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Catalyst 4500シリーズ、 Catalyst 2948G/Catalyst 2980G
C H A P T E R 2 Catalyst 4500 シリーズ、 Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド この章では、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、および Catalyst 2980G ス イッチで利用可能なスイッチ コマンドおよび ROM モニタ コマンドをすべてアルファベット順に一 覧表示します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-1 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド alias alias エイリアスを設定し、表示するには、alias コマンドを使用します。 alias [name=value] 構文の説明 name= (任意)エイリアス名 value (任意)エイリアスの値 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 value に空白のスペースまたはその他の特殊(シェル)文字が含まれている場合、エントリを引用 符で囲む必要があります。value の最初の文字がスペースのときは、次のコマンドラインの文字に エイリアスが含まれていないかどうかをチェックします(通常、コマンドラインの最初の言葉が チェックされます)。 引数がない場合、このコマンドはすべてのエイリアス名とその値のリストを表示します。 エイリアスの名前と値の間には、等号(=)が必要です。 例 次に、利用可能な alias コマンド リストを表示する例と set コマンドのエイリアスを作成する例を 示します。 rommon 1 > alias r=repeat h=history ?=help b=boot i=reset rommon 2 > alias s=set rommon 3 > alias r=repeat h=history ?=help b=boot i=reset s=set rommon 4 > s PS1=rommon ! > BOOT=bootflash:RTSYNC_llue_11,1;slot0:f1,1; ========================================================================= 関連コマンド unalias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-2 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド boot boot 外部プロセスを呼び出すには、boot コマンドを使用します。 boot [-x] [-v] [device] [imagename] 構文の説明 -x (任意)イメージを起動しますが、実行しません。 -v (任意)詳細なモードに切り替えます。 device (任意)デバイスの ID imagename (任意)イメージ名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 引数がない場合、boot がフラッシュ メモリ内の最初のイメージを起動します。イメージを指定す るには、イメージ名を入力します。デバイスを指定するには、デバイス ID を入力します。 デバイス名の指定は必須です。 例 次に、boot コマンドを使用する例を示します。 rommon 1 > boot -x bootflash:cat5000-sup3.6-1-0-59.bin CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC Uncompressing file: ###################################################################################### ###################################################################################### ###################################################################################### ## rommon 2 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-3 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド cd cd システムのデフォルト フラッシュ デバイスを設定するには、cd コマンドを使用します。 cd [[m/]device:] 構文の説明 m/ (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号 device: (任意)フラッシュ デバイス名。有効なデバイスは、bootflash:、slot0:、slot1: です。 デフォルト device は、bootflash です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 デバイスがオプションで指定できるコマンドで、フラッシュ デバイスを指定しない場合、cd で設 定されたデバイスが使用されます。 このコマンドをサポートするのは、Supervisor Engine III だけです。 例 次に、システム デフォルト フラッシュ デバイスを bootflash: に設定する例を示します。 Console> (enable) cd bootflash: Console> (enable) 関連コマンド pwd Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-4 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear alias clear alias コマンドの短縮形を削除するには、clear alias コマンドを使用します。 clear alias {name | all} 構文の説明 name コマンドの代替 ID all 作成されたすべての代替 ID デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、arpdel エイリアスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear alias arpdel Command alias deleted. Console> (enable) 次に、すべてのエイリアスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear alias all Command alias table cleared. (1) Console> (enable) (1)は、削除されたエントリ数を示します。 関連コマンド set alias show alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-5 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear arp clear arp Address Resolution Protocol(ARP)テーブルから特定のエントリまたはすべてのエントリを削除す るには、clear arp コマンドを使用します。 clear arp [all | dynamic | permanent | static] clear arp ip_addr 構文の説明 all (任意)すべての ARP エントリを削除します。 dynamic (任意)すべてのダイナミック ARP エントリを削除します。 permanent (任意)すべての固定 ARP エントリを削除します。 static (任意)すべてのスタティック ARP エントリを削除します。 ip_addr ARP テーブルから削除する IP アドレスを指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ARP テーブルから特定の IP アドレスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear arp 198.133.219.209 ARP entry deleted. Console> (enable) 次に、ARP テーブルからすべてのエントリを削除する例を示します。 Console> (enable) clear arp all ARP table cleared. (1) Console> (enable) (1)は、削除されたエントリ数を示します。 次に、特定のタイプの ARP エントリをすべて削除する例を示します。 Console> (enable) clear arp dynamic Unknown host Dynamic ARP entries cleared. (3) Console> (enable) 関連コマンド set arp show alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-6 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear banner motd clear banner motd Message-of-The-Day(MoTD)バナーを削除するには、clear banner motd コマンドを使用します。 clear banner motd 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 MoTD バナーを削除するには、clear banner motd コマンドを使用します。また、MoTD バナーを置 き換えるには、set banner motd text コマンドを使用します。 例 次に、MoTD バナーを削除する例を示します。 Console> (enable) clear banner motd MOTD banner cleared Console> (enable) 関連コマンド set banner motd Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-7 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear boot ― ROM モニタ clear boot ― ROM モニタ BOOT 環境変数および autoboot ステート マシンの内容をクリアするには、clear boot コマンドを使 用します。 clear boot 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、BOOT 環境変数の内容をクリアする例を示します。 rommon 1 > clear boot rommon 2 > 関連コマンド boot show boot ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-8 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear boot ― スイッチ clear boot ― スイッチ BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容をクリアするには、clear boot コマンドを使用します。 clear boot system all [mod] clear boot system flash device:[filename] [mod] clear boot auto-config [mod] 構文の説明 system ブート システムをクリアします。 all BOOT 環境変数全体をクリアします。 (任意)BOOT 環境変数をクリアするスーパバイザ エンジンのモジュール番号 mod flash フラッシュ ファイル システムの内容を削除します。 device: デバイス名。有効なデバイスは、bootflash、slot0、slot1 です。 filename (任意)フラッシュ デバイス上のシステム イメージのファイル名 auto-config ファイルの内容を削除します。 auto-config デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 起動の順番を変更する場合、set boot system flash コマンドとともに prepend キーワードを使用する ことができます。または、clear boot system コマンドを使用して BOOT 環境変数全体をクリアして から、リストを再定義することができます。 このコマンドをサポートするのは、Supervisor Engine III だけです。 例 次に、フラッシュ デバイスの内容をクリアする例を示します。 Console> (enable) clear boot system all BOOT variable = Console> (enable) 次に、auto-config ファイルを削除する例を示します。 Console> (enable) clear boot auto-config CONFIG_FILE variable = Console> (enable) 関連コマンド show boot ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-9 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear cam clear cam CAM(連想メモリ)テーブルから特定のエントリまたはすべてのエントリを削除し、CAM 通知ロ グまたはカウンタをクリアするには、clear cam コマンドを使用します。 clear cam {mac_addr | dynamic | static | permanent} [vlan] clear cam notification {all | counters | history} 構文の説明 mac_addr CAM テーブルからクリアする 1 つまたは複数の MAC(メディア アクセス制 御)アドレス dynamic CAM テーブルからダイナミック CAM エントリをクリアします。 static CAM テーブルからスタティック CAM エントリをクリアします。 permanent CAM テーブルから固定 CAM エントリをクリアします。 vlan (任意)CAM エントリに関連する VLAN(仮想 LAN)番号 notification MAC アドレス通知データをクリアします。 all CAM 通知カウンタおよびヒストリ ログをクリアします。 counters CAM 通知カウンタをクリアします。 history CAM 通知ヒストリ ログをクリアします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear cam コマンドを使用すると、Encoded Address Recognition Logic(EARL)CAM テーブル エン トリがクリアされるか、CAM 通知カウンタまたはヒストリがクリアされます。 例 次に、CAM テーブルから MAC アドレス 00-40-0b-a0-03-fa を削除する例を示します。 Console> (enable) clear cam 00-40-0b-a0-03-fa CAM table entry cleared. Console> (enable) 次に、CAM テーブルからダイナミック エントリをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear cam dynamic Dynamic CAM entries cleared. Console> (enable) 次に、すべての CAM 通知カウンタをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear cam notification all MAC address notification counters and history log cleared. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-10 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear cgmp statistics 次に、CAM 通知カウンタをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear cam notification counters MAC address notification counters cleared. Console> (enable) 次に、CAM 通知ヒストリ ログをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear cam notification history MAC address notification history log cleared. Console> (enable) 関連コマンド set cam agingtime set cam notification set snmp trap show cam clear cgmp statistics Cisco Group Management Protocol(CGMP)統計情報を削除するには、clear cgmp statistics コマンド を使用します。 clear cgmp statistics 構文の説明説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、CGMP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear cgmp statistics CGMP statistics cleared. Console> (enable) 関連コマンド set cgmp show cgmp leave show cgmp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-11 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear config pvlan clear config pvlan システムのプライベート VLAN(仮想 LAN)設定(ポート マッピングを含む)をすべて削除する には、clear config pvlan コマンドを使用します。 clear config pvlan 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システムのプライベート VLAN 設定をすべて削除する例を示します。 Console> (enable) clear config pvlan This command will clear all private VLAN configurations. Do you want to continue (y/n) [n]? y VLAN 15 deleted VLAN 16 deleted VLAN 17 deleted VLAN 18 deleted Private VLAN configuration cleared. Console> (enable) 関連コマンド clear vlan clear pvlan mapping configure set pvlan set pvlan mapping set vlan show config show pvlan show pvlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-12 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear config ― ROM モニタ clear config ― ROM モニタ NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されたシステムまたはモジュールの設定に関する情報を削除する には、clear config コマンドを使用します。 clear config all 構文の説明 all デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュールおよびシステムの設定に関する情報(IP アドレスを含む)をすべ て削除します。 clear config all コマンドを使用して設定を削除する場合、スイッチのデフォルト設定が復元されま す。削除された情報には、手動で設定した IP アドレス、および Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP;ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル) またはReverse Address Resolution Protocol(RARP)を介して学習された IP アドレスが含まれます。 設定を削除すると、me1 および sc0 インターフェイス上の IP アドレスおよびサブネット マスクは、 0.0.0.0 に設定されます。me1 インターフェイスはダウン状態になり、sc0 インターフェイスはアッ プ状態になります。 (注) 例 clear config all コマンドを使用する前に、設定のバックアップを保存してください。 次に、設定情報をすべて削除する例を示します。 rommon 1 > set boot config-register ignore-config enable rommon 2 > boot -x bootflash:cat4000.6-1-1.bin CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC############################# Starting Off-line Diagnostics [ output of Off-line Diagnostics ] Exiting Off-line Diagnostics IP address for Catalyst not configured DHCP/BOOTP will commence after the ports are online Ports are coming online ... Cisco Systems, Inc. Console Enter password: 2000 Jun 24 06:29:21 %SYS-4-NVLOG:initBootNvram:ignore-config enabled:clear config all Console> 関連コマンド configure show config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-13 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear config ― スイッチ clear config ― スイッチ NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されたシステムまたはモジュールの設定情報を削除するには、 clear config コマンドを使用します。 clear config {mod | rmon | all | snmpv3} 構文の説明 mod モジュールの番号 rmon RMON コンフィギュレーション(historyControlTable、alarmTable、eventTable、 ringStation ControlTable を含む)をすべて削除します。 all モジュールおよびシステムの設定情報(IP アドレスを含む)をすべて削除し ます。 snmpv3 SNMPv3 コンフィギュレーションをすべて削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear config all コマンドを使用して設定を削除する場合、スイッチのデフォルト設定が復元されま す。削除された情報には、手動で設定した IP アドレス、および Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP;ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル) またはReverse Address Resolution Protocol(RARP)を介して学習された IP アドレスが含まれます。 設定を削除すると、sc0 インターフェイス上の IP アドレスおよびサブネット マスクは、0.0.0.0 に設 定されます。 (注) 例 clear config all コマンドを使用する前に、設定のバックアップを保存してください。 次に、モジュール 2 上の NVRAM の設定情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear config 2 This command will clear module 2 configuration. Do you want to continue (y/n) [n]? y .............................. Module 2 configuration cleared. Console> (enable) 次に、SNMPv3 の設定情報をすべて削除する例を示します。 Console> (enable) clear config snmpv3 This command will clear SNMP configuration in NVRAM. Do you want to continue (y/n) [n]? y Snmpv3 configuration cleared. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-14 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear config ― スイッチ 次に、設定情報をすべて削除する例を示します。 Console> (enable) clear config all This command will clear all configuration in NVRAM. This command will cause ifIndex to be reassigned on the next system startup. Do you want to continue (y/n) [n]? y Releasing IP address...Done ...... ................. ..................................................... System configuration cleared. Console> (enable) 関連コマンド configure show config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-15 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear counters clear counters MAC(メディア アクセス制御)カウンタ、EtherChannel MAC カウンタ、ポート カウンタ、チャネ ル トラフィック パーセンタイルをクリアするには、clear counters コマンドを使用します。 clear counters [all | mod/ports] 構文の説明 all (任意)すべてのポートを指定します。 mod/ports (任意)モジュールおよびモジュール上のポートの番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 クリアするポート範囲を指定しない場合、スイッチ上のすべてのポートがクリアされます。 例 次に、MAC およびポート カウンタを 0 にリセットする例を示します。 Console> (enable) clear counters all This command will reset all MAC and port counters reported in CLI and SNMP. Do you want to continue (y/n) [n]? y MAC and Port counters cleared. Console> (enable) 次に、特定のモジュールおよびポートの MAC およびポート カウンタを 0 にリセットする例を示し ます。 Console> (enable) clear counters 5/1 This command will reset MAC and port counters reported by the CLI and SNMP for port(s) 5/1. Do you want to continue (y/n) [n]? y MAC and Port counters cleared. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-16 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear crypto key rsa clear crypto key rsa すべての RSA 公開鍵ペアを削除するには、clear crypto key rsa コマンドを使用します。 clear crypto key rsa 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、RSA 鍵ペアを削除する例を示します。 Console> (enable) clear crypto key rsa Do you really want to clear RSA keys (y/n) [n]? RSA keys has been cleared. Console> (enable) 関連コマンド y set crypto key rsa show crypto key Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-17 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear dot1x config clear dot1x config すべてのポート上の dot1x をディセーブルにし、値を出荷時の設定に戻すには、clear dot1x config コマンドを使用します。 clear dot1x config 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、dot1x をディセーブルにし、値を出荷時の設定に戻す例を示します。 Console> (enable) clear dot1x config This command will disable Dot1x and take values back to factory default. Do you want to continue (y/n) [n]? y Dot1x config cleared. Console> (enable) 関連コマンド set dot1x set port dot1x show dot1x show port dot1x Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-18 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear gmrp statistics clear gmrp statistics 特定の VLAN(仮想 LAN)またはすべての VLAN から GARP Multicast Registration Protocol(GMRP) 統計情報をすべて削除するには、clear gmrp statistics コマンドを使用します。 clear gmrp statistics {vlan | all} 構文の説明 vlan VLAN の番号 all すべての VLAN からすべての GMRP 統計情報を削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、すべての VLAN から GMRP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear gmrp statistics all GMRP statistics cleared. Console> (enable) 次に、VLAN 1 から GMRP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear gmrp statistics 1 GMRP statistics cleared from VLAN 1. Console> (enable) 関連コマンド show gmrp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-19 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear gvrp statistics clear gvrp statistics GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)統計情報をすべて削除するには、clear gvrp statistics コ マンドを使用します。 clear gvrp statistics {mod/port | all} 構文の説明 mod/port モジュールおよびポートの番号 all すべてのポートの GVRP 統計情報を削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、GVRP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear gvrp statistics all GVRP statistics cleared for all ports. Console> (enable) 次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear gvrp statistics 2/1 GVRP statistics cleared on port 2/1. Console> (enable) 関連コマンド set gvrp show gvrp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-20 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear igmp filter clear igmp filter Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス ト フィルタ プロファイルをすべて削除するには、clear igmp filter all コマンドを使用します。 clear igmp filter all 構文の説明 all デフォルト IGMP マルチキャスト フィルタ機能は、IGMP マルチキャスト フィルタをすべて削除します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク 管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。 IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー ションをすべて削除します。 IGMP フィルタを削除すると、フィルタは削除され、フィルタと関連ポートとのアソシエーション がすべて削除されます。 例 次に、IGMP マルチキャスト フィルタをすべて削除する例を示します。 Console> (enable) clear igmp filter all Successfully remove all the profile(s) Console> (enable) 関連コマンド show igmp filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-21 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear igmp filter map clear igmp filter map Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス ト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエーションを削除するには、clear igmp filter map コマンドを使用します。 clear igmp filter map {port_list | all} 構文の説明 port_list モジュールおよびポート値、またはモジュールおよびポート値の範囲 all IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー ションをすべて削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク 管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。 IGMP フィルタ間のアソシエーションをクリアする場合、アソシエーションは削除されますが、フィ ルタは削除されません。 例 次に、ポートまたはポート リストと IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのアソシエーショ ンを削除する例を示します。 Console> (enable) clear igmp filter map all Console> (enable) 関連コマンド show igmp filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-22 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear igmp filter profile clear igmp filter profile Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス ト フィルタ プロファイルから IP アドレス、またはフィルタ プロファイルを削除するには、clear igmp filter profile コマンドを使用します。 clear igmp filter profile profile_id {ip_addr [- ip_addr]| all} 構文の説明 profile_id プロファイルに割り当てられた任意の番号 ip_addr IP アドレス。指定できる値は、1 または範囲です。 all IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー ションをすべて削除します。 デフォルト プロファイル ID 値は、clear igmp filter profile コマンドを使用して確立する必要があります。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク 管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。 IGMP フィルタを削除すると、フィルタは削除され、フィルタと関連ポートとのアソシエーション がすべて削除されます。 例 次に、IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイル(1)から IP アドレス(226.1.1.1)、またはフィ ルタ プロファイルを削除する例を示します。 Console> (enable) clear igmp filter profile 1 226.1.1.1 Console> (enable) 関連コマンド show igmp filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-23 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip alias clear ip alias set ip aliasコマンドで設定された IP エイリアスを削除するには、clear ip alias コマンドを使用します。 clear ip alias {name | all} 構文の説明 name 削除する IP アドレスのエイリアス all 設定済みの IP アドレスのエイリアスをすべて削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、babar という名前の定義済み IP エイリアスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ip alias babar IP alias deleted. Console> (enable) 関連コマンド set ip alias show ip alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-24 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip dns domain clear ip dns domain デフォルトの Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名を削除するには、 clear ip dns domain コマンドを使用します。 clear ip dns domain 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、デフォルトの DNS ドメイン名を削除する例を示します。 Console> (enable) clear ip dns domain Default DNS domain name cleared. Console> (enable) 関連コマンド set ip dns domain show ip dns Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-25 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip dns server clear ip dns server Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバ リストから DNS サーバを削除する には、clear ip dns server コマンドを使用します。 clear ip dns server {ip_addr | all} 構文の説明 ip_addr 削除する DNS サーバの IP アドレス。DNS によって解決できる IP エイリアス またはホスト名も使用できます。 all DNS サーバ リストの IP アドレスをすべて削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、DNS サーバ リストから IP アドレス 192.168.255.255 の DNS サーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ip dns server 192.168.255.255 192.168.255.255 cleared from DNS table. Console> (enable) 関連コマンド set ip dns server show ip dns Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-26 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip permit clear ip permit 指定された IP アドレスおよびマスク、または許可リストのすべての IP アドレスおよびマスクを削 除するには、clear ip permit コマンドを使用します。 clear ip permit {ip_addr} [mask] [telnet | ssh | snmp | all] IP 許可リストのエントリをすべて削除するには、clear ip permit all コマンドを使用します。 clear ip permit all 構文の説明 削除する IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム) によって解決できる IP エイリアスまたはホスト名も使用できます。 ip_addr mask (任意)指定された IP アドレスのサブネット マスク telnet (任意)Telnet IP 許可リストから IP アドレスを削除します。 ssh (任意)SSH 許可リストから IP アドレスを削除します。 snmp (任意)SNMP IP 許可リストから IP アドレスを削除します。 all (任意)SNMP および Telnet IP 許可リストから IP アドレスを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear ip permit all コマンドを使用すると、許可リストは削除されますが、IP 許可機能のステートは 変更されません。許可リストから IP アドレスがすべて削除されると、警告が表示されて機能がイ ネーブルになります。デフォルト(255.255.255.255)以外のマスクが設定されている場合に、特定 のエントリを削除するには、アドレスおよびマスクの両方を設定する必要があります。 telnet、ssh、snmp または all キーワードを指定しない場合、IP アドレスは SNMP および Telnet 許可 リストの両方から削除されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-27 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip permit 例 次に、指定された IP アドレスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102 172.100.101.102 cleared from IP permit list. Console> (enable) Console> (enable) clear ip permit 172.160.161.0 255.255.192.0 snmp 172.160.128.0 with mask 255.255.192.0 cleared from snmp permit list. Console> (enable) Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102 telnet 172.100.101.102 cleared from telnet permit list. Console> (enable) Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102 ssh 172.100.101.102 cleared from secure shell permit list. Console> (enable) Console> (enable) clear ip permit all IP permit list cleared. WARNING IP permit list is still enabled. Console> (enable) 関連コマンド set ip permit show ip permit show port counters Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-28 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip route ― ROM モニタ clear ip route ― ROM モニタ set ip コマンドで設定された IP ルートを削除するには、clear ip route コマンドを使用します。 clear ip route all 構文の説明 all デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、定義済みの IP ルートを削除する例を示します。 設定済みの IP アドレス ルートをすべて削除します。 rommon 1 > clear ip route all rommon 2 > 関連コマンド set ip route ― ROM モニタ show ip route ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-29 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip route ― スイッチ clear ip route ― スイッチ IP ルーティング テーブルのエントリを削除するには、clear ip route コマンドを使用します。 clear ip route all clear ip route destination gateway 構文の説明 all IP ルーティング テーブルのエントリをすべて削除します。 destination ホストまたはネットワークの IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメ イン ネーム システム)によって解決できる IP エイリアスまたはホスト名も 使用できます。 gateway ゲートウェイ ルータの IP アドレスまたはエイリアス デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、clear ip route コマンドを使用して、ルート テーブル エントリを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ip route 172.16.2.2 elvis Route deleted. Console> (enable) 関連コマンド set ip route ― スイッチ show ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-30 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos clients mandatory clear kerberos clients mandatory ネットワーク上のサービスの必須 Kerberos 認証をディセーブルにするには、clear kerberos clients mandatory コマンドを使用します。 clear kerberos clients mandatory 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト Kerberos クライアントは、必須に設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。ただし、転 送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しようとして も、出力には Kerberos 証明書が表示されません。 Kerberos 対応 Telnet を使用している場合、スイッチからネットワーク上の Kerberos 対応リモート ス イッチへの認証をユーザが受ける際、ユーザの TGT を転送するようにスイッチを任意に設定する こともできます。 ユーザがスイッチに認証されたあと、ネットワーク上の Kerberos クライアントを搭載しただけの他 のサービスに認証されるように、スイッチをセキュリティの追加レイヤとして任意で設定できま す。Kerberos 認証を強制しないで、Kerberos 認証が失敗した場合、アプリケーションはネットワー ク サービスに対する認証のデフォルト方式を使用して、ユーザを認証しようとします。たとえば、 Telnet はパスワードの入力を指示します。 例 次に、必須 Kerberos 認証を削除する例を示します。 Console> (enable) clear kerberos clients mandatory Kerberos clients mandatory cleared Console> (enable) 関連コマンド set kerberos clients mandatory set kerberos credentials forward Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-31 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos credentials forward clear kerberos credentials forward 証明書の転送をディセーブルにするには、clear kerberos credentials forward コマンドを使用します。 clear kerberos credentials forward 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト Kerberos 証明書の転送は、ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。ただし、転 送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しようとして も、出力には Kerberos 証明書が表示されません。 Kerberos 対応 Telnet を使用している場合、スイッチからネットワーク上の Kerberos 対応リモート ホ ストへの認証をユーザが受ける際、ユーザの TGT を転送するようにスイッチを任意に設定するこ ともできます。 例 次に、Kerberos 証明書の転送をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) clear kerberos credentials forward Kerberos credentials forwarding disabled Console> (enable) 関連コマンド set kerberos clients mandatory set kerberos credentials forward Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-32 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos creds clear kerberos creds Kerberos 証明書をすべて削除するには、clear kerberos creds コマンドを使用します。 clear kerberos creds 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト Kerberos 証明書の転送は、ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。このコマン ドは、すべての Kerberos 証明書を削除します。 例 次に、すべての Kerberos 証明書を削除する例を示します。 Console> (enable) clear kerberos creds Console> (enable) 関連コマンド set kerberos credentials forward Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-33 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos realm clear kerberos realm Kerberos レルム名を Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名またはホス ト名にマッピングするエントリを削除するには、clear kerberos realm コマンドを使用します。 clear kerberos realm {dns-domain | host} kerberos-realm 構文の説明 dns-domain Kerberos レルムにマッピングする DNS ドメイン名 host Kerberos レルムにマッピングする IP アドレスまたは名前 kerberos-realm Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos レルム名は、DNS ドメイン名またはホスト名にマッピングされることがあります。この マッピングは、set kerberos realm コマンドで実行されます。 例 次に、Kerberos レルムをドメイン名にマッピングするエントリを削除する例を示します。 Console> (enable) clear kerberos realm CISCO CISCO.COM Kerberos DnsDomain-Realm entry CISCO - CISCO.COM deleted Console> (enable) 関連コマンド set kerberos local-realm set kerberos realm Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-34 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos server clear kerberos server 指定された Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)エントリを削除するには、clear kerberos server コマンドを使用します。 clear kerberos server kerberos-realm {hostname | ip-address} [port_num] 構文の説明 kerberos-realm Kerberos レルム名 hostname KDC を稼働するホスト名 ip-address KDC を稼働するホストの IP アドレス (任意)モジュールのポート番号 port_num デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチに対して、Kerberos レルムで使用する KDC を指定できます。このコマンドは、テーブル からのサーバ エントリを削除します。 例 次に、スイッチに入力された KDC サーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear kerberos server CISCO.COM 187.0.2.1 750 Kerberos Realm-Server-Port entry CISCO.COM-187.0.2.1-750 deleted Console> (enable) 関連コマンド set kerberos server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-35 第2章 clear kerberos srvtab entry Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear kerberos srvtab entry コマンドラインから、スイッチに直接入力された SRVTAB ファイルを削除するには、clear kerberos srvtab entry コマンドを使用します。 clear kerberos srvtab entry kerberos-principal principal-type 構文の説明 kerberos-principal スイッチ上のサービス principal-type Kerberos SRVTAB のバージョン デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スイッチに直接入力された SRVTAB ファイルを削除する例を示します。 kerberos> (enable) clear kerberos srvtab entry host/[email protected] 0 kerberos> (enable) 関連コマンド set kerberos srvtab entry set kerberos srvtab remote Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-36 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear key config-key clear key config-key 設定鍵を削除するには、clear key config-key コマンドを使用します。 clear key config-key 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、Data Encryption Standard(DES; データ暗号標準)鍵を削除する例を示します。 Console> (enable) clear key config-key Console> (enable) 関連コマンド set key config-key Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-37 第2章 clear lacp-channel statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear lacp-channel statistics Link Aggression Control Protocol(LACP)統計情報を削除するには、clear lacp-channel statistics コマ ンドを使用します。 clear lacp-channel statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、LACP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear lacp-channel statistics LACP channel counters are cleared. Console> (enable) 関連コマンド set channelprotocol set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelcost set spantree channelvlancost show lacp-channel show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-38 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear localusers clear localusers スイッチからローカル ユーザ アカウントを削除するには、clear localusers コマンドを使用します。 clear localusers username 構文の説明 username デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ローカル ユーザ アカウントを削除する例を示します。 ローカル ユーザ アカウント Console> (enable) clear localuser troy Local user cleared. Console> (enable) 関連コマンド set localuser show localusers Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-39 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear log clear log モジュール、システム エラー ログ、またはダンプ ログ エントリをクリアするには、clear log コマ ンドを使用します。 clear log [mod] clear log dump 構文の説明 mod dump (任意)モジュール番号 ダンプ ログ エントリをクリアします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 モジュール番号を指定しない場合、システム全体のシステム エラー ログがクリアされます。 例 次に、システム エラー ログをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear log System error log cleared. Console> (enable) 次に、ダンプ ログをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear log dump Console> (enable) 関連コマンド show kerberos show log Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-40 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear log command clear log command コマンド ログ エントリ テーブルを削除するには、clear log command コマンドを使用します。 clear log command [mod] 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 コマンド ログ エントリ テーブルは、コンソールまたは Telnet からスイッチに入力されたコマンド のヒストリ ログです。 例 次に、モジュール 3 のコマンド ログ テーブルを削除する例を示します。 (任意)モジュール番号 Console> (enable) clear log command 3 Module 3 log cleared. Console> (enable) 関連コマンド show log command Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-41 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear logging buffer clear logging buffer システム ロギング バッファをクリアするには、clear logging buffer コマンドを使用します。 clear logging buffer 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システム ロギング バッファをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear logging buffer System logging buffer cleared. Console> (enable) 関連コマンド show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-42 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear logging level clear logging level すべてのファシリティのデフォルト ロギング レベルを出荷時の設定にリセットするには、clear logging level コマンドを使用します。 clear logging level [facility | all] 構文の説明 facility (任意)リセットするファシリティ名。ファシリティ タイプについては、set logging level を参照してください。 all (任意)すべてのファシリティをリセットします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、すべてのファシリティを出荷時の設定に戻す例を示します。 Console> (enable) clear logging level all Default logging level for all facilities cleared. Console> (enable) 次に、システムを出荷時の設定に戻す例を示します。 Console> (enable) clear logging level system Default logging level for facility <sys> cleared. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-43 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear logging server clear logging server システム ログ サーバ テーブルから Syslog サーバを削除するには、clear logging server コマンドを 使用します。 clear logging server ip_addr 構文の説明 ip_addr デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、設定から Syslog サーバを削除する例を示します。 削除する Syslog サーバの IP アドレス Console> (enable) clear logging server 192.168.255.255 System log server 192.168.255.255 removed from system log server table. Console> (enable) 関連コマンド set logging server show logging Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-44 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear multicast router clear multicast router 手動で設定したマルチキャスト ルータ ポートを、マルチキャスト ルータ ポート リストから削除す るには、clear multicast router コマンドを使用します。 clear multicast router {mod/port | all} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 all すべてのマルチキャスト ルータ ポートを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、マルチキャスト ルータ ポート リストからモジュール 3 のポート 1 を削除する例を示します。 Console> (enable) clear multicast router 3/1 Port 3/1 cleared from multicast router port list. Console> (enable) 関連コマンド set multicast router show multicast router Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-45 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ntp key clear ntp key すべての、または特定の認証鍵を削除するには、clear ntp key コマンドを使用します。 clear ntp key {public_keynum | all} 構文の説明 public_keynum 鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。 all すべての認証鍵を削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、Network Time Protocol(NTP)認証鍵を削除する例を示します。 Console> (enable) clear ntp key 435 NTP key 435 cleared. Console> (enable) 関連コマンド set ntp key Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-46 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ntp server clear ntp server Network Time Protocol(NTP)サーバ テーブルから 1 つまたは複数のサーバを削除するには、clear ntp server コマンドを使用します。 clear ntp server {ip_addr | all} 構文の説明 ip_addr サーバ テーブルから削除するサーバの IP アドレス all サーバ テーブル内のサーバ アドレスをすべて削除します。 デフォルト NTP サーバは、設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、サーバ テーブルから特定の NTP サーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ntp server 172.20.22.191 NTP server 172.20.22.191 removed. Console> (enable) 次に、サーバ テーブルからすべての NTP サーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ntp server all All NTP servers cleared. Console> (enable) 関連コマンド set ntp server show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-47 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ntp timezone clear ntp timezone タイム ゾーンをデフォルトの Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)に戻すには、clear ntp timezone コマンドを使用します。 clear ntp timezone 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト タイム ゾーンは、UTC です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear ntp timezone コマンドが機能するのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働しているときの みです。時間を手動で設定し、NTP を解除した場合には、このコマンドは機能しません。 例 次に、タイム ゾーンを削除する例を示します。 Console> (enable) clear ntp timezone Timezone name and offset cleared. Console> (enable) 関連コマンド set ntp timezone show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-48 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear port host clear port host アクセス ポートをシステム デフォルト設定に戻すには、clear port host コマンドを使用します。 clear port host 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、モジュール 2 のポート ホスト 1 を削除する例を示します。 Console> (enable) clear port host 2/1 Port(s) 2/1 trunk mode set to auto. Spantree port 2/1 fast start disabled. Port(s) 2/1 channel mode set to auto. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート ホスト 1 ∼ 4 を削除する例を示します。 Console> (enable) clear port host 2/1-4 Port(s) 2/1 trunk mode set to auto. Port(s) 2/2 trunk mode set to auto. Port(s) 2/3 trunk mode set to auto. Port(s) 2/4 trunk mode set to auto. Spantree ports 2/1-4 fast start disabled. Port(s) 2/1 channel mode set to auto. Port(s) 2/2 channel mode set to auto. Port(s) 2/3 channel mode set to auto. Port(s) 2/4 channel mode set to auto. console> (enable) 関連コマンド set port host Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-49 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear port security clear port security すべての MAC(メディア アクセス制御)アドレスまたは特定の MAC アドレスを、ポート上のセ キュア MAC アドレス リストから削除するには、clear port security コマンドを使用します。 clear port security mod/port {mac_addr | all} 構文の説明 mod/ port (任意)モジュール上のモジュールおよびポートの番号 mac_addr 削除する MAC アドレス all すべての MAC アドレスを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ポート上のセキュア アドレス リストから特定の MAC アドレスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear port security 4/1 00-11-22-33-44-55 00-11-22-33-44-55 cleared from secure address list list for port 4/1. Console> (enable) 関連コマンド set port security show port security Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-50 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear pvlan mapping clear pvlan mapping プライベート VLAN(仮想 LAN)マッピングを削除するには、clear pvlan mapping コマンドを使用 します。 clear pvlan mapping {primary_vlan}{isolated_vlan | community_vlan}{mod/port} clear pvlan mapping {mod/port} 構文の説明 primary_vlan プライマリ VLAN の番号 isolated_vlan 隔離 VLAN の番号 community_vlan コミュニティ VLAN の番号 mod/port モジュール上のモジュールおよびプロミスキャス ポートの番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 削除するマッピングを指定しない場合、指定したプロミスキャス ポートのマッピングがすべて削除 されます。 例 次に、モジュール 3 のポート 2 ∼ 5 で設定済みの VLAN 901 ∼ 902 のマッピングを削除する例を示 します。 Console> (enable) clear pvlan mapping 901 902 3/2-5 Successfully cleared mapping between 901 and 902 on 3/2-5 Console> (enable) 関連コマンド clear config pvlan clear vlan set pvlan set pvlan mapping set vlan show pvlan show pvlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-51 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear qos config clear qos config set qos コマンドで設定した値をデフォルト値に戻し、Class of Service(CoS; サービス クラス)/MAC (メディア アクセス制御)アドレス マッピングを削除するには、clear qos config コマンドを使用し ます。 clear qos config 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、set qos コマンドで設定した値をデフォルト値に戻し、MAC アドレスに割り当てられた CoS を削除する例を示します。 Console> (enable) clear qos config This command will disable QoS and take values back to factory default. Do you want to continue (y/n) [n]? y QoS config cleared. Console> (enable) 関連コマンド set qos show qos status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-52 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear qos defaultcos clear qos defaultcos スイッチ全体の Class of Service(CoS; サービス クラス)値をデフォルトに戻すには、clear qos defaultcos コマンドを使用します。 clear qos defaultcos 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト CoS は 0 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スイッチ全体をデフォルト CoS 値に戻す例を示します。 Console> (enable) clear qos defaultcos qos defaultcos setting cleared. Console> (enable) 関連コマンド set qos show qos status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-53 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear qos map clear qos map Class of Service(CoS; サービス クラス)/ 送信キューおよび廃棄スレッシュホールド値をデフォル ト値に戻すには、clear qos map コマンドを使用します。 clear qos map port_type 構文の説明 port_type デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、1q4t ポート上の CoS/ 送信キューおよび廃棄スレッシュホールド マッピングをデフォルト値 に戻す例を示します。 ポート タイプ。有効なポート タイプは、1q4t および 2q1t です。 Console> (enable) clear qos map 1q4t Qos map setting cleared. Console> (enable) 関連コマンド set qos map show qos status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-54 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear radius key clear radius key Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)共有鍵テーブルから、RADIUS 共有鍵をすべ て、または 1 つ削除するには、clear radius key コマンドを使用します。 clear radius key 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、RADIUS 鍵を削除する例を示します。 Console> (enable) clear radius key Radius server key cleared. Console> (enable) 関連コマンド set radius key show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-55 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear radius server clear radius server Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバ テーブルから、RADIUS サーバをすべ て、または 1 つ削除するには、clear radius server コマンドを使用します。 clear radius server all clear radius server ip_addr 構文の説明 all RADIUS サーバ テーブルから、すべての RADIUS サーバを削除します。 ip_addr 削除する RADIUS サーバの IP アドレス デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、RADIUS サーバ テーブルから特定の RADIUS サーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear radius server 192.168.255.255 192.168.255.255 cleared from radius server table. Console> (enable) 関連コマンド set radius server show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-56 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear rcp clear rcp ファイル転送の Remote Copy Protocol(RCP)情報を削除するには、clear rcp コマンドを使用します。 clear rcp 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、RCP 情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear rcp Console> (enable) 関連コマンド set rcp username show rcp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-57 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp access clear snmp access 特定のセキュリティ モデルおよびセキュリティ レベルのある SNMP(簡易ネットワーク管理プロ トコル)グループのアクセス権を削除するには、clear snmp access コマンドを使用します。 clear snmp access [-hex] groupname {security-model {v1 | v2c | v3}} {noauthentication | authentication | privacy} 構文の説明 -hex (任意)16 進数表記で groupname を表示します。 groupname SNMP アクセス テーブル名 security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、 v2c、 または v3 のアクセス権を削除します。 noauthentication 認証プロトコルを使用しないように、 セキュリティ モデルを設定し ます。 authentication 認証プロトコルのタイプを表示します。 privacy ユーザ保護のため、送信されたメッセージが開示されないようにし ます。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 groupname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、グループの SNMP アクセスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp access cisco-group security-model v3 authentication Cleared snmp access cisco-group version v3 level authentication. Console> (enable) 関連コマンド clear config ― スイッチ set snmp access show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-58 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp access-list clear snmp access-list アクセス リスト番号に関連付けられたホストの IP アドレスをクリアするには、clear snmp access-list コマンドを使用します。 clear snmp access-list access_number IP_address [[IP_address] ...] 構文の説明 access_number 特定のコミュニティ ストリングの使用を許可されたホストのリストを指定す る番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。 IP_address アクセス リストと関連する IP アドレス。詳細については、「使用上の注意事 項」を参照してください。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 複数の IP アドレスを指定する場合、それぞれの IP アドレスをスペースで区切ります。 例 次に、アクセス リスト番号 2 からホストの IP アドレスをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear snmp access-list 2 172.20.60.8 Access number 2 no longer associated with 172.20.60.8 Console> (enable) 次に、アクセス リスト番号 101 から IP アドレスをすべてクリアする例を示します。 Console> (enable) clear snmp access-list 101 All IP addresses associated with access-number 101 have been cleared. Console> (enable) 関連コマンド set snmp access-list Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-59 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp community clear snmp community 既存のコミュニティ ストリングを削除し、異なるコミュニティ ストリングとセキュリティ モード との間のマッピングを削除するには、clear snmp community コマンドを使用します。 clear snmp community {read-only | read-write | read-write-all} community_string clear snmp community index [-hex] {index_name} 構文の説明 read-only 指定した SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティへの読み 取り専用アクセスを削除します。 read-write 指定した SNMP コミュニティへの読み取り / 書き込みアクセスを削除します。 read-write-all 指定した SNMP コミュニティへの読み取り / 書き込みアクセスを削除します。 community_string SNMP コミュニティ名 index インデックスを削除します。 -hex index_name (任意)16 進数表記で index_name を表示します。 SNMP インデックス名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 index_name に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 index_name を入力しない場合、ヌル コンテキスト ストリングが使用されます。 例 次に、SNMP コミュニティ ストリングをクリアする例を示します。 Console> (enable) clear snmp community read-only public1 Community string public1 with access read-only has been removed Console> (enable) 次に、グループの SNMP アクセスを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp community index ind1 Cleared snmp community ind1. Console> (enable) 関連コマンド set snmp community show snmp community Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-60 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp community-ext clear snmp community-ext 既存のコミュニティ ストリングをクリアするには、clear snmp community-ext コマンドを使用しま す。 clear snmp community-ext community_string 構文の説明 community_string デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 コミュニティ ストリングをクリアする場合、vacmAccessTable および vacmSecurityToGroup テーブ ルの対応するエントリも削除されます。 例 次に、既存のコミュニティ ストリングをクリアする例を示します。 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ名 Console> (enable) clear snmp community-ext public1 Community string public1 has been removed. Console> (enable) 関連コマンド set snmp community-ext Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-61 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp group clear snmp group SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを SNMP グループから削除するには、clear snmp group コマンドを使用します。 clear snmp group [-hex] groupname user {[-hex] username}security-model {v1 | v2c | v3} 構文の説明 -hex (任意)16 進数表記で groupname および username を表示します。 groupname アクセス制御を定義する SNMP グループ名 user SNMP グループのユーザ名 username SNMP ユーザ名 security model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c または v3 から、SNMP ユーザを削除 します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 例 groupname または username に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、 16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン (:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 次に、vacmAccessTable から SNMP グループを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp group cisco-group user joe security-model v3 Cleared snmp group cisco-group user joe version v3. Console> (enable) 関連コマンド set snmp group show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-62 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp notify clear snmp notify SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)NotifyTable から SNMP 通知名を削除するには、clear snmp notify コマンドを使用します。 clear snmp notify [-hex] {notifyname} 構文の説明 (任意)16 進数表記で notifyname を表示します。 -hex snmpNotifyTable にインデックスを付ける一意の ID notifyname デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 notifyname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、SNMP NotifyTable から、SNMP 通知名を削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp notify joe Cleared SNMP notify table joe. Console> (enable) 関連コマンド set snmp notify show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-63 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp targetaddr clear snmp targetaddr TargetAddressTable から、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エント リを削除するには、clear snmp targetaddr コマンドを使用します。 clear snmp targetaddr [-hex] {addrname} 構文の説明 -hex addrname (任意)16 進数表記で addrname を表示します。 任意ですが、一意なターゲット エージェント名。最大長は 32 バイトです。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 addrname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、SNMP TargetAddressTable の SNMP ターゲット アドレスのエントリを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp targetaddr joe Cleared SNMP targetaddr joe. Console> (enable) 関連コマンド set snmp targetaddr show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-64 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp targetparams clear snmp targetparams snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット パラ メータを削除するには、clear snmp targetparams コマンドを使用します。 clear snmp targetparams [-hex] {paramsname} 構文の説明 (任意)16 進数表記で paramsname を表示します。 -hex snmpTargetParamsTable のターゲット パラメータ名。最大長は 32 バイトです。 paramsname デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 paramsname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、snmpTargetParamsTable の SNMP ターゲット パラメータを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp targetparams joe Cleared SNMP targetparams table joe. Console> (enable) 関連コマンド set snmp targetparams show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-65 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp trap clear snmp trap SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ レシーバー テーブルからエントリを削除する には、clear snmp trap コマンドを使用します。 clear snmp trap {rcvr_addr | all} clear snmp trap rcvr_addr [port rcvr_port] [owner rcvr_owner] [index rcvr_index] 構文の説明 rcvr_addr 削除するトラップ レシーバー(SNMP 管理ステーション)の IP アドレスまた は IP エイリアス(101.102.103.104 のようなドット付き 10 進数表記) all SNMP トラップ レシーバー テーブルのすべてのエントリを削除します。 port rcvr_port (任意)UDP ポートおよびポート番号。rcvr_port の値は 0 ∼ 65535 です。 owner rcvr_owner (任意)SNMP トラップの設定を行ったユーザを識別します。rcvr_owner は 1 ∼ 21 文字です。 index rcvr_index (任意)このエントリを識別します。rcvr_index の値は 1 ∼ 65535 です。 デフォルト SNMP トラップ レシーバー テーブルは空です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、SNMP トラップ レシーバー テーブルから 1 つのエントリを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp trap 192.168.255.255 SNMP trap receiver deleted. Console> (enable) 関連コマンド set snmp trap show port counters test snmp trap Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-66 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp user clear snmp user SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを削除するには、clear snmp user コマンドを使 用します。 clear snmp user [-hex] {username} [remote {engineid}] 構文の説明 (任意)16 進数表記で username を表示します。 -hex エージェントに接続するホスト上のユーザ名 username (任意)リモート SNMP エンジン上のユーザ名 remote engineid デフォルト ローカル SNMP エンジン ID が使用されます(リモート エンジン ID がない場合) 。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 username に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、SNMP グループからユーザを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp user joe Cleared SNMP user joe. Console> (enable) 次に、リモート SNMP エンジン上のユーザを削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp user joe remote 00:00:00:09:00:d0:00:4c:18:00 Cleared SNMP user. Console> (enable) 関連コマンド set snmp user show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-67 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear snmp view clear snmp view vacmViewTreeFamilyTable から MIB(管理情報ベース)ビュー名を削除するには、clear snmp view コマンドを使用します。 clear snmp view [-hex] {viewname} [subtree] 構文の説明 -hex viewname subtree (任意)16 進数表記で viewname を表示します。 MIB ビュー名 (任意)サブツリー名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 viewname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 マスクとともに使用される MIB サブツリーは、Object Idetifier(OID; オブジェクト識別子)形式ま たは有効な OID にマッピングされたテキスト名で、表示サブツリーを定義します。 例 次に、特定のサブツリーから SNMP MIB myview を削除する例を示します。 Console> (enable) clear snmp view myview 1.1.3 Cleared snmp view myview with subtree 1.1.3 Console> (enable) 次に、すべてのサブツリーから SNMP MIB myview を削除する例を示します。 Console> (enable) Cleared snmp view Cleared snmp view Cleared snmp view Console> (enable) 関連コマンド clear snmp view myview myview with subtree 1.2 myview with subtree 1.1.3 myview with subtree 1.4.3 set snmp view show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-68 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree detected-protocols clear spantree detected-protocols レガシー ブリッジおよび Multiple Spanning-Tree(MST)リージョンの境界ポートを削除するには、 clear spantree detected-protocols コマンドを使用します。 clear spantree detected-protocols mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear spantree detected-protocols コマンドを使用できるのは、MST モードおよび RAPID-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードのみです。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)では保 存されません。clear spantree detected-protocols コマンドを入力したときに、mod/port 番号を指定し ない場合、接続されたすべてのポートでプロトコル検出が実行されます。 例 次に、ポート 2 またはモジュール 3 上のレガシー ブリッジおよび境界ポートのプロトコル検出を設 定する例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号。詳細については、 「使用上 の注意事項」を参照してください。 Console> (enable) clear spantree detected-protocols 3/2 Spanning tree protocol detection forced on port 3/2 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mode set spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-69 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree mst clear spantree mst Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを削除するには、 clear spantree mst コマンドを使用します。 clear spantree mst instance [vlan vlans] 構文の説明 instance vlan vlans インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。詳細については、「使用上の注意 事項」を参照してください。 (任意)VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 インスタンス番号を 1 つだけ入力した場合、VLAN 番号も入力できます。インスタンス番号の範囲 を入力したときは、VLAN 番号は入力できません。 VLAN を指定しない場合、すべての VLAN のマッピングが、指定したインスタンスから削除され、 MST インスタンス 0(IST)に追加されます。 例 次に、MST インスタンス 2 から VLAN 2 を削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree mst 2 vlan 2 Console> (enable) 関連コマンド show spantree mst Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-70 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portcost clear spantree portcost スイッチ上のポートのポート コストを削除するには、 clear spantree portcostコマンドを使用します。 clear spantree portcost mod/port [mst] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)デフォルトのパス コストをポート上の MST インスタンスに戻します。 mst デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ポート上のデフォルトのパス コストを戻す例を示します。 Console> (enable) clear spantree portcost 3/1 Port 3/1 is using the cost 0. Console> (enable) 次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のすべての MST インスタンスに戻す例を示します。 Console> (enable) clear spantree portcost 8/1 mst Port 8/1 MST is using the cost 20000 in MST mode. Console> (enable) 関連コマンド set spantree portcost show spantree statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-71 第2章 clear spantree portinstancecost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portinstancecost デフォルトのパス コストをポート上のインスタンスに戻すには、clear spantree portinstancecost コ マンドを使用します。 clear spantree portinstancecost mod/port [mst] instances 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)デフォルトのパス コストをポート上の MST インスタンスに戻します。 mst インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 instances デフォルト 次の表に、デフォルト設定を示します。 表 2-1 clear spantree portinstancecost コマンドのデフォルトのポート コスト ポート速度 デフォルトのポート コスト 4 Mb 250 10 Mb 100 16 Mb 62 100 Mb 19 155 Mb 14 1 Gb 4 10 Gb 2 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドが有効なのは、Multi-Instance Shared Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードのみです。 例 次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のインスタンスに戻す例を示します。 Console> (enable) clear spantree portinstancecost 5/1 2 Port 5/1 mistp-instance 1-16 have path cost 200000. Console> (enable) 次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のすべての MST インスタンスに戻す例を示します。 Console> (enable) clear spantree portinstancecost 8/1 mst 0-15 Port 8/1 MST Instance 0-15 have path cost 20000. Console> (enable) 関連コマンド set spantree portinstancecost show spantree statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-72 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portinstancepri clear spantree portinstancepri スパニングツリー ポート インスタンスのプライオリティをリセットするには、clear spantree portinstancepri コマンドを使用します。 clear spantree portinstancepri mod/port [instances] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 instances デフォルト ポート プライオリティは 0 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドが有効なのは、Multi-Instance Shared Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードのみです。 例 次に、スパニングツリー ポート インスタンスのプライオリティをリセットする例を示します。 Console> (enable) clear spantree portinstancepri 5/1 2 Port 5/1 instances 1-16 using portpri 32. Console> (enable) 次に、すべての MST インスタンスのスパニングツリー ポート プライオリティをリセットする例を 示します。 Console> (enable) clear spantree portinstancepri 8/1 mst 0-15 Port 8/1 MST Instances 0-15 using portpri 32 Console> (enable) 関連コマンド set spantree portinstancepri show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-73 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portpri clear spantree portpri スイッチ上のポートのポート プライオリティを削除するには、clear spantree portpri コマンドを使 用します。 clear spantree portpri mod/port [mst] 構文の説明 mod/port mst モジュール番号およびモジュール上のポート番号 (任意)スパニングツリー Multiple Spanning-Tree(MST)ポート プライオリ ティをリセットします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スパニングツリー ポート プライオリティを削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree portpri 3/1 Port 3/1 is using the cost 32. Console> (enable) 次に、スパニングツリー MST ポート プライオリティを削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree portpri 8/1 mst Port 8/1 is using the priority 32 in MST mode. Console> (enable) 関連コマンド set spantree portpri show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-74 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portvlancost clear spantree portvlancost ポート上のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)コストを戻すには、clear spantree portvlancost コマンドを使用します。 clear spantree portvlancost mod/port preferred_vlans 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 preferred_vlans デフォルトのスパニングツリー ポート VLAN コストを戻す VLAN のリスト。 有効値は 1 ∼ 1005 です。 次の表に、デフォルト設定を示します。 表 2-2 clear spantree portvlancost コマンドのデフォルトのポート コスト ポート速度 デフォルトのポート コスト 100 Kb 200,000,000 1 Mb 20,000,000 10 Mb 2,000,000 100 Mb 200,000 1 Gb 20,000 10 Gb 2,000 100 Gb 200 1 Tb 20 10 Tb 2 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ポート 2/10 上の VLAN 1 ∼ 10 のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN コストを戻す 例を示します。 Console> (enable) clear spantree portvlancost 2/10 1-10 Port 2/10 VLANs 11-21 have path cost 6 Port 2/10 VLANs 1-10,22-1000 have path cost 10. Console> (enable) 関連コマンド set spantree portfast show spantree statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-75 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree portvlanpri clear spantree portvlanpri ポート上のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)プライオリティを戻すには、 clear spantree portvlanpri コマンドを使用します。 clear spantree portvlanpri mod_num port_num vlans clear spantree portvlanpri trcrf | trbrf 構文の説明 mod_num モジュールの番号 port_num モジュールのポート番号 vlans デフォルトのスパニングツリー ポート VLAN プライオリティを戻す VLAN の リスト。有効値は 1 ∼ 1005 です。 trcrf スパニングツリー ポート VLAN プライオリティを削除する Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF) trbrf スパニングツリー ポート VLAN プライオリティを削除する Token Ring Bridge Relay Function(TrBRF) デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、モジュール 1、ポート 2 上の VLAN 23 ∼ 40 のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN プライオリティを戻す例を示します。 Console> Port 1/2 Port 1/2 Console> 関連コマンド (enable) clear spantree portvlanpri 1/2 23-40 vlans 3,6-20,23-1000 using portpri 32 vlans 1-2,4-5,21-22 using portpri 30 (enable) clear spantree portinstancecost show spantree mistp-instance show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-76 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree redetected-protocols clear spantree redetected-protocols レガシー ブリッジおよび Mutiple Spanning-Tree(MST)リージョンの境界ポートを削除するには、 clear spantree redetected-protocols コマンドを使用します。 clear spantree redetected-protocol mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear spantree redetected-protocol コマンドを使用できるのは、MST モードおよび RAPID-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードのみです。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)では保 存されません。clear spantree redetected-protocol コマンドを入力したときに、mod/port 番号を指定 しない場合、接続されたすべてのポートでプロトコル検出が実行されます。 例 次に、モジュール 3 のポート 2 上のレガシー ブリッジおよび境界ポートのプロトコル検出を設定す る例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号。詳細については、 「使用上 の注意事項」を参照してください。 Console> (enable) clear spantree redetected-protocol 3/2 Spanning tree protocol detection forced on port 3/2 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mode set spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-77 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree root clear spantree root スイッチ上のスパニングツリー ブリッジ プライオリティ、hello タイム、最大エージング タイム、 転送遅延をデフォルト値に戻すには、clear spantree root コマンドを使用します。 clear spantree root vlans clear spantree root mistp-instance instances clear spantree root mst instances 構文の説明 デフォルト vlans スパニングツリーのデフォルト設定を戻す VLAN(仮想 LAN)の リスト。有効値は 1 ∼ 1005 です。 mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instances MST インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 次の表に、デフォルト設定を示します。 表 2-3 clear spantree root コマンドのデフォルト設定 値 デフォルト設定 スイッチ プライオリティ 32768 転送遅延 15 秒 hello タイム 2秒 最大エージング タイム 20 秒 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、VLAN 範囲のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。 Console> (enable) VLANs 1-20 bridge VLANs 1-20 bridge VLANs 1-20 bridge VLANs 1-20 bridge Console> (enable) clear spantree root 1-20 priority set to 32678. hello time set to 2 seconds. max aging time set to 20 seconds. forward delay set to 15 seconds. 次に、2 つの特定の VLAN 上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree root 22,24 VLANs 22,24 bridge priority set to 32678. VLANs 22,24 bridge hello time set to 2 seconds. VLANs 22,24 bridge max aging time set to 20 seconds. VLANs 22,24 bridge forward delay set to 15 seconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-78 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree root 次に、インスタンス上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。 Console> Instance Instance Instance Instance Console> (enable) 1 bridge 1 bridge 1 bridge 1 bridge (enable) clear spantree root mistp-instance 1 priority set to 32768. max aging time set to 20. hello time set to 2. forward delay set to 15. 次に、MST インスタンス上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree root mst 0 MST Instance s 0 bridge priority set to 32768. Instances 0 bridge max aging time set to 20. Instances 0 bridge hello time set to 2. Instances 0 bridge forward delay set to 15. Console> (enable) 関連コマンド set spantree root show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-79 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree statistics clear spantree statistics 指定したポートまたは VLAN(仮想 LAN)上のスパニングツリー統計情報を削除するには、clear spantree statistics コマンドを使用します。 clear spantree statistics mod/port clear spantree statistics vlans clear spantree statistics mistp-instance instances clear spantree statistics mst instance 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポートの番号 vlans 削除する VLAN 番号のリスト mistp-instance instances Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance MST インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、VLAN 1 のスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree statistics 1 Cleared all VLAN counters for VLAN 1 Statistics cleared for vlans 1 Console> (enable) 次に、ポートのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree statistics 3/1 Statistics cleared for module 3/1 Console> (enable) 次に、インスタンスのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree statistics mistp-instance 2 Statistics cleared for instances 2 Console> (enable) 次に、MST インスタンスのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear spantree statistics mst 0 Statistics cleared for MST instance: 0 Console> (enable) 関連コマンド show spantree statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-80 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear spantree uplinkfast clear spantree uplinkfast UplinkFast をディセーブルにし、スパニングツリー ブリッジ プライオリティ、ポート プライオリ ティ、ポート コストをデフォルト値に戻すには、clear spantree uplinkfast コマンドを使用します。 clear spantree uplinkfast 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、VLAN(仮想 LAN)ロードバランス設定に影響を及ぼす可能性があるスパニング ツリー ポート プライオリティおよびポート コストを変更します。 例 次に、UplinkFast 機能をオフにし、スパニングツリー ブリッジ プライオリティ、ポート プライオ リティ、ポート コストをデフォルト値に戻す例を示します。 Console> (enable) clear spantree uplinkfast This command will cause all portcosts, portvlancosts, and the bridge priority on all vlans to be set to default. Do you want to continue (y/n) [n]? y VLANs 1-1005 bridge priority set to 32768. The port cost of all bridge ports set to default value. The portvlancost of all bridge ports set to default value. uplinkfast disabled for bridge. Console> (enable) 関連コマンド set spantree uplinkfast show spantree uplinkfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-81 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear tacacs key clear tacacs key Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)認証および暗号化サーバ鍵を削除 するには、clear tacacs key コマンドを使用します。 clear tacacs key 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト 鍵値はヌルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、認証および暗号化に使用する TACACS+ サーバ鍵を削除する例を示します。 Console> (enable) clear tacacs key TACACS server key cleared. Console> (enable) 関連コマンド set tacacs key show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-82 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear tacacs server clear tacacs server Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバ リストからホストを削除 するには、clear tacacs server コマンドを使用します。 clear tacacs server {ip_addr | all} 構文の説明 ip_addr TACACS+ サーバのリストから削除するサーバの IP アドレス all TACACS+ サーバ リストからすべてのホストを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、TACACS+ サーバのリストからサーバを削除する例を示します。 Console> (enable) clear tacacs server 192.168.255.255 192.168.255.255 cleared from TACACS table Console> (enable) 関連コマンド show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-83 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear timezone clear timezone タイム ゾーンをデフォルトの Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)に戻すには、clear timezone コマンドを使用します。 clear timezone 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト タイム ゾーンは UTC です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear timezone コマンドが機能するのは、Network Time Protocol(NTP)がイネーブルである場合の みです。時間を手動で設定し、NTP をディセーブルにした場合、clear timezone コマンドは機能し ません。 例 次に、タイム ゾーンを削除する例を示します。 Console> (enable) clear timezone Timezone name and offset cleared. Console> (enable) 関連コマンド set timezone Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-84 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear top clear top 稼働している TopN レポート プロセスを終了するには、clear top コマンドを使用します。 clear top {all | report_num} 構文の説明 all 非ペンディング TopN 結果をすべて終了します。 report_num 終了する TopN レポート番号。有効値は 1 ∼ 5 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear top all コマンドでは、ペンディング TopN レポートは削除されません。done ステータスである レポートのみが削除されます。 同じ Telnet またはコンソール セッションで Ctrl-C を押すことにより、または別の Telnet かコンソー ル セッションで clear top report_num コマンドを入力することにより、background オプションなし で TopN プロセスを終了できます。background オプションが使用されているかどうかを確認するに は、show top background コマンドを使用します。 TopN レポートが完全に表示されるまで、プロンプトは表示されません。ほかのコマンドは、レポー トが表示されるまでブロックされます。 例 次に、コンソール セッションまたはTelnetセッションからTopNプロセス1を停止する例を示します。 Console> (enable) clear top 1 Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by Console// Console> (enable) Console> (enable) clear top 1 Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by telnet/172.20.52.124// Console> (enable) 次に、非ペンディング TopN レポート プロセスをすべて停止する例を示します。 Console> (enable) clear top all Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by Console// %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 2 terminated by Console// %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 3terminated by Console// %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 4terminated by Console// %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 5terminated by Console// Console> (enable) 関連コマンド show top show top report Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-85 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear trunk clear trunk トランク ポートをデフォルトのトランク タイプおよびモードに戻すか、またはトランク ポートの 許可 VLAN リストから特定の VLAN (仮想 LAN)を削除するには、 clear trunk コマンドを使用します。 clear trunk mod/ports [vlans] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)トランク ポートの許可 VLAN リストから削除する 1 つまたは複数の VLAN。有効値は 2 ∼ 1005 です。 vlans デフォルト VLAN が指定されていない場合、モードを ISL(スイッチ間リンク)および IEEE 802.1Q トランク ポートの auto に設定します。auto および off モードの詳細については、set trunk コマンドを参照し てください。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN を指定した場合、トランクで許可された VLAN リストからこの VLAN が削除されます。削 除された VLAN のトラフィックは、トランク ポート上では転送されません。 デフォルト VLAN は、トランク上の許可 VLAN リストから削除できません。 削除した VLAN を追加するには、set trunk mod_num/port_num vlan_range コマンドを使用します。 例 次に、モジュール 1 のポート 2 上のトランク ポートから VLAN 200 ∼ 500 を削除する例を示します。 Console> Removing Port 1/2 Console> (enable) clear trunk 1/2 200-500 Vlan(s) 200-500 from allowed list. allowed vlans modified to 1-199,501-1000. (enable) 次に、モジュール 1 のポート 2 上のトランクを削除する例を示します。 Console> (enable) clear trunk 1/2 Port(s) 1/2 trunk mode set to auto. Port(s) 1/2 trunk type set to isl. Console> (enable) 関連コマンド set trunk show trunk Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-86 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vlan clear vlan 管理ドメインから既存の VLAN(仮想 LAN)を削除するには、clear vlan コマンドを使用します。 clear vlan vlan 構文の説明 vlan デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN の削除については、次の注意事項に従ってください。 VLAN の番号。有効値は 2 ∼ 1000 です。 • VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)サーバ モードの通常範囲イーサネッ ト VLAN を削除すると、同じ VTP ドメインのすべてのスイッチから VLAN が削除されます。 • VTP トランスペアレント モードの通常範囲 VLAN を削除すると、VLAN は現在のスイッチで のみ、削除されます。 • 拡張範囲 VLAN が作成されたスイッチでのみ、拡張範囲 VLAN を削除できます。 注意 VTP サーバとして設定されたスイッチ上の VLAN を削除すると、VLAN は VTP ドメイン全体から 削除されます。その VTP ドメインの各スイッチは、VLAN を削除します。 注意 VLAN を削除すると、その VLAN に割り当てられたすべてのポートが非アクティブになります。た だし、ポートを別の VLAN に移動するまで、VLAN ポートの割り当ては保持されます。削除した VLAN が再びアクティブになると、その VLAN 上で設定済みのすべてのポートも再びアクティブ になります。 プライベート VLAN(プライマリ、隔離、コミュニティ)を削除する場合、ポートは非アクティブ に設定され、VLAN には割り当てられません。また、選択した VLAN のプライベート VLAN マッ ピングも削除されます。Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)から VLAN へのマッピン グも削除されます。 例 次に、管理ドメインから既存の VLAN(VLAN 4)を削除する例を示します。 Console> (enable) clear vlan 4 This command will deactivate all ports on vlan 4 in the entire management domain Do you want to continue(y/n) [n]? y VLAN 4 deleted Console> (enable) 関連コマンド set vlan show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-87 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vlan mapping clear vlan mapping ISL(スイッチ間リンク)VLAN(仮想 LAN)への既存の 802.1Q VLAN マッピング ペアを削除する には、clear vlan mapping コマンドを使用します。 clear vlan mapping dot1q {1q_vlan_num | all} 構文の説明 dot1q 802.1Q VLAN 1q_vlan_num マッピングを削除する 802.1Q VLAN all すべてのエントリのマッピング テーブルを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、マッピング テーブルから、マッピングされた既存の 802.1Q VLAN (VLAN 1044)を削除します。 Console> (enable) clear vlan mapping dot1q 1044 Vlan Mapping 1044 Deleted. Console> (enable) 次に、マッピング テーブルから、マッピングされたすべての 802.1Q VLAN を削除します。 Console> (enable) clear vlan mapping dot1q all All Vlan Mapping Deleted. Console> (enable) 関連コマンド set vlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-88 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vmps rcp clear vmps rcp VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)サーバ テーブルか ら VMPS Remote Copy Protocol(RCP)ユーザ名を削除するには、clear vmps rcp コマンドを使用し ます。 clear vmps rcp username 構文の説明 username デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ユーザ名を入力しない場合、すべての RCP ユーザ名が削除されます。 例 次に、VMPS サーバ テーブルから VMPS RCP ユーザ名 jdoe を削除する例を示します。 ユーザ名は 14 文字までです。 Console> (enable) clear vmps rcp jdoe Console> (enable) 関連コマンド set rcp username show rcp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-89 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vmps server clear vmps server VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)サーバ テーブルか ら VMPS サーバを削除するには、clear vmps server コマンドを使用します。 clear vmps server ip_addr 構文の説明 ip_addr デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、VMPS テーブルから VMPS サーバを削除する例を示します。 削除する VMPS サーバの IP アドレスまたはホスト名 Console> (enable) clear vmps server 192.168.255.255 VMPS domain server 192.168.255.255 cleared from VMPS table. Console> (enable) 次に、VMPS テーブルから存在しない VMPS サーバを削除しようとした結果を示します。 Console> (enable) clear vmps server 192.168.255.255 VMPS domain server 192.168.255.255 not in VMPS table. Console> (enable) 関連コマンド reconfirm vmps set vmps server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-90 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vmps statistics clear vmps statistics 既存の VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)クライアン ト統計情報を削除するには、clear vmps statistics コマンドを使用します。 clear vmps statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、既存の VMPS 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear vmps statistics VMPS and dynamic vlan statistics cleared. Console> (enable) 関連コマンド show vmps statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-91 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vtp pruning clear vtp pruning VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン内でプルーニングに不適格な VLAN(仮想 LAN)を指定するには、clear vtp pruning コマンドを使用します。 clear vtp pruning vlan_num 構文の説明 vlan_num デフォルト VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN に属するステーションがトランク上にない場合、VTP プルーニングは、各プルーニング適格 VLAN 内のトラフィックが VLAN トランク上に転送されないようにします。VTP プルーニングを イネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。 プルーニングに不適格とされる VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。 VLAN を再びプルーニング適格にするには、set vtp pruning コマンドを使用します。 例 次に、VLAN 200 ∼ 500 をプルーニングに不適格とする例を示します。 Console> (enable) clear vtp pruning 200-500 Vlans 1,200-500,1001-1005 will not be pruned on this device. VTP domain Company modified. Console> (enable) 関連コマンド set vtp show vtp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-92 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear vtp statistics clear vtp statistics VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)統計情報を削除するには、clear vtp statistics コマンドを使用します。 clear vtp statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、VTP 統計情報を削除する例を示します。 Console> (enable) clear vtp statistics vtp statistics cleared. Console> (enable) 関連コマンド set vtp show vtp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-93 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド configure configure ホストからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードし、そのファイルの各コマンドを実行 するには、configure コマンドを使用します。 configure host file [rcp] 構文の説明 host ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス file コンフィギュレーション ファイル名 rcp (任意)使用するファイル転送方式としての Remote Copy Protocol(RCP) デフォルト ファイル転送方式は Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 configure コマンドを使用してダウンロードするコンフィギュレーション ファイルの構築について の 詳 細 は、 『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide』を参照してください。 例 次に、コンフィギュレーション ファイルの例を示します。! または # で始まる行を除いた行には、 コマンドが含まれています。一部のサーバ(NT)では、TFTP ディレクトリは /tftpboot でない場合 があります。 begin show time set ip alias conc7 198.133.219.207 set ip alias montreux 198.133.119.42 set ip alias cres 192.122.174.42 set prompt system5> set password # empty string old password pingpong pingpong end # Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-94 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド configure 次に、TFTP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチ を設定する例を示します。 Console> (enable) configure 192.122.174.42 system5.cfg Configure using system5.cfg from 192.122.174.42 (y/n) [n]? y / Done. Finished Network Download. (446 bytes) >> show time Wed Nov 11 1998, 17:42:50 >> set ip alias conc7 198.133.219.207 IP alias added. >> set ip alias montreux 198.133.219.40 IP alias added. >> set ip alias cres 192.122.174.42 IP alias added. >> set prompt system5> >> set password Enter old password: Enter new password: pingpong Retype new password: pingpong Password changed. 関連コマンド copy show config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-95 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド confreg confreg コンフィギュレーション レジスタ値を設定したり、コンフィギュレーション レジスタ ユーティリ ティを使用してコンフィギュレーション レジスタを変更したりするには、confreg コマンドを使用 します。 confreg [hexvalue] 構文の説明 hexvalue デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 hexvalue を指定する場合、confreg コマンドは、コンフィギュレーション レジスタ値を指定された 16 進数の値に変更します。 (任意)コンフィギュレーション レジスタの 16 進数の値 hexvalue を指定しない場合、confreg コマンドは現在のコンフィギュレーション レジスタ値を表示 し、現在値を保持または変更するよう指示します。 新しいコンフィギュレーション レジスタ値は NVRAM(不揮発性 RAM)に書き込まれ、スイッチ をリセットするか、再起動するまで有効にはなりません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-96 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド confreg 例 次に、confreg コマンドを使用する例を示します。 rommon 1 > confreg Configuration Summary enabled are: console baud:9600 boot:the ROM Monitor do you wish to change the configuration? y/n [n]: y enable "diagnostic mode"? y/n [n]:<Return> enable "use net in IP bcast address"? y/n [n]:<Return> enable "load rom after netboot fails"? y/n [n]:<Return> enable "use all zero broadcast"? y/n [n]:<Return> enable "break/abort has effect"? y/n [n]:<Return> enable "ignore system config info"? y/n [n]:<Return> change console baud rate? y/n [n]:<Return> change the boot characteristics? y/n [n]: y enter to boot: 0 = ROM Monitor 1 = the boot helper image 2-15 = boot system [0]: 2 Configuration Summary enabled are: console baud:9600 boot:image specified by the boot system commands or default to:cisco2-Presto do you wish to change the configuration? y/n [n]:<Return> You must reset or power cycle for new config to take effect rommon 2 > 関連コマンド sync Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-97 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド copy copy フラッシュ イメージまたはスイッチ コンフィギュレーションを、フラッシュ デバイス、Remote Copy Protocol(RCP)サーバ、Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サー バへアップロードしたり、フラッシュ デバイス、RCP サーバ、TFTP サーバからダウンロードした りするには、copy コマンドを使用します。 copy file-id {tftp | rcp | flash | file-id | config} copy config {flash | file-id | tftp | rcp} [all] copy tftp {flash | file-id | config} copy ftp {flash | file-id | config} copy rcp {flash | file-id | config} copy flash {tftp | rcp | file-id | config} 構文の説明 file-id コピーするファイル。このファイルでは、file-id は [[m/]device:][filename] の形式です。 m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。異なるモジュールが 指定されていない場合、モジュール 1 が使用されます。 device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、 slot0:、slot1: です。また、tftp: をデバイス名として指定することもできます。デバ イス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。 tftp TFTP サーバへ、または TFTP サーバからファイルをコピーします。 rcp RCP サーバへ、または RCP サーバからファイルをコピーします。 flash フラッシュ ファイル システムへ、またはフラッシュ ファイル システムからファイ ルをコピーします。 config 指定したファイルへスイッチ コンフィギュレーション ファイルをコピーしたり、ス イッチを設定するのに使用するファイルを指定したりします。 all デフォルト (任意)指定した宛先コンフィギュレーション ファイルに設定全体をコピーします。 all キーワードを使用しない場合、デフォルト以外のコマンドのみが宛先コンフィ ギュレーション ファイルにコピーされます。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 送信元または宛先フラッシュ デバイスを指定しない場合、 (cd コマンドにより指定された)デ フォルト フラッシュ デバイスが使用されます。 (注) 現在のデフォルト フラッシュ デバイスを表示するには、pwd コマンドを使用します。 宛先ファイル名が省略されている場合、システムは送信元ファイル名を使用します。 • システム名が指定されているとき、システムはイメージおよびコンフィギュレーション ファイ ルをsysname.cfgファイルに保存します。 それ以外の場合は、 システムはデフォルトmyswitch.cfg ファイルを使用します。 • file-id 変数のモジュールを指定しない場合、モジュール 1 が使用されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-98 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド copy コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、bootflash: フラッシュ デバイスのみサポートします。 copy コマンドを使用して、次を実行します。 • システム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルを、TFTP または RCP サーバから フラッシュ デバイスへダウンロードします。 • システム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルを、フラッシュ デバイスから TFTP または RCP サーバへアップロードします。 • フラッシュ デバイス上、または TFTP あるいは RCP サーバ上のコンフィギュレーション ファ イルを使用して、スイッチを設定します。 • 現在の設定をフラッシュ デバイスに、または TFTP あるいは RCP サーバにコピーします。 送信元または宛先デバイスを指定しない場合、コマンドは cd コマンドにより指定されたデバイス を使用します。宛先ファイル名を省略する場合、送信元ファイル名を使用します。 copy config コマンドは、デフォルト以外のコマンドのみを宛先コンフィギュレーション ファイルに コピーします。デフォルトおよびデフォルト以外の設定の両方をコピーするには、キーワード all を使用します。 送信元または宛先フラッシュ デバイスを指定しない場合、 (cd コマンドにより指定された)デフォ ルト フラッシュ デバイスが使用されます。現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示するに は、pwd コマンドを使用します。宛先ファイル名を省略する場合、システムは送信元ファイル名を 使用します。 set system name コマンドを使用してシステム名を定義する場合、システムはイメージおよびコン フィギュレーション ファイルを sysname.cfg ファイルに保存します。それ以外の場合は、デフォル ト myswitch.cfg ファイルを使用します。 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 flash キーワードをコピー送信元または宛先として使用する場合、フラッシュ デバイス名を入力す るよう指示されます。 ソフトウェア イメージを、同じタイプの複数のインテリジェント スイッチング モジュールにコ ピーする場合、flash キーワードをコピー宛先として使用します。スイッチは、送信元イメージ ファ イルのヘッダーに基づいて、イメージをコピーするモジュールを自動的に決定します。ソフトウェ ア イメージを、同じタイプの複数のモジュールを装備したスイッチのインテリジェント スイッチ ング モジュール 1 つにコピーする場合、宛先 file-id を m/bootflash: として指定する必要があります (ファイル名を指定しないでください)。 例 次に、デフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、 slot0: フラッシュ デバイス上の cat.cfg という名のファイルにアップロードする例を示します。 Console> (enable) copy config slot0:cat.cfg Upload configuration to slot0:cat.cfg 649324 bytes available on device slot0, proceed (y/n) [n]? ......... / Configuration has been copied successfully. (10200 bytes) Console> (enable) y Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-99 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド copy 次に、デフォルトおよびデフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、TFTP サーバ上の lab2.cfg という名のファイルにアップロードする例を示します。 Console> (enable) copy config tftp:lab2.cfg all IP address or name of remote host [172.20.22.7]? y Upload configuration to imgFile:lab2.cfg (y/n) [n]? y ......... / Configuration has been copied successfully. (10299 bytes). Console> (enable) 次に、デフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、 slot1: フラッシュ デバイス上の cat.cfg ファイルにアップロードする例を示します。 Console> (enable) copy config flash Flash device [bootflash]? slot1: Name of file to copy to [configFile]? cat.cfg Upload configuration to slot1:cat.cfg 749124 bytes available on device slot1, proceed (y/n) [n]? y ......... / Configuration has been copied successfully. (200345 bytes). Console> (enable) 次に、イメージをリモート ホストから、RCP を使用するフラッシュへアップロードする例を示し ます。 Console> (enable) copy rcp flash IP address or name of remote host []? 172.20.52.3 Name of file to copy from []? cat5000-sup3.4-2-1.bin Flash device [bootflash]? Name of file to copy to [cat5000-sup3.4-2-1.bin]? 4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC File has been copied successfully. Console> (enable) 次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、または Catalyst 2980G スイッチ上 の実行コンフィギュレーションをストレージ用 RCP サーバにアップロードする例を示します。 Console> (enable) copy config rcp IP address or name of remote host []? 172.20.52.3 Name of file to copy to []? cat5000_config.cfg Upload configuration to rcp:cat5000_config.cfg, (y/n) [n]? y ..... / Configuration has been copied successfully. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-100 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド copy 次に、RCP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチ を設定する例を示します。 Console> (enable) copy rcp config IP address or name of remote host []? 172.20.52.3 Name of file to copy from []? dns-config.cfg Configure using rcp:dns-config.cfg (y/n) [n]? y / Finished network download. (134 bytes) >> >> set ip dns server 172.16.10.70 primary 172.16.10.70 added to DNS server table as primary server. >> set ip dns server 172.16.10.140 172.16.10.140 added to DNS server table as backup server. >> set ip dns enable DNS is enabled >> set ip dns domain corp.com Default DNS domain name set to corp.com Console> (enable) 次に、フラッシュ デバイス上のコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチを設定す る例を示します。 Console> (enable) copy flash config Flash device [bootflash]? Name of configuration file? test.cfg Configure using bootflash:test.cfg (y/n) [n]? y / Finished download. (10900 bytes) >> set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 Password changed. >> set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 Password changed. >> set prompt Console> >> set length 24 default Screen length set to 24. >> set logout 20 ..... Console> (enable) 次に、TFTP サーバからフラッシュ デバイスへファイルをコピーする例を示します。 Console> (enable) copy tftp bootflash: Address or name of remote host [172.20.22.7]? Enter source file name [cat4000-sup.4-5-1.bin]? Enter destination file name [cat4000-sup.4-5-1.bin]? 6942528 bytes available in flash, proceed (y/n) [n]? y Console> (enable) 関連コマンド configure write Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-101 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド del del ファイルを削除するには、del コマンドを使用します。 del device:filename 構文の説明 device: デバイス名 filename システム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、Catalyst 2980G スイッチは、bootflash: フ ラッシュ デバイスのみサポートします。 同じ名前の有効なファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。この場合、既存の ファイルを削除してから、もう一方のファイルを復元する必要があります。1 ファイルにつき、15 回まで削除と復元を繰り返すことができます。デバイス上で削除されたすべてのファイルを永久的 に削除するには、squeeze コマンドを使用します。squeeze コマンドを使用して、削除したファイル によって使用された無駄なスペースを排除する必要があります。 例 次に、ファイルを削除する例を示します。 rommon 1 > del bootflash:cat4000.6-1-1.bin rommon 2 > 関連コマンド squeeze ― ROM モニタ undelete ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-102 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド delete delete フラッシュ デバイス上のファイルを削除するには、delete コマンドを使用します。 delete [file-id] 構文の説明 file-id (任意)削除するファイル。このファイルでは、file-id は [[m/]device:][filename] の形 式です。 m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。モジュールが指定さ れていない場合、モジュール 1 が使用されます。 device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、 slot0:、slot1: です。デバイス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、Catalyst 2980G スイッチは、bootflash: フ ラッシュ デバイスのみサポートします。 削除されたファイルを復元するには、undelete(スイッチ)コマンドを使用します。 同じ名前の有効なファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。代わりに、既存の ファイルを削除してから、目的のファイルを復元する必要があります。1 ファイルにつき、15 回ま で削除と復元を繰り返すことができます。デバイス上で削除されたすべてのファイルを永久的に削 除するには、squeeze(スイッチ)コマンドを使用します。 例 次に、フラッシュ デバイスからファイルを削除する例を示します。 Console> (enable) delete bootflash:switch_config.cfg Console> (enable) 関連コマンド dir ― スイッチ show flash squeeze ― スイッチ undelete ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-103 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド dir ― ROM モニタ dir ― ROM モニタ フラッシュ デバイス上のファイルを表示するには、dir コマンドを使用します。 dir device 構文の説明 device デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、フラッシュ デバイス上のファイルを表示する例を示します。 フラッシュ デバイスの名前 rommon 1 > dir bootflash: File size 14086 bytes (0x3706) 5415 bytes (0x1527) 446464 bytes (0x6d000) 4231861 bytes (0x4092b5) rommon 2 > Checksum File name 0xa6a84c93 switch_config.cfg (deleted) 0x53bbccda 5509_config.cfg 0x8503219d cat5000-sup3.5-1-1.bin (deleted) 0x1d6092f4 cat5000-sup3.5-2-1.bin Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-104 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド dir ― スイッチ dir ― スイッチ フラッシュ デバイス上のファイルを表示するには、dir コマンドを使用します。 dir [file-id] [all | deleted | long] 構文の説明 file-id (任意)コピー操作を実行するファイル。このファイルでは、file-id は [[m/]device:][filename] の形式です。 m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。モジュールが指定さ れていない場合、モジュール 1 が使用されます。 device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、 slot0:、slot1: です。また、tftp: をデバイス名として指定することもできます。デバ イス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。 all (任意)デバイス上のファイル(削除されたファイルを含む)すべてを表示します。 deleted (任意)削除されたファイルのみを表示します。 long (任意)削除されなかったファイルを表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザおよびイネーブル 使用上の注意事項 キーワードの 1 つを使用すると、システムはロング フォーマットでファイル情報を表示します。 すべてのキーワードを省略すると、システムはショート フォーマットでファイル情報を表示しま す。 表 2-4 では、ショート フォーマット出力を説明します。 表 2-4 ショート フォーマット ファイル情報 カラムの表題 説明 # ファイル インデックス番号 length ファイルの長さ date/time ファイルを作成した日付および時間 name ファイル名 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-105 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド dir ― スイッチ 表 2-5 では、ロング フォーマット出力を説明します。 表 2-5 例 ロング フォーマット ファイル情報 カラムの表題 説明 # ファイル インデックス番号 ED ファイルにエラー(E)が含まれているか、またはファイルが削除されたか (D)を表示する文字 type ファイル タイプ(1 = コンフィギュレーション ファイル、2 = イメージ ファ イル) 。ファイル タイプが不明な場合、システムはこのフィールドに、0 また は FFFFFFFF と表示します。 crc ファイル CRC(巡回冗長検査) seek 次のファイルのファイル システムへのオフセット nlen ファイル名の長さ length ファイルの長さ date/time ファイルを作成した日付および時間 name ファイル名 次に、ショート フォーマットのファイル情報を表示する例を示します。 Console> (enable) dir -#- -length- -----date/time------ name 2 3761580 Jun 14 2000 14:16:05 cat4000.6-1-0-104-ORL.bin 3 3773884 Jul 10 2000 09:06:25 cat4000.6-1-0-126-ORL.bin 21040 bytes available (11382224 bytes used) Console> (enable) 次に、ロング フォーマットのファイル情報を表示する例を示します。 Console> (enable) dir long -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name 1 .. ffffffff 2e7fca64 40658 10 1494 Jul 19 2001 14:49:07 cisco1.cfg 2 .. ffffffff 712f2b6 409d8 12 765 Sep 04 2002 10:43:17 myswitch.cfg 3 .. ffffffff bd4c3e7a 40d80 10 807 Sep 04 2002 10:48:23 config.cfg 4 .. ffffffff 144a6e17 4cf264 23 4777060 Mar 06 2003 11:46:01 cat4000-k8.7 -6-0-34.bin 6 .. ffffffff 57100eaa 95bb2c 23 4768972 Mar 25 2003 09:09:22 cat4000-k8.7 -7-0-81.bin 7 .. ffffffff 1cbc277e 95beac 10 765 Mar 25 2003 09:13:30 switch.cfg 1982804 bytes available (9551532 bytes used) Console> (enable) 次に、削除されたインデックス番号 1 内のファイルを示します。 Console> (enable) dir all -#- ED --type-- --crc--- -seek-1 .D ffffffff 9be31a86 3eb168 2 .. ffffffff d69fff2c 781794 3 .. ffffffff d3b83f6b b1add0 nlen -length- -----date/time------ name 28 3846376 Jun 14 2000 14:13:10 cat4000-k4.6-1-0-104-ORL.bin 25 3761580 Jun 14 2000 14:16:05 cat4000.6-1-0-104-ORL.bin 25 3773884 Jul 10 2000 09:06:25 cat4000.6-1-0-126-ORL.bin 21040 bytes available (11382224 bytes used) Console> (enable) 関連コマンド show flash Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-106 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド disable disable イネーブル モードからユーザ モードへ戻すには、disable コマンドを使用します。 disable 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ユーザ モードへ戻す例を示します。 Console> (enable) disable Console> 関連コマンド enable Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-107 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド disconnect disconnect アクティブ コンソール ポートまたは Telnet セッションを閉じるには、disconnect コマンドを使用し ます。 disconnect {ip_addr | console} 構文の説明 ip_addr 切断するセッションの送信元IPアドレスまたはIPエイリアス(101.102.103.104 などのドット表記) console コンソール ポートのアクティブ セッションを削除します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 同じ IP アドレスのセッションが複数存在する場合、システムは現在のセッションが、指定された IP アドレスから作成されたかどうかをチェックします。指定された IP アドレスからセッションが 作成されていない場合、そのアドレスからの Telnet セッションはすべて切断されます。指定された アドレスからセッションが作成されている場合、現在のセッション以外のセッションはすべて切断 されます。システムは、現在の Telnet セッションを切断するかどうかを聞いてきます。接続を維持 する場合は n を、切断するときは y を入力します。 例 次に、ホスト 192.168.255.255 に対する Telnet セッションを閉じる例を示します(カッコ内の 1 は、 切断されたアクティブ セッション数を示します)。 Console> (enable) disconnect 192.168.255.255 Telnet session from 192.168.255.255 disconnected. (1) Console> (enable) 次に、現在のコンソール セッションを閉じる例を示します。 Console> (enable) disconnect console Console session disconnected. Console> (enable) 関連コマンド telnet Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-108 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド download download ソフトウェア イメージを、指定したホストからスーパバイザ エンジンまたは指定したモジュール のフラッシュ メモリにコピーするには、download コマンドを使用します。 download host file [mod] [rcp] download serial [mod] 構文の説明 host ホストの名前または IP アドレス file ダウンロードされるファイルの名前 mod (任意)ダウンロードされたイメージを受信するモジュールの番号 rcp (任意)指定したホストから、Remote Copy Protocol(RCP)を使用するフラッシュ メモリへイメージをコピーします。 serial シリアル(コンソール)ポートを介してイメージをダウンロードします。 デフォルト モジュールを指定しない場合、イメージが有効であるすべてのモジュールに、イメージがダウン ロードされます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit シリアル ダウ ンロードを使用して、プロセッサに新しいコードをダウンロードします。 download コマンドは、フラッシュ メモリにコードをダウンロードします。Catalyst 4500 シリーズ スイッチ ソフトウェアは、イメージがモジュールにとって有効でない場合、そのイメージを拒否し ます。 download serial コマンドは、シリアル EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit を使用しま す。download serial コマンドは、Telnet セッションからは使用できません。 注意 Kermit を使用してシリアル ダウンロードを開始したあとは、Ctrl-C を押してシリアル ダウンロー ドを終了しないでください。Ctrl-C を押すと、ダウンロード プロセスが中断し、スイッチが問題 のある状態になることがあります。この状態が発生したら、スイッチを再起動します。 モジュール番号を指定した場合、指定したモジュールにダウンロードが実行されます。ただし、モ ジュールがダウンロード ヘッダーで指定されたものとは異なるタイプの場合、ダウンロードは失敗 します。モジュール番号を指定しない場合、ダウンロードはすべての同じタイプのモジュールで実 行されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-109 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド download (注) download コマンドは、最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの一部として使用すること ができます。最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの実行に関する完全な情報について は、ご使用のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。 download serial コマンドは、シリアル EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit プロトコル を使用します。download serial コマンドは、コンソール セッションからは使用できません。コン ソール ポートは、シリアル ダウンロードで使用できる必要があります。 例 次に、cat4000.6-1-2.bin という名のファイルを mercury ホストからスーパバイザ エンジン モジュー ルへ(デフォルトで)ダウンロードする例を示します。 Console> Download \ Finished FLASH on (enable) download mercury cat4000.6-1-2.bin image cat4000.6-1-2.bin from mercury to module 1FLASH (y/n) [n]? y network single module download. (2418396 bytes) Catalyst: Type Intel 28F008 Address 20000000 Location NMP (P3) 4MB SIM Erasing flash sector...done. Programming flash sector...done. Erasing flash sector...done. Programming flash sector...done. The system needs to be reset to run the new image. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-110 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド download 次のセッションでは、ワークステーションからリモート端末に接続する例、および download serial コマンドを使用して、ソフトウェア イメージをスーパバイザ エンジン モジュールにコピーする例 を示します。 [At local workstation] host% kermit C-Kermit 5A(172) ALPHA, 30 Jun 95, SUNOS 4.0 (BSD) Type ? or ’help’ for help C-Kermit> set line /dev/ttyb C-Kermit> c Connecting to /dev/ttyb, speed 9600. The escape character is ^ (ASCII 28). Type the escape character followed by C to get back, or followed by ? to see other options. Console> enable Enter Password: Console> (enable) set system baud 19200 ^\C [Back at local workstation] C-Kermit> set speed 19200 /dev/ttyb, 19200 bps C-Kermit> c Connecting to /dev/ttyb, speed 19200. The escape character is ^ (ASCII 28). Type the escape character followed by C to get back, or followed by ? to see other options. Console> (enable) download serial Download Supervisor image via console port (y/n) [n]? y Concentrator Boot ROM (Ver 1.00) Waiting for DOWNLOAD!! Return to your local Machine by typing its escape sequence Issue Kermit send command from there[ Send ‘Filename‘] ^\C [Back at Local System] C-Kermit> send c4000_xx.bin SF c5000_xx.bin => C4000_XX.BIN, Size: 1233266 X to cancel file, CR to resend current packet Z to cancel group, A for status report E to send Error packet, Ctrl-C to quit immediately:................................... ...................................................................................... ...... [OK] ZB C-Kermit> quit host% 関連コマンド reset ― スイッチ show flash upload Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-111 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド enable enable イネーブル モードをアクティブにするには、enable コマンドを使用します。イネーブル モードで は、追加コマンドを使用できます。特定のコマンドでは、追加情報が表示されます。 enable 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 プロンプトの (enable) は、イネーブル コマンドを入力できることを示します。 例 次に、イネーブル モードを開始する例を示します。 Console> enable Enter password: Console> (enable) 関連コマンド disable Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-112 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド format format フラッシュ デバイスをフォーマットするには、format コマンドを使用します。フラッシュ PC カー ドは、使用する前にフォーマットする必要があります。 format [spare spare_num m/] {device1:} [device2: monlib_filename] 構文の説明 spare spare_num (任意)他のセクタに障害が発生した場合に確保する予備セクタ数。指定 できる値は 0 ∼ 16 です。 m/ (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモ ジュール番号 device1: フォーマットするフラッシュ デバイス。装置を指定したあとに、コロン (:)を入力する必要があります。 device2: (任意)device1: をフォーマットするのに使用する monlib ファイルを含む フラッシュ デバイス。装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必 要があります。 monlib_filename (任意)device1: をフォーマットするのに使用する monlib ファイル名 デフォルト 予備セクタ数は 0 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 他のセクタに障害が発生したときに使用する予備セクタは 16 個まで確保できます。予備セクタを 確保せず、あとでデバイス上のセクタの一部に障害が発生した場合、フラッシュ デバイス全体を再 フォーマットする必要があり、すべての既存データが削除されます。 monlib ファイルは、フラッシュ ファイル システムのファイルにアクセスするために ROM モニタが 使用する、ROM モニタ ライブラリです。ファイルはシステム イメージにもコンパイルされていま す。コマンドの構文では、device1: はフォーマットするデバイスを指定し、device2: は使用する monlib ファイルを含むデバイスを指定します。 [device2:][monlib_filename]] 引数を省略した場合、システムは、システム ソフトウェアにすでに組み 込まれた monlib を使用して、device1: をフォーマットします。 device2: を [device2:][monlib_filename]] 引数から省略する場合、システムは、(cd コマンドで指定し た)デフォルト フラッシュ デバイスから monlib ファイルを使用して、device:1 をフォーマットし ます。 monlib_filename を [[device2:][monlib_filename]] 引数から省略する場合、システムは、device2: から monlib ファイルを使用して、device:1 をフォーマットします。[[device2:][monlib_filename]] 引数全体 を指定する場合、システムは、指定したデバイスから monlib ファイルを使用して、device:1 をフォー マットします。 また、device1:monlib_filename を、使用するデバイスおよびファイル名として指定できます。 format device1: [device1: [monlib_filename]] Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-113 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド format monlib_filename を省略する場合、システムは、デバイスに組み込まれた monlib ファイルを使用し て、device:1 をフォーマットします。 (注) 例 monlib ファイルが見つからない場合、フォーマットが打ち切られます。 次に、フラッシュ デバイス(スロット 1 に挿入されたフラッシュ PC カード)をフォーマットする 例を示します。 Console> (enable) format slot1: All sectors will be erased, proceed (y/n) [n]?y Enter volume id (up to 31 characters): Formatting sector 1 Format device slot1 completed. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-114 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド help ― ROM モニタ help ― ROM モニタ スイッチ機能を設定できるコマンドを一覧表示するには、help コマンドを使用します。 help 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、コマンド リストを表示する例を示します。 rommon 1 > help alias dir del undelete squeeze history repeat boot clear help ping reset set show sprom version rommon 2 > set and display aliases command list files in file system delete a file undelete a file remove deleted files monitor command history repeat a monitor command boot an image from flash/network clear configurations, use 'clear help' for more info print list of available commands ping an ip addr restart the system show/set environment vars, use 'set help' for more info show config parameters, use 'show help' for more info display sprom contents display version info Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-115 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド history ― ROM モニタ history ― ROM モニタ コマンド ヒストリ(ROM モニタ環境で実行された最後の 16 個のコマンド)を表示するには、history コマンドを使用します。 history 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 便宜上、このコマンドにエイリアス h を使用できます。 例 次に、コマンド ヒストリを表示する例を示します。 rommon 1 > history 1 help 2 break -s 0x20090 3 break -s 10090 4 break -s 0xa0001000 5 cont 6 help 7 dev 8 dir 9 dir bootflash: 10 dis 11 dis 0xa0001000 12 dis 0xbe000000 13 history rommon 2 > ============================================================================= Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-116 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド history ― スイッチ history ― スイッチ コマンド ヒストリ バッファの内容を表示するには、history コマンドを使用します。 history 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ヒストリ バッファのサイズは、20 コマンドです。コマンド ヒストリ機能の詳細については、第 1 章「スイッチ CLI」を参照してください。 例 次に、コマンド ヒストリを表示し、コマンド ヒストリ バッファの 2 番めのエントリを実行する例 を示します。 Console> 1 2 Console> history 1 2 3 Console> history help history !2 help history history Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-117 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド l2trace l2trace 指定された送信元アドレスで開始し、指定された宛先アドレスで終了するパケットが通過したレイ ヤ 2 パスを表示するには、l2trace コマンドを使用します。 l2trace src_mac_addr dest_mac_addr [vlan] [detail] l2trace src_ip_addr dest_ip_addr [detail] 構文の説明 src_mac_addr 送信元の MAC(メディア アクセス制御)アドレス dest_mac_addr 宛先 MAC アドレス vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 detail (任意)詳細情報を表示します。 src_ip_addr 送信元 IP アドレスまたはエイリアス dest_ip_addr 宛先 IP アドレスまたはエイリアス デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド タイプ イネーブル 使用上の注意事項 すべての中間デバイスは、 Supervisor Engine ソフトウェア リリース 6.1 以降で稼働する Catalyst 4000、 Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリー、および Catalyst 4500 または Catalyst 6500 シリーズ スイッチである必要があります。 l2trace コマンドは、 指定された送信元および宛先アドレスが同じ VLAN に属する場合のレイヤ 2 パ スを表示します。異なる VLAN に属する送信元および宛先アドレスを指定すると、l2trace が中断 され、エラー メッセージが表示されます。 ネットワーク内のすべての Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 6500 シリーズ、または Catalyst 5000 ファ ミリー スイッチで Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにする必要があります。 スイッチが、レイヤ 2 パス内で、Catalyst 4000、Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリー ス イッチ、および Catalyst 4500 または Catalyst 6500 シリーズ スイッチに属さないデバイスを検出した 場合、レイヤ 2 トレース クエリを引き続き送信し、タイム アウトさせます。 マルチキャスト送信元または宛先 MAC アドレスを入力した場合、このコマンドは拒否されます。 送信元または宛先アドレスが複数の VLAN に属する場合、レイヤ 2 パスの判別に使用する VLAN を指定する必要があります。 複数のデバイスがハブを介して 1 つのポートに接続されている場合(たとえば、複数の CDP ネイ バがポート上で検出される場合) 、レイヤ 2 トレース機能はサポートされません。複数の CDP ネイ バがポート上で検出されると、l2trace が中断されます。 MAC アドレスではなく、送信元および宛先システムの IP アドレスを指定する場合、スイッチは、 Address Resolution Protocol(ARP)テーブルを参照して送信元および宛先システムの IP アドレス /MAC アドレス マッピングを判別します。指定された IP アドレスに ARP エントリが存在する場合、 対応する MAC アドレスが使用されます。一致する ARP エントリが存在しない場合、システムは Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-118 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド l2trace ARP クエリを実行し、IP アドレスを解決しようとします。この場合、ARP クエリを解決するため に、送信元および宛先システムがスイッチと同じサブネット内にあることを必要とする制限が課せ られます。 例 次に、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケット パスを表示する例を示しま す。 Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66 detail l2trace vlan number is 10. 00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex. 10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex. Console> (enable) 次に、指定された送信元および宛先IPエイリアスのレイヤ2パケット パスを表示する例を示します。 Console> (enable) l2trace user-1-pc user-2-pc detail Mapping IP address to MAC Address user-1-pc -> 00-01-22-33-44-55 user-2-pc -> 10-22-33-44-55-66 l2trace vlan number is 10 00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex. 10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex. Console> (enable) 次に、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケット パス情報のサマリーを表示 する例を示します。 Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66 Starting L2 Trace sc0 :9.7.0.7 : 3/7 4/16 :9.7.0.2 : 4/10 Console> (enable) 次に、指定された送信元および宛先 IP アドレスのレイヤ 2 パケット パス情報のサマリーを表示す る例を示します。 Console> (enable) l2trace 9.7.0.7 9.7.0.6 Starting L2 Trace sc0 :9.7.0.7 : 3/7 4/16 :9.7.0.2 : 4/10 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-119 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド meminfo meminfo メイン メモリ、パケット メモリ、NVRAM(不揮発性 RAM)の情報を表示するには、meminfo コ マンドを使用します。 meminfo [-l] 構文の説明 -l デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 -l オプションには、ハイフン(-)が必要です。 例 次に、meminfo コマンドを使用する例を示します。 (任意)サポートされている DRAM コンフィギュレーションのロング リストを表示 します。 rommon 1 > meminfo Main memory size: 16 MB in 32 bit mode. Available main memory starts at 0xa000e000, size 16328KB IO (packet) memory size: 25 percent of main memory. NVRAM size: 32KB rommon 2> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-120 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド ping ― ROM モニタ ping ― ROM モニタ Internet Control Message Protocl(ICMP)エコー要求パケットをネットワーク上の別のノードに送信 するには、ping コマンドを使用します。 ping host 構文の説明 host デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ROM モニタが Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)の名前解決をサポートして いないため、ノードの IP アドレスを入力する必要があります。 例 次に、10.1.1.1 に ping を行う例を示します。 ホストの IP アドレス rommon 1 > ping 10.1.1.1 10.1.1.1 is alive rommon 2 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-121 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド ping ― スイッチ ping ― スイッチ Internet Control Message Protocol(ICMP)エコー要求パケットをネットワーク上の別のノードに送信 するには、ping コマンドを使用します。引数なしの ping コマンドを使用して、ping の設定を行う こともできます。 ping -s host ping -s host [packet_size] [packet_count] 構文の説明 デフォルト -s ping コマンドは、毎秒 1 つのデータグラムを送信し、受信した応答ごとの出 力を 1 行に表示します。 host ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス packet_size (任意)パケットのバイト数。有効値は 56 ∼ 1472 バイトです。 packet_count (任意)送信するパケット数。有効値は 0 ∼ 2,147,483,647 です。 ping -s のデフォルト設定は、次のとおりです。 • packet_size は 56 バイトです。 • packet_count は 2147483647 です。 ホスト名のあとに引数がない場合の ping のデフォルト設定は、次のとおりです。 • packet_size は 56 バイトです。 • packet_count は 5 です。 • 待ち時間は 2 秒です。 • ターゲット IP アドレスはありません(必須フィールド)。 • 送信元アドレスはホスト IP アドレスです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザまたはイネーブルモードを使用して、ping を設定します。 使用上の注意事項 一般的な ping コマンドの注意事項は、次のとおりです。 • -s オプションには、ハイフン(-)が必要です。 • Ctrl-C を押すと、ping が停止します。 • パケットが連続して生成され、ホストに送信される場合、Ctrl-C を押して ping を停止させない かぎり、連続して ping が実行されます。 • スイッチがヘッダー情報を追加するので、実際のパケット サイズは指定したサイズより、8 バ イト大きくなります。 • 通常の応答 ― ネットワーク トラフィックに応じて、1 ∼ 10 秒以内に通常の応答が発生します。 次の注意事項は、ping -s コマンドについてです。 • タイミング アウトするまでの最大待ち時間は 2 秒です。 • エコー応答を受信しても、以前のパケットを送信した 1 秒後に、新しい ping パケットが生成さ れます。 • パケット数を入力しない場合、ping が連続して実行されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-122 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド ping ― スイッチ • ネットワークまたはホストに到達不能 ― スイッチは、ルート テーブル内に、対応するエント リを検出しませんでした。 • 宛先が応答しない ― ホストが応答しない場合、[no answer from host] が 2 秒間、表示されます。 • 宛先に到達不能 ― 宛先ゲートウェイが、宛先に到達していないことを表示します。 次の注意事項は、IP アドレスよりあとの引数を指定しない場合の ping コマンドについてです。 • ping ip_address コマンドは、ユーザ モードでのみ受け入れられます。パラメータは、自動的に デフォルト値を取ります。 • ターゲット IP アドレスは、入力する必須フィールドです。 • 最大待ち時間は、設定可能です。 • エコー応答を受信したときのみ、新しい ping パケットが生成されます。 • パケット数を 0 と入力すると、ping が連続して実行されます。 • 応答を受信したか、または Return を押したときのみ、出力が戻ります。このアクションは、イ ネーブル モードでのみ利用できます。 • ping を設定するときには、Return を押すか、または応答を入力する必要があります。有効な応 答および適切な値は次のとおりです。 − ターゲット IP アドレス ― ping する宛先ノードの IP アドレスまたはホスト名 − パケット数 ― 宛先アドレスに送信する ping パケット数。有効値は 0 ∼ 2,147,483,647(0 は、連続する ping を指定します)です。 − データグラム サイズ ― ping パケットのサイズ。有効値は 56 ∼ 1472 バイトです。 − タイムアウト秒数 ― タイムアウト インターバル。有効値は 0 ∼ 3600 秒です。 − 送信元 IP アドレス [(デフォルト)] ― 送信元の IP アドレスまたは IP エイリアス 次に、IP エイリアス elvis のホストに ping を 1 回実行する例を示します。 Console> ping elvis !!!!! -----172.20.52.19 PING Statistics-----5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1 Console> 次に、Ctrl-C を押して ping を停止するまで、IP エイリアス elvis のホストに 1 回 / 秒、ping を実行 する例を示します。 Console> ping -s elvis ping elvis: 56 data bytes 64 bytes from elvis: icmp_seq=0. 64 bytes from elvis: icmp_seq=1. 64 bytes from elvis: icmp_seq=2. 64 bytes from elvis: icmp_seq=3. 64 bytes from elvis: icmp_seq=4. 64 bytes from elvis: icmp_seq=5. 64 bytes from elvis: icmp_seq=6. ^C time=11 ms time=8 ms time=8 ms time=7 ms time=11 ms time=7 ms time=7 ms ----elvis PING Statistics---7 packets transmitted, 7 packets received, 0% packet loss round-trip (ms) min/avg/max = 7/8/11 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-123 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド ping ― スイッチ 次に、ping を設定する例を示します。 Console> (enable) ping Target IP Address []: 172.20.52.19 Number of Packets [5]: 6 Datagram Size [56]: 75 Timeout in seconds [2]: 1 Source IP Address [172.20.52.18]: !!!!!! ----172.20.52.19 PING Statistics---6 packets transmitted, 6 packets received, 0% packet loss round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1 Console> (enable) 関連コマンド set interface set ip route ― スイッチ show interface ― スイッチ show ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-124 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド pwd pwd 現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示するには、pwd コマンドを使用します。 pwd [mod] 構文の説明 mod デフォルト モジュール番号を指定しない場合、アクティブなスーパバイザ エンジンを使用します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示する例を示します。 (任意)現在のデフォルト フラッシュ デバイスを表示するスーパバイザ エンジ ンのモジュール番号 Console> pwd bootflash Console> cd Default flash device set to slot0. Console> pwd slot0 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-125 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド quit quit CLI(コマンドライン インターフェイス)を終了するには、quit コマンドを使用します。 quit 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 exit および logout コマンド エイリアスは、quit コマンドと同じ機能を実行します。 例 次に、CLI セッションを終了する例を示します。 Console> quit Connection closed by foreign host. host% Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-126 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド reconfirm vmps reconfirm vmps 現在のダイナミック ポート VLAN(仮想 LAN)メンバーシップの割り当てを VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ)サーバに適用するには、reconfirm vmps コマンドを使用します。 reconfirm vmps 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VMPS データベースの変更は、VMPS に参加するスイッチに自動的に伝送されません。従って、 VMPS データベースを変更したあと、このコマンドを VMPS クライアントおよびサーバ上で使用し てデータベース変更を適用します。 例 次に、現在のダイナミック ポート VLAN メンバーシップを VMPS に適用する例を示します。 Console (enable) reconfirm vmps reconfirm process started Use 'show dvlan statistics' to see reconfirm status Console (enable) 関連コマンド set vmps server show dvlan statistics show vmps show vmps statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-127 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド repeat repeat コマンドを繰り返すには、repeat ROM モニタ コマンドを使用します。 repeat [num | string] 構文の説明 num (任意)(コマンド ヒストリ バッファ リストからの)コマンドの番号 string (任意)コマンド ヒストリ バッファ リストのコマンドと一致する一意のスト リング デフォルト 引数を指定しない場合、最後のコマンドが繰り返されます。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 任意の num および string 引数は、繰り返すコマンド ヒストリ バッファのコマンドを指定します。 一致するストリングを指定する場合、指定したストリングで始まり、バッファ内で直前に使用した コマンドが再実行されます。 ストリングに空白のスペースが含まれている場合、引用符を使用する必要があります。 便宜上、このコマンドにエイリアス r を使用できます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-128 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド repeat 例 次に、直前に使用した dir コマンド、直前に使用したコマンド、ID が 15 のコマンドを繰り返す例 を示します。history コマンドを使用すると、以前に入力したコマンド リストが表示されます。 rommon 1 > history 8 dir 9 dir bootflash: 10 dis 11 dis 0xa0001000 12 dis 0xbe000000 13 history 14 meminfo 15 meminfo -l 16 meminfo 17 meminfo -l 18 meminfo 19 meminfo 20 meminfo -l 21 meminfo -l 22 history rommon 2 > repeat dir dir bootflash: File size 1973032 bytes (0x1e1b28) rommon 3 > repeat dir bootflash: File size 1973032 bytes (0x1e1b28) rommon 4 > repeat 15 meminfo -l Checksum File name 0xdadf5e24 llue Checksum File name 0xdadf5e24 llue Main memory size: 16 MB. Packet memory size: 0 MB Main memory size: 0x1000000 Available main memory starts at 0xa000e000, size 0xff2000 NVRAM size: 0x20000 Parity Map for the DRAM Banks Socket 0 in Bank 0 Has No Parity Socket 1 in Bank 0 Has No Parity Socket 0 in Bank 1 Has No Parity Socket 1 in Bank 1 Has No Parity rommon 5 > ========================================================================== Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-129 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド reset ― ROM モニタ reset ― ROM モニタ スイッチのソフト リセットを実行するには、reset ROM モニタ コマンドを使用します。 reset {mod | system} 構文の説明 mod リセットするモジュールの番号 system スイッチ全体をリセットします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、スイッチをリセットする例を示します。 rommon 1 > reset System Bootstrap, Version 3.1(1.69) Copyright (c) 1994-1997 by cisco Systems, Inc. Supervisor III processor with 16384 Kbytes of main memory rommon 2 > =========================================================================== Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-130 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド reset ― スイッチ reset ― スイッチ システムまたは個々のモジュールを再開したり、指定した時間にシステム リセットをスケジュール したりするには、reset コマンドを使用します。 reset [mod | system | mindown] reset [mindown] at {hh:mm} [mm/dd] [reason] reset [mindown] in [hh:] {mm} [reason] reset cancel 構文の説明 mod (任意)再開するモジュールの番号 system (任意)システムをリセットします。 mindown (任意)冗長スーパバイザ エンジン モジュールを装備したシステムの最小ダウン タイム ソフトウェア アップグレードの一部として、リセットを実行します。 at 将来の特定の時間に、システム リセットをスケジューリングします。 hh:mm スケジューリングされたリセットの時間および分 mm/dd in hh: mm reason cancel (任意)スケジューリングされたリセットの月および日 指定した時間のあとに、システム リセットをスケジューリングします。 (任意)スイッチをリセットするまでの時間数 スイッチをリセットするまでの分数 (任意)リセットする理由を表示します。 スケジューリングされたリセットをキャンセルします。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 モジュール番号(スイッチング モジュールまたはアクティブなスーパバイザ エンジン モジュール のいずれか)を指定しない場合、コマンドは、システム全体をリセットします。 reset mod コマンドを使用すると、冗長スーパバイザ エンジンに切り替えることができます。mod はアクティブなスーパバイザ エンジンのモジュール番号です。 Software Release 5.2 以降では、reset mindown コマンドを使用すると、冗長スーパバイザ エンジン モジュールを装備したシステムの最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの一部として、 スイッチをリセットできます。最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの実行に関する完 全 な 情 報 に つ い て は、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide』を参照してください。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-131 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド reset ― スイッチ 注意 例 reset mindown コマンドを入力すると、アクティブなスーパバイザ エンジンがリセットされる前に 設定を変更しても、その変更は保存されません。スタンバイ スーパバイザ エンジンがリセットさ れている間でも、スイッチは CLI(コマンドライン インターフェイス)からの入力を受け入れま す。ただし、reset mindown コマンドを入力してから、スーパバイザ エンジンがオンライン上で新 しいソフトウェア イメージを実行するまでの間は、設定を変更しようとしても、その設定は保存 されず、スタンバイ スーパバイザ エンジンとの同期化も行われません。 次に、モジュール 4 をリセットする例を示します。 Console> (enable) reset 4 This command will reset module 4 and may disconnect your telnet session. Do you want to continue (y/n) [n]? y Resetting module 4... Console> (enable) 次に、将来の特定の時間でリセットをスケジューリングし、リセットの理由を含める例を示します。 Console> (enable) reset at 23:00 08/18 Software upgrade to 5.3(1). Reset scheduled at 23:00:00, Wed Aug 18 2000. Reset reason: Software upgrade to 5.3(1). Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y Reset scheduled for 23:00:00, Wed Aug 18 2000 (in 0 day 8 hours 39 minutes). Console> (enable) 次に、最小のダウン タイム内に、リセットをスケジューリングする例を示します。 Console> (enable) reset mindown at 23:00 08/18 Software upgrade to 5.3(1). Reset scheduled at 23:00:00, Wed Aug 18 2000. Reset reason: Software upgrade to 5.3(1). Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y Reset mindown scheduled for 23:00:00, Wed Aug 18 2000 (in 0 day 8 hours 39 minutes). Console> (enable) 次に、指定した時間が経過したあとで、リセットをスケジューリングする例を示します。 Console> (enable) reset in 05:20 Configuration update Reset scheduled in 5 hours 20 minutes. Reset reason: Configuration update Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y Reset scheduled for 19:56:01, Wed Aug 18 2000 (in 5 hours 20 minutes). Reset reason: Configuration update Console> (enable) 次に、スケジューリングされたリセットをキャンセルする例を示します。 Console> (enable) reset cancel Cancel reset scheduled for 19:56:01, Wed Aug 18 2000 (in 5 hours 20 minutes). Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-132 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド session session Catalyst 5000 ファミリー Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)、Route Switch Feature Card(RSFC; ルート スイッチ フィーチャ カード)、または Asynchronous Transfer Module (ATM; 非同期転送モード)モジュールなどのインテリジェント モジュールの CLI(コマンドライ ン インターフェイス)にアクセスするには、session コマンドを使用します。 session mod 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドを入力したあと、パスワードがモジュール上で設定されている場合、システムは Enter Password: プロンプトで応答します。 モジュールの番号 インテリジェント モジュールとのセッションを終了するには、quit コマンドを入力します。 例 次に、ATM モジュール(モジュール 4)とのセッションを開始する例を示します。 Console> session 4 Trying ATM-4... Connected to ATM-4. Escape character is ‘^]’. ATM> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-133 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set set ROM モニタ コマンドのすべての変数名と値を表示するには、set コマンドを使用します。 set 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、set コマンドを使用して、すべてのモニタ変数名とその値を表示する例を示します。 rommon 1 > set PS1=rommon ! > BOOT= ?=0 rommon 2 > 関連コマンド varname= Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-134 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting commands set accounting commands スイッチ上のコマンド イベント アカウンティングをイネーブルにするには、set accounting commands コマンドを使用します。 set accounting commands enable {config | enable | all} [stop-only]{tacacs+} set accounting commands disable 構文の説明 enable コマンド用に指定したアカウンティング方式をイネーブルにします。 config コンフィギュレーション コマンドのアカウンティングだけをイネーブルにし ます。 enable イネーブル モード コマンドのアカウンティングだけをイネーブルにします。 all すべてのコマンドのアカウンティングをイネーブルにします。 (任意)コマンドの終わりで適用されるアカウンティング方式を指定します。 stop-only tacacs+ コマンドの Terminal Access Controller Aceess Control System Plus(TACACS+) アカウンティングを指定します。 disable コマンドのアカウンティングをディセーブルにします。 デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 アカウンティングをイネーブルにする前に、TACACS+ サーバを設定する必要があります。 例 次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、コンフィギュレーション コマンドのア カウンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting commands enable config stop-only tacacs+ Accounting set to enable for commands-config events in stop-only mode. Console> (enable) 次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、すべてのコマンドのアカウンティング を TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting commands enable all stop-only tacacs+ Accounting set to enable for commands-all events in stop-only mode. Console> (enable) reset cancel 次に、コマンド アカウンティングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting commands disable Accounting set to disable for commands-config events. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-135 第2章 set accounting commands Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド 次に、イネーブル モード コマンドのアカウンティングを設定する例を示します。 Console> (enable) set accounting commands enable enable stop-only tacacs+ Accounting set to enable for commands-enable-mode event in stop-only mode. Console> (enable) 関連コマンド set accounting connect set accounting exec set accounting suppress set accounting system set accounting update set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-136 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting connect set accounting connect スイッチ上の発信接続イベントのトラッキングをイネーブルにするには、set accounting connect コ マンドを使用します。 set accounting connect enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius} set accounting connect disable 構文の説明 enable 接続イベント用に指定されたアカウンティング方式をイネーブルにします。 start-stop 接続イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング方式 stop-only 接続イベントの終了で適用されるアカウンティング方式 接続イベントの Terminal Access Controller Access Control System Plus (TACACS+)アカウンティング tacacs+ radius 接続イベントの Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)アカウ ンティング disable 接続イベントのアカウンティングをディセーブルにします。 デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設 定する必要があります。 例 次に、終了時にのみレコードを生成するときに、Telnet およびリモート ログイン セッションでのア カウンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting connect enable stop-only tacacs+ Accounting set to enable for connect events in stop-only mode. Console> (enable) 次に、アカウンティングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting connect disable Accounting set to disable for connect events. Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting exec set accounting suppress set accounting system set accounting update set radius key set tacacs key set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-137 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting exec set accounting exec スイッチ上のユーザ モード セッションのトラッキングをイネーブルにするには、set accounting exec コマンドを使用します。 set accounting exec enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius} set accounting exec disable 構文の説明 enable ユーザ モード イベント用に指定したアカウンティング方式をイネーブルに します。 start-stop ユーザ モード イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング 方式 stop-only ユーザ モード イベントの終了時に適用されるアカウンティング方式 tacacs+ ユーザ モード イベントの Terminal Access Controller Aceess Control System Plus (TACACS+)アカウンティング radius ユーザ モード イベントの Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS) アカウンティング disable ユーザ モード イベントのアカウンティングをディセーブルにします。 デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設 定する必要があります。 例 次に、開始および終了時にレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウ ンティングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting exec enable start-stop radius Accounting set to enable for exec events in start-stop mode. Console> (enable) 次に、終了時にのみレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティ ングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting exec enable stop-only radius Accounting set to enable for exec events in stop-only mode. Console> (enable) 次に、開始および終了時にレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウ ンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting exec enable start-stop tacacs+ Accounting set to enable for exec events in start-stop mode. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-138 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting exec 次に、終了時にのみレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティ ングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting exec enable stop-only tacacs+ Accounting set to enable for exec events in stop-only mode. Console> (enable) 次に、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting exec disable Accounting set to disable for exec events in start-stop mode. Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting connect set accounting suppress set accounting system set accounting update set radius key set radius server set tacacs key set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-139 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting suppress set accounting suppress ユーザ名を入力しないでログインしたユーザへのアカウンティング情報を抑制するには、set accounting suppress コマンドを使用します。 set accounting suppress null-username {enable | disable} 構文の説明 null-username 不明なユーザ enable 不明なユーザへの抑制をイネーブルにします。 disable 不明なユーザへの抑制をディセーブルにします。 デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 例 アカウンティングをイネーブルにする前に、Terminal Access Controller Access Control System Plus (TACACS+)サーバおよび共有鍵を設定する必要があります。 ユーザ名を入力しないでログインしたユーザへのアカウンティング情報を抑制する例を示します。 Console> (enable) set accounting suppress null-username enable Accounting will be suppressed for user with no username. Console> (enable) ユーザ名を入力しないでログインしたユーザのアカウンティング イベント情報を含む例を示しま す。 Console> (enable) set accounting suppress null-username disable Accounting will be not be suppressed for user with no username. Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting connect set accounting exec set accounting system set accounting update set tacacs key set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-140 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting system set accounting system スイッチ上のシステム イベントのアカウンティングをイネーブルにするには、 set accounting system コマンドを使用します。 set accounting system enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius} set accounting system disable 構文の説明 enable システム イベント用に指定したアカウンティング方式をイネーブルにしま す。 start-stop システム イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング方式 stop-only システム イベントの終了時に適用されるアカウンティング方式 tacacs+ シ ス テ ム イ ベ ン ト の Terminal Access Controller Access Control System Plus (TACACS+)アカウンティング radius システム イベントの Remote Authentication Dial-In User Servece(RADIUS)ア カウンティング disable システム イベントのアカウンティングをディセーブルにします。 デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設 定する必要があります。 例 次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、システム イベントのアカウンティング を RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting system enable stop-only radius Accounting set to enable for system events in start-stop mode. Console> (enable) 次に、イベントの開始および終了時にレコードを送信するときに、システム イベントのアカウン ティングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting system enable start-stop radius Accounting set to enable for system events in start-stop mode. Console> (enable) 次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、システム イベントのアカウンティング を TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting system enable stop-only tacacs+ Accounting set to enable for system events in start-stop mode. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-141 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting system 次に、イベントの開始および終了時にレコードを送信するときに、システム イベントのアカウン ティングを TACACS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting system enable start-stop tacacs+ Accounting set to enable for system events in start-stop mode. Console> (enable) 次に、システム イベントのアカウンティングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set accounting system disable Accounting set to disable for system events. Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting connect set accounting exec set accounting suppress set accounting update set radius key set radius server set tacacs key set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-142 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set accounting update set accounting update アカウンティング アップデートの回数を設定するには、set accounting update コマンドを使用しま す。 set accounting update {new-info | periodic [interval]} 構文の説明 new-info 新しい情報がある場合にのみ、アップデートします。 periodic 定期的にアップデートします。 (任意)定期的なアップデート間隔(分単位)を指定します。有効値は 1 ∼ 71582 分です。 interval デフォルト アカウンティングはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 例 アカウンティングをイネーブルにする前に、Terminal Access Controller Access Control System Plus (TACACS+)サーバおよび共有鍵を設定する必要があります。 次に、200 分ごとにアカウンティング アップデートを送信する例を示します。 Console> (enable) set accounting update periodic 200 Accounting updates will be periodic at 200 minute intervals. Console> (enable) 次に、新しい情報がある場合のみ、アカウンティング アップデートを送信する例を示します。 Console> (enable) set accounting update new-info Accounting updates will be sent on new information only. Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting connect set accounting exec set accounting suppress set accounting system set radius key set radius server set tacacs key set tacacs server show accounting Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-143 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set alias set alias コマンド エイリアス(コマンド名の短縮形)を定義するには、set alias コマンドを使用します。 set alias name command [parameter] 構文の説明 name 作成するエイリアスの名前 command エイリアスが作成されるコマンド parameter (任意)エイリアスが作成されるコマンドに適用するパラメータ。有効なパラ メータについては、対応するコマンドを参照してください。 デフォルト エイリアスは設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 all という名前は、エイリアスとして定義できません。予約済みの文字は、エイリアスとして定義で きません。 スイッチでは、最大 100 個のエイリアスを設定できます。 parameter 値の詳細については、対応するコマンドの適用可能なパラメータ情報を参照してくださ い。 例 次に、arpdel を clear arp コマンドのエイリアスとして設定する例を示します。 Console> (enable) set alias arpdel clear arp Command alias added. Console> (enable) 関連コマンド show alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-144 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set arp set arp IP アドレス /MAC(メディア アクセス制御)アドレス マッピング エントリを Address Resolution Protocol(ARP)テーブルに追加し、テーブルに ARP エージング タイムを設定するには、set arp コ マンドを使用します。 set arp [dynamic | permanent | static] [ip_addr | hw_addr] set arp agingtime agingtime 構文の説明 デフォルト dynamic (任意)エントリは ARP エージング アップデートの対象になります。 permanent (任意)固定エントリは、clear arp または clear config コマンドでクリアされ るまで、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されます。 static (任意)エントリは ARP エージング アップデートの対象になりません。 ip_addr (任意)指定された MAC アドレスにマッピングされる IP アドレスまたは IP エイリアス hw_addr (任意)指定された IP アドレスまたは IP エイリアスにマッピングされる MAC アドレス agingtime ARP エントリが ARP テーブルから削除されるまでの期間を指定します。 agingtime 削除される前に、エントリが ARP テーブルに留まる秒数(0 ∼ 1000000)。こ の値を 0 に設定すると、エージングはディセーブルになります。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ARP テーブル エントリは存在しません。 • ARP エージングは 1200 秒です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 hw_addr は、標準形式(00-11-22-33-44-55)または標準以外の形式(00:11:22:33:44:55)で表示され る 16 進数の 6 つのバイトからなる MAC アドレスです。 例 次に、設定済み ARP エージング タイムのあとに期限切れとなるダイナミック ARP エントリ マッ ピングを設定する例を示します。 Console> (enable) set arp dynamic 198.133.219.232 00-00-0c-40-0f-bc ARP entry added. Console> (enable) 次に、ARP テーブルのエージング タイムを 1800 秒(30 分)に設定する例を示します。 Console> (enable) set arp agingtime 1800 ARP aging time set to 1800 seconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-145 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set arp 次に、固定 ARP エントリを設定する例を示します。このエントリは、システム リセットしたあと に ARP キャッシュに残ります。 Console> (enable) set arp permanent 198.146.232.23 00-00-0c-30-0f-bc Permanent ARP entry added as 198.146.232.23 at 00-00-0c-30-0f-bc on vlan 5 Console> (enable) 次に、スタティック ARP エントリを設定する例を示します。このエントリは、システム リセット したあとに ARP キャッシュから削除されます。 Console> (enable) set arp static 198.144.239.22 00-00-0c-50-0f-bc Static ARP entry added as 198.144.239.22 at 00-00-0c-50-0f-bc on vlan 5 Console> (enable) 関連コマンド clear arp show arp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-146 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication enable set authentication enable Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)、Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+) 、Kerberos、またはローカル認証を使用して、スイッチ上でイネーブル モード ア クセスを認証するようスイッチを設定するには、set authentication enable コマンドを使用します。 set authentication enable {radius | tacacs | kerberos} {enable} [console | telnet | http | all] [primary] set authentication enable {radius | tacacs | kerberos} {disable} [console | telnet | http | all] set authentication enable local {enable | disable} [console | telnet | http | all] set authentication enable attempt {count} [console | remote] set authentication enable lockout {time} [console | remote] 構文の説明 デフォルト radius イネーブル モード アクセスの RADIUS 認証 tacacs イネーブル モード アクセスの TACACS+ 認証 kerberos イネーブル モード アクセスの Kerberos 認証 enable イネーブル モード アクセス用に指定された認証方式をイネーブルにします。 console (任意)コンソール セッションに認証方式を適用します。 telnet (任意)Telnet セッションに認証方式を適用します。 http (任意)HTTP セッションに認証方式を適用します。 all (任意)すべてのセッションに認証方式を適用します。 primary (任意)認証方式を、最初に試行する必要があります。 disable イネーブル モード アクセス用に指定された認証方式をディセーブルにしま す。 local イネーブル モード アクセスのローカル認証を指定します。 attempt ログインの試行回数 count 許可されたログインの試行回数。有効な設定可能ログイン試行範囲は、3(デ フォルト)∼ 10 です。最大試行数を 0 に設定すると、制限チェックはディ セーブルになります。 remote (任意)Telnet、Secure Shell(SSH; セキュア シェル) 、Kerberos、HTTP などの リモート ログインに認証方式を適用します。 lockout ログインの試行が失敗したあと、ユーザがスイッチによりロック アウトされ る時間 time ユーザがロック アウトされる時間(秒単位)。有効な設定可能ロックアウト範 囲は 30 ∼ 7200 秒(1/2 分∼ 2 時間)です。時間を 0 に設定すると、ロックア ウト タイムはディセーブルになります。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ローカル認証はコンソールおよび Telnet セッションに対し、イネーブルです。 • RADIUS、TACACS+、Kerberos はすべてのセッション タイプに対し、ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-147 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication enable 使用上の注意事項 TACACS+ または RADIUS を、ログインのプライマリ認証方式として指定し、primary キーワード を入力することによりアクセスをイネーブルにできます。primary キーワードを入力すると、指定 した認証方式が最初に試行されます。プライマリ認証を指定しないと、認証方式はイネーブルにし た順番で試行されます。 console または telnet キーワードを入力することにより、認証方式がコンソール セッション、Telnet セッション、または両方のセッションに適用するよう指定できます。console または telnet を指定し ない場合、認証方式はコンソールおよび Telnet セッションの両方に適用されます。 例 次に、ユーザにイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するために、TACACS+ サーバを使用 する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable tacacs enable tacacs enable authentication set to enable for console, telnet and http session. Console> (enable) 次に、ユーザにイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するために、ローカル パスワードを 使用する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable local enable local enable authentication set to enable for console, telnet and http session. Console> (enable) 次に、ユーザにすべてのセッション タイプへのイネーブル アクセス権があるかどうかを判別する ために、RADIUS サーバを使用する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable radius enable radius enable authentication set to enable for console, telnet and http session. Console> (enable) 次に、ユーザにコンソール セッションへのイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するため に、TACACS+ サーバを使用する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable tacacs enable console tacacs enable authentication set to enable for console session. Console> (enable) 次に、最初に使用する Kerberos サーバを設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable kerberos enable primary kerberos enable authentication set to enable for console, telnet and http session n as primary authentication method. Console> (enable) 次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のイネーブル ログインの試行回数を 5 回に設 定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable attempt 5 Enable mode authentication attempts for console and remote login set to 5. Console> (enable) 次に、リモート セッションのイネーブル ログインの試行回数を 7 回に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable attempt 7 remote Enable mode authentication attempts for remote login set to 7. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-148 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication enable 次に、コンソール セッションのイネーブル ログインの試行回数を 8 回に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable attempt 8 console Enable mode authentication attempts for console login set to 8. Console> (enable) 次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のイネーブル ロックアウト タイムを 50 秒に設 定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable lockout 50 Enable mode lockout time for console and remote login set to 50 seconds. Console> (enable) 次に、コンソール セッションのイネーブル ロックアウト タイムを 5 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable lockout 300 console Enable mode lockout time for console login set to 5 minutes. Console> (enable) 次に、リモート セッションのイネーブル ロックアウト タイムを 7 分 10 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication enable lockout 430 remote Enable mode lockout time for console and remote login set to 7 minutes and 10 seconds. Console> (enable) 関連コマンド set authentication login show authentication Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-149 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication login set authentication login Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+) 、Kerberos、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS) 、またはローカル認証を使用して、スイッチ上でユーザ(ログイン) モード アクセスを認証するようスイッチを設定するには、set authentication login コマンドを使用 します。 set authentication login attempt count [console | remote] set authentication login lockout time [console | remote] set authentication login {radius | tacacs | kerberos} enable [console | telnet | http | all] [primary] set authentication login {radius | tacacs | kerberos} disable [console | telnet | http | all] set authentication login local {enable | disable} [console | telnet | http | all] 構文の説明 attempt count remote lockout time ログイン試行の回数 (任意)Telnet、Secure Shell(SSH; セキュア シェル)、Kerberos、HTTP などの リモート ログインに認証方式を適用します。 ログイン試行が失敗したあと、ユーザがスイッチによりロック アウトされる 時間 設定可能範囲は 30 ∼ 7200 秒です。ロックアウト タイムを 0 に設定すると、 この機能はディセーブルになります。 デフォルト radius ユーザ モード アクセスの RADIUS 認証 tacacs ユーザ モード アクセスの TACACS+ 認証 kerberos ユーザ モード アクセスの Kerberos 認証 enable ユーザ モード アクセス用に指定された認証方式をイネーブルにします。 console (任意)コンソール セッションに認証方式を適用します。 telnet (任意)Telnet セッションに認証方式を適用します。 http (任意)HTTP セッションに認証方式を適用します。 all (任意)すべてのセッションに認証方式を適用します。 primary (任意)最初に試行する認証方式 disable ユーザ モード アクセス用に指定された認証方式をディセーブルにします。 local ユーザ モード アクセスのローカル認証を指定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ログイン試行数は 3 回です。 • ローカル認証は、ログイン用のプライマリ認証方式です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-150 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication login 使用上の注意事項 このコマンドを使用すると、Web インターフェイス用に認証方式を選択できます。HTTP セッショ ンの認証方式を RADIUS として設定した場合、ユーザ名またはパスワードは RADIUS プロトコル を使用して検証されます。TACACS+ および Kerberos 認証は、HTTP セッションに対してディセー ブルになるよう設定されます。デフォルトでは、HTTP ログインはローカル ログイン パスワードを 使用して検証されます。 console、telnet、http または all キーワードを使用することにより、console、telnet、http または all の認証方式を指定できます。console、telnet、http または all を指定しない場合、認証方式のデフォ ルトは、all セッションとなります。 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)および CLI(コマンドライン インターフェイス)から のログインの最大試行回数を設定できます。設定可能範囲は、0 ∼ 10 です。ログイン試行をディ セーブルにするには、レベルを 0 に設定します。ログイン試行が 5 回失敗すると、障害ログイン シ ステム ログが生成されます。イネーブル モードにアクセスしようとし、許可された試行回数を超 えてパスワード入力に失敗した場合、システムはロックアウトの時間の enable コマンドの実行を ディセーブルにします。 ロックアウト タイムは、SNMP および CLI から設定できます。設定可能な範囲は 30 ∼ 600 秒(1/2 ∼ 10 分)です。コンソール ログインの場合、コンソールはこの時間中はロギングできません。リ モート ログインの場合、制限に達したときに接続が終了し、スイッチによりそのステーションから の以後のログイン試行がただちに終了します。 試行制限チェックをディセーブルにすると、ロックアウト制限は適用されません。 例 次に、コンソールおよびリモート セッション両方のログインの試行回数を 5 回に設定する例を示し ます。 Console> (enable) set authentication login attempt 5 Login authentication attempts for console and remote login set to 5. Console> (enable) 次に、リモート セッションのログインの試行回数を 7 回に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication login attempt 7 remote Login authentication attempts for remote login set to 7. Console> (enable) 次に、コンソール セッションのログインの試行回数を 8 回に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication login attempt 8 console Login authentication attempts for console login set to 8. Console> (enable) 次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のロックアウト タイムを 50 秒に設定する例を 示します。 Console> (enable) set authentication login lockout 50 Login lockout time for console and remote login set to 50 seconds. Console> (enable) 次に、コンソール セッションのロックアウト タイムを 5 分に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication login lockout 300 console Login lockout time for console login set to 5 minutes. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-151 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authentication login 次に、リモート セッションのロックアウト タイムを 7 分 10 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication login lockout 430 remote Login lockout time for console and remote login set to 7 minutes and 10 seconds. Console> (enable) 次に、Telnet セッションの TACACS+ 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authentication login tacacs disable telnet tacacs login authentication set to disable for the telnet sessions. Console> (enable) 次に、コンソール セッションの RADIUS 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authentication login radius disable console radius login authentication set to disable for the console sessions. Console> (enable) 次に、Telnet セッションの Kerberos 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authentication login kerberos disable telnet kerberos login authentication set to disable for the telnet sessions. Console> (enable) 次に、TACACS+ 認証アクセスを、 HTTP セッションのプライマリ方式として設定する例を示します。 Console> (enable) set authentication login tacacs enable http primary tacacs login authentication set to enable for HTTP sessions as primary authentication method. Console> (enable) 関連コマンド set authentication enable show authentication Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-152 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authorization commands set authorization commands スイッチ上のコマンド イベントの許可をイネーブルにするには、set authorization commands コマ ンドを使用します。 set authorization commands enable {config | enable | all} {option} {fallbackoption} [console | telnet | both] set authorization commands disable [console | telnet | both] 構文の説明 enable コマンド用に指定された許可方式をイネーブルにします。 config コンフィギュレーション コマンドの許可だけをイネーブルにします。 enable イネーブル モード コマンドの許可だけをイネーブルにします。 all すべてのコマンドの許可をイネーブルにします。 option 許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 fallbackoption Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバがダ ウンしたとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォー ルバック応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細に ついては、「使用上の注意事項」を参照してください。 console (任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。 telnet (任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。 both (任意)コンソールおよび Telnet セッションの両方に許可方式を適用します。 コマンドの許可をディセーブルにします。 disable デフォルト 許可はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 option および fallbackoption 値を定義する場合、次が発生します。 例 • tacacs+ は、TACACS+ 許可方式を指定します。 • deny は、処理を実行しません。 • ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated は処理を進めることができます。 • TACACS+ サーバが応答しない場合、none は許可なしで処理を進めることができます。 次に、TACACS+ デーモンがダウンしたとき、または応答しない場合に、if-authenticated オプショ ンを指定して fallback オプションを使用せずに、コマンドすべての許可をイネーブルにする例を示 します。 Console> (enable) set authorization commands enable all if-authenticated none Successfully enabled commands authorization. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-153 第2章 set authorization commands Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド 次に、コマンド許可をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authorization commands disable Successfully disabled commands authorization. Console> (enable) 次に、イネーブル モード コマンドの許可を設定する例を示します。 Console> (enable) set authorization commands enable enable tacacs+ deny telnet Successfully enabled commands authorization. Console> (enable) 関連コマンド set authorization enable set authorization exec show authorization Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-154 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authorization enable set authorization enable スイッチ上のイネーブル(イネーブル モード)セッション イベントを許可するには、 set authorization enable コマンドを使用します。 set authorization enable enable {option} {fallbackoption} [console | telnet | both] set authorization enable disable [console | telnet | both] 構文の説明 enable 指定した許可方式をイネーブルにします。 option 許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 fallbackoption Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバがダ ウンしたとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォー ルバック応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細に ついては、「使用上の注意事項」を参照してください。 console (任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。 telnet (任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。 both (任意)コンソールおよび Telnet セッションの両方に許可方式を適用します。 指定された許可方式をディセーブルにします。 disable デフォルト 許可はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ユーザに許可があれば、tacacs+ 値は処理を実行することができます。 TACACS+ サーバが応答しない場合、deny 値は処理を実行しません。 ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated 値は処理を実行することができます。 TACACS+ サーバが応答しない場合、none 値は許可なしで処理を進めることができます。 例 次に、イネーブル モード セッションのコンフィギュレーション コマンドの許可をイネーブルにす る例を示します。 Console> (enable) set authorization enable enable if-authenticated Successfully enabled enable authorization. Console> (enable) 次に、イネーブル モード許可をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authorization enable disable Successfully disabled enable authorization. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-155 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set authorization exec 関連コマンド set authorization commands set authorization exec show authorization set authorization exec スイッチ上の EXEC(ユーザ モード)セッション イベントの許可をイネーブルにするには、 set authorization exec コマンドを使用します。 set authorization exec enable {option} {fallbackoption} [console | telnet | both] set authorization exec disable [console | telnet | both] 構文の説明 enable 指定された許可方式をイネーブルにします。 option 許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 fallbackoption Terminal Access Controller Access System Plus(TACACS+)サーバがダウンし たとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォールバッ ク応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細について は、 「使用上の注意事項」を参照してください。 console (任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。 telnet (任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。 both (任意)コンソールおよび Telnet セッションに許可方式を適用します。 disable 指定された許可方式をディセーブルにします。 デフォルト 許可はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ユーザに許可があれば、tacacs+ 値は処理を進めることができます。 TACACS+ サーバが応答しない場合、deny 値は、処理を実行しません。 ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated 値は処理を進めることができます。 TACACS+ サーバが応答しない場合、none 値は許可なしで処理を進めることができます。 例 次に、EXEC モード セッションのコンフィギュレーション コマンドの許可をイネーブルにする例 を示します。 Console> (enable) set authorization exec enable if-authenticated Successfully enabled exec authorization. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-156 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set banner motd 次に、EXEC モード許可をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set authorization exec disable Successfully disabled exec authorization. Console> (enable) 関連コマンド set authorization commands set authorization enable show authorization set banner motd ユーザがスイッチにアクセスしたときに表示されるログイン バナーを作成するには、set banner motd コマンドを使用します。 set banner motd c [text] c 構文の説明 メッセージを開始および終了するのに使用する区切り文字 c (任意)ログイン バナー text デフォルト ログイン バナーは表示されません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 バナーは、タブを含めて 3070 文字以内です。タブは 8 文字で表示されますが、メモリではスペー ス 1 文字のみを使用します。 ログイン バナーをクリアするには、clear banner motd コマンドまたは set banner motd コマンドを 使用します。 例 次に、ポンド記号(#)を区切り文字として使用して、ログイン バナーを設定する例を示します。 Console> (enable) set banner motd # ** System upgrade: starting: 6:00am Tuesday. ** Please log out before leaving on Monday. # MOTD banner set. Console> (enable> 次に、set banner motd コマンドを使用して、ログイン バナーをクリアする例を示します。 Console> (enable) set banner motd ## MOTD banner cleared. Console> (enable> 関連コマンド clear banner motd Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-157 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set banner telnet set banner telnet ユーザが Telnet でスイッチにアクセスしたときに表示されるログイン バナーを作成するには、set banner telnet コマンドを使用します。 set banner telnet {enable | disable} 構文の説明 enable デフォルトのコンソール バナーを表示します。 disable デフォルトのコンソール バナーを表示しません。 デフォルト デフォルトのコンソール バナーが表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、デフォルトのコンソール バナーをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set banner telnet enable Cisco Systems Console banner will be printed at telnet. Console> (enable> 次に、デフォルトのコンソール バナーをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set banner telnet disable Cisco Systems Console banner will not be printed at telnet. Console> (enable> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-158 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot auto-config set boot auto-config 起動時にスイッチを設定し、再現オプションを設定するのに使用するコンフィギュレーション ファ イルを 1 つまたは複数指定するには、set boot auto-config コマンドを使用します。コンフィギュレー ション ファイルのリストは、CONFIG_FILE 環境変数に保存されています。 set boot auto-config device:filename [;device:filename...] [mod] 構文の説明 device: 起動コンフィギュレーション ファイルがあるデバイス filename 起動コンフィギュレーション ファイル名 (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号 mod デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 • set boot auto-config コマンドは、繰り返されません。 • CONFIG_FILE 環境変数は、定義されません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set boot auto-config コマンドは、既存の CONFIG_FILE 環境変数を常に上書きします。ファイルを 変数に追加または付加することはできません。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、複数のコンフィギュレーション ファイルを指定できますが、 セミコロン(;)で区切る必要があります。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上で繰り返しを設定するには、set boot config-register auto-config コ マンドを使用します。 例 次に、コンフィギュレーション ファイルの環境変数を指定する例を示します。 Console> (enable) set boot auto-config slot0:cfg1 CONFIG_FILE variable = slot0:cfg1 WARNING: nvram configuration may be lost during next bootup, and re-configured using the file(s) specified. Console> (enable) 関連コマンド set boot system flash Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-159 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot config-register set boot config-register ブート コンフィギュレーション レジスタ値を設定するには、set boot config-register コマンドを使 用します。 set boot config-register value [mod] set boot config-register boot {rommon | bootflash | system} [mod] set boot config-register baud {1200 | 2400 | 4800 | 9600} [mod] set boot config-register ignore-config {enable | disable} [mod] set boot config-register auto-config {recurring | non-recurring} [mod] 構文の説明 value 16 ビットのコンフィギュレーション レジスタ値。この値は 16 進数の 値で、指定できる範囲は 0x0 ∼ 0xFFFF です。 mod (任意)コンフィギュレーション レジスタ値を設定するスーパバイザ エンジンのモジュール番号 boot 次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき に使用する起動方式 rommon 次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき に、スイッチを ROM モニタ モードにします。 bootflash 次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき に、ブートフラッシュ内の最初の有効なシステム イメージを使用して スイッチを起動します。 system 次にスイッチをリセットする、または電源を切って入れ直すときに、 BOOT 環境変数に指定されたシステム イメージを使用してスイッチを 起動します。 baud コンソール ボーレートを設定します。 1200 | 2400 | 4800 | 9600 ROM モニタ コンソール ポートのボーレート ignore-config 次にスイッチを再起動するときに、スイッチは、NVRAM(不揮発性 RAM)の設定を無視します。 enable 次にスイッチを再起動するときに、スイッチは NVRAM の設定を無視 します。 disable 次にスイッチを再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を無視 しないようにします。 auto-config 次にスイッチを再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を使用 するよう設定します。 recurring スイッチをリセットするとき、または再起動したあとで、 CONFIG_FILE 環境変数で指定されたファイルを使用してスイッチを 設定したあと、CONFIG_FILE 環境変数の内容を維持します。 non-recurring スイッチをリセットするとき、または再起動したあとで、 CONFIG_FILE 環境変数で指定されたファイルを使用してスイッチを 設定する前に、CONFIG_FILE 環境変数の内容をクリアします。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-160 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot config-register デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 • デフォルト コンフィギュレーション レジスタ値は 0x10F で、次の設定を指定します。 − 起動方式は、「システム」です。BOOT 環境変数で指定されたシステム イメージを使用し て、スイッチは起動します。 − ROM モニタ(ROMMON)コンソール ポート ボーレートは、9600 に設定されています。 − ignore-config パラメータはディセーブルです。 − auto-config パラメータは、繰り返しなしに設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set boot config-register boot コマンドで rommon および system キーワードのみを使用することを推 奨します。 set boot config-register コマンドの 1 つを入力するたびに、システムは現在のコンフィギュレーショ ン レジスタ情報をすべて(show boot コマンドの入力と同等な情報)表示します。 コンフィギュレーション レジスタで指定されたボーレートは、ROM モニタだけによって使用され、 set system baud コマンドで指定されたボーレートとは異なります。 auto-config_file 変数は non-recurring の場合、slot0:switch.cfg です。Catalyst 4500 シリーズ スイッチ の場合、bootflash:switch.cfg です。 注意 ignore-config パラメータのイネーブル化は、clear config all コマンドの入力と同じです。すなわち、 次にスイッチを再起動するときに NVRAM に保存されている設定全体をクリアします。 注意 set boot config-register 0xvalue コマンドを使用するとき、0xvalue を確認することを推奨します。正 しくない 0xvalue を入力した場合、スイッチは正しく起動されないか、または NVRAM 内の設定を 失うことがあります。 例 次に、デフォルト 16 ビット コンフィギュレーション レジスタ値を指定する例を示します。 Console> (enable) set boot config-register 0x10f Configuration register is 0x10f ignore-config: disabled auto-config: non-recurring console baud: 9600 boot: image specified by the boot system commands Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-161 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot config-register 次に、rommon を次回の再起動のときに使用するブート イメージとして指定する例を示します。 Console> (enable) set boot config-register boot rommon Configuration register is 0x100 ignore-config: disabled auto-config: non-recurring console baud: 9600 boot: the ROM monitor Console> (enable) 次に、ROM モニタ コンソール ポート ボーレートを 4800 に変更する例を示します。 Console> (enable) set boot config-register baud 4800 Configuration register is 0x900 ignore-config: disabled auto-config: non-recurring console baud: 4800 boot: the ROM monitor Console> (enable) 次にスイッチをリセットするとき、または再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を無視す る例を示します。 Console> (enable) set boot config-register ignore-config enable Configuration register is 0x940 ignore-config: enabled auto-config: non-recurring console baud: 4800 boot: the ROM monitor Console> (enable) 次に、auto-configuration を繰り返しに設定する例を示します。 Console> (enable) set boot config-register auto-config recurring Configuration register is 0x960 ignore-config: enabled auto-config: recurring console baud: 4800 boot: the ROM monitor Console> (enable) 関連コマンド clear boot ― スイッチ show boot ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-162 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot sync now set boot sync now auto-config ファイルの同期化を開始するには、set boot sync now コマンドを使用します。 set boot sync now 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト 同期化はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set boot sync now コマンドは、set boot config-register コマンドと類似しています。set boot sync now コマンドは同期化を開始して、強制的にコンフィギュレーション ファイルをスタンバイ スーパバ イザ エンジンに自動的に同期化させます。ファイルは、アクティブ スーパバイザ エンジン上のファ イルと一致した状態が保たれます。 例 次に、auto-config ファイルの同期化を開始する例を示します。 Console> (enable) set boot sync now Console> (enable) 関連コマンド set boot auto-config show boot ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-163 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set boot system flash set boot system flash 起動時にスイッチがロードしようとするソフトウェア イメージ リストの指定を行なう、BOOT 環 境変数を設定するには、set boot system flash コマンドを使用します。 set boot system flash device:filename [prepend] [mod] 構文の説明 device: ソフトウェア イメージが保存されるフラッシュ デバイス(コロン [:] を入力 する必要があります)を指定します。 filename フラッシュ デバイス上のソフトウェア イメージ名 prepend (任意)ソフトウェア イメージ ファイルを、スイッチを起動するのに使用す るイメージ リストの最初に配置します。 mod (任意)BOOT 環境変数を変更するスーパバイザ エンジンのモジュール番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 いくつかの boot system コマンドを入力すると、スイッチを起動するときのフェールセーフ機能が 作動します。システムは、入力順に boot system コマンドを保存および実行します。 新しいソフトウェア イメージをフラッシュ デバイスにコピーし、次にスイッチをリセットすると きにスイッチがそのイメージを起動する場合、clear boot system all コマンドを使用して BOOT 環境 変数をクリアします。または prepend キーワードを使用して、起動しようとするイメージ リストの 先頭に新しいソフトウェア イメージを配置します。 ファイルが存在しない場合(たとえば、間違ったファイル名を入力した場合)、ファイル名はブー トストリングに付加され、[Warning:File not found but still added in the bootstring.] というメッセージが 表示されます。 ファイルが存在していても、スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージでない場合、ファイル はブートストリングに付加されず、[Warning:file found but it is not a valid boot image.] というメッセー ジが表示されます。 例 次に、ソフトウェア イメージ ファイルを BOOT 環境変数に付加する例を示します。 Console> (enable) set boot system flash bootflash:cat4000-sup3.5-1-1.bin BOOT variable = bootflash:cat4000-sup3.5-2-1.bin,1;bootflash:cat4000-sup3.5-1-1.bin,1; Console> (enable) 次に、ソフトウェア イメージ ファイルを BOOT 環境変数に追加する例を示します。 Console> (enable) set boot system flash slot0:cat4000-sup3.5-2-1.bin prepend BOOT variable = slot0:cat4000-sup3.5-2-1.bin,1;bootflash:cat4000-sup3.4-5-2.bin,1; Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-164 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cam 関連コマンド clear boot ― スイッチ show boot ― スイッチ set cam エントリを CAM(連想メモリ)テーブルに追加するには、set cam コマンドを使用します。 set cam {dynamic | static | permanent} {unicast_mac | route_descr} {mod/port} [vlan] set cam {static | permanent} {multicast_mac} {mod/ports...} [vlan] set cam {static | permanent} filter {unicast_mac} [vlan] 構文の説明 dynamic エントリはエージングの対象です。 static エントリはエージングの対象ではありません。システムがリセットされるま で、スタティック(非固定)エントリはテーブルに留まります。 permanent clear cam または clear config コマンドによりクリアされるまで、固定エント リは NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されます。 unicast_mac ユニキャストに使用する宛先ホストの MAC(メディア アクセス制御)アド レス route_descr このスイッチに関連する「ネクスト ホップ」のルート記述子。この値は、004F のフォーマットで 16 進数の数字 2 バイトとして入力されます。バイトを区切 るために、ハイフン(-)を使用しないでください。 mod/port モジュールおよびポート番号 (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。トランク ポートに対し、CAM エントリ をダイナミック、スタティック、または固定に設定するのでなければ、この 番号は任意になります。 vlan デフォルト multicast_mac マルチキャストに使用する宛先ホストの MAC アドレス mod/ports... モジュールおよびポート番号 filter トラフィック フィルタ エントリ デフォルト設定は次のとおりです。 • デフォルト コンフィギュレーションには、ローカル MAC アドレスが含まれます。 • スパニングツリー アドレスは、01-80-c2-00-00-00 です。 • Cisco Discovery Protocol(CDP)マルチキャスト アドレスは、宛先ポート 1/3(スーパバイザ エ ンジン)用です。 • 設定済み VLAN すべてのエージング タイムは 300 秒です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トラフィック フィルタ エントリを設定するときに、vlan 変数が必要です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-165 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cam 指定した MAC アドレスが、マルチキャスト アドレス(最上位バイトの最下位ビットは、1 に設定 されます)またはブロードキャスト アドレス(ff-ff-ff-ff-ff-ff)で、複数のポートを指定する場合、 ポートはすべて同じ VLAN に設定されている必要があります。指定した MAC アドレスがユニキャ スト アドレスで、複数のポートを指定する場合、ポートは異なる VLAN に設定されている必要が あります。 Multilayer Switching Module(MSM)は、set cam コマンドをサポートしません。 ルート記述子を入力して、VLAN パラメータを指定しない場合、ポートに関連付けられた VLAN が デフォルトになります。ルート記述子を入力した場合は、1 つのポート番号だけを(関連ポート用 に)使用できます。 ホストの MAC アドレスおよび VLAN は、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存できます。リセットし たあとでも、維持されます。 トランク ポートに対し、CAM エントリをダイナミック、スタティック、または固定に設定するの でなければ、または agingtime キーワードを使用する場合は、vlan 番号は任意になります。 ポートがトランク ポートの場合、VLAN を指定する必要があります。 アクティブ スーパバイザ エンジンをリセットするまで、スタティック(非固定)エントリはテー ブルに留まります。 route_descr 変数は、004F のフォーマットで 16 進数の数字 2 バイトとして入力されます。バイトを 区切るために、ハイフン(-)を使用しないでください。 例 次に、スタティック ユニキャスト エントリを、モジュール 2、ポート 9 の CAM テーブルに追加す る例を示します。 Console> (enable) set cam static 00-00-0c-a0-03-fa 2/9 Static unicast entry added to CAM table. Console> (enable) 次に、固定マルチキャスト エントリを、ポート グループの CAM テーブルに追加する例を示します。 Console> (enable) set cam permanent 01-40-0b-a0-03-fa 1/1,2/1,2/3,2/8-12 Permanent multicast entry added to CAM table. Console> (enable) 次に、スタティック トラフィック エントリを、CAM テーブルに追加する例を示します。 Console> (enable) set cam static filter 00-02-03-04-05-06 1 Filter entry added to CAM table. Console> (enable) 次に、特定の MAC アドレスのフィルタを追加する例を示します。 Console> (enable) set cam static filter 00-02-03-04-05-06 1 Filter entry added to CAM table. Console> (enable) 関連コマンド clear cam set cam agingtime set cam notification show cam show cam notification Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-166 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cam agingtime set cam agingtime CAM(連想メモリ)テーブルのエージング タイムを設定するには、set cam agingtime コマンドを 使用します。 set cam agingtime [vlan] agingtime 構文の説明 (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。トランク ポートに対し、CAM エントリ をダイナミック、スタティック、または固定に設定するのでなければ、また は agingtime 変数を使用する場合は、この番号は任意になります。 vlan ダイナミック エントリが削除される前に、テーブルに留まる秒数。指定でき る範囲は 15 ∼ 1,000,000 秒です。エージング タイムを 0 に設定すると、エー ジングはディセーブルになります。 agingtime デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 エージング タイムを 0 に設定すると、エージングはディセーブルになります。設定可能な 0 以外の 最小エージング タイムは 15 秒です。1 ∼ 14 秒までは、設定できません。 例 次に、VLAN 1 の CAM テーブル エージング タイムを 300 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set cam agingtime 1 300 Vlan 1 CAM aging time set to 300 seconds. Console> (enable) 関連コマンド clear cam set cam set cam notification show cam show cam notification Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-167 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cam notification set cam notification CAM(連想メモリ)テーブルに対して、MAC(メディア アクセス制御)アドレスの変更が発生し た と き に 通 知 を イ ネ ー ブ ル に し、次 の 通 知 が 出 さ れ る ま で の 時 間 を 設 定 す る に は、set cam notification コマンドを使用します。 set cam notification {enable | disable} set cam notification {added | removed} {enable | disable} {mod/port} set cam notification historysize log_size set cam notification interval time 構文の説明 enable 変更が発生した通知をイネーブルにします。 disable 変更が発生した通知をディセーブルにします。 added MAC アドレスを学習したときに通知します。 removed MAC アドレスが削除されたときに通知します。 mod/port モジュールおよびポート番号 historysize 通知ヒストリ ログを作成します。 log_size 通知ヒストリ ログ内のエントリ数。有効なサイズは 0 ∼ 500 エントリです。 interval 次の通知が出されるまでの最大待ち時間を設定します。 time デフォルト 次の通知が出されるまでの時間を指定します。有効値は、0 ∼ 4,294,967,295 (秒数で指定)です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 通知はディセーブルです。 • 間隔は 1 秒に設定されます。 • ヒストリ サイズは 1 エントリに設定されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set cam notification disable コマンドを使用すると、通知をグローバルにディセーブルにできますが、 他の通知コンフィギュレーション設定はイネーブルのままです。通知コンフィギュレーション設定 は、clear config コマンドを使用してリセットできます。ヒストリ ログをクリアしたり、通知カウ ンタをリセットしたりするには、clear cam notification コマンドを使用します。 間隔を 0 に設定すると、スイッチはただちに通知を送信します。間隔を 0 に設定すると、スイッチ のパフォーマンスに影響を与えます。 MAC 通知 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップを生成するようスイッチを設定す るには、set snmp enable macnotification コマンドを使用します。ヒストリ ログ サイズを 0 に設定 しても、MAC 通知 SNMP トラップが生成されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-168 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cam notification 例 次に、CAMテーブルで MACアドレス変更が発生したときの通知をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cam notification enable MAC address change detection globally enabled Be sure to specify which ports are to detect MAC address changes with the 'set cam notification [added|removed] enable <m/p> command. SNMP traps will be sent if 'set snmp trap enable macnotification' has been set. Console> (enable) 次に、新規の MAC アドレスをモジュール 3 上のポート 1 ∼ 4 の CAM テーブルに追加するときの 通知をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cam notification added enable 3/1-4 MAC address change notifications for added addresses are enabled on port(s) 3/1-4 Console> (enable) 次に、新規の MAC アドレスをモジュール 2 のポート 1 ∼ 4 の CAM テーブルに追加するときの通 知をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cam notification added enable 2/1-4 MAC address change notifications for added addresses are enabled on port(s) 2/1-4 Console> (enable) 次に、MAC アドレスをモジュール 3 のポート 3 ∼ 6 の CAM テーブルから削除するときの通知をイ ネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cam notification removed enable 3/3-6 MAC address change notifications for removed addresses are enabled on port(s) 3/3-6 次に、ヒストリ ログ サイズを 300 エントリに設定する例を示します。 Console> (enable) set cam notification historysize 300 MAC address change history log size set to 300 entries Console> (enable) 次に、次回の通知が出されるまでの間隔を 10 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set cam notification interval 10 MAC address change notification interval set to 10 seconds Console> (enable) 関連コマンド clear cam set cam set cam agingtime set snmp trap show cam show cam notification Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-169 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cdp set cdp すべての、または指定されたポート上で、Cisco Discovery Protocol(CDP)機能をグローバルにイ ネーブル、ディセーブル、または設定するには、set cdp コマンドを使用します。 set cdp {enable | disable} {mod/ports...} set cdp interval interval set cdp holdtime holdtime set cdp version v1 | v2 set cdp format device-id {mac-address | other} 構文の説明 デフォルト enable CDP 機能をイネーブルにします。 disable CDP 機能をディセーブルにします。 mod/ports.. モジュールおよびモジュール上のポートの番号 interval CDP メッセージ インターバル値を指定します。 interval メッセージを送る前に、システムが待機する秒数を指定します。有効値は 5 ∼ 254 秒です。 holdtime グローバル Time-To-Live 値を指定します。 holdtime グローバル Time-To-Live 値の秒数。有効値は 10 ∼ 255 秒です。 version v1 | v2 CDP バージョン番号を指定します。 format device-id device-ID Type- Length-Value(TLV)フォーマットを設定します。 mac-address device-ID TLV が、送信デバイスの MAC(メディア アクセス制御)アドレス を ASCII(標準)形式で伝送するよう指定します。 other デバイスのハードウェア シリアル番号と、カッコ内のデバイス名を関連付け るよう指定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • システム コンフィギュレーションでは、CDP はイネーブルです。 • メッセージ インターバルは、ポートごとに 60 秒に設定されています。 • Time-To-Live メッセージ インターバルは 180 秒に設定されています。 • CDP のバージョンはバージョン 2 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 送信する CDP パケットの最高位バージョン番号をグローバルに設定するには、set cdp version コマ ンドを使用します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-170 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cdp グローバル set cdp enable または disable コマンドを入力すると、CDP はグローバルに設定されま す。CDP をグローバルにディセーブルにする場合、CDP はすべてのインターフェイス上で自動的 にディセーブルになりますが、ポート単位の enable(または disable)設定は変更されません。CDP をグローバルにイネーブルにする場合、CDP がインターフェイス上で稼働するかどうかはポート単 位の設定によります。 ポート単位ベースで CDP を設定する場合、mod/ports... 値を 1 つのモジュールおよびポート、また はポート範囲(たとえば、2/1-12、3/5-12)として入力できます。 例 次に、CDP をグローバルにイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cdp enable CDP enabled globally Console> (enable) 次に、モジュール 2 上のポート 1 の CDP メッセージ表示をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cdp enable 2/1 CDP enabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、モジュール 2 上のポート 1 の CDP メッセージ表示をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cdp disable 2/1 CDP disabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、CDP メッセージ インターバル値を指定する例を示します。 Console> (enable) set cdp interval 400 CDP interval set to 400 seconds. Console> (enable) 次に、グローバル Time-To-Live 値を指定する例を示します。 Console> (enable) set cdp holdtime 200 CDP holdtime set to 200 seconds. Console> (enable) 次に、デバイス ID フォーマットを MAC アドレスに設定する例を示します。 Console> (enable) set cdp format device-id mac-address Device Id format changed to MAC-address Console> (enable) 関連コマンド show cdp show port cdp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-171 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cgmp set cgmp スイッチ上の Cisco Group Management Protocol(CGMP)をイネーブルまたはディセーブルにするに は、set cgmp コマンドを使用します。 set cgmp {enable | disable} 構文の説明 enable スイッチ上の CGMP をイネーブルにします。 disable スイッチ上の CGMP をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 CGMP を実行しているルータにスイッチを接続する必要があります。 例 次に、デバイス上の CGMP をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp enable CMGP support for IP multicast enabled. Console> (enable) 次に、デバイス上の CGMP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp disable CMGP support for IP multicast disabled. Console> (enable) 次に、Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)スヌー ピングがイネーブルの場合に、CGMPをイネーブルにしようとするときに発生する状況を示します。 Console> (enable) set cgmp enable Disable IGMP Snooping feature to enable CGMP. Console> (enable) 関連コマンド clear multicast router set cgmp fastleave set cgmp leave set multicast router show cgmp leave show cgmp statistics show multicast group show multicast group count Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-172 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cgmp fastleave set cgmp fastleave Cisco Group Management Protocol(CGMP)高速脱退処理をイネーブルまたはディセーブルにするに は、set cgmp fastleave コマンドを使用します。 set cgmp fastleave {enable | disable} 構文の説明 enable CGMP 高速脱退処理をイネーブルにします。 disable CGMP 高速脱退処理をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、CGMP 高速脱退処理をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp fastleave enable CMGP fastleave processing enabled. Console> (enable) 次に、CGMP 高速脱退処理をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp fastleave disable CMGP fastleave processing disabled. Console> (enable) 関連コマンド clear multicast router set cgmp set cgmp leave set multicast router show cgmp leave show cgmp statistics show multicast group show multicast group count Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-173 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set cgmp leave set cgmp leave Cisco Group Management Protocol(CGMP)脱退処理をイネーブルまたはディセーブルにするには、 set cgmp leave コマンドを使用します。 set cgmp fastleave {enable | disable} 構文の説明 enable CGMP 脱退処理をイネーブルにします。 disable CGMP 脱退処理をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、CGMP 脱退処理をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp leave enable CMGP leave processing enabled. Console> (enable) 次に、CGMP 脱退処理をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set cgmp leave disable CMGP leave processing disabled. Console> (enable) 関連コマンド clear multicast router set cgmp set cgmp fastleave set multicast router show cgmp leave show cgmp statistics show multicast group show multicast group count Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-174 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set channel cost set channel cost EtherChannel ポート バンドルのスパニングツリー ポート コストを設定するには、set channel cost コ マンドを使用します。 set channel cost {channel_id | all} [cost] 構文の説明 channel_id 変更するチャネルの EtherChannel ID all スイッチ上の EtherChannel ポート バンドル (任意)EtherChannel に適用されるスパニングツリー ポート コスト cost デフォルト スパニングツリー ポート コストは、(EtherChannel 内のポートの現在のポート コストに基づいて) 自動的に計算されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 EtherChannel ポート バンドルの channel_id を判別するには、show channel コマンドを使用します。 cost を指定しない場合、スパニングツリー ポート コストは、チャネル ポートの現在のポート コス トに基づいて更新されます。チャネル ポート コストを変更する場合、チャネル内のメンバー ポー トのポート コストが変更されて、新しいコストが反映されます。ポート コストが変更されたポー トをリストするメッセージが表示されます。 例 次に、チャネル 768 パス コストを 23 に設定する例を示します。 Console> (enable) set channel cost 768 23 Port(s) 1/1-2,7/3,7/5 port path cost are updated to 60. Channel 768 cost is set to 23. Warning:channel cost may not be applicable if channel is broken. Console> (enable) 次に、チャネル パス コストすべてを 15 に設定する例を示します。 Console> (enable) set channel cost all 15 Port(s) 4/1-4 port path cost are updated to 39. Channel 768 cost is set to 15. Warning:channel cost may not be applicable if channel is broken. Console> (enable) 関連コマンド set channel vlancost set port channel show channel show channel group show port channel set spantree portcost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-175 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set channelprotocol set channelprotocol モジュールでチャネルを管理するプロトコルを設定するには、set channelprotocol コマンドを使用 します。 set channelprotocol {pagp | lacp} mod 構文の説明 pagp Port Aggregation Protocol(PagP; ポート集約プロトコル) lacp Link Aggregation Control Protocol(LACP) mod モジュール番号 デフォルト PAgP コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 モジュール 3 の PAgP を設定する例を示します。 Console> (enable) set channelprotocol pagp 3 Channeling protocol set to PAGP for module(s) 3. Console> (enable) 次に、モジュール 2、4、5、6 の LACP を設定する例を示します。 Console> (enable) set channelprotocol lacp 2,4-6 Channeling protocol set to LACP for module(s) 2,4,5,6. Console> (enable) 関連コマンド clear lacp-channel statistics set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelcost set spantree channelvlancost set port lacp-channel show lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-176 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set channel vlancost set channel vlancost EtherChannel ポート バンドルのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)コストを設定するに は、set channel vlancost コマンドを使用します。 set channel vlancost channel_id [cost] 構文の説明 変更するチャネルの EtherChannel ID channel_id (任意)EtherChannel に適用されるスパニングツリー ポート VLAN コスト cost デフォルト スパニングツリー ポート VLAN コストは、 (EtherChannel 内のポートの現在のポート VLAN コスト に基づいて)自動的に計算されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 一度に 1 つの EtherChannel のポート VLAN コストしか設定できません。 EtherChannel ポート バンドルの channel_id を判別するには、show channel コマンドを使用します。 cost を指定しない場合、スパニングツリー ポート VLAN コストは、チャネル ポートの現在のポー ト コストに基づいて更新されます。チャネル ポート VLAN コストを変更する場合、チャネル内の メンバー ポートのポート VLAN コストが変更され、新しいコストが反映されます。ポート コスト が変更されたポートをリストするメッセージが表示されます。 例 次に、チャネル 768 ポート VLAN コストを 10 に設定する例を示します。 Console> (enable) set channel vlancost 768 10 Port(s) 1/1-2 vlan cost are updated to 24. Channel 768 vlancost is set to 10. Console> (enable) 関連コマンド set channel cost set port channel show channel show channel group show port channel set spantree portvlancost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-177 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set config mode set config mode コンフィギュレーション モードをバイナリからテキスト形式へ変更するには、set config mode コマ ンドを使用します。 set config mode binary set config mode text {nvram | device:file-id} 構文の説明 binary システム コンフィギュレーション モードをバイナリ形式に設定します。 text システム コンフィギュレーション モードをテキスト形式に設定します。 nvram NVRAM(不揮発性 RAM)に保存された設定を格納します。 device:file-id 保存した設定を格納するデバイスおよびファイルの名前 デフォルト モードはバイナリです(write memory コマンドを使用するときは、設定を NVRAM に保存します)。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 テキスト ファイル コンフィギュレーション モードを使用するようシステムを設定すると、システ ムは設定を、 NVRAM またはフラッシュ メモリのいずれかの不揮発性ストレージ内にテキスト ファ イルとして保存します。テキスト ファイルは、さまざまな機能を設定するために入力したコマンド で構成されています。たとえば、ポートをディセーブルにする場合、ポートをディセーブルにする コマンドは、テキスト コンフィギュレーション ファイルに存在します。 テキスト ファイルは、スイッチを設定するために使用したコマンドだけを含みます。たいていの場 合、テキスト コンフィギュレーション ファイルは少ない容量しか必要としないので、NVRAM は ファイルを保存するのに適したデバイスです。NVRAM のスペースを超過したテキスト ファイル は、フラッシュ メモリに保存されます。 ユーザ設定は、NVRAM にすぐには保存されません。ユーザ設定を保存するには、write memory コ マンドを入力して、不揮発性ストレージに設定を保存する必要があります。 例 次に、コンフィギュレーション モードをバイナリに設定する例を示します。 Console> (enable) set config mode binary System configuration copied to NVRAM. Configuration mode set to binary. Console> (enable) 次に、コンフィギュレーション モードをテキストに設定し、テキスト コンフィギュレーション ファ イルを保存する場所とファイル名を指定する例を示します。 Console> (enable) set config mode text bootflash:switch.cfg Binary system configuration has been deleted from NVRAM. Configuration mode set to text. Use the write memory command to save configuration changes. System configuration file set to: bootflash:switch.cfg The file specified will be used for configuration during the next bootup. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-178 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set crypto key rsa 関連コマンド show config mode write set crypto key rsa RSA 鍵ペアを生成および設定するには、set crypto key rsa コマンドを使用します。 set crypto key rsa nbits [force] 構文の説明 鍵のサイズ。有効値は 512 ∼ 2048 ビットです。 nbits (任意)鍵を再生し、既存の鍵を上書きする警告プロンプトを抑制します。 force デフォルト 鍵サイズは 1024 ビットです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 force キーワードを入力しない場合、set crypto key コマンドはコンフィギュレーション ファイルに 保存されます。RSA 鍵をクリアするには、clear config all コマンドを使用します。 Secure Shell(SSH; セキュア シェル)ログインをサポートするには、最初に RSA 鍵ペアを生成する 必要があります。 例 次に、1004 ビット サイズの RSA 鍵ペアを作成する例を示します。 Console> (enable) set crypto key rsa 1004 Generating RSA keys.... [OK] Console> (enable) 関連コマンド clear crypto key rsa show crypto key Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-179 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set dot1q-all-tagged set dot1q-all-tagged ネイティブVLAN (仮想LAN) 上のパケットのタギングをイネーブルにするには、set dot1q-all-tagged コマンドを使用します。 set dot1q-all-tagged enable | disable [all] 構文の説明 enable dot1q タギング モードをイネーブルにします。 disable dot1q タギング モードをディセーブルにします。 all (任意)すべてのポートの Dot1q タギング デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 dot1q 全タギング モードをイネーブルにする場合、すべてのデータ パケットはタグ付きで送信され ます。受信されたすべてのタグなしデータ パケットは、すべての 802.1Q トランク上で廃棄されます。 dot1q タギング モードをイネーブルにしないと、ポート上の dot1q トンネリング機能をイネーブル にすることはできません。 スイッチのすべてのポート上で dot1q トンネリングをディセーブルにしないと、スイッチ上の dot1q タギング モードをディセーブルにすることはできません。 オプションの all キーワードはサポートされていません。 (注) 例 ポリシー ベースの転送は、802.1Q トンネル トラフィックでは作動しません。Policy Based Fowarding (PBF; ポリシー ベース転送)は、レイヤ 3 IP ユニキャスト トラフィックでサポートされますが、レ イヤ 2 トラフィックには適用できません。中間(PBF)スイッチでは、すべての 802.1Q トンネル トラフィックはレイヤ 2 トラフィックとして表示されます。 次に、dot1q タギングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set dot1q-all-tagged enable Dot1q tagging is enabled Console> (enable) 次に、すべてのポートで dot1q タギングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set dot1q-all-tagged enable all Dot1q tagging is enabled Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-180 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set dot1x 次に、dot1q タギングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set dot1q-all-tagged disable Dot1q tagging is disabled Console> (enable) 関連コマンド show dot1q-all-tagged set dot1x システムで dot1x を設定するには、set dot1x コマンド セットを使用します。 set dot1x system-auth-control {enable | disable} set dot1x {quiet-period | tx-period | re-authperiod} seconds set dot1x {supp-timeout | server-timeout | shutdown-timeout} seconds set dot1x max-req count 構文の説明 デフォルト system-auth-control システムの認証 enable 指定した dot1x 機能をイネーブルにします。 disable 指定した dot1x 機能をディセーブルにします。 quiet-period seconds 認証試行の間のアイドル時間。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。 tx-period seconds Extensible Authentication Protocol(EAP)要求 /ID フレームを再送信 する時間。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。詳細については、 「使用上 の注意事項」を参照してください。 re-authperiod seconds 再認証する一定の時間の時定数。有効値は 1 ∼ 65535 秒です。 supp-timeout seconds EAP 要求パケットを再送信する時定数。有効値は 0 ∼ 65535 秒で す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 server-timeout seconds バックエンド認証者によりパケットを認証サーバに再送信する時 定数。有効値は 1 ∼ 65535 秒です。詳細については、「使用上の注 意事項」を参照してください。 shutdown-timeout seconds 802.1x をシャットダウンする時定数。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。 詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 max-req count 認証セッションがタイム アウトになる前に、ステート マシンが EAP 要求フレームを再送信する最大回数。有効値は 1 ∼ 10 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • system-auth-control はイネーブルです。 • quiet-period は 60 秒です。 • tx-period は 30 秒です。 • re-authperiod は 3,600 秒です。 • supp-timeout は 30 秒です。 • server-timeout は 30 秒です。 • shutdown-timeout は 300 秒です。 • max-req count は 2 です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-181 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set dot1x コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 system-auth-control を設定する場合、次が適用されます。 • enable キーワードを使用すると、set port dot1x コマンドを使用して設定するポート制御パラ メータ単位で、各ポートの認証ステータスを制御できます。 • disable キーワードを使用すると、ポート制御パラメータが force-authorized に設定されたよう に、ポートすべてを機能させることができます。 再認証をイネーブルにしないと、認証が実行されたあとでは、再認証は自動的に実行されません。 要求者が、EAP 要求 /ID パケットを受信したことを認証者に通知しない場合、認証者は一定時間 (tx-period seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを再送信します。 要求者が、EAP 要求 /ID パケットを受信したことをバックエンド認証者に通知しない場合、バック エンド認証者は一定時間(supp-timeout seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを 再送信します。 認証サーバが、特定のパケットを受信したことをバックエンド認証者に通知しない場合、バックエ ンド認証者は一定時間(server-timeout seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを 再送信します。 例 次に、システム認証制御を設定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x system-auth-control enable dot1x authorization enabled. Console> (enable) 次に、認証試行の間のアイドル時間を設定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x quiet-period 45 dot1x quiet-period set to 45 seconds. Console> (enable) 次に、再送信時間を設定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x tx-period 15 dot1x tx-period set to 15 seconds. Console> (enable) 次に、再認証時間を指定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x re-authperiod 7200 dot1x re-authperiod set to 7200 seconds Console> (enable) 次に、認証者から要求者への EAP 要求パケットの再送信を指定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x supp-timeout 15 dot1x supp-timeout set to 15 seconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-182 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set dot1x 次に、バックエンド認証者から認証サーバへのパケットの再送信を指定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x server-timeout 15 dot1x server-timeout set to 15 seconds. Console> (enable) 次に、802.1x シャットダウン タイムを指定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x shutdown-timeout 500 dot1x shutdown-timeout set to 500 seconds. Console> (enable) 次に、パケットの最大再送信回数を指定する例を示します。 Console> (enable) set dot1x max-req 5 dot1x max-req set to 5. Console> (enable) 関連コマンド clear dot1x config set port dot1x show dot1x show port dot1x Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-183 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set enablepass set enablepass スイッチ上のイネーブル モードのパスワードを変更するには、set enablepass コマンドを使用しま す。 set enablepass 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト イネーブル パスワードは設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 パスワードは大文字と小文字を区別します。パスワードは、スペースを含めて 0 ∼ 30 文字です。 コマンドは、以前のパスワードの入力を指示します。入力したパスワードが有効な場合、新しいパ スワードを入力し、確認するプロンプトが表示されます。 例 次に、新しいパスワードを確立する例を示します。 Console> (enable) set enablepass Enter old password: <old_password> Enter new password: <new_password> Retype new password: <new_password> Password changed. Console> (enable) 関連コマンド enable set password Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-184 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set errdisable-timeout set errdisable-timeout 自動的に errdisable ステートのポートを再びイネーブルにするようにタイムアウトを設定するには、 set errdisable-timeout コマンドを使用します。 set errdisable-timeout {enable | disable} {reason} set errdisable-timeout interval {interval} 構文の説明 デフォルト enable errdisable タイムアウトをイネーブルにします。 disable errdisable タイムアウトをディセーブルにします。 reason ポートが errdisable ステートになっている理由。有効値は bcast-suppression、 bpdu-guard、channel-misconfig、cross-fallback、duplex-mismatch、 gl2pt-ingress-loop、gl2pt-threshold-exc、udld、other、all です。 interval interval タイムアウト インターバルを指定します。有効値は、30 ∼ 86,400 秒(1/2 分 ∼ 24 時間)です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • errdisable の理由のすべては、グローバルにディセーブルにされます(イネーブルにされた理由 がないと、タイマーが停止します) 。 • タイムアウトは、disable に設定されます。 • interval は 300 秒に設定されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 次のイベントの場合、ポートを errdisable ステートに設定できます。 • チャネルの設定ミス • デュプレックスの不一致 • Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)ポート ガード • UDLD • その他 チャネルの設定ミス、デュプレックスの不一致、BPDU ポート ガード、または UDLD 以外の原因 により、errdisable ステートになっているポートには別の errdisable 原因があります。reason 変数で other を指定する場合、ポートは errdisable タイムアウト ステートです。 例 次に、BPDU ポートガード イベントによって、errdisable タイムアウトをイネーブルにする例を示し ます。 Console> (enable) set errdisable-timeout enable bpdu-guard Successfully enabled errdisable-timeout for bpdu-guard. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-185 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set errordetection 次に、errdisable タイムアウト インターバルを 450 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set errdisable-timeout interval 450 Successfully set errdisable timeout to 450 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show errdisable-timeout set errordetection さまざまなエラーの検出を、イネーブルまたはディセーブルにするには、set errordetection コマン ドを使用します。 set errordetection inband {enable | disable} set errordetection memory {enable | disable} 構文の説明 デフォルト inband 帯域内エラー検出 enable 指定したエラー検出をイネーブルにします。 disable 指定したエラー検出をディセーブルにします。 memory メモリ エラー検出 デフォルト設定は次のとおりです。 • エラー検出は、memory に対してディセーブルになっています。 • エラー検出は、inband に対してディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、メモリ エラー検出をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set errordetection memory enable Memory error detection enabled. Console> (enable) 関連コマンド show errordetection Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-186 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set feature mdg set feature mdg Multiple Default Gateway(MDG)機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set feature mdg コマンドを使用します。 set feature mdg {enable | disable} 構文の説明 enable スイッチ上の MDG 機能をイネーブルにします。 disable スイッチ上の MDG 機能をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 MDG 機能がイネーブルの場合、スイッチは 10 秒ごとにデフォルト ゲートウェイに ping を実行し、 利用可能かどうかを確認します。 例 次に、MDG 機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set feature mdg enable Multiple Default Gateway feature enabled. Console> (enable) 次に、MDG 機能をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set feature mdg disable Multiple Default Gateway feature disabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-187 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set garp timer set garp timer join、leave、leaveall タイマーの値を調整するには、set garp timer コマンドを使用します。 set garp timer timer_type timer_value 構文の説明 デフォルト timer_type タイマーのタイプ。有効値は join、leave、leaveall です。 timer_value ミリ秒単位のタイマー値。有効値は 1 ∼ 2147483647 ミリ秒です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • join は 200 ms です。 • leave は 600 ms です。 • leaveall は 10000 ms です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 次に挙げるさまざまなタイマー値の初期関係を維持する必要があります。 (注) 例 • leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。 • leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。 変更されたタイマー値は、スイッチ上の General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケー ション、ポート、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set garp timer join 100 GMRP/GARP Join timer value is set to 100 milliseconds. Console> (enable) 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set garp timer leave 300 GMRP/GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds. Console> (enable) 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20000 ms に設定する例 を示します。 Console> (enable) set garp timer leaveall 20000 GMRP/GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-188 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gmrp 関連コマンド set gmrp timer set gvrp timer show gmrp configuration show gmrp statistics show gmrp timer show gvrp configuration set gmrp すべてのポート上のすべての VLAN(仮想 LAN)の、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP) をスイッチ上でイネーブルまたはディセーブルにするには、set gmrp コマンドを使用します。 set gmrp {enable | disable} 構文の説明 enable スイッチ上の GMRP をイネーブルにします。 disable スイッチ上の GMRP をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)スヌーピング または Cisco Group Management Protocol(CGMP)がすでにイネーブルである場合、GMRP をイネー ブルにすることはできません。 例 次に、スイッチ上の GMRP をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gmrp enable GMRP is enabled. Console> (enable) 次に、スイッチ上の GMRP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gmrp disable GMRP is disabled. Console> (enable) 次に、IGMP がイネーブルになっているスイッチ上で、GMRP をイネーブルにしようとする例を示 します。 Console> (enable) set gmrp enable Disable IGMP to enable GMRP snooping feature. Console> (enable) 関連コマンド show gmrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-189 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gmrp fwdall set gmrp fwdall 指定したポートまたはモジュールおよびポート リスト上で Forward All オプションをイネーブルま たはディセーブルにするには、set gmrp fwdall コマンドを使用します。 set gmrp fwdall {enable | disable} mod/port... 構文の説明 enable 指定したポートで、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)Forward All をイネーブルにします。 disable 指定したポートで、GMRP Forward All をディセーブルにします。 mod/port... モジュール番号およびポート番号リスト デフォルト すべてのポート上で、Forward All オプションはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ポートで Forward All オプションをイネーブルにすると、ポートはスイッチ上のすべてのマルチキャ スト グループのすべてのトラフィックを受信します。 トランク ポートで Forward All オプションをイネーブルにすると、このオプションは、トランク ポー トで伝送されるすべての VLAN(仮想 LAN)に適用されます。 例 次に、GMRP Forward All をモジュール 5、ポート 5 でイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gmrp fwdall enable 5/5 GMRP Forward All groups option enabled on port(s) 5/5. Console> (enable) 次に、GMRP Forward All をモジュール 3、ポート 2 でディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gmrp service fwdall disable 3/2 GMRP Forward All groups option disabled on port(s) 3/2. Console> (enable) 関連コマンド show gmrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-190 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gmrp registration set gmrp registration GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)レジストレーション タイプを指定するには、set gmrp registration コマンドを使用します。 set gmrp registration registration-type mod/port... 構文の説明 registration-type レジストレーションのタイプ。 有効値は Normal、fixed、または forbidden です。 mod/port... モジュール番号およびポート番号リスト デフォルト Normal レジストレーションはイネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Normal の registration-type を入力すると、VLAN(仮想 LAN)のダイナミック作成、レジストレー ション、非レジストレーションがサポートされます。 fixed の registration-type を入力すると、set gvrp registration fixed コマンドが発行されたときに、手 動での VLAN 作成およびレジストレーション、VLAN 非レジストレーションの防止、ほかのポート に知られている VLAN すべてのレジストレーションがサポートされます。 forbidden の registration-type を入力すると、すべての VLAN の非レジストレーション(VLAN 1 を 除く)、これ以上の VLAN 作成またはレジストレーションの防止がサポートされます。 GMRP は、VLAN あたりマルチキャスト アドレス 100 個と、スイッチ全体で 3072 個のアドレスを サポートします。 例 次に、モジュール 3、ポート 3 のレジストレーション タイプを Normal に設定する例を示します。 Console> (enable) set gmrp registration normal 3/3 GMRP Registration is set to Normal for port(s) 3/3. Console> (enable) 次に、モジュール 3、ポート 3 のレジストレーション タイプを fixed に設定する例を示します。 Console> (enable) set gmrp registration fixed 3/3 GMRP Registration is set to Fixed for port(s) 3/3. Console> (enable) 次に、モジュール 1、ポート 1 のレジストレーション タイプを forbidden に設定する例を示します。 Console> (enable) set gmrp registration forbidden 1/1 GMRP Registration is set to Forbidden for port(s) 1/1. Console> (enable) 関連コマンド show gmrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-191 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gmrp timer set gmrp timer join、leave、leaveall タイマーの値を設定するには、set gmrp timer コマンドを使用します。 set gmrp timer timer-type timer-value 構文の説明 デフォルト timer-type タイマーのタイプ。有効値は join、leave、leaveall です。 timer-value ミリ秒単位のタイマー値。有効値は 1 ∼ 2147483647 ミリ秒です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • join は 200 ms です。 • leave は 600 ms です。 • leaveall は 10000 ms です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 次に挙げる、さまざまなタイマー値の関係を維持する必要があります。 (注) 例 • leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。 • leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。 変更されたタイマー値は、スイッチ上の General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケー ション、ポート、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set gmrp timer join 100 GARP Join timer value is set to 100 milliseconds. Console> (enable) 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set gmrp timer leave 300 GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds. Console> (enable) 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20000 ms に設定する例 を示します。 Console> (enable) set gmrp timer leaveall 20000 GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds. Console> (enable) 関連コマンド set garp timer set gvrp timer show gmrp timer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-192 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gvrp set gvrp GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)をスイッチ上で、グローバルにイネーブルまたはディ セーブルするには、set gvrp コマンドを使用します。 set gvrp {enable | disable} 構文の説明 enable スイッチ上の GVRP をイネーブルにします。 disable スイッチ上の GVRP をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別 にイネーブルにします。 VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)プルーニングがイネーブルのとき、VTP プルーニングは、すべての GVRP ディセーブル トランク上で実行されます。 例 次に、スイッチ上の GVRP をグローバルにイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gvrp enable GVRP enabled. Console> (enable) 次に、GVRP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gvrp disable GVRP disabled. Console> (enable) 次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gvrp enable 2/1 GVRP enabled on port 2/1. Console> (enable) 関連コマンド set garp timer set gmrp timer set gvrp timer show gvrp configuration show gvrp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-193 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gvrp applicant set gvrp applicant VLAN(仮想 LAN)がブロッキング ポートから宣言されるかどうかを指定するには、set gvrp applicant コマンドを使用します。 set gvrp applicant {Normal | active} mod/port... 構文の説明 ユーザ ブロッキング ポートからの VLAN の宣言を無許可にします。 active ブロッキング ポートからのアクティブ VLAN の宣言を許可にします。 mod/port... モジュール番号およびポート番号リスト デフォルト GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)加入者は、Normal に設定されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別 にイネーブルにする必要があります。 Spanning-Tree Protocol(STP)の VLAN 単位モードをサポートしないデバイスに接続しているポー ト上で、好ましくない STP トポロジーを再設定しないようにするには、GVRP 加入者ステートを ポート上で active に設定します。GVRP 加入者ステートが active であるポートは、STP ブロッキン グ ステートであるときに GVRP VLAN 宣言を送信します。これにより、STP BPDU が他のポートか らプルーニングされるのを防ぎます。 (注) 例 また、固定レジストレーションを他のデバイス ポートで設定すると、STP トポロジーは再設定さ れません。 次に、指定されたブロッキング ポートからアクティブ VLAN すべての宣言を実行する例を示しま す。 Console> (enable) set gvrp applicant active 4/2-3,4/9-10,4/12-24 Applicant was set to active on port(s) 4/2-3,4/9-10,4/12-24. Console> (enable) 次に、指定されたブロッキング ポートから VLAN の宣言を無許可にする例を示します。 Console> (enable) set gvrp applicant Normal 4/2-3,4/9-10,4/12-24 Applicant was set to Normal on port(s) 4/2-3,4/9-10,4/12-24. Console> (enable) 関連コマンド show gvrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-194 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gvrp dynamic-vlan-creation set gvrp dynamic-vlan-creation GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)ダイナミック VLAN(仮想 LAN)作成を、イネーブル またはディセーブルするには、set gvrp dynamic-vlan-creation コマンドを使用します。 set gvrp dynamic-vlan-creation {enable | disable} 構文の説明 enable ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにします。 disable ダイナミック VLAN 作成をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)がトランスペアレント モードであり、ISL (スイッチ間リンク)トランクがスイッチに存在しない場合のみ、ダイナミック VLAN 作成をイネー ブルにできます。 GVRP で設定されていない 802.1q トランクがある場合、このコマンドは使用できません。 例 次に、ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation enable Dynamic VLAN creation enabled. Console> (enable) 次に、ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにし、VTP がトランスペアレント モードでない場合 に発生することを示します。 Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation enable VTP has to be in TRANSPARENT mode to enable this feature. Console> (enable) 次に、ダイナミック VLAN 作成をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation disable Dynamic VLAN creation disabled. Console> (enable) 関連コマンド set vtp show gvrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-195 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gvrp registration set gvrp registration 発信ポートの管理制御を設定するには、set gvrp registration コマンドを使用します。 set gvrp registration {Normal | fixed | forbidden} mod/port... 構文の説明 Normal ポート上で VLAN 1 を除いた各 VLAN(仮想 LAN)の登録または登録の取り 消しを行えます。 fixed 手動での VLAN 作成およびレジストレーションをサポートし、VLAN の非レ ジストレーションを防止し、他のポートに知られている VLAN すべてを登録 します。 forbidden すべてのVLAN (VLAN 1を除く)は、 静的にポートから登録を取り消されます。 mod/port... モジュール番号およびポート番号リスト デフォルト 管理制御は、Normal に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)レジストレーション コマンドは、ポート単位ベースで 入力され、トランク上のすべての VLAN に適用されます。VLAN レジストレーションを設定すると き、ユーザが VLAN を使用してポートに接続できるようにし、また VLAN のブロードキャストお よびマルチキャスト トラフィックをポートに送信できるようにスイッチを設定します。 スタティック VLAN コンフィギュレーションでは、mod/port... が GVRP メッセージを受信または処 理しない場合、mod/port... 制御を fixed または forbidden に設定します。 ポート上でダイナミックに設定された個々の VLAN の場合、 VLAN 1 以外の mod/port... 制御を Normal (デフォルト)に設定します。VLAN 1 は fixed に設定します。 GVRP が実行されているとき、set gvrp dynamic-vlan-creation enable および set gvrp registration Normal コマンドを入力した場合のみ、GVRP トランク ポートを介して VLAN を作成できます。 例 次に、モジュール 3、ポート 7 の管理制御を Normal に設定する例を示します。 Console> (enable) set gvrp registration Normal 3/7 Registrar Administrative Control set to Normal on port 3/7. Console> (enable) 次に、モジュール 5、ポート 10 の管理制御を fixed に設定する例を示します。 Console> (enable) set gvrp registration fixed 5/10 Registrar Administrative Control set to fixed on port 5/10. Console> (enable) 次に、モジュール 5、ポート 2 の管理制御を forbidden に設定する例を示します。 Console> (enable) set gvrp registration forbidden 5/2 Registrar Administrative Control set to forbidden on port 5/2. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-196 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set gvrp timer 関連コマンド show gvrp configuration set gvrp timer join、leave、leaveall タイマーの値を調整するには、set gvrp timer コマンドを使用します。 set gvrp timer {timer-type} {timer-value} 構文の説明 デフォルト timer-type タイマーのタイプ。有効値は、join、leave、leaveall です。 timer-value ミリ秒単位のタイマー値。有効値は、1 ∼ 2,147,483,647 ミリ秒です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • join は 200 ms です。 • leave は 600 ms です。 • leaveall は 10000 ms です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、set garp timer コマンドと同じです。 次に挙げる、さまざまなタイマー値の関係を維持する必要があります。 (注) 例 • leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。 • leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。 変更されたタイマー値は、General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケーション、ポー ト、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set gvrp timer join 100 GVRP/GARP Join timer value is set to 100 milliseconds. Console> (enable) 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示 します。 Console> (enable) set gvrp timer leave 300 GVRP/GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-197 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set igmp filter 次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20,000 ms に設定する例 を示します。 Console> (enable) set gvrp timer leaveall 20000 GVRP/GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds. Console> (enable) 関連コマンド set garp timer set gmrp timer show gvrp configuration set igmp filter スイッチ上の Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル) マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにするには、set igmp filter コマンドを使用します。 set igmp filter enable set igmp filter disable マルチキャスト IP アドレスまたは IP アドレス範囲を追加することで、IGMP マルチキャスト フィ ルタ プロファイルを作成するには、set igmp filter profile コマンドを使用します。 set igmp filter profile profile_id ip_addr [- ip_addr] あるアドレスまたはアドレス範囲が、スイッチ上の IGMP フィルタ プロファイルにより受け入れら れるか、拒否されるようにするには、set igmp filter profile profile_id match-action コマンドを使用し ます。 set igmp filter profile profile_id match-action permit set igmp filter profile profile_id match-action deny IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにポートまたはポート リストを関連付けるには、set igmp filter map コマンドを使用します。 set igmp filter map profile_id port_list 構文の説明 デフォルト enable IGMP マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにします。 disable IGMP マルチキャスト フィルタリングをディセーブルにします。 profile_id プロファイルに割り当てられた任意の番号 ip_addr IP アドレスは、1 または範囲です。 permit あるアドレスまたはアドレス範囲が、IGMP フィルタ プロファイルにより受 け入れられるようにします。 deny アドレスまたはアドレス範囲が、IGMP フィルタ プロファイルにより受け入 れられないようにします。 port_list モジュールおよびポート値、またはモジュールおよびポート値の範囲 デフォルト設定は次のとおりです。 • IGMP マルチキャスト フィルタ機能はディセーブルです。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-198 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set igmp filter • IGMP マルチキャスト フィルタ機能はフィルタリングしません。 • IGMP マルチキャスト フィルタ機能は IGMP フィルタ match-action を拒否します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管 理プロトコル)インターフェイスを使用して、IGMP トラフィック フィルタリングを設定します。 例 次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set igmp filter enable igmp filter set to enable Console> (enable) 次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタリングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set igmp filter disable igmp filter set to disable Console> (enable) 次に、マルチキャスト IP アドレス 226.1.1.1 を追加することにより、IGMP マルチキャスト フィル タ プロファイル 1 を作成する例を示します。 Console> (enable) set igmp filter profile 1 226.1.1.1 Successfully add ip(s) to profile Console> (enable) 次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにより、アドレスまたはアドレ ス範囲を受け入れる例を示します。 Console> (enable) set igmp filter profile 1 match-action permit igmp filter match-action set to permit Console> (enable) 次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにより、アドレスまたはアドレ ス範囲を拒否する例を示します。 Console> (enable) set igmp filter profile 1 match-action deny igmp filter match-action set to deny Console> (enable) 次に、モジュール 2、ポート 1 を IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイル 1 に関連付ける例を 示します。 Console> (enable) set igmp filter map 1 2/1 Console> (enable) 関連コマンド show igmp filter clear igmp filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-199 第2章 set inlinepower defaultallocation Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set inlinepower defaultallocation ポートへのデフォルト パワーの割り当てを設定するには、set inlinepower defaultallocation コマン ドを使用します。 set inlinepower defaultallocation value 構文の説明 value デフォルト 10000 mW コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、デフォルト パワーの割り当てを 2000 mW に設定する例を示します。 デフォルト パワーの割り当て。有効値は 2000 ∼ 15400 mW です。 Console> (enable) set inlinepower defaultallocation 2000 Default inline power allocation set to 9500 mWatt per applicable port. Console> (enable) 関連コマンド show environment show port inlinepower Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-200 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set inlinepower notify-threshold set inlinepower notify-threshold モジュールの通知スレッシュホールドを設定するには、set inlinepower notify-threshold コマンドを 使用します。 set inlinepower notify-threshold {threshold} mod {mod} 構文の説明 threshold スレッシュホールド値。有効値は 1 ∼ 99 です。 mod mod モジュール番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、モジュール 4 の PoE スレッシュホールドを 50 に設定する例を示します。 Console> (enable) set inlinepower notify-threshold 50 mod 4 Module 4 inlinepower notify-threshold is set to 50%. Console> (enable) 関連コマンド show inlinepower Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-201 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set interface set interface ネットワーク インターフェイスを設定し、標準 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラッ プ操作をイネーブルまたはディセーブルにするには、set interface コマンドを使用します。 set interface {sc0 | me1 | sl0} {up | down} set interface sc0 [vlan] [ip_addr [netmask [broadcast]]] set interface sc0 [vlan] [ip_addr/netmask [broadcast]] set interface me1 ip_addr [netmask [broadcast]] set interface me1 ip_addr/netmask [broadcast] set interface sl0 slip_addr dest_addr set interface sc0 dhcp {renew | release} 構文の説明 デフォルト sc0 帯域内管理インターフェイス me1 帯域外管理イーサネット インターフェイス sl0 Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロトコ ル)インターフェイス up インターフェイスを操作状態にします。 down 操作状態からインターフェイスを解除します。 vlan (任意)インターフェイスに割り当てられる VLAN(仮想 LAN)番号 ip_addr (任意)インターフェイスに割り当てられる IP アドレス netmask (任意)インターフェイスに割り当てられるサブネット マスクまたはマスク ビット broadcast (任意)インターフェイスに割り当てられるブロードキャスト アドレス slip_addr コンソール ポートの SLIP 送信元アドレス dest_addr コンソール ポートが接続されるホストの SLIP 宛先アドレス dhcp sc0 インターフェイスで、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナ ミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)操作を実行します。 renew DHCP によって学習された IP アドレスで、リースを更新します。 release DHCP によって学習された IP アドレスを、DHCP IP アドレス プールに解放し ます。 帯域内管理インターフェイス(sc0)、および帯域外管理イーサネット インターフェイス(me1)の デフォルト設定は、次のとおりです。 • IP アドレス、サブネット マスク、ブロードキャスト アドレスは 0.0.0.0 に設定されます。 • sc0 インターフェイスは VLAN 1 にあります。 SLIP インターフェイス(sl0)のデフォルト設定は次のとおりです。 • SLIP 送信元および宛先アドレスは 0.0.0.0 に設定されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-202 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set interface 使用上の注意事項 注意 Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、set interface me1 または set interface trap {sc0 | sl0 | me1} コ マンドを入力するときに、sc0 および me1 が同じサブネットまたは重複サブネットにあると、sc0 および me1 を up として設定できません。重複を発生させる sc0 または me1 インターフェイスの IP アドレスおよびサブネットを指定すると、me1 インターフェイスはアップ状態になり、sc0 インター フェイスはダウン状態になります。唯一の例外は、me1 および sc0 インターフェイスの両方に IP アドレス 0.0.0.0 がある場合です。この場合、me1 インターフェイスはダウン状態に、sc0 インター フェイスはアップ状態になって、DHCP および Reverse Address Resolution Protocol(RARP)を sc0 インターフェイス上で実行できます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、3 つの IP 管理インターフェイスをサポートします。すなわち、 sc0、sl0、帯域外管理イーサネット インターフェイス(me1)です。me1 インターフェイスは、ス イッチング ファブリックに付加されません。sc0 および me1 インターフェイスの両方を設定する場 合、スーパバイザ エンジン ソフトウェアは、ローカル ルーティング テーブルに基づいて、IP パ ケットを送受信するときに使用するインターフェイスを決定します。この機能を使用するための操 作には、TFTP(簡易ファイル転送プロトコル) 、ping、Telnet、SNMP が含まれます。 ドット付き 10 進数表記で netmask 値を入力するか、またはネットマスク内のビット数(たとえば、 204.20.22.7/24)を指定できます。 例 次に、set interface sc0 および set interface sl0 をコンソール ポートから使用する例を示します。ま た、コンソール ポートに接続された端末を使用して、interface sc0 をダウン状態にする例を示しま す。 Console> (enable) set interface sc0 192.200.11.44 255.255.255.0 Interface sc0 IP address and netmask set. Console> (enable) set interface sl0 192.200.10.45 192.200.10.103 Interface sl0 SLIP and destination address set. Console> (enable) set interface sc0 down Interface sc0 administratively down. Console> (enable) 次に、IP アドレスを sc0 に設定する例を示します。サブネット マスクを指定しない場合、IP アド レス クラスのデフォルト マスクが使用されます(たとえば、クラス B アドレスには、255.255.0.0)。 Console> (enable) set interface sc0 172.20.52.123 Interface sc0 IP address and netmask set. Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスに、VLAN、IP アドレス、サブネット マスク ビットを設定する例を示 します。 Console> (enable) set interface sc0 5 172.20.52.123/28 Interface sc0 vlan set, IP address and netmask set. Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスの VLAN メンバーシップを変更する例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 2 Interface sc0 vlan set. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-203 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set interface 次に、sc0 インターフェイスをダウン状態にする例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 down Interface sc0 administratively down. Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスをアップ状態にする例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 up Interface sc0 administratively up. Console> (enable) 次に、me1 に IP アドレスおよびネットマスクを設定する例を示します。 Console> (enable) set interface me1 10.10.10.20/24 Interface me1 IP address and netmask set. Console> (enable) 次に、SLIP 送信元および宛先アドレスを sl0 インターフェイスのコンソール ポートに設定する例を 示します。 Console> (enable) set interface sl0 10.1.1.1 10.1.1.2 Interface sl0 slip and destination address set. Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレスを解放する例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 dhcp release Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレス上のリースを更新する例を示しま す。 Console> (enable) set interface sc0 dhcp release Console> (enable) 次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレスを解放し、新規 IP アドレスを DHCP サーバから取得する例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 dhcp release Console> (enable) 次に、DHCP 割り当て IP アドレス上のリースを更新する例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 dhcp renew Renewing IP address... Console> (enable) Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff dhcpoffer Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff Timezone set to '', offset from UTC is 7 hours 58 minutes Timezone set to '', offset from UTC is 7 hours 58 minutes 172.16.30.32 added to DNS server table as primary server. 172.16.31.32 added to DNS server table as backup server. 172.16.32.32 added to DNS server table as backup server. NTP server 172.16.25.253 added NTP server 172.16.25.252 added %MGMT-5-DHCP_S:Assigned IP address 172.20.25.244 from DHCP Server 172.20.25.254 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-204 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set interface trap 次に、DHCP 割り当て IP アドレス上のリースを解放する例を示します。 Console> (enable) set interface sc0 dhcp release Releasing IP address... Console> (enable) Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff Done Console> (enable) 関連コマンド set interface trap show interface ― スイッチ slip set interface trap スイッチ インターフェイス上で、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンクアップまたは リンクダウン トラップをイネーブルまたはディセーブルにするには、set interface trap コマンドを 使用します。 set interface trap {sc0 | me1 | sl0} {enable | disable} 構文の説明 sc0 帯域内管理インターフェイス me1 帯域外管理イーサネット インターフェイス sl0 Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロトコ ル)インターフェイス enable 指定されたインターフェイスで、SNMP リンクアップおよびリンクダウン ト ラップをイネーブルにします。 disable 指定されたインターフェイスで、SNMP リンクアップおよびリンクダウン ト ラップをディセーブルにします。 デフォルト すべてのインターフェイス上で、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップはディセーブル になっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、sc0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに する例を示します。 Console> (enable) set interface trap sc0 enable Interface sc0 up/down trap enabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-205 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set interface trap 次に、sc0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル にする例を示します。 Console> (enable) set interface trap sc0 disable Interface sc0 up/down trap disabled. Console> (enable) 次に、me1 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに する例を示します。 Console> (enable) set interface trap me1 enable Interface me1 up/down trap enabled. Console> (enable) 次に、me1 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル にする例を示します。 Console> (enable) set interface trap me1 disable Interface me1 up/down trap disabled. Console> (enable) 次に、s10 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに する例を示します。 Console> (enable) set interface trap sl0 enable Interface sl0 up/down trap enabled. Console> (enable) 次に、sl0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル にする例を示します。 Console> (enable) set interface trap sl0 disable Interface sl0 up/down trap disabled. Console> (enable) 関連コマンド set interface show interface ― スイッチ slip Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-206 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip alias set ip alias IP アドレスのエイリアスを追加するには、set ip alias コマンドを使用します。 set ip alias name ip_addr 構文の説明 name 定義するエイリアス名 ip_addr 定義するエイリアスの IP アドレス デフォルト default と名付けられた IP エイリアスは、IP アドレス 0.0.0.0 にマッピングされます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 IP エイリアスは、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ホスト名に優先します。 例 次に、IP アドレス 192.168.255.255 の mercury の IP エイリアスを定義します。 Console> (enable) set ip alias mercury 192.168.255.255 IP alias added. Console> (enable) 関連コマンド clear ip alias show ip alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-207 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip dns set ip dns Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)をイネーブルまたはディセーブルにするに は、set ip dns コマンドを使用します。 set ip dns {enable | disable} 構文の説明 enable DNS をイネーブルにします。 disable DNS をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 DNS がディセーブルの場合、明示的な IP アドレスを必要とするコマンドすべてを IP アドレスに使 用するか、そのアドレスにエイリアスを手動で定義する必要があります。エイリアスは、DNS に優 先します。 例 次に、DNS をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip dns enable DNS is enabled. Console> (enable) 次に、DNS をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip dns disable DNS is disabled. Console> (enable) 関連コマンド show ip dns Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-208 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip dns domain set ip dns domain デフォルト Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名を設定するには、set ip dns domain コマンドを使用します。 set ip dns domain name 構文の説明 name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 コマンドライン上でドメイン名を指定する場合、システムは、ホスト名を入力されたものとして解 決しようとします。システムが、ホスト名を入力されたものとして解決できないときは、set ip dns domain コマンドで定義されたものとして、デフォルト DNS ドメイン名が付加されます。末尾に ドットの付いたドメイン名を指定する場合、プログラムはこの名前を絶対ドメイン名とみなしま す。 例 次に、デフォルト DNS ドメイン名を yow.com として設定する例を示します。 デフォルトの DNS ドメイン名 Console> (enable) set ip dns domain yow.com Default DNS domain name set to yow.com. Console> (enable) 関連コマンド clear ip dns domain show ip dns Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-209 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip dns server set ip dns server Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバの IP アドレスを設定するには、set ip dns server コマンドを使用します。 set ip dns server ip_addr [primary] 構文の説明 ip_addr primary DNS サーバの IP アドレス (任意)DNS サーバをプライマリ サーバとして設定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 DNS ネーム サーバを 3 つまで、バックアップとして設定できます。また、DNS サーバを、プライ マリ サーバとして設定できます。プライマリ サーバが、最初にクエリ送信を実行します。プライ マリ サーバが失敗すると、バックアップ サーバがクエリ送信を実行します。 例 次に、DNS サーバの IP アドレスを設定する例を示します。 Console> (enable) set ip dns server 198.92.30.32 198.92.30.32 added to DNS server table as primary server. Console> (enable) Console> (enable) set ip dns server 171.69.2.132 primary 171.69.2.132 added to DNS server table as primary server. Console> (enable) Console> (enable) set ip dns server 171.69.2.143 primary 171.69.2.143 added to DNS server table as primary server. Console> (enable) 次に、3 つを超える DNS ネーム サーバをバックアップとして入力したときに発生する状況を示し ます。 Console> (enable) set ip dns server 161.44.128.70 DNS server table is full. 161.44.128.70 not added to DNS server table. Console> (enable) 関連コマンド clear ip dns server show ip dns Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-210 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip fragmentation set ip fragmentation Fiber Distributed Data Interface(FDDI)とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パ ケットの分割をイネーブルまたはディセーブルにするには、set ip fragmentation コマンドを使用し ます。 set ip fragmentation {enable | disable} 構文の説明 enable FDDI とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パケットの分 割をイネーブルにします。 disable FDDI とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パケットの分 割をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 IP フラグメンテーションがディセーブルの場合で、イーサネット Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)を超える FDDI パケットがスイッチ上のイーサネットにブリッジされる場合、 FDDI パケットは廃棄されます。 (注) 例 FDDI およびイーサネット ネットワークには、異なる最大伝送ユニット(MTU)があります。 次に、IP フラグメンテーションをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip fragmentation enable Bridge IP fragmentation enabled. Console> (enable) 次に、IP フラグメンテーションをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip fragmentation disable Bridge IP fragmentation disabled. Console> (enable) 関連コマンド show ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-211 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip http port set ip http port HTTP サーバの TCP ポート番号を設定するには、set ip http port コマンドを使用します。 set ip http port {port} [default port] 構文の説明 port default port TCP ポート番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。 (任意)TCP デフォルト ポート番号。有効値は 80 ∼ 65535 です。 デフォルト TCP ポート番号は 80 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、IP HTTP ポートをデフォルトに設定する例を示します。 Console> (enable) set ip http port default HTTP TCP port number is set to 80. Console> (enable) 次に、IP HTTP ポート番号を設定する例を示します。 Console> (enable) set ip http port 2398 HTTP TCP port number is set to 2398. Console> (enable) 関連コマンド set ip http server show ip http Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-212 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip http server set ip http server HTTP サーバをイネーブルまたはディセーブルにするには、 set ip http server コマンドを使用します。 set ip http server {enable | disable} 構文の説明 enable HTTP サーバをイネーブルにします。 disable HTTP サーバをディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、HTTP サーバをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip http server enable HTTP server is enabled. Console> (enable) 次に、HTTP サーバの enable コマンドがサポートされない場合の、システムの応答を示します。 Console> (enable) set ip http server enable Feature not supported. Console> (enable) 次に、HTTP サーバをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip http server disable HTTP server disabled. Console> (enable) 関連コマンド set ip http port show ip http Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-213 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip permit set ip permit IP 許可リストをイネーブルまたはディセーブルにし、IP 許可リストに追加する IP アドレスを指定 するには、set ip permit コマンドを使用します。 set ip permit {enable | disable} [telnet | ssh | snmp] set ip permit ip_addr [mask] [telnet | ssh | snmp | all] 構文の説明 enable IP 許可リストをイネーブルにします。 disable IP 許可リストをディセーブルにします。 telnet (任意)Telnet IP 許可リスト ssh (任意)Secure Shell(SSH; セキュア シェル)許可リスト snmp (任意)SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)IP 許可リスト IP 許可リストに追加される IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメイ ン ネーム システム)により解決できる IP エイリアスまたはホスト名も使用 できます。 ip_addr mask (任意)指定された IP アドレスのサブネット マスク all (任意)IP 許可リストのすべてのエントリ デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 許可リストに、100 エントリまで設定できます。IP 許可リストがイネーブルになっていても、許可 リストに設定済みエントリがないと、画面上に注意が表示されます。 set ip permit disable コマンドを入力するときには必ず、disable キーワード全体を入力します。キー ワードを短縮する場合、省略形は IP 許可リストに追加するホスト名として解釈されます。 telnet、ssh、snmp、または all 変数を指定しない場合、IP アドレスは SNMP および Telnet 許可リス ト両方に追加されます。 マスクは 255.255.0.0 のように、ドット付き 10 進数表記で入力します。 例 次に、IP アドレスを IP 許可リストに追加する例を示します。 Console> (enable) set ip permit 192.168.255.255 192.168.255.255 added to IP permit list. Console> (enable) 次に、IP エイリアスまたはホスト名を使用して、IP アドレスを SNMP(簡易ネットワーク管理プロ トコル)および Telnet 許可リストの両方に追加する例を示します。 Console> (enable) set ip permit batboy batboy added to IP permit list. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-214 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip permit 次に、IP アドレスのサブネット マスクを SNMP および Telnet 許可リストの両方に追加する例を示 します。 Console> (enable) set ip permit 192.168.255.255 255.255.192.0 192.168.255.255 with mask 255.255.192.0 added to IP permit list. Console> (enable) 次に、IP アドレスを Telnet 許可リストに追加する例を示します。 Console> (enable) set ip permit 172.16.0.0 255.255.0.0 telnet 172.16.0.0 with mask 255.255.0.0 added to telnet permit list. Console> (enable) 次に、IP アドレスを SNMP IP 許可リストに追加する例を示します。 Console> (enable) set ip permit 172.20.52.32 255.255.255.224 snmp 172.20.52.32 with mask 255.255.255.224 added to snmp permit list. Console> (enable) 次に、IP アドレスをすべての IP 許可リストに追加する例を示します。 Console> (enable) set ip permit 172.20.52.3 all 172.20.52.3 added to IP permit list. Console> (enable) 次に、IP 許可リストをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip permit enable IP permit list enabled. Console> (enable) 次に、IP 許可リストをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip permit disable IP permit list disabled. Console> (enable) 関連コマンド clear ip permit show ip permit Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-215 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip redirect set ip redirect Internet Control Message Protocol(ICMP)リダイレクト メッセージをイネーブルまたはディセーブ ルにするには、set ip redirect コマンドを使用します。 set ip redirect {enable | disable} 構文の説明 enable ICMP リダイレクト メッセージを送信元ホストに戻します。 disable ICMP リダイレクト メッセージを送信元ホストに戻さないようにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ICMP リダイレクト メッセージを非アクティブにする例を示します。 Console> (enable) set ip redirect disable ICMP redirect messages disabled. Console> (enable) 関連コマンド show ip route ― スイッチ show netstat Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-216 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip route ― ROM モニタ set ip route ― ROM モニタ デフォルトの IP アドレスまたはエイリアスを IP ルーティング テーブルに設定するには、 set ip route コマンドを使用します。 set ip route default {ip_addr} 構文の説明 default デフォルト ルートとしてのエントリ ip_addr ルータの IP アドレス デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、デフォルト ルートをルーティング テーブルに追加する例を示します。 rommon 1 > set ip route default 172.20.52.35 rommon 2 > 関連コマンド clear ip route ― ROM モニタ show ip route ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-217 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip route ― スイッチ set ip route ― スイッチ IP アドレスまたはエイリアスを IP ルーティング テーブルに設定するには、set ip route コマンドを 使用します。 set ip route default gateway [metric] [primary] set ip route destination[/netmask] gateway 構文の説明 default デフォルト ルートとしてのエントリ gateway ルータの IP アドレスまたは IP エイリアス metric (任意)スイッチとゲートウェイとの間のホップ数を表示するのに使用する値 primary (任意)プライマリ デフォルト ルート destination /netmask ネットワークの IP アドレスまたは IP エイリアス。または追加される特定の ホストの IP アドレス、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム) ホスト名、または IP エイリアス (任意)インターフェイスに割り当てられるサブネット マスクまたはマスク ビット デフォルト sc0 を設定したあと、ローカル ネットワークはメトリック 0 のある sc0 インターフェイスを介して ルーティングされます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 デフォルト ゲートウェイを 3 つまで、設定できます。プライマリ キーワードを使用して、プライ マリ デフォルト ゲートウェイを指定できます。プライマリ ゲートウェイが指定されていない場合、 設定する最初のデフォルト ゲートウェイはプライマリです。 プライマリが利用可能な場合、スイッチはスイッチで生成された off-network IP トラフィックすべ てをプライマリ デフォルト ゲートウェイへ転送します。IP ルーティング テーブルのエントリは、 スイッチ自体が生成した IP トラフィック用にだけ使用されます(たとえば、スイッチ CLI[コマン ドライン インターフェイス]から Telnet、ping、または TFTP[簡易ファイル転送プロトコル]セッ ション) 。スイッチを通る IP データには使用されません。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、スーパバイザ エンジン ソフトウェアは、sc0 インターフェイ スまたは me 1 インターフェイスを介して、デフォルト ゲートウェイに達するかどうかを自動的に 判別します。 宛先およびゲートウェイを、ドット付き形式の IP エイリアスまたは IP アドレスとして入力できま す(172.20.52.7 など) 。ドット付き 10 進数表記で宛先ネットワーク マスクを入力するか、または netmask 内のビット数(たとえば、204.20.22.7/24)を指定できます。Classless Interdomain Routing (CIDR) IP アドレスおよびサブネット マスク値は、 宛先ネットワーク アドレスに受け入れられます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-218 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip route ― スイッチ 例 次に、デフォルト ルート 3 つを IP ルーティング テーブルに追加する例を示します。 Console> (enable) set ip route default 172.20.52.35 Route added. Console> (enable) set ip route default 172.20.52.40 Route added. Console> (enable) set ip route default 172.20.52.45 Route added. Console> (enable) 次に、ゲートウェイ 172.20.52.33 を介して、ルートをネットワーク 10.10.0.0/16 に追加する例を示し ます。 Console> (enable) set ip route 10.10.0.0/16 172.20.52.33 Route added. Console> (enable) 次に、特定のホストにルートを追加する例を示します。 Console> (enable) set ip route 172.20.50.2/32 172.20.52.41 Route added. Console> (enable) 関連コマンド clear ip route ― スイッチ show ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-219 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ip unreachable set ip unreachable スイッチ上の Internet Control Message Protocol(ICMP)到達不能メッセージをイネーブルまたはディ セーブルにするには、set ip unreachable コマンドを使用します。 set ip unreachable {enable | disable} 構文の説明 enable IP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻します。 disable IP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻さないようにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ICMP 到達不能メッセージをイネーブルにすると、スイッチは配信できない IP データグラムを受信 したときに、ICMP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻します。ICMP 到達不能メッセージを ディセーブルにした場合、スイッチは配信できない IP データグラムを受信しても、送信元ホスト に通知しません。 たとえば、スイッチには、イネーブルになった ICMP 到達不能メッセージ機能およびディセーブル になった IP フラグメンテーションがあります。Fiber Distributed Data Interface(FDDI)フレームを 受信し、イーサネット ポートに送信する必要がある場合、スイッチはパケットを分割できません。 スイッチはパケットを廃棄し、IP 到達不能メッセージをインターネット送信元ホストに戻します。 例 次に、ICMP 到達不能メッセージをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ip unreachable disable ICMP Unreachable message disabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-220 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos clients mandatory set kerberos clients mandatory Kerberosクライアント認証を使用して、 ネットワーク上の他のサービスを検証するには、 set kerberos clients mandatory コマンドを使用します。 set kerberos clients mandatory 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト Kerberos クライアントは、mandatory ではありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ユーザがスイッチに認証されたあと、ネットワーク上の Kerberos クライアントを搭載しただけの他 のサービスを認証できるように、スイッチをセキュリティの追加レイヤとして任意で設定できま す。Kerberos 認証を強制しないで、Kerberos 認証が失敗した場合、アプリケーションはネットワー ク サービスに対する認証のデフォルト方式を使用して、ユーザを認証しようとします。たとえば、 Telnet はパスワードの入力を指示します。 例 次に、Kerberos 認証を mandatory にする例を示します。 Console> (enable) set kerberos clients mandatory Kerberos clients set to mandatory Console> (enable) 関連コマンド clear kerberos clients mandatory set kerberos credentials forward show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-221 第2章 set kerberos credentials forward Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos credentials forward ユーザが Kerberos レルムの他のホストに接続するときに、ユーザ証明書を転送するようクライアン トを設定するには、set kerberos credentials forward コマンドを使用します。 set kerberos credentials forward 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト 転送はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos 暗号化用に設定されたスイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身 分証明書)があり、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。 ただし、転送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しよ うとした場合、出力には Kerberos 証明書が表示されません。 同じように設定された Telnet セッションを使用している場合、ネットワークを暗号化する Kerberos が設定されたリモート ホストへの認証をユーザがスイッチから受ける際、ユーザの TGT を転送す るようスイッチを任意で設定できます。 例 次に、Kerberos 証明書の転送をイネーブルにする例を示します。 kerberos> (enable) set kerberos credentials forward Kerberos credentials forwarding enabled kerberos> (enable) 関連コマンド clear kerberos credentials forward set kerberos clients mandatory show kerberos show kerberos creds Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-222 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos local-realm set kerberos local-realm Kerberos データベースに定義されたユーザがスイッチによって認証されるように設定するには、set kerberos local-realm コマンドを使用します。 set kerberos local-realm kerberos_realm 構文の説明 kerberos_realm デフォルト Kerberos データベースにはヌル ストリングが含まれます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチが、 Kerberos データベースに定義されたユーザを認証するには、スイッチは Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)を実行するホストのホスト名または IP アドレス、および Kerberos レルム 名を知る必要があります。スイッチは、ホスト名または Domain Name System(DNS; ドメイン ネー ム システム)ドメインを、Kerberos レルムに任意でマッピングできます。 Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前を指定します。 Kerberos レルムは、大文字で入力する必要があります。 例 次に、CISCO.COMを、スイッチのデフォルトKerberosローカル レルムとして設定する例を示します。 kerberos> (enable) set kerberos local-realm CISCO.COM Kerberos local realm for this switch set to CISCO.COM. aspen-kerberos> (enable) 関連コマンド clear kerberos realm set kerberos realm show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-223 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos realm set kerberos realm Kerberos レルム名を Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名またはホス ト名にマッピングするには、set kerberos realm コマンドを使用します。 set kerberos realm {dns-domain | host} kerberos_realm 構文の説明 dns-domain Kerberos レルムにマッピングする DNS ドメイン名 host Kerberos レルムにマッピングする IP アドレスまたは名前 kerberos_realm Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Kerberos レルム名を、DNS ドメイン名またはホスト名にマッピングするには、オプション コマン ドである set kerberos realm コマンドを使用します。このコマンドは任意コマンドです。このコマ ンドで入力された情報は、各 Kerberos レルムにつき 1 つのエントリで、テーブルに保存されます。 テーブル内のエントリ最大数は 100 です。 (注) 例 kerberos_realm 変数には、大文字を使用する必要があります。 次に、Kerberos レルムの CISCO.COM を、CISCO ドメイン名にマッピングする例を示します。 Console> (enable) set kerberos realm CISCO CISCO.COM Kerberos DnsDomain-Realm entry set to CISCO - CISCO.COM Console> (enable) 関連コマンド clear kerberos realm set kerberos local-realm show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-224 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos server set kerberos server スイッチで使用する Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)を指定するには、set kerberos server コマンドを使用します。 set kerberos server {kerberos_realm} {hostname | ip_address} [port_number] 構文の説明 kerberos_realm Kerberos レルム名 hostname KDC を稼働するホスト名 ip_address KDC を稼働するホストの IP アドレス (任意)ポート番号 port_number デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチに対して、Kerberos レルムで使用する KDC を指定できます。また、KDC がモニタする ポート番号を任意で指定できます。入力する Kerberos サーバ情報は、各 Kerberos レルムにつき 1 つ のエントリで、テーブルに保存されます。テーブル内のエントリ最大数は 100 です。 (注) 例 kerberos_realm 変数には、大文字を使用する必要があります。 次に、Kerberos サーバを指定する例を示します。 kerberos> (enable) set kerberos server CISCO.COM 187.0.2.1 750 Kerberos Realm-Server-Port entry set to:CISCO.COM - 187.0.2.1 - 750 kerberos> (enable) 関連コマンド clear kerberos server show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-225 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos srvtab entry set kerberos srvtab entry SRVTAB ファイルをコマンド ラインから開始するには、set kerberos srvtab entry コマンドを使用 します。 set kerberos srvtab entry {kerberos_principal} {principal_type} {timestamp} {key_version} {key_type} {key_length} {encrypted_keytab} 構文の説明 kerberos_principal スイッチ上のサービス principal_type Kerberos SRVTAB のバージョン timestamp SRVTAB エントリが作成された日付および時間を表示する数字 key_version 暗号化鍵の形式のバージョン key_type 使用する暗号化のタイプ key_length バイトで表した暗号化鍵の長さ encrypted_keytab スイッチが、Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)と共有する秘密鍵。 設定をファイルにコピーするとき、または show config コマンドを入力し たときに、この鍵はプライベート Data Encryption Standard(DES; データ暗 号標準)鍵と一緒に暗号化されます。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 SRVTAB を直接スイッチに入力するとき、スイッチで各 Kerberos principal(サービス)ごとに 1 つ のエントリを作成します。エントリは、SRVTAB テーブルで保存されます。テーブルの最大数は 20 エントリです。 例 次に、スイッチに SRVTAB ファイルを直接入力する例を示します。 kerberos> (enable) set kerberos srvtab entry host/[email protected] 0 932423923 1 1 8 03;;5>00>50;0=0=0 Kerberos SRVTAB entry set to Principal:host/[email protected] Principal Type:0 Timestamp:932423923 Key version number:1 Key type:1 Key length:8 Encrypted key tab:03;;5>00>50;0=0=0 kerberos> (enable) 関連コマンド clear kerberos srvtab entry set kerberos srvtab remote show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-226 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set kerberos srvtab remote set kerberos srvtab remote 秘密鍵を含む Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)から、SRVTAB ファイルのコピーをスイッ チに設定するには、set kerberos srvtab remote コマンドを使用します。 set kerberos srvtab remote {hostname | ip-address} filename 構文の説明 hostname KDC を稼働するホスト名 ip-address KDC を稼働するホストの IP アドレス filename SRVTAB ファイル名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 リモート ユーザが、Kerberos 証明書を使用してスイッチに認証できるようにするには、スイッチは KDC と秘密鍵を共有する必要があります。それには、秘密鍵を含む KDC に保存されているファイ ルのコピーを、スイッチに提供する必要があります。このファイルは、SRVTAB ファイルといいま す。 SRVTAB ファイルを Kerberos レルムのホストにコピーする最も確実な方法は、ファイルを物理メ ディアにコピーして、次に各ホストごとに、手動でファイルをシステムにコピーすることです。物 理メディア ドライブが搭載されていないスイッチに、SRVTAB ファイルをコピーするには、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を使用し、ネットワークを通じてファイルを転送する必要があります。 例 次に、SRVTAB ファイルを KDC からスイッチにリモートでコピーする例を示します。 kerberos> (enable) set kerberos srvtab remote 187.20.32.10 /users/jdoe/krb5/ninerskeytab kerberos> (enable) 関連コマンド set kerberos srvtab entry show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-227 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set key config-key set key config-key スイッチのプライベート Data Encryption Standard(DES; データ暗号化標準)鍵を定義するには、set key config-key コマンドを使用します。 set key config-key string 構文の説明 string デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチのプライベート DES 鍵を定義することができます。プライベート DES 鍵を使用すると、 スイッチが KDC と共有する秘密鍵を暗号化できます。DES 鍵が設定されている場合、 show kerberos コマンドが実行しているときは、秘密鍵はクリア テキストに表示されません。鍵長は 8 文字までで す。 例 次に、DES 鍵を定義する例を示します。 スイッチの DES 鍵。8 バイトを超えることはできません。 kerberos> (enable) set key config-key abcd Kerberos config key set to abcd kerberos> (enable) 関連コマンド clear key config-key Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-228 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set lacp-channel system-priority set lacp-channel system-priority システムのプライオリティを設定するには、set lacp-channel system-priority コマンドを使用します。 set lacp-channel system-priority value 構文の説明 value デフォルト システム プライオリティは 32768 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set lacp-channel system-priority はグローバル コマンドですが、プライオリティは Link Aggregation Control Protocol(LACP)を実行しているモジュールにのみ使用されます。ただし、Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)を実行しているモジュールでは、プライオリティは無視さ れます。 プライオリティ番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。 値が大きいほど、プライオリティ レベルは低くなります。 関連コマンド clear lacp-channel statistics set channelprotocol set port lacp-channel set spantree channelcost set spantree channelvlancost show lacp-channel show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-229 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set length set length 端末表示の行数を設定するには、set length コマンドを使用します。 set length number [default] 構文の説明 number 画面上に表示される行数。有効値は 0 と 5 ∼ 512 です。0 を指定すると、スク ロール機能がディセーブルになります。 default (任意)現在の管理セッションおよびその他すべてのセッションについて、端 末表示画面の行数を設定します。キーワードは、ユーザ モードでのみ利用可 能です。 デフォルト 端末表示は 24 行です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 シングル表示画面をオーバーフローするシングル コマンドからの出力のあとに、--More-- プロンプ トが続きます。--More-- プロンプトでは、Ctrl-C、q、または Q を押すと、出力を中断してプロン プトに戻すことができます。Spacebar を押すと、出力の追加画面を表示できます。または Return を押すと、出力行をもう 1 行表示できます。 画面長を 0 に設定すると、スクロール機能がオフになり、出力全体がただちに表示されます。default キーワードを使用しない場合、端末長の値の変更は、現在のセッションにのみ適用されます。 例 次に、画面長を 60 行に設定する例を示します。 Console> (enable) set length 60 Screen length for this session set to 60. Console> (enable) 次に、デフォルト画面長を 40 行に設定する例を示します。 Console> (enable) set length 40 default Screen length set to 40. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-230 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set localuser set localuser ローカル ユーザ認証を使用するようにスイッチを設定するには、set localuser コマンドを使用しま す。 set localuser authentication {enable | disable} set localuser user username [password pwd] [privilege privilege_level] set localuser user password [username] set localuser password user [username] 構文の説明 authentication ローカル ユーザ認証を指定します。 enable ローカル ユーザ認証をイネーブルにします。 disable ローカル ユーザ認証をディセーブルにします。 user username ローカル ユーザ アカウント password pwd (任意)ローカル ユーザ パスワード privilege privilege_level (任意)イネーブル レベル。有効値は 0 および 15 です。 ローカル ユーザ パスワードを変更します。 password デフォルト ローカル ユーザ認証はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 各スイッチでは、ローカル ユーザ アカウントを 25 まで設定できます。 ローカル ユーザ認証をイネーブルにする前に、最低 1 つのローカル ユーザ アカウントを定義する 必要があります。 ユーザ名の長さは、64 文字までで、英数字のみを使用します。 (注) 例 Cisco View イメージを実行しているとき、または初期認証の際に HTTP ログインを使用してログイ ンしているとき、ユーザ名とパスワードを併せて実行します。ローカル ユーザのイネーブル レベ ルが 15 であるという条件で、イネーブル パスワードを与えるか、またはユーザ名とパスワードを 組み合わせて使用することにより、イネーブル モード認証を実行できます。 次に、パスワードおよびイネーブル レベルを含め、ローカル ユーザ アカウントを作成する例を示 します。 Console> (enable) set localuser user picard password captain privilege 15 Added local user picard. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-231 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set localuser 次に、ローカル ユーザ認証をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set localuser authentication enable LocalUser authentication enabled Console> (enable) 次に、ローカル ユーザ認証をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set localuser authentication disable LocalUser authentication disabled Console> (enable) 次に、パスワードをリセットする例を示します。 Console> (enable) set localuser password Enter old password:***** Enter new password:******* Retype new password:******* Password changed. Console> (enable) 次に、管理者として、ユーザのパスワードをリセットする例を示します。 Console> (enable) set localuser password picard Enter new password:******* Retype new password:******* Password changed. Console> (enable) 関連コマンド clear localusers show localusers Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-232 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging buffer set logging buffer バッファリングされたシステム ログ メッセージ数を制限するには、set logging buffer コマンドを使 用します。 set logging buffer buffer_size 構文の説明 buffer_size デフォルト 500 メッセージです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 Syslog メッセージ バッファ数を 400 メッセージに制限する例を示します。 バッファに保存されるシステム ログ メッセージ数。有効値は 1 ∼ 500 です。 Console> (enable) set logging buffer 400 System logging buffer size set to <400>. Console> (enable) 関連コマンド clear logging buffer set logging timestamp show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-233 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging console set logging console システム ログ メッセージのコンソールへの送信をイネーブルまたはディセーブルにするには、set logging console コマンドを使用します。 set logging console {enable | disable} 構文の説明 enable コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにします。 disable コンソールへのシステム メッセージ ロギングをディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logging console enable System logging messages will be sent to the console. Console> (enable) 次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logging console disable System logging messages will not be sent to the console. Console> (enable) 関連コマンド set logging level set logging session show logging show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-234 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging history set logging history Syslog ヒストリ テーブルに送信される Syslog メッセージのサイズおよび重大度レベルを指定する には、set logging history コマンドを使用します。 set logging history history_table_size set logging history severity history_severity_level 構文の説明 history_table_size Syslog ヒストリ テーブルのサイズ。有効値は 0 ∼ 500 です。 severity Syslog ヒストリの重大度レベルを設定します。 history_severity_level 重大度レベル。有効値は 0 ∼ 7 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、メッセージ数が定義済みヒストリ ログ サイズと等しくなるま で、Syslog メッセージを保持します。メッセージが定義したサイズと一致すると、メッセージが送 信されます。 例 次に、Syslog ヒストリ テーブルのサイズを 400 に設定する例を示します。 Console> (enable) set logging history 400 System logging history table size set to <400>. Console> (enable) 次に、重大度レベルに基づいて、ヒストリ ログに送信される Syslog メッセージを制限する例を示 します。 Console> (enable) set logging history severity 5 System logging history set to severity <5> Console> (enable) 関連コマンド clear logging buffer show logging Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-235 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging level set logging level システム イメージがログされるときに使用されるファシリティおよび重大度レベルを設定するに は、set logging level コマンドを使用します。 set logging level facility severity [default] 構文の説明 facility 取り込むシステム メッセージ タイプの値。表 2-6 に、ファシリティ タイプを 示します。 severity 取り込むシステム メッセージの重大度レベルの値。表 2-7 に、重大度レベル の定義を示します。 default (任意)すべてのセッションに適用するログ レベル。default を使用しない場 合、指定されたログ レベルは現在のセッションにのみ適用されます。 表 2-6 ファシリティ タイプ ファシリティ タイプ 定義 all すべてのファシリティ cdp Cisco Discovery Protocol(CDP) dtp Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランク プロトコル) dvlan ダイナミック VLAN(仮想 LAN) earl Enhanced Address Recognition Logic(EARL) ethc EtherChannel filesys ファイル システム gvrp GARP VLAN Registration Protocol(GVRP) inlinepower インライン パワー ip Internet Protocol(IP) kernel Kernel mcast マルチキャスト mgmt 管理 mls Multilayer Switching(MLS; マルチレイヤ スイッチング) protfilt プロトコル フィルタ pruning VTP プルーニング qos Quality of Service(QoS; サービス品質) radius Remote Access Dial-In User Service(RADIUS) security セキュリティ snmp SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル) spantree Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル) sys システム tac Terminal Access Controller(TAC) tcp Transmission Control Protocol(TCP) telnet Terminal Emulation Protocol tftp Trivial File Transfer Protocol(簡易ファイル転送プロトコル) udld UDP Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-236 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging level 表 2-6 ファシリティ タイプ 定義 vmps VLAN Membership Policy Server(VLAN メンバーシップ ポリシー サー バ) vtp Virtual Terminal Protocol(VTP; 仮想端末プロトコル) 表 2-7 デフォルト ファシリティ タイプ(続き) 重大度レベル定義 重大度レベル 重大度タイプ 説明 0 Emergencies システムを使用できません。 1 Alerts ただちに対処する必要があります。 2 Critical クリティカル 3 Errors エラー 4 Warrnings 警告 5 Notifications 正常ですが注意を要します。 6 Informational 情報通知メッセージ 7 Debugging デバッグ中に表示されるメッセージ 次のテーブルに、デフォルトを示します。 設定パラメータ デフォルト設定 コンソールへのシステム メッセージ ロギング イネーブル Telnet セッションへのシステム メッセージ ロギング イネーブル ログ サーバ ディセーブル Syslog サーバ 設定されていません。 サーバ ファシリティ LOCAL7 サーバ重大度 警告(4) ログ バッファ 500 ログ ヒストリ サイズ 1 タイムスタンプ オプション ディセーブル システム メッセージのファシリティおよび重大度 sys/5 レベル dtp/5 pagp/5 mgmt/5 mls/5 その他すべてのファシリティ /2 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set logging server コマンドを使用して、ログ レベルの設定も行えます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-237 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging level default キーワードを使用しない場合、指定されたログ レベルは現在のセッションにのみ適用され ます。 例 次に、SNMP ファシリティに、デフォルト システム メッセージ ログ重大度レベルを設定する例を 示します。 Console> (enable) set logging level snmp 2 default System logging facility <snmp> set to severity 2(critical). Console> (enable) 関連コマンド show logging show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-238 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging server set logging server 設定済み Syslog サーバに対するシステム メッセージ ロギングをイネーブルまたはディセーブルに し、Syslog サーバをシステム ログ サーバ テーブルに追加するには、set logging server コマンドを 使用します。 set logging server {enable | disable} set logging server ip_addr set logging server facility server_facility_parameter set logging server severity server_severity_level 構文の説明 enable 設定済み Syslogサーバに対するシステム メッセージ ロギングをイネー ブルにします。 disable 設定済み Syslog サーバに対するシステム メッセージ ロギングをディ セーブルにします。 ip_addr 設定に追加する Syslog サーバの IP アドレス。Domain Name System (DNS; ドメイン ネーム システム)により解決できる IP エイリアスま たはホスト名も使用できます。 facility 取り込むシステム メッセージ タイプ server_facility_parameter Syslog サーバのログ ファシリティ。有効値は local0、local1、local2、 local3、local4、local5、local6、local7 および syslog です。 severity 取り込むシステム メッセージの重大度レベルを設定します。 server_severity_level 取り込むシステム メッセージの重大度レベル。有効値は 0 ∼ 7 です。 表 2-7 に、重大度レベル定義を示します。 デフォルト Syslog サーバは、システム メッセージを受信するよう設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logging server enable System logging messages will be sent to the configured syslog servers. Console> (enable) 次に、Syslog サーバをシステム ログ サーバ テーブルに追加する例を示します。 Console> (enable) set logging server 192.168.255.255 192.168.255.255 added to the System logging server table. Console> (enable) 次に、Syslog サーバ ファシリティを local7 に追加する例を示します。 Console> (enable) set logging server facility local7 System logging server facility set to <local7> Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-239 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging server 次に、Syslog サーバ重大度レベルを 4 に設定する例を示します。 Console> (enable) set logging server severity 4 System logging server severity set to <4> Console> (enable) 次に、Syslog ヒストリ テーブルのサイズを 400 に設定する例を示します。 Console> (enable) set logging history 400 System logging history table size set to <400> Console> (enable) 関連コマンド clear logging server show logging Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-240 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging session set logging session 現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をイネーブルまたはディセーブル にするには、set logging session コマンドを使用します。 set logging session {enable | disable} 構文の説明 enable 現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をイネーブ ルにします。 disable 現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をディセー ブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システム ログ メッセージを現在のログイン セッションへ送信しない例を示します。 Console> (enable) set logging session disable System logging messages will not be sent to the current login session. Console> (enable) 次に、システム ログ メッセージを現在のログイン セッションへ送信する例を示します。 Console> (enable) set logging session enable System logging messages will be sent to the current login session. Console> (enable) 関連コマンド set logging buffer set logging level show logging show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-241 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging telnet set logging telnet Telnet セッションでロギングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set logging telnet コマン ドを使用します。 set logging telnet {enable | disable} 構文の説明 enable Telnet セッションでロギングをイネーブルにします。 disable Telnet セッションでロギングをディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システム ログ メッセージを新しい Telnet セッションへ送信する例を示します。 Console> (enable) set logging telnet enable System logging messages will be sent to the new telnet sessions. Console> (enable) 次に、システム ログ メッセージを新しい Telnet セッションへ送信しない例を示します。 Console> (enable) set logging telnet disable System logging messages will not be sent to the new telnet sessions. Console> (enable) 関連コマンド set logging console set logging history show logging show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-242 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logging timestamp set logging timestamp システム ログ メッセージ上でタイムスタンプの表示をイネーブルまたはディセーブルにするに は、set logging timestamp コマンドを使用します。 set logging timestamp {enable | disable} 構文の説明 enable タイムスタンプ表示をイネーブルにします。 disable タイムスタンプ表示をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、タイムスタンプ表示をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logging timestamp enable System logging messages timestamp will be enabled. Console> (enable) 次に、タイムスタンプ表示をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logging timestamp disable System logging messages timestamp will be disabled. Console> (enable) 関連コマンド show logging Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-243 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set logout set logout アイドル セッションを自動的に切断するまでのシステムの待機時間(分)を指定するには、set logout コマンドを使用します。 set logout timeout 構文の説明 timeout デフォルト 20 分です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システムがアイドル セッションを自動的に切断するまでの時間(分)を設定する例を示しま す。 システムがアイドル セッションを自動的に切断するまでの時間(分)。有効 値は 0 ∼ 10000 です。値を 0 に設定すると、アイドル セッションの自動切断 をディセーブルにします。 Console> (enable) set logout 20 Sessions will be automatically logged out after 20 minutes of idle time. Console> (enable) 次に、アイドル セッションの自動切断をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set logout 0 Sessions will not be automatically logged out. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-244 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set module disable set module disable モジュールをディセーブルにするには、set module disable コマンドを使用します。 set module disable mod 構文の説明 mod デフォルト すべてのモジュールはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Telnet セッションを介して接続しているときは、モジュールをディセーブルにしないでください。 Telnet セッションが確立されているポートを含むモジュールをディセーブルにすると、Telnet セッ ションが切断されます。 モジュール番号 スイッチに他のネットワークを接続していない場合、モジュールを再びイネーブルにするには、コ ンソール ポートを介してスイッチに接続する必要があります。 各モジュール番号の間にカンマ(スペースなし)を入力すると(たとえば、2,3,5)、モジュールを 連続して指定できます。モジュール番号の間にハイフンを入力すると(たとえば、2-5)、モジュー ル範囲を指定できます。 例 次に、コンソール ポートを介して接続しているときに、モジュール 3 をディセーブルにする例を示 します。 Console> (enable) set module disable 3 Module 3 disabled. Console> (enable) 次に、Telnet セッションを介して接続しているときに、モジュール 2 をディセーブルにする例を示 します。 Console> (enable) set module disable 2 This command may disconnect your telnet session. Do you want to continue (y/n) [n]? y Module 2 disabled. Console> (enable) 関連コマンド set module enable show module Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-245 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set module enable set module enable モジュールをイネーブルにするには、set module enable コマンドを使用します。 set module enable mod 構文の説明 mod デフォルト すべてのモジュールはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 モジュール上の各ポートがディセーブルにされている場合、モジュールをイネーブルにしてもディ セーブルされたポートはイネーブルになりません。 例 次に、モジュール 2 をイネーブルにする例を示します。 モジュール番号を指定します。 Console> (enable) set module enable 2 Module 2 enabled. Console> (enable) 関連コマンド set module disable show module Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-246 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set module name set module name モジュール名を設定するには、set module name コマンドを使用します。 set module name mod [mod_name] 構文の説明 モジュール番号 mod (任意)モジュールに割り当てる名前を指定します。 mod_name デフォルト モジュール名は設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 mod_name 値を指定しない場合、以前に指定されていた名前がクリアされます。 set module name コマンドで設定したモジュール名は、show module コマンドおよび他のコマンドの 出力に表示されます。 例 次に、Supervisor をモジュール 1 の名前として設定する例を示します。 Console> (enable) set module name 1 Supervisor Module name set. Console> (enable) 関連コマンド show module Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-247 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set multicast router set multicast router ポートをマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定するには、set multicast router コマンドを 使用します。 set multicast router mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト ポートは、マルチキャスト ルータ ポートとして設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Cisco Group Management Protocol(CGMP)または Internet Group Management Protocol(IGMP; イン ターネット グループ管理プロトコル)スヌーピングをイネーブルにするとき、マルチキャスト対応 ルータが付加されているポートが自動的に識別されます。set multicast router コマンドを使用する と、マルチキャスト ルータ ポートを静的に設定することができます。 例 次に、モジュール 3、ポート 1 をマルチキャスト ルータ ポートとして設定する例を示します。 モジュールおよびポート番号 Console> (enable) set multicast router 3/1 Port 3/1 added to multicast router port list. Console> (enable) 関連コマンド clear multicast router set cgmp show multicast group count show multicast router Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-248 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp authentication set ntp authentication Network Time Protocol(NTP)認 証 機 能 を イ ネ ー ブ ル ま た は デ ィ セ ー ブ ル に す る に は、set ntp authentication コマンドを使用します。 set ntp authentication {enable | disable} 構文の説明 enable NTP 認証をイネーブルにします。 disable NTP 認証をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、NTP 認証をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ntp authentication enable NTP authentication feature enabled. At least one trusted key must be set for NTP to work. Console> (enable) 次に、NTP 認証をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ntp authentication disable NTP authentication feature disabled. Console> (enable) 関連コマンド show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-249 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp broadcastclient set ntp broadcastclient Network Time Protocol(NTP)ブロードキャストクライアント モードをイネーブルまたはディセー ブルにするには、set ntp broadcastclient コマンドを使用します。 set ntp broadcastclient {enable | disable} 構文の説明 enable NTP ブロードキャストクライアント モードをイネーブルにします。 disable NTP ブロードキャストクライアント モードをディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ブロードキャストクライアント モードまたはクライアント モードのいずれかで、NTP を設定でき ま す。ブロ ード キャ スト クラ イア ント モ ード は、ル ータ など のブ ロード キャ スト サー バが Time-of-Day(ToD)情報をスイッチに定期的に送信するものと想定します。 例 次に、NTP ブロードキャスト クライアントをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ntp broadcastclient enable NTP Broadcast Client mode enabled. Console> (enable) 次に、NTP ブロードキャスト クライアントをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ntp broadcastclient disable NTP Broadcast Client mode disabled. Console> (enable) 関連コマンド show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-250 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp broadcastdelay set ntp broadcastdelay スイッチがブロードキャスト パケットを受信できるように、タイム調整関数を設定するには、set ntp broadcastdelay コマンドを使用します。 set ntp broadcastdelay microseconds 構文の説明 microseconds デフォルト NTP ブロードキャスト遅延は、3000 マイクロ秒に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、NTP ブロードキャスト遅延を 4000 マイクロ秒(4 秒)に設定する例を示します。 Network Time Protocol(NTP)ブロードキャストの、推定ラウンドトリップ時 間(マイクロ秒) 。有効値は 1 ∼ 999999 です。 Console> (enable) set ntp broadcastdelay 4000 NTP broadcast delay set to 4000 microseconds. Console> (enable) 関連コマンド show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-251 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp client set ntp client スイッチを Network Time Protocol(NTP)クライアントとしてイネーブルまたはディセーブルにす るには、set ntp client コマンドを使用します。 set ntp client {enable | disable} 構文の説明 enable NTP クライアントをイネーブルにします。 disable NTP クライアントをディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ブロードキャストクライアント モードまたはクライアント モードのいずれかで、NTP を設定でき ます。クライアント モードは、クライアント スイッチが Time-of-Day(ToD)要求を NTP サーバに 定期的に送信するものと想定します。 例 次に、NTP クライアント モードをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set ntp client enable NTP client mode enabled. Console> (enable) 関連コマンド show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-252 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp key set ntp key Network Time Protocol(NTP)認証鍵ペアを定義するか、あるいは鍵を信頼状態または信頼できな い状態に指定するには、set ntp key コマンドを使用します。 set ntp key public_keynum {trusted | untrusted} [md5 secret_keystring] 構文の説明 public_keynum 鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。 trusted trusted 鍵モード untrusted untrusted 鍵モード md5 (任意)鍵ペアのキーストリングを設定します。 secret_keystring (任意)キーストリング。有効値は 1 ∼ 32 文字です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 md5 キーワードを指定しないで set ntp key コマンドを入力すると、 鍵の trusted または untrusted モー ドは鍵テーブルに入力されたあと、変更されます。認証鍵ペアをシステムに入力するには、md5 キーワードを指定して set ntp key コマンドを入力します。 例 次に、NTP 認証鍵を定義する例を示します。 Console> (enable) set ntp key 435 trusted md5 have_a_good_day NTP key 435 added. Console> (enable) 次に、NTP 認証鍵を信頼する例を示します。 Console> (enable) set ntp key 435 trusted NTP key 435 configured to be trusted. Console> (enable) 次に、NTP 認証鍵を信頼しない例を示します。 Console> (enable) set ntp key 9999 untrusted NTP key 9999 configured not to be trusted. Console> (enable) 関連コマンド clear ntp key show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-253 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp server set ntp server Network Time Protocol(NTP)サーバ アドレスを指定し、NTP サーバ認証鍵を設定するには、set ntp server コマンドを使用します。 set ntp server ip_addr [key public_keynum] 構文の説明 ip_addr NTP サーバの IP アドレス key (任意)鍵番号 public_keynum (任意)鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 key キーワードを指定しないで set ntp server コマンドを入力し、認証機能がイネーブルの場合、次 のメッセージが表示されます。 A trusted key may be required to communicate with this server. 例 次に、NTP サーバを設定する例を示します。 Console> (enable) set ntp server 172.20.52.3 NTP server 172.20.52.3 added Console> (enable) 次に、鍵を使用して NTP サーバを設定する例を示します。 Console> (enable) set ntp server 111.222.111.222 key 879 NTP server 111.222.111.222 with key 879 added Console> (enable) 次に、NTP サーバに新しい鍵を割り当てる例を示します。 Console> (enable) set ntp server 111.222.111.222 key 4323423 NTP server 111.222.111.222 has been updated with key 4323423 Console> (enable) 関連コマンド clear ntp server show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-254 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp summertime set ntp summertime サマータイムに対応するため、システムによって時刻を 1 時間進める設定にするかどうかを指定す るには、set ntp summertime コマンドを使用します。 set ntp summertime {enable | disable} [zone] set ntp summertime recurring {week day month hh:mm} [offset] set ntp summertime date {month date year hh:mm} [offset] 構文の説明 enable サマータイムに対応するように、クロックを 1 時間進めます。 disable サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定します。 (任意)set summertime コマンドで使用するタイム ゾーンを指定します。 zone recurring 毎年繰り返すサマータイムの日付を指定します。 week その月の週。有効値は first、second、third、fourth、last、1、2、3、4 および 5 です。 day 曜日。有効値は sunday、monday、tuesday、wednesday、thursday、friday お よび saturday です。 month 月。有効値は january、february、march など。 hh:mm 時間および分 (任意)分単位の補正値。有効値は 1 ∼ 1440 分です。 offset デフォルト date サマータイムは、指定された日に始まり、終わります。 date 日付。有効値は 1 ∼ 31 です。 year 年。有効値は 1993 ∼ 2035 です。 ディセーブルです。 (注) このコマンドがイネーブルの場合、offset のデフォルトは、米国の基準に従い 60 分です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear config コマンドを入力すると、日時はデフォルト(米国サマータイム)に戻ります。 別途指定のないかぎり、このコマンドは時刻を、4 月の第 1 日曜日の午前 2 時に 1 時間進め、10 月 の最終日曜日の午前 2 時に 1 時間戻します。 例 次に、システムが、サマータイムに対応するため時刻を 1 時間進め、太平洋夏時間(PDT)の設定 を行う例を示します。 Console> (enable) set ntp summertime enable PDT Summertime is enabled and set to “PDT”. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-255 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp summertime 次に、システムがサマータイムのために、1 時間を進めないようにする例を示します。 Console> (enable) set ntp summertime disable Summertime disabled. Console> (enable) 次に、毎年繰り返すサマータイム、すなわち 2 月の第 3 月曜日の正午から、8 月の第 2 土曜日の午 後 3 時まで、30 分の補正を設定する例を示します。 Console> (enable) set ntp summertime recurring 3 mon feb 12:00 2 saturday aug 15:00 30 Summertime is disabled and set to '' Start : Mon Feb 19 2001, 12:00:00 End : Sat Aug 11 2001, 15:00:00 Offset: 30 minutes Recurring: yes, starting at 12:00pm of third Monday of February and ending on 15:00pm of second Saturday of August. Console> (enable) 次に、1999 年 1 月 29 日の午前 2 時から、2004 年 8 月 19 日の午後 3 時まで、30 分の補正のサマー タイムを設定する例を示します。 Console> (enable) set ntp summertime date jan 29 1999 02:00 aug 19 2004 15:00 30 Summertime is disabled and set to '' Start : Fri Jan 29 1999, 02:00:00 End : Thu Aug 19 2004, 15:00:00 Offset: 30 minutes Recurring: no Console> (enable) 次に、サマータイムが発生するたびに時刻を米国標準サマータイムのデフォルトに設定する例を示 します。 Console> (enable) set ntp summertime recurring 3 mon feb 2:00 4 thurs oct 2:00 60 Summertime is disabled and set to '' Start : Mon Feb 19 2001, 02:00:00 End : Thu Oct 25 2001, 02:00:00 Offset: 60 minutes Recurring: yes, starting at 02:00am of third Monday of February and ending on 02:00am of fourth Thursday of October. Console> (enable) 関連コマンド show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-256 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set ntp timezone set ntp timezone GMT(グリニッジ標準時)から時間の補正を設定するには、set ntp timezone コマンドを使用します。 set ntp timezone [zone_name] [hours [minutes]] 構文の説明 zone_name (任意)タイム ゾーン名 hours (任意)GMT からの時間の補正(時間)。有効値は –12 ∼ 12 時間です。 minutes (任意)GMT からの時間の補正(分) 。有効値は 0 ∼ 59 分です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set ntp timezone コマンドが有効なのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働しているときのみで す。時間を明示的に設定し、NTP を解除した場合、set ntp timezone コマンドは機能しません。NTP をイネーブル化していて、set timezone コマンドを入力しない場合は、Catalyst 4500 シリーズ スイッ チはデフォルトで Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)を表示します。 例 次に、タイム ゾーンを UTC から –8 時間の補正を持った太平洋夏時間に設定する例を示します。 Console> (enable) set ntp timezone PST -8 Timezone set to “PST”, offset from UTC is -8 hours. Console> (enable) 関連コマンド clear ntp timezone show ntp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-257 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set password set password スイッチ上の通常(ログイン)モード パスワードを変更するには、set password コマンドを使用し ます。 set password 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト パスワードは設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 パスワードは大文字と小文字を区別します。パスワードは、スペースを含めて 0 ∼ 30 文字です。 コマンドは、以前のパスワードの入力を指示します。入力したパスワードが有効な場合、新しいパ スワードを入力して確認するためのプロンプトが表示されます。Return を押すことにより、パス ワードを設定しないことが許可されます。 例 次に、通常(ログイン)モード パスワードを設定する例を示します。 Console> (enable) set password Enter old password: <old_password> Enter new password: <new_password> Retype new password: <new_password> Password changed. Console> (enable) 関連コマンド set enablepass Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-258 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port channel set port channel イーサネット モジュール ポートで EtherChannel を設定するには、set port channel コマンド設定を 使用します。 set port channel mod/port [admin_group] set port channel mod/port mode {on | off | desirable | auto} [silent | non-silent] set port channel all mode off set port channel all distribution mac [both] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)管理グループ番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。 admin_group mode EtherChannel モードを指定します。 on 指定したポートを Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)の ないチャネルに強制的に集約します。 off ポートがチャネリングしないようにします。 desirable ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにする PAgP を設定します。 ポートは PAgP パケットを送信して、他のポートとのネゴシエーションを開 始します。 auto ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにする PAgP モードを設定しま す。ポートは受信した PAgP パケットには応答しますが、PAgP パケット ネゴ シエーションは開始しません。 silent (任 意)他 の デ バ イ ス か ら の ト ラ フ ィ ッ ク が な い 状 態 を、リ ン ク が Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)にダウンしてい るものとして報告されないために、auto または desirable モードで使用されま す。 non-silent (任意)トラフィックが他のデバイスから送信されることが予想される場合に auto または desirable とともに使用されます。 all mode off すべてのポート上でチャネリングをオフにします。 all distribution スイッチのすべてのポートにフレームを配信します。 mac MAC(メディア アクセス制御)アドレス値を使用したフレーム配信方式 (任意)送信元および宛先アドレス値を使用したフレーム配信方式 both デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 • EtherChannel は、すべてのモジュール ポート上で auto および silent に設定されます。 • フレーム配信は mac および both です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-259 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port channel 使用上の注意事項 チャネリングするすべてのポートが適切に設定されていることを確認してください。EtherChannel 設定制限の詳細については、 『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide』を参照してください。 スパニングツリー機能によってポート ID が処理されるので、 チャネルの最大サポート数は 6 スロッ ト シャーシに対して 126 です。 管理グループはともに、EtherChannel を形成できるポートを指定します。管理グループには、最大 で 8 つのポートが含まれています。ただし、管理グループ メンバーシップは、ハードウェア機能に よって制限されます。チャネルをともに生成できるポートを決定するには、show port capabilities コマンドを使用します。 Catalyst 4500 シリーズスイッチでは、EtherChannel バンドルは 2 ∼ 8 つのポートで構成できます。 EtherChannel のポートは、連続するポートである必要はなく、同じモジュール上に存在する必要も ありません。 on モードの場合、on モードのポート グループが他の on モードのポート グループに接続されてい る場合にだけ、使用可能な EtherChannel が成立します。 Quality of Service(QoS; サービス品質)を実行しているとき、バンドルされたポートは、すべて同 じtrustタイプであり、類似したキューイングおよび廃棄機能を備えていることを確認してください。 チャネリングされたポート上では、ポート セキュリティ機能をディセーブルにします(set port security コマンドを参照)。チャネリングされたポートのポート セキュリティ機能をイネーブルに すると、ポートのセキュア アドレスと一致しない送信元アドレスのパケットを受信したときに、 ポートはシャットダウンします。 管理グループごとに、同じスイッチ上でポートを 8 つまで設定することができます。 ポートを既存の管理グループに割り当てるとき、管理グループと関連する元のポートは、自動的に 選択された新しい管理グループに移動します。ポートを同じ管理グループに追加することはできま せん。 admin_group を入力しない場合、自動的に選択された admin_group を使用して、新しい管理グルー プ作成することを意味します。次に利用可能な admin_group は、自動的に選択されます。 チャネル モードを入力しない場合、指定されたポートのチャネル モードは変更されません。 desirable または auto モードを入力した場合、silent | non-silent パラメータのみが適用されます。 silent または non-silent を指定しない場合、現在の設定は影響を受けません。 jumbo フレームをサポートするには、チャネリング ポートは、各ポート上で同じ jumbo フレーム設 定を実行する必要があります。 このコマンドは、EtherChannel 非対応モジュールによりサポートされません。 例 次に、モジュール 4 のポート 5 および 6 で、EtherChannel を作成する例を示します。 Console> (enable) set port channel 4/5-6 on Port(s) 4/5-6 are assigned to admin group 56. Port(s) 4/5-6 channel mode set to on. Console> (enable) 次に、モジュール 4 のポート 5 および 6 で、EtherChannel を削除する例を示します。 Console> (enable) set port channel 4/5-6 mode auto Port(s) 4/5-6 channel mode set to auto. Console> (enable) show port channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-260 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port channel 次に、ポート リストを超えたときの表示例を示します。 Console> (enable) set port channel 2/1-9 1 No more than 8 ports can be assigned to an admin group. Console> (enable) 次に、モジュール 4、ポート 4 ∼ 6 で、EtherChannel をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port channel 4/4-6 mode off Port(s) 4/4-6 channel mode set to off. Console> (enable) 次に、ポートを既存の管理グループに割り当てたときの出力を表示する例を示します。ここでは、 管理グループ 96 のポートが別の管理グループに移動し、管理グループ 96 にはモジュール 4、ポー ト 4 ∼ 6 が割り当てられる例を示します。 Console> (enable) set port channel 4/4-6 96 Port(s) 4/1-3 are moved to admin group 97. Port(s) 4/4-6 are assigned to admin group 96. Console> (enable) 次に、チャネル モードをモジュール 4、ポート 4 ∼ 6 の off に設定し、このポートを自動的に選択 された管理グループに割り当てる例を示します。 Console> (enable) set port channel 4/4-6 off Port(s) 4/4-6 channel mode set to off. Port(s) 4/4-6 are assigned to admin group 23. Console> (enable) 関連コマンド set channel cost set channel vlancost show channel show channel group show port channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-261 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port debounce set port debounce ポート単位ベースで、デバウンス タイマー設定をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port debounce コマンドを使用します。 set port debounce mod/port {enable | disable} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable デバウンス タイマーをイネーブルにします。 disable デバウンス タイマーをディセーブルにします。 デフォルト デバウンス タイマーは、すべてのポート上でディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 デバウンス タイマーとは、物理レイヤでのリンク変更がスーパバイザ エンジンのメイン プロセッ サに通知されるまで、ファームウェアが待機する時間のことです。 例 次に、特定のモジュールの特定のポートに、デバウンス タイマーをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port debounce 1/1 enable Debounce is enabled on port 1/1. Warning:Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed. It results in loss of data traffic during debouncing period, which might affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3 protocols. Use with caution. Console> (enable) 関連コマンド show port debounce Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-262 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port disable set port disable ポートまたはポート範囲をディセーブルにするには、set port disable コマンドを使用します。 set port disable mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト すべてのポートはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。 例 次に、ポート 5/10 をディセーブルにする例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Console> (enable) set port disable 5/10 Port 5/10 disabled. Console> (enable) 関連コマンド set port enable show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-263 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port dot1x set port dot1x ポート上で dot1x を設定するには、set port dot1x コマンド設定を使用します。 set port dot1x mod/port guest-vlan {vlan | none} set port dot1x mod/port port-control {auto | force-authorized | force-unauthorized} set port dot1x mod/port {initialize | re-authenticate} set port dot1x mod/port re-authentication {disable | enable} set port dot1x mod/port multiple-host {disable | enable} set port dot1x mod/port shutdown-timeout {disable | enable} 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュールのポート番号 guest-vlan ポートでゲスト VLAN(仮想 LAN)を開始します。 vlan VLAN 番号 none ポートからゲスト VLAN をクリアします。 port-control 802.1x ポートで複数のホストを開始します。 auto ポートで 802.1x をイネーブルにします。 force-authorized ポートで 802.1x をディセーブルにします。 force-unauthorized ポートを無許可に設定します。 initialize ポートで 802.1x を初期化します。 re-authenticate ポートに接続されたエンティティの再認証を開始します。 re-authentication 再認証期間内で、ポートに接続されたエンティティの再認証を開始しま す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 disable 自動再認証、複数のホスト、または 802.1x ポートでの自動イネーブル化 をイネーブルにします。 enable 自動再認証、複数のホスト、または 802.1x ポートでの自動イネーブル化 をディセーブルにします。 multiple-host 複数のユーザ アクセスを指定します。詳細については、 「使用上の注意事 項」を参照してください。 shutdown-timeout 802.1x シャットダウン時間を設定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 複数のホスト機能はディセーブルです。 • ポート制御機能は強制的に許可されます。 • 再認証機能はディセーブルです。 • シャットダウン タイムアウト機能はディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-264 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port dot1x 使用上の注意事項 dot1x ポートは、トランク ポート、Multiple VLAN Access Port(MVAP)、チャネル ポート、または ダイナミック ポートに指定できません。 複数ホストの機能をディセーブルにする場合、dot1x ポートが要求者の認証成功により許可される と、そのポートでは特別なホスト(MAC[メディア アクセス制御]アドレス)のみが使用できま す。システムが、別のホスト(異なる MAC アドレス)を許可ポートで検出すると、ポートをシャッ トダウンし、Syslog メッセージを表示します。これは、デフォルト システム動作です。 複数ホストの機能をイネーブルにする場合、dot1x ポートが要求者の認証成功により許可されると、 あらゆるホスト(MAC アドレス)が、そのポートのトラフィックを送受信できます。 再認証をイネーブルにする場合、set dot1x re-authperiod seconds コマンドを入力することにより、 再認証期間を秒単位で設定できます。再認証期間のデフォルトは 3600 秒です。 複数ホスト モードまたは複数認証モードのいずれかをイネーブルにできます。 例 次に、ポート制御タイプを自動に設定する例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 4/1 port-control auto Port 4/1 dot1x port-control is set to auto. Console> (enable) 次に、ポートの dot1x を初期化する例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 4/1 initialize dot1x port 4/1 initializing... dot1x initialized on port 4/1. Console> (enable) 次に、ポートを手動で再認証する例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 4/1 re-authenticate dot1x port 4/1 re-authenticating... dot1x re-authentication successful... dot1x port 4/1 authorized. Console> (enable) 次に、特定のポート上で複数のユーザ アクセスをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 4/1 multiple-host enable Multiple hosts allowed on port 4/1. Console> (enable) 次に、ポートの自動再認証をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 4/1 re-authentication enable Port 4/1 re-authentication enabled. Console> (enable) 次に、特定の VLAN でゲスト VLAN をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 3/1 guest-vlan 1 Port 3/1 Guest Vlan is set to 1 Console> (enable) 次に、ポートからゲスト VLAN を削除する例を示します。 Console> (enable) set port dot1x 3/1 guest-vlan none Port 3/1 Guest Vlan is cleared Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-265 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port duplex 関連コマンド clear dot1x config set dot1x show dot1x show port dot1x set port duplex イーサネット、ファスト イーサネット、またはポート範囲のデュプレックス タイプを設定するに は、set port duplex コマンドを使用します。 set port duplex mod/port {full | half} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 full 全二重送信 half 半二重送信 デフォルト 10 Mbps および 100 Mbps モジュールでは、すべてのイーサネット ポートが半二重に設定されてい ます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 イーサネットおよびファスト イーサネット インターフェイスを、全二重または半二重のいずれか に設定できます。 set port duplex コマンドは、トークンリング ポートではサポートされていません。 ギガビット イーサネット ポートでは、デュプレックス モードは設定できません(このポートは常 に全二重モードです) 。 例 次に、モジュール 2 のポート 1 を全二重に設定する例を示します。 Console> (enable) set port duplex 2/1 full Port 2/1 set to full-duplex. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート 1 を半二重に設定する例を示します。 Console> (enable) set port duplex 2/1 half Port 2/1 set to half-duplex. Console> (enable) 関連コマンド show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-266 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port enable set port enable ポートまたはポート範囲をイネーブルにするには、set port enable コマンドを使用します。 set port enable mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト すべてのポートはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、モジュール 2 のポート 3 をイネーブルにする例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Console> (enable) set port enable 2/3 Port 2/3 enabled. Console> (enable) 関連コマンド set port disable show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-267 第2章 set port errdisable-timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port errdisable-timeout errdisable ポートがイネーブルにならないようにするには、set port errdisable-timeout コマンドを使 用します。 set port errdisable-timeout mod/port {enable | disable} 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable errdisable タイムアウトをイネーブルにします。 disable errdisable タイムアウトをディセーブルにします。 各ポートの errdisable タイムアウト機能はイネーブルになっています。 (注) このことは、グローバル タイマーがタイムアウトしたときに、ポートが再びイネーブルになるこ とを意味します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トラブルシューティングのときに、問題が解決されるまでポートを errdisable ステート状態にする 場合、set port errdisable-timeout コマンドが役立ちます。 例 次に、errdisable ステートになったあと、ポート 3/3 をタイムアウトで再びイネーブルしないように する例を示します。 Console> (enable) set port errdisable-timeout 3/3 disable Successfully disabled errdisable-timeout for port 3/3. Console> (enable) 関連コマンド set errdisable-timeout show errdisable-timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-268 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port flowcontrol set port flowcontrol ポーズ フレームを送受信するポートを設定するには、set port flowcontrol コマンドを使用します。 set port flowcontrol mod/port {receive | send} {off | on | desired} 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 receive ポートがポーズ フレームを処理できます。 send ポートがポーズ フレームを送信するかどうかを指定します。 off ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理し たり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりするのを禁止します。 on ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理し たり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりするのをイネーブルに します。 desired リモート ポートが on、off、または desired のいずれかに設定されている場合 でも、予測できる結果を得ます。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ギガビット イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired です。 − Catalyst 4500 シリーズ 18 ポート ギガビット イーサネット スイッチング モジュール (WS-X4418-GB)のオーバーサブスクライブ ギガビット イーサネット ポート (ポート 3-18) のデフォルトは、受信については desired で、送信については on です。 • ファスト イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ポーズ フレームは、バッファが一杯であるために特定の期間、フレームの送信を停止する信号を送 信元に送る特殊なパケットです。 Access Gateway モジュールを搭載する場合、スイッチは内部ギガビット イーサネット ポートをイ ネーブルにし、送受信のためのフロー制御を強制的にオフ状態にします。 表 2-8 では、set port flowcontrol コマンドを指定して、send および receive キーワードの異なる設定 を使用するための注意事項を説明します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-269 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port flowcontrol 表 2-8 送信および受信キーワードの設定 設定 説明 send on ローカル ポートが、ポーズ フレームをリモート ポートに送信します。予測 できる結果を得るには、リモート ポートが receive on または receive desired に設定されている場合にだけ send on を使用します。 send off ローカル ポートが、ポーズ フレームをリモート ポートに送信するのを禁止 します。予測できる結果を得るには、リモート ポートが receive off または receive desired に設定されている場合にだけ send off を使用します。 send desired リモート ポートが receive on、receive off、または receive desired のいずれか に設定されている場合でも、予測できる結果を得ます。 receive on ローカル ポートは、リモート ポートが送信するポーズ フレームを処理しま す。 予測できる結果を得るには、リモート ポートが send on または send desired に設定されている場合にだけ receive on を使用します。 receive off リモート ポートが、ポーズ フレームをローカル ポートに送信するのを禁止 します。予測できる結果を得るには、リモート ポートが receive off または receive desired に設定されている場合にだけ send off を使用します。 receive desired リモート ポートが send on、send off、または send desired のいずれかに設定 されている場合でも、予測できる結果を得ます。 すべての Catalyst ギガビット イーサネット ポートがリモート デバイスからポーズ フレームを受信 し、処理できます。ただし、すべてのポートがポーズ フレームをリモート デバイスに送信できる わけではありません。 表 2-9 では、Catalyst ギガビット イーサネット スイッチ、モジュール、ポートがポーズ フレームを リモート デバイスに送信できることを説明します。 表 2-9 スイッチ タイプ、モジュール、ポートごとの送信機能 Module Ports 送信 WS-X4418-GB、WS-X4412-2GB-TX、 次のオーバーサブスクライブ ポートを除 いいえ WS-X4416-2GB-TX 以外のすべての く、ポートすべて モジュール 例 WS-X4418-GB アップリンク ポート(1 ∼ 2) いいえ WS-X4418-GB オーバーサブスクライブ ポート(3 ∼ 18) はい WS-X4412-2GB-TX アップリンク ポート(13 ∼ 14) WS-X4412-2GB-TX オーバーサブスクライブ ポート(1 ∼ 12) はい WS-X4416-2GB-TX アップリンク ポート(17 ∼ 18) いいえ いいえ 次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを受信および処理するよう設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive on Port 5/1 flow control receive administration status set to on (port will require far end to send flowcontrol) Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-270 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port flowcontrol 次に、リモート ポートがポーズ フレームを送信するよう設定されている場合に、モジュール 5 の ポート 1 がポーズ フレームを受信および処理するように設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive desired Port 5/1 flow control receive administration status set to desired (port will allow far end to send flowcontrol if far end supports it) Console> (enable) 次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを受信しますが、モジュール 5 のポート 1 で処理 しないように設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive off Port 5/1 flow control receive administration status set to off (port will not allow far end to send flowcontrol) Console> (enable) 次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを送信するように設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send on Port 5/1 flow control send administration status set to on (port will send flowcontrol to far end) Console> (enable) 次に、リモート ポートが receive off に設定されている場合でも、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを送信し、予測できる結果を生成するよう設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send desired Port 5/1 flow control send administration status set to desired (port will send flowcontrol to far end if far end supports it) Console> (enable) 次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを送信しないように設定する例を示します。 Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send off Port 5/1 flow control send administration status set to off (port will not send flowcontrol to far end) Console> (enable) 関連コマンド show port flowcontrol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-271 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port gmrp set port gmrp すべての VLAN(仮想 LAN)の指定されたポート上で、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP) をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port gmrp コマンドを使用します。 set port gmrp mod/ports... {enable | disable} 構文の説明 mod/ports... モジュール番号およびポート番号リスト enable 指定されたポートで、GMRP をイネーブルにします。 disable 指定されたポートで、GMRP をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ポート単位の GMRP 設定を変更できます。ただし、ポート単位の GMRP 設定を有効にするには、 set gmrp enable コマンドを使用して GMRP をグローバルにイネーブルにする必要があります。 このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。 例 次に、モジュール 3、ポート 1 の GMRP をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port gmrp 3/1 enable GMRP enabled on port(s) 3/1. GMRP feature is currently disabled on the switch. Console> (enable) 次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 5 で、GMRP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port gmrp 3/1-5 disable GMRP disabled on port(s) 3/1-5. Console> (enable) 関連コマンド show gmrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-272 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port gvrp set port gvrp すべての VLAN(仮想 LAN)の指定されたポート上で、GARP VLAN Registration Protocol(GVRP) をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port gvrp コマンドを使用します。 set port gvrp mod/ports... {enable | disable} 構文の説明 mod/ports... モジュール番号およびポート番号リスト enable 指定されたポートで、GVRP をイネーブルにします。 disable 指定されたポートで、GVRP をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 IEEE 802.1Q トランクでのみ、GVRP をイネーブルにできます。 VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)プルーニングがイネーブルのとき、VTP プルーニングは、すべての GVRP ディセーブル トランク上で実行されます。 トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別 にイネーブルにする必要があります。 GVRP がグローバルにディセーブルにされている場合でも、ポート上で GVRP を設定できます。た だし、GVRP もグローバルにイネーブルにされるまで、ポートは GVRP 参加にはなりません。 このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。 例 次に、モジュール 3、ポート 2 の GVRP をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port gvrp 3/2 enable GVRP enabled on 3/2. Console> (enable) 次に、モジュール 3、ポート 2 の GVRP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port gvrp 3/2 disable GVRP disabled on 3/2. Console> (enable) 次に、802.1Q トランクではないポート上で GVRP をイネーブルにしようとする場合に発生するこ とを示します。 Console> (enable) set port gvrp 4/1 enable Failed to set port 4/1 to GVRP enable. Port not allow GVRP. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-273 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port host 次に、set port gvrp コマンドを使用して、最初に GVRP をイネーブルにした際に、特定のポート上 で GVRP をイネーブルにしようとすると発生する状況を示します。 Console> (enable) set port gvrp 5/1 enable GVRP enabled on 5/1. GVRP feature is currently disabled on the switch. Console> (enable) 関連コマンド clear gvrp statistics set gvrp show gvrp configuration set port host ホスト接続用にポート設定を最適化するには、set port host コマンドを使用します。 set port host mod/ports... 構文の説明 mod/ports... デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set port host コマンドは、チャネル モードをオフに設定し、スパニングツリー PortFast をイネーブ ルにし、トランク モードをオフに設定します。この設定を行えるのは、エンド ステーション上の みです。 モジュール番号およびポート番号リスト 単一ホストに接続されているポート上でのみ、スパニングツリー PortFast 開始をイネーブルにしま す。他のハブ、コンセントレータ、スイッチ、およびブリッジを高速起動ポートに接続すると、一 時的にスパニングツリー ループが発生することがあります。 パケット転送を開始するまでの期間を短縮するには、set port host コマンドをイネーブルにします。 例 次に、モジュール 2 および 3 のポート 1 で、エンド ステーションとホストの接続用にポート設定を 最適化する例を示します。 Console> (enable) set port host 2/1,3/1 Warning: Span tree port fast start should only be enabled on ports connected to a single host. Connecting hubs, concentrators, switches, bridges, etc. to a fast start port can cause temporary spanning tree loops. Use with caution. Spantree ports 2/1,3/1 fast start enabled. Port(s) 2/1,3/1 trunk mode set to off. Port(s) 2/1 channel mode set to off. Console> (enable) 関連コマンド clear port host Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-274 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port inlinepower set port inlinepower ポートまたはポート グループのインライン パワー モードを設定するには、set port inlinepower コ マンドを使用します。 set port inlinepower mod/port {off | {auto | static} [max-wattage]} set port inlinepower mod/port consumption {wattage | auto} 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 off 給電されていない電話が接続されている場合でも、ポートは起動できません。 auto スイッチング モジュールが電話を検出した場合にのみ、ポートを起動します。 static スイッチング モジュールが電話を検出した場合にのみ、指定された値でポー トを起動します。 max-wattage (任意)auto または static モードにおけるポート上の最大許容電力。有効値は、 2000 ∼ 15400 mW です。 consumption IEEE クラスまたは Cisco Discovery Protocol(CDP)メッセージのいずれかに 返された、ポートの電力消費およびその上書きされた電力消費情報 wattage 検出の際にポートに対して割り当てる電力消費量。指定する値はすべての電 源装置の情報を上書きします。有効値は 2000 ∼ 15400 mW です。 auto IEEE または CDP Power Over Ethernet(PoE)要件メッセージを使用するポー トの自動電力消費 デフォルトは auto です。 デフォルトの電力消費モードは auto です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 IP Phone のパワー機能をサポートしないポートでこのコマンドを入力すると、エラー メッセージが 表示されます。 単一のポート、またはポート範囲の入力はできますが、モジュール番号のみを入力することはでき ません。 インライン パワー モードがオフの場合でも、インライン パワー対応デバイスを検出することがで きます。 max-wattage 引数を指定しない場合、ハードウェアによりサポートされる最大ワット量が使用され ます。 注意 IP Phone の仮想パワー機能用に設定できる電話を使用しない場合、ポートに接続された装置が損傷 を受けることがあります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-275 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port inlinepower 例 次に、モジュール 2、ポート 5 のインライン パワーをオフに設定する例を示します。 Console> (enable) set port inlinepower 2/5 off Inline power for port 2/5 set to off. Console> (enable) 次に、インライン パワー機能が、モジュール 2、ポート 3 ∼ 9 ではサポートされない場合の出力例 を示します。 Console> (enable) set port inlinepower 2/3-9 auto Feature not supported on module 2. Console> (enable) 次に、モジュール 2、ポート 3 ∼ 9 の最大許容ワット量を 800 W 以下に設定する例を示します。 Console> (enable) set port inlinepower 2/3-9 800 Inline power for ports 2/3-9 set to auto and max-wattage to 800 mWatt. Console> (enable) 次に、モジュール 4、ポート 1 の電力消費を 7000 mW に設定する例を示します。 Console> (enable) set port inlinepower 4/1 consumption 7000 Power consumption set to 7000 mWatt. Console> (enable) 次に、モジュール 4、ポート 1 で、スイッチが自動電力消費を使用するように設定して、さらに IEEE または CDP PoE 要件メッセージを使用するように設定する例を示します。 Console> (enable) set port inlinepower 4/1 consumption auto Power consumption set to aut. Console> (enable) 関連コマンド set inlinepower defaultallocation show environment show port inlinepower Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-276 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port lacp-channel set port lacp-channel 物理ポートのプライオリティを設定し、管理鍵を特別のポート セットに割り当てたり、同じ管理鍵 に 以 前 に 割 り 当 て ら れ た ポ ー ト セ ッ ト の チ ャ ネ ル モ ー ド を 変 更 し た り す る に は、set port lacp-channel コマンドを使用します。 set port lacp-channel mod/ports port-priority value set port lacp-channel mod/ports [admin-key] set port lacp-channel mod/ports mode {on | off | active | passive} 構文の説明 mod/ports モジュール番号およびモジュールのポート番号 port-priority 物理ポートのプライオリティ value ポート プライオリティの番号。有効値は 1 ∼ 255 です。詳細について は、 「使用上の注意事項」を参照してください。 (任意)管理鍵の番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。詳細については、 「使 用上の注意事項」を参照してください。 admin-key デフォルト mode セットまたはポートのチャネル モードを指定します。 on | off | active | passive チャネル モードのステータス デフォルト設定は次のとおりです。 • ポート プライオリティは 128 に設定されています。 • 管理鍵に割り当てられたすべてのポートは passive です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Link Aggregation Control Protocol(LACP)モジュールのみに属するポートでは許 可され、Port Aggregated Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)モードで稼働するポートには拒否 されます。 プライオリティ値が大きいほど、プライオリティ レベルは低くなります。 次の使用上の注意事項は、管理鍵をポートに割り当てたときに適用されます。 • 管理鍵の値を入力しない場合、システムは自動的に値を選択します。 • 管理鍵に指定する値をシステムで使用している場合、値と関連するポートは、システムによっ て自動的に割り当てられた新しい管理鍵に移動します。以前に使用した値は、新しいポートに 関連付けられています。 • 最大 8 つまでのポートを、管理鍵に割り当てることができます。 • 以前、特別なモードに割り当てられたチャネルに、管理鍵を割り当てる場合、チャネルは管理 鍵値を入力したあとでもこのモードを維持します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-277 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port lacp-channel 例 次に、ポート 1/1 ∼ 1/4 およびポート 2/6 ∼ 2/8 のプライオリティを 10 に設定する例を示します。 Console> (enable) set port lacp-channel 1/1-4,2/6-8 port-priority 10 LACP Port(s) priority set to 10 for ports 1/1-4 2/6-8 Console> (enable) 次に、ポート 4/1-4 を、スイッチが自動的に選択する管理鍵に割り当てる例を示します。 Console> (enable) set port lacp-channel 4/1-4 Ports 4/1-4 being assigned admin key 96. Port(s) 4/1-4 channel mode set to passive. Console> (enable) 次に、管理鍵 96 を以前に使用したことがあって、ポート 4/4-6 を同じ管理鍵 96 に割り当てようと するときに発生する状況を示します。 Console> (enable) set port lacp-channel 4/4-6 96 admin key 96 already assigned to port 4/1-3. Port(s) 4/1-3 being assigned to admin key 97. Port(s) 4/4-6 being assigned to admin key 96. Port(s) 4/4-6 channel mode set to passive. Console> (enable) 関連コマンド clear lacp-channel statistics set channelprotocol set lacp-channel system-priority set spantree channelcost set spantree channelvlancost show lacp-channel show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-278 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port level set port level スイッチング バス上のポートまたはポート範囲のプライオリティ レベルを設定するには、set port level コマンドを使用します。 set port level mod/port {Normal | high} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Normal ポート プライオリティを通常に設定します。 high ポート プライオリティを高に設定します。 デフォルト すべてのポートを通常のプライオリティ レベルに設定します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 高いプライオリティに設定されたポートを通るパケットが指定されたあとで、通常のプライオリ ティに設定されたポートを通るパケットが指定されます。 例 次に、モジュール 1 のポート 2 のプライオリティ レベルを高に設定する例を示します。 Console> (enable) set port level 1/2 high Port 1/2 port level set to high. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 2 のプライオリティ レベルを通常に設定する例を示します。 Console> (enable) set port level 1/2 normal Port 1/2 level set to Normal Console> (enable) 関連コマンド set port disable set port enable set port name set port speed show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-279 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port membership set port membership ダイナミックまたはスタティック VLAN(仮想 LAN)メンバーシップのポートを設定するには、set port membership コマンドを使用します。 set port membership mod/port {dynamic | static} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 dynamic ダイナミック VLAN メンバーシップのポートを設定します。 static スタティック VLAN メンバーシップのポートを設定します。 デフォルト スタティック メンバーシップ コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ダイナミック VLAN メンバーシップ用に設定されたポートは、VLAN Management Policy Server (VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)を介して VLAN が割り当てを得ます。スタティック VLAN メンバーシップ用に設定されたポートは、set vlan コマンドを介して、VLAN 割り当てを得 ます。 ポートが VLAN にダイナミックに割り当てられているとき、show port コマンド出力では、VLAN をダイナミックとして認識します。ダイナミック ポートが VMPS により、シャットダウンする場 合、ステータスはシャットダウンとして表示されます。 このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。 Voice VLAN Identifier(VVID)のダイナミック VLAN サポートには、スイッチ ポート上の次の MVAP 設定に対する、以下の制限が含まれます。 • VVID が dot1p またはタグなしと同じ場合を除いて、dot1p およびタグなしを含むダイナミック ポートでは、VVID を設定できます。この場合、IP Phone の MAC(メディア アクセス制御)ア ドレスのある VMPS を設定する必要があります。VVID をダイナミック ポート上の dot1p また はタグなしとして設定するとき、この警告メッセージが表示されます。 VMPS should be configured with the IP phone mac’s. 例 • VMPS によってダイナミック ポートに割り当てられた Port VLAN Identifier(PVID)と等しい ポートの VVID を変更することはできません。 • トランク ポートをダイナミック ポートとして設定することはできませんが、Multiple VLAN Access Port(MVAP)をダイナミック ポートとして設定できます。 次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 3 上で、ポート メンバーシップ VLAN 割り当てをダイナミックに 設定する例を示します。 Console> (enable) set port membership 3/1-3 dynamic Ports 3/1-3 vlan assignment set to dynamic. Spantree port fast start option enabled for ports 3/1-3. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-280 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port name 次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 3 上の、スタティック VLAN メンバーシップにポートを設定する 例を示します。 Console> (enable) set port membership 3/1-3 static Ports 3/1-3 vlan assignment set to static. Console> (enable) 関連コマンド set port enable show port set port name ポートに名前を割り当てるには、set port name コマンドを使用します。 set port name mod/port [port_name] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)ポート名 port_name デフォルト ポート名はポートに設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 名前ストリングを指定しない場合、ポート名はクリアされます。 例 次に、モジュール 4 のポート 1 を Snowy に設定する例を示します。 Console> (enable) set port name 4/1 Snowy Port 4/1 name set. Console> (enable) 関連コマンド show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-281 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port negotiation set port negotiation 指定するポートでリンク ネゴシエーションをイネーブルにするには、set port negotiation コマンド を使用します。 set port negotiation mod/port [enable | disable] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable (任意)リンク ネゴシエーション プロトコルをイネーブルにします。 disable (任意)リンク ネゴシエーション プロトコルをディセーブルにします。 デフォルト リンク ネゴシエーションはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 (注) 1000BASE [SX、LX、ZX] 上でのみ、set port negotiation コマンドを使用します。 リンク ネゴシエーションは、フロー制御、デュプレックス モード、リモート障害情報を自動ネゴ シエーションします。 ポートがこのコマンドをサポートしない場合、次のメッセージが表示されます。 Feature not supported on Port N/N. N/N は、モジュールおよびポート番号です。 set port negotiation コマンドで、リンク ネゴシエーションをイネーブルにするとき、システムはフ ロー制御、デュプレックス モード、リモート障害情報を自動ネゴシエーションします。 リンクの両側でリンク ネゴシエーションをイネーブルまたはディセーブルにする必要があります。 リンクの両側は、同じ値に設定する必要があります。そうしないと、リンクは接続できません。 例 次に、ポート 1、モジュール 3 のリンク ネゴシエーションをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port negotiation 3/1 enable Link negotiation protocol disabled on port 3/1. Console> (enable) 次に、ポート 1、モジュール 4 のリンク ネゴシエーションをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port negotiation 4/1 disable Link negotiation protocol disabled on port 4/1. Console> (enable) 関連コマンド show port negotiation Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-282 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port protocol set port protocol ポートのプロトコル フィルタリング グループ メンバーシップを設定するには、set port protocol コ マンドを使用します。 set port protocol mod/port {ip | ipx | group} {on | off | auto} 構文の説明 デフォルト mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 ip IP プロトコル フィルタリング グループ ipx IPX プロトコル フィルタリング グループ group グループ プロトコル フィルタリング グループ on ポートがプロトコルのすべてのフラッド トラフィックを受信することを表示 します。 off ポートがプロトコルのフラッド トラフィックを受信しないことを表示しま す。 auto 指定されたプロトコルのパケットを送信したあとでのみ、ポートはプロトコ ルのフラッド トラフィックを受信することを表示します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • IP プロトコル グループポートは on です。 • IPX およびグループ プロトコル グループ ポートは auto です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 プロトコル フィルタリングは、非トランキング イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビッ ト イーサネット ポートでのみサポートされます。トランキング ポートは常に、すべてのプロトコ ル グループのメンバーです。 スイッチ上でプロトコル フィルタリングは、set protocolfilter コマンドを使用して、グローバルに イネーブルする必要があります。 プロトコル グループの 1 つの設定が auto である場合、最初のうちは、ポートはそのプロトコルの フラッド パケットを受信しません。接続されたデバイスがプロトコルのパケットを送信すると、 ポートはプロトコル グループに追加され、プロトコルのフラッド トラフィックがそのポート上で 送信されます。 接続されたデバイスが 60 秒以内にプロトコル パケットを送信しない場合、auto に設定されたポー トは、プロトコル グループから削除されます。リンク ダウンが検出されると、ポートもプロトコ ル グループから削除されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、パケットは次のプロトコル グループに分類されます。 • IP • IPX • AppleTalk および DECnet(「グループ」 ) • これらのプロトコルに属さないパケット Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-283 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port protocol 例 次に、モジュール 2 のポート 1 の IP プロトコル メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 2/1 ip on IPX protocol disabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート 1 の IP プロトコル メンバーシップをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 2/1 ip off IPX protocol disabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、モジュール 5 のポート 1 の自動 IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 5/1 ip auto IP protocol set to auto mode on module 5/1. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート 1 の IPX プロトコル メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 2/1 ipx on IPX protocol disabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、モジュール2のポート1のIPXプロトコル メンバーシップをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 2/1 ipx off IPX protocol disabled on port 2/1. Console> (enable) 次に、モジュール 5 のポート 1 の自動 IPX メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 5/1 ipx auto IP protocol set to auto mode on module 5/1. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 1 のグループ IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 1/1 group on Group protocol enabled on port 1/1. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 1 のグループ IP メンバーシップをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 1/1 group off Group protocol disabled on port 1/1. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 1 の自動グループ IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port protocol 1/1 group auto Group protocol set to auto mode on port 1/1. Console> (enable) 関連コマンド set protocolfilter show port protocol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-284 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port security set port security ポートまたはポート範囲で、ポート セキュリティおよびユニキャスト フラッドを設定するには、set port security コマンドを使用します。 set port security mod/port... [enable | disable] [mac_addr] [age {age_time}] [maximum {num_ of_mac}] [shutdown {shutdown_time}] [unicast-flood {enable | disable}] [violation {shutdown | restrict}] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port... enable (任意)ポート セキュリティまたはユニキャスト フラッドをイネーブ ルにします。 disable (任意)ポート セキュリティまたはユニキャスト フラッドをディセー ブルにします。 mac_addr (任意)イネーブルされたポートのセキュア MAC(メディア アクセス 制御)アドレス age age_time (任意)ポート上のアドレスが保護される期間。有効値は 0(ディセー ブルの場合)および 1 ∼ 1440(分)です。 maximum num_of_mac (任意)ポート上で保護される MAC アドレスの最大数を指定します。 有効値は 1 ∼ 1025 です。 shutdown shutdown_time (任意)セキュリティ違反がある場合にポートがディセーブルになる期 間を指定します。有効値は 0(ディセーブルの場合)および 1 ∼ 1440 (分)です。 デフォルト unicast-flood (任意)ユニキャスト フラッドを指定します。 violation (任意)セキュリティ違反がある場合の対処を指定します。 shutdown (任意)セキュリティ違反がある場合に、ポートをシャットダウンしま す。 restrict (任意)非セキュア ホストからのパケットを制御します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ポート セキュリティはディセーブルになっています。 • ポート単位のセキュア アドレス番号は 1 です。 • 違反アクションはシャットダウンされます。 • エージングは固定されています(アドレスは期限切れにはなりません)。 • シャットダウン時間は無期限です。 • ユニキャスト フラッドはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-285 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port security set port security enable コマンドを入力しても、MAC アドレスを指定しない場合、ポート上に表示 される最初の MAC アドレスは、セキュア MAC アドレスになります。 ポート上で確保するための MAC アドレスの番号を指定できます。MAC アドレスは、このセキュア アドレス リストに追加できます。最大番号は 1024 です。 set port security violation コマンドを使用すると、ポートをシャットダウンするか、または非セキュ ア MAC アドレスへのアクセスのみを制限するよう指定できます。シャットダウン時間では、セキュ リティ違反がある場合のシャットダウン期間を指定できます。 ポート セキュリティがポート上でイネーブルのときに、ホストをあるポートから別のポートに移動 する場合、有効期限タイマーおよびシャットダウン タイマーを設定することをお勧めします。 age_time 値が shutdown_time 値以下の場合、移動されたホストは shutdown_time 値と同じ時間量で再 び機能します。有効期限タイマーは、最初の MAC アドレスの学習から開始します。ディセーブル タイマーは、セキュリティ違反があるときに開始します。 ポートのユニキャスト フラッド パケットをディセーブルするようにスイッチを設定する場合、ア ドレス制限に達したときにパケットが廃棄されます。 例 次に、学習済み MAC アドレスを持つポート セキュリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set port security 3/1 enable Port 3/1 port security enabled with the learned mac address. Console> (enable) 次に、特定の MAC アドレスを持つポート セキュリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set port security 3/1 enable 01-02-03-04-05-06 Port 3/1 port security enabled with 01-02-03-04-05-06 as the secure mac address. Console> (enable) 次に、ポート 7/7 のシャットダウン時間を 600 分に設定する例を示します。 Console> (enable) set port security 7/7 shutdown 600 Secure address shutdown time set to 600 minutes for port 7/7. Console> (enable) 次に、非セキュア ホストからポートに着信するパケットすべてを廃棄するようにポートを設定する 例を示します。 Console> (enable) set port security 7/7 violation restrict Port security violation on port 7/7 will cause insecure packets to be dropped. Console> (enable) 次に、ポート 4/1 のユニキャスト フラッドをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port security 4/1 unicast-flood enable Port 4/1 security flood mode set to enable. Console> (enable) 次に、ポート 4/1 のユニキャスト フラッドをディセーブルにする例を示します。 Console> WARNING: Port 4/1 Console> 関連コマンド (enable) set port security 4/1 unicast-flood disable Trunking & Channelling will be disabled on the port. security flood mode set to disable. (enable) clear port security show port security Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-286 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port speed set port speed 伝送速度または自動ネゴシエーションを設定するには、set port speed コマンドを使用します。 set port speed mod/port {10 | 100 | 1000 | auto} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 10 10/100 ファスト イーサネット ポートの 10 Mbps 伝送速度 100 100/100 ファスト イーサネット ポートの 10 Mbps 伝送速度 1000 1000BASE-T ポートの 1000 Mbps 伝送速度 auto 10/100 ファスト イーサネットポートの、伝送速度およびデュプレックス モー ドの自動ネゴシエーション。1000BASE-T ギガビット イーサネット ポートで は、このキーワードは、自動ネゴシエーションがマスターおよびスレーブ リ ンクを判別するよう指定します。 デフォルト すべてのモジュールは、auto に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 デフォルト モードでは、自動ネゴシエーションは伝送速度、デュプレックス モード、マスター リ ンク、スレーブ リンクを管理します。 1000BASE-T ギガビット イーサネット ポートでは、自動ネゴシエーションはどちらのリンク側がマ スターまたはスレーブであるかを判別します。 10/100 Mbps イーサネット スイッチング モジュールのイーサネット インターフェイスを 10 Mbps、 100 Mbps、または autosensing モードに設定できます。これにより、インターフェイスはリモート ポート接続で、10 Mbps と 100 Mbps ポート伝送速度、および全二重と半二重ポート伝送タイプを検 出および区別できます。インターフェイスを autosensing モードに設定した場合、インターフェイス は自動的に適切な速度および伝送タイプで動作するよう設定されます。 4 Mbps または 16 Mbps で開始するポートの伝送速度を変更する場合、ポートは閉じて新しい伝送速 度で再び開始します。ポートが閉じて、リングが動作している伝送速度とは異なる伝送速度を使用 して既存のリング上で再び開始する場合、リングはビーコンになります。 ポート速度を auto に設定する場合、デュプレックス モードは自動的に auto に設定されます。 例 次に、モジュール 2 のポート 1 を auto に設定する例を示します。 Console> (enable) set port speed 2/1 auto Port 2/1 speed set to auto-sensing mode. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート 2 のポート速度を 10 Mbps に設定する例を示します。 Console> (enable) set port speed 2/2 10 Port 2/2 speed set to 10 Mbps. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-287 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port trap 次に、モジュール 4 のポート 3 のポート速度を 16 Mbps に設定する例を示します。 Console> (enable) set port speed 3/4 16 Port(s) 3/4 speed set to 16Mbps. Console> (enable) 関連コマンド set port duplex show port set port trap ポートまたはポート範囲の標準 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンク トラップ(up ま たは down)の動作をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port trap コマンドを使用しま す。 set port trap mod/port {enable | disable} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable SNMP リンク トラップをアクティブにします。 disable SNMP リンク トラップを非アクティブにします。 デフォルト すべてのポート トラップはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、モジュール 1、ポート 2 の SNMP リンク トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port trap 1/2 enable Port 1/2 up/down trap enabled. Console> (enable) 関連コマンド set port disable set port duplex set port enable set port name set port speed show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-288 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port unicast-flood set port unicast-flood イーサネット ポートでユニキャスト フラッド トラフィックを廃棄するようにスイッチを設定する には、set port unicast-flood コマンドを使用します。 set port unicast-flood mod/port {enable | disable} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable ユニキャスト フラッドをイネーブルにし、ユニキャスト フラッド ブロッキ ングをディセーブルにします。 disable ユニキャスト フラッドをディセーブルにし、ユニキャスト フラッド ブロッ キングをイネーブルにします。 デフォルト ユニキャスト フラッド ブロッキングは、すべてのポートでディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 イーサネット ポートのみが、ユニキャスト フラッド トラフィックをブロックできます。 ポート上でユニキャスト フラッドをディセーブルにする前に、スタティック CAM(連想メモリ) エントリをイーサネット ポートに関連付ける必要があります。そうしないと、ユニキャスト フラッ ドをディセーブルにしたとき、ネットワーク接続が切断されます。show cam static コマンドを入力 することにより、スタティック CAM エントリが存在することを確認できます。 ユニキャスト フラッド ディセーブル ポートではポート チャネルを設定できません。また、ポート チャネルでユニキャスト フラッドをディセーブルにできません。 Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)宛先ポート上では、ユニキャスト フ ラッドをディセーブルにできません。また、ユニキャスト フラッド ディセーブル ポートでは、SPAN 宛先を設定できません。 トランク ポートでは、ユニキャスト フラッドをディセーブルにできません。ディセーブルにしよ うとすると、エラー メッセージが表示されます。 ポート セキュリティがイネーブルになっているイーサネット ポートで、ユニキャスト フラッド ト ラフィックをディセーブルにすると、MAC(メディア アクセス制御)アドレスの最大許容数に達 したときに、スイッチはポートへのユニキャスト フラッド パケットの送信を中止します。MAC ア ドレス カウントが最大許容数未満を廃棄した場合、ユニキャスト フラッディングは自動的に再び イネーブルになります。 ユニキャスト フラッド ブロッキングおよび GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)の両方をイ ネーブルにすることはできません。ユニキャスト フラッドをディセーブルにし、同時に VLAN(仮 想 LAN)設定情報を GVRP スイッチと交換することはできません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-289 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port unicast-flood 例 次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 で、ユニキャスト フラッド トラフィックをイネーブルに する例を示します。 Console> (enable) set port unicast-flood 4/1 disable WARNING: Trunking & Channelling will be disabled on the port. Unicast Flooding is successfully disabled on the port 4/1. Console> (enable) 次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 で、ユニキャスト フラッド トラフィックをディセーブル にする例を示します。 Console> (enable) set port unicast-flood 4/1 enable Unicast Flooding is successfully enabled on the port 4/1. Console> (enable) 関連コマンド show port unicast-flood Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-290 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set port vtp set port vtp ポート単位ベースで、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)をイネーブルまた はディセーブルにするには、set port vtp コマンドを使用します。 set port vtp mod/port {enable | disable} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable VTP をアクティブにします。 disable VTP を非アクティブにします。 デフォルト VTP はイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set port vtp コマンドを使用すると、ポート単位ベースで VTP 通信をイネーブルまたはディセーブ ルにできます。ただし、non-trusted ホストに続くトランク上では有効になります。ポートをディセー ブルにすると、VTP パケットはそのポートには送信されず、ポートで受信された VTP パケットは 廃棄されます。 例 次に、モジュール 1 のポート 1 および 2 で、VTP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set port vtp 1/1-2 disable Port(s) 1/1-2 will no longer participate in VTP. Console> (enable) 関連コマンド set vtp show port vtp show vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-291 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set power budget set power budget シャーシの電力を設定するには、set power budget コマンドを使用します。 set power budget {1 | 2} 構文の説明 1 電源 1 台にシャーシを設定します。 2 電源 2 台にシャーシを設定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 シャーシが電源 2 台を装備しており、パワー バジェット 2 に設定されている場合、これをパワー バジェット 1 に設定しようとしても許可されません。パワー バジェットを 1 に変更するには、余計 なモジュールを引き抜いて、サポートされた有効な設定を実行する必要があります。 例 次に、シャーシのパワー バジェットを 1 に設定する例を示します。 Console>(enable) set power budget 1 Warning: Your power supply budget will be constrained to one power supply and may cause one or more linecards to be disabled depending upon your chassis configuration. Do you want to continue ? [confirm (y/n)]:y Console>(enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-292 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set power dcinput set power dcinput Catalyst 4500 シリーズ スイッチの DC 電源入力の設定を行うには、set power dcinput コマンドを使 用します。 set power dcinput watts 構文の説明 watts デフォルト 2500 ワット コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Supervisor Engine IIが搭載されたCatalyst 4500シリーズ スイッチでのみ動作します。 例 次に、DC 電源を 3000 ワットに設定する例を示します。 ワット数。有効値は 300 ∼ 7500 です。 Console>(enable) set power dcinput 3000 Console>(enable) 関連コマンド show environment Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-293 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set prompt set prompt CLI(コマンドライン インターフェイス)のプロンプトを変更するには、set prompt コマンドを使 用します。 set prompt prompt_string 構文の説明 prompt_string デフォルト プロンプトは Console> に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 名前をスイッチに割り当てるのに set system name コマンドを使用する場合、スイッチ名はプロン プト ストリングとして使用されます。システム プロンプトで表示されるテキストを変更するには、 set prompt コマンドを使用します。 例 次に、プロンプトを system100> に設定する例を示します。 コマンド プロンプトとして使用するストリング Console> (enable) set prompt system100> system100> (enable) 関連コマンド set system name Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-294 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set protocolfilter set protocolfilter プロトコル フィルタリングをアクティブまたは非アクティブにするには、set protocolfilter コマン ドを使用します。 set protocolfilter {enable | disable} 構文の説明 enable プロトコル フィルタリングをアクティブにします。 disable プロトコル フィルタリングを非アクティブにします。 デフォルト プロトコル フィルタリングはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチ ポート上でプロトコル フィルタリングのグループ メンバーシップを設定するには、set port protocol コマンドを使用します。 例 次に、プロトコル フィルタリングをアクティブにする例を示します。 Console> (enable) set protocolfilter enable Protocol filtering enabled on this switch. Console> (enable) 次に、プロトコル フィルタリングを非アクティブにする例を示します。 Console> (enable) set protocolfilter disable Protocol filtering disabled on this switch. Console> (enable) 関連コマンド set port protocol show protocolfilter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-295 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set pvlan set pvlan 隔離またはコミュニティ VLAN(仮想 LAN)とプライマリ VLAN を結合し、隔離またはコミュニ ティ ポートをプライベート VLAN に割り当てるには、set pvlan コマンドを使用します。 set pvlan primary_vlan {isolated_vlan | community_vlan} [mod/port | sc0] 注意 構文の説明 このコマンドを使用する前に、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Software Configuration Guide』の「Configuring VLANs」を参照し、十分に理解することを推奨します。 primary_vlan プライマリ VLAN の番号 isolated_vlan 隔離 VLAN の番号 community_vlan コミュニティ VLAN の番号 mod/port (任意)隔離またはコミュニティ ポートのモジュール番号およびポート番号 sc0 (任意)帯域内ポート sc0 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set pvlan コマンドを使用して関連付けを行う前に、set vlan pvlan-type pvlan_type コマンドを使用し て、プライマリ VLAN、隔離 VLAN、コミュニティ VLAN を設定する必要があります。 各隔離またはコミュニティ VLAN には、関連付けられたプライマリ VLAN を 1 つだけ装備するこ とができます。プライマリ VLAN には、関連付けられた隔離およびコミュニティ VLAN を 1 つ、ま たはどちらか一方を装備することができます。 sc0 をプライベート VLAN ポートとして設定できますが、sc0 をプロミスキャス ポートとしては設 定できません。 例 次に、VLAN 901、902、903(隔離またはコミュニティ VLAN)を VLAN 7(プライマリ VLAN)に マッピングする例を示します。 Console> (enable) set pvlan 7 901 4/3 Port 4/3 is successfully assigned to vlan 7, 901 and is made an isolated port. Console> (enable) set pvlan 7 902 4/4-5 Ports 4/4-5 are successfully assigned to vlan 7, 902 and are made community ports. Console> (enable) set pvlan 7 903 4/6-7 Ports 4/6-7 are successfully assigned to vlan 7, 903 and are made community ports. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-296 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set pvlan 次に、sc0 インターフェイスをプライベート VLAN 300(プライマリ VLAN)および VLAN 301(隔 離、コミュニティ、または双方向コミュニティ VLAN)に割り当てる例を示します。 Console> (enable) set pvlan 300 301 sc0 Successfully set the following ports to Private Vlan 300, 301: sc0 Console> (enable) 関連コマンド clear config pvlan clear pvlan mapping clear vlan set pvlan mapping set vlan show vlan show pvlan show pvlan capability show pvlan mapping Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-297 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set pvlan mapping set pvlan mapping プロミスキャス ポートで、隔離またはコミュニティ VLAN(仮想 LAN)をプライマリ VLAN にマッ ピングするには、set pvlan mapping コマンドを使用します。 set pvlan mapping primary_vlan {isolated_vlan | community_vlan} {mod/port} 構文の説明 primary_vlan プライマリ VLAN の番号 isolated_vlan 隔離 VLAN の番号 community_vlan コミュニティ VLAN の番号 mod/port プロミスキャス ポートのモジュールおよびポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 プロミスキャス ポートの VLAN を set pvlan mapping コマンドで関連付ける前に、set pvlan コマン ドでバインドされた set vlan pvlan-type コマンドを使用して、プライマリ VLAN、隔離 VLAN、コ ミュニティ VLAN を最初に設定する必要があります。 プライベート VLAN の外のデバイスと通信するには、プライベート VLAN 内のポートの外部デバ イスにプロミスキャス ポートを接続する必要があります。 このコマンドは、プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN、隔離 VLAN、またはコミュニティ VLAN アソシエーションそれぞれに使用します。 例 次に、モジュール 8 のポート 3 ∼ 5 で、コミュニティ VLAN 903 をプライマリ VLAN 901 に再び マッピングする例を示します。 Console> (enable) set pvlan mapping 901 903 8/3-5 Successfully set mapping between 901 and 903 on 8/3-5. Console> (enable) 関連コマンド clear pvlan mapping clear vlan set pvlan set vlan show vlan show pvlan show pvlan capability show pvlan mapping Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-298 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set power budget set power budget 非冗長操作に使用できるパワー バジェットに基づいて、冗長モードを設定するには、set power budget コマンドを使用します。 set power budget [1 | 2] 構文の説明 1 パワー バジェットを 1+1 パワー冗長モードに設定します。 2 パワー バジェットを 2+1 パワー冗長モードに設定します。 デフォルト 電源 2 台をパワー バジェットに設定します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 電源 1 台では、400 W または 650 W を給電します。400 W の電源 2 台では、750 W を給電します。 650 W の電源 2 台の場合、750 W だけ給電できます。これは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチの電 源冷却容量の制限にあたります。 400 W 電源 1 台と 650 W 電源 1 台を併せて使用した場合、スイッチは 400 W 電源が 2 台あるかのよ うに動作します。400 W 電源 1 台と 650 W 電源 1 台を、1+1 冗長モードで使用し、2 番めの 650 W 電源をバックアップとして設定した場合、システムの電源は、400 W 電源として動作します。400 W 電源に障害が発生して、バックアップ用 650 W 電源が使用された場合、スイッチが使用できる 電力は 650 W になります。 動作中、スーパバイザ エンジンは 110 W だけ消費し、ファン ボックスは 25 W 消費します。一般 的な Catalyst 4006 モジュールの消費電力については、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide ― Release 7.2』の表 26-1 を参照してください。 例 次に、パワー バジェットを、1+1 パワー冗長モードに設定する例を示します。 Console> (enable) set power budget 1 Console> (enable) 関連コマンド show config show environment show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-299 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set qos set qos スイッチの Quality of Service(QoS; サービス品質)をイネーブルまたはディセーブルにするには、 set qos コマンドを使用します。 set qos {enable | disable} 構文の説明 enable スイッチ上の QoS をイネーブルにします。 disable スイッチ上の QoS をディセーブルにします。 デフォルト QoS はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 QoS を 2 秒以内に続けてイネーブルまたはディセーブルにしないでください。 例 次に、QoS をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set qos enable QoS is enabled. Console> (enable) 次に、QoS をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set qos disable QoS is disabled. Console> (enable) 関連コマンド show qos info show qos status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-300 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set qos defaultcos set qos defaultcos スイッチ全体のデフォルト Class of Service(CoS; サービス クラス)値を定義するには、set qos defaultcos コマンドを使用します。 set qos defaultcos cos_value 構文の説明 cos_value デフォルト スイッチ全体の CoS 値は 0 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スイッチ デフォルト CoS を 7 に設定する例を示します。 スイッチのデフォルト CoS として使用する CoS 値を指定します。有効値は 0 ∼ 7 です。 Console> (enable) set qos defaultcos 7 qos defaultcos set to 7 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-301 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set qos map set qos map Class of Service(CoS; サービス クラス)値と送信キューを関連付け、スレッシュホールドを廃棄す るには、set qos map コマンドを使用します。 set qos map port_type q# threshold# cos coslist 構文の説明 デフォルト port_type ポート タイプ。port_type は、ハードウェア依存です。port_type が、使用する ハードウェアと一致しているかを判別するには、show port capabilities コマン ドを使用します。ポート タイプは、ポートでサポートされる送信キューの数 と廃棄スレッシュホールド数によって定義されます。たとえば、1q4t ポート タイプは、送信キュー 1 つと廃棄スレッシュホールド 4 つをサポートします。 q# 送信キュー番号 threshold# 廃棄スレッシュホールド番号。スレッシュホールド番号が大きいと、廃棄さ れるチャンス トラフィックは少なくなります。 cos CoS 値 coslist 0 ∼ 7 の CoS 値のリスト。値が大きいほど、プライオリティが高くなります。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 廃棄される CoS 値のスレッシュホールド マッピング 1 は CoS 0 ∼ 7 です。 • キューを転送する CoS 値のマッピング 1 は CoS 0 ∼ 7 です。 • キューを転送する CoS 値のマッピング 2 は設定されません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、CoS 値 4 ∼ 7 を 2 番めの送信キュー、および 2q1 ポート上のキューに対する 1 番めの廃棄ス レッシュホールドにマッピングする例を示します。 Console> (enable) set qos map 2q1t 2 1 cos 4-7 Qos tx priority queue and threshold mapped to cos successfully. Console> (enable) 関連コマンド clear qos map show port capabilities show qos status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-302 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius attribute set radius attribute RADIUS ACCESS_REQUEST パケットの属性を設定するには、set radius attribute コマンドを使用 します。 set radius attribute {number | name} include-in-access-req {enable | disable} 構文の説明 number 属性番号。有効値は 8 です。 name 属性名。有効値は framed-ip-address です。 include-in-access-req 属性を ACCESS_REQUEST パケットに設定します。 enable 属性をイネーブルにします。 disable 属性をディセーブルにします。 デフォルト すべての Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)属性はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定 radius 属性コマンドは、 Framed-IP アドレス、NAS (Network Access Server)-Port、Called-Station-Id、 Calling-Station-Id などの任意の属性の送信を指定できます。属性番号または属性名を使用して、属 性送信を設定できます。 例 次に、Framed-IP アドレス属性を番号ごとに指定し、イネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set radius attribute 8 include-in-access-req enable Transmission of Framed-ip address in access-request packet is enabled. Console> (enable) 次に、Framed-IP アドレス属性を名前ごとに指定し、ディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set radius attribute framed-ip-address include-in-access-req disable Transmission of Framed-ip address in access-request packet is disabled. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-303 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius deadtime set radius deadtime 認証要求に応答しない Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバを省略するまで の時間を設定するには、set radius deadtime コマンドを使用します。 set radius deadtime minutes 構文の説明 minutes デフォルト 0 分です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 RADIUS サーバが 1 台のみ設定されているか、またはすべての設定済みサーバが dead とマークされ ている場合、代替サーバを利用できないので deadtime は無視されます。デフォルトでは、deadtime は 0 分です。すなわち、RADIUS サーバは応答しなくても dead とマークされません。 例 次に、RADIUS deadtime を 10 分に設定する例を示します。 RADIUSサーバが認証要求に応答しない時間の長さ。有効値は0∼1440分です。 Console> (enable) set radius deadtime 10 Radius deadtime set to 10 minutes. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-304 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius key set radius key Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)クライアントとサーバの間のすべての通信に、 暗号化および認証を設定するには、set radius key コマンドを使用します。 set radius key key 構文の説明 key デフォルト key はヌルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定した鍵は、RADIUS サーバで設定されたものと同じである必要があります。先行スペースはす べて無視されます。鍵内部および鍵の終わりのスペースは無視されません。鍵内部にスペースが存 在していても、引用符が鍵の一部でないかぎり、二重引用符は必要ありません。鍵の長さは 65 文 字に制限され、タブ以外の ASCII 文字を含めることが可能です。 例 次に、RADIUS 暗号化および認証鍵を Make my day に設定する例を示します。 ユーザ定義のパスワードの鍵 Console> (enable) set radius key Make my day Radius key set to Make my day. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-305 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius retransmit set radius retransmit スイッチが Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバに再送信を試行する回数を 指定するには、set radius retransmit コマンドを使用します。 set radius retransmit count 構文の説明 count デフォルト 再送信試行は 2 回実行されます(合計で 3 回の試行)。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、再送信試行を 3 に設定する例を示します。 スイッチが再送信を試みる回数。有効値は 1 ∼ 100 です。 Console> (enable) set radius retransmit 3 Radius retransmit count set to 3. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-306 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius server set radius server Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバのパラメータを設定するには、set radius server コマンドを使用します。 set radius server ip_addr [auth-port port] [acct-port port] [primary] 構文の説明 デフォルト ドット付き 2 進数表示(a.b.c.d)の IP アドレスまたは IP エイリアスの番号 ip_addr auth-port (任意)RADIUS 認証メッセージの宛先 UDP ポートを指定します。 port (任意)RADIUS メッセージが送信される宛先 UDP ポート番号 acct-port (任意)RADIUS アカウンティング メッセージの宛先 UDP ポート primary (任意)最初にコンタクトされるサーバ デフォルト設定は次のとおりです。 • Auth-port は 1812 です。 • Acct-port は 1813 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 最大 3 台の RADIUS サーバを追加できます。 ポート番号が 0 に設定されている場合、RADIUS サーバは認証に使用されません。 例 次に、IP エイリアス tampa.users.com を使用して、プライマリ サーバを追加する例を示します。 Console> (enable) set radius server tampa.users.com tampa.users.com added to RADIUS server table as primary server. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-307 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set radius timeout set radius timeout Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバへの再送信の間の時間を設定するには、 set radius timeout コマンドを使用します。 set radius timeout seconds 構文の説明 seconds デフォルト 5秒 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、再送信の間の時間を 7 秒に設定する例を示します。 応答を待つ秒数。有効値は 1 ∼ 1000 秒です。 Console> (enable) set radius timeout 7 Radius timeout set to 7 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show radius Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-308 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set rcp username set rcp username Remote Copy Protocol(RCP)ファイル転送のユーザ名を指定するには、set rcp username コマンド を使用します。 set rcp username username 構文の説明 username デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ユーザ名は [root] とは異なる文字列を指定し、ヌル ストリングであってはいけません。rcp ユーザ 名が使用されないのは、VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サー バ)データベースの場合だけです。そのデータベースには、rcp VMPS ユーザ名が使用されます。 例 次に、rcp にユーザ名を設定する例を示します。 ユーザ名。最大長は 14 文字です。 Console> (enable) set rcp username jdoe Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-309 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set rspan set rspan リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)セッションを作成するに は、set rspan コマンド設定を使用します。 set rspan disable source [rspan_vlan | all] set rpsan disable destination [mod/port | all] set rspan source {src_mod/src_ports... | vlans... | sc0} {rspan_vlan} reflector {mod/port} [rx | tx | both] [filter vlans...] [create] set rspan destination mod/port {rspan_vlan} [inpkts {enable | disable}][learning {enable | disable}] [create] 構文の説明 disable source rspan_vlan (任意)リモート SPAN VLAN(仮想 LAN) all (任意)すべてのリモート SPAN 送信元または宛先セッションをディセー ブルにします。 disable destination mod/port デフォルト リモート SPAN 送信元情報をディセーブルにします。 リモート SPAN 宛先情報をディセーブルにします。 (任意)モジュールおよびポート src_mod/src_ports... モニタされるポート(リモート SPAN 送信元) vlans... モニタされる VLAN(リモート SPAN 送信元) sc0 帯域内ポートは有効な送信元です。 reflector リフレクタ ポート rx (任意)送信元で受信した(入力 SPAN)情報をモニタします。 tx (任意)送信元から送信された(出力 SPAN)情報のモニタを指定します。 both (任意)送信元から送信された(入力 SPAN)情報、および送信元で受信 した(出力 SPAN)情報をモニタします。 filter vlans (任意)送信元トランク ポートの特定の VLAN 上のトラフィック モニタ リング create (任意)以前の SPAN セッションを上書きせずに、新しいリモート SPAN セッションを作成します。 inpkts enable (任意)リモート SPAN 宛先ポートは、リモート SPAN トラフィックを転 送中に、通常入力トラフィックを(ネットワークからバスへ)受信できま す。 inpkts disable (任意)リモート SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信 をディセーブルにします。 learning enable (任意)リモート SPAN 宛先ポートの学習をイネーブルにします。 learning disable (任意)リモート SPAN 宛先ポートの学習をディセーブルにします。 デフォルト設定は次のとおりです。 • リモート SPAN はディセーブルになっています。 • VLAN フィルタリングはありません。 • モニタリング マルチキャスト トラフィックはイネーブルになっています。 • 学習はイネーブルになっています。 • inpkts はディセーブルになっています。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-310 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set rspan コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM)ではサポートされていません。 rspan_vlan 変数は、set rspan disable source コマンドでは任意であり、set rspan source および set rspan destination コマンド設定では必須です。 SPAN がイネーブルのとき、システム デフォルトが使用されます(パラメータが設定されていない 場合)。パラメータを設定した場合、設定したパラメータは NVRAM(不揮発性 RAM)に保存され て、使用されます。 ポートをモニタするには、ネットワーク アナライザを使用します。 リモート SPAN 宛先ポートが、リモート SPAN 送信元からミラーリングされたトラフィックに加え て、通常の着信トラフィックを受信できるようにするには、enable オプションを指定して、inpkts キーワードを使用します。リモート SPAN 宛先ポートが通常の着信トラフィックを受信できないよ うにするには、disable オプションを使用します。 Multilayer Switch Module(MSM)ポートを、リモート SPAN 送信元ポートとして指定できます。た だし、MSM ポートを、リモート SPAN 宛先ポートとして指定することはできません。 inpkts オプションをイネーブルにすると、宛先ポートが STP に加入せず、ループが発生する場合が あるという警告メッセージが通知されます。 キーワード create を使用しないで、セッションを 1 つだけ保持する場合、このセッションは上書き されます。一致する rspan_vlan、または宛先ポートが存在する場合、特別なセッションが上書きさ れます(キーワード create を使用するかどうかに関係なく) 。キーワード create を使用し、一致す る rspan_vlan または宛先ポートがない場合、セッションが作成されます。 各スイッチは、リモート SPAN セッション(入力、出力、または両方)を 1 つだけ処理できます。 リモート入力または双方向 SPAN セッションを送信元スイッチに設定する場合、ローカル入力また は双方向 SPAN セッションの制限は 1 つにまで削減されます。リモート SPAN セッション制限内の ネットワーク上で伝送されるリモート SPAN セッション数には、制限がありません。 条件を満たすかぎり、VLAN をリモート SPAN VLAN として設定できます。 例 • 同じリモート SPAN VLAN を、スイッチのリモート SPAN セッションに使用します。 • 参加スイッチすべてには、適切なハードウェアが搭載され、適切なソフトウェアがインストー ルされています。 • 不要なアクセス ポートは、リモート SPAN VLAN に設定されません。 次に、イネーブルされた送信元セッションをすべて、ディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set rspan disable source all This command will disable all remote span source session(s). Do you want to continue (y/n) [n]? y Disabled monitoring of all source(s) on the switch for remote span. Console> (enable) 次に、特定の VLAN に対して、送信元セッション 1 つをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set rspan disable source 903 Disabled monitoring of all source(s) on the switch for rspan_vlan 903. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-311 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set rspan 次に、イネーブルになっている宛先セッションをすべて、ディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set rspan disable destination all This command will disable all remote span destination session(s). Do you want to continue (y/n) [n]? y Disabled monitoring of remote span traffic on ports 9/1,9/2,9/3,9/4,9/5,9/6. Console> (enable) 次に、特定のポートに対する宛先セッション 1 つをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set rspan disable destination 4/1 Disabled monitoring of remote span traffic on port 4/1. Console> (enable) 関連コマンド show rspan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-312 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set runtimediagnositcs set runtimediagnositcs スイッチ上で、相互接続障害検出のトラブルシューティング機能をイネーブルまたはディセーブル にするには、set runtimediagnostics コマンドを使用します。 set runtimediagnostics {enable | disable} mod 構文の説明 enable 指定されたモジュール ポート間の部分接続障害の検出をイネーブルにします。 disable 指定されたモジュール ポート間の部分接続障害の検出をディセーブルにします。 mod モジュールの番号 デフォルト デフォルトでは、相互接続障害検出のトラブルシューティング機能がイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トラブルシューティング機能をイネーブルにすると、スイッチは相互接続ポートで障害が検出され たときにログ メッセージを作成します。ログ メッセージは、相互接続送信元および宛先ポートを 確認します。 例 次に、モジュール 3 でトラブルシューティング機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set runtimediagnostics enable 3 Runtime Diagnostics on module 1 enabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-313 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp set snmp スイッチへの SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセスを制御するには、set snmp コマ ンドを使用します。 set snmp {enable | disable} 構文の説明 enable 他の SNMP 設定との干渉がない場合に、 スイッチは SNMP 照会に応答します。 disable 他の SNMP 設定に関係なく、スイッチは SNMP 照会を無視します。 デフォルト SNMP アクセスはイネーブルになっています。 コマンド タイプ SNMP コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 disable キーワードは、SNMP トラップをブロックしません。RMON 関連の手順に影響することな く、他の SNMP 設定を変更できます。 SNMP ifIndex persistence 機能は、常にイネーブルになっています。ifIndex persistence 機能では、ポー トおよび VLAN(仮想 LAN)の ifIndex 値は常に保持され、次の場合に使用されます。 • スイッチの再起動 • ハイ アベイラビリティ スイッチオーバー • ソフトウェア アップグレード • モジュール リセット • モジュールの削除、および同じタイプのモジュールの挿入 ファスト EtherChannel およびギガビット EtherChannel インターフェイスでは、ifIndex 値は保持され るだけで、ハイ アベイラビリティ スイッチオーバーのあとに使用されます。 例 次に、SNMP アクセスをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp disable SNMP Access disabled Console> (enable) 関連コマンド show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-314 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp access set snmp access 異なるセキュリティ レベルで、特定のセキュリティ モデルのある SNMP(簡易ネットワーク管理 プロトコル)グループのアクセス権を定義するには、set snmp access コマンドを使用します。 set snmp access [-hex] groupname {security-model v1 | v2c} [read [-hex] readview] [write [-hex] writeview] [notify [-hex] notifyview] [volatile | nonvolatile] set snmp access [-hex] groupname {security-model v3} {noauthentication | authentication | privacy} [read [-hex] readview] [write [-hex] writeview] [notify [-hex] notifyview] [context [-hex] contextname] [exact | prefix] [volatile | nonvolatile] 構文の説明 (任意)16 進数表記で groupname、readview、writeview および notifyview を表示します。 -hex groupname SNMP グループ名 security-model v1| v2c セキュリティ モデル v1 または v2c read readview (任意)MIB(管理情報ベース)オブジェクトを表示できる view 名を 指定します。 write writeview (任意)エージェントの内容を設定できる view 名 notify notifyview (任意)MIB オブジェクトのトラップを送信できる view 名 security-model v3 デフォルト コマンド タイプ セキュリティ モデル v3 context contextname (任意)コンテキスト ストリング名およびコンテキスト ストリングと 一致する方法。最大 32 文字です。 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオ フの場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイス を再起動したあとでも内容が保持されます。 noauthentication セキュリティ モデルは、認証プロトコルを使用するように設定されて いません。 authentication 認証プロトコルのタイプ privacy ユーザ保護のため、送信されたメッセージが公表されないようにしま す。 exact (任意)このエントリを選択するのに必要な contextname と vacmAccessContextPrefix 値の完全一致を指定します。 prefix (任意)このエントリを選択するのに必要な、vacmAccessContextPrefix と contextname の開始部分の一致のみを指定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ストレージ タイプは nonvolatile です。 • read readview はインターネット OID スペースです。 • write writeview はヌル OID(オブジェクト識別子)です。 • notify notifyview はヌル OID です。 スイッチ コマンド Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-315 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp access コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 groupname、readview、writeview および notifyview に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミ タ)を使用する場合、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 などの、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 readview は、インターネット(1.3.6.1)OID スペースに属する各オブジェクトとして想定されます。 このステートを上書きするには、read オプションを使用します。 writeview の場合、ライト アクセス権も設定する必要があります。 notifyview では、view が指定されている場合、view 内の通知はグループに関連するすべてのユーザ に送信されます(ユーザに関する SNMP サーバ ホスト設定を実行しておく必要があります)。 contextname では、exact または prefix キーワードを使用するかによって、ストリングはフル コンテ キスト名またはコンテキスト名のプレフィクスとして処理されます。prefix キーワードを使用する とき、ワイルドカードの単一形式が使用されます。たとえば、VLAN の contextname を入力すると き、vlan-1 と vlan-100 が選択されます。contextname を指定しない場合、ヌル コンテキスト ストリ ングが使用されます。 例 次に、グループの SNMP アクセス権を設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp access cisco-group security-model v3 authentication SNMP access group was set to cisco-group version v3 level authentication, readview internet, nonvolatile. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp access show snmp access show snmp context Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-316 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp access-list set snmp access-list ホストまたはホストのグループにアクセス リスト番号を指定するには、set snmp access-list コマン ドを使用します。 set snmp access-list access_number IP_address [ipmask maskaddr] 構文の説明 access_number 特定のコミュニティ ストリングの使用を許可されたホストのリストを指 定する番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。 IP_address アクセス リストと関連する IP アドレス。詳細については、 「使用上の注意 事項」を参照してください。 ipmask maskaddr (任意)IP アドレス用にマスクを設定します。詳細については、 「使用上の 注意事項」を参照してください。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 複数の IP アドレスを指定する場合、スペースで各 IP アドレスを区切ります。 すでに使用されているアクセス リスト番号を使用する場合、新しい IP アドレスがアクセス リスト に付加されます。clear snmp access-list コマンドを入力することにより、アクセス リストに関連付 けられた、1 つまたは複数の IP アドレスをクリアできます。 maskaddr 変数は xxx.xxx.xxx.xxx 形式です。 例 次に、ホスト 1 台の IP アドレスをアクセス リスト番号 1 に関連付ける例を示します。 Console> (enable) set snmp access-list 1 172.20.60.100 Host 172.20.60.100 is associated with access number 1. Console> (enable) 次に、ホスト 2 台の IP アドレスをアクセス リスト番号 101 に関連付ける例を示します。 Console> (enable) set snmp access-list 101 172.20.60.10 172.20.60.90 Hosts 172.20.60.10, 172.20.60.90 are associated with access number 101. Console> (enable) 次に、ホストの IP アドレスおよびサブネット マスクを、アクセス リスト番号 2 に関連付ける例を 示します。 Console> (enable) set snmp access-list 2 172.20.60.100 ipmask 255.0.0.0 Access nmber 2 has been created with new IP Address 172.20.60.100 mask 255.0.0.0 Console> (enable) 関連コマンド clear snmp access-list show snmp access-list Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-317 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp buffer set snmp buffer SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)UDP ソケット受信バッファのサイズを設定するには、 set snmp buffer コマンドを使用します。 set snmp buffer {packets} 構文の説明 packets デフォルト 40 パケットです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 SNMP UDP ソケット受信バッファを調整すると、最大 95 パケットを含めることができます。 例 次に、最大 45 パケットを含めるために、SNMP UDP ソケット受信バッファを設定する例を示します。 バッファで許可されたパケット番号。有効値は 32 ∼ 95 です。 Console> (enable) set snmp buffer 45 SNMP socket receive buffer set to 45 packets. Console> (enable) 次に、有効な範囲を超えて SNMP UDP ソケット受信バッファを設定するときに表示されるエラー メッセージ例を示します。 Console> (enable) set snmp buffer 100 Invalid input. Must be an integer between 32 and 95. Console> (enable) 関連コマンド show snmp buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-318 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp chassis-alias set snmp chassis-alias シャーシ エイリアスを設定し、エイリアスを NVRAM(不揮発性 RAM)および設定ファイルに保 存するには、set snmp chassis-alias コマンドを使用します。 set snmp chassis-alias [chassisAlias] 構文の説明 chassisAlias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 chassisAlias 値は 0 ∼ 32 文字である必要があります。 (任意)シャーシ entPhysicalAlias。シャーシ エイリアス設定の詳細について は、 「使用上の注意事項」を参照してください。 chassisAlias 値をクリアするには、chassisAlias 値を入力しないで set snmp chassis-alias コマンドを入 力します。 例 次に、シャーシ エイリアスを設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp chassis-alias my chassis SNMP chassis entPhysicalAlias set to 'my chassis'. Console> (enable) 次に、シャーシ エイリアスをクリアする例を示します。 Console> (enable) set snmp chassis-alias SNMP chassis entPhysicalAlias cleared. Console> (enable) 次に、32 文字を超えるシャーシ エイリアスを設定しようとするときに表示されるメッセージ例を 示します。 Console> (enable) set snmp chassis-alias 123456789123456789123456789123456789 Chassis entPhysicalAlias must be less than 33 characters. Console> (enable) 関連コマンド show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-319 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp community set snmp community SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティおよび関連するアクセス タイプを設定す るには、set snmp community コマンド設定を使用します。 set snmp community {read-only | read-write | read-write-all} [community_string] set snmp community index [-hex] index-name name community_string security [-hex] security-name [context [-hex] context-name] [volatile | nonvolatile] [transporttag [-hex] tag-value] 構文の説明 read-only 指定された SNMP コミュニティへの読み込み専用アクセスを割り当てます。 read-write 指定された SNMP コミュニティへの読み書きアクセスを割り当てます。 read-write-all 指定されたSNMPコミュニティへの読み書きすべてアクセスを割り当てます。 community_string index -hex デフォルト (任意)SNMP コミュニティ名 SNMP コミュニティ インデックスを設定します。 (任意)16 進数表記の SNMP コミュニティ インデックス index-name SNMP コミュニティ インデックス名 name SNMP コミュニティ名を設定します。 security SNMP コミュニティ セキュリティ名を設定します。 security-name SNMP コミュニティ セキュリティ名 context (任意)SNMP コンテキスト名を設定します。 context-name (任意)SNMP コミュニティ コンテキスト名 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの 場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスをオ フにし再びオンにしたあとでも内容が保持されます。 transporttag (任意)SNMP トランスポート エンドポイント tag-value (任意)SNMP トランスポート タグ値 デフォルト コミュニティおよびアクセス タイプ設定は、次のとおりです。 • public ― read-only • private ― read-write • secret ― read-write-all コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定可能な SNMP コミュニティは 3 つで、アクセス タイプごとに 1 つです。コミュニティ ストリン グを指定しない場合、アクセス タイプに設定されたコミュニティ ストリングはクリアされます。 設定可能な SNMP コミュニティは 3 つで、アクセス タイプごとに 1 つとなります。コミュニティ ストリングを指定しない場合、アクセス タイプに設定されたコミュニティ ストリングはクリアさ れます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-320 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp community community_string 変数に、@ 記号を含めることはできません。 アクセス タイプをサポートするには、vacmContextTable、vacmSecurityToGroupTable、 vacmAccessTable、vacmViewTreeFamilyTable の 4 つの MIB(管理情報ベース)テーブルを設定する 必要があります。これらのテーブルをデフォルト値にリセットするには、clear config snmp コマン ドを使用します。 例 次に、読み書きアクセスを SNMP コミュニティ campus に設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp community read-write campus SNMP read-write community string set. Console> (enable) 次に、読み書きアクセス用に定義されたコミュニティ ストリングをクリアする例を示します。 Console> (enable) set snmp community read-only SNMP read-only community string cleared. Console> (enable) 関連コマンド clear config ― スイッチ clear snmp community show snmp show snmp community Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-321 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp community-ext set snmp community-ext コミュニティ ストリングの追加を設定するには、set snmp community-ext コマンドを使用します。 set snmp community-ext community_string {read-only | read-write | read-write-all} [view view_oid] [access access_number] 構文の説明 community_string SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ名 read-only 指定された SNMP コミュニティへの読み込み専用アクセスを割り当てます。 read-write 指定された SNMP コミュニティへの読み書きアクセスを割り当てます。 read-write-all 指定された SNMP コミュニティへの読み書きすべてアクセスを割り当てま す。 view view_oid (任意)コミュニティ ストリングを view に制限します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 access access_number (任意)コミュニティ ストリングをアクセス番号に制限します。有効値は 1 ∼ 65335 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド タイプ イネーブル 使用上の注意事項 set snmp community-ext コ マ ン ド を 使 用 し て 新 し い コ ミ ュ ニ テ ィ ス ト リ ン グ を 追 加 す る と、 vacmAccessTable(view が指定されている場合) 、snmpCommunityTable、vacmSecurityToGroup テー ブル内に適切なエントリを作成できます。 view_oid 変数例は 1.3.6.1.2.1 です。 例 次に、SNMP コミュニティ ストリングの追加を設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp community-ext public1 read-only Community string public1 is created with access type as read-only Console> (enable) 次に、コミュニティ ストリングをアクセス番号に制限する例を示します。 Console> (enable) set snmp community-ext private1 read-write access 2 Community string private1 is created with access type as read-write access number 2 Console> (enable) 次に、アクセス番号をコミュニティ ストリングに変更する例を示します。 Console> (enable) set snmp community-ext private1 read-write access 3 Community string private1 is updated with access type as read-write access number 3 Console> (enable) 関連コマンド clear snmp community-ext Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-322 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp extendedrmon netflow set snmp extendedrmon netflow Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)用に、SNMP(簡易ネットワーク管 理プロトコル)拡張 Remote Monitoring(RMON)NetFlow サポートをイネーブルまたはディセーブ ルにするには、set snmp extendedrmon netflow コマンドを使用します。 set snmp extendedrmon netflow {enable | disable} {mod} 構文の説明 enable 拡張 RMON サポートをイネーブルにします。 disable 拡張 RMON サポートをディセーブルにします。 mod 拡張 RMON NAM のモジュール番号 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 SNMP 拡張 RMON NetFlow サポートをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp extendedrmon netflow enable 2 Snmp extended RMON netflow enabled Console> (enable) SNMP 拡張 RMON NetFlow サポートをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp extendedrmon netflow disable 2 Snmp extended RMON netflow disabled Console> (enable) 次に、SNMP 拡張 RMON NetFlow 機能がサポートされていないときに応答する例を示します。 Console> (enable) set snmp extendedrmon enable 4 NAM card is not installed. Console> (enable) 関連コマンド set snmp rmon show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-323 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp group set snmp group SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)グループと特定のセキュリティ モデルを持つユーザと の関係を確立するには、set snmp group コマンドを使用します。 set snmp group [-hex] {groupname} user [-hex] {username} {security-model {v1 | v2c |v3}} [volatile | nonvolatile] 構文の説明 -hex (任意)16 進数表記で groupname および username を表示します。 groupname アクセス制御を定義する SNMP グループ名。最大長は 32 バイトです。 user SNMP グループ ユーザ名 username SNMP グループに属する SNMP ユーザ名。最大長は 32 バイトです。 security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3 を指定します。 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスが オフの場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイ スをオフにし再びオンにしたあとでも内容が保持されることが規定さ れています。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 例 groupname または username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、 16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン (:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 次に、SNMP グループ cisco-group とユーザ名 joe の間にセキュリティ モデル v3 関係を確立する例 を示します。 Console> (enable) set snmp group cisco-group user joe security-model v3 SNMP group was set to cisco-group user joe and version v3,nonvolatile. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp group show snmp group Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-324 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp ifalias set snmp ifalias SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイス エイリアスを設定するには、set snmp ifalias コマンドを使用します。 set snmp ifalias {ifIndex} [ifAlias] 構文の説明 インターフェイス インデックス番号 ifIndex (任意)インターフェイス エイリアス名。詳細については、 「使用上の注意事 項」を参照してください。 ifAlias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ifAlias ストリングには 0 ∼ 64 文字を含めることができます。 例 次に、SNMP インターフェイス エイリアスを設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp ifalias 1 Inband port ifIndex 1 alias set Console> (enable) 関連コマンド show snmp ifalias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-325 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp notify set snmp notify snmpNotifyTable に notifyname を設定し、snmpTargetAddrTable に notifytag を設定するには、set snmp notify コマンドを使用します。 set snmp notify [-hex] {notifyname} tag [-hex] {notifytag} [trap | inform] [volatile |nonvolatile] 構文の説明 -hex デフォルト (任意)16 進数表記で notifyname および notifytag を表示します。 notifyname snmpNotifyTable にインデックスを付ける一意の ID tag タグリストのタグ名 notifytag snmpTargetAddrTable で選択されたエントリ trap (任意)snmpv2-Trap Protocol Data Unit(PDU; プロトコル データ ユニット)を 含むすべてのメッセージ inform (任意)InfoRequest PDU を含むすべてのメッセージ volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの 場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを再 起動したあとでも内容が保持されます。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ストレージ タイプは volatile です。 • 通知タイプは trap です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 例 notifyname および notifytag に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、 16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン (:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 次に、SNMP 通知を notifyname hello および notifytag world に設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp notify hello tag world inform SNMP notify name was set to hello with tag world notifyType inform, and storageType nonvolatile. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp notify show snmp notify Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-326 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp rmon set snmp rmon SNMP Remote Monitoring(RMON)サポートをイネーブルまたはディセーブルにするには、set snmp rmon コマンドを使用します。 set snmp rmon {enable | disable} 構文の説明 enable SNMP RMON サポートをアクティブにします。 disable SNMP RMON サポートを非アクティブにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ グループ イーサネット モジュールの場合、RMON 統計情報は、repeater-port ベースではなくセグメント ベースで収集されます。 RMON 機能は、システムから削除されたイーサネット モジュール上のすべてのインターフェイス のドメインをアンインストールします。 RMON は、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、トークンリング ス イッチ ポートでサポートされています。 RMON がイネーブルの場合、イーサネット ポート用にサポートされた RMON グループは、RFC 175 で規定されたとおり、Statistics、History、Alarms、Events になります。 RMON がイネーブルの場合、トークンリング ポート用にサポートされた RMON グループは、RFC 1513 および RFC 1757 で規定されたとおり、Mac-Layer Statistics、Promiscuous Statistics、Mac-Layer History、Promiscuous History、Ring Station Order Table、Alarms、Events になります。 このコマンドを使用するには、ソフトウェア ライセンスが別に必要です。 例 次に、RMON サポートをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp rmon enable SNMP RMON support enabled. Console> (enable) 次に、RMON サポートをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp rmon disable SNMP RMON support disabled. Console> (enable) 関連コマンド show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-327 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp rmonmemory set snmp rmonmemory メモリ使用制限をパーセントで設定するには、set snmp rmonmemory コマンドを使用します。 set snmp rmonmemory percentage 構文の説明 percentage デフォルト 85% です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 メモリ使用制限の詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 このコマンドを使用するとき、パーセントの値を 85 に設定しても RMON がメモリの 85% を使用で きるわけではありません。新しい Remote Monitoring(RMON)エントリを作成できないとき、また はメモリ使用が 85% を超えた場合に NVRAM(不揮発性 RAM)からエントリを復元できないこと を意味します。 デバイスに Telnet などの他のセッションを実行させる場合、メモリ制限を低い値に設定します。そ うしないと利用可能なメモリ量が十分ではなくなるので、新しい Telnet セッションに障害が発生す ることがあります。 例 次に、メモリ使用制限を 90% に設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp rmonmemory 90 Console> (enable) 関連コマンド clear snmp notify set snmp notify Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-328 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp targetaddr set snmp targetaddr snmpTargetAddressTable に、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エン トリを設定するには、set snmp targetaddr コマンドを使用します。 set snmp targetaddr [-hex] {addrname} param [-hex] {paramsname}{ip_addr} [udpport{port}] [timeout {value}] [retries {value}] [volatile | nonvolatile] [taglist {[-hex] tag}][[-hex] tag] 構文の説明 デフォルト (任意)16 進数表記で addrname、paramsname、tag を表示します。 -hex addrname ターゲット エージェントの任意 (ただし一意)の名前。最大長は32バイトです。 param snmpTargetParamsTable のエントリ。ターゲットへのメッセージを生成すると きにパラメータを提供します。最大長は 32 バイトです。 paramsname snmpTargetParamsTable のエントリを指定します。最大長は 32 バイトです。 ip_addr ターゲットの IP アドレス udpport port (任意)使用するターゲット ホストの UDP ポート timeout value (任意)タイムアウト数 retries value (任意)再試行回数 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの場 合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを再起 動したあとでも内容が保持されます。 taglist tag (任意)タグリストのタグ名。tag の最大長は 255 バイトです。 tag (任意)タグ名 デフォルト設定は次のとおりです。 • ストレージ タイプは nonvolatile です。 • udpport は 162 です。 • timeout は 1500 です。 • retries は 3 です。 • taglist はヌルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 addrname、paramsname、tag、tagvalue に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用 する場合、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、 コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-329 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp targetaddr 例 次に、snmpTargetAddressTable にターゲット アドレスを設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp targetaddr foo param bar 10.1.2.4 udpport 160 timeout 10 retries 3 taglist tag1 tag2 tag3 SNMP targetaddr name was set to foo with param bar ipAddr 10.1.2.4, udpport 160, timeout 10, retries 3, storageType nonvolatile with taglist tag1 tag2 tag3. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp notify clear snmp targetaddr set snmp notify Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-330 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp targetparams set snmp targetparams ターゲットへのメッセージを生成するときに snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネッ トワーク管理プロトコル)パラメータを設定するには、set snmp targetparams コマンドを使用しま す。 set snmp targetparams [-hex] {paramsname} user [-hex] {username} {security-model {v1 | v2c}} {message-processing {v1 | v2c | v3}} [volatile | nonvolatile] set snmp targetparams [-hex] {paramsname} user [-hex] {username} {security-model v3} {message-processing v3 {noauthentication | authentication | privacy}} [volatile |nonvolatile] 構文の説明 (任意)16 進数表記で paramsname および username を表示します。 -hex paramsname snmpTargetParamsTable にインデックスを付ける一意の ID。最大長は、32 バイトです。 user SNMP グループのユーザ名 username SNMP グループに属する SNMP ユーザ名を指定します。最大長は 32 バイ トです。 security-model v1 | v2c セキュリティ モデル v1 または v2c message-processing v1 | v2c | v3 メッセージ処理モデルで使用されるバージョン番号 security-model v3 セキュリティ モデル v3 message-processing v3 メッセージ処理モデルで使用されるバージョン 3 noauthentication セキュリティ モデルは、認証プロトコルを使用するように設定されていま せん。 authentication 認証プロトコルのタイプ privacy ユーザ保護のため、送信されたメッセージが公表されないようにします。 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ の場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを 再起動したあとでも内容が保持されます。 デフォルト ストレージ タイプは volatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 paramsname および username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、 16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン (:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-331 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp targetparams 例 次に、snmpTargetParamsTable にターゲット パラメータを設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp targetparams bar user joe security-model v3 message-processing v3 authentication SNMP target params was set to bar v3 authentication, message-processing v3, user joe nonvolatile. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp targetparams show snmp targetparams Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-332 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp trap set snmp trap システムで異なる SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップをイネーブルまたはディ セーブルにしたり、エントリを SNMP 認証トラップ レシーバー テーブルに追加したりするには、 set snmp trap コマンドを使用します。 set snmp trap {enable | disable} [all | auth | bridge | chassis | config | entity | entityfru | envfan | envpower | envstate | inlinepower module {mod} | ippermit | macnotification | module | repeater | stpx | syslog | system | vlancreate | vlandelete | vmps | vtp] set snmp trap rcvr_addr rcvr_community [port rcvr_port] [owner rcvr_owner] [index rcvr_index] 構文の説明 enable SNMP トラップをアクティブにします。 disable SNMP トラップを非アクティブにします。 all (任意)すべてのトラップ タイプ auth (任意)RFC 1157 からの AuthenticationFailure トラップ bridge (任意) RFC 1493 (BRIDGE-MIB)からの NewRoot および topologyChange トラップ chassis (任意)CISCO-SYSLOG-MIB から ciscoSyslogMIB トラップを指定しま す。 config (任意)CISCO-STACK-MIB からの SysConfigChange トラップ entity (任意)ENTITY-MIB から entityMIB トラップを指定します。 entityfru (任意)エンティティ Field-Replaceable Unit(FRU) envfan (任意)環境ファン envpower (任意)環境電力 envstate (任意)環境ステート inlinepower module mod (任意)PoE モジュール ippermit (任意)CISCO-STACK-MIB からの IP Permit Denied アクセス macnotification (任意)MAC(メディア アクセス制御)アドレス通知 module (任意)CISCO-STACK-MIB からの ModuleUp および moduleDown ト ラップ repeater (任意)RFC 1516(SNMP-REPEATER-MIB)から、rptrHealth、 rptrGroupChange、rptrResetEvent トラップを指定します。 stpx (任意)STPX トラップ syslog (任意)システム ログ system (任意)システム vlancreate (任意)VLAN 作成 vlandelete (任意)VLAN 削除 vmps (任意)CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB から vmVmpsChange トラッ プを指定します。 vtp (任意)CISCO-VTP-MIB からの VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トラ ンク プロトコル) rcvr_addr SNMP トラップを受信するシステムの IP アドレスまたは IP エイリアス rcvr_community 認証トラップを送信するときに使用するコミュニティ ストリング port rcvr_port (任意) UDP ポートおよびポート番号。 rcvr_port の値は 0 ∼ 65,535 です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-333 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp trap owner rcvr_owner (任意)SNMP トラップの設定を行ったユーザを識別します。rcvr_owner は 1 ∼ 21 文字です。 index rcvr_index (任意)このエントリを識別します。rcvr_index の値は 1 ∼ 65,535 です。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 IP 許可リストに基づいた無許可のアクセスが試行されたときに、IP 許可トラップが送信されます。 適切なトラップが設定されたかどうかを確認するには、show snmp コマンドを使用します。 例 次に、SNMP シャーシ トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable chassis SNMP chassis alarm traps enabled. Console> (enable) 次に、すべてのトラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable All SNMP traps enabled. Console> (enable) 次に、SNMP シャーシ トラップをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap disable chassis SNMP chassis alarm traps disabled. Console> (enable) 次に、SNMP トラップ レシーバー テーブルにエントリを追加する例を示します。 Console> (enable) set snmp trap 192.122.173.42 public SNMP trap receiver added. Console> (enable) 次に、SNMP システム トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable system SNMP SYSTEM traps enabled. Console> (enable) 次に、SNMP 環境シャットダウン トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable envshutdown SNMP EnvMon shutdown trap enabled. SNMP EnvMon fan trap enabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-334 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp trap 次に、SNMP 環境ファン トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable envfan SNMP EnvMon fan trap enabled. Console> (enable) 次に、SNMP 環境電力トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable envpower SNMP EnvMon power supply trap enabled. Console> (enable) 次に、SNMP MAC アドレス通知トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable macnotification SNMP MAC notification trap enabled. Console> (enable) 次に、SNMP エンティティ Field Replaceable Unit(FRU)トラップをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable entityfru SNMP Entity FRU Control trap enabled. Console> (enable) 次に、SNMP PoE モジュールをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set snmp trap enable inlinepower module 4 SNMP Inlinepower enabled on module 4. Console> (enable) 関連コマンド clear ip permit set ip permit show ip permit show port counters show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-335 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp user set snmp user 新規 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを設定するには、set snmp user コマンドを 使用します。 set snmp user [-hex] {username} {remote {engineid}} [authentication {md5 | sha |authpassword}] [privacy {privpassword}] [volatile | nonvolatile] 構文の説明 -hex (任意)16 進数表記で username を表示します。 username SNMP ユーザ名 remote engineid リモート SNMP エンジン ID authentication (任意)認証プロトコル md5 (任意)HMAC-MD5-96 認証プロトコル sha (任意)HMAC-SHA-96 認証プロトコル authpassword (任意)認証用パスワード privacy privpassword (任意)ホストは、エージェントに送信する、またはエージェントから送 信されるメッセージ内容を暗号化できます。最大長は 32 バイトで、プラ イバシ用のパスワードです。 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ の場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを 再起動したあとでも内容が保持されます。 デフォルト ストレージ タイプは volatile に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 authpassword および privpassword は、両方の間にデリミタを使用しない 16 進数の文字である必要 があります。 authentication が指定されていない場合、セキュリティ レベル デフォルトは noauthentication にな ります。privacy が指定されていない場合、デフォルトは no privacy になります。 例 次に、特定のユーザ名を設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp user joe Snmp user was set to joe authProt no-auth Console> (enable) privProt no-priv with engineid 00:00. Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-336 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set snmp view 次に、特定のユーザ名、認証、authpassword を設定する例を示します。 Console> (enable) set snmp user John authentication md5 arizona2 Snmp user was set to John authProt md5 authPasswd arizona2. privProt no-priv wi. Console> (enable) 関連コマンド clear snmp user show snmp user set snmp view SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)MIB(管理情報ベース)ビューを設定するには、set snmp view コマンドを使用します。 set snmp view [-hex] {viewname} {subtree} [mask] [included | excluded] [volatile |nonvolatile] 構文の説明 デフォルト (任意)16 進数表記で viewname を表示します。 -hex viewname MIB ビュー名 subtree MIB のサブツリー mask (任意)ビット マスクはサブツリーで使用されます。ビット マスクは、す べてが 1、すべてが 0、またはこれらの組み合わせです。最大長は 3 バイ トです。 included | excluded (任意)MIB のサブツリーが、追加または除外されます。 volatile (任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ の場合に、その内容が削除されます。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを オフにし再びオンにしたあとでも内容が保持されます。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ストレージ タイプは volatile です。 • ビット マスクはヌルです。 • MIB のサブツリーは included です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 viewname に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 マスクを適用した MIB サブツリーは、view サブツリーを定義します。MIB サブツリーは、OID(オ ブジェクト識別子)形式、または有効な OID にマッピングされたテキスト名です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-337 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set span 例 次に、サブツリーを view public に割り当てる例を示します。 Console> (enable) set snmp view public 1.3.6.1 included Snmp view name was set to public with subtree 1.3.6.1 included, nonvolatile. Control> (enable) 次に、サブツリーが不正確である場合の応答例を示します。 Console> (enable) set snmp view stats statistics excluded Statistics is not a valid subtree OID Control> (enable) 関連コマンド clear snmp view show snmp view set span Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)をイネーブルまたはディセーブルに し、スイッチ ポートおよび VLAN(仮想 LAN)アナライザを複数の SPAN セッションに設定する には、set span コマンド設定を使用します。 set span disable [dest_mod/dest_port | all] set span {src_mod/src_ports... | src_vlan...} {dest_mod/dest_port} [rx | tx | both] [filter {vlan}][inpkts {enable | disable}] [learning {enable | disable}] [multicast {enable | disable}] [create] 構文の説明 disable SPAN をディセーブルにします。 dest_mod (任意)モニタリング モジュール(SPAN 宛先) dest_port (任意)モニタリング ポート(SPAN 宛先) all (任意) すべての VLAN (仮想 LAN)のスパニングをディセーブルにします。 src_mod モニタするモジュール(SPAN 送信元) src_ports... モニタするポート(SPAN 送信元) src_vlan... モニタする VLAN(SPAN 送信元) rx (任意)送信元で受信した情報をモニタします。 tx (任意)送信元から送信された情報をモニタします。 both (任意)送信元から送信された情報および送信元で受信した情報をモニタ します。 filter (任意)VLAN がフィルタリングされます。 vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 inpkts enable (任意)SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信をイネー ブルにします。 inpkts disable (任意)SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信をディセー ブルにします。 learning enable (任意)パケット送信元アドレスを学習します。 learning disable (任意)パケット送信元アドレスを学習しません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-338 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set span デフォルト multicast enable (任意)SPAN 宛先ポート上で、受信マルチキャスト パケットをイネーブ ルにします。 multicast disable (任意)SPAN 宛先ポート上で、受信マルチキャスト パケットをディセー ブルにします。 create (任意)新しい SPAN セッションを作成します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • SPAN はディセーブルです。 • 学習はイネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Access Gateway モジュールをスイッチに設置したあとは、内部ギガビット イーサネット ポートを SPAN 宛先ポートとして設定することはできません。 同時に実行する複数の SPAN セッションを設定できます。入力 SPAN セッション(RX または両方 の方向)1 つと、出力 SPAN セッション(TX 方向のみ)4 つの設定が可能です。 トランク ポートは、送信元または宛先ポートとして設定できます。宛先ポートがトランク ポート の場合、SPAN ポートを介した送信パケットは、ISL(スイッチ間リンク)または 802.1Q VLAN ヘッ ダーを伝送します。 SPAN がイネーブルで、SPAN ポート(宛先)の VLAN 設定を変更する場合、新しい設定が有効に なる前に SPAN をディセーブルにする必要があります。SPAN がイネーブルで、送信元または宛先 ポートをディセーブルにする場合、両方のポートで SPAN をイネーブルにするまで、SPAN は機能 しません。 ディセーブルにしたポートを送信元または宛先ポートに設定できます。ただし、両方のポートで SPAN をイネーブルにするまで、SPAN は機能しません。SPAN が、特別な VLAN をモニタするた めにイネーブルされた場合、モニタされた特定の VLAN へ、またはモニタされた特定の VLAN か ら、スイッチド ポートを移動するとき、モニタされるポート数は変化します。 Fiber Distributed Data Instance(FDDI)ポートも送信元ポートになれます。 送信元ポートと宛先ポートを、同じポートに設定することはできません。 SPAN をイネーブルにしたあと、パラメータが設定されていない場合、最初に設定された SPAN が 参照として使用されます。 VLAN のみをモニタする追加 SPAN ポートを設定できます。 このポートは、1 つまたは複数の VLAN の送信元をサポートし、宛先ポートをトランク対応ポートにするよう要求します。このポートは、 このポート用に設定された VLAN からのトラフィックを除く、すべてのトラフィックをフィルタリ ングします。 モニタリング帯域内トラフィックの場合、ポート ベースの SPAN に関係なく、入力セッション(ま たは両方の方向)SPAN 1 つのみが許可されます。出力 SPAN は、他の SPAN セッションと共存で きます。 ポートをモニタするには、専用 Remote Monitoring(RMON)プローブまたはネットワーク アナラ イザを使用します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-339 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set span SPAN 宛先ポートが、SPAN 送信元からミラーリングされたトラフィックに加えて、通常の着信ト ラフィックを受信できるようにするには、enable オプションを指定して、inpkts キーワードを使用 します。SPAN 宛先ポートが通常の着信トラフィックを受信できないようにするには、disable オプ ションを使用します。 キーワード learning は、inpkts オプションによって決まります。inpkts オプションがディセーブル の場合、学習は有効になりません。learning を使用するには、inpkts オプションが enable に設定さ れている必要があります。 learning がイネーブルのとき、dont_learn 制御ビットはディセーブルで、システムはパケットの送信 元アドレスを学習できます。learning がディセーブルの場合、パケットは従来どおり宛先に転送さ れます。 ギガビット EtherChannel スイッチング モジュール VLAN を設定すると、both 引数のみが許可され、 tx または rx を設定できません。 SPAN ポート上では、マルチキャストをディセーブルにすることはできません。 Release 4.5(1) より前のスーパバイザ エンジン ソフトウェアを実行している場合、モニタする送信 元ポートを 1 つだけ設定することを推奨します。Release 4.5(1) 以降のスーパバイザ エンジン ソフ トウェア リリースでは、1 つの送信元ポートが標準トークンリング SPAN 設定になります。 ポートの属さない VLAN をモニタすることはできません。 フィルタ オプションで一連の VLAN を指定する場合、セッションでスパンされたトラフィックは、 指定された VLAN に限定されます。PSPAN セッションのトランクによって伝送される VLAN のサ ブネットを選択するには、このオプションを使用します。VLAN フィルタリングは、Virtual SPAN (VSPAN)セッションには使用できません。 例 次に、送信元ポート(1/1)の送信トラフィックおよび受信トラフィックを、宛先ポート(2/1)に ミラーリングできるように SPAN を設定する例と、SPAN 設定を確認する例を示します。 Console> (enable) set span 1/1 2/1 Enabled monitoring of Port 1/1 transmit/receive traffic by Port 2/1 Console> (enable) show span Status : enabled Admin Source : Port 1/1 Oper Source : Port 1/1 Destination : Port 2/1 Direction : transmit/receive Incoming Packets: disabled Console> (enable) 次に、VLAN 522 を SPAN 送信元として、ポート 2/1 を SPAN 宛先として設定する例を示します。 Console> (enable) set span 522 2/1 Enabled monitoring of VLAN 522 transmit/receive traffic by Port 2/1 Console> (enable) show span Status : enabled Admin Source : VLAN 522 Oper Source : Port 3/1-2 Destination : Port 2/1 Direction : transmit/receive Incoming Packets: disabled Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-340 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set span 次に、VLAN 522 を SPAN 送信元として、ポート 2/12 を SPAN 宛先として設定する例を示します。 Console> (enable) set span 522 2/12 tx inpkts enable SPAN destination port incoming packets enabled. Enabled monitoring of VLAN 522 transmit traffic by Port 2/12 Console> (enable) show span Status : enabled Admin Source : VLAN 522 Oper Source : Port 2/1-2 Destination : Port 2/12 Direction : transmit Incoming Packets: enabled Console> (enable) 次に、SPAN 送信元およびポート 1/1 の learning をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set span 522 1/1 learning enable Overwrote Port 1/1 to monitor transmit/receive traffic of VLAN 522 Incoming Packets disabled. Learning enabled. Multicast enabled. Console> (enable) 次に、SPAN 送信元およびポート 1/1 の learning をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set span 522 1/1 learning disable Overwrote Port 1/1 to monitor transmit/receive traffic of VLAN 522 Incoming Packets disabled. Learning disabled. Multicast enabled. Console> (enable) 関連コマンド clear config ― スイッチ show span Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-341 第2章 set spantree backbonefast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree backbonefast スパニングツリー BackboneFast Convergence 機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree backbonefast コマンドを使用します。 set spantree backbonefast {enable | disable} 構文の説明 enable BackboneFast Convergence をイネーブルにします。 disable BackboneFast Convergence をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 このコマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードでは利用できません。 このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。 BackboneFast Convergence を機能させるには、ネットワーク内のすべてのスイッチ上でイネーブル にする必要があります。 BackboneFast をイネーブルにしようとし、スイッチが MISTP または MISTP-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードである場合、次のメッセージが表示されます。 Cannot enable backbonefast when the spantree mode is MISTP-PVST+. スイッチが RAPID-PVST+ モードのときに、BackboneFast をイネーブルにしようとすると、次のメッ セージが表示されます。 Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+. 例 次に、BackboneFast Convergence をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree backbonefast enable Backbonefast enabled for all VLANs. Console> (enable) 次に、Rapid PVST+ モードの BackboneFast をイネーブルしようとするときに表示されるメッセージ 例を示します。 Console> (enable) set spantree backbonefast enable Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+. Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-342 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree bpdu-filter set spantree bpdu-filter ポート上の Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケット フィ ルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-filter コマンドを使用し ます。 set spantree bpdu-filter mod/port {enable | disable | default} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable BPDU パケット フィルタリングをイネーブルにします。 disable BPDU パケット フィルタリングをディセーブルにします。 default BPDU パケット フィルタリングをグローバル BPDU パケット フィルタリング ステートに設定します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してく ださい。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 BPDU パケット フィルタリングは、指定されたポート上での BPDU 送信をディセーブルにします。 default キーワードを使用した場合、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU フィルタリング ステートに設定されます。 スイッチ上のすべてのポートの BPDU フィルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするに は、set spantree global-default bpdu-filter コマンドを使用します。 例 次に、モジュール 3、ポート 4 で BPDU フィルタリングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree bpdu-filter 3/4 enable Warning: Ports enabled with bpdu filter will not send BPDUs and drop all received BPDUs. You may cause loops in the bridged network if you misuse this feature. Spantree port 3/4 bpdu filter enabled. Console> (enable) 関連コマンド set spantree global-default show spantree portfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-343 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree bpdu-guard set spantree bpdu-guard ポート上のスパニングツリー Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニッ ト)ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-guard コマンドを使用 します。 set spantree bpdu-guard mod/port {enable | disable | default} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable スパニングツリー BPDU ガードをイネーブルにします。 disable スパニングツリー BPDU ガードをディセーブルにします。 default スパニングツリーBPDU ガードをグローバル BPDU ガード ステートに設定し ます。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 BPDU ガードをイネーブルにする際に、PortFast モードをイネーブルにして、BPDU ガードが正し く機能するかどうかを確認します。 BPDU ガードをイネーブルにすると、ポートが BPDU を受信したときに errdisable ステートに移行 します。BPDU ガードをディセーブルにすると、PortFast 対応非トランキング ポートが BPDU を受 信したときにステイ アップします。これにより、スパニングツリー ループが発生することがあり ます。 default キーワードを入力した場合、スパニングツリー ポートは BPDU ガード ステートにグローバ ルに設定されます。 スイッチ上のすべてのポートの BPDU ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree global-default bpdu-guard コマンドを使用します。 例 次に、モジュール 3、ポート 1 で BPDU ガードをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree bpdu-guard 3/1 enable Spantree port 3/1 bpdu guard enabled. Console> (enable) 関連コマンド set spantree global-default show spantree portfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-344 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree bpdu-skewing set spantree bpdu-skewing スパニングツリーBridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)スキュー イング検出統計情報の収集をイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-skewing コマンドを使用します。 set spantree bpdu-skewing {enable | disable} 構文の説明 enable BPDU スキューイング検出統計情報の収集をイネーブルにします。 disable BPDU スキューイング検出統計情報の収集をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 スキューイングによりネットワークの輻輳が遅い場合、このコマンドを使用してトラブルシュート することができます。スパニングツリー タイマーが経過し、予定の BPDU が受信されず、スパニ ングツリーがトポロジー変更を検出した場合に、スキューイングが発生します。予想された結果と 実際に受信した結果との差が、 「スキュー」です。スキューが発生すると、スパニングツリー トポ ロジー データベースを最新にするため、ネットワーク上の情報が再び BPDU に集中します。 例 次に、BPDU スキュー検出機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree bpdu-skewing enable Spantree bpdu-skewing enabled on this switch. Console> (enable) 次に、BPDU スキュー検出機能をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree bpdu-skew disable Spantree bpdu-skewing disabled on this switch. Console> (enable) 関連コマンド show spantree bpdu-skewing Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-345 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree channelcost set spantree channelcost チャネル パス コストを設定し、チャネル内のポートのポート コストを自動的に調整するには、set spantree channelcost コマンドを使用します。 set spantree channelcost {channel_id | all} [cost] 構文の説明 channel_id チャネル ID 番号 all すべてのチャネルを設定します。 cost (任意)チャネル内のポートのポート コストを指定します。 デフォルト ポート コストは(チャネリング ポートの現在のポート コストに基づいて)自動的に更新されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 使用するシステムが Link Aggregation Control Protocol (LACP) チャネル モードまたは Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)チャネル モードのときに、このコマンドを使用できます。 例 次に、チャネル 768 パス コストを 12 に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree channelcost 768 12 Port(s) 1/1-2 port path cost are updated to 19. Channel 768 cost is set to 12. Warning: channel cost may not be applicable if channel is broken. Console> (enable) 次に、チャネル パス コストすべてを 15 に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree channelcost all 15 Port(s) 1/1-2 port path cost are updated to 24. Channel 768 cost is set to 15. Port(s) 4/3-4 cost is set to 15. channel 769 cost is set to 15. Port(s) 4/7-8 cost is set to 15. channel 770 cost is set to 15. Warning: channel cost may not be applicable if channel is broken. Console> (enable) 関連コマンド clear lacp-channel statistics set channelprotocol set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelvlancost show lacp-channel show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-346 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree channelvlancost set spantree channelvlancost チャネル VLAN(仮想 LAN)パス コストを設定し、チャネルに属するポートのポート VLAN コス トを調整するには、set spantree channelvlancost コマンドを使用します。 set spantree channelvlancost channel_id cost 構文の説明 channel_id チャネル ID 番号 cost チャネル内のポートのポート コスト デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 チャネル VLAN コストは、一度に 1 チャネルで設定する必要があります。 使用するシステムが Link Aggregation Control Protocol (LACP) チャネル モードまたは Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)チャネル モードのときに、このコマンドを使用できます。 例 次に、チャネル 768 の VLAN コストを 10 に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree channelvlancost 768 10 Port(s) 1/1-2 vlan cost are updated to 24. Channel 768 vlancost is set to 10. Console> (enable) 関連コマンド clear lacp-channel statistics set channelprotocol set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelcost show lacp-channel show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-347 第2章 set spantree defaultcostmode Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree defaultcostmode スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードを指定するには、set spantree defaultcostmode コマンドを使用します。 set spantree defaultcostmode {short | long} 構文の説明 short デフォルトのポート コストを、 10ギガビット未満のポート速度に設定します。 long デフォルトのポート コスト モード ポート速度を、10 ギガビット以上に設定 します。 デフォルト スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードは short です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set spantree defaultcostmode long コマンドは、Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードでのみ 使用できます。このコマンドを Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)または MISTP-PVST+ モードに入力した場合、次のメッセージが表示されます。 In MISTP or MISTP-PVST+ mode, default portcost and portinstancecost always use long format default values. ネットワーク内のすべてのスイッチは、同じデフォルトである必要があります。ネットワーク内の いずれかのスイッチが、10 ギガビット以上のポート速度をサポートする場合、デフォルトのコスト モードをネットワーク内のすべてのスイッチ上で long に設定する必要があります。 1 ギガビット以上のポート速度の場合、デフォルトのポート コストを long に設定します。10 ギガ ビット未満のポート速度のときは、デフォルトのポート コストを short に設定できます。 デフォルトのパス コストはポート速度に基づいています。デフォルト設定については、表 2-10 お よび表 2-11 を参照してください。 表 2-10 デフォルト ポート コスト ― short モード ポート速度 デフォルト ポート コスト 4 MB 250 10 Mb 100 16 Mb 62 100 Mb 19 155 Mb 14 1 Gb 4 10 Gb 2 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-348 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree defaultcostmode 表 2-11 例 デフォルト ポート コスト ― long モード ポート速度 デフォルト ポート コスト 100 Kb 200,000,000 1 Mb 20,000,000 10 Mb 2,000,000 100 Mb 200,000 1 Gb 20,000 10 Gb 2,000 100 Gb 200 1 Tb 20 10 Tb 2 次に、スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードを long に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree defaultcostmode long Portcost and portvlancost set to use long format default values. Console> (enable) 関連コマンド show spantree defaultcostmode Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-349 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree disable set spantree disable すべての VLAN(仮想 LAN)または特定の VLAN のスパニングツリー アルゴリズムをディセーブ ルにするか、またはスパニングツリー インスタンスをディセーブルにするには、set spantree disable コマンド設定を使用します。 set spantree disable vlan set spantree disable all set spantree disable mistp-instance instance set spantree disable mistp-instance all 構文の説明 デフォルト vlan VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 all すべての VLAN mistp-instance instance インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mistp-instance all すべてのインスタンスを削除します。 デフォルト設定は次のとおりになっています。 • スパニングツリーはイネーブルになっています。 • すべてのインスタンスはイネーブルになっています(フラッディングはディセーブルです)。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。 インスタンスがイネーブルの場合、Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)は そのインスタンス上で開始します。 インスタンスがディセーブルの場合、スイッチはそのインスタンスの config Type-Length-Value (TLV)の送信を中止し、同じインスタンスの着信 TLV のフラッディングを開始します(ただし、 着信側では VLAN マッピングがチェックされます) 。なお、インスタンスにマッピングされた VLAN で稼働するトラフィックすべてが、フラッディングされます。 このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。 例 次に、VLAN 1 のスパニングツリーをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree disable 1 VLAN 1 bridge spanning tree disabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-350 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree disable 次に、特定のインスタンスのスパニングツリーをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree disable mistp-instance 2 MI-STP instance 2 disabled. Console> (enable) 関連コマンド set spantree enable show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-351 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree enable set spantree enable すべての VLAN(仮想 LAN)、特定の VLAN、特定のインスタンス、またはすべてのインスタンス のスパニングツリー アルゴリズムをイネーブルにするには、set spantree enable コマンド セットを 使用します。 set spantree enable vlans set spantree enable all set spantree enable mistp-instance instance set spantree enable mistp-instance all 構文の説明 vlans VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 all すべての VLAN mistp-instance instance インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mistp-instance all すべてのインスタンスをイネーブルにします。 デフォルト すべてのインスタンスはイネーブルになっています(フラッディングはディセーブルです)。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)および VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プ ロトコル)プルーニングは、同時にイネーブルできません。 VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。 このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。 例 次に、VLAN 1 のスパニングツリーをアクティブにする例を示します。 Console> (enable) set spantree enable 1 VLAN 1 bridge spanning tree enabled. Console> (enable) 次に、インスタンスのスパニングツリーをアクティブにする例を示します。 Console> (enable) set spantree enable mistp-instance 1 -STP instance 1 enabled. Console> (enable) 関連コマンド set spantree disable show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-352 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree fwddelay set spantree fwddelay VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ転送遅延を設定するには、set spantree fwddelay コマンドを使用します。 set spantree fwddelay delay [vlans] set spantree fwddelay delay mistp-instance [instances] set spantree fwddelay delay mst 構文の説明 ブリッジ転送遅延の秒数。有効値は 4 ∼ 30 秒です。 delay (任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 vlans mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 Internal Spanning-Tree(IST)インスタンス、および Multiple Spanning-Tree (MST)インスタンスすべてに転送遅延時間を設定します。詳細につい ては、「使用上の注意事項」を参照してください。 mst デフォルト すべての VLAN のブリッジ転送遅延は、15 秒に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN ブリッジ転送遅延 は設定できません。 Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス ブリッジ転送遅延 は設定できません。 set spantree fwddelay delay mst コマンドを入力した場合、転送遅延時間を IST インスタンスおよび すべての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、転送遅延時間を設定す る必要はありません。 例 次に、VLAN 100 のブリッジ転送遅延を 16 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree fwddelay 16 100 Spantree 100 forward delay set to 16 seconds. Console> (enable) 次に、インスタンスのブリッジ転送遅延を 16 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree fwddelay 16 mistp-instance 1 Instance 1 forward delay set to 16 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-353 第2章 set spantree global-default Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree global-default スイッチにグローバル ステータスを設定するには、set spantree global-default コマンド設定を使用 します。 set spantree global-default portfast {enable | disable} set spantree global-default loop-guard {enable | disable} set spantree global-default bpdu-guard {enable | disable} set spantree global-default bpdu-filter {enable | disable} 構文の説明 デフォルト portfast グローバル PortFast ステートを設定します。 enable グローバル ステートをイネーブルにします。 disable グローバル ステートをディセーブルにします。 loop-guard グローバル ループ ガード ステートを設定します。 bpdu-guard グローバル Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユ ニット)ガード ステートを設定します。 bpdu-filter グローバル BPDU フィルタ ステートを設定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • すべてのポートは nonedge ステートです。 • ループ ガードはすべてのポート上でディセーブルです。 • BPDU ガードはすべてのポート上でディセーブルです。 • BPDU フィルタはすべてのポート上でディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スイッチ上のグローバル PortFast ステートをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree global-default portfast disable Spantree global portfast state disabled on this switch. Console> (enable) 次に、スイッチ上のグローバル ループ ガード ステートをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree global-default loop-guard enable Spantree global loop-guard state enabled on the switch. Console> (enable) 次に、スイッチ上のグローバル BPDU ガード ステートをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree global-default bpdu-guard disable Spantree global-default bpdu-guard disabled on this switch. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-354 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree guard 次に、スイッチ上のグローバル BPDU フィルタ ステートをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree global-default bpdu-filter disable Spantree global-default bpdu-filter disabled on this switch. Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst set spantree mst config show spantree mst config set spantree guard set spantree guard ポート単位ベースで、スパニングツリー ルート ガードまたはループ ガードをイネーブルまたは ディセーブルにするには、set spantree guard コマンドを使用します。 set spantree guard {none | root | loop} {mod/port} 構文の説明 デフォルト none スパニングツリー ガード機能をディセーブルにします。 root ルート ガードをイネーブルにします。 loop ループ ガードをイネーブルにします。 mod/port モジュール番号およびモジュールのポート番号 デフォルト設定は次のとおりです。 • ルート ガードはディセーブルです。 • ループ ガードはディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 スイッチがルート スイッチにならないようにするには、ルート ガード機能を使用します。ルート ガード機能は、ポートを強制的に指定することにより、リンクのもう一方の端のスイッチがルート スイッチにならないようにします。 ポート単位ベースでルート ガードをイネーブルにする場合、ルート ガードはそのポートが属する アクティブ VLAN(仮想 LAN)のすべてに自動的に適用されます。ルート ガードをディセーブル にすると、指定したポートに対するルート ガード機能がディセーブルになります。ポートが root-inconsistent ステートになった場合、そのポートは自動的に listening ステートになります。 チャネル上でループ ガードをイネーブルにし、最初のリンクが単一方向になった場合、影響を受け たポートがチャネルから削除されるまでループ ガードはチャネル全体をブロックします。 ループ ガードをイネーブルにする場合は、慎重に行ってください。ループ ガードは、ブロックさ れたポートが存在するトポロジーでのみ有効です。ブロックされたポートが存在しないトポロジー では、定義上ループがないため、この機能をイネーブルにする必要はありません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-355 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree guard ループ ガードは、ルートおよび代替ルート ポート上でのみイネーブルにしてください。 ループ ガードは、主にアクセス スイッチでのみ使用してください。 ループ ガードをイネーブルにした場合、ループ ガードはそのポートが属するアクティブインスタ ンスまたは VLAN のすべてに自動的に適用されます。ループ ガードをディセーブルにすると、指 定したポートに対するループ ガード機能がディセーブルになります。ループ ガードをディセーブ ルにすると、すべての loop-inconsistent ポートが listening ステートに移行します。 PortFast 対応またはダイナミック VLAN ポート上では、ループ ガードをイネーブルにできません。 ループ ガード対応ポート上では、PortFast をイネーブルにできません。 ルート ガードがイネーブルの場合、ループ ガードをイネーブルにできません。 例 次に、ポート 5/1 のルート ガードをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree guard root 5/1 Rootguard on port 5/1 is enabled. Warning!! Enabling rootguard may result in a topolopy change. Console> (enable) 次に、ポート 5/1 のループ ガード機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree guard loop 5/1 Rootguard is enabled on port 5/1, enabling loopguard will disable rootguard on this port. Do you want to continue (y/n) [n]? y Loopguard on port 5/1 is enabled. Console> (enable) 関連コマンド show spantree guard Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-356 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree hello set spantree hello VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ hello タイムを設定するには、set spantree hello コマンドを使用します。 set spantree hello interval [vlans] set spantree hello interval mistp-instance instances set spantree hello interval mst 構文の説明 interval ブリッジ hello メッセージを送信する前に、システムが待機する秒数 (システムがアクティブであることを示すマルチキャスト メッセー ジ) 。有効値は 1 ∼ 10 秒です。 vlans (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst hello タイムを、Internal Spanning-Tree (IST) インスタンスおよび Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスすべてに設定します。詳細につい ては、「使用上の注意事項」を参照してください。 デフォルト すべての VLAN のブリッジ hello タイムは、2 秒に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN hello タイムは設定 できません。 Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス hello タイムは設定 できません。 set spantree hello interval mst コマンドを入力した場合、hello タイムを IST インスタンスおよびすべ ての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、hello タイムを設定する必要 はありません。 例 次に、VLAN 100 のスパニングツリー hello タイムを 3 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree hello 3 100 Spantree 100 hello time set to 3 seconds. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-357 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree link-type 次に、インスタンスの spantree hello タイムを 3 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree hello 3 mistp-instance 1 Spantree 1 hello time set to 3 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show spantree set spantree link-type ポートのリンク タイプを設定するには、set spantree link-type コマンドを使用します。 set spantree link-type mod/port {auto | point-to-point | shared} 構文の説明 mod/port auto モジュール番号およびモジュール上のポート番号 半二重または全二重リンク タイプからリンクを取得します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 point-to-point ポートをポイントツーポイント リンクに接続します。 shared ポートを共有するメディアに接続します。 デフォルト リンク タイプは auto です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 リンク タイプが auto に設定され、リンクが半二重リンクのとき、そのリンクは共有リンクです。 リンク タイプが auto に設定され、リンクが全二重リンクの場合、そのリンクはポイントツーポイ ント リンクです。 set spantree link-type コマンドは、set spantree mst link-type コマンドと同じです。 例 次に、モジュール 3 のポート 1 をポイントツーポイント リンクに接続する例を示します。 Console> (enable) set spantree link-type 3/1 point-to-point Link type set to point-to-point on port 3/1 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree global-default Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-358 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree macreduction set spantree macreduction スパニングツリー MAC(メディア アクセス制御)アドレス削減機能をイネーブルまたはディセー ブルにするには、set spantree macreduction コマンドを使用します。 set spantree macreduction {enable | disable} 構文の説明 enable MAC アドレス削減をイネーブルにします。 disable MAC アドレス削減をディセーブルにします。 デフォルト イネーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 MAC アドレス削減機能により、スイッチは MAC アドレス数が厳しく制限された、複数のスパニン グツリー インスタンスをサポートできます。この機能は、各 Spanning-Tree Protocol(STP)インス タンスの IEEE 802.1D ブリッジ ID 要件を維持します。 拡張範囲 VLAN(拡張 VLAN)が存在する場合、この機能をディセーブルにすることはできません。 例 次に、MAC アドレス削減機能をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree macreduction disable MAC address reduction disabled Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-359 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree maxage set spantree maxage VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ最大エージング タイムを設定するには、 set spantree maxage コマンドを使用します。 set spantree maxage agingtime [vlans] set spantree maxage agingtime mistp-instance instances set spantree maxage agingtime mst 構文の説明 agingtime vlan システムが、Spanning-Tree Protocol(STP)を通じて他のブリッジから 受信した情報を維持する最大秒数。有効値は 6 ∼ 40 秒です。 (任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。 mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst 最大エージング タイムを、Internal Spanning-Tree(IST)インスタンス および Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスすべてに設定しま す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。 デフォルト すべての VLAN のブリッジ最大エージング タイムは 20 秒です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN 最大エージング タ イムを設定できません。 Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス最大エージング タ イムを設定できません。 set spantree maxage agingtime mst コマンドを入力した場合、最大エージング タイムを IST インスタ ンスおよびすべての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、最大エージ ング タイムを設定する必要はありません。 例 次に、VLAN 1000 の最大エージング タイムを 25 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree maxage 25 1000 Spantree 1000 max aging time set to 25 seconds. Console> (enable) 次に、インスタンスの最大エージング タイムを 25 秒に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree maxage 25 mistp-instance 1 Instance 1 max aging time set to 25 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-360 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mode set spantree mode 実行する Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)モードのタイプを設定するに は、set spantree mode コマンドを使用します。 set spantree mode {mistp | pvst+ | mistp-pvst+ | mst | rapid-pvst+} 構文の説明 mistp Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード pvst+ Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード mistp-pvst+ MISTP が稼働するスイッチは、PVST+ が稼働するリモート スイッチで Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)をトンネリ ングできます。 mst Multiple Spanning Tree(MST)モード rapid-pvst+ VLAN 単位の敏速スパニングツリー(IEEE 802.1w) デフォルト PVST+ モードです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Telnet を使用してスイッチに接続し、スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP または MISTP-PVST+ へ変更しようとして、そのスイッチのインスタンスに VLAN(仮想 LAN)がマッピ ングされていない場合、次の警告メッセージが表示されます。 Console> (enable) set spantree mode mistp Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the session because there are no VLANs mapped to any MISTP instance. Do you want to continue [n]? Telnet を使用してスイッチに接続し、スパニングツリー モードを MISTP または MISTP-PVST+ から PVST+ へ変更しようとしたとき、または、Telnet でスイッチに接続し、スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP または MISTP-PVST+ へと変更するとき、そのスイッチ上に追加 VLAN インス タンスがマッピングされている場合、次の警告メッセージが表示されます。 Console> (enable) set spantree mode pvst+ Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the session. Do you want to continue [n]? MISTP から PVST+ に変更するとき、現在スイッチで設定されている VLAN ポートが 8,000 個を超 えている場合、次の警告メッセージが表示されます。 Console> (enable) set spantree mode pvst+ Warning!! This switch has 12345 VLAN-ports currently configured for STP. Going out of MISTP mode could impact system performance. Do you want to continue [n]? Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-361 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mode MISTP から RAPID-PVST+ に変更するとき、現在スイッチ上で設定されている VLAN ポートが 8,000 個を超えている場合、次の警告メッセージが表示されます。 Console> (enable) set spantree mode rapid-pvst+ Warning!! This switch has 12345 VLAN-ports currently configured for STP. Going out of MISTP mode could impact system performance. Do you want to continue [n]? スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に、または MISTP から PVST+ に変更する場合、稼 働していた STP モードは停止し、 実行時間で収集された情報すべてが新しいモード用のポート デー タベース構築のために使用され、新しい STP モードがアクティブ トポロジーの計算を 0 から再び 開始します。以前の STP VLAN 単位、またはインスタンス単位のパラメータはすべて NVRAM(不 揮発性 RAM)に保存されます。 スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に、または MISTP から PVST+ に変更するとき、 BackboneFast がイネーブルの場合、次のメッセージが表示されます。 Console> (enable) set spantree mode mistp Cannot change the spantree mode to MISTP when backbonefast is enabled. 例 次に、スパニングツリーモードを PVST+ に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree mode pvst+ Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the session. Do you want to continue [n]? y Spantree mode set to PVST+. Console> (enable) 次に、スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に変更するときに発生する状況を示します。 Console> (enable) set spantree mode mistp Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the session because there are no VLANs mapped to any MISTP instance. Do you want to continue [n]? y Console> (enable) 次に、スパニングツリーモードを MST に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree mode mst Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the session n because there are no VLANs mapped to any MISTP instance. Do you want to continue [n]? y Console> (enable) 次に、スパニングツリーモードを RAPID-PVST+ に設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree mode rapid-pvst+ Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the session. Do you want to continue [n]? y Console> (enable) 関連コマンド set vlan show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-362 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst set spantree mst Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを設定するには、 set spantree mst コマンドを使用します。 set spantree mst instance vlan vlan 構文の説明 instance インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 vlan vlan VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 リージョン設定(リージョン情報および VLAN マッピング)に対して行われたすべての変更は、 バッファリングされます。一度に 1 人のユーザだけがバッファを保持できます。set spantree mst instance または set spantree mst config コマンドを最初に使用したときに、このバッファはロックさ れます。 VLAN がすでに他のインスタンスにマッピングされている場合、VLAN はそのインスタンスから マッピングされず、新しいインスタンスにマッピングされます。 新しい VLAN をマッピングするたびに、VLAN は既存のマッピングに追加されます。 マッピングされていないVLANはすべて、自動的にMSTインスタンス0 (IST)にマッピングされます。 例 次に、VLAN を MST インスタンス 2 にマッピングする例を示します。 Console> (enable) set spantree mst 2 vlan 1 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-363 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst config set spantree mst config Multiple Spanning-Tree(MST)リージョン情報を変更するには、set spantree mst config コマンドを 使用します。 set spantree mst config [name name] [revision number] set spantree mst config commit set spantree mst config rollback [force] 構文の説明 name name (任意)MST リージョン名。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照し てください。 revision number (任意)MST リージョン バージョン番号。number の有効値は 1 ∼ 65535 です。 詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 commit 新しい MST VLAN(仮想 LAN)マッピングを開始します。 rollback 適用されていない MST リージョンの設定に行われた変更を廃棄します。 force デフォルト (任意)MST 編集バッファが別のユーザによって占有されているときに、こ のバッファをアンロックします。 デフォルト設定は次のとおりです。 • リージョン名は指定されていません(リージョン名を指定していない場合) 。 • リビジョン番号は 1 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 name は 32 文字までです。 name および number は、NVRAM(不揮発性 RAM)MST リージョン情報からコピーされます。name および number を変更しないで MST マッピング情報を変更する場合、number は自動的に 1 ずつ増 分します。 MST VLAN マッピングに行った変更はバッファリングされます。set spantree mst config commit コ マンドを入力することにより、新しい MST VLAN マッピングが有効になります。set spantree mst config commit コマンドを入力したあとで、MST 編集バッファのロックが解除されます。 set spantree mst config rollback コマンドを入力すると、適用されていない MST リージョンの設定に 行われた変更が廃棄されます(編集バッファがロックされている場合のみ) 。コマンド set spantree mst config rollback force を入力すると、別のユーザによるロック設定を強制的に解除できます。 set spantree mst config commit および set spantree mst config rollback コマンドは NVRAM に保存さ れます。 例 次に、MST リージョンを設定し、リージョン名とバージョン番号を指定する例を示します。 Console> (enable) set spantree mst config name cisco revision 1 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-364 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst config 次に、新しい MST VLAN マッピングを有効にする例を示します。 Console> (enable) set spantree mst mst config commit Console> (enable) 次に、MST 編集バッファを占有しているときに、MST リージョン コンフィギュレーションを廃棄 する例を示します。 Console> (enable) set spantree mst config rollback Console> (enable) 次に、MST 編集バッファが別のユーザによって占有されているときに、MST 編集バッファをアン ロックする例を示します。 Console> (enable) set spantree mst config rollback force Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst show spantree mst show spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-365 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst link-type set spantree mst link-type ポートのリンク タイプを設定するには、set spantree mst link-type コマンドを使用します。 set spantree mst link-type mod/port {auto | point-to-point | shared} 構文の説明 mod/port auto モジュール番号およびモジュール上のポート番号 半二重または全二重リンク タイプからリンクを取得します。 詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 point-to-point ポートをポイントツーポイント リンクに接続します。 shared ポートを共有するメディアに接続します。 デフォルト リンク タイプは auto です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Multiple Spanning-Tree(MST)敏速接続が機能するのは、2 つのブリッジ間のポイントツーポイン ト リンク上のみです。 リンク タイプが auto に設定され、リンクが半二重リンクのとき、そのリンクは共有リンクです。 リンク タイプが auto に設定され、リンクが全二重リンクのとき、そのリンクはポイントツーポイ ント リンクです。 例 次に、モジュール 3 のポート 1 をポイントツーポイント リンクに接続する例を示します。 Console> (enable) set spantree mst link-type 3/1 point-to-point Link type set to point-to-point on port 3/1 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree global-default set spantree mst config show spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-366 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst maxhops set spantree mst maxhops Multiple Spanning-Tree(MST)リージョンの最大ホップ数を設定するには、set spantree mst maxhops コマンドを使用します。 set spantree mst maxhops hop-count 構文の説明 hop-count デフォルト すべてのインスタンスのブリッジ転送遅延は 20 秒です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、最大ホップ数を設定する例を示します。 最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 40 です。 Console> (enable) set spantree mst maxhops 20 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst config set spantree mst link-type set spantree mst vlan show spantree mst show spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-367 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree mst vlan set spantree mst vlan Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを設定するには、 set spantree mst コマンドを使用します。 set spantree mst instance vlan vlan 構文の説明 instance インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 vlan vlan VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 リージョン設定(リージョン情報および VLAN マッピング)に対して行われたすべての変更は、 バッファリングされます。一度に 1 人のユーザだけがバッファを保持できます。set spantree mst instance または set spantree mst config コマンドを最初に入力すると、このバッファはロックされま す。 VLAN がすでに他のインスタンスにマッピングされている場合、VLAN はそのインスタンスから マッピングされず、新しいインスタンスにマッピングされます。 新しい VLAN をマッピングするたびに、VLAN は既存のマッピングに追加されます。 マッピングされていない VLAN はすべて、MST インスタンス 0(IST)にマッピングされます。 例 次に、VLAN 1 を MST インスタンス 2 にマッピングする例を示します。 Console> (enable) set spantree mst 2 vlan 1 Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst config show spantree mst show spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-368 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portcost set spantree portcost ポートのパス コストを設定するには、set spantree portcost コマンドを使用します。 set spantree portcost mod/port cost [mst] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 cost パス コスト番号。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 (任意)Multiple Spanning-Tree(MST)ポートのパス コストを設定します。 mst デフォルト 表 2-12 に、short モードのデフォルト設定を示します。 表 2-12 ポート速度 デフォルト ポート コスト 4 Mb 250 10 Mb 100 16 Mb 62 100 Mb 19 155 Mb 14 1 Gb 4 10 Gb 2 表 2-13 に、long モードのデフォルト設定を示します。 表 2-13 ポート速度 デフォルト ポート コスト 100 Kb 200,000,000 1 Mb 20,000,000 10 Mb 2,000,000 10 Mb 200,000 1 Gb 20,000 10 Gb 2,000 100 Gb 200 1 Tb 20 10 Tb 2 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-369 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portcost 使用上の注意事項 スパニングツリー モードが short および long または Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP) の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 65535 です。その他の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 2,000,000 です。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)は、転送ポートとして選択するポート を決定するために、ポート パス コストを使用します。高速メディア(全二重など)に付加されて いるポートに対しては小さい数を、低速メディアに付加されているポートに対しては大きい数を割 り当てます。 例 次に、モジュール 2 ∼ 19 のポート 12 にポート コストを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree portcost 2/12 19 Spantree port 2/12 path cost set to 19. Console> (enable) 関連コマンド set spantree defaultcostmode show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-370 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portfast set spantree portfast 1 台のワークステーションまたは PC に接続されているポートが、接続時に高速起動できるように するには、set spantree portfast コマンドを使用します。 set spantree portfast mod/port {enable [trunk] | disable | default} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable ポート上のスパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにします。 (任意)ポート上のスパニングツリーPortFast 起動機能をイネーブルにします。 trunk disable ポート上のスパニングツリー PortFast 起動機能をディセーブルにします。 default スパニングツリー起動機能をデフォルト設定に戻す設定を行います。 デフォルト ポート高速起動機能はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 spantree portfast enable コマンドで設定されたポートを接続する場合、ポートは listening および learning などの通常スパニングツリー ステートを経由せずに、ただちにスパニングツリー転送ス テートを開始します。 trunk キーワードを使用すると、スパニングツリー PortFast 起動機能は指定されたトランク上でイ ネーブルになります。 例 次に、モジュール 1 のポート 2 で、スパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにする例を示 します。 Console> (enable) set spantree portfast 1/2 enable Warning: Connecting layer 2 devices to a fast-start port can cause temporary spanning tree loops. Use with caution. Spantree port 1/2 fast start enabled. Console> (enable) 次に、ポート トランクで、スパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree portfast 3/2 enable trunk Warning: Connecting layer 2 devices to a fast-start port can cause temporary spanning tree loops. Use with caution. Spantree port 1/2 fast start enabled. Console> (enable) 関連コマンド show spantree portfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-371 第2章 set spantree portfast bpdu-filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portfast bpdu-filter ポート上で Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケット フィ ルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree portfast bpdu-filter コマンド を使用します。 set spantree portfast bpdu-filter mod/port {enable | disable | default} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable BPDU パケット フィルタリングをイネーブルにします。 disable BPDU パケット フィルタリングをディセーブルにします。 default BPDU パケット フィルタリングをグローバル BPDU パケット フィルタリング ステートに設定します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してく ださい。 デフォルト BPDU パケット フィルタリングは、デフォルトに設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 BPDU パケット フィルタリングは、PortFast 対応ポートおよび非トランキング ポート上で BPDU 転 送をオフにします。 default キーワードを入力すると、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU フィルタリング ス テートに設定されます。 スイッチ上のすべてのポートの BPDU フィルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするに は、set spantree global-default bpdu-filter コマンドを使用します。 例 次に、モジュール 3、ポート 4 で BPDU フィルタリングをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree portfast bpdu-filter 3/4 enable Warning: Ports enabled with bpdu filter will not send BPDUs and drop all received BPDUs. You may cause loops in the bridged network if you misuse this feature. Spantree port 3/4 bpdu filter enabled. Console> (enable) 関連コマンド show spantree portfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-372 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portfast bpdu-guard set spantree portfast bpdu-guard ポート上でスパニングツリー PortFast Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree portfast bpdu-guard コ マンドを使用します。 set spantree portfast bpdu-guard mod/port {enable | disable | default} 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 enable スパニングツリー PortFast BPDU ガードをイネーブルにします。 disable スパニングツリー PortFast BPDU ガードをディセーブルにします。 default スパニングツリー PortFast BPDU ガードをグローバル BPDU ガード ステート に設定します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 デフォルト PortFast BPDU ガードは、デフォルトに設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ ていれません。 PortFast BPDU ガードをイネーブルにする前に、BPDU ガードが正しく機能するように PortFast モー ドをイネーブルにする必要があります。 PortFast BPDU ガードをイネーブルにすると、非トランキング PortFast 対応ポート上で BPDU が受 信されたときに、この対応ポートは errdisable ステートに変更されます。PortFast BPDU ガードを ディセーブルにすると、PortFast 対応非トランキング ポートは BPDU を受信したときにステイ アッ プします。これにより、スパニングツリー ループが発生することがあります。 default キーワードを入力した場合、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU ガード ステート に設定されます。 スイッチ上のすべてのポートの BPDU ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree global-default bpdu-guard コマンドを使用します。 例 次に、モジュール 3、ポート 1 で BPDU ガードをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree portfast bpdu-guard 3/1 enable Spantree port 3/1 bpdu guard enabled. Console> (enable) 関連コマンド show spantree portfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-373 第2章 set spantree portinstancecost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portinstancecost ポートのパス コストを指定されたインスタンスに割り当てるには、set spantree portinstancecost コ マンドを使用します。 set spantree portinstancecost mod/port [cost cost] [instances] set spantree portinstancecost mod/port [cost cost] mst [instances] 構文の説明 mod/port cost cost mst instances デフォルト モジュール番号およびモジュール上のポート番号 (任意)パス コストを指定します。詳細については、 「使用上の注意事項」を 参照してください。 Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスのパス コストを設定します。 (任意)インスタンス番号を指定します。有効値は 0 ∼ 15 です。 表 2-14 に、short モードのデフォルト設定を示します。 表 2-14 ポート速度 デフォルト ポート コスト 4 Mb 250 10 Mb 100 16 Mb 62 100 Mb 19 155 Mb 14 1 Gb 4 10 Gb 2 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 スパニングツリー モードが short および long または Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP) の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 65535 です。その他の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 2000000 です。 portinstancecost コマンドは、トランク ポートのみに適用されます。 指定された値は、指定されたインスタンス用のポートのパス コストとして使用されます。残りのイ ンスタンスには、set spantree instancecost コマンドを介して設定されたポート パス コストと等しい パス コストがあります(値が設定されていない場合、値はポートのデフォルト パス コストになり ます)。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-374 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portinstancecost 例 次に、ポートにパス コストを明示的に指定するため、set spantree portinstancecost コマンドを使用 する例を示します。 Console> (enable) set spantree portinstancecost 2/10 cost 6 1-10 Port 2/10 instances 11-16 have path cost 2000000. Port 2/10 instances 1-10 have path cost 6. This parameter applies to trunking ports only. Console> (enable) 次に、ポートのパス コストを明示的に指定しないで set spantree portinstancecost コマンドを使用す る例を示します。 Console> (enable) set spantree portinstancecost 1/2 Port 1/2 Instances 1-1005 have path cost 3100. Console> (enable) Console> (enable) set spantree portinstancecost 1/2 16 Port 1/2 Instances 16,22-1005 have path cost 3100. Console> (enable) 次に、Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)がイネーブルのときにコマンドを入力した場合、表 示される出力例を示します。 Console> (enable) set spantree portinstancecost 3/1 This command is only valid when STP is in MISTP or MISTP-PVST+ mode. Console> (enable) 次に、ポート コストを特定の MST インスタンスに設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree portinstancecost 2/10 cost 6 1-10 mst Port 2/10 mst instances 1-10 have path cost 6. This parameter applies to trunking ports only. Console> (enable) 関連コマンド clear spantree portinstancecost show spantree mistp-instance Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-375 第2章 set spantree portinstancepri Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portinstancepri トランク ポート内のインスタンスにポート プライオリティを設定するには、set spantree portinstancepri コマンドを使用します。 set spantree portinstancepri mod/port priority [instances] set spantree portinstancepri mod/port priority mst [instances] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 priority スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、 48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。 0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい ては、 「使用上の注意事項」を参照してください。 mst Multiple Spanning-Tree(MST)のポート プライオリティ インスタンス instances デフォルト (任意)インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ポート プライオリティは 0 に設定されています。 • インスタンスは指定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 16 の倍数(0 ∼ 63 の値)ではないプライオリティ値は、最も近い 16 の倍数に変換されます。この コマンドは NVRAM(不揮発性 RAM)では、サポートされていません。このコマンドは、インス タンスを指定されたポート プライオリティ レベルに追加するために使用します。2 回め以降このコ マンドを呼び出しても、指定されたポート プライオリティ レベルに設定済みのインスタンスは置 き換えられません。このコマンドは、Multilayer Switch Module(MSM)ではサポートされません。 set spantree portinstancepri コマンドは、トランク ポートのみに適用されます。このコマンドを入 力すると、次のメッセージが表示されます。 Port xx is not a trunk-capable port 一連の VLAN(仮想 LAN)に対して portvlanpri を変更すると、この値は設定済みの portvlanpri にも 適用されて、古い portvlanpri は失われます。 例 次に、特定のインスタンスのモジュール 1、ポート 2 に、ポート プライオリティを設定する例を示 します。 Console> (enable) set spantree portinstancepri 1/2 16 1-11 Port 1/2 instances 1-11 using portpri 16. This parameter applies to trunking ports only. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-376 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portinstancepri 次に、MST インスタンス 2 のモジュール 8、ポート 1 に、ポート プライオリティを設定する例を示 します。 Console> Port 8/1 Port 8/1 Console> 関連コマンド (enable) set spantree portinstancepri 8/1 31 mst 2 instances 2 using portpri 31. instances 0-1, 3-15 using portpri 32. (enable) clear spantree portinstancecost show spantree mistp-instance Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-377 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portpri set spantree portpri ブリッジ プライオリティをスパニングツリー ポートに設定するには、set spantree portpri コマンド を使用します。 set spantree portpri mod/port priority [mst] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 priority スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、 48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。 0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい ては、 「使用上の注意事項」を参照してください。 mst (任意)Multiple Spanning-Tree(MST)ポートのブリッジ プライオリティを設 定します。 デフォルト ブリッジ プライオリティのあるすべてのポートは、32 に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 16 の倍数(0 ∼ 63 の値)ではないプライオリティ値は、最も近い 16 の倍数に変換されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 例 次に、モジュール 4 ∼ 63 のポート 1 のプライオリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree portpri 2/3 48 Bridge port 2/3 port priority set to 48. Console> (enable) 次に、16 の倍数ではない、指定されたプライオリティ値がある場合の出力例を示します。 Console> (enable) set spantree portpri 2/3 2 Vlan port priority must be one of these numbers:0, 16, 32, 48, 64, 80, 96, 112, 128, 144, 160, 176, 192, 208, 224, 240 converting 2 to 0 nearest multiple of 16 Bridge port 2/3 port priority set to 0. Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-378 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portvlancost set spantree portvlancost ポート上の一連の VLAN(仮想 LAN)により低いパス コストを割り当てるには、set spantree portvlancost コマンドを使用します。 set spantree portvlancost mod/port [cost cost_value] [preferred_vlans] 構文の説明 デフォルト モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port cost cost_value (任意)パス コストを指定します。ポート VLAN コストはトランク ポートに のみ適用されます。有効値は 1 ∼ 65535 です。 preferred_vlans (任意)目的の VLAN。特定の VLAN を指定しない場合は、このコマンドを 前回使用したときに指定された VLAN が対象となります。特定のコストを指 定しないと、このコマンドを前回使用したときにコスト値が指定されていれ ば、ポート VLAN コストは現在のポート コストよりも 1 小さい値に設定され ます。ただし、このような設定では、すべての場合に負荷が分散されるとは 限りません。有効値は 1 ∼ 1005 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 指定した値は、指定した VLAN セットのポートのパス コストとして使用されます。 • 残りの VLAN のパス コストは、set spantree portcost コマンドによって設定されたポート パス コストと同じになります。 • パス コストを設定しない場合は、ポートのデフォルト パス コストが使用されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、set spantree portvlancost コマンドのさまざまな使用法を示します。 Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 25 1-20 Cannot set portvlancost to a higher value than the port cost, 10, for port 2/10. Console> (enable) Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 1-20 Port 2/10 VLANs 1-20 have a path cost of 9. Console> (enable) Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 4 1-20 Port 2/10 VLANs 1-20 have path cost 4. Port 2/10 VLANs 21-1000 have path cost 10. Console> (enable) Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 6 21 Port 2/10 VLANs 1-21 have path cost 6. Port 2/10 VLANs 22-1000 have path cost 10. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-379 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portvlanpri 次に、コストを明示的に指定しないで set spantree portvlancost コマンドを使用する例を示します。 Console> (enable) set spantree portvlancost 1/2 Port 1/2 VLANs 1-1005 have path cost 3100. Console> (enable) Console> Port 1/2 Port 1/2 Console> 関連コマンド (enable) set spantree portvlancost 1/2 21 VLANs 1-20,22-1005 have path cost 3100. VLANs 21 have path cost 3099. (enable) clear spantree portvlancost show spantree set spantree portvlanpri トランク ポートの VLAN(仮想 LAN)のサブセットのポート プライオリティを設定するには、set spantree portvlanpri コマンドを使用します。 set spantree portvlanpri mod/port priority [vlans] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 priority スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、 48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。 0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい ては、 「使用上の注意事項」を参照してください。 vlans デフォルト (任意)指定されたプライオリティ レベルを使用する VLAN。有効値は 1 ∼ 1005 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • ポートの VLAN プライオリティ 0 に設定されます。 • VLAN は指定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 16 の倍数(0 ∼ 63 の範囲)以外のプライオリティ値を指定すると、指定した値は最も近い 16 の倍 数に変換されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 このコマンドは、拡張範囲 VLAN ではサポートされません。 このコマンドは、指定されたポート プライオリティ レベルに VLAN を追加する場合に使用します。 これ以降、このコマンドを呼び出しても、指定されたポート プライオリティ レベルに設定済みの VLAN は置き換えられません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-380 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree portvlanpri この機能は Multilayer Switch Module(MSM)ではサポートされていません。 set spantree portvlanpri コマンドは、トランク ポートにのみ適用されます。このコマンドを入力す ると、次のメッセージが表示されます。 Port xx is not a trunk-capable port 一連の VLAN(仮想 LAN)に対して portvlanpri を変更すると、この値は設定済みの portvlanpri にも 適用されて、古い portvlanpri は失われます。 例 次に、VLAN 21 ∼ 40 のモジュール 1、ポート 2 にポート プライオリティを設定する例を示します。 Console> Port 1/2 Port 1/2 Console> 関連コマンド (enable) set spantree portvlanpri 1/2 16 21-40 vlans 3,6-20,41-1000 using portpri 32 vlans 1-2,4-5,21-40 using portpri 16 (enable) clear spantree portvlanpri show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-381 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree priority set spantree priority Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)または Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)が稼 働している場合に、VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスのブリッジ プライオリティを設定する には、set spantree priority コマンド セットを使用します。 set spantree priority bridge_priority [vlans] set spantree priority bridge_priority mistp-instance instances set spantree priority bridge_priority mst instances 構文の説明 bridge_priority vlans ブリッジのプライオリティを表す番号。有効値については、 「使用上の 注意事項」を参照してください。 (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。VLAN 番号を指定しない場合は、 VLAN 1 が使用されます。有効値は 1 ∼ 1005 です。 mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instances Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト ブリッジ プライオリティは 32768 に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 MAC(メディア アクセス制御)リダクション機能がイネーブルの場合、有効な bridge_priority 値は 0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、36864、40960、45056、49152、53248、 57344 および 61440 です。0 は高いプライオリティ、61440 は低いプライオリティを示します。それ 以外の値を入力しても、拒否されます。 MAC リダクション機能がディセーブルの場合、有効な bridge_priority 値は 0 ∼ 65535 です。 例 次に、インスタンス 3 のブリッジ プライオリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree priority 14 mistp-instance 3 Instance 3 bridge priority set to 14. Instance 3 does not exist. Your configuration has been saved to NVRAM only. Console> (enable) 次に、MST インスタンス 0 のブリッジ プライオリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree priority 28672 mst 0 MST Spantree 0 bridge priority set to 28672. Console> (enable) 次に、複数の MST インスタンスのブリッジ プライオリティを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree priority 28672 mst 0-4 MST Spantrees 0-4 bridge priority set to 28672. Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-382 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree root set spantree root スイッチの特定のまたはすべての VLAN(仮想 LAN)のプライマリ ルートまたはセカンダリ ルー トを設定するには、set spantree root コマンド セットを使用します。 set spantree root [secondary] [vlans] [dia network_diameter] [hello hello_time] set spantree root [secondary] mistp-instance instances [dia network_diameter] set spantree root [secondary] mst {instance | {[dia network_diameter] [hello hello_time]}} 構文の説明 デフォルト secondary (任意)プライマリ ルートに障害が発生した場合のセカンダリ ルート として、このスイッチを指定します。 vlans (任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。 dia network_diameter (任意)エンド ステーションの 2 つの接続ポイント間に存在するブリッ ジの最大数。有効値は 2 ∼ 7 です。 hello hello_time (任意)ルート スイッチで生成されるコンフィギュレーション メッ セージの間隔(秒数)。有効値は 1 ∼ 10 です。 mistp-instance instances インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance Internal Spanning-Tree(IST)イ ン ス タ ン ス お よ び す べ て の Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスの転送遅延時間を設定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • secondary キーワードを指定しない場合、スイッチはプライマリ ルートになります。 • network_diameter の値は 7 です。 • 値を指定しない場合は、NVRAM(不揮発性 RAM)内の hello_time の現在値が使用されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN 番号を指定しない場合は、VLAN 1 が使用されます。 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 このコマンドはバックボーン スイッチまたはディストリビューション スイッチに対して実行しま す。 このコマンドを実行すると、パス コストが 3000 を超える値に増加します。 Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)がイネーブルのときは、VLAN ルートを設定できま せん。Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)がイネーブルの場合は、インスタンス ルートを設定 できません。 ルートに障害が発生したときに使用するバックアップ スイッチを作成する際、セカンダリ ルート を複数設定することができます。 set spantree root secondary ブリッジ プライオリティ値は 16,384 です。ただし、MAC(メディア ア クセス制御)リダクション機能または MISTP がイネーブルの場合は、例外的に値が 28,672 です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-383 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree root set spantree root ブリッジ プライオリティ値は 16,384 です。ただし、MAC リダクション機能また は MISTP がイネーブルの場合は、例外的に値が 24,576 です。 例 次に、VLAN 範囲のプライマリ ルートを設定する例を示します。 Console> (enable) VLANs 1-10 bridge VLANs 1-10 bridge VLANs 1-10 bridge VLANs 1-10 bridge Switch is now the Console> (enable) set spantree root 1-10 dia 4 priority set to 8192 max aging time set to 14 seconds. hello time set to 2 seconds. forward delay set to 9 seconds. root switch for active VLANs 1-6. 次に、特定のインスタンスのプライマリ ルートを設定する例を示します。 Console> (enable) set spantree root mistp-instance 2-4 dia 4 Instances 2-4 bridge priority set to 8192 VLInstances 2-4 bridge max aging time set to 14 seconds. Instances 2-4 bridge hello time set to 2 seconds. Instances 2-4 bridge forward delay set to 9 seconds. Switch is now the root switch for active Instances 1-6. Console> (enable) 次に、MST インスタンス 5 のプライマリ ルートを設定する例を示します。 Console> (enable) Instance 5 bridge Instance 5 bridge Instance 5 bridge Instance 5 bridge Switch is now the Console> (enable) set spantree root mst 5 priority set to 24576. max aging time set to 16. hello time set to 2. forward delay set to 15. root switch for active Instance 5. 次に、MST インスタンス 0 のセカンダリ ルートを設定する例を示します。 Console> Instance Instance Instance Instance Console> (enable) 0 bridge 0 bridge 0 bridge 0 bridge (enable) set spantree root secondary mst 0 priority set to 28672. max aging time set to 20. hello time set to 2. forward delay set to 15. 次に、MST インスタンス 0 のルートの最大ブリッジ数および hello タイムを設定する例を示します。 Console> (enable) Instance 0 bridge Instance 0 bridge Instance 0 bridge Instance 0 bridge Switch is now the Console> (enable) set spantree root mst 0 dia 7 hello 2 priority set to 24576. max aging time set to 20. hello time set to 2. forward delay set to 15. root switch for active Instance 0. Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-384 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree root 次に、ブリッジ プライオリティを 8192 に設定してもスイッチがルートにならない例を示します。 このスイッチをルート スイッチにするために、プライオリティはさらに 7192 に(現在のルート ス イッチより 100 小さい値に)減少されました。ただし、この値に減少しても、このスイッチはアク ティブ VLAN 16 および 17 のルート スイッチになりませんでした。 Console> (enable) set spantree root 11-20. VLANs 11-20 bridge priority set to 7192 VLANs 11-10 bridge max aging time set to 20 seconds. VLANs 1-10 bridge hello time set to 2 seconds. VLANs 1-10 bridge forward delay set to 13 seconds. Switch is now the root switch for active VLANs 11-15,18-20. Switch could not become root switch for active VLAN 16-17. Console> (enable) Console> (enable) set spantree root secondary 22,24 dia 5 hello 1 VLANs 22,24 bridge priority set to 16384. VLANs 22,24 bridge max aging time set to 10 seconds. VLANs 22,24 bridge hello time set to 1 second. VLANs 22,24 bridge forward delay set to 7 seconds. Console> (enable) 関連コマンド clear spantree root show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-385 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree uplinkfast set spantree uplinkfast ルート ポートに障害が発生したときの代替ポートへのアップリンク高速スイッチオーバーをイ ネーブルにするには、set spantree uplinkfast コマンドを使用します。 set spantree uplinkfast enable [rate station_update_rate] [all-protocols {off | on}] set spantree uplinkfast disable 構文の説明 enable 高速スイッチオーバーをイネーブルにします。 rate station_update_rate (任意)ルート ポートがダウンして代替ポートが選択されたときに送 信される、100 ミリ秒間あたりのマルチキャストパケット数 all-protocols (任意)プロトコル フィルタリングを使用するスイッチが配置された ネットワーク内のすべてのプロトコル グループ(IP、IPX、およびグ ループ)に対して、スイッチがダミー マルチキャスト パケットを生成 するかどうかを指定します。 off (任意)スイッチがすべてのプロトコル グループに対してマルチキャ ストを生成しないように設定します。 on (任意)スイッチがすべてのプロトコル グループに対してマルチキャ ストを生成するように設定します。 disable アップリンク高速スイッチオーバーをディセーブルにします。 デフォルト station_update_rate の値は、100 ミリ秒あたり 15 パケットです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドは、WAN でなく、特定のスイッチに適用されます。 set spantree uplinkfast enable コマンドを実行すると、次の結果になります。 • すべての VLAN (仮想 LAN) (許可 VLAN) のブリッジ プライオリティが 49152 に変更されます。 • すべてのポートのパス コストおよびポート VLAN コストが 3000 を超える値に増加します。 • ルート ポートの障害が検出されると、Spanning-Tree Protocol(STP)によって選択された代替 ポートにすぐに切り替わります。 こ の 機 能 が イ ネ ー ブ ル 化 さ れ た ス イ ッ チ 上 で set spantree uplinkfast enable を 実 行 す る と、 station-update-rate のみが更新されます。残りのパラメータは変更されません。 スイッチ上で set spantree uplinkfast disable を実行すると、UplinkFast 機能はディセーブルになりま すが、スイッチ プライオリティおよびポート コスト値は出荷時の設定にリセットされません。こ れらの値を出荷時の設定にリセットするには、clear spantree uplinkfast コマンドを使用します。 station_update_rate のデフォルト値は、100 ミリ秒あたり 15 パケットです。この値は、10 Mbps イー サネット ポートの 1 パーセントの負荷と同等です。この値を 0 に指定すると、スイッチは station-update-rate のパケットを生成しません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-386 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set spantree uplinkfast all-protocols on キーワードは、UplinkFast がイネーブルになっていて、プロトコル フィルタリング がディセーブルのスイッチ、およびプロトコル フィルタリングがイネーブル化されたネットワーク 内のアップストリーム スイッチに接続されたスイッチに対して使用します。all-protocols on キー ワードを使用すると、スイッチは各プロトコルフィルタリング グループに対してマルチキャストを 生成します。 スイッチで UplinkFast とプロトコル フィルタリングが両方ともイネーブルに設定されている場合、 またはプロトコル フィルタリングがイネーブルのスイッチがほかにない場合は、all-protocols on キーワードを使用する必要はありません。 スイッチが RAPID-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードの場合に、BackboneFast をイネー ブルにしようとすると、次のメッセージが表示されます。 Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+. 例 次に、スパニングツリーUplinkFast 機能をイネーブルにして、100 ミリ秒間に送信されるマルチキャ スト パケット数を 40 に指定する例を示します。 Console>(enable) set spantree uplinkfast enable rate 40 VLANs 1-1005 bridge priority set to 49152. The port cost and portvlancost of all ports increased to above 3000. Station update rate set to 40 packets/100ms. uplinkfast turned on for bridge. Console> (enable) 次に、スパニングツリー UplinkFast 機能をディセーブルにする例を示します。 console> (enable) set spantree uplinkfast disable Uplinkfast disabled for switch. Use clear spantree uplinkfast to return stp parameters to default. console>(enable) clear spantree uplink This command will cause all portcosts, portvlancosts, and the bridge priority on all vlans to be set to default. Do you want to continue (y/n) [n]? y VLANs 1-1005 bridge priority set to 32768. The port cost of all bridge ports set to default value. The portvlancost of all bridge ports set to default value. uplinkfast disabled for bridge. Console> (enable) 次に、all-protocols 機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree uplinkfast enable all-protocols on uplinkfast update packets enabled for all protocols. uplinkfast already enabled for bridge. 次に、all-protocols 機能をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set spantree uplinkfast disable all-protocols off uplinkfast all-protocols field set to off. uplinkfast already enabled for bridge. Console> (enable) 関連コマンド clear spantree uplinkfast show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-387 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set summertime set summertime サマータイムに対応するため、システムによって時刻を 1 時間進める設定にするかどうかを指定す るには、set summertime コマンドを使用します。 set summertime {enable | disable} [zone] set summertime recurring {week} {day} {month} {hh:mm} {week} {day} {month} {hh:mm}[offset] set summertime date {month} {date} {year} {hh:mm}{month} {date} {year} {hh:mm} [offset] 構文の説明 enable サマータイムに対応するように、クロックを 1 時間進めます。 disable サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定します。 zone week その月の週(first、second、third、fourth、last、または 1 ∼ 5) day 曜日。有効値は sunday、monday、tuesday、wednesday、thursday、friday およ び saturday です。 month 月。有効値は january、february、march など。 hh:mm 時間および分 offset デフォルト (任意)set summertime コマンドで使用するタイム ゾーンを指定します。 (任意)分単位の補正値。有効値は 1 ∼ 1440 分です。 date 日付。有効値は 1 ∼ 31 です。 year 年。有効値は 1993 ∼ 2035 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • このコマンドはディセーブルです。 • このコマンドがイネーブルの場合、offset のデフォルトは、米国の基準に従い 60 分です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 clear config コマンドを入力すると、日時はデフォルトに戻ります。 別途指定のないかぎり、このコマンドは時刻を、4 月の第 1 日曜日の午前 2 時に 1 時間進め、10 月 の最終日曜日の午前 2 時に元に戻します。 例 次に、サマータイム中にクロックを 1 時間進めるように設定する例を示します。 Console> (enable) set summertime enable PDT Summertime is enabled and set to “PDT”. Console> (enable) 次に、サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定する例を示します。 Console> (enable) set summertime disable Summertime disabled. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-388 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set summertime 次に、2 月の第 3 月曜日の午前 3 時から 10 月の第 4 木曜日の午前 8 時まで、500 分の補正のサマー タイムが毎年繰り返されるように設定する例を示します。 Console> (enable) set summertime recurring 3 Mon Feb 03:00 4 Thursday oct 08:00 500 Command authorization none. Summertime is enabled and set to ’’ start: Mon Feb 21 2000, 03:00:00 end: Fri Oct 20 2000. 08:00:00 offset: 1..1440 minutes (default 60) Recurring: yes, starting at 03:00:00am of third Monday of February and ending on 08:00am of fourth Thursday of October. Console> (enable) 次に、1999 年 1 月 29 日の午前 2 時から 2004 年 8 月 19 日の午後 3 時まで、30 分の補正のサマータ イムを設定する例を示します。 Console> (enable) set summertime date jan 29 1999 02:00 aug 19 2004 15:00 30 Summertime is disabled and set to '' Start : Fri Jan 29 1999, 02:00:00 End : Thu Aug 19 2004, 15:00:00 Offset: 30 minutes Recurring: no Console> (enable) 関連コマンド show summertime Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-389 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set switchacceleration set switchacceleration スイッチのスイッチング帯域幅を大きくするには、set switchacceleration コマンドを使用します。 set switchacceleration {enable | disable} mod 構文の説明 enable スイッチ アクセラレーションをアクティブにします。 disable スイッチ アクセラレーションを非アクティブにします。 mod モジュールの番号 デフォルト スイッチ アクセラレーションはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set switchacceleration コマンドは、Supervisor Engine II を搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチ でのみ有効です。スイッチ上でスイッチ アクセラレーションをイネーブルにするには、そのスイッ チの両方のポートをディセーブルにする必要があります。スイッチのスイッチ アクセラレーション は、無条件にディセーブルにできます。 例 次に、スイッチのモジュール 1、ポート 1 上でスイッチ アクセラレーションをイネーブルにする例 を示します。 Console> (enable) set switchacceleration enable 1 Enabling or Disabling switch acceleration may impact performance for 1-2 seconds. Do you want to continue (y/n) [n]? y Switch Acceleration on module 1 enabled. Console> (enable) 次に、スイッチのモジュール 1、ポート 1 上でスイッチ アクセラレーションをディセーブルにする 例を示します。 Console> (enable) set switchacceleration disable 1 Enabling or Disabling switch acceleration may impact performance for 1-2 seconds. Do you want to continue (y/n) [n]? y Switch Acceleration on module 1 disabled. Console> (enable) 関連コマンド show switchacceleration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-390 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system baud set system baud コンソール ポートのボーレートを設定するには、set system baud コマンドを使用します。 set system baud rate 構文の説明 rate デフォルト 9600 ボーです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システムのボーレートを 19,200 に設定する例を示します。 ボーレート。有効値は 600、1200、2400、4800、9600、19200 および 38400 です。 Console> (enable) set system baud 19200 System console port baud rate set to 19200. Console> (enable) 関連コマンド show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-391 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system contact set system contact システムの担当者を識別するには、set system contact コマンドを使用します。 set system contact [contact_string] 構文の説明 contact_string デフォルト システム担当者は設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システム担当者名を Xena(内線 24)に設定する例を示します。 (任意)システム管理担当者の名前を指定します。この文字列を指定しない場 合は、システム担当者名が消去されます。 Console> (enable) set system contact Xena ext.24 System contact set. Console> (enable) 関連コマンド show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-392 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system countrycode set system countrycode システムが物理的に配置されている国を指定するには、set system countrycode コマンドを使用しま す。 set system countrycode code 構文の説明 code デフォルト 国は US(米国)に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 国コードは ISO-3166 によって示された 2 文字の国コードです(VU= バヌアツ、TF= フランス南方 領土など) 。 例 次に、システムの国コードを英国に設定する例を示します。 国コード。詳細については、 「使用上の注意事項」を参照してください。 Console> (enable) set system countrycode GB Country code is set to GB Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-393 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system location set system location システムの場所を識別するには、set system location コマンドを使用します。 set system location [location_string] 構文の説明 location_string デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 location_string を指定しない場合、システムの場所は消去されます。 例 次に、システムの場所を 4 階の Closet 230 に設定する例を示します。 (任意)システムが配置されている場所を指定します。 Console> (enable) set system location Closet 230 4/F System location set. Console> (enable) 関連コマンド show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-394 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system modem set system modem コンソール ポートのモデム制御回線をイネーブルまたはディセーブルにするには、set system modem コマンドを使用します。 set system modem {enable | disable} 構文の説明 enable コンソール ポートのモデム制御回線をアクティブにします。 disable コンソール ポートのモデム制御回線を非アクティブにします。 デフォルト モデム制御回線はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、コンソール ポートのモデム制御回線をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set system modem enable Modem control lines enabled on console port. Console> (enable) 次に、コンソール ポートのモデム制御回線をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set system modem disable Modem control lines disabled on console port. Console> (enable) 関連コマンド show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-395 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system name set system name システムに名前を設定するには、set system name コマンドを使用します。 set system name [name_string] 構文の説明 name_string デフォルト システム名は設定されていません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Catalyst の Operating System(OS)ソフトウェア リリース 4.4 以降では、set system name コマンド を使用してスイッチに名前を割り当てると、そのスイッチ名がプロンプトのストリングとして使用 されます。ただし、set prompt コマンドを使用して別のプロンプト ストリングを指定した場合は、 そのストリングがプロンプトに使用されます。名前を指定しない場合、システム名は消去されます。 (任意)システムを識別します。 システム名には 255 文字まで指定できます。プロンプトには 20 文字まで指定できます。システム 名がプロンプトに使用される場合は、適宜省略され、そのあとに大なり記号(>)が付加されます。 Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)検索によって検出されたシステム名は、ド メイン名が削除された省略形です。プロンプトにシステム名が使用されている場合は、システム名 を変更するとプロンプトも更新されます。このプロンプトは、手動設定によりいつでも上書きでき ます。プロンプトに対する変更は、現在開いているすべてのセッションに反映されます。 例 次に、システム名を Information Systems に設定する例を示します。 Console> (enable) set system name Information Systems System name set. Console> (enable) 関連コマンド set prompt show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-396 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system syslog-dump set system syslog-dump クラッシュする前に、Syslog バッファをファイルに書き込むようにスイッチを設定するには、set system syslog-dump コマンドを使用します。 set system syslog-dump {enable | disable} 構文の説明 enable Syslog ダンプをイネーブルにします。 disable Syslog ダンプをディセーブルにします。 デフォルト Syslog ダンプはイネーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set system syslog-dumpコマンドをディセーブルにしても、 set system syslog file コマンドによる Syslog ファイルの設定は禁止されません。 例 次に、クラッシュする前に、Syslog バッファをフラッシュ ファイルにダンプする機能をイネーブル にする例を示します。 Console> (enable) set system core-dump enable Syslog-dump enabled Console> (enable) 次に、クラッシュする前に、Syslog バッファをフラッシュ ファイルにダンプする機能をディセーブ ルにする例を示します。 Console> (enable) set system core-dump disable Syslog-dump disabled Console> (enable) 関連コマンド set system syslog file Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-397 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set system syslog file set system syslog file スイッチがクラッシュしたときに、Syslog バッファが書き込まれる フラッシュ ファイル名を設定 するには、set system syslog file コマンドを使用します。 set system syslog file device:filename 構文の説明 device: フラッシュ デバイスの名前。有効値は bootflash:、slot0:、および slot1: です。 filename フラッシュ デバイスの Syslog バッファのファイル名 デフォルト フラッシュ ファイル名は bootflash:sysloginfo です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set system syslog-dump コマンドがディセーブルの場合も、Syslog ファイル名を設定できます。 スイッチがクラッシュした場合のみ、Syslog バッファは指定されたファイルに書き込まれます。 set system syslog-dump コマンドがイネーブルの状態で、スイッチがクラッシュした場合のみ、Syslog バッファは指定されたファイルに書き込まれます。スイッチがフラッシュ ファイルを開けない場合 は、処理が行われず、Syslog はフラッシュ ファイルに書き込まれません。 set system syslog-dump コマンドがディセーブルの場合も、set system syslog file コマンドを使用して Syslog ファイル名を設定することができます。 例 次に、Syslog ファイルを bootflash:sysloginfo1 に設定する例を示します。 Console> (enable) set system syslog-file bootflash:sysloginfo1 System syslog-file set. Console> (enable) 関連コマンド set system syslog-dump Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-398 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set tacacs directedrequest set tacacs directedrequest Terminal Access Controller Access Control System Plus (TACACS+)directed-request オプションをイネー ブルまたはディセーブルにするには、set tacacs directedrequest コマンドを使用します。 set tacacs directedrequest {enable | disable} 構文の説明 enable アット(@)記号の前のアドレス部分(ユーザ名)を、@ 記号で指定された ホストに送信します。 disable アドレス ストリング全体をデフォルトの TACACS+ サーバに送信します。 デフォルト TACACS+ directed-request オプションはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 イネーブルの場合は、任意の設定済み TACACS+ サーバに要求を転送できます。指定されたサーバ にはユーザ名のみが送信されます。 tacacs directedrequest がイネーブルの場合は、@ 記号のあとに、設定済み TACACS+ サーバを指定 する必要があります。指定されたホスト名が設定済み TACACS+ サーバの IP アドレスと一致しな い場合は、要求が拒否されます。tacacs directedrequest がディセーブルの場合、Catalyst 4500 シリー ズ、Catalyst 2948G、および Catalyst 2980G スイッチはサーバ リスト内の先頭のサーバから順に問い 合わせて、ストリング全体を送信し、サーバから戻された最初の応答を受け入れます。このコマン ドは、アドレス ストリング全体を解析し、ストリングの内容に基づいて判断するために TACACS+ サーバ ソフトウェアを独自に開発しているサイトに有効です。 例 次に、TACACS+ directed-request オプションをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set tacacs directedrequest enable Tacacs direct request has been enabled. Console> (enable) 次に、TACACS+ directed-request オプションをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set tacacs directedrequest disable Tacacs direct request has been disabled. Console> (enable) 関連コマンド show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-399 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set tacacs key set tacacs key Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)認証および暗号用の鍵を設定する には、set tacacs key コマンドを使用します。 set tacacs key key 構文の説明 key デフォルト 鍵は NULL に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定する鍵の長さは、最大で 99 文字です。この鍵は、TACACS+ サーバで使用する鍵と同じでなけ ればなりません。先行スペースはすべて無視されます。鍵の中および末尾にあるスペースは有効で す。二重引用符自体が鍵の一部である場合を除き、鍵の文字間にスペースがある場合でも、二重引 用符は不要です。鍵には、タブ文字以外の出力可能な任意の ASCII 文字を含めることができます。 例 次に、認証鍵および暗号鍵を設定する例を示します。 認証および暗号に使用する出力可能な ASCII 文字列 Console> (enable) set tacacs key Who Goes There The tacacs key has been set to Who Goes There. Console> (enable) 関連コマンド clear tacacs key show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-400 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set tacacs server set tacacs server Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバを定義するには、set tacacs server コマンドを使用します。 set tacacs server ip_addr [primary] 構文の説明 TACACS+ サーバが稼働するサーバの IP アドレス ip_addr (任意)指定されたサーバをプライマリ TACACS+ サーバとして指定します。 primary デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 最大 3 つのサーバを設定できます。プライマリ サーバが設定されている場合は、このサーバで最初 の問い合わせが実行されます。プライマリ サーバが設定されていない場合は、最初に設定された サーバがプライマリ サーバになります。 例 次に、TACACS+ サーバが稼働するサーバを設定し、このサーバをプライマリ サーバとして指定す る例を示します。 Console> (enable) set tacacs server 170.1.2.20 primary 170.1.2.20 added to TACACS server table as primary server. Console> (enable) 関連コマンド clear tacacs server show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-401 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set tacacs timeout set tacacs timeout Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバ デーモンの応答タイムア ウト インターバルを設定するには、set tacacs timeout コマンドを使用します。 set tacacs timeout seconds 構文の説明 seconds デフォルト 5 秒です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 TACACS+ サーバはこのインターバル期限が過ぎるまで、または次の設定済みサーバに問い合わせ が実行されるまでに、TACACS+ 認証要求に応答する必要があります。 例 次に、TACACS+ サーバの応答タイムアウト インターバルを 8 秒に設定する例を示します。 応答タイムアウト インターバル(秒)。有効値は 1 ∼ 255 です。 Console> (enable) set tacacs timeout 8 Tacacs timeout set to 8 seconds. Console> (enable) 関連コマンド show tacacs Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-402 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set test diaglevel set test diaglevel 診断レベルを設定するには、set test diaglevel コマンドを使用します。 set test diaglevel {complete | minimal | bypass} 構文の説明 complete すべての診断を行います。 minimal 最小限の診断を行います。 bypass 診断を省略します。 デフォルト 完全な診断を行います。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 minimal キーワードは、現時点ではサポートされていません。診断レベルを minimal に設定しても、 無視されます。 診断レベルを bypass に設定すると、Power-On Self Test(POST; パワー オン セルフ テスト)および オフライン診断テストが省略されます。診断テストを省略した場合に、show test mod_num コマンド を実行すると、モジュールがすべてのテストにパスしたと報告されます。 注意 例 診断レベルを bypass に設定する場合は、注意してください。診断テストを省略すると、ハードウェ ア障害が検出されず、ほかの問題を引き起こすことがあります。 次に、診断レベルを complete に設定する例を示します。 Console> (enable) set test diaglevel complete Diagnostic level set to complete. Console> (enable) 次に、診断レベルを minimal に設定する例を示します。 Console> (enable) set test diaglevel minimal Diagnostic level set to minimal. Console> (enable) 次に、診断レベルを bypass に設定する例を示します。 Console> (enable) set test diaglevel bypass Diagnostic level set to bypass. Console> (enable) 関連コマンド show test Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-403 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set test switch-memory set test switch-memory パケット メモリ診断をイネーブルにするには、set test switch-memory コマンドを使用します。 set test switch-memory {enable | disable} [action {best-effort | halt | none}] 構文の説明 enable 現行のスイッチ メモリ診断をイネーブルにします。 disable 現行のスイッチ メモリ診断をディセーブルにします。 action (任意)スイッチ メモリ エラーが検出された場合に実行する措置 best-effort (任意)スイッチをリセットして、影響を受けたメモリを運用工程から削除し ます。 halt (任意)スイッチをリセットして、すべてのポートをディセーブルにします。 none (任意)Static Random Access Memory(SRAM)エラーが検出された場合、措 置をとらないように指定します。 デフォルト パケット メモリ診断はイネーブルで、措置は best effort に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 手動でこの環境変数を削除または変更する必要がある場合でも、clear config all コマンドを使用し て、デフォルト設定をリセットすることはできません。 例 次に、パケット メモリ検出をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set test switch-memory enable set test switch-memory enable switch-memory tests enabled Console> (enable) 次に、パケット メモリ検出をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set test switch-memory disable set test switch-memory disable switch-memory tests disabled Console> (enable) 次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に best-effort を設定する例を示します。 Console> (enable) set test switch-memory enable action best-effort set test switch-memory enable action best-effort Test switch-memory enabled, action set to best-effort Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-404 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set test switch-memory 次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に halt を設定する例を示します。 Console> (enable) set test switch-memory enable action halt set test switch-memory enable action halt Test switch-memory enabled, action set to halt Console> (enable) 次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に none を設定する例を示します。 Console> (enable) set test switch-memory enable action none set test switch-memory enable action none Test switch-memory enabled, action set to none Console> (enable) 関連コマンド show test switch-memory Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-405 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set time set time システム クロックの Time-of-Day(ToD)を変更するには、set time コマンドを使用します。 set time [day_of_week] [mm/dd/yyyy] [hh:mm:ss] 構文の説明 day_of_week (任意)曜日を指定します。有効値は mon、tues、wed、thur、fri、sat および sun です。 mm/dd/yyyy (任意)月(数値形式) 、日、および年を指定します。 hh:mm:ss (任意)現在時刻(24 時間形式)を指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、システム クロックを 2000 年 3 月 21 日(日曜日)午前 7 時 50 分に設定する例を示します。 Console> (enable) set time sun 03/21/2000 7:50 Sun Mar 21 2000, 07:50:00 Console> (enable) 関連コマンド show time Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-406 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set timezone set timezone システムのタイム ゾーンを設定するには、set timezone コマンドを使用します。 set timezone [zone_name] [hours [minutes]] 構文の説明 zone_name (任意)表示するタイム ゾーン名 hours (任意)Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)からの補正値(時間) 。 有効値は –12 ∼ 12 です。 minutes (任意)UTC からの補正値(分)。有効値は 0 ∼ 59 です。 デフォルト タイム ゾーンは UTC に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 指定した時間がマイナス値の場合は、分もマイナス値であるとみなされます。 set timezone コマンドが有効なのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働している場合のみです。 時間を明示的に設定し、NTP を解除した場合は、set timezone コマンドは無効です。NTP がイネー ブル化されている場合は、set timezone コマンドを入力しなくても、Catalyst 4500 シリーズ スイッ チはデフォルトで Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)を表示します。 例 次に、タイム ゾーンを太平洋標準時に、UTC からの補正を –8 時間に設定する例を示します。 Console> (enable) set timezone PST -8 Timezone set to “PST”, offset from UTC is -8 hours. Console> (enable) 関連コマンド clear timezone show test switch-memory Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-407 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set trace set trace スイッチ Web インターフェイスに関するデバッギング情報を取得するには、set trace コマンドを使 用します。 set trace {category} [level] set trace monitor {enable | disable} 構文の説明 category level トレース カテゴリ (任意)トレース レベル。有効値については、 「使用上の注意事項」を参照し てください。 monitor スイッチ Web インターフェイスのデバッギング情報をモニタします。 enable トレース モニタをイネーブルにします。 disable トレース モニタをディセーブルにします。 デフォルト トレース レベルは 1 に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トレース レベルの有効値は 0 ∼ 15 です。トレース レベル 0 ∼ 255 は帯域内専用です。トレース レ ベルをディセーブルにするには、値を 0 に設定します。 例 次に、スイッチ Web インターフェイスのデバッギング情報を取得する例を示します。 Console> (enable) set trace vmps VMPS tracing set to 1. Warning!! Turning on trace may affect the operation of the system. Use with caution. Console> (enable) 次に、トレース モニタをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set trace monitor enable Trace monitor is enabled for this session. Console> (enable) 次に、トレース モニタをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set trace monitor disable Trace monitor is disabled for this session. Console> (enable) 関連コマンド show trace Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-408 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set traffic monitor set traffic monitor 大量のトラフィック ログを生成するための基準となるスレッシュホールドを設定するには、set traffic monitor コマンドを使用します。 set traffic monitor threshold 構文の説明 threshold デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 大量のトラフィック ログを生成するための基準となるスレッシュホールド。 有効値は 0 ∼ 100 パーセントです。 • threshold は 100 パーセントに設定されています。 • 大量のトラフィック ログは作成されません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 バックプレーンのトラフィックが set traffic monitor コマンドで設定されたスレッシュホールドを超 えると、大量のトラフィック ログが作成されます。スレッシュホールドが 100 パーセントに設定さ れている場合は、大量トラフィックに関するシステム警告が生成されません。 例 次に、大量トラフィック スレッシュホールドを 80 パーセントに設定する例を示します。 Console> (enable) set traffic monitor 80 Traffic monitoring threshold set to 80%. Console> (enable) 関連コマンド show traffic Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-409 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set trunk set trunk トランク ポートを設定して、既存トランクの許可 VLAN(仮想 LAN)リストに VLAN を追加する には、set trunk コマンドを使用します。 set trunk mod/port [on | off | desirable | auto | nonegotiate] [vlan_range] [isl | dot1q | dot10 | lane | negotiate] 構文の説明 mod/port デフォルト モジュール番号およびモジュール上のポート番号 on (任意)強制的にポートをトランク ポートに設定し、近接ポートがトランク ポートになるように促します。 off (任意)強制的にポートを非トランク ポートに設定し、近接ポートが非トラ ンク ポートになるように促します。 desirable (任意)ポートが近接ポートとアクティブにネゴシエートして、トランク リ ンクになるようにします。このモードは、Fiber Distributed Data Interface(FDDI) および Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)ポートでは使 用できません。 auto (任意)近接ポートがトランク リンクとネゴシエートしようとした場合に、 ポートをトランク ポートに設定します。 nonegotiate (任意)強制的にポートをトランク ポートに設定しますが、そのポートから ネイバへの Dynamic Trunking Protocol(DTP)フレームの送信は禁止します。 vlan_range (任意)トランクの許可 VLAN リストに VLAN を追加します。有効値は 1 ∼ 1005 です。 isl (任意)イーサネット ポートの ISL(スイッチ間リンク)トランク dot1q (任意)イーサネット ポートの IEEE 802.1Q トランク dot10 (任意)FDDI または CDDI ポートの IEEE 802.10 トランク lane (任意)ATM ポートの ATM LANE(LAN エミュレーション)トランク negotiate (任意)近接ポートの設定および機能に応じて、ポートを ISL(優先)または 802.1Q トランクに設定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • すべての非 ATM LANE ポートは非トランク ポートです。 • ATM LANE ポートはトランク ポートです。 • Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)ポートはトランク ポートです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トランクに設定されたポートは、近接ポートがトランクになることに合意しない場合でも、トラン ク ポートになります。ATM ポートに使用できる唯一のモードは on です。 トランクに設定されていないポートは、近接ポートが非トランク ポートになることに合意しない場 合でも、非トランク ポートになります。これは、FDDI トランクのデフォルト モードです。このオ プションは、ATM ポートでは使用できません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-410 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set trunk FDDI および ATM ポートでは、モードを auto に設定できません。これはファスト イーサネットお よびギガビット イーサネット ポートのデフォルトのモードです。 モードを nonegotiate に設定できるのは、ISL および IEEE 802.1Q トランクの場合のみです。 IEEE 802.1Q トランクは、Catalyst 5000 ファミリー、および 802.1Q 対応ハードウェアを備えた Catalyst 2926G シリーズ ソフトウェア リリース 4.1(1) 以降でサポートされています。802.1Q トランクの自 動ネゴシエーションは、ソフトウェア リリース 4.2(1) 以降でサポートされています。ソフトウェア リリース 4.1 では、802.1Q トランクに nonegotiate キーワードを使用する必要があります。 トランキング能力は、ハードウェアによって異なります。ご使用のハードウェアのトランキング能 力を判別するには、ご使用のスイッチに対応した『Module Installation Guide』を参照してください。 または show port capabilities コマンドを入力してください。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは DTP(従来の DISL)を使用して、ファスト イーサネットおよび ギガビット イーサネット ポート上でトランク リンクを自動ネゴシエーションします。ポートがネ ゴシエートしてトランク ポートになるかどうかは、そのポートに指定されたモードおよびトランク タイプによって決まります。トランク ポートのネゴシエーション方法については、 『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide』 を参照してください。 DTP はポイントツーポイント プロトコルです。ただし、インターネットワーキング装置によって は、DTP フレームが正しく転送されないことがあります。これらのポートのリンク間でトランキン グを行わない場合には、この問題を回避するために、Catalyst 4500 シリーズ以外の装置に接続する ポートのトランク モードを off に設定してください。シスコ製ルータへのリンク上のトランキング をイネーブルにする場合は、nonegotiate キーワードを使用してください。これにより、ポートはト ランクになりますが、DTP フレームは生成しません。nonegotiate キーワードは Catalyst 4500 シリー ズ ソフトウェア リリース 2.4(3) 以降で使用できます。 ファスト イーサネット ポートおよびギガビット イーサネット ポートでトランキングのネゴシエー ションを行うには、各ポートが同じ VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメ インに存在しなければなりません。ただし、異なるドメインにあっても、on または nonegotiate キー ワードを使用して、ポートを強制的にトランクにすることができます。 トランクの許可リストから VLAN を削除するには、clear trunk mod_num/port_num vlan_range コマ ンドを入力します。最初にポートをトランクとして設定する場合は、set trunk コマンドにより、す べての VLAN がトランクの許可 VLAN リストに追加されます。VLAN 範囲を指定しても無視され ます。 許可リストから VLAN を削除するには、clear trunk mod_num/port_num vlan_range コマンドを入力 します。削除された VLAN をあとで追加するには、set trunk mod_num/port_num vlan_range コマン ドを入力します。 トランクタイプ キーワードを入力しない場合は、直前の設定で使用した値が引き続き使用されま す。 dot1q トランク タイプは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチでサポートされている唯一のトランク タ イプです。 トランクをデフォルトのトランク タイプおよびモードに戻すには、clear trunk mod_num/port_num コマンドを入力します。 トークンリング ポートで set trunk コマンドを入力すると、ポートが「トランク対応ポートでない」 ことを示すメッセージが表示されます。 アクセス ゲートウェイ モジュール上で set trunk コマンドを実行する場合は、このコマンドの使用 が制限されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-411 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set trunk 例 次に、モジュール 1 のポート 2 をトランク ポートとして設定する例を示します。 Console> (enable) set trunk 1/2 on Port(s) 1/2 trunk mode set to on. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 2 を非トランク ポートとして設定する例を示します。 Console> (enable) set trunk 1/2 off Port(s) 1/2 trunk mode set to off. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 2 を優先トランク ポートとして設定する例を示します。 Console> (enable) set trunk 1/2 desirable Port(s) 1/2 trunk mode set to desirable. Console> (enable) 2000 Jan 11 09:16:29 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 1/2 has become ik 次に、トランク ポートの許可 VLAN リストに VLAN 5 ∼ 50 を追加する例を示します(clear trunk コマンドによって、許可リストから VLAN が削除されています) 。 Console> (enable) set trunk 1/1 5-50 Adding vlans 5-50 to allowed list. Port(s) 1/1 allowed vlans modified to 1,5-50,101-1005. Console> (enable) 次に、desirable モードで、モジュール 4 のポート 5 を 802.1Q トランク ポートとして設定する例を 示します。 Console> (enable) set trunk 4/5 desirable dot1q Port(s) 4/5 trunk mode set to desirable. Port(s) 4/5 trunk type set to dot1q. Console> (enable) 次に、モジュール 1 のポート 1 を ISL トランク ポートとして設定する例を示します。 Console> (enable) set trunk 1/1 isl Port(s) 1/1 trunk type set to isl. Console> (enable) 関連コマンド clear trunk set vtp show trunk show vtp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-412 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set udld set udld 指定されたポート上またはすべてのポート上でグローバルに Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set udld コマンドを使用 します。 set udld {enable | disable} mod/ports... 構文の説明 enable UDLD 機能をイネーブルにします。 disable UDLD 機能をディセーブルにします。 mod/ports... モジュールおよびポート番号 デフォルト UDLD はグローバルにディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 単一方向接続が検出されると、UDLD はユーザおよび(SNMP[ 簡易ネットワーク管理プロトコル ] を介して)ネットワーク管理アプリケーションに、設定ミスが検出されたポートをディセーブルに したことを通知する Syslog メッセージを表示します。 グローバルな set udld enable または disable コマンドを入力すると、UDLD はグローバルに設定さ れます。UDLD がグローバルにディセーブル化されている場合は、すべてのインターフェイス上で UDLD が自動的にディセーブルになります。ただし、ポート単位のイネーブル(またはディセーブ ル)設定は変更されません。UDLD をグローバルにイネーブルにした場合に、UDLD がインター フェイス上で稼働するかどうかは、各ポートの設定によって決まります。 UDLD はイーサネット ファイバと銅線インターフェイスの両方でサポートされていて、これらのイ ンターフェイスのみをイネーブルにすることができます。 例 次に、モジュール 2 のポート 1 で UDLD 機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set udld enable 2/1 UDLD enabled on port 2/1. Warning:UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the connection in order to work properly. Console> (enable) 次に、モジュール 2 のポート 1 で UDLD 機能をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set udld disable 2/1 UDLD disabled on port 2/1. Warning:UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the connection in order to work properly. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-413 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set udld 次に、すべてのモジュールのすべてのポートで UDLD 機能をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set udld enable UDLD enabled globally Console> (enable) 次に、すべてのモジュールのすべてのポートで UDLD メッセージ表示をディセーブルにする例を示 します。 Console> (enable) set udld disable UDLD disabled globally Console> (enable) 関連コマンド show udld Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-414 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set udld aggressive-mode set udld aggressive-mode 指定されたポート上またはすべてのポート上でグローバルに Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)アグレッシブ モードをイネーブルにするには、set udld aggressive-mode コマ ンドを使用します。 set udld aggressive-mode {enable | disable} mod/port 構文の説明 enable UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにします。 disable UDLD アグレッシブ モードをディセーブルにします。 mod/port モジュールおよびポート番号 デフォルト アグレッシブ モードはディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 アグレッシブ モードのときに、ポートのすべてのネイバがアドバタイズ フェーズまたは検出 フェーズ中に期限切れになると、UDLD はリンクアップ シーケンスを再開して、同期外れになる可 能性のあるネイバと再同期します。また、リンクからの高速メッセージ トレインが未定の場合は、 ポートをシャットダウンすることができます。 アグレッシブ モードをイネーブルにすることにより、Far End Fault Indication(FEFI)または自動ネ ゴシエーションをサポートしていないアクティブ ポート、および双方向リンクの一部になったとき に単一ファイバ ストランドまたは銅線でネイバに接続されるアクティブ ポートをシャットダウン することもできます。これにより、ポートがチャネルに属していても、スパニングツリー ループは 発生しなくなります。 例 次に、アグレッシブ モードをイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set udld aggressive-mode enable 2/1 Aggressive UDLD enabled on port 2/1. Warning: UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the connection in order to work properly. Console> (enable) 次に、アグレッシブ モードをディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set udld aggressive-mode disable 2/1 Aggressive UDLD disabled on port 2/1. Warning: UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the connection in order to work properly. Console> (enable) 関連コマンド show udld Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-415 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set udld interval set udld interval Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)メッセージのインターバル タイマーを 設定するには、set udld interval コマンドを使用します。 set udld interval interval 構文の説明 interval デフォルト UDLD メッセージのインターバル タイマーは 60 秒に設定されています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、メッセージのインターバル タイマーを設定する例を示します。 メッセージ インターバル(秒)。有効値は 7 ∼ 90 秒です。 Console> (enable) set udld interval 90 UDLD message interval set to 90 seconds Console> (enable) 関連コマンド show udld Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-416 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan set vlan ポートを VLAN(仮想 LAN)にグループ化したり、プライベート VLAN タイプを設定したり、VLAN とインスタンスのマッピングを設定または解除したり、802.1xポートをVLANに指定したり、 Firewall Services Module(FWSM)の VLAN 範囲を保護したりするには、set vlan コマンドを使用します。 set vlan {vlans}{mod/ports} set vlan {vlans} [name name] [type type] [state state] [said said] [mtu mtu] [bridge bridge_num] [mode bridge_mode] [stp stp_type] [translation vlan_num] [aremaxhop hopcount] [pvlan-type pvlan_type] [mistp-instance mistp_instance] [ring hex_ring_number] [decring decimal_ring_number] [parent vlan_num] [backupcrf {off | on}] [stemaxhop hopcount] [rspan] 構文の説明 vlans VLAN を識別する番号。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。 mod/ports VLAN に属するモジュール番号およびモジュールのポート番号 name name (任意)VLAN 名として使用されるテキスト ストリングを定義 します。有効値は 1 ∼ 32 文字です。 type type (任意)VLAN タイプを識別します。 state state (任意)VLAN の状態がアクティブであるか一時停止であるかを 指定します。 said said (任意)Security Association Identifier(SAID)。有 効値 は 1 ∼ 4294967294 です。 mtu mtu (任意)VLAN が使用できる Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット) (バイト単位のパケット サイズ)。有効値は 576 ∼ 18190 です。 bridge bridge_num (任意)ブリッジの識別番号。有効値は 0x1 ∼ 0xF です(16 進 数表記)。 mode bridge_mode (任意)ブリッジ モード。有効値は srt および srb です。 stp stp_type (任意)Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコ ル)タイプ。有効値は ieee、ibm および auto です。 translation vlan_num (任意)Fiber Distributed Data Interface(FDDI)またはトークンリ ングをイーサネットに変換するために使用されるトランスレー ショナル VLAN。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。 aremaxhop hopcount (任意)All-Routes Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 13 です。 pvlan-type pvlan-type (任意)プライベート VLAN タイプ。有効値については、 「使用 上の注意事項」を参照してください。 mistp-instance mistp_instance (任意)Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタ ンス。有効値は none および 1 ∼ 16 です。 ring hex_ring_number (任意) プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN となる VLAN decring decimal_ring_number (任意)リング番号(10 進数)。有効値は 1 ∼ 4095 です。 parent vlan_num (任意)親 VLAN の VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-417 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan デフォルト backupcrf off | on (任意)Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF)がトラ フィックのバックアップ パスであるかどうかを指定します。 TrCRF は、トークンリング スイッチング モジュールを複数の仮 想リングに分割した場合に実現します。 stemaxhop hopcount (任意)Spanning-Tree Explorer フレームの最大ホップ数を指定し ます。有効値は 1 ∼ 14 です。 rspan (任意)リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポー ト アナライザ)用の VLAN を作成します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • スイッチド イーサネット ポートおよびイーサネット リピータ ポートは、VLAN 1 内にありま す。 • said は、VLAN 1 の場合は 100001、VLAN 2 の場合は 100002、VLAN 3 の場合は 100003 のよう になります。 • type はイーサネットです。 • mtu は 1500 バイトです。 • state はアクティブです。 • hopcount は 7 です。 • pvlan type は none です。 • mistp_instance は none です。新しいインスタンスには VLAN がマップされていません(既存の VLAN には、既存のインスタンス設定が使用されます)。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN 1 パラメータは出荷時に設定されていて、変更できません。 標 準 範 囲 VLAN を 設 定 す る 場 合 は、Catalyst 4500 シ リ ー ズ ス イ ッ チ を VLAN Trunk Protocol (VTP;VLAN トランク プロトコル) トランスペアレント モードにするか(set vtp mode transparent)、 または VTP ドメイン名を設定しないかぎり(set vtp domain name)、set vlan コマンドを使用できま せん。プライベート VLAN を作成するには、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイスト ペア)モードをトランスペアレントにする必要があります。 VTP バージョンを 3 に設定する場合は、VLAN 1(シスコのデフォルト VLAN)および VLAN 1002 ∼ 1005 が設定可能です。スイッチに VTP バージョン 1 または VTP バージョン 2 ネイバが存在する 場合、これらの VLAN にはデフォルト値のみがアドバタイズされます。古いバージョンの VTP と 相互運用する場合は、これらの VLAN を変更しないでください。 VLAN 範囲を指定する場合は、VLAN 名を使用できません。 mistp-instance none コマンドを入力すると、指定された VLAN とマップ先インスタンスとのマッピ ングが解除されます。 set vlan vlan_num mistp-instance mistp_instance コマンドは、Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+) モードの場合に使用できます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-418 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan このコマンドでは、ISL(スイッチ間リンク)ポートに複数の VLAN を設定することはできません。 VLAN 名の長さは 1 ∼ 32 文字です。新しい VLAN を追加するか、または既存の VLAN を変更する 場合は、1 ∼ 1000 または 1025 ∼ 4094 の VLAN 番号を使用する必要があります。 拡張範囲 VLAN(1025 ∼ 4094)を使用する場合は、set spantree macreduction コマンドを使用して MAC(メディア アクセス制御)アドレス リダクション機能をイネーブルにする必要があります。 MAC アドレス リダクションをイネーブルにすると、VLAN スパニングツリーで使用する MAC ア ドレス プールがディセーブルになり、スイッチを識別する単一の MAC アドレスが残されます。 リモート SPAN VLAN に rspan キーワードを使用する場合は、これらの VLAN のアクセス ポート を設定しないでください(リモート SPAN 宛先ポートを除く)。リモート SPAN VLAN では、学習 がディセーブルになっています。 リモート SPAN VLAN に rspan キーワードを使用する場合は、name name および state {active | suspend} 変数のみがサポートされます。 stemaxhop hopcount パラメータは、TrCRF を定義または設定する場合のみ指定できます。 bridge bridge_num、mode bridge_mode、stp stp_type、および translation vlan_num キーワードおよび 値は、トークンリングおよびFDDIネットワーク内で、 Catalyst 4500シリーズ スイッチをCatalyst 5000 ファミリー スイッチの VTP サーバとして使用する場合のみサポートされます。 スーパバイザ エンジンにプライベート VLAN を設定する必要があります。 pvlan-type の有効値は次のとおりです。 • primary ― VLAN をプライベート VLAN 内のプライマリ VLAN として指定します。 • isolated ― VLAN をプライベート VLAN 内の独立 VLAN として指定します。 • community ― VLAN をプライベート VLAN のコミュニティ VLAN として指定します。 • twoway-community ― VLAN を、 コミュニティ ポート間およびコミュニティ ポートと Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)の間でトラフィックを 伝達する双方向コミュニティ VLAN として指定します。 • none ― VLANをプライベートVLANとしてでなく、標準イーサネットVLANとして指定します。 プライベート VLAN 内で使用できるのは、アクセス ポートが割り当てられていない通常の VLAN のみです。プライベート VLAN にポートを追加する場合は、set vlan コマンドを使用しないで、set pvlan コマンドを使用してください。 プライベート VLAN では、VLAN 1001、1002、1003、1004、および 1005 を使用できません。 VLAN 1025 ∼ 4094 は拡張範囲 VLAN です。 一時停止状態の VLAN は、パケットを送受信しません。 例 次に、モジュール 3 のポート 3 ∼ 7 を含むように VLAN 850 を設定する例を示します。 Console> (enable) set vlan 850 3/4-7 VLAN 850 modified. VLAN Mod/Ports ---- ----------------------850 3/4-7 Console> (enable) 次に、VLAN 7 をプライマリ VLAN として設定する例を示します。 Console> (enable) set vlan 7 pvlan-type primary Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-419 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan 次に、VLAN 901 を独立 VLAN として設定する例を示します。 Console> (enable) set vlan 901 pvlan-type isolated Console> (enable) 次に、VLAN 903 をコミュニティ VLAN として設定する例を示します。 Console> (enable) set vlan 903 pvlan-type community Console> (enable) 次に、VLAN 5 に現在マッピングされているすべてのインスタンスのマッピングを解除する例を示 します。 Console> (enable) set vlan 5 mistp-instance none Vlan 5 configuration successful Console> (enable) 関連コマンド clear config pvlan clear pvlan mapping clear vlan set pvlan set spantree macreduction set vlan mapping show pvlan show pvlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-420 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan mapping set vlan mapping 802.1Q VLAN(仮想 LAN)を ISL(スイッチ間リンク)VLAN にマッピングするには、set vlan mapping コマンドを使用します。 set vlan mapping dot1q 1q_vlan_num isl isl_vlan_num 構文の説明 dot1q 1q_vlan_num 802.1Q VLAN。有効値は 1001 ∼ 4094 です。 isl isl_vlan_num ISL VLAN。有効値は 1 ∼ 1024 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN および Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンス マッピングを設定できる のは、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)サーバ モードまたはトランスペア レント モードのスイッチ上のみです。 IEEE 802.1Q VLAN トランクは VLAN 1 ∼ 4094 をサポートします。ISL VLAN トランクは VLAN 1 ∼ 1024(1005 ∼ 1024 は予約済み)をサポートします。1000 以下の 802.1Q VLAN は、同じ番号の ISL VLAN に自動的にマッピングされます。 この機能は、1000 以上の 802.1Q VLAN を ISL VLAN にマッピングする場合に使用します。 すべてのマッピングの総数は、8 以下でなければなりません。1 つの ISL VLAN にマッピングでき るのは、1 つの 802.1Q VLAN のみです。たとえば、802.1Q VLAN 800 が ISL VLAN 800 に自動的に マッピングされている場合は、他の 802.1Q VLAN を ISL VLAN 800 に手動でマッピングしないでく ださい。 既存の 802.1Q VLAN マッピングを上書きすることはできません。802.1Q VLAN 番号がすでに存在 する場合、コマンドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。 reserved vlan の範囲は 1002 ∼ 1024 です。デフォルト メディア VLAN 1002 ∼ 1005 を除き、予約範 囲全体をマッピングすることができます。 既存 VLAN マッピングを上書きすることはできません。VLAN 番号がすでに存在する場合、コマン ドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。 VLAN 番号が存在しない場合は、次のいずれかの処理が行われます。 • スイッチがサーバ モードまたはトランスペアレント モードの場合は、すべての値がデフォル ト値に設定された VLAN が作成されます。 • スイッチがクライアント モードの場合は、VLAN を作成することなく、コマンドが処理されま す。VLAN が存在しないことを示す警告が表示されます。 テーブルが一杯である場合は、コマンドが中断され、テーブルが一杯であることを示すエラー メッ セージが表示されます。 拡張範囲 VLAN が存在する場合、dot1q VLAN は拒否されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-421 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan mapping 例 次に、VLAN 1010 を予約されていない VLAN 4000 にマッピングする例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000 Vlan 1010 successfully mapped to 4000. Console> (enable) 次に、既存マッピングを入力しなかった場合の表示例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping reserved 1011 non-reserved 4001 Vlan mapping from vlan 1011 to vlan 4001 already exists. Console> (enable) 次に、マッピング テーブルが一杯である場合の表示例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000 Vlan mapping table full. Maximum of 8 mappings allowed. Console> (enable) 次に VLAN 850 を ISL VLAN 1022 にマッピングする例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping dot1q 850 isl 1022 Vlan 850 configuration successful Vlan mapping successful Console> (enable) 次に、存在しない VLAN を入力した場合の表示例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping dot1q 2 isl 1016 Vlan Mapping Set Warning: Vlan 2 Nonexistent Console> (enable) 次に、既存マッピングを入力しなかった場合の表示例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping dot1q 3 isl 1022 1022 exists in the mapping table. Please clear the mapping first. Console> (enable) 次に、マッピング テーブルが一杯である場合の表示例を示します。 Console> (enable) set vlan mapping dot1q 99 isl 1017 Vlan Mapping Table Full. Console> (enable) 関連コマンド clear vlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-422 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vlan verify-port-provisioning set vlan verify-port-provisioning すべてのポート上で VLAN(仮想 LAN)ポートプロビジョニング検証をイネーブルまたはディセー ブルにするには、set vlan verify-port-provisioning コマンドを使用します。 set vlan verify-port-provisioning {enable | disable} 構文の説明 enable VLAN ポートプロビジョニング検証をイネーブルにします。 disable VLAN ポートプロビジョニング検証をディセーブルにします。 デフォルト VLAN ポートプロビジョニング検証はディセーブルになっています。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VLAN ポートプロビジョニング検証がイネーブルの場合は、VLAN にスイッチ ポートを割り当てる ときに、VLAN 名および VLAN 番号を指定する必要があります。VLAN 名および VLAN 番号を指 定する必要があるため、この検証機能を使用すると、ポートが正しくない VLAN に間違って配置さ れることがなくなります。 この機能がイネーブルになっていても、set vlan vlan mod/port コマンドを使用して、新しい VLAN を作成することができます。ただし、VLAN に別のポートを追加するには、VLAN 番号と VLAN 名 を両方とも指定する必要があります。SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、ダイナミック VLAN、および 802.1x などの他の機能を使用する VLAN にポートを割り当てる場合は、この機能は 影響しません。 例 次に、すべてのポートで VLAN ポートプロビジョニング検証をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set vlan verify-port-provisioning enable Vlan verify-port-provisioning feature enabled Console> (enable) 次に、すべてのポートで VLAN ポートプロビジョニング検証をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set vlan verify-port-provisioning disable vlan verify-port-provisioning feature disabled Console> (enable) 関連コマンド show vlan verify-port-provisioning Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-423 第2章 set vmps downloadmethod Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vmps downloadmethod VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)データベースをダ ウンロードする場合に、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)と Remote Copy Protocol(RCP)のいずれかを指定するには、set vmps downloadmethod コマンドを使用します。 set vmps downloadmethod {rcp | tftp} [username] 構文の説明 rcp VMPS データベースのダウンロード方法として RCP を使用します。 tftp VMPS データベースのダウンロード方法として TFTP を使用します。 username (任意)RCP を使用してダウンロードするときのユーザ名 デフォルト 他の方法を指定しない場合は、TFTP が使用されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 ダウンロード方法として tftp を指定した場合は、username オプションを使用できません。 例 次に、VMPS データベースのダウンロード方法を指定する例を示します。 Console> (enable) set vmps downloadmethod rcp jdoe vmps downloadmethod : RCP rcp vmps username : jdoe Console> (enable) 関連コマンド download set rcp username set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-424 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vmps downloadserver set vmps downloadserver VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)データベースのダ ウンロード元となる Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバまた は Remote Copy Protocol(RCP)サーバの IP アドレスを指定するには、set vmps downloadserver コ マンドを使用します。 set vmps downloadserver ip_addr [filename] 構文の説明 ip_addr VMPS データベースのダウンロード元となる TFTP サーバまたは RCP サーバ の IP アドレス filename (任意)TFTP サーバまたは RCP サーバの VMPS コンフィギュレーション ファ イル名 デフォルト ファイル名を指定しない場合は、ファイル名 vmps-config-database.1 が使用されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、VMPS データベースのダウンロード元となるサーバおよびコンフィギュレーション ファイル 名を指定する例を示します。 Console> (enable) set vmps downloadserver 192.168.69.100 vmps_config.1 IP address of the server set to 192.168.69.100 VMPS configuration filename set to vmps_config.1 Console> (enable) 関連コマンド download set vmps state set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-425 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vmps server set vmps server VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)を設定するには、set vmps server コマンドを使用します。 set vmps server ip_addr [primary] set vmps server retry count set vmps server reconfirminterval interval 構文の説明 ip_addr primary VMPS サーバの IP アドレス (任意)プライマリ VMPS サーバとして使用する装置 retry count 再試行インターバルを指定します。有効値は 1 ∼ 10 分です。 reconfirminterval interval 再確認インターバルを指定します。有効値は 0 ∼ 120 分です。 デフォルト IP アドレスを指定しない場合、VMPS はローカルな VMPS 設定を使用します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 最大で 3 台の VMPS サーバの IP アドレスを指定できます。任意の VMPS サーバをプライマリ VMPS サーバとして定義できます。 プライマリ VMPS サーバがダウンすると、以降のすべてのクエリはセカンダリ VMPS サーバに送 信されます。VMPS は 5 分ごとにプライマリ サーバのアベイラビリティをチェックします。プライ マリ VMPS サーバがオンライン状態に戻ると、以降の VMPS クエリはプライマリ VMPS サーバに 再び転送されます。 共存 VMPS を使用するには(VMPS が装置上でイネーブルの場合) 、3 つの VMPS アドレスのいず れかをインターフェイス sc0 の IP アドレスとして設定します。 再確認をディセーブルにするには、reconfirminterval interval を指定するときに 0 を入力します。 例 次に、プライマリ VMPS サーバを定義する例を示します。 Console> (enable) set vmps server 192.168.10.140 primary 192.168.10.140 added to VMPS table as primary domain server. Console> (enable) 次に、セカンダリ VMPS サーバを定義する例を示します。 Console> (enable) set vmps server 192.168.69.171 192.168.69.171 added to VMPS table as backup domain server. Console> (enable) 関連コマンド clear vmps server set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-426 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vmps state set vmps state VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)をイネーブルまた はディセーブルにするには、set vmps state コマンドを使用します。 set vmps state {enable | disable} 構文の説明 enable VMPS をイネーブルにします。 disable VMPS をディセーブルにします。 デフォルト ディセーブルです。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 set vmps state コマンドを使用する前に、set vmps tftpserver コマンドを使用して、VMPS データベー スのダウンロード元となるサーバの IP アドレスを指定する必要があります。 例 次に、VMPS をイネーブルにする例を示します。 Console> (enable) set vmps state enable Vlan membership Policy Server enabled. Console> (enable) 次に、VMPS をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) set vmps state disable All the VMPS configuration information will be lost and the resources released on disable. Do you want to continue (y/n[n]):y VLAN Membership Policy Server disabled. Console> (enable) 関連コマンド download set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-427 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vtp set vtp VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)のオプションを設定するには、set vtp コ マンドを使用します。 set vtp domain domain_name set vtp mode {client | server | transparent | off} [vlan | unknown] set vtp passwd passwd [hidden] set vtp pruning {enable | disable} set vtp version {1 | 2 | 3} set vtp primary [feature] [force] 構文の説明 domain domain_name VLAN(仮想 LAN)管理ドメインを識別する名前を定義します。 domain_name の長さは 1 ∼ 32 文字です。 mode {client | server | transparent | off} VTP モードを指定します。 vlan (任意)VLAN データベースを指定します。 unknown 不明な機能を指定します。詳細については、 「使用上の注意事項」を参 照してください。 passwd passwd VTP パスワードを定義します。VTP パスワードの長さは 8 ∼ 64 文字 です。 hidden (任意)設定内のパスワードを非表示にします。詳細については、「使 用上の注意事項」を参照してください。 pruning {enable | disable} 管理ドメイン全体で VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブ ルにします。 デフォルト version {1 | 2 | 3} VTP バージョンを指定します。 primary VTP バージョン 3 プライマリ サーバを設定します。 feature (任意)VTP モードを適用するデータベースを指定します。詳細につい ては、「使用上の注意事項」を参照してください。 force (任意)このスイッチを強制的にプライマリ サーバに設定します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • オフ モード • パスワードなし • プルーニングはディセーブル • バージョン 3 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-428 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vtp 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 このコマンドは、拡張範囲 VLAN ではサポートされていません。 VTP プルーニングおよび Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)は同時にイネーブルにでき ません。 VTP ドメイン内のすべてのスイッチで、同一 VTP バージョンを実行する必要があります。同一 VTP ドメイン内のスイッチで、VTP バージョン 1 とバージョン 2 を同時に実行することはできません。 ドメイン内のすべてのスイッチが VTP バージョン 2 対応である場合には、1 つのスイッチ上で VTP バージョン 2 をイネーブルにするだけで済みます(set vtp v2 enable コマンドを使用) 。この処理を 行うと、バージョン番号が VTP ドメイン内の他のバージョン 2 対応スイッチに伝播されます。 VTP パスワードが定義されている場合に passwd 0(ゼロ)を入力すると、VTP パスワードが消去 されます。 VTP は、サーバ、クライアント、トランスペアレント、オフの 4 種類のモードをサポートします。 サーバ モードのスイッチ上で VTP または VLAN 設定を変更した場合は、その変更が同じ VTP ドメ イン内のすべてのスイッチに伝播します。 受信側スイッチがサーバ モードで、かつそのリビジョン番号が送信側スイッチのリビジョン番号よ りも大きい場合、設定は変更されません。受信側スイッチのリビジョン番号が小さいときは、設定 が複製されます。 VTP をサーバ モードまたはクライアント モードに設定できるのは、ダイナミック VLAN 作成が ディセーブルになっているときだけです。 受信側スイッチがサーバ モードの場合、設定は変更されません。 受信側スイッチがクライアント モードの場合、クライアント スイッチは自身の設定を変更して、 サーバの設定を複製します。VTP または VLAN 設定に関するすべての変更は、サーバ モードのス イッチ上で行ってください。 受信側スイッチがトランスペアレント モードの場合、設定は変更されません。トランスペアレント モードのスイッチは、VTP に参加しません。トランスペアレント モードのスイッチで VTP または VLAN 設定を変更した場合は、変更がネットワーク内の他のスイッチに伝播されません。 VTP がオフ モードに設定されている場合のスイッチの動作は、VTP アドバタイズが転送されない ことを除き、VTP トランスペアレント モードの場合と同じです。 VTP ドメインの VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブルにするには、pruning キーワー ドを使用します。VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上にプルーニン グ適格 VLAN に属するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートか ら削除されます。ドメインに対してプルーニングがイネーブルの場合に、VLAN をプルーニングす るかどうかを指定するには、set vtp pruneeligible および clear vtp pruning コマンドを使用します。 スイッチからドメインを削除するには、clear config all コマンドを使用します。 VTP の詳細については、 『Catalyst 4500 Series Configuration Guide』の Chapter 9「Configuring VTP」 を参照してください。 注意 clear config all コマンドを使用する場合は、注意してください。このコマンドを使用すると、VTP ドメインだけでなく、スイッチ設定全体が消去されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-429 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vtp VTP パスワードを指定したあとに hidden キーワードを入力すると、設定内のパスワードが表示さ れません。パスワードの位置に、暗号化された 16 進数の秘密値が表示されます。VTP パスワード を消去するには、set vtp passwd 0 を入力します。 機能として unknown キーワードを指定すると、不明なデータベースに関連する VTP パケットが削 除されます。unknown 機能は、オフまたはトランスペアレント モードの場合のみ設定できます。す べてのデータベースのデフォルト モードはオフです。VTP バージョンを変更しても、VLAN デー タベースのモードは保護されます。 (注) 例 ソフトウェア リリース 8.1 では、VLAN データベースに関するデータベース伝播のみがサポートさ れています。「不明」データベースは存在しません。 次に、set vtp コマンドを使用する例を示します。 Console> (enable) set vtp domain Engineering mode client VTP domain Engineering modified Console> (enable) 次に、ダイナミック VLAN 作成がイネーブルの場合に、VTP をサーバまたはクライアント モード に変更しようとしたときの表示例を示します。 Console> (enable) set vtp mode server Failed to Set VTP to Server. Please disable Dynamic VLAN Creation First. Console> (enable) 次に、VTP を off モードに設定する例を示します。 Console> (enable) set vtp mode off VTP domain modified Console> (enable) 次に、VTP パスワードを設定する例を示します。 Console> (enable) set vtp passwd Sa7r12ah Generating the secret associated to the password. VTP domain pubs modified Console> (enable) 次に、VTP パスワードを設定して、設定内で非表示にする例を示します。 Console> (enable) set vtp passwd Sa7r12ah hidden Generating the secret associated to the password. The VTP password will not be shown in the configuration. VTP domain pubs modified Console> (enable) 関連コマンド clear vlan clear vtp pruning set vlan set vtp pruneeligible show vlan show vtp domain Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-430 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vtp pruneeligible set vtp pruneeligible VLAN(仮想 LAN)がプルーニング適格である VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロト コル)ドメインを指定するには、set vtp pruneeligible コマンドを使用します。 set vtp pruneeligible vlans 構文の説明 vlans デフォルト VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上でプルーニング適格 VLAN に属 するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートから削除されます。 VTP プルーニングをイネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。 VLAN 番号の範囲。有効値は 2 ∼ 1000 です。 デフォルトでは、VLAN 2 ∼ 1000 がプルーニング適格です。clear vtp pruning コマンドを使用して 一部の VLAN をプルーニング不適格にしている場合を除き、set vtp pruning コマンドを使用する必 要はありません。VLAN がプルーニング不適格な場合に、VLAN を再度プルーニング適格にするに は、set vtp pruning コマンドを使用します。 例 次に、VLAN 120 および 150 をプルーニング適格に設定する例を示します。 Console> set vtp pruneeligible 120,150 Vlans 120,150 eligible for pruning on this device. VTP domain nada modified. Console> 次の例では、VLAN 200 ∼ 500 は clear vtp pruning コマンドを使用してプルーニング不適格に設定 されています。次に、VLAN 220 ∼ 320 をプルーニング適格に戻す例を示します。 Console> set vtp pruneeligible 220-320 Vlans 2-199,220-320,501-1000 eligible for pruning on this device. VTP domain Company modified. Console> 関連コマンド clear vtp pruning set vlan show vtp domain Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-431 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド set vtp pruning set vtp pruning プルーニング適格にする VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン内の VLAN(仮想 LAN)を指定するには、set vtp pruning コマンドを使用します。 set vtp pruning vlans 構文の説明 vlans デフォルト VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上でプルーニング適格 VLAN に属 するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートから削除されます。 VTP プルーニングをイネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。clear vtp pruning コマ ンドを使用して一部の VLAN をプルーニング不適格にしている場合を除き、set vtp pruning コマン ドを使用する必要はありません。VLAN がプルーニング不適格な場合に、VLAN を再度プルーニン グ適格にするには、set vtp pruning コマンドを使用します。 例 次に、VLAN 120 および 150 をプルーニング適格に設定する例を示します。 VLAN 番号の範囲を指定します。有効値は 2 ∼ 1000 です。 Console> (enable) set vtp pruning 120,150 Vlans 120,150 eligible for pruning on this device. VTP domain nada modified. Console> (enable) この例では、VLAN 200 ∼ 500 は clear vtp pruning コマンドを使用してプルーニング不適格に設定さ れています。次に、VLAN 220 ∼ 320 をプルーニング適格に戻す例を示します。 Console> (enable) clear vtp pruning 200-500 Vlans 1,200-500,1001-1005 will not be pruned on this device. VTP domain Company modified. Console> (enable) Console> (enable) set vtp pruning 220-320 Vlans 2-199,220-320,501-1000 eligible for pruning on this device. VTP domain Company modified. Console> (enable) 関連コマンド clear vtp pruning set vlan show vtp domain Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-432 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show accounting show accounting スイッチのアカウンティング設定および設定情報を表示するには、show accounting コマンドを使用 します。 show accounting 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)アカウンティングがイネーブルである スイッチの詳細設定を示します。 Console> (enable) Event Method1 ----------exec: tacacs+ connect: radius system: tacacs+ commands: config: tacacs+ all: - show accounting Mode ---start-stop stop-only stop-only stop-only - TACACS+ Suppress for no username: disabled Update Frequency: newinfo Accounting information: ----------------------Active Accounted actions on tty2168059284l, User NULL Priv 15 Task ID 3, EXEC Accounting record, 0,00:00:22 Elapsed task_id=3 start_time=934463479 timezone=UTC service=shell Active Accounted actions on tty0l, User kannank Priv 15 Task ID 2, EXEC Accounting record, 0,00:01:23 Elapsed task_id=2 start_time=934463418 timezone=UTC service=shell Active Accounted actions on tty2168059284l, User danny Priv 15 Task ID 4, Connection Accounting record, 0,00:00:07 Elapsed task_id=4 start_time=934463495 timezone=UTC service=connection protocol=telnet addr=-1407968771 cmd=telnet 172.20.25.253 Overall Accounting Starts Exec 1 Connect 0 Command 0 System 0 Console> (enable) Traffic: Stops Active 0 2 0 1 0 0 0 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-433 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show accounting 次に、Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)アカウンティングがイネー ブルであるスイッチの詳細設定を示します。 Console> (enable) show accounting Tacacs key: Tacacs login attempts: 3 Tacacs timeout: 5 seconds Tacacs direct request: disabled Tacacs-Server -------------171.69.1.2 171.69.1.3 Status ------primary TACACS+ Suppress for no username: disabled Update Frequency: newinfo Accounting information: ----------------------Active Accounted actions on tty2168059284l, User NULL Priv 15 Task ID 3, EXEC Accounting record, 0,00:00:22 Elapsed task_id=3 start_time=934463479 timezone=UTC service=shell Active Accounted actions on tty0l, User kannank Priv 15 Task ID 2, EXEC Accounting record, 0,00:01:23 Elapsed task_id=2 start_time=934463418 timezone=UTC service=shell Active Accounted actions on tty2168059284l, User danny Priv 15 Task ID 4, Connection Accounting record, 0,00:00:07 Elapsed task_id=4 start_time=934463495 timezone=UTC service=connection protocol=telnet addr=-1407968771 cmd=telnet 172.20.25.253 Overall Accounting Starts Exec 1 Connect 0 Command 0 System 0 Traffic: Stops Active 0 2 0 1 0 0 0 0 Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands set accounting connect set accounting exec set accounting suppress set accounting system set accounting update Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-434 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show alias show alias 定義されたコマンド エイリアスのリストを表示するには、show alias コマンドを使用します。 show alias [name] 構文の説明 name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべてのエイリアスを表示する例を示します。 (任意)表示するエイリアスの名前。name を指定しない場合は、すべての定 義済みエイリアスが表示されます。 Console> show alias shint show interface cc clear config shf show flash sip show ip route Console> 関連コマンド clear kerberos clients mandatory session set alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-435 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show arp show arp Address Resolution Protocol(ARP)テーブルを表示するには、show arp コマンドを使用します。 show arp [ip_addr | hostname] [noalias] 構文の説明 ip_addr (任意)IP アドレス番号 hostname (任意)ホスト名 noalias (任意)IP アドレスのみを表示し、IP エイリアスは表示しません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 出力画面の ARP エージング タイムは、ARP エントリが ARP テーブルから削除されるまでの期間を 示します。この値を設定するには、set arp agingtime コマンドを使用します。出力の残りの行は、IP アドレス (またはIPエイリアス)とMAC (メディア アクセス制御) アドレスのマッピングを示します。 ARP キャッシュが大きい場合に特定の IP ホストを指定するには、ip_addr または hostname オプショ ンを使用します。 例 次に、ARP テーブルを表示する例を示します。 Console> (enable) show arp ARP Aging time = 300 sec + - Permanent Arp Entries * - Static Arp Entries * 2.2.2.2 + 1.1.1.1 142.10.52.195 Console> (enable) at 00-08-cc-44-aa-18 on vlan 5 at 00-08-94-cc-02-aa on vlan 5 at 00-10-07-3c-05-13 port 7/1-4 on vlan 5 次に、ARP テーブルを表示し、エイリアスを表示しない例を示します。 Console> (enable) show arp noalias ARP Aging time = 300 sec + - Permanent Arp Entries * - Static Arp Entries 142.10.52.195 121.23.79.121 Console> (enable) 関連コマンド at 00-10-07-3c-05-13 port 7/1-4 on vlan 5 at 00-00-1c-03-00-40 port 7/1-4 on vlan 5 clear arp set arp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-436 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show authentication show authentication 認証情報を表示するには、show authentication コマンドを使用します。 show authentication 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、認証情報を表示する例を示します。 Console> show authentication Login Authentication: Console Session --------------------- ---------------tacacs disabled radius disabled kerberos disabled local* enabled(primary) attempt limit 3 lockout timeout (sec) disabled Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) 3 disabled Http Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) - Enable Authentication: ---------------------tacacs radius kerberos local* attempt limit lockout timeout (sec) Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) 3 disabled Http Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) - Console Session ----------------disabled disabled disabled enabled(primary) 3 disabled *Local User feature enabled. Console> 関連コマンド set authentication enable set authentication login Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-437 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show authorization show authorization スイッチの許可設定および設定情報を表示するには、show authorization コマンドを使用します。 show authorization 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、許可情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show authorization Telnet: ------- exec: enable: commands: config: all: Primary ------tacacs+ - Fallback -------If-authen - tacacs+ - If-authen - Primary ------tacacs+ - Fallback -------If-authen - Console: -------- exec: enable: commands: config: all: Console> (enable) 関連コマンド - set authorization commands set authorization enable set authorization exec Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-438 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show banner show banner Message-of-The-Day(MoTD)バナーを表示するには、show banner コマンドを使用します。 show banner 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、NVRAM(不揮発性 RAM)に格納された MoTD および Catalyst 4500 シリーズのスイッチ ファ ブリック モジュール LCD バナーを表示する例を示します。 Console> show banner MOTD banner: Catalyst 4006, Software Release 6.1(1) Console> 関連コマンド set banner motd Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-439 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show boot ― ROM モニタ show boot ― ROM モニタ BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容を表示するには、show boot コ マンドを使用します。 show boot 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定に関する情報を表示する例を示 します。 rommon 1 > show boot BOOT variable = bootflash:cat4000.6-1-1.bin,1; Configuration reg is 0x41 ignore-config: enabled console baud: 9600 boot: first image in "bootflash:" autoboot state = 2 autoboot count = 0 autoboot sptr = 0 rommon 2 > 関連コマンド boot clear boot ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-440 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show boot ― スイッチ show boot ― スイッチ (注) このコマンドは、Supervisor Engine III または Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチ のスーパバイザ エンジン モジュールにのみ適用されます。Supervisor Engine I または II 上でこのコ マンドを実行すると、エラー メッセージが表示されます。 BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容を表示するには、show boot コ マンドを使用します。 show boot [mod] 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、show boot コマンドを使用する例を示します。 (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号 Console> show boot BOOT variable = bootflash:cat5000-sup3.5-1-0-59.bin,1;bootflash:cat5000-sup3.4-; CONFIG_FILE variable = slot0:cfgfile1;slot0:cfgfile2 Configuration register is 0x10f ignore-config: disabled auto-config: recurring console baud: 9600 boot: image specified by the boot system commands Console> 関連コマンド clear boot ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-441 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cam show cam CAM(連想メモリ)テーブルを表示するには、show cam コマンドを使用します。 show cam count {dynamic | static | permanent | system} [vlan] show cam {dynamic | static | permanent} mod/port show cam mac_addr [vlan] 構文の説明 count CAM エントリ数のみを表示します。 dynamic ダイナミック CAM エントリを表示します。 static スタティック CAM エントリを表示します。 permanent 固定 CAM エントリを表示します。 system システム CAM エントリを表示します。 vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号を指定します。vlan オプションを使用しな い場合は、すべての VLAN が表示されます。 mod/port (任意)モジュールおよびポート番号を指定します。 mac_addr MAC(メディア アクセス制御)アドレスを指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)デュアル PHY OC-12 モジュールの MAC ア ドレスに関連する出力を表示すると、Virtual Circuit Descriptor(VCD) 、Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)、VCI(仮想回線識別子)、および Virtual Circuit(VC)タイプなどの追加情報が表 示されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show cam コマンドを入力すると、CAM テーブル エントリが表 示されます。 例 次に、すべての VLAN のダイナミック CAM エントリを表示する例を示します。 Console> show cam dynamic * = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry. VLAN ---1 1 1 1 1 1 1 Dest MAC/Route Des -----------------00-60-5c-86-5b-81 00-60-2f-35-48-17 00-80-24-f3-47-20 00-60-09-78-96-fb 00-80-24-1d-d9-ed 00-80-24-1d-da-01 08-00-20-7a-63-01 Destination Ports or VCs / [Protocol Type] ---------------------------------------------------4/1 [ALL] 4/1 [ALL] 1/2 [ALL] 4/1 [ALL] 1/2 [ALL] 1/2 [ALL] 4/1 [ALL] Total Matching CAM Entries Displayed = 7 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-442 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cam 次に、すべての VLAN に関するダイナミック CAM エントリを含めて、ATM デュアル PHY OC-12 モジュールの MAC アドレスに関連する出力を表示する例を示します。 Console> show cam dynamic VLAN Dest MAC/Route Des Destination Ports or VCs ---- ------------------ ---------------------------------------------------12 00-14-14-14-14-1c 6/1 12 00-14-14-14-14-1d 6/1 12 00-14-14-14-14-1a 6/1 12 00-14-14-14-14-1b 6/1 12 00-14-14-14-14-18 6/1 12 00-14-14-14-14-19 6/1 12 00-14-14-14-14-16 6/1 12 00-14-14-14-14-17 6/1 12 00-14-14-14-14-14 6/1 12 00-14-14-14-14-15 6/1 6 00-14-14-14-14-16 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-17 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-14 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-15 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-1a 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-1b 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-18 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-19 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-1c 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 6 00-14-14-14-14-1d 4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct 3 00-14-14-14-14-14 4/1 VCD:101 VPI:0 VCI:130 Type: LANE Data Direct 3 00-14-14-14-14-15 4/1 VCD:101 VPI:0 VCI:130 Type: LANE Data Direct Do you wish to continue y/n [n]? n Total Matching CAM Entries Displayed = 21 Console> 表 2-15 に、ATM デュアル PHY OC-12 モジュールに show cam dynamic コマンドを実行した場合の 出力フィールドを示します。 表 2-15 show cam dynamic コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VCD VC の VCD VPI VC の VPI VCI VC の VCI Type VC のタイプ(LANE Data Direct、LANE bus、または AAL5SNAP PVC) 次の例では、CAM エントリとしてルータがリストされています。MAC アドレスがルータに属する 場合、MAC アドレスに [R] が付加されて表示されます。VLAN が指定されている場合は、VLAN 番 号に一致する CAM エントリのみが表示されます。 Console> show cam 00-00-81-01-23-45 * = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry Router Watergate with IP address 172.25.55.1 has CAM entries: VLAN Dest MAC/Route Des Destination Ports or VCs ---- --------------------------------------------------------------------1 00-00-81-01-23-45R 2/9 [IP] 2 00-00-81-01-23-45R 2/10 [IP] Total Matching CAM Entries = 2 Console> 関連コマンド clear cam set cam agingtime show cam agingtime show config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-443 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cam agingtime show cam agingtime 設定されたすべての VLAN(仮想 LAN)の CAM(連想メモリ)エージング タイム情報を表示する には、show cam agingtime コマンドを使用します。 show cam agingtime 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、CAM エージング タイム情報を表示する例を示します。 Console> VLAN 1 VLAN 3 VLAN 5 VLAN 9 VLAN 100 VLAN 200 VLAN 201 VLAN 202 VLAN 203 Console> 関連コマンド show cam agingtime aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec aging time = 300 sec clear cam set cam agingtime show cam Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-444 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cam notification show cam notification CAM(連想メモリ)テーブル通知、通知インターバル、追加および削除された MAC(メディア ア クセス制御)アドレスのステータスを表示するには、show cam notification コマンドを使用します。 show cam notification {all | counters | enable | interval | historysize | mod/port} show cam notification history [{[-]number_of_log_entries}] 構文の説明 all CAM 通知のカウンタ、機能、インターバル、およびログ サイズ情報 を表示します。 counters CAM 通知カウンタ情報を表示します。 enable CAM 通知機能情報を表示します。 interval CAM 通知インターバルを表示します。 historysize CAM 通知ログ サイズ (任意)モジュールおよびポート番号 mod/port CAM 通知ヒストリ ログを表示します。 history - (任意)最近のログ エントリ number_of_log_entries (任意)表示する CAM 通知ログ エントリ数。CAM 通知ログ数を指定 しない場合は、ログ全体が表示されます。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、CAM 通知カウンタを表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification counters MAC addresses added = 3 MAC addresses removed = 5 MAC addresses added overflowed = 0 MAC addresses removed overflowed = 0 MAC address SNMP traps generated = 0 Console> 次に、CAM 通知機能情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification enable MAC address change detection enabled Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-445 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cam notification 次に、モジュール 2 のポート 1 ∼ 6 の CAM 通知情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification 2/1-6 Mod/Port Added Removed --------- -------- -------2/1 enabled disabled 2/2 enabled disabled 2/3 enabled enabled 2/4 enabled enabled 2/5 disabled enabled 2/6 disabled enabled Console> 次に、CAM 通知インターバルを表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification interval CAM notification interval = 10 second(s). Console> 次に、CAM 通知ヒストリ情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification history Index Timestamp Operation Address Vlan Mod/Port =============================================================================== 4 16676708 Unlearned 00:00:00:00:00:64 2 2/6 Unlearned 00:00:00:00:00:63 2 2/6 Unlearned 00:00:00:00:00:62 2 2/6 Learned 00:00:00:00:00:61 2 2/4 Learned 00:00:00:00:00:60 2 2/4 Unlearned 00:00:00:00:00:5f 2 2/4 Unlearned 00:00:00:00:00:5e 2 2/5 5 16697903 Learned 00:00:00:00:00:1a 1 2/1 Console> 次に、CAM 通知ログ サイズ情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification historysize MAC address change history log size = 300 Console> 次に、CAM 通知設定情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show cam notification all MAC address change detection enabled CAM notification interval = 10 second(s). MAC address change history log size = 300 MAC addresses added = 3 MAC addresses removed = 5 MAC addresses added overflowed = 0 MAC addresses removed overflowed = 0 MAC address SNMP traps generated = 0 Console> 関連コマンド clear cam set cam set cam agingtime set cam notification set snmp trap show cam Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-446 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cdp show cdp Cisco Discovery Protocol(CDP)情報を表示するには、show cdp コマンドを使用します。 show cdp show cdp neighbors [mod] [vlan | duplex | capabilities | detail] show cdp neighbors [mod/port] [vlan | duplex | capabilities | detail] show cdp port [mod] show cdp port [mod/port] 構文の説明 スイッチに接続されたシスコ製品の CDP 情報を表示します。 neighbors mod (任意)CDP 情報を表示するモジュール番号。モジュール番号を指定しない場 合は、スイッチ全体の CDP 情報が表示されます。 vlan (任意)近接するシスコ製品のネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号を表示し ます。 duplex (任意)近接するシスコ製品のデュプレックス モードを表示します。 capabilities (任意)近接するシスコ製品の機能コードを表示します。有効値は R、T、B、 S、H、I、および r(R =ルータ、T =トランス ブリッジ、B =送信元ルート ブリッジ、S =スイッチ、H =ホスト、I = IGMP、および r =リピータ)です。 detail (任意)近接するシスコ製品の詳細情報を表示します。 port (任意)CDP 情報を表示するポートの番号 CDP ポートの設定を表示します。 port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、システムの CDP 情報を表示する例を示します。 Console> show cdp CDP Message Interval Hold Time Version Console> :enabled :60 :180 :V2 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-447 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cdp 次に、詳細な CDP ネイバ情報を表示する例を示します。この出力は、コマンド実行時のネットワー ク設定によって異なります。 Console> show cdp neighbors 4/4 detail Port (Our Port):4/4 Device-ID:69046406 Device Addresses: IP Address:172.20.25.161 Holdtime:150 sec Capabilities:TRANSPARENT_BRIDGE SWITCH Version: WS-C5509 Software, Version McpSW: 5.3(0.29)BOU NmpSW: 5.3(0.29)BOU Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems Port-ID (Port on Device):4/8 Platform:WS-C6009 VTP Management Domain:unknown Native VLAN:1 Duplex:half Console> 次に、近接するシステムの CDP 情報を表示する例を示します。 Console> show cdp neighbors * - indicates vlan mismatch. # - indicates duplex mismatch. Port -------3/5 3/6 4/1 4/2 4/20 5/1 5/1 5/1 5/1 Console> Device-ID ------------------------------002267619 002267619 002267619 002267619 069000057 005763872 066506245 066508595 066508596 Port-ID ------------------------3/6 * 3/5 4/2 4/1 # 8/5 2/1 2/1 5/12 *# 5/1 Platform -----------WS-C4000 WS-C4000 WS-C4000 WS-C4000 WS-C5500 WS-C5000 WS-C5505 WS-C5505 WS-C5505 次に、近接するシステムの VLAN 情報を表示する例を示します。 Console> show cdp vlan * - indicates vlan mismatch. # - indicates duplex mismatch. Port -------3/5 3/6 4/1 4/2 4/20 5/1 5/1 Console> Device-ID ------------------------------002267619 002267619 002267619 002267619 069000057 066508595 066508596 Port-ID ------------------------3/6 * 3/5 4/2 4/1 # 8/5 5/12 *# 5/1 NativeVLAN ---------1 1 1 1 1 1 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-448 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cdp 次に、近接するシステムのデュプレックス情報を表示する例を示します。 Console> show cdp neighbors duplex * - indicates vlan mismatch. # - indicates duplex mismatch. Port -------3/5 3/6 4/1 4/2 4/20 5/1 5/1 5/1 5/1 Console> Device-ID ------------------------------002267619 002267619 002267619 002267619 069000057 005763872 066506245 066508595 066508596 Port-ID ------------------------3/6 * 3/5 4/2 4/1 # 8/5 2/1 2/1 5/12 *# 5/1 Duplex -----half half full full half half 次に、近接するシステムの機能情報を表示する例を示します。 Console> show cdp neighbors capabilities * - indicates vlan mismatch. # - indicates duplex mismatch. Port -------3/5 3/6 4/1 4/2 4/20 5/1 5/1 5/1 5/1 Console> Device-ID ------------------------------002267619 002267619 002267619 002267619 069000057 005763872 066506245 066508595 066508596 Port-ID ------------------------3/6 * 3/5 4/2 4/1 # 8/5 2/1 2/1 5/12 *# 5/1 Capabilities -----------T S T S T S T S T B S T B S T B S T B S T B S 次に、すべてのポートの CDP 情報を表示する例を示します。 Console> show cdp CDP Message Interval Hold Time Version Port -------2/1 2/2 5/1 5/2 5/3 5/4 5/5 5/6 5/7 5/8 Console> 関連コマンド port :enabled :60 :180 :V2 CDP Status ---------enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled set cdp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-449 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cgmp leave show cgmp leave Cisco Group Management Protocol(CGMP)脱退機能のステータスを表示するには、show cgmp leave コマンドを使用します。 show cgmp leave 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、CGMP 脱退機能のステータスを表示する例を示します。 Console> show cgmp leave CGMP: enabled CGMP leave: enabled CGMP FastLeave: enabled Console> 関連コマンド set cgmp set cgmp fastleave set cgmp leave Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-450 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cgmp statistics show cgmp statistics Cisco Group Management Protocol(CGMP)統計情報を表示するには、show cgmp statistics コマンド を使用します。 show cgmp statistics [vlan_id] 構文の説明 vlan_id デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VLAN 1 の CGMP 統計情報を表示する例を示します。 (任意)CGMP 統計情報を表示する VLAN(仮想 LAN)の番号 Console> show cgmp statistics 1 CGMP enabled CGMP statistics for vlan 1: valid rx pkts received invalid rx pkts received valid cgmp joins received valid cgmp leaves received valid igmp leaves received valid igmp queries received igmp gs queries transmitted igmp leaves transmitted failures to add GDA to EARL topology notifications received number of CGMP packets dropped Console> 211915 0 211729 186 0 3122 0 0 0 80 2032227 表 2-16 に、show cgmp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-16 show cgmp statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Valid rx pkts received 受信された有効な CGMP パケット数 Invalid rx pkts received 受信された無効な CGMP パケット数 valid cgmp joins received 受信された CGMP グループ固有のクエリ数 valid cgmp leaves received 受信された CGMP 脱退数 valid igmp leaves received 受信された Internet Group Management Protocol(IGMP; インター ネット グループ管理プロトコル)脱退数 valid igmp queries received 受信された IGMP レポート数 igmp gs queries transmitted スイッチが送信した IGMP グループ固有クエリと同等のクエリ 数 igmp leaves transmitted スイッチが送信した IGMP 脱退数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-451 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show cgmp statistics 表 2-16 show cgmp statistics コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 failures to add GDA to EARL スイッチが Enhanced Address Recognition Logic(EARL)テーブ ルにマルチキャスト エントリ (Group Destination Address [GDA]) を追加する処理に失敗した回数 topology notifications received スイッチが受信したトポロジー変更通知数 number of CGMP packets dropped スイッチが削除した IGMP パケット数 関連コマンド clear cgmp statistics set cgmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-452 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel show channel EtherChannel ID に基づいてチャネルの EtherChannel 設定情報および統計情報を表示するには、show channel コマンドを使用します。 show channel [channel_id] [statistics | mac | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp |qos | auxiliaryvlan | jumbo]] 構文の説明 channel_id (任意)チャネルの EtherChannel ID statistics (任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル) 統計情報を表示します。 mac (任意)EtherChannel トラフィック統計情報を表示します。 info (任意)EtherChannel 設定情報を表示します。 spantree (任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。 trunk (任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。 protocol (任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。 gmrp (任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ を表示します。 gvrp (任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表 示します。 qos (任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示 します。 auxiliaryvlan (任意)外部 VLAN に関する設定情報のみを表示します。 jumbo (任意)ジャンボに関する設定情報のみを表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 channel_id を指定しない場合は、すべてのチャネルの EtherChannel 情報が表示されます。 機能固有のキーワードを指定しないでinfo キーワードを使用すると、 すべての情報が表示されます。 指定した EtherChannel が使用されていない場合は、情報が表示されません。 例 次に、EtherChannel 835 の PAgP 統計情報を表示する例を示します。 Console> show Port Channel id ----- ------7/5 835 7/6 835 Console> channel 835 PAgP Pkts Transmitted ----------194 204 statistics PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts Received InFlush RetnFlush OutFlush InError --------- --------- --------- --------- --------81 0 0 0 0 85 0 0 0 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-453 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel 次に、EtherChannel のトラフィック統計情報を表示する例を示します。 Console> show channel 835 mac Channel Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------835 0 114650 0 Channel Xmit-Unicast Xmit-Multicast Xmit-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------835 0 177145 0 Channel Rcv-Octet Xmit-Octet -------- -------------------- -------------------835 10852890 14371660 Channel Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost Out-Lost -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------835 0 0 0 0 0 0 Console> 次に、すべてのチャネルの EtherChannel 情報を表示する例を示します。 Console> show channel Channel Id Ports ----------- ----------------------------------------------768 2/1-2 769 4/3-4 770 4/7-8 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-454 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel 次に、EtherChannel 835 の設定情報を表示する例を示します。 Console> show channel Chan Port Status id ---- ----- ---------835 7/5 connected 835 7/6 connected 835 info Channel Admin Speed Duplex Vlan mode group -------------------- ----- ----- ------ ---on 58 a-100 a-full 1 on 58 a-100 a-full 1 Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 ifOper-group Neighbor Chan Oper-Distribution PortSecurity/ Index Oper-group cost Method Dynamic Port ----- ---------- ---------- ----- ----------------- ------------379 1 0 mac both 379 1 0 mac both Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 Device-ID Port-ID Platform ------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500) 3/5 WS-C5500 069003103(5500) 3/6 WS-C5500 Chan Port Trunk-status Trunk-type Trunk-vlans id ----- ----- ------------ ------------- ----------------------------------------835 7/5 not-trunking negotiate 1-1005 835 7/6 not-trunking negotiate 1-1005 Chan Port Portvlancost-vlans id ---- ----- -------------------------------------------------------------------835 7/5 835 7/6 Chan Port Port id priority ---- ----- -------835 7/5 32 835 7/6 32 Portfast Port Port vlanpri vlanpri-vlans -------- ------- -----------------------------------------disabled 0 disabled 0 Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 IP IPX Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 GMRP status -------enabled enabled GMRP registration -----------Normal Normal Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 GVRP status -------disabled disabled GVRP GVRP registration applicant ------------- --------Normal Normal Normal Normal Chan Port id ---- ----835 7/5 835 7/6 Console> Qos-Tx Qos-Rx Qos-Trust Group -------- -------- -------on auto-on auto-on on auto-on auto-on GMRP forwardAll ---------disabled disabled Qos-DefCos ------ ------ ------------ ---------1q4t untrusted 0 1q4t untrusted 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-455 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel 表 2-17 に、show channel statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-17 show channel statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port ポート番号 Channel id EtherChannel ID PAgP Pkts Transmitted ポート上で送信された PAgP パケット数 PAgP Pkts Received ポート上で受信された PAgP パケット数 PAgP Pkts InFlush 受信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts RetnFlush 戻された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts OutFlush 送信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts InError 受信された PAgP エラー パケット数 表 2-18 に、show channel mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-18 show channel mac コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Channel EtherChannel ID Rcv-Unicast EtherChannel で受信されたユニキャスト フレーム数 Rcv-Multicast EtherChannel で受信されたマルチキャスト フレーム数 Rcv-Broadcast EtherChannel で受信されたブロードキャスト フレーム数 Xmit-Unicast EtherChannel で送信されたユニキャスト フレーム数 Xmit-Multicast EtherChannel で送信されたマルチキャスト フレーム数 Xmit-Broadcast EtherChannel で送信されたブロードキャスト フレーム数 Rcv-Octet EtherChannel で受信されたオクテット フレーム数 Xmit-Octet EtherChannel で送信されたオクテット フレーム数 表 2-19 に、show channel info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-19 show channel info コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Chan id EtherChannel ID Port ポート番号 Status ポート接続ステータス Channel mode EtherChannel モード Admin group EtherChannel 管理グループ Speed ポート速度 Duplex ポートのデュプレックス Vlan Port VLAN メンバーシップ if-index インターフェイスのインデックス番号 Oper-group グループの機能 Neighbor Oper-group ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID Chan cost EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-456 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel 表 2-19 関連コマンド show channel info コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Oper-Distribution Method EtherChannel フレーム配信方法 PortSecurity/Dynamic Port ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示すス テータス Device-ID 近接装置のシリアル番号およびホスト名 Port-ID 近接装置の接続先ポート番号 Platform 近接装置のプラットフォーム Trunk-status VLAN トランキング モード Trunk-type VLAN トランクのカプセル化タイプ Trunk-vlans トランクの許可 VLAN リスト Portvlancost-vlans スパニングツリー ポート VLAN コストおよび関連する VLAN ID Port priority スパニングツリー ポートのプライオリティ Portfast スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート Port vlanpri-vlans スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連する VLAN ID IP IP プロトコル フィルタリング モード IPX IPX プロトコル フィルタリング モード Group グループ プロトコル フィルタリング モード GMRP status GMRP イネーブル ステート GMRP registration GMRP 登録モード GMRP forwardAll GMRP forward-all イネーブル ステート GVRP status GVRP イネーブル ステート GVRP registration GVRP 登録モード GVRP applicant GVRP 加入者モード Qos-Tx 送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Rx 受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Trust QoS ポートの信頼状態 QoS-DefCos QoS のデフォルト CoS set channel cost set channel vlancost set port channel show channel group show port channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-457 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel group show channel group EtherChannel 管理グループ メンバーシップに基づいて、チャネルの EtherChannel 設定情報および統 計情報を表示するには、show channel group コマンドを使用します。 show channel group [admin_group] [statistics | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp | qos | auxiliaryvlan | jumbo]] 構文の説明 admin_group (任意)EtherChannel 管理グループの番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。 statistics (任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル) 統計情報を表示します。 info (任意)EtherChannel 設定情報を表示します。 spantree (任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。 trunk (任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。 protocol (任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。 gmrp (任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ を表示します。 gvrp (任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表 示します。 qos (任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示 します。 auxiliaryvlan (任意)外部 VLAN に関する設定情報のみを表示します。 jumbo (任意)ジャンボに関する設定情報のみを表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 admin_group を指定しない場合は、すべての管理グループの EtherChannel 情報が表示されます。 機能固有のキーワードを指定しないでinfo キーワードを使用すると、 すべての情報が表示されます。 例 次に、EtherChannel 管理グループ 58 の EtherChannel 情報を表示する例を示します。 Console> show channel group 58 Admin Port Status Channel Channel group Mode id ----- ----- ---------- -------------------- -------58 6/5 connected on 835 58 6/6 connected on 835 Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 Console> Device-ID Port-ID Platform ------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500) 3/5 WS-C5500 069003103(5500) 3/6 WS-C5500 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-458 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel group 次に、EtherChannel 管理グループ 58 の PAgP 統計情報を表示する例を示します。 Console> show Port Admin Group ----- ------6/5 58 6/6 58 Console> channel group 58 statistics PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts Transmitted Received InFlush RetnFlush OutFlush InError ----------- --------- --------- --------- --------- --------194 81 0 0 0 0 204 85 0 0 0 0 次に、EtherChannel 管理グループ 58 の EtherChannel 設定情報を表示する例を示します。 Console> show channel group 58 info Admin Port Status Channel Ch Speed group mode id ----- ----- ---------- -------------------- ----- ----58 6/5 connected on 835 a-100 58 6/6 connected on 835 a-100 Duplex Vlan ------ ---a-full 1 a-full 1 Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 ifOper-group Neighbor Chan Oper-Distribution PortSecurity/ Index Oper-group cost Method Dynamic Port ----- ---------- ---------- ----- ----------------- ------------379 1 0 mac both 379 1 0 mac both Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 Device-ID Admin group ----58 58 Admin group ----58 58 Port Trunk-status Trunk-type ----6/5 6/6 Port ------------ ------------- ----------------------------------------not-trunking negotiate 1-1005 not-trunking negotiate 1-1005 Portvlancost-vlans Port-ID Platform ------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500) 3/5 WS-C5500 069003103(5500) 3/6 WS-C5500 Trunk-vlans ----- -------------------------------------------------------------------6/5 6/6 Admin Port Port group priority ----- ----- -------58 6/5 32 58 6/6 32 Portfast Port Port vlanpri vlanpri-vlans -------- ------- -----------------------------------------disabled 0 disabled 0 Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 IP IPX Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 GMRP status -------enabled enabled GMRP registration -----------Normal Normal Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 GVRP status -------disabled disabled GVRP GVRP registration applicant ------------- --------Normal Normal Normal Normal Admin Port group ----- ----58 6/5 58 6/6 Console> Qos-Tx Qos-Rx Qos-Trust Group -------- -------- -------on auto-on auto-on on auto-on auto-on GMRP forwardAll ---------disabled disabled Qos-DefCos ------ ------ ------------ ---------untrusted 0 untrusted 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-459 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel group 表 2-20 に、show channel group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-20 show channel group コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Admin group EtherChannel 管理グループ Port ポート番号 Status ポート接続ステータス Channel Mode EtherChannel モード Channel id EtherChannel ID Device-ID 近接装置のシリアル番号およびホスト名 Port-ID 近接装置の接続先ポート番号 Platform 近接装置のプラットフォーム 表 2-21 に、show channel group statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-21 show channel group statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port ポート番号 Admin Group EtherChannel 管理グループ PAgP Pkts Transmitted ポート上で送信された PAgP パケット数 PAgP Pkts Received ポート上で受信された PAgP パケット数 PAgP Pkts InFlush 受信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts RetnFlush 戻された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts OutFlush 送信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts InError 受信された PAgP エラー パケット数 表 2-22 に、show channel group info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-22 show channel group info コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Admin group EtherChannel 管理グループ Port ポート番号 Status ポート接続ステータス Channel mode EtherChannel モード Ch id EtherChannel ID Speed ポート速度 Duplex ポートのデュプレックス Vlan Port VLAN メンバーシップ if-Index インターフェイスのインデックス番号 Oper-group グループの機能 Neighbor Oper-group ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID Chan cost EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト Oper-Distribution Method EtherChannel フレーム配信方法 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-460 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel group 表 2-22 関連コマンド show channel group info コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 PortSecurity/Dynamic Port ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示すス テータス Device-ID 近接装置のシリアル番号およびホスト名 Port-ID 近接装置の接続先ポート番号 Platform 近接装置のプラットフォーム Trunk-status VLAN トランキング モード Trunk-type VLAN トランクのカプセル化タイプ Trunk-vlans トランクの許可 VLAN リスト Portvlancost-vlans スパニングツリー ポート VLAN コストおよび関連する VLAN ID Port priority スパニングツリー ポートのプライオリティ Portfast スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート Port vlanpri-vlans スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連する VLAN ID IP IP プロトコル フィルタリング モード IPX IPX プロトコル フィルタリング モード Group グループ プロトコル フィルタリング モード GMRP status GMRP イネーブル ステート GMRP registration GMRP 登録モード GMRP forwardAll GMRP forward-all イネーブル ステート GVRP status GVRP イネーブル ステート GVRP registration GVRP 登録モード GVRP applicant GVRP 加入者モード Qos-Tx 送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Rx 受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Trust QoS ポートの信頼状態 QoS-DefCos QoS のデフォルト CoS set channel cost set channel vlancost set port channel show channel show port channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-461 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel mac show channel mac チャネルの MAC(メディア アクセス制御)情報を表示するには、show channel mac コマンドを使 用します。 show channel mac 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、チャネルの MAC 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show channel mac Channel Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------Channel Xmit-Unicast Xmit-Multicast Xmit-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------Channel Rcv-Octet Xmit-Octet -------- -------------------- -------------------Channel Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost Out-Lost -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-462 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channelprotocol show channelprotocol シ ステ ム の各 モジ ュ ール で使 用 され てい る チャ ネリ ン グ プロ ト コル を表 示 する には、show channelprotocol コマンドを使用します。 show channelprotocol 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、システムの各モジュールで使用されているプロトコルを表示する例を示します。 Console> show channelprotocol Channel Module Protocol ------ -------1 LACP 2 LACP 3 PAGP 4 LACP Console> 関連コマンド set channelprotocol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-463 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show channel traffic show channel traffic MAC(メディア アクセス制御)カウンタに基づくチャネル ポートの利用率を表示するには、show channel traffic コマンドを使用します。 show channel traffic [channel_id] 構文の説明 channel_id デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 channel_id を指定しない場合は、すべてのチャネルの EtherChannel 情報が表示されます。 (任意)チャネルの番号 指定されたチャネルが使用されていない場合は、情報が表示されません。 例 次に、チャネルのトラフィック情報を表示する例を示します。 Console> show channel traffic 769 ChanId Port Rx-Ucst Tx-Ucst Rx-Mcst Tx-Mcst Rx-Bcst Tx-Bcst ------ ----- ------- ------- ------- ------- ------- ------769 1/1 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 769 1/2 100.00% 100.00% 100.00% 100.00% 0.00% 0.00% Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-464 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config show config デフォルト以外のシステム設定を表示するには、show config コマンドを使用します。 show config {system | mod} [all] 構文の説明 system システム設定を表示します。 mod モジュールの番号 (任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報 all デフォルト デフォルト以外の設定のみが表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定全体を表示するには、all キーワードを使用します。 例 次に、デフォルト以外のシステムおよびモジュールの設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show config This command shows non-default configurations only. Use 'show config all' to show both default and non-default configurations. ........ .. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! #Time: Thu Dec 23 1999, 21:56:01 ! #version 5.4(0.52)MIA7-Eng #System Web Interface Version 5.0(0.25) ! set editing disable ! #frame distribution method set port channel all distribution mac unknown ! #snmp set snmp trap 0.0.0.0 set snmp trap 0.0.0.0 ! #kerberos set kerberos server 0.0.0.0 set kerberos server 0.0.0.0 set kerberos realm set kerberos realm ! #vtp set vtp domain Lab_Network set vtp v2 enable set vtp pruning enable set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active set vlan 2 name VLAN0002 type ethernet mtu 1500 said 100002 state active set vlan 6 name VLAN0006 type ethernet mtu 1500 said 100006 state active Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-465 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set set ! #ip set vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan 10 name VLAN0010 type ethernet mtu 1500 said 100010 state active 20 name VLAN0020 type ethernet mtu 1500 said 100020 state active 50 name VLAN0050 type ethernet mtu 1500 said 100050 state active 100 name VLAN0100 type ethernet mtu 1500 said 100100 state active 152 name VLAN0152 type ethernet mtu 1500 said 100152 state active 200 name VLAN0200 type ethernet mtu 1500 said 100200 state active 300 name VLAN0300 type ethernet mtu 1500 said 100300 state active 303 name VLAN0303 type fddi mtu 1500 said 100303 state active 400 name VLAN0400 type ethernet mtu 1500 said 100400 state active 500 name VLAN0500 type ethernet mtu 1500 said 100500 state active 521 name VLAN0521 type ethernet mtu 1500 said 100521 state active 524 name VLAN0524 type ethernet mtu 1500 said 100524 state active 570 name VLAN0570 type ethernet mtu 1500 said 100570 state active 801 name VLAN0801 type trbrf mtu 4472 said 100801 state active bridge 850 name VLAN0850 type ethernet mtu 1500 said 100850 state active 917 name VLAN0917 type ethernet mtu 1500 said 100917 state active 999 name VLAN0999 type ethernet mtu 1500 said 100999 state active 1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active 1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state acti 1005 name trbrf-default type trbrf mtu 4472 said 101005 state active b 802 name VLAN0802 type trcrf mtu 4472 said 100802 state active parent 1003 name trcrf-default type trcrf mtu 4472 said 101003 state active p 3 translation 303 translation 0 4 translation 304 translation 0 5 translation 305 translation 0 303 translation 3 translation 0 304 translation 4 translation 0 305 translation 5 translation 0 351 translation 524 translation 0 524 translation 351 translation 0 interface sc0 1 1.10.11.212/255.255.255.0 1.10.11.255 set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0 172.20.52.126 set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0 172.20.52.125 set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0 172.20.52.121 ! #rcp set rcp username 1 ! #dns set ip dns server 171.68.10.70 primary set ip dns server 171.68.10.140 set ip dns enable set ip dns domain cisco.com ! #spantree set spantree fwddelay 4 801 set spantree maxage 10 801 #portfast set spantree portfast bpdu-guard enable #vlan 802 set spantree fwddelay 4 802 set spantree maxage 10 802 set spantree portstate 802 block 801 #vlan 1003 set spantree fwddelay 4 1003 set spantree maxage 10 1003 set spantree portstate 1003 block 1005 ! #syslog set logging server 172.20.101.182 ! #set boot command set boot config-register 0x100 set boot system flash bootflash:cat6000-sup.5-4-0-52.bin ! #HTTP commands set ip http server enable Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-466 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config set ip http port 1922 ! # default port status is disable ! #mls set mls nde disable ! #qos set qos enable set qos map 1q4t 1 1 cos 2 set qos map 1q4t 1 1 cos 3 set qos map 1q4t 1 1 cos 4 set qos map 1q4t 1 1 cos 5 set qos map 1q4t 1 1 cos 6 set qos map 1q4t 1 1 cos 7 ! #Accounting set accounting commands enable config stop-only tacacs+ ! # default port status is enable ! #module 1 : 2-port 1000BaseX Supervisor ! #module 2 empty ! #module 3 : 48-port 10/100BaseTX (RJ-45) set spantree portfast 3/8 enable ! #module 4 empty ! #module 5 : 48-port 10/100BaseTX (RJ-45) ! #module 6 empty ! set vlan 100 6/1 set spantree portcost 6/1 200 ! #module 7 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet set vlan 5 7/5 set vlan 100 7/23 set vlan 200 7/9 set port disable 7/5 set port name 7/9 1528 Hub set port security 7/10 enable set port security 7/10 maximum 200 set port security 7/10 00-11-22-33-44-55 set port security 7/10 00-11-22-33-44-66 set port security 7/10 00-11-22-33-44-77 set port security 7/10 violation restrict set port security 7/10 age 30 set trunk 7/1 desirable isl 1-1005 set trunk 7/2 desirable isl 1-1005 set trunk 7/3 desirable isl 1-1005 set trunk 7/4 desirable isl 1-1005 set trunk 7/10 off negotiate 1-1005 set trunk 7/23 on isl 1-1005 set spantree portcost 7/23 150 set spantree portvlancost 7/23 cost 50 100 ! #module 8 empty ! #module 9 empty ! #module 15 empty ! #module 16 empty end Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-467 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config 次に、デフォルトおよびデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。 Console> show config all begin ! # ***** ALL (DEFAULT and NON-DEFAULT) CONFIGURATION ***** ! #Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24 ! #version 5.4(0.52) ! set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 set prompt Console> set length 24 default set logout 20 set banner motd ^C^C ! #system set system baud 9600 set system modem disable set system name set system location set system contact ! (テキスト出力は省略) #gvrp set gvrp dynamic-vlan-creation disable set gvrp disable end console> 次に、デフォルト以外のシステム設定情報を表示する例を示します。 Console> show config system begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! #Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24 ! #version 5.4(0.52) ! #set boot command set boot config-register 0x2 set boot system flash bootflash:kk1 end Console> 次に、デフォルトおよびデフォルト以外のシステム設定情報をすべて表示する例を示します。 Console> show config system all begin ! #system set system baud 9600 set system modem disable set system name set system location set system contact ! end Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-468 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config 次に、モジュール 1 のデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。 Console> show config 1 .............. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! #Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24 ! #version 5.4(0.52) ! ! #module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor ! end Console> 次に、モジュール 1 のデフォルトおよびデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。 Console> show config 1 all begin ! #module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor set module name 1 set vlan 1 1/1-4 set port channel 1/1-4 off (テキスト出力は省略) set port flowcontrol 1/1-4 receive on set cdp enable 1/1-4 set trunk 1/1 auto negotiate 1-1005 (テキスト出力は省略) set trunk 1/4 auto negotiate 1-1005 set spantree portfast 1/1-4 disable (テキスト出力は省略) set spantree portvlancost 1/4 cost 99 set port gvrp 1/1-4 disable set gvrp registration Normal 1/1-4 set gvrp applicant Normal 1/1-4 set port gmrp 1/1-4 enable set gmrp registration Normal 1/1-4 set gmrp fwdall disable 1/1-4 ! end Console> 関連コマンド clear config ― スイッチ write Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-469 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show config mode show config mode 現在のシステム コンフィギュレーション モードを表示するには、show config mode コマンドを使用 します。 show config mode 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、現在のシステム コンフィギュレーション モードを表示する例を示します。 Console> (enable) show config mode System configuration mode set to text. System configuration file = bootflash:switch.cfg Console> (enable) Console> (enable) show config mode System configuration mode set to binary. Console> (enable) 関連コマンド set config mode Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-470 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show counters show counters ポートのハードウェア カウンタを表示するには、show counters コマンドを使用します。 show counters mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 2 のポート 1(ギガビット ポート)のハードウェア カウンタ情報を表示する例を 示します。 モジュールおよびポート番号 **GIGABIT PORT Console> show counters 2/1 0 rxUnicastPacketCount 1 txUnicastPacketCount 2 rxMulticastPacketCount 3 txMulticastPacketCount 4 rxBroadcastPacketCount 5 txBroadcastPacketCount 6 rxByteCount 7 txByteCount 8 pkts64 9 pkts65to127 10 pkts128to255 11 pkts256to511 12 pkts512to1023 13 pkts1024to1522 14 rxNoPacketBufferCount 15 rxCRCAlignErrorPacketCount 16 rxUndersizedPacketCount 17 rxOversizedPacketCount 18 rxFragmentPacketCount 19 rxJabberPacketCount 20 pauseControlFramesRx 21 pauseControlFramesTx 22 unsupportedOpcodesRx 23 txQueueNotAvailable 24 totalCollisionCount 25 lateCollisionCount 26 singleCollisionFrames 27 multipleCollisionFrames 28 excessiveCollisionFrames 29 deferredTransmissions 30 carrierSenseErrors 31 falseCarrierDuringIdle 32 symbolErrorDuringCarrier 33 sequenceErrorDuringCarrier Console> = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-471 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show counters 次に、モジュール 3 のポート 3(10/100 ポート)のハードウェア カウンタ情報を表示する例を示し ます。 **10/100 PORT Console> show counters 3/3 0 rxUnicastPacketCount 1 txUnicastPacketCount 2 rxMulticastPacketCount 3 txMulticastPacketCount 4 rxBroadcastPacketCount 5 txBroadcastPacketCount 6 rxByteCount 7 txByteCount 8 pkts64 9 pkts65to127 10 pkts128to255 11 pkts256to511 12 pkts512to1023 13 pkts1024to1522 14 rxNoPacketBufferCount 15 rxCRCAlignErrorPacketCount 16 rxUndersizedPacketCount 17 rxOversizedPacketCount 18 rxFragmentPacketCount 19 rxJabberPacketCount 20 pauseControlFramesRx 21 pauseControlFramesTx 22 unsupportedOpcodesRx 23 txQueueNotAvailable 24 totalCollisionCount 25 lateCollisionCount 26 singleCollisionFrames 27 multipleCollisionFrames 28 excessiveCollisionFrames 29 deferredTransmissions 30 carrierSenseErrors 31 falseCarrierDuringIdle 32 symbolErrorDuringCarrier 33 sequenceErrorDuringCarrier Console> = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 表 2-23 に、show counters コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-23 show counters コマンドの出力フィールド フィールド 説明 rxUnicastPacketCount 受信されたユニキャスト イーサネット パケット数 txUnicastPacketCount 送信されたユニキャスト イーサネット パケット数 rxMulticastPacketCount 受信されたマルチキャスト イーサネット パケット数 txMulticastPacketCount 送信されたマルチキャスト イーサネット パケット数 rxBroadcastPacketCount 受信されたブロードキャスト イーサネット パケット数 txBroadcastPacketCount 送信されたブロードキャスト イーサネット パケット数 rxByteCount 受信されたバイト数(エラー パケットおよびフレーミング ビットは除くが、Frame Check Sequence [FCS] オクテットは含む) txByteCount 送信されたバイト数(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む) pkts64 64 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビットは除 くが、FCS オクテットは含む) pkts65to127 65 ∼ 127 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ トは除くが、FCS オクテットは含む) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-472 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show counters 表 2-23 show counters コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 pkts128to255 128 ∼ 255 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ トは除くが、FCS オクテットは含む) pkts256to511 256 ∼ 511 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ トは除くが、FCS オクテットは含む) pkts512to1023 512 ∼ 1023 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む) pkts1024to1522 1024 ∼ 1522 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む) rxNoPacketBufferCount パケット バッファを使用できないために削除されたパケット数 rxCRCAlignErrorPacketCount 64 ∼ 1518 オクテット長の受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテッ トは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、または オクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数 rxUndersizedPacketCount オクテット長が 64 未満であることを除いて、正常な形式の受信パケット数(フレーミ ング ビットは除くが、FCS オクテットは含む) rxOversizedPacketCount オクテット長が 1518 を超えていることを除いて、正常な形式の受信パケット数(フ レーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む) rxFragmentPacketCount1 オクテット長が 64 未満である受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オ クテットは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、 またはオクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数 rxJabberPacketCount 2 オクテット長が 1518 を超える受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オ クテットは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、 またはオクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数 unsupportedOpcodesRx 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒、1 Gbps で 1,600,000 カウント / 秒、10 Gbps で 16,000,000 カウント / 秒です。 装置でサポートされていない 802.3 Clause 31 の表 31A-1 のオペコードが格納された、 受信済み MAC(メディア アクセス制御)制御フレームの数。このカウンタが増分す るのは、ReceiveFrame 関数呼び出しによって戻された有効フレームの lengthOrType フィールド値が 31.4.1.3 で指定された 802.3_MAC_Control の予約タイプと等しく、こ の装置でサポートされていない機能のオペコードが格納されている場合です。 txQueueNotAvailable 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は、ネットワーク負荷およ び具体的な設定に応じて異なります。 送信バッファ エラー(送信バッファが使用不能である場合など)のために送信されな いフレーム数。この値が増分するのは、フレームを送信する予定があるにもかかわら ず、送信バッファにフレームを格納できない場合です。 totalCollisionCount 3 このイーサネット セグメント上の合計コリジョン数の最適予測値です。 戻される値は、RMON プローブの場所によって異なります。IEEE 標準 802.3 のセク ション 8.2.1.3(10BASE5)およびセクション 10.3.1.3(10BASE2)は、3 台以上のス テーションが同時に送信している場合は、 1 台のステーションが受信モードでコリジョ ンを検出する必要があると規定しています。リピータ ポートは、複数のステーション が同時に送信している場合にコリジョンを検出する必要があります。したがって、リ ピータ ポートに接続されたプローブは、同じセグメント上のステーションに接続され たプローブよりも多くのコリジョンを記録することができます。10BASE-T の場合は、 プローブ接続位置の重要性は低下します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-473 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show counters 表 2-23 show counters コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 lateCollisionCount 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒です。 パケット送信を開始してから oneSlotTime が経過したあとに、コリジョンが検出され た回数。遅く発生したコリジョンは、2 回(コリジョンおよび lateCollision として)カ ウントされます。このカウンタは、lateCollsisionCount 変数がゼロ以外の場合に増分し ます。この属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対して は定義されません。 singleCollisionFrames 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 13,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 130,000 カウント / 秒です。 単一のコリジョンに関与し、それ以降、正常に送信されたフレーム数。このカウンタ は、送信結果が transmitOK として報告され、その試行値が 2 の場合に増分します。こ の属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義さ れません。 multipleCollisionFrames 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 11,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 110,000 カウント / 秒です。 複数のコリジョンに関与し、それ以降、正常に送信されたフレーム数。このカウンタ は、送信結果がtransmitOKとして報告され、かつ試行変数の試行値が3以上、attemptLimit 以下か等しい場合に増分します。この属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義されません。 excessiveCollisionFrames 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 3255 カウント / 秒、100 Mbps で 32550 カウント / 秒です。 過度のコリジョンが発生したため正常に送信されなかったフレーム数を示します。こ のカウンタは、送信中の試行値が attemptLimit に等しい場合に増加します。この属性 のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義されませ ん。 deferredTransmissions 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 13,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 130,000 カウント / 秒です。 メディアがビジーであったために最初の試行で送信が遅れたフレーム数を示します。 このカウンタは、延期されたブール変数が TransmitLinkMgmt 関数によってアサートさ れた場合に増分します。コリジョンに関与したフレームはカウントされません。この 属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義され ません。 carrierSenseErrors 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒です。 carrierSense 変数がアサートされなかったか、またはフレーム送信中にコリジョン以外 の 理 由 で 放 棄 さ れ た 回 数 を 示 し ま す。こ の カ ウ ン タ は、送 信 終 了 時 に carrierSenseFailureFlag が TRUE の場合に増加します。この属性のカウンタは、全二重 モードで動作する MAC エンティティに対しては定義されません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-474 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show counters 表 2-23 show counters コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 falseCarrierDuringIdle 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 100 Mbps 実装時に、最大 ネットワーク負荷に達している場合は 160,000 カウント / 秒、ネットワーク負荷がゼロ の場合は 10 カウント / 秒です。 100BASE-X リンクが IDLE の場合の FALSE キャリア イベント数。このカウンタは、 シンボル レートの場合は増分しません。100BASE-X の場合は、次の CarrierEvent が発 生するまでの間、100 ミリ秒ごとに 1 回の最大レートで有効キャリアを完了したあと に増加します。1000BASE-X の場合は、次の CarrierEvent が発生するまでの間、10 マ イクロ秒ごとに 1 回の最大レートで有効キャリアを完了したあとに増加します。 symbolErrorDuringCarrier 再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 100 Mbps で 160,000 カウ ント / 秒です。 100 Mbps で動作している場合は、有効キャリアが存在し、かつ無効データ シンボルが 1 回以上発生した場合の回数を示します。1000 Mbps で動作している場合は、全二重動 作時に minFraneSize 以上か同等の期間にわたって受信メディアが非アイドル(キャリ ア イベント)であり、その期間中に、Physical Layer(PHY)が Gigabit Medium Independent Interface(GMII)上の「データ受信エラー」を示す原因となるイベントが 1 つまたは 複 数 発 生 し た 回 数 を 示 し ま す。す べ て の 速 度 に お い て、こ の カ ウ ン タ は 有 効 な CarrierEvent が発生するごとに 1 回増加します。コリジョンが存在する場合、このカウ ンタは増分しません。 sequenceErrorDuringCarrier 非標準カウンタ 不良フレーミング エラーを引き起こす受信イベント数を示します。このカウンタは、 キャリア中の Service Selection Dashboard(SSD)または Early Packet Discard(EPD)で コーディング エラーが発生した場合に増分します。この値は、symbolErrorDuringCarrier または rxCRCAlignErrorPacketCount によって増分することもあります。 フロー制御カウンタ バージョン 1 pauseControlFramesTx 送信された有効制御フレームの個数 pauseControlFramesRx 受信された有効制御フレームの個数 1. etherStatsFragments は(コリジョンによって通常発生する)ラントおよびノイズ ヒットを両方カウントするため、通常、増分します。 2. このジャバー定義は、すべてのパケットが 20 ミリ秒を超える状態としてジャバーを定義している IEEE-802.3 セクション 8.2.1.5 (10BASE5)およびセクション 10.3.1.4(10BASE2)とは異なります。ジャバーを検出できる可能な範囲は 20 ∼ 150 ミリ秒です。 3. リピータ内の Remote Monitoring(RMON)プローブは、リピータと 1 つまたは複数のその他のホスト間のコリジョン(IEEE 802.3k で定義 された送信コリジョン) 、およびリピータが接続されている同軸セグメント上で見られるレシーバー コリジョンを報告するのが理想的です。 関連コマンド clear counters Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-475 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show crypto key show crypto key RSA 鍵ペアの情報を表示するには、show crypto key コマンドを使用します。 show crypto key 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、鍵ペアの情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show crypto key RSA keys was generated at: Tue Dec 14 1999, 14:22:48 1024 37 1120518394839901301166714853840995094745037456682394891249441779951543727187159999 64368303391096438617934227204437132666869289489849842570531592978972460769210453547201 03938686487836695793386604820940927205149512376570286088608321628093701730900686518705 8935024185402826063185974102411558894697025607154868421 Console> (enable) 関連コマンド clear crypto key rsa set crypto key rsa Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-476 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show dot1q-all-tagged show dot1q-all-tagged dot1q タギング ステータスを表示するには、show dot1q-all-tagged コマンドを使用します。 show dot1q-all-tagged 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、dot1q タギング ステータスを表示する例を示します。 Console> (enable) show dot1q-all-tagged Dot1q all tagged mode disabled Console> (enable) 関連コマンド set dot1q-all-tagged Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-477 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show dot1x show dot1x システムの dot1x 機能、プロトコル バージョン、およびタイマー値を表示するには、show dot1x コ マンドを使用します。 show dot1x 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、システムの dot1x 情報を表示する例を示します。 Console> show dot1x PAE Capability Protocol Version system-auth-control max-req quiet-period re-authperiod server-timeout supp-timeout shutdown-timeout tx-period Console> 関連コマンド Authenticator Only 1 enabled 2 60 seconds 3600 seconds 30 seconds 30 seconds 500 seconds 30 seconds clear dot1x config set dot1x Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-478 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show dvlan statistics show dvlan statistics DVLAN 統計情報を表示するには、show dvlan statistics コマンドを使用します。 show dvlan statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、DVLAN 統計情報を表示する例を示します。 Console> show dvlan statistics VMPS Client Statistics ---------------------VQP Queries: 0 VQP Responses: 0 Vmps Changes: 0 VQP Shutdowns: 0 VQP Denied: 0 VQP Wrong Domain: 0 VQP Wrong Version: 0 VQP Insufficient Resource: 0 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-479 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show environment show environment システム ステータス情報を表示するには、show environment コマンドを使用します。 show environment {all | power} 構文の説明 all システムの環境ステータス(温度も含む)の情報、およびシステムで使用可 能な電力に関する情報を表示します。 power システムで使用可能な電力の情報を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 シャーシ タイプ、設置しているモジュール、電源によって、show environment power コマンドで表 示される出力結果は異なります。 例 次に、環境ステータス情報を表示する例を示します。 Console> show environment all Environmental Status (. = Pass, F = Fail, U = Unknown) Temperature:. Chassis Temperature:39 degC (103 degF) Over Temperature Threshold:75 degC (167 degF) Critical Temperature Threshold:95 degC (203 degF) Total Inline Power Available: 1333.00 Watts (26.66 Amps @50V) Total Inline Power Drawn From the System: 29.00 Watts ( 0.58 Amps @50V) Remaining Inline Power in the System: 1304.00 Watts (26.08 Amps @50V) Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.30 Amps @50 V) Mod. Total Allocated To Module (Watts) ---- ----------------2 28.820 3 0.000 5 0.000 Total Used by Module (Watts)* --------------39.478 10.782 unknown Max H/W Supported Per Module (Watts) -----------------830.562 830.562 312.000 Max H/W Supported Per Port (Watts) ----------------15.400 15.400 6.500 (*) 'Total Used' value includes inline power drawn by connected devices and the power used by the linecard itself DC Power supplies are configured for 2500 Watts DC input Power Budget is : 2 supplies Power Available to the System (excluding inline power): 1666 Watts (138.83 Amps@12V) Power Drawn from the System (excluding inline power): 265 Watts (22.08 Amps @12V) Remaining Power (excluding inline power): 1401 Watts (116.75 Amps @12V) Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-480 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show environment 次に、Power-over-Ethernet(PoE)モジュールを搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチの現在の電 力ステータスを表示する例を示します。 Console> show environment power PS1-Type PS2-Type PS3-Type ----------------- ----------------- ----------------WS-X4008 WS-X4008 none PS1-Status PS2-Status PS3-Status PEM Installed PEM Powered ---------- ---------- ---------- ------------- ----------faulty ok none no no Power Budget is 2 supplies DC power supplies are configured for 2500Watts of DC input Total (Watts) Drawn (Watts) Remain (Watts) ------------- ------------- -------------System Power (12V) Inline Power (50V) Mod. Allocated (Admin) ----------------to Mod to Ports (Watts) (Watts) ---- -------- -------3 0.000 0.000 Console> 表 2-24 400 0 Total Used (Oper) (Watts) -------0.000 258 0 Max H/W Supported ------------------Per Module Per Port (Watts) (Watts) ---------- -------399.840 15.400 142 0 Inline Power Status ------None モジュールで定義されている総使用量 モジュールの総使用量(ワット) 製品の WS-X 番号 不明 WS-X4148-RJ45V PoE カード 0 ∼ 850 ワット WS-X4248-RJ21V 802.3af 準拠の PoE カード 0 ∼ 850 ワット WS-X4248-RJ45V 802.3af 準拠の PoE カード 0 ∼ 850 ワット WS-X4548-GB-RJ45V 802.3af 準拠の PoE カード 次に、PoE カードを搭載した Catalyst 4006 スイッチの現在の電力ステータスを表示する例を示しま す。 Console> show environment power Total Inline Power Available: 0 Watt Total Inline Power Drawn From the System: 0 Watt Remaining Inline Power in the System: 0 Watt Configured Default Inline Power allocation per port: 6.00 Watts (0.11 Amps @51V) Mod. Total Allocated To Module (Watts) ---- ----------------3 0.000 5 0.000 Total Used by Module (Watts)* --------------0.000 unknown Max H/W Supported Per Module (Watts) -----------------399.840 312.000 Max H/W Supported Per Port (Watts) ----------------15.400 6.500 (*) 'Total Used' value includes inline power drawn by connected devices and the power used by the linecard itself Power Budget is : 1 supply Power Available to the System (excluding inline power): 400 Watts (33.33 Amps @12V) Power Drawn from the System (excluding inline power): 318 Watts (26.50 Amps @12V) Remaining Power (excluding inline power): 82 Watts ( 6.83 Amps @12V) Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-481 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show environment 次に、PoE 対応の Catalyst 4500 シリーズ スイッチ(ただし、PoE 不設置)の現在の電力ステータス を表示する例を示します。 Console> show environment power Total Inline Power Available: 800.00 Watts (16.00 Amps @50V) Total Inline Power Drawn From the System: 0 Watt Remaining Inline Power in the System: 800.00 Watts (16.00 Amps @50V) Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.30 Amps @50V) DC Power supplies are configured for 2500 Watts DC input Power Budget is : 1 supply Power Available to the System (excluding inline power): 1000 Watts (83.33 Amps @12V) Power Drawn from the System (excluding inline power): 265 Watts (22.08 Amps @12V) Remaining Power (excluding inline power): 735 Watts (61.25 Amps @12V) Console> (enable) 次に、1400 DC 電源を搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチの現在の電力ステータスを表示する 例を示します。 Console> show environment power Total Inline Power Available:4166 Watt Total Inline Power Drawn From the System:0 Watt Remaining Inline Power in the System:4166 Watt Configured Default Inline Power allocation per port:6.00 Watts (0.12 Amps @50V) DC Power supplies are configured for 5000Watts DC input Power Budget is :1 supplies Power Available to the System (excluding inline power):1360 Watts (113.33 Amps @12V) Power Drawn from the System (excluding inline power):485 Watts (40.42 Amps @12V) Remaining Power (excluding inline power):875 Watts (72.92 Amps @12V) Console> (enable) 次に、インライン パワーまたはパワー バジェットの情報がまったくない Catalyst 4003 スイッチの 現在の電力ステータスを表示する例を示します。 Console> show environment power Power Available to the System (excluding inline power): 400 Watts (33.33 Amps @12V) Power Drawn from the System (excluding inline power): 153 Watts (12.75 Amps @12V) Remaining Power (excluding inline power): 247 Watts (20.58 Amps @12V) Console> 関連コマンド set inlinepower defaultallocation set power budget show config show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-482 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show errdisable-timeout show errdisable-timeout errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示するには、show errdisable-timeout コマンド を使用します。 show errdisable-timeout 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 システムに Supervisor Engine II が装備されている場合は、 ErrDisable Reason フィールドにクロスバー フォールバック エラーが表示されることがあります。 例 次に、errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示する例を示します。 Console> (enable) show errdisable-timeout ErrDisable Reason Timeout Status ------------------- -----------bpdu-guard Disable channel-misconfig Disable duplex-mismatch Disable udld Enable crossbar-fallback Disable other Disable Interval: 300 seconds Ports that will be enabled at the next timeout: Port Errdisable Reason Port ErrDisableTimeout ---- ----------------- ---------------------3/3 udld Disable 3/4 udld Enable Console>(enable) 関連コマンド Action on Timeout ----------------Remain Disabled Enabled set errdisable-timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-483 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show errordetection show errordetection エラー検出の設定を表示するには、show errordetection コマンドを使用します。 show errordetection 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、エラー検出の設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show errordetection Inband error detection: disabled Memory error detection: enabled Port counter error detection: disabled Console> (enable) 関連コマンド set errordetection Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-484 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show file show file ファイルの内容を表示するには、show file コマンドを使用します。 show file [device:] filename [dump] 構文の説明 (任意)デバイス名。有効値は bootflash です。 device: ファイル名 filename (任意)指定されたファイルの 16 進ダンプを表示します。 dump デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-485 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show file 例 次に、ファイル cfg2: を表示する例を示します。 Console> (enable) show file cfg2 begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! # Wed Apr 21 1999, 22:55:10 ! #version 5.3(0.53-Eng)ASP ! set prompt test> ! #frame distribution method set port channel all distribution mac both ! #ip set interface sc0 1 172.20.25.145/255.255.0.0 172.20.255.255 set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0 172.20.25.201 ! #set boot command set boot auto-config non-recurring ! #qos set qos map 1q4t 0 0 cos 0 set qos map 1q4t 0 0 cos 1 set qos map 1q4t 0 0 cos 2 set qos map 1q4t 0 0 cos 4 set qos map 1q4t 0 0 cos 5 set qos map 1q4t 0 0 cos 6 set qos map 1q4t 0 0 cos 7 set qos wred-threshold 1q4t tx queue 1 0 0 0 0 ! #module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor ! #module 2 : 24-port 10BaseF Ethernet ! #module 3 : 12-port 10/100BaseTX Ethernet ! #module 4 empty ! #module 5 empty end Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-486 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show flash show flash ファイル コード名、バージョン番号、サイズなどのフラッシュ情報を表示するには、show flash コ マンドを使用します。 show flash [[m/]device:] [all | chips | filesys] 構文の説明 m/ (任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと 2948G スイッチ のスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ デバイスが搭載された スーパバイザ エンジンのモジュール番号 device: (任意)Supervisor Engine III 専用。有効値は bootflash、slot0 および slot1 です。 Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチのスーパバイザ エンジ ン モジュールの場合、有効値は bootflash です。 all (任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ メモリ デバ イスの削除済みファイル、復元されたファイル、およびエラーを含むファイ ルを表示するように指定するキーワード chips (任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ チップに関す る情報を表示するキーワード filesys (任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。Device Info Block(デバ イス情報ブロック) 、Status Info(ステータス情報) 、および Usage Information (使用に関する情報)を表示するキーワード デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-487 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show flash 例 次に、フラッシュ情報を表示する例を示します。 Console> show flash -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name 1 .D 2 2D6B310A 100fc0 15 1052123 Aug 26 1998 15:43:50 cat5k_r47_1.cbi 2 .. 2 43B312DF 201ed8 15 1052608 Aug 27 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi 6283877 bytes available (2104731 bytes used) Console> show flash chips ******** Intel Series 2+ Status/Register Dump ******** ATTRIBUTE MEMORY REGISTERS: Config Option Reg (4000): Config Status Reg (4002): Card Status Reg (4100): Write Protect Reg (4104): Voltage Cntrl Reg (410C): Rdy/Busy Mode Reg (4140): 2 0 1 4 0 2 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 0 Intelligent ID Code : 8989A0A0 Compatible Status Reg: 8080 Global Status Reg: B0B0 Block Status Regs: 0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 1 Intelligent ID Code : 8989A0A0 Compatible Status Reg: 8080 Global Status Reg: B0B0 Block Status Regs: 0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 2 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 3 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 4 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated Console> show flash filesys -------- F I L E S Y S T E M S T A T U S -------Device Number = 0 DEVICE INFO BLOCK: Magic Number = 6887635 File System Vers = 10000 Length = 800000 Sector Size = 20000 Programming Algorithm = 4 Erased State = FFFFFFFF File System Offset = 20000 Length = 7A0000 MONLIB Offset = 100 Length = C730 Bad Sector Map Offset = 1FFF8 Length = 8 Squeeze Log Offset = 7C0000 Length = 20000 Squeeze Buffer Offset = 7E0000 Length = 20000 Num Spare Sectors = 0 Spares: STATUS INFO: Writable NO File Open for Write (1.0) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-488 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show flash Complete Stats No Unrecovered USAGE INFO: Bytes Used Bad Sectors OK Files Deleted Files Files w/Errors Errors = = = = = 201D9B 0 1 1 0 Bytes Available = 5FE265 Spared Sectors = 0 Bytes = 100FC0 Bytes = 100DDB Bytes = 0 Console> show flash all -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name 1 .D 2 2D6B310A 100fc0 15 1052123 Aug 26 1998 15:43:50 cat5k_r47_1.cbi 2 .. 2 43B312DF 201ed8 15 1052608 Aug 27 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi 6283877 bytes available (2104731 bytes used) -------- F I L E S Y S T E M S T A T U S -------Device Number = 0 DEVICE INFO BLOCK: Magic Number = 6887635 File System Vers = 10000 (1.0) Length = 800000 Sector Size = 20000 Programming Algorithm = 4 Erased State = FFFFFFFF File System Offset = 20000 Length = 7A0000 MONLIB Offset = 100 Length = C730 Bad Sector Map Offset = 1FFF8 Length = 8 Squeeze Log Offset = 7C0000 Length = 20000 Squeeze Buffer Offset = 7E0000 Length = 20000 Num Spare Sectors = 0 Spares: STATUS INFO: Writable NO File Open for Write Complete Stats No Unrecovered Errors USAGE INFO: Bytes Used = 201D9B Bytes Available = 5FE265 Bad Sectors = 0 Spared Sectors = 0 OK Files = 1 Bytes = 100FC0 Deleted Files = 1 Bytes = 100DDB Files w/Errors = 0 Bytes = 0 ******** Intel Series 2+ Status/Register Dump ******** ATTRIBUTE MEMORY REGISTERS: Config Option Reg (4000): Config Status Reg (4002): Card Status Reg (4100): Write Protect Reg (4104): Voltage Cntrl Reg (410C): Rdy/Busy Mode Reg (4140): 2 0 1 4 0 2 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 0 Intelligent ID Code : 8989A0A0 Compatible Status Reg: 8080 Global Status Reg: B0B0 Block Status Regs: 0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 1 Intelligent ID Code : 8989A0A0 Compatible Status Reg: 8080 Global Status Reg: B0B0 Block Status Regs: 0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-489 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show flash 16 : 24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 2 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 3 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 4 Intelligent ID Code : FF00FF IID Not Intel -- assuming bank not populated 関連コマンド reset ― スイッチ show version ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-490 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show garp timer show garp timer すべての General Attribute Registration Protocol(GARP)タイマーのすべての値を表示するには、show garp timer コマンドを使用します。 show garp timer 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 各タイマー値について、次の関係を維持する必要があります。 注意 (注) 例 • Leave 時間は Join 時間 3 倍かそれ以上とする必要があります。 • Leaveall 時間は Leave 時間より大きい必要があります。 すべてのレイヤ 2 接続デバイスに、同じ GARP アプリケーション(GMRP や GVRP など)タイマー 値を設定してください。このようなデバイス間で GARP タイマーが異なっていると、GARP アプ リケーションが正常に動作しません。 変更されたタイマー値は、すべての GARP アプリケーション(GMRP や GVRP など)のタイマー 値に適用されます。 次に、GARP タイマーのすべての値を表示する例を示します。 Console> (enable) show garp timer Timer Timer Value (milliseconds) -------- -------------------------Join 200 Leave 600 LeaveAll 10000 Console> (enable) 関連コマンド set garp timer set gmrp timer set gvrp timer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-491 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gmrp configuration show gmrp configuration GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)関連の設定情報をすべて表示するには、show gmrp configuration コマンドを使用します。 show gmrp configuration 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ポート リストが表示可能な行スペースを超える場合、リストは次の行に折り返されます。 例 次に、GMRP がイネーブルの場合の表示例を示します。 Console> (enable) show gmrp configuration Global GMRP Configuration: GMRP Feature is currently enabled on this switch. GMRP Timers (milliseconds): Join = 200 Leave = 600 LeaveAll = 10000 Port based GMRP Configuration: GMRP Status Registration Forward All Port -------------------------------------------------------------------Enabled Fixed Disabled 2/1,3/1-2 Console> (enable) 関連コマンド set gmrp registration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-492 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gmrp statistics show gmrp statistics 指定した VLAN(仮想 LAN)の GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)関連の統計情報を表 示するには、show gmrp statistics コマンドを使用します。 show gmrp statistics [vlan] 構文の説明 vlan デフォルト VLAN を指定しない場合は、VLAN 1 の統計情報が表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VLAN 23 の GMRP 関連の統計情報をすべて表示する例を示します。 (任意)GMRP 統計情報を表示する VLAN Console> show gmrp statistics 23 GMRP Statistics for vlan <23>: Total valid GMRP Packets Received: Join Emptys: Join INs: Leaves: Leave Alls: Emptys: Fwd Alls: Fwd Unregistered: Total valid GMRP Packets Transmitted: Join Emptys: Join INs: Leaves: Leave Alls: Emptys: Fwd Alls: Fwd Unregistered: Total valid GMRP Packets Received: Total GMRP packets dropped: Total GMRP Registrations Failed: Console> 関連コマンド 500 200 250 10 35 5 0 0 600 200 150 45 200 5 0 0 0 0 0 clear gmrp statistics set gmrp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-493 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gmrp timer show gmrp timer GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)タイマー値をすべて表示するには、show gmrp timer コマンドを使用します。 show gmrp timer 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 show multicast group コマンドを入力すると、GMRP 設定値を表示できます。 例 次に、GMRP タイマー値をすべて表示する例を示します。 Console> (enable) show gmrp timer Timer Timer Value(milliseconds) --------------------------------------------Join 200 Leave 600 Leave All 10000 Console> (enable) 関連コマンド set garp timer set gmrp timer set gvrp timer show multicast group Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-494 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gvrp configuration show gvrp configuration タイマー値を含む、GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)設定情報を表示するには、show gvrp configuration コマンドを使用します。 show gvrp configuration 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ポート リストが表示可能な行スペースを超える場合、リストは次の行に折り返されます。 GVRP に参加するポートがない場合は、メッセージ出力が [GVRP Participants running on port_list] か ら [GVRP Participants running on no ports] に変更されます。 例 次に、GVRP の設定情報を表示する例を示します。 Console> show gvrp configuration Global GVRP Configuration: GVRP Feature is currently enabled on the switch. GVRP dynamic VLAN creation is enabled. GVRP Timers(milliseconds) Join = 200 Leave = 600 LeaveAll = 10000 Port based GVRP Configuration: GVRP Status Registration Port -------------- --------------- ------------------------------------------------------Enabled Normal 2/1-2,3/1-8,7/1-24,8/1-24 GVRP Participants running on 3/7-8. Console> 関連コマンド clear gvrp statistics set gvrp set gvrp dynamic-vlan-creation set gvrp registration set gvrp timer show gvrp statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-495 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gvrp statistics show gvrp statistics ポートの GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)統計情報を表示するには、show gvrp statistics コマンドを使用します。 show gvrp statistics [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP 統計情報を表示する例を示します。 (任意)モジュールおよびポート番号 Console> show gvrp statistics 2/1 GVRP enabled GVRP statistics for port 2/1: Total valid pkts rcvd: Total invalid pkts recvd General Queries recvd Group Specific Queries recvd MAC-Based General Queries recvd Leaves recvd Reports recvd Queries Xmitted GS Queries Xmitted Reports Xmitted Leaves Xmitted Failures to add GDA to EARL Topology Notifications rcvd GVRP packets dropped Console> 18951 0 377 0 0 14 16741 0 16 0 0 0 10 0 表 2-25 に、show gvrp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-25 show gvrp statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 GVRP enabled GVRP がイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているか を示すステータス Total valid pkts recvd 受信された有効な GVRP パケットの総数 Total invalid pkts recvd 受信された無効な GVRP パケットの総数 General Queries recvd 受信された GVRP 汎用クエリの総数 Group Specific Queries recvd 受信された CGMP グループ固有のクエリの総数 MAC-Based General Queries recvd 受信された MAC(メディア アクセス制御)ベースの汎用クエ リの総数 Leaves recvd 受信された GVRP Leave の総数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-496 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show gvrp statistics 表 2-25 関連コマンド show gvrp statistics コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Reports recvd 受信された GVRP レポートの総数 Queries Xmitted スイッチが送信した GVRP 汎用クエリの総数 GS Queries Xmitted スイッチが送信した GVRP グループ固有クエリと同等のクエリ の総数 Reports Xmitted スイッチが送信した GVRP レポートの総数 Leaves Xmitted スイッチが送信した GVRP Leave の総数 Failures to add GDA to EARL スイッチが Enhanced Address Recognition Logic(EARL)テーブ ルにマルチキャスト エントリ (Group Destination Address [GDA]) を追加する処理に失敗した回数の総数 Topology Notifications rcvd スイッチが受信したトポロジー変更通知の総数 GVRP packets dropped スイッチが削除した GVRP パケットの総数 clear gvrp statistics set gvrp set gvrp dynamic-vlan-creation set gvrp registration set gvrp timer show gvrp configuration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-497 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show igmp filter show igmp filter スイッチ上で Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル) マルチキャスト フィルタリングを表示するには、show igmp filter コマンドを使用します。 show igmp filter スイッチ上で IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによる IP アドレスの許可または拒否ス テータスを表示するには、show igmp filter profile profile_id match-action コマンドを使用します。 show igmp filter profile profile_id match-action 特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルの IP アドレス、またはアドレス範囲を表示す るには、show igmp filter profile コマンドを使用します。 show igmp filter profile profile_id すべての IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルを表示するには、show igmp filter all コマン ドを使用します。 show igmp filter all IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルとポート、ポート リスト、またはすべてのポートの 対応関係を表示するには、show igmp filter map コマンドを使用します。 show igmp filter map {port_list | all} 構文の説明 profile profile_id プロファイルに割り当てられた任意の番号 match-action 一致するプロファイルを表示します。 all すべてのプロファイルを表示します。 map プロファイルを特定のポートにマッピングします。 port_list モジュール / ポートの値または値の範囲 デフォルト すべての IGMP マルチキャスト フィルタが表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 show igmp filter profile では、すべてのプロファイル ID 値を設定する必要があります。 スイッチ管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管 理プロトコル)インターフェイスを使用して、IGMP トラフィック フィルタリングを設定します。 次のコマンドは、IGMP フィルタを有効にするコマンドです。 show igmp filter 次のコマンドは、ポート IP マルチキャスト フィルタ コマンドです。 show igmp filter profile profile_id match-action show igmp filter profile profile_id show igmp filter map {port_list | all } Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-498 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show igmp filter 例 次に、スイッチ上でイネーブル化された IGMP マルチキャスト フィルタリングのステータス例を示 します。 Console> (enable) show igmp filter igmp filter is enabled Console> (enable) 次に、スイッチ上でディセーブル化された IGMP マルチキャスト フィルタリングのステータス例を 示します。 Console> (enable) show igmp filter igmp filter is disabled Console> (enable) 次に、IP アドレスを許可する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのステータス例を示し ます。 Console> (enable) show igmp filter profile 1 match-action igmp filter match action is permit Console> (enable) 次に、IP アドレスを拒否する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのステータス例を示し ます。 Console> (enable) show igmp filter profile 1 match-action igmp filter match action is denied Console> (enable) 次に、特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによって許可された IP アドレス、また はアドレス範囲を表示する例を示します。 Console> (enable) show igmp filter profile 1 ProfileId 1: FilterMode permit, IP Range ---------------------------------------------------226.1.1.1 Console> (enable) 次に、特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによって拒否された IP アドレス、また はアドレス範囲を表示する例を示します。 Console> (enable) show igmp filter profile 1 ProfileId 1: FilterMode deny, IP Range ---------------------------------------------------226.1.1.1 Console> (enable) 次に、すべての IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのすべての IP アドレスを表示する例 を示します。 Console> (enable) show igmp filter all ProfileId 1: FilterMode deny, IP Range ---------------------------------------------------226.1.1.1 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-499 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show igmp filter 次に、IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルとモジュール 2/ ポート 48 の対応関係を表示す る例を示します。 Console> (enable) show igmp filter map 2/48 Port Profile ---------2/48 Console> (enable) 次に、すべてのポートに関する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルの対応関係を表示す る例を示します。 Console> (enable) show igmp filter map all Port Profile ---------2/1 1 2/2 2/3 2/4 2/5 2/6 2/7 2/8 2/9 2/10 2/11 ...(truncated) 2/40 2/41 2/42 2/43 2/44 2/45 2/46 2/47 2/48 Console> (enable) 関連コマンド set accounting commands clear igmp filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-500 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show imagemib show imagemib 特定のイメージの CISCO-IMAGE-MIB 内のイメージ情報を表示するには、show imagemib コマンド を使用します。 show imagemib filename 構文の説明 filename デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、スーパバイザ エンジン モジュール上のフラッシュ デバイスの CISCO-IMAGE-MIB 情報を表 示する例を示します。 フラッシュ デバイスの名前 Console> show imagemib cat4000.4-4-0-14.bin show mib info for file cat4000.4-4-0-14.bin show_presto_nmp_image_header : open file cat4000.4-4-0-14.bin error code = -3, ) Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-501 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show inlinepower show inlinepower インライン パワーのステータスを表示するには、show inlinepower コマンドを使用します。 show inlinepower 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、インライン パワー用に設定されたすべてのモジュールのインライン パワーを表示する例を 示します。 Console> (enable) show inlinepower Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.308 Amps) Total Inline Power Available: 800 Watts Mod --2 3 Ports on deny errdis off -----------------0 0 0 48 0 0 0 48 Notify-Thld (% of Max) ----------50 50 Inline Power (Watts) Max Thld Admin Oper ---------------------850 425 20 10 850 425 20 22 Usage Status -----------------Ok Over-Adm (*) "errdis" ports are static ports with insufficient power (*) "Admin" power includes inline power allocated to the module and ports Console> (enable) 関連コマンド set inlinepower notify-threshold Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-502 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show interface ― ROM モニタ show interface ― ROM モニタ ネットワーク インターフェイスに関する情報を表示するには、show interface コマンドを使用しま す。 show interface 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべてのネットワーク インターフェイスの情報を表示する例を示します。 rommon 1 > show interface me1: inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.248 broadcast 172.20.52.39 rommon 2 > 関連コマンド set interface Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-503 第2章 show interface ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show interface ― スイッチ ネットワーク インターフェイスおよび標準の SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンク ト ラップ動作に関する情報を表示するには、show interface コマンドを使用します。 show interface show interface trap 構文の説明 trap デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべてのネットワーク インターフェイスの情報を表示する例を示します。 トラップ インターフェイスに関するステータス情報を表示します。 Console> show interface sl0: flags=50<DOWN,POINTOPOINT,RUNNING> slip 0.0.0.0 dest 0.0.0.0 sc0: flags=63<UP,BROADCAST,RUNNING> vlan 100 inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.248 broadcast 172.20.52.39 me1: flags=62<DOWN,BROADCAST,RUNNING> inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.224 broadcast 172.20.52.63 Console> 次に、トラップ インターフェイスがイネーブルであるか、またはディセーブルであるかを表示する 例を示します。 Console> (enable) show interface trap Interface Trap -------- ---sc0 enabled me1 disabled sl0 disabled Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-504 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show interface ― スイッチ 表 2-26 に、show interface コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-26 関連コマンド show interface コマンドの出力フィールド フィールド 説明 me1 me1 インターフェイスに関する情報 flags インターフェイスの状態を示すフラグ(以降のフィールドでデコードされ る) <UP,BROADCAST, RUNNING> インターフェイスの状態(UP、DOWN、BROADCAST、LOOPBACK、 POINTOPOINT、または RUNNING) inet インターフェイスの IP アドレス netmask インターフェイスのネットワーク マスク broadcast インターフェイスのブロードキャスト アドレス sl0 Serial Line Interface Protocol(SLIP; シリアル ライン インターフェイス プロ トコル)インターフェイスに関する情報 <UP,POINTOPOINT, RUNNING> イ ン タ ー フ ェ イ ス の 状 態(UP、DOWN、BROADCAST、LOOPBACK、 POINTOPOINT、または RUNNING) slip SLIP インターフェイスの IP アドレス dest コンソール ポートの接続先となるホストの IP アドレス sc0 帯域内インターフェイスに関する情報 vlan sc0 インターフェイスが割り当てられている VLAN(仮想 LAN) (別名、管 理 VLAN)の番号 Interface インターフェイスのタイプ Trap トラップがイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているかを示す ステータス set interface Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-505 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ip alias show ip alias 定義されている IP エイリアスのリストを表示するには、show ip alias コマンドを使用します。 show ip alias [name] 構文の説明 name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべての IP エイリアスのリストを表示する例を示します。 (任意)特定のホストのエイリアス Console> show ip alias default 0.0.0.0 sparc20 192.168.10.69 cat5500-1 172.16.169.16 cat5500-2 172.16.169.20 Console> 関連コマンド clear ip alias set ip alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-506 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ip dns show ip dns Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ネーム サーバおよびデフォルトの DNS ド メイン名を表示するには、show ip dns コマンドを使用します。 show ip dns 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、DNS ネーム サーバおよびデフォルトの DNS ドメイン名を表示する例を示します。 Console> show ip dns DNS is currently enabled. The default DNS domain name is: cisco.com DNS name server --------------172.16.30.32 192.168.2.132 172.31.128.70 Console> status ------primary 表 2-27 に、show ip dns コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-27 関連コマンド show ip dns コマンドの出力フィールド フィールド 説明 DNS is currently enabled DNS がイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているかを示 すステータス default DNS domain name デフォルトの DNS ドメイン名 DNS name server 設定された DNS サーバの IP アドレスまたは IP エイリアス status プライマリ DNS サーバ clear ip dns domain clear ip dns server set ip dns set ip dns domain set ip dns server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-507 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ip http show ip http HTTP 設定およびスイッチ Web インターフェイス情報を表示するには、show ip http コマンドを使 用します。 show ip http 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、Web インターフェイスがサポートされている場合に、HTTP 設定および Web インターフェイ ス情報を表示する例を示します。 Console> show ip http HTTP Configuration Information: ---------------HTTP Server: enabled HTTP port: 80 Web Interface: Supported Switch Information: -----------------File: applet.html size: 912 bytes version: 5.0(0.26) date: 10/9/99 File: cvembopt.jar size: 3500000 bytes version: 5.0(0.26) date: 10/9/99 Active Web Interface Session: 1 ----------------------------Client IP Address: 192.20.20.45 Request Type: GET Request URI: /all-engine.jar Console> 次に、Web インターフェイスがサポートされていない場合に、HTTP 設定および Web インターフェ イス情報を表示する例を示します。 Console> show ip http HTTP Configuration Information: ---------------HTTP Server: disabled HTTP port: 80 Web Interface: Not Supported Console> 関連コマンド set ip http port set ip http server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-508 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ip permit show ip permit IP 許可リスト情報を表示するには、show ip permit コマンドを使用します。 show ip permit [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、IP 許可リスト情報を表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> (enable) show ip permit Telnet permit list feature enabled. Snmp permit list feature disabled. Permit List ---------------172.16.0.0 172.20.52.3 172.20.52.32 Denied IP Address ----------------172.100.101.104 172.187.206.222 Mask --------------255.255.0.0 255.255.255.224 Last Accessed Time -----------------01/20/97,07:45:20 01/21/97,14:23:05 Access-Type --------------telnet snmp telnet ssh Type -----SNMP Telnet Telnet Count -----------14 7 SNMP Count ---------1430 236 Console> (enable) 表 2-28 に、show ip permit コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-28 show ip permit コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Permit List スイッチへのアクセスを許可されている IP アドレスおよび IP エイリアス Mask 許可 IP アドレスのサブネット マスク Denied IP Address スイッチへのアクセスを禁止されている IP アドレスおよび IP エイリアス Access-Type IP アドレスのアクセス タイプ(telnet、snmp、ssh、またはこれらの組み合 わせ) Last Accessed Time このアドレスからスイッチへのログインを最後に試行した日時 Type ログイン試行タイプ Telent Count IP アドレスが Telnet アクセスを試行した回数 SNMP Count IP アドレスが SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセスを試行 した回数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-509 第2章 show ip route ― ROM モニタ 関連コマンド Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド clear ip permit set ip permit set snmp trap show ip route ― ROM モニタ IP ルーティング テーブルのエントリを表示するには、show ip route コマンドを使用します。 show ip route 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、IP ルーティング テーブルのエントリを表示する例を示します。 rommon 1 > show ip route Destination Gateway Interface ----------------------- ----------------------- --------default 172.20.52.33 me1 rommon 2 > 関連コマンド clear ip route ― ROM モニタ set ip route ― ROM モニタ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-510 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ip route ― スイッチ show ip route ― スイッチ IP ルーティング テーブルのエントリを表示するには、show ip route コマンドを使用します。 show ip route [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、IP ルート テーブルを表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> (enable) show ip route Fragmentation Redirect Unreachable -----------------------------enabled enabled enabled Destination Gateway --------------- --------------default 172.20.52.1 172.20.52.0 172.20.52.5 default default Console> (enable) RouteMask ---------0x0 0xffffffe0 0xff000000 Flags ----UG U UH Use -------73439 4 0 Interface --------sc0 sc0 sl0 表 2-29 に、show ip route コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-29 関連コマンド show ip route コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Fragmentation IP フラグメンテーションの現在の設定 Redirect Internet Control Management Protocol(ICMP; インターネット制御マネジメント プロトコル)リダイレクトの現在の設定 Unreachable ICMP 到達不能メッセージの現在の設定 Destination 宛先アドレスの IP ルートマスク Gateway ゲートウェイ ルータの IP アドレスまたは IP エイリアス RouteMask 宛先により近いパス Flags ルータのステータス。有効値は U= アップ、G= ゲートウェイへのルート、H= ホストへのルート、およびリダイレクトによる動的作成です。 Use パケットをルーティングするためにルート エントリが使用された回数 Interface インターフェイスのタイプ clear ip route ― スイッチ set ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-511 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show kerberos show kerberos Kerberos 設定に関する情報を表示するには、show kerberos コマンドを使用します。 show kerberos 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、Kerberos 設定情報を表示する例を示します。 kerberos> (enable) show kerberos Kerberos Local Realm:CISCO.COM Kerberos server entries: Realm:CISCO.COM, Server:187.0.2.1, Port:750 Kerberos Domain<->Realm entries: Domain:cisco.com, Realm:CISCO.COM Kerberos Clients NOT Mandatory Kerberos Credentials Forwarding Enabled Kerberos Pre Authentication Method set to None Kerberos config key: Kerberos SRVTAB Entries Srvtab Entry 1:host/[email protected] 0 932423923 1 1 8 01;;8>00>50;0=0=0 kerberos> (enable) 表 2-30 に、show kerberos コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-30 関連コマンド show kerberos コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Kerberos Local Realm ローカル レルムが設定されているかどうかを示します。 Kerberos server entries スイッチに入力されたサーバを示します。 Kerberos Pre Authentication Method 事前認証がイネーブルであるか、またはディセーブルである かを示します。 Kerberos config key データ暗号化規格鍵が設定されているかどうかを示します。 Kerberos SRVTAB entries SRVTAB エントリを示します。 show kerberos creds Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-512 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show kerberos creds show kerberos creds スイッチの Kerberos 証明書を表示するには show kerberos creds コマンドを使用します。 show kerberos creds 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、Kerberos 証明書の情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show kerberos creds No Kerberos credentials. Console> (enable) 関連コマンド show kerberos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-513 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show lacp-channel show lacp-channel Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルに関する情報を表示するには、show lacp-channel コマンド セットを使用します。 show lacp-channel show lacp-channel sys-id show lacp-channel group [admin-key] [info [type] | statistics] show lacp-channel [channel_id] [info [type] | statistics | mac] show lacp-channel hash channel_id {{src_ip_addr [dest_ip_addr]} | dest_ip_addr | {src_mac_addr [dest_mac_addr]} | dest_mac_addr | {src_port dest_port} | dest_port} show lacp-channel traffic [channel_id] 構文の説明 sys-id LACP に採用されているシステム ID を表示します。 group チャネルに属するすべてのポートを表示します。 admin-key (任意)管理鍵の番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。 info (任意)LACP チャネルの詳細情報を表示します。 type (任意)機能に関連するパラメータを表示します。有効値は spantree、trunk、 protocol、gmrp、 gvrp、qos、rsvp、cops、dot1qtunnel、 auxiliary および jumbo です。 statistics (任意)LACP 統計情報を表示します。 channel_id (任意)チャネルの番号 mac (任意)チャネルの MAC(メディア アクセス制御)情報 hash 特定のアドレスまたはレイヤ 4 ポート番号用にチャネルで使用される発信 ポートを表示します。 src_ip_addr 送信元の IP アドレス dest_ip_addr src_mac_addr dest_mac_addr (任意)宛先の IP アドレス 送信元の MAC アドレス (任意)宛先の MAC アドレス src_port 送信元ポート番号。有効値は 0 ∼ 65,535 です。 dest_port 宛先ポート番号。有効値は 0 ∼ 65,535 です。 traffic チャネル ポートのトラフィック利用率を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 admin-key を指定しない場合は、すべての LACP チャネルに関する情報が表示されます。 channel_id を指定しない場合は、すべての LACP チャネルに関する情報が表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-514 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show lacp-channel 例 次に、すべての LACP チャネルに関する情報を表示する例を示します。 Console> show lacp-channel group Admin Key Ports ----------- -----69 4/1-2 70 4/5-6 143 2/1-2 151 4/3-4 152 4/7-8 Console> 次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する情報の一部を表示する例を示します。 Console> show lacp-channel group 152 Port Channel Admin Ch Partner Oper Partner Mode Key id Sys ID Port ----- --------- ----- ---- --------------------------------- ------4/7 active 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 4/3 4/8 active 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 4/4 Console> 次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する詳細情報を表示する例を示します。 Console> show lacp-channel group 152 info I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected. H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port. Port LACP Port Priority ----- --------4/7 130 4/8 131 Port Admin Key ----- ----4/7 152 4/8 152 Console> Port Speed Duplex VLANs Trunk status Port STP Port PortSecurity/ Status Cost Priority Dynamic Port ----- ----- ------ ------ ------------ ----- -------- -----------C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 Channel id ------770 770 ifIndex ----31 31 Partner Oper Sys ID ------------------------800,AC-12-24-56-78-90 800,AC-12-24-56-78-90 Partner Port Prior ---------248 249 Partner Port -------4/3 4/4 Partner Oper Key ---------15768 15768 次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する LACP Tx および Rx 統計情報を表示する例を示 します。 Console> show lacp-channel group 152 statistics Port Admin LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts Key Transmitted Received Transmitted Received Errors ----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/7 152 0 92 0 0 0 4/8 152 0 0 0 0 0 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-515 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show lacp-channel 次に、管理鍵に割り当てられたすべてのポートを表示する例を示します。 Console> show lacp-channel group info I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected. H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port. Port LACP Port Port Speed Duplex VLANs Trunk status Port STP Port PortSecurity/ Priority Status Cost Priority Dynamic Port ----- --------- ----- ----- ------ ------ ------------ ----- -------- -----------4/1 50 I 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/2 51 I 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/5 27 I 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/5 27 I 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 2/1 133 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 2/2 134 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/3 200 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/4 201 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/7 130 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 4/8 131 C 1000 full 1-1005 not-trunking 4 32 Port Admin Key ----- ------4/1 69 4/2 69 4/5 70 4/6 70 2/1 143 2/2 143 4/3 151 4/4 151 4/7 152 4/8 152 Console> Channel id ------0 0 0 0 768 768 769 769 770 770 ifIndex ----29 29 30 30 31 31 Partner Oper Partner Partner Sys ID Port Prior Port -------------------------- ----------- ------0,00-00-00-00-00-00 0 3/1 0,00-00-00-00-00-00 0 4/5 0,00-00-00-00-00-00 0 7/3 0,00-00-00-00-00-00 0 7/4 1276,45-12-24-AC-78-90 34 5/1 1276,45-12-24-AC-78-90 35 5/2 13459,89-BC-24-56-78-90 200 1/1 13459,89-BC-24-56-78-90 201 1/2 8000,AC-12-24-56-78-90 248 4/3 8000,AC-12-24-56-78-90 249 4/4 Partner Oper Key -------0 0 0 0 5658 5658 9768 9768 15678 15768 次に、管理鍵に割り当てられたすべてのポートに関する Tx および Rx 統計情報を表示する例を示し ます。 Console> show lacp-channel group statistics Port Admin LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts Key Transmitted Received Transmitted Received Errors ----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/1 69 0 0 0 0 0 4/2 69 0 0 0 0 0 4/5 70 0 0 0 0 0 4/6 70 0 0 0 0 0 2/1 143 0 0 0 0 0 2/2 143 0 0 0 0 0 4/3 151 0 0 0 0 0 4/4 151 0 0 0 0 0 4/7 152 0 92 0 0 0 4/8 152 0 0 0 0 0 Console> 次に、指定された送信元および宛先 IP アドレスの発信ポートを表示する例を示します。 Console> (enable) show lacp-channel hash 808 172.20.32.10 172.20.32.66 Selected channel port:2/17 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-516 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show lacp-channel 次に、チャネル ポートのトラフィック利用率を表示する例を示します。 Console> (enable) show lacp-channel traffic ChanId Port Rx-Ucst Tx-Ucst Rx-Mcst Tx-Mcst Rx-Bcst Tx-Bcst ------ ----- ------- ------- ------- ------- ------- ------808 2/16 0.00% 0.00% 50.00% 75.75% 0.00% 0.00% 808 2/17 0.00% 0.00% 50.00% 25.25% 0.00% 0.00% 816 2/31 0.00% 0.00% 25.25% 50.50% 0.00% 0.00% 816 2/32 0.00% 0.00% 75.75% 50.50% 0.00% 0.00% Console> (enable) 関連コマンド clear lacp-channel statistics set channelprotocol set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelcost set spantree channelvlancost show port lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-517 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show localusers show localusers スイッチのローカル ユーザ アカウントを表示するには、show localusers コマンドを使用します。 show localusers [username] 構文の説明 username デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、すべてのローカル ユーザ アカウントを表示する例を示します。 (任意)ローカル ユーザ アカウント Console> (enable) show localusers Local User Authentication: enabled Username Privilege Level --------------------picard 15 number1 0 worf 15 troy 0 Console> (enable) 次に、特定のローカル ユーザ アカウントを表示する例を示します。 Console> (enable) show localusers troy Local User Authentication: enabled Username Privilege Level --------------------troy 0 Console> (enable) 関連コマンド clear localusers set localuser Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-518 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show log show log システムまたは特定のモジュールのエラー ログを表示するには、show log コマンドを使用します。 show log [mod] show log dump [-count] 構文の説明 (任意)ログを表示するモジュール番号 mod ダンプ ログの内容を表示します。 dump (任意)表示するダンプ ログ エントリ数 -count デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 Signal Link Code Protocol/Link Code Protocol(SLCP/LCP)から受信した Application Specific Intergrated Circut(ASIC; 特定用途向け IC)エラー メッセージの内容を即座に表示するには、set logging server コマンドを使用します。 メモリ破壊などの特定のイベントが発生したときに生成されるログ ダンプ情報を表示するには、 dump キーワードを使用します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-519 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show log 例 次に、システムのエラー ログを表示する例を示します。 Console> show log Network Management Processor (ACTIVE NMP) Log: Reset count: 26 Re-boot History: Jan 05 2001 14:27:13 0, Jan 05 2001 14:20:50 0 Dec 27 2000 10:18:30 0, Nov 22 2000 15:03:15 0 Nov 21 2000 14:52:26 0, Nov 13 2000 09:13:20 0 Bootrom Checksum Failures: 0 UART Failures: Flash Checksum Failures: 0 Flash Program Failures: Power Supply 1 Failures: 0 Power Supply 2 Failures: DRAM Failures: 0 Exceptions: 0 0 2 0 Loaded NMP version: 6.2(1) Reload same NMP version count: 0 Last software reset by user: MCP Exceptions/Hang: Heap Memory Log: Corrupted Block = none 1/5/2001,14:26:35 0 NVRAM log: 01. 7/26/1999,15:57:51: convertCiscoMIB:PreSac(0) checksum failed: 0x0(0x4C5C) 02. 12/27/2000,10:18:30: convert_post_SAC_CiscoMIB:Block 0 converted from version 13 to 14 03. 12/27/2000,10:18:33: supVersion:Nmp version 6.2(0.57)KEY 04. 1/5/2001,14:27:17: supVersion:Nmp version 6.2(1) Module 2 Log: Reset Count: 12 Reset History: Fri Fri Wed Wed Jan Jan Dec Nov 5 2001, 14:27:23 5 2001, 14:21:00 27 2000, 10:18:40 22 2000, 15:03:25 Module 3 Log: Reset Count: 12 Reset History: Fri Fri Wed Wed Jan Jan Dec Nov 5 2001, 14:27:24 5 2001, 14:21:01 27 2000, 10:18:40 22 2000, 15:03:25 NOTE: Use "show crashdump 1" to see the crashdump. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-520 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show log 表 2-31 に、show log コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-31 show log コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Network Management Processor スーパバイザ エンジン モジュールの NMP に適用されるログ (ACTIVE NMP) Log Reset count システムのリセット回数 Re-boot History システムをリブートした日時 Bootrom Checksum Failures BootROM チェックサムのエラー数 UART Failures Universal Asynchronous Receiver/Transmitter(UART)に障害が発 生した回数 Flash Checksum Failures フラッシュ チェックサムのエラー数 Flash Program Failures フラッシュ プログラムに障害が発生した回数 Power Supply 1 Failures 電源装置 1 に障害が発生した回数 Power Supply 2 Failures 電源装置 2 に障害が発生した回数 DRAM Failures DRAM に障害が発生した回数 Exceptions: 例外ログ Loaded NMP version スイッチにロードされたスーパバイザ エンジン ソフトウェア バージョン Reload same NMP version count 現在のスーパバイザ エンジン ソフトウェアがスイッチにロー ドされた回数 NVRAM log NVRAM(不揮発性 RAM)エラーの発生回数 Reset History システムをリセットした日時 次に、ダンプ ログ情報を表示する例を示します。 Console> show log dump Total logs: 1 Console> 関連コマンド clear log set logging server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-521 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show log command show log command コマンド ログ エントリを表示するには、show logcommand を使用します。 show log command [mod] 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 コマンド ログ エントリ テーブルは、コンソールまたは Telnet からスイッチに送信されたコマンド のヒストリ ログです。 例 次に、モジュール 1 のコマンド ログを表示する例を示します。 (任意)モジュール番号 Console> (enable) show log command 1 Active Command log: 001. 002. 003. 004. 005. 006. 007. 008. 009. 010. 011. 012. Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct Oct 04 04 04 04 04 04 04 04 04 04 04 04 09:44:35 09:44:55 10:09:07 10:10:15 10:10:19 10:10:47 10:12:42 10:12:57 10:14:46 10:14:53 10:15:04 10:15:08 Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid Pid = = = = = = = = = = = = 86 86 86 86 86 86 86 86 86 86 86 86 show mod clear log command 3 show port membership enable clear port help clear spantree help show show qos help show log 5 show log 1 show log command 5 show log command 1 Console> (enable) 関連コマンド clear log command Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-522 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show logging show logging システム メッセージ ログの設定を表示するには、show logging コマンドを使用します。 show logging [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、デフォルトのシステム メッセージ ログ設定を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しないように設定します。 Console <enable> show logging Logging buffer size: timestamp option: Logging history Logging history size: severity: Logging console: Logging telnet: Logging server: server facility: server severity: Facility ------------acl cdp cops dtp dvlan earl ethc filesys gvrp ip kernel ld mcast mgmt mls protfilt pruning privatevlan qos radius rsvp security snmp spantree sys tac 500 enabled 1 notifications(5) enabled enabled disabled LOCAL7 warnings(4) Default Severity ----------------------7 6 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 Current Session Severity -----------------------7 6 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-523 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show logging tcp telnet tftp udld vmps vtp 7 7 7 7 7 7 0(emergencies) 3(errors) 6(information) Console> (enable) 7 7 7 7 7 7 1(alerts) 4(warnings) 7(debugging) 2(critical) 5(notifications) 表 2-32 に、show logging コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-32 show logging コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Logging buffer size ロギング バッファのサイズ timestamp option タイムスタンプ オプションがイネーブルまたはディセーブルのどちら に設定されているかを示すステータス Logging history size ロギング ヒストリのサイズ Logging history severity ヒストリ テーブルにエラーを記録するときの基準となる重大度 Logging console コンソールへのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどちらに 設定されているかを示すステータス Logging telnet Telnet へのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定 されているかを示すステータス Logging server ロギング サーバへのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどち らに設定されているかを示すステータス Facility ロギングするファシリティの名前 Server/Default Severity ファシリティからのエラーを記録するときの基準となるデフォルトの 重大度 Current Session Severity 現在のセッション中にファシリティからのエラーを記録するときの基 準となる重大度 0 (emergencies), 1 (alerts)... 数値で表した重大度コードの対応関係 関連コマンド clear logging server set logging buffer set logging console set logging history set logging level set logging server set logging session show logging buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-524 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show logging buffer show logging buffer 内部バッファに格納されているシステム メッセージを表示するには、show logging buffer コマンド を使用します。 show logging buffer [-] [number_of_messages] 構文の説明 - (任意)バッファの末尾から最新のメッセージ順に、システム メッセー ジを表示するように設定します。 number_of_messages (任意)表示されるシステム メッセージの数。有効値は 1 ∼ 1023 です。 デフォルト バッファに格納されている最近の 20 個のメッセージを表示します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 「–」キーワードを使用しない場合、システム メッセージはバッファの先頭から表示されます。 number_of_messages を指定しない場合、バッファに格納されている最後の 20 個のメッセージが表示 されます。 ロギング タイムスタンプ オプションがイネーブルの場合、タイムスタンプも表示されます。タイ ムスタンプ オプションをイネーブルにするには、set logging timestamp コマンドを使用します。 ロギング タイムスタンプ オプションがイネーブルの場合、出力に表示される +00:00 または -00:00 は、Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)からの時間および分の補正を示します。 例 次に、内部バッファ内のすべてのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例では、 タイムスタンプ オプションがイネーブルになっています。 Console <enable> show logging buffer 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 1 is online 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 5 is online 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 4 is online 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-6:Subagent 2 connected 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-5:Cold Start Trap Console <enable> 次に、内部バッファ内の最初の 4 つのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例で は、タイムスタンプ オプションがディセーブルになっています。 Console <enable> show logging buffer 4 %SYS-5:Module 1 is online %SYS-5:Module 5 is online %SYS-5:Module 3 failed configuration Console <enable> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-525 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show mac 次に、内部バッファ内の最後の 4 つのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例で は、タイムスタンプ オプションがイネーブルになっています。 Console <enable> show logging buffer -4 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 4 is online 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-6:Subagent 2 connected 1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-5:Cold Start Trap Console <enable> 関連コマンド set logging buffer set logging timestamp show mac MAC(メディア アクセス制御)カウンタの内容を表示するには、show mac コマンドを使用します。 show mac [mod[/port]] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュール番号を指定しない場合、すべてのモジュールが表示されます。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 ポート番号を指定しない場合、すべてのポートが表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-526 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show mac 例 次に、モジュール 3 のポート 4 の MAC 情報を表示する例を示します。 Console> show mac 3/4 MAC Rcv-Frms Xmit-Frms Rcv-Multi Xmit-Multi Rcv-Broad Xmit-Broad -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4 0 0 0 0 0 0 MAC Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost Out-Lost -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4 0 0 0 0 0 0 MAC SMT-Address Curr-Path TReq TNeg TMax TVX ------- ----------------- ---------- -------- -------- -------- -------3/4 00:06:7c:b3:bc:98 primary 165000 165000 165004 2509 00-60-3e-cd-3d-19 MAC Upstream-Nbr ------- ----------------3/4 00:00:1f:00:00:00 00-00-f8-00-00-00 Downstream-Nbr ----------------00:00:1f:00:00:00 00-00-f8-00-00-00 Old-Upstrm-Nbr ----------------00:00:1f:00:00:00 00-00-f8-00-00-00 Old-Downstrm-Nbr ----------------00:00:1f:00:00:00 00-00-f8-00-00-00 MAC Rcv-Smt Xmit-Smt Rcv-llc Xmit-llc Tvx-Exp-Ct RingOp-Ct ------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4 0 0 1 61 0 1 Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------3/4 0 0 0 Port Xmit-Unicast Xmit-Multicast Xmit-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------3/4 0 0 0 Port Rcv-Octet Xmit-Octet -------- -------------------- -------------------3/4 0 0 Last-Time-Cleared -------------------------Tue Apr 13 1999, 08:31:20 Console> 表 2-33 に、show mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-33 show mac コマンドの出力フィールド フィールド 説明 MAC モジュールおよびポート Rcv-Frms ポートで受信されたフレーム Xmit-Frms ポートで送信されたフレーム Rcv-Multi ポートで受信されたマルチキャスト フレーム Xmit-Multi ポートで送信されたマルチキャスト フレーム Rcv-Broad ポートで受信されたブロードキャスト フレーム Xmit-Broad ポートで送信されたブロードキャスト フレーム Dely-Exced 延期期間が長すぎたために打ち切られた送信フレームの総数 MTU-Exced Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを超過し たフレーム Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-527 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show mac 表 2-33 show mac コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 In-Discard フレームをスイッチングする必要がなかったために廃棄された着信フ レーム Lrn-Discard Enhanced Address Recognition Logic(EARL)のページが一杯であった ために廃棄された CAM(連想メモリ)エントリ In-Lost ポート上で受信された Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロ トコル)パケット数。構造が違うため、Catalyst 5000 シリーズ スイッ チとは異なります。 (注) In-Lost は、rxCRCAlignErrorPacketCount、 rxUndersizedPacketCount、rxOversizedPacketCount、 rxFragmentPacketCount および rxJabberPacketCount の合計です。 Out-Lost (バッファ スペース不足により) 転送される前に失われた発信フレーム SMT-Address Fiber Distributedd Data Interface(FDDI)ポ ー ト の Station Management (SMT)アドレス Curr-Path 現在使用されているパス(プライマリまたはセカンダリ) TReq トークン ローテーション タイム要求値 TNeg ネゴシエーションされたトークン ローテーション タイム値 TMax 最大トークン ローテーション タイム値 TVX 有効送信タイマー値 Upstream-Nbr 現在のアップストリーム ネイバの MAC アドレス Downstream-Nbr 現在のダウンストリーム ネイバの MAC アドレス Old-Upstrm-Nbr 直前のアップストリーム ネイバの MAC アドレス Old-Downstrm-Nbr 直前のダウンストリーム ネイバの MAC アドレス Rcv-Smt ポートで受信された SMT フレーム数 Xmit-Smt ポートで送信された NSMT フレーム数 Rcv-llc ポートで受信された NLLC フレーム数 Xmit-llc ポートで送信された Logical Link Control(LLC; 論理リンク制御)フレー ム数 Tvx-Exp-Ct TVX タイマーの期限が切れた回数 RingOp-Ct リングが動作可能になった回数 Rcv-Unicast ポートで受信されたユニキャスト フレーム数 Rcv-Multicast ポートで受信されたマルチキャスト フレーム数 Rcv-Broadcast ポートで受信されたブロードキャスト フレーム数 Xmit-Unicast ポートで送信されたユニキャスト フレーム数 Xmit-Multicast ポートで送信されたマルチキャスト フレーム数 Xmit-Broadcast ポートで送信されたブロードキャスト フレーム数 Rcv-Octet ポートで受信されたオクテット フレーム数 Xmit-Octet ポートで送信されたオクテット フレーム数 Last-Time-Cleared 最後に clear counters コマンドを実行した日時 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-528 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show module show module モジュールのステータスおよび情報を表示するには、show module コマンドを使用します。 show module [mod] 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュールを取り外して、別のタイプのモジュールと交換した場合は、show module の出力に、モ ジュール設定が現在のモジュール タイプと一致しないことを示すメッセージが表示されます。この メッセージを消去するには、このモジュールに対して clear config mod_num コマンドを入力するか、 または新しいモジュール用の別のパラメータを設定します。 (任意)モジュール番号。モジュール番号を指定しない場合は、すべてのモ ジュールが表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show module コマンドを実行した場合、スーパバイザ エンジンの スロット数は [1] として表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show module コマンドを実行した場合、4 ポート 100FX カードを 搭載した 32 ポート モジュール(WS-X4502)のエントリは、ポート数が 36 と表示されます。アッ プリンク カードが搭載されていない場合は、ポート 1 ∼ 32 のみが表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチのスーパバイザ エンジン モジュールには me1 が搭載されています が、show module または show port コマンドを実行しても、me1 ポート情報は表示されません。 例 次に、モジュール 3 のステータスおよび情報を表示する例を示します。 Console> Mod Slot --- ---3 3 show module 3 Ports Module-Type Model Sub Status ----- ------------------------- ------------------- --- -------9 Gigabit Ethernet WS-X5410 no disable Mod Module-Name Serial-Num --- ------------------- -------------------3 00007285650 Mod MAC-Address(es) Hw Fw Sw --- -------------------------------------- ------ ---------- ----------------3 00-e0-1e-38-48-cc to 00-e0-1e-38-48-d7 0.2 4.1(0.53-E 5.1(0.59)) Mod Inlinepower Trap ___ ________________ 3 disabled Inline Power Usage-Threshold ____________________________ 40 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-529 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show module 次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチのステータスおよび情報を表示する例を示します。 Console> Mod Slot --- ---1 1 4 4 6 6 show module Ports Module-Type ----- ------------------------2 1000BaseX Supervisor 48 Inline Power Module 48 Inline Power Module Mod Module-Name --- -------------------1 4 6 Model ------------------WS-X4013 WS-X4248-RJ45V WS-X4148-RJ45V Sub --no no no Status -------ok ok ok Serial-Num -------------------JAE062600G2 JAB063807S5 JAB053805KS Mod MAC-Address(es) --- -------------------------------------1 00-01-96-1f-89-00 to 00-01-96-1f-8c-ff 4 00-03-6b-87-f9-90 to 00-03-6b-87-f9-bf 6 00-05-9a-71-91-a0 to 00-05-9a-71-91-cf Console> Hw Fw Sw ------ ---------- ----------------3.2 5.4(1) 7.5(0.42-Eng) 0.4 1.6 次に、モジュールのインライン パワーの使用量が管理およびハードウェアがサポートする最大値を 超えた場合に、モジュール 2 のステータスおよび情報を表示する例を示します。 Console> show module 2 Mod Slot Ports Module-Type Model Sub Status --- ---- ----- ------------------------- ------------------- --- -------2 2 48 Inline Power Module WS-X4248-RJ45V no Pwr Over Mod Module-Name Serial-Num --- -------------------- -------------------2 JAB073105B8 Mod MAC-Address(es) Hw Fw Sw --- -------------------------------------- ------ ---------- -----------2 00-05-9a-80-23-d0 to 00-05-9a-80-23-ff 0.8 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-530 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show module 表 2-34 に、show module コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-34 show module コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Mod モジュール番号 Slot スロット番号 Module-Name モジュール名(設定されている場合) Ports モジュールのポート数 Module-Type モジュール タイプ(10BASE-T イーサネットやトークンリングなど) Model モジュールのモデル番号 Serial-Num モジュールのシリアル番号 Status モジュールのステータス。有効なステータス ストリングは ok、disable、faulty、 other、standby、および error です。 MAC-Address(es) モジュールの MAC(メディア アクセス制御)アドレスまたは MAC アドレス 範囲。トークンリング モジュールの MAC アドレスは非標準形式で表示され ます。 Hw モジュールのハードウェア バージョン1 Fw モジュールのファームウェア バージョン2 Sw モジュールのソフトウェア バージョン SMT User-Data Fiber Distributed Data Interface(FDDI)モジュールに定義されたユーザデータ ストリング T-Notify FDDI モジュールに設定された T-Notify タイマー値 CF-St FDDI モジュールのコンフィギュレーション マネジメント ステート ECM-St FDDI モジュールのエンティティ コーディネーション マネジメント ステート オプションのバイパス スイッチが存在するかどうかを示すステータス Bypass 3 サブモジュール タイプ Sub-Type Sub-Model Sub-Serial 3 Sub-Hw 3 3 サブモジュールのモデル番号 サブモジュールのシリアル番号 サブモジュールのハードウェア バージョン 1. スーパバイザ エンジン モジュールの Hw には、スーパバイザ エンジン モジュールの Enhanced Address Recognition Logic(EARL)ハードウェア バージョンが表示されます。 2. スーパバイザ エンジン モジュールの Fw には、スーパバイザ エンジン モジュールのブート バージョンが表示 されます。 3. EARL 情報を表示します。このフィールドは Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチでは dd と なります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-531 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show multicast group show multicast group マルチキャスト グループの設定を表示するには、show multicast group コマンドを使用します。 show multicast group [mac_addr] [vlan_id] 構文の説明 mac_addr (任意)宛先の MAC(メディア アクセス制御)アドレス vlan_id (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VLAN 1 のマルチキャスト グループの設定を表示する例を示します。 Console> show multicast group 1 VLAN Dest MAC/Route Des [CoS] Destination Ports or VCs / [Protocol Type] ---- ----------------- ----- ---------------------------------1 01-00-5e-00-01-28* 3/1,12/9 1 01-00-5e-63-7f-6f* 3/1,12/5,12/9 Total Number of Entries = 2 Console> 次に、VLAN 5 の特定の MAC アドレスに関するマルチキャスト グループの設定を表示する例を示 します。 Console> show multicast group 01-00-5E-00-00-5C 5 VLAN Dest MAC/Route Des [CoS] Destination Ports or VCs / [Protocol Type] ---- ----------------- ----- ---------------------------------5 01-00-5E-00-00-5C 3/1, 3/9 Total Number of Entries = 1 Console> 表 2-35 に、show multicast group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-35 show multicast group の出力フィールド フィールド 説明 VLAN VLAN 番号 Dest MAC/Route Des グループの宛先 MAC アドレス * ポートがマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定されたかど うかを示すステータス CoS CoS(サービス クラス)値 Destination Ports or VCs このマルチキャスト グループに属するすべてのポートのリスト。この グループ アドレス宛のトラフィックは、これらのすべてのポートに転 送されます。 Total Number of Entries コマンド基準と一致するマルチキャスト グループ テーブル内のエン トリの総数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-532 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show multicast group count 関連コマンド clear multicast router set cgmp set multicast router show multicast router show multicast group count VLAN(仮想 LAN)内のマルチキャスト アドレス(グループ)の総数を表示するには、show multicast group count コマンドを使用します。 show multicast group count [vlan_id] 構文の説明 vlan_id デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VLAN 5 内のマルチキャスト グループの総数を表示する例を示します。 (任意)VLAN の番号 Console> show multicast group count 5 Total Number of Entries = 2 Console> 関連コマンド clear multicast router set cgmp set multicast router show multicast router Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-533 第2章 show multicast protocols status Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show multicast protocols status マルチキャスト プロトコルの設定ステータスを表示するには、show multicast protocols status コマ ンドを使用します。 show multicast protocols status 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、マルチキャスト プロトコルの設定を表示する例を示します。 Console> show multicast protocols status CGMP disabled IGMP enabled IGMP fastleave disabled RGMP enabled GMRP disabled Console> (enable) 関連コマンド clear multicast router set multicast router show multicast group count show multicast router Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-534 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show multicast router show multicast router Cisco Group Management Protocol(CGMP)対応ルータが割り当てられたポートを表示するには、show multicast router コマンドを使用します。 show multicast router [cgmp | rgmp] [mod/port] [vlan_id] 構文の説明 cgmp (任意)CGMP を通して学習された設定情報のみを表示します。 rgmp (任意)Router-Port Group Management Protocol(RGMP)を通して学習された 設定情報のみを表示します。 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 vlan_id (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、マルチキャスト ルータの設定を表示する例を示します。 Console> show multicast router Port Vlan ---------- ---------------Total Number of Entries = 0 '*' - Configured '+' - RGMP-capable Console> (enable) 次に、VLAN 99 のマルチキャスト ルータの設定を表示する例を示します。 Console> show multicast router 99 Port Vlan ---------- ---------------Total Number of Entries = 0 '*' - Configured Console> 次に、CGMP を通して学習された設定情報のみを表示する例を示します。 Console> show multicast router cgmp CMGP Feature is enabled. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-535 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show multicast router 表 2-36 に、show multicast router コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-36 関連コマンド show multicast router コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port マルチキャスト ルータに到達するために経由するポート Vlan ポートに対応付けられた VLAN * ポートがマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定されたかど うかを示すステータス + ポートが RGMP 対応であるかどうかを示すステータス CGMP enabled CGMP がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されているか を示すステータス Total Number of Entries コマンドで指定された基準と一致するテーブル内のエントリの総数 clear multicast router set cgmp set multicast router show multicast group count Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-536 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat show netstat 現在アクティブなネットワーク接続および各プロトコルの統計情報を表示するには、show netstat コマンドを使用します。 show netstat [tcp | udp | ip | icmp | routes | stats | interfaces] 構文の説明 tcp (任意)TCP 統計情報を表示します。 udp (任意)UDP 統計情報を表示します。 ip (任意)IP 統計情報を表示します。 icmp (任意)Internet Control Message Protocol(ICMP)統計情報を表示します。 routes (任意)IP ルーティング テーブルを表示します。 stats (任意)TCP、UDP、IP、および ICMP のすべての統計情報を表示します。 interfaces (任意)インターフェイスの統計情報を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 me1 のカウンタ情報を表示するには、show netstat interfaces コマンドを入力します。 例 次に、現在アクティブなネットワーク接続を表示する例を示します。 Console> show netstat Active Internet connections (including servers) Proto Recv-Q Send-Q Local Address Foreign Address tcp 0 128 172.20.25.142.23 171.68.10.75.44720 tcp 0 0 *.7161 *.* tcp 0 0 *.23 *.* udp 0 0 *.* *.* udp 0 0 *.161 *.* udp 0 0 *.123 *.* Console> (state) ESTABLISHED LISTEN LISTEN Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-537 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat 次に、TCP 統計情報を表示する例を示します。 Console> show netstat tcp tcp: 5122 packets sent 4642 data packets (102292 bytes) 28 data packets (6148 bytes) retransmitted 434 ack-only packets (412 delayed) 0 URG only packets 0 window probe packets 1 window update packet 17 control packets 7621 packets received 4639 acks (for 103883 bytes) 69 duplicate acks 0 acks for unsent data 3468 packets (15367 bytes) received in-sequence 12 completely duplicate packets (20 bytes) 0 packets with some dup. data (0 bytes duped) 4 out-of-order packets (0 bytes) 0 packets (0 bytes) of data after window 0 window probes 0 window update packets 0 packets received after close 0 discarded for bad checksums 0 discarded for bad header offset fields 0 discarded because packet too short 6 connection requests 6 connection accepts 10 connections established (including accepts) 11 connections closed (including 1 drop) 2 embryonic connections dropped 4581 segments updated rtt (of 4600 attempts) 28 retransmit timeouts 0 connections dropped by rexmit timeout 0 persist timeouts 66 keepalive timeouts 63 keepalive probes sent 3 connections dropped by keepalive Console> 表 2-37 に、show netstat tcp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-37 show netstat tcp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 packets sent 送信された TCP パケットの総数 data packets (bytes) 送信された TCP データ パケットの数、およびこれらのパケット のサイズ(バイト単位) data packets (bytes) retransmitted 再送信された TCP データ パケットの数、およびこれらのパケッ トのサイズ(バイト単位) ack-only packets (delayed) 送信された TCP 確認応答専用パケットの数、および遅延が発生 したこれらのパケットの数 packets received 受信された TCP パケットの総数 acks (for x bytes) 受信された TCP 確認応答の数、および確認された総バイト数 duplicate acks 受信された重複する TCP 確認応答の数 acks for unsent data 送信されなかったデータに対して受信された TCP 確認応答の数 packets (bytes) received in-sequence 連続して受信された TCP パケットの数(およびバイト単位のサ イズ) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-538 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat 表 2-37 show netstat tcp コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 completely duplicate packets (bytes) 受信された重複する TCP パケットの数(およびバイト単位のサ イズ) packets with some dup. data (bytes 受信された TCP パケットのうち、データが重複しているパケッ duped) トの数(および重複データのバイト数) out-of-order packets (bytes) 受信された TCP パケットのうち、順序が正しくないパケットの 数(およびバイト単位のサイズ) packets (bytes) of data after window 指定されたデータ ウィンドウの外部で受信された TCP パケット の数(およびバイト単位のサイズ) discarded for bad checksums 受信された TCP パケットのうち、チェックサムに失敗したため に廃棄されたパケットの数 discarded because packet too short 受信された TCP パケットのうち、切り捨てられていたために廃 棄されたパケットの数 connection requests 送信された TCP 接続要求の総数 connection accepts 送信された TCP 接続許可の総数 connections established (including 接続許可が送信された TCP 接続も含めて、確立された TCP 接続 accepts) の総数 connections closed (including x drops) 削除された接続を含めて、終了した TCP 接続の総数 retransmit timeouts 再送信が試行されたときに発生したタイムアウト数 connections dropped by rexmit timeout 再送信タイムアウトが発生したために削除された接続数 keepalive timeouts 発生したキープアライブ タイムアウト数 keepalive probes sent 送信された TCP キープアライブ プローブの数 connections dropped by keepalive 削除された接続数 次に、UDP 統計情報を表示する例を示します。 Console> show netstat udp udp: 0 incomplete headers 0 bad data length fields 0 bad checksums 0 socket overflows 1116 no such ports Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-539 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat 表 2-38 に、show netstat udp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-38 show netstat udp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 incomplete headers 受信された UDP パケットのうち、パケット ヘッダーが不完全なパケッ トの数 bad data length fields 受信された UDP パケットのうち、データ長フィールドがパケット ペイ ロードの実際の長さと一致しないパケットの数 bad checksums 受信された UDP パケットのうち、チェックサムに失敗したパケットの 数 socket overflows ソケット オーバーフローの数 no such ports 受信された UDP パケットのうち、存在しないポート宛のパケットの数 次に、IP 統計情報を表示する例を示します。 Console> show netstat ip ip: 76894 total packets received 0 bad header checksums 0 with size smaller than minimum 0 with data size < data length 0 with header length < data size 0 with data length < header length 0 fragments received 0 fragments dropped (dup or out of space) 0 fragments dropped after timeout 0 packets forwarded 0 packets not forwardable 0 redirects sent Console> 表 2-39 に、show netstat ip コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-39 show netstat ip コマンドの出力フィールド フィールド 説明 total packets received 受信された IP パケットの総数 bad header checksums 受信された IP パケットのうち、チェックサムに失敗したパケッ トの数 with size smaller than minimum 受信された IP パケットのうち、最小 IP パケット サイズより小 さいパケットの数 fragments received 受信された IP パケット フラグメントの数 fragments dropped (dup or out of 受信された IP パケット フラグメントのうち、データが重複して space) いるか、またはバッファがオーバーフローしたために削除され たフラグメントの数 fragments dropped after timeout 受信された IP パケット フラグメントのうち、削除されているフ ラグメントの数 packets forwarded 転送された IP パケットの数 packets not forwardable スイッチが転送しなかった IP パケットの数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-540 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat 次に、ICMP の統計情報を表示する例を示します。 Console> show netstat icmp icmp: Redirect enabled 0 calls to icmp_error 0 errors not generated 'cuz old message was icmp Output histogram: echo reply: 1001 1 message with bad code fields 0 messages < minimum length 0 bad checksums 0 messages with bad length Input histogram: echo reply: 12 destination unreachable: 3961 echo: 1001 1001 message responses generated Console> 表 2-40 に、show netstat icmp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-40 show netstat icmp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Redirect enabled ICMP リダイレクションがイネーブルまたはディセーブルのど ちらに設定されているかを示すステータス Output histogram 出力 ICMP パケットの度数分布統計情報 echo reply 出力エコー応答 ICMP パケットの数 messages with bad code fields コード フィールドが無効な ICMP パケットの数 messages < minimum length 最小パケット長よりも小さな ICMP パケットの数 bad checksums チェックサムに失敗した ICMP パケットの数 messages with bad length 長さが無効な ICMP パケットの数 Input histogram 入力 ICMP パケットの度数分布統計情報 echo reply 入力エコー応答 ICMP パケットの数 destination unreachable 入力宛先に到達不能な ICMP パケットの数 echo 入力エコー ICMP パケットの数 message responses generated システムによって生成された ICMP メッセージ応答の数 次に、IP ルーティング テーブルを表示する例を示します。 Console> show netstat routes DESTINATION GATEWAY default 172.16.1.201 172.16.0.0 172.16.25.142 default default Console> FLAGS UG U UH USE 6186 6383 0 INTERFACE sc0 sc0 sl0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-541 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show netstat 表 2-41 に、show netstat routes コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-41 show netstat routes コマンドの出力フィールド フィールド 説明 DESTINATION 宛先 IP アドレスまたはネットワーク GATEWAY 宛先へのネクスト ホップ INTERFACE パケットを宛先に転送する場合の転送元インターフェイス 次に、インターフェイスの統計情報を表示する例を示します。 Console> show netstat interface Interface InPackets InErrors OutPackets OutErrors sl0 0 0 0 0 sc0 33 0 117192 0 me1 2 0 57075 0 Interface Rcv-Octet Xmit-Octet --------- -------------------- -------------------sc0 2389 0 me1 1172 0 sl0 0 0 Interface Rcv-Unicast Xmit-Unicast --------- -------------------- -------------------sc0 28 0 me1 28 0 sl0 0 0 Console> 表 2-42 に、show netstat interface コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-42 関連コマンド show netstat interface コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Interface インターフェイス番号(sl0 は Serial Line Internet Protocol[SLIP; シリアル ラ イン インターネット プロトコル]インターフェイス、sc0 は帯域内インター フェイス、me1 は帯域外インターフェイス) InPackets インターフェイスの入力パケットの数 InErrors インターフェイスの入力エラーの数 OutPackets インターフェイスの出力パケットの数 OutErrors インターフェイスの出力エラーの数 Rcv-Octet ポートで受信されたオクテット フレーム数 Xmit-Octet ポートで送信されたオクテット フレーム数 Rcv-Unicast ポートで受信されたユニキャスト フレーム数 Xmit-Unicast ポートで送信されたユニキャスト フレーム数 set interface set ip route ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-542 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ntp show ntp 現在の Network Time Protocol(NTP)ステータスを表示するには、show ntp コマンドを使用します。 show ntp 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、現在の NTP ステータスを表示する例を示します。 Console> show ntp Current time: Thu Jan 15 1999, 11:19:03 pst Timezone: 'pst', offset from UTC is -8 hours Summertime: 'pst', enabled Last NTP update: Broadcast client mode: enabled Broadcast delay: 3000 microseconds Client mode: disabled Authentication: enabled NTP-Server ---------------------------------------172.20.33.140 172.20.33.114 Server Key ---------1722033140 1722033114 Console> show ntp コマンドをイネーブル モードで入力すると、次の出力が表示されます。 Console> show ntp Key Number Mode -----------------1234 trusted 1722033140 untrusted Console> Key String -------------------------------32423423423 termserv-am Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-543 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show ntp 表 2-43 に、show ntp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-43 関連コマンド show ntp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Current time 現在のシステム時刻 Timezone タイム ゾーンおよび Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)か らの時間差(時間) Summertime サマータイムのタイム ゾーンおよびサマータイム調整がイネーブルま たはディセーブルのどちらであるかを指定します。 Last NTP update 最後の NTP アップデートの時刻 Broadcast client mode NTP ブロードキャストクライアント モードがイネーブルまたはディ セーブルのどちらに設定されているかを示すステータス Broadcast delay NTP ブロードキャスト遅延の設定 Client mode NTP クライアント モードがイネーブルまたはディセーブルのどちらに 設定されているかを示すステータス NTP-Server 設定された NTP サーバのリスト clear ntp key clear ntp server set ntp broadcastclient set ntp broadcastdelay set ntp client set ntp key set ntp server Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-544 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port show port ポートのステータスおよびカウンタを表示するには、show port コマンドを使用します。 show port [mod[/port]] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 port を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。 スイッチ ポートの Status フィールドの意味は、次のとおりです。 • connected は、ポートが動作可能であることを示します。 (注) リモート障害情報を受信しているポートのステータスにも、connected が表示されます。 リモート障害情報が送信されるのは、リンクが起動し、両端が相互に通信可能となって からです。つまり、リンク障害情報が送信されている場合は、リンクが起動し、正常に 機能しています。802.3z ギガビット イーサネット仕様に従って、リンク パートナーは リンクが正常に起動するまで、リモート障害情報を送信できません。 • notconnect は、ポートがオフであるか、またはポート内に Gigabit Interface Converter(GBIC; ギ ガビット インターフェイス コンバータ)が存在しないことを示します。 • faulty は、ポートが診断テストに失敗したことを示します。 • remfault は、反対側のステーションが受信信号と同期できなかったことを示します。 • disable は、ポートが手動でディセーブルに設定されていることを示します。 • remdisable は、反対側のポートが手動でディセーブルに設定されていることを示します。 • configerr は、このポートがフロー制御またはデュプレックス ネゴシエーションの出力に応じて いないことを示します。 • remcfgerr は、反対側のポートがフロー制御またはデュプレックス ネゴシエーションの出力に 応じていないことを示します。 • disagree は、両端のポートがデュプレックス条件に合意しなかったこと、または自動ネゴシエー ションに失敗したことを示します。 show port コマンドを実行した場合、4 ポート 100FX カードを搭載した 32 ポート モジュール (WS-X4502)のエントリは、ポート数が 36 と表示されます。アップリンク カードが搭載されてい ない場合は、ポート 1 ∼ 32 のみが表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチのスーパバイザ エンジン モジュールには me1 が搭載されています が、show module または show port CLI コマンドを実行しても、me1 ポート情報は表示されません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-545 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port 例 次に、インライン パワー モジュールのステータスおよびカウンタを表示する例を示します。 Console> (enable) show port 5/1 * = Configured MAC Address Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- -----------5/1 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX Port AuxiliaryVlan AuxVlan-Status ----- ------------- -------------5/1 none none Port InlinePowered Admin Oper Detected ----- ------ ------ -------5/1 auto off no Port Maximum mWatt ----- ----5/1 15500 Power mA @50V ------310 PowerAllocated Device IEEE class DiscoverMode mWatt mA @50V ----- -------- ---------- ---------- -----------0 0 none none both Actual Consumption mWatt mA @50V -------------0 0 absentCounter OverCurrent ------------0 ----------0 Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Max-Addr Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- -------- -------- ------5/1 disabled shutdown 0 0 1 disabled 157 Port Num-Addr Secure-Src-Addr ----- -------- ----------------5/1 0 - Age-Left Last-Src-Addr Shutdown/Time-Left -------- ----------------- ------------------ Port Flooding on Address Limit ----- ------------------------5/1 Enabled Port Status Channel Admin Ch Mode Group Id ----- ---------- -------------------- ----- ----5/1 notconnect auto silent 433 0 Port ---5/1 Status ---------notconnect ErrDisable Reason ------------------- Port ErrDisableTimeout ---------------------Enable Action on Timeout ----------------No Change Port Align-Err FCS-Err Xmit-Err Rcv-Err UnderSize ----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------5/1 0 0 0 0 Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts Giants ----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- --------5/1 0 0 0 0 0 0 0 Last-Time-Cleared -------------------------Mon Nov 18 2002, 01:02:48 Idle Detection --------------Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-546 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port 次に、外部 VLAN(仮想 LAN)でサポートされているモジュールのステータスおよびカウンタを表 示する例を示します。 Console> (enable) show port 4/1 * = Configured MAC Address Port Name Status Vlan Level Duplex Speed Type ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- -----------4/1 notconnect 1 normal auto auto 10/100BaseTX Port AuxiliaryVlan AuxVlan-Status ----- ------------- -------------4/1 none none Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Max-Addr Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- -------- -------- ------4/1 disabled shutdown 0 0 1 disabled 13 Port Num-Addr Secure-Src-Addr ----- -------- ----------------4/1 0 - Age-Left Last-Src-Addr Shutdown/Time-Left -------- ----------------- ------------------ Port Flooding on Address Limit ----- ------------------------4/1 Enabled Port Status Channel Admin Ch Mode Group Id ----- ---------- -------------------- ----- ----4/1 notconnect auto silent 421 0 Port ---4/1 Status ---------notconnect ErrDisable Reason ------------------- Port ErrDisableTimeout ---------------------Enable Action on Timeout ----------------No Change Port Align-Err FCS-Err Xmit-Err Rcv-Err UnderSize ----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------4/1 0 0 0 0 Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts Giants ----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- --------4/1 0 0 0 0 0 0 0 Last-Time-Cleared -------------------------Mon Nov 18 2002, 01:02:48 Idle Detection --------------- Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-547 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port 表 2-44 に、show port コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表示される フィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります) 。 表 2-44 show port コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Name ポート名(設定されている場合) Status モジュールのステータス。Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッ チ の 場 合、有 効 な 出 力 は connected、notconnect、faulty、remfault、disable、 remdisable、configerr、remcfgerr、reflector および disagree です。 Vlan ポートが属する VLAN Duplex ポートのデュプレックス設定(auto、full、fdx、half、hdx、a-half、a-hdx、a-full または a-fdx) Speed ポートの速度設定。有効値は auto、10、100、155、a-10、a-100、4、16、a-14 または a-16 です。 Type1 ポート タイプ(100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX など) Security ポート セキュリティがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定され ているかを示すステータス Secure-Src-Addr セキュリティがイネーブル化されたポートのセキュア MAC(メディア アク セス制御)アドレス Last-Src-Addr パケットが受信した最終パケットの送信元 MAC アドレス Shutdown セキュリティのためにポートがシャットダウンされたかどうかを示すステー タス Trap ポート トラップがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されてい るかを示すステータス IfIndex ifIndex の番号 Broadcast-Limit ポートに設定されたブロードキャスト スレッシュホールド Broadcast-Drop ポートのブロードキャスト制限を超過したために削除されたブロードキャス ト / マルチキャスト パケットの数 Send admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポート はフロー制御を反対側に送信します。off の場合、ローカル ポートはフロー 制御を反対側に送信しません。desired の場合、反対側がローカル側からのフ ロー制御送信を予期しているときにかぎり、ローカル側はフロー制御を反対 側に送信します。 FlowControl oper フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つの ポートはリンク プロトコルについて合意できません。 Receive admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポート は反対側にフロー制御の送信を要求します。off の場合、ローカル ポートは 反対側にフロー制御の送信を禁止します。desired の場合、ローカル側は反対 側に対してフロー制御の送信を許可します。 FlowControl oper フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つの ポートはリンク プロトコルについて合意できません。 RxPause 受信されたポーズ フレームの個数 TxPause 送信されたポーズ フレームの個数 Unsupported Opcodes サポートされていないオペレーティング コードの数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-548 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port 表 2-44 show port コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Align-Err ポートで受信されたフレームのうち、アライメント エラーを含むフレーム (終了時のオクテット数が偶数でなく、Cyclic Redundancy Check[CRC; 巡回 冗長検査]に合格しなかったフレーム)の数 FCS-Err FCS エラーを含むけれども、フレーミング エラーを含まない、有効サイズの フレーム数 Xmit-Err ポートで発生した送信エラー(内部送信バッファが一杯であることを示すエ ラー)の数 Rcv-Err ポートで発生した受信エラー(内部受信バッファが一杯であることを示すエ ラー)の数 UnderSize 受信されたフレームのうち、オクテット長が 64 未満の(ただし、正常に構成 された)フレームの数 Single-Col ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に 1 つのコリジョンが発生 した回数 Multi-Coll ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に複数のコリジョンが発生 した回数 Late-Coll 最後に発生したコリジョン(コリジョン ドメイン外のコリジョン)の数 Excess-Col ポートで発生した過度のコリジョンの数(フレームに 16 回のコリジョンが発 生して、フレームが廃棄された回数) (ケーブルが現在使用中であるかどうかを判別するために)ポートがキャリア を検知した回数 Carri-Sen Runts ポートで受信されたラント フレーム(最小 IEEE 802.3 フレーム サイズより も小さなフレーム)の数 Giants ポートで受信されたジャイアント フレーム(最大 IEEE 802.3 フレーム サイ ズよりも大きなフレーム)の数 Last-Time-Cleared ポート カウンタが最後にクリアされた時刻 Auto-Part 過度の連続コリジョンが発生したためにポートが自動パーディション ス テートになった回数 Data-rate mismatch オーバーランまたはアンダーランが発生した有効サイズ フレームの数 Src-addr change 最後の送信元アドレスが変更された回数 Good-bytes エラーを含まない、フレーム内のオクテットの総数 Short-event 有効期間が ShortEventMax Time(74 ∼ 82 ビット タイム)よりも短いアクティ ビティが検出された回数 ErrDisableReason ポートが errdisable ステートになった理由 Action on Timeout errdisable タイマーのタイムアウト時に実行されるアクション 1. これらのフィールドは、システム設定によって異なります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-549 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port capabilities show port capabilities スイッチ内のモジュールおよびポートのポート、タイプ、デュプレックス、トランキング機能、お よび速度を表示するには、show port capabilities コマンドを使用します。 show port capabilities [mod[/port]] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 /port_num を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。 例 次に、モジュール 1、ポート 1 のポート機能を表示する例を示します。 Console> (enable) show port capabilities 1/1 Model WS-X4148 Port 2/1 Type 10/100BaseTX Speed auto,10,100 Duplex half,full Trunk encap type 802.1Q Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate Channel 2/1-48 Flow control no Security yes Dot1x yes Membership static,dynamic Fast start yes QOS scheduling rx-(none),tx-(2q1t) CoS rewrite no ToS rewrite no Rewrite no UDLD yes Inline power no AuxiliaryVlan 1..1000,1025..4094,untagged,none SPAN source,destination,reflector Link debounce timer yes IGMPFilter yes Dot1q-all-tagged no Console> (enable) 表 2-45 に、show port capabilities コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表 示されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-550 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port capabilities 表 2-45 show port capabilities コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Model モジュールのモデル番号 Port モジュール番号およびポート番号 Type1 ポート タイプ(100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX など) Speed1 ポートの速度設定(auto、100、1000 など) Duplex デュプレックス モード(half、full、auto、fdx、hdx または no) Trunk encap type トランク カプセル化タイプ(ISL、802.1Q、802.10 または no) Trunk mode ポートのトランク管理ステータス (on、 off、auto、desirable、nonegotiateまたはno) Channel チャネル グループを形成できるポートを示すステータス。ポートは mod_num/port_num の形式で表示されます。たとえば、3/1-2 はモジュール 3、 ポート 1 および 2 を示します。また、範囲 [mod/1-mod/high_port] 内の任意の ポートを指定したり、またはまったくポートを指定しないことも可能です。 Flow control 設定可能なフロー制御オプション(受信の場合は [off、on、desired]、送信の 場合は [off、on、desired]、または no) Security ポート セキュリティがイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes ま たは no) Dot1x 802.1x 認証がイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes または no) Membership VLAN(仮想 LAN)に特定のポートまたはポート範囲のメンバーシップを割 り当てる方法(static または dynamic) Fast Start ポートのスパニングツリー ポート高速起動機能がイネーブルであるかどうか を示すステータス(yes または no) QoS Scheduling (rx-[none]、tx-[none]) CoS Rewrite ポートが Class of Service(CoS; サービス クラス)の書き換えをサポートする かどうかを示すステータス(yes または no) ToS Rewrite ポートが Type of Service(ToS; サービス タイプ)の書き換え(IP Precedence) をサポートするかどうかを示すステータス Rewrite ポートがインライン書き換えをサポートするかどうかを示すステータス(yes または no) UDLD ポートが UDLD をサポートするかどうかを示すステータス(Capable、Not capable) AuxiliaryVlan ポートが音声または VLAN をサポートするかどうかを示すステータス(yes または no) SPAN SPAN(スイッチド ポート アナライザ)のステータス(source、destination、 reflector) Link debounce timer リンク デバウンス タイマーがイネーブルであるかどうかを示すステータス (yes または no) IGMPFilter Internet Group Management Protocol(IGMP)フィルタがイネーブルであるかど うかを示すステータス(yes または no) Dot1q-all-tagged 802.1Q タギングがイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes または no) 1. これらのフィールドは、システム設定によって異なります。 関連コマンド set port channel set port security set port speed set spantree portfast set trunk Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-551 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port cdp show port cdp ポートの Cisco Discovery Protocol(CDP)イネーブル ステートおよびポートのメッセージ インター バルを表示するには、show port cdp コマンドを使用します。 show port cdp [mod[/port]] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。/port_num を指定しな い場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。 例 次に、すべてのポートの CDP 情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> show port cdp CDP :enabled Message Interval :60 Hold Time :180 Port -------2/1 2/2 5/1 5/2 5/3 5/4 5/5 5/6 Console> CDP Status ---------enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled enabled 表 2-46 に、show port cdp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-46 関連コマンド show port cdp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 CDP Status ポートの CDP ステータス(enabled、disabled) Message-Interval ネイバと CDP メッセージを交換するインターバル set cdp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-552 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port channel show port channel 特定のモジュールまたはポートの EtherChannel 情報を表示するには、show port channel コマンドを 使用します。 show port channel [mod[/port]] [statistics | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp | qos]] 構文の説明 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 statistics (任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル) 統計情報を表示します。 info (任意)EtherChannel 設定情報を表示します。 spantree (任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。 trunk (任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。 protocol (任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。 gmrp (任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ を表示します。 gvrp (任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表 示します。 qos (任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示 します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュールおよびポートを指定しない場合は、すべてのモジュールのすべてのチャネリング ポート に関する EtherChannel 情報が表示されます。 例 次に、ポート 1/4 の Fast EtherChannel 情報を表示する例を示します。 Console> show port channel 1/4 Port Status Channel Mode ----- ---------- -------------------1/1 connected auto silent 1/2 connected auto silent 1/4 connected auto silent ----- ---------- -------------------Port Device-ID ----- ------------------------------1/1 069003103(4000) 1/2 069003103(4000) 1/4 069003103(4000) ----- ------------------------------Console> Admin Group ----22 22 22 ----- Ch Id ----769 769 769 ----- Port-ID ------------------------3/13 3/14 3/16 ------------------------- Platform ---------------WS-C4000 WS-C4000 WS-C4000 ---------------- Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-553 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port channel 表 2-47 に、show port channel コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-47 show port channel コマンドの出力情報 フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Status ポート接続ステータス Channel mode EtherChannel モード Admin Group EtherChannel 管理グループ Ch Id EtherChannel ID Device-ID 近接装置のシリアル番号およびホスト名 Port-ID 近接装置の接続先ポート番号 Platform 近接装置のプラットフォーム 次に、PAgP パケット統計情報を表示する例を示します。 Console> show Port Admin Group ----- ------1/1 22 1/2 22 1/3 22 1/4 22 ----- ------Console> port channel statistics PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts Transmitted Received InFlush ----------- --------- --------5063 5073 0 5062 5075 0 5068 5077 0 5076 5066 0 ----------- --------- --------- PAgP Pkts RetnFlush --------0 0 0 0 --------- PAgP Pkts OutFlush --------0 0 0 0 --------- PAgP Pkts InError --------0 0 0 0 --------- 表 2-21 に、show port channel statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-48 show port channel statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port ポート番号 Admin Group EtherChannel 管理グループ PAgP Pkts Transmitted ポート上で送信された PAgP パケット数 PAgP Pkts Received ポート上で受信された PAgP パケット数 PAgP Pkts InFlush 受信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts RetnFlush 戻された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts OutFlush 送信された PAgP フラッシュ パケット数 PAgP Pkts InError 受信された PAgP エラー パケット数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-554 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port channel 次に、EtherChannel の設定情報を表示する例を示します。 Console> show port channel info Switch Frame Distribution Method: mac both Port Status Channel mode ----- ---------- -------------------1/1 connected auto silent 1/2 connected auto silent 1/3 connected auto silent 1/4 connected auto silent ----- ---------- -------------------Port ifIndex Oper-group Neighbor Oper-group ----- ------- ---------- ---------1/1 626 1 1/2 626 1 1/3 626 1 1/4 626 1 ----- ------- ---------- ---------- Channel id ------769 769 769 769 ------- Speed Duplex Vlan ----a-100 a-100 a-100 a-100 ----- Oper-Distribution Method ----------------mac both mac both mac both mac both ----------------- Port ----1/1 1/2 1/3 1/4 ----- Device-ID ------------------------------069003103(5500) 069003103(5500) 069003103(5500) 069003103(5500) ------------------------------- Port ----1/1 1/2 1/3 1/4 ----- Trunk-status -----------trunking trunking trunking trunking ------------ Trunk-type ------------n-isl n-isl n-isl n-isl ------------- Admin group ----22 22 22 22 ----- ------ ---a-full 1 a-full 1 a-full 1 a-full 1 ------ ---- PortSecurity/ Dynamic port ------------- ------------- Port-ID ------------------------3/13 3/14 3/15 3/16 ------------------------- Platform ---------------WS-C5500 WS-C5500 WS-C5500 WS-C5500 ---------------- Trunk-vlans ----------------------------------------------1-1005 1-1005 1-1005 1-1005 ----------------------------------------------- Port Portvlancost-vlans ----- -------------------------------------------------------------------------1/1 1/2 1/3 1/4 ----- -------------------------------------------------------------------------Port Port priority ----- -------1/1 32 1/2 32 1/3 32 1/4 32 ----- -------- Portfast Port vlanpri -------- ------disabled 0 disabled 0 disabled 0 disabled 0 -------- ------- Port ----1/1 1/2 1/3 1/4 ----- IPX -------auto-on auto-on auto-on auto-on -------- Port IP -------on on on on -------- GMRP status ----- -------1/1 enabled 1/2 enabled Port vlanpri-vlans ------------------------------------------------ ------------------------------------------------ Group -------auto-on auto-on auto-on auto-on -------- GMRP registration -----------Normal Normal GMRP forwardAll ---------disabled disabled Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-555 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port channel 1/3 enabled Normal disabled 1/4 enabled Normal disabled ----- -------- ------------ ---------Port GVRP status ----- -------1/1 disabled 1/2 disabled 1/3 disabled 1/4 disabled ----- -------- GVRP GVRP registration applicant ------------- --------Normal Normal Normal Normal Normal Normal Normal Normal ------------- --------- Port Qos-Rx PortType --------------- Qos-Tx PortType ----- -------1/1 1/2 1/3 1/4 ----- -------- Qos-Trust Qos-DefCos Type ------------ ---------untrusted 0 untrusted 0 untrusted 0 untrusted 0 ------------ ---------- Console> 表 2-49 に、show port channel info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-49 show port channel info コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Switch Frame Distribution Method スイッチ上のすべての EtherChannel のフレーム配信方法 Port ポート番号 Status ポート接続ステータス Channel mode EtherChannel モード Admin group EtherChannel 管理グループ Channel id EtherChannel ID Speed ポート速度 Duplex ポートのデュプレックス Vlan Port VLAN メンバーシップ if-index インターフェイスのインデックス番号 Oper-group グループの機能 Neighbor Oper-group ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID Chan cost EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト Oper-Distribution Method EtherChannel フレーム配信方法 PortSecurity/Dynamic Port ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示 すステータス Device-ID 近接装置のシリアル番号およびホスト名 Port-ID 近接装置の接続先ポート番号 Platform 近接装置のプラットフォーム Trunk-status VLAN トランキング モード Trunk-type VLAN トランクのカプセル化タイプ Trunk-vlans トランクの許可 VLAN リスト Portvlancost-vlans スパニングツリー ポート VLANコストおよび関連するVLAN ID Port priority スパニングツリー ポートのプライオリティ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-556 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port channel 表 2-49 関連コマンド show port channel info コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Portfast スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート Port vlanpri-vlans スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連す る VLAN ID IP IP プロトコル フィルタリング モード IPX IPX プロトコル フィルタリング モード Group グループ プロトコル フィルタリング モード GMRP status GMRP イネーブル ステート GMRP registration GMRP 登録モード GMRP forwardAll GMRP forward-all イネーブル ステート GVRP status GVRP イネーブル ステート GVRP registration GVRP 登録モード GVRP applicant GVRP 加入者モード Qos-Tx 送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Rx 受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ Qos-Trust QoS ポートの信頼状態 QoS-DefCos QoS のデフォルト CoS set channel cost set channel vlancost set port channel show channel show channel group Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-557 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port counters show port counters 特定のポートのすべてのカウンタを表示するには、show port counters コマンドを使用します。 show port counters [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 /port_num を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。 例 次に、show port counters コマンドの出力例を示します。 Console> (enable) show port counters Port Align-Err FCS-Err Xmit-Err Rcv-Err Broad-Limit Broad-Drop ---- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------- ---------1/1 0 0 0 0 0 1/2 0 0 0 0 0 4/1 0 0 0 0 10000p/s 0 4/2 0 0 0 0 100p/s 53728 4/3 0 0 0 0 0 4/4 0 0 0 0 11.50p/s 52 Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sens Runts Giants ---- ---------- ---------- --------- ---------- ---------- ----- -----1/1 0 0 0 0 0 0 1/2 0 0 0 0 0 0 4/1 0 0 0 0 0 0 4/2 0 0 0 0 0 0 4/3 0 0 0 0 0 0 4/4 0 0 0 0 0 0 - Port ----3/1 3/2 CE-State -------isolated isolated Conn-State ---------connecting connecting Type ---A B Neig ---U U Ler Con Est Alm Cut Lem-Ct Lem-Rej-Ct Tl-Min --------------- ---------- ---------- -----no 9 9 7 0 0 102 no 9 8 7 0 0 40 Last-Time-Cleared -------------------------Wed Apr 10 1996, 14:59:51 Console> (enable) 表 2-50 に、show port counters コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表示 されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-558 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port counters 表 2-50 show port counters コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Align-Err ポートで受信されたフレームのうち、アライメント エラーを含むフレーム(終 了時のオクテット数が偶数でなく、Cyclic Redundancy Check[CRC; 巡回冗長検 査 ] に合格しなかったフレーム)の数 FCS-Err ポート上で発生したフレーム チェック シーケンス エラーの数 Xmit-Err ポートで発生した送信エラー(内部送信バッファが一杯であることを示すエ ラー)の数 Rcv-Err ポートで発生した受信エラー(内部受信バッファが一杯であることを示すエ ラー)の数 UnderSize 受信されたフレームのうち、オクテット長が 64 未満の(ただし、正常に構成 された)フレームの数 Broad-Limit ポートに設定されたブロードキャスト スレッシュホールド(パーセント単位、 またはパケット / 秒単位) Broad-Drop ポートのブロードキャスト制限を超過したために廃棄されたブロードキャス ト / マルチキャスト パケットの数 Single-Col ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に 1 つのコリジョンが発生 した回数 Multi-Coll ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に複数のコリジョンが発生 した回数 Late-Coll 最後に発生したコリジョン(コリジョン ドメイン外のコリジョン)の数 Excess-Col ポートで発生した過度のコリジョンの数(フレームに 16 回のコリジョンが発 生して、フレームが廃棄された回数) Carri-Sens (ケーブルが現在使用中であるかどうかを判別するために)ポートがキャリア を検知した回数 Runts ポートで受信されたラント フレーム(最小 IEEE 802.3 フレーム サイズよりも 小さなフレーム)の数 Giants ポートで受信されたジャイアント フレーム(最大 IEEE 802.3 フレーム サイズ よりも大きなフレーム)の数 CE-State 接続エンティティのステータス Conn-State ポートの接続ステートは、次のとおりです。 Type • Disabled ― ポートにモジュールが接続されていないか、またはユーザに よってディセーブルに設定されています。 • Connecting ― ポートが接続を試行したか、またはディセーブルです。 • Standby ― 接続が維持されているか、またはデュアルホーミング コンセ ントレータの非アクティブ ポートです。 • Active ― ポートが接続中です。 • Other ― コンセントレータが Conn-State を判別できませんでした。 ポートのタイプ(A ― A ポート、B ― B ポートなど) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-559 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port counters 表 2-50 関連コマンド show port counters コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Neig このポートに接続されたポートのタイプ。ネイバは次のいずれかのタイプと なります。 • A ― A ポート • B ― B ポート • M ― M ポート • S ― スレーブ ポート • U ― コンセントレータはネイバ ポートのタイプを判別できませんでした。 Ler Con ポートが現在 Link Error Rate(LER; リンク エラー レート)状態であるかどう かを示すステータス Est LER の予測値 Alm リンク接続が LER アラーム スレッシュホールドを超える時点の LER Cut LER カットオフ値(リンク接続が faulty としてフラグ設定される時点の LER) Lem-Ct ポート上で受信された Link Error Monitor(LEM; リンク エラー モニタ)エラー の数 Lem-Rej-Ct 過度の LEM エラーが発生したために接続が拒否された回数 Tl-Min 次の Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)ステートに移る前の TL の最小値(Fiber Distributed Data Interface [FDDI] Physical Sublayer [PHY] ライン ステートを送信する最小期間) Last-Time-Cleared ポート カウンタが最後にクリアされた時刻 show port Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-560 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port debounce show port debounce ポートのデバウンス タイマーの現在の状態(イネーブルまたはディセーブル)を表示するには、 show port debounce コマンドを使用します。 show port debounce [mod | mod/port] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ポートを指定しない場合は、すべてのポートが表示されます。 例 次に、特定のモジュールの特定のポートのデバウンス リンク タイマーを表示する例を示します。 Console> show port debounce 2/1 Port Debounce link timer ----- --------------2/1 disable Console> 関連コマンド set port debounce Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-561 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port dot1x show port dot1x 特定のポートについて、認証者 Port Access Entity(PAE)およびバックエンド認証者に関連する設 定可能なステート値および現在のステート値をすべて表示したり、各 Extensible Authentication Protocol(EAP)パケット タイプの統計情報を表示したりするには、show port dot1x コマンド セッ トを使用します。 show port dot1x [mod[/port]] show port dot1x statistics [mod[/port]] show port dot1x guest-vlan [vlan | none] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュールポート番号 特定のポートの認証者によって送受信された各 EAP パケットの統計情報を表 示します。 statistics vlan (任意)VLAN 番号を表示します。 none (任意)ポートからゲスト VLAN を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、特定のポートの認証者 PAE およびバックエンド認証者に関連する設定可能なステート値お よび現在のステート値をすべて表示する例を示します。 Console> show port dot1x 3/3 Port Auth-State BEnd-State Port-Control Port-Status ----- ------------------- ---------- ------------------- ------------2/1 force-authorized idle force-authorized authorized Port Port-Mode Re-authentication ----- ------------- ----------------2/1 SingleAuth disabled Console> Shutdown-timeout ---------------500 次に、特定のポートの認証者によって送受信された各 EAP パケット タイプの統計情報を表示しま す。 Console> show port dot1x statistics 4/1,4/2 Port Tx_Req/Id Tx_Req Tx_Total Rx_Start Rx_Resp 4/1 1 2 4 2 4/2 3 4 6 0 Port Rx_Invalid 4/1 0 4/2 0 Console> Rx_Len_Err 0 0 Rx_Total 3 3 Rx_Logff Rx_Resp/Id 0 1 1 1 Last_Rx_Frm_Ver 1 1 0 0 Last_Rx_Frm_Src_Mac 00-f0-3b-2b-d1-a9 00-d0-62-95-7b-ff Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-562 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port dot1x 次に、802.1x ゲスト VLAN に使用するために設定された VLAN を表示する例を示します。 Console> (enable) show port dot1x guest-vlan vlan Usage: show port dot1x guest-vlan [vlan|none] Vlan = 1..1005, 1025..4094 Console> (enable) 次に、802.1x ゲスト VLAN に使用するために設定されたポートを表示する例を示します。 Console> (enable) show Guest-Vlan Status ------------- -------none none Console> (enable) 関連コマンド port dot1x guest-vlan none Mod/Ports -----------------2/1-48,3/1-6 clear dot1x config set port dot1x show dot1x Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-563 第2章 show port errdisable-timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port errdisable-timeout 特定のポートの errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表 示するには、show port errdisable-timeout コマンドを使用します。 show port errdisable-timeout [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、特定のポートの errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示する例を示します。 Console> (enable) Port Status ---- ---------3/3 errdisable Console> モジュール番号およびモジュール上のポート番号 show port errdisable-timeout 3/3 ErrDisableReason Port ErrDisableTimeout ---------------- ---------------------udld Disable Action on Timeout ----------------Remain Disabled Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-564 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port errdisable-timeout 次に、コマンド[show port errdisable-timeout 3/3]の使用例の一部、および対応する出力を示します。 グ ロ ー バ ル に デ ィ セ ー ブ ル 化 さ れ て い る た め に ポ ー ト が デ ィ セ ー ブ ル で あ る 場 合 は、Port ErrDisableTimeout フィールドの値に関係なく、Action on Timeout フィールドには No Change の値が 表示されます。ポートが errdisable ステートでない場合、Action on Timeout フィールドの値は常に No Change です。 CASE 1: Port is in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is disabled. Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3 Port ---3/3 Status ---------errdisable ErrDisableReason ---------------udld Port ErrDisableTimeout ---------------------Enable Action on Timeout ----------------No Change CASE 2: Port is in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is enabled. Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3 Port ---3/3 Status ---------errdisable ErrDisableReason ---------------udld Port ErrDisableTimeout ---------------------Enable Action on Timeout ----------------Enabled CASE 3: Port is in errdisabled state, timeout flag is disabled and reason is disabled. Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3 Port ---3/3 Status ---------errdisable ErrDisableReason ---------------udld Port ErrDisableTimeout ---------------------Disable Action on Timeout ----------------No Change CASE 4: Port is in errdisabled state, timeout flag is disabled and reason is enabled. Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3 Port ---3/3 Status ---------errdisable ErrDisableReason ---------------udld Port ErrDisableTimeout ---------------------Disable Action on Timeout ----------------Remain Disabled CASE 5: Port is not in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is disabled. Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3 Port Status ---- ---------3/3 connected Console> 関連コマンド ErrDisableReason ---------------- Port ErrDisableTimeout ---------------------Enable Action on Timeout ----------------No Change set errdisable-timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-565 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port flowcontrol show port flowcontrol フロー制御に関連するステータス情報および統計情報をポート単位で表示するには、show port flowcontrol コマンドを使用します。 show port flowcontrol [mod[/port]] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートに設定されたフィルタが表示されます。 例 次に、フロー制御ポートのステータスおよび統計情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> show port flowcontrol Port Send-Flowcontrol Receive-Flowcntl Admin Oper Admin Oper ----- ------------------------------3/1 on disagree on disagree 3/2 off off off off 3/3 desired on desired off Console> RxPause TxPause ------0 0 10 -----0 0 10 表 2-51 に、show port flowcontrol コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-51 show port flowcontrol コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Send-Flowcontrol ― Admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポートはフロー制御を反対側に送信します。off の場合、ローカル ポー トはフロー制御を反対側に送信しません。desired の場合、反対側が ローカル側からのフロー制御送信をサポートしているときに限り、 ローカル側はフロー制御を反対側に送信します。 Send-Flowcontrol ― Oper フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つのポートはリンク プロトコルについて合意できません。 Receive-Flowcntl ― Admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポートは反対側にフロー制御の送信を要求します。off の場合、ロー カル ポートは反対側にフロー制御の送信を禁止します。desired の場 合、ローカル側は反対側に対してフロー制御の送信を許可します。 Receive-Flowcntl ― Oper フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つのポートはリンク プロトコルについて合意できません。 RxPause 受信されたポーズ フレームの個数 TxPause 送信されたポーズ フレームの個数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-566 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port ifindex 関連コマンド set port flowcontrol show port ifindex ifIndex 情報をポート単位またはモジュール単位で表示するには、show port ifindex コマンドを使用 します。 show port ifindex [mod] show port ifindex mod/port 構文の説明 (任意)モジュール番号 mod モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべてのポートの ifIndex 情報を表示する例を示します。 Console> show port ifindex Port ifIndex ----- ------1/1 3 1/2 4 3/1 383 3/2 384 4/1 385 4/2 386 4/3 387 4/4 388 4/5 389 4/6 390 4/7 391 4/8 392 4/9 393 4/10 394 4/11 395 4/12 396 4/13 397 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-567 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port inlinepower show port inlinepower ポート電力の管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、show port inlinepower コマン ドを使用します。 show port inlinepower [mod[/port]] [detail] 構文の説明 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port (任意)インライン パワーの詳細情報を表示するキーワード detail デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 インライン パワー モードがオフの場合でも、インライン パワー対応デバイスを検出することがで きます。 Oper(動作)ステータス フィールドの意味は、次のとおりです。 例 • on ― ポートから電力が供給されています。 • off ― ポートから電力が供給されていません。 • denied ― システムにポートのための十分な電力がなく、ポートから電力が供給されていません。 • faulty ― ポートから接続された装置に電力を供給することができません。 次に、特定のモジュール上にある複数ポートのインライン パワーを表示する例を示します。 Console> show port inlinepower 6/1 Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.36 Amps @42V) Total inline power drawn by module 4: 33.934 Watts ( 0.807 Amps @42V) Port InlinePowered PowerAllocated Device IEEE class From PS To PD Admin Oper mWatts mWatts ----- ------ ------ ------------- ---------- ---------6/1 auto on 7079 6300 cisco none Port MaximumPower mWatts ----- -----------6/1 15400 ActualConsumption mWatts ----------------6300 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-568 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port inlinepower 次に、モジュールおよび個々のポートに関するインライン パワーの詳細を表示する例を示します。 Console> show port inlinepower 4/1 detail Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.36 Amps @42V) Total inline power drawn by module 4: 33.934 Watts ( 0.807 Amps @42V) Port InlinePowered PowerAllocated Device IEEE class DiscoverMode From PS To PD Admin Oper Detected mWatts mWatts ----- ------ ------ -------- ------- ------- ---------- ---------- -----------4/1 auto on yes 7079 6300 cisco none cisco Port MaximumPower mWatts ----- -----------4/1 15400 Console> ActualConsumption mWatts ----------------6300 absentCounter OverCurrent ------------0 ----------0 表 2-52 に、show port inline power コマンド出力に含まれる有効なフィールドと値について説明し ます(表示されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。 表 2-52 show port inlinepower コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Configured Default Inline Power allocation per port モジュール上にある各ポートでデフォルトとして設定されてい るワット数。この値は、set inlinepower defaultallocation コマン ドで設定します。 Total inline power drawn by module モジュールから供給されるワット数 Port モジュール番号およびポート番号 Admin ポートの管理ステータス Oper ポートの動作ステータス。ステータス フィールドの意味は、次 のとおりです。 • on ― ポートから電力が供給されています。 • off ― ポートから電力が供給されていません。 • denied ― システムにポートのための十分な電力がなく、 ポートから電力が供給されていません。 • faulty ― ポートから接続された装置に電力を供給すること ができません。 Detected インライン パワー要件を持つ IP Phone がポート上で検出された かどうかを示すステータス(yes または no) Power Allocated from PS mWatts ポートに供給された電力で使用できるミリワット数 Power Allocated to PD mWatts ポートの電源装置に割り当てられたミリワット数。モジュール およびドータ カードが要因となり、この数値は、電源装置から 割り当てられた電力より少なくなる場合があります。 Device ポートに接続された IP Phone のタイプ(Cisco、Cisco/IEEE、IEEE または n/a[使用不可] ) IEEE class IP Phone の IEEE クラス(Class 0、Class 1、Class 2、Class 3、Class 4 またはシスコ製装置に対して使用不可) Discover Mode IP Phone を検出するために使用される検出方法(CIsco、IEEE、 n/a[使用不可]) Port モジュール番号およびポート番号 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-569 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port inlinepower 表 2-52 関連コマンド show port inlinepower コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Max Power mWatts ポートに関連付けられた最大電力(ミリワット) Max Power mA@42 V ポートに関連付けられた最大電力(ミリワット、42 V 時) Actual Consumption mWatts ポートが使用する実際の電力(ミリワット) absent counters 停止電流カウンタ ― aPSEPowerMaintenance ステータス属性が 任意の列挙値から列挙値 [overcurrent] に変更された回数を示す カウンタ set inlinepower defaultallocation set port inlinepower show environment Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-570 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port lacp-channel show port lacp-channel ポートまたはモジュール番号別に Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルに関する情報 を表示するには、show port lacp-channel コマンドを使用します。 show port lacp-channel [mod/port] [statistics] show port lacp-channel [mod/port] info [type] 構文の説明 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 statistics (任意)LACP チャネルの統計情報を表示します。 LACP チャネルの詳細情報を表示します。 info (任意)機能関連のパラメータを表示します。有効値は spantree、trunk、 protocol、gmrp、gvrp、qos、rsvp、cops、dot1qtunnel、auxiliaryvlan および jumbo です。 type デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュールまたはポート番号を入力しない場合は、モジュールすべてに関する情報が表示されま す。 モジュール番号のみを入力した場合は、そのモジュールのポートすべてに関する情報が表示されま す。 例 次に、すべてのシステム モジュールの LACP チャネル情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel Port Channel Admin Ch Partner Oper Mode Key Id Sys ID ----- --------- ----- ----- ----------------------------------2/1 active 143 768 1276,45-12-24-AC-78-90 2/2 active 143 768 1276,45-12-24-AC-78-90 ----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/3 passive 151 769 13459,89-BC-24-56-78-90 4/4 passive 151 769 13459,89-BC-24-56-78-90 ----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/7 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 4/8 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 ----- --------- ----- ----- ----------------------------------Console> Partner Port ----5/1 5/2 ----1/1 1/2 ----4/3 4/4 ----- Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-571 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port lacp-channel 次に、モジュール 4 のすべてのポート LACP チャネル情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel 4 Port Channel Admin Ch Partner Oper Mode Key Id Sys ID ----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/1 active 69 0 0,00-00-00-00-00-00 4/2 active 69 0 0,00-00-00-00-00-00 4/3 passive 151 769 13459,89-BC-24-56-78-90 4/4 passive 151 769 13459,89-BC-24-56-78-90 4/5 active 70 0 0,00-00-00-00-00-00 4/6 active 70 0 0,00-00-00-00-00-00 4/7 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 4/8 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 Console> Partner Port ----3/1 4/5 1/1 1/2 7/3 7/4 4/3 4/4 次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネル情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel 4/7 Port Channel Admin Ch Partner Oper Mode Key Id Sys ID ----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/7 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 4/8 passive 152 770 8000,AC-12-24-56-78-90 Console> Partner Port ----4/3 4/4 次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネルの詳細情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel 4/7 info I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected. H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port. Port LACP Port Priority ----- --------4/7 130 4/8 131 Port Admin Key ----- ----4/7 152 4/8 152 Console> Port Speed Duplex Vlan Trunk status Port STP Port PortSecurity/ Status Cost Priority Dynamic port ------ ----- ------ ---- ------------ ----- -------- ------------C 1000 full 1 not-trunking 4 32 C 1000 full 1 not-trunking 4 32 Channel_id ifIndex Partner Oper Sys ID ---------- ------- ----------------------770 31 8000,AC-12-24-56-78-90 770 31 8000,AC-12-24-56-78-90 Partner Partner Partner Port prior port Oper Key ---------- -------- ---------248 4/3 15678 249 4/4 15768 次に、モジュール 4 のすべてのポートの LACP チャネル統計情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel 4 statistics Port Admin LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts Key Transmitted Received Transmitted Received Errors ----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/1 69 20 0 0 0 0 4/2 69 105 60 0 0 0 4/3 151 0 0 0 10 0 4/4 151 0 5 0 0 0 4/5 70 0 0 0 0 0 4/6 70 42 0 0 2 0 4/7 152 0 92 0 0 0 4/8 152 0 0 0 0 0 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-572 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port lacp-channel 次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネル統計情報を表示する例を示します。 Console> show port lacp-channel 4/7 Port Admin LACP Pkts LACP Pkts Key Transmitted Received ----- ------- ----------- --------4/7 152 0 92 4/8 152 0 0 Console> 関連コマンド statistics Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts Transmitted Received Errors ----------- ----------- --------0 0 0 0 0 0 clear lacp-channel statistics set channelprotocol set lacp-channel system-priority set port lacp-channel set spantree channelcost set spantree channelvlancost show lacp-channel Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-573 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port mac show port mac ポート MAC(メディア アクセス制御)カウンタに関する情報を表示するには、show port mac コマ ンドを使用します。 show port mac [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ポート番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートのポート MAC カウンタ情報が表示 されます。 例 次に、モジュール 1 のすべてのポートに関するポート MAC カウンタ情報を表示する例を示します。 Console> show port mac 1 Port Rcv-Unicast Rcv-Multicast Rcv-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------1/1 0 0 0 1/2 0 0 0 1/3 0 0 0 1/4 0 0 0 Port Xmit-Unicast Xmit-Multicast Xmit-Broadcast -------- -------------------- -------------------- -------------------1/1 0 0 0 1/2 0 0 0 1/3 0 0 0 1/4 0 0 0 Port Rcv-Octet Xmit-Octet -------- -------------------- -------------------1/1 0 0 1/2 0 0 1/3 0 0 1/4 0 0 MAC Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost Out-Lost -------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------1/1 0 0 0 0 0 0 1/2 0 0 0 0 0 0 1/3 0 0 0 0 0 0 1/4 0 0 0 0 0 0 Last-Time-Cleared -------------------------Fri Sep 1 2000, 20:03:06 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-574 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port mac 表 2-53 に、show port mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-53 関連コマンド show port mac のコマンド出力フィールド フィールド 説明 Rcv-Unicast ポートで受信されたユニキャスト フレーム数 Rcv-Multicast ポートで受信されたマルチキャスト フレーム数 Rcv-Broadcast ポートで受信されたブロードキャスト フレーム数 Xmit-Unicast ポートで送信されたユニキャスト フレーム数 Xmit-Multicast ポートで送信されたマルチキャスト フレーム数 Xmit-Broadcast ポートで送信されたブロードキャスト フレーム数 Rcv-Octet ポートで受信されたオクテット フレーム数 Xmit-Octet ポートで送信されたオクテット フレーム数 Dely-Exced 延期期間が長すぎたために打ち切られた送信フレームの数 MTU-Exced Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを超過したフ レームの数 In-Discard フレームをスイッチングする必要がなかったために廃棄された着信フレーム の数 Lrn-Discard 送信を妨げるエラーが検出されなかった場合でも廃棄するように選択された 発信パケットの数 In-Lost 着信フレーム数 Out-Lost 発信パケット数 clear counters Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-575 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port negotiation show port negotiation 特定のポートのリンク ネゴシエーション プロトコル設定を表示するには、show port negotiation コ マンドを使用します。 show port negotiation [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドはギガビット イーサネット ポート、および一部のファスト イーサネット ポートでサ ポートされています。ポートがこのコマンドをサポートしていない場合は、次のメッセージが表示 されます(N/N はモジュールおよびポートの番号) 。 Feature not supported on Port N/N. 例 次に、モジュール 3 のポート 1 のリンク ネゴシエーション プロトコル設定を表示する例を示します。 Console> show port negotiation 3/1 Port Link Negotiation ------- -------------------3/1 enabled Console> 関連コマンド set port negotiation show port flowcontrol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-576 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port protocol show port protocol 特定のポートに設定されたプロトコル フィルタを表示するには、show port protocol コマンドを使 用します。 show port protocol [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 ポート番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートに設定されたフィルタが表示されま す。 例 次に、設定されたポートのプロトコル フィルタを表示する例を示します。 Console> Port -------1/1 1/2 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 2/6 2/7 2/8 2/9 2/10 Console> show port protocol Vlan IP ---------- -------1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on 1 on IP Hosts -------0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 IPX -------on on auto-on on on on on on on on on on IPX Hosts --------0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Group -------on on auto-on on on on on on on on on on Group Hosts ----------0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 次に、モジュール 3 のポート 15 のプロトコル フィルタを表示する例を示します。 Console> Port Hosts -------3/15 To: Port (enable) show port protocol 3/15 Vlan IP IP Hosts IPX IPX Hosts Group ---------- ------- -------- ----1000 auto-on 2 auto-off 0 AuxVlan IP Status -------- ---------- ------- -------3/15 1000 234 auto-on Console> (enable) 関連コマンド Vlan IP Hosts ----2 Group -------- -----------auto-off 0 IPX Status -------auto-off IPX Hosts ----0 Group Group Status Hosts -------- ----auto-off 0 set port protocol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-577 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port security show port security ポートのセキュリティ設定情報および統計情報を表示するには、show port security コマンドを使用 します。 show port security [mod[/port...]] [statistics] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 statistics (任意)セキュリティ統計情報を表示します。 デフォルト 設定情報が表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トークンリング ポート上でこのコマンドを入力すると、次のメッセージが生成されます。 Feature not supported for Module x. 例 次に、セキュア ポートのポート セキュリティ設定情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show port security 4/1 Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled shutdown 120 1440 25 disabled 3 Port Secure-Src-Addrs ---- ----------------4/1 00-11-22-33-44-55 00-10-14-da-77-f1 Age-Left Last-Src-Addr Shutdown Shutdown-Time-Left -------- ----------------- -------- -----------------4 00-11-22-33-44-55 No 100 次に、セキュリティ違反が発生したポートの出力例を示します。 Console> (enable) show port security 4/1 Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled shutdown 120 600 25 disabled 3 Port Secure-Src-Addrs ---- ----------------4/1 00-11-22-33-44-55 00-10-14-da-77-f1 00-11-22-33-44-66 Age-Left Last-Src-Addr Shutdown Shutdown-Time-Left -------- ----------------- -------- -----------------60 00-11-22-33-44-77 Yes 200 200 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-578 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port security 次に、シャットダウンしたポート 4/1 を、60 秒のタイムアウト期間後に再度イネーブルにする例を 示します。 Console> (enable) show port security 4/1 Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap IfIndex ----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled restrict 120 600 25 disabled 3 Port Secure-Src-Addrs Age-Left Last-Src-Addr Shutdown Shutdown-Time-Left ---- ----------------- -------- ----------------- -------- -----------------4/1 00-11-22-33-44-55 60 00-11-22-33-44-77 Yes 00-10-14-da-77-ff Console> (enable) 関連コマンド clear qos config set port security Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-579 第2章 show port security statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port security statistics ポートのセキュリティ設定に関する統計情報を表示するには、show port security コマンドを使用し ます。 show port security statistics [mod [mod/port]] [system] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 mod/port (任意)モジュールおよびポート番号 system (任意)システム設定に関する統計情報を表示します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 トークンリング ポート上でこのコマンドを入力すると、次のメッセージが生成されます。 Feature not supported for Module x. 例 次に、セキュア ポートのポート セキュリティ設定情報およびその出力を表示する例を示します。 Console> (enable) show port security statistics system Module 1: Total ports: 4 Total MAC address(es): 4 Total global address space used (out of 1024): 0 Status: installed Module 3: Total ports: 24 Total MAC address(es): 24 Total global address space used (out of 1024): 0 Status: installed Module 8: Module does not support port security feature Module 10: Module does not support port security feature Console> (enable) 関連コマンド clear qos config set port security Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-580 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port spantree show port spantree ポートのスパニングツリー情報を表示するには、show port spantree コマンドを使用します。 show port spantree [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、 モジュールのすべてのポートが表示されます。 例 次に、モジュール 5 のすべてのポートのスパニングツリー情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show port spantree 5 Port(s) Vlan Port-State Cost Prio Portfast Channel_id ------------------------ ---- ------------- --------- ---- -------- ---------5/1 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/2 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/3 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/4 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/5 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/6 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/7 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/8 1 not-connected 2684354 32 disabled 0 5/9 1 forwarding 268435 32 disabled 0 Console> (enable) 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-581 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port status show port status ポートのステータス情報を表示するには、show port status コマンドを使用します。 show port status [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュール番号を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。 ポート番号を指定しない場合は、指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。 例 次に、すべてのモジュールのすべてのポートのポート ステータス情報を表示する例を示します。 Console> show port status Port Name Status ----- ------------------ ---------1/1 connected 1/2 notconnect 2/1 connected 3/1 notconnect 5/1 notconnect 5/2 notconnect Console> Vlan ---------523 1 trunk trunk 1 1 Level Duplex Speed Type ------ ------ ----- -----------Normal half 100 100BaseTX Normal half 100 100BaseTX Normal half 400 Route Switch Normal full 155 OC3 MMF ATM Normal half 100 FDDI Normal half 100 FDDI 表 2-54 に、show port status コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-54 show port status コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Name ポート名(設定されている場合) Status ポートのステータス(connected、notconnect、connecting、standby、faulty、inactive、 shutdown、disabled または monitor) Vlan ポートが属する VLAN Level ポートのレベル設定(Normal または high) Duplex ポートのデュプレックス設定(auto、full、fdx、half、hdx、a-half、a-hdx、a-full または a-fdx) Speed ポートの速度設定(auto、10、100、155、400、a-10、a-100、4、16、a-14 または a-16) 1 ポート タイプ(10BASE-T、10BaseFL MM、100BASE-TX、100BASE-T4、 100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX、TokenRing、FDDI、CDDI、 OC3、MMF、ATM または RSM など) Type 1. これらのタイプは、システム設定によって異なります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-582 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port trap show port trap ポート トラップ ステータスを表示するには、show port trap コマンドを使用します。 show port trap [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 /port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、 指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。 例 次に、モジュール 1 のすべてのポートのポート トラップ ステータスを表示する例を示します。 Console> show port trap 1 Port Trap ----- -------1/1 disabled 1/2 enabled 1/3 disabled 1/4 disabled Console> 関連コマンド set port trap Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-583 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port trunk show port trunk ポート トランク情報を表示するには、show port trunk コマンドを使用します。 show port trunk [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、 指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。 例 次に、モジュール 4、ポート 5 のトランキング情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> (enable) show port trunk 4/5 * - indicates vtp domain mismatch Port -------4/5 Mode ----------nonegotiate Encapsulation ------------dot1q Status -----------trunking Native vlan ----------1 Port -------4/5 Vlans allowed on trunk --------------------------------------------------------------------1-1005 Port -------4/5 Vlans allowed and active in management domain --------------------------------------------------------------------1-3,1003,1005 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------4/5 1005 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-584 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port trunk 表 2-55 に、show port trunk コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-55 show port trunk コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Mode ポートのトランク管理ステータス(on、off、auto、nonegotiate ま たは desirable) Encapsulation 管理によって設定されるトランキング タイプ Status ポートがトランキングであるか、または非トランキングである かを示すステータス Native VLAN トランク リンクのネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号(802.1Q トランクの場合は、トランクを介してタグなしトラフィックを 送受信できる VLAN です。ISL(スイッチ間リンク)トランク の場合は、ネイティブ VLAN を含むすべての VLAN でパケット にタグが付けられます) 。 Vlans allowed on trunk 関連コマンド (任意)トランク上で送信を許可された VLAN 範囲(有効値は 1 ∼ 1000) Vlans allowed and active in management domain 許可範囲内のアクティブ VLAN の範囲 Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)フォ ワーディング ステートであるトランク上で実際に送信される VLAN の範囲 show trunk Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-585 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port unicast-flood show port unicast-flood ユニキャスト フラッディング ブロッキングを使用しているポートの実行コンフィギュレーション を表示するには、show port unicast-flood コマンドを使用します。 show port unicast-flood [mod | mod/port] 構文の説明 mod モジュールの番号 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 show port unicast-flood コマンドは、ユニキャスト フラッディングの実行時ステータスを表示しま す。アドレス制限に達したかどうかに応じて、スイッチはイネーブルまたはディセーブルとして表 示されます。 例 次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 のユニキャスト フラッディング ブロッキング情報を表示 する例を示します。 Console> (enable) show port unicast-flood 4/1 Port Unicast Flooding ------------------4/1 Disabled Console> (enable) 関連コマンド set localuser Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-586 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port vtp show port vtp VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)のステータスをポート単位で表示するに は、show port vtp コマンドを使用します。 show port vtp [mod[/port]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 port (任意)モジュールのポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 VTP バージョン 3 を使用すると、VTP をポート単位でイネーブルまたはディセーブルに設定できま す。VTP に対してディセーブル化されたポートは、VTP バージョンに関係なく、VTP パケットを まったく送受信しません。 例 次に、モジュール 2、ポート 1 の VTP ステータスを表示する例を示します。 Console> show port vtp 2/1 Port VTP Status -------- ---------2/1 enabled Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-587 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show port vtp 次に、すべてのモジュールのすべてのポートの VTP ステータスを表示する例を示します。 Console> show port vtp Port VTP Sta -------- ------2/1 enabled 2/2 enabled 3/1 enabled 3/2 enabled 3/3 enabled 3/4 enabled 3/5 enabled 3/6 enabled 3/7 enabled 3/8 enabled 3/9 enabled 3/10 enabled 3/11 enabled 3/12 enabled 3/13 enabled 3/14 enabled 3/15 enabled 3/16 enabled 3/17 enabled 3/18 enabled 3/19 enabled 3/20 enabled 3/21 enabled 3/22 enabled 3/23 enabled 3/24 enabled 3/25 enabled 3/26 enabled 3/27 enabled 3/28 enabled 3/29 enabled 3/30 enabled 3/31 enabled 3/32 enabled 3/33 enabled 3/34 enabled 3/35 enabled 3/36 enabled 3/37 enabled 3/38 enabled 3/39 enabled 3/40 enabled 3/41 enabled 3/42 enabled 3/43 enabled 3/44 enabled 3/45 enabled 3/46 enabled 3/47 enabled 3/48 enabled 16/1 enabled Console> 関連コマンド set port vtp set vtp show vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-588 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show proc show proc CPU のメモリ割り当ておよびプロセス利用率情報を表示するには、show proc コマンドを使用しま す。 show proc [cpu | mem] {mod} 構文の説明 cpu (任意)CPU 情報 mem (任意)メモリ情報 mod モジュールの番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 このコマンドを入力できるのは、イネーブル モードのときだけです。cpu または mem を入力しな い場合は、プロセス情報が表示されます。 mem キーワードを使用すると、各プロセスに割り当てられているメモリ サイズ、空きメモリ サイ ズなどのメモリ情報が表示されます。 例 次に、CPU 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show proc cpu CPU utilization for five seconds: one minute: five minutes: PID Runtime(ms) Invoked --- ----------- ---------1 0 0 2 4 38 3 1421 5547 4 166212 519822 5 185 94681 6 472 297 7 90 3548211 8 113 141960 Console> (enable) 1.44% 1.96% 1.02% uSecs 5Sec 1Min 5Min -------- ------- ------- ------0 98.56% 98.04% 98.98% 1000 0.00% 0.00% 0.00% 466000 0.00% 0.00% 0.00% 19000 0.22% 0.00% 0.00% 1000 0.00% 0.00% 0.00% 0 0.00% 0.00% 0.00% 1000 0.00% 0.00% 0.00% 106000 0.00% 0.00% 0.00% TTY --0 0 0 0 0 0 0 0 Process --------------Kernel and Idle Flash MIB Updat SynDiags SynConfig Statuspoll SWPoll64bCnt SL_TASK RedundantTask Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-589 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show proc 次に、プロセス情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show proc mem Memory Used: Freed: Total: 1281040 9597104 10878144 PID TTY ---------- ---------1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 Console> (enable) Allocated ---------711008 240 284128 211856 96 4944 80 2272 Freed ---------2832 0 283712 1920 0 4352 0 1952 Holding ---------708176 240 416 209936 96 592 80 320 Process --------------Kernel and Idle Flash MIB Updat SynDiags SynConfig Statuspoll SWPoll64bCnt SL_TASK RedundantTask 次に、プロセス利用率情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show proc CPU utilization for five seconds: one minute: five minutes: PID Q T PC --- -- -- ---------1 1 rd 0x8041ab80 2 1 st 0x8041adfc 3 2 st 0x8041adfc 4 1 si 0x8041adfc 5 2 si 0x8041adfc 6 4 si 0x8041adfc 7 2 si 0x8041adfc 8 2 si 0x8041adfc Console> (enable) Runtime(ms) ----------0 4 1421 166438 186 472 92 113 0.44% 1.00% 1.00% Invoked -------0 38 5547 520543 94812 297 3553068 142157 uSecs ------0 1000 466000 19000 1000 0 1000 106000 Stacks --------1580/6144 1604/6144 3364/6144 1764/6144 1576/6144 244/6144 904/6144 1172/6144 TTY --0 0 0 0 0 0 0 0 Process --------------Kernel and Idle Flash MIB Updat SynDiags SynConfig Statuspoll SWPoll64bCnt SL_TASK RedundantTask 表 2-56 に、show proc コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-56 show proc コマンドの出力フィールド フィールド 定義 CPU Utilization CPU で稼働しているすべてのプロセスのすべての負荷の合計(直前の 5 秒間、 1 分間、5 分間) PID プロセス ID Runtime 作成後にプロセスが実行された期間(ミリ秒) Invoked 作成後にプロセスが呼び出された回数 uSecs 1 回の呼び出しでプロセスが実行された最長期間 5sec 直前の 5 秒間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合 1Min 直前の 1 分間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合 5Min 直前の 5 分間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合 TTY プロセスに関連付けられた TTY Process プロセス名 Allocated 作成後にプロセスによって割り当てられたすべてのメモリの合計(空きメモ リを含む) Freed 現在までにプロセスが解放したメモリの合計 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-590 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show protocolfilter 表 2-56 show proc コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 定義 Holding 現在プロセスが保持しているメモリのサイズ PC PC に対する [show_process] 関数の呼び出し Q 数値で表したプロセス プライオリティ。値が小さいほど、プライオリティが 高くなります。 T プロセスのステータス(Running、we= イベント待機中、st= スリープ、si= イ ンターバル中にスリープ、rd= 実行可能、id= アイドル、x= デッド / ゾンビ) Stacks プロセスで使用されるスタックのサイズ、またはプロセスに割り当てられた 合計スタック サイズ(バイト単位) show protocolfilter プロトコル フィルタリングがイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、show protocolfilter コマンドを使用します。 show protocolfilter 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、プロトコル フィルタリングがイネーブルまたはディセーブルであるかを表示する例を示しま す。 Console> show protocolfilter Protocol filtering is enabled on this switch. Console> 関連コマンド set port protocol Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-591 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show pvlan show pvlan 特定の Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)の設定を表示するには、show pvlan コマンド を使用します。 show pvlan [vlan | primary | isolated | community | twoway-community] 構文の説明 vlan (任意)PVLAN の番号 primary (任意)プライマリ PVLAN isolated (任意)独立 PVLAN を表示します。 community (任意)コミュニティ PVLAN を表示します。 twoway-community (任意)双方向コミュニティ PVLAN を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 twoway-community PVLAN は、コミュニティ ポート間、およびコミュニティ ポートとスーパバイ ザ エンジン間でトラフィックを伝達する双方向コミュニティ PVLAN です。 例 次に、VLAN 10 のステータスを表示する例を示します。 Console> show pvlan 10 Primary Secondary Secondary-Type Ports ------- --------- -------------- -----------10 20 isolated 6/1 Console> 次に、プライマリに設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。 Console> show pvlan primary Primary Secondary Secondary-Type ------- --------- -------------10 20 isolated 11 21 isolated 30 Console> Ports -----------6/1 6/2 次に、コミュニティに設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。 Console> show pvlan community Primary Secondary Secondary-Type Ports ------- --------- -------------- -----------7 902 community 2/4-6 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-592 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show pvlan 次に、独立したものとして設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。 Console> show pvlan isolated Primary Secondary Secondary-Type ------- --------- -------------10 20 isolated 11 21 isolated 31 isolated Console> 関連コマンド Ports -----------6/1 6/2 clear config pvlan clear pvlan mapping clear vlan set pvlan set pvlan mapping set vlan show pvlan capability show pvlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-593 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show pvlan capability show pvlan capability ポートをプライベート ポートに設定できるかどうかを判別するには、show pvlan capability コマン ドを使用します。 show pvlan capability [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 5 のポート 20 を Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)に設定できるか どうかを判別する例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Console> (enable) show pvlan capability 5/20 Ports 5/13 - 5/24 are in the same ASIC range as port 5/20. Port 5/20 can be made a private vlan port. Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-594 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show pvlan capability 次に、ポートを PVLAN に設定できない場合の出力例を示します。 Console> (enable) show pvlan capability 3/1 Port 3/1 cannot be made a private vlan port due to: -----------------------------------------------------Promiscuous ports cannot be made private vlan ports. Console> (enable) Console> (enable) show pvlan capability 5/1 Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/1. Port 5/1 cannot be made a private vlan port due to: -----------------------------------------------------Trunking ports are not Private Vlan capable. Conflict with Promiscuous port(s) : 5/2 Console> (enable) Console> (enable) show pvlan capability 5/2 Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/2. Port 5/2 cannot be made a private vlan port due to: -----------------------------------------------------Promiscuous ports cannot be made private vlan ports. Conflict with Trunking port(s) : 5/1 Console> (enable) Console> (enable) show pvlan capability 5/3 Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/3. Port 5/3 cannot be made a private vlan port due to: -----------------------------------------------------Conflict with Promiscuous port(s) : 5/2 Conflict with Trunking port(s) : 5/1 Console> (enable) Console> (enable) show pvlan capability 15/1 Port 15/1 cannot be made a private vlan port due to: -----------------------------------------------------Only ethernet ports can be added to private vlans. Console> (enable) 関連コマンド clear config pvlan clear pvlan mapping clear vlan set pvlan set pvlan mapping set vlan show pvlan show pvlan mapping show vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-595 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show pvlan mapping show pvlan mapping プロミスキャス ポートに設定された Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)マッピングを表 示するには、show pvlan mapping コマンドを使用します。 show pvlan mapping [private_vlan | mod/port] 構文の説明 private_ vlan (任意)PVLAN の番号 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、ポート別に PVLAN マッピングを表示する例を示します。 Console> show pvlan mapping Port Primary Secondary ---- ------- --------6/3 10 20 Console> 次に、VLAN(仮想 VLAN)10 の PVLAN マッピングを表示する例を示します。 Console> show pvlan mapping 10 Primary Secondary Ports ------- --------- ----10 20 6/3 Console> 次に、モジュール 6 のポート 3 の PVLAN マッピングを表示する例を示します。 Console> show pvlan mapping 6/3 Port Primary Secondary ---- ------- --------6/3 10 20 Console> 次に、VLAN がマッピングされない場合の表示例を示します。 Console> show pvlan mapping Port Primary Secondary ---- ------- --------No Private Vlan Mappings configured. Console> 関連コマンド clear config pvlan clear pvlan mapping clear vlan set pvlan set pvlan mapping Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-596 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show qos info set vlan show pvlan show pvlan capability show vlan show qos info 特定のポートの Quality of Service(QoS; サービス品質)関連情報を表示するには、show qos info コ マンドを使用します。 show qos info {runtime | config} 構文の説明 runtime 現在の QoS の実行時情報を表示します。 config QoS の NVRAM(不揮発性 RAM)設定を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 show qos info runtime コマンドを実行すると、廃棄スレッシュホールド、キュー サイズ、および Weighted Round Robin(WRR; 重み付きラウンドロビン)に指定した絶対値およびパーセント値が表 示されます。ただし、ハードウェアの精度制限により、絶対値および指定されたパーセント値が正 確に一致しない場合があります。 例 次に、現在の QoS 設定情報を表示する例を示します。 Console> show qos info config QoS setting in NVRAM: QoS is enabled All ports have 2 transmit queues with 1 drop thresholds (2q1t). Default CoS = 4 Queue and Threshold Mapping: Queue Threshold CoS ----- --------- --------------1 1 0 1 2 3 2 1 4 5 6 7 Console> 関連コマンド set qos set qos map Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-597 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show qos status show qos status Quality of Service(QoS; サービス品質)がイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、 show qos status コマンドを使用します。 show qos status 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、show qos status コマンドの出力例を示します。 Console> (enable) show qos status QoS is disabled on this switch. Console> (enable) set qos enable QoS is enabled. Console> (enable) show qos status QoS is enabled on this switch. 関連コマンド set qos Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-598 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show radius show radius 設定された Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)パラメータを表示するには、show radius コマンドを使用します。 show radius [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドはユーザ モードまたはイネーブル モードで入力できます。ただし、RADIUS 鍵が表 示されるのは、このコマンドをイネーブル モードで入力した場合のみです。 例 次に、RADIUS 情報を表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> (enable) show Login Authentication: --------------------tacacs radius local radius Console Session ---------------disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled enabled(primary) Enable Authentication: ---------------------tacacs radius local Console Session ----------------disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled enabled(primary) RADIUS Deadtime: RADIUS Key: RADIUS Retransmit: RADIUS Timeout: Framed-Ip Address Transmit: 0 minutes 123456 2 5 seconds Enabled RADIUS-Server Status ----------------------------- ------10.6.140.230 primary Console> (enable) 関連コマンド Auth-port -----------1812 Acct-port -----------1813 set qos set radius attribute set radius deadtime set radius key set radius retransmit set radius server set radius timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-599 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show rcp show rcp Remote Copy Protocol(RCP)情報を表示するには、show rcp コマンドを使用します。 show rcp 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、rcp 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show rcp rcp username for VMPS :xena rcp username for others :jdoe Console> (enable) 関連コマンド clear rcp set rcp username Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-600 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show reset show reset スケジュールされたリセット情報を表示するには、show reset コマンドを使用します。 show reset 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、スケジュールされたリセット情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show reset Reset schedule for Fri Jan 21 2000, 23:00:00 (in 3 days 12 hours 56 minutes 57 s econds). Reset reason: Software upgrade Console> (enable) 関連コマンド reset ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-601 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show rspan show rspan リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)設定を表示するには、show rspan コマンドを使用します。 show rspan 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 表示されるフィールドは、設定によって異なります。たとえば、送信元セッションの場合は、 Destination、Incoming Packets、および Learning フィールドは表示されません。宛先セッションの場 合は、Admin Source、Oper Source、Direction、Multicast、Filter、および Max Bandwidth フィールド は表示されません。送信元セッションで VLAN(仮想 LAN)フィルタリングが行われない場合は、 Filter フィールドは表示されません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-602 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show rspan 例 次に、show rspan コマンドの出力例を示します。 Console> (enable) show rspan Destination : Rspan Vlan : Admin Source : Oper Source : Direction : Incoming Packets: Learning : Multicast : Filter : Status : 900 VLAN 50 Port 2/1,2/3,2/5,2/7,2/9,2/11,2/13,2/15,2/17,2/19 receive disabled 10,20,30,40,500,600,700,800,900 active -------------------------------------------Destination : Port 3/1 Rspan Vlan : 901 Admin Source : Oper Source : Direction : Incoming Packets: disabled Learning : disabled Multicast : Filter : Status : active -------------------------------------------Destination : Rspan Vlan : Admin Source : Oper Source : Direction : Incoming Packets: Learning : Multicast : Filter : Port 6/1 906 disabled - -------------------------------------------Destination : Rspan Vlan : Admin Source : Oper Source : Direction : Incoming Packets: Learning : Multicast : Filter : 903 INBAND INBAND transmit disabled - -------------------------------------------Destination : Rspan Vlan : Admin Source : Oper Source : Direction : Incoming Packets: Learning : Multicast : Filter : Console> (enable) 関連コマンド Port 7/1 902 enabled - set rspan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-603 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show running-config show running-config スイッチで現在稼働している設定の情報または特定の Access Control List(ACL; アクセス制御リス ト)の設定を表示するには、show running-config コマンドを使用します。 show running-config [system | mod] [all] 構文の説明 system (任意)システム設定を表示します。 mod (任意)モジュール番号 all (任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報を表 示します。 デフォルト デフォルト以外の設定のみが表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 設定全体を表示するには、キーワード all を使用します。 例 次に、デフォルト以外のシステムおよびモジュールの設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show running-config This command shows non-default configurations only. Use 'show running-config all' to show both default and non-default configurations. ............ .................... .................. .. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! #time: Wed May 9 2001, 15:23:22 ! #version 6.3(0.40)PAN ! ! #system web interface version(s) ! #test set test diaglevel minimal ! #system set system countrycode GB ! #frame distribution method set port channel all distribution mac both ! #snmp set snmp access catherine security-model v1 read defaultAdminView nonvolatile ! Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-604 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show running-config #tacacs+ set tacacs attempts 5 ! #kerberos set kerberos local-realm help ! <<<< output truncated >>>> #switch port analyzer set span 522 2/12 both inpkts enable learning enable create set rspan source 2/3 500 rx reflector 2/34 create set rspan destination 3/1 500 inpkts disable learning enable create end Console> (enable) 次に、モジュール 3 のデフォルト以外のシステム設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show running-config 3 This command shows non-default configurations only. Use 'show running-config <mod> all' to show both default and non-default configurations. .................. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! #time: Wed May 9 2001, 15:20:26 ! #module 3 : 6-port 1000BaseX Ethernet set vlan 1 3/1 set trunk 3/4 on dot1q 1-1005 end Console> (enable) 関連コマンド clear config ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-605 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp show snmp SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)情報を表示するには、show snmp コマンドを使用します。 show snmp [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、SNMP 情報を表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> (enable) show snmp SNMP: Enabled RMON: Disabled Extended RMON Netflow: Disabled Memory usage limit for new RMON entries:85 percent Chassis Alias:my chassis Traps Enabled: macnotification Port Traps Enabled:None Community-Access ---------------read-only read-write read-write-all Community-String -------------------public private secret Trap-Rec-Address Trap-Rec-Community Trap-Rec-Port Trap-Rec-Owner Trap-Rec-Index ---------------- ------------------ ------------- -------------- -------------Console> (enable) 表 2-57 に、show snmp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。表示されるフィール ドは、問い合わされたポート タイプによって異なります。 表 2-57 show snmp コマンドの出力フィールド フィールド 説明 RMON Remote Monitoring(RMON)統計情報(enabled または disabled) Extended RMON 拡張された RMON 統計情報(enabled または disabled) Traps Enabled イネーブル化されたトラップ タイプ Port Traps Enabled リンクアップ / リンクダウン トラップがイネーブル化された一連のポート Community-Access 設定された SNMP コミュニティ Community-String 各 SNMP コミュニティに関連付けられた SNMP コミュニティ ストリング Trap-Rec-Address トラップ レシーバ ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス Trap-Rec-Community トラップ レシーバへのトラップ メッセージに使用される SNMP コミュニ ティ ストリング Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-606 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp access 関連コマンド set snmp set snmp rmon set snmp trap show snmp access SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセス情報を表示するには、show snmp access コマ ンド セットを使用します。 show snmp access [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp access [-hex] groupname security-model {v1 | v2c} show snmp access [-hex] groupname security-model v3 {noauthentication | authentication |privacy} 構文の説明 volatile (任意)揮発性ストレージ タイプの情報を表示します。 nonvolatile (任意)不揮発性ストレージ タイプの情報を表示します。 read-only (任意)セキュリティモデル v3 の読み取り専用ストレージ タイプに関 する情報のみを表示します。 -hex (任意)groupname を 16 進数表記で表示します。 共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループ の名前 groupname security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3 を指定します。 noauthentication 認証プロトコルの使用を設定されていないセキュリティ モデルの情報 を表示します。 authentication 認証プロトコルの情報を表示します。 privacy 開示されないように保護されているユーザのために送信されたメッ セージに関する情報を表示します。 デフォルト ストレージ タイプは volatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 groupname に特殊文字(これらのパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進 数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で 区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 read-only キーワードはセキュリティ モデル v3 でのみサポートされています。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-607 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp access 例 次に、SNMP アクセス情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp access Group Name: defaultROgroup Context: Security Model: v1 Security Level: noauthentication Context Match: exact Read View: defaultUserView Write View: Notify View: defaultUserView Storage Type: read-only Row Status: active Group Name: defaultROgroup Context: Security Model: v2c Security Level: noauthentication Context Match: exact Read View: defaultUserView Write View: Notify View: defaultUserView Storage Type: read-only Row Status: active Console> (enable) 関連コマンド clear snmp access set snmp access Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-608 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp access-list show snmp access-list SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセス リスト番号、および対応する IP アドレスと IP マスクを表示するには、show snmp access-list コマンドを使用します。 show snmp access-list 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、SNMP アクセス リスト番号、および対応する IP アドレスと IP マスクを表示する例を示します。 Console> show snmp access-list Access-Number IP-Addresses/IP-Mask ------------------------------------1 172.20.60.100/255.0.0.0 1.1.1.1/2 172.20.60.7/2.2.2.2/3 2.2.2.2/155.0.0.0 4 1.1.1.1/2.1.2.4 2.2.2.2/2.2.2.5/Console> 関連コマンド clear snmp access-list set snmp access-list Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-609 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp buffer show snmp buffer SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)UDP ソケット受信バッファに保存可能な SNMP パケッ ト数を表示するには、show snmp buffer コマンドを使用します。 show snmp buffer 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、SNMP UDP ソケット受信バッファに保存可能な SNMP ソケット パケット数を表示する例を 示します。 Console> show snmp buffer SNMP socket receive buffer:40 packets Console> 関連コマンド set snmp buffer Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-610 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp community show snmp community SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ情報を表示するには、show snmp community コマンドを使用します。 show snmp community show snmp community [read-only | volatile | nonvolatile] show snmp community index [-hex] {index name} 構文の説明 read-only (任意)コミュニティを読み取り専用として定義します。 volatile (任意)コミュニティ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切 断されると内容を削除します。 nonvolatile (任意)コミュニティ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切 断してから再投入した場合に内容を維持します。 コミュニティ インデックス名 index (任意)index name を 16 進数表記で表示します。 -hex コミュニティ インデックス名 index name デフォルト すべてのテーブル エントリを表示します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、SNMP コミュニティ情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp community Community Index: sysCommunityRo.0 Community Name: public Security Name: public Context Name: Transport Tag: Storage Type: read-only Row Status: active Community Index: sysCommunityRw.0 Community Name: private Security Name: private Context Name: Transport Tag: Storage Type: read-only Row Status: active Community Index: sysCommunityRwa.0 Community Name: secret Security Name: secret Context Name: Transport Tag: Storage Type: read-only Row Status: active Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-611 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp context 関連コマンド clear snmp community set snmp community show snmp context SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コンテキスト情報を表示するには、show snmp context コマンドを使用します。 show snmp context 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、SNMP コンテキスト情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp context Index Context ----- -------0 1 vlan-1 2 vlan-55 3 vlan-1002 4 vlan-1003 5 vlan-1004 6 vlan-1005 Console> (enable) 関連コマンド clear snmp access set snmp access show snmp access Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-612 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp counters show snmp counters SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)カウンタ情報を表示するには、show snmp counters コ マンドを使用します。 show snmp counters [v3 | {mod/port} {dot1d | dot3 | hcrmon | ifmib | rmon}] 構文の説明 v3 (任意)SNMPv3 カウンタ mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 dot1d (任意)dot1d カウンタ dot3 (任意)dot3 カウンタ hcrmon (任意)High Capacity RMON(HCRMON)カウンタ ifmib (任意)if-MIB(管理情報ベース)カウンタ rmon (任意)Remote Monitoring(RMON)カウンタ デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべての SNMP カウンタを表示する例を示します。 Console> show snmp counters mib2 SNMP group counters: snmpInPkts = snmpOutPkts = snmpInBadVersions = snmpInBadCommunityNames = snmpInBadCommunityUses = snmpInASNParseErrs = snmpInTooBigs = snmpInNoSuchNames = snmpInBadValues = snmpInReadOnlys = snmpInGenErrs = snmpInTotalReqVars = snmpInTotalSetVars = snmpInGetRequests = snmpInGetNexts = snmpInSetRequests = snmpInGetResponses = snmpInTraps = snmpOutTooBigs = snmpOutNoSuchNames = snmpOutBadValues = snmpOutGenErrs = snmpOutGetRequests = snmpOutGetNexts = snmpOutSetRequests = snmpOutGetResponses = snmpOutTraps = Console> 13993 13960 0 33 0 0 0 0 0 0 0 61747 0 623 13337 0 0 0 0 230 0 0 0 0 0 13960 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-613 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp counters 表 2-58 に、show snmp counters コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-58 show snmp counters コマンドの出力フィールド フィールド 説明 snmpInPkts トランスポート サービスから SNMP エンティティに配信される メッセージ数 snmpOutPkts SNMP プロトコル エンティティからトランスポート サービスに配 信される SNMP メッセージ数 snmpInBadVersions サポートされていない SNMP バージョンの SNMP エンティティに 配信される SNMP メッセージ数 snmpInBadCommunityNames 未知のSNMPコミュニティ名が使用されているSNMPエンティティ に配信される SNMP メッセージ数 snmpInBadCommunityUses メッセージ内で指定した SNMP コミュニティでは許可されていな い SNMP 処理を表す SNMP エンティティに配信される SNMP メッ セージ数 snmpInASNParseErrs 受信された SNMP メッセージをデコードする場合に、SNMP エン ティティに発生する Abstract Syntax Notation One(ASN.1; 抽象構文 記法 1) または Bit Error Rate(BER; ビット エラー レート)エラーの数 snmpInTooBigs エラーステータス フィールドの値が [tooBig] である SNMP プロト コル エンティティに配信される SNMP Protocol Data Unit(PDU; プ ロトコル データ ユニット)の数 snmpInNoSuchNames エラーステータス フィールドの値が [noSuchName] である SNMP プ ロトコル エンティティに配信される SNMP PDU の数 snmpInBadValues エラーステータス フィールドの値が [badValue] である SNMP プロ トコル エンティティに配信される SNMP PDU の数 snmpInReadOnlys1 エラーステータス フィールドの値が [readOnly] である SNMP プロ トコル エンティティに配信される有効な SNMP PDU の数 snmpInGenErrs エラーステータス フィールドの値が [genErr] である SNMP プロト コル エンティティに配信される SNMP PDU の数 snmpInTotalReqVars 有効な SNMP Get-Request および Get-Next PDU を受信した結果、 SNMP プロトコル エンティティによって正常に取得された MIB オ ブジェクトの数 snmpInTotalSetVars 有効な SNMP Set-Request PDU を受信した結果、SNMP プロトコル エンティティによって正常に変更された MIB オブジェクトの数 snmpInGetRequests SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された SNMP Get-Request PDU の数 snmpInGetNexts SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された SNMP Get-Next PDU の数 snmpInSetRequests SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された SNMP Set-Request PDU の数 snmpInGetResponses SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された SNMP Get-Response PDU の数 snmpInTraps SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された SNMP Trap PDU の数 snmpOutTooBigs エラーステータス フィールドの値が [tooBig] である SNMP プロト コル エンティティによって生成された SNMP PDU の数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-614 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp counters 表 2-58 show snmp counters コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 snmpOutNoSuchNames エラーステータス フィールドの値が [noSuchName] である SNMP プ ロトコル エンティティによって生成された SNMP PDU の数 snmpOutBadValues エラーステータス フィールドの値が [badValue] である SNMP プロ トコル エンティティによって生成された SNMP PDU の数 snmpOutGenErrs エラーステータス フィールドの値が [genErr] である SNMP プロト コル エンティティによって生成された SNMP PDU の数 snmpOutGetRequests SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP Get-Request PDU の数 snmpOutGetNexts SNMPプロトコル エンティティによって生成されたSNMP Get-Next PDU の数 snmpOutSetRequests SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP Set-Request PDU の数 snmpOutGetResponses SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP Get-Response PDU の数 snmpOutTraps SNMP プロトコル エンティティによって生成された SNMP Trap PDU の数 1. エラーステータス フィールドの値が [readOnly] である SNMP PDU を生成するのはプロトコル エラーです。こ のオブジェクトは、SNMP の不正な実装を検出する方法を提供します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-615 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp engineid show snmp engineid SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ローカル エンジン ID を表示するには、show snmp engineid コマンドを使用します。 show snmp engineid 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 SNMP エンジン ID を消去すると、ローカル SNMP エンジン ID が自動的に再生成されます。 SNMP エンジンおよび SNMP エンティティには 1 対 1 の対応関係があり、SNMP エンティティを識 別することもできます。SNMP エンティティは 16 進数のみで表され、長さは 5 ∼ 32 バイトです (00:00:00:09:0a:fe:ff:12:97:33:45:12 など)。 例 次に、SNMP エンジン ID を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp engineid EngineId: 00:00:00:09:00:d0:00:4c:18:00 Engine Boots: 1234455 Console> (enable) 表 2-59 に、show snmp engineid コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-59 関連コマンド show snmp engineid コマンドの出力フィールド フィールド 説明 EngineId 装置の SNMP コピー名を識別するストリング Engine Boots SNMP エンジンが開始または再初期化された回数 show snmp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-616 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp group show snmp group 共通のアクセス ポリシーを持つ SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)グループまたはユーザ グループの名前を表示するには、show snmp group コマンドを使用します。 show snmp group [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp group {-hex} {groupname} user {-hex} {username} {security-model {v1 | v2c | v3}} 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電 源が切断されたときに内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電 源を切断してから再投入したときに内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 groupname 共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループ user SNMP グループ -hex groupname および username を 16 進数表記で表示します。 username SNMP グループのユーザ名 security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3 デフォルト ストレージ タイプは volatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 groupname および username 変数に特殊文字(これらのパラメータ用の表示できないデリミタ)を使 用する場合は、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のよ うに、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-617 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp group 例 次に、SNMP グループを表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp group Security Model: v1 Security Name: public Group Name: defaultROgroup Storage Type: volatile Row Status: active Security Model: v1 Security Name: secret Group Name: defaultRWALLgroup Storage Type: volatile Row Status: active Security Model: v1 Security Name: private Group Name: defaultRWgroup Storage Type: volatile Row Status: active Security Model: v2c Security Name: public Group Name: defaultROgroup Storage Type: volatile Row Status: active Console> (enable) 表 2-60 に、show snmp group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-60 関連コマンド show snmp group コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Security Model グループで使用されるセキュリティ モデル Security Name セキュリティ ストリングの定義 Group Name 共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループの名前 Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード Row Status エントリのステータス clear snmp group set snmp group Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-618 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp ifalias show snmp ifalias SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイスのエイリアスを表示するには、show snmp ifalias コマンドを使用します。 show snmp ifalias [ifIndex] 構文の説明 ifIndex デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 インターフェイスのインデックス番号を入力しない場合は、すべてのインターフェイスのエイリア スが表示されます。 関連コマンド set snmp ifalias (任意)インターフェイスのインデックス番号 show snmp notify snmpNotifyTable 設定を表示するには、show snmp notify コマンドを使用します。 show snmp notify [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp notify {-hex} {notifyname} 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切 断された場合に内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切 断してから再投入した場合に内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 -hex notifyname を 16 進数表記で表示します。 notifyname snmpNotifyTable のインデックスとなる一意の ID を指定します。 デフォルト ストレージ タイプは nonvolatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-619 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp notify 使用上の注意事項 notifyname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進 数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で 区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、特定の notifyname の SNMP 通知情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp notify snmpV1Notification Notify Name: snmpV1Notification Notify Tag: snmpV1Trap Notify Type: trap Storage Type: volatile Row Status: active Console> (enable) 表 2-61 に、show snmp notify コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-61 関連コマンド show snmp notify コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Notify Name snmpTargetAddrTable のインデックスに使用される一意の ID Notify Tag snmpTargetAddrTable 内で選択されるエントリを指定します。 Notify Type Trap:生成されたすべてのメッセージには SNMPv2-Trap PDU が含まれます。 Inform:生成されたすべてのメッセージには InfoRequest PDU が含まれます。 Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示します。 Row Status エントリのステータス clear snmp notify set snmp notify Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-620 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp targetaddr show snmp targetaddr SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エントリを表示するには、show snmp targetaddr コマンドを使用します。 show snmp targetaddr [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp targetaddr {-hex} {addrname} 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切 断されたときに内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切 断してから再投入したときに内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 -hex addrname を 16 進数表記で表示します。 addrname ターゲット エージェントの任意 (ただし一意)の名前。最大長は32バイトです。 デフォルト ストレージ タイプは nonvolatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 addrname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進 数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で 区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 read-only キーワードはセキュリティ モデル v3 でのみサポートされています。 例 次に、snmpTargetAddressTable 内の特定のターゲット アドレス情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp targetaddr cisco Target Address Name: cisco IP Address: 170.0.25.1 UDP Port#: 165 Timeout: 100 Retry count: 5 Tag List: tag1 tag2 tag3 Parameters: jeorge Storage Type: nonvolatile Row Status: active Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-621 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp targetaddr 表 2-62 に、show snmp targetaddr コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-62 関連コマンド show snmp targetaddr コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Target Address Name ターゲット アドレスの名前 IP Address ターゲット IP アドレス UDP Port# 使用するターゲット ホストの UDP ポートの番号 Timeout タイムアウト数 Retry count 再試行数 Tag List 通知の送信先となるターゲット アドレスを示すタグ Parameters snmpTargetParamsTable のエントリ(最大長は 32 バイト) Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード Row Status エントリのステータス clear snmp targetaddr set snmp targetaddr Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-622 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp targetparams show snmp targetparams ターゲットへのメッセージを生成するときに snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネッ トワーク管理プロトコル)パラメータを表示するには、show snmp targetparams コマンドを使用し ます。 show snmp targetparams [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp targetparams {-hex} {paramsname} 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切 断されたときに内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切 断してから再投入したときに内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 -hex paramsname を 16 進数表記で表示します。 paramsname snmpTargetParamsTable のインデックスとなる一意の ID(最大長は 32 バイト) デフォルト ストレージ タイプは volatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 paramsname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:) で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、snmpTargetParamsTable 内の特定のターゲット パラメータ情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp targetparams snmpV1TrapParams Target Parameter Name: snmpV1TrapParams Message Processing Model: v1 Security Name: public Security Level: noauthentication Storage Type: volatile Row Status: active Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-623 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp targetparams 表 2-63 に、show snmp targetparams コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-63 関連コマンド show snmp targetparams コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Target Parameter Name snmpTargetParamsTable のインデックスに使用される一意の ID Message Processing Model Message Processing Model で使用されるバージョン番号を表示しま す。 Security Name セキュリティ ストリングの定義 Security Level セキュリティ レベル(authentication:セキュリティ レベルは認証プ ロトコルを使用するように設定されます。noauthentication:セキュ リティ レベルは認証プロトコルを使用しないように設定されます) Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード Row Status エントリのステータス clear snmp targetparams set snmp targetparams Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-624 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp user show snmp user 特定のユーザの SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)情報を表示するには、show snmp user コマンド セットを使用します。 show snmp user [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp user {-hex} {user} [remote {engineid}] show snmp summary 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切断 されたときに内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切断 してから再投入したときに内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 -hex user を 16 進数表記で表示します。 user SNMP ユーザ名 (任意)リモート SNMP エンジンのユーザ名 remote engineid SNMP ユーザのサマリーを示します。 summary デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 • ストレージ タイプは nonvolatile です。 • ローカル SNMP エンジン ID です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 user 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進数の キーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切 られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 例 次に、特定のユーザ情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp user joe EngineId: 00:11:22:33:44 User Name: joe Authentication Protocol: md5 Privacy Protocol: des56 Storage Type: volatile Row Status: active Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-625 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp user 表 2-64 に、show snmp user コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-64 関連コマンド show snmp user コマンドの出力フィールド フィールド 説明 EngineId 装置の SNMP コピー名を識別するストリング User Name SNMP ユーザ名を識別するストリング Authentication Protocol 認証プロトコルのタイプ Privacy Protocol プライバシ認証プロトコルのタイプ Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード Row Status エントリのステータス clear snmp user set snmp user Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-626 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp view show snmp view SNMP(管理ネットワーク管理プロトコル)MIB(管理情報ベース)ビューの設定を表示するには、 show snmp view コマンド セットを使用します。 show snmp view [volatile | nonvolatile | read-only] show snmp view {-hex} {viewname} {subtree} 構文の説明 volatile (任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切 断されたときに内容を削除します。 nonvolatile (任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切 断してから再投入したときに内容を維持します。 read-only (任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。 -hex viewname を 16 進数表記で表示します。 viewname MIB ビュー名 subtree サブツリー名 デフォルト volatile です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 viewname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進 数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で 区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。 MIB サブツリーとマスクの組み合わせにより、ビュー サブツリーが定義されます。ビュー サブツ リーは、Object Identifier(OID; オブジェクト識別子)形式、または有効な OID に関連付けられたテ キスト名で表示できます。 例 次に、SNMP MIB 設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show snmp view View Name: defaultUserView Subtree OID: 1.3.6.1 Subtree Mask: View Type: included Storage Type: volatile Row Status: active Control> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-627 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show snmp view 表 2-65 に、show snmp view コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-65 関連コマンド show snmp view コマンドの出力フィールド フィールド 説明 View Name MIB ビューの名前 Subtree OID OID 形式、または有効な OID に関連付けられたテキスト名形式の MIB サブ ツリー名 Subtree Mask サブツリー マスク(すべて 1、すべて 0、または 1 と 0 の組み合わせが可能) View Type MIB サブツリーを含めるかまたは除外するかを示すステータス Storage Type 設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード Row Status エントリのステータス clear snmp view set snmp view Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-628 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show span show span 現在の Switched Port Anlyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)設定に関する情報を表示する には、show span コマンドを使用します。 show span [all] 構文の説明 all デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 トークンリング モジュールでは、単一モジュールのコンテキストにおける SPAN 設定のみが有効で す。 例 次に、スイッチの現在の SPAN 情報を表示する例を示します。 (任意)ローカルおよびリモートの SPAN 設定情報を表示します。 Console> (enable) show span ---------------------------------------------------------Destination : Port 4/1 Admin Source : Port 2/2 Oper Source : Port 2/2 Direction : transmit/receive Incoming Packets: enabled Learning : Multicast : enabled Filter : 10,20,30,40,50,60,70,80,90,100 Status : inactive -----------------------------------------------------------------------Total local span sessions: 1 Console> (enable) 表 2-66 に、show span コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-66 show span コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Destination SPAN 情報の宛先ポート Admin Source SPAN 情報の送信元ポートまたは VLAN(仮想 LAN) Oper Source SPAN 情報のオペレータ ポートまたは VLAN Direction 送信、受信、または送受信のどの情報をモニタするかを示します。 Incoming Packets SPAN 宛先ポートでの標準着信パケットの受信がイネーブルまたはディ セーブルのどちらであるかを示します。 Learning SPAN 宛先ポートの学習がイネーブルまたはディセーブルのどちらである かを示します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-629 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show span 表 2-66 関連コマンド show span コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Multicast マルチキャスト トラフィックのモニタがイネーブルまたはディセーブル のどちらかであるかを示します。 Filter 送信元トランク ポート内のモニタ対象 VLAN Status SPAN がアクティブまたは非アクティブのどちらであるかを示します。 clear config ― スイッチ set span Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-630 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree show spantree VLAN(仮想 LAN)のスパニングツリー情報を表示するには、show spantree コマンドを使用します。 show spantree [vlan | mod/port] [active] 構文の説明 vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 active (任意)アクティブ ポートのみを表示します。 デフォルト VLAN 1 のスパニングツリー情報が表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 VLAN 番号を指定しない場合のデフォルトは、VLAN 1 です。 例 次に、VLAN 64 のスパニングツリー設定を表示する例を示します。 Console> show spantree 64 VLAN 64 Spanning tree enabled Designated Root 00-10-79-57-88-00 Designated Root Priority 8191 Designated Root Cost 3061 Designated Root Port 6/48 Root Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Bridge ID MAC ADDR Bridge ID Priority Bridge Max Age 6 sec Port,Vlan Vlan --------- ---1003 1005 Console> 00-50-3e-8f-8c-00 4160 (bridge priority: 4096, sys ID ext: 64) Hello Time 2 sec Forward Delay 4 sec Port-State ------------inactive Cost ----80 Priority -------32 Fast-Start ---------disabled Group-method ------------ 次に、モジュール 5 のポート 1 のスパニングツリー設定を表示する例を示します。 Console> show spantree 5/1 Edge Port: Yes, (Configured) Disable Link Type: P2P, (Configured) Auto Port Guard: Default Port Vlan State ------------------------ ---- ------------5/1 1 forwarding 5/1 40 forwarding 5/1 500 forwarding 5/1 501 forwarding 5/1 856 forwarding 5/1 989 forwarding Console> Role Cost Prio Type ---- -------- ---- ----------------DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P, Edge Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-631 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree 次に、VLAN 989 のアクティブ ポートのみを表示する方法を示します。 Console> VLAN 989 Spanning Spanning Spanning show spantree 989 active tree mode tree type tree enabled RAPID-PVST+ ieee Designated Root 00-02-7d-a4-53-dc Designated Root Priority 8192 Designated Root Cost 0 Designated Root Port 1/0 Root Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Bridge ID MAC ADDR Bridge ID Priority Bridge Max Age 20 sec Port -----------------------3/3 5/1 6/5 Console> 00-02-7d-a4-53-dc 8192 Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec State ------------forwarding forwarding forwarding Role Cost Prio Type ---- -------- ---- -------------------DESG 19 32 P2P, PEER(STP) DESG 4 32 P2P, Edge DESG 4 32 P2P 表 2-67 に、show spantree コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-67 show spantree コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VLAN スパニングツリー情報を表示する VLAN Spanning tree Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)がイネー ブルまたはディセーブルのどちらに設定されているかを示すステータ ス Spanning tree mode 現在のスパニングツリー モード(mistp、pvst+、mistp-pvst+、mst、ま たは rapid-pvst+) Spanning tree type 現在のスパニングツリー タイプ(ieee または cisco) Designated Root 指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク セス制御)アドレス Designated Root Priority 指定されたルート ブリッジのプライオリティ Designated Root Cost ルートに到達するまでの合計パス コスト Designated Root Port ルート ブリッジに到達するまでに経由するポート(非ルート ブリッジ の場合のみ表示) Root Max Age Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニッ ト)パケットの有効期間 Hello Time ルート ブリッジが BPDU を送信する回数 Forward Delay ポートがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間 Bridge ID MAC ADDR ブリッジの MAC アドレス Bridge ID Priority ブリッジ プライオリティ Bridge Max Age ブリッジの最大有効期限 Hello Time ブリッジが BPDU を送信する期間 Forward Delay ブリッジがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間 Port ポート番号 Vlan ポートが属する VLAN Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-632 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree 表 2-67 関連コマンド show spantree コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Port-State または State スパニングツリー ポートのステート(disabled、inactive、 not-connected、blocking、listening、learning、forwarding、bridging また は type-pvid-inconsistent) Role スパニングツリーのポートの役割(Root、Designated、Alternate または Back-up) Cost ポートに関連付けられたコスト Priority または Prio ポートに関連付けられたプライオリティ Type ポートのスパニングツリー タイプ Fast-Start 高速起動機能を使用するようにポートが設定されているかどうかを示 すステータス Group-Method 複数のポートの処理方法(redundancy=デュアルPHYおよびFiber FDDI、 RSM、channel=Fast EtherChannel) clear spantree portinstancecost set spantree disable set spantree enable set spantree fwddelay set spantree hello set spantree maxage set spantree portcost set spantree portfast set spantree portvlancost show spantree mistp-instance show spantree backbonefast show spantree blockedports show spantree guard show spantree statistics show spantree summary show spantree uplinkfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-633 第2章 show spantree backbonefast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree backbonefast スパニングツリーの BackboneFastコンバージェンス機能がイネーブルであるかどうかを判別するに は、show spantree backbonefast コマンドを使用します。 show spantree backbonefast 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、スパニングツリーの BackboneFast コンバージェンス機能がイネーブルであるかどうかを表示 する例を示します。 Console> show spantree backbonefast Backbonefast is enabled. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-634 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree blockedports show spantree blockedports ブロックされたポートを表示するには、show spantree blockedports コマンド セットを表示します。 show spantree blockedports [vlan] show spantree blockedports mistp-instance [instance] show spantree blockedports mst [instance] 構文の説明 (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 vlan mistp-instance instance インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 VLAN 番号を指定しない場合は、システム内のすべてのブロックされたポートが表示されます。 例 次に、VLAN 1002 のブロック済みポートを表示する例を示します。 Console> show spantree blockedports 1002 Number of blocked ports (segments) in VLAN 1002 : 0 Console> 次に、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンスのブロック済みポートを表示す る例を示します。 Console> show spantree blockedports mistp-instance 1 Number of blocked ports (segments) in Instance 1 : 0 Console> 次に、Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスのブロック済みポートを表示する例を示します。 Console> show spantree blockedports mst 0 Number of blocked ports (segments) in Instance 0: 0 Console> 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-635 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree bpdu-filter show spantree bpdu-filter Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)フィルタリングに関する 情報を表示するには、show spantree bpdu-filter コマンドを使用します。 show spantree bpdu-filter [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 1 の BPDU フィルタリングに関する情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> show spantree bpdu-filter 1 Global BPDU Filter is disabled on the switch. Port BPDU-Filter ------------------------ ----------1/1 Enable 1/2 Default Console> 関連コマンド set spantree bpdu-filter Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-636 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree bpdu-guard show spantree bpdu-guard Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)ガードに関する情報を表 示するには、show spantree bpdu-guard コマンドを使用します。 show spantree bpdu-guard [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 1 の BPDU ガードに関する情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> show spantree bpdu-guard 1 Global BPDU Guard is disabled on the switch. Port BPDU-Guard ------------------------ ---------1/1 Enable 1/2 Default Console> 関連コマンド set spantree bpdu-guard Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-637 第2章 show spantree bpdu-skewing Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree bpdu-skewing Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)スキューイング検出のス テータスを表示するには、show spantree bpdu-skewing コマンド セットを使用します。 show spantree bpdu-skewing [vlan] mod/port show spantree bpdu-skewing {mistp-instance [instance]} mod/port 構文の説明 vlan mod/port mistp-instance instance (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 (任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。 デフォルト すべての VLAN の BPDU スキュー ステータスが表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ れていません。 このコマンドは Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード専用です。 例 次に、VLAN 1 の BPDU スキューイング ステータスを表示する例を示します。 Console> show spantree bpdu-skewing 1 Bpdu skewing statistics for vlan 1 Port Last Skewing ------ ------------8/2 5869 8/4 4050 8/6 113363 8/8 4111 8/10 113522 8/12 4111 8/14 113678 8/16 4111 8/18 113833 8/20 4111 8/22 113917 8/24 4110 8/26 113926 8/28 4111 Console> (enable) Worst Skewing ------------108370 113198 113363 113441 113522 113600 113678 113755 113833 113913 113917 113922 113926 113931 Worst Skewing Date ------------------------Tue Nov 21 2000, 06:25:59 Tue Nov 21 2000, 06:26:04 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Tue Nov 21 2000, 06:26:05 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-638 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree conflicts 次に、VLAN 1、モジュール 8、 ポート 2 の BPDU スキューイング ステータスを表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree bpdu-skewing 1 8/2 Bpdu skewing statistics for vlan 1 Port Last Skewing Worst Skewing Worst Skewing Date ------ ------------- ------------- ------------------------8/2 5869 108370 Tue Nov 21 2000, 06:25:59 Console> (enable) 関連コマンド set spantree bpdu-skewing show spantree summary show spantree conflicts インスタンス内のルート スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス、VLAN(仮想 LAN) がインスタンスに参加するまでの期間、およびエントリが期限切れになってテーブルから削除され るまでの秒数を表示するには、show spantree conflicts コマンドを使用します。 show spantree conflicts vlan 構文の説明 vlan デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 こ の コ マ ン ド は Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モ ー ド ま た は MISTP/Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード専用です。 VLAN の番号を指定します。 1 つのエントリしか出力されない場合(またはすべてのエントリが同じインスタンスに関連付けら れている場合)には、VLAN はそのインスタンスにマッピングされています。複数のエントリがそ れぞれ異なるインスタンスに関連付けられている場合、VLAN には矛盾が生じてブロックされ、ど のインスタンスにも関連付けられません。 VLAN と MISTP インスタンスとのマッピングに関連付けられた有効期限タイマーは、Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)の最大有効期間が設定された状態で開始 し、この最大有効期間までカウントできます。delay フィールドには、MAC アドレスとスイッチの MAC アドレスが同じであることを示す [inactive] が表示されることがあります(スイッチがルート の場合など)。それ以外のすべての場合は、このエントリに数値が表示されます。着信 BPDU がマッ ピングを承認するたびに、タイマーは再起動されます。 遅延タイマー フィールドの表示内容は、次のとおりです。 • 稼働中のタイマーを表す数値(秒)。このタイマーの最大値は、最大転送遅延にすることがで きます。転送遅延が発生すると、タイマーは初期化されます。 • タイマーが稼働していない場合は、[inactive] が表示されます。この場合には、VLAN がインス タンスにマッピング済みであるか、または矛盾が存在しています。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-639 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree conflicts 例 次に、VLAN 1 に矛盾がない場合の出力例を示します。 Console> (enable) show spantree conflicts 1 No conflicts for vlan 1 Inst MAC Delay Time left ---- ----------------- --------- --------1 00-30-a3-4a-0c-00 inactive 35 Console> (enable) 次に、指定された VLAN に矛盾が存在する場合の出力例を示します。 Console> (enable) show spantree conflicts 1 Inst MAC Delay Time left ---- ----------------- --------- --------1 00-30-a3-4a-0c-00 inactive 35 3 00-30-f1-e5-00-01 inactive 23 Console> (enable) 表 2-68 に、show spantree conflict コマンド出力に含まれるフィールドについて説明します。 表 2-68 関連コマンド show spantree conflict コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Inst VLAN とのマッピングを要求しているインスタンスの番号 MAC VLAN を要求する BPDU の送信元ルートの MAC アドレス(BPDU のルート ID から取得) Delay VLAN がインスタンスに参加するまでの期間 Time left エントリの有効期限(エントリが期限切れになりテーブルから削除されるま での秒数) show spantree mistp-instance Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-640 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree defaultcostmode show spantree defaultcostmode 現在のデフォルトのポート コスト モードを表示するには、show spantree defaultcostmode コマンド を使用します。 show spantree defaultcostmode 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、デフォルトのポート コスト モードを表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree defaultcostmode Portcost and portvlancost set to use 802.1d default values. Console> (enable) 関連コマンド set spantree defaultcostmode Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-641 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree guard show spantree guard ポートの VLAN(仮想 LAN) またはインスタンスのルートガード情報を表示するには、show spantree guard コマンド セットを使用します。 show spantree guard [vlan] show spantree guard mod/port show spantree guard mistp-instance [instance | mod/port] show spantree guard mst [instance | mod/port] 構文の説明 デフォルト vlan (任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 mistp-instance instance (任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance (任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト設定は次のとおりです。 • VLAN 1 情報を表示します。 • 指定された VLAN またはデフォルト VLAN 内のすべてのポートを表示します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 VLAN またはポートを指定できますが、両方を指定することはできません。インスタンスまたは ポートを指定できますが、両方を指定することはできません。 例 次に、VLAN 1 のルート ガード情報を表示する例を示します。 Console> show spantree guard 1 Port VLAN Port-State Root guard ------------------------ ---- ------------- ---------1/1 1 not-connected disabled 1/2 1 not-connected disabled 2/1 1 not-connected disabled 2/5 1 not-connected disabled (テキスト出力は省略) Console> 次に、インスタンス 3 のルート ガード情報を表示する例を示します。 Console> show spantree guard mistp-instance Port Inst Port-State ------------------------ ---- ------------1/1 1 connected 1/2 1 connected Console> (enable) 関連コマンド 3 Root guard ---------enabled enabled set spantree uplinkfast Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-642 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mapping show spantree mapping VLAN(仮想 LAN)およびインスタンスのマッピング情報を表示するには、show spantree mapping コマンドを使用します。 show spantree mapping [config] 構文の説明 config デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 (任意)ローカル スイッチに設定されたマッピングを表示します。 オプションの config キーワードを入力しない場合は、インスタンス内でルート スイッチから伝播 されたマッピング情報が表示されます。この実行時コマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol (MISTP)モードまたは MISTP-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード専用です。config キー ワードを入力した場合は、ローカル スイッチに設定されたマッピングのリストが表示されます。こ のキーワードは、PVST+ モードの場合に使用できます。 PVST+ モードでこのコマンドを入力すると、次のメッセージが表示されます。 Runtime vlan and instance mapping information is only available in MISTP or MISTP-PVST mode. Use 'show spantree mapping config' to view mappings configured on the local switch. 例 次に、実行時の VLAN およびインスタンスのマッピング情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show Inst Root Mac ---- ----------------1 00-50-3e-78-70-00 2 00-50-3e-78-70-00 3 00-50-3e-78-70-00 4 00-50-3e-78-70-00 5 00-50-3e-78-70-00 6 00-50-3e-78-70-00 7 00-50-3e-78-70-00 8 00-50-3e-78-70-00 9 00-50-3e-78-70-00 10 00-50-3e-78-70-00 11 00-50-3e-78-70-00 12 00-50-3e-78-70-00 13 00-50-3e-78-70-00 14 00-50-3e-78-70-00 15 00-50-3e-78-70-00 16 00-50-3e-78-70-00 Console> (enable) spantree mapping Vlans -------------------------------------------------1 - Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-643 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mapping 次に、ローカル スイッチに設定されたマッピングを表示する例を示します。 Console> (enable) show Inst Root Mac ---- ----------------1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 Console> (enable) 関連コマンド spantree mapping config Vlans -------------------------------------------------1 - set vlan Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-644 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mistp-instance show spantree mistp-instance インスタンス情報を表示するには、show spantree mistp-instance コマンド セットを使用します。 show spantree mistp-instance [instance] [active] show spantree mistp-instance mod/port 構文の説明 instance (任意)インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。 active (任意)アクティブ ポートのみを表示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 mod/port デフォルト インスタンス番号は 1 です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード専用です。 mod/port 番号のみを指定した場合、VLAN(仮想 LAN)マッピング情報は表示されません。 例 次に、アクティブなインスタンスに関する情報のみを表示する例を示します。 Console> Instance Spanning Spanning Spanning show 1 tree tree tree spantree mistp-instance active mode MISTP type ieee instance enabled Designated Root 00-d0-00-4c-18-00 Designated Root Priority 32769 (root priority: 32768, sys ID ext: 1) Designated Root Cost 0 Designated Root Port none VLANs mapped: 1 Root Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Bridge ID MAC ADDR Bridge ID Priority VLANs mapped: Bridge Max Age 20 sec Port -----------------------2/3 2/12 Console> 00-d0-00-4c-18-00 32769 (bridge priority: 32768, sys ID ext: 1) 1 Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Inst ---1 1 Port-State Cost Prio Portfast Channel_id ------------- --------- ---- -------- ---------forwarding 200000 32 disabled 0 forwarding 200000 32 disabled Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-645 第2章 show spantree mistp-instance Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド 表 2-69 に、show spantree mistp-instance コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-69 関連コマンド show spantree mistp-instance コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Instance スパニングツリー情報を表示するインスタンス Spanning tree mode スパニングツリー モード Spanning tree type スパニングツリー タイプ Spanning tree instance スパニングツリー インスタンスがイネーブルまたはディセーブルのど ちらに設定されているかを示すステータス Designated Root 指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク セス制御)アドレス Designated Root Priority 指定されたルート ブリッジのプライオリティ Designated Root Cost ルートに到達するまでの合計パス コスト Designated Root Port ルート ブリッジに到達するまでに経由するポート(非ルート ブリッジ の場合のみ表示) VLANs mapped マッピングされた VLAN 数 Root Max Age Bridge Protocol Data Unit (BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット) パケットが有効とみなされる期間 Hello Time ルート ブリッジが BPDU を送信する回数 Forward Delay ポートがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間 Bridge ID MAC ADDR ブリッジの MAC アドレス Bridge ID Priority ブリッジ ID の一部(ブリッジ ID を比較する場合の最重要部分) Bridge Max Age ブリッジの最大有効期限 Hello Time ブリッジが BPDU を送信する期間 Forward Delay ブリッジがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間 Port ポート番号 Instance ポートが属するインスタンス Port-State スパニングツリー ポートのステート(disabled、inactive、 not-connected、blocking、listening、learning、forwarding、bridging また は type-pvid-inconsistent) Cost ポートに関連付けられたコスト Prio ポートに関連付けられたプライオリティ Portfast PortFast 機能を使用するようにポートが設定されているかどうかを示 すステータス Channel_id チャネル ID 番号 set spantree portinstancecost set spantree portinstancepri Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-646 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mst show spantree mst Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス固有の情報を表示するには、show spantree mst コマン ドを使用します。 show spantree mst [instance | mod/port] 構文の説明 instance インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 4094 です。 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 デフォルト インスタンスは 0(IST)です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 VLAN(仮想 LAN)固有のスパニングツリー情報を表示するには、show spantree コマンドを使用 します。 例 次に、MST 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree mst Spanning tree mode MST Instance 0 VLANs Mapped: 2-4094 Designated Root 00-04-9b-ba-48-00 Designated Root Priority 32768 (root priority:32768, sys ID ext:0) Designated Root Cost 2000000 Designated Root Port 7/48 Root Max Age 20 sec Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec IST Master ID MAC ADDR IST Master ID Priority IST Master Path Cost Bridge ID MAC ADDR Bridge ID Priority Bridge Max Age 20 sec Port -----------------------5/1 5/2 7/48 Console> (enable) 00-d0-00-b3-68-00 32768 0 Remaining Hops 20 00-d0-00-b3-68-00 32768 (bridge priority:32768, sys ID ext:0) Hello Time 2 sec Forward Delay 15 sec Max Hops 20 State ------------forwarding forwarding forwarding Role Cost Prio Type ---- -------- ---- -------------------DESG 20000 32 P2P, Boundary(STP) DESG 20000 32 P2P, Boundary(STP) ROOT 2000000 32 Shared, Boundary Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-647 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mst 次に、インスタンス 1 の MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree mst 1 Spanning tree mode MST Instance 1 VLANs Mapped: 1 Designated Designated Designated Designated Root Root Priority Root Cost Root Port Bridge ID MAC ADDR Bridge ID Priority Port -----------------------5/1 5/2 7/48 Console> (enable) 00-d0-00-b3-68-00 32769 (root priority:32768, sys ID ext:1) 0 Remaining Hops 20 1/0 00-d0-00-b3-68-00 32769 (bridge priority:32768, sys ID ext:1) State ------------forwarding forwarding forwarding Role Cost Prio Type ---- -------- ---- -------------------BDRY 20000 32 P2P, Boundary(STP) BDRY 20000 32 P2P, Boundary(STP) BDRY 2000000 32 Shared, Boundary 次に、モジュール 3 のポート 6 の MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。 console> show spantree mst 3/6 Boundary Port: Yes (STP) Edge Port: No, (Configured) Default Port Guard: Default Link Type: P2P(Configured) Auto Inst State Role Cost Prio VLANs ---- ------------- ---- --------- ---- --------------------------------0 forwarding ROOT 2000000 32 1 Console> 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst set spantree mst config show spantree show spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-648 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mst config show spantree mst config NVRAM(不揮発性 RAM)内の Multiple Spanning-Tree(MST)リージョン情報を表示したり、MST リージョン設定に適用されていない変更を表示したりするには、show spantree mst config コマンド を使用します。 show spantree mst config 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-649 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree mst config 例 次に、MST リージョン情報を表示する例を示します。 Console> show spantree mst config Current (NVRAM) MST Configuration Configuration Name:Cisco Revision: 1 Instance Vlans -------- ----------------- -----------------------IST 401-1005,1025-1999,2201-4096 1 1-50 2 51-100 3 101-300 4 5 6 2000-2200 7 301-400 8 9 10 11 12 13 14 15 ================================================ New MST Region Configuration (Not applied yet) Region Name:Catalyst Revision: 6000 Instance Vlans -------- ----------------- -----------------------IST 1-50,401-1005,1025-1999,2201-4096 1 2 51-100 3 101-300 4 5 6 2000-2200 7 301-400 8 9 10 11 12 13 14 15 ================================================ Edit buffer is locked by: Console Console> (enable) 関連コマンド clear spantree mst set spantree mst set spantree mst config Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-650 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree portfast show spantree portfast PortFast 情報を表示するには、show spantree portfast コマンドを使用します。 show spantree portfast [mod/port] 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、PortFast 情報を表示する例を示します。 (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 Console> (enable) show spantree portfast Portfast:Default Portfast BPDU guard is disabled. Portfast BPDU filter is disabled. Console> (enable) 次に、特定のモジュールおよびポートの PortFast 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree portfast 3/1 Portfast:Default Portfast BPDU guard is disabled. Portfast BPDU filter is disabled. Console> (enable) 関連コマンド set spantree portfast set spantree portfast bpdu-filter set spantree portfast bpdu-guard Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-651 第2章 show spantree portinstancecost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree portinstancecost ポート上のインスタンスのパス コストを表示するには、show spantree portinstancecost コマンドを 使用します。 show spantree portinstancecost mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、ポート 1/1 上の Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンスのパス コストを 表示する例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Console> show spantree portinstancecost 1/1 Port 1/1 instances 1-16 have path cost 20000. Console> 関連コマンド clear spantree portinstancecost set spantree portinstancecost Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-652 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree portvlancost show spantree portvlancost ポート上の VLAN(仮想 LAN)のパス コストを表示するには、show spantree portvlancost コマン ドを使用します。 show spantree portvlancost mod/port 構文の説明 mod/port デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、ポート 2/12 上の VLAN のパス コストを表示する例を示します。 モジュール番号およびモジュール上のポート番号 Console> show spantree portvlancost 2/12 Port 2/12 VLANs 1-1005 have path cost 19. Console> 関連コマンド set spantree portvlancost show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-653 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics show spantree statistics スパニングツリー統計情報を表示するには、show spantree statistics コマンド セットを使用します。 show spantree statistics mod/port [vlan] show spantree statistics mistp-instance [instance] show spantree statistics mst [instance] 構文の説明 mod/port モジュール番号およびモジュール上のポート番号 vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の番号 mistp-instance instance (任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance (任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、統計情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree statistics 1/2 1005 SpanningTree enabled for vlanNo = 1005 BPDU-related parameters port spanning tree enabled state disabled port_id 0xcccf port number 0x7eb path cost 80 message age (port/VLAN) 0(10) designated_root 00-10-2f-52-eb-ec designated_cost 0 designated_bridge 00-10-2f-52-eb-ec designated_port 0xcccf top_change_ack FALSE config_pending FALSE PORT based information & statistics config bpdu's xmitted (port/VLAN) 0(0) config bpdu's received (port/VLAN) 0(0) tcn bpdu's xmitted (port/VLAN) 0(0) tcn bpdu's received (port/VLAN) 0(0) forward trans count 0 Status of Port Timers forward delay timer INACTIVE forward delay timer value 0 message age timer INACTIVE message age timer value 0 topology change timer INACTIVE topology change timer value 0 hold timer INACTIVE hold timer value 0 delay root port timer INACTIVE delay root port timer value 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-654 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics VLAN based information & statistics spanningtree type ibm spanningtree multicast address c0-00-00-00-01-00 bridge ID priority 32768 (bridge priority: 32768, sys ID ext: 64) bridge mac address 00-10-2f-52-eb-ec bridge hello time 2 sec bridge forward delay 4 sec topology change initiator: 1/0 topology change FALSE topology change time 14 topology change detected FALSE topology change count 0 Other port-specific info dynamic max age transitions 0 port bpdu ok count 0 msg age expiry count 0 link loading 1 bpdu in processing FALSE num of similar bpdus to process 0 next state 0 src mac count: 0 total src mac count 0 curr_src_mac 00-00-00-00-00-00 next_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel src count 0 channel ok count 0 Console> (enable) 次に、インスタンス固有の情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree statistics 2 mistp-instance 2 Port 2/1 Instance 2 SpanningTree enabled for instance = 2 BPDU-related parameters port spanning tree enabled state forwarding port_id 0x8041 port number 0x41 path cost 20000 message age (port/inst) 1(20) designated_root 00-50-3e-8f-8c-00 designated_cost 0 designated_bridge 00-50-3e-8f-8c-00 designated_port 0x8001 top_change_ack FALSE config_pending FALSE port_inconsistency none PORT based information & statistics config bpdu's xmitted (port/inst) 0(0) config bpdu's received (port/inst) 102(490) tcn bpdu's xmitted (port/inst) 0(0) tcn bpdu's received (port/inst) 0(0) forward trans count 0 scp failure count 0 Status of Port Timers forward delay timer INACTIVE forward delay timer value 15 message age timer ACTIVE message age timer value 1 topology change timer INACTIVE Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-655 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics topology change timer value hold timer hold timer value delay root port timer delay root port timer value delay root port timer restarted is 0 INACTIVE 0 INACTIVE 0 FALSE Instance based information & statistics spanningtree type ieee spanningtree multicast address 01-80-c2-00-00-00 bridge priority 32770 bridge mac address 00-d0-00-b3-68-00 bridge hello time 2 sec bridge forward delay 15(15) sec topology change initiator: 15/63 last topology change occured: Sun Jun 7 2000, 09:00:03 topology change FALSE topology change time 35 topology change detected FALSE topology change count 0 topology change last recvd. from 00-00-00-00-00-00 Other port-specific info dynamic max age transitions 0 port bpdu ok count 0 msg age expiry count 0 link loading 1 bpdu in processing FALSE num of similar bpdus to process 0 received_inferior_bpdu FALSE next state 3 src mac count: 0 total src mac count 0 curr_src_mac 00-00-00-00-00-00 next_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel src count 0 channel ok count 0 Console> 次に、MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。 Console> show spantree statistics 8/1 mst 0 Port 8/1 Instance 0 SpanningTree enabled for instance = 0 BPDU-related parameters port spanning tree enabled state forwarding port_id 0x81c1 port number 0x1c1 path cost 20000 message age (port/VLAN) 0(20) designated_root 00-04-9b-ba-48-00 designated_cost 33920 designated_bridge 00-10-7b-bb-2f-00 designated_port 0x81c1 top_change_ack FALSE config_pending FALSE port_inconsistency none PORT based information & statistics config bpdu's xmitted (port/inst) 101(212) config bpdu's received (port/inst) 101(205) tcn bpdu's xmitted (port/inst) 0(1) tcn bpdu's received (port/inst) 0(2) forward trans count 0 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-656 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics scp failure count root inc trans count (port/inst) inhibit loopguard loop inc trans count (port/inst) 0 0(0) FALSE 0(0) Status of Port Timers forward delay timer INACTIVE forward delay timer value 0 message age timer INACTIVE message age timer value 0 topology change timer INACTIVE topology change timer value 0 hold timer INACTIVE hold timer value 0 delay root port timer INACTIVE delay root port timer value 0 delay root port timer restarted is FALSE Vlan based information & statistics spanningtree type ieee spanningtree multicast address 01-80-c2-00-00-00 bridge priority 32768 bridge mac address 00-10-7b-bb-2f-00 bridge hello time 2 sec bridge forward delay 15(15) sec topology change initiator: 1/0 last topology change occurred: Fri Sep 7 2001, 09:52:22 topology change FALSE topology change time 35 topology change detected FALSE topology change count 3 topology change last recvd. from 00-00-00-00-00-00 Other port-specific info dynamic max age transitions 0 port bpdu ok count 0 msg age expiry count 0 link loading 0 bpdu in processing FALSE num of similar bpdus to process 0 received_inferior_bpdu FALSE next state 3 src mac count: 0 total src mac count 0 curr_src_mac 00-00-00-00-00-00 next_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel_src_mac 00-00-00-00-00-00 channel src count 0 channel ok count 0 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-657 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics 表 2-70 に、show spantree statistics コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-70 show spantree statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 BPDU 関連パラメータ port spanning tree ポート上で Spanning-Tree Protocol (STP; スパニングツリー プロトコル) がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されているかを示し ます。 state スパニングツリー ポートの状態(Disabled、Listening、Learning、 Forwarding または Blocking) port_id 対応するポートのポート ID port number ポート番号 path cost このルート ポートを通るパスのコスト。このブリッジのルートへの合 計パス コストに適用されます。 message age (port/VLAN) ポートに記録された受信済みプロトコル情報およびスイッチによって 記録された Max Age パラメータ(括弧内)値の有効期限 designated_root 指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク セス制御)アドレス designated_cost このポートの接続先LAN 上の指定ポートによって提供されたルートへ のパス コスト designated_bridge ポートに関連付けられた LAN の指定ブリッジとして想定されるブリッ ジのブリッジ ID designated_port ポートに関連付けられた LAN の指定ポートとして想定されるブリッジ ポートのポート ID top_change_ack 関 連 ポ ー ト 上 で 次 に 送 信 さ れ る 設 定 済 み Bridge Protocol Data Unit (BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)内の Topology Change Acknowledgment フラグの値。このフラグは Topology Change Notification (TCN; トポロジー変更通知)BPDU への返信に設定されます。 config_pending 関連ポートのホールド タイマーが期限切れになったときに、設定済み BPDU を送信する必要があることを記録するためのブール パラメータ port_inconsistency ポートが(Port VLAN ID [PVID] またはポート タイプに関して)矛盾 状態にあるかどうかを示します。 PORT ベースの情報および統計情報 config bpdu's xmitted (port/VLAN) ポートから送信される BPDU 数。括弧内の値は、スパニングツリーの このインスタンスに対しスイッチが送信した設定済みBPDUの数です。 config bpdu's received (port/VLAN) このポートが受信した BPDU 数。括弧内の値は、スパニングツリーの このインスタンスに対しスイッチが受信した設定済みBPDUの数です。 tcn bpdu's xmitted (port/VLAN) このポートで送信された TCN BPDU 数 tcn bpdu's received (port/VLAN) このポートで受信され TCN BPDU 数 forward trans count ポート ステートがフォワーディング ステートに移行した回数 scp failure count Service Control Point(SCP; サービス コントロール ポイント)障害の数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-658 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics 表 2-70 show spantree statistics コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 ポート タイマーのステータス forward delay timer 転送遅延タイマーのステータス。このタイマーはリスニング ステート およびラーニング ステートのポートで費やした時間をモニタします。 forward delay timer value 転送遅延タイマーの現在値 message age timer メッセージ有効期限タイマーのステータス。このタイマーは、ポート に記録された受信済みプロトコル情報の有効期限を測定します。 message age timer value メッセージ有効期限タイマーの現在値 topology change timer トポロジー変更タイマーのステータス。このタイマーは、トポロジー 変更検出後にルート ブリッジによって設定されたトポロジー変更フラ グを持つ、設定済み BPDU が送信される期間を判別します。 topology change timer value トポロジー変更タイマーの現在値 hold timer ホールド タイマーのステータス。このタイマーは、設定済み BPDU が ブリッジ ポートを通って頻繁に送信されないようにします。 hold timer value ホール タイマーの現在値 delay root port timer 遅延ルート ポート タイマーのステータス。このタイマーは、UplinkFast 機能がイネーブルの場合に、リンクアップ時の高速コンバージェンス をイネーブルにします。 delay root port timer value 遅延ルート ポート タイマーの現在値 VLAN ベースの情報および統計情報 spanningtree type スパニングツリーのタイプ(IEEE、IBM、CISCO) spanningtree multicast address ブリッジ ポート上で設定済み BPDU を送信するために使用される宛先 アドレス bridge priority ブリッジ ID の一部(ブリッジ ID を比較する場合の最重要部分) bridge mac address ブリッジの MAC アドレス bridge hello time ブリッジがルートであるか、またはルートになろうとしているときの Hello Time パラメータの値 bridge forward delay ブリッジがルートであるか、またはルートになろうとしているときの Forward Delay パラメータの値 topology change 最後にトポロジー変更が発生した時間 topology change initiator: トポロジー変更の原因となったポートの番号 topology change 指定ブリッジを含む LAN 上で、指定ブリッジによって設定済み BPDU が送信された回数 topology change time トポロジー変更検出後にルート ブリッジによって設定されたトポロ ジー変更フラグを持つ BPDU が送信される期間。ブリッジの Max Age および Forward Delay パラメータの合計と等しくなります。 topology change detected ブリッジで検出されたか、またはブリッジに通知されたトポロジー変 更の数 topology change count トポロジー変更が発生した回数 topology change last recvd. 最後の TCN BPDU を送信したブリッジの MAC アドレス from Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-659 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree statistics 表 2-70 show spantree statistics コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 その他のポート固有の情報 dynamic max age transitions 動的な最大有効期限の移行回数 port bpdu ok count 報告されたポート BPDU カウント数 msg age expiry count 最大有効期限が切れた回数 link loading リンクがオーバーサブスクライブ型であるかどうかを示すステータス bpdu in processing BPDU が処理中であるかどうかを示すステータス num of similar bpdus to process 特定のポート上で受信されて、処理される類似 BPDU の数 received_inferior_bpdu 関連コマンド ポートが下位 BPDU を受信したか、または代わりに Root Link Query (RLQ)BPDU を受信したかを示すステータス next state スパニングツリーによって実際に設定される前のポート ステート。新 しい値を使用して、他のタスクを実行することができます。 src mac count: 送信元 MAC アドレスが同じである BPDU の数 total src mac count すべての送信元 MAC アドレスを含む BPDU の数 curr_src_mac 特定のポートで受信された設定済み BPDU の送信元 MAC アドレス next_src_mac 異なる送信元からの MAC アドレス channel_src_mac チャネル ポートの送信元 MAC アドレス。チャネルの設定ミスを検出 したり、スパニングツリー ループを回避したりするために使用します。 channel src count channel_src_mac が変更された回数。制限を超過すると、チャネルの設 定ミスが検出されます。 channel ok count チャネル ステータスを記録するブール フラグ clear spantree statistics show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-660 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree summary show spantree summary スパニングツリー情報のサマリーを表示するには、show spantree summary コマンド セットを使用 します。 show spantree summary [novlan] show spantree summary {mistp-instance | mst} [noinstance] 構文の説明 novlan (任意)VLAN(仮想 LAN)の非固有情報のみを表示します。 mistp-instance Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンス固有の情報のみを 表示します。 mst Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス固有の情報のみを表示します。 noinstance (任意)インスタンスの非固有情報のみを表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド モード ユーザ 例 次に、スパニングツリー情報のサマリーを表示する例を示します。 Console> show spantree summary Spanning tree mode: PVST+ MAC address reduction: disabled Root switch for vlans: 801. Global loopguard is disabled on the switch. Global portfast is disabled on the switch. BPDU skewing detection disabled for the bridge. BPDU skewed for vlans: none. Portfast bpdu-guard disabled for bridge. Portfast bpdu-filter disabled for bridge. Uplinkfast disabled for bridge. Backbonefast disabled for bridge. Summary of connected spanning tree ports by vlan VLAN Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------1 0 0 0 3 3 Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total 0 0 0 3 3 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-661 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree summary 次に、VLAN の非固有情報のみを表示する例を示します。 Console> (enable) show spantree summary novlan Spanning tree mode: RAPID-PVST+ MAC address reduction:disabled Root switch for vlans:1-8,10-500,911. Global loopguard is disabled on the switch. Global portfast is disabled on the switch. BPDU skewing detection enabled for the bridge BPDU skewed for vlans:1-8,10-500,911. Portfast bpdu-guard disabled for bridge. Portfast bpdu-filter disabled for bridge. Uplinkfast disabled for bridge. Backbonefast disabled for bridge. Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total 506 0 0 506 1012 Console> (enable) 次に、スパニングツリー インスタンス情報のサマリーを表示する例を示します。 Console> show spantree summary mistp-instance Spanning tree mode: PVST+ MAC address reduction:disabled Root switch for vlans:1-8,10-500,911. BPDU skewing detection enabled for the bridge BPDU skewed for vlans:1-8,10-500,911. Portfast bpdu-guard disabled for bridge. Portfast bpdu-filter disabled for bridge. Uplinkfast disabled for bridge. Backbonefast disabled for bridge. Summary of connected spanning tree ports by mistp-instance Inst Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------1 0 0 0 8 0 2 4 0 0 4 8 3 4 0 0 4 8 4 4 0 0 4 8 5 4 0 0 4 8 6 4 0 0 4 8 7 4 0 0 4 8 8 4 0 0 4 8 9 4 0 0 4 8 10 4 0 0 4 8 11 4 0 0 4 8 12 4 0 0 4 8 13 4 0 0 4 8 14 4 0 0 4 8 15 4 0 0 4 8 16 0 0 0 0 0 Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total 56 0 0 64 112 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-662 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree summary 次に、スパニングツリー MST インスタンス情報のサマリーを表示する例を示します。 Console> show spantree summary mst Spanning tree mode: mst MAC address reduction:disabled Root switch for MST instances:none. Global loopguard is disabled on the switch. Global portfast is disabled on the switch. BPDU skewing detection enabled for the bridge. BPDU skewed for MST instances: none. Portfast bpdu-guard disabled for bridge. Portfast bpdu-filter disabled for bridge. Summary of connected spanning tree ports by MST instances Inst Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------0 0 0 0 3 3 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 6 0 0 0 0 0 7 0 0 0 0 0 8 0 0 0 0 0 9 0 0 0 0 0 10 0 0 0 0 0 11 0 0 0 0 0 12 0 0 0 0 0 13 0 0 0 0 0 14 0 0 0 0 0 15 0 0 0 0 0 Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total 0 0 0 3 3 Console> 次に、スパニングツリー インスタンスの非固有 MST 情報のサマリーを表示する例を示します。 Console> show spantree summary mst noinstance Spanning tree mode: mst MAC address reduction:disabled Root switch for MST instances:none. Global loopguard is disabled on the switch. Global portfast is disabled on the switch. BPDU skewing detection enabled for the bridge. BPDU skewed for MST instances: none. Portfast bpdu-guard disabled for bridge. Portfast bpdu-filter disabled for bridge. Blocking Listening Learning Forwarding STP Active ----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total 0 0 0 3 3 Console> 関連コマンド show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-663 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show spantree uplinkfast show spantree uplinkfast UplinkFast 設定を表示するには、show spantree uplinkfast コマンドを使用します。 show spantree uplinkfast 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、UplinkFast 設定を表示する例を示します。 Console> show spantree uplinkfast Station update rate set to 15 packets/100ms. uplinkfast all-protocols field set to off. VLAN port list -----------------------------------------------1-20 1/1(fwd),1/2-1/5 21-50 1/9(fwd), 1/6-1/8, 1/10-1/12 51-100 2/1(fwd), 2/12 Console> 次に、Rapid Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード時に UplinkFast 機能の設定を表示する例 を示します。 Console> show spantree uplinkfast uplinkfast is enabled but inactive in Rapid-Pvst+ mode. Console> 関連コマンド clear spantree uplinkfast set spantree uplinkfast show spantree Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-664 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show summertime show summertime サマータイム機能がイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、show summertime コ マンドを使用します。 show summertime 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、サマータイム機能の現在のステータスを表示する例を示します。 Console> show summertime Summertime is disabled and set to '' Start : Sun Apr 2 2000, 02:00:00 End : Sun Oct 29 2000, 02:00:00 Offset: 60 minutes Recurring: yes, starting at 02:00am of first Sunday of April and ending on 02:00am of last Sunday of October. Console> 関連コマンド set summertime Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-665 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show switchacceleration show switchacceleration スイッチ アクセラレーション機能の現在のステータスを表示するには、show switchacceleration コ マンドを使用します。 show switchacceleration mod 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 1 のスイッチ アクセラレーション機能の現在のステータスを表示する例を示しま す。 モジュールの番号 Console> show switchacceleration 1 Module 1 has switch acceleration enabled. Console> Console> (enable) 関連コマンド set switchacceleration Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-666 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show system show system システム情報を表示するには、show system コマンドを使用します。 show system 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 トークンリング モジュールで、Traffic および Peak フィールドに表示される値は、3 つのスイッチ ング バスの平均です。 例 次に、システム ステータスなどの情報を表示する例を示します。 Console> show system PS1-Status PS2-Status ---------- ---------ok none Fan-Status Temp-Alarm Sys-Status Uptime d,h:m:s Logout ---------- ---------- ---------- -------------- --------ok off ok 0,04:53:30 20 min PS1-Type PS2-Type -------------------- -------------------WS-CAC-1000W none Modem Baud Backplane-Traffic Peak Peak-Time ------- ----- ----------------- ---- ------------------------disable 9600 0% 0% Sat Oct 12 2002, 00:14:41 PS1 Capacity:852.60 Watts (20.30 Amps @42V) System Name System Location System Contact CC ------------------------ ------------------------ ------------------------ --No active fabric module in the system. Core Dump Core File ------------------------ ----------------------enabled bootflash:crashinfo Syslog Dump Syslog File ------------------------ ----------------------enabled bootflash:sysloginfo Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-667 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show system 表 2-71 に、show system コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-71 関連コマンド show system コマンドの出力フィールド フィールド 説明 PS1-Status 電源装置 1 のステータス(ok、fan failed、faulty または none) PS2-Status 電源装置 2 のステータス(ok、fan failed、faulty または none) Fan-Status ファンのステータス(ok、faulty または other) Temp-Alarm 温度アラームがオンまたはオフのどちらに設定されているかを示すス テータス Sys-Status システム ステータス(ok または faulty) (システム LED ステータスに対応) Uptime d,h:m:s システムが起動し、稼働している期間(日、時、分、秒) Logout アイドル セッションが切断されるまでの期間 PS1-Type 電源装置の部品番号 PS2-Type 冗長電源装置の部品番号(存在する場合) Modem モデムのステータス(enabled または disabled) Baud モデムが設定されているボー レート Traffic 現在のトラフィック率 Peak バックプレーンでのトラフィックのピーク率 Peak-Time ピーク率が記録された時点のタイム スタンプ System Name システム名 System Location システムの場所 System Contact システム担当者の情報 Core Dump コア ダンプのステータス Core File デバイスおよびファイル名 Syslog Dump Syslog ダンプのステータス Syslog file デバイスおよびファイル名 set system baud set system contact set system location set system modem set system name Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-668 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show tacacs show tacacs Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)プロトコルの設定を表示するに は、show tacacs コマンドを使用します。 show tacacs [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、TACACS+ プロトコルの設定を表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> (enable) show tacacs Login Authentication: --------------------tacacs radius kerberos local Console Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Enable Authentication: ---------------------tacacs radius kerberos local Console Session ----------------disabled disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Tacacs Tacacs Tacacs Tacacs key: login attempts: 3 timeout: 5 seconds direct request: disabled Tacacs-Server ---------------------------------------Console> (enable) Status ------- Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-669 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show tacacs 次に、エイリアスを除く、TACACS+ プロトコルの設定を表示する例を示します。 Console> (enable) show tacacs noalias Login Authentication: --------------------tacacs radius kerberos local Console Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Enable Authentication: ---------------------tacacs radius kerberos local Console Session ----------------disabled disabled disabled enabled(primary) Telnet Session ---------------disabled disabled disabled enabled(primary) Tacacs Tacacs Tacacs Tacacs key: login attempts: 3 timeout: 5 seconds direct request: disabled Tacacs-Server ---------------------------------------Console> (enable) Status ------- 表 2-72 に、show tacacs コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-72 関連コマンド show tacacs コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Tacacs login attempts ログイン試行の失敗の許容回数 Tacacs timeout TACACS+ サーバからの応答を待機する秒数 Tacacs direct request TACACS+ directed-request オプションがイネーブルまたはディセーブル のどちらに設定されているのかを示すステータス Tacacs-Server 設定された TACACS+ サーバの IP アドレスまたは IP エイリアス Status プライマリ TACACS+ サーバ set tacacs directedrequest set tacacs key set tacacs server set tacacs timeout Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-670 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show tech-support show tech-support 問題を報告する場合に Cisco Technical Assistance Center(TAC)に提供できるシステム情報および設 定情報を表示するには、show tech-support コマンドを使用します。 show tech-support [{module mod} | {port mod/port}] [vlan vlan] [mistp-instance instance] [mst instance] [memory] [config] 構文の説明 デフォルト module mod (任意)スイッチ ポートのモジュール番号を表示します。 port mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 vlan vlan (任意) VLAN (仮想 LAN) 。有効値は 1 ∼ 1001 および 1025 ∼ 4094 です。 mistp-instance instance (任意) Multi-Instance Spanning-Tree Protocol [MISTP] インスタンス番号。 有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance (任意)Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。 memory (任意)メモリおよびプロセッサのステート データを表示します。 config (任意)スイッチの設定を表示します。 テクニカルサポートに関連する show コマンドの出力を表示します。 (注) 表示する情報タイプを指定するには、キーワードを使用します。パラメータを指定しない場合は、 時刻のほかに設定、メモリ、モジュール、ポート、インスタンスおよび VLAN のデータが表示さ れます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 注意 使用上の注意事項 特定のスイッチ上またはネットワーク セグメントの複数のスイッチ上では、複数の show tech-support コマンドを実行しないでください。スパニングツリーが不安定になることがあ ります。 show tech-support コマンドの出力は、一度に 1 画面ずつでなく、連続して表示されます。出力を中 断するには、Ctrl-C を押します。 コンフィギュレーション ファイルの出力に要する時間が、設定されたセッション タイムアウト時 間を超える場合、show tech-support コマンドはタイムアウトになることがあります。この場合は、 set logout timeout 値に 0 を入力して、アイドル セッションの自動切断をディセーブルにするか、ま たはより大きな timeout 値を入力します。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-671 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show tech-support show tech-support コマンドに config キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示され ます。 • show config • show flash • show log • show logging buffer 1023 • show module • show port • show spantree active • show system • show time • show test • show trunk • show version • show vlan (注) MISTP が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力 の代わりに、show spantree mistp-instance active および show spantree summary mistp-instance コマ ンドの出力が表示されます。 (注) MST が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力 の代わりに、show spantree mst および show spantree summary mst コマンドの出力が表示されます。 show tech-support コマンドに memory キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示さ れます。 • ps • ps -c • show cam count dynamic • show cam static • show cam system • show flash • show logging buffer 1023 • show memory buffers • show module • show nvramenv 1 • show proc • show proc mem • show proc cpu • show spantree active • show system • show spantree active Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-672 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test • show test switch-memory summary • show time • show version モジュール、ポート、または VLAN 番号を指定すると、一般的なシステム情報、および指定したコ ンポーネントの情報が表示されます。 関連コマンド 「使用上の注意事項」にリストされているコマンドを参照してください。 show test 診断テストの結果を表示するには、show test コマンド セットを使用します。 show test [mod] show test [diaglevel] show test [[packetbuffer] [status]] 構文の説明 mod (任意)モジュール番号 diaglevel (任意)スイッチにおける直前の起動時、および次のリセット時の診断モード を表示します。 packetbuffer (任意)パケット バッファ テストのスケジュール情報を表示します。 status (任意)現在のパケット バッファ テストのステータスを表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュール番号を指定しない場合は、汎用システムおよびモジュール 1 のテスト統計情報が表示さ れます。 Network Management Processor(NMP; ネットワーク管理プロセッサ)情報はモジュールにのみ適用 されます。したがって、NMP ステータスはモジュール 1 の出力にのみ含まれます。ほかのモジュー ルを指定しても、NMP ステータスは表示されません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-673 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 例 次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチの一般的なテスト結果を表示する例を示します。 Console> show test Environmental Status (. = Pass, F = Fail, U = Unknown, N = Not Present) PS1: . PS2: . PS1 Fan: . PS2 Fan: . Fan Tray: . Temperature: . Chassis Temperature: 39 degC (103 degF) Module 1 : 0-port Switching Supervisor POST Results Network Management Processor (NMP) Status: (. = Pass, F = Fail, U = Unknown) Galaxy Supervisor Status : . CPU Components Status Processor : . DRAM : . RTC : . EEPROM : . FLASH : . NVRAM : . Temperature Sensor : . Me1 Status : . SCX1000 - 0 Register Switch Sram Switch Gigaports 0: . 1: . 2: . 4: . 5: . 6: . 8: . 9: . 10: . Console> (enable) : . : . 3: . 7: . 11: . 次に、モジュール 3 の一般的なテスト結果を表示する例を示します。 Console> show test 3 Module 3: 48 10/100 Base T port Ethernet Card (HX,CX)1000: Ports 1-8:. Ports 25-32:. Ports 9-16:. Ports 17-24:. Ports 33-40:. Ports 41-48:. 10/100BaseTX Loopback Status: Ports 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 -----------------------------------------------------------------------------. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Ports 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 ------------------------------------------------------------------------------ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-674 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 表 2-73 に、show test コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。 表 2-73 show test コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Environmental Status 一般的なシステム環境に適用されるテスト結果 PS (3.3V) 3.3 V 電源装置に関するテスト結果 PS (12V) 12 V 電源装置に関するテスト結果 PS (24V) 24 V 電源装置に関するテスト結果 PS1 電源装置 1 に関するテスト結果 PS2 電源装置 2 に関するテスト結果 Temperature 温度に関するテスト結果 Fan ファンに関するテスト結果 Module 1 モジュール 1 に適用されるテスト結果。モジュール タイプも指定され ます。 Network Management Processor (NMP) Status スーパバイザ モジュールの NMP に適用されるテスト結果 ROM ROM に関するテスト結果 Flash-EEPROM フラッシュ EEPROM に関するテスト結果 Ser-EEPROM シリアル EEPROM に関するテスト結果 NVRAM NVRAM(不揮発性 RAM)に関するテスト結果 EARL Status Enhanced Address Recognition Logic(EARL)ステータス情報を表示す るフィールド NewLearnTest NewLearn テスト(EARL)に関するテスト結果 IndexLearnTest IndexLearn テスト(EARL)に関するテスト結果 DontForwardTest DontForward テスト(EARL)に関するテスト結果 MonitorTest Monitor テスト(EARL)に関するテスト結果 DontLearn DontLearn テスト(EARL)に関するテスト結果 FlushPacket FlushPacket テスト(EARL)に関するテスト結果 ConditionalLearn ConditionalLearn テスト(EARL)に関するテスト結果 EarlLearnDiscard EarlLearnDiscard テスト(EARL)に関するテスト結果 EarlTrapTest EarlTrap テスト(EARL)に関するテスト結果 LCP Diag Status for Module 1 指定したモジュールに関するテスト結果 CPU CPU に関するテスト結果 Sprom シリアル PROM に関するテスト結果 Bootcsum ブート ROM チェックサムに関するテスト結果 Archsum アーカイブ フラッシュ チェックサムに関するテスト結果 RAM RAM に関するテスト結果 LTL Local-Target Logic(LTL)に関するテスト結果 CBL Color-Blocking Logic(CBL)に関するテスト結果 DPRAM デュアルポート RAM に関するテスト結果 SAMBA Synergy Advanced Multipurpose Bus Arbiter(SAMBA)チップに関するテ スト結果 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-675 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 表 2-73 show test コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Saints Security Administrator Integrated Network Took(SAINT)チップに関する テスト結果 Pkt Bufs パケット バッファに関するテスト結果 Repeater リピータ モジュールに関するテスト結果 FLASH フラッシュ メモリに関するテスト結果 Phoenix Phoenix に関するテスト結果 TrafficMeter TrafficMeter に関するテスト結果 UplinkSprom UplinkSprom に関するテスト結果 PhoenixSprom PhoenixSprom に関するテスト結果 MII Status Media Independent Interface(MII; メディア独立型インターフェイス) ポートに関するテスト結果 SAINT/SAGE Status 各 SAINT/SAGE チップに関するテスト結果 Phoenix Port Status Phoenix ポートに関するテスト結果 Packet Buffer Status 各パケット バッファに関するテスト結果 Phoenix Packet Buffer Status Phoenix パケット バッファに関するテスト結果 Loopback Status ループバック テストに関するテスト結果 Channel Status チャネル テストに関するテスト結果 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-676 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 次に、モジュール 10(Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール)のテスト結果を表示する 例を示します。 Console> show test 10 Module 10 : 2-port MM MIC FDDI Module 10 : FDDI Module Status: (. = Pass, F = Fail, U = Unknown) FDDI Control Processor (FCP) Status: ROM: . RAM: . Flash-EEPROM: . Switch Memory Status: RAM: . Cache-SRAM: . FDDI Status: Port A Access: Port A Loopback: MAC Access: MAC Internal LB: CAM: . . . . . . . . Dpram: . DmpCom: . Port B Access: Port B Loopback: MAC Buffer R/W: MAC External LB: Loadgen: . . . . . Data Movement Processor (DMP) Status: Flash-EEPROM: . RAM: . SRAM: . COMM: . Switch Memory Status: RAM: . Cache-SRAM: . FDDI Status: MAC Access: . MAC Internal LB: . FBIGA Access: . FBIGA->MAC TxDMA: . FBIGA->MAC Internal LB:. MAC Buffer R/W: . MAC External LB: . FBIGA->MAC Buffer R/W: . FBIGA->MAC RxDMA: . FBIGA->MAC External LB:. Bus Interface Status: SBIGA Access: Biga Loop Access: SBIGA->SAGE RxDMA: Biga Loop Rx: LCP Diag Status for CPU : . RAM : . Saints : . . . Module 10 Sprom : LTL : Pkt Bufs : (. = Pass, F = Fail, . Bootcsum : . . CBL : . . Repeater : N . . LoadGen:. LoadGen:. SBIGA<-SAGE TxDMA:. Biga Loop Tx: . N = N/A) Archsum : N DPRAM : . FLASH : N SAMBA : N SAINT/SAGE Status : Ports 1 -------. Packet Buffer Status : Ports 1 -------. Loopback Status : Ports 1 -------Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-677 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 表 2-74 に、FDDI モジュールに対する show test コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて 説明します。 表 2-74 show test コマンドの出力フィールド(FDDI) フィールド 説明 Module 10 テスト結果が引き続いてモジュール 10 に適用されることを示す フィールド。モジュール タイプも指定されます。 FDDI Control Processor (FCP) Status FCP ステータスを示すフィールド ROM ROM に関するテスト結果 RAM RAM に関するテスト結果 Flash-EEPROM フラッシュ EEPROM に関するテスト結果 Dpram ダイナミック PRAM に関するテスト結果 Switch Memory Status スイッチ メモリ ステータスを示すフィールド RAM RAM に関するテスト結果 Cache-SRAM キュー SRAM に関するテスト結果 DmpCom コミュニケーション ブロックに関するテスト結果 Loadgen MAC LoadGen テストに関するテスト結果 FDDI Status FDDI ステータスを示すフィールド Port A Access ポート A Physical Layer(PHY)レジスタ テストに関するテスト 結果 Port B Access ポート B PHY レジスタ テストに関するテスト結果 Port A Loopback ポート A PHY ループバック テストに関するテスト結果 Port B Loopback ポート B PHY ループバック テストに関するテスト結果 MAC Access MAC レジスタ テストに関するテスト結果 MAC Buffer R/W MAC バッファ メモリ テストに関するテスト結果 MAC Internal LB MAC 内部ループバック テストに関するテスト結果 MAC External LB MAC 外部ループバック テストに関するテスト結果 CAM CAM(連想メモリ)に関するテスト結果 Data Movement Processor (DMP) Status DMP ステータスを示すフィールド Flash-EEPROM フラッシュ EEPROM に関するテスト結果 RAM RAM に関するテスト結果 SRAM SRAM(スタティック RAM)テストに関するテスト結果 COMM コミュニケーション ブロックに関するテスト結果 Switch Memory Status スイッチ メモリ ステータスを示すフィールド RAM RAM に関するテスト結果 Cache-SRAM キュー SRAM に関するテスト結果 FDDI Status FDDI ステータスを示すフィールド MAC Access MAC レジスタ テストに関するテスト結果 MAC Buffer R/W MAC バッファ メモリ テストに関するテスト結果 MAC Internal LB MAC 内部ループバック テストに関するテスト結果 MAC External LB MAC 外部ループバック テストに関するテスト結果 LoadGen MAC LoadGen テストに関するテスト結果 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-678 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test 表 2-74 show test コマンドの出力フィールド(FDDI)(続き) フィールド 説明 FBIGA Access FBIGA レジスタ テストに関するテスト結果 FBIGA->MAC Buffer R/W FBIGA バッファ メモリ テストに関するテスト結果 FBIGA->MAC TxDMA FBIGA 送信テストに関するテスト結果 FBIGA->MAC RxDMA FBIGA 受信テストに関するテスト結果 FBIGA->MAC Internal LB FBIGA 内部ループバック テストに関するテスト結果 FBIGA->MAC External LB FBIGA 外部ループバック テストに関するテスト結果 LoadGen FBIGA LoadGen テストに関するテスト結果 Bus Interface Status バス インターフェイス ステータスを示すフィールド 次に、スイッチにおける直前の起動時、および次のリセット時の診断モード情報を表示する例を示 します。 Console> show test diaglevel Diagnostic mode at last bootup : complete Diagnostic mode at next reset : complete Console> 次に、パケット バッファのスケジュール情報を表示する例を示します。 Console > (enable) show test packetbuffer Packet buffer test : enabled Packet buffer test schedule : continuous Console > (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-679 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show test switch-memory show test switch-memory 現行のパケット メモリ診断の結果を表示するには、show test コマンドを使用します。 show test switch-memory [summary | detail | affected-entries] 構文の説明 summary (任意)パケット メモリ診断のサマリを表示します。 detail (任意)パケット メモリ診断を詳細に表示します。 affected-entries (任意)パケット メモリ診断に影響を受けたパケットを表示します。 デフォルト サマリ情報が表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、パケット メモリ診断を表示する例を示します。 Console> show test switch-memory Memory Diagnostics:Enabled Action:Best-Effort Switch Chip 0 Test Result Summary Bad packet buffers at bootup Other affected packet buffers Bad packet buffers found during ongoing tests Packet buffers available in hardware for switching Packet buffers reserved for testing memory Bad path directory entries at bootup Bad path directory entries found during ongoing tests Packet buffer memory failing blocks at bootup Path directory memory failing blocks at bootup :1 :0 :0 :4031 :64 :1 :0 :U33{0} :U33{0} Console> 次に、パケット メモリ診断のサマリを表示する例を示します。 Console> show test switch-memory summary Memory Diagnostics:Enabled Action:Best-Effort Switch Chip 0 Test Result Summary Bad packet buffers at bootup Other affected packet buffers Bad packet buffers found during ongoing tests Packet buffers available in hardware for switching Packet buffers reserved for testing memory Bad path directory entries at bootup Bad path directory entries found during ongoing tests Packet buffer memory failing blocks at bootup Path directory memory failing blocks at bootup :1 :0 :0 :4031 :64 :1 :0 :U33{0} :U33{0} Console> 関連コマンド set test switch-memory Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-680 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show time show time システム クロックの現在の日時設定を表示するには、show time コマンドを使用します。 show time 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、現在時刻を表示する例を示します。 Console> show time Thu Apr 15 1999, 02:54:50 Console> 出力には曜日、月、日、年、時、分、秒が表示されます。 関連コマンド set time Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-681 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show timezone show timezone 設定されている現在のタイム ゾーンおよび時間差を表示するには、show timezone コマンドを使用 します。 show timezone 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、現在のタイム ゾーンおよび時間差を表示する例を示します。 Console> show timezone Timezone set to 'pst', offset from UTC is -8 hours Console> 関連コマンド clear timezone set timezone Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-682 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show top show top TopN プロセスを起動するには、show top コマンドを使用します。 show top [N] [metric] [interval interval] [port_type] [background] 構文の説明 N (任意)表示されるポート数。有効値は 1 から物理ポートの最大番号までです。 metric (任意)並べ替えの基準となるポート統計情報。有効値は次のとおりです。 util ― 利用率 bytes ― 入出力バイト数 pkts ― 入出力パケット数 bcst ― 入出力ブロードキャスト パケット数 mcst ― 入出力マルチキャスト パケット数 errors ― 入力エラー数 overflow ― バッファ オーバーフロー interval (任意)サンプル期間(秒単位) interval (任意)サンプルの秒数。有効値は 0、10 ∼ 999 秒です。値が 0 の場合、絶対 カウンタ値を基準として上位 N 個のポートが表示されます。 port_type (任意)レポートに使用するスイッチ ポートのタイプ。有効値は次のとおり です。 all ― すべてのポート タイプが使用されます。 eth ― すべてのイーサネット ポート タイプが使用されます。 10e ― 10 Mbps イーサネット ポート タイプが使用されます。 fe ― ファスト イーサネット ポート タイプが使用されます。 ge ― ギガビット イーサネット ポート タイプが使用されます。 (任意)タスク完了時に、TopN レポートを画面に出力しません。その代わり に、レポートの準備ができたら通知を送信します。 background デフォルト デフォルト設定は次のとおりです。 • 表示されるポート数は 20 です。 • レポートの基準となるポート統計情報は util です。 • サンプル期間は 30 秒です。 • スイッチ ポート タイプは all です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 background オプションを指定して起動された TopN プロセスを終了するには、必ず clear top [report_num] コマンドを使用します。Ctrl-C を押しても、TopN プロセスは終了できません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-683 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show top backgroundオプションを指定して起動されたTopNレポートを画面に表示するには、 show top report [report_num] コマンドを入力する必要があります。 background オプションを指定しない場合は、タスク完了時に TopN の出力結果は画面にダンプされ ます。結果は 1 度のみ出力され、保存されません。 (background オプションを指定しないで起動された)TopN プロセスを終了するには、同じ Telnet セッションまたはコンソールセッション内で Ctrl-C を押すか、別の Telnet セッションまたはコン ソール セッションから clear top [report_num] コマンドを入力します。TopN レポートが完全に表示 されるまで、プロンプトは出力されません。レポートが表示されるまで、その他のコマンドは中断 されます。 例 次に、background オプションを指定して TopN プロセスを起動する例を示します。 Console> show top 10 util interval 10 background 03/21/1999,14:05:38:MGMT-5: TopN report 2 started by telnet/172.20.22.7/. Console> 03/21/1999,14:15:38:MGMT-5: TopN report 2 available. 次に、background オプションを指定しないで TopN プロセスを起動する例を示します。 Console> show top 10 util interval 10 Start Time: 04/09/1999,01:12:48 End Time: 04/09/1999,01:12:58 PortType: all Metric: util Port Band- Uti Bytes Pkts Bcst Mcst Error Over width % (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Rx) flow ----- ----- --- -------------------- ---------- ---------- ---------- ----- ---3/1 100 0 13824 9 0 0 11 0 6/48 10 0 0 0 0 0 0 0 6/47 10 0 0 0 0 0 0 0 6/46 10 0 0 0 0 0 0 0 6/45 10 0 0 0 0 0 0 0 Console> 関連コマンド clear top show top report Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-684 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show top report show top report すべての TopN プロセスおよび特定の TopN レポートを表示するには、show top report コマンドを 使用します。 show top report [report_num] 構文の説明 report_num デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 report_num を指定しない場合は、アクティブなすべての TopN プロセス、およびスイッチで使用可 能なすべての TopN レポートが表示されます。各プロセスには一意のレポート番号が割り当てられ ています。 (background オプションの指定に関係なく)すべての TopN プロセスがリストされます。 (任意)各プロセスの TopN レポート番号 pending ステータス フィールドのあとにアスタリスクが表示されている場合、このプロセスはバッ クグラウンド TopN でないことを示し、結果は保存されません。 例 次に、アクティブなすべての TopN プロセス、およびスイッチで使用可能なすべての TopN レポー トを表示する例を示します。 Console> show top report Rpt Start time --- ------------------1 03/21/1999,11:34:00 2 03/21/1999,11:34:08 4 03/21/1999,11:35:17 5 03/21/1999,11:34:26 Console> Int --60 600 300 60 N --20 10 20 20 Metric ---------Tx/Rx-Bytes Util In-Errors In-Errors Status -------done done pending pending* Owner (type/machine/user) ------------------------telnet/172.20.22.7/ telnet/172.34.39.6/ Console// Console// 次に、保留状態である TopN レポート 5(最初の例を参照)を表示する例を示します。 Console> show top report Rpt Start time --- ------------------5 03/21/1999,11:34:26 Console> 5 Int N Metric Status Owner (type/machine/user) --- --- ---------- -------- ------------------------60 20 In-Errors pending* Console// Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-685 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show top report 次に、スイッチで使用可能な TopN レポート 2(最初の例を参照)を表示する例を示します。 Console> show top report 2 Start Time: 03/21/1999,11:34:00 End Time: 03/21/1999,11:34:33 PortType: all Metric: util Port Band- Uti Tx/Rx-bytes width % ----- ----- --- -------------------/15 100 88 98765432109876543210 5/48 10 75 44532 5/47 10 67 5432 5/46 10 56 1432 5/45 10 54 432 5/44 10 48 3210 5/43 10 45 432 5/42 10 37 5432 5/41 10 36 1432 5/40 10 14 2732 Console> 関連コマンド Tx/Rx-pkts Tx/Rx-bcst Tx/Rx-mcst Inerr ---------- ---------- ---------- ---9876543210 98765 12345 123 5389 87 2 0 398 87 2 0 398 87 2 0 398 87 2 0 65 10 10 15 5398 87 2 2 398 87 2 0 398 87 2 0 398 87 2 0 BufOvflw ----321 0 0 0 0 5 0 0 0 0 clear top show top Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-686 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show trace show trace トレース カテゴリおよびトレース レベルを表示するには、show trace コマンドを使用します。 show trace [all] 構文の説明 all デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、アクティブなトレース カテゴリおよびトレース レベル情報のみを表示する例を示します。 (任意)すべてのトレース カテゴリおよびトレース レベルの情報を表示します。 Console> show trace Trace monitor is enabled for this session. Trace Category Level -------------- ----HTTP 3 SYNFIG 5 Console> 次に、すべてのトレース カテゴリおよびトレース レベル情報を表示する例を示します。 Console> show trace all Trace monitor is enabled for this session. Trace Category Level -------------- ----ACCT off ACL off BDD off CDP off CONFIG off COPS off DHCP off DIAG off DNS off DRIP off DTP off DUPFLASH off DUPNVRAM off DYNVLAN off EARL off ENVMON off EOBC off EPLD off ESSR off EVMGR off FCP off FDDI off FDDI off FILESYS off HAMGR off HTTP off GARP off GVRP off INBAND off Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-687 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show trace IPC KERBEROS L3AGE L3SUP LANE LD LLC LTL MBUF MCAST MDG MEMDBG MLS MLSM MODPORT NTP NVSYNC OOB PAGP PROTFILT PPWR PRUNING PRIVATEVLAN QOS RADIUS REDUN RSFC RSVP RUNTIMECFG SCP SECURITY SLP SNMP SPAN STP SYNCMGR SYNFIG SYSLOG TACACS TEST TFTP TFTPD UDLD VERB VMPS VTP Console> 関連コマンド off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off off 1 off off off off off off 1 off set trace Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-688 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show traffic show traffic 各スイッチング バスのトラフィックおよびピーク情報を表示するには、show traffic コマンドを使 用します。 show traffic 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、各スイッチング バスのトラフィックおよびピーク情報を表示する例を示します。 Console> show traffic Switching-Bus Traffic Peak Peak-Time ------------- ------- ---- ------------------------A 5% 10% Thu Mar 18 1999, 22:45:20 B 4% 15% Fri Mar 19 1999, 09:59:31 C 6% 8% Fri Mar 19 1999, 11:30:13 Console> 関連コマンド show system Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-689 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show trunk show trunk スイッチのトランキング情報を表示するには、show trunk コマンドを使用します。 show trunk [mod[/port]] [detail] 構文の説明 mod/port (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 detail (任意)指定されたトランク ポートに関する詳細情報を表示します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 モジュールまたはポート番号を指定しないで show trunk コマンドを使用すると、アクティブにト ランキングを行っているポートが表示されます。 アクティブにトランキングを行っていないポートのトランキング設定を表示するには、表示する ポートのモジュールおよびポート番号を指定します。 例 次に、スイッチのトランキング情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show trunk * - indicates vtp domain mismatch Port Mode Encapsulation -------- ----------- ------------2/1 auto dot1q 4/9 auto isl 4/10 desirable isl Status -----------trunking trunking trunking Native vlan ----------1 1 1 Port -------2/1 4/9 4/10 Vlans allowed on trunk --------------------------------------------------------------------1-1005 1-1005 1-1005 Port -------2/1 4/9 4/10 Vlans allowed and active in management domain --------------------------------------------------------------------1-5,10,50,152,500,521-524,570 1,4-5,1003,1005 1,4-5,1003,1005 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------2/1 1-5,10,50,152,500,521-524,570 4/9 1005 4/10 1005 Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-690 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show trunk 次に、特定のポートのトランキング情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show trunk 4/5 * - indicates vtp domain mismatch Port -------4/5 Mode ----------nonegotiate Encapsulation ------------dot1q Status -----------trunking Native vlan ----------1 Port -------4/5 Vlans allowed on trunk --------------------------------------------------------------------1-1005 Port -------4/5 Vlans allowed and active in management domain --------------------------------------------------------------------1-3,1003,1005 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------4/5 1005 Console> (enable) 表 2-55 に、show trunk コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-75 関連コマンド show trunk コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Port モジュールおよびポート番号 Mode ポートのトランク管理ステータス(on、off、auto または desirable) Encapsulation 管理によって設定されるトランキング タイプ Status ポートがトランキングまたは非トランキングのどちらであるか を示すステータス Native VLAN トランク リンクのネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号(802.1Q トランクの場合は、トランクを介してタグなしトラフィックを 送受信できる VLAN です。ISL [ スイッチ間リンク ] トランクの 場合は、ネイティブ VLAN を含むすべての VLAN でパケットに タグが付けられます)。 VLANs allowed on trunk トランク上で送信を許可された VLAN 範囲(デフォルトは 1 ∼ 1000) VLANs allowed and active in management domain 許可範囲内のアクティブ VLAN の範囲 VLANs in spanning tree forwarding state and not pruned Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)フォ ワーディング ステートであるトランク上で実際に送信される VLAN の範囲 set trunk Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-691 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show udld show udld Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)プロトコル情報を表示するには、show udld コマンド セットを使用します。 show udld show udld port [mod[/port]] 構文の説明 port mod/port モジュールまたはポート (任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、UDLD がイネーブルまたはディセーブルのどちらであるかを判別する例を示します。 Console> show udld UDLD : enabled Console> 次に、モジュール 2 のポート 1 の UDLD 情報を表示する例を示します。 Console> show udld port UDLD :enabled Port Admin Status -------- -----------2/1 enabled Console> 2/1 Link State ---------------undetermined 次に、モジュール 3 のすべてのポートの UDLD 情報を表示する例を示します。 Console> (enable) show udld port 3 UDLD : enabled Port Admin Status Link State -------- ------------ ---------------3/1 enabled undetermined 3/2 enabled undetermined 3/3 enabled undetermined 3/4 enabled undetermined 3/5 enabled undetermined 3/6 disabled not applicable 3/7 disabled not applicable 3/8 disabled not applicable Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-692 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show udld 表 2-76 に、show udld コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-76 関連コマンド show udld コマンドの出力フィールド フィールド 説明 UDLD UDLD がグローバルなイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されて いるかを示すステータス Port モジュールおよびポート番号 Admin Status UDLD がポート単位でイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されて いるかを示すステータス Link State リンク ステータス:undetermined(検出中、ネイバで UDLD がディセーブル になっている) 、not applicable(ポートで UDLD がサポートされていない、ポー トで UDLD がディセーブルになっている、またはポートがディセーブルに なっている)、shutdown(単一方向リンクが検出され、ポートがディセーブル になっている) 、bidirectional(双方向リンクが検出されている) set udld Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-693 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show users show users コンソール ポートがアクティブであるかどうかを判別したり、すべてのアクティブな Telnet セッ ションと送信元ホストの IP アドレスまたは IP エイリアスを表示するには、show users コマンドを 使用します。 show users [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、アクティブな Telnet セッションおよびシェル セッションのユーザを表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。 Console> show users Session User --------------------------console ssh telnet Console> 関連コマンド Location -----------------------------172.16.10.75 171.31.1.203 disconnect Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-694 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show version ― スイッチ show version ― スイッチ スイッチング モジュールおよびスーパバイザ エンジン モジュールのソフトウェアおよびハード ウェア バージョン情報のみを表示するには、show version コマンドを使用します。 show version [mod] 構文の説明 mod デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、ソフトウェアおよびハードウェア バージョンを表示する例を示します。 (任意)モジュール番号 Console> show version WS-C4403 Software, Version NmpSW: 6.1(0.24)FTL Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems NMP S/W compiled on Aug 31 1999, 12:59:28 System Bootstrap Version: 5.2(1) System Web Interface Version: 5.0(0.25) Hardware Version: 1.0 Model: WS-C4403 Serial #: SCA032100T8 Mod Port Model Serial # Versions --- ---- ------------------- ----------- -------------------------------------1 2 WS-X5K-SUP1-2GE SAD03232101 Hw : 4.0 Fw : 5.2(1) Fw1: 4.2(0.24)VAI78 Sw : 5.3(0.74)MIA7-Eng Sw1: 5.3(0.74)MIA7 3 48 WS-X5223-RJ-45 SAD03257164 Hw : 1.1 Fw : 4.2(0.24)VAI78 Sw : 5.3(0.74)MIA7 5 48 WS-X5223-RJ-45 SAD03257171 Hw : 1.1 Fw : 4.2(0.24)VAI78 Sw : 5.3(0.74)MIA7 DRAM FLASH Module Total Used Free Total Used Free ------ ------- ------- ------- ------- ------- ------1 65408K 24747K 40661K 16384K 14543K 1841K NVRAM Total Used Free ----- ----- ----512K 203K 309K Uptime is 2 days, 0 hour, 41 minutes Console> (enable) 次に、特定のモジュールのバージョン情報を表示する例を示します。 Console> Mod Port --- ---2 1 (enable) show version 2 Model Serial # Versions ------------------- ----------- -------------------------------------WS-X4003JAB0343055Y Hw : 0.201 Fw : 4.2(0.24)DAY68 Sw : 6.1(0.24)FTL Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-695 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show version ― スイッチ 表 2-77 に、show version コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-77 show version コマンドの出力フィールド フィールド 説明 McpSW Master Communication Processor(MCP)ソフトウェアのバージョン番号 NmpSW Network Management Processor(NMP; ネットワーク管理プロセッサ)ソ フトウェアのバージョン番号 NMP S/W compiled on 1 NMP ソフトウェアがコンパイルされた日時 MCP S/W compiled on MCP ソフトウェアがコンパイルされた日時 System Bootstrap Version システム ブートストラップのバージョン番号 Web Interface Version Web インターフェイスのバージョン番号 Hardware Version ハードウェアのバージョン番号 Model スイッチのモデル番号 Serial # スイッチのシリアル番号 Module モジュール番号 Ports モジュールのポート数 Model モジュールのモデル番号 Serial # モジュールのシリアル番号 Hw モジュールのハードウェア バージョン Fw モジュールにインストールされているファームウェアのバージョン。 このモジュールがスーパバイザ エンジン モジュールの場合、Fw バー ジョン番号は NMP ブート ROM バージョンと同等です。 Fw1 モジュール上の 2 番めのファームウェア イメージのバージョン(存在 する場合)。このモジュールがスーパバイザ エンジン モジュールの場 合、FW1 バージョン番号は MCP ブート ROM バージョンと同等です。 Sw モジュールにインストールされているソフトウェアのバージョン 1 ギガビット スイッチング プラットフォームのバージョン Gsp Nmp 1 スーパバイザ エンジン ソフトウェアのバージョン Module モジュール番号 DRAM Total モジュールに搭載されているダイナミック RAM の合計サイズ Used 使用中の DRAM のサイズ Free 空いている DRAM のサイズ FLASH Total モジュールに搭載されているフラッシュ メモリの合計サイズ Used 使用中のフラッシュ メモリのサイズ Free 空いているフラッシュ メモリのサイズ NVRAM Total モジュールに搭載されている NVRAM(不揮発性 RAM)の合計サイズ Used 使用中の NVRAM のサイズ Free 空いている NVRAM のサイズ Used 使用中の NVRAM のサイズ Available 空いている NVRAM のサイズ Uptime is システムが起動し、中断されずに稼働している期間(日、時、分、秒) 1. このフィールドは、Catalyst 4500 シリーズおよび 2948G スイッチではサポートされていません。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-696 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vlan show vlan ステータス、Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)設定、および Security Association Identifier(SAID)などの VLAN(仮想 LAN)情報を表示するには、show vlan コマンドを使用します。 show vlan [trunk] show vlan vlans [notrunk] show vlan mapping show vlan type 構文の説明 (任意)トランク ポートの情報のみを表示します。 trunk VLAN 番号または範囲。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。 vlans (任意)非トランク ポートの情報のみを表示します。 notrunk mapping マッピング テーブルの内容を表示します。 type VLAN のタイプ。有効値は ethernet、fddi、fddinet、trbrf または trcrf です。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 各イーサネット スイッチ ポートおよびイーサネット リピータ グループが属するのは、 1 つの VLAN のみです。トランク ポートは複数の VLAN に属することができます。 VLAN 番号を指定しない場合は、すべての VLAN が表示されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-697 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vlan 例 次に、すべての VLAN トランクの情報を表示する例を示します。 Console> show vlan trunk VLAN Name Status IfIndex Mod/Ports, Vlans ---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------1 default active 5 2/1-2 6/4-8 10 VLAN0010 active 18 6/1,6/3 11 VLAN0011 active 19 6/2 20 VLAN0020 active 20 21 VLAN0021 active 21 30 VLAN0030 active 22 31 VLAN0031 active 23 1002 fddi-default active 6 1003 token-ring-default active 9 1004 fddinet-default active 7 1005 trnet-default active 8 8 VLAN ---1 10 11 20 21 30 31 1002 1003 1004 1005 Type ----enet enet enet enet enet enet enet fddi trcrf fdnet trbrf SAID ---------100001 100010 100011 100020 100021 100030 100031 101002 101003 101004 101005 MTU ----1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 Parent -----0 - VLAN ---1 10 11 20 21 30 31 1002 1003 1004 1005 Inst DynCreated RSPAN ---- ---------- -------1 static disabled static disabled static disabled static disabled static disabled static disabled static disabled static disabled 1 static disabled 2 static disabled static disabled RingNo -----0x0 - BrdgNo -----0x0 0x0 Stp ---ieee ibm BrdgMode -------- Trans1 -----0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Trans2 -----0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN ---- ------- ------- ---------- ------1003 7 7 off Primary Secondary ------- --------10 20 11 21 30 31 Console> Secondary-Type -------------isolated isolated isolated Ports -----------6/1,6/3 6/2 次に、VLAN マッピング テーブル情報を表示する例を示します。 Console> show vlan mapping 802.1q vlan ISL vlan Effective -----------------------------------------3000 300 true Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-698 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vlan 次に、特定の VLAN およびタイプの情報を表示する例を示します。 Console> show vlan 2 fddi VLAN Name Status IfIndex Mod/Ports, Vlans ---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------1002 fddi-default active 6 VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2 ---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----2 fddi 101002 1500 0 0 VLAN Inst DynCreated RSPAN ---- ---- ---------- -------2 static disabled Console> 次に、特定の VLAN の非トランク ポートの情報のみを表示する例を示します。 Console> (enable) show vlan 2 notrunk VLAN Name Status IfIndex Mod/Ports, Vlans ---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------2 VLAN0002 active 60 VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2 ---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----2 enet 100002 1500 0 0 VLAN Inst DynCreated RSPAN ---- ---- ---------- -------2 static disabled VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN ---- ------- ------- ---------- ------Console> 次に、拡張範囲 VLAN を表示する例を示します。 Console> (enable) show vlan 4000 VLAN Name Status IfIndex Mod/Ports, Vlans ---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------Unable to access VTP Vlan 4000 information. VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2 ---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----Unable to access VTP Vlan 4000 information. VLAN Inst DynCreated RSPAN ---- ---- ---------- -------Unable to access VTP Vlan 4000 information. VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN ---- ------- ------- ---------- ------Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-699 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vlan 表 2-78 に、show vlan コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-78 関連コマンド show vlan コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VLAN VLAN 番号 Name VLAN 名(設定されている場合) Status VLAN のステータス(active または suspend) IfIndex ifIndex の番号 Mod/Ports, VLANs VLAN に属するポート Type VLAN のメディア タイプ SAID VLAN のセキュリティ アソシエーション ID MTU VLAN の MTU サイズ Parent 親 VLAN(存在する場合) RingNo VLAN のリング番号(該当する場合) BrdgNo VLAN のブリッジ番号(該当する場合) Stp VLAN で使用される Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコ ル)タイプ BrdgMode この VLAN のブリッジング モード。有効値は Source-Route Bridging(SRB)お よび Source-Route Transparent Bridging(SRT)です(デフォルトは SRB)。 Inst インスタンス番号 DynCreated VLAN がスタティックまたはダイナミックのどちらで作成されているかを示 すステータス RSPAN Remote SPAN(RSPAN)がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定さ れているかを示すステータス AREHops All-Routes Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 13 です(デフォ ルトは 7)。 STEHops Spanning–Tree Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 13 です(デ フォルトは 7) 。 Backup CRF Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF)がトラフィックのバックアッ プ パスであるかどうかを示すステータス 802.1Q Vlan 802.1Q VLAN の番号 ISL Vlan ISL(スイッチ間リンク)VLAN の番号 Effective VLAN のステータス。VLAN がアクティブであり、VLAN タイプがイーサネッ トの場合は、true が表示されます。それ以外の場合は、false が表示されます。 Primary プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN の番号 Secondary プライベート VLAN 内のセカンダリ VLAN の番号 Secondary-Type セカンダリ VLAN ポートのタイプ。有効値は isolated、 community または - です。 Ports 特定のプライベート VLAN ペアに関連付けられたモジュールおよびポートの 番号 set trunk set vlan show trunk Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-700 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vlan verify-port-provisioning show vlan verify-port-provisioning VLAN(仮想 LAN)ポートプロビジョニング検証機能のステータスを確認するには、show vlan verify-port-provisioning コマンドを使用します。 show vlan verify-port-provisioning 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、すべてのポートにおける VLAN ポートプロビジョニング検証のステータスを表示する例を示 します。 Console> show vlan verify-port-provisioning Vlan Verify Port Provisioning feature disabled Console> 関連コマンド set vlan verify-port-provisioning Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-701 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps show vmps VLAN Membership Policy Server(VMPS;VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ)設定情報を表示す るには、show vmps コマンドを使用します。 show vmps [noalias] 構文の説明 noalias デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VMPS 設定情報を表示する例を示します。 (任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しないように設定します。 Console> show vmps VMPS Server Status: ------------------Management Domain: State: Operational Status: TFTP Server: TFTP File: Fallback VLAN: Secure Mode: VMPS No Domain Req: (null) disabled inactive default vmps-config-database.1 (null) open allow VMPS Client Status: --------------------VMPS VQP Version: 1 Reconfirm Interval: 60 min Server Retry Count: 3 VMPS domain server: No dynamic ports configured. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-702 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps 表 2-79 に、show vmps コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-79 関連コマンド show vmps コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VMPS Server Status VMPS サーバのステータス Management Domain このサーバでサポートされている管理ドメイン State VMPSがイネーブルまたはディセーブルのどちらであるかを示します。 Operational Status VMPS ステータス(active、inactive または downloading) TFTP Server VMPS サーバの IP アドレス TFTP File VMPS コンフィギュレーション ファイル名 Fallback VLAN データベース内の MAC(メディア アクセス制御)アドレスに VLAN が割り当てられていない場合に、割り当てられる VLAN Secure Mode セキュア モードのステータス(open または secure) VMPS No Domain Req ドメイン名が指定されていないクライアントからの要求をサーバが受 け入れるかどうかを示します。 VMPS Client Status VMPS クライアントのステータス VMPS VQP Version VMPS VLAN Query Protocol(VQP)のバージョン VMPS domain server VMPS ドメイン サーバの名前 download set vmps server set vmps state Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-703 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps mac show vmps mac MAC(メディア アクセス制御)アドレス /VLAN(仮想 LAN)マッピング テーブルを表示するに は、show vmps mac コマンドを使用します。 show vmps mac [mac_addr] 構文の説明 mac_addr デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 MAC アドレスを指定しない場合は、マッピング テーブル全体が表示されます。 例 次に、MAC アドレス /VLAN マッピング テーブル全体を表示する例を示します。 (任意)マッピング情報テーブルを含む MAC アドレス Console> show vmps mac MAC Address VLAN Name ----------------- --------00-00-c0-23-c8-34 Hardware 00-00-c0-25-c9-42 --NONE-Console> Last Requestor --------------198.4.222.111 198.4.222.111 Port ID ------3/5 2/1 Last Accessed ------------0, 01:25:30 0, 05:20:00 Last Response ------------Success Denied 表 2-80 に、show vmps mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-80 関連コマンド show vmps mac コマンドの出力フィールド フィールド 説明 MAC Address MAC アドレス VLAN Name MAC アドレスに割り当てられた VLAN の名前 Last Requestor この MAC アドレスに VLAN 割り当てを最後に要求したクライアントの IP ア ドレス Port ID 最後の要求におけるポート ID Last Accessed この MAC アドレスに対する最後の要求を処理した時刻 Last Response 最後の要求に対してサーバから送信された応答 show vmps Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-704 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps statistics show vmps statistics VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)統計情報を表示す るには、show vmps statistics コマンドを使用します。 show vmps statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 reconfirm vmps コマンドの結果に基づいて、統計情報が表示されます。 例 次に、VMPS 統計情報を表示する例を示します。 Console> show vmps statistics VMPS Statistics: Last Enabled At: 2,01:30:05 Config Requests: 20 Invalid Requests: 0 Status 'Error' Responses: 0 Status 'Deny' Responses: 5 MAC Address of Last Failed Request: 00-60-00-cc-01-02 Console> 表 2-81 に、show vmps statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-81 関連コマンド show vmps statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Last Enabled At VMPS がイネーブル化された時刻 Config Requests 設定要求の数 Invalid Requests 無効な要求の数 Status ‘Error’ Responses エラー応答の数 Status ‘Deny’ Responses [Access Denied] および [Port Shutdown] 応答の数 MAC Address of Last Failed Request 応答に失敗した最後の要求の MAC アドレス clear vmps statistics Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-705 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps vlan show vmps vlan VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)テーブル内の VLAN (仮想 LAN)に割り当てられた MAC(メディア アクセス制御)アドレスをすべて表示するには、 show vmps vlan コマンドを使用します。 show vmps vlan vlan_name 構文の説明 vlan_name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、Hardware という名前の VLAN に割り当てられたすべての MAC アドレスを表示する例を示し ます。 VLAN の名前および番号 Console> show vmps vlan Hardware MAC Address VLAN Name Last Requestor Port ID Last Accessed Last Response ----------------- --------- --------------- ------- ------------- ------------00-00-c0-23-c8-34 Hardware 198.4.222.111 3/5 0, 01:25:30 Success Console> 表 2-82 に、show vmps vlan コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-82 関連コマンド show vmps vlan コマンドの出力フィールド フィールド 説明 MAC Address MAC アドレス VLAN Name MAC アドレスに割り当てられた VLAN の名前 Last Requestor この MAC アドレスに VLAN 割り当てを最後に要求したクライアントの IP ア ドレス Port ID 最後の要求におけるポート ID Last Accessed この MAC アドレスに対する最後の要求を処理した時刻 Last Response 最後の要求に対してサーバから送信された応答 show vmps Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-706 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vmps vlanports show vmps vlanports 制限付き VLAN(仮想 LAN)に割り当てられたダイナミック ポートを表示するには、show vmps vlanports コマンドを使用します。 show vmps vlanports vlan_name 構文の説明 vlan_name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VLAN0004 という名前の制限付き VLAN に割り当てられたダイナミック ポートを表示する 例を示します。 VLAN の名前および番号 Console> show vmps vlanports VLAN0004 VLAN Name --------------VLAN0004 VLAN0004 Console> Device ID --------------10.5.6.100 10.5.6.101 Port ID ---------3/11 4/1 表 2-83 に、show vmps vlanports コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-83 関連コマンド show vmps vlan コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VLAN Name ダイナミック ポートが割り当てられている VLAN の名前 Device ID ダイナミック ポートを含む VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マ ネジメント ポリシー サーバ)クライアントの IP アドレス Port ID VMPS クライアントのダイナミック ポートのポート ID show vmps Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-707 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vtp show vtp VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)バージョン 3 ドメイン内のデバイスおよ びデバイス間の競合を表示するには、show vtp コマンドを使用します。 show vtp {devices | conflicts} 構文の説明 devices VTP バージョン 3 ドメイン情報を表示します。 conflicts VTP バージョン 3 ドメイン内で競合しているデバイスのみが表示されるよう に設定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VTP バージョン 3 ドメイン内のデバイスに関する情報を表示する例を示します。 Console> show vtp devices Gathering information from the domain, please wait. VTP Database Conf switch ID Primary Server Revision ------------ ---- -------------- -------------- ---------VLAN Yes 00b0.8e50.d000 000c.0412.6300 12354 MST No 00b0.8e50.d000 0004.AB45.6000 24 VLAN Yes 000c.0412.6300=000c.0412.6300 67 Console> System Name ---------------------main.cisco.com main.cisco.com qwerty.cisco.com 表 2-84 に、show vtp devices コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-84 関連コマンド show vtp devices コマンドの出力フィールド フィールド 説明 VTP Database VLAN(仮想 LAN)データベースまたは Multiple Spanning-Tree(MST)設定 データベースを伝播する VTP インスタンスの名前(VLAN または MST) Conf ローカル デバイスと応答デバイス間に機能(VLAN データベースまたは MST 設定)の競合が発生しているかどうかを示します。 Switch ID スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス Primary Server 直前のフィールドで識別されたスイッチのプライマリ スイッチの MAC アド レス Revision 指定したデータベースのリビジョン番号 System Name スイッチの名前 set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-708 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vtp domain show vtp domain VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン情報を表示するには、show vtp domain コマンドを使用します。 show vtp domain 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VTP バージョン 2 が稼働しているスイッチの VTP ドメイン情報を表示する例を示します。 Console> show vtp domain Version :running VTP2 (VTP3 capable) Domain Name :test Notifications:disabled Password :not configured Updater ID:10.6.29.20 Feature Mode Revision -------------- -------------- ----------VLANDB Server 15 Console> 次に、VTP バージョン 3 が稼働しているスイッチの VTP ドメイン情報を表示する例を示します。 Console> show vtp domain Version :running VTP3 Domain Name :test Notifications:disabled Feature -------------VLANDB UNKNOWN Console> Password :not configured Switch ID :00d0.00b3.6800 Mode Revision Primary ID Primary Description -------------- ----------- -------------- -------------------Server 14 00d0.00b8.1400 stp7 Transparent Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-709 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vtp domain 表 2-85 に、show vtp domain コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-85 関連コマンド show vtp domain コマンドの出力フィールド フィールド 説明 Version VTP バージョン番号(1、2 または 3) Domain Name VTP ドメイン名 Notifications SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)への通知(enabled または disabled) Password パスワードの状態 (configured、configured but hiddenまたはnot configured) Switch ID ローカル スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス Feature VTP ドメイン内でトランスポートされるデータベース Mode VTP モード(server、client、transparent、off または primary server) Revision VLAN 情報を交換するために使用される VTP リビジョン番号 Primary ID プライマリ スイッチの MAC アドレス Primary Description プライマリ スイッチの説明 set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-710 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vtp statistics show vtp statistics VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)統計情報を表示するには、show vtp statistics コマンドを使用します。 show vtp statistics 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、VTP の統計情報を表示する例を示します。 Console> show vtp statistics VTP statistics: summary advts received subset advts received request advts received summary advts transmitted subset advts transmitted request advts transmitted No of config revision errors No of config digest errors 0 0 0 1 1 0 0 0 VTP pruning statistics: Trunk Join Transmitted -------5/1-2 Console> --------------- Join Received ------------- Summary advts received from non-pruning-capable device --------------------------- 表 2-86 に、show vtp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-86 show vtp statistics コマンドの出力フィールド フィールド 説明 summary advts received 受信されたサマリー アドバタイズの総数 subset advts received 受信されたサブセット アドバタイズの総数 request advts received 受信された要求アドバタイズの総数 summary advts transmitted 送信されたサマリー アドバタイズの総数 subset advts transmitted 送信されたサブセット アドバタイズの総数 request advts transmitted 送信された要求アドバタイズの総数 No of config revision errors 発生したコンフィギュレーション リビジョン エラー数 No of config digest errors 発生したコンフィギュレーション リビジョン ダイジェスト エラー 数 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-711 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド show vtp statistics 表 2-86 show vtp statistics コマンドの出力フィールド(続き) フィールド 説明 Trunk VTP プルーニングに参加するトランク ポート Join Transmitted 送信された VTP プルーニング join の数 Join Received 受信された VTP プルーニング join の数 Summary advts received from 非プルーニング対応装置から受信されたサマリー アドバタイズの non-pruning-capable device 数 関連コマンド clear vtp statistics set vtp Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-712 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド slip slip コンソール ポートに対して Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロ トコル)をイネーブルにするには、slip コマンドを使用します。 slip {attach | detach} 構文の説明 attach Unidirectional Link Detection Protocol(UDLD; 単一方向リンク検出プロトコル) 機能をイネーブルにします。 detach コンソール ポートに対して SLIP をディセーブルにします。 デフォルト SLIP は非アクティブ(分離されている)です。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 slip コマンドは、コンソール ポート セッションまたは Telnet セッションから入力できます。 例 次に、コンソール ポート セッション中に、コンソール ポートに対して SLIP をイネーブルにする例 を示します。 Console> (enable) slip attach Console port now running SLIP. <console port running SLIP> 次に、Telnet セッション中に、コンソール ポートに対して SLIP をディセーブルにする例を示します。 Console> (enable) slip detach SLIP detached on Console port. <console port back to RS-232 Console> Console> (enable) 関連コマンド set interface Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-713 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド sprom read sprom read Serial PROM(SPROM)の内容を表示するには、sprom read コマンドを使用します。 sprom read {mod} [submodule] [chassis] 構文の説明 モジュールの番号 mod submodule (任意)特定のモジュールのサブモジュール chassis (任意)Catalyst 4006 スイッチのシャーシ SPROM 情報を指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、モジュール 1 の SPROM 情報を表示する例を示します。 rommon 1 > sprom read 1 Manipulating sprom at address 160. Contents of Supervisor ID PROM: Common ELB portion of ID PROM at address 160: Block signature: Block version: Block length: Block checksum: ID prom size: Block count: FRU major type: FRU minor type: OEM string: Product number string: Serial number string: Part number string: Part revision string: Mfg deviation string: HW major revision: HW minor revision: Mfg bits: Eng bits: SNMP OID: Power consumption: RMA failure code: 0xabab 1 144 0xfb8 256 2 0x4101 300 Cisco Systems, Inc. WS-X4012 JAB03130104 73-3188-04 A0 1 5 0 0 0.0.0.0.0.0.0.0 0 0-0-0-0 Supervisor ID PROM Contents: Block signature: Block version: Block length: Block checksum: Feature bits: Card index: MAC addresses: rommon 2 > 0x4101 1 24 0x2c9 0x0 49 00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-714 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド sprom read 次に、モジュール 2 のサブモジュールの SPROM 情報を表示する例を示します。 rommon 3 > sprom read 2 submodule Manipulating sprom at address 120. Contents of Supervisor ID PROM: Common ELB portion of ID PROM at address 120: Block signature: Block version: Block length: Block checksum: ID prom size: Block count: FRU major type: FRU minor type: OEM string: Product number string: Serial number string: Part number string: Part revision string: Mfg deviation string: HW major revision: HW minor revision: Mfg bits: Eng bits: SNMP OID: Power consumption: RMA failure code: 0xabab 1 144 0xfb8 256 2 0x4101 300 Cisco Systems, Inc. WS-X4012 JAB03130104 73-3188-04 A0 1 5 0 0 0.0.0.0.0.0.0.0 0 0-0-0-0 Supervisor ID PROM Contents: Block signature: Block version: Block length: Block checksum: Feature bits: Card index: MAC addresses: rommon 4 > 0x4101 1 24 0x2c9 0x0 49 00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-715 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド sprom read 次に、Catalyst 4006 シャーシの SPROM 情報を表示する例を示します。 rommon 5 > sprom read chassis Manipulating sprom at address 160. Contents of Chassis ID PROM: Common ELB portion of ID PROM at address 160: Block signature: 0xabab Block version: 1 Block length: 144 Block checksum: 0x10bf ID prom size: 256 Block count: 2 FRU major type: 0x4001 FRU minor type: 24 OEM string: Cisco Systems, Inc. Product number string:WS-C4006 Serial number string: FOX03499057 Part number string: 73-4289-02 Part revision string: 02 Mfg deviation string: 0x00 HW major revision: 0 HW minor revision: 2 Mfg bits: 0 Eng bits: 0 SNMP OID: 0.0.0.0.0.0.0.0 Power consumption: 0 RMA failure code: 0-0-0-0 Chassis ID PROM Contents: Block signature:0x4001 Block version: 1 Block length: 22 Block checksum: 0x28a Feature bits: 0x0 MAC addresses: 00:30:94:fc:6e:00 through 00:30:94:fc:71:ff (1024 addresses) rommon 6 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-716 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド squeeze ― ROM モニタ squeeze ― ROM モニタ フラッシュ メモリ内の削除済みファイルで使用されているスペースを再び割り当てるには、 squeeze コマンドを使用します。 squeeze device: 構文の説明 device: デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G、および Catalyst 2980G スイッチは、デバイス bootflash のみ をサポートします。 例 次に、ブートフラッシュ ファイルを削除する例を示します。 フラッシュ デバイスの搭載場所を指定します。 rommon 1 > squeeze bootflash: rommon 2 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-717 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド squeeze ― スイッチ squeeze ― スイッチ フラッシュ メモリ ファイルを永久的に削除するには、squeeze コマンドを使用します。 squeeze [m/]device: 構文の説明 m/ (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号 device: フラッシュ デバイスが搭載されているデバイスを指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 例 次に、squeeze コマンドを使用して slot0 フラッシュ メモリ ファイルを削除してから、show flash コ マンドを使用して削除を確認する例を示します。 Console> squeeze slot0: All deleted files will be removed, proceed (y/n) [n]?y Squeeze operation may take a while, proceed (y/n) [n]?y .......................................................... Console> show flash -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name 1 .. 2 43B312DF 100fc0 15 1052608 Aug 12 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi 7336000 bytes available (1052608 bytes used) Console> 関連コマンド dir ― スイッチ show flash undelete ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-718 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド sync sync NVRAM(不揮発性 RAM)に現在作業中の環境変数およびエイリアスのコピーを書き込んで、これ らを次のリセット時に読み込めるようにするには、sync コマンドを使用します。 sync 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、sync コマンドを使用する例を示します。 rommon 1 > sync rommon 2 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-719 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド telnet telnet リモート ホストへの Telnet 接続を開始するには、telnet コマンドを使用します。 telnet host [port] 構文の説明 host port 接続先リモート ホストの名前または IP アドレス (任意)リモート ホスト上のポート接続 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、ホスト elvis との Telnet セッションを開始して、終了する例を示します。 Console> (enable) telnet elvis Trying 192.122.174.11... Connected to elvis. Escape character is ’^]’. UNIX(r) System V Release 4.0 (elvis) login: fred Password: Last login: Thu Jun 11 09:25:01 from forster.cisc.rum Sun Microsystems Inc. SunOS 5.4 Generic July 1994 You have new mail. % logout Console> (enable) 関連コマンド disconnect Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-720 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド test snmp trap test snmp trap トラップ レシーバーに SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ メッセージを送信す るには、test snmp trap コマンドを使用します。 test snmp trap trap_num [specific_num] 構文の説明 トラップの番号 trap_num (任意)定義済みトラップの番号 specific_num デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、トラップ 0 を実行する例を示します。 Console> (enable) test snmp trap 0 SNMP trap message sent. (4) Console> (enable) 関連コマンド set snmp trap Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-721 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド traceroute traceroute IP ネットワークを経由してスイッチから特定の宛先ホストに至るホップ単位パスを表示するには、 traceroute コマンドを使用します。 traceroute [-n] [-w wait_time] [-i initial_ttl] [-m max_ttl] [-p dest_port] [-q nqueries] [-t tos] host [data_size] 構文の説明 -n (任意)traceroute がパス上のホップごとに Domain Name System(DNS; ドメ イン ネーム システム)検索を実行しないように設定します。 -w wait_time (任意)traceroute が Internet Control Message Protocol(ICMP)応答メッセージ を待機する期間(秒単位)。有効値は 1 ∼ 300 秒です(デフォルトは 5 秒)。 -i initial_ttl (任意)traceroute が、デフォルトの Time to Live(TTL)値(1)の代わりに initial_ttl に等しい TTL 値を使用して、ICMP データグラムを送信するように 設定します。 -m max_ttl (任意)発信 ICMP データグラムの最大 TTL 値。有効値は 1 ∼ 255 です(デ フォルト値は 30)。 -p dest_port (任意)traceroute データグラムで使用される基本的な UDP 宛先ポート番号。 データグラムが送信されるたびに、この値は増分します。 -q nqueries (任意)TTL 値ごとに送信するデータグラム数。nqueries の有効範囲は 1 ∼ 1000 です(デフォルトは 3)。 -t tos (任意)発信データグラムの IP ヘッダーに設定される Type of Service(ToS; サービス タイプ)。tos の有効範囲は 0 ∼ 255 です(デフォルトは 0) 。 host ドット付き表記(a.b.c.d)で指定された宛先ホストの IP エイリアスまたは IP アドレス data_size デフォルト (任意)デフォルトの 40 バイトに追加された、発信データグラムのバイト数。 有効範囲は 0 ∼ 1420 です(デフォルトは 0)。 traceroute host コマンドのデフォルト設定は、次のとおりです。 • TTL の初期値(1)を使用して、40 バイトの ICMP データグラムを 3 つ送信します。 • 最大 TTL は 30 です。 • タイムアウト期間は 5 秒です。 • 宛先 UDP ポート番号 33434 に対する ToS 指定は 0 です。 • 処理されたパス内の各ホストの初期 TTL は、1 だけ増分します。 • 処理されたパス内の宛先 UDP ポート番号は、1 だけ増分します。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 数値形式の IP アドレスのみが出力されます。 wait_time の有効範囲は 1 ∼ 300 秒です(デフォルトは 5 秒)。 -i initial_ttl キーワードおよび変数 traceroute を使用した場合は、initial_ttl ホップ未満の位置にある ホストの処理が省略されます。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-722 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド traceroute max_ttl の有効範囲は 1 ∼ 255 です(デフォルトは 30)。 dest_port の有効範囲は 1 ∼ 65535 です。デフォルトの基本ポートは 33434 です。このオプションは、 宛先ホストがデフォルトの traceroute ポート範囲内のポートを待ち受けている場合に使用します(こ の状況は通常は発生しません)。 サービス タイプごとにルートが変更されるかどうかを確認するには、-t tos キーワードおよび変数 を使用します。 traceroute コマンドの発行後にこのコマンドを中断するには、Ctrl-C を押します。 traceroute コマンドは IP ヘッダーの TTL フィールドを使用して、ルータとサーバで特定のリター ン メッセージが生成されるようにします。traceroute は最初に TTL フィールドを 1 に設定して、宛 先ホストに UDP データグラムを送信します。ルータは 1 または 0 の TTL 値を検出すると、データ グラムを削除して、ICMP [time-exceeded] メッセージを送信側に返します。traceroute 機能は、ICMP time-exceeded メッセージの送信元アドレス フィールドを調べ、最初のホップのアドレスを判別しま す。 ネクスト ホップを識別するために、traceroute は TTL 値を 2 に設定した UDP パケットを再送信しま す。最初のルータは、TTL フィールドを 1 だけ減らし、次のルータにデータグラムを送信します。 2 番めのルータは TTL 値が 1 の UDP パケットを参照し、データグラムを破棄して、送信元に time-exceeded メッセージを返します。このように、データグラムが宛先ホストに到達するまで(ま たは TTL の最大値に達するまで) 、TTL の値が増分され、処理が続けられます。 データグラムが宛先に到達した時期を判別するために、traceroute は、データグラムの UDP 宛先ポー トに、宛先ホストが使用する可能性の少ない、非常に大きい値を設定します。また、ホストは認識 されないポート番号を持つデータグラムを受信すると、送信元に ICMP [port unreachable] エラーを 送信します。このエラー メッセージは、宛先に到達したことを traceroute 機能に伝えます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、traceroute コマンドの送信元または宛先として参加できます。 ただし、これらのスイッチはレイヤ 2 デバイスであるため、IP ヘッダー内の TTL フィールドを調 べたり、TTL フィールドの値を小さくしたり、ICMP time-exceeded メッセージを送信したりするこ とはありません。Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、traceroute コマンド出力内のホップとして表 示されません。 例 次に、traceroute コマンドを使用して、送信元から宛先ホスト サーバ 10 へのパスを判別する例を 示します。 Console> (enable) traceroute server10 traceroute to server10.company.com (172.16.22.7), 30 hops max, 40 byte packets 1 engineering-1.company.com (172.31.192.206) 2 ms 1 ms 1 ms 2 engineering-2.company.com (172.31.196.204) 2 ms 3 ms 2 ms 3 gateway_a.company.com (172.16.1.201) 6 ms 3 ms 3 ms 4 server10.company.com (172.16.22.7) 3 ms * 2 ms Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-723 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド traceroute 表 2-87 に、traceroute コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。 表 2-87 traceroute コマンドの出力フィールド フィールド 説明 30 hops max, 40 byte packets 最大 TTL 値および送信中の ICMP データグラムのサイズ 2 ms 1 ms 1 ms 各 ICMP データグラムがルータまたはホストに到達するまでの時間 と、ICMP time-exceeded メッセージがホストに戻るまでの時間の合 計(ミリ秒) これらの値のあとに感嘆符が続く場合(20 ms ! など)は、宛先か ら返される port-unreachable メッセージの TTL 値は 0 または 1 です。 通常、この状況は、宛先が着信データグラム内の TTL 値を ICMP 応 答の TTL として使用する場合に発生します。TTL が送信元と宛先 間のホップ数に等しい traceroute データグラムを宛先が受信しない かぎり、応答は送信元に到達しません。 “*” は、データグラムに関する ICMP time-exceeded メッセージが受 信されるまでのタイムアウト期間を示します(デフォルトは 5 秒)。 3 ms * 2 ms traceroute が time-exceeded または port-unreachable メッセージ以外の ICMP エラー メッセージを受 信した場合は、往復時間またはアスタリスク(*)の代わりに、表 2-88 に示されたエラー コードの いずれかが出力されます。 表 2-88 traceroute のエラー メッセージ ICMP Error Code 意味 関連コマンド !N ホストへのルートがありません。ネットワークに到達できません。 !H ホストへのルートがありません。ホストに到達できません。 !P 接続が拒否されました。プロトコルに到達できません。 !F フラグメンテーションが必要ですが、Do not Fragment(DF)ビットが設定さ れています。 !S 送信元ルートに障害があります。 !A 管理上、通信が禁止されています。 ? 未知のエラーが発生しました。 ping ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-724 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド unalias unalias エイリアスの名前および関連する値をエイリアス リストから削除するには、unalias コマンドを使 用します。 unalias name 構文の説明 name デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、unalias コマンドを使用してエイリアスを削除してから、その削除を確認する例を示します。 エイリアス名 rommon 1 > alias r=repeat h=history ?=help b=boot ls=dir i=reset k=stack s=set rommon 2 > unalias s rommon 3 > alias r=repeat h=history ?=help b=boot ls=dir i=reset k=stack rmmon 4 > s monitor: command "s" not found =========================================================================== 関連コマンド alias Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-725 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド undelete ― ROM モニタ undelete ― ROM モニタ 削除済みファイルを復元するには、undelete コマンドを使用します。 undelete device:filename 構文の説明 device: デバイス名 filename 復元するシステム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルの名前 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 squeeze コマンドを使用しないかぎり、ファイル復元は可能です。squeeze コマンドを使用すると、 すべての削除済みファイルが永久的に削除されます。 例 次に、削除済みファイルを復元する例を示します。 rommon 1 > undelete bootflash:cat4000.6-1-1.bin rommon 2 > 関連コマンド del Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-726 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド undelete ― スイッチ undelete ― スイッチ フラッシュ メモリ デバイス上の削除済みファイルを復元するには、undelete コマンドを使用しま す。 undelete index [[m/]device:] 構文の説明 削除済みファイルのインデックス番号を指定します。 index m/ (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号を指定します。 device: (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたデバイスの名前を指定します。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 削除済みファイルは、インデックスを使用して復元できます。同じ名前の複数の削除済みファイル が存在することがあるため、ファイル名は使用しません。 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 復元するファイルのインデックス番号を取得するには、dir コマンドを使用します。 同名の有効ファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。既存のファイルを削除し てから、目的のファイルを復元する必要があります。 1 ファイルにつき、15 回まで削除と復元を繰り返すことができます。 ファイルを永久的に削除するには、squeeze ― スイッチ コマンドを使用します。 例 次に、インデックスが 1 の削除済みファイルを復元し、show flash コマンドを使用して確認する例 を示します。 Console> (enable) undelete 1 bootflash: Console> (enable) show flash -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length1 .. ffffffff a638976e 3627ec 23 3286891 2 .. ffffffff a6a84c93 365f74 17 14086 3 .. ffffffff 141a9127 70b7cc 29 3823575 -----date/time-----Jan 01 1999 07:04:37 Jan 29 1999 02:33:56 Mar 09 1999 19:15:55 name cat5000-supn switch_confg cat5000-supn 1428272 bytes available (6173904 bytes used) Console> (enable) 関連コマンド delete show flash squeeze ― スイッチ Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-727 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド unset=varname unset=varname 変数リストから変数名を削除するには、unset=varname コマンドを使用します。 unset=varname 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、set コマンドで変数リストを表示し、unset コマンドで変数リストから変数名を削除して、set コマンドで変数リストを表示して目的の変数が削除されたことを確認する例を示します。 rommon 1 > PS1=rommon BOOT= ?=0 rommon 2 > rommon 3 > PS1=rommon BOOT= rommon 4 > 関連コマンド set ! > unset=0 set ! > varname= Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-728 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド upload upload ネットワーク ホストにソフトウェア イメージをアップロードするには、upload コマンドを使用し ます。 upload host file [mod] [rcp | tftp] 構文の説明 デフォルト host ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス file イメージ ファイル名 mod (任意)イメージ ファイルのアップロード元となるモジュールの番号 rcp (任意)Remote Copy Protocol(RCP)を使用して、ネットワーク ホストにソ フトウェア イメージをアップロードします。 tftp (任意)Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サー バへのコピー、または TFTP サーバからのコピーを許可します。 デフォルト設定は次のとおりです。 • 別のアップロード タイプを指定しない場合は、TFTP が使用されます。 • 別のモジュール番号を指定しない場合は、モジュール 1 が使用されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 Route Switch Module(RSM)にソフトウェア イメージをアップロードするには、session コマンドを 使用します。 例 次に、ホスト mercury からファイル c4006_11.bin にスーパバイザ イメージをアップロードする例を 示します。 Console> (enable) upload mercury c4006_11.bin Upload Module 1 image to c4006_11.bin on mercury (y/n) [n]? y / Done. Finished Network Upload. (153908 bytes) Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-729 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド upload 次に、RCP を使用して、ホスト mercury からスーパバイザ エンジン モジュールにファイル c4000_spv11.bin をアップロードする例を示します。 Console> (enable) upload mercury c4000_spv11.bin rcp Upload image c4000_spv11.bin from mercury to module 1FLASH (y/n) [n]? y \ Finished network single module download. (2418396 bytes) FLASH on Catalyst: Type Intel 28F008 Address 20000000 Location NMP (P3) 4MB SIM Erasing flash sector...done. Programming flash sector...done. Erasing flash sector...done. Programming flash sector...done. The system needs to be reset to run the new image. Console> (enable) 関連コマンド download Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-730 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド varname= varname= 特定の変数に変数名を設定するには、varname= コマンドを使用します。 varname=value 構文の説明 varname= 変数名 value 任意の ROM モニタ コマンド デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 構文 varname= は、変数を NULL ストリングに設定します。 等号(=)の前後にスペースを入力しないでください。変数名にスペースを含める場合は、value を 引用符で囲む必要があります。判別しやすいように、変数名は大文字で記述してください。 例 次に、値に変数名を割り当てる例を示します。 rommon 1 > s=set rommon 2 > s PS1=rommon ! > BOOT= ?=0 rommon 3 > 関連コマンド unset=varname Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-731 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド verify verify フラッシュ デバイス上のファイルのチェックサムを確認するには、verify コマンドを使用します。 verify [[m/]device:] filename 構文の説明 m/ (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー ル番号 device: (任意)フラッシュ デバイスが搭載されたデバイスの名前 filename コンフィギュレーション ファイル名 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。 例 次に、verify コマンドを使用する例を示します。 Console> verify cat4k_r47_1.cbi .......................................................... File cat4k_r47_1.cbi verified OK. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-732 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド version version スイッチで使用されているハードウェアおよびソフトウェアのバージョンを表示するには、version コマンドを使用します。 version 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ ROM モニタ コマンド コマンド モード ユーザ 例 次に、スイッチで使用されているハードウェアおよびソフトウェアのバージョンを表示する例を示 します。 rommon 1 > version WS-X4012 bootrom version 4.5(1), built on 1999.03.29 21:04:04 H/W Revisions: Meteor: 4 Comet: 8 Board: 2 Supervisor MAC addresses: 00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses) Installed memory: 64 MB rommon 2 > Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-733 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド wait wait 次のコマンドを実行するまで、指定された秒数だけ CLI(コマンドライン インターフェイス)を停 止するには、wait コマンドを使用します。 wait seconds 構文の説明 seconds デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード ユーザ 使用上の注意事項 このコマンドは、コンフィギュレーション ファイルに追加することができます。 例 次に、CLI を 5 秒間停止する例を示します。 CLI が待機する秒数を指定します。 Console> wait 5 Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-734 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド whichboot whichboot スイッチをブートするために使用されたファイルを判別するには、whichboot コマンドを使用しま す。 whichboot 構文の説明 このコマンドには、引数またはキーワードはありません。 デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、スイッチをブートするために使用されたファイルを判別する例を示します。 Console> whichboot Boot image name is 'slot0:cat6000-sup.6-1-1.bin'. Console> Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-735 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write write ホスト、端末、またはメモリにデフォルト以外の設定をアップロードまたは表示するには、write コ マンド セットを使用します。 write {host file | network | terminal} [rcp all] write memory 構文の説明 host ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス file コンフィギュレーション ファイル名 network ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス、およびアップロードするファイ ル名を対話式に入力します。 terminal 端末上のデフォルト以外のコンフィギュレーション ファイルを表示します。 rcp (任意)Remote Copy Protocol(RCP)を使用して、ホストにソフトウェア イ メージをアップロードします。 all (任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報を表 示します。 memory 現在のコンフィギュレーションを指定場所にアップロードします。 デフォルト デフォルト以外の設定のみがアップロードまたは表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 デフォルトおよびデフォルト以外の両方のコンフィギュレーションをアップロードまたは表示す るには、キーワード all を使用します。 write host file コマンドは、write network コマンドの省略形です。 ソフトウェアを Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)モジュールにアップロード する場合は、write network コマンドを使用できません。write network コマンドを使用する場合は、 ファイルがホスト上に存在していなければなりません(ファイルを作成するには、UNIX の touch filename コマンドを使用します)。 write memory コマンドを適用できるのは、設定をテキスト ファイルに保存するようにスイッチが 設定されている場合のみです。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-736 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write 例 次のセッション例では、モジュール 1 は 2 ポート スーパバイザ エンジン モジュール、モジュール 2 は 12 ポート 10/100BASE-T スイッチド イーサネット モジュール、モジュール 3 および 5 は空、モ ジュール 4 は Fiber Distributed Data Interface(FDDI)モジュールであると想定しています。ATM 設 定の詳細を参照するには、特殊なモジュール モードを使用する必要があります。 次に、write network コマンドを使用してホスト mercury にファイル system5.cfg をアップロードす る例を示します。 Console> (enable) write network IP address or name of host? mercury Name of configuration file to write? system5.cfg Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y / Done. Finished Network Upload. (9003 bytes) Console> (enable) 次に、write network rcp コマンドを使用して、ホスト mercury にファイル system5.cfg をアップロー ドする例を示します。 Console> (enable) write network rcp IP address or name of host? mercury Name of configuration file to write? system5.cfg Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y / Done. Finished Network Upload. (9003 bytes) Console> (enable) 次に、write host file コマンドを省略形として使用して、ホスト mercury にファイル system5.cfg を アップロードする例を示します。 Console> (enable) write mercury system5.cfg Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y / Done. Finished Network Upload. (9003 bytes) Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-737 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write 次に、write terminal all コマンドを使用して、端末のコンフィギュレーション ファイル全体(デ フォルトおよびデフォルト以外)を表示する例(出力の一部)を示します。 Console> (enable) write terminal all begin set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70 set prompt Console> ! #system set system baud 9600 set system modem disable set system name set system location set system contact ! #snmp set snmp community read-only public set snmp community read-write private set snmp community read-write-all secret set snmp trap disable ! #vlan/trunk set vlan 1 1/1-2,4/1 set vlan 2 2/1-5 ! #trunks ! #cam set cam agingtime 1 300 set cam agingtime 2 300 ! #ip set interface sc0 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 set interface sl0 0.0.0.0 0.0.0.0 set ip redirect enable set ip unreachable disable set ip fragmentation enable set ip alias default 0.0.0.0 set arp agingtime 1200 ! ... (テキスト出力は省略) Console> (enable) 次に、実行システム コンフィギュレーションを指定場所にアップロードする例を示します。 Console> (enable) write memory Upload configuration to bootflash:switch.cfg 7165844 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y Console> (enable) 関連コマンド copy show config set config mode Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-738 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write tech-support write tech-support スイッチのステータス情報を含むレポートを生成したり、コマンドの出力を Trivial File Transfer Mode(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバにアップロードして Technical Assistance Center (TAC)に送信するには、write tech-support コマンドを使用します。 write tech-support host file [module mod] [vlan vlan] [mistp-instance instance] [mst instance] [memory] [config] write tech-support host file [port mod/port] [vlan vlan] [mistp-instance instance] [mst instance] [memory] [config] 構文の説明 デフォルト host ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス file コンフィギュレーション ファイル名 module mod (任意)モジュール番号 vlan vlan (任意)VLAN(仮想 LAN)。有効値は 1 ∼ 1001 です。 port mod/port (任意)モジュールおよびモジュールのポート mistp-instance instance (任意)Multi-Instance Spanning-Tree Protocol[MISTP] インスタンス番号。 有効値は 1 ∼ 16 です。 mst instance (任意)Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号を指定します。 有効値は 0 ∼ 15 です。 memory (任意)メモリおよびプロセッサのステート情報 config (任意)スイッチの設定情報 テクニカルサポートに関連する show コマンドの出力を表示します。 (注) 表示する情報タイプを指定するには、キーワードを指定します。パラメータを指定しない場合は、 設定、メモリ、モジュール、ポート、インスタンス データ、VLAN データがすべて表示されます。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 使用上の注意事項 注意 (注) スパニングツリーが不安定にならないようにするため、特定のスイッチ上またはネットワーク セ グメントの複数のスイッチ上では、複数の write tech-support を実行しないでください。 write tech-supportコマンドが出力ファイルへの書き込みを行っているときにCtrl-Cを押すと、 TFTP サーバに不完全なファイルが出力されることがあります。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-739 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write tech-support (注) 情報をファイルにアップロードする場合は、目的のファイルが TFTP サーバ上に存在していて適切 な権限が設定されていること、およびネットワーク接続が良好であることを確認してから、write tech-support コマンドを発行してください。 write tech-support コマンドに config キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示され ます。 • show config • show flash • show log • show microcode • show module • show port • show spantree active • show spantree summary • show system • show test • show trunk • show version • show vlan (注) MISTP が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力 の代わりに、show spantree mistp-instance active および show spantree summary mistp-instance コマ ンドの出力が表示されます。 (注) MST が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力 の代わりに、show spantree mst および show spantree summary mst コマンドの出力が表示されます。 write tech-support コマンドに memory キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示さ れます。 • ps • ps -c • show cam static • show cam system • show flash • show memory buffers • show microcode • show module • show proc • show proc mem Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-740 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write tech-support • show proc cpu • show system • show spantree active • show version モジュール、ポート、または VLAN 番号を指定すると、一般的なシステム情報、および指定された コンポーネントの情報が表示されます。 例 次に、テクニカル レポートをアップロードする例を示します。 Console> (enable) write tech-support 172.20.32.10 tech.txt Upload tech-report to tech.txt on 172.20.32.10 (y/n) [n]? y / Finished network upload. (67784 bytes) Console> (enable) 関連コマンド show tech-support 「使用上の注意事項」にリストされているコマンドも参照してください。 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-741 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write terminal write terminal 稼働中のメモリ内の現在の設定情報を表示するには、write terminal コマンドを使用します。 write terminal [all] 構文の説明 all デフォルト このコマンドにはデフォルト設定はありません。 コマンド タイプ スイッチ コマンド コマンド モード イネーブル 例 次に、現在のシステム設定情報を表示する例を示します。 (任意)すべての設定情報 Console> (enable) write terminal ...... .. begin ! # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION ***** ! ! #Time: Tue Aug 3 1999, 07:32:26 ! #version 5.3(0.90)ASP ! ! #frame distribution method set port channel all distribution mac both ! #vtp set vtp domain Lab_Network set vtp pruning enable set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active set vlan 2 name VLAN0002 type ethernet mtu 1500 said 100002 state active set vlan 3 name VLAN0003 type ethernet mtu 1500 said 100003 state active set vlan 4 name VLAN0004 type ethernet mtu 1500 said 100004 state active set vlan 5 name VLAN0005 type ethernet mtu 1500 said 100005 state active set vlan 6 name VLAN0006 type ethernet mtu 1500 said 100006 state active set vlan 10 name VLAN0010 type ethernet mtu 1500 said 100010 state active set vlan 20 name VLAN0020 type ethernet mtu 1500 said 100020 state active set vlan 50 name VLAN0050 type ethernet mtu 1500 said 100050 state active set vlan 100 name VLAN0100 type ethernet mtu 1500 said 100100 state active set vlan 152 name VLAN0152 type ethernet mtu 1500 said 100152 state active set set set set set set set set set set set set vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan 200 300 303 304 305 349 350 351 400 500 521 524 name name name name name name name name name name name name VLAN0200 VLAN0300 VLAN0303 VLAN0304 VLAN0305 VLAN0349 VLAN0350 VLAN0351 VLAN0400 VLAN0500 VLAN0521 VLAN0524 type type type type type type type type type type type type ethernet ethernet fddi mtu fddi mtu fddi mtu fddi mtu fddi mtu fddi mtu ethernet ethernet ethernet ethernet mtu 1500 said 100200 state active mtu 1500 said 100300 state active 1500 said 100303 state active 1500 said 100304 state active 1500 said 100305 state active 1500 said 100349 state active 1500 said 100350 state active 1500 said 100351 state active mtu 1500 said 100400 state active mtu 1500 said 100500 state active mtu 1500 said 100521 state active mtu 1500 said 100524 state active Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-742 OL-5832-01-J 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write terminal set set set set set set set set set set set set set set set set set set ! #ip set vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan vlan 570 name VLAN0570 type ethernet mtu 1500 said 100570 state active 801 name VLAN0801 type trbrf mtu 4472 said 100801 state active bridge 850 name VLAN0850 type ethernet mtu 1500 said 100850 state active 917 name VLAN0917 type ethernet mtu 1500 said 100917 state active 999 name VLAN0999 type ethernet mtu 1500 said 100999 state active 1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active 1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state acti 1005 name trnet-default type trbrf mtu 1500 said 101005 state active b 802 name VLAN0802 type trcrf mtu 4472 said 100802 state active parent 1003 name token-ring-default type trcrf mtu 1500 said 101003 state act 3 translation 303 translation 0 4 translation 304 translation 0 5 translation 305 translation 0 303 translation 3 translation 0 304 translation 4 translation 0 305 translation 5 translation 0 351 translation 524 translation 0 524 translation 351 translation 0 interface sc0 5 172.20.52.124/255.255.255.248 172.20.52.127 set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0 172.20.52.125 ! #spantree #vlan 801 set spantree fwddelay 4 801 set spantree maxage 10 801 #vlan 802 set spantree fwddelay 4 802 set spantree maxage 10 802 set spantree portstate 802 block 801 ! #set boot command set boot auto-config non-recurring ! #Port Channel set port channel 7/7-8 3 set port channel 7/5-6 21 ! #module 1 : 2-port 1000BaseX Supervisor IIIG ! #module 2 empty ! #module 3 : 2-port DS3 Dual PHY ATM ! #module 4 empty ! #module 5 empty ! #module 6 : 48-port 10BaseT Ethernet ! #module 7 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet set trunk 7/1 desirable isl 1-1005 set trunk 7/2 desirable isl 1-1005 set trunk 7/3 desirable isl 1-1005 set trunk 7/4 desirable isl 1-1005 nt7/1-6 mode desirable silent ! #module 8 empty ! #module 9 empty ! #module 15 empty ! #module 16 empty end Console> (enable) Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス OL-5832-01-J 2-743 第2章 Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド write terminal Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス 2-744 OL-5832-01-J