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豚の繁殖領域におけるプロスタグランジンの意義に関する研究

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豚の繁殖領域におけるプロスタグランジンの意義に関する研究
Title
Author(s)
豚の繁殖領域におけるプロスタグランジンの意義に関す
る研究
山田, 豊
Citation
Issue Date
1985-03-25
DOI
Doc URL
http://hdl.handle.net/2115/32442
Right
Type
theses (doctoral)
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Information
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2820.pdf
Instructions for use
Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP
ンジン
oロスタグラ
フ
る
け
む
に
域
領
殖
繁
まり
f
の意義に関する研究
山 田
豊
目
次
I 緒 言
E 材料および方法
1.供試豚
…一一…・………・・………・・……・…・…ー・・・・…ー・・・・・・・……
2
…・・・・…・・ー・…...…一一・・…一一・…・・………-…..一… ー……………
2
1) 性 成 熟 前 の 未 経 産 豚
2)繁殖雌豚
・
・
…
…
・
…
.
.
.
.
.
.
・ ・-…・・…・ー………-…-…・・……
H
…………………………………………………・…………………
2. 排 卵 誘 起 法 お よ び 抑 制 法
……一…・…・・…・……ー……………ー……・一…
3
. 開腹法および排卵率の算定法
…一一一・…・…ー…ー…一……・…...一…
4. 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの 制 定 法
2
3
3
3
...••..••••.•.••••••••.••...•••.••••.•.•••.•.••••.
4
…・・・………・・…・…- ……………・…一..一一....…ー・…・・・
4
6
. PGF2a の j
主
身
すi
=
t
; … ・-………… ……・……-… 一……・……・・一 …-・
・ …一一
4
7.PGF2a 主射時の繁殖母豚の乳 j
十分泌状態の分類方法…・……一一..一……
4
8. PGF2rt 注射後の調査事項……・ー・…・・ー………・…・……..一 一-一一一一…
5
5. 組 織 標 本 作 製 法
E 成
績
ー・………………ー・…ー…・……・・・…ー・………ー・・・・…-… ・・・……
1.排卵における PGの役割j
に関する研究
………-一……...・…一-一..一……
1)排卵誘起時の性ステロイドおよび PG
の動態
……ー…......……・ー…・ー
2) PG合成酵素阻害斉J
Iに よ る 排 卵 の 抑 制 一..一一...一一…・・・・…一一
2
. PGFα
2
5
5
…
9
………・・・ー…・・・・…-一…
1
0
………・…・一一一一…ー・……・・・…・・・
1
5
3)排卵抑制時の性ステロイドおよび PGの動態
4)排卵抑制時の卵巣の組織学的変化
5
の投与による分娩誘起に関する研究・・・・・……ー・・…
… "一…ー
1)PGFα
2 注 射 か ら 分 娩 開 始 ま で の 時 間 … … 一 ....…..……-一……・・….•••
2
2
2
2
1団法射
・・・一………・...•• •••
2
2
乳汁分 i
必のみられない供試豚[こ対する 2包注射
……ー・……………
2
5
…ー・・・・………・一一..•.
2
7
2)PGF2α 注射の母豚および子豚への影響ー・一一一一-…・・…ー…一-……
2
8
(
1
)
PGF2rt 注射後の母豚の状態………・・…....一・・・………・ー…一..... …
2
8
(
2
)
分娩の状況とその後の母豚および子豚の経過
2
9
(
1
) 乳汁分泌のみられない供試豚 {
ζ 対する
(
2
)
(
3
) 乳j
十分 j
必のみられる供試践に対する 1回注射
…一一-….......一…ー・
3) PGF2a 注射後の血中プロジェステロン濃度の変化・ー…一一・…......... 3
0
4)PGF2rt
の妊娠初期におよぽす影響...…・一……………ー………………
3
1
「
日
考
察
..••.••.... ー
い
・
・
・
・ ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ー
・
・
・ ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・ ・
…
・
・
・
・ ・
・
・
・ ・
・
・
・
・
・
.
.
.
.
.
. 3
4
v
忠
告
J
舌
……………………………………………一・…ー…・…- … … … …
1.排卵における PGの役割jに関する研究
4
5
・一……..…………………・・・ー…
4
5
2. PGF2ct の投写による分娩誘但に関する研究……・ー………………・・……
4
7
謝
辞ー……一-………・・…………..一…-………・-…………・…・一... 4
8
参考文献
英文抄
……・・・…ー・・・……・ ……ー…一...…一…ー……………………
4
9
5
6
緒
仁
コ
1
9
3
0年に KURZROCKと LIEB33)に よ っ て 人 精 液 ζ
l
筋の収縮と弛緩を
33)16),von
起 こ す 作 用 の あ る こ と が 発 見 さ れ た 。 そ の 後 , GOLDBLATT(19
夜中にそれぞれ子宮筋収縮作用と由
EULER(
1
9
3
4
)63) により,人情景と羊精のう腺 j
9
3
5年 v
o
nEULER64)
降下作用を有する因子の存在が証明された。この物質は, 1
に よ っ て プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン (P
r
o
s
t
a
g
l
a
n
d
i
n,以下 PGと略)と命名され, 1
9
5
7
BERGSTROIvlら 6) に よ っ て , そ の 化 学 構 造 が 明 ら か に な り , 現 在 で は 化 学
合成も可能になった。
PGの 化
は,炭素数2
0よ り な る プ ロ ス タ ン 設 を 母 核 と す る 一 群 の 不
飽和脂肪酸の誘導体であり,特異な
A-1の 9詳の PGが 分 離 さ れ て い る
環構造を持っている。現在のところ,
O
現在,繁殖領域で特(こ注目されているのは,プロスタグランジン F (以下 PGF
と略)およびプロスタグランジン E (以下 PGEと 略 ) で あ り , 二
合の位賓と
c, F2
t
c,F3t
cおよび PGE1,E2
,E3t
と細分類されてい
数の相違により, PGF1t
τ
7
Q
。
PGEお よ び PGFの う ち
する強い収縮の発現である
PGE2お よ び P
G
F
z
c
tの 生 理 作 用 は , 子 宮 筋 に 対
O
これを利用して,医学領域では,陣痛。分娩の誘
発および促進,人工流産。人工妊娠中絶などに使用されている。
1969年 PHARRISと vVYNGARDEN49) によって
c
t
ζ 黄体を退
PGF2
させる作用があることが報告され,それ以来,家畜の分野においても,この物質
の 繁 殖 生 理 的 役 割 を 追 究 し よ う と す る 試 み が 多 く な さ れ た 。 牛 で は ,P
G
F
Z
c
tの
投与によって分娩誘起がある程度可能になっている 3~ ,-1 6 , 66) 。牛 5])
および馬 11)では,
PGF2
t
cの投与により,黄体の退行と発情発現がみられることから,性周期の周期
化あるいは黄体の退行遅延にもとづく繁殖障害の治嬢についての研究が報告さ
れている代
。 そ の 他 , 羊 の 黄 体 機 能 に お よ ぼ す PGFz
t
cの 効 果 も 詳 細 に 検 討
58)
されている 7,3 7¥。
以 上 述 べ た よ う に , 家 畜 で は 牛 を 中 心 と し て PGt乙 関 す る 多 く の 研 究 が な さ
れてきたが,豚について PGを 用 い た 研 究 は 少 な い 。 そ の 理 由 の 一 つ は , 豚 で は
鴎 期 の 謂 節 の 困 難 さ に よ る 9,
1
8,
22)0
1
9
7
4
PGF2C! の黄体退行作用を利用した
3U
KILLl
A
J
'
¥
J
と DAy
2
i
)
日ENRICKS と HANDLIN
お よ び DIEHLら
10)
によって PGF2C! を 利 用 し た 分 娩 誘 起 に 関 す る 研 究 成 績 が 発 表 さ れ た 。 彼 ら は 豚 に
起の可能性を示唆したが.いずれも少数の実験問で
おいても PGF2ctによる分娩誘 i
あり,実用化の
は明らかで、はなかった。さらに,豚における PGF2α に よ る 分
については,ほとんど知られていない。
娩誘起の作用
さ ら に 最 近 , 実 験 小 動 物 に お い て , 排 卵 に PGが 関 係 を 宵 す る と の 知 見 が 得
られており 35),26 仙酌,
1
た
, PG合 成 酵
排卵における PGの役割l
について興味が持たれている。ま
斉J
Iの 11
主インドメタシンの投与ーによって,実験小動物にお
いて,排卵が;印告!jされることが
されている:21 3,5
1
,11,2 3,.~71
13
苦
, 1) 。
.~8J521 55
しかし, PGが排卵のどの過程においてその生理的役割を果すのかについては,ま
分に解明されてはいない。
領 域 に お け る 大 き な 2つ の 現
以上述べたように,排卵および分娩という
象において PGが
な役割を果たしていることが想像される。しかしながら,
豚においては,これらの点に関してはほとんど解明されていないのが現状であ
。
ウ
C
ゥー一
で」仁、
は ー 豚 の 繁 殖 領 域 に お け る PGの
おける PGの役割l
および PGF2c
t による分娩
について追究し,幾つかの新知見
Jωー ヴ
を得たので,それらについて報
五
をさぐるために,排卵に
90
0
材料および方法
1.供試豚
1) 性 成 熟 前 の 未 経 産 豚
林水産省,
試験場(以下
とf
f
i
e
) に
の 6- 7ヶ 月 齢 , 体 重 7
0
-90kgの 大 ヨ ー ク シ ャ 一 種 の i
生成熟{こ達する前の
豚は,コンクリート床の運動場付き豚爵で,
3- 6頭 ず つ
ンパク質 1
2.796以 上 お よ び 可 消 化 養 分 総 量 70.196以 上 を
-2
豚が供試された。供試
し,可消化祖タ
する市販配合飼料
を不断拾餌し,7]<.分を自由に摂取させた。
2) 繁 殖 雌 豚
)
1
1畜 試 安 城 県 養 豚 試 験 場 , 群 馬 県 畜 試 , 埼
農林水産省畜試,北海
畜試,新潟県畜試,長野
県農業技術センタ
試,山梨県音試,鳥取県中小家畜試験場および大分
中のランドレース,大ヨークシャー,中ヨークシャー,
ハンプシャーおよびデュロック種ならびにそれらの雑種の妊娠中の未経産また
は経産の繁殖母豚およびこれらから生産された子豚が供試された。供試繁殖
豚 は , 分 娩 予 定 日 の 約 1週間前{こ分娩豚房に収容した。供試豚の飼養管理は,
各試験場における常法を踏襲し
晴乳期間は原員iJとして 3
5日とした。
2. 排 卵 誘 起 法 お よ び 抑 制 法
背性性腺刺激ホルモン
排 卵 を 誘 起 す る た め に , 日 馬 車1i
(Pregnant Mare
,
おG と 略 ; セ ロ ト ロ ビ ン , 帝 国 臓 器 ) は 体
Serum Gonadotropin, 以 下 Pr
1kgあ た り 1
2国 際 単 位 (
I
n
t
e
r
n
a
t
i
o
n
a
lU
n
i
t, 以 下 IUと 略 ) を 耳 根 部
に筋肉内注射し,その 7
2時 間 後 に 人 減 毛 性 性 腺 刺 激 ホ ル モ ン (HumanC
h
o
r
i
o
n
i
c
Gonadotropin, 以 下 HCGと 略 ; HCGモチ夕、
t
寺 田 製 薬 ) は 体 重 1kgあ た
り 61
じを耳根部に筋肉内法射した。
排 卵 を 抑 制 す る た め に , 上 記 の よ う に PMSGお よ び HCGを 筋 肉 内 在 射 し
4時 間 後 に , イ ン ド メ タ シ ン ( メ ル ク 万 有 , 生 理 食 塩 j
夜20ーた後, HCG投 与 2
40m]iこ 懸 濁 ) あ る い は メ フ ェ ナ ミ ン 酸 ( パ ー ク デ ー ピ ス 。 三 共 , ブ ロ ピ レ ン 。
グ リ コ ー ル 10mHこ溶解し, 20m1の 生 理 食 塩 液 l
こ懸濁)が耳根部{こ筋肉内注射さ
ni
.
こ
。
"
3. 開 腹 法 お よ び 排 卵 卒 の 算 定 法
供試豚は排卵率を調べるために,ベントパルピタールナトリウム(ネンブター
ル,日本アポット)の静脈内注射による全身麻酔下で,下腹部正中線付近を開
腹した O 排 卵 率 は , 両 側 卵 巣 の 既 排 卵 卵 胞 ( 肉 眼 で 黄 体 と 明 瞭 に 判 定J
Iで き る
か 排 卵 点 を 有 す る 場 合 ) お よ び 未 排 卵 卵 胞 ( 直 径 6mm以 上 の 卵 胞 で , 既 排 卵
卵胞と判別されなかった卵胞)の総計に対する既排卵卵胞の百分率であらわ
した。
司
べU
4. 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの 測 定 法
開 腹 時ζ
l,頚静脈血,卵巣静脈血および卵胞液を採取した。頚静脈血につい
て は , そ の ほ か 必 要 に 応 じ て 随 時 採 血 し , 性 ス テ ロ イ ド あ る い は PGの 測 定 時
0
まで -20Cに 凍 結 保 存 し た 。 た だ し , 卵 胞 液 中 の 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの測
定は,
3個 の 卵 胞 に つ い て 行 い , そ れ ら の 平 均 値 を 使 用 し た 。
プロジェステロンおよび 6ー ケ ト ー プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン F1α(以 下 6- ケ ト -
PGF
α
1と 略 ) は 河 合 ら
30)
の 方 法[こしたがって定量した。エストラジオール
1
7s'テストステロンおよび 17-α ー ハ イ ド ロ オ キ シ ・ プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン は , そ
れぞれ,ラジオイムノアッセイ。キット(
ラジオアイソトープおよびミドリ
十 字 ) を 用 い て 定 量 し た 。 ま た , PGFz<t お よ び PGElは ラ ジ オ イ ム ノ ア ッ セ
イを用いた KINOSHITA1
3
3
2
)の方法にしたがって定量した。
5.組織標本作成法
卵巣は開腹時に採取し,ホノレマリンあるいはブアン液で由定してからパラフィ
ン 包 理 , 薄 切 後 へ マ ト キ シ リ ン ・エオジン染色を施した。一部の卵巣については
こ卵が存在するかどうかを検査した。
必要に応じて連続切片を作製して,卵胞内 l
6. PGFz<t の 住 射 法
使用した PGF
) ン酸緩衝液 (pH7
.
4
)1m1あたり 2.5mg
α
z 注 射 液 は , O.05M1
の割合で PGFz<t を溶解したものである。
交 配 日 を 妊 娠 O日 と し て 起 算 し た 妊 娠 1
1
1, 112, 113あ る い は 114日自に,
P
G
F
2
α の所定量を耳根部の筋肉内 l
乙 在 射 し た 。 ま た , 交 配 が 2田 以 上 行 わ れ
た場合は,
2回 目 の 交 配 日 を 妊 娠 O日 と し た 。 な お , 対 照 群 に は , こ の 緩 衝 液
3mlだけを注射した。
7. PGFz<t注 射 時 の 繁 殖 母 豚 の 乳 汁 分 泌 状 態 の 分 類 方 法
PGFz
<
tZ
主 射 時 の 母 豚 の 乳 汁 分 泌 状 態 は , 大 き く 2つ に 分 類 さ れ た 。 す な わ
ち,乳頭を圧迫することにより,乳汁の分泌が「みられる」偲体と「みられな
い」個体ζ
l 分 け た 。 乳 汁 分 泌 の み ら れ る 個 体 は , さ ら に 4段 階 ζ
l 細分した。
すなわち,
I
少 し に じ む J, I
にじむ J, I
たれる」および「ほとばしる j の
4段 階 で あ る 。 な お , こ の 状 態 は , 全 乳 頭 の う ち , い ず れ か ひ と つ の 乳 頭 で も
-4
その状態を示すものがあれ
8. PGF2ct 注 射 i
麦の
上記段階に分した。
J
f
j
PGFzC! 注 射 後 , 分 娩 開 始 ま で の ほ 豚 の 状 態 , 分 娩 開 始 時 刻 , 分 娩 の 時 間 的
i
台諜
経過, j
子数および死産の有熊,ならびに子豚の生時体重などを観察
した C さ ら に , そ の 後 の 子 豚 の 発 育 , 育 成 率 お よ び 離 乳 後 の 母 府 、 の 発 情 再
所要日数についても調査した。
績
直 成
1. 排 卵 に お け る PGの 役 割 に 関 す る 研 究
1)排卵誘起Ilをの性ステロイドおよび PGの 動 態
5
5
E
j'jの性成熟首i
jの 未 認 産 豚 そ 対 象 に , P
I
¥I
SGお よ び HCGを 用 い て 排 卵
を試みた。
HCG投 与 後 0.1 , 4.8, 1
8, 2
4, 3
2, 3
6, 4
2, 4
8お よ び 7
2
問で開腹し,排卵卒を算定した C 開 fl~ 1l寺に,主主静脈 ríIl ,卵巣静脈Il
nお よ び 卵
胞 波 を 採 択 し , 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGを 測 定 し た
PI
¥I
S
G-HCGを投与した未認産1]まにおいて, HCG投 与 後 0 , 1 , 4 ,
8, 1
8,2
4, 3
2,3
6,4
2お よ び 7
2時 間 の 11回 に お け る 排 卵 率 は , 図 lに 示 し た
2時 間 後 か ら 急 激 な 上 昇 を 示 し ,
ように 3
4
8時 間 後 に 8
6
?
6に達した。
l:ステロイド(誌の変動は i
立J2に:示した。鎖静脈血中のプロジェ
顕静脈血中の t
ステロン{直は,
HCG投 与 後 2
4時 間 ま で 著 明 な 変 化 を ポ さ な か っ た が , 4
2か
2時 間 後 お よ び 排 卵 後 に か け て 著 明 な
ら7
(霞は,
を示した。エストラジオールー 1
7
f
t
HCG投 与 時 と l時 間 後 { こ は 高 い 値 を 示 し た が
2
その後減少を続け,
48時 間 後 に は 5pg/ml 以 下 の 値 を 示 し た 。 テ ス ト ス テ ロ ン 値 は , 日CG
投与時には 1
8
5
.
5士 128.4pg/ml (平均土標準偏差,以下向じ) (n
い値を示したが,
5) と
HCG投 与 後 急 激 に 減 少 し て , 7
2時 間 後 に は 20pgノml以 下 の
を示した。
卵巣静脈血中の性ステロイド値の変化については,プロジェステロン値は,
HCG投 与 時 に は 8
.
1土 4.3ng 〆ml (
口
2) で あ っ た が ,
8時 間 後 に は 3
0
.
3
RU
1
2
.3ng/mlとなり
p
排卵 J
こ近づくにつれて急上昇を示した。エストラジオー
7s値は, HCG投 与 時 に は 3
307.3土 1858.4pg/ml (n口 2) と き わ め て
ルー 1
高かったが, 3
6時 間 後 1
6
6
.
8土 40.5pg/mlと排卵に近づくにつれて急激!と減少
8
7.
5:
i
:1
16.7pg/ml (n
した O テストステロン慎は, HCG投与時には, 7
ここ
2)
と高かったが, 3
6時 間 後 5
0
.
1と
ご2
8
.3pg/出!と排卵に近づくにつれて減少した。
C
9
o
)
100
8
0
おF
卵
60
7
三
ま
時「
40
20
O
O
1
0
20
30
40
50
60
70
8
0
H C G 投与後の時間
図 1 HCG投 与 後 の 排 卵 率
P
i
v
I
S
G投 与 7
2時間後{こ HCG投与。 HCG投与後経時的に開腹し,
排卵三与を算定した。各 5頭 に つ い て の 平 均 お よ び 標 準 偏 差 を 示
。
6-
C
I
L
¥
'I
i
¥
l
)
(ng/ml)
(pι/
1
l1
1
)
2
0
0
1
0
プロ
×一ー一×
エストラジオーノレー
ロー"一口
ア
ジュステロ
ス
ス
ン
1
7
β
ロ
ア
ン
1
5
0
s
口
・
・-p'ιBt'ιS'BEREBa--仏U11111i
フ
@一一一一③
邑
'
l 打3
邑
ア
A
ン
3
2
、
L
、 T ;
-T
L
入
¥
¥
丁
、
:
I _
W--x
一一、尖ーT
、
火、
1
×
1
5
0
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¥
O
1
0
C
ハ
}
g
rェ
脈血
I
交
t
ヨ
-
u.
i
支
1
1
寺
の
の↑生ステロイ ド
L JO
7
0 (
1
1与1
:
¥
1)
叩由寸一一一ーゅーァ
60
の変化
門HHW
J
部肘
皿
'n協仇
こ
頚
,
内HM
h 叶J
-7-
ω
時
々ド
4lJαJ
を採由。各 5頭 の 平 均 お よ び
んヰ久情。
日CGt
!
>
t
経
P
l
v
I
S
G投 与 7
2時間後に HCG投
G
?
'
Xi 一一一
5
0
4
0
11112
H
図 2
3
0
2
0
テストステ口ン
5
u
円
n
u
ス
l
6
is--EEEt--B
:/
口
エストラジオル
8
ll作H HけHHH
9
卵 胞 液 中 の 性 ス テ ロ イ ド 備 の 変 化 に つ い て , プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 値 は , HCG
投 与 時 に は 18.0ng/f
o
l
l
i
c
l
e( 卵 胞 あ た り , 以 下 f
o
lと 略 ) で あ っ た が , 32時
間後 1
2
6
.9ng/ f
o
lと 排 卵 に 近 づ く に つ れ て 上 昇 し た 。
エストラジオールー 17s
は
, HCG投 与 時 に は 5
4
.6ng/ f
o
lで あ っ た が , そ の 後 急 激 な 減 少 を 示 し た O
テストステロン値は, HCG投 与 時 の 4.9ng/folか ら 以 後 , 徐 々 に 減 少 を
した O
卵 巣 静 脈 血 中 の PGF2ct i
直 の 変 化 は 表 lに示したが, HCG投 与 後 , 時 間
的経過に伴って次第に上昇を示した。
表 l 卵巣静脈血中の PGF2c
t値の変化
HCG投与後
の時間(時間)
O
1
8
32
3
6
42
PGF2
α
(pg/
出1)
210二
1
8
0之
260二
310
410
3
1
3
5
2
8
4
2
註) p~合11 :血奨 1ml 中に含まれる
picogramc
10-12g)であらわした。
PMSG 投与~72時間後に HCG を投与した未経
産豚を H C G投与後経時的(こ開腹し、卵巣静
脈血を採取した。各 3頭の平均および標準備
差を示す。
t お よ び 6ーケト
卵 胞 液 中 の PG日1, PGF2c
PGF1ct 値 の 変 動 は 表 2 に
したが , 3者 共 に HCG投 与 後 の 時 間 的 経 過 に 伴 っ て 増 加 を 示 し , い ず れ も .
排卵近くになって急激に上昇した。
-8-
表 2 卵胞液中のブロスタグランジン値の変化
HCG投与後
の時間(時間)
PGE1
(pg/fo])
PGF2α
(pg/fo])
6ーケト… PGFw
(pg/fo])
1
6
23
3
6
44
5
6
<8
8
5
0
6
0
6
0
2
7
.
2
4
6
.5
4
5
.
0
4
7
.
0
207
658
9
6
.
0
1
8
7
.
5
O
4
8
1
8
2
4
3
2
296
3 6 4 5 0
註)ーザ /
fol :卵胞 (
f
o
l
l
i
c
l
e
) 1侶あたりに含まれる量を p
i∞gram
(lO-U;
g)であらわした。一:測定せず。
PMSG投与7
2時間後に HCGを投与した未経産豚を HCG投与後経時的
夜を採取した。各 2頭についての平均を示す。
に開腹し、卵胞j
2) PG合 成 酵 素 阻 害 剤 に よ る 排 卵 の 抑 制
3
0頭の↑生成熟前の未経産豚を用いて, PMSGお よ び HCGを 筋 肉 内 注 射 し ,
HCG投 与 2
4時 間 後 に イ ン ド メ タ シ ン あ る い は メ ブ ェ ナ ミ ン 酸 を 筋 肉 内 注 射 し
2頭 に は , イ ン ド メ タ シ ン を 体 重 1kgあたりそれぞれ,
た
。 2
を筋肉内出射した。
よ び 7.6mg
れぞれ,
0,0
'
.
7
6,2.53お
8頭 [
ζ は , メ フ ェ ナ ミ ン 酸 を 体 重 1k
gあ た り そ
0, 1
0, 30および 100口恵を筋肉内注射した。 HCG投 与 7
2時 間 後 に 開 腹
し,排卵率を算定した。
PMSG-HCG投 与 後
インドメタシンあるいはメフェナミン酸を投与した
未 経 産 豚 に お け る 排 卵 率 は 表 3ζ
!示 し た と お り で あ り , イ ン ド メ タ シ ン 投 与 に
より用量依存性に抑制された。インドメタシン 7.6mg/kg投 与 し た も の に お け る 卵
9x4
4x4
0mm)。一方,
胞は腫大し,卵巣の大きさも増した(平均値, 5
Omg投
与の対照群では,卵巣の大きさは(平均値, 2
7x2
0x1
8mm)変化を示怠なかった。
メフェナミン酸を投与した場合も用量依存性に排卵が抑制された。
-9-
表 3 インドメタシンあるいはメフェナミン酸投与による排卵の抑制
インドメタシン投与量
(mg/
勾
例
数
(頭)
排卵率
Cmg/kgi
4
品
、
例
数
7-"
誌
(頭)
排卵率
(労)
O
.76
2
.
53
7
.
6
6
5
5
6
82.9 39.3
(拓)
メフェナミン酸投
O
13
.
3
0
.
0
O
30
60
100
2
2
2
2
63
.
1
21
.7
84
.
6 80
.
9
PMSG投 与 7
2時間後に HCGを投与。 HCG投 与 24時間後にインドメタ
シンあるいはメフェナミン酸を投ヰ。 H
CG投 与7
2時 間 後 に 開 腹 し て
排卵率を
した。
3) 排 卵 抑 制 時 の 性 ス テ ロ イ ド お よ び PG
の動態
30頭 の 性 成 熟 前 の 未 経 産 豚 を 用 い ,
P
l
v
I
S
Gお よ び HCGを 筋 肉 内 在 射 し ,
24時 間 後 に 生 理 食 塩 液 ( 以 下 生 食 i
夜と略) 20m](対照群, 1
5頭 ) ま た は イ ン ド
メタシン(インドメタシン投与群,
0頭については,
れぞれ 1
1
5
H
1
Dを筋肉内注射した。両群のうち,そ
HCG投 与 後 2, 3お よ び 7日 自 に 開 腹 し , 排 卵 平 を
算定した。また,頚静脈血,卵巣静脈血および卵胞液を採取し,性ステロイド
お よ び PG障 を 測 定 し た 。 な お , 頚 静 脈 血 に つ い て は ,
HCG投 与 後
0 , 1お
よ び 5自 自 に つ い て も 採 取 し て 測 定 に 供 し た 。
両 群 の う ち , そ れ ぞ れ 5頭 に つ い て は ,
HCG投 与 後 25日 間 , 経 日 的ζ
l頚
脈血を採取し,性ステロイド値を測定した。
対照群では,
タシン投
HCG投 与 2日 目 以 降 す べ て の 豚 が 排 卵 し て い た が , イ ン ド メ
で は 2あ る い は 3日 後 で も 排 卵 は 認 め ら れ な か っ た 。
インドメタシン投与群および対照群における頚静脈血中性ステロイド値の変化は
図 3~こ示した。頚静脈血中のプロジェステロン値は,日 CG 投与時には,対象
-10
(ng/ml
)
5
0
<>-幽一-聞幽@
対照詳
ヨフロ
?
~開勘一睡明
e
インドメタシン投与群
#
,
,
,
,
,
,
,
了
,
γ
t,
,
九
,
,
,
,
,
,
,
,
,
,
ニス"アロン
JリJ
主
:
:
さ
吠
,,,
O
(pg/mJ
)
エ ス ト ラ ジ オ ! ル l口3
λ
ヘ
5
0
ミ
国
¥1
3
、
去
O
、
、
、
テストステロン
目
ヰ
ヘ
、
(pg/ml)
2
0
0
1
0
0
一帯情暢嶋崎明伺句"二ニムニトー一一個ーー・
O
O
2
5
3
a--4
7但)
HCG投 与 後 の 臼 数
図 3 対照群およびインドメタシン投与群における
頚静脈血中性ステロイド値の変化
PMSG
投与 7
2時間後 {ζHCGを投与。 HCG
投与 2
4時間後ζ
l生食液(対照群)
あ る い は イ ン ド メ タ シ ン ( イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 ) を 投 与 。 HCG投
与後経臼的 l
こ 頚 静 脈 血 を 採 血 。 各 5頭 の 平 均 お よ び 標 準 偏 差 を 示 す
(ただ、し 7自 に つ い て は 4頭)。
よ
守E
群では 0
:
0
9土 0.07ng/ml, イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 で は 0.40土 0.21ng/mlであっ
たカL
.排卵後両群において上昇し,
7日 後 で は そ れ ぞ れ 31
.80土 4
.
7
3および 3
6.
46
.
41
n
g/ml となった。エストラジオー jレー 1
7s値は, HCG投 与 時 に は , 対
9
照群では 6
8
.
1と
ご1
1
.8,インドメタシン投与群では 6
7
.
9士 2
4
.
2pgイn
lであったが,
1日自にはすでに減少し,
2日目以降ではそれぞれ<5pgイn
lの 簡 を 示 し , 以 後
7日・目までその値を維持した
O
テストステロン値は,
HCG投与時{乙,対照群
では 2
09.3と
ご4
6.3お よ び イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 で は 201.8:
1
:3
0
.
1で あ っ た が 1
日目以降減少し,
3日目以後ではそれぞれく 30pg/mlの(躍を示した。以上のイン
ドメタシン投与群と対照群の頚静脈血中プロジュステロン舗,エストラジオーノレー
1
7s 値およびテストステロン値の変化のパターンには有意さをは認められなかった。
インドメタシン投与群および対照群における卵巣静脈血中の性ステロイド
,
の 変 化 に つ い て は , プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 値 Cng/ml) は
3
4
.
0:
1
:4
3.6, ま た イ ン ド メ タ シ ン 投
対照群1
目以降上昇し,
1
6
6
.
0士53.2であったカ:'i
3日
7日後ではそれぞれ 6-7倍 の 値 を 示 し た 。 エ ス ト ラ ジ オ ー Jレ
si
i
直 (pg/ml) は
,
1
7
HCG投 与 2 日後で,
HCG投 与 2白 後 で は 対 照 群 166.9土1.6, ま た イ ン ド
76.3士 21
.4であったが,
メ タ シ ン 投 与 群1
7日 後 で は そ れ ぞ れ 76.5土 9.5およ
7.4土 9
.
6に 減 少 し た 。 テ ス ト ス テ ロ ン 値 (ng/ml) は
,
び6
HCG投 与 2日後
で は , 対 照 群 で 11
.2:
:
1
:
:
1
.7 イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 で 6
.4:
1
:1
.
2であり,
7日
後 で も そ れ ぞ れ2
6.9士 4.4お よ び 8.9土 3.4と 抵 い 値 で あ っ た 。 以 上 の 卵 巣
脈血中の性ステロイド値についても,インドメタシン投与群および対照
ともに,その変化のノ f タ ー ン は ほ ぼ 向 じ 傾 向 を 示 し た 。
夜は HCG
投与
インドメタシン投与群で,卵胞 j
7日 後 ま で 注 射 針 で 採 取 可 能
で あ っ た が , 対 照 群 で は 排 卵 し て い た た め に 2巴 後 以 降 の 卵 砲 液 の 採 取 は で き
こ
。
なかっ f
インドメタシン投与群における卵胞液中の性ステロイド値の変化については,
プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 憶 (μg/ f
o1)は,
り
,
HCG投 与 2 臼 後 で は 0.84土 0.34で あ
3E3後では大きな変化は認められず,また 7日後では 3
2
8
5ニ4
1
7 と急激な上昇を
示した。反面エストラジオーノレ
sCμg/ fo1)は,
17
HCG投 与 2日後 538.7
円〆
f︼
i
:127.8から 7日後 10.6ご
と
1
.4と減少を示した。 テ ス ト ス テ ロ ン 値 (ng/ f
o
]
)
は
, HCG
投 与 3日後 1
1
.7であったが,
インドメタシン投
7日後 46.8とわずかながら
昇を示した。
群においては, HCG投 与 後 48お よ び 72時 間 後 の 卵 胞 液
中の PGE1 値 は そ れ ぞ れ 3
5および 79pg/ f
0
1で PGF2Ci植はともにく 20pg/
f
o
lと低い植を示した。
対照
およびインドメタシン t
受
に お け る HCG投 与 後 2
5日 間 の 経 B的な
頚静脈血中の性ステロイド値の変化は陸 4および 5に
?~.lSG
した。 対照群において,
HCG
i21 じ/~苔 61 じ/kg
ng/lT'
l
l
斗JJ
L
。
(}g々吐 J
人
一
一
一
一
一
(
一
100
テストステロン
。~ト明@旬。
却
4wo
冨m v w
A
i
F
4Ju
1
0
日
図 4 対照
17-0-0日 一 プ ロ ジ ュ ス テ ロ ン
T
yaajhanu
匂
、勾
4
ptill﹁ill-Fitz--
32191
(広治j)
ニストラジオールー 1
79
lk
一
50
2
0
2
Cl'(ヨ)
C G a与後の自主主
における頚静脈副
.~主ステロイ
ド{直の変化
P
i
v
I
S
G投 与 72時間後[こ日CG投与。 HCG投 後 経 目 的 l
こ頚
を 採 血 。 各 5頭 に つ い て の 平 均 お よ び 標 偏差を示す。
脈血
4B'ふ
円ベU
日CG
?~.\SG
ィン r メ タ ン y
:
2
1じ k
g
6
1じ
ノ kg 7
.
5町宮 /ml
喝 mlJ75「
↓↓「一
50ト
、"
4
.;:~
r
っ~
e
︿
/
日
ニ ス ト ラ ジ ホ ー ノν-!7
s
色合寸rJ)
300
テス
F
スデヨン
200
1
0
0
河川))
〆Ji--
J
ン
λJdZJK
25(8)
HCGc
主主;圭の
図 5
インドメタシン投与
における頚
a~主
i
j
(
iI
I
l
lCjJ性ステロイ ド 値 の 変 化
P
?
¥
I
S
G投 f手7
2
1
時間後に HCG投 与 c 日CG投 与 2
4時 間 後 に イ ン ド メ タ シ
ン そ 投 与 o HCG投与後在日的:二室長静脈血を採血。各 5 に つ い て
の平均および標準偏差を示す3
プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン { 直 は HCG投
を続け. 1
3日目に
後 2日 目 ま で は 低
(
7
3
.
3土 1
8.1ng/ml) ">--
0
.
0
01)
した。 HCG投 与 時 と 1
8日
1
8日自の
1
9自白 (
1
.8コ 1
.0ng ml) の そ れ と は
,
が
刀1
ヱ ス ト ラ ジ オ ー Jレ -173値 と テ ス ト ス テ ロ ン 値 は と も に
i
e
'
i
.
生のヒークそ
し
‘ {也の
i
羽は低(践を示した。
-14
ア
﹂
同ロ
(
5
.
2二ご 0.2ng 出 1)の!直を比較してみると
を示していたが, そ の 後
ノ
¥
CP<
められなかった。
HCG投
時のみ一
1
7
α ーハイドロオキシ・プロジェステロン{直は P
l
v
I
S
G投 与 後 段 階 的 上 昇 を
け,プロジェステロン{直と同慌に 1
3日 目 に
値
(
2
.
7と
ごO
.5ng/ml) とな
り,以後下降を示した。
インドメタシン投
においては,プロジェステロン,エストラジオール
1
7s, テ ス ト ス テ ロ ン お よ び 1
7
α ーハイドロオキシ・プロジェステロン{霞とも
{ こ 対 賠 群 と 類 似 の パ タ ー ン を 示 し た ( 図 5) 0
HCG投 与 後 1
3日 目 の プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 鴎 (ng/
出1
)は,対照群で7
3.3土 1
8
.
1,
こインドメタシン投
まf
では 5
0
.
7土 12.8と有
は認められなかった。さら
体の寿命は両群とも 1
8日間で差がなかった。 HCG投 与 後 1
3日自の 17α-
(
こ
,
ハイドロオキシ・プロジェステロン伯 (
ng.
/
m
l) は 対 照 詳 で 2
.
7土 0
.
5, ま た
インドメタシン投与群で2
.6コ 0.6と宵
は認められなかった。
日、仁の成績から,対照群とインドメタシン投与群との頚静脈血中エストラジ
オール
1
7s
I
謹,テストステロン値, 1
7ぴ ー ハ イ ド ロ オ キ シ ・ ブ ロ ジ ェ ス テ ロ
ン間およびプロジェステロン値変化には
が認められず,同じステロイド
ノイターンをとることが判明した。
4) 排 卵 抑 制 時 の 卵 巣 の 組 織 学 的 変 化
2
0頭の性成熟前の末経産I]d:そ用い,対照群 00頭 ) お よ び イ ン ド メ タ シ ン 投
(10
頭)について,
HCG投 与 後 そ れ ぞ れ , 2, 3, 7,1
0お よ び 1
4日 目 に 開
躍 し , 卵 巣 を 採 収 し , 組 織 擦 本 を 作 成 し た o HCG投 年 後 2日目の卵巣は,
切片を作成し,卵胞内(こ卵が存在するかどうか検査した。
HCG投 与 4
8時間後の対日夜詳とインドメタシン投
の組織像は
2
iこ示した。対照群では,排卵直後の多数の黄体がみられた
はまだ薄く,内
1および
1)。すなわち,
を形成し,その内控は不規則選状形
している O
顎位膜細胞層の黄体化はいまだ明らかではないが,卵胞膜層の充血が著明である。
インドメタシン投与群では,との卵胞にも排卵点は形成されておらず,排卵が超
こってはいないことが明らかである。すなわち,大型卵胞の組織段は,対照需の
排卵直後の黄体に類似するが,時に!Ji'l内に卵細胞が認められた(写真
4では,額千立膜細胞の一部が肥大して
2
,3
。
)
黄体化し始めているのが認められる。
-AJ
4
t
'
-
写 真 1 HCG投 与 4
8時 間 後 の 対 照 群 の 卵 巣 (x1
2
)
排卵直後の黄体が多数みられる。
8時 間 後 の イ ン ド メ タ シ ン
写 真 2 HCG投 与 4
投 与 詳 の 大 型 の 卵 胞 (x4
8
)
卵胞内 l
こ卵細胞 (
/ 0) が みられる 。
-16-
写真
3 HCG投 与 4
8時 間 後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群
の大型卵胞内の卵細胞(強拡大
x4
8
0
)
顎位膜細胞にとりまかれた卵細胞がみられる。
写真
4 HCG投 与 4
8時間 後 の イ ン ド メ タ シ ン
2
0)
投 与 群 の 大 型 卵 胞 壁 (x1
穎粒膜細胞の一部が肥大して,黄体化し始めている。
‘atー
ウ
日CG投 与 7
2時間後の対照群の卵巣の大きさは,平均値で 2
7x2
0x18mmであり
),光顕的ζ
l は 成 熟 期 の 黄 体 が 認 め ら れ る 。 HCG投 与 72時 間 後 の イ ン ド
(写真 5
l増大し,卵巣の大きさは,平均値で 5
9x44x40mm
メタシン投与群の卵胞は有意ζ
1('¥
1ζ
写 真 5 HCG投与 7
2時間 後 の 対 照 群 の 卵巣
2時 間 後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与 詳 の 卵 巣
写 真 6 HCG投 与 7
卵胞が腫大している。
-18-
卵胞液震は0
.
6
7
m
l/f
o
lで あ っ た ( 写 真 6) 。 大 型 の 卵 胞 は , 光 顕 的ζ
lは , 成
l類 似 し て お り , 腔 内 l
こは多量の出血が認められる。
熟 期 の 黄 体ζ
HCG投 与 7日 後 の 対 照 群 の 卵 巣 の 大 き さ は , 平 均 値 で 4
7x37x32mmで・あっ
た。黄体は成熟期
退行期にあり,黄体層 l
乙軽
中等度の線維形成がみられる。
HCG投 与 7日 後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 の 卵 巣 の 大 き さ は , 平 均 値 で 7
6x6
3
x61mmで、あり,著しく増大していた。卵胞の中心部の腔内は線維素に富んだ枯
視 な 液 で 満 さ れ , 卵 胞 膜 内 層 か ら 出 て い る 毛 細 血 管 が 穎 粒 膜 細 胞 層から さらに
中心腔に向っている。額粒膜細胞には軽度ないし中等度の黄体化がみられる。
卵胞膜内層の細胞は退行変性を示し,通常の結合議細胞のように変化している
(写真 7)。
写 真 7 HCG投 与 7日 後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 の 卵 巣 (x1
2
)
卵胞内は広く,多量の卵胞液を含有している。
日CG投 与 1
0日 後 の 対 照 詳 の 卵 巣 の 大きさは,
3
9x3
1x22mm
で,黄体細胞層
はきわめて幅広くなり,黄体細胞の退行変性が著明である。腔内の血液は次第
に吸収されて線維素または器質化された淡色の結合識に置き換っている(写真
8)
0
HCG投 与 1
0日後のインドメタシン投与群の卵巣の大きさは, 軽 度 l
こ縮 少
-19-
写真
8 HCG投 与 1
0B後 の 対 照 群 の 卵 巣 (x1
2
)
黄体細胞層が幅広くなっており,胞内の血液は吸収されている。
写真
9 HCG投 与 1
0日後のインド メ タ シ ン 投 与 群 の 卵 巣 (x1
2
)
頼 粒 膜 細 胞 畠 は や や 幅 広 く な っ て き て いる が , 抱 内 は
まだ広く,多量の卵胞液を含有している。
円/“
n
u
し,平均値で 5
3x34x32mmであった。穎粒膜細胞麗も幅広くなってきているが,
体化した顎粒膜細胞の一部(こ退行変性がみられる。胞内は広く,まだ多量の
卵 胞 液 を 有 し て い る ( 写 真 9)
0
日CG投 与 1
4日後の対照群の卵巣の大きさは,
4
7x3
3x3
2mm
で,全体が黄体
細胞集団を形成している。黄体層は幅広く,黄体内腔は消失しており,黄体細
胞の退行変性がみられる(写真 1
0
) 0 HCG投 与 1
4日 後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与
の卵巣の大きさは5
7x4
6x46mm
で,黄体化した顎粒膜細胞層に軽度の線維形
成 が み ら れ , 黄 体 細 胞 の 退 行 変 性 が み ら れ る ( 写 真 11)。
0 HCG投 与 1
4自 後 の 対 照 群 の 卵 巣 (x1
2
)
写真 1
黄体内腔は消失し,黄体細胞の退行変性がみられる。
a
a
寸'
円/︺
写真 1
1 HCG投 与 1
4日後 の イ ン ド メ タ シ ン 投 与 群 の卵 巣 (x1
2
)
顎 粒 膜 細 胞 層 は 幅 広 く な っ て き てい るが . 卵 胞 内 腔 は ま だ 広 い 。
2. PGFz<
t
の 投与による分娩誘起に 関する研究
1) PGFz<t注射から分娩開始までの時間
(
1
) 乳 汁 分 泌 の み ら れ な い 供 試 豚 に 対 す る l回 注 射
PGF
α
z 注射 時,乳 汁分 泌のみられない 2
8
2頭 の 母 豚 を 用 い ,妊 娠 1
1
1, 1
1
2
あるいは 1
1
3日自に, PGF
.
5, 1
0, 1
5お よ び 20mgを注射した。
α
z の 0, 5,7
一方,比較検討のため,農林水産省畜試および群馬県畜試に繋養されていた繁
殖母豚のうち,昭和5
0年 1月から 1
2月 ま で の 問 に 自 然 分 娩 し た 母 豚 な ら び に そ
れらから生産された子豚については,試験群と同様の調査を行った。
十 分 泌 の み ら れ な い 供 試 豚 に PGF
乳j
α
2 を l回 注 射 し た 時 の 注 射 か ら 分 娩 開 始
(第 l子の娩出開始)までの時間の分布は園 6f
ζ ,そ の 平 均 値 は 表 4
1
ζ 示した。
いずれの妊娠日齢の群についても,その多くが 20-32時 間 の 聞 に 分 娩 を 開 始 し て
いるが, 妊娠 1
1
3日i
主射 群 に くらべて,早い臼 齢 l
と注 射 し た 場 合 ほ ど 分 娩 が 遅 れ
る個体が多く認められ,ことに 1
1
1日 注 射 群 に お い て は 分 娩 開 始 の ピ ー ク も 遅 れ
る傾 向が 示 さ れ た 。 各 群 と も 分 娩 開 始 ま で の 時 間 に か な り の 範 囲 で は‘らつ きはみ
-22-
迂i
霊1136a
対話
到註
i;
.
悶=ー~μ一一
)05
頭3 2
1
5
5
奇 1
0
5
窓
手口一時
(議)
3
0
廷短 1116i
!
.
討
i
官草
25
例数日自
i
:
;
20
4 3
2 4
0 48 5
o 5
4
l
o 2
注射後分民間踏までの時間
図 6
主射後分娩開始までの時間
P
G
F
2
c
t.
i
日射
d
2d Af
fし
こ対して l回 注
射時{こ乳汁分泌のみられない洪試豚 l
﹄
の沖射後分娩開始までの時間の分布を示す。
4 PGF2a注 射 後 分 娩 開 始 ま で の 時 間
PGF2a
妊
注射;童 (mg)
O
5
7
.5
10
15
20
113日
日
娠
112日
齢
111日
え入
Eコ
十
5
2
3
)6
1
0
)5
6
9
:
5
8土1
5
:
3
2
"
(
4ア4
7
:
0
1
2
:
1
2(
5
:
1
6土2
と
ご2
9
:
2
3(
4
:
2
6土25:08(3り
)3
3
6
)5
3
3
:
2
0土1
7
:
5
2(
7
:
17(
7
:
3
1土2
15
土2
6
:
2
4
(
5
9
)
6
:
5
6土31:05(8)39:05
(
2
5
)
2
)
5
5土1
3
5
:
5
2土24:04(
7
:
5
1
)3
1
4
5
3
)
4:
1 3
と
ご1
1
:
1
6(
3
6(
4
:
0
1土1
16
7:
3
1:
3
9
)4
3
8
)3
2
5(
4
0
)3
25:10
5
:
2
2(
0
:
3
4
6
:
3
8土3
と
ご1
1:
と
こ1
4
:
1
5(
7
)
4
:
1
8
4
:
2
7(
と
ご2
11
1
8
:
0
3
4
6(7) 2
土 7:
7:
u
1
土 3:31(2)26:20
(1) 2
0
:
4
0土 7:
3
6c
1
①
2
5
:
5
3i
(1)5
5
:1
1
:
4
7土2
8
:03
:3:00(2) 21:15
0(3)3
土22:00(6)
註) a:時間:分,平均土標準偏差
b :()内は例数
ζ 対して l田注射した場
PGF2a注 射 時 に 乳 汁 分 泌 の み ら れ な い 供 試 豚 [
合の注射後分娩開始までの時間を示す。
円ノ白
円
ぺU
日
ヨ
られたが,推計処理し
コ
l
'
号
,
PGF2C
!
;
主
射
ノ
¥,
-
および自然分娩
は,対照
にくらべて,
であり CP<O.05), 分娩誘起効果
ヲ
'
-
5mg以ヒの注射 日
?
} 4日
は明らかである。
た
一
、
ずれも分娩開始までの時間が
PGF2c! 5-20mg注射
、
捕
、
。
、
ま
(
f
hア ト +
は 悶 7に
の分娩開始日の分
分泌した認の割合
「
自然分~~&手
F
t
i
'
1
l
t
!
::150
められなかった。
しf
こO 自然
6
0~
~O ト
2
0ト
Oい
C
i
6
i
1
0
0
JZ
田L一
一
,
PGFα
廷授 113日記対得
t
i
'
J
主 :74
↓
分,so
~A
と
さ0
~ ~O
古!
L
:2
0
口
分没した訟の判明一会
30000
505542
ノ
、( J
。
をt
歪 12日t
主対雲手
t
i
'
J
数・ 103
G
在活臼注射禁
t
i
'
J
童
文
68
(日)
!
.
:
!
.
.
U
国 7
PGF2αi
主射
国
ラ
ヌ
および自然分娩
雲
告
日
における分娩開始日の分
妊 娠 111-113日に PGF2C
!
を 5-20mgi
注射した豚および無処
の豚における分娩を開始した日の分布を示す。
24-
分娩群 050
頭)の分娩開始日は,妊娠 112-118日の閤にわたっており,妊娠 1
1
2,1
1
3,
1
1
4,1
1
5,1
1
6,1
1
7お よ び 118日に分娩したものはそれぞれ, 1
2,3
1,4
2,4
4,1
2,6お
よ び 3頭 で あ り , こ れ ら 頭 数 の 総 分 娩 豚 数ζ
l対 す る 百 分 比 は , そ れ ぞ れ 8.0,
20
.
7,2
8
.
0,2
9
.
3, 8
.
0, 4
.
0および 2
.
09
6であった。
これに対し,
2ct 注
PGF
射群では,妊娠 1
1
3, 1
1
2お よ び 1
1
1日 の い ず れ に 注 射 し た も の に お い て も , そ
れ ぞ れ 往 射 の 翌 日 に 大 部 分 の 供 試 豚 ( 全 供 試 豚 の 70-85鉱 ) が 分 娩 を 開 始 し た 。
射後3
6時 間 以 内 [
ζ 分 娩 を 開 始 し た も の の 割 合 は 表 5に 示 し た 。 妊 娠 1
1
3お
1
2日 に 注 射 し た 供 試 豚 で は
よび1
5mg以 上 の 注 射 で い ず れ も 7
0箔 以 上 が 36時
1
1日 に 注 射 し た 群 に お い て は 低 い 値 で あ っ
間以内に分娩そ開始している。妊娠 1
たが,注射量の多少とは必ずしも関連しないことが注目された O
表 5 PGF2a注射後 3
6時間以内に分娩を開始した供試豚の割合
注射量
O
F
O
7
.5
妊
P
G
F
2
α
日
娠
11
3日
!-114
す
円/ω
円 RunU
U
0/4a( O
.
O
)
b
13/15(8
6
.
7
)
9/12( 7
5
.
0
)
34/38( 8
9
.
5
)
10
0
.
0
)
7/7(
2/2000.0)
112日
齢
ぷ入
仁
コ
1
1
1日
11/23(4
7
.
8
) 3/10(3
0
.
0
)
27/36( 7
5
.
0
) 3/8(3
7
.
5
)
.3
)
18/25( 7
2
.
0
) 13/16( 81
33/39( 8
4
.
6
) 23/40( 5
7
.
5
)
2/2(
10
0
.
0
) 1/1(
10
0
.
0
)
1/1000.0) 1/3(3
3
.
3
)
d
t
14/37(3
7
.
8
)
43/59(7
2
.
9
)
40/53(7
5
.
5
)
90/117(7
6
.
9
)
10/10(
1
0
0
.
0
)
4/6 (6
6
.7)
註) a 分 子 :3
6時間以内に分娩を開始した例数
分母:全例数
b :()内は応
PGF2α 往射時乳汁分泌のみられない供試豚 {
ζ 対して l
回注射した場
6時間以内 ζ
l 分娩を開始した供試豚の割合を示す。
合の注射後 3
(
2
) 乳 汁 分 泌 の み ら れ な い 供 試 豚 に 対 す る 2田 注 射
PGF2ct注 射 時 , 乳 汁 分 泌 の み ら れ な い 93頭 の 母 豚 を 用 い , 妊 娠 1
1
1, 1
1
2あ
13日自に, PGF2
c
t 5
mgを J
主 射 し , そ の 6時 間 後 (6時 間 間 隔 群 ) あ
るいは 1
るいは 2
4時 間 後 (2
4時 間 間 隔 群 )1
こさらに 5mgを注射した。ただし,
2回 自 の 注
射予定時点、までに分娩を開始した間体,およびその時点で乳汁分泌がみられ,
-25
その状態が
fほとばしる」個体については,分娩開始が近いことを想定し, 2
回目の注射は行わなかった。
6時間間隔群では,
2回目の注射を中止した事例はなく, 2
4時間関隅群では,
1
1
1日 注 射 群 に 1例 (1
1
1日 法 射 群 の 14.3箔 ) , 112日注射群[と 5例 (112日
射群の 25.0%),また 113日 注 射 群 に 2
0例 (113日 注 射 群 の 62.596) が 見 ら れ
た
。 2回目注射から分娩開始までの時間は表 6I
ζ 示 す と お り で あ り , 全 体 的ζ
l,
6時間関
が2
4時間間隔群よりも分娩まで長時間を要した。
表6 P
GFzct2由自注射より分娩開始までの時間
妊娠臼齢
(注射日)
妊娠 111日
妊娠 112日
妊娠 113日
'十l
一
一
エ
ロ
ム
ロ
註) a :平均
注射から分娩開始までの時間(時間:分)
6 時間間隔
2
4時 間 間 隔
6:
0
5土 2:1
8(6)
2
5:42=8 :1
3(
l
O)
a
3
6:4
7土 4
1:3
2(
13
)
6(
1
1
)
2
1:1
9土 5 :1
2
0:0
8土3
1:2
3(
15
)
1
7:38
と
ご2
7:2
4(
12
)
2
8:3
1土 2
6:2
8(
3
4
)
16:4
0土 2
6:4
6(
3
3
)
()内は例数
PGF
2ct注射時乳汁分泌のみられない供試豚に対して 6あるいは 2
4時
間間隔で 2回注射した場合の 2回目注射から分娩開始までの時簡を示
す
。
3
6時間以内(こ分娩を開始した供試豚の割合は,
6時間間
では全供試豚の
76.596,2
4時 間 間 隔 群 で は 86.4労 お よ び l回 出 射 の 試 験 の 成 績 で は 76.396であ
り
,
3群 と も 分 娩 開 始 は 住 射 後 16-38時間の範囲[こ集中し,その分布の型も類
似していた。
2
4時間関隅群における注射から分娩開始までの時間を,
2回 目 注 射 時 の 供 試
十分泌の状態別に分類してみると表?に示すとおりである。
豚について乳j
2回
目注射時{こすでに分娩を開始していた供試豚は 5
9例中 1
6例 (27.1信 ) で , 分 娩
開始までの時間は,注射日の妊娠日齢[こ関係なくほぼ一定であった。乳汁分泌の
-26
表7 2
4時間間稿群における PGFzcr2回目住射時の状況と分娩開始までの時間
2回目注射時の状況
注射から分娩開始までの時間(時間:分)
正
〉
、
妊娠 1
1
2臼
妊娠 1
1
3日
言
十
妊娠 1
1
1臼
コ
1
8
:
5
0
(
l
)
C1
9
:
5
4
と
ご 4:
1
0
(
3
)1
9
:
1
0土 2:
4
2
.
03 1
9
:
1
7:
1
: 2:
4
0
0
6
b
2
8
:
2
0土 4:
2
9
(
2
)2
8
:
2
2土 3・0
2
(
8
)2
8
:
2
2土 3:
0
4
.
00
(
1
) 1
:
5
9
と
こo
:
3
4
(
4
) 1:
2
2土 o
:
1
O(
3
) 1:
5
5:
1
: 0:
4
5
(
8
)
3
:
1
9
(
1
) 4
:1
5土 1:
1
7
(
3
) 5:
2
6土 O・1
3
(
2
) 4:
4
4
と
ご 1:
0
0
(
6
)
4:
4
6
6:
0
5土 o
:
1
3
(
3
) 8:
0
5土 2:
5
0
(
4
) 8:
1
3土 1:
5
0
(
3
) 7:
3
2
と
ご 2:
0
6
{
10
(
l
)6
2・1
8土3
6
:
3
0
(
4
)4
3
:
0
0ご
と
3
7
:5
8
(
4
)4
7
:
5
6土3
6
:
3
1(
9
)
1
0
:
1
3
ζ
すでに分娩を開始したものa
乳 iほ と ば し る a
~\たれる
泌 lに じ む
*
f少 し に じ む
1
態(全くないもの
註) a :1回目注射から分娩開始までの時間,地は 2回目注射からの時間
b: 該当例なし
c ()内は例数
PGF2d注射時乳汁分泌のみられない供試豚 {
ζ 対して 2
4時間間隔で 2
自注射した場合の 2回目注射から分娩開始までの時間を, 2由自注射
l分類した。
時の乳汁分泌、の状態別ζ
状態が「ほとばしる J個体は,
2回目注射を
したが, 59例中 10例 06.996)
を 占 め た o 111日 齢 で は 該 当 例 は な か っ た が , 112あ る い は 113日 齢 の い ず れ
においても分娩開始までの時間はほぼ一定していた。
乳 汁 分 泌 の 状 態 が 「 た れ る J,
r
にじむ Jお よ び 「 少 し に じ む J個体は,
59
{
7
J
I中それぞれ 8例 03.6妨 ) , 6例(1
0.296) および 1
0例 06.95'<づ)で,いず
れも 2回日往射の対象となったが,乳汁分泌の状態が多い個体ほど
2由 自 注 射
後,分娩開始までの時間が短くなる傾向があった。また,乳汁分泌が全く認
,
められない個体は 9例 05.396) で
2回 自 の 注 射 か ら 分 娩 開 始 ま で 長 時 間
(平均約 48時間)を要した。
(
3
) 乳 汁 分 泌 の み ら れ る 供 試 豚 に 対 す る 1田注射
PGF2t
ci
主 射 時 , 乳 汁 分 泌 の み ら れ る 母 豚 31頭 を 用 い , 妊 撮 111, 112, 113
あ る い は 114E3自に , P
G
F
2
c
tの 0
., 7.5あ る い は 10mgを 注 射 し た 。 な お , 乳
汁分泌が開始されてから P
G
F
2
c
t無 投 与 で 分 娩 が 開 始 さ れ る ま で の 時 間 を 測 定
す る た め に 対 照 群 48頭を設けた。
PGF2α の 在 射 か ら 分 娩 開 始 ま で の 時 間 を 注 射 Bの 妊 娠 日 齢 に よ る 群 別 で 集
計してみると ,P
G
F
2
c
t注 射 群 で は , 早 い 個 体 で l時間 10分 , 遅 い 個 体 で 8時
円/ハ︼
ウi
間2
0分 の 範 囲 で , 平 均 4時間 6分 で あ っ た が , 注 射 日 の 妊 娠 日 齢 に よ る 差 は ,
範囲,平均時間および、在射量との間 {
ζ
の関係は認められなかった。一方,
対 照 群 に つ い て は , 早 い 個 体 で3
0分 , 遅 い 個 体 で 112時 間 と き わ め て 範 囲 が 広
く,その平均は 3
8時 間 7分 で , 注 射 図 の 妊 続 日 齢 の 進 ん だ 個 体 ほ ど , 分 娩 開 始
までの時間が短くなる傾向が認められた C
観 点 を 変 え て , 乳 汁 分 泌 状 態 の 群 別 で PGF2a注 射 か ら 分 娩 開 始 ま で の 時 間
こ示すとおりであった。 PGF2a注射群および対照群とも,
計 す る と , 表 8i
注射時の乳 j
十分泌が多い個体ほど,注射から分娩開始までの時間が短く,特 ζ
l,
PGF2
a注 射 群 で は 、 分 娩 開 始 ま で の 時 間 が 著 明 に 短 か っ た 。 全 体 と し て 今 た
場合,対照群では分娩開始までの時間に大きなばらつきがあったのに対して,
PGF2
a注 射 群 で は
例でも 8時 間 2
0分 , お よ び 最 短 例 で 1時間 1
0分 と ば ら
つきも少なかった。
8 乳汁分泌状態の区分による注射から分娩開始までの時間
乳汁分泌
状
例数
少しにじむ
にじむ
たれる
9
9
1
5
1
5
5
2
:
2
9
1
4
5
1:
4
5ニ4
0
:
0
2(3:
3か-110:
4
0
) 9
3
8
:
4
7二 2
8
:0
8(0:
3
0
'
"
'
'8
6
:3
5
) 4
2
0
:
3
8ヱ 1
6
:
3
2(
1:
0か--5
5
:
4
0
) 4
6
3
:
0
4二1:
0
9c
1:30~ 6:45)
2
:
0
6二 1:
0
0(
1:1O ~3 :
1
0
)
1:
3
1二 0
:
1
7c
1:15~ 1:55)
4838:07ご 30:21(l
i:
3か1
1
2
:
0
0
) 3
1 4:
0
6土 2:
0
7c
1:1O ~8 :20)
ぷ入
Eコ
PGFza注射時乳汁分泌のみられる供試豚に 1田技射した場合の注射から
分娩開始までの時間を,乳汁分j
必の状態別{こ分類した。
2) PGF2a注 射 の 母 豚 お よ び 子 豚 へ の
(
1
)
PGF2a注 射 後 の 母 豚 の 状
乳汁分泌のみられない供試豚{こ対する 1および 2
射,また,乳汁分泌のみ
られる個体{こ対する l回注射の試験のいずれにおいても, PGF2aの 注 射 後 , 排 糞
回数の増加,
の
作り行動などが観察された。このような症候は注射
2
8
後数分以内に発現し,多くは 1時間以内,長い個体でも 1時間半後には消退した。
なお,これらの症候は,妊娠初期の豚[こ PGF2aを注射した後にも観察された。
分娩開始が近くなって,乳汁の分泌が認められはじめる状況は,自然分娩群
の場合と全く悶様であった。
(
2
) 分娩の状況とその後の母豚および子豚の経過
乳汁分泌のみられない供試豚{こ対する 1田 注 射 の 試 験 に お け る 分 娩 の 状 況 と
そ の 後 の 母 豚 お よ び 子 豚 の 経 過 に つ い て は 表 9および 1
0に示した O 分 娩 所 要 時
間(第 l子 の 娩 出 開 始 か ら 胎 盤 排 出 終 了 ま で の 時 間 ) , 産 子 数 , 異 常 子 豚 数
(死産子豚および娩出直後死亡した子豚をあわせた数)については,いずれの
は認められなかった O 胎盤
簡にも
射群を除く{也の群{こくらべて重く,葦は
については, 15mg注射群が 20mg
であったが,その他の群間では
は 認 め ら れ な か っ た ( 表 9) 。 子 豚 の 生 時 体 重 お よ び 離 乳 時 体 重 , 子 豚
離乳後の母豚の発情再帰所要日数についても,各項目とも,いずれ
の
0
)。
は認められなかった(表 1
の群間でも
表 9 分娩所要時間,
PGF2a
(
m
g
)
O
5
7
.5
1
0
1
5
20
自然分娩群
異常子豚数および胎盤重量
分娩所要時間
(時間:分)
産子数
(頭)
5:
4
6
5:
4
5
4:
5
1
5:3
1土
5:1
7
4:
4
8土
1
0
.
4
9
.
8
9
.
8土
1
0
.1土
1
0
.
6
1
0
.
0土
2
.9
3
.3
3
.5
2
.9
2
.6
3
.5
0.55土 0.95
0.60土1.03
0.55 0.91
0.71 1
.2
2
0.30土 0.48
0.67土1.2
1
2,618土 675
2,631土 803
2,792土 920
2,687土 780
3
,575土 526
2,983 ,
1 018
9
.
8
3
.7
0.82i
:
:1
.46
2
,396土
2 :1
2
2 :5
1
2:0
9
1:5
9
1:3
3
2:0
8
5:
3
7土 2:
2
8
異常子豚数
(頭)
胎盤
(g)
PGFza注射時乳汁分泌のみられない供試豚 l
と対して l回注射した場合の
L、ずれも平均および標準偏差)。
分娩の状況を示す (
960
円久︼
Qd
表1
0 子豚の生時体重,離乳時体重,育成率および離乳後の母豚
の発情再帰所要回数
子豚の 時
PGF
ZcL
(kg)
mg) 体
投与量 (
O
7
.5
1
0
1
5
2
0
1
.4
1 0.23
1
.4
0二 0
.
2
1
1
.40 0
.23
1
.45_0.24
1
.3
5二 O
.1
9
自然分娩群
1
.3
7 0.25
b
子豚の離乳
(
k
g
)
時体
子豚の育成率
9
6
7
.7
9 .
74
2 1
.1
6
8
6
.2:
-1
3
.4
87.9 1
8
.
5
7.65~ 1. 15
89.7~12.4
7
.3
0土1.28
7
.1
4 0
.
7
2
85.8_1
5
.1
86.9_1
3
.1
7
.9 6
.3
9
.
5
:
:
:
:
:
7
.
9
9
.2 8
.7
.3土 8
.8
11
.43
7
.
8
2 1
85.3 1
7
.
6
9
.1 8
.2
。
目
離乳後の母豚の発
(
タ0
)
日数旧)
註)一:測定せず
PGFw注射時乳汁分泌のみられない供試践に対して l回注射した場
合の子豚および母豚の状況を示すれ、ずれも平均および標準備差)。
3
) PGF2α
注射後の血中プロジェステロン濃度の変化
乳 汁 分 泌 の み ら れ な l、母豚 2
4頭、を用い,妊娠 1
1
1, 112あ る い は 113日自に,
PGF2aを 0, 7.5ある
l、はlOmgの い ず れ か を 注 射 し , 経 時 的 に 頚 静 脈 よ り 採
血を行い,プロジェステロン濃度を測定した。
PGF2c : 注 射 後 の 血 中 プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の 変 化 に 関 し て は , 対 照 群 (Omg
注射群)において,プロジェステロン j
程度は,分娩が近づくにつれて急激に減
少したが,減少までの時間については早い個体から遅い個体までかなりの幅が
あった C 分 娩 直 前 か ら 直 後 に か け て の 値 は 5-0.3ng/mlで あ り 分 娩 後 1日目
でもほぼ同慌の(誌を示した C
PGF2α
注 射 群 で は , 注 射 前 は プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 は 15-4ng/mlで あ っ
0- 30時 間 後 に 5 ~
た間体が主射後,分娩が翌日中に開始した個体では, 2
0.3ng/mlの簡に減少してから,分娩が開始し,分娩後 l日 以 内 で も 分 娩 中 の
と ほ ぼ 同 じ で あ っ た C し か し , 分 娩 が 翌 日 中 に 開 始 し な か っ た 個 体 で は , 20-
3
0時 間 後 で も : 号 、 敢 な 滅 少 は み ら れ ず , そ の 後 分 娩 が 近 づ く に つ れ て 減 少 し た O
この傾向は
7.5あるいはlOmgi
主射のいずれでも,また,妊娠 1
1
1, 112あ る い
1
3日 目 注 射 で も ほ ぼ 同 じ で あ っ た O ま た , 注 射 時 の プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度
は1
30-
の高低と分娩開始までの時間との聞には一定の関係はみられなかった。
としてみた場合のプロジェステロン濃度の変化を,全
PGF2<! 注 射 時 を
伊jに つ い て の 平 均 で 表 わ す と 関 81こ示したとおりである。対日程群は注射後分娩
開始までの時間が注射群にくらべて遅れ,プロジェステロン濃度の低下もそれ
に伴い連れている。
(
nに
1
5
トー--u
。
一
一
一
・
?
t
J:
{
¥.
r
r
PGF:ut母jb
l
分段開始
1
0
¥¥¥J
1
6
2
4
32
.
1
0
4H
56
図 8
64
7
2
i
去 の 吟
注 射
日 日
96
104
112
1
2
0
<
吟:
IJ
)
t
H
l
PGFz<!
i
主射後のプロジェステロン濃度の変化
P G Fz
α
注射時を基準としてみた場合の頚静脈血中プロジェステ
ロン濃度の変化を全例についての平均および標準偏差で示した。
5あるいは 10mg)は 1
7
頭。
対照群は 7頭 ,PGF2<! 注射群C7.
4) P G F2<
! の妊娠初期におよぼす影
妊娠初期の母豚 1
2頭 を 用 い , 交 配 後 2
3から 37日呂の聞に.
α
P G F2
7.5, 1
0,
1
5あるいは 20mgを 1回 , 筋 肉 内 在 射 し た 。 注 射 後 , 母 豚 の 状 態 , 胎 児 排 出 の
無,胎児の排出 ζ
l要 し た 時 間 , 排 出 さ れ た 胎 児 数 , 胎 児 排 出 後 の 母 豚 の 発 情
帰などについて観察調査した。なお,
2頭 に つ い て は 流 産 終 了 後 4日 あ る い は
5日 目 で 罷 殺 し , 卵 巣 お よ び 子 宮 の 状 態 を 観 察 し た 。
4EE品
円ベリ
P
G
F
2
α を妊娠初期の母豚に投与した場合の流産誘起の成
した。 15mgを注射した 4頭 お よ び:
'
2
0
m
gを注射した 4
{
と
PGF2ct 注射後, い ず れ も 早 期 に 流
と
, 10mgを注射した 3頭 の 計 4
が起ったO
では, I
荒
日
(
',
などの
死産子~数,
についても,
形や
常は認められなかった
の計 8
においては,
方, 7,
5mgを 注 射 し た 1頭
が起らなかった。 なお, 流 産 が 起
らなかった 4頭はいずれも, 分 娩
二乙数
については表1
1
後l
こ分娩したが,分娩の経過は正
E
ま
,
豚の発
および
成
C
2Ctによる流産誘起の試験結果
表1
1 PGF
o
ロ
ロ
豚番号
nonon
む 吋 i 円べU 4 4 i
門
円/M 円 / 副 司 / ] つ u n 4 ワ ω
4
円
U
円
ベ
つ
円
1i
U
円/副司
0
口
U 4
円 4i4iaq41- つ ω
円ベ
LRU i
門
U ヨU J
円
円/凶
円
,
L
11-1i1i
CQυnU1i
口
LH
LH
J1i
ヴl
W
注射巴
年齢
(歳) (交配後の日数)
-晶円
J 4 4 に リ ハb
円/︺円
W
LHoW
LH
LH
LH
(回)
141452112122
1
1
-
LHoW
LH
LH
LH
産次
流産の有無
75
1
0
1
0
1
0
1
5
1
5
1
5
1
5
20
20
20
20
,
十
'
-
'
一
γ
一
註) L :ランドレース,日:ハンプシャー, W:大 ヨ ー ク シ ャ ー
LH: ランドレース(三 )
xハンプシャー(引の雑種
妊娠初期(交配後 2
3
3
7日目)の供試官、に PGF2Ct 7,
5-20mgを筋
肉内注射した場合の流産誘起の有無について調査した。
2
1こ
流産した豚の状況は表1
こ
。 PGF2
しf
c
t 射後流産開始までの
間
ζ 胎 児 が 排 出 さ れ た 時 間 ) の 早 い 個 体 と 遅 い 個 体 の 問 に , PGF
初(
t
cの 注 射
2
によって
z
-m 立
土閏
いがあるかどうかを検討してみた。 .
'
i
¥口フ↑之こ,
只ノ
については 15mg注 射
たが,推計
的な
5時 間 2
4分 で
が3
始までの時間
20mg注 射 群 の 2
9時間 3
8分よりも長かっ
は認められなかった。 j
市
の持続時間(胎児の排出 ζ
l
J
円
つω
流
表1
2
豚番号
注射後流産開始まで
の時間(時間:分〉
産
し た 膝 の 状 況
流産の持続時間
(時間 :分)
上
ヤl
a
m
- 門H
3
1:5
0
2
4:30
3
2:3
1土9:26
1
8:2
1ニ
ゴ7
:30
1
2:0
0
7 :0
0
1
3:1
0
1
1
.
5:
t1
.3
Fhupnvn︿U
4.
‘
, Aロ
28:3
0
発情再帰までの
日数
(日
〉
F h u d斗 企 A斗企
aゐ
49
4
2:0
0
0
4
9:1
2
4
:50
2
7:0
0
3
4:50
, nd ハ
14 nL
U 4 ‘ 1ム ハu n L
ti i
4 1 1 ふす i ‘
iti i
噌
噌
唱E
,a
D
﹁ ρO ワ
tnOQd ハ
U1inL
1
9:4
0
1
6:3
0
2
5:3
0
2
0:0
0
3
0:2
5
排出胎児数
(頭)
4
.
5
土1.0
註)豚番号は表 1
1と同じ
一:屠殺したた め調査せず
妊娠初期(交配後 2
3
3
7日巨)の供試豚に PGFzaを筋肉内注射して,
流産した践の状況を示した。
lHS6-22
l排 出 さ れ た 胎 児
写真1
2 PGF2α 注 射 後 ζ
肉眼的異常は認められない。
J
円
qベJV
した時間については,
15mg注射群および 20mg注射群両者の間{こもほとんど
は認められなかった。排出された胎児の数は, 10-14頭 で , 外 見 上 の 異 常 が
められなかった(写真 1
2
)。
母豚は,胎児の排出前から排出後にかけ,わずかながら元気。食欲の不振が
みられたが,その他特に異常は観察されなかった O 流産をした母豚の発情再帰
日数は,
3- 6自 の 範 囲 ( 平 均 4.5土1.0臼)であった。
2頭 の 母 豚 ( 豚 番 号 1
1お よ び 1
2香
1 ) は , そ れ ぞ れ 流 産 終 了 後 4および 5日で
屠殺し,子宮および卵巣について肉眼的観察を行った。子宮はやや膨満してお
り,軟らかな感触で,子宮腔内には,やや枯調性のある水慌i
夜を含んでおり,
占膜面は,全体にわたって充 [
[
nおよび出!l日がみられた。卵巣は,古い黄体
7
が存在するものの,かなり退行しており,かわって卵胞の発育が認められた。
察
I
V
考
の 排 卵 誘 起 時 の 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの 動 態 に 関 す る 実 験 成 績 か
ら , 排 卵 は HCG投 与 後 32- 48時 間 の 間 に 起 る こ と が 窺 わ れ た 。
12J
と BAKER
は,未
DZUIK
豚 に HCGを 投 与 し た 後 お よ そ 40時 間 で 排 卵 が 起
ることを報告している O 今回の実験成績および氏らの報告から判断すると,
産認においては, P
i
v
I
S
G HCG投 与 に よ り , 排 卵 の 同 期 化 が 可 能 で あ る
と考えられた O
今回の実験成績から,
の性ステロイド産生の状況は,
産豚の排卵誘
成 熟 豚 2 6) におけると同様なノイターンを示していることが明らかとなった。
AINSWORTHら 1) は
経産豚{こ Pi
v
ISG (400IU) と HCG(200IU)
を 混 合 注 射 し た と こ ろ , 卵 胞 液 中 の PGF量が排卵直前(こ
している
G
方
, TSANGらー〕は
4" 5ヶ月
することを報告
ランドレース種未経産豚{こ
P
l
v
I
S
G750IU, 72時 間 後 に HCG500IUを 筋 肉 内 在 討 し , 卵 胞 j
夜 中 PGE
とPGFと を 測 定 し , 排 卵 近 く に な る と
することを報告している。
Y
J上
の こ と か ら , 排 卵 時 に 卵 巣 に お い て PGが 産 生 さ れ る こ と が 明 ら か と な り , 排
円ベ
U
4
ペY
卵に PG
が関係することが示唆された。
回の成績においても,卵胞液中の
しないが,その後
した。すなわち,
PGは, HCG投 与 1
8時 間 後 ま で は 変 化
PGE1,PGF2.
dお よ び 6
PGFId.は急激に上
ケト
HCG投 与 か ら PGの 産 生 増 加 ま で に 時 間 的 ズ レ が 存 在 す る
ことが示唆される。佐藤ら
54)
はこの点に関して,
HCGの PG産 生 効 果 発 現
に,何らかの蚤白合成が関与している可能性を示唆し,この時間的ズレは蛋白
合成に必要な時間であろうと考察している。
PG合 成 酵 素 阻 害 斉J
Iに よ る 排 卵 の 抑 制 に 関 す る 成 績 か ら , P
MSG-HCG
投与した後に,
PG合成詳素阻害斉J
Iで あ る イ ン ド メ タ シ ン あ る い は メ フ ェ ナ ミ
ン酸を投与すると,用量依存性に排卵が抑制されることがわかった。
現在まで,インドメタシンあるいはアスピリンによるラット
兎
i•
.~
7)
の排卵抑制の成績はあるが,
2. 48)
および家
メフェナミン酸によっても排卵が抑制さ
れることが示されたのは,本研究がはじめてである。
PGの 生 合 成 は , イ ン ド メ タ シ ン , ア ス ピ リ ン お よ び メ フ ェ ナ ミ ン 酸 な ど の
非ステロイド系抗炎症剤によって阻害されることが報告されている
。イン
29)
ドメタシンには,シクロオキシゲナーゼ阻害作用以外のいくつかの酵素の活性
組 審 作 用 が あ る の で , そ れ 以 外 の 薬 剤 を 使 っ て , 排 卵 抑 制jが 起 る か ど う か 検 討
する必要があるのでメフェナミン酸の作用と比較した C 非ステロイド系抗炎症
Iの P
G合 成 阻 害 活 性 を 調 べ た
斉J
FLOWERと VANE15) の 実 験 に よ る と PG合
D50(μM)は,インドメタシン 0
.
1
7お よ び メ フ ェ ナ ミ ン 酸 0
.
7
1であった。
成酵素 I
すなわち,メフェナミン酸は,インドメタシンに比べて,シクロオキシゲナーゼ
作用は約見である。今回の排卵抑制試験においても,メフェナミン酸の投与
をこれに比例した量{こ増量すると,インドメタシンと全く向じような排卵抑制
合成酵素阻害斉J
Iが 一 様 に 組 織 内 に 入 り う る の で は
効 果 が み ら れ た 。 す べ て の PG
なく,それぞれ組織親和性[こ差があると雷われている
)。筋肉内注射によって
15
投与されたインドメタシンおよびメフェナミン酸が閉じように排卵抑制効果を示
したことは,前者共{こ卵巣組織(顎粒膜細胞,卵胞膜細砲など)こ親和性をもち,
卵巣組織の細胞内のミクロソームにあるシクロオキシゲナーゼ[こまで十分到達し
﹁
円
υ
η
。
たことを示している。
インドメタシンおよびメフェナミン酸による排卵抑制が,中把↑生 {
ζ 作用する
のかあるいは問所的 l
こ作用するのかは明確ではない。しかし,今回の実験は未
豚l
こ対する P
l
v
I
S
G-HCGを 用 い た 過 排 卵 誘 起 な の で . 排 卵 抑 制 は
巣での局所作用と考えられる
3
卵
O
ARMSTRONGら 3) は , イ ン ド メ タ シ ン に よ る 排 卵 抑 制jが 中 枢 を 介 す る も の
でなく,卵巣{こ直接働くことの証明として,家兎卵胞内にインドメタシンを
入したところ,全身投与では無効であった量でも排卵を抑制し,
さらに, PGF
の抗体を,家兎卵胞内に直接注入し,排卵が抑制されることを報告している
O
回 の 成 績 お よ び こ れ ま で の 報 告 か ら , PGが 卵 巣 に お い て 排 卵 現 象 ( 卵 が
卵胞より排出すること)に関係あることが明らかとなった。今回の排卵抑制時
i
v
I
S
G-HCGを投与し,
に お け る 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの動態において, P
rvISG- HCG投 与 後 イ ン ド メ タ シ ン を 投
過排卵を起させた時と,さらに P
し,過排卵を抑制した時の性ステロイドの「室生動態に差があるかどうかを検
したところ,対照群における排卵誘起時の性ステロイド産生動態は,成熟!鵠豚
26)
と同じツイターンを示した。また,インドメタシン投与ー群においても,頚静
脈血中,卵巣静脈血中および卵胞液中の性ステロイド値の変化は,対照群と変
らず,黄体の寿命も同じであった。このことは,インドメタシンの排卵抑制は,
卵胞の穎粒膜細胞および卵胞膜細胞によるステロイド産生とは関係がないこと
を示唆すると考えられる。これまでの成績では,排卵現象にステロイド産生が
必要であるという報告.1"1 ,~ 2) がみられるが,
今回の成績では,ステロイド
が 起 っ て も 排 卵 が 抑 制 さ れ て い る の で , PGは 排 卵 機 序 に お い て , ス テ ロ イ
ド以外の必須の排卵iJ
E
進国子として作用している可能性が考えられる。これま
で排卵と卵胞でのステロイド産生とは表裏一体との考え方が通説となっていた。
しかし,インドメタシンによる排卵抑制効果の分析から,卵胞でのステロイド
産生と卵の排出という現象を分離できることが示された。このことは,排卵機
構の研究{こ新たな方法論的方向を与えるもので,今後の研究の進展が望まれる。
卵巣の組
守
自
では,インドメタシン投与によって卵胞からの卵の排出
3
6
が起らず卵胞j
夜が多量(こ貯留し,卵胞の大きさが増大した O 通 常 の 排 卵 で は 卵
が排出し,それと問時に卵胞 j
夜が流出し,黄体化がおきるとそれ以上卵胞液の
Iに よ る 排 卵 抑 制 時 に は , ス テ ロ イ ド 産
貯 留 が 起 ら な い 。 し か し PG合成問害斉J
の状況からも黄体化が起っていることが明らかであるにもかかわらず,卵胞
の腫大がみられる。これは卵胞液産生語節機構に
PGが 関 係 し て い る た め か も
しれない。
において, HCG投与 48時 間 後 の 卵 巣 の 組 織 標 本 を 調
インドメタシン投
べると,卵が存在するにもかかわらず黄体化が起っていることがわかる。従来,
成熟卵胞の卵は穎粒践細胞の黄体化を抑制し,卵を取り除くと黄体化が起る
えられていたが,卵が
13
)
と考
するにもかかわらず黄体化が起るということは興味
ある事実である。インドメタシン投与時,卵が存在するにもかかわらずなぜ頼
膜細胞が黄体化するかということは,今後一層の追究を要する問題である。
CORNER (
19
19)
の形態学的変化は,
れている
39
)
8)
は,成熟豚の黄体の分類を 1
Tっ て い る 。 ま た , 人 の 黄 体
期 , 血 管 新 生 期 , 成 熟 期 お よ び 退 行 期 の 4期 {
ζ 分類さ
。今回のインドメタシン投与群では排卵していないが,卵胞の発
段 階 お よ び 黄 体 化 し た 部 分 は , 対 照 群 の そ れ ら に 類 似 し , 成 熟 豚 8)および人
の分類によく一致していた。
3 8)
こ成熟雌
さらに,インドメタシンによる排卵抑制時の卵巣の形態は,肉眼的 l
E
まにおける卵巣のう躍の卵巣とよく類似していた。成熟雌豚の卵巣のう腫の場
合{こは,卵胞が発育しでも排卵が起らず,卵胞の腫大が起るものである。イン
ドメタシンによる排卵抑制時の卵巣と成熟雛豚における卵巣のう腫との関連に
ついては,きわめて興味深い点であり,これらに関し今後一層の究明が必要で
ある。
.5,
回 の 乳 汁 分 泌 の み ら れ な か っ た 供 試 豚 に 対 す る 1田注射の試験で, 5,7
10, 15および 20mgの PGFzaの 注 射 は
Omgの対照群[こくらべて分娩開始
ま で の 時 間 を 有 意 に 短 縮 し (Pく 0
.05) , 分 娩 誘 起 効 果 が 明 ら か で あ っ た 。 こ
の成績は,これまでに報告されたものとほぼ一致しており
,
10 2九
以上の注射量の各群間に有意差が認められなかったことから,
31
,56) ,5mg
5-20mgの範囲
i
ウ
べ
qυ
では分娩
効果に差はないものと考えられる
O
今回の成績は,妊娠1
12お よ び 1
1
3E
l
に 5-20口
J
.
g
のP
G
F
2
α を,午前中に注
射すると 3
6時 間 以 内 の 望 日 の 夕 刻l
までに主射!琢の 7
0-100巧 が 分 娩 を 開 始 し
ていることを示しており,この数字は
に[芯用し得る価値があると思われる。
しかし,妊娠 1
1
1日 に つ い て は , そ の 値 が ば ら つ い て お り , 今 後 さ ら に 検 討 を
要するものと思われる。!誌の妊娠期間は平均 1
1
4日 と さ れ て い る が , 自 然 分 娩
で の 分 娩 日 の 分 布 は , 妊 娠 113-115日 を 中 心 と し て , か な り の ば ら つ き が あ
るのが普通である
C
こ れ に 対 し て PGF2c
11-113日 に 注
t投 与 群 で は , 妊 娠 1
射したもので,いずれも注射の翌日中に 70-8296のものが分娩を開始している。
したがって ,PGF2ct に よ る 分 娩 語 起 効 果 は か な り 安 定 し た も の と 考 え て 良 く ,
1
1日 以 降 に 注 射 す れ ば 十 分 そ の 効 果 が 期 待 で き
用的観点からすれば,任技 1
るものと考えられる
c
PGF2C ! を 利 用 す る 分 娩 誘 起 方 式 そ 実 用 技 術 と す る た め に は , そ の 注 射 が
豚 お よ びJ
I
台児にとって無害であることを i
誤認する必要がある
PGF2ct i
主的後
まもなく,持:
1
禁回数の増加学Jll
)
Jの不穏あるいは栄作り行動などが観察された。
こ れ ら の 現 象 は DIEHLら I 0) も 観 察 し て い る が , 自 然 分 娩 の 前 に も み ら れ
るものであり,
のある副作用とは考えられない。
間に宵
分娩の経過や所要時間については,
娩の場合と差はなく.このことは他の研究
る。さらに IJ台控室量につ~ 、ても
は認められ
自然、分
の 成 治 ) 56) ともよく
致してい
15mg注 射 詳 を 除 く 他 の
れなかった。牛については胎盤排出が遅延するという
は認めら
簡には
,~ 6) が あ る が , 豚 に
おいて異常がなかったのは,牛と豚の胎盤構造の違いによるものと考えられる。
桂分娩で,胎設の i
l
lモli:や排出の遅延があれば.分娩所要時間や胎控室量の変
化としてあらわれるはずである。したがって豚の場合の誘起分娩は自然分娩と
変ることなく順調に経過したことを反映したものと言えよう
詳における I
J
t
i盤
C
ただ
15mg注射
が 20mg注 射 群 を 除 く 各 群 の そ れ よ り も 重 か っ た が , 例 数 が
少ないので,その意味については不明である C
数,異常子!広数(死あるいは娩出臨後死亡した子官、数) , 子 豚 の 生 時
3
8
体 重 に つ い て も , 各 群 間 に は 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 し た が っ て , PGF
α
2投
与が母豚はもちろん,胎児{こ対しでも悪影響を与えなかったものと考えられる。
Iの副作用 l
こ関しては,慢性的な影響の有無も問題となろう。今回の成
本斉J
また,離乳後の母豚の発情再帰日数について
は,子豚の書í~ 乳時体重や
も
, PGF2C!投与群と自然分娩群とでは差がないことを示した。このことは,
豚について言えば,泌乳量や乳質に異常がなかったことであり,発情再帰で
こも
現される繁殖機能 J
を及ぼさなかったことを意味する。また,子豚
については,吸乳力や消化能力,あるいは健康などに悪影響を受けなかったこ
とを意味している。
十 分 泌 の み ら れ な い 供 試 豚 に 対 す る l由 法 射 の 試 験 に お い て , 少 数 例 な が
乳j
ら
, PGF2C!投与から分娩開始までに長時間を要した個体も存在し,結果的[こ
十分 j
必のみられない供試豚
無効と判断せざるを得ない事例があった。そこで乳 j
に対して, PGF2C
!
を 2回 投 与 す る こ と に よ っ て , こ の よ う な 無 効 例 を な く す
ことができるかどうか,また,投与から分娩開始までの時間をより
斉一化
できるかどうかを倹討した。
その結果,
1回目投与から分娩開始までの時間は,
均約 3
4時間, 2
4時間!日i
6時 間 間 稿 在 射 群 で は
射若手で平均約 3
3時間,また,
均約 3
5時間であった。さらに,
1回 注 射 の 成 績 で は
1回目投与から分娩開始までの時間の分布につい
ても 3者とも良く類似していた。これらの成績から判断すると,
2自注射を行っ
ても大きな改善効果がないものと判断せざるを得ない。
2自 注 射 の 試 験 に お い て も ま た
少数例ながら,他のものに比較して,分娩
4時 間 間 隔 注 射 群 に つ
までに極端に長時間を要した供試豚が存在した。これを2
9例中 9例 05.3信 ) で あ り , こ れ ら は い ず れ も 2回 目 の 投 与 時 点
いてみると 5
必が全くみられなかった{共試践であった。これらは無効伊i
と考えざ
で,乳汁分 j
るを得ないが,その理由については明確ではない。
4時間間隔注射群において,
方
, 2
られた供試豚は,
2@]目投与時点において,乳 j
十分泌がみ
2回 目 の 投 与 か ら 比 較 的 思 時 間 で 分 娩 が 開 始 さ れ , 乳 汁 分 泌
の状態がすすんだ供試豚ほと,投与後分娩開始までの時間が短くなる傾向が認
39-
められた。以上の成績から,乳汁分泌の状態と分娩誘起効果との間[乙何らかの
関係があることが示唆された。そこで,投与時すでに乳i
十分泌がみられる個体
に PGF2tを
< 投与した場合に,分娩開始までの時間がどうなるかについて検討
したところ,平均 4時 間 6分 で 分 娩 が 開 始 さ れ た 。 一 方 , 対 照 群 と し て PGF2t
<
を 投 与 し な い 個 体 に つ い て は そ の 噛 は 非 常 に 広 く , 30 分 ~112 時間,平均 38 時
間 7分 で 分 娩 を 開 始 し た 。 ま た , 自 然 分 娩 の 場 合 に , 乳 頭 か ら 乳 j
十分泌がみら
れるようになって 18~48 時間で分娩が開始されるという報告 2
1)
と考えあわせ
ると, PGF 2α の分娩開始促進効果 (~;rt]著であると言えよう O また,乳汁分 j必
状態で区別すると,投与時の乳汁分泌、が多い個体ほど,投与から分娩開始まで
の 時 間 が 鋭 い 傾 向 が み ら れ た こ と か ら , PGFz<tの分娩誘起効果は,豚自身{こ
何らかの分娩準備態勢が整っている場合に
であると思われる。上述し
た如く,乳 i
十分泌現象と PGF2t
<感 受 性 と の 関 連 に つ い て 分 娩 誘 起 効 果 を 調 べ
たのは本報告がはじめてである。
家畜の分娩の発現機構については,これまで多くの説が報告されている
が
.12
37
,6u)
;
0
だ完全には解明されていない。妊娠の維持には,
体から分泌、されるプロジェステロンが必要であり,これによって子宮筋の収
縮運動が阻止されていると考えられている。血禁プロジェステロンは,ラット 20
5)
.,l.古川では分娩前[こ減少する O こ れ ら の 動 物 で は 妊 蝦 維 持 に 必 要 な プ ロ
ジェステロンの大部分あるいは全部を黄体が分 i必しているためである。~奇人で
は,プロジェステロン値は,胎盤が排出されるまで高い値が保たれている
。
3 8)
豚においても黄体が妊娠の維持{こ必要であることが知られており,末梢血
のI
I
n張 中 プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の 低 下 が 分 娩 開 始 に 関 係 す る こ と が 知 ら れ て い
る
.
:0)。一方, PGが 黄 体 i
[
3i
子を促進すること
縮作用を有すること
43 I 53)
20
ト日、
,
5
1 5759)
が証明されており,分娩中の
および子宮1
!
X
動脈血中 l
こPGが
存 在 す る こ と が 羊 37) お よ び 山 羊 60)で知られている。
本実験で PGF2t
<の 分 娩 誘 起 効 果 の
を 解 明 す る た め の 一 端 と し て , PGF2
t
<
中 プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の 変 化 を 検 査 し た 。 そ の 結 果 , PGFza
投与後の末情的l
を投与することによって血中プロジェステロン濃度が比較的すみやかに減少し,
-40-
分娩開始へとつながっていくことが示唆された。 HRNRICKSと旦心IDLIN(
19
74)勺
DIEHLG (
19
7
4
)10) も
, PGF
α
2の投与によって分娩が誘起された豚におい
ては,いずれも投与後に血中プロジェステロン濃度が減少することを報告して
い る 。 し か し , 今 回 の 成 績 の 中 に , PGF
2a投 与 後 , プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の
減少が起らなかった例やさらにプロジェステロン濃度が低いにもかかわらず必
ずしも平く分娩を開始しなかった例が存在した。
以上のような結果を考えあわせると,血中プロジェステロン濃度の動態のみ
では, PGF2
a による分娩誘起の作用機序に関して,十分説明できないものと
a 注射後は血中プロジェステロン濃度が低
思われる。今回の成績から, PGF2
下し,分娩が開始されることが示唆された。
a の妊娠初期におよぽす影響について調べるために,妊娠初
そこで, PGF2
期{こ PGF2
aを 投 与 し た 場 合 , 流 産 を 起 す こ と が で き る か ど う か に つ い て 検 討
5
を行った。その結果, 10mg以下の PGF2
aを 投 与 し た 4頭 に は 流 産 が 起 ら ず , 1
mg以上を投与した 8頭において流産が起った。この成績から判断すると, 10-15
mgの 聞 に 最 少 有 効 投 与 量 が あ る も の と 推 察 さ れ る 。 こ の 点 に 関 し て , DIEHL
と DAY (19
7
4
)
した結果,
9)
5mgの PGF
・
α
2 を l回 投 与
は,妊娠 25-30日 の も の 6頭[こ
4頭 に 流 産 が 起 っ た こ と を 報 告 し て い る 。 彼 ら の 報 告 と 今 回 の 成 績
と は 必 ず し も 一 致 し て い な い が , こ れ は 使 用 し た PGF2aの 製 品 差 に よ る も の
か否かについて,今後
の検討を要するものと思われる。
PGF
α
2投 与 か ら , 流 産 開 始 ま で の 時 聞 に つ い て は , 今 由 の 試 験 に お い て は
2時間 3
1分であった。 DIEHLと DAY (1974)
均3
の成績によると,流産は
9)
PGF2a の 投 与 後 24-32時 間 で 開 始 さ れ た と い う 。 PODANYら (1982)
は,妊娠 3
0- 49 日 の も の 6頭 に
の合成類縁物質)を投与し,
50)
5001
!gの ク ロ プ ロ ス テ ノ ー ル (PGF2
a
6頭 全 部 l
こ流産が起ったことを報告しているが,
PGF2aの 合 成 類 縁 物 質 投 与 か ら 流 産 開 始 ま で の 時 間 は , 妊 娠 30-39日 の も の
3頭 に つ い て み る と 平 均 37.4時間であり, 40-49日のもの 3頭 で は 平 均 36.4時
間であったと報告している O 今回の成績や以前 {
ζ 報告された成績から判断する
と
, PGF2
a ( あ る い は そ の 合 成 類 縁 物 質 ) 投 与 後 24-37時 間 で 流 産 が 起 る も
-41
今 回 の 1田 注 射 お よ び 2自 注 射 の 試 験 に お い て , 妊
のと推察される。これは
娠 111~113 日の個体に PGF 2 C!を投与した場合,
れたという
24~38 時間で分娩が開始さ
を 考 え 合 わ せ る と 非 常 に 興 味 深 い O この点については, PGF2a
による流産あるいは分娩誘記の作用機序の解明にとってひとつの手がかりにな
るのではないかと考えられる。
8時間 2
1分 と き わ め て 長 時 間 を 要
今回の成績では,流産の持続時間は,平均 1
した。これに対して, PODANYら (982)
50)
は
,
間3
0分であったと報告している。このちがし、は,
との作用効果の追いによるものと考えられる
o
の 持 続 時 間 は 平 均 5時
PGF2a と そ の 合 成 類 縁 物
PGF2c
!
の l回 注 射 お よ び 2回
時間であったことと比較すると,
注 射 の 試 験 に お い て は , 分 娩 所 要 時 間 は 約 51
今回の流産の持続時間の 1
8時間は間当に長い。
今回の成績では,流産後の母豚の発情再帰までの自数は非常に短く,平均4
.5
日であった。 PODANYら (
1
9
8
2
)
50)
は,クロプロステノールで流産させた 1
2
の発 i
f
ミ再帰所要日数は平均 9
.25日 で あ っ た と 述 べ て い る
と POLGE (
1
9
7
8
)
19)
C
また, GUTHRIE
は,妊娠1
2~40 自 の 閣 に ク ロ ブ ロ ス テ ノ ー ル 1,500μg
で処理した母豚のうち,
4~ 7日後(こ, 5
2頭 (8
7巧)において,
が再帰・し
今 回 の 試 験 で , 流 産 後 4あるいは 5日 で 屠 殺 し た
たと報告している。さらに
母豚の卵巣を調べたところ,前回の黄体は
に退行しており,成熟卵胞が存
在した C
以上の成績および文献上ペ
,
、 PGF2C!の投与によって,急速な黄体退行
50
が 記 こ り . 流 産 へ と つ な が っ て い く も の と 推 察 さ れ る 。 ま た , PGF2c!の妊娠
初期における流産誘起効果および黄体退行作用は
かなり強いものであること
がうかがえる。
FIRSTと BOSC (979)
14)
は , 豚 の 分 娩 開 始 に つ い て , 図 9r
こ示したよ
う な 機 構 を 提 唱 し て い る 。 す な わ ち , 胎 児 の 富J
I腎 皮 質 か ら 大 量 の コ ル チ ソ ル が
必され,これが母豚の妊娠子
分j
らの PGF2
C!の分泌を促進する(コルチソルが
どのようにして PGF2
C!の分 j
必 を 促 進 す る の か は 不 明 で あ る ) 。 こ の PGF2aが
体に作用し,プロジェステロン産生を低下させ,プロジェステロンによる
円/]
4
ペヨ
台
目
児
副腎皮質
(コノレチソル〉
プ
PG
豚
母
子
娠
妊
宮
~F2α
l
卵巣 !
c黄 体 )
│下垂体後葉│
オキシトシン分皆、
層
筋
宮口
子
¥i
γ~
収 縮
↓
分 娩
関 9 豚における分娩開始の機構
FIRSTとBOSC (19
7
9
) 11) によって提唱された豚の分娩開始の機構
についての説明を模式化したものである O
筋収縮の抑制を解除させる。一方, PGF
α
2 は下垂体後葉からのオキシトシン
の分泌を促進させる。これらの一連の作用により,
筋騒が収縮され,分娩
が開始されると報告している。
GFzα(ζ
氏 ら の 報 告 お よ び こ れ ま で に 述 べ て き た 著 者 の 成 績 は も と づ き ,P
よ る 分 娩 誘 記 の 機 構 に つ い て 若 干 の 考 察 を 加 え た l¥0 す な わ ち , 外 部 か ら 投
された PGFz
t
cは , 段 階 的 に 作 用 す る の で は な い か と 思 わ れ る 。 分 娩 開 始 の 前
徴 の み ら れ な い も の に 投 与 し た 場 合 に は 約 30時 間 後 に 分 娩 が 開 始 す る 。 こ の 間
隔は,上述の P
G
F
z
c
tの 黄 体 へ の 作 用 お よ び 下 垂 体 後 葉 へ の 作 用 の 段 階 を 経 る
-43
ために必要な時開ではないかと考えられる。他方,乳汁分 j
必のみられる個体,
すなわち分娩準備態勢がある程度整っている個体に投与した場合,数時間以内
に分娩を開始する。この場合は,仮{こオキシトシン分泌やプロジェステロンの
低下の段階がすでに終っていると考えれば, PGF
α
2 は子宮筋層に直接作用し,
子 宮 を 収 縮 さ せ , 分 娩 を 開 始 さ せ る の で は な い だ ろ う か 。 以 上 の よ う に ,PGF
2
"
の分娩誘起効果は,母豚の分娩開始態勢の程度によって,段階的に作用す
るのではないかと推察される。
以上述べてきたように, PGF2"による分娩誘起法は,
技術として十分
に利用できるものと考えられるが,以下いくつか具体例をあげて述べてみたい。
(
1
) 日中分娩を基本としたい場合には,妊娠 1
10日 目 頃 か ら , 毎 朝 乳 汁 分 泌
十 分 泌 が み ら れ た 個 体 に は す べ て , PGF2"を j
主射す
の石無をチェックし,乳 j
る。これらの個体は
(
2
)
く
P
夕方までには分娩を開始する。
2晩 以 上 の 分 娩 待 機 を 回 避 し た い 場 合 に は , 乳 j
十分泌の有無とは関係な
妊娠 1
1
3日自の朝{こ PGF2ttを 注 射 す る 。 大 部 分 の 個 体 は 翌 日 中 に は 分 娩
を開始する。
(
3
) 土。日曜日の週末に分娩を避ける方法は,月あるいは木曜日に,妊娠 1
1
1
日目以降の個体に P
G
F
2
α を 注 射 す る と , 火 お よ び 金 曜 日 の 2日間で,
1遊 間 に
0)。
またがって分娩予定の個体の大部分を分娩させることができる(図 1
分娩誘起技術を応用することによってもたらされる盛接的あるいは間接的利
としては,次にあげるようなことが考えられる。
(
1
) 分娩の予測がある程度可能となるので,暗育
理計闘がたてやすくなる
育成および肥育などの
O
(
2
) 土。日曜日や夜間分娩を避けることが可能となると,分娩
なりす事故率の低下および省力化につながる。
-44
が容易と
↓
分
m
5
0
一
一
何
⋮協幽
ハ11
PG F
2
α
処
i
註
PGF
2
u注 射
校 40
す
=
>
3
0
E
ま
の
出J 2
0
三
九
同
1
0
金
際的方法〔週 2
PGF2C! の 投 与 に よ る 分 娩
示した
C
日
日
!1
i
墨
図1
0 PGF2C! 応 用 の
土
の
技術を
この方法は主として
随分娩方式〕
際ζ
l応 用 す る 擦 の 例 を
.日曜日の逓末の分娩を避ける
ためのものである。
f
吉
h
v
'
札
,
胃
日
叶
公
V
,
Z
領 域 に お け る ブ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン (PG) の 意
豚の
にするために,排卵における PG の役割j および~PGF2
する両面の研
投与による分娩誘起に関
を行った。
排卵における
1)未経
c
!
PGの 役 割 に 関 す る 研 究
豚を用いて,
P
j
V
I
S
Gと HCGの 分 割 注 射 l
とより排卵を同期化させ
ることができるかどうかを検討し, つ い で 排 卵 誘 起 時 の
ドの動態を観
し
,
を明らか
した。 その結果,
P
i
v
l
S
Gを{本
PGお よ び 性 ス テ ロ イ
1kgあたり 12 1Uを 筋 肉 内 注 射
7
2時 間 後 に HCG6I
Uを筋肉内注射すると, HCGi
主射後 32-48時 間 で 排 卵
することが明らかとなった。排卵が近づくにつれて,頚静脈血中,卵
および卵胞 i
夜中のエストラジオール
静脈血
1
7s,テストステロン値は低下し, フ。ロジェ
phu
・
4
ステロン値は排卵後者明に増加した。排卵が近っくにつれて,卵巣静脈血中の
P
G
F
2
α 協は増加し
卵 胞 i夜 中 の PGE1
,P
G
F
2
α および 6
ケト
P
G
F
1
c
t
(直もそれぞれ増加した C
2) PG合 成 酵 素 阻 害 斉 IJ を用いて, P
i
v
I
S
G HCGに よ る
ることができるかどうかを検討した
C
排卵を抑制す
その結果, P
l
v
I
S
G-HCG投与を行い,
日CG投与 2
4時 間 後 ( こ イ ン ド メ タ シ ン あ る い は メ ブ ェ ナ ミ ン 酸 を 投 与 す る こ と に
より,排卵は抑制され,
しかもその抑制効果は用量依存性であることが明らか
となった C
3) 排 卵 抑 制 時 の 性 ス テ ロ イ ド お よ び PGの 動 態 を 検 査 し た 。 そ の 結 果 , 排
卵 抑 制 時 の 頚 静 脈 血 中 お よ び 卵 巣 静 脈 血 中 の 性 ス テ ロ イ ド 憶 は , PI
¥I
SG HCG
による誘起排卵時と同誌な変化のパターンを示した O 排卵抑制時の卵胞は大き
く陸大し,卵胞液中には
度のプロジェステロンが
卵 胞 液 中 の PGE!iï[[ および PGF~
a
:
されていた。一方,
i
直は,低値のままであった。
的視察では,排卵抑制された卵巣と,排卵誘
起された卵巣の各時間の形態は類似していた C すなわち,インドメタシンによ
i
i
tの 卵 巣 は , 排 卵 は 見 い 出 さ れ
る排卵抑制 i
卵が存在するするにもかかわら
体化が起っていることが観察された C
5)以ヒの成績から, PMSG HCGに よ る 排 卵 誘 起 時 に PGが産生されること,
1卵 が 抑 制 さ れ , 向 時 に PGの 産 生 も 抑 制 さ
また PG合 成 詰 宗 阻 害 剤 に よ っ て お:
れることが明らかにされた c さらに,インドメタシンによる排卵抑制は,卵胞
宝生に影響をおよぼさないこと,黄体の発育段階および黄
におけるステロイド f
体細胞の形態にも影脅をおよぼさないことが明らかとなった。
これまで,排卵(卵の排出)と卵胞でのステロイド
るとの考え方が通説となっていたが,今回の実験
とは
から,卵胞でのステロイ
ト‘産笠と卵の排出という現象を分離できることが明らかにされ,
出現象:こ深く関係している可能性が示唆された。
-46
6的(こ
PGが 卵 の 排
2. P
G
F
2
α の投与による分娩誘起に関する研究
1) 乳 I
十分 i
必 の み ら れ な い 豚 に PGF2
c
t を l回注射した場合{こは,妊娠 1
1
1
日以降 5-20mg投与することによって,平均約 3
5時 間 後 に 分 娩 を 開 始 さ せ る こ
とができ,分娩誘起効果は磁実であった。この分娩誘起効果は
5-20mg投
の範聞では向程度であった C
2)
PGF2
c
t投 与 か ら 分 娩 開 始 ま で の 時 間 を よ り 一
一化することを目的
として , 6時 間 あ る い は 2
4時 間 間 隔 で 5mgず
‘
つ 2自 注 射 し た が , 大 き な 改 善 効
果はみられなかった C
3)乳 j
十 分 泌 の み ら れ る 豚 に l回 注 射 し た 場 合 に は
5mg以 上 の 注 射 で 分 娩
開 始 ま で の 時 間 は 平 均 4時 間 で あ り , 顕 著 な 分 娩 開 始 促 進 効 果 が 認 め ら れ た 。
必が多いものほど分娩開始までの時間が短い傾向が認められた。
また,乳汁分 J
4) PGF2ctの 投 与 に よ っ て , 分 娩 の 経 過 や 母 豚 お よ び 子 豚 へ の 悪 影 響 は 認
められなかった C
5) P
G
F
2
c
tの 分 娩 誘 起 効 果 の 作 用 機 序 を 解 析 す る た め , PGF2
c
t投 与 後 の
血 中 プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の 変 化 を 調 査 し た 。 そ の 結 果 , PGF
α
2投与するこ
4時 間 後 に は プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 濃 度 の 低 下 が み ら れ 分 娩 開 始 へ と つ
とにより ,2
ながっていくことから, P
G
F
2
c
t投 与 に よ り プ ロ ジ ェ ス テ ロ ン 。 ブ ロ ッ ク が 解
除されることにより,分娩が開始される可能性が示唆された O
6) 妊 娠 初 期 ( 交 配 後 23-37日 ) の 豚 に PGF2ct を 注 射 し た 場 合
15mg以 上
の投与では流産が起ったことから, P
G
F
2
α の黄体 i
1
8行 作 用 は , 妊 娠 初 期 に お
いても間当強いものであることが示唆された。
7)上述したように, PGF2ct の投与による分娩誘起技術について-~患の
験を行い,本技術を実用技術として確立した。その結果,豚の分娩開始をある
人為的に調節することが可能となった C
4
7
辞
謝
本研究は, 1
9
7
5年から 1
9
8
3年まで農林水
験場飼養技術部で主として
部
われたものである c その他一部は
人科学
,フランス
研究センター養豚試験場で行われた c 持始御指導を賜った瑞穏当博士(高官
試験場養豚研究室長)
桧埴繁光博士(前飼養技術部長) ,渡辺昭三博
!
JI
京達夫博士(繁殖部長)
(飼養技術部長) ,美斎津康民氏(養豚研究室長) ,[
佐藤和推博士(東京大学医学部助教授)ならびに河合康夫博士(前東京大
部助手こ謹んで感謝の:告を
試験場
HENRY博
る。また,フランス国立高産研究センター養肱
AUi
v
l
A
I
T
R
E
および
LE DIVIDICH博 士
にも深甚の謝意を表する。また,本論文のとりまとめに対し,有益な御助言と
御批判を賜った北海道大学獣医学部,金J11弘 司 教 授 , 波 間 茂 郎 教 授 , 大 賀 桔 教
授および久保周一郎教授に深謝する。
なお,白.益な技術的援助と御協力をいただし、た農林水
試験場
0道 県 の 畜 産 関 係 試 験 場 の 関 係 各 位 お よ び 小 野
全国 1
工業株式会社の関係各位に謝意を表する。
48
部
参
1)
考
文
献
AINSWORTH. L ‘ BA.KER
. R
.D 旦nd ARj
¥
ISTRONG. D.T(
19
7
5
)
. Presi
ns
¥
v
i
n
e
.P
r
o
s
t
a
g
ovulatorychangesi
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o
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旦
!n
d
i
n
s
.9
.915-925
2)
ARMSTRONG、 D
.T
.andGRIl
¥
'WICH.D.L(
19
7
2
)
. Blockadeo
fspontaneous
andLH-inducedo
¥
u
l呂t
i
o
ni
nr
a
t
sbyindometh乱c
i
n
.ani
n
h
i
b
i
t
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. プロスタグランジン J
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おける 2 ・ 3の問題について.日
4
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)
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-安水洗彦・
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2 (臨時増刊号), 1675-1688.
5
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)
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-柴田治郎・中林正雄・;可合禁夫・安*~光彦・
-木下勝之・
(
1
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湾系の意義.産科と棉人科, 4
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.1559-1568.
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