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螺旋セカイ - Eggheads

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螺旋セカイ - Eggheads
螺旋セカイ
目と鼻の先に水平線が見える
逆光からなるハレーションが目をくらます
美しき紫な砂漠
僕は唄を歌う
なんて心地がいいのだろう
この涙はなんだ
目と鼻の先に
それが全てさ、それが全て。
朝よ来ないで。
風の流れに運ばれて。
淡い希望に運ばれて。
視点の定まらない目線で天井の裏を覗き込む
そっとしておくと地中に沈む身体で
すがるように天井にしがみつく
ぶち込みすぎた茶色の液体
股の間からうち太ももをつたって一筋の血が流れている
死に物狂いで吐き気を乗り越えよだれを垂らし快楽に向かう
鏡越しの瀕死の肉食動物に微笑む
地べたでもがく快楽主義者であることも忘れ
今夜もテーブルに撒き散らされたエクスタシーをうれしそうに眺める。
それが全てさ、それが全て。
朝よ来ないで。
風の流れに運ばれて。
淡い希望に運ばれて。
血管にぶち込まれる針
鼻の粘膜を破く粉
亀頭の割れ目にはめる錠剤
宇宙を舞う緑の煙
盲目を装い瞬間を生きているふりをしている今
世の中は幻想だ
社会は妄想だ
人生はまやかしだ
俺は誰?
君は真実?
僕はとたどりついた
この道を抜けたら永遠なる時代が訪れる
心は慰めだ
心は自分への偽りだ
全ては言い訳
気がついた今を呪う
目と鼻の先に見える水平線を眺める
恍惚と自分に惚れる
ここまできても自分をまやかす
パーン
乾いた音が空を切り裂く
ぶちまけた真っ赤な脳が砂漠を紫に染める
それが全てさ、それが全て。
朝よ来ないで。
風の流れに運ばれて。
淡い希望に運ばれて。
目と鼻の先にいる自分を優しく笑う自分が涙を流している
テキスト スティーブ・アリタ
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