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【対象調整力の凡例】 Ⅰ : 電源Ⅰピーク調整力 Ⅰ・Ⅱ : 電源Ⅰ・Ⅱ調整力 BS : ブラックスタート 調相 : 調相運転 Ⅰ´:電源Ⅰ´厳気象対応調整力 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 1 Ⅰ 募集要綱 5 ピーク調整力の提供期間 アグリゲーター契約は複数年の契約として頂きたい(2年以上等) 2 Ⅰ 募集要綱 6 契約電源等および入札の単位 出力の上げ、下げがあるとして蓄電器が対象機器に記載がないということは見直すべきでは 蓄電池については発電設備に準ずるものとして取り扱うこととしており、募集要綱に反映いたしまし ないか?対象は記載だと火力、水力のみ。 た。 3 Ⅰ 募集要綱 6 契約電源等および入札の単位 電源単位での契約ということだが、アグリゲーターの立場の場合は、アグリゲーターとの契約 デマンドレスポンスを実施できる需要者を集約してピーク調整力の提供を行っていただく場合、その とするべきではないか? 集約の単位を契約電源等の単位といたします。 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 経済産業省が制定した「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」において、契約 期間は最大でも1年間とされており、これに則り1年契約とさせていただいております。ご提案につい ては今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 4 Ⅰ 募集要綱 6 契約電源等および入札の単位 発電機を停止し、系統需要の受電を増加させることによる対応も可能です。 デマンドレスポンスの増減の「増」について、例えば発電機稼働している事業所で実施時に発 ただし、デマンドレスポンスについては当面の間、需要削減が中心であると認識しており、今後需要 電機を停止し受電を行うことでの増は認められるか?また、その場合の契約超過や最大値の 増加への対応状況等を踏まえて、接続送電サービス料金等、託送供給等約款における扱いについ 更新ひいては自家補使用として処理されるのか等を確認。 て検討してまいります。 5 Ⅰ 募集要綱 7 ピーク調整力契約電力 ポジワットに対しネガワットは小容量での参加も可能として頂きたい(1mW等) 6 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 負荷設備を活用してピーク調整力の提供を行う場合においても、発電設備と同等の周波数調整等機 ガバナフリーやオンライン制御についてはNWアグリゲータ―の場合はこの要件定義は不要と 能やオンライン指令の信号送受信機能に係る機能を具備していただくことが必要です。具体的な内 いうことでいいか? 容については機能を確認のうえ必要に応じて協議させていただきます。 7 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 DR実施先への要件定義を明確にしてほしい。 募集要綱で契約電源等に求める条件を定めており、ピーク調整力の提供を行う需要者およびアグリ ゲーターにおいては当該条件を満たしていただきますようお願いいたします。 オンライン制御について別紙に記載されている周波数調整機能について、全て満たしていな いといけないのか。 連続運転可能時間やガバナフリー必須の条件が主に参入障壁。経産省資料によるとガバナ フリー無しの要件なども要件を定めるよう記載あり。 入札にあたっては、募集要綱で定める入札の条件を満たしていただくことが必要です。 なお、周波数制御機能を必須としない調整力として、電源Ⅰ需給バランス調整力および電源Ⅰ´厳気 象対応調整力を用意しておりますので、当該調整力募集への応札をご検討くださいますようお願いい たします。 複数の発電機が一括でADC指令を受ける設備形態(例えば、ある水力発電所の1~4号機 が号機の区別なく、一括で指令を受けるような設備形態)であっても、 それぞれの発電機は電源Ⅰの設備要件を満たしていると考えて良いか。 複数の発電機を一体で制御して運転しており、発電機ごとの運転が困難な場合は、当該複数の発電 機を1契約電源等の単位として、当該単位で募集要綱に定める要件を満たすか否かご確認をお願い いたします。 ポジワット(発電設備を活用したピーク調整力の提供)とネガワット(負荷設備を活用したピーク調整 力の提供)は同等に扱うこととしておりますので、入札条件も同一とさせていただきます。ご提案につ いては今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 8 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 (2)発電設備等の機能 9 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 (2)ア(ウ)ADC 10 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 (3)ウ 発電設備等の定期点検、補修 停止計画の年間日数(42日)の設定根拠をお教えいただけるのでしょうか。 作業期間 11 Ⅰ 募集要綱 8 入札の条件 (4)技術的信頼性 これまでのDR実証が活かされる仕組みを検討頂きたい(何回以上のDR指令を受けどの程度 ピーク調整力契約電力の妥当性の確認方法の一つとして、実証事業等における実績を確認させてい 成功しているか等) ただきます。 12 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ(ア)計画停止日数 電源Ⅰ・Ⅱ調整力契約を締結した電源だけが対象となり、「~差替えを認めた場合は~」とあ 手続き(差替え申し出時間)や要件等の確認を行い、必要な条件を満たすか否か確認をさせていた りますが、認めるか否かの基準はどのようなものなのでしょうか。 だきます。 13 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ(イ)計画外停止日数 (4)アではなく、イではないでしょうか。 平成29年度最大3日平均電力に対する各月の最大3日平均電力の比率を求め、当該需要の低下 部分について電源等の補修が可能な期間とみなし、年間補修可能日数を求めております。 募集要綱を修正いたしました。 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 「当社の承諾を得た場合を除き、当社へのピーク調整力提供の目的以外に活用してはならな い」とあるが、承諾を得られる場合には、具体的にはどのようなケースを念頭に置いているの 実需給断面で調整力が十分に確保することができると当社が判断した場合が該当いたします。その か。例えば、実需給断面で、不要と判断される容量がある場合には、卸取引市場への売り札 場合の使用方法については制限を設けておりません。 の入札も可能となるのか。 14 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (2)目的外利用の禁止 15 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)発電機等の停止 流通設備作業や系統故障といった流通設備に起因した発電制約については、発電事業者の 責めによらない停電といえるため、年間停止日数や停電割戻料金の対象にならないという理 具体的な事象を踏まえ、個別に判断させていただきます。 解で良いか。 16 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ(ア)計画停止日数 「当社が差し替えを認めた場合」とあるが、具体的にどのような場合に差し替えが認められる 代替電源等による差替えに際しては、手続き(差替え申し出時間)や要件等の確認を行い、必要な条 のか例示して頂きたい 件を満たすか否か確認をさせていただきます。 17 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (4)イ 停電割戻料金 (4)ウ 超過停止割戻料金等 停電割戻料金等の算定式にある「作業停止計画日数」は入札申込時点(作業調整前)の停止 ご理解のとおりです。 日数という理解で良いか。 18 Ⅰ 募集要綱 9 主な契約条件 (4)ウ(イ)停止調整料金 「年間作業停止計画日数が42日以下の場合は、停止調整料金の対象外とします。」との記 載があるが、年間作業停止日数が42日以下の電源に対する作業調整を実施した場合にも 停止調整金が支払われる仕組みとしてはどうか。 年間作業停止計画日数(42日)までは超過停止割戻料金の対象外としていることとの整合から、停 止調整料金の支払対象についても42日を超えるものといたしております。ご提案については今後の 調整力公募の参考にさせていただきます。 募集要綱 11 総合評価方式における総合ポイ ントの算定 (2)非価格要素ポイントの算出 DRによる非価格ポイントについての定義がないが、算定できない分で公平性に欠けるので は? 負荷設備を活用してピーク調整力の提供を行う場合についても、発電設備と同様に評価をいたしま す。 具体的には出力変化速度については、募集要綱で定める加点条件を満たす場合には加点評価いた します。また、ADC幅については、発電機のように最低出力まで持ち上げなくてもピーク調整力の提 供が可能であり、ADC調整幅の下限はゼロとみなすことができることから、加点評価いたします。 19 Ⅰ 20 Ⅰ 募集要綱 13 応札方法 入札した契約量の何%まで事前確保すべきか要件を公募段階で明示頂きたい 。 アグリゲータにより需要家募集は3月末まで可能として頂きたい。 一般送配電事業者として、周波数維持等の義務があり、確実にピーク調整力を提供いただける事業 者を選定する必要があること、また、次年度の供給計画作成に鑑み、募集要綱に定めたスケジュー ルに則り落札候補者選定を行う必要があることから、応札時点でピーク調整力契約電力に相当する ピーク調整力の提供が可能な需要者の確保をお願いいたします。 なお、応札以降で、対象需要者を追加していただくことは可能です。(その場合も、ピーク調整力契約 電力の変更はできません。) 21 Ⅰ 募集要綱 13 応札方法 随時調整契約との重複も優先順位付等により許容頂きたい。 同一需要者のデマンドレスポンスをもとに複数の事業者にその供給力(調整力)を提供することは可 能であり、電源Ⅰピーク調整力への応札も可能ですが、ピーク調整力の提供の実効性を担保する方 策について、確認および協議をさせていただきます。 22 Ⅰ 募集要綱 様式5-1 ほか 要綱全般についてであるが、例を挙げると、「定格出力」「認可最大出力」「フル出力」等、同じ 用語等の統一を図りました。 内容と思われる用語が統一されていないため、統一を図っていただきたい。 23 Ⅰ 標準契約書 第1条(1)(3) 調整に関する契約とは、電源Ⅰピーク調整力契約書との理解でよろしいでしょうか。 24 Ⅰ 標準契約書 第6条(3) 7時間とは継続運転が可能な時間で、1日のうちの時間帯の制約はないとの理解でよろしいで ピーク調整力の提供可能時間に制限がある場合を除き、常時提供可能な状態としていただきます。 しょうか。 25 Ⅰ 標準契約書 第7条2(3) どのような事情が特別な事情を指すのでしょうか。 標準契約書 第12条2 停電割戻対象時間は1分単位といたします。 経済産業省が制定した「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」において、「調 文言通り、1時間単位との理解でよろしいでしょうか。その場合、停電時間が1時間未満の場 整力を提供したものの、一般送配電事業者から指令された要件を満たさなかった場合」、「調整力を 合はどのように扱うのですか。 提供することができなかった期間に対する容量(kW)価格を受け取れない」と規定されていることを踏 また、全部でも一部でも停止割戻料金の算定方法が同じである主旨を教えてください。 まえ、一部の要件を提供できない場合も、原則として、全部の要件を提供できない場合と同様に停止 全部提供できない場合以外は、調整電源Ⅰとしては使用されないとの主旨でしょうか。 割戻料金の算定を行うことを考えています。ただし、その場合も、目的外活用の禁止は、なお、有効と します。 26 Ⅰ 電源Ⅰピーク調整力契約書は該当いたします。(その他の調整力契約においても該当する場合があ り、該当する場合は各標準契約書で規定しております。) 停止時期の変更により、法定点検期限を超過する場合、甲(発電契約者)の需給バランスに支障をき たす場合、著しい費用増加となる場合、補修要員の確保が困難な場合等を指します。 NO 27 対象調整力 Ⅰ 募集要綱 標準契約書 該当箇所 標準契約書 第13条 ご提案・お問合せ 回答 代替電源による供給以外の例外事例があればお教えください。 また、代替電源を提供してもなお停電対象として承諾されない場合とはどのような場合です か。 乙が別途定める要件とはどのようなものですか。 代替した電源が調整力として利用された場合、第10条のピーク調整力電力料金相当が発生 する理解でよろしいでしょうか。 天変地異等とありますが、例えば公害や河川行政当局からの指示・指導等がある場合は「 等」の対象となるのでしょうか。 代替電源等による差替えに際しては、手続き(差替え申し出時間)や要件等の確認を行い、必要な条 件を満たすか否か確認をさせていただきます。 代替電源等がピーク調整力の提供を行った場合、当該期間においては割戻料金の対象とはならず、 また指令に応じて運転を行っていただいた場合にはピーク調整力契約電力料金をお支払いたします (ピーク調整力契約電力料金の算定にあたっては、契約電源等の算定単価を用います〔代替電源等 の算定単価ではありません〕。)。 「乙が定める要件」とは、第5条、第6条の設備、運用要件を指します。 甲の責めに帰すべき事由によらず、甲乙合意した場合は「等」の対象になるものと考えています。 今回の公募においては、発電設備の機能として1%/分以上のADC変化速度を求めています。この 要件を満たす20万kW以上(20万kWは、当社供給区域に立地している水力・火力電源の積算出力 において、同区域の電源の捕捉率が90%程度となる容量。)の発電機であれば、5分間の変化は2 0万kW×0.01×5分=1万kWとなります。上記機能であれば、発電事業者に過度な負担を求めな い範囲と考えております。 なお、ご提案のように系統規模の0.1%相当と設定した場合、当社の場合2万kW程度となります。 周波数制御・需給バランス調整機能に必要な信号の仕様等については、個別にお問合せいただきま すようお願いします。 28 Ⅰ 募集要綱 一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方 4.公募調達実施時 (3)募集単位に関連する事項 ②最低容量について (資料p9) 「最低容量を定めた場合には、電源Ⅰ、Ⅱの公募要領等において、最低容量の根拠について 十分な説明を行う」ことが望ましい対応との規定ですが、 ①一般送配電事業者10社の調整力募集要項案を確認すると、最低容量の根拠を示している 事業者はありません。 事前であるため、コスト面での非効率性や運用の困難性が示せない状況かと推察します。 ②その結果、各社最低容量(最低入札量/契約電力)は以下の通りとなっています。 北海道電力1万kW、東北電力0.5万kW、東京電力1.25万kW、中部電力1万kW、北陸電力0.5 万kW、 関西電力1万kW、中国電力0.5万kW、四国電力0.5万kW、九州電力1.5万kW、沖縄電力1.45 万kW 0.5万kWから1.5万kWの範囲となっています。 ③他方、各社の系統規模の違いを考慮すると、当該設定値が正しいものであるのか疑念が あります。 各社最低容量を各社最大電力で除した値は以下の通りとなっています。 北海道電力0.2%、東北電力0.04%、東京電力0.03%、中部電力0.04%、北陸電力0.1%、 関西電力0.04%、中国電力0.05%、四国電力0.1%、九州電力0.1%、沖縄電力1.0% この値は最低容量が電力系統に対する貢献度というべきもので、各社意向により約30倍の 差異があります。 ④望ましいとされる根拠についての十分説明ができない場合は、一律「系統規模(最大電力) の0.1%相当」などに定める方が適切な方法かと考えます。 29 Ⅰ 募集要綱 自社設備の要件適否の確認や将来の設備計画の参考とするために、要件の標準化の前後 に関わらず、詳細の設備仕様・要件(例えば、通信仕様の場合は、信号種別、通信プロトコ ル、セキュリティー仕様等)を公募要領にあわせて公表いただけますようお願いいたします。 30 Ⅰ Ⅰ・Ⅱ BS 募集要綱 様式4 「平成28年度電源Ⅰ・Ⅱ調整力募集要綱(案)※」「平成28年度ブラックスタート募集要綱 (案)」についても同様であるが、表中「速度調定率」は「速度垂下率」と読み替えても差し支え 速度垂下率が、周波数が低下すると発電電力が増加し、周波数変化を抑制する特性(速度垂下特 ないか? 性)をあらわすものであれば、ご理解のとおりです。 表中「ADC変化速度」は、仮にADC指令値が連続指令であった場合に対応しうる発電所側で の出力変化速度と読み替えても差し支えないか? 5 調整力の提供期間 「契約満了期間の3ヶ月前までに契約者から何らの申し出がない場合は…」とあるが、電源 Ⅰ・Ⅱ調整力は基本的にゲートクローズ後の余力として活用されるものであり、 契約更改手続き等を考慮して3ヶ月前とさせていただいておりましたが、ご提案を踏まえて「契約期間 かつ基本料金の支払いもないことを考えると、3ヶ月も前から契約延長を決める必要はないの 満了の1ヶ月前」に変更し、募集要綱および標準契約書に反映いたしました。 ではないか。(直前の申し出でも問題ないのではないか。) 5 調整力の提供期間 今回募集する電源Ⅰピーク調整力は、あらかじめ設定した容量(ピーク調整力契約電力)について、 一般送配電事業者の指令に応じて常時ピーク調整力の提供していただく契約であり、容量料金に相 電源Ⅰピーク調整力募集要綱では提供期間は1年とされていますが、電源Ⅰ・Ⅱ調整力で 当するピーク調整力契約電力料金をお支払いたします。このため、提供期間を平成29年4月1日から は、提供期間満了の3ケ月前までに契約者から何ら申し出がない場合は、提供期間を1年間 平成30年3月31日までの1年間としており、次年度分については入札募集を行い、契約者を決定する 延長」とされていますが、差異理由は何でしょうか。 ことから、自動更新条項がございません。 また、電源Ⅰ契約を締結(電源Ⅰ・Ⅱ契約の契約締結も必要)した場合、1年間経過後、特段の 一方、電源Ⅰ・Ⅱ調整力契約は、原則として小売電気事業者の供給力として確保される電源等であ 意思が示されなければ、電源Ⅰ・Ⅱ契約だけが延長されるとの理解でよろしいでしょうか。 る電源Ⅱをゲートクローズ後の余力がある場合、一般送配電事業者の指令に応じて調整力の提供を いただく契約であり、指令に応じた調整力料金をお支払いいたします。募集容量の上限を設けず、要 件を満たすすべての電源等と契約させていただくことから、自動更新を規定しております。 31 32 Ⅰ・Ⅱ Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 募集要綱 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 33 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 該当箇所 7 申込の条件 (3)ア 需給運用への参加 ご提案・お問合せ 5分間での対応というケースのためネガワット対応の場合のベースラインの算定はガイドライ ン記載の比較的短い時間での対応の場合を適用でいいか。明記がほしい。また5分前以外 の要請の想定はないか。 回答 ベースラインについては需要場所ごとの接続対象計画電力量といたします。ベースラインの設定方 法については、電源Ⅰ・Ⅱ調整力募集要綱に反映いたしました。 5分後の出力等の値を指令いたしますが、指令については随時対応していただくことが必要です。 調整力Ⅰ・Ⅱの募集に対し、調整力Ⅰに対して入札をしても容量に対する基本料金設定がな いのは見直すべきではないか? 34 Ⅰ・Ⅱ 電源Ⅱについては、原則として小売電気事業者の供給力として確保される電源等であり、ゲートク 電源Ⅱの調整力料金には、基本料金の設定がないため、電源Ⅱを契約したとしても、発電事 ローズ後に余力がある場合に限り、一般送配電事業者が調整力として活用できることとしていること 業者にとっては対象発電機がインバランスの対象外になる程度のメリットしかない(発電事業 から、指令に応じた調整力料金の支払いが適当と考えております。ご提案については今後の調整力 者が電源Ⅱを契約するインセンティブが小さい)。 公募の参考にさせていただきます。 一般送配電事業者として電源Ⅱを安定して確保したいのであれば、基本料金を負担する必要 があるのではないか。 募集要綱 8 主な契約条件 (2)調整力料金 系統並列の前に起動指令をキャンセルされた場合、点火費用などが回収されないことにな る。 起動回数を客観的に把握する観点から、電力系統に並列した回数に対して起動費をお支払いするこ 起動費単価V3とは別に、起動を中止した場合の起動準備費用が負担されるように記載内容 ととしております。ご提案については今後の調整力公募の参考にさせていただきます。 を変更していただきたい。 35 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 8 主な契約条件 (2)ア起動費 36 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 8 主な契約条件 (2)イ(ア)算定単価等 「火力発電機の熱消費量特性曲線により求めた定数等をあわせて提示」とあるが、なぜ提示 需給調整においてメリットオーダーを行う等の観点から提示をお願いしております。 しなくてはならないのか。 37 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 8 主な契約条件 (3)計量 測量方式についてこれまで実証で行われてきた、電力会社のメーターからのパルス分岐方式 実績電力量については一般送配電事業者が当該需要者の検針結果をもとに把握いたします。 を認めていただきたい 38 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 新電力からの入手も含め、アグリゲータが需要家からの了承があれば、時間別データの入手 デマンドレスポンスを行う需要者の使用量情報については、需要者および当該需要者に小売供給を が阻害されない仕組みを明文化していただきたい。 行っている小売電気事業者と協議・調整を願います。 39 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 調整力として利用される場合の指令の窓口と非調整力時の窓口は同じでしょうか。 募集要綱 ベース電源(石炭火力や一般水力)は一般的に全量が小売供給力に充てられゲートクローズ 時点の余力がないため電源Ⅱとして調整力に活用できない見込みである。しかしながらガバ ナフリー機能を具備し、その機能を活かした運転をするのが一般的であり、瞬動予備力の役 電源Ⅰ・Ⅱ調整力募集要綱で定める「申込の条件」に該当する電源等については対象となります。 割を担っている。このようなベース電源は旧一般電気事業者、共同火力、旧IPPに多数存在 するが、電源Ⅱで確保する対象として考えているのか? 調整力として利用する場合の指令は、当社中央給電指令所から行います。 40 Ⅰ・Ⅱ 41 Ⅰ・Ⅱ 標準契約書 第1条(1)(3) 調整に関する契約とは、電源Ⅰ・Ⅱ調整力契約書との理解でよろしいでしょうか。 42 Ⅰ・Ⅱ 標準契約書 第2条 この場合の甲とは発電者を指すのでしょうか。仮に発電者と発電契約者が異なる場合、発電 甲は、発電契約者を指しております。発電者と発電契約者は異なった事業者でもよく、この場合、発 者が貴社にBG際経済計画値を提出するとの理解でよろしいでしょうか。 電契約者が、最経済計画値を提出していただきます。 もしくは発電者と発電契約者は同一でなければならないのでしょうか。 電源Ⅰ・Ⅱ調整力契約書は該当いたします。(その他の調整力契約においても該当する場合があり、 該当する場合は各標準契約書で規定しております。) 43 Ⅰ・Ⅱ 標準契約書 第7条2 甲のバランシンググループの計画値に制約を及ぼさないとありますが、計画外の余力が調整 力として活用されるとの主旨でよろしいでしょうか。 ご理解のとおりです。託送供給等約款の「調整電源」に該当するため、契約電源等の故障時等を除 調整力として利用されている時間において、当該電源に発生したインバランスの扱いはどの いて、電源Ⅰ・Ⅱ調整力契約の契約電源等についてはインバランスが発生いたしません。 ようになるのでしょうか。 44 Ⅰ・Ⅱ 標準契約書 第7条3 特別な事情とはどのような事情を想定されているのでしょうか。 標準契約書 第13条(2) 揚水発電所において、調整力として発電した場合の電力量に対する料金も該当し、以下とな るとの理解でよろしいでしょうか。 揚水発電所においても、当社の指令に従って調整力を提供していただいた場合には、調整電力量に 電源Ⅰ=月間料金+託送料金(±0)+電力料金 応じて電力量料金をお支払いいたします。 電源Ⅰ・Ⅱ=託送料金(±0)+電力料金 45 Ⅰ・Ⅱ 燃料の調達契約や貯蔵可能量の制約などの理由により、調整力の提供に応じられないと認められる やむを得ない事情が発生した場合を想定しています。 NO 対象調整力 46 Ⅰ・Ⅱ 募集要綱 標準契約書 BS 募集要綱 48 調相・BS 標準契約書 49 調相 募集要綱 50 - - 52 - Ⅰ´ 募集要綱 回答 揚水運転を行うために要した電力量に応じて、その電力量に係る費用をお支払いします。諸費用の 内容は、運転に必要な人件費や機械損料などの諸経費が該当するものと考えていますが、具体的に は協議により決定いたします。 全系統ブラックスタートの対象電源として、「P6(1)対象電源」には「当社中央給電指令所から のオンライン指令等にもとづき出力調整可能なもの」とある。 他方、後述している設備要件には、「P6(2)発電設備の機能」には「設備要件をすべて満たし ていることが必要」との記載の上「b ADC 当社中央給電指令所からの出力信号に追従し、自 全系統ブラックスタートにおいて、オンライン指令による出力調整は必須ではないことから、募集要綱 動的に発電機出力を変動させる機能」とあり、オンライン指令による出力調整が必須との記載 を修正し、標準契約書に反映いたしました。 となっている。 全系統ブラックスタートの設備要件において、「オンライン指令による出力調整」は申し込みの 必須条件かどうか確認したい。 6 申込の条件 (2) ア(イ)b - 5 調相運転の提供期間 - - ご提案・お問合せ 揚水運転を行うために要した電力量の扱いはどうされるのでしょうか。また、協議して決定す る諸費用の内訳はどのようなものでしょうか。 標準契約書 第13条(2) 47 51 該当箇所 - はじめに ブラックスタート契約書【標準契約書】、調相運転契約書【標準契約書】はお示しいただけない 10/31に公表いたしました。 のでしょうか。 「提供期間満了の3ヶ月前までに契約者から何らの申し出がない場合は…」とあるが、基本料 契約更改手続き等を考慮して3ヶ月前とさせていただいておりましたが、ご提案を踏まえて「契約期間 金の支払いがないことを考えると、3ヶ月も前から提供期間延長を決める必要はないのではな 満了の1ヶ月前」に変更し、募集要綱および標準契約書に反映いたしました。 いか。(直前の申し出でも問題ないのではないか。) 電源Ⅰ-bについて要綱案が公表されていないが、公表し、公募を実現していただきたい 電源Ⅰ´厳気象対応調整力については、9/21~10/5に提案募集を行ったうえで、10/31に募集を開始 いたしました。 電源Ⅰ需給バランス調整力については、10/31に募集を開始いたしました。 電源Ⅰ-bの公募が実現する際には、意見募集の場を設けていただきたい 電源Ⅰ´厳気象対応調整力については、9/21~10/5に提案募集を行いました。 電源Ⅰ需給バランス調整力については、既に提案募集を行った電源Ⅰピーク調整力と募集要綱の内 容が設備要件等の一部を除き同様であること等から、今年度の提案募集は省略させていただきまし た。 厳気象対応調整力の提供を行うことが可能な状態にあるか確認させていただく観点から、計画提出 ・要綱では、主に10年に1度の調整力を確保するためとありますので、基本的に発電計画値は をお願いしております。なお、計画内容については、厳気象対応調整力の提供を確実に行っていただ ゼロになるとの理解でよろしいでしょうか。仮にそうでであれば、提出する必要があるのでしょ くにあたり、必要な対応(例:発電機の起動等)を行っていただき、それに基づいた計画提出を行って うか。 いただければ結構です。(当社は発電等を指定する時間帯の始期の3時間前までで、契約者が応札 時に指定する時間までに指令いたします。) 当社(小売部門・発電部門)が自ら応札する場合においても、入札要綱に定める募集条件や 評価方法等に基づき、公平に取り扱うものといたします。 53 54 Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 募集要綱 はじめに (1)一般注意事項 2 厳気象対応調整力の提供 "弊社はDRアグリゲータとして入札する中部電力小売部門が行使するであろう潜在的なマー ケットパワーを非常に危惧している。主な理由は下記の二つ。 1.中部電力小売部門は、実証事業を通してアグリゲータが獲得している需要家の情報を持っ ており、これは実証事業に参加している需要家を不公平にターゲットにする機会を与えてい る。さらに、中部電力小売部門が他社アグリゲータの顧客情報に継続的にアクセスし、競争上 優位にたてることに対しても懸念がある。これらの情報に中部電力小売部門がアクセスできな いよう顧客情報の保護等の対策を実施することを検討していただきたい。 2.中部電力小売部門は、同社管内のほとんどの需要家の小売事業者である。小売事業者と して既存の電力需給契約を維持するのと引き換えに、不当な契約条件(高額な対価設定、ペ ナルティなし等)を提示して、電源Ⅰ’の公募にDRとして入札することを懸念している。これは 競争を阻害し、電源Ⅰ’を提供するDRの質の悪化や供給信頼度の低下に繋がりかねない。 中部電力小売部門がDRとして電源Ⅰ’の公募に参加するにあたって需要家にオファーする契 約条件に、何らかの具体的な制限を設けることが適当であると考える。" ・DRは、常に系統に接続させているため、定義としてオンライン電源であると理解している。オ ンライン電源の定義を明確にしていただきたい。 ・OpenADRがオンラインの場合に該当するのかご教示いただきたい。 ・ネガワットの場合のオンライン指令(信号の送受信機能)の定義・接続要件・仕様等を明示し ていただきたい。 応札案件については、募集要綱に定める募集条件や評価方法等に基づき、公平に取り扱うものとい たします。 なお、ご提案については、一般送配電事業者としてコメントする立場にありませんので、回答は差し控 えさせていただきます。 デマンドレスポンスに対するオンライン指令の要件・仕様等については、全国大で標準化が必要な課 題と認識しております。 今年度の公募におけるオンライン要件の適否については、個別に判断させていただきますので、応 札の際、事業者において実現可能な通信手段について記載をお願いいたします。 なお、オンライン指令とは、募集要綱『2 厳気象対応調整力の提供』において、「一般送配電事業者 が自らの供給区域の需給バランス調整を行うため、中央給電指令所から、通信伝送ルートを通じて、 直接的に発電設備等へ発電等を指令すること」と定義しております。 NO 55 対象調整力 Ⅰ´ 募集要綱 標準契約書 募集要綱 該当箇所 2 厳気象対応調整力の提供 ご提案・お問合せ Load dispatchがSpecに入る場合には、ある一定サイズ毎にしていただきたい。 回答 募集要綱『2 厳気象対象調整力の提供』において、「(2)当社の指令に従い,当社が指定する30分 ごとの時間帯に,当社が指定する電力量の発電等を行っていただきます。」と定めており、また、募集 要綱『7 厳気象対象調整契約電力』において、「厳気象対応調整力契約電力は,当社が契約上使用 できる最大容量(キロワット)」と定めておりますので、これに従ってご対応をお願いいたします。 56 Ⅰ´ 募集要綱 2 厳気象対応調整力の提供 (3) 平時の最大需要に相当する平成29年度最大3日平均電力(H3需要)に対応する供給力は小売電 気事業者が確保するなか、厳気象対応調整力は10年に1回程度の猛暑時に相当する平成29年度 最大需要電力(H1需要)に対応する供給力を一般送配電事業者が確保するものであり、H3需要を ・DR発動制限:システム条件に基づく明確な発動条件が設定されることを前提として、60時間 上回るH1・H2需要発生時に発動する前提のもと、提供期間(3ヶ月)の総数として、2回×3ヶ月=6 の発動合計を提案する(但し、1発動/日が上限、連続発動は3日が上限)。 回以上の回数を入札の条件といたしております。 57 Ⅰ´ 募集要綱 3 入札実施のスケジュール 今後も定期的に意見募集を行い、次回以降の募集要項制定に活用していただきたい。 ・発動回数に何か根拠はあるのでしょうか。 提案募集については、募集締切以降も引き続き受け付け、次年度以降の調整力の募集に活用させ ていただきます。 ・DR専用枠を設定し、ポジワットのものと別にしていただきたい。 ・ネガワットの入札はポジワットのものと別としていただきたい。 58 59 60 61 Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ 募集容量は、○万 kW*とします。 "調整力を様々な種類の電源から構成するのを確実にすることは中部電力の利益になると考 える。これにより調整力全体の供給信頼度を向上させ、長期的にはコスト削減にも繋がる。初 年度においては、ある一定のDRを電源Ⅰ’として調達する%もしくはMW等の専用枠を別途設 定していただくことを検討していただきたい。DRは新しい電源としてのコストを発生しつつ、主 に完全に減価償却済みの経年発電設備と競争しなくてはならず、短期的に不利な条件に置 かれているため、このような措置は導入開始時期には重要である。DRが持続可能な電源とし ポジワット(発電設備を活用した厳気象対応調整力の提供)とネガワット(負荷設備を活用した厳気象 ての地位を確立するために、電源Ⅰ’の調達量全体のうち25%をDR専用枠として設定すること 対応調整力の提供)は同等に扱うこととしておりますので、入札条件も同一とさせていただきます。ご が適当であると考える。上限価格以下で入札した電源で十分なDRが確保できなかった場合、 提案については今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 不足分については発電設備から調達することができる。競争の促進のみならず、DR調達によ り得られる具体的な利点は下記の通り。 1. 自然と分散している需要家郡から得られる立地分散リスク 2.複数の需要家で構成する大規模なポートフォリオが提供する高い供給信頼度。発電設備と は異なり、DRは複数の需要家からなる電源として即稼動停止することは決してなく、契約容量 の0%を提供するということもない。 3.反応速度が速く柔軟性のある電源 (特に再生可能エネルギーの系統接続が増加している 状況では有効) (広域機関 第7回 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会 配布資料 2 32ページ参 照)" 募集要綱 4 募集容量 募集要綱 5 厳気象対応調整力の提供期間およ ・アグリゲーターとして複数年契約も用意していただきたい。 び提供時間 募集要綱 募集要綱 5 厳気象対応調整力の提供期間およ び提供時間 ・「厳気象対応」とあるが、ネガワットの需要家にとっては「どのような場合に発動されるか」に ついての予見可能性が低い。ネガワット重要家への説明が必要となるため、エリアの供給予 備力が3%を下回る等、具体的な発動要件を規定していただきたい。 また、「厳気象」以外でも発動する可能性があるのでしょうか? ・電源Ⅰ’は一番最後に発動される安定供給に寄与する需給調整用途の電源だと理解してい るが、ご確認いただきたい。10年に1度の厳気象に対応するための電源であると認識している が、どのような条件下で電源Ⅰ’が発動されるのか明確にしていただきたい。また、具体的な 電源Ⅰ’の発動の条件(トリガー)をご教示いただきたい。" 5 厳気象対応調整力の提供期間およ 昼休みの時間帯はどうなるのかご教示いただきたい。 その際、除外する場合、評価の時に び提供時間 DRに不利な条件にならないよう配慮いただきたい。 経済産業省が制定した「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」において、電源 Ⅰの契約期間は最大でも1年間とされていること、また当社として厳気象対応調整力の提供を必要と する期間を考慮して、提供期間を設定いたしております。ご提案については今後の調整力公募の参 考とさせていただきます。 厳気象対応調整力契約は、容量料金に相当する厳気象対応調整力契約電力料金をお支払いするこ とから、提供時間において、常時、当社からの指令に応じていただく必要があります。 提供時間は午後1時から午後8時までとなります。 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 ・募集期間を夏季・2時間に限定する理由は何でしょうか。 厳気象以外の事由で発動されるのであれば、2時間を超える調整もあり得るのではないで しょうか。 その場合は、より高い評価をすべきではないでしょうか。 62 Ⅰ´ 募集要綱 63 Ⅰ´ 募集要綱 ・P.5の5厳気象対応調整力の提供期間(関連 様式1, 3, 4) エネルギー基本計画では、電力の安定供給を実現するために、電力システム改革の一環とし て、DRを活用した新たな事業形態を導入しやすい環境を整備し、需要を管理していくことの必 要性が謳われており、DRを活用した電源等についても調整力として推進していくことが重要と 考えます。DRを活用した電源等の中でも、現在ネガワット取引きに向けた実証事業の「高度 制御型ディマンドリスポンス実証事業」で検証中でもある蓄熱システムは、低炭素化にも寄与 でき、群として扱えば、非常に大きな調整力が期待でき、積極的に活用すべきシステムです。 5 厳気象対応調整力の提供期間およ 蓄熱システムはこれまで全国に約3万件の導入実績があり、約190万kWのピーク電力削減効 び提供時間 果を生み出しており、調整力としては、十分なポテンシャルを有していることがいえます。 この需要家設備である蓄熱システムは、厳気象時等の稀頻度リスクの高い夏季や冬季に調 整力が大きい特徴をもったシステムであるものの、夏季の月によっても調整力が異なるため、 夏季だけでなく、月単位できめ細かく厳気象対応調整力契約電力を設定できるような柔軟な 契約の形態にしていただきたい。 具体的には、P.5の2厳気象対応調整力提供期間について、夏季3か月だけに固定せず、他 に月単位の設定を加えていただきたい。また、それに伴って、様式1の入札書の表の2の項 目について、厳気象対応調整力契約電力(送電端値)を月毎に設定できるようにし、またそれ に併せて様式3の発電設備等の仕様(負荷設備を活用して厳気象対応調整力の提供を行う 場合)の2DRを実施する需要家等の一覧の内容(供出電力を月毎にする)、様式4の発電設 備等の運転実績の表の項目(出力を月毎にする)を見直していただきたい。 ※「一般送配電事業者による調整力の公募調達について(平成28年7月28日、電気事業連合 会)」の資料でも、「必要に応じて短期(月間等)での調達を行うこととする」とあり、これにより 蓄熱システムとしての調整力の調達量が多く見込めることになります。 5 厳気象対応調整力の提供期間およ び提供時間 具体的にどのような試験等が実施される必要があるのかご教示いただきたい。 (2)対象発電設備等 提供期間については、電力広域的運営推進機関の「調整力及び需給バランス評価等に関する委員 会」において取りまとめられた、電源Ⅰ´の必要量の算定方法※を踏まえて、夏季の3ヶ月に設定い たしております。 ※電源Ⅰ´=(厳気象H1需要×103%)-(平年H3需要×101%+電源Ⅰ必要量) 発電等の継続時間については、厳気象H1の需要カーブに対して3%の予備力を保有した場合と、平 年H3の需要カーブに対して8%の予備力を保有した場合(火力増出力の発動を考慮)を比較すると、 電源Ⅰ´には最低限13時~15時の時間帯での発動が求められます。このため継続時間を2時間と いたしました。 提供期間の始期より厳気象対応調整力の提供を遺漏なく行うために、必要な準備を契約者に行って いただきます。 64 Ⅰ´ 募集要綱 6 契約電源等および入札の単位 DR入札で参加する需要家が異なる場合には、アグリゲータ事業者によるある一定の創意工 夫を認めるべく、異なるポートフォリオの構築をもって複数入札することを認めて頂きたい。 ポートフォリオ構築にあたって、異なる業種・異なるビジネスプラン・異なる柔軟性・異なる反応 募集要綱『6 契約電源等および入札の単位』において、入札は契約電源等ごとに厳気象対応調整 時間・異なる需要家サイズ・異なるコストをもって複数のポートフォリオを構築することができ、 力契約電力を設定して実施していただくことを規定しており、ご提案の応札方法は可能です。 各ポートフォリオは独自の電源として機能する。この柔軟性を認めていただくことで、中部電力 は電源Ⅰ’調達コストを削減できる可能性が十分にあると考える。 65 Ⅰ´ 募集要綱 6 契約電源等および入札の単位 発電設備を活用した応札者は、原則として発電機毎に契約となっているが、アグリゲータ単位 デマンドレスポンスを実施できる需要者を集約して厳気象対応調整力の提供を行っていただく場合、 で契約できないか。 その集約の単位を契約電源等の単位といたします。 7 厳気象対応調整力契約電力 ・ネガワット活用の観点から、ネガワットについての最低入札量の制限(1,000kW以上)をなく し、小容量での参加も可能としていただきたい。 ・長期的にはDR容量10MW以下のものの組み入れをお願いしたい。 ・取引単位は、JEPX取引単位同様に100kWとしていただきたい。 8 入札の条件 (3)発電設備等の機能 中部電力がオフライン電源の入札を制限したいのは明らかである。しかしながら、公募要領で 提案されているメカニズムを懸念する。 電源を10箇所と限定する代わりに、調達容量全体の オフラインの場合、当社が指令を行うにあたり、契約者への連絡等の実務対応が生じることから、件 うちある特定の容量をオフライン電源として限定落札することを提案したい。本提案は、現行 数の上限を設定いたしております。本対応は、契約電源等の件数に応じて生じることから、当該件数 の案よりも確実な落札結果を提供する。具体的には、調達容量全体の33%までがオフライン電 に応じて上限を設定することが適当であると考えております。 源の調達容量とすることを提案する。 8 入札の条件 (4)発電設備等の運用 電源Ⅰピーク調整力入札要綱P67ピーク調整契約電力の5分以内目標出力に到達可能な前 提として「あらかじめ当社(一般送配電事業者)からの起動指令を受けて、系統並列している 状況を前提」と記載があるが、電源Ⅰ´厳気象対応調整力入札に応札した電源は予め一般送 配電事業者から並列指令がない場合でも系統並列している必要があるのか?系統並列して いない場合には、発電設備等の差し替えを認めていただけるのか? 66 67 68 Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 募集要綱 募集要綱 小容量の電源等が多くなると、オンライン指令の場合には当社中央給電指令所への接続が増えるこ とにより通信コストが増加すること、オフライン指令の場合には契約者への連絡等の追加対応が生 じ、迅速な指令に支障を及ぼす懸念があることを考慮して設定いたしております。 当社は発電等を指定する時間帯の始期の3時間前までで、契約者が応札時に指定する時間までに 指令いたしますので、当該指令に従い、厳気象対応調整力の提供をお願いいたします。発電機の起 動および系統並列については、契約者にてご判断をお願いいたします。差替えを行う代替発電機等 についても同様です。 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 需要者と電力需給に関する契約等を締結している契約者(小売事業者等)が厳気象対応調 整力の提供により不利益を被ることがないよう、厳気象対応調整分に相当する売上げを調達 するなどの契約がなされていること。 69 70 71 Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 募集要綱 募集要綱 8 入札の条件 (5)ア (エ) 8 入札の条件 (5)ウ "ネガワット調整金及び関連する小売事業者との契約等は、電源Ⅰ’には課さないようにして いただきたい。理由は下記の2つ。 1. 電源Ⅰ’は厳気象発生時に系統安定化・供給信頼度維持のために発動される電源だと認 識しており、小売事業者の供給力確保義務・同時同量義務・利益の議論からは切り離し、別 途違った扱いがなされるべきである。小売事業者の供給力確保義務・同時同量義務・利益の 議論に関連するのはあくまで類型1もしくは類型1-2のネガワットのみに限定されるべきであ り、類型2(電源Ⅰ’)には不適切であると考える。 2. このような小売事業者との調整金及び関連契約等を必須条件としている市場では、アグリ ゲータ事業者の参加率が限定され、結果的にDR業界全体が成長していない。ドイツでは同様 の条件がアグリゲータ事業者と小売事業者間で必要とされおり、DRプログラムへの参加は極 めて難しく、持続可能な事業運営体制を維持するのも難しい。もしこのような調整金・契約等 の条件が制度設計上どうしても必要ということであれば、アグリゲータ事業者ではなく、例えば 広域機関のような中央管理機関が調整を担うべきである。北米ではISOが同役割を担ってお り、例えば米国北東部のPJMエリアでは、PJMが調整役の責任があり、小売事業者への補填 等は「LMP-G」で調整されている。(LMP-G(卸売市場価格から発電単価を差し引いたもの))" 調整電力の算定上、需要場所が約款30(計量)(2)に該当しないこと。 この約款が何を意味するのか明らかにしていただきたい。 一般送配電事業者として、10年に1度の厳気象時の需給バランス調整を確実に行うために、厳気象 対応調整力を確実に提供いただける事業者を選定する必要があることから、応札者、需要者、電力 需給に関する契約等を締結している契約者(小売電気事業者等)との間で調整力の確保に関連した 適切な契約が行われていることが必要と考えます。 なお、募集要綱については、以下のとおり修正いたします。 「需要者と電力需給に関する契約等を締結している契約者(小売電気事業者等)が調整力を確保す るよう、当該契約者とアグリゲーターの間または当該契約者と需要者との間で適切な契約がなされて いること。 」 定額制契約である等の理由から計量器等の取り付けが行われない場合、デマンドレスポンスの結果 である実績電力量を把握できず、調整電力量の算定が行えないことから、計量器等の取り付けが行 われている需要者を対象といたします。 8 入札の条件 (1)上限価格 ・公募要綱内に上限価格を提示していただきたい。 公募・落札候補者選定の公平を期し、適切な価格の調整力を調達する観点から、上限価格およびそ ・公募要綱内にある上限価格はどのように設定されるのかご教示いただきたい。また、設定さ の算定方法については、事前に公表しないこととしております。 れた上限価格を入札するであろう事業者に公表するのかどうかもご確認いただきたい。 ・ネガワットについては現在の実証において10分前予告、1時間前予告、4時間前予告で分か れているので、今回の入札にあたっても、電力会社からの指令からその指令に応じるまでの 時間ごとにメニューを分割していただきたい。また、指令から実施までの時間が短いメニュー ほど評価されるような仕組みとしていただきたい。 ・最低運転継続時間について、ネガワットについては現在の実証において継続時間はメ ニュー別に30分、1時間、2時間と設定されており、これらに沿った仕組みとしていただきた い。 ・募集要綱『11 総合評価方式における総合ポイントの算定』において、指令から発電等までの時間 が1時間未満の応札案件の場合、加点評価を行うこととしており、応動時間(当社の指令からその指 令に応じるまでの時間)の多様性・迅速性を考慮した調達の仕組みであると考えております。 ・発電等の継続時間については、厳気象H1の需要カーブに対して3%の予備力を保有した場合と、 平年H3の需要カーブに対して8%の予備力を保有した場合(火力増出力の発動を考慮)を比較する と、電源Ⅰ´には最低限午後1時~午後3時の時間帯での発動が必要であり、これを踏まえて継続時 間を2時間といたしました。ご提案については今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 72 Ⅰ´ 募集要綱 8 入札の条件 (4)発電設備等の運用 73 Ⅰ´ 募集要綱 8 入札の条件 (5)負荷設備を活用した厳気象対応調 ・需要家ごとに10kWの調整量が必要という要件を撤廃していただきたい。 整力の提供 募集要綱 ・需要家単位の報告内容は現行の実証事業の運用を踏襲していただきたい。 ・アグリゲーター単位の報告内容は拠点内訳も報告(上記と同じ内容)する。 8 入札の条件 ・アグリゲーター設置による計量器により計量を行い、DRの実証報告をアグリゲーターから行 (5)負荷設備を活用した厳気象対応調 う場合、報告時期は毎月1回(月末)に纏めて実施としていただきたい。速報対応を求められる 実績電力量については一般送配電事業者が当該需要者の検針結果をもとに把握いたします。 整力の提供 場合の対応時間を明確にしていただきたい(例えば、24h以内、12h以内など)。 速報対応を求められる場合の対応時間を明確にしていただきたい(例えば、24h以内、12h以 内など)。 74 75 Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 8 入札の条件 (7)計量器等の設置 現時点で、特定卸供給の要件として予定している1kWに修正いたします。 提供期間の始期までに必要な計測器等(30分ごとに計量することが可能)が設置されている ことが必要です。 料金精算に用いる確定使用量情報等については、契約者にご提供する方向で検討しておりますが、 具体的な方法・時期等については現在検討中です。 中部電力の計量器から得られるデータで精算する場合、計量器からのデーターをいつ・どの それ以外の需要者の使用量情報の入手については、需要者および当該需要者に小売供給を行って ようにアグリゲータが取得できるのか明確にしていただきたい。(例:制度設計で議論されてい いる小売電気事業者と協議・調整を願います。 るA/B/Cルート等) NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 76 Ⅰ´ 募集要綱 厳気象対応調整力契約書をあらかじめ承認していただくことが必要です。 8 入札の条件 応札いただく段階で標準契約書を承認のうえ応札いただく必要がありますが、承認の具体的な手続 (8)厳気象対応調整力契約書の承認 契約書承認の具体的なプロセスと承認をしなければいけないタイミングについて詳しくご教示 きは予定しておりません。 いただきたい。 77 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (2)目的外利用の禁止 厳気象対応待機時間以外の時間帯に調整力を供給することはないとの理解でよろしいでしょ ご理解のとおりです。 うか。 78 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ 割戻料金 「ゲートクローズまでに、契約者が厳気象対応調整力を提供可能な代替発電機等を提供可能 な代替発電機等を提示し、当社が認めた場合は、差し替えを行うことが可能であり…」とある 代替発電機等が募集要綱で定める要件を満たす場合で、当社が認めた場合に差替えが可能となり が、具体的にどのような場合に差し替えが認められるのか例示していただきたい。(例えば、 ます。契約電源等の不具合等の事象を想定しておりますが、当社は契約者の申し出により対応を行 契約電源等による調整力提供が可能であっても、他の電源による差し替えを認めていただけ います。 るのか。) 79 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ 割戻料金 ゲートクローズまでに、契約者が厳気象対応調整力を供出可能な代替電源等提示し、当社が 差替えを認めた場合は、停止日数から除外することといたします。 代替発電機等が募集要綱で定める要件を満たす場合で、当社が認めた場合に差替えが可能となり ます。 ここでの電源1-bの扱いはどうなるのかご教示いただきたい. 停電割戻料金 = 提供期間料金 × [停電割戻対象時間/(60日×7時間)]× 1.5 80 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ(ア)停電割戻料金 ・停止割戻料金の算定式について、どのように算定されるのかより詳細な情報をご提示いた だきたい。具体的には、停止割戻対象時間は、どのように求められるのかご教示いただきた い。諸外国の電力市場では、ペナルティは実際のパフォーマンスに応じて算定・評価されるの が通常である。例えば、100MWの契約容量を持つ電源が、実際に発動されたときに80MW提 供した場合、当該電源は提供に失敗した不足分20MWに対してペナルティを払うようになって いる。100MWの契約容量全体に対してのペナルティを払うことにはなっていない。本公募案件 においても同様にペナルティが規定されていると認識しているが、念の為ご確認いただきた い。また、いくつかの異なるパフォーマンスシナリオにおいてペナルティの算定の仕方を説明 した具体例をご提示いただきたい。 経済産業省が制定した「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」に「調整力を提 供したものの、一般送配電事業者から指令された要件を満たさなかった場合」、「調整力を提供する ことができなかった期間に対する容量(kW)価格を受け取れない」とされていることを踏まえ、一部の 要件を提供できない場合も、原則として、全部の要件を提供できない場合と同様に停電割戻料金の 算定を行うことを考えています。 本年度の募集にあたっては、ベースラインの設定等、試行的な部分も多くあることにも鑑み、実際の パフォーマンスが契約で定めた要件を(一部でも)満たさないと考えられる場合などは、その実績等を 踏まえて、機能の確認・試験をお願いしたり、契約書に則り是正を求めることがあります。 ・停止割戻料金につき、全部または一部の定義を明確にしていただきたい。 81 82 Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (3)イ(ア)停電割戻料金 停止割戻対象時間(最長2時間)は、イベント単位で求められるのか、もしくは年間単位なの か、ご教示いただきたい。 募集要綱 9 主な契約条件 (4)イ(イ) 調整力ベースラインの設定方法はhigh4of5を基本とする旨規定されているが、その他の方法 を選択する場合、落札後の協議は可能との認識でよいか(契約書案第2条に協議する旨記載 ベースラインテストの結果を踏まえ協議をさせていただきます。 あり)。調整負荷設備があらかじめ特定されている場合等、その差分をそのまま調整力として カウント可能ではないでしょうか? 厳気象対応調整力は、主に需給ひっ迫時(10年に1回程度の猛暑時等)にその提供を求めることか 「V1はその30分の発電量調整受電計画差対応補給電力料金単価を上限といたします。」と ら、算定単価について供給コストから著しくかい離した水準で設定される可能性があることも踏まえ、 あるが、電源Ⅰ・Ⅱ契約では事業者が提出する単価に上限が設定されない一方で、なぜ、電 その時点の当社供給区域における需給調整コストの目安となるインバランス価格(発電量調整受電 源Ⅰ・Ⅱ契約を締結していない契約電源等は上限単価が設定されるのか。 計画差対応補給電力料金単価を税抜き処理した値)を上限とさせていただいております。 厳気象対応調整力は発動後にキャンセルされることはあるか。キャンセルがある場合で、需 要家が実際に抑制を行ったときは、電力量料金は支払われるのか。 83 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (4)イ(ウ)電力量料金の算定 84 Ⅰ´ 募集要綱 9 主な契約条件 (4)イ(ウ)電力量料金の算定 停止割戻対象時間は、料金算定期間(毎月1日から当該月末日まで)の停電時間を累計して算定い たします。 原則として、指令後のキャンセルは予定しておりませんが、お問合せの事例においては電力量料金 をお支払いいたします。 NO 85 86 87 88 対象調整力 Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ Ⅰ´ 募集要綱 標準契約書 募集要綱 募集要綱 募集要綱 募集要綱 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 9 主な契約条件 (5)計量 ・計測はアグリゲーターが実施する。 ・発電機ごとに計量器をつけることが原則となっているが、メータは検付になる のか?相対契 約であれば、お互いが合意することでそこまで不要との認識。 ・スマートメーターからのパルス、Bルート連携測定器(BEMS、HEMS)で計測する。 ・需要家了承を得られた場合、一般送配電事業者が上記提供を受諾するルール(申請方法、 処置・応諾期間)等を予め設定する。 ・測量方式に関し、これまで実証で行われてきた、電力会社のメーターからのパルス分岐方式 を認めていただきたい。 ・時間別データの入手に関する整理 実績電力量については一般送配電事業者が当該需要者の検針結果をもとに把握いたします。また、 小売り事業者からの入手も含め、アグリゲーターが需要家からの了承があれば、時間別デー デマンドレスポンスを行う需要者の使用量情報については、需要者および当該需要者に小売供給を タの入手が阻害されない仕組みを明文化していただきたい。 行っている小売電気事業者と協議・調整を願います。 ・スマートメーター利用に関する整理 スマートメーター普及時に、現状実施しているネガワット実証では既にアグリゲーターが取引 メーターからのパルス取得の方法が認められないことが無いような配慮をお願いしたい。 ・計測手段は過度に限定せず、現状の料金計算で認められている入手手段と同等の許容度 となる様にお願いしたい。 ★計測粒度 ・現行ルール通り(10分前予告は5分毎、その他メニューは30分毎)。 ・取引決済は毎月1回実施(固定費・可変費とも)としていただきたい。 ・Type II DRではネガワット調整金が小売業者に支払われないのが実情ゆえ、本件も同様とし ていただきたい。 9 主な契約条件 (7)契約解除 契約締結後、厳気象対応調整力契約電力に基づく厳気象対応調整力の提供が困難となった場合に は、契約の解除に至る可能性があり、その際には標準契約書第24条に基づく補償または第27条に 基づく損害賠償を求めることとなります。 調整電力量が指令を上回った場合には、他の契約電源等を用いて下げ調整を行う必要があります ・DRとして契約後、需要家の離脱等で容量の確保が難しくなった際のペナルティーは契約解 ので、厳気象対応調整力の提供を適切に行えなかったと判断いたします。経済産業省が制定した 除のみか。その他あれば明示頂きたい。 「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」に「調整力を提供したものの、一般送配 ・ペナルティに関して今回設定されるⅠ’のプログラムのパフォーマンスの上ぶれによるペナ 電事業者から指令された要件を満たさなかった場合」、「調整力を提供することができなかった期間に ルティをなしとしていただきたい(Ⅰ’の目的より、緊急的電力不足時に発動されるものである 対する容量(kW)価格を受け取れない」とされていることを踏まえ、一部の要件を提供できない場合 ために、パフォーマンスの上振れによるペナルティが設定されるのは合理的でないと考えるた も、原則として、全部の要件を提供できない場合と同様に停電割戻料金の算定を行うことを考えてい め)。 ます。 ただし、本年度の募集にあたっては、ベースラインの設定等、試行的な部分も多くあることにも鑑み、 実際のパフォーマンスが契約で定めた要件を(一部でも)満たさないと考えられる場合などは、その実 績等を踏まえて、機能の確認・試験をお願いしたり、契約書に則り是正を求めることがあります。 11 総合評価方式における総合ポイ ントの算定 P.14、15の「価格要素ポイント、非価格要ポイント」に関して 昨年出されたエネルギーミックスや電気事業における低炭素社会実行計画(2030年度 CO2 排出係数0.37kgCO2/kWh)にもありますように、電源の低炭素化が必要不可欠である中、 バーチャルパワープラント(仮想発電所)としても同様に低炭素化に寄与することが重要です。 また、「上げ調整」・「下げ調整」の両方に対応できる電源等には、需給バランス運用の柔軟性 への貢献が大きいと考えます。 そこで非価格要素ポイントに関して、反応速度以外に「電源等の低炭素化」・「下げ調整と上 げ調整の両方の対応可否」といった評価項目を加えていただきたい。さらに非価格要素ポイ ントについて、特に電源等の低炭素化は上述のように非常に重要な要素と位置づけられるた め、少なくとも電気事業連合会が仮設定した非価格要素ポイントを20点(「一般送配電事業者 による調整力の公募調達について(平成28年7月28日、電気事業連合会)」の資料より)よりも 高くしていただきたい。 これにより、調整力の拡大や経済産業省が推奨する省エネ(電力の低炭素化を含む)・負荷 平準化や環境省の推奨する地球温暖化防止・省CO2(日本の約束草案2030年度2013年度比 -26%)の目標達成に向けてより一層推進が図られることが期待できます。 電源Ⅰ´厳気象対応調整力は、10年に1回程度の猛暑時の需給バランス調整を行うための調整力 であり、上げ調整(発電出力の増加または電力使用の抑制)を行うことが要件であり、効率的な調達 を行う観点からは必要な要件に限定することが適当であると考えております。 その他のご提案については、今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 11 総合評価方式における総合ポイ ントの算定 ・託送約款を遵守し、調整力供給契約を担える事業者であること。 ・DR発動体制、需給管理体制、情報保護等がなされていること。 ・DRシステムを持ち、実施出来ること。 ・今までの実証が参加要件として生かされる様にお願いしたい(例えば実証で何回以上のDR 指令を発令し、どの程度成功していることなどを条件にする等)。 ・価格要素評価点の計算で、休日・祝日等も含まれて考慮されるとなると発電に有利になるこ とが考えられる。ネガワットの特性も考慮し、広域機関の議論でも取り上げられたような非価 格要素の部分でネガワットが対等に評価されるよう配慮いただきたい。 ご提案の事項については、厳気象対応調整力契約電力の妥当性や、技術的信頼性の確認方法の 一つとして活用させていただきます。 なお、募集要綱『5 厳気象対応調整力の提供期間および提供時間』において、土曜日・日曜日等を 除外しており、ご提案の内容は該当しないものと認識しております。 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 89 Ⅰ´ 募集要綱 該当箇所 11 総合評価方式における総合ポイ ントの算定 ご提案・お問合せ ・入札した価格が支払われるのか、クリアーされた価格が支払われるのかを教えていただき たい。 回答 応札時に入札した価格にもとづきお支払いを実施(pay as bid)いたします。 (2)非価格要素評価点の算定 "反応時間が60分の場合、非価格要素評価点として加点されるのかご教示いただきたい。60 分が加点対象とならない場合、例えば59分は加点対象となるのか、また具体的に何分間隔で 反応時間を設定すれば加点対象となるのかご教示いただきたい。 各電源のラインロスの調整を非価格要素として評価対象にするようご検討ただきたい。具体 的には、DRは常に系統に接続しており容量提供するにあたってラインロスは発生しない。そ のためDRは非価格要素評価で5点を得るべきである。ラインロスの調整分に非価格要素評価 を5点与えることで、発電設備に発生する~5%のラインロス(DRが発動時に実際に提供する 容量よりも5%少ない容量を発電設備は提供)を公平に反映することになる。このような各電 源のラインロスの調整を用いることは、発電とDR両方を調達する電力市場では一般的に見受 けられる。(例:PJM)" 指令から発電等までの時間が1時間未満である場合、加点対象となります。(非価格要素ポイントは 最大5点です。) 契約電源等が負荷設備の場合、調整電力量は、調整力ベースライン(需要場所における需要者の電 気の使用の抑制がなかった場合に想定される電力量で託送供給等約款で定める損失率で修正した 値)から需要実績を託送供給等約款で定める損失率で修正した値を差し引いて算定することとしてい ることから、ご提案の内容は反映不要と認識しております。 90 Ⅰ´ 募集要綱 11 総合評価方式における総合ポイ ントの算定 (2) 91 Ⅰ´ 募集要綱 13 応札方法 ・随時調整契約との重複も、優先順位付等により許容いただきたい。 同一需要者のデマンドレスポンスをもとに複数の事業者にその供給力(調整力)を提供することは可 能であり、厳気象対応調整力への応札も可能ですが、厳気象対応調整力の提供の実効性を担保す る方策について、確認および協議をさせていただきます。 13 応札方法 ・需要家の募集は3月末まで可能とする(入札募集時の需要家リスト提出は不要としていただ きたい)。また、落札された容量を契約期間開始までに集められなかった場合には基本料金 が毎月の登録要領に応じて調整されるだけであると理解するが、ご確認いただきたい。 ・公募時点でのアグリゲーターの需要家確保要件の明示(入札した契約量の何%まで事前に 確保しておくべきかなど)をお願いしたい。その中で需要家の事前確保比率は低めに設定して いただきたい。 ・これらは公募締め切り時に提出することを要求されているが、公募締め切り時には需要家の 提出は不要としてもらいたい。(実際、需要家の募集は2017年4月直前まで行うため。)アグリ ゲーターがコミットしたMWを契約開始時点までに集められなかった場合のペナルティーが課 される場合には、他市場のペナルティー内容に沿ったリーズナブルなものとしていただきた い。 ・契約期間は年次とし、ノミネーションは毎週行うものとする。需要家の募集は3月末まで可能 とする(入札募集時の需要家リスト提出は不要としていただきたい。)。 一般送配電事業者として、確実に厳気象対応調整力を提供いただける事業者を選定する必要があ ることから、応札時点で厳気象対応調整力契約電力に相当する厳気象対応調整力の提供が可能な 需要者の確保をお願いします。 なお、応札以降で、対象需要者を追加していただくことは可能です。(その場合も、厳気象対応調整 力契約電力の変更はできません。) 92 Ⅰ´ 募集要綱 "発電等指令に対する調整量の試験を実施 (確認方法:現地確認)" 93 Ⅰ´ 募集要綱 16 設備要件・運用用件の確認・試験 ポートフォリオ単位でDRの技術要件・機能を評価・確認していただきたい。また試験の成功要 件については、電源Ⅰ’提供開始時期より前に送配電事業者との対向試験を実施し、ポート フォリオ単位での成功をもって制御機能の確認としていただきたい。 入札案件単位で確認をさせていただきます。 94 Ⅰ´ 募集要綱 ・通信およびセキュリティ要件について、専用線等、過度に堅牢な対策を施す要件とはしない 様にお願いしたい。 ・通信要件は現行程度(専用線等の過度な対策は行わない)としていただきたい。 ・通信規格について各一般送電事業者で異なる規格とせず、統一した規格(共通化)をお願い デマンドレスポンスに対するオンライン指令の要件・仕様等については、全国大で標準化が必要な課 16 設備要件・運用要件の確認・試験 したい。 題と認識しております。ご提案については今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 ・オンライン対応の場合、受信信号として接点信号となっているが、社会実証等で実施してい るOpenADRを用いることは想定していないのか。 ・インターフェイス関係は、現行VTN・VEN活用を前提に実施いただきたい。 95 Ⅰ´ 募集要綱 様式3 96 Ⅰ´ 標準契約書 第1条 ネガワットアグリーゲーターが応札者(契約者)となる場合、調整力をどのように担保するかが 規定されていないが、仮に様式3を提出した場合、契約者(ネガワットアグリゲーター)と需要 アグリゲーターと需要者の契約書類等まで確認を行うことは予定しておりません。 家間の契約書類等まで確認されるのか。 需要家施設に設置されている蓄電池はこれに該当するのかご教示ください。 託送供給等約款における発電量調整供給契約の対象電源である場合には該当いたします。 NO 対象調整力 募集要綱 標準契約書 該当箇所 ご提案・お問合せ 回答 97 Ⅰ´ 標準契約書 第1条(3) 託送供給等約款31(19)においては、「接続対象計画差対応補給電力量の算定上、当該供給地点 当該箇所は、アグリゲータ事業者が需要家獲得の営業をするときに考慮すべきかどうかご教 で計量された30分ごとの電力量に当社が行った電気の使用に係る調整にもとづきその30分ごとに 示ください。 算定された値を加えた値を、当該供給地点におけるその30分ごとの接続供給電力量とみなし、接続 対象電力量を算定する」旨が規定されております。 98 Ⅰ´ 標準契約書 第7条(5) ・契約期間を通じ、第21条で定める提供時間の間に指令に従い運転可能であれば、発動時 間を除く20時から翌12時までの間は本契約の対象外との認識でよろしいでしょうか。 ご理解のとおりです。 99 Ⅰ´ 標準契約書 第9条 アグリゲータが設置するデバイスは計測器として扱われるのかご教示ください。 実績電力量については一般送配電事業者が当該需要者の検針結果をもとに把握するものとし、これ に必要な計量器等は一般送配電事業者が選定するものといたします。 標準契約書 第10条 具体的にどのような設備かご教示ください。 受信信号・送信信号ともに、当社と契約電源等(アグリゲーター)間の通信となります。 デマンドレスポンスに対するオンライン指令の要件・仕様等については、全国大で標準化が必要な課 題と認識しております。 今年度の公募におけるオンライン要件の適否については、個別に判断させていただきますので、応 札の際、事業者において実現可能な通信手段についてご記載願います。 100 Ⅰ´ 101 Ⅰ´ 標準契約書 第11条 ・月間料金は「入札価格(円/kW)×厳気象対応調整力契約電力(kW)÷3」といたします。 ・厳気象対応調整力契約は、容量料金に相当する厳気象対応調整力電力料金をお支払いすること から、提供時間において、常時、当社からの指令に応じていただく必要があります。 ・基本料金は全ての対応可能な日時に応じて支払われることとしていただきたい。 ・調整電力量が指令を上回った場合には、他の契約電源等を用いて下げ調整を行う必要があります ・ディスパッチオーダー:リソースはコストの安いものから使用され、ネガワットは、全ての発電 ので、厳気象対応調整力の提供を適切に行えなかったと判断いたします。経済産業省が制定した リソースが発動された後に発動されることとしていただきたい。 「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」に「調整力を提供したものの、一般送配 ・ネガワット提供要件:各リソースは最低でも約束した容量の100%を提供し、上限は設定され 電事業者から指令された要件を満たさなかった場合」、「調整力を提供することができなかった期間に ないこととしていただきたい。 対する容量(kW)価格を受け取れない」とされていることを踏まえ、一部の要件を提供できない場合 ・失敗時の取り扱い:ネガワット提供に失敗したリソースは提供した容量割合に応じて、対価 も、原則として、全部の要件を提供できない場合と同様に停電割戻料金の算定を行うことを考えてい の減額がなされる(但し減額上限は報酬の100%)こととしていただきたい。 ます。 ただし、本年度の募集にあたっては、ベースラインの設定等、試行的な部分も多くあることにも鑑み、 実際のパフォーマンスが契約で定めた要件を(一部でも)満たさないと考えられる場合などは、その実 績等を踏まえて、機能の確認・試験をお願いしたり、契約書に則り是正を求めることがあります。 102 Ⅰ´ 標準契約書 第19条 取引決済は毎月1回実施としていただきたい。 経済産業省が制定した「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」に「容量(kW) 価格については調整力を拠出した月の翌月に、電力量(kWh)価格については電力量(kWh)確定 後の翌月までに、費用精算を行う」旨が定められており、これに則り精算時期を定めております。 103 Ⅰ´ 標準契約書 第23条 標準契約書において「相手方が本契約に定める義務を履行しない場合、相手方に対して、書面によ 契約解除の条件を具体的に記述していただきたい。また両当事者にとって、契約の解除を回 りその履行を催告し、その後10日を経過しても相手方が当該義務が履行しなかったときには、本契 避するための措置及び状況改善する努力をする機会の設定を考慮していただきたい。 約を解除することができるものとする」と定めており、契約解除については改善状況等を鑑み、個別 の事象に応じて判断させていただきます。 104 Ⅰ´ 標準契約書 第27条 「当該損害(実際に負担した直接損害に限る。)を賠償する」としてはどうか。また損害賠償の 損害賠償の内容については、直接損害に限らず、相当因果関係が認められる範囲を対象とし得るこ 金額も契約金額を超えない限度額の設定を検討していただきたい。 とを前提としております。ご提案については今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 標準契約書 第32条 義務期間については、契約者の算定単価等の機微な情報を授受すること等を踏まえ設定いたしてお ります。ご提案については今後の調整力公募の参考とさせていただきます。 対象情報については、標準契約書において「本契約の内容ならびに本契約の締結および履行に際し て知り得た相手方の情報」と定めており、全ての秘密情報を対象としております。なお、公知な情報 等、以下の情報については秘密情報として取り扱わないこととし、標準契約書に反映いたしました。 ① 本契約の締結前から既に自ら保有していたもの ② 本契約の締結後に自らの責めによらず公知となったもの ③ 正当な権限を有する第三者より秘密保持の義務なく入手したもの ④ 相手方の情報を使用もしくは参照することなく独自に開発したもの 105 Ⅰ´ 義務の期間を例えば契約解除後10年等の設定を考慮していただきたい。また、秘密保持義 務のスコープをいかなる機密情報(any proprietary information )に拡大していただきい。