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77 - 情報規格調査会
No. 77 2008 年 3 月 目 次 標準活動トピックス: CJK-SITE の設立.................................................................... 2 成井 良久(ソニー(株)) 最近の国際会議から: JTC 1(Information Technology)総会報告 .................................................... 4 成田 博和 SC 17(Cards and Personal Identification)総会報告 ......................................... 7 廣川 勝久((株)電子商取引安全技術研究所) SC 22 (Programming languages, their Environments and System Software Interfaces)総会報告 .. 9 石畑 清(明治大学) SC 34(Document Description and Processing Languages)総会報告 ............................ 11 小町 祐史(大阪工業大学) SC 36(Information Technology for Learning, Education and Training)総会報告................ 14 仲林 清(独立行政法人 メディア教育開発センター) 2008 年 3 月以降 国際会議開催スケジュール ............................................. 16 声のページ: 標準化活動の今昔,そして今後 .............................................................. 17 込山 俊博(日本電気(株)) 解説: SQL,SGML,XML そして SQL/XML.................................................. 18 芝野 耕司(東京外国語大学) 国際規格開発賞の表彰 ................................................................ 21 2007 年の IS, DIS 各段階の状況 ........................................................ 22 2007 年に開催された国際会議および我が国からの出席状況 ................................ 23 編集後記 ............................................................................ 32 <標準活動トピックス> CJK-SITE (China, Japan, Korea - Standards cooperation on Information Technology and Electronics/ 日中韓情報電子技術国際標準化フォーラム) の設立 規格理事 1.背景 2004 年,中国は国家規格である WAPI (Wireless LAN Authentication and Privacy Infrastructure)の国際 標準化を目指しましたが,2006 年,提案は否決され ました.現在中国は,国際標準ではない WAPI を政府 用途限定で,優先購買の扱い対象としています.その 他にも AVS(Audio Video Standard),EVD (Enhanced Versatile Disc),IGRS (Intelligent Grouping and Resource Sharing),ITopHome などの規格が開発され ており,今後も,様々な分野で中国からの標準化提案 が増えてくると思われます.大きな市場をもつ中国を 独自標準の方向に走らせることは我々の望むところ ではありません.また,韓国も国を挙げての国際標準 化活動への参加が活発化し,様々な分野で国際提案が 目立ち始め,幹事国引受けにも積極的です.昨年,日 本と韓国が SC 34 の幹事国の引受けに手を挙げました. 話し合いの結果,日本が幹事国を務め,韓国の議長を 指名するという形で決着がつきました.日中韓でそれ ぞれ類似の産業が独自に発達するのに伴い,国際標準 化の重要性,3 国間の係わりが高まってきています. このような状況下, 「対立」ではなく, 「協調」を推進 することが今後の日中韓の標準化活動にプラスに働 くと考えた民間企業,標準化団体が集まり,さらに政 府もオブザーバとして参加して,CJK-SITE が設立さ れました.その名前が示すとおり,情報電子技術関係 の国際標準化に関して,日中韓の各国間の対話と協調 をはかり,各国間の標準化体制の差異を相互理解し, 日本及びアジアのエレクトロニクス産業力の強化を 目的としています. 2.メンバ CJK-SITE は民間が主導し,政府がバックアップす るという構造になっています.ISO/IEC JTC 1 または, 電 子 情 報 技 術 に 関 連 す る IEC TC (Technical Committee)の活動をしている民間企業,標準化団体で あれば会員になることができます.現在の日本の会員 は , 標 準 化 団 体 か ら 4 団 体 (ITSCJ(Information Technology Standards Commission of Japan/情報規 格 調 査 会 ) , JBMIA (Japan Business Machine and Information System Industries Association/ビジネ ス 機 械 ・ 情 報 シ ス テ ム 産 業 協 会 ) , JEITA (Japan Electronics and Information Technology Industries Association/電子情報技術産業協会),JSA IEC-APC 成井 良久(ソニー(株)) (Japanese Standards Association IEC Activities Promotion Committee of Japan/日本規格協会 IEC 活 動推進委員会)),民間企業から 16 社(キヤノン,コ ニカミノルタ,シャープ,セイコーエプソン,ソニー, 東芝,日本オラクル,日本電気,日本電信電話,日立 製作所,富士ゼロックス,富士通,マイクロソフト, 松下電器産業,三菱電機,リコー)が登録されていま す.経済産業省はオブザーバではありますが,会議へ の出席,プレゼンテーションの引き受けなど,積極的 に参加していただいています.国内の標準化団体が共 同で国際的な委員会を立ち上げることは初めてであ り,日本の標準化団体が協調し合うことにより,対外 的に,より効率的に力が発揮できると期待されていま す. 中国は CESI(Chinese Electronics Standardization Institute/中国電子技術標準化研究所)が中心となり, Prof. Lin Ning(CESI Vice Director)が代表を務め, 政府からは SAC(Standardization Administration of China/中国国家標準化管理委員会),MII(Ministry of Information Industry/情報産業省)が,企業からは Haier,IGRS などが参加しています. 韓国は Kyungpook National University の Prof. Sekwang Park が代表を務め,標準化団体から KSA (Korean Standards Association/韓国標準協会) ,KEA (Korea Electronics Association/韓国電子産業振興 会)が参加し,政府から KATS(Korean Agency for Technology & Standards/韓国技術標準院)が,企業か ら Samsung,LG 電子が参加しています. いずれの国も標準化団体,民間企業が主であり,政 府機関はアドバイザ・オブザーバという形での参加に なっています. 3.組織・構造 CJK-SITE の構成は,プレナリ,それを運営するス テアリングコミッティ,そして個別案件を議論するア ドホックの 3 つから成ります.プレナリ会議は年 1 回, 各国が持ち回りでホストになり,その国で開催されま す.第 1 回のプレナリ会議は昨年 11 月に北京で開催 されました.2008 年は韓国,2009 年は日本がホスト を務める予定です. ステアリングコミッティには各国の代表 5 人と若 干名のオブザーバが参加し,戦略の策定,プレナリ会 議の準備と開催,規約の策定,アドホック設立の承認 など CJK-SITE の運営に関連した項目について議論を します.基本的には年 2 回の開催ですが,必要に応じ て開催することも可能です. アドホックは各国の会員から議論すべき案件が提 案され,ステアリングコミッティで議論され,3 国が 同意できれば設立となります.アドホック会議で明確 なスコープ,ゴールを決め,コンビナを中心にエキス パートが参加し,主にメールを使って情報交換,議論 を進めます.ここでの決議には義務は生じません.国 際会議の前段階の情報として,各国の担当者と直接話 をして調整を行うこともできます.そしてその目標が 達成された場合や,議論が尽くされた場合,解散する ことになります.今回の会議で,ホームネットワーク, デザインオートメーションの 2 つのアドホックが設 立されました.これから各国のエキスパートが募集さ れ,議論が始まります.これらのアドホックでの議論 の状況は年1回,プレナリ会議で報告されます. 日本では,これらの CJK-SITE の活動の対応委員会 として,国内委員会と国内幹事会が設立されました. 国内委員会の委員長に三菱電機の久間常務執行役,副 委員長に JEITA の長谷川常務理事,情報規格調査会の 石崎会長が就任しました.会員会社,会員団体から 2 名の委員が登録され,基本的には年1回,国内委員会 が行われます.国内委員会の運営のために国内幹事会 が設置されています.東芝の平川氏が幹事長を務めま す.情報規格調査会からは,事務局の三田氏が幹事, 大蒔副会長が監事として参加しています.国内のアド ホックの対応委員会につきましては,その案件を国内 で引受けている専門委員会が引受け団体になります. 4.活動内容 2006 年末,この委員会の発起人である IEC-APC の 原田氏から最初の CJK-SITE について,関係者への説 明が行われました.今までに前例のない形態の委員会 の設立についての提案だったので,運営の方法,ゴー ル,国内での対応方法,参加のメリットなどに対する 様々な議論や質疑応答がされました.その後,有志に よる準備会,企業や標準化団体への説明(情報規格調 査会では 6 月に,興味を持たれた賛助員会社に対し説 明会を開催しました.) ,そして 3 国間での調整会議が 行われ,2007 年 6 月に第1回のステアリングコミッ ティが北京で開催されました.8 月に第1回の国内委 員会,11 月に北京で第1回のプレナリ会議が開催さ れ,CJK-SITE が正式に発足しました. プレナリ会議は会員であれば誰でも参加できる会 議です.北京での第1回 CJK-SITE プレナリ会議は, 日本から 22 人,韓国から 15 人,中国から約 30 人が 参加して開催されました.それぞれの国の代表と政府 関係者からの挨拶に続き,前日のステアリングコミッ ティ会議の報告とアドホック会議(ホームネットワー ク,デザインオートメーション)の報告が行われまし た.今後,アドホック会議が行われるわけですが,日 本からは,ホームネットワークは IEC TC 100 の国内 対応委員会,デザインオートメーションは IEC TC 93 の国内対応委員会が中心になって参加をし,議論をし ていくことになります.さらに,各国の標準化組織に ついての説明が行われ,その中で日本は,各標準化団 体と JISC の紹介をしました.同様に各国の標準化組 織の説明があり,お互いの組織や役割の大枠の理解は できましたが,各国の状況が異なっていたり,時間が 限られていたこともあり,十分に理解するのは難しく, 今後 3 国間でコミュニケーションをし,国内でも情報 をシェアすることによって,より理解を深めていくこ とになります. この会議での決議に参加国としての義務はありま せん.ここで話されたことは出席した担当者同士の情 報交換ですので,ここでの合意が必ずしも国際会議で の合意になるとは限りません.会議の名称に「協調」 という言葉が使われておりますが,必ずしも相手に同 意をしなければならないということではありません. まず,相手国の誰が何をどのように考えているかを知 ることが「協調」への第一歩だと考えます. 5.今後の活動 当初の予定通り,標準化団体や政府の協力を得て民 間主導の会議体が設立され,今回の会議で各国お互い の顔が見えるようになり,これからこの委員会を活用 し,日中韓,延いてはアジア全体の標準化活動の活性 化を目指していくことになります.今後は 3 国に共通 する案件のアドホックを設立し,議論し,有効に活用 していくことが主な活動になります. TTC(Telecommunication Technology Committee/情 報 通 信 技 術 委 員 会 )/ARIB(Association of Radio Industries and Businesses/電波産業会)が主導して いる通信の分野での「CJK Standards Meeting」や, JSA が事務局となって ISO も含めた標準化をスコープ とする「北東アジア標準協力会議」など,日中韓で様々 なレベルや範囲で交流が行われています.CJK-SITE は民間企業,標準化団体主導で電子情報技術にフォー カスし,他の協調活動と補完し合いながら活動してい きます. CJK-SITE は,相手の考え(意志)を知り,自分の 意見を述べ,時には牽制など,必要な時に,必要な人 が,必要なだけ利用する,そういう会議体を目指して, 開かれた場として存在を確立していきます.このよう な活動を必要だと感じている企業や団体に積極的に 参加していただき,有効に活用していただければと思 います. <最近の国際会議から> ■ JTC 1(Information Technology/情報技術)総会 報告 規格理事 成田 博和(富士通(株)) *役職名・所属は総会出席時のもの 1. 開催場所: ゴールドコースト(豪) 2. 開催期間: 2007-10-8/13 3. 参加国数/出席者数: 19 カ国/83 名 議 長 (Scott Jameson, 米 ) , セ ク レ タ リ (Lisa Rajchel,米),豪(4),加(3),中(3), デンマーク(1), フィンランド(1), 仏(5),独(4),印(4),アイルラン ド(1),蘭(1),日(8: 石崎俊[HoD,慶大],木戸彰夫[日 本アイ・ビー・エム],櫻井義人[日立],成井良久[ソ ニー],平野芳行[NEC],山本泰[マイクロソフト],森 田信輝[経済産業省],成田博和),韓(4),ニュージ ーランド(1),ノルウェー(3),南ア(2),スイス(1), 英(3),米(8),スウェーデン(1,O メンバ) SC2 議長(日:小林龍生[ジャストシステム]),SC6 議 長(韓),SC6 セクレタリ(韓),SC6 メンバ(韓),SC7 議長(加),SC22 議長(米),SC22 次期議長,SC23 議長 (日:三橋慶喜[科学技術振興機構]),SC24 議長(韓), SC25 セクレタリ(独),SC28 議長(日: 斎藤輝),SC28 セクレタリ(日: 熊倉和正[リコー]),SC29 議長(日: 浅井光太郎〔三菱電機]),SC31 議長(米),SC32 議長 (米),SC35 議長(仏),SC36 議長(米),SC37 議長(米), SWG-Accessibility セクレタリ(米),IIT ラポータ ( 米 ) , Ecma International , ITTF IEC CO(Gabriel Barta),ITTF ISO CS(Keith Brannon) ・欠席: SC17 議長,SC25 議長,SC27 議長,SC34 議長 ・日本からの一部参加者: 菅隆志[三菱電機],林乙平 [ITSCJ],伊藤智[産総研,Technology Watch Workshop 講演者],浅野正一郎[国立情報学研究所,Technology Watch Workshop 参加],村石幸二郎[JSA,Technology Watch Workshop 参加] ・総会開始時点の出欠確認時点では JTC 1 の P メンバ 40 カ国中 16 カ国が出席.その後,最終的には P メン バ 18 カ国の出席となった.(なお,2006 年の南ア総 会では,P メンバ 28 カ国中 13 カ国が出席) 4. 議事内容 主要な議事と日本に関連した話題を中心に報告す る.(なお,今回の JTC 1 ゴールドコースト総会の決 議全文については,JTC1N8804 を参照されたい.) 4.1 JTC 1 SWG(Special Working Group) on Planning の設置(関連決議 20,20A,25) JTC 1 議長,事務局が JTC 1 のビジネスプラン及び 長期ビジネスプランを開発,改訂することを支援し, そのプランの実行に向けて採るべきアクションを推 奨する目的で SWG on Planning の設置を決定した.こ の決定は,JTC 1 のビジネスプラン,長期ビジネスプ ランがきちんとレビューされていなかった反省を踏 まえてのものである.この SWG は JTC 1 議長と JTC 1 に対して助言を与えることができるが決定権はなく, 主として電子的な手段で会合が行われる.この SWG で は以下の検討も行う. ・ Technology Watch 機能に対する方向性の指示と その実行 ・ 今後の JTC 1 総会での SC 議長報告事項(テンプ レート) ・ ある技術分野での(競合する)複数規格開発の 考え方 ・ リエゾンの有効な活用等に関するベストプラク ティスドキュメントの開発 ・ リエゾンアグリーメントの開発 なお,SWG Technology Watch のファンクションは この SWG on Planning に吸収されることから,SWG Technology Watch は 今 回 で 解 散 と な る . SWG Technology Watch には SC の参加が無く,JTC 1 で取 り組むべき新たな課題を見出すというその本来の役 割をこの 2~3 年,果たしてこられなかったことへの 反省が今回の決定の背景にある. この SWG の議長の募集は JTC 1 事務局により行わ れるが,議長が確定するまでは JTC 1 議長が準備を進 めることとなった. 4.2 スタディ・グループの設置 以下の二つのスタディ・グループの設置を決定した. (1) ICT ガバナンス(関連決議 18) ・ 議長と事務局はオーストラリアが担当. ・ 目的は ICT ガバナンスに関する追加の標準,ガ イダンスの必要性,妥当性の調査を行い,JTC 1 が採るべきアクションを提案すること. ・ メ ン バ は JTC 1 NB , SC , リ エ ゾ ン 団 体 , ARO(Approved RS Originator Organization), PAS submitter,ISO/IEC 中央事務局スタッフ, 招待エキスパートから募集. (2) センサ・ネットワーク(関連決議 19) ・ 目的はセンサ・ネットワーク分野の現状をレビ ューし,センサ・ネットワーク関連仕様に関す る各種標準化団体での活動をモニタし,JTC 1 で 取り組む分野を提案すること. ・ 議長と事務局を募集すると共に,メンバは JTC 1 NB,SC,リエゾン団体,ARO,PAS submitter, ISO/IEC 中央事務局スタッフ,招待エキスパート から募集. 4.3 Direct Participation に関するアドホックグル ープ(関連決議 23) JTC 1 の技術作業に(NB 代表だけではなく,)すべ ての利害関係者の参加を許す Direct Participation に関する提案とビジネス上の根拠を検討するアドホ ックグループを設置するという米国提案は,ISO と IEC の根幹に関わる問題であり,各国の上部団体の意 見を聞かないと対応を決定できないという欧州各国 を中心とする主張により,60 日間の投票にかけられ ることになった. 設置が承認された場合は,米国が議長を務める.ま た,米国,インド,日本,韓国,ニュージーランドは 総会の場でこのアドホックグループへの参加を表明 した.設置された場合,検討は電子的な手段で行われ る見込み. 4.4 JTC 1 SWG Directives での検討課題 今回の総会での JTC 1 Directives に関わる以下の 事項については,JTC 1 総会での議論と指示を踏まえ て SWG Directives で検討し,JTC 1 に提案するよう 指示した. (1) ISO DIS 投票期間(関連決議 12) SC 29 の寄書(JTC1N8678)に基づき,JTC 1 の開発ス テージを ISO と合わせることによる規格開発の遅れ について,SWG Directives が ISO TMB に寄書を準備 することを決定した.また,ITTF に対して投票処理 にかかる時間を削減する戦略を作り,2008 年の総会 に報告するように要請した. SC 29 の寄書で提案されている DIS 期間の 5 ヶ月か ら 4 ヶ月への削減については,カナダ,デンマークか らは 4 ヶ月は短すぎるとの明確な反対があり,DIS 期 間の短縮については日本以外からの直接のサポート はなかった.SC 29 の標準開発に向けた競争力維持に 向けて,ITTF での管理オーバヘッドがいかに大きい かを示す SC 29 寄書内のチャートを TMB に示す方向の 寄書を SWG Directives で作成することで妥協が成立 した. (2) NP 投票基準など ISO/IEC Directives との整合化 (関連決議 41) 日本の寄書(JTC1N8737)に基づく,最低 5 カ国参加 という NP 承認基準をある条件のもとで最低 4 カ国参 加に緩和する提案は原則的に合意され,IEC のスキー ムを採用する方向でさらに SWG Directives で検討す ることになった. 同様に UK の BRM(JTC1N8735),ファストトラック (JTC1N8746),イタリアの BRM など(JTC1N8783)に関す る寄書についても,ISO/IEC Directives との整合化 の観点で SWG-Directives で検討することになった. (3) SC 議長の任期(関連決議 2) SC 議長の任期を 2 期に制約する現状のルールを ISO/IEC Directives との整合化の観点から,直ちに 廃止することとし,JTC 1 Directives にこの変更を 反映するよう SWG-Directives に指示した. (4) 電話会議の利用並びに OWG 電子会議に向けたタ イムフレーム(関連決議 4A, 4B) 電話会議の利用並びに OWG 電子会議に向けたタイ ムフレームに関する試行結果を受けて,試行を終了し, このプラクティスを JTC 1 として正式に採用すること を決定した. JTC 1 は SWG-Directives に対して,JTC 1 Directives にこのための適切な変更を行うこと,さらには追加の 電話会議に対するインプット(3 件)について,今後の レビューと検討を行うことを指示した. (5) WWW を利用した電子ドキュメントの配布ポリシー (関連決議 33) IIT ラポータが作成した WWW を利用した電子ドキュ メントの配布ポリシーの変更案 JTC 1 Directives Annex H (JTC1N8762)について,NB と SC のレビュー とコメント期限を 2008 年 2 月 18 日と定めた.提出さ れたコメントは次回 2008 年 3 月の SWG-Directives 会 議でレビューすることになった. 4.5 リエゾンの管理(関連決議 25) リエゾン関係の管理と有効な活用に向けて,以下を 決議した. ・ SC がその WEB サイトに掲載すべきリエゾン関連 情報を明確化すると共に ISO Web サイトに掲載 されているリエゾン関連情報が正確になるよう 適切な処置を取ること. ・ SC はリエゾン関係を毎年レビューし,その結果 を(必要ならリエゾンの解除提案を含めて, )JTC 1 でのさらなるアクションに向けて JTC 1 に報告 すること. (注) JTC 1 Directives 3.3.4.2 では 2 年毎 のレビューと ITTF への報告を定めており,日 本の指摘に基づき,SWG-Directives は必要な らこの決議と JTC 1 Directives 3.3.4.2 との 整合化をレビュー,検討することになった. 4.6 SC 34(Document Description and Processing Languages)の幹事国(関連決議 5) SC 34 の幹事国を日本が務めることが承認された. 現 SC 34 議長は 2007 年 12 月の SC 34 総会の開始時点 での辞任を申し出ていることから,事前の日韓の合意 に基づき,日本は韓国の推薦者を議長に指名する予定. 4.7 総会の構成(関連決議 26) JTC 1 議長に対して,JTC 1 総会の効率的な運営に 向けて,複数の半日のセッション(例:ブレークアウ トセッション,Technology Watch)を設けるなどセッ ションの合間での参加者間の討議が可能な総会の構 成を検討するよう指示した. なお,今回のゴールドコースト総会から会期が従来 の 4.5 日から(月曜日から土曜の午前中までの)5.5 日に延長されているが,2008 年の奈良総会に向けて, 現時点ではこのスケジュールに変更はない. 4.8 JTC 1 WEB サイトの改善(関連決議 21,22) JTC 1 WEB サイトの改善案について NB と SC から 2008 年 2 月 1 日までに寄書を求めることとした.こ れらの寄書に基づいて,JTC 1 事務局は寄書提出者と 電子的な手段でアドホック活動を行い,JTC 1 WEB サ イトの改善案をまとめ,必要に応じて改善を行い,状 況を 2008 年の JTC 1 総会で報告することとした.ま た,同時にマーケティング活動の一環として,JTC 1 とその SC の WEB サイトで公開すべき情報を定め,2008 年 JTC 1 総会までに対応を行うべきことを決議した. 4.9 IT 用語に関する保守チーム(関連決議 32) ISO/IEC 2382 の更新を管理する保守チームの設置 を確認した. ・ リーダはカナダが引き受け,別途正式の指名が なされるまで J. Cote(カナダ)が暫定オフィサを 務める.各国はチームメンバ名を 2007 年 12 月 15 日までに J. Cote に通知する必要がある. ・ カナダ,仏,日本,UK,米国の 5 カ国が既に参 加を表明しており,関心のある SC の代表も加え て,2008 年 3 月 31 日までにプロジェクトプラン の最新版を提供することを保守チームに指示し た. 4.10 Technology Watch(関連決議 45,46,47) ・ JTC 1 事務局に対して,総会期間中に開催された Technology Watch Workshop のプレゼンテーショ ン資料を関連する SC に配布することを指示した. なお, 前年までは関連 SC は検討結果を次回の JTC 1 総会で報告することが指示されたが,過度に SC に負担をかけるべきではないとの米国の指摘 により,単なる参考資料としての配布となり, どう対応するかは SC に任されることになった. ・ 2005 年バンフ総会での決議 34 をフォローする形 で,SC 32 や他の関心のある SC に Open Grid Forum とコンタクトを取り,結果を 2008 年の JTC 1 総 会で報告するよう指示した. ・ ISO TC 215(Health Information)に対するリエ ゾンオフィサとして豪の R. Dixon-Hughes を任 命し,2008 年の JTC 1 総会で状況を報告するよ う指示した. 4.11 その他 (1) 少数民族文字の国際標準化プロジェクト(関連決 議 13) SC 2 からの強い要請に基づいて,SC 2 リエゾンで ある UC Berkeley 校が進める少数民族文字の国際標準 化プロジェクト(Scripting Encoding Initiative)を JTC 1 として支持することを決議し,ISO 発展途上国 対策委員会 DEVCO,消費者政策委員会 COPOLCO での(支 援)検討を進めるよう ITTF に要請し,結果を 2008 年 総会で報告してもらうこととした. (2) 会議参加及び WG web サイト費用の徴収(関連決 議 11) UK の問題提起とカナダ,US などからの賛成により, 費用の徴収が許されるのは JTC 1 Directives 7.4 に 記載されているケースだけであり,会議参加及び WG web サイト費用を NB あるいは参加者から強制的に徴 収することは許されないことが確認された. また,SC 及び WG の Web サイトのホスティングの責 任は SC 事務局にあることが確認された.SC 事務局の 管理と責任のもとに,SC あるいは WG の web サイト費 用を負担するスポンサを求めることには問題はない が,参加者からの強制的な徴収は許されない. (3) WSSG(Web Services Study Group)(関連決議 34, 35) ・ 2003 年に設置し,活動を続けてきた WSSG の継続 を 決 定 し た . 目 的 は WEB サ ー ビ ス 登 録 簿 (registry)のメンテナンス,幅広い利用の支援 と今後の Web サービス関連 PAS 提案対応での JTC 1 の支援に特に注力することとされた. ・ 各国,SC,リエゾン団体に対して,WEB サービス 登録簿(下記 URL 参照)を評価し,そのメンテ ナンス方法に関する提案を含めて,コメントを WSSG に提供するよう要請した. https://wssg-reg.logti.etsmtl.ca/ (4) 議長の任命・再任(関連決議 28) 日本関連は以下の通り. ・ SC 2 議長任命(2010 年 JTC 1 総会まで):小林龍 生[ジャストシステム] (5) SC 議長フォーラム(関連決議 24) SC 議長フォーラムを JTC 1 総会と同期をとって開 催することを JTC 1 議長に要請した. すべての SC 議長の参加が期待されている.また, SC 事務局の参加も奨励されている. このフォーラムの目的は情報の配布と共有による JTC 1,SC 相互間の協力関係の円滑化にあり,JTC 1 の決定権は委譲されていない.なお,このフォーラム への JTC 1 の各 NB 代表のオブザーバとしての参画に ついては,議論の結果,許さないこととなった. (6) ITU-T 活動への JTC 1 の参画(関連決議 16A) 以下の ITU-T Coordination Activities への JTC 1 の参画を JTC 1 事務局から ITU-T に要請することとし た. - NGN Management Focus Group - JCA(Joint Coordination Activity) on Identity Management (注) JCA が 2007 年 12 月の ITU-T TSAG で承認され た場合. (7) IIT-RG(Implementing Information Technology -- Rapporteur Group)の解散(関連決議 17) IIT-RG への各国,各 SC からの参画がないことから 米国の提案に基づき IIT-RG の解散を決定した.なお, ITSIG とのリエゾンは引き続き重要であり,IIT ラポ ータの Mr. F. Farance(米)を ITSIG リエゾンオフィ サに再任した. (8) ISO/IEC 27000 の無償ダウンロード(関連決議 29A) ISO/IEC 27000(Information security management systems -- Overview and vocabulary)は ISO/IEC の 定める無償ダウンロードの基準を満足し,他の 27000 シリーズの販売に寄与すると考えられる.無償ダウン ロードを承認する決議には,他の管理標準にも同様の 要求が出て規格販売収入への悪影響を恐れる意見が 表明され,最終的にフィンランドが反対,オーストラ リア,フランスが棄権投票を行った.なお,ITTF は ISO/IEC 27000 が管理標準であることから,規格販売 収入の観点で ISO,IEC から異論がでる可能性を示唆 した.決議は承認され,ISO/IEC の基準を満たしてい ることから,通常は自動的に ITTF の WEB サイトから 無償公開されるはずであるが,ITTF がどう対応する かは不透明. (9) SWG Accessibility の成果(関連決議 29,36) SWG Accessibility の成果をマルチパートの 3 件の タイプ 3 テクニカルレポートとして 4 ヶ月投票にかけ ることを承認した.また,これらは ISO/IEC の定める 無償ダウンロードの基準を満足していることから,投 票で承認された際には,ITTF に無償ダウンロードを 要請することとした. (10) 次回 JTC 1 総会案内 情報規格調査会 林から次回 JTC 1 総会の開催地で ある奈良の紹介を行った. (11) 次回奈良総会向け寄書の提出期限(関連決議 31) ・ 寄書:2008 年 10 月 10 日 ・ 寄書に対するコメント:2008 年 10 月 24 日 ・ 最終アジェンダの JTC 1 WEB サイトへの掲載: 2008 年 10 月 31 日 5. 今後の開催予定(関連決議 30) 2008-11-10/15 奈良(日本) 2009-10-12 の週 テルアビブ(イスラエル) 2010-11 月 英国 2011-11 月 米国 ■ SC 17(Cards and Personal Identification/カ ード及び個人識別)総会報告 SC 17 国内委員会 委員長 廣川 勝久((株)電子商取引安全技術研究所) 1 開催場所: ベルリン(独) 2 開催期間: 2007-10-10/12 3 参加国数/出席者数: 18 ヵ国,2 リエゾン/46 名 議長(Richard Mabbott 氏,英),セクレタリ(Chris Starr 氏,英),豪,オーストリア,加,中,フィン ランド,仏,独,イスラエル,日(7: 廣川勝久[ECSEC], 谷内田益義[東工大/リコー],中澤明[日本電産サンキ ョー],榊純一[松下電器産業],寄本義一[凸版印刷], 井出野敦弘[全銀協],坂本静生[NEC]),韓,ニュージ ーランド,ノルウェー,ポーランド,シンガポール, 南ア,スウェーデン,英,米 4 議事概要 4.1 開会及び議事日程の承認 SC 17 議長 Mabbott 氏の開会宣言に続いて,ホスト 国を代表して DIN から歓迎の挨拶と DIN の活動に関す る紹介があった. 出席国及びリエゾンの確認・出席者の紹介に続いて, 事前配布の議事日程案についてナショナルレポート 1 件・リエゾンレポート 1 件・WG 議長レポート 2 件, 計 4 件を追加の上で承認した. 4.2 総会決議案起草委員の選任 本総会における決議案起草委員会をセクレタリ Chris Starr 氏(英)と Michael Hegenbarth 氏(独) , Jim Riddell 氏(英),Joel Shaw 氏(加),Teresa Schwarzhoff 氏(米),廣川勝久(日)の計 6 名で構 成することを決定した. 4.3 各国ナショナルレポートの紹介 SC 17 議長からコントリビューションへのお礼の言 葉とともに日・英・仏・シンガポールから文書による ナショナルレポートの提出があったことが紹介され た後,ノルウェーから口頭で ePassport に取組んでい る旨の報告があった.なお,ドイツは冒頭の挨拶のな かで関連する紹介を行っている. 4.4 リエゾンレポート 外部リエゾンとしての Visa International から文 書による報告があったことが紹介された.内部リエゾ ンに関するオフィサの指名と報告が行われた. ・ ISO/TC 68, Financial Services: Chris Starr 氏 (セクレタリ) ・ ISO/TC 68/SC 7, Core Banking: Chris Starr 氏 (セクレタリ) ・ SC 31, Automatic identification and data capture techniques: Michael Hegenbarth 氏(独) ・ SC 37, Biometrics: Lin Yih 氏(シンガポール) また,以下の内部リエゾンについてもオフィサの指名 と報告が行われた. ・ ISO/TC 215, Healthcare Informatics: Chris Starr 氏(現状:informal liaison) ・ SC 27, IT Security techniques: Lin Yih 氏(現 状:informal liaison) ・ SC 6, Telecommunications and information exchange between systems: Michael Hegenbarth 氏(独) 4.5 JTC 1 及び ISO 関連事項 今回は JTC 1 総会と SC 17 総会の開催時期が重なっ たため,JTC 1 南ア総会(2006 年 11 月)の決議のう ち SC 17 に関連する各決議について確認を行った. ・ Resolution 4A -- Timeframe for Electronic Meetings of OWGs Established by SC WGs. ・ Resolution 8 -- SC Notification of Information entered into the Patent Database. ・ Resolution 11 -- ISO DIS Ballot Period. ・ Resolution 18 -- Accessibility of Livelink Web Sites. ・ Resolution 24 -- 50% Voting Rule. 上記のうち Resolution 24 に関し,SC 17 セクレタリ が不投票を続けている P Member に対し投票の義務が あることを周知することとした. また,SWG-Directives Meeting の Recommendations から,SC 議長の選任に関する規程の改訂について審 議状況等が要約された. 4.6 各 WG 報告 各 WG 議長から前回の SC 17 総会(2006 年 10 月) 以降の活動状況が報告された. 実際の報告は時間配分の関係から WG 5, WG 3, WG 10, WG 9, WG 1, WG 4, WG 8, WG 11 の順に行なわれたが ここでは WG 番号順に報告する.なお,WG 7(金融取 引カード)は活動休止(stood down)中のため今回の 議題には含まれていない. 4.6.1 WG 1: ID カードの物理的特性及び試験方法 カードサービスライフ(ISO/IEC 24789 シリーズ) の審議において,パート 2 は既に CD 投票の準備がで きたが,パート1と同時に 2007 年末を目処に CD 投票 に付すこととした. 磁気ストライプカードの Low Coercivity(ISO/IEC 7811-2)及び High Coercivity(ISO/IEC 7811-6)用 の Reference Card 供 給 者 が ド イ ツ の PTB (Physikalisch-Technische Bundesanstalt)から米の Q-Card 社に変更になる. 日 本 提 案 の ISO/IEC FCD 7811-9 ( TIM: Tactile identifier mark)はコメント無し賛成で通過し FDIS 投票に付されることとなった. WG 9 の NP に含まれる Co-existent Technologies について WG 1 と WG 9 が連携するよう SC 17 から指示 した(SC 17 議長からの問題提起とそれに対する日本 からの支持コメントの形をとって連携を求めた). 4.6.2 WG 3: 機械可読渡航文書 WG 3 議長として Joel Shaw 氏(加)を再任した. ePassport の試験方法に関する標準化は,WG 8 との 連携を密にするとともに,昨年決議した 3 パート構成 から 2 パート構成に変更する. ICAO(International Civil Aviation Organization) の試験規格を ISO/IEC 規格にする最速の方法を採用 すべく,SC 17 議長とセクレタリが JTC 1 Secretariat と調整する. 昨 年 課 題 と さ れ た CBEFF 1 の 後 方 互 換 性 問 題 (ePassport での参照後に行なわれた CBEFF の改訂作 業によって生じた規格間の不一致)については SC 17/WG 3 及び WG 4 と SC 37 の特別グループにより解 決された. 4.6.3 WG 4: 外部端子付き IC カード(含,外部端子 付き/なし IC カードの共通機能) WG 4 議長の Rene Beltrando 氏(仏)の退任にとも ない,Jean-Yves Duveau 氏(仏)を議長に任命した. ISO/IEC 24727-1 ( Programming Interfaces for Integrated Circuit Cards -- Part 1)が IS レベル に 達 し た . ISO/IEC 24727 シ リ ー ズ に 関 わ る Conformity Assessment については担当の WG 4/TF 9 で検討する予定である. 4.6.4 WG 5: 発行者識別番号と登録管理(含,アプリ ケーション提供者識別情報) WG 5 議長として Patrick Macy 氏(米)を再任した. ISO/IEC 7812 シリーズ中の“inter-industry”等 の用語の意味について,IIN(Issuer Identification Number)利用者に平易に説明するための対応を行うこ ととした. また,IIN 申請に係る投票において反対投票があっ た場合に,国際事務局はその反対理由等を各国に還元 し,各国は当該申請に係る再検討・再投票を行うこと ができることとした. 4.6.5 WG 8: 外部端子なし IC カード(非接触 IC カー ド) Multiple PICC(複数の近接型非接触 IC カードの 同時使用)に関する市場ニーズへの対応のための NP 1 Common Biometric Exchange File Format については,SC 17 セクレタリが Business Plan に進 展状況を反映させる. ePassport の試験方法に関して WG 3 との連携を密 にしている. ISO/IEC 14443 シ リ ー ズ と NFC ( Near Field Communication)との Harmonization は SC 17 と SC 6 の双方にとってメリットがあると考えられることか ら,これを進めるために SC 6 との Joint WG 設置の提 案を行う. (JTC 1 内では SC 6・SC 17・SC 31 で 13.56MHz の非接触インタフェースが標準化されているが,これ らの標準の読者にとってその違いは分かり易いもの ではないであろうことが指摘された.SC 31 とのリエ ゾン関係に加えて上記 SC 6 との Harmonization がこ の状況の改善にも貢献することが期待される. ) 4.6.6 WG 9: 光メモリカード Holographic recording method(ISO/IEC 11695 シ リーズ)の標準化が開始されている. 光メモリが関わる Co-existent Technologies につ いて WG 1 と WG 9 の連携を図るよう SC 17 から指示し た. 4.6.7 WG 10: 自動車運転免許証と関係書類 WG 10 議長の Geoff Slagle 氏(米)の退任にとも ない,Loffie Jordaan 氏(米)を議長に任命した. WG 10 セクレタリの榊純一氏(日)に対し今回の WG 10 議長交代への支援を含めて感謝が述べられた. ISO/IEC 18013 シリーズはパート 2 が FDIS 段階に 達している. 4.6.8 WG 11: バイオメトリックス応用 ISO/IEC 24787(これまで 24787-1 及び 24787-2 と して審議されてきたものが一つに纏められた)が CD 投票段階に進んだ. SC 27/WG 5 か ら 提 案 さ れ て い る ACBio (Authentication context for biometrics)等に関す る SC 17 レベルの対応としては,WG 11 のみでなく WG 4 との連携が必要であること(これまで日本が指摘し てきた点)が SC 17 議長からも指摘された. また,特許調査の必要性についてアメリカからコメ ントがあった. 4.7 SC 17 議長の再任 英 NB の支持を受けている Mabbott 氏の議長再任に ついて SC 17 レベルでの承認を全会一致で合意した (今後 JTC 1 総会に上程) . 4.8 SC 17 のビジネスプラン等の確認 事前配布された SC 17 のビジネスプランをレビュー のうえ,タイトル及びスコープを承認するとともに, 作業項目については一部の規格に関するステータス を修正のうえ承認した. 4.9 今後の総会開催予定 2008 年 10 月 ロンドン(英) 2009 年 10 月 北京(中) 2010 年 10 月 日本 (SC 17 議長から 2009 年の日本開催の可能性につい て事前の打診を受けて可能である旨を回答していた が,総会の直前に中国から 2009 年開催のオファーが あり総会の席上で再確認されたため,日本開催は当初 提案どおり 2010 年となった.) 5. 総会決議案の承認 最終日に Hotel Schweizer Hof で,起草委員会作成 の総会決議案を審議し一部を修正の上全会一致で 14 件の決議案を承認した(参加 P Member 18 カ国が出席). なお,今回は SC 間・WG 間の連携に関する決議,役 員人事に関する決議が中心となった. 6. 閉会 SC 17 議長がホスト国ドイツ及び DIN とスポンサ企 業への謝辞を述べ,閉会を宣言し今回の総会を終了し た. ■ SC 22 ( Programming languages, their Environments and System Software Interfaces/プ ログラム言語,その環境及びシステムソフトウェアイ ンタフェース)総会報告 SC 22 専門委員会 委員長 石畑 清(明治大学) 1. 開催場所: シンガポール 2. 開催期間: 2007-09-25/28 3. 参加国数/出席者数: 6 カ国/17 名 議長(John Hill,米),セクレタリ(Sally Seitz, 米),米(1),英(1),加(1),デンマーク(1),韓(1), 日(2:石畑清[明大],後藤志津雄[日立]) Convener: WG5(Fortran,英),WG9(Ada,米),WG14(C, 米),WG16(Lisp: 湯淺太一[京大],日),WG17(Prolog, 米),WG19(FSL,英) オランダは,TR 14652 の案件に限り,アメリカに proxy していた.また,シンガポール(2)は,SC 22 の O メンバであり,議決には加わらなかった. 4. 概況 (1) 国際化関連規格の一つである TR 14652 の扱いが 最大の争点だった.継続派は,SC 22 での継続は無理 と見て,SC 35 への移管を画策してきた.これに対し て,アメリカやオランダが廃止を主張し,日本もこれ に賛成した.最終的には廃止することを決議できて, 日本としては満足である.経緯をよく理解していない 国があったので,この結論に達するまでやや混乱があ った. (2) これ以外には,特に争点もなく,坦々と進んだ. TR 24772(言語の Vulnerabilities)の素案を PDTR として登録することを決めた程度である. (3) 議長の任期(3 年×2 回)遵守の厳格化を初めと して,JTC 1 や ITTF に対する不満が出たのは例年ど おりだが,今回は ITTF の Keith Brannon が出席して いて,個別に対応したので,それほどの盛り上がりに はならなかった. 5. 主な決議: 5.1 ISO/IEC TR 14652:2004 Registration method for cultural conventions の廃止 TR 14652 を廃止することが決まった.これで SC 22 の長年にわたる最大の懸案がやっと解決したことに なる.日本やアメリカが主張してきたことが約 10 年 をかけてようやく実現したと言える. 今回の SC 22 Plenary に先がけて,SC 35 が 14652 の移管を受け入れるとの決議を行っている.カナダや デンマークは,移管に賛成すべきだと主張した.これ に対して,アメリカやオランダが 14652 は欠陥規格で あり,いったんは廃止すべきだとの主張を行った.日 本もこの説に賛成した.イギリスの態度がはっきりせ ずきわどい投票になったが,結果的には 4-2-0 で,ア メリカ,オランダ,日本の主張どおりの決議になった. 14652 の廃止に伴って,これに関するプロジェクト 「22.30.02.03」もキャンセルする.SC 35 が 14652 関係の規格の必要性を認めるのであれば,新たに NP 提案から始めることになる.なお,14652 関係のドキ ュメントは電子文書として保管し,SC 35 が必要とす るなら提供することになった. 5.2 SC 22 議長交代 現議長 John Hill は 2 期 6 年の制限に達したので, 10 月の JTC 1 Plenary までで退任になる.代わりに, 現在アメリカの SC 22 HoD を務めている Rex Jaeschke が議長に就任する.幹事国アメリカの指名を SC 22 と して endorse した.SC 22 の中では,2 期 6 年の制限 の遵守を強く求められたことに対する不満が強い.議 論が進行中で,変わる可能性のある規則を守るよう強 制されるのは間違っているという意見が強かった.こ のような SC 22 の意見を独立の決議(07-18)として 残している. 5.3 SC 22 のホームページの移管 ISO Livelink への移行が進んでいるが,WG メンバ が技術文書にアクセスできなくなるのは困るという 意見が強かった.このため,現在 SC 22 が独自に運用 している Web サイトをそのまま継続し,技術文書をミ ラーすることにした.必要な文書をコピーするために は Livelink へのアクセス権限が必要だが,SC 22 Web サイトの管理者にこの権限を与えるよう手を尽くす ことを別に決議した. 5.4 Other Working Group: Vulnerabilities の継続 OWG: Vulnerabilities を 1 年間再度延長する.こ の OWG は , TR 24772, Guidance to Avoiding Vulnerabilities in Programming Languages through Language Selection and Use (Type 3 TR)の開発を行 う.この ISO/IEC TR 24772 の PDTR 登録を承認した. 5.5 SC 22 Programme of Work (1) 下記規格の改訂作業を行うことを承認 ・ ISO/IEC 10967-1:1994, Language independent arithmetic -- Part 1: Integer and floating point arithmetic ・ ISO/IEC 10967-2:2001, Language independent arithmetic -- Part 2: Elementary numerical functions ・ ISO/IEC 10967-3:2006, Language independent arithmetic -- Part 3: Complex integer and floating point arithmetic and complex elementary numerical functions ・ ISO/IEC 23360-1 -- 8:2006, Linux Standard Base (LSB) core specification 3.1 (2) ISO/IEC TR 18037 ( C Extensions to support embedded processors)の修正版発行 TR 18037:2004 に,小さいが重大な技術的間違いが 見つかったので,修正版を発行することになった. Revision でも,Technical Corrigendum でもなく, Minor Revision という扱いである.修正箇所を明示 した修正版を作り,SC 22 の 60 日コメント投票を行 い,反対の国がなければ,そのまま ITTF に送り出版 する.手続きが大幅に簡略化される.ITTF の Keith Brannon が出席していて,このような手続きが可能だ と保証した. (3) Preliminary Work Item 次のプロジェクトを Preliminary Work Item として 登録するよう,JTC 1 に依頼することにした. ・ ISO/IEC NP 15291, Ada Semantic Interface Specification(ASIS)(revision of ISO/IEC 15291:1999) ・ ISO/IEC PDTR 24732, Extensions for C to support decimal floating point arithmetic ・ ISO/IEC NP 24737, C++ Library Extensions (based on ISO/IEC 14882) ・ ISO/IEC NP 29113, Fortran -- Further interoperability with C, TR Type 2 ・ ISO/IEC NP 29117, C++ - Modules この中の PDTR 24732 は,ほぼ作業が終わっていて, DTR 投票をしているところなのだが,しばらく眠らせ ておくことになる.これは,24732 の規定のベースと なる IEEE 754 改訂版(10 進浮動小数点数表現)の作 業が遅れており,IEEE 754 の改訂版の出版前に 24732 を出版することは避けたいという WG の考えによるも のである. (4) Concurrent CD registration and CD/FCD approval ballot の承認 ・ Revision of ISO/IEC 1989:2002, Programming languages -- COBOL ・ ISO/IEC 10967-2, Language independent arithmetic -- Part 2: Elementary numerical functions ・ ISO/IEC 10967-3, Language independent arithmetic -- Part 3: Complex integer and floating point arithmetic and complex elementary numerical functions 5.6 Fortran 規格改訂作業 (1) ISO/IEC 1539-1:2004 Fortran -- Part 1: Base Language の改訂作業が遅延しているが,1年間延長 する. (2) 次の TR は,すでに ISO/IEC 1539-1:2004 に反映 されているので廃止する. ・ ISO/IEC TR 15580:2001, Fortran -Floating-point exception handling TR (Type 2) -- Second Edition ・ ISO/IEC TR 15581:2001, Fortran - Enhanced data type facilities TR (Type 2) -- Second Edition 5.7 規格の 5 年見直し (1) 継続を勧告する. ・ ISO/IEC 9945-1: 2003, Portable Operating System Interface (POSIX) -- Part 1: Base Definitions ・ ISO/IEC 9945-2: 2003, Portable Operating System Interface (POSIX) -- Part 2: System Interfaces ・ ISO/IEC 9945-3: 2003, Portable Operating System Interface (POSIX) -- Part 3: Shell and Utilities ・ ISO/IEC 9945-4: 2003, Portable Operating System Interface (POSIX) -- Part 4: Rationale ・ ISO/IEC 14882: 2003, Programming languages -C ++ (2) 廃止を勧告する. ・ ISO/IEC 13813: 1998, Generic packages of real and complex type declarations and basic operations for Ada (including vector and matrix types) (3) stabilized standard にすることを勧告する. ・ ISO/IEC 13719-1: 1998, Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 1: Abstract specification ・ ISO/IEC 13719-2: 1998, Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 2: C programming language binding ・ ISO/IEC 13719-3: 1998, Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 3: Ada programming language binding ・ ISO/IEC 13719-4: 1998, Portable Common Tool Environment (PCTE) -- Part 4: IDL binding (Interface Definition Language) ・ ISO/IEC 10514-2: 1998, Programming languages -- Part 2: Generics Modula-2 ・ ISO/IEC 10514-3: 1998, Programming languages -- Part 3: Object Oriented Modula-2 日本の SC 22 専門委員会では,stabilized にするほ どの規格でもないから廃止という意見を取りまとめ ていたが,stabilized でも差し支えはないので,こ の決議に賛成した. (4)次の規格の扱いが決まっていない. 関係団体に問い合わせてから決定する. ・ ISO/IEC 9496:2003 CHILL -- The ITU-T programming language 6. 日本への感謝決議 翻訳の際に間違いを発見して,元の規格の品質向上 に貢献したということで,日本,フランス,カナダが 感謝された.ここ数年,毎年のように,この種の決議 が採択されている. 7. 今後の開催予定 2008-09-22/25 ミラノ(伊) ■ SC 34 ( Document Description and Processing Languages/文書の記述と処理の言語)総会報告 SC 34 専門委員会 委員長 小町 祐史(大阪工業大学) 1. 開催場所: 京都リサーチパーク 2. 開催期間: 2007-12-08/11 3. 参加国数/出席者数: 15 ヶ国/2 団体 50 名 議長(S. Oh,韓国),セクレタリアート(新: 木村敏 子,日本,旧: Ken Holman,カナダ),日本(14: 小町 祐史[大阪工大],村田真[国際大学],内藤求[シナジ ー・インキュベート],上村圭介[国際大学 GLOCOM], Frederic Andres[国立情報学研究所],瀬戸川教彦[日 立システムアンドサービス],和泉章[経済産業省], 小林秀司[経済産業省],西川マリ[メディカルトリビ ューン],鈴木俊哉[広島大学],榎本義彦[日本アイ・ ビー・エム],樋浦秀樹[ジャストシステム],石坂直 樹[マイクロソフト ディベロップメント],森本孝司 [東芝]),米(3),韓(4),ノルウェー(3),南ア(3), 英(2),スェーデン(2),印(2),中(2),仏(1),豪(1), ケニア(1),スイス(1),独(1),デンマーク(1),Ecma(6), XML Guild(1) 4. 特記事項 4.1 セクレタリアートとオフィサの交代 カナダからのセクレタリアートの辞意に応えて日 本がセクレタリアート引受けの提案を行い,今回の SC 34 総会に先立ってそれが JTC1 で承認された.そ こで今回の SC 34 総会は,新セクレタリアートのもと での最初の会議となった. セクレタリアートの交代と並行して,長年 SC 34 議 長を務めた J. Mason から退任の意向が示され,さら に各 WG のコンビーナの任期が切れる時期と重なり, 多くの新オフィサを承認するための手続きが行われ た. 4.2 DIS 29500(OOXML) DIS 29500 の投票が 2007 年 9 月に締切られ,投票 結果対処の会議(BRM)が 2008 年 2 月に計画されている ため,SC 34 総会では,まだ本件の議論を行う段階で はなく,予め配布された Agenda においても本件に関 連する議題は Ecma からのリエゾン報告だけであった. しかし OOXML に関する国際的な関心の強さを反映 して,これまでの SC34 として最大規模の参加国と参 加者とが集まった. Ecma と英国から提案されたメンテナンスについて は,総会や WG 会議での議題にはならなかったが,オ フィサによる非公式な打合せが今会期中にもたれ,そ の後もメールベースで議論が続けられている. 4.3 総会での主な報告と議論 (1) 導入 冒頭に旧セクレタリアート代表の K. Holman から “議長の J. Mason は欠席であるが,今回で議長を退 任する”との報告があった.次いで新セクレタリアー ト代表の木村敏子が紹介された. 彼女は新セクレタリアート代表としての就任の挨 拶をした後,韓国の S. Oh を新議長として推薦し,承 認を得た.S. Oh は就任挨拶の後,その後の議事進行 を行った. (2) 開催の挨拶 経済産業省の和泉室長から,ホストの JISC を代表 して SC 34 総会の開催を歓迎するとの挨拶があった. (3) セクレタリアートリマーク K. Holman から木村への業務の引継ぎが示され,木 村より新 Web site が紹介された. (4) ISO/IEC リエゾン報告 次のリエゾン報告があった. ・ 10036 Registration Authority (上村) ・ SWG Directives (K. Simonsen) (5) 外部リエゾン報告 次のリエゾン報告があった. ・ Ecma (R. Jaeschke) DIS 29500(OOXML)の投票結果のレビューが行わ れていることが報告された.事前に Ecma から提 出されていた DIS 29500 承認後のメンテナンス 計画については,時期尚早であるので文書の紹 介にとどまった. ・ ITU-T/TSAG(小町) ITU-T 勧告文書の XML 化の動向が報告された. (6) WG コンビーナの指名 次の各 WG のコンビーナが指名され,各コンビーナ から WG の活動報告が行われた. ・ WG 1(村田,新任) ・ WG 2(小町,継続) ・ WG 3(P. Durusau,新任) (7) 新 WG の提案 英国から OOXML と ODF のメンテナンスを目的とした 新 WG 設立の提案文書が事前に提出されていたが, Ecma のリエゾン報告と同様に,今回は時期尚早であ るため提案文書の紹介だけにとどめた. (8) WG 勧告の承認と SC 34 の決定 Closing Plenary において,WG 1,WG 2 および WG 3 の勧告(それぞれ SC34N965,N966 および N967)の内容 をレビューし,承認した.さらにそれらを反映した SC 34 の決定(SC34N968)を承認した.WG 勧告に示され た主要な勧告内容を以降に示す. 4.4 WG 1 今会期にコンビーナが M. Bryan から村田に交代す るに際して,Agenda は M. Bryan によって用意され, 会議は村田によって運営された.M. Bryan は退陣に 際して, “多くの P メンバが投票しないことによって, 投票が無効になる問題が,今回の SC34 総会への新 P メンバの参加によって解消することを期待する”との メッセージを残した. SC 34 総会と同様に WG1 でも OOXML に関する議論は なく,文書スキーマ定義言語(DSDL)が主な議論の対象 であった.DSDL については,パート 2, 3, 4 が既に 出版され,パート 5, 7, 8, 9 も FDIS に向いつつある が,パート 1, 6, 10 の進捗が遅れている. 4.4.1 文書スキーマ定義言語 (1) ISO/IEC 19757-1(DSDL - 概要) 改訂テキストを M. Bryan から村田が引き継いで, FCD 投票に進めることになった. (2) ISO/IEC 19757-6(DSDL - パスに基づく一貫性制 約) CD 投票における日本コメントに基づいて大きく修 正され,ストリーム実装可能なパス式を切出して,そ れと Schematron からの呼出し方式とを規定すること にした.今後,ストリーム実装可能な XSLT が W3C に よって制定されれば,パート 6 を欠番としてパート 3 の Amendment でストリーム実装に対応することも考 えられる. (3) ISO/IEC 19757-7(DSDL - 文字レパートリについ ての検証) 文 字 レ パ ー ト リ の 登 録 簿 と し て Unicode Consortium の CLDR と IANA の Character Set Registry を参照することにした.これまで,新 P メンバが投票 しないことへの懸念から FCD 投票を見合わせていた が,この修正を施した FCD テキストを投票にかけるこ とにした. (4) ISO/IEC 19757-8(DSDL - 文書スキーマ再命名言 語) 実体の宣言機構・改名機構を残すかどうかが最大の 課題であった.日本は前回の投票に引き続いてこれら を削除することを主張したが,これらの機構の問題点 を適合性において明記し,機構そのものは残すことに なった.FDIS テキストを M. Bryan が作成して,それ を投票にかける. (5) ISO/IEC TR 19757-10(DSDL - 検証管理) DSDL の各パートを呼び出すための機構であるが, W3C の XProc がこの機構となることが期待されている. 4.4.2 規格文書交換のための構造記述およびスタイ ル指定(ISO/IEC 9573-11)の Amd.1 PDAM 投票コメントに基づいた修正を行って DAM 投 票に進める. 4.5 WG2 これまでの WG 2 の議論に参加したことがなかった 4 ヶ国(南アフリカ,ケニア,デンマーク,スェーデ ン)のメンバが加わり,主として開放形フォントフォ ーマットと既存の ISO/IEC 9541(フォント情報交換) との整合が議論された. 4.5.1 フォント情報交換 SC 29 によって提案された ISO/IEC 14496-22(開放 形フォントフォーマット)と ISO/IEC 9541(フォント 情報交換)との整合のために,既に作業中のパート 1, 2 への Amendment に加えて,ISO/IEC 9541 のパート 3 に対する Amendment のプロジェクトを新設し,パート 4 の規定内容を修正して標題も変更することにした. (1) ISO/IEC 9541-3 (フォント情報交換 - グリフ形 状表現)の修正(Amd.2) ISO/IEC 14496-22 はグリフ形状表現に関する規定 を含まないが,TrueType 形式のアウトライン表現と Adobe Type2 CharStrings (Adobe Type1 CharStrings の拡張仕様)によるアウトライン表現のどちらかを認 めている.そこで ISO/IEC 9541-3 の Amendment とし て,Adobe Type1 CharString 互換のグリフ形状表現 の拡張である Adobe Type2 CharString の内容を扱う. (2) ISO/IEC 9541-4(フォント情報交換 - 開放形フ ォントフォーマットとの整合) こ の プ ロ ジ ェ ク ト は , ISO/IEC 14496-22 を Dual-number 規格として ISO/IEC 9541 に含めるため に設けられた.その後の検討により,ISO/IEC 9541 の既存のパート 1, 2, 3 の修正では対応できない内容 をまとめてこのパートで扱うこととし,標題を“開放 形フォントフォーマットとの整合”として CD テキス トを作り直した. 4.5.2 文書レンダリングシステムを規定する最小要 件(ISO/IEC 24754) FCD 24754 の投票コメントへの対応を検討して FDIS テキストを作成した.その際,日本からのコメントに 基づいて追加された Annex に関する議論に多くの時 間が費やされた. 4.6 WG3 新コンビーナによる会議運営のもとに,トピックマ ップ(TM)および TM 関連規格の議論を継続した. 4.6.1 トピックマップおよび関連規格 (1) ISO/IEC 13250-1(TM - 概要及び基本概念) WD の改訂が指示され,2008 年 1 月に WD,7 月に CD, 12 月に FCD を作成する計画が立てられた. (2) ISO/IEC 13250-4(TM - 正準構文) FCD の改訂が指示され,2008 年 1 月に FCD,5 月に FDIS を作成する計画が立てられた. (3) ISO/IEC 13250-5(TM - 参照モデル) FCD の改訂が指示され,2008 年 2 月に FCD,8 月に FDIS を作成する計画が立てられた. (4) 次の審議までの原案提出計画 2008 年 4 月の次の会議までの原案提出計画がエデ ィタに指示された. ISO/IEC 13250-1 2008 年 1 月 31 日までに作成する. ISO/IEC 13250-4 2007 年 12 月 31 日までに作成する. ISO/IEC 13250-5 2008 年 2 月 28 日までに作成する. 5. 今後の会議予定 2008-04-05/09 オスロ(ノルゥエー) 2008-09-29/10-02 (韓) ■ SC 36(Information Technology for Learning, Education and Training/学習,教育,研修のための 情報技術)総会報告 SC 36 専門委員会 仲林 清(独立行政法人メディア教育開発センター) 1. 開催場所:トロント(加) 2. 開催期間:2007-09-15/21 3. 参加国数/出席者数:14 カ国,5 団体/59 人 議長(Bruce E. Peoples,米),セクレタリ(David I. Hyde,英),豪(2),加(12),中(6),フィンランド(1), 仏(5),独(3),日(4:仲林清[HoD],岡本敏雄[電通 大,WG2 コンビーナ],西田知博[大阪学院大],平田 謙次[産能大]),韓(7),ルクセンブルグ(1),ノルウ ェー(3),露(2),スウェーデン(1),英(4),米(2) リエゾン(人数の無い団体は NB 代表が兼務): ADL (3),AUF(2),IEEE LTSC(2),CEN/ISSS,DCMI 4. 議事内容 SC 36 総会および WG が前回 2007 年 3 月のロンドン 会議に続いて開催された.主な審議内容を以下に示す. 4.1 総会 総会での主要な審議議事項は以下の通りである. (1) SCORM ( Sharable Content Object Reference Model) 最新の SCORM 2004 規格を Type3 TR 化する方針が出 されていたが,今回の会議で UK から Fast Track で提 案する方針が出された.SCORM 規格の一部は開発元の IMS と著作権の折り合いがついておらず,著作権の確 認が取れている IEEE などが開発した部分を TR 化する. また,現在の SCORM 2004 規格は非常に複雑な規格 となっているとともに,各国・団体の事情に合わせた プロファイルが現れてきている.このため,ベースと なる規格とそれに対するプロファイルを明確化する ための作業を行う部会を設ける提案が ADL から提出 され,WG 4 の下に Study Group(Core SCORM Proposal SG)を設けることとなった.当面,半年間活動を行い, 次回の韓国会議で報告を行う.SCORM の普及が進んで いる日本からも積極的に参加する. (2) アクセシビリティ規格 FDIS 化に関する MOU WG 7 で進めていた ISO/IEC 24751 Individualized Adaptability and Accessibility in E-learning の FDIS 投票に際して,規格のベースを開発した IMS と JTC 1 の間で著作権に関する MOU を結ぶ調整が行われ ている.現時点でまだ見通しが立っていないが,MOU が締結され次第,FDIS 投票が実施される. (3) 協調学習関係規格の FDIS 化 日本から提案して WG 2 で進めていた FCD 19778 ITLET -Collaborative Technology -- Collaborative Workplace -- Part 1-3,および,FCD 19780 ITLET -- Collaborative Technology -Collaborative Learning Communication -- Part 1: Text-based Communication の 4 つの規格について, FDIS 投票にかける手続きが進行中であることが報告 された. (4) ISO/TC 232 Educational Services との関係 ISO 配下に新たに TC 232 Educational Services が 設けられたが,SC 36 との連携について事前に情報交 換が行われておらず,スコープの重複などが課題とし て議論になった.TC 232 にも参加しているフランス の Bernard Blandin をリエゾンオフィサとして連携を 図ることとなった. 4.2 WG 1(ボキャブラリ) Vocabulary -- Part 36(2382-36)の FDIS 投票の手 続きが始まり,2382-36 の第 2 版の作成についての議 論が始まった.第 2 版の作成は,11 月 1 日を期限と して SC 36 の各プロジェクトエディタから terms and definitions の候補を収集し,12 月 10 日までに CD 投 票にかけることとなった.その他 Vocabulary につい ては,各国語での翻訳を進めていくために AUF が主導 する Cartago の利用を促進していくことになった.ま た,今後の安定した WG 運営のため,共同コンビーナ を募ることとなった. なお,Registry プロジェクト(19781-1,2)について は前回の総会後に取り下げについての投票が行われ (36N1501,36N1502),両プロジェクトの取り下げが決 定した(36N1529,36N1530). 4.3 WG 2(協調学習) 冒 頭 で , コ ン ビ ー ナ か ら Collaborative Workplace(CW)プロジェクト(19778-1,-2,-3)および Collaborative Learning Communication(CLC)プロジ ェクト(19780-1)の FCD 投票の BR プロセスが終了し, FDIS 投票のために SC 36 セクレタリから ITTF に 4 つ の文章が送られたことが報告された.その後,これら 4 つの文書の IS 化後の展望について,カナダの Norm Friesen 氏 よ り プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン が 行 わ れ , Practical Guide の作成や XML binding,他の WG と の協調などに関して議論が行われた.続いて, Agent/Agent Communication プロジェクト(19779-1) の文書のレビューが行われ,この文書を CD 投票にか けることになった.また,米国から提案された NP "Intelligent System for Multilingual Reverse Query Expansion" に関する議論が行われ,このプロ ジェクトを WG 2 に割り当てることを SC 36 に求める こととなった.これに伴い,WG 2 の名称とスコープ を Intelligent System を扱うように変更することと なった.これらは SC 36 総会において承認された.ま た,米国が中心となって study period を設けて検討 が進められていた Intelligent Systems プロジェク トの総括報告が Bruce Peoples 氏によって行われた. また,中国の Wu Yong-he 氏によるプレゼンテーショ ン ” Tree-level Model of Collaborative Learning System”が行われた. (1) Collaborative Workplace プロジェクト CW プ ロ ジ ェ ク ト は 3 つ の パ ー ト : Part 1: Collaborative Workplace Data Model(19778-1),Part 2: Collaborative Environment Data Model(19778-2), Part 3: Collaborative Group Data Model(19778-3) で構成される.前回のロンドン会議における BRM では すべてのコメントへの対応を終えることができなか ったため,電子メールを用いて 4 月から 7 月にかけ, BRM で合意がとられた方針に則り,修正文書及び disposition of comments の回覧および意見収集が行 われ,BR のプロセスが終了した.その後,3 つの文書 は 8 月上旬に FDIS 投票のため SC 36 セクレタリアー トに送られ,現在,投票の開始を待っている状況であ る. (2) Collaborative Learning Communication プロジ ェクト CLC プロジェクト 19780-1 "Part 1: Text-based Communication" は CW プロジェクト同様に 7 月に電子 メ ー ル を 用 い て 修 正 文 書 お よ び disposition of comments の回覧および意見収集が行われ,BR のプロ セスが終了した.その後,CW の 3 つの文書とともに SC 36 セクレタリアートに送られ,現在,FDIS 投票の 開始を待っている状況である. (3) Agent/Agent Communication プロジェクト 長期間 WD から進展がなかった A2A プロジェクトで あるが,CD 投票に向けた文書が提出され,これにつ いてプロジェクトエディタの Tae-In Han 氏(韓)が説 明を行った.その後の議論の結果,この文書を CD 投 票にかけることが決定した. (4) NP "Intelligent System for Multilingual Reverse Query Expansion" 米国よりとして提案された Type 3 TR "Intelligent System for Multilingual Reverse Query Expansion" は NP 投票が終了し,プロジェクトを開始することが 認められた.これを受け,Bruce Peoples 氏よるプレ ゼンテーションが行われ,議論の結果,WG 2 の名称 とスコープを一部変更し,このプロジェクトを Bruce Peoples 氏(米)をプロジェクトエディタとして WG 2 で取り扱うことを決め,これが SC 36 総会で承認され た. (5) 名称とスコープの変更 WG 2 の 名 称 を "Collaborative technology" か ら "Collaborative and Intelligent Technology"と変更 し,スコープを"Standardization in the areas of Collaborative Technology, Intelligent Agent Technology and Intelligent Systems for ITLET implementations"とすることとなり,SC 36 総会で承 認された. 4.4 WG 3(学習者情報) (1) Nomadicity and Mobile Technologies に関する NP について カナダ,韓国,ドイツの 3 カ国より提案されていた Technical Report on Nomadicity and Mobile Technologies に関する NP が可決された.TR は二部構 成となる.Part 1 は Jin Gon Shon(韓),Herbert Muller Philipps Sohn(独),Part 2 は Mohamed Ally(加) , Jessica Kohlbecker(ルクセンブルグ) ,Jin Gon Shon (韓)が PE を務める. (2) Competencies and Skills Management Architecture のスタディピリオドについて国内で検 討中のスキル標準と,これに関連する IT システムの 構成に関する発表を平田が行った.この結果,スタデ ィピリオドを 6 か月延長し,各国からの情報提供を求 めることになった. (3) ISO/IEC 24763 ITLET Conceptual Reference Model for Competencies and Related Objects(TR)について カナダ,ルクセンブルグ,イギリス,日本から関連す るユースケースを提出した.ドキュメント作成に向け てアクションプランを作成し,次回韓国会議で議論で きるよう 2007 年 12 月までに PDTR を完成させること になった. 4.5 WG4(MDLET, Management and Delivery for LET) WG 4 はコンテンツ関連の標準化を行う.現在, ISO/IEC 19788 Metadata for Learning Resource (MLR) のプロジェクトを中心に進めている.MLR はメタデー タの項目ごとの Multi Part Standard として規格化を 進めようとしている. 今回,Part 1: Framework と Part2: Core Elements について CD 投票の BRM が行われた.この結果,Part 1 についてはおおむね合意が得られたため FCD に進め ることになった.このうち,第 3 節 ”Terms and definitions” について各国語の翻訳を求めることと なった.Part 2 については BRM が完了せず,合意の 得られた項目の内容を反映して CD2 投票を行うこと となった. そ の 他 の Part に 関 し て , Part 6: Technical elements, Part 7: Educational elements, Part 8: Rights elements の WD を韓国が作成することとなっ た.また,Part 12: SC 36 MLR Application Profile, Part 13: MLR LOM Application Profile はカナダが 中心になって作成する. また,前記のように “ADL Core SCORM proposal” の SG を WG 4 に設けることとなった. 4.6 WG 5(Quality Assurance) WG 5 は ISO/IEC 19796 Quality Management, Assurance, and Metrics を扱っている.Part 1 は IS になっており,現在,Part 2-4 の策定中である. (1) 19796-2 Quality Model 現在 WD であるが,早急にこのレビューを行い,11 月 20 日までにコメントを反映したものを CD として投 票にかけることになった. (2) 19796-3 Reference methods and metrics 日本(平田)とドイツがプロジェクトエディタとな っている 19796-3 の FCD 投票結果を受け BRM が行われ た.これを受け,10 月 15 日までに修正したドキュメ ントを提出してレビューを行い,12 月 1 日までに FDIS 案を SC 36 に提出することとなった. (3) 19796-4 Best Practice and Implementation Guide 各国からユースケースを提出することとし,11 月 20 日までにこれをまとめたものを PDTR として投票にか けることになった. 4.7 WG 7(Culture, Language, and Human Function Accommodation) WG 7 は ISO/IEC 24751, Individualized Adaptability and Accessibility in E-learning, Education and Training の Multi Part 規格の策定を 進めている.現在までに,Part 1: Framework, Part 2: AccessForAll Personal Needs and Preferences Statement, Part 3: AccessForAll Digital Resource が FDIS 投票の段階に進んでおり,他の Part の検討が 進められている. 今回,Part 4 についてタイトルを“Personal needs and preferences for non-digital adaptations of digital resources ” に 変 更 す る こ と , Part 8: Language Accessibility and Human Interface Equivalencies (HIEs) in e-earning applications: Principles, Rules and Metadata Elements を CD 投 票にかけることなどを合意した.その他の,Part4-7 については,2008 年 1 月をめどに WD を用意する. また,WG のタイトル,スコープが実態と合わなく なってきているため,変更についての議論が行われた. コンビーナが変更案を提案し,次回韓国会議で変更を 行う予定である. 5. その他 5.1 SCORM 関連 WBT(Web-based Training)の標準規格 SCORM につ いて,既存規格の TR 化とともに,規格のリファクタ リングを行う Study Group の設置が行われた.SCORM の取りまとめを行っている ADL は ISO 規格化を推進し ようとしているが,SCORM の一部の規格を開発した IMS(IMS Global Consortium, Inc.)が著作権の主張 を行っていて,必ずしも ISO 化に前向きでない.今後 の進展のためには,このような団体間の利害調整が必 要となっている. 5.2 日本提案の進展 WG 2 で長らく進めてきた協調学習関係の 4 つの規 格がようやく FDIS 投票を待つだけの段階までこぎつ けた.また,WG 5 で日本が PE を務める品質保証関係 の規格は,今回順調に FDIS 投票に進めることで合意 した.関係者のこれまでのご尽力に感謝したい. 5.3 今後の予定 2008-03-16/21 済州島(韓) ♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪ <2008 年 3 月以降 TC 1 2008-11-10/15 JTC 1 SWG-Directives 2008-03-11/14 SC 2 2008-04-24/25 SC 6 2008-04-07/11 SC 7 2008-05-18/23 SC 17 2008-10 SC 22 2008-09-22/25 SC 23 2009 SC 24 2008-06-23/27 奈良,日本 London,UK USA Geneva,Switzerland Berlin,Germany London,UK Milan,Italy (未定) Monterey,USA 国際会議開催スケジュール> SC SC SC SC SC SC SC SC SC SC 25 27 28 29 31 32 34 35 36 37 2008-10-24 2008-04-21/22 2008-05-26/30 2008-07-28/29 2008-06 2008-05-19/30 2008-04-05/09 2008-09-08/12 2008-03-16/21 2008-07 France 京都,日本 Boblingen,Germany Hannover,Germany Toronto,Canada Sydney,Australia Oslo,Norway Napoli,Italy Jeju Island,Korea Korea <声のページ> 標準化活動の今昔,そして今後 込山 俊博(日本電気(株)) 今回図らずも,ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 6(ソフト ウェア技術/評価とメトリクス)国際セクレタリとし てのソフトウェア製品の品質評価に関連する国際規 格体系の提案,並びに国際標準化活動の推進に対する 貢献ということで,経済産業省から平成 19 年度国際 標準化貢献者として産業技術環境局長表彰を頂き,大 変光栄に思います.これまで,ご指導,ご支援を賜っ た皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます. 私が標準化活動に関わりを持つようになって,20 年近くになります.発端は,1988 年に日本規格協会・ 情報技術標準化センター(INSTAC)のソフトウェア評 価の作業委員会(現在も継続)に参加し,品質モデル やメトリクスに関する調査研究を行ったことです.こ こで審議されたソフトウェア品質の構造,品質特性及 びメトリクスの定義,評価の枠組みなどは,現在の ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 6(ソフトウェア製品品質の 評価とメトリクス)の前身である SC 7/WG 3 に持ち込 まれ,当時審議されていた ISO/IEC 9126:Quality characteristics and guidelines for their use(1991 年 12 月 IS 発行,1994 年 1 月 JIS X 0129 発行)の制 定に貢献しました.また,当時から国際コンビーナを 務められている東基衞教授(早稲田大学)のご尽力も あって,同分野の国際標準化における日本の主導権を 確立するに至っています.その後,1992 年の SC 7/WG 6 発足時には同 WG の国際セクレタリ及び対応国内委 員会幹事に,1993 年の SC 7/WG 10(ソフトウェアプ ロセス評価)発足時には対応国内委員会委員に,2002 年には SC 7 専門委員会委員に就任し,現在に至るま でソフトウェアエンジニアリング領域の標準化活動 に従事しています.この間,ソフトウェア製品の品質 評価,並びにソフトウェアプロセスの能力評価に関す る国際規格群(ISO/IEC 9126,14598,15504,25000 など)及び JIS 規格群(JIS X 0129,0133,0145 な ど)の制定に関与してきました. 国際セクレタリの立場から,これまでの活動を振り 返りますと,IT の活用を梃子に審議の進め方も様変 わりしました.特に大きな変化は,情報共有のスピー ド化と審議機会の増加です. 私が国際セクレタリに就任した当時は,約 70 名の 登録メンバへの文書配布は国際郵便が基本でした.メ ンバから送られてきた大量の文書を紙に打ち出し,半 年に一度の会議に間に合うように郵送していました. 至急の文書は,コストのかかる国際 FAX を何十名もの 登録メンバに向けて配信しました.さらに,会議直前 になると審議用の文書が山のように送られてきます. 郵送では間に合わないので,それらは会議参加予定者 分を印刷して,スーツケースに詰め込んでハンドキャ リーです.過重に耐え切れずスーツケースがすぐに破 損してしまう始末です.また,会議の場で作成された 資料のデリバリも一苦労で,会期中に新しい文書が出 てくる度にコピーを作成して参加者に配布するとい うスタイルです.コピー作成のための出入りが多くな り,審議の経緯を把握して議事録を起こすのも容易で はありませんでした.審議機会は,半年に一度の会議 の場がすべてです.審議事項に漏れがあれば,リカバ リの手立てはなく,確実に半年を棒に振ることになり ます.コンビーナシップを持つ日本の国内委員会では, 会期中に審議しなければならない事項を周到に整理 して国際会議に臨みました. 現在では,会議と会議の間の情報のやり取りは Email の添付文書でほぼリアルタイムに情報共有が可 能です.会期中の情報共有も,PC 持参が当然のこと となり,フロッピーでの受け渡しから USB メモリを経 て,最近では LAN を用いてサーバ上での共有が普通に なり,紙を配布する必要は殆どなくなりました.また, 審議機会も,会期中の対面審議に加え,保留事項を会 期終了後にメーリングリストを使って継続議論する ことも可能になりました.国際セクレタリの立場から すると,IT の活用によって殆どの力仕事から解放さ れ,まさに隔世の感があります.規格制定作業自体も, NP 提案から IS 発行までの審議効率化が進みました. 今後は,より知的な側面での IT の支援が期待され ます.例えば,Directives で定められた文書化要領 からの逸脱の検出と補正,既定義用語や正確な規格名 称・発行年のオンライン参照などが考えられます.こ れらは単純なようですが,意外と手間がかかり,かつ 誤りも多いところです.また,翻訳 JIS 制定作業にお いては,個々の JIS 化委員会で作成された対訳や翻訳 ルールなどのノウハウを蓄積し,より精度の高い JIS 化用自動翻訳も期待されます. 微力ながら,今後も標準化の審議に参画するととも に,標準化自体をエンジニアリングの対象と位置付け, 有用かつ高質の規格を効率的に制定するための仕組 み作りに対しても知恵を絞りたいと考えていますの で,よろしくお願い致します. <解説: SQL,SGML,XML そして SQL/XML> SC 32 専門委員会 委員長 芝野 耕司(東京外国語大学) 1.はじめに ISO/IEC JTC1/SC 32 関連の近年の開発で最もビジ ネス上の影響が大きい規格開発の一つが SQL/XML で ある.SQL/XML は,SQL データベースで XML 文書を取 り扱えるようにする規格であり,SC 32 では,XML の 開発主体である W3C の XML Query WG と協調的に開発 を行ってきた.実際,XML Query WG の共同議長であ る Jim Melton は,SQL92 以来 ISO SQL のエディタで あり,もう一人の共同議長であった Paul Cotton も ISO SQL/MM1のエディタ並びに SC 32/WG 3 及び WG 4 のメンバだった人物である. SQL と XML Query とが浅からぬ関係にあることは, 両者ともデータベース関連であることから,当然と思 われるであろうが,これ以外のただならぬ因縁すら存 在する. 2.SQL SQL は,1969 年に IBM San Jose 研究所(現 Almaden 研究所)の E. F. Codd によって提唱された関係デー タモデルに基づくデータベース管理システムである. 関係データベースは, (1)列と行からなる表, (2)主 キーと外部キーからなる整合性制約(3)射影,結合, 選択,及び併合の関係演算からなる. 1970 年代に入って,情報処理の応用が広まるとと もに,適用業務毎に作られたファイルを統合し,共有 す る こ と が 求 め ら れ た . 1975 年 に ANSI/SPARC (American National Standards Institute/Standards Planning and Requirements Committee)は,外部ス キーマ(ビュー) ,概念(論理)スキーマ及び内部(物 理)スキーマからなる 3 層スキーマアーキテクチャを 提唱した.外部スキーマは適用業務毎のビューを,概 念スキーマは共有するデータを,そして内部スキーマ は物理的格納構造を表現する. 1960 年代からネットワークデータベース,階層デ ータベースなど様々なデータモデルが提案されたが, これらのデータベースでは,データ構造が特定の適用 業務に依存し,十分なデータ独立性を確保することが 難しかった.このことから,関係データベースがデー タ独立とデータ共有を実現する解決策として,注目を 集め,広く普及した. IBM で最初に開発された関係データベース管理シス テムは,当時 Peterlee にあった UK Scientific Center で開発した PRTV(Peterlee Relational Test Vehicle) 1 ISO/IEC 13249 SQL multimedia and application packages であった.この開発は,一部メンバとともに,San Jose 研究所に移され,System-R の研究開発に引き継がれ た. System-R の研究開発の中で,Don Chamberlin など によって SQL 言語が設計された.また,Jim Gray は, 一つのデータベースカーネル上に SQL と IMS(IBM の 階層型データベース管理システム)との両方のインタ フェースの実装を提案した. ISO でのデータベース言語の開発では,Jim Gray の アーキテクチャを引き継ぎ,同一の DBMS カーネルに 複数のインタフェースを実装するという考え方に基 づき,NDL(Network Database Language)と SQL との 二つのデータベース言語規格を開発した. San Jose 研究所のデータベースグループには, System-R の研究開発以外に関係データベースの正規 化などの理論研究などを含む大きな研究グループが あった.このグループには,Edward Mosher や Raymond Lorie などもいた.また,Don Chamberlin は,オフィ スシステムの研究に移り,文書処理システムの研究に 移る. SQL 言語は,その後,ISO に提案され,1987 年に ISO/IEC 9075 第 1 版,1989 年に補遺 1,1992 年に第 2 版,1999 年に第 3 版,2003 年に第 4 版と改正し, 2008 年に最新の第 5 版を出版予定である. 1989 年の補遺 1 では, 整合性拡張機能を追加した. 1992 年の第 2 版は大きな拡張となり,スキーマ操作 言語や動的 SQL など主要な DBMS で提供されている機 能をほぼ網羅しただけではなく,多くの拡張機能を提 供した.1999 年に制定した第 3 版では,オブジェク ト拡張が最大の拡張となった.第 3 版以降,SQL は, 複数パート構成に移行する. 複数パートとなった SQL の主要パートには,CLI (Call Level Interface),PSM(Persistent Stored Module),MED(Management of External Data),OLB (Object Language Binding),JRT(Routines and Types for the Java Programming Language)などがある. SQL2003 以降の開発の主力は,XML サポートである SQL/XML に移る. 3.SGML ISO 8879 SGML ( Standard Generalized Markup Language;標準一般化マーク付け言語)は,SQL と同 様に,IBM での研究開発から生まれた.すなわち,GML (公称 Generalized Markup Language;一般化マーク 付け言語)Starter Set をもとに開発された.GML と いう名前は,ISO の SGML エディタである Charles Goldfarb と Edward Mosher,Raymond Lorie の 3 人の 頭文字をとって命名された. SGML のもととなった GML Starter Set は,Script と も 呼 ば れ た IBM の DCF (Document Composition Facility)の付加機能として提供された.この GML Starter Set のタグには, ”:h1.”, ”:h2.” ,”:p.”, ”:ol.”, ”:ul.” , ”:li.”などがある.これと同じタ グ名は,HTML で現在でも使われている. DCF の目的は,ただ単に清書システムであるだけで はなく,文書の多目的利用を実現することにあった. 当時の IBM は,多くのシステムを提供していた.主要 な OS だけでも MVS,VM/CMS,DOS/VSE などがあり,コ ンパイラなどの製品は,これらの異なった OS 環境で 動作する必要があり,マニュアルに関しても,同様の 要求があった.例えば,コンパイラマニュアルの場合, 殆どの情報は OS に依存しないが,ファイルシステム 関連など OS 依存の部分も存在する.一つの文書に共 通部分と固有部分とをマーク付けで区別しようとす るのは,自然な帰結であろう.また,ANSI/SPARC の 3 層スキーマと同様に文書においても,“概念(論理) スキーマ”で共有を実現しようとするのも自然の帰結 である. 一つの文書の多目的利用を考えると,一つの文書に 複数のマーク付けを行うことが必要となる.この機能 は,並行文書(Concurrent Document)と呼ばれ,SGML では CONCUR 機能と呼ばれた. 1986 年に ISO 8879 として出版された ISO SGML の 初期の重要な応用にオックスフォード大学出版局 (OUP)のオックスフォード英語辞典(OED)第 2 版の 開発がある.この OED 第 2 版の出版で IBM は大型計算 機を提供し,人的サポートを含む技術サポートを行っ た.このプロジェクトでは,全情報の SGML マーク付 けを行っただけではなく,IBM の関係データベース管 理システムである SQL/DS で管理し,100 年かかった 初版の編集を第 2 版では 2 年で終えたとされた. IBM を超える世界最大の文書処理要求をもつアメリ カ国防総省は,文書管理問題の解決のために CALS (Computer Aided Logistics Support)プロジェクト を開始した. こうした流れを受けて 1989 年に通産省は SGML 懇談 会を設け,SGML の国内普及を目指した.しかし,SGML の普及はなかなか進まなかった.この理由として,当 時は,SGML 仕様が複雑であったことや処理系が少な かったことと SGML 懇談会などでは理解したが,後に, これは誤りと分かる. 筆者は SGML 懇談会の代表幹事として,日本語文書 の組版機能,日本語照合順番などいくつもの JIS を制 定したが,SGML 仕様自体についても, “核 SGML 機能” の提案を行った. OED 以外にも,McGraw-Hill の科学技術用語辞典が, 紙での印刷物以外に,CD-ROM での出版,オンライン での検索サービスと一つのデータから,複数のサービ スを実現し,まさに SGML 応用を実現するなど,当初 は,華々しい成功を収めたが,世界的にも普及はなか なか進まなかった. 1989 年に WWW がスイスジュネーブの CERN(欧州合 同原子核研究機構)で開発される.WWW では,当初は, 独自のマーク付けを行っていたが,CERN の方針とし て,SGML での学術論文の出版が決まっていたことか ら,SGML をもとにした HTML にマーク付けが変更され る.1988 年から 1989 年にかけて始まったインターネ ットの世界接続と時を同じくして,インターネットの キラーアプリケーションとなる WWW が誕生したので ある. HTML の急速な普及の一方で,SGML の普及は遅々と して進まなかった.アメリカでは,主要な SGML ベン ダーが HTML の開発主体である W3C に加入する.本来 は,一応用である HTML の成功に SGML ベンダーが乗っ かろうとしたのである. 当初,USENET の破綻に伴う緊急避難として始まっ た NSF(全米科学財団)ネットへの移行によるインタ ーネットから,1995 年には CIX(商用インターネット 交換)へ移行し,インターネットは,指数関数的な本 格普及期を迎える.この中で WWW は揺るぎないキラー アプリケーションとなる. WWW の根幹の一つである HTML も殆どすべての分野 で利用されるようになったことから,その限界が強く 意識されるようになる.このような状況の中で SGML の問題点を解消した新しいマーク付け言語が生まれ る.それが XML である. 4.XML XML≒SGML という認識がある.しかし,XML は,SGML ではない.完全な SGML 文書は,SGML 宣言,文書方定 義(DTD)及び SGML 文書本体からなる.一方,XML に は,SGML 宣言に対応するものはない.SGML 宣言は, 文字コードの違い及びマーク付けで用いる文字の違 いを指定するためにある.より具体的には,EBCDIC と ASCII との違い及び“:h1.”と“<h1>”の違いを認 めるために必要であった. しかし,文字コードを ASCII か UTF-8 に固定すれば,文字コードの違いを文書側で 容認する必要はなくなる.同時に,“<>”でタグを区 切れば,SGML 宣言の必要性はなくなる.また,十分 なメモリがあれば,容量指定も必要なくなり,SGML 宣言は全く必要なくなる.しかし,最も大きな SGML と XML との違いは,宣言の有無ではない. XML 文書は,Well-formed であることを要求する. Well-formed は,SGML で容認していたタグの省略を禁 止しただけではない.より重要な差異は,タグの入れ 子にある.XML では,完全な入れ子が要求される.SGML の並行文書機能,すなわち,CONCUR は XML では削除 された. このことは,単なる単純化や機能制限だけにとどま らず,アーキテクチャ上の大きな変更を意味する. SGML が目指したデータベースと同様の,すなわち, データ共有と同様の文書共有を XML が放棄したこと を意味する.XML は,文書共有を放棄した.それはな ぜか? データベース管理システムが主として想定してい た応用は,ビジネスシステムである.ビジネスシステ ム,すなわち,商売で金勘定に関わるデータは,そも そも会計伝票に象徴されるメタデータである.伝統的 な図書館情報システムで取り扱うのも,書誌情報とい うメタデータである.メタデータという 2 次情報は共 有できる.しかし,1 次情報はどうなのであろうか? 1 次情報の取り扱いは,法的には,著作権法で扱わ れる.図書館における 1 次情報とは,まさしく著作物 そのものである.同じ情報であっても,著作者の表現 が異なれば,著作権は別に発生する.この著作物を管 理するのが,1 次情報管理である. ANSI/SPARC の 3 層スキーマでビューとして,共有 から排除した表現こそが文書情報の本質なのである. この点で,SGML は,対象の本質を見誤っていたの である.一方 XML は,期せずして,正しい認識に到達 したといえよう. SGML 流に文書定義を行おうとすれば,共有文書と して文書定義を検討する必要がある,一方,XML 流に 著作物としての文書定義を行おうとすれば,一つの著 作物の目的のためにだけ文書定義を行うべきである. 伝統的な情報定義では,レコードとフィールドで情 報を定義する.しかし,複雑化した情報に対しては, このレコードとフィールドでは十分ではない.ここに XML が現れ,一般的な言語ライブラリで XML がサポー トされるようになった.XML を用いれば,レコードと フィールドと同様の容易さでより複雑な情報のやり とりができるようになる. このことから,XML はシステム開発者にとっての設 定ファイルの標準となった.これが,正しい XML の利 用である.ただ一つの目的を明確に持ち,ただ一つの 目的のために XML を用いる.これが著作権対象物の正 しい取り扱いなのである.そして,すべての設定ファ イルは XML となった. 情報には,情報自身とメタ情報がある.メタメタ, メタメタメタもあるという人もいる.しかし,情報自 身とその情報を記述するメタ情報の 2 段階は少なく ともどこにでも観察できる.この情報を一元的に管理 できれば,望ましい.ここに SQL/XML がある. 5.SQL/XML 構造化文書のデータベース管理,この課題は,SC 32/W 4 SQL/MM のもともとの一義的課題であった. ISO/IEC 13249 SQL/MM Part 2:フルテキストはこのた め に 開 発 した 国 際 規 格で あ る . ISO/IEC JTC 1/SC 32/WG 4 主査として,SC 32/WG 3 で開始した SQL/XML に対しては,反対すべきだったのであろう.しかし, SC 32/WG 4 では,SQL の応用として,地理情報やフル テキストなどの 1 次情報を扱うための規格を開発し てきた.1 次情報と 2 次情報との一元的管理.これが SQL/XML である.幸いなことに,Jim Melton は ISO SQL のエディタであり,Paul Cotton は SQL/MM 第 2 部フ ルテキストのエディタであった.1 次情報と 2 次情報 とが一つのシステムの同じレベルで管理されること がより望ましいであろう. このことから,SQL/XML の開発には,反対しないば かりか,できる限りのサポートを行ってきた. SQL2003 での SQL/XML では,関係データベースの列 と XML タグとの変換だけをサポートしてきた.最新の SQL/XML では,これに加えて,XML Query WG 全部をサ ポートすることを目指している. このことによって,うまくいけば,1 次情報とメタ 情報とが同一の管理システムによって管理すること ができるようになる.これが実現すれば,真の意味で の情報の一元管理が可能となり,SC 32 の目的である 真の一元的な情報管理が可能となるであろう. <国際規格開発賞の表彰> 国際規格開発賞は,当会に所属する Project Editor または Project Co-Editor の貢献に対して授与されるも ので,2004 年 7 月に設けられた賞です.受賞者は表彰委員会で審議決定し,受賞対象の規格が発行された後に 授与されます. 2007 年 12 月の受賞者 山田 昭雄(日本電気 株式会社) ・ ISO/IEC 15938-10/Cor.1 Multimedia content description interface -- Part 10: Schema definition -TECHNICAL CORRIGENDUM 1(SC 29,2007-02-01 発行) ・ ISO/IEC TR 15938-8/Amd.2 Multimedia content description interface -- Part 8: Extraction and use of MPEG-7 descriptions -- AMENDMENT 2: Extraction and use of MPEG-7 perceptual 3D shape descriptor (SC 29,2006-12-01 発行) ・ ISO/IEC TR 15938-8/Cor.1 Multimedia content description interface -- Part 8: Extraction and use of MPEG-7 descriptions -- TECHNICAL CORRIGENDUM 1(SC 29,2005-10-01 発行) ・ ISO/IEC 23000-3 Multimedia application format (MPEG-A) -- Part 3: MPEG photo player application format(SC 29,2007-06-01 発行) ・ ISO/IEC 15938-3/Amd.1/Cor.2 Multimedia content description interface -- Part 3: Visual -AMENDMENT 1: Visual extensions -- TECHNICAL CORRIGENDUM 2(SC 29,2007-02-01 発行) ・ ISO/IEC 15938-3/Amd.2 Multimedia content description interface -- Part 3: Visual -- AMENDMENT 2: Perceptual 3D shape descriptor(SC 29,2006-04-01 発行) 2008 年 1 月の受賞者 内田 薫(日本電気(株)) ・ ISO/IEC TR 19795-3 Biometric performance testing and reporting -- Part 3: Modality-specific ・ testing(SC 37,2007-12-15 発行) 2008 年 2 月の受賞者 友永 哲夫(コニカミノルタテクノロジーセンター(株)) ・ ISO/IEC 19794-5/Amd 1 Biometric data interchange formats -- Part 5: Face image data -- AMENDMENT 1: Conditions for taking photographs for face image data(SC 37,2007-12-13 発行) 中村 敏男(沖電気工業(株)) ・ ISO/IEC 19784-1/Amd 1 Biometric application programming interface -- Part 1: BioAPI specification -- AMENDMENT 1: BioGUI Specification(SC 37,2007-12-01 発行) 森田 勝弘(県立広島大学) ・ ISO/IEC 15944-4 Business Operational View -- Part 4: Business transaction scenarios -- Accounting and economic ontology(SC 32,2007-11-01 発行) <2007 年の IS, DIS 段階の状況> 表-1 2007 年に出版された IS などの集計 区分 IS 件数 平均ページ 区分 件数 85 (126) 9,051 (10,595) (84) FDAM/DAM 41 (32) 1,077 26 (31) 小計 126 (158) (41) 5 (2) DTR 21 (13) 8,785 (11,096) - - DAM 小計 68 (95) 6,262 (6,269) 92 (65) IS(改訂版) 30 (50) 1,344 (4,221) 44 Amendment 38 (18) 1,012 (565) 167 小計 32 (17) 168 (180) Tech.Report 18 (10) Amendment 小計 1 714 (638) 42 (63) 34 (11) 34 (11) 748 (649) - - 9,533 (11,745) - - (1) 19 (11) 合計 187 (191) 2007 年に出版された DIS などの集計 FDIS/DIS IS(初版) Tech. Cor. TR 総ページ 表-2 DIS DTR 平均ページ (886) 10,128 (11,481) 106 (84) 26 (27) - - 1,168 (1,026) 55 (78) (1) 0 (16) 0 (16) 21 (14) 1,168 (1,042) - - 11,296 (12,523) - - 0 合計 総ページ 147 (172) ( )内は 2006 年の数字 ( )内は 2006 年の数字 表-3 SC 2007 年の SC 別 NP, CD, DIS, IS 各段階の件数集計 NP 段階 投票 CD 段階 結果 承認 その他 DIS 段階 IS 段階 CD FCD PDTR FDIS DIS DTR IS TR 投票 投票 投票 投票 投票 投票 出版 出版 JTC 1 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 3 (0) 3 (0) 0 (0) 0 (3) 0 (0) 0 (0) 0 (0) SC 2 0 (0) 0 (0) 0 (0) 1 (4) 2 (2) 0 (0) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 0 (2) 0 (0) SC 6 11 (4) 1 (2) 10 (2) 32 (4) 3 (8) 1 (0) 6 (17) 3 (3) 0 (2) 13 (14) 0 (2) SC 7 8 (8) 8 (7) 0 (1) 11 (9) 7 (4) 4 (3) 5 (9) 2 (1) 4 (1) 9 (14) 3 (0) SC 17 2 (4) 2 (0) 0 (4) 13 (9) 17 (10) 1 (0) 10 (14) 1 (0) 0 (0) 8 (16) 0 (0) SC 22 2 (2) 2 (2) 0 (0) 1 (4) 1 (2) 1 (4) 2 (1) 0 (1) 3 (2) 7 (16) 3 (4) SC 23 1 (0) 1 (0) 0 (0) 0 (0) 1 (0) 0 (0) 0 (0) 2 (5) 0 (0) 2 (6) 0 (0) SC 24 1 (4) 1 (4) 0 (0) 3 (1) 5 (3) 0 (0) 1 (12) 0 (0) 0 (0) 5 (11) 0 (0) SC 25 13 (32) 9 (15) 4 (17) 17 (5) 16 (13) 0 (2) 5 (13) 5 (0) 1 (1) 10 (7) 3 (0) SC 27 9 (6) 5 (3) 4 (3) 20 (16) 17 (7) 0 (1) 6 (7) 0 (0) 1 (0) 5 (14) 0 (1) SC 28 1 (6) 1 (4) 0 (2) 0 (0) 2 (0) 0 (0) 0 (4) 1 (1) 0 (0) 2 (4) 0 (0) SC 29 2 (1) 2 (0) 0 (1) 40 (60) 43 (65) 0 (3) 50 (29) 0 (0) 3 (3) 78 (40) 3 (1) SC 31 6 (6) 5 (3) 1 (3) 7 (11) 10 (4) 2 (2) 8 (12) 0 (0) 4 (1) 5 (16) 1 (3) SC 32 0 (0) 0 (0) 0 (0) 10 (13) 3 (10) 2 (0) 3 (7) 1 (0) 0 (0) 11 (3) 0 (0) SC 34 1 (1) 0 (1) 1 (0) 6 (9) 5 (1) 1 (0) 0 (4) 1 (0) 0 (0) 1 (5) 0 (0) SC 35 4 (1) 3 (0) 1 (1) 1 (1) 4 (8) 1 (2) 5 (5) 0 (0) 2 (2) 1 (5) 3 (0) SC 36 4 (0) 3 (0) 1 (0) 3 (3) 2 (8) 1 (0) 1 (0) 0 (0) 1 (0) 1 (0) 0 (0) SC 37 5 (9) 4 (6) 1 (3) 8 (8) 3 (11) 1 (4) 6 (8) 0 (0) 2 (2) 10 (7) 3 (0) 合計 70 (84) 47 (47) 23 1. ( )内は 2006 年の数字 (37) 173 (157) 144 (156) 18 (21) 110 (144) 16 (14) 21 (14) 168 (180) 19 (11) 2. NP 段階 CD 段階および DIS 段階の投票は 2007 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に投票に付された案件の数 3. NP 段階の結果は 2007 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に投票期限が到来し,且つ 2008 年 1 月末迄に結果が判明した数 4. IS 段階の件数は 2007 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に出版された数 5. IS 段階の件数には Technical Corrigendum(Cor.)を含んでいるが,DIS 以前の段階には Draft Cor.などを含んでいないので,横並び で比較するとき注意が必要 <2007 年に開催された国際会議および我が国からの出席状況> 注: 日本代表出席者の「他○○は,委員以外および代理出席者数を表す. 会議名 JTC1 Plenary 期間 10-08/13 場所 日本代表出席者 Gold Coast, Australia 石崎俊(HoD, 慶大), 木戸彰夫(日本IBM), 櫻井義人(日立), 成田博和(富士通), 成井良久(ソニー), 平野芳行(NEC), 山本 泰(マイクロソフト), 浅井光太郎(SC29 Chairman, 三菱電機), 熊倉和正(リコー), 森田信輝(METI), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム), 齋藤輝(SC28 Chairman), 三橋慶喜(SC23 Chairman, JST) JTC1 SWG-Accessibility 04-23/27 Hamar, Norway 野 村 茂 豊 (HoD, 日 立 ), 鈴 木俊 宏 ( 日 本オ ラク ル ), 吉 田 誠 (METI) JTC1 SWG-Accessibility 07-09 電話会議 山田肇(HoD, 東洋大), 富岡慶(東芝), 鈴木俊宏(日本オラク ル), 森井秀司(JSA), 垣内良規(富士通), 野村茂豊(日立) JTC1 SWG-Accessibility 08-29 電話会議 山田肇(HoD, 東洋大), 野村茂豊(日立), 田場盛裕(METI), 鈴 木俊宏(日本オラクル), 森井秀司(JSA) JTC1 SWG-Directives 03-07/09 New York, NY, US 成田博和(HoD, 富士通) JTC1 SWG-Directives 07-24/27 Paris, France 成田博和(富士通), 成井良久(ソニー) JTC1 Web Service SG 08-20 電話会議 鈴木俊宏(日本オラクル), 成田博和(富士通) SC2/OWG-SORT 04-23/27 Frankfrut, Germany 阿南康宏(マイクロソフトディベロップメント), 関口正裕(富士 通), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC2/OWG-SORT 09-17/21 Hangzhou, 中国 関口正裕(富士通), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC2/WG2 04-23/27 Frankfurt, Germany 阿南康宏(マイクロソフトディベロップメント), 関口正裕(富士 通), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC2/WG2/IRG 06-04/08 Xian, 中国 三橋洋一(大日本スクリ-ン), 山本知(日立), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC2/WG2 09-17/21 Hangzhou, 中国 関口正裕(富士通), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC2/WG2/IRG 11-12/16 San Jose, CA, US 阿南康宏(マイクロソフトディベロップメント), 川幡太一(NTTコミ ュニケーションズ), 関口正裕(富士通), 山本知(日立), 山本太 郎(アドビ), 小林龍生(SC2 Chairman, ジャストシステム) SC6 Plenary 04-13 Xian, 中国 向井幹雄(HoD, ソニー) SC6 BRM on DIS 28361 03-23 京都, 日本 高山佳久(ソニー) SC6 HoD/C 04-11 Xian, 中国 向井幹雄(ソニー) SC6 Ad hoc on Future Networks 09-05/06 Paris, France なし SC6/WG1 04-09/11 Xian, 中国 向井幹雄(ソニー) SC6/WG7 and ITU-T Q1/SG17 04-09/11 Xian, 中国 なし SC6/WG8 and ITU-T Q2/SG17 09-19/28 Geneva, Switzerland なし SC6/WG9 and ITU-T Q10/SG17 04-09/13 Xian, 中国 なし SC6/WG9 ASN.1 Rapporteur 04-28 Geneva, Switzerland なし SC6/WG9 and ITU-T Q10/SG17 09-27 Geneva, Switzerland なし SC7 Plenary 05-21,25 Moscow, Russia 山本喜一(HoD, 慶大), 岡崎毅久(日本IBM), 岡崎靖子(日本 IBM), 小川清(名古屋市工業研究所), 篠木裕二(日立), 谷津 行穂(日本IBM), 平野芳行(NEC), 伏見諭(情報数理研究所), 向山博(IPA), 村上憲稔(富士通), 山田淳(東芝), 江崎和博(荏 原製作所), 小山清美(日立), 銀林純(富士通), 塩谷和範(SRA 先端), 福地豊(日立), 牧野睦子(JAB), 吉田健一郎(JQA), 東 基衞(WG6 Convener, 早大), 加藤重信(WG23 Convener), 込 山俊博(WG6 Secretariat, NEC) SC7 and TC159/SC4 JWG 01-23/24 Saint-Denis, France なし SC7 AG 05-20,24 Moscow, Russia 山本喜一(慶大), 小川清(名古屋市工業研究所), 東基衞 (WG6 Convener, 早大), 加藤重信(WG23 Convener) SC7 SWG5 05-21/25 Moscow, Russia 小川清(名古屋市工業研究所) SC7 SWG1 05-21/25 Moscow, Russia 山本喜一(慶大) SC7 ICT Governance SG 05-21/25 Moscow, Russia 平野芳行(NEC) SC7 BRM on DIS 29382 10-29 Montreal, Canada 平野芳行(NEC) SC7 ICT Governance SG 10-29/11-02 Montreal, Canada 平野芳行(NEC) SC7/WG2 05-21/25 Moscow, Russia 山本喜一(慶大) SC7/WG2 10-09/11 Cleveland, OH, US 山本喜一(慶大) SC7/WG4 05-21/25 Moscow, Russia 塩谷和範(SRA先端), 篠木裕二(日立) SC7/WG4 10-29/11-02 Montreal, Canada 塩谷和範(SRA先端), 篠木裕二(日立) SC7/WG6 会議名 期間 05-21/25 場所 Moscow, Russia SC7/WG6 10-08/12 Pittsburgh, PA, US SC7/WG7 SC7/WG7 SC7/WG10 05-20/25 Moscow, Russia 10-28/11-02 Montreal, Canada 05-21/25 Moscow, Russia SC7/WG10 SC7/WG19 SC7/WG19 SC7/WG20 SC7/WG20 SC7/WG21 SC7/WG21 SC7/WG22 SC7/WG22 SC7/WG23 10-29/11-02 05-21/25 11-12/16 05-21/25 10-29-11-01 05-21/25 10-31/11-02 05-21/25 10-31/11-02 05-21/25 Montreal, Canada Moscow, Russia Paris, France Moscow, Russia Montreal, Canada Moscow, Russia Montreal, Canada Moscow, Russia Montreal, Canada Moscow, Russia SC7/WG24 05-21/25 Moscow, Russia SC7/WG24 SC7/WG25 SC7/WG25 SC7/WG26 SC7/WG42 SC7/WG42 SC17 Plenary 10-29/11-02 05-21/25 10-29/11-02 10-29/11-02 05-21/25 10-29/11-02 10-10/12 Montreal, Canada Moscow, Russia Montreal, Canada Montreal, Canada Moscow, Russia Montreal, Canada Berlin, Germany SC17/WG1 03-06/08 SC17/WG1 06-05/07 Braunschweig, Germany 京都, 日本 SC17/WG1 10-08/10 Berlin, Germany SC17/WG3/TF1 SC17/WG3 SC17/WG3 SC17/WG4 SC17/WG4& WG11 SC17/WG4 SC17/WG4 SC17/WG4/TF 9 SC17/WG4 SC17/WG5 SC17/WG8 TF2 SC17/WG8 SC17/WG8 Ad hoc SC17/WG8/TF2 SC17/WG8 SC17/WG8 SC17/WG10 01-09/10 05-09/11 10-08/10 02-27/03-02 03-02/06 04-16/20 08-27/31 11-05/07 12-12/14 10-09 01-23/26 01-26/02-01 05-30/31 06-21/23 06-26/29 10-15/19 02-27/03-01 Washington DC, US Cheju, 韓国 Berlin, Germany Singapore Singapore Paris, France Brelin, Germany London, UK Barcelona, Spain Berlin, Germany San Diego, US San Diego, US Marseille, France Konstanz, Germany Konstanz, Germany Munich, Germany 沖縄, 日本 SC17/WG10/TF11 SC17/WG10 04-23/24 07-10/12 Zurich, Switzerland Edinburg, UK 日本代表出席者 江崎和博(荏原製作所), 谷津行穂(日本IBM), 山田淳(東芝), 東基衞(Convener, 早大), 込山俊博(Secretariat, NEC) 谷津行穂(日本IBM), 山田淳(東芝), 東基衞(Convener, 早大), 込山俊博(Secretariat, NEC) 小山清美(日立), 村上憲稔(富士通), 山田淳(東芝) 村上憲稔(富士通) 岡崎靖子(日本IBM), 小川清(名古屋市工業研究所), 福地豊 (日立) 小川清(名古屋市工業研究所) 銀林純(富士通), 塩谷和範(SRA先端), 篠木裕二(日立) 銀林純(富士通) 東基衞(早大), 小川清(名古屋市工業研究所), 向山博(IPA) 向山博(IPA) 山本喜一(慶大) 高橋快昇(富士通) 岡崎毅久(日本IBM) 岡崎毅久(日本IBM) 岡 崎 毅 久 ( 日 本 IBM), 塩 谷 和 範 (SRA 先 端 ), 加 藤 重 信 (Convener) 伏見諭(情報数理研究所), 小川清(名古屋市工業研究所), 塩 谷和範(SRA先端) 伏見諭(情報数理研究所), 小川清(名古屋市工業研究所) 平野芳行(NEC), 牧野睦子(JAB), 吉田健一郎(JQA) 平野芳行(NEC), 吉田健一郎(JQA) なし 小川清(名古屋市工業研究所) なし 井出野敦弘(全銀協), 榊純一(松下電器), 坂本静生(NEC), 中 澤明(日本電産サンキョー), 廣川勝久(ecsec), 谷内田益義(東 工大), 寄本義一(凸版印刷) 塚本薫(共用品推進機構), 中澤明(日本電産サンキョー) 櫻井穆(JBMIA), 塚本薫(共用品推進機構), 中澤明(日本電産 サンキョー), 寄本義一(凸版印刷) 塚本薫(共用品推進機構), 中澤明(日本電産サンキョー), 寄 本義一(凸版印刷) 榊純一(松下電器) 酒井高彦(東芝), 榊純一(松下電器) 梅原稔(NTTデータ), 酒井高彦(東芝) 谷内田益義(東工大) 坂本静生(NEC) 谷内田益義(東工大) 谷内田益義(東工大), 寄本義一(凸版印刷) 谷内田益義(東工大), 寄本義一(凸版印刷) 宮野哲紀(大日本印刷), 寄本義一(凸版印刷) 井出野敦弘(全銀協) 苅部浩, 北真澄(ソニー), 榊純一(松下電器), 清水博夫(東芝) 苅部浩, 清水博夫(東芝) 清水博夫(東芝) 苅部浩, 清水博夫(東芝) 苅部浩, 榊純一(松下電器), 清水博夫(東芝) 苅部浩, 山本英郎(NTT) 岸信享(東芝), 酒井高彦(東芝), 榊純一(松下電器), 田中隆 哉(警察庁), 牧野忠由(松下電器), 山崎秀夫(NTTデータ), 渡 辺裕樹(NTTデータ) 酒井高彦(東芝), 寄本義一(凸版印刷) 尾崎徹(警察庁), 酒井高彦(東芝), 榊純一(松下電器), 寄本 義一(凸版印刷) 会議名 SC17/WG10 SC22 Plenary SC22 9945 Editing SC22 OWG on Vulnerability SC22 OWG on Vulnerability SC22 OWG on Vulnerability SC22/WG4 ASC INCITS J4 COBOL ASC INCITS J4 COBOL ASC INCITS J4 COBOL ASC INCITS J4 COBOL ASC INCITS J4 COBOL SC22/WG5 SC22/WG9 ARG SC22/WG9 SC22/WG9 SC22/WG9 ARG SC22/WG14 SC22/WG14 SC22/WG17 SC22/WG21 SC22/WG21 SC22/WG21 SC23 Plenary SC23 Ad hoc SC24 Plenary SC24 HoD/C SC24/WG6 SC24/WG7 SC24/WG8 SC25 Plenary SC25 PTTT SC25/WG1 SC25/WG1 SC25/WG3 SC25/WG3 SC25/WG4 SC27 Plenary SC27 AG on Biometrics SC27 BRM on WG 5 Convenership 期間 11-26/28 場所 日本代表出席者 Port Elizabeth, 尾崎徹(警察庁), 酒井高彦(東芝), 榊純一(松下電器), 寄本 South Africa 義一(凸版印刷) 09-25/28 Singapore, Singapore 石 畑 清 (HoD, 明 大 ), 後 藤 志 津 雄 ( 日 立 ), 湯 淺 太 一 (WG16 Convener, 京大) 02-27/03-01 Austin, TX, US なし 07-18/20 Ottawa, Canada なし 10-01/03 Kona, HI, US なし 12-12/14 Pittsburgh, PA US なし 06-19/22 Newbury, UK 高木渉(日立), 田渕裕子(NECシステムテクノロジー) 02-12,13,15 Las Vegas, NV, US なし 04-16/20 Garden Glove, CA, US 高木渉(日立) 08-06/10 Las Vegas, NV, US 高木渉(日立) 10-22/26 Lincolnshire, IL, US 高木渉(日立) 12-03/06 Las Vegas, NV, US 高木渉(日立) 08-06/10 London, UK 高田正之(江戸川大) 06-01/03 Paris, France なし 06-29 Geneva, Switzerland なし 11-08 Fairfax, VA, US なし 11-09/11 Fairfax, VA, US なし 04-23/26 Oxford, UK なし 10-08/11 Kona, HI, US なし 09-12 Porto, Portugal 中村克彦(東京電機大) 04-15/20 Oxford, UK なし 07-16/20 Toronto, Canada なし 09-30/10-06 Kona, HI, US なし 09-20 Montreux, 山下経(HoD, 日立), 赤平信夫(松下電器), 入江満(大阪産 Switzerland 大), 菅谷寿鴻(東芝), 竹島秀治(三菱化学メディア), 田中邦 麿(帝京平成大), 谷口昭史(パイオニア), 浜田満(jatis), 向井 幹 雄 ( ソ ニ ー ), 竹 下 伸 夫 ( 三 菱 電 機 ), 三 橋 慶 喜 (Chairman, JST), 長澤有由子(Secretariat, IPSJ/ITSCJ) 09-20 Montreux, 山下経(HoD, 日立), 赤平信夫(松下電器), 入江満(大阪産 Switzerland 大), 菅谷寿鴻(東芝), 田中邦麿(帝京平成大), 谷口昭史(パイ オニア), 浜田満(jatis), 向井幹雄(ソニー), 釘屋文雄(日立グ ローバルストレージテクノロジーズ), 竹下伸夫(三菱電機), 三 橋慶喜(SC23 Chairman, JST), 竹島秀治(Convener, 三菱化 学メディア), 長澤有由子(Secretariat, IPSJ/ITSCJ) 07-13 東京, 日本 青野雅樹(HoD, 豊橋技科大), 藤村是明(産総研) 07-10,12 東京, 日本 青野雅樹(豊橋技科大), 藤村是明(産総研) 07-10/11 東京, 日本 青野雅樹(豊橋技科大) 07-11/12 東京, 日本 青野雅樹(豊橋技科大) 07-09/12 東京, 日本 藤村是明(産総研) 09-07 Jeju Island, 韓国 山本和幸(HoD), 上村郁應(NTTコミュニケーションズ), 小林秀 司(METI), 佐藤和弘(NTT), 宮島義昭(住友電工) 09-05 Jeju Island, 韓国 山本和幸, 鳥羽彰(東芝キャリア), 小林秀司(METI) 03-26/30 Montbazon, France 山本和幸, 鳥羽彰(東芝キャリア) 09-03/06 Jeju Island, 韓国 山本和幸, 鳥羽彰(東芝キャリア), 小林秀司(METI) 02-26/03-02 Keauhou, HI, US 宮島義昭(住友電工), 渡邊勇仁(旭硝子) 09-03/06 Jeju Island, 韓国 上村郁應(NTTコミュニケーションズ), 宮島義昭(住友電工), 渡邊勇仁(旭硝子) 09-05/06 Jeju Island, 韓国 佐藤和弘(NTT), 松井俊浩(産総研) 05-11/12 St. Petersburug, 寳木和夫(HoD, 日立), 櫻井幸一(九州大), 佐藤慶浩(日本 Russia HP), 竜田敏男(情報セキュリティ大学院大), 中尾康二(KDDI), 平野芳行(NEC), 苗村憲司(WG2 Convener情報セキュリティ大 学院大), 近澤武(WG2 Secretariat, IPA) 05-04 Moscow, Russia 佐藤慶浩(日本HP), 三村昌弘(日立), 山田朝彦(東芝ソリューシ ョン), 苗村憲司(WG2 Convener, 情報セキュリティ大学院大) 05-11 St. Petersburug, 苗村憲司(HoD, 情報セキュリティ大学院大), 竜田敏男(情報 Russia セキュリティ大学院大) SC27/WG1 会議名 期間 05-04/08 場所 Moscow, Russia SC27/WG1 10-01/05 Lucerne, Switzerland SC27/WG2 05-04/08 Moscow, Russia SC27/WG2 and WG5 Joint 05-05 Moscow, Russia SC27/WG2 10-01/05 Lucerne, Switzerland SC27/WG3 05-04/08 Moscow, Russia SC27/WG3 10-01/05 Lucerne, Switzerland SC27/WG4 05-04/08 Moscow, Russia SC27/WG4 and ITU-T SG17/Q9 09-26 Workshop on cybersecurity standard SC27/WG4 10-01/05 SC27/WG4 Editing on 27031-1 11-22/23 SC27/WG5 05-04/08 SC27/WG5 and ITU-T 09-30 SG17/Q.6 and FIDIS Workshop Joint SC27/WG5 10-01/05 SC28 Plenary SC28 AWG Pre-meeting SC28 AWG Geneva, Switzerland 日本代表出席者 中尾康二(HoD, KDDI), 相羽律子(日立), 竹田栄作(JACO-IS), 永沼美保(日本HP), 原田敬(日立), 平野芳行(NEC), 山崎哲 (IBCS), 吉田健一郎(JQA) 中尾康二(HoD, KDDI), 相羽律子(日立), 岸田明(綜合警備保 障 ), 菅 谷 光 啓 (NRI セ キ ュ ア テ ク ノ ロ ジ ー ズ ), 高 取 敏 夫 (JIPDEC), 竹田栄作(JACO-IS), 永沼美保(日本HP), 中野初 美(三菱電機), 原田敬(日立), 平野芳行(NEC), 山崎哲(IBCS), 吉田健一郎(JQA) 櫻井幸一(HoD, 九州大), 市川桂介(アマノ), 大熊建司(IPA), 清本晋作(KDDI研究所), 竜田敏男(情報セキュリティ大学院 大), 田中俊昭(KDDI研究所), 宮崎邦彦(日立), 宮地充子(北 陸 先 端 科 学 技 術 大 学 院 大 ), 渡 邊 創 ( 産 総 研 ), 苗 村 憲 司 (Convener, 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 大 学 院 大 ), 近 澤 武 (WG2 Secretariat, IPA) 竜田敏男(情報セキュリティ大学院大), 苗村憲司(情報セキュ リティ大学院大), 山田朝彦(東芝ソリューション) 櫻井幸一(HoD, 九州大), 大熊建司(IPA), 大塚玲(産総研), 清本晋作(KDDI研究所), 小暮淳(富士通研), 白井太三(ソニ ー), 寳木和夫(日立), 竜田敏男(情報セキュリティ大学院大), 田中俊昭(KDDI研究所), 藤岡淳(NTT), 松尾真一郎(NTTデー タ), 宮崎邦彦(日立), 宮地充子(北陸先端科学技術大学院 大), 安田幹(NTT), 吉田博隆(日立), 渡邊創(産総研), 苗村憲 司 (Convener, 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 大 学 院 大 ), 近 澤 武 (Secretariat, IPA) 田邉正雄(HoD, NTT), 甲斐成樹(IPA), 近藤潤一(IPA), 三村 昌弘(日立), 吉田健一郎(JQA) 田邉正雄(HoD, NTT), 大塚玲(産総研), 近藤潤一(IPA), 武部 達明(横河電機), 松尾真一郎(NTTデータ), 宮崎邦彦(日立) 中尾康二(HoD, KDDI), 相羽律子(日立), 井上大介(nict), 田 邉正雄(NTT), 平野芳行(NEC), 山崎哲(IBCS), 吉田健一郎 (JQA) 井上大介(nict), 武部達明(横河電機), 中尾康二(KDDI), 永沼 美保(日本HP) Lucerne, Switzerland 中尾康二(HoD, KDDI), 相羽律子(日立), 井上大介(nict), 奥 原雅之(富士通), 武部達明(横河電機), 田邉正雄(NTT), 中野 初美(三菱電機), 平野芳行(NEC), 宮川寧夫(IPA), 村上晴夫 (日立), 山崎哲(IBCS), 吉田健一郎(JQA) Singapore なし Moscow, Russia 佐藤慶浩(HoD, 日本HP), 平野芳行(NEC), 山田朝彦(東芝ソ リューション), 吉田健一郎(JQA), 三村昌弘(日立) Lucerne, Switzerland 佐藤慶浩(日本HP), 山田朝彦(東芝ソリューション), 武部達明 (横河電機), 中尾康二(KDDI) Lucerne, Switzerland 佐藤慶浩(HoD, 日本HP), 佐藤嘉則(日立), 竜田敏男(情報セ キュリティ大学院大), 山田朝彦(東芝ソリューション) 05-28/06-01 松本, 日本 伊藤丘(コニカビジネステクノ), 伊藤哲也(コニカビジネステク ノ), 大久保彰徳(リコー), 小澁弘明, 三橋慶喜(JST), 村井和 夫(リコー), 今河進(リコー), 宮下隆明(リコー), 吉田信司 (JEITA), 谷川耕一(キヤノン), 木村重昭(リコー), 仲谷文雄(富 士ゼロックス), 平田雅一(キヤノン), 稲垣敏彦(富士ゼロック ス), 臼井信昭(PFU), 海老沢功(キヤノン), 佐田和泉(セイコー エプソン), 永井健二(セイコーエプソン), 藤田徹(セイコーエプ ソン), 浜田信明(セイコーエプソン), 出井克人(キヤノン), 松重 直樹(キヤノン), 櫻井穆(JBMIA) 01-25 Lexington, US 大久保彰徳(リコー), 宮下隆明(リコー), 臼井信昭(PFU) 01-27 San Jose, US 稲垣敏彦(富士ゼロックス), 宮下隆明(リコー), 大久保彰徳(リ コー), 臼井信昭(PFU) 会議名 SC28 DIS23800 BRM SC28 AWG Ad hoc SC28 AWG SC28 AWG SC28/WG2 SC28/WG2 SC28/WG3 SC28/WG3 SC28/WG3 SC28/WG4 SC29 Plenary SC29/WG1 SC29/WG1 SC29/WG1 JBIG Rapporteur SC29/WG1 SC29/WG11 Ad hoc SC29/WG11 SC29/WG11 Ad hoc SC29/WG11 期間 03-28 場所 京都, 日本 日本代表出席者 福井正弘(NITE), 櫻井穆(JBMIA), 矢崎直仁(リコー), 松本敏 彦(NITE), 栗原清一(富士通), 小松靖彦(日立), 三橋慶喜 (JST), 中野祥一(コニカミノルタビジネ) 05-09/11 Seoul, 韓国 宮下隆明(リコー), 大久保彰徳(リコー), 臼井信昭(PFU) 05-27/28 松本, 日本 仲谷文雄(富士ゼロックス), 大久保彰徳(リコー), 宮下隆明(リ コー), 稲垣敏彦(富士ゼロックス), 三橋慶喜(JST), 臼井信昭 (PFU) 10-03/04 Vienna, Austria 仲谷文雄( 富士ゼロック ス), 宮下隆明(リコ ー), 臼井信昭 (PFU), 大久保彰徳(リコー), 村井和夫(リコー) 05-24/25 東京, 日本 山本隆之(ブラザー), 宮下隆明(リコー), 浜田信明(セイコーエプ ソン), 中知子(セイコーエプソン), 大久保彰徳(リコー), 鎌田智 康(パナソニックコミュニケーションズ), 佐田和泉(セイコーエプ ソン), 早川均(セイコーエプソン), 加藤真一(セイコーエプソン), 木村重昭(リコー), 平田雅一(キヤノン), 松重直樹(キヤノン) 10-01/02 Vienna, Austria 山本隆之(ブラザー), 宮下隆明(リコー), 大久保彰徳(リコー), 佐田和泉(セイコーエプソン), 平田雅一(キヤノン), 臼井信昭 (PFU) 01-28/29 San Jose, US 伊藤丘(コニカミノルタビジネ), 佐田和泉(セイコーエプソン), 吉田信司(JEITA) 07-24/26 Portland, OR, US 伊藤丘(コニカミノルタビジネ), 海老沢功, 谷川耕一 09-15/16 Anchorage, Canada 伊藤丘(コニカミノルタビジネ), 海老沢功, 谷川耕一 01-28 San Jose, CA, US 稲垣敏彦(コニカミノルタビジネ富士ゼロックス), 大久保彰徳 (リコー), 今河進(リコー), 臼井信昭(PFU) 04-30/05-01 San Jose, CA, US 金子格(HoD, 東京工芸大), 浅井光太郎(Convener, 三菱電 機), 小倉由紀子(Secretariat, IPSJ/ITSCJ) 04-23/27 San Jose, CA, US 小野文孝(HoD, 東京工芸大), 大澤浩(寿限無), 尾上孝雄(大 阪大), 志摩真悟(TI), 山田昭雄(NEC), 佐野和仁(寿限無), 原 潤一(リコー), 松原章雄(リコー) 07-02/06 Lausanne, 原潤一(HoD, リコー), 大澤浩(寿限無), 尾上孝雄(大阪大), Switzerland 長谷川伸也(シャープ), 山田昭雄(NEC) 11-11 神戸, 日本 小野文孝(HoD, 東京工芸大), 坂無英徳(産総研) 11-12/16 神戸, 日本 小野文孝(HoD, 東京工芸大), 石川孝明(早大), 上野幾朗(三 菱電機), 大澤浩(寿限無), 小川茂孝(アイシーティーリンク), 尾上孝雄(大阪大学), 梶原浩(キヤノン), 志摩真悟(TI), 中村 創(富士通エレクトロニクス), 野水泰之(リコー), 原潤一(リコ ー), 福原隆浩(ソニー), 藤本英臣(リコー), 水野雄介(メガチッ プス), 峰岸裕司(日本HP), 山田昭雄(NEC), 守谷健弘(NTT), 小倉由紀子(SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他5名 01-14 Marrakech, Morocco 大網亮磨(NEC), 木全英明(NTT), 佐野雅規(NHK), 杉原義得 (JEITA), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正幸(名大), 中條健(東芝), 村上智一(日立), 浅井光太郎(SC29 Chairman, 三菱電機), 他14名 01-15/19 Marrakech, Morocco 妹尾孝憲(HoD, 東大), 伊藤聡(東芝), 大網亮磨(NEC), 木全 英明(NTT), 小池真由美(東大), 小暮拓世(東大), 佐野雅規 (NHK), 杉原義得(JEITA), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正幸(名 大), 中條健(東芝), 西敬(沖電気), 野村俊之(NEC), 則松武志 (松下電器), Mark Callow(HI), 村上智一(日立), 守谷健弘 (NTT), 八島由幸(NTT), 浅井光太郎(Chairman, 三菱電機), 小倉由紀子(SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他22名 04-22 San Jose, CA, US 伊藤隆(富士通研), 大網亮磨(NEC), 木全英明(NTT), 佐野雅 規(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 妹尾孝憲(NICT), 中條健(東芝), 西敬(沖電気), 原潤一(リコー), Mark Callow(HI), 矢ヶ崎陽一 (ソニー), 浅井光太郎(SC29 Chairman, 三菱電機), 他20名 04-23/27 San Jose, CA, US 妹尾孝憲(HoD, NICT), 伊藤聡(東芝), 伊藤隆(富士通研), 大網 亮磨(NEC), 金子格(東工大), 木全英明(NTT), 小暮拓世(東大), 佐野雅規(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正幸(名大), 中條健 (東芝), 西敬(沖電気), 野村俊之(NEC), 則松武志(松下電器), 原潤一(リコー), Mark Callow(HI), 守谷健弘(NTT), 矢ヶ崎陽一 (ソニー), 八島由幸(NTT), 浅井光太郎(SC29 Chairman, 三菱 電機), 小倉由紀子(SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他26名 会議名 SC29/WG11 Ad hoc 期間 07-01 SC29/WG11 07-02/06 SC29/WG11 Ad hoc 10-21 SC29/WG11 10-22/26 SC31 Plenary 06-08 SC31 BRM on FCD 19762 SC31 MIIM Ad hoc 08-17 10-30/31 SC31/WG1 SC31/WG1 SC31/WG1 01-25 05-23 09-28 SC31/WG2 06-06 SC31/WG3/SG1 SC31/WG3 SC31/WG3/SG1 SC31/WG3 SC31/WG3/SG1 01-22/23 01-24 03-28/29 05-24 06-04 SC31/WG3 09-27 SC31/WG3/SG1 11-12 SC31/WG4/SG3 01-24/25 SC31/WG4/SG5 01-26 SC31/WG4/SG1 02-06/08 SC31/WG4 SC31/WG4/SG3 SC31/WG4/SG3 03-27 03-28 06-05 場所 Lausanne, Switzerland 日本代表出席者 妹尾孝憲(HoD, NICT), 伊藤聡(東芝), 伊藤隆(富士通研), 大 網亮磨(NEC), 金子格(東京工芸大), 木全英明(NTT), 小林直 樹(NTT), 佐野正親(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正幸(名 大), 中條健(東芝), 西敬(沖電気), 村上智一(日立), 浅井光 太 郎 (SC29 Chairman, 三 菱 電 機 ), 小 倉 由 紀 子 (SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他11名 Lausanne, 妹尾孝憲(HoD, NICT), 伊藤聡(東芝), 伊藤隆(富士通研), 大 Switzerland 網亮磨(NEC), 金子格(東京工芸大), 喜多村政贊(For more convenient AV life), 木全英明(NTT), 小暮拓世(松下電器), 小林直樹(NTT), 佐野正親(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正 幸(名大), 中條健(東芝), 西敬(沖電気), 野村俊之(NEC), 則 松武志(松下電器), 村上智一(日立), 守谷健弘(NTT), 八島由 幸(NTT), 浅井光太郎(SC29 Chairman, 三菱電機), 小倉由紀 子(SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他18名 Shenzhen, 中国 妹尾孝憲(HoD, NICT), 伊藤隆(富士通研), 大網亮磨(NEC), 木全英明(NTT), 佐野正親(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正 幸(名大), 中條健(東芝), 他15名 Shenzhen, 中国 妹尾孝憲(HoD, NICT), 伊藤聡(東芝), 伊藤隆(富士通研), 大 網亮磨(NEC), 金子格(東京工芸大), 木全英明(NTT), 小暮拓 世(松下電器), 佐野正親(NHK), 鈴木輝彦(ソニー), 谷本正幸 (名大), 中條健(東芝), 戸栗康裕(ソニー), 野村俊之(NEC), 則 松武志(松下電器), 守谷健弘(NTT), 八島由幸(NTT), 浅井光 太 郎 (SC29 Chairman, 三 菱 電 機 ), 小 倉 由 紀 子 (SC29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他22名 Pretoria, 柴田彰(HoD, デンソーウェーブ), 遠藤良樹(METI), 本澤純(日 South Africa 立), 吉岡稔弘(WG2 Convener, AI総研), 渡辺淳(デンソーウェ ーブ), 小橋一夫(JEITA) 電話会議 高井弘光(デンソーウェーブ), 小橋一夫(JEITA) Seoul, 韓国 柴 田 彰 ( デ ン ソ ー ウ ェ ー ブ ), 遠 藤 良 樹 (METI), 小 橋 一 夫 (JEITA), 嶋崎佳史(KDDI), 高井弘光(デンソーウェーブ), 寺浦 信之(JAISA), 中島洋(日立), 福岡寛之(KDDI), 本澤純(日立), 宮原大和(DSRI) Sydney, Australia 高井弘光(デンソーウェーブ), 佐藤光昭(JAISA) Toulouse, France 高井弘光(デンソーウェーブ), 佐藤光昭(JAISA) Long Island, NY, US 高井弘光(デンソーウェーブ), 佐藤光昭(JAISA), 武富理恵(リ コー), 中山章広(リコー), 宗像恒憲(ムナゾウ) Pretoria, 遠藤良樹(METI), 小橋一夫(JEITA), 渡辺淳(デンソーウェー South Africa ブ), 吉岡稔弘(Convener, AI総研) Sydney, Australia 渡辺淳(デンソーウェーブ), 坂下仁(リンテック), 本澤純(日立) Sydney, Australia 高井弘光(デンソーウェーブ), 佐藤光昭(JAISA) Arlington, VA, US 本澤純(日立), 渡辺淳(デンソーウェーブ) Toulouse, France 高井弘光(デンソーウェーブ), 佐藤光昭(JAISA) Pretoria, 本澤純(日立), 渡辺淳(デンソーウェーブ) South Africa Long Island, NY, US 佐藤光昭(JAISA), 柴田彰(デンソーウェーブ), 高井弘光(デン ソーウェーブ), 武富理恵(リコー), 中山章広(リコー), 宗像恒 憲(ムナゾウ) Aix-en-Provence, 冨岡健(富士通), 本澤純(日立), 吉岡稔弘(AI総研), 渡辺淳 France (デンソーウェーブ) Sydney, Australia 本澤純(日立), 小橋一夫(JEITA), 坂下仁(リンテック), 吉岡稔 弘(AI総研), 渡辺淳(デンソーウェーブ) Sydney, Australia 吉岡稔弘(AI総研), 小橋一夫(JEITA), 坂下仁(リンテック), 二 ツ森俊一(北大), 渡辺淳(デンソーウェーブ) Aix-en Provence, 江原正規(東京工科大), 澤田喜久三(吉川RF), 柴田彰(デンソ France ーウェーブ) Arlington, VA, US 渡辺淳(デンソーウェーブ) Arlington, VA,, US 本澤純(日立), 渡辺淳(デンソーウェーブ) Pretoria, 本澤純(日立), 渡辺淳(デンソーウェーブ) South Africa 会議名 SC31/WG4/SG5 期間 06-06 場所 Pretoria, South Africa Pretoria, South Africa 湘南, 日本 SC31/WG4 06-07 SC31/WG4/SG1 07-18/20 SC31/WG4/SG1 11-08/09 SC31/WG4/SG3 11-13/14 SC31/WG5 SC31/WG5 BRM SC31/WG5 SC32 meeting of study periods on Future Database Needs SC32 meeting of study periods on Database Security SC32 Plenary 06-28/29 12-06 12-07 02-05/06 Aix-en-Provence, France Aix-en-Provence, France Berlin, Germany San Jose, CA, US San Jose, CA, US Clearwater, FL, US 02-07/08 Clearwater, FL, US 07-16,20 New York, NY, US SC32/WG1 SC32/WG1 SC32/WG2 Open Forum on Metadata Registries SC32/WG2 05-07/11 10-22/24 07-09/11 Somerset, NJ, US Hangzhou, 中国 NewYork, NY, US 07-12/20 New York, NY, US SC32/WG2 12-03/07 Seoul, Korea SC32/WG3 SC32/WG3 FCD 9075-14 Editing SC32/WG3 07-09/20 11-26/30 11-26/30 SC32/WG4 07-16/20 New York, NY, US Jagsthausen, Germany Jagsthausen, Germany New York, NY, US SC32/WG4 11-26/30 Jagsthausen, Germany SC34 Plenary 03-22/24 Oslo, Norway SC34 Plenary 12-08/11 京都, 日本 SC34/WG1 SC34/WG1 03-22/24 12-08/11 Oslo, Norway 京都, 日本 SC34/WG2 03-22/24 Oslo, Norway SC34/WG2 12-08/11 京都, 日本 日本代表出席者 渡 辺 淳 ( デ ン ソ ー ウ ェ ー ブ ), 吉 岡 稔 弘 (AI 総 研 ), 遠 藤 良 樹 (METI), 小橋一夫(JEITA) 本澤純(日立), 遠藤良樹(METI), 吉岡稔弘(AI総研), 渡辺淳 (デンソーウェーブ), 小橋一夫(JEITA) 江 原 正 規 ( 東 京 工 科 大 ), 菅 野 博 康 ( 富 士 通 ), 小 橋 一 夫 (JEITA), 澤田喜久三(吉川RF), 柴田彰(デンソーウェーブ), 寺 浦信之(デンソーウェーブ), 吉岡稔弘(AI総研), 渡辺淳(デンソ ーウェーブ) 江原正規(東京工科大), 吉岡稔弘(AI総研) 冨岡健(富士通), 平野忠彦(マイティカード), 本澤純(日立), 吉 岡稔弘(AI総研), 渡辺淳(デンソーウェーブ) 岩橋努(三菱) なし なし 芝野耕司(東京外語大), 土田正士(日立), 堀内一(東京国際 大) 芝野耕司(東京外語大), 土田正士(日立) 芝野耕司(HoD, 東京外語大), 鈴木健司(東京国際大), 土田 正士(日立), 堀内一(東京国際大), 大林正晴(管理工学研究 所), 岡部雅夫(東京電力), 梶野智行(ビーコンIT), 小寺孝(日 立), 白鳥孝明(日本IBM) 森田勝弘(県立広島大) 森田勝弘(県立広島大) 堀内一(東京国際大), 大林正晴(管理工学研究所), 岡部雅夫 (東京電力), 礒部猛也(建設技術研究所) 堀内一(東京国際大), 大林正晴(管理工学研究所), 岡部雅夫 (東京電力) 堀内一(東京国際大), 大林正晴(管理工学研究所), 岡部雅夫 (東京電力), 黒川利明(CSK) 小寺孝(日立), 白鳥孝明(日本IBM), 土田正士(日立) 小寺孝(日立), 土田正士(日立) 小寺孝(日立), 土田正士(日立) 芝野耕司(Convener, 東京外語大), 鈴木健司(東京国際大), 梶野智行(ビーコンIT), 小寺孝(日立), 白鳥孝明(日本IBM) 芝野耕司(Convener, 東京外語大), 鈴木健司(東京国際大),梶 野智行(ビーコンIT), 小寺孝(日立), 鈴木俊宏(日本オラクル), 土田正士(日立) 小町祐史(HoD, SC34/WG2 Convener, 大阪工大), 小林秀司 (METI), 内藤求(シナジー・インキュベート), 村田真(国際大), 瀬 戸 川 教 彦 ( 日 立 シ ス テ ム ア ン ド サ ー ビ ス ), Frederic Andres(国立情報学研究所) 小町祐史(HoD, 大阪工大), 榎本義彦(日本IBM), 上村圭介 (国際大学GLOCOM), 小林秀司(METI), 鈴木俊哉(広大), 瀬 戸川教彦(日立システムアンドサービス), 内藤求(シナジー・イ ンキュベート), 樋浦秀樹(ジャストシステム), Frederic Andres (国立情報学研究所), 村田真(国際大), 西川マリ(メディカルト リビューン), 和泉章(METI), 石坂直樹(マイクロソフト), 木村敏 子(IPSJ/ITSCJ) 小林秀司(METI), 村田真(国際大) 樋浦秀樹(ジャストシステム), 榎本義彦(日本IBM), 森本孝司 (東芝),小林秀司(METI), 村田真(国際大) 上村圭介(国際大学GLOCOM), 小町祐史(Convener, 大阪工 大) 石坂直樹(マイクロソフト), 上村圭介(国際大学GLOCOM), 小 町祐史(大阪工大), 鈴木俊哉(広大) SC34/WG3 会議名 期間 03-22/24 場所 Oslo, Norway SC34/WG3 SC34/WG3 SC34/WG3 08-03/05 10-13/14 12-08/11 Montreal, Canada Leipzig, Germany 京都, 日本 SC35 GOM 02-19, 23 Paris, France SC35 Plenary 08-20, 24 Quebec, Canada SC35/WG1 SC35/WG1 SC35/WG2 02-20/21 08-20/21 02-19/23 Paris, France Quebec, Canada Paris, France SC35/WG2 08-20 Quebec, Canada SC35/WG4 02-19/23 Paris, France SC35/WG4 08-20/24 Quebec, Canada SC35/WG5 SC35/WG6 02-19/23 02-20 Paris, France Paris, France SC35/WG6 08-21/23 Quebec, Canada SC35/WG7 02-19/23 Paris, France SC35/WG7 08-21 Quebec, Canada SC35/WG8 SC35/WG8 02-19/23 08-20 Paris, France Quebec, Canada SC36 Plenary 03-16 London, UK SC36 SC36 SC36 SC36 SC36 SC36 SC36 03-11/12 03-12,15 03-19 09-13/14 09-15/16 09-16 09-17, 21 London, UK London, UK London, UK Toronto, Canada Toronto, Canada Toronto, Canada Toronto, Canada 03-13 03-13/15 London, UK London, UK RG1 BP SWG Open Forum Open Forum BP SWG Privacy Ad hoc Plenary SC36/WG1 BRM on 19781-1,2 SC36/WG1 日本代表出席者 瀬戸川教彦(日立システムアンドサービス), 内藤求(シナジー・ インキュベート), Frederic Andres(国立情報学研究所), 小林秀 司(METI) なし 内藤求(シナジー・インキュベート) 瀬戸川教彦(日立システムアンドサービス), 内藤求(シナジー・ インキュベート), 西川マリ(メディカルトリビューン), Frederic Andres(国立情報学研究所) 山本喜一(HoD, WG2 Convener, 慶大), 関喜一(産総研), 中野 義彦(沖電気), 野村茂豊(日立), 松原幸行(キヤノン), 吉田誠 (METI), 鈴木邦和(沖電気), 中尾好秀(WG4 Convener, シャー プビジネスコンピュータソフトウェア) 山本喜一(HoD, WG2 Convener, 慶大), 関喜一(産総研), 田 場盛裕(METI), 中尾好秀(WG4 Convener, シャープビジネスコ ンピュータソフトウェア), 中野義彦(沖電気), 野村茂豊(日立), 水野克己(JBMIA), 森井秀司(JSA) 中野義彦(沖電気) 中野義彦(沖電気) 関喜一(産総研), 中尾好秀(シャープビジネスコンピュータソフ トウェア), 松原幸行(キヤノン), 山本喜一(Convener, 慶大) 関喜一(産総研), 田場盛裕(METI), 中尾好秀(シャープビジネ ス コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア ), 野 村 茂 豊 ( 日 立 ), 水 野 克 己 (JBMIA), 山本喜一(慶大) 山本喜一(慶大), 松原幸行(キヤノン), 中尾好秀(Convener, シャープビジネスコンピュータソフトウェア) 関喜一(産総研), 田場盛裕(METI), 水野克己(JBMIA), 森井 秀司(JSA), 山本喜一(慶大), 中尾好秀(Convener, シャープビ ジネスコンピュータソフトウェア) 中野義彦(沖電気) 鈴木邦和(沖電気), 関喜一(産総研), 中尾好秀(シャープビジ ネスコンピュータソフトウェア), 中野義彦(沖電気), 野村茂豊 (日立), 松原幸行(キヤノン), 山本喜一(慶大), 吉田誠(METI) 関喜一(産総研), 田場盛裕(METI), 中尾好秀(シャープビジネ スコンピュータソフトウェア), 中野義彦(沖電気), 野村茂豊(日 立), 水野克己(JBMIA), 森井秀司(JSA), 山本喜一(慶大) 関喜一(産総研), 中尾好秀(シャープビジネスコンピュータソフ トウェア), 松原幸行(キヤノン), 山本喜一(慶大), 吉田誠 (METI) 関喜一(産総研), 田場盛裕(METI), 中尾好秀(シャープビジネ ス コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト ウ ェ ア ), 野 村 茂 豊 ( 日 立 ), 水 野 克 己 (JBMIA), 山本喜一(慶大) 関喜一(産総研), 松原幸行(キヤノン), 山本喜一(慶大) 中野義彦(沖電気), 水野克己(JBMIA), 山本喜一(慶大), 関喜 一(産総研), 田場盛裕(METI), 中尾好秀(シャープビジネスコ ンピュータソフトウェア), 野村茂豊(日立), 森井秀司(JSA) 仲林清(HoD, NTTレゾナント), 原潔(日本ユニシス), 平田謙次 (東洋大), 岡本敏雄(WG2 Convener, 電通大), 西田知博(WG2 Secretariat, 大阪学院大) 西田知博(大阪学院大), 原潔(日本ユニシス) 仲林清(NTTレゾナント) 仲林清(NTTレゾナント) なし なし 仲林清(メディア教育開発センター) 仲林清(HoDメディア教育開発センター), 平田謙次(東洋大), 岡 本 敏 雄 (WG2 Convener, 電 通 大 ), 西 田 知 博 (WG2 Secretariat, 大阪学院大) なし 仲林清(NTTレゾナント), 西田知博(大阪学院大) 会議名 SC36/WG1 BRM on 2382-36 SC36/WG1 SC36/WG2 期間 03-14 09-19/20 03-11,13 場所 London, UK Toronto, Canada London, UK SC36/WG2 09-18/19 Toronto, Canada SC36/WG3 SC36/WG3 SC36/WG4 SC36/WG4 SC36/WG4 Core SCORM SG SC36/WG5 BRM on 19796-3 SC36/WG5 SC36/WG5 SC36/WG5 BRM on 19796-3 SC36/WG5 SC36/WG5 SC36/WG5 SC36/WG6 SC36/WG6 SC36/WG7 SC36/WG7 SC37 HoD/C 03-11,13,15 09-16,18 03-11/12 09-15,18 12-14 03-13 03-13/15 04-25 09-16 09-19,20 10-17 11-26/28 03-14/15 09-15/16 03-12,14 09-19/20 01-24 SC37 SG on SC 37 WG Structure and Terms of Reference SC37 reconstituted Part 1 Harmonization Group SC37 Plenary 05-22 London, UK Toronto, Canada London, UK Toronto, Canada 電話会議 London, UK London, UK 電話会議 Toronto, Canada Toronto, Canada 電話会議 Berlin, Germany London, UK Toronto, Canada London, UK Toronto, Canada Wellington, New Zealand Washington DC, US 06-19 Berlin, Germany なし 06-25/26 Berlin, Germany 09-07 電話会議 瀬戸洋一(HoD, 産業技術大学院大), 池野修一(セコム), 向井 幹雄(ソニー) なし 09-13 09-14 09-21 Baltimore, MD, US 瀬戸洋一(産業技術大学院大), 新崎卓(富士通研) Baltimore, MD, US なし Geneva, Switzerland なし SC37 SG to Prepare and Coordinate SC 37 Responses and Input to SC 27 SC37 BRM on FCD 24713-2 SC37 BRM on FCD 19795-4 SC37 BRM on the Biometrics Interworking Protocol - BIP SC37 SG on Guidance for specifying performance requirements to meet security and usability needs in applications using biometrics SC37/WG1 日本代表出席者 西田知博(大阪学院大) 仲林清(メディア教育開発センター), 西田知博(大阪学院大) 香山瑞恵(専修大), 原潔(日本ユニシス), 二宮敏恵(電通大), 岡本敏雄(Convener, 電通大), 西田知博(Secretariat, 大阪学 院大) 岡本敏雄(Convener, 電通大), 西田知博(Secretariat, 大阪学 院大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 仲林清(NTTレゾナント), 平田謙次(東洋大) 仲林清(メディア教育開発センター), 平田謙次(東洋大) 仲林清(メディア教育開発センター) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 平田謙次(東洋大) 仲林清(NTTレゾナント), 西田知博(大阪学院大) 西田知博(大阪学院大) 平田謙次(東洋大) 仲林清(メディア教育開発センター), 平田謙次(東洋大) 瀬戸洋一(産業技術大学院大) 向井幹雄(ソニー) 10-04, 11-02 電話会議 なし 01-22/26 溝口正典(NEC), 栗田寛久(セキュアデザイン), 早川昭二(富 士通研) 溝口正典(NEC), 栗田寛久( セキュア デザイン), 中嶋晴久 (JAISA) 中村敏男(沖電気), 栗田寛久(セキュアデザイン), 福田充昭 (富士通研), 山田朝彦(東芝ソリューション) 山田朝彦(東芝ソリューション) 中村敏男(沖電気), 江口真一(富士通フロンテック), 栗田寛久 (セキュアデザイン), 中嶋晴久(JAISA), 福田充昭(富士通研), 山田朝彦(東芝ソリューション) 新崎卓(富士通研), 千野孝一(日立情報制御ソリューションズ), 友永哲夫(コニカミノルタテクノロジーセンター), 浜壮一(富士 通研), 藤原浩次(コニカミノルタテクノロジーセンター) SC37/WG1 06-18/22 SC37/WG2 01-23/25 SC37/WG2 SG on ACBio SC37/WG2 03-28 06-18/21 SC37/WG3 01-22/24 Wellington, New Zealand Berlin, Germany Wellington, New Zealand 電話会議 Berlin, Germany Wellington, New Zealand SC37/WG3 会議名 期間 06-19/22 場所 Berlin, Germany SC37/WG4 01-22/23 SC37/WG4 06-18/19 Wellington, New Zealand Berlin, Germany SC37/WG5 01-24/26 SC37/WG5 06-20/21 SC37/WG6 01-24/26 SC37/WG6 06-20/22 Wellington, New Zealand Berlin, Germany Wellington, New Zealand Berlin, Germany 日本代表出席者 新崎卓(富士通研), 友永哲夫(コニカミノルタテクノロジーセン ター), 中村敏男(沖電気), 浜壮一(富士通研), 宇都宮康夫(日 立情報制御ソリューションズ), 江口真一(富士通フロンテック), 瀬戸洋一(産業技術大学院大), 福田充昭(富士通研), 星佳典 (沖電気) 道坂修(NTTデータ), 瀬戸洋一(産業技術大学院大) 道坂修(NTTデータ), 新崎卓(富士通研), 星佳典(沖電気), 坂 野鋭(NTTデータ) 鷲見和彦(三菱電機), 内田薫(NEC), 坂野鋭(NTTデータ) 内田薫(NEC), 坂野鋭(NTTデータ), 山田朝彦(東芝ソリューシ ョン) 池野修一(セコム), 鷲見和彦(三菱電機), 瀬戸洋一(産業技術 大学院大), 吉福貴史(日立), 浜壮一(富士通研) 池野修一(セコム), 宇都宮康夫(日立情報制御ソリューション ズ), 瀬戸洋一(産業技術大学院大) ∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪ <編 集 後 記 > 日本・中国・韓国の間で情報技術の標準化に関して 国際協力を行おうという CJK-SITE の話や,日本が幹 事国を引き受け,韓国が議長を引き受けた SC 34 の 総会報告を読むと,今までアメリカやヨーロッパ主導 のように見えていた国際標準化の世界でも北東アジ アが着実に主導権をとりつつあることが感じられる. 特に中国と韓国は,最近に国際標準化に積極的になっ てきたようである.中国は積極的に国家規格を国際標 準に提案するようになってきたし,韓国は機会がある ごとに,議長とか幹事国といった役職に就こうとして いる.標準化の世界においても各国状況や情報処理政 策の違いから,隣同士の国の間といっても国際協力は 簡単なものではないに違いない.しかし兎にも角にも アジアの国々が連携して国際的な貢献を行えるよう になってきたのは素晴らしいことであると思う. この流れの中にあって,日本も負けているわけには いかない.奇しくも今年は JTC 1 総会が日本で開催 される年であるが,この機会を通じて是非とも日本の 標準活動を飛躍させ,日本発の国際標準化提案が数多 く国際標準として取り入れられるようにしたいもの である.国際標準化は,一個人の努力や,一企業の努 力でどうにかなるものではない.業界が協力して国際 標準化にあたる必要がある.その為には,現在ホット な提案や国際標準化の状況を広く業界の方々にお知 らせして,ご協力を願わなければならない.広報の役 割や責任を再確認し,益々身の引き締まる思いのする この頃である. [AK 記] 発 行 人 社団法人 情 報 処 理 学 会 情報規格調査会 広報委員会 〒105-0011 東京都港区芝公園 3-5-8 機械振興会館 308-3 Tel: 03-3431-2808 Fax: 03-3431-6493 [email protected] http://www.itscj.ipsj.or.jp/