...

感情的価値

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

感情的価値
感情的価値
■目次
1.感情的価値
2.感情的価値を高める方法
3.好意を利用する
1.感情的価値
機能的価値が製品や商品が持っている機能であるのに対し、
感情的価値は「好き」とか「嫌い」というような
実際の利益とは比例しない価値基準です。
これまでアフィリエイトは一般的に
機能的価値だけを伝える人がほとんどだったのですが、
最近は感情的価値が重視されています。
同じ機能の商品であれば、
嫌いな人よりも好きな人から買いますからね。
ブランディングみたいなものですが、
いかにして感情的価値を高めていくのか?
ということについてお話します。
2.感情的価値を高める方法
① メールの返信
あなたがメルマガを発行していると、
必ずメルマガに返信をしてくれる人が出てきます。
「感動しました!」とか、
「今日からよろしくお願いします!」とか、
「これについて教えて下さい!」とか、
まあ質問だったり感想だったり、
メールに返信をくれる人がいるわけです。
で、感情的価値を高めて行きたいのであれば、
必ずメールの返信は行うようにしてください。
例えばあなたが A さんと B さんにメールを送って、
A. 返信なし
B. 返信あり
それぞれこのような対応をされた場合、
どちらの人を信用するでしょうか?
まあ一般的な完成で言えば、
間違いなく自分のメールに返信をくれた人の方が
信用に値する人物と言えますよね?
質問にしても感想にしても、
自分のメールに対して返事をくれるなんて、
人格の良さを表していますから。
ただ、メールの返信をしましょう、と言うと、
「稼いでいる人は返信しないで稼いでいるよ」
という人が出てきます。
ですがこれは大きな間違いで、
返信しない人が稼げるようになったのではなく、
稼げるようになったから返信していないのです。
実力のある人と実績の無い自分を比べるのはナンセンスで、
表面的な部分だけを真似した所で、
自分の成長には繋がって行きません。
過程や経緯というものを考えられないと
表面的な部分しか見えてこないので、
もっと注意深く観察をして行きたいですね。
また、当然のことですが、
返信するなら早い段階で返信した方が良いです。
A さんと B さんにメールを送って、
A:メールを送ったら 5 分で返事が来た
B:メールを送ったら 24 時間後に返事が来た
この2つの対応をされた場合、
どちらの方が素晴らしい対応に見えるかは明白ですよね?
とにかくメールの返信は速いほうが良いので、
これも相手に自分を信頼してもらうための手の1つですよ。
あ、ちなみにメルマガ読者側もこれは同じことが言えて、
メルマガ発行後、即返信してくれる人は
非常に名前を覚えてもらいやすいです。
② スカイプでの通話
これをやっている人はほとんど居ないのですが、
スカイプでの通話は自分の感情的価値を
上昇させる効果を持っています。
もちろんメールも効果があるのですが、
スカイプの場合はよりリアルタイム感が増すので、
感情的価値の上昇はメールの比ではありません。
スカイプというと面倒ですし、
恥ずかしいという人もいますが、
その苦労が報われるくらいの効果はあります。
自分の信頼性を高める良い機会でもあるので、
ぜひスカイプ通話を利用してみてください。
ただし、気をつけて欲しいのは、
売り込むために通話をするわけではないということです。
あくまで相手の相談に乗ったり質問に答えるくらいで、
通話相手に何か買ってもらおうなんて考えなくて良いです。
実際僕は既に 100 回は軽く超えるレベルで
通話を行なっていますが、そこで売り込みをしたことは
1度もありません。
…というか売り込みのことばっかり考えてると
頭が疲れるというのも少しはありますけどね(笑)
まあ、とりあえず通話の目的は商品を売ることではなく、
あくまで相手の相談に乗ることです。
そして、その副産物的な効果として、
相手に信頼されると思ってください。
③ プレゼントをあげる
さて、これも当たり前と言えば当たり前ですが、
プレゼントをあげることで読者の信頼を
勝ち取ることが可能になります。
まあ、プレゼントと言っても形あるものではなく、
・PDF
・音声
・動画
のような媒体で作成した
ネットビジネス関係のもので OK です。
これらのプレゼントの最大の利点は
どれだけでも複製可能である点であり、
一度作成してしまえば無限に使えるということにあります。
ただしプレゼントをあげる上で
気をつけてほしい点を挙げると、
Ⅰ.相手の属性に合っていること
Ⅱ.相手のレベルに合っていること
Ⅲ.貰って嬉しいものであること
この3つの点が挙げられます。
まずはこれらがどんな意味を持っているのかを
順番に説明して行きましょう。
Ⅰ.相手の属性に合っていること
例えばあなたがアフィリエイトで
稼ぐためのメルマガを発行しているとします。
そのメルマガの中で「FX で 100 万稼ぐ方法!」
なんてマニュアルをプレゼントしても誰も喜びません。
「俺はアフィリエイトで稼ぐんだ!FX なんて知るか!!」
こんなふうに思われてしまい、
相手が喜んでくれるどころか、
逆効果になってしまう可能性も否定できません。
相手が欲しいモノと全く無関係なものを上げたところで
喜んでもらうことは出来ないので、
必ず属性のマッチしたプレゼントを用意しましょう。
Ⅱ.相手のレベルに合っていること
先ほどと同じく、あなたがアフィリエイトのメルマガを
発行しているものと仮定しましょう。
するとそこで気をつけて欲しいのが、
相手のレベルに合ったプレゼントをあげるということです。
例えばあなたがツイッターから
アフィリエイトを全く経験したことのない人を
100 人集めてきたとします。
その人達にプレゼントでーす、と渡したものが
「行動経済学入門」みたいなマニュアルだったらどうです?
ツイッターから来ている人は
ビジネスをしたいのではなくお小遣い稼ぎがしたいのに、
そんなガチなプレゼントを貰っても微妙です。
相手は何も知らない初心者なのですから、
「自己アフィリエイトの方法」とか
それくらいのレベルで抑えておくべきですよね。
逆にネットビジネス経験者が多いリストに、
自己アフィリエイトのプレゼントを渡せば逆効果です。
このように相手のレベルに応じて
プレゼントを変更することが重要なのですね。
ターゲッティングがしっかりと出来ていれば
このあたりは難しくないと思いますが、
もう1度プレゼントが適切か確認してみましょう。
Ⅲ.貰って嬉しいものであること
まあこれも当たり前の話ですが、
もらって嬉しいものを相手にプレゼントしましょう。
人にやられて嫌なことは相手にしちゃダメ、
みたいな言葉がある通り、
自分が要らないものを相手にあげるのは止めましょう。
感情的価値の向上に全く貢献しないどころか、
貰って嬉しくないものは感情的価値を下げます。
つまり逆効果です。
プレゼントというのは
ただ上げれば自分の信頼を勝ち取れるわけではなく、
役に立つものをあげることで初めてプラスに作用します。
3.好意を利用する
人間に当たり前の感情として、
自分が好きな人には手厚い対応をするし、
逆に嫌いな人にはいい加減な対応をしますよね?
実はこの好意というのは
マーケティングの世界で広く使われているものであり、
これを活用することで圧倒的に稼ぐことができます。
どのように自分を好きになってもらうのか?
という方法についてお話をしていきますね。
① 類似性を演出する
② 単純接触効果
③ 共通敵の設定
① 類似性を演出する
人間には自分と似たものに好感を持つ、
という性質があります。
これは無意識に発生する感情で、
セールスマンはミラーリング効果という
相手の動作を真似るテクニックを利用したりします。
共感、共通点と言ったものが
お互いを結びつけるのは普遍的な感情なのです。
だからここで重要になるのは、
「いかに相手と自分の共通点を見つけることが出来るか?」
という事ですね。
セールスマンの場合であれば、
・趣味
・出身地
・家族構成
・外見
・年齢
この当たりが非常に使いやすいので、
こういったところから親近感を持ってもらうわけです。
もちろん上手く共通点が見つからない時もありますが、
最悪、性別が同じというだけでも
類似性の力を借りることができます。
妻や夫への愚痴で盛り上がるだけでも、
十分に類似性は演出出来ますからね。
ネットビジネスに応用する場合も同じで、
まずは相手に似ている点をそれとなくアピールします。
・東京都出身です
・母校は東京大学です
・趣味はギターを弾くことです
こうやって自分のキャラクターを作ると、
東京都の人が集まり、現役東大生&東大 OB、
ギターが趣味の人が集まってきやすくなります。
結局これは、似ている人に惹かれるという
人間の特徴が無意識で働いている結果なのです。
だから自分がどんなキャラクターにするかによって、
どんな人達が集まってくるのかが変わってきます。
会社を辞めて自由な生活を手に入れよう!
⇒会社のことを恨んでいる・愚痴りたい人が集まる
稼いで六本木ヒルズに住もう!
⇒自己顕示欲の強い人が集まる
他人の商材や他人のやり方を批判しまくる
⇒クレーマー体質で批判好きな人が集まる
学生で月収 100 万稼ぎました
⇒同じように稼ぐことに興味がある学生が集まる
ネットビジネスで稼ぎながら夢を追っています!
⇒安定した状態で夢を追いたい人が集まる
このように、
自分のキャラクターと発信する情報次第で、
集まってくる人が全く変わってくるのです。
・自分と同じような人が集まってくること
・集まってきた人に一層の類似性を演出すること
この2つを利用していくことで、
相手の好意を得ることができます。
特に DRM は集客の段階で属性を絞る必要があるので、
これはターゲティングにも関係してくるものですね。
② 単純接触効果
人間は接触回数が多ければ多いほど
接触対象に対して好意を持ちます。
要は顔を合わせる回数が多いほど好意を持つということ。
これは恋愛などでもよく言われていることで、
デートの回数を重ねていけば、
自然に好意が生まれてくるというものです。
メルマガを発行している人は
「メルマガは毎日送れ!」と聞いたことがあると思います。
実はこれも単純接触効果によるもので、
毎日メールを送ることにより接触回数が高まり、
相手に好意を持ってもらうことが出来るわけですね。
ただし、ここで気を付けなければいけないのは、
接触を繰り返すことが必ずしも
好意には繋がらないということです。
?…さっきと言っていることが矛盾しているような…
接触回数が多いほど良いというのは間違いで、
プラス評価の接触回数が多いほど好意を持つ、
というのが正確な表現です。
例えばデートなら
楽しいデートを積み重ねていけば好意が強くなるし、
物足りないデートを繰り返すと段々愛想を尽かされます。
接触がプラス評価なのか、マイナス評価なのか。
これによって全く逆の効果になってしまうわけですね。
だからメルマガの場合でも、
毎日役立つ情報を発信し続ければプラスになるし、
役に立たない情報ばかりならマイナスになります。
役立つメルマガなら毎日出しても良いですが
役に立たないメルマガなら出さない方が良いわけですね。
まあ自分で役立つ役立たないを判断するのは
かなり難しいことですが、
適当に書くくらいなら書くべきではないでしょう。
③ 共通敵の設定
これまでの人生でなんとなく感じていると思いますが、
人間は共通する敵が出てきた時に、
かなり強い団結力を発揮します。
敵の敵は味方とも言うように、
共通の敵を持つことで本来何の関係も無かった敵同士が
手を組むことも有るわけです。
これは非常に強力な手法であり、
自分に好意を持ってもらう手法として
使われているものでもあります。
では、どんな感じでこの共通敵が使われているのか、
具体的に見て行きましょうか。
【例文】
私はブラック企業で働いていました。
朝は7時から出勤、夜は 24 時までサービス残業。
土日なんてあるはずもなく、
有給消化すら許されない職場だったのです。
私は一生懸命そこで働いて来ましたが、
ある日仕事中にめまいに襲われ、
そのまま意識を失ってしまいました。
救急車で運ばれて一名を取り留めましたが、
もう少し発見が遅れれば体に障害が
残ってしまう可能性もあったそうです。
私は命を失いかけて、やっと会社を辞めたのです。
リストラして失意に暮れていた私でしたが、
ある日ネットビジネスに出会い、
その日から人生を変えていくことが出来ました。
お陰で今では月収 1000 万ほど稼いでおり、
時間もお金も手に入れることが出来ました。
しかし、世の中には以前の私と同じように、
ブラック企業にしがみついてでも生きている人がいます。
私もかつて死ぬ思いを経験してきた人間として、
ブラック企業に勤めて今にも死にそうな人に
ネットビジネスを教えて行きたいのです。
人を人とも思わない家畜のような生活から抜け出すために、
ぜひあなたもネットビジネスで僕と同じように
自由な生活を手に入れて見ませんか?
・・・と、こんな感じです。
この例文では辛い会社生活に
苦しんでいる人に向けてのメッセージを書いており、
ブラック企業を共通敵としています。
そしてその”敵”と戦って打ち勝った人間が
このメッセージを発信している張本人であり、
言わば敵を倒した「英雄」になれるのです。
そして英雄と同じように敵に勝利したい人は、
成功した英雄についていくことで自分の力を高め、
自分もブラック企業に勝利しようとするわけです。
ブラック企業 VS 家畜のように扱われる社員
という幻想の対立構造が生まれ、
それが自分のへの好意へ繋がるということなのですね。
Fly UP