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スーパープレゼンテーションの内容(pdf)

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スーパープレゼンテーションの内容(pdf)
平成 25 年 11 月 23日 親父の会・保護者と本校教職員の交流会報告資料
NHK Eテレ スーパープレゼンテーション
毎週 金曜日 夜11:00~11:25
スティーブ・ジョブズのようなスピーチがしたい!海外のクライアントにビシッとプレゼン
したい!自分のアイデアをたくさんの人に伝えたい!そんなあなたのための新 語学教養
番組です。世界が注目するアメリカのプレゼンイベント「TED カンファレンス」。会場には文
化・芸術・科学・IT などの最先端を行く「いま世界を変えようとしている人たち」が次々と登
場します。エネルギーと驚きに満ちたプレゼンを披露します。
番組ではそのアイデアを英語で学んでいく。番組ナビゲーターは MIT メディアラボ所長
伊藤穰一氏。科学技術からアートまで幅広い知見と人脈を持つ彼ならではの、洞察に満
ちた解説、また、サブナビゲーターを俳優の吹石一恵氏が務め、スピーカーのライフスト
ーリーや、アイデアをより深く知るための紹介をします。
この番組で紹介されていえるTEDとは、
TED は、価値のあるアイデアを世に広めることを目的とするアメリカの非営利団体です。
1984 年の設立当初は、「技術」「エンターテインメント」「デザイン」の 3 つの分野からスピ
ーカーを集めて会議を行っていましたが、その後あらゆる分野における最先端の人々が
集まる場へと発展し、TEDトークと呼ばれるプレゼンテーションの動画を世界に無料配信
して注目を集めています。スピーカーのリストに並ぶ著名人は、wikipedia の創設者ジミ
ー・ウェールズ、amazon の経営者ジェフ・ベゾス、U2のボノ、精神科医のオリバー・サッ
クスなどの名前が含まれています。
現在は、1 年に 1 回カリフォルニア州のロングビーチで行われる大会を中心に、世界各
地に活動を広げています。
今回、保護者と教職員で観た録画は
15歳のJACK ANDRAKA (ジャック アンドレイカ) の
「将来性のある すい臓がん検査方法の開発」 です。
ジャック・アンドレイカ
1997 年、米メリーランド州生まれ。父は土木技師、母は麻酔科医。幼い頃から科学に興味を
持ち、小学生の頃からサイエンス・フェアに参加。2012 年、インテル国際科学技術フェアで、す
い臓がんの新たな検査法を発表し、最優秀賞に輝く。ABC、CBS、BBC 等テレビや新聞・雑誌の
取材が相次ぐ。13 年、15 歳にして TED の舞台に立つ。
実は大人よりも創造性が高く優秀な 15 歳の脳
今回は、現役高校生、ジャック・アンドレイカのプレゼンテーションでした。彼は「すい臓がん」の
画期的な検査方法を発明したことによって、アメリカで最も注目されている若手科学者です。
15 歳の少年が、どうやってこのような発明をしたのでしょうか? 彼はインターネットにアクセスし
て、「Wikipedia」というオープンな百科事典と、「Public Library of Science」というオープンな
学術ジャーナル、この 2 つから情報を得ました。実は脳には、若い時に本当によく働いて、たくさ
んのデータを操ることができるという特徴があります。ですから大人よりも 15 歳の方が、画期的
な創造ができる可能性は高いのです。
ジャック・アンドレイカの場合はすい臓がんでしたが、自分の親とか家族がそういう病気にかかっ
た若い子であれば、「とても安価な検査方法をつくろう」という発想で、一生懸命取り組むことがで
きます。しかも、巨大なコストをかけないで。そのようなコンセプトは、今までの医療業界にはあり
えません。何千億や何兆円ものお金をかけて、いろいろなプロセスを経て──というような開発方
法だったからです。
彼の成功が、世の中に役立つ医療研究開発のきっかけに
「低いコストでもいろいろ発明できる」というのは、IT ベンチャーにとって重要な要素です。科学技
術、とくに製薬や医療の分野では、まだまだベンチャーは、とくに学生レベルではあまり育ってい
ません。しかし今後は、ジャック・アンドレイカの発明がきっかけとなって、世の中にとても役に立
つ新しい医療研究開発が、彼のケースと似たパターンで生まれてくるのではないかと思います。
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