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KITEC INFORMATION No276 (2015, Autumn)

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KITEC INFORMATION No276 (2015, Autumn)
KITEC
INFORMATION
276
No.
2015 AUTUMN
巻頭言
一般財団法人 九州産業技術センター 理事 佐藤 公亮
(三菱日立パワーシステムズ株式会社 営業戦略本部 九州支社長)
新会員の紹介
安井株式会社
私の研究室
九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
石原 達己 教授
センターからのお知らせ
KITEC INFORMATIONはホームページにも掲載しております。
http://www.kitec.or.jp/
平成28年度(前期)人材育成助成の実施について
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業
第 1 回ニーズ発表会
KITEC INFORMATION
2015 No.276
●巻頭言 “変えていくこと、変えてはいけないこと”
一般財団法人 九州産業技術センター 理事 佐藤 公亮(三菱日立パワーシステムズ株式会社 営業戦略本部 九州支社長)..... 1
●新会員の紹介
安井株式会社............................................................................................................................................ 2
●私の研究室
九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 石原 達己 教授................................................... 4
●センターからのお知らせ
平成 28 年度(前期)人材育成助成の実施について. .................................................................................. 8
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業
.............................................................. 9
第1回ニーズ発表会「大企業ニーズ提案型ビジネスマッチング」
●センターの活動報告
平成 27年度(後期)人材育成助成の選考結果について...........................................................................10
平成 27年度九州イノベーション創出戦略会議(KICC)
............................................................................ 11
通常総会及び特別講演 開催報告
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業 ............................................................................14
・平成 27年度 第 2 回コーディネータ連絡会 開催報告
平成 27年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の採択結果について................................15
平成 27年度「医工連携事業化推進事業」の採択結果について................................................................16
九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)
・人工関節関連機器開発 第1回勉強会 開催報告 ...................................................................................17
・クラスターマネージャーの紹介
九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)
「ASEAN 環境プロジェクト組成のための現地調査、官民協議」の報告 & ..........................................19
「技術シーズ発信・個別商談会」のお知らせ
●九州経済産業局情報
平成 27年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の採択結果について............................... 21
平成 28 年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望について.................................................... 23
中小・中堅企業の成功・失敗事例サイト「ミエル☆ヒント」の開設 ..........................................................
〜中小・中堅企業の「成功の秘訣」を見える化〜
24
人事異動................................................................................................................................................ 25
九経マンスリー....................................................................................................................................... 26
九州地域の鉱工業動向(平成 27年 7 月速報). ....................................................................................... 27
●産総研九州センター情報
最近の特許情報....................................................................................................................................... 29
九州・沖縄産業技術オープンデー開催のご案内...................................................................................... 30
●その他ご案内
技術相談のご案内.................................................................................................................................. 33
●
巻頭言
●
KITEC 2015 No.276
変えていくこと、変えてはいけないこと
一般財団法人 九州産業技術センター 理事
佐藤 公亮
(三菱日立パワーシステムズ株式会社 営業戦略本部 九州支社長)
当社は、昨年2月1日、三菱重工業、日立製作所
これに関連して、私は、統合直後の支社でのひと
両社の火力発電事業部門が統合して発足しました。
コマを思い出します。若手メンバー2人にお願いし
例えると、昨年1月まで、ライバル関係にあった者
て、それぞれの出身会社の成り立ち、歴史、企業理
同士が、いきなり2月から同居生活を始めたと思っ
念等を整理して発表してもらいました。何となく
て頂ければ良いと思います。私の所属する九州支社
知っているつもりでいたお互いの出身会社のことを、
にも、三菱重工業、日立製作所両社の九州支社で火
この機会により深く理解出来ればと考えたのです。
力発電事業に従事していたメンバーが集いました。
そこで、両社の経営理念を並べてみると深い共通点
新会社発足後1年半が経過しましたが、お客様や
パートナー様からの温かいご理解・ご支援を頂いた
お陰で、比較的順調に滑り出せたように感じています。
九州支社の所掌業務は、九州、沖縄管内で火力発
電事業を営むお客様、工場の自家発電用として火力
があることに気付いたのでした。
三菱重工業の「社是」には、「誠実を旨とし、和
を重んじて公私の別を明らかにする」と謳われてい
ます。
かたや、日立製作所の「基本理念」には「和、誠、
発電設備をお持ちのお客様、また、将来、火力発電
開拓者精神をさらに高揚させ・・・公正かつ透明な
設備を設置する計画をお持ちのお客様への営業窓口
企業行動に徹する・・・」とあります。
です。新会社発足当時、支社メンバーで常に声を掛
少し大げさな表現かもしれませんが、私たちは、
け合っていたことは、
「当社の都合でお客様に混乱
相通じる企業理念を持つふたつの会社に身を置き、
を来たし、業務を停滞させるようなことがあっては
先輩方からの教えを受け、日々の仕事をしてきた仲
ならない」ということと「出身会社それぞれの仕事
間だったのだと気付いたのです。
の進め方、歴史、文化を理解し合う努力をしよう」
ということでした。
とは言いながら、私たち社員一人ひとり、
「果た
当社発足の背景には、世界市場で高いシェアを占
め、強力な事業展開力を持つ欧米重電メーカーに伍
して戦うためには、このままでは生き残れない、と
してひとつの会社としてうまくやっていけるのだろ
の強い危機感があります。国内市場に目を転じると、
うか」と一抹の不安を抱えながらの船出だったとい
電力自由化の動きを受け、電気を「作る」
、
「送る」
、
「売
うのが正直なところだと思います。
る」
、
「買う」というこれまでの仕組みが、大きく変
会社発足後、新会社の概要をご説明するため、管
わろうとしています。
内各地を回りました。温かい激励のメッセージも数
これからの激しい環境の変化に対応していくため
多く頂きましたが、「歴史・文化の違うライバル同
に、私たちは、より強く、よりしなやかに変わって
士がよく思い切って一緒になったね」との驚きの声
いかなければなりません。
もたくさんのお客様から頂戴しました。
一方、変えてはいけないこととして、三菱重工業、
ところが、不思議なことに、私たちの当初の不安
日立製作所の経営理念に謳われているように、社内
とは異なり、社内のどの部門も和気藹々とした雰囲
関係部門の力を一つに結集し、誠意を持って正面か
気で、融合、融合、と妙に肩に力の入った空気もあ
らお客様と向かい合う姿勢は決してゆるがせてはな
りません。
らない、といつもメンバーと話しています。
1
●
新会員の紹介
今回ご紹介する
新会員は……
●
KITEC 2015 No.276
安井株式会社
当社は 1930 年に創業した
「ものづくり企業」です。80 年を超える歴史の中で、印刷事業、発泡スチロー
ル事業、射出成形事業、医療機器製造事業と日本経済の発展や社会環境の変化に適応し事業を拡大して
きました。
近年、私たちを取り巻く経済環境や社会構造は著しいスピードで変化しており、お客様ニーズは多様
化しております。
私たちは全てのお客様に高品質で安全な製品をお届けすることで、お客様に感動と満足を提供するこ
とを最大の使命としております。
そのためには、イノベーション(技術革新)に挑戦し、新技術・新商品開発に力を入れ、全てのお客
様に満足して頂くよう品質向上に取り組んでまいります。
これからも、地域社会に貢献することへ一層の努力を重ねてまいりますので、皆さまの変わらぬご支
援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
経営理念
●私たちは、メーカーとして常に知識と技術を磨き、お客様に感動と満足を提供し、地域社会に貢献
します。
●私たちは、高付加価値経営を目指し、生きがいと働きがいのある企業を実現します。
●私たちは、すばらしい 21 世紀にするため、地球に優しい環境保全と省資源に努めます。
品質方針
●私たちは、常にお客様に満足していただくために高品質で安全な製品をお届けしていきます。
1. 信頼を確保します。
2. 法令を遵守します。
3. QMS の継続的改善を行います。
所 在 地
【本社・工場】
宮崎県東臼杵郡門川町大字加草 2725 番地
TEL 0982-63-7111
FAX 0982-63-7130
URL http://www.yasui-kk.co.jp/
【鹿児島製造所・鹿児島営業所】
鹿児島県霧島市国分川内 429 番地 1
TEL 0995-45-6282
FAX 0995-45-6668
関連会社
【安井プラスチック株式会社】
大分県豊後大野市大野町宮迫 549
TEL 0974-24-5600
FAX 0974-34-3310
2
【福岡営業所】
福岡県福岡市南区向野 2 丁目 3-4
アンビエンテ大橋福岡 2 階 202 号室
TEL 092-557-1616
FAX 092-557-1617
●
新会員の紹介
●
KITEC 2015 No.276
創 業
1930 年 5 月 資 本 金 9,500 万円
代 表 者 松田 哲(まつた さとし)
従業員数
240 人
売 上 高 約 45 億円 敷 地
77,000m2
事業内容
● 紙、紙加工品及び印刷物の製造並びに売買
● 包装材料、梱包材料の製造並びに売買
● 合成樹脂の成形・加工並びに売買
● 電器 ・ 電子機器及び部品の製造加工並びに売買
● 医療機器の製造販売等に関する業務
● 高齢者福祉事業に関連する介護用品の売買
● 損害保険代理業
● 広告代理業
● 生命保険の募集に関する業務
● 清涼飲料水(ミネラルウォーター)及び食料品等の売買
● 貿易業務
● 以上各号に関連する業務
会社沿革
1930 年 5 月
創業、印刷事業を開始
1940 年 8 月
安井株式会社設立
1967 年 8 月
発泡スチロール事業を開始
1977 年 11 月
射出成形事業を開始
1979 年 8 月
鹿児島工場立ち上げ
2000 年 10 月
ISO9001 認証取得
2009 年 4 月
関連会社安井プラスチック( 株 ) 設立
2012 年 3 月
医療機器製造業許可取得
2013 年 4 月
商事部門を立ち上げ
2014 年 11 月
ISO13485 認証取得
製 品
シール・ラベル印刷・一般印刷、各種包装資材
射出成形品
発泡スチロール成形品
3
●
私の研究室
●
KITEC 2015 No.276
九州大学
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
石原 達己
教授
研究 セラミックで拓く高効率エネルギー蓄積・
テーマ 変換デバイス、環境浄化のための触媒技術
1. はじめに
現在、地球規模での気候変動は、我々の生活に深刻な影響を及ぼそうとしており、また、福島第一原子力発電
所の事故以来、日本ではエネルギー源に関する将来シナリオが激変し、エネルギー問題は、最も重要で、関心の
ある課題であります。現在、エネルギー自給率が5%以下の日本では、エネルギーを有効に利用する技術の開発
と普及は、非常に重要な課題となっています。本稿では、現在、筆者の所属するカーボンニュートラル・エネル
ギー国際研究所 (I2CNER) の活動状況を紹介するとともに、筆者の取り組んでいる、ポスト Li イオン2次電池と
しての新しい蓄電技術である金属―空気電池、金属燃料電池について紹介します。
2. カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 (I2CNER)
I2CNER は、文部科学省の WPI と呼ばれる国際的に存在感のある研究所の創出を目的としたプログラムの支
援の下、2010年に九州大学に全国で6番目の研究所として、設立された国際研究所です。名前の通り、研究所
の構成員の約半分は外国人で、公用語を英語とする新しい制度で運用される研究所です。現在、9つの研究所
が、全国の大学に設立されていますが、九州大学の I2CNER のみ、エネルギーを研究対象としています。現在、
低炭素についての多くの研究プログラムが実施されていますが、I2CNER ではさらに、その先のカーボンニュー
トラル・エネルギー社会の構築を目指した、技術とシナリオの創出を目指して、九州大学が取り組んできた水
素をエネルギーキャリアーとするための一連の新しい科学について検討しています。また、最終的には発生す
る CO2を安全に貯留、廃棄する必要があり、Fig.1に示すように I2CNER では水素の発生、輸送、利用のための
基礎科学とともに、CO2を出さないプロセスと最終的な分離・貯蔵のための基礎科学に取り組んでいます。一見、
広範囲なテーマに取り組んでいるように思われるのですが、いずれの分野でも、時間と長さのスケールは異な
るものの、同じ界面と表面の精密制御という共通の学問があり、拡散と吸着という現象の制御で新しい学問領
域の創出に取り組んでいます。
今後のエネルギー社会では水素は重要な役割を担うと期待されています。水素は電気と同様に、天然には存在
せず、作らないといけないエネルギーで、使っても環境に有害な物質を排出しません。この点で、水素は電気と
よく似たエネルギー媒体ですが、電気と異なり、大量に蓄積するのに適したエネルギー媒体です。そこで、今
4
●
私の研究室
●
KITEC 2015 No.276
後、普及が期待されている、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーを、有効に利用できるようにす
るためには、水素にいったん変換して、平準化と蓄積して使用することが必要と考えており、水素社会とは、再
生可能エネルギー社会の到来になると考えています。このような水素社会では、水素と電気を高効率で、双方向
に変換できる技術の創出が、不可欠であり、燃料電池と電解技術の開発が求められます。このような観点で、現
在、筆者の研究室では、高効率な酸化物固体電解質燃料電池 (SOFC) とこれを逆動作させた中温水蒸気電解セル
(SOEC) の開発を行っています。そこで、次節では、筆者の研究室での SOFC 開発の状況を紹介するとともに、
SOFC を蓄電池へ展開する新しい試みを紹介します。
3. 低温作動型 SOFC の開発の状況と金属燃料電池への展開
燃料電池は、電気化学的に燃料を無炎で、燃焼することで、燃料から直接、電気を得ることができるので、高
効率発電を行うことのできる発電方式です。現在は家庭用のコジェネレーションシステムとしてエネファームの
商品名で、ポリマーを電解質に用いた燃料電池の普及が始まっています。一方、電解質に酸素イオン伝導体を用
いる SOFC は、作動温度が高いので、電極に高価な Pt などの貴金属を必要とせず、セルとして60%近い、高い
効率での発電を行うことができます。現在、SOFC もエネファーム type S として、商品化と普及が始まってい
ますが、SOFC では現在、作動温度が750℃と高く、発電性能の劣化抑制とコスト低減のためのセルの高出力化
が求められています。筆者は、SOFC に関連する材料の開発を20年以上にわたり取り組み、とくに低温作動化が、
長期的な劣化の抑制に有効であると考え、新しい高酸素イオン伝導体としての LaGaO3系酸化物の発見に成功し
ました。この材料の特長はペロブスカイト型という従来の酸素イオン伝導体とは異なる結晶構造をしていること
です。Fig.2には代表的な酸素イオン伝導体のイオン伝導の比較を示しています。現在、SOFC の電解質として
広く利用されている Y2O3安定化 ZrO2に比べると電導度は、約1桁大きな値を示すので、低温作動型 SOFC の
電解質として適しています。電解質を薄膜化することで、電気的な抵抗はさらに低減できるので、Fig.3には厚
さ5μ m の LaGaO3系酸化物をレーザーアブレーション法で作成した Ni-Fe 金属基板担持セルの発電特性を示し
ています。Fig.3に示すように、このセルでは非常に大きな出力を達成することが可能で、現在、実用化されて
いるセルの発電性能を500℃程度で十分達成でき、400℃でも SOFC を運転できることを示しています。そこで、
LaGaO3系電解質を用いることで、従来になく安定で高出力のセルの開発に成功しています。1)
以上のように、400℃という低い温度での作動が実現すると、多くの特長が得られるのですが、燃料の制約
があり、水素しか、燃料に用いることができなくなります。そこで、Fig.4のような新しい原理で作動する Fe空気電池を提案しています。つまり、放電時には2Fe+3H2O=Fe2O3+3H2で生成する水素を用いて放電し、
充電時には逆反応で、水蒸気を電解して生成した水素で Fe2O3を還元して、Fe にするという2次電池です。金
属―空気電池は、高容量な電池として実用化が期待されていますが、金属電極の形状変化のために、繰り返し特
性が悪く、現在まで2次電池としては実用化されていません。しかし、Fig.4に示すような Fe- 空気電池では、
H2/H2O という酸化・還元メディエータを用いることで、金属負極を不要とした、金属―空気電池ですので、繰
り返し特性に優れ、かつ、Fe は環境負荷がないので、電力貯蔵用の2次電池として優れた特長があります。現
在までに作動温度400℃、1190mAh/g-Fe の放電容量と、充放電効率85%、繰り返し30サイクルで、劣化な
しという性能を得ております。以上より、SOFC を可逆的に動作できるようにしたセルでは、電池のような畜エ
ネデバイスとしての応用も可能になり、新しい概念を切り開くことが期待されています。2)
5
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私の研究室
●
KITEC 2015 No.276
4. おわりに
現在、低炭素社会の創出のために種々の革新的技術の検討が行われていますが、カーボンニュートラル・エネ
ルギー国際研究所では、さらにその先を切り開く、水素をエネルギーキャリアーとするカーボンニュートラル社
会の創出を目指して、世界研究拠点としての存在感を出すべく、所属研究員が競争的な環境で、協奏的な精神で
努力しています。エネルギーに恵まれない日本だからできる新しいエネルギーの利用体系を創出するためのシナ
リオと革新技術が、本研究所から発信できることを願っています。
引用文献
1)Y.W. Ju, J. Hyodo, A. Inoishi, S. Ida, T. Tohei, Y.G. So, Y. Ikuhara and T. Ishihara Advanced Energy
Materials, 4(17), 1400783/ 1-1400783/8, (2014)
2)A. Inoishi, J. Hyodo, H. Kim, T. Sakai, S. Ida and T. Ishihara, J. Mat. Chem. A, 3(16), 8260-8264 (2015)
Fig.1 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 (I2CNER) の研究対象
1000
900
Temperature/℃
800 700
600
log( σ /Scm-1)
ZrO2-7.5mol%Sc2O3
1000/T /K-1
Fig.2代表的な酸素イオン伝導体の電導度の比較
図中 LaGaO3系酸化物が筆者たちの発見した材料、Y2O3安定化 ZrO2が一般的に使用されている材料
6
●
私の研究室
●
KITEC 2015 No.276
Fig.3 Ni-Fe 多孔質金属基板上に析出させた LaGaO3系薄膜を用いる燃料電池の発電特性;
アノード Ce0.6Mn0.3Fe0.1O3; カソード Sm0.6Sr0.4CoO3
1/2 O2 + 2ee-
O2
O2カソード(Sm0.5Sr0.5CoO3)
O2-
固体電解質
(La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.2O3 )
アノード(Ni-Fe)
e-
H2 H2O
H2 + O2-
H2O + 2e-
Fe 粉末
2Fe + 3H2O
3H2 + Fe2O3
鉄と水素の酸化電位が
近い。
Fig.4新たに提案した H2/H2O をレドックスメディエータとする Fe- 空気二次電池
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
連絡先
石原 達己 教授
研究所のホームページ http://i 2cner.kyushu-u.ac.jp/ja/
7
●
センターからのお知らせ
●
KITEC 2015 No.276
平成 28 年度(前期)人材育成助成の実施について
(一財)九州産業技術センターでは、平成7年度より実施しております人材育成助成基金事業の平成28年度 ( 前期 )
助成候補者を下記により募集いたします。
1.人材育成助成の趣旨
(一財)九州産業技術センターの人材育成助成基金は、九州地域の大学、工業高等専門学校の工学系、特に
電力、エネルギー関係分野を専攻する若手教員及び博士課程及び修士課程学生(ただし、博士課程への進学
を希望する者)の留学等に対する助成を通じて九州地域の産業技術の向上、振興に寄与することを目的としてお
ります。
2.人材育成助成の種類及び期間
(1)留学(募集期間:8 月~ 11 月)
■長期国外、国内留学 件数:2 件以内 期間:1 年以内
■短期国外留学 件数:3 件以内 期間:6 ヶ月または 3 ヶ月以内
(2)国際研究集会(募集期間:前期 8 月~ 11 月、後期 4 月~ 6 月募集)
(前期、後期合わせて)
件数:10 件程度 期間:1 週間程度
3.助成対象の範囲
九州地域の工学系学科を有する大学及び工業高等専門学校
(9 国公立大学、11 私立大学、8 工業高等専門学校)
4.平成 28 年度前期人材育成助成候補者募集
(1)平成 28 年度長期国外、国内留学及び短期国外留学並びに(前期)国際研究集会参加
(長期国外、国内留学)
■実施時期:平成 28 年 4 月~平成 29 年 3 月に留学予定のもの
■助 成 額 :①国外留学 350 万円/件 以内
②国内留学 350 万円/件 以内
■採択件数: 2 件以内
(短期国外留学)
■実施時期:平成 28 年 4 月~平成 29 年 3 月に留学予定のもの
■助 成 額 :① 6 ケ月の留学 185 万円/件 以内
② 3 ケ月の留学 115 万円/件 以内
■採択件数: 3 件以内
(国際研究集会参加)
■実施時期:平成 28 年 4 月~平成 28 年 8 月に参加予定のもの
■助 成 額 :35 万円/件 以内
■採択件数: 5 件程度
(2)申込締切日
■平成 27 年 11 月 13 日(金)
(3)その他
■申込の詳細は(一財)九州産業技術センターのホームページ(http://www.kitec.or.jp/)から
人材育成の募集要項等をご参照下さい。
8
●
センターからのお知らせ
●
KITEC 2015 No.276
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業
第 1回ニーズ発表会
「大企業ニーズ提案型ビジネスマッチング」
当財団では、九州域内の中小企業の技術を活用することを目的に、域外の技術ニーズを有する
企業等とのマッチングする事業を行っています。
今回、株式会社ケイエスピーをお迎えし、九州域内の支援機関及び支援コーディネータ等を対
象として国内外大手企業 8 社(予定)の技術ニーズ発表会を開催します。
(大手企業7社の業種 ①医薬/医薬部外品、②自動車、③産業用資材、④ソフトウェア、⑤医
療機器 ⑥機械、⑦化学材料)
(株)ケイエスピーは、国内最大級の高度研究施設 かながわサイエンスパーク(KSP)の中心
母体であり、ベンチャー企業を支援するインキュベータです。レンタルオフィス・ラボを始めと
してビジネススクール、資金調達の支援等多様なサービスを展開されております。
九州域内の企業の技術シーズが、
(株)ケイエスピーから提案されるニーズとマッチングすれば、
共同で事業展開の可能性が高まるまたとない機会です。奮ってご参加ください。
記
主 催:
一般財団法人九州産業技術センター
共 催:
株式会社ケイエスピー
日 時:
平成27年10月28日(水)14:00~17:00
場 所:
Ⅰ
ハイアット・リージェンシー・福岡 2階 リージェンシーⅠ
(福岡市博多区博多駅東2-14-1 TEL:092-412-1234)
内 容:
1. オープン・イノベーション・ソリューション・サイトについて
2. ニーズ発表会
(1)提案方法についての説明
(2)
(株)ケイエスピーの大企業技術ニーズ説明及び質疑応答
3. その他
参加料:
無料
対象者:
九州域内の支援機関及び支援コーディネータ
定 員:
50名(※参加証は送付しません。定員に達した場合のみご連絡させて頂きます。)
この事業は、競輪の補助を受けています。
http://ringring-keirin.jp
9
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
平成 27年度(後期)人材育成助成の選考結果について
(一財)九州産業技術センターでは、平成7年度より実施しております人材育成助成基金事業の平成27年度(後
期)人材育成助成対象選考委員会を 7 月15日(水)に開催し、国際研究集会参加への応募資料をもとに選考を
実施いたしました。
この結果、平成27年度後期の人材育成助成基金による助成は、国際研究集会参加者4名(応募者 9 名)に対
し実施することになりました。
(一財)九州産業技術センターでは、今後も引き続き人材育成助成基金による助成を行う予定で、平成28年度
留学、前期国際研究集会参加助成対象者の募集を平成27年 8 月より行っております。
1.人材育成助成の趣旨
(一財)九州産業技術センターの人材育成助成基金は、九州地域の大学、工業高等専門学校の工学系、特に電力、
エネルギー分野を専攻する若手教員及び博士課程及び修士課程学生(ただし、博士課程への進学を希望する者)
の留学等に対する助成を通じて九州地域の産業技術の向上、振興に寄与することを目的としております。
2.人材育成助成の種類及び期間
(1)留学
・長期国外、国内留学 件数: 2 件以内
・短期国外留学
件数: 3 件以内
(2)国際研究集会
件数:10 件程度
(前期、後期合わせて)
期間:1 年以内
期間:6 ヶ月または 3 ヶ月以内
期間:1 週間程度
3.助成対象の範囲
九州地域の工学系学科を有する大学及び工業高等専門学校
(8 国立大学、1 公立大学、11 私立大学、8 工業高等専門学校)
4.平成 27 年度選考結果
(1)留学
・長期国外留学
・短期国外留学
(2)国際研究集会参加
(3)内訳
件数: 1 件
件数: 0 件
件数:  5 件(前期1件、後期4件)
電気・情報系
機械系
環境・エネルギー系 物質、化学系
土木系
計
教 授
助 成 対 象 者
准 教 授
助 教
博士課程
学 生
計
修士課程
学 生
留 学
研究集会
合 計
佐世保高専 1 名
福岡大 1 名
九州大 1 名
長崎大 1 名
熊本大 1 名
1名
4名
5名
1名
1名
九州大 1 名
4名
1名
1名
1名
5名
6名
注:上段白枠内は留学、下段 グ レ ー枠内 は国際研究集会参加を示す
10
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センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
平成 27年度 九州イノベーション創出戦略会議(KICC)
通常総会及び特別講演 開催報告
平成27年度 KICC 通常総会を8月3日にハイアット・リージェンシー・福岡で開催し、議題の平成26年度事業
報告と平成27年度事業計画 ( 案 ) 及び役員等の選任 ( 案 ) が了承されました。役員等の選任では、任期満了に伴う
麻生副会長の再任、人事異動に伴う渡辺副会長の後任に国立研究開発法人 産業技術総合研究所 九州センター所
長の坂本 満氏が選任されると共に、今期の15名の幹事会委員が選任されました(再任10名、新任5名)
。
また、総会に引き続き、特別講演会を開催し、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング・
国際事業本部 国際本部 国際営業部 副部長の尾木 蔵人 様による基調講演、富士通アドバンストテクノロジ株式
会社 代表取締役社長の宮澤 秋彦 様による特別講演及び国立研究開発法人 科学技術振興機構 イノベーション拠
点推進部 部長の白木澤 佳子 様によるプレゼンテーションが行われました。
Ⅰ 通常総会
1.開催日時
平成27年8月3日(月) 13:30〜14:15
2.開催場所
ハイアット・リージェンシー・福岡(福岡市博多区博多駅東2-14-1)
3.出席者
61名(委任状含む)
4.会長挨拶
津田 純嗣 会長(一般社団法人 九州経済連合会 理事・産業振興委員会委員長)
5.来賓挨拶
九州経済産業局長 岸本 吉生 様
6.議案審議
① 第1号議案 平成26年度事業報告について
② 第2号議案 平成27年度事業計画(案)について
③ 第3号議案 役員等の選任(案)について
上記の3議案について事務局より説明し承認された。
※ なお、平成27年度は、以下の取り組みを行います。
① 構成機関のネットワークの維持・継続
② 成功報酬型コーディネータ制度の支援
③ 試験研究機器等データベースの更新と活用促進
④ 地域企業の技術課題解決に資するワンストップサービスの推進
⑤ 九州オープンイノベーション・ソリューション・サイトの活用
⑥ 知財マネジメントの普及・啓発
⑦ 広報活動の実施 11
●
Ⅱ 特別講演会
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
(14:30〜16:55)
1.基調講演
テ ー マ:
『
“世界で進む新産業革命”ドイツ「第4の産業革命」と
アメリカ「インダストリアル・インターネット」
』
講 師:三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング・国際事業本部 国際本部 国際営業部 副部長
ドイツ連邦共和国ザクセン州経済振興公社 日本代表部 代表
尾木 蔵人 様
2.特別講演
テ ー マ:
『
I oT を見据えたものづくり変革 - Smart な開発〜製造環境でテクノロジを極める-』
講 師:富士通アドバンストテクノロジ株式会社 代表取締役社長
宮澤 秋彦 様
3. プレゼンテーション
テ ー マ:
『JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の紹介』
説 明 者:国立研究開発法人 科学技術振興機構
イノベーション拠点推進部 部長
白木澤 佳子 様
4.参加者
146名
【総会・特別講演会の状況】
会長挨拶(津田会長)
12
来賓挨拶(岸本九州経済産業局長)
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
総会議案審議状況
閉会挨拶(坂本副会長)
基調講演(尾木蔵人様)
講演の状況(聴講:146名)
特別講演(宮澤秋彦様)
プレゼンテーション(白木澤佳子様)
13
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業
平成 27年度 第 2回コーディネータ連絡会 開催報告
1.日 時
2.場 所
平成27年8月18日(火)15:00~17:30
(一財)九州産業技術センター 3F 会議室
3.出席者
コーディネータ10名、成功報酬型コーディネータ2名、事務局6名 4.議 題
○コーディネータ自己紹介
○平成27年度コーディネータ活動実施状況及びブラッシュアップ研究会状況について ○コーディネータからの報告
○経理処理について
○コーディネータによる企業訪問予定の情報共有化について
○意見交換
この事業は、競輪の補助を受けて開催しています。
http://ringring-keirin.jp
14
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
「平成 27年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)
」
の採択結果について
一般財団法人九州産業技術センター
戦略的基盤技術高度化支援事業 ( サポイン事業 ) は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関す
る法律」に基づく支援策の一環として、同法により「特定研究開発等計画」の認定を受けた中小企業者
が産学官等の連携の下、ものづくり基盤技術の高度化に資する研究開発から試作、販路開拓までの取組
を促進することを目的として行うものです。
採択審査委員会による厳正な審査の結果、当財団が事業管理機関として事業を進める、株式会社ウラ
ノの研究開発計画が採択されました。
□ 法認定中小企業者 株式会社ウラノ
□ 主 た る 技 術 区 分精密加工
□ 研 究 開 発 計 画 名 航空機難削材加工における競争力強化のための、加工技術の高
度化及び加工システム開発
□研
究
概
要 航空機部品業界では、コスト低減、量産速度重視にシフトして
おり、難削材加工においてもコスト低減及び短納期化が求めら
れ、工具費用の削減及び加工の高能率化が課題である。
このために、加工に適した工具開発及び工具のクーラント技術
を開発し、工具の長寿命化を図るとともに、これまでの実績及
び試験データをビッグデータとして解析し、これを活用した加
工システムを開発し、加工の高能率化により難削材加工の高度
化を目指す。
15
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
平成 27年度「医工連携事業化推進事業」
の採択結果について
一般財団法人九州産業技術センター
医療現場が抱える課題に応える医療機器について、日本が誇る「ものづくり技術」を活かした開発・
実用化を推進することにより、我が国の医療機器産業の活性化と医療の質の向上を実現します。
具体的には、戦略的に解決すべき医療現場における課題を選定し、その課題に対応する医療機器を開
発・改良するため、事業化の推進を図るものです。
日本医療研究開発機構による厳正な審査の結果、当財団が事業管理機関として事業を進める、安井株
式会社の研究開発計画が採択されました。
□ 総括事業代表者 安井株式会社
□ 研究開発計画名術野付近の視認性を改善するための高機能プラスチック製開創器
の開発・事業化
□ 研 究 概 要現在手術で使われる手術器具の多くは金属製で、重量、視界不良、
通電の危険性など様々な課題がある。医療現場のニーズに応える
ため、開創器の機能改善を目的に、プラスチック成形加工技術を
活用し、従来よりも軽量で、視認性の高い透明なプラスチック製
に代えるだけでなく、更に術野を明るく照らすため脱着可能な
コードレスの照明器を付属した製品を開発する。また、この技術
をプラスチック化が望まれる他の金属製品へも適用する。
16
●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)
[人工関節関連機器開発 第1回勉強会 開催報告]
平成27年8月7日、
(一財)九州産業技術センターにて人工関節関連機器開発第1回勉強会を開催し、約30名の
参加となりました。
勉強会ではものづくり企業の自社紹介、ディーラーによる周辺機器紹介などを通じて企業間の相互理解を深め、
周辺医療機器に対する理解を深めることで開発テーマ発掘、相互協力体構築に繋げることができました。また、
今回の勉強会を基に、第三回人工関節関連機器開発推進研究会を10月23日 ( 金 ) に開催する予定です。
1.開催日時: 平成27年8月7日 ( 金 ) 14:00~17:10
2.会 場: (一財)九州産業技術センター 3F 会議室
3. プログラム:
(1) 開会挨拶
九州経済産業局 新産業戦略課 山本参事官
(2) ものづくり企業の自社紹介 ① 日本タングステン株式会社
② 有限会社白川精機
③ 株式会社ファインテック
④ 株式会社九州電化
⑤ 藤井精工株式会社
⑥ 九州柴田フォージング
(3) 整形外科用手術器具等の紹介 ① 九州風雲堂販売株式会社
② イーピーメディック株式会社
勉強会の様子
手術器械の実物紹介
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●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
[クラスターマネージャーの紹介]
当財団では、経済産業省の平成27年度「新分野進出支援事業」の募集に応募し採択されました。
本事業は、地域における医療機器産業やヘルスケアビジネスの創出、地域産業の裾野拡大を図りつつ、地域雇
用を育むため、政府の「次世代ヘルスケア産業協議会」
「次世代医療機器開発推進会議」
「九州地域戦略会議」及
び「九州・沖縄地方産業競争力協議会」と連携し、地域の牽引役として期待される、強みと特徴を有する地域企
業の挑戦的取組を直接的かつ積極的に支援し、新たな中核企業へと成長させていく取組と併せて、当該医療機器
分野やヘルスケアサービス全体の“創造的挑戦の雰囲気”を醸成するなど底上げを図りつつ、「競争力向上と高
付加価値化」の推進のために取り組むものでございます。
本事業を円滑に推進するため豊富なご経験をお持ちのクラスターマネージャーを4名ご紹介いたします。
【医療機器関連領域担当】
●舩津 和幸
これまで、医療・福祉機器関連産業の創出と集積に資するため、企業の課題や医療
ニーズの発掘、医療現場とのマッチング支援、研究会やセミナーの企画・運営支援の
サポートを行う。
【ヘルスケアサービス関連領域担当】
●大塚 雅則
医療・介護機関とサービス事業者のコラボレーション、クラスターマネージャーに
よるニーズ・シーズのマッチングから伴走コンサル等、他分野からヘルスケアサー
ビス分野への参入及び継続支援等、事業者に対してきめ細かでシームレスなサポー
トを行う。
●松尾 靖彦
ニーズ・シーズマッチング、販路開拓はもとより、ビジネス組成の実績が高い。こ
れらの実績を踏まえ、ニーズ把握に努め、マーケティング、マッチング、人材育成プ
ログラムの開発等のサポートを行う。
●清水 唯信
ヘルスケアサービス事業に取り組む企業の市場を開拓するため、協会けんぽ、医療
機関、スポーツクラブ、レジャー施設、自治体等新顧客に対してプレゼン・マッチン
グのサポートを行う。
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センターの活動報告
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KITEC 2015 No.276
九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)
「ASEAN 環境プロジェクト組成のための現地調査、官民協議」の報告
&
「技術シーズ発信・個別商談会」のお知らせ
1.マレーシア・マラッカ州及びベトナムにおける現地調査、官民協議
K-RIP は昨年度までの、マレーシア・マラッカ州との環境産業交流をベースに、現地での環境プロジェクト組
成に向けた、現地関係政府機関・企業等との官民協議を行いました。また、近年、会員からの交流ニーズが高まっ
ているベトナムを訪問し、現地のネットワーク構築及びニーズ調査等を実施しました。
【マレーシア・マラッカ州におけるプログラム概要】
7月5日(日)~7日(火)
、九州経済産業局、K-RIP 会員企業とマレーシア・マラッカ州を訪問し、以下の
プログラムを実施。
(1) 官民協議 ・・・・・・ 現地プロジェクト組成のための政府機関・企業を交えた協議
(2) 個別協議 ・・・・・・ 「水」、「廃棄物」の各分野別の、関係者協議
(3) 企業訪問 (1カ所 ) ・・ プロジェクト組成に関わる機関を訪問し、事業提案
(4) MOU 締結 ・・・・・・ 「廃棄物」プロジェクト組成に係る、企業間 MOU の締結
官民協議の様子
「水」プロジェクト個別協議
企業間 MOU 締結
【ベトナムにおけるプログラム概要】
7月7日(火)~10日(金)
、九州経済産業局、K-RIP 会員企業とベトナムのホーチミン及びハノイを訪問し、
以下のプログラムを実施。
(1) 官民協議 (2カ所 ) ・・・政府機関を訪問し、ネットワークの構築と環境課題聴取及び九州の有する環
境課題解決力や K-RIP 会員企業の技術を PR
(2) 企業訪問 (3カ所 ) ・・・K-RIP 会員企業との連携の可能性のある企業を訪問し、具体的な技術提案と
今後の提携等について協議
官民協議の様子
資源環境省との集合写真
技術提案の様子
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●
センターの活動報告
●
KITEC 2015 No.276
2.
「技術シーズ発信・個別商談会」のお知らせ
環境関連企業の新分野進出を支援するため、自治体、支援機関等と連携し、九州内外の大型環境見本市等の
機会を活用した技術シーズの発信・個別商談会を開催し、ビジネスパートナーや新規ユーザーの発掘を目的と
したマッチング事業を実施します。平成27年度は、エコテクノ2015(北九州市)
、びわ湖環境ビジネスメッ
セ2015(滋賀県長浜市)において技術シーズ発信支援・プレゼン・商談会を行います。
(1) エコテクノ2015 期 間:2015年10月7日(水)~9日(金)
場 所:西日本総合展示場 新館(北九州市小倉北区浅野3丁目8-1)
①出展支援
企業名
出展物
新分野展開
日本乾溜工業㈱
竹という再生可能なバイオマス資源を使用した防草舗
装土製品「雑草アタックS」
従来事業の建設、防災分野
⇒リサイクル
㈱ミゾタ
加圧熱水処理技術を応用した化粧品
楽しい㈱
食品廃棄物地域循環圏形成サービス事業の展開
環境⇒コスメ分野展開
環境(リサイクル)
×農業分野への適用拡大
②技術シーズ発信会(10月8日 AM) 上記3社を含めた5社によるプレゼンテーション
③アライアンスマッチング(10月8日 PM)
(2) びわ湖環境ビジネスメッセ2015
期 間:2015年10月21日(水)~10月23日(金)
場 所:滋賀県立長浜ドーム(滋賀県長浜市田村町1320)
①出展支援
企業名
出展物
ハウステンボス・
技術センター㈱
ハウステンボスで省エネ実証
~次世代ノンフロンガスでエアコン30%節電~
㈱ジェー・フィルズ
酵素活性化法高濃度有機排水処理装置
CMシステム
エネフォレスト㈱
水力発電(フランシス水車のランナの5軸加工製品と
水車組立システム)
新分野展開
環境×観光
(ハウステンボス内での実証
→外販)
環境×農業分野・
水産業分野等への展開
環境×農業分野への展開
②ファインバブルセミナー(10月22日 PM)
基調講演:寺坂宏一 氏(慶応義塾大学 理工学部応用化学科 教授(FBIA 理事)
③技術シーズ発信会(10月23日) 上記3社によるプレゼンテーション
詳細については、下記の K - RIP 事務局にお気軽にお問い合わせください。
福岡市博多区博多駅東2-13-24 一般財団法人九州産業技術センター内
(TEL)092-474-0042 (FAX)092-472-6609 事務局 嶋田、杉迫、中尾
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KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
「平成27年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)
」
の採択結果について
戦略的基盤技術高度化支援事業 ( サポイン事業 ) は、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」
に基づく支援策の一環として、同法により「特定研究開発等計画」の認定を受けた中小企業者が産学官等の連携
の下、ものづくり基盤技術の高度化に資する研究開発から試作、販路開拓までの取組を促進することを目的とし
て行うものです。
平成27年度事業においては、同法の認定を受けた特定研究開発等計画(認定申請中を含む)を対象に、平成
27年4月13日(月)〜6月11日(木)までの期間、公募申請を受け付けたところ、全国326件(うち九州22件)
の申請がありました。
上記申請に対し、採択審査委員会にて厳正に審査を行った結果、全国では143件(うち九州14件)の研究開
発計画を採択することといたしました。
九州地域の採択事業一覧
研究開発計画名
研究概要
主たる
技術区分
事業管理
機関名
法認定
中小企業者
主たる研究
実施場所
(都道府県)
バイオ医薬品製造プロセス
での培地・試薬コア技術を
活用した高効率生産を実現
する細胞培養製品の開発
医薬品産業ではバイオ医薬品製造の高効率化のニーズがある。
細胞培養を高度化して生産量を向上するためには、使用する培地・
試薬のポテンシャルを高める必要がある。バイオ医薬品の高生産
製造、細胞の生存率維持、細胞塊抑制などの顕在ニーズがあるが、
現在の既存製品では応えきれていない。本提案では世界で急成
長するバイオ医薬品の製造分野において、更なる高効率生産培
養を実現する先進的な基盤技術と細胞培養製品を開発する。
バイオ
株式 会 社 久 留米
リ サ ー チ・ パ ー
ク
株式会社アステッ
ク
福岡県
微小立体構造からなるセン
サーの試作開発期間の短縮
と多品種少量生産を可能と
する、世界初の両面アライ
メント機能付きミニマルマ
スクレス露光装置の研究開
発
医療・環境など様々な用途で使用されるセンサーは、複雑な微小
立体構造からなる。開発には試作の繰り返しが欠かせず、既存工
場では量産優先のため、年単位の開発期間を要する。本事業では、
半導体を数日で試作可能で、多品種小量生産に最適なミニマル生 精密加工
産システムの技術を活用し、センサー製造に欠かせない、両面ア
ライメント機能付きミニマルマスクレス露光装置を開発する。こ
れにより数日で試作を可能とするシステムを実現する。
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
株 式 会 社ピ ーエ
ムティー
福岡県
2025年問題(超高齢社会)
に活用する個別性に対応し
た地域連携クリティカルパ
スの開発
2025年問題(超高齢化社会)に向け誕生した新制度、データヘ
ルス計画では、保険者は医療が適切に提供されているかの把握を
求められ、地域包括ケアでは介護士やヘルパーなどに、医療上
の注意点(食事等)や緊急度の判断を求めることになった。そこ
で、本研究では、医療機関以外の場所で医療状況の評価をする
ためのクリティカルパスエンジンを、発電所制御技術プラントテー
ブル理論と、深層機械学習技術を活用して開発する。
情報処理
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
合同会 社カル ナ
ヘルスサポート
福岡県
化学農薬の代替となるバチ
ルス属菌株の選抜及び複合
化技術を用いたネギ属野 菜
向け微生物防除剤の開発
国内出荷額第1位であるネギ属野菜の栽培では、病害回避のため
化学農薬が多用されている。川下企業や農家では、化学農薬に
替わる安全・安心な防除剤の開発を切望している。本事業では、
環境や人体に安全なバチルス属菌株を用いて、ネギ属野菜の主
要7病害を一製剤で防除でき、化学農薬以下の低価格で提供可
能な新しい微生物防除剤を開発する。開発剤は農薬使用にカウン
トされないため、有機農業の推進に多大な貢献が期待できる。
バイオ
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
中村 産 業開発 株
式会社
福岡県
準共鳴型電子サイクロトロ
ン共鳴技術に基づく小型・
高密度プラズマ源と、これ
をコア技術とする3DIC 作製
を目的とした高速ミニマル
エッチング装置の開発
従来の大型エッチング装置と同等のプラズマ密度を発生させうる
準共鳴型電子サイクロトロン共鳴技術に基づく新しい超小型プラ
ズマ源を開発し、シリコン貫通電極の形成を可能にする高速ミニ
マルエッチング装置を完成させる。多品種少量生産に適した革新
的半導体デバイス生産方式として期待されているミニマルファブ
システムにおける3次元半導体デバイスの実現に不可欠な貫通配
線作製の要素技術をミニマル装置として提供する。
精密加工
公 益 財団法 人 九
州先 端 科学技 術
研究所
株式会社新興 精
機
福岡県
麹菌および醤油醸造粕を原
料とする新規製造技術を用
いたアンチエイジング製剤
とその配合食品の開発
皮膚のバリア機能や保湿機能の維持に重要なセラミドは、アンチ
エイジング機能を持つ素材として機能性食品及び化粧品市場で
のニーズが高まっている。本事業では、醤油醸造粕および麹菌を
原料とする新規発酵技術により、セラミドの中でも他に類のない
高純度の天然ヒト型マルチセラミド(多用途・多様性・多能性)
を機能性食品及び化粧品のアンチエイジング素材として開発する
ことを目的とする。
バイオ
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
福岡県 醤 油醸 造
協同組合
福岡県
21
KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
研究開発計画名
研究概要
主たる
技術区分
事業管理
機関名
法認定
中小企業者
主たる研究
実施場所
(都道府県)
研磨を必要としない新しい
平滑面転写法と経年劣化防
止剤の開発による低コスト、
高意匠、長寿命な木質塗装
鏡面製品の実現
住宅、住生活の質的向上に向けてリフォームや中古住宅流通が活
性化している。その状況の中、住宅設備の長寿命化に向けて、よ
り美しい高意匠な鏡面製品を次期製品に位置づけている住宅設備
メーカーが増えているが、技術的な課題が多い。本事業では、こ
の課題を解決し、製品を実現するために“高意匠性”
、
“低コスト
化”
、
“長寿命化”3点の川下企業の高度な要求に応え、世界初の
塗装技術を確立する。
表面処理
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
株 式 会 社イシ モ
ク・ コ ー ポ レ ー
ション
福岡県
転倒が検知できる高機能化
新型人感センサーを使い、
アクシデントが発生した時
に自動で通知する事が出来
る在宅介護見守りクラウド
システムの開発
高齢化が進むにつれて、見守りシステムも急増している。しかし、
現在市場に出ている見守りシステムは、被介護者が動作しなくなっ
たのを感知するシステムである。動作しなくなってからでは、手
遅れの可能性が高く、また、異常通知もボタンを押さねばならず、 情報処理
市場のニーズを満たしていない。本事業では、市場のニーズを満
たす転倒などを検知し、自動で通知することで手遅れを防ぐ在宅
介護見守りクラウドシステムを開発する。
公 益 財団法 人 飯
塚研究開発機構
株 式 会 社 アドバ
ンスド・デジタル・
テクノロジー
福岡県
極 小 マ ー キン グ の た め の
レーザー加工技術の開発と
装置化
商品のトレーサビリティや模造品対策の多様なニーズに応える
ため、従来のレーザーマーカーでは不得手であった立体・高精
細な微小マーキングを弊社が持つ新技術(特許審査請求中特願
2013-242973)を応用・進化させ、大量生産の現場でも活用
可能な速度と印字品質を追求し、極小、高精細、印字深さが浅い
マーキング装置を開発・販売し事業化を目指す。
精密加工
公 益 財団法 人 福
岡 県 産 業・ 科 学
技術振興財団
株 式 会 社 ソフト
サービス
福岡県
排水リサイクル時の逆浸透
膜のファウリングを防止す
ることで造水コストを削減
することができるサブミク
ロンファイバーを使った水
処理装置の開発
下水や排水を再利用する排水リサイクルを行っているユーザーに
は再生の要である逆浸透膜(RO 膜)の汚染を防止し運用コスト
を削減したいニーズがある。本事業はRO 膜の汚染防止のために、
RO 膜と同じポリアミドのサブミクロンファイバーを充填したカー 製造環境
トリッジにより、RO 膜汚染物質を高効率に吸着除去する安価で
高機能な汚染防止前処理装置(ユニット)を新規開発し、ユーザー
ニーズに応じた形で国内外での販売を目指す。
協和機電 工 業 株
式会社
協和機電 工 業 株
式会社
長崎県
航空機難削材加工における
競争力強化のための、加工
技術の高度化及び加工シス
テム開発
航空機部品業界では、コスト低減、量産速度重視にシフトしてお
り、難削材加工においてもコスト低減及び短納期化が求められ、
工具費用の削減及び加工の高能率化が課題である。このために、
加工に適した工具開発及び工具のクーラント技術を開発し、工具
の長寿命化を図るとともに、これまでの実績及び試験データをビッ
グデータとして解析し、これを活用した加工システムを開発し、
加工の高能率化により難削材加工の高度化を目指す。
精密加工
一般 財団法 人 九
州産 業 技 術 セン
ター
株式会社ウラノ
長崎県
レーザーダイオード及び、
光学部材の高精度実装技術
開発
レーザーダイオードが搭載されるデバイス事業は映像情報増大及
び多様化に伴い事業規模の拡大が見込まれる。現状の課題は市
場の低価格化の要求に対し、光学調整に多くの時間及びコストを
要することです。この解決手段として、搭載部材の形状・発光部
のモニタリング開発及び実装ズレを予測する技術開発によりLD
及び光学部品の高精度で安定した品質の実装プロセスを確立し、
光学調整時間とコストの大幅な低減を実現する。
接合
・
実装
株 式 会 社 産学連
携機構九州
九 州電 子 株 式 会
社
熊本県
お灸文化に革命をもたらす
『aQua』〜火を使わないお
灸のデザイン開発〜
お灸文化に革命をもたらすファッショナブルで革新的なお灸を開
発する。長年利用されてきたお灸であるが火を使う為に火傷など
の危険性をはらんでいた為に認知度は高いものの高齢者などの閉
鎖的な市場でのみ売買し使用されてきた。本事業の火を使わずに
石灰と水による発熱現象を使用した安全なお灸の開発は、お灸の
イメージを根本から覆す斬新なデザイン技術を活用した革命的お
灸である。
デザイン
開発
公 益 財 団 法 人く
まもと産 業 支 援
財団
有限 会 社 坂 本 石
灰工業所
熊本県
抗炎症作用に優れる別府温
泉発の温泉藻類を乾燥粉末
状とした機能性食品素材の
開発
別府温泉から単離した糖脂質産生温泉藻類 ® に抗炎症効果を見
いだし、化粧品に応用してきた。本事業では、温泉藻類 ® 乾燥粉
末を機能性食品素材として開発し、その機能を科学的に示し、グ
リーンチャージ初の機能性食品を約1.
8兆円の健康食品市場に
提供する。消費者には効能効果が分かり難い既存グリーンチャー
ジと差別化を図り、人への糖脂質の作用を消費者に分かり易く提
供し、糖尿病予備群などの健康維持に実感をもって貢献する。
バイオ
公 益 財団法 人 大
分産業創造機構
株式会社サラヴィ
オ化粧品
大分県
(参考)全国の採択結果につきましては、下記、中小企業庁のHPに掲載しております。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2015/150730SenryakuKoubo.htm
<本件に関する問い合わせ先>
九州経済産業局 地域経済部 技術振興課(電話:092-482-5464)
22
KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
平成 28 年度経済産業政策の重点、
概算要求・税制改正要望について
平成28年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望が公表されました。
詳細は、概算要求の PR 資料を含め、以下の HP をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2016/index.html
技術開発支援事業関連については、以下の HP から
「平成28年度産業技術関係概算要求の概要」をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2016/pdf/06_1.pdf
問い合わせ先
九州経済産業局 地域経済部 技術企画課(電話:092-482-5461)
23
KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
中小・中堅企業の成功・失敗事例サイト「ミエル☆ヒント」の開設
~中小・中堅企業の「成功の秘訣」を見える化~
経済産業省は、中小・中堅企業のさらなる成長を後押しするため、成長戦略の見える化の一環として、企業が
飛躍するカギとなった具体的な事例を約200社分とりまとめた Web サイト「ミエル☆ヒント」を開設しました。
1.
「成長戦略の見える化」について
アベノミクスの効果を全国津々浦々に行き渡らせ、これからの日本の成長を実現する上で、地域を支え、引っ
張る、中小・中堅企業が、成長戦略を、自らのものとして消化し、成長の道筋を描けるようにすることが必要不
可欠です。
そのため、経済産業省では、意欲ある中小・中堅企業が自らの成長に向けた取組の具体化を図れるよう、
「成
長戦略の見える化」に取り組んでいるところです。
2.
「ミエル・ヒント」の開設
経済産業省は、「成長戦略の見える化」の一環として、中小・中堅企業の成功・失敗に関する具体的な事例を
約 200 社分とりまとめた Web サイト「ミエル☆ヒント“成功のカギ・ワナ”
」を開設しました。本 Web サイ
トは誰でも閲覧することができます。
「ミエル☆ヒント“成功のカギ・ワナ”
」では、中小・中堅企業の成功事例や失敗事例を整理・分析し、
「飛躍のカギ」
と「陥りやすいワナ」としてとりまとめており、中小・中堅企業が、飛躍のきっかけをつかむためのヒントを簡
単に探すことができます。
Web サイト「ミエル☆ヒント “ 成功のカギ・ワナ ”」
http://www.meti.go.jp/interface/php/honsho/mieruka/
なお、本 Web サイトは今後も随時アップデートされる予定です。
問い合わせ先
九州経済産業局 総務企画部 総務課(電話:092-482-5404)
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KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
九州経済産業局人事異動
◎平成 27 年 8 月 1 日付発令
(氏 名)
(新)
星
野
雄
一
おお
ひさ
よし
あき
大
久
幸
昭
(旧)
経済産業省通商政策局業務管理官室長
国際部長
国際部長
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発
機構
◎平成 27 年 9 月 1 日付発令
(氏 名)
上
村
欣
(新)
久
兼総務企画部電力取引監視室長
(旧)
資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課長
兼資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課監査室長
25
KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
九経マンスリー
平成27年9月8日
九州経済産業局
今月の管内経済動向: 九州地域の経済は、緩やかに持ち直している。
生産は緩やかに持ち直している。輸出は持ち直している。個人消費は持ち直しの動きがみられる。雇用情勢は改善している。
国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要がある。
概 況
1.生産動向
7 月の鉱工業生産指数 ( 季節調整済 )は、102.9 で前月比▲2.8%
と2 か月ぶりの減少となった。
2.設備投資動向
26 年度の設備投資は、製造業は前年度比 +12.8%、非製造業は同
+11.1%と前年度を上回り、全産業でも同 +11.9%と前年度を上回っ
た。一方、27 年度の設備投資計画は、製造業は同 +11.7%、非製造
業は同▲10.5% で、全産業では同▲0.3%と前年度を下回る見込み。
3.貿易動向
7 月の輸出額は、前年同月比 +20.2%と5 か月連続の増加、輸入
額は同▲20.3%と7 か月連続の減少となった。
4.消費動向
●百貨店・スーパー販売額
7 月の百貨店・スーパー販売額は1,378 億円で前年同月比 +2.5%
と2 か月ぶりの増加となった。百貨店は506 億円で同 +0.4%と2 か
月ぶりの増加、スーパーは872 億円で同 +3.3%と4 か月連続の増
加となった。
●コンビニエンス・ストア販売額
7 月のコンビニエンス・ストア販売額は894 億円で、全店では前年
同月比 +6.9%と46 か月連続の増加となった。店舗数は4,772 店と
なった。
●乗用車新車登録・届出台数
7 月の乗用車新車登録・届出台数は、普通車・小型車・軽自動車が
前年を下回り、乗用車全体で前年同月比▲13.4%と7 か月連続の
減少となった。
●家計調査
7 月の消費支出 ( 二人以上の世帯 )は27 万 9,755 円で、前年同月
比 +7.5%と4 か月連続の増加となった。可処分所得 ( 勤労者世帯 )
は、同▲3.5%と2 か月連続の減少となった。
●家電販売額
7 月の家電販売額は前年同月比 +3.3% の増加。生活家電 ( エアコ
ン・冷蔵庫 )、通信家電が増加した。
●旅行取扱高
7 月の九州の主要旅行業者 3 社の旅行取扱高は、国内旅行は前年同
月比 +0.8%と4 か月連続の増加、海外旅行は同▲29.4%と10 か
月連続の減少、合計では同▲7.9%と7 か月連続の減少となった。
●賃金 ( 現金給与総額 )
6 月の賃金 (5 人以上の事業所 )は、全産業では前年同月比 +1.3%
と4 か月ぶりの増加、製造業では同▲2.6%と7 か月連続の減少と
なった。
5.住宅建設動向
7 月の新設住宅着工戸数は、持家、貸家、分譲住宅が前年を上回り、
全体では前年同月比 +24.9%と2 か月連続の増加となった。
6.物価動向
7 月の消費者物価指数 ( 九州 )は、104.1 で前年同月比 +0.6%と26
か月連続で上昇 ( 前月比は+0.2%)。国内企業物価指数は、103.4 で
前月比▲0.2%と2 か月連続の下落 ( 前年同月比は▲3.0%)。
九州の主要経済指標(27年7月)
■生産動向【九州経済産業局】 生産指数
102.9
(参考)出荷指数
105.5
在庫指数
128.7
前月比 前年比
▲2.8
7.1
▲6.1
5.3
5.1
12.2
(26 年度、27 年度計画 )
■設備投資動向【日本銀行福岡支店】
26 年度
全産業
11.9
製造業
12.8
非製造業
11.1
27 年度
▲0.3
11.7
▲10.5
■貿易動向【財務省】
輸出通関額
551,233 百万円
輸入通関額
512,955 百万円
20.2
▲20.3
■百貨店・スーパー販売額【九州経済産業局】
合計
137,762 百万円
百貨店
50,611 百万円
スーパー
87,151 百万円
2.5
0.4
3.3
■コンビニエンス・ストア販売額【九州経済産業局】
商品販売及びサービス売上高 89,366 百万円
店舗数
4,772 店
6.9
3.3
■乗用車新車登録・届出台数【福岡県自動車販売店協会等】
乗用車計
36,007 台
▲13.4
普通車
9,835 台
▲2.6
小型車
12,142 台
▲6.0
軽自動車
14,030 台
▲24.4
■家計調査【総務省】
消費支出(二人以上の世帯)279,755 円
可処分所得(勤労者世帯) 399,636 円
平均消費性向(季調値、全国)
71.4%
(実質)
7.5
(実質) ▲3.5
▲3.6
■家電販売額【九州経済産業局】
販売額前年同月比
3.3
■旅行取扱高【九州運輸局】
国内旅行
8,264 百万円
海外旅行
2,326 百万円
合計
10,590 百万円
0.8
▲29.4
▲7.9
■賃金【各県】
(27 年 6 月)
全産業
製造業
1.3
▲2.6
■住宅建設動向【国土交通省】
住宅着工計
7,926 戸
持家
2,471 戸
貸家
4,015 戸
分譲住宅
1,408 戸
24.9
6.6
47.4
9.9
■物価動向【日本銀行・総務省】
消費者物価指数(九州) 104.1
企業物価指数(全国)
103.4
0.2
▲0.2
0.6
▲3.0
7.雇用動向
7 月の新規求人倍率は前月比 +0.03 ポイントの 1.57 倍、有効求人
倍率は前月比 +0.02 ポイントの 1.04 倍となった。
■雇用動向【九州各労働局】
1.57 倍
新規求人倍率(季調値)
月間有効求人倍率(季調値) 1.04 倍
0.03
0.02
0.18
0.13
8.公共投資動向
7 月の公共工事請負金額は、前年と比較して国、独立行政法人等、県、
市町村が減少し、全体で前年同月比▲11.9%と12 か月連続の減少
となった。
■公共投資動向[工事請負]
【西日本建設業保証㈱】
請負金額
1,409 億円
9.企業倒産動向
7 月の倒産件数は前年同月比 +35.0%と2 か月連続の増加、負債
金額は同 +62.2%と3 か月ぶりの増加となった。
■企業倒産動向【㈱東京商工リサーチ福岡支社】
倒産件数
54 件
負債金額
7,224 百万円
(注)
・
「1. 生産動向」の指数は季調値、ただし前年比は原数値で比較。
・
「3.貿易動向」は、九経マンスリー平成 26 年3月版から、山口・沖縄を含まない。
・
「4. 消費動向」中、消費支出・可処分所得の前年比は、算出にあたって消費者物価指数(総務省)により実質化。また、平均消費性向は前月差、前年差で表記。
26
▲11.9
35.0
62.2
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九州経済産業局情報
九州地域の鉱工業動向(平成 27 年 7 月速報)
1.
概 況
○ 基調判断
緩やかに持ち直している
平成 27 年 7 月の鉱工業生産指数 ( 季節調整済 ) は 102.9 となり、前月比が▲
2.8% と 2 か月ぶりに低下し、前年同月比は +7.1% と 5 か月連続の上昇となった。
(平成 22 年=100)
原 指 数
季節調整済指数
前年同月比 %
前 月 比 %
九州
全国
生 産
102.9
▲ 2.8
110.2
7.1
出 荷
105.5
▲ 6.1
111.4
5.3
在 庫
128.7
5.1
128.9
12.2
在庫率
124.3
▲ 0.2
118.9
4.4
生 産
97.7
▲ 0.6
103.8
0.2
出 荷
96.3
▲ 0.3
100.5
▲ 0.7
在 庫
113.7
▲ 0.8
115.9
2.7
在庫率
112.2
▲ 1.1
112.3
1.8
▲印は低下を示す。
九州の鉱工業生産指数と前年比の推移
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
-30
-35
-40
-45
前年同月比
九州生産指数
全国生産指数
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
前 年 同 月 比︵ % ︶
生 産 指 数︵ 季 節 調 整 済 ︶
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
80
75
70
65
60
平成27年7月
九州
102.9
全国
97.7
(年)
※ 時系列表は当局ホームページからダウンロード出来ます。
(http://www.kyushu.meti.go.jp/stat/index.html)
※ 全国分の鉱工業指数については経済産業省ホームページをご参照下さい。
(http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html)
(本発表資料のお問い合わせ先)
九州経済産業局総務企画部調査課長 田志
担当者:上野、村山
電話:092-482-5418
27
KITEC 2015 No.276
九州経済産業局情報
2.業種別動向
業種別の前月比をみると、電気・情報通信機械工業、食料品工業、パルプ・紙・紙
加工品工業など 15 業種中 6 業種が上昇し、はん用・生産用・業務用機械工業、化学・
石油石炭製品工業、窯業・土石製品工業など 9 業種が低下した。
【 生 産 】全 15 業種中 上昇 6 業種、低下 9 業種、横ばい 0 業種
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
前 年
同月比
主な上昇・低下業種/ウェイト
1∼3 月
104.9
4.2
1.1
27 年
4月
105.2
0.8
5.1
4∼6 月
104.6
▲0.3
4.7
前 月 比
前月 今月
5月
102.7
▲2.4
0.1
P
R
R
26 年
7∼9 月 10∼12 月
97.5
100.7
▲2.6
3.3
▲1.9
1.9
6月
105.9
3.1
8.9
7月
102.9
▲2.8
7.1
主な上昇・低下品目
半導体・IC 測定器、一般用タービン・
上昇
低下
電気・情報通信機械工業
575.5
6.5 ▲14.9
8.1 エンジン発電機 等
食料品工業
964.0
3.7
0.9
2.1 グルタミン酸ソーダ・砂糖 等
パルプ・紙・紙加工品工業
205.1
1.3
10.7
はん用・生産用・業務用機械工業
1,119.2
11.9
40.2
化学・石油石炭製品工業
825.9
17.9
0.1
窯業・土石製品工業
390.7
▲2.9
▲1.0
4.1 印刷用紙 ( 非塗工類 )、製紙パルプ 等
▲17.6 半導体製造装置、反応用機器 等
▲6.0 有機化学製品 ( 芳香族 )、ナフサ 等
▲6.0 ファインセラミックス ( 機能材 )、
耐火れんが 等
【 出 荷 】全 15 業種中 上昇 4 業種、低下 11 業種、横ばい 0 業種
R
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
26 年
7∼9 月 10∼12 月
100.2
104.3
▲1.6
4.1
▲2.1
2.8
1∼3 月
108.9
4.4
2.4
27 年
4月
109.0
0.8
8.0
4∼6 月
109.6
0.6
7.6
5月
107.6
▲1.3
2.3
R
6月
112.3
4.4
12.2
【 在 庫 】全 15 業種中 上昇 12 業種、低下 3 業種、横ばい 0 業種
R
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
26 年
7∼9 月 10∼12 月
115.5
114.1
1.9
▲1.2
4.4
3.6
27 年
1∼3 月
122.2
7.1
8.6
4∼6 月
122.5
0.2
8.1
27 年
4月
124.6
2.0
9.7
5月
124.1
▲0.4
8.6
P
7月
105.5
▲6.1
5.3
R
6月
122.5
▲1.3
8.1
P
7月
128.7
5.1
12.2
九州の半導体・自動車関連等の生産指数
(平成22年=100)
半導体関連
130
自動車関連
120
除く.半導体・自動車関連
自動車関連
生産指数=105.5
前月比▲0.8%
除く.半導体・自動車
関連
生産指数=101.5
前月比▲3.8%
110
100
90
半導体関連
生産指数=99.7
前月比▲6.6%
80
70
60
H22
H23
H24
半導体関連
H25
自動車関連
H26
H27
(年)
除く、半導体・自動車関連
《注:半導体関連、自動車関連は以下の品目を合成して指数化》
28
半導体関連:半導体素子+集積回路+半導体部品+半導体製造装置+半導体・IC 測定器
自動車関連:四輪自動車+自動車部品+乗用車用エアコン+二輪自動車+二輪自動車部品+普通鋼鋼帯+普通鋼冷間仕上鋼材
+特殊鋼鋼材+亜鉛めっき鋼板+アルミニウム二次・二次合金地金+アルミニウムダイカスト+線ばね+金型+PM モーター
+電気照明器具+タイヤコード+プラスチック製機械器具部品+自動車用タイヤ
除.半導体・自動車関連: 鉱工業(全体)−(半導体関連+自動車関連)
●
産総研九州センター情報
●
KITEC 2015 No.276
【最近の特許情報】
( 27年 6月〜27年 8 月)
特許番号
(登録日)
出願番号
(出願日)
第5761716号 特願2011-255479
(H27.6.19)
(H23.11.22)
発明の名称
カーボン材料に金
属微粒子が担持さ
れた金属微粒子担
持体およびその製
造方法
代表発明者
要 約
【課題】金属微粒子をカーボン材料に担持させた金属微粒子担持体
およびその簡便な製造方法を提供する。
【解決手段】カーボン材料を含有する一方、金属微粒子の凝集を抑
制する分散溶解剤を含有しない溶液中に、1対の放電電極を配置す
松田 直樹
る。グロー放電により放電電極間にプラズマを発生させることによっ
て、放電電極を融解して金属微粒子を形成すると共に、形成された
金属微粒子をカーボン材料に担持させて金属微粒子担持体を形成す
る。
29
●
産総研九州センター情報
●
KITEC 2015 No.276
平成 27年度
九州・沖縄産業技術オープンデー
開催のご案内
タイトル:
「オープンイノベーションによる九州 ・ 沖縄地域の産業 ・ 社会への貢献を目指して」
開催趣旨: 今年で5回目となります平成27年度九州・沖縄産業技術オープンデーは、産総研九州セ
ンターと九州経済産業局が、九州・沖縄各県の公設試、沖縄総合事務局、九州イノベーショ
ン創出戦略会議、九州地方知事会、佐賀県、商工中金等と一体となって、九州・沖縄地
域の企業経営者、技術者・研究者や中小企業支援機関のコーディネータ等に、公設試お
よび産総研の最新技術情報を提供し情報交換を行い、技術の橋渡しに繋げるための交流
の場として開催します。
産総研の最新技術を紹介する講演会、企業と公設試・産総研との共同研究による成果
発表会、技術シーズ等のポスター展示、産総研九州センターの研究室をめぐるラボツアー、
金融相談、知財相談、経営相談、技術相談などを行いますのでふるってご参加下さい。
日 時: 平成27年12月2日(水)10:00~17:30(受付9:30~16:00)、交流会17:45~19:00
会 場: サンメッセ鳥栖(佐賀県鳥栖市本鳥栖町1819)(メイン会場)
産総研九州センター(佐賀県鳥栖市宿町807-1)(ラボツアー会場)
参 加 料: 無料(但し、交流会2,000円)
会 場: 産総研九州センター、九州経済産業局
参加申込方法等:
オープンデーについての詳しい内容は、産総研九州センターホームページをご覧ください。
http://www.aist.go.jp/kyushu/
(問合せ先)国立研究開発法人産業技術総合研究所九州センター オープンデー事務局
TEL:0942-81-3604、E-mail:[email protected]
開催内容:
1. 産総研九州センター講演会
(1)「産総研第4期中長期計画における九州センターの取組み」
( 坂本満 産総研九州センター所長 )
(2)「ミニマルファブを用いた地産地消産業システムの実現 ~前工程からパッケージングまでの
一貫1個流しシステムの開発」
( 原史郎 産総研ナノエレクトロニクス研究部門ミニマルシステムグループ研究グループ長 )
30
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産総研九州センター情報
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KITEC 2015 No.276
2. 特別講演会
「脳情報を活用するニューロテクノロジーの開発 ~意思伝達支援から感性評価まで~」
( 藤村友美 ・ 長谷川良平 産総研人間情報研究部門 ニューロテクノロジー研究グループ )
3. 九州・沖縄地域企業&公設試・産総研 合同成果発表会
新製品開発に成功した企業と公設試・産総研の研究者が、開発秘話や製品化プロセス、成功の
ポイントなどをわかりやすくプレゼンします。また、同会場にてポスターの展示、説明を行います。
(参加機関 ( 順不同 ))
①「異種ゴム積層による機能性に優れた作業用ゴム手袋の開発」
福岡県工業技術センター&株式会社東和コーポレーション
②「1616/ARITA JAPAN について」
佐賀県窯業技術センター&株式会社百田陶園
③「破損解析・歪み可視化・FEM、食器における構造解析へのアプローチ」
長崎県窯業技術センター&三信化工株式会社
④「「農村に黄金の実りを!」農業機械販売会社が開店した玄米パンの店「玄氣家」」
熊本県産業技術センター&株式会社中九州クボタ
⑤「温泉宿泊施設の集客に向けて温泉資源を活かした新企画プラン開発」
大分県産業科学技術センター&みるき~すぱサンビレッヂ
⑥「九州・沖縄海域海洋生物に含まれる天然医薬リード物質の発見から製品化」
宮崎県工業技術センター&富士シリシア化学株式会社
⑦「枠組壁工法用材への県産スギ材活用のための基礎評価と生産システムの検討」
鹿児島県工業技術センター&株式会社さつまファインウッド
⑧「コンパクトな火葬炉の排ガス処理設備の開発」
沖縄県工業技術センター&株式会社開邦工業
⑨「半導体製造装置用高プラズマ耐性セラミックス材料」
産総研九州センター&日本タングステン株式会社
4. ラボツアー(先着30名)
産総研九州センターの下記研究概要について研究現場で説明を行います。
①「薄膜圧電センシングに関する研究開発」
②「材料開発を支援する計算熱力学技術」
③「ミニマルファブ構想と九州センターにおける活動内容」
5. ポスター・成果品等展示会
公設試・産総研の技術シーズ紹介のほか、各支援機関の活動を紹介するポスター、成果品等を
展示します。
(1) 公設試・産総研の技術シーズ紹介
(参加機関 ( 順不同 ))
31
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産総研九州センター情報
●
KITEC 2015 No.276
福岡県工業技術センター、佐賀県工業技術センター、佐賀県窯業技術センター、長崎県工業技
術センター、長崎県窯業技術センター、熊本県産業技術センター、大分県産業科学技術センター、
宮崎県工業技術センター、宮崎県食品開発センター、鹿児島県工業技術センター、沖縄県工業
技術センター、産総研(製造技術研究部門 ( 九州センター ))、産総研(( 九州センターミニマル
ファブ )、産総研(太陽光発電工学研究センター)、産総研(構造材料研究部門)
(2) 産業クラスター推進機関・支援機関等の活動紹介
(参加機関 ( 順不同 ))
九州半導体 ・ エレクトロニクスイノベーション協議会、九州ヘルスケア産業推進協議会、九州
地域環境 ・ リサイクル産業交流プラザ、九州バイオクラスター推進協議会、九州ソーラー&クリー
ンエネルギーネットワーク、九州農業成長産業化連携協議会
内閣府沖縄総合事務局経済産業部、文部科学省ナノテクノロジープラットフォームセンター/
、国立研究開発法人新エネルギー ・ 産業技術総合開発機構、九州地方
科学技術振興機構(JST)
知事会、佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(SAGA - LS)、産総研九州センター
(3) 産総研九州センター講演会、特別講演会関係展示
①ミニマルファブ、②ニューロテクノロジー ほか
6. 技術相談会・各種相談会
(1) 技術相談会(参加機関)九州イノベーション創出戦略会議(KICC)、産総研九州センター
(2) 各種相談会 ( 金融 ・ 知財 ・ 経営 ・ 補助制度に関する相談)
(参加機関 ( 順不同 ))
(独)中
( 株 ) 商工組合中央金庫*、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、
小企業基盤整備機構 九州本部*、( 株 ) 日本政策金融公庫 福岡創業支援センター*、九州経済
(公社)日本技術士会九州本部*、( 一社 ) 九州地域中小企業等支
産業局地域経済部 特許室*、
援専門家連絡協議会(九州志士の会 ) *
注:*の機関は支援メニューミニプレゼンも行います。
7. 交流会(先着60名)
ポスター・成果品等展示
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ラボツアー:ミニマルファブ
技術相談のご案内
当財団では、これまで九州地域の産業技術振興のため、産・学・官の協力体制を整え、
技術相談及び指導を行ってまいりました。企業の研究開発等にあたって、お悩みになっている
技術問題や課題について相談に応じるため、技術相談を下記の要領で実施いたしております。
また、技術相談を契機として、企業と大学、あるいは国公設試験研究機関等との共同研
究、委託研究へと発展するように関係機関との連携も行っていますので是非ご利用下さい。
なお、相談内容の機密保持については十分注意いたします。
1.技術相談の方法
(1) 電話、E-Mail([email protected])により相談受付をおこなっています。
また、当財団のホームページ(http://www.kitec.or.jp)より技術相談も可能です。
(2) 相談内容に応じて、九州内の産・学・官から相談員を選定し、当財団の担当者が
対応します。
(問い合せ先)
一般財団法人九州産業技術センター
技術振興部
TEL: 092-411-7394、FAX: 092-472-6688
E-Mail:[email protected]
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一般財団法人 九州産業技術センター
(URL)http://www.kitec.or.jp/
〒812-0013
発行日:2015年 10 月 1日
福岡市博多区博多駅東 2丁目13番24号
総 務 部 TEL 092 - 411-7391
(代)
技術振興部 TEL 092 - 411-7394(代)
FAX 092-472-6609
FAX 092-472-6688
この印刷物は再生紙を使用しています
印 刷:株式会社ミドリ印刷
環境にやさしい大豆インクを使用しています
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