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平成16年度 業務実績報告書

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平成16年度 業務実績報告書
平成
年度業務実績報告書
16
独立行政法人日本スポーツ振興センター
平成16年度
業務実績報告書
NAASH
National Agency for the Advancement of Sports and Health
独立行政法人日本スポーツ振興センター
NAASH/2004
National Agency for the Advancement of Sports and Health
はじめに
独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「センター」という。)は、平成 15 年 10
月 1 日に、特殊法人から独立行政法人という新たな法人形態としてスタートを切り、この
たび、2度目の事業年度の終了を迎えました。
独立行政法人制度は、国の事務・事業のうち一定のものについて、国とは別の法人格を
有する法人を設立し、事前関与・統制を極力制限することにより、自主的・自律的で透明
な法人運営の確保を目的としたものです。したがって、自律的法人運営を担う独立行政法
人においては、法人自ら業務の透明性を図った上で、
「業務運営の効率化」、
「国民に対する
サービス・業務の質の向上」、「財務の改善」を図っていくことが求められます。
センターにおいては、新たな法人形態での組織・業務運営には、職員の意識改革が何よ
りも重要との認識の下、独立行政法人に移行する前から、独立行政法人制度の仕組、理念
等についての共通理解を深めるため、各種講習会への派遣、研修会等の実施、内部広報誌
やグループウェアを通じた関連情報の提供等、様々な手段を講じてまいりました。
独立行政法人化後も、その制度創設の理念とするところや特殊法人について指摘されて
きた問題点の解消等をも念頭に置き、法人内部に設置した「自己評価委員会」により、定
期的に業務の進行管理を行うとともに、事業年度終了後、自己点検評価を行い、課題や解
決の方向性等を明確にしながら、自主的改革・改善に取り組むなど、中期目標及び法人の
目的の達成に向けて、役職員一丸となって取り組んでまいりました。
本報告書は、それらの取組の積み重ねを取りまとめた「平成 16 年度自己点検評価書」に
基づき、各府省独立行政法人評価委員会による事業年度評価を受けるための報告書として
作成したものです。構成自体は、中期目標を達成するための具体的計画である中期計画の
項目に沿って実績を記載したものであり、やや分かりにくい面もあるかもしれませんが、
できる限り多くの事例や図表を取り入れ、また、事業・活動の狙いなども記載するよう心
がけました。
なお、本報告書は、前述の「平成 16 年度自己点検評価書」ともども、より多くの方々の
目に触れるよう、ホームページにも掲載しております。センターの業務運営の現状につい
て、ご理解をいただくとともに、ご意見など賜りましたら幸いです。
目
次
第1章 センターの概要
Ⅰ 目的・業務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ 沿革・組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅲ 平成 16 年度の取組 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
5
8
第2章 業務実績報告
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 経費の抑制
(1)一般管理費等の節減 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
(3)オンライン化の推進による事務の効率化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
2 組織及び定員配置の見直し
(1)組織のスリム化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
(2)支部組織の再編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
3 業務運営の点検・評価の実施
(1)全業務運営についての自己点検・評価等の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務についての外部評価等の実施・・・・・・・・ 35
(3)業務の効率化を推進するための方策の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成する
ためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
(3)スポーツ施設の活用の促進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
(1)一体的な事業の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動の実施 ・・・・ 53
(3)研究成果及び収集情報の提供 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(1)効果的な助成の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
(2)適切な事業執行のための体制整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65
(3)助成申請者の利便性の向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67
(4)助成団体に対する調査体制の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73
4 災害共済給付事業に関する事項
(1)審査体制の整備・充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集
及び提供等に関する事項
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
(2)学校安全・災害防止情報の提供 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 86
(3)食に関する情報の提供等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
(4)衛生管理業務の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94
(5)関係団体等との連携 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97
6 学校給食用物資の取扱いに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99
7 一般勘定の積立金の使途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)
、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)固定経費の節減状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102
i
(2)競争的資金の獲得状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103
(3)運営費交付金以外の収入の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105
2 資金の運用及び管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107
3 平成16年度の予算(人件費の見積りを含む。
)、収支計画及び資金計画・・・・・・・・・・ 109
Ⅳ 短期借入金の限度額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 118
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 119
Ⅵ 剰余金の使途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 120
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 121
2 人事に関する計画
(1)方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 124
(2)人員に係る指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 125
(3)人材の育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 126
(4)研究職員の資質向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 128
3 その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 130
(2)職場環境の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 132
(3)環境への配慮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 134
4 中期目標の期間を超える債務負担 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135
参考データ
資料−1:国立競技場管理運営業務の外部委託実施状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138
資料−2:独立行政法人日本スポーツ振興センター組織変遷図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140
資料−3:平成16年度国立競技場稼働状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 141
資料−4:平成16年度国立スポーツ科学センター稼働状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 145
資料−5:国立競技場施設整備計画(5か年計画)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 148
資料−6:平成16年度独立行政法人日本スポーツ振興センター職員研修実施状況 ・・・・・・ 149
関係法令等
独立行政法人通則法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 152
独立行政法人日本スポーツ振興センター法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 159
独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 165
独立行政法人日本スポーツ振興センターに関する省令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 169
独立行政法人日本スポーツ振興センター業務方法書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 176
独立行政法人日本スポーツ振興センター組織運営規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 191
独立行政法人日本スポーツ振興センター中期目標・中期計画
・年度計画(平成16年度)比較表 ・・・・・・・・ 198
独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 225
独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会運営細則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 226
独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会委員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 227
独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会実施経過(平成16年度)・・・・・・・・ 228
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
業績評価委員会規程 ・・・・・・・・ 229
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
業績評価委員会委員 ・・・・・・・・ 229
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
自己評価委員会実施要項 ・・・・・・・・ 229
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
自己評価委員会委員 ・・・・・・・・ 230
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
業績評価実施経過(平成16年度)・・・・・・ 230
ii
第1章
センターの概要
Ⅰ
目的・業務
Ⅱ
沿革・組織
Ⅲ
平成 16 年度の取組
第1章
Ⅰ
センターの概要
目的・業務
センターは、独立行政法人通則法(平成 11 年法律第
センターは、我が国におけるスポーツの振興及び児
103 号)及び独立行政法人日本スポーツ振興センター法
童生徒等の健康の保持増進を図るための中核的専門的
(平成 14 年法律第 162 号)に基づき設立され、その目
機関として、その目的・役割を常に認識し、次の業務
的は、
「スポーツの振興及び児童生徒等の健康の保持増
を行っている。
進を図るため、その設置するスポーツ施設の適切かつ
効率的な運営、スポーツの振興のために必要な援助、
1
国立競技場の運営及びスポーツの普及・振興に
関する業務
学校の管理下における児童生徒等の災害に関する必要
2
国際競技力向上のための研究・支援業務
な給付その他スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増
3
スポーツ振興のための助成業務
進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等を行
4
スポーツ振興投票業務
い、もって国民の心身の健全な発達に寄与すること」
5
とされている。
災害共済給付業務、健康安全普及業務及び特例
業務
センターの目的・業務
2
NAASH 2004
Ⅰ
1
目的・業務
国立競技場の運営及びスポーツの普及・振興に関する業務
国立霞ヶ丘競技場・国立代々木競技場
国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場は、ナショ
ナルスタジアムとして、国際的、全国的な各種スポー
ツ大会等に対して、高水準な施設・設備を備えた競技
施設を提供することにより、
「トップレベルの競技者等
の活動の場」、広く国民の「みるスポーツの場」として、
スポーツの普及・振興に寄与している。
また、生涯スポーツ社会の実現を目指し、スポーツ
施設(テニス場、室内水泳場、トレーニングセンター
等)を広く団体や個人に公開するとともに、各種スポ
ーツ教室を開催するなど、誰もがスポーツに親しめる
環境づくりを行っている。
さらに、国立スポーツ科学センターと連携し、国際
競技力向上のための研究・支援事業の成果を実証する
ためにも施設を活用している。
国立霞ヶ丘競技場・国立代々木競技場
2 国際競技力向上のための研究・支援業務
国立スポーツ科学センター
国立スポーツ科学センターは、スポーツ科学・医学・
情報分野の研究推進の中枢機関として、
「スポーツ振興
基本計画(平成 12 年 9 月文部省策定)」に示された「オ
リンピック等でのメダル倍増」という政策目標の達成
に向けて、財団法人日本オリンピック委員会、競技団
体、スポーツ研究機関等と連携して調査・研究を推進
するとともに、その成果を踏まえて、我が国のトップ
レベルの競技者及びチームの国際競技力向上を、スポ
ーツ科学・医学・情報の各側面から組織的・総合的に
国立スポーツ科学センター
支援する業務を行っている。
3 スポーツ振興のための助成業務
スポーツ振興事業部
スポーツ振興事業部は、
「スポーツ振興基本計画」に
基づくスポーツ振興施策の一環として、我が国のスポ
ーツの国際競技力の向上、地域におけるスポーツ環境
の整備充実といったスポーツの普及・振興を図るため、
政府出資金(250 億円)と民間からの寄付金(約 44 億
スポーツ振興基金シンボルマーク
円)を合わせた合計額(約 294 億円)を原資とした「ス
ポーツ振興基金」の運用益と「スポーツ振興くじ(愛
称 toto<トト>)」の収益等により、スポーツ振興のため
の助成業務を行っている。
toto ロゴマーク
NAASH 2004
3
第1章
センターの概要
4 スポーツ振興投票業務
スポーツ振興事業部
スポーツ振興事業部は、スポーツ振興のために必要
な資金を得るため、
「スポーツ振興投票の実施等に関す
る法律(平成 10 年法律第 63 号)」に基づき、スポーツ
振興投票の対象となる試合の指定、スポーツ振興投票
券の発売、試合結果に基づく当せん金の確定及び当せ
ん金の払戻業務等を行っている。
toto・totoGOAL ロゴマーク
5 災害共済給付及び健康安全普及業務
健康安全部・支部
健康安全部及び支部は、学校教育の円滑な実施に資
するため、学校の管理下における児童生徒等の災害に
対して災害共済給付(医療費、障害見舞金又は死亡見
舞金の支給)を行うとともに、事故災害を未然に防止
するという観点から学校安全(安全教育、安全管理)
の普及に関する業務及びその他の学校における児童生
徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の
健康安全業務イメージ
4
NAASH 2004
収集及び提供に関する業務を行っている。
Ⅱ
Ⅱ
1
沿革・組織
沿革・組織
沿革
センターの前身である日本体育・学校健康センタ
平成 12 年秋ごろから、
「中央省庁等改革基本法(平
ーは、昭和 61 年 3 月に「日本体育・学校健康センタ
成 10 年 6 月)」等を背景に、特殊法人改革が様々な
ー法(昭和 60 年法律第 92 号)」に基づき、特殊法人
形で提起されるようになり、
「行政改革大綱(平成 12
として設立された。
年 12 月閣議決定)」、「特殊法人等改革基本法(平成
その後、平成 2 年 12 月に、政府からの出資金と民
間からの資金拠出を財源として基金が設置され、我
13 年 6 月法律第 58 号)」等に基づき、特殊法人改革
の検討が本格的に進められた。
が国のスポーツの国際競技力向上とスポーツの裾野
その結果、「特殊法人等整理合理化計画(平成 13
を拡大するために必要な援助を行うことを目的とし
年 12 月閣議決定)」により、①国立競技場の管理運
て、スポーツ振興基金部が設置された。
営については、全面的な民間委託の導入を推進する
平成 11 年 4 月には、「スポーツ振興投票の実施等
などにより国費投入の縮減を図る。②学校給食関係
に関する法律(平成 10 年法律第 63 号)」の施行に伴
業務については、諸条件を整えて、センターの業務
い、スポーツ振興投票等業務を実施するため、スポ
としては廃止する。など、事業について所要の措置
ーツ振興投票部が設置された。
を講じた上で、独立行政法人に移行することとされ
また、平成 13 年 4 月には、スポーツ科学・医学・
た。
情報の総合的研究を行い、その成果をもって我が国
これらの経過を踏まえ、平成 15 年 10 月1日から
のスポーツの国際競技力向上に寄与することを目的
「独立行政法人日本スポーツ振興センター法(平成
として、国立スポーツ科学センター(以下「JIS
14 年法律第 162 号)に基づき、独立行政法人日本ス
S」という。)が設置された。
ポーツ振興センターが設立された。
日本学校給食会
(昭和30年10月)
日本学校安全会
(昭和35年3月)
日本学校健康会
(昭和57年7月)
日本体育・学校
健康センター
(昭和61年3月)
独立行政法人
日本スポーツ
振興センター
(平成15年10月)
国立競技場
(昭和33年4月)
・スポーツ振興基金部の設置 (平成2年12月)
・スポーツ振興投票部の設置 (平成11年4月)
・国立スポーツ科学センターの設置(平成13年4月)
組織の沿革
昭和 30 年 10 月 1 日
昭和 33 年 4 月 1 日
昭和 35 年 3 月 1 日
昭和 57 年 7 月 26 日
昭和 61 年 3 月 1 日
日本学校給食会設立
国立競技場設立
日本学校安全会設立
日本学校健康会設立
日本体育・学校健康センター設立
平成 2 年 12 月
平成 11 年 4 月
平成 13 年 4 月
スポーツ振興基金部を設置
スポーツ振興投票部を設置
国立スポーツ科学センターを設置
平成 13 年 12 月 19 日
平成 14 年 12 月 13 日
平成 15 年 10 月 1 日
「特殊法人等整理合理化計画」が閣議決定され、日本体育・学
校健康センターが、独立行政法人となることが決定
「独立行政法人日本スポーツ振興センター法」(平成 14 年法律
第 162 号)公布
独立行政法人日本スポーツ振興センター設立
統合の経過
NAASH 2004
5
第1章
2
センターの概要
組織
センターにおいては、さきの「特殊法人等整理合
との方針を掲げ、具体策として、①国立競技場にお
理化計画」による指摘以前から、国立競技場におけ
ける管理運営業務の外部委託の推進及び学校給食用
る現業部門の積極的な外部委託の推進や 47 都道府県
物資供給業務の廃止に合わせて、組織のスリム化を
に設置する支部組織の再編の検討など、自ら組織の
図る。②各都道府県に設置している支部組織を再編
改革・改善に向けて取り組んできた。
し、スケールメリットを活かした組織・業務運営体
中期計画においても、
「社会的ニーズの変化に応じ
制の構築を行い、業務の効率化・体系化を図る。③
て、業務執行が効果的・効率的に行えるよう、責任
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成
と役割分担を明確化した機能的で柔軟な組織体制の
事業を一体的な組織運営のもとに推進するために組
整備及び業務内容・業務量に応じた定員配置を行う
織統合を行うことを定め、機能的で柔軟な組織体制
とともに、継続的に組織の在り方の見直しを進める」
の整備に向けて着実に進めているところである。
平成 15 年 4 月
(特殊法人)
平成 15 年 10 月
(独立行政法人)
平成 16 年 4 月
平成 17 年 4 月
総務部
総務部
総務部
総務部
経理部
財務部
財務部
財務部
国立霞ヶ丘競技場
国立霞ヶ丘競技場
国立霞ヶ丘競技場
国立代々木競技場
国立代々木競技場
国立代々木競技場
国立スポーツ
科学センター
国立スポーツ
科学センター
国立スポーツ
科学センター
国立スポーツ
科学センター
スポーツ振興基金部
スポーツ振興基金部
スポーツ振興事業部
スポーツ振興事業部
スポーツ振興投票部
スポーツ振興投票部
健康安全部
健康安全部
健康安全部
監査室
監査室
監査室
監査室
47 都道府県支部
47 都道府県支部
47 都道府県支部
6 支所
北海道支部
青森県支部
∼
北海道支部
青森県支部
∼
北海道支部
青森県支部
∼
鹿児島県支部
沖縄県支部
鹿児島県支部
沖縄県支部
鹿児島県支部
沖縄県支部
仙台支所
東京支所
名古屋支所
大阪支所
広島支所
福岡支所
国立競技場
学校安全部
学校給食部
センター組織の変遷
6
NAASH 2004
Ⅱ
3
沿革・組織
役員の状況
り事業運営に当たってきた。
法人の運営全般に責任を有する理事長の下、業務
の現状及び法人の課題を的確に把握し、法人の設立
さらに、理事長等による業務運営全般にわたる業
目的及び中期目標の達成にふさわしい明確な経営戦
務改善ヒアリングの実施等により、法人としての課
略を持ち、また、リーダーシップを発揮した業務運
題を抽出し、自主的・自律的に業務の改善・改革に
営を行うため、「組織運営規則」に、理事長、理事、
取り組んできた。
監事で構成する役員会の設置を明文化し、「役員会
なお、監事は、業務の合理的かつ効率的な運営及
運営規程」に基づき、毎月定期的に開催する役員会
び会計経理の適正さの確保を目的として、定期的に
において、センターの組織及び業務運営に関する重
監事監査を実施し、理事長に対して監査報告等を行
要事項について審議・決定するとともに、各事業部
うなど、必要な業務を果たしてきた。
門間の連携を密にし、全センター的な運営体制によ
役員の状況については、下表のとおりである。
役員の状況(平成 17 年 4 月 1 日現在)
役職
理事長
4
氏名
雨
宮
理事(総務・企画調整・財務担当) 若
松
理事(国立競技場・国立スポーツ
科学センター業務担当)
髙
理事(スポーツ振興基金・スポー
ツ振興投票等業務担当)
就任年月日(任期)
忠
平成 15 年 10 月 1 日∼平成 19 年 9 月 30 日
澄
夫
平成 15 年 10 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
谷
充
之
平成 17 年 2 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
高
杉
重
夫
平成 16 年 7 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
理事(健康安全業務担当)
児
島
俊
明
平成 17 年 4 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
監事
堀
重
憲
平成 15 年 10 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
監事(非常勤)
梅
清
弘
平成 15 年 10 月 1 日∼平成 17 年 9 月 30 日
村
職員の状況
中期目標期間中、業務運営の効率化、外部委託の
拡充、執務体制の見直し等により、定員削減計画に
・業務運営の効率化
・外部委託の拡充
・執務体制の見直し等
429
沿った職員数の削減や組織及び人員配置の見直し等
(単位:人)
計画的な職員数の削減
419
417
400
を行うこととしており、中期計画の達成に向けた弾
366
力的な組織管理により、平成 16 年度末における常勤
中期目標期間終了時
(平成19年度末)
360人
職員数については、356 人となった(平成 17 年度期
初は、新規採用等により 366 人となる。)。
なお、長期的視点に立った職員採用等を考慮しつ
つ、更なる業務運営の効率化の推進により、中期目
標期間終了時(平成 19 年度末)の常勤職員数は、360
人を見込んでいる。
5
14
15
特殊法人
15
16
17
18
19 (年度)
独立行政法人
常勤職員数の推移
※図中の数値は、各年度期初の人数。
資本金
資本金
195,356,400,785 円
(平成 17 年 3 月 31 日現在)
センターの資本金は、全額国から出資されたもので
あり、そのうち、土地、建物等の現物出資相当分が約
1,703 億 56 百万円、スポーツ振興基金に充当する現金
出資相当分が 250 億円である。
NAASH 2004
7
第1章
センターの概要
Ⅲ
平成 16 年度の取組
センターは、中期計画に定めた目標を着実に達成するため、自主性、自律性を発揮し、全ての
実施事項に目的意識を持ち、業務運営の効率化及び国民に提供するサービスその他の業務の質の
向上に努めるとともに、「我が国のスポーツの振興」及び「児童生徒等の健康の保持増進」を図
るという法人の目的の達成に向けて、次のような業務に取り組んできた。
1
国立競技場の運営及びスポーツの普及・振興に関する業務
国立霞ヶ丘競技場・国立代々木競技場
U R L http://www.naash.go.jp/kokuritu/
http://www.naash.go.jp/yoyogi/
(1)スポーツ施設及び附属施設の運営
国立競技場は、
「国際競技力の向上」及び「生
涯スポーツ社会の実現」を重要課題としている
「スポーツ振興基本計画」の趣旨に沿って、高
水準な施設条件を維持した上で、アマチュアス
ポーツからプロスポーツまで幅広く施設提供を
行うことにより、
「トップレベルの競技者等の活
動の場」として競技力の向上に寄与するととも
に、
「みるスポーツの場」を提供することにより、
我が国のスポーツの振興に大きな役割を果たし
た。
東京オリンピック 40 年記念事業(国立霞ヶ丘競技場)
©フォート・キシモト
また、併設のスポーツ博物館・図書館におい
ては、我が国のスポーツの歴史と文化に対する
理解と普及のため、資料の収集・保存・公開を
行った。
(2)JISSの実験・実証の場としての連携
JISSが実施する、国際競技力向上のため
の研究・支援事業の成果を実証する場として、
具体的な利用計画に基づき、スポーツ施設を活
用したJISSとの連携事業を推進した。
春の高校バレー(国立代々木競技場)
(3)各種スポーツ教室の開催等によるスポーツの
普及・振興
スポーツの普及・振興を図るため、次の事業
を実施した。
①
水泳教室、テニス教室、アイススケート教
室
②
財団法人日本体育施設協会との共催による
各種指導者養成事業
8
③
広報誌『国立競技場』の発行
④
スポーツ施設管理運営に関する調査研究
⑤
スポーツターフ調査・普及事業
⑥
スポーツ文化調査研究事業
NAASH 2004
着衣泳講習会(国立霞ヶ丘競技場室内水泳場)
Ⅲ
2
国際競技力向上のための研究・支援業務
平成 16 年度の取組
国立スポーツ科学センター
U R L http://www.jiss.naash.go.jp/
競技スポーツに通じたスポーツドクターやアスレ
(1)研究関連事業及びスポーツ施設等の運営
ティックトレーナー等の専門スタッフが診療、リ
JISSは、
「スポーツ振興基本計画」に示され
た政策目標である「オリンピック等でのメダル倍
ハビリテーションを行うことにより、競技者のコ
増」の達成を支援するため、競技団体(以下「N
ンディションを良好な状態に維持・回復させ、オ
F」という。)、関係機関等と連携して、研究を推
リンピック競技大会をはじめとする国際競技大会
進するとともに、その成果を踏まえて、トップレ
において最高の競技力を発揮できるように支援し
ベルの競技者への支援を行うため、次の 7 つの事
た。また、外部医療機関との連携、NFのスポー
業を実施した。
ツドクターとのネットワークによるサポート体制
を構築した。
④
スポーツ情報サービス事業
国内外のスポーツ関係機関とのネットワークを
活用して、国際競技力向上に役立つ各種のスポー
ツ情報を収集・分析・蓄積し、競技者・コーチ等
に提供した。また、情報技術の強化・育成活動へ
の応用を促進し、我が国のスポーツ情報の中枢機
関として、国際競技力の向上をスポーツ情報と情
報技術の側面から支援した。
JISSの事業
①
トータルスポーツクリニック(TSC)事業
ア
トータルチェックサービス(TSCチェック)
競技者の心身の状態を、メディカル、フィッ
トネス、スキル、メンタル、栄養の 5 つのカテ
ゴリーから定期的に検査・測定を行い、得られ
たデータを専門スタッフが評価・診断し、我が
JISS−地域連携のための短期研修トライアル
国の国際競技力向上に役立つデータの提供やア
ドバイスを行った。
イ
トータルサポートサービス(TSCサポート)
⑤
NFの要請に応じ、プロジェクトチームを編
競技団体が実施する各種研修事業に対して、研
成して、より実践的・専門的な検査・測定を行
究員や専門スタッフを講師として派遣し、指導現
い、我が国トップレベルの競技者及びチームが
場と研究体制が一体となった研修事業等の開催を
支援した。
行う強化活動に対して、計画的・総合的・継続
的な支援を行った。
②
⑥
トレーニングキャンプ事業
チームの強化合宿やTSC事業と連携した強化
スポーツ医・科学研究事業
スポーツ科学・医学・情報の各機能が統合され
合宿等を受け入れ、トレーニング施設や宿泊施設
たJISSの特徴を生かすとともに、国内外の研
を提供するとともに、スポーツ科学・医学・情報
究者や研究機関、NF等と連携しながら、国際競
の機能を活用した総合的で、効果的なトレーニン
技力向上に有用となる知見や方策を生み出すため
グが行えるよう支援した。なお、平成 17 年度から
の調査・研究を行った。研究成果は、NFに提供
は、TSCサポートにおいて実施することとして
いる。
して強化活動に役立てるとともに、スポーツ医・
科学研究の発展を目的とした学会やスポーツ関係
者を対象とした講習会で発表した。
③
スポーツアカデミー支援事業
⑦
サービス事業
最新のトレーニング機器や映像設備が整ったト
スポーツ診療事業
レーニング施設をNFへ提供するとともに、低酸
競技者のスポーツ外傷・障害及び疾病に対し、
素設備の整った宿泊施設、栄養価を考えた食事の
NAASH 2004
9
第1章
センターの概要
提供を行い、NFが行う強化活動を支援した。ま
際の実験・実証の場として国立競技場を活用する
た、屋外施設の利活用を促進し、スポーツの振興
とともに、TSCサポートの一環として、NFか
を図った。
らの依頼により、国立競技場の各施設で行われる
国際大会等の映像撮影、ゲーム分析を実施するな
ど、国立競技場と連携して事業を推進した。
(2)国立競技場との連携
国際競技力向上のための研究・支援事業を行う
3
スポーツ振興のための助成業務
スポーツ振興事業部
U R L http://www.naash.go.jp/sinko/
・
http://www.naash.go.jp/kikin/
(1)スポーツ振興基金助成
スポーツ振興基金(約 294 億円)の運用益を基
に、各スポーツ団体等が実施するスポーツ活動等
に対して必要な資金援助を行った。
長引く経済不況により、これまで数多くのトッ
プアスリートを輩出してきた企業のスポーツから
の撤退が相次いでいる状況などから、従来にも増
して我が国のスポーツの振興に果たす役割が大き
くなっている。
①
スポーツ団体選手強化活動助成
競技強化支援事業助成:フィギュアスケート強化合宿
(財団法人日本スケート連盟)
スポーツ団体が競技水準の向上を図るため、
各競技の強化拠点等で計画的かつ継続的に行う
②
国内合宿、海外合宿、チーム派遣及びチーム招
スポーツ団体が行う、チーム単位で競う国内
待の選手強化活動に対して助成を行った。
②
スポーツ団体トップリーグ運営助成
におけるスポーツの最高峰のリーグの運営に対
スポーツ団体大会開催助成
して助成を行った。
スポーツ団体が国内で行う国際的又は全国的
規模のスポーツの競技会、研究集会又は講習会
(3)スポーツ振興くじ助成
の開催に対して助成を行った。
③
「スポーツ振興基本計画」、「スポーツ振興投票
選手・指導者スポーツ活動助成
の収益による助成の基本方針(平成 13 年 11 月文
財団法人日本オリンピック委員会(以下「J
部科学大臣決定)」及び「スポーツ振興投票収益配
OC」という。)からの推薦に基づき認定された
分基準等審議委員会の審議のまとめ(平成 13 年 11
優秀な選手・指導者が、安んじてスポーツ活動
月)」を踏まえて策定した「スポーツ振興くじ助成
に専念できるように、自ら行う日常のスポーツ
金交付要綱」に基づき、スポーツ振興くじ(toto)
活動及び海外留学等海外における自己研さん活
の販売により得られた資金をもとに、地方公共団
動への援助並びに将来に向けて必要な知識や能
体やスポーツ団体が行うスポーツの振興のための
力を育成するために受ける学校教育等への費用
事業に対して助成を行った。
に対して助成を行った。
①
総合型地域スポーツクラブ活動助成
総合型地域スポーツクラブの創設・活動を援
(2)競技強化支援事業助成
助するとともに、広域スポーツセンターの指導
「ニッポン復活プロジェクト」の一環として、
平成 15 年度から、国からの交付金を受け、これを
財源として、競技強化支援事業助成金の交付を行
った。
①
②
スポーツ団体が行う将来性を有する選手の発
掘及び育成強化助成
JOCと連携して「競技者育成プログラム」
スポーツ団体重点競技強化活動助成
を作成したスポーツ団体が、そのプログラムに
オリンピック競技大会でメダル獲得の期待が
基づいて行う将来性を有するジュニア選手の発
高い競技種目及び重点的に強化することにより
メダル獲得が期待できる競技種目について、ス
ポーツ団体が重点的・計画的に行う選手強化活
動に対して助成を行った。
10
者派遣等の事業に対して助成を行った。
NAASH 2004
掘・育成のための事業に対して助成を行った。
Ⅲ
平成 16 年度の取組
(4)財源の確保
スポーツ振興基金への民間からの寄付金の募集
を推進するため、スポーツ振興基金助成に関する
説明会、JOCや財団法人日本体育協会及び各競
技団体が実施している各種大会等において、スポ
ーツ振興基金の必要性や助成事業への理解を深め
るための活動を行うとともに、国立大学等への寄
スポーツ団体が行う将来性を有する選手の発掘
及び育成強化助成:一貫指導システムの構築
(財団法人日本バレーボール協会)
付金付き自動販売機設置の協力要請を行い、設置
台数の増加に努めた。
スポーツ振興くじ(toto)の売上増を図るため、
購入者のニーズを把握するための全国規模のアン
③
スポーツ団体スポーツ活動助成
ケート調査やモニター調査を実施し、調査結果を
スポーツ団体が行うアンチドーピング活動、
踏まえ、2004 年シーズンから、繰越金が発生した
スポーツ指導者海外研修及びスポーツ団体の組
場合の最高当せん金を 2 億円に引き上げ、コンビ
織基盤強化のための事業に対して助成を行った。
ニエンスストア販売の拡大、スタジアムでの販売
④
国際競技大会開催助成
我が国で開催される国際競技大会の開催に対
して助成を行った。
4
開始等、くじの販売促進策を講じた。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から、
適切な販売を行うための取組を行った。
スポーツ振興投票業務
スポーツ振興事業部
U R L http://www.naash.go.jp/toto/
(1)スポーツ振興くじの販売
平成 10 年 5 月に「スポーツ振興投票の実施等に
関する法律」が公布、同年 11 月に施行され、セン
ターが、スポーツ振興くじの実施主体になるとと
もに、その収益を地方公共団体やスポーツ団体に
1 は国庫に納付され、青少年の健全育成、教育・文
化の振興、自然環境の保全、スポーツの国際交流
等に充てられる。
なお、収益の使途に関しては、国会への報告等、
情報公開を行っている。
配分する役割を担うこととなった。
センターは、株式会社大和銀行(現株式会社りそ
な銀行)を委託金融機関として決定し、平成 12 年
10 月に静岡県においてテストのための地域限定販
売を実施、平成 13 年 3 月から全国販売を開始した。
その後、平成 15 年 3 月には、新たなくじ toto
GOAL(トトゴール)の販売を開始し、平成 16
年 3 月からは、最高当せん金を 1 億円から 2 億円
(繰越金発生時)に引き上げるとともにスタジア
ムでの販売を開始した。
スポーツ振興くじPR活動
また、JOC及び各スポーツ団体の協力を得て
実施している toto デビット会員への加入及び購入
の促進、Jリーグ・各クラブとのタイアップ施策
を実施した。
なお、平成 18 年(2006 年シーズン)からスポー
ツ振興くじ販売業務を直接運営することを決定し、
現在、その準備を進めているところである。
(2)スポーツ振興くじの収益の使途
スポーツ振興くじの収益の使途
売上金のうち、当せん払戻金及び必要経費を除
いたものが収益となり、収益のうち 3 分の 2 はス
ポーツ振興を目的とする事業の資金として、3 分の
NAASH 2004
11
第1章
5
センターの概要
災害共済給付、健康安全普及及び特例業務
健康安全部
U R L http://www.naash.go.jp/kyosai/
(1)災害共済給付
①
災害共済給付制度
・
http://www.naash.go.jp/kenko/
(3)食に関する指導の支援
児童生徒の食を取巻く状況の把握及び研究事業
災害共済給付制度は、国、学校の設置者及び
を通して得られた情報を分析し、成長期における
保護者の三者の負担による互助共済制度であり、
児童生徒が学校給食を通して望ましい食習慣の形
民間の損害保険や生命保険とは異なる性格を有
成や学校給食の適切な実施に関する健康教育情報
する制度である。
として、インターネット等を通じて発信すること
学校の管理下における災害(負傷、疾病、障
により、食に関する指導の支援を行った。
害又は死亡をいう。)に対して災害共済給付(医
療費、障害見舞金又は死亡見舞金の支給をい
う。)を行う我が国唯一の公的給付制度として定
着しており、学校教育の円滑な実施に資する制
度として重要な役割を果たした。
また、学校の管理下における児童生徒等の災
害について、学校の設置者の損害賠償責任が発
生した場合に、センターが災害共済給付を行う
ことによって、その価額の限度で学校の設置者
の損害賠償責任を免れさせる(免責の特約)制
学校給食衛生管理講習会
度を併せて実施した。
②
災害共済給付オンライン請求システムの構築
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給
付事務処理の迅速化・効率化を図るため、平成
17 年 4 月請求分からの稼働に向けて、災害共済
給付オンライン請求システムを構築し、テスト
運用を行うとともに、学校及び学校の設置者等
に対して周知を図り、利用促進に努めた。
(2)学校安全の普及
学校安全(学校における安全教育及び安全管理
をいう。)に関する調査研究並びに資料の収集及び
提供等により学校安全の普及啓発を図った。
(4)衛生管理の推進
学校給食調理場に衛生管理の専門家を派遣する
巡回指導や拭き取り調査等を行う実態調査及び学
校給食関係者の資質向上のための講習会を実施す
ることにより、学校給食における衛生管理の普及
充実を図った。
(5)特例業務(学校給食用脱脂粉乳の供給等)
学校給食用物資として文部科学大臣が指定した
脱脂粉乳を、都道府県学校給食会に供給した。
なお、脱脂粉乳の取扱いについては、
「特殊法人
等整理合理化計画(平成 13 年 12 月 19 日閣議決定)」
を踏まえ、平成 18 年 3 月 31 日までの日で政令で
定める日をもって廃止することとしており、学校
給食現場での混乱が生じないよう供給体制の諸条
件等について関係省庁等と密接な連携を取りつつ、
検討を行い、その結果を報告書としてまとめ、移
管予定先に対して検討を依頼した。
災害共済給付制度及び健康安全普及業務
6
管理運営業務
総務部・財務部
U R L http://www.naash.go.jp/
センターの管理運営部門(総務部・財務部)は、
切かつ効率的に行われるよう、それぞれの事業を総
独立行政法人制度の下、総務、人事、企画、広報、
括調整し、これらを支援するための様々な改革・改
予算、経理、契約、施設管理等の事務を確実に行う
善に取り組むなど、管理運営業務の適切な実施に努
とともに、センターが実施する多様な業務運営が適
めた。
12 NAASH 2004
第2章
業務実績報告
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとる
べき措置
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向
上に関する目標を達成するためとるべき措置
Ⅲ 予算(人件費の見積を含む。)、収支計画及び資金計画
Ⅳ 短期借入金の限度額
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
Ⅵ 剰余金の使途
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
第2章
Ⅰ
1
業務実績報告
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
経費の抑制
(1)一般管理費等の節減
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(1)一般管理費及び人件費については、中期目標期間の最後の事業年度において、平成14年度比で13%減
以上の効率化を図る。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・投票勘定の事業を除く。)についても、中期
目標期間を通じて効率化を進めることとし、毎年度において対前年度比2%以上の削減を図ることを目標と
する。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(1)一般管理費等の節減
一般管理費及び人件費については、中期目標期間の最後の事業年度において、平成14年度に比較して、
総額で13%以上削減する。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・投票勘定の事業を除く。)についても、中期
目標期間を通じて効率化を進めることとし、毎年度において対前年度比2%以上の削減を図ることを目標と
する。
例えば、次のような措置を講ずる。
① 本部事務所に係る光熱給水費については、省エネルギー対策を行い、平成14年度に比較して、中期目
標の期間中、5%の節減を図る。
② 本部事務所に係る管理運営費のうち、消耗品等については、購入及び在庫管理を一元化することにより
経費を節減するとともに、文書の電子化、ペーパーレス化を推進し、中期目標の期間中における各年度の
用紙代を、平成14年度に比較して、10%程度削減する。
③ 印刷製本及び配布に係る経費については、内部広報誌等紙媒体での提供手段の見直しを行い、イントラ
ネット等への情報掲載を推進し、経費の節減を図る。
④ 定期購読物等については、共同利用や必要性の見直しを行うとともに、購入経費の節減を図る。
⑤ 汎用品の活用や一般競争入札のより一層の積極的な導入により、調達価格の削減を図る。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 経費の抑制
(1)一般管理費等の節減
一般管理費及び人件費については、中期計画に基づき、「中期目標期間の最後の事業年度において、平成
14年度に比較して、総額で13%以上削減する」ため、平成16年度においては、平成14年度に比較し
て、総額で2%以上削減する。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・投票勘定の事業を除く。)についても、効率
化を進めることとする。
例えば、次のような措置を講ずる。
① 本部事務所に係る光熱給水費については、省エネルギー対策を行い、平成16年度においては、平成1
4年度に比較して、5%の節減を図る。
② 本部事務所に係る管理運営費のうち、消耗品等については、購入及び在庫管理を一元化することにより
経費を節減するとともに、文書の電子化、ペーパーレス化を推進し、平成16年度の用紙代を平成14年
度に比較して、10%程度削減する。
③ 印刷製本及び配布に係る経費については、内部広報誌等紙媒体での提供手段の見直しを行い、イントラ
ネット等への情報掲載を推進し、経費の節減を図る。
④ 定期購読物等については、共同利用や必要性の見直しを行うとともに、購入経費の節減を図る。
⑤ 汎用品の活用や一般競争入札のより一層の積極的な導入により、調達価格の削減を図る。
14
NAASH 2004
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
■年度計画における目標設定の考え方
②
一般管理費及び人件費の削減状況
(単位:千円)
中期計画に定めた一般管理費及び人件費の節減目標
を達成するため、平成 16 年度においては、平成 14 年
区分
度に比較し、総額で 2%以上の削減を図る。
人件費
一般管理費
給与
退職金
小計
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特
約勘定・投票勘定の事業を除く。)についても、業務の
質の低下を来たさないよう留意しつつ効率化を進め、
■業務実績
一般管理費等の節減の状況
ア
一般管理費については、本部事務所に係る光熱給
一般管理費
本部事務所に係る光熱給水費、電子メール等
水費、消耗品をはじめとする全般的な経費節減や調
の活用によるペーパーレスの推進による用紙代、
達方法の見直し等により、平成 14 年度に比較して、
印刷製本に係る経費等の節減を図った。
29.95%の節減となった。人件費についても、中期目
イ
標期間中の定員削減計画に沿った定員の削減及び通
給与
常勤職員数の削減計画に沿って、定員の削減
勤手当の見直しにより、平成 14 年度に比較して、
を図るとともに、通勤手当の支給方法の見直し
3.85%の節減となった。これにより、一般管理費及び
を行った。
人件費の総額で、年度計画に定めた目標値(2%)を
ウ
上回る 6.75%の削減となった。
成 16 年度中に自己都合退職者が生じたことによ
科学センターの運営事業において、設備保守等の調
り増加した。
達方法の見直し等全般的な節減をしたこと、また、
としたことなどにより、平成 15 年度と比較して、総
額で 8.34%の削減となった。
退職金
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴い、平
事業費については、国立競技場及び国立スポーツ
学校給食物資供給事業において、取扱品目を一品目
平成 16
増減率(%)
年度(B)
414,133
△29.95
3,691,526
△12.79
859,807
71.70
4,551,333
△3.85
合計
5,324,797 4,965,466
△6.75
※1 増減率:((B-A)÷A)×100
※2 平成 14 年度は、特殊法人時の予算額(節約後)で
ある。
※3 給与には法定福利費を含む。
対前年度比 2%以上の削減を図ることを目標とした。
1
平成 14
年度(A)
591,202
4,232,820
500,775
4,733,595
(2)事業費の削減
①
事業費の効率化の達成率
(目標:平成 15 年度比 2%以上削減)△8.34%
なお、削減の実施に当たっては、業務の質・サー
((5,086,313-5,543,580)÷5,543,580)×100
ビスの低下が生じないよう留意しつつ行った。
(1)一般管理費及び人件費の削減
①
一般管理費及び人件費の効率化の達成率
(目標:平成 14 年度比 2%以上削減)
△6.75%
((4,965,466-5,324,797)÷5,324,797)×100
事業費の削減状況
②
事業費の削減状況
(単位:千円)
区分
一般管理及び人件費の削減状況
国立競技場運営費
国立スポーツ科学
センター運営費
スポーツ振興基金
事業費
スポーツ及び健康
教育普及事業費
平成 15
年度(A)
1,143,690
平成 16
年度(B)
933,263
増減率
(%)
△18.40
2,020,286
1,759,230
△12.92
1,195,867
1,055,113
△11.77
563,180
941,263
67.13
NAASH 2004
15
第2章
業務実績報告
学校給食物資供給
620,557
392,327 △36.78
事業費
合計
5,543,580 5,081,196
△8.34
※1 増減率:((B-A)÷A)×100
※2 スポーツ及び健康教育普及事業費には、児童生徒
等健康保持増進事業積立金を財源とした事業によ
る経費を含む。
※3 平成 15 年度の予算額は、特殊法人時の予算額(節
約後)を含めたものである。
ア
(目標:10%以上の削減)△54.98%
((615-1,366)÷1,366)×100
区分
用紙代
イ
事務連絡等の電子メールの活用
ⅱ
ミスコピーの防止及び両面印刷の徹底
ⅲ
コピー用紙の一括調達及び在庫管理の一元
り、経費の削減を図った。
国立スポーツ科学センター運営費
化
光熱給水費の全般的な節減、設備保守等の調
③
文書の電子化・ペーパーレス化
達方法の見直し等の実施により、経費の削減を
ア
グループウェア各種機能(掲示板、スケジュ
図った。
ール管理、ファイル管理、施設予約等)の活用
スポーツ振興基金事業費
イ
センターの全規程をデータベース化し、
「例規
基金運用収入の減少に伴い、事業の重点化、
集データベース」として共有
効率化を図り事業費を削減した。
エ
増減率(%)
(B-A)÷A
×100
△54.98
ⅰ
設備保守等の調達方法の見直し等の実施によ
ウ
平成 16
年度(B)
(千円)
615
用紙代の削減策
国立競技場運営費
イ
平成 14
年度(A)
(千円)
1,366
ウ
スポーツ及び健康教育普及事業費
④
積立金事業を除く一般の普及事業費について
文書管理システムを構築し導入
印刷製本及び配布に係る経費の節減
ア
は、全般的な節減及び児童生徒等の健康の保持
印刷製本及び配布に係る経費の節減状況(△
2,041 千円)
増進に係る業務の一部を積立金事業で実施した
ⅰ
ことにより減少した。(△283 百万円)
NAASH ニュース(内部広報誌)をグループウ
ェア(サイボウズ)及び支部サイトに掲載し、
児童生徒等健康保持増進事業積立金を財源と
紙による印刷・配布を廃止した。
した健康教育情報ライブラリー事業等について
は、計画どおり実施した。(676 百万円)
オ
学校給食物資供給事業費
学校給食用物資の供給事業の段階的廃止によ
り事業費を削減した。
(3)一般管理費等の節減方策
①
本部事務所に係る光熱給水費
本部事務所に係る光熱給水費の節減については、
情報化の推進によりOA機器が増加する中、職員
一人ひとりが節約を心がけ、節減策を徹底できた
NAASHニュース(Web版)
ことにより、目標を上回る節減(8.57%)となった。
ア
⑤
光熱給水費の節減率
定期購読物等の見直しの状況
ア
(目標:5%以上の節減)△8.57%
定期購読物等の見直しによる節減状況(9 件
△1,840 千円)
((12,186-13,328)÷13,328)×100
区分
光熱給水費
イ
平成 14
年度(A)
(千円)
13,328
平成 16
年度(B)
(千円)
12,186
増減率(%)
(B-A)÷A
×100
△8.57
用を実施した。
ⅱ
ⅲ
②
官報、新聞、雑誌等の購読の見直しを実施
した。
⑥
汎用品の活用及び一般競争入札の積極的な導入
冷暖房設備の温度設定(夏季 28℃、冬季
一般競争入札の積極的な導入促進による調達価
22℃)及び稼働時間(原則 18 時終了)の調整
格の削減に努めた。また、質を確保するため、詳
節水(給湯、給水)の励行
本部事務所に係る用紙代
ア
定期刊行物の購読の見直しを実施した。
ⅲ
休憩時間中の室内消灯及びOA機器の電源
OFF の励行、エレベーター利用の自粛
加除式法規集の必要性の見直し及び共同利
ⅱ
光熱給水費の節減策
ⅰ
16
ⅰ
用紙代の削減率
NAASH 2004
細な仕様書を作成するなどの方策を採った。
ア
汎用品の活用及び一般競争入札の積極的な導
入の方策
Ⅰ
ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
事務用品、ОA機器のメディア等を中心に
(4)予算の柔軟な執行等
制度的に可能な範囲で、予算の柔軟な執行等に
汎用品を調達した。
ⅱ
より、重点的な配分を行うなど効率的な事業執行
調達情報(入落札情報、政府調達)をホー
に努めた。
ムページへ掲載し、迅速な提供を図った。
ⅲ
全省庁統一の競争参加資格により製造、販
①
理事長の指示による予算の再配分を行い、利用
者から要望があった「霞ヶ丘陸上競技場の芝生拡
売又は役務提供の競争参加者の拡大を図った。
OA機器、コピー複合機等の賃貸借契約に
張工事」、「JISSの低酸素プール改修工事」を
おいて、単年度契約と複数年契約と比較して
実施し、柔軟な予算の執行による効率的な事業実
複数年契約に合理性が認められる場合、複数
施に務めた。
ⅳ
②
年契約を実施した。
イ
効率化に当たっては、業務サービスの質・量の
調達案件のうち、一般競争入札の占める割合
低下を招かないよう、IP電話サービス等新しい
75.29%
技術の導入による経費の節減、一括購入や汎用品
区分
平成 14 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
一般競争
入札によ
る案件数
(A)
70 件
77 件
64 件
一般競争入
競争契約
札の占める
に係る案
割合(A÷
件数(B)
B)×100
98 件
71.43%
103 件
74.76%
85 件
75.29%
の購入、電子媒体によるペーパーレス化、両面コ
ピーの徹底を行った。
③
一般管理費、人件費とも平成 14 年度予算額を基
点となる額とし、節減効果の大きい効率化項目を
定め、その項目の節減額及び全体としての節減額
を定期的に集計分析し、必要に応じ諸改善策を講
⑦
じた。
本部事務所における通信運搬費
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴い、本
部・各支所間においてIP電話サービスを導入す
ることとし、本部事務所においては、平成 17 年 11
■中期計画等における目標の達成見通し
一般管理費及び人件費については、平成 14 年度予算
月下旬から利用を開始した。
額に比較し、総額で 6.75%減となり、年度計画に掲げ
ア
た目標値(2%)を上回った。
本部事務所における通信運搬に係る経費の節
内訳として、一般管理費のうち、本部事務所の光熱
減状況(△2.18%)
((3,856-3,942)÷3,942)×100
区分
平成 14
年度(A)
電話代
平成 16
年度(B)
3,942
3,856
増減率(%)
(B-A)÷A
×100
△2.18
給水費に関しては、情報化推進に伴いOA機器が増加
する中、新たな節減策の実施により、平成 14 年度に比
較して 8.57%の減、用紙代に関しても一括購入等によ
る効果により 54.98%の減を達成し、一般管理費総額に
おいても平成 14 年度予算額に比較し、29.95%の削減
人件費
となった。人件費については、平成 17 年 4 月からの支
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制
部組織再編に伴い、平成 16 年度中に自己都合退職者が
の見直し及び計画的な採用により、常勤職員の計
生じたことから退職金費用が増加したが、給与(法定
画的な削減を実施し、人件費の削減を図った。
福利費を含む。)については、定員削減計画に沿った定
ア
常勤職員数の削減
員の削減等により平成 14 年度に比較し 12.79%の減を
常勤職員数の削減計画に沿って、定員の削減
達成し、退職金費用を含む人件費総額においても
⑧
3.85%の減を達成した。
を図った。
期初
400 人→期末
356 人(△44 人)
平成17年4月に10人を採用予定
(平成17年度初期:366人)
イ
また、事業費についても、
「特殊法人等整理合理化計
画」の指摘に基づく学校給食用物資の取扱い廃止に向
けた経費の削減、並びに光熱給水費の節減及び設備保
通勤手当の支給方法の見直し
守等の調達方法の見直しによる全般的な事業費の削減
毎月支給から年2回(4月・10月)支給に変更
に努めたことなどにより、平成 15 年度予算額に比較し、
し、それぞれ6か月定期券相当額等を一括して支
総額で 8.34%減となり、年度計画に掲げた目標値(2%)
給することとした。
を上回った。
平成 14 年度比
△14,392 千円(△18.1%)
なお、これらの削減の実施に当たっては、業務の質・
サービスの低下が生じないように留意しつつ行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
NAASH 2004
17
第2章
1
業務実績報告
経費の抑制
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(2)業務のうち、低コストかつ高品質のサービスの提供が可能な業務については、外部委託を図る。
特に国立競技場の管理運営については、全面的な民間委託の導入の推進などにより、一層の効率的運営を
図る。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化
全ての業務について外部委託が可能かどうか検討し、外部委託を積極的に推進する。特に国立競技場の管
理運営業務については、全面的な民間委託に向けて、施設の管理者としての業務や施設整備計画の策定等基
幹的な業務を除き、施設の利用受付、電気・機械の保守業務などの民間委託を進める。なお、外部委託に当
たっては、低コストかつ高品質のサービスの提供に留意する。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 経費の抑制
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化
業務運営の効率化を図るため、全ての業務について外部委託が可能かどうか検討し、外部委託を積極的に
推進する。
平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の統合に向け具体の検討を進めることとし、ト
レーニングセンターをはじめとした附属施設の委託形態を見直し、更に効率的な運営を図る。
部委託を行ったことによる検証結果を踏まえ、清
■年度計画における目標設定の考え方
掃業務や警備業務等既に外部委託を行っている事
外部委託の推進による業務運営の効率化を図るため、
平成 17 年度からの国立競技場の組織合理化に向けた検
項とともに、平成 16 年度も引き続き外部委託を行
討を行うとともに、附属施設の委託業務の精選及び委
った。
託形態について検討を行う。
②
「中期目標期間中の民間委託計画」に基づき、
平成 17 年度からの国立霞ヶ丘競技場と国立代々木
■業務実績
競技場の組織統合に合わせ、平成 17 年度から両競
1
技場の窓口業務の外部委託を行うこととした。
外部委託の推進状況
国立競技場等の管理運営業務の外部委託について
③
平成 15 年度に策定した「中期目標期間中の民間
は、
「特殊法人等整理合理化計画」による指摘を踏ま
委託計画」の見直しにより、スポーツ博物館・図
え、施設管理者として行うべき基幹的業務と外部委
書館業務のうち、展示の企画・立案及び資料の収
託が可能な業務を区分・整理し、平成 15 年度に策定
集・管理を除く業務については、平成 17 年度から
した「中期目標期間中の民間委託計画」に基づき、
外部委託を行うこととした。
清掃業務や警備業務、電気・機械保守管理業務等、
既に多くの業務において外部委託を推進してきたと
ころであるが、スポーツ博物館・図書館をはじめと
(2)附属施設委託形態の検討状況
①
附属施設の委託形態の見直し
した附属施設の業務について、新たな外部委託の可
トレーニングセンターをはじめとした附属施設
能性や適否を具体的業務に即して検討し、平成 15 年
については、既に利用申込受付及び使用料徴収等
度に策定した民間委託計画の見直しを行った。
窓口業務をはじめ、スポーツ教室の指導員にいた
(1)国立競技場業務の外部委託の実施状況
平成 15 年 10 月から電気・機械の保守管理業務
平成 16 年度は、これらに加えて更にどのような委
及びラグビー場会議室・テニス場の受付事務の外
託形態が国費の削減につながるか、また、利用者
①
18
るまで、外部委託を実施してきたところであるが、
NAASH 2004
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
にとって望ましいものであるかを考慮した検討を
の整備を進め、組織、定員配置、勤務体制、予算、
行った。
経理の仕組み等の検討を行い、平成 17 年 4 月からの
検討に当たっては、平成 17 年度からの国立霞ヶ
外部委託計画、組織、事務分掌等の整備を行った。
丘競技場と国立代々木競技場の組織統合後の状況
を見極めながら、
「類似施設の外部委託状況、外部
委託の実施により効率的に運営を行っている施設
②
■中期計画等における目標の達成見通し
国立競技場等の管理運営業務の外部委託については、
等の調査・分析」、「国立競技場の附属施設として
「特殊法人等整理合理化計画」による指摘を踏まえ、
最適な委託形態」、「外部委託に当たっての仕様書
施設管理者として行うべき基幹的業務と外部委託が可
の作成方法」、「外部委託業者選定方法」、「利用者
能な業務を区分・整理し、平成 15 年度に策定した「中
への周知」などについて、平成 17 年度以降、順次
期目標期間中の民間委託計画」に基づき、清掃業務や
検討を行うこととした。
警備業務、電気・機械保守管理業務等、既に多くの業
外部委託の検討会議の開催
務において外部委託を推進してきたところであるが、
開催回数:7 回
新たな外部委託の可能性や適否を具体的業務に即して
検討内容:
検討し、平成 15 年度に策定した民間委託計画の見直し
ア
業務の外部委託に関して今までに行われ
代々木競技場の組織統合に合わせ、平成 17 年度から両
た内容の確認
イ
を行い、平成 17 年度からの国立霞ヶ丘競技場と国立
国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の
競技場の窓口業務の外部委託、スポーツ博物館・図書
統合に向けた組織案と外部委託の可能性の
館業務のうち、展示の企画・立案及び資料の収集・管
検討
理を除く業務についての、平成 17 年度から外部委託を
ウ
外部委託導入に伴う経費の配賦
エ
組織統合及び業務外部委託内容の検討
行うこととした。
また、全ての業務について外部委託が可能かどうか
を検討し、災害共済給付オンライン請求システムにお
(3)その他の外部委託の実施状況
①
災害共済給付オンライン請求システムにおける
運用管理の委託
ける運用管理等について外部委託を実施することとし
た。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
災害共済給付オンライン請求システムの本体と
なる機器類は、セキュリティや個人情報保護、災
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
害発生時への対応等に万全を期す必要があるため、
コンピューターのメーカーが提供しているホステ
■参考データ
ィングサービスを利用することとし、専門業者へ
資料−1:国立競技場管理運営業務の外部委託実施状
機器類の運用管理を委託した。
②
況
災害共済給付オンライン請求システムヘルプデ
スクの委託
学校及び学校の設置者等に対し、災害共済給付
オンライン請求システムの導入を周知するため、
システムの概要説明及び実習が可能なCD−RO
Mの作成・配布を実施したことに伴い、配布後 2
ヶ月間、CD−ROMに関する質問等の対応窓口
として、ヘルプデスクを設置し、それらの業務を
開発業者に委託した。
2
国立競技場の組織統合その他の検討状況
(Ⅰ−2−(1)参照)
国立競技場における管理運営業務の外部委託の推
進による組織のスリム化及び基幹的な業務等の効率
化・合理化を図るため、平成 17 年度からの国立霞ヶ
丘競技場及び国立代々木競技場の組織統合に向けて、
組織統合及び業務外部委託に関する検討を行った。
なお、組織統合に当たっては、円滑な実施及び利
用者サービスの低下を招かないよう、事務処理体制
NAASH 2004
19
第2章
1
業務実績報告
経費の抑制
(3)オンライン化の推進による事務の効率化
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(3)情報の収集・提供については、ホームページや電子メールを有効に活用するとともに、各種事務手続きに
ついては、オンライン化を更に推進するなど、迅速化、簡素化を進め、事務の効率化を図る。
特に、助成金交付業務については、申請受付業務のオンライン化の更なる推進により、申請受付件数全体
に占めるオンラインによる申請率が70%以上(平成14年度実績67%)となるよう、利用促進を図る。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図る。
(3)オンライン化の推進による事務の効率化
各種事務手続きのオンライン化を更に推進するなど、手続きの迅速化、簡素化を進め、事務の効率化を図
る。
具体的には、次の措置を講ずる。
① スポーツ振興に係る助成金交付申請受付事務のオンライン化を推進し、申請受付件数全体に占めるオン
ラインによる申請率が中期目標の期間終了時までに70%以上となるよう、利用促進を図る。
② 災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理の迅速化・効率化を図るため、オンライン請求
システムを構築し導入する。
③ 各地に設置されている事務所全体で広域ネットワークを構築し、情報伝達の迅速化、情報の共有化、文
書の電子化等を推進する。
④ 独立行政法人会計基準に対応した、予算、契約、支払、会計等一連の会計事務処理を一体的に行う会計
システムを構築し、各地に設置されている事務所全体に導入する。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 経費の抑制
(3)オンライン化の推進による事務の効率化
① スポーツ振興に係る助成金交付申請受付事務手続きの迅速化、簡素化による事務の効率化を図るため、
オンライン化を推進し、助成金交付申請受付件数全体に占めるオンラインによる申請率が70%以上とな
るよう、助成団体に対して利用促進を図る。
② 災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理の迅速化・効率化を図るため、平成17年4月
からの稼動に向けて、災害共済給付オンライン請求システムを構築し、テスト運用を行うとともに、学校
及び学校の設置者等に対する利用促進を図るため周知に努める。
③ 情報伝達の迅速化、情報の共有化を推進するため、イントラネット等情報システムを積極的に活用する
とともに、本部の各事務所を結ぶ専用ネットワークの更なる充実を検討する。
また、平成17年4月からの支部組織の再編に合わせて、各支所を含めた広域専用ネットワークの構築
に向けた具体の準備を行う。
④ 予算、契約、支払、会計等一連の会計事務処理の効率化を図るために導入した、独立行政法人会計基準
に対応した財務会計システムを、適正に運用する。
また、各地に設置されている事務所全体で、統一した財務会計システムを使用するため、平成17年4
月からの支部組織の再編に合わせ、各支所を含めた全国一斉稼動に向けて具体の準備を行う。
■年度計画における目標設定の考え方
②
平成 17 年 4 月からの稼働に向けて、災害共済給付
オンライン請求システムを新たに構築するとともに、
オンライン化の推進による事務の効率化を図るため、
学校及び学校の設置者に対して、利用の周知・促進
既存システムの利用促進に努めるとともに、新たなシ
を図る。
ステムの構築準備を行う。
①
スポーツ振興助成金交付申請に係るシステムの利
③
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に向けて、広域
用の促進に努め、申請受付件数全体に占めるオンラ
専用ネットワークを構築するとともに、イントラネ
インによる申請率を 70%以上とする。
ットを活用して情報化を積極的に推進する。
20 NAASH 2004
Ⅰ
④
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
③
平成 16 年 4 月稼働の財務会計システムを適正に運
広報誌『スポーツ振興くじ第 23 号(平成 16 年 12
用するとともに、平成 17 年 4 月の支部組織再編に合
月発行)』において、平成 17 年度スポーツ振興く
わせて、本部・支所で統一したシステムを構築する。
じ助成金の募集について掲載した。
2
■業務実績
1
助成金交付申請受付事務のオンライン化の推進
災害共済給付オンライン請求システムの構築
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事
スポーツ振興に係る助成金交付申請手続きの簡素
務処理の迅速化・効率化を図るため、平成 17 年 4 月
化・迅速化による事務の効率化を図るため、ホームペ
請求分からの稼働に向けて、災害共済給付オンライ
ージ、広報誌等を通じてオンライン申請の利用促進を
ン請求システム(以下「災害共済給付システム」と
図るとともに、様々な機会をとらえて各団体に対して
いう。)を構築し、テスト運用を行うとともに、学校
個別に利用促進を図ったことにより、助成金申請受付
及び学校の設置者等に対して、災害共済給付システ
件数全体に占めるオンラインによる申請率が、目標値
ムの利用促進を図るための周知に努めた。
(Ⅱ−4−
(70%)を上回る 88%となった。
(2)参照)
(1)オンラインによる助成金申請率(目標:70%以上)
平成 17 年度助成事業
区分
オンライン
申請
申請率
申請(A)
受付数(B) (A÷B)×100
スポーツ
61 件
83 件
73%
振興基金
スポーツ
215 件
230 件
93%
振興投票
計
276 件
313 件
88%
(1)災害共済給付システムの導入に向けた準備状況
このシステムは、インターネットを利用し、全
国 82,000 の学校及び学校の設置者を利用対象とし、
年間約 200 万件(給付金約 200 億円)のデータ処
理を行う大規模なシステムであることから、構築
に当たっては、関係部署の職員により構成するシ
ステム委員会を設置し、仕様書、総合評価基準、
審査基準の策定及び開発から導入後の運用につい
ての検討を行うとともに、具体的な事項について
は、ワーキングチーム及びプロジェクトチームを
設置し検討を行った。また、情報システムに関す
るコンサルティング会社と契約を行い、円滑な作
業、開発及び導入に努めた。
オンライン申請の画面(ホームページ)
(2)各団体への利用促進状況
オンライン申請手続きについて、ホームページ、
広報誌等に掲載するとともに、各団体に対して、
ヒアリングの際に説明するなど利用促進に努めた。
なお、スポーツ振興基金の対象団体は、事実上、
中央スポーツ団体に限られていることから、個別
の団体に対して様々な機会をとらえて利用の促進
を図ったことにより、オンラインによる助成金申
請率は、前年度を上回り、73%となった。
①
ヒアリングを実施した際に、オンラインによる
申請方法の説明を行った。
②
災害共済給付オンライン請求システム
(上:概要図、下:ログイン画面)
平成 16 年 12 月 10 日付で、教育委員会、スポー
ツ団体等へ平成 17 年度スポーツ振興くじ助成金の
募集についての通知を発送した。
NAASH 2004
21
第2章
業務実績報告
(2)システムの利用促進を図るための周知
3
広域ネットワークの構築及び情報の共有化の状況
災害共済給付システムの円滑な導入のため、機
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合わせ、本部
関誌やホームページ等を活用し、学校及び学校の
及び各支所を結ぶ広域専用ネットワークを活用し、
設置者に対して利用の周知を図った。
イントラネット等を利用した情報伝達の迅速化、情
全国の学校及び学校の設置者等に対して配布す
報の共有化を推進するため、本部及び各支所を結ぶ
る機関誌『健康安全』に、システムの概要等を掲
広域専用ネットワーク等の情報化基盤の改善を図っ
載(平成 16 年 5・7・9・11、平成 17 年 1・3 月号)
た。
①
②
全国学校保健研究大会等での広報活動(平成 16
年 10 月)
なお、これらの情報システムの管理・運用に当た
っては、総務・企画調整・財務担当理事を情報システ
センターホームページに、システムの概要及び
ム管理者とした管理体制の下、情報の安全性及び利
学校の設置者等からの質問に対する回答集を掲載
便性を確保するための管理体制並びに適正な利用等
(平成 16 年 11 月)
に関し必要な措置事項を定めた情報システム管理規
③
④
操作説明用CD−ROMの配布(平成 17 年 1 月)
及びヘルプデスクの設置
⑤
操作ガイドの配付(平成 17 年 3 月)
程に基づき実施した。
(1)各支所を含めた広域専用ネットワーク構築に向
けた検討状況
センター本部事務所−国立代々木競技場、国立
(3)共済掛金収納システムの構築
①
スポーツ科学センター、健康安全部衛生管理室を
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合わせ、共
結ぶネットワークについて、平成 17 年 4 月から導
済掛金納入に伴う加入契約児童生徒の名簿更新事
入する災害共済給付オンライン請求システムにお
務処理の簡素化・迅速化による事務の効率化を図
いて、本部−支所間のデータ通信で利用するもの
るため、名簿更新事務及び共済掛金収納事務を一
と同様のVPN(仮想プライベートネットワーク)
体化した共済掛金収納システムを新たに構築し、
を導入することにより、安定性及び拡張性の高い
導入することとし、具体の準備作業を実施した。
ネットワークを構築した。
構築に当たっては、本システムと財務会計シス
平成 16 年 10 月からVPNを利用したネットワ
テムとのデータの連携を図ることにより、災害共
ークを利用するための諸準備を行い、平成 17 年 1
済給付事務及び会計事務の更なる効率化を進める
月に、各支所予定地を含めた広域専用ネットワー
こととした。
クを構築し、運用を開始した。
共済掛金収納システム打ち合わせ会議の実施
平成 17 年 4 月からの稼働に向けて、業務内容や
仕様書の確認を行い、仕様書に基づき開発を進め
た。
開催回数:7 回
内容:ア
イ
②
掛金収納業務の確認
運用時の業務フローの確認など
操作研修会の実施
円滑な業務実施のため、支所職員を対象として、
開発業者による研修会を実施することとした。
開催:平成 17 年 4 月及び 5 月
センターネットワーク構成概要
対象者:支所職員
(2)情報伝達の迅速化、情報の共有化の推進
広報誌等を活用し、グループウェアの利用方法
等の周知を図るとともに、積極的な情報の入力・
発信を促進し、イントラネット等情報システムを
積極的に活用した。
また、平成 17 年 4 月からの災害共済給付オンラ
イン請求システムの稼働に伴い、本部・支所間に
同一のネットワークを構築したことから、管理・
運用の効率化を図るため、本部及び支部で別々と
していたメールアドレスを、全役職員で統一する
共済掛金収納システム概要図
22 NAASH 2004
こととし、平成 16 年 11 月から運用を開始した。
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
(3)支所設置に伴う情報共有化の準備
①
個人情報保護法施行への対応
ア
平成 17 年 4 月から、本部・支所間の広域専用ネ
体制整備の実施
ットワークを利用して、全役職員が同一のグルー
平成 17 年 3 月に、センターが保有する個人情
プウェアを利用するため、十分な処理能力を持つ
報についての管理規則を制定し、センターが保
サーバを新規に導入し、平成 16 年 11 月に利用を
有する個人情報の適切な管理のために必要な事
開始した。
項について明文化するとともに、ガイド『セン
ターの個人情報保護のしくみ』を作成し、各部
また、事務の効率化を図るため、本部と 6 支所が
署に配布し、周知を図った。
同時に利用可能なテレビ会議システムを導入した。
また、情報システム管理規程に情報セキュリ
ティ対策に関する事項を追加し、センターが保
有する個人情報の管理規則との整合性を図った。
イ
個人情報保護法に関する説明会の開催
実施日:平成 17 年 3 月 30 日
参加者:各支所準備室長、各部・場連絡担当
課長、連絡担当課
内容:ⅰ
20 名
個人情報保護法について
ⅱ
センターにおける個人情報保護体
制について
ⅲ
グループウェア(サイボウズ)トップページ
情報システムに関する安全管理に
ついて
(4)例規集データベースの共有
②
平成 16 年 3 月の導入以降、規程の更新作業が容
災害共済給付オンライン請求システムにおける
情報セキュリティ対策
易となったことから、常に最新の状態を保つこと
災害共済給付オンライン請求システムは、災害
が可能となった。また、他部署との情報共有が困
情報等個人情報を取り扱うことから、適切なセキ
難であった細則や取り決めなど、規程集に未掲載
ュリティ対策を講じるとともに、システムを利用
であった情報も掲載することにより、センター全
する職員に対し、個人情報保護についての職員研
体で共有することが可能となった。
修を行い、個人情報の適正な取扱いについて周知
徹底を図った。
また、システム開発及びシステム操作説明の段
階で、システムの動作確認のため、開発業者に対
し、災害情報等個人情報を入力データとして提示
する必要があったことから、センターが開示する
情報等の秘密保持に関する取扱いを定めた秘密保
持合意書を開発業者と取り交わした。
例規集データベース
(5)情報セキュリティ対策
平成 17 年 4 月 1 日からの個人情報保護法等の完
全施行に適切に対応するため、センターが保有す
る個人情報についての管理規則を制定するととも
に、センターの情報システムを適正に運用管理す
るための情報システム管理規程に、情報セキュリ
ティ対策に関する事項を追加するなど、体制整備
を進めた。また、センターの個人情報を適切に取
り扱うため、個人情報保護に関する説明会を実施
した。
4
財務会計システムの導入の状況
平成 16 年 4 月から本部で稼働している財務会計シ
ステムを適正に運用するとともに、平成 17 年 4 月か
らの支部組織再編に合わせて、本部・支所において
統一した財務会計システムを使用するため、システ
ムの改修や操作研修の実施等具体の準備を行った。
①
全国一斉稼働に向けての準備状況
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合わせて、
現在、本部で稼働している財務会計システムを、
支所においても使用可能となるように改修を行っ
た。新しい財務会計システムへの移行に当たって
は、既に支部において稼働している支部会計シス
テムから、円滑に移行できるように留意の上、実
施した。
なお、本部・支所において共通の財務会計シス
NAASH 2004
23
第2章
業務実績報告
テムを使用することにより、会計処理の一層の効
率化が期待される。
財務会計システム
②
操作研修の実施
支所業務の円滑な移行と運営等を図るために実
施した職員研修において、支部職員全員を対象と
し、操作研修を行った。
文書管理システム(上:概要、下:ログイン画面)
実施日:平成 16 年 11 月 9 日、12 日、15 日
6
5
ホームページを活用した情報提供
文書管理システムの構築状況
文書の接受、起案(作成)等から保存、廃棄に至
ホームページは、広く国民に対する法人情報の公
開・提供の手段として、効率的・効果的なものであ
るまでの文書及び書誌的情報の管理を適正に行うた
ることから、法令に定められた公表事項はもとより、
め、支所において文書管理システムを導入すること
業務の透明性を確保する観点からも、法人情報を積
により、事務処理の効率化・省力化を図ることとし
ている。
極的に提供した。
(1)情報提供の状況
また、災害共済給付オンライン請求システムの導
各部署の職員で構成するホームページ委員会を
入に伴い、電子媒体による文書の取扱いの増加が見
定期的に開催し、掲載情報についての検討を行う
込まれることから、当該システムと連携することに
とともに、ホームページの製作や更新作業を職員
より、業務の効率化及び経費の削減を図る。
が実施するメリットを活かし、迅速かつ積極的に
なお、支所の文書処理を迅速かつ適切に行うため、
情報提供を行った(週平均 4 日の更新)。また、平
連動する本部における文書管理システムも併せて構
成 16 年 4 月 1 日からのスポーツ振興基金部及びス
築することとしている。
ポーツ振興投票部の統合に伴い、各助成事業の一
さらに、文書管理システムの導入に伴い、最低保
元的な情報提供に努め、利用者の利便性の向上を
存期間基準や法人文書分類基準の見直しを進めた。
①
進捗状況
図った。
①
平成 17 年 4 月からの稼働に向けて、仕様書に基
づき開発を行うとともに、円滑な業務実施のため、
新たな掲載情報(主なもの)
ア
『国立競技場』掲載(国立霞ヶ丘競技場)
イ 『平成 15 年度自己点検評価書』及び『平成 15
研修会を実施した。
ア
文書管理システム打ち合わせ会議の実施
年度業務実績報告書』全文掲載(法人情報)
ウ
陸上競技場のゲートごとの座席図を掲載(国
開催回数:16 回
内容:・システム化範囲の選定
イ
スポーツ振興事業に関するページを見直し、
・文書管理業務の流れの確認
「スポーツ振興くじ」、「スポーツ振興基金」及
・業務サイクルの確認など
び「スポーツ振興助成」に区分け(スポーツ振
職員研修会の実施
本部と 6 支所間に構築したテレビ会議システ
ムを利用し、平成 17 年 3 月に、共通操作、起案
等の操作研修を実施した。
24 NAASH 2004
立霞ヶ丘競技場)
エ
興事業部)
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
が中央スポーツ団体に限られていることから、オンラ
インによる交付申請の実施について、個別の団体に対
して様々な機会をとらえ利用促進を図ったことにより、
平成 17 年度助成事業におけるスポーツ振興基金のオン
ラインによる助成金申請率は、73%となった。
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務
処理の迅速化・効率化を図るため、平成 17 年 4 月請求
分からの稼働に向けてシステムを構築し、テスト運用
を行うとともに、学校及び学校の設置者等に対し、シ
ステムの利用促進を図るための周知に努めた。構築に
当たっては、システム委員会において、仕様書の策定
センタートップページ(ホームページ)
ホームページへのアクセス数や動向は、国民の
ニーズ(注目の度合、意向等)を把握する上で有効
なものであることから、月ごとに、部署別、掲載
内容別にアクセス数等の集計・分析を行い、デー
タを本部職員用グループウェア(サイボウズ)及び
職員専用ウェブサイト(支部サイト)に掲載し、各
部署における掲載内容の充実と国民のニーズの把
握に活用した。
なお、平成 16 年度のアクセス数は、8,132,924
件であった。
(単位:件)
5月
650,164
9月
728,230
1月
598,929
※平成 15 年度:7,623,831
開発及び導入に努めた。
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合わせて、本部
(2)アクセスの状況
4月
578,264
8月
852,811
12 月
671,874
等及び導入後の運用等についての検討を行い、円滑な
6月
607,569
10 月
657,223
2月
566,689
7月
744,765
11 月
660,011
3月
816,395
及び各支所を結ぶ広域専用ネットワークを活用し、イ
ントラネット等を利用した情報伝達の迅速化、情報の
共有化を推進し、組織を活性化するため、イントラネ
ット等の情報化基盤の改善を図った。
平成 16 年 4 月から本部において稼働している財務会
計システムを適正に運用するとともに、平成 17 年 4 月
からの支部組織再編に合わせて、本部・支所において
統一した財務会計システムを使用するため、システム
の改修や操作研修の実施等具体の準備を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
平成 14 年度:7,220,312
ホームページアクセス数
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ振興に係る助成金交付申請受付手続きの簡
素化・迅速化による事務の効率化を図るため、オンラ
イン化を推進し、申請手続きについて、ホームページ
等に掲載するなど、各団体に対して利用促進を図った
ことにより、オンラインによる助成金申請率が 88%とな
った。特に、スポーツ振興基金については、対象団体
NAASH 2004
25
第2章
2
業務実績報告
組織及び定員配置の見直し
(1)組織のスリム化
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
2 組織及び定員配置の見直し
業務執行が最も効率的・効果的に行えるよう、柔軟な組織体制の構築及び定員配置を図る。
また、都道府県支部で実施している業務の執行体制についても必要に応じ見直しを図り、効率化・体系化を
図る。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
2 組織及び定員配置の見直し
社会的ニーズの変化に応じて、業務執行が効果的・効率的に行えるよう、責任と役割分担を明確化した機能
的で柔軟な組織体制の整備及び業務内容・業務量に応じた定員配置を行うとともに、継続的に組織の在り方の
見直しを進める。
(1)国立競技場における管理運営業務の外部委託の推進及び学校給食用物資供給業務の廃止に合わせて、組織
のスリム化を図る。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
2 組織及び定員配置の見直し
(1)組織のスリム化
① スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票に係る業務を一体的な組織運営のもとに推進するため、スポー
ツ振興基金部とスポーツ振興投票部の組織統合を行い、「スポーツ振興事業部」を設置する。
② 国立競技場における管理運営業務の外部委託の推進による組織のスリム化及び基幹的な業務等の効率
化・合理化を図るため、平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場の組織統合に向けた
検討を行う。
■年度計画における目標設定の考え方
業務執行が効率的・効果的に行えるよう、柔軟な組
織体制の構築及び定員配置を図る。
① 平成 16 年度から、スポーツ振興基金部及びスポー
ツ振興投票部を組織統合する。
② 平成 17 年度から、国立霞ヶ丘競技場及び国立代々
木競技場の組織統合を行うため具体の準備を行う。
■業務実績
1 組織及び定員配置の見直し状況
社会的ニーズの変化に応じて、業務執行が効果
的・効率的に行えるよう、責任と役割分担を明確化
した機能的で柔軟な組織体制の整備及び業務内容・
業務量に応じた定員配置を行うとともに、継続的に
組織の在り方の見直しを進めた。
(1)スポーツ振興基金部とスポーツ振興投票部の統
合の実施等
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票に係る
業務を一体的な組織運営のもとに推進するため、
スポーツ振興基金部とスポーツ振興投票部の組織
統合を行い、平成 16 年 4 月から、「スポーツ振興
事業部」を設置した。
従来、両部合わせて 5 課体制であった組織を 3 課
1 室体制にし、特に、
「特殊法人等整理合理化計画」
の指摘事項に基づき、スポーツ振興基金、スポーツ
振興投票事業による助成の重複が生じないよう、そ
26
NAASH 2004
れぞれの助成に係る基準を明確にするとともに、助
成金交付申請者の利便性を考慮し、両部で別々に実
施していた助成事業について、同一の課(助成課)
において取りまとめ調整することとし、そのための
組織の整備を図った。
また、スポーツ振興くじ販売の強化等を行うた
め、「スポーツ振興推進役」を設置するとともに、
組織統合に当たり検討を重ねてきた事務所掌や定
員配置(1 名削減)を実施し、柔軟な組織体制の構
築及び定員配置を行った。
さらに、平成 18 年(2006 年シーズン)からのく
じ販売業務の大幅な仕組の変更(委託運営方式か
ら直接運営方式)に向けて、スポーツ振興事業部
の体制の見直しを行いつつ、準備組織を整備し、
直接運営方式による事務の実施に向けた準備を平
成 17 年 2 月 1 日から開始した。
平成15年10月1日
スポーツ振興基金部
管理課
助成課
平成16年4月1日
スポーツ振興事業部
運営調整課
販売事業課
助成課
スポーツ振興投票部
管理課
事業企画室
企画運営課
振興事業課
スポーツ振興基金部とスポーツ振興投票部の統合
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
等について打ち合わせを行い、その方向性や問
(2)国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の統合に
題点等について取りまとめを行った。
向けた準備状況
イ
国立競技場における管理運営業務の外部委託の
総務部、財務部及び国立競技場において、国
推進による組織のスリム化及び基幹的な業務等の
立競技場の組織、人員配置、勤務体制、予算、
効率化・合理化を図るため、平成 17 年度からの国
経理の仕組み等の検討を行い、具体の準備を行
った。
立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場の組織統合
ウ
に向けて、組織統合及び外部委託業務等に関する
平成 17 年 4 月からの外部委託計画、組織、事
務分掌等の整備を行った。
検討を行った。
組織統合を円滑に行い、利用者サービスの低下
平成15年10月1日
を招かないよう、事務処理体制の整備を進め、総
務部、財務部及び国立競技場において、組織、定
国立競技場
運営調整課
員配置、勤務体制、予算、経理の仕組み等の検討
施設管理課
を行い、平成 17 年 4 月からの外部委託計画、組織
事業課
運営調整課
施設管理課
スポーツ博物館
体制、事務分掌等の整備を行った。
①
平成17年4月1日
国立霞ヶ丘競技場
国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場で組織
事業課
国立代々木競技場
する「組織統合及び業務の外部委託検討会議」の
施設管理課
ア
開催回数:5 回
イ
内容:・従来実施してきた業務の外部委託に
国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の統合
・霞ヶ丘競技場と代々木競技場の統合
に向けた組織案と外部委託の可能性の
検討
総務部と国立競技場の打合せ会議
ア
開催回数:1 回
イ
内容:外部委託計画及び中期目標期間中の年
次人員配置についての意見調整
③
国立競技場の組織統合・業務外部委託等に関す
(3)その他の組織整備
社会的ニーズの変化に応じて、業務執行が効果
的・効率的に行えるよう、責任と役割分担を明確化
した機能的で柔軟な組織体制の整備及び業務内
容・業務量に応じた定員配置に努めた。
①
監査室長の設置
設置目的:監査業務を強化するため
る打合せ会
ア
開催回数:3 回
イ
内容:・国立競技場における検討結果の報告
設置日:平成 16 年 4 月 1 日
②
JISS運営部運営調整役の設置
設置目的:外部団体との調整、国際競技力向上事
及び報告を踏まえた検討
業の推進や研究部や研究員等との調
・役員会に諮る組織計画の取りまとめ
④
整を行うため
役員会における承認
平成 16 年 11 月の役員会において、国立競技場
の統合組織の概要が決定し、平成 17 年 4 月 1 日に
両場を統合し、国立競技場とすること及び場長の
下に 4 課で業務を行うこと並びにスポーツ博物館
については、業務の内容等を勘案し、総務部に移
設置日:平成 17 年 2 月 1 日
③
平成 17 年度からの組織体制の整備(平成 16 年
11 月 9 日役員会承認)
ア
ⅰ
するため、事業推進役を設置することが併せて承
ⅱ
が終了するため。
なお、平成 17 年 4 月から、支部組織再編準
役員会の承認を受けて、国立代々木競技場に
備室を廃止し、人員を縮小し、支所化後の不
おいて、組織統合を円滑に行い、利用者サービ
測の問題発生に対するアフターケアを行うた
スの低下を招かないような事務処理体制の整備
を進めるため、国立代々木競技場が 1 課(代々
木事業課)となるに当たっての所掌事務、職員
の勤務体制、国立霞ヶ丘競技場との業務の分担
支部組織再編準備室長の廃止
平成 17 年 3 月末で支部組織再編の準備作業
国立競技場における統合の準備
ア
広報情報公開室長の廃止
ための体制が整備されたため。
認された。
⑤
総務部
センターにおける情報公開制度に対応する
管することが承認された。
なお、代々木競技場における業務を円滑に実施
※ スポーツ博物館は総務部に改組
事業課
関する内容の確認
②
代々木事業課
運営調整課
開催
め、支部組織再編室を設置することとした。
ⅲ
スポーツ博物館の移管
業務の重要性、性質等を考慮し、国立競技
場から総務部へ移管する。
NAASH 2004
27
第2章
業務実績報告
イ
JISS
ⅰ
ウ
ⅰ
統括研究部長の設置
場及び国立代々木競技場の組織統合に向けて、組織統
3 研究部を取りまとめ、国際競技力向上に向
合及び業務の外部委託に関する検討を行い、平成 17 年
けた医・科学研究事業を推進するため。
4 月からの外部委託計画、組織、事務分掌等の整備を行
健康安全部
った。
特例業務室長の廃止
学校給食用物資の取扱廃止に向けた諸条件
整備の進捗により、業務規模が縮小したため。
なお、学校給食用物資の取扱い廃止予定の
期限である平成 18 年 3 月 31 日をもって特例
業務室は廃止する。
2
組織統合による具体的効果の把握
(1)スポーツ振興基金部とスポーツ振興投票部の統
合
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票に係る
業務を一体的な組織運営により推進することが可
能となり、適切な助成事業執行のための体制整備
が図られた。また、両部で別々に実施していた助
成事業について、同一の課(助成課)において取
りまとめることにより、助成申請者の利便性が向
上した。
(2)国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の統合
平成 15 年度に実施した電気・機械業務の外部委
託による効果を確認しつつ、平成 16 年度事業を実
施したところ、利用者サービスの低下を生じるこ
となく、経費の削減ができた。
また、組織統合により、平成 16 年度期初の職員
数 60 人から、平成 17 年度期初の職員数 45 人へ、
15 人の削減を見込んでいる。
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票に係る業務
を一体的な組織運営のもとに推進するため、スポーツ
振興基金部とスポーツ振興投票部の組織統合を行い、
「スポーツ振興事業部」を設置した。
特に、
「特殊法人等整理合理化計画」の指摘事項に基
づき、スポーツ振興基金、スポーツ振興投票事業によ
る助成の重複が生じないよう、それぞれの助成に係る
基準を明確にするとともに、申請者の利便性を考慮し、
両部で別々に実施していた助成事業について、同一の
課において取りまとめ調整するための組織整備を行っ
た。
また、スポーツ振興くじ販売の強化等を行うため、
「スポーツ振興推進役」を設置するとともに、統合に
当たり検討を重ねてきた事務所掌や定員配置を実施し、
柔軟な組織体制の構築及び定員配置を行った。
国立競技場における管理運営業務の外部委託の推進
による組織のスリム化及び基幹的な業務等の効率化・
28
合理化を図るため、平成 17 年度からの国立霞ヶ丘競技
NAASH 2004
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅰ
2
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
組織及び定員配置の見直し
(2)支部組織の再編
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
2 組織及び定員配置の見直し
業務執行が最も効率的・効果的に行えるよう、柔軟な組織体制の構築及び定員配置を図る。
また、都道府県支部で実施している業務の執行体制についても必要に応じ見直しを図り、効率化・体系化を
図る。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
2 組織及び定員配置の見直し
社会的ニーズの変化に応じて、業務執行が効果的・効率的に行えるよう、責任と役割分担を明確化した機能
的で柔軟な組織体制の整備及び業務内容・業務量に応じた定員配置を行うとともに、継続的に組織の在り方の
見直しを進める。
(2)各都道府県に設置している支部組織を再編し、スケールメリットを活かした組織・業務運営体制の構築を
行い、業務の効率化・体系化を図る。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
2 組織及び定員配置の見直し
(2)支部組織の再編
各都道府県に設置している支部組織を、平成17年4月から6ブロックに再編することにより、スケール
メリットを活かした組織・業務運営体制の構築を行い、業務の効率化・体系化を図るため、支部組織再編準
備室を中心に、具体の準備作業を行う。
■年度計画における目標設定の考え方
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に向けて、今まで
の検討結果を踏まえ、円滑な移行を行うための具体的
準備作業を行う。
務量(加入者数、給付件数)等について、総合的
な見地から検討を行い、平成 16 年 4 月に、6 支所
の事務所設置場所を決定した。
なお、事務所設置場所の決定後、所在地を関係
団体に通知するとともに、ホームページや広報誌
■業務実績
1
等により周知を図った。
支部組織再編の進捗状況
スケールメリットを活かした組織・業務運営体制
の構築を行い、業務の効率化・体系化を図るため、今
までの検討結果を踏まえ、平成 17 年 4 月から、各都
道府県に設置している支部組織を 6 ブロックに再編
し、各ブロックに支所を設置することとした。
各支所の組織は、2 課体制(ただし、東京支所につ
支所名
仙台支所
東京支所
名古屋支所
大阪支所
広島支所
福岡支所
所在地
仙台市青葉区上杉 1-5-15
新宿区霞ヶ丘町 10-1
名古屋市中村区那古野 1-47-1
大阪市北区梅田 1-11-4
広島市中区基町 9-32
福岡市中央区天神 4-8-10
いては、業務量を考慮し、3 課体制とする。)とし、
それぞれ支所長及び課長を設置し、定員配置について
は、センター全体の組織の見直し等を踏まえ、適正な
配置とすることとした。
また、支所への円滑な移行を進めるため、平成 17
(2)各支所事務所への移転
支所事務所への移転を円滑に実施するため、支
所に設置する備品・設備等の調査を行い、調達を
行うとともに、効率的に移転作業を進めるため、
年 2 月 1 日付けで、各支所に「支所準備室」を設置し、
「支部移転マニュアル」を作成し、マニュアルに
具体の準備作業を実施した。
基づき、作業を実施した。
なお、支所化に伴う諸問題のアフターケアに対応
また、支所事務所設置場所の支部を先行して移
するため、平成 17 年 4 月 1 日から、総務部に「支部
転し、その他の支部については、順次移転するこ
組織再編室」を設置することとした。
ととし、平成 17 年 3 月 31 日までに、全支部の移
(1)支所名及び所在地の決定
転が終了した。
支所事務所の選定に当たっては、国の機関等の
設置状況、地理的状況、交通の利便性、支部の業
NAASH 2004
29
第2章
業務実績報告
①
(3)支所組織の整備
支部組織再編に関する研修会
支所組織等については、日本スポーツ振興セン
災害共済給付オンライン請求システムの導入に
ター組織運営規則において規定し、1 支所 2 課体制
向けた研修及び実務研修を 3 グループに分けて実
(ただし、東京支所については、業務量を考慮し、
施した。
3 課体制とする。)とし、各支所には、支所長及び
開催日:平成 16 年 11 月 9 日∼12 日
各課に課長を設置することとしている。
平成 16 年 11 月 15 日∼18 日
対象者:支部職員全員
定員配置は、センター全体の組織の見直し等を
踏まえ、職員に対する意向調査等を踏まえ、適正
開催場所:日本スポーツ振興センター
な配置とする。
参加者数:157 名
実施内容:災害共済給付オンライン請求システ
ム研修、財務会計システム研修、実
務担当者研修
②
支所管理職研修
支所の業務運営、業務処理等及び職員の指導監
督等管理職としての資質の向上を目的とした研修
を実施した。
開催日:平成 16 年 12 月 15 日∼17 日
対象者:支所管理職予定者
開催場所:日本スポーツ振興センター
参加者数:19 名
実施内容:外部講師による管理職としての基礎
支部組織再編のお知らせ(ホームページ)
研修・評価者研修、財務管理者とし
ての研修等
(4)ブロック研究協議会の開催
③
ブロック研究協議会の開催については、平成 15
支所配属職員及び採用予定者のシステム研修会
災害共済給付オンライン請求システムの導入に
年度に、支部組織再編後の体制整備に備え、7 地域
向けた研修及び実務研修を実施した。
(東北・北海道、関東、東海・北陸、近畿、中国、
開催日:平成 17 年 1 月 18 日∼19 日
四国、九州)での開催を、先行して支部組織再編
対象者:支所配属予定者等
後の 6 地域の区分けに再編成したところであり、
開催場所:日本スポーツ振興センター
平成 16 年度は、支所所在地となる都府県において
参加者数:17 名
ブロック研究協議会を開催した。
実施内容:災害共済給付オンライン請求システ
ブロック研究協議会においては、災害共済給付
ム研修、財務会計システム研修、セ
オンライン請求システム及び支所化に向けた業務
キュリティに関する講義
処理について指導・説明を行うとともに、支所事
務所と借上げ宿舎の下見を実施した。
地域
九州
東北・
北海道
東海・
北陸
中国・
四国
関東
近畿
開催都府県
福岡県
開催日
平成 16 年 8 月 19、20 日
宮城県
平成 16 年 9 月 2、3 日
愛知県
平成 16 年 9 月 9、10 日
広島県
平成 16 年 9 月 9、10 日
東京都
大阪府
平成 16 年 9 月 16、17 日
平成 16 年 9 月 16、17 日
災害共済給付システム支部研修
2
支部組織再編準備室会議の開催状況
設置者・学校等の意向や支部の実情等を反映させ
つつ、支部組織再編に向けた具体の準備を進めるた
(5)職員研修の実施
30
め、支部組織再編準備室を中心として、本部・支部
支所化後の支所業務の円滑な運営及びシステム
職員で構成する支部組織再編準備室会議を開催し、
の習熟等を図るため、職員研修及び管理職研修を
支所の組織や規程、業務内容、関係機関との連携体
実施した。
制等の検討を行った。
NAASH 2004
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
ウ
開催回数:2 回
検討内容:ア
各支所の地域別(都道府県別・市区町村別)
校種別災害発生状況を提供する。
ブロック化に向けた災害共済給付
エ
業務に関する、各都道府県教育委員
災害共済給付金の進捗状況に関する情報を提
供する。
会との連携・協力
イ
職員宿舎の借上げ計画
ウ
調達計画(什器類及び環境整備)
エ
「支部移転マニュアル」の作成
オ
都道府県連絡協議会等の設置
カ
ブロック化に向けた職員研修計画
キ
システム関係
④
センターが発行する様々な書籍により、災害防
止情報等を提供する。
⑤
広報誌等の発行
ア
センター本部において、広報誌『健康安全』
を発行する。(年 6 回発行予定)
イ
各支所において、地域と密着した支所広報誌
の発行を検討する。
3
円滑な支所業務運営に向けた対応
⑥
災害共済給付オンライン請求システムを構築す
ることにより、設置者・学校等における災害共済
平成 17 年 4 月からの支部組織の再編に向けて、設
給付に係る申請手続きの迅速化・効率化を図る。
置者・学校等に対して、支部事務所の移転及び支所
事務所開設の案内等について、文書・広報誌等で周
⑦
6 支所独自の情報提供を行う体制を整備するた
知を行い、理解・協力を得るとともに、支所の設置
め、各支所のホームページを開設し、インターネ
に伴い、設置者・学校等に対してサービスの低下を
ットを活用した情報提供を行うことにより、一層
招かないよう、サービス体制の整備に努めた。
のサービスの維持・向上に努める。
(1)支所の設置及び災害共済給付オンライン請求シ
ステム利用の周知・広報
平成 16 年 11 月から、センターホームページに
支部組織再編に関する事項を掲載し、支所の所在
地、支所設置までのスケジュール、災害共済給付
オンライン請求システムに関する事項、支所化後
の業務内容等について、設置者・学校等はもとよ
り、広く国民に支所化に関する情報提供を行い、
理解・協力が得られるよう努めた。
また、災害共済給付オンライン請求システムを
適切に運用するため、協力依頼について、各設置
支所トップページ(ホームページ)
者へ通知を行うとともに、システムを利用する設
置者・学校等に対し、
「システム操作ガイド」の配
布を行った。また、設置者・学校等に対して、説
明会等を開催した。
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 17 年 4 月から、47 都道府県支部組織を 6 支所に
再編し、スケールメリットを活かした組織・業務運営
体制の構築を行い、業務の効率化・体系化を図るため
(2)設置者・学校等に対するサービス体制の整備
支所の設置に伴い、設置者・学校等に対してサ
者等の意向や支部の実情等を反映させつつ、具体の準
ービス低下を招かないよう、次のサービス体制を
備を進めた。支部組織再編準備室、本部・支部職員で
整備するとともに、支所化後の運営を円滑に行う
構成する支部組織再編準備室会議を開催し、支所の組
ため、平成 17 年 4 月 1 日付けで「支部組織再編室」
織や規程、業務内容、関係機関との連携体制等の検討
を設置し、不測の問題発生に対するアフターケア
を行うなどの具体の準備作業を行った。
を行っていくこととした。
①
各支所に、都道府県別の担当者を定め、専任的
な相談窓口を設置する。
②
ホームページに、学校災害に関する統計情報等
を掲載する。
③
に、支部組織再編準備室を中心に、学校や学校の設置
インターネットの活用
ア
設置者・学校等が、各種請求様式をダウンロ
ードし取得することを可能とする。
イ
また、設置者・学校等に対して、支部事務所の移転
及び支所事務所開設の案内等について、文書・広報誌
等で周知を行い、理解・協力を得るとともに、支所の
設置に伴い、設置者・学校等に対してサービスの低下
を招かないよう、サービス体制の整備に努めた。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
災害共済給付等に関する最新情報を迅速に提
供する。
NAASH 2004
31
第2章
3
業務実績報告
業務運営の点検・評価の実施
(1)全業務運営についての自己点検・評価等の実施
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務の改善に反映させる。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務運営の改善に反映させる。
(1)法人内部に評価委員会を設け、毎年度、全業務運営について自己評価を行うとともに、業務運営全般につ
いて法人の長による定期的なヒアリングを実施し、業務運営の改善を促進する。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
(1)全業務運営について、業務の進行管理及び業務実績等の点検・評価を行い、課題等を提起し、業務運営の
改善に資するため、定期的に自己評価委員会を開催するとともに、法人の長によるヒアリングを実施する。
■年度計画における目標設定の考え方
業務運営の改善に資するため、平成 15 年度に設置し
た自己評価委員会を定期的に開催するとともに、業務
運営の改善を促進するため、理事長等による業務改善
ヒアリングを定期的に実施する。
内容:・平成 15 年度自己点検評価書・業務実績
報告書の作成について
・平成 16 年度における業務進行管理の実
施について
・平成 17 年度計画(案)について
■業務実績
1
法人の全業務運営の点検・評価の実施
平成 15 年 10 月に設置した、総務・企画調整・財
務担当理事を委員長とし、各部の部長職等で構成す
る自己評価委員会を、定期的(3 か月ごと(定例:毎
月第 1 木曜日))及び必要に応じて臨時に開催し、全
業務運営の進行管理及び実績等の点検・評価を行い、
業務運営上の課題・改善策等を明確にし、その後の
業務運営に反映させるなど、業務運営の改善・推進
に努めた。
(1)自己評価委員会の開催
年度計画に定めた事項の確実な実施に資するた
め、各部・場における業務の進行管理状況を記載
した進行管理表に基づき、各事業の履行状況の検
センターの自己評価体制
証を行い、自己評価委員会での検証後、役員会に
おいて総合検証等を行うことにより、全業務運営
の改善・推進に努めた。
(2)自己評価委員会作業部会の開催
各事業部門における業務の実施状況等に関する
また、業務の進行結果を踏まえ、業務実績につ
資料の収集等を行い、点検・評価に資するための
いて自己点検評価を行い、全役職員が一丸となっ
基礎資料の取りまとめを行うため作業部会を設置
て業務の改革・改善に取り組むための指針とする
し、具体の作業を行った。
ため、その結果を「自己点検評価書」として取り
まとめるとともに、外部評価を受けるため、
「平成
15 年度業務実績報告書」を作成した。
開催回数:8 回(平成 16 年 4 月∼平成 17 年 3 月)
32
NAASH 2004
(3)平成 15 年度業務実績評価に係る作業の実施
各事業部門から自己評価委員会に提出された進
行管理表を基に、業務実績について自己点検評価
Ⅰ
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
を行うとともに、評価結果等を自己点検評価書と
は、実施結果を当該年度の業務実績に反映させる
して取りまとめた。さらに、外部評価を受けるた
ため、各部・場の重点課題を中心に、平成 15 年度
めの業務実績報告書を取りまとめ、平成 16 年 6 月
より実施時期を前倒しし、ヒアリングを実施した。
30 日に、文部科学省独立行政法人評価委員会に提
①
実施日:平成 17 年 1 月 20 日、21 日
出した。
②
実施者:理事長、総務・企画調整・財務担当理
③
実施内容:ア 「平成 15 年度業務改善ヒアリン
事、各担当理事
グ指示事項」の取組状況
イ
『平成 15 年度自己点検評価書』
に記載した「新たな課題と展望」
に対する取組状況
ウ
平成 16 年度計画の達成見込み
状況
エ
平成 15 年度文科省評価委員会
の評価結果に係る留意事項等の反
映状況
自己点検評価書
オ
業務実績報告書
その他当面の課題(新規事業、
業務の見直し等)
2
法人の長等による業務運営についてのヒアリング
3
法人の長に対する理事のサポート及び監事の業務
法人の長に対して的確なサポートを行うため、
「役
の実施
自主的・自律的な組織運営を担う独立行政法人と
員会規程」に基づき、役員会を定期的に開催し、セ
して、法人の長の下、法人の設立目的及び中期目標
ンターの運営方針、課題、重要な連絡調整等につい
の達成に向けて、業務運営全般にわたる進捗状況と
て、役員間の共通認識が図られるように努めた。
課題を明確にしながら、自ら改革・改善を推進する
また、監事(常勤、非常勤)は、業務監査を実施
ことを目的として、平成 15 年度に引き続き、理事長
するなど、必要な業務を果たすとともに、監査報告
等による業務改善ヒアリングを実施し、ヒアリング
や意見提出を行った。
結果に基づく指摘事項を各部・場に指示するなど、
(1)役員会の開催
法人の業務運営全般に責任を有する理事長が、
業務運営の改善を促進した。
法人の課題を的確に認識し、かつ、法人の設立目
(1)「平成 15 年度業務改善ヒアリング実施結果に基
的及び中期目標にふさわしい明確な経営戦略を持
づく指示事項」等のフォローアップの実施
独立行政法人初年度の平成 15 年度に、平成 16
ち、また、リーダーシップを発揮した的確な業務
年 2 月中旬に実施した理事長等による業務改善ヒ
運営を行うため、役員会規程に基づき、理事長、
アリングの結果を踏まえ、平成 16 年 3 月 4 日に「平
理事及び監事で構成する役員会を毎月定期的に開
成 15 年度業務改善ヒアリング実施結果に基づく指
催した(臨時役員会は 2 回開催)。
示事項」として指示を行った。
これらの指示事項に対する各部・場における取
(2)平成 15 事業年度業務監査の実施
組状況及び平成 16 年度計画及び中期計画の着実な
平成 16 年 6 月に、監事により、
「平成 15 年度業
達成に向けて、ヒアリング指示事項や外部評価に
務実績報告書」及び「平成 15 年度自己点検評価書」
係る留意事項等を反映した業務の改革・改善の早
に基づき、平成 15 年度の業務の達成状況等につい
期実行を促進するため、平成 16 年度前期の取組状
ての業務監査を実施した。
①
実施:平成 16 年 6 月
②
実施者:監事(同席:監査室職員、総務部企画
ね順調に業務が実施されていると見られたことか
③
監査内容:年度計画に基づく達成状況等
ら、引き続き、業務運営の改善及び当該年度並び
④
監査結果:平成 15 年度計画に定めた事項の着実
況等について、フォローアップを行った。
各部・場からの取組状況報告を踏まえ、平成 16
調整課長)
年度計画及び中期計画の着実な達成に向けて、概
に次年度以降の業務の実施に当たることとされた。
な達成に向けて、順調に業務が実施
された。
(2)平成 16 年度業務改善ヒアリングの実施
独立行政法人として 2 年目に当たる平成 16 年度
NAASH 2004
33
第2章
業務実績報告
(3)センターにおける業務運営の効率化に関する推
進状況の調査の実施(Ⅰ−3−(3)参照)
平成 16 年 6 月に開催された「行政効率化関係省
庁連絡会議」における「行政効率化推進計画」に
基づき、センターの行政効率化推進状況等につい
て調査を行い、より一層の業務の効率化に資する
ため、平成 16 年 8 月 31 日付けで、監事から「業
務運営の効率化に関する推進状況の調査(監査)
の実施について(通知)」を行い、調査を実施した。
調査結果は、
「業務運営の効率化に関する推進状
況」として取りまとめの上、役員会に報告され、
効率化推進については、各部署において適切に実
施されていることが確認された。
■中期計画等における目標の達成見通し
全業務運営の実績等について点検・評価を行い、課
題等を提起し業務の改善に資するため、総務・企画調
整・財務担当理事を委員長に、各部の部長職等で構成
する自己評価委員会を定期的に開催し、各部・場にお
ける業務の進行管理状況を記載した進行管理表に基づ
き、事業の履行状況の把握・検証を行うことにより、
全業務運営の改善・推進に努めた。
また、自主的・自律的な組織運営を担う独立行政法
人として、法人の長の下、法人の設立目的及び中期目
標の達成に向けて、業務運営全般にわたる進捗状況と
課題を明確にしながら、自ら改革・改善を推進するた
め、平成 15 年度に引き続き、定期的に理事長等による
業務改善ヒアリングを実施し、業務運営の改善を促進
した。
さらに、法人の長に対して的確なサポートを行うた
め、
「役員会規程」に基づき、役員会を定期的に開催し、
センターの現状、課題、重要な連絡調整等について、
役員間の共通認識が図られるように努めた。
なお、監事(常勤、非常勤)は、業務監査を実施す
るなど、必要な業務を果たすとともに、監査報告や意
見提出を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
34
NAASH 2004
Ⅰ
3
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
業務運営の点検・評価の実施
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務についての外部評価等の実施
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務の改善に反映させる。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務運営の改善に反映させる。
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務の推進方策、計画、進捗状況及び成果については、法人内部に委
員会を設け点検・評価を行うとともに、外部の有識者による評価を行い、それらの結果を研究・支援業務及
び研究員の資質の向上に反映させる。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務の推進方策、計画、進捗状況及び成果についての点検・評価を行
うため、国立スポーツ科学センター自己評価委員会を開催するとともに、外部の有識者による国立スポーツ
科学センター業績評価委員会により、実施事業の事後及び事前評価を行う。
また、評価結果を研究・支援業務及び研究員の資質の向上に反映させるための検討を行う。
■年度計画における目標設定の考え方
(2)業績評価委員会の開催状況
開催回数:3 回
JISS自己評価委員会を開催するとともに、外部
内容:・平成 15 年度事後評価方法の確認
の有識者による業績評価委員会により、実施事業の事
後及び事前評価を行う。
・平成 15 年度事業の説明
・平成 15 年度事後評価フォーマットの修
また、評価結果を研究・支援業務及び研究員の資質
正
の向上に反映させるための検討を行う。
・平成 15 年度事業事後評価の実施
・評価結果を研究・支援業務及び研究員
■業務実績
1
の資質向上へ反映させる方策について
評価委員会の開催状況
JISSにおける国際競技力向上のための研究・支
・平成 17 年度事前評価方法の確認
援業務の推進方策、計画、進捗状況及び成果について、
・平成 17 年度事業事前評価の実施
ほか
平成 15 年度に設置した、JISS職員で構成する自
己評価委員会と外部の有識者で構成する業績評価委
員会において、点検・評価を実施した。
(1)JISS自己評価委員会の開催状況
開催回数:14 回
内容:・平成 15 年度自己点検評価書案の作成
・平成 15 年度事後評価フォーマット案の
作成・修正
・平成 15 年度事業実績報告書案の作成・
修正
・平成 15 年度外部評価書の作成
・平成 16 年度事業評価に向けたスケジュ
業績評価委員会
ール確認
・平成 17 年度事業事前評価フォーマット
の作成・修正
ほか
2
評価結果の反映に関する検討状況
評価結果を研究・支援業務及び研究員の資質向上
に反映させるための方策については、JISS自己
評価委員会で検討したものを評価委員会に諮り、そ
NAASH 2004
35
第2章
業務実績報告
の結果、次の 5 つの事項が提案され、取組を行った。
(1)事業部会、プロジェクトへの評価結果のフィー
3
評価基準の設定
具体的な評価尺度と評価基準の設定は、平成 15 年
度事業事後評価の評価基準をベースにしながら、新
ドバック
平成 15 年度事業の評価結果については、各事業
部会、プロジェクトへ周知し、平成 16 年度事業の
たに業績評価委員会に加わった委員の意見も反映さ
せつつ、継続的に検討を行っている。
実施に当たって必要な改善・修正を行った。
■中期計画等における目標の達成見通し
(2)プロジェクトマネジメント研修の実施
業務運営の点検・評価に当たっては、自己評価委員
プロジェクトリーダーとしての資質向上及びプ
会において、研究・支援事業の進捗状況の管理や自己
ロジェクト型事業を効率的に推進させることを目
評価を実施するとともに、業績評価委員会を開催し、
的として、平成 17 年 3 月 2 日、10 日、11 日に、
平成 15 年度事業事後評価及び平成 17 年度事業の事前
外部講師を招いて「プロジェクトマネジメント研
評価を実施した。
修」を実施し、44 名の研究員・職員が受講した。
また、評価結果を研究・支援業務及び研究員の資質
向上に反映させるための方策については、委員からの
(3)スポーツ医・科学セミナーの実施
研究員を対象に、スポーツ科学・医学・情報を
テーマとするセミナーを 4 回実施し、資質の向上
を図った。
開催日
平成 16 年
6 月 23 日
平成 16 年
7 月 21 日
平成 16 年
10 月 28 日
平成 16 年
11 月 24 日
スピードスケー
ト競技の科学サ
ポートと今後の
展望
トリノオリンピ
ックに向けたメ
ディカルサポー
ト
外部講師
並木磨去光氏(日
本サッカー協会)
櫛谷文隆氏(時事
通信社)
金澤幸作氏(時事
通信社)
伊藤静夫氏(日本
体育協会)
大西祥平氏(慶應
義塾大学、JOC
専任ドクター)
スポーツ医・科学研究事業及びスポーツ情報サ
ービス事業については、JOC及びNF等に対し
て実施したニーズ調査の結果を整理・分析し、前
記の 2 事業のほか、平成 17 年度の各事業計画に反
映させた。また、TSC事業サポートサービスに
ついては、事前にNFの担当者と協議を行い、具
体的な支援計画を策定した。
(5)現場のコーチ、選手との意見交換及び各プロジ
ェクト間の情報の共有
TSC事業サポートサービス等を通じて、NF
の強化担当者と積極的に意見交換を行い、必要に
応じてサポート活動に反映させた。また、事業部
会を定期的に開催し、各プロジェクト間の情報の
共有に努めた。
NAASH 2004
ては、より効果が得られるように、平成 17 年度も継続
して実施することとした。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
内容
アテネへ向けて
のコンディショ
ニング
通信社とは=そ
の考え方と事業、
ビジネス
(4)利用者アンケート、ヒアリングの実施
36
意見を基に研修やセミナーを実施した。これらについ
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅰ
3
業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
業務運営の点検・評価の実施
(3)業務の効率化を推進するための方策の実施
【中期目標】
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めることとし、次の措置を講ずるこ
と等により、効率化を図る。
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務の改善に反映させる。
【中期計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務運営の改善に反映させる。
(3)業務の効率化を推進するため、研修会の実施、各職場で効率化目標の掲示を行うなど職員の意識向上を図
るとともに、全職員からの業務の改善、経費の節約等に関する提案を募り、有効なものは直ちに実行に移す。
【年度計画】
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
3 業務運営の点検・評価の実施
(3)業務の効率化を推進するため、研修会の実施、各職場で効率化目標の掲示を行うなど職員の意識向上を図
るとともに、全職員からの業務の改善、経費の節約等に関する提案を募り、有効なものは直ちに実行に移す。
■年度計画における目標設定の考え方
②
平成 16 年度支部組織再編に関する研修会
業務の効率化を推進するため、職員の意識向上を図
災害共済給付オンライン請求システム取扱研修
るとともに、業務の改善等に関する有効な提案は直ち
の中で、業務の効率化に関する意識向上のための
研修を実施した。(参加者:支部職員 157 名)
に実行に移す。
③
業務の効率化に関する意識向上のための管理者
■業務実績
1
支所管理職研修
業務の効率化を推進するための方策
としてのマネジメント等の研修を実施した。
(参加
職員の資質向上を目的とする研修会の実施等によ
者:支所管理職予定者 19 名)
り、業務の効率化の推進について意識向上を図ると
ともに、平成 16 年 6 月 30 日付け、文部科学大臣官
(2)「効率化の推進について(通知)」に基づく対策
房長から理事長あて「効率化の推進について(通知)」
①
テレビ会議システムの導入
に基づき、中期計画及び年度計画に定めた事項の着
②
財務会計システムの改修
実な実施及び平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合
③
文書管理システムの導入
わせた業務の効率化を推進するためのシステム導入
④
IP電話サービスの導入
等について、平成 16 年 7 月に開催された総務部会、
財務部会において検討を行い、センターとしての対
策を策定し、これらの対策を踏まえた業務の効率化
を推進した。
また、
「行政効率化推進計画」に基づく、各部署に
おける効率化推進状況の調査を実施し、効率化推進
については、各部署において適切に実施されている
ことが確認された。
テレビ会議システム
IP電話サービス
(1)職員研修会の実施(Ⅶ−2−(1)参照)
研修計画に基づく、職員の資質向上を目的とする
研修会の実施により、業務の効率化の推進について
意識向上が図られた。
①
(3)業務運営の効率化に関する推進状況の調査
「行政効率化関係省庁連絡会議(平成 16 年 6 月
管理職研修
15 日)」における「行政効率化推進計画」に基づく、
勤務評定における評価方法の研修の中で、業務
監事からの「業務運営の効率化に関する推進状況
の効率化に関する意識向上のための研修を実施し
の調査(監査)の実施について」通知により、各
た。(参加者:管理職 47 名)
部署における効率化推進状況の調査が実施された。
NAASH 2004
37
第2章
業務実績報告
調査結果は役員会に報告され、効率化推進につい
①
サイボウズ掲示板及びメールによる協力要請
ては、各部署において適切に実施されていること
②
NAASHニュースへの記事掲載
が確認された。
■中期計画等における目標の達成見通し
2
業務の改善、経費の節約等に関する提案の募集等
平成 15 年度に、経費の節約等に関する提案を職員
職員の資質向上を目的とする研修会の実施等により、
業務の効率化の推進について意識向上を図るとともに、
から募り、有効なものについて実行したことにより、
文部科学大臣官房長からの「効率化の推進について(通
経費の大幅な節減効果が得られたことから、グルー
知)」に基づき、中期計画及び年度計画に定めた事項の
プウェア、内部広報誌等により協力を要請し、これ
着実な実施及び平成 17 年 4 月からの支部組織再編に合
らの事項を引き続き実施し、経費の節減を図った。
わせた業務の効率化を推進するためのシステム導入等
(1)業務の改善及び経費節減への取組
①
本部事務所に係る光熱給水費節減の取組
(Ⅰ−1−(1)参照)
平成 15 年度において大幅な削減となった一般管
テム及び文書管理システムの導入並びに財務会計シス
テムの改修等を実施し、業務の効率化を推進した。
なお、
「行政効率化推進計画」に基づく、各部署にお
に係る光熱給水費が、平成 14 年度同期比で 6%増
ける効率化推進状況の調査が実施され、効率化推進に
となったことから、財務部調達管財課が主体とな
ついては、各部署において適切に実施されていること
り、平成 16 年 7 月 29 日に本部事務所の連絡担当
が確認された。
会議を開催した。
また、平成 15 年度に、経費の節約等に関する提案を
職員から募り、有効なものについて実行したことによ
会議において、具体的な節減方策として、
「本部
り、経費の大幅な節減が実施できたことから、グルー
事務所の光熱給水費の節減について」を取りまと
プウェア、内部広報誌等により協力を要請し、これら
め、8 月の 1 か月間実施し、状況を観ることとした。
の事項を引き続き実施し、経費の節減を図った。
その結果、8 月から 10 月にかけて削減の効果が見
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
られたことから、これらの対策を引き続き実施し、
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
本部事務所に係る光熱給水費の節減に取り組んで
と見込まれる。
いくこととした。
業務処理に当たっての意識改革
所掌業務処理に当たり、役員会・部長場長会等
での決定事項や、審議事項を各部署において速や
かに伝達し、徹底を図ったことや、管理職による
的確な指示の実施と迅速かつ効率的な処理の推進
により、独立行政法人として必要となる事項(業務
実績評価等)や国民に対するサービスの向上を図
った。
また、業務を実施する上で、
「目標設定」、
「実行」、
「評価」、「改善」の手順(PDCA(Plan Do Check
Action)サイクル)による業務処理を推進し、目標
設定を「中期計画」及び「年度計画」の着実な達
成とし、平成 16 年 1 月から定期的に開催している
「自己評価委員会」において、年度計画に定めた
事項の実施状況を踏まえた進行管理を徹底すると
ともに、必要に応じて業務運営の改善に努めた。
なお、職員研修において、PDCAサイクルに
よる業務処理を推進する旨の意識改革に努めた。
(2)経費節減協力の要請
経費の節約等に関する職員からの提案等を効果
的に実行するため、グループウェア(サイボウズ)、
内部広報誌等により、職員等に対して周知した。
38
策を策定し、これらの対策を踏まえ、テレビ会議シス
理費のうち、平成 16 年 4 月から 6 月の本部事務所
課長等の参加による光熱給水費節減のための対策
②
について検討を行い、センターとしての効率化推進対
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
1 スポーツ施設の運営・提供
設置するスポーツ施設を、利用する競技者や観客等に快適かつ安全に提供することは、スポーツの振興を
図っていくうえでセンターが担う重要な役割である。
スポーツ施設を高水準の施設として維持するため、センターが長年蓄積してきたスポーツターフ等の維持
管理に関するノウハウを生かし、良好な状態での施設の運営に努める必要がある。
(1)次の施設については、トップレベルの競技者等の活動の場及び広く国民の「みるスポーツの場」として、
高水準な施設条件の維持に努め、中期目標期間の平均でそれぞれ次の施設稼動日数以上を確保する。
(国立霞ヶ丘競技場)
・陸上競技場
115日/年(115日/年)
・ラグビー場
75日/年( 71日/年)
(国立代々木競技場)
・第一体育館
175日/年(170日/年)
・第二体育館
285日/年(280日/年)
( )書きは、平成14年度までの過去5年間の平均稼働実績
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保
センターの大規模スポーツ施設は、
「トップレベルの競技者等の活動の場」であるとともに広く国民の「み
るスポーツの場」として、スポーツの振興に寄与するものであることから、ナショナルスタジアムとして
の高水準な施設条件を維持した上で、中期目標期間の平均で、それぞれ次の稼動日数を確保する。
① 国立霞ヶ丘競技場
ア 陸上競技場
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要な養生期間等を考慮しつつ、国際的・全国
的なスポーツ大会等の開催やアマチュアスポーツ等の利用促進により、年間115日以上の稼動日数
を確保する。
イ ラグビー場
ラグビー専用競技場として良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要な養生期間等を
考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会等の開催により、年間75日以上の稼動日数を確保する。
② 国立代々木競技場
ア 第一体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮しつつ、国際的・全国的なス
ポーツ大会等の開催や文化的行事等の利用促進により、年間175日以上の稼動日数を確保する。
イ 第二体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮しつつ、バスケットボールや
バドミントン等の国際的・全国的なスポーツ大会等の開催や文化的行事等の利用促進により、年間2
85日以上の稼動日数を確保する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保
① 国立霞ヶ丘競技場
ア 陸上競技場
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要な養生期間等を考慮しつつ、国際的・全国
的なスポーツ大会等の開催やアマチュアスポーツ等の利用促進により、年間115日以上の稼働日数
を確保する。
イ ラグビー場
ラグビー専用競技場として良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要な養生期間等を
考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会等の開催により、年間75日以上の稼働日数を確保する。
②
ア
国立代々木競技場
第一体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮しつつ、国際的・全国的なス
ポーツ大会等の開催や文化的行事等の利用促進により、年間175日以上の稼働日数を確保する。
NAASH 2004
39
第2章
業務実績報告
イ
第二体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮しつつ、バスケットボールや
バドミントン等の国際的・全国的なスポーツ大会等の開催や文化的行事等の利用促進により、年間2
85日以上の稼働日数を確保する。
■年度計画における目標設定の考え方
【稼働日数内訳】
ナショナルスタジアムとしての高水準な施設条件を
維持した上で、国際的・全国的なスポーツ大会等の開
催やアマチュアスポーツ等の利用促進等を図り、稼働
日数を確保する。
76 日
・練習等
32 日
・一般利用
20 日
【参考:類似施設の稼働状況(平成 16 年度)】
なお、目標値は、平成 10 年度から平成 14 年度まで
日産スタジアム
の 5 年間の内、ワールドカップサッカー等単年度の特
66 日
味の素スタジアム 104 日
殊要因を除いた平均稼動日数を基準として設定した。
埼玉スタジアム
イ
78 日
総入場者数等
区分
総入場者数
■業務実績
1
・競技会利用
大規模スポーツ施設の稼働日数
センターが長年蓄積してきたスポーツターフ等、
有料入場者数(内数)
施設の維持管理に関するノウハウを活かし、ナショ
※(
ナルスタジアムとして高水準な施設条件を維持した
人数(人)
923,772
(1,143,958)
813,427
(1,027,839)
)内は、平成 15 年度実績
上で、競技者や観客等に安全かつ快適な施設の提供
を行い、国際的・全国的なスポーツ大会等の開催や
アマチュアスポーツ等の利用促進により、稼働日数
の確保に努めた。また、スポーツ大会等の利用がな
い日についても、施設の有効活用及び収入の確保を
図るため、文化的行事への利用促進を図った。
(1)国立霞ヶ丘競技場
①
陸上競技場
ア
稼働状況(目標稼働日数:115 日)
年度計画に定めた目標値を上回る 128 日の稼
働日数を確保した。
なお、平成 17 年 2 月から 3 月にかけて、正面
スタンド座席改修及び防水工事を実施したが、
全スタンドを使用せずに実施できる行事を誘致
することにより、稼働日数の確保を図った。
東京国際女子マラソン(国立霞ヶ丘競技場陸上競技場)
②
ラグビー場
ア
稼働状況(目標稼働日数:75 日)
年度計画に定めた目標値を上回る 83 日の稼働
日数を確保した。
ラグビーの利用を第一に確保しつつ、施設条
件の維持に配慮した上で、様々な活用を行い、
平成 16 年度は、ラグビー以外の一般利用として、
恒例の神宮外苑花火大会の会場としての使用の
ほか、ファッションショーが 2 件開催された。
区分
日数(日) 目標日数(日) 達成率(%)
実稼働
128
115
111.3
日数
(120)
芝生養
105
−
−
生日数
(139)
※達成率:(実稼働日数÷目標稼働日数)×100
※( )内は、平成 15 年度実績
40
NAASH 2004
区分
日数(日)
目標日数(日) 達成率(%)
実稼働
83
75
110.7
日数
(75)
芝生養
132
−
−
生日数
(145)
※達成率:(実稼働日数÷目標稼働日数)×100
※( )内は、平成 15 年度実績
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
【稼働日数内訳】
・競技会利用
66 日
・練習等
10 日
・一般利用
イ
イ
総入場者数等
区分
総入場者数
人数(人)
1,027,648
(1,067,622)
有料入場者数(内数)
771,308
(842,967)
※( )内は、平成 15 年度実績
7日
総入場者数等
区分
総入場者数
人数(人)
319,489
(293,385)
有料入場者数(内数)
312,693
(283,753)
※( )内は、平成 15 年度実績
②
第二体育館
ア
稼働状況(目標稼働日数:285 日)
年度計画に定めた目標値を上回る 316 日の稼
働日数を確保した。
バスケットボールやバドミントン、レスリン
(2)国立代々木競技場
①
グ等の国際的・全国的な競技会等の利用の促進
第一体育館
ア
稼働状況(目標稼働日数:175 日)
に努めると共に、一般利用へも積極的な利用を
年度計画に定めた目標値を上回る 254 日の稼
図った。
働日数を確保した。
バレーボール等の国際的・全国的なスポーツ
大会等の利用に供した上で、施設の有効活用及
び収入の確保を図るため、コンサート等文化的
行事への利用促進を図るなどの営業活動に努め、
利用促進を図った。
区分
日数(日) 目標日数(日) 達成率(%)
実稼働
316
285
110.9
日数
(321)
保守点検
30
−
−
等日数
(31)
※達成率:(実稼働日数÷目標稼働日数)×100
※( )内は、平成 15 年度実績
【稼働日数内訳】
区分
日数(日) 目標日数(日) 達成率(%)
実稼働
254
175
145.1
日数
(244)
保守点検
85
−
−
(62)
等日数
※達成率:(実稼働日数÷目標稼働日数)×100
※( )内は、平成 15 年度実績
【稼働日数内訳】
・競技会利用
46 日
(本行のみ:氷上競技会を含む)
・競技会以外の一般利用
90 日(本行のみ)
・設営等
95 日
・自主事業
23 日
・競技会利用
イ
212 日(本行のみ)
・競技会以外の一般利用
33 日(本行のみ)
・設営等
71 日
総入場者数等
区分
総入場者数
人数(人)
345,133
(326,485)
有料入場者数(内数)
186,879
(169,174)
※( )内は、平成 15 年度実績
(アイススケート場個人・団体利用)
【参考:類似施設の稼働状況】
大阪城ホール
297 日
(平成 16 年 4 月 1 日∼平成 17 年 3 月 31 日)
横浜アリーナ
205 日
(平成 16 年 4 月 1 日∼平成 16 年 12 月 31 日)
レスリング全日本選手権(国立代々木競技場第二体育館)
NAASH 2004
41
第2章
2
業務実績報告
区分
稼働時間数(時間)
利用団体数(団体)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
その他の施設の稼働状況
大規模スポーツ施設以外のスポーツ施設において
も、効率的な施設の運営、効果的な事業の実施に努
めた。
(1)国立霞ヶ丘競技場
①
テニス場(団体利用・個人利用)
雨天等による利用中止が少なく、公開予定日数
①
②
体育館(団体利用)
平成 16 年度は、隣接のオリンピックプラザで開
及び「アレグリアⅡ」の公演において、付帯施設
として利用されたため、公開を休止した。
②
体利用で半面ずつの併用利用とし、また、個人利
どに広く利用された。新規利用団体が増えたこと
用の公開時間の延長及び団体利用の利用開始時間
などにより、平成 15 年度に比較して、利用時間数
を早めたことにより、利用者数が増加した。
が約 300 時間増加した。
③
区分
稼働日数(日)
利用団体数(団体)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
合計
335
1,385
35,517
35,578 人
室内水泳場(団体利用)
③
335
1,247
61,651
58,966 人
区分
件数
(件)
1
5
延べ日数
(日)
2
9
入場者数
(人)
8,080
42,666
原宿プラザ
渋谷プラザ
オリンピック
7
200
470,330
プラザ
その他の園地
12
1,275
363,988
シブヤ AX
5
249
321,550
シブヤ BOXX
5
226
41,638
第二体育館南
2
9
800
側芝地
※入場者数は、主催者報告書による。
※平成 15 年度入場者総計 1,547,672 人
トレーニングセンター(団体利用・個人利用)
3 か月のみであった定期利用に、1 か月定期及び 6
か月定期を新設し、利用者の便宜を図った。
⑤
入場者総計 885,064 人
多くの入場者を集めた。
合計
利用者からの要望を踏まえ、平成 16 年度から、
区分
稼働日数(日)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
335
1,065
81,688
70,250 人
べて減少したが、平成 16 年度も幅広く活用され、
の共催事業にも利用された。
④
園地
合計
入場者数が過去最高を記録した平成 15 年度に比
団体利用のほか、財団法人日本体育施設協会と
区分
稼働日数(日)
利用団体数(団体)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
室内水泳場(団体利用・個人利用)
平成 16 年度から、コースの利用形態を個人・団
バスケットボールをはじめとする球技や体操な
区分
稼働日数(日)
利用団体数(団体)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
テニス場(団体利用)
催された「ジャニーズ・シアター」、
「EXILE」
合計
322
52,213
52,226 人
2,453
584
28,680
39,819 人
(2)国立代々木競技場
335 日のうち、322 日公開した。
区分
稼働日数(日)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
合計
合計
335
212,861
201,162 人
スポーツ博物館(図書館)
特別展の開催案内をホームページに掲載するな
ど、積極的な広報活動に努めた。
区分
合計
博物館開館日数(日)
310
博物館入場者数(人)
7,803
図書館利用者数(人)
1,498
※平成 15 年度利用者数
博物館 6,861 人、図書館 1,578 人
⑥
会議室
利用者の要望により、陸上競技場を使用した大
会の開催時に会議室を使用する場合、従来、個別
に算定していた利用料を、平成 16 年度から、陸上
競技場使用料に含めることにより、料金算定の簡
素化を図った。
42
NAASH 2004
アウトドア2004(国立代々木競技場園地)
④
会議室
団体利用として利用され、稼働時間数、利用者
数とも増となった。
区分
稼働時間数(時間)
利用団体数(団体)
利用者数(人)
※平成 15 年度利用者数
合計
1,404
252
7,622
7,037 人
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
■中期計画等における目標の達成見通し
センターが長年蓄積してきたスポーツターフ等、施
いても、効率的な施設の運営、効果的な事業の実施に
設の維持管理に関するノウハウを活かし、ナショナル
代々木競技場室内水泳場において 20%以上、国立霞ヶ
スタジアムとして高水準な施設条件を維持した上で、
丘競技場トレーニングセンターでは 5%以上増加した。
競技者や観客等に安全かつ快適な施設の提供を行い、
その他の施設においても、平成 15 年度と同水準の利用
国際的・全国的なスポーツ大会等の開催やアマチュア
者数を確保できた。
スポーツ等の利用促進により、陸上競技場 128 日、ラ
グビー場 83 日、第一体育館 254 日、第二体育館 314 日
努めた。利用者数については、平成 15 年度比で、国立
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し、
中期計画に向かって着実に成果を上げている。
の稼働日数を確保し、4 施設とも年度計画に定めた目標
値を上回る稼働日数を確保した。
特に陸上競技場においては、平成 17 年 2 月から 3 月
■参考データ
資料−3:平成 16 年度国立競技場稼働状況
にかけて、正面スタンド座席改修及び防水工事を実施
したが、全スタンドを使用せずに実施できる行事や一
般利用への積極的な施設提供による利用促進を図った
ことにより、稼働日数を確保した。
また、大規模スポーツ施設以外のスポーツ施設にお
■国立競技場芝生拡張工事
今年度、国立競技場(陸上競技場)の芝生拡張工事が行われ、7 月 29 日に開催
された国際サッカー試合において、新しいピッチがお披露目されました。
◆ 公認陸上競技場標準仕様の改正
今回の工事は、
(財)日本陸上競技連盟と(財)日本サッカー協会との協議
により、日本陸上競技連盟競技規則の第一種公認陸上競技場標準仕様が改正
されたことを受けて実施されました。この規則改正は、陸上競技だけではな
く、球技試合等多目的に利用される競技場について、芝生面積を最大 107m×
71m に拡幅することを認めるものです。当競技場においては、他の競技場に先
駆けて工事が実施され、従来、ライン外側の余裕が 50 ㎝程しか確保できず、ライン際のプレーにおいて危険を感じて
いた選手たちに対して、安全が確保され、思い切りの良い動作で、卓越したプレーを行っていただけるようになりまし
た。
◆ 工事概要
拡張部分は、既設ウレタン路面を 30 ㎝掘削し、既設芝生と同様の砂床にティフトン芝を植付けました。バックスタ
ンド側直走路内側には走幅跳・三段跳助走路が配置されているため、拡幅をメインスタンド走路側に広く取り、短軸方
向で 71m、長軸方向では、既設部分から各々50 ㎝を広げ 107m を確保しました。
工事は、6 月 17 日から 42 日間の工期をもって着工しましたが、施工期間内の大会スケジュールがすでに確定してい
たため、陸上競技、サッカーなどの大会日程に合わせて工事を行い、利用に際しては、工事用の仮設養生を大会前に撤
去し、競技中の選手に危険の無いよう掘削部分には覆いを被せ、大会後には再び作業用の養生に復旧することを繰り返
しました。掘削段階では、平成 2 年の改修工事で埋設された各種配管を傷めないように作業を進めたものの、所々で予
想より浅い位置に配管されており、施工に難儀しました。また、芝の植付けに際しても、今年の空梅雨で過乾燥となり、
活着の遅れや枯れが心配されるなど厳しい状況の中での工事となりましたが、7 月 17 日には芝を植付け終わり、引き続
き砂入れ、転圧、散水による締め固めを行い、10 日間の養生を経て、順調な仕上がりで完成となりました。
(参考『国立競技場』2004 年 9 月号)
NAASH 2004
43
第2章
1
業務実績報告
スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
1 スポーツ施設の運営・提供
設置するスポーツ施設を、利用する競技者や観客等に快適かつ安全に提供することは、スポーツの振興を
図っていくうえでセンターが担う重要な役割である。
スポーツ施設を高水準の施設として維持するため、センターが長年蓄積してきたスポーツターフ等の維持
管理に関するノウハウを生かし、良好な状態での施設の運営に努める必要がある。
(2)センターの設置するスポーツ施設の有効かつ効率的な活用を図るため、センターの各施設のネットワー
ク化により各施設の利用状況等の総合案内情報等を提供し、スポーツ施設利用者の利便性の向上を図る。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上
① センターの設置するスポーツ施設のネットワーク化を推進し、各施設の利用情報等を一元的に取扱う
総合案内情報(利用申込、空き情報、利用調整基準、イベント情報等)を提供し、施設利用者の利便性
の向上を図る。
② 施設利用者に対するアンケート調査等の実施により、利用者ニーズの把握を行い、快適な利用環境を
提供する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上
① 施設利用者の利便性の向上を図るため、大会案内、イベント情報及び附属施設の利用情報の提供を行
うための方策を更に検討する。なお、平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場の組
織統合に向けて、ホームページの充実についても検討する。
② 快適な利用環境の提供に努めるため、各施設に設置されている投書箱を活用することにより、日常的
に利用者ニーズの把握を行い、サービス向上が見込まれる事項について改善策を講じるとともに、競技
団体を含めた施設利用者に対するアンケートの実施について、調査内容及び実施時期を検討する。
■年度計画における目標設定の考え方
る提供方策の検討を行い、平成 17 年度からの国立
スポーツ施設利用者の利便性の向上を図るため、ホ
霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場の組織統合に
ームページ等を活用した情報提供の更なる充実策につ
合わせて、ホームページの充実を図ることとして
いて検討するとともに、投書箱などの活用により、日
検討を行った。
常的に利用者ニーズの把握を行い、サービス向上が見
込まれる事項について改善策を講じる。
検討の結果、平成 17 年 4 月から、センターホー
ムページのトップページに、施設利用者を対象と
した入口(リンク)を作成し、利用を希望する施
■業務実績
設へのアクセスを容易にするとともに、同種の施
1
施設利用者の利便性向上に向けた検討状況
設の利用情報をリンクさせることで各施設の空き
施設利用者の利便性の向上を図るため、従来、施
情報を提供することにより、施設利用者の利便性
設情報、イベント情報を中心に構成されていたホー
の向上を図ることとした。
ムページについて再検討を行い、施設利用者が、利
用を希望する施設へ容易にアクセスできるようにす
(2)ホームページの改善状況
るとともに、同種の施設の利用情報を一元的に扱う
平成 17 年 4 月からの国立霞ヶ丘競技場及び国立
ページを作成することとし、平成 17 年 4 月から、施
代々木競技場の組織統合に向けて、ホームページ
設の総合案内情報を一元的に提供するページを掲載
の充実を図るため、組織統合後のホームページの
することとした。
構成やより分かりやすい利用情報の提供方策等の
検討を進めた。また、施設の利用情報等について
(1)施設の利用情報提供方法の検討状況
施設利用者に対して、当施設の総合案内情報を
一元的に提供するため、各施設の利用情報の更な
44
NAASH 2004
掲載可能な事項については、迅速に改善を行った。
Ⅱ
①
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
主な改善事項
(2)要望に対しての改善状況
ア
国立代々木競技場室内水泳場予約状況
イ
国立霞ヶ丘競技場陸上競技場座席図詳細
ウ
意見・要望等については、内容に応じて類型化
し、改善が可能な事項については速やかに改善を
図り、利用者サービスの向上に努めた。
秩父宮記念スポーツ図書館OPAC(オンラ
イン目録)の利用開始(JISSとの連携)
①
要望等に対する主な対応状況
ア
国立霞ヶ丘競技場
要望
テニス場の休日の開場時
間と受付時間を工夫して
ほしい。
(テニス場)
体育館を半面に分けてス
ポーツ教室を開催する
際、隣で鳴らしている音
楽が気になる。(体育館)
イ
スポーツ施設利用案内(ホームページ)
2
利用者ニーズの把握と改善の状況
施設利用者に対して、快適な利用環境の提供に努
対応
開場・更衣時間と受付時
間に時差を設けた。
センターネットを使用し
て区分けを行うととも
に、スポーツ教室の指導
員に対し、音楽を使う場
合は音量や向きに注意す
るよう指示をした。
国立代々木競技場
要望
室内水泳場の団体の利用
状況を、ホームページに
掲載して欲しい。
(室内水泳場)
土曜日及び日曜日の日中
における利用形態につい
て、個人利用時のプール
全面利用の時間帯を従来
どおりにして欲しい。
(室内水泳場)
めるため、各施設への投書箱の設置等、利用者ニー
ズの把握を行い、サービス向上が見込まれる事項に
ついて改善策を講じた。
(1)投書箱活用委員会の開催
対応
平成 16 年 5 月 10 日から、
センターホームページに
団体の利用状況を掲載し
た。
平成 16 年度から、室内水
泳場の限られたスペース
を有効かつ効率的に利用
できるようにするため、
利用形態を大幅に変えた
ことから、利用者に対し
てご理解・ご協力をお願
いしている。
また、個人利用と団体利
用の併用使用について、
利用区分の方法等を検討
している。
利用者からの投書について、内容を検討するた
め、国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木競技場とも
に委員会を設置し、委員会においてサービス向上
が見込まれると判断した事項については、早急に
改善策を講じ、快適な利用環境の提供に努めた。
区分
国立霞ヶ丘競技場
国立代々木競技場
合計
開催回数(回)
14
14
−
投書件数(件)
97
72
169
(3)投書箱以外の利用者のニーズ把握
財団法人日本サッカー協会、財団法人日本ラグ
ビーフットボール協会、財団法人日本陸上競技連
盟等と情報交換を行い、利用団体のニーズの把握
に努めた。これらの団体からの要望については、
今後の業務運営や施設改修の参考とすることとし
た。
(4)アンケート調査実施についての検討状況
積極的に利用者ニーズを把握し、快適な利用環
境の提供に努めるため、アンケート調査の実施に
ついて検討を行った。
検討の結果、施設利用者を調査対象として平成
17 年度下期に実施することとし、プロジェクトチ
ームによりアンケート調査内容の詳細について検
討を行い、実施に向けた具体の準備を行った。
■中期計画等における目標の達成見通し
投書箱(国立霞ヶ丘競技場体育館)
施設利用者の利便性の向上を図るため、従来、施設
情報、イベント情報を中心に構成されていたホームペ
ージについて再検討を行い、センターホームページの
NAASH 2004
45
第2章
業務実績報告
トップページに、施設の利用者を対象とした入口を作
成し、施設利用者が、利用を希望する施設へ容易にア
クセスできるようにするとともに、同種の施設の利用
情報を一元的に扱うページを作成することとし、平成
17 年 4 月から、施設の総合案内情報を一元的に提供す
るページを掲載することとした。
また、施設利用者に対して、快適な利用環境の提供
に努めるため、各施設への投書箱の設置等、利用者ニ
ーズの把握を行い、改善委員会において検討を行い、
サービス向上が見込まれる事項について改善策を講じ
た。なお、施設利用者に対するアンケート調査の実施
に向けて、アンケートの内容等について検討を行い、
平成 17 年度の実施に向けて具体の準備を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
46
NAASH 2004
Ⅱ
1
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(3)スポーツ施設の活用の促進
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
1 スポーツ施設の運営・提供
設置するスポーツ施設を、利用する競技者や観客等に快適かつ安全に提供することは、スポーツの振興を
図っていくうえでセンターが担う重要な役割である。
スポーツ施設を高水準の施設として維持するため、センターが長年蓄積してきたスポーツターフ等の維持
管理に関するノウハウを生かし、良好な状態での施設の運営に努める必要がある。
(3)国際競技力向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の場としても活用する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(3)スポーツ施設の活用の促進
具体的な利用計画を策定し、国際競技力向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の場として
活用する。
また、支障のない範囲において、競技会以外の一般利用にも供する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(3)スポーツ施設の活用の促進
センターの大規模スポーツ施設(国立霞ヶ丘競技場・国立代々木競技場)を、国立スポーツ科学センタ
ーが実施する国際競技力向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の場としても活用するため、
具体的な利用計画を策定し、実行する。
なお、平成16年度は次の事業を行う。
ア 低酸素環境を用いたトレーニングに関する研究
イ 多視点映像撮影閲覧システムの開発
ウ ゲーム分析におけるフィードバックシステムの開発
エ スポーツ情報ネットワーク事業
また、支障のない範囲において、競技会以外の一般利用にも供する。
で、具体的な利用計画を策定し、実施した。また、
■年度計画における目標設定の考え方
同一の設置主体が大規模スポーツ施設を有している
連携事業をより円滑に実施していくため、
「国立競
メリットを活かして、JISSが実施する国際競技力
技場と国立スポーツ科学センターの連携事業を実
向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の
施するための要綱」を定めた。
場として有効活用する。
また、支障のない範囲において、競技会以外の一般
利用にも供し、施設の有効利用を図る。
(2)実施状況
①
低酸素環境を用いたトレーニングに関する研究
事業名:スポーツ医・科学研究事業
概要:低酸素環境下での滞在による順化が無酸
■業務実績
1
素性種目選手のパフォーマンスに与える
国際競技力向上のための実験・実証の場としての
変化を検討するため、400m走のタイムの
活用状況
変化を比較・検証した。
JISSが実施する国際競技力向上のための研
究・支援事業を行う際の実験・実証の場として、計
実施場所:国立霞ヶ丘競技場陸上競技場
画的にセンターの大規模スポーツ施設を活用した。
実施日:計 2 日間(平成 16 年 11 月 23 日、12 月
同一の設置主体が施設を有しているメリットを活か
し、JISSに足りない機能をセンターの大規模ス
ポーツ施設により補完した。
(1)利用計画の策定等
7 日)
②
多視点映像撮影閲覧システムの開発
事業名:総務省戦略的情報通信研究開発推進制
度(筑波大学との共同研究)
JISSが実施する研究・支援事業において、
概要:競技場に多数のカメラを設置し、実地撮
国立競技場で実施することが効率的・効果的なも
影実験を行うとともに、全日本大学サッ
のについて、国立競技場の利用状況を考慮した上
カー選手権大会決勝において、実験見学
NAASH 2004
47
第2章
業務実績報告
⑥
会及び意見交換会を実施した。
競技者のコンディション評価に関する研究
事業名:スポーツ医・科学研究事業
実施場所:国立霞ヶ丘競技場陸上競技場
概要:減量時における唾液中の免疫機能の変動
国立代々木競技場第二体育館
実施日:計 9 日間(平成 16 年 10 月 26 日、27 日、
を検証するため、全日本レスリング選手
11 月 22 日、23 日、平成 17 年 1 月 15 日、
権大会に出場中の選手を対象に試合前の
16 日、2 月 22 日∼24 日)
減量期及び試合後の回復期に唾液採取及
び体重測定を行った。
実施場所:国立代々木競技場第二体育館
実施日:1 日間(平成 16 年 12 月 22 日)
2
競技会以外の一般利用の状況
競技会の利用を第一に確保しつつ、高水準な施設
条件や施設の安全性を損なうことのないよう留意し
ながら、支障のない範囲で一般利用にも供した。
(1)国立霞ヶ丘競技場
①
陸上競技場
利用日数:20 日
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するた
めに必要な養生期間等を考慮しつつ、グラウンド
競技力向上のための先端的トレーニング方法
の開発と実践(測定風景)
以外の施設(回廊走路・ランプ下走路等)をファ
ッションショーの会場として提供したり、トレー
③
ニングセンターの利用者にジョギング走路として
ゲーム分析におけるフィードバックシステムの
開放するなど、施設の利活用を図った。
開発
事業名:スポーツ医・科学研究事業
②
ラグビー場
利用日数:7 日
概要:全日本レスリング選手権大会及びバドミ
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するた
ントン日本リーグにおいて実地撮影実験
めに必要な養生期間等を考慮しつつ、競技会以外
を行った。
の一般利用にも提供し、施設の利活用を図った。
実施場所:国立代々木競技場第二体育館
実施日:計 5 日間(平成 16 年 12 月 21 日∼23 日、
25 日、26 日)
④
スポーツ情報ネットワーク事業
事業名:秩父宮記念スポーツ博物館とのネット
ワーク
概要:JISS研究者の資料活用の効率化及び
スポーツ博物館(図書館)利用者へのサ
ービス向上を図るためのインターネット
による資料の所蔵状況を把握できるオン
ファッションショー(国立霞ヶ丘競技場人工芝)
ライン検索用目録の導入
実施場所:スポーツ博物館
JISS
実施日:平成 16 年 4 月から稼働
⑤
(2)国立代々木競技場
①
の管理等の期間を考慮しつつ、コンサートや洋服
事業名:トータルスポーツクリニック事業サポ
メーカーの合同展示会などの競技会以外の一般利
ートサービス
用にも提供し、施設の利活用を図った。
概要:ヨネックスオープンジャパン 2004 におい
析を実施するとともに、即時的なフィード
バックを行った。
②
第二体育館
利用日数:33 日
利用者にとって快適な施設条件を提供するため
の管理等の期間を考慮しつつ、格闘技、ファッシ
実施場所:国立代々木競技場第二体育館
ョンショー及びヘアーカットコンテストなど競技
実施日:計 6 日間(平成 16 年 4 月 6 日∼11 日)
会以外の一般利用にも提供し、施設の利活用を図
った。
48
利用日数:90 日
利用者にとって快適な施設条件を提供するため
バドミントンサポート 2004
て、強豪外国選手の映像データの収集・分
第一体育館
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
■中期計画等における目標の達成見通し
JISSが実施する国際競技力向上のための研究・
支援事業を行う際の実験・実証の場として、計画的に
センターの大規模スポーツ施設を活用した。同一の設
置主体が施設を有しているメリットを活かし、JIS
Sに足りない機能をセンターの大規模スポーツ施設に
より補完した。また、国立競技場とJISSとの連携
を、より的確に行うため、
「国立競技場とスポーツ科学
センターの連携事業を実施するための要綱」を定めた。
なお、施設の効率的な活用を図るため、競技会の利
用を第一に確保しつつ、高水準な施設条件や施設の安
全性を損なうことのないよう留意しながら、支障のな
い範囲で一般利用にも供したことにより、平成 16 年度
は、150 日の利用があった。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
■参考データ
資料−3:平成 16 年度国立競技場稼働状況
NAASH 2004
49
第2章
2
業務実績報告
国際競技力向上のための研究・支援事業
(1)一体的な事業の実施
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
2 国際競技力向上のための研究・支援
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(1)スポーツ科学研究部等4部門は、総合的な連携・協力のもと研究・支援事業を実施する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(1)一体的な事業の実施
スポーツ科学、医学及び情報の3研究部と運営部が、総合的な連携・協力のもと、事業ごとに部会を設
置し、研究・支援事業を一体的に実施する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
(1)一体的な事業の実施
① スポーツ科学、医学及び情報の3研究部と運営部による総合的な連携・協力を更に推進するとともに、
事業ごとに次の部会を定期的に開催することにより、研究・支援事業の一体的な実施及びより効果的な
事業の執行を図る。
ア トータルスポーツクリニック事業部会
イ スポーツ医・科学研究事業部会
ウ スポーツ診療事業部会
エ スポーツ情報サービス事業部会
オ サービス事業部会
② 競技者の心身の現状を総合的に評価するため、トータルチェックサービスを行う。
③ 競技者が良好なコンディションで競技できるように、スポーツ外傷・障害及び疾病に対し、診療・リ
ハビリテーションを行う。
④ 競技団体の強化活動を支援するため、トレーニング施設、宿泊・食事等の提供を行う。
■年度計画における目標設定の考え方
3 研究部と運営部による総合的な連携・協力を更に推
(1)事業部会の実施状況
①
TSC事業部会
進するとともに、事業部会を定期的に開催することに
開催回数:10 回
より、研究・支援事業の一体的な実施及びより効果的
主な検討内容:
な事業の執行を図る。
ア
サポートプロジェクト計画の変更管理に
関する全体的指針について
国際競技力向上を目的にJISSを利用する競技団
体やトップレベル競技者に対し、JISSのトレーニ
イ
ング施設及び研修施設の貸し出しやトータルスポーツ
TSC事業に関するデータ及び成果物の
取扱いについて
クリニック(以下「TSC」という。)事業及び宿泊、
食事等のサービスを提供する。
ウ
各プロジェクトの予算執行管理について
エ
次期事業計画案の策定について
ほか
TSC事業部会については、個別の課題等につ
■業務実績
いて検討するため、次の会議を開催し、より効果
1
的な事業の執行を図った。
事業部会の設置及び実施状況
ア
各事業を効果的・効率的に実施するため、3 研究部
に設置された部会等を定期的に開催し、課題の解決、
重要事項の確認、次期計画の策定等を行った。
TSCサポートプロジェクトリーダーズミ
ーティング(2 回)
と運営部による総合的な連携・協力の下、事業ごと
イ
②
TSCサポートワーキンググループ(7 回)
スポーツ医・科学研究事業部会
開催回数:11 回
50
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
整った宿泊施設、栄養価を考えた食事の提供を行い、
主な検討内容:
ア
各プロジェクト研究の予算配分案につい
て
イ
なお、利用状況に応じてNFの利用に支障のない
研究成果発表の際の手続及びチェック体
ウ
④
範囲で、一般利用者に対しても一部のトレーニング
施設、研修施設などの施設の貸出しを行った。
制について
③
NFが行う強化活動を支援した。
次期事業計画案の策定について
ほか
(1)専用トレーニング施設
体操競技練習場の器具については、日本体操協
スポーツ診療事業部会
開催回数:5 回
会からの要望もあり、アテネオリンピック仕様の
主な検討内容:
器具への変更に協力した。その結果、代表チーム
ア
他事業との連携について
は事前合宿等で器具の感触をつかめたこともあり、
イ
診療対象者の確認について
アテネオリンピックの好成績につながった。
ウ
次期事業計画案の策定について
ほか
延べ利用人数(人)
27,567
スポーツ情報サービス事業部会
開催回数:13 回
主な検討内容:
⑤
ア
事業推進体制の確認について
イ
海外研究員の招聘について
ウ
次期事業計画案の策定について
ほか
サービス事業部会
開催回数:15 回
主な検討内容:
ア
アテネフェア(ギリシャ料理の提供)の
体操競技練習場
実施について
イ
次期レストラン委託業者の選定について
ウ
次期事業計画案の策定について
ほか
(2)共用トレーニング施設
競泳プールについては、低酸素プール施設を作
成した。今後は、スポーツ医・科学研究事業及び
2
TSC事業チェックサービスの実施状況
TSCサポート等での利活用により、更なる競技
競技者の心身の状態を、メディカル、フィットネ
力の向上が期待される。また、競泳プールの利用
ス、スキル、メンタル、栄養面から多角的・総合的
については、これまで、NFの空き時間を一般の
に評価・診断し、データの提供やアドバイスを迅速
利用に供していたが、NFの追加申込に対応する
かつ的確に実施し、NFが行う強化活動を支援した。
ため、一般利用の時間帯を昼食時間帯(12 時 10 分
延べ実施人数(人)
NFの要望によ
派遣前チェック
るチェック
846
383
3
∼14 時 00 分)に集中させることで、NF、一般と
合計
1,229
スポーツ診療事業の実施状況(スポーツクリニッ
も利用しやすい体制を整備した。
延べ利用人数(人)
NF
一般
27,895
18,685
合計
46,580
ク)
競技者が良好なコンディションを維持・回復でき
るように、内科、整形外科をはじめ 7 つの診療科に
よる「スポーツクリニック」を開設し、スポーツド
クターや専門スタッフによる診療・アスレティック
リハビリテーション等を実施し、選手の外傷・障害
の治療や予防等に効果をあげた。
診療日数(日)
242
延べ受診件数(件)
10,509
競泳プール
低酸素プール
(3)研修室・会議室
NFが主催する研修会や講習会に利用された。
4
サービス事業の実施状況
延べ利用人数(人)
17,977
JOC認定の強化/トレーニング拠点として、最
新のトレーニング機器や映像設備の整ったトレーニ
ング施設をNFへ提供するとともに、低酸素設備の
NAASH 2004
51
第2章
業務実績報告
(4)宿泊室
利用可能日数(日)
利用可能室数(室)
延べ利用室数(室)
363
27,588
16,186
■中期計画等における目標の達成見通し
各事業において定期的に部会を開催し、共通理解の
もと着実に事業を実施した。
TSC事業チェックサービスについては、NFの要
(5)レストラン・喫茶室
①
レストラン
望に基づき、5 つのカテゴリーから検査・測定を行い、
利用者の要望を考慮し、検討した結果、昼食の
得られたデータを専門スタッフが評価・診断し、原則
営業時間を 30 分延長し、11 時 30 分から 14 時 00
当日にフィードバックを行うことにより、NFの強化
分までとした。また、アテネオリンピック対策と
活動を支援した。
して、現地調査をもとに、ギリシャ料理の提供、
スポーツ診療事業については、「スポーツクリニッ
メニューの英語表記、調味料の展示等選手村の食
ク」を開設し、スポーツドクターや専門スタッフによ
事環境を疑似体験できる「アテネフェア」を実施
る診療のほか、アスレティックリハビリテーション、
した。
心理カウンセリング等を実施し、選手の外傷・障害の
延べ食数(食)
63,246
治療や予防等に効果をあげた。
サービス事業については、JOC認定の強化/トレ
②
ーニング拠点として、快適な練習環境を提供した。平
喫茶室
延べ利用人数(人)
23,831
成 16 年度の利用実績は、アテネオリンピック開催期間
中及び終了後の施設利用が少なかったこともあり、平
成 15 年度を下回ったが、NF等の新体制が決定した平
成 17 年 1 月以降は、平成 15 年度と同程度の利用実績
となった。
また、利用者からの要望については、JISS内で
迅速に検討し対応しており、特に、体操競技練習場の
器具変更に伴う対応やレストランのアテネフェア等は、
アテネオリンピックに出場する選手の不安を取り除き、
レストラン
栄養指導
好成績の一助になったと考えられる。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
(6)サッカー場
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
関東大学サッカーリーグを中心に、JFL(日
と見込まれる。
本フットボールリーグ)、女子サッカー、高校サッ
カー等に利用された。
利用日数(日)
芝生育成期間等(日)
総入場者数(人)
75
51
75,546
(7)テニス場
利用日数(日)
延べ利用人数(人)
329
55,271
(8)運動場
利用日数(日)
延べ利用人数(人)
302
27,800
(9)戸田艇庫・合宿室
艇延べ保管数(隻)
合宿室 延べ利用人数(人)
52
NAASH 2004
1,748
15,123
■参考データ
資料−4:平成 16 年度国立スポーツ科学センター稼働
状況
Ⅱ
2
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
国際競技力向上のための研究・支援事業
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動の実施
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
2 国際競技力向上のための研究・支援
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(2)財団法人日本オリンピック委員会及び各競技団体等と有機的な連携を図り、各競技団体等が行う国際競
技力向上のための活動がより効果的に行われるようにする。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動の実施
① プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動
財団法人日本オリンピック委員会(以下「JOC」という。)、各競技団体及び大学等と連携しつつ、
競技者及びチームの国際競技力向上のためのプロジェクトチーム型研究・総合的支援活動を行う。その
際、開催が予定されるオリンピック競技大会をはじめとする各種の国際競技大会を念頭に置き支援内容
を決定するほか、重点競技について競技大会や競技現場等での支援活動を実施するなど、プロジェクト
の重点化及び支援内容の明確化を図る。
② スポーツ情報事業
国内外の関係機関等との連携を図りながら、国際競技力向上に有効となる情報を積極的に収集・分析
するとともに、分析情報を提供するなど情報面からの支援活動を実施する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動の実施
① プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動
ア 財団法人日本オリンピック委員会(以下「JOC」という。)、各競技団体(以下「NF」という。)
及び体育系大学等との連絡調整会議を定期的に開催することにより、スポーツの現場や、科学技術面
からの国際競技力向上に資する研究・支援に対するニーズの把握に努める。
イ JOC、NFとの緊密な連携のもと、オリンピック競技大会をはじめとする各種国際競技大会を目
指したNFの強化活動に対し、競技種目別の支援プロジェクトチームを編成して、科学・医学・情報
面からの総合的、あるいは個別的支援を行う。その際、プロジェクトの重点化を図ることにより、支
援内容を明確化し、重点種目についてはトレーニング現場や競技大会時における支援も実施する。
また、アテネ夏季オリンピック大会へは、JOC、NFの要請に応じ、検討の上、必要なスタッフ
を派遣する。
ウ アテネオリンピック大会終了後、実施した支援活動の総括を行い、今後、より効果的に支援を行う
ための方策について検討する。
エ 研究活動については、3分野、5テーマ、10プロジェクトによる研究を実施する。
なお、上記の10プロジェクトは、平成16年度で当初想定された研究期間が終了することから、
JOC、NF等からのニーズを調査し、次期研究計画を策定する。(別紙参照)
② スポーツ情報サービス事業
ア JOC、財団法人日本体育協会、NF、体育系大学、地域に設置されているスポーツセンター及び
医・科学センター、国際スポーツ医・科学・情報機関等の国内外の関係機関等との連携を図るため、
ネットワークの構築についてモデル機関との調査・研究を行う。
また、より効率的、効果的な情報支援活動及び連携・ネットワークの運用体制について検討する。
イ 各関係機関との連携による活動を通じて、国際競技力向上に有用な情報を収集・分析し、データベ
ース化を図る。
ウ 収集・分析した情報の有効な提供方法を企画立案し試行するとともに、競技力向上のための情報通信
技術の利用方法の普及を図る。
■年度計画における目標設定の考え方
関係機関等との連携のもと、プロジェクトチーム型
研究・総合的支援活動を実施する。
また、国際競技力向上に有用な情報を収集・分析す
るとともに、分析した情報の提供による情報面からの
支援活動の方法について企画立案する。
NAASH 2004
53
第2章
業務実績報告
■業務実績
1
プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動
スポーツの現場や、科学技術面からの国際競技力
向上に資する研究・支援に対するニーズの把握に努
めるため、検討会を開催した。
スキージャンプ
(1)国際競技力向上に資する研究・支援に対するニ
ーズの把握
①
JISS−JOC連絡調整会議
JOCと定期的に連絡調整会議を開催し、ニー
ズの把握に努めるとともに、JISSの運営や国
際競技力向上のための方策について意見交換を実
スキーコンバイ
ンド
施した。
②
NFとの連携
JISSの支援を希望するNFについては、J
スキーフリース
タイル
ISS内の担当者を決めた上で支援内容に対する
打ち合わせを行い、支援内容を決定した。
③
体育系大学等との連携
NF等との協議の中で、国際競技力向上に役立
つ学術情報のニーズを把握しつつ、スポーツ情報
サービス事業の体育系大学ネットワークプロジェ
クトを活用して連携を強化するとともに、当該学
術情報を収集した。
スキースノーボ
ード
バレーボール
スピードスケー
ト
(2)総合的支援活動の実施
NFが実施する強化活動に対し、科学・医学・
レスリング
情報面からの支援を行うため、プロジェクトチー
ムを編成した。
支援団体・内容については、NF、JOCと協
議の上、平成 16 年 3 月に確定し、平成 16 年度は
ウエイトリフテ
ィング
15 競技団体 21 競技種目について支援を行った。
競技種目名
陸上競技
競泳
シンクロナイズ
ドスイミング
スキーアルペン
スキークロスカ
ントリー
54 NAASH 2004
支援内容
・競技会における映像分析、スピ
ード分析、動作分析等の実施
・高所トレーニングにおける血液
検査、乳酸測定等の実施
・競技会における泳フォーム分析、
簡易レース分析等の実施
・日常トレーニング時のスタート
動作の分析、泳フォーム分析等
の実施
・高地トレーニングにおける生理
学的測定の実施
・ウエイトトレーニング指導の実
施
・競技会におけるルーティン分析
(プールパターン、水上・水中
動作等)の実施
・競技会場における分析結果及び
映像情報の展示の実施
・栄養指導の実施
・定期的なフィットネス測定(等
速性膝伸展屈曲筋力、垂直跳び、
ウインゲートテスト等)の実施
・栄養講習会及び栄養指導の実施
・ポールウォークによる有酸素性
運動能力測定の実施
ハンドボール
自転車競技
フェンシング
ソフトボール
バドミントン
・スキー滑走中の有酸素性運動能
力測定、身体移動加速度の測定
の実施
・メンタル講習会、栄養講習会、
ウエイトトレーニング講習会の
実施
・風洞実験装置を用いたトレーニ
ング(助走姿勢、踏み切り動作、
飛行姿勢)の実施
・競技会及び合宿における踏み切
り動作分析の実施
・メンタルトレーニング講習会の
実施
・競技会における踏み切り動作分
析の実施
・合宿時のメンタル指導、栄養講
習会の実施
・雪上でのエアトリック練習時の
映像分析の実施
・定期的なフィットネスチェック、
栄養指導の実施
・メンタルトレーニング講習会、
トレーニング指導の実施
・メンタル講習会の実施
・栄養講習会の実施
・トレーニング講習会の実施
・戦術分析ソフトの開発支援の実
施
・競技会におけるレース分析、血
中乳酸測定の実施
・大型トレッドミル利用時の滑走
動作の比較・分析の実施
・漸増負荷テストの実施
・選手への栄養指導、合宿地の調
理担当者への強化に結びつく食
事作りの提案の実施
・トレーニング指導の実施
・定期的フィットネス測定の実施
・競技会における映像分析(バー
の加速度、フォームチェック等)
の実施
・オリンピック代表選手及びジュ
ニア選手への総合的な支援(フ
ィットネス、スキル、メンタル、
栄養、コンディショニング等)
の実施
・競技会におけるゲーム分析の実
施
・合宿時におけるスキルチェック
(オフ・ザ・ボールの動き等)
の実施
・世界選手権関連情報の収集・分
析・提供の実施
・競技会におけるレース分析、ス
タート動作分析の実施
・合宿時及び日常生活時の栄養指
導の実施
・競技会における移動速度の分析、
選手間の間合いの分析及び戦術
分析の実施
・競技会における対戦チームの戦
力分析の実施
・合宿時におけるフィットネスチ
ェック、スキルチェック、映像
技術分析の実施
・アテネオリンピックにおける対
戦国の戦力分析の実施
・競技会及び合宿時における映像
撮影の実施
Ⅱ
カヌー
アーチェリー
トライアスロン
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
・ゲーム分析ソフト開発に関する
映像データ面からの支援の実施
・回流水槽を用いた艇の力学デー
タ、選手の生理学的データ分析
の実施
・合宿時の栄養指導の実施
・競技会におけるレース分析の実
施
・合宿時のフィットネスチェック、
スキルチェックの実施
・トレーニング講習会、メンタル
トレーニング講習会、映像加工
講習会の実施
・競技会におけるフォーム撮影の
実施
・競技会におけるランのピッチ、
ストライド、走速度の計測の実
施
・バイク前後のランのフォーム、
力学的強度、生理学的強度の比
較の実施
(4)トリノ冬季オリンピック対策プロジェクト
平成 18 年にトリノ(イタリア)で開催される冬
季競技オリンピック会場の現地調査及び必要な支
援体制の構築を検討するため、プレオリンピック
及び世界選手権大会の開催地に研究員を派遣した。
現地では、選手のコンディショニング指導を行
うとともに、トリノオリンピック組織委員会とミ
ーティングを行い、大会時の医療体制や食事環境
に関する情報収集を行った。また、JOC及びN
Fの担当者とメディカルサポート体制、栄養サポ
ート体制及び心理サポート体制について情報交換
を行った。
(5)研究活動の実施状況
競技現場から求められている 3 つの研究分野に
おいて 5 テーマ 10 プロジェクトで研究を推進した。
なお、これらの研究プロジェクトについては、
平成 13 年度から 4 年計画で実施してきた研究期間
が平成 16 年度末で終了したことから、研究成果の
取りまとめを行い、JISS業績評価員会(平成
17 年 6 月 3 日)において外部評価を実施した。
プロジェ
実施内容
クト名
トレーニング・コーチングシステムに関する研究
競 技 力 向 低 酸 素 環 ・低酸素環境下での滞在及びト
レーニングの効果の検証
上のため 境を用い
の 先 端 的 た ト レ ー ・スキーコンバインド選手にお
ける高 所順化の個人差 の検
トレーニ ニングに
討
ング方法 関する研
・自転車競技選手における低酸
の開発と 究
素環境 下でのスプリン トト
実践
レーニングの効果
・低酸素プール施設の開発
ト レ ー ニ ・回流水槽を利用したカヌー競
技のト レーニング方法 の開
ング方法
発
の開発と
・アシスト・レジスト装置を活
実践
用した 水泳トレーニン グ方
法の開発
・競泳競技でのストローク情報
の計測システムの開発
・大型トレッドミルを用いたト
レーニング
・射撃競技における競技力影響
因子の 抽出とトレーニ ング
に関する研究
国際競技 ス ポ ー ツ ・アスレティック・リハビリテ
ーショ ンの初期におけ る体
力向上の 外 傷 ・ 障
幹部トレーニング
ためのメ 害 に 対 す
ディカル る ア ス レ ・トリノオリンピピックに向け
たスキ ー競技への障害 予防
サポート テ ィ ッ
の調査研究
システム ク ・ リ ハ
の確立に ビ リ テ ー ・筋疲労に関するインピーダン
ス法と MRIについて の研
関する研 シ ョ ン お
究
よび予防
究
法 に 関 す ・シンクロナイズドスイミング
日本代 表選手における 腰椎
る研究
椎間板変性の調査
・MRIによる骨立体構造と三
次元強度分析
テーマ
ハンドボールパフォーマンス分析
(3)アテネオリンピック出場種目への支援状況
アテネオリンピック出場種目についての支援は、
TSCサポートサービスの中でNFの要望に応じ
て、海外の大会への研究員の派遣等を実施した(競
泳、シンクロナイズドスミング、自転車、ソフト
ボール)。
なお、アテネオリンピックには、JOCへの協
力(選手団、村外支援)として 2 名(トレーナー、
研究員)を、NFへの支援(競泳、ソフトボール)
として 4 名の研究員を派遣した。
アテネオリンピック競泳支援
NAASH 2004
55
第2章
業務実績報告
評価システムに関する研究
フィット フ ィ ッ ト ・3 次元人体形態計測法による
形態計 測法の確立と現 場へ
ネス・ス ネ ス チ ェ
の応用
キルチェ ッ ク の た
ックの質 め の 基 礎 ・格闘技選手(レスリング、柔
道)に関する競技力と関連し
的改善と 的研究
たフィ ットネス項目に 関す
フィード
る研究
バックシ
・インターバルトレーニングに
ステムの
よるフ ィットネス向上 のた
構築
めの基礎的研究
・ジュニア競技者における基本
的フィ ットネスと競技 フィ
ットネ スに関する基礎 的研
究
・ウエイトリフティング競技者
の筋出 力と競技スキル との
関連性
・標的系競技種目のフィットネ
ス評価方法
ス キ ル チ ・3 次元映像分析装置及びステ
ィック ピクチャーを用 いた
ェックの
動作解析(陸上競技、スキー
ための基
ジャンプ、フェンシング)
礎的研究
・大腰筋深部腱膜動態の測定法
の妥当性の検討
競技者の 医 学 的 、 ・競技者の追跡研究(陸上競技
短距離、自転車競技、スピー
コンディ 栄 養 学
ドスケート)
ション評 的 、 心 理
価に関す 学 的 指 標 ・医学的側面からの検討(減量
に伴う免疫機能の変化)
る研究
による競
技 者 の コ ・栄養学的側面からの検討(競
技者に 適した食事摂取 基準
ンディシ
の指標となる目安量の作成、
ョン評価
食物摂取頻度調査の妥当性)
に関する
・心理学的側面からの検討(競
研究
技者に適した質問紙の開発)
・生理学的視点からの検討(ク
ーリン グが筋肉に及ぼ す影
響)
競 技 ス ポ ・アテネオリンピック日本代表
選手団 におけるコンデ ィシ
ーツにお
ョニングの実態調査
けるコン
デ ィ シ ョ ・コンディショニングフォーラ
ムの開催(9 競技団体が参加)
ニングの
成 功 ・ 失 ・JOC『五輪書』への情報提
供
敗要因に
関する研
究
戦略・戦術システムに関する研究
強化戦略 ゲ ー ム 分 ・多視点映像撮影閲覧システム
の開発
策定にお 析 に よ る
けるゲー フ ィ ー ド ・バレーボールリアルタイム最
適戦術 フィードバック シス
ム分析・ バ ッ ク シ
テムの試作
タレント ス テ ム の
発掘−競 開発
技者セレ タ レ ン ト ・タレント発掘に関する調査
ク シ ョ 発掘に関
(NFスタッフ、一般小・中
ン・タレ する研究
学生、保護者)
ント発掘
・一般小・中学生を対象とした
評価シス
測定
テムに関
・遺伝子と競技パフォーマンス
する研究
の研究
56 NAASH 2004
国際競技
力向上の
ための国
際戦略に
関わる情
報データ
ベースに
関する研
究
・レフェリーのジャッジメント
に対す るフィールド内 での
アピールに対する検証
・アテネオリンピックにおける
ルール・ジャッジメントにか
かわる事例の整理
(6)次期計画の策定状況
次期計画の策定に当たっては、アテネオリンピ
ック終了後、JOC、NFに対しニーズ調査を行
い、要望を把握するとともに、我が国の競技力向
上のための支援方策について検討した。
また、平成 17 年 3 月にJISS業績評価委員会
を開催し、平成 17 年度事業計画案に対して外部評
価(事前評価)を実施し、計画案通りに進めてい
くことが了承された。
(7)委託研究の弾力的執行
委託研究については、その在り方や実施方法等
について、事業部会で検討を行い、スポーツ医・
科学研究事業の次期計画(平成 17 年度以降)の中
で、競技種目別研究(プロジェクト研究B)を設
定し、JISSが実施するよりもNFへ委託した
方が効率的な実施が期待されるものについては、
委託研究として取扱っていくこととした。
2
スポーツ情報事業
(1)ネットワーク構築のために調査・研究を実施し
たモデル機関及び実施した連携プログラム
4 つのネットワークプロジェクトにおいて、モデ
ル機関を設定し、それぞれの特徴を生かしながら、
連携プログラムについて調査・研究を実施した。
プロジェク
ト名
JISS−
JOC
モデル
機関名
JOC
体育系大学
筑波大学、
鹿屋体育
大学
地域
青森県ス
ポーツ科
学センタ
ー、富山県
総合体育
センター、
岐阜県ス
ポーツ科
調査・研究プログラム
・東京Jプロジェクト 2004
における情報支援
・国内外の国際競技力向上方
策に関わる情報の提供
・福岡県タレント発掘事業へ
の協力
・スポーツ医・科学研究情報
コンテンツの収集
・最新スポーツ医・科学研究
論文情報の収集
・JISS−筑波大学スポー
ツ情報セミナー
・JISS−鹿屋体育大学ス
ポーツ情報セミナー
・J−net(JISSと地
域関係者のメーリングリ
スト)による情報交換の活
性化
・地域Jプロジェクト 2004
(地域からのアテネオリ
ンピック情報支援)
・JISS−地域の連携によ
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
るタレント発掘プログラ
学センタ
ム調査
ー、福岡県
立 ス ポ ー ・地域ジュニアトップ競技者
の種目転向に関する調査
ツ科学情
報 セ ン タ ・地域ネットワーク研修
ー
国際スポー 西 オ ー ス ・オーストラリアからタレン
ト発掘コーディネーター
ツ情報
トラリア
を招聘
スポーツ
研 究 所 ・アメリカから画像処理の専
門家を招聘
(豪)、タス
マニア・ス ・国際スポーツ情報協会(I
ASI)関連会議への参加
ポーツ研
究所(豪)、
南メイン
州立大学
(米)
※(豪)…オーストラリア、(米)…アメリカ合衆国
(4)有用な情報の収集・分析及び提供方法の企画
国際競技力向上に有用な情報の有効な提供方法
について、検討を行うとともに、IT普及研修会
を実施した。
①
メーリングリストを活用した情報提供
JOCがNFの要望を受けて開設したメーリン
グリスト(Sport−I)や地域スポーツ関係
者とのメーリングリスト(J−net)等を活用
し、世界各国の国際競技力向上方策や競技者の発
掘・育成プログラム等の情報コンテンツを収集し、
情報を発信するほか、JISSの諸活動やイギリ
スにおける地域との連携・ネットワークに関する
最新動向等の情報を発信した。
ア
(2)ネットワーク運用体制の状況
4 つのネットワークプロジェクトにおいて、それ
イ
ぞれの特徴を生かしながら、運用体制について検
ウ
体育系大学
地域
国際スポーツ情報
実施内容
・JOCテクニカルフォーラムへ
の協力
・JOC関係部会等への出席・協
力
・Sports−Iへの情報コン
テンツ提供の継続
・全国体育系大学学長・学部長会
総会への出席
・地域ネットワーク全国会議 2005
の実施
・ブロック会議の実施
・国際スポーツ情報協会(IAS
I)年次総会への出席
・関係者との電子メールによる情
報交換
365 件
体育系大学ネットワークによる情報発信
309 件
討を行った。
プロジェクト名
JISS−JOC
JISS−JOCネットワーク(Spor
t−I)による情報発信
地域ネットワーク(J−net)による情
報発信
エ
国際スポーツ情報ネットワークによる情報
発信
②
397件
288 件
IT普及講習会の実施
NFの映像テクニカルスタッフを対象に、スポ
ーツの映像処理についての最新技術(技術分析及
びゲーム分析用映像解析ソフトの活用方法等)に
関する講習会を実施した。
実施回数:2 回
受講人数:25 人
■中期計画等における目標の達成見通し
JOCとの定期的な連絡調整会議やNF担当者との
意見交換を行い、ニーズの把握に努めた。
TSC事業サポートサービスについては、15 競技団
体 21 競技種目において実施し、アテネオリンピックの
好成績に一定の貢献ができたと考えられる。スポーツ
医・科学研究事業については、10 の研究プロジェクト
を実施し、平成 16 年度末に当初の研究期間が終了した
ことから、取りまとめを行い、平成 17 年 6 月に事後評
地域ネットワークプロジェクト
価を実施した。スポーツ情報サービス事業については、
10 のプロジェクトにおいて各種プログラムを実施する
(3)国際競技力向上に有用な情報の収集・分析のた
めのデータベース構築及び加工・蓄積の状況
4つのプロジェクトにおいて、データベースシス
提供を行った。
また、次期計画の策定に当たっては、JOC又はN
テムを構築するとともに、国際競技力向上に有用
Fに対して実施したニーズ調査やヒアリングを分析し、
な情報を収集し、データベース化を図った。
事業計画に反映させた。
①
学術情報データベース(論文数)64件
②
映像データベース
③
戦略に関わる情報収集・蓄積・提供データベース
(件数)
④
とともに国際競技力向上に有用な情報の収集・分析・
(時間数)25時間
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
2,453件
記録データベース
(大会数)6大会分
NAASH 2004
57
第2章
2
業務実績報告
国際競技力向上のための研究・支援事業
(3)研究成果及び収集情報の提供
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
2 国際競技力向上のための研究・支援
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(3)研究成果を各競技団体等へ迅速に提供する体制を整備し、研究成果を活用した競技者への指導等が広範
囲に展開されるようIT技術を利用した情報提供を行う。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(3)研究成果及び収集情報の提供
研究成果については、我が国の国際競技力向上に関する戦略上の必要性及び各競技者個人のプライバシ
ーの保護等に留意した情報管理システムを構築し、適切な情報の提供を行う。
① 研究成果の競技現場への提供
国際競技力向上に有用な研究成果については、競技団体が行う強化活動に活かされるよう迅速かつ的
確に提供する。
② 研究成果の普及
競技者、指導者、研究者等を対象とした国際的又は全国的な研究・研修集会(シンポジウム、セミナ
ー等)を開催するとともに、JOC及び各競技団体が主催する研修会等に研究員を積極的に派遣し、研
究成果の普及を図る。
③ 研究成果及び収集情報の提供
研究成果や収集により得られた情報のうち、一般に公開すべき情報については、インターネット等情
報通信技術を活用した情報発信体制を整備し、広範に提供を行う。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
(3)研究成果及び収集情報の提供
研究成果及び収集情報について、我が国の国際競技力向上に関する戦略上の必要性及び各競技者個人の
権利・プライバシーの保護等に留意し、適切に情報管理を行うための情報管理システムを更に整備し、情
報の提供を行う。
① 研究成果の競技現場への提供
国際競技力向上に有用な研究成果については、NFが行う強化活動に活かされるよう迅速かつ的確に
提供する。
② 研究成果の普及
ア 「JISS国際スポーツ科学会議2005」(仮称)を開催し、研究成果を公表する。
イ JOCが開催するコーチ会議、テクニカル会議又はNFが開催する各種研修会等には、要請に応じ
て研究員を派遣し、成果の普及に努める。
ウ アジアスポーツ科学会議、日本体育学会、日本体力医学会等の国内外の学術会議に研究員を派遣し、
研究成果を発表する。
③ 研究成果及び収集情報の提供
研究成果や収集により得られた情報のうち、一般に公開すべき情報について検討を行うとともに、イ
ンターネット等情報通信技術を活用した情報発信体制を整備し、情報の提供を行う。
また、映像管理委員会等により、適切な情報管理方法を検討する。
■年度計画における目標設定の考え方
研究成果及び収集情報について、我が国の国際競技
■業務実績
1
情報管理体制の整備
力向上に関する戦略上の必要性及び各競技者個人のプ
研究・支援活動で得られた知見・情報を公表する
ライバシーの保護等に留意し、適切に情報管理を行う
場合には、NF等の了解を得るとともにJISS内
ための情報管理システムを更に整備し、情報の提供を
に設置した運営会議(センター長、主任研究員、運
行う。
営部長で構成)において検討し、必要に応じて各事
58
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
業部会に指示するなど、適切な情報管理を行った。
2
研究成果の競技現場への提供
スポーツ医・科学研究事業で得られた知見や研究
成果は、適宜、競技者及びNFスタッフへ提供する
とともに、TSCサポートサービスを通じて、トレ
ーニングや栄養摂取に関する最新の知見や研究成果
をNFに提供した。
また、アテネオリンピック対策として、日本選手
団に配付されたガイドブック(『五輪書』)にコンデ
ィショニングに関する知見や情報を提供したほか、
メンタルトレーニング及びアテネの食環境に関する
「JISS国際スポーツ科学会議 2004」ポスター
冊子を作成し、NFに配付した。
(2)JOCコーチ会議及びテクニカル会議への派遣
状況
JOCが主催するコーチ会議及びテクニカル会
議には、必要に応じて研究員・職員を派遣し、情
報・技術提供を行った。
①
夏季競技コーチ会議
②
冬季競技コーチ会議(トリノ対策プロジェクト
会議)
③
アテネオリンピック情報提供サポート
3
2名
テクニカル会議
NFの選手及び関係者に対して、トレーニング
方法、メンタルトレーニング及び栄養管理等の指
(1)JISS国際スポーツ科学会議の開催
導等を行うため、NFが主催する学会・研修会等
平成 16 年 12 月に「第 2 回JISS国際スポー
においてJISSの研究員を講師として派遣した。
ツ科学会議 2004」を開催し、2 日間延べ 400 人参
派遣回数:12 回
加のもと、JISSが実施している研究・支援事
延べ派遣者数:24 人
業の取組状況を紹介した。また、会議の様子をイ
活動内容:
ンターネット中継したほか、ホームページ上で資
①
料や映像配信を行い、情報の普及に努めた。
講義
タルトレーニングの実際」、「トレーニ
参加人員:延べ 400 人
ングと栄養」
実施内容:
②
1 日目(平成 16 年 12 月 10 日)
基調講演:コーチングと科学的サポート
イ
プレゼンテーション:JISSはオリン
ピックにどんなサポートをしているのか
ウ
②
ア
国内外の研修会等へ研究員を積極的に派遣する
ポスターセッション
とともに、学会や研究・研修集会においても積極
2 日目(平成 16 年 12 月 11 日)
的に発表を行った。
基調講演:ドイツのサポート体制、ロシ
派遣回数:18 回(海外 8 回)
延べ派遣者数:64 人
特別シンポジウム:北島選手を中心とし
パネルセッション:トリノ、北京への科
学的サポートに期待するもの
「筋力トレーニングの実際」、「準備
(4)研究会議等への派遣状況
活動内容:口頭発表、ポスター発表、情報収集
た競泳サポート
ウ
実技
運動指導」、
「トレーニングの実践講習」
アの芸術系スポーツへのサポート
イ
「JISSにおける科学的サポート
活動」
「動作解析の目的と内容」、
「メン
開催日:平成 16 年 12 月 10 日、11 日
ア
4名
(3)スポーツアカデミー支援事業における派遣状況
研究成果の普及活動
①
16 名
4
研究成果及び収集情報の提供
一般に公開すべき情報については、ホームページ
や季刊ニュースレター等を通じて積極的に公開し、
NAASH 2004
59
第2章
業務実績報告
情報提供に努めた。
(4)映像管理委員会等による適切な情報管理方法の
(1)一般に公開した医・科学関連情報
検討状況
各研究で得られた成果や収集した情報のうち、
JISSが扱う映像に関する権利関係や選手個
一般に公開すべき情報については内部で検討し、
人の権利・プライバシーについては、映像管理員
公開した。
会において定めたガイドラインに沿って取扱うな
件名
JISS国際ス
ポーツ科学会議
スポーツ医・科学
最前線
アスリートのワ
イワイレシピ
JISS in
Action
オリンピックに
向けたコンディ
ショニング
件数
(件)
1
掲載媒体等
ど適切な映像管理を行った。
12
JISSホームページでの
映像配信及び抄録集の掲載
広報誌『国立競技場』掲載
JISSホームページ掲載
JISSホームページ掲載
13
JISSホームページ掲載
グや栄養摂取に関する最新の知見や研究成果をNFに
9
JOCホームページ掲載
雑誌『オリンピアン』掲載
提供した。
7
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ医・科学研究事業で得られた知見や研究成
果は、適宜、競技者及びNFスタッフへ提供するとと
もに、TSCサポートサービスを通じて、トレーニン
学会や研修会における成果の発表件数は、開所後 4
年を経過したことから、年々増加傾向にあり、今後も
(2)ニュースレターの発行
JISSの活動内容やスポーツ界の動きを紹介す
るため、ニュースレターを発行した。また、記事内
容をホームページに掲載し、広く情報提供に努めて
いる。
JISSに課せられた課題の一つと認識し、計画的に
取り組むこととする。
また、一般に公開すべき情報についても、様々なメ
ディアを通じて提供してきており、メディアを利用す
る対象者や内容を踏まえ、今後も適切な情報発信に取
り組むこととしている。
発行号数:4 号
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
JISSニュースレター
(3)JISSホームページアクセス数
1,089,741 件
JISSトップページ(ホームページ)
60
NAASH 2004
Ⅱ
2
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
国際競技力向上のための研究・支援事業
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
2 国際競技力向上のための研究・支援
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(4)事業の実施に当たっては、外部有識者により構成される委員会を設置し、得られた意見を踏まえ事業を
実施する。
また、事業実施の事前及び事後に適切な外部評価を実施し、評価結果を各年度の事業計画等に反映する
など、効果的・効率的に事業を実施する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9月13日文部省告示第15
1号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の
措置を講じ、より効果的な事業の執行を図る。
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施
外部有識者で構成する運営委員会等を設置し、その意見を事業の実施に有効に活用するなど、効果的か
つ効率的に事業を実施する。
また、外部有識者で構成する評価体制を整備し、事業実施の事前及び事後に適切な外部評価を実施し、
評価結果を各年度の事業計画等に反映させるなど、適切な事業運営を図る。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施
効果的かつ効率的に事業を実施するため、外部有識者で構成する国立スポーツ科学センター運営委員会
を開催し、その意見を事業の実施に有効に活用する。
また、外部有識者で構成する国立スポーツ科学センター業績評価委員会を開催し、事業実施の事前及び
事後に適切な外部評価を実施し、評価結果を次年度の事業計画に反映させるなど、適切な事業運営を図る。
開催回数:2 回
審議事項:
ア 平成 15 年度事業報告について
イ 業績評価について
■年度計画における目標設定の考え方
外部有識者で構成する国立スポーツ科学センター運
営委員会を開催し、その意見を事業の実施に有効に活
用する。
また、外部有識者で構成する国立スポーツ科学セン
ター業績評価委員会を開催し、事業実施の事前及び事
後に適切な外部評価を実施し、評価結果を次年度の事
業計画に反映させるなど、適切な事業運営を図る。
■業務実績
1
第三者機関の設置及び外部評価等の実施状況
効果的かつ効率的に事業を実施するため、運営委
員会、業績評価委員会等を開催し、各委員会におけ
る意見等を事業の実施に有効に活用した。
(1)国立スポーツ科学センター運営委員会
効果的かつ効率的に事業を実施するため、外部
有識者で構成する国立スポーツ科学センター運営
委員会を開催し、平成 17 年度の事業計画等につい
て審議を行った。
①
実施状況
ウ
②
平成 17 年度JISS事業計画について
要望・意見等
ア
スポーツ用具等の開発及びスポーツ用品メー
カー又はスポーツ工学との連携
⇒ 現状での用具開発や実験は、人的及び設備
的にも難しいものがある。企業や大学とどの
ように連携をとっていくか、来年度以降の課
題としたい。
イ TSCチェックサービスや診療事業の対象の
拡大(ジュニア層)
⇒
今後の検討課題とする。
トップアスリートに対するメディア・トレー
ニング(プレゼン能力、ディベート能力等の向
上等)の実施
⇒ 必要性については理解できるので、JOC、
NF等とも協議し、まずは各国の取組状況を
調査したい。
エ 競技ルール等が改正されるとき、日本選手に
不利な改正も見受けられるため、その妥当性に
ウ
NAASH 2004
61
第2章
業務実績報告
ついて科学的データをそろえたらどうか。
クト研究A(分野別研究)」を 8 プロジェクト、
⇒
競技種目に特化した「プロジェクト研究B(競技
NF等と連携して取り組んでいきたい。
種目別研究)」を 14 プロジェクト実施する。
(2)国立スポーツ科学センター業績評価委員会
ウ
従来から実施している「外来診療(スポーツ
施するため、外部有識者で構成する国立スポーツ
クリニック)」に加え、競技現場のメディカルス
科学センター業績評価委員会を開催し、評価結果
タッフとの連携を目的に「メディカルネットワ
を平成 17 年度の事業計画に反映させるなど、適切
な事業運営を図った。
①
実施状況
開催回数:3 回
審議事項:
ア 平成 15 年度評価方法等の確認(評価フォー
マット、外部評価意見書、評価の視点変更、
事業別評価担当者)
イ 平成 15 年度事業事後評価の実施
ウ 評価結果を研究・支援業務及び研究員の資
質向上へ反映させる方策について
エ 平成 17 年度JISS事業計画(案)につい
て
② 要望・意見等
ア 評価基準をどこにおいたらよいのか。評価が
甘いと問題点が浮き彫りになりにくい反面、内
容が総論的でわかりづらい。
イ 利用者(対象者)の評価を聞いてみたい。
⇒
アテネオリンピック終了後にアンケート調
査等を実施予定
ウ NFの評価はどのような形で取り込むのか。
⇒
アテネオリンピック終了後にアンケート調
査等を実施予定
エ 実施項目ごとに優先順位をつけてほしい。
オ アテネの成果を見ても事業の流れはよい。事
業を実施することで予想されるアウトカムがあ
ると評価しやすい。
カ 明確な評価基準が必要。
キ 評価のための評価にならないようにしなけれ
ばならない。実施目的を明確にする。
ク
ーク事業」を実施する。
エ
スポーツ情報サービス事業
平成 16 年度までの 10 プロジェクトのうち、
類似の業務を整理・統合し、4 事業に再編成し実
施する。
(3)国立スポーツ科学センター倫理審査委員会
国立スポーツ科学センター長の諮問に応じ、J
ISSにおいて行われる人間を対象とする研究に
ついて、科学的立場及び倫理的立場から審査を行
った。
開催回数:2 回
審議事項:人間を対象とする研究について科学
的立場及び倫理的立場から審査
申請件数:18 件(すべて承認)
(4)国立スポーツ科学センター映像管理委員会
スポーツ関連映像を著作権法(昭和 45 年法律第
48 号)、肖像権その他関係法令等を遵守し、適切に
管理運営が行われるよう指導・助言を行った。
開催回数:1 回
審議事項:JISSが取扱う映像情報の管理運
用について
検討内容:映像関係の権利は複雑化しているた
め、利用のパターンを決め、権利対
象者と個別に契約を結ぶ方向で検討
する。
更なる発展に役立つような内容が盛り込まれ
ている。
③
評価結果の活用状況
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 16 年度は、設置している 4 つの委員会を定期的
平成 17 年度事業の策定に当たっては、業績評価
に開催し、JISSの各種事業運営に有用な助言をい
委員会の意見及びJOC及びNFへのニーズ調査
ただいた。特に運営委員会、業績評価委員会で御意見
の結果を踏まえ、事業計画を策定した。
をいただいた「ニーズ調査の実施」
「類似プロジェクト
ア
TSC事業サポートサービス
の整理」については、各事業部会で検討・実施し、平
サポート体制を、競技種目別サポートから「専
成 17 年度事業計画に反映させた。
門分野別サポート(生理・生化学、バイオメカ
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ニクス、心理、栄養、トレーニング、パフォー
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
マンス分析)」に再編成するとともに、NF からの
と見込まれる。
要望が多かった心理、栄養、トレーニングに関
する講習会や相談・指導等を「ルーティンサポ
ートプログラム」として実施する。
イ
スポーツ医・科学研究事業
従来の研究体制を整理・発展した「プロジェ
62
スポーツ診療事業
事業実施の事前及び事後に適切な外部評価を実
NAASH 2004
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(1)効果的な助成の実施
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(1)スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポー
ツ振興基本計画等の国の施策を踏まえ、効果的な助成を行う。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(1)効果的な助成の実施
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施においては、スポーツ団体等のニーズを把握
するとともに、両助成事業の役割を明確にし、調和を図ること等により、社会的な要請等に対応した効果
的な助成を行う。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(1)効果的な助成の実施
社会的な要請等に対応した効果的な助成を行うため、助成団体のヒアリング、事業実施状況の調査等の
あらゆる機会をとらえて、スポーツ団体等のニーズの把握に努める。
(2)助成を受けたことに対する、団体からの主な意
■年度計画における目標設定の考え方
見等
社会的な要請等に対応した効果的な助成を行うため、
助成団体に対するヒアリングや事業実施状況の調査等、
①
あらゆる機会を捉えてニーズの把握に努める。
競技者育成プログラムについての全国規模の会
議を開催することが可能となり、共通理解を深め
ることができた。
②
■業務実績
1
者に対し事業の重要性について理解を得ることが
ヒアリング等の実施状況
できた。
(1)ヒアリング、事業実施状況の調査等
社会的な要請等に対応した効果的な助成を実施
③
び事業実施状況調査を行い、助成を行ったことに
④
スポーツ振興基金
スポーツ振興投票
専従のクラブマネジャーを置くことができ、円
滑なクラブの運営が可能となった。
よる効果やニーズの把握に努めた。
ヒアリング
(件)
127
20
夜間照明が設置できたことから、グラウンドの
利用率が上がった。
するため、スポーツ団体等に対してヒアリング及
区分
優秀な指導者の派遣が可能となり、地方の指導
事業実施状況
調査(件)
⑤
事業を実施する際に、多くの参加者を募集する
ことが可能となり、インストラクターの養成が図
9
6
られ、地域の生涯スポーツ事業のサポート体制が
構築された。また、助成を受けた事業を実施した
2
スポーツ振興のための助成の成果
ことにより、行政からの支援体制が得られるよう
助成団体のヒアリング、事業実施状況の調査等の
になった。
あらゆる機会をとらえて、スポーツ団体等から、ニ
⑥
した。
能な要望については、随時助成事業に反映させるな
ど、効果的な助成を行った。
⑦
することに大きな効果があった。
交付申請書や実績報告書の記入方法等について
類の記入例や補足資料等を作成し、配布した。
アジア・ヨーロッパでの海外大会をこなし、目
標であった男女 3 名のオリンピック出場枠を獲得
(1)交付申請等の手続きについての対応
の詳しい説明が欲しいとの要望を踏まえ、関係書
国内合宿及びチーム派遣等への助成により、ア
テネオリンピック大会での団体優勝に大きく貢献
ーズの把握及び要望・意見等の収集に努め、対応可
⑧
全国 9 ブロックでの選手の発掘と統一された理
念のもとに指導会を行い、若い選手の発掘と育成
並びに指導者への情報伝達など幅広く伝えること
NAASH 2004
63
第2章
業務実績報告
ができた。
⑨
(2)スポーツ振興投票
アンチドーピング活動に対する認知度が高まり、
競技者全般にわたって、本活動に対する必要性の
自覚が定着した。
⑩
若手の有望選手を国際大会へ派遣し、海外大会
の経験を積み上げることは、ワールドカップ、世
界選手権、オリンピックへの道を開き、将来の日
本代表選手として活躍することにつながるもので
ある。
⑪
トップリーグ活性化の意識付けができ、活性化
事業の具体化に向けて進む基盤ができた。
助成件数 263 件、助成金額 552,722 千円の助成
を行った。
助成区分
総合型地域スポーツ
クラブ活動助成
スポーツ団体が行う
将来性を有する選手
の発掘及び育成強化
助成
スポーツ団体スポー
ツ活動助成
国際競技大会開催助
成
合計
件数(件)
金額(千円)
176
381,784
31
89,300
55
58,638
1
23,000
263
552,722
(3)社会的要請に対応した助成事業の実施
スポーツ振興基金の運用益の減やスポーツ振興
くじの売上の減等、厳しい情勢の中で、より効率
的で効果的な助成を行うため、スポーツ振興基金
助成審査委員会及びスポーツ振興投票助成審査委
員会の構成を見直し、可能な限り社会的な要請に
応じた助成事業を実施することとしている。
■中期計画等における目標の達成見通し
助成団体からの活動報告(ホームページ)
スポーツ団体等に対してヒアリング及び事業実施状
3
助成事業の状況
況調査を実施し、助成を行ったことによる効果や団体
両助成事業の役割を明確にするために平成 15 年度
等のニーズを把握するとともに、対応可能である要望
に制定した、
「スポーツ振興基金助成金」、
「競技強化
については、随時、助成事業に反映させるなど、効果
支援事業助成金」及び「スポーツ振興くじ助成金」
的な事業を実施した。また、平成 16 年 4 月 1 日のスポ
のそれぞれの要綱等に基づき、助成を行った。
ーツ振興基金部とスポーツ振興投票部の組織統合を機
に、事業の募集や各団体のヒアリングを同時に行い、
(1)スポーツ振興基金
①
効果的な助成を実施するための体制整備を図った。
スポーツ振興基金助成活動
助成件数 509 件、助成金額 541,430 千円の助成
助成区分
スポーツ団体選手強
化活動助成
スポーツ団体大会開
催助成
選手・指導者スポー
ツ活動助成
合計
各助成事業においては、助成件数・金額ともに減少
しているが、安定的な財源の確保に努めつつ、限られ
を行った。
件数(件)
金額(千円)
た財源の中でより効率的で効果的な助成を実施するよ
う努めた。
95
156,627
52
97,450
362
287,353
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
541,430
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
509
今後も社会的要請に対応した効果的な助成を行うた
め、スポーツ団体等のニーズの把握に努める。
と見込まれる。
②
競技強化支援事業助成
平成 15 年度から行っている「ニッポン復活プロ
ジェクト」の一環として、国からの交付金を受け、
競技強化支援事業助成金の交付を行った。
助成区分
スポーツ団体重点競
技強化活動助成
スポーツ団体トップ
リーグ運営助成
合計
64
NAASH 2004
件数(件)
金額(千円)
172
359,483
8
154,200
180
513,683
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(2)適切な事業執行のための体制整備
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(2)助成に係る要綱等を整備し、基準を明確にするとともに、配分に係る外部の有識者による審査及び助成
事業に係る外部の有識者による評価制度について整備し、助成事業が適切で効率的なものとなり、最大限
の効果を発揮できるようにする。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(2)適切な事業執行のための体制整備
適正かつ効果的な助成を行うため、助成金交付要綱等を整備するとともに、外部の有識者による審査委
員会を設置し、その審査を踏まえて、交付対象の採択を行う。
また、助成事業が適切で効率的なものとなるよう、外部有識者による評価部会を設置するなど評価制度
を整備し、評価基準を策定するなどにより、適切な評価を行い、評価結果を助成事業の審査に反映させる。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(2)適切な事業執行のための体制整備
スポーツ振興事業部の設置に伴い、外部の有識者によるスポーツ振興基金助成審査委員会とスポーツ振
興投票助成審査委員会の構成等の見直しを行う。
また、助成事業の評価体制を整備し、評価基準等を策定する。
評価ワーキンググループを設置し、検討を行い評
■年度計画における目標設定の考え方
価基準を策定した。
適正かつ効果的な助成を行うため、外部有識者によ
る評価部会の構成等を見直すとともに、助成団体の活
動内容について評価を行うための制度を整備し、評価
(2)配分額への反映
基準等を策定する。
スポーツ振興基金のスポーツ団体トップリーグ
運営助成については、審査委員会第一部会の中に
■業務実績
トップリーグ運営助成ワーキンググループを設置
1
助成審査委員会の構成等の見直し状況
した。今後は、スポーツ団体トップリーグ運営助
助成業務を一体的な組織運営のもとに推進するた
成に係る評価基準に基づき、団体別評価を行い、
平成 17 年度助成の配分額の決定に反映させる。
めに実施した、平成 16 年 4 月のスポーツ振興基金部
とスポーツ振興投票部の組織統合に伴い、スポーツ
また、スポーツ振興くじの収益を財源とする助
振興のための助成事業をより適正で効率的なものと
成のうち、総合型地域スポーツクラブ活動助成に
するため、助成審査委員会の構成等の見直しを行っ
ついても、審査委員会第二部会の中に総合型地域
た。
スポーツクラブ活動助成ワーキンググループを設
置した。今後、評価基準に基づき評価を行い、平
また、審査委員会の下に具体的な内容を審議する
成 17 年度の配分額の決定に反映させる。
ため、主に「競技力向上に関して審議する」第一部
会及び「スポーツの普及に関して審議する」第二部
会を設置した。
3
助成審査委員会の開催状況
(1)平成 16 年度助成事業の交付対象審査
2
評価基準等の策定状況
(1)助成に係る評価基準等の検討
スポーツ振興基金助成及びスポーツ振興くじ助
平成 15 年度に制定した交付要綱等に基づき、助
成審査委員会を開催し、平成 16 年度助成事業の交
付対象審査を行った。
成に係る評価については、中期目標及び中期計画
平成 16 年度助成事業の交付対象は、スポーツ振
並びに委員からの意見を踏まえ、外部の評価者に
興基金は平成 16 年 4 月 13 日、スポーツ振興投票
よる評価を行うため、審査委員会の中に助成事業
は平成 16 年 4 月 8 日に開催された助成審査委員会
NAASH 2004
65
第2章
業務実績報告
ウ
ワーキンググループ(総合型
地域スポーツクラブ活動助成)
の設置等について
エ 平成 17 年度スポーツ振興事
業助成配分基準(第二部会)に
ついて
オ 平成 17 年度スポーツ振興事
業に対する助成金配分について
において決定した。
①
スポーツ振興基金助成審査委員会の開催
開催回数(回)
2
内容
平成 16 年度助成の配分額に
ついて
イ 平成 15 年度助成金の執行状
況について(報告)
ウ ワーキンググループ設置要綱
の改正について(報告)
ア
④
②
スポーツ振興投票助成審査委員会の開催
開催回数(回)
1
スポーツ振興事業助成審査委員会総合型地域ス
ポーツクラブ活動助成ワーキンググループ
開催回数(回)
内容
ア 平成 16 年度スポーツ振興く
じ助成について
2
⑤
内容
平成 17 年度総合型地域スポ
ーツクラブ活動助成について
イ 総合型地域スポーツクラブ活
動助成採択・配分の考え方等に
ついて
ア
スポーツ振興事業助成審査委員会トップリーグ
運営助成ワーキンググループ
開催回数(回)
2
助成審査委員会
⑥
内容
平成 17 年度トップリーグ運営助
成について
スポーツ振興事業助成審査委員会助成事業評価
ワーキンググループ
開催回数(回)
(2)平成 17 年度助成事業に係る募集の審議
2
平成 17 年度助成事業に係る募集についての審議
を行うため、助成審査委員会を開催した。
①
スポーツ振興事業助成審査委員会
開催回数(回)
内容
2 ア 平成 17 年度募集について
イ 平成 17 年度スポーツ振興事
業助成審査方針について
ウ 平成 17 年度スポーツ振興事
業に対する助成金配分額の目安
について
※ 平成 17 年 4 月 12 日に、「平成 17 年度スポーツ振
興事業に対する助成金配分(案)」及び「平成 17 年
度スポーツ振興助成事業の評価(案)」について検討
を行うこととした。
②
スポーツ振興事業助成審査委員会第一部会
開催回数(回)
内容
2 ア 平成 17 年度募集等について
イ ワーキンググループ(トップ
リーグ運営助成)の設置等につ
いて
ウ 平成 17 年度スポーツ振興事
業助成審査方針(第一部会)に
ついて
※ 平成 17 年 4 月 8 日に、「平成 17 年度スポーツ振興
事業助成配分基準(第一部会)(案)」及び「平成 17
年度スポーツ振興事業に対する助成金配分(案)(第
一部会)」について検討を行うこととした。
③
スポーツ振興事業助成審査委員会第二部会
開催回数(回)
2
66
NAASH 2004
ア
イ
内容
平成 17 年度募集等について
平成 17 年度スポーツ振興事
業助成審査方針(第二部会)に
ついて
内容
助成事業の評価について
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ振興のための助成事業をより適正で効率的
なものとするため、平成 16 年 4 月のスポーツ振興基金
部とスポーツ振興投票部の組織統合に伴い、独立行政
法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興事業助成
審査委員会規程を制定し、助成審査委員会の構成等の
見直しを行った。
また、スポーツ振興基金助成及びスポーツ振興くじ
助成について、外部の評価者による評価を実施するた
め、助成審査委員会の中に、助成事業評価ワーキング
グループを設置し、評価基準を策定した。
今後は、評価基準に基づき、各事業の評価を行い、
平成 17 年度募集の事業に反映させていくこととしてい
る。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(3)助成申請者の利便性の向上
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(3)両助成事業の申請者の利便性を考慮し、対象となる各事業の内容や受付窓口等をホームページ等により
公開する。
また、助成を受けた団体の経理状況や助成事業の成果等について調査を行うとともに、助成内容・交付
先等についてホームページ等により公表し、透明性の確保を図る。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(3)助成申請者の利便性の向上
交付申請等事務手続きの簡素化かつ迅速化を図るため、助成対象内容、申請手続き、採択基準、受付窓
口等をホームページ・パンフレットにより公開するとともに、申請事務のオンライン化を推進する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(3)助成申請者の利便性の向上
交付申請等事務手続きの簡素化かつ迅速化を図るため、助成対象内容、申請手続き、採択基準、受付窓
口等をホームページ・パンフレットにより公開するとともに、申請事務のオンライン化を推進する。
■年度計画における目標設定の考え方
交付申請等事務手続きの簡素化かつ迅速化を図るた
め、助成事業に関する情報をホームページ、パンフレ
ットにより公開するとともに、申請事務のオンライン
化を推進する。
助成の申請等に
関する情報
・交付要綱
・各種手続き
・スケジュール
・交付内定事業
・実績報告
■業務実績
1
申請者へのホームページ等による情報提供状況
助成申請者の利便性向上を図るため、ホームペー
ジに助成事業の募集開始、助成対象内容、申請手続
き等助成事業に関する情報を掲載するとともに、ス
ポーツ団体、都道府県教育委員会、関係機関等にオ
ル
スポーツ振興事業に関するページを、
「スポーツ
した。
振興くじ」、「スポーツ振興基金」、「スポーツ振興
(1)助成事業の募集の告知
助成」に再構成し、利用者が目的のページを容易
平成 16 年 12 月 7 日に開催されたスポーツ振興
に見つけられる区分とした。
事業助成審査委員会の決定を受け、平成 16 年 12
ページに掲載した。
(4)ホームページ以外の手段による情報提供
①
申請等」、「助成内容の審議」、「助成事業全般」に
関する情報を、ホームページ、パンフレットによ
り公開した。
平成 16 年 12 月 10 日付で、都道府県教育委員会、
スポーツ団体等へ、平成 17 年度スポーツ振興くじ
(2)ホームページ等により提供している情報
助成申請者の利便性の向上を図るため、
「助成の
助成事業全般に
関する情報
・助成の概要
・振興事業 Q&A
・報道発表資料
(3)スポーツ振興事業に関するページのリニューア
ンラインによる申請事務手続きの実施について周知
月 8 日に、平成 17 年度事業の募集についてホーム
助成内容の審議に
関する情報
・助成審査委員会
・審査委員会の開
催案内
・収益配分基準等
審議委員会の
「審議のまと
め」
・
「スポーツ振興投
票の収益による
助成の基本方
針」
助成金の募集についての通知を発送した。
②
広報誌『スポーツ振興くじ第 23 号(平成 16 年 12
月発行)』において、平成 17 年度スポーツ振興く
じ助成金の募集について掲載した。
NAASH 2004
67
第2章
業務実績報告
(3)各団体への利用促進状況
①
ヒアリングを実施した際に、オンラインによる
申請手続きについての説明を行った。
②
平成 16 年 12 月 10 日付で、都道府県教育委員会、
スポーツ団体等へ、平成 17 年度スポーツ振興くじ
助成金の募集についての通知を発送した。
③
広報誌『スポーツ振興くじ第 23 号(平成 16 年 12
月発行)』において、平成 17 年度スポーツ振興く
じ助成金の募集について掲載した。
3
助成に係るスケジュールの公表
交付要望書の請求から助成金の支給までのスケジ
ュールについて、ホームページに掲載した。
平成 17 年度スポーツ振興くじ助成金の募集
(ホームページ・広報誌『スポーツ振興くじ』第 23 号)
2
申請事務のオンライン化推進状況
スポーツ振興助成への申請団体が全国各地に点在
しているため、オンラインによる申請手続きは、交
付申請事務手続きの簡素化及び迅速化に非常に有効
であることから、様々な機会を捉えて利用の促進を
図った。
なお、更に利用者の利便性を向上するため、ヒア
リングの機会等を捉えて利用者のニーズを把握し、
改善することとした。(Ⅰ-1-(3)参照)
(1)申請受付に占めるオンライン申請率
区分
スポーツ
振興基金
スポーツ
振興投票
計
平成 17 年度助成事業
オンライン
申請受付
申請率(%)
申請(A)(件) 数(B)(件) (A÷B)×100
61
83
73
215
230
93
276
313
88
助成に係るスケジュール(ホームページ)
■中期計画等における目標の達成見通し
助成申請者の利便性の向上を図るため、助成対象や
申請手続き等の助成事業に関する情報をホームペー
ジ・パンフレットにより公開するとともに、ホームペ
ージをリニューアルし、利用者が目的のページを容易
(2)オンライン化の推進状況
また、助成事業の募集開始について、ホームページ・
いて、助成申請者からの要望を踏まえ、平成 17 年
広報誌で告知するとともに、スポーツ団体、都道府県
度助成事業の募集から、助成申請者のパソコンで
教育委員会、関係機関等に通知を行った。
も入力可能な各種提出書類の様式をホームページ
なお、申請事務のオンライン化については、スポー
からダウンロードできるよう改善した。なお、今
ツ団体、都道府県教育委員会等に助成金の募集につい
後も、様々な機会をとらえ利用の促進を図るとと
ての通知を行うとともに、ヒアリングの際にオンライ
もに、利用者のニーズを把握し、改善を進めてい
ンによる申請手続きの説明を行うなどの利用促進を図
くこととしている。
ったことにより、申請受付全体に占めるオンライン申
また、スポーツ振興基金の対象団体は、事実上、
請率は 88%となった。特に、スポーツ振興基金のオン
中央スポーツ団体に限られていることから、オン
ラインによる申請率は、平成 15 年度と比較して、9 ポ
ラインによる交付申請の実施については、それぞ
イント増加し、73%となった。
れ個別の団体に対して様々な機会をとらえ利用の
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
促進を働きかけたことにより、平成 17 年度助成事
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
業におけるオンラインによるスポーツ振興基金助
と見込まれる。
成金申請率は、73%となった。
68
に見つけられる区分とした。
スポーツ振興基金のオンライン申請手続きにつ
NAASH 2004
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(4)助成団体に対する調査体制の整備
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(3)両助成事業の申請者の利便性を考慮し、対象となる各事業の内容や受付窓口等をホームページ等により
公開する。
また、助成を受けた団体の経理状況や助成事業の成果等について調査を行うとともに、助成内容・交付
先等についてホームページ等により公表し、透明性の確保を図る。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(4)助成団体に対する調査体制の整備
助成を受けた地方公共団体又はスポーツ団体に対して経理状況や助成事業の成果等について調査を行う
体制を整備し、助成金の使途等について適切に把握する。
また、助成内容・助成額・交付先及び審査委員の氏名等をホームページ・パンフレットにより公表し、
透明性の確保を図る。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(4)助成団体に対する調査体制の整備
助成金の使途等について適切に把握するため、監査実施基準に基づき、センターの監査室と助成部門が
連携して、助成を受けた地方公共団体又はスポーツ団体に対して経理状況や助成事業の成果等について定
期的に監査を行う。
また、助成事業の透明性の確保を図るため、助成内容・助成額・交付先及び審査委員の氏名等をホーム
ページ・パンフレットにより公表する。
■年度計画における目標設定の考え方
2
実態調査の実施
助成を受けた地方公共団体又はスポーツ団体に対し
平成 16 年度に実施した実態調査は、平成 15 年度
て経理状況や助成事業の成果等について定期的に監査
に助成交付をした団体等のうち、実施要綱に基づき
を行う。また、助成事業の透明性の確保を図るため、
選定した団体等に対し、経理状況や助成事業の成果
助成内容等をホームページ・パンフレットにより公表
等について実地調査を行った。
する。
なお、特定非営利活動法人(NPO法人)69 団体
については、調査の効率化を図るため、監査法人に
■業務実績
1
監査実施基準の策定等調査体制の整備状況
助成金の使途や助成先における事業効果等を的確
に把握するため、センターの監査室と助成部門が連
携し、助成を受けた地方公共団体又はスポーツ団体
に対して、経理状況や平成 15 年度助成事業の成果等
について実態調査を実施するに当たり、センターに
おける監査体制を明確にするため、平成 16 年 6 月に、
監査室が主導となり「実態調査実施要綱」を制定し
た。
(1)実態調査実施要綱の制定
①
スポーツ振興基金助成金及び競技強化支援事業
実態調査を依頼した。
(1)調査の実施状況
区分
合計(団体)
スポーツ振興基金
36
スポーツ振興くじ
135
※実施率:26%(実態調査実施団体数(171 団体)/平成
15 年度助成団体数(659 団体))
(2)調査結果
各団体の助成金の取扱い意識は高く、助成金の
執行について、他の用途への使用等はなく、適正
な執行がなされていた。
助成金の実態調査実施要綱(平成 16 年 6 月 30 日
制定)
②
スポーツ振興くじ助成金の実態調査実施要綱
(平成 16 年 6 月 30 日制定)
NAASH 2004
69
第2章
3
業務実績報告
ホームページ・パンフレットによる助成事業に係
る情報の公表状況
スポーツ振興助成事業の透明性確保のため、助成
事業に係る情報についてホームページ等において、
随時提供した。
(1)ホームページ・パンフレットによる情報提供
①
②
平成 16 年度助成事業の内定に係る情報
平成 16 年度助成事業に係る助成内容、助成額及
び交付先に係る情報
③
助成団体からの活動報告
④
平成 17 年度スポーツ振興くじ助成金の募集につ
いて
スポーツ振興助成トップページ(ホームページ)
■中期計画等における目標の達成見通し
助成金の使途や助成先における事業効果等を的確に
把握するため、平成 16 年 6 月に、助成を受けた地方公
共団体又はスポーツ団体に対して経理状況や助成事業
の成果等の調査を行うため、センターの監査室と助成
部門が連携し、監査室において「スポーツ振興基金助
成金及び競技強化支援事業助成金の実態調査実施要
綱」及び「スポーツ振興くじ助成金の実態調査実施要
綱」を定めた。
平成 16 年度においては、平成 15 年度に助成交付を
した団体等のうち、実施要綱に基づき選定した団体等、
171 団体(スポーツ振興基金関係助成 36 団体、スポー
ツ振興くじ助成 135 団体)に対して、経理状況や助成
事業の成果等について実地調査を行い、各団体の助成
金の取扱い意識は高く、助成金の執行については、他
の用途への使用等はなく、適正な執行がなされていた
ことが確認された。
なお、助成事業に係る情報については、ホームペー
ジ、広報誌において随時提供し、助成事業の透明性確
保を図った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
70
NAASH 2004
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(4)助成を受けた事業がスポーツ振興基金又は、スポーツ振興投票の制度により行われているものであるこ
とが国民に容易に理解され、両制度が広く社会に浸透するよう工夫を行う。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置
助成金の交付団体・交付金額等については、ホームページ等により公表するとともに、助成金を受けた
スポーツ団体等に対し、当該事業がスポーツ振興基金又はスポーツ振興投票の制度により助成金の交付を
受けて行われたものであることを、各団体のホームページ、看板等に明示することを求め、両制度の趣旨
が、一般国民にも容易に理解され、広く社会に普及・浸透する方策を講じる。
また、スポーツ振興くじ販売促進のための宣伝とスポーツ振興投票制度周知のための広報を一体的に行
うことで、スポーツ振興投票制度に対する国民の一層の理解・普及を図る。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による両助成制度の趣旨が、広く社会に普及・浸透し、一般国
民にも容易に理解されるよう、助成金の交付団体・交付金額等について、ホームページ、広報誌により公
表するとともに、助成金を受けたスポーツ団体等に対し、当該事業が助成金の交付を受けて行われたもの
であることを、各団体のホームページ、看板等に明示することを要請する。
また、スポーツ振興投票制度に対する国民の一層の理解・普及を図るため、スポーツ振興くじ販売促進
のための宣伝とスポーツ振興投票制度周知のための広報を一体的に行う。
要領に基づき、ヒアリング等の機会をとらえて、そ
■年度計画における目標設定の考え方
の着実な実施を求め、交付決定をしたすべての助成
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による両助
団体に対して要請を行った。
成制度が、広く社会に普及・浸透するよう、様々な措
置を講じる。
■業務実績
1
制度普及のための方策
スポーツ振興基金とスポーツ振興投票の助成制度
の趣旨が、広く社会に普及・浸透し、一般国民にも
容易に理解されるよう、平成 16 年 4 月に、平成 16
年度スポーツ振興基金助成金、競技強化支援事業助
成金及びスポーツ振興くじ助成金の配分額の決定に
ついて、報道発表を行うとともに、ホームページ及
び広報誌等により公表した。
2
スポーツ振興投票助成による活動
(特定非営利活動法人地域総合スポーツ倶楽部
ピボットフット:東京都)
助成事業であることの明示の要請
当該事業が助成金の交付を受けて行われたもので
あることを周知するため、平成 15 年度に定めた、
「ス
ポーツ振興基金シンボルマーク等の表示に関する要
領」、「スポーツ振興くじ助成金に係るロゴマーク等
の表示要領」及び助成活動の実施状況等、助成金を
受けたスポーツ団体等が公開すべき情報についての
3
くじの販売促進と制度周知の一体的な広報活動等
の実施状況
スポーツ振興投票制度に対する国民の一層の理
解・普及を図るため、スポーツ振興くじ販売促進の
ための宣伝とスポーツ振興投票制度周知のための一
NAASH 2004
71
第2章
業務実績報告
4
体的な広報活動を実施した。
実施した普及活動の成果等を分析し、より効果的
(1)主な活動状況
①
②
制度普及方法の研究及び積極的宣伝活動
スタジアムでの totoPR及び販売
な方法について研究するとともに、広く国民の興味
22 回
広報紙『スポーツ振興くじ』の発行
を引くような、積極的な宣伝活動が必要であること
第 21 号∼第 24 号(合計 34,000 部)
から、今後の普及、宣伝活動については、全国的組
配布先:toto 販売店、教育委員会等
織のスポーツ団体だけではなく、地域の新聞社、ラ
ジオ局などのメディアと連携し、地域で活動してい
る団体に対しても働きかけを進めていくこととした。
なお、スポーツ振興くじが地域に貢献しているこ
とが身近に分かるよう、販売店の所在する地域の助
成実績ポスターを作成し、当該販売店の店頭に掲示
した。
スタジアムでの totoPR及び販売(国立霞ヶ丘競技場)
③
関係団体等の会議資料として、
『概要パンフレッ
ト』を配布(21 か所、7,040 部)
④
助成団体等へのサンプリングキットの配布
38
回(合計 16,840 部)
⑤
助成団体、関係部署等への toto マークシートの
平成 16 年度交付内定ポスター
配布(開催回毎に toto、totoGOAL シート各 24,090
枚を配布)
⑥
助成団体、関係部署等への販売スケジュールポ
スターの配布(毎月 500 か所、1,903 枚の配布)
⑦
Jリーグ開幕戦でのサンプリングキットの配布
4 回(合計 35,000 部)
⑧
toto 開幕期の toto 販売店店頭でのサンプリング
キットの配布
(合計 61 店舗、14,390 部)
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ振興基金とスポーツ振興投票の助成制度の
趣旨が、広く社会に普及・浸透し、一般国民にも容易
に理解されるよう、平成 16 年度スポーツ振興基金助成
金、競技強化支援事業助成金及びスポーツ振興くじ助
成金の配分額の決定について、報道発表を行うととも
に、ホームページ及び広報誌等により公表した。
また、スポーツ振興投票制度に対する国民の一層の
理解・普及を図るため、スタジアムでの totoPR及び
販売など、スポーツ振興くじ販売促進のための宣伝と
スポーツ振興投票制度周知のための一体的な広報活動
を実施した。
さらに、実施した普及活動の成果等を分析し、より
効果的な方法について研究するとともに、広く国民の
興味を引くような、積極的な宣伝活動が必要であるこ
とから、今後の普及、宣伝活動については、全国的組
toto 理念広告の全国紙掲載(平成 17 年 3 月)
⑨
第 16 回全国生涯学習フェスティバル「まなびピ
ア愛媛 2004」において、スポーツ振興投票制度の
趣旨の普及・浸透等を図るための展示ブースを設
置(平成 16 年 10 月 9 日∼13 日)
⑩
全国紙において、7段の toto 理念広告を掲載(平
成 17 年 3 月)
72
NAASH 2004
織のスポーツ団体だけではなく、地域の新聞社、ラジ
オ局などのメディアと連携し、地域で活動している団
体に対しても働きかけを進めていくこととした。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅱ
3
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ振興のための助成に関する事項
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
3 スポーツ振興のための助成
(5)スポーツ振興基金の資金の管理及び運用については、助成財源確保のため適正な運用を図る。
また、民間からの寄付金を募る等により基金の増額等助成財源を確保する。
(6)スポーツ振興くじの販売に当たっては、購入者のニーズの把握等に努め、より多くの助成財源を確保す
る。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から、適切な販売が行われるよう、定期的な調査・販売員の研
修等を行う。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度創設の趣旨及びスポーツ
振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保
① スポーツ振興基金
助成財源の安定的な確保のため、スポーツ振興基金の安定的な運用を目的とする基準を定めるなど、
その適正な運用を行う。また、民間からの寄付金を募るなどにより基金の増額に努めるとともに、寄付
金付自動販売機の設置台数の増加を図る。
② スポーツ振興投票
助成財源の安定的な確保のため、ホームページ、広報誌等の活用によりスポーツ振興投票制度が多く
の国民の理解を得るようにするとともに、アンケート調査等の実施によりスポーツ振興くじ購入者等の
ニーズの把握等に努め、より多くの助成財源を確保する。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から、適切な販売が行われるよう、定期的な調査、販売員の
研修等を行う。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保
① スポーツ振興基金
ア 適正な資金運用のため、運用に関する要綱等に基づく、安定的な運用を行うとともに、必要に応じ
て要綱等を見直す。
イ 基金の増額を図るため、ホームページ等により、スポーツ振興基金による助成事業への理解を深め
るとともに、助成金受給団体の大会開催時に募金のチラシ等の配布を要請するなどの方策を講じるこ
とにより、民間からの寄付金を募る。
ウ 寄付金付自動販売機の設置台数の増加を図るため、増設等が可能な国立大学等に対し、設置を要請
していく。
② スポーツ振興投票
助成財源の安定的な確保のため、ホームページや広報誌等の活用により、スポーツ振興投票制度が多
くの国民の理解を得るようにするとともに、全国規模のアンケート調査等の実施によりスポーツ振興く
じ購入者等のニーズの把握等に努め、より多くの助成財源を確保する。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から販売に関する調査及び販売関係者への研修を実施する。
なお、青少年の健全育成に配慮する観点から販売に
■年度計画における目標設定の考え方
助成財源の安定的な確保を図るため、スポーツ振興
関する調査及び販売関係者への研修を実施する。
基金の運用に当たり、要綱等に基づく安定的な運用を
行うとともに、基金の増額を図るため、民間からの寄
■業務実績
付金募集や、寄付金付自動販売機の設置を要請する。
1
また、スポーツ振興投票については、ホームページや
◆スポーツ振興基金
安定的な財源の確保
広報誌等の活用により、スポーツ振興投票制度が多く
スポーツ振興基金の助成財源を安定的に確保するた
の国民の理解を得るようにするとともに、全国規模の
め、資金運用に関する要綱等に基づき、効率的な運用
アンケート調査等の実施によりスポーツ振興くじ購入
を行うとともに、国民に対して、ホームページ等を活
者等のニーズの把握等に努める。
用し、スポーツ振興基金による助成事業への理解を深
NAASH 2004
73
第2章
業務実績報告
め、民間からの寄付金の増加に努めた。
ついて検討を行い、対応可能な事項について
(1)適正な資金運用等の実施
実施した。
対象団体数:34 競技団体(回収数:34)
スポーツ振興基金の運用については、
「スポーツ
振興基金の運用に関する基準を定める要綱及び要
調査方法:説明会時にアンケート用紙を配布
領」に基づき、安定的な運用を行った。
調査項目:
運用収入額(千円)
資産残高(千円)
①
680,343
29,448,628
スポーツ振興基金資産の効率的な運用
ア
平成 16 年 3 月に満期償還となった地方債(10
ⅰ
連絡会の開催時期等
ⅱ
助成金の事務の取扱の理解度
ⅲ
寄付金付き自動販売機の認知度
ⅳ
寄付金付き自動販売機の設置協力の可
能性
年債)12 億円について、平成 16 年 4 月以降は利
ⅴ
率上昇傾向であるとの専門家の意見を参考に、
対応策:
好転するまでの間、定期預金で運用し、新発国
ⅰ
債の利率を勘案の上、平成 16 年 5 月に利率
自動販売機設置の説明、JR東海のアン
運用利率のアップを図るため、平成 16 年 6 月
ケート事業「エクスプレスリサーチ」モ
に利率 1.4%の地方債(10 年債)のうち 24 億円
ニター会員登録の依頼等を実施した。
を売却し、利率 2.57%の地方債(20 年債)24 億
ⅱ
円を購入した。
②
各競技団体、JOC、日本体育協会に
対して、郵便振替用紙の配布、寄付金付
2.26%の地方債(20 年債)12 億円を購入した。
イ
基金の増額について協力できること
ホームページを活用し、スポーツ振興
基金の周知を図るため、
「スポーツ振興基
要綱等の見直しの実施
金支援のページ」へのリンクバナーを作
主務大臣から、通則法第 47 条に基づく「取得す
成し、各競技団体のホームページへバナ
ることができる有価証券」の指定(平成 16 年 4 月
ーを設定するように依頼した。
20 日付け)を受けたことにより、要綱等の見直し
ⅲ
について、財務部と連携して検討を行い要綱・要
各競技団体の大会等において、スポー
ツ振興基金の必要性や助成事業への理解
領を統一した。
を深めるため、基金シンボルマークやオ
リンピックとの関連パネル等を掲示し、
(2)スポーツ振興基金の増額
基金募金チラシの配布、チャリティCD
基金の増額を図るため、社会経済状況が厳しい
の販売代行、エクスプレスリサーチモニ
中、ホームページ等により、スポーツ振興基金に
ター募集チラシの配布等を実施した。
よる助成事業への理解を深めるとともに、スポー
ツ界における実績と必要性をアピールしつつ、民
間企業が実施している継続的な寄付につながる活
動への協力や、助成金受給団体の大会開催時に募
金のチラシ等の配布を要請するなどのスポーツ関
連団体等と連携した企画を実施するなど、新たな
資金の確保実現に努めた。
①
ア
寄付金募集の方策
スポーツ振興基金による助成事業への理解
を深めるため、ホームページ及びガイド『ス
ポーツ振興基金』に助成事業概要、助成団体
等を掲載した。
イ
ホームページに設置している、寄付者に対
スポーツ振興基金支援のページ(ホームページ)
するお礼のページに、寄付者が実施したイベ
ント等を紹介することにより、基金への寄付
についての理解を深め、より多くの寄付金を
募るよう努めた。
ウ
スポーツ振興基金助成の執行に関する連絡
会(平成 16 年 5 月 17 日∼20 日)において、
各競技団体に対して、寄付金協力の方策につ
いて、アンケートを依頼し、得られた回答に
74
NAASH 2004
②
法人及び個人による寄付の受入状況
区分
法人件数(件)
個人件数(件)
寄付金額(円)
合計
5
4
1,421,081
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
調査対象数:100 名
(3)寄付金付自動販売機の設置状況
寄付金付自動販売機の設置について増設可能な
調査項目:ⅰ
国立大学等を中心に要請し、設置台数の増加を図
ⅱ
toto の魅力について
った。
ⅲ
実際に toto を購入して
ⅳ
広告宣伝について
ⅴ
その他
ⅵ
自由意見
区分
合計
設置台数(累計、台)
237
寄付金額(千円)
45,422
※平成 16 年 3 月末 227 台(10 台増)
制度について
調査内容の特徴:
ⅰ
◆スポーツ振興投票
販売店へ出向き、実際に toto
を購入してもらった。
助成財源の安定的な確保のため、ホームページや広
報誌等の活用により、スポーツ振興投票制度が多くの
ⅱ
実際の購入をもとに、販売店で
国民の理解を得るようにするとともに、スポーツ振興
の掲出物、端末操作、toto に対
くじの売上増を図るため、委託金融機関等との連携を
する意見・感想等を調査した。
密にし、社会経済情勢を踏まえた売上増のための取組
③
を機動的に展開した。
の意向を把握するため、全国規模の調査を実施し
(1)助成財源の安定的な確保のための取組状況
①
全国規模の調査の実施
スポーツ振興くじに対する世論の動向、購入者
た。
ホームページ等の活用状況
調査実施時期:平成 16 年 9 月
ホームページに、くじの概要、会員制度、愛称
とロゴマーク、海外のくじ情報、広報誌、助成事
調査報告:平成 17 年 1 月
業の概要・実績報告等を掲載することにより、ス
有効回収数
ポーツ振興投票制度の意義について幅広く広報を
主な調査内容:
行った。
また、指定試合の公示、くじ結果、販売状況、
報道発表資料等の情報を随時公開した。
なお、平成 16 年 4 月から平成 17 年 3 月までの
スポーツ振興投票に関するホームページのアクセ
ス数は 1,083,313 件であった。
④
:3,528
ⅰ
J リーグへの関心
ⅱ
スポーツ振興くじの認知度
ⅲ
購入経験及び購入意向
ⅳ
購入したい理由・しない理由
ⅴ 売上向上に結びつくと思われること
第二期業務委託における販売体制の検討
第一期のスポーツ振興投票業務委託は、金融機
関へ業務委託を行ったが、第一期業務委託期間終
了後の平成 18 年(2006 年シーズン)以降の第二期
については、金融機関委託方式から、運営の効率
化と経費の節減を図るため、センター自ら業務を
行う、直接運営方式で行うことを決定し(平成 16
年 12 月)、業務の準備を進めている。
⑤
売上についての原因の把握、分析、具体的な対
応策等
「スポーツ振興くじ toto に関する調査」を実
施した結果、購入頻度、購入金額が下がった理由
は「当る確立が低いから」「予想に自信がなくな
った」購入希望場所は、
「コンビニエンスストア」
となっていることを受け、2004 年シーズンからコ
ンビニエンスストアでの販売を拡大するととも
スポーツ振興くじ toto(トト)
トップページ(ホームページ)
②
にサッカースタジアムにおいてくじの販売を開
始した。また、最高当せん金を 1 億円から 2 億円
(繰越金発生時)に引き上げた。
ニーズの把握のための措置状況
ア
モニター調査の実施
平成 16 年 5 月に、スポーツ振興くじ toto に
関する意見、要望の把握を行うため、モニター
調査を実施した。
(2)制度の抜本的見直し
①
提言・改善方策の提示
スポーツ振興くじは、制度創設当初は法令等に
よる様々な規制の下に実施されていたが、実際に
NAASH 2004
75
第2章
業務実績報告
販売を開始したところ、青少年への影響等当初懸
なった」。購入希望場所として、「コンビニエンス
念していた問題が発生していないことから、これ
ストア」との回答を受け、2004 年シーズンからコ
らの状況を踏まえ、現在行われている規制を緩和
ンビニエンスストアでの販売を拡大するとともに
していく観点から見直しが行われた。具体的には、
サッカースタジアムにおいてくじの販売を開始し
平成 16 年 8 月に、当該制度創設を提案したスポー
た。また、繰越金発生時の最高当せん金を 1 億円
ツ議員連盟からの提言が行われ、また、平成 16 年
から 2 億円に引き上げた。さらに、各種キャンペ
9 月には、文部科学省中央教育審議会において、ス
ーン等、新たな事項にも取り組み、財源の確保に
努めた。
ポーツ振興くじの改善方策が示された。
ア
①
提言・改善方策の主な内容
ⅰ
選択肢が 100 万通り以上という規制を解除
当せん金の最高限度額を、1 億円から 2 億円に引き
ⅱ
すべての予想をコンピュータに任せる方式
上げ
を導入
ⅲ
インターネット販売の実施
ⅳ
②
スタジアムでの toto 販売実施
③
ファミリーマート(約 5,800 店舗)での販売開
始
コンビニエンスストアにおける一般販売の
実施
ⅴ
②
キャリーオーバー(繰越金)が発生した場合、
④
toto デビット会員無料登録キャンペーンの実施
(平成 16 年 3 月 6 日∼7 月 31 日)
試合当日までの販売が可能
⑤
提示を踏まえた改善方策の検討・実施
toto デビット会員無料登録キャンペーンの継続
実施(平成 16 年 8 月 1 日∼11 月 27 日)
提言・改善方策の提示を受けてセンターでは、
平成 17 年度から前倒しして実施可能なものを検討
⑥
Wチャンスキャンペーンの実施(平成 16 年 8 月
8 日∼11 月 27 日)
し、当たり易いくじ(totoGOAL3)の発売、すべて
の予想をコンピュータに任せるくじ(オールラン
⑦
Jクラブと toto のタイアップキャンペーンの実
ダムくじ)の発売(平成 17 年 5 月予定)、インタ
施
ーネット販売の実施(平成 17 年 8 月予定)など、
ア
売上確保に向けた改善方策を講ずることとしてい
アルビレックス新潟(平成 16 年 9 月 23 日∼11
月 27 日)
る。
イ
コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台(平成 16 年
10 月 12 日∼11 月 27 日)
また、その他の改善方策については、平成 18 年
(2006 年シーズン)からの第二期の販売体制のも
とで実施するよう準備を進めている。
(3)スポーツ振興くじの販売状況
(平成 16 年 4 月∼平成 17 年 3 月)
区分
toto
toto
GOAL
合計
開催回数
35
41
44
(回)
売上金額
13,443,118
2,251,866
15,694,984
(千円)
平均売上
384,089
54,924
356,704
金額
(千円)
発券枚数
9,928,579
2,983,518
12,912,097
(枚)
投票券 1
枚当たり
1,354
755
1,216
平均購入
単価(円)
販売店舗数(平成 16 年 3 月末現在)
19,259
※開催回数の合計は、toto と totoGOAL が同じ開催回の場合
には 1 回とカウントした。
アルビレックス新潟キャンペーンポスター
(Jクラブと toto のタイアップ)
⑧
スポーツ団体向け toto デビット会員カードの作
成
⑨
Jクラブと toto のタイアップの拡大
大宮アルディージャ、浦和レッズ、サンフレッ
チェ広島、アビスパ福岡(平成 17 年 3 月 19 日∼12
(4)2004 年シーズンからの取組事項
「スポーツ振興くじ toto に関する調査」を実施
した結果、購入頻度、購入金額が下がった理由と
して、
「当る確立が低いから」、
「予想に自信がなく
76
NAASH 2004
月 2 日)
⑩
2005 年シーズン開幕ラッキー5 キャンペーン実
施(平成 17 年 2 月 26 日∼5 月 3 日)
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
(5)適切な販売を行うための取組
平成 16 年 5 月及び 9 月に、モニター調査を実施
し、スポーツ振興くじ toto 及び販売店に関する意
見、要望の把握を行うとともに、販売店において、
年シーズン)からの第二期の販売体制のもとで実施す
るよう準備を進めている。
以上のような取組により、年度計画をほぼ履行し、
中期計画に向かっておおむね成果を上げている。
19 歳未満購入禁止への対応や、販売方法が適切に
行われているか等の調査を行った。また、平成 16
年 7 月及び平成 17 年 2 月に、全国 8 か所で、合計
9 回の販売店本部説明会を実施し、制度の広報及び
青少年への配慮の徹底を行った。
■中期計画等における目標の達成見通し
・スポーツ振興基金
助成財源の安定的な確保を図るため、平成 15 年度に、
財務部と連携して制定した「スポーツ振興基金の運用
に関する基準を定める要綱及び要領」に基づき、スポ
ーツ振興基金の運用を行った。
また、スポーツ振興基金による助成事業への理解を
深めるため、各競技団体のホームページへの「スポー
ツ振興基金」のリンクバナーの作成依頼や競技団体が
実施している各種大会等において、スポーツ振興基金
の必要性や助成事業への理解を深めるため、基金シン
ボルマークやオリンピックとの関連パネル等を掲示し、
基金募金チラシの配布を行うとともに、JR東海のア
ンケート事業やTBSスポーツ企画のチャリティCD
の販売など、協力企業が実施している継続的な寄付に
つながる事業に協力し、チラシの配布等を行った。
さらに、国立大学のほか、体育系私立大学及び各競
技団体を通じて主要施設等への寄付金付き自動販売機
設置の協力要請を行い、設置台数の増加に努め、平成
16 年度は 10 台増加した。
・スポーツ振興投票
スポーツ振興くじの売上増を図るため、委託金融機
関等との連携を密にし、社会経済情勢を踏まえた売上
増のため、「スポーツ振興くじ toto に関する調査」結
果を踏まえた取組などを機動的に展開し、財源の確保
に努めた。
なお、スポーツ振興くじは、当該制度創設を提案し
たスポーツ議員連盟からの提言が、平成 16 年 8 月に行
われるとともに、文部科学省中央教育審議会において
もスポーツ振興くじの改善方策が示された。これらを
受けてセンターでは、平成 17 年度から前倒しして実施
可能なものを検討し、当たり易いくじ(totoGOAL3)の
発売、すべての予想をコンピュータに任せるくじ(オ
ールランダムくじ)の発売、インターネット販売の実
施など、売上確保に向けた改善方策を講ずることとし
ている。
また、その他の改善方策については、平成 18 年(2006
NAASH 2004
77
第2章
4
業務実績報告
災害共済給付事業に関する事項
(1)審査体制の整備・充実
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
4 災害共済給付事業
(1)公正かつ適切な給付を行うため、審査会等の制度を整備する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
4 災害共済給付事業に関する事項
災害共済給付制度は、学校の管理下における災害に関する給付を行う我が国唯一の公的給付制度として、
学校、学校の設置者をはじめ児童生徒等の保護者に定着している実情を踏まえ、さらに、請求事務手続きの
簡素化等利用者へのサービス向上を図っていく。
(1)審査体制の整備・充実
学校教育の円滑な実施に資するため、災害共済給付事業の円滑かつ適正な運営に努めるとともに、公正
かつ適切な災害共済給付業務の執行体制を確保するため、外部の有識者で構成する本部及び支部審査委員
会等の体制を更に整備・充実させる。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
4 災害共済給付事業に関する事項
(1)審査体制の整備・充実
学校教育の円滑な実施に資するため、災害共済給付事業の円滑かつ適正な運営に努めるとともに、公正
かつ適切な災害共済給付業務の執行体制を確保し、平成17年4月からの支部組織の再編に対応した審査
体制とするため、外部の有識者で構成する本部及び支部の審査委員会等の整備・充実を図る。
■年度計画における目標設定の考え方
(2)加入状況
災害共済給付事業の円滑かつ適正な運営に努めると
学校種別
義務教育諸学校
高等学校
全日制
定時制
通信制
高等専門学校
幼稚園
保育所
合計
ともに、公正かつ適切な災害共済給付業務の執行体制
を確保し、平成 17 年 4 月からの支部組織の再編に対応
した審査体制とするため、外部の有識者で構成する本
部及び支部の審査委員会等の整備・充実を図る。
■業務実績
1
災害共済給付事業の円滑かつ適正な運営
災害共済給付制度は、国、学校の設置者及び保護
者の三者の負担による互助共済制度であり、学校の
管理下における災害(負傷、疾病、障害又は死亡を
(平成 17 年 3 月 31 日現在)
加入者数(人) 加入率(%)
10,919,635
99.9
3,875,791
98.2
3,642,732
99.7
107,422
97.5
125,637
69.1
58,480
99.6
1,454,319
82.8
1,931,273
96.5
18,239,498
97.6
(3)給付状況(医療費、障害見舞金、死亡見舞金(へ
き地通院費、供花料の支給を含む。)
いう。)に対して災害共済給付(医療費、障害見舞金
区分
件数(件)
金額(千円)
又は死亡見舞金の支給をいう。)を行う我が国唯一の
公的給付制度として定着しており、学校教育の円滑
合計
2,055,503
20,107,570
な実施に資する制度として重要な役割を果たしてい
(4)免責の特約事業
る。
また、学校の管理下における児童生徒等の災害に
①
ついて、学校の設置者の損害賠償責任が発生した場
免責の特約に係る加入者数及び共済掛金収入
免責の特約に係る
加入者総数(人)
18,239,498
合に、センターが災害共済給付を行うことによって、
その価額の限度で学校の設置者の損害賠償責任を免
(平成 17 年 3 月 31 日現在)
免責の特約に係る
共済掛金収入(千円)
634,933
れさせる(免責の特約)制度を行っている。
(1)災害共済給付に係る加入者数及び共済掛金収入
加入者総数
(人)
18,239,498
78
NAASH 2004
(平成 17 年 3 月 31 日現在)
加入率
共済掛金収入
(%)
(千円)
97.6
15,806,134
②
免責の特約状況
区分
件数(件)
金額(千円)
合計
20
253,194
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
部及び支部の審査委員会等の整備・充実を図った。
(5)共済掛金額等の改定
現行の共済掛金額は、平成 11 年度に、以後 3 年
①
(1)災害共済給付審査委員会委員の増員
間の収支均衡を考慮の上改定されたものであり、
平成 16 年 6 月に、本部において、従来 5 名であ
災害共済給付勘定において、平成 15 年度決算時に
った審査委員会委員に、給付事業関係団体から養
欠損が生じたことを踏まえ、平成 17 年度の概算要
護教諭全国協議会代表者、また、学識経験者から
求において、欠損金の解消及び給付の改善を盛り
医学分野及び学校保健分野の大学教授を新たに委
込んだ共済掛金の改定(政令改正)内容とし、平
員に委嘱することにより、8 名に増員し、審査体制
成 17 年 3 月に政令が公布された。
の充実を図った。
実施内容
災害共済給付における欠損金の解消を図るとと
(2)障害見舞金認定基準の改正
もに、死亡見舞金、障害見舞金の改善を行うこと
精神神経系統の障害認定基準の適正化を図るた
とした。
②
め、審査委員会において現在の医学的知見等に基
づき検討を行い、障害見舞金認定基準を改正した。
決定額の主な内容
共済掛金額:年額
840 円→
920 円(義務教育
諸学校)
(3)支部組織再編に対応した審査体制の整備
給付金額:2,500 万円→
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴い、各支
2,800 万円(死亡見舞
所における災害共済給付に関する審査・給付業務
金)
を円滑に行うため、各支所に「業務運営委員会」
2
及び「審査専門委員会」を設置することとし、具
審査委員会等の開催状況
体の準備を行った。
公正かつ適切な災害共済給付を行うため、適時、
審査委員会等を開催した。
①
医師会の協力が不可欠なことから、各都道府県
(1)本部審査委員会(災害共済給付審査委員会・内
医師会から 1 名を委嘱するとともに、幅広く支所
部審査会)の開催
管内からの協力を得て、20 名から 30 名程度で構成
給付基準の改正や醜状障害の審査等を行うため、
する。
外部有識者により構成される災害共済給付審査委
員会及びセンター役職員により構成される内部審
査会を、定期的に開催した。
区分
災害共済給付
審査委員会
内部審査会
業務運営委員会
開催回数(回)
1
21
②
審査専門委員会
会議に出席可能な支所所在地の都府県を中心に、
検討事項
・給付基準の改正
・醜状障害の審査
他
医療関係者、法曹関係者、教育関係者等から委嘱
し、10 名程度で構成する。
■中期計画等における目標の達成見通し
(2)支部審査専門部会の開催
公正かつ適切な災害共済給付業務の執行体制の確保
支部において災害共済給付を行うため、外部有
及び平成 17 年度からの支部組織の再編に対応した審査
識者により構成される支部審査専門部会を開催し
体制とするため、本部においては、従来 5 名であった
た。
災害共済給付審査委員会委員に、給付事業関係団体か
区分
47 都 道 府 県 支
部審査専門部会
開催回数(回)
98
検討事項
医療費の支給の可
否、障害見舞金の支
給の内定、死亡見舞
金の支給の内定
ら養護教諭全国協議会代表者、また、学識経験者から
医学分野及び学校保健分野の大学教授を新たに委員に
委嘱することにより、8 名に増員し、審査体制の充実を
図った。
支所の審査体制については、平成 17 年度からの支部
(3)嘱託専門員の意見聴取
災害共済給付を円滑に行うため、医学上又は法
律上の専門的な意見を聴取した。
聴取件数(件)
28
聴取事項
請求事案についての医学上又は法
律上の所見
組織の再編に伴い、各支所における災害共済給付に関
する審査・給付業務を円滑に行うため、各支所に「業
務運営委員会」及び「審査専門委員会」を設置するこ
ととし具体の準備を行った。
なお、災害共済給付勘定における欠損金の是正及び
平成 17 年度からの給付改善を図るため、共済掛金額の
3
審査体制等の整備状況
改正に取り組んだ。
公正かつ適切な災害共済給付業務の執行体制を確
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
保し、平成 17 年 4 月からの支部組織の再編に対応し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
た審査体制とするため、外部の有識者で構成する本
と見込まれる。
NAASH 2004
79
第2章
4
業務実績報告
災害共済給付事業に関する事項
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
4 災害共済給付事業
(2)災害共済給付に係る手続きの省力化・簡素化を図るとともに、マニュアル化等請求から給付までのシス
テムを平成17年度までに導入することにより、迅速な給付を行う。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
4 災害共済給付事業に関する事項
災害共済給付制度は、学校の管理下における災害に関する給付を行う我が国唯一の公的給付制度として、
学校、学校の設置者をはじめ児童生徒等の保護者に定着している実情を踏まえ、さらに、請求事務手続きの
簡素化等利用者へのサービス向上を図っていく。
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化
① 災害共済給付オンライン請求システムの構築
平成17年度までにオンライン請求システムを導入することにより、学校及び学校の設置者における
災害共済給付に係る請求事務の省力化・簡素化を図るとともに、給付事務等を迅速化する。
② 災害共済給付執務マニュアルの作成
災害共済給付に係る業務を適正かつ迅速に行うため、執務マニュアルを作成し、業務の標準化・効率
化を図る。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
4 災害共済給付事業に関する事項
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化
① 災害共済給付オンライン請求システムの構築
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理の迅速化・効率化を図るため、平成17年4
月からの稼動に向けて、災害共済給付オンライン請求システムを構築し、テスト運用を行うとともに、
学校及び学校の設置者等に対して周知を図り、利用促進に努める。
② 災害共済給付執務マニュアルの作成
災害共済給付等に係る業務を適正かつ迅速に行うため、災害共済給付業務及び学校安全普及充実業務
についての執務マニュアルを支部に配布する。また、平成17年4月からの支部組織の再編及び災害共
済給付事務のオンライン化に対応するため、記載内容の見直しを行う。
いて、仕様書、総合評価基準、審査基準の策定及
■年度計画における目標設定の考え方
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付の迅
び開発から導入後の運用について検討を行った。
速化・効率化を図るため、平成 17 年 4 月からの稼働に
また、具体的な事項の検討を行うため、ワーキン
向けて、新たにシステムを構築するとともに、利用の
グチーム及びプロジェクトチームを設置した。
周知・促進に努める。
なお、全国の学校及び学校の設置者等を利用対
象者とする大規模なシステムであること及び実施
また、業務を適正かつ迅速に行うための執務マニュ
する内容が多岐にわたることなどを考慮し、情報
アルの随時見直しを行う。
システムに関するコンサルティング会社と契約を
行い、円滑な作業、開発及び導入に努めた。
■業務実績
1
災害共済給付オンライン請求システムの構築に向
システム導入の進捗状況
ア
平成 16 年 4 月:システム開発業者と契約
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事
イ
平成 16 年 9 月:総合試験
務処理の迅速化・効率化を図るため、平成 17 年 4 月
ウ
平成 16 年 10 月:試験・改修
請求分からの稼働に向けて災害共済給付システムを
エ
平成 17 年 1 月:説明用CD−ROMの配布
構築し、テスト運用を行うとともに、学校及び学校
オ
平成 17 年 2 月:テスト運用
の設置者等に対して周知を図るなど、災害共済給付
カ
平成 17 年 3 月:システム完成
けた状況
システムの利用促進に努めた。
(1)災害共済給付システム構築スケジュール
システムの構築に当たっては、健康安全部及び
総務部の職員により構成するシステム委員会にお
80
①
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
実施回数(回)
4
延べ参加人員(人) 173
実施場所
開発業者研修施設及びセンタ
ー本部事務所
実施内容
開発業者の指導による、学校、
設置者及び支所におけるシス
テム操作の研修
2
災害共済給付システム導入スケジュール
災害共済給付執務マニュアルの見直し
平成 17 年 4 月からの支部組織の再編及び災害共済
給付事務のオンライン化に対応するため、災害共済
②
システム委員会等開催状況
給付執務マニュアルの記載内容についての見直しを
区分
システム委
員会
行い、平成 17 年 2 月に各支部へCD−ROM版マニ
ワーキング
チーム
プロジェク
トチーム
開催回数(回)
内容
5 仕様書、総合評価基
準、審査基準の策定及
び開発から導入後の
運用についての検討
30 シ ス テ ム 開 発 に 係 る
進捗状況の確認及び
主要な事項の検討
70 シ ス テ ム 開 発 に 係 る
個別の事項の検討
(2)学校及び学校の設置者等に対する周知の状況
災害共済給付システムの円滑な導入のため、機
関誌やホームページ等を活用し、学校及び学校の
設置者に対して利用の周知を図った。
①
機関誌『健康安全』に、システムの概要等を掲
載
②
全国学校保健研究大会等での広報活動
③
センターホームページに、システムの概要及び
学校の設置者等からの質問に対する回答集を掲載
④
操作説明用CD−ROMの配布
⑤
操作ガイドの配付
ュアルを配布し、業務の標準化・効率化を図った。
(1)支部職員からの意見招請の実施
平成 16 年 11 月 9 日から 18 日に行った支部職員
研修を踏まえて意見招請を実施した。
(2)マニュアルの配付
支部職員からの意見を踏まえ、災害共済給付執
務マニュアルの記載内容について見直しを行い、
平成 17 年 2 月に、CD−ROM版マニュアルを各
支部へ配付した。
■中期計画等における目標の達成見通し
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務
処理の迅速化・効率化を図るため、平成 17 年 4 月請求
分からの稼働に向けて、システムを構築し、テスト運
用を行うとともに、学校及び学校の設置者に対して利
用の周知を図るなど、災害共済給付システムの利用促
進に努めた。
平成 17 年 4 月からの支部組織の再編及び災害共済給
付事務のオンライン化に対応するため、災害共済給付
執務マニュアルの記載内容について見直しを行い、業
務の標準化・効率化を図るため、平成 17 年 2 月に各支
部へCD−ROM版マニュアルを配布した。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
災害共済給付システム操作説明用CD−ROM
(3)職員研修の実施状況
本稼働に際し、業務を円滑に行うため、センタ
ー職員に対して、システム操作についての研修を
実施した。
NAASH 2004
81
第2章
5
業務実績報告
スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等に関する事項
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等
(1)これまでの国際大会などの開催実績から得られたノウハウを活用し、スポーツターフの維持管理等の情
報の提供を行うことなど、地域のスポーツ施設の環境整備などを支援する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供
スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場の施設を利用しながら、関係団体と連携して講習会等
を開催し、指導者養成や生涯スポーツの振興を図るとともに、スポーツターフの維持管理方法等、これま
での施設管理運営から得た維持管理方法に関する情報提供を行い、地域のスポーツ施設等の環境整備を支
援する。
講習会等の開催
年4回程度
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供
① スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場の施設を利用しながら、関係団体と連携しつつ、次
の講習会等を開催する。
ア 水泳指導管理士養成講習会
イ トレーニング指導士養成講習会
ウ 全国体育施設研究協議大会
エ 体育施設管理士養成講習会
オ 体育施設管理者研修会
カ 各種スポーツ教室
② 地域のスポーツ施設等の環境整備を支援するため、スポーツターフの維持管理方法等、これまでの施
設管理運営から得た維持管理方法に関して、研修会等を開催することにより、情報提供を行う。
ア 全国のスポーツ施設の管理者を対象とする実地研修会
イ スポーツ振興投票による助成を実施した施設を対象とする現地研修会
■年度計画における目標設定の考え方
関係団体と連携して講習会等を開催するとともに、
スポーツターフの維持管理方法等、これまでの施設管
理運営から得た維持管理方法に関して、研修会等を開
催するなどにより情報提供を行う。
協会(以下「日本体育施設協会」という。)と新規共
催事業等の事前検討委員会を設置した。
(1)日本体育施設協会との共催事業
①
講習会等の開催状況
ア
第 38 回水泳指導管理士養成講習会
水泳プールの管理法、水泳指導法及び水泳救
■業務実績
助法について、一定基準の理論と実技を習得さ
1
講習会等の開催
せ、水泳プールの合理的な管理運営ができるよ
スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場
う資質を高め、わが国の水泳の振興に寄与した。
開催日:平成 16 年 5 月 17 日∼22 日
の施設を利用しながら、関係団体と連携しつつ、講
※5 月 22 日…認定試験
習会等を開催し、体育施設管理者等の資質向上を図
った。
開催場所:国立霞ヶ丘競技場室内水泳場、会
議室
また、現行の講習会等のあり方が、社会のニーズ
参加人員:87 人/80 人(参加人員/募集定員)
に合致したものであるかを調査し、その役割と機能
を検証した上で、共催事業に対するセンターの係わ
82
イ
第 65 回全国体育施設研究協議大会
り方について再度検討するため、平成 15 年度に実施
「生涯スポーツ社会の実現に向けて〈スポー
した調査研究報告を踏まえ、財団法人日本体育施設
ツ施設の役割〉」をテーマに、全国の体育施設の
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
共催事業に対するセンターの係わり方について
関係者が一堂に会し、研究協議を行った。
再度検討するため、調査研究を実施した。
開催日:平成 16 年 6 月 9 日∼10 日
平成 16 年度は、これらの調査研究の報告を行
開催場所:静岡県コンベンションアーツセン
い、報告に基づく課題を検討するため、センタ
ター
ーと日本体育施設協会による新規共催事業等の
参加人員:294 人/140 人(参加人員/募集定員)
ウ
第 38 回トレーニング指導士養成講習会
事前検討委員会を設置した。
ウエイト・トレーニング、サーキット・トレ
ア
ーニング等の指導経験を有する者に対し、一定
調査研究の概要
ⅰ
基準の理論と実技を習得させ、トレーニングの
指導者としての資質を一層高めるとともに、正
査
しいトレーニング指導の普及・発展を目指し、
・スポーツ関係団体が行っている各種講習
国民の健康・体力づくりに貢献した。
会、研修会の実態調査
開催日:平成 16 年 7 月 12 日∼17 日
・講師を交えての勉強会
・日本体育施設協会との連携
※7 月 17 日…認定試験
ⅱ
開催場所:国立霞ヶ丘競技場会議室、体育館、
ⅲ
調査研究報告
調査研究を行った結果、以下のような課
第 38 回体育施設管理士養成講習会
題等が出された。
体育施設の維持管理及び管理運営に必要な知
識・技能を修得させ、わが国の体育・スポーツ
・公的施設の「指定管理者制度」が法制化
の振興に寄与した。
されたことから、施設の運営を委託する
際に、効率的な施設の運営を行うため、
開催日:平成 16 年 12 月 6 日∼11 日
※12 月 11 日…認定試験
施設の規模に応じた施設管理士の配置数
開催場所:国立霞ヶ丘競技場会議室、室内水
などを定めたガイドラインを作成する必
要がある。
泳場
・施設管理の多様化に伴い、それらに応じ
参加人員:176 人/150 人(参加人員/募集定員)
オ
調査研究期間
平成 15 年 4 月∼平成 16 年 3 月
トレーニングセンター等
参加人員:126 人/120 人(参加人員/募集定員)
エ
調査研究活動内容
・全国のスポーツ関係者へのアンケート調
第 38 回体育施設管理者研修会
た認定講習会を開催する必要がある。ま
我が国の公共社会体育施設の現状と将来を踏
た、資格認定については、終身登録では
まえ、管理運営上の諸問題についての研修を行
なく、常に最新の知識・技術を習得させ
い、体育・スポーツの振興を図った。
るため、一定期間ごとに更新するための
講習会が必要である。
開催日:平成 17 年 3 月 7 日∼9 日
開催場所:国立霞ヶ丘競技場会議室
参加人員:159 人/140 人(参加人員/募集定員)
(2)各種スポーツ教室の開催
国立競技場に設置されている、テニス場、体育
館、室内水泳場を活用して、小学生から高齢者ま
で幅広い年齢層に対応した各種スポーツ教室を開
催し、スポーツの普及・振興を図った。
なお、スポーツ教室の開催に当たっては、ホー
ムページ、掲示等により、積極的に情報提供を行
い、特に、国立霞ヶ丘競技場の水泳教室において
は、平成 15 年度に引き続き、無料体験を実施する
ことにより、参加人員の増加を図った。
①
体育施設管理者研修会(ロングパイル人工芝見学)
②
講習会等のあり方の調査研究
平成 15 年度に日本体育施設協会との共催事業
への新たな取組をテーマとし、現行の講習会等
国立霞ヶ丘競技場
ア
水泳教室
区分
1期
2期
3期
4期
合計
参加人員
994 1,007
996
907
3,904
(人)
※1 期:4 月∼6 月、2 期:7 月∼9 月、3 期:10 月∼12
月、4 期:1 月∼3 月
のあり方が、社会のニーズに合致したものであ
るかを調査し、その役割と機能を検証した上で、
NAASH 2004
83
第2章
業務実績報告
ⅰ
無料体験の実施
ホームページ及び場内掲示により募集を行
ったところ、1 期(平成 16 年 6 月 14 日∼19
日)の 8 クラスに 30 人が参加し、11 人が 2 期
から入会した。
ⅱ
着衣泳講習会の実施(平成 16 年 7 月 11 日)
参加人員:36 人
論集『スポーツ文化』第 2 号
2
地域のスポーツ施設の環境整備支援
これまでの施設管理運営から得た維持管理方法に
関する情報提供を行うため、スタジアムの施設管理
者を対象とした研修会及びスポーツ振興投票による
助成を実施した施設を対象とする現地研修会を開催
着衣泳講習会(国立霞ヶ丘競技場室内水泳場)
し、地域のスポーツ施設等の環境整備を支援した。
(1)スポーツターフ維持管理研修会
イ
土壌調査等にみる芝生状況の把握、管理作業の
テニス教室
区分
1期
2期
参加人員
69
72
(人)
※1 期:4 月∼9 月、2 期:10 月∼3 月
②
合計
141
実際、病害虫防除、農薬の安全な使い方について
の研修会を行い、ディスカッション等を行った。
開催日:平成 17 年 3 月 22 日
国立代々木競技場
ア
開催場所:国立霞ヶ丘競技場会議室
水泳教室
参加対象:関東近郊の中規模競技場・運動公園
区分
1期 2期 3期 4期
合計
参加人員
677
682
688
686
2,733
(人)
※1 期:4 月∼6 月、2 期:7 月∼9 月、3 期:10 月∼12
月、4 期:1 月∼3 月
イ
参加人員:15 施設
30 人
アイススケート教室
区分
参加人員(人)
1 月∼2 月
81
(3)スポーツ文化調査研究事業
日本のスポーツとそれぞれの時代との社会的・
文化的影響を検証し、21 世紀のスポーツの在り方
に関する調査研究を行うとともに、調査研究成果
について、秩父宮記念スポーツ博物館(図書館)
スポーツターフ維持管理研修会
を起点として広く提供することにより、スポーツ
文化の振興に資することを目的とし、①調査研究、
情報収集及び情報提供、②論集『スポーツ文化』
第 2 号の作成などの活動を行った。
①
(2)スポーツ振興投票による助成を実施した施設を
対象とする現地研修会
①
開催回数:3 回
内容:・スポーツ博物館の在り方
静岡県島田市横井運動公園内サッカー場(平成
16 年 10 月 27 日)
スポーツ文化協力者会議の開催
②
群馬県立敷島公園陸上競技場(平成 16 年 10 月
28 日)
・
「スポーツ文化」第 2 号の発行について
・平成 17 年度活動方針
②
『スポーツ文化』第 2 号の作成
発行日:平成 17 年 3 月 31 日
(3)
『緑の芝生でスポーツを楽しもう!∼身近な芝生
のグラウンドづくり∼』の発行
芝生化されたグラウンドの現状を視察し、造成
発行部数:5,000 部
後の実情を把握するため、利用状況、設備、年間
主な配布先:スポーツ関係団体、教育機関等
管理作業等について専門家による現地調査を行い、
いくつかの事例を紹介した。
84
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
発行日:平成 17 年 1 月 31 日
エ
国立競技場の歴史
発行部数:5,000 部
オ
『国立競技場』
カ
国立霞ヶ丘競技場陸上競技場座席図詳細
3
その他情報提供の状況
キ
知らせ
施設管理運営から得た各種の情報等について、利用
者のニーズ等も踏まえ、広報誌及びホームページを
活用し、積極的に情報提供を行った。
国立代々木競技場アイススケート場公開(一
般公開、団体利用、アイススケート教室)のお
スポーツの普及・振興に資するため、これまでの
ク
スポーツ施設利用案内(平成 17 年 4 月掲載予
定)
(1)広報誌『国立競技場』の発行
スポーツ文化の創造・啓発及びスポーツ全般に
■中期計画等における目標の達成見通し
関する情報の紹介を目的として、2 か月に 1 回『国
スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場の
立競技場』を発行し、公共体育施設等に無償配布
施設を利用しながら、財団法人日本体育施設協会との
した。
共催による講習会等を開催し、5 事業すべてで定員を上
なお、平成 16 年 7 月からホームページへの掲載
回る参加者があった。また、テニス場、体育館、室内
を開始し、広く一般に対しても積極的な情報提供
水泳場を活用して、小学生から高齢者まで幅広い年齢
に努めた。
層に対応した各種スポーツ教室を開催した。
①
発行:平成 16 年 4 月、5 月、7 月、9 月、11 月、
②
発行部数:4,550 部
12 月、平成 17 年 3 月
また、これまでの施設管理運営から得た維持管理方
法に関する情報提供を行うため、関東近郊の運動公園
及び中規模競技場の施設管理者を対象に、スポーツタ
ーフ維持管理研修会を実施した。さらに、スポーツ振
(2)ホームページの活用
スポーツの普及・振興に資するため、これまで
の施設管理運営から得た各種の情報等について、
興投票による助成を実施した施設を対象として、現地
調査と各施設の現状と課題についての研修会を実施し、
地域のスポーツ施設等の環境整備を支援した。
利用者のニーズ等も踏まえ、ホームページを活用
なお、これまでの施設管理運営から得た各種の情報
し、定期的に情報を更新するなど積極的に情報提
等について、利用者のニーズ等も踏まえ、ホームペー
供を行った。
ジや平成 16 年 5 月から隔月発行となった広報誌『国立
なお、施設利用者の利便性向上を図るためのホ
競技場』を活用し、情報提供に努めた。
ームページの活用の方策について検討を行い、各
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
施設で掲載していた施設利用情報を一元的に紹介
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
するスポーツ施設利用案内のページを作成し、平
と見込まれる。
成 17 年 4 月から掲載することとした。
国立霞ヶ丘競技場トップページ(ホームページ)
①
主な掲載情報
ア
イベント情報(毎月初更新し、その後適宜)
イ
国立代々木競技場室内水泳場予約状況
ウ
秩父宮記念スポーツ図書館OPAC(オンラ
イン目録)(JISSとの連携)
NAASH 2004
85
第2章
5
業務実績報告
スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等に関する事項
(2)学校安全・災害防止情報の提供
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等
(2)災害共済給付事業の実施によって得られる事例・統計等を整備し、効果的な事故防止情報の提供を図る。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(2)学校安全・災害防止情報の提供
災害共済給付事業の実施を通じて得た学校の管理下の災害・事故事例について、統計調査を実施し災害
の傾向を把握し、その成果を、安全教育、安全管理の資料等の作成・配布に活用するとともに、必要に応
じて、効果的な事故防止情報として学校現場等に提供することにより、学校安全の普及充実に資する。
研究大会・講習会等の開催
年16回程度
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
(2)学校安全・災害防止情報の提供
① 学校安全の普及充実に資するため、災害共済給付事業の実施を通じて得た学校の管理下の災害・事故
事例について、統計調査を実施し災害の傾向を把握し、その成果を、安全教育、安全管理の資料等の作
成・配布に活用する。
ア 災害統計調査の実施
イ 死亡・障害事例を分析調査し、「事例集」としてまとめ公表
ウ 災害事例のうちテーマを設定し、分析調査を実施
エ 機関誌及び広報資料を作成し、学校等へ配布
オ 学校安全関係資料等のホームページへの掲載
② 効果的な事故防止情報として学校現場等に提供することにより、学校安全の普及充実に資するため、
次の研究大会等を開催する。
ア 学校安全研究大会
イ 全国学校保健研究大会
ウ 心肺蘇生法実技講習会
■年度計画における目標設定の考え方
(1)災害統計調査の実施
災害共済給付事業の実施を通じて得た災害・事故事
学校の管理下における災害について、全国的な
例について、調査・分析することにより災害の傾向を
傾向を把握するため、災害統計調査を実施し、様々
把握し、その成果を資料等の作成・配布に活用すると
な角度から分析を行った。(2 年に 1 度実施)
ともに、研究大会等の開催により学校現場等に提供す
①
実施概要
る。
平成 15 年度に各都道府県支部において負傷・疾
病を対象として医療費を給付した事例を基に、統
■業務実績
1
計調査を実施し、全国的な集計・分析を行った。
集計・分析の結果については、学校の管理下で
学校安全・災害防止情報の提供状況
学校の管理下における災害・事故など、安全教育・
発生した負傷・疾病の発生傾向を学校種別ごとに
安全管理に関わる様々な情報について、各種刊行物、
まとめ、学校の管理下の災害防止の資料とした。
広報誌等を発行するとともに、ホームページに掲載
ア
するなどにより、その普及に努めた。
告書」、
「医療等の状況」から調査対
象となる災害を抽出する。
なお、平成 16 年夏の猛暑の影響から、熱中症の予
防に関する問い合わせが多く見られたことから、平
成 15 年度に引き続き、ホームページに事故防止情報
を掲載した。
86
NAASH 2004
実施方法:各都道府県支部において、「災害報
イ
調査対象:負傷
抽出調査
疾病
悉皆調査
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
(2)死亡・障害事例を分析調査し、
「事例集」として
②
まとめ公表
教育現場のニーズに合わせ、各種刊行物の発行
を行い、より効果的な事故防止情報等の提供に努
平成 14・15 年度に災害共済給付を行った死亡・
めた。
障害事例を収録し、さらに事故防止の留意点につ
資料名
(発行)
学校の管理下の死
亡・障害事例と事
故防止の留意点
〈平成 16 年版〉
(平成 17 年 3 月)
いて、
『学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止
の留意点』としてまとめ、発行した。
発行部数:5,000 部
(3)災害事例のうちテーマを設定し、分析調査を実
施
歯牙障害防止に関する打合せ会
歯牙障害の防止をテーマに、学校の管理下にお
ける歯牙傷害のデータの収集及び安全に関する意
識調査を実施した。調査結果については、
「歯牙障
害の防止必携(仮称)」として発刊する予定である。
ア
実施回数:2 回
イ
出席者:文部科学省、歯科医師、学識経験者
(4)機関誌及び広報資料の作成
学校安全に関する国の施策、関係法規の解説、
事例研究資料、学校安全に関する様々な情報につ
いて、機関誌、刊行物等を発行し、全国の学校等
に配布するとともに、ホームページにも掲載する
などにより、普及に努めた。
①
機関誌
学校安全及び学校給食の普及充実を図るため、
従来発行していた『学校安全』と『学校給食』を
統合し、
『健康安全』として発行し、健康安全事業
に関する情報を提供した。
ア
イ
発行部数
価格
5,000 部
1,260 円
概要
平成 14・15 年度に
災害共済給付を行
った死亡・障害事
例を収録し、さら
に事故防止の留意
点を掲載
1,400 部 学校安全研究推進
学校安全の研究
無償 事業の研究校と交
−学校安全研究推
進事業報告書−
通安全教育推進地
(平成 17 年 1 月)
域の実践研究報告
を収録し、学校安
全研究大会参加者
等に配布
5,000 部 センターが行って
平成 16 年度学校安
無償 いる、災害共済給
全・災害共済給付
付制度及び学校安
ガイド
(平成 16 年 10 月)
全普及事業の紹介
資料として、教育
委員会等に配布
5,000 部 学校へ不審者が侵
学校の安全管理に
関する取組事例集 (第 3 刷) 入した際の犯罪被
630 円 害を防止するため
−学校への不審者
の考え方や、特色
侵入時の危機管理
ある安全管理の取
を中心に−(文部
組事例等を掲載
科学省著作)
(平成 16 年 4 月)
学校への不審者侵 10,000 部 学校への不審者の
入時の危機管理マ (第 6 刷) 侵入防止及び侵入
315 円 後であっても児童
ニュアル(文部科
生徒等を犯罪被害
学省著作)
(平成 16 年 12 月)
から守るためのマ
ニュアル
5,000 部 災害共済給付事務
災害共済給付関係
(第 2 刷) 担当者のための実
法令集
1,575 円 務ハンドブック
(平成 16 年 7 月)
発行:平成 17 年 3 月
①
刊行物等の発行
発行部数:91,000 部/隔月(6 回発行)
平成 17 年 4 月 1 日からの支部組織再編に伴う
6 支所の設置について、全国の学校等の関係機関
に広く周知するため、平成 17 年 4 月に支所化特
別号として、支所化に関する記事を中心に発行
することとした。
『学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意点』
〈平成 16 年版〉
③
ホームページの活用
学校の管理下における災害・事故など、安全教
育・安全管理に関わる様々な情報について、教育
機関誌『健康安全』Vol.1
現場等のニーズも踏まえ、積極的に情報提供を行
った。
NAASH 2004
87
第2章
業務実績報告
ア
主な掲載情報
90%以上であり、特別講演及
ⅰ
機関誌『健康安全』
び実践発表、分科会の研究主
ⅱ
平成 15 年度統計情報
題については、いずれも防災、
ⅲ
平成 16・17 年度学校安全研究推進事業実施
防犯についての要望が多かっ
た。
要綱
ⅳ
学校安全に関する研究校及び交通安全教育
(2)第 54 回全国学校保健研究大会
推進地域一覧
21 世紀を担う子どもたちの健康に関する諸問題
について研究協議し、学校保健の充実に資する。
文部科学大臣表彰校及び個人に対し記念品を贈
呈する。
主催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター、福島県教育委員会、郡山
市教育委員会、財団法人日本学校保健会、
福島県学校保健会
開催日:平成 16 年 10 月 28 日、29 日
場所:福島県郡山市
学校安全普及事業のページ(ホームページ)
参加人員:1,728 人
表彰:学校安全関係
2
学校安全の普及充実
学校 21 校、個人 3 人
成果:シンポジウム、分科会において健康教育
学校現場等に対して効果的な事故防止情報を提供
に関連する諸問題について研究協議し、
するため、研究大会等を開催した。開催情報につい
学校保健の充実を図った。
ては、ホームページ及び広報誌等に掲載するなどに
文部科学大臣表彰校及び個人に対し記念
より、周知を図った。
品を贈呈することにより学校安全に対す
(1)第 40 回学校安全研究大会
る意識の向上を図った。
学校安全研究推進事業の研究成果及び実践結果
の発表並びに研究協議
①
実施状況
主催:独立行政法人日本スポーツ振興センター
後援:文部科学省、財団法人日本交通安全教育
普及協会
開催日:平成 17 年 2 月 9 日、10 日
場所:独立行政法人国立オリンピック記念青少
年総合センター
参加人員:691 人
成果:全体会では、犯罪被害を犯罪原因論から
犯罪機会論への発想の転換に気づいたと
第 40 回学校安全研究大会における講演
(小宮信夫氏:立正大学助教授)
いう者が多く、学校現場に役立つもので
(3)心肺蘇生法実技講習会
あった。
②
アンケート調査の実施
平成 15 年度に実施した同大会における参加者に
対するアンケート調査結果に基づき、全体会にお
いて、不審者対策を含めた防犯対策を、平成 15 年
度とは別の角度から取り上げた。
配布人数:568 人
回収率 40.0%
調査方法:記述式
特別講演及びシンポジウム
の主題の希望等
アンケート結果:特別講演及び実践発表、分科
会について「よかった、参考
になった」と回答した者は、
88
NAASH 2004
心肺蘇生法(人工呼吸及び心臓マッサージ)の
技能を習得するための講義及び実技講習会
主催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター、開催県教育委員会
協力:日本蘇生学会
参加人員:2,030 人
開催日数:延べ 26 日
開催県:16 県
成果:児童生徒等の突然死の防止のための心肺
蘇生法の技能を習得した。
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
(4)学校安全研究推進事業
児童生徒の安全の確保並びに事件・事故災害の
場所:東京都
参加人員:1,624 人
防止に資するため、学校安全及び交通安全に関す
る実践的な研究を各都道府県の学校及び市町村の
教育委員会に委嘱した。
なお、過去の学校安全に関する研究校から 3 校
(8)第 29 回全国・東京都学校安全教育研究大会
講演及び学校安全教育の一層の充実を目指した
実践研究の発表
が平成 16 年度安全功労者内閣総理大臣表彰を受賞
主催:全国・東京都学校安全教育研究会
した。
後援:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
①
学校安全に関する研究校
振興センター
ア
平成 15・16 年度
21 校(園)
開催日:平成 17 年 2 月 18 日
イ
平成 16・17 年度
19 校(園)
場所:東京都
②
交通安全教育推進地域
ア
平成 15・16 年度
4 地域
イ
平成 16・17 年度
3 地域
参加人員:430 人
(9)健康安全普及業務検討委員会
学校安全研究推進事業を促進するため、学校安
(5)平成 16 年度各地域における学校安全の基盤とな
る指導者の養成を目的とした研修
「学校における安全教育・安全管理の考え方、
進め方と方法等」、「学校への不審者侵入と子ども
全に関する研究校の研究主題例を、現在の学校環
境、社会環境に相応した主題例とするため検討を
行った。
実施日:平成 17 年 3 月 1 日
の犯罪被害防止の対応の方法」、「二輪車及び自転
出席者:文部科学省、教育関係者、学識経験者
車の特性と実技指導の進め方」等の講義・演習及
成果:より学校現場のニーズに対応する研究主
び研究発表・研究協議
題例となった。
主催:独立行政法人教員研修センター
共催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター
■中期計画等における目標の達成見通し
『学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意
期日:平成 16 年 6 月 1 日∼4 日
点』では、平成 14・15 年度に災害共済給付を行った死
場所:独立行政法人国立オリンピック記念青少
亡・障害事例を収録するとともに、事故防止の留意点
年総合センター
参加人員:172 人
成果:安全教育指導者の資質の向上を図り、学
校安全の充実に資した。
を詳細な内容のものとすることによって、学校の管理
下の災害の防止に役立つ資料とした。
多くの危険が子どもを取り巻いている昨今、学校安
全研究大会では「子どもの安全をどう守るか」を取り
上げた。内容が時宜を得たものであったため、参加者
(6)第 47 回全国学校保健主事研究協議会
保健主事の職務上の諸課題について研修を深め
るための研究発表及び課題別研究協議
からは好評であった。
文部科学省、教育関係者、学識経験者からなる健康
安全普及業務検討委員会を設置し、学校安全に関する
主催:全国学校保健主事会
研究校の研究主題例について検討を行い、現在の学校
後援:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
環境、社会環境に相応した主題例に見直した。
振興センター
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
開催日:平成 16 年 8 月 19 日、20 日
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
場所:愛媛県松山市
と見込まれる。
参加人員:608 人
(7)全国養護教諭連絡協議会
養護教諭の健康教育実践者としての専門性を高
めるための研究発表及び講演
主催:全国養護教諭連絡協議会
後援:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター
開催日:平成 17 年 2 月 25 日
NAASH 2004
89
第2章
5
業務実績報告
スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等に関する事項
(3)食に関する情報の提供等
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等
(3)児童生徒の望ましい食習慣の形成や学校給食の適切な実施に関する効果的な情報の提供等を図る。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(3)食に関する情報の提供等
食に関する指導を支援するための事業を行うとともに、これらを通して得られた児童生徒の食を取り巻
く情報を分析し、望ましい食習慣の形成や学校給食を円滑に実施するために効果的な情報を提供する。
研究協議大会等の開催
年3回程度
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
(3)食に関する情報の提供等
食に関する指導を支援する事業を行うとともに、児童生徒の食を取り巻く状況の把握及び研究事業を通
して得られた情報を分析し、望ましい食習慣の形成や学校給食を円滑に実施するために効果的な情報の提
供を図るため、次の事業を実施する。
ア 全国学校給食研究協議大会
イ 全国学校栄養職員研究大会
ウ 学校調理師研究大会
エ 健康教育情報ライブラリー事業
■年度計画における目標設定の考え方
食に関する指導を支援する事業を行うとともに、望
ましい食習慣の形成や学校給食を円滑に実施するため
後援:特別区教育長会ほか
開催日:平成 16 年 11 月 10 日
場所:東京都
に効果的な情報を提供するため、研究協議大会等の事
参加人員:1,226 人
業を実施する。
成果:学校給食に関する諸問題についての実践
発表、特別講演・対談を通して、学校給
■業務実績
食の意義と役割について認識を深めると
1
研究協議大会等の開催
ともに、学校給食関係者の資質向上を図
食に関する指導や学校と家庭・地域と連携した学
った。
校給食の推進等についての情報の提供や研究協議大
会等を行うことにより、学校給食の意義・役割につ
いて認識を深め、学校栄養職員及び学校給食調理員
学校栄養職員の資質向上及び健康教育の推進を
等の資質向上を図った。なお、開催情報については、
図るため、食に関する指導等を通じた心と体をは
ホームページ及び広報誌等に掲載するなどにより、
ぐくむ健康教育の推進について、実践発表や、参
周知を図った。
加した学校栄養職員全員による分科会での研究協
(1)第 55 回全国学校給食研究協議大会
学校給食の意義・役割について認識を深め、そ
の指導と管理運営の改善充実を図るため、当面す
る諸問題について研究協議を行った。
主催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター、東京都教育委員会、全国
90
(2)第 45 回全国学校栄養職員研究大会
議を行った。また、学校給食のレプリカ等、学校
給食関係資料の展示を行った。
主催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
振興センター、宮城県教育委員会、仙台
市教育委員会、社団法人全国学校栄養士
協議会、財団法人宮城県学校給食会
学校給食会連合会、財団法人東京都学校
開催日:平成 16 年 7 月 28 日、29 日
給食会
場所:宮城県仙台市
NAASH 2004
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
参加人員:1,221 人
了後も、参加したことによる効果や要望について
成果:食に関する指導等を通じた心と体をはぐ
アンケート調査を行い、今後の研究大会の参考と
くむ健康教育の推進についての実践発表、
することとしている。
特別講演及び分科会での研究協議を通し
ア
事前調査
て、学校栄養職員の資質向上を図った。
配布人数:1,170 人
回収率 52.2%
また、「2002FIFAワールドカップ」に
内容:調理方式、調理場の環境形態、ドライ
合わせて、出場国のキャンプ地を中心に
運用の実態、学校給食衛生管理の基準
等
行われた出場国の料理を取り入れた給食
のレプリカを展示し、世界の食文化につ
イ
事後調査
いての関心を向上させた。
配布者:1,170 人
回収率 67.4%
内容:講演、実践発表の効果、要望
ウ
アンケート結果
大会終了後、参加者に対してアンケート調査
を実施(回収率 67.4%)したところ、講演内容
について役に立ったと回答した者は、80%以上
であった。実践発表については、学校・家庭・
地域と連携した学校給食の推進、地場産物の活
用の実践発表が役に立ったとする者は、約 80%
であり、衛生管理が役に立ったとする者は、約
70%であった。
養護学校の実践発表は、平成 15 年度の参加者
の要望に応えて取り入れたこともあり、役に立
全国学校栄養職員研究大会(分科会)
ったと回答した者は、80%以上であった。
次回以降の要望として、地場産物を使った学
(3)平成 16 年度学校調理師研究大会
校給食のノウハウについての要望が多かった。
学校給食調理員の資質向上を図るとともに、学
校給食における調理員の役割についての認識を深
めるため、学校給食に関する実践発表や特別講演
①
2
健康教育情報ライブラリー事業
を行った。
学校、共同調理場現場からの各種データを収集・
実施状況
分析し、統計資料として報告書に取りまとめ、学校
主催:文部科学省、独立行政法人日本スポーツ
給食関係者に提供した。また、児童生徒の食事の摂
振興センター、日本学校調理師会
取状況について、『平成 14 年度児童生徒の食事状況
開催日:平成 16 年 8 月 5 日、6 日
調査報告書』をホームページに掲載し、情報提供を
場所:東京都
行った。
なお、平成 16 年度からは、専用ソフトを利用して、
参加人員:1,170 人
成果:全国の学校給食調理員の大会としては唯
一のものであり、献立の工夫、施設設備
学校給食栄養報告の集計・分析を行った。
(1)学校給食栄養報告の集計・分析
の改善例、衛生管理の改善例など、学校
平成 15 年度に開発した、各学校においてインタ
給食に関するさまざまな実践発表を通し
ーネット等を利用して直接データを入力可能とす
て、学校給食調理員の資質向上を図ると
るソフトウェアを利用することにより、全国約 500
ともに、学校給食における調理員の役割
か所の学校給食実施校及び学校給食共同調理場
についての認識を深めた。
(以下「対象校」という。)から、各種データを収
集し、分析を行った。
また、平成 16 年度は、参加者に対する平
成 15 年度に実施したアンケート調査の結
①
対象校がインターネット又は栄養計算ソフトへ
果を踏まえ、養護学校の実践発表を行っ
入力し、都道府県教育委員会での確認を経てセン
た。
②
ターへ提出される。
アンケート調査の実施
研究大会の開催前に、参加者に対してアンケー
報告データの収集方法
②
対象校数
ト調査を実施し、集計・分析を行い、結果を研究
534 校(小学校 335 校、中学校 168 校、夜間定時
大会の内容として取り上げた。また、研究大会終
制高等学校等 31 校)
NAASH 2004
91
第2章
業務実績報告
(2)『平成 14 年度児童生徒の食事状況調査報告書』
の増刷及びホームページへの掲載
発行日:平成 16 年 11 月 30 日(平成 17 年 1 月 5
日ホームページへ掲載)
発行部数:2,000 部
5
その他情報の提供
児童生徒の食を取り巻く状況の把握及び研究事業
を通して得られた情報を分析し、その結果を取りま
とめた各種刊行物、広報誌等を発行するとともに、
ホームページに概要を掲載した。
(1)刊行物等による情報の提供
(3)『平成 15 年度学校給食情報ネットワーク化事業
報告書』
発行日:平成 16 年 11 月 10 日
発行部数:600 部
配布先:都道府県教育委員会、都道府県学校給食
会、平成 15 年度学校給食情報ネットワー
ク化事業協力校 451 校
3
ごはんを中心とする食生活促進事業
学校給食を通して、ごはんの良さへの理解を深め、
児童生徒の望ましい食習慣の形成に資するとともに、
国民に対して栄養バランスのとれた食生活への関心
を高めるため、学校給食でのごはんに合った料理(お
かず)の開発及び講習会等を開催した。
主催:独立行政法人日本スポーツ振興センター、
財団法人埼玉県学校給食会ほか 20 府県学校
給食会
実地調査:3 か所
成果:料理(おかず)の開発は 505 品目、調理講
習会等は 19 府県学校給食会で実施し、学校
栄養職員等に米飯に合う料理を啓発できた。
4
学校給食における学校・家庭・地域の連携推進事
業
学校・家庭・地域の三者が連携して学校給食の充
実を図るとともに、学校給食を通じ、児童生徒が生
涯にわたり健康に過ごすための食生活についての実
践的な研究を市町村教育委員会へ委嘱した。
(1)市町村教育委員会への委嘱
委嘱先:青森県名川町ほか(合計 26 地域)
発表会出席:5 か所
委嘱地域の実地調査:6 か所
(2)研究発表会の開催
学校給食における学校・家庭・地域の連携推進
事業の委嘱地域の実践的研究の発表及び研究協議
を実施した。
開催日:平成 17 年 2 月 21 日
場所:独立行政法人国立オリンピック記念青少
年総合センター
参加人数:108 人
成果:委嘱地域による実践的研究の発表及び研
究協議を通して、児童生徒の望ましい食
生活のあり方に対し、学校、家庭、地域
がどのように関わるべきかが認識された。
92
NAASH 2004
資料名
(発行)
学校給食要覧平成
16 年版
(平成 17 年 3 月)
発行部数
価格
3,000 部
1,680 円
概要
学校給食の歴史と
現状を各種統計資
料や写真により紹
介するとともに、
国の施策やセンタ
ーの活動、関係法
規・通達等を掲載
4,000 部 「学校給食衛生管
食中毒防止のため
無償 理の基準」を基に
の学校給食調理環
施設設備、食事内
境改善事例集第4
容、作業動線等の
集
(平成 17 年 3 月)
観点からみて、ド
ライ運用のモデル
として望ましいと
判断される調理場
の事例及びドライ
システムの施設で
も改善を要した等
の事例を掲載
3,800 部 安全で良質な地域
学校給食における
無償 の地場産物を取り
地場産物活用事業
入れた料理の開発
報告書Ⅱ
(平成 17 年 3 月)
などの事例を掲載
機関誌『健康安全』 91,000 部 食に関する国の施
(平成 16 年 5 月、 / 隔 月 (6 策、関係法規の解
説、事例研究資料、
7 月、9 月、11 月、 回発行)
無償 食に関する様々な
平成 17 年 1 月、3
情報について掲載
月)
(Ⅱ−5−(2)
参照)
5,000 部 「学校給食衛生管
食中毒防止のため
の学校給食調理環 (第 2 刷) 理の基準」を基に
630 円 施設設備、食事内
境改善事例集第3
容、作業動線等の
集
(平成 16 年 6 月)
観点から見て、ド
ライシステムのモ
デルとして望まし
いと判断される調
理場の事例を掲載
2,000 部 全国の小学校 5 年
平成 14 年度児童生
徒の食事状況調査 (第 2 刷) 生、中学校 2 年生
無償 を対象に学校給食
報告書
(平成 16 年 11 月)
のある日と学校給
食のない日の連続
した 2 日間の食事
摂取状況の実態を
調査し、データを
分析し、解説を加
えた報告書
300 部 学校給食における
学校給食における
無償 学校・家庭・地域
学校・家庭・地域
の連携推進事業の
の連携推進事業研
実践研究の報告を
究発表会資料
(平成 17 年 2 月)
収録し、学校給食
における学校・家
庭・地域の連携推
進事業発表会参加
者等に配布
Ⅱ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
①
主な掲載情報
ア
機関誌『健康安全』
イ
Q&A
ウ
食中毒発生状況(平成 15 年度)
エ
『学校給食における地場産物活用事業報告書
健康の保持増進及び災害共済給付
Ⅰ』
オ 『平成 14 年度児童生徒の食事状況調査報告書』
学校給食調理環境改善事例集第 4 集
(2)学校給食の歴史や現状を紹介するレプリカ類等
の貸出
学校給食の現状の紹介や食にまつわる文化を伝
えるための教材として、レプリカ類等を展示会・
授業等に貸し出した。
貸出実績:137 件、652 点
■中期計画等における目標の達成見通し
食に関する指導を支援する事業を行うとともに、児
童生徒等の望ましい食習慣の形成や国民の食生活の改
善に資するため、研究協議大会等を開催し、学校給食
の当面の諸問題について研究協議を行った。研究協議
大会等の開催情報等について、ホームページ及び機関
誌等に掲載するなどにより、参加者の増加に努めた。
なお、学校調理師研究大会では、平成 15 年度に、参
加者に対して実施したアンケート調査の結果を踏まえ、
養護学校の実践発表を取り入れた。
学校給食栄養報告の栄養摂取状況及び充足率等の集
計・分析、また、新たに学校給食関係者から求められ
ていた地場産物活用状況の集計・分析データは、今後
の学校給食の施策に大いに参考となる資料と考えられ
る。
学校給食の歴史や現状を紹介するレプリカ類等の貸
サッカーワールドカップ出場国の料理を
取り入れた給食のレプリカ(アイルランド)
出については、センターのみが保有する資料であり、
学校・教育施設展、ニッポン食育フェア等に出展する
とともに教育機関、報道機関等に有効に活用された。
(3)ホームページの活用
児童生徒の食を取り巻く状況の把握及び研究事
業を通して得られた情報を分析し、望ましい食習
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
慣の形成や学校給食を円滑に実施するための情報
提供を積極的に行った。
健康の保持増進トップページ(ホームページ)
NAASH 2004
93
第2章
5
業務実績報告
スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等に関する事項
(4)衛生管理業務の推進
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等
(4)学校給食調理場への衛生管理専門家の派遣や啓発資料の作成等を行うことにより、学校給食における食
中毒の防止等に資する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(4)衛生管理業務の推進
① 講習会の開催や衛生管理推進指導者派遣・巡回指導事業等を行うことにより、学校給食における衛生
管理意識の啓発や衛生環境の向上に資する。
講習会等の開催
年4回程度
② 衛生管理室の施設・設備の整備を図り、学校給食における衛生管理の向上に資する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
(4)衛生管理業務の推進
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境の向上に資するため、次の事業を行う。
ア 学校給食衛生管理講習会
イ 食中毒防止に関する中央講習会
ウ 学校給食衛生管理推進指導者派遣・巡回指導事業
エ 食品の安全に関する調査研究
オ 食中毒防止ビデオの作成
カ 衛生管理指導者養成事業
■年度計画における目標設定の考え方
②
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境の
アンケート調査の実施
講習会開催後、受講者に対してアンケート調査
を実施し、集計・分析を行い、結果を今後の講習
向上に資するための事業を実施する。
内容の参考とすることとした。
■業務実績
対象者:116 人
1
事後調査:講習会内容の評価、要望
講習会等の開催及び巡回指導の実施
回収率 74.0%
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境
の向上に資するため、講習会等を実施した。
(1)学校給食衛生管理講習会
主に学校栄養職員を対象として、調理場の拭取
り検査の方法など、実践的な衛生管理の知識と細
菌検査の技術を習得するための講習会を実施した。
①
講習会開催状況
講習会名
中日本
衛生管理
講習会
西日本
衛生管理
講習会
東日本
衛生管理
講習会
94
NAASH 2004
開催地
実施日
受講者
数(人)
28
和歌山県
有田市
平成 16 年 6 月
8 日∼10 日
岡山県
岡山市
平成 16 年 6 月
23 日∼25 日
39
秋田県
角館町
平成 16 年 7 月
7 日∼9 日
49
学校給食衛生管理講習会
(2)食中毒防止に関する中央講習会
都道府県の学校給食関係者を対象として、食中
毒の動向と問題点、食中毒菌の知識など、衛生管
理の徹底を期する上で必要な専門的知識を習得す
るための講習会を実施した。
Ⅱ
①
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
講習会の実施状況
留農薬検査等を実施するとともに、食品検査強化事
主催:独立行政法人日本スポーツ振興センター
業の一環として、県学校給食会に対し、拭取り検査
開催日:平成 16 年 8 月 25 日∼27 日
用測定装置の貸与を行った。
場所:東京都
学校給食用食品等特別検査
検査検体数
ノロウイルス検査:107 検体
検査項目
ノロウイルス
学校給食用食品等衛生検査
検査検体数
残留農薬等検査:72 検体
学校給食用輸入牛肉(全国学校給食会連合会扱い)
衛生検査
検査検体数
輸入牛肉:103 検体
ボイルドビーフ:7 検体
工場拭取り検査:20 検体
検査項目
細菌数、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、
O157
無菌試験、恒温試験
学校給食における食品検査強化のための検査機器貸
与
貸与項目
ATP 拭き取り検査機器 50 台
35 都道府県学校給食会
参加人員:111 人
②
アンケート調査の実施
開催前に参加者に対してアンケート調査を実施
し、集計・分析を行い、結果を研修会で取り上げ
た。また、研修終了後も、研修での効果について
アンケートを行い、今後の研修内容の参考とする
こととしている。
対象者:111 人
回収率 91.0%
事前調査:調理方式、調理場の環境形態、ドラ
イ運用、食品の配送方法
事後調査:講習会内容の評価、要望
(3)学校給食衛生管理推進指導者派遣・巡回指導事
業
食中毒事件が発生した調理場へ衛生管理の専門
3
食中毒防止ビデオ作成事業
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境
家を派遣し、施設設備、調理過程、衛生管理体制
の向上に資するため、食中毒防止ビデオ『安全でよ
の実態把握と細菌検査を実施することにより、現
り豊かな学校給食のために』を作成し、全国の教育
場の実態に即した、より具体的で実践につながる
委員会等へ配布した。
指導・助言を行った。
タイトル:『安全でより豊かな学校給食のために』
検査結果については、巡回指導先に見られた教
配布:平成 17 年 3 月 31 日
訓と課題、調理施設の衛生、食品の検収等の問題
発行本数:4,700 本
点を整理し、テキストとしても活用できるよう報
価格:無償
告書として取りまとめ、全国の教育委員会等に配
布し、衛生管理の改善充実及び食中毒の発生防止
に努めた。
調査施設数
検査検体数
検査項目
5 施設
拭取り検査:302 検体
手鼻拭取り検査:108 検体
細菌数、大腸菌、大腸菌群、黄色ブド
ウ球菌、ノロウイルス
(4)学校給食調理場衛生管理実態調査
各教育委員会等からの依頼により、学校給食調
理場の衛生管理の実態を把握し、改善を図る等の
ため細菌検査等を実施し、検査結果を調査依頼し
た各教育委員会等に衛生管理の徹底が図られるよ
う通知することとした。
調査施設数
検査検体数
検査項目
2
6 施設
拭取り検査:265 検体
手鼻拭取り検査:152 検体
細菌数、大腸菌、大腸菌群、黄色ブド
ウ球菌、ノロウイルス
食品の安全に関する調査研究事業
学校給食における食中毒の防止等に資するため、
学校給食で使用される食品のノロウイルス検査、残
食中毒防止ビデオ『安全でより豊かな学校給食のために』
4
学校給食衛生管理指導者養成事業
衛生管理事業として、センターでは「拭取り調査」
を実施しているが、対象となる調理場が約 17,000 か
所もあるため、すべての調理場に対して衛生管理上
の問題点や改善すべき点について指導・助言を行う
ことが困難なことから、平成 16 年度から 3 年計画で、
これら指導・助言を行うことができる指導者を各県
ごとに養成するための衛生管理指導者養成講習会を
開催し、衛生管理体制の整備を図ることとした。
NAASH 2004
95
第2章
業務実績報告
(1)衛生管理指導者養成講習会の開催状況
開催回数(回)
3
開催
平成 16 年 9 月(2
回)、10 月
受講者数(人)
85
衛生管理意識の啓発や衛生管理の向上に取り組むとと
もに衛生管理室の整備・充実を図る。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
(2)検体処理数
実施機関
4 機関
実施
平成 16 年 12 月、平成
17 年 1 月(3 回)
検体処理数
444 検体
(3)アンケート調査の実施
講習会開催後アンケート調査を実施し、集計・
分析を行い、結果を今後の講習、講義内容及び実
地研修への参考とすることとしている。
対象者:85 人
回収率 89.0%
事後調査:講習会内容の評価、要望
5
食中毒防止の手引出版事業
平成 16 年 3 月の「学校給食衛生管理の基準」及び
「学校環境衛生の基準」の一部改訂を踏まえ、学校
給食現場における衛生管理について徹底を図り、食
中毒を防止するための手引書として、
『学校給食にお
ける食中毒防止の手引』を作成した。
作成に当たっては、意見聴取会議を開催し、委員か
らの意見を踏まえて内容の検討を行い、学校給食衛生
管理の基準を写真等により解り易く解説する内容と
した。
発行日:平成 17 年 3 月 31 日
発行部数:1,500 部
■中期計画等における目標の達成見通し
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境の
向上に資するため、「学校給食衛生管理推進指導者派
遣・巡回指導事業」として 5 調理場について、その実
態把握調査及び細菌検査を実施し、その結果について、
報告書として作成し、全国の教育委員会に配布するこ
とで、学校給食における食中毒の防止に努めた。
また、学校給食調理場衛生管理実態調査等を行うと
ともに、食中毒防止ビデオ『安全でより豊かな学校給
食のために』を作成し、教育委員会等へ配布し、学校
給食衛生管理の基準を写真等で解り易く解説した『学
校給食における食中毒防止の手引』を作成し、学校給
食担当者に対する講習会・研修会において、活用され
ることで、学校給食衛生管理の徹底が図られた。
さらに、
「学校給食衛生管理講習会」を開催するとと
もに、新たに学校給食衛生管理の指導者を育成する「学
校給食衛生管理指導者養成事業」を立ち上げ、育成の
講習会を開催し、指導者による調理場等の検査・指導
を実施し、学校給食栄養職員等の衛生管理に関する知
識、指導技術の習得等が図られた。
引き続き、学校給食における食中毒を防止するため、
96
NAASH 2004
Ⅱ
5
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等に関する事項
(5)関係団体等との連携
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等
(5)関係団体等との連携を密にするとともに社会的なニーズに対応し、必要に応じて事業を再構築する。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(5)関係団体等との連携
スポーツ関係団体や都道府県教育委員会等関係団体との連携を密にし、意見・要望等を把握するととも
に、必要に応じて事業を再構築する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供等に関する事項
(5)関係団体等との連携
① スポーツ関係団体との連携を密にし、意見・要望等を把握する。
② 児童生徒等の健康の保持増進に関する事業等を円滑に実施するため、平成17年4月からの支部組織
の再編に向けて、都道府県教育委員会等関係団体との連絡協議会の設置準備を進める。
■年度計画における目標設定の考え方
ニーズに対応した事業展開を推進するため、関係団
体等との連携を密にし、意見・要望等を把握する。
■業務実績
1
スポーツ関係団体との連携状況
スポーツ関係団体との連携を密にし、社会的なニ
ーズの把握に努めるとともに、ニーズを踏まえた事
業の実施や事業内容の改善を図るなど、対象者等の
ニーズに即した事業の推進に努めた。
(1)東京オリンピック大会40年記念事業の実施
東京オリンピック大会 40 年記念イベント開会式
©フォート・キシモト
平成 16 年は、東京オリンピック競技大会開催か
ら 40 年目の節目の年であることから、JOC、財
①
実施概要
団法人日本体育協会等のスポーツ団体との共催に
開催日:平成 17 年 2 月 22 日、23 日
より、
「東京オリンピック大会40年記念事業」を
参加対象:Jリーグのホームスタジアムとして
使用される 37 施設
実施した。
参加人員:28 スタジアム、63 人(国立競技場を
開催日:平成 16 年 10 月 10 日
除く) 分科会
参加人員:14,021 人
ターフ 44 名
運営
19 名
内容:講演「選手が求めるターフクオリティー」
(2)主要スタジアム情報交換会の実施
全国のJリーグのホームスタジアム関係者を対
分科会「スポーツ以外の競技場利用の実
象として、ターフコンディションの維持、施設の
態」、「スタジアムの取り組むべき
利活用のあり方について検討を行うとともに、施
環境問題について」
設管理者と芝生管理者間の情報交換を行った。
②
当該業務の関係者等のニーズの把握状況
主要スタジアム情報交換会の実施に当たり、平
成 15 年度に主要スタジアム情報交換会を実施した
NAASH 2004
97
第2章
業務実績報告
際のアンケート調査の結果等を活用し、参加者か
ら多くの要望があった「施設の利活用」を中心と
した情報交換会を実施した。
また、情報交換会終了後、参加者に対して、開
催時期、日数、テーマ等の会議運営に関するアン
(3)災害共済給付システムの円滑な稼働に向けての
準備状況
設置者・学校等において災害共済給付システム
が円滑に稼働するよう、各都道府県教育委員会の
理解と協力を得るため、説明会等を開催した。
ケートを行い、次年度開催の際の参考とすること
とした。
支所連絡協議会の構成
主要スタジアム情報交換会
2
都道府県教育委員会との連絡協議会設置準備状況
平成 17 年 4 月からの支部組織再編後も、支所にお
ける健康の保持増進に関する事業等を円滑に実施す
るため、各支所に、各都道府県教育委員会と連携・
協力を図るための「支所連絡協議会」を設置するこ
ととし、準備を進めた。
(1)支部組織再編に関する準備状況についての関係
団体等への説明
各都道府県教育委員会などの関係団体等に対し、
支部組織再編に関する準備状況についての説明を
行い、支部組織再編についての理解・協力を依頼
した。また、支所長となる者を平成 17 年 2 月 1 日
付けで当該支所に赴任させ、各都道府県教育委員
会・医師会等関係機関に、支部組織再編に関する
準備状況についての説明を行った。
(2)支所への円滑な移行のための準備状況
支部から支所へ、災害共済給付業務等について
の円滑な移行に向けて、都道府県教育委員会に対
して業務全体の処理状況を説明するなどの準備を
進めた。
①
平成 17 年 3 月まで、都道府県教育委員会におけ
る災害共済給付請求事務を支部が処理している都
道府県教育委員会に対して、支部から業務全体の
処理状況を説明し、理解を得るとともに、支所化
後の協力を依頼した。
②
支部組織再編後も条件整備が整わない都道府県
教育委員会に対しては、必要に応じて支所職員を
派遣するなど、事務処理を支援することとした。
98
NAASH 2004
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ関係団体との連携を密にし、社会的なニー
ズの把握に努めるとともに、ニーズを踏まえた事業の
実施や事業内容の改善を図るなど、対象者等のニーズ
に即した事業の推進に努め、平成 16 年が東京オリンピ
ック大会開催から 40 年目の節目の年であることから、
JOC、財団法人日本体育協会との連携により、
「東京
オリンピック大会40年記念事業」実施した。また、
Jリーグのホームスタジアムとして使用される全国 37
施設を対象として、主要スタジアム情報交換会を実施
し、施設の利活用やスタジアムが取り組む環境問題等
についての情報交換や意見交換を行った。これらの実
施により、わが国の大規模スタジアムの維持管理能力
の向上及び収集した情報によるセンター業務への活用
が期待される。
支部組織再編後も都道府県教育委員会等との連携・
協力を図るため、支所長となる者を平成 17 年 2 月 1 日
付けで当該支所に赴任させ、各都道府県教育委員会・
医師会等関係機関に、支部組織再編に関する準備状況
についての説明を行い、支部組織再編についての理
解・協力を依頼した。
また、災害共済給付システムの円滑な稼働に向けて、
設置者・学校等に対し、文書による協力依頼や操作説
明用CD−ROMを配布するなどにより、理解と利用
の周知を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
Ⅱ
6
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
学校給食用物資の取扱いに関する事項
【中期目標】
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
6 学校給食用物資の取扱い
学校給食用物資の取扱いについては、平成18年3月31日までの廃止に向けて諸条件を整える。
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
6 学校給食用物資の取扱いに関する事項
関係省庁等との緊密な連携を取りつつ、供給体制等の諸条件を整え、
「平成18年3月31日までの日で政
令で定める日」をもって廃止する。
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
6 学校給食用物資の取扱いに関する事項
関係省庁等との緊密な連携を取りつつ、廃止に向けた供給体制等の諸条件の整備を図る。
■年度計画における目標設定の考え方
(4)全国学校給食会連合会総会における検討結果の
報告及び了解
学校給食用脱脂粉乳の取扱廃止に向けて、供給体制
各都道府県学校給食会代表者に対して、学校給
等の諸条件の整備を図る。
食用脱脂粉乳取扱業務移管検討結果の報告を行い、
■業務実績
1
了解を得た。
学校給食用物資の取扱い廃止に向けた状況
開催:平成 17 年 2 月 18 日
センターの脱脂粉乳の取扱いは、諸条件を整え、
平成 18 年 3 月 31 日までの日で政令で定める日をも
2
脱脂粉乳の供給業務
って廃止することとされていることから、廃止に向
パン用、調理用及び飲用として都道府県学校給食
けて、学校現場において混乱が生じないよう、文部
会に対し、年間同一価格での安定的な供給を行った。
科学省等関係機関と密接な連携を取りつつ供給体制
なお、学校給食用脱脂粉乳は、関税無税となって
等の諸条件について検討を進めた。
いることから、市場価格と比較して、約半額で供給
できた。
移管の準備に当たっては、平成 15 年度に各都道府
区分
実績
取扱数量(㎏)
1,348,859
売渡収入(円)※税抜き
414,099,713
1㎏当たりの価格(円)※税抜き
307
[参考]1kg 当たりの市販用価格 508 円(卸価格)
県学校給食会の意見を聴くために設置した、学校給
食用脱脂粉乳取扱業務移管検討会において具体的な
検討を行った。
その結果、移管後の供給体制等について、各都道
府県学校給食会の了解を取り、移管作業に着手した。
(1)学校給食用脱脂粉乳取扱業務移管検討会の開催
学校給食用脱脂粉乳の取扱概要の説明、移管先、
3
へき地における食に関する支援事業の実施
高度へき地の小・中学校(151 市町村 663 校)に
対し、学校給食用物資の購入に要する経費を補助す
移管方法等の検討を行った。
ることにより、学校給食の充実とその円滑な実施に
開催回数:3 回
寄与した。
(2)全国学校給食会連合会「学校給食ブロック別研
究協議会」における経過等説明
都道府県教育委員会及び学校給食会に対して、
脱脂粉乳の取扱廃止に向けたこれまでの経過及び
今後の進め方について説明を行った。
開催:平成 16 年 5 月、6 月
5 ブロック
(3)全国学校給食会連合会管理委員会における検討
結果の報告
各都道府県学校給食会代表者に対して、学校給食
(1)平成 16 年度補助実績
児童生徒数(人) 補助
補助実績
単価
延べ児童
(円)
(円)
生徒数(人)
小学
21,631
21
421
99,305,100
校
3,989,592
30
中学
11,369
23
242
54,539,288
校
2,056,504
31
33,000
合計
663
− 153,844,388
6,046,096
※補助単価は、1 人 1 食当たり(上段:本土分、下段:
沖縄分)
区分
学校
数
(校)
用脱脂粉乳取扱業務移管検討結果の報告を行った。
開催:平成 17 年 1 月 21 日
NAASH 2004
99
第2章
業務実績報告
(2)平成 17 年度取扱見込み
児童生徒数
(人)
補助単
補助実績
区分
価(円)
(円)
延べ児童
生徒数(人)
小学
18,742
22
407
93,589,946
校
3,647,007
30
中学
9,820
24
235
52,595,232
校
1,908,332
32
28,562
合計
642
− 146,185,178
5,555,339
※補助単価は、1 人 1 食当たり(上段:本土分、下段:
沖縄分)
学校
数
(校)
■中期計画等における目標の達成見通し
センターの脱脂粉乳の取扱いは、諸条件を整え、平
成 18 年 3 月 31 日までの日で政令で定める日をもって
廃止することとされているため、学校現場において混
乱が生じないよう、廃止に向けた供給体制等の諸条件
について検討を進めた。
各都道府県学校給食会からの意見を聴取するため、
平成 15 年度に設置した、学校給食用脱脂粉乳取扱業務
移管検討会において、移管先としての条件及び移管先
の供給に係る具体の事項について検討を行い、検討内
容を報告書としてまとめ、各都道府県学校給食会の了
解を得た後、移管予定先に検討を依頼した。
なお、平成 16 年度の学校給食用脱脂粉乳の供給に当
たっては、関税無税の特典を生かし、都道府県学校給
食会に対して、市場価格の約半額(年間同一価格)で供
給した。
へき地における食に関する支援事業については、平
成 15 年度に引き続き、委託費の見直しと業務の適正円
滑な執行のために実施要綱の改正及び関係文書集を作
成し、関係学校給食会、市町村教育委員会等に配布し
た。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
100 NAASH 2004
Ⅱ
7
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
一般勘定の積立金の使途
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
7 一般勘定の積立金の使途
積立金の使途については、学校における児童生徒等の健康の保持増進に関する以下の事業の初期投資の財
源等に充てる。
① 衛生管理の検査・研修施設の整備
② 健康教育情報ライブラリーの整備
③ 児童生徒等の健康の保持増進に係る業務の充実及び体制の強化
【年度計画】
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
7 一般勘定の積立金の使途
① 衛生管理の検査・研修施設の整備
② 健康教育情報ライブラリーの整備
③ 児童生徒等の健康の保持増進に係る業務の充実及び体制の強化
①
■年度計画における目標設定の考え方
学校給食衛生管理指導者養成事業
一般勘定の積立金の使途については、学校における
衛生管理事業としてセンターが実施している
児童生徒等の健康の保持増進に関する事業の初期投資
「拭取り調査」の対象となる調理場が約 17,000
の財源等に充て、適切に支出する。
か所もあるため、すべての調理場に対して衛生
管理上の問題点や改善すべき点について指導・
■業務実績
助言を行うことが困難なことから、平成 16 年度
1
衛生管理の検査・研修施設の整備
から 3 年計画により、指導・助言を行うことが
衛生管理の向上に資するため、年度計画に基づき、
できる指導者を各県ごとに養成するための衛生
2
検査・研修施設改修のための現施設の現況を調査す
管理指導者養成講習会を開催し、効果的な衛生
ることとし、調査工事を実施した。
管理体制の整備を図ることとした。
健康教育情報ライブラリーの整備
(2)へき地における食に関する支援事業
高度へき地の小・中学校(151 市町村 663 校)に
(1)食に関する情報ライブラリー
学校給食栄養報告のデータ集計は、平成 15 年度
対し、学校給食用物資の購入に要する経費を補助す
に開発したインターネットを利用したデータ入力
ることにより、学校給食の充実とその円滑な実施に
用ソフトウェアに加えて、平成 16 年度は、表計算
寄与した。
ソフトウェアを利用したをデータ入力用ソフトウ
ェア及び集計ソフトを開発し、事務の軽減、利便
性の向上、データ収集の迅速化及び正確性の向上
を図るとともに、信頼性の高い内容の報告書を作
4
一般勘定積立金の支出状況
これらの事業に係る支出については、積立金取り
崩しの目的に沿って、適切に支出された。
成することとし、整備を進めた。
■中期計画等における目標の達成見通し
(2)学校安全に関する情報ライブラリー
災害共済給付オンライン請求システムを通じて
入力されたデータを統計処理し、調査・分析を行
3
一般勘定の積立金の使途については、学校における
児童生徒等の健康の保持増進に関する事業の初期投資
の財源等に充てられ、適切に支出された。
い、学校安全に役立つ各種統計データやタイムリ
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ーな事故防止情報等の提供を行うための基盤整備
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
を行った。
と見込まれる。
児童生徒等の健康の保持増進に係る業務の充実及
び体制の強化
(1)衛生管理体制の整備
NAASH 2004 101
第2章
業務実績報告
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)固定経費の節減状況
【中期目標】
Ⅳ 財務内容の改善に関する事項
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこと等により、固定経費の節減を図
る。
【中期計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこと等により、固定経費の節減を図
る。
【年度計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこと等により、固定経費の節減を図
る。
■年度計画における目標設定の考え方
①
実施(3 件、△1,347 千円)
節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこ
と等により、固定経費の節減を図る。
②
定期刊行物の購読の見直し(4 件、△192 千円)
③
官報、新聞、雑誌等の購読の見直し(2 件、△301
千円)
■業務実績
1
加除式法規集の必要性の見直し及び共同利用の
固定経費の節減状況
管理業務については、本部事務所に係る光熱給水費
をはじめ、消耗品等の全般的な節減を行うとともに効
(5)汎用品の活用及び一般競争入札の積極的な導入
①
事務用品、ОA機器のメディア等を中心に汎用
品を調達
率的な業務運営を行うことにより、固定経費の節減を
図った。(Ⅰ−1−(1)参照)
②
積極的に一般競争入札を導入することによる調
達価格の削減
(1)本部事務所に係る光熱給水費の節減策
①
休憩時間中の室内消灯及びOA機器の電源OF
F、エレベーター利用の自粛
②
冷暖房設備の温度設定(夏季 28℃、冬季 22℃)
及び稼働時間(原則 18 時終了)の調整
③
③
国立競技場における消防設備保守業務について、
国立霞ヶ丘競技場、国立代々木競技場において、
それぞれ 1 件の契約に取りまとめ(削減状況
10
件、△3,216 千円)
節水(給湯、給水)の励行
(6)本部事務所における通信運搬に係る経費の節減
平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴い、本
(2)用紙代の削減策
①
事務連絡等の電子メールの活用
部・各支所間においてIP電話サービスを導入す
②
ミスコピーの防止及び両面印刷の徹底
ることとし、本部事務所においては、平成 16 年 11
③
コピー用紙の一括調達
月下旬から利用を開始した。
(3)印刷製本及び配布に係る経費の節減策
(節減状況
①
■中期計画等における目標の達成見通し
3 件、△4,853 千円)
管理業務については、光熱給水費や用紙代等の節減
NAASHニュース(内部広報誌)をグループ
に努めるとともに、施設別に契約をしていた保守業務
ウェア(サイボウズ)及び支部サイトに掲載し、
委託等を見直し、効率的な業務運営を行うことにより、
紙による配布を廃止(△2,041 千円)
固定経費の節減を図った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
(4)定期購読物等の見直し
(節減状況
102
NAASH 2004
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
9 件、△1,840 千円)
と見込まれる。
Ⅲ
1
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(2)競争的資金の獲得状況
【中期目標】
Ⅳ 財務内容の改善に関する事項
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(2)競技施設の使用料や外部資金などの運営費交付金以外の収入の増加を図る。
【中期計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(2)調査研究を行うに当たっては、積極的に外部からの競争的資金を獲得する。
【年度計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(2)調査研究を行うに当たっては、積極的に競争的資金等外部資金の獲得を図る。
■年度計画における目標設定の考え方
①
研究代表者 4 件
(申請件数 8 件/採択 1 件、継続 3 件)
調査研究を行うに当たり、積極的に科学研究費補助
金等の競争的資金の獲得を図る。
所
管
萌芽
研究
■業務実績
1
研究
種目
競争的資金等外部資金の獲得
JISSにおいて実施する事業との兼ね合いにも
留意しつつ、調査・研究の活性化のため、積極的に
競争的資金等外部資金の獲得に努めた。
(1)科学研究費補助金の採択状況
JISSは、平成 13 年度に科学研究費補助金の
文
部
科
学
省
若手
研究
(B)
交付対象機関の指定を受けており、平成 16 年度(平
成 15 年度に申請)は、研究代表者として採用件数
4 件、交付額 4,700 千円、研究分担者として採用件
数 1 件、交付額 500 千円の資金を獲得した。
申請に際しては、募集要項や申請書類作成の留
意事項等を、JISS内のグループウェアの掲示
板を利用し、研究員に周知するとともに、研究部
会を通して若手研究員に積極的な応募を呼びかけ
た。また、制度変更による対象者の拡大に伴い、
応募を希望する非常勤研究員に対しても研究者番
号を付与するなどの支援体制を整えた。
②
交付額
(千円)
研究課題
磁気共鳴分光法を用いた筋
グリコーゲン測定法の確立
と競技者への応用
複雑な動作の取得に伴う身
体各部の役割の変容からみ
た最適動作の発現様相に関
する研究
携帯型運動量連続測定装置
を応用した運動トレーニン
グ評価システムの開発
ヒト骨格筋を対象としたク
ーリング効果の基礎的及び
応用的検討
※平成 16 年度新規採択
合計 4 件
1,200
700
700
2,100
4,700
研究分担者 1 件
所
管
文
部
科
学
省
研究
種目
基盤
研究
(A)
交付額
(千円)
研究課題
ストリーミング技術を活用
した学校教育用スポーツ関
連デジタルコンテンツの開
発研究
500
なお、平成 17 年度の科学研究費補助金について
は、平成 16 年 11 月に、21 件(基盤研究(B)2
件、基盤研究(C)1 件、萌芽研究 4 件、若手研究
(B)14 件)の申請を行った。
(2)戦略的情報通信研究開発推進制度の採択状況
戦略的情報通信研究開発推進制度については、
筑波大学大田教授の研究グループに参画し、研究
分担者として 7,320 千円の資金を獲得した。なお、
本研究については、プロジェクト研究(ゲーム分
析におけるフィードバックシステムの開発)に組
み込み、相互の研究推進の効率化を図った。
NAASH 2004 103
第2章
①
業務実績報告
研究分担者 1 件
所
管
プログ
ラム名
研究課題
総
務
省
特定領域重
点型研究開
発
ネットワークによる自
由視点映像のライブ配
信とインタラクティブ
提示
交付額
(千円)
7,320
■中期計画等における目標の達成見通し
JISSにおいて実施する事業との兼ね合いにも留
意しつつ、調査・研究の活性化のため、積極的に競争
的資金等外部資金の獲得に努め、科学研究費補助金に
ついては、研究代表者として 4 件、4,700 千円、研究分
担者として 1 件、500 千円の資金を獲得した。また、総
務省の戦略的情報通信研究開発推進制度については、
研究分担者として 1 件、7,320 千円の資金を獲得した。
科学研究費補助金の申請については、申請数が平成
16 年度は 21 件となり、平成 15 年度の 8 件を大きく上
回るとともに、基盤研究への申請も行った。これは、
JISS内の研究員に対して周知を図ったことにより、
制度の趣旨が理解されてきたことが大きな要因と言え
る。今後も、積極的な応募を呼びかけるとともに、科
学研究費補助金の実施体制や資金管理体制についても
充実させていく。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
104
NAASH 2004
Ⅲ
1
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(3)運営費交付金以外の収入の状況
【中期目標】
Ⅳ 財務内容の改善に関する事項
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(2)競技施設の使用料や外部資金などの運営費交付金以外の収入の増加を図る。
【中期計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(3)スポーツ施設の使用料や外部資金などの運営費交付金以外の収入の増加を図る。
【年度計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(3)運営費交付金以外の収入の増加を図るため、スポーツ施設の使用料や寄付の受入れ等の増加に努める。
■年度計画における目標設定の考え方
④
スポーツ及び健康教育普及事業収入
⑤
その他の自己収入
出版事業収入等が減少したことによる減収
運営費交付金以外の収入の増加を図るため、スポー
ツ施設の使用料の増収や寄付金等の積極的受入れ等、
自己収入の増加に努める。
受託事業収入、寄付金収入及び余裕金の運用に
よる増収
■業務実績
1
スポーツ施設の使用料等の収入状況
(2)自己収入の確保の方策
運営費交付金以外の収入の増加を図るため、基金
①
資産の効率的な運用、スポーツ施設の使用料や寄付
運用利率のアップを図るため、平成 16 年 6 月に
金の受入れ等の増加に努めた。
利率 1.4%の地方債(10 年債)のうち 24 億円を売
(1)運営費交付金以外の収入の状況
区分
基金運用収入
国立競技場運営
収入
国立スポーツ科
学センター運営
収入
スポーツ及び健
康教育普及事業
収入
その他の自己収
入※
(単位:千円)
増減率(%)
計画額(A)
実績額(B) ((B−A)÷A)
×100
648,727
680,343
4.87
2,249,722
2,203,452
△2.06
411,002
326,208
△20.63
104,922
89,643
△14.56
51,905
100,671
93.95
却し、利率 2.57%の地方債(20 年債)24 億円を購
入した。
②
利用団体の要望等を考慮した施設の改修(芝生
拡張工事、陸上競技場スタンド改修工事)を実施
を行い、利用の増加に努めた。また、利用者のニ
ーズを踏まえ、利用規程を改正し、ラグビー場及
び国立代々木競技場第二体育館の利用区分におけ
る一般利用(スポーツ以外)や、トレーニングセ
基金運用収入
ンター利用者の増加を図るため、従来の 3 ヶ月定
期のみから、1 ヶ月定期、6 ヶ月定期及び家族割引
を新設した。
③
酸素プール改修工事)を実施するとともに、競技
による増収
国立競技場運営収入
国際試合等が他のサッカースタジアムとの分散
開催などにより、利用が減少したことによる減収
③
国立スポーツ科学センター運営収入
アテネオリンピック開催のため、競技団体等の
利用率が低下したことによる減収
国立スポーツ科学センター運営収入
競技団体の要望に基づき、施設の一部改修(低
利回りの良い有価証券への買替えを行ったこと
②
国立競技場運営収入
するとともに、利用団体等へ利用促進の働きかけ
合計
3,466,278
3,400,317
△1.90
※受託事業収入、寄付金収入、営業外収入、利息収入、そ
の他収入の合計
①
基金運用収入
団体等へ利用促進の働きかけを強化した。
④
受託事業収入
総務省からの受託研究(戦略的情報通信研究開
発推進制度
筑波大学との共同研究
3 年間)の初
年度として約 732 万円を受け入れるなど、積極的
に外部資金の獲得に努めた。
NAASH 2004 105
第2章
⑤
業務実績報告
寄付金収入
ア
社会経済状況が厳しい中、スポーツ界におけ
る実績と必要性をアピールしつつ、平成 15 年度
に制定した「寄付金取扱規則」等を踏まえ、民
間企業に対して継続的な寄付に繋がる活動を積
極的に働きかけ、また、スポーツ関連団体等と
連携した企画を実施するなど、新たな資金の確
保実現に努めた。
イ
研究寄付金 100 万円を受入れた。
(平成 16 年 6
月)
ウ
国立大学及び企業の協力の下、寄付金付自動
販売機を増設(平成 16 年 3 月末 227 台→平成 17
年 3 月末現在 237 台)し、その売上の一部の寄
付を受けた。
■中期計画等における目標の達成見通し
スポーツ振興基金の運用については、保有している
有価証券の買替えを行い、運用収入の確保に努めた。
国立競技場については、2002 年サッカーワールドカ
ップを契機として、各地にスタジアムが建設されたこ
とから、国際試合等が分散開催となる傾向にあるため、
陸上競技場運営収入の減少が予想されることを踏まえ、
競技団体や個人利用者等へ働きかけるなどの方策を実
施したことにより計画額に対して若干の減収に留める
ことができた。なお、平成 17 年度においては、引き続
き利用団体に利用促進を働きかけることで、増収を目
指す。
JISSについては、平成 16 年度中にアテネオリン
ピックが開催されたことから、全体的に競技団体等の
利用が減少したため、計画額に対して減収となったが、
平成 17 年度においては、引き続き競技団体等に利用促
進を働きかけることで、増収を目指す。
その他、受託事業及び寄付金の受入れ等により、増
収に努めた。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
106
NAASH 2004
Ⅲ
2
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
資金の運用及び管理
【中期目標】
Ⅳ 財務内容の改善に関する事項
2 資金の運用及び管理
資金の運用及び管理において、運用基準を定め、安全かつ安定的な運用を図る。
【中期計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
2 資金の運用及び管理
専任の職(資金管理主幹)を設置し、継続的に金利情報等の収集及び分析を行うとともに、運用基準等を定
め、安全かつ安定的な運用を図る。
【年度計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
2 資金の運用及び管理
安全かつ安定的な資金の運用を図るため、資金管理主幹により、継続的に資金の管理・運用に係る情報等の
収集、分析及び提供を行うとともに、資金管理委員会を定期的に開催し、資金の運用状況を確認する。
また、必要に応じて、安全な金融機関の選択や効率的な金融商品の選択等に関する運用基準の見直しを行う。
■年度計画における目標設定の考え方
イ
主務大臣より有価証券の指定を受けたことに
資金管理主幹により、継続的に情報等の収集、分析
よるスポーツ振興基金とその他の余裕金の管理
及び提供を行うとともに、資金管理委員会を定期的に
及び運用に関する要綱等の整理、統合(案)に
開催し、資金の運用状況を確認する。
ついて
安全な金融機関の選択や効率的な金融商品の選択等
に関する運用基準の見直しを行う。
ウ
ペイオフ解禁について
エ
金融情勢の現状と金融機関の安全性について
オ
1
センターにおける主たる取引銀行の選定(案)
について
■業務実績
安全かつ安定的な資金運用の実施
資金管理主幹により、継続的に資金の管理・運用
(3)運用基準の見直し
に係る情報等の収集、分析及び提供を行い、安全か
資金の運用に関する基準について、スポーツ振
つ安定的な資金運用を適切に実施するとともに、資
興基金とその他の余裕金のそれぞれに要綱及び要
金管理委員会を定期的に開催し、資金の運用状況を
領が規定されていたため、運用基準の見直しを行
確認した。また、安全な金融機関の選択や効率的な
い、センターとして統一した運用基準(資金の管
金融商品の選択等に関する運用基準の見直しを行っ
理及び運用に関する要綱及び要領)を、平成 16 年
た。
9 月 30 日付で制定した。
(1)資金の管理・運用に係る情報等の収集、分析及
び提供
随時、債券金利情報等の取得や、インターネッ
(4)主務大臣の指定により取得できる有価証券の指
定
トを活用した取引金融機関の格付け情報及び経営
独立行政法人通則法第 47 条第 1 号の規定に基づ
状況等の資料収集を行い、分析及び各部署への情
き、主務大臣の指定により取得できる有価証券に
報提供を行った。
ついて、平成 16 年 4 月 20 日付で文部科学大臣の
指定を受けた。
(2)資金管理委員会の開催状況
センター各部署における資金の運用状況の確認
や資金の管理・運用に係る情報の共有を図るため、
①
②
(5)安全な金融機関の選択
平成 17 年 4 月 1 日からの支部組織再編に合わせ
センターの資金運用を担当する部署の役職員によ
て、新たにセンターの主たる取引銀行(資金運用
り構成される資金管理委員会を定期的(四半期毎)
及び投票業務に関する委託金融機関分を除く。)1
に開催した。
行を平成 16 年 11 月 9 日に選定した。
開催回数:4 回
検討内容:
ア
センター各部署における資金の運用状況につ
いて
NAASH 2004 107
第2章
業務実績報告
(6)スポーツ振興基金資産の効率的運用
(Ⅱ−3−(6)参照)
①
平成 16 年 3 月に満期償還となった地方債(10 年
債)12 億円について、平成 16 年 4 月以降は利率上
昇傾向であるとの専門家の意見を参考に、好転す
るまでの間、定期預金で運用し、新発国債の利率
を勘案の上、平成 16 年 5 月に利率 2.26%の地方債
(20 年債)12 億円を購入した。
②
運用利率のアップを図るため、平成 16 年 6 月に
利率 1.4%の地方債(10 年債)のうち 24 億円を売
却し、利率 2.57%の地方債(20 年債)24 億円を購
入した。
■中期計画等における目標の達成見通し
安全かつ安定的な資金の運用を図るため、資金管理
主幹により、継続的に金利情報等の収集、分析及び提
供を行うとともに、センター各部署における資金の運
用状況の確認や資金の管理・運用に係る情報の共有を
図るため、資金管理委員会を定期的(四半期毎)に開
催した。また、効率的な資金運用を図るため、運用範
囲の拡大として、主務大臣の指定により取得できる有
価証券について文部科学大臣の指定を受け、新たにセ
ンター全体としての運用基準を制定した。
金利情報の収集、分析に当たっては、金融機関から
の債券金利情報等の取得や、インターネットを活用し
た取引金融機関の格付け情報、経営状況及びペイオフ
対策等の資料収集を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
108
NAASH 2004
Ⅲ
3
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
平成16年度の予算(人件費を含む。
)、収支計画及び資金計画
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
3 期間全体に係る予算(人件費の見積りを含む。
)
(1)総計
別表−1のとおり
(2)一般勘定
別表−2のとおり
(3)投票勘定
別表−3のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−4のとおり
(5)免責特約勘定
別表−5のとおり
(6)特例業務勘定
別表−6のとおり
4 期間全体に係る収支計画
(1)総計
別表−7のとおり
(2)一般勘定
別表−8のとおり
(3)投票勘定
別表−9のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−10のとおり
(5)免責特約勘定
別表−11のとおり
(6)特例業務勘定
別表−12のとおり
5 期間全体に係る資金計画
(1)総計
別表−13のとおり
(2)一般勘定
別表−14のとおり
(3)投票勘定
別表−15のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−16のとおり
(5)免責特約勘定
別表−17のとおり
(6)特例業務勘定
別表−18のとおり
【年度計画】
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
3 平成16年度の予算(人件費の見積りを含む。
)
(1)総計
別表−1のとおり
(2)一般勘定
別表−2のとおり
(3)投票勘定
別表−3のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−4のとおり
(5)免責特約勘定
別表−5のとおり
(6)特例業務勘定
別表−6のとおり
4 平成16年度の収支計画
(1)総計
別表−7のとおり
(2)一般勘定
別表−8のとおり
(3)投票勘定
別表−9のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−10のとおり
(5)免責特約勘定
別表−11のとおり
(6)特例業務勘定
別表−12のとおり
5 平成16年度の資金計画
(1)総計
別表−13のとおり
(2)一般勘定
別表−14のとおり
(3)投票勘定
別表−15のとおり
(4)災害共済給付勘定
別表−16のとおり
(5)免責特約勘定
別表−17のとおり
(6)特例業務勘定
別表−18のとおり
■年度計画における目標設定の考え方
別表 1∼18 のとおり計画した予算、収支計画及び資金計画について、適正に執行する。
NAASH 2004 109
第2章
業務実績報告
■業務実績
1
予算(人件費の見積りを含む。)
【別表−1】
平成16年度計画予算(総計)
(単位:百万円)
区分
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
災害共済給付補助金
基金運用収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
受託事業収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入
その他収入
児童生徒等健康保持増進事業積立
金取崩額
前年度よりの繰越金より受入
計
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費
国立スポーツ科学センター運営費
スポーツ振興基金事業費
スポーツ及び健康教育普及事業費
スポーツ振興投票業務運営費
スポーツ振興投票助成事業費
学校給食物資供給事業費
給付金
受託事業費
人件費
一般管理費
施設整備費
払戻返還金
国庫納付金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
一般勘定繰入金
その他支出
計
計画額
実績額
差額
5,086
728
2,473
649
2,250
411
105
26,177
16,233
449
589
1
41
5
197
4
761
5,086
727
2,473
680
2,203
326
90
15,842
16,352
435
553
7
46
3
197
44
21
677
0
△1
0
31
△47
△85
△15
△10,335
119
△14
△36
6
5
△2
0
40
21
△84
74
56,233
189
45,951
115
△10,282
14,490
856
1,914
1,153
1,119
8,410
589
449
18,168
1
4,338
459
728
12,225
1,761
3,522
197
55,889
13,767
934
1,759
1,055
942
8,135
553
389
20,108
7
4,551
414
727
7,377
49
98
197
3
47,298
△723
78
△155
△98
△177
△275
△36
△60
1,940
6
213
△45
△1
△4,848
△1,712
△3,424
0
3
△8,591
[注記]
勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされ
ている場合には相殺している。
※注 計画額及び実績額において、計上する金額が百万円未満の
場合は「0」とし、計上する金額がゼロ又は科目を変更した場
合は「-」とした(以下別表 18 まで同じ。
)。
[参考]
国からの収入(運営費交付金、施設整備費補助金及び災害共済
給付補助金)が法人全体の収入に占める割合は 18%である。
110
NAASH 2004
【別表−2】
平成16年度年度計画予算(一般勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
差額
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
基金運用収入 ※1
国立競技場運営収入 ※2
国立スポーツ科学センター運営収入※3
スポーツ及び健康教育普及事業収入※4
受託事業収入 ※5
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入 ※6
その他収入 ※7
児童生徒等健康保持増進事業積立金
取崩額 ※8
前年度よりの繰越金より受入※9
計
5,086
728
649
2,250
411
105
1
41
5
197
0
761
5,086
727
680
2,203
326
90
7
46
3
197
43
2
677
0
△1
31
△47
△85
△15
6
5
△2
0
43
2
△84
74
10,308
189
10,276
115
△32
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費 ※10
国立スポーツ科学センター運営費※11
スポーツ振興基金事業費 ※12
スポーツ及び健康教育普及事業費※13
受託事業費 ※14
人件費 ※15
一般管理費 ※16
施設整備費
計
5,042
856
1,914
1,153
1,119
1
4,147
390
728
10,308
4,690
934
1,759
1,055
942
7
4,402
380
727
10,206
△352
78
△155
△98
△177
6
255
△10
△1
△102
※1
有価証券売却による増
※2
国立競技場施設の利用の減
※3
国立スポーツ科学センター施設の利用の減
※4
出版事業収入の減
※5 及び 14
総務省受託研究の増
※6
余裕金の運用による増
※7
保険手数料による増
※8
積立金事業費の節約による取崩額の減
※9
退職金費用の増による繰越金の受入増
※10 業務委託費及び修繕費の増
※11 利用減に伴う経費の減
※12 事業量の減
※13 積立金事業費の節約による減
※15 退職金費用の増
※16 節約による減
Ⅲ
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
【別表−4】
平成16年度年度計画予算(災害共済給付勘定)
(単位:百万円)
【別表−3】
平成16年度年度計画予算(投票勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
差額
[収 入]
スポーツ振興投票事業収入※1
スポーツ振興投票事業準備金戻入※2
利息収入
その他収入
計
26,177
589
0
26,766
15,842
553
0
0
16,395
△10,335
△36
0
0
△10,371
[支 出]
業務経費
スポーツ振興投票業務運営費※3
スポーツ振興投票助成事業費※4
人件費 ※5
一般管理費 ※6
払戻返還金 ※7
国庫納付金 ※8
スポーツ振興投票事業準備金繰入※9
計
8,999
8,410
589
191
68
12,225
1,761
3,522
26,766
8,688
8,135
553
149
34
7,377
49
98
16,395
△311
△275
△36
△42
△34
△4,848
△1,712
△3,424
△10,371
区分
計画額
実績額
差額
[収 入]
災害共済給付補助金
共済掛金収入 ※1
免責特約勘定より受入 ※2
利息収入
その他収入 ※3
計
2,473
15,605
463
4
18,545
2,473
15,717
253
1
15
18,459
0
112
△210
△3
15
△86
[支 出]
給付金 ※4
一般勘定繰入金
計
18,168
197
18,365
20,108
197
20,305
1,940
0
1,940
※1
※2
※3
※4
加入者の増
免責特約該当金額の減
給付金返還額の増
給付額の増
※1 投票券発売収入の減
※2 助成事業費の減
※3、7、8 及び 9 投票券発売収入の減に伴う減
※4 事業量の減
※5 職員数の削減による減
※6 節約による減
【別表−6】
平成16年度年度計画予算(特例業務勘定)
(単位:百万円)
【別表−5】
平成16年度年度計画予算(免責特約勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
差額
区分
[収 入]
共済掛金収入 ※1
利息収入
計
628
0
628
635
0
635
7
0
7
[支 出]
災害共済給付勘定へ繰入 ※2
計
463
463
253
253
△210
△210
[収 入]
物資売渡収入 ※1
利息収入
その他収入 ※2
計
[支 出]
業務経費
学校給食物資供給事業費※3
※1
※2
加入者の増
免責特約該当金額の減
その他支出
※1
※2
※3
※4
※4
計
計画額
実績額
差額
449
449
435
0
4
439
△14
0
4
△10
449
449
449
389
389
3
392
△60
△60
3
△57
物資取扱数量の減
為替精算による収入
円高による買入費の減
為替精算による支出
NAASH 2004 111
第2章
2
業務実績報告
収支計画
【別表-7】
平成16年度年度計画収支計画(総計)
(単位:百万円)
区分
費用の部
経常費用
業務経費
給付金
払戻返還金
受託事業費
国庫納付金
一般管理費
一般勘定繰入金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
支払備金繰入
財務費用
支払利息
雑損
臨時損失
スポーツ振興投票事業準備金繰入
その他臨時損失
計画額
58,517
58,517
18,267
18,169
12,225
1
1,761
1,020
197
3,522
3,355
-
実績額
61,725
52,319
23,282
20,108
7,377
7
49
1,149
197
27
121
121
2
9,406
98
9,308
差額
3,208
△6,198
5,015
1,939
△4,848
6
△1,712
129
0
△3,522
△3,328
121
121
2
9,406
98
9,308
58,136
58,136
5,160
2,473
2,250
411
105
26,177
16,233
449
655
1
197
41
5
3,385
589
5
5
-
44,848
44,269
5,157
2,383
88
90
2,203
326
90
15,842
16,352
434
661
39
7
197
49
264
17
17
0
51
2
49
19
579
553
26
△13,288
△13,867
△3
△90
88
90
△47
△85
△15
△10,335
119
△15
6
39
6
0
8
△5
△3,121
17
17
0
△589
46
△3
49
19
579
553
26
△381
△16,877
△16,496
児童生徒等健康保持増進事業積立金
取崩額
759
394
△365
総利益(△総損失)
378
△16,483
△16,861
収益の部
経常収益
運営費交付金収益
補助金収益
施設費収益
補助金収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
有価証券売却益
受託事業収入
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入
支払備金戻入
資産見返負債戻入
資産見返運営費交付金戻入
資産見返寄付金戻入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
財務収益
受取利息
その他の財務収益
雑益
臨時利益
スポーツ振興投票事業準備金戻入
退職給付引当金戻入
純利益(△純損失)
[注記]
勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされてい
る場合には相殺している。
112
NAASH 2004
【別表-8】
平成16年度年度計画収支計画(一般勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
差額
費用の部
経常費用
業務経費 ※1
受託事業費 ※2
一般管理費 ※3
財務費用
支払利息 ※4
9,578
9,578
8,562
1
1,015
-
9,195
9,195
8,038
7
1,136
14
14
△383
△383
△524
6
121
14
14
収益の部
経常収益
運営費交付金収益 ※5
施設費収益 ※6
国立競技場運営収入 ※7
国立スポーツ科学センター運
営収入 ※8
スポーツ及び健康教育普及事
業収入 ※9
利息及び配当金収入
有価証券売却益 ※10
受託事業収入 ※11
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入 ※12
資産見返負債戻入 ※13
資産見返運営費交付金戻入
資産見返寄付金戻入
財務収益
受取利息
その他の財務収益 ※14
雑益 ※15
8,825
8,825
5,160
2,250
411
8,887
8,887
5,157
88
2,203
326
62
62
△3
88
△47
△85
105
90
△15
655
1
197
41
5
0
0
-
661
39
7
197
49
17
17
0
49
0
49
4
6
39
6
0
8
△5
17
17
0
49
0
49
4
純利益(△純損失)
△753
△308
445
759
394
△365
6
86
80
児童生徒等健康保持増進事業積
立金取崩額 ※16
総利益(△総損失)
※1 国立スポーツ科学センター運営費等の節約による減
※2 及び 11 総務省受託研究の増
※3 退職金費用の増
※4 リース資産の支払利息による増
※5 資産見返負債計上額(118 百万円)の減及び退職金費用相
当額(115 百万円)の増
※6 施設整備費補助金の費用相当額の増
※7 国立競技場施設の利用の減
※8 国立スポーツ科学センター施設の利用の減
※9 出版事業収入の減
※10 有価証券買替(ローリング)のための売却による増
※12 雑益への科目変更による減
※13 減価償却費相当額の資産見返負債戻入益の増
※14 余裕金の運用による増
※15 保険手数料による増
※16 償却資産相当額の資本剰余金振替(283 百万円)及び経費
の節減による減
Ⅲ
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
【別表-9】
平成16年度年度計画収支計画(投票勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
【別表-10】
平成16年度年度計画収支計画(災害共済給付勘定)
(単位:百万円)
差額
区分
費用の部
経常費用
業務経費 ※1
払戻返還金 ※2
国庫納付金 ※3
一般管理費 ※4
スポーツ振興投票事業準備金繰入 ※5
財務費用
支払利息 ※6
臨時損失
スポーツ振興投票事業準備金繰入 ※7
その他臨時損失 ※8
26,769
26,769
9,256
12,225
1,761
5
3,522
-
31,796
22,390
14,845
7,377
49
13
106
106
9,406
98
9,308
5,027
△4,379
5,589
△4,848
△1,712
8
△3,522
106
106
9,406
98
9,308
収益の部
経常収益
スポーツ振興投票事業収入 ※9
スポーツ振興投票事業準備金戻入※10
財務収益
受取利息
雑益
臨時利益
スポーツ振興投票事業準備金戻入 ※11
退職給付引当金戻入 ※12
26,767
26,767
26,177
589
1
1
-
16,421
15,842
15,842
0
0
0
579
553
26
△10,346
△10,925
△10,335
△589
△1
△1
0
579
553
26
純利益(△純損失)
△2
△15,375
△15,373
総利益(△総損失)
△2
△15,375
△15,373
計画額
実績額
差額
費用の部
経常費用
給付金 ※1
一般勘定繰入金
支払備金繰入 ※2
21,394
21,394
18,169
197
3,028
20,305
20,305
20,108
197
-
△1,089
△1,089
1,939
0
△3,028
収益の部
経常収益
補助金収益 ※3
補助金収入 ※4
共済掛金収入 ※5
免責特約勘定より受入※6
支払備金戻入 ※7
財務収益
受取利息
雑益
21,605
21,605
2,473
15,605
463
3,060
4
4
-
18,723
18,723
2,383
90
15,717
253
264
1
1
15
△2,882
△2,882
△90
90
112
△210
△2,796
△3
△3
15
純利益(△純損失)
211
△1,582
△1,793
総利益(△総損失)
211
△1,582
△1,793
※1 給付額の増
※2 及び 7 支払備金の計上方法の変更(洗替から差額計上)
による減
※3 及び 4 要保護・準要保護児童生徒共済掛金保護者支出分
充当補助分を補助金収入科目に変更
※5 加入者の増
※6 免責特約該当金額の減
※1 平成 16 年度分の業務委託費未払額(初期投資額等)を計上したことに
よる増
※2 投票券発売収入の減に伴う減
※3 独立行政法人日本スポーツ振興センターに関する省令附則第 3 条の規定
による文部科学大臣告示により、運営費の制限が変更されたことに伴う減
※4 共通経費分の増
※5 及び 7 経常費用から臨時損失への区分変更
上記※3 の理由による減
※6 平成 15 年度分の業務委託費に係る繰延利息を計上したことによる増
※8 平成 14、15 年度分の業務委託費未払額(初期投資額等)を計上したこ
とによる増
※9 投票券発売収入の減
※10 及び 11 経常収益から臨時利益への区分変更
助成事業費の減
※12 退職給付引当金計上額の減に伴う戻入益の増
【別表-11】
平成16年度年度計画収支計画(免責特約勘定)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
【別表-12】
平成16年度年度計画収支計画(特例業務勘定)
(単位:百万円)
差額
区分
計画額
実績額
差額
費用の部
経常費用
災害共済給付勘定へ繰入※1
支払備金繰入 ※2
790
790
463
327
280
280
253
27
△510
△510
△210
△300
費用の部
経常費用
業務経費 ※1
雑損 ※2
449
449
449
-
402
402
400
2
△47
△47
△49
2
収益の部
経常収益
共済掛金収入 ※3
支払備金戻入 ※4
財務収益
受取利息
953
953
628
325
0
0
635
635
635
0
0
△318
△318
7
△325
0
0
収益の部
経常収益
物資売渡収入 ※3
財務収益
受取利息
449
449
449
-
435
435
434
1
1
△14
△14
△15
1
1
純利益(△純損失)
0
33
33
純利益(△純損失)
163
355
192
総利益(△総損失)
0
33
33
総利益(△総損失)
163
355
192
※1 免責特約該当金額の減
※2 及び 4 支払備金の計上方法の変更(洗替から差額計上)によ
る減
※3 加入者の増
※1
※2
※3
円高による買入費の減
為替精算による支出の増
物資供給数量の減
NAASH 2004
113
第2章
3
業務実績報告
資金計画
【別表−14】
平成16年度年度計画資金計画(一般勘定)
(単位:百万円)
【別表−13】
平成16年度年度計画資金計画(総計)
(単位:百万円)
区分
計画額
実績額
差額
区分
計画額
実績額
差額
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
財務活動による支出
次年度へ繰越
53,392
39,268
2,383
11,741
89,595
43,843
36,910
236
8,606
36,203
4,575
34,527
236
△3,135
資金支出
業務活動による支出 ※1
投資活動による支出 ※2
財務活動による支出 ※3
次年度へ繰越
14,351
9,578
2,383
2,390
25,328
13,667
7,126
965
3,570
10,977
4,089
4,743
965
1,180
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター
運営収入
スポーツ及び健康教育普及
事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
基金業務における利息及び
配当金収入
基金業務における有価証券
の売却による収入
基金業務における有価証券
の償還による収入
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入
その他の収入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入
53,392
41,140
5,086
2,250
395
89,595
40,116
5,086
2,188
323
36,203
△1,024
0
△62
△72
105
93
△12
14,351
8,745
5,086
2,250
395
105
649
-
25,328
12,602
5,086
2,188
323
93
45
642
10,977
3,857
0
△62
△72
△12
△604
642
13,433
16,233
449
653
-
8,420
16,353
436
46
642
△5,013
120
△13
△607
642
-
2,422
2,422
-
1,557
1,557
-
2,422
2,422
-
1,557
1,557
1
2,489
41
5
2,626
1,898
0
728
9,626
2,473
46
31
40,014
39,072
942
16
14
2
9,449
△1
△16
5
△5
31
37,388
△1,898
0
39,072
214
16
14
2
△177
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入 ※4
国立スポーツ科学センター運営収入※5
スポーツ及び健康教育普及事業収入※6
利息及び配当金収入 ※7
基金業務における利息及び
配当金収入 ※8
基金業務における有価証
の売却による収入 ※9
基金業務における有価証
の償還による収入 ※10
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入 ※11
災害共済給付勘定受入金による収入
その他の収入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入※12
長期性預金等の解約による収入
定期預金の払戻しによる収入※13
施設費による収入 ※14
財務活動による収入
消費税等の還付による収入
民間出えん金の受入による収入
短期貸付金の回収による収入※15
前年度よりの繰越
1
16
41
5
197
2,626
1,898
0
728
2,980
46
197
3
8,048
7,106
942
746
14
2
730
3,932
△1
△16
5
△5
0
3
5,422
△1,898
0
7,106
214
746
14
2
730
952
長期性預金等の解約による収入
定期預金の払戻しによる収入
施設費による収入
財務活動による収入
消費税等の還付による収入
民間出えん金の受入による収入
前年度よりの繰越
[注記]
勘定間の繰入及び受入額並びに勘定間の借入れ及び返済額
については、相殺している。
114
NAASH 2004
※1
※2
※3
※4
※5
※6
※7
※8
※9
※10
※11
※12
※13
※14
※15
基金業務における有価証券取得による増
定期預金の預入による増
短期貸付金の貸付及びリース債務返済による増
国立競技場施設の利用の減
国立スポーツ科学センター施設の利用の減
出版事業収入の減
基金業務分を科目変更したことによる減
基金業務分の科目新設による増
有価証券の売却を行ったための増
有価証券の満期償還による増
その他の収入への科目変更による減
業務活動による収入への科目変更による減
定期預金の払戻しによる増
施設整備費補助金の精算分の増
勘定間の融通に係る短期貸付金の回収による増
Ⅲ
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
【別表−16】
平成16年度年度計画資金計画(災害共済給付勘定)
(単位 : 百万円)
【別表−15】
平成16年度年度計画資金計画(投票勘定)
(単位 : 百万円)
区分
計画額
実績額
差額
資金支出
業務活動による支出 ※1
財務活動による支出
次年度へ繰越
14,969
11,072
3,897
11,557
9,576
1
1,980
△3,412
△1,496
1
△1,917
資金収入
業務活動による収入
スポーツ振興投票事業収入※2
利息及び配当金収入
その他の収入 ※3
前年度よりの繰越
14,969
13,434
13,433
1
1,535
11,557
8,433
8,420
0
13
3,124
△3,412
△5,001
△5,013
△1
13
1,589
※1
※2
※3
投票券発売収入の減に伴う支出の減
投票券発売収入の減
助成金返還金の増
区分
44,653
20,305
22,584
730
1,034
22,603
1,939
22,584
730
△2,650
資金収入
業務活動による収入
共済掛金収入 ※4
補助金等収入
免責特約勘定より受入※5
利息及び配当金収入
その他の収入 ※6
投資活動による収入
定期預金の払戻しによる収入※7
財務活動による収入
短期借入れによる収入※8
22,050
18,544
15,605
2,473
463
3
-
44,653
18,460
15,718
2,473
253
1
15
23,666
23,666
730
730
22,603
△84
113
0
△210
△2
15
23,666
23,666
730
730
3,506
1,797
△1,709
差額
資金支出
業務活動による支出 ※1
投資活動による支出 ※2
次年度へ繰越
1,926
463
1,463
8,615
253
6,800
1,562
6,689
△210
6,800
99
資金収入
業務活動による収入
共済掛金収入 ※3
利息及び配当金収入
投資活動による収入
定期預金の払戻しによる収入※4
前年度よりの繰越
1,926
628
628
0
1,298
8,615
635
635
0
7,900
7,900
80
6,689
7
7
0
7,900
7,900
△1,218
※1
※2
※3
※4
免責特約該当金額の減
定期預金の預入による増
加入者の増
定期預金の払戻しによる増
給付金の増
定期預金の預入による増
短期借入金の返済による増
加入者の増
免責特約該当金額の減
給付金返還金の増
定期預金の払戻しによる増
勘定間の融通に係る短期借入金の借入れによる増
【別表−18】
平成16年度年度計画資金計画(特例業務勘定)
(単位:百万円)
【別表−17】
平成16年度年度計画資金計画(免責特約勘定)
(単位:百万円)
実績額
差額
22,050
18,366
3,684
※1
※2
※3
※4
※5
※6
※7
※8
計画額
実績額
資金支出
業務活動による支出 ※1
投資活動による支出 ※2
財務活動による支出 ※3
次年度へ繰越
前年度よりの繰越
区分
計画額
区分
計画額
実績額
差額
資金支出
業務活動による支出 ※1
投資活動による支出 ※2
次年度へ繰越
756
449
307
1,352
492
400
460
596
43
400
153
資金収入
業務活動による収入
物資売渡収入 ※3
利息及び配当金収入
投資活動による収入
定期預金の払戻しによる収入※4
前年度よりの繰越
756
449
449
307
1,352
436
436
0
400
400
516
596
△13
△13
0
400
400
209
※1
※2
※3
※4
前年度買掛金等の本年度支出による増
定期預金の預入による増
物資取扱数量の減
定期預金の払戻しによる増
NAASH 2004 115
第2章
4
業務実績報告
区分
競技強化支援
事業費
人件費
一般管理費
及び業務経費
合計
財務内容の分析
(1)総合的な分析
①
予算
センター全体の収入に占める国からの収入の割
合は 18%であり、残りは施設運営収入等の自己収
計画額(千円)
実績額(千円)
587,261
513,683
4,054,626
4,325,507
518,262
435,615
5,160,149
5,274,805
入である。計画額と実績額の比較による分析は以
下のとおりである。
(3)運営費交付金債務及び運営費交付金収益の明細
国立競技場の運営事業では、他の競技場による
(単位:百万円)
見直し等経費の節減を図り、収支の均衡に努めた。
290
−
−
5,086
上段:交付年度
下段:交付年度
スポーツ振興投票業務は、「当たる確率が低い」
等の理由により投票券発売収入が計画どおりに伸
びなかったことから、運営費の削減に努めた。
スポーツ振興基金及びスポーツ振興くじによる
①
0
0
計
189
5,086
101
0
平成 15 年度交付金の振替額 189 百万円は、人件
助成事業は、助成団体の事業縮小等により、実績
額が計画額を下回った。
189
0
4,968
118
平成 15 年度
平成 16 年度
資
本
剰
余
金
期末残高
が計画額を下回ったため、設備保守の調達方法の
当期振替額
資産見返運
営費交付金
よる競技団体の施設利用減等により、各々の収入
運営費交 付
金収益
期首残高
SSの運営事業では、アテネオリンピック開催に
当期交付額
サッカー国際試合の分散開催により、また、JI
費(退職金費用)に係るものである。
②
平成 16 年度の資産見返交付金への振替額 118 百
災害共済給付事業は、国、学校の設置者及び保
万円は、国立スポーツ科学センター低酸素プール
護者の三者による互助共済制度であるが、学校の
設備(42 百万円)、国立代々木競技場一般食堂空調
管理下での災害における医療費の増加等により収
設備(28 百万円)等の償却資産分に係るものであ
支の均衡が図られなくなったため、共済掛金額の
る。
改定及び給付の改善を盛り込んだ政省令の一部改
正が、平成 17 年 4 月から施行されることとなった。
これにより、今後、収支の改善が図られると考え
られる。
人件費及び一般管理費については、定員削減計
(4)目的積立金の執行状況
一般勘定の積立金の執行に当たっては、中期計
画に定めた児童生徒等の健康の保持増進に関する
事業について、適切に執行した。(Ⅱ−7参照)
画に沿った給与の削減及び固定経費の節減を図っ
たが、支部組織再編に伴う自己都合退職者が生じ
たため、退職金費用が計画額を大幅に上回った。
このため、運営費交付金債務残額を取り崩して収
支の均衡を図った。
②
収支計画
各勘定において、是正措置を講じており、災害
共済給付事業については、共済掛金額の改定等、
また、投票事業については、購入者のニーズに沿
った新くじの発売等による売上の拡大及び平成 18
年(2006 年シーズン)からの、センター自ら業務
を行う直接運営方式での効率的な運営による経費
の削減など、長期的な視点に立った収益の改善を
図ることとしている。
③
資金計画
民間から資金を調達することもなく、適正に実
施した。
(2)運営費交付金の執行状況
運営費交付金の収益化については、費用進行基
準を適用している。
116
NAASH 2004
区分
衛生管理の検査・研修施
設の整備
健康教育情報ライブラリ
ーの整備
児童生徒等の健康の保持
増進に係る業務の充実及
び体制の強化
合計
計画額
(千円)
実績額
(千円)
2,000
1,628
565,045
500,141
193,956
174,901
761,001
676,670
(5)還付消費税を財源とする積立金及び流動資産の
状況
国からの現物出資に係る平成 15 年度の還付消費
税 597,573 千円については、一般勘定において適
切に管理を行った。
(6)人件費予算の分析等
給与(法定福利費を含む。)は、その支出対象と
なる常勤職員数が、平成 16 年度期初 400 人に対し
て、期中において採用者 7 人、退職者 51 人で、平
成 16 年度期末 356 人となっており、平成 16 年度
期初に対して、44 人の減となったことから、計画
Ⅲ
予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
額に比して 172,629 千円の減となった。また、退
国立競技場及びJISSの運営事業では、他の競技
職金費用は、平成 17 年 4 月からの支部組織再編に
場によるサッカー国際試合の分散開催やアテネオリン
伴い、平成 16 年度中に自己都合退職者が生じたこ
ピック開催による競技団体の施設利用減等により、収
とから、859,807 千円の実績額となり、計画額に比
入が計画額を下回ったため、設備保守の調達方法の見
して 385,266 千円の増となったため、平成 15 年度
直し等経費の節減を図り、収支の均衡に努めた。
運営費交付金の残額から 188,978 千円を充当した。
①
計画額
(千円)
3,864,155
3,580,085
92,817
191,253
474,541
4,338,696
区分
給与
一般勘定(交付金財源)
一般勘定(基金財源)
投票勘定
退職金費用
合計
なお、人件費は、定員削減計画等により削減を図っ
たが、支部組織再編に伴う退職金費用が計画額以上に
人件費予算の執行状況
実績額
(千円)
3,691,526
3,465,700
76,805
149,021
859,807
4,551,333
生じたため、運営費交付金債務残額を取り崩して収支
の均衡を図った。
収支計画については、各勘定において、是正措置を
講じており、投票券発売収入が減少したスポーツ振興
投票業務は、購入者のニーズに沿った新くじの発売等
による売上の拡大及びセンター自ら業務を行う直接運
営方式での効率的な運営による経費の削減により、ま
平成 15 年度役職員の給与等支給状況の公表
た、給付金の支出が増加した災害共済給付事業は、共
②
「独立行政法人の役員の報酬等及び給与水準の
済掛金額及び給付の改善を盛り込んだ政省令が一部改
公表方法等について(ガイドライン)(総務省)」
正されたことで、今後、収益の改善が図られると考え
に基づき、国家公務員の給与水準を 100 として、
ている。
平成 15 年度にセンターで支払われた給与水準と比
較した結果を、文部科学省及びセンターホームペ
ージにおいて公表した。(平成 16 年 6 月 30 日)
ア
もなく、適正に実施した。
また、運営費交付金及び目的積立金については、財
務会計システムを活用した適正な管理執行を行った。
対国家公務員
ⅰ
事務・技術職員
107.9
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ⅱ
研究職員
111.3
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
イ
5
資金計画については、民間から資金を調達する必要
と見込まれる。
対全独立行政法人
ⅰ
事務・技術職員
100.2
ⅱ
研究職員
108.2
災害共済給付勘定における共済掛金額及び給付金
額の改定のための準備状況
(1)共済掛金額等の改定の経緯
災害共済給付勘定における欠損金の解消及び給
付の改善を盛り込んだ掛金額の改定を平成 17 年 4
月 1 日から実施するための独立行政法人日本スポ
ーツ振興センター法施行令の一部改正が平成 17 年
3 月 18 日付けで、また、独立行政法人日本スポー
ツ振興センターに関する省令の一部改正が平成 17
年 3 月 31 日付で公布された。
(2)決定額の主な内容
共済掛金額:年額 840 円→920 円(義務教育諸学
校)
給付金額:2,500 万円→2,800 万円(死亡見舞金)
■中期計画等における目標の達成見通し
センターの予算については、全体の収入に占める国
からの収入の割合は 18%であり、残りは自己収入とな
っており、そのうち、計画額において収支均衡となっ
ている業務の執行に当たっては、適正な管理執行を行
い、収支均衡となるよう努めた。
NAASH 2004 117
第2章
Ⅳ
業務実績報告
短期借入金の限度額
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅳ 短期借入金の限度額
業務運営上必要な短期借入金の限度額は、10億円とする。
【年度計画】
Ⅳ 短期借入金の限度額
運営費交付金の受入れの遅延及び事故の発生等により緊急に資金の調達が必要となった場合は、短期借入金の
限度額(10億円)の範囲内で借入れを行う。
■年度計画における目標設定の考え方
運営費交付金の受入れの遅延及び事故の発生等、緊
急に資金の調達が必要となった場合の短期借入金の限
度額は、中期計画に定めた額と同様の 10 億円とした。
■業務実績
短期借り入れが必要となる事態は、発生しなかった。
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 16 年度は、該当なし。
118 NAASH 2004
Ⅴ
Ⅴ
重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
重要な財産等の処分等に関する計画の見込みはない。
【年度計画】
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
重要な財産等の処分等に関する計画の見込みはない。
■年度計画における目標設定の考え方
平成 16 年度は、重要な財産等の処分等に関する計画
の見込みはない。
■業務実績
平成 16 年度は、該当なし。
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 16 年度は、該当なし。
NAASH 2004 119
第2章
Ⅵ
業務実績報告
剰余金の使途
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅵ 剰余金の使途
1 施設及び執務環境等の整備
(1)スポーツ施設の保守・改修
(2)情報通信技術関連機器の整備
(3)人材育成、能力開発
(4)職場環境の改善
(5)広報、成果の発表・展示
2 主催事業及び調査研究事業の充実
【年度計画】
Ⅵ 剰余金の使途
1 施設及び執務環境等の整備
(1)スポーツ施設の保守・改修
(2)情報通信技術関連機器の整備
(3)人材育成、能力開発
(4)職場環境の改善
(5)広報、成果の発表・展示
2 主催事業及び調査研究事業の充実
■年度計画における目標設定の考え方
決算において剰余金が生じたときは、中期計画に記
載された事項の使途に充てる。
■業務実績
平成 16 年度の剰余金の執行はなかった。
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 16 年度は、該当なし。
120 NAASH 2004
Ⅶ
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
Ⅶ
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1
長期的視野に立った施設整備・管理の実施
【中期目標】
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
(1)施設の運営に当たっては、長期的視野に立った整備計画を策定し、施設整備を推進する。また、管理運
営においては、維持保全を確実に実施することで、安全の確保に万全を期する。
(2)利用者本位の立場から施設整備を進めることとし、特に高齢者・身体障害者等に配慮した施設とする。
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
別表−19のとおり
(1)施設の運営に当たっては、施設の老朽化が進行していることにかんがみ、長期的視野に立った整備計画
を策定し、施設整備を推進する。
また、管理運営においては、維持保全を確実に実施することで、利用者の安全の確保に万全を期する。
(2)利用者本位の立場から施設整備の改善を進めることとし、分かりやすい標示の設置等利用者に配慮した
施設整備を行う。
また、専用の観覧席やトイレの設置等に係る整備計画を策定し、高齢者・身体障害者等に配慮した施設
とする。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
別表−19のとおり
(1)施設の老朽化を考慮し、改修後の効率的運営や安全面を考慮した優先順位を付ける等、長期的視野に立
った施設整備を推進する。
また、管理運営においては、維持保全を確実に実施することで、利用者の安全の確保に万全を期する。
(2)利用者本位の立場から施設整備の改善を進めることとし、観客席及び通路等の整備を行い、利用者に配
慮した施設とする。
(3)研究関係設備、機器については、効率的に機材の入替を行えるようにするため、老朽化又は陳腐化した
機材の適切な把握や研究の必要性等を勘案した、整備計画を策定する。
■年度計画における目標設定の考え方
(1)施設整備計画の執行状況(平成 16 年度施設整備
工事)
長期的視野に立った施設整備を推進するとともに、
施設設備の維持保全を確実に実施し、利用者の安全の
確保に万全を期する。また、利用者本位の立場からの
施設整備の改善を進め、利用者に配慮した施設とする。
①
国立霞ヶ丘競技場陸上競技場スタンド座席と防
水改修工事(Aブロック)
国立霞ヶ丘競技場陸上競技場スタンドは、防水
さらに、JISSの研究関係機器の多くが、平成 17
層に経年劣化が生じており、躯体に悪影響を及ぼ
年度末で耐用年数を経過することから、研究事業に影
しているため、防水処理工事及び観客席スタンド
響を及ぼさないよう円滑に入替えを行うため、整備計
の改修工事を実施した。
画を策定する。
実際の工事に当たっては、観客席全体をA∼E
ブロックに区分して年度毎に施設整備工事を実施
■業務実績
することとし、平成 16 年度においてはAブロック
1
長期的視野に立った施設整備の推進
(メインスタンド、4,854 席(内、記者席 296 席))
平成 15 年度の特殊法人時に実施した国立競技場施
及びエキスパンションジョイント部の更新、ウレ
設調査工事の調査結果に基づき、施設の老朽化の度
タン防水工事を実施した。
合い並びに改修後の効率的運営、安全面を考慮した
利用者の安全確保のため、座席間(0.7mを 0.85
優先度により、長期的視野に立った施設整備計画を
m)、スタンド中通路(1.0mを 1.125m)及びスタ
策定した。
ンド階段の拡幅工事を併せて実施した。
平成 16 年度においては、この施設整備計画に基づ
き工事を実施した。また、平成 17 年度以降の計画に
なお、中期目標期間内において、次のとおり工
事を予定している。
ついては、陸上競技場の座席等改修工事を優先する
ため施設整備計画の変更を行った。
NAASH 2004 121
第2章
業務実績報告
区分
作業ブロック(案)
AⅡブロック
平成 17 年度
Dブロック
Bブロック
平成 18 年度
Cブロック
平成 19 年度
Eブロック
※( )は身障者席で内数
座席数
13,100 席
(20 席)
22,000 席
(20 席)
14,500 席
改修を併せて実施した。
②
国立代々木競技場(第一体育館屋根部改修工事)
利用者の要望により昼間の公演を可能にする
ため、更新建具に飛散防止を兼ねた遮光フィルム
処置施工をした。また、関連する設備類の補修を
併せて実施した。
2
利用者の安全確保のための管理運営
(1)施設の維持保全の状況
国立霞ヶ丘競技場、国立代々木競技場及びJI
SSにおける施設の維持保全に当たっては、
「施設
管理保全計画書」に基づき、保全計画表・保全調
書を作成し、担当課で実施した。その結果、特に
施設の維持保全に対しての問題はなかった。
(2)利用者の安全確保の状況等
改修工事後の陸上競技場メインスタンド観客席
国立霞ヶ丘競技場、国立代々木競技場及びJI
SSにおける利用者の安全確保に当たっては、
「施
②
国立代々木競技場第一体育館屋根部改修工事
設管理運営計画書」に基づき簡易診断シートを作
既設越屋根部明り取り用金属製建具の劣化に起
成し、担当課で確実に実施することにより、利用
因する越屋根部からの雨漏りを防止するため、錆
者の安全確保に万全を期している。その結果、建
に強く耐久性のある強化アルミ素材のサッシへの
物の瑕疵等、危険箇所は見当たらなかった。
改修を行った。また、越屋根部内部及び屋根への
保全用エレベーター設備の更新等、関連する設備
類の補修を併せて実施した。
3
利用者本位の立場からの施設整備
国立競技場の施設整備を行うに当たっては、利用
者本位の立場に立ち、施設利用者からの要望に対し
て、関係部署と総合的に検討を行った上で実施する
ことを基本としており、平成 16 年度は、中期計画に
定めた目標の達成に向けて、適切に施設整備工事を
実施するため、各部・場の関係職員により構成され
たプロジェクトチームによる検討を行い、施設管理
者及び施設利用者の意見を調整した上で、適切に業
務を実施した。
(1)国立霞ヶ丘競技場陸上競技場
施設整備に当たっては「耐久性及び利用者の安
全性の向上」、「最新の設備機器等への更新」が重
改修工事後の代々木競技場屋根部
要な課題となっている。この課題を踏まえつつ、
利用者からの要望に応えるため、国立霞ヶ丘競技
③
平成 16 年度施設整備・管理の実施
区分
国立競技場施設整備工事
国立霞ヶ丘競技場
国立代々木競技場
計画額
(百万円)
728
408
320
場施設整備工事(陸上競技場スタンド座席と防水
実績額
(百万円)
727
407
320
(2)業務及び諸情勢の動向に対応した適切な執行
①
国立霞ヶ丘競技場(陸上競技場スタンド座席と
防水改修工事(Aブロック))
利用団体からの要望でもある記者席の増設
(102 席を 296 席)、メインスタンド座席のグレー
ドアップ(2,498 席)等、また、関連する施設の
122 NAASH 2004
改修工事(Aブロック))を実施した。
特に、利用団体からの要望でもあるスタンド座
席のグレードアップ(背付き椅子)、記者席の増席
(102 席を 296 席に増席)、座席間の拡幅(0.7mを
0.85m)等を実施した。
(2)国立代々木競技場第一体育館
近年、全国的・国際的スポーツ大会だけではな
く、一般利用にも利用されている中で、コンサー
ト等各種イベント時において、メインケーブルか
ら吊り下げる設備が大規模になり、吊り荷重が増
Ⅶ
大していたことから、観客の安全と、施設利用者
からの要望である興行の利便性を考慮した吊り荷
重増量による安全性についての調査を実施した。
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
向上及び環境の整備を図ることができた。
さらに、利用者の安全確保及び、施設の維持保全を
確実に実施するため、施設管理保全計画書・施設管理
運営計画書を基に、定期的な施設の巡回点検を実施す
4
高齢者や身体障害者に配慮した施設整備
る等、常に施設の状況を把握するための管理体制を整
国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の施設整備工事にお
備し実施した。
いては、スタンド全体の座席数を見直すとともに、
また、利用者本位の立場に立ち、施設利用者からの
消防法に適合した座席スペースを考慮した上で、高
要望に対して、関係部署と総合的に検討を行い、中期
齢者にも配慮した通路及び階段の拡幅を実施した。
計画に定めた目標の達成に向けて、適切に施設整備を
また、メインスタンド裏の観客通路及びウレタン走
実施した。
路に経年劣化が生じ、特に高齢者や身体障害者の歩
行に危険であるため併せて改修した。
研究関係機器等の入替に係る更新計画の策定に向け
て、耐用年数を基準とした調査及び平成 16 年度、平成
国立代々木競技場第一体育館は、2 階席通路床の既
17 年度に耐用年数を経過する償却資産を対象とした使
設丸型タイルが滑り易く危険であったことから、高
用頻度や重要度の調査を実施し、具体的な整備計画を
齢者や身体障害者に配慮した滑りにくいゴムタイル
策定した。
仕様に改修した。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
5
JISS研究関係設備等の整備計画策定
と見込まれる。
研究関係機器等の入替にかかる更新計画の策定に
向けて、耐用年数を基準とした調査(調査対象:平
■参考データ
成 20 年度末までに耐用年数を終了する償却資産)及
資料−5:国立競技場施設整備計画(5か年計画)
び平成 16 年度、平成 17 年度に耐用年数を経過する
償却資産(100 万円以上)を対象とした使用頻度や重
要度の調査を実施し、具体的な整備計画を策定した。
また、平成 18 年度以降の具体的な入替に向けて、
関係部署と調整を行った。
■中期計画等における目標の達成見通し
施設整備計画の策定に当たっては、長期的視野に立
った整備計画を策定するため、施設調査工事を実施し、
平成 15 年度に国立競技場施設整備計画を策定した。施
設整備計画の実施に際しては、中期計画及び施設整備
費補助金の執行状況等を勘案するとともに、日々施設
を管理している中で把握した利用上の不都合や老朽化
の度合い及び施設調査工事結果に基づき、①危険箇所
の改修、②利用者サービスのための改修、③事業展開
上必要な改修を基本に、緊急性の高い工事から順次実
施している。
平成 16 年度は、国立霞ヶ丘競技場陸上競技場スタン
ド座席と防水改修工事(Aブロック)と、国立代々木
競技場第一体育館屋根部改修工事を実施し、利用者本
位の立場から施設整備の改善を進めるとともに、各施
設の耐久性の向上や、施設利用者に配慮した観客席の
グレードアップ及び通路等の整備など安全性を重視し
た施設整備工事を実施した。
これら施設整備工事の実施により、当初計画してい
た施設の改修・整備がすべて行われ、施設の安全性の
NAASH 2004 123
第2章
2
業務実績報告
人事に関する計画
(1)方針
【中期目標】
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
2 人事に関する計画
(1)業務の実情に応じて外部委託の拡充や執務体制の見直しを図ることにより、効率的な組織体制を構築す
るとともに、研修の実施により優れた人材を育成する。
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(1)方針
業務の外部委託の拡充及び執務体制の見直しにより人員の削減を図るとともに、研修の実施により優れ
た人材を育成する。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(1)方針
業務の外部委託の拡充及び執務体制の見直しにより人員の削減を図るとともに、研修の実施により優れ
た人材を育成する。
■年度計画における目標設定の考え方
「効率的な組織体制を構築する」、「優れた人材を
■中期計画等における目標の達成見通し
人事に関する計画を達成するための方針に基づき、
育成する」という中期目標の達成に向けて、法人と
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見
して定めた人事に関する計画の基本方針であり、平
直しなどによる常勤職員数の計画的な削減や職員の
成 16 年度の具体的実施事項は、それぞれ次項((2)
研修に関する規程に基づく、計画的な職員研修の実
∼(4))に定めた。
施を行った。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行
■業務実績
していることから、中期計画等に定めた目標は達成
1
可能と見込まれる。
人員の削減に向けた取組
業務の外部委託の拡充及び執務体制の見直しに
より人員の削減を図るため、国立競技場の管理運
営業務やその他外部委託が可能な業務の外部委託
の実施及び、平成 17 年 4 月からの支部組織再編や
国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の組織統合
を円滑に行うため、それぞれの業務の実情等を考
慮の上、組織の活性化、職務能率の向上を図るた
めの効率的・効果的な組織編成や人員配置など執
務体制の見直しを行った。
2
優れた人材育成に向けた取組
職員の資質・能力向上を図り、優れた人材を育
成するため、「職員の研修に関する規程(平成 15
年 10 月制定)」に基づき、組織的かつ計画的に各
種研修会を実施した。
研修実施回数:43 回
延べ受講職員数:376 人
124 NAASH 2004
Ⅶ
2
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
人事に関する計画
(2)人員に係る指標
【中期目標】
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
2 人事に関する計画
(1)業務の実情に応じて外部委託の拡充や執務体制の見直しを図ることにより、効率的な組織体制を構築す
るとともに、研修の実施により優れた人材を育成する。
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(2)人員に関する指標
当該中期目標の期間中、業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見直しなどにより計画的な合
理化減を行い、常勤職員数の削減を図る。
(参考1)
常勤職員数の状況
① 期初の常勤職員数
417人
② 期末の常勤職員数の見込み
360人
(参考2)
中期目標期間中の人件費総額見込み19,661百万円
ただし、上記の額は、役員報酬並びに職員基本給、職員諸手当、超過勤務手当及び休職者給与に相当
する範囲の費用である。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(2)人員に係る指標
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見直しなどにより、常勤職員数の削減を図る。
■年度計画における目標設定の考え方
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見
直しなど、業務の実状等に応じて、効率的・効果的な
(2)常勤職員数の削減に伴う人員配置の見直し等
15 支部において、定年退職者の補充を、再任用
職員及びパートタイマーで対応した。
組織編制や人員配置等による常勤職員数の計画的な合
理化減を行い、人員の削減を図る。
(3)他団体との人事交流
独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合
■業務実績
センターとの人事交流
1
1名
常勤職員数の削減
平成 16 年 8 月 1 日
係員
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の
見直し及び計画的な採用により、常勤職員数の計画
的な削減を図った。
(1)常勤職員数の状況
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 17 年 4 月からの支部組織再編及び国立霞ヶ丘競
技場と国立代々木競技場との組織統合を踏まえ、当該
平成 16 年度期初職員数 400 人に対し、平成 17
部署に所属している職員の定年等による退職者の不補
年 3 月 31 日現在で 356 人となり、44 人の削減を図
充、当該退職者の再任用(非常勤)又はパートタイマ
った。平成 17 年 4 月 1 日付けで 10 人の新規採用
ーの雇用等により、計画的な削減及び定員管理を行い、
を行い、計画的な職員の採用及び業務量に応じた
平成 17 年 3 月末の常勤職員数は 356 人となった。
人員配置により、効率的な組織体制の構築に努め
た。
①
採用者:7 人
②
退職者:51 人
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
平成 16 年 4 月 2 日∼平成 17 年 3 月 31 日
平成 16 年 4 月 2 日∼平成 17 年 3 月 31 日
NAASH 2004 125
第2章
2
業務実績報告
人事に関する計画
(3)人材の育成
【中期目標】
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
2 人事に関する計画
(1)業務の実情に応じて外部委託の拡充や執務体制の見直しを図ることにより、効率的な組織体制を構築す
るとともに、研修の実施により優れた人材を育成する。
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(3)人材の育成
① 職員の採用は、任期付任用、業務に関し高度な専門性を有する者の選考採用について検討する。
② 情報化の推進等による業務の充実、高度化を進めるとともに、職員の能力開発及び高度な専門知識や
技術を持った人材を育成するため、職員の能力向上に重点をおいた研修の内容や体系の充実を図り、職
員の自己研鑽を推進する。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(3)人材の育成
① 職員の採用について、採用計画を作成するとともに、業務に関し高度な専門性を有する者の任期付任
用による採用を推進する。
② 職員の能力開発及び高度な専門知識や技術を持った人材を育成するため、職員研修を計画的に実施す
る。
また、職務遂行能力の開発及び増進を図るため、職員勤務評定を実施する。
②
■年度計画における目標設定の考え方
JISS研究部門の業務を充実かつ円滑に運営
常勤職員の採用について、採用計画に基づき、計画
するため、情報処理に係る専門職員を平成 16 年 12
的に行うとともに、JISSの研究職員等業務に関し
月 2 日付けで 1 人採用した。また、スポーツ科学
高度な専門性を有する者の採用については、研究課題
及び医学研究部の研究員(補充及び内科医の増員)
等に即応した人材を確保するため、任期付任用による
を平成 17 年 4 月 1 日付けで採用(各 1 人)するこ
採用を行う。
ととした。
③
また、職員の能力開発及び高度な専門知識や技術を
文部科学省、国立大学等との人事交流として、
持った人材を育成するため、職員研修について、計画
平成 17 年 4 月 1 日付けで 3 人を採用する予定であ
的に実施する。
る。
さらに、職務遂行能力の開発及び増進を図るため、
職員勤務評定を実施する。
(2)業務に関し高度な専門性を有する者の任期付任
用による採用
高度な専門性を有する者の任期付任用による採
■業務実績
職員の採用について
用については、公募により研究業績・職務経歴等
(1)採用状況について
の提出書類を審査した上で、面接選考により 27 人
1
①
を採用した。
平成 16 年度の一般事務職員の採用(平成 17 年 4
月 1 日採用予定)に当たっては、今後の退職者数
及び平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴う適正
2
人材の育成等
な人員配置を考慮した採用計画を作成し、優秀な
(1)職員研修の実施
人材を確保するため、例年より 2 か月早く、平成
職員の研修に関する規程に基づき、職員の能力
16 年 5 月に採用試験を実施し、合計 12 人の採用予
開発等を図るため、計画的に職員研修を実施した。
定者を決定した。
特に、支部組織再編に関する研修会では、平成
なお、欠員等の事情により業務が輻輳している
17 年度から支所において稼働予定である財務会計
部署への対応として、採用予定者の内、既卒者を
システム及び災害共済給付システムの実務研修を
対象に採用予定時期(平成 17 年 4 月 1 日)の前倒
実施し、システム導入後の円滑な業務実施に備え
しを実施した。
た。また、支所管理職予定者研修では、管理職と
126 NAASH 2004
Ⅶ
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
しての基礎研修を実施し、支所化当初に特に必要
職員勤務評定については、より一層の職務遂行能力
となるリーダーシップ等において、受講者に充分
の開発及び増進を図るため、その結果を 12 月期勤勉手
な知識が得られるよう努めた。研修終了後に実施
当の成績率及び特別昇給の選考に反映させた。
したアンケートの結果においても、研修内容に満
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
足したという回答が多く、研修の効果が発揮され
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
るものと思われる。
と見込まれる。
また、前記の研修に参加できなかった者、研修
後に支所配属が予定された者及び採用予定者を対
■参考データ
象にシステム研修を実施し、円滑な支所業務移行
資料−6:平成 16 年度独立行政法人日本スポーツ振興
に向けて、職員教育の徹底を図った。
センター職員研修実施状況
研修実施回数:43 回
延べ受講職員数:376 人
システム研修
(2)職員勤務評定の実施
平成 16 年 10 月に、職務遂行能力の開発及び増
進を図るため、本部・支部職員を対象に勤務評定
(定期評定)を実施し、その後の 12 月期勤勉手当
の成績率及び特別昇給の選考に反映させた。
■中期計画等における目標の達成見通し
一般事務職員の採用に当たっては、今後の退職者数
及び平成 17 年 4 月からの支部組織再編に伴う適正な人
員配置を考慮して作成した採用計画により、12 人を採
用し、適正な人員管理に努めた。
業務に関し高度な専門性を有する者の採用に当たっ
ては、情報処理に係る専門職員について、公募による
採用を実施するとともに、JISSの契約研究員等の
任期付任用による採用を実施した。
職員研修の実施に当たっては、支部組織再編に伴う
支所業務への円滑な移行に重点を置き、支部職員全員
を対象とした業務研修、支所管理職予定者を対象とし
た職階別研修を実施した他、管理職研修を実施し、勤
務評定の評価者としてのスキルアップ、管理者として
必要なメンタルヘルスの知識の習得を図った。なお、
新入職員研修のほか、業務遂行に必要な実務研修を 43
回実施し、延べ 376 人の職員が受講した。
NAASH 2004 127
第2章
2
業務実績報告
人事に関する計画
(4)研究職員の資質向上
【中期目標】
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
2 人事に関する計画
(2)研究職員については、質の高い研究・支援を推進するため、任期付任用や職の公募などにより、優れた
人材の確保と資質向上を図り、研究を活性化させる。
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(4)研究職員の資質向上
研究職員については、質の高い研究・支援を推進するため、任期付任用制度の活用、職の公募等により、
優れた人材の確保と資質向上を図る。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
2 人事に関する計画
(4)研究職員の資質向上
質の高い研究・支援を推進するため、研究職員について、職の公募や任期付任用制度の活用等により、
優れた人材の確保と資質向上を図る。
情報研究員 1 人(平成 17 年 4 月 1 日採用予定)、
■年度計画における目標設定の考え方
計 4 人)
JISSの研究職員については、質の高い研究・
支援を推進するため、職の公募や任期付任用制度を
②
スポーツクリニック等の診療業務を充実させ
活用し、研究課題等に即応した人材の確保を進め、
るとともに、研究部全体の管理体制を充実(統
資質向上を図る。
括研究部長を設置)させるため、定員内研究員
(副主任研究員(内科医))1 人を平成 17 年 4
月 1 日付けで増員することとした。
■業務実績
1
優れた人材を確保するための方策
(1)職の公募や任期付任用制度の活用状況
③
スポーツ科学研究部研究員(副主任研究員)
の退職(平成 17 年 3 月 31 日付け)に伴い、当
平成 15 年度末で任期満了となった研究員の
該研究分野の更なる充実のため、定員内研究員
後任等を、平成 16 年 4 月 1 日付けで 9 人採用し
(スポーツ科学研究部長)1 人を平成 17 年 4 月
た。採用に当たっては、センターホームページ
1 日付けで採用することとした。
に採用情報を掲載するとともに、独立行政法人
科学技術振興機構が研究員公募のために設置し
ている専用ホームページへの掲載、関係教育機
関への募集要項送付による周知、ハローワーク
への募集依頼など、広く人材を求め、JISS
が行う研究・支援事業に貢献できる人材を採用
した。また、平成 16 年度中に任期満了となった
研究者の後任も同様の方法で採用した。
なお、平成 17 年 3 月末現在では、46 人の任
期付任用者を雇用しており、研究部門に従事す
る常勤職員 61 人(定員内職員 15 人を含む。)の
内、75%が任期付任用者となっている。
①
競技力向上総合支援基盤システムの開発に伴
い、優れたシステムの構築とその後の管理を円
滑に行うため、情報処理に係る専門分野の定員
内職員を 1 人増員するとともに、任期付職員を
拡充した。
(情報処理技術者 1 人、映像処理に関
する技術者 1 人、プログラマー1 人、スポーツ
128 NAASH 2004
研究員等の募集案内(ホームページ)
Ⅶ
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
(2)任期付任用による研究職員の研究分野別内訳
スポーツ科学
21 人
スポーツ医学
13 人
スポーツ情報
12 人
計
2
46 人
研究職員の資質向上の方策
プロジェクトマネジメント研修の実施や、職員
の就業に関する細則に基づく自己研修の推奨によ
り、研究職員の資質向上に努めた。
(1)研修の実施
研究職員を対象に、研究プロジェクトやサポ
ートプロジェクトなどをより円滑に運営させる
ことを目的としたプロジェクトマネジメント研
修を 3 回に分けて実施し、プロジェクトマネジ
メントのセオリーと手法に関する知識の習得を
図った。
実施日:平成 17 年 3 月 2 日、10 日、11 日
参加:44 人
(2)自己研修の推奨
学会参加等による自己研修を推奨し、各々の
資質向上を図った。
実施期間:平成 16 年 4 月∼平成 17 年 3 月
実施者数:延べ 24 人、83 日実施
■中期計画等における目標の達成見通し
JISSの研究員の採用に当たっては、職の公募
や任期付任用制度を活用しており、全研究職員の
75%以上を任期付任用により採用している。また、
より質の高い研究・支援を推進するため、定員内研
究員を平成 17 年 4 月 1 日付けで 2 人採用する他、競
技力向上総合支援基盤システムの開発に伴い、優れ
たシステムの構築とその後の管理を円滑に行うため
に、情報処理に係る専門分野の任期付職員を拡充し、
平成 17 年 4 月 1 日付け採用を含め 4 人採用すること
とした。
研究員の資質向上を図るため、学会参加等による
自己研修を推奨し、延べ 24 人の研究員が 83 日間の
研修を実施した他、研究員全員を対象に、研究プロ
ジェクトやサポートプロジェクトなどをより円滑に
運営させることを目的としたプロジェクトマネジメ
ント研修を実施した。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行
していることから、中期計画等に定めた目標は達成
可能と見込まれる。
NAASH 2004 129
第2章
3
業務実績報告
その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備
災害時等緊急時に即応可能な体制整備を行う。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備
災害時等緊急時に即応可能な体制整備を行うため、予防点検や予防訓練を実施し、防災対策を推進する
など危機管理の維持・充実に努める。
なお、除細動器を適切に使用するための体制整
■年度計画における目標設定の考え方
災害時等緊急時に即応可能な体制整備を行うため、
備を図るため、平成 17 年 4 月に国立競技場におい
国立競技場や本部事務所において、予防点検や予防訓
て、国立競技場に勤務する職員及び国立競技場で
練の実施、職員に対する防災の啓発など、防災対策を
実施しているスポーツ教室の指導員を対象として、
推進し、危機管理体制の維持・充実に努める。
研修を実施することとした。
■業務実績
1
災害時等緊急時に即応可能な体制整備の状況
災害時等緊急時に即応可能な体制の整備について
は、平成 15 年度において、組織、規程、危機管理マ
ニュアル等の整備を実施したことから、平成 16 年度
においては、その周知徹底と訓練の実施に重点を置
き、実践面での充実を図った。
また、平成 15 年度から設置している除細動器の設
置台数を増やすとともに、適切に使用するための体
制整備を進めた。
(1)危機管理マニュアルの役職員への周知
平成 15 年度に作成した「危機管理マニュアル」
除細動器(JISS)
を、組織改編等による修正を行った上で、イント
ラネット等に掲載し、役職員間において周知徹底
2
を図った。
(1)各施設への防災訓練実施の通知
危機管理の体制整備
「平成 16 年度総合防災訓練大綱」(平成 16 年 4
(2)大規模施設への除細動器の設置
月)に基づき、防災訓練を 9 月 1 日の「防災の日」
施設利用者等の安全確保を図るため、心停止事
又は防災週間(平成 16 年 8 月 30 日∼9 月 5 日)を
故に備え、平成 15 年度の国立霞ヶ丘競技場医務室
中心に実施すること等を、センターの各施設防火
への除細動器設置に続き、平成 16 年度は、国立霞
管理者に対して通知した。(平成 16 年 5 月)
ヶ丘競技場に 3 台の追加設置、国立代々木競技場
に 3 台を設置した。
(2)各施設における予防点検や予防訓練等の防災対
また、JISSにおいても、平成 17 年 1 月に除
細動器 3 台、心肺蘇生法トレーニングモデル 1 台
策の推進状況
①
本部事務所及び国立霞ヶ丘競技場
を導入し、スポーツクリニック、トレーニング体
ア 「平成 16 年度自衛消防訓練審査会の通知」
(四
育館及び運営部に設置し、併せて説明会を実施し
谷消防署、平成 16 年 6 月)に基づき、自衛消防
た。
訓練隊(3 人 1 組を 2 隊)を組織し、訓練を行っ
130 NAASH 2004
Ⅶ
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
た。平成 16 年 9 月に、四谷消防署管轄地域の自
カ
衛消防訓練隊審査会が開催され、センターの自
る点検を受け、所轄の消防署に点検報告書を提出
衛消防隊が優勝(男子隊)、準優勝(女子隊)し
した。
た。
イ
③
消防法に基づき、防火対象物点検資格者によ
消防法に基づき、防火対象物点検資格者によ
JISS
ア
「平成 16 年度総合防災訓練大綱」に基づき、
る点検を受け、所轄の消防署に点検報告書を提出
サッカー場において、財団法人東京都サッカー協
した。
会、警備業者と共に消防訓練を実施した。(平成
ウ
16 年 8 月)
陸上競技場において「生物・化学テロ対処合
同訓練の実施について」
(四谷警察署長発、平成
イ
「消防計画」に基づく自衛消防訓練実施要項
16 年 6 月)に基づき、平成 16 年 6 月 28 日に、
に従い、自衛消防訓練隊(3 人 1 組)を組織し、
四谷警察署、社団法人日本プロサッカーリーグ、
訓練を行った。その結果、平成 16 年 10 月に開
財団法人東京都サッカー協会、警備業者ととも
催された赤羽消防署管轄地域の自衛消防訓練審
に、大規模大会開催時における生物・化学テロ
査会において、センターの自衛消防隊が第 3 位
を想定した合同訓練を実施した。(訓練参加者、
に入賞した。
200 名規模。)
ウ
消防法に基づき、防火対象物点検資格者によ
る点検を受け、所轄の消防署に点検報告書を提
出した。
エ
平成 17 年春の火災予防週間(3 月上旬)に合
わせて、平成 17 年 3 月 8 日に自衛消防訓練を実
施した。
■中期計画等における目標の達成見通し
国立競技場は、スポーツ観戦者や施設利用者等多数
の人が利用することから、災害発生時の対応が重要で
あるため、各施設で予防点検や予防訓練を実施し、災
害時等緊急時に即応可能な体制の整備に努めた。特に、
所轄警察署や所轄消防署の訓練には、陸上競技場を実
生物・化学テロ対処合同訓練
(国立霞ヶ丘競技場陸上競技場)
地訓練会場として提供し、大規模な「生物・化学テロ
対処合同訓練」や「東京消防庁第四消防方面救助・救
急演習」が実施され、東京消防庁から感謝状が贈られ
エ
平成 16 年 12 月 10 日に、陸上競技場において、
東京消防庁第四消防方面の大規模な救助・救急
②
ア
また、平成 15 年度に作成した危機管理マニュアルの
演習が行われた。(訓練参加者、250 名規模)
内容について、組織改革に伴う体制の変更等必要な見
国立代々木競技場
直しを行うとともに、イントラネット等に掲載し、役
代々木警察署で実施されたテロ対処訓練の
「爆発物処理講習会」に 2 名が参加した。
イ 「平成 16 年度渋谷区総合防災訓練」に、防災
職員間において周知徹底を図るなど、危機管理体制の
整備を進めた。
なお、他の大規模施設のモデルとなるように設置し
訓練及び地域活動訓練の認識を向上させるため、
た自動除細動器について、設置台数を増やすとともに、
10 名の職員が参加した。また、当日の消防用水
適切に使用するための説明会等を行った。
確保について所轄消防署から依頼があり、その
確保に協力した。(平成 16 年 9 月)
ウ
た。
自衛消防訓練を渋谷消防署立会いのもと、展
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
示会主催者の自衛消防隊と連携し実施した。
(平
成 16 年 9 月)
エ
防災設備の位置確認と設備・機器の操作方法
等の理解を高めるため、職員及び委託業者等の
関係者による研修会を実施し、職員等の防災意
識の向上を図った。(平成 16 年 9 月)
NAASH 2004 131
第2章
3
業務実績報告
その他業務運営に関する事項
(2)職場環境の整備
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(2)職場環境の整備
セクシャル・ハラスメントの防止、メンタル・ヘルス等についての体制整備を行う。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(2)職場環境の整備
セクシャル・ハラスメントの防止に努めるとともに、メンタルヘルスについての管理体制整備を行う。
参加:相談員 9 人
■年度計画における目標設定の考え方
内容:苦情相談に当たっての留意事項
研修派遣等の実施により、苦情相談員の質の向上を
イ
図るとともに、各職場においてセクシュアル・ハラス
他
セクシュアル・ハラスメント対策講座
実施日:平成 16 年 11 月 1 日
メントの防止について徹底を図る。
参加:担当職員 3 人
外部研修会への担当職員の派遣等により、知識の習
内容:セクシュアル・ハラスメント相談員等
得を図り、メンタルヘルスについての管理体制を整備
に対する研修例の紹介
する。
■業務実績
1
セクシュアル・ハラスメント防止のための取組
本部・支部に苦情相談員(16 人)を配置するとと
もに、研修派遣等の実施による苦情相談員の質の向
上を図るなど、セクシュアル・ハラスメント防止の
ための体制整備に努めた。
また、規程の制定、研修の実施等、各職場におい
てセクシュアル・ハラスメントの防止について徹底
を図った。
(1)苦情相談員の配置
本部・支部に配置している苦情相談員について、
人事異動等に伴う変更及び苦情相談員体制強化の
セクシュアル・ハラスメント苦情相談員体制図
ため、平成 16 年 6 月 1 日から、4 人の新規苦情相
談員を指名した。
(2)苦情相談員の質の向上
①
新規苦情相談員への対応
新規苦情相談員に対して、相談時の対処等につ
いての参考資料として、
「相談員実務のてびき(日
本人事行政研究所)」を配付した。
②
外部研修への参加
苦情相談員の質の向上を図るため、相談員及び
担当職員を外部主催研修へ参加させた。
ア
職員相談員実務者研修(セクシュアル・ハラ
スメント防止等)
実施日:平成 16 年 9 月 10 日
132 NAASH 2004
2
メンタルヘルスについての管理体制の整備
メンタルヘルスについて、規程の制定及び管理体
制(相談窓口の体制整備等を含む。)の確立に向けて
準備を進めた。また、職員のメンタルヘルスに関す
る意識向上及びより良好な職場環境を維持していく
ため、研修を実施した。
(1)管理体制の整備状況
①
相談窓口の体制整備等管理体制の確立
「事業場における労働者の心の健康づくりの
ための指針(厚生労働省)」及び「職場の心の健
康づくりのための指針(人事院)」を参考に、メ
ンタルヘルスに係る管理体制の整備を進めた。
Ⅶ
②
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
産業医の活用状況
メンタルヘルス相談窓口開設準備のための相
談を行い、第一段階として、人事課を窓口として
相談することが可能となった。
(2)外部研修への参加
担当職員のメンタルヘルスに関する知識の習得
を図るため、担当職員を外部主催研修へ参加させ
た。
①
メンタルヘルス研修会
実施日:平成 16 年 7 月 9 日
参加:担当職員 2 人
内容:職場のメンタルヘルス対策について他
②
メンタルヘルス推進支援セミナー
実施日:平成 16 年 10 月 26 日
参加:担当職員 2 人
内容:産業界のメンタルヘルスの現状について
他
(3)内部研修の実施
職員のメンタルヘルスに関する知識の習得を
図るため、管理職及び支部職員等を対象として、
内部研修を実施した。
①
平成 16 年度勤務評定者研修(管理職研修)
実施日:平成 16 年 9 月 22 日、27 日
参加:管理職 47 人(JISS先任研究員 2 人
含む。)
内容:メンタルヘルスとコミュニケーション
②
平成 16 年度支部組織再編に関する職員研修会
実施日:平成 16 年 11 月 12 日、18 日
参加:支部職員 159 人
内容:メンタルヘルスに関するビデオ研修
③
平成 16 年度支部組織再編に関する支所管理職
予定者研修会
実施日:平成 16 年 12 月 16 日
参加:支所管理職予定者 19 人
内容:外部講師による講義
■中期計画等における目標の達成見通し
セクシュアル・ハラスメント防止のため、本部・支
部に苦情相談員を配置するとともに、研修派遣等の実
施による苦情相談員の質の向上を図るなどの体制整備
を行った。
また、相談窓口の体制整備等を含む、メンタルヘル
スに係る管理体制の確立に向けて準備を進めた。
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
と見込まれる。
NAASH 2004 133
第2章
3
業務実績報告
その他業務運営に関する事項
(3)環境への配慮
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(3)環境への配慮
「環境物品等の調達の推進を図るための方針」に基づき、環境への負荷の少ない物品等を調達する。
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 その他業務運営に関する事項
(3)環境への配慮
「環境物品等の調達の推進を図るための方針」に基づき、物品等を調達する。
■年度計画における目標設定の考え方
「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法
律」
(平成 12 年法律第 100 号。以下「グリーン購入法」
という。)を遵守し、「環境物品等の調達の推進を図る
ための方針」(以下「調達方針」という。)に基づき、
環境への負荷の少ない物品等を調達する。
■業務実績
1
環境物品等の調達状況
グリーン購入法を遵守し、センターとして定めた
調達方針に基づき、物品等の調達担当部署に対して、
環境への負荷の少ない物品等を購入するよう徹底し
2
環境物品等の調達実績
特定調達品目の調達実績は、100%であった。
分野
紙類
文具類
機器類
OA機器
家電製品
照明
制服・作業服
作業手袋
役務
品目
コピー用紙 など
シャープペンシル
など
いす など
コピー機 など
電気冷蔵庫 など
蛍光管
作業服
作業手袋
印刷
目標値
(%)
100
100
実績値
(%)
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
たことにより、特定調達品目の調達実績が 100%とな
った。
(1)調達方針に基づく物品等の調達
調達方針に、新たに分野及び品目の追加を行い、
■中期計画等における目標の達成見通し
グリーン購入法を遵守し、センターとして定めた調
達方針に基づき、物品等の調達担当部署に対して、環
これに基づき物品等を調達した。
境への負荷の少ない物品等を購入するよう徹底したこ
①
新たに追加した分野:温水器等
とにより、特定調達品目の調達実績が 100%となり、目
②
新たに追加した品目:文具類(ゴム印)、OA機
標値(100%)を達成した。
器(デジタル印刷機)
以上のような取組により、年度計画を十分に履行し
ていることから、中期計画等に定めた目標は達成可能
(2)平成 16 年度における調達方針の公表
グリーン購入法第 7 条第 1 項の規定に基づき、
調達方針を定め、ホームページで公表した。
(3)調達方針に基づく調達の周知
調達方針に基づく物品等を調達するよう、セン
ターの全調達担当部署に対して周知徹底した。
(4)平成 15 年度調達実績の公表
グリーン購入法第 8 条第 1 項の規定に基づき、
平成 15 年度における環境物品等の調達実績の概要
を取りまとめ、平成 16 年 6 月にホームページ上で
公表した。
134 NAASH 2004
と見込まれる。
Ⅶ
4
その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
中期目標の期間を超える債務負担
【中期目標】
−
【中期計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
4 中期目標の期間を超える債務負担
平成19年度から23年度までのコンピュータの賃貸借
【年度計画】
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
4 中期目標の期間を超える債務負担
平成16年度から平成20年度までの事務用コンピュータの賃貸借
■年度計画における目標設定の考え方
中期目標の期間を超える債務負担が発生した場合、
債務負担の状況を適切に把握する。
■業務実績
平成 16 年度は該当なし。
■中期計画等における目標の達成見通し
平成 16 年度は該当なし。
NAASH 2004 135
参考データ
資料−1:国立競技場管理運営業務の外部委託実施状況
資料−2:独立行政法人日本スポーツ振興センター組織変遷図
資料−3:平成16年度国立競技場稼働状況
資料−4:平成16年度国立スポーツ科学センター稼働状況
資料−5:国立競技場施設整備計画(5か年計画)
資料−6:平成16年度独立行政法人日本スポーツ振興センター職員研修実施状況
参考データ
資料−1
国立競技場管理運営業務の外部委託実施状況
施設
施設運営
外部委託
中期目標期間中
外部委託
実施済
に外部委託
できない業務
①日程調整及び利用促進業務
○
②利用申込受付業務
●
③使用料徴収等窓口業務
・基本使用料、追加使用料及び用器具使用料の算定徴収
○
陸上競技場
・加算額、広告料金等の算定徴収
④施設管理者としての指導及び監督業務
・大会等における事前打合、電気機械警備等調整
○
・委託業者への指導・監督
⑤清掃業務
○
⑥電気・機械の保守管理
○
⑦警備業務
○
⑧施設整備計画の企画・立案
○
①日程調整及び利用促進業務
○
②利用申込受付業務
●
③使用料徴収等窓口業務
○
・基本使用料、追加使用料及び用器具使用料の算定徴収
ラグビー場
・加算額、広告料金等の算定徴収
④施設管理者としての指導及び監督業務
・大会等における事前打合、電気機械警備等調整
○
・委託業者への指導・監督
⑤清掃業務
○
⑥電気・機械の保守管理
○
⑦警備業務
○
⑧施設整備計画の企画・立案
○
①日程調整及び利用促進業務
○
②利用申込受付業務
●
③使用料徴収等窓口業務
・基本使用料、追加使用料及び用器具使用料の算定徴収
○
第一体育館
・加算額、広告料金等の算定徴収
④施設管理者としての指導及び監督業務
○
・大会等における事前打合、電気機械警備等調整
・委託業者への指導・監督
⑤清掃業務
○
⑥電気・機械の保守管理
○
⑦警備業務
○
⑧施設整備計画の企画・立案
○
①日程調整及び利用促進業務
○
②利用申込受付業務
●
第二体育館
③使用料徴収等窓口業務
・基本使用料、追加使用料及び用器具使用料の算定徴収
○
・加算額、広告料金等の算定徴収
④施設管理者としての指導及び監督業務
・大会等における事前打合、電気機械警備等調整
・委託業者への指導・監督
138 NAASH 2004
○
参考データ
⑤清掃業務
○
⑥電気・機械の保守管理
○
⑦警備業務
○
⑧施設整備計画の企画・立案
資料−1
○
①清掃業務
○
②警備業務
○
③受付及び料金徴収
○
④館内展示
スポーツ博物館
ア 展示の企画・立案
○
イ 資料の収集・管理
○
ウ 搬入・搬出
●
エ 修復
●
オ 展示・管理
●
⑤外部展示会
○
ア 指導監督
●
イ 展示・管理
⑥図書部門
・受付及び請求図書の出納、複写サービス
トレーニン
グセンタ
ー、体育館、
室内水泳場
等
食堂
①清掃業務
●
○
②入退場受付業務
○
③利用申込受付及び使用料徴収等窓口業務
○
④委託業者への指導・監督
①管理運営
○
○
②施設所有者責任・委託業者の指導監督
有料駐車場
①管理運営
②施設所有者責任・委託業者の指導監督
○
○
○
※ ●は平成 17 年度実施予定
NAASH 2004 139
独立行政法人日本スポーツ振興センター組織変遷図(平成 15 年度∼平成 17 年度)
平成 15 年 10 月(独立行政法人)
平成 16 年 4 月
平成 17 年 4 月
総務部
総務課
人事課
企画調整課
支部組織再編準備室
広報情報公開室
総務部
総務課
人事課
企画調整課
支部組織再編準備室
広報情報公開室
総務部
総務課
人事課
企画調整課
広報情報公開室
スポーツ博物館
支部組織再編室
経理部
主計課
経理課
用度管財課
施設課
資金管理主幹
財務部
主計課
経理課
調達管財課
施設整備課
資金管理主幹
財務部
主計課
経理課
調達管財課
施設整備課
資金管理主幹
財務部
主計課
経理課
調達管財課
施設整備課
資金管理主幹
国立霞ヶ丘競技場
庶務課
管理課
業務課
体育主幹
技術主幹
国立霞ヶ丘競技場
運営調整課
施設管理課
事業課
スポーツ博物館
国立霞ヶ丘競技場
運営調整課
施設管理課
事業課
スポーツ博物館
国立競技場
運営調整課
施設管理課
事業課
代々木事業課
国立代々木競技場
庶務課
管理課
業務課
体育主幹
国立代々木競技場
運営調整課
施設管理課
事業課
国立代々木競技場
運営調整課
施設管理課
事業課
国立スポーツ科学センター
スポーツ科学研究部
スポーツ医学研究部
スポーツ情報研究部
運営部
庶務課
管理課
研究協力課
サービス事業課
国立スポーツ科学センター
スポーツ科学研究部
スポーツ医学研究部
スポーツ情報研究部
運営部
運営調整課
施設管理課
研究協力課
サービス事業課
国立スポーツ科学センター
スポーツ科学研究部
スポーツ医学研究部
スポーツ情報研究部
運営部
運営調整課
施設管理課
研究協力課
サービス事業課
国立スポーツ科学センター
スポーツ科学研究部
スポーツ医学研究部
スポーツ情報研究部
運営部
運営調整課
施設管理課
研究協力課
サービス事業課
スポーツ振興基金部
管理課
助成課
スポーツ振興基金部
管理課
助成課
スポーツ振興事業部
スポーツ振興事業部
スポーツ振興投票部
管理課
企画運営課
振興事業課
スポーツ振興投票部
管理課
企画運営課
振興事業課
運営調整課
販売事業課
助成課
事業企画室
運営調整課
販売事業課
助成課
事業企画室
学校安全部
業務課
普及課
健康安全部
健康安全部
物資課
学校給食普及課
衛生管理室
参事
運営調整課
災害共済給付課
健康安全事業課
衛生管理室
特例業務室
健康安全部
学校給食部
運営調整課
災害共済給付課
健康安全事業課
衛生管理室
特例業務室
運営調整課
災害共済給付課
健康安全事業課
衛生管理室
特例業務室
監査室
監査室
監査室
監査室
47 都道府県支部
北海道支部
青森県支部
∼
∼
鹿児島県支部
沖縄県支部
47 都道府県支部
北海道支部
青森県支部
∼
∼
鹿児島県支部
沖縄県支部
47 都道府県支部
北海道支部
青森県支部
∼
∼
鹿児島県支部
沖縄県支部
6 支所
仙台支所
東京支所
名古屋支所
大阪支所
広島支所
福岡支所
業務推進課
給付課
※東京支所のみ
業務推進課
給付第一課
給付第二課
資料−2
総務課
人事課
企画室
広報情報公開室
NAASH 2004
総務部
参考データ
140
平成 15 年 4 月(特殊法人)
参考データ
資料−3
平成16年度国立競技場稼働状況
1
国立霞ヶ丘競技場
陸上競技場(専用利用・団体利用)目標:115 日
①
【実稼働日数内訳】
(単位:日)
区分
4月
競技会利用
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
5
8
5
10
7
11
11
5
3
7
2
0
74
陸上競技
1
3
1
7
3
8
7
2
0
1
1
0
34
サッカー
4
3
3
2
4
3
4
3
2
4
1
0
33
ラグビー
0
1
0
0
0
0
0
0
1
2
0
0
4
その他
0
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
3
競技会以外の一般利用
2
0
0
0
2
0
4
2
1
0
2
7
20
練習等
4
3
1
2
3
3
0
7
3
2
4
2
34
11
11
6
12
12
14
15
14
7
9
8
9
128
12 月
1月
2月
内訳
合計
【競技会以外の一般利用】
②
平成 16 年 4 月 6 日
トーガ・アーカイブスファッションショー
平成 16 年 4 月 19 日
ワグファッションショー
平成 16 年 8 月 6∼8 日
神宮外苑花火大会
平成 16 年 8 月 30 日
NTT ドコモCM撮影
平成 16 年 10 月 19 日
WHEREABOUTS 2005 コレクション(ファッションショー)
平成 16 年 10 月 20 日
OBJETSTANDARD 2005 コレクション(ファッションショー)
平成 16 年 10 月 28 日
TRIPTYCH 2005 コレクション(ファッションショー)
平成 16 年 10 月 29 日
NIBROLL ABOUT STREET(ファッションショー)
平成 16 年 11 月 1 日
G.V.G.V
平成 16 年 11 月 17 日
SOE
平成 17 年 2 月 9 日
キリンバーチャルスタジアム
平成 17 年 3 月 10 日
ソニー生命保険CM撮影
平成 17 年 3 月 19∼23 日
ナイキ東京イベント(ファッションショー)
平成 17 年 3 月 30 日
キリンバーチャルスタジアム
05
2005
東京コレクション(ファッションショー)
コレクション(ファッションショー)
ラグビー場(専用利用・団体利用)目標:75 日
【実稼働日数内訳】
(単位:日)
区分
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
3月
合計
競技会利用
2
6
1
1
0
8
11
10
10
5
6
6
競技会以外の一般利用
2
0
2
0
2
0
0
1
0
0
0
0
7
練習等
2
3
0
2
0
0
0
0
0
1
0
2
10
6
9
3
3
2
8
11
11
10
6
6
8
83
合計
66
【競技会以外の一般利用】
③
平成 16 年 4 月 1 日
(株)ワールドファッションショー
平成 16 年 4 月 10 日
(株)アーストンボラージュファッションショー
平成 16 年 6 月 5∼6 日
タグラグビー・普及育成委員会DVD撮影
平成 16 年 8 月 7∼8 日
神宮外苑花火大会
平成 16 年 11 月 2 日
町井徹郎氏とのお別れ会
テニス場(年間利用・団体利用・個人利用)
(単位:日・人)
区分
④
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
稼働日数
28
28
28
29
29
27
23
29
26
23
25
27
322
利用者数
4,819
4,654
4,368
4,959
4,365
4,373
3,766
4,605
4,312
3,742
3,947
4,303
52,213
体育館(団体利用)
(単位:日・団体・人)
区分
4月
稼働日数
利用団体数
利用者数
⑤
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
28
29
28
29
29
28
29
29
26
25
26
29
335
108
115
131
134
103
119
112
109
114
97
104
139
1,385
3,716
4,391
2,915
2,833
2,086
4,156
3,310
2,568
2,761
2,032
2,224
2,525
35,517
6月
7月
8月
9月
室内水泳場(団体利用)
(単位:日・団体・人)
区分
稼働日数
利用団体数
利用者数
4月
5月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
28
29
28
29
29
28
29
29
26
25
26
29
335
107
109
117
117
87
111
108
100
91
95
103
102
1,247
5,258
5,763
5,958
5,883
4,045
5,552
5,516
4,856
4,457
4,885
4,920
4,558
61,651
NAASH 2004 141
参考データ
⑥
資料−3
トレーニングセンター(団体利用・個人利用)
(単位:日・人)
区分
4月
稼働日数
28
利用者数
⑦
5月
6月
29
17,592
28
18,076
スポーツ博物館
7月
8月
29
18,898
9月
29
18,305
10 月
28
17,483
11 月
29
18,555
12 月
29
18,433
1月
26
18,888
2月
25
15,855
3月
26
16,568
合計
29
16,251
335
17,957
212,861
※附属図書館を含む。
(単位:日・人)
区分
⑧
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
公開日数
28
29
28
29
29
28
26
29
13
16
26
29
310
入館者数
886
1,092
833
593
814
451
597
1,057
311
273
416
480
7,803
図書館利用者数
142
161
179
181
201
134
99
142
50
57
83
69
1,498
会議室(団体利用)
※陸上競技場内5室及びラグビー場内2室の合計
(単位:時間・団体・人)
区分
4月
稼働時間
2
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
245
187
266
177
203
196
260
238
101
157
194
45
50
49
46
33
49
57
62
66
34
45
48
584
1,940
2,719
1,888
2,607
1,761
1,826
3,108
2,818
2,703
1,462
1,931
3,917
28,680
国立代々木競技場
第一体育館(専用利用・一般利用
①
区分
(単位:日)
4月
競技会利用
訳
2,453
※ただし、自主事業は団体利用・個人利用)目標:175 日
【実稼働日数内訳】
内
合計
229
利用団体数
利用者数
5月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
3
5
0
2
0
2
4
8
3
4
5
10
46
バレーボール
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
0
7
10
バスケットボール
0
0
0
0
0
0
0
2
3
0
0
3
8
その他
3
5
0
0
0
1
4
6
0
4
5
0
28
競技会以外の一般利用
3
8
6
9
19
11
11
4
5
0
6
8
90
11
10
6
9
10
11
5
10
4
3
7
9
95
自主事業(アイススケート場)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
23
-
-
23
合計
17
23
12
20
29
24
20
22
12
30
18
27
254
設営等
【競技会以外の一般利用】
平成 16 年 4 月 7 日
K-1 WORLD MAX 2004(格闘技)
平成 16 年 4 月 24、25 日
浜崎あゆみ ARENA TOUR 2003-2004 A(コンサート)
平成 16 年 5 月 8 日
L Arc en Ciel SMILE TOUR 2004 前夜祭(コンサート)
平成 16 年 5 月 11 日
早稲田アカデミー(社員による社員のための)運動会
平成 16 年 5 月 17 日
中村中学・高等学校体育祭
平成 16 年 5 月 22 日
MTV アワード゙前夜祭(THE SUPERDRY LIVE 2004)(コンサート)
平成 16 年 5 月 26∼28 日
平成 16 年度看護協会通常総会
平成 16 年 5 月 30 日
CROSSOVER JAPAN
平成 16 年 6 月 5、6 日
CHEMISTRY 2004 ARENA TOUR(コンサート)
平成 16 年 6 月 23、24、26、27 日
L Arc en Ciel SMILE YOUR 2004(コンサート)
平成 16 年 7 月 7 日
K-1 WORLD MAX 2004(格闘技)
平成 16 年 7 月 17∼21 日
ディズニーオンアイス
平成 16 年 7 月 24、25 日
気志團コンサート
平成 16 年 7 月 31 日
ハロー!プロジェクト(コンサート)
平成 16 年 8 月 1 日
ハロー!プロジェクト(コンサート)
平成 16 年 8 月 7∼9 日
V6 コンサート
平成 16 年 8 月 12∼17 日
V6 コンサート
平成 16 年 8 月 19∼25 日
V6 コンサート
平成 16 年 8 月 28、29 日
J-WAVE LIVE 2004+4(コンサート)
平成 16 年 9 月 3 日
エルメスファッションショー
平成 16 年 9 月 7∼9 日
フロンティア(洋服展示会)
平成 16 年 9 月 14∼16 日
rooms(洋服等の展示会)
平成 16 年 9 月 25、26 日
松浦亜弥コンサート
平成 16 年 9 月 29、30 日
Backstreet Boys コンサート
平成 16 年 10 月 1、2、3 日
Backstreet Boys コンサート
平成 16 年 10 月 5、6 日
ホットペッパーパテイ
平成 16 年 10 月 12 日
KB
平成 16 年 10 月 13 日
K-1
平成 16 年 10 月 14 日
ハリウッド美容専門学校スポーツ大会
平成 16 年 10 月 16、17 日
全日本ジュニア新体操選手権大会
平成 16 年 10 月 22 日
東京スカパラダイスオーケストラコンサート
平成 16 年 10 月 24 日
サバイバルエアロビクス
平成 16 年 10 月 26 日
美好屋
平成 16 年 11 月 16 日
SPC(理美容):KB プランニング
平成 16 年 11 月 20、22、23 日
GLAY コンサート
142 NAASH 2004
04(コンサート)
理美容選手権大会
WORLD
MAX(格闘技)
美容選手権大会
参考データ
②
平成 16 年 12 月 24、25 日
氷室京介コンサート
平成 16 年 12 月 26 日
鋼の錬金術師フェスティバル
平成 16 年 12 月 30、31 日
浜崎あゆみコンサート
平成 17 年 1 月 2∼3 日
スターズオンアイス
平成 17 年 2 月 15∼17 日
フロンティア合同展示会
平成 17 年 2 月 22∼24 日
rooms合同展示会
平成 17 年 3 月 4∼6、9∼13 日
スペクタクル・ミュージック「十戒」
資料−3
第二体育館(専用利用・一般利用・団体利用)目標:285 日
【実稼働日数内訳】
区分
(単位:日)
4月
競技会利用
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
12
25
16
11
19
22
19
23
19
15
14
17
212
バスケットボール
4
15
14
6
10
9
16
14
11
15
11
15
140
卓球
0
5
0
0
0
5
0
0
0
0
1
0
11
内
バドミントン
6
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
8
訳
体操
0
2
2
1
2
7
1
5
3
0
1
0
24
武術・格闘技
2
3
0
0
7
1
1
3
3
0
0
2
22
その他
0
0
0
4
0
0
1
1
0
0
1
0
7
競技会以外の一般利用
7
0
6
2
1
3
1
1
5
4
2
1
33
設営等
合計
7
4
8
9
5
2
6
4
5
7
4
10
71
26
29
30
22
25
27
26
28
29
26
20
28
316
【競技会以外の一般利用】
③
平成 16 年 4 月 2 日
大阪プロレス 東京公演
平成 16 年 4 月 13∼15 日
FRONTIER Vol.51+STEP Vol.8(洋服展示会)
平成 16 年 4 月 20 日
全日本プロレス・チャンピオン・カーニバル 2004
平成 16 年 4 月 28 日
EL NUMERO UNO 2004 優勝決定戦 (プロレス)
平成 16 年 4 月 30 日
GAYA JAPAN 旗揚げ 9 周年記念大会(女子プロレス)
平成 16 年 6 月 2 日
ディノス・レクリエーション(運動会)
平成 16 年 6 月 8∼10 日
FRONTIER Vol.52+STEP Vol.9(洋服展示会)
平成 16 年 6 月 22 日
国際文化学園ヘア・カッティング・コンテスト
平成 16 年 6 月 24 日
映画「スパイダーマン2」試写会
平成 16 年 7 月 2 日
運動会&表彰式
平成 16 年 7 月 12 日
ウォーキング講習会
平成 16 年 7 月 24∼26 日
第 12 回国際一輪車競技大会 In Japan
平成 16 年 7 月 29 日
2004 ピチ・レモン 夏祭り
平成 16 年 8 月 31 日
I.W.A.ジャパンプロレス
平成 16 年 9 月 14 日
ヴィダルサスーン・ヘアカットショウ・コンテスト
平成 16 年 9 月 17 日
ドラゴンゲート 代々木大会(プロレス)
平成 16 年 9 月 28 日
表参道コレクション HAIR TRENDS 2004−2005
平成 16 年 10 月 5 日
笹塚幼稚園運動会
平成 16 年 10 月 8 日
女子プロレス
平成 16 年 10 月 11 日
第 6 回国際 FSA 拳真館ワールド空手トーナメント
平成 16 年 10 月 22 日
プロレス
平成 16 年 11 月 3 日
2004 太極拳全国交流大会
平成 16 年 11 月 9 日
国際文化学園カットコンテスト
平成 16 年 11 月 11 日
幼児マーチングバンド東京大会
平成 16 年 11 月 25 日
第 21 回国際交流空手
平成 16 年 11 月 27 日
大道塾空手
平成 16 年 12 月 9 日
INTER COLLEGE of BEAUTY コンテスト〈ヘアカット〉
平成 16 年 12 月 14 日
格闘技
平成 16 年 12 月 16 日
プロレス闘龍門
平成 16 年 12 月 30、31 日
SHAKALABBITS BURNING CYLINDER TOUR 2004(カウントダウン コンサート)
平成 17 年 1 月 19 日
MODE FESTIVAL 2005
平成 17 年 1 月 21 日
フットサル大会
平成 17 年 1 月 25 日
韓・日 友情年 開幕式
平成 17 年 1 月 27 日
タイガーイズム(プロレス)
平成 17 年 2 月 6 日
ダブルダッチ
平成 17 年 2 月 15 日
クレディ・スイス生命保険プレジデントカップ
平成 17 年 2 月 16 日
全日本プロレス
平成 17 年 3 月 8∼9 日
日美スクールコンテスト
ガイア
ノア
講武館
修斗
室内水泳場(団体利用・個人利用)
(単位:日・団体・人)
区分
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
稼働日数
28
29
28
29
29
28
29
29
26
25
26
29
335
利用団体数
88
95
98
87
67
89
94
97
82
84
93
91
1,065
5,733
6,142
6,767
10,152
9,550
8,094
6,650
6,590
5,431
5,290
5,360
5,929
81,688
利用者数
NAASH 2004 143
参考データ
④
園地
資料−3
※入場者数は、主催者報告書による。
【原宿プラザ】
「アウトドア2004」
期間:平成 16 年 4 月 10 日(土)∼平成 16 年 4 月 11 日(日)延べ 2 日間
入場者数:8,080 人
【渋谷プラザ】
「公園通りフェスティバル2004」
期間:平成 16 年 5 月 3 日(月)∼平成 16 年 5 月 5 日(水)延べ 3 日間
入場者数:30,546 人
「ソニーフェスタ 04」駐車場利用
期間:平成 16 年 5 月 7 日(金)∼平成 16 年 5 月 9 日(日)延べ 3 日間
「TRY! コカ・コーラ」サンプリング IN SHIBUYA
期日:平成 16 年 6 月 6 日(日)
入場者数: 12,120 人(アテネ 2004 オリンピック聖火リレー通過点)
「キョードー東京」チケット引き換え待機場所
期日:平成 16 年 12 月 21 日(火)
「渋谷区教育委員会」駐車場利用
期日:平成 17 年 1 月 20 日(木)
【オリンピックプラザ】
「キダム」公演
期間:平成 16 年 4 月 1 日(木)∼平成 16 年 4 月 4 日(日)
入場者数:21,147 人
「新ビッグトップ」資材置き場
期間:平成 16 年 4 月 26 日(月)∼平成 16 年 5 月 31 日(月)延べ 36 日間
「新ビッグトップ」資材置き場
期間:平成 16 年 6 月 1 日(火)∼平成 16 年 6 月 30 日(水)延べ 30 日間
「SUMMARY」公演
期間:平成 16 年 8 月 8 日(日)∼平成 16 年 8 月 29 日(日)
入場者数:111,180 人
「Beat Pops 2004」公演
期間:平成 16 年 9 月 10 日(金)∼平成 16 年 9 月 26 日(日)
入場者数:33,941 人
「ALEGRIA 2」公演
期間:平成 16 年 10 月 29 日∼平成 17 年 1 月 23 日
入場者数:303,912 人
「化粧品新製品記者発表会」
期間:平成 17 年 2 月 21 日(月)∼平成 17 年 2 月 24 日(木)
入場者数:150 人
【その他の園地】
「シブヤAX」(ライブハウス)
期間:平成 16 年 4 月 1 日(木)∼平成 16 年 6 月 30 日(水)延べ 66 日間
期間:平成 16 年 7 月 1 日(木)∼平成 16 年 9 月 30 日(木)延べ 68 日間
期間:平成 16 年 10 月 1 日(金)∼平成 16 年 12 月 31 日(金)延べ 79 日間
期間:平成 17 年 1 月 1 日(土)∼平成 17 年 1 月 31 日(月)延べ 19 日間
期間:平成 17 年 2 月 1 日(火)∼平成 17 年 2 月 28 日(月)延べ 17 日間
総入場者数:321,550 人
「シブヤBOXX」(サテライト・スタジオ)
期間:平成 16 年 4 月 1 日(木)∼平成 16 年 6 月 30 日(水)延べ 60 日間
期間:平成 16 年 7 月 1 日(木)∼平成 16 年 9 月 30 日(木)延べ 62 日間
期間:平成 16 年 10 月 1 日(金)∼平成 16 年 12 月 31 日(金)延べ 71 日間
期間:平成 17 年 1 月 1 日(土)∼平成 17 年 1 月 31 日(月)延べ 19 日間
期間:平成 17 年 2 月 1 日(火)∼平成 17 年 2 月 28 日(月)延べ 14 日間
総入場者数:41,638 人
「ソニーフェスタ 04」第二体育館南側芝地
期間:平成 16 年 5 月 6 日(木)∼平成 16 年 5 月 9 日(日)
入場者数:300 人
「テレビ東京 シブスタ 夏祭り」第二体育館南側芝地
期間:平成 16 年 8 月 2 日(月)∼平成 16 年 8 月 6 日(金)
入場者数:500 人
※延べ日数は稼働日数
⑤
会議室(団体利用)
入場者数:83,500 人
入場者数:88,650 人
入場者数:99,200 人
入場者数:28,100 人
入場者数:22,100 人
入場者数:10,135 人
入場者数:13,684 人
入場者数:12,499 人
入場者数: 3,020 人
入場者数: 2,300 人
※第一体育館内1室
(単位:時間・団体・人)
区分
稼働時間
利用団体数
利用者数
144 NAASH 2004
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
146
138
82
91
84
131
74
92
115
155
109
187
20
26
20
18
10
27
18
21
17
21
26
28
252
730
743
520
517
360
689
580
599
357
895
698
934
7,622
1,404
参考データ
資料−4
平成16年度国立スポーツ科学センター稼働状況
(1)TSC チェックサービス
NF の要望に
月 日数
よるチェック
4
15
106
5
16
87
6
15
38
7
9
45
8
5
25
9
5
71
10
13
85
11
12
38
12
13
95
1
7
77
2
8
51
3
14
128
計
132
846
(単位:日、人)
派遣前
チェック
合計
30
53
153
25
0
0
47
68
7
0
0
0
383
136
140
191
70
25
71
132
106
102
77
51
128
1,229
主な利用団体
ソフトボール、ハンドボール、スキークロスカントリー ほか
ラグビー、スキーアルペン、スピードスケート ほか
スピードスケート、スキーコンバインド ほか
ホッケー、スキーモーグル、カーリング ほか
スキーモーグル、スケートフィギュア ほか
スキー、スピードスケート、ボブスレー・リュージュ ほか
スキー、ボブスレー・リュージュ、アイスホッケー ほか
陸上競技、自転車競技、スケート、スキー、アイスホッケー ほか
陸上競技、ウエイトリフティング、ソフトテニス ほか
アーチェリー、サッカー、野球 ほか
ソフトテニス、セーリング、フェンシング、ボクシング ほか
ラグビー、セーリング、陸上競技、バレーボール ほか
(2)スポーツクリニック
月
4
5
6
7
8
9
診療件数
867
794 1,070
917
706
815
※ 1 人の選手が 1 日で 2 科受診した場合は 2 件とした。
(3)サービス事業
① 専用トレーニング施設
シンクロ
体操競技
プール
月
利用
利用
利用
利用
日数
者数
日数
者数
4
28
786
30
553
5
24
556
31
480
6
28
512
30
474
7
29
802
30
591
8
23
645
30
442
9
21
472
29
500
10
29 1,162
30
270
11
29
951
26
270
12
30
977
28
498
1
25
949
28
437
2
28 1,024
28
791
3
29 1,036
29
722
計
323 9,872
349 6,028
②
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
共用トレーニング施設
競泳プール
利用
利用者数
日数 NF
一般
計
28
870
1,431
2,301
31
502
1,365
1,867
28
535
1,467
2,002
29
197
1,369
1,566
27
468
1,320
1,788
26
797
1,701
2,498
9
0
649
649
10
548
698
1,246
28 1,168
1,306
2,474
29 1,126
1,313
2,439
28 1,654
1,252
2,906
30 1,236
1,106
2,342
303 9,101
14,977
24,078
10
951
11
945
12
788
1
808
2
829
(単位:件)
3
合計
1,019 10,509
(単位:日、人)
レスリング
利用
日数
30
30
20
20
23
16
22
13
12
15
20
10
231
利用
日数
13
26
22
22
15
21
16
27
16
25
20
21
244
利用
者数
705
775
303
550
896
43
493
192
128
583
716
531
5,915
射撃
利用
日数
13
16
12
29
14
8
7
5
11
22
6
11
154
利用
者数
34
99
53
94
57
18
12
12
24
158
8
30
599
研究体育館
利用者数
NF
一般
計
172
89
261
572
64
636
431
99
530
450
53
503
259
68
327
682
169
851
272
201
473
888
105
993
657
154
811
1,135
62 1,197
679
55
734
1,619
207 1,826
7,816 1,326 9,142
フェンシング
ボクシング
ウエイトリフティング
利用
日数
19
25
22
27
15
14
19
22
18
27
21
12
241
利用
日数
4
5
0
0
4
0
0
2
4
8
8
5
40
利用 利用
日数 者数
21
232
21
172
19
69
27
237
12
61
15
160
14
36
5
8
19
278
4
7
7
22
9
96
173 1,378
利用
者数
175
180
197
324
69
135
202
422
189
420
340
165
2,818
利用
者数
84
77
0
0
188
0
0
50
87
180
181
110
957
合計
(人)
2,569
2,339
1,608
2,598
2,358
1,328
2,175
1,905
2,181
2,734
3,082
2,690
27,567
(単位:日、人)
トレーニング体育館
合計
利用
利用者数
利用者数
日数
NF
一般
計
NF
一般
計
29
937
202
1,139 1,979 1,722
3,701
30
1,128
191
1,319 2,202 1,620
3,822
28
1,022
132
1,154 1,988 1,698
3,686
29
830
257
1,087 1,477 1,679
3,156
29
797
217
1,014 1,524 1,605
3,129
29
605
182
787 2,084 2,052
4,136
30
619
253
872
891 1,103
1,994
29
864
208
1,072 2,300 1,011
3,311
29
909
135
1,044 2,734 1,595
4,329
28
911
274
1,185 3,172 1,649
4,821
27
1,176
176
1,352 3,509 1,483
4,992
29
1,180
155
1,335 4,035 1,468
5,503
346
10,978 2,382
13,360 27,895 18,685
46,580
NAASH 2004 145
参考データ
資料−4
③
研修室・会議室
研修室 AB
月 利用
利用
日数
者数
4
12
425
5
3
200
6
10
653
7
9
426
8
0
0
9
10
477
10
14
690
11
15 1,095
12
13
793
1
4
89
2
5
401
3
10
628
計
105 5,877
④ 宿泊施設
月
利用日数
4
30
5
31
6
30
7
31
8
31
9
30
10
31
11
30
12
31
1
31
2
28
3
29
計
363
⑤
研修室 B
利用
利用
日数
者数
2
39
8
181
5
150
0
0
0
0
1
28
7
144
4
181
5
160
7
284
8
272
6
145
53 1,584
利用可能室数(A)
2,280
2,356
2,280
2,356
2,356
2,280
2,356
2,280
2,356
2,356
2,128
2,204
27,588
研修室 CD
利用
利用
日数
者数
6
154
13
392
16
460
6
115
3
78
9
343
15
317
14
339
15
309
10
160
15
347
19
490
141 3,504
利用室数(B)
1,392
1,558
1,502
1,642
1,065
832
731
1,244
1,224
1,771
1,724
1,501
16,186
研修室 C
利用
利用
日数
者数
17
354
12
293
9
140
10
120
7
176
5
107
12
246
6
103
7
140
3
38
4
58
8
153
100 1,928
稼働率(B÷A)×100
61.1
66.1
65.9
69.7
45.2
36.5
31.0
54.6
52.0
75.2
81.0
68.1
58.7
(単位:日、人)
会議室
合計
利用
利用
利用
日数
者数
者数
2
46
1,165
3
39
1,528
11
210
1,774
1
13
872
0
0
376
3
49
1,259
11
202
1,811
3
42
2,270
10
278
2,008
7
125
997
8
155
1,684
15
421
2,233
74 1,580 17,977
研修室 D
利用
利用
日数
者数
10
147
9
209
2
24
12
171
6
87
4
44
11
168
11
170
5
40
6
95
4
31
2
66
82 1,252
(単位:日、室、%)
備考
電気設備法定点検による休業(3/5、6)
レストラン・喫茶室
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
⑥
研修室 A
利用
利用
日数
者数
0
0
8
214
7
137
2
27
2
35
7
211
2
44
10
340
6
288
7
206
12
420
10
330
73 2,252
朝食
1,383
1,690
1,553
1,656
1,049
847
725
1,019
1,152
1,982
1,924
1,757
16,737
(単位:食)
昼食
1,686
1,946
1,840
1,657
1,017
1,097
840
1,834
2,074
2,126
2,279
1,817
20,213
レストラン(栄養指導食堂)
夕食
パワーランチ
1,526
47
1,601
96
1,524
74
1,555
48
947
67
944
70
721
118
1,711
69
1,634
40
2,016
151
2,120
175
1,571
223
17,870
1,178
コンディショニングランチ
630
507
568
608
590
555
572
572
415
586
700
945
7,248
5,272
5,840
5,559
5,524
3,670
3,513
2,976
5,205
5,315
6,861
7,198
6,313
63,246
サッカー場
ア 専用利用
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
夜間
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
1
3
146 NAASH 2004
1,749
2,133
2,449
2,159
1,661
1,653
1,781
1,943
1,792
1,682
2,077
2,752
23,831
(単位:日、試合、人)
平日
昼間
喫茶室
計
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
利用日数
平日以外
昼間
夜間
4
1
8
0
5
0
1
2
0
1
4
0
7
1
3
2
4
3
2
0
2
0
3
0
43
10
試合数
合計
昼間
4
8
5
1
0
4
7
4
5
2
2
4
46
夜間
1
1
1
2
1
0
1
2
3
0
0
0
12
8
16
9
3
2
6
13
10
15
4
4
4
94
総入場
者数
4,223
10,742
3,753
2,261
536
2,517
8,758
19,005
13,893
7,694
439
1,725
75,546
有料入
場者数
705
2,263
1,062
284
394
963
2,076
13,417
10,109
6,970
129
0
38,372
備考
夏芝養生期間(7/12∼
8/28)
冬芝播種期間(9/21∼
10/8)
参考データ
イ
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
⑦
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
⑧
団体利用
利用日数
(単位:日、時間、人)
2
2
0
0
0
1
0
2
1
4
2
3
17
利用時間数
5
4
0
0
0
2
0
6
2
13
5
8
45
利用人数
136
145
0
0
0
40
0
148
110
1,720
80
1,512
3,891
備考
夏芝養生期間(7/12∼8/28)
冬芝播種期間(9/21∼10/8)
テニス場
利用日数
19
16
20
19
20
18
15
19
17
16
16
20
215
平日
年間利用者
団体利用者
2,597
600
1,993
288
2,413
481
2,371
411
2,445
245
2,155
483
1,978
346
2,277
603
2,116
486
2,039
419
1,935
500
2,119
347
26,438
5,209
個人利用者
79
65
95
84
94
108
68
83
111
112
130
147
1,176
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
⑨
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
計
利用日数
9
13
8
10
9
10
10
10
9
8
9
9
114
平日以外
年間利用者
1,226
1,631
1,063
1,184
1,071
1,293
1,229
1,451
1,161
974
971
1,125
14,379
団体利用者
671
767
590
709
542
696
695
867
692
585
617
636
8,067
運動場
平日
月
利用
日数
19
14
17
18
20
15
11
16
16
16
15
16
193
利用
時間数
80
61
72
110
121
61
43
64
74
57
65
87
895
利用
件数
30
25
29
46
41
24
18
27
27
23
24
35
349
利用
人数
1,805
894
1,045
1,600
1,439
1,002
647
984
1,142
787
957
1,379
13,681
利用
日数
9
13
8
10
7
10
10
9
9
9
8
7
109
平日以外
利用
利用
時間数
件数
74
19
90
25
58
11
76
14
45
13
79
13
72
15
64
16
53
15
70
20
58
10
56
12
795
183
戸田艇庫・合宿室
エイト
12
12
13
12
12
12
12
12
13
12
11
11
144
資料−4
フォア
70
67
63
63
63
63
65
63
62
58
57
57
751
艇庫
スカル
74
69
64
69
70
69
69
68
68
65
61
59
805
その他
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
48
合計
160
152
144
148
149
148
150
147
147
139
133
131
1,748
一般
63
155
320
56
36
164
20
66
106
288
245
280
1,799
利用
人数
1,209
1,399
1,030
1,215
701
1,990
1,202
776
817
1,093
1,650
1,037
14,119
利用
日数
28
27
25
28
27
25
21
25
25
25
23
23
302
(単位:日、人)
合計
利用日数 利用者数
28
5,173
29
4,744
28
4,642
29
4,759
29
4,397
28
4,735
25
4,316
29
5,281
26
4,566
24
4,129
25
4,153
29
4,371
329
55,266
(単位:日、時間、件、人)
合計
利用
利用
利用
時間数
件数
人数
154
49
3,014
151
50
2,293
130
40
2,075
186
60
2,815
166
54
2,140
140
37
2,992
115
33
1,849
128
43
1,760
127
42
1,959
127
43
1,880
123
34
2,607
143
47
2,416
1,690
532
27,800
(単位:隻、人)
合宿室
大学生
高校生
合計
372
135
570
853
91
1,099
778
40
1,138
298
235
589
3,150
93
3,279
1,132
1,053
2,349
42
46
108
95
12
173
164
491
761
758
98
1,144
1,006
121
1,372
1,671
590
2,541
10,319
3,005
15,123
NAASH 2004 147
参考データ
資料−5
国立競技場施設整備計画(5か年計画)
(平成 17 年 3 月現在)
□国立霞ヶ丘競技場
工事名
1
7
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(Aブロック)
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(AⅡブロック)
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(Dブロック)
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(Bブロック)
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(Cブロック)
陸上競技場スタンド座席と防水改修工事
(Eブロック)
スタンド最頂部外柵改修及び増設旗竿撤去工事
8
庭球場クラブハウス改修工事
2
3
4
5
6
平成 16
年度
平成 17
年度
平成 18
年度
平成 19
年度
平成 20
年度∼
●
●
●
●
●
●
●
●
□国立代々木競技場
工事名
平成 16
年度
平成 17
年度
平成 18
年度
平成 19
年度
平成 20
年度∼
1
第一体育館屋根部改修工事
2
第二体育館外装改修工事
3
第一体育館熱源設備改修工事
4
第一・第二体育館防災設備改修工事
●
5
第二体育館熱源設備改修工事
●
6
第一体育館アリーナ面便所新設及び設備改修工
事
第二体育館内部改修工事
●
7
※
●
●
●
●
施設整備の実施に当たっては、中期計画を踏まえ、①危険箇所の改修、②利用者サービス向上のための改
修、③事業展開上必要な改修をコンセプトとし、緊急性の高い工事から順次実施することとしている。
148 NAASH 2004
参考データ
資料−6
平成16年度独立行政法人日本スポーツ振興センター職員研修実施状況
名称
新入職員研修
開催日
3/30∼4/2
参加者数
8名
情報システム統一研修
4/21∼6/30
7名
任用実務研修
5/21
1名
秘書実務入門研修
6/2
1名
行政管理講座(情報公開と個
人情報保護)
労働行政フォーラム
7/22∼23
2名
・秘書実務の基本(スケジュール管理・情報管理・慶弔・
贈答の知識)
・情報公開と個人情報保護
6/29
1名
・次世代育成支援対策推進法
初心者のための簿記研修
6/22∼7/27
6名
・複式簿記の基礎(日商簿記検定 4 級レベル)
メンタルヘルス研修
7/9
2名
平成 16 年度著作権セミナー
7/22∼23
2名
・職場のメンタルヘルス対策
・公務職場におけるメンタルヘルス対策の取り組み
・著作権制度
労務担当者会議
7/8
1名
人権問題雇用研修会
7/15
2名
・これまでの独立行政法人評価の概要
・春季労使交渉の総括と今後の展望
・最近の労働情勢等の報告と意見交換
・労務管理の諸問題(事例研究)
・基本的人権の尊重に基づく公正な採用選考
労働政策フォーラム
7/23
2名
・日本的インターンシップの現状及び今後
給与実務研修会
8/16
1名
・平成 16 年度人事院勧告
情報セキュリティーセミナ
ー
平成 16 年度給与担当者研修
会
3 級簿記研修
8/31
9名
・個人情報保護法への対応上必要な情報セキュリティ等
9/2
1名
9/7∼10/26
5名
・日本の賃金制度と今後の動向
・地方に勤務する国家公務員の給与水準
・複式簿記の知識(日商簿記検定 3 級レベル)
職員相談員実務研修会
9/10
7名
・セクシャルハラスメント防止等
管理職研修
9/22、9/27
有期労働契約セミナー
9/7∼9/8
3名
平成 16 年度人権に関する国
家公務員等研修会
9/7
2名
第 42 回政府関係会計事務研
修
平成 16 年度文部科学省文教
団体共同職員研修会
10/5∼11/19
1名
9/7∼9/10
10/12∼10/15
1名
2名
平成 16 年度ビル衛生講習会
10/6
1名
47 名
目的・内容
・新入職員としての基本知識及び各部・場の業務概要
・職場における健康管理及びメンタルヘルス研修(外部講
師)・セクハラ研修(ビデオ研修)
・ホームページの作成方法
・プレゼンテーションに必要なソフトウェアの操作方法、
プレゼンテーションの際に必要となる表現方法
・ネットワーク等のセキュリティ全般にわたる基礎
・ネットワークに関する基礎
・政府が推進する「電子政府構築計画」に基づき、業務・
システム最適化計画の概要を理解し、その計画策定指針
に関する主要な概念、標準記述様式の記載
・電子政府実現に向けた行政情報化施策に関する関連法
規、最新動向等
・システム開発におけるプロジェクト管理技術を習得する
上において必要な基礎
・再任用等を含めた任用制度の基礎的・実務的な知識
・評価者研修、メンタルヘルス
・改正労基法における有期労働契約の規制/有期労働契約
の法的課題
・「人権教育のための国連 10 年」に関する国内行動計画
及び人権教育・啓発に関する基本計画の趣旨に沿った人
権問題
・政府関係法人の予算決算の会計事務
・中間管理者に、業務の遂行及び部下を管理・監督するた
めの知識・技能の習得、組織体の業務の向上と運営の能
率化及び職場の人間関係の向上
・「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」の政
省令の改正・施行について
・「健康増進法」による受動喫煙対策
NAASH 2004 149
参考データ
資料−6
メンタルヘルス推進支援セ
ミナー
10/26
2名
セクシャルハラスメント対
策講座
11/1
3名
平成 16 年度支部組織再編に
関する研修会
11/9∼11/12
11/15∼11/18
給与実務研修会(諸手当関
係)
労働政策フォーラム
11/15
1名
11/30
1名
・働く人のメンタルヘルスの現状、公務員のメンタルヘル
ス
・メンタルヘルス推進活動の方法
・女性活性化のためのセクシャルハラスメント研修
・セクハラ相談窓口担当者研修
・上司のためのコミュニケーション研修
・財務会計システム研修
・災害共済給付オンライン請求システム研修
・総務、人事、財務、健康安全、支部組織再編に係る研修
・手当制度の概要をはじめ、手当の種類と支給対象職員及
び支給額
・『改正高年齢者雇用安定法』に対する理解及び認識
労働政策フォーラム
12/3
1名
・障害者の就労支援
支所管理職研修
12/15∼12/17
19 名
支所配属職員及び採用予定
者のシステム研修会
1/18∼1/19
17 名
新人研修デモセミナー
1/26
2名
労務担当者会議
1/27
1名
改正高年齢者雇用安定法説
明会
改正育児・介護休業法セミナ
ー
公正採用選考人権啓発推進
員研修会
人権に関する国家公務員等
研修会
個人情報保護法制セミナー
1/27
1名
2/4
2名
・春季労使交渉に臨む経営側の基本的な考え方
・労働組合法の改正について
・企業における情報管理と労務(個人情報保護法・公益通
報者保護法)
・高年齢者雇用安定法の改正内容
・高年齢者雇用アドバイザーの利用
・改正育児・介護休業法について
2/8
1名
・基本的人権の尊重に基づく公正な採用選考実施
2/10
2名
・人権問題
2/16
2名
・個人情報保護法制について
母性保護・育児休業研修会
2/21
1名
・母性保護・育児休業に関する制度と運用
個人情報保護法対策セミナ
ー
プロジェクトマネジメント
研修
2/24
2名
・個人情報保護法について
独立行政法人、特殊法人等監
事連絡会総会
公社債基礎研修
3/4
1名
3/4
1名
150 NAASH 2004
3/2、3/10、11
104 名
53 名
44 名
・新任管理者のマネジメント研修
・評価者研修
・メンタルヘルス研修
・財務会計システム及び災害共済給付オンライン請求シス
テム研修
・災害共済給付オンライン請求システム研修
・契約・財務システム研修
・セキュリティに関する講義
・災害共済給付業務に関する講義
・普及業務に関する講義
・主催者(ザ・アール)の新人研修のデモセミナーを体験
・プロジェクトマネジメントのセオリーと手法に関する基
本的な知識
・プロジェクトを効率的かつ効果的に運営するためのアイ
デアや情報(知識)の交換・共有
・各部会の活動状況、特殊法人監事等連絡会会計
・公社債の基礎知識
・債券運用のリスクとリターン
・具体的な債券運用と管理について
関係法令等
○独立行政法人通則法
○独立行政法人日本スポーツ振興センター法
○独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令
○独立行政法人日本スポーツ振興センターに関する省令
○独立行政法人日本スポーツ振興センター業務方法書
○独立行政法人日本スポーツ振興センター組織運営規則
○独立行政法人日本スポーツ振興センター中期目標・中期計画
・年度計画(平成16年度)比較表
○独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会規則
○独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会運営細則
○独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会委員
○独立行政法人日本スポーツ振興センター自己評価委員会実施経過(平成16年度)
○独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター業績評価委員会規程
○独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター業績評価委員会委員
○独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター自己評価委員会実施要項
○独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター自己評価委員会委員
○独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
業績評価実施経過(平成16年度)
関係法令等
○独立行政法人通則法
平成十一年七月十六日
法律第百三号
独立行政法人通則法をここに公布する。
独立行政法人通則法
目次
第一章 総則
第 一 節 通 則 (第 一 条 ― 第 十 一 条 )
第 二 節 独 立 行 政 法 人 評 価 委 員 会 (第 十 二 条 )
第 三 節 設 立 (第 十 三 条 ― 第 十 七 条 )
第 二 章 役 員 及 び 職 員 (第 十 八 条 ― 第 二 十 六 条 )
第三章 業務運営
第 一 節 業 務 (第 二 十 七 条 ・ 第 二 十 八 条 )
第 二 節 中 期 目 標 等 (第 二 十 九 条 ― 第 三 十 五 条 )
第 四 章 財 務 及 び 会 計 (第 三 十 六 条 ― 第 五 十 条 )
第五章 人事管理
第 一 節 特 定 独 立 行 政 法 人 (第 五 十 一 条 ― 第 六
十条)
第二節 特定独立行政法人以外の独立行政法人
(第 六 十 一 条 ― 第 六 十 三 条 )
第 六 章 雑 則 (第 六 十 四 条 ― 第 六 十 八 条 )
第 七 章 罰 則 (第 六 十 九 条 ― 第 七 十 二 条 )
附則
第一章 総則
第一節 通則
(目 的 等 )
第一条 この法律は、独立行政法人の運営の基本そ
の他の制度の基本となる共通の事項を定め、各独
立行政法人の名称、目的、業務の範囲等に関する
事 項 を 定 め る 法 律 (以 下 「 個 別 法 」 と い う 。 )と 相
まって、独立行政法人制度の確立並びに独立行政
法人が公共上の見地から行う事務及び事業の確実
な実施を図り、もって国民生活の安定及び社会経
済の健全な発展に資することを目的とする。
2 各独立行政法人の組織、運営及び管理について
は、個別法に定めるもののほか、この法律の定め
るところによる。
(定 義 )
第二条 この法律において「独立行政法人」とは、
国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地か
ら確実に実施されることが必要な事務及び事業で
あって、国が自ら主体となって直接に実施する必
要のないもののうち、民間の主体にゆだねた場合
には必ずしも実施されないおそれがあるもの又は
一の主体に独占して行わせることが必要であるも
のを効率的かつ効果的に行わせることを目的とし
て、この法律及び個別法の定めるところにより設
立される法人をいう。
2 この法律において「特定独立行政法人」とは、
独立行政法人のうち、その業務の停滞が国民生活
又は社会経済の安定に直接かつ著しい支障を及ぼ
すと認められるものその他当該独立行政法人の目
的、業務の性質等を総合的に勘案して、その役員
及び職員に国家公務員の身分を与えることが必要
と認められるものとして個別法で定めるものをい
う。
(業 務 の 公 共 性 、 透 明 性 及 び 自 主 性 )
第三条 独立行政法人は、その行う事務及び事業が
国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地か
ら確実に実施されることが必要なものであること
にかんがみ、適正かつ効率的にその業務を運営す
るよう努めなければならない。
2 独立行政法人は、この法律の定めるところによ
りその業務の内容を公表すること等を通じて、そ
の組織及び運営の状況を国民に明らかにするよう
努めなければならない。
3 この法律及び個別法の運用に当たっては、独立
行政法人の業務運営における自主性は、十分配慮
されなければならない。
(名 称 )
第 四 条 各 独 立 行 政 法 人 の 名 称 は 、個 別 法 で 定 め る 。
152
NAASH 2004
(目 的 )
第五条 各独立行政法人の目的は、第二条第一項の
目的の範囲内で、個別法で定める。
(法 人 格 )
第六条 独立行政法人は、法人とする。
(事 務 所 )
第七条 各独立行政法人は、主たる事務所を個別法
で定める地に置く。
2 独立行政法人は、必要な地に従たる事務所を置
くことができる。
(財 産 的 基 礎 )
第八条 独立行政法人は、その業務を確実に実施す
るために必要な資本金その他の財産的基礎を有し
なければならない。
2 政府は、その業務を確実に実施させるために必
要があると認めるときは、個別法で定めるところ
に よ り 、各 独 立 行 政 法 人 に 出 資 す る こ と が で き る 。
(登 記 )
第九条 独立行政法人は、政令で定めるところによ
り、登記しなければならない。
2 前項の規定により登記しなければならない事項
は、登記の後でなければ、これをもって第三者に
対抗することができない。
(名 称 の 使 用 制 限 )
第十条 独立行政法人でない者は、その名称中に、
独立行政法人という文字を用いてはならない。
(民 法 の 準 用 )
第 十 一 条 民 法 (明 治 二 十 九 年 法 律 第 八 十 九 号 )第 四
十四条及び第五十条の規定は、独立行政法人につ
いて準用する。
第二節
独立行政法人評価委員会
(独 立 行 政 法 人 評 価 委 員 会 )
第十二条
独 立 行 政 法 人 の 主 務 省 (当 該 独 立 行 政 法
人 を 所 管 す る 内 閣 府 又 は 各 省 を い う 。以 下 同 じ 。)
に、その所管に係る独立行政法人に関する事務を
処 理 さ せ る た め 、 独 立 行 政 法 人 評 価 委 員 会 (以 下
「 評 価 委 員 会 」 と い う 。 )を 置 く 。
2 評価委員会は、次に掲げる事務をつかさどる。
一 独立行政法人の業務の実績に関する評価に関
すること。
二 その他この法律又は個別法によりその権限に
属させられた事項を処理すること。
3 前項に定めるもののほか、評価委員会の組織、
所掌事務及び委員その他の職員その他評価委員会
に関し必要な事項については、政令で定める。
第三節
設立
(設 立 の 手 続 )
第十三条 各独立行政法人の設立に関する手続につ
いては、個別法に特別の定めがある場合を除くほ
か、この節の定めるところによる。
(法 人 の 長 及 び 監 事 と な る べ き 者 )
第 十 四 条 主 務 大 臣 は 、独 立 行 政 法 人 の 長 ( 以 下「 法
人 の 長 」と い う 。) と な る べ き 者 及 び 監 事 と な る べ
き者を指名する。
2 前項の規定により指名された法人の長又は監事
となるべき者は、独立行政法人の成立の時におい
て、この法律の規定により、それぞれ法人の長又
は監事に任命されたものとする。
3 第二十条第一項の規定は、第一項の法人の長と
なるべき者の指名について準用する。
(設 立 委 員 )
第十五条 主務大臣は、設立委員を命じて、独立行
政法人の設立に関する事務を処理させる。
2 設立委員は、独立行政法人の設立の準備を完了
したときは、遅滞なく、その旨を主務大臣に届け
関係法令等
出るとともに、その事務を前条第一項の規定によ
り指名された法人の長となるべき者に引き継がな
ければならない。
(設 立 の 登 記 )
第十六条 第十四条第一項の規定により指名された
法人の長となるべき者は、前条第二項の規定によ
る事務の引継ぎを受けたときは、遅滞なく、政令
で定めるところにより、設立の登記をしなければ
ならない。
第十七条 独立行政法人は、設立の登記をすること
によって成立する。
第二章
役員及び職員
(役 員 )
第十八条 各独立行政法人に、個別法で定めるとこ
ろにより、役員として、法人の長一人及び監事を
置く。
2 各独立行政法人には、前項に規定する役員のほ
か、個別法で定めるところにより、他の役員を置
くことができる。
3 各独立行政法人の法人の長の名称、前項に規定
する役員の名称及び定数並びに監事の定数は、個
別法で定める。
(役 員 の 職 務 及 び 権 限 )
第十九条 法人の長は、独立行政法人を代表し、そ
の業務を総理する。
2 個 別 法 で 定 め る 役 員 (法 人 の 長 を 除 く 。 )は 、 法
人の長の定めるところにより、法人の長に事故が
あるときはその職務を代理し、法人の長が欠員の
ときはその職務を行う。
3 前条第二項の規定により置かれる役員の職務及
び権限は、個別法で定める。
4 監事は、独立行政法人の業務を監査する。
5 監事は、監査の結果に基づき、必要があると認
めるときは、法人の長又は主務大臣に意見を提出
することができる。
(役 員 の 任 命 )
第二十条 法人の長は、次に掲げる者のうちから、
主務大臣が任命する。
一 当該独立行政法人が行う事務及び事業に関し
て高度な知識及び経験を有する者
二 前号に掲げる者のほか、当該独立行政法人が
行う事務及び事業を適正かつ効率的に運営する
ことができる者
2 監事は、主務大臣が任命する。
3 第十八条第二項の規定により置かれる役員は、
第一項各号に掲げる者のうちから、法人の長が任
命する。
4 法人の長は、前項の規定により役員を任命した
と き は 、遅 滞 な く 、主 務 大 臣 に 届 け 出 る と と も に 、
これを公表しなければならない。
(役 員 の 任 期 )
第二十一条 役員の任期は、個別法で定める。ただ
し、補欠の役員の任期は、前任者の残任期間とす
る。
2 役員は、再任されることができる。
(役 員 の 欠 格 条 項 )
第二十二条
政 府 又 は 地 方 公 共 団 体 の 職 員 (非 常 勤
の 者 を 除 く 。 )は 、 役 員 と な る こ と が で き な い 。
(役 員 の 解 任 )
第二十三条 主務大臣又は法人の長は、それぞれそ
の任命に係る役員が前条の規定により役員となる
ことができない者に該当するに至ったときは、そ
の役員を解任しなければならない。
2 主務大臣又は法人の長は、それぞれその任命に
係る役員が次の各号の一に該当するとき、その他
役員たるに適しないと認めるときは、その役員を
解任することができる。
一 心身の故障のため職務の遂行に堪えないと認
められるとき。
職務上の義務違反があるとき。
3 前項に規定するもののほか、主務大臣又は法人
の 長 は 、 そ れ ぞ れ そ の 任 命 に 係 る 役 員 (監 事 を 除
く 。) の 職 務 の 執 行 が 適 当 で な い た め 当 該 独 立 行 政
法人の業務の実績が悪化した場合であって、その
役員に引き続き当該職務を行わせることが適切で
ないと認めるときは、その役員を解任することが
できる。
4 法人の長は、前二項の規定によりその任命に係
る役員を解任したときは、遅滞なく、主務大臣に
届け出るとともに、これを公表しなければならな
い。
二
(代 表 権 の 制 限 )
第二十四条 独立行政法人と法人の長その他の代表
権を有する役員との利益が相反する事項について
は、これらの者は、代表権を有しない。この場合
には、監事が当該独立行政法人を代表する。
(代 理 人 の 選 任 )
第二十五条 法人の長その他の代表権を有する役員
は、当該独立行政法人の代表権を有しない役員又
は職員のうちから、当該独立行政法人の業務の一
部に関し一切の裁判上又は裁判外の行為をする権
限を有する代理人を選任することができる。
(職 員 の 任 命 )
第二十六条 独立行政法人の職員は、法人の長が任
命する。
第三章 業務運営
第一節 業務
(業 務 の 範 囲 )
第二十七条 各独立行政法人の業務の範囲は、個別
法で定める。
(業 務 方 法 書 )
第二十八条 独立行政法人は、業務開始の際、業務
方法書を作成し、主務大臣の認可を受けなければ
ならない。これを変更しようとするときも、同様
とする。
2 前項の業務方法書に記載すべき事項は、主務省
令 (当 該 独 立 行 政 法 人 を 所 管 す る 内 閣 府 又 は 各 省
の 内 閣 府 令 又 は 省 令 を い う 。以 下 同 じ 。)で 定 め る 。
3 主務大臣は、第一項の認可をしようとするとき
は、あらかじめ、評価委員会の意見を聴かなけれ
ばならない。
4 独 立 行 政 法 人 は 、第 一 項 の 認 可 を 受 け た と き は 、
遅滞なく、その業務方法書を公表しなければなら
ない。
第二節
中期目標等
(中 期 目 標 )
第二十九条 主務大臣は、三年以上五年以下の期間
において独立行政法人が達成すべき業務運営に関
す る 目 標 (以 下 「 中 期 目 標 」 と い う 。 )を 定 め 、 こ
れを当該独立行政法人に指示するとともに、公表
しなければならない。これを変更したときも、同
様とする。
2 中期目標においては、次に掲げる事項について
定めるものとする。
一
中 期 目 標 の 期 間 (前 項 の 期 間 の 範 囲 内 で 主 務
大臣が定める期間をいう。以下同じ。)
二 業務運営の効率化に関する事項
三 国民に対して提供するサービスその他の業務
の質の向上に関する事項
四 財務内容の改善に関する事項
五 その他業務運営に関する重要事項
3 主務大臣は、中期目標を定め、又はこれを変更
しようとするときは、あらかじめ、評価委員会の
意見を聴かなければならない。
(中 期 計 画 )
第三十条 独立行政法人は、前条第一項の指示を受
NAASH 2004 153
関係法令等
けたときは、中期目標に基づき、主務省令で定め
るところにより、当該中期目標を達成するための
計 画 (以 下 「 中 期 計 画 」 と い う 。 )を 作 成 し 、 主 務
大臣の認可を受けなければならない。これを変更
しようとするときも、同様とする。
2 中期計画においては、次に掲げる事項を定める
ものとする。
一 業務運営の効率化に関する目標を達成するた
めとるべき措置
二 国民に対して提供するサービスその他の業務
の質の向上に関する目標を達成するためとるべ
き措置
三 予 算 (人 件 費 の 見 積 り を 含 む 。 )、 収 支 計 画 及
び資金計画
四 短期借入金の限度額
五 重要な財産を譲渡し、又は担保に供しようと
するときは、その計画
六 剰余金の使途
七 その他主務省令で定める業務運営に関する事
項
3 主務大臣は、第一項の認可をしようとするとき
は、あらかじめ、評価委員会の意見を聴かなけれ
ばならない。
4 主務大臣は、第一項の認可をした中期計画が前
条第二項第二号から第五号までに掲げる事項の適
正かつ確実な実施上不適当となったと認めるとき
は、その中期計画を変更すべきことを命ずること
ができる。
5 独 立 行 政 法 人 は 、第 一 項 の 認 可 を 受 け た と き は 、
遅滞なく、その中期計画を公表しなければならな
い。
(年 度 計 画 )
第三十一条 独立行政法人は、毎事業年度の開始前
に 、前 条 第 一 項 の 認 可 を 受 け た 中 期 計 画 に 基 づ き 、
主務省令で定めるところにより、その事業年度の
業 務 運 営 に 関 す る 計 画 (次 項 に お い て 「 年 度 計 画 」
と い う 。) を 定 め 、こ れ を 主 務 大 臣 に 届 け 出 る と と
もに、公表しなければならない。これを変更した
ときも、同様とする。
2 独立行政法人の最初の事業年度の年度計画につ
いては、前項中「毎事業年度の開始前に、前条第
一 項 の 認 可 を 受 け た 」と あ る の は 、
「その成立後最
初の中期計画について前条第一項の認可を受けた
後遅滞なく、その」とする。
(各 事 業 年 度 に 係 る 業 務 の 実 績 に 関 す る 評 価 )
第三十二条 独立行政法人は、主務省令で定めると
ころにより、各事業年度における業務の実績につ
い て 、評 価 委 員 会 の 評 価 を 受 け な け れ ば な ら な い 。
2 前項の評価は、当該事業年度における中期計画
の実施状況の調査をし、及び分析をし、並びにこ
れらの調査及び分析の結果を考慮して当該事業年
度における業務の実績の全体について総合的な評
定をして、行わなければならない。
3 評価委員会は、第一項の評価を行ったときは、
遅滞なく、当該独立行政法人及び政令で定める審
議 会 (以 下 「 審 議 会 」 と い う 。 )に 対 し て 、 そ の 評
価の結果を通知しなければならない。この場合に
おいて、評価委員会は、必要があると認めるとき
は、当該独立行政法人に対し、業務運営の改善そ
の他の勧告をすることができる。
4 評価委員会は、前項の規定による通知を行った
と き は 、遅 滞 な く 、そ の 通 知 に 係 る 事 項 ( 同 項 後 段
の規定による勧告をした場合にあっては、その通
知 に 係 る 事 項 及 び そ の 勧 告 の 内 容 )を 公 表 し な け
ればならない。
5 審議会は、第三項の規定により通知された評価
の結果について、必要があると認めるときは、当
該 評 価 委 員 会 に 対 し 、意 見 を 述 べ る こ と が で き る 。
(中 期 目 標 に 係 る 事 業 報 告 書 )
第三十三条 独立行政法人は、中期目標の期間の終
了 後 三 月 以 内 に 、主 務 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、
当該中期目標に係る事業報告書を主務大臣に提出
するとともに、これを公表しなければならない。
154
NAASH 2004
(中 期 目 標 に 係 る 業 務 の 実 績 に 関 す る 評 価 )
第三十四条 独立行政法人は、主務省令で定めると
ころにより、中期目標の期間における業務の実績
について、評価委員会の評価を受けなければなら
ない。
2 前項の評価は、当該中期目標の期間における中
期目標の達成状況の調査をし、及び分析をし、並
びにこれらの調査及び分析の結果を考慮して当該
中期目標の期間における業務の実績の全体につい
て総合的な評定をして、行わなければならない。
3 第三十二条第三項から第五項までの規定は、第
一項の評価について準用する。
(中 期 目 標 の 期 間 の 終 了 時 の 検 討 )
第三十五条 主務大臣は、独立行政法人の中期目標
の期間の終了時において、当該独立行政法人の業
務を継続させる必要性、組織の在り方その他その
組織及び業務の全般にわたる検討を行い、その結
果に基づき、所要の措置を講ずるものとする。
2 主務大臣は、前項の規定による検討を行うに当
たっては、評価委員会の意見を聴かなければなら
ない。
3 審議会は、独立行政法人の中期目標の期間の終
了時において、当該独立行政法人の主要な事務及
び事業の改廃に関し、主務大臣に勧告することが
できる。
第四章
財務及び会計
(事 業 年 度 )
第三十六条 独立行政法人の事業年度は、毎年四月
一日に始まり、翌年三月三十一日に終わる。
2 独立行政法人の最初の事業年度は、前項の規定
にかかわらず、その成立の日に始まり、翌年の三
月 三 十 一 日 (一 月 一 日 か ら 三 月 三 十 一 日 ま で の 間
に成立した独立行政法人にあっては、その年の三
月 三 十 一 日 )に 終 わ る も の と す る 。
(企 業 会 計 原 則 )
第三十七条 独立行政法人の会計は、主務省令で定
めるところにより、原則として企業会計原則によ
るものとする。
(財 務 諸 表 等 )
第三十八条 独立行政法人は、毎事業年度、貸借対
照表、損益計算書、利益の処分又は損失の処理に
関する書類その他主務省令で定める書類及びこれ
ら の 附 属 明 細 書 (以 下 「 財 務 諸 表 」 と い う 。 )を 作
成し、当該事業年度の終了後三月以内に主務大臣
に提出し、その承認を受けなければならない。
2 独立行政法人は、前項の規定により財務諸表を
主務大臣に提出するときは、これに当該事業年度
の事業報告書及び予算の区分に従い作成した決算
報告書を添え、並びに財務諸表及び決算報告書に
関 す る 監 事 の 意 見 (次 条 の 規 定 に よ り 会 計 監 査 人
の監査を受けなければならない独立行政法人にあ
っ て は 、監 事 及 び 会 計 監 査 人 の 意 見 。以 下 同 じ 。)
を付けなければならない。
3 主務大臣は、第一項の規定により財務諸表を承
認しようとするときは、あらかじめ、評価委員会
の意見を聴かなければならない。
4 独立行政法人は、第一項の規定による主務大臣
の承認を受けたときは、遅滞なく、財務諸表を官
報に公告し、かつ、財務諸表並びに第二項の事業
報告書、決算報告書及び監事の意見を記載した書
面を、各事務所に備えて置き、主務省令で定める
期間、一般の閲覧に供しなければならない。
(会 計 監 査 人 の 監 査 )
第三十九条
独 立 行 政 法 人 (そ の 資 本 の 額 そ の 他 の
経営の規模が政令で定める基準に達しない独立行
政 法 人 を 除 く 。 )は 、 財 務 諸 表 、 事 業 報 告 書 (会 計
に 関 す る 部 分 に 限 る 。 )及 び 決 算 報 告 書 に つ い て 、
監事の監査のほか、会計監査人の監査を受けなけ
ればならない。
関係法令等
(会 計 監 査 人 の 選 任 )
第四十条 会計監査人は、主務大臣が選任する。
(会 計 監 査 人 の 資 格 )
第四十一条 株式会社の監査等に関する商法の特例
に 関 す る 法 律 (昭 和 四 十 九 年 法 律 第 二 十 二 号 )第 四
条 (第 二 項 第 二 号 を 除 く 。 )の 規 定 は 、 第 三 十 九 条
の会計監査人について準用する。この場合におい
て、同法第四条第二項第一号中「第二条」とある
のは、
「 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 三 十 九 条 」と 読 み 替
えるものとする。
(会 計 監 査 人 の 任 期 )
第四十二条 会計監査人の任期は、その選任の日以
後最初に終了する事業年度の財務諸表についての
主務大臣の第三十八条第一項の承認の時までとす
る。
(会 計 監 査 人 の 解 任 )
第四十三条 主務大臣は、会計監査人が次の各号の
一に該当するときは、その会計監査人を解任する
ことができる。
一 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったと
き。
二 会計監査人たるにふさわしくない非行があっ
たとき。
三 心 身 の 故 障 の た め 、職 務 の 遂 行 に 支 障 が あ り 、
又はこれに堪えないとき。
(利 益 及 び 損 失 の 処 理 )
第四十四条 独立行政法人は、毎事業年度、損益計
算において利益を生じたときは、前事業年度から
繰り越した損失をうめ、なお残余があるときは、
その残余の額は、積立金として整理しなければな
らない。ただし、第三項の規定により同項の使途
に充てる場合は、この限りでない。
2 独立行政法人は、毎事業年度、損益計算におい
て損失を生じたときは、前項の規定による積立金
を減額して整理し、なお不足があるときは、その
不足額は、繰越欠損金として整理しなければなら
ない。
3 独立行政法人は、第一項に規定する残余がある
ときは、主務大臣の承認を受けて、その残余の額
の全部又は一部を第三十条第一項の認可を受けた
中 期 計 画 (同 項 後 段 の 規 定 に よ る 変 更 の 認 可 を 受
けたときは、その変更後のもの。以下単に「中期
計 画 」と い う 。) の 同 条 第 二 項 第 六 号 の 剰 余 金 の 使
途に充てることができる。
4 主務大臣は、前項の規定による承認をしようと
するときは、あらかじめ、評価委員会の意見を聴
かなければならない。
5 第一項の規定による積立金の処分については、
個別法で定める。
(借 入 金 等 )
第四十五条 独立行政法人は、中期計画の第三十条
第二項第四号の短期借入金の限度額の範囲内で、
短期借入金をすることができる。ただし、やむを
得ない事由があるものとして主務大臣の認可を受
けた場合は、当該限度額を超えて短期借入金をす
ることができる。
2 前項の規定による短期借入金は、当該事業年度
内に償還しなければならない。ただし、資金の不
足のため償還することができないときは、その償
還することができない金額に限り、主務大臣の認
可を受けて、これを借り換えることができる。
3 前項ただし書の規定により借り換えた短期借入
金は、一年以内に償還しなければならない。
4 主務大臣は、第一項ただし書又は第二項ただし
書の規定による認可をしようとするときは、あら
かじめ、評価委員会の意見を聴かなければならな
い。
5 独立行政法人は、個別法に別段の定めがある場
合を除くほか、長期借入金及び債券発行をするこ
とができない。
(財 源 措 置 )
第四十六条 政府は、予算の範囲内において、独立
行政法人に対し、その業務の財源に充てるために
必要な金額の全部又は一部に相当する金額を交付
することができる。
(余 裕 金 の 運 用 )
第四十七条 独立行政法人は、次の方法による場合
を除くほか、業務上の余裕金を運用してはならな
い。
一 国 債 、地 方 債 、政 府 保 証 債 ( そ の 元 本 の 償 還 及
び利息の支払について政府が保証する債券をい
う 。) そ の 他 主 務 大 臣 の 指 定 す る 有 価 証 券 の 取 得
二 銀行その他主務大臣の指定する金融機関への
預金又は郵便貯金
三 信託業務を営む銀行又は信託会社への金銭信
託
(財 産 の 処 分 等 の 制 限 )
第四十八条 独立行政法人は、主務省令で定める重
要な財産を譲渡し、又は担保に供しようとすると
きは、主務大臣の認可を受けなければならない。
ただし、中期計画において第三十条第二項第五号
の計画を定めた場合であって、その計画に従って
当該重要な財産を譲渡し、又は担保に供するとき
は、この限りでない。
2 主務大臣は、前項の規定による認可をしようと
するときは、あらかじめ、評価委員会の意見を聴
かなければならない。
(会 計 規 程 )
第四十九条 独立行政法人は、業務開始の際、会計
に関する事項について規程を定め、これを主務大
臣に届け出なければならない。これを変更したと
きも、同様とする。
(主 務 省 令 へ の 委 任 )
第五十条 この法律及びこれに基づく政令に規定す
るもののほか、独立行政法人の財務及び会計に関
し必要な事項は、主務省令で定める。
第五章 人事管理
第一節 特定独立行政法人
(役 員 及 び 職 員 の 身 分 )
第五十一条 特定独立行政法人の役員及び職員は、
国家公務員とする。
(役 員 の 報 酬 等 )
第五十二条 特定独立行政法人の役員に対する報酬
及 び 退 職 手 当 (以 下 「 報 酬 等 」 と い う 。 )は 、 そ の
役員の業績が考慮されるものでなければならない。
2 特定独立行政法人は、その役員に対する報酬等
の支給の基準を定め、これを主務大臣に届け出る
とともに、公表しなければならない。これを変更
したときも、同様とする。
3 前項の報酬等の支給の基準は、国家公務員の給
与、民間企業の役員の報酬等、当該特定独立行政
法人の業務の実績及び中期計画の第三十条第二項
第三号の人件費の見積りその他の事情を考慮して
定められなければならない。
(評 価 委 員 会 の 意 見 の 申 出 )
第五十三条 主務大臣は、前条第二項の規定による
届出があったときは、その届出に係る報酬等の支
給の基準を評価委員会に通知するものとする。
2 評価委員会は、前項の規定による通知を受けた
ときは、その通知に係る報酬等の支給の基準が社
会一般の情勢に適合したものであるかどうかにつ
いて、主務大臣に対し、意見を申し出ることがで
きる。
(役 員 の 服 務 )
第五十四条
特 定 独 立 行 政 法 人 の 役 員 (以 下 こ の 条
か ら 第 五 十 六 条 ま で に お い て 単 に「 役 員 」と い う 。)
は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはな
らない。その職を退いた後も、同様とする。
NAASH 2004 155
関係法令等
2
役員は、在任中、政党その他の政治的団体の役
員となり、又は積極的に政治運動をしてはならな
い。
3 役 員 (非 常 勤 の 者 を 除 く 。 次 項 に お い て 同 じ 。 )
は、在任中、任命権者の承認のある場合を除くほ
か、報酬を得て他の職務に従事し、又は営利事業
を営み、その他金銭上の利益を目的とする業務を
行ってはならない。
4 役員は、離職後二年間は、商業、工業又は金融
業 そ の 他 営 利 を 目 的 と す る 私 企 業 (以 下 「 営 利 企
業 」 と い う 。 )の 地 位 で 、 そ の 離 職 前 五 年 間 に 在 職
していた特定独立行政法人、人事院規則で定める
国の機関又は日本郵政公社と密接な関係にあるも
のに就くことを承諾し、又は就いてはならない。
ただし、人事院規則の定めるところにより、任命
権者の申出により人事院の承認を得た場合は、こ
の限りでない。
(平 一 四 法 九 八 ・ 一 部 改 正 )
(役 員 の 災 害 補 償 )
第五十五条 役員の公務上の災害又は通勤による災
害に対する補償及び公務上の災害又は通勤による
災害を受けた役員に対する福祉事業については、
特定独立行政法人の職員の例による。
(役 員 に 係 る 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 の 適 用 除 外 )
第五十六条
労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 (昭 和 二 十 二 年
法 律 第 五 十 号 )の 規 定 は 、 役 員 に は 適 用 し な い 。
(職 員 の 給 与 )
第五十七条 特定独立行政法人の職員の給与は、そ
の職務の内容と責任に応ずるものであり、かつ、
職員が発揮した能率が考慮されるものでなければ
ならない。
2 特定独立行政法人は、その職員の給与の支給の
基 準 を 定 め 、こ れ を 主 務 大 臣 に 届 け 出 る と と も に 、
公 表 し な け れ ば な ら な い 。こ れ を 変 更 し た と き も 、
同様とする。
3 前項の給与の支給の基準は、一般職の職員の給
与 に 関 す る 法 律 (昭 和 二 十 五 年 法 律 第 九 十 五 号 )の
適用を受ける国家公務員の給与、民間企業の従業
員の給与、当該特定独立行政法人の業務の実績及
び中期計画の第三十条第二項第三号の人件費の見
積りその他の事情を考慮して定められなければな
らない。
(職 員 の 勤 務 時 間 等 )
第五十八条 特定独立行政法人は、その職員の勤務
時間、休憩、休日及び休暇について規程を定め、
これを主務大臣に届け出るとともに、公表しなけ
ればならない。これを変更したときも、同様とす
る。
2 前項の規程は、一般職の職員の勤務時間、休暇
等 に 関 す る 法 律 (平 成 六 年 法 律 第 三 十 三 号 )の 適 用
を受ける国家公務員の勤務条件その他の事情を考
慮したものでなければならない。
(職 員 に 係 る 他 の 法 律 の 適 用 除 外 等 )
第五十九条 次に掲げる法律の規定は、特定独立行
政 法 人 の 職 員 ( 以 下 こ の 条 に お い て 単 に「 職 員 」と
い う 。 )に は 適 用 し な い 。
一 労働者災害補償保険法の規定
二 国 家 公 務 員 法 (昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 二 十 号 )
第 十 八 条 、 第 二 十 八 条 (第 一 項 前 段 を 除 く 。 )、
第二十九条から第三十二条まで、第六十二条か
ら 第 七 十 条 ま で 、第 七 十 二 条 第 二 項 及 び 第 三 項 、
第七十五条第二項並びに第百六条の規定
三
国 家 公 務 員 の 寒 冷 地 手 当 に 関 す る 法 律 (昭 和
二 十 四 年 法 律 第 二 百 号 )の 規 定
四 一般職の職員の給与に関する法律の規定
五
国 家 公 務 員 の 職 階 制 に 関 す る 法 律 (昭 和 二 十
五 年 法 律 第 百 八 十 号 )の 規 定
六
国 家 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 す る 法 律 (平 成
三 年 法 律 第 百 九 号 )第 五 条 第 二 項 、 第 七 条 の 二 、
第八条及び第十一条の規定
七 一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法
律の規定
156
NAASH 2004
八
一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に
関 す る 法 律 (平 成 十 二 年 法 律 第 百 二 十 五 号 )第 七
条から第九条までの規定
2 職員に関する国家公務員法の適用については、
同法第二条第六項中「政府」とあるのは「独立行
政法人通則法第二条第二項に規定する特定独立行
政 法 人 ( 以 下「 特 定 独 立 行 政 法 人 」と い う 。) 」と 、
同 条 第 七 項 中「 政 府 又 は そ の 機 関 」と あ る の は「 特
定独立行政法人」と、同法第六十条第一項中「場
合には、人事院の承認を得て」とあるのは「場合
に は 」と 、
「 に よ り 人 事 院 の 承 認 を 得 て 」と あ る の
は「により」と、同法第七十二条第一項中「その
所轄庁の長」とあるのは「当該職員の勤務する特
定独立行政法人の長」と、同法第七十八条第四号
中「官制」とあるのは「組織」と、同法第八十条
第四項中「給与準則」とあるのは「独立行政法人
通則法第五十七条第二項に規定する給与の支給の
基準」と、同法第八十一条の二第二項各号中「人
事院規則で」とあるのは「特定独立行政法人の長
が」と、同法第八十一条の三第二項中「ときは、
人事院の承認を得て」とあるのは「ときは」と、
同法第百条第二項中「、所轄庁の長」とあるのは
「、当該職員の勤務する特定独立行政法人の長」
と、
「 の 所 轄 庁 の 長 」と あ る の は「 の 属 す る 特 定 独
立行政法人の長」と、同法第百一条第一項中「政
府」とあるのは「当該職員の勤務する特定独立行
政 法 人 」と 、同 条 第 二 項 中「 官 庁 」と あ る の は「 特
定独立行政法人」と、同法第百三条第三項中「所
轄庁の長」とあるのは「当該職員の勤務し、又は
勤務していた特定独立行政法人の長」と、同法第
百四条中「内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の
長」とあるのは「当該職員の勤務する特定独立行
政法人の長」とする。
3 職員に関する国際機関等に派遣される一般職の
国 家 公 務 員 の 処 遇 等 に 関 す る 法 律 (昭 和 四 十 五 年
法 律 第 百 十 七 号 )第 五 条 及 び 第 六 条 第 三 項 の 規 定
の適用については、同法第五条第一項中「俸給、
扶 養 手 当 、調 整 手 当 、研 究 員 調 整 手 当 、住 居 手 当 、
期末手当及び期末特別手当のそれぞれ百分の百以
内」とあるのは「給与」と、同条第二項中「人事
院 規 則 (派 遣 職 員 が 検 察 官 の 俸 給 等 に 関 す る 法 律
(昭 和 二 十 三 年 法 律 第 七 十 六 号 )の 適 用 を 受 け る 職
員である場合にあつては、同法第三条第一項に規
定 す る 準 則 ) 」と あ る の は「 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第
五 十 七 条 第 二 項 に 規 定 す る 給 与 の 支 給 の 基 準 」と 、
同法第六条第三項中「国は」とあるのは「独立行
政法人通則法第二条第二項に規定する特定独立行
政法人は」とする。
4
職 員 に 関 す る 労 働 基 準 法 (昭 和 二 十 二 年 法 律 第
四 十 九 号 )第 十 二 条 第 三 項 第 四 号 及 び 第 三 十 九 条
第七項の規定の適用については、同法第十二条第
三項第四号中「育児休業、介護休業等育児又は家
族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 す る 法 律 (平 成 三
年 法 律 第 七 十 六 号 ) 第 二 条 第 一 号 」と あ る の は「 国
家 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 す る 法 律 (平 成 三 年 法
律 第 百 九 号 ) 第 三 条 第 一 項 」 と 、「 同 条 第 二 号 」 と
あるのは「育児休業、介護休業等育児又は家族介
護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 す る 法 律 (平 成 三 年 法
律 第 七 十 六 号 ) 第 二 条 第 二 号 」と 、同 法 第 三 十 九 条
第七項中「育児休業、介護休業等育児又は家族介
護を行う労働者の福祉に関する法律第二条第一
号」とあるのは「国家公務員の育児休業等に関す
る 法 律 第 三 条 第 一 項 」と 、
「 同 条 第 二 号 」と あ る の
は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行
う労働者の福祉に関する法律第二条第二号」とす
る。
5 職 員 に 関 す る 船 員 法 (昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 号 )
第七十四条第四項の規定の適用については、同項
中「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行
う 労 働 者 の 福 祉 に 関 す る 法 律 (平 成 三 年 法 律 第 七
十 六 号 ) 第 二 条 第 一 号 」と あ る の は「 国 家 公 務 員 の
育 児 休 業 等 に 関 す る 法 律 (平 成 三 年 法 律 第 百 九 号 )
第 三 条 第 一 項 」 と 、「 同 条 第 二 号 」 と あ る の は 「 育
児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働
者 の 福 祉 に 関 す る 法 律 (平 成 三 年 法 律 第 七 十 六 号 )
第二条第二号」とする。
(平 一 一 法 一 四 一 ・ 平 一 二 法 一 二 五 ・ 一 部 改 正 )
関係法令等
(国 会 へ の 報 告 等 )
第六十条 特定独立行政法人は、政令で定めるとこ
ろにより、毎事業年度、常時勤務に服することを
要 す る そ の 職 員 (国 家 公 務 員 法 第 七 十 九 条 又 は 第
八十二条の規定による休職又は停職の処分を受け
た者、法令の規定により職務に専念する義務を免
除された者その他の常時勤務に服することを要し
ない職員で政令で定めるものを含む。次項におい
て 「 常 勤 職 員 」 と い う 。 )の 数 を 主 務 大 臣 に 報 告 し
なければならない。
2 政府は、毎年、国会に対し、特定独立行政法人
の常勤職員の数を報告しなければならない。
第二節
一
第二十九条第一項の規定により中期目標を定
め、又は変更しようとするとき。
二 第三十条第一項、第四十五条第一項ただし書
若しくは第二項ただし書又は第四十八条第一項
の規定による認可をしようとするとき。
三 第四十四条第三項の規定による承認をしよう
とするとき。
四 第四十七条第一号又は第二号の規定による指
定をしようとするとき。
(主 務 大 臣 等 )
第六十八条 この法律における主務大臣、主務省及
び主務省令は、個別法で定める。
特定独立行政法人以外の独立行政法人
第七章
(役 員 の 兼 職 禁 止 )
第六十一条 特定独立行政法人以外の独立行政法人
の 役 員 (非 常 勤 の 者 を 除 く 。 )は 、 在 任 中 、 任 命 権
者の承認のある場合を除くほか、営利を目的とす
る団体の役員となり、又は自ら営利事業に従事し
てはならない。
(準 用 )
第六十二条 第五十二条及び第五十三条の規定は、
特定独立行政法人以外の独立行政法人の役員の報
酬等について準用する。この場合において、第五
十二条第三項中「実績及び中期計画の第三十条第
二 項 第 三 号 の 人 件 費 の 見 積 り 」と あ る の は 、
「実績」
と読み替えるものとする。
(職 員 の 給 与 等 )
第六十三条 特定独立行政法人以外の独立行政法人
の職員の給与は、その職員の勤務成績が考慮され
るものでなければならない。
2 特定独立行政法人以外の独立行政法人は、その
職員の給与及び退職手当の支給の基準を定め、こ
れを主務大臣に届け出るとともに、公表しなけれ
ば な ら な い 。こ れ を 変 更 し た と き も 、同 様 と す る 。
3 前項の給与及び退職手当の支給の基準は、当該
独立行政法人の業務の実績を考慮し、かつ、社会
一般の情勢に適合したものとなるように定められ
なければならない。
第六章
雑則
(報 告 及 び 検 査 )
第六十四条 主務大臣は、この法律を施行するため
必 要 が あ る と 認 め る と き は 、独 立 行 政 法 人 に 対 し 、
その業務並びに資産及び債務の状況に関し報告を
させ、又はその職員に、独立行政法人の事務所に
立ち入り、業務の状況若しくは帳簿、書類その他
の必要な物件を検査させることができる。
2 前項の規定により職員が立入検査をする場合に
は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人にこ
れを提示しなければならない。
3 第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜
査のために認められたものと解してはならない。
(違 法 行 為 等 の 是 正 )
第六十五条 主務大臣は、独立行政法人又はその役
員若しくは職員の行為がこの法律、個別法若しく
は他の法令に違反し、又は違反するおそれがある
と認めるときは、当該独立行政法人に対し、当該
行為の是正のため必要な措置を講ずることを求め
ることができる。
2 独立行政法人は、前項の規定による主務大臣の
求めがあったときは、速やかに当該行為の是正そ
の他の必要と認める措置を講ずるとともに、当該
措置の内容を主務大臣に報告しなければならない。
(解 散 )
第六十六条 独立行政法人の解散については、別に
法律で定める。
(財 務 大 臣 と の 協 議 )
第六十七条 主務大臣は、次の場合には、財務大臣
に協議しなければならない。
罰則
第六十九条 次の各号の一に該当する者は、一年以
下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
一 第五十四条第一項の規定に違反して秘密を漏
らした者
二 第五十四条第四項の規定に違反して営利企業
の地位に就いた者
第七十条 第六十四条第一項の規定による報告をせ
ず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定に
よる検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した場合に
は、その違反行為をした独立行政法人の役員又は
職員は、二十万円以下の罰金に処する。
第七十一条 次の各号の一に該当する場合には、そ
の違反行為をした独立行政法人の役員は、二十万
円以下の過料に処する。
一 この法律の規定により主務大臣の認可又は承
認を受けなければならない場合において、その
認可又は承認を受けなかったとき。
二 この法律の規定により主務大臣に届出をしな
け れ ば な ら な い 場 合 に お い て 、そ の 届 出 を せ ず 、
又は虚偽の届出をしたとき。
三 この法律の規定により公表をしなければなら
ない場合において、その公表をせず、又は虚偽
の公表をしたとき。
四 第九条第一項の規定による政令に違反して登
記することを怠ったとき。
五 第三十条第四項の規定による主務大臣の命令
に違反したとき。
六 第三十三条の規定による事業報告書の提出を
せず、又は事業報告書に記載すべき事項を記載
せず、若しくは虚偽の記載をして事業報告書を
提出したとき。
七 第三十八条第四項の規定に違反して財務諸表、
事業報告書、決算報告書若しくは監事の意見を
記載した書面を備え置かず、又は閲覧に供しな
かったとき。
八 第四十七条の規定に違反して業務上の余裕金
を運用したとき。
九 第六十条第一項又は第六十五条第二項の規定
に よ る 報 告 を せ ず 、又 は 虚 偽 の 報 告 を し た と き 。
第七十二条 第十条の規定に違反した者は、十万円
以下の過料に処する。
附
則
(施 行 期 日 )
第一条 この法律は、内閣法の一部を改正する法律
(平 成 十 一 年 法 律 第 八 十 八 号 )の 施 行 の 日 か ら 施 行
する。
(施 行 の 日 = 平 成 一 三 年 一 月 六 日 )
(名 称 の 使 用 制 限 に 関 す る 経 過 措 置 )
第二条 この法律の施行の際現にその名称中に独立
行政法人という文字を用いている者については、
第十条の規定は、この法律の施行後六月間は、適
用しない。
(政 令 へ の 委 任 )
第三条 前条に定めるもののほか、この法律の施行
NAASH 2004 157
関係法令等
に関し必要な経過措置は、政令で定める。
(国 の 無 利 子 貸 付 け 等 )
第四条 国は、当分の間、独立行政法人に対し、そ
の施設の整備で日本電信電話株式会社の株式の売
払収入の活用による社会資本の整備の促進に関す
る 特 別 措 置 法 (昭 和 六 十 二 年 法 律 第 八 十 六 号 )第 二
条第一項第二号に該当するものに要する費用に充
てる資金の全部又は一部を、予算の範囲内におい
て、無利子で貸し付けることができる。この場合
において、第四十五条第五項の規定は、適用しな
い。
2 前 項 の 国 の 貸 付 金 の 償 還 期 間 は 、五 年 ( 二 年 以 内
の 据 置 期 間 を 含 む 。) 以 内 で 政 令 で 定 め る 期 間 と す
る。
3 前項に定めるもののほか、第一項の規定による
貸付金の償還方法、償還期限の繰上げその他償還
に関し必要な事項は、政令で定める。
4 国は、第一項の規定により独立行政法人に対し
貸付けを行った場合には、当該貸付けの対象であ
る施設の整備について、当該貸付金に相当する金
額の補助を行うものとし、当該補助については、
当該貸付金の償還時において、当該貸付金の償還
金に相当する金額を交付することにより行うもの
とする。
5 独立行政法人が、第一項の規定による貸付けを
受けた無利子貸付金について、第二項及び第三項
の規定に基づき定められる償還期限を繰り上げて
償 還 を 行 っ た 場 合 (政 令 で 定 め る 場 合 を 除 く 。 )に
お け る 前 項 の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、当 該 償 還 は 、
当該償還期限の到来時に行われたものとみなす。
(平 一 四 法 一 ・ 追 加 )
則 (平 成 一 一 年 一 一 月 二 五 日 法 律 第 一 四 一 号 )抄
附
1
(施 行 期 日 等 )
この法律は、公布の日から施行する。ただし、
次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日か
ら施行する。
一
第一条中一般職の職員の給与に関する法律
(以 下 「 給 与 法 」 と い う 。 )第 六 条 第 一 項 並 び に
第十九条の二第一項及び第二項の改正規定並び
に給与法別表第九を別表第十とし、別表第八の
次に一表を加える改正規定、第三条の規定、第
五条中国家公務員法等の一部を改正する法律第
三 条 の 改 正 規 定 (給 与 法 別 表 第 一 か ら 別 表 第 八
ま で に 係 る 部 分 に 限 る 。) 並 び に 附 則 第 七 項 か ら
第十一項まで及び第十五項から第二十項までの
規定
平成十二年一月一日
附
則 (平 成 一 二 年 一 一 月 二 七 日 法 律 第 一 二 五 号 )抄
(施 行 期 日 )
第一条 この法律は、公布の日から施行する。
附
則 (平 成 一 四 年 二 月 八 日 法 律 第 一 号 )抄
(施 行 期 日 )
第一条 この法律は、公布の日から施行する。
附
則 (平 成 一 四 年 七 月 三 一 日 法 律 第 九 八 号 )抄
(施 行 期 日 )
第一条 この法律は、公社法の施行の日から施行す
る。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号
に定める日から施行する。
(施 行 の 日 = 平 成 一 五 年 四 月 一 日 )
一
第 一 章 第 一 節 (別 表 第 一 か ら 別 表 第 四 ま で を
含 む 。) 並 び に 附 則 第 二 十 八 条 第 二 項 、第 三 十 三
条第二項及び第三項並びに第三十九条の規定
公布の日
(罰 則 に 関 す る 経 過 措 置 )
第三十八条 施行日前にした行為並びにこの法律の
規定によりなお従前の例によることとされる場合
及びこの附則の規定によりなおその効力を有する
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NAASH 2004
こととされる場合における施行日以後にした行為
に対する罰則の適用については、なお従前の例に
よる。
(そ の 他 の 経 過 措 置 の 政 令 へ の 委 任 )
第三十九条 この法律に規定するもののほか、公社
法 及 び こ の 法 律 の 施 行 に 関 し 必 要 な 経 過 措 置 (罰
則 に 関 す る 経 過 措 置 を 含 む 。 )は 、 政 令 で 定 め る 。
関係法令等
○独立行政法人日本スポーツ振興センター法
平成十四年十二月十三日
法律第百六十二号
独立行政法人日本スポーツ振興センター法をここに
公布する。
独立行政法人日本スポーツ振興センター法
目次
第 一 章 総 則 (第 一 条 ― 第 六 条 )
第 二 章 役 員 (第 七 条 ― 第 十 四 条 )
第 三 章 業 務 (第 十 五 条 ― 第 二 十 条 )
第 四 章 財 務 及 び 会 計 (第 二 十 一 条 ― 第 二 十 八 条 )
第 五 章 雑 則 (第 二 十 九 条 ― 第 三 十 九 条 )
第 六 章 罰 則 (第 四 十 条 ・ 第 四 十 一 条 )
附則
第一章
総則
(目 的 )
第一条 この法律は、独立行政法人日本スポーツ振
興センターの名称、目的、業務の範囲等に関する
事項を定めることを目的とする。
(名 称 )
第二条
こ の 法 律 及 び 独 立 行 政 法 人 通 則 法 (平 成 十
一 年 法 律 第 百 三 号 。 以 下 「 通 則 法 」 と い う 。 )の 定
めるところにより設立される通則法第二条第一項
に規定する独立行政法人の名称は、独立行政法人
日本スポーツ振興センターとする。
(セ ン タ ー の 目 的 )
第三条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
(以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )は 、 ス ポ ー ツ の 振 興
及 び 児 童 、生 徒 、学 生 又 は 幼 児 ( 以 下「 児 童 生 徒 等 」
と い う 。) の 健 康 の 保 持 増 進 を 図 る た め 、そ の 設 置
するスポーツ施設の適切かつ効率的な運営、スポ
ー ツ の 振 興 の た め に 必 要 な 援 助 、小 学 校 、中 学 校 、
高等学校、中等教育学校、高等専門学校、特殊教
育 諸 学 校 ( 盲 学 校 、聾 ろ う 学 校 又 は 養 護 学 校 を い う 。
第 十 八 条 に お い て 同 じ 。 )又 は 幼 稚 園 (第 十 五 条 第
一項第七号を除き、以下「学校」と総称する。)
の管理下における児童生徒等の災害に関する必要
な給付その他スポーツ及び児童生徒等の健康の保
持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提
供等を行い、もって国民の心身の健全な発達に寄
与することを目的とする。
(事 務 所 )
第 四 条 セ ン タ ー は 、主 た る 事 務 所 を 東 京 都 に 置 く 。
(資 本 金 )
第五条 センターの資本金は、附則第四条第六項の
規定により政府から出資があったものとされた金
額とする。
2 政府は、必要があると認めるときは、予算で定
める金額の範囲内において、センターに追加して
出資することができる。この場合において、政府
は、当該出資した金額の全部又は一部が第二十七
条第一項のスポーツ振興基金に充てるべきもので
あるときは、その金額を示すものとする。
3 政府は、必要があると認めるときは、前項の規
定にかかわらず、土地、建物その他の土地の定着
物 及 び そ の 建 物 に 附 属 す る 工 作 物 (第 五 項 に お い
て 「 土 地 等 」 と い う 。 )を 出 資 の 目 的 と し て 、 セ ン
ターに追加して出資することができる。
4 センターは、前二項の規定による政府の出資が
あったときは、その出資額により資本金を増加す
るものとする。
5 政府が出資の目的とする土地等の価額は、出資
の日現在における時価を基準として評価委員が評
価した価額とする。
6 評価委員その他前項に規定する評価に関し必要
な事項は、政令で定める。
第二章
(役 員 )
第七条 センターに、役員として、その長である理
事長及び監事二人を置く。
2 センターに、役員として、第十五条第一項第五
号 に 掲 げ る 業 務 及 び こ れ に 附 帯 す る 業 務 ( 以 下「 ス
ポ ー ツ 振 興 投 票 等 業 務 」と い う 。) を 担 当 す る 理 事
一人を置く。
3 センターに、前項に規定する理事のほか、役員
として、理事三人以内を置くことができる。
(理 事 の 職 務 及 び 権 限 等 )
第八条 理事は、理事長の定めるところにより、理
事長を補佐してセンターの業務を掌理する。
2 通則法第十九条第二項の個別法で定める役員は、
前条第二項に規定する理事とする。
(理 事 の 任 命 の 特 例 )
第九条 第七条第二項に規定する理事の任命は、文
部科学大臣の認可を受けなければ、その効力を生
じない。
2 理事長は、前項の認可を受けたときは、遅滞な
く、これを公表しなければならない。
3 第七条第二項に規定する理事の任命に関しては、
通則法第二十条第四項の規定は、適用しない。
(役 員 の 任 期 )
第十条 理事長の任期は四年とし、理事及び監事の
任期は二年とする。
(役 員 の 欠 格 条 項 の 特 例 )
第十一条 通則法第二十二条の規定にかかわらず、
教 育 公 務 員 で 政 令 で 定 め る も の (次 条 各 号 の い ず
れ か に 該 当 す る 者 を 除 く 。) は 、非 常 勤 の 理 事 又 は
監事となることができる。
第十二条 通則法第二十二条に規定するもののほか、
次の各号のいずれかに該当する者は、役員となる
ことができない。
一 禁錮こ以上の刑に処せられ、その執行を終わ
り、又は執行を受けることがなくなった日から
三年を経過しない者
二 通則法、この法律又はスポーツ振興投票の実
施 等 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 年 法 律 第 六 十 三 号 。以
下 「 投 票 法 」と い う 。 )の 規 定 に よ り 罰 金 の 刑 に
処せられ、その執行を終わり、又は執行を受け
ることがなくなった日から三年を経過しない者
三 センターに対する物品の売買、施設の提供若
しくは工事の請負を業とする者又はこれらの者
が法人であるときはその役員若しくは役員と同
等以上の支配力を有する者
(役 員 の 解 任 の 特 例 )
第十三条 センターの理事長の解任に関する 通則
法第二十三条第一項の規定の適用については、同
項 中「 前 条 」と あ る の は 、
「前条及び独立行政法人
日本スポーツ振興センター法第十二条」とする。
2 前項の規定は、センターの理事及び監事の解任
に つ い て 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、同 項 中「 第
十 二 条 」と あ る の は 、
「 第 十 一 条 及 び 第 十 二 条 」と
読み替えるものとする。
3 第九条の規定は、第七条第二項に規定する理事
の解任について準用する。この場合において、第
九条第三項中「通則法第二十条第四項」とあるの
は、
「 通 則 法 第 二 十 三 条 第 四 項 」と 読 み 替 え る も の
とする。
(役 員 及 び 職 員 の 地 位 )
第 十 四 条 セ ン タ ー の 役 員 及 び 職 員 は 、刑 法 ( 明 治 四
十 年 法 律 第 四 十 五 号 )そ の 他 の 罰 則 の 適 用 に つ い
ては、法令により公務に従事する職員とみなす。
第三章
(名 称 の 使 用 制 限 )
第六条 センターでない者は、日本スポーツ振興セ
ンターという名称を用いてはならない。
役員
業務
(業 務 の 範 囲 )
第十五条 センターは、第三条の目的を達成するた
NAASH 2004 159
関係法令等
め、次の業務を行う。
一 その設置するスポーツ施設及び附属施設を運
営し、並びにこれらの施設を利用してスポーツ
の振興のため必要な業務を行うこと。
二
ス ポ ー ツ 団 体 (ス ポ ー ツ の 振 興 の た め の 事 業
を行うことを主たる目的とする団体をいう。)
が行う次に掲げる活動に対し資金の支給その他
の援助を行うこと。
イ スポーツに関する競技水準の向上を図るた
め計画的かつ継続的に行う合宿その他の活動
ロ 国際的又は全国的な規模のスポーツの競技
会、研究集会又は講習会の開催
三 優秀なスポーツの選手若しくは指導者が行う
競技技術の向上を図るための活動又は優秀なス
ポーツの選手が受ける職業若しくは実際生活に
必要な能力を育成するための教育に対し資金の
支給その他の援助を行うこと。
四 国際的に卓越したスポーツの活動を行う計画
を有する者が行うその活動に対し資金の支給そ
の他の援助を行うこと。
五 投票法に規定する業務を行うこと。
六
学 校 の 管 理 下 に お け る 児 童 生 徒 等 の 災 害 (負
傷、疾病、障害又は死亡をいう。以下同じ。)
に つ き 、 当 該 児 童 生 徒 等 の 保 護 者 (学 校 教 育 法
(昭 和 二 十 二 年 法 律 第 二 十 六 号 )第 二 十 二 条 第 一
項に規定する保護者をいい、同項に規定する保
護 者 の な い 場 合 に お け る 里 親 (児 童 福 祉 法 (昭 和
二 十 二 年 法 律 第 百 六 十 四 号 )第 二 十 七 条 第 一 項
第 三 号 の 規 定 に よ り 委 託 を 受 け た 里 親 を い う 。)
その他の政令で定める者を含む。以下同じ。)
又は当該児童生徒等のうち生徒若しくは学生が
成年に達している場合にあっては当該生徒若し
くは学生その他政令で定める者に対し、災害共
済 給 付 ( 医 療 費 、障 害 見 舞 金 又 は 死 亡 見 舞 金 の 支
給 を い う 。 以 下 同 じ 。 )を 行 う こ と 。
七 ス ポ ー ツ 及 び 学 校 安 全 (学 校 (学 校 教 育 法 第
一条に規定する学校をいう。以下この号におい
て 同 じ 。 )に お け る 安 全 教 育 及 び 安 全 管 理 を い
う 。) そ の 他 の 学 校 に お け る 児 童 生 徒 等 の 健 康 の
保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供を行うこと。
八 前号に掲げる業務に関連する講演会の開催、
出版物の刊行その他普及の事業を行うこと。
九 前各号に掲げる業務に附帯する業務を行うこ
と。
2 センターは、前項に規定する業務のほか、当該
業務の遂行に支障のない範囲内で、同項第一号に
掲げる施設を一般の利用に供する業務を行うこと
ができる。
(災 害 共 済 給 付 及 び 免 責 の 特 約 )
第十六条 災害共済給付は、学校の管理下における
児童生徒等の災害につき、学校の設置者が、児童
生 徒 等 の 保 護 者 (児 童 生 徒 等 の う ち 生 徒 又 は 学 生
が成年に達している場合にあっては当該生徒又は
学 生 。 次 条 第 四 項 に お い て 同 じ 。 )の 同 意 を 得 て 、
当該児童生徒等についてセンターとの間に締結す
る災害共済給付契約により行うものとする。
2 前項の災害共済給付契約に係る災害共済給付の
給付基準、給付金の支払の請求及びその支払並び
に学校の管理下における児童生徒等の災害の範囲
については、政令で定める。
3 第一項の災害共済給付契約には、学校の管理下
における児童生徒等の災害について学校の設置者
の損害賠償責任が発生した場合において、センタ
ーが災害共済給付を行うことによりその価額の限
度 に お い て そ の 責 任 を 免 れ さ せ る 旨 の 特 約 (以 下
「 免 責 の 特 約 」 と い う 。 )を 付 す る こ と が で き る 。
4 センターは、政令で定める正当な理由がある場
合を除いては、第一項の規定により同項の災害共
済給付契約を締結すること及び前項の規定により
免責の特約を付することを拒んではならない。
(共 済 掛 金 )
第十七条 災害共済給付に係る共済掛金の額は、政
令で定める額とする。
2 前条第三項の規定により同条第一項の災害共済
160
NAASH 2004
給付契約に免責の特約を付した場合には、前項の
規定にかかわらず、同項の額に政令で定める額を
加えた額をもって同項の共済掛金の額とする
3 センターとの間に前条第一項の災害共済給付契
約を締結した学校の設置者は、政令で定めるとこ
ろにより、第一項の共済掛金の額に当該災害共済
給付契約に係る児童生徒等の数を乗じて得た額を
センターに対して支払わなければならない。
4 前項の学校の設置者は、当該災害共済給付契約
に係る児童生徒等の保護者から、第一項の共済掛
金 の 額 ( 第 二 項 の 場 合 に あ っ て は 、同 項 の 政 令 で 定
め る 額 を 控 除 し た 額 )の う ち 政 令 で 定 め る 範 囲 内
で当該学校の設置者の定める額を徴収する。ただ
し、当該保護者が経済的理由によって納付するこ
とが困難であると認められるときは、これを徴収
しないことができる。
5 センターは、学校の設置者が第三項の規定によ
る共済掛金を支払わない場合においては、政令で
定めるところにより、当該災害共済給付契約に係
る災害共済給付を行わないものとする。
(国 の 補 助 が あ る 場 合 の 共 済 掛 金 の 支 払 )
第十八条 センターが第二十九条第二項の規定によ
り補助金の交付を受けた場合において、学校のう
ち 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 ( 小 学 校 、中 学 校 、中 等 教
育学校の前期課程又は特殊教育諸学校の小学部若
し く は 中 学 部 を い う 。以 下 同 じ 。) の 設 置 者 が 前 条
第三項の規定による支払をしていないときは、同
項の規定によりその公立の義務教育諸学校の設置
者が支払う額は、同項の額から政令で定める額を
控除した額とし、同項の規定による支払をしてい
るときは、センターは、当該政令で定める額をそ
の公立の義務教育諸学校の設置者に返還しなけれ
ばならない。
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 券 の 発 売 等 の 運 営 費 の 制 限 )
第十九条 次に掲げる業務に係る運営費の金額は、
スポーツ振興投票券の発売金額に応じて当該発売
金額の百分の十五を超えない範囲内において文部
科 学 省 令 で 定 め る 金 額 (ス ポ ー ツ 振 興 投 票 券 の 発
売金額が文部科学省令で定める金額に達しない場
合にあっては、文部科学省令で定める期間内に限
り 、別 に 文 部 科 学 省 令 で 定 め る 金 額 ) を 超 え て は な
らない。
一 スポーツ振興投票券の発売
二 投票法第十三条の払戻金の交付
三 投票法第十七条第三項の返還金の交付
四 前三号に掲げる業務に附帯する業務
(文 部 科 学 大 臣 の 命 令 )
第二十条 文部科学大臣は、この法律及び投票法を
施行するため必要があると認めるときは、センタ
ーに対して、スポーツ振興投票等業務に関し必要
な命令をすることができる。
第四章
財務及び会計
(事 業 計 画 等 の 認 可 )
第二十一条 センターは、毎事業年度、第十五条第
一項に規定する業務のうちスポーツ振興投票等業
務 に 係 る 事 業 計 画 、予 算 及 び 資 金 計 画 ( 第 三 項 に お
い て 「 事 業 計 画 等 」 と い う 。 )を 作 成 し 、 当 該 事 業
年度の開始前に、文部科学大臣の認可を受けなけ
ればならない。これを変更しようとするときも、
同様とする。
2 文部科学大臣は、前項の認可をしようとすると
き は 、 あ ら か じ め 、 審 議 会 等 (国 家 行 政 組 織 法 (昭
和 二 十 三 年 法 律 第 百 二 十 号 )第 八 条 に 規 定 す る 機
関 を い う 。) で 政 令 で 定 め る も の の 意 見 を 聴 か な け
ればならない。
3 センターは、第一項の認可を受けたときは、遅
滞なく、その事業計画等を公表しなければならな
い。
4 スポーツ振興投票等業務に関しては、通則法第
三十一条の規定は、適用しない。
関係法令等
(国 庫 納 付 金 等 )
第二十二条 センターは、政令で定めるところによ
り、投票法第二条に規定するスポーツ振興投票に
係 る 毎 事 業 年 度 の 収 益 (当 該 事 業 年 度 の 次 に 掲 げ
る金額の合計額からスポーツ振興投票等業務に係
る 運 営 費 の 金 額 を 控 除 し た 金 額 を い う 。)の 三 分 の
一に相当する金額を、翌事業年度の五月三十一日
までに国庫に納付しなければならない。
一 投票法第十三条に規定するスポーツ振興投票
券の売上金額に一から同条に規定する政令で定
める率を控除して得た率を乗じて得た金額
二 投票法第十五条第二項の規定によりセンター
の収入とされた金額
三 投票法第二十条の規定による債権の消滅に係
る払戻金等の額
四 発売金額のうち次条の規定によりスポーツ振
興投票等業務に係る経理について設けられた特
別の勘定に属するものの管理により生じた運用
利益金に相当する金額
2 センターは、前項に規定する収益から同項の規
定により国庫に納付しなければならない金額を控
除した金額を、翌事業年度以後の事業年度におけ
る投票法第二十一条第一項から第四項までに規定
する業務の財源に充てるため、スポーツ振興投票
事業準備金として整理しなければならない。この
場 合 に お い て 、通 則 法 第 四 十 四 条 第 一 項 の 規 定 は 、
適用しない。
(区 分 経 理 )
第二十三条 センターは、スポーツ振興投票等業務
に係る経理、災害共済給付及びこれに附帯する業
務に係る経理並びに免責の特約に係る経理につい
ては、その他の経理と区分し、それぞれ特別の勘
定 ( 以 下 そ れ ぞ れ「 投 票 勘 定 」、
「災害共済給付勘定」
及 び 「 免 責 特 約 勘 定 」 と い う 。 )を 設 け て 整 理 し な
ければならない。
(利 益 及 び 損 失 の 処 理 の 特 例 等 )
第二十四条 前条に規定する特別の勘定以外の一般
の 勘 定 (以 下 「 一 般 勘 定 」 と い う 。 )に お い て 、 通
則法第二十九条第二項第一号に規定する中期目標
の 期 間 ( 以 下 こ の 条 に お い て「 中 期 目 標 の 期 間 」と
い う 。) の 最 後 の 事 業 年 度 に 係 る 通 則 法 第 四 十 四 条
第一項又は第二項の規定による整理を行った後、
同条第一項の規定による積立金があるときは、そ
の額に相当する金額のうち文部科学大臣の承認を
受けた金額を、当該中期目標の期間の次の中期目
標の期間に係る通則法第三十条第一項の認可を受
け た 中 期 計 画 (同 項 後 段 の 規 定 に よ る 変 更 の 認 可
を 受 け た と き は 、そ の 変 更 後 の も の ) の 定 め る と こ
ろにより、当該次の中期目標の期間における第十
五条第一項第一号から第四号まで、第七号及び第
八号に掲げる業務並びにこれらに附帯する業務の
財源に充てることができる。
2 文部科学大臣は、前項の規定による承認をしよ
うとするときは、あらかじめ、文部科学省の独立
行政法人評価委員会の意見を聴かなければならな
い。
3 センターは、第一項に規定する積立金の額に相
当する金額から同項の規定による承認を受けた金
額を控除してなお残余があるときは、その残余の
額を国庫に納付しなければならない。
4 前条に規定する特別の勘定については、通則法
第四十四条第一項ただし書、第三項及び第四項の
規定は、適用しない。
5 センターは、投票勘定において、通則法第四十
四条第一項本文又は第二項の規定による整理を行
った後、同条第一項本文の規定による積立金があ
るときは、その額に相当する金額を、翌事業年度
以降のスポーツ振興投票等業務の財源に充てなけ
ればならない。
6 センターは、災害共済給付勘定及び免責特約勘
定において、中期目標の期間の最後の年度に係る
通則法第四十四条第一項本文又は第二項の規定に
よる整理を行った後、同条第一項本文の規定によ
る 積 立 金 が あ る と き は 、そ の 額 に 相 当 す る 金 額 を 、
当該中期目標の期間の次の中期目標の期間におけ
7
る積立金として整理しなければならない。
前各項に定めるもののほか、納付金の納付の手
続その他積立金の処分に関し必要な事項は、政令
で定める。
(長 期 借 入 金 )
第二十五条 センターは、スポーツ振興投票等業務
に必要な費用に充てるため、文部科学大臣の認可
を受けて、長期借入金をすることができる。
2 文部科学大臣は、前項の規定による認可をしよ
うとするときは、あらかじめ、文部科学省の独立
行政法人評価委員会の意見を聴かなければならな
い。
(償 還 計 画 )
第二十六条 センターは、毎事業年度、長期借入金
の償還計画を立てて、文部科学大臣の認可を受け
なければならない。
2 文部科学大臣は、前項の規定による認可をしよ
うとするときは、あらかじめ、文部科学省の独立
行政法人評価委員会の意見を聴かなければならな
い。
(ス ポ ー ツ 振 興 基 金 )
第二十七条 センターは、第十五条第一項第二号か
ら第四号までに掲げる業務及びこれらに附帯する
業務に必要な経費の財源をその運用によって得る
た め に ス ポ ー ツ 振 興 基 金 (以 下 「 基 金 」 と い う 。 )
を設け、次に掲げる金額の合計額に相当する金額
をもってこれに充てるものとする。
一 第五条第二項後段の規定により政府が示した
金額
二 附則第四条第十項の規定により政府から出資
があったものとされた金額
三 附則第四条第十項の規定により政府以外の者
から出えんがあったものとされた金額
四 附則第四条第十項の規定により基金に組み入
れられたものとされた金額
五 基金に充てることを条件として政府以外の者
から出えんされた金額
六 投票法第二十一条第四項の規定により基金に
組み入れられた金額
2
通 則 法 第 四 十 七 条 及 び 第 六 十 七 条 (第 四 号 に 係
る 部 分 に 限 る 。) の 規 定 は 、基 金 の 運 用 に つ い て 準
用する。この場合において、通則法第四十七条第
三 号 中「 金 銭 信 託 」と あ る の は 、
「金銭信託で元本
補てんの契約があるもの」と読み替えるものとす
る。
(補 助 金 等 に 係 る 予 算 の 執 行 の 適 正 化 に 関 す る 法
律の準用)
第二十八条 補助金等に係る予算の執行の適正化に
関 す る 法 律 (昭 和 三 十 年 法 律 第 百 七 十 九 号 )の 規 定
(罰 則 を 含 む 。 )は 、 第 十 五 条 第 一 項 第 二 号 か ら 第
四号までの規定によりセンターが支給する資金に
つ い て 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、同 法 ( 第 二 条
第 七 項 を 除 く 。 )中 「 各 省 各 庁 」 と あ る の は 「 独 立
行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 」と 、
「各省各
庁の長」とあるのは「独立行政法人日本スポーツ
振 興 セ ン タ ー の 理 事 長 」と 、同 法 第 二 条 第 一 項 ( 第
二 号 を 除 く 。 )及 び 第 四 項 、 第 七 条 第 二 項 、 第 十 九
条第一項及び第二項、第二十四条並びに第三十三
条中「国」とあるのは「独立行政法人日本スポー
ツ振興センター」と、同法第十四条中「国の会計
年度」とあるのは「独立行政法人日本スポーツ振
興 セ ン タ ー の 事 業 年 度 」と 読 み 替 え る も の と す る 。
雑 則
(国 の 補 助 )
第二十九条 国は、予算の範囲内において、政令で
定めるところにより、災害共済給付に要する経費
の一部をセンターに対して補助することができる。
2 国は、公立の義務教育諸学校の設置者が第十七
条第四項ただし書の規定により、児童又は生徒の
保護者で次の各号のいずれかに該当するものから
同項本文の学校の設置者の定める額を徴収しない
NAASH 2004 161
関係法令等
場合においては、予算の範囲内において、政令で
定めるところにより、センターに対して補助する
ことができる。
一 生 活 保 護 法 (昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百 四 十 四 号 )
第六条第二項に規定する要保護者
二 生活保護法第六条第二項に規定する要保護者
に準ずる程度に困窮している者で政令で定める
もの
(学 校 の 設 置 者 が 地 方 公 共 団 体 で あ る 場 合 の 事 務
処理)
第三十条 この法律に基づき学校の設置者が処理す
べき事務は、学校の設置者が地方公共団体である
場合においては、当該地方公共団体の教育委員会
が処理するものとする。
(損 害 賠 償 と の 調 整 )
第三十一条
学 校 の 設 置 者 が 国 家 賠 償 法 (昭 和 二 十
二 年 法 律 第 百 二 十 五 号 )、 民 法 (明 治 二 十 九 年 法 律
第 八 十 九 号 )そ の 他 の 法 律 (次 項 に お い て 「 国 家 賠
償 法 等 」と い う 。) に よ る 損 害 賠 償 の 責 め に 任 ず る
場合において、免責の特約を付した第十六条第一
項の災害共済給付契約に基づきセンターが災害共
済給付を行ったときは、同一の事由については、
当該学校の設置者は、その価額の限度においてそ
の損害賠償の責めを免れる。
2 センターは、災害共済給付を行った場合におい
て、当該給付事由の発生につき、国家賠償法等に
より損害賠償の責めに任ずる者があるときは、そ
の給付の価額の限度において、当該災害に係る児
童生徒等がその者に対して有する損害賠償の請求
権を取得する。
(時 効 )
第三十二条 災害共済給付を受ける権利は、その給
付事由が生じた日から二年間行わないときは、時
効によって消滅する。
(国 家 公 務 員 宿 舎 法 の 適 用 除 外 )
第三十九条
国 家 公 務 員 宿 舎 法 (昭 和 二 十 四 年 法 律
第 百 十 七 号 ) の 規 定 は 、セ ン タ ー の 役 員 及 び 職 員 に
は適用しない。
第六章
罰則
第四十条 次の各号のいずれかに該当する場合には、
その違反行為をしたセンターの役員は、二十万円
以下の過料に処する。
一 この法律の規定により文部科学大臣の認可又
は承認を受けなければならない場合において、
その認可又は承認を受けなかったとき。
二 第十五条に規定する業務以外の業務を行った
とき。
三 第二十条の規定による文部科学大臣の命令に
違反したとき。
四 第二十七条第二項において準用する通則法第
四十七条の規定に違反して基金を運用したとき。
第四十一条 第六条の規定に違反した者は、十万円
以下の過料に処する。
附
則
抄
(施 行 期 日 )
第一条 この法律は、公布の日から施行する。ただ
し、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める
日から施行する。
一 附則第九条から第十一条まで及び第十四条か
ら第十六条までの規定 平成十五年十月一日
二 附則第十七条の規定 平成十五年十月一日又
は独立行政法人等の保有する個人情報の保護に
関 す る 法 律 (平 成 十 五 年 法 律 第 五 十 九 号 )の 施 行
の日のいずれか遅い日
(公 課 の 禁 止 )
第三十四条 租税その他の公課は、災害共済給付と
して支給を受ける給付金を標準として、課するこ
とができない。
(準 備 行 為 等 )
第二条 通則法第十四条第一項の規定により指名さ
れた理事長となるべき者は、センターの成立の時
までに、第七条第二項に規定する理事となるべき
者を指名し、文部科学大臣の認可を受けなければ
ならない。
2 前項の規定により指名された理事となるべき者
は、センターの成立の時において、この法律及び
通則法の規定により、第七条第二項に規定する理
事となるものとする。
(財 務 大 臣 と の 協 議 )
第三十五条 文部科学大臣は、次の場合には、あら
かじめ、財務大臣に協議しなければならない。
一 第二十四条第一項の承認をしようとするとき。
二 第二十五条第一項又は第二十六条第一項の認
可をしようとするとき。
第三条 センターの最初の事業年度の第二十一条第
一項に規定する事業計画等に関する同項の規定の
適用については、同項中「当該事業年度の開始前
に 」と あ る の は 、
「センターの成立後最初の中期計
画について通則法第三十条第一項の認可を受けた
後遅滞なく」とする。
(主 務 大 臣 等 )
第三十六条 センターに係る通則法における主務大
臣、主務省及び主務省令は、それぞれ文部科学大
臣、文部科学省及び文部科学省令とする。
(日 本 体 育 ・ 学 校 健 康 セ ン タ ー の 解 散 等 )
第 四 条 日 本 体 育 ・ 学 校 健 康 セ ン タ ー ( 以 下「 旧 セ ン
タ ー 」 と い う 。 )は 、 セ ン タ ー の 成 立 の 時 に お い て
解散するものとし、その一切の権利及び義務は、
その時において、次項の規定により国が承継する
資産を除き、センターが承継する。
2 センターの成立の際現に旧センターが有する権
利 ( 附 則 第 九 条 の 規 定 に よ る 廃 止 前 の 日 本 体 育・学
校 健 康 セ ン タ ー 法 ( 昭 和 六 十 年 法 律 第 九 十 二 号 。以
下 「 旧 セ ン タ ー 法 」 と い う 。 )第 三 十 二 条 に 規 定 す
る旧センター法第二十条第一項第一号の二から第
一号の四までに掲げる業務及びこれらに附帯する
業務に係る経理について設けられた特別の勘定
(以 下 「 旧 ス ポ ー ツ 振 興 基 金 勘 定 」 と い う 。 )並 び
に旧センター法第三十二条に規定する特別の勘定
以 外 の 一 般 の 勘 定 に 属 す る 資 産 に 限 る 。 )の う ち 、
センターがその業務を確実に実施するために必要
な資産以外の資産は、センターの成立の時におい
て国が承継する。
3 前項の規定により国が承継する資産の範囲その
他当該資産の国への承継に関し必要な事項は、政
令で定める。
(給 付 を 受 け る 権 利 の 保 護 )
第三十三条 災害共済給付を受ける権利は、譲り渡
し、担保に供し、又は差し押さえることができな
い。
(国 庫 納 付 金 の 教 育 事 業 等 に 必 要 な 経 費 へ の 充 当 )
第三十七条 政府は、第二十二条第一項の規定によ
る国庫納付金の額に相当する金額を、教育及び文
化の振興に関する事業、自然環境の保全のための
事業、青少年の健全な育成のための事業、スポー
ツの国際交流に関する事業等の公益の増進を目的
とする事業に必要な経費に充てなければならない。
2 前項の規定の適用については、金額の算出は、
各年度において、その年度の予算金額によるもの
とする。
(国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 の 適 用 に 関 す る 特 例 )
第三十八条 センターの役員及び職員は、国家公務
員 共 済 組 合 法 (昭 和 三 十 三 年 法 律 第 百 二 十 八 号 )の
規定の適用については、同法第二条第一項第一号
に規定する職員には該当しないものとする。この
場合において必要な事項は、政令で定める。
162
NAASH 2004
関係法令等
4
旧センターの平成十五年四月一日に始まる事業
年 度 は 、そ の 解 散 の 日 の 前 日 に 終 わ る も の と す る 。
5 旧センターの平成十五年四月一日に始まる事業
年度に係る決算並びに財産目録、貸借対照表及び
損益計算書並びに利益及び損失の処理については、
なお従前の例による。この場合において、当該決
算の完結の期限は、解散の日から起算して二月を
経過する日とする。
6 第一項の規定によりセンターが旧センターの権
利及び義務を承継したときは、その承継の際、セ
ン タ ー が 承 継 す る 資 産 の 価 額 (第 一 号 か ら 第 三 号
までに掲げる金額があるときは当該金額を控除し
た金額とし、第四号に掲げる金額があるときは当
該 金 額 を 加 算 し た 金 額 と す る 。) か ら 負 債 の 金 額 を
差し引いた額は、政府からセンターへ出資された
ものとする。
一 旧センター法第三十二条に規定するスポーツ
振興投票等業務に係る経理について設けられた
特別の勘定、災害共済給付及びこれに附帯する
業務に係る経理について設けられた特別の勘定、
免責の特約に係る経理について設けられた特別
の勘定並びに旧センター法第二十条第一項第三
号に掲げる業務及びこれに附帯する業務に係る
経理について設けられた特別の勘定において旧
センター法第三十三条第一項の規定により積立
金として積み立てられている金額
二 旧スポーツ振興基金勘定において旧センター
法第三十三条第一項の規定により積立金として
積み立てられている金額に相当する金額のうち
文部科学大臣が財務大臣に協議して定める金額
三 旧センター法第三十五条の二第一項のスポー
ツ 振 興 基 金 (以 下 「 旧 基 金 」 と い う 。 )に 充 て る
ことを条件に政府以外の者から出えんされ、又
は投票法第二十一条第四項の規定により旧基金
に組み入れられた金額
四 旧センター法第三十三条第二項の規定により
第一号に掲げる勘定において繰越欠損金として
整理されている金額
7 前項の資産の価額は、センターの成立の日現在
における時価を基準として評価委員が評価した価
額とする。
8 前項の評価委員その他評価に関し必要な事項は、
政令で定める。
9 第一項の規定によりセンターが旧センターの権
利及び義務を承継したときは、その承継の際、次
の各号に掲げる積立金として積み立てられ、又は
繰越欠損金として整理されている金額があるとき
は、当該金額に相当する金額を、それぞれ、当該
各号に定める勘定に属する積立金又は繰越欠損金
として整理するものとする。
一 旧センター法第三十二条及び第三十三条の規
定により、スポーツ振興投票等業務に係る経理
について設けられた特別の勘定において積立金
として積み立てられ、又は繰越欠損金として整
理されている金額 投票勘定
二 旧センター法第三十二条及び第三十三条の規
定により、災害共済給付及びこれに附帯する業
務に係る経理について設けられた特別の勘定に
おいて積立金として積み立てられ、又は繰越欠
損金として整理されている金額 災害共済給付
勘定
三 旧センター法第三十二条及び第三十三条の規
定により、免責の特約に係る経理について設け
られた特別の勘定において積立金として積み立
てられ、又は繰越欠損金として整理されている
金額 免責特約勘定
四 第六項第二号に掲げる金額 一般勘定
10 第 一 項 の 規 定 に よ り セ ン タ ー が 旧 セ ン タ ー の 権
利及び義務を承継したときは、その承継の際、次
の各号に掲げる金額があるときは、当該金額に相
当する金額を、それぞれ、当該各号に定める金額
とみなす。
一 旧基金に充てるべきものとして政府から出資
さ れ た 金 額 (第 二 項 の 規 定 に よ り 国 が 承 継 す る
こととされた資産のうち、旧基金に充てるべき
ものとして政府から出資されたものに相当する
金 額 を 除 く 。) 基 金 に 充 て る べ き も の と し て 政
府から出資された金額
旧基金に充てることを条件として政府以外の
者から出えんされた金額 基金に充てることを
条件として政府以外の者から出えんされた金額
三 投票法第二十一条第四項の規定により旧基金
に組み入れられた金額 同項の規定により基金
に組み入れられた金額
11 第 一 項 の 規 定 に よ り 旧 セ ン タ ー が 解 散 し た 場 合
における解散の登記については、政令で定める。
二
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 業 務 の 経 過 措 置 )
第五条 旧センターは、旧センター法第三十条の二
の規定にかかわらず、平成十五年四月一日を含む
事業年度における同条第一号から第四号までに掲
げる金額の合計額から、当該事業年度の運営費の
金額を控除した金額を、スポーツ振興投票等業務
繰越準備金として整理しなければならない。
2 センターの成立の日を含む事業年度の収益に関
する第二十二条第一項の規定の適用については、
同 項 中 「 金 額 を 控 除 し た 金 額 を い う 。 )」 と あ る の
は「 金 額 を 控 除 し た 金 額 を い う 。) に 附 則 第 五 条 第
一項に規定するスポーツ振興投票等業務繰越準備
金を加えた金額」と、同条第二項中「収益」とあ
るのは「収益に附則第五条第一項に規定するスポ
ーツ振興投票等業務繰越準備金を加えた金額」と
する。
3 センターの成立の日を含む事業年度の収益に関
する投票法第二十一条第五項の規定の適用につい
て は 、 同 項 中 「 収 益 」 と あ る の は 、「 収 益 に セ ン タ
ー法附則第五条第一項に規定するスポーツ振興投
票等業務繰越準備金を加えた金額」とする。
(業 務 の 特 例 等 )
第六条 センターは、平成十八年三月三十一日まで
の日で政令で定める日までの間は、第十五条に規
定する業務のほか、旧センター法第二十条第一項
第三号に掲げる業務及びこれに附帯する業務を行
う。
2 前項に規定する業務に係る経理については、そ
の他の経理と区分し、特別の勘定を設けて整理し
なければならない。
3 第一項に規定する業務が行われる場合における
センターに対する通則法第六十四条第一項の規定
の 適 用 に つ い て は 、同 項 中「 事 務 所 」と あ る の は 、
「事務所若しくは独立行政法人日本スポーツ振興
センター法附則第九条の規定による廃止前の日本
体育・学校健康センター法第四十条第一項に規定
する場所」とする。
4 第一項に規定する業務については、旧センター
法第二十三条、第二十五条第一項及び第五十一条
第一号の規定は、附則第九条の規定の施行後も、
なおその効力を有する。この場合において、旧セ
ンター法第二十三条、第二十五条第一項及び第五
十一条中「センター」とあるのは「独立行政法人
日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 」と 、同 条 第 一 号 中「 こ
の 法 律 」と あ る の は「 第 二 十 三 条 第 一 項 」と す る 。
5 センターが第一項に規定する業務を行う場合に
おける第四十条第二号の規定の適用については、
同 号 中「 第 十 五 条 」と あ る の は 、
「第十五条及び附
則第六条第一項」とする。
6 附則第四条第一項の規定によりセンターが旧セ
ンターの権利及び義務を承継したときは、旧セン
ター法第二十条第一項第三号に掲げる業務及びこ
れに附帯する業務に係る特別の勘定に属する資産
のうち文部科学大臣が財務大臣と協議して定める
資産については、一般勘定に属するものとして承
継するものとする。
7 附則第四条第一項の規定によりセンターが旧セ
ンターの権利及び義務を承継したときは、その承
継の際、旧センター法第二十条第一項第三号に掲
げる業務及びこれに附帯する業務に係る特別の勘
定において積立金として積み立てられている金額
を、第二項に規定する勘定に属する積立金として
整理するものとする。
8 センターは、前項の規定により第二項に規定す
る勘定に属する積立金として整理した金額のうち
文部科学大臣の承認を受けた金額を一般勘定に繰
NAASH 2004 163
関係法令等
り入れ、積立金として整理し、その額に相当する
金 額 を 中 期 目 標 の 期 間 (第 二 十 四 条 第 一 項 に 規 定
す る 中 期 目 標 の 期 間 を い う 。以 下 同 じ 。)に 係 る 通
則 法 第 三 十 条 第 一 項 の 認 可 を 受 け た 中 期 計 画 (同
項後段の規定による変更の認可を受けたときは、
そ の 変 更 後 の も の ) の 定 め る と こ ろ に よ り 、当 該 中
期目標の期間における第十五条第一項第七号及び
第八号に掲げる業務のうち学校における児童生徒
等の健康の保持増進に係るもの並びにこれらに附
帯する業務の財源に充てるものとする。
9 センターは、第一項に規定する業務を終えたと
き は 、第 二 項 に 規 定 す る 勘 定 を 廃 止 す る も の と し 、
その廃止の際当該勘定についてその債務を弁済し
てなお残余財産があるときは、当該残余財産に相
当する金額のうち文部科学大臣の承認を受けた金
額を一般勘定に繰り入れ、積立金として整理し、
その額に相当する金額を中期目標の期間に係る通
則 法 第 三 十 条 第 一 項 の 認 可 を 受 け た 中 期 計 画 (同
項後段の規定による変更の認可を受けたときは、
そ の 変 更 後 の も の ) の 定 め る と こ ろ に よ り 、当 該 中
期目標の期間における第十五条第一項第七号及び
第八号に掲げる業務のうち学校における児童生徒
等の健康の保持増進に係るもの並びにこれらに附
帯する業務の財源に充てるものとする。
10 文 部 科 学 大 臣 は 、 前 二 項 の 規 定 に よ る 承 認 を し
ようとするときは、あらかじめ、財務大臣に協議
しなければならない。
11 セ ン タ ー は 、 第 九 項 に 規 定 す る 残 余 財 産 の 額 に
相当する金額から同項の規定による承認を受けた
金額を控除してなお残余があるときは、その残余
の額を国庫に納付しなければならない。
(セ ン タ ー に 対 す る 便 宜 の 供 与 )
第七条 都道府県の教育委員会は、当分の間、当該
教育委員会の事務の遂行に支障のない範囲におい
て、所属の職員に、当該都道府県の区域内に置か
れるセンターの従たる事務所における事務に従事
させることができる。
(保 育 所 の 災 害 共 済 給 付 )
第八条 センターは、当分の間、第十五条及び附則
第 六 条 第 一 項 に 規 定 す る 業 務 の ほ か 、保 育 所 ( 児 童
福 祉 法 第 三 十 九 条 に 規 定 す る 保 育 所 を い う 。) の 管
理下における同法第四条に規定する児童の災害に
つき、当該児童の保護者に対し、災害共済給付を
行うことができる。
2 第十六条及び第十七条の規定は、前項の災害共
済給付について準用する。
3 センターが第一項に規定する業務を行う場合に
おける第三十一条第一項及び第二項並びに第四十
条第二号の規定の適用については、第三十一条第
一項中「学校」とあるのは「保育所」と、同条第
二項中「児童生徒等」とあるのは「附則第八条第
一項に規定する児童」と、第四十条第二号中「第
十五条」とあるのは「第十五条及び附則第八条第
一項」とする。
(日 本 体 育 ・ 学 校 健 康 セ ン タ ー 法 の 廃 止 )
第九条 日本体育・学校健康センター法は、廃止す
る。
( 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー 法 の 廃 止 に 伴 う 経 過
措置)
第十条 前条の規定の施行前に旧センター法の規定
により締結された災害共済給付契約及びこれに付
された免責の特約は、この法律中の相当する規定
により締結された災害共済給付契約及びこれに付
された免責の特約とみなす。
2 前条の規定の施行前に旧センター法
(第 十 条 及 び 第 十 九 条 を 除 く 。 )の 規 定 に よ り し た
処分、手続その他の行為は、通則法又はこの法律
中の相当する規定によりした処分、手続その他の
行為とみなす。
(罰 則 の 適 用 に 関 す る 経 過 措 置 )
第十一条 附則第九条の規定の施行前にした行為及
び附則第四条第五項の規定によりなお従前の例に
164
NAASH 2004
よることとされる事項に係るこの法律の施行後に
した行為に対する罰則の適用については、なお従
前の例による。
(名 称 の 使 用 制 限 に 関 す る 経 過 措 置 )
第十二条 この法律の施行の際現に日本スポーツ振
興センターという名称を使用している者について
は 、第 六 条 の 規 定 は 、こ の 法 律 の 施 行 後 六 月 間 は 、
適用しない。
(政 令 へ の 委 任 )
第十三条 附則第二条から第八条まで及び第十条か
ら前条までに定めるもののほか、センターの設立
に伴い必要な経過措置その他この法律の施行に関
し必要な経過措置は、政令で定める。
関係法令等
○独立行政法人日本スポーツ振興センター法
施行令
平成十五年八月八日
政令第三百六十九号
独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令
をここに公布する。
独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令
内閣は、独立行政法人日本スポーツ振興センター
法 (平 成 十 四 年 法 律 第 百 六 十 二 号 )第 五 条 第 六 項 、 第
十 五 条 第 一 項 第 六 号 、第 十 六 条 第 二 項 及 び 第 四 項 ( 同
法 附 則 第 八 条 第 二 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。) 、
第 十 七 条 (同 法 附 則 第 八 条 第 二 項 に お い て 準 用 す る
場 合 を 含 む 。 )、 第 十 八 条 、 第 二 十 一 条 第 二 項 、 第 二
十二条第一項、第二十九条並びに第三十八条並びに
附則第四条第三項、第八項及び第十一項の規定に基
づき、並びに同法を実施するため、この政令を制定
する。
目次
第 一 章 出 資 の 目 的 に 係 る 財 産 の 評 価 (第 一 条 )
第 二 章 災 害 共 済 給 付 (第 二 条 ― 第 十 三 条 )
第 三 章 ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 業 務 ( 第 十 四 条・第 十
五条)
第 四 章 国 の 補 助 (第 十 六 条 ― 第 十 八 条 )
第 五 章 雑 則 (第 十 九 条 ・ 第 二 十 条 )
附則
第一章
出資の目的に係る財産の評価
第一条 独立行政法人日本スポーツ振興センター法
( 以 下「 法 」と い う 。) 第 五 条 第 五 項 の 評 価 委 員 は 、
必要の都度、次に掲げる者につき文部科学大臣が
任命する。
一 財務省の職員 一人
二 文部科学省の職員 一人
三
独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー (以
下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )の 役 員 一 人
四 学識経験のある者 二人
2 法第五条第五項の規定による評価は、同項の評
価委員の過半数の一致によるものとする。
3 法第五条第五項の規定による評価に関する庶務
は、文部科学省スポーツ・青少年局企画・体育課
において処理する。
第二章
災害共済給付
(児 童 生 徒 等 の 保 護 者 に 含 ま れ る 者 等 )
第二条 法第十五条第一項第六号に規定する里親そ
の 他 の 政 令 で 定 め る 者 は 、里 親 ( 同 号 に 規 定 す る 里
親 を い う 。以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。 ) 及 び 里 親 が
な い 場 合 に お い て 学 校 (法 第 三 条 に 規 定 す る 学 校
を い う 。以 下 同 じ 。) の 設 置 者 が 当 該 子 女 の 監 護 及
び教育をしていると認める者とする。
2 法第十五条第一項第六号に規定する生徒又は学
生その他政令で定める者は、死亡見舞金の支給の
場合における当該生徒又は学生の次に掲げる遺族
とする。
一 父母
二 祖父母
三 兄弟姉妹
3 前項に定める者の死亡見舞金を受ける順位は、
同項各号の順序とし、父母については、養父母を
先にし、実父母を後にする。
4 生徒又は学生に配偶者又は子があるときは、第
二項の規定にかかわらず、法第十五条第一項第六
号に規定する生徒又は学生その他政令で定める者
は、死亡見舞金の支給の場合における当該配偶者
又は子とする。この場合において、これらの者の
死亡見舞金を受ける順位は、配偶者を先にする。
5 前三項の規定により死亡見舞金の支給を受ける
べき同順位の者が二人以上あるときは、死亡見舞
金の支給は、その人数によって等分して行う。
(災 害 共 済 給 付 の 給 付 基 準 )
第三条 法第十五条第一項第六号に規定する災害共
済 給 付 (以 下 こ の 章 に お い て 単 に 「 災 害 共 済 給 付 」
と い う 。) の 給 付 金 の 額 は 、次 の 各 号 に 掲 げ る 給 付
の種類ごとに、当該各号に定める額とする。
一 医療費 次に掲げる額の合算額
イ 単 位 療 養 ( 同 一 の 月 に 一 の 病 院 、診 療 所 、薬
局 そ の 他 の 者 か ら 受 け た 療 養 (健 康 保 険 法 (大
正 十 一 年 法 律 第 七 十 号 )第 六 十 三 条 第 一 項 各
号に掲げる療養及び同法第八十八条第一項に
規 定 す る 指 定 訪 問 看 護 を い う 。( 1 ) を 除 き 、以
下 同 じ 。) を い う 。以 下 こ の 号 に お い て 同 じ 。)
ご と に 、次 の ( 1 ) 又 は ( 2 ) に 掲 げ る 費 用 に つ い て 、
そ れ ぞ れ (1) 又 は (2) に 定 め る 方 法 に よ り 算 定
し た 額 の 合 計 額 ( ロ に お い て「 単 位 療 養 額 」と
い う 。) に 十 分 の 三 を 乗 じ て 得 た 額 ( そ の 額 が 、
十三万九千八百円と、その単位療養につき健
康 保 険 法 施 行 令 (大 正 十 五 年 勅 令 第 二 百 四 十
三 号 )第 四 十 二 条 第 一 項 第 二 号 の 厚 生 労 働 省
令で定めるところにより算定した療養に要し
た 費 用 の 額 (そ の 額 が 四 十 六 万 六 千 円 に 満 た
な い と き は 、四 十 六 万 六 千 円 ) か ら 四 十 六 万 六
千円を控除した額に百分の一を乗じて得た額
(こ の 額 に 一 円 未 満 の 端 数 が あ る 場 合 に お い
て 、そ の 端 数 金 額 が 五 十 銭 未 満 で あ る と き は 、
これを切り捨て、その端数金額が五十銭以上
であるときは、これを一円に切り上げた額)
との合算額を超えない範囲内で文部科学省令
で定める額を超えるときは、当該文部科学省
令 で 定 め る 額 )を 合 算 し た 額
(1) 健 康 保 険 法 第 六 十 三 条 第 一 項 各 号 に 掲 げ
る療養に要する費用 同法第七十六条第二
項の規定に基づく厚生労働大臣の定めると
ころ又は同法第八十六条第二項第一号の規
定に基づく厚生労働大臣の定めるところに
よ り 算 定 し た 額 (そ の 額 が 現 に 当 該 療 養 に
要した費用の額を超えるときは、現に当該
療 養 に 要 し た 費 用 の 額 ) 。た だ し 、当 該 定 め
がないときは、現に当該療養に要した費用
の範囲内でセンターが必要と認めた額とす
る。
(2) 健 康 保 険 法 第 八 十 八 条 第 一 項 に 規 定 す る
指定訪問看護に要する費用
同条第四項
の規定に基づく厚生労働大臣の定めると
こ ろ に よ り 算 定 し た 額 (そ の 額 が 現 に 当 該
指定訪問看護に要した費用の額を超える
ときは、現に当該指定訪問看護に要した費
用 の 額 )。 た だ し 、 当 該 定 め が な い と き は 、
現に当該指定訪問看護に要した費用の範
囲内でセンターが必要と認めた額とする。
ロ 単位療養額を合算した額の十分の一を超え
ない範囲内で療養に伴って要する費用として
文部科学省令で定める額
ハ
療 養 を 受 け た 月 に お け る 食 事 療 養 (健 康 保
険法第六十三条第二項に規定する食事療養
を い う 。) を 受 け た 日 数 に 同 法 第 八 十 五 条 第 二
項に規定する標準負担額を乗じて得た額
二 障害見舞金 障害の程度に応じ三千三百七十
万 円 か ら 七 十 三 万 円 ま で の 範 囲 (第 五 条 第 二 項
第 四 号 に 掲 げ る 場 合 (こ れ に 準 ず る 場 合 と し て
同項第五号の文部科学省令で定める場合を含む。
次 号 に お い て 同 じ 。) に 係 る 障 害 見 舞 金 に あ っ て
は、千六百八十五万円から三十六万五千円まで
の 範 囲 )内 で 文 部 科 学 省 令 で 定 め る 額
三
死亡見舞金
二 千 五 百 万 円 (第 五 条 第 一 項 第
四 号 に 掲 げ る 死 亡 (同 条 第 二 項 第 四 号 に 掲 げ る
場 合 に 係 る も の に 限 る 。) 及 び 同 条 第 一 項 第 五 号
の文部科学省令で定める死亡に係る死亡見舞金
にあっては、千二百五十万円)
2 災 害 共 済 給 付 (障 害 見 舞 金 の 支 給 を 除 く 。 )は 、
同一の負傷又は疾病に関しては、医療費の支給開
始後十年を経過した時以後は、行わない。
3 センターは、災害共済給付の給付事由と同一の
事由について、当該災害共済給付に係る児童、生
徒 、 学 生 又 は 幼 児 (以 下 「 児 童 生 徒 等 」 と い う 。 )
が 国 家 賠 償 法 等 (法 第 三 十 一 条 第 一 項 に 規 定 す る
国 家 賠 償 法 等 を い う 。) に よ り 損 害 賠 償 を 受 け た と
きは、その価額の限度において、災害共済給付を
行わないことができる。
4 センターは、学校の管理下における児童生徒等
の 災 害 (法 第 十 五 条 第 一 項 第 六 号 に 規 定 す る 災 害
NAASH 2004 165
関係法令等
を い う 。 以 下 同 じ 。 )に つ い て 、 当 該 児 童 生 徒 等 が
他の法令の規定により国又は地方公共団体の負担
において療養若しくは療養費の支給を受け、又は
補償若しくは給付を受けたときは、その受けた限
度において、災害共済給付を行わない。
5 セ ン タ ー は 、 非 常 災 害 (風 水 害 、 震 災 、 事 変 そ の
他の非常災害であって、当該非常災害が発生した
地域の多数の住民が被害を受けたものをいう。)
による児童生徒等の災害については、災害共済給
付を行わない。
6 セ ン タ ー は 、生 活 保 護 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百
四 十 四 号 )に よ る 保 護 を 受 け て い る 世 帯 に 属 す る
義 務 教 育 諸 学 校 (法 第 十 八 条 に 規 定 す る 義 務 教 育
諸 学 校 を い う 。 以 下 同 じ 。 )の 児 童 及 び 生 徒 (以 下
「 要 保 護 児 童 生 徒 」と い う 。) に 係 る 災 害 に つ い て
は、医療費の支給を行わない。
7 セ ン タ ー は 、高 等 学 校 (中 等 教 育 学 校 の 後 期 課 程
及 び 特 殊 教 育 諸 学 校 (法 第 三 条 に 規 定 す る 特 殊 教
育 諸 学 校 を い う 。 以 下 同 じ 。 )の 高 等 部 を 含 む 。 以
下 同 じ 。) 及 び 高 等 専 門 学 校 の 災 害 共 済 給 付 に つ い
ては、災害共済給付契約に係る生徒又は学生が自
己 の 故 意 の 犯 罪 行 為 に よ り 、又 は 故 意 に 、負 傷 し 、
疾病にかかり、又は死亡したときは、当該負傷、
疾病若しくは死亡又は当該負傷をし、若しくは疾
病にかかったことによる障害若しくは死亡に係る
災害共済給付を行わない。
8 センターは、高等学校及び高等専門学校の災害
共済給付については、災害共済給付契約に係る生
徒又は学生が自己の重大な過失により、負傷し、
疾病にかかり、又は死亡したときは、当該死亡又
は当該負傷をし、若しくは疾病にかかったことに
よる障害若しくは死亡に係る災害共済給付の一部
を行わないことができる。
(給 付 金 の 支 払 の 請 求 及 び そ の 支 払 )
第四条 災害共済給付の給付金の支払の請求は、災
害共済給付契約に係る学校の設置者が行うものと
する。
2 前項の規定にかかわらず、災害共済給付契約に
係 る 児 童 生 徒 等 の 保 護 者 (法 第 十 五 条 第 一 項 第 六
号 に 規 定 す る 保 護 者 を い う 。以 下 同 じ 。)又 は 当 該
児童生徒等のうち生徒若しくは学生が成年に達し
ている場合にあっては当該生徒若しくは学生は、
自ら同項の請求をすることができる。この場合に
おいて、当該請求は、当該災害共済給付契約に係
る学校の設置者を経由して行うものとする。
3 同一の負傷又は疾病に係る医療費の支給につい
ての支払の請求は、一月ごとに行うものとする。
4 センターは、第一項又は第二項の規定による給
付金の支払の請求があったときは、当該請求の内
容が適正であるかどうかを審査して、前条に規定
するところにより、その支払額を決定するものと
する。
5 センターは、前項の規定により支払額を決定し
たときは、速やかに、次の各号に掲げる区分に従
い、当該各号に定める者を通じて、当該各号に定
める児童生徒等の保護者又は当該児童生徒等のう
ち生徒若しくは学生が成年に達している場合にあ
っては当該生徒若しくは学生に対し、給付金の支
払を行うものとする。
一 学 校 教 育 法 (昭 和 二 十 二 年 法 律 第 二 十 六 号 )第
二条第二項に規定する国立学校の児童生徒等の
災害に係る給付金の支払 当該国立学校の校長
二 公立の学校の児童生徒等の災害に係る給付金
の支払 当該学校を設置する地方公共団体の教
育委員会
三 私立の学校の児童生徒等の災害に係る給付金
の支払 当該学校を設置する学校法人の理事長
(学 校 法 人 以 外 の 者 が 設 置 す る 学 校 に あ っ て は 、
当該学校の設置者が団体であるものについては
当該団体の代表者、当該学校の設置者が団体で
ないものについては当該設置者)
(平 一 五 政 四 八 三 ・ 一 部 改 正 )
(学 校 の 管 理 下 に お け る 災 害 の 範 囲 )
第五条 災害共済給付に係る災害は、次に掲げるも
166
NAASH 2004
のとする。
一 児童生徒等の負傷でその原因である事由が学
校の管理下において生じたもの。ただし、療養
に要する費用が五千円以上のものに限る。
二 学校給食に起因する中毒その他児童生徒等の
疾病でその原因である事由が学校の管理下にお
いて生じたもののうち、文部科学省令で定める
もの。ただし、療養に要する費用が五千円以上
のものに限る。
三 第一号の負傷又は前号の疾病が治った場合に
おいて存する障害のうち、文部科学省令で定め
る程度のもの
四 児童生徒等の死亡でその原因である事由が学
校の管理下において生じたもののうち、文部科
学省令で定めるもの
五 前号に掲げるもののほか、これに準ずるもの
として文部科学省令で定めるもの
2 前項第一号、第二号及び第四号において「学校
の管理下」とは、次に掲げる場合をいう。
一 児童生徒等が、法令の規定により学校が編成
した教育課程に基づく授業を受けている場合
二 児童生徒等が学校の教育計画に基づいて行わ
れる課外指導を受けている場合
三 前二号に掲げる場合のほか、児童生徒等が休
憩時間中に学校にある場合その他校長の指示又
は承認に基づいて学校にある場合
四 児童生徒等が通常の経路及び方法により通学
する場合
五 前各号に掲げる場合のほか、これらの場合に
準ずる場合として文部科学省令で定める場合
(災 害 共 済 給 付 契 約 等 の 拒 絶 理 由 )
第六条 法第十六条第四項の政令で定める正当な理
由は、次に掲げるものとする。
一 災害共済給付契約を締結する場合において、
当該災害共済給付契約の申込みに係る児童生徒
等の数が、当該児童生徒等が在学する学校の児
童生徒等の総数に比べて著しく少ないこと。
二 災害共済給付契約を締結する場合において、
当該災害共済給付契約の申込みが文部科学省令
で定める契約締結期限の経過後に行われること。
三 免責の特約を付する場合において、災害共済
給付契約に係る児童生徒等の一部につき免責の
特約を付する申込みが行われること。
(共 済 掛 金 の 額 )
第七条 法第十七条第一項の政令で定める額は、各
年度につき、児童生徒等一人当たり、次の各号に
掲げる学校の区分に応じ、当該各号に定める額と
する。
一
義務教育諸学校
八 百 四 十 円 (要 保 護 児 童 生
徒にあっては、四十円)
二
高等学校
千 五 百 三 十 円 (夜 間 そ の 他 特 別 の
時間又は時期において授業を行う課程において
教育を受ける生徒にあっては七百二十円、通信
による教育を行う課程において教育を受ける生
徒にあっては二百八十円)
三 高等専門学校 千八百二十円
四 幼 稚 園 ( 特 殊 教 育 諸 学 校 の 幼 稚 部 を 含 む 。以 下
同じ。) 二百六十円
(免 責 の 特 約 を 付 し た 場 合 に 共 済 掛 金 の 額 に 加 え
る額)
第八条 法第十七条第二項の政令で定める額は、各
年 度 に つ き 、児 童 生 徒 等 一 人 当 た り 三 十 五 円 ( 高 等
学校の通信による教育を行う課程において教育を
受 け る 生 徒 に あ っ て は 、 三 円 )と す る 。
(共 済 掛 金 の 支 払 の 期 限 )
第九条 法第十七条第三項の規定による共済掛金の
支払は、各年度について、五月一日において在籍
す る 児 童 生 徒 等 (法 第 十 六 条 第 一 項 の 規 定 に よ る
保 護 者 の 同 意 が あ る も の に 限 る 。 )の 数 に 基 づ き 、
五月三十一日までに行わなければならない。
(学 校 の 設 置 者 が 保 護 者 か ら 徴 収 す る 額 の 範 囲 )
第十条 法第十七条第四項の政令で定める範囲は、
関係法令等
次の各号に掲げる学校の区分に応じ、当該各号に
定める範囲とする。
一 義務教育諸学校 十分の四から十分の六
まで
二 高等学校、高等専門学校及び幼稚園 十分の
六から十分の九まで
(共 済 掛 金 を 支 払 わ な い 場 合 に お け る 災 害 共 済 給
付)
第十一条 センターは、学校の設置者が第九条 に
規定する支払期限までに法第十七条第三項の規定
による共済掛金を支払わない場合においては、当
該支払期限の経過後当該災害共済給付契約に係る
年度内に共済掛金を支払った場合における当該支
払った日以後当該年度内に発生した児童生徒等の
災害に係る災害共済給付を除いては、当該災害共
済給付契約に係る災害共済給付を行わない。
(共 済 掛 金 の 控 除 額 及 び 返 還 額 )
第十二条 法第十八条の政令で定める額は、公立の
義務教育諸学校の設置者が法第十七条第四項ただ
し書の規定により児童又は生徒の保護者で法第二
十九条第二項各号のいずれかに該当するものから
法第十七条第四項本文に規定する学校の設置者の
定める額を徴収しない場合における当該徴収しな
い額の総額の二分の一とする。ただし、小学校及
び中学校並びに中等教育学校の前期課程又は特殊
教育諸学校の小学部及び中学部の別並びに要保護
児 童 生 徒 又 は 準 要 保 護 児 童 生 徒 (法 第 二 十 九 条 第
二項各号に掲げる者に係る児童及び生徒のうち、
要保護児童生徒を除いた者をいう。以下同じ。)
の別により、それぞれ、共済掛金の額の二分の一
に第十八条第二項の規定により当該義務教育諸学
校の設置者がセンターから通知を受けた児童及び
生徒の数を乗じて得た額の二分の一を限度とする。
(児 童 生 徒 等 の 転 学 等 の 場 合 に お け る 特 例 )
第十三条 災害共済給付契約に係る児童生徒等が転
学し、進学し、卒業し、又は退学した場合におけ
る第四条第一項、第二項及び第五項並びに第九条
の規定の適用について必要な事項は、文部科学省
令で定める。
第三章
スポーツ振興投票等業務
(審 議 会 等 で 政 令 で 定 め る も の )
第十四条 法第二十一条第二項の審議会等で政令で
定めるものは、中央教育審議会とする。
(国 庫 納 付 金 の 納 付 の 手 続 )
第十五条 センターは、毎事業年度、法第二十二条
第一項の規定に基づいて計算した当該事業年度の
国庫納付金の計算書に、当該事業年度末の貸借対
照表、当該事業年度の損益計算書その他当該国庫
納 付 金 の 計 算 の 基 礎 を 明 ら か に し た 書 類 (次 項 に
お い て 「 添 付 書 類 」 と い う 。 )を 添 付 し て 、 翌 事 業
年度の五月二十日までに、これを文部科学大臣に
提出しなければならない。
2文部科学大臣は、前項に規定する国庫納付金の計
算書及び添付書類の提出があったときは、遅滞な
く、当該国庫納付金の計算書及び添付書類の写し
を財務大臣に送付するものとする。
第四章
国の補助
(災 害 共 済 給 付 に 係 る 国 の 補 助 )
第十六条 法第二十九条第一項の規定による災害共
済給付に要する経費に係る国の補助は、第五条第
二項第一号及び第二号に掲げる場合に係る災害共
済給付に要する経費として次の各号に掲げる学校
の 区 分 ご と に 文 部 科 学 大 臣 が 定 め る 額 (以 下 こ の
条 に お い て「 補 助 対 象 災 害 共 済 給 付 経 費 」と い う 。)
について行うものとし、当該補助の額は、当該学
校の区分に応じ、当該各号に定める額とする。
一 義務教育諸学校 補助対象災害共済給付経費
の三分の一に相当する額
二 高等学校、高等専門学校及び幼稚園 補助対
象災害共済給付経費のうち文部科学大臣の定め
る額
(要 保 護 者 に 準 ず る 程 度 に 困 窮 し て い る 者 )
第十七条 法第二十九条第二項第二号の政令で定め
る 者 は 、同 項 の 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 の 設 置 者 が 、
生活保護法第六条第二項に規定する要保護者に準
ずる程度に困窮していると認める者とする。
2 公立の義務教育諸学校の設置者は、前項に規定
する認定を行うため必要があるときは、社会福祉
法 (昭 和 二 十 六 年 法 律 第 四 十 五 号 )に 定 め る 福 祉 に
関 す る 事 務 所 の 長 及 び 民 生 委 員 法 (昭 和 二 十 三 年
法 律 第 百 九 十 八 号 )に 定 め る 民 生 委 員 に 対 し て 助
言を求めることができる。
(セ ン タ ー に 対 す る 国 の 補 助 )
第十八条 法第二十九条第二項の規定による国の補
助は、小学校及び中学校並びに中等教育学校の前
期課程又は特殊教育諸学校の小学部及び中学部の
別並びに要保護児童生徒又は準要保護児童生徒の
別により、それぞれ、共済掛金の額の二分の一に
センターが次項の規定により公立の義務教育諸学
校の設置者に配分した児童及び生徒の数を乗じて
得た額の合計額の二分の一を限度として、公立の
義務教育諸学校の設置者が法第十七条第四項ただ
し書の規定により児童又は生徒の保護者で法第二
十九条第二項各号のいずれかに該当するものから
法第十七条第四項本文に規定する学校の設置者の
定める額を徴収しない場合における当該徴収しな
い額の合計額の二分の一について行うものとする。
2センターは、公立の義務教育諸学校の設置者で法
第十七条第四項ただし書の規定により前項に規定
する児童又は生徒の保護者から同条第四項本文に
規定する学校の設置者の定める額を徴収しないも
のについて、別表に掲げる算式により算定した小
学校及び中学校並びに中等教育学校の前期課程又
は特殊教育諸学校の小学部及び中学部の児童及び
生徒の数を配分し、その配分した数を文部科学大
臣及び当該各設置者に通知しなければならない。
第五章
雑則
(学 校 の 設 置 者 が 地 方 公 共 団 体 又 は 国 で あ る 場 合
の事務処理)
第十九条 学校の設置者が地方公共団体である場合
におけるこの政令に基づいて学校の設置者が処理
すべき事務は、当該地方公共団体の教育委員会が
処理するものとする。
2
学 校 の 設 置 者 が 国 立 大 学 法 人 法 (平 成 十 五 年 法
律 第 百 十 二 号 )第 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 国 立 大 学
法人又は独立行政法人国立高等専門学校機構であ
る場合における第二条第一項並びに第四条第一項
及び第二項の規定に基づいて学校の設置者が処理
すべき事務は、当該学校の校長が処理するものと
する。
(平 一 五 政 四 八 三 ・ 一 部 改 正 )
(国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 の 適 用 に 関 す る 特 例 )
第二十条 センター又はセンターの役員若しくは職
員 (常 時 勤 務 に 服 す る こ と を 要 し な い 者 を 除 く 。 )
は 、国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 三 十 三 年 法 律 第 百
二 十 八 号 )第 百 二 十 四 条 の 二 第 一 項 に 規 定 す る 特
定公庫等若しくは公庫等又は特定公庫等役員若し
くは公庫等職員とみなして、同条の規定を適用す
る。
附
則
抄
(施 行 期 日 )
第一条 この政令は、公布の日から施行する。ただ
し、附則第六条から第二十五条までの規定は、平
成十五年十月一日から施行する。
(国 が 承 継 す る 資 産 の 範 囲 等 )
第二条 法附則第四条第三項の規定により国が承継
する資産は、文部科学大臣が財務大臣に協議して
定める。
NAASH 2004 167
関係法令等
2
前項の規定により国が承継する資産は、一般会
計に帰属する。
(評 価 に 関 す る 規 定 の 準 用 )
第三条 第一条の規定は、法附則第四条第七項の評
価委員その他評価について準用する。この場合に
おいて、第一条第一項中「必要の都度、次に掲げ
る者」とあるのは「次に掲げる者」と、同項第三
号 中 「 役 員 」と あ る の は 「 役 員 (セ ン タ ー が 成 立 す
るまでの間は、センターに係る独立行政法人通則
法 (平 成 十 一 年 法 律 第 百 三 号 )第 十 五 条 第 一 項 の 設
立 委 員 )」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
( 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー の 解 散 の 登 記 の 嘱 託
等)
第四条
法附則第四条第一項の規定により日本体
育・学校健康センターが解散したときは、文部科
学大臣は、遅滞なく、その解散の登記を登記所に
嘱託しなければならない。
2 登記官は、前項の規定による嘱託に係る解散の
登記をしたときは、その登記用紙を閉鎖しなけれ
ばならない。
(保 育 所 の 災 害 共 済 給 付 )
第五条 法附則第八条第二項において準用する法第
十 七 条 第 一 項 の 政 令 で 定 め る 額 は 、各 年 度 に つ き 、
保育所の児童一人当たり三百五十円とする。ただ
し 、要 保 護 児 童 ( 生 活 保 護 法 に よ る 保 護 を 受 け て い
る 世 帯 に 属 す る 保 育 所 の 児 童 を い う 。) に つ い て は 、
一人当たり四十円とする。
2 法附則第八条第二項において準用する法第十七
条第四項の政令で定める範囲は、同項に規定する
共済掛金の額の十分の六から十分の九までの範囲
とする。
3 法附則第八条第一項に規定する保育所の災害共
済 給 付 に つ い て は 、前 二 項 に 規 定 す る も の の ほ か 、
第 二 章 (第 二 条 、 第 五 条 第 二 項 、 第 七 条 、 第 十 条 及
び 第 十 二 条 を 除 く 。) 及 び 第 十 九 条 の 規 定 を 準 用 す
る 。こ の 場 合 に お い て 、第 三 条 第 一 項 第 二 号 中「 第
五 条 第 二 項 第 四 号 に 掲 げ る 場 合 (こ れ に 準 ず る 場
合として同項第五号の文部科学省令で定める場合
を 含 む 。 次 号 に お い て 同 じ 。 )」 と あ る の は 「 附 則
第 五 条 第 四 項 第 二 号 に 掲 げ る 場 合 (こ れ に 準 ず る
場合として同項第三号の文部科学大臣が定める場
合 を 含 む 。 次 号 に お い て 同 じ 。 )」 と 、 同 項 第 三 号
中「同条第二項第四号」とあるのは「附則第五条
第 四 項 第 二 号 」と 、
「 同 条 第 一 項 第 五 号 」と あ る の
は「第五条第一項第五号」と、同条第六項中「生
活 保 護 法 (昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百 四 十 四 号 )に よ る
保護を受けている世帯に属する義務教育諸学校
( 法 第 十 八 条 に 規 定 す る 義 務 教 育 諸 学 校 を い う 。以
下 同 じ 。 )の 児 童 及 び 生 徒 (以 下 「 要 保 護 児 童 生 徒 」
と い う 。 )」 と あ る の は 「 附 則 第 五 条 第 一 項 に 規 定
する要保護児童」と、第五条第一項第一号、第二
号及び第四号中「学校の管理下」とあるのは「保
育所の管理下」と、第十九条第一項中「教育委員
会」とあるのは「長」と読み替えるものとする。
4 前項の規定により読み替えて準用する第五条第
一項第一号、第二号及び第四号において「保育所
の管理下」とは、次に掲げる場合をいう。
一 児童が保育を受けている場合
二 児童が通常の経路及び方法により保育所に通
い、又は保育所から帰宅する場合
三 前二号に掲げる場合のほか、文部科学大臣が
厚生労働大臣と協議してこれらの場合に準ずる
場合として定める場合
(日 本 体 育 ・ 学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 令 の 廃 止 )
第 六 条 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 令 ( 昭 和
六 十 年 政 令 第 三 百 三 十 一 号 )は 、 廃 止 す る 。
( 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 令 の 廃 止 に 伴
う経過措置)
第七条 前条の規定による廃止前の日本体育・学校
健康センター法施行令の規定によりした処分、手
続その他の行為は、この政令中の相当する規定に
よりした処分、手続その他の行為とみなす。
168
NAASH 2004
別 表 (第 十 八 条 関 係 )
イ
要保護児童生徒
に係る場合
ロ 準要保護児童生
徒に係る場合
X×(p/P)
Y×((p/P)+ (q/Q))×(1/2)
備考 この表における算式中次に掲げる記号の意義
は、それぞれ次に定めるとおりとする。
X 文部科学大臣が毎年度予算の範囲内で定める
センターに対する国の補助の基準となる小学校
及び中学校並びに中等教育学校の前期課程又は
特殊教育諸学校の小学部及び中学部に係る要保
護児童生徒の総数
Y 文部科学大臣が毎年度予算の範囲内で定める
センターに対する国の補助の基準となる小学校
及び中学校並びに中等教育学校の前期課程又は
特殊教育諸学校の小学部及び中学部に係る準要
保護児童生徒の総数
P 文部科学大臣の指定する日現在において、災
害共済給付契約に係る全国の小学校及び中学校
並びに中等教育学校の前期課程又は特殊教育諸
学校の小学部及び中学部の児童及び生徒のうち、
教 育 扶 助 (生 活 保 護 法 に 規 定 す る 教 育 扶 助 を い う 。
以 下 同 じ 。 )を 受 け て い る 者 の 総 数
p 文 部 科 学 大 臣 の 指 定 す る 日 現 在 に お い て 、災 害
共済給付契約に係る当該学校の設置者の設置す
る小学校及び中学校並びに中等教育学校の前期
課程又は特殊教育諸学校の小学部及び中学部の
児童及び生徒のうち、教育扶助を受けている者
の総数
Q 文部科学大臣の指定する日現在において、災
害共済給付契約に係る全国の小学校及び中学校
並びに中等教育学校の前期課程又は特殊教育諸
学校の小学部及び中学部の児童及び生徒の総数
q 文 部 科 学 大 臣 の 指 定 す る 日 現 在 に お い て 、災 害
共済給付契約に係る当該学校の設置者の設置す
る小学校及び中学校並びに中等教育学校の前期
課程又は特殊教育諸学校の小学部及び中学部の
児童及び生徒の総数
附
則 (平 成 一 五 年 一 二 月 三 日 政 令 第 四 八 三 号 )
抄
(施 行 期 日 )
第一条 この政令は、平成十六年四月一日から施行
する。
関係法令等
○独立行政法人日本スポーツ振興センターに
関する省令
平成十五年十月一日
文部科学省令第五十一号
独 立 行 政 法 人 通 則 法 (平 成 十 一 年 法 律 第 百 三 号 )、
独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成 十
四 年 法 律 第 百 六 十 二 号 ) 、独 立 行 政 法 人 の 組 織 、運 営
及 び 管 理 に 係 る 共 通 的 な 事 項 に 関 す る 政 令 (平 成 十
二 年 政 令 第 三 百 十 六 号 )及 び 独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ
ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 施 行 令 (平 成 十 五 年 政 令 第 三 百
六 十 九 号 ) の 規 定 に 基 づ き 、並 び に こ れ ら の 法 律 を 実
施するため、独立行政法人日本スポーツ振興センタ
ーに関する省令を次のように定める。
独立行政法人日本スポーツ振興センターに関する省令
(業 務 方 法 書 に 記 載 す べ き 事 項 )
第一条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
(以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )に 係 る 独 立 行 政 法 人
通 則 法 (以 下 「 通 則 法 」 と い う 。 )第 二 十 八 条 第 二
項の主務省令で定める業務方法書に記載すべき事
項は、次のとおりとする。
一
独立行政法人日本スポーツ振興センター法
(以 下 「 法 」 と い う 。 )第 十 五 条 第 一 項 第 一 号 に
規定する施設の設置及び運営並びにスポーツの
振興のため必要な業務に関する事項
二 法第十五条第一項第二号から第四号までに規
定する援助に関する事項
三 法第十五条第一項第五号に規定するスポーツ
振 興 投 票 の 実 施 等 に 関 す る 法 律 (平 成 十 年 法 律
第 六 十 三 号 )に 規 定 す る 業 務 に 関 す る 事 項
四 法第十五条第一項第六号に規定する災害共済
給付に関する事項
五 法第十五条第一項第七号に規定する調査研究
並びに資料の収集及び提供に関する事項
六 法第十五条第一項第八号に規定する講演会の
開催、出版物の刊行その他普及の事業に関する
事項
七 法第十五条第一項第九号に規定する附帯業務
に関する事項
八 法第十五条第二項に規定する施設の供用に関
する事項
九 業務委託の基準
十 競争入札その他契約に関する基本的事項
十一 その他センターの業務の執行に関して必要
な事項
(中 期 計 画 の 作 成 ・ 変 更 に 係 る 事 項 )
第二条 センターは、通則法第三十条第一項の規定
により中期計画の認可を受けようとするときは、
中期計画を記載した申請書を、当該中期計画の最
初 の 事 業 年 度 開 始 三 十 日 前 ま で に (セ ン タ ー の 最
初の事業年度の属する中期計画については、セン
タ ー の 成 立 後 遅 滞 な く ) 、文 部 科 学 大 臣 に 提 出 し な
ければならない。
2 センターは、通則法第三十条第一項後段の規定
により中期計画の変更の認可を受けようとすると
きは、変更しようとする事項及びその理由を記載
した申請書を文部科学大臣に提出しなければなら
ない。
(中 期 計 画 記 載 事 項 )
第三条 センターに係る通則法第三十条第二項第七
号に規定する主務省令で定める業務運営に関する
事項は、次のとおりとする。
一 施設及び設備に関する計画
二 人事に関する計画
三 中期目標の期間を超える債務負担
四 積立金の使途
(年 度 計 画 の 作 成 ・ 変 更 に 係 る 事 項 )
第四条 センターに係る通則法第三十一条第一項の
年度計画には、中期計画に定めた事項に関し、当
該事業年度において実施すべき事項を記載しなけ
ればならない。
2 センターは、通則法第三十一条第一項後段の規
定により年度計画の変更をしたときは、変更した
事項及びその理由を記載した届出書を文部科学大
臣に提出しなければならない。
(各 事 業 年 度 の 業 務 実 績 の 評 価 に 係 る 事 項 )
第五条 センターは、通則法第三十二条第一項 の
規定により各事業年度における業務の実績につい
て独立行政法人評価委員会の評価を受けようとす
るときは、年度計画に定めた項目ごとにその実績
を明らかにした報告書を当該事業年度の終了後三
月以内に文部科学省の独立行政法人評価委員会に
提出しなければならない。
(中 期 目 標 期 間 終 了 後 の 事 業 報 告 書 の 文 部 科 学 大
臣への提出に係る事項)
第六条 センターに係る通則法第三十三条の事業報
告書には、当該中期目標に定めた項目ごとにその
実績を明らかにしなければならない。
(中 期 目 標 期 間 の 業 務 の 実 績 の 評 価 に 係 る 事 項 )
第七条 センターは、通則法第三十四条第一項 の
規定により各中期目標の期間における業務の実績
について独立行政法人評価委員会の評価を受けよ
うとするときは、当該中期目標に定めた項目ごと
にその実績を明らかにした報告書を当該中期目標
の期間の終了後三月以内に文部科学省の独立行政
法人評価委員会に提出しなければならない。
(会 計 の 原 則 )
第八条 センターの会計については、この省令の定
めるところにより、この省令に定めのないものに
ついては、一般に公正妥当と認められる企業会計
の基準に従うものとする。
2 金 融 庁 組 織 令 (平 成 十 年 政 令 第 三 百 九 十 二 号 )第
二十四条第一項に規定する企業会計審議会により
公表された企業会計の基準は、前項に規定する一
般に公正妥当と認められる企業会計の基準に該当
するものとする。
3 平成十一年四月二十七日の中央省庁等改革推進
本部決定に基づき行われた独立行政法人の会計に
関する研究の成果として公表された基準は、この
省令に準ずるものとして、第一項に規定する一般
に公正妥当と認められる企業会計の基準に優先し
て適用されるものとする。
(会 計 処 理 )
第九条 文部科学大臣は、センターが業務のため取
得しようとしている償却資産についてその減価に
対応すべき収益の獲得が予定されないと認められ
る場合には、その取得までの間に限り、当該償却
資産を指定することができる。
2 前項の指定を受けた資産の減価償却については、
減価償却費は計上せず、資産の減価額と同額を資
本剰余金に対する控除として計上するものとする。
(財 務 諸 表 )
第十条 センターに係る通則法第三十八条第一項に
規定する主務省令で定める書類は、キャッシュ・
フロー計算書及び行政サービス実施コスト計算書
とする。
(財 務 諸 表 の 閲 覧 期 間 )
第十一条 センターに係る通則法第三十八条第四項
に 規 定 す る 主 務 省 令 で 定 め る 期 間 は 、五 年 と す る 。
(短 期 借 入 金 の 認 可 の 申 請 )
第十二条 センターは、通則法第四十五条第一項た
だし書の規定により短期借入金の借入れの認可を
受けようとするとき、又は同条第二項ただし書の
規定により短期借入金の借換えの認可を受けよう
とするときは、次に掲げる事項を記載した申請書
を文部科学大臣に提出しなければならない。
一 借入れ又は借換えを必要とする理由
二 借入れ又は借換えの額
三 借入先又は借換先
四 借入れ又は借換えの利率
五 償還の方法及び期限
六 利息の支払の方法及び期限
NAASH 2004 169
関係法令等
七
その他必要な事項
(長 期 借 入 金 の 認 可 の 申 請 )
第十三条 センターは、法第二十五条第一項の規定
により長期借入金の借入れの認可を受けようとす
るときは、次に掲げる事項を記載した申請書を文
部科学大臣に提出しなければならない。
一 借入れを必要とする理由
二 借入れの額
三 借入先
四 借入れの利率
五 償還の方法及び期限
六 利息の支払の方法及び期限
七 その他必要な事項
(償 還 計 画 の 認 可 の 申 請 )
第十四条 センターは、法第二十六条第一項の規定
により償還計画の認可を受けようとするときは、
通則法第三十一条第一項前段の規定により年度計
画を届け出た後遅滞なく、次に掲げる事項を記載
した申請書を文部科学大臣に提出しなければなら
ない。ただし、償還計画の変更の認可を受けよう
と す る と き は 、そ の 都 度 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
一 長期借入金の総額及び当該事業年度における
借入見込額並びにその借入先
二 長期借入金の償還の方法及び期限
三 その他必要な事項
(重 要 な 財 産 の 範 囲 )
第十五条 センターに係る通則法第四十八条第一項
に規定する主務省令で定める重要な財産は、土地
及び建物並びに文部科学大臣が指定するその他の
財産とする。
(重 要 な 財 産 の 処 分 等 の 認 可 の 申 請 )
第十六条 センターは、通則法第四十八条第一項の
規定により重要な財産を譲渡し、又は担保に供す
る こ と (以 下 こ の 条 に お い て 「 処 分 等 」 と い う 。 )
について認可を受けようとするときは、次に掲げ
る事項を記載した申請書を文部科学大臣に提出し
なければならない。
一 処分等に係る財産の内容及び評価額
二 処分等の条件
三 処分等の方法
四 センターの業務運営上支障がない旨及びその
理由
(資 金 の 繰 入 れ 等 )
第十七条 センターは、次の表の上欄に掲げる勘定
から下欄に掲げる勘定へ資金を繰り入れる場合を
除き、法第二十三条及び第二十四条第一項に規定
するそれぞれの勘定からその他の勘定への資金の
繰入れをしてはならない。
法第二十三条に規定す
る 投 票 勘 定 (以 下 「 投 票
勘定」という。)
法第二十三条に規定す
る 災 害 共 済 給 付 勘 定 (以
下「災害共済給付勘定」
という。)
法第二十三条に規定す
る 免 責 特 約 勘 定 (以 下
「免責特約勘定」とい
う。)
2
法第二十四条第一項に規
定 す る 一 般 勘 定 (以 下 「 一
般勘定」という。)
一般勘定
災害共済給付勘定又は一
般勘定
免責特約勘定から災害共済給付勘定への資金の
繰入れは、災害共済給付契約に免責の特約を付し
た 学 校 (法 第 三 条 に 規 定 す る 学 校 を い う 。 以 下 同
じ 。) の 設 置 者 が 法 第 三 十 一 条 第 一 項 の 規 定 に よ り
損害賠償の責めを免れることとなる場合に限り、
当該損害賠償の責めを免れる額について行うもの
とする。
3 センターは、法第二十三条の規定により区分し
て経理する場合において、経理すべき事項が当該
経理に係る勘定以外の勘定において経理すべき事
170
NAASH 2004
項と共通の事項であるため、当該勘定に係る部分
を区分して経理することが困難なときは、当該事
項については、文部科学大臣の承認を受けて定め
る基準に従って、事業年度の期間中一括して経理
し、当該事業年度の末日現在において各勘定に配
分することにより経理することができる。
(経 理 方 法 )
第十八条 投票勘定は、その内訳として、センター
の行うスポーツ振興投票の実施等に関する法律第
二十一条第一項第二号から第四号までに規定する
事業に係る経理とその他の業務に係る経理の各経
理単位に区分するものとする。
2 一般勘定は、その内訳として、法第十五条第一
項第二号から第四号までに規定する業務及びこれ
らに附帯する業務に係る経理とその他の業務に係
る経理の各経理単位に区分するものとする。
(令 第 三 条 第 一 項 第 一 号 イ の 文 部 科 学 省 令 で 定 め
る額)
第十九条 独立行政法人日本スポーツ振興センター
法 施 行 令 (以 下 「 令 」 と い う 。 )第 三 条 第 一 項 第 一
号イの文部科学省令で定める額は、次項から第六
項 ま で に 規 定 す る 場 合 を 除 き 、七 万 二 千 三 百 円 と 、
そ の 単 位 療 養 に つ き 健 康 保 険 法 施 行 令 (大 正 十 五
年 勅 令 第 二 百 四 十 三 号 )第 四 十 二 条 第 一 項 第 一 号
の厚生労働省令で定めるところにより算定した療
養 に 要 し た 費 用 の 額 (そ の 額 が 二 十 四 万 千 円 に 満
た な い と き は 、二 十 四 万 千 円 ) か ら 二 十 四 万 千 円 を
控 除 し た 額 に 百 分 の 一 を 乗 じ て 得 た 額 (こ の 額 に
一円未満の端数がある場合において、その端数金
額が五十銭未満であるときは、これを切り捨て、
その端数金額が五十銭以上であるときは、これを
一 円 に 切 り 上 げ た 額 )と の 合 算 額 と す る 。
2 児 童 、 生 徒 、 学 生 又 は 幼 児 (以 下 「 児 童 生 徒 等 」
と い う 。) の 学 校 の 管 理 下 に お け る 負 傷 又 は 疾 病 に
つき、健康保険法施行令第四十二条第一項第一号
た だ し 書 (同 令 第 四 十 四 条 に お い て 準 用 す る 場 合
を 含 む 。 )、 船 員 保 険 法 施 行 令 (昭 和 二 十 八 年 政 令
第 二 百 四 十 号 ) 第 十 条 第 一 項 第 一 号 た だ し 書 、国 民
健 康 保 険 法 施 行 令 (昭 和 三 十 三 年 政 令 第 三 百 六 十
二 号 ) 第 二 十 九 条 の 三 第 一 項 第 一 号 た だ し 書 、国 家
公 務 員 共 済 組 合 法 施 行 令 (昭 和 三 十 三 年 政 令 第 二
百 七 号 )第 十 一 条 の 三 の 五 第 一 項 第 一 号 た だ し 書
(私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 施 行 令 (昭 和 二 十 八 年 政 令
第 四 百 二 十 五 号 )第 六 条 に お い て 準 用 す る 場 合 を
含 む 。 )又 は 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 施 行 令 (昭 和
三 十 七 年 政 令 第 三 百 五 十 二 号 )第 二 十 三 条 の 三 の
四第一項第一号ただし書の規定が適用される場合
における令第三条第一項第一号イの文部科学省令
で定める額は、四万二百円とする。
3 児童生徒等の学校の管理下における負傷又は疾
病につき、健康保険法施行令第四十二条第一項第
二号本文、船員保険法施行令第十条第一項第二号
本文、国民健康保険法施行令第二十九条の三第一
項第二号本文、国家公務員共済組合法施行令第十
一 条 の 三 の 五 第 一 項 第 二 号 本 文 (私 立 学 校 教 職 員
共済法施行令第六条において準用する場合を含
む 。) 又 は 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 施 行 令 第 二 十 三
条の三の四第一項第二号本文の規定が適用される
場合における令第三条第一項第一号イの文部科学
省令で定める額は、十三万九千八百円と、その単
位療養につき健康保険法施行令第四十二条第一項
第二号の厚生労働省令で定めるところにより算定
し た 療 養 に 要 し た 費 用 の 額 (そ の 額 が 四 十 六 万 六
千 円 に 満 た な い と き は 、四 十 六 万 六 千 円 ) か ら 四 十
六万六千円を控除した額に百分の一を乗じて得た
額 (こ の 額 に 一 円 未 満 の 端 数 が あ る 場 合 に お い て 、
その端数金額が五十銭未満であるときは、これを
切り捨て、その端数金額が五十銭以上であるとき
は 、こ れ を 一 円 に 切 り 上 げ た 額 ) と の 合 算 額 と す る 。
4 児童生徒等の学校の管理下における負傷又は疾
病につき、健康保険法施行令第四十二条第一項第
二号ただし書、船員保険法施行令第十条第一項第
二号ただし書、国民健康保険法施行令第二十九条
の三第一項第二号ただし書、国家公務員共済組合
法施行令第十一条の三の五第一項第二号ただし書
関係法令等
(私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 施 行 令 第 六 条 に お い て 準
用 す る 場 合 を 含 む 。) 又 は 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法
施行令第二十三条の三の四第一項第二号ただし書
の規定が適用される場合における令第三条第一項
第一号イの文部科学省令で定める額は、七万七千
七百円とする。
5 児童生徒等の学校の管理下における負傷又は疾
病につき、健康保険法施行令第四十二条第一項第
三 号 本 文 (同 令 第 四 十 四 条 に お い て 準 用 す る 場 合
を 含 む 。) 、船 員 保 険 法 施 行 令 第 十 条 第 一 項 第 三 号
本文、国民健康保険法施行令第二十九条の三第一
項第三号本文、国家公務員共済組合法施行令第十
一 条 の 三 の 五 第 一 項 第 三 号 本 文 (私 立 学 校 教 職 員
共済法施行令第六条において準用する場合を含
む 。) 又 は 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 施 行 令 第 二 十 三
条の三の四第一項第三号本文の規定が適用される
場合における令第三条第一項第一号イの文部科学
省令で定める額は、三万五千四百円とする。
6 児童生徒等の学校の管理下における負傷又は疾
病につき、健康保険法施行令第四十二条第一項第
三 号 た だ し 書 (同 令 第 四 十 四 条 に お い て 準 用 す る
場 合 を 含 む 。)、船 員 保 険 法 施 行 令 第 十 条 第 一 項 第
三号ただし書、国民健康保険法施行令第二十九条
の三第一項第三号ただし書、国家公務員共済組合
法施行令第十一条の三の五第一項第三号ただし書
(私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 施 行 令 第 六 条 に お い て 準
用 す る 場 合 を 含 む 。) 又 は 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法
施行令第二十三条の三の四第一項第三号ただし書
の規定が適用される場合における令第三条第一項
第一号イの文部科学省令で定める額は、二万四千
六百円とする。
7 前各項の規定にかかわらず、同一の月に健康保
険 法 (大 正 十 一 年 法 律 第 七 十 号 )、 船 員 保 険 法 (昭 和
十 四 年 法 律 第 七 十 三 号 )、 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法
(昭 和 三 十 三 年 法 律 第 百 二 十 八 号 )、 地 方 公 務 員 等
共 済 組 合 法 (昭 和 三 十 七 年 法 律 第 百 五 十 二 号 )若 し
く は 私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 (昭 和 二 十 八 年 法 律 第
二 百 四 十 五 号 ) に お け る 同 一 の 被 保 険 者 、組 合 員 若
しくは加入者の被扶養者である児童生徒等又は国
民 健 康 保 険 法 (昭 和 三 十 三 年 法 律 第 百 九 十 二 号 )に
おける同一の世帯に属する被保険者である児童生
徒等の学校の管理下における負傷又は疾病につき、
単 位 療 養 算 定 額 (令 第 三 条 第 一 項 第 一 号 イ に 規 定
する単位療養額に十分の三を乗じて得た額をいう。
以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。)が 二 万 千 円 以 上 の も の
が二以上ある場合には、当該負傷又は疾病の発生
の期日の早いものから順次その順位を付し、第一
順位から当該順位までの単位療養算定額を合算し
て 得 た 額 ( 以 下 こ の 項 に お い て「 単 位 療 養 算 定 合 算
額 」 と い う 。 )が 、 当 該 各 項 に 定 め る 額 (第 一 項 及
び第三項にあっては、これらの項中「その単位療
養」とあるのは「第七項に規定する単位療養算定
額が二万千円以上である二以上の単位療養」と、
「 算 定 し た 」と あ る の は「 そ れ ぞ れ 算 定 し た 」と 、
「費用の額」とあるのは「費用の額の合算額」と
読み替えて、これらの項の規定に準じて算定した
額 ) を 超 え る と き は 、当 該 順 位 の 単 位 療 養 算 定 額 に
係る文部科学省令で定める額は、単位療養算定合
算額と当該各項に定める額との差額に相当する額
を、当該順位の単位療養算定額から控除して得た
額 (そ の 額 が 零 を 下 回 る 場 合 に あ っ て は 零 )と す る 。
次に掲げる場合の障害の等級は、次の各号のう
ち最も有利なものによる。
一 第十三級以上に該当する障害が二以上ある場
合には、前項の規定による等級の一級上位の等
級
二 第八級以上に該当する障害が二以上ある場合
には、前項の規定による等級の二級上位の等級
三 第五級以上に該当する障害が二以上ある場合
には、前項の規定による等級の三級上位の等級
4 前項の場合の障害見舞金の額は、それぞれの障
害に応ずる等級による障害見舞金の額を合算した
額を超えてはならない。
5 既に障害のある児童生徒等が令第五条第一項第
一号の負傷又は同項第二号の疾病によって、同一
部位についての障害の程度を加重した場合の障害
見舞金の額は、加重後の障害の等級に応ずる障害
見舞金の額から加重前の障害の等級に応ずる障害
見舞金の額を差し引いた額とする。
(令 第 三 条 第 一 項 第 一 号 ロ の 文 部 科 学 省 令 で 定 め
る額)
第二十条 令第三条第一項第一号ロの文部科学省令
で定める額は、同号イに規定する単位療養額を合
算した額に十分の一を乗じて得た額とする。
(令 第 五 条 第 一 項 第 五 号 の 文 部 科 学 省 令 で 定 め る
死亡)
第二十五条 令第五条第一項第五号の文部科学省令
で定める死亡は、次に掲げるものとする。
一 突然死であってその顕著な徴候が学校の管理
下において発生したもの
二 前号に掲げる突然死に準ずるものとして、特
にセンターが認めたもの
(障 害 見 舞 金 の 額 )
第二十一条 令第三条第一項第二号の文部科学省令
で定める額は、別表上欄に定める障害の程度に応
じ た 等 級 に 対 応 す る 同 表 中 欄 に 定 め る 額 (令 第 五
条第二項第四号に掲げる場合及び第二十六条第二
号に掲げる場合に係る障害にあっては、その額に
二 分 の 一 を 乗 じ て 得 た 額 )と す る 。
2 別表下欄に定める程度の障害が二以上ある場合
の障害の等級は、重い障害に応ずる等級による。
3
(令 第 五 条 第 一 項 第 二 号 の 文 部 科 学 省 令 で 定 め る
疾病)
第二十二条 令第五条第一項第二号の児童生徒等の
疾病でその原因である事由が学校の管理下におい
て生じたもののうち文部科学省令で定めるものは、
次に掲げるものとする。
一 家庭科若しくは技術・家庭科の調理実習にお
ける試食又は修学旅行若しくは遠足における給
食に起因する中毒及び理科等の実験又は実習に
おけるガス等による中毒
二 熱中症
三 溺でき水及びこれに起因する嚥えん下性肺炎
四 異物の嚥えん下又は迷入及びこれらに起因す
る疾病
五 漆等による皮膚炎
六 前各号に掲げる疾病に準ずるものと認められ
る疾病のうち特にセンターが認めたもの
七 外部衝撃、急激な運動若しくは相当の運動量
を伴う運動又は心身に対する負担の累積に起因
することが明らかであると認められる疾病のう
ち特にセンターが認めたもの
八 令第五条第一項第一号本文に掲げる負傷に起
因することが明らかであると認められる疾病の
うち特にセンターが認めたもの
(障 害 の 程 度 )
第二十三条 令第五条第一項第三号の負傷又は疾病
が治った場合において存する障害のうち文部科学
省令で定める程度のものは、別表下欄に定める程
度のものとする。
(令 第 五 条 第 一 項 第 四 号 の 文 部 科 学 省 令 で 定 め る
死亡)
第二十四条 令第五条第一項第四号の児童生徒等の
死亡でその原因である事由が学校の管理下におい
て生じたもののうち文部科学省令で定めるものは、
次に掲げるものとする。
一 学校給食に起因することが明らかであると認
められる死亡
二 第二十二条に掲げる疾病に直接起因する死亡
三 前二号に掲げるもののほか、学校の管理下に
おいて発生した事故に起因する死亡
(令 第 五 条 第 二 項 第 五 号 の 文 部 科 学 省 令 で 定 め る
場合)
第二十六条 令第五条第二項第五号の文部科学省令
で定める場合は、次に掲げる場合とする。
一 学校の寄宿舎に居住する児童生徒等が、当該
寄宿舎にあるとき。
NAASH 2004 171
関係法令等
二
児童生徒等が、学校以外の場所であって令第
五条第二項第一号の授業若しくは同項第二号の
課 外 指 導 が 行 わ れ る 場 所 (当 該 場 所 以 外 の 場 所
において集合し、又は解散するときは、その場
所 を 含 む 。) 又 は 前 号 に 規 定 す る 寄 宿 舎 と 住 居 と
の間を、合理的な経路及び方法により往復する
とき。
三 令第三条第七項に規定する高等学校の定時制
の課程又は通信制の課程に在学する生徒が、学
校 教 育 法 (昭 和 二 十 二 年 法 律 第 二 十 六 号 )第 四 十
五 条 の 二 (同 法 第 五 十 一 条 の 九 第 一 項 に お い て
準 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 規 定 に よ り 技 能 教 育 の
ための施設で当該施設の所在地の都道府県の教
育委員会の指定するものにおいて当該高等学校
における教科の一部の履修とみなされる教育を
受けているとき。
れることにより、同条の払戻金の総額が配分金額
を合計した金額を超えるスポーツ振興投票がある
と き は 、そ の 超 え る 金 額 の 当 該 事 業 年 度 の 総 額 は 、
法第十九条の運営費として、その総額に達するま
で、当該事業年度以降のできるだけ早い事業年度
の通常限度額又は特例限度額に加算することがで
きる。ただし、加算後の通常限度額は、発売総額
の百分の十五に相当する金額を超えてはならない。
(積 立 金 の 処 分 に 係 る 申 請 書 の 添 付 書 類 )
第三十条 センターに係る独立行政法人の組織、運
営及び管理に係る共通的な事項に関する政令第五
条第二項に規定する文部科学省令で定める書類は、
同条第一項に規定する中期目標の期間の最後の事
業年度の事業年度末の貸借対照表及び当該年度の
損益計算書とする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 の 契 約 締 結 期 限 )
第二十七条 令第六条第二号の文部科学省令で定め
る契約締結期限は、各年度について、当該年度の
五月三十一日とする。
附
(児 童 生 徒 等 の 転 学 等 の 場 合 に お け る 特 例 )
第二十八条 災害共済給付契約に係る児童生徒等の
転 学 、進 学 、卒 業 又 は 退 学 ( 以 下 こ の 条 に お い て「 転
学 等 」と い う 。 ) の 場 合 に お け る 転 学 等 の 前 に 給 付
事由が発生した災害共済給付に係る令第四条第一
項の給付金の支払の請求は、当該児童生徒等の転
学等の前の学校の設置者が行うものとする。ただ
し、転学等の後の学校の設置者が当該学校の児童
生徒等についてセンターと災害共済給付契約を締
結しているときは、転学等の後の学校の設置者が
行うものとする。
2 災害共済給付契約に係る児童生徒等の転学等の
場合における転学等の前に給付事由が発生した災
害共済給付に係る令第四条第二項の給付金の支払
の請求は、転学等の前の学校の設置者を経由して
行うものとする。ただし、転学等の後の学校の設
置者が当該学校の児童生徒等についてセンターと
災害共済給付契約を締結しているときは、転学等
の後の学校の設置者を経由して行うものとする。
3 令第四条第五項の規定による給付金の支払は、
第一項本文又は第二項本文の規定による請求があ
った場合にあっては、転学等の前の学校に係る令
第四条第五項に定める者を通じて行うものとし、
第一項ただし書又は第二項ただし書の規定による
請求があった場合にあっては、転学等の後の学校
に係る令第四条第五項に定める者を通じて行うも
のとする。
4 センターに対し既に共済掛金を支払った学校の
設置者の設置する学校に児童生徒等が転学してき
た場合における当該児童生徒等に係る当該年度の
共済掛金の支払は、翌年度において行うものとす
る。ただし、当該児童生徒等について、既に当該
年度の共済掛金の支払が行われているときは、こ
れを行わないものとする。
(成 立 の 際 の 会 計 処 理 の 特 例 )
第二条 センターの成立の際法附則第四条第六項の
規定によりセンターに出資されたものとされる財
産のうち償却資産については、第九条第一項の指
定があったものとみなす。
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 券 の 発 売 等 の 運 営 費 の 制 限 )
第二十九条 法第十九条の百分の十五を超えない範
囲内において文部科学省令で定める金額は、毎事
業 年 度 の 発 売 金 額 の 総 額 (以 下 「 発 売 総 額 」 と い
う 。) を そ れ ぞ れ 次 の 表 の 上 欄 に 掲 げ る 金 額 に 区 分
して、それぞれの金額に同表の下欄に掲げる率を
乗 じ て 得 た 金 額 を 合 計 し た 金 額 (第 三 項 に お い て
「 通 常 限 度 額 」 と い う 。 )と す る 。
二千五億円以下の金額
二千五億円を超える金額
2
百分の十五
一万分の九百五十五
法第十九条の別に文部科学省令で定める金額は、
発売総額が二千五億円に達しない事業年度にあっ
ては、発売総額の一万分の九百五十五に相当する
金額に百十億円を加えた金額と発売総額の四分の
一 に 相 当 す る 金 額 の い ず れ か 少 な い 金 額 (次 項 に
お い て 「 特 例 限 度 額 」 と い う 。 )と す る 。
3 スポーツ振興投票の実施等に関する法律第十三
条の規定に基づき券面金額が払戻金として交付さ
172
NAASH 2004
則
抄
(施 行 期 日 )
第一条 この省令は、公布の日から施行する。
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 券 の 発 売 等 の 運 営 費 の 制 限 の
特例)
第三条 最初にスポーツ振興投票券を発売した日か
ら五年を経過した日の属する事業年度までの間に
あっては、第二十九条第一項の表の上欄中「二千
五億円」とあるのは「三千三百五十五億円」と、
同条第二項中「二千五億円」とあるのは「三千三
百 五 十 五 億 円 」 と 、「 百 十 億 円 」 と あ る の は 「 百 八
十 三 億 円 」と 、
「 四 分 の 一 」と あ る の は「 三 分 の 一 」
とし、年度間のスポーツ振興投票の実施回数が過
少となること等の事由により、発売総額が過少と
なる場合の法第十九条の運営費の金額は、別に文
部科学大臣が定めるところによる。
(業 務 の 特 例 等 )
第四条 センターは、法附則第六条第四項の規定に
よりなおその効力を有するものとされる法附則第
九条の規定による廃止前の日本体育・学校健康セ
ン タ ー 法 (昭 和 六 十 年 法 律 第 九 十 二 号 )第 二 十 三 条
第一項の規定により、学校給食用物資の売渡価格
について文部科学大臣の認可を受けようとすると
きは、認可申請書に売渡価格算定の基礎となる資
料を添付するものとする。
2 センターは、法附則第六条第八項に規定する場
合を除き、法附則第六条第二項に規定する勘定か
らその他の勘定への資金の繰入れをしてはならな
い。
3 第十七条第三項の規定は、法附則第六条第二項
の規定により区分して経理する場合について準用
する。
(保 育 所 の 災 害 共 済 給 付 )
第五条 法附則第八条第一項に規定する保育所の災
害 共 済 給 付 に つ い て は 、第 十 七 条 第 二 項 、 第 十 九
条から第二十五条まで、第二十六条第一号及び第
二号、第二十七条並びに第二十八条の規定を準用
する。
(日 本 体 育 ・ 学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 規 則 等 の 廃
止)
第六条 次に掲げる省令は、廃止する。
一 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 規 則 ( 昭 和
六十一年文部省令第二号)
二 日本体育・学校健康センターの財務及び会計
に 関 す る 省 令 (昭 和 六 十 一 年 文 部 省 令 第 三 号 )
三 日本体育・学校健康センターの業務方法書に
記 載 す べ き 事 項 を 定 め る 省 令 (昭 和 六 十 一 年 文
部省令第四号)
関係法令等
( 日 本 体 育・学 校 健 康 セ ン タ ー 法 施 行 規 則 の 廃 止 に
伴う経過措置)
第七条 前条の規定の施行前に同条の規定による廃
止前の日本体育・学校健康センター法施行規則の
規定によりした処分、手続その他の行為は、この
省令中の相当する規定によりした処分、手続その
他の行為とみなす。
別 表 (第 二 十 一 条 、 第 二 十 三 条 関 係 )
等級
金額
障害
第 一 級 三 三 、七 〇 〇 、〇 一
〇〇円
二
両眼が失明したもの
咀嚼そしやく及び言語の
機能が失われたもの
三
神経系統の機能又は精神
に著しい障害を残し、常に
介護を要するもの
四
胸腹部臓器の機能に著し
い障害を残し、常に介護を
要するもの
五
両上肢をそれぞれひじ関
節以上で失ったもの
六
両上肢が用をなさなくな
ったもの
七
両下肢をそれぞれひざ関
節以上で失ったもの
八
両下肢が用をなさなくな
ったもの
第 二 級 三 〇 、〇 〇 〇 、〇 一
一眼が失明し、他眼の視
〇〇円
力が〇・〇二以下に減じた
もの
二
両眼の視力がそれぞれ
〇・〇二以下に減じたもの
三
神経系統の機能又は精神
に著しい障害を残し、随時
介護を要するもの
四
胸腹部臓器の機能に著し
い障害を残し、随時介護を
要するもの
五
両上肢をそれぞれ腕関節
以上で失ったもの
六
両下肢をそれぞれ足関節
以上で失ったもの
第 三 級 二 六 、二 〇 〇 、〇 一
一眼が失明し、他眼の視
〇〇円
力が〇・〇六以下に減じた
もの
二
咀嚼そしやく又は言語の
機能が失われたもの
三
神経系統の機能又は精神
に著しい障害を残し、終身
労務に服することができな
いもの
四
胸腹部臓器の機能に著し
い障害を残し、終身労務に
服することができないもの
五
両手のすべての指を失っ
たもの
第 四 級 一 八 、二 〇 〇 、〇 一
両眼の視力がそれぞれ
〇〇円
〇・〇六以下に減じたもの
二
咀嚼そしやく及び言語の
機能に著しい障害を残すも
の
三
両耳の聴力が全く失われ
たもの
四
一上肢をひじ関節以上で
失ったもの
五
一下肢をひざ関節以上で
失ったもの
六
両手のすべての指が用を
なさなくなったもの
七
両足をリスフラン関節以
上で失ったもの
第 五 級 一 五 、二 〇 〇 、〇 一
一眼が失明し、他眼の視
〇〇円
力が〇・一以下に減じたも
の
二
神経系統の機能又は精神
に著しい障害を残し、特に
軽易な労務以外の労務に服
することができないもの
三
胸腹部臓器の機能に著し
い障害を残し、特に軽易な
労務以外の労務に服するこ
とができないもの
四
一上肢を腕関節以上で失
ったもの
五
一下肢を足関節以上で失
ったもの
六
一上肢が用をなさなくな
ったもの
七
一下肢が用をなさなくな
ったもの
八
両足のすべての指を失っ
たもの
第 六 級 一 二 、六 〇 〇 、〇 一
両眼の視力がそれぞれ
〇〇円
〇・一以下に減じたもの
二
咀嚼そしやく又は言語の
機能に著しい障害を残すも
の
三
両耳の聴力が耳に接しな
ければ大声を解することが
できない程度になったもの
四
一耳の聴力を全く失い、
他耳の聴力が四〇センチメ
ートル以上の距離では普通
の話声を解することができ
ない程度になったもの
五
脊せき柱に著しい変形又
は運動障害を残すもの
六
一上肢の三大関節のうち
の二関節が用をなさなくな
ったもの
七
一下肢の三大関節のうち
の二関節が用をなさなくな
ったもの
八
一手のすべての指又はお
や指及びひとさし指をあわ
せ一手の四本の指を失った
もの
第 七 級 一 〇 、六 〇 〇 、〇 一
一眼が失明し、他眼の視
〇〇円
力が〇・六以下に減じたも
の
二
両耳の聴力が四十センチ
メートル以上の距離では普
通の話声を解することがで
きない程度になったもの
三
一耳の聴力を全く失い、
他耳の聴力が一メートル以
上の距離では普通の話声を
解することができない程度
になったもの
四
神経系統の機能又は精神
に障害を残し、軽易な労務
以外の労務に服することが
できないもの
五
胸腹部臓器の機能に障害
を残し、軽易な労務以外の
労務に服することができな
いもの
六
一手のおや指及びひとさ
し指を失ったもの又はおや
指若しくはひとさし指をあ
わせ一手の三本以上の指を
失ったもの
七
一手のすべての指又はお
や指及びひとさし指をあわ
せ一手の四本の指が用をな
さなくなったもの
八
一足をリスフラン関節以
上で失ったもの
九
一上肢に仮関節を残し、
著しい運動障害を残すもの
NAASH 2004 173
関係法令等
十
一下肢に仮関節を残し、
著しい運動障害を残すもの
十一
両足のすべての指が用
をなさなくなったもの
十二
女子の外貌ぼうに著し
い醜状を残すもの
十三
両側の睾こう丸を失っ
たもの
第 八 級 六 、二 〇 〇 、〇 〇 一
一眼が失明し、又は一眼
〇円
の視力が〇・〇二以下に減
じたもの
二
脊せき柱に運動障害を残
すもの
三
おや指をあわせ一手の二
本の指を失ったもの
四
一手のおや指及びひとさ
し指が用をなさなくなった
もの又はおや指若しくはひ
とさし指をあわせ一手の三
本以上の指が用をなさなく
なったもの
五
一下肢を五センチメート
ル以上短縮したもの
六
一上肢の三大関節のうち
の一関節が用をなさなくな
ったもの
七
一下肢の三大関節のうち
の一関節が用をなさなくな
ったもの
八
一上肢に仮関節を残すも
の
九
一下肢に仮関節を残すも
の
十
一足のすべての指を失っ
たもの
十一
脾ひ臓又は一方の腎じ
ん臓を失ったもの
第 九 級 四 、九 〇 〇 、〇 〇 一
両眼の視力がそれぞれ
〇円
〇・六以下に減じたもの
二
一眼の視力が〇・〇六以
下に減じたもの
三
両眼にそれぞれ半盲症、
視野狭窄さく又は視野変状
を残すもの
四
両眼のまぶたにそ
れぞ
れ著しい欠損を残すもの
五
鼻を欠損し、その機能に
著しい障害を残すもの
六
咀嚼そしやく及び言語の
機能に障害を残すもの
七
両耳の聴力が一メートル
以上の距離では普通の話声
を解することができない程
度になったもの
八
一耳の聴力が耳に接しな
ければ大声を解することが
できない程度になり、他耳
の聴力が一メートル以上の
距離では普通の話声を解す
ることが困難である程度に
なったもの
九
一耳の聴力が全く失われ
たもの
十
神経系統の機能又は精神
に障害を残し、服すること
ができる労務が相当な程度
に制限されるもの
十一
胸腹部臓器の機能に障
害を残し、服することがで
きる労務が相当な程度に制
限されるもの
十二
一手のおや指を失った
もの、ひとさし指をあわせ
一手の二本の指を失ったも
の又はおや指及びひとさし
指以外の一手の三本の指を
174
NAASH 2004
失ったもの
十三
おや指をあわせ一手の
二本の指が用をなさなくな
ったもの
十四
第一足指をあわせ一足
の二本以上の指を失ったも
の
十五
一足のすべての指が用
をなさなくなったもの
十六
生殖器に著しい障害を
残すもの
第 十 級 三 、六 〇 〇 、〇 〇 一
一眼の視力が〇・一以下
〇円
に減じたもの
二
咀嚼そしやく又は言語の
機能に障害を残すもの
三
一四本以上の歯に歯科補
綴てつを加えたもの
四
両耳の聴力が一メートル
以上の距離では普通の話声
を解することが困難である
程度になったもの
五
一耳の聴力が耳に接しな
ければ大声を解することが
できない程度になったもの
六
一手のひとさし指を失っ
たもの又はおや指及びひと
さし指以外の一手の二本の
指を失ったもの
七
一手のおや指が用をなさ
なくなったもの、ひとさし
指をあわせ一手の二本の指
が用をなさなくなったもの
又はおや指及びひとさし指
以外の一手の三本の指が用
をなさなくなったもの
八
一下肢を三センチメート
ル以上短縮したもの
九
一足の第一足指又は他の
四本の指を失ったもの
十
一上肢の三大関節のうち
の一関節の機能に著しい障
害を残すもの
十一
一下肢の三大関節のう
ちの一関節の機能に著しい
障害を残すもの
第十一級
二 、六 〇 〇 、〇 〇 一
両眼の眼球にそれぞれ著
〇円
しい調節機能障害又は運動
障害を残すもの
二
両眼のまぶたにそれぞれ
著しい運動障害を残すもの
三
一眼のまぶたに著しい欠
損を残すもの
四
十本以上の歯に歯科補綴
てつを加えたもの
五
両耳の聴力が一メートル
以上の距離では小声を解す
ることができない程度にな
ったもの
六
一耳の聴力が四十センチ
メートル以上の距離では普
通の話声を解することがで
きない程度になったもの
七
脊せき柱に変形を残すも
の
八
一手のなか指又はくすり
指を失ったもの
九
一手のひとさし指が用を
なさなくなったもの又はお
や指及びひとさし指以外の
一手の二本の指が用をなさ
なくなったもの
十
第一足指をあわせ一足の
二本以上の指が
用をなさなくなったもの
十一
胸腹部臓器に障害を残
すもの
関係法令等
第十二級
一 、八 六 〇 、〇 〇 一
一眼の眼球に著しい調節
〇円
機能障害又は運動障害を残
すもの
二
一眼のまぶたに著しい運
動障害を残すもの
三
七本以上の歯に歯科補綴
てつを加えたもの
四
一方の耳の耳殻の大部分
を欠損したもの
五
鎖骨、胸骨、ろく骨、け
んこう骨又は骨盤骨に著し
い変形を残すもの
六
一上肢の三大関節のうち
の一関節の機能に障害を残
すもの
七
一下肢の三大関節のうち
の一関節の機能に障害を残
すもの
八
長管状骨に変形を残すも
の
九
一手のなか指又はくすり
指が用をなさなくなったも
の
十
一足の第二足指を失った
もの、第二足指をあわせ一
足の二本の指を失ったもの
又は一足の第三足指以下の
三本の指を失ったもの
十一
一足の第一足指又は他
の四本の指が用をなさなく
なったもの
十二
局部に頑固な神経症状
を残すもの
十三
男子の外貌ぼうに著し
い醜状を残すもの
十四
女子の外貌ぼうに醜状
を残すもの
第十三級
一 、二 五 〇 、〇 〇 一
一眼の視力が〇・六以下
〇円
に減じたもの
二
一眼に半盲症、視野狭窄
さく又は視野変状を残すも
の
三
両眼のまぶたにそれぞれ
一部の欠損又はまつげはげ
を残すもの
四
五本以上の歯に歯科補綴
てつを加えたもの
五 一手のこ指を失ったもの
六
一手のおや指の指骨の一
部を失ったもの
七
一手のひとさし指の指骨
の一部を失ったもの
八
一手のひとさし指の末関
節を屈伸することができな
くなったもの
九
一下肢を一センチメート
ル以上短縮したもの
十
一足の第三足指以下の一
本又は二本の指を失ったも
の
十一
一足の第二足指が用を
なさなくなったもの、第二
足指をあわせ一足の二本の
指が用をなさなくなったも
の又は一足の第三足指以下
の三本の指が用をなさなく
なったもの
第十四級
七 三 〇 、〇 〇 〇 円 一
四
上肢の露出面にてのひら
大の大きさの醜いあとを残
すもの
五
下肢の露出面にてのひら
大の大きさの醜いあとを残
すもの
六
一手のこ指が用をなさな
くなったもの
七
一手のおや指及びひとさ
し指以外の指の指骨の一部
を失ったもの
八
一手のおや指及びひとさ
し指以外の指の末関節を屈
伸することができなくなっ
たもの
九
一足の第三足指以下の一
本又は二本の指が用をなさ
なくなったもの
十
局部に神経症状を残すも
の
十一
男子の外貌ぼうに醜状
を残すもの
備考
一
視力の測定は、万国式試視力表による。屈折
異常のあるものについては矯正視力について測
定する。
二 手の指を失ったものとは、おや指は指関節、
その他の指は第一指関節以上を失ったものをい
う。
三 手の指が用をなさなくなったものとは、指の
末節の半分以上を失い、又は中手指関節若しく
は 第 一 指 関 節 (お や 指 に あ っ て は 、 指 関 節 )に 著
しい運動障害を残すものをいう。
四 足の指を失ったものとは、その全部を失った
ものをいう。
五 足の指が用をなさなくなったものとは、第一
足指は末節の半分以上、その他の指は末関節以
上を失ったもの又は中足指関節若しくは第一指
関 節 (第 一 足 指 に あ っ て は 、 指 関 節 )に 著 し い 運
動障害を残すものをいう。
六 各等級の障害に該当しない障害であって、各
等級の障害に相当するものは、当該等級の障害
とする。
一眼のまぶたの一部に欠
損又はまつげはげを残すも
の
二
三本以上の歯に歯科補綴
てつを加えたもの
三
一耳の聴力が一メートル
以上の距離では小声を解す
ることができない程度にな
ったもの
NAASH 2004 175
関係法令等
○独立行政法人日本スポーツ振興センター
業務方法書
平 成 15 年 10 月 1 日
平 成 15 年 度 規 則 第 1 号
目次
第 1 章
第 2 章
総 則 (第 1 条 ・ 第 2 条 )
スポーツ施設の運営及びスポーツの振興
の た め 必 要 な 業 務 (第 3 条 ― 第 5 条 )
第 3 章 スポーツに関する競技水準の向上等のた
め の 援 助 (第 6 条 ― 第 8 条 )
第 4 章 ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 業 務 (第 9 条 ― 第 15
条)
第 5 章 災害共済給付
第 1 節 災 害 共 済 給 付 契 約 の 締 結 (第 16 条 ― 第
22 条 )
第 2 節 共 済 掛 金 の 支 払 及 び 収 受 (第 23 条 ― 第
25 条 )
第 3 節 給 付 金 の 支 払 の 請 求 及 び そ の 支 払 (第
26 条 ― 第 30 条 )
第 4 節 免 責 の 場 合 に お け る 手 続 (第 31 条 ― 第
33 条 )
第 6 章 調 査 研 究 並 び に 資 料 の 収 集 及 び 提 供 (第
34 条 )
第 7 章 講演会の開催、出版物の刊行その他普及
の 事 業 (第 35 条 )
第 8 章 附 帯 業 務 (第 36 条 )
第 9 章 施 設 の 一 般 利 用 及 び 貸 付 け (第 37 条 ・ 第
38 条 )
第 10 章 業 務 委 託 の 基 準 (第 39 条 )
第 11 章 競 争 入 札 そ の 他 の 契 約 に 関 す る 基 本 的
事 項 (第 40 条 )
第 12 章 そ の 他 セ ン タ ー の 業 務 の 執 行 に 関 し て
必 要 な 事 項 (第 41 条 )
附則
第 1 章
総則
(目 的 )
第 1 条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
(以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )は 、 独 立 行 政 法 人 日
本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成 14 年 法 律 第 162
号 。以 下「 セ ン タ ー 法 」と い う 。)第 3 条 に 規 定 す
る 目 的 を 達 成 す る た め 、独 立 行 政 法 人 通 則 法 ( 平 成
11 年 法 律 第 103 号 )第 28 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づ き 、
この業務方法書を定める。
(業 務 運 営 の 基 本 原 則 )
第 2 条 センターは、法令及びこの業務方法書の定
めるところに従い、適正かつ効率的に業務を運営
しなければならない。
第 2 章
スポーツ施設の運営及びスポーツの振興の
ため必要な業務
(ス ポ ー ツ 施 設 及 び 附 属 施 設 )
第 3 条 セ ン タ ー は 、セ ン タ ー 法 第 1 5 条 第 1 項 第 1
号に規定するスポーツ施設及び附属施設として、
次に掲げるものを設置する。
(1) 国 立 競 技 場
国立霞ヶ丘競技場
ア 陸 上 競 技 場 (通 称 : 国 立 競 技 場 )
イ ラ グ ビ ー 場 (通 称 : 秩 父 宮 ラ グ ビ ー 場 )
ウ テニス場
エ 体育館
オ 室内水泳場
カ トレーニングセンター
キ ス ポ ー ツ 博 物 館 (通 称 : 秩 父 宮 記 念 ス ポ ー
ツ博物館)
ク アからキに掲げる施設に附属する施設
国立代々木競技場
ケ 第 一 体 育 館 (通 称 : 代 々 木 第 一 体 育 館 )
コ 第 二 体 育 館 (通 称 : 代 々 木 第 二 体 育 館 )
サ テニス場
シ 室内水泳場
ス ケからシに掲げる施設に附属する施設
(2) 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー
ア 研究・支援施設
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NAASH 2004
イ サ ッ カ ー 場 (通 称 : 西 が 丘 サ ッ カ ー 場 )
ウ テニス場
エ 戸田艇庫
オ アからエに掲げる施設に附属する施設
2 センターは、その設置するスポーツ施設及び附
属 施 設 (以 下 「 施 設 」 と い う 。 )を 常 に 良 好 な 状 態
において管理し、その設置の目的に応じて適切か
つ効率的に運営しなければならない。
(施 設 の 利 用 )
第 4 条 センターは、施設をスポーツ団体等の利用
に供するものとする。
2 センターが施設をスポーツ団体等の利用に供す
る場合には、別に定める規程により、適正な対価
を徴収するものとする。
(ス ポ ー ツ の 振 興 の た め 必 要 な 業 務 )
第 5 条 センターは、国立競技場を利用して、次に
掲げるスポーツの振興のため必要な業務を行う。
( 1 ) 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー と 連 携 し 、同 セ ン
ターの事業の成果を実証するために必要な業務
(2) 各 種 ス ポ ー ツ 教 室 の 開 催
(3) そ の 他 ス ポ ー ツ の 振 興 の た め 必 要 な 業 務
2 センターは、国立スポーツ科学センターを利用
して、次に掲げるスポーツの振興のため必要な業
務を行う。
(1) ス ポ ー ツ 科 学 ・ 医 学 ・ 情 報 に 関 す る 研 究
(2) 前 号 の 研 究 の 成 果 を 活 用 し た 競 技 水 準 の 向
上のための支援
(3) 前 2 号 に 掲 げ る 業 務 に 係 る 成 果 の 普 及
(4) ス ポ ー ツ の 選 手 の 診 断 及 び 治 療
(5) ス ポ ー ツ に 関 す る 競 技 水 準 の 向 上 の た め の
合宿及び研修の開催支援
(6) そ の 他 ス ポ ー ツ の 振 興 の た め 必 要 な 業 務
3 センターは、前 2 項の業務を行う場合には、必
要に応じて、別に定める規程により、適正な対価
を徴収するものとする。
第 3 章
スポーツに関する競技水準の向上等のため
の援助
(基 金 助 成 金 の 交 付 )
第 6 条 センターは、次に掲げる活動に対し、スポ
ー ツ 振 興 基 金 及 び 運 営 費 交 付 金 に よ る 助 成 金 (以
下 「 基 金 助 成 金 」 と い う 。 )を 交 付 す る 。
(1) ス ポ ー ツ 団 体 が 行 う 次 に 掲 げ る 活 動
ア
スポーツに関する競技水準の向上を図る
ため計画的かつ継続的に行う次に掲げる活
動
(ア ) 合 宿
(イ ) 対 抗 試 合 に 係 る チ ー ム の 派 遣 又 は 招 致
(ウ ) 国 内 に お け る ス ポ ー ツ の 最 高 峰 の リ ー
グの運営
イ
国際的又は全国的な規模のスポーツの競
技会、研究集会又は講習会の開催
(2) 優 秀 な ス ポ ー ツ の 選 手 又 は 指 導 者 が 行 う 次
に掲げる活動
ア
自ら行う計画的なスポーツに関する競技
技術の向上を図るための活動
イ
海外留学等海外において行うスポーツに
関する競技技術の向上を図るための活動
(3) 優 秀 な ス ポ ー ツ の 選 手 が 受 け る 職 業 又 は 実
際生活に必要な能力を育成するための学校教育
(学 校 教 育 法 (昭 和 22 年 法 律 第 26 号 )第 1 条 に 定
め る 大 学 、高 等 専 門 学 校 及 び 同 法 第 8 2 条 の 2 に
定 め る 専 修 学 校 に お け る 教 育 を い う 。) 又 は こ れ
に相当する社会教育
(4) 国 際 的 に 卓 越 し た ス ポ ー ツ の 活 動 に 関 し 専
門的な知識、豊富な経験等を有する者が適切な
計画に基づいて行うその活動
2 センターは、前項各号の規定による基金助成金
の交付のほか、専門的又は技術的な助言、情報の
提供その他必要な援助を行う。
(基 金 助 成 審 査 委 員 会 )
第 7 条 前条第 1 項に規定する基金助成金の交付を
適正に行うため、センターにスポーツ振興基金助
関係法令等
成 審 査 委 員 会 (以 下 「 基 金 助 成 審 査 委 員 会 」 と い
う 。 )を 置 く 。
2 センターは、前条第 1 項の規定により基金助成
金を交付しようとする場合には、あらかじめ、交
付対象の採択について基金助成審査委員会の議を
経るものとする。
3 基金助成審査委員会は、前項に定めるもののほ
か、理事長の諮問に応じて基金助成金の交付に係
る業務に関する事項について調査審議する。
4 前各項に定めるもののほか、基金助成審査委員
会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定め
る。
(基 金 助 成 金 の 交 付 要 綱 )
第 8 条 前 2 条に定めるもののほか、基金助成金の
交付に関し必要な事項については、文部科学大臣
と協議の上、別に交付要綱を定める。これを変更
しようとするときも同様とする。
第 4 章
スポーツ振興投票等業務
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 の 業 務 )
第 9 条 セ ン タ ー は 、ス ポ ー ツ 振 興 投 票 ( ス ポ ー ツ 振
興 投 票 の 実 施 等 に 関 す る 法 律 (平 成 10 年 法 律 第 63
号 。以 下「 投 票 法 」と い う 。)第 2 条 に 規 定 す る ス
ポ ー ツ 振 興 投 票 を い う 。) の 実 施 の た め 、次 の 各 号
に掲げる業務を行う。
( 1 ) ス ポ ー ツ 振 興 投 票 ご と に 、あ ら か じ め 、対 象
試合のうちからそのスポーツ振興投票の対象と
なる試合を指定すること。
(2) ス ポ ー ツ 振 興 投 票 券 を 券 面 金 額 で 発 売 す る
こと。
(3) 払 戻 金 を 交 付 す る こ と 。
(4) 返 還 金 を 交 付 す る こ と 。
(5) 前 各 号 に 掲 げ る 業 務 に 附 帯 す る 業 務
(ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 の 業 務 の 委 託 等 )
第 1 0 条 セ ン タ ー は 、第 3 9 条 の 規 定 に か か わ ら ず 、
投 票 法 第 1 8 条 第 1 項 に 定 め る と こ ろ に よ り 、同 項
第 1 号から第 4 号に定める業務を金融機関に委託
するものとする。
2 センターは、前項の規定により金融機関に業務
を委託する場合にあっては、金融機関と複数年に
わたる契約を締結することができる。
3 センターは、第 1 項の業務を委託した金融機関
に、法令並びにこの業務方法書及び別に定める委
託業務に関する準則に従って委託業務を処理させ
るものとする。
(く じ 助 成 金 の 交 付 )
第 11 条 セ ン タ ー は 、 投 票 法 第 21 条 第 1 項 に 定 め
るところにより、地方公共団体又はスポーツ団体
が行う同項第 1 号、第 3 号及び第 4 号に定める事
業に対し、スポーツ振興投票に係る収益による助
成 金 (以 下 「 く じ 助 成 金 」 と い う 。 )を 交 付 す る 。
2 セ ン タ ー は 、投 票 法 第 2 1 条 第 2 項 に 定 め る 特 定
事業に対し、くじ助成金を交付する。
(く じ 助 成 審 査 委 員 会 )
第 1 2 条 セ ン タ ー に 、ス ポ ー ツ 振 興 投 票 の 実 施 等 に
関 す る 法 律 施 行 規 則 (平 成 10 年 文 部 省 令 第 39 号 。
以 下 「 投 票 法 施 行 規 則 」 と い う 。 )第 11 条 の 2 第
1 項の規定に基づき、スポーツ振興投票助成審査
委 員 会 (以 下 「 く じ 助 成 審 査 委 員 会 」 と い う 。 )を
置く。
2 く じ 助 成 審 査 委 員 会 は 、投 票 法 施 行 規 則 第 1 1 条
の 2 第 2 項に定めるもののほか、理事長の諮問に
応じてくじ助成金の交付に係る業務に関する事項
について調査審議する。
3 前 2 項に定めるもののほか、くじ助成審査委員
会の組織及び運営に関し必要な事項は別に定める。
(く じ 助 成 金 の 交 付 要 綱 )
第 1 3 条 前 2 条 に 定 め る も の の ほ か 、く じ 助 成 金 の
交付に関し必要な事項については、文部科学大臣
と協議の上、別に交付要綱を定める。これを変更
しようとするときも同様とする。
(収 益 の 使 途 に 関 す る 報 告 書 )
第 14 条 セ ン タ ー が 、 投 票 法 第 30 条 第 1 項 に 定 め
る文部科学大臣に提出するスポーツ振興投票に係
る収益の使途に関する報告書に記載する事項は次
のとおりとする。
( 1 ) く じ 助 成 金 の 交 付 対 象 者 、交 付 対 象 事 業 及 び
その交付金額
(2) 投 票 法 第 21 条 第 4 項 の 定 め る と こ ろ に よ り
センターが行う事業に要する経費に充てた金額
及びその対象事業並びにスポーツ振興基金に組
み入れた金額
(3) 投 票 法 第 22 条 の 定 め る と こ ろ に よ り 国 庫 に
納付した金額
(4) そ の 他 必 要 な 事 項
(情 報 提 供 等 )
第 15 条 セ ン タ ー は 、 投 票 法 第 30 条 第 3 項 に 定 め
るところにより、スポーツ振興投票がスポーツの
振興に寄与していることについての国民の理解を
深めるため、次の各号に掲げる業務を行う。
( 1 ) 国 民 に 対 し 、次 に 掲 げ る 情 報 を 提 供 す る こ と 。
ア 第 9 条 及 び 第 10 条 に 規 定 す る ス ポ ー ツ 振
興投票の実施に関するもの
イ 前条第 1 号から第 4 号に規定するスポーツ
振興投票の収益の使途に関するもの
(2) 第 11 条 の 規 定 に よ る く じ 助 成 金 の 交 付 を 受
けたスポーツ団体に対し、必要に応じ、当該事
業の実施状況及びその助成金の使途に関する情
報の公開を求めること。
第 5 章 災害共済給付
第 1 節 災害共済給付契約の締結
(災 害 共 済 給 付 契 約 の 締 結 )
第 16 条 セ ン タ ー は 、 学 校 の 管 理 下 に お け る 児 童 、
生 徒 、学 生 又 は 幼 児 ( 以 下「 児 童 生 徒 等 」と い う 。)
の災害につき、学校の設置者が児童生徒等の保護
者 (セ ン タ ー 法 第 15 条 第 1 項 第 6 号 に 規 定 す る 保
護 者 を い う 。以 下 同 じ 。) 又 は 生 徒 若 し く は 学 生 が
成年に達している場合には当該生徒若しくは学生
(以 下 「 保 護 者 等 」 と い う 。 )の 同 意 を 得 て す る 申
込みにより学校の設置者との間に当該児童生徒等
について災害共済給付契約を締結する。
2 前項の災害共済給付契約には、学校の管理下に
おける児童生徒等の災害について学校の設置者の
損害賠償責任が発生した場合において、センター
が災害共済給付を行うことによりその価額の限度
に お い て そ の 責 任 を 免 れ さ せ る 旨 の 特 約 ( 以 下「 免
責 の 特 約 」と い う 。) を 学 校 の 設 置 者 の 申 込 み に よ
って付するものとする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 の 申 込 み )
第 1 7 条 前 条 の 申 込 は 、別 記 様 式 第 1 の 災 害 共 済 給
付契約申込書によるものとする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 の 締 結 及 び 免 責 の 特 約 を 付 す
ることの拒絶の通知)
第 1 8 条 セ ン タ ー は 、独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振
興 セ ン タ ー 法 施 行 令 (平 成 15 年 政 令 第 369 号 。 以
下「 令 」と い う 。) 第 6 条 に 掲 げ る 理 由 に よ っ て 災
害共済給付契約の締結を拒む場合又は免責の特約
を付することを拒む場合には、当該契約又は免責
の 特 約 を 付 す る こ と の 申 込 み を 受 け た 日 か ら 14
日以内にその理由を示して文書で相手方に通知す
るものとする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 の 契 約 書 )
第 1 9 条 セ ン タ ー は 、災 害 共 済 給 付 契 約 の 申 込 み を
受けて災害共済給付契約を締結しようとするとき
は、別記様式第 2 の災害共済給付契約書を 2 通作
成 し 、当 該 契 約 の 当 事 者 が そ れ ぞ れ 記 名 押 印 し て 、
各 1 通を保存するものとする。
2 前項の契約書の作成及び保存は、センターの契
約当事者が記名押印した契約書 2 通を相手方に送
付し、相手方の契約当事者が記名押印し、うち 1
通をセンターへ回送することにより行うものとす
る。
NAASH 2004 177
関係法令等
3
第 1 項の契約書には、免責の特約を付する場合
にあっては、文部科学大臣と協議してセンターが
定める次に掲げる事項を記載した約款を付するも
の と し 、か つ 、第 1 7 条 の 災 害 共 済 給 付 契 約 申 込 書
に添付された契約に係る児童生徒等の名簿を付す
るものとする。
(1) 契 約 の 目 的
(2) 契 約 の 効 力
(3) セ ン タ ー の 給 付 金 の 支 払
(4) 免 責 の 場 合 に お け る 手 続
(5) 共 済 掛 金
(6) 契 約 に 係 る 児 童 生 徒 等 の 異 動 及 び 児 童 生 徒
等の新たな入学があった場合に関する事項
(7) そ の 他 必 要 な 事 項
4 第 1 項の契約書には、免責の特約を付さない場
合にあっては、文部科学大臣と協議してセンター
が 定 め る 前 項 各 号 (第 4 号 を 除 く 。 )に 掲 げ る 事 項
を 記 載 し た 約 款 を 付 す る も の と し 、か つ 、第 1 7 条
の災害共済給付契約申込書に添付された契約に係
る児童生徒等の名簿を付するものとする。
(免 責 の 特 約 を 付 す る こ と の 申 込 み )
第 2 0 条 セ ン タ ー は 、免 責 の 特 約 を 付 さ な い 災 害 共
済給付契約を締結した学校の設置者が当該契約を
締結した日の属する年度の翌年度以降において免
責の特約を付することの申込みをしようとする場
合には、別記様式第 3 の災害共済給付契約に免責
の特約を付することの申込書の提出を求めるもの
とする。
2 前項の申込みを受けた場合において、令第 6 条
第 3 号に定める理由によって免責の特約を付する
こ と を 拒 む 場 合 に は 、 第 18 条 の 規 定 を 準 用 す る 。
3 センターは、第 1 項の申込みを受けて免責の特
約を付することとするときは、別記様式第 4 の災
害共済給付契約に免責の特約を付したことの通知
書により相手方に通知するものとする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 等 の 解 除 )
第 21 条 災 害 共 済 給 付 契 約 を 締 結 し た 学 校 の 設 置
者において当該契約を存続し難い事由が生じたと
きは、当該設置者は、保護者等の同意を得て、4
月 1 日 か ら 5 月 31 日 ま で の 間 に 当 該 契 約 の 解 除 の
申入れをすることができる。
2 前項の規定は、免責の特約を付した災害共済給
付契約を締結した学校の設置者において、当該免
責の特約を存続し難い事由が生じたときについて
準用する。
3 センターは、令第 6 条第 1 号に掲げる理由があ
るに至ったときは、災害共済給付契約を解除する
ものとする。
(災 害 共 済 給 付 契 約 原 簿 の 整 備 )
第 2 2 条 セ ン タ ー は 、別 に 定 め る 様 式 に よ る 災 害 共
済給付契約原簿を備え、所要の事項を記載して整
理しておかなければならない。
第 2 節
共済掛金の支払及び収受
(共 済 掛 金 の 支 払 明 細 書 )
第 23 条 災 害 共 済 給 付 契 約 を 締 結 し た 学 校 の 設 置
者 は 、令 第 9 条 ( 令 附 則 第 5 条 第 3 項 に お い て 準 用
す る 場 合 を 含 む 。) に 定 め る と こ ろ に よ り 、共 済 掛
金を支払うときは、別記様式第 5 の共済掛金支払
明細書をセンターに提出しなければならない。
(共 済 掛 金 の 控 除 及 び 返 還 )
第 24 条 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 の 設 置 者 は 、 セ ン
タ ー 法 第 17 条 第 3 項 の 額 か ら 令 第 12 条 の 額 を 控
除して共済掛金を支払うときは、別記様式第 5 下
段の共済掛金控除額明細書をセンターに提出しな
ければならない。
2 セ ン タ ー は 、令 第 1 2 条 の 額 を 公 立 の 義 務 教 育 諸
学校の設置者に返還するときは、別記様式第 6 の
共済掛金返還額明細書を当該設置者に送付しなけ
ればならない。
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NAASH 2004
(共 済 掛 金 の 収 受 )
第 2 5 条 セ ン タ ー は 、学 校 の 設 置 者 か ら 共 済 掛 金 が
支払われたときは、災害共済給付契約原簿と照合
の上、遅滞なく受領証を交付するものとする。
2 センターは、共済掛金の支払が支払期限の経過
後 に 行 わ れ た と き は 、令 第 1 1 条 の 規 定 を 適 用 す る
旨を相手方に文書で通知するものとする。
第 3 節
給付金の支払の請求及びその支払
(給 付 金 の 支 払 請 求 の 方 法 )
第 2 6 条 災 害 共 済 給 付 の 給 付 金 の 支 払 の 請 求 は 、災
害共済給付に係る学校の設置者が次の各号に掲げ
る災害共済給付の種類ごとに当該各号に定める様
式による支払請求書を提出して行うものとする。
(1) 医 療 費 別 記 様 式 第 7
(2) 障 害 見 舞 金 別 記 様 式 第 8
(3) 死 亡 見 舞 金 別 記 様 式 第 9
2 前項の規定にかかわらず、災害共済給付契約に
係る児童生徒等の保護者等は、次の各号に掲げる
災害共済給付の種類ごとに当該各号に定める様式
による支払請求書を提出して、自ら同項の請求を
することができる。この場合において、当該請求
は、当該災害共済給付契約に係る学校の設置者を
経由して行うものとする。
(1) 医 療 費 別 記 様 式 第 10
(2) 障 害 見 舞 金 別 記 様 式 第 11
(3) 死 亡 見 舞 金 別 記 様 式 第 12
(給 付 金 の 支 払 請 求 の 時 期 )
第 27 条 災 害 共 済 給 付 の う ち 医 療 費 及 び 障 害 見 舞
金 に 係 る 給 付 金 の 支 払 の 請 求 は 、毎 月 1 0 日 ま で に
前月の分について、死亡見舞金に係る給付金の支
払の請求は、その都度、行うものとする。
2 前項の規定にかかわらず、医療費に係る給付金
の支払の請求については、前月に続く前の月にあ
っては療養開始後の療養日数、前月に続く後の月
にあっては治癒するまでの療養日数が少ない場合
に限り、それらの期間に係る分を前月の分と合わ
せて請求することができる。
(給 付 金 の 支 払 請 求 に 対 す る 審 査 )
第 2 8 条 セ ン タ ー は 、災 害 共 済 給 付 に 係 る 給 付 金 の
支払の請求があったときは、支払請求書について
書類審査により給付金の支払額を決定するものと
する。ただし、必要に応じ、請求者又は当該請求
に係る児童生徒等の在学する学校の校長その他の
関係者から、必要な資料、報告の提出若しくは説
明を求め、又はセンターの職員をして実地に調査
させるものとする。
(給 付 金 の 支 払 通 知 )
第 2 9 条 セ ン タ ー は 、給 付 金 を 支 払 う と き は 、 令
第 4 条第 5 項各号に掲げる区分に従い、当該各号
に 定 め る 者 に 対 し て 、別 記 様 式 第 1 3 の 給 付 金 支 払
通知書を送付するものとする。
2 給付金の支払の請求に応ずることができないと
きは、理由を付してその旨を文書で、前項の区分
に従い前項の者に対して通知するものとする。
(災 害 共 済 給 付 原 簿 の 整 備 )
第 3 0 条 セ ン タ ー は 、別 に 定 め る 様 式 に よ る 災 害 共
済給付原簿を備え、所要の事項を記載して整理し
ておかなければならない。
第 4 節
免責の場合における手続
(損 害 賠 償 に つ い て の 報 告 )
第 3 1 条 セ ン タ ー は 、免 責 の 特 約 を 付 し た 災 害 共 済
給付契約を締結した学校の設置者がその設置する
学校の管理下における児童生徒等の災害について
損害賠償の責めに任ずることとなった場合におい
て は 、当 該 学 校 の 設 置 者 に 別 記 様 式 第 1 4 の 損 害 賠
償災害報告書により報告を求めるものとする。
(免 責 特 約 勘 定 か ら 災 害 共 済 給 付 勘 定 へ の 繰 入 れ )
第 3 2 条 セ ン タ ー は 、前 条 の 報 告 を 受 け た 場 合 又 は
関係法令等
(免 責 処 理 原 簿 の 整 備 )
第 3 3 条 セ ン タ ー は 、別 に 定 め る 様 式 に よ る 免 責 処
理原簿を備え、所要の事項を記載して整理してお
かなければならない。
第 6 章
調査研究並びに資料の収集及び提供
(調 査 研 究 並 び に 資 料 の 収 集 及 び 提 供 )
第 3 4 条 セ ン タ ー は 、ス ポ ー ツ 及 び 学 校 安 全 そ の 他
の学校における児童生徒等の健康の保持増進に関
する調査研究並びに資料の収集及び提供を行う。
2 センターは、前項の業務を行う場合、必要と認
め る と き は 、適 正 な 対 価 を 徴 収 す る こ と が で き る 。
第 7 章
講演会の開催、出版物の刊行その他普及の
事業
(講 演 会 の 開 催 、 出 版 物 の 刊 行 そ の 他 普 及 の 事 業 )
第 3 5 条 セ ン タ ー は 、前 条 に 規 定 す る 業 務 に 関 連 す
る講演会の開催、出版物の刊行その他普及の事業
を行う。
2 センターは、前項の業務を行うとき、必要と認
める場合には、適正な対価を徴収することができ
る。
第 8 章
附帯業務
(附 帯 業 務 )
第 3 6 条 セ ン タ ー は 、第 5 条 か ら 前 条 ま で に 定 め る
業務に附帯する業務として、次に掲げる業務を実
施するものとする。
(1) 学 校 の 管 理 下 に お け る 児 童 生 徒 等 の 死 亡 で
国 家 賠 償 法 (昭 和 22 年 法 律 第 125 号 )、 民 法 (明
治 29 年 法 律 第 89 号 )そ の 他 の 法 律 に よ り 損 害 賠
償を受けたこと等により死亡見舞金が支給され
ないものに対する供花料の支給
(2) へ き 地 に あ る 学 校 の 管 理 下 に お け る 児 童 又
は生徒の災害に対する通院費の支給
(3) ス ポ ー ツ 振 興 基 金 等 に 充 て る た め の 寄 付 金
の継続的な募金活動
(4) そ の 他 の 附 帯 業 務
第 9 章
施設の一般利用及び貸付け
(施 設 の 一 般 利 用 )
第 3 7 条 セ ン タ ー は 、業 務 の 遂 行 に 支 障 の な い 範 囲
内で、施設を一般の利用に供する業務を行うこと
ができる。
2 セ ン タ ー は 、前 項 に 定 め る 業 務 を 行 う 場 合 に は 、
別に定める規程により、あらかじめ適正な対価を
徴収するものとする。
(競 争 入 札 そ の 他 契 約 に 関 す る 基 本 事 項 )
第 4 0 条 セ ン タ ー は 、売 買 、貸 借 、請 負 そ の 他 の 契
約を締結する場合においては、すべて公告して申
込みをさせることにより競争に付するものとする。
ただし、予定価格が少額である場合その他規程で
定める場合は、指名競争又は随意契約によること
ができる。
2 政 府 調 達 に 関 す る 協 定 (平 成 7 年 条 約 第 23 号 )
の対象となる契約については、同協定に定められ
た調達手続によるものとする。
第 12 章
その他センターの業務の執行に関して必
要な事項
(そ の 他 )
第 4 1 条 こ の 業 務 方 法 書 に 定 め る も の の ほ か 、そ の
業務運営に関し必要な事項については、センター
が別に定める。
附
則
(施 行 期 日 )
第 1 条 こ の 業 務 方 法 書 は 、 平 成 15 年 10 月 1 日 か
ら施行する。
(業 務 の 特 例 等 )
第 2 条 センターは、センター法附則第 6 条第 1 項
に規定する業務を行う場合には、センター法及び
別に定める規程により行うものとする。
(保 育 所 の 災 害 共 済 給 付 )
第 3 条 センター法附則第 8 条の保育所の災害共済
給付については、第 5 章の規定を準用する。
別 記 様 式 第 1(第 17 条 関 係 )
災害共済給付契約申込書
平成
年
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
契約申込者住所
契約申込者名
印
人
支 払 う べき
共済掛金
人
計
人
準要
保護
人
要保
護
1
人
契 約 に係 らしめる児 童 生
徒 等 の数
一般
(注 )
在学児童生
徒 等 の数
級
業務委託の基準
(業 務 の 委 託 に 関 す る 基 準 )
第 39 条 セ ン タ ー が セ ン タ ー 以 外 の 者 に 委 託 す る
業務は、委託することが自ら実施するよりも経済
性等において有利であり、かつ、委託することに
よりすぐれた成果を得ることが十分に期待される
ものでなければならないものとする。
2 受託者の選定及び契約の方法等については、セ
ンターが別に定める規程によるものとする。
号
日
月
独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成
14 年 法 律 第 162 号 )の 規 定 に 基 づ き 、 別 添 の 名 簿 に
記 載 さ れ た 児 童 、 生 徒 、 学 生 又 は 幼 児 (以 下 「 児 童 生
徒 等 」 と い う 。 )に つ き 、 下 記 に 係 る 免 責 の 特 約 を 付
した災害共済給付契約の申込みをします。なお、こ
の こ と ( 免 責 の 特 約 を 付 す こ と を 除 く 。 )に つ い て は 、
保護者等の同意を得ています。また、免責の特約に
係らしめる児童生徒等は、下記の契約に係らしめる
児童生徒等と同じです。
記
へき 地 の
表示
第 10 章
競争入札その他の契約に関する基本的事
項
学校 保育
所 名
(施 設 の 貸 付 け )
第 3 8 条 セ ン タ ー は 、特 に 必 要 が あ る と 認 め る と き
は、施設をその本来の用途又は目的を妨げない限
度において、別に定める規程により、適当と認め
る者に適正な対価を徴収のうえ貸付け、これを運
営させることができる。
第 11 章
( )
免責の特約を付した災害共済給付契約を締結した
学校の設置者がその設置する学校の管理下におけ
る児童生徒等の災害について判決、和解等により
損害賠償の責めに任ずることとなったことを知っ
た場合においては、免責特約勘定から災害共済給
付勘定に所要の繰入れを行うものとする。
備
考
円
契約に係らしめる児童生徒等の名簿を
NAASH 2004 179
関係法令等
添付すること。この名簿には、契約に係らしめる児
童生徒等の学年、組及び氏名並びに要保護児童生徒
又は準要保護児童生徒である場合はその旨を学校又
は保育所別にそれぞれ記載すること。
2 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 に あ っ て は 、本 校
又は分校ごとに記載すること。
3 災害共済給付契約に免責の特約を付さ
ない場合にあっては、該当しない部分を抹消するこ
と。
4 こ の 申 込 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
横型とすること。
別 記 様 式 第 2(第 19 条 関 係 )
災害共済給付契約書
を甲とし、独立行政法人日本スポー
ツ振興センターを乙とし、甲は、独立行政法人日本
ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成 14 年 法 律 第 162 号 )
の規定に基づき、乙との間に、別紙第 1 の約款の条
項に従い、別紙第 2 に記載された児童、生徒、学生
又は幼児について災害共済給付契約を締結した。
この契約の証として、本書 2 通を作り、当事者記
名押印して、各 1 通を保存する。
平成
年
月
別 記 様 式 第 4(第 20 条 関 係 )
平成
年
号
日
月
殿
独立行政法人日本スポーツ振興センター
支部長
印
災害共済給付契約に免責の特約を付したことの通知書
平成
年
月
日付け
号で申し
込みのあった災害共済給付契約に免責の特約を付す
ることについては、申込みのとおりこれを付する契
約を締結したものとします。
ついては、独立行政法人日本スポーツ振興センタ
ー (以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )に 保 存 し て い る
殿との間の災害共済給付契約書に付さ
貴
れ て い る「 災 害 共 済 給 付 契 約 約 款 」を 、
「免責の特約
を付した災害共済給付契約約款」に更新しましたの
で、貴
殿の保存しているセンターとの間
の災害共済給付契約書に付されている「災害共済給
付契約約款」を、先にセンターから送付した「免責
の特約を付した災害共済給付契約約款」に更新して
ください。
日
( 注 ) こ の 通 知 書 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規 格 A 4 縦 型
とすること。
(設 置 者 名 )
甲
(契 約 当 事 者 名 )
印
別 記 様 式 第 5(第 23・ 24 条 関 係 )
そ の 1(公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 に 係 る 明 細 書 )
独立行政法人日本スポーツ振興センター
共済掛金支払明細書
乙
支部長
印
設置者名
別紙第 1
(免 責 の 特 約 を 付 す る 場 合 に あ っ て は 業
務 方 法 書 第 1 9 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づ く「 免 責 の 特 約
を付した災害共済給付契約約款」を、免責の特約を
付さない場合にあっては同条第 4 項の規定に基づく
「災害共済給付契約約款」を付する。)
設置者住所
支払方法
( 注 ) こ の 契 約 書 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規 格 A 4 縦 型
とすること。
平成
年
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
申込者住所
申込者名
月
内
訳
義 務 教 育 諸 学 校 の児 童 生
徒 に係 るもの(2、3 を除 く。)
2
準要保護児童
生 徒 に係 るもの
総額
(ロ)
控除額
(ホ)
要保護児童生
徒 に係 るもの
総額
(ハ)
控除額
(ヘ)
省 令 第 28 条
4 第 4 項 の規 定
による支 払 額
印
合計
要保護
(ニ)
控除額
((ホ)+(ヘ))
差引支払
総額
共済掛金控除額明細書
控除額
=
=
( 注 ) こ の 申 込 書 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規 格 A 4 縦 型
とすること。
円
一般、
準要保護
計
独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成
1 4 年 法 律 第 162 号) の 規 定 に 基 づ き 、 貴 セ ン タ ー と の
間に締結している災害共済給付契約に、平成
年
4 月 1 日から免責の特約を付することの申し込みを
します。
なお、免責の特約に係らしめる児童、生徒、学生
又は幼児は、災害共済給付契約に係らしめる児童、
生徒、学生又は幼児と同じです。
NAASH 2004
人 (イ)
(イ)+(ロ)+
(ハ)+(ニ)
災害共済給付契約に免責の特約を付することの申込書
180
円
(A×B)
金額
1
3
号
日
円
A
B
1 人当た 人 数
り掛金額
区分
別紙第 2
(災 害 共 済 給 付 契 約 に 係 る 児 童 、 生 徒 、
学生又は幼児の名簿を付する。)
別 記 様 式 第 3(第 20 条 関 係 )
支払総額
円 ×準 要 保 護 児 童 生 徒 数
円
円 ×要 保 護 児 童 生 徒 数
円
人
人
計
円
関係法令等
準要保護
要保護
A
令第 18
条第 2
項により
別 学 校 種 別 センター
から通
知を受
けた数
B
保護者
から徴
収 しな
い者 の
数
人
人
小学校及び
中学校並び
に中等教育
学校の前期
課程
控除限
度数
A<B の
場合は
A
A>B の
場合は
B
合計
人
法 第 ⒘ 条
第 4項 の規
定 に基 づき
保 護 者 から
徴 収 する分
として設 置
者 が定 めた
額
内 準要保護 特殊教育
訳
諸学校
(小 学 部 及
び中 学 部 )
別 記 様 式 第 6(第 24 条 関 係 )
共済掛金返還額明細書
円
計
小学校及び
中学校並び
に中等教育
学校の前期
課程
設置者名
送金方法
円 × 準要保護児童生徒数
円 × 要保護児童生徒数
返還額
準要保護
要保護
要保護
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 以
外の学校又は保育所の設置者が共済掛金を支払う場
合に使用すること。
2 内 訳 欄 の 1 か ら 8 ま で に つ い て は 、関 係
のない部分は削除して記入すること。ただし、その
場合でも 1 から 8 までの番号については上記の番号
を使用すること。
3 内 訳 欄 の 8 欄 は 、1 人 当 た り の 共 済 掛 金
の額が同じものはまとめて 1 つの枠に記入すること。
4 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
特殊教育
諸学校
(小 学 部 及
び中 学 部 )
別
計
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 の
設置者が共済掛金を支払う場合に使用すること。
2 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
学校種別
小 学 校 及 び中 学 校 並
びに中 等 教 育 学 校 の
前期課程
内
訳
準要保護
人=
人=
円
円
計
返還決定
児童生徒
数
円
備考
人
特殊教育諸学校
(小 学 部 及 び中 学 部 )
計
そ の 2(公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 以 外 の 学 校 等 に 係 る
明細書)
共済掛金支払明細書
小 学 校 及 び中 学 校 並
びに中 等 教 育 学 校 の
前期課程
要保護
設置者名
設置者住所
支払方法
内
訳
支払総額
区分
1
義 務 教 育 諸 学 校 の児 童 生 徒
に係 るもの
高等学校(中等教育学校の後期課程
2 及び特殊教育諸学校の高等部を含
む。)の生徒に係るもの(3、4 を除く。)
高 等 学 校 の定 時 制 課 程 の生
3
徒 に係 るもの
高 等 学 校 の通 信 制 課 程 の生
徒 に係 るもの
5
高 等 専 門 学 校 の学 生 に係 るも
の
6
幼 稚 園 (特 殊 教 育 諸 学 校 の幼 稚
部 を含 む。)の幼 児 に係 るもの
7
保 育 所 の幼 児 に
係 るもの
一般
要保護
8 省 令 第 28 条 第 4 項 の規 定 によ
る支 払 額
円
人
(A×B)
金額
円
( 注 ) こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規 格 A 4 縦 型
とすること。
別 記 様 式 第 7(第 26 条 関 係 )
号
平成
年
月
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
支部長 殿
設置者住所
設置者名
印
医療費支払請求書
月分医療費下記の
件について、別紙
災害報告書、災害継続報告書及び医療等の状況のと
おりですので、支払を請求します。
学年
(年 齢 )
性別
被災児童生徒
等氏名
4
計
円
A
B
1 人 当 たり 人
掛金額
数
特殊教育諸学校
(小 学 部 及 び中 学 部 )
傷病名
(医療 等
災害発生年月日
の状況
初 回 ・ 継 続 別
から転
(月 分 )
記 してく
ださい)
給付金請求
額
医 療費
食事
・点
療養費
医 療費
その他
・円
記入
上の
注意
NAASH 2004 181
関係法令等
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
男 ・女
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
点
円
円
円
3 休憩時間中
そ の 他 校 長 の 休 憩 時 間 中 、昼 食 時 休 憩 時 間 中 、始 業
指 示 、 承 認 に 前 の特 定 時 間 中 、授 業 終 了 後 の特 定 時
)
基 づ い て 学 校 間 中 、その他 (
にある場 合
4 通 常 の経
路 方 法 により
通 学 する場 合
及 びこれに準
ずる場 合
( 注 ) こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規 格 A 4 横 型
とすること。
別 紙 1(1)
※受 付 番 号
女
災 害 発 生 の場 所
校
舎
学 内
校
内 校
舎
外
分
応 急 処 置
や 医 療 機
関 へ の 移
送 など災 害
発 生 に対 し
て 学 校 側
のとった措
置状況
道路、
運動場、
学 山 、林 野 、
校 海 、湖 、
運 動 場 ・ 校 庭 、 体 育 ・ 遊 戯 施 設 、 外 河川、
その他
プール、排 水 溝 、
(
)
その他 (
)
月
日
校長氏名
印
( 注 ) 1 こ の 災 害 報 告 書 は 、義 務 教 育 諸 学 校 、高
等 学 校 (中 等 教 育 学 校 の 後 期 課 程 及 び 特 殊 教 育 諸 学
校 の 高 等 部 を 含 む 。) 又 は 高 等 専 門 学 校 の 児 童 、生 徒
又は学生の災害の場合に使用すること。
2 こ の 災 害 報 告 書 は 、第 1 回 目 の 医 療 費 の
請 求 を 行 う と き 、医 療 等 の 状 況 ( 訪 問 看 護 、治 療 用 装
具若しくは生血又は調剤を要した場合は更に訪問看
護明細書、治療用装具・生血明細書又は調剤報酬明
細 書 を 添 付 す る 。) と と も に 1 件 ご と に 上 部 を つ づ り
込み、医療費支払請求書に添付すること。
3 ※印は、記入しないこと。
4 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別 紙 1(2)
設置者名
被災幼児
等
フリガナ
氏名
)
災害報告書
年
齢
歳
男
女
※受付 番号
保護者
受給者
災 害 発 生 の場 所
学 級 (ホームルーム)活 動 、児 童 (生 徒 )
会 活 動 、クラブ活 動 (
)
(
)
災害
発生
の場
所
1 教育課程
に基 づく授 業
儀式的行事(
)
を受 けている 特
学芸的行事(
)
別
場合
活 学 健 康 安 全 ・体 育 的 行 事
)
動 校 (
行 遠 足 (旅 行 )・集 団 宿 泊 的 行 事
事 (
)
勤 労 生 産 ・奉 仕 的 行 事 (
その他 (
)
年
※ 決定
教 室 、実 験 実 習 室 、
体 育 館 ・屋 内 運 動 場 、講 堂 、
廊 下 、昇 降 口 、階 段 、
その他 (
)
NAASH 2004
時
学 校 名 及 び所 在 地
平成
各 教 科 ( 科 目 ) 、 道 体 育 (保 健 体 育 )、
徳 、自 立 活 動 、総 合 そ の 他 の 教 科 等
的 な学 習 の時 間
(
)
182
前
後
上 記 のことは事 実 と相 違 のないことを証 明 します。
氏
名
)
年
組
(
学
年
保護者等
受給者
被災児童
生徒等
男
フリガナ
氏名
平 成
年
月
日
(
曜 ) 午
6 技 術 教 育 のため
の施 設 において教
育 を受 けているとき
氏
名
)
災害報告書
徒 歩 、バス、鉄 道 、自 転 車 、
原 動機 付自 転車、自 動二 輪車 、
その他 (
)
5 児童生徒
が寄 宿 舎 にあ
るとき
学 校(保育 所)名
設置
者名
登校中、
下校中、
その他
(
)
(
男 ・女
2 学 校 の教 育
計 画 に基 づい 部活動(
) 、 林 間 学 校 、 臨海学校、
て 行 わ れ る 課 水 泳 指 導 、生 徒 指 導 、進 路 指 導 、
)
外 指 導 を 受 け その他 (
ている場 合
災害発生の状況
その他参考
具体的に詳記してください となる事項
点
円
災害発生
の日 時
年 月 日発生
初 ・継 ( 年 月 分 )
園 教 室 (保 育 室 )、体 育 館 ・屋 内 運 動 場 、講 堂 、遊
園
舎 戯 室 、廊 下 、昇 降 口 、階 段 、ベランダ、屋 上 、便
内
内 所 、その他 (
)
関係法令等
園外
体育・
遊戯施
設の場合その
種類
園
舎
外
運 動 場 ・園 庭 、体 育 ・遊 戯 施 設 、プール、排 水
溝 、 手 ・ 足 洗 場 、 水 飲 場 、その他(
)
鉄 棒 、ぶらんこ、シーソー、回 旋 塔 、す
べり台 、ジャングルジム、雲 てい、登 り
棒 、遊 動 円 木 、固 定 タイヤ、砂 場 、その
他(
)
災 害 発 生 の場
所
道 路 、遊 園 地 、運 動 場 、山 、林 野 、海 、湖 、
河 川 、その他 (
)
1 保 育 を受 けている場 合
2 寄 宿 舎 にあるとき
平 成
年
前
月
日
後
(
曜 ) 午
時
分
応 急 処 置
や 医 療 機
関 への移 送
など災 害 発
生 に対 して
幼 稚 園 、保
育 所 側 のと
った措 置 状
況
( 注 ) 1 こ の 災 害 継 続 報 告 書 は 、同 一 の 負 傷 又 は
疾病に関して第 2 回以後の医療費の請求を行うとき、
医 療 等 の 状 況 ( 訪 問 看 護 、治 療 用 装 具 若 し く は 生 血 又
は調剤を要した場合は更に訪問看護明細書、治療用
装 具 ・ 生 血 明 細 書 又 は 調 剤 報 酬 明 細 書 を 添 付 す る 。)
とともに 1 件ごとに上部をつづり込み、医療費支払
請求書に添付すること。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別 紙 3(1)
医療等の状況
平成
診療開始日
(2) 平 成
(3) 平 成
日
幼稚園長(保育所長)氏名
印
※ 決定
(注 ) 1 こ の 災 害 報 告 書 は 、 幼 稚 園 (特 殊 教 育 諸
学 校 の 幼 稚 部 を 含 む 。) 又 は 保 育 所 の 幼 児 等 の 災 害 の
場合に使用すること。
2 こ の 災 害 報 告 書 は 、第 1 回 目 の 医 療 費 の
請 求 を 行 う と き 、医 療 等 の 状 況 ( 訪 問 看 護 、治 療 用 装
具若しくは生血又は調剤を要した場合は更に訪問看
護明細書、治療用装具・生血明細書又は調剤報酬明
細 書 を 添 付 す る 。) と と も に 1 件 ご と に 上 部 を つ づ り
込み、医療費支払請求書に添付すること。
3 ※印は、記入しないこと。
4 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
被災児
童生徒
等
災害継続報告書
フリガナ
氏名
※受 付 番 号
女
平成
年
月
年
月
年
月
診療
日 実日
数
日
組
歳)
日生
日
外 来 に係 る療 養
十
万 千 百 十 一
万
治ゆ
男
女
上 記 被 災 者 に係 る災 害 は、平 成
年
月
日 に発 生
した災 害 で、以 後 医 療 等 が継 続 しているものに相 違 ないことを
証 明 します。
平成
年
月
日
死亡
中止
日
入 院 に係 る療 養
日数
点
十
万 千 百 十 一
万
点
日間
日数
万 千
百
十 一
円
日間
上 記 のとおりです。
平成
年
月
日
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
氏名
印
外 来 に係 る療 養 分
10 円 ×
点 ×4/10
円
入 院 に係 る療 養 分
10 円 ×
点 ×4/10
円
合計
年
(
月
月分
転帰
入 院 に係 る食 事 療 養 標 準 負 担 額
保護者等
(受 給 者 )
氏名
学
年
昭和
入 院 に係 る食
事療養標準
負担額
※
決
定
別紙 2
設置
者名
請求点数
診療報酬
月
男
年
(1) 平 成
幼稚園、保育所名及び所在地
年
氏
名
年
(1)
傷病
(2)
名
(3)
上 記 のことは事 実 と相 違 のないことを証 明 します。
平成
印
※決 定
被災児童
生徒等
災 害 発 生 災害発生の状況
その他参考
の日 時
具体的に詳記してください となる事項
3 通 常 の経 路
徒 歩 、バス、鉄
方 法 により通 園 登 園 中 、 降 園 中 、 そ の
道 、その他
する場 合 及 びこ 他 (
)
(
)
れに準 ずる場 合
学 校 (保 育 所 )名 及 び所 在 地
校 長 (保 育 所 長 )氏 名
円
円
( 注 ) 1 こ の 医 療 等 の 状 況 は 、医 療 保 険 各 法 に 基
づく被扶養者、被保険者又は組合員としての療養を
受けた場合に使用すること。
2 こ の 様 式 は 、病 院 又 は 診 療 所 に お け る 医
科の療養及び歯科の療養並びに旧総合病院における
各 診 療 科 ご と の 療 養 (入 院 患 者 が 当 該 病 院 の 他 の 診
療 科 ( 歯 科 を 除 く 。) の 療 養 を 併 せ 受 け た 場 合 を 除 く 。)
については、それぞれ別葉とすること。
3 入 院 に 係 る 食 事 療 養 標 準 負 担 額 欄 は 、食
事をとった日数の合計と食事療養標準負担額の合計
額を記入すること。
4 ※印は、記入しないこと。
5 こ の 医 療 等 の 状 況 の 用 紙 は 、日 本 工 業 規
格 A4 縦 型 と す る こ と 。
NAASH 2004 183
関係法令等
別 紙 3(2)(ア)
上 記 のとおり領 収 しました。
殿
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
平成
年
月
日
氏名
入 院 分
医療等の状況
(診 療 報 酬 領 収 済 明 細 書 )
区 精 神 ・結 核 ・特 例 ・老 人 ・重 点 ・療
分 養 ・複 合 ・複 療
男
被災児童生 氏
徒等
名
平成
昭和
平成
女
年
開
始 (1)平 成
日 (2)平 成
診 (3)平 成
療
傷 (1)
病 (2)
名 (3)
初 時 間 外 ・休 日 ・深 夜
診
点
回
年
月
年
年
年
月
月
月
診療実
日数
指
導
日
月分
日生
日
日
日
別 紙 3(2)(イ)
死亡
中止
回
回
回
処
置 薬剤
回
麻
酔
手 薬剤
術
内 薬剤
服 調剤
年
日
処方
麻毒
調基
点
×
×
×
×
×
日間
日間
日間
日間
日間
基準
食
事
特 定 入 院 料 ・その他
円×
円×
円×
円×
備考
日間
日間
日間
日間
食事療養負担額
10 円 ×
※ 決定
食事療養負担額
合計
184
点 ×4/10=
NAASH 2004
認 ・3
月超
×
単位
回
回
回
回
回
回
処
置 薬剤
回
円
円
検
査 薬剤
円
×
皮下筋肉内
注
静脈内
射
その他
麻
酔
手
薬剤
術
・
円
単位
回
単位
投
薬 外 薬剤
用 調剤
病 診 入 院 基 本 料 ・加 算
入
院
×
屯
薬剤
服
平成
月
回
回
回
回
往診
回
夜間
回
深 夜 ・緊 急
回
在
在宅患者訪問診療
宅
回
その他
薬剤
そ
の 薬剤
他
入 院年
月日
回
指
導
回
年
開
始 (1) 平 成
日 (2) 平 成
診 (3) 平 成
療
再診
×
外来管理加算
再
×
診 時間外
×
休日
×
深夜
×
回
診
断
画 薬剤
像
男 昭和
平成
女
氏
名
初 時 間 外 ・ 休 日 ・ 深夜
診
回
回
検
査 薬剤
被災児童生
徒等
(診 療 報 酬 領 収 済 明 細 書 )
平成
年
月分
傷 (1)
病 (2)
名 (3)
単位
単位
単位
日
日
皮下筋肉
注
静脈内
射
その他
入 院 外 分
医療等の状況
在
宅
内服
屯服
投 外用
薬 調剤
麻毒
調基
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、医 療 保 険 各 法 に 基 づ く 被
扶養者、被保険者又は組合員としての療養以外の療
養 (入 院 )を 受 け た 場 合 に 使 用 す る こ と 。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
転帰
治ゆ
印
回
回
点
診療実
日数
日
月
年
年
年
月
月
月
日生
日
日
日
転帰
治ゆ
死亡
中止
関係法令等
診
断
画 薬剤
像
抜 乳
歯 難
回
掻 爬 付 着 GEct
×
×
×
×
×
臼
+
転帰
(部 位 )
日
治ゆ
死亡
中止
傷病名
再診 ×
時間外
休日
深夜
障
休 日
×
×
×
×
×
深 夜
×
病共管
障 導
+ F
衛
紹
装 × 装 × 人
着 × 着 × 工
× 材 × 歯
料
×
×
修理
×
×
×
×
×
×
×
×
×
× ×
線 1 双 不双 レ
鉤 4 × ・ ×ス
ト
K
特
ナ
シ
×
咬調
×
××
双両
ニ
PCur × × ×
× × ×
乳
×
再
装
着
×
×
フック スパー ×
レストア リ
そ
の
他
生 切 ス ケ ーリ
× ング
×
×
+
×
矢切
×
SRP × × × ×
× ×
×
有 1∼4 床 × 鋳 1
床歯 × 裏 × 造 4
義 5∼8 装 × 鉤 K
歯歯 × ×
9∼11 ×
歯×
12∼
14 歯
×
総義
歯×
屈 パ上
曲
×
下 ×
不特
×
保 ×
×
仮着
× ×
硬ジ
× ×
鋳 パ ×
ニ ×
ニ
継 14K ×
続 ニ ×
歯 パ ×
銀 ×
レストア リ
×
×
×
×
×
×
知覚過敏 ラバー
× ×
×
× × ×
加圧根充
× × ×
感根即充
× × ×
抜髄即充
× × ×
根充
× × ×
根管貼薬
× × ×
感染根処
× × ×
抜髄
処 普処 覆罩 填塞× 除去
置 ×
×× +×
× ×
・
×
手
術
精
密
検
査
×
ニ×
× × × ×
支 台 メタル その他
×
築造
×
×
×
×
両前
×
両前
EMR
× × × ×
×
×
×
×
×
×
注
前パ ×
装銀 ×
×
×
×
両大小
×
両大小
写
基
×
本
P 継診 検
査
+
ポ 鋳 パ大× 裏 パ前×
ン 造 パ小× 装 パ小×
テ
ニ
14K ×
ィ
×
他
ッ
銀
×
ク
×
ジ
×
×
両大
×パ
両大
平
×
測
×
×
点
冠
修 パ 小 ×× × × × 前 装 冠 パ
復
前
銀
大 ×
ニ大 × ×
××金
圧
小 ×
ニ 小 ×× × × × 属
冠
前
大 ×
鋳
銀 大 ××
××
小 ×
銀前乳 ×× × × ×
圧鋳他
小
×
洗
その他
×
×
処
内屯外注
調
× ×
処 方 × + ×情
× ×
模
×
S 培
×
障
指導
乳
P 総診
X パ ×
線 全顎 枚
検標 × ×
査
乳
×
試適
×
双小
×
双小
時 間 外
再診
× × × ×
× ×
×
双大
×
双大
初診
)
診療実
日数
)
年
日
)
女平
成
平成
月
(
診療開
始日
(
年 月
日生
(
男昭
和
咬合
充×充ア × 光×グ ×そ × E ×
× × 填×填 × × ・ ×の E
複 他 研 ×
材
磨
料
バー
氏
名
被災児
童生徒
等
××
××
××××××
×××
リ テ イ ナー
歯 科 分
(診 療 報 酬 領 収 済 明 細 書 )
平成
年
月分
医療等の状況
×
別 紙 3(2)(ウ)
×
印
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、医 療 保 険 各 法 に 基 づ く 被
扶養者、被保険者又は組合員としての療養以外の療
養 (入 院 外 )を 受 け た 場 合 に 使 用 す る こ と 。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
+ ×
×
修形
上 記 のとおり領 収 しました。
殿
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
平成
年
月
日
氏名
印象
窩洞
円
× × ×
根面
点 ×4/10
その他
×
充形
×
10 円 ×
歯歯
冠冠
修形
復成
及
び
欠
損鋳 14K
補造
パ小
綴歯
IS
× + ×
××
++
××
××
前 鋳 ジ乳 帯
失活
××
××
前 鋳 ジ乳 帯
生活
補 + 維持管
診
理
点
FOp
×
特定薬剤
浸麻
×
)
回
伝麻
×
(
麻
酔
合
計
投薬・
注射
×
×
前
埋
その他
そ
処 方 せん
の
薬剤
他
※
決
定
×
×
P 処
×
切開
× ×
床
修
理
×
×
×
× × ×
義
Ⅰ Ⅱ +
歯
調 新 製 ・床 裏
整 装 ・Ⅰ算 定
( 年 月)
その他
そ
の
他
摘要
合計
点
NAASH 2004 185
関係法令等
※決定
10 円 ×
点 ×4/10
円
※
決
定
上 記 のとおり領 収 しました。
殿
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
平成
年
月
日
氏名
印
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、医 療 保 険 各 法 に 基 づ く 被
扶養者、被保険者又は組合員としての療養以外の療
養 (歯 科 )を 受 け た 場 合 に 使 用 す る こ と 。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
円
合計
円
(注 ) 1 こ の 医 療 等 の 状 況 は 、 柔 道 整 復 師 か ら
施術を受けた場合に使用すること。
2 ※印は、記入しないこと。
3 この医療等の状況の用紙は、日本工業
規 格 A4 縦 型 と す る こ と 。
別 紙 3(4)
訪問看護明細書
平成
別 紙 3(3)
医療等の状況
平成
被災児童
生徒等
男
氏
名
昭和
平成
女
年
年
月分
月
治ゆ
施 術 終 了 の年 月 日
施
術
開
始 平成
年
の
月
日
年
月
日
平成
往療料
転
医
日
施術料
金
加算料金
時 間外
円 休日・
深夜
円
夜間
難路
暴風
雨雪
平 成
円
月
月
月
整復料
日
月
日
施療料
月
日
回
数
一回の料金
円
月
月
日 から
日 まで
月
月
日 から
日 まで
円
その他
備考
合計
円
上 記 のとおりです。
平成
年
月
日
住所
柔道整復師
氏名
186
NAASH 2004
管理療養費
円+
円×
円
管 理 療 養 費 の加 算
日
月
月
日生
実日数
年
日
日
①軽 快
②施 設
③医 療 機 関
④死 亡
⑤その他
(
)
基 本 療 養 費 (Ⅱ)
保 健 師 、看 護 師 、作 業 療
法士
円×
回
円
延長時間加算
円×
時間
円
日 から
日 まで
固定料
罨法料
月
訪
問
終
日 了
の
状
況
月分
主 治 医 の属 する医
基 本 療 養 費 (Ⅰ)
療 機 関 の名 称
保 健 師 、看 護 師 、理 学 療
法 士 、作 業 療 法 士
円×
日
日 主 治 医 の氏 名
准看護師
円×
日
円
難病等複数回訪問加算
円×
日
円
片道
km
後療料
年
日
施 術 を行 っ
た期 間
年
平成
月
中止
施術実
日数
年
訪問開始
年月日
基本療養費
初検料
年
月
女
昭和
平成
主 たる傷
病名
指示年月
日
一回の
料金
施術の
種類
回
数
継
続
中
男
氏
名
日生
転帰
負
傷
名
被災児童
生徒等
管理療養
費
日
円
情報提供
療養費
円
ターミナル
ケア療養費
円
合計
円
上 記 のとおりです。
平成
年
月
日
訪 問 看 護 ステーション
所 在 地 及 び名 称
氏名
印
印
関係法令等
※
決
定
円
合計
円
( 注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、医 療 保 険 各 法 に 基 づ く 被
扶養者、被保険者又は組合員としての訪問看護ステ
ーションから訪問看護を受けた場合に使用すること。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
処方
調
剤 医 薬 品 名 ・ 単位
月 規 格 ・用 量 ・ 薬 剤
日 剤 型 ・用 法
料
処
方
月
日
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
装 具 装 着
又 は 生 血
使 用 を必 要
とした理 由
・
・
・
・
・
・
装 具 装 着
の場 合 、装
具 の 種 類
及 び型 式
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
別 紙 3(5)
治 療 用 装 具
明 細 書
生
血
男
氏
名
被災児童生徒等
女
昭和
平成
年
初診年月日
傷病名
平成
装 具装 着、生血
使用年月日
月
年
平成
年
医 療 機 関 の証 明
生 血 使 用 の場
合 、生 血 の使
用量
日
生
月 日
月 日
ml
装具装
着 の場 合
平成
年
月
日
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
氏名
印
装具製作会
社 の所 在 地
及 び名 称
生血使
用 の場 合
供 血 者 の氏
名 及 び被 災
児童生徒等
との続 柄
装 具 装 着 又 は生
血 に要 した費 用
円
上 記 のとおりです。
平成
年
月
日
住所
保護者等
氏名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
受付
回数
回
調剤報酬点数
調 剤数 量
調剤料 薬剤料 加算料
点
点
点
点
摘
要
※
決定
円
合計
1 ※印は、記入しないこと。
2 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別 紙 3(6)
調剤報酬明細書
男
女
合計
調剤基本料
点
点
時間外等加算
指導料
点
点
円
(注 )
被災児童 氏
生徒等
名
保
険
医
氏
名
保険医療
機 関 の所
在地及び
名称
平成
昭和
平成
年
年
月
月分
日生
上 記 のとおりです。
平成
年
月
日
保 険 薬 局 所 在 地 及 び名 称
氏名
印
※
決
定
(注 ) 1 こ の 明 細 書 は 、 医 療 保 険 各 法 に 基 づ く
被扶養者、被保険者又は組合員として保険薬局から
調剤を受けた場合に使用すること。
NAASH 2004 187
関係法令等
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 明 細 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
初 平成 年
診
月
日
療
養
期
間
平成
平成
障 害 の状
況
記入上の
注意
給付金
請求額
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
月
医
師
の
証
明
印
級
円
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
支部長殿
設置者住所
設置者名
学 校 長 保 育 所 長 の証 明
学年 男 保護者等
(受 給 者 )
氏名
年 女
当
初
の
分
傷
病
名
印
死亡見舞金支払請求書
月分死亡見舞金下記の
件 に つ い て 、別 紙
死亡報告書のとおりですので、支払を請求します。
学年
(年 齢 )
性別
時
治ゆ
症状固定
日
障 害 状 況 の 詳 細 ( 図 で 示 すこ と が で き る も の は 図 解 する こ と 。 )
被災児
童生徒
等氏名
災害発
生年月
日
死亡の
原因
給付金
請求額
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
※受 付 番 号
(
)
NAASH 2004
年
別 記 様 式 第 9(第 26 条 関 係 )
号
平成
年
月
障害報告書
188
平成
(注 ) 1 「 障 害 状 況 の 詳 細 」 の 欄 に つ い て 記 載
欄が不足するときは適宜別紙に記載して添付するこ
と。なお、障害状況が外部から明らかに認められな
いときは、レントゲンフイルム又は写真等を添付す
ること。
2 ※印は、記入しないこと。
3 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別紙
障 害 の原 因
となった負 傷 、
日平成 年
前
疾 病 の発 生
時
月 日午 後
日 時 及 び当
初 の傷 病 名
印
傷 病 の部 位
傷 病 の治 ゆ又 は
症状固定日
※決 定
(注 ) こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4 横
型とすること。
フリガナ
氏名
日間
上 記 のとおりであることを証 明 します。
平成
年
月
日
医 療 機 関 所 在 地 及 び名 称
氏名
学 校 (保 育 所 )名
被災
児童
生徒
の
校 長 (保 育 所 長 )氏 名
傷病名
災害発
生年月
日
日 から
日 まで
学 校 (保 育 所 )名 及
び所 在 地
障害見舞金支払請求書
月分障害見舞金下記の
件について、別紙
障害報告書のとおりですので、支払を請求します。
被災児
童生徒
等氏名
月
月
上 記 被 災 者 の災 害 は、学 校 (保 育 所 )の管 理 下 において
発 生 したものに相 違 ありません。
平成
年
月
日
別 記 様 式 第 8(第 26 条 関 係 )
号
平成
年
月
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
支部長殿
設置者住所
設置者名
印
学年
(年 齢 )
性別
年
年
記入上の
注意
関係法令等
医療費支払請求書
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
年 月
日発生
円
男 ・女
平成
年
月分医療費について、別紙
災害報告書、災害継続報告書及び医療等の状況のと
おりですので、支払を請求します。
学 校 (保 育 所 )名
(注 ) こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4 横
型とすること。
( 注 ) 1 別 紙 災 害 報 告 書 、災 害 継 続 報 告 書 及 び 医
療等の状況は、別記様式第 7 別紙 1 から別紙 3 まで
と同じとすること。
2 こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別紙
死亡報告書
別 記 様 式 第 11 ( 第 2 6 条 関 係 )
平成
※受 付 番 号
被災児
童生徒
等
男 保護者等
(受 給 者 )
氏名
年 女
学年
フリガナ
氏名
死 亡 の原 因 とな
った負 傷 、疾 病
日
の発 生 日 時 及
時
び当 初 の傷 病
名
死亡年月日
平成 年 前
月 日午 後
平成
年
時
月
月
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
当
初
の
傷
病
名
分
年
住所
氏名
障害見舞金支払請求書
障害見舞金について、別紙障害報告書のとおり
ですので、支払を請求します。
日
死 亡 した場 所
死 亡 診 断 をした
医 師 の住 所 氏 名
傷 病 名 及 び傷
病 から死 亡 まで
の経 過
上 記 のことは事 実 と相 違 のないことを証 明 します。
平成
年
月
日
学 校 (保 育 所 )名
及 び所 在 地
校 長 (保 育 所 長 )氏 名
印
( 注 ) 1 別 紙 障 害 報 告 書 は 、別 記 様 式 第 8 別 紙 と
同じとすること。
2 こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
※決 定
(注 )
こと。
1
死亡診断書又は死体検案書を添付する
2 即 死 の 場 合 は 、災 害 報 告 書 (別 記 様 式 第 7
別 紙 1(1)又 は (2))と と も に 1 件 ご と に 上 部 を つ づ り
込死亡見舞金支払請求書に添付すること。
3 ※印は、記入しないこと。
4 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
別 記 様 式 第 10(第 26 条 関 係 )
平成
別 記 様 式 第 12(第 26 条 関 係 )
平成
年
月
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
住所
氏名
死亡見舞金支払請求書
年
月
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
住所
氏名
日
死亡見舞金について、別紙死亡報告書のとおり
ですので、支払を請求します。
( 注 ) 1 別 紙 死 亡 報 告 書 は 、別 記 様 式 第 9 別 紙 と
同じとすること。
2 こ の 請 求 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
縦型とすること。
NAASH 2004 189
関係法令等
別 記 様 式 第 13(第 29 条 関 係 )
号
平成
年
月
日
独立行政法人日本スポーツ振興センター
支部長
印
設置者住所
設置者名
殿
給付金請求
額
食事
医療
療養
費・点
費
医療
その
費・円
他
転
帰
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
点
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
治
円
死
円
中
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
円
点
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
治
円
死
円
中
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
円
点
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
治
円
死
円
中
円
点
円
男 ・女
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
治
円
死
円
中
円
年 月 日
発 生 初 ・継
(年 月分)
点
円
治
円
死
円
中
円
男 ・女
男 ・女
学 校 ( 保 育 所 )名
本項計
摘
要
円
別 記 様 式 第 14(第 31 条 関 係 )
NAASH 2004
年
月 日
被 災 児 童 生
徒等氏名
性別 男 女
保護者等氏名
続柄
災害共
済給付
の年 月
医療費
年 月∼
年 月
年 月
障害見舞金
円
負傷 疾病
障害 死亡
死亡見舞金
円
災害共済給付
損害賠償金
金 の額 を超 え
の額
る損 害 賠 償 金
となった場 合
円
災害共済
給付金の
合計額
災 害 共 済 給
損害賠償金
付 金 の額 以 下
の額
の損 害 賠 償 金
となった場 合
円
災害共済
給付金の
合計額
円
実 際 に支 払 うこととな
った損 害 賠 償 金 額 及
び支 払 った年 月 日
円
円
年
月
日
備考
円
( 注 ) 1 判 決 書 、和 解 調 書 、調 停 調 書 、示 談 書 そ
の 他 損 害 賠 償 の 内 容 を 明 ら か に す る 書 類 (写 )を 添 付
すること。
2 「 災 害 共 済 給 付 金 の 合 計 額 」欄 に は 、損
害 賠 償 の 対 象 と な っ た 災 害 共 済 給 付 金 ( 医 療 費 、障 害
見 舞 金 又 は 死 亡 見 舞 金 )の 合 計 額 を 記 載 す る こ と 。
3 こ の 報 告 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4
横型とすること。
(注 ) こ の 通 知 書 の 用 紙 は 、 日 本 工 業 規 格 A4 横
型とすること。
190
災害発生年
月日
災 害共 済給 付
金 の種 類と額
円
平成
年
月
独立行政法人日本スポーツ振興センター
都道府県支部長 殿
設置者所在地
設置者名
学校
(保 育 所 )所 在
地 、名 称
災害の種類
傷病名
( 医療
災 害 発 生 等の
年月日
状況
初 回 ・ 継 続 から転
別 (月 分
記して
くださ
い)
支 払 額 又 は決 定 内 容
学年
(年 齢 )
性別
被災児童生徒等氏名
給付金支払通知書
平成
年
月
日付けで請求のあった災害共
済給付に係る給付金について、下記のとおり決定し
ましたから通知します。
損害賠償災害報告書
免責の特約を付した災害共済給付契約に基づき
災害共済給付が行われた下記の災害については、学
校 (保 育 所 )の 設 置 者 と し て 損 害 賠 償 の 責 め に 任 ず る
こととなったので、必要書類を添えて報告します。
号
日
印
関係法令等
○独立行政法人日本スポーツ振興センター
組織運営規則
平 成 15 年 10 月 1 日
平 成 15 年 度 規 則 第 2 号
目次
第 1 章
第 2 章
第 3 章
第 4
第
第
第
第
第
第 5
附則
第 1 章
総 則 (第 1 条 ・ 第 2 条 )
役 員 (第 3 条 ― 第 6 条 )
運営諮問会議及び外部有識者による委員
会 (第 7 条 ・ 第 8 条 )
章 内部組織
1 節 本 部 組 織 (第 9 条 ― 第 21 条 )
2 節 本 部 組 織 の 職 制 (第 22 条 ― 第 29 条 )
3 節 支 部 組 織 (第 30 条 ・ 第 31 条 )
4 節 支 部 組 織 の 職 制 (第 32 条 ― 第 36 条 )
5 節 自 己 評 価 委 員 会 の 設 置 (第 37 条 )
章 雑 則 (第 38 条 )
総則
(趣 旨 )
第 1 条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
(以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。 )の 組 織 及 び 運 営 に つ
い て は 、独 立 行 政 法 人 通 則 法 ( 平 成 1 1 年 法 律 第 1 0 3
号 。以 下「 通 則 法 」と い う 。)、独 立 行 政 法 人 日 本
ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 法 (平 成 14 年 法 律 第 162 号 。
以 下 「 セ ン タ ー 法 」 と い う 。 )そ の 他 の 法 令 (以 下
「 法 令 」と い う 。) に 定 め る も の の ほ か 、こ の 規 則
の定めることころによる。
(組 織 運 営 の 基 本 原 則 )
第 2 条 センターは、法令及びこの規則の定めると
ころにより、機能的で柔軟な組織体制を整備し、
適正かつ効率的・効果的な業務運営を行うものと
する。
2 定員の配置は、業務内容・業務量に応じて弾力
的に行うものとする。
第 2 章
役員
(理 事 長 の 任 務 )
第 3 条 理事長は、センターを代表し、その業務を
総理する。
3
役 員 会 の 運 営 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、別 に 定 め る 。
第 3 章
運営諮問会議及び外部有識者による委員会
(運 営 諮 問 会 議 の 設 置 )
第 7 条 センターに、運営諮問会議を置くことがで
きる。
2 運営諮問会議は、理事長の諮問に応じ、センタ
ーの業務運営に関し審議を行うとともに、理事長
に対し、助言する。
3 委 員 は 1 0 人 以 内 と し 、セ ン タ ー の 業 務 運 営 に 関
し学識経験のある外部の者のうちから、理事長が
委嘱する。
4 運営諮問会議の組織及び運営に関し必要な事項
は、別に定める。
(平 16 規 則 25・ 一 部 改 正 )
(外 部 有 識 者 に よ る 委 員 会 の 設 置 等 )
第 8 条 センターに、業務の適正かつ円滑な実施に
資するため、当該業務に関し学識経験のある外部
の 者 で 組 織 す る 委 員 会 ( 以 下 こ の 条 に お い て「 委 員
会 」 と い う 。 )を 置 く 。
2 委員会の名称及び任務は、次表に掲げるとおり
とする。
名称
国立スポーツ科学セ
ンター運営委員会
国立スポーツ科学セ
ンター業績評価委員
会
スポーツ振興基金助
成審査委員会
任務
・国立スポーツ科学センターの
業務の基本方針及び運営に関
する重要事項について審議す
ること。
・国立スポーツ科学センターの
事業について評価を行うこ
と。
・スポーツ振興基金助成金の支
給等について審査すること。
スポーツ振興投票助
成審査委員会
・スポーツ振興投票助成金の支
給等について審査すること。
災害共済給付審査委
員会
・災害共済給付基準に関する事
項その他センターの給付金の
支払に関する重要事項につい
て審議すること。
・各支部の業務運営に関する重
要事項について審議するこ
と。
支部業務運営委員会
(理 事 の 任 務 及 び 業 務 分 担 )
第 4 条 理事は、理事長を補佐して、担当業務を掌
理する。
2 理事の担当業務区分は、原則として次に掲げる
とおりとし、理事長が命ずる。
(1) 総 務 ・ 企 画 調 整 ・ 財 務 担 当
( 2 ) 国 立 競 技 場・国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 業 務
担当
( 3 ) ス ポ ー ツ 振 興 基 金・ス ポ ー ツ 振 興 投 票 等 業 務
担当
(4) 健 康 安 全 業 務 担 当
3 前項第 3 号の業務を担当する理事は、理事長に
事故があるときはその職務を代理し、理事長が欠
員のときは、その職務を行う。
(監 事 の 任 務 等 )
第 5 条 監事は、センターの業務を監査する。
2 監事は、監査の結果に基づき、必要があると認
めるときは、理事長又は文部科学大臣に意見を提
出することができる。
(役 員 会 の 設 置 等 )
第 6 条 センターに、役員会を置く。
2 理事長、理事及び監事は、役員会を組織して、
センターの組織及び業務運営に関し、次に掲げる
重要事項について審議する。
(1) 業 務 運 営 の 基 本 方 針
(2) 中 期 計 画
(3) 年 度 計 画
(4) 収 支 予 算 ・ 決 算
(5) 業 務 方 法 書 及 び 規 則 の 制 定 及 び 改 廃
(6) そ の 他 理 事 長 が 指 定 す る 重 要 事 項
3
委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、別
に定める。
4 第 2 項に掲げるもののほか、必要に応じ、委員
会を設置することができる。
第 4 章 内部組織
第 1 節 本部組織
( 部 、場 及 び 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 並 び に 室 の
設置)
第 9 条 セ ン タ ー の 主 た る 事 務 所 ( 以 下「 本 部 」と い
う 。 )に 次 の 4 部 、 2 競 技 場 (以 下 「 国 立 競 技 場 」
と い う 。) 及 び 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー ( 以 下「 部
等 」 と い う 。 )を 置 く 。
(1) 総 務 部
(2) 財 務 部
(3) 国 立 霞 ヶ 丘 競 技 場
(4) 国 立 代 々 木 競 技 場
(5) 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー
(6) ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部
(7) 健 康 安 全 部
2 国立スポーツ科学センターに、スポーツ科学研
究部、スポーツ医学研究部、スポーツ情報研究部
及び運営部を置く。
3 総務部に支部組織再編準備室及び広報情報公開
室を、健康安全部に特例業務室を置く。
4 本部に監査室を置く。
(平 16 規 則 25・ 一 部 改 正 )
NAASH 2004 191
関係法令等
(総 務 部 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 1 0 条 総 務 部 に 次 の 3 課 を 置 き 、そ れ ぞ れ 次 の 事
務をつかさどる。
(1) 総 務 課
ア
センターの業務運営に係る総合調整に関
すること。
イ センターの組織及び職制に関すること。
ウ
業務方法書その他規則等の制定及び改廃
に係る総括調整に関すること。
エ 役員の秘書に関すること。
オ 役 員 会 、運 営 諮 問 会 議 等 の 庶 務 に 関 す る こ
と。
カ 公印の制定及び保管に関すること。
キ 独 立 行 政法 人 等 登 記 令に 基 づ く 登 記、争 訟
( 労 務 及 び 情 報 公 開 制 度 に 係 る も の を 除 く 。)
その他法律手続に関すること。
ク
役員決裁事項の審査及び公文書の審査に
関すること。
ケ 公文書の管理に関すること。
コ
行政機関及び関係団体との連絡調整に関
すること。
サ 前 各 号 に掲 げ る も の のほ か 、他 の 部等 及 び
総務部の他の課及び室の所掌に属さない事
務に関すること。
(2) 人 事 課
ア
理事の任免及び役員の報酬等に関するこ
と。
イ 職員の任免、分限、服務、表彰、懲戒、人
事記録その他の人事管理に関すること。
ウ 職員の給与に関すること。
エ 職員の研修及び出張に関すること。
オ 職員の定員管理に関すること。
カ 福利厚生及び安全衛生に関すること。
キ 労働組合に関すること。
ク 各種委員等の委嘱に関すること。
ケ 労務に係る争訟に関すること。
コ 人事に係る事務の総括調整に関すること。
(3) 企 画 調 整 課
ア
センターの業務運営全般に関する企画及
び立案並びに推進に関すること。
イ
中期計画及び年度計画の策定並びにフォ
ローアップに関すること。
ウ 業務実績の報告に関すること。
エ センター業務の評価に関すること。
オ 情報システムの企画・開発の総合調整に関
すること。
(財 務 部 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 1 1 条 財 務 部 に 次 の 4 課 及 び 1 主 幹 を 置 き 、そ れ
ぞれ次の事務をつかさどる。
(1) 主 計 課
ア
センターの財務に係る総合調整に関する
こと。
イ
中期計画及び年度計画の予算の総括に関
すること。
ウ 予算の配賦に関すること。
エ 決算の総括に関すること。
オ 寄付の受入れに関すること。
カ 財務関係文書の審査に関すること。
キ 会計・経理処理及び契約事務手続の審査及
び指導に関すること。
ク
その他財務部の他の課の所掌に属さない
事務に関すること。
(2) 経 理 課
ア 金銭の出納保管に関すること。
イ 債権の管理に関すること。
ウ 予算の実行計画の策定に関すること。
エ
財務諸表及び決算報告書の作成その他決
算に関すること。
オ 資金計画の策定に関すること。
カ
本部及び支部間の資金の調整に関するこ
と。
キ
支部における経理状況の審査及び指導に
関すること。
ク 税務に関すること。
(3) 調 達 管 財 課
ア 契約に関すること。
192
NAASH 2004
イ
ウ
エ
オ
(4)
ア
イ
ウ
エ
オ
(5)
ア
イ
ウ
エ
オ
物品の調達及び管理に関すること。
財産の管理及び処分に関すること。
資産台帳及び出資台帳の管理に関するこ
と。
不動産の登記に関すること。
施設整備課
施設及び設備の整備の実施に係る総合調
整に関すること。
施設及び設備の調査研究に関すること。
施設及び園地の総合管理に関すること。
施設工事の設計、積算、照査及び監督に関
すること。
建築、電気・機械施設の整備に係る企画及
び専門的事項に関すること。
資金管理主幹
経理区分ごとの資金の管理及び運用の基
本方針に関すること。
資金の管理・運用に係る情報の収集、分析
及び提供に関すること。
文部科学大臣の指定する有価証券及び金
融機関の調整に関すること。
資金の時価評価に関すること。
資金の管理・運用に必要な調査研究に関す
ること。
(国 立 霞 ヶ 丘 競 技 場 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 12 条 国 立 霞 ヶ 丘 競 技 場 に 次 の 3 課 及 び ス ポ ー ツ
博物館を置き、それぞれ次の事務をつかさどる。
(1) 運 営 調 整 課
ア
国立競技場及び国立スポーツ科学センタ
ーの運営に係る連絡調整に関すること。
イ
国立霞ヶ丘競技場の業務運営に係る総合
調整に関すること。
ウ
利用団体その他の関係団体との連絡調整
に関すること。
エ 国立競技場の広報に関すること。
オ
国立競技場業務の外部委託の拡充に係る
調整に関すること。
カ
スポーツ施設及びスポーツ施設における
スポーツの普及振興に係る調査研究及び情
報の提供に関すること。
キ 契約に関すること。
ク 使用料の出納に関すること。
ケ
現金の保管及び小口現金払いに関するこ
と。
コ 警備及び消防に関すること。
サ
施設の運営に係る官公庁等との連絡調整
に関すること。
シ
その他国立霞ヶ丘競技場の他の課の所掌
に属さない事務に関すること。
(2) 施 設 管 理 課
ア 施設及び園地の管理に関すること。
イ
施設の保守及び整備に関する企画及び立
案に関すること。
ウ 施 設 の 工 事 の 監 理 に 関 す る こ と (新 営 工 事
及 び 大 規 模 改 修 工 事 に 係 る も の を 除 く 。 )。
エ 業務の委託仕様書の策定に関すること。
オ
施設管理に係る委託業務の指導監督に関
すること。
カ 物品の管理に関すること。
キ 役務に関すること。
ク 食堂及び店舗の指導監督に関すること。
ケ
国立競技場の管理に係る連絡調整に関す
ること。
コ
スポーツターフの保守管理計画の策定及
び実施に関すること。
サ
スポーツターフの保守管理技術に関する
調査、研究及び情報の提供に関すること。
シ
電気設備及び機械設備の専門的事項の処
理に関すること。
(3) 事 業 課
ア 施設の利用及び利用の促進に関すること。
イ
スポーツの振興に係る事業の企画及び実
施に関すること。
ウ 競技施設の利用に係る営業に関すること。
エ 施設の年間利用計画の策定に関すること。
オ 施設使用料の調定及び徴収に関すること。
関係法令等
カ
キ
ク
ケ
コ
(4)
ア
イ
ウ
国立競技場の事業に係る連絡調整に関す
ること。
国立スポーツ科学センターとの連携事業
に関すること。
共催事業の実施に関すること。
利用計画の実施に係る総合調整に関する
こと。
事業の運営に係る委託業務の指導監督に
関すること。
スポーツ博物館
スポーツ博物館の管理及び運営に関する
こと。
附属図書館の管理及び運営に関すること。
スポーツに係る資料の収集、整理、保存及
び貸出しに関すること。
(国 立 代 々 木 競 技 場 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 1 3 条 国 立 代 々 木 競 技 場 に 次 の 3 課 を 置 き 、そ れ
ぞれ次の事務をつかさどる。
(1) 運 営 調 整 課
ア
国立代々木競技場の業務運営に係る総合
調整に関すること。
イ
利用団体その他の関係団体との連絡調整
に関すること。
ウ
スポーツ施設及びスポーツ施設における
スポーツの普及振興に係る調査研究及び情
報の提供に関すること。
エ 業務の委託に係る調整に関すること。
オ 契約に関すること。
カ 使用料の出納に関すること。
キ
現金の保管及び小口現金払いに関するこ
と。
ク 警備及び消防に関すること。
ケ
施設の運営に係る官公庁等との連絡調整
に関すること。
コ
その他国立代々木競技場の他の課の所掌
に属さない事務に関すること。
(2) 施 設 管 理 課
ア 施設及び園地の管理に関すること。
イ
施設の保守及び整備に関する企画及び立
案に関すること。
ウ 施 設 の 工 事 の 監 理 に 関 す る こ と (新 営 工 事
及 び 大 規 模 改 修 工 事 に 係 る も の を 除 く 。 )。
エ 業務の委託仕様書の策定に関すること。
オ
施設管理に係る委託業務の指導監督に関
すること。
カ 物品の管理に関すること。
キ 役務に関すること。
ク 食堂及び店舗の指導監督に関すること。
ケ
電気設備及び機械設備の専門的事項の処
理に関すること。
(3) 事 業 課
ア 施設の利用及び利用の促進に関すること。
イ
スポーツの振興に係る事業の企画及び実
施に関すること。
ウ 競技施設の利用に係る営業に関すること。
エ 施設の年間利用計画の策定に関すること。
オ 施設使用料の調定及び徴収に関すること。
カ
国立スポーツ科学センターとの連携事業
に関すること。
キ 共催事業の実施に関すること。
ク
利用計画の実施に係る総合調整に関する
こと。
ケ
事業の運営に係る委託業務の指導監督に
関すること。
(国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー の 研 究 部 の 所 掌 業 務 )
第 14 条 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー の 研 究 部 に お
いては、3 研究部門間の連携を図り、それぞれ次
の業務をつかさどる。
(1) ス ポ ー ツ 科 学 研 究 部
ア スポーツ科学の調査研究に関すること。
イ
アの成果の活用による競技水準の向上の
ための支援に関すること。
ウ
ア及びイに掲げる業務に係る成果の普及
に関すること。
エ その他スポーツ科学に関すること。
(2) ス ポ ー ツ 医 学 研 究 部
ア スポーツ医学の調査研究に関すること。
イ スポーツ診療事業に関すること。
ウ
ア及びイの成果の活用による競技水準の
向上のための支援に関すること。
エ ア 、イ 及び ウ に 掲 げ る業 務 に 係 る 成果 の 普
及に関すること。
オ その他スポーツ医学に関すること。
(3) ス ポ ー ツ 情 報 研 究 部
ア スポーツ情報の調査研究に関すること。
イ
前号の成果の活用による競技水準の向上
のための支援に関すること。
ウ 前 2 号に掲げる業務に係る成果の普及に関
すること。
エ その他スポーツ情報に関すること。
(国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 運 営 部 の 組 織 及 び 所
掌事務)
第 1 5 条 運 営 部 に 次 の 4 課 を 置 き 、そ れ ぞ れ 次 の 事
務をつかさどる。
(1) 運 営 調 整 課
ア
国立スポーツ科学センターの業務運営に
係る総合調整に関すること。
イ
国立スポーツ科学センター運営委員会等
に関すること。
ウ 広報に関すること。
エ
利用団体その他の関係団体との連絡調整
に関すること。
オ
施設の運営に係る官公庁及び医療関係機
関等との連絡調整に関すること。
カ 契約に関すること。
キ 使用料の出納に関すること。
ク 現金の保管及び小口現金に関すること。
ケ 警備及び消防に関すること。
コ
その他国立スポーツ科学センターの研究
部及び他の課の所掌に属さない事務に関す
ること。
(2) 施 設 管 理 課
ア 施設及び園地の管理に関すること。
イ 施 設 の 工 事 の 監 理 に 関 す る こ と (新 営 工 事
及 び 大 規 模 改 修 工 事 に 係 る も の を 除 く 。 )。
ウ 業務の委託仕様書の策定に関すること。
エ
施設管理に係る委託業務の指導監督に関
すること。
オ 物品の管理に関すること。
カ 役務に関すること。
キ 電気設備、機械設備、衛生設備、防火設備
その他の設備の管理に関すること。
ク
スポーツターフの保守管理計画の策定及
び実施に関すること。
(3) 研 究 協 力 課
ア 調査研究・支援事業の総合調整に関するこ
と。
イ
各研究部の事業の企画及び立案並びに実
施に係る事務に関すること。
ウ 研究フォーラム等の開催に関すること。
エ
科学研究費補助金その他研究に係る外部
資金の受入に関すること。
オ 国立競技場との連携事業に関すること。
カ 競 技 団 体 等 と の 連 絡 調 整 に 関 す る こ と (施
設 利 用 に 係 る こ と を 除 く 。 )。
(4) サ ー ビ ス 事 業 課
ア 施設の利用及び利用の促進に関すること。
イ
スポーツの振興に係る事業の企画及び実
施に関すること。
ウ 施設の年間利用計画の策定に関すること。
エ 施設使用料の調定及び徴収に関すること。
オ 低 酸 素 宿泊 室 、栄 養 指導 食 堂 及 び 喫茶 室 の
運営に関すること。
カ
利用計画の実施に係る総合調整に関する
こと。
キ
事業の運営に係る委託業務の指導監督に
関すること。
(ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 16 条 ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 に 次 の 3 課 及 び 1 室 を
置き、それぞれ次の事務をつかさどる。
NAASH 2004 193
関係法令等
(1) 運 営 調 整 課
ア
スポーツ振興事業部の業務運営に係る総
合調整に関すること。
イ 資金の借入れ、返済、運用及び管理に関す
ること。
ウ 寄付金の募集及び管理に関すること。
エ
スポーツ振興事業部の開催する会議の庶
務に関すること。
オ
スポーツ振興投票等業務固有の契約の締
結に関すること。
カ
その他スポーツ振興事業部の他の課の所
掌に属さない事務に関すること。
(2) 販 売 事 業 課
ア
スポーツ振興投票の種類及び対象となる
試合の数の組み合わせについての企画立案
及びその実施に係る連絡調整に関すること。
イ
スポーツ振興投票に係る販売及び払戻し
に関すること。
ウ スポーツ振興投票券の販売、払戻し、集計
等に係るコンピュータシステム及びネット
ワークの監査及び集計に関すること。
エ
スポーツ振興事業部のコンピュータシス
テム及びネットワークシステムの構築及び
運用管 理に関すること。
オ
販売の促進及び販売状況等の調査研究に
関すること。
カ
スポーツ振興投票に係る情報の提供に関
すること。
キ
スポーツ振興投票制度に関する世論の動
向等の調査研究に関すること。
ク その他スポーツ振興投票に関すること。
(3) 助 成 課
ア
スポーツ団体が行う次に掲げる活動に対
する助成金の交付に関すること。
(ア ) ス ポ ー ツ に 関 す る 競 技 水 準 の 向 上 を
図るため計画的かつ継続的に行う次に
掲げる活動
① 合宿
②
対抗試合に係るチームの派遣又は招
致
③
国内におけるスポーツの最高峰のリ
ーグの運営
(イ ) 国 際 的 又 は 全 国 的 な 規 模 の ス ポ ー ツ
競技会、研究集会又は講習会の開催
イ
優秀なスポーツの選手又は指導者が行う
次に掲げる活動に対する助成金の交付に関
すること。
(ア ) 自 ら 行 う 計 画 的 な ス ポ ー ツ に 関 す る
競技技術の向上を図るための活動
(イ ) 海 外 留 学 等 海 外 に お い て 行 う ス ポ ー
ツに関する競技技術の向上を図るため
の活動
ウ
優秀なスポーツの選手が受ける職業又は
実際生活に必要な能力を育成するための学
校教育又はこれに相当する社会教育に対す
る助成金の交付に関すること。
エ
国際的に卓越したスポーツの活動に関し
専 門 的 な 知 識 、豊 富 な 経 験 等 を 有 す る 者 が 適
切な計画に基づいて行うその活動に対する
助成金の交付に関すること。
オ ア、イ、ウ及びエの規定による助成金の交
付 の ほ か 、専 門 的 又 は 技 術 的 な 助 言 、情 報 の
提供その他必要な援助に関すること。
カ
地方公共団体又はスポーツ団体が行う次
に掲げる事業に対する助成金の交付に関す
ること。
(ア ) 地 域 に お け る ス ポ ー ツ の 振 興 を 目 的
とする事業を行うための拠点として設
置 す る 施 設 (設 備 を 含 む 。 以 下 こ の 号 に
お い て 同 じ 。 )の 整 備
(イ ) ス ポ ー ツ に 関 す る 競 技 水 準 の 向 上 そ
の他のスポーツの振興を目的とする国
際的又は全国的な規模の事業を行うた
めの拠点として設置する施設の整備
(ウ ) (ア )及 び (イ )の 施 設 に お け る ス ポ ー
ツ 教 室 、競 技 会 等 の ス ポ ー ツ 行 事 そ の 他
のこれらの施設において行うスポーツ
194
NAASH 2004
の振興を目的とする事業
(エ ) ス ポ ー ツ の 指 導 者 の 養 成 及 び 資 質 の
向 上 、ス ポ ー ツ に 関 す る 調 査 研 究 そ の 他
のスポーツの振興を目的とする事業
(オ ) 特 定 事 業 の 開 催
キ 収益の使途に係る調査研究に関すること。
ク
収益の使途に関する情報の提供に関する
こと。
ケ その他収益の使途に関すること。
(4) 事 業 企 画 室
ア
スポーツ振興事業部の広報及び情報の提
供に関すること。
イ
スポーツ振興投票業務の委託に関するこ
と。
ウ
スポーツ振興投票業務委託金融機関との
連絡調整に関すること。
エ
スポーツ振興投票の対象となる試合の指
定に関すること。
オ
スポーツ振興投票対象試合開催機構との
連絡調整に関すること。
カ スポーツ振興事業に係る商標等の申請・登
録に関すること。
(平 16 規 則 25・ 全 改 、 平 16 規 則 1・ 一 部 改 正 )
(健 康 安 全 部 の 組 織 及 び 所 掌 事 務 )
第 1 7 条 健 康 安 全 部 に 次 の 3 課 及 び 1 室 を 置 き 、そ
れぞれ次の事務をつかさどる。
(1) 運 営 調 整 課
ア
健康安全部の業務運営に係る総合調整に
関すること。
イ 積立金の利用計画・資金等の総合調整に関
すること。
ウ 災害共済給付審査委員会に関すること。
エ
行政機関及び関係団体との連絡調整に関
すること。
オ 衛生管理体制及び検査・研修施設の整備に
関すること。
カ
その他健康安全部の他の課及び室の所掌
に属さない事務に関すること。
(2) 災 害 共 済 給 付 課
ア
災害共済給付に係る法令の解釈に関する
こと。
イ 災 害 共 済 給 付 (附 帯 業 務 を 含 む 。 )の 基 準 並
びにその運用及び取扱方針の策定に関する
こと。
ウ
災害共済給付執務マニュアルに関するこ
と。
エ
災害共済給付のうち死亡見舞金及び障害
見舞金の支給決定に関すること。
オ 損害賠償の請求権の行使に関すること。
カ
不服の申出があった場合その他再審査に
関すること。
キ
免責特約勘定から災害共済給付勘定への
繰入れの額の決定に関すること。
ク 災 害 共 済 給 付 契 約 (こ れ に 付 す る 免 責 の 特
約 を 含 む 。 )の 締 結 状 況 の 把 握 そ の 他 災 害 共
済給付に係る必要な事項に関すること。
ケ
支部における災害共済給付の審査状況の
把握及び審査の指導に関すること。
コ
学校の管理下における児童生徒等の災害
の状況の整理に関すること。
サ 嘱託専門員への意見聴取に関すること。
(3) 健 康 安 全 事 業 課
ア
学校安全その他の学校における児童生徒
等の健康の保持増進に関する調査研究並び
に資料の収集及び提供に関すること。
イ 前号に掲げる業務に関する講演会の開催、
出版物等の刊行に関すること。
ウ
災害共済給付オンライン請求システムに
関すること。
エ 健康教育情報ライブラリーの企画・立案及
び実施に関すること。
オ 学校安全研究推進事業に関すること。
カ 食に関する指導の支援事業に関すること。
キ
支部における学校安全その他の学校にお
ける児童生徒等の健康の保持増進に関する
普及の事業の指導に関すること。
関係法令等
ク
前 各 号 に掲 げ る も の のほ か 、学 校 安全 そ の
他の学校における児童生徒等の健康の保持
増進に関する普及の事業に関すること。
(4) 衛 生 管 理 室
ア
学校給食における衛生管理の徹底を図る
ための調査研究に関すること。
イ
学校給食用食品の品質検査の実施に関す
ること。
ウ
学校給食における衛生管理の徹底を図る
た め の 講 演 会 等 の 開 催 、刊 行 物 の 発 行 、ビ デ
オの作成等に関すること。
エ
学校給食用食品の安全に関する調査研究
に関すること。
オ 検査・研修施設の運営に関すること。
カ その他学校給食の衛生管理に関すること。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 18 条 繰 上 )
( 支 部 組 織 再 編 準 備 室 、広 報 情 報 公 開 室 及 び 特 例 業
務室の所掌事務)
第 1 8 条 支 部 組 織 再 編 準 備 室 、広 報 情 報 公 開 室 及 び
特例業務室においては、それぞれ次の事務をつか
さどる。
(1) 支 部 組 織 再 編 準 備 室
ア 支 部 の 再 編 後 の 組 織 ( 以 下「 支 所 」と い う 。)
の内部組織及び運営に関すること。
イ 支所の業務運営に関すること。
ウ 支所事務所の設置に関すること。
エ
都道府県教育委員会その他関係機関との
連絡調整に関すること。
オ 関係規則等の整備に関すること。
カ
職員の異動等に伴う条件整備等に関する
こと。
キ
災害共済給付オンライン請求システムの
構築に関すること。
ク
その他支部組織の再編に係る具体的な準
備に関すること。
(2) 広 報 情 報 公 開 室
ア
センターにおける広報の総合調整に関す
ること。
イ センター全体に係る広報に関すること。
ウ
広報に関し必要な情報の収集及び整理に
関すること。
エ
役職員に対する情報の提供及び共有に関
すること。
オ
独立行政法人等の保有する情報の公開に
関 す る 法 律 (以 下 「 情 報 公 開 法 」 と い う 。 )に
基づく法人文書の開示等に関すること。
カ
情報公開法に基づく情報提供に関するこ
と。
キ
独立行政法人等の保有する個人情報の保
護に関する法律に基づく個人情報の開示等
に関すること。
ク 情報公開制度に係る訴訟に関すること。
ケ 国 民 か らの 苦 情 、要 望及 び 相 談 に 係る 事 務
の総括及び連絡調整に関すること。
(3) 特 例 業 務 室
ア 学 校 給 食 用 脱 脂 粉 乳 (以 下 「 脱 脂 粉 乳 」 と
い う 。 )の 取 扱 い を 廃 止 す る た め の 条 件 整 備
に関すること。
イ 脱脂粉乳の需給計画に関すること。
ウ
脱脂粉乳についての調査及び規格の設定
並びに品質検査に関すること。
エ 脱脂粉乳の買い入れ、検収、輸送、保管、
売渡し等に関すること。
オ
学校給食として供することができない脱
脂粉乳の処分に関すること。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 19 条 繰 上 )
(監 査 室 の 所 掌 事 務 )
第 1 9 条 監 査 室 に お い て は 、次 の 事 務 を つ か さ ど る 。
( 1 ) セ ン タ ー の 監 査 に 関 し 、総 括 し 、及 び 調 整 す
ること。
(2) 業 務 監 査 及 び 会 計 監 査 の 実 施 に 関 す る こ と 。
(3) ス ポ ー ツ 振 興 基 金 事 業 の 助 成 金 の 使 途 に 係
る監査に関すること。
(4) ス ポ ー ツ 振 興 投 票 に 係 る 収 益 の 使 途 の 監 査
に関すること。
(5) そ の 他 監 査 に 関 す る こ と 。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 20 条 繰 上 )
(連 絡 担 当 課 共 通 の 所 掌 事 務 )
第 20 条 各 部 等 の 業 務 の 総 合 調 整 に 関 す る 事 務 を
所 掌 す る 課 (以 下 「 連 絡 担 当 課 」 と い う 。 )に お い
ては、当該業務を円滑かつ適切に実施するため、
部等内及び他の部等との連絡調整に当たるととも
に、当該部等の所掌事務に関し次の事務をつかさ
どる。
( 1 ) 中 期 計 画 、業 務 実 績 報 告 の 立 案 に 関 す る こ と 。
(2) 業 務 実 績 の 内 部 評 価 に 関 す る こ と 。
(3) 規 則 等 の 制 定 及 び 改 廃 に 関 す る こ と 。
(4) 公 印 の 保 管 に 関 す る こ と 。
( 5 ) 公 文 書 の 受 付 、発 送 、編 集 及 び 保 管 に 関 す る
こと。
(6) 起 案 文 書 の 審 査 に 関 す る こ と 。
(7) 保 有 す る 情 報 の 公 開 及 び 提 供 に 関 す る こ と 。
(8) 勤 務 時 間 、 休 暇 等 の 管 理 に 関 す る こ と 。
(9) 出 張 に 関 す る こ と 。
(10) 予 算 案 の 作 成 に 関 す る こ と 。
(11) 執 行 予 算 の 管 理 に 関 す る こ と 。
(12) 収 入 及 び 支 出 に 関 す る こ と 。
(13) 物 品 購 入 等 に 関 す る こ と 。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 21 条 繰 上 )
(所 掌 事 務 の 臨 時 的 変 更 )
第 2 1 条 こ の 節 の 規 定 に か か わ ら ず 、理 事 長 が 特 に
必 要 と 認 め る と き は 、臨 時 に 、所 掌 事 務 を 変 更 し 、
又は追加することができるものとする。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 22 条 繰 上 )
第 2 節
本部組織の職制
(部 長 及 び 場 長 )
第 22 条 部 に 部 長 を 置 き 、 場 に 場 長 を 置 く 。
2 部 長 及 び 場 長 は 、上 司 の 命 を 受 け 、当 該 部 及 び 場
の事務を掌理し、所属の職員を指揮監督する。
(平 16 規 則 25・ 旧 第 23 条 繰 上 )
(ス ポ ー ツ 振 興 推 進 役 )
第 23 条 ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 に ス ポ ー ツ 振 興 推 進
役を置く。
2 スポーツ振興推進役は、スポーツ振興事業部長
を補佐し、次に掲げる事務を掌理する。
(1) ス ポ ー ツ 振 興 投 票 の 販 売 推 進 に 関 す る こ と 。
(2) ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 の 広 報 に 関 す る こ と 。
(3) ス ポ ー ツ 振 興 基 金 助 成 及 び ス ポ ー ツ 振 興 く
じ助成に関すること。
(4) 審 査 委 員 会 の 実 施 に 関 す る こ と 。
(5) そ の 他 ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 に 係 る 業 務 の 推
進に関すること。
(平 16 規 則 25・ 追 加 )
( 支 部 組 織 再 編 準 備 室 長 、広 報 情 報 公 開 室 長 、特 例
業務室長及び監査室長)
第 2 4 条 支 部 組 織 再 編 準 備 室 、広 報 情 報 公 開 室 、特
例業務室及び監査室にそれぞれ室長を置く。
2 室長は、上司の命を受け、当該室の事務を掌理
し、所属の職員を指揮監督する。
(平 16 規 則 25・ 一 部 改 正 )
(課 長 及 び 主 幹 )
第 25 条 課 、 室 及 び ス ポ ー ツ 博 物 館 (以 下 「 課 等 」
と い う 。 )に 、 そ れ ぞ れ 課 長 及 び 主 幹 を 置 く 。
2 課長及び主幹は、上司の命を受け、当該課、室
及びスポーツ博物館の事務を処理し、所属の職員
を指揮監督する。
(課 長 補 佐 及 び 主 任 専 門 職 )
第 2 6 条 課 等 に 、必 要 に 応 じ 、課 長 補 佐 又 は 主 任 専
門職を置く。
2 課長補佐及び主任専門職は、課長又は主幹を補
佐し、当該課等の事務を整理する。
(係 長 、 専 門 職 及 び 主 任 )
第 2 7 条 課 等 に 、別 に 定 め る と こ ろ に よ り 、係 を 置
NAASH 2004 195
関係法令等
き、係に係長を置く。
課等に、必要に応じ専門職を置く。
課等に、必要に応じ主任を置く。
係長は、上司の命を受け、当該係の事務を処理
する。
5 専門職は、上司の命を受け、専門的知識を必要
とする事務の処理に当たる。
6 主任は、係長又は専門職を補佐し、事務を処理
する。
2
3
4
(国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 長 )
第 28 条 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー に セ ン タ ー 長
を置く。
2 センター長は、上司の命を受け、国立スポーツ
科学センターの業務を掌理し、所属の職員を指揮
監督する。
(主 任 研 究 員 、 副 主 任 研 究 員 及 び 先 任 研 究 員 )
第 29 条 国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー の 各 研 究 部 に
主 任 研 究 員 、副 主 任 研 究 員 及 び 先 任 研 究 員 を 置 く 。
2 主任研究員は、上司の命を受け、当該研究部の
業務を総括整理し、所属の職員を指揮監督する。
3 副主任研究員は、上司の命を受け、当該研究部
の業務を処理する。
4 先任研究員は、主任研究員及び副主任研究員を
補佐し、当該研究部の業務を処理する。
第 3 節
支部組織
(支 部 の 設 置 )
第 3 0 条 通 則 法 第 7 条 第 2 項 に 基 づ き 、セ ン タ ー に
従たる事務所として支部を置く。
2 支 部 の 名 称 及 び 所 在 地 は 、別 表 の と お り と す る 。
(副 支 部 長 )
第 3 3 条 支 部 に 、必 要 に 応 じ 、副 支 部 長 を 置 き 、支
部長の申出により、都道府県教育委員会の教育次
長又は部長の職にある者に、理事長が委嘱する。
2 副支部長は、支部長を補佐し、支部長に事故が
あるときは、その職務を代理する。
(主 幹 )
第 3 4 条 支 部 に 主 幹 を 置 き 、都 道 府 県 教 育 委 員 会 の
学校安全主管課長の職にある者に、理事長が委嘱
する。
2 主幹は、支部長又は副支部長を補佐し、支部に
おける事務を掌理する。
3副支部長を置かない支部にあっては、主幹がその
職務を代理する。
(幹 事 )
第 3 5 条 支 部 に 幹 事 若 干 名 を 置 き 、都 道 府 県 教 育 委
員 会 の 学 校 安 全 主 管 課 の 課 長 補 佐 、学 校 保 健 技 師 、
係長等の職にある者のうちから、理事長が委嘱す
る。
2 幹事は、主幹を補佐する。
(事 務 部 長 等 )
第 36 条 支 部 に 、 事 務 部 長 を 置 く 。
2 支部に、必要に応じ事務次長及び主任を置くこ
とができる。
3 事務部長は、上司の命を受けて、支部における
事務を処理する。
4 事務次長及び主任は、事務部長を補佐し、当該
支部の事務を処理する。
第 5 節
(所 掌 事 務 )
第 3 1 条 支 部 に お い て は 、当 該 支 部 に 係 る 次 の 事 務
をつかさどる。
(1) 災 害 共 済 給 付 契 約 (こ れ に 付 す る 免 責 の 特 約
を 含 む 。 )の 締 結 に 関 す る こ と 。
(2) 共 済 掛 金 の 収 納 に 関 す る こ と 。
(3) 災 害 共 済 給 付 に 係 る 給 付 金 の 支 払 請 求 書 の
受理に関すること。
(4) 医 療 費 の 支 払 請 求 の 審 査 及 び 支 給 の 決 定 並
びに支払に関すること。
(5) 障 害 見 舞 金 及 び 死 亡 見 舞 金 の 支 払 請 求 の 審
査及び支給の内定並びに支払に関すること。
(6) 損 害 賠 償 災 害 報 告 書 の 受 理 及 び 本 部 へ の 提
出に関すること。
(7) 学 校 の 管 理 下 に お け る 児 童 生 徒 等 の 災 害 の
状況の分析及び整理に関すること。
(8) 学 校 安 全 そ の 他 の 学 校 に お け る 児 童 生 徒 等
の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料
の収集及び提供に関すること。
(9) 学 校 安 全 そ の 他 の 学 校 に お け る 児 童 生 徒 等
の健康の保持増進に関する講演会の開催、出版
物の刊行その他普及に関すること。
(10) 独 立 行 政 法 人 日 本 ス ポ ー ツ 振 興 セ ン タ ー 業
務 方 法 書 (平 成 15 年 度 規 則 第 1 号 )第 36 条 第 1
号及び第 2 号に掲げる業務に関すること。
(11) 資 産 の 管 理 そ の 他 財 務 及 び 会 計 に 関 す る こ
と。
(12) 関 係 法 令 等 に よ り 所 在 地 に お い て 行 う 必 要
がある手続等に関すること。
(13) 支 部 組 織 の 再 編 に 係 る 準 備 に 関 す る こ と 。
(14) ス ポ ー ツ 振 興 投 票 の 販 売 の 促 進 そ の 他 理 事
長が指示すること。
第 4 節
支部組織の職制
(支 部 長 )
第 3 2 条 支 部 に 支 部 長 を 置 き 、当 該 支 部 の 所 在 す る
都 道 府 県 の 教 育 委 員 会 (以 下 「 都 道 府 県 教 育 委 員
会 」と い う 。) の 教 育 長 の 職 に あ る 者 に 、理 事 長 が
委嘱する。
2 支部長は、支部における事務を統括し、所属職
員を指揮監督する。
196
NAASH 2004
自己評価委員会の設置
(自 己 評 価 委 員 会 )
第 3 7 条 セ ン タ ー に 、業 務 の 実 績 に つ い て 点 検 ・ 評
価 し 、課 題 等 を 提 起 し 、業 務 の 改 善 に 資 す る た め 、
自己評価委員会を置く。
2 委 員 会 の 組 織 及 び 運 営 に 関 し て は 、別 に 定 め る 。
第 5 章
雑則
(雑 則 )
第 3 8 条 こ の 規 則 に 定 め る も の の ほ か 、必 要 な 事 項
は、理事長が別に定める。
附
則
こ の 規 則 は 、 平 成 15 年 10 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
附 則 (平 成 15 年 度 規 則 第 25 号 )
こ の 規 則 は 、 平 成 16 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
附 則 (平 成 16 年 度 規 則 第 1 号 )
こ の 規 則 は 、 平 成 16 年 4 月 19 日 か ら 施 行 し 、 平
成 16 年 4 月 1 日 か ら 適 用 す る 。
別 表 (第 30 条 関 係 )
名称
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター北海道支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター青森県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター岩手県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター宮城県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター秋田県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター山形県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター福島県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター茨城県支部
所在地
北海道札幌市
青森県青森市
岩手県盛岡市
宮城県仙台市
秋田県秋田市
山形県山形市
福島県福島市
茨城県水戸市
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター栃木県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター群馬県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター埼玉県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター千葉県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター東京都支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター神奈川県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター新潟県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター富山県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター石川県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター福井県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター山梨県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター長野県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター岐阜県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター静岡県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター愛知県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター三重県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター滋賀県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター京都府支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター大阪府支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター兵庫県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター奈良県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター和歌山県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター鳥取県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター島根県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター岡山県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター広島県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター山口県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター徳島県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター香川県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター愛媛県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター高知県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター福岡県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター佐賀県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター長崎県支部
栃木県宇都宮市
群馬県前橋市
埼玉県さいたま
市
千葉県千葉市
東京都新宿区
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター熊本県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター大分県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター宮崎県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター鹿児島県支部
独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター沖縄県支部
熊本県熊本市
大分県大分市
宮崎県宮崎市
鹿児島県鹿児島
市
沖縄県那覇市
神奈川県横浜市
新潟県新潟市
富山県富山市
石川県金沢市
福井県福井市
山梨県甲府市
長野県長野市
岐阜県岐阜市
静岡県静岡市
愛知県名古屋市
三重県津市
滋賀県大津市
京都府京都市
大阪府大阪市
兵庫県神戸市
奈良県奈良市
和歌山県和歌山
市
鳥取県鳥取市
島根県松江市
岡山県岡山市
広島県広島市
山口県山口市
徳島県徳島市
香川県高松市
愛媛県松山市
高知県高知市
福岡県福岡市
佐賀県佐賀市
長崎県長崎市
NAASH 2004 197
198
独立行政法人日本スポーツ振興センター中期目標・中期計画・年度計画(平成16年度)比較表
NAASH 2004
中期目標
中期計画
【平成 15 年 10 月 1 日文部科学大臣指示】
【平成 15 年 10 月 2 日文部科学大臣認可】
<序文>
独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第29条の規定に基づき、独
立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「センター」という。)が達成すべき業
務運営に関する目標(以下「中期目標」という。)を次のとおり定める。
<序文>
独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第30条の規定に基づき、独立行
政法人日本スポーツ振興センター(以下「センター」という。)の中期目標を達成するた
めの計画(以下「中期計画」という。)を次のとおり定める。
<前文>
スポーツは、人生をより豊かにし、充実したものとするとともに、人間の身体的
・精神的な欲求にこたえる世界共通の人類の文化の一つである。心身の両面に影響
を与える文化としてのスポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や個々人
の心身の健全な発達に必要不可欠なものであり、人々が生涯にわたってスポーツに
親しむことは、極めて大きな意義を有している。
また、スポーツは、人間の可能性の極限を追求する営みという意義を有しており、
競技スポーツに打ち込む競技者のひたむきな姿は、国民のスポーツへの関心を高め、
国民に夢や感動を与えるなど、活力ある健全な社会の形成にも貢献するものである。
さらに、生涯を通じて心身ともに健康で安全な生活を送るためには、発育・発達
の著しい児童生徒において、その基礎を培うことが大きな意義を有するものであり、
児童生徒の健康の保持増進を図ることは、極めて重要である。
このため、センターは、次に掲げる業務を実施し、スポーツの振興及び児童生徒
等の健康の保持増進を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与していく必要が
ある。
(1)ナショナルスタジアムである国立競技場及び我が国の国際競技力向上のため
の研究・支援を行う国立スポーツ科学センター等を運営するとともに、スポー
ツ振興基金及びスポーツ振興投票制度の収益による助成等を行うことによっ
て、我が国のスポーツの振興を図ること。
(2)学校の管理下における児童生徒等の災害につき、災害共済給付を行うととも
に、児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及び提供
等を行うことによって、児童生徒等の健康の保持増進を図ること。
以上のことを踏まえ、センターの中期目標を以下のとおりとする。
<基本方針>
センターは、我が国におけるスポーツの振興及び児童生徒等の健康の保持増進を図る
ための中核的専門的機関として、その目的・役割を常に認識し、次の業務を実施してい
くこととする。
年度計画(平成16年度)
【平成 16 年 3 月 31 日文部科学大臣届出】
【平成 17 年 2 月 10 日変更】
独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第31条の規定に
より、独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「センター」という。)
の中期計画に基づく、平成16年度の業務運営に関する計画(年度計画)
を次のとおり定める。
(1)ナショナルスタジアムである国立競技場及び我が国の国際競技力向上のための研
究・支援を行う国立スポーツ科学センター等を適切かつ効率的に運営するととも
に、スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票制度(toto)の収益による助成等
を行うことによって、我が国のスポーツの振興を図ること。
(2)学校の管理下における児童生徒等の災害につき、災害共済給付を公正かつ適切に
行うとともに、児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集及
び提供等を行うことによって、児童生徒等の健康の保持増進を図ること。
なお、具体の業務の実施に当たっては、多様な業務の有機的な連携と調和に留意する
とともに、各種関係団体との緊密な連携を図りながら、効率的かつ効果的な業務運営を
目指すこととする。
Ⅰ 中期目標の期間
中期目標の期間は、平成15年10月1日から平成20年3月31日までの4
年6ヶ月間とする。
Ⅱ 業務運営の効率化に関する事項
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進める
こととし、次の措置を講ずること等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制
を図る。
(1)一般管理費及び人件費については、中期目標期間の最後の事業年度におい
て、平成14年度比で13%減以上の効率化を図る。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・投票勘定の
事業を除く。)についても、中期目標期間を通じて効率化を進めることと
し、毎年度において対前年度比2%以上の削減を図ることを目標とする。
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
センターの業務運営に際しては、既存事業の徹底した見直し、効率化を進めること
とし、次の措置を講ずること等により、効率化を図る。
1 経費の抑制
法人の行う業務について、次の具体的な措置を講ずることにより経費の抑制を図
る。
(1)一般管理費等の節減
一般管理費及び人件費については、中期目標期間の最後の事業年度におい
て、平成14年度に比較して、総額で13%以上削減する。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・投票勘定の事業
を除く。)についても、中期目標期間を通じて効率化を進めることとし、毎年
度において対前年度比2%以上の削減を図ることを目標とする。
Ⅰ 業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 経費の抑制
(1)一般管理費等の節減
一般管理費及び人件費については、中期計画に基づき、「中
期目標期間の最後の事業年度において、平成14年度に比較し
て、総額で13%以上削減する」ため、平成16年度において
は、平成14年度に比較して、総額で2%以上削減する。
また、その他の事業費(災害共済給付勘定・免責特約勘定・
投票勘定の事業を除く。)についても、効率化を進めることと
例えば、次のような措置を講ずる。
① 本部事務所に係る光熱給水費については、省エネルギー対策を行い、平成
14年度に比較して、中期目標の期間中、5%の節減を図る。
② 本部事務所に係る管理運営費のうち、消耗品等については、購入及び在庫
管理を一元化することにより経費を節減するとともに、文書の電子化、ペー
パーレス化を推進し、中期目標の期間中における各年度の用紙代を、平成1
4年度に比較して、10%程度削減する。
③ 印刷製本及び配布に係る経費については、内部広報誌等紙媒体での提供手
段の見直しを行い、イントラネット等への情報掲載を推進し、経費の節減を
図る。
④ 定期購読物等については、共同利用や必要性の見直しを行うとともに、購
入経費の節減を図る。
⑤ 汎用品の活用や一般競争入札のより一層の積極的な導入により、調達価格
の削減を図る。
する。
例えば、次のような措置を講ずる。
① 本部事務所に係る光熱給水費については、省エネルギー対
策を行い、平成16年度においては、平成14年度に比較し
て、5%の節減を図る。
② 本部事務所に係る管理運営費のうち、消耗品等については、
購入及び在庫管理を一元化することにより経費を節減すると
ともに、文書の電子化、ペーパーレス化を推進し、平成16
年度の用紙代を平成14年度に比較して、10%程度削減す
る。
③ 印刷製本及び配布に係る経費については、内部広報誌等紙
媒体での提供手段の見直しを行い、イントラネット等への情
報掲載を推進し、経費の節減を図る。
④ 定期購読物等については、共同利用や必要性の見直しを行
うとともに、購入経費の節減を図る。
⑤ 汎用品の活用や一般競争入札のより一層の積極的な導入に
より、調達価格の削減を図る。
(2)業務のうち、低コストかつ高品質のサービスの提供が可能な業務について
は、外部委託を図る。
特に国立競技場の管理運営については、全面的な民間委託の導入の推進
などにより、一層の効率的運営を図る。
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化
全ての業務について外部委託が可能かどうか検討し、外部委託を積極的に推
進する。特に国立競技場の管理運営業務については、全面的な民間委託に向け
て、施設の管理者としての業務や施設整備計画の策定等基幹的な業務を除き、
施設の利用受付、電気・機械の保守業務などの民間委託を進める。なお、外部
委託に当たっては、低コストかつ高品質のサービスの提供に留意する。
(2)外部委託の推進による業務運営の効率化
業務運営の効率化を図るため、全ての業務について外部委託
が可能かどうか検討し、外部委託を積極的に推進する。
平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場と国立代々木競技場の
統合に向け具体の検討を進めることとし、トレーニングセンタ
ーをはじめとした附属施設の委託形態を見直し、更に効率的な
運営を図る。
(3)情報の収集・提供については、ホームページや電子メールを有効に活用す
るとともに、
各種事務手続きについては、
オンライン化を更に推進するなど、
迅速化、簡素化を進め、事務の効率化を図る。
特に、助成金交付業務については、申請受付業務のオンライン化の更な
る推進により、申請受付件数全体に占めるオンラインによる申請率が70
%以上(平成14年度実績67%)となるよう、利用促進を図る。
(3)オンライン化の推進による事務の効率化
各種事務手続きのオンライン化を更に推進するなど、手続きの迅速化、簡素
化を進め、事務の効率化を図る。
具体的には、次の措置を講ずる。
① スポーツ振興に係る助成金交付申請受付事務のオンライン化を推進し、申
請受付件数全体に占めるオンラインによる申請率が中期目標の期間終了時
までに70%以上となるよう、利用促進を図る。
(3)オンライン化の推進による事務の効率化
② 災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理の迅速化・効率化
を図るため、オンライン請求システムを構築し導入する。
③ 各地に設置されている事務所全体で広域ネットワークを構築し、情報伝達
の迅速化、情報の共有化、文書の電子化等を推進する。
NAASH 2004
④ 独立行政法人会計基準に対応した、予算、契約、支払、会計等一連の会計
事務処理を一体的に行う会計システムを構築し、各地に設置されている事務
所全体に導入する。
199
① スポーツ振興に係る助成金交付申請受付事務手続きの迅速
化、簡素化による事務の効率化を図るため、オンライン化を
推進し、助成金交付申請受付件数全体に占めるオンラインに
よる申請率が70%以上となるよう、助成団体に対して利用
促進を図る。
② 災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理の
迅速化・効率化を図るため、平成17年4月からの稼動に向
けて、災害共済給付オンライン請求システムを構築し、テス
ト運用を行うとともに、学校及び学校の設置者等に対する利
用促進を図るため周知に努める。
③ 情報伝達の迅速化、情報の共有化を推進するため、イント
ラネット等情報システムを積極的に活用するとともに、本部
の各事務所を結ぶ専用ネットワークの更なる充実を検討す
る。
また、平成17年4月からの支部組織の再編に合わせて、
各支所を含めた広域専用ネットワークの構築に向けた具体の
準備を行う。
④ 予算、契約、支払、会計等一連の会計事務処理の効率化を
図るために導入した、独立行政法人会計基準に対応した財務
会計システムを、適正に運用する。
また、各地に設置されている事務所全体で、統一した財務
会計システムを使用するため、平成17年4月からの支部組
織の再編に合わせ、各支所を含めた全国一斉稼動に向けて具
体の準備を行う。
200
NAASH 2004
2 組織及び定員配置の見直し
業務執行が最も効率的・効果的に行えるよう、柔軟な組織体制の構築及び定
員配置を図る。
また、都道府県支部で実施している業務の執行体制についても必要に応じ見
直しを図り、効率化・体系化を図る。
2 組織及び定員配置の見直し
社会的ニーズの変化に応じて、業務執行が効果的・効率的に行えるよう、責任
と役割分担を明確化した機能的で柔軟な組織体制の整備及び業務内容・業務量に
応じた定員配置を行うとともに、継続的に組織の在り方の見直しを進める。
(1)国立競技場における管理運営業務の外部委託の推進及び学校給食用物資供給
業務の廃止に合わせて、組織のスリム化を図る。
(2)各都道府県に設置している支部組織を再編し、スケールメリットを活かした
組織・業務運営体制の構築を行い、業務の効率化・体系化を図る。
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務の改善に反
映させる。
Ⅲ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項
1 スポーツ施設の運営・提供
設置するスポーツ施設を、利用する競技者や観客等に快適かつ安全に提供す
ることは、スポーツの振興を図っていくうえでセンターが担う重要な役割であ
る。
スポーツ施設を高水準の施設として維持するため、センターが長年蓄積して
きたスポーツターフ等の維持管理に関するノウハウを生かし、良好な状態での
施設の運営に努める必要がある。
(1)次の施設については、トップレベルの競技者等の活動の場及び広く国民の
「みるスポーツの場」として、高水準な施設条件の維持に努め、中期目標期
間の平均でそれぞれ次の施設稼動日数以上を確保する。
3 業務運営の点検・評価の実施
全業務運営について定期的な点検・評価を行い、その結果を業務運営の改善に反
映させる。
(1)法人内部に評価委員会を設け、毎年度、全業務運営について自己評価を行う
とともに、業務運営全般について法人の長による定期的なヒアリングを実施
し、業務運営の改善を促進する。
2 組織及び定員配置の見直し
(1)組織のスリム化
① スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票に係る業務を一体
的な組織運営のもとに推進するため、スポーツ振興基金部と
スポーツ振興投票部の組織統合を行い、「スポーツ振興事業
部」を設置する。
② 国立競技場における管理運営業務の外部委託の推進による
組織のスリム化及び基幹的な業務等の効率化・合理化を図る
ため、平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場及び国立代々木
競技場の組織統合に向けた検討を行う。
(2)支部組織の再編
各都道府県に設置している支部組織を、平成17年4月から
6ブロックに再編することにより、スケールメリットを活かし
た組織・業務運営体制の構築を行い、業務の効率化・体系化を
図るため、支部組織再編準備室を中心に、具体の準備作業を行
う。
3 業務運営の点検・評価の実施
(1)全業務運営について、業務の進行管理及び業務実績等の点検
・評価を行い、課題等を提起し、業務運営の改善に資するため、
定期的に自己評価委員会を開催するとともに、法人の長による
ヒアリングを実施する。
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務の推進方策、計画、進捗状況及び成
果については、法人内部に委員会を設け点検・評価を行うとともに、外部の有
識者による評価を行い、それらの結果を研究・支援業務及び研究員の資質の向
上に反映させる。
(2)国際競技力向上のための研究・支援業務の推進方策、計画、
進捗状況及び成果についての点検・評価を行うため、国立スポ
ーツ科学センター自己評価委員会を開催するとともに、外部の
有識者による国立スポーツ科学センター業績評価委員会によ
り、実施事業の事後及び事前評価を行う。
また、評価結果を研究・支援業務及び研究員の資質の向上に
反映させるための検討を行う。
(3)業務の効率化を推進するため、研修会の実施、各職場で効率化目標の掲示を
行うなど職員の意識向上を図るとともに、全職員からの業務の改善、経費の節
約等に関する提案を募り、有効なものは直ちに実行に移す。
(3)業務の効率化を推進するため、研修会の実施、各職場で効率
化目標の掲示を行うなど職員の意識向上を図るとともに、全職
員からの業務の改善、経費の節約等に関する提案を募り、有効
なものは直ちに実行に移す。
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成する
ためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
Ⅱ 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目
標を達成するためとるべき措置
1 スポーツ施設の運営・提供に関する事項
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保
センターの大規模スポーツ施設は、「トップレベルの競技者等の活動の場」
であるとともに広く国民の「みるスポーツの場」として、スポーツの振興に寄
与するものであることから、ナショナルスタジアムとしての高水準な施設条件
(1)大規模スポーツ施設における稼働日数の確保
(国立霞ヶ丘競技場)
・陸上競技場115日/年(115日/年)
を維持した上で、中期目標期間の平均で、それぞれ次の稼動日数を確保する。
① 国立霞ヶ丘競技場
ア 陸上競技場
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要な養生期間等
を考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会等の開催やアマチュアスポ
ーツ等の利用促進により、年間115日以上の稼動日数を確保する。
・ラグビー場 75日/年( 71日/年)
イ ラグビー場
ラグビー専用競技場として良質なスポーツターフ等施設条件を維持す
るために必要な養生期間等を考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会
等の開催により、年間75日以上の稼動日数を確保する。
(国立代々木競技場)
・第一体育館175日/年(170日/年)
② 国立代々木競技場
ア 第一体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮
しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会等の開催や文化的行事等の利用促
進により、年間175日以上の稼動日数を確保する。
・第二体育館285日/年(280日/年)
イ 第二体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等の期間を考慮
しつつ、バスケットボールやバドミントン等の国際的・全国的なスポーツ
大会等の開催や文化的行事等の利用促進により、年間285日以上の稼動
日数を確保する。
( )書きは、平成14年度までの過去5年間の平均稼働実績
(2)センターの設置するスポーツ施設の有効かつ効率的な活用を図るため、セ
ンターの各施設のネットワーク化により各施設の利用状況等の総合案内情
報等を提供し、スポーツ施設利用者の利便性の向上を図る。
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上
① センターの設置するスポーツ施設のネットワーク化を推進し、各施設の利
用情報等を一元的に取扱う総合案内情報(利用申込、空き情報、利用調整基
準、イベント情報等)を提供し、施設利用者の利便性の向上を図る。
② 施設利用者に対するアンケート調査等の実施により、利用者ニーズの把握
を行い、快適な利用環境を提供する。
NAASH 2004
201
(3)国際競技力向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の場として
も活用する。
(3)スポーツ施設の活用の促進
具体的な利用計画を策定し、国際競技力向上のための研究・支援事業を行う
際の実験・実証の場として活用する。
また、支障のない範囲において、競技会以外の一般利用にも供する。
2 国際競技力向上のための研究・支援
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年
9月13日文部省告示第151号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のた
めの研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の措置を講じ、より効
果的な事業の執行を図る。
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
国立スポーツ科学センターにおいては、スポーツ振興基本計画(平成12年9
月13日文部省告示第151号)等に基づき、我が国の国際競技力向上のための
研究・支援事業を実施する。実施に当たっては、次の措置を講じ、より効果的な
事業の執行を図る。
① 国立霞ヶ丘競技場
ア 陸上競技場
良質なスポーツターフ等施設条件を維持するために必要
な養生期間等を考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大
会等の開催やアマチュアスポーツ等の利用促進により、年
間115日以上の稼働日数を確保する。
イ ラグビー場
ラグビー専用競技場として良質なスポーツターフ等施設
条件を維持するために必要な養生期間等を考慮しつつ、国
際的・全国的なスポーツ大会等の開催により、年間75日
以上の稼働日数を確保する。
② 国立代々木競技場
ア 第一体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等
の期間を考慮しつつ、国際的・全国的なスポーツ大会等の
開催や文化的行事等の利用促進により、年間175日以上
の稼働日数を確保する。
イ 第二体育館
利用者にとって快適な施設条件を提供するための管理等
の期間を考慮しつつ、バスケットボールやバドミントン等
の国際的・全国的なスポーツ大会等の開催や文化的行事等
の利用促進により、年間285日以上の稼働日数を確保す
る。
(2)スポーツ施設利用者の利便性の向上
① 施設利用者の利便性の向上を図るため、大会案内、イベン
ト情報及び附属施設の利用情報の提供を行うための方策を更
に検討する。なお、平成17年度からの国立霞ヶ丘競技場及
び国立代々木競技場の組織統合に向けて、ホームページの充
実についても検討する。
② 快適な利用環境の提供に努めるため、各施設に設置されて
いる投書箱を活用することにより、日常的に利用者ニーズの
把握を行い、サービス向上が見込まれる事項について改善策
を講じるとともに、競技団体を含めた施設利用者に対するア
ンケートの実施について、調査内容及び実施時期を検討する。
(3)スポーツ施設の活用の促進
センターの大規模スポーツ施設(国立霞ヶ丘競技場・国立代々
木競技場)を、国立スポーツ科学センターが実施する国際競技
力向上のための研究・支援事業を行う際の実験・実証の場とし
ても活用するため、具体的な利用計画を策定し、実行する。
なお、平成16年度は次の事業を行う。
ア 低酸素環境を用いたトレーニングに関する研究
イ 多視点映像撮影閲覧システムの開発
ウ ゲーム分析におけるフィードバックシステムの開発
エ スポーツ情報ネットワーク事業
また、支障のない範囲において、競技会以外の一般利用にも
供する。
2 国際競技力向上のための研究・支援事業
202
(1)一体的な事業の実施
スポーツ科学、医学及び情報の3研究部と運営部が、総合的な連携・協力の
もと、事業ごとに部会を設置し、研究・支援事業を一体的に実施する。
(1)一体的な事業の実施
① スポーツ科学、医学及び情報の3研究部と運営部による総
合的な連携・協力を更に推進するとともに、事業ごとに次の
部会を定期的に開催することにより、研究・支援事業の一体
的な実施及びより効果的な事業の執行を図る。
ア トータルスポーツクリニック事業部会
イ スポーツ医・科学研究事業部会
ウ スポーツ診療事業部会
エ スポーツ情報サービス事業部会
オ サービス事業部会
② 競技者の心身の現状を総合的に評価するため、トータルチ
ェックサービスを行う。
③ 競技者が良好なコンディションで競技できるように、スポ
ーツ外傷・障害及び疾病に対し、診療・リハビリテーション
を行う。
④ 競技団体の強化活動を支援するため、トレーニング施設、
宿泊・食事等の提供を行う。
(2)財団法人日本オリンピック委員会及び各競技団体等と有機的な連携を図
り、各競技団体等が行う国際競技力向上のための活動がより効果的に行われ
るようにする。
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動の実施
① プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動
財団法人日本オリンピック委員会(以下「JOC」という。)、各競技団
体及び大学等と連携しつつ、競技者及びチームの国際競技力向上のための
プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動を行う。その際、開催が予定
されるオリンピック競技大会をはじめとする各種の国際競技大会を念頭に
置き支援内容を決定するほか、重点競技について競技大会や競技現場等で
の支援活動を実施するなど、プロジェクトの重点化及び支援内容の明確化
を図る。
(2)連携による競技力向上プロジェクトチーム型研究・総合的支
援活動の実施
① プロジェクトチーム型研究・総合的支援活動
ア 財団法人日本オリンピック委員会(以下「JOC」とい
う。)、各競技団体(以下「NF」という。)及び体育系
大学等との連絡調整会議を定期的に開催することにより、
スポーツの現場や、科学技術面からの国際競技力向上に資
する研究・支援に対するニーズの把握に努める。
イ JOC、NFとの緊密な連携のもと、オリンピック競技
大会をはじめとする各種国際競技大会を目指したNFの強
化活動に対し、競技種目別の支援プロジェクトチームを編
成して、科学・医学・情報面からの総合的、あるいは個別
的支援を行う。その際、プロジェクトの重点化を図ること
により、支援内容を明確化し、重点種目についてはトレー
ニング現場や競技大会時における支援も実施する。
また、アテネ夏季オリンピック大会へは、JOC、NFの
要請に応じ、検討の上、必要なスタッフを派遣する。
ウ アテネオリンピック大会終了後、実施した支援活動の総
括を行い、今後、より効果的に支援を行うための方策につ
いて検討する。
エ 研究活動については、3分野、5テーマ、10プロジェ
クトによる研究を実施する。
なお、上記の10プロジェクトは、平成16年度で当初
想定された研究期間が終了することから、JOC、NF等
からのニーズを調査し、次期研究計画を策定する。(別紙
参照)
② スポーツ情報サービス事業
ア JOC、財団法人日本体育協会、NF、体育系大学、地
域に設置されているスポーツセンター及び医・科学センタ
ー、国際スポーツ医・科学・情報機関等の国内外の関係機
関等との連携を図るため、ネットワークの構築についてモ
デル機関との調査・研究を行う。
また、より効率的、効果的な情報支援活動及び連携・ネ
ットワークの運用体制について検討する。
イ 各関係機関との連携による活動を通じて、国際競技力向
上に有用な情報を収集・分析し、データベース化を図る。
ウ 収集・分析した情報の有効な提供方法を企画立案し試行
NAASH 2004
(1)スポーツ科学研究部等4部門は、総合的な連携・協力のもと研究・支援事
業を実施する。
② スポーツ情報事業
国内外の関係機関等との連携を図りながら、国際競技力向上に有効となる
情報を積極的に収集・分析するとともに、分析情報を提供するなど情報面
からの支援活動を実施する。
するとともに、競技力向上のための情報通信技術の利用方
法の普及を図る。
(3)研究成果を各競技団体等へ迅速に提供する体制を整備し、研究成果を活用
した競技者への指導等が広範囲に展開されるようIT技術を利用した情報
提供を行う。
(3)研究成果及び収集情報の提供
研究成果については、我が国の国際競技力向上に関する戦略上の必要性及び
各競技者個人のプライバシーの保護等に留意した情報管理システムを構築し、
適切な情報の提供を行う。
① 研究成果の競技現場への提供
国際競技力向上に有用な研究成果については、競技団体が行う強化活動に
活かされるよう迅速かつ的確に提供する。
② 研究成果の普及
競技者、指導者、研究者等を対象とした国際的又は全国的な研究・研修集
会(シンポジウム、セミナー等)を開催するとともに、JOC及び各競技
団体が主催する研修会等に研究員を積極的に派遣し、研究成果の普及を図
る。
③ 研究成果及び収集情報の提供
研究成果や収集により得られた情報のうち、一般に公開すべき情報につい
ては、インターネット等情報通信技術を活用した情報発信体制を整備し、
広範に提供を行う。
(4)事業の実施に当たっては、外部有識者により構成される委員会を設置し、
得られた意見を踏まえ事業を実施する。
また、事業実施の事前及び事後に適切な外部評価を実施し、評価結果を
各年度の事業計画等に反映するなど、効果的・効率的に事業を実施する。
3 スポーツ振興のための助成
(1)スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、
両制度創設の趣旨及びスポーツ振興基本計画等の国の施策を踏まえ、効果的
な助成を行う。
NAASH 2004
(2)助成に係る要綱等を整備し、基準を明確にするとともに、配分に係る外部
の有識者による審査及び助成事業に係る外部の有識者による評価制度につ
いて整備し、助成事業が適切で効率的なものとなり、最大限の効果を発揮で
きるようにする。
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施
外部有識者で構成する運営委員会等を設置し、その意見を事業の実施に有効
に活用するなど、効果的かつ効率的に事業を実施する。
また、外部有識者で構成する評価体制を整備し、事業実施の事前及び事後に
適切な外部評価を実施し、評価結果を各年度の事業計画等に反映させるなど、
適切な事業運営を図る。
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施に当たっては、両制度
創設の趣旨及びスポーツ振興基本計画等の国の施策を踏まえ、次の措置を講じる。
(1)効果的な助成の実施
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による助成の実施においては、スポ
ーツ団体等のニーズを把握するとともに、両助成事業の役割を明確にし、調和
を図ること等により、社会的な要請等に対応した効果的な助成を行う。
(2)適切な事業執行のための体制整備
適正かつ効果的な助成を行うため、助成金交付要綱等を整備するとともに、
外部の有識者による審査委員会を設置し、その審査を踏まえて、交付対象の採
択を行う。
また、助成事業が適切で効率的なものとなるよう、外部有識者による評価部
会を設置するなど評価制度を整備し、評価基準を策定するなどにより、適切な
評価を行い、評価結果を助成事業の審査に反映させる。
(3)研究成果及び収集情報の提供
研究成果及び収集情報について、我が国の国際競技力向上に
関する戦略上の必要性及び各競技者個人の権利・プライバシー
の保護等に留意し、適切に情報管理を行うための情報管理シス
テムを更に整備し、情報の提供を行う。
① 研究成果の競技現場への提供
国際競技力向上に有用な研究成果については、NFが行う
強化活動に活かされるよう迅速かつ的確に提供する。
② 研究成果の普及
ア 「JISS国際スポーツ科学会議2005」(仮称)を開催
し、研究成果を公表する。
イ JOCが開催するコーチ会議、テクニカル会議又はNF
が開催する各種研修会等には、要請に応じて研究員を派遣
し、成果の普及に努める。
ウ アジアスポーツ科学会議、日本体育学会、日本体力医学
会等の国内外の学術会議に研究員を派遣し、研究成果を発
表する。
③ 研究成果及び収集情報の提供
研究成果や収集により得られた情報のうち、一般に公開す
べき情報について検討を行うとともに、インターネット等情
報通信技術を活用した情報発信体制を整備し、情報の提供を
行う。
また、映像管理委員会等により、適切な情報管理方法を検
討する。
(4)第三者機関の設置及び外部評価の実施
効果的かつ効率的に事業を実施するため、外部有識者で構成
する国立スポーツ科学センター運営委員会を開催し、その意見
を事業の実施に有効に活用する。
また、外部有識者で構成する国立スポーツ科学センター業績
評価委員会を開催し、事業実施の事前及び事後に適切な外部評
価を実施し、評価結果を次年度の事業計画に反映させるなど、
適切な事業運営を図る。
3 スポーツ振興のための助成に関する事項
(1)効果的な助成の実施
社会的な要請等に対応した効果的な助成を行うため、助成団
体のヒアリング、事業実施状況の調査等のあらゆる機会をとら
えて、スポーツ団体等のニーズの把握に努める。
(2)適切な事業執行のための体制整備
スポーツ振興事業部の設置に伴い、外部の有識者によるスポ
ーツ振興基金助成審査委員会とスポーツ振興投票助成審査委員
会の構成等の見直しを行う。
また、助成事業の評価体制を整備し、評価基準等を策定する。
203
204
NAASH 2004
(3)助成申請者の利便性の向上
交付申請等事務手続きの簡素化かつ迅速化を図るため、助成対象内容、申請
手続き、採択基準、受付窓口等をホームページ・パンフレットにより公開する
とともに、申請事務のオンライン化を推進する。
(3)助成申請者の利便性の向上
交付申請等事務手続きの簡素化かつ迅速化を図るため、助成
対象内容、申請手続き、採択基準、受付窓口等をホームページ
・パンフレットにより公開するとともに、申請事務のオンライ
ン化を推進する。
(4)助成団体に対する調査体制の整備
助成を受けた地方公共団体又はスポーツ団体に対して経理状況や助成事業
の成果等について調査を行う体制を整備し、助成金の使途等について適切に把
握する。
また、助成内容・助成額・交付先及び審査委員の氏名等をホームページ・パ
ンフレットにより公表し、透明性の確保を図る。
(4)助成団体に対する調査体制の整備
助成金の使途等について適切に把握するため、監査実施基準
に基づき、センターの監査室と助成部門が連携して、助成を受
けた地方公共団体又はスポーツ団体に対して経理状況や助成事
業の成果等について定期的に監査を行う。
また、助成事業の透明性の確保を図るため、助成内容・助成
額・交付先及び審査委員の氏名等をホームページ・パンフレッ
トにより公表する。
(4)助成を受けた事業がスポーツ振興基金又は、スポーツ振興投票の制度によ
り行われているものであることが国民に容易に理解され、両制度が広く社会
に浸透するよう工夫を行う。
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置
助成金の交付団体・交付金額等については、ホームページ等により公表する
とともに、助成金を受けたスポーツ団体等に対し、当該事業がスポーツ振興基
金又はスポーツ振興投票の制度により助成金の交付を受けて行われたもので
あることを、各団体のホームページ、看板等に明示することを求め、両制度の
趣旨が、一般国民にも容易に理解され、広く社会に普及・浸透する方策を講じ
る。
また、スポーツ振興くじ販売促進のための宣伝とスポーツ振興投票制度周知
のための広報を一体的に行うことで、スポーツ振興投票制度に対する国民の一
層の理解・普及を図る。
(5)国民に対する制度の理解を得るための措置
スポーツ振興基金及びスポーツ振興投票による両助成制度の
趣旨が、広く社会に普及・浸透し、一般国民にも容易に理解さ
れるよう、助成金の交付団体・交付金額等について、ホームペ
ージ、広報誌により公表するとともに、助成金を受けたスポー
ツ団体等に対し、当該事業が助成金の交付を受けて行われたも
のであることを、各団体のホームページ、看板等に明示するこ
とを要請する。
また、スポーツ振興投票制度に対する国民の一層の理解・普
及を図るため、スポーツ振興くじ販売促進のための宣伝とスポ
ーツ振興投票制度周知のための広報を一体的に行う。
(5)スポーツ振興基金の資金の管理及び運用については、助成財源確保のため
適正な運用を図る。
また、民間からの寄付金を募る等により基金の増額等助成財源を確保す
る。
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保
① スポーツ振興基金
助成財源の安定的な確保のため、スポーツ振興基金の安定的な運用を目的
とする基準を定めるなど、その適正な運用を行う。また、民間からの寄付
金を募るなどにより基金の増額に努めるとともに、寄付金付自動販売機の
設置台数の増加を図る。
(6)スポーツ振興助成のための安定的な財源の確保
① スポーツ振興基金
ア 適正な資金運用のため、運用に関する要綱等に基づく、
安定的な運用を行うとともに、必要に応じて要綱等を見直
す。
イ 基金の増額を図るため、ホームページ等により、スポー
ツ振興基金による助成事業への理解を深めるとともに、助
成金受給団体の大会開催時に募金のチラシ等の配布を要請
するなどの方策を講じることにより、民間からの寄付金を
募る。
ウ 寄付金付自動販売機の設置台数の増加を図るため、増設
等が可能な国立大学等に対し、設置を要請していく。
② スポーツ振興投票
助成財源の安定的な確保のため、ホームページや広報誌等
の活用により、スポーツ振興投票制度が多くの国民の理解を
得るようにするとともに、全国規模のアンケート調査等の実
施によりスポーツ振興くじ購入者等のニーズの把握等に努
め、より多くの助成財源を確保する。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から販売に関する
調査及び販売関係者への研修を実施する。
(3)両助成事業の申請者の利便性を考慮し、対象となる各事業の内容や受付窓
口等をホームページ等により公開する。
また、助成を受けた団体の経理状況や助成事業の成果等について調査を
行うとともに、助成内容・交付先等についてホームページ等により公表し、
透明性の確保を図る。
(6)スポーツ振興くじの販売に当たっては、購入者のニーズの把握等に努め、
より多くの助成財源を確保する。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から、適切な販売が行われるよ
う、定期的な調査・販売員の研修等を行う。
4 災害共済給付事業
② スポーツ振興投票
助成財源の安定的な確保のため、ホームページ、広報誌等の活用によりス
ポーツ振興投票制度が多くの国民の理解を得るようにするとともに、アン
ケート調査等の実施によりスポーツ振興くじ購入者等のニーズの把握等に
努め、より多くの助成財源を確保する。
また、青少年の健全育成に配慮する観点から、適切な販売が行われるよう、
定期的な調査、販売員の研修等を行う。
4 災害共済給付事業に関する事項
災害共済給付制度は、学校の管理下における災害に関する給付を行う我が国唯
一の公的給付制度として、学校、学校の設置者をはじめ児童生徒等の保護者に定
着している実情を踏まえ、さらに、請求事務手続きの簡素化等利用者へのサービ
ス向上を図っていく。
4 災害共済給付事業に関する事項
(1)公正かつ適切な給付を行うため、審査会等の制度を整備する。
(1)審査体制の整備・充実
学校教育の円滑な実施に資するため、災害共済給付事業の円滑かつ適正な運
営に努めるとともに、公正かつ適切な災害共済給付業務の執行体制を確保する
ため、外部の有識者で構成する本部及び支部審査委員会等の体制を更に整備・
充実させる。
(1)審査体制の整備・充実
学校教育の円滑な実施に資するため、災害共済給付事業の円
滑かつ適正な運営に努めるとともに、公正かつ適切な災害共済
給付業務の執行体制を確保し、平成17年4月からの支部組織
の再編に対応した審査体制とするため、外部の有識者で構成す
る本部及び支部の審査委員会等の整備・充実を図る。
(2)災害共済給付に係る手続きの省力化・簡素化を図るとともに、マニュアル
化等請求から給付までのシステムを平成17年度までに導入することによ
り、迅速な給付を行う。
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化
① 災害共済給付オンライン請求システムの構築
平成17年度までにオンライン請求システムを導入することにより、学校
及び学校の設置者における災害共済給付に係る請求事務の省力化・簡素化
を図るとともに、給付事務等を迅速化する。
(2)請求事務の省力化及び給付の迅速化
① 災害共済給付オンライン請求システムの構築
災害共済給付に係る請求事務の省力化及び給付事務処理
の迅速化・効率化を図るため、平成17年4月からの稼動に
向けて、災害共済給付オンライン請求システムを構築し、テ
スト運用を行うとともに、学校及び学校の設置者等に対して
周知を図り、利用促進に努める。
② 災害共済給付執務マニュアルの作成
災害共済給付等に係る業務を適正かつ迅速に行うため、災
害共済給付業務及び学校安全普及充実業務についての執務
マニュアルを支部に配布する。また、平成17年4月からの
支部組織の再編及び災害共済給付事務のオンライン化に対
応するため、記載内容の見直しを行う。
② 災害共済給付執務マニュアルの作成
災害共済給付に係る業務を適正かつ迅速に行うため、執務マニュアルを作
成し、業務の標準化・効率化を図る。
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収
集及び提供等
(1)これまでの国際大会などの開催実績から得られたノウハウを活用し、スポ
ーツターフの維持管理等の情報の提供を行うことなど、地域のスポーツ施設
の環境整備などを支援する。
(2)災害共済給付事業の実施によって得られる事例・統計等を整備し、効果的
な事故防止情報の提供を図る。
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並びに資料の収集
及び提供等に関する事項
標記の業務として、次のような事業を行う。
なお、ニーズの把握に努め、必要に応じて事業の見直しを図る。
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供
スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場の施設を利用しながら、関
係団体と連携して講習会等を開催し、指導者養成や生涯スポーツの振興を図る
とともに、スポーツターフの維持管理方法等、これまでの施設管理運営から得
た維持管理方法に関する情報提供を行い、地域のスポーツ施設等の環境整備を
支援する。
講習会等の開催
年4回程度
NAASH 2004
(2)学校安全・災害防止情報の提供
災害共済給付事業の実施を通じて得た学校の管理下の災害・事故事例につい
て、統計調査を実施し災害の傾向を把握し、その成果を、安全教育、安全管理
の資料等の作成・配布に活用するとともに、必要に応じて、効果的な事故防止
情報として学校現場等に提供することにより、学校安全の普及充実に資する。
研究大会・講習会等の開催年16回程度
5 スポーツ及び児童生徒等の健康の保持増進に関する調査研究並び
に資料の収集及び提供等に関する事項
(1)スポーツの普及・施設維持管理情報の提供
① スポーツの普及・振興に資するため、国立競技場の施設を
利用しながら、関係団体と連携しつつ、次の講習会等を開催
する。
ア 水泳指導管理士養成講習会
イ トレーニング指導士養成講習会
ウ 全国体育施設研究協議大会
エ 体育施設管理士養成講習会
オ 体育施設管理者研修会
カ 各種スポーツ教室
② 地域のスポーツ施設等の環境整備を支援するため、スポー
ツターフの維持管理方法等、これまでの施設管理運営から得
た維持管理方法に関して、研修会等を開催することにより、
情報提供を行う。
ア 全国のスポーツ施設の管理者を対象とする実地研修会
イ スポーツ振興投票による助成を実施した施設を対象とす
る現地研修会
205
(2)学校安全・災害防止情報の提供
① 学校安全の普及充実に資するため、災害共済給付事業の実
施を通じて得た学校の管理下の災害・事故事例について、統
計調査を実施し災害の傾向を把握し、その成果を、安全教育、
安全管理の資料等の作成・配布に活用する。
ア 災害統計調査の実施
イ 死亡・障害事例を分析調査し、「事例集」としてまとめ
公表
ウ 災害事例のうちテーマを設定し、分析調査を実施
エ 機関誌及び広報資料を作成し、学校等へ配布
オ 学校安全関係資料等のホームページへの掲載
206
② 効果的な事故防止情報として学校現場等に提供することに
より、学校安全の普及充実に資するため、次の研究大会等を
開催する。
ア 学校安全研究大会
イ 全国学校保健研究大会
ウ 心肺蘇生法実技講習会
NAASH 2004
(3)児童生徒の望ましい食習慣の形成や学校給食の適切な実施に関する効果的
な情報の提供等を図る。
(3)食に関する情報の提供等
食に関する指導を支援するための事業を行うとともに、これらを通して得ら
れた児童生徒の食を取り巻く情報を分析し、望ましい食習慣の形成や学校給食
を円滑に実施するために効果的な情報を提供する。
研究協議大会等の開催年3回程度
(3)食に関する情報の提供等
食に関する指導を支援する事業を行うとともに、児童生徒の
食を取り巻く状況の把握及び研究事業を通して得られた情報を
分析し、望ましい食習慣の形成や学校給食を円滑に実施するた
めに効果的な情報の提供を図るため、次の事業を実施する。
ア 全国学校給食研究協議大会
イ 全国学校栄養職員研究大会
ウ 学校調理師研究大会
エ 健康教育情報ライブラリー事業
(4)学校給食調理場への衛生管理専門家の派遣や啓発資料の作成等を行うこと
により、学 校 給 食 に お け る 食 中 毒 の 防 止 等 に 資する。
(4)衛生管理業務の推進
① 講習会の開催や衛生管理推進指導者派遣・巡回指導事業等を行うことによ
り、学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境の向上に資する。
講習会等の開催
年4回程度
② 衛生管理室の施設・設備の整備を図り、学校給食における衛生管理の向上
に資する。
(4)衛生管理業務の推進
学校給食における衛生管理意識の啓発や衛生環境の向上に資
するため、次の事業を行う。
ア 学校給食衛生管理講習会
イ 食中毒防止に関する中央講習会
ウ 学校給食衛生管理推進指導者派遣・巡回指導事業
エ 食品の安全に関する調査研究
オ 食中毒防止ビデオの作成
カ 衛生管理指導者養成事業
(5)関係団体等との連携を密にするとともに社会的なニーズに対応し、必要に
応じて事業を再構築する。
(5)関係団体等との連携
スポーツ関係団体や都道府県教育委員会等関係団体との連携を密にし、意見
・要望等を把握するとともに、必要に応じて事業を再構築する。
(5)関係団体等との連携
① スポーツ関係団体との連携を密にし、意見・要望等を把握
する。
② 児童生徒等の健康の保持増進に関する事業等を円滑に実施
するため、平成17年4月からの支部組織の再編に向けて、
都道府県教育委員会等関係団体との連絡協議会の設置準備を
進める。
6 学校給食用物資の取扱い
学校給食用物資の取扱いについては、平成18年3月31日までの廃止に向
けて諸条件を整える。
6 学校給食用物資の取扱いに関する事項
関係省庁等との緊密な連携を取りつつ、供給体制等の諸条件を整え、「平成18
年3月31日までの日で政令で定める日」をもって廃止する。
6 学校給食用物資の取扱いに関する事項
関係省庁等との緊密な連携を取りつつ、廃止に向けた供給体制
等の諸条件の整備を図る。
7 一般勘定の積立金の使途
積立金の使途については、学校における児童生徒等の健康の保持増進に関する以
下の事業の初期投資の財源等に充てる。
① 衛生管理の検査・研修施設の整備
② 健康教育情報ライブラリーの整備
③ 児童生徒等の健康の保持増進に係る業務の充実及び体制の強化
7 一般勘定の積立金の使途
① 衛生管理の検査・研修施設の整備
② 健康教育情報ライブラリーの整備
③ 児童生徒等の健康の保持増進に係る業務の充実及び体制の
強化
Ⅳ 財務内容の改善に関する事項
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこと
等により、固定経費の節減を図る。
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運営を行うこと等
により、固定経費の節減を図る。
Ⅲ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画
1 自己収入の確保及び予算の効率的な執行
(1)管理業務については、節約を行うとともに、効率的な業務運
営を行うこと等により、固定経費の節減を図る。
(2)競技施設の使用料や外部資金などの運営費交付金以外の収入の増加を図
る。
(2)調査研究を行うに当たっては、積極的に外部からの競争的資金を獲得する。
(2)調査研究を行うに当たっては、積極的に競争的資金等外部資
金の獲得を図る。
(3)スポーツ施設の使用料や外部資金などの運営費交付金以外の収入の増加を図
る。
2 資金の運用及び管理
資金の運用及び管理において、運用基準を定め、安全かつ安定的な運用を図
る。
(3)運営費交付金以外の収入の増加を図るため、スポーツ施設の
使用料や寄付の受入れ等の増加に努める。
2 資金の運用及び管理
専任の職(資金管理主幹)を設置し、継続的に金利情報等の収集及び分析を行
うとともに、運用基準等を定め、安全かつ安定的な運用を図る。
2 資金の運用及び管理
安全かつ安定的な資金の運用を図るため、資金管理主幹により、
継続的に資金の管理・運用に係る情報等の収集、分析及び提供を
行うとともに、資金管理委員会を定期的に開催し、資金の運用状
況を確認する。
また、必要に応じて、安全な金融機関の選択や効率的な金融商
品の選択等に関する運用基準の見直しを行う。
3 期間全体に係る予算(人件費の見積りを含む。)
(1)総計
別表− 1のとおり
(2)一般勘定
別表− 2のとおり
(3)投票勘定
別表− 3のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表− 4のとおり
(5)免責特約勘定
別表− 5のとおり
(6)特例業務勘定
別表− 6のとおり
3 平成16年度の予算(人件費の見積りを含む。)
(1)総計
別表− 1のとおり
(2)一般勘定
別表− 2のとおり
(3)投票勘定
別表− 3のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表− 4のとおり
(5)免責特約勘定
別表− 5のとおり
(6)特例業務勘定
別表− 6のとおり
4 期間全体に係る収支計画
(1)総計
別表− 7のとおり
(2)一般勘定
別表− 8のとおり
(3)投票勘定
別表− 9のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表−10のとおり
(5)免責特約勘定
別表−11のとおり
(6)特例業務勘定
別表−12のとおり
4 平成16年度の収支計画
(1)総計
別表− 7のとおり
(2)一般勘定
別表− 8のとおり
(3)投票勘定
別表− 9のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表−10のとおり
(5)免責特約勘定
別表−11のとおり
(6)特例業務勘定
別表−12のとおり
5 期間全体に係る資金計画
(1)総計
別表−13のとおり
(2)一般勘定
別表−14のとおり
(3)投票勘定
別表−15のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表−16のとおり
(5)免責特約勘定
別表−17のとおり
(6)特例業務勘定
別表−18のとおり
5 平成16年度の資金計画
(1)総計
別表−13のとおり
(2)一般勘定
別表−14のとおり
(3)投票勘定
別表−15のとおり
(4)災害共済給付勘定 別表−16のとおり
(5)免責特約勘定
別表−17のとおり
(6)特例業務勘定
別表−18のとおり
NAASH 2004
Ⅳ 短期借入金の限度額
業務運営上必要な短期借入金の限度額は、10億円とする。
Ⅳ 短期借入金の限度額
運営費交付金の受入れの遅延及び事故の発生等により緊急に資金
の調達が必要となった場合は、短期借入金の限度額(10億円)の範
囲内で借入れを行う。
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
重要な財産等の処分等に関する計画の見込みはない。
Ⅴ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供する計画
重要な財産等の処分等に関する計画の見込みはない。
Ⅵ 剰余金の使途
1 施設及び執務環境等の整備
(1)スポーツ施設の保守・改修
(2)情報通信技術関連機器の整備
(3)人材育成、能力開発
(4)職場環境の改善
(5)広報、成果の発表・展示
Ⅵ 剰余金の使途
1 施設及び執務環境等の整備
(1)スポーツ施設の保守・改修
(2)情報通信技術関連機器の整備
(3)人材育成、能力開発
(4)職場環境の改善
(5)広報、成果の発表・展示
2 主催事業及び調査研究事業の充実
2 主催事業及び調査研究事業の充実
207
208
Ⅴ その他業務運営に関する重要事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
NAASH 2004
(1)施設の運営に当たっては、長期的視野に立った整備計画を策定し、施設整
備を推進する。また、管理運営においては、維持保全を確実に実施すること
で、安全の確保に万全を期する。
(2)利用者本位の立場から施設整備を進めることとし、特に高齢者・身体障害
者等に配慮した施設とする。
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
別表−19のとおり
(1)施設の運営に当たっては、施設の老朽化が進行していることにかんがみ、長
期的視野に立った整備計画を策定し、施設整備を推進する。
また、管理運営においては、維持保全を確実に実施することで、利用者の安
全の確保に万全を期する。
Ⅶ その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
1 長期的視野に立った施設整備・管理の実施
別表−19のとおり
(1)施設の老朽化を考慮し、改修後の効率的運営や安全面を考慮
した優先順位を付ける等、長期的視野に立った施設整備を推進
する。
また、管理運営においては、維持保全を確実に実施すること
で、利用者の安全の確保に万全を期する。
(2)利用者本位の立場から施設整備の改善を進めることとし、分かりやすい標示
の設置等利用者に配慮した施設整備を行う。
また、専用の観覧席やトイレの設置等に係る整備計画を策定し、高齢者・身
体障害者等に配慮した施設とする。
(2)利用者本位の立場から施設整備の改善を進めることとし、観
客席及び通路等の整備を行い、利用者に配慮した施設とする。
(3)研究関係設備、機器については、効率的に機材の入替を行え
るようにするため、老朽化又は陳腐化した機材の適切な把握や
研究の必要性等を勘案した、整備計画を策定する。
2 人事に関する計画
(1)業務の実情に応じて外部委託の拡充や執務体制の見直しを図ることによ
り、効率的な組織体制を構築するとともに、研修の実施により優れた人材を
育成する。
(2)研究職員については、質の高い研究・支援を推進するため、任期付任用や
職の公募などにより、優れた人材の確保と資質向上を図り、研究を活性化さ
せる。
2 人事に関する計画
(1)方針
業務の外部委託の拡充及び執務体制の見直しにより人員の削減を図るとと
もに、研修の実施により優れた人材を育成する。
2 人事に関する計画
(1)方針
業務の外部委託の拡充及び執務体制の見直しにより人員の削
減を図るとともに、研修の実施により優れた人材を育成する。
(2)人員に関する指標
当該中期目標の期間中、業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見
直しなどにより計画的な合理化減を行い、常勤職員数の削減を図る。
(参考1)
常勤職員数の状況
① 期初の常勤職員数
417人
② 期末の常勤職員数の見込み 360人
(参考2)
中期目標期間中の人件費総額見込み 19,661百万円
ただし、上記の額は、役員報酬並びに職員基本給、職員諸手当、超過勤務手
当及び休職者給与に相当する範囲の費用である。
(2)人員に関する指標
業務運営の効率化、外部委託の拡充、執務体制の見直しなど
により、常勤職員数の削減を図る。
(3)人材の育成
① 職員の採用は、任期付任用、業務に関し高度な専門性を有する者の選考採
用について検討する。
② 情報化の推進等による業務の充実、高度化を進めるとともに、職員の能力
開発及び高度な専門知識や技術を持った人材を育成するため、職員の能力向
上に重点をおいた研修の内容や体系の充実を図り、職員の自己研鑽を推進す
る。
(3)人材の育成
① 職員の採用について、採用計画を作成するとともに、業務
に関し高度な専門性を有する者の任期付任用による採用を推
進する。
② 職員の能力開発及び高度な専門知識や技術を持った人材を
育成するため、職員研修を計画的に実施する。
また、職務遂行能力の開発及び増進を図るため、職員勤務
評定を実施する。
(4)研究職員の資質向上
研究職員については、質の高い研究・支援を推進するため、任期付任用制度
の活用、職の公募等により、優れた人材の確保と資質向上を図る。
3 その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備
災害時等緊急時に即応可能な体制整備を行う。
(4)研究職員の資質向上
質の高い研究・支援を推進するため、研 究職員について、
職の公募や任期付任用制度の活用等により、優れた人材の確保
と資質向上を図る。
3 その他業務運営に関する事項
(1)危機管理体制等の整備
災害時等緊急時に即応可能な体制整備を行うため、予防点検
や予防訓練を実施し、防災対策を推進するなど危機管理の維持
・充実に努める。
(2)職場環境の整備
セクシャル・ハラスメントの防止、メンタル・ヘルス等についての体制整備
を行う。
(2)職場環境の整備
セクシャル・ハラスメントの防止に努めるとともに、メンタ
ルヘルスについての管理体制整備を行う。
(3)環境への配慮
「環境物品等の調達の推進を図るための方針」に基づき、環境への負荷の少
ない物品等を調達する。
(3)環境への配慮
「環境物品等の調達の推進を図るための方針」に基づき、物
品等を調達する。
4 中期目標の期間を超える債務負担
平成19年度から23年度までのコンピュータの賃貸借
4 中期目標の期間を超える債務負担
平成16年度から平成20年度までの事務用コンピュータの賃貸
借
NAASH 2004
209
210
【別紙】
平成16年度国立スポーツ科学センター
国際競技力向上のためのメディカル
サポートシステムの確立に関する研究
トレーニング・コーチングシステムに関する研究
競技力向上のための先端的トレーニング方法の開
発と実践
NAASH 2004
スポーツ医・科学研究事業 研究計画
分
野 テーマ
プロジェクト
研究計画
低酸素環境を
用いたトレー
ニングに関す
る研究
平成15年度までの成果を踏ま
え、低酸素環境での滞在とトレー
ニングが生体や運動パフォーマン
スに及ぼす影響を更に検討する。
平成16年度は、低酸素トレーニ
ングの効果を科学的に検証できる
ような大規模な実験及び低酸素プ
ール施設の開発を中心に研究を行
う。
平成15年度から実施してい
る、基本的運動能力である有酸素
性能力、乳酸性能力及び非乳酸性
能力それぞれを基盤としたトレー
ニング方法の開発、並びに種目横
断的及び種目特異的見地から、よ
り競技に特化した様式でのトレー
ニング方法の開発を継続して行
う。
平成15年度までに研究事業や
スポーツ診療事業で蓄積してきた
アスレティック・リハビリテーシ
ョンのプロトコールを再評価しな
がら、各競技種目における様々な
スポーツ外傷・障害に対するアス
レティック・リハビリテーション
プログラムを作成する。また、代
表的なスポーツ障害である腰痛疾
患や下肢の疲労性障害の予防法に
ついて研究を行う。
トレーニング
方法の開発と
実践
スポーツ外傷
・障害に対す
るアスレティ
ック・リハビ
リテーション
及び予防法に
関する研究
評価システムに関する研究
フィットネス・スキルチェックの質的改善とフィー
ドバックシステムの構築
フィットネス
チェックのた
めの基礎的研
究
スキルチェッ
クのための基
礎的研究
競技力の基盤をなすフィットネ
ス(形態と機能)に関して、種目
に特化したフィットネス評価方法
に関する基礎的研究や、優れたス
キルを発揮するために必要とされ
る競技フィットネスについて継続
して研究を行う。
競技現場で撮影したビデオ映像や
実験室的な三次元モーションキャ
プチャー装置によるフォーム分析
や力の分析を用いたスキル評価シ
ステムを検討する。特に、基本的
な動きであるランニング動作を中
心としたTSCチェックにおける
スキルチェックフィードバック項
目の検討及びスキルとフィットネ
スからのトレーニング課題抽出の
可能性の検討を行う。
競技者のコンディション評価に関する研究
強化戦略策定におけるゲーム分析・タレント発掘︱競技者セレクション・タレント発掘
評価システムに関する研究
戦
略
・
戦
術
シ
ス
テ
ム
に
関
す
る
研
究
医学的、栄養
学的、心理学
的指標による
競技者のコン
ディション評
価に関する研
究
競技スポーツ
におけるコン
ディショニン
グの成功・失
敗要因に関す
る研究
ゲーム分析に
よるフィード
バックシステ
ムの開発
タレント発掘
に関する研究
国際競技力向
上のための国
際戦略に関わ
る情報データ
ベースに関す
る研究
実際の競技者を対象として行っ
ている定期的なチェックを継続し
て実施し、最適なコンディショニ
ング方法を検討するための基礎デ
ータの蓄積を行うとともに、分野
毎に進められているコンディショ
ン評価方法の開発研究を推進させ
る。
アテネ五輪日本代表選手のコン
ディショニングに関する調査を行
い、オリンピックにおけるコンデ
ィショニングの課題を明確にす
る。また、平成14年度の研究成
果を踏まえ、大学等と連携して、
コンディショニングの課題解決策
について研究を行う。
平成15年度に引き続き、多視
点映像撮影閲覧システムの開発及
びゲーム分析ソフトの開発に焦点
を当てた研究を実施する。さらに、
ゲーム分析について先端的に進め
ている競技団体のスタッフを研究
協力者として迎え、具体的に開発
すべき機能についての検討を進め
る。
基礎的運動能力からみたタレン
ト発掘方法の検討を行うために、
平成14年度から実施しているジ
ュニア競技者を対象とした形態計
測や体力測定を継続して行う。さ
らに、評価を行うための標準デー
タを得るために、一般の小・中学
生を対象として同様の測定を実施
する。また、遺伝子データを用い
たタレント発掘の可能性を検討す
るために、遺伝子多型と運動能力
に関する基礎的な実験・分析を行
う。
国際競技力向上のための国際戦
略に関わる情報として、ルール・
ジャッジメント及び競技記録に関
する情報を取り上げ、ルールやジ
ャッジメントに関わる事例調査研
究及び競技記録データ収集の自動
化のためのデータ標準化定義のあ
り方等に関する調査研究を行う。
NAASH 2004
211
212
【別表−1】
NAASH 2004
期間全体に係る予算(総計)
【別表−1】
平成16年度年度計画予算(総計)
(単位 : 百万円)
区分
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
災害共済給付補助金
基金運用収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
スポーツ振興投票等業務繰越準備金戻入
受託事業収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
前法人よりの繰越金より受入
計
23,275
3,522
11,029
2,221
10,117
1,858
480
155,512
63,581
1,174
16,213
2,959
4
188
24
871
20
4,064
11,761
308,873
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費
国立スポーツ科学センター運営費
スポーツ振興基金事業費
スポーツ及び健康教育普及事業費
スポーツ振興投票業務運営費
スポーツ振興投票助成事業費
学校給食物資供給事業費
給付金
受託事業費
人件費
一般管理費
施設整備費
払戻返還金
国庫納付金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
一般勘定繰入金
計
90,024
3,836
8,547
4,522
5,794
50,092
16,213
1,020
81,263
4
19,661
2,000
3,522
76,068
10,351
20,702
871
304,466
[人件費の見積り]
期間中総額19,661百万円を支出する。
[運営費交付金算定ルール] : 別紙
(単位 : 百万円)
金額
区分
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
災害共済給付補助金
金額
基金運用収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
受託事業収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
前年度よりの繰越金より受入
計
5,086
728
2,383
90
649
2,250
411
105
26,177
16,233
449
589
1
41
5
197
4
761
74
56,233
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費
国立スポーツ科学センター運営費
スポーツ振興基金事業費
スポーツ及び健康教育普及事業費
スポーツ振興投票業務運営費
スポーツ振興投票助成事業費
学校給食物資供給事業費
給付金
受託事業費
人件費
一般管理費
施設整備費
払戻返還金
国庫納付金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
一般勘定繰入金
計
14,490
856
1,914
1,153
1,119
8,410
589
449
18,168
1
4,338
459
728
12,225
1,761
3,522
197
55,889
要保護・準要保護児童生徒共済掛金保護者支出分充当補助金
[注記]
勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされてい
る場合には相殺している。
[注記]
1 退職手当については、独立行政法人日本スポーツ振興センター役員退職手当規
則及び同職員退職給与規則に基づいて支給することとし、そのうち、次に掲げ
る自己収入で手当する分を除く額について、運営費交付金を財源とするものと
想定している。
一般勘定 スポーツ振興基金運用収入で手当する9人分
投票勘定 スポーツ振興投票事業収入で手当する20人分
2 勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされている場合には
相殺している。
【別表−2】
期間全体に係る予算(一般勘定)
【別表−2】
平成16年度年度計画予算(一般勘定)
(単位 : 百万円)
区分
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
基金運用収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
受託事業収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
計
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費
国立スポーツ科学センター運営費
スポーツ振興基金事業費
スポーツ及び健康教育普及事業費
受託事業費
人件費
一般管理費
施設整備費
計
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
46,625
[収 入]
運営費交付金
施設整備費補助金
基金運用収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
受託事業収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
利息収入
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
前年度よりの繰越金より受入
計
5,086
728
649
2,250
411
105
1
41
5
197
0
761
74
10,308
22,699
3,836
8,547
4,522
5,794
4
18,689
1,711
3,522
46,625
[支 出]
業務経費
国立競技場運営費
国立スポーツ科学センター運営費
スポーツ振興基金事業費
スポーツ及び健康教育普及事業費
受託事業費
人件費
一般管理費
施設整備費
計
5,042
856
1,914
1,153
1,119
1
4,147
390
728
10,308
23,275
3,522
2,221
10,117
1,858
480
4
188
24
871
1
4,064
NAASH 2004
213
[人件費の見積り]
期間中総額18,689百万円を支出する。
[運営費交付金算定ルール] : 別紙
[注記]
施設整備費補助金の金額は、改修(更新)等について施設整備5ヵ年計画3,52
2百万円を含んだものとして試算している。
214
【別表−3】
期間全体に係る予算(投票勘定)
【別表−3】
平成16年度年度計画予算(投票勘定)
NAASH 2004
(単位 : 百万円)
区分
(単位 : 百万円)
金額
区分
[収 入]
スポーツ振興投票事業収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
スポーツ振興投票等業務繰越準備金戻入
利息収入
計
155,512
16,213
2,959
2
174,686
[支 出]
業務経費
スポーツ振興投票業務運営費
スポーツ振興投票助成事業費
人件費
一般管理費
払戻返還金
国庫納付金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
計
66,305
50,092
16,213
972
289
76,067
10,351
20,702
174,686
金額
[収 入]
スポーツ振興投票事業収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
利息収入
26,177
589
0
計
26,766
[支 出]
業務経費
スポーツ振興投票業務運営費
スポーツ振興投票助成事業費
人件費
一般管理費
払戻返還金
国庫納付金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
計
8,999
8,410
589
191
68
12,225
1,761
3,522
26,766
[人件費の見積り]
期間中総額972百万円を支出する。
【別表−4】
【別表−4】
期間全体に係る予算(災害共済給付勘定)
平成16年度年度計画予算(災害共済給付勘定)
(単位 : 百万円)
区分
[収 入]
災害共済給付補助金
共済掛金収入
免責特約勘定より受入
利息収入
前法人よりの繰越金より受入
計
[支 出]
給付金
一般勘定繰入金
計
(単位 : 百万円)
金額
区分
11,029
61,122
1,812
16
10,558
84,537
81,263
871
82,134
[注記]
1 平成16年度以降は、児童生徒数の減少率、給付金の発生率等を勘案して積算
[収 入]
災害共済給付補助金
要保護・準要保護児童生徒共済掛金保護者支出分充当
補助金
共済掛金収入
免責特約勘定より受入
利息収入
計
[支 出]
給付金
一般勘定繰入金
計
金額
2,383
90
15,605
463
4
18,545
18,168
197
18,365
している。
2 前法人よりの繰越金より受入は、未経過共済掛金及び積立金の合計額(予定額)
を計上している。
【別表−5】
【別表−5】
平成16年度年度計画予算(免責特約勘定)
期間全体に係る予算(免責特約勘定)
(単位 : 百万円)
(単位 : 百万円)
区分
区分
金額
[収 入]
共済掛金収入
利息収入
前法人よりの繰越金より受入
計
2,459
1
1,203
3,663
[支 出]
災害共済給付勘定へ繰入
1,812
1,812
計
金額
[収 入]
共済掛金収入
利息収入
628
0
計
628
[支 出]
災害共済給付勘定へ繰入
計
463
463
[注記]
1 平成16年度以降は、児童生徒数の減少率、給付金の発生率等を勘案して積算
している。
2 前法人よりの繰越金より受入は、未経過共済掛金及び積立金の合計額(予定額)
を計上している。
【別表−6】
【別表−6】
平成16年度年度計画予算(特例業務勘定)
期間全体に係る予算(特例業務勘定)
(単位 : 百万円)
(単位 : 百万円)
区分
[収 入]
物資売渡収入
区分
金額
計
1,174
1,174
計
1,020
1,020
[支 出]
業務経費
[収 入]
物資売渡収入
金額
計
449
449
計
449
449
[支 出]
業務経費
NAASH 2004
215
216
【別紙】
運営費交付金算定ルール
NAASH 2004
○毎事業年度に交付する運営費交付金については、以下の数式により決定する。
A(y)={C(y)+P(y)}×α(係数)+R(y)×γ(係数)×β(係数)
×δ(係数)−B(y)+ε(y)
A(y):当該事業年度における運営費交付金。
α:人件費・一般管理費に係る効率化係数。各事業年度の予算編成過程におい
て、当該事業年度における具体的な数値を決定。
γ:事業経費に係る効率化係数。各事業年度の予算編成過程において、当該事
業年度における具体的な数値を決定。
β:物価調整係数。各事業年度の予算編成過程において、当該事業年度におけ
る具体的な数値を決定。
δ:業務政策係数。各事業年度の予算編成過程において、当該事業年度におけ
る具体的な数値を決定。
ε(y):当該事業年度における特殊経費。退職者の人数の増減等の事由により当該
年度に限り時限的に発生する経費であって、運営費交付金算定ルールに影
響を与えうる規模の経費。これらについては、各事業年度の予算編成過程
において、人件費の効率化等の一般管理費の削減方策も反映し具体的に決
定。
○一般管理費
C(y)= C(y−1)
C(y):当該事業年度におけるスポーツ振興基金運用収入及び災害共済給付勘定受
入金を財源とする一般管理費を除いた一般管理費。
C(y−1):直前の事業年度における C(y)。
○人件費
P(y)= P(y−1)×σ
P(y):当該事業年度におけるスポーツ振興基金運用収入を財源とする人件費を除
いた人件費(退職手当を含む)。
P(y−1):直前の事業年度における P(y)。
σ:人件費調整係数。各事業年度予算編成過程において、給与昇給率等を勘案
し、当該事業年度具体的な数値を決定。
○事業経費
R(y)= R(y−1)
R(y):当該事業年度におけるスポーツ振興基金運用収入、スポーツ振興基金事業
費充当寄付金収入、研究補助金等収入、受託事業収入、災害共済給付勘定
受入金及び児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額を財源とする事業
経費を除いた事業経費。
R(y−1):直前の事業年度における R(y)。
○自己収入
B(y)= B(y−1)×λ
B(y):当該事業年度におけるスポーツ振興基金運用収入、スポーツ振興基金事業
費充当寄付金収入、研究補助金等収入、受託事業収入、災害共済給付勘定
受入金及び児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額を除いた自己収入
の見積り。
B(y−1):直前の事業年度における B(y)。
λ:改善努力係数。実績及び実績見込等を勘案し、各事業年度の予算編成過程
において、当該事業年度における具体的な数値を決定。
○前提条件:運営費交付金の算定ルールに基づき、一定の仮定の下に中期目標期間中の
予算を試算。
人件費・一般管理費に係る効率化係数
α
0.980
事業経費に係る効率化係数
γ
0.990
業務政策係数
δ
1.000
改善努力係数
λ
1.005
人件費調整係数
σ
1.000
物価調整係数
β
1.000
NAASH 2004
217
218
【別表−7】
【別表−7】
期間全体に係る収支計画(総計)
平成16年度年度計画収支計画(総計)
NAASH 2004
(単位 : 百万円)
区分
(単位 : 百万円)
金額
区分
金額
費用の部
経常費用
業務経費
給付金
払戻返還金
受託事業費
国庫納付金
一般管理費
一般勘定繰入金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
支払備金繰入
317,897
317,897
107,199
81,263
76,068
4
10,351
4,642
871
20,702
16,797
費用の部
経常費用
業務経費
給付金
払戻返還金
受託事業費
国庫納付金
一般管理費
一般勘定繰入金
スポーツ振興投票事業準備金繰入
支払備金繰入
58,517
58,517
18,267
18,169
12,225
1
1,761
1,020
197
3,522
3,355
収益の部
経常収益
運営費交付金収益
補助金等収益
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
スポーツ振興投票等業務繰越準備金戻入
未経過共済掛金戻入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
314,491
314,471
23,275
11,029
10,117
1,859
480
155,512
63,580
1,174
2,221
4
871
188
24
16,213
2,959
8,387
16,578
20
20
収益の部
経常収益
運営費交付金収益
補助金等収益
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入
スポーツ振興投票事業準備金戻入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
58,136
58,131
5,160
2,473
2,250
411
105
26,177
16,233
449
655
1
197
41
5
589
3,385
5
5
純利益
△3,406
目的積立金取崩額
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
0
759
総利益
378
目的積立金取崩額
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
総利益
0
4,064
純利益
△381
658
[注記]
勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされている場合には相殺
している。
[注記]
勘定間の繰入額は、損益計算書科目の費用と収益が両建てされてい
る場合には相殺している。
【別表−8】
期間全体に係る収支計画(一般勘定)
【別表−8】
平成16年度年度計画収支計画(一般勘定)
(単位 : 百万円)
区分
(単位 : 百万円)
金額
区分
金額
費用の部
経常費用
業務経費
受託事業費
一般管理費
43,104
43,104
38,479
4
4,621
費用の部
経常費用
業務経費
受託事業費
一般管理費
9,578
9,578
8,562
1
1,015
収益の部
経常収益
運営費交付金収益
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入
財務収益
受取利息
39,040
39,040
23,275
10,117
1,859
480
2,221
4
871
188
24
1
1
収益の部
経常収益
運営費交付金収益
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
災害共済給付勘定受入金収益
寄付金収益
営業外収入
財務収益
受取利息
8,825
8,825
5,160
2,250
411
105
655
1
197
41
5
0
0
純利益
△753
△4,064
純利益
0
4,064
目的積立金取崩額
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
0
総利益
6
総利益
【別表−9】
【別表−9】
期間全体に係る収支計画(投票勘定)
平成16年度年度計画収支計画(投票勘定)
(単位 : 百万円)
区分
0
759
目的積立金取崩額
児童生徒等健康保持増進事業積立金取崩額
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
NAASH 2004
219
費用の部
経常費用
業務経費
払戻返還金
国庫納付金
一般管理費
スポーツ振興投票事業準備金繰入
174,688
174,688
67,546
76,068
10,351
21
20,702
費用の部
経常費用
業務経費
払戻返還金
国庫納付金
一般管理費
スポーツ振興投票事業準備金繰入
26,769
26,769
9,256
12,225
1,761
5
3,522
収益の部
経常収益
スポーツ振興投票事業収入
174,686
174,684
155,512
収益の部
経常収益
スポーツ振興投票事業収入
26,767
26,766
26,177
220
NAASH 2004
スポーツ振興投票事業準備金戻入
スポーツ振興投票等業務繰越準備金戻入
財務収益
受取利息
純利益
総利益
16,213
2,959
2
2
△2
スポーツ振興投票事業準備金戻入
財務収益
受取利息
純利益
△2
△2
総利益
△2
【別表−10】
期間全体に係る収支計画(災害共済給付勘定勘定)
【別表−10】
平成16年度年度計画収支計画(災害共済給付勘定勘定)
(単位 : 百万円)
区分
589
1
1
(単位 : 百万円)
金額
区分
金額
費用の部
経常費用
給付金
一般勘定繰入金
支払備金繰入
97,055
97,055
81,263
871
14,921
費用の部
経常費用
給付金
一般勘定繰入金
支払備金繰入
21,394
21,394
18,169
197
3,028
収益の部
経常収益
補助金等収益
共済掛金収入
免責特約勘定より受入
未経過共済掛金戻入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
96,819
96,803
11,029
61,121
1,812
8,068
14,773
16
16
収益の部
経常収益
補助金等収益
共済掛金収入
免責特約勘定より受入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
21,605
21,601
2,473
15,605
463
3,060
4
4
純利益
△236
総利益
△236
純利益
211
総利益
211
【別表−11】
【別表−11】
期間全体に係る収支計画(免責特約勘定)
平成16年度年度計画収支計画(免責特約勘定)
(単位 : 百万円)
区分
(単位 : 百万円)
金額
区分
金額
費用の部
経常費用
災害共済給付勘定へ繰入
支払備金繰入
3,688
3,688
1,812
1,876
費用の部
経常費用
災害共済給付勘定へ繰入
支払備金繰入
790
790
463
327
収益の部
4,584
収益の部
953
4,583
2,459
319
1,805
1
1
経常収益
共済掛金収入
未経過共済掛金戻入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
純利益
896
総利益
896
953
628
325
0
0
経常収益
共済掛金収入
支払備金戻入
財務収益
受取利息
純利益
163
総利益
163
【別表−12】
期間全体に係る収支計画(特例業務勘定)
【別表−12】
平成16年度年度計画収支計画(特例業務勘定)
(単位 : 百万円)
区分
(単位 : 百万円)
金額
区分
金額
費用の部
経常費用
業務経費
1,174
1,174
1,174
費用の部
経常費用
業務経費
449
449
449
収益の部
経常収益
物資売渡収入
1,174
1,174
1,174
収益の部
経常収益
物資売渡収入
449
449
449
純利益
0
純利益
0
総利益
0
総利益
0
【別表−13】
期間全体に係る資金計画(総計)
【別表−13】
平成16年度年度計画資金計画(総計)
(単位 : 百万円)
区分
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
NAASH 2004
221
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
次期中期目標期間への繰越額
239,805
196,140
20,870
22,795
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
次年度へ繰越
53,392
39,268
2,383
11,741
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
239,805
192,459
23,275
10,117
1,787
480
78,401
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
スポーツ振興投票事業収入
53,392
41,140
5,086
2,250
395
105
13,433
222
NAASH 2004
63,580
1,261
2,242
4
11,100
188
24
20,337
11,115
5,700
3,522
27,009
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入
長期性預金等の解約による収入
施設費による収入
前法人よりの繰越金
[注記]
勘定間の繰入及び受入額については、相殺している。
[注記]
勘定間の繰入及び受入額については、相殺している。
【別表−14】
期間全体に係る資金計画(一般勘定)
【別表−14】
平成16年度年度計画資金計画(一般勘定)
(単位 : 百万円)
区分
16,233
449
653
1
2,489
41
5
2,626
1,898
0
728
9,626
共済掛金収入
物資売渡収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入
長期性預金等の解約による収入
施設費による収入
前年度よりの繰越
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
次期中期目標期間への繰越額
66,881
39,669
20,870
6,342
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
次年度へ繰越
14,351
9,578
2,383
2,390
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
特例業務勘定よりの受入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入
長期性預金等の解約による収入
施設費による収入
前法人よりの繰越金
66,881
39,614
23,275
10,117
1,787
480
2,222
4
72
188
24
871
574
20,337
11,115
5,700
3,522
6,930
資金収入
業務活動による収入
運営費交付金による収入
国立競技場運営収入
国立スポーツ科学センター運営収入
スポーツ及び健康教育普及事業収入
利息及び配当金収入
受託事業収入
補助金等収入
寄付金収入
営業外収入
災害共済給付勘定受入金
特例業務勘定よりの受入
投資活動による収入
有価証券の売却による収入
長期性預金等の解約による収入
施設費による収入
前年度よりの繰越
14,351
8,745
5,086
2,250
395
105
649
1
16
41
5
197
0
2,626
1,898
0
728
2,980
【別表−15】
期間全体に係る資金計画(投票勘定)
【別表−15】
平成16年度年度計画資金計画(投票勘定)
(単位 : 百万円)
区分
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
資金支出
業務活動による支出
次期中期目標期間への繰越額
83,232
74,071
9,161
資金支出
業務活動による支出
次年度へ繰越
14,969
11,072
3,897
資金収入
業務活動による収入
スポーツ振興投票事業収入
利息及び配当金収入
前法人よりの繰越金
83,232
78,403
78,401
2
4,829
資金収入
業務活動による収入
スポーツ振興投票事業収入
利息及び配当金収入
前年度よりの繰越
14,969
13,434
13,433
1
1,535
【別表−16】
期間全体に係る資金計画(災害共済給付勘定)
【別表−16】
平成16年度年度計画資金計画(災害共済給付勘定)
(単位 : 百万円)
区分
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
資金支出
業務活動による支出
次期中期目標期間への繰越額
87,249
82,134
5,115
資金支出
業務活動による支出
次年度へ繰越
22,050
18,366
3,684
資金収入
業務活動による収入
共済掛金収入
補助金等収入
免責特約勘定より受入
利息及び配当金収入
前法人よりの繰越金
87,249
73,978
61,121
11,028
1,812
17
13,271
資金収入
業務活動による収入
共済掛金収入
補助金等収入
免責特約勘定より受入
利息及び配当金収入
前年度よりの繰越
22,050
18,544
15,605
2,473
463
3
3,506
【別表−17】
期間全体に係る資金計画(免責特約勘定)
【別表−17】
平成16年度年度計画資金計画(免責特約勘定)
(単位 : 百万円)
NAASH 2004
区分
金額
(単位 : 百万円)
区分
金額
223
資金支出
業務活動による支出
次期中期目標期間への繰越額
3,989
1,812
2,177
資金支出
業務活動による支出
次年度へ繰越
1,926
463
1,463
資金収入
業務活動による収入
3,989
2,460
資金収入
業務活動による収入
1,926
628
224
共済掛金収入
利息及び配当金収入
前法人よりの繰越金
2,459
1
1,529
628
0
1,298
共済掛金収入
利息及び配当金収入
前年度よりの繰越
NAASH 2004
【別表−18】
【別表−18】
平成16年度年度計画資金計画(特例業務勘定)
期間全体に係る資金計画(特例業務勘定)
(単位 : 百万円)
(単位 : 百万円)
区分
区分
金額
資金支出
業務活動による支出
一般勘定児童生徒等健康保持増進事業積立金へ繰入
1,711
1,137
574
資金収入
業務活動による収入
物資売渡収入
前法人よりの繰越金
1,711
1,261
1,261
450
金額
資金支出
業務活動による支出
一般勘定児童生徒等健康保持増進事業
積立金へ繰入
次年度へ繰越
756
449
0
資金収入
業務活動による収入
物資売渡収入
前年度よりの繰越
756
449
449
307
【別表−19】
長期的視野に立った施設整備・管理の実施
施設整備の内容
国立競技場等施設整備工
事
検査・研修施設整備工事
予定額
(百万円)
3,522
2,602
【別表−19】
平成16年度施設整備・管理の実施
財 源
施設整備の内容
独立行政法人日本スポーツ振興セ
ンター施設整備費補助金
児童生徒等健康保持増進事業積立
金取崩額
国立競技場施設整備工
事
[注記]
金額は見込みである。
なお、上記のほか、業務の実施状況等を勘案した施設・設備の整備が追加される
ことがあり得る。
また、施設・設備の老朽化度合等を勘案し改修(更新)等が追加される見込みで
ある。
307
検査・研修施設整備工事
予定額
(百万円)
728
2
財 源
独立行政法人日本スポー
ツ振興センター施設整備
費補助金
児童生徒等健康保持増進
事業積立金取崩額
[注記]
金額は見込みである。
なお、上記のほか、業務の実施状況等を勘案した施設・設備の整備
が追加されることがあり得る。
また、施設・設備の老朽化度合等を勘案し改修(更新)等が追加さ
れる見込みである。
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興センター
自己評価委員会規則
(評 価 結 果 の 公 表 )
第7条
評価の結果は、速やかに公表する。
平成15年10月1日
平成15年度規則第15号
(目 的 )
第1条
(庶 務 )
第8条
この規則は、独立行政法人日本スポーツ振
委員会に関する庶務は、総務部企画調整課
において行う。
興センター組織運営規則(平成15年度規則第2
号 )第 3 7 条 第 2 項 に 基 づ き 、自 己 評 価 委 員 会( 以
下 「 委 員 会 」 と い う 。) の 組 織 及 び 運 営 に 関 し 、 必
要な事項を定めることを目的とする。
(組 織 )
第2条
(そ の 他 )
第9条
附
委員会は、次の者をもって構成する。
この規則に定めるもののほか、組織及び運
営に関し必要な事項は、委員会において定める。
則
こ の 規 則 は 、平 成 1 5 年 1 0 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
(1)総務・企画調整・財務担当理事
(2)各部・場長
(3)総務課長
附
則
この規則は、平成16年4月1日から施行する。
(4)主計課長
(5)企画調整課長
(6)監査室長
2
委員会には委員長を置き、総務・企画調整・財
務担当理事をもって充てる。
3
委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。
(任 務 )
第3条
委員会は、独立行政法人日本スポーツ振興
セ ン タ ー ( 以 下 「 セ ン タ ー 」 と い う 。) 業 務 の 実 施
状況等の点検・評価を行うために必要な評価基準
等を定め、それに基づき点検・評価を行う。
2
委員会は、毎事業年度、次の各号に掲げる事項
について点検・評価を行い、センター業務の改善
に資する。
(1)中期計画に基づき年度計画に定められた各
事項に関する実施状況
(2)その他独立行政法人日本スポーツ振興セン
ター法に定める業務の範囲で行う事務事業に
関する実施状況
3
前項の規定にかかわらず、国際競技力向上のた
めの研究・支援事業の点検・評価については、国
立スポーツ科学センター業績評価委員会において
行う。
(作 業 部 会 )
第4条
2
委 員 会 に は 、作 業 部 会 を 置 く こ と が で き る 。
作業部会は、前条第2項各号に定める各部等に
おける業務の実施状況等に関する資料の収集・調
査検討を行い、点検・評価に資するための基礎資
料として取りまとめた上、委員会に報告する。
3
作 業 部 会 に 属 す べ き 委 員 は 、委 員 長 が 指 名 す る 。
(会 議 )
第5条
委員長は、委員会を招集する。
(最 終 評 価 )
第6条
最終的な評価は、毎事業年度終了後3か月
以内に、委員会の作成した評価案を基に、役員会
において行うものとする。
NAASH 2004
225
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興センター
自己評価委員会運営細則
価基準を設定して評価を行うとともに、定性的目
平成17年4月1日
補完的に用いる等により、可能な限り客観的な評
標に関する評価項目についても、定量的な指標を
自己評価委員会制定
目次
価基準により評価を行う。
4
全体評価は、法人の業務全体にわたる横断的な
第1章
総則
観点から、業務の実績について定性的に評価を行
第2章
業務の進行管理
う。
第3章
自己評価
第4章
業務実績報告書の作成
(自 己 評 価 基 準 )
第7条
第1章
総則
(目 的 )
第1条
A
この細則は、独立行政法人日本スポーツ振
B
則第15号)第9条の規定に基づき、自己評価委
C
細目について定めることを目的とする。
2
量的な指標により行い、定性的目標を定めている
委員会は、中期計画に基づく年度計画に定
評価項目については、事業実施担当課による自己
めた各項目の確実な実施に資するため、業務の進
判定結果を踏まえて、各委員の協議により行う。
3
業務の進行管理を行うための報告様式について
述する。
(履 行 状 況 等 の 報 告 ・ 検 証 )
2
各 課( 室 )の 事 務 ・ 事 業 の 責 任 者( 以 下「 事
(自 己 評 価 の 手 順 )
第8条
自己評価は、別紙様式1に定める自己評価
業 責 任 者 」と い う 。)は 、年 度 計 画 に 定 め た 各 項 目
調 書 ( 以 下 「 調 書 」 と い う 。) に よ り 、 中 期 計 画 及
の履行状況等について、定期的に委員会に報告す
び年度計画に記載された項目ごとに行う。中期計
る。
画及び年度計画に記載のない事項を実施した場合
委員会は、年度計画の履行状況等の把握及び検
においても、同様の趣旨で項目を立て、評価を行
証のため、事業責任者に対し、提出された報告内
容等に関し、説明又は資料の提出を求めることが
う。
2
調書は、事業責任者による自己判定により作
成・記入し、各部・場等の連絡担当課において取
できる。
3
全体評価は、項目別評価及び横断的な評価を総
合し、法人の業務全体の実績についての総評を記
は、委員会において別に定める。
第3条
前項の段階的評定は、数値目標を定めている評
価項目については、委員会において別に定める定
(進 行 管 理 の 実 施 )
2
年度計画を十分に履行しておらず、中期計画
達成のためには業務の改善が必要である
業務の進行管理
行管理を行う。
年度計画をほぼ履行し、中期計画に向かって
おおむね成果を上げている
員 会 ( 以 下 「 委 員 会 」 と い う 。) の 運 営 等 に 関 す る
第2条
年度計画を十分に履行し、中期計画に向かっ
て着実に成果を上げている
興センター自己評価委員会規則(平成15年度規
第2章
項目別評価は、各項目の達成度に応じて、
次のとおり、段階的評定を行う。
りまとめた上、作業部会に提出する。
委員会は、前項に基づく年度計画の履行状況等
の 取 り ま と め を 行 い 、定 期 的 に 役 員 会 に 報 告 す る 。
3
作業部会は、調書について、必要な資料の収集
や調査検討を行い、点検評価に資するための基礎
(業 務 運 営 の 改 善 )
第4条
資料として全体を取りまとめた上、委員会に提出
する。
年度計画の履行状況等に関する報告に基づ
き 、役 員 会 に お い て 総 合 的 な 検 証 を 行 う と と も に 、
(調 書 の 検 証 )
理事長によるヒアリングを実施することにより、
業務運営全般にわたる改善を促進する。
第9条
委員会は、作業部会から提出された調書を
検証し、その内容に疑義等がある場合は、その旨
第3章
を事業責任者に照会し、説明又は資料の提出を求
自己評価
(自 己 評 価 の 実 施 )
第5条
委員会は、自己改善及び外部評価に資する
めることができる。
2
委員会は、事業責任者と協議の上、必要に応じ
て適宜、調書の修正を行うことができる。
ため、毎事業年度終了後、年度計画等に定めた項
目の達成状況等について、自己点検評価を実施す
(国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 外 部 評 価 委 員 に よ る
る。
外部評価の実施)
(自 己 評 価 の 方 法 )
第6条
第10条
立スポーツ科学センター業績評価委員会規程」に
全体評価により実施する。
2
3
基づき、外部評価を行うものとする。
項目別評価は、年度計画等に記載された各項目
の達成度について、段階的評価を行う。
項目別評価において、数値目標に関する評価項
目については、定量的な指標を用いた客観的な評
226 NAASH 2004
国立スポーツ科学センターが行う国際競
技 力 向 上 の た め の 研 究・支 援 事 業 に つ い て は 、
「国
自己評価は、毎事業年度、項目別評価及び
2
外部評価に基づく結果については、国立スポー
ツ科学センター業績評価委員会において取りまと
めの上、委員会に提出するものとする。
関係法令等
第4章
業務実績報告書の作成
(業 務 実 績 報 告 書 案 の 作 成 )
第11条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
自己評価委員会委員
平成17年4月1日現在
委員会は、業務実績に関する評価案及び
各種添付資料等の取りまとめを行うともに、独立
行政法人評価委員会に提出する業務実績報告書案
○自己評価委員会
を作成する。
委員長
2
業務実績報告書の構成の詳細については、委員
若
澄
夫 (総 務 ・企 画 調 整 ・財 務 担 当 理 事 )
井
敏
朗 (総 務 部 長 )
松
会において別に定める。
副委員長
(役 員 会 に お け る 最 終 評 価 等 )
委員
武
委員会は、自己評価案、その他の資料と
請
川
正
弘 (財 務 部 長 )
ともに取りまとめた業務実績報告書案を役員会に
増
井
義
則 (国 立 競 技 場 長 )
報告する。
田
屋
三
役員会は、報告を受けた自己評価案の最終検証
坂
口
を行うとともに、業務実績報告書案を総合的に検
古
屋
勝
靖 (健 康 安 全 部 長 )
証し、業務実績報告書を最終的に決定する。
大
和
一
光 (総 務 部 総 務 課 長 )
大
海
慎
小
菅
佐
瀬
第12条
2
(業 務 実 績 報 告 書 の 提 出 及 び 公 表 )
第13条
業務実績報告書は、外部評価のための資
夫 (国立スポーツ科学センター運営部長)
力
(ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 長 )
司 (財 務 部 主 計 課 長 )
司
(総 務 部 企 画 調 整 課 長 )
茂 登 美 (監 査 室 長 )
料として、文部科学省独立行政法人評価委員会に
○自己評価委員会作業部会
提出する。
2
業務実績報告書は、関係府省等に送付するとと
部会長
井
敏
朗 (総 務 部 長 )
大
和
一
光 (総 務 部 総 務 課 長 )
堀
部
定
自己点検評価の結果、計画の中止又は変
小
菅
更等が必要とされた場合、速やかに次年度の計画
谷
口
利
文 (総 務 部 広 報 情 報 公 開 室 主 幹 )
に反映させることとする。なお、3月末の次年度
鈴
木
光
雄 (総 務 部 支 部 組 織 再 編 室 主 幹 )
計画の届出に間に合わない場合は、年度計画の変
大
海
慎
司 (財 務 部 主 計 課 長 )
更について検討する。
鈴
木
良
子 (財 務 部 経 理 課 長 )
松
沢
卓
もに、その全文又は概要をホームページ等に掲載
(評 価 結 果 の 反 映 )
第14条
附
松
則
この細則は、平成15年11月27日から施行す
る。
附
武
委員
する。
則
この細則は、平成17年4月1日から施行する。
様式1
中期計画に基づき年度計画に定められた各
事項に関する実施状況用
№
自己評価調書
事業担当部署
事業責任者
◆年度計画
田
男 (総 務 部 人 事 課 長 )
司
幹
(総 務 部 企 画 調 整 課 長 )
史 (財 務 部 調 達 管 財 課 長 )
弘 (財 務 部 施 設 整 備 課 長 )
諸
星
忠
男 (財 務 部 資 金 管 理 主 幹 )
鎌
田
康
男 (国 立 競 技 場 運 営 調 整 課 長 )
髙
谷
吉
也 (国立スポーツ科学センター運営部運営調整課長)
今
野
由
夫 (国立スポーツ科学センター運営部研究協力課長)
川
本
幸
男 (ス ポ ー ツ 振 興 事 業 部 運 営 調 整 課 長 )
岡
嶋
裕
司 (健 康 安 全 部 運 営 調 整 課 長 )
佐
瀬
茂 登 美 (監 査 室 長 )
◆業務実績
◆参考データ
◆自己評定
ABC評定
定性的評価及び評定理由
NAASH 2004
227
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興センター
自己評価委員会実施経過(平成16年度)
■4月8日
第1回自己評価委員会
(1)平成15年度自己点検評価書・業務実績報告
書の基本構成について
(2)その他
■4月16日
第1回自己評価委員会作業部会
(1)平成15年度自己点検評価書・業務実績報告
書の基本構成について
(2)その他
■5月10日
第2回自己評価委員会
(1)平成16年度における業務進行管理の実施に
ついて
(2)平成15年度自己点検評価書及び業務実績報
告書について
(3)その他
■6月3日
第3回自己評価委員会
(1)平成15年度自己点検評価書及び業務実績報
告書について
(2)その他
■7月9日
第4回自己評価委員会
(1)平成16年度第1四半期の業務進行管理につ
いて
(2)平成15年度業務実績の評価及び今後のスケ
ジュールについて
(3)その他
■10月7日
第5回自己評価委員会
(1)平成16年度第2四半期の業務進行管理につ
いて
( 2 )「 平 成 1 5 年 度 業 務 改 善 ヒ ア リ ン グ 指 示 事 項 」
等に対する取組状況について
(3)その他
■1月7日
第6回自己評価委員会
(1)平成16年度第3四半期の業務進行管理につ
いて
(2)その他
■2月3日
第7回自己評価委員会
(1)平成16年度業務実績評価に関する各種報告
書の作成準備について
(2)平成16年度に係る業務の実績に関する評価
〔項目別評価シート〕について
(3)その他
■3月3日
第8回自己評価委員会
(1)平成17年度計画(案)について
(2)平成16年度に係る業務の実績に関する評価
〔項目別評価シート〕について
(3)その他
228 NAASH 2004
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立スポーツ科学センター業績評価委員会規程
は、第4条第2項の規定にかかわらず、委嘱の日
から平成17年3月31日までとする。
平成15年10月1日
平成15年度規程第15号
(目 的 )
第1条
独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立スポーツ科学センター業績評価委員会委員
平成17年6月3日現在
この規程は、独立行政法人日本スポーツ振
興センター組織運営規則(平成15年度規則第2
委員長
村
号)第8条第3項に基づき、国立スポーツ科学セ
ン タ ー 業 績 評 価 委 員 会 ( 以 下 「 委 員 会 」 と い う 。)
山
正
博 (横 浜 市 ス ポ ー ツ 医 科 学 セ ン タ ー 長 )
委員
の組織及び運営について、必要な事項を定めるこ
小
林
寛
道 (東 京 大 学 教 授 )
とを目的とする。
定
本
朋
子 (日 本 体 育 大 学 教 授 )
芝
山
秀 太 郎 (鹿 屋 体 育 大 学 長 )
大
(審 議 事 項 )
地 (順 天 堂 大 学 講 師 )
鈴
木
委員会は、独立行政法人日本スポーツ振興
高
松
セ ン タ ー( 以 下「 セ ン タ ー 」と い う 。)理 事 長 の 諮
原
田
宗
彦 (早 稲 田 大 学 教 授 )
問に応じ、国際競技力向上のための研究・支援業
三ツ谷
洋
子 (スポーツ21エンタープライズ代表取締役)
第2条
(筑 波 大 学 体 育 科 学 系 長 )
薫
務に関する評価について審議する。
独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立スポーツ科学センター自己評価委員会実施要項
(組 織 )
第3条
2
平成17年4月 1 日
委員会は、委員10名以内で組織する。
国立スポーツ科学センター幹部会了承
委員会に委員長を置き、委員の互選により選任
(目 的 )
する。
3
委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。
4
委員長に事故があるときは、あらかじめその指
第1条
この要項は、国立スポーツ科学センター自
己 評 価 委 員 会 ( 以 下 「 委 員 会 」 と い う 。) の 組 織 及
び運営について、必要な事項を定めることを目的
名する委員が職務を代行する。
とする。
(委 員 )
第4条
2
3
(委 員 )
委員は、学識経験のある者のうちから、理
事長が委嘱する。
第2条
委員会は次の各号に定めるもので組織する。
(1)国立スポーツ科学センター長
委員の任期は2年とし、再任は妨げない。ただ
し、欠員が生じた場合の後任の委員の任期は、前
(2)統括研究部長
任者の残任期間とする。
(3)研究部長
(4)副主任研究員
委員は、非常勤とする。
(5)運営部長
(会 議 )
第5条
2
(6)運営調整役
(8)事業部会長
委員会は、過半数の出席がなければ、会議を開
き、決議することができない。
3
(7)課長
理事長は委員会を招集する。
2
半数で決し、可否同数のときは、委員長の決する
委員会には委員長を置き、国立スポーツ科学セ
ンター長をもって充てる。
委員会の議事は、委員で会議に出席した者の過
3
委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。
ところによる。
(任 務 )
(役 職 員 の 出 席 )
第6条
センターの役職員は、委員会に出席し、意
見を述べることができる。
第3条
委員会は、国立スポーツ科学センターが実
施する事業の実施状況等について、国立スポーツ
科学センター業績評価委員会が定める評価実施基
準等に基づき、自己点検・評価を行う。
(庶 務 )
第7条
委員会に関する庶務は、運営部運営調整課
において処理する。
(庶 務 )
第4条
委員会に関する庶務は、運営部運営調整課
において行う。
(運 営 の 細 目 )
第8条
この規程に定めるもののほか、委員会の議
事運営上必要な事項は、委員会が定める。
(そ の 他 )
第5条
この要項に定めるもののほか、組織及び運
営に関し必要な事項は、委員会において定める。
附
1
則
この規程は、平成15年10月1日から施行す
る。
2
この規程の施行後最初に委嘱される委員の任期
附
則
こ の 要 項 は 、平 成 1 6 年 1 月 2 3 日 か ら 施 行 す る 。
附
則
この要項は、平成17年4月 1 日から施行する。
NAASH 2004
229
関係法令等
独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立スポーツ科学センター自己評価委員会委員
(3)NAASH事後評価のスケジュール確認
(4)その他
平成17年4月 1 日現在
委員長
笠
■6月2日
原
一
也 (国 立 ス ポ ー ツ 科 学 セ ン タ ー 長 )
委員
第4回JISS自己評価委員会
(1)業績評価委員会の進め方について
(2)事業プレゼン方法の確認について
川
原
貴
(統 括 研 究 部 長 )
平
野
裕
松
尾
彰
奥
脇
透
(スポーツ医学研究部副主任研究員、診療事業部会長)
(1)平成15年度事業自己評価の実施
小
松
裕
(ス ポ ー ツ 医 学 研 究 部 副 主 任 研 究 員 )
(2)業績評価委員会までのスケジュール確認
宮
地
力
(ス ポ ー ツ 情 報 研 究 部 副 主 任 研 究 員 )
(3)その他
田
屋
飯
野
髙
谷
吉
也 (運 営 調 整 課 長 )
阿久津
勝
男 (施 設 管 理 課 長 )
今
野
由
大
森
高
橋
英
幸 (スポーツ科学研究部先任研究員、スポーツ医・科学研究事業部会長)
(2)外部評価書のとりまとめについて
高
松
潤
二 (スポーツ科学研究部先任研究員、TSC事業サポートサービス担当責任者)
(3)その他
和
久
貴
洋 (スポーツ情報研究部先任研究員、スポーツ情報サービス事業部会長)
(3)その他
一 (ス ポ ー ツ 科 学 研 究 部 長 )
文 (スポーツ科学研究部副主任研究員、TSC事業部会長)
三
■6月7日
第5回JISS自己評価委員会
夫 (運 営 部 長 )
治
(運 営 調 整 役 )
夫 (研 究 協 力 課 長 )
充
(サービス事業課長、サービス事業部会長)
■6月11日
第6回JISS自己評価委員会
(1)業績評価委員会リハーサル(事業プレゼン)
■6月18日
第7回JISS自己評価委員会
(1)評価書の再作成について
■7月1日
第8回JISS自己評価委員会
(1)平成15年度事業自己評価②の実施
独立行政法人日本スポーツ振興センター
国立スポーツ科学センター業績評価実施経過(平成16年度)
(2)NAASH評価部会のスケジュール確認
1
■7月8日
JISS業績評価委員会
■6月15日
第3回JISS業績評価委員会
(3)その他
第9回JISS自己評価委員会
(1)評価結果の反映について(事業、研究員)
(1)平成15年度事業事後評価方法の確認
(2)新事後評価フォーマットの確認
(2)平成15年度事業の説明
(3)その他
(3)事後評価フォーマットの修正
(4)その他
■7月20日
第10回JISS自己評価委員会
(1)外部評価書,実績報告書,事後評価書の確認
■7月15日
第4回JISS業績評価委員会
(2)平成16年度事業評価の方針について
(1)平成15年度事業事後評価の実施
(3)NAASH評価部会における対応について
(2)評価結果の資質向上方策について
(4)その他
(3)その他
■12月17日
■3月4日
第5回JISS業績評価委員会
(1)平成17年度事業事前評価方法の確認
(2)平成17年度事業の説明
第11回JISS自己評価委員会
(1)平成16年度事業事後評価のスケジュールの
確認
(2)平成17年度事業事前評価のスケジュールの
確認
(3)その他
(3)その他
2
JISS自己評価委員会
■4月16日
第1回JISS自己評価委員会
(1)平成15年度事業事後評価のスケジュール確
■3月1日
第12回JISS自己評価委員会
(1)業績評価委員会の進め方について
(2)事前評価フォーマットの作成について
認
(2)自己点検評価書の作成について
(3)その他
(3)その他
■3月16日
■5月14日
第2回JISS自己評価委員会
(1)平成15年度実績数値の確認
(2)自己点検評価書の記載内容について
(3)その他
■5月28日
第3回JISS自己評価委員会
(1)事後評価フォーマットの検討
(2)業績評価委員会の進め方について
230 NAASH 2004
第13回JISS自己評価委員会
(1)評価書の再作成について
NAASH
National Agency for the Advancement of Sports and Health
独立行政法人日本スポーツ振興センター
平成 17 年 6 月 30 日発行
〒160−0013
東京都新宿区霞ヶ丘町 10 番 1 号
TEL:03−5410−9125(総務部企画調整課)
URL:http://www.naash.go.jp/
FAX:03−5410−9135
NAASH/平成16年度 自己点検評価書
平成
年度自己点検評価書
16
NAASH/2004
National Agency for the Advancement of Sports and Health
平成16年度自己点検評価書
NAASH
National Agency for the Advancement of Sports and Health
独立行政法人日本スポーツ振興センター
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