NASDAQ OMX パッケージによる 新取引システムを稼働

2009 年 5 月 7 日
報道関係者各位
株式会社東京工業品取引所
The NASDAQ OMX Group, Inc.
株式会社 NTT データ
東工取、NASDAQ OMX パッケージによる
新取引システムを稼働
世界最高水準の性能と国際標準の取引機能を備える
株式会社東京工業品取引所（東工取、東京都中央区・代表執行役社長 南學政明）は、
本日、NASDAQ OMX 社の取引・清算パッケージソフトを用いた新取引システムを稼働
させました。8 時 30 分からの注文受付、9 時からの立会開始は順調に行われました。
NASDAQ OMX 社のパッケージソフトの導入は、日本国内の取引所として初めてのこ
とであり、株式会社 NTT データ（東京都江東区・代表取締役社長
山下 徹）がシステ
ム・インテグレータとしてこの導入にあたりました。
この新取引システムの導入により、注文のレスポンス時間は世界最高水準の 10 ミリ
秒（100 分の 1 秒）以内が実現され、24 時間取引への対応（稼動当初は 23 時までの夜
間立会。ただし、ゴム市場は 19 時まで。
）、国際標準の売買注文、サーキット・ブレー
カー制度、マーケット・メイカー制度（今秋導入予定）など国際市場として様々な対応
が可能となりました。
東工取代表執行役社長 南學政明は、取引開始後の記者会見で次のように述べました。
「世界各国の取引所は、取引システムの性能や機能を競うようになり、近年激化してい
る取引所間競争は、取引システムの優劣を巡る争いという側面も持つようになりました。
当社は、世界的に評価が高く、世界最高水準の性能と国際標準の取引機能を備えた
NASDAQ OMX 社の優れたシステムを導入し、本日予定どおり無事稼働しました。この
新システムを武器として、当社は今後もアジアの中核的デリバティブ取引所として確固
たる地位を築いてまいります。
」
NASDAQ OMX 社のシニア・バイス・プレジデント、ラース・ウッタースグード氏
（OMX テクノロジー社・社長）は、次のように述べました。「日本の取引所の歴史上重
要な節目となった今日の取引開始の一端を担うことができてとても嬉しく思います。高
機能の新システムにより、東工取はミリ秒単位のスピードで大量の注文を処理できるよ
うになることから、商品先物市場における世界のリーダーとしての地位を確固たるもの
とすることができるでしょう。
」
これに続いて NTT データの山下徹社長はこのように述べました。「無事に新取引シ
ステムが稼動できましたのは、東工取様及び業界関係者のご指導ご協力によるものと感
謝しております。今後とも、東工取様及び業界の更なる発展に向け、NASDAQ OMX 社
と協力してご支援していく所存です。
」
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NASDAQ OMX について
The NASDAQ OMX Group, Inc.は、上場企業数 3,800 社を超える世界最大の取引所関連企
業で、全世界において取引市場の運営、取引テクノロジーの提供、上場企業向けサービス
の提供を行っています。また同時に、全世界で 50 カ国、70 ヶ所以上の取引所、清算機関、
預託機関に対して、非常に革新的で競争力の高い最新のテクノロジーを常に提供し続けて
います。
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NTT データについて
株式会社 NTT データは日本におけるシステムインテグレーションのリーディングカン
パニーです。
1967 年に設立された日本電信電話公社（現 NTT）データ通信本部から分社独立して以
来、国内の社会基盤システムから多数の企業ネットワークシステムにわたり、幅広くシス
テム開発、運用、保守事業を展開し続けております。
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東京工業品取引所について
株式会社東京工業品取引所（東工取、英文名称 Tokyo Commodity Exchange Inc.
略称
TOCOM）は国内で最大、また、アジアにおける中枢的商品先物取引所で、貴金属（金、銀、
白金、パラジウム）、アルミニウム、ゴム、石油（ガソリン、灯油、原油）の 4 市場を運営
し、先物とオプション（金）を上場しています。2008 年の出来高は約 4,100 万枚で、日本
の商品先物市場では 80%のシェアを誇ります。東工取の前身は 1951 年に設立された東京繊
維商品取引所で、東京ゴム取引所及び東京金取引所が 1984 年に統合して東京工業品取引所
が設立され、2008 年 12 月には会員組織から株式会社へ組織変更しました。
<< http://www.tocom.or.jp/jp>>
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