インバータ仕様書

インバータ
104PW161
データシート
ＤＯＤ−ＰＤ−０２５０ （第５版）
本データシートは、DOD-M-1202(4)の更新版
の更新版
本データシートは、
です。
本文は、予告無く変更することがあります。
詳しくは、販売員までご相談下さい。
資料番号： DOD-PD-0250 (第 5 版)
発行年月： 2003 年 10 月 CP(N)
1
ＮＥＣ液晶テクノロジー株式会社
2002, 2003 禁複製転載
104PW161
は じ め に
• 品質水準
本文書は、当社の事前の書面による承諾なしに、任意の形式、あるいは任意の手段により複製
されないものとします。
本製品を使用したことにより、第三者の工業所有権に関わる問題の発生については、当社の
製品の構造、製法に直接関わるもの以外は、当社はその責を負いません。
当社は製品の信頼性を向上するように努めていますが、故障の可能性を完全に回避できませ
ん。そこで、当社において、故障から生じる財産、人的傷害への損害を最小にするために、お
客様は冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計などの十分な安全性を考慮して下さい。
当社の製品は、以下に示す三水準に分類されています。
「 標 準 水 準 」、「
」、「 特 別 水 準 」、「
」、「 特 定 水 準 」
「特定水準」
特定水準」は、お客様との特定製品の「品質保証契約」に基づき開発された製品にのみ適
用されます。製品の適用には、以下に示す品質水準に準じています。本製品を使用する前に、
必ずお客様の製品の品質水準を確認して下さい。
標 準 水 準 ： コンピュータ、ＯＡ機器、通信機器、計測機器、ＡＶ機器、家電製品、工作機
械、個人用途向け電化製品や産業用ロボット
特 別 水 準 ： 輸送機器（自動車、列車、船舶など）、交通管制機器、防災装置、防犯装置、
安全装置や医療機器（生命維持を直接の目的としないもの）
特 定 水 準 ： 軍事・防衛機器、航空機、宇宙機器、海底中継機器、原子力発電用制御機器、
生命維持装置（医療機器など）やその他機器
本文書中において、断りの無い限り、本製品の品質水準は「
「標準水準」
「標
標準水準」です。お客様が「
準水準」
」以外の製品へ適用する場合は、事前に当社の販売員へ連絡して下さい。
準水準
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
2
104PW161
目 次
は じ め に ....................................................................................................................................................2
1. 概要 .............................................................................................................................................................4
2. 詳細仕様 .....................................................................................................................................................4
2.1 一般仕様 ...............................................................................................................................................4
2.2 絶対最大定格 .......................................................................................................................................4
2.3 電気的特性 ...........................................................................................................................................5
2.3.1 インバータの駆動 ......................................................................................................................5
2.3.2 ヒューズ ......................................................................................................................................5
2.4 各インタフェース端子の接続と機能................................................................................................6
2.4.1 各インタフェース端子の詳細...................................................................................................6
2.4.2 ソケット位置 ..............................................................................................................................6
2.5 調光 .......................................................................................................................................................7
3. 信頼性試験 .................................................................................................................................................7
4. 使用上の注意 .............................................................................................................................................8
4.1 警告表記の意味 ...................................................................................................................................8
4.2 警告 .......................................................................................................................................................8
4.3 注意 .......................................................................................................................................................8
4.3.1 製品の取り扱い ..........................................................................................................................8
4.3.2 環境 ..............................................................................................................................................9
4.3.3 その他 ..........................................................................................................................................9
5. 外形図 .......................................................................................................................................................10
5.1 表面 .....................................................................................................................................................10
5.2 側面 .....................................................................................................................................................10
5.3 裏面 .....................................................................................................................................................10
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
3
104PW161
✩
1. 概要
104PW161 は当社が納入する下記 LCD モジュール専用の新規または交換用インバータであ
り、それ以外の用途での使用はできません。
適合 LCD ﾓｼﾞｭｰﾙ
NL6448BC33-46
NL6448BC33-46D
NL6448BC33-50
NL6448BC33-53
NL6448BC33-54
NL6448BC33-59
NL6448BC33-59D
インバータの交換に際しては、別途発行の交換マニュアルを参照して下さい。
2. 詳細仕様
2.1 一般仕様
項目
仕様
外形寸法
単位
8. 外形図を参照して下さい。
外形図
✩
mm
質量
20.0 (typ.)、23.0 (max.)
g
最小納入単位
10 (min.)
台
2.2 絶対最大定格
項目
記号
定格
単位
備考
電源電圧
VDDB
0 ∼ +14.0
V
ＢＲＴＩ信号
VBI
0 ∼ +16.0
V
ＢＲＴＣ信号
VBC
-1.0 ∼ VDDB+1.0
V
保存温度
Tst
-30 ∼ +85
°C
-
動作温度
Top
-10 ∼ +70
°C
-
≦ 95
%
Ta ≦ 40°C
≦ 85
%
40 < Ta ≦ 50°C
≦ 70
%
50 < Ta ≦ 55°C
≦ 60
%
55 < Ta ≦ 60°C
≦ 50
%
60 < Ta ≦ 65°C
≦ 42
%
65 < Ta ≦ 70°C
≦ 83 注２
g/m3
Ta > 70°C
✩
Ta = 25°C
入力電圧
相対湿度
注１
RH
絶対湿度 注１
AH
注 1：結露無きこと
注 2：Ta = 70°C、RH = 42%
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
4
104PW161
2.3 電気的特性
2.3.1 インバータの駆動
(Ta = 25°C)
項目
記号
Min.
Typ.
Max.
単位
備考
電源電圧
VDDB
10.8
12.0
13.2
V
注１、注２
✩
電源電流
IDDB
-
550
750
mΑ
VDDB = 12.0V 注２
(調光最大時)
✩
VBI
0
-
2.5
V
-
High
VBCH
2.5
-
VDDB
V
バックライト ON
Low
VBCL
0
-
0.4
V
バックライト OFF
出力開放電圧
VO
1,200
-
-
Vrms
Ta = -10 ∼ +70°C
✩
ランプ電圧
（定常時）
VBLH
-
520
-
Vrms
-
✩
High
VAMH
4.5
5.0
5.5
V
異常動作時
✩
Low
VAML
0
-
0.5
V
通常動作時
✩
IBL
4.5
5.0
5.5
mArms
発振周波数
FO
50
55
60
kHz
ＬＣＤランプ用調光周波数
FL
220
250
280
Hz
ＢＲＴＩ信号
入力電圧
ＢＲＴＣ信号
出力電圧
ＡＭ信号
出力電流
ＬＣＤランプ
-
注１：電源設計時、サージ電圧防止対策を実施して下さい。
注２：電源ライン（VDDB と GNDB）には、調光時に大きなリップル電圧が発生します。リッ
プル電圧は、音源回路などに音響ノイズや信号波形ノイズを発生する可能性があります。
ノイズが回路系に発生する場合は、ノイズ低減の為に、電源ライン（VDDB と GNDB）
間にコンデンサー（5,000∼6,000µF）を実装して下さい。
✩
2.3.2 ヒューズ
溶断部
ヒューズ
型名
製造元
CCP2E15H
KOA 株式会社
定格
溶断電流
注１
0.6 A
VDDB
1.5 A
72 V
注１： 電源容量は、溶断電流以上にして下さい。電源容量が溶断電流未満の場合、ヒューズ
が短時間で溶断せず、異臭や発煙などが発生することがあります。
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
5
104PW161
2.4 各インタフェース端子の接続と機能
2.4.1 各インタフェース端子の詳細
CN1 ソケット： 53261-0890 (モレックス インク)
適合プラグ： 51021-0800 (モレックス インク)
端子番号
1
2
3
4
5
6
7
8
記号
VDDB
VDDB
GNDB
GNDB
BRTC
BRTI
GNDB
AM
信号
電源
電源
グランド
グランド
バックライト ON/OFF 信号
抵抗可変方式、又は電圧可変方式の調光信号
グランド
警報信号
備考
✩
High : ON、Low or ｵｰﾌﾟﾝ: OFF
注１
異常時 5.0V 出力 注２
注１：
「2.5 調光」を参照して下さい。
注２：ＣＮ２−端子番号２，３の何れか１つ以上がオープンになったとき警報信号(＋5.0V)
を出力します。
✩
CN2 ソケット： SM03 (4.0) B-BHS-TB (日本圧着端子製造株式会社)
適合プラグ： BHR-03VS-1 (日本圧着端子製造株式会社)
端子番号
1
2
3
記号
VBLC
VBLH
VBLH
信号
備考
低電圧線
-
高電圧線
高電圧線
✩
2.4.2 ソケット位置
コイル
3
CN2
CN1
← 挿入方向
1
1
挿入方向 →
8
昇圧トランス保護カバー
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
6
104PW161
2.5 調光
調光機能は、LCD 用ランプの輝度可変時に使います。
方式
調光方法と輝度比
• 調光方法
調光用可変抵抗（R）は、50kΩ ± 5%、B カーブ、1/10W として下さい。抵抗の
最小点は、最大輝度です。また、抵抗の最大点は、最小輝度です。
抵抗可変方式
注１
GNDB
• 輝度比
BRTI
R
注１
抵抗値
輝度比
0Ω
100% (max.)
50kΩ
10% (min.)
• 調光方法
本調光方法は、BRTI 信号の定格電圧（VBI）範囲内で調整した場合、無段階輝
度調整が行なえます。
電圧可変方式
注１
• 輝度比
注１
BRTI 電圧 (VBI)
輝度比
0V
100% (max.)
2.5V
10% (min.)
注１： これらのデータは、参考値です。
3. 信頼性試験
適合ＬＣＤモジュールの信頼性規格による。
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
7
104PW161
4. 使用上の注意
4.1 警告表記の意味
以下の警告表記には、大変重要な意味が含まれております。必ず本項を理解の上、
必ず本項を理解の上、
「4.2 警告、
4.3 注意」を読んで下さい。
本表記は、お客様が取り扱いを誤った場合、お客様が感電する恐れがあること
を意味します。
本表記は、お客様が取り扱いを誤った場合、お客様がけがを負う恐れがあるこ
とを意味します。
本表記は、お客様が取り扱いを誤った場合、お客様がけがを負う恐れ、また
は物的損害のみが発生する恐れがあることを意味します。
!
4.2 警告
∗ 動作中インバータには高圧電圧が発生しており、感電の恐れがあります。絶対に触れ
たり、インバータ保護カバーを外さないで下さい。
∗ 動作直後は、インバータに高圧電圧がチャージされている場合があります。交換作業
は電源ＯＦＦ後、しばらくたってから開始して下さい。
∗ 動作中および動作直後はインバータが高温になっており、やけどの恐れがあります。
絶対に触れないで下さい。交換作業は、電源ＯＦＦ後しばらくたってから開始して下
さい。
∗ インバータに衝撃を与えないで下さい。実装部品への負荷のために、破損する恐れが
あります。
4.3 注意
!
4.3.1 製品の取り扱い
① 梱包箱から製品を取り出す時は、実装部品に触れることなく両端を持って下さい。回路基
板に触れた場合は、実装部品への負荷の為に製品が破損したり、調整がずれたりすること
があります。
② 製品を扱う際には、製品が静電破壊する恐れがありますので、アースバンド、イオンシャ
ワー等の静電気防止対策をして下さい。
③ 誤った電源シーケンスは製品を破壊する恐れがありますので、製品動作中はインタフェー
スコネクタ類を抜き差ししないで下さい。
④ 破損の恐れがありますので、ランプケーブル等の接続ケーブルを引っ掛けたり、引っ張っ
たりしないで下さい。
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
8
104PW161
4.3.2 環境
① 高温、高湿、結露した状態、及び腐食性ガス雰囲気下の動作、または保存はしないで下さ
い。製品を保存する場合には、塵埃や直射日光を避ける為に、室温下、静電防止袋に入れ
て保存して下さい。
② 強磁界の中での動作はしないで下さい。回路基板が破壊される恐れがあります。
③ 本製品は、耐放射線設計は考慮しておりません。
✩
4.3.3 その他
①
②
③
④
無接続ラインのないように、全ての GNDB 端子と VDDB 端子を接続して下さい。
当社の許可なく製品を分解したり、ボリュームを調整しないで下さい。
タッピングネジを使用する場合は、製品内部に金属屑が混入しないように注意して下さい。
インバータ取り付け時、インバータ保護カバーによるインバータ基板の歪曲を防ぐため、
基板を取り付け面から必ず１ｍｍ以上うかせてご使用下さい。
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
9
104PW161
5. 外形図
5.1 表面
105 .0 +0- 0 .. 55
82 .0 +0-0 .3.3
13 .0 +0- 0 .. 55
4 . 4 +- 00 .. 55
2 6 . 5 +- 00 .. 55
2 5 . 0 +- 00 .. 55
5 . 0 +- 00 .. 55
1 0 4 PW 1 6 1
1 6 . 7 +- 00 .. 55
(2 .0 )
10 .2 +0-0 .5.5
15 .0 +0-0 .3.3
(2 .0 )
5 0 . 0 +- 22 .. 00
9 9 . 0 +- 00 .. 55
9 . 5 +- 00 .. 55
8 . 0 +- 00 .. 55
5.2 側面
105 .0 +0- 0 .. 55
5 0 . 0 +- 22 .. 00
5.3 裏面
2 6 . 5 +- 00 .. 55
5 . 0 +- 22 .. 00
2 - φ 2 . 5 +- 00 .. 22
105 .0 +0-0 .5.5
φ 5 . 0 +- 00 .. 33
データシート DOD-PD-0250 (第 5 版)
10