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平成27年度 京都府立須知高等学校 学校経営計画
1/13 (別記様式) 平成27年度 京都府立須知高等学校 学校経営計画(最終) 学校経営方針(中期経営目標) 前 年 度 の 成 果 と 課 題 目指す教育 日本三大農業教育発祥の地「京都府農牧学校」 以来の歴史と伝統を受け継ぎ、「自主」「規律」 「誠実」を校訓とし、心身ともに健康で、自主 の精神に富み、根気よく学ぶ力と豊かな情操を 身につけた有為な社会の形成者を育成する。 2 目指す学校 (1) 地域と共に歩む学校、地域を支える人材を育 成する学校 (2)「土から食卓までを結ぶ」新たな専門教育を 開く学校 3 目指す生徒 (1) 夢と希望を持ち、自ら学び自らを高め、未来 を見通し拓く生徒 【展望する力】 (2) 豊かな感性、人権意識、道徳心を身につけ、 社会を担う責任を自覚し、自然、人、社会とつ ながる生徒 【つながる力】 (3) 自らの目標を実現するため、失敗を恐れずに 挑戦し、強くしなやかな意志と健康でたくまし く生きる生徒 【挑戦する力】 【成果】 1 生徒指導の充実、府教委指定京都フロン ティア校事業「リスタ須知・夢 無限大 ∞」により、生徒の実態に応じた「学 び」 の環境が整い、学力向上と希望進路障の実 現への取組が進んだ。 2 食品科学科における「ハイスクール起業 チャレンジ実践校」としての地元食材を活 かし加工品開発や普通科における「農商工 連携ビジネスプラン作成事業」の取組、 「全 国観光甲子園」本選2年連続出場するとと もに、「京丹波食の祭典」との共同開催に よる「須高感謝祭」など地域連携の活動が 進展した。 3 男子ホッケー部全国高校総体ベスト8入 賞、京都選抜チームによる長崎国体少年女 子ホッケー準優勝を果たすとともに、学校 農業クラブ活動においては府連盟大会優秀 賞獲得、ウィード研究班の取組など、部活 動・農業クラブ活動における顕著な成果が 得られた。 4 「須高通信」の発刊、京丹波町CATV の番組作り、新聞広報を通じた細やかな情 報発信により、地域や保護者における須知 高校に対する理解進展に努めるとともに、 学校アンケート、授業アンケートを実施し た。 【課題】 1 生徒の将来へのより高い志や目標を持た せ、須知高校で自ら学ぶ意欲や学習習慣の 定着をはかり、生徒が希望する進を路実現 すること。 2 地域との連携をさらに進め、地域と共に 歩み、地域に信頼される教育機関としての 取組の進化を図ること。 3 部活動への加入率を高め、心身共に健康 な生徒の育成を目指し、全校的に部活動を はじめとする諸活動の活性化を図ること。 4 地元中学生が減少傾向にある中、須知高 校の魅力をさらに引き出し、取組の情報発 信に努め、地域のニーズの把握に努めるこ と。 1 35(須知) 本年度学校経営の重点(短期経営目標) 「 リスタ須知・夢∞(無限大)継続、そして飛躍!! ~温かくて厳しい学びの場の創造~ 」 1「京都フロンティア校」としての成果を発展させ、学力の向上と希望 する進路の実現を図る。 (1) 普通科SAコースの充実を図り、より高い進学希望にも応えられる進路指導の実 践 (2)生徒実態を踏まえた授業・実習における指導方法の工夫・改善と進路保障を実現す る適正な指導の実践、特に食品科学科生徒の進学希望を実現するための指導実践 (3) 生徒の学ぶ意欲を高める須知高校ポイント制度や「須高英検」「須高数検」な どの継続的な実施と資格取得の奨励 (4) 学力の基盤である「ことばの力」の育成と共に「探求的な学び」の積極的な実践 2「ハイスクール起業チャレンジ実践校」として、専門学科「食品科学 科」の魅力を発信し、普通科における探求学習や地域連携活動を推進 する。 (1) 「ハイスクール起業チャレンジ実践校」の取組を踏まえ、「『土から食卓までを 結ぶ』農業の6次産業化を目指した地域との学び」~オール京都丹波にさらなる挑 戦~に継続して挑戦する。 (2) 地域との連携により京丹波の特産食材を活かした加工品シリーズの開発を継続 し、普通科との共同プロジェクトを推進する。 (4) 農業クラブ京都府連大会を成功させるとともに、「プロジェクト研究活動」を継 続し、意見発表、農業鑑定競技とともに、農業クラブ全国大会入賞を目指し、指導 を行う。 (5) 京都府産業教育審議会答申を受け、 「食と農に関わる総合的な専門学科」及び「食 物調理に関わる専門学科・コース」設置に向けた調査研究を継続する。 3 生徒指導と部活動等の充実を図り、学校の特色化を図る。 (1)生徒密着型・問題解決型の生徒指導を保護者との連携を軸に、継続して取り組む。 (2) 部活動への加入率を高めるための方策、例えば1年生部活動(期間)全員登録制 を検討する。 (3)全国インターハイホッケー競技地元開催成功に向け、全校体制で取り組む。 (4)男・女ホッケー部を強化指定部として競技力の向上を図る。 (5) 地元伝統文化である太鼓を教育活動に取り入れ、継承発展を図る。 4 地域と共に歩み、信頼される学校づくりを推進する。 (1)「須高感謝祭」を「京丹波町食の祭典」と共同開催し、須知高校全体の学習成果 を発表する場として、学校を地域に公開する。 (2) 環境食育パートナースクール事業、地元中学校との連携活動、府立林業大学校と の連携など校種間連携を積極的に推進する。 (3)開校140年となる京都府農牧学校の研究、『ウィードの森」の公開など本校を地域 資源とする取組を進める。 (4)新聞広報、京丹波町CATVなどによる教育活動を発信するとともに教育ニーズ の把握に努める。 2/13 評価領域 1 重 点 目 標 学習意欲の向上と学習習慣の定着の取組 具 体 的 方 策 評 価 成果と課題 ・学習意欲を引き出すための授業展開を工夫するとともに、 指導や評価の方法についての研修・交流を推進する。 B ・授業ガイダンスを行い、シラバスの活用を進める。 B ・予習・復習の指導徹底と、宿題や課題の出し方を工夫し、 家庭学習習慣の定着を図る。 A ・中途退学・原級留置の防止に向け、教科担当者会議等、教 科・担任・関係分掌と連携を図る。 B ・授業の態度、机の配置、机上の状態等について、教職員で 共通した指導を確認し、落ち着いた授業環境を作る。 B ・欠課・遅刻の防止のため、点検期間を設けて指導するとと もに、担任と協力し指導に当たる。 B 新校務システムの円滑な利用 ・校務システムによる教務関係の手続き(成績処理など)の 安定した運用と活用を図る。 B B 基本的 な操作と活用方法についてはできている が、指導要録署名システムの事務処理については、 未対応の部分がある。 ICTを活用した教育の推進 ・ICT機器を活用した教育活動に取り組む。 B B 研究・公開授業を行ったが、研究協議の参加者が 少なかった。 授業でのICT活用について更に検討する必要が ある。 PTA活動の推進 ・学校と家庭との連携を図り、PTA活動を充実し、行事へ の積極的な参加を呼びかける。 A A PTA役員を中心に各種行事を実施することがで きた。 今後、更に多くの会員が参加することができるよ う工夫が必要である。 学校広報活動の推進 ・「須高通信」の紙面充実に心がけ、見やすいHPを作成す る。 A A 須高通信やHP、またケーブルTVの協力を得て、 須知高校の取組や生徒の元気な姿を発信することが できた。 生徒募集活動の推進 ・学校広報会議の円滑な運営を図る。 B 教務部 中途退学・原級留置の解消に向けた取組 B B B B 学習活動を支援する図書館活動 フロンティア校の取組(学び直し教材)や基礎補 習、考査前の学力向上推進期間実施など基礎学力の 向上に向け取り組んだ。今後も基礎学力の向上に向 けた継続した取組が必要である。 公開授業旬間を実施したが、実施方法を検討する 必要がある。 シラバスについては、2・3年生用のシラバスも 作成することができた。ただ、十分活用していると は言えず、活用方法が今後の課題である。 ・個別進路相談会を実施する。 B ・学習テーマに関する資料案内の改訂や拡充を行い、図書館 を使った調べ方の理解と図書館資料を使った学習への支援 を行う。 B ・広報やミニブックガイドなどを作成し、様々なテーマに沿 った図書館資料を紹介することで、利用者の興味・関心を 得られるよう働きかけを行う。 A ・データ整備と検索環境の整備を進める。 B B 原留・中退の防止のため、欠席・遅刻の多い生徒 に対しては、遅刻点検週間を設け、早い段階から面 談を実施し、生活習慣の改善を促してきた。 また、教科担当者・担任団と協力し、三者面談を 実施し、注意を促してきた。 今年度は、目的意識を持てず、改善することがで きない生徒も多く見られたが、進路変更をする生徒 は昨年度と比べると減少した。 生徒募集については、中学校訪問を計画的に実施 した。また、サタデースクールに合わせて個別進路 相談を実施した。学校広報会議を活用した組織的で 積極的な生徒募集活動を一層推進する。 授業等の利用に際しての、調べ方案内・資料リストな どを作成し、調べ学習の支援を行った。前年度より 授業日数が少なく、今後も積極的な図書館利用を推 進したい。 図書委員会による推薦図書の校内掲示や図書館便 りの発行において図書の紹介を積極的に行い、読書 意欲を喚起した。館外広報には、今後も工夫をして いきたい。 データの更新を進めてはいるが、訂正に 時間 がかか っ ている。デ ータ の正 確性 をあげ るた め、 点検を 引 き続き おこ なう 。 3/13 2 規範意識の向上 生徒指導部 安全・安心な環境の整備 自主活動の活性化 規律ある生活の確立 B 公共心の醸成 C いじめ・暴力を許さない C 盗難・喫煙の防止 C 交通関係の事故や違反の防止 C 学校祭、委員会活動、各種ボランティアの充実 B 部活動の活性化 D PTAとの連携 B B ・身だしなみ指導を全校集会(式典等)で全教員で 実施した。 ・携帯電話やスマホの指導件数は、減少した。公共 の場での周りに気を使った行動がとれない事象があ った。 C ・暴力事象は、前半に軽微なものが起こり、特別指 導を行った。 ・盗難や喫煙、交通事故等の防止については、担任 を通じてHRでプリント等で啓発をした。 ・後半に登校時に交通事故が2件発生した。 C ・ボランティア活動は、例年よりも活動数が少なか った。委員会活動は、須高感謝祭等の行事もあり、 昨年度より活動が増えた。 ・部活動の活性化については、良い取組が見いだせ なかった。 C 家庭との連携 ・PTAとは、当初の計画通りに活動できた。 ・問題行動のある生徒については、担任団を通じ連 携したが、指導に対し保護者・本人が納得のいく指 導ができていない事象もあった。 B 3 進路指導の充実 問題行動のある家庭との連携 B ・生徒の適性や能力に応じて、より前向きに進路希望が決定 できるよう指導する。 A ・生徒の進路希望に応じた入試指導の充実を図る。 A ・将来を見据え、望ましい勤労観を育成するよう指導する。 B ・学力向上・SA推進部と連携し、進学講習、サタデースク ール、ウインターセミナー、スプリングセミナーなどを計画 的に実施し、生徒の学力を向上させる指導を行う。 A ・地域と連携してキャリア教育を積極的に行う。 A ・低学年では進路意識が不十分に思われるが、3年 間で成果を収めることができるように進めている。 ・個別に指導を進め、成果を収めた。 ・1,2年生においては十分とは言えない状況で、 より一層の指導の強化が必要である。 進路指導部 学力を向上に向けた取組の充実 A ・計画的に実施できた。参加者を可能な範囲で増や すことが必要である。 A A キャリア教育の充実 ・高大連携による講師を活用する。 A ・地域との連携の成果が全校生徒までには至らなか った。 ・高大連携を教科に依存する部分があった。 ・保護者向け進路相談会、学習会、学校見学会を適切な時期 に実施し、保護者の進路学習の充実を図る B ・保護者向けの取組に対して参加者が少なかった。 開催の期日等を見直す必要がある。 A 保護者への情報提供の推進 B ・学年団と連携し、担任を通じて適切な進路情報を提供する。 A SA(スーパーアドバンス)コースの充実 ・SAコース3年計画の中間年として取組を充実させる。 A ・3年生で適切に情報提供ができた。 A ・計画的に取り組めた。 4/13 4 健康教育の推進 ・日常的な取組に加え、「基本的な生活習慣と健康」、「性教 育」等の講演を実施し、生徒の健康意識の向上を図る。 A 学校保健計画、学校安全計画に基づき、健康診断 をはじめ、生徒の健康の保持・増進に努めた。 「保健だより」を通して、熱中症の予防や、イン フルエンザ等、感染予防に対する啓発を行った。ま た、保健委員会で通信の発行、エイズ予防の啓発活 動を実施し、生徒の健康意識の向上を図った。 文化祭や須高感謝祭では、スクールカウンセラー による企画と、保健委員の参加のもと、体験型・展 示コーナーを開き、大変好評な活動ができた。 B 毎週月・木曜日にゴミ捨て場にて、厚生委員の代 表者2名がゴミ分別を行った。11月には、厚生委 員全員で、駐車場の「落ち葉集め」を行った。例年 2月に 厚生委員が行っていた掃除場所の安全点検 は、保健部から教職員へのアンケートという形で実 施した。教室やトイレ等いくつか老朽箇所が見られ た。 A 保健部 安全な学校環境整備 ・「保健だより」や委員会活動を通して生徒の健康意識の向 上を図る。 B ・厚生員会による安全・美化点検等の実施。 C ・日常の清掃活動等において積極的に取り組むように指導す る。 B ・ゴミ分別の意識を高め、正しく分別するように指導する。 B ・教育相談会議及び教育支援会議を踏まえて、支援の必要な 生徒に対して、その生徒に応じた支援を実施する。 B B 関係分掌と連携し教育相談の充実 年度当初に、支援対象の生徒をリストアップして、 職員の共通理解を得ることで、教科指導や日常の活 動において配慮のある指導を全職員にお願いした。 スクールカウンセラーを活用し、継続して生徒の 相談を実施することで、生徒のサポートや保護者と の連携を得て、個々の生徒の問題解決を図ることが できた。また、必要に応じて関係機関とも連携を取 ることで、生徒のサポートが丁寧に実施できた。 B ・スクールカウンセラーを活用し、教育相談の充実を図る。 A 教職員・生徒への研修会の実施 5 人権教育部 人権学習の推進と人権意識を高める取組 の推進 就修学の保障と希望する進路の実現 課題のある生徒に対する指導と支援の充 実 ・生徒理解を深めるための研修会を実施する。 ・救急法実技講習会を実施し、AEDの使用による緊急事態 の体制を整える。 C ・各学年ごとに人権学習を実施し、基本的人権に対する正し い理解と認識を育てる。 B ・生徒の自尊感情を高めるよう研修・研究を行う。 C ・基礎学力保障の取組を進め、原留・中退の減少を目指す。 B ・経済的に困難がある生徒に対して援護制度を紹介し、その 活用を促す。 B ・教育相談会議を定期的に開催し、対応すべき生徒を早期に 把握し、各分掌と連携して適切な指導支援を行う。 年2回の人権学習を実施した。受講状況や受講後の 感想文など、総じて良好であった。とりわけ、全校 人権講演会は好評で、生徒の多くが感動したと感想 を述べ、人権委員会が事前・事後の取り組みを行っ た。 B B B B 救急講習会を当初7月に予定していたが、台風の 影響の為延期になり、10月に実施した。 教職員研修は、「生徒理解のための」ものを計画し ていたが、日程の都合上実施できなかった。 C B 課題ある生徒への個別対応や各方面への連絡・依頼 によって、様々な課題ある生徒への対応を行った。 また、年2回のいじめ調査や発達障害調査などを行 い、課題のある者には事後指導を継続した。 年7回の教育相談会議を実施し、特別支援生徒の 支援を実施した。また、多くの生徒の課題について 校内を挙げて取り組むことができた。 5/13 評価領域 6 重 点 目 標 農業クラブ活動をとおして、 「科学性」 「社 会性」「指導性」を身につけさせる。 具 体 的 方 策 評 ・各種の発表会や競技会に向けた活動を組織的に推進し、全 国大会入賞を目指す。 C ・農ク府連事務局として専門部の活動をとおして、クラブ活 動の活性化を図る。 B ・地域と連携した取組を推進する。 B ・資格取得の充実を図る。 B ・「ハイスクール起業チャレンジ実践校」の指定を受け、 「『土 から食卓までを結ぶ』農業の6次産業化を目指した地域と の学び」~オール京都丹波にさらなる挑戦~に取り組む。 B 価 農場部 「ハイスクール起業チャレンジ実践校」 として、「食品科学科」の魅力を高める。 ・産官学との連携により京都丹波の特産食材を活かした加工 「食品科学科」の特色を活かした取組を 推進する。 B B ・新たな販路の開拓をする。 C B ・「京丹波●食の祭典」と共同開催している須高感謝祭を須 高感謝祭とし、学習成果の発表の場として一層充実させる。 B ・「学校林を活用した森林環境教育促進事業」の取組を推進 する。 B ・「環境・食育校種間連携パートナースクール事業」を推進する。 B ・ 校種間連携を一層推進する。 B ・地域に向けた販売実習を計画的に取り組む。 B ・京都府産業教育審議会答申を受け「食と農に関する総合的 な専門学科」の設置に向け検討する。 C ・基盤整備を検討する。 B ・環境整備を行い、地域に開かれた農場を目指す。 B ・施設・設備の老朽化に対応した更新計画を検討する。 B B 食品科学科の将来構想を検討する。 農場 の 環境 整 備 や施 設 設備 の 充実 を 図 る。 食品科学科として一貫した生徒指導を行 う。 口丹波地域の産官学が連携し商品開発や開発した加 工品の販売実習に取り組むなど成果が現れた。総合 実習や課題研究において普段の学びが生徒一人一人 の専攻に活かされ魅力ある教育活動と自信や誇りを 持つことにつながった。今後事前指導と事後指導の 度が高まるものと考える。 C ・ハイウエイテラス「京丹波味夢の里」へ参画した取組を推進する。 成果と課題 府連大会事務局として大会成功に取り組むとともに プロジェクト2種目、意見発表3種目にエントリーし 4種目の優秀賞を獲得した。また、専門部を活性化 させることで生徒が主体的に取り組み食品科学科の 特色を活かした取組を推進した。食品衛生責任者養 成講習等資格取得を奨励し教育長表彰対象者を11名 輩出した。味夢の里での実演実習や校内販売等で食 品科学科の情報発信にも取り組めた。 はじめて全校体制で取り組んだ須高感謝祭を成功 させ今後の取組の基礎固めができた。学校林を活用 した森林環境教育においてはパートナースクール事 業で地元中学生や、他校専門学科との合同実習を実 施し1000mの遊歩道作業道開設や、竹藪の整備など 効果的な実習ができた。また震災支援等様々な地域 と連携した取組により須高のフィールドを活かした 教育活動が展開できた。今後も、このような取組を より充実したものにしていきたい。 引き続き検討する。 C B ・関係分掌と連携し、服装指導や生活指導を重点的に行う。 B B 施設改善や備品の購入等計画的に事務室と連携し取 り組んだ。しかし、学科改編後20年が経過し施設設 備の老朽化や、故障も多発する中円滑な農場運営が 行えるよう継続した取組が必要である。 生活面、学習面を含め様々な課題をもつ生徒が多く 在籍するため関係分掌と連携し指導を行った。今後 も指導 体制を維持しつつ継続的な取組が必要であ る。 6/13 評価領域 重 点 目 標 7 具 体 的 方 策 評 ・自ら学ぶ姿勢を身につけ積極的な学習姿勢を育む。 B ・基本的生活習慣を身につける。 A ・規則を守り、自らを律する気持ちを育む。 A ・挨拶、清掃、服装、言葉遣いなどの社会性を身につけさせ る。 B 価 入学当初と比較するとずいぶん落ち着いてきた様 子である。個々人にはいくらかの課題も残っている が、全体的には高校生として自覚を持った学習姿勢、 基本的生活習慣の確立ができてきた。 「自主」の精神を身につける。 第1学年部 B 「規律」の精神を身につける。 「誠実」の精神を身につける。 ・仲間と共に協力できる気持ちを持たせ、ボランティア精神 を育む。 ・校外学習、学校祭、球技大会等の学校行事、部活動などに 積極的に取り組み、集団の一員としての自覚を醸成する。 8 第2学年部 社会性や協働性を身につけ、学校の中心 として活動できる力を身につける。 ・保護者と連携しながら、基本的生活習慣を確立していく。 B B B B 第2学年から観光甲子園や生徒会活動が活発に行 われ、学校の活性化につながった。また、身だしな みについても、とくに服装の乱れが少なく、場に応 じた態度も少しずつ改善されてきた。さらに、そう じをしっかりと行うことができた点は、大きな成果 である。 化粧に対する意識の低さがあったり、人の話を素 直に聞こうとしない生徒もまだ少数ながらいるとこ ろが大きな課題として残っている。 B C ・場に応じた態度(言動・身だしなみ等)を育成する。 学習意欲を高め、学力の向上を図る。 ・人の話を素直に聞き成長の糧とする。 C ・思いやりを持って人と接することができるよう指導する。 B ・観光甲子園・沖縄研修旅行・生徒会活動などを通じて、学 校生活を活性化させる。 A ・教科担当と連携しながら、基礎学力を定着させる(課題や 宿題の提出遅れがないようにする)。 C ・他分掌と連携しながら、スマホやゲームへの依存を脱却し、 健全な学校生活を送る。 C ・一つ一つの授業を大切にする。 B ・家庭学習を定着、継続させる(毎日2時間の学習)。 B ・LHRやSHRを有効に使って、自尊感情を高める学習支援を行 なう。 B B B 進路実現に向けて積極的に活動していく。 ・LHRやSHRを有効に使い、時宜に応じた進路指導を心がける。 A ・オープンキャンパスや体験学習への参加を通じて、進路意 識を高める。 A A ・セミナーや模試への参加及び資格取得に積極的に挑戦して いく。 ・進路指導部やSA学力向上フロンティア部と連携しながら、 72通り(学年の生徒総数)の進路指導を行う。 A B 生徒指導部との連携し、生徒の問題行動に対して 丁寧な指導ができた。個々人でみるとまだまだ課題 を持っている生徒もいるが、全体としては高校生と して自覚ある行動がとれる生徒が多数いる。 学校行事等の特別活動に関して、一定の取組がで き、仲間意識の向上や他を思いやれるような集団と しての成長も見られた。個々には意識の低い生徒や まだまだ質の高い集団を目指すためにも継続した指 導を必要とする。 A B 成果と課題 授業を積極的に受けて、学ぶ姿勢をもつことがで きた生徒が多く見られた。進路学習を通して、学習 意欲が向上して家庭学習を定着できた生徒もいた。 自己肯定感アンケートをとり、自尊感情の現状を把 握したうえで、褒めることを意識した生徒指導に当 たることができた。 課題を期日までに出せない生徒が各クラス複数見 られ、日々の学習習慣づけがいまだうまくいかない 生徒がいる。 漢検・英検・数検といった各種検定等にチャレン ジして合格者を多数出すことができた。とくに漢検 はSHRを使って長期間学習を経たうえでチャレンジ させることができた。 進路学習を段階的かつ継続的に行ない、進路意識 を高めることができた。体験学習にも参加すること ができた。 進路指導にのらない生徒に対する指導を今後どう していくか大きな課題がある。 7/13 評価領域 9 重 点 目 標 社会性の向上 具 体 的 方 策 ・基本的生活習慣の確立 ・場に応じた態度(言動・身だしなみ等)の習得 ・敬語、丁寧語の習得 評価 B 全体的には周りに迷惑をかけるような生徒は減った が、個々を見てみると、課題を抱えた生徒はいる。 具体的には進路決定してしまうと同時に自分を律す ることができない者が少なからず、見受けられた。 今後の指導においての課題である。 B 第3学年部 B 目標進路を実現 10 成果と課題 学力を向上させるための指導の充実 学力向上・ SA推進部 SA(スーパーアドバンス)コースの充実 ・授業に対しての準備・集中・復習の徹底 ・家庭学習の定着と継続 ・目標進路の調査および探求 診断テストや模擬試験等の結果を多角的に分析し、教科力の 向上を図る。 A 須高英検や須高数検の取組により、資格取得への意欲向上を 図る。 A 個人学習室、グループ学習室を周知徹底し、生徒に積極的に 活用させる。 B 各教科と連携し、国公立大学をはじめとする難関大学合格に 向けた指導の充実を図る。また「受験サプリ」の活用を一層 推進する。 週34時間授業やサタデースクール、サマーセミナー、スプ リングセミナー、模擬試験、地域研究講座ならびに大学教授 による出前講義などSAコース全員参加の行事を3カ年を見据 えて計画的に実施し、生徒の進路意識の高揚と学力向上を図 る。 サタデースクールの充実 進学補習の充実 B 進路については国公立大学合格者が5名(残り1人 は前期入試の結果待ち。)であった。これは、本人た ちの頑張りに加えて、教科指導教員の指導力も大き い。就職についても、希望者は100%内定した 。これも本人たちの頑張りと進路指導部長をはじめ 進路部教員の指導ならびに、2年生の3学期から、 学年の担任団による就職指導の効果が少なからず、 あったのではないかと考える。進路についての課題 は看護系希望者への指導をさらにきめ細かくするこ とである。 B 個々の生徒の学力伸長度合いを定点分析し、つぎ の学習指導への基礎データを集めることができた。 また、各種会議等にて、弱点分野や改善点等を指摘 できた。ただ、個々の生徒への、各教科指導担当か らのフィードバックやアドバイス、声かけ等に資す るポートフォリオ的なデータ提供ができればなお良 かったかもしれない。検定等については、合格を手 にすることがかなりの受験モチベーションに繋がる ことの相関関係を認識できた。 土曜日等の学習室活用には課題が残った。 A B A A 個別面談や進路相談を通じて、生徒一人一人の進路意識を喚 起し、主体的に進路を切り拓く力を醸成する。 A 原則、月2回以上実施することにより、平日以外も学習する 習慣の定着を図る。 A 各教科と連携し、1日につき2科目の講座を開講することに より、大学入試等を突破できる確かな学力の土台をつくる。 A 進路指導部と連携し、複数の科目を不足なく受講できる充実 した進学補習を実施し、希望進路実現を図る。 A 食品科学科の生徒を対象とした進学補習の充実を図る。 B A iPadなどの、受験へのICT活用には課題が残った ものの、教科との密なる連携を図った結果、到達度 評価においてDゾーンからの脱却がすすみ、Bゾー ンが増加した。ただ、Aゾーン以上の人数を増やせ ていないのは今後の課題である。 土曜日の活用や各種セミナー、講座等を年間を通 して計画的に実施することができ、個々の生徒の意 識変化が顕著になった。とくに2年生は、秋が大き な変化のタイミングであり、その時期に個々の生徒 とカウンセリングが実施できたことや受験希望の大 学学部および受験科目等についての自己決定へ持っ て行くことができた。 A 各教科との協力・連携を土台に計画通り実施する ことができた。大学入試や検定等に対処できる学力 を育成することができ、英検準1級をはじめ2級・ 準2級にも多数の合格者を輩出できた。 次年度は、 プレゼンなどの発表企画にもチャレンジしたい。 B 進学講習の講座展開ならびに内容の吟味、相当レ ベルの考案に努力した。ただ、食品科学科生徒のニ ーズをどこまで拾えたか課題が残る。生徒の声なら びに農場部の意向などをしっかり踏まえたい。 8/13 評価領域 11 重 点 目 標 学校経営という視点を持った予算の執行 具 体 的 方 策 評 ・特色ある学校づくりを進めるため、各部分掌会議や各種事 業等と積極的に連携を図り、財政的な面から学校運営の一 翼を担う。 B ・学力充実・向上のための予算の重点的な措置 B ・スピードとタイミングを重視した予算執行 B ・玄関モニターによる外来者向けに情報発信 B ・メールニュースを利用した事務部からの情報発信 B ・説明会等において、保護者向けに情報発信 B ・常に課題意識や危険意識をもった施設設備の維持管理 B ・危険箇所の早期発見、対処 A ・清潔な学校環境を保つ清掃管理 B 日常的な小テストを中心に基礎的な国語常識の定着を図り、 言語表現を豊かにさせる。 B 的確な頻度で課題を与え、家庭学習習慣の定着を図る。 B 授業内で「書くこと」「話すこと」の言語活動を充実させ、 基本的な「ことばの力」を伸長させる。 B 各種論文コンクールへ応募するにあたって事前指導を充実さ せる。 A 個人添削や進路補習、サタデースクールを充実させ、各生徒 の希望進路に応じた「ことばの力」を伸長させる。 B 生徒の基礎学力を保証する授業実践に向けて教材研究を進 め、きめ細やかな指導を目指す。 A 価 B 事務部 学校理解を深める広報活動 安心・安全な学校環境の整備 12 国語科 「リスタディ」を基軸とした基礎学力定 着と、「SA」の学力伸長 生徒の進路実践に向けた「ことばの力」 の伸長 教員の授業力向上 B B A 日常的に小テストを実施し、国語常識の定着を図 ることができた。また、家庭学習習慣の定着を図っ たが、より効果的な定着のために方法を工夫する必 要がある。 B B A 研究授業発表や公開授業、教科研修などをとおして、授業実 践についての意見や情報交換を行う。 B 成果と課題 視聴覚室空調設備を更新、社会科室・家庭経営室 照明LED化等学校環境の改善を行った。農場情報設 備更新によりICT環境の充実整備を行った。電話 設備を更新、保護者等通話時の不具合が解消できた。 分掌等との連携を図った各種事業支援、企画から 携わっている学校案内作成など目標達成できた。 メールニュースや玄関モニターを利用した学校情 報発信、説明会や研修会において保護者向けに情報 発信を行った。玄関モニターによる情報発信のタイ ムリーな更新が課題。広く情報提供を呼びかける等 魅力あるツールとしたい。 日常的に危険箇所の早期発見・対処を意識し、日 々の清掃やメンテナンスにより環境美化や安全確保 に努めた。 B 「書くこと」「話すこと」に関する言語活動を授 業内である程度実施することはできたが、より質の 高いものになるように研究する必要がある。 また、コンクールの事前指導は授業内できめ細や かに行うことができた。 個人添削やサタデースクールなどでは、進路に応 じて必 要な能力をある程度伸長させることができ た。 生徒の基礎学力を保証する授業を目指し、日々授 業改善に取り組めた。 また、初任者研究授業や公開授業などで有意義な 意見交換を行うこともできた。 9/13 評価領域 13 重 点 目 標 基礎学力の向上 具 体 的 方 策 ・単元ごとの復習や、小テスト等の実施により、基礎知識を 身に付けさせる。 評 価 B 成果と課題 きめ細かい指導や実態に即した指導を行うことに より、不認定になる生徒が減少するように努力した。 B 地歴・公民科 ・毎時間の狙い、到達目標を明示し、学習意欲を向上させる。 B 進路実現に向けた学力の向上 ・進学補講や進路希望に応じた個別指導などの実施により、 進路実現に向けた学力を身に付けさせる。 A ・定期考査の内容を精選し、基礎学力の確認とともに、入試 等に対応した問題を作成する。 A ・各科目において、現代社会との接点を重視し、生活と密着 した授業を展開する。 A ・調べ学習等で、生徒が主体的に取り組む力を養う。 B ・ICTを活用した授業をおこなう。 B ・習熟度別授業を活かして、発展講座・SA講座では進学を 意識した指導を実践する。 B ・四年制大学・看護学校・公務員を希望する生徒を対象とし た進学講習やサタデースクールを充実させる。 B ・SAコースに対する指導を充実させる。 B ・習熟度別授業を活かして、基礎講座では義務教育段階の内 容も丁寧に復習をしながら学習を進める。 B ・提出課題を必ず出させきる指導を行う。 B ・再テストを活用し、学習が不十分な点は、きちんとやり直 しをさせる。 B ・問題集を1冊やりきることで達成感をもたせる。 B ・「須高数検」・「数学検定」を実施し、達成感をもたせる。 A ・学ぶ意欲が高まる学習指導を実践するためにタブレット端 末を活用する。 B A B 社会で活躍できる資質を身に付けさせる 14 より高い進学志望に応える学習指導 2年生の生徒が「北方領土と私たち」の作文で入 選した。 地理や歴史では実際に行ったことのない地域や時 代のイメージを持たせるために、映像を見せること によって、文字だけではなく、視覚で理解させるこ とを心がける授業展開を行った。 B 年間を通して学年・希望進路別に5講座の進学講 習を設置し、数学特講、サタデースクール、夏期・ 冬期講習、ウインターセミナーと充実した指導体制 で臨むことができた。しかし、SAコースにおいて も、家庭学習習慣の確立ができなかった。また、S Aコースに対する指導の充実の一方で、アドバンス 文理コースへの指導が弱まっている。意識付けをし っかりとする必要がある。 数学科 卒業や進路保障を実現する学習指導 B B 生徒の学ぶ意欲を高める学習指導 B B 3年生ではセンター試験を意識した授業や演習を 行うことにより、センター試験で地理歴史科を選択 する生徒数が2年連続で上昇している。また、高得 点を取る生徒も増加した。 基礎講座では、学習内容を精選し、生徒の実態に 合わせて小学校・中学校の学習内容も復習しながら 学習を進めることにより、授業に向かう姿勢作りと 提出物をやりきる意識づけを行った。再テストにお いても、無断欠席をする生徒はほとんどいない状況 を作ることができた。学習のやり直しをすることで 知識の定着を図ったが十分にできていない。 平成28年1月に実施した「数学検定」において、 受検者5名全員が合格できた。さらに受検者数が増 加するような方策を考えたい。タブレット端末に関 しては、授業内で利用しているが、その活用法につ いては、各章ごとにどのように使えるかを検討する 必要がある。 10/13 評価領域 15 重 点 目 標 科学的な考え方を身につけさせる。 具 体 的 方 策 ・実験・観察を積極的に取り入れる。 評 価 B 各科目、実験実習を適宜行うことができた。また、 外部講師による講演等を積極的に行い、科学に対す る興味関心が高まるように取り組んだ。 B 理 科 ・興味・関心を引く教材・指導方法を工夫する。 A ・基礎補習や課題等により、基礎学力の定着を図る。 B 成果と課題 B 基礎学力の定着と進路実現に向けた学力 の向上 16 社会性を身に付けさせる。 基礎補習・進学補習とも、クラスの状況や生徒の進 路希望に応じ丁寧に実施することができた。 B ・進学補講や進路希望に応じた個別指導などにより、進路実 現につながる学力を身に付けさせる。 B ・礼儀作法を身に付けさせる。 B B ・挨拶、態度、服装、言葉遣い、他者を思いやる心を身に付 けさせ、積極的に活動させる。 B 保健体育科 体力の向上を図る。 ・年間を通じて、各授業の始めに体力トレーニングを取り入 れて展開する。 B ・新体力テストの結果を参考にして、個々に不足している体 力要素の向上に努めさせる。 C ・何事にも継続して行うことの大切さを伝える。 B 生涯体育に向け、体育の知識・理解を深 める ・自らの運動計画・実施ができるよう選択授業を通じて指導 を行う。 B 健康・安全への知識、理解を深める。 ・調べ学習などを実施し、生徒が主体的に取り組む力を養う。 B B B ・2、3年生については、安全に協力して活動で きるようになってきている。少ない人数でも工夫し て計画・実施ができるよう、体育理論も含めて高め させていきたい。 ・1年生で調べ学習を行い発表を実施した。発表す る際に追加の資料や模型などを利用して発表する生 徒も昨年度より増加した。人前でプレゼンテーショ ンする取り組みを行った。 ・1年生で実施予定だった心肺蘇生法の実技授業が できなかった。 B B 17 表現領域の学習 芸術科 ・調べたことを発表することでさらに理解を深めさせる。 B ・基礎的な表現法の習得 B ・基礎的な理論の習得 B ・基礎的な歴史の学習 B ・多様なアート作品の制作 C B B 創作領域の学習 C ・集団行動の取り組みなどから、「集団で活動する 大切さ」や「時間厳守」に意識を持たせ、話を聞く 時と活動する時のONとOFFのケジメをつけさせ て実施した。又、自己の体調管理にも努めさせ、マ スクを外して活動するなど「規律ある体育」を目指 して取り組んだ。 ・教員間で意思統一ができ、年間通じて各授業の初 めに補強運動や体つくり運動などを取り入れて実施 することができた。 ・新体力テストの結果から、特に生徒に不足してい る体力要素をしぼり、高める取り組みができなかっ たので、来年度の課題として取り組んでいきたい。 芸術の基礎技法を学習させた後、芸術理論の学習 をするとともに、実技課題の演習・創作を実施した。 音楽では、1・2学期に歌唱・器楽の実習と各2回の 実技試験を実施した。また、芸術史の概説を学習後、 各時代の作品の鑑賞を行った。また、音画の制作を 実施した。 3年は2学期に、1・2年は3学期にマルチメディア アートの演習を行った。 11/13 評価領域 重 18 点 目 標 個々の生徒の進路希望に応える学習指導 英 語 科 卒業や進路保障を実現する学習指導 生徒の学ぶ意欲を高める学習指導 19 家庭科 具 体 的 方 策 ・ 今年度から食品科学科も大学進学希望に対応できるよう に1年から3年まで習熟度別授業を実施。 普通科でも習熟度別授業を活かし,SA,PreSA,発展講座では 上位層が難関大学を一般で受験できる実力向上を図り進学 を意識した指導を実施する。 ・1年生の授業でマナトレ基礎・標準を指導することで、 生徒の基礎学力定着を図るとともに、また下位層に対し ても学習項目の精選、基礎補習や進学補習によって、進 級や追認考査等の指導を充実させる。 ・「須高英検」「英検」を資格取得することで達成感・ 自尊心を育む。 ・視覚的な教材作りを充実させる。 主体的な「生活者」の視点から、必要な ・自分自身の生活を見直し、工夫・改善できるような学習課 知識や技術を身につけて、生活面で「自 題に取り組ませる。 立」し、異なる世代の人々と「共生」す る意識を持ち、自分らしい生活を「創造」 ・高校卒業後の生活を具体的にイメージしながら、自立に向 していく力を養う。 け日々の家庭生活に役立つ内容を取り扱い、実践できる力 をつけさせる。 ・生徒自身が考えながら取り組める内容の教材や、視聴覚教 材を作成し、意欲的な学習姿勢を持続させられるような指 導方法を工夫する。 20 生徒の学習意欲の喚起につながる授業の 展開により、専門的な知識と技術を身に つけさせる。 評 価 ・全講座習熟度別授業により個々の生徒の進路希望 に対応し易くなった。発展講座が推薦入試で国公立 難関大学を合格できる力はつけたが、一般入試の二 次試験に対応した指導をもっと早い段階で取り組む べきであった。 B A A A A A B B B B ・3年生選択科目では、料理検定3級取得に向けて、積極的 に学習に取り組ませる。 B ・より具体的で分かりやすい授業を展開する。 B ・社会人講師を計画的に招き、専門知識や技術を深化させる。 B ・資格取得を一層推進する。 B B 農業科 B 生徒の進路意識の高揚を図る。 食品科学科の特色を生かした取組を推進 ・個別指導を徹底し4年制大学への進学率を高める。 ・担任との連携を強化し、生徒の進路実現を図る。 ・専門教育を通して生徒の進路意識を高める。 C B B ・京丹波町との連携事業を一層充実させる。 ・指定事業の取組により、生徒の主体的な活動を推進する。 ・他校種間連携を推進する。 B B B ・府連農ク大会、インターハイでの飾花でのPR A ・マナトレ基礎・標準を指導することで下位層の学 力伸長を図り、マンツーマンの指導を徹底指導する ことによって進級や追認考査の指導を充実させた。 今年度英検第1・2回では、準1級1名、準2級4 名が合格。第3回の1次試験合格者は、2級2名、 準2級5名 須高英 検準2級以上の合格者数は過去最高となっ た。 A ・授業プリント・実習プリント・作品等の提出指導を徹底す る。 成果と課題 ・すべての分野の学習において、卒業後の自分の生 活をイメージしながら課題に取り組めるように、教 材を工夫することができた。 ・プリント教材を用いたり、プレゼン資料、DVD、 実物提示等の視聴覚教材を取り入れて、短時間でよ り効果的な指導方法を工夫することができた。 ・グループ討論やスピーチなど、意見発表の機会を もつことができた。 ・カルテホルダーを活用した授業プリント管理を行 い、提出指導を徹底した。 ・3年生選択授業で、基礎知識の確認のため、全員 料理検定を受検し、32名中16名が合格した。 ・クラス単位での実習の場合、教科担当一人で指導 の限界を感じることもあり、今後とくに安全面の指 導について工夫が必要であると感じた。 生徒の実態に応じた、きめ細かい教科指導と生徒が興味関 心を抱く授業展開を行った。授業での学びと総合実習、課 題研究に関連づけた分かりやすい授業展開に一層努める。 年間を通じ社会人講師を活用した専門教育を深化させるこ とができた。また各種資格試験を奨励し教育長表彰対象者 が11名となった。 B 教科指導や様々な取組を通して進路意識の高揚を 図った。生徒の進路を見据えた教科指導と進路希望 の共有化を図り指導体制に生かせた。 B 味夢の里での実演実習やクリハチミツソフトクリー ムの商品開発等産官学が一体となった地域への特産 品の発信ができた。様々な取組で生徒の主体性を引 き出し学ぶ楽しさや課題解決能力の育成に取り組み 成果をあげた。 12/13 評価領域 21 情報科 重 点 目 標 具 体 的 方 策 情報技術を生かす豊かな感性、道徳心を ・ビジネスマナーの必要性を自覚し、他人を思いやり自己を 身につけ、社会を担う責任を自覚し、人、 育む豊かな感性を育成する。また、進路部と連携し就職希 社会とをつなげるコミュニケーション力 望者を対象に「ビジネスマナー」補習を行うなど、生徒の のある生徒の育成。 進路実現にむけたサポートを行う。 ・高度情報通信社会に参画するため、個人情報を保護し、無 形財産権の保護やネット犯罪に巻き込まれないための知識を 学ぶことで、社会 を担う責任と自覚を育成する。 ・授業に積極的に参加する態度を育て、ノート作成指導や実 習課題の提出の徹底を図る。 「土から食卓まで」農業の6次産業化を 推進し、産官学連携授業を発展させる。 ・産学連携授業を積極的に推進し、協力企業や生徒間のコミ ュニケーション能力や情報受信能力を育成する。また、問 題解決に向けた問題提起などを行うことにより情報発信能 力育成する。 評 価 食品科学科の生徒対象に、「ビジネスマナー」の 指導を行うとともに、ビジネスコミュニケーション 検定を管理職の協力のもと実施し、70%の生徒が 合格した。また、普通科の生徒には、1年次からビ ジネスマナーの指導を行っている。 情報科では、個人情報の保護、無形財産権の保護 については継続して指導を行っており、ネット犯罪 に巻き込まれない、加わらないためのスキル育成に に務めている。 授業の実習課題、ノートなどは考査ごとに点検し 評価している。本年度は、未提出の生徒はいなかっ た。 B B B A A A A ・3年間を通して、社会とつながりのある生徒育成を推進す る。 A 地元地域を元気にする取組により生徒を ・自分の進路に応じた資格取得に挑戦し続ける姿勢を育む。 育む。また、自らの目標を実現するため、 失敗を恐れず挑戦し、健康でたくましく ・さまざまな論文コンテストやビジネスプランコンテストな 生きる生徒を育成する。更に、担任及び どに挑戦することで、21世紀の社会に夢と希望を持ち、地 家庭との連絡を密にることで、自らの責 元地域を元気にする姿勢を養うとともに、自らの考えを発 任を全うする姿勢を養う。 信する姿勢を育成する。また、普段の学習の成果を、さま ざまな競技会に出場することで、自分の限界に挑戦する姿 勢を育む。 A ・課題未定者は、担任と連絡を密にとることで、自ら課され た課題に責任を持ち取り組む姿勢を育てる。 A A A 成果と課題 3年生履修の「情報の表現と管理」では、産官学 の連携を積極的に推進してきた。静岡県立大学、京 都学園大学、京都橘大学、亀岡商工会議所、京丹波 町商工会、道の駅京丹波味夢の里をはじめ多くの民 間企業と連携し、コミュニケーション能力、情報発 信能力の育成に取り組むとともに、社会とつながり のある生徒育成に取り組めた。 社会の情報科に伴い、情報機器の活用、問題解決 能力などの新しいスキルを育てるために、ビジネス プランコンテスト、京都府立高校ビジネス体験発表 会などに生徒の自主参加で取り組んできた。 また、ワープロ技能の技を競う競技会にも参加す ることで、未知のものに積極的に挑戦する資質の育 成に取り組んできた。その中で、生徒たちは、自ら ら課された課題に責任を持ち、積極的に取り組み、 ビジネスプランとして実現可能であると評価される 発表を行うものまで現れてきた。 本年度は、担任の協力により課題未提出者が無い 充実した年であった。 13/13 評価領域 22 総合的な 学習の時間 重 点 目 標 1年 『人間としての在り方・生き方を る』 具 考え 2年 『沖縄に対する理解を深める』 『進路を考える』 3年 『進路について考える・現代の諸問題に ついて考える』 学校関係者評 価委員会によ る評価 次年度に向け た改善の方向 性 体 的 方 策 評 ・ 「総合的な学習の時間」を通して、自己の在り方生き方を 考える。 B ・ 読書や映画鑑賞を通じて、生き方について学ぶ。 B ・ 課題発表や課題作成を通して、資料の収集・整理・発表の 方法、技術を身に付ける。 B 価 成果と課題 1学期に朗読・映画鑑賞・自由読書を実施した。2 学期は性に関する学習として、読書「さらば悲しみ の性」を行い、さらに家族の問題について、映画を 通じて学習した。3学期は、人権に関する学習を映 画鑑賞を通じて行うとともに、最終課題として、自 己の未来像について発表試験を実施した。 B ・ 沖縄研修旅行と関連づけ、沖縄についての調べ学習を行い、 沖縄への理解を深める。 B ・ 社会や職業に関心を持ち、自らの進路を主体的に考える態 度を育成する。 B ・ 「調べ学習」を通して資料収集・整理の方法や報告、発表 の方法を学ぶ。 B ・ 進路学習を通して職業観・勤労観を育て、希望する進路の 実現を目指す。 B ・ 社会の様々な問題を学習し、人間としての在り方生き方を 考える。 B ・ 様々な情報を整理したり、自分の意見をまとめ、表現する 力を育てる。 B B B B 沖縄について、映画「サトウキビ畑の唄」や新聞 記事・図書資料で学習した。 進路に関する学習を、NHKの番組ビデオ(「仕事 ハッケン伝」 「平成仕事図鑑」など)を使い行った。 進路に関する「職業調べ」「資格調べ」はできな かった。 2学期に、伝統文化事業として「茶道」を体験さ せた。 1学期に、自己アピール・模擬面接・志望理由書の 記入を行い、進路実現に備えた実践実習を行った。 また、新聞スクラップにより、日々の出来事に興味 ・関心を持つようにさせた。3学期には映画「手紙」 の鑑賞により、社会の様々な課題への対応を学習し、 興味あるテーマごとにグループ研究(課題研究)を 行い、その成果を発表させた。 〇評価とともに、取組の成果が表れていると考えられる。 〇評価委員として、須知高校の成果を地域に発信していきたい。須知高校のために何ができるかをもっと考えていきたい。 〇生徒募集について,評議員としても力になりたいと考えている。 1「京都フロンティア校」としての取組と成果を継承・発展させ、学力の向上と希望する進路の実現①完成年度となるSAコースの成果②大学進学指導システムの整理 2「食品科学科」の取組と「普通科」での探求的学習等の充実、地域連携活動の推進①食品科学科での加工品開発②「地域創生推進校」として地域研究や京都府農牧学校 研究の推進③農業クラブにおける「プロジェクト研究活動」の推進④「食と農に関わる総合的な専門学科」「食物調理に関わる専門学科・コース」設置に向けた調査研究 3生徒指導と部活動等の充実と学校の特色化の推進①ルールやモラルの教育のあり方の整理と実践②茶道、和知太鼓など伝統文化に係わる教育の推進 4地域と共に歩み信頼される学校づくり①「須高感謝祭」を学校全体の教育活動発表の場とし実施②創立京都府農牧学校140年・郡立実業学校110年須知高校70年記念式典の 次年度開催に向けた準備