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志布志市情報化基本計画 - 志布志市ポータルサイト
志布志市情報化基本計画 平成２５年度 − 平成２９年度 平成25年３月 鹿児島県志布志市 はじめに 近年、高速なネットワーク環境やパソコン、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル 端末の急速な普及等により情報通信技術（ＩＣＴ）は、技術の高度化、価格の低廉化、社 会認知度の向上から、経済活動はもとより市民生活全般に大きな影響を与え、時間や場所 を超えた情報の受発信が可能となり、教育、保健、福祉など行政・民間を問わずあらゆる 場面で活用されております。 本市では、今日まで「市情報化基本計画（平成 20 年 3 月策定） 」や「市情報通信基盤整 備基本構想・計画（平成 21 年 12 月策定） 」に基づく、様々な情報化施策を通じて行政サ ービスの充実や地域情報化の推進に積極的に取り組んでまいりました。 特に、平成 22 年度には、市民の皆様のご協力により、光ファイバーケーブル回線を市 内全域に敷設し、防災行政無線と連動した行政告知放送端末を全戸に設置するとともに、 ケーブルテレビや高速インターネットの利用を可能とするなど、高度情報化に対応した情 報通信基盤の整備を行ってきたところです。 今回、基本計画が平成 24 年度で終了することから、これまで実施してきた情報化施策 の実効性をさらに高めるとともに、様々な行政課題や地域ニーズに対応するため、本計画 の基本理念を『ＩＣＴを利活用し、誰にでもやさしく、活力にあふれ、市民とともにつく る志布志市』と定め、新たに「志布志市情報化基本計画」を策定いたしました。 本計画では、本市振興計画で掲げた「やすらぎとにぎわいの輪が協奏するまち」の実現 のための情報化として、市民本位のサービス提供による市民満足度の向上、健全で計画的 な行政運営の実現、市民との協働による発展性あるまちづくりの推進を情報化ビジョンと して掲げ、豊かな市民生活の実現を目指します。 計画策定に当たっては、市振興計画、集中改革プラン等との連携、調整を図ることはも ちろんのこと、国や県の情報化の動向、市民・職員意識調査におけるニーズ、類似団体の 情報化の先進性等の調査を行うとともに、パブリックコメントや「市まちづくり委員会」 での意見聴取を実施したところでございます。 今後は、本計画のもと、整備された情報通信基盤を効果的に利活用し、ＩＣＴを駆使し た行財政改革を一層推進し、効果的・効率的な行政運営に努めるとともに、市民の皆様が 情報通信技術の便益を最大限享受できるよう取り組んでまいりますので、市民の皆様の一 層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。 平成 25 年３月 志布志市長 本 田 修 一 目 次 第１章 計画の概要 1.1 計画策定の目的 1.2 計画の位置付け 1.3 計画の総合性・整合性の確保 1.4 計画期間 第２章 情報化の動向 2.1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ４ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ５ 国・県における情報化政策 （１）国の方針 ①国のＩＣＴ戦略 ②電子自治体の推進 ③現在の取組 （２）鹿児島県における情報化の取組 ①かごしま将来ビジョン ②電子申請の取組 2.2 自治体における情報化の取組状況 2.3 ＩＣＴ（情報通信技術）の動向 第３章 本市における情報化の方向性 3.1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 本市の抱える問題点・課題 （１）まちづくりの課題 （２）重点プロジェクト （３）まちづくりの方針 3.2 情報化の基本目標 （１）輝く志布志市を目指して （２）業務における現状分析と問題点 （３）アンケート調査の結果・方向性 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策 4.1 ・・・・・・・・・・・・・・・ 23 情報化における基本理念とビジョン （１）情報化の基本理念 （２）情報化ビジョン 4.2 ＩＣＴ重点施策 （１）市民本位のサービス提供による市民満足度の向上 1 こころざし ①しぶし志ネットの有効利活用 ②行政告知放送端末設置の推進 ③情報活用能力の向上（情報リテラシー向上の推進） ④電子行政窓口の拡充 ⑤電子行政サービスの拡充 ⑥窓口業務の充実 ⑦窓口機能の利便性向上 ⑧行政情報の発信・充実 ⑨市民からの信頼性の確保 （２）健全で計画的な行政運営の実現 ①庁内情報共有化 ②内部事務統合化 ③統合型ＧＩＳの利用促進 ④業務・システムの全体最適化 ⑤情報セキュリティ対策の強化 （３）市民との協働による継続的な発展性のあるまちづくりの推進 ①市民参加の促進 ②安心・安全な地域づくり ③住みたくなるまちづくり ④地域産業の活性化 ⑤市民協働の情報サービス支援及び地域コミュニティの活性化 ⑥教育の情報化推進 ・ＩＣＴ重点施策表 第５章 電子自治体推進計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 （１）電子自治体の推進 （２）ＩＣＴを活用した全庁ＢＰＲの推進・支援体制 ①全庁ＢＰＲの推進 ②全庁ＢＰＲ推進の支援体制 第６章 電子自治体推進方策 6.1 推進体制 6.2 人材育成計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 （１）情報化推進リーダーの育成 （２）ＩＣＴ人材育成プログラム （３）ＩＣＴ人材育成マネジメントサイクル 2 第7章 情報セキュリティ対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 （１）情報セキュリティポリシーの遵守 （２）情報セキュリティ対策 ①物理的セキュリティ ②技術的セキュリティ ③情報セキュリティ対策基準の策定 （３）情報セキュリティ監査 （４）評価・見直しの実施 （５）情報セキュリティ教育 （６）情報セキュリティ推進体制 第８章 新情報システムの構築方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 （１）ＩＣＴ調達の方向性 ①基幹システム ②内部情報システム ③ハードウエア等 （２）ＩＣＴトータルコストシュミレーション （３）変化に強いシステム構築の考え方 （４）業務運用計画の策定 （５）ＳＬＡ契約に基づくサービスの維持 （６）事業継続計画（ＢＣＰ）の検討 第９章 推進スケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 資 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 料 3 第１章 計画の概要 第１章 1.1 計画の概要 計画策定の目的 近年、インターネットやスマートフォンに代表されるように情報通信技術の革新とその普及 は著しく、産業・経済分野をはじめ、生活や教育、医療、福祉など、あらゆる分野に大きな役 割を果たしています。 平成１９年度に志布志市の情報化に向けて新しい情報化計画の骨格となる情報化基本計画を 策定し、計画に基づき様々な取り組みを行い成果を上げてきました。 今回、基本計画が２４年度で終了することから次期基本計画を策定するものですが、策定に 当たっては、志布志市振興計画で掲げた「やすらぎとにぎわいの輪が協奏するまち」という目 標の実現に向けた取り組みを継続し、情報通信技術の便益を最大限に引き出した住みよいまち を形成する必要があります。 また、本市の健全な行政運営を実現し、本市の活性化・産業振興を図っていくうえでもＩＣ Ｔを利活用していくことが重要であり、その具体的な方策として次期基本計画を策定するもの です。 1.2 計画の位置付け 本計画は、国のＩＣＴ政策や県の情報化施策・指針等を踏まえ、ＩＣＴの進展に的確に対応 するため、行政情報化及び地域情報化、そして電子自治体を推進する方向を定める「情報化基 本計画」として位置付けるものです。 1.3 計画の総合性・整合性の確保 この計画は、全庁的な総合計画として策定するものであり、 「志布志市振興計画」と連携、調 整を図るものとします。 1.4 計画期間 計画期間は、平成２５年度(２０１３年度)から平成２９年度(２０１７年度)までの５年間と しますが、策定後においても、市民ニーズ、社会情勢の変化、技術革新、国・県の指針や本市 における情報化推進の実施状況等を考慮しながら実施事業の評価を行い、必要に応じて計画を 見直します。 4 第２章 情報化の動向 第２章 2.1 情報化の動向 国・県における情報化政策 （１）国の方針 ①国のＩＣＴ戦略 平成２２年５月１１日に、国の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部が決定した「新 ＊1 たな情報通信技術戦略（ＩＴ戦略） 」は、過去のＩＴ戦略の延長線上にあるのではなく、新 たな国民主権の社会を確立するための非連続的な飛躍を支える重点戦略として３つに絞り ＊2 込んでいます。また、 「新成長戦略」 （平成２２年６月１８日閣議決定）と相まって、我が 国の持続的成長を支えるべきものと位置付けています。 この新たな戦略の実施に当たっては、これまでの関連政策が効果を上げていない原因を 徹底的に追求し、ＩＴ戦略以外の各政策との連携、関係府省間の連携、政府と自治体との 連携、政府と民間との連携等を具体的に進め、新たな国民主権の社会が早期に確立される よう、国を挙げて強力に推進することとしています。 そして、「国民主権」の確立については、次の三つの目標を設定しています。まず政府 ＊3 内で情報通信技術革命を徹底し、①「国民本位の電子行政を実現」、加えて情報通信技術 の徹底的な利活用により②「地域の絆を再生」し、さらに③「新市場の創出と国際展開を 図る」ことを目指しています。 5 第２章 情報化の動向 ※総務省 新成長戦略実行計画より抜粋 ＊1 ＩＴ戦略とは、情報技術(ＩＴ)を企業の経営戦略の一部としていかに利用するかに関する、企業 の中長期的かつ具体的な方針・計画・戦略。 ＊2 新成長戦略とは、日本経済を成長させるための国の政策。 ＊3 電子行政（電子政府・電子自治体）とは、コンピュータやネットワークなどの情報通信技術（Ｉ ＣＴ）を行政のあらゆる分野に活用することにより、国民・住民の方々や企業の事務負担の軽減や 利便性の向上、行政事務の簡素化・合理化などを図り、効率的・効果的な政府・自治体を実現しよ うとするもの。 6 第２章 情報化の動向 ②電子自治体の推進 平成１３年１月に、ＩＴ戦略本部は「我が国が５年以内に世界最先端のＩＴ国家となる」 ＊4 ＊5 ことを目標とした「e-Japan戦略」を、平成１５ 年７ 月に「e-Japan戦略Ⅱ」を策定し、 医療、行政サービス等のＩＴの利活用に向けた先導的な取り組みを推進してきました。 総務省においても、平成１３年１０月に「電子政府・電子自治体推進プログラム」を、 平成１５年８月に「電子自治体推進指針」を策定し、電子自治体の基盤整備、行政サービ スの向上、行政の効率化、地域の課題解決、情報セキュリティの確保に向けた各種の施策 を講じてきました。 ＊7 ＊6 その結果、ＬＧＷＡＮや住民基本台帳ネットワーク、公的個人認証などの全国的な電子 自治体の基盤が整備されるとともに、多くの団体で電子申請、電子入札などの行政サービ スのオンライン化と、業務・システムの効率化に向けた取り組みも全国的に展開されてき ました。 平成１８年１月、ＩＴ戦略本部は、新たなＩＴ国家戦略として『ＩＴ新改革戦略−いつ でも、どこでも、だれでもＩＴの恩恵を実感できる社会の実現−』を定め、電子行政につ いては、「世界一便利で効率的な電子行政−オンライン申請率５０％達成や小さくて効率 的な政府の実現−」を図ることが目標とされました。 総務省では、これらの戦略・計画を踏まえ、平成１８年７月に「電子自治体オンライン ＊8 利用促進指針」、平成１９年３月に「新電子自治体推進指針」、平成２０年８月に「地方 公共団体におけるＩＣＴ部門の業務継続計画（ＢＣＰ）策定に関するガイドライン」を策 定しています。 ＊4 e-Japan戦略は、すべての国民が情報通信技術を活用し、その恩恵を最大限に享受できる社会の 実現に向けて、平成１３年１月に決定された政府の基本戦略。市場原理に基づき民間が最大限に活 力を発揮できる環境を整備し、５年以内に世界最先端のIT国家となることを目指している。 ＊5 e-Japan戦略Ⅱは、「平成１７年までに世界最先端のIT国家となる」を目標に進められたe-Japan 戦略に続き、 「平成１８年以降も世界最先端であり続ける」ことを目指す『e-Japan戦略II』が平成 １５年７月に発表された。e-Japan戦略から２年半で各種施策を実施し、第１期としてＩＴ基盤が 整備されつつあることを受け、第2期IT戦略としてＩＴ利活用のための方策を示している。 ＊6 ＬＧＷＡＮとは、地方自治体のコンピュータネットワークを相互接続した広域ネットワークで地 方公共団体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利用を目的とした、高 度なセキュリティを維持した行政専用のネットワーク。正式名称は「総合行政ネットワーク」 。都 道府県、市区町村の庁内ネットワークが接続されており、中央省庁の相互接続ネットワークである 霞ヶ関ＷＡＮにも接続されている。 ＊7 公的個人認証とは、電子証明書などの安全性が高い技術を利用し、他人によるなりすまし申請や 電子データが通信途中で改ざんされることを防ぐための機能。 ＊8 新電子自治体推進指針は、平成２２年度までに利便･効率･活力を実現できる電子自治体を実現す ること」を目標とした国の指針。目標実現に向けた取組方針を記述するとともに、今後の重点的な 取組事項及び共通的な取組事項について、現状と課題の分析、各地方公共団体に期待される取組、 総務省の施策の方向性、推進状況を把握するための基準も記載されている。 7 第２章 情報化の動向 ③現在の取組 平成２２年５月、ＩＴ戦略本部が公表した「新たな情報通信技術戦略」の中で「国民本 位の電子行政の実現」が１つの柱とされ、その具体的取り組みとして、自治体クラウドに よる情報システムの統合・集約化が位置付けられています。 行政コストを大幅に削減し、実質的な業務標準化の進展や、災害時の業務継続を図る観 点からも有効な取り組みとして、総務大臣を本部長とする「自治体クラウド推進本部」が 設置され全国展開に向けた具体的な検討が行われています。 また、平成２３年３月に発生した東日本大震災を受けて、平成２４年１月から「災害に 強い電子自治体に関する研究会」を開催し、大災害が発生した場合の地方公共団体の業務 継続及び住民へのサービス提供の観点から検討が行われている状況です。 ※総務省 地方自治情報管理概要から抜粋 8 第２章 情報化の動向 （２）鹿児島県における情報化の取組 ①「かごしま将来ビジョン」 平成２０年３月に策定された「かごしま将来ビジョン−日本一のくらし先進県への道 ＊9 −」においてはユビキタスネット社会の構築を掲げ、将来のかごしまを次のとおりイメー ジしています。 ※図 「かごしま将来ビジョン」より抜粋 ＊10 県内すべての地域で高速の情報通信基盤が整備されるとともに、情報リテラシーの向上 により県民の誰もがユビキタスネット社会の快適性を享受し、ネットワーク上での交流を 通じた新たなコミュニティの形成や価値の創出などによって、生き生きとした生活を実現 するため、次の施策を推進するとしています。 ア イ ウ エ 情報通信ネットワークのインフラ整備 ＩＣＴを活用した多様なサービス提供の推進 情報リテラシー向上に対する支援 高度なＩＣＴ技術の導入による安全・快適な社会の実現 ②電子申請の取組 平成１６年１０月より、鹿児島県電子申請共同運営システム「鹿児島ｅ申請」が稼働し ており、本市においても１９年４月より住民票などの届出・証明や税に関する証明の申請 業務を開始しております。このサービスは、原則として２４時間・３６５日、自宅や会社 9 第２章 情報化の動向 等からインターネットを利用して各種手続きの申込みや様式を入手することができます。 また、平成１９年４月より「かごしま県市町村電子入札システム」の運用を開始してい ます。 ＊9 ユビキタス社会とは「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」がコンピュータネットワークを初 めとしたネットワークにつながることにより、様々なサービスが提供され、人々の生活をより豊か にする社会である。 「いつでも、どこでも」とはパソコンによってネットワークにつながるだけで なく、携帯情報端末をはじめ屋外や電車・自動車等、あらゆる時間・場所でネットワークにつなが る事であり、 「何でも、誰でも」とはパソコン同士だけでなく家電等のあらゆる物を含めて、物と 物、人と物、人と人がつながることをいう。 ＊10 情報リテラシーとは、情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の 目的に適合するように使いこなす能力のこと。 「情報活用能力」や「情報活用力」、 「情報を使いこ なす力」とも表現する。情報を主体的に選択、収集、活用、編集、発信する能力と同時に、情報機 器を使って論理的に考える能力が含まれている。 10 第２章 情報化の動向 2.2 自治体における情報化の取組状況 全国の自治体及び本市における情報化の取組状況については、以下のとおりです。 実施事項 １ 電子自治体の推進体制 全国市町村の実施の割合 情報主管課が担当91.5％ ＣＩＯ（最高情報統括責任者） の任命77.7％ 本市の状況 電子自治体推進会議設 置 副市長 ＣＩＯ補佐官（ネットワーク管 理者を含む）の任命63.0％ 情報管理課長 電子自治体推進計画等の策定等 44.4％ 策定済 本計画にて改正 情報化についての職員の人材育 成等64.4％ 策定済 本計画にて改正 一人一台パソコン93.1％ 庁内ＬＡＮ 100％ 整備済 開設済100％ 開設済 ②ホームページ以外の電子的 な情報提供等 メールマガジン22.7％ 電子モニター6.8％ 地上デジタル放送データ放送 15.7％ 市民チャンネル開設済 ③ＩＣＴを活用した地域の課 題解決への取組状況 安心・安全な地域づくり44.8％ 子育支援23.2％ 高齢者支援12.4％ 健康増進支援8.9％ コミュニティ活性化9.8％ 地域文化の振興11.2％ 地域経済の活性化8.1％ 行政告知放送開始済 ケーブルテレビサービ ス開始済(23年７月) インターネットサービ ス開始済(23年７月) 条例の制定 41.8％ 「鹿児島県電子申請共 同運営システム」参加・ 条例制定済 ２ 電子自治体の基盤の整備 ３ 行政サービスの向上・高度 化 ①ホームページの開設状況 ４ 行政手続きのオンライン化 11 他、本計画で検討 第２章 情報化の動向 全国市町村の実施の割合 実施事項 ５ 地理情報システム（ＧＩＳ） の整備 ①統合型地理情報システム（統 整備 37.5％ 内 固定資産税65.7％ 合型ＧＩＳ）の整備 文化財情報管理 公共施設管理 防犯・不審者情報 危険個所管理等 ６ 業務・システムの効率化 ①業務・システムの共同化（共 複数の地方公共団体による共同 化を実施している協議会等への 同利用） 参加63.3％ ②情報システムの最適化及び レガシーシステムからオープン ＩＴ調達の適正化 システムへの変更41.3％ ＩＴ調達の適正化措置49.4％ ７ 情報セキュリティ対策の実 施状況 ①組織体制・規程類の整備 情報セキュリティ責任者93.6％ 情報セキュリティポリシー 97.5％ 本市の状況 21年度導入済 他業務との連携・活用が 必要 協議会参加済 本計画で策定 設置済 策定済 ②情報セキュリティ対策の実 施 (1)サーバー等の停電対策98.8％ 対策等実施済 (2)情報セキュリティ研修 42.6％ (3)緊急時対応訓練13.6％ (4)技術的セキュリティ対策の 実施25.4％ ③各種データのバックアップ の状況 ④情報セキュリティ対策の運 用 ⑤情報セキュリティ対策の評 価・見直し ⑥情報システムに関する業務 継続計画 ⑦全庁的な業務継続計画 100％ 対策実施済 97.2％ 運用開始済 セキュリティ監査36.8％ 自己点検37.8％ ＩＣＴ−ＢＣＰの策定6.5％ 策定済 本計画にて改正 本計画で策定 ＢＣＰの策定4.3％ 本計画にて改正 ※総務省 地方自治情報管理概要 ２４年３月 12 第２章 情報化の動向 2.3 ＩＣＴ（情報通信技術）の動向 （１）インターネットの利用状況 『平成２３年版情報通信白書』による平成２２年末のインターネット利用者数は、平成 ２１年末より５４万人増加して９，４６２万人、人口普及率は７８．２％（前年から０． ２ポイント増）となりました。 また、個人がインターネットを利用する際に使用する端末については、モバイル端末で の利用者が７，８７８万人（対前年比１．７％減）、パソコンからの利用者は８，７０６ 万人（対前年比２．３％増）となりました。 インターネットの利用者数及び人口普及率の推移 ※図（出典）総務省「平成２２年通信利用動向調査」から抜粋 なお、『平成２４年版情報通信白書』では、「ＩＣＴが導く震災復興・日本再生の道筋」 として、ＩＣＴが成長のエンジンとして震災復興・日本再生に貢献する道筋を展望してい ます。また、スマートフォンの普及等により膨大な情報の活用の融合を「スマート革命」 と捉え、インターネットの社会基盤化を背景にユビキタスネット環境の完成を結論付けて います。 13 第３章 本市における情報化の方向性 第３章 3.1 本市における情報化の方向性 本市の抱える問題点・課題 第１次志布志市振興計画後期基本計画では、まちづくりの課題として、次のように整理して います。 （１）まちづくりの課題 ①人口減少と少子・高齢化が進行していること 本市の人口推移をみると、総人口と年少人口及び生産年齢人口については減少が続いて います。その一方で高齢者人口は増加の一途をたどっており、過疎化と少子・高齢化が進 んでいる状況です。様々な分野で、後継者不足や就業者の高齢化が進むことで、労働力の 低下等が懸念され、その対策が課題となっています。 また、すべての人が健康で生き生きと暮らしていくために、保健・福祉・医療が連携し た対策の充実が求められています。特に医師不足の解消及び緊急医療体制の整備は、喫緊 の課題となっています。 ②志布志港の利便性向上等に資する道路交通網の整備が急がれること 志布志港については、新若浜地区国際コンテナターミナルが供用開始されたことや国際 バルク戦略港湾に選定されたことなどから、これまで以上に取扱量の増加が期待されてお り、後背地の道路交通網は、更なる整備が求められています。特に、都城志布志道路や東 九州自動車道については、物流の広域化・高速化による輸送力の向上が図られ、産業振興 に大きく貢献するものであることから、早期整備が必要です。 また、国道及び県道などで渋滞がみられることから、渋滞解消のための道路整備など利 便性・快適性の高い道路交通網の整備が求められています。 なお、生活道路及び橋梁の長期にわたる維持保全が今後の大きな課題となっています。 ③地震・津波など総合的な防災対策の必要性が高まっていること 平成２３年３月に発生した東日本大震災をはじめ、同年に発生した奄美地方における豪 雨災害、新燃岳噴火による降灰被害など多くの自然災害が各地で発生しており、こうした 教訓を生かしたまちづくりが課題となっています。市民・企業・地域全体で、防災体制を 構築し、危機管理体制の充実強化と防災意識の高揚を図っていく必要があります。 ④持続可能な財政運営を行うこと 本市の財政状況は、国・県からの交付金や補助金に依存している割合が高いことから、 財源の確保については、収納対策の強化、ビルド・アンド・スクラップ、プライマリーバ ランスを堅持した市債の効果的な活用等に努めてきています。しかし、普通交付税の合併 支援措置が平成３２年度で終了するため、これまで以上に歳出削減と歳入確保が求められ、 14 第３章 本市における情報化の方向性 持続可能な財政運営を行うための方策が課題となっています。 ⑤商店街の拠点整備と観光ルートの形成が不十分であること 本市における購買動向を見ると、市内での消費が一部で見受けられるものの、その多く は都城市や鹿屋市へ流出しています。旧来中心市街地を形成していた商店街地域は、空き 店舗が目立つようになり、活力の停滞感が否めない状況にあるため、魅力ある買い物のし やすい商業拠点づくりが必要です。 観光においては、海、山、川、食、歴史、産業、エコの取り組み、おもてなしの心など 魅力ある資源が多数存在し、今後は、それぞれを組み合わせた滞在型観光及び各種ツーリ ズムヘの取り組みや他地域と連携した広域的な観光ルートの形成を図ることが求められて います。 ⑥雇用機会の減少と快適な住環境が不足していること 雇用の場を確保するため、工業団地の整備や企業誘致、地場産業の育成などに努めてき ました。しかし、地域経済の低迷により雇用機会の減少に歯止めがきかず、また、快適な 住環境の定住条件が未整備のため、若年層の流出が課題となっています。 今後は、企業向けの分譲地の開発と企業誘致に併せ、住環境の整備を一体的に進める必 要があります。 また、快適な住環境を確保するためにも、きれいで清潔なまちづくりを推進する必要が あり、不法投棄防止対策が強く求められています。 （２）重点プロジェクト 本市は「志のあふれるまち」を基本理念に「やすらぎとにぎわいの輪が協奏するまち」 を目指してまちづくりを進めています。 中でも、本市ならではのまちづくりのため、 「安心・安全・健康・うまい・本物・環境・ 循環」という７つの言葉をキーワードに以下の４つの重点プロジェクトを定めています。 この重点プロジェクトは、７つのまちづくり方針（政策）を横断したものです。 ①市民が輝く志あふれるまちづくり ア ｢志のあふれるまちづくり｣の推進 イ 学力向上・徳育の推進 ウ ｢共生・協働・自立｣のまちづくり エ 地域の自主性と独自性の構築 ②循環する経済により産業が発展するまちづくり ア 地域ブランド化の推進 イ 地域情報通信基盤の活用促進 15 第３章 本市における情報化の方向性 ウ ごみ資源化日本一の達成と低炭素社会への取り組み エ 農畜林水産業の振興 ③人と物が行き交う豊かなまちづくり ア 志布志港と周辺道路網の整備促進 イ 志布志港の利活用促進 ウ おもてなしの観光振興 エ スポーツ交流の推進 ④安心・安全でぬくもりがあり元気なまちづくり ア 健康づくり日本一の推進 イ 子育て日本一のまちづくり ウ 広域的な医療体制の構築 エ 消防・防災対策の強化 （３）まちづくりの方針 目指すべき本市の将来像を実現するために、次の７つのまちづくりの方針が設定されて います。 ①都市基盤 「郷と郷」 「人と人」 「物と物」のつながりがあるまち ②生活環境 自然や風土と共生する安心で豊かなまち ③産業経済 大地の力と海の恵みを活かした創造性あふれる持続可能なまち ④保健・医療・福祉 「心」かよい合い若さあふれる元気なまち ⑤教育・文化 伝統・文化を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち ⑥コミュニティ 市民が輝く共生・協働のまち ⑦行財政 市民とともに歩む「ムダ」のない経営 このように、市振興計画の基本方針と歩調を合わせて、これからの本市の進むべき情報化 の在り方を検討し、次のとおり情報化の基本目標を設定します。 16 第３章 本市における情報化の方向性 3.2 情報化の基本目標 （１）輝く志布志市を目指して ・重点目標 輝く志布志市を目指して、先の４つの重点プロジェクトに取り組むとともに、積極的な 情報公開、情報の共有化を図り、「高度情報化へ対応したまち」をつくるため、次の７つ の基本目標を設定します。 ・基本目標１ 都市基盤（ 「郷と郷」「人と人」 「物と物」とのつながりがあるまち） 交流と物流の輪が広がる充実したまちをつくる 市民の利便性向上のため、情報通信基盤の利活用策を検討し、ケーブルテレビ・インタ ーネットを利用した様々なサービスの実現を図るとともに、市民の誰もが情報通信技術の 利便性を享受できるように、情報通信機器の操作など情報教育・啓発に努め、情報公開な どにより市民と行政が同じ目標に向かって努力し、誰もが安心して暮らせるまちを目指し ます。 ・基本目標２ 生活環境（自然や風土と共生する安心で豊かなまち） 災害に強く環境にやさしい、市民が安心して暮らせるまちをつくる 地震、台風などの自然災害時にも、地域の被災状況などの情報を迅速かつ的確に収集及 び分析を行い、行政告知放送などを通じて迅速かつ適正な情報伝達に努め、市民が家庭や 地域において安心して暮らせるまちを目指します。 ・基本目標３ 産業経済（大地の力と海の恵みを活かした創造性あふれる持続可能なまち） 人の雇用、地域産業の発展及び地域資源を活かした観光のまちをつくる 豊かな自然環境や地域資源を活用した農畜林水産業及び観光業の活性化、地域企業の新 分野進出や商業者間・異業種間、または、他分野との連携を図り地域雇用の促進に向けた 情報提供を積極的に発信し経済、観光の活発なまちを目指します。 ・基本目標４ 保健、医療、福祉（「心」かよい合い若さあふれる元気なまち） 保健・医療・福祉サービスの充実により、市民が健やかに暮らせるまちをつくる 保健・医療・福祉の各分野の連携や情報提供などにより、安心して子育てができる環境 整備を図るとともに、高齢者をはじめとする市民が家庭や地域において健康で生き生きと 17 第３章 本市における情報化の方向性 暮らせるまちを目指します。 ・基本目標５ 教育・文化（伝統・文化を守り育み、次代へつなげる人づくりのまち） 地域住民と連携した教育のまちをつくる 学校教育、生涯学習、芸術、文化、スポーツ、レクリエーション活動などを通じて地域 のふるさとを愛する心を育て、地域の伝統及び文化の継承に努めます。 教育に関する情報を積極的に発信し、次代を担う子どもたちがのびのびと成長できるよ うな環境、人を育て活かす場のある人づくりのまちを目指します。 ・基本目標６ コミュニティ（市民が輝く共生・協働のまち） 誰もが参画と協働がしやすく、市民が輝くまちをつくる ＊11 自治会活動を支える情報化として、自治会グループ放送の活用を促進します。また、 「参 画と協働に関する情報」を積極的に発信し、市民がまちづくりに参画しやすい仕組みづく りを進めます。コミュニティ組織の交流や連携により、地域のにぎわいが絶えず、誰もが 参画と協働がしやすい、市民が輝くまちづくりを目指します。 ＊11 自治会グループ放送とは、志布志市の各自治会において、自治会のお知らせや行事等を行政告知 放送端末から自治会内に放送できるサービス。一般電話、携帯電話から放送内容を登録できる。 ・基本目標７ 行財政（市民とともに歩む「ムダ」のない経営） 効率的で質の高い行政経営を行い、健全な財政運営を推進するまちをつくる 市民ニーズが多様化・高度化する中、電子自治体の推進や市民サービス拠点の拡大など、 効果的・効率的な行政運営を推進し、ＩＣＴを有効に活用した行政サービスの提供により、 行政コストの削減を図りながら便利で快適な環境を目指します。 18 第３章 本市における情報化の方向性 （２）業務における現状分析と問題点 庁内の課長補佐及び係長級等で構成する電子自治体推進リーダー会議において、現状や 問題点を検討し、本市がこれから取り組むべき課題等が次のように集約されました。 ○電子自治体推進リーダー会議検討事項（取り組むべき課題） ①高度情報化へ対応したまちをつくる ・携帯電話不感エリアの解消（山間部の一部） ・市民への情報通信機器講習等の充実 ②電子行政窓口、窓口業務の充実 ・効率的な電子自治体の推進 ・電子申請システムの拡充 ・窓口業務の充実、窓口機能の利便性向上（土日、祝日、時間外） ＊12 ・手続きの簡素化、ワンストップサービスの検討（証明発行システム検討） ＊13 ・住基カードの利用促進 ・自動交付機の利用促進 ③庁内情報共有化、内部事務統合化、システムの全体最適化 ・文書管理、電子入札、電子決裁等の検討 ・庁内掲示板の積極的活用、情報共有化 ・統合型ＧＩＳ活用による業務の効率化 ・情報セキュリティ対策の推進 ・既存システムの活用及び新システムの検討 ・耐用年数を過ぎた情報通信機器の更新 ④市民との協働による発展性のあるまちづくり ・ホームページの充実、情報の最新化 ・積極的な情報提供、情報公開 多様化する市民ニーズに対応できる情報化 観光、文化、イベント、特産品情報の提供 暮らしに役立つ生活情報の提供 保健・医療・福祉の情報提供 産業情報(農業、林業、畜産業、水産業、商工業等)の提供 ・公共施設予約管理 ・安心・安全(防災、防犯等)な地域づくり ・地震・津波など防災情報の充実 ・家庭・学校・地域社会の教育ネットワーク ⑤情報通信基盤の利活用 ＊14 ・公共施設や観光施設等への高速無線ＬＡＮの整備 ・情報通信設備を利用した利活用の検討（高齢者等が扱いやすい利活用システムの検討） 19 第３章 本市における情報化の方向性 ＊12 ワンストップサービスとは、一般には「ひとつの窓口ですべての手続きができるから、お客様が 立ち止まるのは一箇所だけ」というサービスのスタイルを実現することとされている。窓口を利 用するお客様の側からすれば「あちこち回らなくて済む」 「手続き遅れの心配がなくなる」等のメ リットがある。一口で言えばすべての「窓口のお客さまに対するサービスを向上させること」で ある。 ＊13 住民基本台帳カード（住基カード）は、住まいの市区町村で交付が受けられるセキュリティに優 れたＩＣカード。行政手続きをインターネットで申請などができる電子政府・電子自治体の基盤と もなるものであり、利便性の向上、行政事務の効率化に役立つもの。 ＊14 高速無線ＬＡＮとは、無線でデータの送受信を行なう構内通信網(LAN：Local Area Network)の こと。Ｗｉ−Ｆｉ（ワイファイ、wireless fidelity）は、 無線 LAN 機器が標準規格に準拠してい ることを示すブランド名で、無線ＬＡＮでインターネットに接続する。 （３）アンケート調査の結果・方向性 ①情報化に関する市民アンケート調査 本市では、市内在住の住民を対象とした「情報化に関する市民アンケート調査」を実施 しました。その結果を整理すると、現在の本市における主たる課題は、以下のように集約 されました。 ・調査時期 平成２４年８月 ・調査対象者 世帯重複を回避する方法で、２，０００名に送付 ・回答率 ３６．０５％（回答者７２１名） ア 区分１ 性別・年齢・職業などについて 年齢、地域の分布は本市の実態にほぼ比例しており、５０代以上が６２％を超え、 ２０年以上居住者が７２％以上の回答構成となっています。 また、回答率が３６％と低く、本アンケートに対する関心の低さが伺える半面、そ の他欄への記述が多く回答者の関心度は一般より高いと思われます。 イ 区分２ 情報の入手方法などについて ＊15 情報機器の環境について、一般電話より携帯電話やタブレット端末の保有が多く、 また、パソコンもラジオの保有率に迫っており確実に情報機器の環境が変化している ことが分かります。 しかし、情報の入手方法としてはテレビへの依存が高く、また紙ベース（新聞、広 報誌、回覧板）も健在であることから、テレビ、ラジオなど聞き流し媒体で必要な情 報を選択し、紙ベースで詳細情報を得て必要とあれば保存するなど、それぞれの特徴 を生かした利用がされているようです。 ＊16 ＳＮＳをはじめインターネットを媒体にしたツールについては、日常生活の中での 既存媒体との融合は未熟となっています。 ウ 区分３ 情報サービス、行政サービスに対する要望について 市の情報入手方法としては、圧倒的に広報誌が高く、紙ベースの情報発信は有効性 が強く、行政告知放送が回覧板と肩を並べていることは、回覧の速度を行政告知放送 20 第３章 本市における情報化の方向性 が補っているのではないかと考えられます。 自分専用パソコンを保有する市民の約５０％が月１回以上、市ホームページを閲覧 していると同時に、約７０％の方がその内容に不満を持っており、ホームページへの 掲載内容や管理方法について再考する必要があると思われます。 エ 区分４ テレビの視聴環境について 区分５ ケーブルテレビ・インターネットについて 市内全域光ケーブル網は、地上デジタル難視地区解消に大きく貢献しており、こ れに伴いＣＡＴＶの認知度も高くなっております。しかし、半数以上が利用してお らず、ＢＴＶ自主放送の視聴は高いものの、行政独自放送への関心は低いようです。 家庭でのインターネット利用は半数以上が利用しており、うち４割の方がＢＴＶ のインターネットを利用していることから、民間事業者の光回線未整備地域への効 果は大きいといえます。 オ 区分６ 情報化への取り組みについて 情報化への取り組みについて、行政手続き（届出、申請など）や保健・福祉サービ スへの効果を期待する声が多く、情報格差があることを認識したうえで、紙ベース媒 体と同期をとった、安全でわかりやすい情報の提供を進めるために、媒体の特性を生 かした利活用を考えていく必要があります。 ＊15 タブレット端末とは、コンピュータ製品の一つで、液晶画面がタッチパネルになっており、ほと んどの操作を画面に指を触れて行うタイプの製品で、例としてスマートフォンがある。パソコンと 共通の OS などを用いる製品は「タブレットＰＣ」と呼ぶ場合がある。 ＊16 ＳＮＳ(Social Networking Site)とは、参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を 広げることを目的に開設されたコミュニティ型 Web サイト。 また、地域 SNS とは、パソコンや携帯電話などを使って、日記や掲示板といった機能を利用した り、行政相談、災害情報、地域情報などを入手したりすることができるＳＮＳで、地域での利用 に重点を置いたもの。地域交流を目的としており、住民同士の円滑なコミュニティの促進が期待 できる。 ②職員アンケート調査 職員のセキュリティに対する意識及び情報化に対する意見等を調査し、庁内における情 報化計画の策定及び地域情報化計画策定の参考とするため、職員アンケート調査を実施し、 その結果は次のとおりとなりました。 ・調査時期 平成２４年８月 ・調査対象者 全職員３５０名 ・回答率 ８０．０％（回答者２８０名） ア １ 個人所有のパソコンのセキュリティについて 職員のセキュリティに対する意識は高く約９０％の職員が個人所有のパソコンに ついて何らかのセキュリティ対策を行っています。しかし、その反面現在のセキュリ ティ対策が十分かどうかわからないとの意見も３１％ありました。 21 第３章 本市における情報化の方向性 庁内においては、今後もセキュリティの脅威等について研修を継続して実施すると ともに、日常的にも注意喚起していく必要があります。 イ ２ 「庁舎の情報化」について 庁内の情報化については「積極的に推進していくべきである」が３１％、「情報化 の必要性は感じているが慎重にすすめるべきだ」が５８％という状況であり、職員の 間にも今後庁内の情報化推進が必要であるという意識が高いようです。 また、今後どの分野に重点をおいていくのが効果的だと思いますかの問いには「ワ ンストップサービス(総合窓口)」、 「電子決済・電子申請の導入」、 「地理情報システム （統合的ＧＩＳ）の活用」の順となっています。 全体的に電子化による業務の簡素化を目指すべき意向が伺えます。 ウ ３ 「地域情報化」について 地域情報化についても「積極的に推進していくべきである」が３０％、「情報化の 必要性は感じているが慎重にすすめるべきだ」が５７％という状況であり、庁内情報 化と同じくほとんどの職員が情報化推進の必要性を感じています。 また、今後どの分野に重点をおいていくのが効果的だと思いますかとの問いには 「住民票や各種申請・申告などの手続き」 、 「医療、保健」 、 「防災、防犯」、 「子育て支 援、教育」、 「高齢者福祉、障害者福祉、年金、税」の順となっています。 地域情報化に関しては、高齢者の方々も利用しやすいように慎重に進めていく必要 があるとの意見が多く出されました。 以上のような、市民アンケートや職員アンケートの結果等も参考にしながら、次のとお り情報化ビジョンを掲げ、情報化を推進していきます。 22 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 第４章 4.1 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策 情報化における基本理念とビジョン （１）情報化の基本理念 本市は「志のあふれるまち」を基本理念に、「やすらぎとにぎわいの輪が協奏する まち」を目指してまちづくりを進めています。 中でも、本市ならではのまちづくりのため、「安心・安全・健康・うまい・本物・ 環境・循環」という７つの言葉をキーワードに、先述したとおり４つの重点プロジェ クトと７つの基本目標が定められています。 さらに、７つの基本目標の先には個別目標が設定されていますが、これらに横断的 に対処するためには、ＩＣＴを積極的に利活用し、市民サービスの向上や行政の効率 化を図ることが重要であるとの考え方から、情報化の基本理念を次のように定めて推 進していきます。 情報化の基本理念 『ICT を利活用し、誰にでもやさしく、活力にあふれ、市民とともにつくる志布志市』 （２）情報化ビジョン 本市では、情報化の基本理念に基づいて、次の３点を情報化ビジョンとして定め、 その目標達成に向けて努力していきます。 ①市民本位のサービス提供による市民満足度の向上 高度情報化へ対応したまちをつくるため、市民の誰もがより便利に・簡単に享受で きるような行政サービスを提供し、市民の満足度向上に資する情報化を推進します。 ②健全で計画的な行政運営の実現 業務の効率化・迅速化を図るとともに、市民に対する透明性を確保し、計画的で実 効性のある行政運営を実現するための情報化を推進します。 ③市民との協働による継続的な発展性のあるまちづくりの推進 市民と行政が協働して、継続的で発展性のあるまちづくりを推進するため、市民が 行政に積極的に参加できるようＩＣＴを有効に利活用していきます。 23 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 4.2 ＩＣＴ重点施策 情報化を推進するための具体的な取り組みとして、情報化ビジョンに基づき「ＩＣＴ重 点施策」を設定しました。また、本計画が今後、実行されるための仕組みとして、評価で きる事項について「評価指標」を設定し、定期的に測定することで、市民からのニーズや 緊急性、実現可能なものから順次見直しや改善を図っていきます。 ・情報化施策 高度情報化へ対応したまちをつくる 本市は、平成２２年度に光ファイバーケーブル回線を市内全域に敷設し、平成２３年 ７月からケーブルテレビや高速インターネットの利用が可能となるなど情報通信基盤が こころざし ＊17 整備（しぶし志ネット）されています。またこの光ファイバーケーブル回線を利用した 行政告知放送端末機を全戸に整備し、防災行政無線と連動させ、屋内でも行政及び防災 情報を聴くことができるようになっています。 また、携帯電話の不感地帯や地上デジタル放送難視聴地域の問題もほぼ解消され、地 こころざし 域間の情報格差がなくなりつつありますが、整備された「しぶし志ネット」を最大限に 生かすためには、地域の需要喚起や利活用の促進につながるアプリケーションの導入に 取り組む必要があります。そして誰もが提供されたサービスを利用できるように、情報 機器の操作など情報教育・啓発に努める必要があります。 こころざし ＊17 「しぶし志ネット」とは、市内全域に張り巡らされた光ファイバー網の愛称で、平成２３ 年７月に付けられた。光ファイバー網のネットワークを使い「志あふれるまちづくり」を推 進していこうという想いが込められている。 （１）市民本位のサービス提供による市民満足度の向上 こころざし ①しぶし志ネットの有効利活用 こころざし 「しぶし志ネット」が地域において有効に利活用されるよう、市民の利便性向上に 資する利活用策を推進していく必要があります。 こころざし 「しぶし志ネット」の利活用により、社会生活における様々な課題を解決すること ができますが、このことを広く市民に理解してもらい、そのメリットを市民にしっか り認識してもらうためには、市や民間事業者等による啓発への取り組みと行政サービ ス等のさらなる向上を図りながら、地域の情報化を進める必要があります。 この利活用については、行政サービスはもとより、住民生活、医療・健康・福祉、 観光・地場産業、企業誘致・雇用創出、教育・文化、防犯・防災等とあらゆる分野で の利活用が可能となることから、庁内の市職員で組織する利活用プロジェクトチーム を設置して、継続的に利活用を検討していきます。 また、市民の利便性向上を図るため、ケーブルテレビ・インターネットを利用した 24 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 情報サービス提供の実現を目指します。 ア 安心なくらしを実感できるＩＣＴ利活用の推進 市民の利便性向上に資する利活用。 ケーブルテレビ・インターネットを活用した情報サービスの充実。 イ 高齢者等の生活支援に向けたＩＣＴ利活用の推進 高齢者等のニーズを踏まえ、地域社会とともに高齢者の生活を支えるＩＣＴ環 境を推進します。 ②行政告知放送端末設置の推進 市内全戸への行政告知放送端末機器設置を推進します。 ③情報活用能力の向上（情報リテラシー向上の推進） 市民のだれもがＩＣＴを利活用できるように、情報教育・啓発に努め、要望に応じ て操作方法の指導を行える体制を構築します。 ④電子行政窓口の拡充 音声読み上げや多言語への対応等、あらゆる人に対応できる市ホームページの「ユ ニバーサルデザイン」化を図っていきます。また、タブレット端末（スマートフォン 等）からのアクセスに対応できるよう市民満足度の向上を図ります。 また、電子申請手続きや、マルチペイメントネットワークを推進し電子行政窓口の 拡充を図ります。 ⑤電子行政サービスの拡充 市民・事業者に対する利便性向上を図るため、電子手続きの利用拡大として電子申 請簡易申請等の拡充を推進するほか、添付書類や記入事項を簡略化し、手続きが一つ の窓口で済むワンストップ化を推進していきます。また、税金や公金納付（手数料・ 使用料等）のオンライン化や、住民基本台帳カード（住基カード）を活用した多目的 利用サービスについても国の動向に合わせるなど、電子行政サービス拡充に努めます。 ⑥窓口業務の充実 窓口業務においてＩＣＴを有効に利活用し、業務の均一化を図るため、窓口業務の 知識・ノウハウをデータベース化し、よりよいサービスを提供できるようにしていき ます。また、各部署における窓口業務の情報共有化を推進し、市民サービス向上に努 めます。 25 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 ⑦窓口機能の利便性向上 市民カードの普及と自動交付機の利用を促進します。また、住基カードの普及を促 進し、市民の利便性向上を促進します。 ⑧行政情報の発信・充実 ＳＮＳなどの交流サイトを利用した情報発信・活用を図るとともに、市民の誰もが 必要な情報やサービスを容易に入手できるよう、市民の視点に立った行政サービスの 充実強化を図ります。また、医療や福祉、子育て、環境、ごみのリサイクルなど積極 的に情報提供を行います。 ⑨市民からの信頼性の確保 市民からの相談や問い合わせ等の対応状況を常に把握し、行政側からの情報提供を 市ホームページ等を通じて積極的に実施していきます。また、直感的なわかりやすい 内容を目指すとともに利用しやすいホームページの見直しを定期的に行い市民サー ビス向上に努めます。 また、文書管理システムと連携した情報公開システムの検討や、一方的な行政側か らの情報発信とならないために、行政放送番組審査委員やＩＣＴ関連知識を有する外 部からの意見を取り入れるなど、市民からの信頼性の確保に努めます。 （２）健全で計画的な行政運営の実現 ①庁内情報共有化 全庁・部署内で共有となる知識・情報の共有化を図り、蓄積情報の再利用、知識・ ノウハウの有効活用等の知的生産性向上を図ります。 ②内部事務統合化 ＩＣＴを活用して経営資源や行政活動の適正化を図っていきます。また、事務事業 の計画段階、執行段階、評価段階で、それぞれ市民の参加、チェック、評価を受け、 健全で計画的な行政運営と事務の統合化を実現していきます。 ③統合型ＧＩＳの利用促進 統合型ＧＩＳは地籍情報を基に、複数の部局が利用するデータ（道路、建物、河川 等）を各部局が供用できる形で利用していくシステムです。 地図データの整備に係る重複投資を防ぎ、部局を超えた情報供用への活用、行政の 効率化やハザードマップの提供など住民サービスの向上を図ることが可能となりま す。また、福祉、防災、観光、環境など様々な行政分野で、電子申請・届出・情報発 26 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 信、自治体での政策判断にも活用可能であると考えられています。 今後、一層の整備促進を図るため、広域的な整備・運営、住民コミュニティ、民間 事業者との連携等も含め、整備の効率化と利活用の拡大を進めていきます。 ④業務・システムの全体最適化 新たなコンピュータ処理技術やソフトウェア・ハードウェア環境の変化等に左右さ れない、市民ニーズに対応する柔軟で拡張性のある業務とするために、業務・システ ムの最適化を図ります。 また、震災等が発生した場合、情報システムが短時間に再開できるように「震災発 ＊18 生時等の行動計画」 （ＢＣＰ）を策定します。 さらに、システム開発や運用等の情報化におけるコスト抑制に努めます。 ＊18 ＢＣＰ（business continuity plan）とは、組織において事故や災害が発生した場合に「い かに事業を継続させるか」あるいは「いかに事業を目標として設定した時間内に再開させる か」について、様々な観点から対策を講じることが目的とされ、目標復旧時間以内に再開で きるようにするために、事前に策定される行動計画。 ⑤情報セキュリティ対策の強化 志布志市情報セキュリティ運用指針により、機密性、完全性、可用性を維持した安 心安全な情報システム管理を推進します。また、外部からの攻撃や内部からの情報漏 洩等が発生しないよう、情報通信機器の保守管理体制及び情報セキュリティ教育を強 化していきます。 情報セキュリティにおけるＣ.Ｉ.Ａ 情報セキュリティの三要素 機密性（Confidentiality） 完全性（Integrity） 可用性（Availability） 27 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 （３）市民との協働による継続的な発展性のあるまちづくりの推進 ①市民参加の促進 市民の提言や意見等を、ホームページ等を通じて集約することで、政策・施策・事 務事業へ反映するとともに、市民の参加を促進します。 ②安心・安全な地域づくり 災害・防災、防犯、学校及び通学路等の子供の安全対策等のネットワークの仕組み づくりを、ＩＣＴを利活用して充実強化を図ります。 ア 災害・防災対策向上に向けたＩＣＴ利活用の充実強化 ＊19 東日本大震災を踏まえ、大規模災害等に対応するため、携帯電話エリアメー ル・緊急速報メールや地上デジタルデータ放送などの防災・災害情報に係る適切 な提供手段の拡充を図ります。 大規模災害発生時などに、市民の被害の最小化や安心を確保するためには、市 民の避難や安否確認の支援等、必要な情報の迅速な提供や、的確で効率的な対応 をするため、被災者支援システム等、ＩＣＴの有効活用を推進していきます。 また、災害時には、公民館や体育館が避難所として利用されることを踏まえ、 災害時の情報発信手段としても活用できるＩＣＴ環境の整備を進めます。 イ 防災行政無線と連携した行政告知放送端末の活用 行政告知放送端末の活用により、安心・安全、防犯情報の発信に努めます。 ウ ホームページ活用 ＊20 ホームページに各種ハザードマップを表示して、災害時の行動に役立てる等の 対応を図っていきます。 エ 携帯情報端末などへの情報発信 電子行政サービスとして、携帯情報端末等へ災害情報や防災情報の発信や緊急 時に役立つ情報発信の拡充を推進します。また、防災関係の情報網の機能拡充に こころざし 関して「しぶし志ネット」と連携した情報発信を進めます。 オ 災害に強い情報システムの検討 ＊21 震災等により、住民情報等の貴重な情報が失われないよう自治体データのクラ ウド化を検討します。 カ 学校及び通学路等の子供の安全対策等についてＩＣＴ活用を検討していきま す。 28 第４章 情報化ビジョンとＩＣＴ重点施策体系 ＊19 エリアメール・緊急速報メールとは、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、国や地 方公共団体が発信する災害・避難情報などを特定エリアの携帯電話に一斉にお知らせする民 間サービス。 ＊20 ハザードマップとは、自然災害の発生地点や被害の程度・拡大範囲などを予測し、避難経 路や避難場所と併せて地図上に表示したもの。 ＊21 自治体クラウドとは、近年様々な分野で活用が進んでいるクラウドコンピューティング技 術を電子自治体の基盤構築にも活用して、地方公共団体の情報システムの集約と共同利用を 進めることにより、情報システムに係る経費の削減や住民サービスの向上等を図るもの。ま た、東日本大震災の経験も踏まえ、堅牢なデータセンターを活用することで、行政情報を保 全し、災害・事故等発生時の業務継続を確保する観点からも、自治体クラウドの推進が求め られている。 ③住みたくなるまちづくり 本市では、誰もが住みよく住みたくなるまちづくりのため、保健・医療・福祉等の 各種ネットワークの仕組みづくりを、ＩＣＴを利活用して検討・支援していきます。 また、高齢化の進展に伴い在宅医療・介護への需要が高まる中、多職種間での情報 共有などＩＣＴの活用を推進していきます。 ④地域産業の活性化 地域産業の活性化を図るため、ＩＣＴの利活用を支援するとともに、活性化につな がる情報（雇用就労、地域企業・商業の振興、観光、生産性の高い営農の推進等）を 広く発信していきます。 ⑤市民協働の情報サービス支援及び地域コミュニティの活性化 市民のまちづくり活動の活性化に必要な情報について、積極的な情報提供を図りま す。 共通の話題やサークル活動の情報交換の場として実績を上げているＩＣＴ関連のＮ ＰＯ、ボランティア団体の育成、活動支援を推進します。 また、地域のお店の情報や観光案内、ボランティア案内等のホームページについて、 民間活力による開設を支援します。 ⑥教育の情報化推進 ＩＣＴを活用し、教育・生涯学習の支援、文化・スポーツ等市民活動を促進する仕 組みづくりや情報教育環境の整備を進めます。 また、ＩＣＴ活用教育や情報モラル教育などの情報活用教育を推進します。 29 ・ＩＣＴ重点施策表 ＩＣＴ重点施策体系 （１）市民本位のサービス提供による市民満足度の向上 ＩＣＴ施策 ＩＣＴ重点施策 施策の具体策・方向 高度情報化へ対 高速通信回線の整備（光ファイバー 応したまちをつ ケーブル敷設） 23 年度 くる 23 年度 ケーブルテレビの導入 完了 完了 情報通信基盤の 高速通信回線の整備（田之浦局:ＡＤ 23 年度 整備 ＳＬ回線） 完了 デジタル放送及び難視聴地域の整備 携帯電話不感エリアの整備 23 年度 完了 継続 一部不感エリアの解消（四浦 地区） 行政告知放送端末活用 ケーブルテレビ活用 行政放送番組（ＳＢＳ元気 こころざし ①しぶし 志 ネットの有効利 活用 市民の利便性向上に資する利活用の 推進 継続 告知板） 議会中継放送 データ放送 インターネット活用 情報通信設備を利用した利活用の検 討 公共施設や観光施設等への高速無線 ＬＡＮの整備 ②行政告知放送 市内全戸への行政告知放送端末機器 端末設置の推進 設置の推進 新規 新規 継続 高齢者等が扱いやすい利活用 システムの検討 利活用の促進 利便性向上 加入促進 ③情報活用能力 の向上（情報リテ ラシー向上の推進） 市民への情報通信機器講習等の充実 継続 操作方法の指導体制構築 パソコン講習会開催 情報通信機器講 習等の推進 ④電子行政窓口 の拡充 ホームページの充実、情報の最新化、 タブレット端末等からのサービス検 継続的な改善の実施 継続 討 サービス拡充の検討 常に最新情報の提供 電子申請手続の拡大 継続 マルチペイメントネットワークの推 進 電子申請手続の拡大 情報化の動向を見極めながら 継続 段階的に推進 コンビニ収納システム構築 30 継続 ワンストップサービスの検討 新しい総合窓口の在り方検討 証明発行システムの検討 ⑤電子行政サー ビスの拡充 案内レベル（接遇）の向上 住基カード・市民カードの多目的利 住基カードの料金・多目的利 用のサービス検討 用の検討 電子申請簡易申請の拡充 イベントの参加募集、アンケ ート等への利用促進 ⑥窓口業務の充 実 ＊22 業務マニュアルの電子化によ 窓口業務（知識、ノウハウ）ナレッ る各窓口業務間での情報の共 ジベースの検討 継続 有化促進 部署間とのスムーズな連携 ⑦窓口機能の利 便性向上 ⑧行政情報の発 信・充実 ⑨市民からの信 自動交付機の利用促進 自動交付機の利用促進 住基カード・市民カードの普及促進 行政サービスの充実強化（市民の視 点に立った情報提供） 継続 広報による推進 ＳＮＳなどの交流サイトを利 新規 用した積極的な情報提供 わかりやすい情報の提供 積極的な情報提供、情報公開 頼性の確保 ホームページ等による市民満足度調 査等の実施 文書管理システムと連携した情報公 開システム検討 継続 継続 継続 行政放送番組審査委員の意見 ＩＣＴ関連知識を有する外部からの ホームページ活用 各種様式のダウンロード 必要に応じて実施 新情報システム検討 毎年実施 継続 必要に応じて実施 意見 （２）健全で計画的な行政運営の実現 ＩＣＴ施策 ＩＣＴ重点施策 施策の具体策・方向 ①庁内情報共有 庁内情報（庁内掲示板、知識、情報 活用促進 化 データ）の積極的活用 継続 新システム検討 情報共有化 文書管理、電子入札、電子決済等の 検討 グループウェアの有効活用 継続 検討 電子会議システムの導入 検討 業務マニュアルのオンライン化 継続 ②内部事務統合 財務会計を核とした、健全な行政運 化 営の実現 31 継続 新システム検討 活用促進 新システム検討 新システムに合わせて順次構 築 業務の効率的化・有効性 ③統合型ＧＩＳ の利用促進 統合型ＧＩＳの活用 継続 化 既存システムの有効活用 ④業務・システ ムの全体最適化 ＧＩＳ活用による業務の効率 効率的な電子自治体の推進 見直し 庁内情報化の推進 新システムの検討 耐用年数を過ぎた情報通信機 器の更新 情報ネットワー クの充実 安全な運用 充実したシステム構築 継続 事業継続(ＢＣＰ)の検討 新規 ⑤情報セキュリ 安心安全な情報システム管理 ティ対策の強化 保守管理体制の強化 公共施設等への情報通信機器 設置 事業継続検討 情報セキュリティ評価 継続 情報セキュリティ監査 情報セキュリティ教育 （３）市民との協働による継続的な発展性のあるまちづくりの推進 ＩＣＴ施策 ＩＣＴ重点施策 施策の具体策・方向 ①市民参加の促 市民の提言や意見等をホームペー 進 ジ等で集約して、政策・施策・事務 継続 検討 継続 検討 事業へ反映 ②安心・安全な ＩＣＴを利活用して、防災、防犯ネ 地域づくり ットワークの仕組みづくり 地震・津波など防災情報の充実 最新の情報提供実施 新規 ホームページ活用 携帯情報端末等への情報発信 災害・防災対策向上に向けたＩＣＴ 利活用の充実強化 ＩＣＴを活用した消防・防災等デー タベース構築検討 新規 継続 ＩＣＴを活用した防犯の支援及び ネット・トラブル、サイバーテロに 継続 関する情報提供 学校及び通学路等の子供の安全対 策等の推進 ③住みたくなる まちづくり 地域づくりに関する情報提供 在宅医療・介護等、多職種間での情 報共有支援 ＩＣＴを活用した健康な市民生活 の支援 健康や子育てに関する情報提供の 拡充 32 継続 継続 継続 継続 継続 ＩＣＴの有効活用 検討 行政告知放送活用 情報提供 検討 最新の情報提供実施 ホームページ活用 活用 検討 検討 市民の健康や医療に関するデータ ベースの構築支援 保健・福祉・医療関連機関の総合ネ ットワーク構築支援 ＩＣＴを活用した業務の支援 ＧＩＳを活用した公園、施設管理等 及び公園の利便性向上 ④地域産業の活 性化 ＩＣＴを利活用して、地域産業活性 化の支援 する情報発信支援 市内同業種間・関連業種間のネット ワーク化の支援 商店街、事業者へのＧＩＳ検討 報サービス支援 及び地域コミュ ニティの活性化 民間活力によるＩＣＴ関連の活動 継続 検討 ＧＩＳ活用 最新の情報提供実施 継続 ホームページ活用（志布志ブ 継続 継続 情報提供 検討 継続 検討 継続 積極的な情報提供 継続 ホームページ活用 支援 ジとの連携 推進 継続 検討 まちづくり活動の活性化支援 ボランティア・ＮＰＯのホームペー ⑥教育の情報化 継続 検討 ランド等ＰＲ） 自然や産業・文化など固有資源に関 ⑤市民協働の情 継続 情報教育環境の整備促進 ＩＣＴを利活用して、家庭・学校・ 地域社会の教育ネットワーク構築 継続 の支援 公共施設予約管理 継続 市図書館の蔵書検索・予約システム の活用 新規 ＊23 文化遺産・美術品等のデジタルアー 情報活用教育の推進 校内ネットワークのセキュリ ティ対策及び高速化 検討 利用促進 検討 継続 カイブ化 ＊22 ナレッジベースとは、データベースの一種で、知識をコンピュータで利用できる形式（知識 表現）にして蓄積したもの。 ＊23 デジタルアーカイブ（digital archive）とは文化遺産、美術品等、有形・無形の文化資源 等を、デジタル化して保存等を行うこと。デジタル化することによって、文化資源等の修復・ 公開や、ネットワーク等を通じた利用も容易となる。 33 第５章 電子自治体推進計画 第５章 電子自治体推進計画 （１）電子自治体の推進 本計画では、国の計画や指針を基に、電子自治体構築に向けた８つの原則と３つの 目標を立て、これらに基づいて電子自治体を実現するものとします。 情報化の推進に当たっては、「業務の効率化」、「ＩＣＴ投資の合理化」、「情報シス テムの統合化」という３つの効果を上げることを目的に、効率的で災害に強い電子自 治体の実現に向けて各種施策に取り組んでいきます。 また、様々な市民ニーズ（市民の声）を政策に反映させるため、関係部門と連携を ＊24 図りながら、成果をマネジメントサイクルとして確立し、継続的に検証していきます。 【電子自治体構築の８原則】 ①市民にとって使いやすくわかりやすい、高度な行政サービスの提供 ②施策に関する透明性の確保、説明責任の履行及び市民参加の拡大 ＊25 ③ユニバーサルデザインの確保 ④業務・システムの刷新を徹底的に追求 ⑤民間活力の活用 ⑥情報システムの安全性・信頼性の確保と個人情報保護 ⑦県や他の自治体との連携確保 ⑧活力ある社会形成への配慮 【電子自治体構築の３目標】 ①市民満足度の向上 ②簡素で効率的な行政運営 ③地域の活性化・産業振興 ＊24 マネジメントサイクルとは、管理サイクル。効果的な管理を行う為の段階。一般的にマネ ジメントサイクルとは、計画（Plan）→実施（Do）→確認（Check）→対策実行（Act）のこ と。 ＊25 ユニバーサルデザインとは、使う人の年齢、性別、能力、経験等の違いに関係なく、同じ ように使いこなすことができる製品・サービスを作っていこうということ。 （２） ＩＣＴを活用した全庁ＢＰＲの推進・支援体制 ①全庁ＢＰＲの推進 （業務の見直し、刷新）BPR: business process re-engineering 本計画では、時代に即した行政の在り方を、現状からの逐次的改善ではなく、社会 変化等を踏まえた本来あるべき姿を追求するとともに、「電子自治体」を単なる業務 の電子化と捉えるのではなく、組織及び業務を変革する基盤としての役割を担うもの 34 第５章 電子自治体推進計画 として捉えています。電子自治体実現の根幹として効率的な業務の改善(ＢＰＲ)を推 進していきます。 ・行政が目指すもの（組織目標、あるべき姿）や、それを実現するための施策を従来 の方法、慣習、ルールに捉われず、市民ニーズに的確に応えるための視点から導き 出す機能。 ・施策やプロセス(業務の流れ)の有効性・効率性を評価し、変革する機能。 ②全庁ＢＰＲ推進の支援体制 本来ＢＰＲとは、業務・組織を抜本的に見直すことで業務を再構築し、継続的に業 務の最適化を図っていくことです。 多くの自治体で、業務の見直しや改善が行われており、その目的を達成する手法と して、ＩＣＴの活用が位置付けられています。 今後、求められるＢＰＲでは、明確なビジョン（あるべき姿）に基づいて「人・組 織」、 「業務の流れ（プロセス） 」、そして「ＩＣＴ」を三位一体で推進していく必要が あります。 本計画ではＢＰＲの基本的な視点である「集約化」、 「同時並行」 、「連結」、 「廃止」 の４つと、「市民サービスの向上」や「電子行政基盤の積極的な活用」といった電子 自治体推進上の視点からＩＣＴの利活用について検討していきます。 ＩＣＴ活用による全庁ＢＰＲ推進支援体制 課 長 会 （基本方針・重要施策審議等） 庁 議 電子自治体推進会議 付議 報告 ＣＩＯ：最高情報統括責任者 （副市長） 指示 連携 各種対策委員会等 ＩＣＴ施策の推進 構 成 員 付議 全庁各課 情報化推進リーダー 指示 指示 報告 ＩＣＴ化 付議・報告 各課・局 推進組織 ＩＣＴ化 方針決定 市民ニーズ抽出・分析 市民の声等分析担当 35 第６章 電子自治体推進方策 第６章 6.1 電子自治体推進方策 推進体制 本計画においては、電子自治体の推進や、情報セキュリティ管理、ＩＣＴの活用による 全庁ＢＰＲ推進の支援等、多岐にわたる情報化推進のための施策を計画しています。 なお、情報化推進体制については、次のとおりです。 情報化推進体制 市 長 電子自治体推進会議 ＣＩＯ:最高情報統括責任者（副市長） + 構成員 電子自治体推進リーダー会議 情報化推進統括組織:構成員 進捗報告等 指示・評価 進捗報告等 指示・評価 情報セキュリティマネジメント 電子自治体の推進 ＩＣＴ活用による全庁業務 改革推進支援 36 第６章 電子自治体推進方策 6.2 人材育成計画 情報化推進のためには、庁内の人材育成が重要となります。 このようなことから、情報化推進に関る人材育成については、次のとおり段階的・継 続的に養成しスキルアップを図っていきます。 （１）情報化推進リーダーの育成 情報化推進リーダーの役割としては、部署内におけるＩＣＴスキルを利用した業務 の実施や、職員スキルアップの支援、情報化推進の啓発活動等といった、電子自治体 構築に向けてＩＣＴを効果的に活用した市民サービス等の企画や実行を推進するこ とになります。 このリーダー育成については、ソフトウェア操作研修やセキュリティ研修等を通じ て養成していきます。 （２）ＩＣＴ人材育成プログラム 要求されるＩＣＴスキルが多様化する時代では、自ら必要となるＩＣＴスキルを効 果的に習得していく必要があります。職員のスキルアップを効果的かつ強力に支援す るため、本市職員に保有すべきＩＣＴスキルの目標を設定し、ＩＣＴ人材育成プログ ラムを作成し実施していきます。 （３）ＩＣＴ人材育成マネジメントサイクル 人材育成の施策を継続的に運用するためには、人材育成に関する計画、実施、確認、 対策実行のサイクルにより、合理的なスキル向上を支援していきます。 37 第７章 情報セキュリティ対策 第７章 情報セキュリティ対策 本市の情報システムが取り扱う情報には、市民の個人情報をはじめ、行政運営上重要な 情報などが多数含まれており、これらの情報が外部に漏えいした場合や機器が停止した場 合には、極めて重大な結果を招くことになります。このことから、市民の財産、プライバ シーを守り安全・安定した行政サービス提供を継続するためには、これらの情報や情報シ ステムを様々な脅威から防御することが必要です。 本市では情報セキュリティ対策を推進する体制を強化し、本市が所有する情報資産に対 する脅威や、情報環境の変化に常に対応するための仕組みとして「情報セキュリティマネ ジメント体制」を構築していますが、今後も、電子自治体の推進や市民の個人情報保護の 観点から、情報セキュリティ対策を強化していきます。 （１）情報セキュリティポリシーの遵守 情報セキュリティポリシーは、情報セキュリティ対策の指針として位置付けられる ものであり、情報セキュリティの重要性について共通認識を持つとともに、業務の遂 行に当たり本ポリシーを遵守する義務を負います。 本ポリシーは、本市が管理する情報資産に関する業務に関わる職員等及び外部委託 業者に適用します。 （２）情報セキュリティ対策 ＊26 本市では「情報セキュリティ運用指針」を策定し、これらに基づいた物理的・技術 的な情報セキュリティ対策を実施するとともに、情報セキュリティ対策の確実な推進 を図っていきます。 ①物理的セキュリティ 情報システム関連施設への不正な立入りを防ぐため、入退室や機器管理上において 認証カード等を用いた物理的対策を実施します。 ②技術的セキュリティ 本市では、情報資産を不正なアクセス等から適切に保護するため、情報資産へのア クセス制御、ネットワークの監視システム等を導入しておりますが、新たな脅威への 対策及び障害等が発生した際の迅速な対応を可能とするため、継続して技術的対策を 講じていきます。 ③情報セキュリティ対策基準の策定 本市の管理する情報資産について、上記情報セキュリティ対策を講ずるに当たって は、統一的なレベルで職員等が遵守すべき事項及び判断等の基準を定めるため、情報 セキュリティ対策上必要となる基本的要件を明示した対策基準を策定します。 ＊26 情報セキュリティ運用指針には、組織全体の情報セキュリティに関する基本方針で、情報 セキュリティを確保するための体制、組織および運用等が定めてある。 38 第７章 情報セキュリティ対策 （３）情報セキュリティ監査 計画された情報セキュリティ対策が、組織的に確実に実行されているかを判断する ために「情報セキュリティ監査」を実施していきます。 また、監査の実施に当たっては、各部署の自己診断や内部監査を経たうえで実施し ていきます。 （４）評価・見直しの実施 情報システムのセキュリティについて、適切性・確実性の評価を実施していきます。 また情報セキュリティを取り巻く状況の変化を踏まえ、必要に応じ対策基準の見直し を実施します。 （５）情報セキュリティ教育 情報セキュリティ対策の根幹は、全職員に対する教育であるという認識から、今後 の情報化の推進に伴う個人情報保護対策の徹底と併せて、情報セキュリティの重要性 を繰り返し認識させるために、情報セキュリティ教育を実施していきます。 39 第７章 情報セキュリティ対策 （６）情報セキュリティ推進体制 現在、情報セキュリティ推進体制として、電子自治体推進会議を中心とした全庁的 な推進体制を構築しています。 電子自治体推進会議では、副市長を会長（ＣＩＯ最高情報統括責任者）とし、情報 セキュリティ運用指針に基づいた運用を行います。また「情報セキュリティマネジメ ント担当」は、情報セキュリティ対策が確実に実行されているかを管理・評価し、情 報セキュリティ運用指針の見直し等を検討する役割を担います。 情報セキュリティ推進体制 情報セキュリティ運用指針 ＣＩＯ：最高情報統括責任者 副市長 情報セキュリティ 推進・実施計画 情報セキュリティ 対策基準 補佐：ネットワーク管理者 統括情報セキュリティ担当者 課長等 実施 情報セキュリティ 情報システ 担当者 情報セキュリティ 実施手順 職 員 ム管理者 情報化推進 情報システ リーダー ム担当者 策定 評価 情報セキュリティ 見直し マネジメント担当 情報セキュリティの運営 構 成 員 （副市長・課長等） 40 監 査 電子自治体推進会議 ＣＩＯ：最高情報統括責任者 （副市長） 第８章 新システムの構築方針 第８章 新情報システムの構築方針 （１）ＩＣＴ調達の方向性 ①基幹システム 新たな基幹システムを導入する際は、基本的に公募を行い、運用経費等も勘案し評 価したうえで業者選定を実施します。 ②内部情報システム 新たな内部情報システムを導入する際は、基本的に公募を行い、運用経費等も勘案 し評価したうえで業者選定を実施します。また、業務主管課が個別に調達を実施する システムも多く存在するため、全庁的なシステム調達ガイドラインを策定します。 ③ハードウェア等 パソコンやプリンタ等の機器については、使用年数に応じて年次的に更新していま すが、今後は更新する時期の調整を行い、一括で更新する台数を増やすことにより、 導入経費の低減を図ります。 （２）ＩＣＴトータルコストシュミレーション 新システム導入時及びパソコンやプリンタ等のハードウェアの更新時には、直接コ スト（導入経費、維持管理費）と間接コスト（システムを利用するために必要な人件 費等）を含めたトータルコストのシュミレーションを実施します。 （３）変化に強いシステム構築の考え方 現在、汎用機により基幹システム（住民・税情報系システム等）を構築しています が、度重なるシステム改修によりシステムが複雑・独立化しており、法改正等に伴う システム改修の際は多額の経費を要しています。また、合併時に導入した基幹システ ム（福祉情報系システム）及び内部情報システム（財務会計・文書管理・人事給与・ ＧＩＳ・グループウェア等）についても、システム自体の陳腐化及び対応ＯＳのサポ ート終了が迫っています。 今後は、計画的にシステムの再構築を行いますが、再構築を行うに当たっては、基 幹システムについては、汎用機に替えて Web 型パッケージシステムを基本としたシス テムを構築するとともに、総務省が策定した中間標準レイアウト仕様へのデータ移行 を含んだ形で調達し、将来のクラウド化及びシステム更新時のデータ移行費低減を図 ります。 また、内部情報系システムについても、Web 型パッケージシステムを基本としたシ ステムを念頭に再構築を行います。 （４）業務運用計画の策定 システム運用については、「業務運用計画」を定め、これに基づき運用することと します。 41 第８章 新システムの構築方針 （５）ＳＬＡ契約に基づくサービスの維持 ＊27 運用支援事業者とＳＬＡ契約を行い、提供されるサービスの質的レベルの確保を図 ることとします。 ＊27 ＳＬＡ （service level agreement）とは サービスレベル・アグリーメント / サービス レベルに関する合意 / サービス品質保証契約。 （６）事業継続計画（ＢＣＰ）の検討 大規模災害の発生等により、本市が保有する重要データを消失すると、市民サービ スに多大な影響を及ぼすとともに、社会的、経済的に大きな損失を被ることになりま す。 総務省が提示した「地方公共団体におけるＩＣＴ 部門の業務継続計画（ＢＣＰ） 策定に関するガイドライン」に基づき、災害時や事故時における脅威発生時において も本市のＩＣＴ部門の事業が継続され、かつシステムが停止した場合は、許容範囲内 にシステムを復旧させることを目的として、次の事項を重点において事業継続計画 （ＢＣＰ）の策定に向けて検討していきます。 ＊28 ①情報システムの多重化検討（災害時の情報伝達の確実性を担保する） ②災害時の迅速なシステム復旧 ③必要な業務の確実な実施に向けたＩＣＴ部門の業務継続計画 ＊28 多重化とは、災害時の情報伝達の確実性を担保するため、複数の情報伝達手段・ルートを もつこと。 42 第９章 推進スケジュール 第９章 推進スケジュール 推進スケジュール ビジョン １ 市民本位の サービス提 ＩＣＴ施策 25 こころざし ①しぶし志ネットの有効利活用 26 27 28 29 検討 ②行政告知放送端末設置の推進 供による市 ③情報活用能力の向上 民満足度の ④電子行政窓口の拡充 推進 順次推進 向上 ⑤電子行政サービスの拡充 ⑥窓口業務の充実 ⑦窓口機能の利便性向上 ⑧行政情報の発信・充実 ⑨市民からの信頼性の確保 ２ 健全で計画 的な行政運 営の実現 ①庁内情報共有化 検討 ②内部事務統合化 ③統合型ＧＩＳの利用促進 推進 ④業務・システムの全体最適化 順次推進 ⑤情報セキュリティ対策の強化 ３ 市民との協 働による継 ①市民参加の促進 検討 ②安心・安全な地域づくり 続的な発展 ③住みたくなるまちづくり 性のあるま ④地域産業の活性化 推進 順次推進 ちづくりの 推進 ⑤市民協働の情報サービス支援及び地 域コミュニティの活性化 ⑥教育の情報化推進 ※平成２４年度に情報化基本計画を策定し、平成２５年度は情報化実施計画を策定する。 43 第９章 推進スケジュール 推進内容 ビジョン 市民本位のサービス提供による市民満足度の向上 ＩＣＴ施策 ＩＣＴ重点施策 情報通信基盤の整備 ・携帯電話不感エリアの整備 こころざし ①しぶし 志 ネットの有 ・情報通信設備を利用した利活用の検討 効利活用 ・公共施設や観光施設等への高速無線ＬＡＮの整備 ②行政告知放送端末設置の ・市内全戸への行政告知放送端末機器設置の推進 推進 ③情報活用能力の向上 ・市民への情報通信機器講習等の充実 ④電子行政窓口の拡充 ・ホームページの充実、タブレット端末等からのサービス検討 ・電子申請手続の拡大 ⑤電子行政サービスの拡充 ・マルチペイメントネットワークの推進 ・ワンストップサービスの検討 ・電子申請簡易申請の拡充 ・住基カード・市民カードの多目的利用の検討 ⑥窓口業務の充実 ・窓口業務（知識、ノウハウ）ナレッジベースの検討 ⑦窓口機能の利便性向上 ・自動交付機の利用促進 ⑧行政情報の発信・充実 ・行政サービスの充実強化（市民の視点に立った情報提供） ⑨市民からの信頼性の確保 ・積極的な情報提供、情報公開 ・住基カード及び市民カードの普及促進 ・ホームページ等による市民満足度調査等の実施 健全で計画的な行政運営の実現 ①庁内情報共有化 ・庁内情報（庁内掲示板、知識、情報データ）の積極的活用 ・庁内情報システムの見直し・検討 ②内部事務統合化 ・財務会計を核とした、健全な行政運営の実現 ③統合型ＧＩＳの利用促進 ・統合型ＧＩＳの活用 ④業務・システムの全体最 ・効率的な電子自治体の推進 適化 ・安全な運用（事業継続ＢＣＰ)の検討 ⑤情報セキュリティ対策の ・情報セキュリティ対策の推進 ・充実したシステム構築 強化 市 民 と の 協働 に よ る 継 続 的 な 発 展 性 の あ る まち づ く り の推進 ①市民参加の促進 ・市民の提言や意見等をホームページ等で集約して、政策・施策・事 務事業へ反映 ②安心・安全な地域づくり ・防災、防犯ネットワークの充実強化 ・災害・防災対策向上に向けたＩＣＴ利活用の充実強化 ・学校及び通学路等の子供の安全対策等の推進 ③住みたくなるまちづくり ・ＩＣＴを活用して健康な市民生活の支援 ・保健・福祉・医療関連機関の総合ネットワーク構築支援 ・在宅医療・介護等、多職種間での情報共有支援 ④地域産業の活性化 ・ＩＣＴを利活用して、地域産業活性化の支援 ⑤市民協働の情報サービス ・まちづくり活動の活性化支援 支援及び地域コミュニティ ・民間活力によるＩＣＴ関連の活動支援 の活性化 ・ボランティア・ＮＰＯのホームページとの連携 ⑥教育の情報化推進 ・ＩＣＴを利活用して、家庭・学校・地域社会の教育ネットワーク構 築の支援 ※ＩＣＴ重点施策のまとめ 44 資料 ○情報化基本計画策定の経過 年月日 会議及び作業名 内容 24 年 ６月４日 第１回電子自治体推進会 情報化基本計画の策定について 議（本庁庁議室） 新情報システムについて 他 ６月 28 日 第１回電子自治体推進リ １ 情報化基本計画の策定について ーダー会議（農村環境改善 ２ 情報化の推進及び利活用事例について センター） の研修 ６月 29 日∼ ８月 17 日 計画策定に係る調査の実 １ 計画策定に係る調査 ①計画策定に伴う調査表 施 ②窓口サービス調査表 ③行政事務情報処理調査表 ２ 市民アンケート調査 アンケート調査の実施 ７月 23 日∼８月 12 日 ３ 職員アンケート調査 ８月 ３日∼８月 17 日 ７月 23 日∼ ８月 17 日 8 月 20 日∼ 24 日 第２回電子自治体推進リ 調査表に基づき現状や課題、問題点を検討 ーダー会議（本庁３階委員 会室） 8 月 25 日∼ 9 月 14 日 調査表の再確認 ＩＣＴ重点施策体系確認 調査表の確認 ＩＣＴ重点施策体系（振り返り）の確認 情報化基本計画素案作成 作業 ↓ 10 月１日 第３回電子自治体推進リ 情報化基本計画策定に伴う取り組むべき視 ーダー会議 点・課題等検討 情報化基本計画素案を基 情報化基本計画素案検討 に各課で修正・検討 ↓ 11 月８日 第４回電子自治体推進リ 情報化基本計画素案作成 ーダー会議 12 月 10 日∼ 21 日 12 月 パブリックコメント 意見公募 まちづくり委員会 情報化基本計画（案）について 25 年 １月 第２回電子自治体推進会 情報化基本計画承認 議 ２月 市長に報告 ３月 議会に報告 45 資料 ○志布志市電子自治体推進会議規程 平成 19 年５月 28 日訓令第 15 号 改正 平成 20 年３月 24 日訓令第４号 平成 23 年３月 30 日訓令第６号 平成 24 年５月７日訓令第 14 号 志布志市電子自治体推進会議規程 （設置） 第１条 電子自治体に関する施策の総合的かつ効果的な推進を図るため、志布志市電子自 治体推進会議（以下「推進会議」という。 ）を置く。 （所掌事務） 第２条 推進会議は、次に掲げる事務を行う。 (１) 電子自治体に関する施策の総合的な企画及び推進に関すること。 (２) 関係課等の電子自治体に関する事務の連絡調整に関すること。 (３) その他 電子自治体の推進に関すること。 （組織） 第３条 推進会議は、会長、副会長及び委員で組織する。 ２ 会長は副市長を、副会長は教育長をもって充てる。 ３ 委員は、別表に掲げる職員をもって充てる。 （会長及び副会長） 第４条 会長は、会務を総理し、推進会議を代表する。 ２ 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、その職 務を代理する。 （会議） 第５条 推進会議の会議（以下「会議」という。 ）は、会長が招集する。 ２ 会議は、委員の過半数が出席しなければ、開くことができない。 ３ 会長は、会議の議長となり、議事を整理する。 ４ 会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するとこ ろによる。 ５ 会長は、必要があると認めるときは、委員以外の者に会議への出席を求め、その意見 を聴くことができる。 （部会） 第６条 推進会議は、その定めるところにより、部会を置くことができる。 ２ 部会に属すべき委員は、会長が指名する。 ３ 部会に部会長を置き、会長の指名する委員がこれに当たる。 ４ 部会長は、会務を総理し、部会を代表する。 ５ 部会長に事故があるとき、又は部会長が欠けたときは、あらかじめ部会長が指名する 委員が、その職務を代理する。 ６ 前条の規定は、部会の会議について準用する。 （庶務） 第７条 推進会議の庶務は、情報管理課において処理する。 （その他） 第８条 この規程に定めるもののほか、推進会議の運営に関し必要な事項は、別に定める。 附 則 この訓令は、平成 19 年５月 31 日から施行する。 附 則（平成 20 年３月 24 日訓令第４号） この訓令は、平成 20 年４月１日から施行する。 附 則（平成 23 年３月 30 日訓令第６号） 46 資料 この訓令は、平成 23 年４月１日から施行する。 附 則（平成 24 年５月７日訓令第 14 号） この訓令は、平成 24 年４月１日から施行する。 別表（第３条関係） 総務課長 財務課長 企画政策課長 情報管理課長 港湾商工課長 税務課長 市民環境 課長 福祉課長 保健課長 農政課長 畜産課長 耕地林務水産課長 建設課長 松山支 所長 志布志支所長 会計課長 議会事務局長 教育委員会教育総務課長 教育委員会学 校教育課長 教育委員会生涯学習課長 農業委員会事務局長 水道課長 松山支所市民課 長 松山支所建設課長 志布志支所税務課長 志布志支所市民課長 志布志支所福祉課長 志布志支所建設課長 47 資料 志布志市電子自治体推進会議委員 役職 氏名 備考 副市長 会長 教育長 副会長 総務課長 委員 財務課長 委員 企画政策課長 委員 情報管理課長 委員 港湾商工課長 委員 税務課長 委員 市民環境課長 委員 福祉課長 委員 保健課長 委員 農政課長 委員 畜産課長 委員 耕地林務水産課長 委員 建設課長 委員 松山支所長兼地域振興課長 委員 志布志支所長兼地域振興課長 委員 会計課長 委員 議会事務局長 委員 教育委員会教育総務課長 委員 教育委員会学校教育課長 委員 教育委員会生涯学習課長 委員 農業委員会事務局長 委員 水道課長 委員 松山支所市民課長 委員 松山支所建設課長 委員 志布志支所税務課長 委員 志布志支所市民課長 委員 志布志支所福祉課長 委員 志布志支所建設課長 委員 48 資料 ○志布志市電子自治体推進リーダー規程 平成 20 年５月 30 日訓令第 16 号 改正 平成 23 年３月 30 日訓令第６号 平成 24 年５月７日訓令第 15 号 志布志市電子自治体推進リーダー規程 （設置） 第１条 高度化する情報化に対応し、志布志市電子自治体の構築の効果的な推進を図るた め、別表の左欄に掲げる所属に電子自治体推進リーダーを置く。 （職務） 第２条 電子自治体推進リーダーは、各所属における次に掲げる事務を処理するものとす る。 (１) 情報通信技術を活用した業務の実施、事務の効率化並びにシステム効果の評価、 改善及び検討に関すること。 (２) 情報通信技術を効果的に活用した市民サービス等の企画及び実行の推進に関す ること。 (３) 各所属内の情報セキュリティ対策の啓発、自己診断等に関すること。 (４) 情報化関連施策への協力支援に関すること。 （選任） 第３条 電子自治体推進リーダーの定数は、別表の左欄に掲げる所属の区分に応じ、それ ぞれ同表の右欄に掲げる数とする。 ２ 電子自治体推進リーダーは、各所属の職員のうちから各所属の長が選任する。 （任期） 第４条 電子自治体推進リーダーの任期は、選任の日からその日の属する年度の末日まで とする。 （研修） 第５条 電子自治体推進リーダーは、その職務を行う上に必要な研修を受けなければなら ない。 （会議） 第６条 情報管理課長は、情報交換及び連絡調整を円滑に行うため、必要に応じ、電子自 治体推進リーダーの会議を招集する。 （庶務） 第７条 電子自治体推進リーダーの庶務は、情報管理課において処理する。 （その他） 第８条 この規程に定めるもののほか、 電子自治体推進リーダーに関し必要な事項は、 別に定める。 附 則 この訓令は、平成 20 年６月１日から施行する。 附 則（平成 23 年３月 30 日訓令第６号） この訓令は、平成 23 年４月１日から施行する。 附 則（平成 24 年５月７日訓令第 15 号） この訓令は、平成 24 年４月１日から施行する。 49 資料 別表（第１条、第３条関係） 所属 定数 定数 総務課 1人 教育委員会教育総務課 1人 財務課 1人 教育委員会学校教育課 1人 企画政策課 1人 教育委員会生涯学習課 1人 港湾商工課 1人 農業委員会事務局 1人 税務課 1人 水道課 1人 市民環境課 1人 志布志支所地域振興課 1人 福祉課 1人 志布志支所福祉課 1人 保健課 1人 志布志支所市民課 1人 農政課 1人 志布志支所税務課 1人 畜産課 1人 志布志支所建設課 1人 耕地林務水産課 1人 松山支所地域振興課 1人 建設課 1人 松山支所市民課 1人 会計課 1人 松山支所建設課 1人 議会事務局 1人 1人 50 資料 情報化基本計画策定 電子自治体推進リーダー 所属 係名 氏名 総務課 課長補佐 財務課 課長補佐兼管財係長 企画政策課 企画調整係長 港湾商工課 課長補佐兼企業立地推進係長 税務課 課長補佐 市民環境課 環境政策係 福祉課 課長補佐 保健課 国民健康保険係 農政課 課長補佐 畜産課 課長補佐兼畜産管理係長 耕地林務水産課 課長補佐 建設課 課長補佐 会計課 課長補佐兼出納係長 議会事務局 調査管理係長 教育委員会教育総務課 総務係 教育委員会学校教育課 課長補佐兼学校教育係長 教育委員会生涯学習課 指定文化財係長 農業委員会事務局 農地係 水道課 課長補佐 志布志支所地域振興課 課長補佐兼地域振興係長 志布志支所福祉課 福祉係 志布志支所市民課 課長補佐兼年金係長 志布志支所税務課 課長補佐兼税務係長 志布志支所建設課 課長補佐 松山支所地域振興課 課長補佐兼地域振興係長 松山支所市民課 市民係長 松山支所建設課 管理係長 51 資料 ○情報化に関する市民アンケー卜調査結果（抜粋） ・調査時期 ・調査対象者 ・回答率 平成２４年8月 2000名（世帯重複しない方法で送付） ３６．０５％（回答者７２１名） 区分１．あなたの性別、年齢、職業などについてお尋ねします。 問 1．性別を教えて下さい。 No 項 目 回 答 1 男性 335 2 女性 381 3 無回答 5 0.7 % 合 計 721 間2．年齢を教えて下さい。 No 項 目 1 ２０歳未満 2 ２０歳代 3 ３０歳代 4 ４０歳代 5 ５０歳代 6 ６０歳代以上 7 無回答 合 計 回 答 16 48 95 108 195 255 4 721 問3．職業を教えて下さい。 No 項 目 1 会社員・会社役員 2 公務員・団体職員 3 自営業 4 農林水産業 5 家事・育児（専業） 6 学生 7 パート・アルバイト 8 無職（退職者を含む） 9 製造業 10 その他 11 無回答 合 計 回 答 183 57 88 58 58 15 94 113 13 32 10 721 52 割 合 46.5 % 52.8 % 割 合 2.2 % 6.7 % 13.2 % 15.0 % 27.0 % 35.4 % 0.6 % 割 合 25.4 % 7.9 % 12.2 % 8.0 % 8.0 % 2.1 % 13.0 % 15.7 % 1.8 % 4.4 % 1.4 % 資料 区分２．現在あなたが行っている情報の入手方法などについてお尋ねします。 問1．自宅にはどのような情報機器がありますか？ No 項 目 回 答 割 合 1 一般電話 565 17.8 % 2 携帯電話 601 18.9 % 3 スマートフォン等のタブレット端末 124 3.9 % 4 ファックス 280 8.8 % 5 ゲーム機（インターネット機能付） 75 2.4 % 6 パソコン 420 13.2 % 7 テレビ 654 20.6 % 8 ラジオ 455 14.3 % 9 何もない 1 0.0 % 10 その他 4 0.1 % 合 計 3,179 問2．自宅でのパソコンの保有について伺います。 No 項 目 回 答 1 自分専用のパソコンがある 243 2 家族がパソコンを持っている 250 3 持っていないが、今後持ちたい 63 持ちたくはないが、公共施設のパ 4 16 ソコンを利用したい 5 持ちたいとは思わない 99 6 無回答 50 合 計 721 割 合 33.7 % 34.7 % 8.7 % 2.2 % 13.7 % 6.9 % 問3．普段何を利用して日常生活に必要な情報を入手していますか？ No 項 目 回 答 割 合 1 新聞 450 20.6 % 2 テレビ 636 29.1 % 3 雑誌 86 3.9 % 4 ラジオ 193 8.8 % 5 携帯電話 221 10.1 % 6 広報誌 229 10.5 % 7 回覧板 159 7.3 % 8 インターネット 208 9.5 % 9 その他 4 0.2 % 合 計 2,186 問4．ＳＮＳ（ｿｰｼｬﾙﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞｻｰﾋﾞｽ）について No 項 目 回 答 1 知らない 364 2 知っているが利用していない 211 3 利用している 99 4 無回答 47 合 計 721 53 割 合 50.5 % 29.3 % 13.7 % 6.5 % 資料 No 1 2 3 4 5 6 利用しているＳＮＳ（ｿｰｼｬﾙﾈｯﾄﾜｰｷﾝｸﾞｻｰﾋﾞｽ） 項 目 回 答 mixi 24 Google＋ 43 Face book 54 GREE 20 Twitter 22 その他 5 合 計 168 割 合 14.3 % 25.6 % 32.1 % 11.9 % 13.1 % 3.0 % 区分３．市の情報サービスや行政サービスに対する要望についてお尋ねします。 問1．市の事業や市役所に関する情報をどのような手段で入手していますか？ No 項 目 回 答 割 合 1 市の広報誌 629 29.4 % 2 市のホームページ 122 5.7 % 3 行政告知放送 381 17.8 % 4 ケーブルテレビ（市民チャンネル） 165 7.7 % 5 新聞 124 5.8 % 6 テレビ 118 5.5 % 7 ラジオ 37 1.7 % 8 雑誌 8 0.4 % 9 口こみ 154 7.2 % 10 回覧板 370 17.3 % 11 市役所の窓口などを直接訪問 25 1.2 % 12 その他 10 0.5 % 合 計 2,143 問2．市のホームページを見たことがありますか？ No 項 目 回 答 1 ある ⇒ 区分３問３．へ 227 2 ない ⇒ 区分４問１．へ 434 見たことはないが、今後見たい 47 3 ⇒ 区分３問５．へ 4 無回答 13 合 計 721 割 合 31.5 % 60.2 % 6.5 % 1.8 % 問3．問2で「ある」を選んだ方にお尋ねします。 市のホームページの利用の度合いはどの程度ですか？ No 項 目 回 答 割 合 1 ほぼ毎日 8 3.4 % 2 週に２∼３回程度 22 9.4 % 3 週に１回程度 30 12.8 % 4 月に２∼３回程度 40 17.1 % 5 月に１回程度 44 18.8 % 6 めったに見ない 86 36.8 % 7 その他 4 1.7 % 合 計 234 54 資料 問4．市のホームページからの情報の入手について、どのような不満を感じていますか。 No 項 目 回 答 割 合 1 ほしい情報がどこにあるか分からない 75 20.8 % 2 ほしい情報の入手に時間を要する 37 10.2 % ほしい情報が少ない。十分な情報が提 90 3 24.9 % 供されていない 4 情報が古い 39 10.8 % 5 特に不満はない 120 33.2 % 合 計 361 問5．市のホームページを利用して知りたい情報は何ですか？ No 項 目 回 答 1 市長の部屋の情報 15 1.0 % 2 最新の市政情報や大切なお知らせ 178 3 各種施設や計画に関する情報 104 4 各種の統計情報 30 1.9 % 5 観光やイベントに関する情報 178 6 避難所や災害対策等の防災情報 128 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 文化施設や体育施設等の公共施設の情 報 割 合 11.5 % 6.7 % 11.5 % 8.3 % 98 保健や福祉等に関するサービス情報 庁内の組織や活動の紹介 日曜当番医 市報しぶし 安心安全メール 市議会の情報 議会中継 各種申請書・届出様式のダウンロード 各種申請・届出に関する手続き方法 や問い合わせ先の一覧 地域の暮らしに役立つ情報 特にない その他 合 計 124 43 131 52 34 61 40 102 6.3 % 8.0 % 2.8 % 8.5 % 3.4 % 2.2 % 4.0 % 2.6 % 6.6 % 115 75 28 8 1,544 7.4 % 4.9 % 1.8 % 0.5 % 区分４．テレビの視聴環境についてお尋ねします。 問1．自宅では何台のテレビを所有（視聴）していますか？ No 項 目 回 答 割 合 1 １台 310 43.0 % 2 ２台 263 36.5 % 3 ３台 96 13.3 % 4 ４台以上 30 4.2 % 5 所有していない 6 0.8 % 6 無回答 16 2.2 % 合 計 721 55 資料 問2．ご家庭では、どのような方法でテレビを見ていますか。 No 項 目 回 答 1 個人でアンテナを設置している 349 2 ＢＴＶケーブルテレビに加入している 278 共聴組合に入っている。共同受信施 60 3 8.3 % 設を設置。共同アンテナを利用。 4 テレビを見ていない 11 1.5 % 5 無回答 23 3.2 % 合 計 721 割 合 48.4 % 38.6 % 区分５．本市では、市内全域に光ファイバー網を敷設し、ケーブルテレビ、光インターネットが利 用できる環境が整っています。 志布志市の情報化計画の策定において、参考にするためにお尋ねします。 問1．ケーブルテレビをご存知ですか？ No 項 目 回 答 割 合 1 知っている 634 87.9 % 2 知らない 40 5.5 % 3 無回答 47 6.5 % 合 計 721 問2．ケーブルテレビを利用していますか。 No 項 目 1 利用している（基本チャンネル 840 円） 2 利用している（多チャンネル 3675 円） 3 今後利用したい 4 利用していない 5 無回答 合 計 回 答 165 107 32 363 54 721 割 合 22.9 % 14.8 % 4.4 % 50.3 % 7.5 % 問3. 問2で利用していると答えた方に伺います。ケーブルテレビの内、市民チャンネルでは、志 布志市の話題や市政情報等が放送されています。よく見ているものはどれですか？ No 項 目 回 答 割 合 1 ＢＴＶ情報局市政情報等の番組を視聴 174 49.0 % 2 ＳＢＳ元気告知板 46 13.0 % 3 市議会中継 32 9.0 % 4 データ放送（市政情報等を取得） 22 6.2 % 81 「まこちおもして！しぶしにバンザイ」な 5 ど志布志市の話題等が放送されている 22.8 % 番組 合 計 355 56 資料 問5．家庭ではインターネットを利用していますか？ No 項 目 回 答 1 利用している 384 2 利用していない 239 3 今後利用したい 20 4 今後も利用するつもりはない 41 5 無回答 37 合 計 721 割 合 53.3 % 33.1 % 2.8 % 5.7 % 5.1 % 問6．（問5で「利用している」と回答した方へ） インターネットへはどのような方式で接続されていますか？ No 項 目 回 答 割 合 1 一般電話回線 39 9.8 % 2 ＩＳＤＮ回線 11 2.8 % 3 ＡＤＳＬ回線 48 12.0 % 4 光回線（ＢＴＶケーブルテレビ） 156 5 光回線（ＢＴＶ以外） 90 22.5 % 6 携帯電話経由（Wi-Fi など） 39 9.8 % 7 わからない 16 4.0 % 8 その他 1 0.3 % 合 計 400 39.0 % 問7．行政告知放送端末ではラジオ（AM・FMラジオ６局）が聴取できますが利用の度合いはど の程度ですか。 No 項 目 回 答 割 合 1 毎日聞いている 107 14.8 % 2 時々聞いている 247 34.3 % 3 聞いていない 327 45.4 % 4 無回答 40 5.5 % 合 計 721 57 資料 区 分 ６ ． 志 布 志 市 の情 報 化 への取 り組 みについてお尋 ねします。 問 1．志 布 志 市 では、地 域 情 報 通 信 基 盤 （行 政 告 知 放 送 、ケーブルテレビ、光 インタ ーネット）が整 備 されています。 今 後 の情 報 化 への 取 り 組 みを 進 めるこ と によ っ て、 どのよ う な効 果 を期 待 します か？ No 項 目 回 答 割 合 市役所への申請や届出などがインターネッ 1 256 22.5 % トでできるようになる 市政に関する情報が自由に取り出せ、見る 2 207 18.2 % ことができる 3 市政への提言や参画がより一層可能となる 93 8.2 % 保健・福祉などのより高度なサービスが受け 4 212 18.7 % られるようになる 5 市役所内の業務が一層効率化する 139 12.2 % 6 特になし 111 9.8 % 7 わからない 104 9.2 % 8 その他 14 1.2 % 合 計 1,136 問 2．志 布 志 市 が、情 報 化 を進 める上 での留 意 点 は何 であるとお考 えですか。 No 項 目 回 答 割 合 1 行政からのわかりやすい情報提供の実現 330 21.9 % 情報機器を利用できる人と、できない人の 284 2 18.9 % 格差の是正 3 個人情報の保護について十分な対策 278 18.5 % 機器の操作等についていつでも気楽に相 159 4 10.6 % 談できる体制の整備 会話などのコミュニケーションが不足しない 5 135 9.0 % ような環境づくり 有害な情報から青少年を守るための教育や 6 204 13.5 % 対策の徹底 7 特になし 57 3.8 % 8 わからない 55 3.7 % 9 その他 4 0.3 % 合 計 1,506 58 資料 ○情報化に関する職員アンケー卜調査結果（抜粋） ・調査時期 ・調査対象者 ・回答率 平成２４年8月 全職員３５０名 ８０．０％（回答者２８０名） １ 個人所有のパソコンのセキュリティについてお尋ねします。 問２ ＦＤやＵＳＢメモリー等の公私の区別はつけていますか？ 項 目 回答 私用と公用を区別している 割 合 131 46.8% 0 0.0% 143 51.0% わからない 1 0.4% 無回答 5 1.8% 私用と公用を区別していない 使用していない 合 計 280 問３ 個人所有のパソコンについてセキュリティ対策をしていますか？ (当てはまるもの全てに○) 項 目 回答 割 合 ウィルス対策ソフトをインストールしてある 202 31.3% セキュリティ対策ソフトをインストールしてある ウィルスやセキュリティに関する情報をこまめに チェックしている ＯＳやソフトウェアの更新(アップデート)を適宜 行っている 98 15.2% 29 4.5% 94 14.6% ウィルス対策ソフトのパターンファイルの更新を 適宜行っている 62 9.6% 受信メールの添付ファイルがウィルスに感染し ていないか確認して開いている 45 7.0% ＩＤやパスワード、クレジットカード等の個人情報 が漏れないよう心がけている 59 9.1% 特に何もしていない 34 5.3% 無回答 23 646 3.6% 合 計 59 資料 問４ 自宅のパソコンの情報セキュリティについて、日頃あなたが困っていることは何ですか？ (当てはまるもの全てに○) 項 目 回答 割 合 何をどうしたらよいかわからないこと 30 9.2% 対策のために費用がかかること 54 16.6% セキュリティ対策ソフトの設定がわからないこと 現在のセキュリティ対策で十分かどうかわからな いこと 特に困っていることはない 11 3.4% 102 31.3% 106 32.5% 無回答 23 7.1% 合 計 326 ２ 「庁内の情報化」についてお尋ねします。 問１ 志布志市の行政化(庁内の情報)について、どのように感じていますか？ 項 目 回答 23 117 十分である ほぼ十分である 割 合 8.2% 41.8% 一部不十分なところがある 57 20.4% 不十分である 18 6.4% わからない 58 20.7% その他 4 1.4% 無回答 3 1.1% 合 計 280 問６ 今後、志布志市が行政情報化(庁内の情報化)を推進していくことについてどのように思い ますか 項 目 回答 割 合 積極的に推進すべきである 86 30.7% 情報化の必要性は感じているが慎重に進める べきだ 162 57.9% 情報化を推進する必要はない 5 1.8% わからない 23 8.2% その他 1 0.4% 無回答 3 1.1% 合 計 280 60 資料 問７ 今後、どの分野に重点をおいて、行政情報化を進めていくのが効果的だと思いますか？ (次の中から３つ選んで○) 項 目 回答 割 合 ワンストップサービス(総合窓口) 161 22.2% 市民カード・住基カードの普及、自動交付機の 利用促進 82 11.3% 住民基本カードの多目的利用の検討、推進 66 9.1% 財務会計を核とした、健全な行政運営の実現 (電子決済・電子収納等) 64 8.8% 文書管理システム(電子決済・文書情報の管理) 71 9.8% 庶務事務システム(電子申請・電子決済・庶務 業務の効率化) 93 12.8% 新システムの検討、自治体 EA を活用した効率 的の電子自治体 82 11.3% 地理情報システム(統合的 GIS)の活用 89 12.3% その他 6 0.8% 無回答 10 1.4% 合 計 724 ３ 「地域情報化」についてお尋ねします。 問１ 志布志市の地域情報化(住民向け情報化)について、どのように感じていますか 項 目 回答 割 合 十分である 21 7.5% ほぼ十分である 84 30.0% 一部不十分なところがある 66 23.6% 不十分である 38 13.6% わからない 55 19.6% その他 3 1.1% 無回答 13 4.6% 合 計 280 61 資料 問２ 今後、志布志市が地域情報化(住民向け情報化)を推進していくことについてどのように思 いますか。 項 目 回答 割 合 積極的に推進するべきである 83 29.6% 160 57.1% 5 1.8% わからない 23 8.2% その他 無回答 0 9 280 0.0% 3.2% 情報化の必要性は感じているが慎重に進める べきだ 情報化を推進する必要はない 合 計 問 5 今後、どの分野に重点をおいて、地域情報化を進めていくのが効果的だと思いますか。 (重要と思われるもの５つに○) 項 目 回答 割 合 住民票や各種申請、申告などの手続き 181 14.7% 医療、保健 子育て支援、教育 高齢者福祉、障害者福祉、年金、税金 防災、防犯 164 144 139 162 13.4% 11.7% 11.3% 13.2% 市民活動、ボランティア活動 43 3.5% くらし、消費生活 81 6.6% ごみ、環境 79 6.4% 産業、商業、観光 100 8.1% 生涯学習、芸術、スポーツ、文化財 91 7.4% 都市計画、基盤、交通 34 2.8% その他 5 0.4% 無回答 5 0.4% 合 計 1228 62 資料 用語解説 ／ 索引 語 解 説 主な使 用箇所 5,7,8 NO 用 1 IT戦略 情報技術(IT)を企業の経営戦略の一部としていかに利用するかに関する、企業 の中長期的かつ具体的な方針・計画・戦略のこと。 2 BCP 業務継続計画 7,12,27 32,42,44 3 多重化 4 BPR business continuity plan 地方公共団体の情報システムの停止に伴う業務の 中断は、市民生活や地域経済活動に多大な支障を及ぼすことから、大規模災害 等の緊急時においても継続あるいは復旧を優先する必要のある重要業務を特定 し、リスク軽減のための予防措置や早期復旧のための対応等を盛り込んだ、被 災の影響を最小限にとどめることを目的として策定される計画。 災害時の情報伝達の確実性を担保するため、複数の情報伝達手段・ルートをも つこと。 Business Process Re-engineering 既存の業務活動を抜本的に見直し、仕事の やり方を刷新すること。 5 e-Japan 戦略 すべての国民が情報通信技術を活用し、その恩恵を最大限に享受できる社会の 実現に向けて、平成 13 年 1 月に決定された政府の基本戦略。市場原理に基づき 民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、5 年以内に世界最先端の IT 国 家となることを目指している。 7,8 6 e-Japan 戦略Ⅱ 「平成 17 年までに世界最先端の IT 国家となる」を目標に進められた e-Japan 戦略に続き、 「平成 18 年以降も世界最先端であり続ける」ことを目指す『e-Japan 戦略 II』が平成 15 年 7 月に発表された。e-Japan 戦略から 2 年半で各種施策を 実施し、第 1 期として IT 基盤が整備されつつあることを受け、第 2 期 IT 戦略 として IT 利活用のための方策を示している。 7 7 GIS Geographical Information System 地理情報システム デジタル化された地理情報と、様々な空間データや位置の持つ属性情報を管理 する情報システムのこと。 12,19,21 26,32,33 41,43,44 8 ICT Information and Communication Technology 情報通信技術の一般の総称で ある。従来頻繁に用いられてきた「IT」とほぼ同様の意味で用いられるもので、 「IT」に替わる表現として定着しつつある。また、技術そのものだけでなく、 情報通信技術を利用した製品・サービスやそれらが普及している状況を指すこ ともある。 4,5,7,9 11,12,13 18,23,24 25,26,34 9 LGWAN 7 10 SNS 地方自治体のコンピュータネットワークを相互接続した広域ネットワークで地 方公共団体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利 用を目的とした、高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワーク。正 式名称は「総合行政ネットワーク」。都道府県、市区町村の庁内ネットワークが 接続されており、中央省庁の相互接続ネットワークである霞ヶ関 WAN にも接続 されている。 Social Networking Site 参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関 係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型 Web サイト。 11 地域 SNS パソコンや携帯電話などを使って、日記や掲示板といった機能を利用したり、 行政相談、災害情報、地域情報などを入手したりすることができる SNS で、地 域での利用に重点を置いたもの。地域交流を目的としており、住民同士の円滑 なコミュニティの促進が期待できる。 22 12 SLA service level agreement サービスレベル・アグリーメント / サービスレベ ルに関する合意 / サービス品質保証契約。 42 13 Web 型 Web ブラウザで動くシステムをいう。 41 63 42 34,35,36 20,26,31 53,54 資料 語 解 用 14 アプリケーショ ン コンピュータ上で、何らかの処理を行うプログラム。各種帳票の作成や数値計 算など、ある特定の目的のために設計されたソフトウェア。 15 インフラ 基盤などの意味を持つ英単語で「インフラ」はその略。IT の世界では、何らか のシステムや事業を有効に機能させるために基盤として必要となる光ファイバ ー設備や制度などのこと 9 16 インターネット 4,10,11 13 17 ウェブアクセシ ビリティ 通信プロトコル TCP/IP を用いて全世界のネットワークを相互に接続した巨大 なコンピュータネットワーク。 「TCP/IP」とは - インターネットや LAN 上で使われる標準的な通信プロトコ ル。 ウェブ（ホームページ）を利用するすべての人が、年齢や身体的条件等に関係 なく、ウェブで提供されている情報に問題なくアクセスし、利用できること。 18 エリアメール・ 緊急速報メール 気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、国や地方公共団体が発信する災 28,29 害・避難情報などを特定エリアの携帯電話に一斉にお知らせする民間サービス。 19 オープンシステ ム 様々なメーカーのソフトウェアやハードウェアを組み合わせて構築されたコン ピュータシステム。各社がOSやアプリケーションソフトの外部仕様を公開する ことで実現されている。価格や性能を比べてもっとも良い製品を組み合わせる ことができるというメリットがある反面、不具合が生じたときにどの製品に原 因があるか特定するのが難しいいうデメリットもある。 12 20 クラウド cloud＝雲。最近では、クラウドコンピューティングを略して「クラウド」と呼 ぶことが多い。 データを自分のパソコンや携帯電話ではなく、インターネット上に保存する使 い方、サービスのこと 28,41 21 自治体クラウド 近年様々な分野で活用が進んでいるクラウドコンピューティング技術を電子自 治体の基盤構築にも活用して、地方公共団体の情報システムの集約と共同利用 を進めることにより、情報システムに係る経費の削減や住民サービスの向上等 を図るもの。また、東日本大震災の経験も踏まえ、堅牢なデータセンターを活 用することで、行政情報を保全し、災害・事故等発生時の業務継続を確保する 観点からも、自治体クラウドの推進が求められている。 28,41 22 しぶし 志 ネ ット 市内全域に張り巡らされた光ファイバー網の愛称で、平成２３年７月に募集し 24,28,30 て付けられた。光ファイバー網のネットワークを使い「志あふれるまちづくり」 43,44 を推進していこうという想いから採用された。 23 住民基本台帳カ ード（住基カー ド） 住まいの市区町村で交付が受けられるセキュリティに優れた IC カード。行政手 続きをインターネットで申請などができる電子政府・電子自治体の基盤ともな るものであり、利便性の向上、行政事務の効率化に役立つもの。 24 高速無線ＬＡＮ （Wi-Fi） 無線でデータの送受信を行なう構内通信網(LAN：Local Area Network)のこと。 19,30,44 Wi-Fi（ワイファイ、wireless fidelity）は、 無線 LAN 機器が標準規格に準拠 57 していることを示すブランド名で、無線 LAN でインターネットに接続する。 25 タブレット端末 コンピュータ製品の一つで、液晶画面がタッチパネルになっており、ほとんど の操作を画面に指を触れて行うタイプの製品で、例としてスマートフォンがあ る。パソコンと共通の OS などを用いる製品は「タブレット PC」と呼ぶ場合が ある。 20,25,30 44,53 26 公的個人認証 電子証明書などの安全性が高い技術を利用し、他人によるなりすまし申請や電 子データが通信途中で改ざんされることを防ぐための機能。 7 こころざし 説 主な使 用箇所 24 NO 64 19,25,31 44 資料 NO 用 27 情報セキュリテ ィの三要素 C.I.A 28 情報セキュリテ ィ 情報セキュリテ ィ運用指針 29 語 主な使用 箇所 C.I.Aは機密性（Confidentiality）、完全性（Integrity）、可用性（Availability） 27 の頭文字をとったもの。 機密性とは、アクセスを認可された者だけが情報にアクセスできるようにする ことであり、IDとパスワードによる個人認証などが機密性を高めるための対策 となる。完全性とは、情報や情報の処理方法が正確かつ完全である（改ざんさ れていない）ことを保護することであり、デジタル署名などが完全性を高める ための対策となる。可用性とは、許可された利用者が必要な時に情報資産にア クセスできることであり、回線の二重化やバックアップシステムなどが可用性 を高めるための対策となる。 情報の機密性、完全性、可用性を維持すること。 12,19,27 32,36 組織全体の情報セキュリティに関する基本方針で、情報セキュリティを確保す 27,38,40 るための体制、組織および運用等が定めてある。 解 説 30 情報リテラシー 情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的 に適合するように使いこなす能力のこと。「情報活用能力」や「情報活用力」、 「情報を使いこなす力」とも表現する。 情報を主体的に選択、収集、活用、編集、発信する能力と同時に、情報機器を 使って論理的に考える能力が含まれている。 9,25,30 31 自治会グループ 放送 18 32 新成長戦略 志布志市の各自治会において、自治会のお知らせや行事等を行政告知放送端末 から自治会内に放送できるサービス。一般電話、携帯電話から放送内容を登録 できる。 日本経済を成長させるための国の政策。 33 電子行政（電子 政府・電子自治 体） コンピュータやネットワークなどの情報通信技術（ICT）を行政のあらゆる分野 に活用することにより、国民・住民の方々や企業の事務負担の軽減や利便性の 向上、行政事務の簡素化・合理化などを図り、効率的・効果的な政府・自治体 を実現しようとするもの。 7,19,25 28,30 34 電子自治体オン ライン利用促進 指針 政府のＩＴ戦略本部は、平成 18 年１月に新たなＩＴ戦略として「ＩＴ新改革 戦略−ＩＴによる日本の改革」を決定したが、この中で電子行政について、 「世 界一便利で効率的な電子行政」の実現を目標として掲げている。 7 35 新電子自治体推 進指針 7 36 デジタルアーカ イ ブ （ digital archive） 平成22年度までに利便･効率･活力を実現できる電子自治体を実現すること」を 目標とした国の指針。目標実現に向けた取組方針を記述するとともに、今後の 重点的な取組事項及び共通的な取組事項について、現状と課題の分析、各地方 公共団体に期待される取組、総務省の施策の方向性、推進状況を把握するため の基準も記載されている。 文化遺産、美術品等、有形・無形の文化資源等を、デジタル化して保存等を行 うこと。デジタル化することによって、文化資源等の修復・公開や、ネットワ ーク等を通じた利用も容易となる。 37 ナレッジベース データベースの一種で、知識をコンピュータで利用できる形式（知識表現）に して蓄積したもの。 31,44 38 ハザードマップ 自然災害の発生地点や被害の程度・拡大範囲などを予測し、避難経路や避難場 所と合わせて地図上に表示したもの。 26,28 39 パッケージソフ トウェア packaged software 特定の業務あるいは業種で汎用的に利用することのでき 41 る既製の市販ソフトウェア。「パッケージソフト」、又は、単に「パッケージ」 と略される。プログラム製品、プログラムプロダクト（program product、略し て PP）とも呼ばれる。現在では、パソコン用ワープロソフトやユーティリティ ソフトのような、個人向けの一般市販ソフトが一般的になったため、これらを 含めることが多い。 65 5,6 33 資料 語 解 説 主な使用 箇所 24,30 NO 用 40 光ファイバーケ ーブル ガラスやプラスチックの細い繊維でできている、光を通す通信ケーブル。光フ ァイバーケーブルは、信号の減衰が少なく、超長距離でのデータ通信が可能で ある。 41 マネジメントサ イクル 管理サイクル。効果的な管理を行う為の段階。一般的にマネジメントサイクル とは、計画（Plan）→実施（Do）→確認（Check）→対策実行（Act）のこと。 42 マルチペイメン トネットワーク 電気、ガス、電話などの料金を通信ネットワーク経由で支払える仕組みのこと。 30,44 料金を回収したい事業者と、銀行等の金融機関がネットワークでつながること により、利用者は ATM やインターネット接続可能な携帯電話、パソコンなどか ら料金を支払うことができる。 43 モバイル通信網 携帯電話や持ち運びできる小型のコンピュータ等で移動通信できる情報網のこ と。 44 ユニバーサルデ ザイン 使う人の年齢、性別、能力、経験等の違いに関係なく、同じように使いこなす ことができる製品・サービスを作っていこうということ。 45 ユビキタス社会 「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」がコンピュータネットワークを初め 9 としたネットワークにつながることにより、様々なサービスが提供され、人々 の生活をより豊かにする社会である。 「いつでも、どこでも」とはパソコンによ ってネットワークにつながるだけでなく、携帯情報端末をはじめ屋外や電車・ 自動車等、あらゆる時間・場所でネットワークにつながる事であり、「何でも、 誰でも」とはパソコン同士だけでなく家電等のあらゆる物を含めて、物と物、 人と物、人と人がつながること。 46 レガシーシステ ム 本計画における、レガシーシステムの意味 ① 特定のシステムベンダーに固定されたシステム システムが特定のシステムベンダーに固定され、システム維持管理コストの 適正化が図れないことや、ICT 調達も公正な競争原理が働かず、調達コストの 抑制の阻害要因となっているシステム。 ② 古い技術によって業務効率を阻害しているシステム 古い技術を採用しているため、多様化・高度化する市民ニーズへの対応や、 業務の効率化・迅速化を図る上で阻害要因になっているシステム。 ③ 現状維持への負担増、困難性のあるシステム 現状のままでは、職員の労力やコストの負担が増加し、継続的に維持してい くことが困難であるシステム 12 47 ワンストップサ ービス 一般には「ひとつの窓口ですべての手続きができるから、お客様が立ち止まる のは一箇所だけ」というサービスのスタイルを実現することとされている。窓 口を利用するお客様の側からすれば「あちこち回らなくて済む」 「手続き遅れの 心配がなくなる」等のメリットがある。一口で言えばすべての「窓口のお客さ まに対するサービスを向上させること」である。 19,21,31 44 66 34,37 25,34 志布志市情報化基本計画 平成 25 年３月発行 【発行】鹿児島県 志布志市 〒８９９-７４９２ 鹿児島県志布志市有明町野井倉１７５６番地 TEL ０９９-４７４-１１１１ FAX ０９９-４７４-２２８１ URL http://www.city.shibushi.lg.jp/ 【編集】志布志市 情報管理課 E-Mail [email protected]