...

4S 通信工学

by user

on
Category: Documents
27

views

Report

Comments

Transcript

4S 通信工学
通信工学
担当者:
(学修単位)
兼 田
一 幸
KANEDA
Kazuyuki
Communications
4S
2 単位( 必 修 )
前・後期 100 分/週
授業回数 30 回( 60 時間)
講義室: 4S教室
授業概要: 有線通信や無線通信における基本的な事柄について学習し,実際に活用できる能力を養う.データ伝送システム,無線通信システムの構成
方法や電波伝搬特性を理解する。また,画像通信における基礎的な事項を学習する.
予備知識: 電気回路や電子工学、電気磁気学の応用としてに,通信工学は成り立っているので,三角関数や微積など基礎的な数学や、電気回路の電
圧・電流の計算や,トランジスターなどの電子回路の動作を習得していることが必要である.
授業項目
[前期]
1.
有線通信
1.1 通信システムの構成、概要
1.2 パルス符号化変調、
1.3 多重通信の方法
1.4 電話機と交換機の構成
1.5 伝送線路
授業内容
(1週)授業方法,評価方法の説明.通信の歴史。FF、波形操作の原理
(2週)マルチバイブレータ、通信システムの概要、電話網の構成
(3週)変調方式、単側波帯通信、パルス符号化変調の原理と特徴
(4週)周波数分割多重の原理、多段変調法
(5週)時分割多重の原理と特徴
(6週)電話器の原理、送話器の原理、受話器の原理、電話機の回路
2.データ通信
2.1 データ通信システムの構成
2.2 データ伝送方式の種類
2.3 モデムと網制御装置
2.4 伝送制御方法
2.5 プロトコル
2.6 ISDN
(7週)電話交換機の機能、構成.電子交換機、ディジタル交換機
(8週)前期中間試験
(9週)伝送線路の特性、特性インピーダンス
(10週)伝送路上の進行波と反射波、漏話、ケーブルの種類と構造
(11週)データ通信システムの構成、回線交換、パケット交換の原理
(12週)データ通信の伝送方式、同期方式、伝送速度
(13週)モデムの変調方式、網制御装置
(14週)伝送制御のフェーズ、データ伝送手順、HDLC
(15週)プロトコル、OSI、ディジタル統合網
前期期末試験
[後期]
3.光通信
3.1 光通信の原理
3.2 光ファイバーの特徴
3.3 光ファイバー通信システム
4.無線通信
4.1 無線通信の概要
4.2 電磁波の発生
4.3 電波の伝わり方
4.4 アンテナの動作原理
4.4 アンテナの特性と給電方法
(16週)光通信の原理、光ファイバー伝送方式
(17週)無線通信システム、電磁波の発生、電波の種類
(18週)電離層、電波伝搬の諸現象
(19週)アンテナの動作原理、アンテナの指向性、放射抵抗
(20週)アンテナの実例、共振給電線、非共振給電線
(21週)アナログ変調、振幅変調AM、SSBとDSB
(22週)周波数変調FM、FM信号の側波帯、占有帯域幅
(23週)後期中間試験
(24週)AM、FM送信機、PLL発信器、FM送信機の構成
(25週)プリエンファシスとディエンファシス、FM変調器
5.変復調
5.1 振幅変調(AM)の原理
5.2 周波数変調(FM)の原理
5.3 電波の種類と記号
5.4 AM、FM送信機
5.5 AM、FM受信機
5.6 衛星通信のシステム
(26週)SSB送信機の構成、送信機の性能
(27週)AM受信機の構成、スーパーヘテロダイン検波
(28週)AM復調器、同期検波器、周波数変換器
(29週)FM復調器、SSB受信機の構成
(30週)衛星通信システム、TV信号,走査の方法
後期期末試験
到達目標: 通信システムの構成を記述できる。多重通信の原理を理解できる。データ通信システムの構成を描くことができる。データ伝送の基礎的な
システムを把握できる。電波の発生原理を理解できる。AM、FMの原理を理解できる。
評価方法 :
評価基準
年4回の試験により評価する.60点以上を合格とする。
佐世保高専教育目標: 2)
JABEE基準1(1): d-2a,e
教科書:
JABEE対応学習教育目標:
A-4
通信技術(羽場光俊ほか コロナ社)
参考書、補助教材等:参考書 無線工学Ⅰ(宇田新太郎 丸善)
講義と演習
授業形式:
学生が用意するもの:
自己学習の指針:復習を中心として講義の内容を確実に把握してください。授業の前後の予習復習をテキストを中心に行ってください。その
際に用語の把握と共に章末の問題を理解してください。
オフィスアワー:(木、金,午後4-5時)
備 考:
Fly UP