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金融市場ウィークリー

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金融市場ウィークリー
金融市場ウィークリー
2016 年 7 月 15 日号
[経済・金融市場動向]
◆ 金融市場見通し・内外経済指標
リスクオンの地合いが継続すると予想。ただし、イ
タリアの不良債権問題など不透明要素が残存。日本
株は高値圏、日本の長期金利は低位推移を見込む
[トピックス]
◆ Brexitで2016・17年度内外経済見通しを下方修正
英EU離脱決定を受けて、ユーロ圏は不透明感の高
まりから、日本は円高・株安の影響から成長率見通
しを下方修正。今後の下振れリスクには警戒が必要
◆ 米国の景気後退リスクを考える
シカゴ連銀の全米経済活動指数は米景気の実勢を捉
える指標の一つだが、経済の構造変化を考慮してい
ないため、景気後退リスクを過大評価しやすい
✣[目次]✣
今週の注目チャート ···················································· 1
Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3
金融市場見通し·································································· 3
金融市場レビュー ································································ 4
内外経済指標の解説と予測 ························································ 5
Ⅱ.トピックス ························································ 8
Brexitで2016・17年度内外経済見通しを下方修正 ···································· 8
米国の景気後退リスクを考える ··················································· 10
Ⅲ.参考資料 ························································· 11
今週・来週の主要経済指標 ······················································· 11
月次・四半期のスケジュール ····················································· 13
今週の金融市場の動き ··························································· 16
最新リポート一覧 ······························································· 17
〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
イタリア金融危機
調査本部本部長代理 長谷川克之
イタリアが金融危機の淵に立たされている。事態は 2008 年世界金融危機の際よりも深刻かもしれ
ない。銀行の不良債権額は 3600 億ユーロ、国の経済規模の約 2 割にも達している。多くの銀行が苦
境に陥っているが、渦中の大手行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは 1472 年創業、現存する世
界最古の銀行とされる。積極的な買収戦略が仇となり、長引く経済不振の中で不良債権が膨らんだ。
EUでは銀行への公的資金注入の条件として、本年初から原則として債権者による損失負担、いわ
ゆるベイルインが求められることになった。銀行再建・破綻処理指令(BRRD)に基づく措置である。
イタリアでは銀行劣後債保有者の 5 割近くを個人投資家が占めているとされ、自殺者まで出るなど個
人投資家による損失負担が社会問題となっている。イタリアでは政治的に、そして金融システム安定
のためにも公的資金注入が急務となっているが、BRRD の厳格な運用をEU、なかんづくドイツが求
めており、両者の溝は未だ埋まらない。今月末の欧州銀行監督機構による資産査定結果発表を受けて
何らかの幕引きが模索されると見られるが、不良債権問題の解決には相当の時間がかかるだろう。
市場がイタリアの金融問題を懸念するのは英国のEU離脱決定と無縁ではない。欧州経済が下振れ
すれば不良債権は更に増大する。イタリア経済の混乱は政権の不安定化をもたらすとともに、国内の
金融行政の自由度が制限されるEUの枠組みそのものへの反発にも繋がりかねないものである。
欧州中央銀行としては域内の金融システムが揺らぐ中で、金融機関に負担を課すマイナス金利政策
の更なる深堀りを封印せざるを得ないだろう。翻って日本。金融システムは現状では世界で最も安定
しているとも言えるが、日本銀行が仮に金利を更に引き下げるのであれば、マイナス金利政策で先行
する欧州での効果や評価も含めて、その費用対効果を十分見極めてからにするべきだ。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
~今週の注目チャート~
【 OISカーブ 】
市場は日銀のマイナス金利幅拡大を織り込みつつある状況
(%)
0.0
2016/7/13
2016/6/23
▲ 0.1
▲ 0.2
▲ 0.3
1M
2M
3M
4M
5M
6M
7M
8M
9M
10M
11M
1Y
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
【解説】オーバーナイト金利の先行きを示すOISカーブを見ると、英国国民投票後下方にシフトし、日銀
のマイナス金利幅拡大を織り込みつつある。物価の基調が下振れる中、月末の金融政策決定会合(7/28・29)
での追加期待が高まっている。マイナス金利幅拡大のハードルは高いと見ているが、金融機関向け貸付金利
へのマイナス金利適用とセットでの利下げの可能性もある。日銀の政策判断が注目される。
【 S&P500 指数の予想PERとイールドスプレッド 】
債券と比較した割安感が米株高を支えるも、企業業績から見た割高感には要警戒
19
(倍)
(%)Pt
4
18
3
17
16
2
15
14
1
13
0
12
11
▲1
10
予想PER
イールドスプレッド(右目盛)
▲2
9
05
06
07
08
09
10
11
12
(注)イールドスプレッドは米10年国債利回りからS&P500指数の配当利回りを引いたもの。
(資料)Bloombergより、みずほ総合研究所作成
13
14
15
16
(年)
【解説】ダウ平均が史上最高値を更新する等、米国株の堅調さが目立つ。主要国の緩和的な金融政策への期
待等から米国を含め世界的に金利が低下する中、債券の利回りから株式の配当利回りを引いたイールドスプ
レッドは低下基調であり、債券対比株式の割高感が台頭していないことも高値を支えているようだ。一方、
予想PERは割高感を示しており、来週以降本格化する企業決算によって株価が調整される可能性がある。
^
1
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
【 主要4通貨の為替動向
通貨高
ポンド安と円高が一服
(2016/1/1=100)
120
115
】
円(対ドル)
ユーロ(対ドル)
ポンド(対ドル)
ドル
110
105
100
95
90
通貨安
85
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
(年/月)
(注)ドルは名目実効為替レート。
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
【解説】英首相が早期に決定したことで市場に安心感が広がり、ポンド安一服とともに円相場は英国民投票
前の水準まで一旦円安に戻した。また足元の円安進展は、参院選で与党勝利の結果を受けた日本の財政・金
融政策への期待も相応にあるようだ。ただし、ヘリコプターマネーに関する報道後に円安が進むなど、過度
な期待から投機筋が円売りの動きをしている向きもあり、政策公表後の円高反転が懸念される。
【 中国の実質GDP成長率 】
成長率の減速一服でも先行き懸念は払しょくせず
(前年比、%)
(前年比、%)
20
15
鉱工業生産
実質GDP成長率(右目盛)
15
10
10
5
5
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
【解説】本日(7/15)公表された 4~6 月期の中国の実質GDP成長率は、1~3 月期と同じ前年比+6.7%と
なり、統計の上ではこれまでの減速が一旦一服した格好となった。その他にも輸入金額の減少は縮小傾向に
あり、鉱工業生産の減速にも歯止めがかかっている。しかし、懸案となっている不良債権や過剰設備の解消
に向けた構造改革の過程で、景気が一段と下振れするリスクがある点には留意が必要だ。
2
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
Ⅰ.経済・金融市場動向
~金融市場見通し~
リスクオンの地合いが継
続すると予想
先週末に発表された6月の米雇用統計(7/8)の大幅な改善による米景気
への警戒感後退、メイ英首相就任による英政局の安定化、参院選での与党
勝利を受けた景気対策期待などから、今週の金融市場は警戒感が和らぐ展
開となった。英中銀は金融政策委員会(7/13・14)で金融政策を据え置い
たが、インフレ報告書が発表される8月会合(8/4)で包括緩和パッケージ
が発表される可能性が高い。日銀金融政策決定会合(7/28・29)での追加
緩和期待も高まっており、来週も政策期待が市場を下支えする状況が続く
と予想する。もっとも、不透明感が残存している点には留意が必要だ。各
国主要銀行のCDSプレミアムは英国国民投票後に上昇し、依然高水準に
ある。イタリアの不良債権問題の先行きも依然不透明だ。
米経済指標は Brexit の影
響に注目
米国では今晩発表される7月のミシガン大消費者マインド指数(7/15)と
ニューヨーク連銀製造業業況指数(7/15)、来週発表されるフィラデルフ
ィア連銀製造業業況指数(7/21)に注目したい。英国国民投票の結果がど
う反映されたのか確認できるだろう。
ECB政策理事会は政策
据え置きを予想
ECB政策理事会(7/21)では政策据え置きを予想している。Brexitの
ユーロ圏経済や物価への影響を見極めると考えられる。欧銀健全性不安再
燃への警戒から、追加利下げは取りにくい選択肢となろう。
日本株は高値圏での推移、
日本株は政策期待が下支えし高値圏での推移を予想する。米国株は割高
円債は日銀の追加緩和期
感がある中、本格化する企業決算で振れ易い展開となろう。日本の10年国
待から低位での推移を予
債利回りは、日銀追加緩和期待が高まる中、低位での推移が予想される。
想
政府の景気対策で国債増発との報道が出ているが、前倒債の発行により市
中国債発行増額は回避され、国債市場への影響は限定的になると見ている。
米10年国債利回りの上昇は限定的となろう。FF金利先物市場から見た利
上げ確率は足元上昇しているが、海外需要が金利上昇を抑制すると考えら
れる。為替市場は円安地合いが続くと予想するが、市場の不透明感が残存
(野口雄裕)
する中、円安進行は限定的となるだろう。
【 来週の予想 】
内外金利
内外株式
為 替
項目
USD LIBOR 3カ月(%)
米10年国債(%)
円 TIBOR 3カ月(%)
10年国債(%)
ダウ平均(ドル)
NASDAQ総合指数(ポイント)
日経平均(円)
TOPIX(ポイント)
円/ドル
ドル/ユーロ
円/ユーロ
3
予想レンジ
0.660
1.40
0.03
-0.35
18,000
4,870
15,500
1,250
103.0
1.090
114.0
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
0.690
1.65
0.07
-0.20
18,700
5,120
17,000
1,360
107.5
1.135
120.0
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
~金融市場レビュー~
<内外金利動向>
先週末以降の米 10 年国債利回りは上昇した。6 月の米雇用統計(7/8)が
市場での警戒感が和らぎ
市場予想を大幅に上回る結果であったことや、英新首相選出の早期決着な
米 10 年国債利回りは上昇
どから市場での警戒感が和らぎ、金利が上昇した。英国のEU離脱決定後
から低下が続いていた英国やドイツ、フランスの 10 年国債利回りも一旦下
げ止まった。英中銀金融政策委員会(7/13・14)では政策金利が据え置か
れたが、8 月に新たな金融緩和策を打ち出す可能性が示された。日本の 10
年国債利回りは週後半にかけ▲0.2%台前半に上昇する展開となっている。
30 年国債入札(7/12)の結果が弱めとなるなど、金利の低下が比較的大き
く進んでいた超長期国債の利回りは上昇した。
<内外株式動向>
(坂中弥生)
先週末以降の米株式相場は、上昇した。7 月の雇用統計にて前月からの雇
米株は予想を上回る経済
用者増加数が大きく改善したことや、一部企業の 4~6 月期の決算が予想を
指標や企業決算を好感し
上回ったことで米国景気の先行きへの警戒感が後退した。一方、利上げは
上昇。日本株は政策期待
急がれないとの投資家の期待が維持されたことで株価は上昇基調を強め、
が高まり上昇
ダウ平均株価は約 1 年 2 カ月ぶりに史上最高値を更新した。日本株は上昇
した。米株高を好感した他、参院選(7/10)で与党が大勝し、大規模な財
政政策を含めた景気対策や金融政策への期待が高まった。為替市場で円安
が進んだことも企業業績への警戒感を和らげ、日経平均株価は週間で 1,000
円以上上昇し、16,000 円台半ばを回復した。
<為替動向>
(大塚理恵子)
今週のドル円相場は英国民投票前の水準まで一旦円安に戻す展開となっ
財政・金融政策期待から
た。先週末の米雇用統計(7/8)を受けた米株上昇によるリスクセンチメン
円安進展
ト改善や、参院選の与党勝利を受けた日本の財政・金融政策への期待の高
まりから、週明けのドル円相場は円安ドル高が進んだ。また英国首相が予
想より早く確定(7/11)したことも、市場の安心感醸成に繋がり、円売り
が進んだ。ユーロドル相場はユーロ高地合い。英国首相決定後のポンド高
進展とともに、ユーロは対ドルで通貨高が進んだ。その後英中銀金融政策
委員会(7/13・14)で金融政策が据え置かれ、期待はく落からポンド高が
更に進んだが、ユーロ買いの動きには繋がらなかった。
(有田賢太郎)
<新興・資源国動向>
英国のEU離脱決定後に不安定な展開が続いていた新興国市場だった
不安定なブレグジット相
が、今週は株価が軒並み上昇しており、概ね株全面高の展開となっている。
場から一転、株全面高に
マレーシアでは世界経済の先行き不透明感から利下げ(7/13)が実施され
たが、ポンド安ならびに円高に象徴されたリスク回避的な動きは是正され
てきているほか、先月の雇用統計で増加ペースが急減速した米非農業部門
の雇用者数が 6 月に再び持ち直したこともあり、先行きに対する懸念は和
らいでいると見られる。その一方で、ドル高圧力につながる米利上げ期待
については限定的な上昇にとどまっている。多くの新興国通貨は対ドルレ
ートの減価が一服しており、人民元安にも歯止めがかかっている。
(井上淳)
4
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
~内外経済指標の解説と予測~
<国 内>
企業の設備投資は足踏み、
サービス活動は底堅い推
今週発表された経済指標からは、企業の設備投資に対する慎重姿勢の強
まりがみられた一方、サービス活動については底堅さが確認された。
設備投資の先行指標となる 5 月の機械受注(民需、除く船舶・電力)
(7/11)
移
は、前月比▲1.4%(4 月同▲11.0%)と 2 カ月連続で減少した。製造業は
円高の影響などを受けて様子見姿勢を強めているようだ。非製造業につい
ては、これまで押し上げていた金融・保険からの受注が一服した模様であ
る。Brexit 決定を受けて世界経済の先行き不透明感が強まっていることか
ら、当面は企業の設備投資が下振れるリスクに注意が必要だろう。
また、サービス活動の指標である 5 月の第 3 次産業活動指数(7/12)は、
前月比▲0.7%(4 月同+0.7%)と 2 カ月ぶりに低下した。前月に大きく上
昇した卸売業や事業者向けサービスで反動減が生じたことが主因であり、
均してみれば緩やかに持ち直している。消費増税後に大きく落ち込んだ第
三次産業活動指数だが、足元では落ち込みをほぼ取戻した。
企業物価指数は前年比マ
6 月の企業物価指数(7/12)は、前年比▲4.2%(5 月同▲4.3%)と 5 カ
月ぶりにマイナス幅が縮小した。為替の影響を受けやすい化学製品や非鉄
イナス幅が縮小
金属のマイナス幅が拡大したが、原油価格の持ち直しを背景に石油・石炭
製品や電気・ガス代が上昇した。引き続き円高が下押し圧力となるものの、
原油価格の回復が今後もエネルギー価格に反映されていくと想定されるこ
となどから、マイナス幅は緩やかに縮小していく見込みである。
来週は、全産業活動指数が発表される。
全産業活動指数は前月比
マイナス
5月の全産業活動指数(7/21)は、前月比▲1.2%(4月同+1.3%)と予
測する。鉱工業、第3次産業とも前月比マイナスとなっているため、全産業
活動指数も、低下を見込んでいる。
【 第3次産業活動指数の寄与度分解 】
(%)
1.5
その他
医療,福祉
卸売業
(上里啓)
【 全産業活動指数の推移 】
(2010年=100)
金融業,保険業
事業者向け関連サービス
総合
106
105
1.0
予測値
104
0.5
103
102
0.0
101
▲ 0.5
100
▲ 1.0
99
98
▲ 1.5
2015/08
2015/11
2016/02
(注)季節調整値、前月比。
(資料)経済産業省「第三次産業活動指数」より、みずほ総合研究所作成
97
12/07 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01
2016/05
(年/月)
(注)2016年5月の値はみずほ総合研究所による予測値。
(資料)経済産業省「全産業活動指数」より、みずほ総合研究所作成
5
(年/月)
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
<海 外(米国)>
雇用の伸びが持ち直し、
景気減速への懸念は後退
6 月の雇用統計(7/8)では、非農業部門雇用者数の伸びが大きく持ち直
した(5 月:前月差+1.1 万人→6 月:同+28.7 万人)。3 カ月移動平均で
は同+14.7 万人にとどまったが、失業率の安定を維持できる伸び(10 万人
程度)を上回っている。また、6 月は前月 FOMC で雇用情勢を不安視した参
加者らが挙げた 3 つの指標(雇用DI、経済的理由によるパートタイム労
働者数、労働参加率)にも改善がみられた。時間当たり賃金上昇率につい
ては、前年比+2.6%と前月から加速した。熟練労働者を中心とする人手不
足が賃金上昇につながっているとみられる。
英国のEU離脱決定によ
7 月 1 日までの情報に基づきまとめられたベージュブック(7/13)では、
る米企業への影響は限定
英国のEU離脱決定に関して 12 地区中 3 地区の企業から懸念が報告された
的
ものの、全般的に悪影響は限定的とみられているようだ。なお、ボストン
地区の商用不動産業者は、英国のEU離脱決定を受けて、海外投資家によ
る米国への投資が増える可能性について指摘した。
今晩以降発表される経済
今晩以降発表される経済指標のうち、6 月分は緩やかな景気拡大の継続を
指標は、緩やかな景気拡
示すだろう。6 月の小売売上高(7/15)は自動車販売の減少に伴いヘッドラ
大の継続を示す見通し。
インは横ばいとなるが、コア小売は 4・5 月に続いて底堅い伸びを予想する。
英国国民投票後の状況を
6 月の鉱工業生産指数(7/15)は 2 カ月ぶりの増産を予想する。6 月のコア
示す 7 月の消費者マイン
CPI上昇率は前月比+0.2%と緩やかに上昇するとみている。6 月の住宅
ド、企業業況にも注目
関連指標(住宅着工戸数・許可件数:7/19、中古住宅販売件数:7/21)は
いずれも底堅い推移を見込む。
6 月の住宅購入者向けローン申請件数は 2010
年以来の高水準にある。値頃感のある住宅在庫が不足している一方で、住
宅ローン金利の低さ等が住宅需要を支えているとみられる。
注目されるのは、7 月のミシガン大消費者マインド指数(7/15)、ニュー
ヨーク連銀(7/15)・フィラデルフィア連銀の製造業業況指数(7/21)だ。
英国国民投票後の状況に変化がみられるのか注目される。
【 非農業部門雇用者数 】
【 住宅購入者向けローン申請件数 】
(前月差、千人)
(1990年=100)
建設業
鉱業
製造業
民間サービス業
政府部門
非農業部門合計
500
400
(風間春香)
550
500
6 月は前月差+28.7万人、
5 月の大幅減速から反発。
3 ・ 4月は累計0.6万人
の小幅下方修正
450
400
300
350
足元は2010年以来の
水準まで持ち直し
300
200
250
100
200
150
0
100
2000 02
▲100
15/6
15/9
15/12
16/3
16/6
(年/月)
04
06
08
10
12
14
16
(年)
(注)直近値は 2016 年 6 月。シャドウは景気後退期。
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
(資料)米労働省より、みずほ総合研究所作成
6
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
<海 外(欧州)>
5 月ユーロ圏鉱工業生産
5 月のユーロ圏鉱工業生産(7/13)は、前月比▲1.3%と減少した。強め
は減少
の結果だった 4 月(同+1.4%)の反動の面もあるが、4・5 月の平均水準は
1~3 月平均を小幅に下回る。生産の基調が弱いとの評価は従来通りである。
英国では、メイ首相が就任した(7/13)。レッドソム・エネルギー担当
英国では新首相が誕生
閣外相が党首選からの撤退を表明したことで、当初の予定よりも早くに新
首相が誕生した。メイ首相は、EU条約に基づく離脱通告は年末までは行
わない方針を示している。しかし、新首相が誕生したことで、EU側から
は、迅速な離脱通告を求める声が一段と強まっていくだろう。
BOEは金融政策を据え
イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)は、金融政策の据え置き
置き。ただし、来月に緩
を決定した(7/14)。もっとも、議事録によると、MPCメンバーの 1 人
和に踏み切る公算大
が 25bp の利下げを主張したほか、据え置きを主張したメンバーについても
次回 8 月のMPCでの緩和を想定しており、
8 月の追加緩和の可能性が高い。
議事録では、国民投票の結果により、企業や家計のマインドが影響を受
けている兆候があるほか、住宅市況の大幅な悪化が予想されると述べられ
た。その上で、短期的には、国民投票の結果に起因する不確実性が経済活
動を下押しする可能性が高いと評価されている。今回のMPCでは、講じ
得る緩和策やその組み合わせが検討された。最終的な緩和策は次回MPC
と同時に発表されるインフレ報告書で示される、景気・物価見通しを踏ま
えて決まる。
来週はユーロ圏消費者信
今晩以降は、5 月のユーロ圏輸出金額(7/15)や 7 月のユーロ圏消費者信
頼感やECB政策理事会
頼感(7/20)などの発表に加え、ECB政策理事会(7/21)が予定されて
が注目材料
いる。消費者信頼感は、英国民投票が家計のマインド変化を通じ、ユーロ
圏の個人消費にどの程度影響するかを探る材料になる。ECBは、金融政
(松本惇)
策を据え置くと予想される。
【 ユーロ圏鉱工業生産 】
【 MPC議事録の概要(7 月) 】
(2014/11=100)
106
MPCは、離脱決定で景気見通しがどのように変化し
たかを検証し、8月のインフレ報告書で新たな予測
を示す
105
104
離脱決定を受けて金融市場は大きく反応した。しか
し、英国の金融市場の中核部分の耐久性は高く、
離脱決定の影響は弱められた
103
102
家計・企業のマインド指標は離脱決定の影響を受け
ている。サーベイは、企業が投資プロジェクトを遅ら
せたり、採用を延期し始めていることを示唆してい
る。不確実性が短期的に経済活動を下押しする可
能性が高い
101
100
99
2014/11 15/2
ユーロ圏
フランス
15/5
15/8
ドイツ
イタリア
15/11
16/2
スペイン
殆どのメンバーは、8月の金融緩和を想定した
16/5
(年/月)
MPCは、とり得る追加緩和策やその組み合わせを
検討した。追加緩和の中身は、最新の予測に基づく
(資料) Eurostat より、みずほ総合研究所作成
(資料)BOEより、みずほ総合研究所作成
7
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
Ⅱ.トピックス
~Brexit で 2016・17 年度内外経済見通しを下方修正~
英EU離脱決定を受けて
みずほ総合研究所は、英国のEU離脱(Brexit)決定を受けて、内外経済見
ユーロ圏と日本の成長率
通しを改訂した。具体的には、2016 年、2017 年ともにユーロ圏と日本の成長
見通しを下方修正
率見通しを下方修正し、その他の国・地域については据え置きとした(図表 1)
。
ユーロ圏は英経済の失速に伴うマインド悪化、日本は円高・株安といった金融
今後の下振れリスクには
市場の変動が主な修正要因である。メインシナリオでは世界経済全体への下押
警戒が必要
し圧力は限定的としたが、更なる政治的混乱や金融問題への波及など Brexit
を契機とした一段の景気下振れリスクには警戒が必要である(図表 2)
。
英国経済は今後失速する
公算大
英国では、今後離脱に向けたEUとの交渉が控えているが、メイ新首相
は来年以降に離脱通知を行う方針であり、当面先行きの英経済に対する不
透明感が景気に悪影響を及ぼすことになろう。したがって、国民投票前の
想定と比べ、英国の成長率見通しは大幅に下振れると予測される。対EU
関係を巡る不透明感が強まる中、企業の投資抑制が想定されるほか、不動
産価格の下落などで個人消費にも下押し圧力が掛るであろう。英国経済は
今後失速し、年末から来年初にかけてマイナス成長に陥ると予想する。
ユーロ圏経済は不透明感
の高まりから景気減速へ
Brexit 決定を受けて、最も関係の深いユーロ圏経済にも下押し圧力が掛る
見通しである。英景気悪化がユーロ圏成長率に与える直接的な影響は限定
的とみられる。一方、今後の対英関係に関連した不透明感が高まることで、
英国と繋がりのある企業を中心に投資が抑制される可能性は高く、こうし
たマインド悪化の影響が成長率を下押しすることになろう。ユーロ安や輸
入の減少による純輸出の増加などは成長率の押し上げ要因となるが、全体
でみれば Brexit はユーロ圏成長率に対してマイナスに働くことになろう。
【 図表1 世界経済見通し総括表 】
(前年比、%)
暦年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
(実績)
(実績)
(実績)
(予測)
(予測)
(%ポイント)
2016年
2017年
(6月予測からの修正幅)
3.3
3.5
3.2
3.3
3.6
-
▲ 0.1
日米ユーロ圏
0.8
1.5
1.9
1.5
1.6
-
▲ 0.2
米国
1.5
2.4
2.4
1.8
2.3
-
▲ 0.3
0.9
1.7
1.4
1.1
▲ 0.1
▲ 0.3
1.4
▲ 0.0
0.5
0.3
0.5
▲ 0.2
▲ 0.4
6.4
6.3
6.1
6.0
6.0
-
-
中国
7.7
7.3
6.9
6.6
6.5
-
-
NIEs
2.9
3.4
1.9
1.8
2.2
-
-
ASEAN5
5.0
4.6
4.8
4.6
4.5
-
-
インド
6.3
7.0
7.2
7.7
7.7
-
-
オーストラリア
2.0
2.7
2.5
2.7
2.5
-
-
ブラジル
3.0
0.1
▲ 3.8
▲ 3.4
0.8
-
-
ロシア
1.3
0.7
▲ 3.7
▲ 1.2
1.0
-
-
日本(年度)
2.0
▲ 0.9
0.8
0.4
0.7
原油価格(WTI,$/bbl)
98
93
49
44
46
予測対象地域計
ユーロ圏
日本
アジア
▲ 0.2
-
-
▲ 0.3
-
(注)予測対象地域計はIMFによる2013年GDPシェア(PPP)により計算。
(資料)IMFより、 みずほ総合研究所作成
8
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
米国や新興国への影響は
Brexit 決定後、グローバル金融市場ではリスク回避の動きが強まったもの
限定的としたが、市場が再
の、その後米国株が最高値を更新するなど市場は落ち着きを取り戻している。
び混乱すれば景気下振れ
今後更なる金融市場の混乱がないことを前提とすれば、
Brexit に伴う米国や新
要因に
興国経済に対する当面の影響は限定的とした。ただし、米国については一部で
景気後退が近いとの見方があり、新興国は構造調整下にある中国を中心に景気
が減速傾向にあるなど、共に外的ショックには脆弱である。Brexit を契機とし
た欧州政治不安の高まりなどで再び市場が混乱すれば、景気の下振れにつなが
ることになろう。
日本経済は円高・株安の影
響から成長率を下方修正
今回の見通し改訂では、金融市場の極端な混乱は前提としていないが、
為替市場ではポンドやユーロに下落圧力が掛りやすく、円に上昇圧力が掛
りやすい状況は続く見込みである。特にドル円相場では米国の利上げ観測
の後退などから円高圧力が掛りやすく、円高は株価の下押し要因となるこ
とから、為替相場と株価の見通しを円高・株安方向で修正した。Brexit 決
定に伴う日本経済への影響は、英経済やユーロ圏経済の下方修正に伴う輸
出の減少の影響は限定的であることから、当面、金融市場の変動を通した
影響が中心となろう。為替相場・株価の修正により、2016・17 年度の日本
の成長率はそれぞれ 0.2~0.3%Pt 押し下げられる見込みである。Brexit に
よって世界経済の先行きに対する不確実性が高まったことを踏まえれば、日本
経済にも更なる下押し圧力が掛る可能性がある。一方、報道によれば、日本
政府は 10 兆円規模の景気対策を検討している。真水の規模によっては日本
の成長率見通しを上方修正することもあり得よう。
(武内浩二)
※詳細は『2016・17 年度内外経済見通し(2016 年 7 月緊急改訂)~Brexit で
内外経済見通しを下方修正、最大の被害者は日本~』をご覧ください。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_160708.pdf
【 図表2 各国経済のメインシナリオとリスクファクター 】
国・地域
メインシナリオ
リスクファクター
英国
対EU関係を巡る不透明感から内需を
中心に景気が失速、2016年末~2017年
初にかけてマイナス成長に
・EUへの離脱通告時期の後ずれや、EUとの
離脱交渉の難航
・不動産価格の急落
ユーロ圏
対英関係を巡る不透明感の高まりから
投資が抑制され、2016年後半から2017
年にかけて景気は減速へ
・反EUの拡散による政治リスクの増大
・伊不良債権問題など脆弱な金融セクターを背
景とした信用不安の高まり
日本
円高・株安が成長率を下押しするも、経
済対策などで景気後退は回避
・リスクオフで更に円高、株安が進行すれば、景
気後退の可能性も
・マイナス金利の深堀りは諸刃の剣
米国
更なる市場の混乱がないことを前提と
すれば、貿易などを介したBrexitの影響
は限定的
・リスクオフによるドル高の進行
・米国自体の循環的な景気後退リスクの高まり
新興国
更なる市場の混乱がないことを前提と
すれば、貿易などを介したBrexitの影響
は限定的
・リスクオフによる新興国通貨急落
・外的ショックに伴う中国を中心とした新興国債
務問題の深刻化
バイアス
(注)バイアスは今後の見通し修正の可能性。矢印が上向きなら上方修正、下向きなら下方修正のバイアスがあることを示す。
線の太さはバイアスの強さを示す。
(資料) みずほ総合研究所作成
9
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
~米国の景気後退リスクを考える~
シカゴ連銀の全米経済活
米国経済の景気後退リスクを測る方法の一つに、シカゴ連銀が作成・公
動指数(CFNAI)に着目。
表している全米経済活動指数(Chicago Fed National Activity Index,
景気後退入りのメルクマ
CFNAI)がある。CFNAI は 4 分野(生産・所得、雇用、売上・受注・在庫、
ール▲0.70 に対し、直近
消費・住宅)にわたる 85 の経済指標について、それぞれの長期平均値と比
実績は▲0.36
較した相対的な強さを集約した指数である。CFNAI の平均はゼロ、標準偏差
は1である。景気後退入りのメルクマールは▲0.70 と言われており、直近
5 月の実績(3 カ月平均)は▲0.36 である。
関連指標である DI の直近
上述した 85 の経済指標の動きをディフュージョン・インデックスとして
値は▲0.30。景気後退入り
表した CFNAI DI(以下 DI)も公表されている。DI は▲1~+1 のレンジを
のメルクマール▲0.35 に
とり、景気後退入りのメルクマールは▲0.35、直近 5 月の実績(3 カ月平均)
接近
は▲0.30 である。つまり DI を使った場合、米国経済に景気後退が迫ってい
ることが示唆されるのである。
経済の構造変化を踏まえ
しかし、CFNAI やその DI は、長期平均値と比較した経済活動の強さを計
た修正 DI は▲0.14。景気
測しているという点に注意が必要である。米国経済に構造的な成長率の下
後退リスクは差し迫った
方シフトが起きている場合、CFNAI や DI は景気後退リスクを過大評価して
ものとは言えず
しまう。実際、85 の経済指標のうち筆者が入手可能な 74 指標を対象に、時
系列分析によって構造変化の有無を確認・抽出し、構造変化を踏まえた新
たな DI(DI74)を作成すると、直近実績は▲0.14 となる。DI がマイナス値
をとることから、米国の経済活動が冴えないことが改めて確認できるが、
同時に、景気後退入りのメルクマールとはまだ距離があることも分かるだ
(小野亮)
ろう。
【 図表
CFNAI DI と構造変化を踏まえた修正 DI(DI74)の比較 】
1.0
実線:構造変化を考慮したDI74
点線:オリジナルのDI
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
▲0.2
▲0.4
▲0.6
▲0.35
▲0.8
▲1.0
1965
70
75
80
85
90
95
2000
05
10
15
(年)
(注)1.網掛けは景気後退期。DI74 は筆者推計。
2.小野亮(2016)「米景気後退の鐘を鳴らすのは誰か」みずほインサイト(7 月)より引用。
(資料)シカゴ連銀より、みずほ総合研究所作成
10
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
Ⅲ.参考資料
今週の主要経済指標
日 付
7/8(金)
経 済 指 標 等
今回実績
予想
前回実績
米
雇用統計(6月)
失業率
非農業部門雇用者数
時間当たり賃金(全従業員ベース)
7/10(日) 中 消費者物価指数(6月)
7/11(月) 日
マネーストック(6月速報)
4.8%
+180千人 R
+0.2%
4.7%
+11千人
+0.2%
+1.9%
+1.8%
+2.0%
M2 前年比
M3 前年比
広義流動性 前年比
+3.4%
+2.9%
+1.9%
+3.4%
+2.8% R
N.A.
+3.4%
+2.9%
+2.3%
前月比
前年比
▲1.4%
▲11.7%
機械受注(5月)
[船舶・電力を除く民需]
前月差
前月比
4.9%
+287千人
+0.1%
前年比
+3.2%
▲8.7%
▲11.0%
▲8.2%
米 3年国債入札:最高利回り 0.765%、 平均利回り 0.730%、 入札倍率 2.69倍
7/12(火) 日 第3次産業活動指数(5月)
前月比
▲0.7%
▲0.7% R
+0.7%
▲0.1% R
▲4.2% R
+0.1%
▲4.3%
前月比
前年比
国内企業物価指数(6月)
▲0.1%
▲4.2%
30年利付国債入札:最高利回り 0.144%、 平均利回り 0.120%、 入札倍率 2.64倍
米 10年国債入札:最高利回り 1.516%、 平均利回り 1.470%、 入札倍率 2.33倍
7/13(水) 日 設備稼働率(5月)
94.2
N.A.
96.5
中 輸出総額(6月)
前年比
▲4.8%
▲5.0%
▲4.1%
輸入総額(6月)
前年比
▲8.4%
▲6.2%
▲0.4%
米ドル
+481億㌦
+457億㌦
+500億㌦
貿易収支(6月)
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
30年国債入札:最高利回り 2.172%、 平均利回り 2.130%、 入札倍率 2.48倍
馬 金融政策決定会合
7/14(木) 日 5年利付国債入札:最高利回り ▲0.361%、 平均利回り ▲0.365%、 入札倍率 3.45倍
米
生産者物価指数(6月)
前月比
+0.5%
+0.3%
[食品・エネルギーを除く]
前月比
+0.4%
+0.1%
失業保険新規申請件数(~7/9)
+0.4%
+0.3%
254千人
265千人
254千人
前年比
+6.2%
+5.9%
+6.0%
前年比
+6.7%
+6.6%
1~3月期
+6.7%
英 英中銀金融政策委員会(13・14日)
韓 金融政策決定会合
7/15(金) 中 鉱工業生産(6月)
実質GDP(4~6月期)
予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
11
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
来週の主要経済指標
日 付
7/15(金) 米
経 済 指 標 等
予 想
前 回
前々回
鉱工業生産指数(6月)
設備稼働率(6月)
前月比
[+0.1%]
75.1%
▲0.4%
74.9%
+0.6%
75.3%
小売売上高(6月)
前月比
[0.0%]
+0.5%
+1.3%
消費者物価指数(6月)
[食品・エネルギーを除く]
前月比
前月比
[+0.2%]
[+0.2%]
+0.2%
+0.2%
+0.4%
+0.2%
ニューヨーク連銀製造業業況指数(7月)
[+5.0]
+6.0
▲9.0
ミシガン大消費者信頼感指数(7月速報)
[93.0]
93.5
94.7
年率
年率
[117.5万件]
[116.0万件]
116.4万件
113.6万件
116.7万件
113.0万件
前月比
[▲1.2%]
+1.3%
+0.2%
年率
[560万件]
553万件
543万件
[+4.7]
+4.7
▲1.8
[265千人]
254千人
254千人
52.5
53.1
53.1
7/18(月) 日 海の日(日本休場)
7/19(火) 米
住宅着工件数(6月)
住宅着工許可件数(6月)
7/20(水) 日 20年利付国債入札
伯 金融政策決定会合(19・20日)
7/21(木) 日 全産業活動指数(5月)
米 中古住宅販売件数(6月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(7月)
失業保険新規申請件数(~7/16)
欧 ECB政策理事会
尼 金融政策決定会合
7/22(金) 欧 ユーロ圏合成PMI(7月速報)
予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
12
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
7 月のスケジュール
国
1
内
日銀短観(6 月調査)
消費者物価(5 月全国・6 月都区部)
新車販売台数(6 月),消費動向調査(6 月)
労働力調査(5 月),家計調査(5 月)
2
3
4
5
10 年利付国債入札
6
米
国 他
1
米 製造業ISM指数(6 月)
2
3
4
米 独立記念日(米国休場)
5
米 製造業新規受注(5 月)
6
米 非製造業ISM指数(6 月)
FOMC 議事録(6/14・15),貿易収支(5 月)
7
景気動向指数(5 月速報)
7
8
景気ウォッチャー調査(6 月),国際収支(5 月速報)
毎月勤労統計(5 月速報) ,企業倒産件数(6 月)
8
米 雇用統計(6 月)
9
10 参議院選挙
11 機械受注統計(5 月),マネーストック(6 月速報)
9
10
11 米 3 年国債入札
12 第 3 次産業活動指数(5 月),企業物価指数(6 月)
30 年利付国債入札
13 設備稼働率(5 月)
12 米 連邦財政収支(6 月)
10 年国債入札
13 米 ベージュブック(地区連銀経済報告),30 年国債入札
14 5 年利付国債入札
16
17
18 海の日(日本休場)
14 英 英中銀金融政策委員会(13・14 日)
米 PPI(6 月)
15 米 鉱工業生産・設備稼働率(6 月)
小売売上高(6 月),CPI(6 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(7 月速報)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(7 月)
16
17
18 米 ネット対米証券投資(5 月)
19
19 米 住宅着工・許可件数(6 月)
20 20 年利付国債入札
20
21 全産業活動指数(5 月)
21 欧 ECB政策理事会
米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(7 月)
中古住宅販売件数(6 月),景気先行指数(6 月)
22
15
22
23
24
27
23
24 G20(20 か国財務大臣・中央銀行総裁会議、四川省成都)
(23・24 日)
25 独 ifo景況感指数(7 月)
米 2 年国債入札
26 米 新築住宅販売件数(6 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・5 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(7 月)
5 年国債入札
27 米 FOMC(26・27 日),耐久財受注(6 月)
28 2 年利付国債入札
28 米 7 年国債入札
29 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
日銀金融政策決定会合(28・29 日)
日銀総裁定例記者会見
消費者物価(6 月全国・7 月都区部)
鉱工業生産(6 月速報)
商業動態統計(6 月速報),住宅着工統計(6 月)
労働力調査(6 月),家計調査(6 月)
30
31
29 米 GDP(4~6 月期速報)
雇用コスト指数(4~6 月期)
ミシガン大学消費者信頼感指数(7 月確報)
シカゴPMI指数(7 月)
25 貿易統計(6 月)
26 40 年利付国債入札
30
31
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
13
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
8 月のスケジュール
国
内
米
国 他
1
新車販売台数(7 月)
1
米 製造業ISM指数(7 月)
2
2
米 個人所得・消費支出(6 月)
3
10 年利付国債入札
消費動向調査(7 月)
日銀金融政策決定会合議事要旨(6/15・16 分)
3
米 非製造業ISM指数(7 月)
4
10 年物価連動国債入札
4
5
毎月勤労統計(6 月速報)
景気動向指数(6 月速報)
5
米 製造業新規受注(6 月)
英 英中銀金融政策委員会(3・4 日)
米 雇用統計(7 月)
貿易収支(6 月)
6
6
7
7
8
景気ウォッチャー調査(7 月)
国際収支(6 月速報),企業倒産件数(7 月)
9 マネーストック(7 月速報)
30 年利付国債入札
10 機械受注統計(6 月)
第 3 次産業活動指数(6 月)
企業物価指数(7 月)
11 山の日(日本休場)
8
12
13
12 米 PPI(7 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(8 月速報)
13
14
14
15 GDP(4~6 月期 1 次速報)
設備稼働率(6 月)
16
17
15 米 ネット対米証券投資(6 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(8 月)
16 米 CPI(7 月)
鉱工業生産・設備稼働率(7 月)
住宅着工・許可件数(7 月)
17 米 FOMC 議事録(7/26・27)
18 貿易統計(7 月)
5 年利付国債入札
19 全産業活動指数(6 月)
18 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(8 月)
景気先行指数(7 月)
19
20
20
21
21
22
22
23 20 年利付国債入札
27
23 米 新築住宅販売件数(7 月)
2 年国債入札
24 米 中古住宅販売件数(7 月)
5 年国債入札
25 米 耐久財受注(7 月)
7 年国債入札
独 ifo景況感指数(8 月)
26 米 企業収益(4~6 月期暫定)
GDP(4~6 月期暫定)
ミシガン大学消費者信頼感指数(8 月確報)
27
28
28
29
29 米 個人所得・消費支出(7 月)
30 商業動態統計(7 月速報)
2 年利付国債入札
労働力調査(7 月)
家計調査(7 月)
31 鉱工業生産(7 月速報),住宅着工統計(7 月)
30 米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・6 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(8 月)
24
25
26 消費者物価(7 月全国・8 月都区部)
9
米 労働生産性(4~6 月期暫定)
3 年国債入札
10 米 連邦財政収支(7 月)
10 年国債入札
11 米 30 年国債入札
31 米 シカゴPMI指数(8 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
14
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
四半期スケジュール
9月
日 本 1
2
5
6
7
8
9
12
13
14
21
23
26
27
29
30
米 国 1
2
6
7
12
13
14
15
16
20
21
22
26
27
28
29
30
欧 州 8
10 月
法人企業統計調査(4~6 月期)
新車販売台数(8 月)
10 年利付国債入札
消費動向調査(8 月)
毎月勤労統計(7 月速報)
30 年利付国債入札
景気動向指数(7 月速報)
GDP(4~6 月期 2 次速報)
国際収支(7 月速報)
景気ウォッチャー調査(8 月)
5 年利付国債入札
第 3 次産業活動指数(7 月)
マネーストック(8 月速報)
企業物価指数(8 月)
機械受注統計(7 月)
法人企業景気予測調査(7~9 月期)
20 年利付国債入札
設備稼働率(7 月)
日銀総裁定例記者会見
日銀金融政策決定会合(20・21 日)
貿易統計(8 月)
全産業活動指数(7 月)
資金循環統計(4~6 月期速報)
40 年利付国債入札
商業動態統計(8 月速報)
2 年利付国債入札
消費者物価(8 月全国・9 月都区部)
鉱工業生産(8 月速報)
労働力調査(8 月)
家計調査(8 月)
3
製造業ISM指数(8 月)
労働生産性(4~6 月期改訂)
貿易収支(7 月)
雇用統計(8 月)
非製造業ISM指数(8 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
連邦財政収支(8 月)
米 3 年国債入札
米 10 年国債入札
米 30 年国債入札
経常収支(4~6 月期)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(9 月)
小売売上高(8 月)
PPI(8 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(9 月)
鉱工業生産・設備稼働率(8 月)
CPI(8 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月速報)
住宅着工・許可件数(8 月)
FOMC(20・21 日)
中古住宅販売件数(8 月)
景気先行指数(8 月)
新築住宅販売件数(8 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・7 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(9 月)
米 2 年国債入札
耐久財受注(8 月)
米 5 年国債入札
企業収益(4~6 月期改訂)
GDP(4~6 月期確定)
米 7 年国債入札
個人所得・消費支出(8 月)
シカゴPMI指数(9 月)
3
5
ECB政策理事会
15 英中銀金融政策委員会(14・15 日)
4
7
11
13
14
17
19
24
28
31
11 月
1
新車販売台数(9 月)
日銀短観(9 月調査)
消費動向調査(9 月)
毎月勤労統計(8 月速報)
景気ウォッチャー調査(9 月)
国際収支(8 月速報)
第 3 次産業活動指数(8 月)
マネーストック(9 月速報)
企業物価指数(9 月)
設備稼働率(8 月)
全産業活動指数(8 月)
貿易統計(9 月)
消費者物価(9 月全国・10 月都区部)
労働力調査(9 月)
家計調査(9 月)
商業動態統計(9 月速報)
鉱工業生産(9 月速報)
2
7
9
10
11
14
21
25
29
30
7
11
12
13
14
17
18
19
20
25
26
27
28
31
製造業ISM指数(9 月)
貿易収支(8 月)
非製造業ISM指数(9 月)
雇用統計(9 月)
米 3 年国債入札
FOMC 議事録(9/20・21)
米 10 年国債入札
連邦財政収支(9 月)
米 30 年国債入札
小売売上高(9 月)
PPI(9 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(10 月速報)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(10 月)
鉱工業生産・設備稼働率(9 月)
CPI(9 月)
住宅着工・許可件数(9 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(10 月)
中古住宅販売件数(9 月)
景気先行指数(9 月)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・8 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(10 月)
米 2 年国債入札
新築住宅販売件数(9 月)
米 5 年国債入札
耐久財受注(9 月)
米 7 年国債入札
GDP(7~9 月期速報)
雇用コスト指数(7~9 月期)
個人所得・消費支出(9 月)
シカゴPMI指数(10 月)
13 英中銀金融政策委員会(12・13 日)
20 ECB政策理事会
1
2
3
4
10
11
15
16
17
18
22
23
29
30
3
日銀金融政策決定会合(10/31・11/1)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
新車販売台数(10 月)
消費動向調査(10 月)
毎月勤労統計(9 月速報)
景気ウォッチャー調査(10 月)
国際収支(9 月速報)
マネーストック(10 月速報)
企業物価指数(10 月)
第 3 次産業活動指数(9 月)
設備稼働率(9 月)
GDP(7~9 月期 1 次速報)
貿易統計(10 月)
全産業活動指数(9 月)
消費者物価(10 月全国・11 月都区部)
商業動態統計(10 月速報)
労働力調査(10 月)
家計調査(10 月)
鉱工業生産(10 月速報)
製造業ISM指数(10 月)
FOMC(1・2 日)
非製造業ISM指数(10 月)
労働生産性(7~9 月期暫定)
貿易収支(9 月)
雇用統計(10 月)
連邦財政収支(10 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月速報)
小売売上高(10 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(11 月)
PPI(10 月)
鉱工業生産・設備稼働率(10 月)
住宅着工・許可件数(10 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(11 月)
CPI(10 月)
景気先行指数(10 月)
中古住宅販売件数(10 月)
新築住宅販売件数(10 月)
耐久財受注(10 月)
FOMC 議事録(11/1・2)
企業収益(7~9 月期暫定)
GDP(7~9 月期暫定)
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(20 都市・9 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(11 月)
個人所得・消費支出(10 月)
シカゴPMI指数(11 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
英中銀金融政策委員会(2・3 日)
*印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕
15
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
今週の金融市場の動き
[海外金利]
ドルLIBOR 3M(%)
ユーロドル金先(Dec16)
7/11
7/12
7/13
7/14
7/15
前週末比
7/7
7/8
0.66460
0.66710
0.66910
0.67335
0.68010
0.67910
0.01200
99.290
99.275
99.245
99.220
99.235
99.220
▲ 0.055
米国債(10年、%)
1.385
1.358
1.430
1.510
1.474
1.536
0.178
スワップ金利(10年、%)
1.287
1.247
1.319
1.389
1.334
1.389
0.142
独国債(10年、%)
▲ 0.170
▲ 0.189
▲ 0.168
▲ 0.091
▲ 0.062
▲ 0.040
0.149
英国債(10年、%)
0.781
0.735
0.758
0.828
0.745
0.794
0.059
[内外株式]
7/7
ダウ平均(㌦)
7/8
7/11
7/12
7/13
7/14
7/15
前週末比
17,895.88
18,146.74
18,226.93
18,347.67
18,372.12
18,506.41
359.67
S&P500指数
2,097.90
2,129.90
2,137.16
2,152.14
2,152.43
2,163.75
33.85
NASDAQ総合指数
4,876.81
4,956.76
4,988.64
5,022.82
5,005.73
5,034.06
77.30
15,276.24
15,106.98
15,708.82
16,095.65
16,231.43
16,385.89
16,497.85
1,390.87
1,226.09
1,209.88
1,255.79
1,285.73
1,300.26
1,311.16
1,317.10
107.22
日経平均(円)
TOPIX(Pt.)
出来高(百万株)
1,832.93
1,845.24
1,996.69
2,605.44
2,739.44
2,053.77
2,510.78
665.54
売買代金(億円)
18,577.60
20,588.46
21,291.03
27,742.83
28,916.34
24,920.19
31,130.57
10,542.11
2,433.89
2,418.43
2,441.55
2,459.70
2,465.63
2,467.85
2,454.17
35.74
7/7
7/8
7/11
7/12
7/13
7/14
7/15
0.05800
0.05800
日経JASDAQ平均(円)
[円金利]
TIBOR 3カ月(%)
0.05800
0.05800
0.05800
0.05800
前週末比
0.05800
0.00000
ユーロ円金先(Sep16)
99.990
99.995
100.000
99.995
99.990
99.990
99.985
▲ 0.010
新発国債(10年、%)
▲ 0.275
▲ 0.285
▲ 0.275
▲ 0.275
▲ 0.280
▲ 0.265
▲0.235
0.020
長国先物(Sep16)
スワップ金利(5年、%)
153.58
153.67
153.60
153.69
153.63
153.46
153.10
▲ 0.570
▲ 0.200
▲ 0.214
▲ 0.209
▲ 0.199
▲ 0.195
▲ 0.186
▲ 0.159
0.055
7/7
7/8
7/11
7/12
7/13
7/14
7/15
[為替]
前週末比
円/$
100.77
100.54
102.80
104.69
104.49
105.35
105.70
5.16
$/EUR
1.1063
1.1051
1.1058
1.1061
1.1090
1.1120
1.1119
0.0068
円/EUR
111.48
111.11
113.68
115.80
115.87
117.14
117.53
6.42
(注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。
東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。
米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。
日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。
TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。
新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。
金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。
独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。
為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg)
。
16
金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
最新リポート一覧
<みずほインサイト>
2016 年 7 月 14 日 米大統領選、経済論争に異変~どちらも大きな政府へ傾斜、外との関係が論点に~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160714.pdf
2016 年 7 月 13 日 6 次産業化の推進に向けて~求められる農林漁業成長産業化ファンドの規制緩和~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl160713.pdf
2016 年 7 月 11 日 米景気後退の鐘を鳴らすのは誰か~意図せざる引き締めと、大統領選による不透明感~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160711a.pdf
2016 年 7 月 11 日 伸び悩む米国の労働スキル~人口構成変化と不完全雇用が下押し要因に~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160711.pdf
<内外経済見通し>
2016 年 7 月 8 日
2016・17 年度 内外経済見通し(2016 年 7 月緊急改訂)
~Brexit で内外経済見通しを下方修正、最大の被害者は日本~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_160708.pdf
2016 年 5 月 20 日
2016・17 年度 内外経済見通し
~世界経済の下振れ懸念が根強い中、各国財政政策が下支え~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_160520.pdf
2016 年 5 月 10 日
MIZUHO Research & Analysis no.1
特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~
http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf
執筆担当者
・市場調査部
武内浩二
野口雄裕
井上 淳
大塚理恵子
坂中弥生
03-3591-1244
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1420
03-3591-1242
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・欧米調査部
小野 亮
吉田健一郎
松本 惇
風間春香
03-3591-1219
03-3591-1265
03-3591-1199
03-3591-1418
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・経済調査部
有田賢太郎
上里 啓
高瀬美帆
03-3591-1419
03-3591-1284
03-3591-1416
[email protected]
[email protected]
[email protected]
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〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296
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金融市場ウィークリー(2016 年 7 月 15 日号)
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