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更に読む - HEAD acoustics

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更に読む - HEAD acoustics
Japan K.K.
〒240-0005 横浜市保土ヶ谷区神戸町134
横浜ビジネスパークイーストタワー15F
Tel : +81 (0) 45-340-2236
Fax: +81 (0) 45-340-2237
E-mail: [email protected]
WEB: http://www.head-acoustics.de/jp/
データシート
HMS ll.3-33 (Code 1230.1)
HMS ll.3-34 (Code 1230.2)
HEAD測定システム 耳シミュレータ・人工マウス搭載
概要
HMS ll.3は耳の近傍で用いるハンドセット、
ヘッドセット、ヘッドホン、ヒアリング・プロテクタ、補聴器
等のトランスデューサの性能測定の為のダミーヘッ
ドです。HMS ll.3はハンズフリー機器のような耳
から離れた位置で用いるトランスデューサの測
定も行うことができます。
ハンドセット・ポジショナーHHP lV(オプション)を搭載したHMS ll..3
トルソーボックスHTB lV上に搭載したHMS ll.3
説明
HMS ll.3はリアリスティックな条件下でのテレ
コミュニケーション分野の全ての測定に理想
的です。HMS ll.3の回折及び反射の特
性は人(受聴者)の特性に匹敵します。
HMS ll.3は送話及び受話方向におけ
る測定の為に録音と音声シミュレーションの
両方を提供します。HMS ll.3はハンドセット、
ヘッドセット、ハンズフリー・デバイスや補聴器、
ヒアリング・プロテクター等のすべての種類の
トランスデューザーの測定用に設計されてい
ます。
人工耳(Pinna)は録音に用います。
人工耳の音響特性は人間の耳の特性
をモデルにしています。耳シミュレータ(右耳)
はIEC60318-4(2010-01)に基づいて内
部接続されています。
ダミーヘッドには2種類;HMS ll.3-33とH
MS ll.3-34があります。HMS ll.3-33は
ITU-T勧告P.57 Type 3.3に基づいた疑
似耳Pinnaを備えており人の耳の形が
重要な役割を果たす場合、例としてカナ
ル型イヤホンや補聴器を用いる場合に推
奨されます。これに対しHMS ll.3-34は
ITU-T勧告P.57 Type 3.4に基づいた
シンプルPinnaを備えています。このPinna
は人間の耳の剛性と音響特性をモデル
にしています。耳にかかる圧力が測定
結果に大きく影響する(ハンドセットのよう
な)音源のテスト用に推奨されます。
人工マウスが形成する音場の定義は
ITU-T勧告P.58に記述されています。
様々なポジションで測定される人工マウス
の自由音場伝達特性はITU-T P.58に
準拠しています。これらはITU-T勧告
P.51の要件とは特に遠端に関して異
なりますが、これはテスト・パーソンによる
測定に典型的な肩と胴体での拡散と
08.15 D1230jp18
今後変更の可能性あり
反射が原因です。HMS ll.3の肩と胴体の
シミュレーションはテスト・パーソンの音響特性を再
現します。
HMS ll.3の外観寸法はITU-T勧告P.58
の要件に適合します。このドキュメントは様
々な断面での重要なヘッドの外観データも
定義しています。HMS ll.3は全てのヘッド
の断面の公差に適合しています。
トルソーは電装品アクセサリーを収納する為
にも用いられます。コンパクトなデザインに
よりシステムのハンドリングと移動が簡単に行
えます。
信号コンディショニング
通信端末の測定の為に、HMS ll.3は通
信分析システムACQUAに測定フロントエンド
MFE Vl.1を介して接続されます。
MFE Vl.1とソフトウェア・オプションMFE Vl-B
EQか或いはBEQ ll.1(アクセサリー)と組合せ
ることによりバイノーラル音響信号の正確な
個別のイコライゼーションが可能となります。
例としてITU-T勧告P.581が要件とする異
なるイコライゼーション・タイプが使用可能となり
ます。
測定した信号はコンピュータで直接録音可
能です。信号に紐付けしたかたちで録音
時の設定を保存し、再生時に自動的に
反映させることが可能です。
人工マウスを介した信号の再生はMFE
Vl.1に内蔵のアンプを用いて実行されます。
マウス・イコライゼーションはACQUAを介し簡単
に実施することができます。
MFE Vl.1との組合せにより車室内での
再生も可能です。(12 V電源)録音の為に
はHMS ll.3はMFE Vl.1と組合せ、電源パワー
とは完全に独立して操作することが可能
です。
HMS ll.3は電話端末機器の音響測定の為
に開発され、ITU-T勧告P.57、P.58が規定す
る要件を満たします。人体で音響に関連
する構造のみがシミュレーションされダミーヘッドの
形状に反映されています。その結果、ハンド
セットやハンズフリー機器の為のリアリスティックな条
件に対応する録音技術を実現しました。HM
S ll.3には右耳インピーダンス・シミュレータと人工マ
ウスが搭載させています。
リアルスピーチ信号の周波数レンジを考慮に入
れ人工マウスは適度に低い歪で全ての関
連する音圧レベルにて、完全なスペクトルにて
人間の声を再生することができます。こう
してフルバンド、スーパーワイドバンドの測定
が送話方向にて可能となっています。
ダミーヘッドには2つの機種、即ち、HMSll.333(耳介タイプ3.3搭載)とHMS ll.3-34(耳介タ
イプ3.4搭載)があります。両方の耳介タイプと
も両方のHMS機種でサポートされておりオプシ
ョナルアクセサリーとして利用可能です。
拡張
ハンドセットはハンドセット・ポジショナーHHP lll
(マニュアルコントロール)或いはHHP lV(モーター
駆動、自動制御)を用いることでダミーヘッド
の再現性ある位置決めと押し付け力の設
定が可能です。押し付け力は人工アームに
内蔵の電子ゲージでモニターすることが出来
ます。
ヘッドホンやアクティブ/パッシブのヒアリング・プロ
テクション・システムのような耳の近傍で音源を
バイノーラル測定する為に左耳にもイヤー・シミ
ュレータを取り付けることができます。
アプリケーション
●電話端末機器の測定
●ハンズフリー・デバイスの測定
●ハンドセットの測定
●ヘッドホンのテスト
●産業用のアクティブ/パッシブ・ヒアリング・
プロテクション・システムのテスト
●ヒアリング・プロテクション・システムとヘッドホン
の組合せテスト
●補聴器のテスト
●特殊な測定や標準測定の為の品
質管理における使用
フィーチャー
●ITU-T P.58に基づく
●ハンドセット・ポジショナーHHP lll或いは
HHP lV(オプション)
●受賞実績あり
受話方向(耳):
●ITU-T P.57 Type 3.3に基づく疑似耳
Pinna(左/右)とITU-T P.57 Type 3.4
に基づいたシンプルPinna(左/右)
●MFE Vl.1及びソフトウェア・オプションMFE
Vl-BEQ(アクセサリー)、或いはバイノー
ラル・イコライザーBEQ ll.1(アクセサリー)と
の組合せによる個別のデジタル・イコ
ライゼーション
●伝送レンジ 3 Hz – 20 kHz
●IEC60318-4 (2010-01) に基づくイヤ
ー・シミュレーターを含む
●最小限の製品ノイズ
●人の聴覚やコンベンショナルな測定技術と
コンパチブル
●MFE Vl.1(アクセサリー)との組合せによる
ポータブル(電源なし)での録音
送話方向(口):
●ITU-T P.58に基づく人工マウス
●ACQUAを介したデジタル・イコライゼーション
●伝送レンジほぼ 50 Hz – 20 kHz(テクニカル
データご参照)スーパーワイドバンドやフルバ
ンド測定の為のリアル・スピーチの生成も
可能。
●MFE Vl.1(アクセサリー)との組合せによる
車室内での再生も可能(12V電源)
標準納入アイテム
2種類のダミーヘッドはPinnaタイプとECS(耳
カナル・シミュレーション)の有無のみが異なる:
HMS ll.3-33 (Code 1230.1):
●HEL/HER lV.2 (Code 1381/1382):
ITU-T P.57 Type 3.3に基づくPinna(左
/右)疑似耳
HMS ll.3-34 (Code 1248/1249):
●HEL/HER lll.1 (Code 1248/1249):
ITU-T P.57 Type 3.4に基づくPinna(左
/右)
●ECS l.0-l.3 (Code 1357):イアー・カナル・シミュ
レーション、シリンダー型/小/中/大 (HEL/
HER lll.1との組合せのみ;注文時にEC
Sタイプを指定ください。
Technical Data
Receiving characteristics (Ear)
Transmission range:
3 Hz – 20 kHz
Dynamic range:
> 110 dB
Frequency response:
According to ITU-T P.58
Directivity characteristics:
According to ITU-T P.58
Sending Direction (Mouth)
Transmission range:
Almost 50 Hz – 20 kHz
Load limit:
20 W (sine), 50 W (music)
Impedance:
4
Distortion factor:
Exceeds ITU-T P.58
Typical frequency response of unequalized mouth
mouth
Typical frequency response of equalized
Typical curve of signal-to-THD ratio at 0dBPa (shaded area: P.58 tolerance scheme)
Environmental conditions
Operating temperature range:
0°C - 65°C, 32°F – 149°F
In-store temperature range:
-40°C - 80°C, -40°F – 176°F
Housing (Head-and-shoulder simulation without torso box)
Overall dimensions (WxHxD):
approx. 450 x 400 x 180 mm
Weight:
approx. 5.4 kg
08.15 D1230jp18
今後変更の可能性あり
他の全てのコンポーネンツは2種類のダミーヘッド
間で共通:
●HIS R (Code 1232):インピーダンス・シミュレー
ション、右耳
●HTB V (Code 1374):ポータブル・ダミーヘッド
測定の為のHEADトルソーボックス
●CSB ll (Code 9849):アダプターSpeakon
雄 < > バナナ・プラグ
●アクセサリーケース HCC-HMS (Code 1641)
含:マイクロホン・ホルダー ½”クリップ・オン・アダプタ
ー付、MRP ポインター、リップ・リング、校正用
アダプター、2 x アレン・キー2.5mm / 3mm、
イヤー・カナル・キー
※HHP lll.1同時購入の場合、これらアクセサリ
ーはHHP lll.1のアクセサリーケースに収納。そ
の場合はHCC-HMSは不要、納品物に
含まれず。
●マニュアル
オプション
●HIS L (Code 1231):インピーダンス・シミュレーシ
ョン、左耳、マイクロホン込み
●HEL / HER lll.1 (Code 1248 / 1249):
ITU-T P.57 Type 3.4に基づくPinna(左
/ 右)
●HEL / HER lV.2 (Code 1381 / 1382):
ITU-T P.57 Type 3.3に基づくPinna(左
/ 右)、疑似耳
●ECS l.0-l.3 (Code 1357):イアー・カナル・シミュ
レーション、シリンダー型/小/中/大
●HHP lll (Code 1400):IEEE 269及びITU-T
P.64に基づくハンドセット・ポジショナー、アクセサリ
ー・ケースHCC-HHP lll.1付(アクセサリーボックス
の代替)
●HHP lV “MotoMount” (Code 1406):
IEEE269とITU-T P.64に基づくモータ制御
ハンドセット・ポジショナー、アクセサリーケース
HCC-HHP lV付。
アクセサリー
●MFE Vl.1 (Code 6462):測定フロントエンド
マウス・アンプ及びレベル・コンバータ搭載
●MFE Vl-BEQ (Code 6461):ソフトウェア
MFE Vl.1の為のオプショナル・バイノーラル・
イコライゼーション
●BEQ ll.1 (Code 1347):個々にプログラミング
可能なフィルター付デジタル・バイノーラル・イコラ
イザー
●HD lV.1 (Code 2380):PEQ V用ダイナミック
ヘッドホン
●HWS (Code 1960):屋外収録の為のウィン
ド・シールド
●HMT lll(Code 1961):HMSの為の高さ調
節可能なトライポッド
●HSC lV (Code 1524):HMSキャリイング・ケース
●TLP (Code 1967):HMS ll.3ポジショニング用
3軸レーザー・ポインター
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