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PC-586U(PC)
IPCシリーズ PCI/ISAバス対応(PICMG準拠) フルサイズシングルボードコンピュータ Single Board Computer for PICMG PC-586U(PC)-LV PC-586U(PC)-LVS ユーザーズマニュアル User’s Manual サポート体制 当社製品をよりよく、より快適にご使用いただくために、次のようなサポートを行っておりま す。 ・ FA/LA無料相談コーナー ・ 総合インフォメーションの設置 ・ 各種セミナーの開催 ・ システム受託開発、OEM受託 ■FA/LA無料相談コーナー 「FA/LA無料相談コーナー」は、皆さまがシステムを構築する際に当社製品の選定の相談をお 受けする窓口です。面談によるシステム相談を専門スタッフが担当いたします。お問い合わせ は、当社営業所までご連絡ください。 また製品のカタログや概要書の請求は、お買い求めの販売店または当社営業所までご連絡くだ さい。 ■総合インフォメーション 「総合インフォメーション」は当社製品に関する技術的な問い合わせに対し、FAXとE-mailま たは電話で対応する窓口です。製品のシリーズごとに専門のスタッフが対応しますので、 Question用紙(製品添付)をご覧の上、総合インフォメーションまでFAXでお問い合わせくださ い。E-mailの場合も、Question用紙と同様の内容(情報)をお送りください。 ■お問い合わせの 前 に 製品の性格上、口頭では内容が把握しにくい場合がありますので、ご質問は、製品に添付して いるQuestion用紙に必要事項をご記入の上、まずFAXで状況をお知らせください。折り返しご 連絡いたします。E-mailの場合も、Question用紙と同様の内容(情報)をご記入の上お送りくだ さい。 特に、動作異常と思われる場合は、パソコンや他に使用しているボードなどのハードウェア環 境や、ソフトウェア(コンポーネント)またはドライバのバージョンなども関係する場合がござ いますので、詳しくご記入ください。 なお、使用する言語のプログラミング技法などの一般的なご質問にはお答えいたしかねますの で、あらかじめご了承ください。 インフォメーションでは、まず、ハードがうまく動作していないのか、ソフトが動作していな いのか、プログラミング方法が違うのかを確認し、それぞれの状況に応じて対応します。 動作がおかしいと思われる場合は、まずサンプルプログラムでの動作を確認してからお問い合 わせください。Question用紙やE-mailには動作確認の結果をできるだけ詳しくご記入ください。 情報が抜けていたり、口頭でお問い合わせされる場合は、単純なミスが見つからなかったり、 次のお問い合わせのときにスムーズに対応できず、結果的に時間がかかってしまうことになる 場合がありますのでできるだけご協力ください。 A-46-364 Ver. 2001. 02. 02 安全にご使用いただくために ◆安全に関する注意事項 本製品を安全にご使用いただくために、次のことを守ってください。 ・ 本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存 は避けてください。 ・ 製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いませ ん。 ・ 高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。 ・ 直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてく ださい。 ・ 製品の中には、あらかじめ設定を必要とするものがあります。使用する前に必ず確認して ください。また、スイッチやジャンパは指定以外の設定にしないでください。故障の原因 となります。 ・ ほこり、湿気の多い場所での使用、保存は避けてください。 ・ 異常や故障が発生しましたら、お買い上げいただいた販売店、当社営業所、または総合イ ンフォメーションにご相談ください。 ◆安全情報について 本書では、人身事故や機器・資源の破壊をさけるため、次のようなシンボルで安全に関する情 報を提供しています。内容をよく理解し、安全に機器を操作するようにしてください。 危険 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う 危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 警告 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う 可能性が想定される内容を示しています。 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想 定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。 取り扱い上の注意 警告 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または 重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。 ・ 電池を間違って交換すると爆発する危険がありますのでご注意ください。 交換電池は、 製造元が推奨するタイプかこれと類似しているタイプのものをご使用ください。 ・ 使用済みの電池は、メーカの指示に従って廃棄してください。 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う 可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定され る内容を示しています。 ・ ボードを改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いま せん。 ・ ボードに衝撃を与えたり、曲げたりしないでください。破損の原因となります。 ・ ボードの金メッキ端子部(エッジコネクタ)には手を触れないでください。接触不良の原因 となります。触れた場合は、工業用アルコールできれいにふいてください。 ・ ボード上には、あらかじめ設定を必要とするスイッチがあります。スロットに実装する前 に必ず確認してください。 ・ ボード上のスイッチやジャンパは指定以外の設定にしないでください。故障の原因となり ます。 ・ ボードはパソコンのPCIバス拡張スロットに実装して使用してください。 ・ パソコン本体の電源が入った状態で、ボードをスロットに挿入したり、抜いたりしないで ください。故障の原因になります。必ずパソコン本体の電源を切ってから行ってください。 ・ ボードはパソコン本体のPCI/ISAバス(PICMG準拠)拡張スロットに実装して使用してくだ さい。 ・ パソコンの拡張スロットに実装するボードの消費電流の総和は、パソコンの許容電源容量 より大きくなってはいけません。故障の原因となります。 ご注意 ① 本書の内容の全部、または一部を無断で転載することは禁止されています。 ② 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 ③ 本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や記載もれなどお気づき のことがありましたら、お買い求めの販売店へご連絡ください。 ④ 本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、 いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。 ⑤ MS、Microsoft、Windows、Windows NT、MS-DOSは、米国Microsoft Corporationの各国にお ける登録商標または商標です。 その他、本書中に使用している会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標 です。 ご使用になる前に ◆梱包内容 本製品は次のような構成となっています。 構成品リストに従って確認してください。万一、 構成品が足りない場合や破損している場合は、 お買い求めの販売店にご連絡ください。 登録カードは、新製品情報などを皆さまにお知らせする際に必要なカードです。ご記入の上、 必ずご返送くださいますようお願いします。 ■構成品リスト □本体(PC-586U(PC)-LVまたはPC-586U(PC)-LVS)…1 □IDEリボンケーブル…1 □フロッピーリボンケーブル…1 □ キーボード変換ケーブル…1 □ マウントブラケット(シリアルポートケーブル×2, パラレルポートケーブル×1)…1 □ マウントブラケット(シリアルポートケーブル×1)…1 □ フロッピーディスク(Intel PCI IDEドライバおよびフラッシュメモリユーティリティ)…1 □ フロッピーディスク(System Monitor)…1 □フロッピーディスク(C&T 69000 VGAドライバ)…2 □フロッピーディスク(Realtek RTL8139A LANドライバ)…2 □ フロッピーディスク(Symbios 53C875E SCSIドライバ)…4(SCSIのみ) □ マウントブラケット(SCSIリボンケーブル)…1(SCSIのみ) □ SCSI終端抵抗…1(SCSIのみ) □解説書…1 □登録カード&保証書…1 □登録カード返送用封筒…1 □Question用紙…1 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS v はじめに 本ボードは、Intelの430TXチップセットを搭載した産業用PCI Pentium CPUボードであり、過酷 な動作環境を想定して設計してあります。本ボードは、Intel、AMD、Cyrixなどの各種のプロセ ッサと互換性のあるZIF Socket 7を装備しています。本ボードには、SDRAMを256MBまで搭載 できます。また、2次キャッシュを512KB搭載しています。 本ボード上には、プロセッサの加熱防止のためのCPU温度センサが搭載されています。パワー マネージメント機能では、CPUクロックの低下、モニタ画面の消灯、およびHDDスピンドルモ ータの停止を行って、消費電力を実現します。 この解説書をよく読んで、外部機器との接続やシステム構築を行ってください。 ◆特長 ・ CPUの速度: 90∼333MHz Intel P54C、P55C/MMX、Cyrix 6x86、6x86L、6x86MX、AMD K5、K6、K6-2から選択可能 ・ Intel 430TX PCIset ・ システムメモリ: 256MBまで搭載可能 ・ オンボードC&T PCI VGAコントローラ ・ オンボードSymbios 53C875E Ultra Wide SCSIコントローラ(SCSIモデル) ・ オンボードRealtek RTL8139A Ethernetコントローラ ・ ウォッチドッグタイマ: 16レベルのプログラミングが可能 ・ 高速双方向SPP/ECP/EPPパラレルポート ・ ハードウェア監視(Winbond W83781D) CONTEC CO., LTD. vi PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS ◆本書の構成 この解説書は次のような構成になっています。 第1章 システムリファレンス ボードを使用するための仕様、環境条件や各部の名称を説明しています。 第2章 ハードウェアの説明 ボード上のジャンパ、スイッチ、コネクタ等について説明しています。 第3章 ソフトウェアユーティリティ BIOSの設定について説明しています。 第4章 VGAドライバのインストール VGAドライバのインストールについて説明しています。 第5章 LANドライバのインストールガイド LANドライバのインストールガイドについて説明しています。 第6章 SCSIドライバのインストールガイド SCSIドライバのインストールガイドについて説明しています。 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストールについて説明しています。 第8章 付録 I/Oポートアドレスや割り込み要求ライン(IRQ)について説明しています。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS vii 目次 ご使用になる前に..................................................................................................................................... v ◆梱包内容 .......................................................................................................................................... v はじめに..................................................................................................................................................... vi ◆特長 ................................................................................................................................................. vi ◆本書の構成 .................................................................................................................................... vii 目次 ........................................................................................................................................................... viii 第1章 システムリファレンス 1 仕様 .............................................................................................................................................................. 1 インテリジェント機能 ............................................................................................................................ 3 ボード本体各部の名称 ............................................................................................................................ 4 第2章 ハードウェアの説明 5 CPUの実装.................................................................................................................................................. 5 メモリの実装 ............................................................................................................................................. 6 PC-586U(PC)-xxxのジャンパ.................................................................................................................. 7 ◆ジャンパおよびスイッチの説明................................................................................................ 8 ◆コネクタの説明 ........................................................................................................................... 21 ウォッチドッグタイマの設定.............................................................................................................. 38 第3章 ソフトウェアユーティリティ 39 BIOSの概要 .............................................................................................................................................. 39 BIOSのセットアップ ............................................................................................................................. 40 STANDARD CMOS SETUP................................................................................................................... 42 BIOS FEATURES SETUP....................................................................................................................... 45 CHIPSET FEATURES SETUP ............................................................................................................... 47 POWER MANAGEMENT SETUP ........................................................................................................ 49 PNP/PCI CONFIGURATION ................................................................................................................. 52 LOAD BIOS DEFAULTS........................................................................................................................ 54 LOAD SETUP DEFAULTS .................................................................................................................... 55 INTEGRATED PERIPHERALS ............................................................................................................. 56 SUPERVISOR PASSWORD/USER PASSWORD............................................................................... 58 IDE HDD AUTO DETECTION.............................................................................................................. 59 HDD LOW LEVEL FORMAT ................................................................................................................ 59 SAVE & EXIT SETUP............................................................................................................................. 60 EXIT WITHOUT SAVING ..................................................................................................................... 60 CONTEC CO., LTD. viii PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第4章 VGAドライバのインストール 61 ◆Windows 98用ドライバのインストール ................................................................................. 61 ◆Windows 95用ドライバのインストール ................................................................................. 62 ◆Windows NT 4.0用ドライバのインストール ......................................................................... 63 第5章 LANドライバのインストールガイド 65 概要 ............................................................................................................................................................ 65 特長 ............................................................................................................................................................ 65 サポートソフトウェアドライバ.......................................................................................................... 66 LANドライバのインストール.............................................................................................................. 67 ◆Windows 98/Windows 2000へのインストール ....................................................................... 67 ◆Windows 95へのインストール.................................................................................................. 67 ◆Windows NTへのインストール ................................................................................................ 68 ◆DOSへのインストール............................................................................................................... 69 ◆Windows for Workgroups用ドライバのインストール .......................................................... 70 第6章 SCSIドライバのインストールガイド 71 ◆Windows 98/95へのインストール ............................................................................................ 71 ◆Windows NTへのインストール ................................................................................................ 73 ◆DOSのへのインストール........................................................................................................... 74 ◆OS/2 3.Xおよび4.Xへのインストール .................................................................................... 75 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール 77 システム要件 ........................................................................................................................................... 77 ソフトウェアのインストール.............................................................................................................. 78 第8章 付録 81 A. I/Oポートアドレスのマップ ........................................................................................................... 81 B. 割り込み要求ライン(IRQ)............................................................................................................... 82 C. オプション紹介 ................................................................................................................................. 83 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS ix CONTEC CO., LTD. x PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第1章 システムリファレンス 第1章 システムリファレンス 仕様 表1.1 機能仕様 <1/2> 項目 仕様 PC-586U(PC)-LVS PC-586U(PC)-LV CPU (オプション) Intel Pentium 75∼200MHz, MMX Pentium 166∼233MHz, 266MHz (AMD K-2 266∼333MHz 対応) 320ピン PGAソケット 電圧設定 : 2.2/2.3/2.4/2.5/2.6/2.7/2.8/2.9/3.0/3.2/3.5V キャッシュ 1次キャッシュ : CPUに依存 2次キャッシュ : 512K パイプラインキャッシュ 搭載 メモリ (オプション) EDO/SDRAM : 256MBまで搭載可能 168ピン DIMM ソケット×2 チップセット 430TX PIIX4 VGA Intel社 C&T 69000 (VRAM 2MB ビルトイン) 32ビットPCIローカルバス接続 CRT/LCD対応、同時出力可 (TFT/STN対応) 1280×1024 SXGA、1024×768 XGA、800×600 SVGA, 640×480 VGAの LCDに対応したVideoBIOSをシステムBIOS内に格納 CRTコネクタ VGA互換、15ピン mini D-SUB×1 LCDコネクタ 68ピン ハーフピッチピンヘッダコネクタ×1 リアルタイムクロック/カレンダ リアルタイムクロックチップセット内 BIOSの設定によるCMOSデータをバックアップ BIOS Award製フラッシュBIOS、プラグ&プレイ機能対応 256KB フラッシュEEPROM グリーンファンクションサポート I/Oセットアップサポート キーボード/マウスコネクタ キーボードI/F×1 (ミニDINコネクタ×1) PS/2マウスI/F×1 (ミニDINコネクタ×1) 5ピン 拡張キーボードコネクタ×1 5ピン PS/2マウス用2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 シリアルポート 高速16550互換UART×2、MAXボーレート115kbps COM1 : RS-232C、COM2 : RS-232C/422/485 準拠 プログラミング可能ボーレートジェネレータ 10ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×2 パラレルポート SPP、ECP、EPP対応 双方向パラレルポート 26ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ ×1 IDEインターフェイス IDEポート×1 拡張IDEデバイス×4 サポート 40ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×2 PIO Mode 3/4, UltraDMA/33 FDDインターフェイス フロッピードライブ : 3.5インチ/5.25インチ (360K/720K/1.2M/1.44M/2.88M)×2ドライブサポート 34ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 1 第1章 システムリファレンス 表1.1 機能仕様 <2/2> 項目 仕様 PC-586U(PC)-LVS PC-586U(PC)-LV SSDソケット 32ピンSSDオンボードソケット×1 32ピンSSDオンボードソケット×1 M-Systems社製 DiskOnChip 144MB M-Systems社製 DiskOnChip 144MB までサポート までサポート ただし、使用条件あり。 LANインターフェイス Realtek RTL8139 イーサネット 100/10 BASE-T 32ビットPCIローカルバス接続 RJ-45コネクタ×1 LEDインジケータ LINK/ACT USBコネクタ ユニバーサルシリアルバス USBポート×2 サポート 10ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 スピーカコネクタ 4ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 FANコネクタ 3ピンコネクタ×2 FANセンサI/F付き リセットスイッチコネクタ 2ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 キーロックスイッチコネクタ 5ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 (含む、システム電源LED) ウォッチドッグ I/Oポート0443H、ウォッチドッグ Enable (有効化) I/Oポート0441H、ウォッチドッグ Disable (無効化) タイムアウトのタイミング: 0/2/6/8/10/12/14/16/18/20/22/24/26/28/30 (+/-20%)秒から選択 タイムアウト時リセットまたはNMI グリーンファンクション BIOSのセットアップによるソフトウェアサポート スイッチコントロールによるハードウェアサポート LEDインジケータ システム電源 (含む、キーロックスイッチコネクタ) ハードディスクアクセス (4ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1) DMA 82C37×2相当 チップセット内 7チャネル 割り込み 82C59×2相当 チップセット内 15レベル 拡張バス PICMG(PCI/ISA)バス ATX電源サポート 6ピン コネクタ×1 Super I/O Winbond 83977TF SCSI SymBios 53C875E UltraWideSCSI 最大転送レート 40MB/s 68ピン D-SUBハーフピッチ×1 モニタリングIC Winbond W83781D IrDA 5ピン 2.54mmピッチピンヘッダコネクタ×1 − CONTEC CO., LTD. 2 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第1章 システムリファレンス 表1.2 一般仕様 項目 仕様 消費電流 DC 5V 5A Typ. (MMX Pentium-266使用時) DC 5V 7A Typ. (MMX Pentium-233使用時) DC 12V 200mA Typ. 保存周囲温度 -10∼60℃ 動作周囲温度 0∼60℃ 周囲湿度 20∼90% (ただし、結露しないこと) 浮遊粉塵 特にひどくないこと 腐食性ガス ないこと 耐振動性 掃引耐久 10∼50Hz/片振幅0.15mm, 50∼500Hz/2.0G X,Y,Z方向23分 (JIS C0040準拠, IEC68-2-6準拠) 固定振動耐久 16.7Hz/2.0G X,Y,Z方向30分 (JIS C0040準拠, IEC68-2-6準拠) 耐衝撃性 10G X,Y,Z方向11mS正弦半波 (JIS C0041準拠, IEC68-2-27準拠) システムの電源要件 DC電圧 : +5V (+4.75∼+5.25V) DC電圧 : +12V (+11.4∼+12.6V) 外形寸法 338(L)×122(W)mm 質量 450g インテリジェント機能 ・ CPUスピードの低下: システムの加熱を検出すると、CPUの破損を防止するために、CPUのスピードが遅くなり ます。温度が安全レベルまで下がると、CPUのスピードが元に戻ります。システムの加熱 は通常、CPUまたはシステムのファンが正常に動作していないことが原因で発生します。 ・ 温度の監視と警告: ボードに搭載されているCPU温度監視センサは、CPUの温度を監視し、温度が安全レベル を超えるとスピーカを鳴らしてユーザーに警告します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 3 JP4 DIMM1 4 JP7 symbol Pin 1 LOCATION J1 J10 Winbond 24257-8 BAT1 J18 S3 J19 1 2 3 4 ON U20 16V8 U14 JP9 50.000 BIOS SC1 U23 40.000 J16 JP10 J17 CHIPS 69000 20v8 U19 JP8 U9 J13 J14 BAT1 J15 1 2 3 4 U4 RTL8139 92171T1 intel 82371 U17 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 S2 LED2 J9 JP3 J8 U13 U12 GTS FC-515L U16 U2 ON S1 LSI JP5 SYMBIOS 53C875 J7 J4 9148F-25 J3 LCD1 J12 Winbond 25P243AF BZ1 J6 J5 LED3 intel 82439 U1 U3 JP1 JP2 J11 J2 第1章 システムリファレンス ボード本体各部の名称 JP6 SC2 J20 DIMM2 Socket7 U15 図1.1 各部の名称 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS CONTEC CO., LTD. 第2章 ハードウェアの説明 第2章 ハードウェアの説明 ここでは、動作可能なシステムをセットアップするのに必要なPC-586U(PC)上のジャンパおよ びコネクタの使用方法について説明します。 CPUの実装 本ボードは、PentiumレベルのプロセッサのためにZIFプロセッサソケットをサポートしていま す。 PGAソケットとは異なり、ZIF(Zero Insertion Force)ソケットにはプロセッサを固定するためのレ バーが付いています。CPUの角にあるノッチとソケット内部のノッチが合うようにCPUを実装 してください。 プロセッサをZIFソケットに実装し終えたら、CPUのタイプとスピードを設定するためのジャン パが正しく設定されていることを確認してください。 注意 CPUのヒートシンクとCPUの上面は、ピッタリ接触させてください。そうしないと、CPU が加熱して、システムが故障または不安定になったりする恐れがあります。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 5 第2章 ハードウェアの説明 メモリの実装 本ボードは、168ピンのDIMMソケットを2つサポートしており、メモリを256MBまで搭載する ことができます。DIMMソケットには、EDOタイプまたはSDRAMタイプの8MB、16MB、 32MB、64MB、128MB、または256MBのDRAM(3.3ボルト)を実装することができます。DIMM ソケットにメモリを実装する際は、どちらのDIMMソケットから実装してもかまいません。 表2.1 メモリの実装 (DIMM1) (DIMM2) 総メモリ 8MB --- 8MB 16MB --- 16MB 32MB --- 32MB 64MB --- 64MB 128MB --- 128MB 8MB 8MB 16MB 16MB 8MB 24MB 32MB 8MB 40MB 64MB 8MB 72MB 128MB 8MB 136MB 16MB 16MB 32MB 32MB 16MB 48MB 64MB 16MB 80MB 128MB 16MB 144MB 64MB 32MB 32MB 64MB 32MB 96MB 128MB 32MB 160MB 128MB 64MB 64MB 128MB 64MB 192MB 128MB 128MB 256MB 256MB --- 256MB --- 256MB 256MB CONTEC CO., LTD. 6 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 PC-586U(PC)-xxxのジャンパ ボード上のジャンパを使用すれば、用途上のニーズに合わせてCPUボードの設定が行えます。 ニーズに合った最適なジャンパの設定方法が不明な場合は、インフォメーションセンターまで お問い合わせください。 この章では、次のような表記方法を使用します。 表2.2 ジャンパ、スイッチの設定 ジャンパはオープン状態にあります。 ジャンパはクローズ状態にあります。 ON 1 2 3 4 スイッチ1とスイッチ2は、OFFに設定されています。 スイッチ3とスイッチ4は、ONに設定されています。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 7 第2章 ハードウェアの説明 ◆ジャンパおよびスイッチの説明 ■S1: バスのスピードとマルチプライヤの設定 表2.3 バスのスピードの設定 S1 (1-4) バスのスピード ON 60MHz 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off xx xx xx xx ON 66MHz 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off xx xx xx xx 表2.4 マルチプライヤの設定 S1 (5-7) S1 (5-7) マルチプライヤ ON マルチプライヤ ON 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx off off off xx 1.5x/3.5x ON 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx on off on xx 4x ON 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx on off off xx 2x/6x 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx on on on xx ON 4.5x ON 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx on on off xx 2.5x 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx off on on xx ON 5x ON 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx off on off xx 3x 1 2 3 4 5 6 7 8 xx xx xx xx off off on xx 5.5x ■S3(1-4)、JP7、JP4: CPUの電圧セレクタ 表2.5 単一電圧のCPU*の場合 (Intel P54C、Cyrix 6x86、AMD K5、IDT C6) VIO VCORE S3 (1-4) JP4 ON 3.5V 3.5V 1 2 3 4 on on on on オープン CONTEC CO., LTD. 8 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 表2.6 デュアル電圧のCPUの場合 (Intel P55C**、Cyrix 6x86L/MX、AMD K6/K6-2) JP7 VIO V CORE S3 (1-4) JP4 CPU ON 3.3V 1 2 3.5V 3 1 2 3 4 on on on on オープン WinChip 2-3D (0.35u) ON 3.3V 1 2 3.2V 3 1 2 3 4 off off on on オープン K6-233 (0.35u) ON 3.3V 1 2 3.0V 3 1 2 3 4 off on off on --オープン ON 3.3V 1 2 2.9V 3 1 2 3 4 on off off on オープン ON 3.3V 1 2 2.8V 3 1 2 3 4 off off off on オープン K6-166/200 6x86MX WinChip 2-3D (0.35u) P55C 6x86L ON 3.3V 1 2 3 2.7V 1 2 3 4 on on on off --オープン ** P55C = Pentium MMX CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 9 第2章 ハードウェアの説明 表2.7 デュアル電圧のCPUの場合 (Intel P55C、Cyrix 6x86L/MX、AMD K6/K6-2) JP7 VIO V CORE S3 (1-4) JP4 CPU ON 3.3V 1 2 2.6V 3 1 2 3 4 off on on off --オープン ON 3.3V 1 2 2.5V 3 1 2 3 4 on off on off --オープン ON 3.3V 1 2 2.4V 3 1 2 3 4 off off on off --オープン ON 3.3V 1 2 2.3V 3 1 2 3 4 on on off off --オープン ON 3.3V 1 2 2.2V 3 1 2 3 4 off on off off オープン K6, K6-2 (0.35u) 表2.8 デュアル電圧のCPUの場合 (Intel 266MHz (0.25ミクロン)) JP7 VIO VCORE S3 (1-4) JP4 ON 2.5V 1 2 3 1.9V 1 2 3 4 off off on on ショート CONTEC CO., LTD. 10 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■CPU周波数とCPU電圧の設定 表2.9 Intel Pentiumの場合 CPU S3 (1-4) ON P54C-90 1 2 3 4 on on on on ON S1 (1-8) JP7 JP4 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off off off off off 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン ON P54C-100 1 2 3 4 on on on on ON P54C-120 1 2 3 4 on on on on ON P54C-133 1 2 3 4 on on on on ON P54C-150 1 2 3 4 off off off on ON P54C-166 1 2 3 4 on on on on ON P55C-166 1 2 3 4 off off off on ON P54C-200 1 2 3 4 on on on on ON P55C-200 1 2 3 4 off off off on ON P55C-233 1 2 3 4 off off off on 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off off on CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 11 第2章 ハードウェアの説明 表2.10 AMD K5/K6/K6-2の場合 CPU S3 (1-4) ON K5-PR100 (100MHz) 1 2 3 4 on on on on ON K5-PR133 (133MHz) 1 2 3 4 on on on on ON K5-PR166 (116.7MHz) (117.K6/166) 1 2 3 4 on on on on ON K6/200 1 2 3 4 on off off on ON K6/233 1 2 3 4 off off on on ON K6/266 K6-2/266 1 2 3 4 off on off off ON K6/300 K6-2/300 1 2 3 4 off on off off ON K6/333 K6-2/333 1 2 3 4 off on off off ON 366MHz 1 2 3 4 off on off off ON 400MHz 1 2 3 4 off on off off S1 (1-8) JP7 JP4 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off off off 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on off on off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on on on off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off on on off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off on off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on off off off CONTEC CO., LTD. 12 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 表2.11 Cyrix 6x86およびIDT C6の場合 CPU S3 (1-4) ON 6x86(L)-P150+ (120MHz) 1 2 3 4 off off off on ON 6x86(L)-P166+ (133MHz) 1 2 3 4 off off off on ON 6x86MXPR166 1 2 3 4 on off off on ON 6x86MXPR200 1 2 3 4 on off off on ON 6x86MXPR233 1 2 3 4 on off off on ON 6x86MXPR300 1 2 3 4 on off off on ON IDT C6-180 1 2 3 4 on on on on ON IDT C6-200 1 2 3 4 on on on on S1 (1-8) JP7 JP4 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on on off off 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン 1 2 3 オープン ON 1 2 3 4 5 6 7 8 offoff off off on off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off on on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 offoff off off off on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off off off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 on on off off off on off off ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off off on off off 表2.12 Intel 55C(0.25u) 266MHzの場合 CPU S3 (1-4) ON P55C-266MHz 1 2 3 4 off off on on S1 (1-8) JP7 JP4 ON 1 2 3 4 5 6 7 8 off off off off on on off off 1 2 3 ショート CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 13 第2章 ハードウェアの説明 ■S2: ディスプレイタイプの設定 LCDパネルタイプをVGA BIOSに設定します。 表2.13 ディスプレイタイプの設定 S2 (1-4) LCD タイプ <1/2> 解像度 CONTEC 製品 ON Reserved --- --- STN 1024 x 768 XGA --- Reserved --- --- TFT 640 x 480 --- Reserved --- --- STN 640 x 480 --- Reserved --- --- TFT 1024 x 768 XGA IPC-DT/H40X(PC)T 1 2 3 4 on on on on ON 1 2 3 4 on on on off ON 1 2 3 4 on on off on ON 1 2 3 4 on on off off ON 1 2 3 4 on off on on ON 1 2 3 4 on off on off ON 1 2 3 4 on off off on ON 1 2 3 4 on off off off CONTEC CO., LTD. 14 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 表2.13 ディスプレイタイプの設定 S2 (1-4) LCD タイプ <2/2> 解像度 CONTEC 製品 ON --- Reserved --- 1 2 3 4 off on on on ON TFT 1280 x 1024 SXGA --- 1 2 3 4 off on on off ON CRT Only 1 2 3 4 off on off on VGA SVGA XGA SXGA ON TFT 640 x 480 --- * IPC-DT/M30(PC)T IPC-DT/S35(PC) IPC-DT/S35(PC)T 1 2 3 4 off on off off ON Reserved --- STN 800 x 600 --- 1 2 3 4 off off on on ON 1 2 3 4 off off on off IPC-DS/L30S(PC)T IPC-DS/L400(PC)T IPC-DS/L400(PC) ON Reserved --- --- TFT 800 x 600 IPC-DT/L400(PC)T IPC-DT/L400(PC) 1 2 3 4 off off off on IPC-DT/L30S(PC)T ON 1 2 3 4 off off off off * デフォルト IPC-DT/L40S(PC)T CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 15 第2章 ハードウェアの説明 ■JP1: LCD電圧の設定 本ボードのXGAインターフェイスでは、5Vおよび3.3VのLCDディスプレイをサポートしていま す。パネルビデオの信号レベルを5Vと3.3Vの間で切り替えるには、JP1を使用します。 表2.14 LCD電圧の設定 JP1 設定 機能 ピン 1-2 を 1 2 3 1 2 3 3.3V ショート / クローズ ピン 2-3 を ショート / クローズ 5V ■JP3: SCSIターミネータの設定 ボード上にあるUltra Wide SCSIのターミネータをオン/オフする場合は、JP3(2ピンヘッド)を使 用します。 表2.15 SCSIターミネータの設定 JP3 設定 機能 ショート / クローズ 無効化 オープン 有効化 ■JP5: ウォッチドッグタイマ設定 表2.16 ウォッチドッグタイマ設定 JP5 設定 ピン 1-2 を 1 2 3 1 2 3 ショート / クローズ ピン 2-3 を ショート / クローズ 機能 NMI 通常の動作を リセット ■JP7: CPU VIO電圧の設定 表2.17 CPU VIO電圧の設定 JP7 設定 ピン 1-2 を 1 2 3 1 2 3 ショート / クローズ ピン 2-3 を ショート / クローズ 機能 2.5V 3.3V CONTEC CO., LTD. 16 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■JP8: ディスクオンチップの設定 表2.18 ディスクオンチップの設定 JP8 設定 ピン 1-2 を 1 2 3 1 2 3 ショート / クローズ ピン 2-3 を ショート / クローズ 機能 D0000-D7FFF D8000-DFFFF ( デフォルト値 ) CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 17 第2章 ハードウェアの説明 ■JP9: RS-232C/422/485(COM2)の選択 COM2は、RS-232C、RS-422、およびRS-485のいずれで使用するのかを選択することができま す。 本コネクタのジャンパの設定を、次の表に示します。 表2.19 RS-232C/422/485(COM2)の選択 COM2 機能 RS-232C すべての ジャンパの設定 ジャンパを (ピンのクローズ) オープン状態 にする ジャンパの図 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 JP9 RS-422 RS-485 1-2 3-4 5-6 7-8 11-12 15-16 17-18 19-20 23-24 1-2 3-4 5-6 7-8 9-10 11-12 13-14 15-16 17-18 19-20 21-22 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 JP9 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 JP9 CONTEC CO., LTD. 18 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 JP9 7 8 RTS2 17 JP9 J9-6 RTS2- J9-7 RTS2+ J9-1 TX2- J9-2 TX2+ + J9-3 RX2+ - J9-4 RX2- + J9-8 CTS2+ - J9-9 CTS2- 19 11 18 20 JP9 12 TXD2 15 16 14 13 RXD2 21 JP9 24 22 10k 23 10k CTS2 5 DSR2 DTR2 6 4 DCD2 JP9 10 9 10k 10k JP9 RS-232Cのドライバへ RS-232Cのドライバへ JP9 JP9 RS-232Cのドライバへ 3 2 1 RS-232Cのドライバの ディセーブル/イネーブル 図2.1 RS-422/485設定ジャンパ配置図 ■JP10: CMOSの内容のクリア 表2.20 CMOSの内容のクリア JP10 1 2 3 1 2 3 設定 機能 ピン 2-3 を ショート / クローズ CMOS の内容を クリアする ピン 1-2 を ショート / クローズ 通常の動作 ( デフォルト値 ) CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 19 第2章 ハードウェアの説明 ■J15: 外部バッテリコネクタ 内蔵バッテリが正常に動作しない場合は、この4ピンのコネクタを使って外部バッテリを接続す ると、CMOSのRAMに格納されている情報を保持することができます。デフォルト値は、ピン 1とピン2を接続した内部バッテリになっています。 表2.21 外部バッテリコネクタ 1 4 1 4 外部 バッテリ + 信号名 ピン番号 内部バッテリ 1 GND 2 内部バッテリ GND 3 N.C. 4 外部バッテリ Vcc - ■バッテリの交換 バッテリは、リアルタイムクロック、CMOSデータをバックアップしています。バッテリは定 期的な保守交換を必要とし、寿命が切れた場合は、CR2032コイン型バッテリに交換してくださ い。 警告 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、 人が死亡または重傷を負う可能性が想定される 内容を示しています。 ●新しいバッテリは、正しく取り付けないと爆発する危険があります。使用済みのバッテリは メーカの指示に従って廃棄してください。 バッテリ 型式 CR2032 寿命 約 2 年 バッテリソケット 図2.2 バッテリとバッテリソケット 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、 人が損害を負う可能性が想定される内容および 物的損害のみの発生が想定される内容を示して いますを示しています。 ●バッテリの寿命については、使用環境、運用状況によって変わります。 出荷時に実装された電池は動作確認用であり、この寿命を保証するものではありません。 CONTEC CO., LTD. 20 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ◆コネクタの説明 ■J1: フロントベゼルコネクタ 通常、筐体のフロントベゼルにはコントロールパネルがあり、そこにはコンピュータの動作状 況を示すランプと、コンピュータのステータスを変更するためのスイッチがあります。J1は、 20ピンヘッドのコネクタであり、次の機能のインターフェイスを提供します。 10 ハードディスクドライブ LED 20 リセットスイッチ ターボ LED コネクタ グリーンファンクション ATX 電源オンスイッチ 電源 LED とキーロック スピーカ 1 11 図2.3 フロントベゼルコネクタ スピーカ: ピン1∼4 J1コネクタのピン1∼4部分は、スピーカインターフェイスを提供します。8Ωのスピーカを推奨 します。 表2.22 スピーカ 10 1 ピン番号 信号名 1 スピーカ出力 2 N.C. 3 Ground 4 +5V CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 21 第2章 ハードウェアの説明 ATX電源オンスイッチ: ピン6および16 このコネクタは、筐体上の「ATX電源オン/オフスイッチ」接続用です。 表2.23 ATX電源オンスイッチ 10 1 ピン番号 信号名 6 Ground 16 スイッチ グリーンファンクション: ピン7および17 このコネクタは、コントロールパネル上の「グリーンスイッチ」用です。このグリーンスイッ チを押すと、マザーボードは直ちに省電力(スリープ)モードになります。 表2.24 グリーンファンクション 10 1 ピン番号 信号名 7 Ground 17 スリープ 電源LEDとキーロック: ピン11∼15 電源LEDは、メインの電源スイッチのステータスを示します。キーロックスイッチをクローズ すると、キーボードの機能が無効になります。 表2.25 電源LEDとキーロック 10 1 ピン番号 信号名 11 電源 LED 12 N.C. 13 Ground 14 キーロック 15 Ground CONTEC CO., LTD. 22 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ターボLEDコネクタ: ピン8および18 本ボードには、ターボ処理の対象となる機能が搭載されていません。コントロールパネル上の ターボLEDは、このコネクタに接続されている場合、常に点灯しています。 表2.26 ターボLEDコネクタ 10 1 ピン番号 信号名 8 5V 18 Ground リセットスイッチ: ピン9および19 このリセットスイッチを使用すれば、メインの電源スイッチを一度切ってから再度入れなくて も、システムをリセットすることができます。これら2つのピンは、接続する場合、区別する必 要がありません。 10 1 図2.4 リセットスイッチ ハードディスクドライブLEDコネクタ: ピン10および20 このコネクタは、コントロールパネル上のLED(ハードディスクの動作状況を示すもの)に接続 します。HDDがアクセスされると、このLEDが点滅します。 表2.27 ハードディスクドライブLEDコネクタ 10 1 ピン番号 信号名 10 HDD LED 20 5V CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 23 第2章 ハードウェアの説明 ■J2: 電源コネクタ AT互換の電源を使用する場合は、その電源コネクタをJ2に接続します。電源コネクタは、正し い方向で接続してください。 表2.28 電源コネクタ 接続可能な コネクタ 6 コンタクト ハウジング 添付ケーブルの GTC6P-1 使用コネクタ メーカ PCK18-2TR9 BURNDY 1 上記の互換 コネクタ ( 例 1) 8500-6 24T ALEX ピン番号 機能 上記の互換 コネクタ ( 例 2) H602 T302 LCU 1 Power Good 2 +5V 3 +12V 4 -12V 5 Ground 6 Ground ■JP2: IrDAコネクタ このコネクタは、無線通信用のIrDAコネクタとして使用します。 表2.29 IrDAコネクタ 1 JP2 ピン番号 機能 1 +5V 2 N.C. 3 Ir RX 4 Ground 5 Ir TX CONTEC CO., LTD. 24 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J3、J6: EIDEコネクタ J3はプライマリIDEコネクタ、J6はセカンダリIDEコネクタです。 表2.30 プライマリIDEコネクタ(J3) J3 39 1 40 2 ピン番号 機能 ピン番号 機能 1 IDE のリセット 2 Ground 3 ホストデータ 7 4 ホストデータ 8 5 ホストデータ 6 6 ホストデータ 9 7 ホストデータ 5 8 ホストデータ 10 9 ホストデータ 4 10 ホストデータ 11 11 ホストデータ 3 12 ホストデータ 12 13 ホストデータ 2 14 ホストデータ 13 15 ホストデータ 1 16 ホストデータ 14 17 ホストデータ 0 18 ホストデータ 15 19 Ground 20 N.C. 21 DRQ 22 Ground 23 ホスト IOW 24 Ground 25 ホスト IOR 26 Ground 27 IORDY 28 ホスト ALE 29 DACK 30 Ground 31 IRQ 32 N.C. 33 アドレス 1 34 N.C. 35 アドレス 0 36 アドレス 2 37 チップセレクト 0 38 チップセレクト1 39 アクティビティ 40 Ground CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 25 第2章 ハードウェアの説明 表2.31 セカンダリIDEコネクタ(J6) J6 39 1 40 2 ピン番号 機能 ピン番号 機能 1 IDE のリセット 2 Ground 3 ホストデータ 7 4 ホストデータ 8 5 ホストデータ 6 6 ホストデータ 9 7 ホストデータ 5 8 ホストデータ 10 9 ホストデータ 4 10 ホストデータ 11 11 ホストデータ 3 12 ホストデータ 12 13 ホストデータ 2 14 ホストデータ 13 15 ホストデータ 1 16 ホストデータ 14 17 ホストデータ 0 18 ホストデータ 15 19 Ground 20 N.C. 21 DRQ 22 Ground 23 ホスト IOW 24 Ground 25 ホスト IOR 26 Ground 27 IORDY 28 ホスト ALE 29 DACK 30 Ground 31 IRQ 32 N.C. 33 アドレス 1 34 N.C. 35 アドレス 0 36 アドレス 2 37 チップセレクト0 38 チップセレクト1 39 アクティビティ 40 Ground CONTEC CO., LTD. 26 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J4: フロッピードライブコネクタ 表2.32 フロッピードライブコネクタ J4 33 1 34 2 ピン番号 機能 ピン番号 機能 1 Ground 2 RM/LC 3 Ground 4 N.C. 5 Ground 6 N.C. 7 Ground 8 インデックス 9 Ground 10 モータイネーブル 0 11 Ground 12 ドライブセレクト 1 13 Ground 14 ドライブセレクト 0 15 Ground 16 モータイネーブル 1 17 Ground 18 方向 19 Ground 20 ステップ 21 Ground 22 ライトデータ 23 Ground 24 ライトゲート 25 Ground 26 トラック 00 27 Ground 28 ライトプロテクト 29 Ground 30 リードデータ 31 Ground 32 サイド 1 セレクト 33 Ground 34 ディスケット交換 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 27 第2章 ハードウェアの説明 ■J5: パラレルポートコネクタ 表2.33 パラレルポートコネクタ 13 J5 1 26 14 ピン番号 機能 ピン番号 機能 1 ラインプリンタストローブ 14 オートフィード 2 パラレルデータ 0 15 エラー 3 パラレルデータ 1 16 イニシャライズ 4 パラレルデータ 2 17 セレクト 5 パラレルデータ 3 18 Ground 6 パラレルデータ 4 19 Ground 7 パラレルデータ 5 20 Ground 8 パラレルデータ 6 21 Ground 9 パラレルデータ 7 22 Ground 10 肯定応答 23 Ground 11 ビジー 24 Ground 12 用紙切れ 25 Ground 13 セレクト 26 N/A CONTEC CO., LTD. 28 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J7: Ultra Wide SCSIコネクタ 表2.34 Ultra Wide SCSIコネクタ 適合コネクタ:PCS-D68RMA1 J7 メーカ:本田通信工業 ( 株 ) 34 1 68 35 ピン番号 機能 ピン番号 機能 1 Groud 35 SEDAT12 2 Groud 36 SEDAT13 3 Groud 37 SEDAT14 4 Groud 38 SEDAT15 5 Groud 39 SEDPH 6 Groud 40 SEDAT0 7 Groud 41 SEDAT1 8 Groud 42 SEDAT2 9 Groud 43 SEDAT3 10 Groud 44 SEDAT4 11 Groud 45 SEDAT5 12 Groud 46 SEDAT6 13 Groud 47 SEDAT7 14 Groud 48 SEDPL 15 Groud 49 Ground 16 Groud 50 SEWIN# 17 LVTRMPWR 51 LVTRMPWR 18 LVTRMPWR 52 LVTRMPWR 19 N.C. 53 N.C. 20 Groud 54 Ground 21 Groud 55 SEATN 22 Groud 56 Ground 23 Groud 57 SEBSY 24 Groud 58 SEACK 25 Groud 59 SERST 26 Groud 60 SEMSG 27 Groud 61 SESEL 28 Groud 62 SECD 29 Groud 63 SEREQ 30 Groud 64 SEIO 31 Groud 65 SEDAT8 32 Groud 66 SEDAT9 33 Groud 67 SEDAT10 34 Groud 68 SEDAT11 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 29 第2章 ハードウェアの説明 ■J8: COM1シリアルポート J8(10ピンヘッダ)は、ボード上に装備されているシリアルポートコネクタです。 表2.35 COM1シリアルポート 5 1 10 6 J8 ピン番号 機能 1 データキャリア検出 (DCD) 2 受信データ (RXD) 3 送信データ (TXD) 4 データ端末レディ (DTR) 5 Ground 6 データセットレディ (DSR) 7 送信要求 (RTS) 8 送信可 (CTS) 9 リングインジケータ (RI) ■J9: COM2シリアルポート J9(10ピンヘッダのコネクタ)は、ボード上に装備されているCOM2シリアルポートコネクタです。 表2.36 COM2シリアルポート 5 10 1 J9 6 ピン番号 RS-232C RS-422 1 DCD TX- DATA- 2 RX TX+ DATA+ 3 TX RX+ N.C. 4 DTR RX- N.C. 5 GND GND GND 6 DSR RTS- N.C. 7 RTS RTS+ N.C. 8 CTS CTS+ N.C. 9 RI CTS- N.C. 10 N.C. N.C. N.C. RS-485 CONTEC CO., LTD. 30 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J10: 外部キーボードコネクタ 表2.37 外部キーボードコネクタ 適合コネクタ:XHP-5 1 適合ソケットコンタクト:SCH-001T-P0.6 メーカ:JST( 日本圧着端子 ) 5 ピン番号 機能 1 キーボードクロック 2 キーボードデータ 3 N.C. 4 Ground 5 Vcc ■J11: CPUファン電源コネクタ J11は、3ピンヘッダのCPUファン電源コネクタです。ファンは、12Vのファンでなければなり ません。 表2.38 CPUファン電源コネクタ 適合コネクタ:5102-03 適合ソケットコンタクト:5103TL メーカ:MOLEX 3 2 1 ピン番号 機能 1 ファンセンサ 2 +12V 3 Ground CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 31 第2章 ハードウェアの説明 ■J12: RJ45コネクタ このコネクタは、本ボードの10/100Mbps Ethernet機能で使用します。 表2.39 RJ45コネクタ 1 8 ピン番号 機能 1 TD+ 2 TD- 3 RD+ 4 ISOLATED GND 5 ISOLATED GND 6 RD- 7 ISOLATED GND 8 ISOLATED GND ■J13: 外部ATX電源コネクタ 表2.40 外部ATX電源コネクタ 適合コネクタ:XHP-6 1 適合ソケットコンタクト:SCH-001T-P0.6 メーカ:JST( 日本圧着端子 ) 6 ピン番号 機能 1 N.C. 2 Ground 3 N.C. 4 Ground 5 ソフトウェアによるオン / オフ 6 スタンバイ +5V CONTEC CO., LTD. 32 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J14: PS/2マウスコネクタ 表2.41 PS/2マウスコネクタ 6 5 4 3 2 1 ピン番号 機能 1 マウスデータ 2 N.C. 3 Ground 4 +5V 5 マウスクロック 6 N.C. ■JP6: 外部PS/2マウスコネクタ 表2.42 外部PS/2マウスコネクタ 1 JP6 ピン番号 機能 1 マウスデータ 2 N.C. 3 Ground 4 5V 5 マウスクロック CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 33 第2章 ハードウェアの説明 ■J16: VGA CRTコネクタ 表2.43 VGA CRTコネクタ 5 1 10 6 15 11 ピン番号 機能 ピン番号 1 赤 2 機能 緑 3 青 4 N.C. 5 GND 6 GND 7 GND 8 GND 9 N.C. 10 GND 11 N.C. 12 N.C. 13 HSYNC 14 VSYNC 15 N.C. CONTEC CO., LTD. 34 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■LCD1: LCDパネルコネクタ LCD1は、フラットパネルLCDディスプレイ用の68ピン(デュアルインラインヘッド)のコネクタ です。 表2.44 LCDパネルコネクタ LCD1 2 68 1 ピン番号 適合コネクタ:HIF6-68D-1.27R メーカ:ヒロセ 67 機能 ピン番号 機能 1 12V 2 12V 3 GND 4 GND 5 5V/3.3V 6 5V/3.3V 7 5V/3.3V 8 5V/3.3V 9 PD0 10 PD1 11 PD2 12 PD3 13 PD4 14 PD5 15 GND 16 GND 17 PD6 18 PD7 19 PD8 20 PD9 21 PD10 22 PD11 23 GND 24 GND 25 PD12 26 PD13 27 PD14 28 PD15 29 PD16 30 PD17 31 GND 32 GND 33 PD18 34 PD19 35 PD20 36 PD21 37 PD22 38 PD23 39 GND 40 GND 41 PD24 42 PD25 43 PD26 44 PD27 45 PD28 46 PD29 47 GND 48 GND 49 PD30 50 PD31 51 PD32 52 PD33 53 PD34 54 PD35 55 GND 56 SHFCLK 57 GND 58 LP 59 GND 60 FLM 61 GND 62 M 63 GND 64 ASCLK 65 GND 66 ENABKL 67 ENAVDD 68 ENAVEE CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 35 第2章 ハードウェアの説明 ■J17、J18: USBコネクタ J17とJ18は、USBデバイスを127個までサポートできるUSBコネクタです。 表2.45 USBコネクタ J18 適合コネクタ:5102-03 J17 適合ソケットコンタクト:5103TL 1 2 3 4 5 6 メーカ:MOLEX 7 8 9 10 ピン番号 機能 ピン番号 1 Vcc 2 Vcc 3 USB- 4 USB- 5 USB+ 6 USB+ 7 Ground 8 Ground 9 Ground 10 N.C. 機能 ■J19: シャーシファン電源コネクタ J19は、3ピンヘッドのシャーシファン電源コネクタです。ファンは、12Vのファンでなければ なりません。 表2.46 シャーシファン電源コネクタ 3 2 1 ピン番号 機能 1 ファンセンサ 2 +12V 3 Ground CONTEC CO., LTD. 36 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第2章 ハードウェアの説明 ■J20: PS/2キーボードコネクタ 表2.47 PS/2キーボードコネクタ 6 5 4 3 2 1 ピン番号 機能 1 キーボードデータ 2 N.C. 3 Ground 4 5V 5 キーボードクロック 6 N.C. ■LED1: SCSI LED LED1は、SCSIインターフェイス上のアクティビティをすべて示します。 ■LED2、LED3: LANアクティビティLED LED2とLED3はそれぞれ、オンボードLAN機能のリンクアクティビティとデータ転送アクティ ビティを示すインジケータです。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 37 第2章 ハードウェアの説明 ウォッチドッグタイマの設定 ウォッチドッグタイマは、システムを自動的にリセットします。I/Oポート0443hで定義します。 ウォッチドッグタイマを有効にしてシステムのリセットを可能にするには、I/Oポート0443hに 対して書き込みを実行します。ウォッチドッグタイマを無効にするには、 I/Oポート0441hに対して書き込みを実行し、ウォッチドッグタイマの機能をシステムに停止さ せます。ウォッチドッグタイマのインターバルの誤差は、20%です。 ウォッチドッグタイマのプログラミング方法を、次に示します。 ■ウォッチドッグタイマを有効にする場合 MOV AX, 000Fh (必要な値(0∼F)を選択) MOV DX, 0443h OUT DX, AX ■ウォッチドッグタイマを無効にする場合 MOV AX, 00Fh (任意の値) MOV DX, 0441h OUT DX, AX 表2.48 ウォッチドッグタイマを制御するための表 レベル 値 時間/秒 レベル 値 時間/秒 1 F 0 9 7 16 2 E 2 10 6 18 3 D 4 11 5 20 4 C 6 12 4 22 5 B 8 13 3 24 6 A 10 14 2 26 7 9 12 15 1 28 8 8 14 16 0 30 CONTEC CO., LTD. 38 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ 第3章 ソフトウェアユーティリティ ここでは、ボードに搭載されているAward BIOSで設定可能な各種の値について説明します。 BIOSの概要 このコンピュータシステムのROMに搭載されているAward BIOS(Basic Input/Output System)で は、標準のIBM-AT互換のI/OシステムでIntel/Cyrix/AMDのプロセッサをサポートしています。 このAward BIOSでは、ディスクドライブやシリアルポート、パラレルポートなどの標準デバイ スで重要なローレベルをサポートしています。また、システム全体を制御するチップセットの きめ細かい調整だけでなく、ウィルス対策やパスワードの保護もサポートしています。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 39 第3章 ソフトウェアユーティリティ BIOSのセットアップ Award BIOSでは、システムの構成や設定を実行するためのセットアップユーティリティプログ ラムを提供しています。このセットアップユーティリティは、システムのBIOS ROMに格納さ れています。コンピュータを起動すると、Award BIOSがすぐに立ち上がります。<Del>キーを すぐに押すと、セットアップユーティリティに入ることができます。<Del>キーを押すのが少 し遅れると、POST(Power On Self Test)がテストルーチンの実行を開始します。その場合は、セ ットアップユーティリティを起動することができません。それでもセットアップユーティリテ ィを起動したい場合は、「リセット」ボタンを押してシステムを再起動するか、または <Ctrl>キー、<Alt>キー、および<Delete>キーを同時に押します。また、システムの電源を一度 切ってから、再度入れても、システムは再起動することができます。<Del>キーを押してセッ トアップユーティリティに入ることができるのは、次のメッセージが画面に表示されていると きです。 Press <DEL> to Enter Setup 一般に、項目を強調表示するには、矢印キーを押します。項目を選択するには、<Enter>キーを 押します。また、項目を変更するには、<PgUp>キーまたは<PgDn>キーを押します。ヘルプ情 報を表示するには<F1>キー、終了するには<Esc>キーを押します。 セットアップユーティリティに入ると、メインメニューが画面に表示されます。このメインメ ニューを使用すれば、各種のセットアップ機能を選択したり、セットアップユーティリティの 終了方法を選択したりできます。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP INTEGRATED PERIPHERALS BIOS FEATURES SETUP CHIPSET FEATURES SETUP SUPERVISOR PASSWORD USER PASSWORD POWER MANAGEMENT SETUP PNP/PCI CONFIGURATION IDE HDD AUTO DETECTION HDD LOW LEVEL FORMAT LOAD BIOS DEFAULTS LOAD SETUP DEFAULTS SAVE & EXIT SETUP EXIT WHTHOUT SAVING ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Time, Date, Hard Disk Type このメインメニューのセットアップ項目の下には、このメニューで使用できるコントロールキ ーが表示されています。また、コントロールキーのセクションの下には、メインメニューのリ スト内で現在強調表示されている項目の情報が表示されます。 CONTEC CO., LTD. 40 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ 注意 ・ セットアップユーティリティを使ってシステムの変更を実行したり、システムの変更内容 の保存を実行したりした後で、コンピュータを立ち上げることができなくなった場合でも、 Award BIOSではCMOSの設定値を上書きすることができます。そうすれば、システムをデ フォルト値にリセットすることができます。 ・ チップセットのデフォルト値の変更は、なるべく実行しないでください。それらのデフォ ルト値は、最大のパフォーマンスと信頼性が得られるように、Awardおよびシステムメーカ が慎重に選択した値です。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 41 第3章 ソフトウェアユーティリティ STANDARD CMOS SETUP 「STANDARD CMOS SETUP」を使用すれば、ハードウェアの基本的な構成情報をコンピュー タシステムに記録したり、システムクロックの設定やエラー処理の設定を行ったりできます。 この産業用CPUカードには、すぐに通常動作することのできるシステムがすでにインストール 済みです。そのため、このオプションを選択する必要はありません。ただし、システムハード ウェアの構成を変更したり、ボード上のバッテリが誤動作したり、またはCMOSメモリに格納 されている構成情報の消失や破壊が発生した場合は、この「STANDARD CMOS SETUP」オプ ションを実行する必要があります。 ROM PCI/ISA BIOS STANDARD CMOS SETUP AWARD SOFTWARE, INC. Date (mm:dd:yy) : Mon, Aug 19 1996 Time (hh:mm:ss) : 00:00:00 HARD DISKS Primary Master Primary Slave Secondary Master Secondary Slave TYPE Auto None None None SIZE 0 0 0 0 CYLS 0 0 0 0 Drive A : 1.44M, 3.5in Drive B : None Floppy 3 Mode Support : Disabled Video : EGA/VGA Halt On : All Errors ESC : Quit F1 : Help HEAD 0 0 0 0 PRECOMP 0 0 0 0 LANDZ 0 0 0 0 Base Memory Extended Memory Other Memory Total Memory ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color SECTOR 0 0 0 0 MODE Auto ---------- : 640K : 15360K : 384K : 16384K PU/PD/+/- : Modify メニューの下部には、このメニューで使用するコントロールキーが表示されます。各項目フィ ールドのヘルプ情報が必要な場合は、<F1>キーを押します。すると、該当するヘルプ情報が表 示されます。メニューの右下に表示されるメモリ情報は、表示されるだけで変更することはで きません。この表示内容は、メモリの変更に合わせて、自動的に調整されます。では、それぞ れの項目について説明します。 ■Date フォーマットは、次のとおりです。 Day : Sun∼Sat Month : 1∼12 Date : 1∼31 Year : 1994∼2097 日付を設定するには、「Date」フィールドを強調表示した後、PageUp/PageDownキーか+/‐キ ーを使って、現在の日付を設定します。 CONTEC CO., LTD. 42 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■Time フォーマットは、次のとおりです。 Hour : 00∼23 Minute : 00∼59 Second : 00∼59 時刻を設定するには、「Time」フィールドを強調表示した後、<PgUp>/<PgDn>キーまたは +/‐キーを使って、現在の時刻を設定します。 ■プライマリHDD/セカンダリHDD ボード上のPCI IDEコネクタはプライマリチャネルとセカンダリチャネルを装備しており、それ らにはIDEハードディスクや他のIDEデバイスを4台まで接続することができます。どちらのチ ャネルでもハードディスクを2台までサポートすることができ、最初のものが「マスタ」、2番 目のものが「スレーブ」です。 ハードディスクドライブの仕様を入力するには、まず「TYPE」を選択する必要があります。拡 張IDE BIOSの場合は、定義済みのタイプが45個、ユーザー定義可能なタイプが4個あります。 タイプ1∼45は、定義済みのタイプです。タイプ「User」は、ユーザー定義が可能なタイプです。 Primary Master/SlaveまたはSecondary Master/Slaveの場合でも、TYPEフィールドおよびMODEフ ィールドで「Auto」を選択することができます。これを選択しておけば、IDEドライブおよび CD-ROMドライブがPOST処理中に自動的に検出されます。 <PgUp>/<PgDn>キーを押してハードディスクのタイプを番号で選択するか、またはハードディ スクのタイプを表す番号を入力して<Enter>キーを押します。このフィールドで不正な情報を入 力すると、ハードディスクが正しく動作しません。ハードディスクのドライブタイプが合致し なかったり、目的のドライブタイプがリスト出力されなかったりした場合は、タイプ「User」 を指定すれば、独自のドライブタイプを自力で定義することができます。タイプ「User」を選 択した場合は、次の項目で関連する情報を入力するよう要求されます。 CYLS : シリンダ数 HEAD : リード/ライトヘッドの個数 PRECOMP : Write precompensation LANDZ : ランディングゾーン SECTOR : セクタ数 SIZE : 構成に合わせて自動的に調整される MODE(IDE HDDの場合のみ) : Auto Normal (HD < 528MB) Large (MS-DOSの場合のみ) LBA (HD > 528MBでかつLogical Block Addressingをサポー トしている場合) 注意 ドライブの仕様は、ドライブ表と合致していなければなりません。ハードディスクのドラ イブタイプが合致しなかったり、目的のドライブタイプがリスト出力されなかったりした 場合は、タイプ「User」を指定すれば、独自のドライブタイプを手動で定義することがで きます。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 43 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■Drive A / Drive B これらのフィールドでは、コンピュータにインストール済みのフロッピーディスクドライブA またはBのタイプを指定します。指定できる仕様は、次のとおりです。 360KB 1.2MB 720KB 1.44MB 2.88MB 5.25 in. 5.25 in. 3.5 in. 3.5 in. 3.5 in. ■Floppy 3 Mode Support これは、日本で標準のフロッピードライブです。標準では、3.5インチのディスケットに1.2MB を格納することができます。選択肢は、次の4つです。 Disabled Drive A Drive B Both 3モードフロッピードライブをインストールしない(デフォルト) 3モードドライブをドライブAにインストールする 3モードドライブをドライブBにインストールする 3モードドライブをドライブAおよびBにインストールする ■Video このフィールドでは、システムにインストールされているビデオディスプレイカードのタイプ を選択します。選択できるビデオディスプレイカードは、次のとおりです。 EGA/VGA CGA 40 CGA 80 MONO EGA、VGA、SEGA、SVGA、またはPGAモニタアダプタ(デフォルト値)の場 合。 40カラムモードで立ち上がる。 80カラムモードで立ち上がる。 HerculesまたはMDA(高解像度モノクロアダプタも含む)の場合。 ■Halt On このフィールドでは、電源投入時にエラーが検出された場合にシステムを停止させるかどうか を指定します。 No errors All errors All, But Keyboard All, But Diskette All, But Disk/Key エラーが検出されても、システムは停止しない(デフォルト値)。 致命的なエラー以外のエラーをBIOSを検出した場合は、システムを停 止させ、ユーザーにプロンプトを表示する。 キーボードエラーの場合は、システムのブートを停止させない。その他 のエラーの場合はすべて、システムのブートを停止させる。 ディスクエラーの場合は、システムのブートを停止させない。その他の エラーの場合はすべて、システムのブートを停止させる。 キーボードまたはディスクのエラーの場合は、システムのブートを停止 させない。その他のエラーの場合はすべて、システムのブートを停止さ せる。 CONTEC CO., LTD. 44 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ BIOS FEATURES SETUP ここでは、システムの構成処理や改善を実行したり、一部のシステム機能を好みに合わせてセ ットアップできます。 ROM/PCIISA BIOS BIOS FEATURES SETUP AWARD SOFTWARE, INC. Virus Warning CPU Internal Cache : Disabled : Enabled Video BIOS Shadow C8000-CBFFF Shadow : Enabled : Disabled External Cache Quick Power On Self Test : Enabled : Disabled CC000-CFFFF Shadow D0000-D3FFF Shadow : Disabled : Disabled Boot Sequence Swap Floppy Drive : A, C, SCSI D4000-D7FFF Shadow D8000-DBFFF Shadow : Disabled : Disabled : Disabled Boot Up Floppy Seek Boot Up Numlock Status : Enabled : On DC000-DFFFF Shadow : Disabled Security Option PCI/VGA Palette Snoop : Setup : Disabled OS Select For DRAM > 64MB : Non-OS2 ↑↓→← ESC : Quit : Select Item F1 : Help PU/PD/+/- : Modify F5 : Old Values (Shift)F2 : Color F6 : Load BIOS Defaults F7 : Load Setup Defaults ■Virus Warning この項目では、ハードディスクのブートセクターおよびパーティションテーブルが、予期しな いことで変更されてしまうことを防ぎます。誰かが変更操作を実行しようとすると、BIOSがシ ステムを停止させ、警告メッセージが表示されます。その場合は、その変更操作の実行を許可 することもできますし、抗ウィルスプログラムを実行して問題点を見つけ、それを除去するこ ともできます。 注意 ブートセクタテーブルにアクセスしようとするディスク診断プログラムを実行すると、多 くの場合、このウィルス警告メッセージが表示されます。そのようなプログラムを実行す る場合は、Virus Warning機能を事前に無効にしておいてください。 ■CPU Internal Cache / External Cache この項目では、キャッシュ機能を有効(メモリアクセスが高速化される)にしたり、無効にした りできます。デフォルト値は、両方とも「Enabled」です。 ■Quick Power On Self Test この項目を使用すれば、コンピュータに電源を入れた後で実行されるPOST(Power On Self Test)処理が高速化されます。Enabledを設定すると、BIOSが一部の項目の実行をスキップしま す。デフォルト値は、「Enabled」です。 ■Boot Sequence このフィールドでは、オペレーティングシステムをシステムに最初に検索させるドライブを指 定します。選択肢は、次のとおりです。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 45 第3章 ソフトウェアユーティリティ A, C, SCSI D, A, SCSI C, A, SCSI E, A, SCSI SCSI, C, A C only C, CDROM, A F, A, SCSI LS120, C CDROM, C, A SCSI, A, C ■Swap Floppy Drive この項目では、フロッピードライブのスワップを有効にするかどうかを指定することができま す。有効にすると、BIOSがフロッピードライブの割り当てをスワップするため、ドライブAが ドライブBになり、ドライブBがドライブAになります。デフォルト値は、「Disabled」です。 ■Boot Up Floppy Seek 「Enabled」を選択すると、インストールされているフロッピードライブが40トラックなのか 80トラックなのかをBIOSが調べます。360KBのタイプは40トラックです。一方、760KB、 1.2MB、および1.44MBのタイプはすべて、80トラックです。デフォルト値は、「Enabled」です。 ■Boot Up NumLock Status この項目を使用すれば、システムに電源を投入した後、NumLock機能を有効にすることができ ます。デフォルト時、システムは「NumLock On」の状態で立ち上がります。 ■Security Option このフィールドを使用すれば、SystemおよびSetupに対するアクセスを制限することができます。 デフォルト値は、「Setup」です。「System」を選択すると、システムを立ち上げるたびに、ユ ーザーパスワードの入力が求められます。「Setup」を選択すると、システムは常に普通に立ち 上がります。ただし、セットアップユーティリティを起動しようとした場合だけは、スーパー バイザーパスワードの入力が求められます。 ■PCI/VGA Palette Snoop 標準VGAでない一部のディスプレイカードでは、色 が正しく表示されない場合もあります。こ のフィールドでは、MPEGのISA/VESA VGAカードをPCI/VGAで正しく動作させるかどうかを 設定することができます。「Enabled」を選択すると、PCI/VGAがMPEGのISA/VESA VGAカー ドといっしょに動作することができます。「Disabled」を選択すると、PCI/VGAがMPEGの ISA/VESAカードといっしょに動作することができません。 ■OS Select for DRAM > 64MB このオプションでは、OS/2(メモリにアクセスする際に特定のBIOSコールを使用する)を使用す る際、64MBを超える部分のDRAMへのアクセスをシステムに許可することができます。 デフォルト値は、「Non-OS2」です。 ■Video BIOS Shadow この項目では、ビデオBIOSの場所をROMからRAMに変更することができます。ビデオのシャ ドウイングを利用すれば、ビデオのスピードが速くなります。 ■C8000 - CBFFF Shadow/DC000 - DFFFF Shadow ROMのシャドウイングを行うと、640KB∼1024KBの範囲で利用可能なメモリの量が減ります。 これらのフィールドでは、オプションROMをRAMにコピーするのかどうかを指定します。 CONTEC CO., LTD. 46 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ CHIPSET FEATURES SETUP このSetupメニューでは、この産業用CPUカードチップセットの構成を制御します。 ROM PCI/ISA BIOS CHIPSET FEATURES SETUP AWARD SOFTWARE, INC. DRAM Timing : 70ns System BIOS Cacheable Video BIOS Cacheable : Disabled : Disabled 8 Bit I/O Recovery Time : 1 16 Bit I/O Recovery Time : 1 Memory Hole At 15M-16M : Disabled PCI2.1 Compliance : Disabled **System Hardware Monitor** CPU Warning Temperature : 70ºC/158º F Current CPU Temperature : 37ºC/98º F Current System Temp. Current CPU Fan Speed Current Chassis Fan Speed VI0 : +12V : -5V : VCORE : +5V : -12V : ↑↓→← ESC : Quit : Select Item PU/PD/+/- : Modify F1 : Help F5 : Old Values (Shift)F2 : Color F6 : Load BIOS Defaults F7 : Load Setup Defaults ■DRAM Timing DRAMのタイミングは、DRAMタイミングレジスタで制御します。そのタイミングタイプは、 システム設計によって決まります。緊密でないレイアウトや低速メモリをサポートするシステ ム設計では、低速レートが必要な場合もあります。 ■System BIOS Cacheable 「Enabled」を選択すると、F000h-FFFFFhのシステムBIOS ROMのキャッシングが有効になり、 システムのパフォーマンスが向上します。ただし、このメモリ領域にプログラムから書き込み を行うと、システムエラーが発生することがあります。 ■Video BIOS Cacheable 「Enabled」を選択すると、C0000h-F7FFFhのビデオBIOS ROMのキャッシングが有効になり、 ビデオのパフォーマンスが向上します。ただし、このメモリ領域にプログラムから書き込みを 行うと、システムエラーが発生することがあります。 ■8 Bit I/O Recovery Time このフィールドでは、8ビットのI/Oで可能なリカバリ時間を指定することができます。 ■16 Bit I/O Recovery Time このフィールドでは、16ビットのI/Oで可能なリカバリ時間を指定することができます。 ■Memory Hole at 15M-16M ISAカードの場合は、パフォーマンスを改善するために、メモリ内の特定の空間を予約するこ とができます。このフィールドを使用すれば、15MB∼16MBのメモリアドレス空間をISA拡張 カード用に予約することができます。ただし、そうした場合は、15MB以降のメモリをシステ CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 47 第3章 ソフトウェアユーティリティ ムが使用できなくなります。また、拡張カードでは、16MBまでのメモリにしかアクセスでき なくなります。デフォルト値は、「Disabled」です。 ■PCI 2.1 Compliance コンカレントPCIを使用すれば、一連のPCIバスマスターからメモリを経由し、CPUに対して PCI転送を複数個同時に実行することができます。デフォルト値は、「Disabled」です。 ■CPU Warning Temperature ボード上のハードウェア熱センサーは、CPUの温度の変化を監視し、CPUの加熱を防止します。 BIOSで設定されている温度を超えると、温度が安全レベル以下に下がるまで、ブザーが鳴り、 CPUのスピードが落ちます。デフォルト値は、「70℃/158°F」です。 ■Temperature/Fan Speeds/Voltages これらの読み取り専用のフィールドには、CPUの現在の温度、CPUファンとシャーシファンの スピード(単位は、RPM (Revolution Per Minute))、および電圧レギュレータと電源の現在の電圧 が表示されます。これらの値は、ハードウェア監視ICによって監視されています。 CONTEC CO., LTD. 48 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ POWER MANAGEMENT SETUP POWER MANAGEMENT SETUPを使用すれば、システムの消費電力を効果的に抑えることがで きます。この機能では、非アクティブな状態が一定期間続くと、ハードディスクを停止させ、 ビデオディスプレイを消灯します。 ROM PCI/ISA BIOS(2A59IM29) POWER MANAGEMENT SETUP AWARD SOFTWARE, INC. ** Reload Global Timer Events ** Power Management : Disabled PM Control by APM Video Off Method : Yes : DPMS IRQ3 [3-7, 9-15], NMI Primary IDE 0 : Enabled : Disabled Video Off After : Suspend Primary IDE 1 : Disabled Doze Mode Standby Mode : Disabled : Disabled Secondary IDE 0 Secondary IDE 1 : Disabled : Disabled Suspend Mode HDD Power Down : Disabled : Disabled Floppy Disk Serial Port : Disabled : Enabled Soft-off by PWR-BTTN PWR On by Modem/LAN : Disabled : Instant-off Parallel Port : Enabled ↑↓→← ESC : Quit : Select Item : Disabled F1 : Help PU/PD/+/- : Modify F5 : Old Values (Shift)F2 : Color F6 : Load BIOS Defaults F7 : Load Setup Defaults Resume by Alarm ■Power Management このフィールドでは、省電モードのタイプを選択することができます。パワーマネージメント モードには、次の4つがあります。 Disable Min. Power Saving Max. Power Saving User Define パワーマネージメント機能が何も実行されない(デフォルト値)。 最小限のパワーマネージメント機能が実行される。 最大限のパワーマネージメント機能が実行される。ただし、利用できる のは、SL CPUの場合のみ。 選択可能な範囲は、1分∼1時間。ただし、HDD Power Downは例外であ り、その範囲は1分∼15分。 ■PM Control by APM このフィールドを使用すれば、Advanced Power ManagementデバイスのMax. Power Savingモード を有効にし、CPUの内部クロックを停止させることができます。ただし、Max. Power Savingが有効でないと、本項目に「No」がプリセットされます。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 49 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■Video Off Method このフィールドでは、Video Off機能を定義します。選択肢は、次の3つです。 V/H SYNC + Blank DPMS Blank Screen 画面がブランク表示され、垂直および水平走査が停止する(デフォルト 値)。 BIOSからビデオディスプレイカードを制御することができる(ただし、 BIOSがDPMSをサポートしている場合)。 ビデオバッファにブランクが書き込まれるだけ。 ■Video Off After このフィールドでは、Video Off機能を有効にするモードを指定します。選択肢は、Doze、 Standby、Suspend、およびN/Aです。 ■Doze Mode 「Enabled」を設定してある場合は、システムが所定の時間だけ非アクティブな状態にあると、 CPUのクロック速度が遅くなります。ただし、他のデバイスはすべて、引き続きフルスピード で動作します。 ■Standby Mode 「Enabled」を設定してある場合は、システムが所定の時間だけ非アクティブな状態にあると、 固定ディスクドライブとビデオが停止します。ただし、他のデバイスはすべて、引き続きフル スピードで動作します。 ■Suspend Mode 「Enabled」を設定してある場合は、システムが所定の時間だけ非アクティブな状態にあると、 CPU以外のすべてのデバイスが停止します。 ■HDD Power Down 「Enabled」を設定してある場合は、システムが所定の時間だけ非アクティブな状態にあると、 ハードディスクドライブの電源が切れます。ただし、他のデバイスはすべて、引き続きアクテ ィブな状態にあります。 ■Soft-Off by PWR-BTTN ATX電源を使用している場合は、電源オフモードをこのフィールドで定義します。Instant-Off モードでは、電源ボタンを押すと、電源がすぐに切れます。Delay 4 Secモードでは、電源ボタ ンを5秒以上押していると、システムの電源が切れるか、あるいは電源ボタンの操作を検出でき るだけの電流しか回路に流れていない非常に小さな値の低消費電力状態になります。デフォル ト値は、「Instant-Off」です。 ■Resume by Alarm この項目を使用すれば、BIOSで設定してあるタイマを使って、システムを自動的に立ち上げる ことができます。そのため、システムのスケジュールをうまく管理することができるようにな ります。デフォルト値は、「Disabled」です。 CONTEC CO., LTD. 50 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■PWR On by Modem/LAN この項目を使用すれば、モデムまたはネットワークを使って、システムの電源を入れることが できます。デフォルト値は、「Disabled」です。 ■Reload Global Timer Events ここでは、Full On状態に入った後で「タイマ」を再ロードするかどうかを指定します。 IRQ 8(リアルタイムクロック)の監視は、システムをサスペンドモードから復帰させないように 無効にしたり、有効にしたりできます。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 51 第3章 ソフトウェアユーティリティ PNP/PCI CONFIGURATION ここでは、PCIバスシステムの構成処理を行います。システム上のPCIバスシステムではすべて、 INT#を使用します。そのため、インストールされているどのPCIボードでも、下記の値を設定 しなければなりません。 ROM PCI/ISA BIOS PNP/PCI CONFIGURATION AWARD SOFTWARE, INC. PNP OS Installed : Yes Resources Controlled by : Manual Reset Configuration Data : Disabled IRQ-3 IRQ-4 IRQ-5 IRQ-7 IRQ-9 IRQ-10 IRQ-11 IRQ-12 IRQ-14 IRQ-15 DMA-0 DNA-1 DMA-3 DMA-5 DMA-6 DMA-7 assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned assigned to to to to to to to to to to to to to to to to : : : : : : : : : : : : : : : : Legacy ISA Legacy ISA PCI/ISA PnP Legacy ISA PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCU/ISA PnP Legacy ISA Legacy ISA PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP PCI/ISA PnP Used MEM base addr : N/A ↑↓→← ESC : Quit : Select Item PU/PD/+/- : Modify F1 : Help F5 : Old Values (Shift)F2 : Color F6 : Load BIOS Defaults F7 : Load Setup Defaults ■PNP OS Installed このフィールドを使用すれば、システムにインストールしてあるオペレーティングシステムが プラグ&プレイ対応であるかどうかを指定することができます。 注意 DOS、OS/2、Windows 3.xのようなオペレーティングシステムでは、PnPを使用していませ ん。 ■Resources Controlled by このPnP BIOSでは、すべてのブートデバイスおよび互換性のあるデバイスの構成を自動的に実 行することができます。ただし、この機能を使用するには、Windows 95のようなPnP対応のオ ペレーティングシステムを使用する必要があります。デフォルト値は、「Manual」です。 ■Reset Configuration Data このフィールドでは、構成データをリセットするかどうかを指定することができます。 デフォルト値は、「Disabled」です。 ■IRQ3/4/5/7/9/10/11/12/14/15, DMA0/1/3/5/6/7 assigned to このフィールドでは、ISAバスに割り当てるIRQ/DMAを指定したり、その使用をPCIスロットに 許可するのかどうかを指定したりできます。 CONTEC CO., LTD. 52 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■Used MEM base addr このフィールドでは、C800H∼DFFFHのアドレス範囲にある任意のメモリセグメントを使用す る従来の(PnP対応でない)ISAカードのベースアドレスとブロックサイズを設定することができ ます。そのようなカードを持っているものの、そのアドレス範囲をICU(ISA Configuration Utility)で指定していない場合は、6つの選択肢の中からベースアドレスを1つ選択してください。 選択操作の実行時は、「Used MEM Length」フィールドにブロックサイズのオプションが表示 されます。該当するアドレス範囲を必要とする従来のISAカードがシステム内に複数個存在し ている場合は、ブロックサイズを8K、16K、32K、または64Kまで増やすことができます。ただ し、このタスクをICUを使って実行する場合、「 Used MEM base addr」の値は、デフォルト値で あるN/Aのままにしておいてください。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 53 第3章 ソフトウェアユーティリティ LOAD BIOS DEFAULTS このオプションでは、BIOS ROMに永続的に格納されているトラブルシューティングに関する デフォルト値をロードすることができます。ただし、それらのデフォルト値は最適化されてい ないため、すべてのハイパフォーマンス機能が無効になります。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP INTEGRATED PERIPHERALS BIOS FEATURES SETUP CHIPSET FEATURES SETUP SUPERVISOR PASSWORD USER PASSWORD POWER MANAGEMENT SETUP PNP/PCI CONFIGURATION IDE HDD AUTO DETECTION Load BIOS DefaultsSAVE (Y/N)? N SETUP & EXIT LOAD BIOS DEFAULTS LOAD SETUP DEFAULTS EXIT WHTHOUT SAVING ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Load BIOS Defaults except Standard CMOS Setup BIOSのデフォルト値をCMOS SRAMにロードするには、「Y」を入力します。そうでない場合 は、「N」を入力します。 CONTEC CO., LTD. 54 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ LOAD SETUP DEFAULTS このオプションでは、システムの構成情報にデフォルト値をロード(設定)することができます。 それらのデフォルト値は最適化されているため、すべてのハイパフォーマンス機能が有効にな ります。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP INTEGRATED PERIPHERALS BIOS FEATURES SETUP CHIPSET FEATURES SETUP SUPERVISOR PASSWORD USER PASSWORD IDE HDD AUTO DETECTION POWER MANAGEMENT SETUP SAVE &N EXIT SETUP PNP/PCI CONFIGURATION Load Setup Defaults (Y/N)? EXIT WHTHOUT SAVING LOAD BIOS DEFAULTS LOAD SETUP DEFAULTS ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Load BIOS Defaults except Standard CMOS Setup SETUPのデフォルト値をCMOS SRAMにロードするには、「Y」を入力します。そうでない場 合は、「N」を入力します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 55 第3章 ソフトウェアユーティリティ INTEGRATED PERIPHERALS このオプションでは、ハードディスクの構成、モード、およびポートを指定することができま す。 ROM PCI/ISA BIOS INTEGRATED PERIPHERALS AWARD SOFTWARE, INC. IDE HDD Block Mode : Enabled Onboard FDD Controller : Enabled IDE Primary Master PIO IDE Primary Slave PIO : Auto : Auto Serial Port 1 Serial Port 2 : Auto : Auto IDE Primary Master UDMA IDE Primary Slave UDMA : Auto : Auto UART Mode Select Onboard Parallel Port : Standard : 378H/IRQ7 IDE Secondary Master PIO IDE Secondary Slave PIO : Auto : Auto Parallel Port Mode : SPP IDE Secondary Master UDMA : Auto IDE Secondary Slave UDMA : Auto On-Chip Primary PCI IDE : Enabled On-Chip Secondary PCI IDE : Enabled USB Keyboard Support : Disabled ↑↓→← ESC : Quit : Select Item F1 : Help PU/PD/+/- : Modify F5 : Old Values (Shift)F2 : Color F6 : Load BIOS Defaults F7 : Load Setup Defaults ■IDE HDD Block Mode このフィールドを使用すれば、ハードディスクドライブとの間でデータの転送を実行する際、 ハードディスクコントローラに高速ブロックモードを使用させることができます。 ■IDE Primary Master/Slave PIOおよびSecondary Master/Slave PIO これらのフィールドを使用すれば、システムのハードディスクコントローラを高速に動作させ ることができます。BIOSにハードディスクドライブとの間で一連のコマンドをやり取りさせる よりも、PIO(Programmed Input/Output)を使用すれば、BIOSにコントローラおよびCPUと直接や り取りさせることができます。 本システムでは、0(デフォルト値)∼4の5つのモードをサポートしています。それらのモードの 大きな違いは、タイミングです。「Auto」を選択すると、最適なモードをBIOSが選択します。 ■IDE Primary Master/Slave UDMAおよびSecondary Master/Slave UDMA これらのフィールドを使用すれば、Ultra DMA/33機能を使って、システムのディスクI/Oのスル ープットを33Mb/秒まで改善することができます。選択肢は、「Auto」と「Disabled」です。 ■On-Chip Primary/Secondary PCI IDE これらのフィールドでは、プライマリ/セカンダリコントローラの有効/無効を指定することが できます。高性能のコントローラや特殊なコントローラを追加する場合は、該当するコントロ ーラを無効にした方がよいかもしれません。 ■USB Keyboard Support このフィールドを使用すれば、USBキーボードをシステムにサポートさせることができます。 CONTEC CO., LTD. 56 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ ■Onboard FDD Controller このオプションでは、オンボードのFDDポートを選択することができます。 ■オンボードシリアル/パラレルポート これらのフィールドを使用すれば、オンボードのシリアル/パラレルポートとそのアドレスを選 択することができます。ポートのデフォルト値は、次のとおりです。 Serial Port 1 Serial Port 2 Parallel Port 3F8/IRQ4 2F8/IRQ3 378H/IRQ7 ■UART Mode Select このフィールドでは、コンピュータのUART 2モードを指定します。選択肢は、Standard、 HPSIR、およびASKIRです。 ■Onboard Parallel Mode このフィールドでは、パラレルポートのモード機能を指定することができます。 SPP EPP ECP ECP+EPP 標準プリンタポート 拡張パラレルポート 拡張機能ポート 拡張機能ポートまたは拡張パラレルポート CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 57 第3章 ソフトウェアユーティリティ SUPERVISOR PASSWORD/USER PASSWORD これら2つのオプションでは、システムのパスワードを設定します。Supervisor Passwordで設定 するパスワードは、システムおよびセットアップユーティリティを保護するために使用します。 User Passwordで設定したパスワードは、該当するシステム上でのみ使用されます。パスワード を指定するには、必要なパスワードのタイプを強調表示した後、<Enter>キーを押します。する と、「Enter Password:」というメッセージが画面に表示されます。パスワードを8文字以下で入 力した後、<Enter>キーを押します。すると、パスワードの確認のために、同じパスワードを再 度入力する必要がある旨の指示があります。パスワードの設定が終わると、画面はメイン画面 に自動的に戻ります。 パスワードを無効にするには、パスワードの入力が求められたとき、<Enter>キーだけを押しま す。すると、パスワードが無効になるという旨の確認メッセージが表示されます。パスワード が無効になると、システムが立ち上がり、Setupプログラムに入ることができます。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP BIOS FEATURES SETUP INTEGRATED PERIPHERALS SUPERVISOR PASSWORD CHIPSET FEATURES SETUP POWER MANAGEMENT SETUP USER PASSWORD IDE HDD AUTO DETECTION PNP/PCI CONFIGURATION LOAD BIOS DEFAULTS Enter Password : SAVE & EXIT SETUP EXIT WHTHOUT SAVING LOAD SETUP DEFAULTS ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Change/Set/Disable Password CONTEC CO., LTD. 58 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第3章 ソフトウェアユーティリティ IDE HDD AUTO DETECTION このオプションを選択すると、IDEハードディスクドライブのパラメータが検出され、 STANDARD CMOS SETUP画面に自動的に入力されます。 ROM PCI/ISA BIOS STANDARD CMOS SETUP AWARD SOFTWARE, INC. HARD DISKS TYPE SIZE CYLS HEAD PRECOMP LANDS SECTOR MODE Primary Master : OPTIONS TYPE 1 (Y) 0 Select Primary Master Option (N=SKIP) N SIZE CYLS HEAD PRECOMP LANDZ SECTOR 0 0 0 0 0 0 MODE NORMAL NOTE : Some OSes (like SCO-UNIX) must use " NORMAL" for installation ESC : SKIP 検出可能なIDEドライブは、4台までです。各IDEドライブのパラメータは、ボックス内に順番 に表示されます。表示されたエントリをそのまま使用する場合は、「Y」キーを押します。次 のドライブまでスキップする場合は、「 N」キーを押します。「Y」キーを押すと、一連のパラ メータが画面上のドライブ文字の側にリスト表示されます。 HDD LOW LEVEL FORMAT このオプションの使用は、専門家だけに限定してください。ローレベルのフォーマッティング を使用すると、ハードディスクに修復不能な損傷を与えることがあります。必要な手順として は、ローレベルのフォーマットにしたいドライブを選択して不良トラックを調べた後、事前の フォーマット処理を実行します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 59 第3章 ソフトウェアユーティリティ SAVE & EXIT SETUP このオプションでは、変更内容を有効にするかどうかを指定することができます。「Y」と入 力すると、変更内容がすべてCMOSに保存された後、セットアップユーティリティが終了しま す。「N」と入力すると、セットアップユーティリティに戻ります。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP INTEGRATED PERIPHERALS BIOS FEATURES SETUP CHIPSET FEATURES SETUP SUPERVISOR PASSWORD USER PASSWORD IDE HDD AUTO DETECTION POWER MANAGEMENT SETUP N EXIT SETUP SAVE & PNP/PCI CONFIGURATIONSave to CMOS and Exit(Y/N)? LOAD BIOS DEFAULTS LOAD SETUP DEFAULTS EXIT WHTHOUT SAVING ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Slave Data to CMOS & Exit Setup EXIT WITHOUT SAVING 該当セッションで変更した内容を保存せずにセットアップユーティリティを終了する場合は、 このオプションを選択します。「Y」と入力すると、変更内容が保存されずに、セットアップ ユーティリティが終了します。「N」と入力すると、セットアップユーティリティに戻ります。 ROM PCI/ISA BIOS CMOS SETUP UTILITY AWARD SOFTWARE, INC. STANDARD CMOS SETUP INTEGRATED PERIPHERALS BIOS FEATURES SETUP SUPERVISOR PASSWORD CHIPSET FEATURES SETUP USER PASSWORD POWER MANAGEMENT SETUPQuit Without Saving (Y/N)? IDE HDDN AUTO DETECTION PNP/PCI CONFIGURATION SAVE & EXIT SETUP LOAD BIOS DEFAULTS LOAD SETUP DEFAULTS EXIT WHTHOUT SAVING ESC : Quit F10 : Save & Exit Setup ↑↓→← : Select Item (Shift)F2 : Change Color Abandon all Data & Exit Setup CONTEC CO., LTD. 60 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第4章 VGAドライバのインストール 第4章 VGAドライバのインストール ここでは、ボードに添付されているフロッピーディスク内のVGAドライバのインストール方法 について説明します。この章で説明する操作方法に従って、注意深く操作してください。VGA ドライバをインストールするには、関連するソフトウェアがシステムに事前にインストールさ れていなければなりません。VGAドライバのFDは、コピーを作成して、そのコピー(バックア ップ)を安全な場所に保管してください。 ◆Windows 98用ドライバのインストール ■ドライバのインストール ここでは、Windows 98用のディスプレイドライバをインストールする際の通常の手順について 説明します。Windows 98用のディスプレイドライバをインストールする際は、次の手順に従っ て操作してください。 1. [スタート]、[設定]、[コントロール パネル]の順でクリックします。 2. [画面]をダブルクリックします。 3. [設定]ページを選択した後、[詳細プロパティ]ボタンをクリックします。 4. [アダプタ]領域の[変更]ボタンをクリックします。 5. デバイスドライバの更新ウィザードが表示されます。[次へ]をクリックします。 6. 検索方法は、[特定の場所にある、すべてのドライバの一覧を作成し...]を選択し、 [次へ]をクリックします。 7. ドライバの入ったFDをAドライブにセットし、[ディスク使用]ボタンをクリックします。 8. パスの指定が「A:¥」になっていることを確認して、[OK]をクリックします。 9. 「Chips And Tech. 69000 PCI」になっていることを確認して、[OK]をクリックします。 10. [次へ]をクリックすると、ディスプレイドライバが、システム上の正しいディレクトリに コピーされます。 11. [完了]をクリックして、インストールを終了してください。後は、画面の指示にしたがって、 解像等の設定、再起動を行ってください。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 61 第4章 VGAドライバのインストール ◆Windows 95用ドライバのインストール ■ドライバのインストール ここでは、Windows 95用のディスプレイドライバをインストールする際の通常の手順について 説明します。Windows 95用のディスプレイドライバをインストールする際は、次の手順に従っ て操作してください。 1. [スタート]、[設定]、[コントロール パネル]の順でクリックします。 2. [画面]をダブルクリックします。 3. [ディスプレイの詳細]ページを選択した後、[詳細プロパティ]ボタンをクリックします。 4. [アダプタ]領域の[変更]ボタンをクリックします。 5. [ディスク使用]ボタンをクリックした後、[OK]をクリックします。 6. 新しいドライバのパスを指定し、<Enter>キーを押します。 例1: ドライバのディスクをフロッピードライブA:に装着し、「A:¥win95」と入力します。 例2: ローカルなハードディスクかネットワーク上の共有ドライブ上にあるドライバのコ ピー先ディレクトリの名前を入力します。 例3: ドライバの格納先が不明な場合は、[参照...]ボタンを選択して探してください。 7. [デバイスの選択]ダイアログボックスが表示されます。マシンにインストールしてあるデバ イスのアダプタを選択し、[OK]をクリックします。 8. 該当するディスプレイドライバが、システム上の正しいディレクトリにコピーされます。 9. マシンを再起動するよう指示されるまで、[Systems Settings Change]ダイアログボックスで [Close]をクリックします。 10. システムが再起動されたら、[Display]アプレットに戻り、画面の解像度や色の深度の変更 を選択することができます。 CONTEC CO., LTD. 62 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第4章 VGAドライバのインストール ◆Windows NT 4.0用ドライバのインストール ■ドライバのインストール Windows NT 4.0の環境では、CPUカードに添付されているディスケット内のVGAドライバを、 次の手順に従ってインストールしてください。 1. [スタート]ボタン、[設定]、[コントロール パネル]の順でクリックします。 2. [画面]アイコンをクリックして、[画面のプロパティ]ウィンドウを表示します。 3. [ディスプレイの設定]タブをクリックした後、[ディスプレイの種類]をクリックします。 4. [Change Display Type]ウィンドウの[アダプタの種類]で、[変更]をクリックします。すると、 [Select Device Window]が表示されます。 5. [ディスプレイの変更]ウィンドウで、[ディスク使用]をクリックします。画面の指示に従っ て、Windows NTのドライバファイルが格納されているディレクトリを指定します。次に、 [OK]をクリックするか、<Enter>キーを押します。 6. [Display]リストから[Chips Video Accelerator]を選択した後、[OK]をクリックするか、 <Enter>キーを押します。 7. サードパーティ製のドライバに関する警告パネルが表示されます。[Yes]をクリックして、 インストールを終了します。 8. インストールが完了したら、新しいドライバを有効にするために、システムをシャットダ ウンし、再起動しなければなりません。 9. システムが再起動されたら、デフォルトのグラフィックスモード(通常は640×480×256色)が 自動的に選択されています。そこで、[スタート]ボタン、[設定]、[コントロール パネル] の順でクリックします。次に、[画面]アイコンをクリックして[画面のプロパティ]ウィンド ウを表示した後、[ディスプレイの設定]タブをクリックします。そこでは、次のいずれかの 方法によって、画面に関する新しい設定値を選択することができます。 A. [デスクトップ領域]のスライドバーを使って、新しい設定値を選択する。 B. [モードの一覧]をクリックし、表示されたリストから新しい設定値を選択した後、[OK] をクリックするか、<Enter>キーを押す。 C. [テスト]をクリックして、新しく選択したグラフィックスモードをテストする。操作は、 画面上の指示に従って行ってください。テスト画面が表示された後、[テスト モード] ウィンドウが表示されます。[Yes]をクリックすれば、テストが継続されます。 [適用]をクリックすれば、新しいグラフィックスモードに切り替わります。NT 4.0では、 グラフィックスモードが動的に変更されます。そのため、シャットダウンおよび再起動 を実行しなくても、画面に関する新しい設定値を有効にすることができます。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 63 第4章 VGAドライバのインストール CONTEC CO., LTD. 64 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第5章 LANドライバのインストールガイド 第5章 LANドライバのインストールガイド ここでは、ボード上のRealtek 8139A EthernetコントローラのLAN機能とドライバのインストー ル方法について説明します。 概要 Realtek 8139Aは、PCIローカルバスに準拠したPCで使用するための32ビットの10/100MBps Ethernetコントローラです。このコントローラでは、バスマスタリングアーキテクチャと自動ネ ゴシエーション機能(1つの共通タイプのEthernetケーブル(ツイストペアケーブル用のRJ-45は1 つ)を、10Mbpsと100Mbpsの両方の接続に使用することができる)をサポートしています。また、 よく使われるネットワークオペレーティングシステム用のドライバも、豊富にサポートしてい ます。 特長 ・ Ethernet IEEE 802.3u規格に準拠 ・ PCIローカルバスのリビジョン2.1仕様に準拠 ・ IEEE 802.3u自動ネゴシェーションによる速度の自動選択 ・ 全二重/半二重動作をサポート ・ 32ビットのバスマスタリングデータ転送をサポート ・ 10Mbpsおよび100Mbpsの動作を単一ポートでサポート CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 65 第5章 LANドライバのインストールガイド サポートソフトウェアドライバ Novellネットワークドライバ: Workstation for DOS ODI Client / OS/2 ODI Client Server Driver for NetWare 3.11、3.12、4.0、4.1X、5.0 Client 32 for Windows 95 IBMネットワークドライバ: LAN Server for OS/2 2.3、4.0 Microsoftネットワークドライバ: Microsoft Network Client for DOS、LAN Manager Workstation/Server、Windows for Workgroups v3.11、Windows NT 3.5、3.51、および4.0、Windows 95およびOSR2、Windows 98およびWindows 2000 UNIXネットワークドライバ: SCO UNIX 4.X、5.X その他のネットワークオペレーティングシステム: Packet Driver、LANtastic 6.0 with NDIS driver ここでは、Windows 98/Windows 2000、Windows 95、Windows NT、DOS、およびWindows for Workgroup用ドライバのインストール方法について説明します。その他のオペレーティング システムでの操作手順は、提供FDの中のhelp8139.exeを実行してご覧ください。 CONTEC CO., LTD. 66 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第5章 LANドライバのインストールガイド LANドライバのインストール ◆Windows 98/Windows 2000へのインストール ここでは、Realtek RTL8139 PCI Fast EthernetアダプタのWindows 98およびWindows 2000用ドラ イバのインストール方法について説明します。 インストールを開始する前に、該当するアダプタがPCIバススロットに正しくインストールさ れていることを確認してください。 Windows 98/Windows 2000を起動すると、システム構成が自動的に認識され、該当するアダプタ ハードウェアが検出されます(PCI Ethernetアダプタの検出がWindows 98/ Windows 2000から報 告されない場合は、Realtek RTL8139 PCI Fast Ethernetアダプタかシステム環境に異常がありま す)。 1. インストールするドライバを選択するよう指示されたら、[ハードウェアの製造元が提供す るドライバ]を選択します。 2. Realtek RTL8139ドライバのディスクをドライブAに挿入し、セットアップファイルのパス 名として「A:¥」を指定します。 3. 「Windows 98/Windows 2000のシステムディスクを挿入してセットアップを完了してくだ さい」というメッセージが表示されます。 4. 残りのインストール処理が自動的に完了した後、システムを再起動するよう指示されます。 ◆Windows 95へのインストール ここでは、Realtek RTL8139 PCI Fast EthernetアダプタのWindows 95用ドライバのインストール 方法について説明します。 インストールを開始する前に、該当するアダプタがPCIバススロットに正しくインストールさ れていることを確認してください。Windows 95を起動すると、システム構成が自動的に認識さ れ、該当するアダプタハードウェアが検出されます(PCI Ethernetアダプタの検出がWindows 95 から報告されない場合は、Realtek RTL8139 PCI Fast Ethernetアダプタかシステム環境に異常が あります)。 1. インストールするドライバを選択するよう指示されたら、[ハードウェアの製造元が提供す るドライバ]を選択します。 2. Realtek RTL8139ドライバのディスクをドライブAに挿入し、セットアップファイルのパス 名として「A:¥」を指定します。 3. 「Windows 95のシステムディスクを挿入してセットアップを完了してください」というメ ッセージが表示されます。 4. 残りのインストール処理が自動的に完了した後、システムを再起動するよう指示されます。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 67 第5章 LANドライバのインストールガイド ◆Windows NTへのインストール ここでは、Realtek RTL8139 PCI Fast EthernetアダプタのWindows NT 3.5、3.51、および4.0用ドラ イバのインストール方法について説明します。 Windows NTで次の操作を実行します。 1. Windows NTの[Main]グループで、[コントロール パネル]アイコンを選択します。 2. [コントロール パネル]ウィンドウで、[ネットワーク]アイコンを選択します。 3. [Network Settings]ダイアログボックスで、[Add Adapter]ボタンを選択します。すると、 [Add Network Adapter]ダイアログが表示されます。 4. ネットワークカードのリストで「<other> Requires disk from manufacturer」を選択し、 [Enter]ボタンを押します。 5. RealtekのドライバのディスクをドライブAに挿入した後、ドライバの名前とパス名「A:¥」 (セットアップファイルOEMSETUP.INFが存在するパス)を入力し、[OK]ボタンを選択しま す。 6. RTL8139.SYSドライバによって、[Select Line Speed]ダイアログボックスが画面に表示され ます。デフォルト値は、「auto」になっています。そのため、RTL8139.SYSのロード中に、 RTL8139 PCI Fast EthernetアダプタとそのドライバであるRTL8139.SYSが、回線スピード (10Mbpsまたは100Mbps)を自動的に認識します。他の値(「10」または「100」)は、 RTL8139 PCI Fast Ethernetアダプタに対して10Mbpsまたは100Mbpsを強制的に設定する場 合にだけ使用します。 7. RTL8139.SYSドライバによって、[Input EthernetID]ダイアログボックスが画面に表示されま す。このオプションは、コンピュータ上にRealtek RTL8139 PCI Fast Ethernetアダプタが複数 個存在している場合にだけ必要になります。コンピュータに該当アダプタが1つしかインス トールされていない場合は、「SKIP」を選択してください。 8. 次の画面では、「Bus Location」が表示されます。マシンにハードウェアバスが複数個存在 しているので、[バスの種類]および[バス番号]を選択します。 9. NTがバインドプロセスを実行します。別のネットワークソフトウェアオプションがインス トールされている場合は、それらのパッケージに関する情報の入力が求められることがあ ります。 10. システムを再起動するには、ネットワークサービスが必要になります。 CONTEC CO., LTD. 68 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第5章 LANドライバのインストールガイド ◆DOSへのインストール インストールを開始する前に、該当するアダプタのインストールと構成処理が正しく実行され ていることを確認してください。また、Microsoft Network Clientが正しくインストールされてい ることも確認してください(まだインストールされていない場合、それをインストールするため のユーティリティSETUP.EXEは、Microsoft Network Client v3.0 for MS-DOSのディスクに格納さ れています。このディスクの中のSETUP.EXEを起動すると、SETUPプログラムの画面が表示さ れます。画面の指示に従って操作してください。一連のオプションは、必要に応じて選択して ください。インストールを実行すると、一連のファイルがクライアント上の所定のディレクト リに転送され、必要に応じて既存の構成ファイルに変更が施されます。 1. Microsoft Network Clientサブディレクトリにディレクトリを変更し、SETUP.EXEを起動しま す。 2. 画面に情報が何か表示されるので、<Enter>キーを押します。 3. 画面上の指示に従って、「Change Network Configuration」を選択した後、<Enter>キーを押 します。 4. 強調表示部分を「Add Adapter」に移動し、<Enter>キーを押します。 5. 「Network adapter not shown on list below ...」を選択します。 6. Realtek RTL8139のドライバのFDをフロッピードライブAに挿入した後、パス名 「A:¥NDIS2DOS」を指定し、<Enter>キーを押します。 7. 画面上の指示に従って操作し、作業を完了させます。各画面では、<Enter>キーを押すだけ で、デフォルトのオプションが選択されます。画面上でシステムの再起動が要求されるま で、<Enter>キーを押します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 69 第5章 LANドライバのインストールガイド ◆Windows for Workgroups用ドライバのインストール ここでは、REALTEK RTL8139 Fast EthernetアダプタのMicrosoft Windows for Workgroups 3.11用ドライバのインストール方法について説明します。 1. Windows for Workgroupsのインストール時に、ネットワークドライバを指定するよう指示さ れます。「Unlisted or Updated Network Driver」を選択します。 2. OEMSETUP.INFおよびRTSND.DOSファイルが入っているREALTEKアダプタドライバのデ ィスクを挿入します。 3. ドライバのディレクトリ(A:¥WFW311)を指定し、該当するアダプタドライバを選択します。 4. [Advanced options]を選択し、一連のパラメータがカードの設定値と合致していることを確 認します。RTSND.DOSが表示するキーワード「 EtherID」をチェックします。すると、必要 なファイルがコピーされ、該当アダプタで使用するPROTOCOL.INIファイルが作成されま す。 Windows for Workgroupsがインストール済みの場合 1. [Network Group]で、[Network Setup]アイコンを選択します。 2. [Driver..]ボタンを選択します。 3. [Add Adapters..]ボタンを選択します。 4. [Unlisted or Updated Network Adapter]を選択します。 5. OEMSETUP.INFおよびRTSND.DOSファイルが入っているアダプタドライバのディスクを 挿入し、パス「A:¥WFW311」を指定します。 6. REALTEKアダプタドライバを選択します。 7. 必要なファイルがコピーされ、該当アダプタで使用するPROTOCOL.INIファイルが作成さ れます。 8. 「Close」を選択します。変更内容を有効にし、インストールを完了するには、要求された らコンピュータを再起動します。 注意 Windows for Workgroupsを起動する際は、ケーブルの終端は、アダプタに接続してください。 未接続の場合は、Windows for Workgroupsがハングアップします。 CONTEC CO., LTD. 70 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第6章 SCSIドライバのインストールガイド 第6章 SCSIドライバのインストールガイド ここでは、ボード上のSCSIインターフェイスのインストールおよび構成処理を簡単に実施する ための重要な事柄について説明します。 SCSIインターフェイスを使えば、ハードディスクドライブ、スキャナ、CD-ROMドライブ、テ ープドライブなどのSCSI周辺装置を接続することができます。 ◆Windows 98/95へのインストール ■必要なファイル ・ インストール用の情報が格納されているファイル: INIA100.INF ・ ミニポートデバイスドライバ: INIA100.MPD ■インストールのタイプ A: Windows 95を新規にインストールする場合 B: INI-A100U2Wを既存のWindows 95/98に追加する場合 C: デバイスドライバを更新する場合 A: Windows 95を新規にインストールする場合 1. Windows 98/95のCD-ROMに入っているSETUP.EXEを起動し、画面上の指示に従って操作し ます。 2. Windows 98/95のセッションが確立されたら、Windows 98/95のデスクトップで、[マイ コン ピュータ]、[コントロール パネル]、[システム]、[デバイス マネージャ]、[Other devices]、 [PCI SCSI Bus Controller]の順で選択します。 3. [Driver]タブをクリックして、[Change Driver]タブをクリックします。 4. [SCSI コントローラ]をダブルクリックした後、[ディスク使用]ボタンをクリックします。 5. プロンプトに対して「A:¥win95」と入力した後、「Initio INI-A100U2W driver disk 1」を挿 入し、[OK]ボタンをクリックします。 6. [Initio INI-A100U2W Host Adapter]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。すると、 Windows 95が、INIA100.MPDをハードディスクにコピーします。ドライバのインストール を完了させるために、システムを再起動します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 71 第6章 SCSIドライバのインストールガイド B. INI-A100U2Wを既存のWindows 98/95に追加する場合 1. 『User Manual/User Guide』に記載されている手順に従って、Initioのハードウェアをインス トールします。その新しいハードウェアは、Windowsによって自動的に認識されます。 2. Windows 95が次のメッセージを表示したら、 New Hardware Found PCI SCSI Bus Controller Select which driver you want to install for your new hardware: * Driver from disk provided by hardware manufacture OK Cancel Help [OK]をクリックします。 3. すると、Windows 95が次のメッセージを表示します。 Install From Disk Insert the manufacturer's installation disk into the drive selected, and then click OK Copy manufacturer's files from A:¥WIN95 Initioのディスク1をドライブA:に装着し、[OK]をクリックします。 すると、Windows 95がスクリプトファイルINIA100.INFを解釈し、ドライバINIA100.MPDを win95/system/iosubsysディレクトリにロードします。 4. Windows 95が、次のメッセージを表示します。 System Settings Changed To finish setting up your new hardware, you must restart your computer. Do you want to restart your computer now? Yes No ドライブA:からディスケットを取り出して、[Yes]をクリックします。 C. デバイスドライバを更新する場合 1. Windows 95のデスクトップで、[マイ コンピュータ]、[コントロール パネル]、[システム]、 [デバイス マネージャ]、[SCSI コントローラ]、[Initio INI-A100U2W Host Adapter]の順で選 択します。 2. [Driver]タブをクリックした後、[Change Driver]タブをクリックします。 3. 「A:¥win95」と入力し、Initio INI-A100U2WドライバのディスクをフロッピードライブA: に挿入した後、[OK]をクリックします。すると、Windows 95が、新しいデバイスドライバ をハードディスクにコピーします。 CONTEC CO., LTD. 72 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第6章 SCSIドライバのインストールガイド ◆Windows NTへのインストール ■必要なファイル ・ インストール用のスクリプトファイル: txtsetup.oem、oemsetup.inf、disk1 ・ デバイスドライバ: INIA100.SYS ■インストール方法 A: INI-A100U2W SCSI HostアダプタでサポートされているハードディスクにWindows NTをイ ンストールする場合 1. フロッピードライブを使ってWindows NTをインストールする場合は、Windows NT Disk 1(フロッピーを使ってインストールするためのもの)を準備してください。このFDは、バッ クアップ用のコピーを作成してください。 2. CD-ROMドライブを使ってWindows NTをインストールする場合は、Windows NT Setup Disk(CD-ROMを使ってインストールするためのもの)を準備してください。このFDは、バ ックアップ用のコピーを作成してください。 3. 該当するディスクをドライブAに挿入し、コンピュータの電源を入れます。 4. 指示に従って、「CUSTOM SETUP」を選択します。 5. [Additional SCSI Adapters]のリストから、「OTHER」を選択します。すると、「Requires disk provided by a hardware manufacturer」 (ハードウェアの製造元が提供するディスクが必要です) というメッセージが画面に表示されます。そこで、INI-A100U2Wのデバイスドライバが入 っているFDを挿入し、<Enter>キーを押します。 6. Windows NTが、スクリプトファイルであるtxtsetup.oemとoemsetup.infを解釈し、 INIA100.SYSドライバをxxx/system32/driversディレクトリにロードします。 B: 既存のWindows NT(IDEドライブまたは他のタイプのホストアダプタによってサポートされ ているディスクから立ち上がる)に対して、Initioドライバの追加または更新を実行する場合 1. Windows NTのセッションを1つ確立します。 - [マイ コンピュータ]グループから、[コントロール パネル]を選択します。 - [コントロール パネル]グループから[SCSI アダプタ]を選択します。 2. [SCSI アダプタ]グループで、[ドライバ]タブを選択します。 3. [INSTALL DRIVER]ウィンドウで、[ディスク使用...]を選択します。 4. 表示される[INSTALL FROM DISK]ウィンドウで、Initioドライバのパス名を入力します。 - [ドライバ]ウィンドウで、[追加...]を選択します。 - INI-A1000U2W Driver Disk 1を、ドライブAに装着します。 - 「A:¥WINNT」と入力した後、[OK]を選択します。 5. 「INITIO INI-A100U2W Host Adapter」を選択して[OK]を選択し、INIA100.SYSドライバを ハードディスクドライブにインストールします。 6. 表示される[WINDOWS NT SETUP]ウィンドウで、Initioドライバのパス名を入力します。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 73 第6章 SCSIドライバのインストールガイド - 「A:¥WINNT」と入力した後、[CONTINUE]を選択します。 7. ホストアダプタドライバの更新は、これで完了です。画面上の指示に従ってコンピュータ を再起動すれば、新しいドライバが有効になります。 8. Windows NTのデバイスドライバが正しくインストールされていることは、確認するように してください。その場合は、デスクトップで[マイ コンピュータ]を選択した後、[コントロ ール パネル]を選択します。 - [コントロール パネル]グループから、[SCSI アダプタ]を選択します。 - [SCSI アダプタ]のリストで[INITIO INI-A100U2W SCSI HOST ADAPTER]を強調表 示した後、[プロパティ]を選択します。[Device]ステータスボックスに「This device is working properly」(該当デバイスは、正常に動作しています)と表示された場合は、該当するドライ バが正しくインストールされています。 C: フロッピーを使わないでセットアップを実行する場合 WINNT.EXEまたはWINNT32.EXEを起動してWindows NTのインストールまたは更 新を実行する場合、システムの再起動後に画面が黒色表示されて「Setup is inspecting your computer's hardware configuration...」(セットアッププログラムがコンピュータのハードウェア構 成をチェックしています...)というメッセージが表示されたときは、2秒待ってから <F6>キーを押し、DRIVER INSTALL SCREENを表示します。ここで、Initioの Windows NTインストールディスケットを装着し、「A:¥WINNT」と入力して、 INI-A100U2W Windows NT ドライバをロードします。 ◆DOSのへのインストール DOSSETUP.EXEプログラムでは、16ビットASPIドライバ、SCSI CD-ROMドライバ、および Microsoft CD拡張プログラムをインストールします。このプログラムを実行すると、ハードデ ィスクにAUTOEXEC.BATおよびCONFIG.SYSファイルが自動的に作成されるか、あるいはハー ドディスク上にすでに存在しているこれら2つのファイルに対して変更が自動的に施されます。 CD-ROMを使ってインストールを実行するには、ハードディスクまたはフロッピーディスク上 にMSCDEX.EXEがプリインストールされている必要があります。MSCDEX.EXEは、 MS-DOS 6.2x Setup Disk Number Oneに入っています。DOSSETUP.EXEを実行する場合は、 MSCDEX.EXEの場所とパスを事前に知っておく必要があります。また、Initio DOSSETUP.EXE を実行する場合は、ハードディスクにMS-DOS 6.xxを事前にインストールしておくか、/sオプシ ョン(ブート可能なフォーマット)を指定してハードディスクを事前にフォーマッティングして おく必要があります。x:¥ DOSプロンプトに対して「DOSSETUP」と入力し、<Enter>キーを押 します(x = 使用するフロッピードライブのドライブ文字)。DOSSETUP.EXEが終了したら、変 更内容を有効にするために、システムをかならず再起動してください。 CONTEC CO., LTD. 74 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第6章 SCSIドライバのインストールガイド ◆OS/2 3.Xおよび4.Xへのインストール ■INI-A100u2Wデバイスドライバ(OS/2 3.Xおよび4.X用)のインストール手順 A) セカンダリコントローラとしてインストールする場合 1) OS/2のシステムフォルダをオープンします。 2) システムセットアップフォルダをオープンします。 3) [Device Driver Install]をダブルクリックします。 4) Initioのインストールディスケットをフロッピードライブに装着します。 5) ディレクトリをOS/2ディレクトリに切り替えます。 6) 「INIA100.ADD」を選択し、[INSTALL]をクリックします。 7) インストールが完了したら、OS/2がステータスを報告します。 B) プライマリコントローラとしてインストールする場合 1) OS/2 Diskette 1のバックアップコピーを作成します。 2) INIA100.ADDをOS/2 Diskette 1にコピーします。 3) OS/2 Diskette 1上のconfig.sysファイルに変更を施し、次の行を追加します。 BASEDEV=INIA100.ADD /V 4) バックアップ版のOS/2 Diskette 1を使って、OS/2をインストールします。 ■ドライバ構成オプション /V Verboseモード(ドライバの初期化時に、ドライバに関する詳細な情報が出力 されます)。 /!V 非Verboseモード(デフォルト値)。 /ET どのターゲットにもLUNが複数個存在しているものと、ドライバが仮定し ます(デフォルト値)。 /!ET どのターゲットにもLUN 0しか存在しないものと、ドライバが仮定します。 /Q:x 1ターゲット当たりのtagコマンドの最大個数を指定します。 /!Q tagコマンドなし。 /B:(d,dd),. PCI BUS d、DEVICE dd上のデバイスだけがスキャンされます。 /B:d PCI BUS d上のすべてのデバイスがスキャンされます。 /T:xxxx ターゲットイネーブルマスクWORD(デフォルト時は、すべてのターゲット がスキャンされます)。 /A:d BIOSアドレス、PCIデバイスアドレスの順で、アダプタIDが割り当てられ ます。 /DM:d,.. ターゲットd上で、DASD(Direct Access Storage Device)のサポートが有効に なります。 /!DM:d,.. ターゲットd上で、DASDマネージャのサポートが無効になります。 /SM:d,.. ターゲットd上で、SCSIマネージャのサポートが有効になります。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 75 第6章 SCSIドライバのインストールガイド /!SM:d,.. ターゲットd上で、SCSIマネージャのサポートが無効になります。 CONTEC CO., LTD. 76 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバの インストール ここでは、Intel PIIXバスマスターIDEドライバ(Windows 95用)のインストール手順について説明 します。 システム要件 ここでは、PIIXバスマスターIDEデバイスドライバ(Windows 95*用)のシステム要件について説 明します。このドライバは、Windows 95だけを想定した設計になっており、Windows 95でだけ テストしてあります。このドライバは、Windows 95が搭載されているシステムにだけインスト ールされます。 1. インストール先のシステムには、サポートされているIntelプロセッサおよびチップセット が搭載されていなければなりません。 2. インストール先のシステムには、マウスが接続されている必要があります。 3. ユーティリティプログラムを実行する前に、インストール先のシステムに次のいずれか 1つのWindows 95*がインストール済みでなければなりません。 Windows 95* 4.00.950 (市販) Windows 95* 4.00.950a (OSR1) Windows 95* 4.00.950b (OSR2。USBの補足なし) Windows 95* 4.00.950b (OSR2.1。USBの補足あり) 4. 本ユーティリティは、デスクトップシステムでだけ使用してください。ドックの有無とは 無関係に、ノートブックシステムやポータブルシステムでは使用しないでください。 5. バスマスターIDEの動作に合わせて、82371xB IDEインターフェイスの初期化がBIOSによっ て正しく実行されることが前提条件です。 6. 82371xB以外のIDEコントローラ(アドインIDEコントローラやIDE搭載サウンドカードな ど)が、システム上でほかに有効になっていないものとします。 CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 77 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール ソフトウェアのインストール ここでは、Windows 95がインストールされているシステムに本ソフトウェアをインストールす る際の方法について説明します。 注意 本ドライバのインストールを開始する前に、Windows 95*ディレクトリの場所をメモしてお いてください。 1. 前述のシステム要件を確認してください。本ソフトウェアを起動する前に、インストール 先のシステムにWindows 95*がフルインストール済みであり、Windows 95*が正しく動作し ている必要があります。 2. 動作しているアプリケーションを、すべてクローズします。 3. インストール済みのリアルモードのIDEデバイスドライバ(特に、ATAPI CD-ROMおよび特 殊なIDE機能を制御しているドライバ)を参照している個所を、AUTOEXEC.BATファイルお よびCONFIG.SYSファイルから削除します。この編集操作は、メモ帳を使って行います。 ドライバファイルは、アプリケーションセットアッププログラムに統合されています。こ のプログラムは、Windows 95*のプログラムであり、ドライバファイルのインストールおよ びインストール解除を実行できます。 ドライバセットアッププログラムを実行します: Run SETUP.EXE. 4. ウェルカム画面で[Next]をクリックし、ライセンス同意事項を読んで同意します。すると、 テキストファイルが表示されるので、[File]、[Exit]の順で選択してメモ帳をクローズし、操 作を続けます。 注意 [No]をクリックすると、プログラムが終了します。 5. 操作を続ける場合は、[Yes]を選択します。 注意 [No]をクリックすると、プログラムが終了します。 6. PIIXバスマスターIDEデバイスドライバをインストールするかどうかが尋ねられたら、 [INSTALL]を選択してそれをインストールします。 注意 該当するドライバがシステムにすでにインストールされている場合は、操作を続けるのか どうかがSETUPから尋ねられます。その場合は、画面上の指示に従って、該当ドライバを 必要に応じてインストールしてください。 7. システムを再起動するよう指示されたら、[OK]をクリックしてシステムを再起動します。 CONTEC CO., LTD. 78 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール 8. 画面上の指示に従って操作します。Windows 95*を再起動すると、デフォルト値によりセッ トアップ処理が完了します。再起動時は、「Intel PCIバスマスターIDEコントローラのハー ドウェアを検出したので、該当するソフトウェアをインストールしています」というメッ セージをWindows 95*が表示します。 [新しいハードウェア]ダイアログボックスが表示され、ドライバの場所が尋ねられたら、ス クロールバーをクリックした後、<Windows 95*ディレクトリ>¥System¥IOSubSysというパス をクリックします。 例: 「C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥IOSUBSYS¥」をクリックします。 [OK]をクリックします。 9. Windows 95を再起動するよう指示されたら、[はい]をクリックします。 注意 インストールが完了すると、ドライバファイルおよび関連するファイルが次のように格納 されています。 <Windows 95*ディレクトリ>¥System¥IOSubSys¥IDEATAPI.MPD <Windows 95*ディレクトリ>¥System¥IOSubSys¥PIIXVSD.VXD <Windows 95*ディレクトリ>¥INF¥IDEATAPI.INF CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 79 第7章 Intel PIIXバスマスターIDEドライバのインストール CONTEC CO., LTD. 80 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第8章 付録 第8章 付録 A. I/Oポートアドレスのマップ システム内のどの周辺装置にも一連のI/Oポートアドレスが割り当てられており、それは該当す るデバイスの識別子にもなっています。利用可能なポートアドレス空間は、全部で1KBです。 このボードで使用するI/Oポートアドレスを、次の表に示します。 表8.1 I/Oポートアドレスマップ アドレス デバイスの説明 000h - 01Fh DMAコントローラ #1 020h - 03Fh 割り込みコントローラ #1 040h - 05Fh タイマ 060h - 06Fh キーボードコントローラ 070h - 07Fh リアルタイムクロック、NMI 080h - 09Fh DMAページレジスタ 0A0h - 0BFh 割り込みコントローラ #2 0C0h - 0DFh DMAコントローラ #2 0F0h 数値演算コプロセッツサのビジー信号のクリア 0F1h 数値演算コプロセッサのリセット 1F0h - 1F7h 278 - 27F IDEインターフェイス パラレルポート #2 (LPT2) 294h - 297h ハードウェアモニタデバイス(W83781D) 2F8h - 2FFh シリアルポート #2 (COM2) 2B0 - 2DF 378h - 3FFh グラフィックスアダプタコントローラ パラレルポート #1 (LPT1) 360 - 36F ネットワークポート 3B0 - 3BF モノクロおよびプリンタアダプタ 3CO - 3CF EGAアダプタ 3D0 - 3DF CGAアダプタ 3F0h - 3F7h フロッピーディスクコントローラ 3F8h - 3FFh シリアルポート #1 (COM1) CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 81 第8章 付録 B. 割り込み要求ライン(IRQ) 本ボードには、利用可能なIRQラインが全部で15本あります。周辺装置では、割り込み要求ラ インを使って、CPUにサービスを要求します。ボード上のデバイスで使用するIRQを、次の表 に示します。 表8.2 割り込み要求ライン(IRQ) レベル 機能 IRQ0 システムタイマ出力 IRQ1 キーボード IRQ2 他の割り込みコントローラへ IRQ3 シリアルポート #2 IRQ4 シリアルポート #1 IRQ5 パラレルポート #2 IRQ6 フロッピーディスクコントローラ IRQ7 パラレルポート #1 IRQ8 リアルタイムクロック IRQ9 ソフトウェアにより Int 0Ah にダイレクト IRQ10 予約 IRQ11 予約 IRQ12 予約 IRQ13 80287 IRQ14 プライマリ IDE IRQ15 セカンダリ IDE CONTEC CO., LTD. 82 PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 第8章 付録 C. オプション紹介 本ボードには、次のオプションが準備されています。 ■CPU PC586-266 for PC-586U ヒートシンク付き・ファンなし MMX Pentium-266MHz PC586-233 ヒートシンク・ファン付き MMX Pentium-233MHz PC586-133 ヒートシンク付き・ファンなし Pentium-133MHz ■メモリ PC-MSD32-100 SDRAM 168ピン DIMM 32MB PC-MSD64-100 SDRAM 168ピン DIMM 64MB PC-MSD128-100 SDRAM 168ピン DIMM 128MB PC-MSD256-100 SDRAM 168ピン DIMM 256MB 注) PC-MSD256-100については、2枚同時使用はできません。 ■変換ボード EXLCD68 ADPLCD(PC)Hとの接続用コネクタ変換ボード ■ケーブル USB CONNECTOR CABLE USBコネクタケーブル CONTEC CO., LTD. PC-586U(PC)-LV, PC-586U(PC)-LVS 83 PC-586U(PC)-LV PC-586U(PC)-LVS 解説書 1999年08月25日 2001年06月12日 発行所 制定 改訂 株式会社コンテック 本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改変す ることは禁じられています。 分類番号 コード番号 A-46-101 LZJ8881 《営業的なお問い合わせ》 〒136-0071 東京都江東区亀戸2-25-14 立花アネックスビル TEL 03-5628-0211 ●製品の技術的なお問い合わせは、下記インフォメーションへどうぞ● 総合インフォメーション TEL : 03-5628-9286 FAX : 03-5628-9344 E-mail : [email protected] A-46-388 Ver. 2000. 06. 16