの有
名どころとは気高さと優雅さで上を行っている。Chris Wood&
Andy Cutting に通じる独創性と多様性の浮遊感のあるトラッドで、二
人の織り成す演奏に酔いしれてばかり。2008 作。WildGoose)
*BELLOWHEAD:Matachin
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Group"入賞。P32 のブックレット付デ
ラックス・エディション限定盤を販売。イングランドのトラッ ド・シーンの若獅子達 11 名
によるスーパー・トラッド・バンドの 2 枚目。Jon Boden&John Spiers と
Faustus の Benji Kirkpatrick と Paul Sartin を中心に外堀を管楽
器やバグパイプやパーカッションで固めたお祭りバンド。イングランドのトラッド
の可能性を大きく押し広げる頼もしい演唱の数々だ。2008 作。
Navigator)
*MAWKIN・CAUSLEY:The Awkward Recruit
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Group"入賞。James and David
Delarre,Danny Crump,Alex Goldsmith の 4 人組 Mawkin に、今イングラン
ドの若手トラッド・シンガーの中で、今最も伝統歌の心がうたえると評判
の Jim Causley{Under One Sky/Devil's Interval}が加わった、今
最も華のあるトラッド・グループ。Jon&John 的なイングリッシュ・スタイルのトラッド
のコアに向かうトラッドで歓喜させ、ヴォーカルを中心にグループとして多彩
なイングリッシュ・スタイルのトラッドで心遊ばせる。今が旬。 2009 作。Navigator)
*JOHN KIRKPATRICK:The Dance Of The Demon Daffodils
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Musician Of The Year"入賞。ヴェテラン・
アコ奏者の J.Kirkpatrick の本作は全曲自作曲。何といっても、イングラ
ンドのダンス曲のツボを知り尽くした彼のジャンプ力のある演奏は見事
としか言いようがない。アコという楽器がリズム楽器であることを身
をもって実証している。2009 作。Fledg'ling)
[CD/WALES]
*LINDA GRIFFITH:Storm Nos
B
(ウエールズはモンゴメリーシャーのトラッド・シンガーの本作は、全曲ウエールズ語で、ウエー
ルズの伝統歌への愛情や家族への愛情が、Linda のたおやかなシンギ
ングで心に深く響くもの。ウエールズの女性シンガーの中で、これほど伝統
歌を今日のトラッド・シンガーの目線で、スピリット高くシンギングするシンガーは
少ない。Linda は今日のトラッド・シンガーとしての面を持つ一方で、母親
目線で優しく穏やかにうたいもする。どちらのせよウエールズ語の響
きの美しさと愛情深いまっすぐな唄の世界は心打たずにはおかな
い。多くの曲で Linda の二人の愛娘の Lisa Angharad と Gwenno Elan
Healy が美しいハーモニーを添えている。10 曲目"Sefyll"は Phil
ColColough の名曲"Song For Ireland"のウエールズ版。ラストは戦争に赴
いた息子の無事を祈る子守唄で静かに幕。w.Gwenan Gibbard,
Chris Leslie,Maartin Allcock,etc. 2009 作。Sain)
*GWENAN GIBBARD:Sidan Glas
B
(ウエールズのハープ奏者でトラッド・シン ガーの Gwenan の二枚目。タイトルは「青い
絹」の意。ケルト圏のどの地方にもその地域或いは国の伝統音楽を調
査し、良いものを見つけ出しては、その地域の民俗音楽的個性を強
調し、スピリット高い演奏で蘇らそうとするハープ奏者がいるもので、
Gwenan もその一人。Gwenan のハープはリズム感が恐ろしく豊かで、ウエール
ズのハープ特有の優雅さと相まって、すこぶる瑞々しく華やいで聞
こえる。Gwenan はウエールズの様々なダンス音楽のリズムを研究し、多様な
リズムを用いることでダンス音楽に限らず、伝統歌にも新たな命を吹
き込んでいる。音楽は新進的でありながら、ウエールズ色を深めてもい
る。比類なき珠玉のウエルシュ・ハープ・アルバムである。w.Maartin Allcock
{プロデューサーでもある},Stephen Rees{Crasdant},Angharad
Jenkins{Calan},Dafydd Roberts{Ar Log},etc. 2009 作。Sain)
[CD/SCOTLAND]
*RACHEL WALKER:Air Chall∼ Lost
¥2150
(トラッド界屈指のガーリック・シンガー、 R.Walker の、前作"Fon Reul∼Sholus"
から四年振りの待望の新作だ。本作を聴いて涙しないトラッド・ファンは
いないだろう。というのも伝統歌7曲と自作曲4曲の内、半数以上
が、海で亡くなった恋人の鎮魂歌や夫が水兵で赤ちゃん持ちの女
性の夫への想いを綴った自作曲や妖精と人間の夫婦間故の哀しい
運命の唄やスコッチ・ゲール語の伝承歌の中でも指折りの、美しくも切な
く哀しい伝 統歌の"An t-Oighre Og{The Young Heir}"や Rachel の
亡き姉{妹?}Beth への想いが印象に残る言葉で綴られたタイトル曲や
Rachel の甥のために作った子守唄等など切なかったり、心安らい
だりの美しい唄なのだ。そうした唄を持ち前の線の細い美しい声、
それも凛とした美しい声でうたうのだから、これ以上の感涙はな
い。十年に一枚の名品である。w.Jenna Reid,Kathleen Boyle,
James Graham,Angus MacKenzie,Ewan Robertson,Alec Dalglish,
Barry Caulfield,Norrie MacIver,Malcolm Jones。ガーリック語原詩
&歌詞英訳付。2010 作。Skipinnish)
*ALY BAIN & JERRY DOUGLAS:Transatlantic Sessions 4
C
(DVD が人気の Transatlantic Sessions の CD 版。ご要望が多く CD も入
荷。アイルランド勢が Mairead Ni Mhaonaigh,Karan Casey,Donal Lunny。
スコットランド勢が Julie Fowlis,Karen Matheson,James Graham,Allan
MacDonald,Phil Cunningham。アメリカ勢が James Taylor,Rosanne
Cash,Allison Moorer,Martha Wainwright,Jerry Douglas 等贅沢
過ぎるラインナップによる夢のライヴ・セッション集。 2009 作。Whirlie)
*WENDY WEATHERBY:A Shirt Of Silk Or Snow
B
(トラッド・シンガーとしてより、トラッド音楽では珍しいチェロのセッション・ミュージ
シャンとして引っ張りだこの Wendy の、トラッド・シンガーとしての驚きのソ
ロ・アルバムである。彼女のシンギングは清々として快活。無伴奏シンギング
が見事なロバート・バーンズの"John Hielandman"以外はどのナムバーもチ
ェロかアコースティック・ピアノの必要最小限の伴奏付きだが、Wendy は伝統歌
をアカペラで独唱するような晴れ晴れしさで毅然とシンギングする。自
身のチェロの情緒ある音色が独特な質感を添え、また James Ross のア
コースティック・ピアノが不思議な清涼感を注ぎこむ。スコットランド産の感動の
トラッド・シンギング・アルバムである。w.James Ross,Stevie Lawrence,
Pete Clark,Bruce Adams,Liand Adams。Produced by Paul Adams
&W.Weatherby。2010 作。Fellside)
*THE SHEE:A Different Season
C
(2006 年スコットランド BBC の"Young Traditional Musician"賞入賞の女
性五人組による春一斉に草花が芽吹く勢いの耳に新鮮な唄と音楽
。ガーリック・ソングを含む Olivia のシンギングは若手トラッド・シンガーとしてず
ば抜けているが、一方、雰囲気を変え、伝統歌"Chilly Winds"をアパ
ラチア民謡風にうたったりもする。メムバーは Lillias Kinsman-Blake{フ
ルート},Shona Mooney{フィドル},Rachel Newton{エレクトリック・ハープ。ベース・
ギターに聞こえる音はハープです},Olivia Ross{ヴォーカル、フィ ドル、ヴィオ
ラ},Laura Salter{マンドリン、ヴォーカル}、Amy Thatcher{アコ、ダンス}。女の子
ばかりのグループはケルトの優美さを売り物にするグループが多いが、彼
女らは若々しさととびっきりのセンスが売り物。一足早く春が来た!
たまたまだが、ジャケットを開けば小枝に咲く花。2008 作。Shee)
*NA h-OGANAICH:Gun Stad
B
(Runrig の先輩格で Mod 優勝の女性ガーリック・シンガーの Margaret
MacLeod がヴォーカルの伝説のガーリック・フォーク・グループの最新作。メムバーは
デビュー時から不変の Margaret に Donnie MacLeod,Noel Easdie のト
リオ。15 曲全曲がガーリック語で内 8 曲が伝統歌。彼らはガーリック語の唄を
伝統的スタイルにとらわれることなく、一曲一曲、トラッド調、フォーク調、フォ
ーク・ロック調など柔軟に対応し、その唄に最適の音作りで聴かせる。例
えば伝統的作業唄をノリのよいフォーク・ロックで楽しい雰囲気の作業唄に
仕立てたり。かと思えば、同種の唄をハープをフィーチャーした伴奏で、伝
統色豊かに仕立てたり。一曲一曲が今の生きたスコッチ・ゲール語の音楽
として輝きを放っている。彼らの"Fear a' Bhata"も泣けますよ。
2009 作。Macmeanmna)
*FLYING FIDDLES:Flying Fiddles
B
(アウター・ヘブリディーズ諸島のユーイスト島のフィドル姫六人組+Robert Gilles
{ギター、ベース}&Joanne Veverka{ピアノ}。同じスコットランドとは言え、背負
う伝統音楽の違いと男女の違いも作用してか、アグレッシヴなシェトランド
の Fiddlers' Bid とは対照的に彼女らのフィドルを要にしたサウンドは
均整が取れて気高くも女性的で優美。ブックレットの表紙他も野の花の
写真。ゲスト:Fred Morrison{彼のハイランド・パイプが入ると一段とスコッ
トランド魂がこもる},Kathleen MacInnes{見事なシンギングを披露}。加
えて Runrig の Iain MacDonald&Rona Lightfoot。心は西ハイランドの島
へ。Julie Fawlis が賛辞を寄せている。2009 作。Flying Fiddle)
*IAIN MacINNES:Sealbh
B
(副題"Bagpipe and Whistle Music from Scotland"。スモール・パイプス
を中心にハイランド・パイプスやボーダー・パイプスそれにホイッスルをフィーチャーし
たスコティッシュ・ミュージックを堪能させてくれる。Kathryn Tickell のノーサン
ブリアのスモール・パイプスの演奏とはまた趣を異にした Iain のスコティッシュ・
スピリット高いスモール・パイプスの演奏 は見事と言うほかはない。音楽は大
地に根ざして気高くも、ダンサブルで軽やかで、スコティッシュ色に彩られた
サウンドは晴れ晴れと美しい。スコティッシュ・スモール・パイプス音楽の逸品。 w.
Ross Kennedy,Mairi Campbell,Simon Thoumire,Iain Macleod,
David McGuinness。2009 作。Macmeanmna)
*ROYA MacLEAN & FRIENDS:Blackwater
B
(Donald Shaw がベタホメの 20 歳の女性ピアノ・アコーディオン奏者の新作。様々
なスタイルのダンス曲を 120%のスコティッシュ・スタイルでがんがん弾きまくる。フル
バンドによる演奏はそのままダンス・ホールの賑わいの風景が思い浮か
ぶほど、スコットランド独特な弾むリズムに勢いがある。 w.Coralea McKay
{フィドル},Lewis Kane{ピアノ},Nicky McMichan{ドラムス},Struan
Thorpe{バグパイプ、フルート},Steven MacIver{ガーリック・ソング}。全 19 トラ
ック。2009 作。Roya MacLean)
[DVD/IRELAND系]NTSC all regions
※国内製 DVD プレーヤーで再生可能
*CHRISTY MOORE WITH DECLAN SINNOTT
:Live At Barrowland Glasgow
D
(D.Sinnott を女房役にした C.Moore のライヴ+インタビューを含むドキュメン
タリー。汗だくでうたう C.Moore の唄は「唄の力」を実感させる迫力。観
客も騒然となる後半の盛り上がりは圧巻。会場の Barrowland のこ
とをうたった"Barrowland"に"City Of Chicago","Black Is The
Colour","Ride On","No Time For Love"他全 23 曲。感動せぬ者は
なし。リサイクル出来る厚紙ケース。2009 作。A Move On Up Production)
[CD/IRELAND系]
デジパック・タイプを含め、元々開封されているものが多数 あ
ります。
*MIKE McGOLDRICK:Aurora
C
(2/5 入荷予定。現時点で詳細不明。曲目は"Freefalling","Late
Nights At The Central","Mackerel&Tatties","Annam Cara /
Ships In The Night","Mickey's Reels","Stone of Destiny",
"Corrievreckan","Pontivy","Waterbound","Baltimore
Beginners","The Jolly Angler","Tunin D"。2010 作。Vertical)
*SEAN MAGEE:Ye Fiddlers Fate
B
(2/8 入荷予定。オール・アイルランドのフィドル部門のチャンピオン。フェアマナの古い希
少曲を多く含むとのこと。SMGCD1001)
*KARAN CASEY・JOHN DOYLE:Exiles Return
a
(元 Solas の仲間同士の本作はトラッド・アルバムとして非の打ち所ない傑
作。Karan は音盤で見つけたお気に入りの伝統歌を見つけ、超一級
品トラッドにしてうたい、聴かせる。その見事さは言葉では容易には
表現できない。ギター奏者として、トラッド・シンガーとしてかつまたプロデ
ューサーとして活躍する John Doyle の役割も大きい。彼は伝統歌の世
界に遊び、霊性さえ持つ Karen のシンギングをギターとヴォーカルで心を一
にして最高の相棒役を果たしきっ ている。こんなをもやもやがす
っきり晴れるような見事なトラッド・シンギング・アルバムは聴いたことが
ない。早くも 2010 年のベスト・アルバム誕生。ゲスト:Michael McGoldrick,
Dirk Powell。2010 作。Compass)
*SOLAS:The Turning Tide
a
(ヴォ-カルがキルケニー生まれの Mairead Phelan に代わった Solas の新作は
12 曲中 6 曲{ 内一曲はゲール語の伝統歌} が Mairead の唄をフィーチャーした
唄モノと器楽演奏モノが半々の構成。新メムバーの Mairead はヴォーカリ
ストとして類まれに個性的で、霞ががかったヴォーカルはトラッドをうたお
うが、R.Thompson の"The Ditching Boy"や Bruce Springstenn の
"Ghost Of Tom Joad"{アパラチアン風アイリッシュ・サウンドは旨み抜群 }、或い
はまた Karine Polwart の"Sorry"等の SSW タイプ・フォークをうたおうが、
聴き手を優しく骨抜きにする。片や S.Egan,W.Horan,M.McAuley,E.
Mcelholm のアイリッシュ・トラッド界きっての名プレイヤー達による演奏は S.
Egan の隠し味的妙味もたっぷりで、一枚上手をゆくアイリッシュ・ミュージ
ックを織り上げている。どれもが正に緩急自在で向かう所敵なしの
王者の貫禄のアイリッシュである。耳の保養にも一番。ゲスト:Catriona
McKay。2010 作。Compass)
*GRADA:Natural Angle
a
(Tim O'Brien が仕切ったお陰で Grada が化けた。ともすると選曲が
広範囲にわたり、散漫な印象を持ちがちだったこれまでとは違い
本作はアイリッシュとアメリカン・ルーツ∼アパラチアにベースを置くことで、紅一点の
Nicola Joyce のヴォーカルを含め、彼らの音楽は鑑賞するに十分なアイ
ルランドとアメリカをつなぐ大物トラッド・バンドとして生まれ変わった。
Nicola のシンギングは物語歌をうたうシンガーとして毅然としたシンギン
グを披露し、有り余るエネルギーを持て余す敏腕プレイヤー達は抑制気味
にアイリッシュの螺旋のリズムを変幻自在に披露する。Bob Dylan 作"The
Railroad Boy"の元歌で Lau 等でお馴染みの"The Butcher Boy"や
伝統歌"Pretty Polly"{Stan Rogers の"The Lock Keeper"の返歌}
等での Nicola のシンギングは人が変わったように上手い。ゲスト:Tim
O'Brien,Alison Brown。2010 作。Compass)
*ADRIAN McCARRON:My Own Style
B
(音楽一家の生まれで育ち、西クレアで過ごした 80 年代後半から 90 年代
には Micho Russell や Junior Crehan や P.J.Crotty や Paddy Canny
等とも共演を楽しみ、百戦錬磨のホイッスル奏者の中のホイッスル奏者の待
ちに待ったソロ・アルバムが本作。曲目は Adrian の音楽の故郷クレアとケリー
のリストウルで覚えた曲を多く含む各種ダンス曲と二曲のスロー・エアー。ホイッス
ルの魔術師 Gavin Whelan も素晴らしいが、Adrian も負けてはいな
い。音の抜けのよい華やぐホイッスルはもう最高で、一足早く春を迎え
た気分。勢い余って加味された+ α の魅力もお楽しみあれ。本作
を聴いた Frankie Gavin は「降参」と言ったとか。w.Colm Murphy,
Jerry McNamara,Tim Browne。どうでもいいことだが、本作を聴い
ていたら、我が家の猫サリーが「この音楽いいね」って顔して寄って来
て、膝の上で丸くな ってしまった。2009 作。Adrian McCarron)
*JEREMY KITTEL:Chasing Sparks
a
(Ashley MacIsaac か J.Kittel かと言いたくなるアイリッシュというかケルテ
ィック・フィドルの域を逸脱する勢いのアメリカ人アイリッシュ・フィドラーの衝撃作。
実は Jeremy 自身のフィドルは極めてアイリッシュのノリの緩急自在なフィドルを
奏するのだが、共演者達を交えて創作された音楽は即興的でジャズ
っぽかったり、ロックっぽかったり、挑発的要素がふんだん。ライヴ音源
の曲が一曲あるが、ステップダンスのタップ、ドラムス、ギター、チェロとのセッションな
ぞは特に圧巻。w.Mike Marshall,Natalie Haas,Brittany Hass,
Tyler Duncan,Edgar Meyer,Tristan Clarridge,etc. 2010 作。
Compass)
*VINCENT CAMPBELL:The Purple Heather
C
(副題"Traditional Fiddle Music From Donegal"。"The Brass
Fiddle"や"The Fiddle Music of Donegal Vol. 2"の名編集盤で
お 馴染みの古い世代のドニゴールのフィドル・スタイルを継承するフィドル奏
者の第一人者 V.Cambell の二枚組の新作。収録年は 1962 年から 2009
年までほぼ 50 年に及び、収録曲は 43 曲で収録時間は二時間以上。ド
ニゴール・フィドルに特徴的な変幻自在な早弾きは 圧巻!たっぷりドニゴ
ール・フィドルの世界。P36 のブックレット付。2010 作。CNF)
*HELEN BRENNAN:Mirrors Of The Soul
B
(アイルランドのユニークな女性シンガーだ。五曲の伝統歌や自作曲や Tom
Paxton や Mickey Newbury 等の SSW のナムバーをうたう Helen の唄は、い
わばアイルランド音楽とアメリカ音楽の垣根を超えた魂の唄。アイルランドの伝
統歌や物語歌をある時は毅然と、またある時は切々とうたい、また
米国 SSW 系のナムバーを骨太のルーツ・ロックで、女がてらにたくましくうた
う。彼女の存在感ある唄に圧倒されぬ者はなし。ライナーを寄せている
アイルランド音楽専門家の Ciaran Carson は「これらの唄は完璧に見事」
という言葉で結んでいる。2009 作。Big Bridge)
*CHERISH THE LADIES:A Star In The Cast
A
(J.Madden,Mary Coogan,Kathleen Boyle{Dochas},Mirelia Murray
,Roisin Dillon,Michelle Burke{正にクリスマス・ソング向きの清く美し
いヴォーカル!}の新生 Cherish の新作はクリスマス・アルバム。クリスマス・アルバムは彼
女らの二作目。まるでアイルランドの伝統的な家庭でのクリスマス・パーティー気
分で、選曲良し、唄よし、音楽良しの三拍子揃った最高のアイリッシュ・ス
タイルのクリスマス音楽である。楽しくかつ清らかなクリスマス気分満喫保証。
全 13 トラック{全 25 曲}。2010 作。Big Mammy)
*WILLIE CLANCY:The Gold Ring
D
(副題"Uilleann Piping From Co.Clare"。アイルランドを代表するイリアン・
パイプス奏者の W.Clancy の集大成的名演奏集。65 トラック収録の 2 枚組。
一家に一枚。2009 作。RTE)
*TOMMY HAYES:An Ras
a
(再発。バウロン奏者 T.Hayes の 91 年作。w.Alaisdair Fraser,Nuala
Ni Dhomhnaill,Micheal O Dombhnaill,Brian Dunning,etc.
Mulligan)
*BRENDAN O'REGAN:A Wind Of Change
a
(再発。ブズーキ、マンドリン、ギター奏者の 92 年作。w.Maire Breathnach,
Tommy Hayes,Gerry O'Connor,Ciaran Tourish,Alec Finn,etc.
Mulligan)
*PAUL BRADY:Welcome Here Kind Stranger
C
(Paul Brady 自身のレーベルより再発。リマスターでデジパック {紙ジャケ}仕様。
78/2009 作。Pee Bee Music)
*IRISH SONGS & BALLADS
¥2980
(100 曲収録の五枚組編集 CD。Dolores Keane,Black Family,Frances
Black,Furey Brothers,Dublin City Ramblers,Johnny McEvoy,
Clancy Brothers and more! 2009 作。Dolphin)
*ROISIN ELSAFTY:Ma Bhionn Tu Liom Bi Liom
C
(Back in stock。2006 年作で三年前のベスト・セラー。副題"New and
Traditional Songs From Conamara"。ゲーリック・シンガー Roisin のゲール
語のリズムと響きの魅力が活き活きと詰まった歌唱は見事で、彼女
の高音の美しい唄を魂の入った唄にしている。全女性トラッド・シンガ
ーのアルバムの中でもベスト・クラス。 Produced by Donal Lunny。 w.Ronan
Browne,Mairtin O'Connor,Siobhan Armstrong,Graham Henderson,
Hasan Naisrin&Zaharah Elsafty。2006 作。Vertical)
*A FEAST OF IRISH FOLK
C
(CD+DVD セット。CD は Sharon Shannon,Bothy Band,De Dannan,Mary
Black Emmylou Harris and Dolores Keane,Frank Harte,Donal
Lunny&Christy Moore,Seamus Begley&Jim Murray,Danien
Dempsey 等の編集盤で、全 13 曲。DVD は PAL 方式で全てライヴ映像で、
Robbie O'Connell/Mick Moloney/Jimmy Keane の"Kilkelly",Mary
Black/Emmylou Harris/Dolores Keane の"Sonny",Sharon Shannon
&Band の"Blackbird",De Dannan の"The Humours Of Galway"の全
4曲。2009 作。Daisy)
[CD/USA{トラッド、アパラチアン他}]
*CONNIE DOVER:The Holly And The Ivy
A
(C.Dover と Kanas City Chamber Orchestra の共演によるケルティック・タ
ッチのクリスマス・アルバム。"The Christ Child's Lullaby","The Holly
And The Ivy","In The Bleak Midwinter","Torch","Silent
Night","Auld Lang Syne"等など、クリスマスの定番曲を美しく厳かに
華やかに聴かせる。ゲスト:Jim Higgins{ハイランド・バグパイプ},
Douglas Goodhart{ハーディー・ガーディ}。2008 作。Taylor Park)
*SOUTH MEMPHIS STRING BAND:Home Sweet Home
A
(メムバーは Luther Dickinson,Alvin Youngblood Hart,Jimbo Mathus
のトリオ。前回販売し、大好評の Luther Dickinson&The Sons Of
Mudboy による Jim Dickinson の追悼盤と同根の煮込み味南部音楽。
彼らが目指すは Mississippi Sheiks や Cannon's Jug Stompers の
ような南部のストリング・バンドのブルースやフォークやジャグバンドの音楽だ
が、彼らはあたかもあの時代にタイムスリップしたかのように当時の少
しおっとりした人間臭い音楽に肉薄した古臭い南部伝承音楽を泥
臭く演唱する。エネルギッシュな South Carolina Chocolate Drops もいい
が、彼らのノホホーンと古臭い家族相伝の"Sweet Home"な南部伝承音楽
も中々味があっていい。南部音楽ファンの宝物。2009 作。Memphis)
[CD/LAPLAND]
*WIMME:Mun
C
(2/5 入荷予定。サーミのヨイク歌手 Wimme Saari の新作。どんな革新的ヨイク
を聴かせてくれるやら。ゲスト:Ulla Pirttjarvi。2010 作。Zen)
[CD/DENMARK]
*AFENGINN:Bastard Etno
C
(2/5 入荷予定。Klezmatics の Frank London 絶賛!デンマークのバルカン音
楽、クレズマー音楽ごった煮ワールド・ミュージック最前線の Afenginn の待望の
新作。楽しみ!!!2010 作。Westpark)
[CD/NORWAY]
*ELISABETH VATN:Piper On The Roof
C
(古い歴史を持つ北欧バグパイプ音楽に心酔するスウェーデン製バグパイ
プ奏者 Elisabeth の本作は創作意欲に溢れた画期的バグパイプ音楽
だ。北欧バグパイプ音楽の根源に向かう方向性を持ちながら、様々
なインスピレーションやアイデアを音楽に注入する。創作された音楽はフォーク・
ロック的な音楽だが、音楽の底に流れる感性は極めて北欧的。パイプの
音色にしても野性的だったり、魔術的だったり、中世的だったり、
超自然的だったり、またサーミ風シンギングや北欧"妖精"風女性シンギング
がオーロラのように浮遊したり、舞い降りてきたり、刺激的。世の中面
白い音楽家がいる。こんな感性鋭いパイパーは他にはいない。素晴ら
しい。2009 作。Heilo)
[CD/FRANCE]
*ANNIE EBREL QUARTET:Roudennou
¥2980
(2/5 入荷予定。白石さんがベスト・アルバムで選ばれていた Annie Ebrel
の 2008 年作。CD と DVD のセット。白石さんの CD 評から引用させて頂くと
「ブルターニュのベテラン女性歌手 Annie Ebrel 新作はジャズ系のバックを従
えた作品で、素晴らしく緻密で知的、しかも本来の伝統歌唱の味わ
いもたっぷりの、これぞ大人向けのトラッドアルバム」。DVD は PAL 方式の
可能性有り。2008 作。Coop Breizh)
*CRISTINA DELUME:Ballades,Poemes Et Complaintes
C
(Cristina がうたうのはスペインのバラッドやフランスの哀悼歌の他に南米
の伝統歌などもうたうが、全体としてしっとりとしたフランス風味の
大人のフォークやシャンソンを聴かせている。Bernard Wystraete のフルート、
Velerie Guerouet のアコ、Laurent Cardoso のギターによるフランス風味漂
う情緒豊かな伴奏が Christina の風味ある唄とよく溶け合ってい
る。Cinq Planetes)
[CD/SPAIN]
*ORCHESTRE ANDALOU d'ISRAEL:New Generation
¥2980
(イスラエルで制作されたアラブ=アンダルシア音楽。二枚組。本作を聴いて誰が
イスラエルのグループであることを想像するだろうか?ソロ・ヴォーカルを務め
る Benyamin Bouzaglo,Yaacov Alkobi,Elma Moyal の朗唱も音楽
もアラブ色濃厚なまったくのアラブ=アンダルシア音楽なのだ。中世南スペイ
ンのイスラム音楽の妖艶で雅な芳香にすっかり酔わせられる。何とも言
えぬ壮麗な情緒というかエキゾティシズムだ。2006/2009 作。Magda)
[CD/ITALY]
*TENDACHENT:Arneis
C
(北イタリアのトラッド・バンドの雄"La Ciapa Rusa"の血を引く四人組
Tendachent の前作"La Valle Dei Saraceni" から四年ぶりの待望
の新作。待った甲斐のある北イタリアン・トラッド・アルバムの金字塔的傑作。
彼らの伝統音楽に向かう志の高さは並ではない。アコースティック&エレクトリ
ック・ハーディー・ガーディー、ギター、ヴィオラ、チェロ、ウード、各種パーカッション等を駆使
した音楽は薄くアラブ風味香る中世世俗音楽の芳香を漂わせ、リーダ
ー格の Maurizio Martinotti のシンギングは毅然として気高くも円熟
味がある。前作同様本作でも Blowzabella の Paul James がゲスト参加
しているが、本作は今は亡き Blowzabella の音楽と通底する。全 19
トラック。2009 作。FolkClub Ethnosuoni)
*LA MORESCA:Ammore Trivolo Currivo E Devozione
C
(NCCP タイプのナポリの 8 人組。選曲はナポリの古謡や周辺の古謡などだ
が、タランテラやアラブ調ほかアラブ =地中海音楽の中心地のひとつのナポリ
音楽に体積している様々なリズムの古謡を様々な表情の男女のソロや
コーラスで楽しませる。イタリアの中部以南の伝統的歌謡は遊戯的・演劇的
なものが多いが、彼らの唄もそう。歌合戦をしながら、ヴォルテージが
上がっていく風だ。極彩色の地中海絵巻を唄と音楽で見るような
臨場感あるナポリ音楽だ。英語解説 付。2009 作。Felmay)
*GATTAMOLESTA:Czeleste
C
(バルカン音楽、ジプシー音楽、クレズマー、ポルカ、スカなどごった煮の、四人組の
凄いバンド。勢いのあるごった煮音楽にも圧倒されるが、何よりヴ
ォーカルの Andrea Gatta のヴォーカルが凄い。パンク・バンドから引き抜かれ
ても不思議じゃないアクの強さとカリスマ性がある。Brave Combo と
Taraf De Haidouks が合体したような音楽性を発散するバンドだ。
2009 作。Felmay)
*ARIONDASSA:Campagne Grame
C
(女性二名と男性四名{ヴォーカル、ギター、ハープ、オーボエ、フルート、アコ、コントラバス、
ニッケルハルパ、サックス他}編成の北イタリアはピエモンテのトラッド・グループ
"Ariondassa"は古い時代の暮らしに思いを馳せ、伝統歌等でうた
われた夢、涙、希望、幻想、失恋等などの「失われし美しい物」をしっ
とりと優雅に、かつまた活き活きと演唱する。夢の世界へ誘うよう
なオーボエの響きが印象的。スロー・ライフを音楽で実践する六人組だ。2009
作。FolkClub Ethnosuoni)
*TRIGOMIGO:Scuza-ou Aqui
C
(若き歌姫 Elisa Testa がヴォーカルの南ピエモンテの五人組トラッド・グループ。
彼らは伝統曲を若々しい感覚で、瑞々しく蘇らせる。Elisa 嬢の甘
味を含む少女の 感覚を残した清純なシンギングや小気味よく躍動的
で溌剌とした健やかなサウンドは何とも気持ちがいい。楽器編成はハ
ーディー・ガーディー、ヴァイオリン、アコ、ギター。新鮮なサウンドでの北イタリアの山間
のダンス曲もワクワクするが、心に沁みる伴奏でうたう Elisa のシンギング
にもうっとりする。聴いていて気持ちのいい若いトラッド・バンドであ
る。ゲスト:Patrick Vaillant。2008 作。FolkClub Ethnosuoni)
[CD/HUNGARY]
*MARTA SEBESTYEN:I Can See The Gates Of Heaven
C
(副題"Hungarian Religious and Secular Songs"。2008 年ハンガリーで
収録され、フランスのワールド・ミュージック系レーベルの World Village からリリース
された Marta の新作だ。数多い Marta のアルバムの中で、歌唱、音楽共に
音響に優れ、ある種ハンガリー・スタイルの中世・ルネサンス音楽を聴く感触で、
鑑賞音楽として もかつてなくレベルの高いアルバムになっている。伴奏
を務めるのはハンガリーのダンス・バンド等でキャリアを積んだ屈指の演奏家
である二人、Matyas Bolya{バグパイプ、羊飼いの笛、喉笛他}と
Balazs Szokolay Dongo{リュート、チター}の演奏はハンガリアン・トラッドの妖香
を立てて格調高く典雅。Marta はそんな厳かな空気の中、ゆったり
こぶしを回す。ハンガリー歌姫の座は揺るがず。歌詞英訳付。World
Village)
*BIRO ESZTER QUINTET:Mikor Lesz Az Mar?
C
(容姿でも気を引く若手生え抜きの女性シンガー Eszter Biro がヴォーカ
ルの新鋭ハンガリアン・バンドの晴れやかなデビュー作。選曲はハンガリー語に
よるユダヤの伝統歌を中心にした選曲だが、音楽的には Makam スタイルの
ハンガリアン・トラッドや民俗色濃厚なヴォーカル・ミュージックやクレズマーなどエキゾテ
ィックなセンスに加えて、ポップなセンスやロックっぽいセンスやラテ ンっぽいセンス。か
と思えば先鋭なセンス溢れる実験音楽的エスニック・ヴォーカル・ミュージックを楽
しげに堂々とやってのけるなど一筋縄ではいかない向かう所敵な
しの凄いバンドだ。最先端のエキゾティックなユダヤ /ハンガリー音楽のアディアい
っぱいといった風で、彼らの音楽に向かう底なしの情熱がガンガン
伝わってくる。Eszter 嬢がルックスだけではないことはスリリングな演奏
と一体となった変幻自在な魅惑のヴォーカルが証明する。2009 作。
Miss Biro)
*MAKAM:Yanna Yova
C
(約十年間続けたインスト・バンドとしての音楽探求に終止符を打つ、女
性ヴォーカルを三名を加えた新生 Makam の新たな地平を目指す幕開け
の音楽。過去十年間の Makam の音楽は大雑把に言って内面的でスピ
リチュアルな方向性を持っていたが、新生ではそうした面を音楽のベー
スに置きつつ、かつ Makam スタイルを保持しつつも、何かふっきれたよう
な明るさや軽やかさが感じられる音楽になっている。子供の遊び
のような瑞々しい感覚がみなぎっている。女性ヴォーカルにしても、ハ
ンガリー色をさほど強調しない歌唱だ。Makam Es Kolinda 時代の大地
揺るがす重厚な演唱もよかったが、新生 Makam の青空を見上げる晴
れやかな演唱もいい。2008 作。Z Paravan BT)
*PRIMAS PARADE
D
(ブックレットで"Primas"の定義が述べられているが{結局のところジプ
シー・バンドなどでのバンドを仕切る優れたリーダーのこと }、女性ヴォーカ
ルの二名{この二人のシンガーがまた素晴らしい!}を含む十名による
様々な楽器の組み合わせによるジプシー音楽やハンガリーの伝統音楽は
リードを取る楽器がヴァイオリンだったり、ツィンバロンだったり、羊飼いのフ
ルートだったり、エレキ・ギター{Both Miklos なるギタリストのハンガリー・スタイルの
ジプシー・ギターは圧巻!}、魅惑の女性ヴォーカルをフィーチャーしたりと様々。
何より Marta Sebestyen を想起させる魅惑の女性ヴォーカルと彼らの
民俗音楽家としてのプロ魂と超絶の演奏力に驚かされる。音楽に勢
いがある。そんな音楽は優れたリーダーがいて成り立つということだ
ろうか。2009 作。FolkEurope)
*LOVASZ IREN:Hortobagyi Laszlo "Vilagfa"
C
(元 Makam の Iren の本作は 1995 年ハンガリー国立博物館の「カルパチアン盆地
征服千年記念展」の音楽として制作されたものを新たにリミックスし直
して再制作したもの。古代ハンガリーの詩歌をいにしえのハンガリー人が
西方ではなく、東方や南方の民族と対峙し、交流していた時代を夢
想し、イマジネーション豊かに歌唱したもの。東洋情緒やアラブ情緒が揺ら
めく宇宙的音楽の中を Iren のこの世のものとは思えぬ美しいスピ
リチュアルな唄がこれまや揺らめきながら悠々と流れる。時の流れが止
まりそう。世界で最も美しいヴォーカル・アルバムの一枚。これはアートです。
全 26 曲。1995/2009 作。Siren)
[CD/KLEZMER,GYPSY,BALKAN 他]
*MAZZELTOV・ROLINHA KROSS:Amsterdam
C
(好評だった"Mayn Umru" の前作。イデッシュ語の詩をうたうのを得意と
する Rolinha をヴォーカルに迎えたヴェテラン・クレズマー・バンドの Mazzelton
は凄い。即興性のある「あうん」の息は、ヴェテラン・ジャズ・ミュージシャンの
即興演奏のようでもある。Mazzeltov のバルカンっぽさを内に持った
とびっきりの異種交配的サウンドは、尖がっても丸みがあって、つま
るところ大衆的で、Rolinha のクレズマー・ヴォーカルの真髄的入魂のヴォー
カルはある種霊的でもあり、唄の情感・情緒は深い。クレズマー音楽が大
衆的に進化&深化。ジャンルを超えた感動作。2008 作。Frea)
*KOTTARASHKY:Opa Hey!
C
(ブルガリアの鬼才音楽家 Kottarashky はデジタル音楽のミックスを重ねて、
唯一無比かつワールド・ミュージック最前線の異種交配音楽を創作する。素
材の音楽は必ずしも最新の音楽ばかりではない。バルカン音楽やジプ
シー系音楽の土俵の上で、古いバルカン音楽や 50 年代のジャズのトランペッ
ト等の古色蒼然とした音や年代物のジプシー・ヴォーカルを最新のバルカン・
ビートと絡ませたりする。素材音楽が時代を超えてるため、音楽が多
層だし、一見斬新で、突っ張った音楽なのだが、音楽にジプシー音楽
の魂のようなものも盛り込まれてもいる。ワクワクドキドキそしてニンマリ
もする興味深い創作音楽 だ。2009 作。Asphalt Tango)
[CD/BULGARIA]
*EVA QUARTET:Harmonies
C
(かつて大きく注目された「ブルガリアン・ヴォイス」の世界をプリミティヴに継
承する女性四人組。「ブルガリアン・ヴォイス」独特なソプラノ、メゾソプラノ、アルト、
コントラアルトの四つの声のポリフォニーの精華をご堪能下さい。全 13 曲。曲目
英語解説付。2002 作。Kuker Music)
[CD/BRAZIL]
*MARIA BETHANIA:Encanteria
B
(「魅惑」の意のブラジルを代表する歌姫マリア・ベターニアの本作はオリジナル盤
は 2007 年作のよう。守備範囲外の南米音楽だが、Maria の優しく包
容力あるヴォーカルといい、ラテン・ムードたっぷりな上質の大人の音楽と
いい、ブラジル大衆音楽として格別極上の味わい。避暑地で白日夢
気分。スペイン Discmedi)
《特価セールリスト》
特価有効期限:2月28日
(CD/GUITAR)
*JIM TOZIER:Celtic Guitar
¥1000
(Al Petteway と Jim の共同プロデユースによる鮮度の高いケルティック・ギター・
ソロ。絶品。各曲""DADGAD capo2","CGCGCD capo2"とチューニングが記さ
れている。2005 作。Solid Air)
*ALEC STONE SWEET:Tumblin' Gap
¥1000
(前作と趣きが変わって本作はアメリカのオールド・タイム・バンジョーのクローハンマ
ー・スタイルで演奏したオールド・タイム・ミュージックと数曲のアイリッシュ。アイリッシュは
Planxty や Kevin Burke のレパートリーや"John Ryan's"等だが、アタックの
強いクローハンマー・スタイルで弾くギターは当然のことながら、強弱が明確で
彼のギターではバンジョーでは出せない優美さや気高さが全体を覆っ
ていて、古臭い音楽どころかクリスタルというと 言い過ぎだが、そう言
いたいほど音楽がキラキラ輝いている。全 16 トラック。2005 作。Solid Air)
(CD/USA,CANADA)
*DOUG SAHM:The Return Of Wayne Douglas
¥1000
(Doug Sahm の 2000 年収録のラスト・アルバム。名曲 "Beauriful Texas
Sunshine"からスタートし"Texas Me"で終了する本作はテキサスを愛する
D.Sahm の俺流テックスメックス・サウンド充満の穏やかな 唄ばかり。心和む美
しいアルバム。w.Augie Meyers,Bill Kirchen,Tommy Delamore,Bobby
Flores,Shawn Sahm,Clay Baker,etc. ボーナス・トラックでは D.Sahm のお
別れのメッセージ。2000/2007 作。英 Evangeline)
*TONY ARATA:Way Back When
¥1000
(Tony の唄は嬉しくなるほど心優しく心が澄んだ唄、そして音も清
々しくてスウィートなカントリー・ロック調。丁寧な音作りを含め、一曲一曲に彼
の温厚さと誠実さがきっちりと込められていて、心のこもった手
作りな作品として全てが温かい。70 年代の良質の SSW アルバムと同じ
感触。 2000 作。Little Tybee)
*AMOS GARRETT:Get Way Back(2008 作。Stony Plain)
¥1000
(CD/BRITAIN,IRELAND,SPAIN{SSW})
*MIKE HERON:The Glen Row Tapes
¥1000
(Incredible Strings Band のスコットランドの隠れ家の"Glen Row"で
1977∼78 年の間に録音されたいわば Mike Heron の"Basement
Tapes"。めでたく希少シングル曲や新録曲を含む全 27 曲入完全版の2
枚組にて再発。P36 のブックレット付。2006 作。スペイン Quadrant)
*COB:Moyshe McStiff And The Tarlan Lancers Of
The Sacred Heart
¥1000
(Incredible String Band のオリジナル・メムバーの Clive Palmer と Mick
Benntt,John Bidwell のトリオによる 72 年作に7曲のボーナス曲を加え
た全 17 曲。プロデュースは Ralph McTell。72/2006 作。Sunbeam)
*PHILLIP GOODHAND-TAIT:An Evening With Peggy Sue ¥1000
(キーボードの弾き語りで Goodhand-Tait 節ここに極めりの 2006 年作。
全体の印象は 71 年作の最高傑作の"Songfall"の 2006 年版。実際
"Songfall"収録の"Everyday"を再録していて、独り夢見るような
ヴォーカルはイメージが重なる。 2006 作。Span TV)
*DAVID LEWIS:Ghost Rhymes
¥1000
(Andwella の D.Lewis ではないもう一人の素晴らしい SSW の D.Lewis
の 2007 作。本作も John Wesley Harding が全曲でまるでデュオのよう
に付合っている。この David の英国人的感性が光る弱々しい感触が
何とも言えず魅力。D.Lewis の陰影に富む唄そして細やかな音作り
は本当に魅力的。男性 SSW だが SSW ファンは皆胸キュン保証。2007 作。WOW)
*JASON O'DRISCOLL:Dharma
¥1000
(Jason はアイルランドのコークの SSW のようだが、たわいもない唄を素直に
心優しくメロディアスに唄う。その素直さと浮遊感ある緩やかな唄がな
ぜか心地よい。一番心地いいのはバンジョーの弾き語りの"Dream On"
かな?いや猫と鼠のヘンテコな話しがなぜか恋の唄に変る"Cat&Mouse"
かな?2003 作。Jason O'Driscoll)
*XAVIER BARO:Flors De Joglaria
¥1000
(スペインのフォーク・シンガー。カタルーニャのフォーク・シンガーの X.Baro の本作は 70 年代
ブリティッシュ・フォーク・スタイルのフォーク/フォーク・ロック。Xavier は夢の旅人のイメージ
でのトルバドール的でエレキ&アコースティック・ギター、ベース、オルガン、ピアノによる甘
味ある優美なフォーク/フォーク・ロック。教会風オルガンや甘みあるギター等が 70
年代風ブリティッシュ・フォークの夢見心地さを引き立たせ、Xavier の唄は仮
想の夢のサウンドの中でゆったり舞う。スペインのシンガーによる耽美的ブ
リティッシュ・フォーク。2006 作。Quadrant)
(CD/ENGLAND)
*SANDY DENNY:The Best Of BBC Recordings
¥1000
(既発売の BBC 音源の CD からの選りすぐりの 16 トラック。P12 のブックレットは
S.Denny の手書きの歌詞やカットや写真色々。2008 作。Universal
Island)
*SANDY DENNY:The Original Sandy Denny
¥1000
("North Star..."の前の 67 年作。Trojan/Sanctuary)
(CD/IRELAND)
*MARANNA McCLOSKEY:At Last
¥1200
(Cara Dillon の前の Oige のヴォーカルだった Maranna のソロ。Maranna は
Cara 風の、ジャンルを超えて魅する透明感ある声質を持ちつつ、伝統
音楽回帰的足元の確かさを持った大型アイリッシュ・シンガーだ。w.Eric
Rigler{イリアン・パイプス、ホイッスル},Brian Baynes{ギター、ピアノ、マンドリン他},
etc. 2008 作。McCloskey Music)
*DAN MILNER
:Irish Pirate Ballads And Other Songs Of The Sea¥1200
(アイルランド系アメリカ人で、アメリカの Frank Harte 的存在の伝統歌収集家で
ヴェテラン・トラッド・シンガーの D.Milner の本作にはアイルランド移民の物語の
ほか海賊や奴隷の歌など様々な物語が収録されている。w.Mick
Moloney,John Doyle,Joanie Madden,Tim Collins,Susan McKeown,
Brian Conway,Gabriel Donahue,Robbie O'Connell。P38 のブックレット
には詳細バイオグラフィーと曲目解説等が収録。2009 作。Smithsonian
Folkways)
*GRIANAN:The Maid Of Erin
¥1200
(スーパー・グループの Grianan の 93 年作。メムバーは P.J.King に Tommy
Peoples,Siobhan Peoples,Paul McSherry,Kevin Crawford,
Martin Murray,Pat Marsh,John Maloney そしてダブリンのゲーリック・シ
ンガーの Niamh De Burca。余裕綽々の愁いを含みつつ、勢いのあるア
イリッシュにただただ酔うのみ。Niamh De Burca の英語一曲、ゲール語一
曲の清涼なシンギングは芳香を放っている。93 作。CDR。West Winds)a
*CIARAN MacMATHUNA'S THE TOUCH OF THE MASTER'S HAND¥1200
(数十年間、RTE ラジオの人気番組"Mo Cheol Thu"の詩の朗読とアイリッシ
ュ・トラッドがセットの音楽を 16 トラック収録の編集 CD。静かに詩の朗読と音
楽に耳をお傾け下さい。ラストはクリスマスの詩と音楽。音楽は Dordan,
Liam O'Flynn,Paddy Glackin with Donal Lunny,Rita Connoly,
Josie McDermott,Kieran Collins,Aine Ni Dhuill,etc. 1995
/2005 作。RTE)
*CORA SMYTH:Are We There Yet?
¥1000
(Lunasa の Sean Smyth の妹で"Lord Of The Dance","Feet Of
Flames","Celtic Tiger"のフィドル奏者の Cora の本作は色彩感ある
アイリッシュ・フィドル・ミュージックかな。2008 作。W.EDGE1)
*JOHN O'CONNELL:The Maid Of Ballingarry
¥1000
(60∼70 年代に"Singing Session"で活躍したというシュリーヴ・ルークラの
トラッド・シンガーの本作は Seamus MacMathuna と Diane Hamilton のコレクシ
ョンを音源に編集された John O'Connor の無伴奏トラッド集。全 15 曲。ト
ラッド・シンギングアルバムの最重要作。12 のブックレット付。ED001)
*CLANNAD:Magical Ring
¥1000
(ボーナス曲入りリマスターの"Deluxe Edition"。BMG)
*ALTAN:Another Sky
¥1000
("Girl From The North Country","Ten Thousand Miles"を含む
13 トラック。2000 作)
*SOLAS:Another Day
¥1200
(ギターが Donal Clancy から Eamon McElholm に替わった Solas の5枚
目。ゲスト:Bela Fleck。2003 作。Shanachie)
*TONY MACMAHON:MacMahon From Clare
¥1200
(T.MacMahon の 2 枚目。共演者は Joe Cooley,Seamus Connolly,James
Kelly,Barney McKenna,Peadar Mercier,Liam O'Maonlai。2000 作。
MacMahon)
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