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2015年夏号

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2015年夏号
2015年夏号B
発行: 加古川市議会
新市民クラブ議員団
加古川市加古川町北在家2000
〒675-8501
℡427-9308
「人に優しいまちづくり」に努力
安全安心の確保を
阪神・淡路大震災を経験し
今年は戦後70年、阪
神・淡路大震災から20年、 た私たちは、その経験と教
訓を活かし、未来を見据え
地方創生元年です。
て安全で安
加古川市にとっても市制
心な社会の
施行65周年という節目の
実現を目指
年、岡田市長にとっても本
さねばなり
確的市政運営の年です。
ません。
新市民クラブは、この節
防災イン
目の年を機に、更なる発展
フラの強化と市民意識の高
に努力してまいります。
揚、関係機関の連携強化を
岡田市長誕生
し、地域ぐるみの活動の活
市政は着実に変化
市長は所信表明で、4つの
性化が重要です。
オープンをキーワードに4年
地方創生の実現を
間の市政運営をしていくと表
戦後 70 年で東京の一極
明されるとともに、選挙公約
集中が進み、東京都の総生
を積極的に実現しています。 産は全国の約2割を占め、
公開事業評価では、市民
一人勝ち状況です。国はや
参画により、15事業の評
っとその是正を目指した地
価を実施しました。その内
方創生で、人や企業の地方
6事業が中止・凍結という
への移転政策が始動します。
厳しい内容で、職員には大
加古川市も、積極的な対
きな刺激になり、その果実
応が求められています。
は、4月からの当初予算に
人口減少社会への対応
反映されています。
地方創生の最重要課題は、
特別職の報酬改定は、報
人口減少対策です。人口の
酬審議会に答申し、3%カ
自然増と社会増の両面から
ットの答申でしたが、市長
のアプローチが重要です。
は選挙公約通りの20%カ
そのためには、子供を産み
ットを提案し、議会もそれ
育てやすい環境整備と、人が
を認めました。
集まり定着し住み続けたいと
外部登用では、代表監査
思える、魅力ある街づくりが
委員に中西一人さん(元兵
求められています。
庫県阪神南県民局長)、二人
地域の活性化を
目の副市長には白水伸英さ
地方創生 のもう一つの 柱
ん(S52 年生、自治省)を
は、地方の元気づくりです。
登用した。
地域特性を活かした、市民
節目の年を機に更なる発展を
1
加古川市議会議員 村上孝義
が将来に希望の持てる社会
の実現が課題です。
その施策の一つが、連携中
枢都市圏制度です。
携中枢都市圏制度を協定
連携中枢都市圏制度は、地
域活性化の一つであり、姫
路市を中枢都市として、7
市8町で圏域の活性化に取
り組むものです。
相互に施設利用が出来、
観光振興や経済振興等、幅
広い連携が出来ます。
合併が前提ではなく、デ
メリットは無く、互いの発
展に資することが出来、4
月に協定しました。実効性
ある対応に努めます。
新中核都市への移行は慎重
自治法の改正により、中
核市の要件が「人口30万
人から20万人以上の市」
に変更され、加古川市も平
成27年4月より、新中核
市への移行が可能です。
しかし、移行すると市民
の利便性は向上するが、1
0億円超の財政負担のかか
る保健所を持つ必要も有り、
費用対効果も含めて、調査
研究していく考えです。
慎重に対応していきます。
2015年夏号
加古川市第1回定例市議会(平成27年2月)
2月23日開会の市議会に、平成27年度一般会計当初予算
案をはじめ55件が提案され、3月25日に全て可決決定した。
◎平成27年度当初予算案の特徴
「市民が 誇りに思うことが出来る 加古川市を」
平成27年度当初予算案
一般会計:760億2,000万円
(0.3%増)
特別会計:630億1,292万4千円
(1.5%増)
企業会計:234億7,745万9千円
(138.7%増)
平成 27 年度予算編成は、岡田市長にとって本確的予算編 予算総額:1,625億1,038万3千円(10.0%増)
成をした最初の予算です。
予算総額は 1,625 億 1,038 万3千円で10.0%増の予算です。一般会計でも、760億2,000
万円で0.3%の増となりました。
しかし、市税が減少し、義務的経費という、人件費、借金の公債費、生活保護費等の扶助費が、
60%に近づきつつあり、財政が硬直化していることは否めません。そのような中での予算編成で
す。限られた財源の中で、重点分野への財源の選択と集中や経常的経費の節減を徹底し、市民の皆様
にとって真に必要である施策に重点的に取り組み、一歩ずつ着実に歩みを進めていきます。
◎市の重要施策(主なもののみ)
◇情報公開と市民参画
問題への対応)
6.国道2号4車線拡幅対面通行化と播磨臨海
地域道路への取り組み、権現総合公園の整備
① オープンミーティング事業(新規)
② 政策調整事業<クラウドソーシング事業>(新規)
③ 公開事業評価実施事業(継続)
7.後期総合基本計画の策定(市長の選挙公
約や所信表明及び市民の声の反映、前期基本
◇防災・減災対策と防犯対策
①
②
③
④
計画の評価と反省、市民の総幸福度の向上と市
防犯のまちづくり支援事業(拡充)
災害情報伝達手段調査研究事業(新規)
雨水貯留施設設置助成事業(新規)
耐震改修促進事業(拡充)
民の幸せづくりの推進、市民の健康づくりの推進)
8.市制65周年の取り組み、の8点を質した。
市長からは、前向きな答弁を頂いた。今後の議
◇子育て支援と教育環境の充実
①
②
③
④
員活動で、フォローしていきます。
保育所等整備事業(継続)
妊婦健康診査費助成事業(拡充)
妊婦歯科健康診査事業(新規)
英語活動支援事業(拡充)
◇観光振興と地域活性化
①
②
③
④
ふるさと納税推進(新規)
消費喚起・生活支援住宅改修補助(新規)
生活支援プレミアム付商品券発行支援(新規)
地方創生観光まちづくり戦略策定(新規)
◎村上議員が代表質問
会派を代表して代表質問した。(主な項目)
1.平成27年度の市長の市政運営(基本的な
考え方、地方創生への取り組み、連携中枢都市
圏制度への参画、広域行政の強化と新中核都市
制度への移行) 2.公開事業評価(評価と反省、
改善、議員の参画) 3.防災・減災対策 4.中
学校給食 5.地域医療と社会保障、福祉の充
実(新統合病院の建設整備、東西市民病院の跡
地活用、ウエルネージかこがわとの連携、2025年
2
2015年夏号
◎市の主な事業
化が課題です。
ごみ減量化は、平成27年度予算で、雑がみ
1.(仮称)加古川中央市民病院の建設
市民が安心して暮らす事が出来る地域医
回収袋の全戸配布によ
る紙ごみの分別や水切
り器を使った生ごみの
減量化を推進します。
更に、ごみ減量化のア
イデアを募集、レジ袋
削減やマイバッグ持参運動等を推進します。
3.住宅改修工事補助について
国の緊急経済対策として、市内の施工業者
による住宅改修工事
費が補助されます。
対象は築10年以
上の住宅で、工事費
が300万円以上の
工事に対し、10%
の補助で、上限30
万円の補助がされます。
4.中学校給食について
中学校給食の導入は大きな流れです。市も、
中学校給食の実現に向け、平成27年度で、
調理方式や実施スケジュール等の、基本方針
を決定するために、専門機関による調査を実
施します。
平成26年度に
学校園の耐震化が
終了し、今後は大規
模改修や空調化等
との関係もありま
すが、市長の任期中
に実施出来るよう、中学校給食の導入に努力
していきます。
5.日光山墓園合葬式墓地の建設
平成 27 年から 28 年の2カ年の予定で、日
光山墓園に合葬式墓地の整備を行います。
療体制を構築するために、600 床、28 診療
科の病院建設が、順調に進んでいます。
医師の確保とともに、地域医療を守り高度
先進医療を提供し、加えて最先端の臨床研修
機能をもち研修医の確保が目的です。
又、「東西両市民病院の跡地活用」は、中
間とりまとめでは、東播磨医療圏域で病床が
8床オーバーのため、病院機能を残すのは難
しいとの判断です。
そこで、西市民病院は休日・夜間急病セン
ターや特別養護老人ホーム、食料の備蓄など
を検討し、東市民病院は消防署や公民館、認
定こども園などを検討しています。
私は代表質問等で、「何らかの形で医療機
能を残すよう」訴え、跡地の有効活用の請願
をまとめ、全会一致で採択いたしました。
2.広域でのごみ処理施設の建設
ゴミ処理施設
は、平成34年度
に稼働させる必
要があり、二市二
町(高砂市、稲
美・播磨町)で調
査の結果、15 年
稼働でコストは
200億円超の
コストメリット
と環境面でもメリットがあります。
そこで、広域で建設することとし、建設場
所も高砂市の現在地に決定しました。
基本計画では、焼却能力は430トン炉と全
国平均並みとし、稼働までに20%の減量
3
合葬式墓地は、一つのお墓に多くの遺骨を
一緒に埋葬する形式の墓地で、構造物全体を
大きなお墓としています。
そのため、個別の墓石を建立する必要が無
く、経済的負担が少ないことと維持管理費も
公営のため、墓地の継承への不安が軽減され
るメリットがあります。
納骨壇数は、2,000 で、焼香室、合葬室を設
け、その他施設としては、参拝所、献花台、
記名版、モニュメントを設置します。
6.証明書等のコンビニ交付事業
平成28年3月
から、マイナンバ
ー制度の導入によ
るマイナンバー
(個人番号)カー
ドや住基カードを
使って、コンビニ
で住民票や印鑑登録証明等の証明書が取得
出来るようになります。
7.ふるさと納税事業(6月15日より受付中)
生以上は医療費個人負担の1割を市が負担
していました。
現在の制度に加えて、小学
校4年生から中学校3年生
までの医療費は、平成27年
7 月から、同じ保険医療機関
(診療所、病院、調剤薬局)
ごとに月2回まで、1 日上限
400円とし、3回目からは
無料となる改善を行います。
10. 放課後児童健全育成事業(児童クラブ)
の拡充
児童クラブは、現在1
年生から3年生までの低
学年のみでしたが、平成2
7年度から定員を下回る
クラブでは、高学年にも拡
充します。
今後5年間で、全クラブで高学年も対象
に実施していきます。
11.加古川祭りの花火大会
水と緑あふれる「ふるさと加古川」を応
有料観覧席
(1,000 円)を
設け、チケット
販売方式を
導入しますの
で、ご利用くだ
さい。
援してくださ
い。(加古川市
ホームページ参照)
1万円以上で
2万円未満は
5千円相当の
12.浄化槽補助事業
快適な生活環境の早期改善と河川や海の水
以上は1万円
質をきれいにするために、生活排水(台所、ふ
相当の記念品
ろ、洗濯等)と、し尿を合わせて処理する浄化槽
等とし、記念品
(合併処理)の設置及び維持管理に対して補助
は加古川牛や
金等を交付する制度です。
設置補助は建物に10人槽以下の浄化槽を
加古の華米、志
設置する場合で、維持管理補助は適正な管理
方すこやか米、靴下など。又、2千円以上、
1万円未満は1千円相当の靴下を贈ります。 が行われてい
る10人槽以下
8.後期高齢者歯科検診
の合併処理浄
従来の、40・50・60・70 歳に加え
化槽が対象で
て、新規に 75 歳と 80 歳を対象に
す。いずれも
無料で歯科健診が受診出来ます。
集合処理区域
9.子供医療費助成事業の拡充
以外で、都市計画法に規定する工業専用地域
加古川市は、小学校3年生までの医療費は
以外の区域が対象です。
無料で、小学校4年生から中学校3年生まで
の入院医療費も無料です。更に、小学校 4 年
記念品、2万円
4
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