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PTC Creoを使用した3D-CAD入門 研修の予定 3D

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PTC Creoを使用した3D-CAD入門 研修の予定 3D
2014/6/5
研修の予定
PTC Creoを使用した3D-CAD入門
技術部
谷口康太郎
【前半】(3時間) 5/14 13:10~
①3D-CADの概要説明
②3Dデータ作成方法について
③3Dデータ作成演習
【後半】(3時間) 5/28(水)or21(水) 13:10~
④アセンブリの組み方について
⑤アセンブリ構築演習
⑥3Dデータから三面図の作成方法について
⑦三面図の作成演習
言葉の意味とその役割
• CAD
言葉の意味とその役割
• CAM
– computer aided design(コンピュータ支援設計)
– コンピュータを用いて設計をすることやそのツールのこと。
– 2次元CADと3次元CADがある。
• CAE (Computer Aided Engineering)
– computer aided manufacturing(コンピュータ支援製造)
– CADで作成された形状データから加工用のNCプログラム
作成などの生産準備全般をコンピュータ上で行う為のシ
ステム。
– 出力されたデータは、CNC化された工作機械に送られて
実際の加工が行われる。
– 工業製品の設計・開発工程を支援するコンピュータシステム。
– 製品の設計支援システムや、設計した製品の3次元モデル
を使って強度や耐熱性、加工性等をなどの特性を計算する
解析システム。製品の機能や性能を確認するためのシミュ
レーションシステムなどが含まれる。
3D-CADの概要説明
• 3次元CADとは?
– 仮想3 次元座標空間上に
対象物の立体形状を描くシ
ステム
• 3 次元モデル
– 作成された立体形状のこと
• CNC(NC)
– Computer Numerical Control(コンピューター数値制御)
– 機械工作において工具の移動量や移動速度などをコン
ピュータによって数値で制御することである。同一の加工
手順の繰り返しや、複雑な形状の加工を得意とする。
2 次元CAD との違い
• 2 次元CAD の図面はX,Y,Z 軸の3 つの軸のうち,2 つ
を使用して描かれる.一般に2 次元の図面では3 つの
投影図(三面図;three-viewdrawing)で構成される.
• 2 次元CAD では,設計者が頭の中でイメージした立体
形状を2 次元の平面に描き直す必要がある.CADソフ
トが形状を認識しているわけではない.
• 2次元図面には「設計検討のための媒体」の役割と
「設計情報伝達のための媒体」の二つの役割がある
が、3D-CADは後者が欠けている.
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3 次元CADのメリット
三面図について
• 正面図(front view),平面図(top view),側面図(side
view)の3 つの投影図で構成
• 設計初心者でも立体形状やレイアウトを把握しやすい。
• 図面作成に慣れていなくても3次元モデルデータからそのまま三面
図を作成できる。
• 平面的な三面図では十分に表現できない自由曲面でも数学的に
正確に表現することができる。
• 設計者が頭の中でイメージした立体形状を三面図として
描くにはある程度経験が必要。
• 三面図から立体形状をイメージするのにも経験が必要。
自動車開発での3D-CAD・CAEの利用事例
• 設計段階において、試作を行った場合と同等の検証を行え,試作
や設計変更の手間を大幅に軽減できる。
• 3次元モデル利用することで、設計者以外の人にも理解しやすい。
(DRや資料の図など)
• NC加工や3Dプリンタを利用すれば複雑な形状も製作可能。
そのまま設計データが金型検討や製造に使用できる。
簡単な形状作成であれば短期間で習熟し、
視覚的に分かりやすく、設計初心者に向いている。
自動車業界の開発の流れと期間
実験評価
量産本番
量産試作
実験評価
量産試作
実験評価
量産試作
実験評価
量産試作
実験評価
設計
開発試作
内装デザイン・人間工学
検討・評価
性能計画
車両計画
企画
外装デザイン検討・評価
デザイン
20年前:紙図面
レイアウト検討・評価
約3年間
衝突解析
約1年間
強度・耐久性解析
成形性解析
(プレス、ダイカスト、インジェクション)
量産本番
実験評価
量産試作
実験評価
設計
デザイン
企画
操縦安定性・乗り心地性能シミュレーション解析
性能計画
車両計画
10年前:3D-CAD、CAE、CAM
空気流/熱解析
3 次元CADのデメリット
簡単な形状であれば手書きや2次元の方が早い。
複雑なデータ作成には熟練を要し、時間がかかる。
2次元図面から立体形状を読み取る能力がつかない。
公差等の指示がデータだけでは表現できない。
大規模アセンブリデータを読み込むのに時間がかか
り、PCの動作が重たくなる。
• 原因不明のエラーでCADがハングアップする。
CAEにより3Dデータを用いて
実験評価を行い試作金型の廃止
3次元CADによりコンピュー
ター上で仮想的に自動車
を組み立て試作
3次元モデルの種類
•
•
•
•
•
様々なデメリットもあるが慣れれば
手書きや2D-CADより圧倒的に便利!
頂点と頂点を結ぶ
稜線のみ
ワイヤーフレームモデルに
面の情報を付加
頂点,稜線,面および
質量の情報をもった
面が開いている
面積有り
体積無し
面が閉じている
面積有り
体積有り
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B-reps(ビーレップス)
boundary representation
集合演算の操作ができる。
面と稜線,頂点の境界データで定義する。
自由曲面をを正確に表現できる。
半面,形状の入力や修正が複雑で,すべての境
界データの記憶が必要なためデータ量が大きく
なる。
• B-reps形式からCSG形式へのデータ変換は困難
である。
• Pro/ENGINEER等
•
•
•
•
代表的な3D-CAソフトウェア
• CATIA
– TOYOTA,HONDA,BOEING
• IDEAS → Unigraphics NX
– NISSAN,SUZUKI,MATSUDA
ハイエンドCAD
• Pro/ENGINEER → Creo
– SHARP
• Solidworks
CSG
constructive solid geometry
• 集合演算の操作ができる。
• 立方体や直方体,円筒などの基本的
な図形要素をプリミティブといい,プリ
ミティブの集合演算により3次元物体
を定義し,この形成過程を2進ツリー
構造で記憶する手法。
• 形状の入力や修正が容易であり,データの構造も
単純かつコンパクトである。
• 半面,自由曲面を正確に扱うことは苦手。CSG形式
からB-reps形式へのデータ変換は比較的容易であ
る。
• SolidWorks等
グラフィックスアクセラレータ
• コンピュータの中で画面表示を担うビデオチップのうち,
CPU に代わって描画処理を行なう機能を持ったもの.
また,そのようなビデオチップを搭載したビデオカード.
CPU の負担を軽減し,性能の向上をもたらす.
• Windows などのようにグラフィックスを多用したユーザ
インターフェースを持ったOS が普及するにつれグラ
フィックスアクセラレータの需要も増大した.グラフィッ
クスアクセラレータには,専用のメモリ(ビデオ24RAM:
VRAM)が搭載されることが多い.ビデオRAM の容量
が大きいほど画面解像度* や表示色数が向上する.
– 価格が安く、中小企業で多く採用
ミッドレンジCAD
グラフィックライブラリ
• 一般に,3 次元CAD は処理が複雑になりCPU
への負担が大きい.そのため,グラフィックス
アクセラレータ* と,それをサポートするため
のライブラリを用いることが多い.これらの後
者がグラフィックライブラリである.グラフィック
ライブラリはディスプレイに図形を生成する関
数群である.3 次元CAD の世界で標準とされ
ているグラフィックライブラリにOpenGL がある.
グラフィックス用API
• OpenGL (Open Graphics Library)
– 3 次元(3D)グラフィックス用API
– ワークステーションや業務向け
– 対応GPU
• NVIDIAの『Quadro』シリーズ
• AMDの『ATI FirePro(FireGL)』シリーズ
• Microsoft DirectX
– ゲーム開発での利用を主な用途
– 対応GPU
• NVIDIA 『GeForce 』シリーズ
• AMD 『RADEON 』シリーズ
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API (Application Program Interface)
• あるプラットフォーム(OS やミドルウェア*)
向けのソフトウェアを開発する際に使用でき
る命令や関数の集合のこと.
• 個々の開発者は規約に従ってその機能を
「呼び出す」だけで,自分でプログラミングす
ることなくその機能を利用したソフトウェアを
作成することができる.
フィーチャーベースモデリング
• ソリッドモデルの構築手法の1 つ.フィーチャーと呼ば
れる単純な形状(穴,突起,フィレットなど)を組み合わ
せて複雑な形状を構築していく手法.
• フィーチャーは,長さ,大きさなどのパラメータや断面
積形状といった属性情報を保持しており,その属性を
変更することでモデルの形状を変えることができる.
• ソリッドモデル系の3 次元CAD ソフトで最も多く採用さ
れている方式である.
• 様々な形状が作成できるが,基本形状を積み重ねる
方式に比べてデータ容量が大きくなり,処理に時間が
かかる.
エンティティ
ヒストリー
• 図形の要素(点,直線,曲線,円,円弧,平面,
フィレット,平面座標など)をエンティティと呼
ぶ.(フィーチャーと重複するものもある)
• モデリングを進めていくときのフィーチャーの
使用履歴のこと.ヒストリーはフィーチャー
ベースモデリングと密接に関係している.
• フィーチャーの使用履歴を記憶するタイプの3
次元CAD ソフトはヒストリー系(orヒストリー
型)と呼ばれる.
• Pro/ENGINEER を含む多くの3 次元CAD ソフト
はヒストリー系である.
パラメトリックモデリング
パラメトリックモデリング
• 形状とともに距離,方向,接続条件,フィー
チャーを作成した手順などの履歴情報を保存
しながら行うモデリングのことである.
• パラメトリックモデリングで作成したモデルは,
パラメータを変更し,手順を再実行することに
より,形状の再定義を行うことができる.
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3 次元CAD の機能
• ソリッドの作成
– 押し出し
3 次元CAD の機能
• ソリッドの編集
– 面取り・フィレット
– 回転
– シェル化 (薄肉化)
– オフセット
– ロフト
– 厚み付け
– スイープ
3 次元CAD の機能
Creoの注意点
• 曲面の作成
• ワーキングディレクトリの設定
– 押し出し
– デフォルトでは C:¥Users¥Public¥Documents
– 回転
任意のフォルダへ変更
• config.proファイルの設定
– スイープ
– 初期設定
– バウンダリー
インチポンド系 → メートル系に変更
第一角法 → 第三角法
– ロフト(スキニング)
ファイルの種類
•
•
•
•
•
•
•
.prt
.drw
.asm
.frm
.pro
trail.txt
.igs
:部品データ
:図面データ
:アセンブリデータ
:図面枠データ
:環境設定ファイル
:全操作出力ファイル
: IGESデータ(全てのCADで読める)
ワーキングディレクトリの指定
①Creoのショートカットア
イコンを右クリック
②プロパティをクリック
任意のフォルダに変更
③作業フォルダーをワー
キングディレクトリにし
たい任意のフォルダに
変更
④OKで閉じる
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Trailファイルディレクトリの指定
【概要】
トレイルファイルとは操作履歴のデータのこと。
トレイルファイルを任意の場所に作成する方法。
トレイルファイルを起動ディレクトリではなく、任意に指定したい。
【操作方法】
1、(Wildfire3.0~5.0)・・・[ツール]→[オプション]をクリックします。
(Creo1.0~)・・・[ファイル]→[オプション]→[コンフィギュレーションエ
ディタ]をクリックします。
2、以下のオプションを追加します。
<オプション名>trail_dir
<値>任意のフォルダ
単位系の変更
単位系の変更(後でするとき)
config.proで設定していれば変更しなくてもよい。
• Wildfire5.0
[ファイル]→[プロパティ] で「モデル特性」の
画面が表示されます。
• Creo Parametoric 2.0
[ファイル]→[準備]→[モデル特性] で「モデル
特性」の画面が表示されます。
3Dデータ作成
• 実際にCreoを操作してデータ作成をします。
– データム平面(Front、Top、Right)
– マウス操作
– スケッチ
– 押し出し
– 穴(ネジ穴)
– 押し出しによるカット
– フィレット
押し出しのポイント
• ほとんどの形状は押し出しで作成できる。
• 一回で押し出す形状(断面のスケッチ)はでき
るだけ単純にする。
– 複雑な断面では修正が困難。
– 履歴が追従しにくくなる。
– 時間がかかって効率が悪い
ソリッドモデルの注意点
• ノンマニホールドモデル
– 厚さ 0 の板や曲線のみの構造など、CGや有限要素法の
解析モデルには有効であるが、実際に工業製品として作
成できないものをノンマニホールドモデルと言う。対して
BREP のソリッドモデルはマニホールドモデルと言う。
このような形状を作成すると
データエラーになる可能性大。
・複数の穴は別工程でカットする。
– ミラーコピーやパターンを利用して効率化
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5/28の予定
【後半】(3時間)13:10~
お復習い
④アセンブリの組み方について
アセンブリについて
• アセンブリとは
– 組立図のこと
– 部品の位置情報を持つ
⑤アセンブリ構築演習
⑥3Dデータから三面図の作成方法について
⑦三面図の作成演習
アセンブリでできること
•
•
•
•
•
部品の組み立て
部品のレイアウト検討
部品表の管理
部品同士の干渉チェック
部品の動きの確認
三面図作成
• 図面作成時にモデル選択することで、自動的に三面図を出力して
くれる。
• 最初は第一角法になっているので注意。
配布したファイルを使用してください。
– 三面図テンプレート a3_drawing_z.drw
– 図面枠テンプレート a3_gijyutubu.frm
– 図面設定ファイル jis.dtl (新たに図面枠を作成するとき必要)
アニメーション、機構解析 等
配布した「CAD_DATAフォルダ」に入っている
モデルを使ってアセンブリを組んでみましょう!
• 寸法はモデリングの際、断面作成したときに使用した寸法を表示
選択するだけで良い。あとはセンス!
早速やってみましょう!
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