...

PCI/PCI Express用DAQスタートアップガイド

by user

on
Category: Documents
3

views

Report

Comments

Transcript

PCI/PCI Express用DAQスタートアップガイド
DAQ スタートアップガイド
PCI/PCI Express
このドキュメントには、NI PCI および PCI Express DAQ モジュールの基本的な取り付け
手順が記載されています。 詳細については、お使いの DAQ デバイスに付属の関連文
書を参照してください。
キットを梱包から取り出す
注意 デバイスに破損をもたらす静電気放電(ESD)を防ぐために、接地スト
1.
2.
ラップを使用したり、コンピュータシャーシなどの接地された物体に触れて、
身体の静電気を逃がしてください。
静電気防止用パッケージをコンピュータシャーシの金属部分に接触させます。
デバイスを箱から取り出し、部品がゆるんでいないかどうか、またはその他の破
損箇所がないかどうかを調べます。
注意 露出しているコネクタピンには絶対に触れないでください。
メモ デバイスが少しでも破損しているように見える場合は、取り付け
ないでください。
3.
その他の品目および付属文書をキットから取り出します。
デバイスを使用しないときは、静電気防止用パッケージに入れて保管してください。
ソフトウェアをインストールする
ソフトウェアをアップグレードする前に、アプリケーションのバックアップを作成し
てください。NI のソフトウェアをコンピュータにインストールするには、管理者権限
を持っている必要があります。サポートされるアプリケーションソフトウェアとバー
ジョンについては、ソフトウェアメディアに含まれる『NI-DAQmx Readme』を参照し
てください。
1. 該当する場合は、アプリケーション開発環境(ADE)をインストールしてくださ
い。ADE には次のようなものがあります: LabVIEW、Microsoft Visual Studio®、
LabWindows™/CVI™
2.
NI-DAQmx ドライバソフトウェアをインストールします。
デバイスを取り付ける
1.
コンピュータの電源を切り、電源プラグを抜きます。
2.
コンピュータシステムの拡張スロットにアクセスします。この手順で、コン
ピュータケースの 1 つ以上のアクセスパネルを取り外す必要がある場合がありま
す。
3.
互換スロットを確認し、コンピュータのバックパネルにある拡張スロットカバー
を外します。
4.
静電気を放電するため、コンピュータの金属部分に接触します。
5.
デバイスを適切な PCI/PCI Express システムスロットに挿入します。デバイスは
そっと揺り動かしながら差し込んでください。デバイスをスロットへ無理に押し
込まないでください。
ユニバーサル PCI コネクタ付きの NI PCI DAQ デバイスは、PCI-X を含む PCI 規格
に準拠したバスでサポートされています。PCI スロットに PCI Express デバイス
を取り付ける(または PCI Express スロットに PCI デバイスを取り付ける)ことは
できません。PCI Express デバイスでは、より広いレーン幅の PCI Express スロット
へのアッププラグがサポートされています。詳しくは、ni.com/pciexpress を参照
してください。
図 1. PCI/PCI Express デバイスを取り付ける
3
2
1
1. PCI/PCI Express DAQ デバイス
2. PCI/PCI Express システムスロット
3. PCI/PCI Express スロット搭載 PC
2
|
ni.com
|
PCI/PCI Express 用 DAQ スタートアップガイド
6.
モジュールの取り付け金具をコンピュータのバックパネルレールに取り付けま
す。
メモ 上下の取り付けネジを締めることで機械的機構が安定し、フロン
トパネルとシャーシが電気的に接続されます。これにより信号整合性と
電磁性能が向上します。
7.
PCI Express デバイス(NI PCIe-625x/63xx など)では、コンピュータとディスクド
ライブ電源コネクタを接続します。どのような場合にディスクドライブ電源コネ
クタを使用するかについては、デバイスのユーザマニュアルを参照してください。
ディスクドライブ電源コネクタは、ハードディスクドライブと同じパワーチェー
ンに接続されていないものを使用してください。
図 2. PCI Express デバイスにディスクドライブ電源を取り付ける
1
2
1. デバイスのディスクドライブ電源コネクタ
2. PC のディスクドライブ電源コネクタ
メモ ディスクドライブ電源コネクタを接続または接続解除すると、デ
バイスのアナログ性能に影響する場合があります。この問題に対応する
ため、ディスクドライブ電源コネクタの接続後または接続解除後に MAX
で PCI Express DAQ デバイスのセルフキャリブレーションを行うことを
お勧めします。『デバイスを NI MAX で構成する』を参照してください。
8.
コンピュータケースのアクセスパネルを取り付けます。
コンピュータの電源プラグを電源に接続して電源をオンにします。
10. 必要に応じて、アクセサリまたは端子台を『取り付けガイド』で説明されている
とおりに取り付けます。
11. センサと信号線をデバイス、端子台、またはアクセサリ端子に取り付けます。端
子/ピン配列情報については、お使いの DAQ デバイスまたはアクセサリのドキュ
メントを参照してください。
9.
NI MAX でデバイスを構成する
NI-DAQmx とともに自動的にインストールされる NI MAX を使用して、NI ハードウェア
を構成します。
1. NI MAX を起動します。
2.
取り付けられているデバイスのリストを表示するには、構成ペーンでデバイスと
インタフェースをダブルクリックします。モジュールはシャーシの下に表示され
ます。
お使いのデバイスがリストに表示されない場合、<F5>を押して取り付けられてい
るデバイスのリストを更新します。
PCI/PCI Express 用 DAQ スタートアップガイド
|
© National Instruments
|
3
デバイスを右クリックしてセルフテストを選択し、ハードウェアリソースの基本
的な確認を行います。
4. (オプション)デバイスを右クリックして構成を選択し、アクセサリについての情
報を追加してデバイスを構成します。
5. デバイスを右クリックしてテストパネルを選択し、デバイス機能をテストします。
3.
開始をクリックしてデバイス機能をテストします。テストパネルを終了するに
は、停止をクリックし、次に閉じるをクリックします。テストパネルにエラーメッ
セージが表示された場合は、ni.com/support を参照してください。
デバイスがセルフキャリブレーションをサポートしている場合、デバイスを右ク
リックしてセルフキャリブレーションを選択します。
6.
キャリブレーションのステータスをレポートするウィンドウが表示されます。終
了をクリックします。セルフキャリブレーションの詳細については、デバイスの
ユーザマニュアルを参照してください。
メモ セルフキャリブレーションを行う前に、すべてのセンサとアクセ
サリを取り外してください。
プログラミング
NI MAX から DAQ アシスタントを起動して測定を構成するには、以下の手順に従って
ください。
1. DAQ アシスタントを起動するには、NI MAX でデータ設定を右クリックし、新規
作成を選択します。
2. NI‑DAQmx タスクを選択して次へをクリックします。
3. 信号を集録または信号を生成を選択します。
4. I/O タイプ(アナログ入力など)と、測定のタイプ(電圧など)を選択します。
使用する物理チャンネルを選択して次へをクリックします。
タスク名を入力して終了をクリックします。
個々のチャンネルを設定します。タスクに割り当てる各物理チャンネルには、仮
想チャンネル名が付けられます。物理チャンネルの情報を表示するには、詳細を
クリックします。タスクのタイミングとトリガを構成します。
実行をクリックします。
5.
6.
7.
8.
トラブルシューティング
ソフトウェアのインストール問題については、ni.com/support/daqmx を参照してくだ
さい。
ハードウェアのトラブルシューティング方法を参照するには、ni.com/support でデバ
イス名を入力するか、ni.com/kb を参照してください。
MAX でデバイス端子/ピン配列を見つけるには、構成ペーンでデバイス名を右クリッ
クし、デバイスピン配列を選択します。
4
|
ni.com |
PCI/PCI Express 用 DAQ スタートアップガイド
製品の修理/定期校正のご依頼は、日本ナショナルインスツルメンツ(株) 電話番号:
0120-527-196 (平日 9:00-12:00、13:00-18:00)までご連絡ください。製品返送時の
受付番号をご案内いたします。
その他のガイドとヘルプ
また、これ以外のリソースは、オンライン(ni.com/gettingstarted)および『NI-DAQmx
ヘルプ』で参照できます。
『NI-DAQmx ヘルプ』にアクセスするには、MAX を起動して
ヘルプ→ヘルプトピック→NI-DAQmx→NI-DAQmx ヘルプを選択します。
サンプル
NI-DAQmx には、アプリケーション開発の土台として使用できるサンプルプログラム
が用意されています。サンプルコードを修正してアプリケーション内に保存したり、
サンプルを基に新しいアプリケーションを開発したり、既存のアプリケーションにサ
ンプルコードを追加したりできます。
LabVIEW、LabWindows/CVI、Measurement Studio、Visual Basic、ANSI C のサンプル
は、ni.com/jp/info で Info Code に jpggdt と入力して入手できます。その他のサンプ
ルについては、ni.com/examples を参照してください。
関連ドキュメント
安全、環境、規制情報のドキュメントを含む、お使いの DAQ デバイスまたはアクセサ
リのドキュメントについては、ni.com/manuals で型番を入力してください。
ワールドワイドサポートおよびサービス
技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧
いただけます。ni.com/support では、トラブルシューティングやアプリケーション開
発のセルフヘルプリソースから、ナショナルインスツルメンツのアプリケーションエ
ンジニアの E メール/電話の連絡先まで、あらゆるリソースを参照できます。
ni.com/services からは、NI インストールサービス、修理、保証期間延長、その他の
サービスをご利用いただけます。
ナショナルインスツルメンツ製品は、ni.com/register で登録できます。製品を登録す
ると、技術サポートをより簡単に受けることができ、NI から重要な最新情報を確実に
受けることができます。
ナショナルインスツルメンツ米国本社の所在地は、11500 North Mopac Expressway,
Austin, Texas, 78759-3504 です。ナショナルインスツルメンツのオフィスは世界各地に
あります。日本国内でのサポートについては、ni.com/support でサポートリクエスト
を作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表)までお
PCI/PCI Express 用 DAQ スタートアップガイド
|
© National Instruments
|
5
電話ください。各支社のウェブサイトには、弊社ウェブサイトの Worldwide Offices セ
クション(ni.com/niglobal(英語))からアクセスできます。各支社のサイトでは、お
問い合わせの連絡先、サポート電話番号、電子メールアドレス、現行のイベント等に
関する最新情報を提供しています。
National Instruments の商標については、ni.com/trademarks に掲載されている「NI Trademarks and Logo Guidelines」をご覧
ください。本書中に記載されたその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標又は商号です。National Instruments の製品
を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報(ヘルプ→特許)、メディアに含まれている patents.txt ファ
イル、又は ni.com/patents からアクセスできる National Instruments Patent Notice(英語)のうち、該当するリソースから参
照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項はご使用の NI 製品の Readme ファイルにあ
ります。National Instruments の輸出関連法規遵守に対する方針について、また必要な HTS コード、ECCN(Export Control
Classification Number)、その他の輸出入に関する情報の取得方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」(ni.com/
legal/ja/export-compliance)を参照してください。NI は、本書に記載の情報の正確性について、一切の明示又は黙示の保
証を行わず、技術的な誤りについて一切の責任を負いません。米国政府のお客様へ: 本書に含まれているデータは、民間企業の費
用により作成されており、民間機関用の連邦調達規則 52.227-14 と軍事機関用の国防省連邦調達規則補足 252.227-7014 及び
252.227-7015 に基づく限定権利及び制約付データ権利の条項の適用を受けます。
© 2016 National Instruments. All rights reserved.
376576A-0112
2016 年 08 月
Fly UP