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太陽光発電装置の設置について ① ゴルフ場跡地を利用するケースが
太陽光発電装置の設置について ① ゴルフ場跡地を利用するケースが多発 競技人口の減少などから経営が苦しくなったゴルフ場が、一部又は全部の 土地を売却している。 最近、ゴルフ場跡地の広大な土地を利用した大規模太陽光発電所の建設が 相次いでいる。 ② 異業種からの参入 関連企業だけでなく、異業種からの参入が目立っている。 例: 自動車販売店、石油卸売、家電量販店 ③ 国の促進政策による弊害 太陽光発電を促進するため、技術的助言により、土地に自立して設置する 太陽光発電設備について、建築物に非該当としたり、建築基準法の対象とな る工作物から除外したり、開発許可を不要としている。 国の促進政策は、関係手続の省力化を図っているが、その半面、手続によ る覚知ができず、土地の切り盛りが行われている可能性も否定できない。 課題の解決の足がかりとするために、太陽光発電装置の設置を法令確認が 必要な行為に位置づける。 1 解体工事について 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律の規定において、次に掲げる 解体工事を行う者は、 ①都道府県知事に事業者登録を行わなければならない。 ②技術管理者を選任し、現場に配置しなければならない。 ③現場に標識を掲示しなければならない。 問題点として考えられること ・現場の標識だけでは、近くの住民への周知が徹底されない。 ・騒音、粉塵等、周辺の住宅や店舗に迷惑がかかることがある。 特徴 ・短い工期で現場が終わってしまう。 ・比較的簡単な技術で工事を行うことができる。 2 開発行為に伴う事業者の負担について 開発行為を行う事業者に対しては、公共公益施設の設置を義務付けている。 ・ 道路 ・ 公園 ・ 上下水道 ・ 集会所 ・ 消防水利 法令で定められている基準を上回る基準を自治体で定めれば、地域にとって は受ける恩恵は大きいが、事業者のさらなる負担となり、それは開発行為が行 われた土地の分譲価格に反映されることとなる。 開発行為に伴う事業者の負担について、適正なバランスをとる必要がある。 3