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平成27年度 京都府立須知高等学校 学校経営計画

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平成27年度 京都府立須知高等学校 学校経営計画
1/13
(別記様式)
平成27年度
京都府立須知高等学校
学校経営計画(最終)
学校経営方針(中期経営目標)
前 年 度 の 成 果 と 課 題
目指す教育
日本三大農業教育発祥の地「京都府農牧学校」
以来の歴史と伝統を受け継ぎ、「自主」「規律」
「誠実」を校訓とし、心身ともに健康で、自主
の精神に富み、根気よく学ぶ力と豊かな情操を
身につけた有為な社会の形成者を育成する。
2 目指す学校
(1) 地域と共に歩む学校、地域を支える人材を育
成する学校
(2)「土から食卓までを結ぶ」新たな専門教育を
開く学校
3 目指す生徒
(1) 夢と希望を持ち、自ら学び自らを高め、未来
を見通し拓く生徒 【展望する力】
(2) 豊かな感性、人権意識、道徳心を身につけ、
社会を担う責任を自覚し、自然、人、社会とつ
ながる生徒
【つながる力】
(3) 自らの目標を実現するため、失敗を恐れずに
挑戦し、強くしなやかな意志と健康でたくまし
く生きる生徒
【挑戦する力】
【成果】
1 生徒指導の充実、府教委指定京都フロン
ティア校事業「リスタ須知・夢 無限大
∞」により、生徒の実態に応じた「学 び」
の環境が整い、学力向上と希望進路障の実
現への取組が進んだ。
2 食品科学科における「ハイスクール起業
チャレンジ実践校」としての地元食材を活
かし加工品開発や普通科における「農商工
連携ビジネスプラン作成事業」の取組、
「全
国観光甲子園」本選2年連続出場するとと
もに、「京丹波食の祭典」との共同開催に
よる「須高感謝祭」など地域連携の活動が
進展した。
3 男子ホッケー部全国高校総体ベスト8入
賞、京都選抜チームによる長崎国体少年女
子ホッケー準優勝を果たすとともに、学校
農業クラブ活動においては府連盟大会優秀
賞獲得、ウィード研究班の取組など、部活
動・農業クラブ活動における顕著な成果が
得られた。
4 「須高通信」の発刊、京丹波町CATV
の番組作り、新聞広報を通じた細やかな情
報発信により、地域や保護者における須知
高校に対する理解進展に努めるとともに、
学校アンケート、授業アンケートを実施し
た。
【課題】
1 生徒の将来へのより高い志や目標を持た
せ、須知高校で自ら学ぶ意欲や学習習慣の
定着をはかり、生徒が希望する進を路実現
すること。
2 地域との連携をさらに進め、地域と共に
歩み、地域に信頼される教育機関としての
取組の進化を図ること。
3 部活動への加入率を高め、心身共に健康
な生徒の育成を目指し、全校的に部活動を
はじめとする諸活動の活性化を図ること。
4 地元中学生が減少傾向にある中、須知高
校の魅力をさらに引き出し、取組の情報発
信に努め、地域のニーズの把握に努めるこ
と。
1
35(須知)
本年度学校経営の重点(短期経営目標)
「 リスタ須知・夢∞(無限大)継続、そして飛躍!!
~温かくて厳しい学びの場の創造~
」
1「京都フロンティア校」としての成果を発展させ、学力の向上と希望
する進路の実現を図る。
(1) 普通科SAコースの充実を図り、より高い進学希望にも応えられる進路指導の実
践
(2)生徒実態を踏まえた授業・実習における指導方法の工夫・改善と進路保障を実現す
る適正な指導の実践、特に食品科学科生徒の進学希望を実現するための指導実践
(3) 生徒の学ぶ意欲を高める須知高校ポイント制度や「須高英検」「須高数検」な
どの継続的な実施と資格取得の奨励
(4) 学力の基盤である「ことばの力」の育成と共に「探求的な学び」の積極的な実践
2「ハイスクール起業チャレンジ実践校」として、専門学科「食品科学
科」の魅力を発信し、普通科における探求学習や地域連携活動を推進
する。
(1) 「ハイスクール起業チャレンジ実践校」の取組を踏まえ、「『土から食卓までを
結ぶ』農業の6次産業化を目指した地域との学び」~オール京都丹波にさらなる挑
戦~に継続して挑戦する。
(2) 地域との連携により京丹波の特産食材を活かした加工品シリーズの開発を継続
し、普通科との共同プロジェクトを推進する。
(4) 農業クラブ京都府連大会を成功させるとともに、「プロジェクト研究活動」を継
続し、意見発表、農業鑑定競技とともに、農業クラブ全国大会入賞を目指し、指導
を行う。
(5) 京都府産業教育審議会答申を受け、
「食と農に関わる総合的な専門学科」及び「食
物調理に関わる専門学科・コース」設置に向けた調査研究を継続する。
3 生徒指導と部活動等の充実を図り、学校の特色化を図る。
(1)生徒密着型・問題解決型の生徒指導を保護者との連携を軸に、継続して取り組む。
(2) 部活動への加入率を高めるための方策、例えば1年生部活動(期間)全員登録制
を検討する。
(3)全国インターハイホッケー競技地元開催成功に向け、全校体制で取り組む。
(4)男・女ホッケー部を強化指定部として競技力の向上を図る。
(5) 地元伝統文化である太鼓を教育活動に取り入れ、継承発展を図る。
4 地域と共に歩み、信頼される学校づくりを推進する。
(1)「須高感謝祭」を「京丹波町食の祭典」と共同開催し、須知高校全体の学習成果
を発表する場として、学校を地域に公開する。
(2) 環境食育パートナースクール事業、地元中学校との連携活動、府立林業大学校と
の連携など校種間連携を積極的に推進する。
(3)開校140年となる京都府農牧学校の研究、『ウィードの森」の公開など本校を地域
資源とする取組を進める。
(4)新聞広報、京丹波町CATVなどによる教育活動を発信するとともに教育ニーズ
の把握に努める。
2/13
評価領域
1
重
点
目
標
学習意欲の向上と学習習慣の定着の取組
具
体
的
方
策
評
価
成果と課題
・学習意欲を引き出すための授業展開を工夫するとともに、
指導や評価の方法についての研修・交流を推進する。
B
・授業ガイダンスを行い、シラバスの活用を進める。
B
・予習・復習の指導徹底と、宿題や課題の出し方を工夫し、
家庭学習習慣の定着を図る。
A
・中途退学・原級留置の防止に向け、教科担当者会議等、教
科・担任・関係分掌と連携を図る。
B
・授業の態度、机の配置、机上の状態等について、教職員で
共通した指導を確認し、落ち着いた授業環境を作る。
B
・欠課・遅刻の防止のため、点検期間を設けて指導するとと
もに、担任と協力し指導に当たる。
B
新校務システムの円滑な利用
・校務システムによる教務関係の手続き(成績処理など)の
安定した運用と活用を図る。
B
B
基本的 な操作と活用方法についてはできている
が、指導要録署名システムの事務処理については、
未対応の部分がある。
ICTを活用した教育の推進
・ICT機器を活用した教育活動に取り組む。
B
B
研究・公開授業を行ったが、研究協議の参加者が
少なかった。
授業でのICT活用について更に検討する必要が
ある。
PTA活動の推進
・学校と家庭との連携を図り、PTA活動を充実し、行事へ
の積極的な参加を呼びかける。
A
A
PTA役員を中心に各種行事を実施することがで
きた。
今後、更に多くの会員が参加することができるよ
う工夫が必要である。
学校広報活動の推進
・「須高通信」の紙面充実に心がけ、見やすいHPを作成す
る。
A
A
須高通信やHP、またケーブルTVの協力を得て、
須知高校の取組や生徒の元気な姿を発信することが
できた。
生徒募集活動の推進
・学校広報会議の円滑な運営を図る。
B
教務部
中途退学・原級留置の解消に向けた取組
B
B
B
B
学習活動を支援する図書館活動
フロンティア校の取組(学び直し教材)や基礎補
習、考査前の学力向上推進期間実施など基礎学力の
向上に向け取り組んだ。今後も基礎学力の向上に向
けた継続した取組が必要である。
公開授業旬間を実施したが、実施方法を検討する
必要がある。
シラバスについては、2・3年生用のシラバスも
作成することができた。ただ、十分活用していると
は言えず、活用方法が今後の課題である。
・個別進路相談会を実施する。
B
・学習テーマに関する資料案内の改訂や拡充を行い、図書館
を使った調べ方の理解と図書館資料を使った学習への支援
を行う。
B
・広報やミニブックガイドなどを作成し、様々なテーマに沿
った図書館資料を紹介することで、利用者の興味・関心を
得られるよう働きかけを行う。
A
・データ整備と検索環境の整備を進める。
B
B
原留・中退の防止のため、欠席・遅刻の多い生徒
に対しては、遅刻点検週間を設け、早い段階から面
談を実施し、生活習慣の改善を促してきた。
また、教科担当者・担任団と協力し、三者面談を
実施し、注意を促してきた。
今年度は、目的意識を持てず、改善することがで
きない生徒も多く見られたが、進路変更をする生徒
は昨年度と比べると減少した。
生徒募集については、中学校訪問を計画的に実施
した。また、サタデースクールに合わせて個別進路
相談を実施した。学校広報会議を活用した組織的で
積極的な生徒募集活動を一層推進する。
授業等の利用に際しての、調べ方案内・資料リストな
どを作成し、調べ学習の支援を行った。前年度より
授業日数が少なく、今後も積極的な図書館利用を推
進したい。
図書委員会による推薦図書の校内掲示や図書館便
りの発行において図書の紹介を積極的に行い、読書
意欲を喚起した。館外広報には、今後も工夫をして
いきたい。
データの更新を進めてはいるが、訂正に 時間
がかか っ ている。デ ータ の正 確性 をあげ るた め、
点検を 引 き続き おこ なう 。
3/13
2
規範意識の向上
生徒指導部
安全・安心な環境の整備
自主活動の活性化
規律ある生活の確立
B
公共心の醸成
C
いじめ・暴力を許さない
C
盗難・喫煙の防止
C
交通関係の事故や違反の防止
C
学校祭、委員会活動、各種ボランティアの充実
B
部活動の活性化
D
PTAとの連携
B
B
・身だしなみ指導を全校集会(式典等)で全教員で
実施した。
・携帯電話やスマホの指導件数は、減少した。公共
の場での周りに気を使った行動がとれない事象があ
った。
C
・暴力事象は、前半に軽微なものが起こり、特別指
導を行った。
・盗難や喫煙、交通事故等の防止については、担任
を通じてHRでプリント等で啓発をした。
・後半に登校時に交通事故が2件発生した。
C
・ボランティア活動は、例年よりも活動数が少なか
った。委員会活動は、須高感謝祭等の行事もあり、
昨年度より活動が増えた。
・部活動の活性化については、良い取組が見いだせ
なかった。
C
家庭との連携
・PTAとは、当初の計画通りに活動できた。
・問題行動のある生徒については、担任団を通じ連
携したが、指導に対し保護者・本人が納得のいく指
導ができていない事象もあった。
B
3
進路指導の充実
問題行動のある家庭との連携
B
・生徒の適性や能力に応じて、より前向きに進路希望が決定
できるよう指導する。
A
・生徒の進路希望に応じた入試指導の充実を図る。
A
・将来を見据え、望ましい勤労観を育成するよう指導する。
B
・学力向上・SA推進部と連携し、進学講習、サタデースク
ール、ウインターセミナー、スプリングセミナーなどを計画
的に実施し、生徒の学力を向上させる指導を行う。
A
・地域と連携してキャリア教育を積極的に行う。
A
・低学年では進路意識が不十分に思われるが、3年
間で成果を収めることができるように進めている。
・個別に指導を進め、成果を収めた。
・1,2年生においては十分とは言えない状況で、
より一層の指導の強化が必要である。
進路指導部
学力を向上に向けた取組の充実
A
・計画的に実施できた。参加者を可能な範囲で増や
すことが必要である。
A
A
キャリア教育の充実
・高大連携による講師を活用する。
A
・地域との連携の成果が全校生徒までには至らなか
った。
・高大連携を教科に依存する部分があった。
・保護者向け進路相談会、学習会、学校見学会を適切な時期
に実施し、保護者の進路学習の充実を図る
B
・保護者向けの取組に対して参加者が少なかった。
開催の期日等を見直す必要がある。
A
保護者への情報提供の推進
B
・学年団と連携し、担任を通じて適切な進路情報を提供する。 A
SA(スーパーアドバンス)コースの充実
・SAコース3年計画の中間年として取組を充実させる。
A
・3年生で適切に情報提供ができた。
A
・計画的に取り組めた。
4/13
4
健康教育の推進
・日常的な取組に加え、「基本的な生活習慣と健康」、「性教
育」等の講演を実施し、生徒の健康意識の向上を図る。
A
学校保健計画、学校安全計画に基づき、健康診断
をはじめ、生徒の健康の保持・増進に努めた。
「保健だより」を通して、熱中症の予防や、イン
フルエンザ等、感染予防に対する啓発を行った。ま
た、保健委員会で通信の発行、エイズ予防の啓発活
動を実施し、生徒の健康意識の向上を図った。
文化祭や須高感謝祭では、スクールカウンセラー
による企画と、保健委員の参加のもと、体験型・展
示コーナーを開き、大変好評な活動ができた。
B
毎週月・木曜日にゴミ捨て場にて、厚生委員の代
表者2名がゴミ分別を行った。11月には、厚生委
員全員で、駐車場の「落ち葉集め」を行った。例年
2月に 厚生委員が行っていた掃除場所の安全点検
は、保健部から教職員へのアンケートという形で実
施した。教室やトイレ等いくつか老朽箇所が見られ
た。
A
保健部
安全な学校環境整備
・「保健だより」や委員会活動を通して生徒の健康意識の向
上を図る。
B
・厚生員会による安全・美化点検等の実施。
C
・日常の清掃活動等において積極的に取り組むように指導す
る。
B
・ゴミ分別の意識を高め、正しく分別するように指導する。
B
・教育相談会議及び教育支援会議を踏まえて、支援の必要な
生徒に対して、その生徒に応じた支援を実施する。
B
B
関係分掌と連携し教育相談の充実
年度当初に、支援対象の生徒をリストアップして、
職員の共通理解を得ることで、教科指導や日常の活
動において配慮のある指導を全職員にお願いした。
スクールカウンセラーを活用し、継続して生徒の
相談を実施することで、生徒のサポートや保護者と
の連携を得て、個々の生徒の問題解決を図ることが
できた。また、必要に応じて関係機関とも連携を取
ることで、生徒のサポートが丁寧に実施できた。
B
・スクールカウンセラーを活用し、教育相談の充実を図る。
A
教職員・生徒への研修会の実施
5
人権教育部
人権学習の推進と人権意識を高める取組
の推進
就修学の保障と希望する進路の実現
課題のある生徒に対する指導と支援の充
実
・生徒理解を深めるための研修会を実施する。
・救急法実技講習会を実施し、AEDの使用による緊急事態
の体制を整える。
C
・各学年ごとに人権学習を実施し、基本的人権に対する正し
い理解と認識を育てる。
B
・生徒の自尊感情を高めるよう研修・研究を行う。
C
・基礎学力保障の取組を進め、原留・中退の減少を目指す。
B
・経済的に困難がある生徒に対して援護制度を紹介し、その
活用を促す。
B
・教育相談会議を定期的に開催し、対応すべき生徒を早期に
把握し、各分掌と連携して適切な指導支援を行う。
年2回の人権学習を実施した。受講状況や受講後の
感想文など、総じて良好であった。とりわけ、全校
人権講演会は好評で、生徒の多くが感動したと感想
を述べ、人権委員会が事前・事後の取り組みを行っ
た。
B
B
B
B
救急講習会を当初7月に予定していたが、台風の
影響の為延期になり、10月に実施した。
教職員研修は、「生徒理解のための」ものを計画し
ていたが、日程の都合上実施できなかった。
C
B
課題ある生徒への個別対応や各方面への連絡・依頼
によって、様々な課題ある生徒への対応を行った。
また、年2回のいじめ調査や発達障害調査などを行
い、課題のある者には事後指導を継続した。
年7回の教育相談会議を実施し、特別支援生徒の
支援を実施した。また、多くの生徒の課題について
校内を挙げて取り組むことができた。
5/13
評価領域
6
重
点
目
標
農業クラブ活動をとおして、
「科学性」
「社
会性」「指導性」を身につけさせる。
具
体
的
方
策
評
・各種の発表会や競技会に向けた活動を組織的に推進し、全
国大会入賞を目指す。
C
・農ク府連事務局として専門部の活動をとおして、クラブ活
動の活性化を図る。
B
・地域と連携した取組を推進する。
B
・資格取得の充実を図る。
B
・「ハイスクール起業チャレンジ実践校」の指定を受け、
「『土
から食卓までを結ぶ』農業の6次産業化を目指した地域と
の学び」~オール京都丹波にさらなる挑戦~に取り組む。
B
価
農場部
「ハイスクール起業チャレンジ実践校」
として、「食品科学科」の魅力を高める。
・産官学との連携により京都丹波の特産食材を活かした加工
「食品科学科」の特色を活かした取組を
推進する。
B
B
・新たな販路の開拓をする。
C
B
・「京丹波●食の祭典」と共同開催している須高感謝祭を須
高感謝祭とし、学習成果の発表の場として一層充実させる。 B
・「学校林を活用した森林環境教育促進事業」の取組を推進
する。
B
・「環境・食育校種間連携パートナースクール事業」を推進する。
B
・ 校種間連携を一層推進する。
B
・地域に向けた販売実習を計画的に取り組む。
B
・京都府産業教育審議会答申を受け「食と農に関する総合的
な専門学科」の設置に向け検討する。
C
・基盤整備を検討する。
B
・環境整備を行い、地域に開かれた農場を目指す。
B
・施設・設備の老朽化に対応した更新計画を検討する。
B
B
食品科学科の将来構想を検討する。
農場 の 環境 整 備 や施 設 設備 の 充実 を 図
る。
食品科学科として一貫した生徒指導を行
う。
口丹波地域の産官学が連携し商品開発や開発した加
工品の販売実習に取り組むなど成果が現れた。総合
実習や課題研究において普段の学びが生徒一人一人
の専攻に活かされ魅力ある教育活動と自信や誇りを
持つことにつながった。今後事前指導と事後指導の
度が高まるものと考える。
C
・ハイウエイテラス「京丹波味夢の里」へ参画した取組を推進する。
成果と課題
府連大会事務局として大会成功に取り組むとともに
プロジェクト2種目、意見発表3種目にエントリーし
4種目の優秀賞を獲得した。また、専門部を活性化
させることで生徒が主体的に取り組み食品科学科の
特色を活かした取組を推進した。食品衛生責任者養
成講習等資格取得を奨励し教育長表彰対象者を11名
輩出した。味夢の里での実演実習や校内販売等で食
品科学科の情報発信にも取り組めた。
はじめて全校体制で取り組んだ須高感謝祭を成功
させ今後の取組の基礎固めができた。学校林を活用
した森林環境教育においてはパートナースクール事
業で地元中学生や、他校専門学科との合同実習を実
施し1000mの遊歩道作業道開設や、竹藪の整備など
効果的な実習ができた。また震災支援等様々な地域
と連携した取組により須高のフィールドを活かした
教育活動が展開できた。今後も、このような取組を
より充実したものにしていきたい。
引き続き検討する。
C
B
・関係分掌と連携し、服装指導や生活指導を重点的に行う。
B
B
施設改善や備品の購入等計画的に事務室と連携し取
り組んだ。しかし、学科改編後20年が経過し施設設
備の老朽化や、故障も多発する中円滑な農場運営が
行えるよう継続した取組が必要である。
生活面、学習面を含め様々な課題をもつ生徒が多く
在籍するため関係分掌と連携し指導を行った。今後
も指導 体制を維持しつつ継続的な取組が必要であ
る。
6/13
評価領域
重
点
目
標
7
具
体
的
方
策
評
・自ら学ぶ姿勢を身につけ積極的な学習姿勢を育む。
B
・基本的生活習慣を身につける。
A
・規則を守り、自らを律する気持ちを育む。
A
・挨拶、清掃、服装、言葉遣いなどの社会性を身につけさせ
る。
B
価
入学当初と比較するとずいぶん落ち着いてきた様
子である。個々人にはいくらかの課題も残っている
が、全体的には高校生として自覚を持った学習姿勢、
基本的生活習慣の確立ができてきた。
「自主」の精神を身につける。
第1学年部
B
「規律」の精神を身につける。
「誠実」の精神を身につける。
・仲間と共に協力できる気持ちを持たせ、ボランティア精神
を育む。
・校外学習、学校祭、球技大会等の学校行事、部活動などに
積極的に取り組み、集団の一員としての自覚を醸成する。
8
第2学年部
社会性や協働性を身につけ、学校の中心
として活動できる力を身につける。
・保護者と連携しながら、基本的生活習慣を確立していく。
B
B
B
B
第2学年から観光甲子園や生徒会活動が活発に行
われ、学校の活性化につながった。また、身だしな
みについても、とくに服装の乱れが少なく、場に応
じた態度も少しずつ改善されてきた。さらに、そう
じをしっかりと行うことができた点は、大きな成果
である。
化粧に対する意識の低さがあったり、人の話を素
直に聞こうとしない生徒もまだ少数ながらいるとこ
ろが大きな課題として残っている。
B
C
・場に応じた態度(言動・身だしなみ等)を育成する。
学習意欲を高め、学力の向上を図る。
・人の話を素直に聞き成長の糧とする。
C
・思いやりを持って人と接することができるよう指導する。
B
・観光甲子園・沖縄研修旅行・生徒会活動などを通じて、学
校生活を活性化させる。
A
・教科担当と連携しながら、基礎学力を定着させる(課題や
宿題の提出遅れがないようにする)。
C
・他分掌と連携しながら、スマホやゲームへの依存を脱却し、
健全な学校生活を送る。
C
・一つ一つの授業を大切にする。
B
・家庭学習を定着、継続させる(毎日2時間の学習)。
B
・LHRやSHRを有効に使って、自尊感情を高める学習支援を行
なう。
B
B
B
進路実現に向けて積極的に活動していく。 ・LHRやSHRを有効に使い、時宜に応じた進路指導を心がける。 A
・オープンキャンパスや体験学習への参加を通じて、進路意
識を高める。
A
A
・セミナーや模試への参加及び資格取得に積極的に挑戦して
いく。
・進路指導部やSA学力向上フロンティア部と連携しながら、
72通り(学年の生徒総数)の進路指導を行う。
A
B
生徒指導部との連携し、生徒の問題行動に対して
丁寧な指導ができた。個々人でみるとまだまだ課題
を持っている生徒もいるが、全体としては高校生と
して自覚ある行動がとれる生徒が多数いる。
学校行事等の特別活動に関して、一定の取組がで
き、仲間意識の向上や他を思いやれるような集団と
しての成長も見られた。個々には意識の低い生徒や
まだまだ質の高い集団を目指すためにも継続した指
導を必要とする。
A
B
成果と課題
授業を積極的に受けて、学ぶ姿勢をもつことがで
きた生徒が多く見られた。進路学習を通して、学習
意欲が向上して家庭学習を定着できた生徒もいた。
自己肯定感アンケートをとり、自尊感情の現状を把
握したうえで、褒めることを意識した生徒指導に当
たることができた。
課題を期日までに出せない生徒が各クラス複数見
られ、日々の学習習慣づけがいまだうまくいかない
生徒がいる。
漢検・英検・数検といった各種検定等にチャレン
ジして合格者を多数出すことができた。とくに漢検
はSHRを使って長期間学習を経たうえでチャレンジ
させることができた。
進路学習を段階的かつ継続的に行ない、進路意識
を高めることができた。体験学習にも参加すること
ができた。
進路指導にのらない生徒に対する指導を今後どう
していくか大きな課題がある。
7/13
評価領域
9
重
点
目
標
社会性の向上
具
体
的
方
策
・基本的生活習慣の確立
・場に応じた態度(言動・身だしなみ等)の習得
・敬語、丁寧語の習得
評価
B
全体的には周りに迷惑をかけるような生徒は減った
が、個々を見てみると、課題を抱えた生徒はいる。
具体的には進路決定してしまうと同時に自分を律す
ることができない者が少なからず、見受けられた。
今後の指導においての課題である。
B
第3学年部
B
目標進路を実現
10
成果と課題
学力を向上させるための指導の充実
学力向上・
SA推進部
SA(スーパーアドバンス)コースの充実
・授業に対しての準備・集中・復習の徹底
・家庭学習の定着と継続
・目標進路の調査および探求
診断テストや模擬試験等の結果を多角的に分析し、教科力の
向上を図る。
A
須高英検や須高数検の取組により、資格取得への意欲向上を
図る。
A
個人学習室、グループ学習室を周知徹底し、生徒に積極的に
活用させる。
B
各教科と連携し、国公立大学をはじめとする難関大学合格に
向けた指導の充実を図る。また「受験サプリ」の活用を一層
推進する。
週34時間授業やサタデースクール、サマーセミナー、スプ
リングセミナー、模擬試験、地域研究講座ならびに大学教授
による出前講義などSAコース全員参加の行事を3カ年を見据
えて計画的に実施し、生徒の進路意識の高揚と学力向上を図
る。
サタデースクールの充実
進学補習の充実
B
進路については国公立大学合格者が5名(残り1人
は前期入試の結果待ち。)であった。これは、本人た
ちの頑張りに加えて、教科指導教員の指導力も大き
い。就職についても、希望者は100%内定した
。これも本人たちの頑張りと進路指導部長をはじめ
進路部教員の指導ならびに、2年生の3学期から、
学年の担任団による就職指導の効果が少なからず、
あったのではないかと考える。進路についての課題
は看護系希望者への指導をさらにきめ細かくするこ
とである。
B
個々の生徒の学力伸長度合いを定点分析し、つぎ
の学習指導への基礎データを集めることができた。
また、各種会議等にて、弱点分野や改善点等を指摘
できた。ただ、個々の生徒への、各教科指導担当か
らのフィードバックやアドバイス、声かけ等に資す
るポートフォリオ的なデータ提供ができればなお良
かったかもしれない。検定等については、合格を手
にすることがかなりの受験モチベーションに繋がる
ことの相関関係を認識できた。
土曜日等の学習室活用には課題が残った。
A
B
A
A
個別面談や進路相談を通じて、生徒一人一人の進路意識を喚
起し、主体的に進路を切り拓く力を醸成する。
A
原則、月2回以上実施することにより、平日以外も学習する
習慣の定着を図る。
A
各教科と連携し、1日につき2科目の講座を開講することに
より、大学入試等を突破できる確かな学力の土台をつくる。
A
進路指導部と連携し、複数の科目を不足なく受講できる充実
した進学補習を実施し、希望進路実現を図る。
A
食品科学科の生徒を対象とした進学補習の充実を図る。
B
A
iPadなどの、受験へのICT活用には課題が残った
ものの、教科との密なる連携を図った結果、到達度
評価においてDゾーンからの脱却がすすみ、Bゾー
ンが増加した。ただ、Aゾーン以上の人数を増やせ
ていないのは今後の課題である。
土曜日の活用や各種セミナー、講座等を年間を通
して計画的に実施することができ、個々の生徒の意
識変化が顕著になった。とくに2年生は、秋が大き
な変化のタイミングであり、その時期に個々の生徒
とカウンセリングが実施できたことや受験希望の大
学学部および受験科目等についての自己決定へ持っ
て行くことができた。
A
各教科との協力・連携を土台に計画通り実施する
ことができた。大学入試や検定等に対処できる学力
を育成することができ、英検準1級をはじめ2級・
準2級にも多数の合格者を輩出できた。 次年度は、
プレゼンなどの発表企画にもチャレンジしたい。
B
進学講習の講座展開ならびに内容の吟味、相当レ
ベルの考案に努力した。ただ、食品科学科生徒のニ
ーズをどこまで拾えたか課題が残る。生徒の声なら
びに農場部の意向などをしっかり踏まえたい。
8/13
評価領域
11
重
点
目
標
学校経営という視点を持った予算の執行
具
体
的
方
策
評
・特色ある学校づくりを進めるため、各部分掌会議や各種事
業等と積極的に連携を図り、財政的な面から学校運営の一
翼を担う。
B
・学力充実・向上のための予算の重点的な措置
B
・スピードとタイミングを重視した予算執行
B
・玄関モニターによる外来者向けに情報発信
B
・メールニュースを利用した事務部からの情報発信
B
・説明会等において、保護者向けに情報発信
B
・常に課題意識や危険意識をもった施設設備の維持管理
B
・危険箇所の早期発見、対処
A
・清潔な学校環境を保つ清掃管理
B
日常的な小テストを中心に基礎的な国語常識の定着を図り、
言語表現を豊かにさせる。
B
的確な頻度で課題を与え、家庭学習習慣の定着を図る。
B
授業内で「書くこと」「話すこと」の言語活動を充実させ、
基本的な「ことばの力」を伸長させる。
B
各種論文コンクールへ応募するにあたって事前指導を充実さ
せる。
A
個人添削や進路補習、サタデースクールを充実させ、各生徒
の希望進路に応じた「ことばの力」を伸長させる。
B
生徒の基礎学力を保証する授業実践に向けて教材研究を進
め、きめ細やかな指導を目指す。
A
価
B
事務部
学校理解を深める広報活動
安心・安全な学校環境の整備
12
国語科
「リスタディ」を基軸とした基礎学力定
着と、「SA」の学力伸長
生徒の進路実践に向けた「ことばの力」
の伸長
教員の授業力向上
B
B
A
日常的に小テストを実施し、国語常識の定着を図
ることができた。また、家庭学習習慣の定着を図っ
たが、より効果的な定着のために方法を工夫する必
要がある。
B
B
A
研究授業発表や公開授業、教科研修などをとおして、授業実
践についての意見や情報交換を行う。
B
成果と課題
視聴覚室空調設備を更新、社会科室・家庭経営室
照明LED化等学校環境の改善を行った。農場情報設
備更新によりICT環境の充実整備を行った。電話
設備を更新、保護者等通話時の不具合が解消できた。
分掌等との連携を図った各種事業支援、企画から
携わっている学校案内作成など目標達成できた。
メールニュースや玄関モニターを利用した学校情
報発信、説明会や研修会において保護者向けに情報
発信を行った。玄関モニターによる情報発信のタイ
ムリーな更新が課題。広く情報提供を呼びかける等
魅力あるツールとしたい。
日常的に危険箇所の早期発見・対処を意識し、日
々の清掃やメンテナンスにより環境美化や安全確保
に努めた。
B
「書くこと」「話すこと」に関する言語活動を授
業内である程度実施することはできたが、より質の
高いものになるように研究する必要がある。
また、コンクールの事前指導は授業内できめ細や
かに行うことができた。
個人添削やサタデースクールなどでは、進路に応
じて必 要な能力をある程度伸長させることができ
た。
生徒の基礎学力を保証する授業を目指し、日々授
業改善に取り組めた。
また、初任者研究授業や公開授業などで有意義な
意見交換を行うこともできた。
9/13
評価領域
13
重
点
目
標
基礎学力の向上
具
体
的
方
策
・単元ごとの復習や、小テスト等の実施により、基礎知識を
身に付けさせる。
評
価
B
成果と課題
きめ細かい指導や実態に即した指導を行うことに
より、不認定になる生徒が減少するように努力した。
B
地歴・公民科
・毎時間の狙い、到達目標を明示し、学習意欲を向上させる。 B
進路実現に向けた学力の向上
・進学補講や進路希望に応じた個別指導などの実施により、
進路実現に向けた学力を身に付けさせる。
A
・定期考査の内容を精選し、基礎学力の確認とともに、入試
等に対応した問題を作成する。
A
・各科目において、現代社会との接点を重視し、生活と密着
した授業を展開する。
A
・調べ学習等で、生徒が主体的に取り組む力を養う。
B
・ICTを活用した授業をおこなう。
B
・習熟度別授業を活かして、発展講座・SA講座では進学を
意識した指導を実践する。
B
・四年制大学・看護学校・公務員を希望する生徒を対象とし
た進学講習やサタデースクールを充実させる。
B
・SAコースに対する指導を充実させる。
B
・習熟度別授業を活かして、基礎講座では義務教育段階の内
容も丁寧に復習をしながら学習を進める。
B
・提出課題を必ず出させきる指導を行う。
B
・再テストを活用し、学習が不十分な点は、きちんとやり直
しをさせる。
B
・問題集を1冊やりきることで達成感をもたせる。
B
・「須高数検」・「数学検定」を実施し、達成感をもたせる。
A
・学ぶ意欲が高まる学習指導を実践するためにタブレット端
末を活用する。
B
A
B
社会で活躍できる資質を身に付けさせる
14
より高い進学志望に応える学習指導
2年生の生徒が「北方領土と私たち」の作文で入
選した。
地理や歴史では実際に行ったことのない地域や時
代のイメージを持たせるために、映像を見せること
によって、文字だけではなく、視覚で理解させるこ
とを心がける授業展開を行った。
B
年間を通して学年・希望進路別に5講座の進学講
習を設置し、数学特講、サタデースクール、夏期・
冬期講習、ウインターセミナーと充実した指導体制
で臨むことができた。しかし、SAコースにおいて
も、家庭学習習慣の確立ができなかった。また、S
Aコースに対する指導の充実の一方で、アドバンス
文理コースへの指導が弱まっている。意識付けをし
っかりとする必要がある。
数学科
卒業や進路保障を実現する学習指導
B
B
生徒の学ぶ意欲を高める学習指導
B
B
3年生ではセンター試験を意識した授業や演習を
行うことにより、センター試験で地理歴史科を選択
する生徒数が2年連続で上昇している。また、高得
点を取る生徒も増加した。
基礎講座では、学習内容を精選し、生徒の実態に
合わせて小学校・中学校の学習内容も復習しながら
学習を進めることにより、授業に向かう姿勢作りと
提出物をやりきる意識づけを行った。再テストにお
いても、無断欠席をする生徒はほとんどいない状況
を作ることができた。学習のやり直しをすることで
知識の定着を図ったが十分にできていない。
平成28年1月に実施した「数学検定」において、
受検者5名全員が合格できた。さらに受検者数が増
加するような方策を考えたい。タブレット端末に関
しては、授業内で利用しているが、その活用法につ
いては、各章ごとにどのように使えるかを検討する
必要がある。
10/13
評価領域
15
重
点
目
標
科学的な考え方を身につけさせる。
具
体
的
方
策
・実験・観察を積極的に取り入れる。
評
価
B
各科目、実験実習を適宜行うことができた。また、
外部講師による講演等を積極的に行い、科学に対す
る興味関心が高まるように取り組んだ。
B
理
科
・興味・関心を引く教材・指導方法を工夫する。
A
・基礎補習や課題等により、基礎学力の定着を図る。
B
成果と課題
B
基礎学力の定着と進路実現に向けた学力
の向上
16
社会性を身に付けさせる。
基礎補習・進学補習とも、クラスの状況や生徒の進
路希望に応じ丁寧に実施することができた。
B
・進学補講や進路希望に応じた個別指導などにより、進路実
現につながる学力を身に付けさせる。
B
・礼儀作法を身に付けさせる。
B
B
・挨拶、態度、服装、言葉遣い、他者を思いやる心を身に付
けさせ、積極的に活動させる。
B
保健体育科
体力の向上を図る。
・年間を通じて、各授業の始めに体力トレーニングを取り入
れて展開する。
B
・新体力テストの結果を参考にして、個々に不足している体
力要素の向上に努めさせる。
C
・何事にも継続して行うことの大切さを伝える。
B
生涯体育に向け、体育の知識・理解を深
める
・自らの運動計画・実施ができるよう選択授業を通じて指導
を行う。
B
健康・安全への知識、理解を深める。
・調べ学習などを実施し、生徒が主体的に取り組む力を養う。 B
B
B
・2、3年生については、安全に協力して活動で
きるようになってきている。少ない人数でも工夫し
て計画・実施ができるよう、体育理論も含めて高め
させていきたい。
・1年生で調べ学習を行い発表を実施した。発表す
る際に追加の資料や模型などを利用して発表する生
徒も昨年度より増加した。人前でプレゼンテーショ
ンする取り組みを行った。
・1年生で実施予定だった心肺蘇生法の実技授業が
できなかった。
B
B
17
表現領域の学習
芸術科
・調べたことを発表することでさらに理解を深めさせる。
B
・基礎的な表現法の習得
B
・基礎的な理論の習得
B
・基礎的な歴史の学習
B
・多様なアート作品の制作
C
B
B
創作領域の学習
C
・集団行動の取り組みなどから、「集団で活動する
大切さ」や「時間厳守」に意識を持たせ、話を聞く
時と活動する時のONとOFFのケジメをつけさせ
て実施した。又、自己の体調管理にも努めさせ、マ
スクを外して活動するなど「規律ある体育」を目指
して取り組んだ。
・教員間で意思統一ができ、年間通じて各授業の初
めに補強運動や体つくり運動などを取り入れて実施
することができた。
・新体力テストの結果から、特に生徒に不足してい
る体力要素をしぼり、高める取り組みができなかっ
たので、来年度の課題として取り組んでいきたい。
芸術の基礎技法を学習させた後、芸術理論の学習
をするとともに、実技課題の演習・創作を実施した。
音楽では、1・2学期に歌唱・器楽の実習と各2回の
実技試験を実施した。また、芸術史の概説を学習後、
各時代の作品の鑑賞を行った。また、音画の制作を
実施した。
3年は2学期に、1・2年は3学期にマルチメディア
アートの演習を行った。
11/13
評価領域
重
18
点
目
標
個々の生徒の進路希望に応える学習指導
英
語
科
卒業や進路保障を実現する学習指導
生徒の学ぶ意欲を高める学習指導
19
家庭科
具
体
的
方
策
・ 今年度から食品科学科も大学進学希望に対応できるよう
に1年から3年まで習熟度別授業を実施。
普通科でも習熟度別授業を活かし,SA,PreSA,発展講座では
上位層が難関大学を一般で受験できる実力向上を図り進学
を意識した指導を実施する。
・1年生の授業でマナトレ基礎・標準を指導することで、
生徒の基礎学力定着を図るとともに、また下位層に対し
ても学習項目の精選、基礎補習や進学補習によって、進
級や追認考査等の指導を充実させる。
・「須高英検」「英検」を資格取得することで達成感・
自尊心を育む。
・視覚的な教材作りを充実させる。
主体的な「生活者」の視点から、必要な ・自分自身の生活を見直し、工夫・改善できるような学習課
知識や技術を身につけて、生活面で「自
題に取り組ませる。
立」し、異なる世代の人々と「共生」す
る意識を持ち、自分らしい生活を「創造」 ・高校卒業後の生活を具体的にイメージしながら、自立に向
していく力を養う。
け日々の家庭生活に役立つ内容を取り扱い、実践できる力
をつけさせる。
・生徒自身が考えながら取り組める内容の教材や、視聴覚教
材を作成し、意欲的な学習姿勢を持続させられるような指
導方法を工夫する。
20
生徒の学習意欲の喚起につながる授業の
展開により、専門的な知識と技術を身に
つけさせる。
評
価
・全講座習熟度別授業により個々の生徒の進路希望
に対応し易くなった。発展講座が推薦入試で国公立
難関大学を合格できる力はつけたが、一般入試の二
次試験に対応した指導をもっと早い段階で取り組む
べきであった。
B
A
A
A
A
A
B
B
B
B
・3年生選択科目では、料理検定3級取得に向けて、積極的
に学習に取り組ませる。
B
・より具体的で分かりやすい授業を展開する。
B
・社会人講師を計画的に招き、専門知識や技術を深化させる。 B
・資格取得を一層推進する。
B
B
農業科
B
生徒の進路意識の高揚を図る。
食品科学科の特色を生かした取組を推進
・個別指導を徹底し4年制大学への進学率を高める。
・担任との連携を強化し、生徒の進路実現を図る。
・専門教育を通して生徒の進路意識を高める。
C
B
B
・京丹波町との連携事業を一層充実させる。
・指定事業の取組により、生徒の主体的な活動を推進する。
・他校種間連携を推進する。
B
B
B
・府連農ク大会、インターハイでの飾花でのPR
A
・マナトレ基礎・標準を指導することで下位層の学
力伸長を図り、マンツーマンの指導を徹底指導する
ことによって進級や追認考査の指導を充実させた。
今年度英検第1・2回では、準1級1名、準2級4
名が合格。第3回の1次試験合格者は、2級2名、
準2級5名
須高英 検準2級以上の合格者数は過去最高となっ
た。
A
・授業プリント・実習プリント・作品等の提出指導を徹底す
る。
成果と課題
・すべての分野の学習において、卒業後の自分の生
活をイメージしながら課題に取り組めるように、教
材を工夫することができた。
・プリント教材を用いたり、プレゼン資料、DVD、
実物提示等の視聴覚教材を取り入れて、短時間でよ
り効果的な指導方法を工夫することができた。
・グループ討論やスピーチなど、意見発表の機会を
もつことができた。
・カルテホルダーを活用した授業プリント管理を行
い、提出指導を徹底した。
・3年生選択授業で、基礎知識の確認のため、全員
料理検定を受検し、32名中16名が合格した。
・クラス単位での実習の場合、教科担当一人で指導
の限界を感じることもあり、今後とくに安全面の指
導について工夫が必要であると感じた。
生徒の実態に応じた、きめ細かい教科指導と生徒が興味関
心を抱く授業展開を行った。授業での学びと総合実習、課
題研究に関連づけた分かりやすい授業展開に一層努める。
年間を通じ社会人講師を活用した専門教育を深化させるこ
とができた。また各種資格試験を奨励し教育長表彰対象者
が11名となった。
B
教科指導や様々な取組を通して進路意識の高揚を
図った。生徒の進路を見据えた教科指導と進路希望
の共有化を図り指導体制に生かせた。
B
味夢の里での実演実習やクリハチミツソフトクリー
ムの商品開発等産官学が一体となった地域への特産
品の発信ができた。様々な取組で生徒の主体性を引
き出し学ぶ楽しさや課題解決能力の育成に取り組み
成果をあげた。
12/13
評価領域
21
情報科
重
点
目
標
具
体
的
方
策
情報技術を生かす豊かな感性、道徳心を ・ビジネスマナーの必要性を自覚し、他人を思いやり自己を
身につけ、社会を担う責任を自覚し、人、
育む豊かな感性を育成する。また、進路部と連携し就職希
社会とをつなげるコミュニケーション力
望者を対象に「ビジネスマナー」補習を行うなど、生徒の
のある生徒の育成。
進路実現にむけたサポートを行う。
・高度情報通信社会に参画するため、個人情報を保護し、無
形財産権の保護やネット犯罪に巻き込まれないための知識を
学ぶことで、社会 を担う責任と自覚を育成する。
・授業に積極的に参加する態度を育て、ノート作成指導や実
習課題の提出の徹底を図る。
「土から食卓まで」農業の6次産業化を
推進し、産官学連携授業を発展させる。
・産学連携授業を積極的に推進し、協力企業や生徒間のコミ
ュニケーション能力や情報受信能力を育成する。また、問
題解決に向けた問題提起などを行うことにより情報発信能
力育成する。
評
価
食品科学科の生徒対象に、「ビジネスマナー」の
指導を行うとともに、ビジネスコミュニケーション
検定を管理職の協力のもと実施し、70%の生徒が
合格した。また、普通科の生徒には、1年次からビ
ジネスマナーの指導を行っている。
情報科では、個人情報の保護、無形財産権の保護
については継続して指導を行っており、ネット犯罪
に巻き込まれない、加わらないためのスキル育成に
に務めている。
授業の実習課題、ノートなどは考査ごとに点検し
評価している。本年度は、未提出の生徒はいなかっ
た。
B
B
B
A
A
A
A
・3年間を通して、社会とつながりのある生徒育成を推進す
る。
A
地元地域を元気にする取組により生徒を ・自分の進路に応じた資格取得に挑戦し続ける姿勢を育む。
育む。また、自らの目標を実現するため、
失敗を恐れず挑戦し、健康でたくましく ・さまざまな論文コンテストやビジネスプランコンテストな
生きる生徒を育成する。更に、担任及び
どに挑戦することで、21世紀の社会に夢と希望を持ち、地
家庭との連絡を密にることで、自らの責
元地域を元気にする姿勢を養うとともに、自らの考えを発
任を全うする姿勢を養う。
信する姿勢を育成する。また、普段の学習の成果を、さま
ざまな競技会に出場することで、自分の限界に挑戦する姿
勢を育む。
A
・課題未定者は、担任と連絡を密にとることで、自ら課され
た課題に責任を持ち取り組む姿勢を育てる。
A
A
A
成果と課題
3年生履修の「情報の表現と管理」では、産官学
の連携を積極的に推進してきた。静岡県立大学、京
都学園大学、京都橘大学、亀岡商工会議所、京丹波
町商工会、道の駅京丹波味夢の里をはじめ多くの民
間企業と連携し、コミュニケーション能力、情報発
信能力の育成に取り組むとともに、社会とつながり
のある生徒育成に取り組めた。
社会の情報科に伴い、情報機器の活用、問題解決
能力などの新しいスキルを育てるために、ビジネス
プランコンテスト、京都府立高校ビジネス体験発表
会などに生徒の自主参加で取り組んできた。
また、ワープロ技能の技を競う競技会にも参加す
ることで、未知のものに積極的に挑戦する資質の育
成に取り組んできた。その中で、生徒たちは、自ら
ら課された課題に責任を持ち、積極的に取り組み、
ビジネスプランとして実現可能であると評価される
発表を行うものまで現れてきた。
本年度は、担任の協力により課題未提出者が無い
充実した年であった。
13/13
評価領域
22
総合的な
学習の時間
重
点
目
標
1年
『人間としての在り方・生き方を
る』
具
考え
2年
『沖縄に対する理解を深める』
『進路を考える』
3年
『進路について考える・現代の諸問題に
ついて考える』
学校関係者評
価委員会によ
る評価
次年度に向け
た改善の方向
性
体
的
方
策
評
・ 「総合的な学習の時間」を通して、自己の在り方生き方を
考える。
B
・ 読書や映画鑑賞を通じて、生き方について学ぶ。
B
・ 課題発表や課題作成を通して、資料の収集・整理・発表の
方法、技術を身に付ける。
B
価
成果と課題
1学期に朗読・映画鑑賞・自由読書を実施した。2
学期は性に関する学習として、読書「さらば悲しみ
の性」を行い、さらに家族の問題について、映画を
通じて学習した。3学期は、人権に関する学習を映
画鑑賞を通じて行うとともに、最終課題として、自
己の未来像について発表試験を実施した。
B
・ 沖縄研修旅行と関連づけ、沖縄についての調べ学習を行い、
沖縄への理解を深める。
B
・ 社会や職業に関心を持ち、自らの進路を主体的に考える態
度を育成する。
B
・ 「調べ学習」を通して資料収集・整理の方法や報告、発表
の方法を学ぶ。
B
・ 進路学習を通して職業観・勤労観を育て、希望する進路の
実現を目指す。
B
・ 社会の様々な問題を学習し、人間としての在り方生き方を
考える。
B
・ 様々な情報を整理したり、自分の意見をまとめ、表現する
力を育てる。
B
B
B
B
沖縄について、映画「サトウキビ畑の唄」や新聞
記事・図書資料で学習した。
進路に関する学習を、NHKの番組ビデオ(「仕事
ハッケン伝」
「平成仕事図鑑」など)を使い行った。
進路に関する「職業調べ」「資格調べ」はできな
かった。
2学期に、伝統文化事業として「茶道」を体験さ
せた。
1学期に、自己アピール・模擬面接・志望理由書の
記入を行い、進路実現に備えた実践実習を行った。
また、新聞スクラップにより、日々の出来事に興味
・関心を持つようにさせた。3学期には映画「手紙」
の鑑賞により、社会の様々な課題への対応を学習し、
興味あるテーマごとにグループ研究(課題研究)を
行い、その成果を発表させた。
〇評価とともに、取組の成果が表れていると考えられる。
〇評価委員として、須知高校の成果を地域に発信していきたい。須知高校のために何ができるかをもっと考えていきたい。
〇生徒募集について,評議員としても力になりたいと考えている。
1「京都フロンティア校」としての取組と成果を継承・発展させ、学力の向上と希望する進路の実現①完成年度となるSAコースの成果②大学進学指導システムの整理
2「食品科学科」の取組と「普通科」での探求的学習等の充実、地域連携活動の推進①食品科学科での加工品開発②「地域創生推進校」として地域研究や京都府農牧学校
研究の推進③農業クラブにおける「プロジェクト研究活動」の推進④「食と農に関わる総合的な専門学科」「食物調理に関わる専門学科・コース」設置に向けた調査研究
3生徒指導と部活動等の充実と学校の特色化の推進①ルールやモラルの教育のあり方の整理と実践②茶道、和知太鼓など伝統文化に係わる教育の推進
4地域と共に歩み信頼される学校づくり①「須高感謝祭」を学校全体の教育活動発表の場とし実施②創立京都府農牧学校140年・郡立実業学校110年須知高校70年記念式典の
次年度開催に向けた準備
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