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Catalyst 4500シリーズ、 Catalyst 2948G/Catalyst 2980G

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Catalyst 4500シリーズ、 Catalyst 2948G/Catalyst 2980G
C H A P T E R
2
Catalyst 4500 シリーズ、
Catalyst 2948G/Catalyst 2980G
スイッチおよび ROM モニタ コマンド
この章では、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、および Catalyst 2980G ス
イッチで利用可能なスイッチ コマンドおよび ROM モニタ コマンドをすべてアルファベット順に一
覧表示します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-1
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
alias
alias
エイリアスを設定し、表示するには、alias コマンドを使用します。
alias [name=value]
構文の説明
name=
(任意)エイリアス名
value
(任意)エイリアスの値
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
value に空白のスペースまたはその他の特殊(シェル)文字が含まれている場合、エントリを引用
符で囲む必要があります。value の最初の文字がスペースのときは、次のコマンドラインの文字に
エイリアスが含まれていないかどうかをチェックします(通常、コマンドラインの最初の言葉が
チェックされます)。
引数がない場合、このコマンドはすべてのエイリアス名とその値のリストを表示します。
エイリアスの名前と値の間には、等号(=)が必要です。
例
次に、利用可能な alias コマンド リストを表示する例と set コマンドのエイリアスを作成する例を
示します。
rommon 1 > alias
r=repeat
h=history
?=help
b=boot
i=reset
rommon 2 > alias s=set
rommon 3 > alias
r=repeat
h=history
?=help
b=boot
i=reset
s=set
rommon 4 > s
PS1=rommon ! >
BOOT=bootflash:RTSYNC_llue_11,1;slot0:f1,1;
=========================================================================
関連コマンド
unalias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-2
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
boot
boot
外部プロセスを呼び出すには、boot コマンドを使用します。
boot [-x] [-v] [device] [imagename]
構文の説明
-x
(任意)イメージを起動しますが、実行しません。
-v
(任意)詳細なモードに切り替えます。
device
(任意)デバイスの ID
imagename
(任意)イメージ名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
引数がない場合、boot がフラッシュ メモリ内の最初のイメージを起動します。イメージを指定す
るには、イメージ名を入力します。デバイスを指定するには、デバイス ID を入力します。
デバイス名の指定は必須です。
例
次に、boot コマンドを使用する例を示します。
rommon 1 > boot -x bootflash:cat5000-sup3.6-1-0-59.bin
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Uncompressing file:
######################################################################################
######################################################################################
######################################################################################
##
rommon 2 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
cd
cd
システムのデフォルト フラッシュ デバイスを設定するには、cd コマンドを使用します。
cd [[m/]device:]
構文の説明
m/
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号
device:
(任意)フラッシュ デバイス名。有効なデバイスは、bootflash:、slot0:、slot1:
です。
デフォルト
device は、bootflash です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
デバイスがオプションで指定できるコマンドで、フラッシュ デバイスを指定しない場合、cd で設
定されたデバイスが使用されます。
このコマンドをサポートするのは、Supervisor Engine III だけです。
例
次に、システム デフォルト フラッシュ デバイスを bootflash: に設定する例を示します。
Console> (enable) cd bootflash:
Console> (enable)
関連コマンド
pwd
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear alias
clear alias
コマンドの短縮形を削除するには、clear alias コマンドを使用します。
clear alias {name | all}
構文の説明
name
コマンドの代替 ID
all
作成されたすべての代替 ID
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、arpdel エイリアスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear alias arpdel
Command alias deleted.
Console> (enable)
次に、すべてのエイリアスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear alias all
Command alias table cleared. (1)
Console> (enable)
(1)は、削除されたエントリ数を示します。
関連コマンド
set alias
show alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear arp
clear arp
Address Resolution Protocol(ARP)テーブルから特定のエントリまたはすべてのエントリを削除す
るには、clear arp コマンドを使用します。
clear arp [all | dynamic | permanent | static]
clear arp ip_addr
構文の説明
all
(任意)すべての ARP エントリを削除します。
dynamic
(任意)すべてのダイナミック ARP エントリを削除します。
permanent
(任意)すべての固定 ARP エントリを削除します。
static
(任意)すべてのスタティック ARP エントリを削除します。
ip_addr
ARP テーブルから削除する IP アドレスを指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ARP テーブルから特定の IP アドレスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear arp 198.133.219.209
ARP entry deleted.
Console> (enable)
次に、ARP テーブルからすべてのエントリを削除する例を示します。
Console> (enable) clear arp all
ARP table cleared. (1)
Console> (enable)
(1)は、削除されたエントリ数を示します。
次に、特定のタイプの ARP エントリをすべて削除する例を示します。
Console> (enable) clear arp dynamic
Unknown host
Dynamic ARP entries cleared. (3)
Console> (enable)
関連コマンド
set arp
show alias
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear banner motd
clear banner motd
Message-of-The-Day(MoTD)バナーを削除するには、clear banner motd コマンドを使用します。
clear banner motd
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
MoTD バナーを削除するには、clear banner motd コマンドを使用します。また、MoTD バナーを置
き換えるには、set banner motd text コマンドを使用します。
例
次に、MoTD バナーを削除する例を示します。
Console> (enable) clear banner motd
MOTD banner cleared
Console> (enable)
関連コマンド
set banner motd
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear boot ― ROM モニタ
clear boot ― ROM モニタ
BOOT 環境変数および autoboot ステート マシンの内容をクリアするには、clear boot コマンドを使
用します。
clear boot
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、BOOT 環境変数の内容をクリアする例を示します。
rommon 1 > clear boot
rommon 2 >
関連コマンド
boot
show boot ― ROM モニタ
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear boot ― スイッチ
clear boot ― スイッチ
BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容をクリアするには、clear boot
コマンドを使用します。
clear boot system all [mod]
clear boot system flash device:[filename] [mod]
clear boot auto-config [mod]
構文の説明
system
ブート システムをクリアします。
all
BOOT 環境変数全体をクリアします。
(任意)BOOT 環境変数をクリアするスーパバイザ エンジンのモジュール番号
mod
flash
フラッシュ ファイル システムの内容を削除します。
device:
デバイス名。有効なデバイスは、bootflash、slot0、slot1 です。
filename
(任意)フラッシュ デバイス上のシステム イメージのファイル名
auto-config ファイルの内容を削除します。
auto-config
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
起動の順番を変更する場合、set boot system flash コマンドとともに prepend キーワードを使用する
ことができます。または、clear boot system コマンドを使用して BOOT 環境変数全体をクリアして
から、リストを再定義することができます。
このコマンドをサポートするのは、Supervisor Engine III だけです。
例
次に、フラッシュ デバイスの内容をクリアする例を示します。
Console> (enable) clear boot system all
BOOT variable =
Console> (enable)
次に、auto-config ファイルを削除する例を示します。
Console> (enable) clear boot auto-config
CONFIG_FILE variable =
Console> (enable)
関連コマンド
show boot ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear cam
clear cam
CAM(連想メモリ)テーブルから特定のエントリまたはすべてのエントリを削除し、CAM 通知ロ
グまたはカウンタをクリアするには、clear cam コマンドを使用します。
clear cam {mac_addr | dynamic | static | permanent} [vlan]
clear cam notification {all | counters | history}
構文の説明
mac_addr
CAM テーブルからクリアする 1 つまたは複数の MAC(メディア アクセス制
御)アドレス
dynamic
CAM テーブルからダイナミック CAM エントリをクリアします。
static
CAM テーブルからスタティック CAM エントリをクリアします。
permanent
CAM テーブルから固定 CAM エントリをクリアします。
vlan
(任意)CAM エントリに関連する VLAN(仮想 LAN)番号
notification
MAC アドレス通知データをクリアします。
all
CAM 通知カウンタおよびヒストリ ログをクリアします。
counters
CAM 通知カウンタをクリアします。
history
CAM 通知ヒストリ ログをクリアします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear cam コマンドを使用すると、Encoded Address Recognition Logic(EARL)CAM テーブル エン
トリがクリアされるか、CAM 通知カウンタまたはヒストリがクリアされます。
例
次に、CAM テーブルから MAC アドレス 00-40-0b-a0-03-fa を削除する例を示します。
Console> (enable) clear cam 00-40-0b-a0-03-fa
CAM table entry cleared.
Console> (enable)
次に、CAM テーブルからダイナミック エントリをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear cam dynamic
Dynamic CAM entries cleared.
Console> (enable)
次に、すべての CAM 通知カウンタをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear cam notification all
MAC address notification counters and history log cleared.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear cgmp statistics
次に、CAM 通知カウンタをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear cam notification counters
MAC address notification counters cleared.
Console> (enable)
次に、CAM 通知ヒストリ ログをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear cam notification history
MAC address notification history log cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set cam agingtime
set cam notification
set snmp trap
show cam
clear cgmp statistics
Cisco Group Management Protocol(CGMP)統計情報を削除するには、clear cgmp statistics コマンド
を使用します。
clear cgmp statistics
構文の説明説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、CGMP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear cgmp statistics
CGMP statistics cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set cgmp
show cgmp leave
show cgmp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear config pvlan
clear config pvlan
システムのプライベート VLAN(仮想 LAN)設定(ポート マッピングを含む)をすべて削除する
には、clear config pvlan コマンドを使用します。
clear config pvlan
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システムのプライベート VLAN 設定をすべて削除する例を示します。
Console> (enable) clear config pvlan
This command will clear all private VLAN configurations.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
VLAN 15 deleted
VLAN 16 deleted
VLAN 17 deleted
VLAN 18 deleted
Private VLAN configuration cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
clear vlan
clear pvlan mapping
configure
set pvlan
set pvlan mapping
set vlan
show config
show pvlan
show pvlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear config ― ROM モニタ
clear config ― ROM モニタ
NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されたシステムまたはモジュールの設定に関する情報を削除する
には、clear config コマンドを使用します。
clear config all
構文の説明
all
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュールおよびシステムの設定に関する情報(IP アドレスを含む)をすべ
て削除します。
clear config all コマンドを使用して設定を削除する場合、スイッチのデフォルト設定が復元されま
す。削除された情報には、手動で設定した IP アドレス、および Dynamic Host Configuration Protocol
(DHCP;ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)
またはReverse Address Resolution
Protocol(RARP)を介して学習された IP アドレスが含まれます。
設定を削除すると、me1 および sc0 インターフェイス上の IP アドレスおよびサブネット マスクは、
0.0.0.0 に設定されます。me1 インターフェイスはダウン状態になり、sc0 インターフェイスはアッ
プ状態になります。
(注)
例
clear config all コマンドを使用する前に、設定のバックアップを保存してください。
次に、設定情報をすべて削除する例を示します。
rommon 1 > set boot config-register ignore-config enable
rommon 2 > boot -x bootflash:cat4000.6-1-1.bin
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC#############################
Starting Off-line Diagnostics
[ output of Off-line Diagnostics ]
Exiting Off-line Diagnostics
IP address for Catalyst not configured
DHCP/BOOTP will commence after the ports are online
Ports are coming online ...
Cisco Systems, Inc. Console
Enter password:
2000 Jun 24 06:29:21 %SYS-4-NVLOG:initBootNvram:ignore-config enabled:clear config all
Console>
関連コマンド
configure
show config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-13
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear config ― スイッチ
clear config ― スイッチ
NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されたシステムまたはモジュールの設定情報を削除するには、
clear config コマンドを使用します。
clear config {mod | rmon | all | snmpv3}
構文の説明
mod
モジュールの番号
rmon
RMON コンフィギュレーション(historyControlTable、alarmTable、eventTable、
ringStation ControlTable を含む)をすべて削除します。
all
モジュールおよびシステムの設定情報(IP アドレスを含む)をすべて削除し
ます。
snmpv3
SNMPv3 コンフィギュレーションをすべて削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear config all コマンドを使用して設定を削除する場合、スイッチのデフォルト設定が復元されま
す。削除された情報には、手動で設定した IP アドレス、および Dynamic Host Configuration Protocol
(DHCP;ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)
またはReverse Address Resolution
Protocol(RARP)を介して学習された IP アドレスが含まれます。
設定を削除すると、sc0 インターフェイス上の IP アドレスおよびサブネット マスクは、0.0.0.0 に設
定されます。
(注)
例
clear config all コマンドを使用する前に、設定のバックアップを保存してください。
次に、モジュール 2 上の NVRAM の設定情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear config 2
This command will clear module 2 configuration.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
..............................
Module 2 configuration cleared.
Console> (enable)
次に、SNMPv3 の設定情報をすべて削除する例を示します。
Console> (enable) clear config snmpv3
This command will clear SNMP configuration in NVRAM.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Snmpv3 configuration cleared.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear config ― スイッチ
次に、設定情報をすべて削除する例を示します。
Console> (enable) clear config all
This command will clear all configuration in NVRAM.
This command will cause ifIndex to be reassigned on the next system startup.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Releasing IP address...Done
......
.................
.....................................................
System configuration cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
configure
show config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear counters
clear counters
MAC(メディア アクセス制御)カウンタ、EtherChannel MAC カウンタ、ポート カウンタ、チャネ
ル トラフィック パーセンタイルをクリアするには、clear counters コマンドを使用します。
clear counters [all | mod/ports]
構文の説明
all
(任意)すべてのポートを指定します。
mod/ports
(任意)モジュールおよびモジュール上のポートの番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
クリアするポート範囲を指定しない場合、スイッチ上のすべてのポートがクリアされます。
例
次に、MAC およびポート カウンタを 0 にリセットする例を示します。
Console> (enable) clear counters all
This command will reset all MAC and port counters reported in CLI and SNMP.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
MAC and Port counters cleared.
Console> (enable)
次に、特定のモジュールおよびポートの MAC およびポート カウンタを 0 にリセットする例を示し
ます。
Console> (enable) clear counters 5/1
This command will reset MAC and port counters reported by the CLI and SNMP for port(s)
5/1.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
MAC and Port counters cleared.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear crypto key rsa
clear crypto key rsa
すべての RSA 公開鍵ペアを削除するには、clear crypto key rsa コマンドを使用します。
clear crypto key rsa
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、RSA 鍵ペアを削除する例を示します。
Console> (enable) clear crypto key rsa
Do you really want to clear RSA keys (y/n) [n]?
RSA keys has been cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
y
set crypto key rsa
show crypto key
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-17
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear dot1x config
clear dot1x config
すべてのポート上の dot1x をディセーブルにし、値を出荷時の設定に戻すには、clear dot1x config
コマンドを使用します。
clear dot1x config
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、dot1x をディセーブルにし、値を出荷時の設定に戻す例を示します。
Console> (enable) clear dot1x config
This command will disable Dot1x and take values back to factory default.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Dot1x config cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set dot1x
set port dot1x
show dot1x
show port dot1x
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-18
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear gmrp statistics
clear gmrp statistics
特定の VLAN(仮想 LAN)またはすべての VLAN から GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)
統計情報をすべて削除するには、clear gmrp statistics コマンドを使用します。
clear gmrp statistics {vlan | all}
構文の説明
vlan
VLAN の番号
all
すべての VLAN からすべての GMRP 統計情報を削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、すべての VLAN から GMRP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear gmrp statistics all
GMRP statistics cleared.
Console> (enable)
次に、VLAN 1 から GMRP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear gmrp statistics 1
GMRP statistics cleared from VLAN 1.
Console> (enable)
関連コマンド
show gmrp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-19
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear gvrp statistics
clear gvrp statistics
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)統計情報をすべて削除するには、clear gvrp statistics コ
マンドを使用します。
clear gvrp statistics {mod/port | all}
構文の説明
mod/port
モジュールおよびポートの番号
all
すべてのポートの GVRP 統計情報を削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、GVRP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear gvrp statistics all
GVRP statistics cleared for all ports.
Console> (enable)
次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear gvrp statistics 2/1
GVRP statistics cleared on port 2/1.
Console> (enable)
関連コマンド
set gvrp
show gvrp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-20
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear igmp filter
clear igmp filter
Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス
ト フィルタ プロファイルをすべて削除するには、clear igmp filter all コマンドを使用します。
clear igmp filter all
構文の説明
all
デフォルト
IGMP マルチキャスト フィルタ機能は、IGMP マルチキャスト フィルタをすべて削除します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク
管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。
IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー
ションをすべて削除します。
IGMP フィルタを削除すると、フィルタは削除され、フィルタと関連ポートとのアソシエーション
がすべて削除されます。
例
次に、IGMP マルチキャスト フィルタをすべて削除する例を示します。
Console> (enable) clear igmp filter all
Successfully remove all the profile(s)
Console> (enable)
関連コマンド
show igmp filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-21
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear igmp filter map
clear igmp filter map
Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス
ト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエーションを削除するには、clear igmp filter map
コマンドを使用します。
clear igmp filter map {port_list | all}
構文の説明
port_list
モジュールおよびポート値、またはモジュールおよびポート値の範囲
all
IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー
ションをすべて削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク
管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。
IGMP フィルタ間のアソシエーションをクリアする場合、アソシエーションは削除されますが、フィ
ルタは削除されません。
例
次に、ポートまたはポート リストと IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのアソシエーショ
ンを削除する例を示します。
Console> (enable) clear igmp filter map all
Console> (enable)
関連コマンド
show igmp filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-22
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear igmp filter profile
clear igmp filter profile
Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)マルチキャス
ト フィルタ プロファイルから IP アドレス、またはフィルタ プロファイルを削除するには、clear
igmp filter profile コマンドを使用します。
clear igmp filter profile profile_id {ip_addr [- ip_addr]| all}
構文の説明
profile_id
プロファイルに割り当てられた任意の番号
ip_addr
IP アドレス。指定できる値は、1 または範囲です。
all
IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルと関連ポートとのアソシエー
ションをすべて削除します。
デフォルト
プロファイル ID 値は、clear igmp filter profile コマンドを使用して確立する必要があります。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク
管理プロトコル)インターフェイスを使用して、この機能の設定を表示できます。
IGMP フィルタを削除すると、フィルタは削除され、フィルタと関連ポートとのアソシエーション
がすべて削除されます。
例
次に、IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイル(1)から IP アドレス(226.1.1.1)、またはフィ
ルタ プロファイルを削除する例を示します。
Console> (enable) clear igmp filter profile 1 226.1.1.1
Console> (enable)
関連コマンド
show igmp filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-23
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip alias
clear ip alias
set ip aliasコマンドで設定された IP エイリアスを削除するには、clear ip alias コマンドを使用します。
clear ip alias {name | all}
構文の説明
name
削除する IP アドレスのエイリアス
all
設定済みの IP アドレスのエイリアスをすべて削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、babar という名前の定義済み IP エイリアスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ip alias babar
IP alias deleted.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip alias
show ip alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-24
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip dns domain
clear ip dns domain
デフォルトの Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名を削除するには、
clear ip dns domain コマンドを使用します。
clear ip dns domain
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、デフォルトの DNS ドメイン名を削除する例を示します。
Console> (enable) clear ip dns domain
Default DNS domain name cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip dns domain
show ip dns
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-25
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip dns server
clear ip dns server
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバ リストから DNS サーバを削除する
には、clear ip dns server コマンドを使用します。
clear ip dns server {ip_addr | all}
構文の説明
ip_addr
削除する DNS サーバの IP アドレス。DNS によって解決できる IP エイリアス
またはホスト名も使用できます。
all
DNS サーバ リストの IP アドレスをすべて削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、DNS サーバ リストから IP アドレス 192.168.255.255 の DNS サーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ip dns server 192.168.255.255
192.168.255.255 cleared from DNS table.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip dns server
show ip dns
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-26
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip permit
clear ip permit
指定された IP アドレスおよびマスク、または許可リストのすべての IP アドレスおよびマスクを削
除するには、clear ip permit コマンドを使用します。
clear ip permit {ip_addr} [mask] [telnet | ssh | snmp | all]
IP 許可リストのエントリをすべて削除するには、clear ip permit all コマンドを使用します。
clear ip permit all
構文の説明
削除する IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)
によって解決できる IP エイリアスまたはホスト名も使用できます。
ip_addr
mask
(任意)指定された IP アドレスのサブネット マスク
telnet
(任意)Telnet IP 許可リストから IP アドレスを削除します。
ssh
(任意)SSH 許可リストから IP アドレスを削除します。
snmp
(任意)SNMP IP 許可リストから IP アドレスを削除します。
all
(任意)SNMP および Telnet IP 許可リストから IP アドレスを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear ip permit all コマンドを使用すると、許可リストは削除されますが、IP 許可機能のステートは
変更されません。許可リストから IP アドレスがすべて削除されると、警告が表示されて機能がイ
ネーブルになります。デフォルト(255.255.255.255)以外のマスクが設定されている場合に、特定
のエントリを削除するには、アドレスおよびマスクの両方を設定する必要があります。
telnet、ssh、snmp または all キーワードを指定しない場合、IP アドレスは SNMP および Telnet 許可
リストの両方から削除されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-27
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip permit
例
次に、指定された IP アドレスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102
172.100.101.102 cleared from IP permit list.
Console> (enable)
Console> (enable) clear ip permit 172.160.161.0 255.255.192.0 snmp
172.160.128.0 with mask 255.255.192.0 cleared from snmp permit list.
Console> (enable)
Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102 telnet
172.100.101.102 cleared from telnet permit list.
Console> (enable)
Console> (enable) clear ip permit 172.100.101.102 ssh
172.100.101.102 cleared from secure shell permit list.
Console> (enable)
Console> (enable) clear ip permit all
IP permit list cleared.
WARNING
IP permit list is still enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip permit
show ip permit
show port counters
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-28
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip route ― ROM モニタ
clear ip route ― ROM モニタ
set ip コマンドで設定された IP ルートを削除するには、clear ip route コマンドを使用します。
clear ip route all
構文の説明
all
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、定義済みの IP ルートを削除する例を示します。
設定済みの IP アドレス ルートをすべて削除します。
rommon 1 > clear ip route all
rommon 2 >
関連コマンド
set ip route ― ROM モニタ
show ip route ― ROM モニタ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-29
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip route ― スイッチ
clear ip route ― スイッチ
IP ルーティング テーブルのエントリを削除するには、clear ip route コマンドを使用します。
clear ip route all
clear ip route destination gateway
構文の説明
all
IP ルーティング テーブルのエントリをすべて削除します。
destination
ホストまたはネットワークの IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメ
イン ネーム システム)によって解決できる IP エイリアスまたはホスト名も
使用できます。
gateway
ゲートウェイ ルータの IP アドレスまたはエイリアス
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、clear ip route コマンドを使用して、ルート テーブル エントリを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ip route 172.16.2.2 elvis
Route deleted.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip route ― スイッチ
show ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-30
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos clients mandatory
clear kerberos clients mandatory
ネットワーク上のサービスの必須 Kerberos 認証をディセーブルにするには、clear kerberos clients
mandatory コマンドを使用します。
clear kerberos clients mandatory
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
Kerberos クライアントは、必須に設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え
られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。ただし、転
送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しようとして
も、出力には Kerberos 証明書が表示されません。
Kerberos 対応 Telnet を使用している場合、スイッチからネットワーク上の Kerberos 対応リモート ス
イッチへの認証をユーザが受ける際、ユーザの TGT を転送するようにスイッチを任意に設定する
こともできます。
ユーザがスイッチに認証されたあと、ネットワーク上の Kerberos クライアントを搭載しただけの他
のサービスに認証されるように、スイッチをセキュリティの追加レイヤとして任意で設定できま
す。Kerberos 認証を強制しないで、Kerberos 認証が失敗した場合、アプリケーションはネットワー
ク サービスに対する認証のデフォルト方式を使用して、ユーザを認証しようとします。たとえば、
Telnet はパスワードの入力を指示します。
例
次に、必須 Kerberos 認証を削除する例を示します。
Console> (enable) clear kerberos clients mandatory
Kerberos clients mandatory cleared
Console> (enable)
関連コマンド
set kerberos clients mandatory
set kerberos credentials forward
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-31
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos credentials forward
clear kerberos credentials forward
証明書の転送をディセーブルにするには、clear kerberos credentials forward コマンドを使用します。
clear kerberos credentials forward
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
Kerberos 証明書の転送は、ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え
られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。ただし、転
送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しようとして
も、出力には Kerberos 証明書が表示されません。
Kerberos 対応 Telnet を使用している場合、スイッチからネットワーク上の Kerberos 対応リモート ホ
ストへの認証をユーザが受ける際、ユーザの TGT を転送するようにスイッチを任意に設定するこ
ともできます。
例
次に、Kerberos 証明書の転送をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) clear kerberos credentials forward
Kerberos credentials forwarding disabled
Console> (enable)
関連コマンド
set kerberos clients mandatory
set kerberos credentials forward
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-32
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos creds
clear kerberos creds
Kerberos 証明書をすべて削除するには、clear kerberos creds コマンドを使用します。
clear kerberos creds
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
Kerberos 証明書の転送は、ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos 対応スイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身分証明書)が与え
られ、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。このコマン
ドは、すべての Kerberos 証明書を削除します。
例
次に、すべての Kerberos 証明書を削除する例を示します。
Console> (enable) clear kerberos creds
Console> (enable)
関連コマンド
set kerberos credentials forward
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-33
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos realm
clear kerberos realm
Kerberos レルム名を Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名またはホス
ト名にマッピングするエントリを削除するには、clear kerberos realm コマンドを使用します。
clear kerberos realm {dns-domain | host} kerberos-realm
構文の説明
dns-domain
Kerberos レルムにマッピングする DNS ドメイン名
host
Kerberos レルムにマッピングする IP アドレスまたは名前
kerberos-realm
Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos レルム名は、DNS ドメイン名またはホスト名にマッピングされることがあります。この
マッピングは、set kerberos realm コマンドで実行されます。
例
次に、Kerberos レルムをドメイン名にマッピングするエントリを削除する例を示します。
Console> (enable) clear kerberos realm CISCO CISCO.COM
Kerberos DnsDomain-Realm entry CISCO - CISCO.COM deleted
Console> (enable)
関連コマンド
set kerberos local-realm
set kerberos realm
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-34
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos server
clear kerberos server
指定された Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)エントリを削除するには、clear kerberos server
コマンドを使用します。
clear kerberos server kerberos-realm {hostname | ip-address} [port_num]
構文の説明
kerberos-realm
Kerberos レルム名
hostname
KDC を稼働するホスト名
ip-address
KDC を稼働するホストの IP アドレス
(任意)モジュールのポート番号
port_num
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチに対して、Kerberos レルムで使用する KDC を指定できます。このコマンドは、テーブル
からのサーバ エントリを削除します。
例
次に、スイッチに入力された KDC サーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear kerberos server CISCO.COM 187.0.2.1 750
Kerberos Realm-Server-Port entry CISCO.COM-187.0.2.1-750 deleted
Console> (enable)
関連コマンド
set kerberos server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-35
第2章
clear kerberos srvtab entry
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear kerberos srvtab entry
コマンドラインから、スイッチに直接入力された SRVTAB ファイルを削除するには、clear kerberos
srvtab entry コマンドを使用します。
clear kerberos srvtab entry kerberos-principal principal-type
構文の説明
kerberos-principal
スイッチ上のサービス
principal-type
Kerberos SRVTAB のバージョン
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スイッチに直接入力された SRVTAB ファイルを削除する例を示します。
kerberos> (enable) clear kerberos srvtab entry host/[email protected] 0
kerberos> (enable)
関連コマンド
set kerberos srvtab entry
set kerberos srvtab remote
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-36
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear key config-key
clear key config-key
設定鍵を削除するには、clear key config-key コマンドを使用します。
clear key config-key
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、Data Encryption Standard(DES; データ暗号標準)鍵を削除する例を示します。
Console> (enable) clear key config-key
Console> (enable)
関連コマンド
set key config-key
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-37
第2章
clear lacp-channel statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear lacp-channel statistics
Link Aggression Control Protocol(LACP)統計情報を削除するには、clear lacp-channel statistics コマ
ンドを使用します。
clear lacp-channel statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、LACP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear lacp-channel statistics
LACP channel counters are cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
show lacp-channel
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-38
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear localusers
clear localusers
スイッチからローカル ユーザ アカウントを削除するには、clear localusers コマンドを使用します。
clear localusers username
構文の説明
username
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ローカル ユーザ アカウントを削除する例を示します。
ローカル ユーザ アカウント
Console> (enable) clear localuser troy
Local user cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set localuser
show localusers
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-39
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear log
clear log
モジュール、システム エラー ログ、またはダンプ ログ エントリをクリアするには、clear log コマ
ンドを使用します。
clear log [mod]
clear log dump
構文の説明
mod
dump
(任意)モジュール番号
ダンプ ログ エントリをクリアします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
モジュール番号を指定しない場合、システム全体のシステム エラー ログがクリアされます。
例
次に、システム エラー ログをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear log
System error log cleared.
Console> (enable)
次に、ダンプ ログをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear log dump
Console> (enable)
関連コマンド
show kerberos
show log
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-40
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear log command
clear log command
コマンド ログ エントリ テーブルを削除するには、clear log command コマンドを使用します。
clear log command [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
コマンド ログ エントリ テーブルは、コンソールまたは Telnet からスイッチに入力されたコマンド
のヒストリ ログです。
例
次に、モジュール 3 のコマンド ログ テーブルを削除する例を示します。
(任意)モジュール番号
Console> (enable) clear log command 3
Module 3 log cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
show log command
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-41
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear logging buffer
clear logging buffer
システム ロギング バッファをクリアするには、clear logging buffer コマンドを使用します。
clear logging buffer
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システム ロギング バッファをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear logging buffer
System logging buffer cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-42
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear logging level
clear logging level
すべてのファシリティのデフォルト ロギング レベルを出荷時の設定にリセットするには、clear
logging level コマンドを使用します。
clear logging level [facility | all]
構文の説明
facility
(任意)リセットするファシリティ名。ファシリティ タイプについては、set
logging level を参照してください。
all
(任意)すべてのファシリティをリセットします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、すべてのファシリティを出荷時の設定に戻す例を示します。
Console> (enable) clear logging level all
Default logging level for all facilities cleared.
Console> (enable)
次に、システムを出荷時の設定に戻す例を示します。
Console> (enable) clear logging level system
Default logging level for facility <sys> cleared.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-43
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear logging server
clear logging server
システム ログ サーバ テーブルから Syslog サーバを削除するには、clear logging server コマンドを
使用します。
clear logging server ip_addr
構文の説明
ip_addr
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、設定から Syslog サーバを削除する例を示します。
削除する Syslog サーバの IP アドレス
Console> (enable) clear logging server 192.168.255.255
System log server 192.168.255.255 removed from system log server table.
Console> (enable)
関連コマンド
set logging server
show logging
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-44
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear multicast router
clear multicast router
手動で設定したマルチキャスト ルータ ポートを、マルチキャスト ルータ ポート リストから削除す
るには、clear multicast router コマンドを使用します。
clear multicast router {mod/port | all}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
all
すべてのマルチキャスト ルータ ポートを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、マルチキャスト ルータ ポート リストからモジュール 3 のポート 1 を削除する例を示します。
Console> (enable) clear multicast router 3/1
Port 3/1 cleared from multicast router port list.
Console> (enable)
関連コマンド
set multicast router
show multicast router
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-45
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ntp key
clear ntp key
すべての、または特定の認証鍵を削除するには、clear ntp key コマンドを使用します。
clear ntp key {public_keynum | all}
構文の説明
public_keynum
鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。
all
すべての認証鍵を削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、Network Time Protocol(NTP)認証鍵を削除する例を示します。
Console> (enable) clear ntp key 435
NTP key 435 cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set ntp key
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-46
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ntp server
clear ntp server
Network Time Protocol(NTP)サーバ テーブルから 1 つまたは複数のサーバを削除するには、clear
ntp server コマンドを使用します。
clear ntp server {ip_addr | all}
構文の説明
ip_addr
サーバ テーブルから削除するサーバの IP アドレス
all
サーバ テーブル内のサーバ アドレスをすべて削除します。
デフォルト
NTP サーバは、設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、サーバ テーブルから特定の NTP サーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ntp server 172.20.22.191
NTP server 172.20.22.191 removed.
Console> (enable)
次に、サーバ テーブルからすべての NTP サーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ntp server all
All NTP servers cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set ntp server
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-47
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ntp timezone
clear ntp timezone
タイム ゾーンをデフォルトの Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)に戻すには、clear ntp
timezone コマンドを使用します。
clear ntp timezone
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
タイム ゾーンは、UTC です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear ntp timezone コマンドが機能するのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働しているときの
みです。時間を手動で設定し、NTP を解除した場合には、このコマンドは機能しません。
例
次に、タイム ゾーンを削除する例を示します。
Console> (enable) clear ntp timezone
Timezone name and offset cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set ntp timezone
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-48
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear port host
clear port host
アクセス ポートをシステム デフォルト設定に戻すには、clear port host コマンドを使用します。
clear port host
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、モジュール 2 のポート ホスト 1 を削除する例を示します。
Console> (enable) clear port host 2/1
Port(s) 2/1 trunk mode set to auto.
Spantree port 2/1 fast start disabled.
Port(s) 2/1 channel mode set to auto.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート ホスト 1 ∼ 4 を削除する例を示します。
Console> (enable) clear port host 2/1-4
Port(s) 2/1 trunk mode set to auto.
Port(s) 2/2 trunk mode set to auto.
Port(s) 2/3 trunk mode set to auto.
Port(s) 2/4 trunk mode set to auto.
Spantree ports 2/1-4 fast start disabled.
Port(s) 2/1 channel mode set to auto.
Port(s) 2/2 channel mode set to auto.
Port(s) 2/3 channel mode set to auto.
Port(s) 2/4 channel mode set to auto.
console> (enable)
関連コマンド
set port host
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-49
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear port security
clear port security
すべての MAC(メディア アクセス制御)アドレスまたは特定の MAC アドレスを、ポート上のセ
キュア MAC アドレス リストから削除するには、clear port security コマンドを使用します。
clear port security mod/port {mac_addr | all}
構文の説明
mod/ port
(任意)モジュール上のモジュールおよびポートの番号
mac_addr
削除する MAC アドレス
all
すべての MAC アドレスを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ポート上のセキュア アドレス リストから特定の MAC アドレスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear port security 4/1 00-11-22-33-44-55
00-11-22-33-44-55 cleared from secure address list list for port 4/1.
Console> (enable)
関連コマンド
set port security
show port security
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-50
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear pvlan mapping
clear pvlan mapping
プライベート VLAN(仮想 LAN)マッピングを削除するには、clear pvlan mapping コマンドを使用
します。
clear pvlan mapping {primary_vlan}{isolated_vlan | community_vlan}{mod/port}
clear pvlan mapping {mod/port}
構文の説明
primary_vlan
プライマリ VLAN の番号
isolated_vlan
隔離 VLAN の番号
community_vlan
コミュニティ VLAN の番号
mod/port
モジュール上のモジュールおよびプロミスキャス ポートの番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
削除するマッピングを指定しない場合、指定したプロミスキャス ポートのマッピングがすべて削除
されます。
例
次に、モジュール 3 のポート 2 ∼ 5 で設定済みの VLAN 901 ∼ 902 のマッピングを削除する例を示
します。
Console> (enable) clear pvlan mapping 901 902 3/2-5
Successfully cleared mapping between 901 and 902 on 3/2-5
Console> (enable)
関連コマンド
clear config pvlan
clear vlan
set pvlan
set pvlan mapping
set vlan
show pvlan
show pvlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-51
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear qos config
clear qos config
set qos コマンドで設定した値をデフォルト値に戻し、Class of Service(CoS; サービス クラス)/MAC
(メディア アクセス制御)アドレス マッピングを削除するには、clear qos config コマンドを使用し
ます。
clear qos config
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、set qos コマンドで設定した値をデフォルト値に戻し、MAC アドレスに割り当てられた CoS
を削除する例を示します。
Console> (enable) clear qos config
This command will disable QoS and take values back to factory default.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
QoS config cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set qos
show qos status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-52
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear qos defaultcos
clear qos defaultcos
スイッチ全体の Class of Service(CoS; サービス クラス)値をデフォルトに戻すには、clear qos
defaultcos コマンドを使用します。
clear qos defaultcos
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
CoS は 0 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スイッチ全体をデフォルト CoS 値に戻す例を示します。
Console> (enable) clear qos defaultcos
qos defaultcos setting cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set qos
show qos status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-53
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear qos map
clear qos map
Class of Service(CoS; サービス クラス)/ 送信キューおよび廃棄スレッシュホールド値をデフォル
ト値に戻すには、clear qos map コマンドを使用します。
clear qos map port_type
構文の説明
port_type
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、1q4t ポート上の CoS/ 送信キューおよび廃棄スレッシュホールド マッピングをデフォルト値
に戻す例を示します。
ポート タイプ。有効なポート タイプは、1q4t および 2q1t です。
Console> (enable) clear qos map 1q4t
Qos map setting cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set qos map
show qos status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-54
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear radius key
clear radius key
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)共有鍵テーブルから、RADIUS 共有鍵をすべ
て、または 1 つ削除するには、clear radius key コマンドを使用します。
clear radius key
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、RADIUS 鍵を削除する例を示します。
Console> (enable) clear radius key
Radius server key cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set radius key
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-55
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear radius server
clear radius server
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバ テーブルから、RADIUS サーバをすべ
て、または 1 つ削除するには、clear radius server コマンドを使用します。
clear radius server all
clear radius server ip_addr
構文の説明
all
RADIUS サーバ テーブルから、すべての RADIUS サーバを削除します。
ip_addr
削除する RADIUS サーバの IP アドレス
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、RADIUS サーバ テーブルから特定の RADIUS サーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear radius server 192.168.255.255
192.168.255.255 cleared from radius server table.
Console> (enable)
関連コマンド
set radius server
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-56
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear rcp
clear rcp
ファイル転送の Remote Copy Protocol(RCP)情報を削除するには、clear rcp コマンドを使用します。
clear rcp
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、RCP 情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear rcp
Console> (enable)
関連コマンド
set rcp username
show rcp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-57
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp access
clear snmp access
特定のセキュリティ モデルおよびセキュリティ レベルのある SNMP(簡易ネットワーク管理プロ
トコル)グループのアクセス権を削除するには、clear snmp access コマンドを使用します。
clear snmp access [-hex] groupname {security-model {v1 | v2c | v3}} {noauthentication |
authentication | privacy}
構文の説明
-hex
(任意)16 進数表記で groupname を表示します。
groupname
SNMP アクセス テーブル名
security-model v1 | v2c | v3
セキュリティ モデル v1、
v2c、
または v3 のアクセス権を削除します。
noauthentication
認証プロトコルを使用しないように、
セキュリティ モデルを設定し
ます。
authentication
認証プロトコルのタイプを表示します。
privacy
ユーザ保護のため、送信されたメッセージが開示されないようにし
ます。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
groupname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー
ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ
た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、グループの SNMP アクセスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp access cisco-group security-model v3 authentication
Cleared snmp access cisco-group version v3 level authentication.
Console> (enable)
関連コマンド
clear config ― スイッチ
set snmp access
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-58
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp access-list
clear snmp access-list
アクセス リスト番号に関連付けられたホストの IP アドレスをクリアするには、clear snmp access-list
コマンドを使用します。
clear snmp access-list access_number IP_address [[IP_address] ...]
構文の説明
access_number
特定のコミュニティ ストリングの使用を許可されたホストのリストを指定す
る番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。
IP_address
アクセス リストと関連する IP アドレス。詳細については、「使用上の注意事
項」を参照してください。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
複数の IP アドレスを指定する場合、それぞれの IP アドレスをスペースで区切ります。
例
次に、アクセス リスト番号 2 からホストの IP アドレスをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear snmp access-list 2 172.20.60.8
Access number 2 no longer associated with 172.20.60.8
Console> (enable)
次に、アクセス リスト番号 101 から IP アドレスをすべてクリアする例を示します。
Console> (enable) clear snmp access-list 101
All IP addresses associated with access-number 101 have been cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp access-list
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-59
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp community
clear snmp community
既存のコミュニティ ストリングを削除し、異なるコミュニティ ストリングとセキュリティ モード
との間のマッピングを削除するには、clear snmp community コマンドを使用します。
clear snmp community {read-only | read-write | read-write-all} community_string
clear snmp community index [-hex] {index_name}
構文の説明
read-only
指定した SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティへの読み
取り専用アクセスを削除します。
read-write
指定した SNMP コミュニティへの読み取り / 書き込みアクセスを削除します。
read-write-all
指定した SNMP コミュニティへの読み取り / 書き込みアクセスを削除します。
community_string
SNMP コミュニティ名
index
インデックスを削除します。
-hex
index_name
(任意)16 進数表記で index_name を表示します。
SNMP インデックス名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
index_name に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー
ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ
た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
index_name を入力しない場合、ヌル コンテキスト ストリングが使用されます。
例
次に、SNMP コミュニティ ストリングをクリアする例を示します。
Console> (enable) clear snmp community read-only public1
Community string public1 with access read-only has been removed
Console> (enable)
次に、グループの SNMP アクセスを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp community index ind1
Cleared snmp community ind1.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp community
show snmp community
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-60
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp community-ext
clear snmp community-ext
既存のコミュニティ ストリングをクリアするには、clear snmp community-ext コマンドを使用しま
す。
clear snmp community-ext community_string
構文の説明
community_string
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
コミュニティ ストリングをクリアする場合、vacmAccessTable および vacmSecurityToGroup テーブ
ルの対応するエントリも削除されます。
例
次に、既存のコミュニティ ストリングをクリアする例を示します。
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ名
Console> (enable) clear snmp community-ext public1
Community string public1 has been removed.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp community-ext
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-61
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp group
clear snmp group
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを SNMP グループから削除するには、clear snmp
group コマンドを使用します。
clear snmp group [-hex] groupname user {[-hex] username}security-model {v1 | v2c | v3}
構文の説明
-hex
(任意)16 進数表記で groupname および username を表示します。
groupname
アクセス制御を定義する SNMP グループ名
user
SNMP グループのユーザ名
username
SNMP ユーザ名
security model v1 | v2c | v3
セキュリティ モデル v1、v2c または v3 から、SNMP ユーザを削除
します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
例
groupname または username に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、
16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン
(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
次に、vacmAccessTable から SNMP グループを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp group cisco-group user joe security-model v3
Cleared snmp group cisco-group user joe version v3.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp group
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-62
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp notify
clear snmp notify
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)NotifyTable から SNMP 通知名を削除するには、clear
snmp notify コマンドを使用します。
clear snmp notify [-hex] {notifyname}
構文の説明
(任意)16 進数表記で notifyname を表示します。
-hex
snmpNotifyTable にインデックスを付ける一意の ID
notifyname
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
notifyname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー
ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ
た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、SNMP NotifyTable から、SNMP 通知名を削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp notify joe
Cleared SNMP notify table joe.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp notify
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-63
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp targetaddr
clear snmp targetaddr
TargetAddressTable から、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エント
リを削除するには、clear snmp targetaddr コマンドを使用します。
clear snmp targetaddr [-hex] {addrname}
構文の説明
-hex
addrname
(任意)16 進数表記で addrname を表示します。
任意ですが、一意なターゲット エージェント名。最大長は 32 バイトです。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
addrname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー
ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1
桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、SNMP TargetAddressTable の SNMP ターゲット アドレスのエントリを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp targetaddr joe
Cleared SNMP targetaddr joe.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp targetaddr
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-64
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp targetparams
clear snmp targetparams
snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット パラ
メータを削除するには、clear snmp targetparams コマンドを使用します。
clear snmp targetparams [-hex] {paramsname}
構文の説明
(任意)16 進数表記で paramsname を表示します。
-hex
snmpTargetParamsTable のターゲット パラメータ名。最大長は 32 バイトです。
paramsname
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
paramsname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキー
ワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られ
た 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、snmpTargetParamsTable の SNMP ターゲット パラメータを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp targetparams joe
Cleared SNMP targetparams table joe.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp targetparams
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-65
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp trap
clear snmp trap
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ レシーバー テーブルからエントリを削除する
には、clear snmp trap コマンドを使用します。
clear snmp trap {rcvr_addr | all}
clear snmp trap rcvr_addr [port rcvr_port] [owner rcvr_owner] [index rcvr_index]
構文の説明
rcvr_addr
削除するトラップ レシーバー(SNMP 管理ステーション)の IP アドレスまた
は IP エイリアス(101.102.103.104 のようなドット付き 10 進数表記)
all
SNMP トラップ レシーバー テーブルのすべてのエントリを削除します。
port rcvr_port
(任意)UDP ポートおよびポート番号。rcvr_port の値は 0 ∼ 65535 です。
owner rcvr_owner (任意)SNMP トラップの設定を行ったユーザを識別します。rcvr_owner は 1
∼ 21 文字です。
index rcvr_index
(任意)このエントリを識別します。rcvr_index の値は 1 ∼ 65535 です。
デフォルト
SNMP トラップ レシーバー テーブルは空です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、SNMP トラップ レシーバー テーブルから 1 つのエントリを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp trap 192.168.255.255
SNMP trap receiver deleted.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp trap
show port counters
test snmp trap
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-66
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp user
clear snmp user
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを削除するには、clear snmp user コマンドを使
用します。
clear snmp user [-hex] {username} [remote {engineid}]
構文の説明
(任意)16 進数表記で username を表示します。
-hex
エージェントに接続するホスト上のユーザ名
username
(任意)リモート SNMP エンジン上のユーザ名
remote engineid
デフォルト
ローカル SNMP エンジン ID が使用されます(リモート エンジン ID がない場合)
。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
username に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー
ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1
桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、SNMP グループからユーザを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp user joe
Cleared SNMP user joe.
Console> (enable)
次に、リモート SNMP エンジン上のユーザを削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp user joe remote 00:00:00:09:00:d0:00:4c:18:00
Cleared SNMP user.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp user
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-67
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear snmp view
clear snmp view
vacmViewTreeFamilyTable から MIB(管理情報ベース)ビュー名を削除するには、clear snmp view
コマンドを使用します。
clear snmp view [-hex] {viewname} [subtree]
構文の説明
-hex
viewname
subtree
(任意)16 進数表記で viewname を表示します。
MIB ビュー名
(任意)サブツリー名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
viewname に特別な文字(パラメータの表示できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー
ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1
桁または 2 桁の 16 進数です。
マスクとともに使用される MIB サブツリーは、Object Idetifier(OID; オブジェクト識別子)形式ま
たは有効な OID にマッピングされたテキスト名で、表示サブツリーを定義します。
例
次に、特定のサブツリーから SNMP MIB myview を削除する例を示します。
Console> (enable) clear snmp view myview 1.1.3
Cleared snmp view myview with subtree 1.1.3
Console> (enable)
次に、すべてのサブツリーから SNMP MIB myview を削除する例を示します。
Console> (enable)
Cleared snmp view
Cleared snmp view
Cleared snmp view
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp view myview
myview with subtree 1.2
myview with subtree 1.1.3
myview with subtree 1.4.3
set snmp view
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-68
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree detected-protocols
clear spantree detected-protocols
レガシー ブリッジおよび Multiple Spanning-Tree(MST)リージョンの境界ポートを削除するには、
clear spantree detected-protocols コマンドを使用します。
clear spantree detected-protocols mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear spantree detected-protocols コマンドを使用できるのは、MST モードおよび RAPID-Per-VLAN
Spanning-Tree Plus(PVST+)モードのみです。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)では保
存されません。clear spantree detected-protocols コマンドを入力したときに、mod/port 番号を指定し
ない場合、接続されたすべてのポートでプロトコル検出が実行されます。
例
次に、ポート 2 またはモジュール 3 上のレガシー ブリッジおよび境界ポートのプロトコル検出を設
定する例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号。詳細については、
「使用上
の注意事項」を参照してください。
Console> (enable) clear spantree detected-protocols 3/2
Spanning tree protocol detection forced on port 3/2
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mode
set spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-69
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree mst
clear spantree mst
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを削除するには、
clear spantree mst コマンドを使用します。
clear spantree mst instance [vlan vlans]
構文の説明
instance
vlan vlans
インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。詳細については、「使用上の注意
事項」を参照してください。
(任意)VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
インスタンス番号を 1 つだけ入力した場合、VLAN 番号も入力できます。インスタンス番号の範囲
を入力したときは、VLAN 番号は入力できません。
VLAN を指定しない場合、すべての VLAN のマッピングが、指定したインスタンスから削除され、
MST インスタンス 0(IST)に追加されます。
例
次に、MST インスタンス 2 から VLAN 2 を削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree mst 2 vlan 2
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree mst
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-70
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portcost
clear spantree portcost
スイッチ上のポートのポート コストを削除するには、
clear spantree portcostコマンドを使用します。
clear spantree portcost mod/port [mst]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)デフォルトのパス コストをポート上の MST インスタンスに戻します。
mst
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ポート上のデフォルトのパス コストを戻す例を示します。
Console> (enable) clear spantree portcost 3/1
Port 3/1 is using the cost 0.
Console> (enable)
次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のすべての MST インスタンスに戻す例を示します。
Console> (enable) clear spantree portcost 8/1 mst
Port 8/1 MST is using the cost 20000 in MST mode.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portcost
show spantree statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-71
第2章
clear spantree portinstancecost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portinstancecost
デフォルトのパス コストをポート上のインスタンスに戻すには、clear spantree portinstancecost コ
マンドを使用します。
clear spantree portinstancecost mod/port [mst] instances
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)デフォルトのパス コストをポート上の MST インスタンスに戻します。
mst
インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
instances
デフォルト
次の表に、デフォルト設定を示します。
表 2-1
clear spantree portinstancecost コマンドのデフォルトのポート コスト
ポート速度
デフォルトのポート コスト
4 Mb
250
10 Mb
100
16 Mb
62
100 Mb
19
155 Mb
14
1 Gb
4
10 Gb
2
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドが有効なのは、Multi-Instance Shared Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードのみです。
例
次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のインスタンスに戻す例を示します。
Console> (enable) clear spantree portinstancecost 5/1 2
Port 5/1 mistp-instance 1-16 have path cost 200000.
Console> (enable)
次に、デフォルトのパス コストを、ポート上のすべての MST インスタンスに戻す例を示します。
Console> (enable) clear spantree portinstancecost 8/1 mst 0-15
Port 8/1 MST Instance 0-15 have path cost 20000.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portinstancecost
show spantree statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-72
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portinstancepri
clear spantree portinstancepri
スパニングツリー ポート インスタンスのプライオリティをリセットするには、clear spantree
portinstancepri コマンドを使用します。
clear spantree portinstancepri mod/port [instances]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
instances
デフォルト
ポート プライオリティは 0 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドが有効なのは、Multi-Instance Shared Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードのみです。
例
次に、スパニングツリー ポート インスタンスのプライオリティをリセットする例を示します。
Console> (enable) clear spantree portinstancepri 5/1 2
Port 5/1 instances 1-16 using portpri 32.
Console> (enable)
次に、すべての MST インスタンスのスパニングツリー ポート プライオリティをリセットする例を
示します。
Console> (enable) clear spantree portinstancepri 8/1 mst 0-15
Port 8/1 MST Instances 0-15 using portpri 32
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portinstancepri
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-73
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portpri
clear spantree portpri
スイッチ上のポートのポート プライオリティを削除するには、clear spantree portpri コマンドを使
用します。
clear spantree portpri mod/port [mst]
構文の説明
mod/port
mst
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
(任意)スパニングツリー Multiple Spanning-Tree(MST)ポート プライオリ
ティをリセットします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スパニングツリー ポート プライオリティを削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree portpri 3/1
Port 3/1 is using the cost 32.
Console> (enable)
次に、スパニングツリー MST ポート プライオリティを削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree portpri 8/1 mst
Port 8/1 is using the priority 32 in MST mode.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portpri
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-74
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portvlancost
clear spantree portvlancost
ポート上のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)コストを戻すには、clear
spantree portvlancost コマンドを使用します。
clear spantree portvlancost mod/port preferred_vlans
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
preferred_vlans
デフォルトのスパニングツリー ポート VLAN コストを戻す VLAN のリスト。
有効値は 1 ∼ 1005 です。
次の表に、デフォルト設定を示します。
表 2-2
clear spantree portvlancost コマンドのデフォルトのポート コスト
ポート速度
デフォルトのポート コスト
100 Kb
200,000,000
1 Mb
20,000,000
10 Mb
2,000,000
100 Mb
200,000
1 Gb
20,000
10 Gb
2,000
100 Gb
200
1 Tb
20
10 Tb
2
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ポート 2/10 上の VLAN 1 ∼ 10 のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN コストを戻す
例を示します。
Console> (enable) clear spantree portvlancost 2/10 1-10
Port 2/10 VLANs 11-21 have path cost 6
Port 2/10 VLANs 1-10,22-1000 have path cost 10.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portfast
show spantree statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-75
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree portvlanpri
clear spantree portvlanpri
ポート上のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)プライオリティを戻すには、
clear spantree portvlanpri コマンドを使用します。
clear spantree portvlanpri mod_num port_num vlans
clear spantree portvlanpri trcrf | trbrf
構文の説明
mod_num
モジュールの番号
port_num
モジュールのポート番号
vlans
デフォルトのスパニングツリー ポート VLAN プライオリティを戻す VLAN の
リスト。有効値は 1 ∼ 1005 です。
trcrf
スパニングツリー ポート VLAN プライオリティを削除する Token Ring
Concentrator Relay Function(TrCRF)
trbrf
スパニングツリー ポート VLAN プライオリティを削除する Token Ring Bridge
Relay Function(TrBRF)
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、モジュール 1、ポート 2 上の VLAN 23 ∼ 40 のデフォルトのスパニングツリー ポート VLAN
プライオリティを戻す例を示します。
Console>
Port 1/2
Port 1/2
Console>
関連コマンド
(enable) clear spantree portvlanpri 1/2 23-40
vlans 3,6-20,23-1000 using portpri 32
vlans 1-2,4-5,21-22 using portpri 30
(enable)
clear spantree portinstancecost
show spantree mistp-instance
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-76
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree redetected-protocols
clear spantree redetected-protocols
レガシー ブリッジおよび Mutiple Spanning-Tree(MST)リージョンの境界ポートを削除するには、
clear spantree redetected-protocols コマンドを使用します。
clear spantree redetected-protocol mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear spantree redetected-protocol コマンドを使用できるのは、MST モードおよび RAPID-Per-VLAN
Spanning-Tree Plus(PVST+)モードのみです。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)では保
存されません。clear spantree redetected-protocol コマンドを入力したときに、mod/port 番号を指定
しない場合、接続されたすべてのポートでプロトコル検出が実行されます。
例
次に、モジュール 3 のポート 2 上のレガシー ブリッジおよび境界ポートのプロトコル検出を設定す
る例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号。詳細については、
「使用上
の注意事項」を参照してください。
Console> (enable) clear spantree redetected-protocol 3/2
Spanning tree protocol detection forced on port 3/2
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mode
set spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-77
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree root
clear spantree root
スイッチ上のスパニングツリー ブリッジ プライオリティ、hello タイム、最大エージング タイム、
転送遅延をデフォルト値に戻すには、clear spantree root コマンドを使用します。
clear spantree root vlans
clear spantree root mistp-instance instances
clear spantree root mst instances
構文の説明
デフォルト
vlans
スパニングツリーのデフォルト設定を戻す VLAN(仮想 LAN)の
リスト。有効値は 1 ∼ 1005 です。
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instances
MST インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
次の表に、デフォルト設定を示します。
表 2-3
clear spantree root コマンドのデフォルト設定
値
デフォルト設定
スイッチ プライオリティ
32768
転送遅延
15 秒
hello タイム
2秒
最大エージング タイム
20 秒
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、VLAN 範囲のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。
Console> (enable)
VLANs 1-20 bridge
VLANs 1-20 bridge
VLANs 1-20 bridge
VLANs 1-20 bridge
Console> (enable)
clear spantree root 1-20
priority set to 32678.
hello time set to 2 seconds.
max aging time set to 20 seconds.
forward delay set to 15 seconds.
次に、2 つの特定の VLAN 上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree root 22,24
VLANs 22,24 bridge priority set to 32678.
VLANs 22,24 bridge hello time set to 2 seconds.
VLANs 22,24 bridge max aging time set to 20 seconds.
VLANs 22,24 bridge forward delay set to 15 seconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-78
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree root
次に、インスタンス上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。
Console>
Instance
Instance
Instance
Instance
Console>
(enable)
1 bridge
1 bridge
1 bridge
1 bridge
(enable)
clear spantree root mistp-instance 1
priority set to 32768.
max aging time set to 20.
hello time set to 2.
forward delay set to 15.
次に、MST インスタンス上のスパニングツリー ルートを削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree root mst 0
MST Instance s 0 bridge priority set to 32768.
Instances 0 bridge max aging time set to 20.
Instances 0 bridge hello time set to 2.
Instances 0 bridge forward delay set to 15.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree root
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-79
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree statistics
clear spantree statistics
指定したポートまたは VLAN(仮想 LAN)上のスパニングツリー統計情報を削除するには、clear
spantree statistics コマンドを使用します。
clear spantree statistics mod/port
clear spantree statistics vlans
clear spantree statistics mistp-instance instances
clear spantree statistics mst instance
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポートの番号
vlans
削除する VLAN 番号のリスト
mistp-instance instances
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16
です。
mst instance
MST インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、VLAN 1 のスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree statistics 1
Cleared all VLAN counters for VLAN 1
Statistics cleared for vlans 1
Console> (enable)
次に、ポートのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree statistics 3/1
Statistics cleared for module 3/1
Console> (enable)
次に、インスタンスのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree statistics mistp-instance 2
Statistics cleared for instances 2
Console> (enable)
次に、MST インスタンスのスパニングツリー統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear spantree statistics mst 0
Statistics cleared for MST instance: 0
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-80
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear spantree uplinkfast
clear spantree uplinkfast
UplinkFast をディセーブルにし、スパニングツリー ブリッジ プライオリティ、ポート プライオリ
ティ、ポート コストをデフォルト値に戻すには、clear spantree uplinkfast コマンドを使用します。
clear spantree uplinkfast
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、VLAN(仮想 LAN)ロードバランス設定に影響を及ぼす可能性があるスパニング
ツリー ポート プライオリティおよびポート コストを変更します。
例
次に、UplinkFast 機能をオフにし、スパニングツリー ブリッジ プライオリティ、ポート プライオ
リティ、ポート コストをデフォルト値に戻す例を示します。
Console> (enable) clear spantree uplinkfast
This command will cause all portcosts, portvlancosts, and the
bridge priority on all vlans to be set to default.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
VLANs 1-1005 bridge priority set to 32768.
The port cost of all bridge ports set to default value.
The portvlancost of all bridge ports set to default value.
uplinkfast disabled for bridge.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree uplinkfast
show spantree uplinkfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-81
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear tacacs key
clear tacacs key
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)認証および暗号化サーバ鍵を削除
するには、clear tacacs key コマンドを使用します。
clear tacacs key
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
鍵値はヌルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、認証および暗号化に使用する TACACS+ サーバ鍵を削除する例を示します。
Console> (enable) clear tacacs key
TACACS server key cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set tacacs key
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-82
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear tacacs server
clear tacacs server
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバ リストからホストを削除
するには、clear tacacs server コマンドを使用します。
clear tacacs server {ip_addr | all}
構文の説明
ip_addr
TACACS+ サーバのリストから削除するサーバの IP アドレス
all
TACACS+ サーバ リストからすべてのホストを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、TACACS+ サーバのリストからサーバを削除する例を示します。
Console> (enable) clear tacacs server 192.168.255.255
192.168.255.255 cleared from TACACS table
Console> (enable)
関連コマンド
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-83
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear timezone
clear timezone
タイム ゾーンをデフォルトの Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)に戻すには、clear
timezone コマンドを使用します。
clear timezone
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
タイム ゾーンは UTC です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear timezone コマンドが機能するのは、Network Time Protocol(NTP)がイネーブルである場合の
みです。時間を手動で設定し、NTP をディセーブルにした場合、clear timezone コマンドは機能し
ません。
例
次に、タイム ゾーンを削除する例を示します。
Console> (enable) clear timezone
Timezone name and offset cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set timezone
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-84
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear top
clear top
稼働している TopN レポート プロセスを終了するには、clear top コマンドを使用します。
clear top {all | report_num}
構文の説明
all
非ペンディング TopN 結果をすべて終了します。
report_num
終了する TopN レポート番号。有効値は 1 ∼ 5 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear top all コマンドでは、ペンディング TopN レポートは削除されません。done ステータスである
レポートのみが削除されます。
同じ Telnet またはコンソール セッションで Ctrl-C を押すことにより、または別の Telnet かコンソー
ル セッションで clear top report_num コマンドを入力することにより、background オプションなし
で TopN プロセスを終了できます。background オプションが使用されているかどうかを確認するに
は、show top background コマンドを使用します。
TopN レポートが完全に表示されるまで、プロンプトは表示されません。ほかのコマンドは、レポー
トが表示されるまでブロックされます。
例
次に、コンソール セッションまたはTelnetセッションからTopNプロセス1を停止する例を示します。
Console> (enable) clear top 1
Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by Console//
Console> (enable)
Console> (enable) clear top 1
Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by telnet/172.20.52.124//
Console> (enable)
次に、非ペンディング TopN レポート プロセスをすべて停止する例を示します。
Console> (enable) clear top all
Console> (enable) %MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 1 terminated by Console//
%MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 2 terminated by Console//
%MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 3terminated by Console//
%MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 4terminated by Console//
%MGMT-5-TOPN_TERMINATE:Report 5terminated by Console//
Console> (enable)
関連コマンド
show top
show top report
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-85
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear trunk
clear trunk
トランク ポートをデフォルトのトランク タイプおよびモードに戻すか、またはトランク ポートの
許可 VLAN リストから特定の VLAN
(仮想 LAN)を削除するには、
clear trunk コマンドを使用します。
clear trunk mod/ports [vlans]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)トランク ポートの許可 VLAN リストから削除する 1 つまたは複数の
VLAN。有効値は 2 ∼ 1005 です。
vlans
デフォルト
VLAN が指定されていない場合、モードを ISL(スイッチ間リンク)および IEEE 802.1Q トランク
ポートの auto に設定します。auto および off モードの詳細については、set trunk コマンドを参照し
てください。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN を指定した場合、トランクで許可された VLAN リストからこの VLAN が削除されます。削
除された VLAN のトラフィックは、トランク ポート上では転送されません。
デフォルト VLAN は、トランク上の許可 VLAN リストから削除できません。
削除した VLAN を追加するには、set trunk mod_num/port_num vlan_range コマンドを使用します。
例
次に、モジュール 1 のポート 2 上のトランク ポートから VLAN 200 ∼ 500 を削除する例を示します。
Console>
Removing
Port 1/2
Console>
(enable) clear trunk 1/2 200-500
Vlan(s) 200-500 from allowed list.
allowed vlans modified to 1-199,501-1000.
(enable)
次に、モジュール 1 のポート 2 上のトランクを削除する例を示します。
Console> (enable) clear trunk 1/2
Port(s) 1/2 trunk mode set to auto.
Port(s) 1/2 trunk type set to isl.
Console> (enable)
関連コマンド
set trunk
show trunk
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-86
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vlan
clear vlan
管理ドメインから既存の VLAN(仮想 LAN)を削除するには、clear vlan コマンドを使用します。
clear vlan vlan
構文の説明
vlan
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN の削除については、次の注意事項に従ってください。
VLAN の番号。有効値は 2 ∼ 1000 です。
•
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)サーバ モードの通常範囲イーサネッ
ト VLAN を削除すると、同じ VTP ドメインのすべてのスイッチから VLAN が削除されます。
•
VTP トランスペアレント モードの通常範囲 VLAN を削除すると、VLAN は現在のスイッチで
のみ、削除されます。
•
拡張範囲 VLAN が作成されたスイッチでのみ、拡張範囲 VLAN を削除できます。
注意
VTP サーバとして設定されたスイッチ上の VLAN を削除すると、VLAN は VTP ドメイン全体から
削除されます。その VTP ドメインの各スイッチは、VLAN を削除します。
注意
VLAN を削除すると、その VLAN に割り当てられたすべてのポートが非アクティブになります。た
だし、ポートを別の VLAN に移動するまで、VLAN ポートの割り当ては保持されます。削除した
VLAN が再びアクティブになると、その VLAN 上で設定済みのすべてのポートも再びアクティブ
になります。
プライベート VLAN(プライマリ、隔離、コミュニティ)を削除する場合、ポートは非アクティブ
に設定され、VLAN には割り当てられません。また、選択した VLAN のプライベート VLAN マッ
ピングも削除されます。Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)から VLAN へのマッピン
グも削除されます。
例
次に、管理ドメインから既存の VLAN(VLAN 4)を削除する例を示します。
Console> (enable) clear vlan 4
This command will deactivate all ports on vlan 4
in the entire management domain
Do you want to continue(y/n) [n]? y
VLAN 4 deleted
Console> (enable)
関連コマンド
set vlan
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-87
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vlan mapping
clear vlan mapping
ISL(スイッチ間リンク)VLAN(仮想 LAN)への既存の 802.1Q VLAN マッピング ペアを削除する
には、clear vlan mapping コマンドを使用します。
clear vlan mapping dot1q {1q_vlan_num | all}
構文の説明
dot1q
802.1Q VLAN
1q_vlan_num
マッピングを削除する 802.1Q VLAN
all
すべてのエントリのマッピング テーブルを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、マッピング テーブルから、マッピングされた既存の 802.1Q VLAN
(VLAN 1044)を削除します。
Console> (enable) clear vlan mapping dot1q 1044
Vlan Mapping 1044 Deleted.
Console> (enable)
次に、マッピング テーブルから、マッピングされたすべての 802.1Q VLAN を削除します。
Console> (enable) clear vlan mapping dot1q all
All Vlan Mapping Deleted.
Console> (enable)
関連コマンド
set vlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-88
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vmps rcp
clear vmps rcp
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)サーバ テーブルか
ら VMPS Remote Copy Protocol(RCP)ユーザ名を削除するには、clear vmps rcp コマンドを使用し
ます。
clear vmps rcp username
構文の説明
username
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ユーザ名を入力しない場合、すべての RCP ユーザ名が削除されます。
例
次に、VMPS サーバ テーブルから VMPS RCP ユーザ名 jdoe を削除する例を示します。
ユーザ名は 14 文字までです。
Console> (enable) clear vmps rcp jdoe
Console> (enable)
関連コマンド
set rcp username
show rcp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-89
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vmps server
clear vmps server
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)サーバ テーブルか
ら VMPS サーバを削除するには、clear vmps server コマンドを使用します。
clear vmps server ip_addr
構文の説明
ip_addr
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、VMPS テーブルから VMPS サーバを削除する例を示します。
削除する VMPS サーバの IP アドレスまたはホスト名
Console> (enable) clear vmps server 192.168.255.255
VMPS domain server 192.168.255.255 cleared from VMPS table.
Console> (enable)
次に、VMPS テーブルから存在しない VMPS サーバを削除しようとした結果を示します。
Console> (enable) clear vmps server 192.168.255.255
VMPS domain server 192.168.255.255 not in VMPS table.
Console> (enable)
関連コマンド
reconfirm vmps
set vmps server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-90
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vmps statistics
clear vmps statistics
既存の VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)クライアン
ト統計情報を削除するには、clear vmps statistics コマンドを使用します。
clear vmps statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、既存の VMPS 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear vmps statistics
VMPS and dynamic vlan statistics cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
show vmps statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-91
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vtp pruning
clear vtp pruning
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン内でプルーニングに不適格な
VLAN(仮想 LAN)を指定するには、clear vtp pruning コマンドを使用します。
clear vtp pruning vlan_num
構文の説明
vlan_num
デフォルト
VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN に属するステーションがトランク上にない場合、VTP プルーニングは、各プルーニング適格
VLAN 内のトラフィックが VLAN トランク上に転送されないようにします。VTP プルーニングを
イネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。
プルーニングに不適格とされる VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。
VLAN を再びプルーニング適格にするには、set vtp pruning コマンドを使用します。
例
次に、VLAN 200 ∼ 500 をプルーニングに不適格とする例を示します。
Console> (enable) clear vtp pruning 200-500
Vlans 1,200-500,1001-1005 will not be pruned on this device.
VTP domain Company modified.
Console> (enable)
関連コマンド
set vtp
show vtp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-92
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear vtp statistics
clear vtp statistics
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)統計情報を削除するには、clear vtp statistics
コマンドを使用します。
clear vtp statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、VTP 統計情報を削除する例を示します。
Console> (enable) clear vtp statistics
vtp statistics cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
set vtp
show vtp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-93
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
configure
configure
ホストからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードし、そのファイルの各コマンドを実行
するには、configure コマンドを使用します。
configure host file [rcp]
構文の説明
host
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
file
コンフィギュレーション ファイル名
rcp
(任意)使用するファイル転送方式としての Remote Copy Protocol(RCP)
デフォルト
ファイル転送方式は Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
configure コマンドを使用してダウンロードするコンフィギュレーション ファイルの構築について
の 詳 細 は、
『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration
Guide』を参照してください。
例
次に、コンフィギュレーション ファイルの例を示します。! または # で始まる行を除いた行には、
コマンドが含まれています。一部のサーバ(NT)では、TFTP ディレクトリは /tftpboot でない場合
があります。
begin
show time
set ip alias conc7 198.133.219.207
set ip alias montreux 198.133.119.42
set ip alias cres 192.122.174.42
set prompt system5>
set password
# empty string old password
pingpong
pingpong
end
#
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-94
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
configure
次に、TFTP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチ
を設定する例を示します。
Console> (enable) configure 192.122.174.42 system5.cfg
Configure using system5.cfg from 192.122.174.42 (y/n) [n]? y
/
Done. Finished Network Download. (446 bytes)
>> show time
Wed Nov 11 1998, 17:42:50
>> set ip alias conc7 198.133.219.207
IP alias added.
>> set ip alias montreux 198.133.219.40
IP alias added.
>> set ip alias cres 192.122.174.42
IP alias added.
>> set prompt system5>
>> set password
Enter old password:
Enter new password: pingpong
Retype new password: pingpong
Password changed.
関連コマンド
copy
show config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-95
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
confreg
confreg
コンフィギュレーション レジスタ値を設定したり、コンフィギュレーション レジスタ ユーティリ
ティを使用してコンフィギュレーション レジスタを変更したりするには、confreg コマンドを使用
します。
confreg [hexvalue]
構文の説明
hexvalue
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
hexvalue を指定する場合、confreg コマンドは、コンフィギュレーション レジスタ値を指定された
16 進数の値に変更します。
(任意)コンフィギュレーション レジスタの 16 進数の値
hexvalue を指定しない場合、confreg コマンドは現在のコンフィギュレーション レジスタ値を表示
し、現在値を保持または変更するよう指示します。
新しいコンフィギュレーション レジスタ値は NVRAM(不揮発性 RAM)に書き込まれ、スイッチ
をリセットするか、再起動するまで有効にはなりません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-96
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
confreg
例
次に、confreg コマンドを使用する例を示します。
rommon 1 > confreg
Configuration Summary
enabled are:
console baud:9600
boot:the ROM Monitor
do you wish to change the configuration? y/n [n]: y
enable "diagnostic mode"? y/n [n]:<Return>
enable "use net in IP bcast address"? y/n [n]:<Return>
enable "load rom after netboot fails"? y/n [n]:<Return>
enable "use all zero broadcast"? y/n [n]:<Return>
enable "break/abort has effect"? y/n [n]:<Return>
enable "ignore system config info"? y/n [n]:<Return>
change console baud rate? y/n [n]:<Return>
change the boot characteristics? y/n [n]: y
enter to boot:
0 = ROM Monitor
1 = the boot helper image
2-15 = boot system
[0]: 2
Configuration Summary
enabled are:
console baud:9600
boot:image specified by the boot system commands
or default to:cisco2-Presto
do you wish to change the configuration? y/n
[n]:<Return>
You must reset or power cycle for new config to take effect
rommon 2 >
関連コマンド
sync
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-97
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
copy
copy
フラッシュ イメージまたはスイッチ コンフィギュレーションを、フラッシュ デバイス、Remote
Copy Protocol(RCP)サーバ、Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サー
バへアップロードしたり、フラッシュ デバイス、RCP サーバ、TFTP サーバからダウンロードした
りするには、copy コマンドを使用します。
copy file-id {tftp | rcp | flash | file-id | config}
copy config {flash | file-id | tftp | rcp} [all]
copy tftp {flash | file-id | config}
copy ftp {flash | file-id | config}
copy rcp {flash | file-id | config}
copy flash {tftp | rcp | file-id | config}
構文の説明
file-id
コピーするファイル。このファイルでは、file-id は [[m/]device:][filename] の形式です。
m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ
エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous
Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。異なるモジュールが
指定されていない場合、モジュール 1 が使用されます。
device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、
slot0:、slot1: です。また、tftp: をデバイス名として指定することもできます。デバ
イス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。
tftp
TFTP サーバへ、または TFTP サーバからファイルをコピーします。
rcp
RCP サーバへ、または RCP サーバからファイルをコピーします。
flash
フラッシュ ファイル システムへ、またはフラッシュ ファイル システムからファイ
ルをコピーします。
config
指定したファイルへスイッチ コンフィギュレーション ファイルをコピーしたり、ス
イッチを設定するのに使用するファイルを指定したりします。
all
デフォルト
(任意)指定した宛先コンフィギュレーション ファイルに設定全体をコピーします。
all キーワードを使用しない場合、デフォルト以外のコマンドのみが宛先コンフィ
ギュレーション ファイルにコピーされます。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
送信元または宛先フラッシュ デバイスを指定しない場合、
(cd コマンドにより指定された)デ
フォルト フラッシュ デバイスが使用されます。
(注) 現在のデフォルト フラッシュ デバイスを表示するには、pwd コマンドを使用します。
宛先ファイル名が省略されている場合、システムは送信元ファイル名を使用します。
•
システム名が指定されているとき、システムはイメージおよびコンフィギュレーション ファイ
ルをsysname.cfgファイルに保存します。
それ以外の場合は、
システムはデフォルトmyswitch.cfg
ファイルを使用します。
•
file-id 変数のモジュールを指定しない場合、モジュール 1 が使用されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-98
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
copy
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、bootflash: フラッシュ デバイスのみサポートします。
copy コマンドを使用して、次を実行します。
•
システム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルを、TFTP または RCP サーバから
フラッシュ デバイスへダウンロードします。
•
システム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルを、フラッシュ デバイスから TFTP
または RCP サーバへアップロードします。
•
フラッシュ デバイス上、または TFTP あるいは RCP サーバ上のコンフィギュレーション ファ
イルを使用して、スイッチを設定します。
•
現在の設定をフラッシュ デバイスに、または TFTP あるいは RCP サーバにコピーします。
送信元または宛先デバイスを指定しない場合、コマンドは cd コマンドにより指定されたデバイス
を使用します。宛先ファイル名を省略する場合、送信元ファイル名を使用します。
copy config コマンドは、デフォルト以外のコマンドのみを宛先コンフィギュレーション ファイルに
コピーします。デフォルトおよびデフォルト以外の設定の両方をコピーするには、キーワード all
を使用します。
送信元または宛先フラッシュ デバイスを指定しない場合、
(cd コマンドにより指定された)デフォ
ルト フラッシュ デバイスが使用されます。現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示するに
は、pwd コマンドを使用します。宛先ファイル名を省略する場合、システムは送信元ファイル名を
使用します。
set system name コマンドを使用してシステム名を定義する場合、システムはイメージおよびコン
フィギュレーション ファイルを sysname.cfg ファイルに保存します。それ以外の場合は、デフォル
ト myswitch.cfg ファイルを使用します。
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
flash キーワードをコピー送信元または宛先として使用する場合、フラッシュ デバイス名を入力す
るよう指示されます。
ソフトウェア イメージを、同じタイプの複数のインテリジェント スイッチング モジュールにコ
ピーする場合、flash キーワードをコピー宛先として使用します。スイッチは、送信元イメージ ファ
イルのヘッダーに基づいて、イメージをコピーするモジュールを自動的に決定します。ソフトウェ
ア イメージを、同じタイプの複数のモジュールを装備したスイッチのインテリジェント スイッチ
ング モジュール 1 つにコピーする場合、宛先 file-id を m/bootflash: として指定する必要があります
(ファイル名を指定しないでください)。
例
次に、デフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、
slot0: フラッシュ デバイス上の cat.cfg
という名のファイルにアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy config slot0:cat.cfg
Upload configuration to slot0:cat.cfg
649324 bytes available on device slot0, proceed (y/n) [n]?
.........
/
Configuration has been copied successfully. (10200 bytes)
Console> (enable)
y
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-99
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
copy
次に、デフォルトおよびデフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、TFTP サーバ上の
lab2.cfg という名のファイルにアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy config tftp:lab2.cfg all
IP address or name of remote host [172.20.22.7]? y
Upload configuration to imgFile:lab2.cfg (y/n) [n]? y
.........
/
Configuration has been copied successfully. (10299 bytes).
Console> (enable)
次に、デフォルト以外のスイッチ コンフィギュレーションを、
slot1: フラッシュ デバイス上の cat.cfg
ファイルにアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy config flash
Flash device [bootflash]? slot1:
Name of file to copy to [configFile]? cat.cfg
Upload configuration to slot1:cat.cfg
749124 bytes available on device slot1, proceed (y/n) [n]? y
.........
/
Configuration has been copied successfully. (200345 bytes).
Console> (enable)
次に、イメージをリモート ホストから、RCP を使用するフラッシュへアップロードする例を示し
ます。
Console> (enable) copy rcp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat5000-sup3.4-2-1.bin
Flash device [bootflash]?
Name of file to copy to [cat5000-sup3.4-2-1.bin]?
4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable)
次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、または Catalyst 2980G スイッチ上
の実行コンフィギュレーションをストレージ用 RCP サーバにアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy config rcp
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy to []? cat5000_config.cfg
Upload configuration to rcp:cat5000_config.cfg, (y/n) [n]? y
.....
/
Configuration has been copied successfully.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-100
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
copy
次に、RCP サーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチ
を設定する例を示します。
Console> (enable) copy rcp config
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? dns-config.cfg
Configure using rcp:dns-config.cfg (y/n) [n]? y
/
Finished network download. (134 bytes)
>>
>> set ip dns server 172.16.10.70 primary
172.16.10.70 added to DNS server table as primary server.
>> set ip dns server 172.16.10.140
172.16.10.140 added to DNS server table as backup server.
>> set ip dns enable
DNS is enabled
>> set ip dns domain corp.com
Default DNS domain name set to corp.com
Console> (enable)
次に、フラッシュ デバイス上のコンフィギュレーション ファイルを使用して、スイッチを設定す
る例を示します。
Console> (enable) copy flash config
Flash device [bootflash]?
Name of configuration file? test.cfg
Configure using bootflash:test.cfg (y/n) [n]? y
/
Finished download. (10900 bytes)
>> set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
Password changed.
>> set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
Password changed.
>> set prompt Console>
>> set length 24 default
Screen length set to 24.
>> set logout 20
.....
Console> (enable)
次に、TFTP サーバからフラッシュ デバイスへファイルをコピーする例を示します。
Console> (enable) copy tftp bootflash:
Address or name of remote host [172.20.22.7]?
Enter source file name [cat4000-sup.4-5-1.bin]?
Enter destination file name [cat4000-sup.4-5-1.bin]?
6942528 bytes available in flash, proceed (y/n) [n]? y
Console> (enable)
関連コマンド
configure
write
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-101
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
del
del
ファイルを削除するには、del コマンドを使用します。
del device:filename
構文の説明
device:
デバイス名
filename
システム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、Catalyst 2980G スイッチは、bootflash: フ
ラッシュ デバイスのみサポートします。
同じ名前の有効なファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。この場合、既存の
ファイルを削除してから、もう一方のファイルを復元する必要があります。1 ファイルにつき、15
回まで削除と復元を繰り返すことができます。デバイス上で削除されたすべてのファイルを永久的
に削除するには、squeeze コマンドを使用します。squeeze コマンドを使用して、削除したファイル
によって使用された無駄なスペースを排除する必要があります。
例
次に、ファイルを削除する例を示します。
rommon 1 > del bootflash:cat4000.6-1-1.bin
rommon 2 >
関連コマンド
squeeze ― ROM モニタ
undelete ― ROM モニタ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-102
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
delete
delete
フラッシュ デバイス上のファイルを削除するには、delete コマンドを使用します。
delete [file-id]
構文の説明
file-id
(任意)削除するファイル。このファイルでは、file-id は [[m/]device:][filename] の形
式です。
m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ
エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous
Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。モジュールが指定さ
れていない場合、モジュール 1 が使用されます。
device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、
slot0:、slot1: です。デバイス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Catalyst 2948G スイッチ、Catalyst 2980G スイッチは、bootflash: フ
ラッシュ デバイスのみサポートします。
削除されたファイルを復元するには、undelete(スイッチ)コマンドを使用します。
同じ名前の有効なファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。代わりに、既存の
ファイルを削除してから、目的のファイルを復元する必要があります。1 ファイルにつき、15 回ま
で削除と復元を繰り返すことができます。デバイス上で削除されたすべてのファイルを永久的に削
除するには、squeeze(スイッチ)コマンドを使用します。
例
次に、フラッシュ デバイスからファイルを削除する例を示します。
Console> (enable) delete bootflash:switch_config.cfg
Console> (enable)
関連コマンド
dir ― スイッチ
show flash
squeeze ― スイッチ
undelete ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-103
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
dir ― ROM モニタ
dir ― ROM モニタ
フラッシュ デバイス上のファイルを表示するには、dir コマンドを使用します。
dir device
構文の説明
device
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、フラッシュ デバイス上のファイルを表示する例を示します。
フラッシュ デバイスの名前
rommon 1 > dir bootflash:
File size
14086 bytes (0x3706)
5415 bytes (0x1527)
446464 bytes (0x6d000)
4231861 bytes (0x4092b5)
rommon 2 >
Checksum
File name
0xa6a84c93
switch_config.cfg (deleted)
0x53bbccda
5509_config.cfg
0x8503219d
cat5000-sup3.5-1-1.bin (deleted)
0x1d6092f4
cat5000-sup3.5-2-1.bin
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
dir ― スイッチ
dir ― スイッチ
フラッシュ デバイス上のファイルを表示するには、dir コマンドを使用します。
dir [file-id] [all | deleted | long]
構文の説明
file-id
(任意)コピー操作を実行するファイル。このファイルでは、file-id は
[[m/]device:][filename] の形式です。
m/ はフラッシュ デバイスがあるモジュール(たとえば、スタンバイ スーパバイザ
エンジン、Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール、または Asynchronous
Transfer Mode[ATM ; 非同期転送モード]モジュール)です。モジュールが指定さ
れていない場合、モジュール 1 が使用されます。
device: はファイルがあるデバイスです。有効なフラッシュ デバイスは、bootflash:、
slot0:、slot1: です。また、tftp: をデバイス名として指定することもできます。デバ
イス名のあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
filename はシステム イメージ名またはコンフィギュレーション ファイル名です。
all
(任意)デバイス上のファイル(削除されたファイルを含む)すべてを表示します。
deleted
(任意)削除されたファイルのみを表示します。
long
(任意)削除されなかったファイルを表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザおよびイネーブル
使用上の注意事項
キーワードの 1 つを使用すると、システムはロング フォーマットでファイル情報を表示します。
すべてのキーワードを省略すると、システムはショート フォーマットでファイル情報を表示しま
す。
表 2-4 では、ショート フォーマット出力を説明します。
表 2-4
ショート フォーマット ファイル情報
カラムの表題
説明
#
ファイル インデックス番号
length
ファイルの長さ
date/time
ファイルを作成した日付および時間
name
ファイル名
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
dir ― スイッチ
表 2-5 では、ロング フォーマット出力を説明します。
表 2-5
例
ロング フォーマット ファイル情報
カラムの表題
説明
#
ファイル インデックス番号
ED
ファイルにエラー(E)が含まれているか、またはファイルが削除されたか
(D)を表示する文字
type
ファイル タイプ(1 = コンフィギュレーション ファイル、2 = イメージ ファ
イル)
。ファイル タイプが不明な場合、システムはこのフィールドに、0 また
は FFFFFFFF と表示します。
crc
ファイル CRC(巡回冗長検査)
seek
次のファイルのファイル システムへのオフセット
nlen
ファイル名の長さ
length
ファイルの長さ
date/time
ファイルを作成した日付および時間
name
ファイル名
次に、ショート フォーマットのファイル情報を表示する例を示します。
Console> (enable) dir
-#- -length- -----date/time------ name
2 3761580 Jun 14 2000 14:16:05 cat4000.6-1-0-104-ORL.bin
3 3773884 Jul 10 2000 09:06:25 cat4000.6-1-0-126-ORL.bin
21040 bytes available (11382224 bytes used)
Console> (enable)
次に、ロング フォーマットのファイル情報を表示する例を示します。
Console> (enable) dir long
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. ffffffff 2e7fca64
40658
10
1494 Jul 19 2001 14:49:07 cisco1.cfg
2 .. ffffffff 712f2b6
409d8
12
765 Sep 04 2002 10:43:17 myswitch.cfg
3 .. ffffffff bd4c3e7a
40d80
10
807 Sep 04 2002 10:48:23 config.cfg
4 .. ffffffff 144a6e17 4cf264
23 4777060 Mar 06 2003 11:46:01 cat4000-k8.7
-6-0-34.bin
6 .. ffffffff 57100eaa 95bb2c
23 4768972 Mar 25 2003 09:09:22 cat4000-k8.7
-7-0-81.bin
7 .. ffffffff 1cbc277e 95beac
10
765 Mar 25 2003 09:13:30 switch.cfg
1982804 bytes available (9551532 bytes used)
Console> (enable)
次に、削除されたインデックス番号 1 内のファイルを示します。
Console> (enable) dir all
-#- ED --type-- --crc--- -seek-1 .D ffffffff 9be31a86 3eb168
2 .. ffffffff d69fff2c 781794
3 .. ffffffff d3b83f6b b1add0
nlen -length- -----date/time------ name
28 3846376 Jun 14 2000 14:13:10 cat4000-k4.6-1-0-104-ORL.bin
25 3761580 Jun 14 2000 14:16:05 cat4000.6-1-0-104-ORL.bin
25 3773884 Jul 10 2000 09:06:25 cat4000.6-1-0-126-ORL.bin
21040 bytes available (11382224 bytes used)
Console> (enable)
関連コマンド
show flash
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-106
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
disable
disable
イネーブル モードからユーザ モードへ戻すには、disable コマンドを使用します。
disable
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ユーザ モードへ戻す例を示します。
Console> (enable) disable
Console>
関連コマンド
enable
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
disconnect
disconnect
アクティブ コンソール ポートまたは Telnet セッションを閉じるには、disconnect コマンドを使用し
ます。
disconnect {ip_addr | console}
構文の説明
ip_addr
切断するセッションの送信元IPアドレスまたはIPエイリアス(101.102.103.104
などのドット表記)
console
コンソール ポートのアクティブ セッションを削除します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
同じ IP アドレスのセッションが複数存在する場合、システムは現在のセッションが、指定された
IP アドレスから作成されたかどうかをチェックします。指定された IP アドレスからセッションが
作成されていない場合、そのアドレスからの Telnet セッションはすべて切断されます。指定された
アドレスからセッションが作成されている場合、現在のセッション以外のセッションはすべて切断
されます。システムは、現在の Telnet セッションを切断するかどうかを聞いてきます。接続を維持
する場合は n を、切断するときは y を入力します。
例
次に、ホスト 192.168.255.255 に対する Telnet セッションを閉じる例を示します(カッコ内の 1 は、
切断されたアクティブ セッション数を示します)。
Console> (enable) disconnect 192.168.255.255
Telnet session from 192.168.255.255 disconnected. (1)
Console> (enable)
次に、現在のコンソール セッションを閉じる例を示します。
Console> (enable) disconnect console
Console session disconnected.
Console> (enable)
関連コマンド
telnet
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-108
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
download
download
ソフトウェア イメージを、指定したホストからスーパバイザ エンジンまたは指定したモジュール
のフラッシュ メモリにコピーするには、download コマンドを使用します。
download host file [mod] [rcp]
download serial [mod]
構文の説明
host
ホストの名前または IP アドレス
file
ダウンロードされるファイルの名前
mod
(任意)ダウンロードされたイメージを受信するモジュールの番号
rcp
(任意)指定したホストから、Remote Copy Protocol(RCP)を使用するフラッシュ
メモリへイメージをコピーします。
serial
シリアル(コンソール)ポートを介してイメージをダウンロードします。
デフォルト
モジュールを指定しない場合、イメージが有効であるすべてのモジュールに、イメージがダウン
ロードされます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit シリアル ダウ
ンロードを使用して、プロセッサに新しいコードをダウンロードします。
download コマンドは、フラッシュ メモリにコードをダウンロードします。Catalyst 4500 シリーズ
スイッチ ソフトウェアは、イメージがモジュールにとって有効でない場合、そのイメージを拒否し
ます。
download serial コマンドは、シリアル EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit を使用しま
す。download serial コマンドは、Telnet セッションからは使用できません。
注意
Kermit を使用してシリアル ダウンロードを開始したあとは、Ctrl-C を押してシリアル ダウンロー
ドを終了しないでください。Ctrl-C を押すと、ダウンロード プロセスが中断し、スイッチが問題
のある状態になることがあります。この状態が発生したら、スイッチを再起動します。
モジュール番号を指定した場合、指定したモジュールにダウンロードが実行されます。ただし、モ
ジュールがダウンロード ヘッダーで指定されたものとは異なるタイプの場合、ダウンロードは失敗
します。モジュール番号を指定しない場合、ダウンロードはすべての同じタイプのモジュールで実
行されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-109
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
download
(注)
download コマンドは、最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの一部として使用すること
ができます。最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの実行に関する完全な情報について
は、ご使用のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
download serial コマンドは、シリアル EIA/TIA-232 コンソール ポートを介して Kermit プロトコル
を使用します。download serial コマンドは、コンソール セッションからは使用できません。コン
ソール ポートは、シリアル ダウンロードで使用できる必要があります。
例
次に、cat4000.6-1-2.bin という名のファイルを mercury ホストからスーパバイザ エンジン モジュー
ルへ(デフォルトで)ダウンロードする例を示します。
Console>
Download
\
Finished
FLASH on
(enable) download mercury cat4000.6-1-2.bin
image cat4000.6-1-2.bin from mercury to module 1FLASH (y/n) [n]? y
network single module download. (2418396 bytes)
Catalyst:
Type
Intel 28F008
Address
20000000
Location
NMP (P3) 4MB SIM
Erasing flash sector...done.
Programming flash sector...done.
Erasing flash sector...done.
Programming flash sector...done.
The system needs to be reset to run the new image.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-110
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
download
次のセッションでは、ワークステーションからリモート端末に接続する例、および download serial
コマンドを使用して、ソフトウェア イメージをスーパバイザ エンジン モジュールにコピーする例
を示します。
[At local workstation]
host% kermit
C-Kermit 5A(172) ALPHA, 30 Jun 95, SUNOS 4.0 (BSD)
Type ? or ’help’ for help
C-Kermit> set line /dev/ttyb
C-Kermit> c
Connecting to /dev/ttyb, speed 9600.
The escape character is ^ (ASCII 28).
Type the escape character followed by C to get back,
or followed by ? to see other options.
Console> enable
Enter Password:
Console> (enable) set system baud 19200
^\C
[Back at local workstation]
C-Kermit> set speed 19200
/dev/ttyb, 19200 bps
C-Kermit> c
Connecting to /dev/ttyb, speed 19200.
The escape character is ^ (ASCII 28).
Type the escape character followed by C to get back,
or followed by ? to see other options.
Console> (enable) download serial
Download Supervisor image via console port (y/n) [n]? y
Concentrator Boot ROM (Ver 1.00)
Waiting for DOWNLOAD!!
Return to your local Machine by typing its escape sequence
Issue Kermit send command from there[ Send ‘Filename‘]
^\C
[Back at Local System]
C-Kermit> send c4000_xx.bin
SF
c5000_xx.bin => C4000_XX.BIN, Size: 1233266
X to cancel file, CR to resend current packet
Z to cancel group, A for status report
E to send Error packet, Ctrl-C to quit immediately:...................................
......................................................................................
...... [OK]
ZB
C-Kermit> quit
host%
関連コマンド
reset ― スイッチ
show flash
upload
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2-111
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
enable
enable
イネーブル モードをアクティブにするには、enable コマンドを使用します。イネーブル モードで
は、追加コマンドを使用できます。特定のコマンドでは、追加情報が表示されます。
enable
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
プロンプトの (enable) は、イネーブル コマンドを入力できることを示します。
例
次に、イネーブル モードを開始する例を示します。
Console> enable
Enter password:
Console> (enable)
関連コマンド
disable
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-112
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
format
format
フラッシュ デバイスをフォーマットするには、format コマンドを使用します。フラッシュ PC カー
ドは、使用する前にフォーマットする必要があります。
format [spare spare_num m/] {device1:} [device2: monlib_filename]
構文の説明
spare spare_num
(任意)他のセクタに障害が発生した場合に確保する予備セクタ数。指定
できる値は 0 ∼ 16 です。
m/
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモ
ジュール番号
device1:
フォーマットするフラッシュ デバイス。装置を指定したあとに、コロン
(:)を入力する必要があります。
device2:
(任意)device1: をフォーマットするのに使用する monlib ファイルを含む
フラッシュ デバイス。装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必
要があります。
monlib_filename
(任意)device1: をフォーマットするのに使用する monlib ファイル名
デフォルト
予備セクタ数は 0 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
他のセクタに障害が発生したときに使用する予備セクタは 16 個まで確保できます。予備セクタを
確保せず、あとでデバイス上のセクタの一部に障害が発生した場合、フラッシュ デバイス全体を再
フォーマットする必要があり、すべての既存データが削除されます。
monlib ファイルは、フラッシュ ファイル システムのファイルにアクセスするために ROM モニタが
使用する、ROM モニタ ライブラリです。ファイルはシステム イメージにもコンパイルされていま
す。コマンドの構文では、device1: はフォーマットするデバイスを指定し、device2: は使用する monlib
ファイルを含むデバイスを指定します。
[device2:][monlib_filename]] 引数を省略した場合、システムは、システム ソフトウェアにすでに組み
込まれた monlib を使用して、device1: をフォーマットします。
device2: を [device2:][monlib_filename]] 引数から省略する場合、システムは、(cd コマンドで指定し
た)デフォルト フラッシュ デバイスから monlib ファイルを使用して、device:1 をフォーマットし
ます。
monlib_filename を [[device2:][monlib_filename]] 引数から省略する場合、システムは、device2: から
monlib ファイルを使用して、device:1 をフォーマットします。[[device2:][monlib_filename]] 引数全体
を指定する場合、システムは、指定したデバイスから monlib ファイルを使用して、device:1 をフォー
マットします。
また、device1:monlib_filename を、使用するデバイスおよびファイル名として指定できます。
format device1: [device1: [monlib_filename]]
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-113
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
format
monlib_filename を省略する場合、システムは、デバイスに組み込まれた monlib ファイルを使用し
て、device:1 をフォーマットします。
(注)
例
monlib ファイルが見つからない場合、フォーマットが打ち切られます。
次に、フラッシュ デバイス(スロット 1 に挿入されたフラッシュ PC カード)をフォーマットする
例を示します。
Console> (enable) format slot1:
All sectors will be erased, proceed (y/n) [n]?y
Enter volume id (up to 31 characters):
Formatting sector 1
Format device slot1 completed.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-114
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
help ― ROM モニタ
help ― ROM モニタ
スイッチ機能を設定できるコマンドを一覧表示するには、help コマンドを使用します。
help
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、コマンド リストを表示する例を示します。
rommon 1 > help
alias
dir
del
undelete
squeeze
history
repeat
boot
clear
help
ping
reset
set
show
sprom
version
rommon 2 >
set and display aliases command
list files in file system
delete a file
undelete a file
remove deleted files
monitor command history
repeat a monitor command
boot an image from flash/network
clear configurations, use 'clear help' for more info
print list of available commands
ping an ip addr
restart the system
show/set environment vars, use 'set help' for more info
show config parameters, use 'show help' for more info
display sprom contents
display version info
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2-115
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
history ― ROM モニタ
history ― ROM モニタ
コマンド ヒストリ(ROM モニタ環境で実行された最後の 16 個のコマンド)を表示するには、history
コマンドを使用します。
history
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
便宜上、このコマンドにエイリアス h を使用できます。
例
次に、コマンド ヒストリを表示する例を示します。
rommon 1 > history
1
help
2
break -s 0x20090
3
break -s 10090
4
break -s 0xa0001000
5
cont
6
help
7
dev
8
dir
9
dir bootflash:
10 dis
11 dis 0xa0001000
12 dis 0xbe000000
13 history
rommon 2 >
=============================================================================
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-116
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
history ― スイッチ
history ― スイッチ
コマンド ヒストリ バッファの内容を表示するには、history コマンドを使用します。
history
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ヒストリ バッファのサイズは、20 コマンドです。コマンド ヒストリ機能の詳細については、第 1
章「スイッチ CLI」を参照してください。
例
次に、コマンド ヒストリを表示し、コマンド ヒストリ バッファの 2 番めのエントリを実行する例
を示します。
Console>
1
2
Console>
history
1
2
3
Console>
history
help
history
!2
help
history
history
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-117
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
l2trace
l2trace
指定された送信元アドレスで開始し、指定された宛先アドレスで終了するパケットが通過したレイ
ヤ 2 パスを表示するには、l2trace コマンドを使用します。
l2trace src_mac_addr dest_mac_addr [vlan] [detail]
l2trace src_ip_addr dest_ip_addr [detail]
構文の説明
src_mac_addr
送信元の MAC(メディア アクセス制御)アドレス
dest_mac_addr
宛先 MAC アドレス
vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
detail
(任意)詳細情報を表示します。
src_ip_addr
送信元 IP アドレスまたはエイリアス
dest_ip_addr
宛先 IP アドレスまたはエイリアス
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド タイプ
イネーブル
使用上の注意事項
すべての中間デバイスは、
Supervisor Engine ソフトウェア リリース 6.1 以降で稼働する Catalyst 4000、
Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリー、および Catalyst 4500 または Catalyst 6500 シリーズ
スイッチである必要があります。
l2trace コマンドは、
指定された送信元および宛先アドレスが同じ VLAN に属する場合のレイヤ 2 パ
スを表示します。異なる VLAN に属する送信元および宛先アドレスを指定すると、l2trace が中断
され、エラー メッセージが表示されます。
ネットワーク内のすべての Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 6500 シリーズ、または Catalyst 5000 ファ
ミリー スイッチで Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにする必要があります。
スイッチが、レイヤ 2 パス内で、Catalyst 4000、Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリー ス
イッチ、および Catalyst 4500 または Catalyst 6500 シリーズ スイッチに属さないデバイスを検出した
場合、レイヤ 2 トレース クエリを引き続き送信し、タイム アウトさせます。
マルチキャスト送信元または宛先 MAC アドレスを入力した場合、このコマンドは拒否されます。
送信元または宛先アドレスが複数の VLAN に属する場合、レイヤ 2 パスの判別に使用する VLAN
を指定する必要があります。
複数のデバイスがハブを介して 1 つのポートに接続されている場合(たとえば、複数の CDP ネイ
バがポート上で検出される場合)
、レイヤ 2 トレース機能はサポートされません。複数の CDP ネイ
バがポート上で検出されると、l2trace が中断されます。
MAC アドレスではなく、送信元および宛先システムの IP アドレスを指定する場合、スイッチは、
Address Resolution Protocol(ARP)テーブルを参照して送信元および宛先システムの IP アドレス
/MAC アドレス マッピングを判別します。指定された IP アドレスに ARP エントリが存在する場合、
対応する MAC アドレスが使用されます。一致する ARP エントリが存在しない場合、システムは
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-118
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
l2trace
ARP クエリを実行し、IP アドレスを解決しようとします。この場合、ARP クエリを解決するため
に、送信元および宛先システムがスイッチと同じサブネット内にあることを必要とする制限が課せ
られます。
例
次に、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケット パスを表示する例を示しま
す。
Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66 detail
l2trace vlan number is 10.
00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex
C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex
C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached
C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached
C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex.
10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex.
Console> (enable)
次に、指定された送信元および宛先IPエイリアスのレイヤ2パケット パスを表示する例を示します。
Console> (enable) l2trace user-1-pc user-2-pc detail
Mapping IP address to MAC Address
user-1-pc -> 00-01-22-33-44-55
user-2-pc -> 10-22-33-44-55-66
l2trace vlan number is 10
00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex
C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex
C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached
C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached
C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex.
10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex.
Console> (enable)
次に、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケット パス情報のサマリーを表示
する例を示します。
Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66
Starting L2 Trace
sc0 :9.7.0.7 : 3/7
4/16 :9.7.0.2 : 4/10
Console> (enable)
次に、指定された送信元および宛先 IP アドレスのレイヤ 2 パケット パス情報のサマリーを表示す
る例を示します。
Console> (enable) l2trace 9.7.0.7 9.7.0.6
Starting L2 Trace
sc0 :9.7.0.7 : 3/7
4/16 :9.7.0.2 : 4/10
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-119
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
meminfo
meminfo
メイン メモリ、パケット メモリ、NVRAM(不揮発性 RAM)の情報を表示するには、meminfo コ
マンドを使用します。
meminfo [-l]
構文の説明
-l
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
-l オプションには、ハイフン(-)が必要です。
例
次に、meminfo コマンドを使用する例を示します。
(任意)サポートされている DRAM コンフィギュレーションのロング リストを表示
します。
rommon 1 > meminfo
Main memory size: 16 MB in 32 bit mode.
Available main memory starts at 0xa000e000, size 16328KB
IO (packet) memory size: 25 percent of main memory.
NVRAM size: 32KB
rommon 2>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-120
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
ping ― ROM モニタ
ping ― ROM モニタ
Internet Control Message Protocl(ICMP)エコー要求パケットをネットワーク上の別のノードに送信
するには、ping コマンドを使用します。
ping host
構文の説明
host
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ROM モニタが Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)の名前解決をサポートして
いないため、ノードの IP アドレスを入力する必要があります。
例
次に、10.1.1.1 に ping を行う例を示します。
ホストの IP アドレス
rommon 1 > ping 10.1.1.1
10.1.1.1 is alive
rommon 2 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-121
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
ping ― スイッチ
ping ― スイッチ
Internet Control Message Protocol(ICMP)エコー要求パケットをネットワーク上の別のノードに送信
するには、ping コマンドを使用します。引数なしの ping コマンドを使用して、ping の設定を行う
こともできます。
ping -s host
ping -s host [packet_size] [packet_count]
構文の説明
デフォルト
-s
ping コマンドは、毎秒 1 つのデータグラムを送信し、受信した応答ごとの出
力を 1 行に表示します。
host
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
packet_size
(任意)パケットのバイト数。有効値は 56 ∼ 1472 バイトです。
packet_count
(任意)送信するパケット数。有効値は 0 ∼ 2,147,483,647 です。
ping -s のデフォルト設定は、次のとおりです。
•
packet_size は 56 バイトです。
•
packet_count は 2147483647 です。
ホスト名のあとに引数がない場合の ping のデフォルト設定は、次のとおりです。
•
packet_size は 56 バイトです。
•
packet_count は 5 です。
•
待ち時間は 2 秒です。
•
ターゲット IP アドレスはありません(必須フィールド)。
•
送信元アドレスはホスト IP アドレスです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザまたはイネーブルモードを使用して、ping を設定します。
使用上の注意事項
一般的な ping コマンドの注意事項は、次のとおりです。
•
-s オプションには、ハイフン(-)が必要です。
•
Ctrl-C を押すと、ping が停止します。
•
パケットが連続して生成され、ホストに送信される場合、Ctrl-C を押して ping を停止させない
かぎり、連続して ping が実行されます。
•
スイッチがヘッダー情報を追加するので、実際のパケット サイズは指定したサイズより、8 バ
イト大きくなります。
•
通常の応答 ― ネットワーク トラフィックに応じて、1 ∼ 10 秒以内に通常の応答が発生します。
次の注意事項は、ping -s コマンドについてです。
•
タイミング アウトするまでの最大待ち時間は 2 秒です。
•
エコー応答を受信しても、以前のパケットを送信した 1 秒後に、新しい ping パケットが生成さ
れます。
•
パケット数を入力しない場合、ping が連続して実行されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-122
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
ping ― スイッチ
•
ネットワークまたはホストに到達不能 ― スイッチは、ルート テーブル内に、対応するエント
リを検出しませんでした。
•
宛先が応答しない ― ホストが応答しない場合、[no answer from host] が 2 秒間、表示されます。
•
宛先に到達不能 ― 宛先ゲートウェイが、宛先に到達していないことを表示します。
次の注意事項は、IP アドレスよりあとの引数を指定しない場合の ping コマンドについてです。
•
ping ip_address コマンドは、ユーザ モードでのみ受け入れられます。パラメータは、自動的に
デフォルト値を取ります。
•
ターゲット IP アドレスは、入力する必須フィールドです。
•
最大待ち時間は、設定可能です。
•
エコー応答を受信したときのみ、新しい ping パケットが生成されます。
•
パケット数を 0 と入力すると、ping が連続して実行されます。
•
応答を受信したか、または Return を押したときのみ、出力が戻ります。このアクションは、イ
ネーブル モードでのみ利用できます。
•
ping を設定するときには、Return を押すか、または応答を入力する必要があります。有効な応
答および適切な値は次のとおりです。
− ターゲット IP アドレス ― ping する宛先ノードの IP アドレスまたはホスト名
− パケット数 ― 宛先アドレスに送信する ping パケット数。有効値は 0 ∼ 2,147,483,647(0
は、連続する ping を指定します)です。
− データグラム サイズ ― ping パケットのサイズ。有効値は 56 ∼ 1472 バイトです。
− タイムアウト秒数 ― タイムアウト インターバル。有効値は 0 ∼ 3600 秒です。
− 送信元 IP アドレス [(デフォルト)] ― 送信元の IP アドレスまたは IP エイリアス
次に、IP エイリアス elvis のホストに ping を 1 回実行する例を示します。
Console> ping elvis
!!!!!
-----172.20.52.19 PING Statistics-----5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1
Console>
次に、Ctrl-C を押して ping を停止するまで、IP エイリアス elvis のホストに 1 回 / 秒、ping を実行
する例を示します。
Console> ping -s elvis
ping elvis: 56 data bytes
64 bytes from elvis: icmp_seq=0.
64 bytes from elvis: icmp_seq=1.
64 bytes from elvis: icmp_seq=2.
64 bytes from elvis: icmp_seq=3.
64 bytes from elvis: icmp_seq=4.
64 bytes from elvis: icmp_seq=5.
64 bytes from elvis: icmp_seq=6.
^C
time=11 ms
time=8 ms
time=8 ms
time=7 ms
time=11 ms
time=7 ms
time=7 ms
----elvis PING Statistics---7 packets transmitted, 7 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 7/8/11
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-123
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
ping ― スイッチ
次に、ping を設定する例を示します。
Console> (enable) ping
Target IP Address []: 172.20.52.19
Number of Packets [5]: 6
Datagram Size [56]: 75
Timeout in seconds [2]: 1
Source IP Address [172.20.52.18]:
!!!!!!
----172.20.52.19 PING Statistics---6 packets transmitted, 6 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1
Console> (enable)
関連コマンド
set interface
set ip route ― スイッチ
show interface ― スイッチ
show ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-124
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
pwd
pwd
現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示するには、pwd コマンドを使用します。
pwd [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
モジュール番号を指定しない場合、アクティブなスーパバイザ エンジンを使用します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、現在のデフォルトのフラッシュ デバイスを表示する例を示します。
(任意)現在のデフォルト フラッシュ デバイスを表示するスーパバイザ エンジ
ンのモジュール番号
Console> pwd
bootflash
Console> cd
Default flash device set to slot0.
Console> pwd
slot0
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-125
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
quit
quit
CLI(コマンドライン インターフェイス)を終了するには、quit コマンドを使用します。
quit
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
exit および logout コマンド エイリアスは、quit コマンドと同じ機能を実行します。
例
次に、CLI セッションを終了する例を示します。
Console> quit
Connection closed by foreign host.
host%
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-126
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
reconfirm vmps
reconfirm vmps
現在のダイナミック ポート VLAN(仮想 LAN)メンバーシップの割り当てを VLAN Management
Policy Server(VMPS;VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ)サーバに適用するには、reconfirm
vmps コマンドを使用します。
reconfirm vmps
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VMPS データベースの変更は、VMPS に参加するスイッチに自動的に伝送されません。従って、
VMPS データベースを変更したあと、このコマンドを VMPS クライアントおよびサーバ上で使用し
てデータベース変更を適用します。
例
次に、現在のダイナミック ポート VLAN メンバーシップを VMPS に適用する例を示します。
Console (enable) reconfirm vmps
reconfirm process started
Use 'show dvlan statistics' to see reconfirm status
Console (enable)
関連コマンド
set vmps server
show dvlan statistics
show vmps
show vmps statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-127
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
repeat
repeat
コマンドを繰り返すには、repeat ROM モニタ コマンドを使用します。
repeat [num | string]
構文の説明
num
(任意)(コマンド ヒストリ バッファ リストからの)コマンドの番号
string
(任意)コマンド ヒストリ バッファ リストのコマンドと一致する一意のスト
リング
デフォルト
引数を指定しない場合、最後のコマンドが繰り返されます。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
任意の num および string 引数は、繰り返すコマンド ヒストリ バッファのコマンドを指定します。
一致するストリングを指定する場合、指定したストリングで始まり、バッファ内で直前に使用した
コマンドが再実行されます。
ストリングに空白のスペースが含まれている場合、引用符を使用する必要があります。
便宜上、このコマンドにエイリアス r を使用できます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-128
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
repeat
例
次に、直前に使用した dir コマンド、直前に使用したコマンド、ID が 15 のコマンドを繰り返す例
を示します。history コマンドを使用すると、以前に入力したコマンド リストが表示されます。
rommon 1 > history
8
dir
9
dir bootflash:
10
dis
11
dis 0xa0001000
12
dis 0xbe000000
13
history
14
meminfo
15
meminfo -l
16
meminfo
17
meminfo -l
18
meminfo
19
meminfo
20
meminfo -l
21
meminfo -l
22
history
rommon 2 > repeat dir
dir bootflash:
File size
1973032 bytes (0x1e1b28)
rommon 3 > repeat
dir bootflash:
File size
1973032 bytes (0x1e1b28)
rommon 4 > repeat 15
meminfo -l
Checksum
File name
0xdadf5e24
llue
Checksum
File name
0xdadf5e24
llue
Main memory size: 16 MB.
Packet memory size: 0 MB
Main memory size: 0x1000000
Available main memory starts at 0xa000e000, size 0xff2000
NVRAM size: 0x20000
Parity Map for the DRAM Banks
Socket 0 in Bank 0 Has No Parity
Socket 1 in Bank 0 Has No Parity
Socket 0 in Bank 1 Has No Parity
Socket 1 in Bank 1 Has No Parity
rommon 5 >
==========================================================================
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-129
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
reset ― ROM モニタ
reset ― ROM モニタ
スイッチのソフト リセットを実行するには、reset ROM モニタ コマンドを使用します。
reset {mod | system}
構文の説明
mod
リセットするモジュールの番号
system
スイッチ全体をリセットします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スイッチをリセットする例を示します。
rommon 1 > reset
System Bootstrap, Version 3.1(1.69)
Copyright (c) 1994-1997 by cisco Systems, Inc.
Supervisor III processor with 16384 Kbytes of main memory
rommon 2 >
===========================================================================
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-130
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
reset ― スイッチ
reset ― スイッチ
システムまたは個々のモジュールを再開したり、指定した時間にシステム リセットをスケジュール
したりするには、reset コマンドを使用します。
reset [mod | system | mindown]
reset [mindown] at {hh:mm} [mm/dd] [reason]
reset [mindown] in [hh:] {mm} [reason]
reset cancel
構文の説明
mod
(任意)再開するモジュールの番号
system
(任意)システムをリセットします。
mindown
(任意)冗長スーパバイザ エンジン モジュールを装備したシステムの最小ダウン
タイム ソフトウェア アップグレードの一部として、リセットを実行します。
at
将来の特定の時間に、システム リセットをスケジューリングします。
hh:mm
スケジューリングされたリセットの時間および分
mm/dd
in
hh:
mm
reason
cancel
(任意)スケジューリングされたリセットの月および日
指定した時間のあとに、システム リセットをスケジューリングします。
(任意)スイッチをリセットするまでの時間数
スイッチをリセットするまでの分数
(任意)リセットする理由を表示します。
スケジューリングされたリセットをキャンセルします。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
モジュール番号(スイッチング モジュールまたはアクティブなスーパバイザ エンジン モジュール
のいずれか)を指定しない場合、コマンドは、システム全体をリセットします。
reset mod コマンドを使用すると、冗長スーパバイザ エンジンに切り替えることができます。mod
はアクティブなスーパバイザ エンジンのモジュール番号です。
Software Release 5.2 以降では、reset mindown コマンドを使用すると、冗長スーパバイザ エンジン
モジュールを装備したシステムの最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの一部として、
スイッチをリセットできます。最小ダウンタイム ソフトウェア アップグレードの実行に関する完
全 な 情 報 に つ い て は、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software
Configuration Guide』を参照してください。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-131
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
reset ― スイッチ
注意
例
reset mindown コマンドを入力すると、アクティブなスーパバイザ エンジンがリセットされる前に
設定を変更しても、その変更は保存されません。スタンバイ スーパバイザ エンジンがリセットさ
れている間でも、スイッチは CLI(コマンドライン インターフェイス)からの入力を受け入れま
す。ただし、reset mindown コマンドを入力してから、スーパバイザ エンジンがオンライン上で新
しいソフトウェア イメージを実行するまでの間は、設定を変更しようとしても、その設定は保存
されず、スタンバイ スーパバイザ エンジンとの同期化も行われません。
次に、モジュール 4 をリセットする例を示します。
Console> (enable) reset 4
This command will reset module 4 and may disconnect your telnet session.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Resetting module 4...
Console> (enable)
次に、将来の特定の時間でリセットをスケジューリングし、リセットの理由を含める例を示します。
Console> (enable) reset at 23:00 08/18 Software upgrade to 5.3(1).
Reset scheduled at 23:00:00, Wed Aug 18 2000.
Reset reason: Software upgrade to 5.3(1).
Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y
Reset scheduled for 23:00:00, Wed Aug 18 2000 (in 0 day 8 hours 39 minutes).
Console> (enable)
次に、最小のダウン タイム内に、リセットをスケジューリングする例を示します。
Console> (enable) reset mindown at 23:00 08/18 Software upgrade to 5.3(1).
Reset scheduled at 23:00:00, Wed Aug 18 2000.
Reset reason: Software upgrade to 5.3(1).
Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y
Reset mindown scheduled for 23:00:00, Wed Aug 18 2000 (in 0 day 8 hours 39 minutes).
Console> (enable)
次に、指定した時間が経過したあとで、リセットをスケジューリングする例を示します。
Console> (enable) reset in 05:20 Configuration update
Reset scheduled in 5 hours 20 minutes.
Reset reason: Configuration update
Proceed with scheduled reset? (y/n) [n]? y
Reset scheduled for 19:56:01, Wed Aug 18 2000 (in 5 hours 20 minutes).
Reset reason: Configuration update
Console> (enable)
次に、スケジューリングされたリセットをキャンセルする例を示します。
Console> (enable) reset cancel
Cancel reset scheduled for 19:56:01, Wed Aug 18 2000 (in 5 hours 20 minutes).
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-132
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
session
session
Catalyst 5000 ファミリー Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)、Route Switch
Feature Card(RSFC; ルート スイッチ フィーチャ カード)、または Asynchronous Transfer Module
(ATM; 非同期転送モード)モジュールなどのインテリジェント モジュールの CLI(コマンドライ
ン インターフェイス)にアクセスするには、session コマンドを使用します。
session mod
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドを入力したあと、パスワードがモジュール上で設定されている場合、システムは Enter
Password: プロンプトで応答します。
モジュールの番号
インテリジェント モジュールとのセッションを終了するには、quit コマンドを入力します。
例
次に、ATM モジュール(モジュール 4)とのセッションを開始する例を示します。
Console> session 4
Trying ATM-4...
Connected to ATM-4.
Escape character is ‘^]’.
ATM>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-133
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set
set
ROM モニタ コマンドのすべての変数名と値を表示するには、set コマンドを使用します。
set
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、set コマンドを使用して、すべてのモニタ変数名とその値を表示する例を示します。
rommon 1 > set
PS1=rommon ! >
BOOT=
?=0
rommon 2 >
関連コマンド
varname=
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-134
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting commands
set accounting commands
スイッチ上のコマンド イベント アカウンティングをイネーブルにするには、set
accounting commands コマンドを使用します。
set accounting commands enable {config | enable | all} [stop-only]{tacacs+}
set accounting commands disable
構文の説明
enable
コマンド用に指定したアカウンティング方式をイネーブルにします。
config
コンフィギュレーション コマンドのアカウンティングだけをイネーブルにし
ます。
enable
イネーブル モード コマンドのアカウンティングだけをイネーブルにします。
all
すべてのコマンドのアカウンティングをイネーブルにします。
(任意)コマンドの終わりで適用されるアカウンティング方式を指定します。
stop-only
tacacs+
コマンドの Terminal Access Controller Aceess Control System Plus(TACACS+)
アカウンティングを指定します。
disable
コマンドのアカウンティングをディセーブルにします。
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
アカウンティングをイネーブルにする前に、TACACS+ サーバを設定する必要があります。
例
次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、コンフィギュレーション コマンドのア
カウンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting commands enable config stop-only tacacs+
Accounting set to enable for commands-config events in stop-only mode.
Console> (enable)
次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、すべてのコマンドのアカウンティング
を TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting commands enable all stop-only tacacs+
Accounting set to enable for commands-all events in stop-only mode.
Console> (enable) reset cancel
次に、コマンド アカウンティングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting commands disable
Accounting set to disable for commands-config events.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-135
第2章
set accounting commands
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
次に、イネーブル モード コマンドのアカウンティングを設定する例を示します。
Console> (enable) set accounting commands enable enable stop-only tacacs+
Accounting set to enable for commands-enable-mode event in stop-only mode.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting connect
set accounting exec
set accounting suppress
set accounting system
set accounting update
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-136
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting connect
set accounting connect
スイッチ上の発信接続イベントのトラッキングをイネーブルにするには、set accounting connect コ
マンドを使用します。
set accounting connect enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius}
set accounting connect disable
構文の説明
enable
接続イベント用に指定されたアカウンティング方式をイネーブルにします。
start-stop
接続イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング方式
stop-only
接続イベントの終了で適用されるアカウンティング方式
接続イベントの Terminal Access Controller Access Control System Plus
(TACACS+)アカウンティング
tacacs+
radius
接続イベントの Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)アカウ
ンティング
disable
接続イベントのアカウンティングをディセーブルにします。
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設
定する必要があります。
例
次に、終了時にのみレコードを生成するときに、Telnet およびリモート ログイン セッションでのア
カウンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting connect enable stop-only tacacs+
Accounting set to enable for connect events in stop-only mode.
Console> (enable)
次に、アカウンティングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting connect disable
Accounting set to disable for connect events.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting exec
set accounting suppress
set accounting system
set accounting update
set radius key
set tacacs key
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-137
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting exec
set accounting exec
スイッチ上のユーザ モード セッションのトラッキングをイネーブルにするには、set accounting
exec コマンドを使用します。
set accounting exec enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius}
set accounting exec disable
構文の説明
enable
ユーザ モード イベント用に指定したアカウンティング方式をイネーブルに
します。
start-stop
ユーザ モード イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング
方式
stop-only
ユーザ モード イベントの終了時に適用されるアカウンティング方式
tacacs+
ユーザ モード イベントの Terminal Access Controller Aceess Control System Plus
(TACACS+)アカウンティング
radius
ユーザ モード イベントの Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)
アカウンティング
disable
ユーザ モード イベントのアカウンティングをディセーブルにします。
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設
定する必要があります。
例
次に、開始および終了時にレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウ
ンティングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting exec enable start-stop radius
Accounting set to enable for exec events in start-stop mode.
Console> (enable)
次に、終了時にのみレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティ
ングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting exec enable stop-only radius
Accounting set to enable for exec events in stop-only mode.
Console> (enable)
次に、開始および終了時にレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウ
ンティングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting exec enable start-stop tacacs+
Accounting set to enable for exec events in start-stop mode.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-138
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting exec
次に、終了時にのみレコードを生成するときに、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティ
ングを TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting exec enable stop-only tacacs+
Accounting set to enable for exec events in stop-only mode.
Console> (enable)
次に、ユーザ ログイン モード イベントのアカウンティングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting exec disable
Accounting set to disable for exec events in start-stop mode.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting connect
set accounting suppress
set accounting system
set accounting update
set radius key
set radius server
set tacacs key
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-139
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting suppress
set accounting suppress
ユーザ名を入力しないでログインしたユーザへのアカウンティング情報を抑制するには、set
accounting suppress コマンドを使用します。
set accounting suppress null-username {enable | disable}
構文の説明
null-username
不明なユーザ
enable
不明なユーザへの抑制をイネーブルにします。
disable
不明なユーザへの抑制をディセーブルにします。
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
例
アカウンティングをイネーブルにする前に、Terminal Access Controller Access Control System Plus
(TACACS+)サーバおよび共有鍵を設定する必要があります。
ユーザ名を入力しないでログインしたユーザへのアカウンティング情報を抑制する例を示します。
Console> (enable) set accounting suppress null-username enable
Accounting will be suppressed for user with no username.
Console> (enable)
ユーザ名を入力しないでログインしたユーザのアカウンティング イベント情報を含む例を示しま
す。
Console> (enable) set accounting suppress null-username disable
Accounting will be not be suppressed for user with no username.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting connect
set accounting exec
set accounting system
set accounting update
set tacacs key
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-140
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting system
set accounting system
スイッチ上のシステム イベントのアカウンティングをイネーブルにするには、
set accounting system
コマンドを使用します。
set accounting system enable {start-stop | stop-only} {tacacs+ | radius}
set accounting system disable
構文の説明
enable
システム イベント用に指定したアカウンティング方式をイネーブルにしま
す。
start-stop
システム イベントの開始および終了時に適用されるアカウンティング方式
stop-only
システム イベントの終了時に適用されるアカウンティング方式
tacacs+
シ ス テ ム イ ベ ン ト の Terminal Access Controller Access Control System Plus
(TACACS+)アカウンティング
radius
システム イベントの Remote Authentication Dial-In User Servece(RADIUS)ア
カウンティング
disable
システム イベントのアカウンティングをディセーブルにします。
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
アカウンティングをイネーブルにする前に、RADIUS または TACACS+ サーバ、および共有鍵を設
定する必要があります。
例
次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、システム イベントのアカウンティング
を RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting system enable stop-only radius
Accounting set to enable for system events in start-stop mode.
Console> (enable)
次に、イベントの開始および終了時にレコードを送信するときに、システム イベントのアカウン
ティングを RADIUS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting system enable start-stop radius
Accounting set to enable for system events in start-stop mode.
Console> (enable)
次に、イベントの終了時にのみレコードを送信するときに、システム イベントのアカウンティング
を TACACS+ サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting system enable stop-only tacacs+
Accounting set to enable for system events in start-stop mode.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-141
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting system
次に、イベントの開始および終了時にレコードを送信するときに、システム イベントのアカウン
ティングを TACACS サーバを使用してイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting system enable start-stop tacacs+
Accounting set to enable for system events in start-stop mode.
Console> (enable)
次に、システム イベントのアカウンティングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set accounting system disable
Accounting set to disable for system events.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting connect
set accounting exec
set accounting suppress
set accounting update
set radius key
set radius server
set tacacs key
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-142
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set accounting update
set accounting update
アカウンティング アップデートの回数を設定するには、set accounting update コマンドを使用しま
す。
set accounting update {new-info | periodic [interval]}
構文の説明
new-info
新しい情報がある場合にのみ、アップデートします。
periodic
定期的にアップデートします。
(任意)定期的なアップデート間隔(分単位)を指定します。有効値は 1 ∼
71582 分です。
interval
デフォルト
アカウンティングはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
例
アカウンティングをイネーブルにする前に、Terminal Access Controller Access Control System Plus
(TACACS+)サーバおよび共有鍵を設定する必要があります。
次に、200 分ごとにアカウンティング アップデートを送信する例を示します。
Console> (enable) set accounting update periodic 200
Accounting updates will be periodic at 200 minute intervals.
Console> (enable)
次に、新しい情報がある場合のみ、アカウンティング アップデートを送信する例を示します。
Console> (enable) set accounting update new-info
Accounting updates will be sent on new information only.
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting connect
set accounting exec
set accounting suppress
set accounting system
set radius key
set radius server
set tacacs key
set tacacs server
show accounting
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-143
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set alias
set alias
コマンド エイリアス(コマンド名の短縮形)を定義するには、set alias コマンドを使用します。
set alias name command [parameter]
構文の説明
name
作成するエイリアスの名前
command
エイリアスが作成されるコマンド
parameter
(任意)エイリアスが作成されるコマンドに適用するパラメータ。有効なパラ
メータについては、対応するコマンドを参照してください。
デフォルト
エイリアスは設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
all という名前は、エイリアスとして定義できません。予約済みの文字は、エイリアスとして定義で
きません。
スイッチでは、最大 100 個のエイリアスを設定できます。
parameter 値の詳細については、対応するコマンドの適用可能なパラメータ情報を参照してくださ
い。
例
次に、arpdel を clear arp コマンドのエイリアスとして設定する例を示します。
Console> (enable) set alias arpdel clear arp
Command alias added.
Console> (enable)
関連コマンド
show alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-144
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set arp
set arp
IP アドレス /MAC(メディア アクセス制御)アドレス マッピング エントリを Address Resolution
Protocol(ARP)テーブルに追加し、テーブルに ARP エージング タイムを設定するには、set arp コ
マンドを使用します。
set arp [dynamic | permanent | static] [ip_addr | hw_addr]
set arp agingtime agingtime
構文の説明
デフォルト
dynamic
(任意)エントリは ARP エージング アップデートの対象になります。
permanent
(任意)固定エントリは、clear arp または clear config コマンドでクリアされ
るまで、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されます。
static
(任意)エントリは ARP エージング アップデートの対象になりません。
ip_addr
(任意)指定された MAC アドレスにマッピングされる IP アドレスまたは IP
エイリアス
hw_addr
(任意)指定された IP アドレスまたは IP エイリアスにマッピングされる MAC
アドレス
agingtime
ARP エントリが ARP テーブルから削除されるまでの期間を指定します。
agingtime
削除される前に、エントリが ARP テーブルに留まる秒数(0 ∼ 1000000)。こ
の値を 0 に設定すると、エージングはディセーブルになります。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ARP テーブル エントリは存在しません。
•
ARP エージングは 1200 秒です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
hw_addr は、標準形式(00-11-22-33-44-55)または標準以外の形式(00:11:22:33:44:55)で表示され
る 16 進数の 6 つのバイトからなる MAC アドレスです。
例
次に、設定済み ARP エージング タイムのあとに期限切れとなるダイナミック ARP エントリ マッ
ピングを設定する例を示します。
Console> (enable) set arp dynamic 198.133.219.232 00-00-0c-40-0f-bc
ARP entry added.
Console> (enable)
次に、ARP テーブルのエージング タイムを 1800 秒(30 分)に設定する例を示します。
Console> (enable) set arp agingtime 1800
ARP aging time set to 1800 seconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-145
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set arp
次に、固定 ARP エントリを設定する例を示します。このエントリは、システム リセットしたあと
に ARP キャッシュに残ります。
Console> (enable) set arp permanent 198.146.232.23 00-00-0c-30-0f-bc
Permanent ARP entry added as 198.146.232.23 at 00-00-0c-30-0f-bc on vlan 5
Console> (enable)
次に、スタティック ARP エントリを設定する例を示します。このエントリは、システム リセット
したあとに ARP キャッシュから削除されます。
Console> (enable) set arp static 198.144.239.22 00-00-0c-50-0f-bc
Static ARP entry added as 198.144.239.22 at 00-00-0c-50-0f-bc on vlan 5
Console> (enable)
関連コマンド
clear arp
show arp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-146
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication enable
set authentication enable
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)、Terminal Access Controller Access Control System
Plus(TACACS+)
、Kerberos、またはローカル認証を使用して、スイッチ上でイネーブル モード ア
クセスを認証するようスイッチを設定するには、set authentication enable コマンドを使用します。
set authentication enable {radius | tacacs | kerberos} {enable} [console | telnet | http | all] [primary]
set authentication enable {radius | tacacs | kerberos} {disable} [console | telnet | http | all]
set authentication enable local {enable | disable} [console | telnet | http | all]
set authentication enable attempt {count} [console | remote]
set authentication enable lockout {time} [console | remote]
構文の説明
デフォルト
radius
イネーブル モード アクセスの RADIUS 認証
tacacs
イネーブル モード アクセスの TACACS+ 認証
kerberos
イネーブル モード アクセスの Kerberos 認証
enable
イネーブル モード アクセス用に指定された認証方式をイネーブルにします。
console
(任意)コンソール セッションに認証方式を適用します。
telnet
(任意)Telnet セッションに認証方式を適用します。
http
(任意)HTTP セッションに認証方式を適用します。
all
(任意)すべてのセッションに認証方式を適用します。
primary
(任意)認証方式を、最初に試行する必要があります。
disable
イネーブル モード アクセス用に指定された認証方式をディセーブルにしま
す。
local
イネーブル モード アクセスのローカル認証を指定します。
attempt
ログインの試行回数
count
許可されたログインの試行回数。有効な設定可能ログイン試行範囲は、3(デ
フォルト)∼ 10 です。最大試行数を 0 に設定すると、制限チェックはディ
セーブルになります。
remote
(任意)Telnet、Secure Shell(SSH; セキュア シェル)
、Kerberos、HTTP などの
リモート ログインに認証方式を適用します。
lockout
ログインの試行が失敗したあと、ユーザがスイッチによりロック アウトされ
る時間
time
ユーザがロック アウトされる時間(秒単位)。有効な設定可能ロックアウト範
囲は 30 ∼ 7200 秒(1/2 分∼ 2 時間)です。時間を 0 に設定すると、ロックア
ウト タイムはディセーブルになります。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ローカル認証はコンソールおよび Telnet セッションに対し、イネーブルです。
•
RADIUS、TACACS+、Kerberos はすべてのセッション タイプに対し、ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-147
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication enable
使用上の注意事項
TACACS+ または RADIUS を、ログインのプライマリ認証方式として指定し、primary キーワード
を入力することによりアクセスをイネーブルにできます。primary キーワードを入力すると、指定
した認証方式が最初に試行されます。プライマリ認証を指定しないと、認証方式はイネーブルにし
た順番で試行されます。
console または telnet キーワードを入力することにより、認証方式がコンソール セッション、Telnet
セッション、または両方のセッションに適用するよう指定できます。console または telnet を指定し
ない場合、認証方式はコンソールおよび Telnet セッションの両方に適用されます。
例
次に、ユーザにイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するために、TACACS+ サーバを使用
する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable tacacs enable
tacacs enable authentication set to enable for console, telnet and http session.
Console> (enable)
次に、ユーザにイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するために、ローカル パスワードを
使用する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable local enable
local enable authentication set to enable for console, telnet and http session.
Console> (enable)
次に、ユーザにすべてのセッション タイプへのイネーブル アクセス権があるかどうかを判別する
ために、RADIUS サーバを使用する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable radius enable
radius enable authentication set to enable for console, telnet and http session.
Console> (enable)
次に、ユーザにコンソール セッションへのイネーブル アクセス権があるかどうかを判別するため
に、TACACS+ サーバを使用する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable tacacs enable console
tacacs enable authentication set to enable for console session.
Console> (enable)
次に、最初に使用する Kerberos サーバを設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable kerberos enable primary
kerberos enable authentication set to enable for console, telnet and http session
n as primary authentication method.
Console> (enable)
次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のイネーブル ログインの試行回数を 5 回に設
定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable attempt 5
Enable mode authentication attempts for console and remote login set to 5.
Console> (enable)
次に、リモート セッションのイネーブル ログインの試行回数を 7 回に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable attempt 7 remote
Enable mode authentication attempts for remote login set to 7.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-148
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication enable
次に、コンソール セッションのイネーブル ログインの試行回数を 8 回に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable attempt 8 console
Enable mode authentication attempts for console login set to 8.
Console> (enable)
次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のイネーブル ロックアウト タイムを 50 秒に設
定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable lockout 50
Enable mode lockout time for console and remote login set to 50 seconds.
Console> (enable)
次に、コンソール セッションのイネーブル ロックアウト タイムを 5 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable lockout 300 console
Enable mode lockout time for console login set to 5 minutes.
Console> (enable)
次に、リモート セッションのイネーブル ロックアウト タイムを 7 分 10 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication enable lockout 430 remote
Enable mode lockout time for console and remote login set to 7 minutes and 10 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
set authentication login
show authentication
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-149
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication login
set authentication login
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)
、Kerberos、Remote Authentication
Dial-In User Service(RADIUS)
、またはローカル認証を使用して、スイッチ上でユーザ(ログイン)
モード アクセスを認証するようスイッチを設定するには、set authentication login コマンドを使用
します。
set authentication login attempt count [console | remote]
set authentication login lockout time [console | remote]
set authentication login {radius | tacacs | kerberos} enable [console | telnet | http | all] [primary]
set authentication login {radius | tacacs | kerberos} disable [console | telnet | http | all]
set authentication login local {enable | disable} [console | telnet | http | all]
構文の説明
attempt count
remote
lockout time
ログイン試行の回数
(任意)Telnet、Secure Shell(SSH; セキュア シェル)、Kerberos、HTTP などの
リモート ログインに認証方式を適用します。
ログイン試行が失敗したあと、ユーザがスイッチによりロック アウトされる
時間
設定可能範囲は 30 ∼ 7200 秒です。ロックアウト タイムを 0 に設定すると、
この機能はディセーブルになります。
デフォルト
radius
ユーザ モード アクセスの RADIUS 認証
tacacs
ユーザ モード アクセスの TACACS+ 認証
kerberos
ユーザ モード アクセスの Kerberos 認証
enable
ユーザ モード アクセス用に指定された認証方式をイネーブルにします。
console
(任意)コンソール セッションに認証方式を適用します。
telnet
(任意)Telnet セッションに認証方式を適用します。
http
(任意)HTTP セッションに認証方式を適用します。
all
(任意)すべてのセッションに認証方式を適用します。
primary
(任意)最初に試行する認証方式
disable
ユーザ モード アクセス用に指定された認証方式をディセーブルにします。
local
ユーザ モード アクセスのローカル認証を指定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ログイン試行数は 3 回です。
•
ローカル認証は、ログイン用のプライマリ認証方式です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-150
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication login
使用上の注意事項
このコマンドを使用すると、Web インターフェイス用に認証方式を選択できます。HTTP セッショ
ンの認証方式を RADIUS として設定した場合、ユーザ名またはパスワードは RADIUS プロトコル
を使用して検証されます。TACACS+ および Kerberos 認証は、HTTP セッションに対してディセー
ブルになるよう設定されます。デフォルトでは、HTTP ログインはローカル ログイン パスワードを
使用して検証されます。
console、telnet、http または all キーワードを使用することにより、console、telnet、http または all
の認証方式を指定できます。console、telnet、http または all を指定しない場合、認証方式のデフォ
ルトは、all セッションとなります。
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)および CLI(コマンドライン インターフェイス)から
のログインの最大試行回数を設定できます。設定可能範囲は、0 ∼ 10 です。ログイン試行をディ
セーブルにするには、レベルを 0 に設定します。ログイン試行が 5 回失敗すると、障害ログイン シ
ステム ログが生成されます。イネーブル モードにアクセスしようとし、許可された試行回数を超
えてパスワード入力に失敗した場合、システムはロックアウトの時間の enable コマンドの実行を
ディセーブルにします。
ロックアウト タイムは、SNMP および CLI から設定できます。設定可能な範囲は 30 ∼ 600 秒(1/2
∼ 10 分)です。コンソール ログインの場合、コンソールはこの時間中はロギングできません。リ
モート ログインの場合、制限に達したときに接続が終了し、スイッチによりそのステーションから
の以後のログイン試行がただちに終了します。
試行制限チェックをディセーブルにすると、ロックアウト制限は適用されません。
例
次に、コンソールおよびリモート セッション両方のログインの試行回数を 5 回に設定する例を示し
ます。
Console> (enable) set authentication login attempt 5
Login authentication attempts for console and remote login set to 5.
Console> (enable)
次に、リモート セッションのログインの試行回数を 7 回に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication login attempt 7 remote
Login authentication attempts for remote login set to 7.
Console> (enable)
次に、コンソール セッションのログインの試行回数を 8 回に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication login attempt 8 console
Login authentication attempts for console login set to 8.
Console> (enable)
次に、コンソールおよびリモート セッションの両方のロックアウト タイムを 50 秒に設定する例を
示します。
Console> (enable) set authentication login lockout 50
Login lockout time for console and remote login set to 50 seconds.
Console> (enable)
次に、コンソール セッションのロックアウト タイムを 5 分に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication login lockout 300 console
Login lockout time for console login set to 5 minutes.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-151
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authentication login
次に、リモート セッションのロックアウト タイムを 7 分 10 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication login lockout 430 remote
Login lockout time for console and remote login set to 7 minutes and 10 seconds.
Console> (enable)
次に、Telnet セッションの TACACS+ 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authentication login tacacs disable telnet
tacacs login authentication set to disable for the telnet sessions.
Console> (enable)
次に、コンソール セッションの RADIUS 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authentication login radius disable console
radius login authentication set to disable for the console sessions.
Console> (enable)
次に、Telnet セッションの Kerberos 認証アクセスをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authentication login kerberos disable telnet
kerberos login authentication set to disable for the telnet sessions.
Console> (enable)
次に、TACACS+ 認証アクセスを、
HTTP セッションのプライマリ方式として設定する例を示します。
Console> (enable) set authentication login tacacs enable http primary
tacacs login authentication set to enable for HTTP sessions as primary authentication
method.
Console> (enable)
関連コマンド
set authentication enable
show authentication
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-152
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authorization commands
set authorization commands
スイッチ上のコマンド イベントの許可をイネーブルにするには、set authorization commands コマ
ンドを使用します。
set authorization commands enable {config | enable | all} {option} {fallbackoption} [console | telnet |
both]
set authorization commands disable [console | telnet | both]
構文の説明
enable
コマンド用に指定された許可方式をイネーブルにします。
config
コンフィギュレーション コマンドの許可だけをイネーブルにします。
enable
イネーブル モード コマンドの許可だけをイネーブルにします。
all
すべてのコマンドの許可をイネーブルにします。
option
許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none
です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
fallbackoption
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバがダ
ウンしたとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォー
ルバック応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細に
ついては、「使用上の注意事項」を参照してください。
console
(任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。
telnet
(任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。
both
(任意)コンソールおよび Telnet セッションの両方に許可方式を適用します。
コマンドの許可をディセーブルにします。
disable
デフォルト
許可はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
option および fallbackoption 値を定義する場合、次が発生します。
例
•
tacacs+ は、TACACS+ 許可方式を指定します。
•
deny は、処理を実行しません。
•
ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated は処理を進めることができます。
•
TACACS+ サーバが応答しない場合、none は許可なしで処理を進めることができます。
次に、TACACS+ デーモンがダウンしたとき、または応答しない場合に、if-authenticated オプショ
ンを指定して fallback オプションを使用せずに、コマンドすべての許可をイネーブルにする例を示
します。
Console> (enable) set authorization commands enable all if-authenticated none
Successfully enabled commands authorization.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-153
第2章
set authorization commands
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
次に、コマンド許可をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authorization commands disable
Successfully disabled commands authorization.
Console> (enable)
次に、イネーブル モード コマンドの許可を設定する例を示します。
Console> (enable) set authorization commands enable enable tacacs+ deny telnet
Successfully enabled commands authorization.
Console> (enable)
関連コマンド
set authorization enable
set authorization exec
show authorization
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-154
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authorization enable
set authorization enable
スイッチ上のイネーブル(イネーブル モード)セッション イベントを許可するには、
set authorization enable コマンドを使用します。
set authorization enable enable {option} {fallbackoption} [console | telnet | both]
set authorization enable disable [console | telnet | both]
構文の説明
enable
指定した許可方式をイネーブルにします。
option
許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none
です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
fallbackoption
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバがダ
ウンしたとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォー
ルバック応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細に
ついては、「使用上の注意事項」を参照してください。
console
(任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。
telnet
(任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。
both
(任意)コンソールおよび Telnet セッションの両方に許可方式を適用します。
指定された許可方式をディセーブルにします。
disable
デフォルト
許可はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ユーザに許可があれば、tacacs+ 値は処理を実行することができます。
TACACS+ サーバが応答しない場合、deny 値は処理を実行しません。
ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated 値は処理を実行することができます。
TACACS+ サーバが応答しない場合、none 値は許可なしで処理を進めることができます。
例
次に、イネーブル モード セッションのコンフィギュレーション コマンドの許可をイネーブルにす
る例を示します。
Console> (enable) set authorization enable enable if-authenticated
Successfully enabled enable authorization.
Console> (enable)
次に、イネーブル モード許可をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authorization enable disable
Successfully disabled enable authorization.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-155
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set authorization exec
関連コマンド
set authorization commands
set authorization exec
show authorization
set authorization exec
スイッチ上の EXEC(ユーザ モード)セッション イベントの許可をイネーブルにするには、
set authorization exec コマンドを使用します。
set authorization exec enable {option} {fallbackoption} [console | telnet | both]
set authorization exec disable [console | telnet | both]
構文の説明
enable
指定された許可方式をイネーブルにします。
option
許可要求に対するスイッチの応答。有効値は tacacs+、if-authenticated、none
です。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
fallbackoption
Terminal Access Controller Access System Plus(TACACS+)サーバがダウンし
たとき、または応答しない場合の、許可要求に対するスイッチ フォールバッ
ク応答。有効値は tacacs+、deny、if-authenticated、none です。詳細について
は、
「使用上の注意事項」を参照してください。
console
(任意)コンソール セッションに許可方式を適用します。
telnet
(任意)Telnet セッションに許可方式を適用します。
both
(任意)コンソールおよび Telnet セッションに許可方式を適用します。
disable
指定された許可方式をディセーブルにします。
デフォルト
許可はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ユーザに許可があれば、tacacs+ 値は処理を進めることができます。
TACACS+ サーバが応答しない場合、deny 値は、処理を実行しません。
ユーザが認証されていた場合に、if-authenticated 値は処理を進めることができます。
TACACS+ サーバが応答しない場合、none 値は許可なしで処理を進めることができます。
例
次に、EXEC モード セッションのコンフィギュレーション コマンドの許可をイネーブルにする例
を示します。
Console> (enable) set authorization exec enable if-authenticated
Successfully enabled exec authorization.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-156
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set banner motd
次に、EXEC モード許可をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set authorization exec disable
Successfully disabled exec authorization.
Console> (enable)
関連コマンド
set authorization commands
set authorization enable
show authorization
set banner motd
ユーザがスイッチにアクセスしたときに表示されるログイン バナーを作成するには、set banner
motd コマンドを使用します。
set banner motd c [text] c
構文の説明
メッセージを開始および終了するのに使用する区切り文字
c
(任意)ログイン バナー
text
デフォルト
ログイン バナーは表示されません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
バナーは、タブを含めて 3070 文字以内です。タブは 8 文字で表示されますが、メモリではスペー
ス 1 文字のみを使用します。
ログイン バナーをクリアするには、clear banner motd コマンドまたは set banner motd コマンドを
使用します。
例
次に、ポンド記号(#)を区切り文字として使用して、ログイン バナーを設定する例を示します。
Console> (enable) set banner motd #
** System upgrade: starting: 6:00am Tuesday.
** Please log out before leaving on Monday. #
MOTD banner set.
Console> (enable>
次に、set banner motd コマンドを使用して、ログイン バナーをクリアする例を示します。
Console> (enable) set banner motd ##
MOTD banner cleared.
Console> (enable>
関連コマンド
clear banner motd
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-157
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set banner telnet
set banner telnet
ユーザが Telnet でスイッチにアクセスしたときに表示されるログイン バナーを作成するには、set
banner telnet コマンドを使用します。
set banner telnet {enable | disable}
構文の説明
enable
デフォルトのコンソール バナーを表示します。
disable
デフォルトのコンソール バナーを表示しません。
デフォルト
デフォルトのコンソール バナーが表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、デフォルトのコンソール バナーをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set banner telnet enable
Cisco Systems Console banner will be printed at telnet.
Console> (enable>
次に、デフォルトのコンソール バナーをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set banner telnet disable
Cisco Systems Console banner will not be printed at telnet.
Console> (enable>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-158
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot auto-config
set boot auto-config
起動時にスイッチを設定し、再現オプションを設定するのに使用するコンフィギュレーション ファ
イルを 1 つまたは複数指定するには、set boot auto-config コマンドを使用します。コンフィギュレー
ション ファイルのリストは、CONFIG_FILE 環境変数に保存されています。
set boot auto-config device:filename [;device:filename...] [mod]
構文の説明
device:
起動コンフィギュレーション ファイルがあるデバイス
filename
起動コンフィギュレーション ファイル名
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号
mod
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
•
set boot auto-config コマンドは、繰り返されません。
•
CONFIG_FILE 環境変数は、定義されません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set boot auto-config コマンドは、既存の CONFIG_FILE 環境変数を常に上書きします。ファイルを
変数に追加または付加することはできません。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、複数のコンフィギュレーション ファイルを指定できますが、
セミコロン(;)で区切る必要があります。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上で繰り返しを設定するには、set boot config-register auto-config コ
マンドを使用します。
例
次に、コンフィギュレーション ファイルの環境変数を指定する例を示します。
Console> (enable) set boot auto-config slot0:cfg1
CONFIG_FILE variable = slot0:cfg1
WARNING: nvram configuration may be lost during next bootup,
and re-configured using the file(s) specified.
Console> (enable)
関連コマンド
set boot system flash
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-159
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot config-register
set boot config-register
ブート コンフィギュレーション レジスタ値を設定するには、set boot config-register コマンドを使
用します。
set boot config-register value [mod]
set boot config-register boot {rommon | bootflash | system} [mod]
set boot config-register baud {1200 | 2400 | 4800 | 9600} [mod]
set boot config-register ignore-config {enable | disable} [mod]
set boot config-register auto-config {recurring | non-recurring} [mod]
構文の説明
value
16 ビットのコンフィギュレーション レジスタ値。この値は 16 進数の
値で、指定できる範囲は 0x0 ∼ 0xFFFF です。
mod
(任意)コンフィギュレーション レジスタ値を設定するスーパバイザ
エンジンのモジュール番号
boot
次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき
に使用する起動方式
rommon
次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき
に、スイッチを ROM モニタ モードにします。
bootflash
次にスイッチをリセットするとき、または電源を切って入れ直すとき
に、ブートフラッシュ内の最初の有効なシステム イメージを使用して
スイッチを起動します。
system
次にスイッチをリセットする、または電源を切って入れ直すときに、
BOOT 環境変数に指定されたシステム イメージを使用してスイッチを
起動します。
baud
コンソール ボーレートを設定します。
1200 | 2400 | 4800 | 9600
ROM モニタ コンソール ポートのボーレート
ignore-config
次にスイッチを再起動するときに、スイッチは、NVRAM(不揮発性
RAM)の設定を無視します。
enable
次にスイッチを再起動するときに、スイッチは NVRAM の設定を無視
します。
disable
次にスイッチを再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を無視
しないようにします。
auto-config
次にスイッチを再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を使用
するよう設定します。
recurring
スイッチをリセットするとき、または再起動したあとで、
CONFIG_FILE 環境変数で指定されたファイルを使用してスイッチを
設定したあと、CONFIG_FILE 環境変数の内容を維持します。
non-recurring
スイッチをリセットするとき、または再起動したあとで、
CONFIG_FILE 環境変数で指定されたファイルを使用してスイッチを
設定する前に、CONFIG_FILE 環境変数の内容をクリアします。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-160
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot config-register
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
•
デフォルト コンフィギュレーション レジスタ値は 0x10F で、次の設定を指定します。
− 起動方式は、「システム」です。BOOT 環境変数で指定されたシステム イメージを使用し
て、スイッチは起動します。
− ROM モニタ(ROMMON)コンソール ポート ボーレートは、9600 に設定されています。
− ignore-config パラメータはディセーブルです。
− auto-config パラメータは、繰り返しなしに設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set boot config-register boot コマンドで rommon および system キーワードのみを使用することを推
奨します。
set boot config-register コマンドの 1 つを入力するたびに、システムは現在のコンフィギュレーショ
ン レジスタ情報をすべて(show boot コマンドの入力と同等な情報)表示します。
コンフィギュレーション レジスタで指定されたボーレートは、ROM モニタだけによって使用され、
set system baud コマンドで指定されたボーレートとは異なります。
auto-config_file 変数は non-recurring の場合、slot0:switch.cfg です。Catalyst 4500 シリーズ スイッチ
の場合、bootflash:switch.cfg です。
注意
ignore-config パラメータのイネーブル化は、clear config all コマンドの入力と同じです。すなわち、
次にスイッチを再起動するときに NVRAM に保存されている設定全体をクリアします。
注意
set boot config-register 0xvalue コマンドを使用するとき、0xvalue を確認することを推奨します。正
しくない 0xvalue を入力した場合、スイッチは正しく起動されないか、または NVRAM 内の設定を
失うことがあります。
例
次に、デフォルト 16 ビット コンフィギュレーション レジスタ値を指定する例を示します。
Console> (enable) set boot config-register 0x10f
Configuration register is 0x10f
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system commands
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-161
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot config-register
次に、rommon を次回の再起動のときに使用するブート イメージとして指定する例を示します。
Console> (enable) set boot config-register boot rommon
Configuration register is 0x100
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)
次に、ROM モニタ コンソール ポート ボーレートを 4800 に変更する例を示します。
Console> (enable) set boot config-register baud 4800
Configuration register is 0x900
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring
console baud: 4800
boot: the ROM monitor
Console> (enable)
次にスイッチをリセットするとき、または再起動するときに、スイッチが NVRAM の設定を無視す
る例を示します。
Console> (enable) set boot config-register ignore-config enable
Configuration register is 0x940
ignore-config: enabled
auto-config: non-recurring
console baud: 4800
boot: the ROM monitor
Console> (enable)
次に、auto-configuration を繰り返しに設定する例を示します。
Console> (enable) set boot config-register auto-config recurring
Configuration register is 0x960
ignore-config: enabled
auto-config: recurring
console baud: 4800
boot: the ROM monitor
Console> (enable)
関連コマンド
clear boot ― スイッチ
show boot ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-162
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot sync now
set boot sync now
auto-config ファイルの同期化を開始するには、set boot sync now コマンドを使用します。
set boot sync now
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
同期化はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set boot sync now コマンドは、set boot config-register コマンドと類似しています。set boot sync now
コマンドは同期化を開始して、強制的にコンフィギュレーション ファイルをスタンバイ スーパバ
イザ エンジンに自動的に同期化させます。ファイルは、アクティブ スーパバイザ エンジン上のファ
イルと一致した状態が保たれます。
例
次に、auto-config ファイルの同期化を開始する例を示します。
Console> (enable) set boot sync now
Console> (enable)
関連コマンド
set boot auto-config
show boot ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-163
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set boot system flash
set boot system flash
起動時にスイッチがロードしようとするソフトウェア イメージ リストの指定を行なう、BOOT 環
境変数を設定するには、set boot system flash コマンドを使用します。
set boot system flash device:filename [prepend] [mod]
構文の説明
device:
ソフトウェア イメージが保存されるフラッシュ デバイス(コロン [:] を入力
する必要があります)を指定します。
filename
フラッシュ デバイス上のソフトウェア イメージ名
prepend
(任意)ソフトウェア イメージ ファイルを、スイッチを起動するのに使用す
るイメージ リストの最初に配置します。
mod
(任意)BOOT 環境変数を変更するスーパバイザ エンジンのモジュール番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
いくつかの boot system コマンドを入力すると、スイッチを起動するときのフェールセーフ機能が
作動します。システムは、入力順に boot system コマンドを保存および実行します。
新しいソフトウェア イメージをフラッシュ デバイスにコピーし、次にスイッチをリセットすると
きにスイッチがそのイメージを起動する場合、clear boot system all コマンドを使用して BOOT 環境
変数をクリアします。または prepend キーワードを使用して、起動しようとするイメージ リストの
先頭に新しいソフトウェア イメージを配置します。
ファイルが存在しない場合(たとえば、間違ったファイル名を入力した場合)、ファイル名はブー
トストリングに付加され、[Warning:File not found but still added in the bootstring.] というメッセージが
表示されます。
ファイルが存在していても、スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージでない場合、ファイル
はブートストリングに付加されず、[Warning:file found but it is not a valid boot image.] というメッセー
ジが表示されます。
例
次に、ソフトウェア イメージ ファイルを BOOT 環境変数に付加する例を示します。
Console> (enable) set boot system flash bootflash:cat4000-sup3.5-1-1.bin
BOOT variable =
bootflash:cat4000-sup3.5-2-1.bin,1;bootflash:cat4000-sup3.5-1-1.bin,1;
Console> (enable)
次に、ソフトウェア イメージ ファイルを BOOT 環境変数に追加する例を示します。
Console> (enable) set boot system flash slot0:cat4000-sup3.5-2-1.bin prepend
BOOT variable =
slot0:cat4000-sup3.5-2-1.bin,1;bootflash:cat4000-sup3.4-5-2.bin,1;
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-164
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cam
関連コマンド
clear boot ― スイッチ
show boot ― スイッチ
set cam
エントリを CAM(連想メモリ)テーブルに追加するには、set cam コマンドを使用します。
set cam {dynamic | static | permanent} {unicast_mac | route_descr} {mod/port} [vlan]
set cam {static | permanent} {multicast_mac} {mod/ports...} [vlan]
set cam {static | permanent} filter {unicast_mac} [vlan]
構文の説明
dynamic
エントリはエージングの対象です。
static
エントリはエージングの対象ではありません。システムがリセットされるま
で、スタティック(非固定)エントリはテーブルに留まります。
permanent
clear cam または clear config コマンドによりクリアされるまで、固定エント
リは NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されます。
unicast_mac
ユニキャストに使用する宛先ホストの MAC(メディア アクセス制御)アド
レス
route_descr
このスイッチに関連する「ネクスト ホップ」のルート記述子。この値は、004F
のフォーマットで 16 進数の数字 2 バイトとして入力されます。バイトを区切
るために、ハイフン(-)を使用しないでください。
mod/port
モジュールおよびポート番号
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。トランク ポートに対し、CAM エントリ
をダイナミック、スタティック、または固定に設定するのでなければ、この
番号は任意になります。
vlan
デフォルト
multicast_mac
マルチキャストに使用する宛先ホストの MAC アドレス
mod/ports...
モジュールおよびポート番号
filter
トラフィック フィルタ エントリ
デフォルト設定は次のとおりです。
•
デフォルト コンフィギュレーションには、ローカル MAC アドレスが含まれます。
•
スパニングツリー アドレスは、01-80-c2-00-00-00 です。
•
Cisco Discovery Protocol(CDP)マルチキャスト アドレスは、宛先ポート 1/3(スーパバイザ エ
ンジン)用です。
•
設定済み VLAN すべてのエージング タイムは 300 秒です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トラフィック フィルタ エントリを設定するときに、vlan 変数が必要です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-165
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cam
指定した MAC アドレスが、マルチキャスト アドレス(最上位バイトの最下位ビットは、1 に設定
されます)またはブロードキャスト アドレス(ff-ff-ff-ff-ff-ff)で、複数のポートを指定する場合、
ポートはすべて同じ VLAN に設定されている必要があります。指定した MAC アドレスがユニキャ
スト アドレスで、複数のポートを指定する場合、ポートは異なる VLAN に設定されている必要が
あります。
Multilayer Switching Module(MSM)は、set cam コマンドをサポートしません。
ルート記述子を入力して、VLAN パラメータを指定しない場合、ポートに関連付けられた VLAN が
デフォルトになります。ルート記述子を入力した場合は、1 つのポート番号だけを(関連ポート用
に)使用できます。
ホストの MAC アドレスおよび VLAN は、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存できます。リセットし
たあとでも、維持されます。
トランク ポートに対し、CAM エントリをダイナミック、スタティック、または固定に設定するの
でなければ、または agingtime キーワードを使用する場合は、vlan 番号は任意になります。
ポートがトランク ポートの場合、VLAN を指定する必要があります。
アクティブ スーパバイザ エンジンをリセットするまで、スタティック(非固定)エントリはテー
ブルに留まります。
route_descr 変数は、004F のフォーマットで 16 進数の数字 2 バイトとして入力されます。バイトを
区切るために、ハイフン(-)を使用しないでください。
例
次に、スタティック ユニキャスト エントリを、モジュール 2、ポート 9 の CAM テーブルに追加す
る例を示します。
Console> (enable) set cam static 00-00-0c-a0-03-fa 2/9
Static unicast entry added to CAM table.
Console> (enable)
次に、固定マルチキャスト エントリを、ポート グループの CAM テーブルに追加する例を示します。
Console> (enable) set cam permanent 01-40-0b-a0-03-fa 1/1,2/1,2/3,2/8-12
Permanent multicast entry added to CAM table.
Console> (enable)
次に、スタティック トラフィック エントリを、CAM テーブルに追加する例を示します。
Console> (enable) set cam static filter 00-02-03-04-05-06 1
Filter entry added to CAM table.
Console> (enable)
次に、特定の MAC アドレスのフィルタを追加する例を示します。
Console> (enable) set cam static filter 00-02-03-04-05-06 1
Filter entry added to CAM table.
Console> (enable)
関連コマンド
clear cam
set cam agingtime
set cam notification
show cam
show cam notification
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-166
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cam agingtime
set cam agingtime
CAM(連想メモリ)テーブルのエージング タイムを設定するには、set cam agingtime コマンドを
使用します。
set cam agingtime [vlan] agingtime
構文の説明
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。トランク ポートに対し、CAM エントリ
をダイナミック、スタティック、または固定に設定するのでなければ、また
は agingtime 変数を使用する場合は、この番号は任意になります。
vlan
ダイナミック エントリが削除される前に、テーブルに留まる秒数。指定でき
る範囲は 15 ∼ 1,000,000 秒です。エージング タイムを 0 に設定すると、エー
ジングはディセーブルになります。
agingtime
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
エージング タイムを 0 に設定すると、エージングはディセーブルになります。設定可能な 0 以外の
最小エージング タイムは 15 秒です。1 ∼ 14 秒までは、設定できません。
例
次に、VLAN 1 の CAM テーブル エージング タイムを 300 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set cam agingtime 1 300
Vlan 1 CAM aging time set to 300 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
clear cam
set cam
set cam notification
show cam
show cam notification
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-167
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cam notification
set cam notification
CAM(連想メモリ)テーブルに対して、MAC(メディア アクセス制御)アドレスの変更が発生し
た と き に 通 知 を イ ネ ー ブ ル に し、次 の 通 知 が 出 さ れ る ま で の 時 間 を 設 定 す る に は、set cam
notification コマンドを使用します。
set cam notification {enable | disable}
set cam notification {added | removed} {enable | disable} {mod/port}
set cam notification historysize log_size
set cam notification interval time
構文の説明
enable
変更が発生した通知をイネーブルにします。
disable
変更が発生した通知をディセーブルにします。
added
MAC アドレスを学習したときに通知します。
removed
MAC アドレスが削除されたときに通知します。
mod/port
モジュールおよびポート番号
historysize
通知ヒストリ ログを作成します。
log_size
通知ヒストリ ログ内のエントリ数。有効なサイズは 0 ∼ 500 エントリです。
interval
次の通知が出されるまでの最大待ち時間を設定します。
time
デフォルト
次の通知が出されるまでの時間を指定します。有効値は、0 ∼ 4,294,967,295
(秒数で指定)です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
通知はディセーブルです。
•
間隔は 1 秒に設定されます。
•
ヒストリ サイズは 1 エントリに設定されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set cam notification disable コマンドを使用すると、通知をグローバルにディセーブルにできますが、
他の通知コンフィギュレーション設定はイネーブルのままです。通知コンフィギュレーション設定
は、clear config コマンドを使用してリセットできます。ヒストリ ログをクリアしたり、通知カウ
ンタをリセットしたりするには、clear cam notification コマンドを使用します。
間隔を 0 に設定すると、スイッチはただちに通知を送信します。間隔を 0 に設定すると、スイッチ
のパフォーマンスに影響を与えます。
MAC 通知 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップを生成するようスイッチを設定す
るには、set snmp enable macnotification コマンドを使用します。ヒストリ ログ サイズを 0 に設定
しても、MAC 通知 SNMP トラップが生成されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-168
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cam notification
例
次に、CAMテーブルで MACアドレス変更が発生したときの通知をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cam notification enable
MAC address change detection globally enabled
Be sure to specify which ports are to detect MAC address changes
with the 'set cam notification [added|removed] enable <m/p> command.
SNMP traps will be sent if 'set snmp trap enable macnotification' has been set.
Console> (enable)
次に、新規の MAC アドレスをモジュール 3 上のポート 1 ∼ 4 の CAM テーブルに追加するときの
通知をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cam notification added enable 3/1-4
MAC address change notifications for added addresses are
enabled on port(s) 3/1-4
Console> (enable)
次に、新規の MAC アドレスをモジュール 2 のポート 1 ∼ 4 の CAM テーブルに追加するときの通
知をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cam notification added enable 2/1-4
MAC address change notifications for added addresses are
enabled on port(s) 2/1-4
Console> (enable)
次に、MAC アドレスをモジュール 3 のポート 3 ∼ 6 の CAM テーブルから削除するときの通知をイ
ネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cam notification removed enable 3/3-6
MAC address change notifications for removed addresses are
enabled on port(s) 3/3-6
次に、ヒストリ ログ サイズを 300 エントリに設定する例を示します。
Console> (enable) set cam notification historysize 300
MAC address change history log size set to 300 entries
Console> (enable)
次に、次回の通知が出されるまでの間隔を 10 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set cam notification interval 10
MAC address change notification interval set to 10 seconds
Console> (enable)
関連コマンド
clear cam
set cam
set cam agingtime
set snmp trap
show cam
show cam notification
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-169
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cdp
set cdp
すべての、または指定されたポート上で、Cisco Discovery Protocol(CDP)機能をグローバルにイ
ネーブル、ディセーブル、または設定するには、set cdp コマンドを使用します。
set cdp {enable | disable} {mod/ports...}
set cdp interval interval
set cdp holdtime holdtime
set cdp version v1 | v2
set cdp format device-id {mac-address | other}
構文の説明
デフォルト
enable
CDP 機能をイネーブルにします。
disable
CDP 機能をディセーブルにします。
mod/ports..
モジュールおよびモジュール上のポートの番号
interval
CDP メッセージ インターバル値を指定します。
interval
メッセージを送る前に、システムが待機する秒数を指定します。有効値は 5
∼ 254 秒です。
holdtime
グローバル Time-To-Live 値を指定します。
holdtime
グローバル Time-To-Live 値の秒数。有効値は 10 ∼ 255 秒です。
version
v1 | v2
CDP バージョン番号を指定します。
format device-id
device-ID Type- Length-Value(TLV)フォーマットを設定します。
mac-address
device-ID TLV が、送信デバイスの MAC(メディア アクセス制御)アドレス
を ASCII(標準)形式で伝送するよう指定します。
other
デバイスのハードウェア シリアル番号と、カッコ内のデバイス名を関連付け
るよう指定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
システム コンフィギュレーションでは、CDP はイネーブルです。
•
メッセージ インターバルは、ポートごとに 60 秒に設定されています。
•
Time-To-Live メッセージ インターバルは 180 秒に設定されています。
•
CDP のバージョンはバージョン 2 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
送信する CDP パケットの最高位バージョン番号をグローバルに設定するには、set cdp version コマ
ンドを使用します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-170
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cdp
グローバル set cdp enable または disable コマンドを入力すると、CDP はグローバルに設定されま
す。CDP をグローバルにディセーブルにする場合、CDP はすべてのインターフェイス上で自動的
にディセーブルになりますが、ポート単位の enable(または disable)設定は変更されません。CDP
をグローバルにイネーブルにする場合、CDP がインターフェイス上で稼働するかどうかはポート単
位の設定によります。
ポート単位ベースで CDP を設定する場合、mod/ports... 値を 1 つのモジュールおよびポート、また
はポート範囲(たとえば、2/1-12、3/5-12)として入力できます。
例
次に、CDP をグローバルにイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cdp enable
CDP enabled globally
Console> (enable)
次に、モジュール 2 上のポート 1 の CDP メッセージ表示をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cdp enable 2/1
CDP enabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 上のポート 1 の CDP メッセージ表示をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cdp disable 2/1
CDP disabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、CDP メッセージ インターバル値を指定する例を示します。
Console> (enable) set cdp interval 400
CDP interval set to 400 seconds.
Console> (enable)
次に、グローバル Time-To-Live 値を指定する例を示します。
Console> (enable) set cdp holdtime 200
CDP holdtime set to 200 seconds.
Console> (enable)
次に、デバイス ID フォーマットを MAC アドレスに設定する例を示します。
Console> (enable) set cdp format device-id mac-address
Device Id format changed to MAC-address
Console> (enable)
関連コマンド
show cdp
show port cdp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-171
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cgmp
set cgmp
スイッチ上の Cisco Group Management Protocol(CGMP)をイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set cgmp コマンドを使用します。
set cgmp {enable | disable}
構文の説明
enable
スイッチ上の CGMP をイネーブルにします。
disable
スイッチ上の CGMP をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
CGMP を実行しているルータにスイッチを接続する必要があります。
例
次に、デバイス上の CGMP をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp enable
CMGP support for IP multicast enabled.
Console> (enable)
次に、デバイス上の CGMP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp disable
CMGP support for IP multicast disabled.
Console> (enable)
次に、Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)スヌー
ピングがイネーブルの場合に、CGMPをイネーブルにしようとするときに発生する状況を示します。
Console> (enable) set cgmp enable
Disable IGMP Snooping feature to enable CGMP.
Console> (enable)
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp fastleave
set cgmp leave
set multicast router
show cgmp leave
show cgmp statistics
show multicast group
show multicast group count
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-172
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cgmp fastleave
set cgmp fastleave
Cisco Group Management Protocol(CGMP)高速脱退処理をイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set cgmp fastleave コマンドを使用します。
set cgmp fastleave {enable | disable}
構文の説明
enable
CGMP 高速脱退処理をイネーブルにします。
disable
CGMP 高速脱退処理をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、CGMP 高速脱退処理をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp fastleave enable
CMGP fastleave processing enabled.
Console> (enable)
次に、CGMP 高速脱退処理をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp fastleave disable
CMGP fastleave processing disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp
set cgmp leave
set multicast router
show cgmp leave
show cgmp statistics
show multicast group
show multicast group count
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-173
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set cgmp leave
set cgmp leave
Cisco Group Management Protocol(CGMP)脱退処理をイネーブルまたはディセーブルにするには、
set cgmp leave コマンドを使用します。
set cgmp fastleave {enable | disable}
構文の説明
enable
CGMP 脱退処理をイネーブルにします。
disable
CGMP 脱退処理をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、CGMP 脱退処理をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp leave enable
CMGP leave processing enabled.
Console> (enable)
次に、CGMP 脱退処理をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set cgmp leave disable
CMGP leave processing disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp
set cgmp fastleave
set multicast router
show cgmp leave
show cgmp statistics
show multicast group
show multicast group count
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-174
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set channel cost
set channel cost
EtherChannel ポート バンドルのスパニングツリー ポート コストを設定するには、set channel cost コ
マンドを使用します。
set channel cost {channel_id | all} [cost]
構文の説明
channel_id
変更するチャネルの EtherChannel ID
all
スイッチ上の EtherChannel ポート バンドル
(任意)EtherChannel に適用されるスパニングツリー ポート コスト
cost
デフォルト
スパニングツリー ポート コストは、(EtherChannel 内のポートの現在のポート コストに基づいて)
自動的に計算されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
EtherChannel ポート バンドルの channel_id を判別するには、show channel コマンドを使用します。
cost を指定しない場合、スパニングツリー ポート コストは、チャネル ポートの現在のポート コス
トに基づいて更新されます。チャネル ポート コストを変更する場合、チャネル内のメンバー ポー
トのポート コストが変更されて、新しいコストが反映されます。ポート コストが変更されたポー
トをリストするメッセージが表示されます。
例
次に、チャネル 768 パス コストを 23 に設定する例を示します。
Console> (enable) set channel cost 768 23
Port(s) 1/1-2,7/3,7/5 port path cost are updated to 60.
Channel 768 cost is set to 23.
Warning:channel cost may not be applicable if channel is broken.
Console> (enable)
次に、チャネル パス コストすべてを 15 に設定する例を示します。
Console> (enable) set channel cost all 15
Port(s) 4/1-4 port path cost are updated to 39.
Channel 768 cost is set to 15.
Warning:channel cost may not be applicable if channel is broken.
Console> (enable)
関連コマンド
set channel vlancost
set port channel
show channel
show channel group
show port channel
set spantree portcost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-175
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set channelprotocol
set channelprotocol
モジュールでチャネルを管理するプロトコルを設定するには、set channelprotocol コマンドを使用
します。
set channelprotocol {pagp | lacp} mod
構文の説明
pagp
Port Aggregation Protocol(PagP; ポート集約プロトコル)
lacp
Link Aggregation Control Protocol(LACP)
mod
モジュール番号
デフォルト
PAgP
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
モジュール 3 の PAgP を設定する例を示します。
Console> (enable) set channelprotocol pagp 3
Channeling protocol set to PAGP for module(s) 3.
Console> (enable)
次に、モジュール 2、4、5、6 の LACP を設定する例を示します。
Console> (enable) set channelprotocol lacp 2,4-6
Channeling protocol set to LACP for module(s) 2,4,5,6.
Console> (enable)
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
set port lacp-channel
show lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-176
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set channel vlancost
set channel vlancost
EtherChannel ポート バンドルのスパニングツリー ポート VLAN(仮想 LAN)コストを設定するに
は、set channel vlancost コマンドを使用します。
set channel vlancost channel_id [cost]
構文の説明
変更するチャネルの EtherChannel ID
channel_id
(任意)EtherChannel に適用されるスパニングツリー ポート VLAN コスト
cost
デフォルト
スパニングツリー ポート VLAN コストは、
(EtherChannel 内のポートの現在のポート VLAN コスト
に基づいて)自動的に計算されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
一度に 1 つの EtherChannel のポート VLAN コストしか設定できません。
EtherChannel ポート バンドルの channel_id を判別するには、show channel コマンドを使用します。
cost を指定しない場合、スパニングツリー ポート VLAN コストは、チャネル ポートの現在のポー
ト コストに基づいて更新されます。チャネル ポート VLAN コストを変更する場合、チャネル内の
メンバー ポートのポート VLAN コストが変更され、新しいコストが反映されます。ポート コスト
が変更されたポートをリストするメッセージが表示されます。
例
次に、チャネル 768 ポート VLAN コストを 10 に設定する例を示します。
Console> (enable) set channel vlancost 768 10
Port(s) 1/1-2 vlan cost are updated to 24.
Channel 768 vlancost is set to 10.
Console> (enable)
関連コマンド
set channel cost
set port channel
show channel
show channel group
show port channel
set spantree portvlancost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-177
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set config mode
set config mode
コンフィギュレーション モードをバイナリからテキスト形式へ変更するには、set config mode コマ
ンドを使用します。
set config mode binary
set config mode text {nvram | device:file-id}
構文の説明
binary
システム コンフィギュレーション モードをバイナリ形式に設定します。
text
システム コンフィギュレーション モードをテキスト形式に設定します。
nvram
NVRAM(不揮発性 RAM)に保存された設定を格納します。
device:file-id
保存した設定を格納するデバイスおよびファイルの名前
デフォルト
モードはバイナリです(write memory コマンドを使用するときは、設定を NVRAM に保存します)。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
テキスト ファイル コンフィギュレーション モードを使用するようシステムを設定すると、システ
ムは設定を、
NVRAM またはフラッシュ メモリのいずれかの不揮発性ストレージ内にテキスト ファ
イルとして保存します。テキスト ファイルは、さまざまな機能を設定するために入力したコマンド
で構成されています。たとえば、ポートをディセーブルにする場合、ポートをディセーブルにする
コマンドは、テキスト コンフィギュレーション ファイルに存在します。
テキスト ファイルは、スイッチを設定するために使用したコマンドだけを含みます。たいていの場
合、テキスト コンフィギュレーション ファイルは少ない容量しか必要としないので、NVRAM は
ファイルを保存するのに適したデバイスです。NVRAM のスペースを超過したテキスト ファイル
は、フラッシュ メモリに保存されます。
ユーザ設定は、NVRAM にすぐには保存されません。ユーザ設定を保存するには、write memory コ
マンドを入力して、不揮発性ストレージに設定を保存する必要があります。
例
次に、コンフィギュレーション モードをバイナリに設定する例を示します。
Console> (enable) set config mode binary
System configuration copied to NVRAM. Configuration mode set to binary.
Console> (enable)
次に、コンフィギュレーション モードをテキストに設定し、テキスト コンフィギュレーション ファ
イルを保存する場所とファイル名を指定する例を示します。
Console> (enable) set config mode text bootflash:switch.cfg
Binary system configuration has been deleted from NVRAM. Configuration mode set to
text. Use the write memory command to save configuration changes. System configuration
file set to: bootflash:switch.cfg
The file specified will be used for configuration during the next bootup.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-178
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set crypto key rsa
関連コマンド
show config mode
write
set crypto key rsa
RSA 鍵ペアを生成および設定するには、set crypto key rsa コマンドを使用します。
set crypto key rsa nbits [force]
構文の説明
鍵のサイズ。有効値は 512 ∼ 2048 ビットです。
nbits
(任意)鍵を再生し、既存の鍵を上書きする警告プロンプトを抑制します。
force
デフォルト
鍵サイズは 1024 ビットです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
force キーワードを入力しない場合、set crypto key コマンドはコンフィギュレーション ファイルに
保存されます。RSA 鍵をクリアするには、clear config all コマンドを使用します。
Secure Shell(SSH; セキュア シェル)ログインをサポートするには、最初に RSA 鍵ペアを生成する
必要があります。
例
次に、1004 ビット サイズの RSA 鍵ペアを作成する例を示します。
Console> (enable) set crypto key rsa 1004
Generating RSA keys.... [OK]
Console> (enable)
関連コマンド
clear crypto key rsa
show crypto key
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-179
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set dot1q-all-tagged
set dot1q-all-tagged
ネイティブVLAN
(仮想LAN)
上のパケットのタギングをイネーブルにするには、set dot1q-all-tagged
コマンドを使用します。
set dot1q-all-tagged enable | disable [all]
構文の説明
enable
dot1q タギング モードをイネーブルにします。
disable
dot1q タギング モードをディセーブルにします。
all
(任意)すべてのポートの Dot1q タギング
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
dot1q 全タギング モードをイネーブルにする場合、すべてのデータ パケットはタグ付きで送信され
ます。受信されたすべてのタグなしデータ パケットは、すべての 802.1Q トランク上で廃棄されます。
dot1q タギング モードをイネーブルにしないと、ポート上の dot1q トンネリング機能をイネーブル
にすることはできません。
スイッチのすべてのポート上で dot1q トンネリングをディセーブルにしないと、スイッチ上の dot1q
タギング モードをディセーブルにすることはできません。
オプションの all キーワードはサポートされていません。
(注)
例
ポリシー ベースの転送は、802.1Q トンネル トラフィックでは作動しません。Policy Based Fowarding
(PBF; ポリシー ベース転送)は、レイヤ 3 IP ユニキャスト トラフィックでサポートされますが、レ
イヤ 2 トラフィックには適用できません。中間(PBF)スイッチでは、すべての 802.1Q トンネル
トラフィックはレイヤ 2 トラフィックとして表示されます。
次に、dot1q タギングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set dot1q-all-tagged enable
Dot1q tagging is enabled
Console> (enable)
次に、すべてのポートで dot1q タギングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set dot1q-all-tagged enable all
Dot1q tagging is enabled
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-180
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set dot1x
次に、dot1q タギングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set dot1q-all-tagged disable
Dot1q tagging is disabled
Console> (enable)
関連コマンド
show dot1q-all-tagged
set dot1x
システムで dot1x を設定するには、set dot1x コマンド セットを使用します。
set dot1x system-auth-control {enable | disable}
set dot1x {quiet-period | tx-period | re-authperiod} seconds
set dot1x {supp-timeout | server-timeout | shutdown-timeout} seconds
set dot1x max-req count
構文の説明
デフォルト
system-auth-control
システムの認証
enable
指定した dot1x 機能をイネーブルにします。
disable
指定した dot1x 機能をディセーブルにします。
quiet-period seconds
認証試行の間のアイドル時間。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。
tx-period seconds
Extensible Authentication Protocol(EAP)要求 /ID フレームを再送信
する時間。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。詳細については、
「使用上
の注意事項」を参照してください。
re-authperiod seconds
再認証する一定の時間の時定数。有効値は 1 ∼ 65535 秒です。
supp-timeout seconds
EAP 要求パケットを再送信する時定数。有効値は 0 ∼ 65535 秒で
す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
server-timeout seconds
バックエンド認証者によりパケットを認証サーバに再送信する時
定数。有効値は 1 ∼ 65535 秒です。詳細については、「使用上の注
意事項」を参照してください。
shutdown-timeout seconds
802.1x をシャットダウンする時定数。有効値は 0 ∼ 65535 秒です。
詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
max-req count
認証セッションがタイム アウトになる前に、ステート マシンが
EAP 要求フレームを再送信する最大回数。有効値は 1 ∼ 10 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
system-auth-control はイネーブルです。
•
quiet-period は 60 秒です。
•
tx-period は 30 秒です。
•
re-authperiod は 3,600 秒です。
•
supp-timeout は 30 秒です。
•
server-timeout は 30 秒です。
•
shutdown-timeout は 300 秒です。
•
max-req count は 2 です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-181
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set dot1x
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
system-auth-control を設定する場合、次が適用されます。
•
enable キーワードを使用すると、set port dot1x コマンドを使用して設定するポート制御パラ
メータ単位で、各ポートの認証ステータスを制御できます。
•
disable キーワードを使用すると、ポート制御パラメータが force-authorized に設定されたよう
に、ポートすべてを機能させることができます。
再認証をイネーブルにしないと、認証が実行されたあとでは、再認証は自動的に実行されません。
要求者が、EAP 要求 /ID パケットを受信したことを認証者に通知しない場合、認証者は一定時間
(tx-period seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを再送信します。
要求者が、EAP 要求 /ID パケットを受信したことをバックエンド認証者に通知しない場合、バック
エンド認証者は一定時間(supp-timeout seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを
再送信します。
認証サーバが、特定のパケットを受信したことをバックエンド認証者に通知しない場合、バックエ
ンド認証者は一定時間(server-timeout seconds パラメータにより設定)待ち、それからパケットを
再送信します。
例
次に、システム認証制御を設定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x system-auth-control enable
dot1x authorization enabled.
Console> (enable)
次に、認証試行の間のアイドル時間を設定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x quiet-period 45
dot1x quiet-period set to 45 seconds.
Console> (enable)
次に、再送信時間を設定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x tx-period 15
dot1x tx-period set to 15 seconds.
Console> (enable)
次に、再認証時間を指定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x re-authperiod 7200
dot1x re-authperiod set to 7200 seconds
Console> (enable)
次に、認証者から要求者への EAP 要求パケットの再送信を指定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x supp-timeout 15
dot1x supp-timeout set to 15 seconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-182
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set dot1x
次に、バックエンド認証者から認証サーバへのパケットの再送信を指定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x server-timeout 15
dot1x server-timeout set to 15 seconds.
Console> (enable)
次に、802.1x シャットダウン タイムを指定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x shutdown-timeout 500
dot1x shutdown-timeout set to 500 seconds.
Console> (enable)
次に、パケットの最大再送信回数を指定する例を示します。
Console> (enable) set dot1x max-req 5
dot1x max-req set to 5.
Console> (enable)
関連コマンド
clear dot1x config
set port dot1x
show dot1x
show port dot1x
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-183
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set enablepass
set enablepass
スイッチ上のイネーブル モードのパスワードを変更するには、set enablepass コマンドを使用しま
す。
set enablepass
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
イネーブル パスワードは設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
パスワードは大文字と小文字を区別します。パスワードは、スペースを含めて 0 ∼ 30 文字です。
コマンドは、以前のパスワードの入力を指示します。入力したパスワードが有効な場合、新しいパ
スワードを入力し、確認するプロンプトが表示されます。
例
次に、新しいパスワードを確立する例を示します。
Console> (enable) set enablepass
Enter old password: <old_password>
Enter new password: <new_password>
Retype new password: <new_password>
Password changed.
Console> (enable)
関連コマンド
enable
set password
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-184
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set errdisable-timeout
set errdisable-timeout
自動的に errdisable ステートのポートを再びイネーブルにするようにタイムアウトを設定するには、
set errdisable-timeout コマンドを使用します。
set errdisable-timeout {enable | disable} {reason}
set errdisable-timeout interval {interval}
構文の説明
デフォルト
enable
errdisable タイムアウトをイネーブルにします。
disable
errdisable タイムアウトをディセーブルにします。
reason
ポートが errdisable ステートになっている理由。有効値は bcast-suppression、
bpdu-guard、channel-misconfig、cross-fallback、duplex-mismatch、
gl2pt-ingress-loop、gl2pt-threshold-exc、udld、other、all です。
interval interval
タイムアウト インターバルを指定します。有効値は、30 ∼ 86,400 秒(1/2 分
∼ 24 時間)です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
errdisable の理由のすべては、グローバルにディセーブルにされます(イネーブルにされた理由
がないと、タイマーが停止します)
。
•
タイムアウトは、disable に設定されます。
•
interval は 300 秒に設定されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
次のイベントの場合、ポートを errdisable ステートに設定できます。
•
チャネルの設定ミス
•
デュプレックスの不一致
•
Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)ポート ガード
•
UDLD
•
その他
チャネルの設定ミス、デュプレックスの不一致、BPDU ポート ガード、または UDLD 以外の原因
により、errdisable ステートになっているポートには別の errdisable 原因があります。reason 変数で
other を指定する場合、ポートは errdisable タイムアウト ステートです。
例
次に、BPDU ポートガード イベントによって、errdisable タイムアウトをイネーブルにする例を示し
ます。
Console> (enable) set errdisable-timeout enable bpdu-guard
Successfully enabled errdisable-timeout for bpdu-guard.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-185
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set errordetection
次に、errdisable タイムアウト インターバルを 450 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set errdisable-timeout interval 450
Successfully set errdisable timeout to 450 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show errdisable-timeout
set errordetection
さまざまなエラーの検出を、イネーブルまたはディセーブルにするには、set errordetection コマン
ドを使用します。
set errordetection inband {enable | disable}
set errordetection memory {enable | disable}
構文の説明
デフォルト
inband
帯域内エラー検出
enable
指定したエラー検出をイネーブルにします。
disable
指定したエラー検出をディセーブルにします。
memory
メモリ エラー検出
デフォルト設定は次のとおりです。
•
エラー検出は、memory に対してディセーブルになっています。
•
エラー検出は、inband に対してディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、メモリ エラー検出をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set errordetection memory enable
Memory error detection enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show errordetection
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-186
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set feature mdg
set feature mdg
Multiple Default Gateway(MDG)機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set feature mdg
コマンドを使用します。
set feature mdg {enable | disable}
構文の説明
enable
スイッチ上の MDG 機能をイネーブルにします。
disable
スイッチ上の MDG 機能をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
MDG 機能がイネーブルの場合、スイッチは 10 秒ごとにデフォルト ゲートウェイに ping を実行し、
利用可能かどうかを確認します。
例
次に、MDG 機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set feature mdg enable
Multiple Default Gateway feature enabled.
Console> (enable)
次に、MDG 機能をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set feature mdg disable
Multiple Default Gateway feature disabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-187
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set garp timer
set garp timer
join、leave、leaveall タイマーの値を調整するには、set garp timer コマンドを使用します。
set garp timer timer_type timer_value
構文の説明
デフォルト
timer_type
タイマーのタイプ。有効値は join、leave、leaveall です。
timer_value
ミリ秒単位のタイマー値。有効値は 1 ∼ 2147483647 ミリ秒です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
join は 200 ms です。
•
leave は 600 ms です。
•
leaveall は 10000 ms です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
次に挙げるさまざまなタイマー値の初期関係を維持する必要があります。
(注)
例
•
leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。
•
leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。
変更されたタイマー値は、スイッチ上の General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケー
ション、ポート、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set garp timer join 100
GMRP/GARP Join timer value is set to 100 milliseconds.
Console> (enable)
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set garp timer leave 300
GMRP/GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds.
Console> (enable)
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20000 ms に設定する例
を示します。
Console> (enable) set garp timer leaveall 20000
GMRP/GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-188
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gmrp
関連コマンド
set gmrp timer
set gvrp timer
show gmrp configuration
show gmrp statistics
show gmrp timer
show gvrp configuration
set gmrp
すべてのポート上のすべての VLAN(仮想 LAN)の、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)
をスイッチ上でイネーブルまたはディセーブルにするには、set gmrp コマンドを使用します。
set gmrp {enable | disable}
構文の説明
enable
スイッチ上の GMRP をイネーブルにします。
disable
スイッチ上の GMRP をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)スヌーピング
または Cisco Group Management Protocol(CGMP)がすでにイネーブルである場合、GMRP をイネー
ブルにすることはできません。
例
次に、スイッチ上の GMRP をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gmrp enable
GMRP is enabled.
Console> (enable)
次に、スイッチ上の GMRP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gmrp disable
GMRP is disabled.
Console> (enable)
次に、IGMP がイネーブルになっているスイッチ上で、GMRP をイネーブルにしようとする例を示
します。
Console> (enable) set gmrp enable
Disable IGMP to enable GMRP snooping feature.
Console> (enable)
関連コマンド
show gmrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-189
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gmrp fwdall
set gmrp fwdall
指定したポートまたはモジュールおよびポート リスト上で Forward All オプションをイネーブルま
たはディセーブルにするには、set gmrp fwdall コマンドを使用します。
set gmrp fwdall {enable | disable} mod/port...
構文の説明
enable
指定したポートで、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)Forward All
をイネーブルにします。
disable
指定したポートで、GMRP Forward All をディセーブルにします。
mod/port...
モジュール番号およびポート番号リスト
デフォルト
すべてのポート上で、Forward All オプションはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ポートで Forward All オプションをイネーブルにすると、ポートはスイッチ上のすべてのマルチキャ
スト グループのすべてのトラフィックを受信します。
トランク ポートで Forward All オプションをイネーブルにすると、このオプションは、トランク ポー
トで伝送されるすべての VLAN(仮想 LAN)に適用されます。
例
次に、GMRP Forward All をモジュール 5、ポート 5 でイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gmrp fwdall enable 5/5
GMRP Forward All groups option enabled on port(s) 5/5.
Console> (enable)
次に、GMRP Forward All をモジュール 3、ポート 2 でディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gmrp service fwdall disable 3/2
GMRP Forward All groups option disabled on port(s) 3/2.
Console> (enable)
関連コマンド
show gmrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-190
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gmrp registration
set gmrp registration
GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)レジストレーション タイプを指定するには、set gmrp
registration コマンドを使用します。
set gmrp registration registration-type mod/port...
構文の説明
registration-type
レジストレーションのタイプ。
有効値は Normal、fixed、または forbidden です。
mod/port...
モジュール番号およびポート番号リスト
デフォルト
Normal レジストレーションはイネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Normal の registration-type を入力すると、VLAN(仮想 LAN)のダイナミック作成、レジストレー
ション、非レジストレーションがサポートされます。
fixed の registration-type を入力すると、set gvrp registration fixed コマンドが発行されたときに、手
動での VLAN 作成およびレジストレーション、VLAN 非レジストレーションの防止、ほかのポート
に知られている VLAN すべてのレジストレーションがサポートされます。
forbidden の registration-type を入力すると、すべての VLAN の非レジストレーション(VLAN 1 を
除く)、これ以上の VLAN 作成またはレジストレーションの防止がサポートされます。
GMRP は、VLAN あたりマルチキャスト アドレス 100 個と、スイッチ全体で 3072 個のアドレスを
サポートします。
例
次に、モジュール 3、ポート 3 のレジストレーション タイプを Normal に設定する例を示します。
Console> (enable) set gmrp registration normal 3/3
GMRP Registration is set to Normal for port(s) 3/3.
Console> (enable)
次に、モジュール 3、ポート 3 のレジストレーション タイプを fixed に設定する例を示します。
Console> (enable) set gmrp registration fixed 3/3
GMRP Registration is set to Fixed for port(s) 3/3.
Console> (enable)
次に、モジュール 1、ポート 1 のレジストレーション タイプを forbidden に設定する例を示します。
Console> (enable) set gmrp registration forbidden 1/1
GMRP Registration is set to Forbidden for port(s) 1/1.
Console> (enable)
関連コマンド
show gmrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-191
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gmrp timer
set gmrp timer
join、leave、leaveall タイマーの値を設定するには、set gmrp timer コマンドを使用します。
set gmrp timer timer-type timer-value
構文の説明
デフォルト
timer-type
タイマーのタイプ。有効値は join、leave、leaveall です。
timer-value
ミリ秒単位のタイマー値。有効値は 1 ∼ 2147483647 ミリ秒です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
join は 200 ms です。
•
leave は 600 ms です。
•
leaveall は 10000 ms です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
次に挙げる、さまざまなタイマー値の関係を維持する必要があります。
(注)
例
•
leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。
•
leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。
変更されたタイマー値は、スイッチ上の General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケー
ション、ポート、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set gmrp timer join 100
GARP Join timer value is set to 100 milliseconds.
Console> (enable)
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set gmrp timer leave 300
GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds.
Console> (enable)
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20000 ms に設定する例
を示します。
Console> (enable) set gmrp timer leaveall 20000
GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds.
Console> (enable)
関連コマンド
set garp timer
set gvrp timer
show gmrp timer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-192
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gvrp
set gvrp
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)をスイッチ上で、グローバルにイネーブルまたはディ
セーブルするには、set gvrp コマンドを使用します。
set gvrp {enable | disable}
構文の説明
enable
スイッチ上の GVRP をイネーブルにします。
disable
スイッチ上の GVRP をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別
にイネーブルにします。
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)プルーニングがイネーブルのとき、VTP
プルーニングは、すべての GVRP ディセーブル トランク上で実行されます。
例
次に、スイッチ上の GVRP をグローバルにイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gvrp enable
GVRP enabled.
Console> (enable)
次に、GVRP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gvrp disable
GVRP disabled.
Console> (enable)
次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gvrp enable 2/1
GVRP enabled on port 2/1.
Console> (enable)
関連コマンド
set garp timer
set gmrp timer
set gvrp timer
show gvrp configuration
show gvrp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-193
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gvrp applicant
set gvrp applicant
VLAN(仮想 LAN)がブロッキング ポートから宣言されるかどうかを指定するには、set gvrp
applicant コマンドを使用します。
set gvrp applicant {Normal | active} mod/port...
構文の説明
ユーザ
ブロッキング ポートからの VLAN の宣言を無許可にします。
active
ブロッキング ポートからのアクティブ VLAN の宣言を許可にします。
mod/port...
モジュール番号およびポート番号リスト
デフォルト
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)加入者は、Normal に設定されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別
にイネーブルにする必要があります。
Spanning-Tree Protocol(STP)の VLAN 単位モードをサポートしないデバイスに接続しているポー
ト上で、好ましくない STP トポロジーを再設定しないようにするには、GVRP 加入者ステートを
ポート上で active に設定します。GVRP 加入者ステートが active であるポートは、STP ブロッキン
グ ステートであるときに GVRP VLAN 宣言を送信します。これにより、STP BPDU が他のポートか
らプルーニングされるのを防ぎます。
(注)
例
また、固定レジストレーションを他のデバイス ポートで設定すると、STP トポロジーは再設定さ
れません。
次に、指定されたブロッキング ポートからアクティブ VLAN すべての宣言を実行する例を示しま
す。
Console> (enable) set gvrp applicant active 4/2-3,4/9-10,4/12-24
Applicant was set to active on port(s) 4/2-3,4/9-10,4/12-24.
Console> (enable)
次に、指定されたブロッキング ポートから VLAN の宣言を無許可にする例を示します。
Console> (enable) set gvrp applicant Normal 4/2-3,4/9-10,4/12-24
Applicant was set to Normal on port(s) 4/2-3,4/9-10,4/12-24.
Console> (enable)
関連コマンド
show gvrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-194
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gvrp dynamic-vlan-creation
set gvrp dynamic-vlan-creation
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)ダイナミック VLAN(仮想 LAN)作成を、イネーブル
またはディセーブルするには、set gvrp dynamic-vlan-creation コマンドを使用します。
set gvrp dynamic-vlan-creation {enable | disable}
構文の説明
enable
ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにします。
disable
ダイナミック VLAN 作成をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)がトランスペアレント モードであり、ISL
(スイッチ間リンク)トランクがスイッチに存在しない場合のみ、ダイナミック VLAN 作成をイネー
ブルにできます。
GVRP で設定されていない 802.1q トランクがある場合、このコマンドは使用できません。
例
次に、ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation enable
Dynamic VLAN creation enabled.
Console> (enable)
次に、ダイナミック VLAN 作成をイネーブルにし、VTP がトランスペアレント モードでない場合
に発生することを示します。
Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation enable
VTP has to be in TRANSPARENT mode to enable this feature.
Console> (enable)
次に、ダイナミック VLAN 作成をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set gvrp dynamic-vlan-creation disable
Dynamic VLAN creation disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set vtp
show gvrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-195
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gvrp registration
set gvrp registration
発信ポートの管理制御を設定するには、set gvrp registration コマンドを使用します。
set gvrp registration {Normal | fixed | forbidden} mod/port...
構文の説明
Normal
ポート上で VLAN 1 を除いた各 VLAN(仮想 LAN)の登録または登録の取り
消しを行えます。
fixed
手動での VLAN 作成およびレジストレーションをサポートし、VLAN の非レ
ジストレーションを防止し、他のポートに知られている VLAN すべてを登録
します。
forbidden
すべてのVLAN
(VLAN 1を除く)は、
静的にポートから登録を取り消されます。
mod/port...
モジュール番号およびポート番号リスト
デフォルト
管理制御は、Normal に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)レジストレーション コマンドは、ポート単位ベースで
入力され、トランク上のすべての VLAN に適用されます。VLAN レジストレーションを設定すると
き、ユーザが VLAN を使用してポートに接続できるようにし、また VLAN のブロードキャストお
よびマルチキャスト トラフィックをポートに送信できるようにスイッチを設定します。
スタティック VLAN コンフィギュレーションでは、mod/port... が GVRP メッセージを受信または処
理しない場合、mod/port... 制御を fixed または forbidden に設定します。
ポート上でダイナミックに設定された個々の VLAN の場合、
VLAN 1 以外の mod/port... 制御を Normal
(デフォルト)に設定します。VLAN 1 は fixed に設定します。
GVRP が実行されているとき、set gvrp dynamic-vlan-creation enable および set gvrp registration
Normal コマンドを入力した場合のみ、GVRP トランク ポートを介して VLAN を作成できます。
例
次に、モジュール 3、ポート 7 の管理制御を Normal に設定する例を示します。
Console> (enable) set gvrp registration Normal 3/7
Registrar Administrative Control set to Normal on port 3/7.
Console> (enable)
次に、モジュール 5、ポート 10 の管理制御を fixed に設定する例を示します。
Console> (enable) set gvrp registration fixed 5/10
Registrar Administrative Control set to fixed on port 5/10.
Console> (enable)
次に、モジュール 5、ポート 2 の管理制御を forbidden に設定する例を示します。
Console> (enable) set gvrp registration forbidden 5/2
Registrar Administrative Control set to forbidden on port 5/2.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-196
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set gvrp timer
関連コマンド
show gvrp configuration
set gvrp timer
join、leave、leaveall タイマーの値を調整するには、set gvrp timer コマンドを使用します。
set gvrp timer {timer-type} {timer-value}
構文の説明
デフォルト
timer-type
タイマーのタイプ。有効値は、join、leave、leaveall です。
timer-value
ミリ秒単位のタイマー値。有効値は、1 ∼ 2,147,483,647 ミリ秒です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
join は 200 ms です。
•
leave は 600 ms です。
•
leaveall は 10000 ms です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、set garp timer コマンドと同じです。
次に挙げる、さまざまなタイマー値の関係を維持する必要があります。
(注)
例
•
leave 時間は、join 時間の 2 倍より大きい必要があります。
•
leaveall 時間は、leave 時間より大きい必要があります。
変更されたタイマー値は、General Attribute Registration Protocol(GARP)アプリケーション、ポー
ト、VLAN(仮想 LAN)にすべて適用されます。
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、join タイマー値を 100 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set gvrp timer join 100
GVRP/GARP Join timer value is set to 100 milliseconds.
Console> (enable)
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leave タイマー値を 300 ms に設定する例を示
します。
Console> (enable) set gvrp timer leave 300
GVRP/GARP Leave timer value is set to 300 milliseconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-197
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set igmp filter
次に、すべての VLAN 上のすべてのポートに対して、leaveall タイマー値を 20,000 ms に設定する例
を示します。
Console> (enable) set gvrp timer leaveall 20000
GVRP/GARP LeaveAll timer value is set to 20000 milliseconds.
Console> (enable)
関連コマンド
set garp timer
set gmrp timer
show gvrp configuration
set igmp filter
スイッチ上の Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)
マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにするには、set igmp filter コマンドを使用します。
set igmp filter enable
set igmp filter disable
マルチキャスト IP アドレスまたは IP アドレス範囲を追加することで、IGMP マルチキャスト フィ
ルタ プロファイルを作成するには、set igmp filter profile コマンドを使用します。
set igmp filter profile profile_id ip_addr [- ip_addr]
あるアドレスまたはアドレス範囲が、スイッチ上の IGMP フィルタ プロファイルにより受け入れら
れるか、拒否されるようにするには、set igmp filter profile profile_id match-action コマンドを使用し
ます。
set igmp filter profile profile_id match-action permit
set igmp filter profile profile_id match-action deny
IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにポートまたはポート リストを関連付けるには、set
igmp filter map コマンドを使用します。
set igmp filter map profile_id port_list
構文の説明
デフォルト
enable
IGMP マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにします。
disable
IGMP マルチキャスト フィルタリングをディセーブルにします。
profile_id
プロファイルに割り当てられた任意の番号
ip_addr
IP アドレスは、1 または範囲です。
permit
あるアドレスまたはアドレス範囲が、IGMP フィルタ プロファイルにより受
け入れられるようにします。
deny
アドレスまたはアドレス範囲が、IGMP フィルタ プロファイルにより受け入
れられないようにします。
port_list
モジュールおよびポート値、またはモジュールおよびポート値の範囲
デフォルト設定は次のとおりです。
•
IGMP マルチキャスト フィルタ機能はディセーブルです。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-198
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set igmp filter
•
IGMP マルチキャスト フィルタ機能はフィルタリングしません。
•
IGMP マルチキャスト フィルタ機能は IGMP フィルタ match-action を拒否します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチの管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管
理プロトコル)インターフェイスを使用して、IGMP トラフィック フィルタリングを設定します。
例
次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタリングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set igmp filter enable
igmp filter set to enable
Console> (enable)
次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタリングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set igmp filter disable
igmp filter set to disable
Console> (enable)
次に、マルチキャスト IP アドレス 226.1.1.1 を追加することにより、IGMP マルチキャスト フィル
タ プロファイル 1 を作成する例を示します。
Console> (enable) set igmp filter profile 1 226.1.1.1
Successfully add ip(s) to profile
Console> (enable)
次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにより、アドレスまたはアドレ
ス範囲を受け入れる例を示します。
Console> (enable) set igmp filter profile 1 match-action permit
igmp filter match-action set to permit
Console> (enable)
次に、スイッチ上の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルにより、アドレスまたはアドレ
ス範囲を拒否する例を示します。
Console> (enable) set igmp filter profile 1 match-action deny
igmp filter match-action set to deny
Console> (enable)
次に、モジュール 2、ポート 1 を IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイル 1 に関連付ける例を
示します。
Console> (enable) set igmp filter map 1 2/1
Console> (enable)
関連コマンド
show igmp filter
clear igmp filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-199
第2章
set inlinepower defaultallocation
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set inlinepower defaultallocation
ポートへのデフォルト パワーの割り当てを設定するには、set inlinepower defaultallocation コマン
ドを使用します。
set inlinepower defaultallocation value
構文の説明
value
デフォルト
10000 mW
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、デフォルト パワーの割り当てを 2000 mW に設定する例を示します。
デフォルト パワーの割り当て。有効値は 2000 ∼ 15400 mW です。
Console> (enable) set inlinepower defaultallocation 2000
Default inline power allocation set to 9500 mWatt per applicable port.
Console> (enable)
関連コマンド
show environment
show port inlinepower
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-200
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set inlinepower notify-threshold
set inlinepower notify-threshold
モジュールの通知スレッシュホールドを設定するには、set inlinepower notify-threshold コマンドを
使用します。
set inlinepower notify-threshold {threshold} mod {mod}
構文の説明
threshold
スレッシュホールド値。有効値は 1 ∼ 99 です。
mod mod
モジュール番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、モジュール 4 の PoE スレッシュホールドを 50 に設定する例を示します。
Console> (enable) set inlinepower notify-threshold 50 mod 4
Module 4 inlinepower notify-threshold is set to 50%.
Console> (enable)
関連コマンド
show inlinepower
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-201
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set interface
set interface
ネットワーク インターフェイスを設定し、標準 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラッ
プ操作をイネーブルまたはディセーブルにするには、set interface コマンドを使用します。
set interface {sc0 | me1 | sl0} {up | down}
set interface sc0 [vlan] [ip_addr [netmask [broadcast]]]
set interface sc0 [vlan] [ip_addr/netmask [broadcast]]
set interface me1 ip_addr [netmask [broadcast]]
set interface me1 ip_addr/netmask [broadcast]
set interface sl0 slip_addr dest_addr
set interface sc0 dhcp {renew | release}
構文の説明
デフォルト
sc0
帯域内管理インターフェイス
me1
帯域外管理イーサネット インターフェイス
sl0
Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロトコ
ル)インターフェイス
up
インターフェイスを操作状態にします。
down
操作状態からインターフェイスを解除します。
vlan
(任意)インターフェイスに割り当てられる VLAN(仮想 LAN)番号
ip_addr
(任意)インターフェイスに割り当てられる IP アドレス
netmask
(任意)インターフェイスに割り当てられるサブネット マスクまたはマスク
ビット
broadcast
(任意)インターフェイスに割り当てられるブロードキャスト アドレス
slip_addr
コンソール ポートの SLIP 送信元アドレス
dest_addr
コンソール ポートが接続されるホストの SLIP 宛先アドレス
dhcp
sc0 インターフェイスで、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナ
ミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)操作を実行します。
renew
DHCP によって学習された IP アドレスで、リースを更新します。
release
DHCP によって学習された IP アドレスを、DHCP IP アドレス プールに解放し
ます。
帯域内管理インターフェイス(sc0)、および帯域外管理イーサネット インターフェイス(me1)の
デフォルト設定は、次のとおりです。
•
IP アドレス、サブネット マスク、ブロードキャスト アドレスは 0.0.0.0 に設定されます。
•
sc0 インターフェイスは VLAN 1 にあります。
SLIP インターフェイス(sl0)のデフォルト設定は次のとおりです。
•
SLIP 送信元および宛先アドレスは 0.0.0.0 に設定されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-202
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set interface
使用上の注意事項
注意
Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、set interface me1 または set interface trap {sc0 | sl0 | me1} コ
マンドを入力するときに、sc0 および me1 が同じサブネットまたは重複サブネットにあると、sc0
および me1 を up として設定できません。重複を発生させる sc0 または me1 インターフェイスの IP
アドレスおよびサブネットを指定すると、me1 インターフェイスはアップ状態になり、sc0 インター
フェイスはダウン状態になります。唯一の例外は、me1 および sc0 インターフェイスの両方に IP
アドレス 0.0.0.0 がある場合です。この場合、me1 インターフェイスはダウン状態に、sc0 インター
フェイスはアップ状態になって、DHCP および Reverse Address Resolution Protocol(RARP)を sc0
インターフェイス上で実行できます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、3 つの IP 管理インターフェイスをサポートします。すなわち、
sc0、sl0、帯域外管理イーサネット インターフェイス(me1)です。me1 インターフェイスは、ス
イッチング ファブリックに付加されません。sc0 および me1 インターフェイスの両方を設定する場
合、スーパバイザ エンジン ソフトウェアは、ローカル ルーティング テーブルに基づいて、IP パ
ケットを送受信するときに使用するインターフェイスを決定します。この機能を使用するための操
作には、TFTP(簡易ファイル転送プロトコル)
、ping、Telnet、SNMP が含まれます。
ドット付き 10 進数表記で netmask 値を入力するか、またはネットマスク内のビット数(たとえば、
204.20.22.7/24)を指定できます。
例
次に、set interface sc0 および set interface sl0 をコンソール ポートから使用する例を示します。ま
た、コンソール ポートに接続された端末を使用して、interface sc0 をダウン状態にする例を示しま
す。
Console> (enable) set interface sc0 192.200.11.44 255.255.255.0
Interface sc0 IP address and netmask set.
Console> (enable) set interface sl0 192.200.10.45 192.200.10.103
Interface sl0 SLIP and destination address set.
Console> (enable) set interface sc0 down
Interface sc0 administratively down.
Console> (enable)
次に、IP アドレスを sc0 に設定する例を示します。サブネット マスクを指定しない場合、IP アド
レス クラスのデフォルト マスクが使用されます(たとえば、クラス B アドレスには、255.255.0.0)。
Console> (enable) set interface sc0 172.20.52.123
Interface sc0 IP address and netmask set.
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスに、VLAN、IP アドレス、サブネット マスク ビットを設定する例を示
します。
Console> (enable) set interface sc0 5 172.20.52.123/28
Interface sc0 vlan set, IP address and netmask set.
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスの VLAN メンバーシップを変更する例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 2
Interface sc0 vlan set.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-203
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set interface
次に、sc0 インターフェイスをダウン状態にする例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 down
Interface sc0 administratively down.
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスをアップ状態にする例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 up
Interface sc0 administratively up.
Console> (enable)
次に、me1 に IP アドレスおよびネットマスクを設定する例を示します。
Console> (enable) set interface me1 10.10.10.20/24
Interface me1 IP address and netmask set.
Console> (enable)
次に、SLIP 送信元および宛先アドレスを sl0 インターフェイスのコンソール ポートに設定する例を
示します。
Console> (enable) set interface sl0 10.1.1.1 10.1.1.2
Interface sl0 slip and destination address set.
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレスを解放する例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 dhcp release
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレス上のリースを更新する例を示しま
す。
Console> (enable) set interface sc0 dhcp release
Console> (enable)
次に、sc0 インターフェイスに割り当てられた DHCP IP アドレスを解放し、新規 IP アドレスを DHCP
サーバから取得する例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 dhcp release
Console> (enable)
次に、DHCP 割り当て IP アドレス上のリースを更新する例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 dhcp renew
Renewing IP address...
Console> (enable) Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff
dhcpoffer
Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff
Timezone set to '', offset from UTC is 7 hours 58 minutes
Timezone set to '', offset from UTC is 7 hours 58 minutes
172.16.30.32 added to DNS server table as primary server.
172.16.31.32 added to DNS server table as backup server.
172.16.32.32 added to DNS server table as backup server.
NTP server 172.16.25.253 added
NTP server 172.16.25.252 added
%MGMT-5-DHCP_S:Assigned IP address 172.20.25.244 from DHCP Server 172.20.25.254
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-204
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set interface trap
次に、DHCP 割り当て IP アドレス上のリースを解放する例を示します。
Console> (enable) set interface sc0 dhcp release
Releasing IP address...
Console> (enable) Sending DHCP packet with address:00:90:0c:5a:8f:ff
Done
Console> (enable)
関連コマンド
set interface trap
show interface ― スイッチ
slip
set interface trap
スイッチ インターフェイス上で、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンクアップまたは
リンクダウン トラップをイネーブルまたはディセーブルにするには、set interface trap コマンドを
使用します。
set interface trap {sc0 | me1 | sl0} {enable | disable}
構文の説明
sc0
帯域内管理インターフェイス
me1
帯域外管理イーサネット インターフェイス
sl0
Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロトコ
ル)インターフェイス
enable
指定されたインターフェイスで、SNMP リンクアップおよびリンクダウン ト
ラップをイネーブルにします。
disable
指定されたインターフェイスで、SNMP リンクアップおよびリンクダウン ト
ラップをディセーブルにします。
デフォルト
すべてのインターフェイス上で、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップはディセーブル
になっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、sc0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに
する例を示します。
Console> (enable) set interface trap sc0 enable
Interface sc0 up/down trap enabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-205
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set interface trap
次に、sc0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル
にする例を示します。
Console> (enable) set interface trap sc0 disable
Interface sc0 up/down trap disabled.
Console> (enable)
次に、me1 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに
する例を示します。
Console> (enable) set interface trap me1 enable
Interface me1 up/down trap enabled.
Console> (enable)
次に、me1 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル
にする例を示します。
Console> (enable) set interface trap me1 disable
Interface me1 up/down trap disabled.
Console> (enable)
次に、s10 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをイネーブルに
する例を示します。
Console> (enable) set interface trap sl0 enable
Interface sl0 up/down trap enabled.
Console> (enable)
次に、sl0 インターフェイスで、SNMP リンクアップまたはリンクダウン トラップをディセーブル
にする例を示します。
Console> (enable) set interface trap sl0 disable
Interface sl0 up/down trap disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set interface
show interface ― スイッチ
slip
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-206
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip alias
set ip alias
IP アドレスのエイリアスを追加するには、set ip alias コマンドを使用します。
set ip alias name ip_addr
構文の説明
name
定義するエイリアス名
ip_addr
定義するエイリアスの IP アドレス
デフォルト
default と名付けられた IP エイリアスは、IP アドレス 0.0.0.0 にマッピングされます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
IP エイリアスは、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ホスト名に優先します。
例
次に、IP アドレス 192.168.255.255 の mercury の IP エイリアスを定義します。
Console> (enable) set ip alias mercury 192.168.255.255
IP alias added.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip alias
show ip alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-207
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip dns
set ip dns
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)をイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set ip dns コマンドを使用します。
set ip dns {enable | disable}
構文の説明
enable
DNS をイネーブルにします。
disable
DNS をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
DNS がディセーブルの場合、明示的な IP アドレスを必要とするコマンドすべてを IP アドレスに使
用するか、そのアドレスにエイリアスを手動で定義する必要があります。エイリアスは、DNS に優
先します。
例
次に、DNS をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip dns enable
DNS is enabled.
Console> (enable)
次に、DNS をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip dns disable
DNS is disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ip dns
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-208
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip dns domain
set ip dns domain
デフォルト Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名を設定するには、set
ip dns domain コマンドを使用します。
set ip dns domain name
構文の説明
name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
コマンドライン上でドメイン名を指定する場合、システムは、ホスト名を入力されたものとして解
決しようとします。システムが、ホスト名を入力されたものとして解決できないときは、set ip dns
domain コマンドで定義されたものとして、デフォルト DNS ドメイン名が付加されます。末尾に
ドットの付いたドメイン名を指定する場合、プログラムはこの名前を絶対ドメイン名とみなしま
す。
例
次に、デフォルト DNS ドメイン名を yow.com として設定する例を示します。
デフォルトの DNS ドメイン名
Console> (enable) set ip dns domain yow.com
Default DNS domain name set to yow.com.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip dns domain
show ip dns
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-209
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip dns server
set ip dns server
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバの IP アドレスを設定するには、set
ip dns server コマンドを使用します。
set ip dns server ip_addr [primary]
構文の説明
ip_addr
primary
DNS サーバの IP アドレス
(任意)DNS サーバをプライマリ サーバとして設定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
DNS ネーム サーバを 3 つまで、バックアップとして設定できます。また、DNS サーバを、プライ
マリ サーバとして設定できます。プライマリ サーバが、最初にクエリ送信を実行します。プライ
マリ サーバが失敗すると、バックアップ サーバがクエリ送信を実行します。
例
次に、DNS サーバの IP アドレスを設定する例を示します。
Console> (enable) set ip dns server 198.92.30.32
198.92.30.32 added to DNS server table as primary server.
Console> (enable)
Console> (enable) set ip dns server 171.69.2.132 primary
171.69.2.132 added to DNS server table as primary server.
Console> (enable)
Console> (enable) set ip dns server 171.69.2.143 primary
171.69.2.143 added to DNS server table as primary server.
Console> (enable)
次に、3 つを超える DNS ネーム サーバをバックアップとして入力したときに発生する状況を示し
ます。
Console> (enable) set ip dns server 161.44.128.70
DNS server table is full. 161.44.128.70 not added to DNS server table.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip dns server
show ip dns
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-210
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip fragmentation
set ip fragmentation
Fiber Distributed Data Interface(FDDI)とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パ
ケットの分割をイネーブルまたはディセーブルにするには、set ip fragmentation コマンドを使用し
ます。
set ip fragmentation {enable | disable}
構文の説明
enable
FDDI とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パケットの分
割をイネーブルにします。
disable
FDDI とイーサネット ネットワークとの間でブリッジされた IP パケットの分
割をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
IP フラグメンテーションがディセーブルの場合で、イーサネット Maximum Transmission Unit(MTU;
最大伝送ユニット)を超える FDDI パケットがスイッチ上のイーサネットにブリッジされる場合、
FDDI パケットは廃棄されます。
(注)
例
FDDI およびイーサネット ネットワークには、異なる最大伝送ユニット(MTU)があります。
次に、IP フラグメンテーションをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip fragmentation enable
Bridge IP fragmentation enabled.
Console> (enable)
次に、IP フラグメンテーションをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip fragmentation disable
Bridge IP fragmentation disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-211
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip http port
set ip http port
HTTP サーバの TCP ポート番号を設定するには、set ip http port コマンドを使用します。
set ip http port {port} [default port]
構文の説明
port
default port
TCP ポート番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。
(任意)TCP デフォルト ポート番号。有効値は 80 ∼ 65535 です。
デフォルト
TCP ポート番号は 80 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、IP HTTP ポートをデフォルトに設定する例を示します。
Console> (enable) set ip http port default
HTTP TCP port number is set to 80.
Console> (enable)
次に、IP HTTP ポート番号を設定する例を示します。
Console> (enable) set ip http port 2398
HTTP TCP port number is set to 2398.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip http server
show ip http
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-212
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip http server
set ip http server
HTTP サーバをイネーブルまたはディセーブルにするには、
set ip http server コマンドを使用します。
set ip http server {enable | disable}
構文の説明
enable
HTTP サーバをイネーブルにします。
disable
HTTP サーバをディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、HTTP サーバをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip http server enable
HTTP server is enabled.
Console> (enable)
次に、HTTP サーバの enable コマンドがサポートされない場合の、システムの応答を示します。
Console> (enable) set ip http server enable
Feature not supported.
Console> (enable)
次に、HTTP サーバをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip http server disable
HTTP server disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set ip http port
show ip http
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-213
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip permit
set ip permit
IP 許可リストをイネーブルまたはディセーブルにし、IP 許可リストに追加する IP アドレスを指定
するには、set ip permit コマンドを使用します。
set ip permit {enable | disable} [telnet | ssh | snmp]
set ip permit ip_addr [mask] [telnet | ssh | snmp | all]
構文の説明
enable
IP 許可リストをイネーブルにします。
disable
IP 許可リストをディセーブルにします。
telnet
(任意)Telnet IP 許可リスト
ssh
(任意)Secure Shell(SSH; セキュア シェル)許可リスト
snmp
(任意)SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)IP 許可リスト
IP 許可リストに追加される IP アドレス。Domain Name System(DNS; ドメイ
ン ネーム システム)により解決できる IP エイリアスまたはホスト名も使用
できます。
ip_addr
mask
(任意)指定された IP アドレスのサブネット マスク
all
(任意)IP 許可リストのすべてのエントリ
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
許可リストに、100 エントリまで設定できます。IP 許可リストがイネーブルになっていても、許可
リストに設定済みエントリがないと、画面上に注意が表示されます。
set ip permit disable コマンドを入力するときには必ず、disable キーワード全体を入力します。キー
ワードを短縮する場合、省略形は IP 許可リストに追加するホスト名として解釈されます。
telnet、ssh、snmp、または all 変数を指定しない場合、IP アドレスは SNMP および Telnet 許可リス
ト両方に追加されます。
マスクは 255.255.0.0 のように、ドット付き 10 進数表記で入力します。
例
次に、IP アドレスを IP 許可リストに追加する例を示します。
Console> (enable) set ip permit 192.168.255.255
192.168.255.255 added to IP permit list.
Console> (enable)
次に、IP エイリアスまたはホスト名を使用して、IP アドレスを SNMP(簡易ネットワーク管理プロ
トコル)および Telnet 許可リストの両方に追加する例を示します。
Console> (enable) set ip permit batboy
batboy added to IP permit list.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-214
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip permit
次に、IP アドレスのサブネット マスクを SNMP および Telnet 許可リストの両方に追加する例を示
します。
Console> (enable) set ip permit 192.168.255.255 255.255.192.0
192.168.255.255 with mask 255.255.192.0 added to IP permit list.
Console> (enable)
次に、IP アドレスを Telnet 許可リストに追加する例を示します。
Console> (enable) set ip permit 172.16.0.0 255.255.0.0 telnet
172.16.0.0 with mask 255.255.0.0 added to telnet permit list.
Console> (enable)
次に、IP アドレスを SNMP IP 許可リストに追加する例を示します。
Console> (enable) set ip permit 172.20.52.32 255.255.255.224 snmp
172.20.52.32 with mask 255.255.255.224 added to snmp permit list.
Console> (enable)
次に、IP アドレスをすべての IP 許可リストに追加する例を示します。
Console> (enable) set ip permit 172.20.52.3 all
172.20.52.3 added to IP permit list.
Console> (enable)
次に、IP 許可リストをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip permit enable
IP permit list enabled.
Console> (enable)
次に、IP 許可リストをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip permit disable
IP permit list disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip permit
show ip permit
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-215
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip redirect
set ip redirect
Internet Control Message Protocol(ICMP)リダイレクト メッセージをイネーブルまたはディセーブ
ルにするには、set ip redirect コマンドを使用します。
set ip redirect {enable | disable}
構文の説明
enable
ICMP リダイレクト メッセージを送信元ホストに戻します。
disable
ICMP リダイレクト メッセージを送信元ホストに戻さないようにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ICMP リダイレクト メッセージを非アクティブにする例を示します。
Console> (enable) set ip redirect disable
ICMP redirect messages disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ip route ― スイッチ
show netstat
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-216
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip route ― ROM モニタ
set ip route ― ROM モニタ
デフォルトの IP アドレスまたはエイリアスを IP ルーティング テーブルに設定するには、
set ip route
コマンドを使用します。
set ip route default {ip_addr}
構文の説明
default
デフォルト ルートとしてのエントリ
ip_addr
ルータの IP アドレス
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、デフォルト ルートをルーティング テーブルに追加する例を示します。
rommon 1 > set ip route default 172.20.52.35
rommon 2 >
関連コマンド
clear ip route ― ROM モニタ
show ip route ― ROM モニタ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-217
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip route ― スイッチ
set ip route ― スイッチ
IP アドレスまたはエイリアスを IP ルーティング テーブルに設定するには、set ip route コマンドを
使用します。
set ip route default gateway [metric] [primary]
set ip route destination[/netmask] gateway
構文の説明
default
デフォルト ルートとしてのエントリ
gateway
ルータの IP アドレスまたは IP エイリアス
metric
(任意)スイッチとゲートウェイとの間のホップ数を表示するのに使用する値
primary
(任意)プライマリ デフォルト ルート
destination
/netmask
ネットワークの IP アドレスまたは IP エイリアス。または追加される特定の
ホストの IP アドレス、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)
ホスト名、または IP エイリアス
(任意)インターフェイスに割り当てられるサブネット マスクまたはマスク
ビット
デフォルト
sc0 を設定したあと、ローカル ネットワークはメトリック 0 のある sc0 インターフェイスを介して
ルーティングされます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
デフォルト ゲートウェイを 3 つまで、設定できます。プライマリ キーワードを使用して、プライ
マリ デフォルト ゲートウェイを指定できます。プライマリ ゲートウェイが指定されていない場合、
設定する最初のデフォルト ゲートウェイはプライマリです。
プライマリが利用可能な場合、スイッチはスイッチで生成された off-network IP トラフィックすべ
てをプライマリ デフォルト ゲートウェイへ転送します。IP ルーティング テーブルのエントリは、
スイッチ自体が生成した IP トラフィック用にだけ使用されます(たとえば、スイッチ CLI[コマン
ドライン インターフェイス]から Telnet、ping、または TFTP[簡易ファイル転送プロトコル]セッ
ション)
。スイッチを通る IP データには使用されません。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、スーパバイザ エンジン ソフトウェアは、sc0 インターフェイ
スまたは me 1 インターフェイスを介して、デフォルト ゲートウェイに達するかどうかを自動的に
判別します。
宛先およびゲートウェイを、ドット付き形式の IP エイリアスまたは IP アドレスとして入力できま
す(172.20.52.7 など)
。ドット付き 10 進数表記で宛先ネットワーク マスクを入力するか、または
netmask 内のビット数(たとえば、204.20.22.7/24)を指定できます。Classless Interdomain Routing
(CIDR)
IP アドレスおよびサブネット マスク値は、
宛先ネットワーク アドレスに受け入れられます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-218
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip route ― スイッチ
例
次に、デフォルト ルート 3 つを IP ルーティング テーブルに追加する例を示します。
Console> (enable) set ip route default 172.20.52.35
Route added.
Console> (enable) set ip route default 172.20.52.40
Route added.
Console> (enable) set ip route default 172.20.52.45
Route added.
Console> (enable)
次に、ゲートウェイ 172.20.52.33 を介して、ルートをネットワーク 10.10.0.0/16 に追加する例を示し
ます。
Console> (enable) set ip route 10.10.0.0/16 172.20.52.33
Route added.
Console> (enable)
次に、特定のホストにルートを追加する例を示します。
Console> (enable) set ip route 172.20.50.2/32 172.20.52.41
Route added.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip route ― スイッチ
show ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-219
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ip unreachable
set ip unreachable
スイッチ上の Internet Control Message Protocol(ICMP)到達不能メッセージをイネーブルまたはディ
セーブルにするには、set ip unreachable コマンドを使用します。
set ip unreachable {enable | disable}
構文の説明
enable
IP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻します。
disable
IP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻さないようにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ICMP 到達不能メッセージをイネーブルにすると、スイッチは配信できない IP データグラムを受信
したときに、ICMP 到達不能メッセージを送信元ホストに戻します。ICMP 到達不能メッセージを
ディセーブルにした場合、スイッチは配信できない IP データグラムを受信しても、送信元ホスト
に通知しません。
たとえば、スイッチには、イネーブルになった ICMP 到達不能メッセージ機能およびディセーブル
になった IP フラグメンテーションがあります。Fiber Distributed Data Interface(FDDI)フレームを
受信し、イーサネット ポートに送信する必要がある場合、スイッチはパケットを分割できません。
スイッチはパケットを廃棄し、IP 到達不能メッセージをインターネット送信元ホストに戻します。
例
次に、ICMP 到達不能メッセージをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ip unreachable disable
ICMP Unreachable message disabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-220
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos clients mandatory
set kerberos clients mandatory
Kerberosクライアント認証を使用して、
ネットワーク上の他のサービスを検証するには、
set kerberos
clients mandatory コマンドを使用します。
set kerberos clients mandatory
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
Kerberos クライアントは、mandatory ではありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ユーザがスイッチに認証されたあと、ネットワーク上の Kerberos クライアントを搭載しただけの他
のサービスを認証できるように、スイッチをセキュリティの追加レイヤとして任意で設定できま
す。Kerberos 認証を強制しないで、Kerberos 認証が失敗した場合、アプリケーションはネットワー
ク サービスに対する認証のデフォルト方式を使用して、ユーザを認証しようとします。たとえば、
Telnet はパスワードの入力を指示します。
例
次に、Kerberos 認証を mandatory にする例を示します。
Console> (enable) set kerberos clients mandatory
Kerberos clients set to mandatory
Console> (enable)
関連コマンド
clear kerberos clients mandatory
set kerberos credentials forward
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-221
第2章
set kerberos credentials forward
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos credentials forward
ユーザが Kerberos レルムの他のホストに接続するときに、ユーザ証明書を転送するようクライアン
トを設定するには、set kerberos credentials forward コマンドを使用します。
set kerberos credentials forward
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
転送はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos 暗号化用に設定されたスイッチに認証されたユーザには、Ticket Granting Ticket(TGT; 身
分証明書)があり、その TGT を使用してネットワーク上のホストの認証を受けることができます。
ただし、転送がイネーブルでない状態で、ユーザがホストへの認証のあとに証明書を一覧表示しよ
うとした場合、出力には Kerberos 証明書が表示されません。
同じように設定された Telnet セッションを使用している場合、ネットワークを暗号化する Kerberos
が設定されたリモート ホストへの認証をユーザがスイッチから受ける際、ユーザの TGT を転送す
るようスイッチを任意で設定できます。
例
次に、Kerberos 証明書の転送をイネーブルにする例を示します。
kerberos> (enable) set kerberos credentials forward
Kerberos credentials forwarding enabled
kerberos> (enable)
関連コマンド
clear kerberos credentials forward
set kerberos clients mandatory
show kerberos
show kerberos creds
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-222
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos local-realm
set kerberos local-realm
Kerberos データベースに定義されたユーザがスイッチによって認証されるように設定するには、set
kerberos local-realm コマンドを使用します。
set kerberos local-realm kerberos_realm
構文の説明
kerberos_realm
デフォルト
Kerberos データベースにはヌル ストリングが含まれます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチが、
Kerberos データベースに定義されたユーザを認証するには、スイッチは Key Distribution
Center(KDC; 鍵発行局)を実行するホストのホスト名または IP アドレス、および Kerberos レルム
名を知る必要があります。スイッチは、ホスト名または Domain Name System(DNS; ドメイン ネー
ム システム)ドメインを、Kerberos レルムに任意でマッピングできます。
Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前を指定します。
Kerberos レルムは、大文字で入力する必要があります。
例
次に、CISCO.COMを、スイッチのデフォルトKerberosローカル レルムとして設定する例を示します。
kerberos> (enable) set kerberos local-realm CISCO.COM
Kerberos local realm for this switch set to CISCO.COM.
aspen-kerberos> (enable)
関連コマンド
clear kerberos realm
set kerberos realm
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-223
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos realm
set kerberos realm
Kerberos レルム名を Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメイン名またはホス
ト名にマッピングするには、set kerberos realm コマンドを使用します。
set kerberos realm {dns-domain | host} kerberos_realm
構文の説明
dns-domain
Kerberos レルムにマッピングする DNS ドメイン名
host
Kerberos レルムにマッピングする IP アドレスまたは名前
kerberos_realm
Kerberos レルムの IP アドレスまたは名前
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Kerberos レルム名を、DNS ドメイン名またはホスト名にマッピングするには、オプション コマン
ドである set kerberos realm コマンドを使用します。このコマンドは任意コマンドです。このコマ
ンドで入力された情報は、各 Kerberos レルムにつき 1 つのエントリで、テーブルに保存されます。
テーブル内のエントリ最大数は 100 です。
(注)
例
kerberos_realm 変数には、大文字を使用する必要があります。
次に、Kerberos レルムの CISCO.COM を、CISCO ドメイン名にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set kerberos realm CISCO CISCO.COM
Kerberos DnsDomain-Realm entry set to CISCO - CISCO.COM
Console> (enable)
関連コマンド
clear kerberos realm
set kerberos local-realm
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-224
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos server
set kerberos server
スイッチで使用する Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)を指定するには、set kerberos server
コマンドを使用します。
set kerberos server {kerberos_realm} {hostname | ip_address} [port_number]
構文の説明
kerberos_realm
Kerberos レルム名
hostname
KDC を稼働するホスト名
ip_address
KDC を稼働するホストの IP アドレス
(任意)ポート番号
port_number
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチに対して、Kerberos レルムで使用する KDC を指定できます。また、KDC がモニタする
ポート番号を任意で指定できます。入力する Kerberos サーバ情報は、各 Kerberos レルムにつき 1 つ
のエントリで、テーブルに保存されます。テーブル内のエントリ最大数は 100 です。
(注)
例
kerberos_realm 変数には、大文字を使用する必要があります。
次に、Kerberos サーバを指定する例を示します。
kerberos> (enable) set kerberos server CISCO.COM 187.0.2.1 750
Kerberos Realm-Server-Port entry set to:CISCO.COM - 187.0.2.1 - 750
kerberos> (enable)
関連コマンド
clear kerberos server
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-225
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos srvtab entry
set kerberos srvtab entry
SRVTAB ファイルをコマンド ラインから開始するには、set kerberos srvtab entry コマンドを使用
します。
set kerberos srvtab entry {kerberos_principal} {principal_type} {timestamp} {key_version}
{key_type} {key_length} {encrypted_keytab}
構文の説明
kerberos_principal
スイッチ上のサービス
principal_type
Kerberos SRVTAB のバージョン
timestamp
SRVTAB エントリが作成された日付および時間を表示する数字
key_version
暗号化鍵の形式のバージョン
key_type
使用する暗号化のタイプ
key_length
バイトで表した暗号化鍵の長さ
encrypted_keytab
スイッチが、Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)と共有する秘密鍵。
設定をファイルにコピーするとき、または show config コマンドを入力し
たときに、この鍵はプライベート Data Encryption Standard(DES; データ暗
号標準)鍵と一緒に暗号化されます。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
SRVTAB を直接スイッチに入力するとき、スイッチで各 Kerberos principal(サービス)ごとに 1 つ
のエントリを作成します。エントリは、SRVTAB テーブルで保存されます。テーブルの最大数は 20
エントリです。
例
次に、スイッチに SRVTAB ファイルを直接入力する例を示します。
kerberos> (enable) set kerberos srvtab entry host/[email protected] 0
932423923 1 1 8 03;;5>00>50;0=0=0
Kerberos SRVTAB entry set to
Principal:host/[email protected]
Principal Type:0
Timestamp:932423923
Key version number:1
Key type:1
Key length:8
Encrypted key tab:03;;5>00>50;0=0=0
kerberos> (enable)
関連コマンド
clear kerberos srvtab entry
set kerberos srvtab remote
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-226
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set kerberos srvtab remote
set kerberos srvtab remote
秘密鍵を含む Key Distribution Center(KDC; 鍵発行局)から、SRVTAB ファイルのコピーをスイッ
チに設定するには、set kerberos srvtab remote コマンドを使用します。
set kerberos srvtab remote {hostname | ip-address} filename
構文の説明
hostname
KDC を稼働するホスト名
ip-address
KDC を稼働するホストの IP アドレス
filename
SRVTAB ファイル名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
リモート ユーザが、Kerberos 証明書を使用してスイッチに認証できるようにするには、スイッチは
KDC と秘密鍵を共有する必要があります。それには、秘密鍵を含む KDC に保存されているファイ
ルのコピーを、スイッチに提供する必要があります。このファイルは、SRVTAB ファイルといいま
す。
SRVTAB ファイルを Kerberos レルムのホストにコピーする最も確実な方法は、ファイルを物理メ
ディアにコピーして、次に各ホストごとに、手動でファイルをシステムにコピーすることです。物
理メディア ドライブが搭載されていないスイッチに、SRVTAB ファイルをコピーするには、Trivial
File Transfer Protocol(TFTP)を使用し、ネットワークを通じてファイルを転送する必要があります。
例
次に、SRVTAB ファイルを KDC からスイッチにリモートでコピーする例を示します。
kerberos> (enable) set kerberos srvtab remote 187.20.32.10
/users/jdoe/krb5/ninerskeytab
kerberos> (enable)
関連コマンド
set kerberos srvtab entry
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-227
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set key config-key
set key config-key
スイッチのプライベート Data Encryption Standard(DES; データ暗号化標準)鍵を定義するには、set
key config-key コマンドを使用します。
set key config-key string
構文の説明
string
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチのプライベート DES 鍵を定義することができます。プライベート DES 鍵を使用すると、
スイッチが KDC と共有する秘密鍵を暗号化できます。DES 鍵が設定されている場合、
show kerberos
コマンドが実行しているときは、秘密鍵はクリア テキストに表示されません。鍵長は 8 文字までで
す。
例
次に、DES 鍵を定義する例を示します。
スイッチの DES 鍵。8 バイトを超えることはできません。
kerberos> (enable) set key config-key abcd
Kerberos config key set to abcd
kerberos> (enable)
関連コマンド
clear key config-key
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-228
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set lacp-channel system-priority
set lacp-channel system-priority
システムのプライオリティを設定するには、set lacp-channel system-priority コマンドを使用します。
set lacp-channel system-priority value
構文の説明
value
デフォルト
システム プライオリティは 32768 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set lacp-channel system-priority はグローバル コマンドですが、プライオリティは Link Aggregation
Control Protocol(LACP)を実行しているモジュールにのみ使用されます。ただし、Port Aggregation
Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)を実行しているモジュールでは、プライオリティは無視さ
れます。
プライオリティ番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。
値が大きいほど、プライオリティ レベルは低くなります。
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set port lacp-channel
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
show lacp-channel
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-229
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set length
set length
端末表示の行数を設定するには、set length コマンドを使用します。
set length number [default]
構文の説明
number
画面上に表示される行数。有効値は 0 と 5 ∼ 512 です。0 を指定すると、スク
ロール機能がディセーブルになります。
default
(任意)現在の管理セッションおよびその他すべてのセッションについて、端
末表示画面の行数を設定します。キーワードは、ユーザ モードでのみ利用可
能です。
デフォルト
端末表示は 24 行です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
シングル表示画面をオーバーフローするシングル コマンドからの出力のあとに、--More-- プロンプ
トが続きます。--More-- プロンプトでは、Ctrl-C、q、または Q を押すと、出力を中断してプロン
プトに戻すことができます。Spacebar を押すと、出力の追加画面を表示できます。または Return
を押すと、出力行をもう 1 行表示できます。
画面長を 0 に設定すると、スクロール機能がオフになり、出力全体がただちに表示されます。default
キーワードを使用しない場合、端末長の値の変更は、現在のセッションにのみ適用されます。
例
次に、画面長を 60 行に設定する例を示します。
Console> (enable) set length 60
Screen length for this session set to 60.
Console> (enable)
次に、デフォルト画面長を 40 行に設定する例を示します。
Console> (enable) set length 40 default
Screen length set to 40.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-230
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set localuser
set localuser
ローカル ユーザ認証を使用するようにスイッチを設定するには、set localuser コマンドを使用しま
す。
set localuser authentication {enable | disable}
set localuser user username [password pwd] [privilege privilege_level]
set localuser user password [username]
set localuser password user [username]
構文の説明
authentication
ローカル ユーザ認証を指定します。
enable
ローカル ユーザ認証をイネーブルにします。
disable
ローカル ユーザ認証をディセーブルにします。
user username
ローカル ユーザ アカウント
password pwd
(任意)ローカル ユーザ パスワード
privilege privilege_level
(任意)イネーブル レベル。有効値は 0 および 15 です。
ローカル ユーザ パスワードを変更します。
password
デフォルト
ローカル ユーザ認証はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
各スイッチでは、ローカル ユーザ アカウントを 25 まで設定できます。
ローカル ユーザ認証をイネーブルにする前に、最低 1 つのローカル ユーザ アカウントを定義する
必要があります。
ユーザ名の長さは、64 文字までで、英数字のみを使用します。
(注)
例
Cisco View イメージを実行しているとき、または初期認証の際に HTTP ログインを使用してログイ
ンしているとき、ユーザ名とパスワードを併せて実行します。ローカル ユーザのイネーブル レベ
ルが 15 であるという条件で、イネーブル パスワードを与えるか、またはユーザ名とパスワードを
組み合わせて使用することにより、イネーブル モード認証を実行できます。
次に、パスワードおよびイネーブル レベルを含め、ローカル ユーザ アカウントを作成する例を示
します。
Console> (enable) set localuser user picard password captain privilege 15
Added local user picard.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-231
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set localuser
次に、ローカル ユーザ認証をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set localuser authentication enable
LocalUser authentication enabled
Console> (enable)
次に、ローカル ユーザ認証をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set localuser authentication disable
LocalUser authentication disabled
Console> (enable)
次に、パスワードをリセットする例を示します。
Console> (enable) set localuser password
Enter old password:*****
Enter new password:*******
Retype new password:*******
Password changed.
Console> (enable)
次に、管理者として、ユーザのパスワードをリセットする例を示します。
Console> (enable) set localuser password picard
Enter new password:*******
Retype new password:*******
Password changed.
Console> (enable)
関連コマンド
clear localusers
show localusers
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-232
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging buffer
set logging buffer
バッファリングされたシステム ログ メッセージ数を制限するには、set logging buffer コマンドを使
用します。
set logging buffer buffer_size
構文の説明
buffer_size
デフォルト
500 メッセージです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
Syslog メッセージ バッファ数を 400 メッセージに制限する例を示します。
バッファに保存されるシステム ログ メッセージ数。有効値は 1 ∼ 500 です。
Console> (enable) set logging buffer 400
System logging buffer size set to <400>.
Console> (enable)
関連コマンド
clear logging buffer
set logging timestamp
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-233
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging console
set logging console
システム ログ メッセージのコンソールへの送信をイネーブルまたはディセーブルにするには、set
logging console コマンドを使用します。
set logging console {enable | disable}
構文の説明
enable
コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにします。
disable
コンソールへのシステム メッセージ ロギングをディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logging console enable
System logging messages will be sent to the console.
Console> (enable)
次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logging console disable
System logging messages will not be sent to the console.
Console> (enable)
関連コマンド
set logging level
set logging session
show logging
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-234
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging history
set logging history
Syslog ヒストリ テーブルに送信される Syslog メッセージのサイズおよび重大度レベルを指定する
には、set logging history コマンドを使用します。
set logging history history_table_size
set logging history severity history_severity_level
構文の説明
history_table_size
Syslog ヒストリ テーブルのサイズ。有効値は 0 ∼ 500 です。
severity
Syslog ヒストリの重大度レベルを設定します。
history_severity_level
重大度レベル。有効値は 0 ∼ 7 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、メッセージ数が定義済みヒストリ ログ サイズと等しくなるま
で、Syslog メッセージを保持します。メッセージが定義したサイズと一致すると、メッセージが送
信されます。
例
次に、Syslog ヒストリ テーブルのサイズを 400 に設定する例を示します。
Console> (enable) set logging history 400
System logging history table size set to <400>.
Console> (enable)
次に、重大度レベルに基づいて、ヒストリ ログに送信される Syslog メッセージを制限する例を示
します。
Console> (enable) set logging history severity 5
System logging history set to severity <5>
Console> (enable)
関連コマンド
clear logging buffer
show logging
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-235
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging level
set logging level
システム イメージがログされるときに使用されるファシリティおよび重大度レベルを設定するに
は、set logging level コマンドを使用します。
set logging level facility severity [default]
構文の説明
facility
取り込むシステム メッセージ タイプの値。表 2-6 に、ファシリティ タイプを
示します。
severity
取り込むシステム メッセージの重大度レベルの値。表 2-7 に、重大度レベル
の定義を示します。
default
(任意)すべてのセッションに適用するログ レベル。default を使用しない場
合、指定されたログ レベルは現在のセッションにのみ適用されます。
表 2-6
ファシリティ タイプ
ファシリティ タイプ
定義
all
すべてのファシリティ
cdp
Cisco Discovery Protocol(CDP)
dtp
Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランク プロトコル)
dvlan
ダイナミック VLAN(仮想 LAN)
earl
Enhanced Address Recognition Logic(EARL)
ethc
EtherChannel
filesys
ファイル システム
gvrp
GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)
inlinepower
インライン パワー
ip
Internet Protocol(IP)
kernel
Kernel
mcast
マルチキャスト
mgmt
管理
mls
Multilayer Switching(MLS; マルチレイヤ スイッチング)
protfilt
プロトコル フィルタ
pruning
VTP プルーニング
qos
Quality of Service(QoS; サービス品質)
radius
Remote Access Dial-In User Service(RADIUS)
security
セキュリティ
snmp
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)
spantree
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)
sys
システム
tac
Terminal Access Controller(TAC)
tcp
Transmission Control Protocol(TCP)
telnet
Terminal Emulation Protocol
tftp
Trivial File Transfer Protocol(簡易ファイル転送プロトコル)
udld
UDP
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-236
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging level
表 2-6
ファシリティ タイプ
定義
vmps
VLAN Membership Policy Server(VLAN メンバーシップ ポリシー サー
バ)
vtp
Virtual Terminal Protocol(VTP; 仮想端末プロトコル)
表 2-7
デフォルト
ファシリティ タイプ(続き)
重大度レベル定義
重大度レベル
重大度タイプ
説明
0
Emergencies
システムを使用できません。
1
Alerts
ただちに対処する必要があります。
2
Critical
クリティカル
3
Errors
エラー
4
Warrnings
警告
5
Notifications
正常ですが注意を要します。
6
Informational
情報通知メッセージ
7
Debugging
デバッグ中に表示されるメッセージ
次のテーブルに、デフォルトを示します。
設定パラメータ
デフォルト設定
コンソールへのシステム メッセージ ロギング
イネーブル
Telnet セッションへのシステム メッセージ ロギング イネーブル
ログ サーバ
ディセーブル
Syslog サーバ
設定されていません。
サーバ ファシリティ
LOCAL7
サーバ重大度
警告(4)
ログ バッファ
500
ログ ヒストリ サイズ
1
タイムスタンプ オプション
ディセーブル
システム メッセージのファシリティおよび重大度 sys/5
レベル
dtp/5
pagp/5
mgmt/5
mls/5
その他すべてのファシリティ /2
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set logging server コマンドを使用して、ログ レベルの設定も行えます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-237
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging level
default キーワードを使用しない場合、指定されたログ レベルは現在のセッションにのみ適用され
ます。
例
次に、SNMP ファシリティに、デフォルト システム メッセージ ログ重大度レベルを設定する例を
示します。
Console> (enable) set logging level snmp 2 default
System logging facility <snmp> set to severity 2(critical).
Console> (enable)
関連コマンド
show logging
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-238
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging server
set logging server
設定済み Syslog サーバに対するシステム メッセージ ロギングをイネーブルまたはディセーブルに
し、Syslog サーバをシステム ログ サーバ テーブルに追加するには、set logging server コマンドを
使用します。
set logging server {enable | disable}
set logging server ip_addr
set logging server facility server_facility_parameter
set logging server severity server_severity_level
構文の説明
enable
設定済み Syslogサーバに対するシステム メッセージ ロギングをイネー
ブルにします。
disable
設定済み Syslog サーバに対するシステム メッセージ ロギングをディ
セーブルにします。
ip_addr
設定に追加する Syslog サーバの IP アドレス。Domain Name System
(DNS; ドメイン ネーム システム)により解決できる IP エイリアスま
たはホスト名も使用できます。
facility
取り込むシステム メッセージ タイプ
server_facility_parameter
Syslog サーバのログ ファシリティ。有効値は local0、local1、local2、
local3、local4、local5、local6、local7 および syslog です。
severity
取り込むシステム メッセージの重大度レベルを設定します。
server_severity_level
取り込むシステム メッセージの重大度レベル。有効値は 0 ∼ 7 です。
表 2-7 に、重大度レベル定義を示します。
デフォルト
Syslog サーバは、システム メッセージを受信するよう設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、コンソールへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logging server enable
System logging messages will be sent to the configured syslog servers.
Console> (enable)
次に、Syslog サーバをシステム ログ サーバ テーブルに追加する例を示します。
Console> (enable) set logging server 192.168.255.255
192.168.255.255 added to the System logging server table.
Console> (enable)
次に、Syslog サーバ ファシリティを local7 に追加する例を示します。
Console> (enable) set logging server facility local7
System logging server facility set to <local7>
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-239
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging server
次に、Syslog サーバ重大度レベルを 4 に設定する例を示します。
Console> (enable) set logging server severity 4
System logging server severity set to <4>
Console> (enable)
次に、Syslog ヒストリ テーブルのサイズを 400 に設定する例を示します。
Console> (enable) set logging history 400
System logging history table size set to <400>
Console> (enable)
関連コマンド
clear logging server
show logging
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-240
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging session
set logging session
現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をイネーブルまたはディセーブル
にするには、set logging session コマンドを使用します。
set logging session {enable | disable}
構文の説明
enable
現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をイネーブ
ルにします。
disable
現在のログイン セッションへのシステム ログ メッセージの送信をディセー
ブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システム ログ メッセージを現在のログイン セッションへ送信しない例を示します。
Console> (enable) set logging session disable
System logging messages will not be sent to the current login session.
Console> (enable)
次に、システム ログ メッセージを現在のログイン セッションへ送信する例を示します。
Console> (enable) set logging session enable
System logging messages will be sent to the current login session.
Console> (enable)
関連コマンド
set logging buffer
set logging level
show logging
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-241
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging telnet
set logging telnet
Telnet セッションでロギングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set logging telnet コマン
ドを使用します。
set logging telnet {enable | disable}
構文の説明
enable
Telnet セッションでロギングをイネーブルにします。
disable
Telnet セッションでロギングをディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システム ログ メッセージを新しい Telnet セッションへ送信する例を示します。
Console> (enable) set logging telnet enable
System logging messages will be sent to the new telnet sessions.
Console> (enable)
次に、システム ログ メッセージを新しい Telnet セッションへ送信しない例を示します。
Console> (enable) set logging telnet disable
System logging messages will not be sent to the new telnet sessions.
Console> (enable)
関連コマンド
set logging console
set logging history
show logging
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-242
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logging timestamp
set logging timestamp
システム ログ メッセージ上でタイムスタンプの表示をイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set logging timestamp コマンドを使用します。
set logging timestamp {enable | disable}
構文の説明
enable
タイムスタンプ表示をイネーブルにします。
disable
タイムスタンプ表示をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、タイムスタンプ表示をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logging timestamp enable
System logging messages timestamp will be enabled.
Console> (enable)
次に、タイムスタンプ表示をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logging timestamp disable
System logging messages timestamp will be disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show logging
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-243
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set logout
set logout
アイドル セッションを自動的に切断するまでのシステムの待機時間(分)を指定するには、set
logout コマンドを使用します。
set logout timeout
構文の説明
timeout
デフォルト
20 分です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システムがアイドル セッションを自動的に切断するまでの時間(分)を設定する例を示しま
す。
システムがアイドル セッションを自動的に切断するまでの時間(分)。有効
値は 0 ∼ 10000 です。値を 0 に設定すると、アイドル セッションの自動切断
をディセーブルにします。
Console> (enable) set logout 20
Sessions will be automatically logged out after 20 minutes of idle time.
Console> (enable)
次に、アイドル セッションの自動切断をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set logout 0
Sessions will not be automatically logged out.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-244
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set module disable
set module disable
モジュールをディセーブルにするには、set module disable コマンドを使用します。
set module disable mod
構文の説明
mod
デフォルト
すべてのモジュールはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Telnet セッションを介して接続しているときは、モジュールをディセーブルにしないでください。
Telnet セッションが確立されているポートを含むモジュールをディセーブルにすると、Telnet セッ
ションが切断されます。
モジュール番号
スイッチに他のネットワークを接続していない場合、モジュールを再びイネーブルにするには、コ
ンソール ポートを介してスイッチに接続する必要があります。
各モジュール番号の間にカンマ(スペースなし)を入力すると(たとえば、2,3,5)、モジュールを
連続して指定できます。モジュール番号の間にハイフンを入力すると(たとえば、2-5)、モジュー
ル範囲を指定できます。
例
次に、コンソール ポートを介して接続しているときに、モジュール 3 をディセーブルにする例を示
します。
Console> (enable) set module disable 3
Module 3 disabled.
Console> (enable)
次に、Telnet セッションを介して接続しているときに、モジュール 2 をディセーブルにする例を示
します。
Console> (enable) set module disable 2
This command may disconnect your telnet session.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Module 2 disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set module enable
show module
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-245
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set module enable
set module enable
モジュールをイネーブルにするには、set module enable コマンドを使用します。
set module enable mod
構文の説明
mod
デフォルト
すべてのモジュールはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
モジュール上の各ポートがディセーブルにされている場合、モジュールをイネーブルにしてもディ
セーブルされたポートはイネーブルになりません。
例
次に、モジュール 2 をイネーブルにする例を示します。
モジュール番号を指定します。
Console> (enable) set module enable 2
Module 2 enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set module disable
show module
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-246
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set module name
set module name
モジュール名を設定するには、set module name コマンドを使用します。
set module name mod [mod_name]
構文の説明
モジュール番号
mod
(任意)モジュールに割り当てる名前を指定します。
mod_name
デフォルト
モジュール名は設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
mod_name 値を指定しない場合、以前に指定されていた名前がクリアされます。
set module name コマンドで設定したモジュール名は、show module コマンドおよび他のコマンドの
出力に表示されます。
例
次に、Supervisor をモジュール 1 の名前として設定する例を示します。
Console> (enable) set module name 1 Supervisor
Module name set.
Console> (enable)
関連コマンド
show module
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-247
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set multicast router
set multicast router
ポートをマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定するには、set multicast router コマンドを
使用します。
set multicast router mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
ポートは、マルチキャスト ルータ ポートとして設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Cisco Group Management Protocol(CGMP)または Internet Group Management Protocol(IGMP; イン
ターネット グループ管理プロトコル)スヌーピングをイネーブルにするとき、マルチキャスト対応
ルータが付加されているポートが自動的に識別されます。set multicast router コマンドを使用する
と、マルチキャスト ルータ ポートを静的に設定することができます。
例
次に、モジュール 3、ポート 1 をマルチキャスト ルータ ポートとして設定する例を示します。
モジュールおよびポート番号
Console> (enable) set multicast router 3/1
Port 3/1 added to multicast router port list.
Console> (enable)
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp
show multicast group count
show multicast router
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-248
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp authentication
set ntp authentication
Network Time Protocol(NTP)認 証 機 能 を イ ネ ー ブ ル ま た は デ ィ セ ー ブ ル に す る に は、set ntp
authentication コマンドを使用します。
set ntp authentication {enable | disable}
構文の説明
enable
NTP 認証をイネーブルにします。
disable
NTP 認証をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、NTP 認証をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ntp authentication enable
NTP authentication feature enabled.
At least one trusted key must be set for NTP to work.
Console> (enable)
次に、NTP 認証をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ntp authentication disable
NTP authentication feature disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-249
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp broadcastclient
set ntp broadcastclient
Network Time Protocol(NTP)ブロードキャストクライアント モードをイネーブルまたはディセー
ブルにするには、set ntp broadcastclient コマンドを使用します。
set ntp broadcastclient {enable | disable}
構文の説明
enable
NTP ブロードキャストクライアント モードをイネーブルにします。
disable
NTP ブロードキャストクライアント モードをディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ブロードキャストクライアント モードまたはクライアント モードのいずれかで、NTP を設定でき
ま す。ブロ ード キャ スト クラ イア ント モ ード は、ル ータ など のブ ロード キャ スト サー バが
Time-of-Day(ToD)情報をスイッチに定期的に送信するものと想定します。
例
次に、NTP ブロードキャスト クライアントをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ntp broadcastclient enable
NTP Broadcast Client mode enabled.
Console> (enable)
次に、NTP ブロードキャスト クライアントをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ntp broadcastclient disable
NTP Broadcast Client mode disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-250
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp broadcastdelay
set ntp broadcastdelay
スイッチがブロードキャスト パケットを受信できるように、タイム調整関数を設定するには、set
ntp broadcastdelay コマンドを使用します。
set ntp broadcastdelay microseconds
構文の説明
microseconds
デフォルト
NTP ブロードキャスト遅延は、3000 マイクロ秒に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、NTP ブロードキャスト遅延を 4000 マイクロ秒(4 秒)に設定する例を示します。
Network Time Protocol(NTP)ブロードキャストの、推定ラウンドトリップ時
間(マイクロ秒)
。有効値は 1 ∼ 999999 です。
Console> (enable) set ntp broadcastdelay 4000
NTP broadcast delay set to 4000 microseconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-251
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp client
set ntp client
スイッチを Network Time Protocol(NTP)クライアントとしてイネーブルまたはディセーブルにす
るには、set ntp client コマンドを使用します。
set ntp client {enable | disable}
構文の説明
enable
NTP クライアントをイネーブルにします。
disable
NTP クライアントをディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ブロードキャストクライアント モードまたはクライアント モードのいずれかで、NTP を設定でき
ます。クライアント モードは、クライアント スイッチが Time-of-Day(ToD)要求を NTP サーバに
定期的に送信するものと想定します。
例
次に、NTP クライアント モードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set ntp client enable
NTP client mode enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-252
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp key
set ntp key
Network Time Protocol(NTP)認証鍵ペアを定義するか、あるいは鍵を信頼状態または信頼できな
い状態に指定するには、set ntp key コマンドを使用します。
set ntp key public_keynum {trusted | untrusted} [md5 secret_keystring]
構文の説明
public_keynum
鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。
trusted
trusted 鍵モード
untrusted
untrusted 鍵モード
md5
(任意)鍵ペアのキーストリングを設定します。
secret_keystring
(任意)キーストリング。有効値は 1 ∼ 32 文字です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
md5 キーワードを指定しないで set ntp key コマンドを入力すると、
鍵の trusted または untrusted モー
ドは鍵テーブルに入力されたあと、変更されます。認証鍵ペアをシステムに入力するには、md5
キーワードを指定して set ntp key コマンドを入力します。
例
次に、NTP 認証鍵を定義する例を示します。
Console> (enable) set ntp key 435 trusted md5 have_a_good_day
NTP key 435 added.
Console> (enable)
次に、NTP 認証鍵を信頼する例を示します。
Console> (enable) set ntp key 435 trusted
NTP key 435 configured to be trusted.
Console> (enable)
次に、NTP 認証鍵を信頼しない例を示します。
Console> (enable) set ntp key 9999 untrusted
NTP key 9999 configured not to be trusted.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ntp key
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-253
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp server
set ntp server
Network Time Protocol(NTP)サーバ アドレスを指定し、NTP サーバ認証鍵を設定するには、set ntp
server コマンドを使用します。
set ntp server ip_addr [key public_keynum]
構文の説明
ip_addr
NTP サーバの IP アドレス
key
(任意)鍵番号
public_keynum
(任意)鍵ペアの番号。有効値は 1 ∼ 4,292,945,295 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
key キーワードを指定しないで set ntp server コマンドを入力し、認証機能がイネーブルの場合、次
のメッセージが表示されます。
A trusted key may be required to communicate with this server.
例
次に、NTP サーバを設定する例を示します。
Console> (enable) set ntp server 172.20.52.3
NTP server 172.20.52.3 added
Console> (enable)
次に、鍵を使用して NTP サーバを設定する例を示します。
Console> (enable) set ntp server 111.222.111.222 key 879
NTP server 111.222.111.222 with key 879 added
Console> (enable)
次に、NTP サーバに新しい鍵を割り当てる例を示します。
Console> (enable) set ntp server 111.222.111.222 key 4323423
NTP server 111.222.111.222 has been updated with key 4323423
Console> (enable)
関連コマンド
clear ntp server
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-254
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp summertime
set ntp summertime
サマータイムに対応するため、システムによって時刻を 1 時間進める設定にするかどうかを指定す
るには、set ntp summertime コマンドを使用します。
set ntp summertime {enable | disable} [zone]
set ntp summertime recurring {week day month hh:mm} [offset]
set ntp summertime date {month date year hh:mm} [offset]
構文の説明
enable
サマータイムに対応するように、クロックを 1 時間進めます。
disable
サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定します。
(任意)set summertime コマンドで使用するタイム ゾーンを指定します。
zone
recurring
毎年繰り返すサマータイムの日付を指定します。
week
その月の週。有効値は first、second、third、fourth、last、1、2、3、4 および 5 です。
day
曜日。有効値は sunday、monday、tuesday、wednesday、thursday、friday お
よび saturday です。
month
月。有効値は january、february、march など。
hh:mm
時間および分
(任意)分単位の補正値。有効値は 1 ∼ 1440 分です。
offset
デフォルト
date
サマータイムは、指定された日に始まり、終わります。
date
日付。有効値は 1 ∼ 31 です。
year
年。有効値は 1993 ∼ 2035 です。
ディセーブルです。
(注)
このコマンドがイネーブルの場合、offset のデフォルトは、米国の基準に従い 60 分です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear config コマンドを入力すると、日時はデフォルト(米国サマータイム)に戻ります。
別途指定のないかぎり、このコマンドは時刻を、4 月の第 1 日曜日の午前 2 時に 1 時間進め、10 月
の最終日曜日の午前 2 時に 1 時間戻します。
例
次に、システムが、サマータイムに対応するため時刻を 1 時間進め、太平洋夏時間(PDT)の設定
を行う例を示します。
Console> (enable) set ntp summertime enable PDT
Summertime is enabled and set to “PDT”.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-255
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp summertime
次に、システムがサマータイムのために、1 時間を進めないようにする例を示します。
Console> (enable) set ntp summertime disable
Summertime disabled.
Console> (enable)
次に、毎年繰り返すサマータイム、すなわち 2 月の第 3 月曜日の正午から、8 月の第 2 土曜日の午
後 3 時まで、30 分の補正を設定する例を示します。
Console> (enable) set ntp summertime recurring 3 mon feb 12:00 2 saturday aug 15:00 30
Summertime is disabled and set to ''
Start : Mon Feb 19 2001, 12:00:00
End
: Sat Aug 11 2001, 15:00:00
Offset: 30 minutes
Recurring: yes, starting at 12:00pm of third Monday of February and ending on
15:00pm of second Saturday of August.
Console> (enable)
次に、1999 年 1 月 29 日の午前 2 時から、2004 年 8 月 19 日の午後 3 時まで、30 分の補正のサマー
タイムを設定する例を示します。
Console> (enable) set ntp summertime date jan 29 1999 02:00 aug 19 2004 15:00 30
Summertime is disabled and set to ''
Start : Fri Jan 29 1999, 02:00:00
End
: Thu Aug 19 2004, 15:00:00
Offset: 30 minutes
Recurring: no
Console> (enable)
次に、サマータイムが発生するたびに時刻を米国標準サマータイムのデフォルトに設定する例を示
します。
Console> (enable) set ntp summertime recurring 3 mon feb 2:00 4 thurs oct 2:00 60
Summertime is disabled and set to ''
Start : Mon Feb 19 2001, 02:00:00
End
: Thu Oct 25 2001, 02:00:00
Offset: 60 minutes
Recurring: yes, starting at 02:00am of third Monday of February and ending on
02:00am of fourth Thursday of October.
Console> (enable)
関連コマンド
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-256
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set ntp timezone
set ntp timezone
GMT(グリニッジ標準時)から時間の補正を設定するには、set ntp timezone コマンドを使用します。
set ntp timezone [zone_name] [hours [minutes]]
構文の説明
zone_name
(任意)タイム ゾーン名
hours
(任意)GMT からの時間の補正(時間)。有効値は –12 ∼ 12 時間です。
minutes
(任意)GMT からの時間の補正(分)
。有効値は 0 ∼ 59 分です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set ntp timezone コマンドが有効なのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働しているときのみで
す。時間を明示的に設定し、NTP を解除した場合、set ntp timezone コマンドは機能しません。NTP
をイネーブル化していて、set timezone コマンドを入力しない場合は、Catalyst 4500 シリーズ スイッ
チはデフォルトで Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)を表示します。
例
次に、タイム ゾーンを UTC から –8 時間の補正を持った太平洋夏時間に設定する例を示します。
Console> (enable) set ntp timezone PST -8
Timezone set to “PST”, offset from UTC is -8 hours.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ntp timezone
show ntp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-257
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set password
set password
スイッチ上の通常(ログイン)モード パスワードを変更するには、set password コマンドを使用し
ます。
set password
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
パスワードは設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
パスワードは大文字と小文字を区別します。パスワードは、スペースを含めて 0 ∼ 30 文字です。
コマンドは、以前のパスワードの入力を指示します。入力したパスワードが有効な場合、新しいパ
スワードを入力して確認するためのプロンプトが表示されます。Return を押すことにより、パス
ワードを設定しないことが許可されます。
例
次に、通常(ログイン)モード パスワードを設定する例を示します。
Console> (enable) set password
Enter old password: <old_password>
Enter new password: <new_password>
Retype new password: <new_password>
Password changed.
Console> (enable)
関連コマンド
set enablepass
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-258
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port channel
set port channel
イーサネット モジュール ポートで EtherChannel を設定するには、set port channel コマンド設定を
使用します。
set port channel mod/port [admin_group]
set port channel mod/port mode {on | off | desirable | auto} [silent | non-silent]
set port channel all mode off
set port channel all distribution mac [both]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)管理グループ番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。
admin_group
mode
EtherChannel モードを指定します。
on
指定したポートを Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)の
ないチャネルに強制的に集約します。
off
ポートがチャネリングしないようにします。
desirable
ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにする PAgP を設定します。
ポートは PAgP パケットを送信して、他のポートとのネゴシエーションを開
始します。
auto
ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにする PAgP モードを設定しま
す。ポートは受信した PAgP パケットには応答しますが、PAgP パケット ネゴ
シエーションは開始しません。
silent
(任 意)他 の デ バ イ ス か ら の ト ラ フ ィ ッ ク が な い 状 態 を、リ ン ク が
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)にダウンしてい
るものとして報告されないために、auto または desirable モードで使用されま
す。
non-silent
(任意)トラフィックが他のデバイスから送信されることが予想される場合に
auto または desirable とともに使用されます。
all mode off
すべてのポート上でチャネリングをオフにします。
all distribution
スイッチのすべてのポートにフレームを配信します。
mac
MAC(メディア アクセス制御)アドレス値を使用したフレーム配信方式
(任意)送信元および宛先アドレス値を使用したフレーム配信方式
both
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
•
EtherChannel は、すべてのモジュール ポート上で auto および silent に設定されます。
•
フレーム配信は mac および both です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-259
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port channel
使用上の注意事項
チャネリングするすべてのポートが適切に設定されていることを確認してください。EtherChannel
設定制限の詳細については、
『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software
Configuration Guide』を参照してください。
スパニングツリー機能によってポート ID が処理されるので、
チャネルの最大サポート数は 6 スロッ
ト シャーシに対して 126 です。
管理グループはともに、EtherChannel を形成できるポートを指定します。管理グループには、最大
で 8 つのポートが含まれています。ただし、管理グループ メンバーシップは、ハードウェア機能に
よって制限されます。チャネルをともに生成できるポートを決定するには、show port capabilities
コマンドを使用します。
Catalyst 4500 シリーズスイッチでは、EtherChannel バンドルは 2 ∼ 8 つのポートで構成できます。
EtherChannel のポートは、連続するポートである必要はなく、同じモジュール上に存在する必要も
ありません。
on モードの場合、on モードのポート グループが他の on モードのポート グループに接続されてい
る場合にだけ、使用可能な EtherChannel が成立します。
Quality of Service(QoS; サービス品質)を実行しているとき、バンドルされたポートは、すべて同
じtrustタイプであり、類似したキューイングおよび廃棄機能を備えていることを確認してください。
チャネリングされたポート上では、ポート セキュリティ機能をディセーブルにします(set port
security コマンドを参照)。チャネリングされたポートのポート セキュリティ機能をイネーブルに
すると、ポートのセキュア アドレスと一致しない送信元アドレスのパケットを受信したときに、
ポートはシャットダウンします。
管理グループごとに、同じスイッチ上でポートを 8 つまで設定することができます。
ポートを既存の管理グループに割り当てるとき、管理グループと関連する元のポートは、自動的に
選択された新しい管理グループに移動します。ポートを同じ管理グループに追加することはできま
せん。
admin_group を入力しない場合、自動的に選択された admin_group を使用して、新しい管理グルー
プ作成することを意味します。次に利用可能な admin_group は、自動的に選択されます。
チャネル モードを入力しない場合、指定されたポートのチャネル モードは変更されません。
desirable または auto モードを入力した場合、silent | non-silent パラメータのみが適用されます。
silent または non-silent を指定しない場合、現在の設定は影響を受けません。
jumbo フレームをサポートするには、チャネリング ポートは、各ポート上で同じ jumbo フレーム設
定を実行する必要があります。
このコマンドは、EtherChannel 非対応モジュールによりサポートされません。
例
次に、モジュール 4 のポート 5 および 6 で、EtherChannel を作成する例を示します。
Console> (enable) set port channel 4/5-6 on
Port(s) 4/5-6 are assigned to admin group 56.
Port(s) 4/5-6 channel mode set to on.
Console> (enable)
次に、モジュール 4 のポート 5 および 6 で、EtherChannel を削除する例を示します。
Console> (enable) set port channel 4/5-6 mode auto
Port(s) 4/5-6 channel mode set to auto.
Console> (enable) show port channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-260
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port channel
次に、ポート リストを超えたときの表示例を示します。
Console> (enable) set port channel 2/1-9 1
No more than 8 ports can be assigned to an admin group.
Console> (enable)
次に、モジュール 4、ポート 4 ∼ 6 で、EtherChannel をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port channel 4/4-6 mode off
Port(s) 4/4-6 channel mode set to off.
Console> (enable)
次に、ポートを既存の管理グループに割り当てたときの出力を表示する例を示します。ここでは、
管理グループ 96 のポートが別の管理グループに移動し、管理グループ 96 にはモジュール 4、ポー
ト 4 ∼ 6 が割り当てられる例を示します。
Console> (enable) set port channel 4/4-6 96
Port(s) 4/1-3 are moved to admin group 97.
Port(s) 4/4-6 are assigned to admin group 96.
Console> (enable)
次に、チャネル モードをモジュール 4、ポート 4 ∼ 6 の off に設定し、このポートを自動的に選択
された管理グループに割り当てる例を示します。
Console> (enable) set port channel 4/4-6 off
Port(s) 4/4-6 channel mode set to off.
Port(s) 4/4-6 are assigned to admin group 23.
Console> (enable)
関連コマンド
set channel cost
set channel vlancost
show channel
show channel group
show port channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-261
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port debounce
set port debounce
ポート単位ベースで、デバウンス タイマー設定をイネーブルまたはディセーブルにするには、set
port debounce コマンドを使用します。
set port debounce mod/port {enable | disable}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
デバウンス タイマーをイネーブルにします。
disable
デバウンス タイマーをディセーブルにします。
デフォルト
デバウンス タイマーは、すべてのポート上でディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
デバウンス タイマーとは、物理レイヤでのリンク変更がスーパバイザ エンジンのメイン プロセッ
サに通知されるまで、ファームウェアが待機する時間のことです。
例
次に、特定のモジュールの特定のポートに、デバウンス タイマーをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port debounce 1/1 enable
Debounce is enabled on port 1/1.
Warning:Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed.
It results in loss of data traffic during debouncing period, which might
affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3
protocols.
Use with caution.
Console> (enable)
関連コマンド
show port debounce
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-262
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port disable
set port disable
ポートまたはポート範囲をディセーブルにするには、set port disable コマンドを使用します。
set port disable mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
すべてのポートはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。
例
次に、ポート 5/10 をディセーブルにする例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Console> (enable) set port disable 5/10
Port 5/10 disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set port enable
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-263
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port dot1x
set port dot1x
ポート上で dot1x を設定するには、set port dot1x コマンド設定を使用します。
set port dot1x mod/port guest-vlan {vlan | none}
set port dot1x mod/port port-control {auto | force-authorized | force-unauthorized}
set port dot1x mod/port {initialize | re-authenticate}
set port dot1x mod/port re-authentication {disable | enable}
set port dot1x mod/port multiple-host {disable | enable}
set port dot1x mod/port shutdown-timeout {disable | enable}
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュールのポート番号
guest-vlan
ポートでゲスト VLAN(仮想 LAN)を開始します。
vlan
VLAN 番号
none
ポートからゲスト VLAN をクリアします。
port-control
802.1x ポートで複数のホストを開始します。
auto
ポートで 802.1x をイネーブルにします。
force-authorized
ポートで 802.1x をディセーブルにします。
force-unauthorized
ポートを無許可に設定します。
initialize
ポートで 802.1x を初期化します。
re-authenticate
ポートに接続されたエンティティの再認証を開始します。
re-authentication
再認証期間内で、ポートに接続されたエンティティの再認証を開始しま
す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
disable
自動再認証、複数のホスト、または 802.1x ポートでの自動イネーブル化
をイネーブルにします。
enable
自動再認証、複数のホスト、または 802.1x ポートでの自動イネーブル化
をディセーブルにします。
multiple-host
複数のユーザ アクセスを指定します。詳細については、
「使用上の注意事
項」を参照してください。
shutdown-timeout
802.1x シャットダウン時間を設定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
複数のホスト機能はディセーブルです。
•
ポート制御機能は強制的に許可されます。
•
再認証機能はディセーブルです。
•
シャットダウン タイムアウト機能はディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-264
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port dot1x
使用上の注意事項
dot1x ポートは、トランク ポート、Multiple VLAN Access Port(MVAP)、チャネル ポート、または
ダイナミック ポートに指定できません。
複数ホストの機能をディセーブルにする場合、dot1x ポートが要求者の認証成功により許可される
と、そのポートでは特別なホスト(MAC[メディア アクセス制御]アドレス)のみが使用できま
す。システムが、別のホスト(異なる MAC アドレス)を許可ポートで検出すると、ポートをシャッ
トダウンし、Syslog メッセージを表示します。これは、デフォルト システム動作です。
複数ホストの機能をイネーブルにする場合、dot1x ポートが要求者の認証成功により許可されると、
あらゆるホスト(MAC アドレス)が、そのポートのトラフィックを送受信できます。
再認証をイネーブルにする場合、set dot1x re-authperiod seconds コマンドを入力することにより、
再認証期間を秒単位で設定できます。再認証期間のデフォルトは 3600 秒です。
複数ホスト モードまたは複数認証モードのいずれかをイネーブルにできます。
例
次に、ポート制御タイプを自動に設定する例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 4/1 port-control auto
Port 4/1 dot1x port-control is set to auto.
Console> (enable)
次に、ポートの dot1x を初期化する例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 4/1 initialize
dot1x port 4/1 initializing...
dot1x initialized on port 4/1.
Console> (enable)
次に、ポートを手動で再認証する例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 4/1 re-authenticate
dot1x port 4/1 re-authenticating...
dot1x re-authentication successful...
dot1x port 4/1 authorized.
Console> (enable)
次に、特定のポート上で複数のユーザ アクセスをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 4/1 multiple-host enable
Multiple hosts allowed on port 4/1.
Console> (enable)
次に、ポートの自動再認証をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 4/1 re-authentication enable
Port 4/1 re-authentication enabled.
Console> (enable)
次に、特定の VLAN でゲスト VLAN をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 3/1 guest-vlan 1
Port 3/1 Guest Vlan is set to 1
Console> (enable)
次に、ポートからゲスト VLAN を削除する例を示します。
Console> (enable) set port dot1x 3/1 guest-vlan none
Port 3/1 Guest Vlan is cleared
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-265
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port duplex
関連コマンド
clear dot1x config
set dot1x
show dot1x
show port dot1x
set port duplex
イーサネット、ファスト イーサネット、またはポート範囲のデュプレックス タイプを設定するに
は、set port duplex コマンドを使用します。
set port duplex mod/port {full | half}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
full
全二重送信
half
半二重送信
デフォルト
10 Mbps および 100 Mbps モジュールでは、すべてのイーサネット ポートが半二重に設定されてい
ます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
イーサネットおよびファスト イーサネット インターフェイスを、全二重または半二重のいずれか
に設定できます。
set port duplex コマンドは、トークンリング ポートではサポートされていません。
ギガビット イーサネット ポートでは、デュプレックス モードは設定できません(このポートは常
に全二重モードです)
。
例
次に、モジュール 2 のポート 1 を全二重に設定する例を示します。
Console> (enable) set port duplex 2/1 full
Port 2/1 set to full-duplex.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート 1 を半二重に設定する例を示します。
Console> (enable) set port duplex 2/1 half
Port 2/1 set to half-duplex.
Console> (enable)
関連コマンド
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-266
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port enable
set port enable
ポートまたはポート範囲をイネーブルにするには、set port enable コマンドを使用します。
set port enable mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
すべてのポートはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、モジュール 2 のポート 3 をイネーブルにする例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Console> (enable) set port enable 2/3
Port 2/3 enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set port disable
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-267
第2章
set port errdisable-timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port errdisable-timeout
errdisable ポートがイネーブルにならないようにするには、set port errdisable-timeout コマンドを使
用します。
set port errdisable-timeout mod/port {enable | disable}
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
errdisable タイムアウトをイネーブルにします。
disable
errdisable タイムアウトをディセーブルにします。
各ポートの errdisable タイムアウト機能はイネーブルになっています。
(注)
このことは、グローバル タイマーがタイムアウトしたときに、ポートが再びイネーブルになるこ
とを意味します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トラブルシューティングのときに、問題が解決されるまでポートを errdisable ステート状態にする
場合、set port errdisable-timeout コマンドが役立ちます。
例
次に、errdisable ステートになったあと、ポート 3/3 をタイムアウトで再びイネーブルしないように
する例を示します。
Console> (enable) set port errdisable-timeout 3/3 disable
Successfully disabled errdisable-timeout for port 3/3.
Console> (enable)
関連コマンド
set errdisable-timeout
show errdisable-timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-268
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port flowcontrol
set port flowcontrol
ポーズ フレームを送受信するポートを設定するには、set port flowcontrol コマンドを使用します。
set port flowcontrol mod/port {receive | send} {off | on | desired}
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
receive
ポートがポーズ フレームを処理できます。
send
ポートがポーズ フレームを送信するかどうかを指定します。
off
ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理し
たり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりするのを禁止します。
on
ローカル ポートがリモート ポートからのポーズ フレームを受信して処理し
たり、リモート ポートへポーズ フレームを送信したりするのをイネーブルに
します。
desired
リモート ポートが on、off、または desired のいずれかに設定されている場合
でも、予測できる結果を得ます。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ギガビット イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired
です。
− Catalyst 4500 シリーズ 18 ポート ギガビット イーサネット スイッチング モジュール
(WS-X4418-GB)のオーバーサブスクライブ ギガビット イーサネット ポート
(ポート 3-18)
のデフォルトは、受信については desired で、送信については on です。
•
ファスト イーサネット ポートのデフォルトは、受信については off で、送信については desired
です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ポーズ フレームは、バッファが一杯であるために特定の期間、フレームの送信を停止する信号を送
信元に送る特殊なパケットです。
Access Gateway モジュールを搭載する場合、スイッチは内部ギガビット イーサネット ポートをイ
ネーブルにし、送受信のためのフロー制御を強制的にオフ状態にします。
表 2-8 では、set port flowcontrol コマンドを指定して、send および receive キーワードの異なる設定
を使用するための注意事項を説明します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-269
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port flowcontrol
表 2-8
送信および受信キーワードの設定
設定
説明
send on
ローカル ポートが、ポーズ フレームをリモート ポートに送信します。予測
できる結果を得るには、リモート ポートが receive on または receive desired
に設定されている場合にだけ send on を使用します。
send off
ローカル ポートが、ポーズ フレームをリモート ポートに送信するのを禁止
します。予測できる結果を得るには、リモート ポートが receive off または
receive desired に設定されている場合にだけ send off を使用します。
send desired
リモート ポートが receive on、receive off、または receive desired のいずれか
に設定されている場合でも、予測できる結果を得ます。
receive on
ローカル ポートは、リモート ポートが送信するポーズ フレームを処理しま
す。
予測できる結果を得るには、リモート ポートが send on または send desired
に設定されている場合にだけ receive on を使用します。
receive off
リモート ポートが、ポーズ フレームをローカル ポートに送信するのを禁止
します。予測できる結果を得るには、リモート ポートが receive off または
receive desired に設定されている場合にだけ send off を使用します。
receive desired
リモート ポートが send on、send off、または send desired のいずれかに設定
されている場合でも、予測できる結果を得ます。
すべての Catalyst ギガビット イーサネット ポートがリモート デバイスからポーズ フレームを受信
し、処理できます。ただし、すべてのポートがポーズ フレームをリモート デバイスに送信できる
わけではありません。
表 2-9 では、Catalyst ギガビット イーサネット スイッチ、モジュール、ポートがポーズ フレームを
リモート デバイスに送信できることを説明します。
表 2-9
スイッチ タイプ、モジュール、ポートごとの送信機能
Module
Ports
送信
WS-X4418-GB、WS-X4412-2GB-TX、 次のオーバーサブスクライブ ポートを除 いいえ
WS-X4416-2GB-TX 以外のすべての
く、ポートすべて
モジュール
例
WS-X4418-GB
アップリンク ポート(1 ∼ 2)
いいえ
WS-X4418-GB
オーバーサブスクライブ ポート(3 ∼ 18) はい
WS-X4412-2GB-TX
アップリンク ポート(13 ∼ 14)
WS-X4412-2GB-TX
オーバーサブスクライブ ポート(1 ∼ 12) はい
WS-X4416-2GB-TX
アップリンク ポート(17 ∼ 18)
いいえ
いいえ
次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを受信および処理するよう設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive on
Port 5/1 flow control receive administration status set to on
(port will require far end to send flowcontrol)
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-270
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port flowcontrol
次に、リモート ポートがポーズ フレームを送信するよう設定されている場合に、モジュール 5 の
ポート 1 がポーズ フレームを受信および処理するように設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive desired
Port 5/1 flow control receive administration status set to desired
(port will allow far end to send flowcontrol if far end supports it)
Console> (enable)
次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを受信しますが、モジュール 5 のポート 1 で処理
しないように設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 receive off
Port 5/1 flow control receive administration status set to off
(port will not allow far end to send flowcontrol)
Console> (enable)
次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを送信するように設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send on
Port 5/1 flow control send administration status set to on
(port will send flowcontrol to far end)
Console> (enable)
次に、リモート ポートが receive off に設定されている場合でも、モジュール 5 のポート 1 がポーズ
フレームを送信し、予測できる結果を生成するよう設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send desired
Port 5/1 flow control send administration status set to desired
(port will send flowcontrol to far end if far end supports it)
Console> (enable)
次に、モジュール 5 のポート 1 がポーズ フレームを送信しないように設定する例を示します。
Console> (enable) set port flowcontrol 5/1 send off
Port 5/1 flow control send administration status set to off
(port will not send flowcontrol to far end)
Console> (enable)
関連コマンド
show port flowcontrol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-271
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port gmrp
set port gmrp
すべての VLAN(仮想 LAN)の指定されたポート上で、GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)
をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port gmrp コマンドを使用します。
set port gmrp mod/ports... {enable | disable}
構文の説明
mod/ports...
モジュール番号およびポート番号リスト
enable
指定されたポートで、GMRP をイネーブルにします。
disable
指定されたポートで、GMRP をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ポート単位の GMRP 設定を変更できます。ただし、ポート単位の GMRP 設定を有効にするには、
set gmrp enable コマンドを使用して GMRP をグローバルにイネーブルにする必要があります。
このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。
例
次に、モジュール 3、ポート 1 の GMRP をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port gmrp 3/1 enable
GMRP enabled on port(s) 3/1.
GMRP feature is currently disabled on the switch.
Console> (enable)
次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 5 で、GMRP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port gmrp 3/1-5 disable
GMRP disabled on port(s) 3/1-5.
Console> (enable)
関連コマンド
show gmrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-272
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port gvrp
set port gvrp
すべての VLAN(仮想 LAN)の指定されたポート上で、GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)
をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port gvrp コマンドを使用します。
set port gvrp mod/ports... {enable | disable}
構文の説明
mod/ports...
モジュール番号およびポート番号リスト
enable
指定されたポートで、GVRP をイネーブルにします。
disable
指定されたポートで、GVRP をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
IEEE 802.1Q トランクでのみ、GVRP をイネーブルにできます。
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)プルーニングがイネーブルのとき、VTP
プルーニングは、すべての GVRP ディセーブル トランク上で実行されます。
トランク上で GVRP を実行するには、GVRP をスイッチ上ではグローバルに、トランク上では個別
にイネーブルにする必要があります。
GVRP がグローバルにディセーブルにされている場合でも、ポート上で GVRP を設定できます。た
だし、GVRP もグローバルにイネーブルにされるまで、ポートは GVRP 参加にはなりません。
このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。
例
次に、モジュール 3、ポート 2 の GVRP をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port gvrp 3/2 enable
GVRP enabled on 3/2.
Console> (enable)
次に、モジュール 3、ポート 2 の GVRP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port gvrp 3/2 disable
GVRP disabled on 3/2.
Console> (enable)
次に、802.1Q トランクではないポート上で GVRP をイネーブルにしようとする場合に発生するこ
とを示します。
Console> (enable) set port gvrp 4/1 enable
Failed to set port 4/1 to GVRP enable. Port not allow GVRP.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-273
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port host
次に、set port gvrp コマンドを使用して、最初に GVRP をイネーブルにした際に、特定のポート上
で GVRP をイネーブルにしようとすると発生する状況を示します。
Console> (enable) set port gvrp 5/1 enable
GVRP enabled on 5/1.
GVRP feature is currently disabled on the switch.
Console> (enable)
関連コマンド
clear gvrp statistics
set gvrp
show gvrp configuration
set port host
ホスト接続用にポート設定を最適化するには、set port host コマンドを使用します。
set port host mod/ports...
構文の説明
mod/ports...
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set port host コマンドは、チャネル モードをオフに設定し、スパニングツリー PortFast をイネーブ
ルにし、トランク モードをオフに設定します。この設定を行えるのは、エンド ステーション上の
みです。
モジュール番号およびポート番号リスト
単一ホストに接続されているポート上でのみ、スパニングツリー PortFast 開始をイネーブルにしま
す。他のハブ、コンセントレータ、スイッチ、およびブリッジを高速起動ポートに接続すると、一
時的にスパニングツリー ループが発生することがあります。
パケット転送を開始するまでの期間を短縮するには、set port host コマンドをイネーブルにします。
例
次に、モジュール 2 および 3 のポート 1 で、エンド ステーションとホストの接続用にポート設定を
最適化する例を示します。
Console> (enable) set port host 2/1,3/1
Warning: Span tree port fast start should only be enabled on ports connected to a
single host. Connecting hubs, concentrators, switches, bridges, etc. to a fast start
port can cause temporary spanning tree loops. Use with caution.
Spantree ports 2/1,3/1 fast start enabled.
Port(s) 2/1,3/1 trunk mode set to off.
Port(s) 2/1 channel mode set to off.
Console> (enable)
関連コマンド
clear port host
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-274
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port inlinepower
set port inlinepower
ポートまたはポート グループのインライン パワー モードを設定するには、set port inlinepower コ
マンドを使用します。
set port inlinepower mod/port {off | {auto | static} [max-wattage]}
set port inlinepower mod/port consumption {wattage | auto}
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
off
給電されていない電話が接続されている場合でも、ポートは起動できません。
auto
スイッチング モジュールが電話を検出した場合にのみ、ポートを起動します。
static
スイッチング モジュールが電話を検出した場合にのみ、指定された値でポー
トを起動します。
max-wattage
(任意)auto または static モードにおけるポート上の最大許容電力。有効値は、
2000 ∼ 15400 mW です。
consumption
IEEE クラスまたは Cisco Discovery Protocol(CDP)メッセージのいずれかに
返された、ポートの電力消費およびその上書きされた電力消費情報
wattage
検出の際にポートに対して割り当てる電力消費量。指定する値はすべての電
源装置の情報を上書きします。有効値は 2000 ∼ 15400 mW です。
auto
IEEE または CDP Power Over Ethernet(PoE)要件メッセージを使用するポー
トの自動電力消費
デフォルトは auto です。
デフォルトの電力消費モードは auto です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
IP Phone のパワー機能をサポートしないポートでこのコマンドを入力すると、エラー メッセージが
表示されます。
単一のポート、またはポート範囲の入力はできますが、モジュール番号のみを入力することはでき
ません。
インライン パワー モードがオフの場合でも、インライン パワー対応デバイスを検出することがで
きます。
max-wattage 引数を指定しない場合、ハードウェアによりサポートされる最大ワット量が使用され
ます。
注意
IP Phone の仮想パワー機能用に設定できる電話を使用しない場合、ポートに接続された装置が損傷
を受けることがあります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-275
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port inlinepower
例
次に、モジュール 2、ポート 5 のインライン パワーをオフに設定する例を示します。
Console> (enable) set port inlinepower 2/5 off
Inline power for port 2/5 set to off.
Console> (enable)
次に、インライン パワー機能が、モジュール 2、ポート 3 ∼ 9 ではサポートされない場合の出力例
を示します。
Console> (enable) set port inlinepower 2/3-9 auto
Feature not supported on module 2.
Console> (enable)
次に、モジュール 2、ポート 3 ∼ 9 の最大許容ワット量を 800 W 以下に設定する例を示します。
Console> (enable) set port inlinepower 2/3-9 800
Inline power for ports 2/3-9 set to auto and max-wattage to 800 mWatt.
Console> (enable)
次に、モジュール 4、ポート 1 の電力消費を 7000 mW に設定する例を示します。
Console> (enable) set port inlinepower 4/1 consumption 7000
Power consumption set to 7000 mWatt.
Console> (enable)
次に、モジュール 4、ポート 1 で、スイッチが自動電力消費を使用するように設定して、さらに
IEEE または CDP PoE 要件メッセージを使用するように設定する例を示します。
Console> (enable) set port inlinepower 4/1 consumption auto
Power consumption set to aut.
Console> (enable)
関連コマンド
set inlinepower defaultallocation
show environment
show port inlinepower
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-276
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port lacp-channel
set port lacp-channel
物理ポートのプライオリティを設定し、管理鍵を特別のポート セットに割り当てたり、同じ管理鍵
に 以 前 に 割 り 当 て ら れ た ポ ー ト セ ッ ト の チ ャ ネ ル モ ー ド を 変 更 し た り す る に は、set port
lacp-channel コマンドを使用します。
set port lacp-channel mod/ports port-priority value
set port lacp-channel mod/ports [admin-key]
set port lacp-channel mod/ports mode {on | off | active | passive}
構文の説明
mod/ports
モジュール番号およびモジュールのポート番号
port-priority
物理ポートのプライオリティ
value
ポート プライオリティの番号。有効値は 1 ∼ 255 です。詳細について
は、
「使用上の注意事項」を参照してください。
(任意)管理鍵の番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。詳細については、
「使
用上の注意事項」を参照してください。
admin-key
デフォルト
mode
セットまたはポートのチャネル モードを指定します。
on | off | active | passive
チャネル モードのステータス
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ポート プライオリティは 128 に設定されています。
•
管理鍵に割り当てられたすべてのポートは passive です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Link Aggregation Control Protocol(LACP)モジュールのみに属するポートでは許
可され、Port Aggregated Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)モードで稼働するポートには拒否
されます。
プライオリティ値が大きいほど、プライオリティ レベルは低くなります。
次の使用上の注意事項は、管理鍵をポートに割り当てたときに適用されます。
•
管理鍵の値を入力しない場合、システムは自動的に値を選択します。
•
管理鍵に指定する値をシステムで使用している場合、値と関連するポートは、システムによっ
て自動的に割り当てられた新しい管理鍵に移動します。以前に使用した値は、新しいポートに
関連付けられています。
•
最大 8 つまでのポートを、管理鍵に割り当てることができます。
•
以前、特別なモードに割り当てられたチャネルに、管理鍵を割り当てる場合、チャネルは管理
鍵値を入力したあとでもこのモードを維持します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-277
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port lacp-channel
例
次に、ポート 1/1 ∼ 1/4 およびポート 2/6 ∼ 2/8 のプライオリティを 10 に設定する例を示します。
Console> (enable) set port lacp-channel 1/1-4,2/6-8 port-priority 10
LACP Port(s) priority set to 10 for ports 1/1-4 2/6-8
Console> (enable)
次に、ポート 4/1-4 を、スイッチが自動的に選択する管理鍵に割り当てる例を示します。
Console> (enable) set port lacp-channel 4/1-4
Ports 4/1-4 being assigned admin key 96.
Port(s) 4/1-4 channel mode set to passive.
Console> (enable)
次に、管理鍵 96 を以前に使用したことがあって、ポート 4/4-6 を同じ管理鍵 96 に割り当てようと
するときに発生する状況を示します。
Console> (enable) set port lacp-channel 4/4-6 96
admin key 96 already assigned to port 4/1-3.
Port(s) 4/1-3 being assigned to admin key 97.
Port(s) 4/4-6 being assigned to admin key 96.
Port(s) 4/4-6 channel mode set to passive.
Console> (enable)
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
show lacp-channel
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-278
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port level
set port level
スイッチング バス上のポートまたはポート範囲のプライオリティ レベルを設定するには、set port
level コマンドを使用します。
set port level mod/port {Normal | high}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Normal
ポート プライオリティを通常に設定します。
high
ポート プライオリティを高に設定します。
デフォルト
すべてのポートを通常のプライオリティ レベルに設定します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
高いプライオリティに設定されたポートを通るパケットが指定されたあとで、通常のプライオリ
ティに設定されたポートを通るパケットが指定されます。
例
次に、モジュール 1 のポート 2 のプライオリティ レベルを高に設定する例を示します。
Console> (enable) set port level 1/2 high
Port 1/2 port level set to high.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 2 のプライオリティ レベルを通常に設定する例を示します。
Console> (enable) set port level 1/2 normal
Port 1/2 level set to Normal
Console> (enable)
関連コマンド
set port disable
set port enable
set port name
set port speed
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-279
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port membership
set port membership
ダイナミックまたはスタティック VLAN(仮想 LAN)メンバーシップのポートを設定するには、set
port membership コマンドを使用します。
set port membership mod/port {dynamic | static}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
dynamic
ダイナミック VLAN メンバーシップのポートを設定します。
static
スタティック VLAN メンバーシップのポートを設定します。
デフォルト
スタティック メンバーシップ
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ダイナミック VLAN メンバーシップ用に設定されたポートは、VLAN Management Policy Server
(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)を介して VLAN が割り当てを得ます。スタティック
VLAN メンバーシップ用に設定されたポートは、set vlan コマンドを介して、VLAN 割り当てを得
ます。
ポートが VLAN にダイナミックに割り当てられているとき、show port コマンド出力では、VLAN
をダイナミックとして認識します。ダイナミック ポートが VMPS により、シャットダウンする場
合、ステータスはシャットダウンとして表示されます。
このコマンドは、Access Gateway モジュールではサポートされていません。
Voice VLAN Identifier(VVID)のダイナミック VLAN サポートには、スイッチ ポート上の次の
MVAP 設定に対する、以下の制限が含まれます。
•
VVID が dot1p またはタグなしと同じ場合を除いて、dot1p およびタグなしを含むダイナミック
ポートでは、VVID を設定できます。この場合、IP Phone の MAC(メディア アクセス制御)ア
ドレスのある VMPS を設定する必要があります。VVID をダイナミック ポート上の dot1p また
はタグなしとして設定するとき、この警告メッセージが表示されます。
VMPS should be configured with the IP phone mac’s.
例
•
VMPS によってダイナミック ポートに割り当てられた Port VLAN Identifier(PVID)と等しい
ポートの VVID を変更することはできません。
•
トランク ポートをダイナミック ポートとして設定することはできませんが、Multiple VLAN
Access Port(MVAP)をダイナミック ポートとして設定できます。
次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 3 上で、ポート メンバーシップ VLAN 割り当てをダイナミックに
設定する例を示します。
Console> (enable) set port membership 3/1-3 dynamic
Ports 3/1-3 vlan assignment set to dynamic.
Spantree port fast start option enabled for ports 3/1-3.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-280
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port name
次に、モジュール 3、ポート 1 ∼ 3 上の、スタティック VLAN メンバーシップにポートを設定する
例を示します。
Console> (enable) set port membership 3/1-3 static
Ports 3/1-3 vlan assignment set to static.
Console> (enable)
関連コマンド
set port enable
show port
set port name
ポートに名前を割り当てるには、set port name コマンドを使用します。
set port name mod/port [port_name]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)ポート名
port_name
デフォルト
ポート名はポートに設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
名前ストリングを指定しない場合、ポート名はクリアされます。
例
次に、モジュール 4 のポート 1 を Snowy に設定する例を示します。
Console> (enable) set port name 4/1 Snowy
Port 4/1 name set.
Console> (enable)
関連コマンド
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-281
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port negotiation
set port negotiation
指定するポートでリンク ネゴシエーションをイネーブルにするには、set port negotiation コマンド
を使用します。
set port negotiation mod/port [enable | disable]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
(任意)リンク ネゴシエーション プロトコルをイネーブルにします。
disable
(任意)リンク ネゴシエーション プロトコルをディセーブルにします。
デフォルト
リンク ネゴシエーションはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
(注)
1000BASE [SX、LX、ZX] 上でのみ、set port negotiation コマンドを使用します。
リンク ネゴシエーションは、フロー制御、デュプレックス モード、リモート障害情報を自動ネゴ
シエーションします。
ポートがこのコマンドをサポートしない場合、次のメッセージが表示されます。
Feature not supported on Port N/N.
N/N は、モジュールおよびポート番号です。
set port negotiation コマンドで、リンク ネゴシエーションをイネーブルにするとき、システムはフ
ロー制御、デュプレックス モード、リモート障害情報を自動ネゴシエーションします。
リンクの両側でリンク ネゴシエーションをイネーブルまたはディセーブルにする必要があります。
リンクの両側は、同じ値に設定する必要があります。そうしないと、リンクは接続できません。
例
次に、ポート 1、モジュール 3 のリンク ネゴシエーションをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port negotiation 3/1 enable
Link negotiation protocol disabled on port 3/1.
Console> (enable)
次に、ポート 1、モジュール 4 のリンク ネゴシエーションをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port negotiation 4/1 disable
Link negotiation protocol disabled on port 4/1.
Console> (enable)
関連コマンド
show port negotiation
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-282
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port protocol
set port protocol
ポートのプロトコル フィルタリング グループ メンバーシップを設定するには、set port protocol コ
マンドを使用します。
set port protocol mod/port {ip | ipx | group} {on | off | auto}
構文の説明
デフォルト
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
ip
IP プロトコル フィルタリング グループ
ipx
IPX プロトコル フィルタリング グループ
group
グループ プロトコル フィルタリング グループ
on
ポートがプロトコルのすべてのフラッド トラフィックを受信することを表示
します。
off
ポートがプロトコルのフラッド トラフィックを受信しないことを表示しま
す。
auto
指定されたプロトコルのパケットを送信したあとでのみ、ポートはプロトコ
ルのフラッド トラフィックを受信することを表示します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
IP プロトコル グループポートは on です。
•
IPX およびグループ プロトコル グループ ポートは auto です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
プロトコル フィルタリングは、非トランキング イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビッ
ト イーサネット ポートでのみサポートされます。トランキング ポートは常に、すべてのプロトコ
ル グループのメンバーです。
スイッチ上でプロトコル フィルタリングは、set protocolfilter コマンドを使用して、グローバルに
イネーブルする必要があります。
プロトコル グループの 1 つの設定が auto である場合、最初のうちは、ポートはそのプロトコルの
フラッド パケットを受信しません。接続されたデバイスがプロトコルのパケットを送信すると、
ポートはプロトコル グループに追加され、プロトコルのフラッド トラフィックがそのポート上で
送信されます。
接続されたデバイスが 60 秒以内にプロトコル パケットを送信しない場合、auto に設定されたポー
トは、プロトコル グループから削除されます。リンク ダウンが検出されると、ポートもプロトコ
ル グループから削除されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、パケットは次のプロトコル グループに分類されます。
•
IP
•
IPX
•
AppleTalk および DECnet(「グループ」
)
•
これらのプロトコルに属さないパケット
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-283
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port protocol
例
次に、モジュール 2 のポート 1 の IP プロトコル メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 2/1 ip on
IPX protocol disabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート 1 の IP プロトコル メンバーシップをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 2/1 ip off
IPX protocol disabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 5 のポート 1 の自動 IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 5/1 ip auto
IP protocol set to auto mode on module 5/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート 1 の IPX プロトコル メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 2/1 ipx on
IPX protocol disabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、モジュール2のポート1のIPXプロトコル メンバーシップをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 2/1 ipx off
IPX protocol disabled on port 2/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 5 のポート 1 の自動 IPX メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 5/1 ipx auto
IP protocol set to auto mode on module 5/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 1 のグループ IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 1/1 group on
Group protocol enabled on port 1/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 1 のグループ IP メンバーシップをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 1/1 group off
Group protocol disabled on port 1/1.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 1 の自動グループ IP メンバーシップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port protocol 1/1 group auto
Group protocol set to auto mode on port 1/1.
Console> (enable)
関連コマンド
set protocolfilter
show port protocol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-284
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port security
set port security
ポートまたはポート範囲で、ポート セキュリティおよびユニキャスト フラッドを設定するには、set
port security コマンドを使用します。
set port security mod/port... [enable | disable] [mac_addr] [age {age_time}]
[maximum {num_ of_mac}] [shutdown {shutdown_time}] [unicast-flood
{enable | disable}] [violation {shutdown | restrict}]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port...
enable
(任意)ポート セキュリティまたはユニキャスト フラッドをイネーブ
ルにします。
disable
(任意)ポート セキュリティまたはユニキャスト フラッドをディセー
ブルにします。
mac_addr
(任意)イネーブルされたポートのセキュア MAC(メディア アクセス
制御)アドレス
age age_time
(任意)ポート上のアドレスが保護される期間。有効値は 0(ディセー
ブルの場合)および 1 ∼ 1440(分)です。
maximum num_of_mac
(任意)ポート上で保護される MAC アドレスの最大数を指定します。
有効値は 1 ∼ 1025 です。
shutdown shutdown_time (任意)セキュリティ違反がある場合にポートがディセーブルになる期
間を指定します。有効値は 0(ディセーブルの場合)および 1 ∼ 1440
(分)です。
デフォルト
unicast-flood
(任意)ユニキャスト フラッドを指定します。
violation
(任意)セキュリティ違反がある場合の対処を指定します。
shutdown
(任意)セキュリティ違反がある場合に、ポートをシャットダウンしま
す。
restrict
(任意)非セキュア ホストからのパケットを制御します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ポート セキュリティはディセーブルになっています。
•
ポート単位のセキュア アドレス番号は 1 です。
•
違反アクションはシャットダウンされます。
•
エージングは固定されています(アドレスは期限切れにはなりません)。
•
シャットダウン時間は無期限です。
•
ユニキャスト フラッドはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-285
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port security
set port security enable コマンドを入力しても、MAC アドレスを指定しない場合、ポート上に表示
される最初の MAC アドレスは、セキュア MAC アドレスになります。
ポート上で確保するための MAC アドレスの番号を指定できます。MAC アドレスは、このセキュア
アドレス リストに追加できます。最大番号は 1024 です。
set port security violation コマンドを使用すると、ポートをシャットダウンするか、または非セキュ
ア MAC アドレスへのアクセスのみを制限するよう指定できます。シャットダウン時間では、セキュ
リティ違反がある場合のシャットダウン期間を指定できます。
ポート セキュリティがポート上でイネーブルのときに、ホストをあるポートから別のポートに移動
する場合、有効期限タイマーおよびシャットダウン タイマーを設定することをお勧めします。
age_time 値が shutdown_time 値以下の場合、移動されたホストは shutdown_time 値と同じ時間量で再
び機能します。有効期限タイマーは、最初の MAC アドレスの学習から開始します。ディセーブル
タイマーは、セキュリティ違反があるときに開始します。
ポートのユニキャスト フラッド パケットをディセーブルするようにスイッチを設定する場合、ア
ドレス制限に達したときにパケットが廃棄されます。
例
次に、学習済み MAC アドレスを持つポート セキュリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set port security 3/1 enable
Port 3/1 port security enabled with the learned mac address.
Console> (enable)
次に、特定の MAC アドレスを持つポート セキュリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set port security 3/1 enable 01-02-03-04-05-06
Port 3/1 port security enabled with 01-02-03-04-05-06 as the secure mac address.
Console> (enable)
次に、ポート 7/7 のシャットダウン時間を 600 分に設定する例を示します。
Console> (enable) set port security 7/7 shutdown 600
Secure address shutdown time set to 600 minutes for port 7/7.
Console> (enable)
次に、非セキュア ホストからポートに着信するパケットすべてを廃棄するようにポートを設定する
例を示します。
Console> (enable) set port security 7/7 violation restrict
Port security violation on port 7/7 will cause insecure packets to be dropped.
Console> (enable)
次に、ポート 4/1 のユニキャスト フラッドをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port security 4/1 unicast-flood enable
Port 4/1 security flood mode set to enable.
Console> (enable)
次に、ポート 4/1 のユニキャスト フラッドをディセーブルにする例を示します。
Console>
WARNING:
Port 4/1
Console>
関連コマンド
(enable) set port security 4/1 unicast-flood disable
Trunking & Channelling will be disabled on the port.
security flood mode set to disable.
(enable)
clear port security
show port security
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-286
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port speed
set port speed
伝送速度または自動ネゴシエーションを設定するには、set port speed コマンドを使用します。
set port speed mod/port {10 | 100 | 1000 | auto}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
10
10/100 ファスト イーサネット ポートの 10 Mbps 伝送速度
100
100/100 ファスト イーサネット ポートの 10 Mbps 伝送速度
1000
1000BASE-T ポートの 1000 Mbps 伝送速度
auto
10/100 ファスト イーサネットポートの、伝送速度およびデュプレックス モー
ドの自動ネゴシエーション。1000BASE-T ギガビット イーサネット ポートで
は、このキーワードは、自動ネゴシエーションがマスターおよびスレーブ リ
ンクを判別するよう指定します。
デフォルト
すべてのモジュールは、auto に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
デフォルト モードでは、自動ネゴシエーションは伝送速度、デュプレックス モード、マスター リ
ンク、スレーブ リンクを管理します。
1000BASE-T ギガビット イーサネット ポートでは、自動ネゴシエーションはどちらのリンク側がマ
スターまたはスレーブであるかを判別します。
10/100 Mbps イーサネット スイッチング モジュールのイーサネット インターフェイスを 10 Mbps、
100 Mbps、または autosensing モードに設定できます。これにより、インターフェイスはリモート
ポート接続で、10 Mbps と 100 Mbps ポート伝送速度、および全二重と半二重ポート伝送タイプを検
出および区別できます。インターフェイスを autosensing モードに設定した場合、インターフェイス
は自動的に適切な速度および伝送タイプで動作するよう設定されます。
4 Mbps または 16 Mbps で開始するポートの伝送速度を変更する場合、ポートは閉じて新しい伝送速
度で再び開始します。ポートが閉じて、リングが動作している伝送速度とは異なる伝送速度を使用
して既存のリング上で再び開始する場合、リングはビーコンになります。
ポート速度を auto に設定する場合、デュプレックス モードは自動的に auto に設定されます。
例
次に、モジュール 2 のポート 1 を auto に設定する例を示します。
Console> (enable) set port speed 2/1 auto
Port 2/1 speed set to auto-sensing mode.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート 2 のポート速度を 10 Mbps に設定する例を示します。
Console> (enable) set port speed 2/2 10
Port 2/2 speed set to 10 Mbps.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-287
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port trap
次に、モジュール 4 のポート 3 のポート速度を 16 Mbps に設定する例を示します。
Console> (enable) set port speed 3/4 16
Port(s) 3/4 speed set to 16Mbps.
Console> (enable)
関連コマンド
set port duplex
show port
set port trap
ポートまたはポート範囲の標準 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンク トラップ(up ま
たは down)の動作をイネーブルまたはディセーブルにするには、set port trap コマンドを使用しま
す。
set port trap mod/port {enable | disable}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
SNMP リンク トラップをアクティブにします。
disable
SNMP リンク トラップを非アクティブにします。
デフォルト
すべてのポート トラップはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、モジュール 1、ポート 2 の SNMP リンク トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port trap 1/2 enable
Port 1/2 up/down trap enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set port disable
set port duplex
set port enable
set port name
set port speed
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-288
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port unicast-flood
set port unicast-flood
イーサネット ポートでユニキャスト フラッド トラフィックを廃棄するようにスイッチを設定する
には、set port unicast-flood コマンドを使用します。
set port unicast-flood mod/port {enable | disable}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
ユニキャスト フラッドをイネーブルにし、ユニキャスト フラッド ブロッキ
ングをディセーブルにします。
disable
ユニキャスト フラッドをディセーブルにし、ユニキャスト フラッド ブロッ
キングをイネーブルにします。
デフォルト
ユニキャスト フラッド ブロッキングは、すべてのポートでディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
イーサネット ポートのみが、ユニキャスト フラッド トラフィックをブロックできます。
ポート上でユニキャスト フラッドをディセーブルにする前に、スタティック CAM(連想メモリ)
エントリをイーサネット ポートに関連付ける必要があります。そうしないと、ユニキャスト フラッ
ドをディセーブルにしたとき、ネットワーク接続が切断されます。show cam static コマンドを入力
することにより、スタティック CAM エントリが存在することを確認できます。
ユニキャスト フラッド ディセーブル ポートではポート チャネルを設定できません。また、ポート
チャネルでユニキャスト フラッドをディセーブルにできません。
Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)宛先ポート上では、ユニキャスト フ
ラッドをディセーブルにできません。また、ユニキャスト フラッド ディセーブル ポートでは、SPAN
宛先を設定できません。
トランク ポートでは、ユニキャスト フラッドをディセーブルにできません。ディセーブルにしよ
うとすると、エラー メッセージが表示されます。
ポート セキュリティがイネーブルになっているイーサネット ポートで、ユニキャスト フラッド ト
ラフィックをディセーブルにすると、MAC(メディア アクセス制御)アドレスの最大許容数に達
したときに、スイッチはポートへのユニキャスト フラッド パケットの送信を中止します。MAC ア
ドレス カウントが最大許容数未満を廃棄した場合、ユニキャスト フラッディングは自動的に再び
イネーブルになります。
ユニキャスト フラッド ブロッキングおよび GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)の両方をイ
ネーブルにすることはできません。ユニキャスト フラッドをディセーブルにし、同時に VLAN(仮
想 LAN)設定情報を GVRP スイッチと交換することはできません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-289
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port unicast-flood
例
次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 で、ユニキャスト フラッド トラフィックをイネーブルに
する例を示します。
Console> (enable) set port unicast-flood 4/1 disable
WARNING: Trunking & Channelling will be disabled on the port.
Unicast Flooding is successfully disabled on the port 4/1.
Console> (enable)
次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 で、ユニキャスト フラッド トラフィックをディセーブル
にする例を示します。
Console> (enable) set port unicast-flood 4/1 enable
Unicast Flooding is successfully enabled on the port 4/1.
Console> (enable)
関連コマンド
show port unicast-flood
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-290
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set port vtp
set port vtp
ポート単位ベースで、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)をイネーブルまた
はディセーブルにするには、set port vtp コマンドを使用します。
set port vtp mod/port {enable | disable}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
VTP をアクティブにします。
disable
VTP を非アクティブにします。
デフォルト
VTP はイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set port vtp コマンドを使用すると、ポート単位ベースで VTP 通信をイネーブルまたはディセーブ
ルにできます。ただし、non-trusted ホストに続くトランク上では有効になります。ポートをディセー
ブルにすると、VTP パケットはそのポートには送信されず、ポートで受信された VTP パケットは
廃棄されます。
例
次に、モジュール 1 のポート 1 および 2 で、VTP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set port vtp 1/1-2 disable
Port(s) 1/1-2 will no longer participate in VTP.
Console> (enable)
関連コマンド
set vtp
show port vtp
show vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-291
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set power budget
set power budget
シャーシの電力を設定するには、set power budget コマンドを使用します。
set power budget {1 | 2}
構文の説明
1
電源 1 台にシャーシを設定します。
2
電源 2 台にシャーシを設定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
シャーシが電源 2 台を装備しており、パワー バジェット 2 に設定されている場合、これをパワー
バジェット 1 に設定しようとしても許可されません。パワー バジェットを 1 に変更するには、余計
なモジュールを引き抜いて、サポートされた有効な設定を実行する必要があります。
例
次に、シャーシのパワー バジェットを 1 に設定する例を示します。
Console>(enable) set power budget 1
Warning: Your power supply budget will be constrained to one power supply and may
cause one or more linecards to be disabled depending upon your chassis configuration.
Do you want to continue ? [confirm (y/n)]:y
Console>(enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-292
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set power dcinput
set power dcinput
Catalyst 4500 シリーズ スイッチの DC 電源入力の設定を行うには、set power dcinput コマンドを使
用します。
set power dcinput watts
構文の説明
watts
デフォルト
2500 ワット
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Supervisor Engine IIが搭載されたCatalyst 4500シリーズ スイッチでのみ動作します。
例
次に、DC 電源を 3000 ワットに設定する例を示します。
ワット数。有効値は 300 ∼ 7500 です。
Console>(enable) set power dcinput 3000
Console>(enable)
関連コマンド
show environment
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-293
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set prompt
set prompt
CLI(コマンドライン インターフェイス)のプロンプトを変更するには、set prompt コマンドを使
用します。
set prompt prompt_string
構文の説明
prompt_string
デフォルト
プロンプトは Console> に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
名前をスイッチに割り当てるのに set system name コマンドを使用する場合、スイッチ名はプロン
プト ストリングとして使用されます。システム プロンプトで表示されるテキストを変更するには、
set prompt コマンドを使用します。
例
次に、プロンプトを system100> に設定する例を示します。
コマンド プロンプトとして使用するストリング
Console> (enable) set prompt system100>
system100> (enable)
関連コマンド
set system name
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-294
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set protocolfilter
set protocolfilter
プロトコル フィルタリングをアクティブまたは非アクティブにするには、set protocolfilter コマン
ドを使用します。
set protocolfilter {enable | disable}
構文の説明
enable
プロトコル フィルタリングをアクティブにします。
disable
プロトコル フィルタリングを非アクティブにします。
デフォルト
プロトコル フィルタリングはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチ ポート上でプロトコル フィルタリングのグループ メンバーシップを設定するには、set
port protocol コマンドを使用します。
例
次に、プロトコル フィルタリングをアクティブにする例を示します。
Console> (enable) set protocolfilter enable
Protocol filtering enabled on this switch.
Console> (enable)
次に、プロトコル フィルタリングを非アクティブにする例を示します。
Console> (enable) set protocolfilter disable
Protocol filtering disabled on this switch.
Console> (enable)
関連コマンド
set port protocol
show protocolfilter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-295
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set pvlan
set pvlan
隔離またはコミュニティ VLAN(仮想 LAN)とプライマリ VLAN を結合し、隔離またはコミュニ
ティ ポートをプライベート VLAN に割り当てるには、set pvlan コマンドを使用します。
set pvlan primary_vlan {isolated_vlan | community_vlan} [mod/port | sc0]
注意
構文の説明
このコマンドを使用する前に、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Software
Configuration Guide』の「Configuring VLANs」を参照し、十分に理解することを推奨します。
primary_vlan
プライマリ VLAN の番号
isolated_vlan
隔離 VLAN の番号
community_vlan
コミュニティ VLAN の番号
mod/port
(任意)隔離またはコミュニティ ポートのモジュール番号およびポート番号
sc0
(任意)帯域内ポート sc0
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set pvlan コマンドを使用して関連付けを行う前に、set vlan pvlan-type pvlan_type コマンドを使用し
て、プライマリ VLAN、隔離 VLAN、コミュニティ VLAN を設定する必要があります。
各隔離またはコミュニティ VLAN には、関連付けられたプライマリ VLAN を 1 つだけ装備するこ
とができます。プライマリ VLAN には、関連付けられた隔離およびコミュニティ VLAN を 1 つ、ま
たはどちらか一方を装備することができます。
sc0 をプライベート VLAN ポートとして設定できますが、sc0 をプロミスキャス ポートとしては設
定できません。
例
次に、VLAN 901、902、903(隔離またはコミュニティ VLAN)を VLAN 7(プライマリ VLAN)に
マッピングする例を示します。
Console> (enable) set pvlan 7 901 4/3
Port 4/3 is successfully assigned to vlan 7, 901 and is made an isolated port.
Console> (enable) set pvlan 7 902 4/4-5
Ports 4/4-5 are successfully assigned to vlan 7, 902 and are made community ports.
Console> (enable) set pvlan 7 903 4/6-7
Ports 4/6-7 are successfully assigned to vlan 7, 903 and are made community ports.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-296
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set pvlan
次に、sc0 インターフェイスをプライベート VLAN 300(プライマリ VLAN)および VLAN 301(隔
離、コミュニティ、または双方向コミュニティ VLAN)に割り当てる例を示します。
Console> (enable) set pvlan 300 301 sc0
Successfully set the following ports to Private Vlan 300, 301:
sc0
Console> (enable)
関連コマンド
clear config pvlan
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan mapping
set vlan
show vlan
show pvlan
show pvlan capability
show pvlan mapping
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-297
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set pvlan mapping
set pvlan mapping
プロミスキャス ポートで、隔離またはコミュニティ VLAN(仮想 LAN)をプライマリ VLAN にマッ
ピングするには、set pvlan mapping コマンドを使用します。
set pvlan mapping primary_vlan {isolated_vlan | community_vlan} {mod/port}
構文の説明
primary_vlan
プライマリ VLAN の番号
isolated_vlan
隔離 VLAN の番号
community_vlan
コミュニティ VLAN の番号
mod/port
プロミスキャス ポートのモジュールおよびポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
プロミスキャス ポートの VLAN を set pvlan mapping コマンドで関連付ける前に、set pvlan コマン
ドでバインドされた set vlan pvlan-type コマンドを使用して、プライマリ VLAN、隔離 VLAN、コ
ミュニティ VLAN を最初に設定する必要があります。
プライベート VLAN の外のデバイスと通信するには、プライベート VLAN 内のポートの外部デバ
イスにプロミスキャス ポートを接続する必要があります。
このコマンドは、プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN、隔離 VLAN、またはコミュニティ
VLAN アソシエーションそれぞれに使用します。
例
次に、モジュール 8 のポート 3 ∼ 5 で、コミュニティ VLAN 903 をプライマリ VLAN 901 に再び
マッピングする例を示します。
Console> (enable) set pvlan mapping 901 903 8/3-5
Successfully set mapping between 901 and 903 on 8/3-5.
Console> (enable)
関連コマンド
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan
set vlan
show vlan
show pvlan
show pvlan capability
show pvlan mapping
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-298
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set power budget
set power budget
非冗長操作に使用できるパワー バジェットに基づいて、冗長モードを設定するには、set power
budget コマンドを使用します。
set power budget [1 | 2]
構文の説明
1
パワー バジェットを 1+1 パワー冗長モードに設定します。
2
パワー バジェットを 2+1 パワー冗長モードに設定します。
デフォルト
電源 2 台をパワー バジェットに設定します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
電源 1 台では、400 W または 650 W を給電します。400 W の電源 2 台では、750 W を給電します。
650 W の電源 2 台の場合、750 W だけ給電できます。これは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチの電
源冷却容量の制限にあたります。
400 W 電源 1 台と 650 W 電源 1 台を併せて使用した場合、スイッチは 400 W 電源が 2 台あるかのよ
うに動作します。400 W 電源 1 台と 650 W 電源 1 台を、1+1 冗長モードで使用し、2 番めの 650 W
電源をバックアップとして設定した場合、システムの電源は、400 W 電源として動作します。400
W 電源に障害が発生して、バックアップ用 650 W 電源が使用された場合、スイッチが使用できる
電力は 650 W になります。
動作中、スーパバイザ エンジンは 110 W だけ消費し、ファン ボックスは 25 W 消費します。一般
的な Catalyst 4006 モジュールの消費電力については、『Catalyst 4500 Series, Catalyst 2948G, Catalyst
2980G Switches Software Configuration Guide ― Release 7.2』の表 26-1 を参照してください。
例
次に、パワー バジェットを、1+1 パワー冗長モードに設定する例を示します。
Console> (enable) set power budget 1
Console> (enable)
関連コマンド
show config
show environment
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-299
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set qos
set qos
スイッチの Quality of Service(QoS; サービス品質)をイネーブルまたはディセーブルにするには、
set qos コマンドを使用します。
set qos {enable | disable}
構文の説明
enable
スイッチ上の QoS をイネーブルにします。
disable
スイッチ上の QoS をディセーブルにします。
デフォルト
QoS はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
QoS を 2 秒以内に続けてイネーブルまたはディセーブルにしないでください。
例
次に、QoS をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set qos enable
QoS is enabled.
Console> (enable)
次に、QoS をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set qos disable
QoS is disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show qos info
show qos status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-300
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set qos defaultcos
set qos defaultcos
スイッチ全体のデフォルト Class of Service(CoS; サービス クラス)値を定義するには、set qos
defaultcos コマンドを使用します。
set qos defaultcos cos_value
構文の説明
cos_value
デフォルト
スイッチ全体の CoS 値は 0 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スイッチ デフォルト CoS を 7 に設定する例を示します。
スイッチのデフォルト CoS として使用する CoS 値を指定します。有効値は 0
∼ 7 です。
Console> (enable) set qos defaultcos 7
qos defaultcos set to 7
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-301
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set qos map
set qos map
Class of Service(CoS; サービス クラス)値と送信キューを関連付け、スレッシュホールドを廃棄す
るには、set qos map コマンドを使用します。
set qos map port_type q# threshold# cos coslist
構文の説明
デフォルト
port_type
ポート タイプ。port_type は、ハードウェア依存です。port_type が、使用する
ハードウェアと一致しているかを判別するには、show port capabilities コマン
ドを使用します。ポート タイプは、ポートでサポートされる送信キューの数
と廃棄スレッシュホールド数によって定義されます。たとえば、1q4t ポート
タイプは、送信キュー 1 つと廃棄スレッシュホールド 4 つをサポートします。
q#
送信キュー番号
threshold#
廃棄スレッシュホールド番号。スレッシュホールド番号が大きいと、廃棄さ
れるチャンス トラフィックは少なくなります。
cos
CoS 値
coslist
0 ∼ 7 の CoS 値のリスト。値が大きいほど、プライオリティが高くなります。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
廃棄される CoS 値のスレッシュホールド マッピング 1 は CoS 0 ∼ 7 です。
•
キューを転送する CoS 値のマッピング 1 は CoS 0 ∼ 7 です。
•
キューを転送する CoS 値のマッピング 2 は設定されません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、CoS 値 4 ∼ 7 を 2 番めの送信キュー、および 2q1 ポート上のキューに対する 1 番めの廃棄ス
レッシュホールドにマッピングする例を示します。
Console> (enable) set qos map 2q1t 2 1 cos 4-7
Qos tx priority queue and threshold mapped to cos successfully.
Console> (enable)
関連コマンド
clear qos map
show port capabilities
show qos status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-302
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius attribute
set radius attribute
RADIUS ACCESS_REQUEST パケットの属性を設定するには、set radius attribute コマンドを使用
します。
set radius attribute {number | name} include-in-access-req {enable | disable}
構文の説明
number
属性番号。有効値は 8 です。
name
属性名。有効値は framed-ip-address です。
include-in-access-req
属性を ACCESS_REQUEST パケットに設定します。
enable
属性をイネーブルにします。
disable
属性をディセーブルにします。
デフォルト
すべての Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)属性はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定 radius 属性コマンドは、
Framed-IP アドレス、NAS
(Network Access Server)-Port、Called-Station-Id、
Calling-Station-Id などの任意の属性の送信を指定できます。属性番号または属性名を使用して、属
性送信を設定できます。
例
次に、Framed-IP アドレス属性を番号ごとに指定し、イネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set radius attribute 8 include-in-access-req enable
Transmission of Framed-ip address in access-request packet is enabled.
Console> (enable)
次に、Framed-IP アドレス属性を名前ごとに指定し、ディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set radius attribute framed-ip-address include-in-access-req disable
Transmission of Framed-ip address in access-request packet is disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-303
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius deadtime
set radius deadtime
認証要求に応答しない Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバを省略するまで
の時間を設定するには、set radius deadtime コマンドを使用します。
set radius deadtime minutes
構文の説明
minutes
デフォルト
0 分です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
RADIUS サーバが 1 台のみ設定されているか、またはすべての設定済みサーバが dead とマークされ
ている場合、代替サーバを利用できないので deadtime は無視されます。デフォルトでは、deadtime
は 0 分です。すなわち、RADIUS サーバは応答しなくても dead とマークされません。
例
次に、RADIUS deadtime を 10 分に設定する例を示します。
RADIUSサーバが認証要求に応答しない時間の長さ。有効値は0∼1440分です。
Console> (enable) set radius deadtime 10
Radius deadtime set to 10 minutes.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-304
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius key
set radius key
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)クライアントとサーバの間のすべての通信に、
暗号化および認証を設定するには、set radius key コマンドを使用します。
set radius key key
構文の説明
key
デフォルト
key はヌルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定した鍵は、RADIUS サーバで設定されたものと同じである必要があります。先行スペースはす
べて無視されます。鍵内部および鍵の終わりのスペースは無視されません。鍵内部にスペースが存
在していても、引用符が鍵の一部でないかぎり、二重引用符は必要ありません。鍵の長さは 65 文
字に制限され、タブ以外の ASCII 文字を含めることが可能です。
例
次に、RADIUS 暗号化および認証鍵を Make my day に設定する例を示します。
ユーザ定義のパスワードの鍵
Console> (enable) set radius key Make my day
Radius key set to Make my day.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-305
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius retransmit
set radius retransmit
スイッチが Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバに再送信を試行する回数を
指定するには、set radius retransmit コマンドを使用します。
set radius retransmit count
構文の説明
count
デフォルト
再送信試行は 2 回実行されます(合計で 3 回の試行)。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、再送信試行を 3 に設定する例を示します。
スイッチが再送信を試みる回数。有効値は 1 ∼ 100 です。
Console> (enable) set radius retransmit 3
Radius retransmit count set to 3.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-306
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius server
set radius server
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバのパラメータを設定するには、set radius
server コマンドを使用します。
set radius server ip_addr [auth-port port] [acct-port port] [primary]
構文の説明
デフォルト
ドット付き 2 進数表示(a.b.c.d)の IP アドレスまたは IP エイリアスの番号
ip_addr
auth-port
(任意)RADIUS 認証メッセージの宛先 UDP ポートを指定します。
port
(任意)RADIUS メッセージが送信される宛先 UDP ポート番号
acct-port
(任意)RADIUS アカウンティング メッセージの宛先 UDP ポート
primary
(任意)最初にコンタクトされるサーバ
デフォルト設定は次のとおりです。
•
Auth-port は 1812 です。
•
Acct-port は 1813 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
最大 3 台の RADIUS サーバを追加できます。
ポート番号が 0 に設定されている場合、RADIUS サーバは認証に使用されません。
例
次に、IP エイリアス tampa.users.com を使用して、プライマリ サーバを追加する例を示します。
Console> (enable) set radius server tampa.users.com
tampa.users.com added to RADIUS server table as primary server.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-307
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set radius timeout
set radius timeout
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバへの再送信の間の時間を設定するには、
set radius timeout コマンドを使用します。
set radius timeout seconds
構文の説明
seconds
デフォルト
5秒
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、再送信の間の時間を 7 秒に設定する例を示します。
応答を待つ秒数。有効値は 1 ∼ 1000 秒です。
Console> (enable) set radius timeout 7
Radius timeout set to 7 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show radius
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-308
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set rcp username
set rcp username
Remote Copy Protocol(RCP)ファイル転送のユーザ名を指定するには、set rcp username コマンド
を使用します。
set rcp username username
構文の説明
username
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ユーザ名は [root] とは異なる文字列を指定し、ヌル ストリングであってはいけません。rcp ユーザ
名が使用されないのは、VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サー
バ)データベースの場合だけです。そのデータベースには、rcp VMPS ユーザ名が使用されます。
例
次に、rcp にユーザ名を設定する例を示します。
ユーザ名。最大長は 14 文字です。
Console> (enable) set rcp username jdoe
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-309
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set rspan
set rspan
リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)セッションを作成するに
は、set rspan コマンド設定を使用します。
set rspan disable source [rspan_vlan | all]
set rpsan disable destination [mod/port | all]
set rspan source {src_mod/src_ports... | vlans... | sc0} {rspan_vlan} reflector {mod/port} [rx | tx | both]
[filter vlans...] [create]
set rspan destination mod/port {rspan_vlan} [inpkts {enable | disable}][learning {enable | disable}]
[create]
構文の説明
disable source
rspan_vlan
(任意)リモート SPAN VLAN(仮想 LAN)
all
(任意)すべてのリモート SPAN 送信元または宛先セッションをディセー
ブルにします。
disable destination
mod/port
デフォルト
リモート SPAN 送信元情報をディセーブルにします。
リモート SPAN 宛先情報をディセーブルにします。
(任意)モジュールおよびポート
src_mod/src_ports...
モニタされるポート(リモート SPAN 送信元)
vlans...
モニタされる VLAN(リモート SPAN 送信元)
sc0
帯域内ポートは有効な送信元です。
reflector
リフレクタ ポート
rx
(任意)送信元で受信した(入力 SPAN)情報をモニタします。
tx
(任意)送信元から送信された(出力 SPAN)情報のモニタを指定します。
both
(任意)送信元から送信された(入力 SPAN)情報、および送信元で受信
した(出力 SPAN)情報をモニタします。
filter vlans
(任意)送信元トランク ポートの特定の VLAN 上のトラフィック モニタ
リング
create
(任意)以前の SPAN セッションを上書きせずに、新しいリモート SPAN
セッションを作成します。
inpkts enable
(任意)リモート SPAN 宛先ポートは、リモート SPAN トラフィックを転
送中に、通常入力トラフィックを(ネットワークからバスへ)受信できま
す。
inpkts disable
(任意)リモート SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信
をディセーブルにします。
learning enable
(任意)リモート SPAN 宛先ポートの学習をイネーブルにします。
learning disable
(任意)リモート SPAN 宛先ポートの学習をディセーブルにします。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
リモート SPAN はディセーブルになっています。
•
VLAN フィルタリングはありません。
•
モニタリング マルチキャスト トラフィックはイネーブルになっています。
•
学習はイネーブルになっています。
•
inpkts はディセーブルになっています。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-310
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set rspan
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM)ではサポートされていません。
rspan_vlan 変数は、set rspan disable source コマンドでは任意であり、set rspan source および set
rspan destination コマンド設定では必須です。
SPAN がイネーブルのとき、システム デフォルトが使用されます(パラメータが設定されていない
場合)。パラメータを設定した場合、設定したパラメータは NVRAM(不揮発性 RAM)に保存され
て、使用されます。
ポートをモニタするには、ネットワーク アナライザを使用します。
リモート SPAN 宛先ポートが、リモート SPAN 送信元からミラーリングされたトラフィックに加え
て、通常の着信トラフィックを受信できるようにするには、enable オプションを指定して、inpkts
キーワードを使用します。リモート SPAN 宛先ポートが通常の着信トラフィックを受信できないよ
うにするには、disable オプションを使用します。
Multilayer Switch Module(MSM)ポートを、リモート SPAN 送信元ポートとして指定できます。た
だし、MSM ポートを、リモート SPAN 宛先ポートとして指定することはできません。
inpkts オプションをイネーブルにすると、宛先ポートが STP に加入せず、ループが発生する場合が
あるという警告メッセージが通知されます。
キーワード create を使用しないで、セッションを 1 つだけ保持する場合、このセッションは上書き
されます。一致する rspan_vlan、または宛先ポートが存在する場合、特別なセッションが上書きさ
れます(キーワード create を使用するかどうかに関係なく)
。キーワード create を使用し、一致す
る rspan_vlan または宛先ポートがない場合、セッションが作成されます。
各スイッチは、リモート SPAN セッション(入力、出力、または両方)を 1 つだけ処理できます。
リモート入力または双方向 SPAN セッションを送信元スイッチに設定する場合、ローカル入力また
は双方向 SPAN セッションの制限は 1 つにまで削減されます。リモート SPAN セッション制限内の
ネットワーク上で伝送されるリモート SPAN セッション数には、制限がありません。
条件を満たすかぎり、VLAN をリモート SPAN VLAN として設定できます。
例
•
同じリモート SPAN VLAN を、スイッチのリモート SPAN セッションに使用します。
•
参加スイッチすべてには、適切なハードウェアが搭載され、適切なソフトウェアがインストー
ルされています。
•
不要なアクセス ポートは、リモート SPAN VLAN に設定されません。
次に、イネーブルされた送信元セッションをすべて、ディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set rspan disable source all
This command will disable all remote span source session(s).
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Disabled monitoring of all source(s) on the switch for remote span.
Console> (enable)
次に、特定の VLAN に対して、送信元セッション 1 つをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set rspan disable source 903
Disabled monitoring of all source(s) on the switch for rspan_vlan 903.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-311
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set rspan
次に、イネーブルになっている宛先セッションをすべて、ディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set rspan disable destination all
This command will disable all remote span destination session(s).
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Disabled monitoring of remote span traffic on ports 9/1,9/2,9/3,9/4,9/5,9/6.
Console> (enable)
次に、特定のポートに対する宛先セッション 1 つをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set rspan disable destination 4/1
Disabled monitoring of remote span traffic on port 4/1.
Console> (enable)
関連コマンド
show rspan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-312
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set runtimediagnositcs
set runtimediagnositcs
スイッチ上で、相互接続障害検出のトラブルシューティング機能をイネーブルまたはディセーブル
にするには、set runtimediagnostics コマンドを使用します。
set runtimediagnostics {enable | disable} mod
構文の説明
enable
指定されたモジュール ポート間の部分接続障害の検出をイネーブルにします。
disable
指定されたモジュール ポート間の部分接続障害の検出をディセーブルにします。
mod
モジュールの番号
デフォルト
デフォルトでは、相互接続障害検出のトラブルシューティング機能がイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トラブルシューティング機能をイネーブルにすると、スイッチは相互接続ポートで障害が検出され
たときにログ メッセージを作成します。ログ メッセージは、相互接続送信元および宛先ポートを
確認します。
例
次に、モジュール 3 でトラブルシューティング機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set runtimediagnostics enable 3
Runtime Diagnostics on module 1 enabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-313
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp
set snmp
スイッチへの SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセスを制御するには、set snmp コマ
ンドを使用します。
set snmp {enable | disable}
構文の説明
enable
他の SNMP 設定との干渉がない場合に、
スイッチは SNMP 照会に応答します。
disable
他の SNMP 設定に関係なく、スイッチは SNMP 照会を無視します。
デフォルト
SNMP アクセスはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
SNMP コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
disable キーワードは、SNMP トラップをブロックしません。RMON 関連の手順に影響することな
く、他の SNMP 設定を変更できます。
SNMP ifIndex persistence 機能は、常にイネーブルになっています。ifIndex persistence 機能では、ポー
トおよび VLAN(仮想 LAN)の ifIndex 値は常に保持され、次の場合に使用されます。
•
スイッチの再起動
•
ハイ アベイラビリティ スイッチオーバー
•
ソフトウェア アップグレード
•
モジュール リセット
•
モジュールの削除、および同じタイプのモジュールの挿入
ファスト EtherChannel およびギガビット EtherChannel インターフェイスでは、ifIndex 値は保持され
るだけで、ハイ アベイラビリティ スイッチオーバーのあとに使用されます。
例
次に、SNMP アクセスをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp disable
SNMP Access disabled
Console> (enable)
関連コマンド
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp access
set snmp access
異なるセキュリティ レベルで、特定のセキュリティ モデルのある SNMP(簡易ネットワーク管理
プロトコル)グループのアクセス権を定義するには、set snmp access コマンドを使用します。
set snmp access [-hex] groupname {security-model v1 | v2c} [read [-hex] readview]
[write [-hex] writeview] [notify [-hex] notifyview] [volatile | nonvolatile]
set snmp access [-hex] groupname {security-model v3} {noauthentication | authentication
| privacy} [read [-hex] readview] [write [-hex] writeview] [notify [-hex] notifyview]
[context [-hex] contextname] [exact | prefix] [volatile | nonvolatile]
構文の説明
(任意)16 進数表記で groupname、readview、writeview および notifyview
を表示します。
-hex
groupname
SNMP グループ名
security-model v1| v2c
セキュリティ モデル v1 または v2c
read readview
(任意)MIB(管理情報ベース)オブジェクトを表示できる view 名を
指定します。
write writeview
(任意)エージェントの内容を設定できる view 名
notify notifyview
(任意)MIB オブジェクトのトラップを送信できる view 名
security-model v3
デフォルト
コマンド タイプ
セキュリティ モデル v3
context contextname
(任意)コンテキスト ストリング名およびコンテキスト ストリングと
一致する方法。最大 32 文字です。
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオ
フの場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイス
を再起動したあとでも内容が保持されます。
noauthentication
セキュリティ モデルは、認証プロトコルを使用するように設定されて
いません。
authentication
認証プロトコルのタイプ
privacy
ユーザ保護のため、送信されたメッセージが公表されないようにしま
す。
exact
(任意)このエントリを選択するのに必要な contextname と
vacmAccessContextPrefix 値の完全一致を指定します。
prefix
(任意)このエントリを選択するのに必要な、vacmAccessContextPrefix
と contextname の開始部分の一致のみを指定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ストレージ タイプは nonvolatile です。
•
read readview はインターネット OID スペースです。
•
write writeview はヌル OID(オブジェクト識別子)です。
•
notify notifyview はヌル OID です。
スイッチ コマンド
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp access
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
groupname、readview、writeview および notifyview に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミ
タ)を使用する場合、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34
などの、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
readview は、インターネット(1.3.6.1)OID スペースに属する各オブジェクトとして想定されます。
このステートを上書きするには、read オプションを使用します。
writeview の場合、ライト アクセス権も設定する必要があります。
notifyview では、view が指定されている場合、view 内の通知はグループに関連するすべてのユーザ
に送信されます(ユーザに関する SNMP サーバ ホスト設定を実行しておく必要があります)。
contextname では、exact または prefix キーワードを使用するかによって、ストリングはフル コンテ
キスト名またはコンテキスト名のプレフィクスとして処理されます。prefix キーワードを使用する
とき、ワイルドカードの単一形式が使用されます。たとえば、VLAN の contextname を入力すると
き、vlan-1 と vlan-100 が選択されます。contextname を指定しない場合、ヌル コンテキスト ストリ
ングが使用されます。
例
次に、グループの SNMP アクセス権を設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp access cisco-group security-model v3 authentication
SNMP access group was set to cisco-group version v3 level authentication, readview
internet, nonvolatile.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp access
show snmp access
show snmp context
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-316
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp access-list
set snmp access-list
ホストまたはホストのグループにアクセス リスト番号を指定するには、set snmp access-list コマン
ドを使用します。
set snmp access-list access_number IP_address [ipmask maskaddr]
構文の説明
access_number
特定のコミュニティ ストリングの使用を許可されたホストのリストを指
定する番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。
IP_address
アクセス リストと関連する IP アドレス。詳細については、
「使用上の注意
事項」を参照してください。
ipmask maskaddr
(任意)IP アドレス用にマスクを設定します。詳細については、
「使用上の
注意事項」を参照してください。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
複数の IP アドレスを指定する場合、スペースで各 IP アドレスを区切ります。
すでに使用されているアクセス リスト番号を使用する場合、新しい IP アドレスがアクセス リスト
に付加されます。clear snmp access-list コマンドを入力することにより、アクセス リストに関連付
けられた、1 つまたは複数の IP アドレスをクリアできます。
maskaddr 変数は xxx.xxx.xxx.xxx 形式です。
例
次に、ホスト 1 台の IP アドレスをアクセス リスト番号 1 に関連付ける例を示します。
Console> (enable) set snmp access-list 1 172.20.60.100
Host 172.20.60.100 is associated with access number 1.
Console> (enable)
次に、ホスト 2 台の IP アドレスをアクセス リスト番号 101 に関連付ける例を示します。
Console> (enable) set snmp access-list 101 172.20.60.10 172.20.60.90
Hosts 172.20.60.10, 172.20.60.90 are associated with access number 101.
Console> (enable)
次に、ホストの IP アドレスおよびサブネット マスクを、アクセス リスト番号 2 に関連付ける例を
示します。
Console> (enable) set snmp access-list 2 172.20.60.100 ipmask 255.0.0.0
Access nmber 2 has been created with new IP Address 172.20.60.100 mask 255.0.0.0
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp access-list
show snmp access-list
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-317
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp buffer
set snmp buffer
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)UDP ソケット受信バッファのサイズを設定するには、
set snmp buffer コマンドを使用します。
set snmp buffer {packets}
構文の説明
packets
デフォルト
40 パケットです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
SNMP UDP ソケット受信バッファを調整すると、最大 95 パケットを含めることができます。
例
次に、最大 45 パケットを含めるために、SNMP UDP ソケット受信バッファを設定する例を示します。
バッファで許可されたパケット番号。有効値は 32 ∼ 95 です。
Console> (enable) set snmp buffer 45
SNMP socket receive buffer set to 45 packets.
Console> (enable)
次に、有効な範囲を超えて SNMP UDP ソケット受信バッファを設定するときに表示されるエラー
メッセージ例を示します。
Console> (enable) set snmp buffer 100
Invalid input. Must be an integer between 32 and 95.
Console> (enable)
関連コマンド
show snmp buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-318
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp chassis-alias
set snmp chassis-alias
シャーシ エイリアスを設定し、エイリアスを NVRAM(不揮発性 RAM)および設定ファイルに保
存するには、set snmp chassis-alias コマンドを使用します。
set snmp chassis-alias [chassisAlias]
構文の説明
chassisAlias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
chassisAlias 値は 0 ∼ 32 文字である必要があります。
(任意)シャーシ entPhysicalAlias。シャーシ エイリアス設定の詳細について
は、
「使用上の注意事項」を参照してください。
chassisAlias 値をクリアするには、chassisAlias 値を入力しないで set snmp chassis-alias コマンドを入
力します。
例
次に、シャーシ エイリアスを設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp chassis-alias my chassis
SNMP chassis entPhysicalAlias set to 'my chassis'.
Console> (enable)
次に、シャーシ エイリアスをクリアする例を示します。
Console> (enable) set snmp chassis-alias
SNMP chassis entPhysicalAlias cleared.
Console> (enable)
次に、32 文字を超えるシャーシ エイリアスを設定しようとするときに表示されるメッセージ例を
示します。
Console> (enable) set snmp chassis-alias 123456789123456789123456789123456789
Chassis entPhysicalAlias must be less than 33 characters.
Console> (enable)
関連コマンド
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-319
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp community
set snmp community
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティおよび関連するアクセス タイプを設定す
るには、set snmp community コマンド設定を使用します。
set snmp community {read-only | read-write | read-write-all} [community_string]
set snmp community index [-hex] index-name name community_string security [-hex] security-name
[context [-hex] context-name] [volatile | nonvolatile] [transporttag [-hex] tag-value]
構文の説明
read-only
指定された SNMP コミュニティへの読み込み専用アクセスを割り当てます。
read-write
指定された SNMP コミュニティへの読み書きアクセスを割り当てます。
read-write-all
指定されたSNMPコミュニティへの読み書きすべてアクセスを割り当てます。
community_string
index
-hex
デフォルト
(任意)SNMP コミュニティ名
SNMP コミュニティ インデックスを設定します。
(任意)16 進数表記の SNMP コミュニティ インデックス
index-name
SNMP コミュニティ インデックス名
name
SNMP コミュニティ名を設定します。
security
SNMP コミュニティ セキュリティ名を設定します。
security-name
SNMP コミュニティ セキュリティ名
context
(任意)SNMP コンテキスト名を設定します。
context-name
(任意)SNMP コミュニティ コンテキスト名
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの
場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスをオ
フにし再びオンにしたあとでも内容が保持されます。
transporttag
(任意)SNMP トランスポート エンドポイント
tag-value
(任意)SNMP トランスポート タグ値
デフォルト コミュニティおよびアクセス タイプ設定は、次のとおりです。
•
public ― read-only
•
private ― read-write
•
secret ― read-write-all
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定可能な SNMP コミュニティは 3 つで、アクセス タイプごとに 1 つです。コミュニティ ストリン
グを指定しない場合、アクセス タイプに設定されたコミュニティ ストリングはクリアされます。
設定可能な SNMP コミュニティは 3 つで、アクセス タイプごとに 1 つとなります。コミュニティ
ストリングを指定しない場合、アクセス タイプに設定されたコミュニティ ストリングはクリアさ
れます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-320
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp community
community_string 変数に、@ 記号を含めることはできません。
アクセス タイプをサポートするには、vacmContextTable、vacmSecurityToGroupTable、
vacmAccessTable、vacmViewTreeFamilyTable の 4 つの MIB(管理情報ベース)テーブルを設定する
必要があります。これらのテーブルをデフォルト値にリセットするには、clear config snmp コマン
ドを使用します。
例
次に、読み書きアクセスを SNMP コミュニティ campus に設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp community read-write campus
SNMP read-write community string set.
Console> (enable)
次に、読み書きアクセス用に定義されたコミュニティ ストリングをクリアする例を示します。
Console> (enable) set snmp community read-only
SNMP read-only community string cleared.
Console> (enable)
関連コマンド
clear config ― スイッチ
clear snmp community
show snmp
show snmp community
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-321
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp community-ext
set snmp community-ext
コミュニティ ストリングの追加を設定するには、set snmp community-ext コマンドを使用します。
set snmp community-ext community_string {read-only | read-write | read-write-all}
[view view_oid] [access access_number]
構文の説明
community_string
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ名
read-only
指定された SNMP コミュニティへの読み込み専用アクセスを割り当てます。
read-write
指定された SNMP コミュニティへの読み書きアクセスを割り当てます。
read-write-all
指定された SNMP コミュニティへの読み書きすべてアクセスを割り当てま
す。
view view_oid
(任意)コミュニティ ストリングを view に制限します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
access access_number (任意)コミュニティ ストリングをアクセス番号に制限します。有効値は 1
∼ 65335 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド タイプ
イネーブル
使用上の注意事項
set snmp community-ext コ マ ン ド を 使 用 し て 新 し い コ ミ ュ ニ テ ィ ス ト リ ン グ を 追 加 す る と、
vacmAccessTable(view が指定されている場合)
、snmpCommunityTable、vacmSecurityToGroup テー
ブル内に適切なエントリを作成できます。
view_oid 変数例は 1.3.6.1.2.1 です。
例
次に、SNMP コミュニティ ストリングの追加を設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp community-ext public1 read-only
Community string public1 is created with access type as read-only
Console> (enable)
次に、コミュニティ ストリングをアクセス番号に制限する例を示します。
Console> (enable) set snmp community-ext private1 read-write access 2
Community string private1 is created with access type as read-write access
number 2
Console> (enable)
次に、アクセス番号をコミュニティ ストリングに変更する例を示します。
Console> (enable) set snmp community-ext private1 read-write access 3
Community string private1 is updated with access type as read-write access
number 3
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp community-ext
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-322
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp extendedrmon netflow
set snmp extendedrmon netflow
Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)用に、SNMP(簡易ネットワーク管
理プロトコル)拡張 Remote Monitoring(RMON)NetFlow サポートをイネーブルまたはディセーブ
ルにするには、set snmp extendedrmon netflow コマンドを使用します。
set snmp extendedrmon netflow {enable | disable} {mod}
構文の説明
enable
拡張 RMON サポートをイネーブルにします。
disable
拡張 RMON サポートをディセーブルにします。
mod
拡張 RMON NAM のモジュール番号
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
SNMP 拡張 RMON NetFlow サポートをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp extendedrmon netflow enable 2
Snmp extended RMON netflow enabled
Console> (enable)
SNMP 拡張 RMON NetFlow サポートをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp extendedrmon netflow disable 2
Snmp extended RMON netflow disabled
Console> (enable)
次に、SNMP 拡張 RMON NetFlow 機能がサポートされていないときに応答する例を示します。
Console> (enable) set snmp extendedrmon enable 4
NAM card is not installed.
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp rmon
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-323
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp group
set snmp group
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)グループと特定のセキュリティ モデルを持つユーザと
の関係を確立するには、set snmp group コマンドを使用します。
set snmp group [-hex] {groupname} user [-hex] {username} {security-model {v1 | v2c |v3}}
[volatile | nonvolatile]
構文の説明
-hex
(任意)16 進数表記で groupname および username を表示します。
groupname
アクセス制御を定義する SNMP グループ名。最大長は 32 バイトです。
user
SNMP グループ ユーザ名
username
SNMP グループに属する SNMP ユーザ名。最大長は 32 バイトです。
security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3 を指定します。
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスが
オフの場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイ
スをオフにし再びオンにしたあとでも内容が保持されることが規定さ
れています。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
例
groupname または username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、
16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン
(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
次に、SNMP グループ cisco-group とユーザ名 joe の間にセキュリティ モデル v3 関係を確立する例
を示します。
Console> (enable) set snmp group cisco-group user joe security-model v3
SNMP group was set to cisco-group user joe and version v3,nonvolatile.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp group
show snmp group
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-324
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp ifalias
set snmp ifalias
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイス エイリアスを設定するには、set snmp
ifalias コマンドを使用します。
set snmp ifalias {ifIndex} [ifAlias]
構文の説明
インターフェイス インデックス番号
ifIndex
(任意)インターフェイス エイリアス名。詳細については、
「使用上の注意事
項」を参照してください。
ifAlias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ifAlias ストリングには 0 ∼ 64 文字を含めることができます。
例
次に、SNMP インターフェイス エイリアスを設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp ifalias 1 Inband port
ifIndex 1 alias set
Console> (enable)
関連コマンド
show snmp ifalias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-325
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp notify
set snmp notify
snmpNotifyTable に notifyname を設定し、snmpTargetAddrTable に notifytag を設定するには、set snmp
notify コマンドを使用します。
set snmp notify [-hex] {notifyname} tag [-hex] {notifytag} [trap | inform] [volatile |nonvolatile]
構文の説明
-hex
デフォルト
(任意)16 進数表記で notifyname および notifytag を表示します。
notifyname
snmpNotifyTable にインデックスを付ける一意の ID
tag
タグリストのタグ名
notifytag
snmpTargetAddrTable で選択されたエントリ
trap
(任意)snmpv2-Trap Protocol Data Unit(PDU; プロトコル データ ユニット)を
含むすべてのメッセージ
inform
(任意)InfoRequest PDU を含むすべてのメッセージ
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの
場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを再
起動したあとでも内容が保持されます。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ストレージ タイプは volatile です。
•
通知タイプは trap です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
例
notifyname および notifytag に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、
16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン
(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
次に、SNMP 通知を notifyname hello および notifytag world に設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp notify hello tag world inform
SNMP notify name was set to hello with tag world notifyType inform, and storageType
nonvolatile.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp notify
show snmp notify
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-326
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp rmon
set snmp rmon
SNMP Remote Monitoring(RMON)サポートをイネーブルまたはディセーブルにするには、set snmp
rmon コマンドを使用します。
set snmp rmon {enable | disable}
構文の説明
enable
SNMP RMON サポートをアクティブにします。
disable
SNMP RMON サポートを非アクティブにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ グループ イーサネット モジュールの場合、RMON 統計情報は、repeater-port
ベースではなくセグメント ベースで収集されます。
RMON 機能は、システムから削除されたイーサネット モジュール上のすべてのインターフェイス
のドメインをアンインストールします。
RMON は、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、トークンリング ス
イッチ ポートでサポートされています。
RMON がイネーブルの場合、イーサネット ポート用にサポートされた RMON グループは、RFC 175
で規定されたとおり、Statistics、History、Alarms、Events になります。
RMON がイネーブルの場合、トークンリング ポート用にサポートされた RMON グループは、RFC
1513 および RFC 1757 で規定されたとおり、Mac-Layer Statistics、Promiscuous Statistics、Mac-Layer
History、Promiscuous History、Ring Station Order Table、Alarms、Events になります。
このコマンドを使用するには、ソフトウェア ライセンスが別に必要です。
例
次に、RMON サポートをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp rmon enable
SNMP RMON support enabled.
Console> (enable)
次に、RMON サポートをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp rmon disable
SNMP RMON support disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-327
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp rmonmemory
set snmp rmonmemory
メモリ使用制限をパーセントで設定するには、set snmp rmonmemory コマンドを使用します。
set snmp rmonmemory percentage
構文の説明
percentage
デフォルト
85% です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
メモリ使用制限の詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
このコマンドを使用するとき、パーセントの値を 85 に設定しても RMON がメモリの 85% を使用で
きるわけではありません。新しい Remote Monitoring(RMON)エントリを作成できないとき、また
はメモリ使用が 85% を超えた場合に NVRAM(不揮発性 RAM)からエントリを復元できないこと
を意味します。
デバイスに Telnet などの他のセッションを実行させる場合、メモリ制限を低い値に設定します。そ
うしないと利用可能なメモリ量が十分ではなくなるので、新しい Telnet セッションに障害が発生す
ることがあります。
例
次に、メモリ使用制限を 90% に設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp rmonmemory 90
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp notify
set snmp notify
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-328
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp targetaddr
set snmp targetaddr
snmpTargetAddressTable に、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エン
トリを設定するには、set snmp targetaddr コマンドを使用します。
set snmp targetaddr [-hex] {addrname} param [-hex] {paramsname}{ip_addr} [udpport{port}]
[timeout {value}] [retries {value}] [volatile | nonvolatile] [taglist {[-hex] tag}][[-hex] tag]
構文の説明
デフォルト
(任意)16 進数表記で addrname、paramsname、tag を表示します。
-hex
addrname
ターゲット エージェントの任意
(ただし一意)の名前。最大長は32バイトです。
param
snmpTargetParamsTable のエントリ。ターゲットへのメッセージを生成すると
きにパラメータを提供します。最大長は 32 バイトです。
paramsname
snmpTargetParamsTable のエントリを指定します。最大長は 32 バイトです。
ip_addr
ターゲットの IP アドレス
udpport port
(任意)使用するターゲット ホストの UDP ポート
timeout value
(任意)タイムアウト数
retries value
(任意)再試行回数
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフの場
合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを再起
動したあとでも内容が保持されます。
taglist tag
(任意)タグリストのタグ名。tag の最大長は 255 バイトです。
tag
(任意)タグ名
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ストレージ タイプは nonvolatile です。
•
udpport は 162 です。
•
timeout は 1500 です。
•
retries は 3 です。
•
taglist はヌルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
addrname、paramsname、tag、tagvalue に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用
する場合、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、
コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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2-329
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp targetaddr
例
次に、snmpTargetAddressTable にターゲット アドレスを設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp targetaddr foo param bar 10.1.2.4 udpport 160 timeout 10
retries 3 taglist tag1 tag2 tag3
SNMP targetaddr name was set to foo with param bar ipAddr 10.1.2.4, udpport 160,
timeout 10, retries 3, storageType nonvolatile with taglist tag1 tag2 tag3.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp notify
clear snmp targetaddr
set snmp notify
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-330
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp targetparams
set snmp targetparams
ターゲットへのメッセージを生成するときに snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネッ
トワーク管理プロトコル)パラメータを設定するには、set snmp targetparams コマンドを使用しま
す。
set snmp targetparams [-hex] {paramsname} user [-hex] {username} {security-model {v1 | v2c}}
{message-processing {v1 | v2c | v3}} [volatile | nonvolatile]
set snmp targetparams [-hex] {paramsname} user [-hex] {username} {security-model v3}
{message-processing v3 {noauthentication | authentication | privacy}} [volatile |nonvolatile]
構文の説明
(任意)16 進数表記で paramsname および username を表示します。
-hex
paramsname
snmpTargetParamsTable にインデックスを付ける一意の ID。最大長は、32
バイトです。
user
SNMP グループのユーザ名
username
SNMP グループに属する SNMP ユーザ名を指定します。最大長は 32 バイ
トです。
security-model
v1 | v2c
セキュリティ モデル v1 または v2c
message-processing
v1 | v2c | v3
メッセージ処理モデルで使用されるバージョン番号
security-model v3
セキュリティ モデル v3
message-processing
v3
メッセージ処理モデルで使用されるバージョン 3
noauthentication
セキュリティ モデルは、認証プロトコルを使用するように設定されていま
せん。
authentication
認証プロトコルのタイプ
privacy
ユーザ保護のため、送信されたメッセージが公表されないようにします。
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ
の場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを
再起動したあとでも内容が保持されます。
デフォルト
ストレージ タイプは volatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
paramsname および username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、
16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン
(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-331
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp targetparams
例
次に、snmpTargetParamsTable にターゲット パラメータを設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp targetparams bar user joe security-model v3
message-processing v3 authentication
SNMP target params was set to bar v3 authentication, message-processing v3, user joe
nonvolatile.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp targetparams
show snmp targetparams
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-332
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp trap
set snmp trap
システムで異なる SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップをイネーブルまたはディ
セーブルにしたり、エントリを SNMP 認証トラップ レシーバー テーブルに追加したりするには、
set snmp trap コマンドを使用します。
set snmp trap {enable | disable} [all | auth | bridge | chassis | config | entity | entityfru | envfan |
envpower | envstate | inlinepower module {mod} | ippermit | macnotification | module | repeater
| stpx | syslog | system | vlancreate | vlandelete | vmps | vtp]
set snmp trap rcvr_addr rcvr_community [port rcvr_port] [owner rcvr_owner] [index rcvr_index]
構文の説明
enable
SNMP トラップをアクティブにします。
disable
SNMP トラップを非アクティブにします。
all
(任意)すべてのトラップ タイプ
auth
(任意)RFC 1157 からの AuthenticationFailure トラップ
bridge
(任意)
RFC 1493
(BRIDGE-MIB)からの NewRoot および topologyChange
トラップ
chassis
(任意)CISCO-SYSLOG-MIB から ciscoSyslogMIB トラップを指定しま
す。
config
(任意)CISCO-STACK-MIB からの SysConfigChange トラップ
entity
(任意)ENTITY-MIB から entityMIB トラップを指定します。
entityfru
(任意)エンティティ Field-Replaceable Unit(FRU)
envfan
(任意)環境ファン
envpower
(任意)環境電力
envstate
(任意)環境ステート
inlinepower module mod
(任意)PoE モジュール
ippermit
(任意)CISCO-STACK-MIB からの IP Permit Denied アクセス
macnotification
(任意)MAC(メディア アクセス制御)アドレス通知
module
(任意)CISCO-STACK-MIB からの ModuleUp および moduleDown ト
ラップ
repeater
(任意)RFC 1516(SNMP-REPEATER-MIB)から、rptrHealth、
rptrGroupChange、rptrResetEvent トラップを指定します。
stpx
(任意)STPX トラップ
syslog
(任意)システム ログ
system
(任意)システム
vlancreate
(任意)VLAN 作成
vlandelete
(任意)VLAN 削除
vmps
(任意)CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB から vmVmpsChange トラッ
プを指定します。
vtp
(任意)CISCO-VTP-MIB からの VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トラ
ンク プロトコル)
rcvr_addr
SNMP トラップを受信するシステムの IP アドレスまたは IP エイリアス
rcvr_community
認証トラップを送信するときに使用するコミュニティ ストリング
port rcvr_port
(任意)
UDP ポートおよびポート番号。
rcvr_port の値は 0 ∼ 65,535 です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-333
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp trap
owner rcvr_owner
(任意)SNMP トラップの設定を行ったユーザを識別します。rcvr_owner
は 1 ∼ 21 文字です。
index rcvr_index
(任意)このエントリを識別します。rcvr_index の値は 1 ∼ 65,535 です。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
IP 許可リストに基づいた無許可のアクセスが試行されたときに、IP 許可トラップが送信されます。
適切なトラップが設定されたかどうかを確認するには、show snmp コマンドを使用します。
例
次に、SNMP シャーシ トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable chassis
SNMP chassis alarm traps enabled.
Console> (enable)
次に、すべてのトラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable
All SNMP traps enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP シャーシ トラップをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap disable chassis
SNMP chassis alarm traps disabled.
Console> (enable)
次に、SNMP トラップ レシーバー テーブルにエントリを追加する例を示します。
Console> (enable) set snmp trap 192.122.173.42 public
SNMP trap receiver added.
Console> (enable)
次に、SNMP システム トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable system
SNMP SYSTEM traps enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP 環境シャットダウン トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable envshutdown
SNMP EnvMon shutdown trap enabled.
SNMP EnvMon fan trap enabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-334
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp trap
次に、SNMP 環境ファン トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable envfan
SNMP EnvMon fan trap enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP 環境電力トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable envpower
SNMP EnvMon power supply trap enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP MAC アドレス通知トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable macnotification
SNMP MAC notification trap enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP エンティティ Field Replaceable Unit(FRU)トラップをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable entityfru
SNMP Entity FRU Control trap enabled.
Console> (enable)
次に、SNMP PoE モジュールをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set snmp trap enable inlinepower module 4
SNMP Inlinepower enabled on module 4.
Console> (enable)
関連コマンド
clear ip permit
set ip permit
show ip permit
show port counters
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-335
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp user
set snmp user
新規 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ユーザを設定するには、set snmp user コマンドを
使用します。
set snmp user [-hex] {username} {remote {engineid}} [authentication {md5 | sha |authpassword}]
[privacy {privpassword}] [volatile | nonvolatile]
構文の説明
-hex
(任意)16 進数表記で username を表示します。
username
SNMP ユーザ名
remote engineid
リモート SNMP エンジン ID
authentication
(任意)認証プロトコル
md5
(任意)HMAC-MD5-96 認証プロトコル
sha
(任意)HMAC-SHA-96 認証プロトコル
authpassword
(任意)認証用パスワード
privacy privpassword
(任意)ホストは、エージェントに送信する、またはエージェントから送
信されるメッセージ内容を暗号化できます。最大長は 32 バイトで、プラ
イバシ用のパスワードです。
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ
の場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを
再起動したあとでも内容が保持されます。
デフォルト
ストレージ タイプは volatile に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
username に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー
ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1
桁または 2 桁の 16 進数です。
authpassword および privpassword は、両方の間にデリミタを使用しない 16 進数の文字である必要
があります。
authentication が指定されていない場合、セキュリティ レベル デフォルトは noauthentication にな
ります。privacy が指定されていない場合、デフォルトは no privacy になります。
例
次に、特定のユーザ名を設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp user joe
Snmp user was set to joe authProt no-auth
Console> (enable)
privProt no-priv with engineid 00:00.
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-336
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set snmp view
次に、特定のユーザ名、認証、authpassword を設定する例を示します。
Console> (enable) set snmp user John authentication md5 arizona2
Snmp user was set to John authProt md5 authPasswd arizona2. privProt no-priv wi.
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp user
show snmp user
set snmp view
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)MIB(管理情報ベース)ビューを設定するには、set
snmp view コマンドを使用します。
set snmp view [-hex] {viewname} {subtree} [mask] [included | excluded] [volatile |nonvolatile]
構文の説明
デフォルト
(任意)16 進数表記で viewname を表示します。
-hex
viewname
MIB ビュー名
subtree
MIB のサブツリー
mask
(任意)ビット マスクはサブツリーで使用されます。ビット マスクは、す
べてが 1、すべてが 0、またはこれらの組み合わせです。最大長は 3 バイ
トです。
included | excluded
(任意)MIB のサブツリーが、追加または除外されます。
volatile
(任意)ストレージ タイプは一時メモリとして定義され、デバイスがオフ
の場合に、その内容が削除されます。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプは、持続性メモリとして定義され、デバイスを
オフにし再びオンにしたあとでも内容が保持されます。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ストレージ タイプは volatile です。
•
ビット マスクはヌルです。
•
MIB のサブツリーは included です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
viewname に特別な文字(パラメータの印刷できないデリミタ)を使用する場合、16 進数のキーワー
ドを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切られた 1
桁または 2 桁の 16 進数です。
マスクを適用した MIB サブツリーは、view サブツリーを定義します。MIB サブツリーは、OID(オ
ブジェクト識別子)形式、または有効な OID にマッピングされたテキスト名です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-337
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set span
例
次に、サブツリーを view public に割り当てる例を示します。
Console> (enable) set snmp view public 1.3.6.1 included
Snmp view name was set to public with subtree 1.3.6.1 included, nonvolatile.
Control> (enable)
次に、サブツリーが不正確である場合の応答例を示します。
Console> (enable) set snmp view stats statistics excluded
Statistics is not a valid subtree OID
Control> (enable)
関連コマンド
clear snmp view
show snmp view
set span
Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)をイネーブルまたはディセーブルに
し、スイッチ ポートおよび VLAN(仮想 LAN)アナライザを複数の SPAN セッションに設定する
には、set span コマンド設定を使用します。
set span disable [dest_mod/dest_port | all]
set span {src_mod/src_ports... | src_vlan...} {dest_mod/dest_port} [rx | tx | both]
[filter {vlan}][inpkts {enable | disable}] [learning {enable | disable}]
[multicast {enable | disable}] [create]
構文の説明
disable
SPAN をディセーブルにします。
dest_mod
(任意)モニタリング モジュール(SPAN 宛先)
dest_port
(任意)モニタリング ポート(SPAN 宛先)
all
(任意)
すべての VLAN
(仮想 LAN)のスパニングをディセーブルにします。
src_mod
モニタするモジュール(SPAN 送信元)
src_ports...
モニタするポート(SPAN 送信元)
src_vlan...
モニタする VLAN(SPAN 送信元)
rx
(任意)送信元で受信した情報をモニタします。
tx
(任意)送信元から送信された情報をモニタします。
both
(任意)送信元から送信された情報および送信元で受信した情報をモニタ
します。
filter
(任意)VLAN がフィルタリングされます。
vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
inpkts enable
(任意)SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信をイネー
ブルにします。
inpkts disable
(任意)SPAN 宛先ポート上で、通常帯域内トラフィックの受信をディセー
ブルにします。
learning enable
(任意)パケット送信元アドレスを学習します。
learning disable
(任意)パケット送信元アドレスを学習しません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-338
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set span
デフォルト
multicast enable
(任意)SPAN 宛先ポート上で、受信マルチキャスト パケットをイネーブ
ルにします。
multicast disable
(任意)SPAN 宛先ポート上で、受信マルチキャスト パケットをディセー
ブルにします。
create
(任意)新しい SPAN セッションを作成します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
SPAN はディセーブルです。
•
学習はイネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Access Gateway モジュールをスイッチに設置したあとは、内部ギガビット イーサネット ポートを
SPAN 宛先ポートとして設定することはできません。
同時に実行する複数の SPAN セッションを設定できます。入力 SPAN セッション(RX または両方
の方向)1 つと、出力 SPAN セッション(TX 方向のみ)4 つの設定が可能です。
トランク ポートは、送信元または宛先ポートとして設定できます。宛先ポートがトランク ポート
の場合、SPAN ポートを介した送信パケットは、ISL(スイッチ間リンク)または 802.1Q VLAN ヘッ
ダーを伝送します。
SPAN がイネーブルで、SPAN ポート(宛先)の VLAN 設定を変更する場合、新しい設定が有効に
なる前に SPAN をディセーブルにする必要があります。SPAN がイネーブルで、送信元または宛先
ポートをディセーブルにする場合、両方のポートで SPAN をイネーブルにするまで、SPAN は機能
しません。
ディセーブルにしたポートを送信元または宛先ポートに設定できます。ただし、両方のポートで
SPAN をイネーブルにするまで、SPAN は機能しません。SPAN が、特別な VLAN をモニタするた
めにイネーブルされた場合、モニタされた特定の VLAN へ、またはモニタされた特定の VLAN か
ら、スイッチド ポートを移動するとき、モニタされるポート数は変化します。
Fiber Distributed Data Instance(FDDI)ポートも送信元ポートになれます。
送信元ポートと宛先ポートを、同じポートに設定することはできません。
SPAN をイネーブルにしたあと、パラメータが設定されていない場合、最初に設定された SPAN が
参照として使用されます。
VLAN のみをモニタする追加 SPAN ポートを設定できます。
このポートは、1 つまたは複数の VLAN
の送信元をサポートし、宛先ポートをトランク対応ポートにするよう要求します。このポートは、
このポート用に設定された VLAN からのトラフィックを除く、すべてのトラフィックをフィルタリ
ングします。
モニタリング帯域内トラフィックの場合、ポート ベースの SPAN に関係なく、入力セッション(ま
たは両方の方向)SPAN 1 つのみが許可されます。出力 SPAN は、他の SPAN セッションと共存で
きます。
ポートをモニタするには、専用 Remote Monitoring(RMON)プローブまたはネットワーク アナラ
イザを使用します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-339
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set span
SPAN 宛先ポートが、SPAN 送信元からミラーリングされたトラフィックに加えて、通常の着信ト
ラフィックを受信できるようにするには、enable オプションを指定して、inpkts キーワードを使用
します。SPAN 宛先ポートが通常の着信トラフィックを受信できないようにするには、disable オプ
ションを使用します。
キーワード learning は、inpkts オプションによって決まります。inpkts オプションがディセーブル
の場合、学習は有効になりません。learning を使用するには、inpkts オプションが enable に設定さ
れている必要があります。
learning がイネーブルのとき、dont_learn 制御ビットはディセーブルで、システムはパケットの送信
元アドレスを学習できます。learning がディセーブルの場合、パケットは従来どおり宛先に転送さ
れます。
ギガビット EtherChannel スイッチング モジュール VLAN を設定すると、both 引数のみが許可され、
tx または rx を設定できません。
SPAN ポート上では、マルチキャストをディセーブルにすることはできません。
Release 4.5(1) より前のスーパバイザ エンジン ソフトウェアを実行している場合、モニタする送信
元ポートを 1 つだけ設定することを推奨します。Release 4.5(1) 以降のスーパバイザ エンジン ソフ
トウェア リリースでは、1 つの送信元ポートが標準トークンリング SPAN 設定になります。
ポートの属さない VLAN をモニタすることはできません。
フィルタ オプションで一連の VLAN を指定する場合、セッションでスパンされたトラフィックは、
指定された VLAN に限定されます。PSPAN セッションのトランクによって伝送される VLAN のサ
ブネットを選択するには、このオプションを使用します。VLAN フィルタリングは、Virtual SPAN
(VSPAN)セッションには使用できません。
例
次に、送信元ポート(1/1)の送信トラフィックおよび受信トラフィックを、宛先ポート(2/1)に
ミラーリングできるように SPAN を設定する例と、SPAN 設定を確認する例を示します。
Console> (enable) set span 1/1 2/1
Enabled monitoring of Port 1/1 transmit/receive traffic by Port 2/1
Console> (enable) show span
Status
: enabled
Admin Source
: Port 1/1
Oper Source
: Port 1/1
Destination
: Port 2/1
Direction
: transmit/receive
Incoming Packets: disabled
Console> (enable)
次に、VLAN 522 を SPAN 送信元として、ポート 2/1 を SPAN 宛先として設定する例を示します。
Console> (enable) set span 522 2/1
Enabled monitoring of VLAN 522 transmit/receive traffic by Port 2/1
Console> (enable) show span
Status
: enabled
Admin Source
: VLAN 522
Oper Source
: Port 3/1-2
Destination
: Port 2/1
Direction
: transmit/receive
Incoming Packets: disabled
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-340
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set span
次に、VLAN 522 を SPAN 送信元として、ポート 2/12 を SPAN 宛先として設定する例を示します。
Console> (enable) set span 522 2/12 tx inpkts enable
SPAN destination port incoming packets enabled.
Enabled monitoring of VLAN 522 transmit traffic by Port 2/12
Console> (enable) show span
Status
: enabled
Admin Source
: VLAN 522
Oper Source
: Port 2/1-2
Destination
: Port 2/12
Direction
: transmit
Incoming Packets: enabled
Console> (enable)
次に、SPAN 送信元およびポート 1/1 の learning をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set span 522 1/1 learning enable
Overwrote Port 1/1 to monitor transmit/receive traffic of VLAN 522
Incoming Packets disabled. Learning enabled. Multicast enabled.
Console> (enable)
次に、SPAN 送信元およびポート 1/1 の learning をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set span 522 1/1 learning disable
Overwrote Port 1/1 to monitor transmit/receive traffic of VLAN 522
Incoming Packets disabled. Learning disabled. Multicast enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
clear config ― スイッチ
show span
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-341
第2章
set spantree backbonefast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree backbonefast
スパニングツリー BackboneFast Convergence 機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set
spantree backbonefast コマンドを使用します。
set spantree backbonefast {enable | disable}
構文の説明
enable
BackboneFast Convergence をイネーブルにします。
disable
BackboneFast Convergence をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
このコマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モードでは利用できません。
このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。
BackboneFast Convergence を機能させるには、ネットワーク内のすべてのスイッチ上でイネーブル
にする必要があります。
BackboneFast をイネーブルにしようとし、スイッチが MISTP または MISTP-Per-VLAN Spanning-Tree
Plus(PVST+)モードである場合、次のメッセージが表示されます。
Cannot enable backbonefast when the spantree mode is MISTP-PVST+.
スイッチが RAPID-PVST+ モードのときに、BackboneFast をイネーブルにしようとすると、次のメッ
セージが表示されます。
Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+.
例
次に、BackboneFast Convergence をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree backbonefast enable
Backbonefast enabled for all VLANs.
Console> (enable)
次に、Rapid PVST+ モードの BackboneFast をイネーブルしようとするときに表示されるメッセージ
例を示します。
Console> (enable) set spantree backbonefast enable
Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-342
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree bpdu-filter
set spantree bpdu-filter
ポート上の Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケット フィ
ルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-filter コマンドを使用し
ます。
set spantree bpdu-filter mod/port {enable | disable | default}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
BPDU パケット フィルタリングをイネーブルにします。
disable
BPDU パケット フィルタリングをディセーブルにします。
default
BPDU パケット フィルタリングをグローバル BPDU パケット フィルタリング
ステートに設定します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してく
ださい。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
BPDU パケット フィルタリングは、指定されたポート上での BPDU 送信をディセーブルにします。
default キーワードを使用した場合、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU フィルタリング
ステートに設定されます。
スイッチ上のすべてのポートの BPDU フィルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set spantree global-default bpdu-filter コマンドを使用します。
例
次に、モジュール 3、ポート 4 で BPDU フィルタリングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree bpdu-filter 3/4 enable
Warning: Ports enabled with bpdu filter will not send BPDUs and drop all
received BPDUs. You may cause loops in the bridged network if you misuse
this feature.
Spantree port 3/4 bpdu filter enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree global-default
show spantree portfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-343
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree bpdu-guard
set spantree bpdu-guard
ポート上のスパニングツリー Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニッ
ト)ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-guard コマンドを使用
します。
set spantree bpdu-guard mod/port {enable | disable | default}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
スパニングツリー BPDU ガードをイネーブルにします。
disable
スパニングツリー BPDU ガードをディセーブルにします。
default
スパニングツリーBPDU ガードをグローバル BPDU ガード ステートに設定し
ます。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
BPDU ガードをイネーブルにする際に、PortFast モードをイネーブルにして、BPDU ガードが正し
く機能するかどうかを確認します。
BPDU ガードをイネーブルにすると、ポートが BPDU を受信したときに errdisable ステートに移行
します。BPDU ガードをディセーブルにすると、PortFast 対応非トランキング ポートが BPDU を受
信したときにステイ アップします。これにより、スパニングツリー ループが発生することがあり
ます。
default キーワードを入力した場合、スパニングツリー ポートは BPDU ガード ステートにグローバ
ルに設定されます。
スイッチ上のすべてのポートの BPDU ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set
spantree global-default bpdu-guard コマンドを使用します。
例
次に、モジュール 3、ポート 1 で BPDU ガードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree bpdu-guard 3/1 enable
Spantree port 3/1 bpdu guard enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree global-default
show spantree portfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-344
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree bpdu-skewing
set spantree bpdu-skewing
スパニングツリーBridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)スキュー
イング検出統計情報の収集をイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree bpdu-skewing
コマンドを使用します。
set spantree bpdu-skewing {enable | disable}
構文の説明
enable
BPDU スキューイング検出統計情報の収集をイネーブルにします。
disable
BPDU スキューイング検出統計情報の収集をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
スキューイングによりネットワークの輻輳が遅い場合、このコマンドを使用してトラブルシュート
することができます。スパニングツリー タイマーが経過し、予定の BPDU が受信されず、スパニ
ングツリーがトポロジー変更を検出した場合に、スキューイングが発生します。予想された結果と
実際に受信した結果との差が、
「スキュー」です。スキューが発生すると、スパニングツリー トポ
ロジー データベースを最新にするため、ネットワーク上の情報が再び BPDU に集中します。
例
次に、BPDU スキュー検出機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree bpdu-skewing enable
Spantree bpdu-skewing enabled on this switch.
Console> (enable)
次に、BPDU スキュー検出機能をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree bpdu-skew disable
Spantree bpdu-skewing disabled on this switch.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree bpdu-skewing
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-345
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree channelcost
set spantree channelcost
チャネル パス コストを設定し、チャネル内のポートのポート コストを自動的に調整するには、set
spantree channelcost コマンドを使用します。
set spantree channelcost {channel_id | all} [cost]
構文の説明
channel_id
チャネル ID 番号
all
すべてのチャネルを設定します。
cost
(任意)チャネル内のポートのポート コストを指定します。
デフォルト
ポート コストは(チャネリング ポートの現在のポート コストに基づいて)自動的に更新されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
使用するシステムが Link Aggregation Control Protocol
(LACP)
チャネル モードまたは Port Aggregation
Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)チャネル モードのときに、このコマンドを使用できます。
例
次に、チャネル 768 パス コストを 12 に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree channelcost 768 12
Port(s) 1/1-2 port path cost are updated to 19.
Channel 768 cost is set to 12.
Warning: channel cost may not be applicable if channel is broken.
Console> (enable)
次に、チャネル パス コストすべてを 15 に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree channelcost all 15
Port(s) 1/1-2 port path cost are updated to 24.
Channel 768 cost is set to 15.
Port(s) 4/3-4 cost is set to 15.
channel 769 cost is set to 15.
Port(s) 4/7-8 cost is set to 15.
channel 770 cost is set to 15.
Warning: channel cost may not be applicable if channel is broken.
Console> (enable)
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelvlancost
show lacp-channel
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-346
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree channelvlancost
set spantree channelvlancost
チャネル VLAN(仮想 LAN)パス コストを設定し、チャネルに属するポートのポート VLAN コス
トを調整するには、set spantree channelvlancost コマンドを使用します。
set spantree channelvlancost channel_id cost
構文の説明
channel_id
チャネル ID 番号
cost
チャネル内のポートのポート コスト
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
チャネル VLAN コストは、一度に 1 チャネルで設定する必要があります。
使用するシステムが Link Aggregation Control Protocol
(LACP)
チャネル モードまたは Port Aggregation
Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)チャネル モードのときに、このコマンドを使用できます。
例
次に、チャネル 768 の VLAN コストを 10 に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree channelvlancost 768 10
Port(s) 1/1-2 vlan cost are updated to 24.
Channel 768 vlancost is set to 10.
Console> (enable)
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelcost
show lacp-channel
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-347
第2章
set spantree defaultcostmode
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree defaultcostmode
スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードを指定するには、set spantree
defaultcostmode コマンドを使用します。
set spantree defaultcostmode {short | long}
構文の説明
short
デフォルトのポート コストを、
10ギガビット未満のポート速度に設定します。
long
デフォルトのポート コスト モード ポート速度を、10 ギガビット以上に設定
します。
デフォルト
スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードは short です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set spantree defaultcostmode long コマンドは、Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードでのみ
使用できます。このコマンドを Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)または MISTP-PVST+
モードに入力した場合、次のメッセージが表示されます。
In MISTP or MISTP-PVST+ mode, default portcost and portinstancecost always
use long format default values.
ネットワーク内のすべてのスイッチは、同じデフォルトである必要があります。ネットワーク内の
いずれかのスイッチが、10 ギガビット以上のポート速度をサポートする場合、デフォルトのコスト
モードをネットワーク内のすべてのスイッチ上で long に設定する必要があります。
1 ギガビット以上のポート速度の場合、デフォルトのポート コストを long に設定します。10 ギガ
ビット未満のポート速度のときは、デフォルトのポート コストを short に設定できます。
デフォルトのパス コストはポート速度に基づいています。デフォルト設定については、表 2-10 お
よび表 2-11 を参照してください。
表 2-10
デフォルト ポート コスト ― short モード
ポート速度
デフォルト ポート コスト
4 MB
250
10 Mb
100
16 Mb
62
100 Mb
19
155 Mb
14
1 Gb
4
10 Gb
2
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-348
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree defaultcostmode
表 2-11
例
デフォルト ポート コスト ― long モード
ポート速度
デフォルト ポート コスト
100 Kb
200,000,000
1 Mb
20,000,000
10 Mb
2,000,000
100 Mb
200,000
1 Gb
20,000
10 Gb
2,000
100 Gb
200
1 Tb
20
10 Tb
2
次に、スパニングツリーのデフォルトのポート コスト モードを long に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree defaultcostmode long
Portcost and portvlancost set to use long format default values.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree defaultcostmode
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-349
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree disable
set spantree disable
すべての VLAN(仮想 LAN)または特定の VLAN のスパニングツリー アルゴリズムをディセーブ
ルにするか、またはスパニングツリー インスタンスをディセーブルにするには、set spantree disable
コマンド設定を使用します。
set spantree disable vlan
set spantree disable all
set spantree disable mistp-instance instance
set spantree disable mistp-instance all
構文の説明
デフォルト
vlan
VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
all
すべての VLAN
mistp-instance instance
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mistp-instance all
すべてのインスタンスを削除します。
デフォルト設定は次のとおりになっています。
•
スパニングツリーはイネーブルになっています。
•
すべてのインスタンスはイネーブルになっています(フラッディングはディセーブルです)。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。
インスタンスがイネーブルの場合、Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)は
そのインスタンス上で開始します。
インスタンスがディセーブルの場合、スイッチはそのインスタンスの config Type-Length-Value
(TLV)の送信を中止し、同じインスタンスの着信 TLV のフラッディングを開始します(ただし、
着信側では VLAN マッピングがチェックされます)
。なお、インスタンスにマッピングされた VLAN
で稼働するトラフィックすべてが、フラッディングされます。
このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。
例
次に、VLAN 1 のスパニングツリーをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree disable 1
VLAN 1 bridge spanning tree disabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-350
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree disable
次に、特定のインスタンスのスパニングツリーをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree disable mistp-instance 2
MI-STP instance 2 disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree enable
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-351
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree enable
set spantree enable
すべての VLAN(仮想 LAN)、特定の VLAN、特定のインスタンス、またはすべてのインスタンス
のスパニングツリー アルゴリズムをイネーブルにするには、set spantree enable コマンド セットを
使用します。
set spantree enable vlans
set spantree enable all
set spantree enable mistp-instance instance
set spantree enable mistp-instance all
構文の説明
vlans
VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
all
すべての VLAN
mistp-instance instance
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mistp-instance all
すべてのインスタンスをイネーブルにします。
デフォルト
すべてのインスタンスはイネーブルになっています(フラッディングはディセーブルです)。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)および VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プ
ロトコル)プルーニングは、同時にイネーブルできません。
VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。
このコマンドは、Multiple Spanning-Tree(MST)モードでは利用できません。
例
次に、VLAN 1 のスパニングツリーをアクティブにする例を示します。
Console> (enable) set spantree enable 1
VLAN 1 bridge spanning tree enabled.
Console> (enable)
次に、インスタンスのスパニングツリーをアクティブにする例を示します。
Console> (enable) set spantree enable mistp-instance 1
-STP instance 1 enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree disable
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-352
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree fwddelay
set spantree fwddelay
VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ転送遅延を設定するには、set spantree fwddelay
コマンドを使用します。
set spantree fwddelay delay [vlans]
set spantree fwddelay delay mistp-instance [instances]
set spantree fwddelay delay mst
構文の説明
ブリッジ転送遅延の秒数。有効値は 4 ∼ 30 秒です。
delay
(任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
vlans
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
Internal Spanning-Tree(IST)インスタンス、および Multiple Spanning-Tree
(MST)インスタンスすべてに転送遅延時間を設定します。詳細につい
ては、「使用上の注意事項」を参照してください。
mst
デフォルト
すべての VLAN のブリッジ転送遅延は、15 秒に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN ブリッジ転送遅延
は設定できません。
Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス ブリッジ転送遅延
は設定できません。
set spantree fwddelay delay mst コマンドを入力した場合、転送遅延時間を IST インスタンスおよび
すべての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、転送遅延時間を設定す
る必要はありません。
例
次に、VLAN 100 のブリッジ転送遅延を 16 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree fwddelay 16 100
Spantree 100 forward delay set to 16 seconds.
Console> (enable)
次に、インスタンスのブリッジ転送遅延を 16 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree fwddelay 16 mistp-instance 1
Instance 1 forward delay set to 16 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-353
第2章
set spantree global-default
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree global-default
スイッチにグローバル ステータスを設定するには、set spantree global-default コマンド設定を使用
します。
set spantree global-default portfast {enable | disable}
set spantree global-default loop-guard {enable | disable}
set spantree global-default bpdu-guard {enable | disable}
set spantree global-default bpdu-filter {enable | disable}
構文の説明
デフォルト
portfast
グローバル PortFast ステートを設定します。
enable
グローバル ステートをイネーブルにします。
disable
グローバル ステートをディセーブルにします。
loop-guard
グローバル ループ ガード ステートを設定します。
bpdu-guard
グローバル Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユ
ニット)ガード ステートを設定します。
bpdu-filter
グローバル BPDU フィルタ ステートを設定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
すべてのポートは nonedge ステートです。
•
ループ ガードはすべてのポート上でディセーブルです。
•
BPDU ガードはすべてのポート上でディセーブルです。
•
BPDU フィルタはすべてのポート上でディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スイッチ上のグローバル PortFast ステートをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree global-default portfast disable
Spantree global portfast state disabled on this switch.
Console> (enable)
次に、スイッチ上のグローバル ループ ガード ステートをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree global-default loop-guard enable
Spantree global loop-guard state enabled on the switch.
Console> (enable)
次に、スイッチ上のグローバル BPDU ガード ステートをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree global-default bpdu-guard disable
Spantree global-default bpdu-guard disabled on this switch.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-354
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree guard
次に、スイッチ上のグローバル BPDU フィルタ ステートをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree global-default bpdu-filter disable
Spantree global-default bpdu-filter disabled on this switch.
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst
set spantree mst config
show spantree mst config
set spantree guard
set spantree guard
ポート単位ベースで、スパニングツリー ルート ガードまたはループ ガードをイネーブルまたは
ディセーブルにするには、set spantree guard コマンドを使用します。
set spantree guard {none | root | loop} {mod/port}
構文の説明
デフォルト
none
スパニングツリー ガード機能をディセーブルにします。
root
ルート ガードをイネーブルにします。
loop
ループ ガードをイネーブルにします。
mod/port
モジュール番号およびモジュールのポート番号
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ルート ガードはディセーブルです。
•
ループ ガードはディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
スイッチがルート スイッチにならないようにするには、ルート ガード機能を使用します。ルート
ガード機能は、ポートを強制的に指定することにより、リンクのもう一方の端のスイッチがルート
スイッチにならないようにします。
ポート単位ベースでルート ガードをイネーブルにする場合、ルート ガードはそのポートが属する
アクティブ VLAN(仮想 LAN)のすべてに自動的に適用されます。ルート ガードをディセーブル
にすると、指定したポートに対するルート ガード機能がディセーブルになります。ポートが
root-inconsistent ステートになった場合、そのポートは自動的に listening ステートになります。
チャネル上でループ ガードをイネーブルにし、最初のリンクが単一方向になった場合、影響を受け
たポートがチャネルから削除されるまでループ ガードはチャネル全体をブロックします。
ループ ガードをイネーブルにする場合は、慎重に行ってください。ループ ガードは、ブロックさ
れたポートが存在するトポロジーでのみ有効です。ブロックされたポートが存在しないトポロジー
では、定義上ループがないため、この機能をイネーブルにする必要はありません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-355
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree guard
ループ ガードは、ルートおよび代替ルート ポート上でのみイネーブルにしてください。
ループ ガードは、主にアクセス スイッチでのみ使用してください。
ループ ガードをイネーブルにした場合、ループ ガードはそのポートが属するアクティブインスタ
ンスまたは VLAN のすべてに自動的に適用されます。ループ ガードをディセーブルにすると、指
定したポートに対するループ ガード機能がディセーブルになります。ループ ガードをディセーブ
ルにすると、すべての loop-inconsistent ポートが listening ステートに移行します。
PortFast 対応またはダイナミック VLAN ポート上では、ループ ガードをイネーブルにできません。
ループ ガード対応ポート上では、PortFast をイネーブルにできません。
ルート ガードがイネーブルの場合、ループ ガードをイネーブルにできません。
例
次に、ポート 5/1 のルート ガードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree guard root 5/1
Rootguard on port 5/1 is enabled.
Warning!! Enabling rootguard may result in a topolopy change.
Console> (enable)
次に、ポート 5/1 のループ ガード機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree guard loop 5/1
Rootguard is enabled on port 5/1, enabling loopguard will disable rootguard on
this port.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Loopguard on port 5/1 is enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree guard
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-356
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree hello
set spantree hello
VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ hello タイムを設定するには、set spantree hello
コマンドを使用します。
set spantree hello interval [vlans]
set spantree hello interval mistp-instance instances
set spantree hello interval mst
構文の説明
interval
ブリッジ hello メッセージを送信する前に、システムが待機する秒数
(システムがアクティブであることを示すマルチキャスト メッセー
ジ)
。有効値は 1 ∼ 10 秒です。
vlans
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼
4094 です。
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst
hello タイムを、Internal Spanning-Tree
(IST)
インスタンスおよび Multiple
Spanning-Tree(MST)インスタンスすべてに設定します。詳細につい
ては、「使用上の注意事項」を参照してください。
デフォルト
すべての VLAN のブリッジ hello タイムは、2 秒に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN hello タイムは設定
できません。
Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス hello タイムは設定
できません。
set spantree hello interval mst コマンドを入力した場合、hello タイムを IST インスタンスおよびすべ
ての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、hello タイムを設定する必要
はありません。
例
次に、VLAN 100 のスパニングツリー hello タイムを 3 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree hello 3 100
Spantree 100 hello time set to 3 seconds.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-357
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree link-type
次に、インスタンスの spantree hello タイムを 3 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree hello 3 mistp-instance 1
Spantree 1 hello time set to 3 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
set spantree link-type
ポートのリンク タイプを設定するには、set spantree link-type コマンドを使用します。
set spantree link-type mod/port {auto | point-to-point | shared}
構文の説明
mod/port
auto
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
半二重または全二重リンク タイプからリンクを取得します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
point-to-point
ポートをポイントツーポイント リンクに接続します。
shared
ポートを共有するメディアに接続します。
デフォルト
リンク タイプは auto です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
リンク タイプが auto に設定され、リンクが半二重リンクのとき、そのリンクは共有リンクです。
リンク タイプが auto に設定され、リンクが全二重リンクの場合、そのリンクはポイントツーポイ
ント リンクです。
set spantree link-type コマンドは、set spantree mst link-type コマンドと同じです。
例
次に、モジュール 3 のポート 1 をポイントツーポイント リンクに接続する例を示します。
Console> (enable) set spantree link-type 3/1 point-to-point
Link type set to point-to-point on port 3/1
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree global-default
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-358
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree macreduction
set spantree macreduction
スパニングツリー MAC(メディア アクセス制御)アドレス削減機能をイネーブルまたはディセー
ブルにするには、set spantree macreduction コマンドを使用します。
set spantree macreduction {enable | disable}
構文の説明
enable
MAC アドレス削減をイネーブルにします。
disable
MAC アドレス削減をディセーブルにします。
デフォルト
イネーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
MAC アドレス削減機能により、スイッチは MAC アドレス数が厳しく制限された、複数のスパニン
グツリー インスタンスをサポートできます。この機能は、各 Spanning-Tree Protocol(STP)インス
タンスの IEEE 802.1D ブリッジ ID 要件を維持します。
拡張範囲 VLAN(拡張 VLAN)が存在する場合、この機能をディセーブルにすることはできません。
例
次に、MAC アドレス削減機能をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree macreduction disable
MAC address reduction disabled
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-359
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree maxage
set spantree maxage
VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスにブリッジ最大エージング タイムを設定するには、
set spantree maxage コマンドを使用します。
set spantree maxage agingtime [vlans]
set spantree maxage agingtime mistp-instance instances
set spantree maxage agingtime mst
構文の説明
agingtime
vlan
システムが、Spanning-Tree Protocol(STP)を通じて他のブリッジから
受信した情報を維持する最大秒数。有効値は 6 ∼ 40 秒です。
(任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst
最大エージング タイムを、Internal Spanning-Tree(IST)インスタンス
および Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスすべてに設定しま
す。詳細については、「使用上の注意事項」を参照してください。
デフォルト
すべての VLAN のブリッジ最大エージング タイムは 20 秒です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN 番号またはインスタンス番号を指定しない場合、1 が使用されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)をイネーブルにした場合、VLAN 最大エージング タ
イムを設定できません。
Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)をイネーブルにした場合、インスタンス最大エージング タ
イムを設定できません。
set spantree maxage agingtime mst コマンドを入力した場合、最大エージング タイムを IST インスタ
ンスおよびすべての MST インスタンスに設定します。MST インスタンスそれぞれに、最大エージ
ング タイムを設定する必要はありません。
例
次に、VLAN 1000 の最大エージング タイムを 25 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree maxage 25 1000
Spantree 1000 max aging time set to 25 seconds.
Console> (enable)
次に、インスタンスの最大エージング タイムを 25 秒に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree maxage 25 mistp-instance 1
Instance 1 max aging time set to 25 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-360
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mode
set spantree mode
実行する Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)モードのタイプを設定するに
は、set spantree mode コマンドを使用します。
set spantree mode {mistp | pvst+ | mistp-pvst+ | mst | rapid-pvst+}
構文の説明
mistp
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード
pvst+
Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード
mistp-pvst+
MISTP が稼働するスイッチは、PVST+ が稼働するリモート スイッチで Bridge
Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)をトンネリ
ングできます。
mst
Multiple Spanning Tree(MST)モード
rapid-pvst+
VLAN 単位の敏速スパニングツリー(IEEE 802.1w)
デフォルト
PVST+ モードです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Telnet を使用してスイッチに接続し、スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP または
MISTP-PVST+ へ変更しようとして、そのスイッチのインスタンスに VLAN(仮想 LAN)がマッピ
ングされていない場合、次の警告メッセージが表示されます。
Console> (enable) set spantree mode mistp
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the
session because there are no VLANs mapped to any MISTP instance.
Do you want to continue [n]?
Telnet を使用してスイッチに接続し、スパニングツリー モードを MISTP または MISTP-PVST+ から
PVST+ へ変更しようとしたとき、または、Telnet でスイッチに接続し、スパニングツリー モードを
PVST+ から MISTP または MISTP-PVST+ へと変更するとき、そのスイッチ上に追加 VLAN インス
タンスがマッピングされている場合、次の警告メッセージが表示されます。
Console> (enable) set spantree mode pvst+
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the
session.
Do you want to continue [n]?
MISTP から PVST+ に変更するとき、現在スイッチで設定されている VLAN ポートが 8,000 個を超
えている場合、次の警告メッセージが表示されます。
Console> (enable) set spantree mode pvst+
Warning!! This switch has 12345 VLAN-ports currently configured for STP.
Going out of MISTP mode could impact system performance.
Do you want to continue [n]?
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-361
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mode
MISTP から RAPID-PVST+ に変更するとき、現在スイッチ上で設定されている VLAN ポートが 8,000
個を超えている場合、次の警告メッセージが表示されます。
Console> (enable) set spantree mode rapid-pvst+
Warning!! This switch has 12345 VLAN-ports currently configured for STP.
Going out of MISTP mode could impact system performance.
Do you want to continue [n]?
スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に、または MISTP から PVST+ に変更する場合、稼
働していた STP モードは停止し、
実行時間で収集された情報すべてが新しいモード用のポート デー
タベース構築のために使用され、新しい STP モードがアクティブ トポロジーの計算を 0 から再び
開始します。以前の STP VLAN 単位、またはインスタンス単位のパラメータはすべて NVRAM(不
揮発性 RAM)に保存されます。
スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に、または MISTP から PVST+ に変更するとき、
BackboneFast がイネーブルの場合、次のメッセージが表示されます。
Console> (enable) set spantree mode mistp
Cannot change the spantree mode to MISTP when backbonefast is enabled.
例
次に、スパニングツリーモードを PVST+ に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree mode pvst+
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the session.
Do you want to continue [n]? y
Spantree mode set to PVST+.
Console> (enable)
次に、スパニングツリー モードを PVST+ から MISTP に変更するときに発生する状況を示します。
Console> (enable) set spantree mode mistp
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the session
because there are no VLANs mapped to any MISTP instance.
Do you want to continue [n]? y
Console> (enable)
次に、スパニングツリーモードを MST に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree mode mst
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session will disconnect the session
n because there are no VLANs mapped to any MISTP instance.
Do you want to continue [n]? y
Console> (enable)
次に、スパニングツリーモードを RAPID-PVST+ に設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree mode rapid-pvst+
Warning!! Changing the STP mode from a telnet session might disconnect the session.
Do you want to continue [n]? y
Console> (enable)
関連コマンド
set vlan
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-362
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst
set spantree mst
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを設定するには、
set spantree mst コマンドを使用します。
set spantree mst instance vlan vlan
構文の説明
instance
インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
vlan vlan
VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
リージョン設定(リージョン情報および VLAN マッピング)に対して行われたすべての変更は、
バッファリングされます。一度に 1 人のユーザだけがバッファを保持できます。set spantree mst
instance または set spantree mst config コマンドを最初に使用したときに、このバッファはロックさ
れます。
VLAN がすでに他のインスタンスにマッピングされている場合、VLAN はそのインスタンスから
マッピングされず、新しいインスタンスにマッピングされます。
新しい VLAN をマッピングするたびに、VLAN は既存のマッピングに追加されます。
マッピングされていないVLANはすべて、自動的にMSTインスタンス0
(IST)にマッピングされます。
例
次に、VLAN を MST インスタンス 2 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set spantree mst 2 vlan 1
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-363
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst config
set spantree mst config
Multiple Spanning-Tree(MST)リージョン情報を変更するには、set spantree mst config コマンドを
使用します。
set spantree mst config [name name] [revision number]
set spantree mst config commit
set spantree mst config rollback [force]
構文の説明
name name
(任意)MST リージョン名。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照し
てください。
revision number
(任意)MST リージョン バージョン番号。number の有効値は 1 ∼ 65535 です。
詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
commit
新しい MST VLAN(仮想 LAN)マッピングを開始します。
rollback
適用されていない MST リージョンの設定に行われた変更を廃棄します。
force
デフォルト
(任意)MST 編集バッファが別のユーザによって占有されているときに、こ
のバッファをアンロックします。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
リージョン名は指定されていません(リージョン名を指定していない場合)
。
•
リビジョン番号は 1 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
name は 32 文字までです。
name および number は、NVRAM(不揮発性 RAM)MST リージョン情報からコピーされます。name
および number を変更しないで MST マッピング情報を変更する場合、number は自動的に 1 ずつ増
分します。
MST VLAN マッピングに行った変更はバッファリングされます。set spantree mst config commit コ
マンドを入力することにより、新しい MST VLAN マッピングが有効になります。set spantree mst
config commit コマンドを入力したあとで、MST 編集バッファのロックが解除されます。
set spantree mst config rollback コマンドを入力すると、適用されていない MST リージョンの設定に
行われた変更が廃棄されます(編集バッファがロックされている場合のみ)
。コマンド set spantree
mst config rollback force を入力すると、別のユーザによるロック設定を強制的に解除できます。
set spantree mst config commit および set spantree mst config rollback コマンドは NVRAM に保存さ
れます。
例
次に、MST リージョンを設定し、リージョン名とバージョン番号を指定する例を示します。
Console> (enable) set spantree mst config name cisco revision 1
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-364
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst config
次に、新しい MST VLAN マッピングを有効にする例を示します。
Console> (enable) set spantree mst mst config commit
Console> (enable)
次に、MST 編集バッファを占有しているときに、MST リージョン コンフィギュレーションを廃棄
する例を示します。
Console> (enable) set spantree mst config rollback
Console> (enable)
次に、MST 編集バッファが別のユーザによって占有されているときに、MST 編集バッファをアン
ロックする例を示します。
Console> (enable) set spantree mst config rollback force
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
show spantree mst
show spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-365
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst link-type
set spantree mst link-type
ポートのリンク タイプを設定するには、set spantree mst link-type コマンドを使用します。
set spantree mst link-type mod/port {auto | point-to-point | shared}
構文の説明
mod/port
auto
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
半二重または全二重リンク タイプからリンクを取得します。
詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
point-to-point
ポートをポイントツーポイント リンクに接続します。
shared
ポートを共有するメディアに接続します。
デフォルト
リンク タイプは auto です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Multiple Spanning-Tree(MST)敏速接続が機能するのは、2 つのブリッジ間のポイントツーポイン
ト リンク上のみです。
リンク タイプが auto に設定され、リンクが半二重リンクのとき、そのリンクは共有リンクです。
リンク タイプが auto に設定され、リンクが全二重リンクのとき、そのリンクはポイントツーポイ
ント リンクです。
例
次に、モジュール 3 のポート 1 をポイントツーポイント リンクに接続する例を示します。
Console> (enable) set spantree mst link-type 3/1 point-to-point
Link type set to point-to-point on port 3/1
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree global-default
set spantree mst config
show spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-366
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst maxhops
set spantree mst maxhops
Multiple Spanning-Tree(MST)リージョンの最大ホップ数を設定するには、set spantree mst maxhops
コマンドを使用します。
set spantree mst maxhops hop-count
構文の説明
hop-count
デフォルト
すべてのインスタンスのブリッジ転送遅延は 20 秒です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、最大ホップ数を設定する例を示します。
最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 40 です。
Console> (enable) set spantree mst maxhops 20
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst config
set spantree mst link-type
set spantree mst vlan
show spantree mst
show spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-367
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree mst vlan
set spantree mst vlan
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスへの VLAN(仮想 LAN)のマッピングを設定するには、
set spantree mst コマンドを使用します。
set spantree mst instance vlan vlan
構文の説明
instance
インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
vlan vlan
VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
リージョン設定(リージョン情報および VLAN マッピング)に対して行われたすべての変更は、
バッファリングされます。一度に 1 人のユーザだけがバッファを保持できます。set spantree mst
instance または set spantree mst config コマンドを最初に入力すると、このバッファはロックされま
す。
VLAN がすでに他のインスタンスにマッピングされている場合、VLAN はそのインスタンスから
マッピングされず、新しいインスタンスにマッピングされます。
新しい VLAN をマッピングするたびに、VLAN は既存のマッピングに追加されます。
マッピングされていない VLAN はすべて、MST インスタンス 0(IST)にマッピングされます。
例
次に、VLAN 1 を MST インスタンス 2 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set spantree mst 2 vlan 1
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst config
show spantree mst
show spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-368
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portcost
set spantree portcost
ポートのパス コストを設定するには、set spantree portcost コマンドを使用します。
set spantree portcost mod/port cost [mst]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
cost
パス コスト番号。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
(任意)Multiple Spanning-Tree(MST)ポートのパス コストを設定します。
mst
デフォルト
表 2-12 に、short モードのデフォルト設定を示します。
表 2-12
ポート速度
デフォルト ポート コスト
4 Mb
250
10 Mb
100
16 Mb
62
100 Mb
19
155 Mb
14
1 Gb
4
10 Gb
2
表 2-13 に、long モードのデフォルト設定を示します。
表 2-13
ポート速度
デフォルト ポート コスト
100 Kb
200,000,000
1 Mb
20,000,000
10 Mb
2,000,000
10 Mb
200,000
1 Gb
20,000
10 Gb
2,000
100 Gb
200
1 Tb
20
10 Tb
2
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-369
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portcost
使用上の注意事項
スパニングツリー モードが short および long または Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)
の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 65535 です。その他の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 2,000,000 です。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)は、転送ポートとして選択するポート
を決定するために、ポート パス コストを使用します。高速メディア(全二重など)に付加されて
いるポートに対しては小さい数を、低速メディアに付加されているポートに対しては大きい数を割
り当てます。
例
次に、モジュール 2 ∼ 19 のポート 12 にポート コストを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree portcost 2/12 19
Spantree port 2/12 path cost set to 19.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree defaultcostmode
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-370
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portfast
set spantree portfast
1 台のワークステーションまたは PC に接続されているポートが、接続時に高速起動できるように
するには、set spantree portfast コマンドを使用します。
set spantree portfast mod/port {enable [trunk] | disable | default}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
ポート上のスパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにします。
(任意)ポート上のスパニングツリーPortFast 起動機能をイネーブルにします。
trunk
disable
ポート上のスパニングツリー PortFast 起動機能をディセーブルにします。
default
スパニングツリー起動機能をデフォルト設定に戻す設定を行います。
デフォルト
ポート高速起動機能はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
spantree portfast enable コマンドで設定されたポートを接続する場合、ポートは listening および
learning などの通常スパニングツリー ステートを経由せずに、ただちにスパニングツリー転送ス
テートを開始します。
trunk キーワードを使用すると、スパニングツリー PortFast 起動機能は指定されたトランク上でイ
ネーブルになります。
例
次に、モジュール 1 のポート 2 で、スパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにする例を示
します。
Console> (enable) set spantree portfast 1/2 enable
Warning: Connecting layer 2 devices to a fast-start port can cause temporary spanning
tree loops. Use with caution.
Spantree port 1/2 fast start enabled.
Console> (enable)
次に、ポート トランクで、スパニングツリー PortFast 起動機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree portfast 3/2 enable trunk
Warning: Connecting layer 2 devices to a fast-start port can cause temporary spanning
tree loops. Use with caution.
Spantree port 1/2 fast start enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree portfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-371
第2章
set spantree portfast bpdu-filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portfast bpdu-filter
ポート上で Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケット フィ
ルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree portfast bpdu-filter コマンド
を使用します。
set spantree portfast bpdu-filter mod/port {enable | disable | default}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
BPDU パケット フィルタリングをイネーブルにします。
disable
BPDU パケット フィルタリングをディセーブルにします。
default
BPDU パケット フィルタリングをグローバル BPDU パケット フィルタリング
ステートに設定します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してく
ださい。
デフォルト
BPDU パケット フィルタリングは、デフォルトに設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
BPDU パケット フィルタリングは、PortFast 対応ポートおよび非トランキング ポート上で BPDU 転
送をオフにします。
default キーワードを入力すると、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU フィルタリング ス
テートに設定されます。
スイッチ上のすべてのポートの BPDU フィルタリングをイネーブルまたはディセーブルにするに
は、set spantree global-default bpdu-filter コマンドを使用します。
例
次に、モジュール 3、ポート 4 で BPDU フィルタリングをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree portfast bpdu-filter 3/4 enable
Warning: Ports enabled with bpdu filter will not send BPDUs and drop all
received BPDUs. You may cause loops in the bridged network if you misuse
this feature.
Spantree port 3/4 bpdu filter enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree portfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-372
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portfast bpdu-guard
set spantree portfast bpdu-guard
ポート上でスパニングツリー PortFast Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ
ユニット)ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set spantree portfast bpdu-guard コ
マンドを使用します。
set spantree portfast bpdu-guard mod/port {enable | disable | default}
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
enable
スパニングツリー PortFast BPDU ガードをイネーブルにします。
disable
スパニングツリー PortFast BPDU ガードをディセーブルにします。
default
スパニングツリー PortFast BPDU ガードをグローバル BPDU ガード ステート
に設定します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
デフォルト
PortFast BPDU ガードは、デフォルトに設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
ていれません。
PortFast BPDU ガードをイネーブルにする前に、BPDU ガードが正しく機能するように PortFast モー
ドをイネーブルにする必要があります。
PortFast BPDU ガードをイネーブルにすると、非トランキング PortFast 対応ポート上で BPDU が受
信されたときに、この対応ポートは errdisable ステートに変更されます。PortFast BPDU ガードを
ディセーブルにすると、PortFast 対応非トランキング ポートは BPDU を受信したときにステイ アッ
プします。これにより、スパニングツリー ループが発生することがあります。
default キーワードを入力した場合、スパニングツリー ポートはグローバル BPDU ガード ステート
に設定されます。
スイッチ上のすべてのポートの BPDU ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、set
spantree global-default bpdu-guard コマンドを使用します。
例
次に、モジュール 3、ポート 1 で BPDU ガードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree portfast bpdu-guard 3/1 enable
Spantree port 3/1 bpdu guard enabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree portfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-373
第2章
set spantree portinstancecost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portinstancecost
ポートのパス コストを指定されたインスタンスに割り当てるには、set spantree portinstancecost コ
マンドを使用します。
set spantree portinstancecost mod/port [cost cost] [instances]
set spantree portinstancecost mod/port [cost cost] mst [instances]
構文の説明
mod/port
cost cost
mst
instances
デフォルト
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
(任意)パス コストを指定します。詳細については、
「使用上の注意事項」を
参照してください。
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスのパス コストを設定します。
(任意)インスタンス番号を指定します。有効値は 0 ∼ 15 です。
表 2-14 に、short モードのデフォルト設定を示します。
表 2-14
ポート速度
デフォルト ポート コスト
4 Mb
250
10 Mb
100
16 Mb
62
100 Mb
19
155 Mb
14
1 Gb
4
10 Gb
2
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
スパニングツリー モードが short および long または Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)
の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 65535 です。その他の場合、有効なコスト値は 1 ∼ 2000000 です。
portinstancecost コマンドは、トランク ポートのみに適用されます。
指定された値は、指定されたインスタンス用のポートのパス コストとして使用されます。残りのイ
ンスタンスには、set spantree instancecost コマンドを介して設定されたポート パス コストと等しい
パス コストがあります(値が設定されていない場合、値はポートのデフォルト パス コストになり
ます)。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-374
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portinstancecost
例
次に、ポートにパス コストを明示的に指定するため、set spantree portinstancecost コマンドを使用
する例を示します。
Console> (enable) set spantree portinstancecost 2/10 cost 6 1-10
Port 2/10 instances 11-16 have path cost 2000000.
Port 2/10 instances 1-10 have path cost 6.
This parameter applies to trunking ports only.
Console> (enable)
次に、ポートのパス コストを明示的に指定しないで set spantree portinstancecost コマンドを使用す
る例を示します。
Console> (enable) set spantree portinstancecost 1/2
Port 1/2 Instances 1-1005 have path cost 3100.
Console> (enable)
Console> (enable) set spantree portinstancecost 1/2 16
Port 1/2 Instances 16,22-1005 have path cost 3100.
Console> (enable)
次に、Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)がイネーブルのときにコマンドを入力した場合、表
示される出力例を示します。
Console> (enable) set spantree portinstancecost 3/1
This command is only valid when STP is in MISTP or MISTP-PVST+ mode.
Console> (enable)
次に、ポート コストを特定の MST インスタンスに設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree portinstancecost 2/10 cost 6 1-10 mst
Port 2/10 mst instances 1-10 have path cost 6.
This parameter applies to trunking ports only.
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree portinstancecost
show spantree mistp-instance
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-375
第2章
set spantree portinstancepri
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portinstancepri
トランク ポート内のインスタンスにポート プライオリティを設定するには、set spantree
portinstancepri コマンドを使用します。
set spantree portinstancepri mod/port priority [instances]
set spantree portinstancepri mod/port priority mst [instances]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
priority
スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、
48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。
0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい
ては、
「使用上の注意事項」を参照してください。
mst
Multiple Spanning-Tree(MST)のポート プライオリティ インスタンス
instances
デフォルト
(任意)インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ポート プライオリティは 0 に設定されています。
•
インスタンスは指定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
16 の倍数(0 ∼ 63 の値)ではないプライオリティ値は、最も近い 16 の倍数に変換されます。この
コマンドは NVRAM(不揮発性 RAM)では、サポートされていません。このコマンドは、インス
タンスを指定されたポート プライオリティ レベルに追加するために使用します。2 回め以降このコ
マンドを呼び出しても、指定されたポート プライオリティ レベルに設定済みのインスタンスは置
き換えられません。このコマンドは、Multilayer Switch Module(MSM)ではサポートされません。
set spantree portinstancepri コマンドは、トランク ポートのみに適用されます。このコマンドを入
力すると、次のメッセージが表示されます。
Port xx is not a trunk-capable port
一連の VLAN(仮想 LAN)に対して portvlanpri を変更すると、この値は設定済みの portvlanpri にも
適用されて、古い portvlanpri は失われます。
例
次に、特定のインスタンスのモジュール 1、ポート 2 に、ポート プライオリティを設定する例を示
します。
Console> (enable) set spantree portinstancepri 1/2 16 1-11
Port 1/2 instances 1-11 using portpri 16.
This parameter applies to trunking ports only.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-376
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portinstancepri
次に、MST インスタンス 2 のモジュール 8、ポート 1 に、ポート プライオリティを設定する例を示
します。
Console>
Port 8/1
Port 8/1
Console>
関連コマンド
(enable) set spantree portinstancepri 8/1 31 mst 2
instances 2 using portpri 31.
instances 0-1, 3-15 using portpri 32.
(enable)
clear spantree portinstancecost
show spantree mistp-instance
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-377
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portpri
set spantree portpri
ブリッジ プライオリティをスパニングツリー ポートに設定するには、set spantree portpri コマンド
を使用します。
set spantree portpri mod/port priority [mst]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
priority
スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、
48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。
0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい
ては、
「使用上の注意事項」を参照してください。
mst
(任意)Multiple Spanning-Tree(MST)ポートのブリッジ プライオリティを設
定します。
デフォルト
ブリッジ プライオリティのあるすべてのポートは、32 に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
16 の倍数(0 ∼ 63 の値)ではないプライオリティ値は、最も近い 16 の倍数に変換されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
例
次に、モジュール 4 ∼ 63 のポート 1 のプライオリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree portpri 2/3 48
Bridge port 2/3 port priority set to 48.
Console> (enable)
次に、16 の倍数ではない、指定されたプライオリティ値がある場合の出力例を示します。
Console> (enable) set spantree portpri 2/3 2
Vlan port priority must be one of these numbers:0, 16, 32, 48, 64, 80,
96, 112, 128, 144,
160, 176, 192, 208, 224, 240
converting 2 to 0 nearest multiple of 16
Bridge port 2/3 port priority set to 0.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-378
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portvlancost
set spantree portvlancost
ポート上の一連の VLAN(仮想 LAN)により低いパス コストを割り当てるには、set spantree
portvlancost コマンドを使用します。
set spantree portvlancost mod/port [cost cost_value] [preferred_vlans]
構文の説明
デフォルト
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
cost cost_value
(任意)パス コストを指定します。ポート VLAN コストはトランク ポートに
のみ適用されます。有効値は 1 ∼ 65535 です。
preferred_vlans
(任意)目的の VLAN。特定の VLAN を指定しない場合は、このコマンドを
前回使用したときに指定された VLAN が対象となります。特定のコストを指
定しないと、このコマンドを前回使用したときにコスト値が指定されていれ
ば、ポート VLAN コストは現在のポート コストよりも 1 小さい値に設定され
ます。ただし、このような設定では、すべての場合に負荷が分散されるとは
限りません。有効値は 1 ∼ 1005 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
指定した値は、指定した VLAN セットのポートのパス コストとして使用されます。
•
残りの VLAN のパス コストは、set spantree portcost コマンドによって設定されたポート パス
コストと同じになります。
•
パス コストを設定しない場合は、ポートのデフォルト パス コストが使用されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、set spantree portvlancost コマンドのさまざまな使用法を示します。
Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 25 1-20
Cannot set portvlancost to a higher value than the port cost, 10, for port 2/10.
Console> (enable)
Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 1-20
Port 2/10 VLANs 1-20 have a path cost of 9.
Console> (enable)
Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 4 1-20
Port 2/10 VLANs 1-20 have path cost 4.
Port 2/10 VLANs 21-1000 have path cost 10.
Console> (enable)
Console> (enable) set spantree portvlancost 2/10 cost 6 21
Port 2/10 VLANs 1-21 have path cost 6.
Port 2/10 VLANs 22-1000 have path cost 10.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-379
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portvlanpri
次に、コストを明示的に指定しないで set spantree portvlancost コマンドを使用する例を示します。
Console> (enable) set spantree portvlancost 1/2
Port 1/2 VLANs 1-1005 have path cost 3100.
Console> (enable)
Console>
Port 1/2
Port 1/2
Console>
関連コマンド
(enable) set spantree portvlancost 1/2 21
VLANs 1-20,22-1005 have path cost 3100.
VLANs 21 have path cost 3099.
(enable)
clear spantree portvlancost
show spantree
set spantree portvlanpri
トランク ポートの VLAN(仮想 LAN)のサブセットのポート プライオリティを設定するには、set
spantree portvlanpri コマンドを使用します。
set spantree portvlanpri mod/port priority [vlans]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
priority
スパニングツリー ブリッジのリンクのコストを表す値。有効値は 0、16、32、
48、64、80、96、112、128、144、160、176、192、208、224 および 240 です。
0 は高いプライオリティ、240 は低いプライオリティを示します。詳細につい
ては、
「使用上の注意事項」を参照してください。
vlans
デフォルト
(任意)指定されたプライオリティ レベルを使用する VLAN。有効値は 1 ∼
1005 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ポートの VLAN プライオリティ 0 に設定されます。
•
VLAN は指定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
16 の倍数(0 ∼ 63 の範囲)以外のプライオリティ値を指定すると、指定した値は最も近い 16 の倍
数に変換されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
このコマンドは、拡張範囲 VLAN ではサポートされません。
このコマンドは、指定されたポート プライオリティ レベルに VLAN を追加する場合に使用します。
これ以降、このコマンドを呼び出しても、指定されたポート プライオリティ レベルに設定済みの
VLAN は置き換えられません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-380
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree portvlanpri
この機能は Multilayer Switch Module(MSM)ではサポートされていません。
set spantree portvlanpri コマンドは、トランク ポートにのみ適用されます。このコマンドを入力す
ると、次のメッセージが表示されます。
Port xx is not a trunk-capable port
一連の VLAN(仮想 LAN)に対して portvlanpri を変更すると、この値は設定済みの portvlanpri にも
適用されて、古い portvlanpri は失われます。
例
次に、VLAN 21 ∼ 40 のモジュール 1、ポート 2 にポート プライオリティを設定する例を示します。
Console>
Port 1/2
Port 1/2
Console>
関連コマンド
(enable) set spantree portvlanpri 1/2 16 21-40
vlans 3,6-20,41-1000 using portpri 32
vlans 1-2,4-5,21-40 using portpri 16
(enable)
clear spantree portvlanpri
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-381
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree priority
set spantree priority
Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)または Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)が稼
働している場合に、VLAN(仮想 LAN)またはインスタンスのブリッジ プライオリティを設定する
には、set spantree priority コマンド セットを使用します。
set spantree priority bridge_priority [vlans]
set spantree priority bridge_priority mistp-instance instances
set spantree priority bridge_priority mst instances
構文の説明
bridge_priority
vlans
ブリッジのプライオリティを表す番号。有効値については、
「使用上の
注意事項」を参照してください。
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。VLAN 番号を指定しない場合は、
VLAN 1 が使用されます。有効値は 1 ∼ 1005 です。
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instances
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト
ブリッジ プライオリティは 32768 に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
MAC(メディア アクセス制御)リダクション機能がイネーブルの場合、有効な bridge_priority 値は
0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、36864、40960、45056、49152、53248、
57344 および 61440 です。0 は高いプライオリティ、61440 は低いプライオリティを示します。それ
以外の値を入力しても、拒否されます。
MAC リダクション機能がディセーブルの場合、有効な bridge_priority 値は 0 ∼ 65535 です。
例
次に、インスタンス 3 のブリッジ プライオリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree priority 14 mistp-instance 3
Instance 3 bridge priority set to 14.
Instance 3 does not exist.
Your configuration has been saved to NVRAM only.
Console> (enable)
次に、MST インスタンス 0 のブリッジ プライオリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree priority 28672 mst 0
MST Spantree 0 bridge priority set to 28672.
Console> (enable)
次に、複数の MST インスタンスのブリッジ プライオリティを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree priority 28672 mst 0-4
MST Spantrees 0-4 bridge priority set to 28672.
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-382
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree root
set spantree root
スイッチの特定のまたはすべての VLAN(仮想 LAN)のプライマリ ルートまたはセカンダリ ルー
トを設定するには、set spantree root コマンド セットを使用します。
set spantree root [secondary] [vlans] [dia network_diameter] [hello hello_time]
set spantree root [secondary] mistp-instance instances [dia network_diameter]
set spantree root [secondary] mst {instance | {[dia network_diameter] [hello hello_time]}}
構文の説明
デフォルト
secondary
(任意)プライマリ ルートに障害が発生した場合のセカンダリ ルート
として、このスイッチを指定します。
vlans
(任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 です。
dia network_diameter
(任意)エンド ステーションの 2 つの接続ポイント間に存在するブリッ
ジの最大数。有効値は 2 ∼ 7 です。
hello hello_time
(任意)ルート スイッチで生成されるコンフィギュレーション メッ
セージの間隔(秒数)。有効値は 1 ∼ 10 です。
mistp-instance instances
インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
Internal Spanning-Tree(IST)イ ン ス タ ン ス お よ び す べ て の Multiple
Spanning-Tree(MST)インスタンスの転送遅延時間を設定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
secondary キーワードを指定しない場合、スイッチはプライマリ ルートになります。
•
network_diameter の値は 7 です。
•
値を指定しない場合は、NVRAM(不揮発性 RAM)内の hello_time の現在値が使用されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN 番号を指定しない場合は、VLAN 1 が使用されます。
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
このコマンドはバックボーン スイッチまたはディストリビューション スイッチに対して実行しま
す。
このコマンドを実行すると、パス コストが 3000 を超える値に増加します。
Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)がイネーブルのときは、VLAN ルートを設定できま
せん。Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)がイネーブルの場合は、インスタンス ルートを設定
できません。
ルートに障害が発生したときに使用するバックアップ スイッチを作成する際、セカンダリ ルート
を複数設定することができます。
set spantree root secondary ブリッジ プライオリティ値は 16,384 です。ただし、MAC(メディア ア
クセス制御)リダクション機能または MISTP がイネーブルの場合は、例外的に値が 28,672 です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-383
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree root
set spantree root ブリッジ プライオリティ値は 16,384 です。ただし、MAC リダクション機能また
は MISTP がイネーブルの場合は、例外的に値が 24,576 です。
例
次に、VLAN 範囲のプライマリ ルートを設定する例を示します。
Console> (enable)
VLANs 1-10 bridge
VLANs 1-10 bridge
VLANs 1-10 bridge
VLANs 1-10 bridge
Switch is now the
Console> (enable)
set spantree root 1-10 dia 4
priority set to 8192
max aging time set to 14 seconds.
hello time set to 2 seconds.
forward delay set to 9 seconds.
root switch for active VLANs 1-6.
次に、特定のインスタンスのプライマリ ルートを設定する例を示します。
Console> (enable) set spantree root mistp-instance 2-4 dia 4
Instances 2-4 bridge priority set to 8192
VLInstances 2-4 bridge max aging time set to 14 seconds.
Instances 2-4 bridge hello time set to 2 seconds.
Instances 2-4 bridge forward delay set to 9 seconds.
Switch is now the root switch for active Instances 1-6.
Console> (enable)
次に、MST インスタンス 5 のプライマリ ルートを設定する例を示します。
Console> (enable)
Instance 5 bridge
Instance 5 bridge
Instance 5 bridge
Instance 5 bridge
Switch is now the
Console> (enable)
set spantree root mst 5
priority set to 24576.
max aging time set to 16.
hello time set to 2.
forward delay set to 15.
root switch for active Instance 5.
次に、MST インスタンス 0 のセカンダリ ルートを設定する例を示します。
Console>
Instance
Instance
Instance
Instance
Console>
(enable)
0 bridge
0 bridge
0 bridge
0 bridge
(enable)
set spantree root secondary mst 0
priority set to 28672.
max aging time set to 20.
hello time set to 2.
forward delay set to 15.
次に、MST インスタンス 0 のルートの最大ブリッジ数および hello タイムを設定する例を示します。
Console> (enable)
Instance 0 bridge
Instance 0 bridge
Instance 0 bridge
Instance 0 bridge
Switch is now the
Console> (enable)
set spantree root mst 0 dia 7 hello 2
priority set to 24576.
max aging time set to 20.
hello time set to 2.
forward delay set to 15.
root switch for active Instance 0.
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-384
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree root
次に、ブリッジ プライオリティを 8192 に設定してもスイッチがルートにならない例を示します。
このスイッチをルート スイッチにするために、プライオリティはさらに 7192 に(現在のルート ス
イッチより 100 小さい値に)減少されました。ただし、この値に減少しても、このスイッチはアク
ティブ VLAN 16 および 17 のルート スイッチになりませんでした。
Console> (enable) set spantree root 11-20.
VLANs 11-20 bridge priority set to 7192
VLANs 11-10 bridge max aging time set to 20 seconds.
VLANs 1-10 bridge hello time set to 2 seconds.
VLANs 1-10 bridge forward delay set to 13 seconds.
Switch is now the root switch for active VLANs 11-15,18-20.
Switch could not become root switch for active VLAN 16-17.
Console> (enable)
Console> (enable) set spantree root secondary 22,24 dia 5 hello 1
VLANs 22,24 bridge priority set to 16384.
VLANs 22,24 bridge max aging time set to 10 seconds.
VLANs 22,24 bridge hello time set to 1 second.
VLANs 22,24 bridge forward delay set to 7 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree root
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-385
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree uplinkfast
set spantree uplinkfast
ルート ポートに障害が発生したときの代替ポートへのアップリンク高速スイッチオーバーをイ
ネーブルにするには、set spantree uplinkfast コマンドを使用します。
set spantree uplinkfast enable [rate station_update_rate] [all-protocols {off | on}]
set spantree uplinkfast disable
構文の説明
enable
高速スイッチオーバーをイネーブルにします。
rate station_update_rate
(任意)ルート ポートがダウンして代替ポートが選択されたときに送
信される、100 ミリ秒間あたりのマルチキャストパケット数
all-protocols
(任意)プロトコル フィルタリングを使用するスイッチが配置された
ネットワーク内のすべてのプロトコル グループ(IP、IPX、およびグ
ループ)に対して、スイッチがダミー マルチキャスト パケットを生成
するかどうかを指定します。
off
(任意)スイッチがすべてのプロトコル グループに対してマルチキャ
ストを生成しないように設定します。
on
(任意)スイッチがすべてのプロトコル グループに対してマルチキャ
ストを生成するように設定します。
disable
アップリンク高速スイッチオーバーをディセーブルにします。
デフォルト
station_update_rate の値は、100 ミリ秒あたり 15 パケットです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドは、WAN でなく、特定のスイッチに適用されます。
set spantree uplinkfast enable コマンドを実行すると、次の結果になります。
•
すべての VLAN
(仮想 LAN)
(許可 VLAN)
のブリッジ プライオリティが 49152 に変更されます。
•
すべてのポートのパス コストおよびポート VLAN コストが 3000 を超える値に増加します。
•
ルート ポートの障害が検出されると、Spanning-Tree Protocol(STP)によって選択された代替
ポートにすぐに切り替わります。
こ の 機 能 が イ ネ ー ブ ル 化 さ れ た ス イ ッ チ 上 で set spantree uplinkfast enable を 実 行 す る と、
station-update-rate のみが更新されます。残りのパラメータは変更されません。
スイッチ上で set spantree uplinkfast disable を実行すると、UplinkFast 機能はディセーブルになりま
すが、スイッチ プライオリティおよびポート コスト値は出荷時の設定にリセットされません。こ
れらの値を出荷時の設定にリセットするには、clear spantree uplinkfast コマンドを使用します。
station_update_rate のデフォルト値は、100 ミリ秒あたり 15 パケットです。この値は、10 Mbps イー
サネット ポートの 1 パーセントの負荷と同等です。この値を 0 に指定すると、スイッチは
station-update-rate のパケットを生成しません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-386
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set spantree uplinkfast
all-protocols on キーワードは、UplinkFast がイネーブルになっていて、プロトコル フィルタリング
がディセーブルのスイッチ、およびプロトコル フィルタリングがイネーブル化されたネットワーク
内のアップストリーム スイッチに接続されたスイッチに対して使用します。all-protocols on キー
ワードを使用すると、スイッチは各プロトコルフィルタリング グループに対してマルチキャストを
生成します。
スイッチで UplinkFast とプロトコル フィルタリングが両方ともイネーブルに設定されている場合、
またはプロトコル フィルタリングがイネーブルのスイッチがほかにない場合は、all-protocols on
キーワードを使用する必要はありません。
スイッチが RAPID-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モードの場合に、BackboneFast をイネー
ブルにしようとすると、次のメッセージが表示されます。
Cannot enable backbonefast when the spantree mode is RAPID-PVST+.
例
次に、スパニングツリーUplinkFast 機能をイネーブルにして、100 ミリ秒間に送信されるマルチキャ
スト パケット数を 40 に指定する例を示します。
Console>(enable) set spantree uplinkfast enable rate 40
VLANs 1-1005 bridge priority set to 49152.
The port cost and portvlancost of all ports increased to above 3000.
Station update rate set to 40 packets/100ms.
uplinkfast turned on for bridge.
Console> (enable)
次に、スパニングツリー UplinkFast 機能をディセーブルにする例を示します。
console> (enable) set spantree uplinkfast disable
Uplinkfast disabled for switch.
Use clear spantree uplinkfast to return stp parameters to default.
console>(enable) clear spantree uplink
This command will cause all portcosts, portvlancosts, and the
bridge priority on all vlans to be set to default.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
VLANs 1-1005 bridge priority set to 32768.
The port cost of all bridge ports set to default value.
The portvlancost of all bridge ports set to default value.
uplinkfast disabled for bridge.
Console> (enable)
次に、all-protocols 機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree uplinkfast enable all-protocols on
uplinkfast update packets enabled for all protocols.
uplinkfast already enabled for bridge.
次に、all-protocols 機能をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set spantree uplinkfast disable all-protocols off
uplinkfast all-protocols field set to off.
uplinkfast already enabled for bridge.
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree uplinkfast
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-387
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set summertime
set summertime
サマータイムに対応するため、システムによって時刻を 1 時間進める設定にするかどうかを指定す
るには、set summertime コマンドを使用します。
set summertime {enable | disable} [zone]
set summertime recurring {week} {day} {month} {hh:mm} {week} {day} {month} {hh:mm}[offset]
set summertime date {month} {date} {year} {hh:mm}{month} {date} {year} {hh:mm} [offset]
構文の説明
enable
サマータイムに対応するように、クロックを 1 時間進めます。
disable
サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定します。
zone
week
その月の週(first、second、third、fourth、last、または 1 ∼ 5)
day
曜日。有効値は sunday、monday、tuesday、wednesday、thursday、friday およ
び saturday です。
month
月。有効値は january、february、march など。
hh:mm
時間および分
offset
デフォルト
(任意)set summertime コマンドで使用するタイム ゾーンを指定します。
(任意)分単位の補正値。有効値は 1 ∼ 1440 分です。
date
日付。有効値は 1 ∼ 31 です。
year
年。有効値は 1993 ∼ 2035 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
このコマンドはディセーブルです。
•
このコマンドがイネーブルの場合、offset のデフォルトは、米国の基準に従い 60 分です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
clear config コマンドを入力すると、日時はデフォルトに戻ります。
別途指定のないかぎり、このコマンドは時刻を、4 月の第 1 日曜日の午前 2 時に 1 時間進め、10 月
の最終日曜日の午前 2 時に元に戻します。
例
次に、サマータイム中にクロックを 1 時間進めるように設定する例を示します。
Console> (enable) set summertime enable PDT
Summertime is enabled and set to “PDT”.
Console> (enable)
次に、サマータイム中にクロックを 1 時間進めないように設定する例を示します。
Console> (enable) set summertime disable
Summertime disabled.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-388
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set summertime
次に、2 月の第 3 月曜日の午前 3 時から 10 月の第 4 木曜日の午前 8 時まで、500 分の補正のサマー
タイムが毎年繰り返されるように設定する例を示します。
Console> (enable) set summertime recurring 3 Mon Feb 03:00 4 Thursday oct 08:00 500
Command authorization none.
Summertime is enabled and set to ’’
start: Mon Feb 21 2000, 03:00:00
end:
Fri Oct 20 2000. 08:00:00
offset: 1..1440 minutes (default 60)
Recurring: yes, starting at 03:00:00am of third Monday of February and ending on
08:00am of fourth Thursday of October.
Console> (enable)
次に、1999 年 1 月 29 日の午前 2 時から 2004 年 8 月 19 日の午後 3 時まで、30 分の補正のサマータ
イムを設定する例を示します。
Console> (enable) set summertime date jan 29 1999 02:00 aug 19 2004 15:00 30
Summertime is disabled and set to ''
Start : Fri Jan 29 1999, 02:00:00
End
: Thu Aug 19 2004, 15:00:00
Offset: 30 minutes
Recurring: no
Console> (enable)
関連コマンド
show summertime
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-389
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set switchacceleration
set switchacceleration
スイッチのスイッチング帯域幅を大きくするには、set switchacceleration コマンドを使用します。
set switchacceleration {enable | disable} mod
構文の説明
enable
スイッチ アクセラレーションをアクティブにします。
disable
スイッチ アクセラレーションを非アクティブにします。
mod
モジュールの番号
デフォルト
スイッチ アクセラレーションはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set switchacceleration コマンドは、Supervisor Engine II を搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチ
でのみ有効です。スイッチ上でスイッチ アクセラレーションをイネーブルにするには、そのスイッ
チの両方のポートをディセーブルにする必要があります。スイッチのスイッチ アクセラレーション
は、無条件にディセーブルにできます。
例
次に、スイッチのモジュール 1、ポート 1 上でスイッチ アクセラレーションをイネーブルにする例
を示します。
Console> (enable) set switchacceleration enable 1
Enabling or Disabling switch acceleration may impact performance for 1-2 seconds.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Switch Acceleration on module 1 enabled.
Console> (enable)
次に、スイッチのモジュール 1、ポート 1 上でスイッチ アクセラレーションをディセーブルにする
例を示します。
Console> (enable) set switchacceleration disable 1
Enabling or Disabling switch acceleration may impact performance for 1-2 seconds.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Switch Acceleration on module 1 disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show switchacceleration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-390
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system baud
set system baud
コンソール ポートのボーレートを設定するには、set system baud コマンドを使用します。
set system baud rate
構文の説明
rate
デフォルト
9600 ボーです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システムのボーレートを 19,200 に設定する例を示します。
ボーレート。有効値は 600、1200、2400、4800、9600、19200 および 38400 です。
Console> (enable) set system baud 19200
System console port baud rate set to 19200.
Console> (enable)
関連コマンド
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-391
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system contact
set system contact
システムの担当者を識別するには、set system contact コマンドを使用します。
set system contact [contact_string]
構文の説明
contact_string
デフォルト
システム担当者は設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システム担当者名を Xena(内線 24)に設定する例を示します。
(任意)システム管理担当者の名前を指定します。この文字列を指定しない場
合は、システム担当者名が消去されます。
Console> (enable) set system contact Xena ext.24
System contact set.
Console> (enable)
関連コマンド
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-392
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system countrycode
set system countrycode
システムが物理的に配置されている国を指定するには、set system countrycode コマンドを使用しま
す。
set system countrycode code
構文の説明
code
デフォルト
国は US(米国)に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
国コードは ISO-3166 によって示された 2 文字の国コードです(VU= バヌアツ、TF= フランス南方
領土など)
。
例
次に、システムの国コードを英国に設定する例を示します。
国コード。詳細については、
「使用上の注意事項」を参照してください。
Console> (enable) set system countrycode GB
Country code is set to GB
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-393
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system location
set system location
システムの場所を識別するには、set system location コマンドを使用します。
set system location [location_string]
構文の説明
location_string
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
location_string を指定しない場合、システムの場所は消去されます。
例
次に、システムの場所を 4 階の Closet 230 に設定する例を示します。
(任意)システムが配置されている場所を指定します。
Console> (enable) set system location Closet 230 4/F
System location set.
Console> (enable)
関連コマンド
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-394
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system modem
set system modem
コンソール ポートのモデム制御回線をイネーブルまたはディセーブルにするには、set system
modem コマンドを使用します。
set system modem {enable | disable}
構文の説明
enable
コンソール ポートのモデム制御回線をアクティブにします。
disable
コンソール ポートのモデム制御回線を非アクティブにします。
デフォルト
モデム制御回線はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、コンソール ポートのモデム制御回線をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set system modem enable
Modem control lines enabled on console port.
Console> (enable)
次に、コンソール ポートのモデム制御回線をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set system modem disable
Modem control lines disabled on console port.
Console> (enable)
関連コマンド
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-395
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system name
set system name
システムに名前を設定するには、set system name コマンドを使用します。
set system name [name_string]
構文の説明
name_string
デフォルト
システム名は設定されていません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Catalyst の Operating System(OS)ソフトウェア リリース 4.4 以降では、set system name コマンド
を使用してスイッチに名前を割り当てると、そのスイッチ名がプロンプトのストリングとして使用
されます。ただし、set prompt コマンドを使用して別のプロンプト ストリングを指定した場合は、
そのストリングがプロンプトに使用されます。名前を指定しない場合、システム名は消去されます。
(任意)システムを識別します。
システム名には 255 文字まで指定できます。プロンプトには 20 文字まで指定できます。システム
名がプロンプトに使用される場合は、適宜省略され、そのあとに大なり記号(>)が付加されます。
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)検索によって検出されたシステム名は、ド
メイン名が削除された省略形です。プロンプトにシステム名が使用されている場合は、システム名
を変更するとプロンプトも更新されます。このプロンプトは、手動設定によりいつでも上書きでき
ます。プロンプトに対する変更は、現在開いているすべてのセッションに反映されます。
例
次に、システム名を Information Systems に設定する例を示します。
Console> (enable) set system name Information Systems
System name set.
Console> (enable)
関連コマンド
set prompt
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-396
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system syslog-dump
set system syslog-dump
クラッシュする前に、Syslog バッファをファイルに書き込むようにスイッチを設定するには、set
system syslog-dump コマンドを使用します。
set system syslog-dump {enable | disable}
構文の説明
enable
Syslog ダンプをイネーブルにします。
disable
Syslog ダンプをディセーブルにします。
デフォルト
Syslog ダンプはイネーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set system syslog-dumpコマンドをディセーブルにしても、
set system syslog file コマンドによる Syslog
ファイルの設定は禁止されません。
例
次に、クラッシュする前に、Syslog バッファをフラッシュ ファイルにダンプする機能をイネーブル
にする例を示します。
Console> (enable) set system core-dump enable
Syslog-dump enabled
Console> (enable)
次に、クラッシュする前に、Syslog バッファをフラッシュ ファイルにダンプする機能をディセーブ
ルにする例を示します。
Console> (enable) set system core-dump disable
Syslog-dump disabled
Console> (enable)
関連コマンド
set system syslog file
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-397
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set system syslog file
set system syslog file
スイッチがクラッシュしたときに、Syslog バッファが書き込まれる フラッシュ ファイル名を設定
するには、set system syslog file コマンドを使用します。
set system syslog file device:filename
構文の説明
device:
フラッシュ デバイスの名前。有効値は bootflash:、slot0:、および slot1: です。
filename
フラッシュ デバイスの Syslog バッファのファイル名
デフォルト
フラッシュ ファイル名は bootflash:sysloginfo です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set system syslog-dump コマンドがディセーブルの場合も、Syslog ファイル名を設定できます。
スイッチがクラッシュした場合のみ、Syslog バッファは指定されたファイルに書き込まれます。
set system syslog-dump コマンドがイネーブルの状態で、スイッチがクラッシュした場合のみ、Syslog
バッファは指定されたファイルに書き込まれます。スイッチがフラッシュ ファイルを開けない場合
は、処理が行われず、Syslog はフラッシュ ファイルに書き込まれません。
set system syslog-dump コマンドがディセーブルの場合も、set system syslog file コマンドを使用して
Syslog ファイル名を設定することができます。
例
次に、Syslog ファイルを bootflash:sysloginfo1 に設定する例を示します。
Console> (enable) set system syslog-file bootflash:sysloginfo1
System syslog-file set.
Console> (enable)
関連コマンド
set system syslog-dump
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-398
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set tacacs directedrequest
set tacacs directedrequest
Terminal Access Controller Access Control System Plus
(TACACS+)directed-request オプションをイネー
ブルまたはディセーブルにするには、set tacacs directedrequest コマンドを使用します。
set tacacs directedrequest {enable | disable}
構文の説明
enable
アット(@)記号の前のアドレス部分(ユーザ名)を、@ 記号で指定された
ホストに送信します。
disable
アドレス ストリング全体をデフォルトの TACACS+ サーバに送信します。
デフォルト
TACACS+ directed-request オプションはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
イネーブルの場合は、任意の設定済み TACACS+ サーバに要求を転送できます。指定されたサーバ
にはユーザ名のみが送信されます。
tacacs directedrequest がイネーブルの場合は、@ 記号のあとに、設定済み TACACS+ サーバを指定
する必要があります。指定されたホスト名が設定済み TACACS+ サーバの IP アドレスと一致しな
い場合は、要求が拒否されます。tacacs directedrequest がディセーブルの場合、Catalyst 4500 シリー
ズ、Catalyst 2948G、および Catalyst 2980G スイッチはサーバ リスト内の先頭のサーバから順に問い
合わせて、ストリング全体を送信し、サーバから戻された最初の応答を受け入れます。このコマン
ドは、アドレス ストリング全体を解析し、ストリングの内容に基づいて判断するために TACACS+
サーバ ソフトウェアを独自に開発しているサイトに有効です。
例
次に、TACACS+ directed-request オプションをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set tacacs directedrequest enable
Tacacs direct request has been enabled.
Console> (enable)
次に、TACACS+ directed-request オプションをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set tacacs directedrequest disable
Tacacs direct request has been disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-399
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set tacacs key
set tacacs key
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)認証および暗号用の鍵を設定する
には、set tacacs key コマンドを使用します。
set tacacs key key
構文の説明
key
デフォルト
鍵は NULL に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定する鍵の長さは、最大で 99 文字です。この鍵は、TACACS+ サーバで使用する鍵と同じでなけ
ればなりません。先行スペースはすべて無視されます。鍵の中および末尾にあるスペースは有効で
す。二重引用符自体が鍵の一部である場合を除き、鍵の文字間にスペースがある場合でも、二重引
用符は不要です。鍵には、タブ文字以外の出力可能な任意の ASCII 文字を含めることができます。
例
次に、認証鍵および暗号鍵を設定する例を示します。
認証および暗号に使用する出力可能な ASCII 文字列
Console> (enable) set tacacs key Who Goes There
The tacacs key has been set to Who Goes There.
Console> (enable)
関連コマンド
clear tacacs key
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-400
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set tacacs server
set tacacs server
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバを定義するには、set tacacs
server コマンドを使用します。
set tacacs server ip_addr [primary]
構文の説明
TACACS+ サーバが稼働するサーバの IP アドレス
ip_addr
(任意)指定されたサーバをプライマリ TACACS+ サーバとして指定します。
primary
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
最大 3 つのサーバを設定できます。プライマリ サーバが設定されている場合は、このサーバで最初
の問い合わせが実行されます。プライマリ サーバが設定されていない場合は、最初に設定された
サーバがプライマリ サーバになります。
例
次に、TACACS+ サーバが稼働するサーバを設定し、このサーバをプライマリ サーバとして指定す
る例を示します。
Console> (enable) set tacacs server 170.1.2.20 primary
170.1.2.20 added to TACACS server table as primary server.
Console> (enable)
関連コマンド
clear tacacs server
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-401
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set tacacs timeout
set tacacs timeout
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバ デーモンの応答タイムア
ウト インターバルを設定するには、set tacacs timeout コマンドを使用します。
set tacacs timeout seconds
構文の説明
seconds
デフォルト
5 秒です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
TACACS+ サーバはこのインターバル期限が過ぎるまで、または次の設定済みサーバに問い合わせ
が実行されるまでに、TACACS+ 認証要求に応答する必要があります。
例
次に、TACACS+ サーバの応答タイムアウト インターバルを 8 秒に設定する例を示します。
応答タイムアウト インターバル(秒)。有効値は 1 ∼ 255 です。
Console> (enable) set tacacs timeout 8
Tacacs timeout set to 8 seconds.
Console> (enable)
関連コマンド
show tacacs
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-402
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set test diaglevel
set test diaglevel
診断レベルを設定するには、set test diaglevel コマンドを使用します。
set test diaglevel {complete | minimal | bypass}
構文の説明
complete
すべての診断を行います。
minimal
最小限の診断を行います。
bypass
診断を省略します。
デフォルト
完全な診断を行います。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
minimal キーワードは、現時点ではサポートされていません。診断レベルを minimal に設定しても、
無視されます。
診断レベルを bypass に設定すると、Power-On Self Test(POST; パワー オン セルフ テスト)および
オフライン診断テストが省略されます。診断テストを省略した場合に、show test mod_num コマンド
を実行すると、モジュールがすべてのテストにパスしたと報告されます。
注意
例
診断レベルを bypass に設定する場合は、注意してください。診断テストを省略すると、ハードウェ
ア障害が検出されず、ほかの問題を引き起こすことがあります。
次に、診断レベルを complete に設定する例を示します。
Console> (enable) set test diaglevel complete
Diagnostic level set to complete.
Console> (enable)
次に、診断レベルを minimal に設定する例を示します。
Console> (enable) set test diaglevel minimal
Diagnostic level set to minimal.
Console> (enable)
次に、診断レベルを bypass に設定する例を示します。
Console> (enable) set test diaglevel bypass
Diagnostic level set to bypass.
Console> (enable)
関連コマンド
show test
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-403
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set test switch-memory
set test switch-memory
パケット メモリ診断をイネーブルにするには、set test switch-memory コマンドを使用します。
set test switch-memory {enable | disable} [action {best-effort | halt | none}]
構文の説明
enable
現行のスイッチ メモリ診断をイネーブルにします。
disable
現行のスイッチ メモリ診断をディセーブルにします。
action
(任意)スイッチ メモリ エラーが検出された場合に実行する措置
best-effort
(任意)スイッチをリセットして、影響を受けたメモリを運用工程から削除し
ます。
halt
(任意)スイッチをリセットして、すべてのポートをディセーブルにします。
none
(任意)Static Random Access Memory(SRAM)エラーが検出された場合、措
置をとらないように指定します。
デフォルト
パケット メモリ診断はイネーブルで、措置は best effort に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
手動でこの環境変数を削除または変更する必要がある場合でも、clear config all コマンドを使用し
て、デフォルト設定をリセットすることはできません。
例
次に、パケット メモリ検出をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set test switch-memory enable
set test switch-memory enable
switch-memory tests enabled
Console> (enable)
次に、パケット メモリ検出をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set test switch-memory disable
set test switch-memory disable
switch-memory tests disabled
Console> (enable)
次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に best-effort を設定する例を示します。
Console> (enable) set test switch-memory enable action best-effort
set test switch-memory enable action best-effort
Test switch-memory enabled, action set to best-effort
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-404
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set test switch-memory
次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に halt を設定する例を示します。
Console> (enable) set test switch-memory enable action halt
set test switch-memory enable action halt
Test switch-memory enabled, action set to halt
Console> (enable)
次に、パケット メモリ検出をイネーブルにして、措置に none を設定する例を示します。
Console> (enable) set test switch-memory enable action none
set test switch-memory enable action none
Test switch-memory enabled, action set to none
Console> (enable)
関連コマンド
show test switch-memory
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-405
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set time
set time
システム クロックの Time-of-Day(ToD)を変更するには、set time コマンドを使用します。
set time [day_of_week] [mm/dd/yyyy] [hh:mm:ss]
構文の説明
day_of_week
(任意)曜日を指定します。有効値は mon、tues、wed、thur、fri、sat および
sun です。
mm/dd/yyyy
(任意)月(数値形式)
、日、および年を指定します。
hh:mm:ss
(任意)現在時刻(24 時間形式)を指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、システム クロックを 2000 年 3 月 21 日(日曜日)午前 7 時 50 分に設定する例を示します。
Console> (enable) set time sun 03/21/2000 7:50
Sun Mar 21 2000, 07:50:00
Console> (enable)
関連コマンド
show time
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-406
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set timezone
set timezone
システムのタイム ゾーンを設定するには、set timezone コマンドを使用します。
set timezone [zone_name] [hours [minutes]]
構文の説明
zone_name
(任意)表示するタイム ゾーン名
hours
(任意)Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)からの補正値(時間)
。
有効値は –12 ∼ 12 です。
minutes
(任意)UTC からの補正値(分)。有効値は 0 ∼ 59 です。
デフォルト
タイム ゾーンは UTC に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
指定した時間がマイナス値の場合は、分もマイナス値であるとみなされます。
set timezone コマンドが有効なのは、Network Time Protocol(NTP)が稼働している場合のみです。
時間を明示的に設定し、NTP を解除した場合は、set timezone コマンドは無効です。NTP がイネー
ブル化されている場合は、set timezone コマンドを入力しなくても、Catalyst 4500 シリーズ スイッ
チはデフォルトで Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)を表示します。
例
次に、タイム ゾーンを太平洋標準時に、UTC からの補正を –8 時間に設定する例を示します。
Console> (enable) set timezone PST -8
Timezone set to “PST”, offset from UTC is -8 hours.
Console> (enable)
関連コマンド
clear timezone
show test switch-memory
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-407
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set trace
set trace
スイッチ Web インターフェイスに関するデバッギング情報を取得するには、set trace コマンドを使
用します。
set trace {category} [level]
set trace monitor {enable | disable}
構文の説明
category
level
トレース カテゴリ
(任意)トレース レベル。有効値については、
「使用上の注意事項」を参照し
てください。
monitor
スイッチ Web インターフェイスのデバッギング情報をモニタします。
enable
トレース モニタをイネーブルにします。
disable
トレース モニタをディセーブルにします。
デフォルト
トレース レベルは 1 に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トレース レベルの有効値は 0 ∼ 15 です。トレース レベル 0 ∼ 255 は帯域内専用です。トレース レ
ベルをディセーブルにするには、値を 0 に設定します。
例
次に、スイッチ Web インターフェイスのデバッギング情報を取得する例を示します。
Console> (enable) set trace vmps
VMPS tracing set to 1.
Warning!! Turning on trace may affect the operation of the system.
Use with caution.
Console> (enable)
次に、トレース モニタをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set trace monitor enable
Trace monitor is enabled for this session.
Console> (enable)
次に、トレース モニタをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set trace monitor disable
Trace monitor is disabled for this session.
Console> (enable)
関連コマンド
show trace
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-408
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set traffic monitor
set traffic monitor
大量のトラフィック ログを生成するための基準となるスレッシュホールドを設定するには、set
traffic monitor コマンドを使用します。
set traffic monitor threshold
構文の説明
threshold
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
大量のトラフィック ログを生成するための基準となるスレッシュホールド。
有効値は 0 ∼ 100 パーセントです。
•
threshold は 100 パーセントに設定されています。
•
大量のトラフィック ログは作成されません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
バックプレーンのトラフィックが set traffic monitor コマンドで設定されたスレッシュホールドを超
えると、大量のトラフィック ログが作成されます。スレッシュホールドが 100 パーセントに設定さ
れている場合は、大量トラフィックに関するシステム警告が生成されません。
例
次に、大量トラフィック スレッシュホールドを 80 パーセントに設定する例を示します。
Console> (enable) set traffic monitor 80
Traffic monitoring threshold set to 80%.
Console> (enable)
関連コマンド
show traffic
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-409
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set trunk
set trunk
トランク ポートを設定して、既存トランクの許可 VLAN(仮想 LAN)リストに VLAN を追加する
には、set trunk コマンドを使用します。
set trunk mod/port [on | off | desirable | auto | nonegotiate] [vlan_range] [isl | dot1q | dot10 |
lane | negotiate]
構文の説明
mod/port
デフォルト
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
on
(任意)強制的にポートをトランク ポートに設定し、近接ポートがトランク
ポートになるように促します。
off
(任意)強制的にポートを非トランク ポートに設定し、近接ポートが非トラ
ンク ポートになるように促します。
desirable
(任意)ポートが近接ポートとアクティブにネゴシエートして、トランク リ
ンクになるようにします。このモードは、Fiber Distributed Data Interface(FDDI)
および Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)ポートでは使
用できません。
auto
(任意)近接ポートがトランク リンクとネゴシエートしようとした場合に、
ポートをトランク ポートに設定します。
nonegotiate
(任意)強制的にポートをトランク ポートに設定しますが、そのポートから
ネイバへの Dynamic Trunking Protocol(DTP)フレームの送信は禁止します。
vlan_range
(任意)トランクの許可 VLAN リストに VLAN を追加します。有効値は 1 ∼
1005 です。
isl
(任意)イーサネット ポートの ISL(スイッチ間リンク)トランク
dot1q
(任意)イーサネット ポートの IEEE 802.1Q トランク
dot10
(任意)FDDI または CDDI ポートの IEEE 802.10 トランク
lane
(任意)ATM ポートの ATM LANE(LAN エミュレーション)トランク
negotiate
(任意)近接ポートの設定および機能に応じて、ポートを ISL(優先)または
802.1Q トランクに設定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
すべての非 ATM LANE ポートは非トランク ポートです。
•
ATM LANE ポートはトランク ポートです。
•
Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)ポートはトランク ポートです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トランクに設定されたポートは、近接ポートがトランクになることに合意しない場合でも、トラン
ク ポートになります。ATM ポートに使用できる唯一のモードは on です。
トランクに設定されていないポートは、近接ポートが非トランク ポートになることに合意しない場
合でも、非トランク ポートになります。これは、FDDI トランクのデフォルト モードです。このオ
プションは、ATM ポートでは使用できません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-410
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set trunk
FDDI および ATM ポートでは、モードを auto に設定できません。これはファスト イーサネットお
よびギガビット イーサネット ポートのデフォルトのモードです。
モードを nonegotiate に設定できるのは、ISL および IEEE 802.1Q トランクの場合のみです。
IEEE 802.1Q トランクは、Catalyst 5000 ファミリー、および 802.1Q 対応ハードウェアを備えた Catalyst
2926G シリーズ ソフトウェア リリース 4.1(1) 以降でサポートされています。802.1Q トランクの自
動ネゴシエーションは、ソフトウェア リリース 4.2(1) 以降でサポートされています。ソフトウェア
リリース 4.1 では、802.1Q トランクに nonegotiate キーワードを使用する必要があります。
トランキング能力は、ハードウェアによって異なります。ご使用のハードウェアのトランキング能
力を判別するには、ご使用のスイッチに対応した『Module Installation Guide』を参照してください。
または show port capabilities コマンドを入力してください。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは DTP(従来の DISL)を使用して、ファスト イーサネットおよび
ギガビット イーサネット ポート上でトランク リンクを自動ネゴシエーションします。ポートがネ
ゴシエートしてトランク ポートになるかどうかは、そのポートに指定されたモードおよびトランク
タイプによって決まります。トランク ポートのネゴシエーション方法については、
『Catalyst 4500
Series, Catalyst 2948G, and Catalyst 2980G Switches Software Configuration Guide』
を参照してください。
DTP はポイントツーポイント プロトコルです。ただし、インターネットワーキング装置によって
は、DTP フレームが正しく転送されないことがあります。これらのポートのリンク間でトランキン
グを行わない場合には、この問題を回避するために、Catalyst 4500 シリーズ以外の装置に接続する
ポートのトランク モードを off に設定してください。シスコ製ルータへのリンク上のトランキング
をイネーブルにする場合は、nonegotiate キーワードを使用してください。これにより、ポートはト
ランクになりますが、DTP フレームは生成しません。nonegotiate キーワードは Catalyst 4500 シリー
ズ ソフトウェア リリース 2.4(3) 以降で使用できます。
ファスト イーサネット ポートおよびギガビット イーサネット ポートでトランキングのネゴシエー
ションを行うには、各ポートが同じ VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメ
インに存在しなければなりません。ただし、異なるドメインにあっても、on または nonegotiate キー
ワードを使用して、ポートを強制的にトランクにすることができます。
トランクの許可リストから VLAN を削除するには、clear trunk mod_num/port_num vlan_range コマ
ンドを入力します。最初にポートをトランクとして設定する場合は、set trunk コマンドにより、す
べての VLAN がトランクの許可 VLAN リストに追加されます。VLAN 範囲を指定しても無視され
ます。
許可リストから VLAN を削除するには、clear trunk mod_num/port_num vlan_range コマンドを入力
します。削除された VLAN をあとで追加するには、set trunk mod_num/port_num vlan_range コマン
ドを入力します。
トランクタイプ キーワードを入力しない場合は、直前の設定で使用した値が引き続き使用されま
す。
dot1q トランク タイプは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチでサポートされている唯一のトランク タ
イプです。
トランクをデフォルトのトランク タイプおよびモードに戻すには、clear trunk mod_num/port_num
コマンドを入力します。
トークンリング ポートで set trunk コマンドを入力すると、ポートが「トランク対応ポートでない」
ことを示すメッセージが表示されます。
アクセス ゲートウェイ モジュール上で set trunk コマンドを実行する場合は、このコマンドの使用
が制限されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-411
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set trunk
例
次に、モジュール 1 のポート 2 をトランク ポートとして設定する例を示します。
Console> (enable) set trunk 1/2 on
Port(s) 1/2 trunk mode set to on.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 2 を非トランク ポートとして設定する例を示します。
Console> (enable) set trunk 1/2 off
Port(s) 1/2 trunk mode set to off.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 2 を優先トランク ポートとして設定する例を示します。
Console> (enable) set trunk 1/2 desirable
Port(s) 1/2 trunk mode set to desirable.
Console> (enable) 2000 Jan 11 09:16:29 %DTP-5-TRUNKPORTON:Port 1/2 has become ik
次に、トランク ポートの許可 VLAN リストに VLAN 5 ∼ 50 を追加する例を示します(clear trunk
コマンドによって、許可リストから VLAN が削除されています)
。
Console> (enable) set trunk 1/1 5-50
Adding vlans 5-50 to allowed list.
Port(s) 1/1 allowed vlans modified to 1,5-50,101-1005.
Console> (enable)
次に、desirable モードで、モジュール 4 のポート 5 を 802.1Q トランク ポートとして設定する例を
示します。
Console> (enable) set trunk 4/5 desirable dot1q
Port(s) 4/5 trunk mode set to desirable.
Port(s) 4/5 trunk type set to dot1q.
Console> (enable)
次に、モジュール 1 のポート 1 を ISL トランク ポートとして設定する例を示します。
Console> (enable) set trunk 1/1 isl
Port(s) 1/1 trunk type set to isl.
Console> (enable)
関連コマンド
clear trunk
set vtp
show trunk
show vtp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-412
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set udld
set udld
指定されたポート上またはすべてのポート上でグローバルに Unidirectional Link Detection(UDLD;
単一方向リンク検出)機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、set udld コマンドを使用
します。
set udld {enable | disable} mod/ports...
構文の説明
enable
UDLD 機能をイネーブルにします。
disable
UDLD 機能をディセーブルにします。
mod/ports...
モジュールおよびポート番号
デフォルト
UDLD はグローバルにディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
単一方向接続が検出されると、UDLD はユーザおよび(SNMP[ 簡易ネットワーク管理プロトコル ]
を介して)ネットワーク管理アプリケーションに、設定ミスが検出されたポートをディセーブルに
したことを通知する Syslog メッセージを表示します。
グローバルな set udld enable または disable コマンドを入力すると、UDLD はグローバルに設定さ
れます。UDLD がグローバルにディセーブル化されている場合は、すべてのインターフェイス上で
UDLD が自動的にディセーブルになります。ただし、ポート単位のイネーブル(またはディセーブ
ル)設定は変更されません。UDLD をグローバルにイネーブルにした場合に、UDLD がインター
フェイス上で稼働するかどうかは、各ポートの設定によって決まります。
UDLD はイーサネット ファイバと銅線インターフェイスの両方でサポートされていて、これらのイ
ンターフェイスのみをイネーブルにすることができます。
例
次に、モジュール 2 のポート 1 で UDLD 機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld enable 2/1
UDLD enabled on port 2/1.
Warning:UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the
connection in order to work properly.
Console> (enable)
次に、モジュール 2 のポート 1 で UDLD 機能をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld disable 2/1
UDLD disabled on port 2/1.
Warning:UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the
connection in order to work properly.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-413
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set udld
次に、すべてのモジュールのすべてのポートで UDLD 機能をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld enable
UDLD enabled globally
Console> (enable)
次に、すべてのモジュールのすべてのポートで UDLD メッセージ表示をディセーブルにする例を示
します。
Console> (enable) set udld disable
UDLD disabled globally
Console> (enable)
関連コマンド
show udld
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-414
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set udld aggressive-mode
set udld aggressive-mode
指定されたポート上またはすべてのポート上でグローバルに Unidirectional Link Detection(UDLD;
単一方向リンク検出)アグレッシブ モードをイネーブルにするには、set udld aggressive-mode コマ
ンドを使用します。
set udld aggressive-mode {enable | disable} mod/port
構文の説明
enable
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにします。
disable
UDLD アグレッシブ モードをディセーブルにします。
mod/port
モジュールおよびポート番号
デフォルト
アグレッシブ モードはディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
アグレッシブ モードのときに、ポートのすべてのネイバがアドバタイズ フェーズまたは検出
フェーズ中に期限切れになると、UDLD はリンクアップ シーケンスを再開して、同期外れになる可
能性のあるネイバと再同期します。また、リンクからの高速メッセージ トレインが未定の場合は、
ポートをシャットダウンすることができます。
アグレッシブ モードをイネーブルにすることにより、Far End Fault Indication(FEFI)または自動ネ
ゴシエーションをサポートしていないアクティブ ポート、および双方向リンクの一部になったとき
に単一ファイバ ストランドまたは銅線でネイバに接続されるアクティブ ポートをシャットダウン
することもできます。これにより、ポートがチャネルに属していても、スパニングツリー ループは
発生しなくなります。
例
次に、アグレッシブ モードをイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld aggressive-mode enable 2/1
Aggressive UDLD enabled on port 2/1.
Warning: UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the
connection in order to work properly.
Console> (enable)
次に、アグレッシブ モードをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set udld aggressive-mode disable 2/1
Aggressive UDLD disabled on port 2/1.
Warning: UniDirectional Link Detection should be enabled on all the ends of the
connection in order to work properly.
Console> (enable)
関連コマンド
show udld
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-415
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set udld interval
set udld interval
Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)メッセージのインターバル タイマーを
設定するには、set udld interval コマンドを使用します。
set udld interval interval
構文の説明
interval
デフォルト
UDLD メッセージのインターバル タイマーは 60 秒に設定されています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、メッセージのインターバル タイマーを設定する例を示します。
メッセージ インターバル(秒)。有効値は 7 ∼ 90 秒です。
Console> (enable) set udld interval 90
UDLD message interval set to 90 seconds
Console> (enable)
関連コマンド
show udld
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-416
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan
set vlan
ポートを VLAN(仮想 LAN)にグループ化したり、プライベート VLAN タイプを設定したり、VLAN
とインスタンスのマッピングを設定または解除したり、802.1xポートをVLANに指定したり、
Firewall
Services Module(FWSM)の VLAN 範囲を保護したりするには、set vlan コマンドを使用します。
set vlan {vlans}{mod/ports}
set vlan {vlans} [name name] [type type] [state state] [said said] [mtu mtu]
[bridge bridge_num] [mode bridge_mode] [stp stp_type] [translation vlan_num]
[aremaxhop hopcount] [pvlan-type pvlan_type] [mistp-instance mistp_instance]
[ring hex_ring_number] [decring decimal_ring_number] [parent vlan_num]
[backupcrf {off | on}] [stemaxhop hopcount] [rspan]
構文の説明
vlans
VLAN を識別する番号。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094
です。
mod/ports
VLAN に属するモジュール番号およびモジュールのポート番号
name name
(任意)VLAN 名として使用されるテキスト ストリングを定義
します。有効値は 1 ∼ 32 文字です。
type type
(任意)VLAN タイプを識別します。
state state
(任意)VLAN の状態がアクティブであるか一時停止であるかを
指定します。
said said
(任意)Security Association Identifier(SAID)。有 効値 は 1 ∼
4294967294 です。
mtu mtu
(任意)VLAN が使用できる Maximum Transmission Unit(MTU;
最大伝送ユニット)
(バイト単位のパケット サイズ)。有効値は
576 ∼ 18190 です。
bridge bridge_num
(任意)ブリッジの識別番号。有効値は 0x1 ∼ 0xF です(16 進
数表記)。
mode bridge_mode
(任意)ブリッジ モード。有効値は srt および srb です。
stp stp_type
(任意)Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコ
ル)タイプ。有効値は ieee、ibm および auto です。
translation vlan_num
(任意)Fiber Distributed Data Interface(FDDI)またはトークンリ
ングをイーサネットに変換するために使用されるトランスレー
ショナル VLAN。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。
aremaxhop hopcount
(任意)All-Routes Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は
1 ∼ 13 です。
pvlan-type pvlan-type
(任意)プライベート VLAN タイプ。有効値については、
「使用
上の注意事項」を参照してください。
mistp-instance mistp_instance
(任意)Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタ
ンス。有効値は none および 1 ∼ 16 です。
ring hex_ring_number
(任意)
プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN となる VLAN
decring decimal_ring_number
(任意)リング番号(10 進数)。有効値は 1 ∼ 4095 です。
parent vlan_num
(任意)親 VLAN の VLAN 番号。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025
∼ 4094 です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-417
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan
デフォルト
backupcrf off | on
(任意)Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF)がトラ
フィックのバックアップ パスであるかどうかを指定します。
TrCRF は、トークンリング スイッチング モジュールを複数の仮
想リングに分割した場合に実現します。
stemaxhop hopcount
(任意)Spanning-Tree Explorer フレームの最大ホップ数を指定し
ます。有効値は 1 ∼ 14 です。
rspan
(任意)リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポー
ト アナライザ)用の VLAN を作成します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
スイッチド イーサネット ポートおよびイーサネット リピータ ポートは、VLAN 1 内にありま
す。
•
said は、VLAN 1 の場合は 100001、VLAN 2 の場合は 100002、VLAN 3 の場合は 100003 のよう
になります。
•
type はイーサネットです。
•
mtu は 1500 バイトです。
•
state はアクティブです。
•
hopcount は 7 です。
•
pvlan type は none です。
•
mistp_instance は none です。新しいインスタンスには VLAN がマップされていません(既存の
VLAN には、既存のインスタンス設定が使用されます)。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN 1 パラメータは出荷時に設定されていて、変更できません。
標 準 範 囲 VLAN を 設 定 す る 場 合 は、Catalyst 4500 シ リ ー ズ ス イ ッ チ を VLAN Trunk Protocol
(VTP;VLAN トランク プロトコル)
トランスペアレント モードにするか(set vtp mode transparent)、
または VTP ドメイン名を設定しないかぎり(set vtp domain name)、set vlan コマンドを使用できま
せん。プライベート VLAN を作成するには、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイスト
ペア)モードをトランスペアレントにする必要があります。
VTP バージョンを 3 に設定する場合は、VLAN 1(シスコのデフォルト VLAN)および VLAN 1002
∼ 1005 が設定可能です。スイッチに VTP バージョン 1 または VTP バージョン 2 ネイバが存在する
場合、これらの VLAN にはデフォルト値のみがアドバタイズされます。古いバージョンの VTP と
相互運用する場合は、これらの VLAN を変更しないでください。
VLAN 範囲を指定する場合は、VLAN 名を使用できません。
mistp-instance none コマンドを入力すると、指定された VLAN とマップ先インスタンスとのマッピ
ングが解除されます。
set vlan vlan_num mistp-instance mistp_instance コマンドは、Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)
モードの場合に使用できます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-418
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan
このコマンドでは、ISL(スイッチ間リンク)ポートに複数の VLAN を設定することはできません。
VLAN 名の長さは 1 ∼ 32 文字です。新しい VLAN を追加するか、または既存の VLAN を変更する
場合は、1 ∼ 1000 または 1025 ∼ 4094 の VLAN 番号を使用する必要があります。
拡張範囲 VLAN(1025 ∼ 4094)を使用する場合は、set spantree macreduction コマンドを使用して
MAC(メディア アクセス制御)アドレス リダクション機能をイネーブルにする必要があります。
MAC アドレス リダクションをイネーブルにすると、VLAN スパニングツリーで使用する MAC ア
ドレス プールがディセーブルになり、スイッチを識別する単一の MAC アドレスが残されます。
リモート SPAN VLAN に rspan キーワードを使用する場合は、これらの VLAN のアクセス ポート
を設定しないでください(リモート SPAN 宛先ポートを除く)。リモート SPAN VLAN では、学習
がディセーブルになっています。
リモート SPAN VLAN に rspan キーワードを使用する場合は、name name および state
{active | suspend} 変数のみがサポートされます。
stemaxhop hopcount パラメータは、TrCRF を定義または設定する場合のみ指定できます。
bridge bridge_num、mode bridge_mode、stp stp_type、および translation vlan_num キーワードおよび
値は、トークンリングおよびFDDIネットワーク内で、
Catalyst 4500シリーズ スイッチをCatalyst 5000
ファミリー スイッチの VTP サーバとして使用する場合のみサポートされます。
スーパバイザ エンジンにプライベート VLAN を設定する必要があります。
pvlan-type の有効値は次のとおりです。
•
primary ― VLAN をプライベート VLAN 内のプライマリ VLAN として指定します。
•
isolated ― VLAN をプライベート VLAN 内の独立 VLAN として指定します。
•
community ― VLAN をプライベート VLAN のコミュニティ VLAN として指定します。
•
twoway-community ― VLAN を、
コミュニティ ポート間およびコミュニティ ポートと Multilayer
Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)の間でトラフィックを
伝達する双方向コミュニティ VLAN として指定します。
•
none ― VLANをプライベートVLANとしてでなく、標準イーサネットVLANとして指定します。
プライベート VLAN 内で使用できるのは、アクセス ポートが割り当てられていない通常の VLAN
のみです。プライベート VLAN にポートを追加する場合は、set vlan コマンドを使用しないで、set
pvlan コマンドを使用してください。
プライベート VLAN では、VLAN 1001、1002、1003、1004、および 1005 を使用できません。
VLAN 1025 ∼ 4094 は拡張範囲 VLAN です。
一時停止状態の VLAN は、パケットを送受信しません。
例
次に、モジュール 3 のポート 3 ∼ 7 を含むように VLAN 850 を設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 850 3/4-7
VLAN 850 modified.
VLAN Mod/Ports
---- ----------------------850
3/4-7
Console> (enable)
次に、VLAN 7 をプライマリ VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 7 pvlan-type primary
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-419
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan
次に、VLAN 901 を独立 VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 901 pvlan-type isolated
Console> (enable)
次に、VLAN 903 をコミュニティ VLAN として設定する例を示します。
Console> (enable) set vlan 903 pvlan-type community
Console> (enable)
次に、VLAN 5 に現在マッピングされているすべてのインスタンスのマッピングを解除する例を示
します。
Console> (enable) set vlan 5 mistp-instance none
Vlan 5 configuration successful
Console> (enable)
関連コマンド
clear config pvlan
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan
set spantree macreduction
set vlan mapping
show pvlan
show pvlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-420
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan mapping
set vlan mapping
802.1Q VLAN(仮想 LAN)を ISL(スイッチ間リンク)VLAN にマッピングするには、set vlan
mapping コマンドを使用します。
set vlan mapping dot1q 1q_vlan_num isl isl_vlan_num
構文の説明
dot1q 1q_vlan_num
802.1Q VLAN。有効値は 1001 ∼ 4094 です。
isl isl_vlan_num
ISL VLAN。有効値は 1 ∼ 1024 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN および Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンス マッピングを設定できる
のは、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)サーバ モードまたはトランスペア
レント モードのスイッチ上のみです。
IEEE 802.1Q VLAN トランクは VLAN 1 ∼ 4094 をサポートします。ISL VLAN トランクは VLAN 1
∼ 1024(1005 ∼ 1024 は予約済み)をサポートします。1000 以下の 802.1Q VLAN は、同じ番号の
ISL VLAN に自動的にマッピングされます。
この機能は、1000 以上の 802.1Q VLAN を ISL VLAN にマッピングする場合に使用します。
すべてのマッピングの総数は、8 以下でなければなりません。1 つの ISL VLAN にマッピングでき
るのは、1 つの 802.1Q VLAN のみです。たとえば、802.1Q VLAN 800 が ISL VLAN 800 に自動的に
マッピングされている場合は、他の 802.1Q VLAN を ISL VLAN 800 に手動でマッピングしないでく
ださい。
既存の 802.1Q VLAN マッピングを上書きすることはできません。802.1Q VLAN 番号がすでに存在
する場合、コマンドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。
reserved vlan の範囲は 1002 ∼ 1024 です。デフォルト メディア VLAN 1002 ∼ 1005 を除き、予約範
囲全体をマッピングすることができます。
既存 VLAN マッピングを上書きすることはできません。VLAN 番号がすでに存在する場合、コマン
ドは中断されます。最初に、既存のマッピングを消去する必要があります。
VLAN 番号が存在しない場合は、次のいずれかの処理が行われます。
•
スイッチがサーバ モードまたはトランスペアレント モードの場合は、すべての値がデフォル
ト値に設定された VLAN が作成されます。
•
スイッチがクライアント モードの場合は、VLAN を作成することなく、コマンドが処理されま
す。VLAN が存在しないことを示す警告が表示されます。
テーブルが一杯である場合は、コマンドが中断され、テーブルが一杯であることを示すエラー メッ
セージが表示されます。
拡張範囲 VLAN が存在する場合、dot1q VLAN は拒否されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-421
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan mapping
例
次に、VLAN 1010 を予約されていない VLAN 4000 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000
Vlan 1010 successfully mapped to 4000.
Console> (enable)
次に、既存マッピングを入力しなかった場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1011 non-reserved 4001
Vlan mapping from vlan 1011 to vlan 4001 already exists.
Console> (enable)
次に、マッピング テーブルが一杯である場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping reserved 1010 non-reserved 4000
Vlan mapping table full. Maximum of 8 mappings allowed.
Console> (enable)
次に VLAN 850 を ISL VLAN 1022 にマッピングする例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 850 isl 1022
Vlan 850 configuration successful
Vlan mapping successful
Console> (enable)
次に、存在しない VLAN を入力した場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 2 isl 1016
Vlan Mapping Set
Warning: Vlan 2 Nonexistent
Console> (enable)
次に、既存マッピングを入力しなかった場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 3 isl 1022
1022 exists in the mapping table. Please clear the mapping first.
Console> (enable)
次に、マッピング テーブルが一杯である場合の表示例を示します。
Console> (enable) set vlan mapping dot1q 99 isl 1017
Vlan Mapping Table Full.
Console> (enable)
関連コマンド
clear vlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-422
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vlan verify-port-provisioning
set vlan verify-port-provisioning
すべてのポート上で VLAN(仮想 LAN)ポートプロビジョニング検証をイネーブルまたはディセー
ブルにするには、set vlan verify-port-provisioning コマンドを使用します。
set vlan verify-port-provisioning {enable | disable}
構文の説明
enable
VLAN ポートプロビジョニング検証をイネーブルにします。
disable
VLAN ポートプロビジョニング検証をディセーブルにします。
デフォルト
VLAN ポートプロビジョニング検証はディセーブルになっています。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VLAN ポートプロビジョニング検証がイネーブルの場合は、VLAN にスイッチ ポートを割り当てる
ときに、VLAN 名および VLAN 番号を指定する必要があります。VLAN 名および VLAN 番号を指
定する必要があるため、この検証機能を使用すると、ポートが正しくない VLAN に間違って配置さ
れることがなくなります。
この機能がイネーブルになっていても、set vlan vlan mod/port コマンドを使用して、新しい VLAN
を作成することができます。ただし、VLAN に別のポートを追加するには、VLAN 番号と VLAN 名
を両方とも指定する必要があります。SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、ダイナミック
VLAN、および 802.1x などの他の機能を使用する VLAN にポートを割り当てる場合は、この機能は
影響しません。
例
次に、すべてのポートで VLAN ポートプロビジョニング検証をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vlan verify-port-provisioning enable
Vlan verify-port-provisioning feature enabled
Console> (enable)
次に、すべてのポートで VLAN ポートプロビジョニング検証をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vlan verify-port-provisioning disable
vlan verify-port-provisioning feature disabled
Console> (enable)
関連コマンド
show vlan verify-port-provisioning
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-423
第2章
set vmps downloadmethod
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vmps downloadmethod
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)データベースをダ
ウンロードする場合に、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)と Remote
Copy Protocol(RCP)のいずれかを指定するには、set vmps downloadmethod コマンドを使用します。
set vmps downloadmethod {rcp | tftp} [username]
構文の説明
rcp
VMPS データベースのダウンロード方法として RCP を使用します。
tftp
VMPS データベースのダウンロード方法として TFTP を使用します。
username
(任意)RCP を使用してダウンロードするときのユーザ名
デフォルト
他の方法を指定しない場合は、TFTP が使用されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
ダウンロード方法として tftp を指定した場合は、username オプションを使用できません。
例
次に、VMPS データベースのダウンロード方法を指定する例を示します。
Console> (enable) set vmps downloadmethod rcp jdoe
vmps downloadmethod : RCP
rcp vmps username
: jdoe
Console> (enable)
関連コマンド
download
set rcp username
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-424
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vmps downloadserver
set vmps downloadserver
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)データベースのダ
ウンロード元となる Trivial File Transfer Protocl(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバまた
は Remote Copy Protocol(RCP)サーバの IP アドレスを指定するには、set vmps downloadserver コ
マンドを使用します。
set vmps downloadserver ip_addr [filename]
構文の説明
ip_addr
VMPS データベースのダウンロード元となる TFTP サーバまたは RCP サーバ
の IP アドレス
filename
(任意)TFTP サーバまたは RCP サーバの VMPS コンフィギュレーション ファ
イル名
デフォルト
ファイル名を指定しない場合は、ファイル名 vmps-config-database.1 が使用されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、VMPS データベースのダウンロード元となるサーバおよびコンフィギュレーション ファイル
名を指定する例を示します。
Console> (enable) set vmps downloadserver 192.168.69.100 vmps_config.1
IP address of the server set to 192.168.69.100
VMPS configuration filename set to vmps_config.1
Console> (enable)
関連コマンド
download
set vmps state
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-425
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vmps server
set vmps server
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)を設定するには、set
vmps server コマンドを使用します。
set vmps server ip_addr [primary]
set vmps server retry count
set vmps server reconfirminterval interval
構文の説明
ip_addr
primary
VMPS サーバの IP アドレス
(任意)プライマリ VMPS サーバとして使用する装置
retry count
再試行インターバルを指定します。有効値は 1 ∼ 10 分です。
reconfirminterval interval
再確認インターバルを指定します。有効値は 0 ∼ 120 分です。
デフォルト
IP アドレスを指定しない場合、VMPS はローカルな VMPS 設定を使用します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
最大で 3 台の VMPS サーバの IP アドレスを指定できます。任意の VMPS サーバをプライマリ VMPS
サーバとして定義できます。
プライマリ VMPS サーバがダウンすると、以降のすべてのクエリはセカンダリ VMPS サーバに送
信されます。VMPS は 5 分ごとにプライマリ サーバのアベイラビリティをチェックします。プライ
マリ VMPS サーバがオンライン状態に戻ると、以降の VMPS クエリはプライマリ VMPS サーバに
再び転送されます。
共存 VMPS を使用するには(VMPS が装置上でイネーブルの場合)
、3 つの VMPS アドレスのいず
れかをインターフェイス sc0 の IP アドレスとして設定します。
再確認をディセーブルにするには、reconfirminterval interval を指定するときに 0 を入力します。
例
次に、プライマリ VMPS サーバを定義する例を示します。
Console> (enable) set vmps server 192.168.10.140 primary
192.168.10.140 added to VMPS table as primary domain server.
Console> (enable)
次に、セカンダリ VMPS サーバを定義する例を示します。
Console> (enable) set vmps server 192.168.69.171
192.168.69.171 added to VMPS table as backup domain server.
Console> (enable)
関連コマンド
clear vmps server
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-426
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vmps state
set vmps state
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)をイネーブルまた
はディセーブルにするには、set vmps state コマンドを使用します。
set vmps state {enable | disable}
構文の説明
enable
VMPS をイネーブルにします。
disable
VMPS をディセーブルにします。
デフォルト
ディセーブルです。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
set vmps state コマンドを使用する前に、set vmps tftpserver コマンドを使用して、VMPS データベー
スのダウンロード元となるサーバの IP アドレスを指定する必要があります。
例
次に、VMPS をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vmps state enable
Vlan membership Policy Server enabled.
Console> (enable)
次に、VMPS をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set vmps state disable
All the VMPS configuration information will be lost and the resources released on
disable.
Do you want to continue (y/n[n]):y
VLAN Membership Policy Server disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
download
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-427
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vtp
set vtp
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)のオプションを設定するには、set vtp コ
マンドを使用します。
set vtp domain domain_name
set vtp mode {client | server | transparent | off} [vlan | unknown]
set vtp passwd passwd [hidden]
set vtp pruning {enable | disable}
set vtp version {1 | 2 | 3}
set vtp primary [feature] [force]
構文の説明
domain domain_name
VLAN(仮想 LAN)管理ドメインを識別する名前を定義します。
domain_name の長さは 1 ∼ 32 文字です。
mode {client | server |
transparent | off}
VTP モードを指定します。
vlan
(任意)VLAN データベースを指定します。
unknown
不明な機能を指定します。詳細については、
「使用上の注意事項」を参
照してください。
passwd passwd
VTP パスワードを定義します。VTP パスワードの長さは 8 ∼ 64 文字
です。
hidden
(任意)設定内のパスワードを非表示にします。詳細については、「使
用上の注意事項」を参照してください。
pruning {enable | disable} 管理ドメイン全体で VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブ
ルにします。
デフォルト
version {1 | 2 | 3}
VTP バージョンを指定します。
primary
VTP バージョン 3 プライマリ サーバを設定します。
feature
(任意)VTP モードを適用するデータベースを指定します。詳細につい
ては、「使用上の注意事項」を参照してください。
force
(任意)このスイッチを強制的にプライマリ サーバに設定します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
オフ モード
•
パスワードなし
•
プルーニングはディセーブル
•
バージョン 3
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-428
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vtp
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
このコマンドは、拡張範囲 VLAN ではサポートされていません。
VTP プルーニングおよび Multi Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)は同時にイネーブルにでき
ません。
VTP ドメイン内のすべてのスイッチで、同一 VTP バージョンを実行する必要があります。同一 VTP
ドメイン内のスイッチで、VTP バージョン 1 とバージョン 2 を同時に実行することはできません。
ドメイン内のすべてのスイッチが VTP バージョン 2 対応である場合には、1 つのスイッチ上で VTP
バージョン 2 をイネーブルにするだけで済みます(set vtp v2 enable コマンドを使用)
。この処理を
行うと、バージョン番号が VTP ドメイン内の他のバージョン 2 対応スイッチに伝播されます。
VTP パスワードが定義されている場合に passwd 0(ゼロ)を入力すると、VTP パスワードが消去
されます。
VTP は、サーバ、クライアント、トランスペアレント、オフの 4 種類のモードをサポートします。
サーバ モードのスイッチ上で VTP または VLAN 設定を変更した場合は、その変更が同じ VTP ドメ
イン内のすべてのスイッチに伝播します。
受信側スイッチがサーバ モードで、かつそのリビジョン番号が送信側スイッチのリビジョン番号よ
りも大きい場合、設定は変更されません。受信側スイッチのリビジョン番号が小さいときは、設定
が複製されます。
VTP をサーバ モードまたはクライアント モードに設定できるのは、ダイナミック VLAN 作成が
ディセーブルになっているときだけです。
受信側スイッチがサーバ モードの場合、設定は変更されません。
受信側スイッチがクライアント モードの場合、クライアント スイッチは自身の設定を変更して、
サーバの設定を複製します。VTP または VLAN 設定に関するすべての変更は、サーバ モードのス
イッチ上で行ってください。
受信側スイッチがトランスペアレント モードの場合、設定は変更されません。トランスペアレント
モードのスイッチは、VTP に参加しません。トランスペアレント モードのスイッチで VTP または
VLAN 設定を変更した場合は、変更がネットワーク内の他のスイッチに伝播されません。
VTP がオフ モードに設定されている場合のスイッチの動作は、VTP アドバタイズが転送されない
ことを除き、VTP トランスペアレント モードの場合と同じです。
VTP ドメインの VTP プルーニングをイネーブルまたはディセーブルにするには、pruning キーワー
ドを使用します。VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上にプルーニン
グ適格 VLAN に属するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートか
ら削除されます。ドメインに対してプルーニングがイネーブルの場合に、VLAN をプルーニングす
るかどうかを指定するには、set vtp pruneeligible および clear vtp pruning コマンドを使用します。
スイッチからドメインを削除するには、clear config all コマンドを使用します。
VTP の詳細については、
『Catalyst 4500 Series Configuration Guide』の Chapter 9「Configuring VTP」
を参照してください。
注意
clear config all コマンドを使用する場合は、注意してください。このコマンドを使用すると、VTP
ドメインだけでなく、スイッチ設定全体が消去されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-429
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vtp
VTP パスワードを指定したあとに hidden キーワードを入力すると、設定内のパスワードが表示さ
れません。パスワードの位置に、暗号化された 16 進数の秘密値が表示されます。VTP パスワード
を消去するには、set vtp passwd 0 を入力します。
機能として unknown キーワードを指定すると、不明なデータベースに関連する VTP パケットが削
除されます。unknown 機能は、オフまたはトランスペアレント モードの場合のみ設定できます。す
べてのデータベースのデフォルト モードはオフです。VTP バージョンを変更しても、VLAN デー
タベースのモードは保護されます。
(注)
例
ソフトウェア リリース 8.1 では、VLAN データベースに関するデータベース伝播のみがサポートさ
れています。「不明」データベースは存在しません。
次に、set vtp コマンドを使用する例を示します。
Console> (enable) set vtp domain Engineering mode client
VTP domain Engineering modified
Console> (enable)
次に、ダイナミック VLAN 作成がイネーブルの場合に、VTP をサーバまたはクライアント モード
に変更しようとしたときの表示例を示します。
Console> (enable) set vtp mode server
Failed to Set VTP to Server. Please disable Dynamic VLAN Creation First.
Console> (enable)
次に、VTP を off モードに設定する例を示します。
Console> (enable) set vtp mode off
VTP domain modified
Console> (enable)
次に、VTP パスワードを設定する例を示します。
Console> (enable) set vtp passwd Sa7r12ah
Generating the secret associated to the password.
VTP domain pubs modified
Console> (enable)
次に、VTP パスワードを設定して、設定内で非表示にする例を示します。
Console> (enable) set vtp passwd Sa7r12ah hidden
Generating the secret associated to the password.
The VTP password will not be shown in the configuration.
VTP domain pubs modified
Console> (enable)
関連コマンド
clear vlan
clear vtp pruning
set vlan
set vtp pruneeligible
show vlan
show vtp domain
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-430
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vtp pruneeligible
set vtp pruneeligible
VLAN(仮想 LAN)がプルーニング適格である VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロト
コル)ドメインを指定するには、set vtp pruneeligible コマンドを使用します。
set vtp pruneeligible vlans
構文の説明
vlans
デフォルト
VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上でプルーニング適格 VLAN に属
するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートから削除されます。
VTP プルーニングをイネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。
VLAN 番号の範囲。有効値は 2 ∼ 1000 です。
デフォルトでは、VLAN 2 ∼ 1000 がプルーニング適格です。clear vtp pruning コマンドを使用して
一部の VLAN をプルーニング不適格にしている場合を除き、set vtp pruning コマンドを使用する必
要はありません。VLAN がプルーニング不適格な場合に、VLAN を再度プルーニング適格にするに
は、set vtp pruning コマンドを使用します。
例
次に、VLAN 120 および 150 をプルーニング適格に設定する例を示します。
Console> set vtp pruneeligible 120,150
Vlans 120,150 eligible for pruning on this device.
VTP domain nada modified.
Console>
次の例では、VLAN 200 ∼ 500 は clear vtp pruning コマンドを使用してプルーニング不適格に設定
されています。次に、VLAN 220 ∼ 320 をプルーニング適格に戻す例を示します。
Console> set vtp pruneeligible 220-320
Vlans 2-199,220-320,501-1000 eligible for pruning on this device.
VTP domain Company modified.
Console>
関連コマンド
clear vtp pruning
set vlan
show vtp domain
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-431
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
set vtp pruning
set vtp pruning
プルーニング適格にする VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン内の
VLAN(仮想 LAN)を指定するには、set vtp pruning コマンドを使用します。
set vtp pruning vlans
構文の説明
vlans
デフォルト
VLAN 2 ∼ 1000 はプルーニング適格です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
VTP プルーニングが設定されていると、特定のスイッチ ポート上でプルーニング適格 VLAN に属
するステーションがない場合、この VLAN に関する情報が VTP アップデートから削除されます。
VTP プルーニングをイネーブルにするには、set vtp コマンドを使用します。clear vtp pruning コマ
ンドを使用して一部の VLAN をプルーニング不適格にしている場合を除き、set vtp pruning コマン
ドを使用する必要はありません。VLAN がプルーニング不適格な場合に、VLAN を再度プルーニン
グ適格にするには、set vtp pruning コマンドを使用します。
例
次に、VLAN 120 および 150 をプルーニング適格に設定する例を示します。
VLAN 番号の範囲を指定します。有効値は 2 ∼ 1000 です。
Console> (enable) set vtp pruning 120,150
Vlans 120,150 eligible for pruning on this device.
VTP domain nada modified.
Console> (enable)
この例では、VLAN 200 ∼ 500 は clear vtp pruning コマンドを使用してプルーニング不適格に設定さ
れています。次に、VLAN 220 ∼ 320 をプルーニング適格に戻す例を示します。
Console> (enable) clear vtp pruning 200-500
Vlans 1,200-500,1001-1005 will not be pruned on this device.
VTP domain Company modified.
Console> (enable)
Console> (enable) set vtp pruning 220-320
Vlans 2-199,220-320,501-1000 eligible for pruning on this device.
VTP domain Company modified.
Console> (enable)
関連コマンド
clear vtp pruning
set vlan
show vtp domain
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-432
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show accounting
show accounting
スイッチのアカウンティング設定および設定情報を表示するには、show accounting コマンドを使用
します。
show accounting
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)アカウンティングがイネーブルである
スイッチの詳細設定を示します。
Console> (enable)
Event
Method1
----------exec:
tacacs+
connect: radius
system:
tacacs+
commands:
config:
tacacs+
all:
-
show accounting
Mode
---start-stop
stop-only
stop-only
stop-only
-
TACACS+ Suppress for no username: disabled
Update Frequency: newinfo
Accounting information:
----------------------Active Accounted actions on tty2168059284l, User NULL Priv 15
Task ID 3, EXEC Accounting record, 0,00:00:22 Elapsed
task_id=3 start_time=934463479 timezone=UTC service=shell
Active Accounted actions on tty0l, User kannank Priv 15
Task ID 2, EXEC Accounting record, 0,00:01:23 Elapsed
task_id=2 start_time=934463418 timezone=UTC service=shell
Active Accounted actions on tty2168059284l, User danny Priv 15
Task ID 4, Connection Accounting record, 0,00:00:07 Elapsed
task_id=4 start_time=934463495 timezone=UTC service=connection protocol=telnet
addr=-1407968771 cmd=telnet 172.20.25.253
Overall Accounting
Starts
Exec
1
Connect
0
Command
0
System
0
Console> (enable)
Traffic:
Stops Active
0
2
0
1
0
0
0
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-433
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show accounting
次に、Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)アカウンティングがイネー
ブルであるスイッチの詳細設定を示します。
Console> (enable) show accounting
Tacacs key:
Tacacs login attempts: 3
Tacacs timeout: 5 seconds
Tacacs direct request: disabled
Tacacs-Server
-------------171.69.1.2
171.69.1.3
Status
------primary
TACACS+ Suppress for no username: disabled
Update Frequency: newinfo
Accounting information:
----------------------Active Accounted actions on tty2168059284l, User NULL Priv 15
Task ID 3, EXEC Accounting record, 0,00:00:22 Elapsed
task_id=3 start_time=934463479 timezone=UTC service=shell
Active Accounted actions on tty0l, User kannank Priv 15
Task ID 2, EXEC Accounting record, 0,00:01:23 Elapsed
task_id=2 start_time=934463418 timezone=UTC service=shell
Active Accounted actions on tty2168059284l, User danny Priv 15
Task ID 4, Connection Accounting record, 0,00:00:07 Elapsed
task_id=4 start_time=934463495 timezone=UTC service=connection protocol=telnet
addr=-1407968771 cmd=telnet 172.20.25.253
Overall Accounting
Starts
Exec
1
Connect
0
Command
0
System
0
Traffic:
Stops Active
0
2
0
1
0
0
0
0
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
set accounting connect
set accounting exec
set accounting suppress
set accounting system
set accounting update
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-434
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show alias
show alias
定義されたコマンド エイリアスのリストを表示するには、show alias コマンドを使用します。
show alias [name]
構文の説明
name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべてのエイリアスを表示する例を示します。
(任意)表示するエイリアスの名前。name を指定しない場合は、すべての定
義済みエイリアスが表示されます。
Console> show alias
shint
show interface
cc
clear config
shf
show flash
sip
show ip route
Console>
関連コマンド
clear kerberos clients mandatory
session
set alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-435
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show arp
show arp
Address Resolution Protocol(ARP)テーブルを表示するには、show arp コマンドを使用します。
show arp [ip_addr | hostname] [noalias]
構文の説明
ip_addr
(任意)IP アドレス番号
hostname
(任意)ホスト名
noalias
(任意)IP アドレスのみを表示し、IP エイリアスは表示しません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
出力画面の ARP エージング タイムは、ARP エントリが ARP テーブルから削除されるまでの期間を
示します。この値を設定するには、set arp agingtime コマンドを使用します。出力の残りの行は、IP
アドレス
(またはIPエイリアス)とMAC
(メディア アクセス制御)
アドレスのマッピングを示します。
ARP キャッシュが大きい場合に特定の IP ホストを指定するには、ip_addr または hostname オプショ
ンを使用します。
例
次に、ARP テーブルを表示する例を示します。
Console> (enable) show arp
ARP Aging time = 300 sec
+ - Permanent Arp Entries
* - Static Arp Entries
* 2.2.2.2
+ 1.1.1.1
142.10.52.195
Console> (enable)
at 00-08-cc-44-aa-18 on vlan 5
at 00-08-94-cc-02-aa on vlan 5
at 00-10-07-3c-05-13 port 7/1-4 on vlan 5
次に、ARP テーブルを表示し、エイリアスを表示しない例を示します。
Console> (enable) show arp noalias
ARP Aging time = 300 sec
+ - Permanent Arp Entries
* - Static Arp Entries
142.10.52.195
121.23.79.121
Console> (enable)
関連コマンド
at 00-10-07-3c-05-13 port 7/1-4 on vlan 5
at 00-00-1c-03-00-40 port 7/1-4 on vlan 5
clear arp
set arp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-436
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show authentication
show authentication
認証情報を表示するには、show authentication コマンドを使用します。
show authentication
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、認証情報を表示する例を示します。
Console> show authentication
Login Authentication: Console Session
--------------------- ---------------tacacs
disabled
radius
disabled
kerberos
disabled
local*
enabled(primary)
attempt limit
3
lockout timeout (sec) disabled
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
3
disabled
Http Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
-
Enable Authentication:
---------------------tacacs
radius
kerberos
local*
attempt limit
lockout timeout (sec)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
3
disabled
Http Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
-
Console Session
----------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
3
disabled
*Local User feature enabled.
Console>
関連コマンド
set authentication enable
set authentication login
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-437
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show authorization
show authorization
スイッチの許可設定および設定情報を表示するには、show authorization コマンドを使用します。
show authorization
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、許可情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show authorization
Telnet:
-------
exec:
enable:
commands:
config:
all:
Primary
------tacacs+
-
Fallback
-------If-authen
-
tacacs+
-
If-authen
-
Primary
------tacacs+
-
Fallback
-------If-authen
-
Console:
--------
exec:
enable:
commands:
config:
all:
Console> (enable)
関連コマンド
-
set authorization commands
set authorization enable
set authorization exec
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-438
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show banner
show banner
Message-of-The-Day(MoTD)バナーを表示するには、show banner コマンドを使用します。
show banner
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、NVRAM(不揮発性 RAM)に格納された MoTD および Catalyst 4500 シリーズのスイッチ ファ
ブリック モジュール LCD バナーを表示する例を示します。
Console> show banner
MOTD banner:
Catalyst 4006, Software Release 6.1(1)
Console>
関連コマンド
set banner motd
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-439
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show boot ― ROM モニタ
show boot ― ROM モニタ
BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容を表示するには、show boot コ
マンドを使用します。
show boot
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定に関する情報を表示する例を示
します。
rommon 1 > show boot
BOOT variable = bootflash:cat4000.6-1-1.bin,1;
Configuration reg is 0x41
ignore-config: enabled
console baud: 9600
boot: first image in "bootflash:"
autoboot state = 2
autoboot count = 0
autoboot sptr = 0
rommon 2 >
関連コマンド
boot
clear boot ― ROM モニタ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-440
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show boot ― スイッチ
show boot ― スイッチ
(注)
このコマンドは、Supervisor Engine III または Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチ
のスーパバイザ エンジン モジュールにのみ適用されます。Supervisor Engine I または II 上でこのコ
マンドを実行すると、エラー メッセージが表示されます。
BOOT 環境変数およびコンフィギュレーション レジスタ設定の内容を表示するには、show boot コ
マンドを使用します。
show boot [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、show boot コマンドを使用する例を示します。
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号
Console> show boot
BOOT variable = bootflash:cat5000-sup3.5-1-0-59.bin,1;bootflash:cat5000-sup3.4-;
CONFIG_FILE variable = slot0:cfgfile1;slot0:cfgfile2
Configuration register is 0x10f
ignore-config: disabled
auto-config: recurring
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system commands
Console>
関連コマンド
clear boot ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-441
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cam
show cam
CAM(連想メモリ)テーブルを表示するには、show cam コマンドを使用します。
show cam count {dynamic | static | permanent | system} [vlan]
show cam {dynamic | static | permanent} mod/port
show cam mac_addr [vlan]
構文の説明
count
CAM エントリ数のみを表示します。
dynamic
ダイナミック CAM エントリを表示します。
static
スタティック CAM エントリを表示します。
permanent
固定 CAM エントリを表示します。
system
システム CAM エントリを表示します。
vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号を指定します。vlan オプションを使用しな
い場合は、すべての VLAN が表示されます。
mod/port
(任意)モジュールおよびポート番号を指定します。
mac_addr
MAC(メディア アクセス制御)アドレスを指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)デュアル PHY OC-12 モジュールの MAC ア
ドレスに関連する出力を表示すると、Virtual Circuit Descriptor(VCD)
、Virtual Path Identifier(VPI;
仮想パス識別子)、VCI(仮想回線識別子)、および Virtual Circuit(VC)タイプなどの追加情報が表
示されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show cam コマンドを入力すると、CAM テーブル エントリが表
示されます。
例
次に、すべての VLAN のダイナミック CAM エントリを表示する例を示します。
Console> show cam dynamic
* = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry.
VLAN
---1
1
1
1
1
1
1
Dest MAC/Route Des
-----------------00-60-5c-86-5b-81
00-60-2f-35-48-17
00-80-24-f3-47-20
00-60-09-78-96-fb
00-80-24-1d-d9-ed
00-80-24-1d-da-01
08-00-20-7a-63-01
Destination Ports or VCs / [Protocol Type]
---------------------------------------------------4/1 [ALL]
4/1 [ALL]
1/2 [ALL]
4/1 [ALL]
1/2 [ALL]
1/2 [ALL]
4/1 [ALL]
Total Matching CAM Entries Displayed = 7
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-442
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cam
次に、すべての VLAN に関するダイナミック CAM エントリを含めて、ATM デュアル PHY OC-12
モジュールの MAC アドレスに関連する出力を表示する例を示します。
Console> show cam dynamic
VLAN Dest MAC/Route Des Destination Ports or VCs
---- ------------------ ---------------------------------------------------12
00-14-14-14-14-1c
6/1
12
00-14-14-14-14-1d
6/1
12
00-14-14-14-14-1a
6/1
12
00-14-14-14-14-1b
6/1
12
00-14-14-14-14-18
6/1
12
00-14-14-14-14-19
6/1
12
00-14-14-14-14-16
6/1
12
00-14-14-14-14-17
6/1
12
00-14-14-14-14-14
6/1
12
00-14-14-14-14-15
6/1
6
00-14-14-14-14-16
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-17
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-14
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-15
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-1a
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-1b
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-18
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-19
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-1c
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
6
00-14-14-14-14-1d
4/1 VCD:98 VPI:0 VCI:127 Type: LANE Data Direct
3
00-14-14-14-14-14
4/1 VCD:101 VPI:0 VCI:130 Type: LANE Data Direct
3
00-14-14-14-14-15
4/1 VCD:101 VPI:0 VCI:130 Type: LANE Data Direct
Do you wish to continue y/n [n]? n
Total Matching CAM Entries Displayed = 21
Console>
表 2-15 に、ATM デュアル PHY OC-12 モジュールに show cam dynamic コマンドを実行した場合の
出力フィールドを示します。
表 2-15
show cam dynamic コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VCD
VC の VCD
VPI
VC の VPI
VCI
VC の VCI
Type
VC のタイプ(LANE Data Direct、LANE bus、または AAL5SNAP PVC)
次の例では、CAM エントリとしてルータがリストされています。MAC アドレスがルータに属する
場合、MAC アドレスに [R] が付加されて表示されます。VLAN が指定されている場合は、VLAN 番
号に一致する CAM エントリのみが表示されます。
Console> show cam 00-00-81-01-23-45
* = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry
Router Watergate with IP address 172.25.55.1 has CAM entries:
VLAN Dest MAC/Route Des
Destination Ports or VCs
---- --------------------------------------------------------------------1
00-00-81-01-23-45R
2/9 [IP]
2
00-00-81-01-23-45R
2/10 [IP]
Total Matching CAM Entries = 2
Console>
関連コマンド
clear cam
set cam agingtime
show cam agingtime
show config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-443
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cam agingtime
show cam agingtime
設定されたすべての VLAN(仮想 LAN)の CAM(連想メモリ)エージング タイム情報を表示する
には、show cam agingtime コマンドを使用します。
show cam agingtime
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、CAM エージング タイム情報を表示する例を示します。
Console>
VLAN
1
VLAN
3
VLAN
5
VLAN
9
VLAN 100
VLAN 200
VLAN 201
VLAN 202
VLAN 203
Console>
関連コマンド
show cam agingtime
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
aging time = 300 sec
clear cam
set cam agingtime
show cam
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-444
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cam notification
show cam notification
CAM(連想メモリ)テーブル通知、通知インターバル、追加および削除された MAC(メディア ア
クセス制御)アドレスのステータスを表示するには、show cam notification コマンドを使用します。
show cam notification {all | counters | enable | interval | historysize | mod/port}
show cam notification history [{[-]number_of_log_entries}]
構文の説明
all
CAM 通知のカウンタ、機能、インターバル、およびログ サイズ情報
を表示します。
counters
CAM 通知カウンタ情報を表示します。
enable
CAM 通知機能情報を表示します。
interval
CAM 通知インターバルを表示します。
historysize
CAM 通知ログ サイズ
(任意)モジュールおよびポート番号
mod/port
CAM 通知ヒストリ ログを表示します。
history
-
(任意)最近のログ エントリ
number_of_log_entries
(任意)表示する CAM 通知ログ エントリ数。CAM 通知ログ数を指定
しない場合は、ログ全体が表示されます。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、CAM 通知カウンタを表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification counters
MAC addresses added = 3
MAC addresses removed = 5
MAC addresses added overflowed = 0
MAC addresses removed overflowed = 0
MAC address SNMP traps generated = 0
Console>
次に、CAM 通知機能情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification enable
MAC address change detection enabled
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-445
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cam notification
次に、モジュール 2 のポート 1 ∼ 6 の CAM 通知情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification 2/1-6
Mod/Port
Added
Removed
--------- -------- -------2/1
enabled
disabled
2/2
enabled
disabled
2/3
enabled
enabled
2/4
enabled
enabled
2/5
disabled enabled
2/6
disabled enabled
Console>
次に、CAM 通知インターバルを表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification interval
CAM notification interval = 10 second(s).
Console>
次に、CAM 通知ヒストリ情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification history
Index Timestamp Operation Address
Vlan Mod/Port
===============================================================================
4 16676708 Unlearned 00:00:00:00:00:64
2 2/6
Unlearned 00:00:00:00:00:63
2 2/6
Unlearned 00:00:00:00:00:62
2 2/6
Learned
00:00:00:00:00:61
2 2/4
Learned
00:00:00:00:00:60
2 2/4
Unlearned 00:00:00:00:00:5f
2 2/4
Unlearned 00:00:00:00:00:5e
2 2/5
5 16697903 Learned
00:00:00:00:00:1a
1 2/1
Console>
次に、CAM 通知ログ サイズ情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification historysize
MAC address change history log size = 300
Console>
次に、CAM 通知設定情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show cam notification all
MAC address change detection enabled
CAM notification interval = 10 second(s).
MAC address change history log size = 300
MAC addresses added = 3
MAC addresses removed = 5
MAC addresses added overflowed = 0
MAC addresses removed overflowed = 0
MAC address SNMP traps generated = 0
Console>
関連コマンド
clear cam
set cam
set cam agingtime
set cam notification
set snmp trap
show cam
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-446
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cdp
show cdp
Cisco Discovery Protocol(CDP)情報を表示するには、show cdp コマンドを使用します。
show cdp
show cdp neighbors [mod] [vlan | duplex | capabilities | detail]
show cdp neighbors [mod/port] [vlan | duplex | capabilities | detail]
show cdp port [mod]
show cdp port [mod/port]
構文の説明
スイッチに接続されたシスコ製品の CDP 情報を表示します。
neighbors
mod
(任意)CDP 情報を表示するモジュール番号。モジュール番号を指定しない場
合は、スイッチ全体の CDP 情報が表示されます。
vlan
(任意)近接するシスコ製品のネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号を表示し
ます。
duplex
(任意)近接するシスコ製品のデュプレックス モードを表示します。
capabilities
(任意)近接するシスコ製品の機能コードを表示します。有効値は R、T、B、
S、H、I、および r(R =ルータ、T =トランス ブリッジ、B =送信元ルート
ブリッジ、S =スイッチ、H =ホスト、I = IGMP、および r =リピータ)です。
detail
(任意)近接するシスコ製品の詳細情報を表示します。
port
(任意)CDP 情報を表示するポートの番号
CDP ポートの設定を表示します。
port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、システムの CDP 情報を表示する例を示します。
Console> show cdp
CDP
Message Interval
Hold Time
Version
Console>
:enabled
:60
:180
:V2
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-447
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cdp
次に、詳細な CDP ネイバ情報を表示する例を示します。この出力は、コマンド実行時のネットワー
ク設定によって異なります。
Console> show cdp neighbors 4/4 detail
Port (Our Port):4/4
Device-ID:69046406
Device Addresses:
IP Address:172.20.25.161
Holdtime:150 sec
Capabilities:TRANSPARENT_BRIDGE SWITCH
Version:
WS-C5509 Software, Version McpSW: 5.3(0.29)BOU NmpSW: 5.3(0.29)BOU
Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems
Port-ID (Port on Device):4/8
Platform:WS-C6009
VTP Management Domain:unknown
Native VLAN:1
Duplex:half
Console>
次に、近接するシステムの CDP 情報を表示する例を示します。
Console> show cdp neighbors
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port
-------3/5
3/6
4/1
4/2
4/20
5/1
5/1
5/1
5/1
Console>
Device-ID
------------------------------002267619
002267619
002267619
002267619
069000057
005763872
066506245
066508595
066508596
Port-ID
------------------------3/6 *
3/5
4/2
4/1 #
8/5
2/1
2/1
5/12 *#
5/1
Platform
-----------WS-C4000
WS-C4000
WS-C4000
WS-C4000
WS-C5500
WS-C5000
WS-C5505
WS-C5505
WS-C5505
次に、近接するシステムの VLAN 情報を表示する例を示します。
Console> show cdp vlan
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port
-------3/5
3/6
4/1
4/2
4/20
5/1
5/1
Console>
Device-ID
------------------------------002267619
002267619
002267619
002267619
069000057
066508595
066508596
Port-ID
------------------------3/6 *
3/5
4/2
4/1 #
8/5
5/12 *#
5/1
NativeVLAN
---------1
1
1
1
1
1
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-448
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cdp
次に、近接するシステムのデュプレックス情報を表示する例を示します。
Console> show cdp neighbors duplex
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port
-------3/5
3/6
4/1
4/2
4/20
5/1
5/1
5/1
5/1
Console>
Device-ID
------------------------------002267619
002267619
002267619
002267619
069000057
005763872
066506245
066508595
066508596
Port-ID
------------------------3/6 *
3/5
4/2
4/1 #
8/5
2/1
2/1
5/12 *#
5/1
Duplex
-----half
half
full
full
half
half
次に、近接するシステムの機能情報を表示する例を示します。
Console> show cdp neighbors capabilities
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port
-------3/5
3/6
4/1
4/2
4/20
5/1
5/1
5/1
5/1
Console>
Device-ID
------------------------------002267619
002267619
002267619
002267619
069000057
005763872
066506245
066508595
066508596
Port-ID
------------------------3/6 *
3/5
4/2
4/1 #
8/5
2/1
2/1
5/12 *#
5/1
Capabilities
-----------T S
T S
T S
T S
T B S
T B S
T B S
T B S
T B S
次に、すべてのポートの CDP 情報を表示する例を示します。
Console> show cdp
CDP
Message Interval
Hold Time
Version
Port
-------2/1
2/2
5/1
5/2
5/3
5/4
5/5
5/6
5/7
5/8
Console>
関連コマンド
port
:enabled
:60
:180
:V2
CDP Status
---------enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
set cdp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-449
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cgmp leave
show cgmp leave
Cisco Group Management Protocol(CGMP)脱退機能のステータスを表示するには、show cgmp leave
コマンドを使用します。
show cgmp leave
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、CGMP 脱退機能のステータスを表示する例を示します。
Console> show cgmp leave
CGMP:
enabled
CGMP leave:
enabled
CGMP FastLeave: enabled
Console>
関連コマンド
set cgmp
set cgmp fastleave
set cgmp leave
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-450
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cgmp statistics
show cgmp statistics
Cisco Group Management Protocol(CGMP)統計情報を表示するには、show cgmp statistics コマンド
を使用します。
show cgmp statistics [vlan_id]
構文の説明
vlan_id
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VLAN 1 の CGMP 統計情報を表示する例を示します。
(任意)CGMP 統計情報を表示する VLAN(仮想 LAN)の番号
Console> show cgmp statistics 1
CGMP enabled
CGMP statistics for vlan 1:
valid rx pkts received
invalid rx pkts received
valid cgmp joins received
valid cgmp leaves received
valid igmp leaves received
valid igmp queries received
igmp gs queries transmitted
igmp leaves transmitted
failures to add GDA to EARL
topology notifications received
number of CGMP packets dropped
Console>
211915
0
211729
186
0
3122
0
0
0
80
2032227
表 2-16 に、show cgmp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-16
show cgmp statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Valid rx pkts received
受信された有効な CGMP パケット数
Invalid rx pkts received
受信された無効な CGMP パケット数
valid cgmp joins received
受信された CGMP グループ固有のクエリ数
valid cgmp leaves received
受信された CGMP 脱退数
valid igmp leaves received
受信された Internet Group Management Protocol(IGMP; インター
ネット グループ管理プロトコル)脱退数
valid igmp queries received
受信された IGMP レポート数
igmp gs queries transmitted
スイッチが送信した IGMP グループ固有クエリと同等のクエリ
数
igmp leaves transmitted
スイッチが送信した IGMP 脱退数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-451
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show cgmp statistics
表 2-16
show cgmp statistics コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
failures to add GDA to EARL
スイッチが Enhanced Address Recognition Logic(EARL)テーブ
ルにマルチキャスト エントリ
(Group Destination Address [GDA])
を追加する処理に失敗した回数
topology notifications received
スイッチが受信したトポロジー変更通知数
number of CGMP packets dropped スイッチが削除した IGMP パケット数
関連コマンド
clear cgmp statistics
set cgmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-452
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel
show channel
EtherChannel ID に基づいてチャネルの EtherChannel 設定情報および統計情報を表示するには、show
channel コマンドを使用します。
show channel [channel_id] [statistics | mac | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp |qos |
auxiliaryvlan | jumbo]]
構文の説明
channel_id
(任意)チャネルの EtherChannel ID
statistics
(任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)
統計情報を表示します。
mac
(任意)EtherChannel トラフィック統計情報を表示します。
info
(任意)EtherChannel 設定情報を表示します。
spantree
(任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。
trunk
(任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。
protocol
(任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。
gmrp
(任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ
を表示します。
gvrp
(任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表
示します。
qos
(任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示
します。
auxiliaryvlan
(任意)外部 VLAN に関する設定情報のみを表示します。
jumbo
(任意)ジャンボに関する設定情報のみを表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
channel_id を指定しない場合は、すべてのチャネルの EtherChannel 情報が表示されます。
機能固有のキーワードを指定しないでinfo キーワードを使用すると、
すべての情報が表示されます。
指定した EtherChannel が使用されていない場合は、情報が表示されません。
例
次に、EtherChannel 835 の PAgP 統計情報を表示する例を示します。
Console> show
Port Channel
id
----- ------7/5
835
7/6
835
Console>
channel 835
PAgP Pkts
Transmitted
----------194
204
statistics
PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts
Received InFlush
RetnFlush OutFlush InError
--------- --------- --------- --------- --------81
0
0
0
0
85
0
0
0
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-453
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel
次に、EtherChannel のトラフィック統計情報を表示する例を示します。
Console> show channel 835 mac
Channel Rcv-Unicast
Rcv-Multicast
Rcv-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------835
0
114650
0
Channel Xmit-Unicast
Xmit-Multicast
Xmit-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------835
0
177145
0
Channel Rcv-Octet
Xmit-Octet
-------- -------------------- -------------------835
10852890
14371660
Channel Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost
Out-Lost
-------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------835
0
0
0
0
0
0
Console>
次に、すべてのチャネルの EtherChannel 情報を表示する例を示します。
Console> show channel
Channel Id
Ports
----------- ----------------------------------------------768
2/1-2
769
4/3-4
770
4/7-8
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-454
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel
次に、EtherChannel 835 の設定情報を表示する例を示します。
Console> show channel
Chan Port Status
id
---- ----- ---------835 7/5 connected
835 7/6 connected
835 info
Channel
Admin Speed Duplex Vlan
mode
group
-------------------- ----- ----- ------ ---on
58 a-100 a-full
1
on
58 a-100 a-full
1
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
ifOper-group Neighbor
Chan Oper-Distribution PortSecurity/
Index
Oper-group cost Method
Dynamic Port
----- ---------- ---------- ----- ----------------- ------------379
1
0 mac both
379
1
0 mac both
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
Device-ID
Port-ID
Platform
------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500)
3/5
WS-C5500
069003103(5500)
3/6
WS-C5500
Chan Port Trunk-status Trunk-type
Trunk-vlans
id
----- ----- ------------ ------------- ----------------------------------------835 7/5 not-trunking negotiate
1-1005
835 7/6 not-trunking negotiate
1-1005
Chan Port Portvlancost-vlans
id
---- ----- -------------------------------------------------------------------835 7/5
835 7/6
Chan Port Port
id
priority
---- ----- -------835 7/5
32
835 7/6
32
Portfast Port
Port
vlanpri vlanpri-vlans
-------- ------- -----------------------------------------disabled
0
disabled
0
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
IP
IPX
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
GMRP
status
-------enabled
enabled
GMRP
registration
-----------Normal
Normal
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
GVRP
status
-------disabled
disabled
GVRP
GVRP
registration applicant
------------- --------Normal
Normal
Normal
Normal
Chan Port
id
---- ----835 7/5
835 7/6
Console>
Qos-Tx Qos-Rx Qos-Trust
Group
-------- -------- -------on
auto-on auto-on
on
auto-on auto-on
GMRP
forwardAll
---------disabled
disabled
Qos-DefCos
------ ------ ------------ ---------1q4t
untrusted
0
1q4t
untrusted
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-455
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel
表 2-17 に、show channel statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-17
show channel statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
ポート番号
Channel id
EtherChannel ID
PAgP Pkts Transmitted
ポート上で送信された PAgP パケット数
PAgP Pkts Received
ポート上で受信された PAgP パケット数
PAgP Pkts InFlush
受信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts RetnFlush
戻された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts OutFlush
送信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts InError
受信された PAgP エラー パケット数
表 2-18 に、show channel mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-18
show channel mac コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Channel
EtherChannel ID
Rcv-Unicast
EtherChannel で受信されたユニキャスト フレーム数
Rcv-Multicast
EtherChannel で受信されたマルチキャスト フレーム数
Rcv-Broadcast
EtherChannel で受信されたブロードキャスト フレーム数
Xmit-Unicast
EtherChannel で送信されたユニキャスト フレーム数
Xmit-Multicast
EtherChannel で送信されたマルチキャスト フレーム数
Xmit-Broadcast
EtherChannel で送信されたブロードキャスト フレーム数
Rcv-Octet
EtherChannel で受信されたオクテット フレーム数
Xmit-Octet
EtherChannel で送信されたオクテット フレーム数
表 2-19 に、show channel info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-19
show channel info コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Chan id
EtherChannel ID
Port
ポート番号
Status
ポート接続ステータス
Channel mode
EtherChannel モード
Admin group
EtherChannel 管理グループ
Speed
ポート速度
Duplex
ポートのデュプレックス
Vlan
Port VLAN メンバーシップ
if-index
インターフェイスのインデックス番号
Oper-group
グループの機能
Neighbor Oper-group
ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID
Chan cost
EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-456
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel
表 2-19
関連コマンド
show channel info コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Oper-Distribution Method
EtherChannel フレーム配信方法
PortSecurity/Dynamic Port
ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示すス
テータス
Device-ID
近接装置のシリアル番号およびホスト名
Port-ID
近接装置の接続先ポート番号
Platform
近接装置のプラットフォーム
Trunk-status
VLAN トランキング モード
Trunk-type
VLAN トランクのカプセル化タイプ
Trunk-vlans
トランクの許可 VLAN リスト
Portvlancost-vlans
スパニングツリー ポート VLAN コストおよび関連する VLAN ID
Port priority
スパニングツリー ポートのプライオリティ
Portfast
スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート
Port vlanpri-vlans
スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連する
VLAN ID
IP
IP プロトコル フィルタリング モード
IPX
IPX プロトコル フィルタリング モード
Group
グループ プロトコル フィルタリング モード
GMRP status
GMRP イネーブル ステート
GMRP registration
GMRP 登録モード
GMRP forwardAll
GMRP forward-all イネーブル ステート
GVRP status
GVRP イネーブル ステート
GVRP registration
GVRP 登録モード
GVRP applicant
GVRP 加入者モード
Qos-Tx
送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Rx
受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Trust
QoS ポートの信頼状態
QoS-DefCos
QoS のデフォルト CoS
set channel cost
set channel vlancost
set port channel
show channel group
show port channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-457
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel group
show channel group
EtherChannel 管理グループ メンバーシップに基づいて、チャネルの EtherChannel 設定情報および統
計情報を表示するには、show channel group コマンドを使用します。
show channel group [admin_group] [statistics | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp |
qos | auxiliaryvlan | jumbo]]
構文の説明
admin_group
(任意)EtherChannel 管理グループの番号。有効値は 1 ∼ 1024 です。
statistics
(任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)
統計情報を表示します。
info
(任意)EtherChannel 設定情報を表示します。
spantree
(任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。
trunk
(任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。
protocol
(任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。
gmrp
(任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ
を表示します。
gvrp
(任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表
示します。
qos
(任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示
します。
auxiliaryvlan
(任意)外部 VLAN に関する設定情報のみを表示します。
jumbo
(任意)ジャンボに関する設定情報のみを表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
admin_group を指定しない場合は、すべての管理グループの EtherChannel 情報が表示されます。
機能固有のキーワードを指定しないでinfo キーワードを使用すると、
すべての情報が表示されます。
例
次に、EtherChannel 管理グループ 58 の EtherChannel 情報を表示する例を示します。
Console> show channel group 58
Admin Port Status
Channel
Channel
group
Mode
id
----- ----- ---------- -------------------- -------58 6/5 connected on
835
58 6/6 connected on
835
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
Console>
Device-ID
Port-ID
Platform
------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500)
3/5
WS-C5500
069003103(5500)
3/6
WS-C5500
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-458
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel group
次に、EtherChannel 管理グループ 58 の PAgP 統計情報を表示する例を示します。
Console> show
Port Admin
Group
----- ------6/5
58
6/6
58
Console>
channel group 58 statistics
PAgP Pkts
PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts PAgP Pkts
Transmitted Received InFlush
RetnFlush OutFlush InError
----------- --------- --------- --------- --------- --------194
81
0
0
0
0
204
85
0
0
0
0
次に、EtherChannel 管理グループ 58 の EtherChannel 設定情報を表示する例を示します。
Console> show channel group 58 info
Admin Port Status
Channel
Ch
Speed
group
mode
id
----- ----- ---------- -------------------- ----- ----58 6/5 connected on
835 a-100
58 6/6 connected on
835 a-100
Duplex Vlan
------ ---a-full
1
a-full
1
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
ifOper-group Neighbor
Chan Oper-Distribution PortSecurity/
Index
Oper-group cost Method
Dynamic Port
----- ---------- ---------- ----- ----------------- ------------379
1
0 mac both
379
1
0 mac both
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
Device-ID
Admin
group
----58
58
Admin
group
----58
58
Port
Trunk-status Trunk-type
----6/5
6/6
Port
------------ ------------- ----------------------------------------not-trunking negotiate
1-1005
not-trunking negotiate
1-1005
Portvlancost-vlans
Port-ID
Platform
------------------------------- ------------------------- ---------069003103(5500)
3/5
WS-C5500
069003103(5500)
3/6
WS-C5500
Trunk-vlans
----- -------------------------------------------------------------------6/5
6/6
Admin Port Port
group
priority
----- ----- -------58 6/5
32
58 6/6
32
Portfast Port
Port
vlanpri vlanpri-vlans
-------- ------- -----------------------------------------disabled
0
disabled
0
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
IP
IPX
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
GMRP
status
-------enabled
enabled
GMRP
registration
-----------Normal
Normal
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
GVRP
status
-------disabled
disabled
GVRP
GVRP
registration applicant
------------- --------Normal
Normal
Normal
Normal
Admin Port
group
----- ----58 6/5
58 6/6
Console>
Qos-Tx Qos-Rx Qos-Trust
Group
-------- -------- -------on
auto-on auto-on
on
auto-on auto-on
GMRP
forwardAll
---------disabled
disabled
Qos-DefCos
------ ------ ------------ ---------untrusted
0
untrusted
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-459
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel group
表 2-20 に、show channel group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-20
show channel group コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Admin group
EtherChannel 管理グループ
Port
ポート番号
Status
ポート接続ステータス
Channel Mode
EtherChannel モード
Channel id
EtherChannel ID
Device-ID
近接装置のシリアル番号およびホスト名
Port-ID
近接装置の接続先ポート番号
Platform
近接装置のプラットフォーム
表 2-21 に、show channel group statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-21
show channel group statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
ポート番号
Admin Group
EtherChannel 管理グループ
PAgP Pkts Transmitted
ポート上で送信された PAgP パケット数
PAgP Pkts Received
ポート上で受信された PAgP パケット数
PAgP Pkts InFlush
受信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts RetnFlush
戻された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts OutFlush
送信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts InError
受信された PAgP エラー パケット数
表 2-22 に、show channel group info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-22
show channel group info コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Admin group
EtherChannel 管理グループ
Port
ポート番号
Status
ポート接続ステータス
Channel mode
EtherChannel モード
Ch id
EtherChannel ID
Speed
ポート速度
Duplex
ポートのデュプレックス
Vlan
Port VLAN メンバーシップ
if-Index
インターフェイスのインデックス番号
Oper-group
グループの機能
Neighbor Oper-group
ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID
Chan cost
EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト
Oper-Distribution Method
EtherChannel フレーム配信方法
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-460
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel group
表 2-22
関連コマンド
show channel group info コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
PortSecurity/Dynamic Port
ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示すス
テータス
Device-ID
近接装置のシリアル番号およびホスト名
Port-ID
近接装置の接続先ポート番号
Platform
近接装置のプラットフォーム
Trunk-status
VLAN トランキング モード
Trunk-type
VLAN トランクのカプセル化タイプ
Trunk-vlans
トランクの許可 VLAN リスト
Portvlancost-vlans
スパニングツリー ポート VLAN コストおよび関連する VLAN ID
Port priority
スパニングツリー ポートのプライオリティ
Portfast
スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート
Port vlanpri-vlans
スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連する
VLAN ID
IP
IP プロトコル フィルタリング モード
IPX
IPX プロトコル フィルタリング モード
Group
グループ プロトコル フィルタリング モード
GMRP status
GMRP イネーブル ステート
GMRP registration
GMRP 登録モード
GMRP forwardAll
GMRP forward-all イネーブル ステート
GVRP status
GVRP イネーブル ステート
GVRP registration
GVRP 登録モード
GVRP applicant
GVRP 加入者モード
Qos-Tx
送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Rx
受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Trust
QoS ポートの信頼状態
QoS-DefCos
QoS のデフォルト CoS
set channel cost
set channel vlancost
set port channel
show channel
show port channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-461
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel mac
show channel mac
チャネルの MAC(メディア アクセス制御)情報を表示するには、show channel mac コマンドを使
用します。
show channel mac
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、チャネルの MAC 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show channel mac
Channel Rcv-Unicast
Rcv-Multicast
Rcv-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------Channel Xmit-Unicast
Xmit-Multicast
Xmit-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------Channel Rcv-Octet
Xmit-Octet
-------- -------------------- -------------------Channel Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost
Out-Lost
-------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-462
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channelprotocol
show channelprotocol
シ ステ ム の各 モジ ュ ール で使 用 され てい る チャ ネリ ン グ プロ ト コル を表 示 する には、show
channelprotocol コマンドを使用します。
show channelprotocol
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、システムの各モジュールで使用されているプロトコルを表示する例を示します。
Console> show channelprotocol
Channel
Module Protocol
------ -------1
LACP
2
LACP
3
PAGP
4
LACP
Console>
関連コマンド
set channelprotocol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-463
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show channel traffic
show channel traffic
MAC(メディア アクセス制御)カウンタに基づくチャネル ポートの利用率を表示するには、show
channel traffic コマンドを使用します。
show channel traffic [channel_id]
構文の説明
channel_id
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
channel_id を指定しない場合は、すべてのチャネルの EtherChannel 情報が表示されます。
(任意)チャネルの番号
指定されたチャネルが使用されていない場合は、情報が表示されません。
例
次に、チャネルのトラフィック情報を表示する例を示します。
Console> show channel traffic 769
ChanId Port Rx-Ucst Tx-Ucst Rx-Mcst Tx-Mcst Rx-Bcst Tx-Bcst
------ ----- ------- ------- ------- ------- ------- ------769 1/1
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
769 1/2 100.00% 100.00% 100.00% 100.00%
0.00%
0.00%
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-464
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config
show config
デフォルト以外のシステム設定を表示するには、show config コマンドを使用します。
show config {system | mod} [all]
構文の説明
system
システム設定を表示します。
mod
モジュールの番号
(任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報
all
デフォルト
デフォルト以外の設定のみが表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定全体を表示するには、all キーワードを使用します。
例
次に、デフォルト以外のシステムおよびモジュールの設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show config
This command shows non-default configurations only.
Use 'show config all' to show both default and non-default configurations.
........
..
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
#Time: Thu Dec 23 1999, 21:56:01
!
#version 5.4(0.52)MIA7-Eng
#System Web Interface Version 5.0(0.25)
!
set editing disable
!
#frame distribution method
set port channel all distribution mac unknown
!
#snmp
set snmp trap 0.0.0.0
set snmp trap 0.0.0.0
!
#kerberos
set kerberos server 0.0.0.0
set kerberos server 0.0.0.0
set kerberos realm
set kerberos realm
!
#vtp
set vtp domain Lab_Network
set vtp v2 enable
set vtp pruning enable
set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active
set vlan 2 name VLAN0002 type ethernet mtu 1500 said 100002 state active
set vlan 6 name VLAN0006 type ethernet mtu 1500 said 100006 state active
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-465
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
!
#ip
set
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
10 name VLAN0010 type ethernet mtu 1500 said 100010 state active
20 name VLAN0020 type ethernet mtu 1500 said 100020 state active
50 name VLAN0050 type ethernet mtu 1500 said 100050 state active
100 name VLAN0100 type ethernet mtu 1500 said 100100 state active
152 name VLAN0152 type ethernet mtu 1500 said 100152 state active
200 name VLAN0200 type ethernet mtu 1500 said 100200 state active
300 name VLAN0300 type ethernet mtu 1500 said 100300 state active
303 name VLAN0303 type fddi mtu 1500 said 100303 state active
400 name VLAN0400 type ethernet mtu 1500 said 100400 state active
500 name VLAN0500 type ethernet mtu 1500 said 100500 state active
521 name VLAN0521 type ethernet mtu 1500 said 100521 state active
524 name VLAN0524 type ethernet mtu 1500 said 100524 state active
570 name VLAN0570 type ethernet mtu 1500 said 100570 state active
801 name VLAN0801 type trbrf mtu 4472 said 100801 state active bridge
850 name VLAN0850 type ethernet mtu 1500 said 100850 state active
917 name VLAN0917 type ethernet mtu 1500 said 100917 state active
999 name VLAN0999 type ethernet mtu 1500 said 100999 state active
1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active
1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state acti
1005 name trbrf-default type trbrf mtu 4472 said 101005 state active b
802 name VLAN0802 type trcrf mtu 4472 said 100802 state active parent
1003 name trcrf-default type trcrf mtu 4472 said 101003 state active p
3 translation 303 translation 0
4 translation 304 translation 0
5 translation 305 translation 0
303 translation 3 translation 0
304 translation 4 translation 0
305 translation 5 translation 0
351 translation 524 translation 0
524 translation 351 translation 0
interface sc0 1 1.10.11.212/255.255.255.0 1.10.11.255
set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0
172.20.52.126
set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0
172.20.52.125
set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0
172.20.52.121
!
#rcp
set rcp username 1
!
#dns
set ip dns server 171.68.10.70 primary
set ip dns server 171.68.10.140
set ip dns enable
set ip dns domain cisco.com
!
#spantree
set spantree fwddelay 4
801
set spantree maxage
10
801
#portfast
set spantree portfast bpdu-guard enable
#vlan 802
set spantree fwddelay 4
802
set spantree maxage
10
802
set spantree portstate 802 block 801
#vlan 1003
set spantree fwddelay 4
1003
set spantree maxage
10
1003
set spantree portstate 1003 block 1005
!
#syslog
set logging server 172.20.101.182
!
#set boot command
set boot config-register 0x100
set boot system flash bootflash:cat6000-sup.5-4-0-52.bin
!
#HTTP commands
set ip http server enable
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-466
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config
set ip http port 1922
!
# default port status is disable
!
#mls
set mls nde disable
!
#qos
set qos enable
set qos map 1q4t 1 1 cos 2
set qos map 1q4t 1 1 cos 3
set qos map 1q4t 1 1 cos 4
set qos map 1q4t 1 1 cos 5
set qos map 1q4t 1 1 cos 6
set qos map 1q4t 1 1 cos 7
!
#Accounting
set accounting commands enable config stop-only tacacs+
!
# default port status is enable
!
#module 1 : 2-port 1000BaseX Supervisor
!
#module 2 empty
!
#module 3 : 48-port 10/100BaseTX (RJ-45)
set spantree portfast
3/8 enable
!
#module 4 empty
!
#module 5 : 48-port 10/100BaseTX (RJ-45)
!
#module 6 empty
!
set vlan 100 6/1
set spantree portcost
6/1 200
!
#module 7 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet
set vlan 5
7/5
set vlan 100 7/23
set vlan 200 7/9
set port disable
7/5
set port name
7/9 1528 Hub
set port security 7/10 enable
set port security 7/10 maximum 200
set port security 7/10 00-11-22-33-44-55
set port security 7/10 00-11-22-33-44-66
set port security 7/10 00-11-22-33-44-77
set port security 7/10 violation restrict
set port security 7/10 age 30
set trunk 7/1 desirable isl 1-1005
set trunk 7/2 desirable isl 1-1005
set trunk 7/3 desirable isl 1-1005
set trunk 7/4 desirable isl 1-1005
set trunk 7/10 off negotiate 1-1005
set trunk 7/23 on isl 1-1005
set spantree portcost
7/23 150
set spantree portvlancost 7/23 cost 50 100
!
#module 8 empty
!
#module 9 empty
!
#module 15 empty
!
#module 16 empty
end
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-467
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config
次に、デフォルトおよびデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。
Console> show config all
begin
!
# ***** ALL (DEFAULT and NON-DEFAULT) CONFIGURATION *****
!
#Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24
!
#version 5.4(0.52)
!
set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
set prompt Console>
set length 24 default
set logout 20
set banner motd ^C^C
!
#system
set system baud 9600
set system modem disable
set system name
set system location
set system contact
!
(テキスト出力は省略)
#gvrp
set gvrp dynamic-vlan-creation disable
set gvrp disable
end
console>
次に、デフォルト以外のシステム設定情報を表示する例を示します。
Console> show config system
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
#Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24
!
#version 5.4(0.52)
!
#set boot command
set boot config-register 0x2
set boot system flash bootflash:kk1
end
Console>
次に、デフォルトおよびデフォルト以外のシステム設定情報をすべて表示する例を示します。
Console> show config system all
begin
!
#system
set system baud 9600
set system modem disable
set system name
set system location
set system contact
!
end
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-468
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config
次に、モジュール 1 のデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。
Console> show config 1
..............
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
#Current Time: Thu Dec 23 1999, 14:01:24
!
#version 5.4(0.52)
!
!
#module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor
!
end
Console>
次に、モジュール 1 のデフォルトおよびデフォルト以外の設定情報を表示する例を示します。
Console> show config 1 all
begin
!
#module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor
set module name
1
set vlan 1
1/1-4
set port channel 1/1-4 off
(テキスト出力は省略)
set port flowcontrol
1/1-4 receive on
set cdp enable
1/1-4
set trunk 1/1 auto negotiate 1-1005
(テキスト出力は省略)
set trunk 1/4 auto negotiate 1-1005
set spantree portfast
1/1-4 disable
(テキスト出力は省略)
set spantree portvlancost 1/4 cost 99
set port gvrp
1/1-4 disable
set gvrp registration Normal
1/1-4
set gvrp applicant Normal
1/1-4
set port gmrp
1/1-4 enable
set gmrp registration Normal
1/1-4
set gmrp fwdall disable
1/1-4
!
end
Console>
関連コマンド
clear config ― スイッチ
write
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-469
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show config mode
show config mode
現在のシステム コンフィギュレーション モードを表示するには、show config mode コマンドを使用
します。
show config mode
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、現在のシステム コンフィギュレーション モードを表示する例を示します。
Console> (enable) show config mode
System configuration mode set to text.
System configuration file = bootflash:switch.cfg
Console> (enable)
Console> (enable) show config mode
System configuration mode set to binary.
Console> (enable)
関連コマンド
set config mode
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-470
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show counters
show counters
ポートのハードウェア カウンタを表示するには、show counters コマンドを使用します。
show counters mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 2 のポート 1(ギガビット ポート)のハードウェア カウンタ情報を表示する例を
示します。
モジュールおよびポート番号
**GIGABIT PORT
Console> show counters 2/1
0 rxUnicastPacketCount
1 txUnicastPacketCount
2 rxMulticastPacketCount
3 txMulticastPacketCount
4 rxBroadcastPacketCount
5 txBroadcastPacketCount
6 rxByteCount
7 txByteCount
8 pkts64
9 pkts65to127
10 pkts128to255
11 pkts256to511
12 pkts512to1023
13 pkts1024to1522
14 rxNoPacketBufferCount
15 rxCRCAlignErrorPacketCount
16 rxUndersizedPacketCount
17 rxOversizedPacketCount
18 rxFragmentPacketCount
19 rxJabberPacketCount
20 pauseControlFramesRx
21 pauseControlFramesTx
22 unsupportedOpcodesRx
23 txQueueNotAvailable
24 totalCollisionCount
25 lateCollisionCount
26 singleCollisionFrames
27 multipleCollisionFrames
28 excessiveCollisionFrames
29 deferredTransmissions
30 carrierSenseErrors
31 falseCarrierDuringIdle
32 symbolErrorDuringCarrier
33 sequenceErrorDuringCarrier
Console>
=
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0
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0
0
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-471
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show counters
次に、モジュール 3 のポート 3(10/100 ポート)のハードウェア カウンタ情報を表示する例を示し
ます。
**10/100 PORT
Console> show counters 3/3
0 rxUnicastPacketCount
1 txUnicastPacketCount
2 rxMulticastPacketCount
3 txMulticastPacketCount
4 rxBroadcastPacketCount
5 txBroadcastPacketCount
6 rxByteCount
7 txByteCount
8 pkts64
9 pkts65to127
10 pkts128to255
11 pkts256to511
12 pkts512to1023
13 pkts1024to1522
14 rxNoPacketBufferCount
15 rxCRCAlignErrorPacketCount
16 rxUndersizedPacketCount
17 rxOversizedPacketCount
18 rxFragmentPacketCount
19 rxJabberPacketCount
20 pauseControlFramesRx
21 pauseControlFramesTx
22 unsupportedOpcodesRx
23 txQueueNotAvailable
24 totalCollisionCount
25 lateCollisionCount
26 singleCollisionFrames
27 multipleCollisionFrames
28 excessiveCollisionFrames
29 deferredTransmissions
30 carrierSenseErrors
31 falseCarrierDuringIdle
32 symbolErrorDuringCarrier
33 sequenceErrorDuringCarrier
Console>
=
=
=
=
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0
0
0
0
0
表 2-23 に、show counters コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-23
show counters コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
rxUnicastPacketCount
受信されたユニキャスト イーサネット パケット数
txUnicastPacketCount
送信されたユニキャスト イーサネット パケット数
rxMulticastPacketCount
受信されたマルチキャスト イーサネット パケット数
txMulticastPacketCount
送信されたマルチキャスト イーサネット パケット数
rxBroadcastPacketCount
受信されたブロードキャスト イーサネット パケット数
txBroadcastPacketCount
送信されたブロードキャスト イーサネット パケット数
rxByteCount
受信されたバイト数(エラー パケットおよびフレーミング ビットは除くが、Frame
Check Sequence [FCS] オクテットは含む)
txByteCount
送信されたバイト数(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)
pkts64
64 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビットは除
くが、FCS オクテットは含む)
pkts65to127
65 ∼ 127 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ
トは除くが、FCS オクテットは含む)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-472
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show counters
表 2-23
show counters コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
pkts128to255
128 ∼ 255 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ
トは除くが、FCS オクテットは含む)
pkts256to511
256 ∼ 511 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング ビッ
トは除くが、FCS オクテットは含む)
pkts512to1023
512 ∼ 1023 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング
ビットは除くが、FCS オクテットは含む)
pkts1024to1522
1024 ∼ 1522 オクテット長の(不良パケットを含む)受信パケット数(フレーミング
ビットは除くが、FCS オクテットは含む)
rxNoPacketBufferCount
パケット バッファを使用できないために削除されたパケット数
rxCRCAlignErrorPacketCount
64 ∼ 1518 オクテット長の受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテッ
トは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、または
オクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数
rxUndersizedPacketCount
オクテット長が 64 未満であることを除いて、正常な形式の受信パケット数(フレーミ
ング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)
rxOversizedPacketCount
オクテット長が 1518 を超えていることを除いて、正常な形式の受信パケット数(フ
レーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)
rxFragmentPacketCount1
オクテット長が 64 未満である受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オ
クテットは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、
またはオクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数
rxJabberPacketCount 2
オクテット長が 1518 を超える受信パケット(フレーミング ビットは除くが、FCS オ
クテットは含む)のうち、オクテットの整数部に不良 FCS(FCS エラー)があるか、
またはオクテットの非整数部に不良 FCS(アライメント エラー)があるパケットの数
unsupportedOpcodesRx
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒、1 Gbps で 1,600,000 カウント / 秒、10 Gbps
で 16,000,000 カウント / 秒です。
装置でサポートされていない 802.3 Clause 31 の表 31A-1 のオペコードが格納された、
受信済み MAC(メディア アクセス制御)制御フレームの数。このカウンタが増分す
るのは、ReceiveFrame 関数呼び出しによって戻された有効フレームの lengthOrType
フィールド値が 31.4.1.3 で指定された 802.3_MAC_Control の予約タイプと等しく、こ
の装置でサポートされていない機能のオペコードが格納されている場合です。
txQueueNotAvailable
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は、ネットワーク負荷およ
び具体的な設定に応じて異なります。
送信バッファ エラー(送信バッファが使用不能である場合など)のために送信されな
いフレーム数。この値が増分するのは、フレームを送信する予定があるにもかかわら
ず、送信バッファにフレームを格納できない場合です。
totalCollisionCount 3
このイーサネット セグメント上の合計コリジョン数の最適予測値です。
戻される値は、RMON プローブの場所によって異なります。IEEE 標準 802.3 のセク
ション 8.2.1.3(10BASE5)およびセクション 10.3.1.3(10BASE2)は、3 台以上のス
テーションが同時に送信している場合は、
1 台のステーションが受信モードでコリジョ
ンを検出する必要があると規定しています。リピータ ポートは、複数のステーション
が同時に送信している場合にコリジョンを検出する必要があります。したがって、リ
ピータ ポートに接続されたプローブは、同じセグメント上のステーションに接続され
たプローブよりも多くのコリジョンを記録することができます。10BASE-T の場合は、
プローブ接続位置の重要性は低下します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-473
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show counters
表 2-23
show counters コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
lateCollisionCount
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒です。
パケット送信を開始してから oneSlotTime が経過したあとに、コリジョンが検出され
た回数。遅く発生したコリジョンは、2 回(コリジョンおよび lateCollision として)カ
ウントされます。このカウンタは、lateCollsisionCount 変数がゼロ以外の場合に増分し
ます。この属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対して
は定義されません。
singleCollisionFrames
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 13,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 130,000 カウント / 秒です。
単一のコリジョンに関与し、それ以降、正常に送信されたフレーム数。このカウンタ
は、送信結果が transmitOK として報告され、その試行値が 2 の場合に増分します。こ
の属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義さ
れません。
multipleCollisionFrames
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 11,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 110,000 カウント / 秒です。
複数のコリジョンに関与し、それ以降、正常に送信されたフレーム数。このカウンタ
は、送信結果がtransmitOKとして報告され、かつ試行変数の試行値が3以上、attemptLimit
以下か等しい場合に増分します。この属性のカウンタは、全二重モードで動作する
MAC エンティティに対しては定義されません。
excessiveCollisionFrames
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 3255 カウント
/ 秒、100 Mbps で 32550 カウント / 秒です。
過度のコリジョンが発生したため正常に送信されなかったフレーム数を示します。こ
のカウンタは、送信中の試行値が attemptLimit に等しい場合に増加します。この属性
のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義されませ
ん。
deferredTransmissions
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 13,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 130,000 カウント / 秒です。
メディアがビジーであったために最初の試行で送信が遅れたフレーム数を示します。
このカウンタは、延期されたブール変数が TransmitLinkMgmt 関数によってアサートさ
れた場合に増分します。コリジョンに関与したフレームはカウントされません。この
属性のカウンタは、全二重モードで動作する MAC エンティティに対しては定義され
ません。
carrierSenseErrors
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 10 Mbps で 16,000 カウン
ト / 秒、100 Mbps で 160,000 カウント / 秒です。
carrierSense 変数がアサートされなかったか、またはフレーム送信中にコリジョン以外
の 理 由 で 放 棄 さ れ た 回 数 を 示 し ま す。こ の カ ウ ン タ は、送 信 終 了 時 に
carrierSenseFailureFlag が TRUE の場合に増加します。この属性のカウンタは、全二重
モードで動作する MAC エンティティに対しては定義されません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-474
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show counters
表 2-23
show counters コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
falseCarrierDuringIdle
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 100 Mbps 実装時に、最大
ネットワーク負荷に達している場合は 160,000 カウント / 秒、ネットワーク負荷がゼロ
の場合は 10 カウント / 秒です。
100BASE-X リンクが IDLE の場合の FALSE キャリア イベント数。このカウンタは、
シンボル レートの場合は増分しません。100BASE-X の場合は、次の CarrierEvent が発
生するまでの間、100 ミリ秒ごとに 1 回の最大レートで有効キャリアを完了したあと
に増加します。1000BASE-X の場合は、次の CarrierEvent が発生するまでの間、10 マ
イクロ秒ごとに 1 回の最大レートで有効キャリアを完了したあとに増加します。
symbolErrorDuringCarrier
再設定不可能な汎用カウンタ。このカウンタの最大増分値は 100 Mbps で 160,000 カウ
ント / 秒です。
100 Mbps で動作している場合は、有効キャリアが存在し、かつ無効データ シンボルが
1 回以上発生した場合の回数を示します。1000 Mbps で動作している場合は、全二重動
作時に minFraneSize 以上か同等の期間にわたって受信メディアが非アイドル(キャリ
ア イベント)であり、その期間中に、Physical Layer(PHY)が Gigabit Medium Independent
Interface(GMII)上の「データ受信エラー」を示す原因となるイベントが 1 つまたは
複 数 発 生 し た 回 数 を 示 し ま す。す べ て の 速 度 に お い て、こ の カ ウ ン タ は 有 効 な
CarrierEvent が発生するごとに 1 回増加します。コリジョンが存在する場合、このカウ
ンタは増分しません。
sequenceErrorDuringCarrier
非標準カウンタ
不良フレーミング エラーを引き起こす受信イベント数を示します。このカウンタは、
キャリア中の Service Selection Dashboard(SSD)または Early Packet Discard(EPD)で
コーディング エラーが発生した場合に増分します。この値は、symbolErrorDuringCarrier
または rxCRCAlignErrorPacketCount によって増分することもあります。
フロー制御カウンタ バージョン 1
pauseControlFramesTx
送信された有効制御フレームの個数
pauseControlFramesRx
受信された有効制御フレームの個数
1. etherStatsFragments は(コリジョンによって通常発生する)ラントおよびノイズ ヒットを両方カウントするため、通常、増分します。
2. このジャバー定義は、すべてのパケットが 20 ミリ秒を超える状態としてジャバーを定義している IEEE-802.3 セクション 8.2.1.5
(10BASE5)およびセクション 10.3.1.4(10BASE2)とは異なります。ジャバーを検出できる可能な範囲は 20 ∼ 150 ミリ秒です。
3. リピータ内の Remote Monitoring(RMON)プローブは、リピータと 1 つまたは複数のその他のホスト間のコリジョン(IEEE 802.3k で定義
された送信コリジョン)
、およびリピータが接続されている同軸セグメント上で見られるレシーバー コリジョンを報告するのが理想的です。
関連コマンド
clear counters
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-475
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show crypto key
show crypto key
RSA 鍵ペアの情報を表示するには、show crypto key コマンドを使用します。
show crypto key
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、鍵ペアの情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show crypto key
RSA keys was generated at: Tue Dec 14 1999, 14:22:48
1024 37
1120518394839901301166714853840995094745037456682394891249441779951543727187159999
64368303391096438617934227204437132666869289489849842570531592978972460769210453547201
03938686487836695793386604820940927205149512376570286088608321628093701730900686518705
8935024185402826063185974102411558894697025607154868421
Console> (enable)
関連コマンド
clear crypto key rsa
set crypto key rsa
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-476
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show dot1q-all-tagged
show dot1q-all-tagged
dot1q タギング ステータスを表示するには、show dot1q-all-tagged コマンドを使用します。
show dot1q-all-tagged
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、dot1q タギング ステータスを表示する例を示します。
Console> (enable) show dot1q-all-tagged
Dot1q all tagged mode disabled
Console> (enable)
関連コマンド
set dot1q-all-tagged
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-477
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show dot1x
show dot1x
システムの dot1x 機能、プロトコル バージョン、およびタイマー値を表示するには、show dot1x コ
マンドを使用します。
show dot1x
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、システムの dot1x 情報を表示する例を示します。
Console> show dot1x
PAE Capability
Protocol Version
system-auth-control
max-req
quiet-period
re-authperiod
server-timeout
supp-timeout
shutdown-timeout
tx-period
Console>
関連コマンド
Authenticator Only
1
enabled
2
60 seconds
3600 seconds
30 seconds
30 seconds
500 seconds
30 seconds
clear dot1x config
set dot1x
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-478
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show dvlan statistics
show dvlan statistics
DVLAN 統計情報を表示するには、show dvlan statistics コマンドを使用します。
show dvlan statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、DVLAN 統計情報を表示する例を示します。
Console> show dvlan statistics
VMPS Client Statistics
---------------------VQP Queries:
0
VQP Responses:
0
Vmps Changes:
0
VQP Shutdowns:
0
VQP Denied:
0
VQP Wrong Domain:
0
VQP Wrong Version:
0
VQP Insufficient Resource: 0
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-479
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show environment
show environment
システム ステータス情報を表示するには、show environment コマンドを使用します。
show environment {all | power}
構文の説明
all
システムの環境ステータス(温度も含む)の情報、およびシステムで使用可
能な電力に関する情報を表示します。
power
システムで使用可能な電力の情報を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
シャーシ タイプ、設置しているモジュール、電源によって、show environment power コマンドで表
示される出力結果は異なります。
例
次に、環境ステータス情報を表示する例を示します。
Console> show environment all
Environmental Status (. = Pass, F = Fail, U = Unknown)
Temperature:.
Chassis Temperature:39 degC (103 degF)
Over Temperature Threshold:75 degC (167 degF)
Critical Temperature Threshold:95 degC (203 degF)
Total Inline Power Available: 1333.00 Watts (26.66 Amps @50V)
Total Inline Power Drawn From the System: 29.00 Watts ( 0.58 Amps @50V)
Remaining Inline Power in the System: 1304.00 Watts (26.08 Amps @50V)
Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.30 Amps @50
V)
Mod. Total Allocated
To Module (Watts)
---- ----------------2
28.820
3
0.000
5
0.000
Total Used by
Module (Watts)*
--------------39.478
10.782
unknown
Max H/W Supported
Per Module (Watts)
-----------------830.562
830.562
312.000
Max H/W Supported
Per Port (Watts)
----------------15.400
15.400
6.500
(*) 'Total Used' value includes inline power drawn by connected devices
and the power used by the linecard itself
DC Power supplies are configured for 2500 Watts DC input
Power Budget is : 2 supplies
Power Available to the System (excluding inline power): 1666 Watts (138.83 Amps@12V)
Power Drawn from the System (excluding inline power): 265 Watts (22.08 Amps @12V)
Remaining Power (excluding inline power): 1401 Watts (116.75 Amps @12V)
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-480
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show environment
次に、Power-over-Ethernet(PoE)モジュールを搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチの現在の電
力ステータスを表示する例を示します。
Console> show environment power
PS1-Type
PS2-Type
PS3-Type
----------------- ----------------- ----------------WS-X4008
WS-X4008
none
PS1-Status PS2-Status PS3-Status PEM Installed PEM Powered
---------- ---------- ---------- ------------- ----------faulty
ok
none
no
no
Power Budget is 2 supplies
DC power supplies are configured for 2500Watts of DC input
Total (Watts) Drawn (Watts) Remain (Watts)
------------- ------------- -------------System Power (12V)
Inline Power (50V)
Mod. Allocated (Admin)
----------------to Mod
to Ports
(Watts)
(Watts)
---- -------- -------3
0.000
0.000
Console>
表 2-24
400
0
Total
Used
(Oper)
(Watts)
-------0.000
258
0
Max H/W Supported
------------------Per Module Per Port
(Watts)
(Watts)
---------- -------399.840
15.400
142
0
Inline
Power
Status
------None
モジュールで定義されている総使用量
モジュールの総使用量(ワット)
製品の WS-X 番号
不明
WS-X4148-RJ45V PoE カード
0 ∼ 850 ワット
WS-X4248-RJ21V 802.3af 準拠の PoE カード
0 ∼ 850 ワット
WS-X4248-RJ45V 802.3af 準拠の PoE カード
0 ∼ 850 ワット
WS-X4548-GB-RJ45V 802.3af 準拠の PoE カード
次に、PoE カードを搭載した Catalyst 4006 スイッチの現在の電力ステータスを表示する例を示しま
す。
Console> show environment power
Total Inline Power Available: 0 Watt
Total Inline Power Drawn From the System: 0 Watt
Remaining Inline Power in the System: 0 Watt
Configured Default Inline Power allocation per port: 6.00 Watts (0.11 Amps @51V)
Mod. Total Allocated
To Module (Watts)
---- ----------------3
0.000
5
0.000
Total Used by
Module (Watts)*
--------------0.000
unknown
Max H/W Supported
Per Module (Watts)
-----------------399.840
312.000
Max H/W Supported
Per Port (Watts)
----------------15.400
6.500
(*) 'Total Used' value includes inline power drawn by connected devices
and the power used by the linecard itself
Power Budget is : 1 supply
Power Available to the System (excluding inline power): 400 Watts (33.33 Amps @12V)
Power Drawn from the System (excluding inline power): 318 Watts (26.50 Amps @12V)
Remaining Power (excluding inline power): 82 Watts ( 6.83 Amps @12V)
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-481
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show environment
次に、PoE 対応の Catalyst 4500 シリーズ スイッチ(ただし、PoE 不設置)の現在の電力ステータス
を表示する例を示します。
Console> show environment power
Total Inline Power Available: 800.00 Watts (16.00 Amps @50V)
Total Inline Power Drawn From the System: 0 Watt
Remaining Inline Power in the System: 800.00 Watts (16.00 Amps @50V)
Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.30 Amps @50V)
DC Power supplies are configured for 2500 Watts DC input
Power Budget is : 1 supply
Power Available to the System (excluding inline power): 1000 Watts (83.33 Amps @12V)
Power Drawn from the System (excluding inline power): 265 Watts (22.08 Amps @12V)
Remaining Power (excluding inline power): 735 Watts (61.25 Amps @12V)
Console> (enable)
次に、1400 DC 電源を搭載した Catalyst 4500 シリーズ スイッチの現在の電力ステータスを表示する
例を示します。
Console> show environment power
Total Inline Power Available:4166 Watt
Total Inline Power Drawn From the System:0 Watt
Remaining Inline Power in the System:4166 Watt
Configured Default Inline Power allocation per port:6.00 Watts (0.12 Amps @50V)
DC Power supplies are configured for 5000Watts DC input
Power Budget is :1 supplies
Power Available to the System (excluding inline power):1360 Watts (113.33 Amps @12V)
Power Drawn from the System (excluding inline power):485 Watts (40.42 Amps @12V)
Remaining Power (excluding inline power):875 Watts (72.92 Amps @12V)
Console> (enable)
次に、インライン パワーまたはパワー バジェットの情報がまったくない Catalyst 4003 スイッチの
現在の電力ステータスを表示する例を示します。
Console> show environment power
Power Available to the System (excluding inline power): 400 Watts (33.33 Amps @12V)
Power Drawn from the System (excluding inline power): 153 Watts (12.75 Amps @12V)
Remaining Power (excluding inline power): 247 Watts (20.58 Amps @12V)
Console>
関連コマンド
set inlinepower defaultallocation
set power budget
show config
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-482
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show errdisable-timeout
show errdisable-timeout
errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示するには、show errdisable-timeout コマンド
を使用します。
show errdisable-timeout
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
システムに Supervisor Engine II が装備されている場合は、
ErrDisable Reason フィールドにクロスバー
フォールバック エラーが表示されることがあります。
例
次に、errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示する例を示します。
Console> (enable) show errdisable-timeout
ErrDisable Reason
Timeout Status
------------------- -----------bpdu-guard
Disable
channel-misconfig
Disable
duplex-mismatch
Disable
udld
Enable
crossbar-fallback
Disable
other
Disable
Interval: 300 seconds
Ports that will be enabled at the next timeout:
Port Errdisable Reason Port ErrDisableTimeout
---- ----------------- ---------------------3/3
udld
Disable
3/4
udld
Enable
Console>(enable)
関連コマンド
Action on Timeout
----------------Remain Disabled
Enabled
set errdisable-timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-483
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show errordetection
show errordetection
エラー検出の設定を表示するには、show errordetection コマンドを使用します。
show errordetection
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、エラー検出の設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show errordetection
Inband error detection:
disabled
Memory error detection:
enabled
Port counter error detection:
disabled
Console> (enable)
関連コマンド
set errordetection
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-484
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show file
show file
ファイルの内容を表示するには、show file コマンドを使用します。
show file [device:] filename [dump]
構文の説明
(任意)デバイス名。有効値は bootflash です。
device:
ファイル名
filename
(任意)指定されたファイルの 16 進ダンプを表示します。
dump
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-485
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show file
例
次に、ファイル cfg2: を表示する例を示します。
Console> (enable) show file cfg2
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
# Wed Apr 21 1999, 22:55:10
!
#version 5.3(0.53-Eng)ASP
!
set prompt test>
!
#frame distribution method
set port channel all distribution mac both
!
#ip
set interface sc0 1 172.20.25.145/255.255.0.0 172.20.255.255
set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0
172.20.25.201
!
#set boot command
set boot auto-config non-recurring
!
#qos
set qos map 1q4t 0 0 cos 0
set qos map 1q4t 0 0 cos 1
set qos map 1q4t 0 0 cos 2
set qos map 1q4t 0 0 cos 4
set qos map 1q4t 0 0 cos 5
set qos map 1q4t 0 0 cos 6
set qos map 1q4t 0 0 cos 7
set qos wred-threshold 1q4t tx queue 1 0 0 0 0
!
#module 1 : 4-port 10/100BaseTX Supervisor
!
#module 2 : 24-port 10BaseF Ethernet
!
#module 3 : 12-port 10/100BaseTX Ethernet
!
#module 4 empty
!
#module 5 empty
end
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-486
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show flash
show flash
ファイル コード名、バージョン番号、サイズなどのフラッシュ情報を表示するには、show flash コ
マンドを使用します。
show flash [[m/]device:] [all | chips | filesys]
構文の説明
m/
(任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと 2948G スイッチ
のスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ デバイスが搭載された
スーパバイザ エンジンのモジュール番号
device:
(任意)Supervisor Engine III 専用。有効値は bootflash、slot0 および slot1 です。
Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチのスーパバイザ エンジ
ン モジュールの場合、有効値は bootflash です。
all
(任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G
スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ メモリ デバ
イスの削除済みファイル、復元されたファイル、およびエラーを含むファイ
ルを表示するように指定するキーワード
chips
(任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G
スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。フラッシュ チップに関す
る情報を表示するキーワード
filesys
(任意)Supervisor Engine III、および Catalyst 4500 シリーズと Catalyst 2948G
スイッチのスーパバイザ エンジン モジュール専用。Device Info Block(デバ
イス情報ブロック)
、Status Info(ステータス情報)
、および Usage Information
(使用に関する情報)を表示するキーワード
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-487
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show flash
例
次に、フラッシュ情報を表示する例を示します。
Console> show flash
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1
.D 2
2D6B310A 100fc0 15
1052123 Aug 26 1998 15:43:50 cat5k_r47_1.cbi
2
.. 2
43B312DF 201ed8 15
1052608 Aug 27 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi
6283877 bytes available (2104731 bytes used)
Console> show flash chips
******** Intel Series 2+ Status/Register Dump ********
ATTRIBUTE MEMORY REGISTERS:
Config Option Reg (4000):
Config Status Reg (4002):
Card Status
Reg (4100):
Write Protect Reg (4104):
Voltage Cntrl Reg (410C):
Rdy/Busy Mode Reg (4140):
2
0
1
4
0
2
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 0
Intelligent ID Code : 8989A0A0
Compatible Status Reg: 8080
Global
Status Reg: B0B0
Block Status Regs:
0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 1
Intelligent ID Code : 8989A0A0
Compatible Status Reg: 8080
Global
Status Reg: B0B0
Block Status Regs:
0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 2
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 3
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 4
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
Console> show flash filesys
-------- F I L E
S Y S T E M
S T A T U S -------Device Number = 0
DEVICE INFO BLOCK:
Magic Number
= 6887635
File System Vers = 10000
Length
= 800000
Sector Size
= 20000
Programming Algorithm = 4
Erased State
= FFFFFFFF
File System Offset
= 20000
Length = 7A0000
MONLIB Offset
= 100
Length = C730
Bad Sector Map Offset = 1FFF8
Length = 8
Squeeze Log Offset
= 7C0000
Length = 20000
Squeeze Buffer Offset = 7E0000
Length = 20000
Num Spare Sectors
= 0
Spares:
STATUS INFO:
Writable
NO File Open for Write
(1.0)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-488
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show flash
Complete Stats
No Unrecovered
USAGE INFO:
Bytes Used
Bad Sectors
OK Files
Deleted Files
Files w/Errors
Errors
=
=
=
=
=
201D9B
0
1
1
0
Bytes Available = 5FE265
Spared Sectors = 0
Bytes = 100FC0
Bytes = 100DDB
Bytes = 0
Console> show flash all
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1
.D 2
2D6B310A 100fc0 15
1052123 Aug 26 1998 15:43:50 cat5k_r47_1.cbi
2
.. 2
43B312DF 201ed8 15
1052608 Aug 27 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi
6283877 bytes available (2104731 bytes used)
-------- F I L E
S Y S T E M
S T A T U S -------Device Number = 0
DEVICE INFO BLOCK:
Magic Number
= 6887635
File System Vers = 10000
(1.0)
Length
= 800000
Sector Size
= 20000
Programming Algorithm = 4
Erased State
= FFFFFFFF
File System Offset
= 20000
Length = 7A0000
MONLIB Offset
= 100
Length = C730
Bad Sector Map Offset = 1FFF8
Length = 8
Squeeze Log Offset
= 7C0000
Length = 20000
Squeeze Buffer Offset = 7E0000
Length = 20000
Num Spare Sectors
= 0
Spares:
STATUS INFO:
Writable
NO File Open for Write
Complete Stats
No Unrecovered Errors
USAGE INFO:
Bytes Used
= 201D9B Bytes Available = 5FE265
Bad Sectors
= 0
Spared Sectors = 0
OK Files
= 1
Bytes = 100FC0
Deleted Files = 1
Bytes = 100DDB
Files w/Errors = 0
Bytes = 0
******** Intel Series 2+ Status/Register Dump ********
ATTRIBUTE MEMORY REGISTERS:
Config Option Reg (4000):
Config Status Reg (4002):
Card Status
Reg (4100):
Write Protect Reg (4104):
Voltage Cntrl Reg (410C):
Rdy/Busy Mode Reg (4140):
2
0
1
4
0
2
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 0
Intelligent ID Code : 8989A0A0
Compatible Status Reg: 8080
Global
Status Reg: B0B0
Block Status Regs:
0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
16 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
24 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 1
Intelligent ID Code : 8989A0A0
Compatible Status Reg: 8080
Global
Status Reg: B0B0
Block Status Regs:
0 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
8 : B0B0 B0B0 B0B0 B0B0 B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-489
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show flash
16 :
24 :
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
B0B0
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 2
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 3
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
COMMON MEMORY REGISTERS: Bank 4
Intelligent ID Code : FF00FF
IID Not Intel -- assuming bank not populated
関連コマンド
reset ― スイッチ
show version ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-490
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show garp timer
show garp timer
すべての General Attribute Registration Protocol(GARP)タイマーのすべての値を表示するには、show
garp timer コマンドを使用します。
show garp timer
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
各タイマー値について、次の関係を維持する必要があります。
注意
(注)
例
•
Leave 時間は Join 時間 3 倍かそれ以上とする必要があります。
•
Leaveall 時間は Leave 時間より大きい必要があります。
すべてのレイヤ 2 接続デバイスに、同じ GARP アプリケーション(GMRP や GVRP など)タイマー
値を設定してください。このようなデバイス間で GARP タイマーが異なっていると、GARP アプ
リケーションが正常に動作しません。
変更されたタイマー値は、すべての GARP アプリケーション(GMRP や GVRP など)のタイマー
値に適用されます。
次に、GARP タイマーのすべての値を表示する例を示します。
Console> (enable) show garp timer
Timer
Timer Value (milliseconds)
-------- -------------------------Join
200
Leave
600
LeaveAll 10000
Console> (enable)
関連コマンド
set garp timer
set gmrp timer
set gvrp timer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-491
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gmrp configuration
show gmrp configuration
GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)関連の設定情報をすべて表示するには、show gmrp
configuration コマンドを使用します。
show gmrp configuration
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ポート リストが表示可能な行スペースを超える場合、リストは次の行に折り返されます。
例
次に、GMRP がイネーブルの場合の表示例を示します。
Console> (enable) show gmrp configuration
Global GMRP Configuration:
GMRP Feature is currently enabled on this switch.
GMRP Timers (milliseconds):
Join = 200
Leave = 600
LeaveAll = 10000
Port based GMRP Configuration:
GMRP Status
Registration
Forward All
Port
-------------------------------------------------------------------Enabled
Fixed
Disabled
2/1,3/1-2
Console> (enable)
関連コマンド
set gmrp registration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-492
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gmrp statistics
show gmrp statistics
指定した VLAN(仮想 LAN)の GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)関連の統計情報を表
示するには、show gmrp statistics コマンドを使用します。
show gmrp statistics [vlan]
構文の説明
vlan
デフォルト
VLAN を指定しない場合は、VLAN 1 の統計情報が表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VLAN 23 の GMRP 関連の統計情報をすべて表示する例を示します。
(任意)GMRP 統計情報を表示する VLAN
Console> show gmrp statistics 23
GMRP Statistics for vlan <23>:
Total valid GMRP Packets Received:
Join Emptys:
Join INs:
Leaves:
Leave Alls:
Emptys:
Fwd Alls:
Fwd Unregistered:
Total valid GMRP Packets Transmitted:
Join Emptys:
Join INs:
Leaves:
Leave Alls:
Emptys:
Fwd Alls:
Fwd Unregistered:
Total valid GMRP Packets Received:
Total GMRP packets dropped:
Total GMRP Registrations Failed:
Console>
関連コマンド
500
200
250
10
35
5
0
0
600
200
150
45
200
5
0
0
0
0
0
clear gmrp statistics
set gmrp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-493
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gmrp timer
show gmrp timer
GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)タイマー値をすべて表示するには、show gmrp timer
コマンドを使用します。
show gmrp timer
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
show multicast group コマンドを入力すると、GMRP 設定値を表示できます。
例
次に、GMRP タイマー値をすべて表示する例を示します。
Console> (enable) show gmrp timer
Timer
Timer Value(milliseconds)
--------------------------------------------Join
200
Leave
600
Leave All
10000
Console> (enable)
関連コマンド
set garp timer
set gmrp timer
set gvrp timer
show multicast group
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-494
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gvrp configuration
show gvrp configuration
タイマー値を含む、GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)設定情報を表示するには、show gvrp
configuration コマンドを使用します。
show gvrp configuration
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ポート リストが表示可能な行スペースを超える場合、リストは次の行に折り返されます。
GVRP に参加するポートがない場合は、メッセージ出力が [GVRP Participants running on port_list] か
ら [GVRP Participants running on no ports] に変更されます。
例
次に、GVRP の設定情報を表示する例を示します。
Console> show gvrp configuration
Global GVRP Configuration:
GVRP Feature is currently enabled on the switch.
GVRP dynamic VLAN creation is enabled.
GVRP Timers(milliseconds)
Join = 200
Leave = 600
LeaveAll = 10000
Port based GVRP Configuration:
GVRP Status Registration Port
-------------- --------------- ------------------------------------------------------Enabled
Normal
2/1-2,3/1-8,7/1-24,8/1-24
GVRP Participants running on 3/7-8.
Console>
関連コマンド
clear gvrp statistics
set gvrp
set gvrp dynamic-vlan-creation
set gvrp registration
set gvrp timer
show gvrp statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-495
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gvrp statistics
show gvrp statistics
ポートの GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)統計情報を表示するには、show gvrp statistics
コマンドを使用します。
show gvrp statistics [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 2、ポート 1 の GVRP 統計情報を表示する例を示します。
(任意)モジュールおよびポート番号
Console> show gvrp statistics 2/1
GVRP enabled
GVRP statistics for port 2/1:
Total valid pkts rcvd:
Total invalid pkts recvd
General Queries recvd
Group Specific Queries recvd
MAC-Based General Queries recvd
Leaves recvd
Reports recvd
Queries Xmitted
GS Queries Xmitted
Reports Xmitted
Leaves Xmitted
Failures to add GDA to EARL
Topology Notifications rcvd
GVRP packets dropped
Console>
18951
0
377
0
0
14
16741
0
16
0
0
0
10
0
表 2-25 に、show gvrp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-25
show gvrp statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
GVRP enabled
GVRP がイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているか
を示すステータス
Total valid pkts recvd
受信された有効な GVRP パケットの総数
Total invalid pkts recvd
受信された無効な GVRP パケットの総数
General Queries recvd
受信された GVRP 汎用クエリの総数
Group Specific Queries recvd
受信された CGMP グループ固有のクエリの総数
MAC-Based General Queries recvd 受信された MAC(メディア アクセス制御)ベースの汎用クエ
リの総数
Leaves recvd
受信された GVRP Leave の総数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-496
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show gvrp statistics
表 2-25
関連コマンド
show gvrp statistics コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Reports recvd
受信された GVRP レポートの総数
Queries Xmitted
スイッチが送信した GVRP 汎用クエリの総数
GS Queries Xmitted
スイッチが送信した GVRP グループ固有クエリと同等のクエリ
の総数
Reports Xmitted
スイッチが送信した GVRP レポートの総数
Leaves Xmitted
スイッチが送信した GVRP Leave の総数
Failures to add GDA to EARL
スイッチが Enhanced Address Recognition Logic(EARL)テーブ
ルにマルチキャスト エントリ
(Group Destination Address [GDA])
を追加する処理に失敗した回数の総数
Topology Notifications rcvd
スイッチが受信したトポロジー変更通知の総数
GVRP packets dropped
スイッチが削除した GVRP パケットの総数
clear gvrp statistics
set gvrp
set gvrp dynamic-vlan-creation
set gvrp registration
set gvrp timer
show gvrp configuration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-497
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show igmp filter
show igmp filter
スイッチ上で Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)
マルチキャスト フィルタリングを表示するには、show igmp filter コマンドを使用します。
show igmp filter
スイッチ上で IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによる IP アドレスの許可または拒否ス
テータスを表示するには、show igmp filter profile profile_id match-action コマンドを使用します。
show igmp filter profile profile_id match-action
特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルの IP アドレス、またはアドレス範囲を表示す
るには、show igmp filter profile コマンドを使用します。
show igmp filter profile profile_id
すべての IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルを表示するには、show igmp filter all コマン
ドを使用します。
show igmp filter all
IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルとポート、ポート リスト、またはすべてのポートの
対応関係を表示するには、show igmp filter map コマンドを使用します。
show igmp filter map {port_list | all}
構文の説明
profile profile_id
プロファイルに割り当てられた任意の番号
match-action
一致するプロファイルを表示します。
all
すべてのプロファイルを表示します。
map
プロファイルを特定のポートにマッピングします。
port_list
モジュール / ポートの値または値の範囲
デフォルト
すべての IGMP マルチキャスト フィルタが表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
show igmp filter profile では、すべてのプロファイル ID 値を設定する必要があります。
スイッチ管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管
理プロトコル)インターフェイスを使用して、IGMP トラフィック フィルタリングを設定します。
次のコマンドは、IGMP フィルタを有効にするコマンドです。
show igmp filter
次のコマンドは、ポート IP マルチキャスト フィルタ コマンドです。
show igmp filter profile profile_id match-action
show igmp filter profile profile_id
show igmp filter map {port_list | all }
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-498
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show igmp filter
例
次に、スイッチ上でイネーブル化された IGMP マルチキャスト フィルタリングのステータス例を示
します。
Console> (enable) show igmp filter
igmp filter is enabled
Console> (enable)
次に、スイッチ上でディセーブル化された IGMP マルチキャスト フィルタリングのステータス例を
示します。
Console> (enable) show igmp filter
igmp filter is disabled
Console> (enable)
次に、IP アドレスを許可する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのステータス例を示し
ます。
Console> (enable) show igmp filter profile 1 match-action
igmp filter match action is permit
Console> (enable)
次に、IP アドレスを拒否する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのステータス例を示し
ます。
Console> (enable) show igmp filter profile 1 match-action
igmp filter match action is denied
Console> (enable)
次に、特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによって許可された IP アドレス、また
はアドレス範囲を表示する例を示します。
Console> (enable) show igmp filter profile 1
ProfileId 1: FilterMode permit, IP Range
---------------------------------------------------226.1.1.1
Console> (enable)
次に、特定の IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルによって拒否された IP アドレス、また
はアドレス範囲を表示する例を示します。
Console> (enable) show igmp filter profile 1
ProfileId 1: FilterMode deny, IP Range
---------------------------------------------------226.1.1.1
Console> (enable)
次に、すべての IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルのすべての IP アドレスを表示する例
を示します。
Console> (enable) show igmp filter all
ProfileId 1: FilterMode deny, IP Range
---------------------------------------------------226.1.1.1
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-499
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show igmp filter
次に、IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルとモジュール 2/ ポート 48 の対応関係を表示す
る例を示します。
Console> (enable) show igmp filter map 2/48
Port
Profile
---------2/48
Console> (enable)
次に、すべてのポートに関する IGMP マルチキャスト フィルタ プロファイルの対応関係を表示す
る例を示します。
Console> (enable) show igmp filter map all
Port
Profile
---------2/1
1
2/2
2/3
2/4
2/5
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
2/11
...(truncated)
2/40
2/41
2/42
2/43
2/44
2/45
2/46
2/47
2/48
Console> (enable)
関連コマンド
set accounting commands
clear igmp filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-500
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show imagemib
show imagemib
特定のイメージの CISCO-IMAGE-MIB 内のイメージ情報を表示するには、show imagemib コマンド
を使用します。
show imagemib filename
構文の説明
filename
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スーパバイザ エンジン モジュール上のフラッシュ デバイスの CISCO-IMAGE-MIB 情報を表
示する例を示します。
フラッシュ デバイスの名前
Console> show imagemib cat4000.4-4-0-14.bin
show mib info for file cat4000.4-4-0-14.bin
show_presto_nmp_image_header : open file cat4000.4-4-0-14.bin error code = -3, )
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-501
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show inlinepower
show inlinepower
インライン パワーのステータスを表示するには、show inlinepower コマンドを使用します。
show inlinepower
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、インライン パワー用に設定されたすべてのモジュールのインライン パワーを表示する例を
示します。
Console> (enable) show inlinepower
Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.308 Amps)
Total Inline Power Available: 800 Watts
Mod
--2
3
Ports
on deny errdis off
-----------------0
0
0
48
0
0
0
48
Notify-Thld
(% of Max)
----------50
50
Inline Power (Watts)
Max Thld Admin Oper
---------------------850 425
20
10
850 425
20
22
Usage Status
-----------------Ok
Over-Adm
(*) "errdis" ports are static ports with insufficient power
(*) "Admin" power includes inline power allocated to the module and ports
Console> (enable)
関連コマンド
set inlinepower notify-threshold
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-502
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show interface ― ROM モニタ
show interface ― ROM モニタ
ネットワーク インターフェイスに関する情報を表示するには、show interface コマンドを使用しま
す。
show interface
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべてのネットワーク インターフェイスの情報を表示する例を示します。
rommon 1 > show interface
me1: inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.248 broadcast 172.20.52.39
rommon 2 >
関連コマンド
set interface
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-503
第2章
show interface ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show interface ― スイッチ
ネットワーク インターフェイスおよび標準の SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)リンク ト
ラップ動作に関する情報を表示するには、show interface コマンドを使用します。
show interface
show interface trap
構文の説明
trap
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべてのネットワーク インターフェイスの情報を表示する例を示します。
トラップ インターフェイスに関するステータス情報を表示します。
Console> show interface
sl0: flags=50<DOWN,POINTOPOINT,RUNNING>
slip 0.0.0.0 dest 0.0.0.0
sc0: flags=63<UP,BROADCAST,RUNNING>
vlan 100 inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.248 broadcast 172.20.52.39
me1: flags=62<DOWN,BROADCAST,RUNNING>
inet 172.20.52.37 netmask 255.255.255.224 broadcast 172.20.52.63
Console>
次に、トラップ インターフェイスがイネーブルであるか、またはディセーブルであるかを表示する
例を示します。
Console> (enable) show interface trap
Interface Trap
-------- ---sc0
enabled
me1
disabled
sl0
disabled
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-504
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show interface ― スイッチ
表 2-26 に、show interface コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-26
関連コマンド
show interface コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
me1
me1 インターフェイスに関する情報
flags
インターフェイスの状態を示すフラグ(以降のフィールドでデコードされ
る)
<UP,BROADCAST,
RUNNING>
インターフェイスの状態(UP、DOWN、BROADCAST、LOOPBACK、
POINTOPOINT、または RUNNING)
inet
インターフェイスの IP アドレス
netmask
インターフェイスのネットワーク マスク
broadcast
インターフェイスのブロードキャスト アドレス
sl0
Serial Line Interface Protocol(SLIP; シリアル ライン インターフェイス プロ
トコル)インターフェイスに関する情報
<UP,POINTOPOINT,
RUNNING>
イ ン タ ー フ ェ イ ス の 状 態(UP、DOWN、BROADCAST、LOOPBACK、
POINTOPOINT、または RUNNING)
slip
SLIP インターフェイスの IP アドレス
dest
コンソール ポートの接続先となるホストの IP アドレス
sc0
帯域内インターフェイスに関する情報
vlan
sc0 インターフェイスが割り当てられている VLAN(仮想 LAN)
(別名、管
理 VLAN)の番号
Interface
インターフェイスのタイプ
Trap
トラップがイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているかを示す
ステータス
set interface
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-505
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ip alias
show ip alias
定義されている IP エイリアスのリストを表示するには、show ip alias コマンドを使用します。
show ip alias [name]
構文の説明
name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべての IP エイリアスのリストを表示する例を示します。
(任意)特定のホストのエイリアス
Console> show ip alias
default
0.0.0.0
sparc20
192.168.10.69
cat5500-1
172.16.169.16
cat5500-2
172.16.169.20
Console>
関連コマンド
clear ip alias
set ip alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-506
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ip dns
show ip dns
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ネーム サーバおよびデフォルトの DNS ド
メイン名を表示するには、show ip dns コマンドを使用します。
show ip dns
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、DNS ネーム サーバおよびデフォルトの DNS ドメイン名を表示する例を示します。
Console> show ip dns
DNS is currently enabled.
The default DNS domain name is: cisco.com
DNS name server
--------------172.16.30.32
192.168.2.132
172.31.128.70
Console>
status
------primary
表 2-27 に、show ip dns コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-27
関連コマンド
show ip dns コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
DNS is currently enabled
DNS がイネーブル / ディセーブルのいずれに設定されているかを示
すステータス
default DNS domain name
デフォルトの DNS ドメイン名
DNS name server
設定された DNS サーバの IP アドレスまたは IP エイリアス
status
プライマリ DNS サーバ
clear ip dns domain
clear ip dns server
set ip dns
set ip dns domain
set ip dns server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-507
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ip http
show ip http
HTTP 設定およびスイッチ Web インターフェイス情報を表示するには、show ip http コマンドを使
用します。
show ip http
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、Web インターフェイスがサポートされている場合に、HTTP 設定および Web インターフェイ
ス情報を表示する例を示します。
Console> show ip http
HTTP Configuration Information:
---------------HTTP Server: enabled
HTTP port: 80
Web Interface: Supported
Switch Information:
-----------------File: applet.html
size: 912 bytes
version: 5.0(0.26)
date: 10/9/99
File: cvembopt.jar
size: 3500000 bytes
version: 5.0(0.26)
date: 10/9/99
Active Web Interface Session: 1
----------------------------Client IP Address: 192.20.20.45
Request Type: GET
Request URI: /all-engine.jar
Console>
次に、Web インターフェイスがサポートされていない場合に、HTTP 設定および Web インターフェ
イス情報を表示する例を示します。
Console> show ip http
HTTP Configuration Information:
---------------HTTP Server: disabled
HTTP port: 80
Web Interface: Not Supported
Console>
関連コマンド
set ip http port
set ip http server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-508
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ip permit
show ip permit
IP 許可リスト情報を表示するには、show ip permit コマンドを使用します。
show ip permit [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、IP 許可リスト情報を表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> (enable) show ip permit
Telnet permit list feature enabled.
Snmp permit list feature disabled.
Permit List
---------------172.16.0.0
172.20.52.3
172.20.52.32
Denied IP Address
----------------172.100.101.104
172.187.206.222
Mask
--------------255.255.0.0
255.255.255.224
Last Accessed Time
-----------------01/20/97,07:45:20
01/21/97,14:23:05
Access-Type
--------------telnet
snmp telnet
ssh
Type
-----SNMP
Telnet
Telnet Count
-----------14
7
SNMP Count
---------1430
236
Console> (enable)
表 2-28 に、show ip permit コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-28
show ip permit コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Permit List
スイッチへのアクセスを許可されている IP アドレスおよび IP エイリアス
Mask
許可 IP アドレスのサブネット マスク
Denied IP Address
スイッチへのアクセスを禁止されている IP アドレスおよび IP エイリアス
Access-Type
IP アドレスのアクセス タイプ(telnet、snmp、ssh、またはこれらの組み合
わせ)
Last Accessed Time
このアドレスからスイッチへのログインを最後に試行した日時
Type
ログイン試行タイプ
Telent Count
IP アドレスが Telnet アクセスを試行した回数
SNMP Count
IP アドレスが SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセスを試行
した回数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-509
第2章
show ip route ― ROM モニタ
関連コマンド
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
clear ip permit
set ip permit
set snmp trap
show ip route ― ROM モニタ
IP ルーティング テーブルのエントリを表示するには、show ip route コマンドを使用します。
show ip route
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、IP ルーティング テーブルのエントリを表示する例を示します。
rommon 1 > show ip route
Destination
Gateway
Interface
----------------------- ----------------------- --------default
172.20.52.33
me1
rommon 2 >
関連コマンド
clear ip route ― ROM モニタ
set ip route ― ROM モニタ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-510
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ip route ― スイッチ
show ip route ― スイッチ
IP ルーティング テーブルのエントリを表示するには、show ip route コマンドを使用します。
show ip route [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、IP ルート テーブルを表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> (enable) show ip route
Fragmentation
Redirect
Unreachable
-----------------------------enabled
enabled
enabled
Destination
Gateway
--------------- --------------default
172.20.52.1
172.20.52.0
172.20.52.5
default
default
Console> (enable)
RouteMask
---------0x0
0xffffffe0
0xff000000
Flags
----UG
U
UH
Use
-------73439
4
0
Interface
--------sc0
sc0
sl0
表 2-29 に、show ip route コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-29
関連コマンド
show ip route コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Fragmentation
IP フラグメンテーションの現在の設定
Redirect
Internet Control Management Protocol(ICMP; インターネット制御マネジメント
プロトコル)リダイレクトの現在の設定
Unreachable
ICMP 到達不能メッセージの現在の設定
Destination
宛先アドレスの IP ルートマスク
Gateway
ゲートウェイ ルータの IP アドレスまたは IP エイリアス
RouteMask
宛先により近いパス
Flags
ルータのステータス。有効値は U= アップ、G= ゲートウェイへのルート、H=
ホストへのルート、およびリダイレクトによる動的作成です。
Use
パケットをルーティングするためにルート エントリが使用された回数
Interface
インターフェイスのタイプ
clear ip route ― スイッチ
set ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-511
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show kerberos
show kerberos
Kerberos 設定に関する情報を表示するには、show kerberos コマンドを使用します。
show kerberos
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、Kerberos 設定情報を表示する例を示します。
kerberos> (enable) show kerberos
Kerberos Local Realm:CISCO.COM
Kerberos server entries:
Realm:CISCO.COM, Server:187.0.2.1,
Port:750
Kerberos Domain<->Realm entries:
Domain:cisco.com, Realm:CISCO.COM
Kerberos Clients NOT Mandatory
Kerberos Credentials Forwarding Enabled
Kerberos Pre Authentication Method set to None
Kerberos config key:
Kerberos SRVTAB Entries
Srvtab Entry 1:host/[email protected] 0 932423923 1 1 8 01;;8>00>50;0=0=0
kerberos> (enable)
表 2-30 に、show kerberos コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-30
関連コマンド
show kerberos コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Kerberos Local Realm
ローカル レルムが設定されているかどうかを示します。
Kerberos server entries
スイッチに入力されたサーバを示します。
Kerberos Pre Authentication Method
事前認証がイネーブルであるか、またはディセーブルである
かを示します。
Kerberos config key
データ暗号化規格鍵が設定されているかどうかを示します。
Kerberos SRVTAB entries
SRVTAB エントリを示します。
show kerberos creds
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-512
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show kerberos creds
show kerberos creds
スイッチの Kerberos 証明書を表示するには show kerberos creds コマンドを使用します。
show kerberos creds
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、Kerberos 証明書の情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show kerberos creds
No Kerberos credentials.
Console> (enable)
関連コマンド
show kerberos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-513
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show lacp-channel
show lacp-channel
Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルに関する情報を表示するには、show lacp-channel
コマンド セットを使用します。
show lacp-channel
show lacp-channel sys-id
show lacp-channel group [admin-key] [info [type] | statistics]
show lacp-channel [channel_id] [info [type] | statistics | mac]
show lacp-channel hash channel_id {{src_ip_addr [dest_ip_addr]} | dest_ip_addr | {src_mac_addr
[dest_mac_addr]} | dest_mac_addr | {src_port dest_port} | dest_port}
show lacp-channel traffic [channel_id]
構文の説明
sys-id
LACP に採用されているシステム ID を表示します。
group
チャネルに属するすべてのポートを表示します。
admin-key
(任意)管理鍵の番号。有効値は 1 ∼ 65535 です。
info
(任意)LACP チャネルの詳細情報を表示します。
type
(任意)機能に関連するパラメータを表示します。有効値は spantree、trunk、
protocol、gmrp、
gvrp、qos、rsvp、cops、dot1qtunnel、
auxiliary および jumbo です。
statistics
(任意)LACP 統計情報を表示します。
channel_id
(任意)チャネルの番号
mac
(任意)チャネルの MAC(メディア アクセス制御)情報
hash
特定のアドレスまたはレイヤ 4 ポート番号用にチャネルで使用される発信
ポートを表示します。
src_ip_addr
送信元の IP アドレス
dest_ip_addr
src_mac_addr
dest_mac_addr
(任意)宛先の IP アドレス
送信元の MAC アドレス
(任意)宛先の MAC アドレス
src_port
送信元ポート番号。有効値は 0 ∼ 65,535 です。
dest_port
宛先ポート番号。有効値は 0 ∼ 65,535 です。
traffic
チャネル ポートのトラフィック利用率を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
admin-key を指定しない場合は、すべての LACP チャネルに関する情報が表示されます。
channel_id を指定しない場合は、すべての LACP チャネルに関する情報が表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-514
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show lacp-channel
例
次に、すべての LACP チャネルに関する情報を表示する例を示します。
Console> show lacp-channel group
Admin Key
Ports
----------- -----69
4/1-2
70
4/5-6
143
2/1-2
151
4/3-4
152
4/7-8
Console>
次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する情報の一部を表示する例を示します。
Console> show lacp-channel group 152
Port Channel
Admin Ch
Partner Oper
Partner
Mode
Key
id
Sys ID
Port
----- --------- ----- ---- --------------------------------- ------4/7
active
152
770 8000,AC-12-24-56-78-90
4/3
4/8
active
152
770 8000,AC-12-24-56-78-90
4/4
Console>
次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する詳細情報を表示する例を示します。
Console> show lacp-channel group 152 info
I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected.
H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port.
Port
LACP Port
Priority
----- --------4/7 130
4/8 131
Port
Admin
Key
----- ----4/7 152
4/8 152
Console>
Port Speed Duplex VLANs Trunk status Port STP Port PortSecurity/
Status
Cost Priority Dynamic Port
----- ----- ------ ------ ------------ ----- -------- -----------C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
Channel
id
------770
770
ifIndex
----31
31
Partner Oper
Sys ID
------------------------800,AC-12-24-56-78-90
800,AC-12-24-56-78-90
Partner
Port Prior
---------248
249
Partner
Port
-------4/3
4/4
Partner
Oper Key
---------15768
15768
次に、管理鍵 152 に割り当てられたポートに関する LACP Tx および Rx 統計情報を表示する例を示
します。
Console> show lacp-channel group 152 statistics
Port Admin
LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts
Key
Transmitted Received Transmitted
Received
Errors
----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/7
152
0
92
0
0
0
4/8
152
0
0
0
0
0
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-515
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show lacp-channel
次に、管理鍵に割り当てられたすべてのポートを表示する例を示します。
Console> show lacp-channel group info
I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected.
H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port.
Port
LACP Port Port Speed Duplex VLANs Trunk status Port STP Port PortSecurity/
Priority Status
Cost Priority Dynamic Port
----- --------- ----- ----- ------ ------ ------------ ----- -------- -----------4/1 50
I
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/2 51
I
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/5 27
I
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/5 27
I
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
2/1 133
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
2/2 134
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/3 200
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/4 201
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/7 130
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
4/8 131
C
1000 full
1-1005 not-trunking
4
32
Port
Admin
Key
----- ------4/1 69
4/2 69
4/5 70
4/6 70
2/1 143
2/2 143
4/3 151
4/4 151
4/7 152
4/8 152
Console>
Channel
id
------0
0
0
0
768
768
769
769
770
770
ifIndex
----29
29
30
30
31
31
Partner Oper
Partner
Partner
Sys ID
Port Prior Port
-------------------------- ----------- ------0,00-00-00-00-00-00
0
3/1
0,00-00-00-00-00-00
0
4/5
0,00-00-00-00-00-00
0
7/3
0,00-00-00-00-00-00
0
7/4
1276,45-12-24-AC-78-90
34
5/1
1276,45-12-24-AC-78-90
35
5/2
13459,89-BC-24-56-78-90
200
1/1
13459,89-BC-24-56-78-90
201
1/2
8000,AC-12-24-56-78-90
248
4/3
8000,AC-12-24-56-78-90
249
4/4
Partner
Oper Key
-------0
0
0
0
5658
5658
9768
9768
15678
15768
次に、管理鍵に割り当てられたすべてのポートに関する Tx および Rx 統計情報を表示する例を示し
ます。
Console> show lacp-channel group statistics
Port Admin
LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts
Key
Transmitted Received Transmitted
Received
Errors
----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/1
69
0
0
0
0
0
4/2
69
0
0
0
0
0
4/5
70
0
0
0
0
0
4/6
70
0
0
0
0
0
2/1
143
0
0
0
0
0
2/2
143
0
0
0
0
0
4/3
151
0
0
0
0
0
4/4
151
0
0
0
0
0
4/7
152
0
92
0
0
0
4/8
152
0
0
0
0
0
Console>
次に、指定された送信元および宛先 IP アドレスの発信ポートを表示する例を示します。
Console> (enable) show lacp-channel hash 808 172.20.32.10 172.20.32.66
Selected channel port:2/17
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-516
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show lacp-channel
次に、チャネル ポートのトラフィック利用率を表示する例を示します。
Console> (enable) show lacp-channel traffic
ChanId Port Rx-Ucst Tx-Ucst Rx-Mcst Tx-Mcst Rx-Bcst Tx-Bcst
------ ----- ------- ------- ------- ------- ------- ------808 2/16
0.00%
0.00% 50.00% 75.75%
0.00%
0.00%
808 2/17
0.00%
0.00% 50.00% 25.25%
0.00%
0.00%
816 2/31
0.00%
0.00% 25.25% 50.50%
0.00%
0.00%
816 2/32
0.00%
0.00% 75.75% 50.50%
0.00%
0.00%
Console> (enable)
関連コマンド
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
show port lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-517
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show localusers
show localusers
スイッチのローカル ユーザ アカウントを表示するには、show localusers コマンドを使用します。
show localusers [username]
構文の説明
username
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、すべてのローカル ユーザ アカウントを表示する例を示します。
(任意)ローカル ユーザ アカウント
Console> (enable) show localusers
Local User Authentication: enabled
Username
Privilege Level
--------------------picard
15
number1
0
worf
15
troy
0
Console> (enable)
次に、特定のローカル ユーザ アカウントを表示する例を示します。
Console> (enable) show localusers troy
Local User Authentication: enabled
Username
Privilege Level
--------------------troy
0
Console> (enable)
関連コマンド
clear localusers
set localuser
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-518
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show log
show log
システムまたは特定のモジュールのエラー ログを表示するには、show log コマンドを使用します。
show log [mod]
show log dump [-count]
構文の説明
(任意)ログを表示するモジュール番号
mod
ダンプ ログの内容を表示します。
dump
(任意)表示するダンプ ログ エントリ数
-count
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
Signal Link Code Protocol/Link Code Protocol(SLCP/LCP)から受信した Application Specific Intergrated
Circut(ASIC; 特定用途向け IC)エラー メッセージの内容を即座に表示するには、set logging server
コマンドを使用します。
メモリ破壊などの特定のイベントが発生したときに生成されるログ ダンプ情報を表示するには、
dump キーワードを使用します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-519
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show log
例
次に、システムのエラー ログを表示する例を示します。
Console> show log
Network Management Processor (ACTIVE NMP) Log:
Reset count:
26
Re-boot History:
Jan 05 2001 14:27:13 0, Jan 05 2001 14:20:50 0
Dec 27 2000 10:18:30 0, Nov 22 2000 15:03:15 0
Nov 21 2000 14:52:26 0, Nov 13 2000 09:13:20 0
Bootrom Checksum Failures:
0
UART Failures:
Flash Checksum Failures:
0
Flash Program Failures:
Power Supply 1 Failures:
0
Power Supply 2 Failures:
DRAM Failures:
0
Exceptions:
0
0
2
0
Loaded NMP version:
6.2(1)
Reload same NMP version count: 0
Last software reset by user:
MCP Exceptions/Hang:
Heap Memory Log:
Corrupted Block = none
1/5/2001,14:26:35
0
NVRAM log:
01. 7/26/1999,15:57:51: convertCiscoMIB:PreSac(0) checksum failed: 0x0(0x4C5C)
02. 12/27/2000,10:18:30: convert_post_SAC_CiscoMIB:Block 0 converted from version 13
to 14
03. 12/27/2000,10:18:33: supVersion:Nmp version 6.2(0.57)KEY
04. 1/5/2001,14:27:17: supVersion:Nmp version 6.2(1)
Module 2 Log:
Reset Count:
12
Reset History: Fri
Fri
Wed
Wed
Jan
Jan
Dec
Nov
5 2001, 14:27:23
5 2001, 14:21:00
27 2000, 10:18:40
22 2000, 15:03:25
Module 3 Log:
Reset Count:
12
Reset History: Fri
Fri
Wed
Wed
Jan
Jan
Dec
Nov
5 2001, 14:27:24
5 2001, 14:21:01
27 2000, 10:18:40
22 2000, 15:03:25
NOTE: Use "show crashdump 1" to see the crashdump.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-520
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show log
表 2-31 に、show log コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-31
show log コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Network Management Processor スーパバイザ エンジン モジュールの NMP に適用されるログ
(ACTIVE NMP) Log
Reset count
システムのリセット回数
Re-boot History
システムをリブートした日時
Bootrom Checksum Failures
BootROM チェックサムのエラー数
UART Failures
Universal Asynchronous Receiver/Transmitter(UART)に障害が発
生した回数
Flash Checksum Failures
フラッシュ チェックサムのエラー数
Flash Program Failures
フラッシュ プログラムに障害が発生した回数
Power Supply 1 Failures
電源装置 1 に障害が発生した回数
Power Supply 2 Failures
電源装置 2 に障害が発生した回数
DRAM Failures
DRAM に障害が発生した回数
Exceptions:
例外ログ
Loaded NMP version
スイッチにロードされたスーパバイザ エンジン ソフトウェア
バージョン
Reload same NMP version count
現在のスーパバイザ エンジン ソフトウェアがスイッチにロー
ドされた回数
NVRAM log
NVRAM(不揮発性 RAM)エラーの発生回数
Reset History
システムをリセットした日時
次に、ダンプ ログ情報を表示する例を示します。
Console> show log dump
Total logs: 1
Console>
関連コマンド
clear log
set logging server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-521
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show log command
show log command
コマンド ログ エントリを表示するには、show logcommand を使用します。
show log command [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
コマンド ログ エントリ テーブルは、コンソールまたは Telnet からスイッチに送信されたコマンド
のヒストリ ログです。
例
次に、モジュール 1 のコマンド ログを表示する例を示します。
(任意)モジュール番号
Console> (enable) show log command 1
Active Command log:
001.
002.
003.
004.
005.
006.
007.
008.
009.
010.
011.
012.
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
Oct
04
04
04
04
04
04
04
04
04
04
04
04
09:44:35
09:44:55
10:09:07
10:10:15
10:10:19
10:10:47
10:12:42
10:12:57
10:14:46
10:14:53
10:15:04
10:15:08
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
Pid
=
=
=
=
=
=
=
=
=
=
=
=
86
86
86
86
86
86
86
86
86
86
86
86
show mod
clear log command 3
show port membership
enable
clear port help
clear spantree help
show
show qos help
show log 5
show log 1
show log command 5
show log command 1
Console> (enable)
関連コマンド
clear log command
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-522
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show logging
show logging
システム メッセージ ログの設定を表示するには、show logging コマンドを使用します。
show logging [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、デフォルトのシステム メッセージ ログ設定を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しないように設定します。
Console <enable> show logging
Logging buffer size:
timestamp option:
Logging history
Logging history
size:
severity:
Logging console:
Logging telnet:
Logging server:
server facility:
server severity:
Facility
------------acl
cdp
cops
dtp
dvlan
earl
ethc
filesys
gvrp
ip
kernel
ld
mcast
mgmt
mls
protfilt
pruning
privatevlan
qos
radius
rsvp
security
snmp
spantree
sys
tac
500
enabled
1
notifications(5)
enabled
enabled
disabled
LOCAL7
warnings(4)
Default Severity
----------------------7
6
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
Current Session Severity
-----------------------7
6
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
7
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-523
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show logging
tcp
telnet
tftp
udld
vmps
vtp
7
7
7
7
7
7
0(emergencies)
3(errors)
6(information)
Console> (enable)
7
7
7
7
7
7
1(alerts)
4(warnings)
7(debugging)
2(critical)
5(notifications)
表 2-32 に、show logging コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-32
show logging コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Logging buffer size
ロギング バッファのサイズ
timestamp option
タイムスタンプ オプションがイネーブルまたはディセーブルのどちら
に設定されているかを示すステータス
Logging history size
ロギング ヒストリのサイズ
Logging history severity
ヒストリ テーブルにエラーを記録するときの基準となる重大度
Logging console
コンソールへのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどちらに
設定されているかを示すステータス
Logging telnet
Telnet へのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定
されているかを示すステータス
Logging server
ロギング サーバへのロギングがイネーブルまたはディセーブルのどち
らに設定されているかを示すステータス
Facility
ロギングするファシリティの名前
Server/Default Severity
ファシリティからのエラーを記録するときの基準となるデフォルトの
重大度
Current Session Severity
現在のセッション中にファシリティからのエラーを記録するときの基
準となる重大度
0 (emergencies), 1 (alerts)... 数値で表した重大度コードの対応関係
関連コマンド
clear logging server
set logging buffer
set logging console
set logging history
set logging level
set logging server
set logging session
show logging buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-524
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show logging buffer
show logging buffer
内部バッファに格納されているシステム メッセージを表示するには、show logging buffer コマンド
を使用します。
show logging buffer [-] [number_of_messages]
構文の説明
-
(任意)バッファの末尾から最新のメッセージ順に、システム メッセー
ジを表示するように設定します。
number_of_messages
(任意)表示されるシステム メッセージの数。有効値は 1 ∼ 1023 です。
デフォルト
バッファに格納されている最近の 20 個のメッセージを表示します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
「–」キーワードを使用しない場合、システム メッセージはバッファの先頭から表示されます。
number_of_messages を指定しない場合、バッファに格納されている最後の 20 個のメッセージが表示
されます。
ロギング タイムスタンプ オプションがイネーブルの場合、タイムスタンプも表示されます。タイ
ムスタンプ オプションをイネーブルにするには、set logging timestamp コマンドを使用します。
ロギング タイムスタンプ オプションがイネーブルの場合、出力に表示される +00:00 または -00:00
は、Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)からの時間および分の補正を示します。
例
次に、内部バッファ内のすべてのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例では、
タイムスタンプ オプションがイネーブルになっています。
Console <enable> show logging buffer
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 1 is online
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 5 is online
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 4 is online
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-6:Subagent 2 connected
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-5:Cold Start Trap
Console <enable>
次に、内部バッファ内の最初の 4 つのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例で
は、タイムスタンプ オプションがディセーブルになっています。
Console <enable> show logging buffer 4
%SYS-5:Module 1 is online
%SYS-5:Module 5 is online
%SYS-5:Module 3 failed configuration
Console <enable>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-525
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show mac
次に、内部バッファ内の最後の 4 つのシステム メッセージを表示する例を示します。この出力例で
は、タイムスタンプ オプションがイネーブルになっています。
Console <enable> show logging buffer -4
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 3 failed configuration
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SYS-5:Module 4 is online
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-6:Subagent 2 connected
1999 Mar 09 19:33:05 +00:00%SNMP-5:Cold Start Trap
Console <enable>
関連コマンド
set logging buffer
set logging timestamp
show mac
MAC(メディア アクセス制御)カウンタの内容を表示するには、show mac コマンドを使用します。
show mac [mod[/port]]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュール番号を指定しない場合、すべてのモジュールが表示されます。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
ポート番号を指定しない場合、すべてのポートが表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-526
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show mac
例
次に、モジュール 3 のポート 4 の MAC 情報を表示する例を示します。
Console> show mac 3/4
MAC
Rcv-Frms
Xmit-Frms Rcv-Multi Xmit-Multi Rcv-Broad Xmit-Broad
-------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4
0
0
0
0
0
0
MAC
Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost
Out-Lost
-------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4
0
0
0
0
0
0
MAC
SMT-Address
Curr-Path TReq
TNeg
TMax
TVX
------- ----------------- ---------- -------- -------- -------- -------3/4
00:06:7c:b3:bc:98 primary
165000
165000
165004
2509
00-60-3e-cd-3d-19
MAC
Upstream-Nbr
------- ----------------3/4
00:00:1f:00:00:00
00-00-f8-00-00-00
Downstream-Nbr
----------------00:00:1f:00:00:00
00-00-f8-00-00-00
Old-Upstrm-Nbr
----------------00:00:1f:00:00:00
00-00-f8-00-00-00
Old-Downstrm-Nbr
----------------00:00:1f:00:00:00
00-00-f8-00-00-00
MAC
Rcv-Smt
Xmit-Smt
Rcv-llc
Xmit-llc
Tvx-Exp-Ct RingOp-Ct
------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------3/4
0
0
1
61
0
1
Port
Rcv-Unicast
Rcv-Multicast
Rcv-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------3/4
0
0
0
Port
Xmit-Unicast
Xmit-Multicast
Xmit-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------3/4
0
0
0
Port
Rcv-Octet
Xmit-Octet
-------- -------------------- -------------------3/4
0
0
Last-Time-Cleared
-------------------------Tue Apr 13 1999, 08:31:20
Console>
表 2-33 に、show mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-33
show mac コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
MAC
モジュールおよびポート
Rcv-Frms
ポートで受信されたフレーム
Xmit-Frms
ポートで送信されたフレーム
Rcv-Multi
ポートで受信されたマルチキャスト フレーム
Xmit-Multi
ポートで送信されたマルチキャスト フレーム
Rcv-Broad
ポートで受信されたブロードキャスト フレーム
Xmit-Broad
ポートで送信されたブロードキャスト フレーム
Dely-Exced
延期期間が長すぎたために打ち切られた送信フレームの総数
MTU-Exced
Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを超過し
たフレーム
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-527
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show mac
表 2-33
show mac コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
In-Discard
フレームをスイッチングする必要がなかったために廃棄された着信フ
レーム
Lrn-Discard
Enhanced Address Recognition Logic(EARL)のページが一杯であった
ために廃棄された CAM(連想メモリ)エントリ
In-Lost
ポート上で受信された Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロ
トコル)パケット数。構造が違うため、Catalyst 5000 シリーズ スイッ
チとは異なります。
(注)
In-Lost は、rxCRCAlignErrorPacketCount、
rxUndersizedPacketCount、rxOversizedPacketCount、
rxFragmentPacketCount および rxJabberPacketCount の合計です。
Out-Lost
(バッファ スペース不足により)
転送される前に失われた発信フレーム
SMT-Address
Fiber Distributedd Data Interface(FDDI)ポ ー ト の Station Management
(SMT)アドレス
Curr-Path
現在使用されているパス(プライマリまたはセカンダリ)
TReq
トークン ローテーション タイム要求値
TNeg
ネゴシエーションされたトークン ローテーション タイム値
TMax
最大トークン ローテーション タイム値
TVX
有効送信タイマー値
Upstream-Nbr
現在のアップストリーム ネイバの MAC アドレス
Downstream-Nbr
現在のダウンストリーム ネイバの MAC アドレス
Old-Upstrm-Nbr
直前のアップストリーム ネイバの MAC アドレス
Old-Downstrm-Nbr
直前のダウンストリーム ネイバの MAC アドレス
Rcv-Smt
ポートで受信された SMT フレーム数
Xmit-Smt
ポートで送信された NSMT フレーム数
Rcv-llc
ポートで受信された NLLC フレーム数
Xmit-llc
ポートで送信された Logical Link Control(LLC; 論理リンク制御)フレー
ム数
Tvx-Exp-Ct
TVX タイマーの期限が切れた回数
RingOp-Ct
リングが動作可能になった回数
Rcv-Unicast
ポートで受信されたユニキャスト フレーム数
Rcv-Multicast
ポートで受信されたマルチキャスト フレーム数
Rcv-Broadcast
ポートで受信されたブロードキャスト フレーム数
Xmit-Unicast
ポートで送信されたユニキャスト フレーム数
Xmit-Multicast
ポートで送信されたマルチキャスト フレーム数
Xmit-Broadcast
ポートで送信されたブロードキャスト フレーム数
Rcv-Octet
ポートで受信されたオクテット フレーム数
Xmit-Octet
ポートで送信されたオクテット フレーム数
Last-Time-Cleared
最後に clear counters コマンドを実行した日時
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-528
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show module
show module
モジュールのステータスおよび情報を表示するには、show module コマンドを使用します。
show module [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュールを取り外して、別のタイプのモジュールと交換した場合は、show module の出力に、モ
ジュール設定が現在のモジュール タイプと一致しないことを示すメッセージが表示されます。この
メッセージを消去するには、このモジュールに対して clear config mod_num コマンドを入力するか、
または新しいモジュール用の別のパラメータを設定します。
(任意)モジュール番号。モジュール番号を指定しない場合は、すべてのモ
ジュールが表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show module コマンドを実行した場合、スーパバイザ エンジンの
スロット数は [1] として表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチに show module コマンドを実行した場合、4 ポート 100FX カードを
搭載した 32 ポート モジュール(WS-X4502)のエントリは、ポート数が 36 と表示されます。アッ
プリンク カードが搭載されていない場合は、ポート 1 ∼ 32 のみが表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチのスーパバイザ エンジン モジュールには me1 が搭載されています
が、show module または show port コマンドを実行しても、me1 ポート情報は表示されません。
例
次に、モジュール 3 のステータスおよび情報を表示する例を示します。
Console>
Mod Slot
--- ---3
3
show module 3
Ports Module-Type
Model
Sub Status
----- ------------------------- ------------------- --- -------9
Gigabit Ethernet
WS-X5410
no disable
Mod Module-Name
Serial-Num
--- ------------------- -------------------3
00007285650
Mod MAC-Address(es)
Hw
Fw
Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- ----------------3
00-e0-1e-38-48-cc to 00-e0-1e-38-48-d7 0.2
4.1(0.53-E 5.1(0.59))
Mod Inlinepower Trap
___ ________________
3
disabled
Inline Power Usage-Threshold
____________________________
40
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-529
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show module
次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチのステータスおよび情報を表示する例を示します。
Console>
Mod Slot
--- ---1
1
4
4
6
6
show module
Ports Module-Type
----- ------------------------2
1000BaseX Supervisor
48
Inline Power Module
48
Inline Power Module
Mod Module-Name
--- -------------------1
4
6
Model
------------------WS-X4013
WS-X4248-RJ45V
WS-X4148-RJ45V
Sub
--no
no
no
Status
-------ok
ok
ok
Serial-Num
-------------------JAE062600G2
JAB063807S5
JAB053805KS
Mod MAC-Address(es)
--- -------------------------------------1
00-01-96-1f-89-00 to 00-01-96-1f-8c-ff
4
00-03-6b-87-f9-90 to 00-03-6b-87-f9-bf
6
00-05-9a-71-91-a0 to 00-05-9a-71-91-cf
Console>
Hw
Fw
Sw
------ ---------- ----------------3.2
5.4(1)
7.5(0.42-Eng)
0.4
1.6
次に、モジュールのインライン パワーの使用量が管理およびハードウェアがサポートする最大値を
超えた場合に、モジュール 2 のステータスおよび情報を表示する例を示します。
Console> show module 2
Mod Slot Ports Module-Type
Model
Sub Status
--- ---- ----- ------------------------- ------------------- --- -------2
2
48
Inline Power Module
WS-X4248-RJ45V
no Pwr Over
Mod Module-Name
Serial-Num
--- -------------------- -------------------2
JAB073105B8
Mod MAC-Address(es)
Hw
Fw
Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- -----------2
00-05-9a-80-23-d0 to 00-05-9a-80-23-ff 0.8
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-530
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show module
表 2-34 に、show module コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-34
show module コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Mod
モジュール番号
Slot
スロット番号
Module-Name
モジュール名(設定されている場合)
Ports
モジュールのポート数
Module-Type
モジュール タイプ(10BASE-T イーサネットやトークンリングなど)
Model
モジュールのモデル番号
Serial-Num
モジュールのシリアル番号
Status
モジュールのステータス。有効なステータス ストリングは ok、disable、faulty、
other、standby、および error です。
MAC-Address(es)
モジュールの MAC(メディア アクセス制御)アドレスまたは MAC アドレス
範囲。トークンリング モジュールの MAC アドレスは非標準形式で表示され
ます。
Hw
モジュールのハードウェア バージョン1
Fw
モジュールのファームウェア バージョン2
Sw
モジュールのソフトウェア バージョン
SMT User-Data
Fiber Distributed Data Interface(FDDI)モジュールに定義されたユーザデータ
ストリング
T-Notify
FDDI モジュールに設定された T-Notify タイマー値
CF-St
FDDI モジュールのコンフィギュレーション マネジメント ステート
ECM-St
FDDI モジュールのエンティティ コーディネーション マネジメント ステート
オプションのバイパス スイッチが存在するかどうかを示すステータス
Bypass
3
サブモジュール タイプ
Sub-Type
Sub-Model
Sub-Serial
3
Sub-Hw
3
3
サブモジュールのモデル番号
サブモジュールのシリアル番号
サブモジュールのハードウェア バージョン
1. スーパバイザ エンジン モジュールの Hw には、スーパバイザ エンジン モジュールの Enhanced Address
Recognition Logic(EARL)ハードウェア バージョンが表示されます。
2. スーパバイザ エンジン モジュールの Fw には、スーパバイザ エンジン モジュールのブート バージョンが表示
されます。
3. EARL 情報を表示します。このフィールドは Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッチでは dd と
なります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-531
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show multicast group
show multicast group
マルチキャスト グループの設定を表示するには、show multicast group コマンドを使用します。
show multicast group [mac_addr] [vlan_id]
構文の説明
mac_addr
(任意)宛先の MAC(メディア アクセス制御)アドレス
vlan_id
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VLAN 1 のマルチキャスト グループの設定を表示する例を示します。
Console> show multicast group 1
VLAN Dest MAC/Route Des
[CoS]
Destination Ports or VCs / [Protocol Type]
---- ----------------- ----- ---------------------------------1
01-00-5e-00-01-28*
3/1,12/9
1
01-00-5e-63-7f-6f*
3/1,12/5,12/9
Total Number of Entries = 2
Console>
次に、VLAN 5 の特定の MAC アドレスに関するマルチキャスト グループの設定を表示する例を示
します。
Console> show multicast group 01-00-5E-00-00-5C 5
VLAN Dest MAC/Route Des
[CoS]
Destination Ports or VCs / [Protocol Type]
---- ----------------- ----- ---------------------------------5
01-00-5E-00-00-5C
3/1, 3/9
Total Number of Entries = 1
Console>
表 2-35 に、show multicast group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-35
show multicast group の出力フィールド
フィールド
説明
VLAN
VLAN 番号
Dest MAC/Route Des
グループの宛先 MAC アドレス
*
ポートがマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定されたかど
うかを示すステータス
CoS
CoS(サービス クラス)値
Destination Ports or VCs
このマルチキャスト グループに属するすべてのポートのリスト。この
グループ アドレス宛のトラフィックは、これらのすべてのポートに転
送されます。
Total Number of Entries
コマンド基準と一致するマルチキャスト グループ テーブル内のエン
トリの総数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-532
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show multicast group count
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp
set multicast router
show multicast router
show multicast group count
VLAN(仮想 LAN)内のマルチキャスト アドレス(グループ)の総数を表示するには、show multicast
group count コマンドを使用します。
show multicast group count [vlan_id]
構文の説明
vlan_id
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VLAN 5 内のマルチキャスト グループの総数を表示する例を示します。
(任意)VLAN の番号
Console> show multicast group count 5
Total Number of Entries = 2
Console>
関連コマンド
clear multicast router
set cgmp
set multicast router
show multicast router
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-533
第2章
show multicast protocols status
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show multicast protocols status
マルチキャスト プロトコルの設定ステータスを表示するには、show multicast protocols status コマ
ンドを使用します。
show multicast protocols status
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、マルチキャスト プロトコルの設定を表示する例を示します。
Console> show multicast protocols status
CGMP disabled
IGMP enabled
IGMP fastleave disabled
RGMP enabled
GMRP disabled
Console> (enable)
関連コマンド
clear multicast router
set multicast router
show multicast group count
show multicast router
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-534
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show multicast router
show multicast router
Cisco Group Management Protocol(CGMP)対応ルータが割り当てられたポートを表示するには、show
multicast router コマンドを使用します。
show multicast router [cgmp | rgmp] [mod/port] [vlan_id]
構文の説明
cgmp
(任意)CGMP を通して学習された設定情報のみを表示します。
rgmp
(任意)Router-Port Group Management Protocol(RGMP)を通して学習された
設定情報のみを表示します。
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
vlan_id
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、マルチキャスト ルータの設定を表示する例を示します。
Console> show multicast router
Port
Vlan
---------- ---------------Total Number of Entries = 0
'*' - Configured
'+' - RGMP-capable
Console> (enable)
次に、VLAN 99 のマルチキャスト ルータの設定を表示する例を示します。
Console> show multicast router 99
Port
Vlan
---------- ---------------Total Number of Entries = 0
'*' - Configured
Console>
次に、CGMP を通して学習された設定情報のみを表示する例を示します。
Console> show multicast router cgmp
CMGP Feature is enabled.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-535
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show multicast router
表 2-36 に、show multicast router コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-36
関連コマンド
show multicast router コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
マルチキャスト ルータに到達するために経由するポート
Vlan
ポートに対応付けられた VLAN
*
ポートがマルチキャスト ルータ ポートとして手動で設定されたかど
うかを示すステータス
+
ポートが RGMP 対応であるかどうかを示すステータス
CGMP enabled
CGMP がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されているか
を示すステータス
Total Number of Entries
コマンドで指定された基準と一致するテーブル内のエントリの総数
clear multicast router
set cgmp
set multicast router
show multicast group count
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-536
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
show netstat
現在アクティブなネットワーク接続および各プロトコルの統計情報を表示するには、show netstat
コマンドを使用します。
show netstat [tcp | udp | ip | icmp | routes | stats | interfaces]
構文の説明
tcp
(任意)TCP 統計情報を表示します。
udp
(任意)UDP 統計情報を表示します。
ip
(任意)IP 統計情報を表示します。
icmp
(任意)Internet Control Message Protocol(ICMP)統計情報を表示します。
routes
(任意)IP ルーティング テーブルを表示します。
stats
(任意)TCP、UDP、IP、および ICMP のすべての統計情報を表示します。
interfaces
(任意)インターフェイスの統計情報を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
me1 のカウンタ情報を表示するには、show netstat interfaces コマンドを入力します。
例
次に、現在アクティブなネットワーク接続を表示する例を示します。
Console> show netstat
Active Internet connections (including servers)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address
Foreign Address
tcp
0
128 172.20.25.142.23
171.68.10.75.44720
tcp
0
0 *.7161
*.*
tcp
0
0 *.23
*.*
udp
0
0 *.*
*.*
udp
0
0 *.161
*.*
udp
0
0 *.123
*.*
Console>
(state)
ESTABLISHED
LISTEN
LISTEN
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-537
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
次に、TCP 統計情報を表示する例を示します。
Console> show netstat tcp
tcp:
5122 packets sent
4642 data packets (102292 bytes)
28 data packets (6148 bytes) retransmitted
434 ack-only packets (412 delayed)
0 URG only packets
0 window probe packets
1 window update packet
17 control packets
7621 packets received
4639 acks (for 103883 bytes)
69 duplicate acks
0 acks for unsent data
3468 packets (15367 bytes) received in-sequence
12 completely duplicate packets (20 bytes)
0 packets with some dup. data (0 bytes duped)
4 out-of-order packets (0 bytes)
0 packets (0 bytes) of data after window
0 window probes
0 window update packets
0 packets received after close
0 discarded for bad checksums
0 discarded for bad header offset fields
0 discarded because packet too short
6 connection requests
6 connection accepts
10 connections established (including accepts)
11 connections closed (including 1 drop)
2 embryonic connections dropped
4581 segments updated rtt (of 4600 attempts)
28 retransmit timeouts
0 connections dropped by rexmit timeout
0 persist timeouts
66 keepalive timeouts
63 keepalive probes sent
3 connections dropped by keepalive
Console>
表 2-37 に、show netstat tcp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-37
show netstat tcp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
packets sent
送信された TCP パケットの総数
data packets (bytes)
送信された TCP データ パケットの数、およびこれらのパケット
のサイズ(バイト単位)
data packets (bytes) retransmitted
再送信された TCP データ パケットの数、およびこれらのパケッ
トのサイズ(バイト単位)
ack-only packets (delayed)
送信された TCP 確認応答専用パケットの数、および遅延が発生
したこれらのパケットの数
packets received
受信された TCP パケットの総数
acks (for x bytes)
受信された TCP 確認応答の数、および確認された総バイト数
duplicate acks
受信された重複する TCP 確認応答の数
acks for unsent data
送信されなかったデータに対して受信された TCP 確認応答の数
packets (bytes) received
in-sequence
連続して受信された TCP パケットの数(およびバイト単位のサ
イズ)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-538
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
表 2-37
show netstat tcp コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
completely duplicate packets
(bytes)
受信された重複する TCP パケットの数(およびバイト単位のサ
イズ)
packets with some dup. data (bytes 受信された TCP パケットのうち、データが重複しているパケッ
duped)
トの数(および重複データのバイト数)
out-of-order packets (bytes)
受信された TCP パケットのうち、順序が正しくないパケットの
数(およびバイト単位のサイズ)
packets (bytes) of data after
window
指定されたデータ ウィンドウの外部で受信された TCP パケット
の数(およびバイト単位のサイズ)
discarded for bad checksums
受信された TCP パケットのうち、チェックサムに失敗したため
に廃棄されたパケットの数
discarded because packet too short
受信された TCP パケットのうち、切り捨てられていたために廃
棄されたパケットの数
connection requests
送信された TCP 接続要求の総数
connection accepts
送信された TCP 接続許可の総数
connections established (including 接続許可が送信された TCP 接続も含めて、確立された TCP 接続
accepts)
の総数
connections closed (including x
drops)
削除された接続を含めて、終了した TCP 接続の総数
retransmit timeouts
再送信が試行されたときに発生したタイムアウト数
connections dropped by rexmit
timeout
再送信タイムアウトが発生したために削除された接続数
keepalive timeouts
発生したキープアライブ タイムアウト数
keepalive probes sent
送信された TCP キープアライブ プローブの数
connections dropped by keepalive
削除された接続数
次に、UDP 統計情報を表示する例を示します。
Console> show netstat udp
udp:
0 incomplete headers
0 bad data length fields
0 bad checksums
0 socket overflows
1116 no such ports
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-539
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
表 2-38 に、show netstat udp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-38
show netstat udp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
incomplete headers
受信された UDP パケットのうち、パケット ヘッダーが不完全なパケッ
トの数
bad data length fields
受信された UDP パケットのうち、データ長フィールドがパケット ペイ
ロードの実際の長さと一致しないパケットの数
bad checksums
受信された UDP パケットのうち、チェックサムに失敗したパケットの
数
socket overflows
ソケット オーバーフローの数
no such ports
受信された UDP パケットのうち、存在しないポート宛のパケットの数
次に、IP 統計情報を表示する例を示します。
Console> show netstat ip
ip:
76894 total packets received
0 bad header checksums
0 with size smaller than minimum
0 with data size < data length
0 with header length < data size
0 with data length < header length
0 fragments received
0 fragments dropped (dup or out of space)
0 fragments dropped after timeout
0 packets forwarded
0 packets not forwardable
0 redirects sent
Console>
表 2-39 に、show netstat ip コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-39
show netstat ip コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
total packets received
受信された IP パケットの総数
bad header checksums
受信された IP パケットのうち、チェックサムに失敗したパケッ
トの数
with size smaller than minimum
受信された IP パケットのうち、最小 IP パケット サイズより小
さいパケットの数
fragments received
受信された IP パケット フラグメントの数
fragments dropped (dup or out of 受信された IP パケット フラグメントのうち、データが重複して
space)
いるか、またはバッファがオーバーフローしたために削除され
たフラグメントの数
fragments dropped after timeout
受信された IP パケット フラグメントのうち、削除されているフ
ラグメントの数
packets forwarded
転送された IP パケットの数
packets not forwardable
スイッチが転送しなかった IP パケットの数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-540
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
次に、ICMP の統計情報を表示する例を示します。
Console> show netstat icmp
icmp:
Redirect enabled
0 calls to icmp_error
0 errors not generated 'cuz old message was icmp
Output histogram:
echo reply: 1001
1 message with bad code fields
0 messages < minimum length
0 bad checksums
0 messages with bad length
Input histogram:
echo reply: 12
destination unreachable: 3961
echo: 1001
1001 message responses generated
Console>
表 2-40 に、show netstat icmp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-40
show netstat icmp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Redirect enabled
ICMP リダイレクションがイネーブルまたはディセーブルのど
ちらに設定されているかを示すステータス
Output histogram
出力 ICMP パケットの度数分布統計情報
echo reply
出力エコー応答 ICMP パケットの数
messages with bad code fields
コード フィールドが無効な ICMP パケットの数
messages < minimum length
最小パケット長よりも小さな ICMP パケットの数
bad checksums
チェックサムに失敗した ICMP パケットの数
messages with bad length
長さが無効な ICMP パケットの数
Input histogram
入力 ICMP パケットの度数分布統計情報
echo reply
入力エコー応答 ICMP パケットの数
destination unreachable
入力宛先に到達不能な ICMP パケットの数
echo
入力エコー ICMP パケットの数
message responses generated
システムによって生成された ICMP メッセージ応答の数
次に、IP ルーティング テーブルを表示する例を示します。
Console> show netstat routes
DESTINATION
GATEWAY
default
172.16.1.201
172.16.0.0
172.16.25.142
default
default
Console>
FLAGS
UG
U
UH
USE
6186
6383
0
INTERFACE
sc0
sc0
sl0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-541
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show netstat
表 2-41 に、show netstat routes コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-41
show netstat routes コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
DESTINATION
宛先 IP アドレスまたはネットワーク
GATEWAY
宛先へのネクスト ホップ
INTERFACE
パケットを宛先に転送する場合の転送元インターフェイス
次に、インターフェイスの統計情報を表示する例を示します。
Console> show netstat interface
Interface
InPackets InErrors OutPackets OutErrors
sl0
0
0
0
0
sc0
33
0
117192
0
me1
2
0
57075
0
Interface Rcv-Octet
Xmit-Octet
--------- -------------------- -------------------sc0
2389
0
me1
1172
0
sl0
0
0
Interface Rcv-Unicast
Xmit-Unicast
--------- -------------------- -------------------sc0
28
0
me1
28
0
sl0
0
0
Console>
表 2-42 に、show netstat interface コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-42
関連コマンド
show netstat interface コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Interface
インターフェイス番号(sl0 は Serial Line Internet Protocol[SLIP; シリアル ラ
イン インターネット プロトコル]インターフェイス、sc0 は帯域内インター
フェイス、me1 は帯域外インターフェイス)
InPackets
インターフェイスの入力パケットの数
InErrors
インターフェイスの入力エラーの数
OutPackets
インターフェイスの出力パケットの数
OutErrors
インターフェイスの出力エラーの数
Rcv-Octet
ポートで受信されたオクテット フレーム数
Xmit-Octet
ポートで送信されたオクテット フレーム数
Rcv-Unicast
ポートで受信されたユニキャスト フレーム数
Xmit-Unicast
ポートで送信されたユニキャスト フレーム数
set interface
set ip route ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-542
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ntp
show ntp
現在の Network Time Protocol(NTP)ステータスを表示するには、show ntp コマンドを使用します。
show ntp
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、現在の NTP ステータスを表示する例を示します。
Console> show ntp
Current time: Thu Jan 15 1999, 11:19:03 pst
Timezone: 'pst', offset from UTC is -8 hours
Summertime: 'pst', enabled
Last NTP update:
Broadcast client mode: enabled
Broadcast delay: 3000 microseconds
Client mode: disabled
Authentication: enabled
NTP-Server
---------------------------------------172.20.33.140
172.20.33.114
Server Key
---------1722033140
1722033114
Console>
show ntp コマンドをイネーブル モードで入力すると、次の出力が表示されます。
Console> show ntp
Key Number
Mode
-----------------1234
trusted
1722033140
untrusted
Console>
Key String
-------------------------------32423423423
termserv-am
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-543
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show ntp
表 2-43 に、show ntp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-43
関連コマンド
show ntp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Current time
現在のシステム時刻
Timezone
タイム ゾーンおよび Coordinated Universal Time(UTC; 協定世界時)か
らの時間差(時間)
Summertime
サマータイムのタイム ゾーンおよびサマータイム調整がイネーブルま
たはディセーブルのどちらであるかを指定します。
Last NTP update
最後の NTP アップデートの時刻
Broadcast client mode
NTP ブロードキャストクライアント モードがイネーブルまたはディ
セーブルのどちらに設定されているかを示すステータス
Broadcast delay
NTP ブロードキャスト遅延の設定
Client mode
NTP クライアント モードがイネーブルまたはディセーブルのどちらに
設定されているかを示すステータス
NTP-Server
設定された NTP サーバのリスト
clear ntp key
clear ntp server
set ntp broadcastclient
set ntp broadcastdelay
set ntp client
set ntp key
set ntp server
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-544
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port
show port
ポートのステータスおよびカウンタを表示するには、show port コマンドを使用します。
show port [mod[/port]]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
port を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。
スイッチ ポートの Status フィールドの意味は、次のとおりです。
•
connected は、ポートが動作可能であることを示します。
(注) リモート障害情報を受信しているポートのステータスにも、connected が表示されます。
リモート障害情報が送信されるのは、リンクが起動し、両端が相互に通信可能となって
からです。つまり、リンク障害情報が送信されている場合は、リンクが起動し、正常に
機能しています。802.3z ギガビット イーサネット仕様に従って、リンク パートナーは
リンクが正常に起動するまで、リモート障害情報を送信できません。
•
notconnect は、ポートがオフであるか、またはポート内に Gigabit Interface Converter(GBIC; ギ
ガビット インターフェイス コンバータ)が存在しないことを示します。
•
faulty は、ポートが診断テストに失敗したことを示します。
•
remfault は、反対側のステーションが受信信号と同期できなかったことを示します。
•
disable は、ポートが手動でディセーブルに設定されていることを示します。
•
remdisable は、反対側のポートが手動でディセーブルに設定されていることを示します。
•
configerr は、このポートがフロー制御またはデュプレックス ネゴシエーションの出力に応じて
いないことを示します。
•
remcfgerr は、反対側のポートがフロー制御またはデュプレックス ネゴシエーションの出力に
応じていないことを示します。
•
disagree は、両端のポートがデュプレックス条件に合意しなかったこと、または自動ネゴシエー
ションに失敗したことを示します。
show port コマンドを実行した場合、4 ポート 100FX カードを搭載した 32 ポート モジュール
(WS-X4502)のエントリは、ポート数が 36 と表示されます。アップリンク カードが搭載されてい
ない場合は、ポート 1 ∼ 32 のみが表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチのスーパバイザ エンジン モジュールには me1 が搭載されています
が、show module または show port CLI コマンドを実行しても、me1 ポート情報は表示されません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-545
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port
例
次に、インライン パワー モジュールのステータスおよびカウンタを表示する例を示します。
Console> (enable) show port 5/1
* = Configured MAC Address
Port Name
Status
Vlan
Level Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- -----------5/1
notconnect 1
normal
auto auto 10/100BaseTX
Port AuxiliaryVlan AuxVlan-Status
----- ------------- -------------5/1 none
none
Port
InlinePowered
Admin Oper
Detected
----- ------ ------ -------5/1 auto
off
no
Port
Maximum
mWatt
----- ----5/1 15500
Power
mA @50V
------310
PowerAllocated Device
IEEE class DiscoverMode
mWatt mA @50V
----- -------- ---------- ---------- -----------0
0
none
none
both
Actual Consumption
mWatt
mA @50V
-------------0
0
absentCounter
OverCurrent
------------0
----------0
Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Max-Addr Trap
IfIndex
----- -------- --------- ------------- -------- -------- -------- ------5/1 disabled shutdown
0
0
1 disabled
157
Port Num-Addr Secure-Src-Addr
----- -------- ----------------5/1
0
-
Age-Left Last-Src-Addr
Shutdown/Time-Left
-------- ----------------- ------------------
Port Flooding on Address Limit
----- ------------------------5/1
Enabled
Port
Status
Channel
Admin Ch
Mode
Group Id
----- ---------- -------------------- ----- ----5/1 notconnect auto silent
433
0
Port
---5/1
Status
---------notconnect
ErrDisable Reason
-------------------
Port ErrDisableTimeout
---------------------Enable
Action on Timeout
----------------No Change
Port Align-Err FCS-Err
Xmit-Err
Rcv-Err
UnderSize
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------5/1
0
0
0
0
Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts
Giants
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- --------5/1
0
0
0
0
0
0
0
Last-Time-Cleared
-------------------------Mon Nov 18 2002, 01:02:48
Idle Detection
--------------Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-546
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port
次に、外部 VLAN(仮想 LAN)でサポートされているモジュールのステータスおよびカウンタを表
示する例を示します。
Console> (enable) show port 4/1
* = Configured MAC Address
Port Name
Status
Vlan
Level Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- -----------4/1
notconnect 1
normal
auto auto 10/100BaseTX
Port AuxiliaryVlan AuxVlan-Status
----- ------------- -------------4/1 none
none
Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Max-Addr Trap
IfIndex
----- -------- --------- ------------- -------- -------- -------- ------4/1 disabled shutdown
0
0
1 disabled
13
Port Num-Addr Secure-Src-Addr
----- -------- ----------------4/1
0
-
Age-Left Last-Src-Addr
Shutdown/Time-Left
-------- ----------------- ------------------
Port Flooding on Address Limit
----- ------------------------4/1
Enabled
Port
Status
Channel
Admin Ch
Mode
Group Id
----- ---------- -------------------- ----- ----4/1 notconnect auto silent
421
0
Port
---4/1
Status
---------notconnect
ErrDisable Reason
-------------------
Port ErrDisableTimeout
---------------------Enable
Action on Timeout
----------------No Change
Port Align-Err FCS-Err
Xmit-Err
Rcv-Err
UnderSize
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------4/1
0
0
0
0
Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts
Giants
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- --------4/1
0
0
0
0
0
0
0
Last-Time-Cleared
-------------------------Mon Nov 18 2002, 01:02:48
Idle Detection
---------------
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-547
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port
表 2-44 に、show port コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表示される
フィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)
。
表 2-44
show port コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Name
ポート名(設定されている場合)
Status
モジュールのステータス。Catalyst 4500 シリーズおよび Catalyst 2948G スイッ
チ の 場 合、有 効 な 出 力 は connected、notconnect、faulty、remfault、disable、
remdisable、configerr、remcfgerr、reflector および disagree です。
Vlan
ポートが属する VLAN
Duplex
ポートのデュプレックス設定(auto、full、fdx、half、hdx、a-half、a-hdx、a-full
または a-fdx)
Speed
ポートの速度設定。有効値は auto、10、100、155、a-10、a-100、4、16、a-14
または a-16 です。
Type1
ポート タイプ(100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX など)
Security
ポート セキュリティがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定され
ているかを示すステータス
Secure-Src-Addr
セキュリティがイネーブル化されたポートのセキュア MAC(メディア アク
セス制御)アドレス
Last-Src-Addr
パケットが受信した最終パケットの送信元 MAC アドレス
Shutdown
セキュリティのためにポートがシャットダウンされたかどうかを示すステー
タス
Trap
ポート トラップがイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されてい
るかを示すステータス
IfIndex
ifIndex の番号
Broadcast-Limit
ポートに設定されたブロードキャスト スレッシュホールド
Broadcast-Drop
ポートのブロードキャスト制限を超過したために削除されたブロードキャス
ト / マルチキャスト パケットの数
Send admin
フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポート
はフロー制御を反対側に送信します。off の場合、ローカル ポートはフロー
制御を反対側に送信しません。desired の場合、反対側がローカル側からのフ
ロー制御送信を予期しているときにかぎり、ローカル側はフロー制御を反対
側に送信します。
FlowControl oper
フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つの
ポートはリンク プロトコルについて合意できません。
Receive admin
フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル ポート
は反対側にフロー制御の送信を要求します。off の場合、ローカル ポートは
反対側にフロー制御の送信を禁止します。desired の場合、ローカル側は反対
側に対してフロー制御の送信を許可します。
FlowControl oper
フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2 つの
ポートはリンク プロトコルについて合意できません。
RxPause
受信されたポーズ フレームの個数
TxPause
送信されたポーズ フレームの個数
Unsupported
Opcodes
サポートされていないオペレーティング コードの数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-548
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port
表 2-44
show port コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Align-Err
ポートで受信されたフレームのうち、アライメント エラーを含むフレーム
(終了時のオクテット数が偶数でなく、Cyclic Redundancy Check[CRC; 巡回
冗長検査]に合格しなかったフレーム)の数
FCS-Err
FCS エラーを含むけれども、フレーミング エラーを含まない、有効サイズの
フレーム数
Xmit-Err
ポートで発生した送信エラー(内部送信バッファが一杯であることを示すエ
ラー)の数
Rcv-Err
ポートで発生した受信エラー(内部受信バッファが一杯であることを示すエ
ラー)の数
UnderSize
受信されたフレームのうち、オクテット長が 64 未満の(ただし、正常に構成
された)フレームの数
Single-Col
ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に 1 つのコリジョンが発生
した回数
Multi-Coll
ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に複数のコリジョンが発生
した回数
Late-Coll
最後に発生したコリジョン(コリジョン ドメイン外のコリジョン)の数
Excess-Col
ポートで発生した過度のコリジョンの数(フレームに 16 回のコリジョンが発
生して、フレームが廃棄された回数)
(ケーブルが現在使用中であるかどうかを判別するために)ポートがキャリア
を検知した回数
Carri-Sen
Runts
ポートで受信されたラント フレーム(最小 IEEE 802.3 フレーム サイズより
も小さなフレーム)の数
Giants
ポートで受信されたジャイアント フレーム(最大 IEEE 802.3 フレーム サイ
ズよりも大きなフレーム)の数
Last-Time-Cleared
ポート カウンタが最後にクリアされた時刻
Auto-Part
過度の連続コリジョンが発生したためにポートが自動パーディション ス
テートになった回数
Data-rate mismatch
オーバーランまたはアンダーランが発生した有効サイズ フレームの数
Src-addr change
最後の送信元アドレスが変更された回数
Good-bytes
エラーを含まない、フレーム内のオクテットの総数
Short-event
有効期間が ShortEventMax Time(74 ∼ 82 ビット タイム)よりも短いアクティ
ビティが検出された回数
ErrDisableReason
ポートが errdisable ステートになった理由
Action on Timeout
errdisable タイマーのタイムアウト時に実行されるアクション
1. これらのフィールドは、システム設定によって異なります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-549
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port capabilities
show port capabilities
スイッチ内のモジュールおよびポートのポート、タイプ、デュプレックス、トランキング機能、お
よび速度を表示するには、show port capabilities コマンドを使用します。
show port capabilities [mod[/port]]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
/port_num を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。
例
次に、モジュール 1、ポート 1 のポート機能を表示する例を示します。
Console> (enable) show port capabilities 1/1
Model
WS-X4148
Port
2/1
Type
10/100BaseTX
Speed
auto,10,100
Duplex
half,full
Trunk encap type
802.1Q
Trunk mode
on,off,desirable,auto,nonegotiate
Channel
2/1-48
Flow control
no
Security
yes
Dot1x
yes
Membership
static,dynamic
Fast start
yes
QOS scheduling
rx-(none),tx-(2q1t)
CoS rewrite
no
ToS rewrite
no
Rewrite
no
UDLD
yes
Inline power
no
AuxiliaryVlan
1..1000,1025..4094,untagged,none
SPAN
source,destination,reflector
Link debounce timer
yes
IGMPFilter
yes
Dot1q-all-tagged
no
Console> (enable)
表 2-45 に、show port capabilities コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表
示されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-550
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port capabilities
表 2-45
show port capabilities コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Model
モジュールのモデル番号
Port
モジュール番号およびポート番号
Type1
ポート タイプ(100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX など)
Speed1
ポートの速度設定(auto、100、1000 など)
Duplex
デュプレックス モード(half、full、auto、fdx、hdx または no)
Trunk encap type
トランク カプセル化タイプ(ISL、802.1Q、802.10 または no)
Trunk mode
ポートのトランク管理ステータス
(on、
off、auto、desirable、nonegotiateまたはno)
Channel
チャネル グループを形成できるポートを示すステータス。ポートは
mod_num/port_num の形式で表示されます。たとえば、3/1-2 はモジュール 3、
ポート 1 および 2 を示します。また、範囲 [mod/1-mod/high_port] 内の任意の
ポートを指定したり、またはまったくポートを指定しないことも可能です。
Flow control
設定可能なフロー制御オプション(受信の場合は [off、on、desired]、送信の
場合は [off、on、desired]、または no)
Security
ポート セキュリティがイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes ま
たは no)
Dot1x
802.1x 認証がイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes または no)
Membership
VLAN(仮想 LAN)に特定のポートまたはポート範囲のメンバーシップを割
り当てる方法(static または dynamic)
Fast Start
ポートのスパニングツリー ポート高速起動機能がイネーブルであるかどうか
を示すステータス(yes または no)
QoS Scheduling
(rx-[none]、tx-[none])
CoS Rewrite
ポートが Class of Service(CoS; サービス クラス)の書き換えをサポートする
かどうかを示すステータス(yes または no)
ToS Rewrite
ポートが Type of Service(ToS; サービス タイプ)の書き換え(IP Precedence)
をサポートするかどうかを示すステータス
Rewrite
ポートがインライン書き換えをサポートするかどうかを示すステータス(yes
または no)
UDLD
ポートが UDLD をサポートするかどうかを示すステータス(Capable、Not
capable)
AuxiliaryVlan
ポートが音声または VLAN をサポートするかどうかを示すステータス(yes
または no)
SPAN
SPAN(スイッチド ポート アナライザ)のステータス(source、destination、
reflector)
Link debounce timer リンク デバウンス タイマーがイネーブルであるかどうかを示すステータス
(yes または no)
IGMPFilter
Internet Group Management Protocol(IGMP)フィルタがイネーブルであるかど
うかを示すステータス(yes または no)
Dot1q-all-tagged
802.1Q タギングがイネーブルであるかどうかを示すステータス(yes または
no)
1. これらのフィールドは、システム設定によって異なります。
関連コマンド
set port channel
set port security
set port speed
set spantree portfast
set trunk
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-551
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port cdp
show port cdp
ポートの Cisco Discovery Protocol(CDP)イネーブル ステートおよびポートのメッセージ インター
バルを表示するには、show port cdp コマンドを使用します。
show port cdp [mod[/port]]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。/port_num を指定しな
い場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。
例
次に、すべてのポートの CDP 情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> show port cdp
CDP
:enabled
Message Interval :60
Hold Time
:180
Port
-------2/1
2/2
5/1
5/2
5/3
5/4
5/5
5/6
Console>
CDP Status
---------enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
表 2-46 に、show port cdp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-46
関連コマンド
show port cdp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
CDP Status
ポートの CDP ステータス(enabled、disabled)
Message-Interval
ネイバと CDP メッセージを交換するインターバル
set cdp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-552
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port channel
show port channel
特定のモジュールまたはポートの EtherChannel 情報を表示するには、show port channel コマンドを
使用します。
show port channel [mod[/port]] [statistics | info [spantree | trunk | protocol | gmrp | gvrp | qos]]
構文の説明
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
statistics
(任意)EtherChannel Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)
統計情報を表示します。
info
(任意)EtherChannel 設定情報を表示します。
spantree
(任意)スパニングツリーに関する設定情報のみを表示します。
trunk
(任意)VLAN(仮想 LAN)トランクに関する設定情報のみを表示します。
protocol
(任意)プロトコル フィルタリングに関する設定情報のみを表示します。
gmrp
(任意)GARP Multicast Registration Protocol(GMRP)に関する設定情報のみ
を表示します。
gvrp
(任意)GARP VLAN Registration Protocol(GVRP)に関する設定情報のみを表
示します。
qos
(任意)Quality of Service(QoS; サービス品質)に関する設定情報のみを表示
します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュールおよびポートを指定しない場合は、すべてのモジュールのすべてのチャネリング ポート
に関する EtherChannel 情報が表示されます。
例
次に、ポート 1/4 の Fast EtherChannel 情報を表示する例を示します。
Console> show port channel 1/4
Port Status
Channel
Mode
----- ---------- -------------------1/1 connected auto silent
1/2 connected auto silent
1/4 connected auto silent
----- ---------- -------------------Port Device-ID
----- ------------------------------1/1 069003103(4000)
1/2 069003103(4000)
1/4 069003103(4000)
----- ------------------------------Console>
Admin
Group
----22
22
22
-----
Ch
Id
----769
769
769
-----
Port-ID
------------------------3/13
3/14
3/16
-------------------------
Platform
---------------WS-C4000
WS-C4000
WS-C4000
----------------
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-553
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port channel
表 2-47 に、show port channel コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-47
show port channel コマンドの出力情報
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Status
ポート接続ステータス
Channel mode
EtherChannel モード
Admin Group
EtherChannel 管理グループ
Ch Id
EtherChannel ID
Device-ID
近接装置のシリアル番号およびホスト名
Port-ID
近接装置の接続先ポート番号
Platform
近接装置のプラットフォーム
次に、PAgP パケット統計情報を表示する例を示します。
Console> show
Port Admin
Group
----- ------1/1
22
1/2
22
1/3
22
1/4
22
----- ------Console>
port channel statistics
PAgP Pkts
PAgP Pkts PAgP Pkts
Transmitted Received InFlush
----------- --------- --------5063
5073
0
5062
5075
0
5068
5077
0
5076
5066
0
----------- --------- ---------
PAgP Pkts
RetnFlush
--------0
0
0
0
---------
PAgP Pkts
OutFlush
--------0
0
0
0
---------
PAgP Pkts
InError
--------0
0
0
0
---------
表 2-21 に、show port channel statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-48
show port channel statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
ポート番号
Admin Group
EtherChannel 管理グループ
PAgP Pkts Transmitted
ポート上で送信された PAgP パケット数
PAgP Pkts Received
ポート上で受信された PAgP パケット数
PAgP Pkts InFlush
受信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts RetnFlush
戻された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts OutFlush
送信された PAgP フラッシュ パケット数
PAgP Pkts InError
受信された PAgP エラー パケット数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-554
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port channel
次に、EtherChannel の設定情報を表示する例を示します。
Console> show port channel info
Switch Frame Distribution Method: mac both
Port
Status
Channel
mode
----- ---------- -------------------1/1 connected auto silent
1/2 connected auto silent
1/3 connected auto silent
1/4 connected auto silent
----- ---------- -------------------Port
ifIndex Oper-group Neighbor
Oper-group
----- ------- ---------- ---------1/1 626
1
1/2 626
1
1/3 626
1
1/4 626
1
----- ------- ---------- ----------
Channel
id
------769
769
769
769
-------
Speed Duplex Vlan
----a-100
a-100
a-100
a-100
-----
Oper-Distribution
Method
----------------mac both
mac both
mac both
mac both
-----------------
Port
----1/1
1/2
1/3
1/4
-----
Device-ID
------------------------------069003103(5500)
069003103(5500)
069003103(5500)
069003103(5500)
-------------------------------
Port
----1/1
1/2
1/3
1/4
-----
Trunk-status
-----------trunking
trunking
trunking
trunking
------------
Trunk-type
------------n-isl
n-isl
n-isl
n-isl
-------------
Admin
group
----22
22
22
22
-----
------ ---a-full
1
a-full
1
a-full
1
a-full
1
------ ----
PortSecurity/
Dynamic port
-------------
-------------
Port-ID
------------------------3/13
3/14
3/15
3/16
-------------------------
Platform
---------------WS-C5500
WS-C5500
WS-C5500
WS-C5500
----------------
Trunk-vlans
----------------------------------------------1-1005
1-1005
1-1005
1-1005
-----------------------------------------------
Port Portvlancost-vlans
----- -------------------------------------------------------------------------1/1
1/2
1/3
1/4
----- -------------------------------------------------------------------------Port
Port
priority
----- -------1/1
32
1/2
32
1/3
32
1/4
32
----- --------
Portfast Port
vlanpri
-------- ------disabled
0
disabled
0
disabled
0
disabled
0
-------- -------
Port
----1/1
1/2
1/3
1/4
-----
IPX
-------auto-on
auto-on
auto-on
auto-on
--------
Port
IP
-------on
on
on
on
--------
GMRP
status
----- -------1/1 enabled
1/2 enabled
Port
vlanpri-vlans
------------------------------------------------
------------------------------------------------
Group
-------auto-on
auto-on
auto-on
auto-on
--------
GMRP
registration
-----------Normal
Normal
GMRP
forwardAll
---------disabled
disabled
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-555
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port channel
1/3 enabled Normal
disabled
1/4 enabled Normal
disabled
----- -------- ------------ ---------Port
GVRP
status
----- -------1/1 disabled
1/2 disabled
1/3 disabled
1/4 disabled
----- --------
GVRP
GVRP
registration applicant
------------- --------Normal
Normal
Normal
Normal
Normal
Normal
Normal
Normal
------------- ---------
Port
Qos-Rx
PortType
---------------
Qos-Tx
PortType
----- -------1/1 1/2 1/3 1/4 ----- --------
Qos-Trust
Qos-DefCos
Type
------------ ---------untrusted
0
untrusted
0
untrusted
0
untrusted
0
------------ ----------
Console>
表 2-49 に、show port channel info コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-49
show port channel info コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Switch Frame Distribution Method スイッチ上のすべての EtherChannel のフレーム配信方法
Port
ポート番号
Status
ポート接続ステータス
Channel mode
EtherChannel モード
Admin group
EtherChannel 管理グループ
Channel id
EtherChannel ID
Speed
ポート速度
Duplex
ポートのデュプレックス
Vlan
Port VLAN メンバーシップ
if-index
インターフェイスのインデックス番号
Oper-group
グループの機能
Neighbor Oper-group
ポートがチャネリングしている近接装置のデバイス ID
Chan cost
EtherChannel のスパニングツリー ポート コスト
Oper-Distribution Method
EtherChannel フレーム配信方法
PortSecurity/Dynamic Port
ポートが保護されているか、またはダイナミックであるかを示
すステータス
Device-ID
近接装置のシリアル番号およびホスト名
Port-ID
近接装置の接続先ポート番号
Platform
近接装置のプラットフォーム
Trunk-status
VLAN トランキング モード
Trunk-type
VLAN トランクのカプセル化タイプ
Trunk-vlans
トランクの許可 VLAN リスト
Portvlancost-vlans
スパニングツリー ポート VLANコストおよび関連するVLAN ID
Port priority
スパニングツリー ポートのプライオリティ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-556
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port channel
表 2-49
関連コマンド
show port channel info コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Portfast
スパニングツリーの PortFast イネーブル ステート
Port vlanpri-vlans
スパニングツリー ポート VLAN のプライオリティおよび関連す
る VLAN ID
IP
IP プロトコル フィルタリング モード
IPX
IPX プロトコル フィルタリング モード
Group
グループ プロトコル フィルタリング モード
GMRP status
GMRP イネーブル ステート
GMRP registration
GMRP 登録モード
GMRP forwardAll
GMRP forward-all イネーブル ステート
GVRP status
GVRP イネーブル ステート
GVRP registration
GVRP 登録モード
GVRP applicant
GVRP 加入者モード
Qos-Tx
送信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Rx
受信キューおよびスレッシュホールド ポート タイプ
Qos-Trust
QoS ポートの信頼状態
QoS-DefCos
QoS のデフォルト CoS
set channel cost
set channel vlancost
set port channel
show channel
show channel group
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-557
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port counters
show port counters
特定のポートのすべてのカウンタを表示するには、show port counters コマンドを使用します。
show port counters [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod_num を指定しない場合は、モジュールすべてのポートが表示されます。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
/port_num を指定しない場合は、モジュールのポートすべてが表示されます。
例
次に、show port counters コマンドの出力例を示します。
Console> (enable) show port counters
Port Align-Err FCS-Err
Xmit-Err
Rcv-Err
Broad-Limit Broad-Drop
---- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------- ---------1/1
0
0
0
0
0
1/2
0
0
0
0
0
4/1
0
0
0
0
10000p/s
0
4/2
0
0
0
0
100p/s
53728
4/3
0
0
0
0
0
4/4
0
0
0
0
11.50p/s
52
Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sens Runts Giants
---- ---------- ---------- --------- ---------- ---------- ----- -----1/1
0
0
0
0
0
0
1/2
0
0
0
0
0
0
4/1
0
0
0
0
0
0
4/2
0
0
0
0
0
0
4/3
0
0
0
0
0
0
4/4
0
0
0
0
0
0
-
Port
----3/1
3/2
CE-State
-------isolated
isolated
Conn-State
---------connecting
connecting
Type
---A
B
Neig
---U
U
Ler
Con Est Alm Cut Lem-Ct
Lem-Rej-Ct Tl-Min
--------------- ---------- ---------- -----no
9
9
7
0
0 102
no
9
8
7
0
0 40
Last-Time-Cleared
-------------------------Wed Apr 10 1996, 14:59:51
Console> (enable)
表 2-50 に、show port counters コマンド出力に含まれる有効なフィールドついて説明します(表示
されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-558
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port counters
表 2-50
show port counters コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Align-Err
ポートで受信されたフレームのうち、アライメント エラーを含むフレーム(終
了時のオクテット数が偶数でなく、Cyclic Redundancy Check[CRC; 巡回冗長検
査 ] に合格しなかったフレーム)の数
FCS-Err
ポート上で発生したフレーム チェック シーケンス エラーの数
Xmit-Err
ポートで発生した送信エラー(内部送信バッファが一杯であることを示すエ
ラー)の数
Rcv-Err
ポートで発生した受信エラー(内部受信バッファが一杯であることを示すエ
ラー)の数
UnderSize
受信されたフレームのうち、オクテット長が 64 未満の(ただし、正常に構成
された)フレームの数
Broad-Limit
ポートに設定されたブロードキャスト スレッシュホールド(パーセント単位、
またはパケット / 秒単位)
Broad-Drop
ポートのブロードキャスト制限を超過したために廃棄されたブロードキャス
ト / マルチキャスト パケットの数
Single-Col
ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に 1 つのコリジョンが発生
した回数
Multi-Coll
ポートがフレームをメディアに正常に送信する前に複数のコリジョンが発生
した回数
Late-Coll
最後に発生したコリジョン(コリジョン ドメイン外のコリジョン)の数
Excess-Col
ポートで発生した過度のコリジョンの数(フレームに 16 回のコリジョンが発
生して、フレームが廃棄された回数)
Carri-Sens
(ケーブルが現在使用中であるかどうかを判別するために)ポートがキャリア
を検知した回数
Runts
ポートで受信されたラント フレーム(最小 IEEE 802.3 フレーム サイズよりも
小さなフレーム)の数
Giants
ポートで受信されたジャイアント フレーム(最大 IEEE 802.3 フレーム サイズ
よりも大きなフレーム)の数
CE-State
接続エンティティのステータス
Conn-State
ポートの接続ステートは、次のとおりです。
Type
•
Disabled ― ポートにモジュールが接続されていないか、またはユーザに
よってディセーブルに設定されています。
•
Connecting ― ポートが接続を試行したか、またはディセーブルです。
•
Standby ― 接続が維持されているか、またはデュアルホーミング コンセ
ントレータの非アクティブ ポートです。
•
Active ― ポートが接続中です。
•
Other ― コンセントレータが Conn-State を判別できませんでした。
ポートのタイプ(A ― A ポート、B ― B ポートなど)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-559
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port counters
表 2-50
関連コマンド
show port counters コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Neig
このポートに接続されたポートのタイプ。ネイバは次のいずれかのタイプと
なります。
•
A ― A ポート
•
B ― B ポート
•
M ― M ポート
•
S ― スレーブ ポート
•
U ― コンセントレータはネイバ ポートのタイプを判別できませんでした。
Ler Con
ポートが現在 Link Error Rate(LER; リンク エラー レート)状態であるかどう
かを示すステータス
Est
LER の予測値
Alm
リンク接続が LER アラーム スレッシュホールドを超える時点の LER
Cut
LER カットオフ値(リンク接続が faulty としてフラグ設定される時点の LER)
Lem-Ct
ポート上で受信された Link Error Monitor(LEM; リンク エラー モニタ)エラー
の数
Lem-Rej-Ct
過度の LEM エラーが発生したために接続が拒否された回数
Tl-Min
次の Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)ステートに移る前の TL
の最小値(Fiber Distributed Data Interface [FDDI] Physical Sublayer [PHY] ライン
ステートを送信する最小期間)
Last-Time-Cleared
ポート カウンタが最後にクリアされた時刻
show port
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-560
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port debounce
show port debounce
ポートのデバウンス タイマーの現在の状態(イネーブルまたはディセーブル)を表示するには、
show port debounce コマンドを使用します。
show port debounce [mod | mod/port]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ポートを指定しない場合は、すべてのポートが表示されます。
例
次に、特定のモジュールの特定のポートのデバウンス リンク タイマーを表示する例を示します。
Console> show port debounce 2/1
Port Debounce link timer
----- --------------2/1
disable
Console>
関連コマンド
set port debounce
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-561
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port dot1x
show port dot1x
特定のポートについて、認証者 Port Access Entity(PAE)およびバックエンド認証者に関連する設
定可能なステート値および現在のステート値をすべて表示したり、各 Extensible Authentication
Protocol(EAP)パケット タイプの統計情報を表示したりするには、show port dot1x コマンド セッ
トを使用します。
show port dot1x [mod[/port]]
show port dot1x statistics [mod[/port]]
show port dot1x guest-vlan [vlan | none]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュールポート番号
特定のポートの認証者によって送受信された各 EAP パケットの統計情報を表
示します。
statistics
vlan
(任意)VLAN 番号を表示します。
none
(任意)ポートからゲスト VLAN を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、特定のポートの認証者 PAE およびバックエンド認証者に関連する設定可能なステート値お
よび現在のステート値をすべて表示する例を示します。
Console> show port dot1x 3/3
Port Auth-State
BEnd-State Port-Control
Port-Status
----- ------------------- ---------- ------------------- ------------2/1 force-authorized
idle
force-authorized
authorized
Port Port-Mode
Re-authentication
----- ------------- ----------------2/1 SingleAuth
disabled
Console>
Shutdown-timeout
---------------500
次に、特定のポートの認証者によって送受信された各 EAP パケット タイプの統計情報を表示しま
す。
Console> show port dot1x statistics 4/1,4/2
Port
Tx_Req/Id
Tx_Req
Tx_Total
Rx_Start
Rx_Resp
4/1
1
2
4
2
4/2
3
4
6
0
Port
Rx_Invalid
4/1
0
4/2
0
Console>
Rx_Len_Err
0
0
Rx_Total
3
3
Rx_Logff
Rx_Resp/Id
0
1
1
1
Last_Rx_Frm_Ver
1
1
0
0
Last_Rx_Frm_Src_Mac
00-f0-3b-2b-d1-a9
00-d0-62-95-7b-ff
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-562
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port dot1x
次に、802.1x ゲスト VLAN に使用するために設定された VLAN を表示する例を示します。
Console> (enable) show port dot1x guest-vlan vlan
Usage: show port dot1x guest-vlan [vlan|none]
Vlan = 1..1005, 1025..4094
Console> (enable)
次に、802.1x ゲスト VLAN に使用するために設定されたポートを表示する例を示します。
Console> (enable) show
Guest-Vlan
Status
------------- -------none
none
Console> (enable)
関連コマンド
port dot1x guest-vlan none
Mod/Ports
-----------------2/1-48,3/1-6
clear dot1x config
set port dot1x
show dot1x
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-563
第2章
show port errdisable-timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port errdisable-timeout
特定のポートの errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表 示するには、show port
errdisable-timeout コマンドを使用します。
show port errdisable-timeout [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、特定のポートの errdisable タイムアウトの設定およびステータスを表示する例を示します。
Console> (enable)
Port Status
---- ---------3/3 errdisable
Console>
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
show port errdisable-timeout 3/3
ErrDisableReason Port ErrDisableTimeout
---------------- ---------------------udld
Disable
Action on Timeout
----------------Remain Disabled
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-564
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port errdisable-timeout
次に、コマンド[show port errdisable-timeout 3/3]の使用例の一部、および対応する出力を示します。
グ ロ ー バ ル に デ ィ セ ー ブ ル 化 さ れ て い る た め に ポ ー ト が デ ィ セ ー ブ ル で あ る 場 合 は、Port
ErrDisableTimeout フィールドの値に関係なく、Action on Timeout フィールドには No Change の値が
表示されます。ポートが errdisable ステートでない場合、Action on Timeout フィールドの値は常に
No Change です。
CASE 1: Port is in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is disabled.
Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3
Port
---3/3
Status
---------errdisable
ErrDisableReason
---------------udld
Port ErrDisableTimeout
---------------------Enable
Action on Timeout
----------------No Change
CASE 2: Port is in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is enabled.
Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3
Port
---3/3
Status
---------errdisable
ErrDisableReason
---------------udld
Port ErrDisableTimeout
---------------------Enable
Action on Timeout
----------------Enabled
CASE 3: Port is in errdisabled state, timeout flag is disabled and reason is disabled.
Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3
Port
---3/3
Status
---------errdisable
ErrDisableReason
---------------udld
Port ErrDisableTimeout
---------------------Disable
Action on Timeout
----------------No Change
CASE 4: Port is in errdisabled state, timeout flag is disabled and reason is enabled.
Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3
Port
---3/3
Status
---------errdisable
ErrDisableReason
---------------udld
Port ErrDisableTimeout
---------------------Disable
Action on Timeout
----------------Remain Disabled
CASE 5: Port is not in errdisabled state, timeout flag is enabled and reason is
disabled.
Console>(enable) show port errdisable-timeout 3/3
Port Status
---- ---------3/3 connected
Console>
関連コマンド
ErrDisableReason
----------------
Port ErrDisableTimeout
---------------------Enable
Action on Timeout
----------------No Change
set errdisable-timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-565
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port flowcontrol
show port flowcontrol
フロー制御に関連するステータス情報および統計情報をポート単位で表示するには、show port
flowcontrol コマンドを使用します。
show port flowcontrol [mod[/port]]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートに設定されたフィルタが表示されます。
例
次に、フロー制御ポートのステータスおよび統計情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> show port flowcontrol
Port
Send-Flowcontrol
Receive-Flowcntl
Admin
Oper
Admin
Oper
----- ------------------------------3/1
on
disagree
on
disagree
3/2
off
off
off
off
3/3
desired on
desired off
Console>
RxPause
TxPause
------0
0
10
-----0
0
10
表 2-51 に、show port flowcontrol コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-51
show port flowcontrol コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Send-Flowcontrol ― Admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル
ポートはフロー制御を反対側に送信します。off の場合、ローカル ポー
トはフロー制御を反対側に送信しません。desired の場合、反対側が
ローカル側からのフロー制御送信をサポートしているときに限り、
ローカル側はフロー制御を反対側に送信します。
Send-Flowcontrol ― Oper
フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2
つのポートはリンク プロトコルについて合意できません。
Receive-Flowcntl ― Admin フロー制御管理。可能な設定は次のとおりです。on の場合、ローカル
ポートは反対側にフロー制御の送信を要求します。off の場合、ロー
カル ポートは反対側にフロー制御の送信を禁止します。desired の場
合、ローカル側は反対側に対してフロー制御の送信を許可します。
Receive-Flowcntl ― Oper
フロー制御の動作。可能な設定は次のとおりです。disagree の場合、2
つのポートはリンク プロトコルについて合意できません。
RxPause
受信されたポーズ フレームの個数
TxPause
送信されたポーズ フレームの個数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-566
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port ifindex
関連コマンド
set port flowcontrol
show port ifindex
ifIndex 情報をポート単位またはモジュール単位で表示するには、show port ifindex コマンドを使用
します。
show port ifindex [mod]
show port ifindex mod/port
構文の説明
(任意)モジュール番号
mod
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべてのポートの ifIndex 情報を表示する例を示します。
Console> show port ifindex
Port
ifIndex
----- ------1/1
3
1/2
4
3/1
383
3/2
384
4/1
385
4/2
386
4/3
387
4/4
388
4/5
389
4/6
390
4/7
391
4/8
392
4/9
393
4/10 394
4/11 395
4/12 396
4/13 397
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-567
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port inlinepower
show port inlinepower
ポート電力の管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、show port inlinepower コマン
ドを使用します。
show port inlinepower [mod[/port]] [detail]
構文の説明
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
(任意)インライン パワーの詳細情報を表示するキーワード
detail
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
インライン パワー モードがオフの場合でも、インライン パワー対応デバイスを検出することがで
きます。
Oper(動作)ステータス フィールドの意味は、次のとおりです。
例
•
on ― ポートから電力が供給されています。
•
off ― ポートから電力が供給されていません。
•
denied ― システムにポートのための十分な電力がなく、ポートから電力が供給されていません。
•
faulty ― ポートから接続された装置に電力を供給することができません。
次に、特定のモジュール上にある複数ポートのインライン パワーを表示する例を示します。
Console> show port inlinepower 6/1
Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.36
Amps @42V)
Total inline power drawn by module 4: 33.934 Watts ( 0.807 Amps @42V)
Port
InlinePowered
PowerAllocated
Device
IEEE class
From PS
To PD
Admin Oper
mWatts
mWatts
----- ------ ------ ------------- ---------- ---------6/1 auto
on
7079
6300
cisco
none
Port
MaximumPower
mWatts
----- -----------6/1 15400
ActualConsumption
mWatts
----------------6300
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-568
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port inlinepower
次に、モジュールおよび個々のポートに関するインライン パワーの詳細を表示する例を示します。
Console> show port inlinepower 4/1 detail
Configured Default Inline Power allocation per port: 15.400 Watts (0.36
Amps @42V)
Total inline power drawn by module 4: 33.934 Watts ( 0.807 Amps @42V)
Port
InlinePowered
PowerAllocated Device
IEEE class DiscoverMode
From PS To PD
Admin Oper
Detected mWatts mWatts
----- ------ ------ -------- ------- ------- ---------- ---------- -----------4/1 auto
on
yes
7079
6300
cisco
none
cisco
Port
MaximumPower
mWatts
----- -----------4/1 15400
Console>
ActualConsumption
mWatts
----------------6300
absentCounter
OverCurrent
------------0
----------0
表 2-52 に、show port inline power コマンド出力に含まれる有効なフィールドと値について説明し
ます(表示されるフィールドは、問い合わせるポート タイプによって異なります)。
表 2-52
show port inlinepower コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Configured Default Inline Power
allocation per port
モジュール上にある各ポートでデフォルトとして設定されてい
るワット数。この値は、set inlinepower defaultallocation コマン
ドで設定します。
Total inline power drawn by
module
モジュールから供給されるワット数
Port
モジュール番号およびポート番号
Admin
ポートの管理ステータス
Oper
ポートの動作ステータス。ステータス フィールドの意味は、次
のとおりです。
•
on ― ポートから電力が供給されています。
•
off ― ポートから電力が供給されていません。
•
denied ― システムにポートのための十分な電力がなく、
ポートから電力が供給されていません。
•
faulty ― ポートから接続された装置に電力を供給すること
ができません。
Detected
インライン パワー要件を持つ IP Phone がポート上で検出された
かどうかを示すステータス(yes または no)
Power Allocated from PS mWatts
ポートに供給された電力で使用できるミリワット数
Power Allocated to PD mWatts
ポートの電源装置に割り当てられたミリワット数。モジュール
およびドータ カードが要因となり、この数値は、電源装置から
割り当てられた電力より少なくなる場合があります。
Device
ポートに接続された IP Phone のタイプ(Cisco、Cisco/IEEE、IEEE
または n/a[使用不可]
)
IEEE class
IP Phone の IEEE クラス(Class 0、Class 1、Class 2、Class 3、Class
4 またはシスコ製装置に対して使用不可)
Discover Mode
IP Phone を検出するために使用される検出方法(CIsco、IEEE、
n/a[使用不可])
Port
モジュール番号およびポート番号
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-569
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port inlinepower
表 2-52
関連コマンド
show port inlinepower コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Max Power
mWatts
ポートに関連付けられた最大電力(ミリワット)
Max Power
mA@42 V
ポートに関連付けられた最大電力(ミリワット、42 V 時)
Actual Consumption
mWatts
ポートが使用する実際の電力(ミリワット)
absent counters
停止電流カウンタ ― aPSEPowerMaintenance ステータス属性が
任意の列挙値から列挙値 [overcurrent] に変更された回数を示す
カウンタ
set inlinepower defaultallocation
set port inlinepower
show environment
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-570
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port lacp-channel
show port lacp-channel
ポートまたはモジュール番号別に Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルに関する情報
を表示するには、show port lacp-channel コマンドを使用します。
show port lacp-channel [mod/port] [statistics]
show port lacp-channel [mod/port] info [type]
構文の説明
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
statistics
(任意)LACP チャネルの統計情報を表示します。
LACP チャネルの詳細情報を表示します。
info
(任意)機能関連のパラメータを表示します。有効値は spantree、trunk、
protocol、gmrp、gvrp、qos、rsvp、cops、dot1qtunnel、auxiliaryvlan および
jumbo です。
type
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュールまたはポート番号を入力しない場合は、モジュールすべてに関する情報が表示されま
す。
モジュール番号のみを入力した場合は、そのモジュールのポートすべてに関する情報が表示されま
す。
例
次に、すべてのシステム モジュールの LACP チャネル情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel
Port Channel
Admin Ch
Partner Oper
Mode
Key Id
Sys ID
----- --------- ----- ----- ----------------------------------2/1 active
143
768
1276,45-12-24-AC-78-90
2/2 active
143
768
1276,45-12-24-AC-78-90
----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/3 passive
151
769
13459,89-BC-24-56-78-90
4/4 passive
151
769
13459,89-BC-24-56-78-90
----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/7 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
4/8 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
----- --------- ----- ----- ----------------------------------Console>
Partner
Port
----5/1
5/2
----1/1
1/2
----4/3
4/4
-----
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-571
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port lacp-channel
次に、モジュール 4 のすべてのポート LACP チャネル情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel 4
Port Channel
Admin Ch
Partner Oper
Mode
Key Id
Sys ID
----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/1 active
69
0
0,00-00-00-00-00-00
4/2 active
69
0
0,00-00-00-00-00-00
4/3 passive
151
769
13459,89-BC-24-56-78-90
4/4 passive
151
769
13459,89-BC-24-56-78-90
4/5 active
70
0
0,00-00-00-00-00-00
4/6 active
70
0
0,00-00-00-00-00-00
4/7 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
4/8 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
Console>
Partner
Port
----3/1
4/5
1/1
1/2
7/3
7/4
4/3
4/4
次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネル情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel 4/7
Port Channel
Admin Ch
Partner Oper
Mode
Key Id
Sys ID
----- --------- ----- ----- ----------------------------------4/7 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
4/8 passive
152
770
8000,AC-12-24-56-78-90
Console>
Partner
Port
----4/3
4/4
次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネルの詳細情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel 4/7 info
I = Isolated Port. C = Channeling Port. N = Not Connected.
H = Hot Stand-by Port. S = Suspended Port.
Port
LACP Port
Priority
----- --------4/7 130
4/8 131
Port
Admin
Key
----- ----4/7 152
4/8 152
Console>
Port Speed Duplex Vlan Trunk status Port STP Port PortSecurity/
Status
Cost Priority Dynamic port
------ ----- ------ ---- ------------ ----- -------- ------------C
1000 full
1
not-trunking
4
32
C
1000 full
1
not-trunking
4
32
Channel_id ifIndex Partner Oper
Sys ID
---------- ------- ----------------------770
31
8000,AC-12-24-56-78-90
770
31
8000,AC-12-24-56-78-90
Partner
Partner Partner
Port prior port
Oper Key
---------- -------- ---------248
4/3
15678
249
4/4
15768
次に、モジュール 4 のすべてのポートの LACP チャネル統計情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel 4 statistics
Port Admin
LACP Pkts LACP Pkts Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts
Key
Transmitted Received Transmitted
Received
Errors
----- ------- ----------- --------- ----------- ----------- --------4/1
69
20
0
0
0
0
4/2
69
105
60
0
0
0
4/3
151
0
0
0
10
0
4/4
151
0
5
0
0
0
4/5
70
0
0
0
0
0
4/6
70
42
0
0
2
0
4/7
152
0
92
0
0
0
4/8
152
0
0
0
0
0
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-572
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port lacp-channel
次に、モジュール 4 のポート 7 の LACP チャネル統計情報を表示する例を示します。
Console> show port lacp-channel 4/7
Port Admin
LACP Pkts LACP Pkts
Key
Transmitted Received
----- ------- ----------- --------4/7
152
0
92
4/8
152
0
0
Console>
関連コマンド
statistics
Marker Pkts Marker Pkts LACP Pkts
Transmitted
Received
Errors
----------- ----------- --------0
0
0
0
0
0
clear lacp-channel statistics
set channelprotocol
set lacp-channel system-priority
set port lacp-channel
set spantree channelcost
set spantree channelvlancost
show lacp-channel
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-573
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port mac
show port mac
ポート MAC(メディア アクセス制御)カウンタに関する情報を表示するには、show port mac コマ
ンドを使用します。
show port mac [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ポート番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートのポート MAC カウンタ情報が表示
されます。
例
次に、モジュール 1 のすべてのポートに関するポート MAC カウンタ情報を表示する例を示します。
Console> show port mac 1
Port
Rcv-Unicast
Rcv-Multicast
Rcv-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------1/1
0
0
0
1/2
0
0
0
1/3
0
0
0
1/4
0
0
0
Port
Xmit-Unicast
Xmit-Multicast
Xmit-Broadcast
-------- -------------------- -------------------- -------------------1/1
0
0
0
1/2
0
0
0
1/3
0
0
0
1/4
0
0
0
Port
Rcv-Octet
Xmit-Octet
-------- -------------------- -------------------1/1
0
0
1/2
0
0
1/3
0
0
1/4
0
0
MAC
Dely-Exced MTU-Exced In-Discard Lrn-Discrd In-Lost
Out-Lost
-------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------1/1
0
0
0
0
0
0
1/2
0
0
0
0
0
0
1/3
0
0
0
0
0
0
1/4
0
0
0
0
0
0
Last-Time-Cleared
-------------------------Fri Sep 1 2000, 20:03:06
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-574
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port mac
表 2-53 に、show port mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-53
関連コマンド
show port mac のコマンド出力フィールド
フィールド
説明
Rcv-Unicast
ポートで受信されたユニキャスト フレーム数
Rcv-Multicast
ポートで受信されたマルチキャスト フレーム数
Rcv-Broadcast
ポートで受信されたブロードキャスト フレーム数
Xmit-Unicast
ポートで送信されたユニキャスト フレーム数
Xmit-Multicast
ポートで送信されたマルチキャスト フレーム数
Xmit-Broadcast
ポートで送信されたブロードキャスト フレーム数
Rcv-Octet
ポートで受信されたオクテット フレーム数
Xmit-Octet
ポートで送信されたオクテット フレーム数
Dely-Exced
延期期間が長すぎたために打ち切られた送信フレームの数
MTU-Exced
Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを超過したフ
レームの数
In-Discard
フレームをスイッチングする必要がなかったために廃棄された着信フレーム
の数
Lrn-Discard
送信を妨げるエラーが検出されなかった場合でも廃棄するように選択された
発信パケットの数
In-Lost
着信フレーム数
Out-Lost
発信パケット数
clear counters
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-575
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port negotiation
show port negotiation
特定のポートのリンク ネゴシエーション プロトコル設定を表示するには、show port negotiation コ
マンドを使用します。
show port negotiation [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドはギガビット イーサネット ポート、および一部のファスト イーサネット ポートでサ
ポートされています。ポートがこのコマンドをサポートしていない場合は、次のメッセージが表示
されます(N/N はモジュールおよびポートの番号)
。
Feature not supported on Port N/N.
例
次に、モジュール 3 のポート 1 のリンク ネゴシエーション プロトコル設定を表示する例を示します。
Console> show port negotiation 3/1
Port
Link Negotiation
------- -------------------3/1
enabled
Console>
関連コマンド
set port negotiation
show port flowcontrol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-576
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port protocol
show port protocol
特定のポートに設定されたプロトコル フィルタを表示するには、show port protocol コマンドを使
用します。
show port protocol [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
ポート番号を指定しない場合は、モジュールのすべてのポートに設定されたフィルタが表示されま
す。
例
次に、設定されたポートのプロトコル フィルタを表示する例を示します。
Console>
Port
-------1/1
1/2
2/1
2/2
2/3
2/4
2/5
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
Console>
show port protocol
Vlan
IP
---------- -------1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
1
on
IP Hosts
-------0
0
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
IPX
-------on
on
auto-on
on
on
on
on
on
on
on
on
on
IPX Hosts
--------0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
Group
-------on
on
auto-on
on
on
on
on
on
on
on
on
on
Group Hosts
----------0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
次に、モジュール 3 のポート 15 のプロトコル フィルタを表示する例を示します。
Console>
Port
Hosts
-------3/15
To:
Port
(enable) show port protocol 3/15
Vlan
IP
IP Hosts IPX
IPX Hosts Group
---------- ------- -------- ----1000
auto-on 2
auto-off
0
AuxVlan IP
Status
-------- ---------- ------- -------3/15
1000
234
auto-on
Console> (enable)
関連コマンド
Vlan
IP
Hosts
----2
Group
-------- -----------auto-off 0
IPX
Status
-------auto-off
IPX
Hosts
----0
Group
Group
Status
Hosts
-------- ----auto-off 0
set port protocol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-577
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port security
show port security
ポートのセキュリティ設定情報および統計情報を表示するには、show port security コマンドを使用
します。
show port security [mod[/port...]] [statistics]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
statistics
(任意)セキュリティ統計情報を表示します。
デフォルト
設定情報が表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トークンリング ポート上でこのコマンドを入力すると、次のメッセージが生成されます。
Feature not supported for Module x.
例
次に、セキュア ポートのポート セキュリティ設定情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show port security 4/1
Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap
IfIndex
----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled shutdown 120
1440
25
disabled 3
Port Secure-Src-Addrs
---- ----------------4/1 00-11-22-33-44-55
00-10-14-da-77-f1
Age-Left Last-Src-Addr
Shutdown Shutdown-Time-Left
-------- ----------------- -------- -----------------4
00-11-22-33-44-55 No
100
次に、セキュリティ違反が発生したポートの出力例を示します。
Console> (enable) show port security 4/1
Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap
IfIndex
----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled shutdown 120
600
25
disabled 3
Port Secure-Src-Addrs
---- ----------------4/1 00-11-22-33-44-55
00-10-14-da-77-f1
00-11-22-33-44-66
Age-Left Last-Src-Addr
Shutdown Shutdown-Time-Left
-------- ----------------- -------- -----------------60
00-11-22-33-44-77 Yes
200
200
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-578
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port security
次に、シャットダウンしたポート 4/1 を、60 秒のタイムアウト期間後に再度イネーブルにする例を
示します。
Console> (enable) show port security 4/1
Port Security Violation Shutdown-Time Age-Time Maximum-Addrs Trap
IfIndex
----- -------- --------- ------------- -------- ------------- -------- ------4/1 enabled restrict 120
600
25
disabled 3
Port Secure-Src-Addrs Age-Left Last-Src-Addr
Shutdown Shutdown-Time-Left
---- ----------------- -------- ----------------- -------- -----------------4/1 00-11-22-33-44-55 60
00-11-22-33-44-77 Yes
00-10-14-da-77-ff
Console> (enable)
関連コマンド
clear qos config
set port security
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-579
第2章
show port security statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port security statistics
ポートのセキュリティ設定に関する統計情報を表示するには、show port security コマンドを使用し
ます。
show port security statistics [mod [mod/port]] [system]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
mod/port
(任意)モジュールおよびポート番号
system
(任意)システム設定に関する統計情報を表示します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
トークンリング ポート上でこのコマンドを入力すると、次のメッセージが生成されます。
Feature not supported for Module x.
例
次に、セキュア ポートのポート セキュリティ設定情報およびその出力を表示する例を示します。
Console> (enable) show port security statistics system
Module 1:
Total ports: 4
Total MAC address(es): 4
Total global address space used (out of 1024): 0
Status: installed
Module 3:
Total ports: 24
Total MAC address(es): 24
Total global address space used (out of 1024): 0
Status: installed
Module 8:
Module does not support port security feature
Module 10:
Module does not support port security feature
Console> (enable)
関連コマンド
clear qos config
set port security
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-580
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port spantree
show port spantree
ポートのスパニングツリー情報を表示するには、show port spantree コマンドを使用します。
show port spantree [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、
モジュールのすべてのポートが表示されます。
例
次に、モジュール 5 のすべてのポートのスパニングツリー情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show port spantree 5
Port(s)
Vlan Port-State
Cost
Prio Portfast Channel_id
------------------------ ---- ------------- --------- ---- -------- ---------5/1
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/2
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/3
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/4
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/5
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/6
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/7
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/8
1
not-connected
2684354
32 disabled 0
5/9
1
forwarding
268435
32 disabled 0
Console> (enable)
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-581
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port status
show port status
ポートのステータス情報を表示するには、show port status コマンドを使用します。
show port status [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュール番号を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。
ポート番号を指定しない場合は、指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。
例
次に、すべてのモジュールのすべてのポートのポート ステータス情報を表示する例を示します。
Console> show port status
Port Name
Status
----- ------------------ ---------1/1
connected
1/2
notconnect
2/1
connected
3/1
notconnect
5/1
notconnect
5/2
notconnect
Console>
Vlan
---------523
1
trunk
trunk
1
1
Level Duplex Speed Type
------ ------ ----- -----------Normal
half
100 100BaseTX
Normal
half
100 100BaseTX
Normal
half
400 Route Switch
Normal
full
155 OC3 MMF ATM
Normal
half
100 FDDI
Normal
half
100 FDDI
表 2-54 に、show port status コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-54
show port status コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Name
ポート名(設定されている場合)
Status
ポートのステータス(connected、notconnect、connecting、standby、faulty、inactive、
shutdown、disabled または monitor)
Vlan
ポートが属する VLAN
Level
ポートのレベル設定(Normal または high)
Duplex
ポートのデュプレックス設定(auto、full、fdx、half、hdx、a-half、a-hdx、a-full
または a-fdx)
Speed
ポートの速度設定(auto、10、100、155、400、a-10、a-100、4、16、a-14 または a-16)
1
ポート タイプ(10BASE-T、10BaseFL MM、100BASE-TX、100BASE-T4、
100BASE-FX MM、100BASE-FX SM、10/100BASE-TX、TokenRing、FDDI、CDDI、
OC3、MMF、ATM または RSM など)
Type
1. これらのタイプは、システム設定によって異なります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-582
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port trap
show port trap
ポート トラップ ステータスを表示するには、show port trap コマンドを使用します。
show port trap [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
/port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、
指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。
例
次に、モジュール 1 のすべてのポートのポート トラップ ステータスを表示する例を示します。
Console> show port trap 1
Port
Trap
----- -------1/1
disabled
1/2
enabled
1/3
disabled
1/4
disabled
Console>
関連コマンド
set port trap
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-583
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port trunk
show port trunk
ポート トランク情報を表示するには、show port trunk コマンドを使用します。
show port trunk [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
mod を指定しない場合は、すべてのモジュールのポートが表示されます。port を指定しない場合は、
指定されたモジュールのすべてのポートが表示されます。
例
次に、モジュール 4、ポート 5 のトランキング情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> (enable) show port trunk 4/5
* - indicates vtp domain mismatch
Port
-------4/5
Mode
----------nonegotiate
Encapsulation
------------dot1q
Status
-----------trunking
Native vlan
----------1
Port
-------4/5
Vlans allowed on trunk
--------------------------------------------------------------------1-1005
Port
-------4/5
Vlans allowed and active in management domain
--------------------------------------------------------------------1-3,1003,1005
Port
Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
-------- --------------------------------------------------------------------4/5
1005
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-584
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port trunk
表 2-55 に、show port trunk コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-55
show port trunk コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Mode
ポートのトランク管理ステータス(on、off、auto、nonegotiate ま
たは desirable)
Encapsulation
管理によって設定されるトランキング タイプ
Status
ポートがトランキングであるか、または非トランキングである
かを示すステータス
Native VLAN
トランク リンクのネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号(802.1Q
トランクの場合は、トランクを介してタグなしトラフィックを
送受信できる VLAN です。ISL(スイッチ間リンク)トランク
の場合は、ネイティブ VLAN を含むすべての VLAN でパケット
にタグが付けられます)
。
Vlans allowed on trunk
関連コマンド
(任意)トランク上で送信を許可された VLAN 範囲(有効値は 1
∼ 1000)
Vlans allowed and active in
management domain
許可範囲内のアクティブ VLAN の範囲
Vlans in spanning tree forwarding
state and not pruned
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)フォ
ワーディング ステートであるトランク上で実際に送信される
VLAN の範囲
show trunk
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-585
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port unicast-flood
show port unicast-flood
ユニキャスト フラッディング ブロッキングを使用しているポートの実行コンフィギュレーション
を表示するには、show port unicast-flood コマンドを使用します。
show port unicast-flood [mod | mod/port]
構文の説明
mod
モジュールの番号
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
show port unicast-flood コマンドは、ユニキャスト フラッディングの実行時ステータスを表示しま
す。アドレス制限に達したかどうかに応じて、スイッチはイネーブルまたはディセーブルとして表
示されます。
例
次に、スイッチのモジュール 4、ポート 1 のユニキャスト フラッディング ブロッキング情報を表示
する例を示します。
Console> (enable) show port unicast-flood 4/1
Port
Unicast Flooding
------------------4/1
Disabled
Console> (enable)
関連コマンド
set localuser
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-586
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port vtp
show port vtp
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)のステータスをポート単位で表示するに
は、show port vtp コマンドを使用します。
show port vtp [mod[/port]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
port
(任意)モジュールのポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
VTP バージョン 3 を使用すると、VTP をポート単位でイネーブルまたはディセーブルに設定できま
す。VTP に対してディセーブル化されたポートは、VTP バージョンに関係なく、VTP パケットを
まったく送受信しません。
例
次に、モジュール 2、ポート 1 の VTP ステータスを表示する例を示します。
Console> show port vtp 2/1
Port
VTP Status
-------- ---------2/1
enabled
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-587
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show port vtp
次に、すべてのモジュールのすべてのポートの VTP ステータスを表示する例を示します。
Console> show port vtp
Port
VTP Sta
-------- ------2/1
enabled
2/2
enabled
3/1
enabled
3/2
enabled
3/3
enabled
3/4
enabled
3/5
enabled
3/6
enabled
3/7
enabled
3/8
enabled
3/9
enabled
3/10
enabled
3/11
enabled
3/12
enabled
3/13
enabled
3/14
enabled
3/15
enabled
3/16
enabled
3/17
enabled
3/18
enabled
3/19
enabled
3/20
enabled
3/21
enabled
3/22
enabled
3/23
enabled
3/24
enabled
3/25
enabled
3/26
enabled
3/27
enabled
3/28
enabled
3/29
enabled
3/30
enabled
3/31
enabled
3/32
enabled
3/33
enabled
3/34
enabled
3/35
enabled
3/36
enabled
3/37
enabled
3/38
enabled
3/39
enabled
3/40
enabled
3/41
enabled
3/42
enabled
3/43
enabled
3/44
enabled
3/45
enabled
3/46
enabled
3/47
enabled
3/48
enabled
16/1
enabled
Console>
関連コマンド
set port vtp
set vtp
show vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-588
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show proc
show proc
CPU のメモリ割り当ておよびプロセス利用率情報を表示するには、show proc コマンドを使用しま
す。
show proc [cpu | mem] {mod}
構文の説明
cpu
(任意)CPU 情報
mem
(任意)メモリ情報
mod
モジュールの番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
このコマンドを入力できるのは、イネーブル モードのときだけです。cpu または mem を入力しな
い場合は、プロセス情報が表示されます。
mem キーワードを使用すると、各プロセスに割り当てられているメモリ サイズ、空きメモリ サイ
ズなどのメモリ情報が表示されます。
例
次に、CPU 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show proc cpu
CPU utilization for five seconds:
one minute:
five minutes:
PID Runtime(ms) Invoked
--- ----------- ---------1
0
0
2
4
38
3
1421
5547
4
166212
519822
5
185
94681
6
472
297
7
90
3548211
8
113
141960
Console> (enable)
1.44%
1.96%
1.02%
uSecs
5Sec
1Min
5Min
-------- ------- ------- ------0
98.56% 98.04% 98.98%
1000
0.00%
0.00%
0.00%
466000
0.00%
0.00%
0.00%
19000
0.22%
0.00%
0.00%
1000
0.00%
0.00%
0.00%
0
0.00%
0.00%
0.00%
1000
0.00%
0.00%
0.00%
106000
0.00%
0.00%
0.00%
TTY
--0
0
0
0
0
0
0
0
Process
--------------Kernel and Idle
Flash MIB Updat
SynDiags
SynConfig
Statuspoll
SWPoll64bCnt
SL_TASK
RedundantTask
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-589
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show proc
次に、プロセス情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show proc mem
Memory Used:
Freed:
Total:
1281040
9597104
10878144
PID
TTY
---------- ---------1
0
2
0
3
0
4
0
5
0
6
0
7
0
8
0
Console> (enable)
Allocated
---------711008
240
284128
211856
96
4944
80
2272
Freed
---------2832
0
283712
1920
0
4352
0
1952
Holding
---------708176
240
416
209936
96
592
80
320
Process
--------------Kernel and Idle
Flash MIB Updat
SynDiags
SynConfig
Statuspoll
SWPoll64bCnt
SL_TASK
RedundantTask
次に、プロセス利用率情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show proc
CPU utilization for five seconds:
one minute:
five minutes:
PID Q T PC
--- -- -- ---------1
1 rd 0x8041ab80
2
1 st 0x8041adfc
3
2 st 0x8041adfc
4
1 si 0x8041adfc
5
2 si 0x8041adfc
6
4 si 0x8041adfc
7
2 si 0x8041adfc
8
2 si 0x8041adfc
Console> (enable)
Runtime(ms)
----------0
4
1421
166438
186
472
92
113
0.44%
1.00%
1.00%
Invoked
-------0
38
5547
520543
94812
297
3553068
142157
uSecs
------0
1000
466000
19000
1000
0
1000
106000
Stacks
--------1580/6144
1604/6144
3364/6144
1764/6144
1576/6144
244/6144
904/6144
1172/6144
TTY
--0
0
0
0
0
0
0
0
Process
--------------Kernel and Idle
Flash MIB Updat
SynDiags
SynConfig
Statuspoll
SWPoll64bCnt
SL_TASK
RedundantTask
表 2-56 に、show proc コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-56
show proc コマンドの出力フィールド
フィールド
定義
CPU Utilization
CPU で稼働しているすべてのプロセスのすべての負荷の合計(直前の 5 秒間、
1 分間、5 分間)
PID
プロセス ID
Runtime
作成後にプロセスが実行された期間(ミリ秒)
Invoked
作成後にプロセスが呼び出された回数
uSecs
1 回の呼び出しでプロセスが実行された最長期間
5sec
直前の 5 秒間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合
1Min
直前の 1 分間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合
5Min
直前の 5 分間に CPU でこのプロセスが実行された期間の割合
TTY
プロセスに関連付けられた TTY
Process
プロセス名
Allocated
作成後にプロセスによって割り当てられたすべてのメモリの合計(空きメモ
リを含む)
Freed
現在までにプロセスが解放したメモリの合計
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-590
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show protocolfilter
表 2-56
show proc コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
定義
Holding
現在プロセスが保持しているメモリのサイズ
PC
PC に対する [show_process] 関数の呼び出し
Q
数値で表したプロセス プライオリティ。値が小さいほど、プライオリティが
高くなります。
T
プロセスのステータス(Running、we= イベント待機中、st= スリープ、si= イ
ンターバル中にスリープ、rd= 実行可能、id= アイドル、x= デッド / ゾンビ)
Stacks
プロセスで使用されるスタックのサイズ、またはプロセスに割り当てられた
合計スタック サイズ(バイト単位)
show protocolfilter
プロトコル フィルタリングがイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、show
protocolfilter コマンドを使用します。
show protocolfilter
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、プロトコル フィルタリングがイネーブルまたはディセーブルであるかを表示する例を示しま
す。
Console> show protocolfilter
Protocol filtering is enabled on this switch.
Console>
関連コマンド
set port protocol
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-591
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show pvlan
show pvlan
特定の Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)の設定を表示するには、show pvlan コマンド
を使用します。
show pvlan [vlan | primary | isolated | community | twoway-community]
構文の説明
vlan
(任意)PVLAN の番号
primary
(任意)プライマリ PVLAN
isolated
(任意)独立 PVLAN を表示します。
community
(任意)コミュニティ PVLAN を表示します。
twoway-community
(任意)双方向コミュニティ PVLAN を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
twoway-community PVLAN は、コミュニティ ポート間、およびコミュニティ ポートとスーパバイ
ザ エンジン間でトラフィックを伝達する双方向コミュニティ PVLAN です。
例
次に、VLAN 10 のステータスを表示する例を示します。
Console> show pvlan 10
Primary Secondary Secondary-Type Ports
------- --------- -------------- -----------10
20
isolated
6/1
Console>
次に、プライマリに設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。
Console> show pvlan primary
Primary Secondary Secondary-Type
------- --------- -------------10
20
isolated
11
21
isolated
30
Console>
Ports
-----------6/1
6/2
次に、コミュニティに設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。
Console> show pvlan community
Primary Secondary Secondary-Type Ports
------- --------- -------------- -----------7
902
community
2/4-6
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-592
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show pvlan
次に、独立したものとして設定されたすべての VLAN のステータスを表示する例を示します。
Console> show pvlan isolated
Primary Secondary Secondary-Type
------- --------- -------------10
20
isolated
11
21
isolated
31
isolated
Console>
関連コマンド
Ports
-----------6/1
6/2
clear config pvlan
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan
set pvlan mapping
set vlan
show pvlan capability
show pvlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-593
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show pvlan capability
show pvlan capability
ポートをプライベート ポートに設定できるかどうかを判別するには、show pvlan capability コマン
ドを使用します。
show pvlan capability [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 5 のポート 20 を Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)に設定できるか
どうかを判別する例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Console> (enable) show pvlan capability 5/20
Ports 5/13 - 5/24 are in the same ASIC range as port 5/20.
Port 5/20 can be made a private vlan port.
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-594
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show pvlan capability
次に、ポートを PVLAN に設定できない場合の出力例を示します。
Console> (enable) show pvlan capability 3/1
Port 3/1 cannot be made a private vlan port due to:
-----------------------------------------------------Promiscuous ports cannot be made private vlan ports.
Console> (enable)
Console> (enable) show pvlan capability 5/1
Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/1.
Port 5/1 cannot be made a private vlan port due to:
-----------------------------------------------------Trunking ports are not Private Vlan capable.
Conflict with Promiscuous port(s) : 5/2
Console> (enable)
Console> (enable) show pvlan capability 5/2
Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/2.
Port 5/2 cannot be made a private vlan port due to:
-----------------------------------------------------Promiscuous ports cannot be made private vlan ports.
Conflict with Trunking port(s) : 5/1
Console> (enable)
Console> (enable) show pvlan capability 5/3
Ports 5/1 - 5/12 are in the same ASIC range as port 5/3.
Port 5/3 cannot be made a private vlan port due to:
-----------------------------------------------------Conflict with Promiscuous port(s) : 5/2
Conflict with Trunking port(s) : 5/1
Console> (enable)
Console> (enable) show pvlan capability 15/1
Port 15/1 cannot be made a private vlan port due to:
-----------------------------------------------------Only ethernet ports can be added to private vlans.
Console> (enable)
関連コマンド
clear config pvlan
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan
set pvlan mapping
set vlan
show pvlan
show pvlan mapping
show vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-595
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show pvlan mapping
show pvlan mapping
プロミスキャス ポートに設定された Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)マッピングを表
示するには、show pvlan mapping コマンドを使用します。
show pvlan mapping [private_vlan | mod/port]
構文の説明
private_ vlan
(任意)PVLAN の番号
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、ポート別に PVLAN マッピングを表示する例を示します。
Console> show pvlan mapping
Port Primary Secondary
---- ------- --------6/3 10
20
Console>
次に、VLAN(仮想 VLAN)10 の PVLAN マッピングを表示する例を示します。
Console> show pvlan mapping 10
Primary Secondary Ports
------- --------- ----10
20
6/3
Console>
次に、モジュール 6 のポート 3 の PVLAN マッピングを表示する例を示します。
Console> show pvlan mapping 6/3
Port Primary Secondary
---- ------- --------6/3 10
20
Console>
次に、VLAN がマッピングされない場合の表示例を示します。
Console> show pvlan mapping
Port Primary Secondary
---- ------- --------No Private Vlan Mappings configured.
Console>
関連コマンド
clear config pvlan
clear pvlan mapping
clear vlan
set pvlan
set pvlan mapping
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-596
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show qos info
set vlan
show pvlan
show pvlan capability
show vlan
show qos info
特定のポートの Quality of Service(QoS; サービス品質)関連情報を表示するには、show qos info コ
マンドを使用します。
show qos info {runtime | config}
構文の説明
runtime
現在の QoS の実行時情報を表示します。
config
QoS の NVRAM(不揮発性 RAM)設定を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
show qos info runtime コマンドを実行すると、廃棄スレッシュホールド、キュー サイズ、および
Weighted Round Robin(WRR; 重み付きラウンドロビン)に指定した絶対値およびパーセント値が表
示されます。ただし、ハードウェアの精度制限により、絶対値および指定されたパーセント値が正
確に一致しない場合があります。
例
次に、現在の QoS 設定情報を表示する例を示します。
Console> show qos info config
QoS setting in NVRAM:
QoS is enabled
All ports have 2 transmit queues with 1 drop thresholds (2q1t).
Default CoS = 4
Queue and Threshold Mapping:
Queue Threshold CoS
----- --------- --------------1
1
0 1 2 3
2
1
4 5 6 7
Console>
関連コマンド
set qos
set qos map
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-597
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show qos status
show qos status
Quality of Service(QoS; サービス品質)がイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、
show qos status コマンドを使用します。
show qos status
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、show qos status コマンドの出力例を示します。
Console> (enable) show qos status
QoS is disabled on this switch.
Console> (enable) set qos enable
QoS is enabled.
Console> (enable) show qos status
QoS is enabled on this switch.
関連コマンド
set qos
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-598
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show radius
show radius
設定された Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)パラメータを表示するには、show
radius コマンドを使用します。
show radius [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドはユーザ モードまたはイネーブル モードで入力できます。ただし、RADIUS 鍵が表
示されるのは、このコマンドをイネーブル モードで入力した場合のみです。
例
次に、RADIUS 情報を表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> (enable) show
Login Authentication:
--------------------tacacs
radius
local
radius
Console Session
---------------disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
enabled(primary)
Enable Authentication:
---------------------tacacs
radius
local
Console Session
----------------disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
enabled(primary)
RADIUS Deadtime:
RADIUS Key:
RADIUS Retransmit:
RADIUS Timeout:
Framed-Ip Address Transmit:
0 minutes
123456
2
5 seconds
Enabled
RADIUS-Server
Status
----------------------------- ------10.6.140.230
primary
Console> (enable)
関連コマンド
Auth-port
-----------1812
Acct-port
-----------1813
set qos
set radius attribute
set radius deadtime
set radius key
set radius retransmit
set radius server
set radius timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-599
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show rcp
show rcp
Remote Copy Protocol(RCP)情報を表示するには、show rcp コマンドを使用します。
show rcp
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、rcp 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show rcp
rcp username for VMPS
:xena
rcp username for others :jdoe
Console> (enable)
関連コマンド
clear rcp
set rcp username
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-600
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show reset
show reset
スケジュールされたリセット情報を表示するには、show reset コマンドを使用します。
show reset
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スケジュールされたリセット情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show reset
Reset schedule for Fri Jan 21 2000, 23:00:00 (in 3 days 12 hours 56 minutes 57 s
econds).
Reset reason: Software upgrade
Console> (enable)
関連コマンド
reset ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-601
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show rspan
show rspan
リモート Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)設定を表示するには、show
rspan コマンドを使用します。
show rspan
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
表示されるフィールドは、設定によって異なります。たとえば、送信元セッションの場合は、
Destination、Incoming Packets、および Learning フィールドは表示されません。宛先セッションの場
合は、Admin Source、Oper Source、Direction、Multicast、Filter、および Max Bandwidth フィールド
は表示されません。送信元セッションで VLAN(仮想 LAN)フィルタリングが行われない場合は、
Filter フィールドは表示されません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-602
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show rspan
例
次に、show rspan コマンドの出力例を示します。
Console> (enable) show rspan
Destination
:
Rspan Vlan
:
Admin Source
:
Oper Source
:
Direction
:
Incoming Packets:
Learning
:
Multicast
:
Filter
:
Status
:
900
VLAN 50
Port 2/1,2/3,2/5,2/7,2/9,2/11,2/13,2/15,2/17,2/19
receive
disabled
10,20,30,40,500,600,700,800,900
active
-------------------------------------------Destination
: Port 3/1
Rspan Vlan
: 901
Admin Source
: Oper Source
: Direction
: Incoming Packets: disabled
Learning
: disabled
Multicast
: Filter
: Status
: active
-------------------------------------------Destination
:
Rspan Vlan
:
Admin Source
:
Oper Source
:
Direction
:
Incoming Packets:
Learning
:
Multicast
:
Filter
:
Port 6/1
906
disabled
-
-------------------------------------------Destination
:
Rspan Vlan
:
Admin Source
:
Oper Source
:
Direction
:
Incoming Packets:
Learning
:
Multicast
:
Filter
:
903
INBAND
INBAND
transmit
disabled
-
-------------------------------------------Destination
:
Rspan Vlan
:
Admin Source
:
Oper Source
:
Direction
:
Incoming Packets:
Learning
:
Multicast
:
Filter
:
Console> (enable)
関連コマンド
Port 7/1
902
enabled
-
set rspan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-603
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show running-config
show running-config
スイッチで現在稼働している設定の情報または特定の Access Control List(ACL; アクセス制御リス
ト)の設定を表示するには、show running-config コマンドを使用します。
show running-config [system | mod] [all]
構文の説明
system
(任意)システム設定を表示します。
mod
(任意)モジュール番号
all
(任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報を表
示します。
デフォルト
デフォルト以外の設定のみが表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
設定全体を表示するには、キーワード all を使用します。
例
次に、デフォルト以外のシステムおよびモジュールの設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show running-config
This command shows non-default configurations only.
Use 'show running-config all' to show both default and non-default configurations.
............
....................
..................
..
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
#time: Wed May 9 2001, 15:23:22
!
#version 6.3(0.40)PAN
!
!
#system web interface version(s)
!
#test
set test diaglevel minimal
!
#system
set system countrycode GB
!
#frame distribution method
set port channel all distribution mac both
!
#snmp
set snmp access catherine security-model v1 read defaultAdminView nonvolatile
!
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-604
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show running-config
#tacacs+
set tacacs attempts 5
!
#kerberos
set kerberos local-realm help
!
<<<< output truncated >>>>
#switch port analyzer
set span 522 2/12 both inpkts enable learning enable create
set rspan source 2/3 500 rx reflector 2/34 create
set rspan destination 3/1 500 inpkts disable learning enable create
end
Console> (enable)
次に、モジュール 3 のデフォルト以外のシステム設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show running-config 3
This command shows non-default configurations only.
Use 'show running-config <mod> all' to show both default and non-default
configurations.
..................
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
#time: Wed May 9 2001, 15:20:26
!
#module 3 : 6-port 1000BaseX Ethernet
set vlan 1
3/1
set trunk 3/4 on dot1q 1-1005
end
Console> (enable)
関連コマンド
clear config ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-605
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp
show snmp
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)情報を表示するには、show snmp コマンドを使用します。
show snmp [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、SNMP 情報を表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> (enable) show snmp
SNMP:
Enabled
RMON:
Disabled
Extended RMON Netflow:
Disabled
Memory usage limit for new RMON entries:85 percent
Chassis Alias:my chassis
Traps Enabled:
macnotification
Port Traps Enabled:None
Community-Access
---------------read-only
read-write
read-write-all
Community-String
-------------------public
private
secret
Trap-Rec-Address Trap-Rec-Community Trap-Rec-Port Trap-Rec-Owner Trap-Rec-Index
---------------- ------------------ ------------- -------------- -------------Console> (enable)
表 2-57 に、show snmp コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。表示されるフィール
ドは、問い合わされたポート タイプによって異なります。
表 2-57
show snmp コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
RMON
Remote Monitoring(RMON)統計情報(enabled または disabled)
Extended RMON
拡張された RMON 統計情報(enabled または disabled)
Traps Enabled
イネーブル化されたトラップ タイプ
Port Traps Enabled
リンクアップ / リンクダウン トラップがイネーブル化された一連のポート
Community-Access
設定された SNMP コミュニティ
Community-String
各 SNMP コミュニティに関連付けられた SNMP コミュニティ ストリング
Trap-Rec-Address
トラップ レシーバ ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
Trap-Rec-Community
トラップ レシーバへのトラップ メッセージに使用される SNMP コミュニ
ティ ストリング
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-606
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp access
関連コマンド
set snmp
set snmp rmon
set snmp trap
show snmp access
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセス情報を表示するには、show snmp access コマ
ンド セットを使用します。
show snmp access [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp access [-hex] groupname security-model {v1 | v2c}
show snmp access [-hex] groupname security-model v3 {noauthentication | authentication |privacy}
構文の説明
volatile
(任意)揮発性ストレージ タイプの情報を表示します。
nonvolatile
(任意)不揮発性ストレージ タイプの情報を表示します。
read-only
(任意)セキュリティモデル v3 の読み取り専用ストレージ タイプに関
する情報のみを表示します。
-hex
(任意)groupname を 16 進数表記で表示します。
共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループ
の名前
groupname
security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3 を指定します。
noauthentication
認証プロトコルの使用を設定されていないセキュリティ モデルの情報
を表示します。
authentication
認証プロトコルの情報を表示します。
privacy
開示されないように保護されているユーザのために送信されたメッ
セージに関する情報を表示します。
デフォルト
ストレージ タイプは volatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
groupname に特殊文字(これらのパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進
数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で
区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
read-only キーワードはセキュリティ モデル v3 でのみサポートされています。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-607
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp access
例
次に、SNMP アクセス情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp access
Group Name: defaultROgroup
Context:
Security Model: v1
Security Level: noauthentication
Context Match: exact
Read View: defaultUserView
Write View:
Notify View: defaultUserView
Storage Type: read-only
Row Status: active
Group Name: defaultROgroup
Context:
Security Model: v2c
Security Level: noauthentication
Context Match: exact
Read View: defaultUserView
Write View:
Notify View: defaultUserView
Storage Type: read-only
Row Status: active
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp access
set snmp access
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-608
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp access-list
show snmp access-list
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)アクセス リスト番号、および対応する IP アドレスと
IP マスクを表示するには、show snmp access-list コマンドを使用します。
show snmp access-list
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、SNMP アクセス リスト番号、および対応する IP アドレスと IP マスクを表示する例を示します。
Console> show snmp access-list
Access-Number
IP-Addresses/IP-Mask
------------------------------------1
172.20.60.100/255.0.0.0
1.1.1.1/2
172.20.60.7/2.2.2.2/3
2.2.2.2/155.0.0.0
4
1.1.1.1/2.1.2.4
2.2.2.2/2.2.2.5/Console>
関連コマンド
clear snmp access-list
set snmp access-list
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-609
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp buffer
show snmp buffer
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)UDP ソケット受信バッファに保存可能な SNMP パケッ
ト数を表示するには、show snmp buffer コマンドを使用します。
show snmp buffer
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、SNMP UDP ソケット受信バッファに保存可能な SNMP ソケット パケット数を表示する例を
示します。
Console> show snmp buffer
SNMP socket receive buffer:40 packets
Console>
関連コマンド
set snmp buffer
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-610
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp community
show snmp community
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コミュニティ情報を表示するには、show snmp
community コマンドを使用します。
show snmp community
show snmp community [read-only | volatile | nonvolatile]
show snmp community index [-hex] {index name}
構文の説明
read-only
(任意)コミュニティを読み取り専用として定義します。
volatile
(任意)コミュニティ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切
断されると内容を削除します。
nonvolatile
(任意)コミュニティ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切
断してから再投入した場合に内容を維持します。
コミュニティ インデックス名
index
(任意)index name を 16 進数表記で表示します。
-hex
コミュニティ インデックス名
index name
デフォルト
すべてのテーブル エントリを表示します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、SNMP コミュニティ情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp community
Community Index: sysCommunityRo.0
Community Name: public
Security Name: public
Context Name:
Transport Tag:
Storage Type: read-only
Row Status: active
Community Index: sysCommunityRw.0
Community Name: private
Security Name: private
Context Name:
Transport Tag:
Storage Type: read-only
Row Status: active
Community Index: sysCommunityRwa.0
Community Name: secret
Security Name: secret
Context Name:
Transport Tag:
Storage Type: read-only
Row Status: active
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-611
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp context
関連コマンド
clear snmp community
set snmp community
show snmp context
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)コンテキスト情報を表示するには、show snmp context
コマンドを使用します。
show snmp context
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、SNMP コンテキスト情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp context
Index Context
----- -------0
1 vlan-1
2 vlan-55
3 vlan-1002
4 vlan-1003
5 vlan-1004
6 vlan-1005
Console> (enable)
関連コマンド
clear snmp access
set snmp access
show snmp access
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-612
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp counters
show snmp counters
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)カウンタ情報を表示するには、show snmp counters コ
マンドを使用します。
show snmp counters [v3 | {mod/port} {dot1d | dot3 | hcrmon | ifmib | rmon}]
構文の説明
v3
(任意)SNMPv3 カウンタ
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
dot1d
(任意)dot1d カウンタ
dot3
(任意)dot3 カウンタ
hcrmon
(任意)High Capacity RMON(HCRMON)カウンタ
ifmib
(任意)if-MIB(管理情報ベース)カウンタ
rmon
(任意)Remote Monitoring(RMON)カウンタ
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべての SNMP カウンタを表示する例を示します。
Console> show snmp counters
mib2 SNMP group counters:
snmpInPkts
=
snmpOutPkts
=
snmpInBadVersions
=
snmpInBadCommunityNames
=
snmpInBadCommunityUses
=
snmpInASNParseErrs
=
snmpInTooBigs
=
snmpInNoSuchNames
=
snmpInBadValues
=
snmpInReadOnlys
=
snmpInGenErrs
=
snmpInTotalReqVars
=
snmpInTotalSetVars
=
snmpInGetRequests
=
snmpInGetNexts
=
snmpInSetRequests
=
snmpInGetResponses
=
snmpInTraps
=
snmpOutTooBigs
=
snmpOutNoSuchNames
=
snmpOutBadValues
=
snmpOutGenErrs
=
snmpOutGetRequests
=
snmpOutGetNexts
=
snmpOutSetRequests
=
snmpOutGetResponses
=
snmpOutTraps
=
Console>
13993
13960
0
33
0
0
0
0
0
0
0
61747
0
623
13337
0
0
0
0
230
0
0
0
0
0
13960
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-613
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp counters
表 2-58 に、show snmp counters コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-58
show snmp counters コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
snmpInPkts
トランスポート サービスから SNMP エンティティに配信される
メッセージ数
snmpOutPkts
SNMP プロトコル エンティティからトランスポート サービスに配
信される SNMP メッセージ数
snmpInBadVersions
サポートされていない SNMP バージョンの SNMP エンティティに
配信される SNMP メッセージ数
snmpInBadCommunityNames
未知のSNMPコミュニティ名が使用されているSNMPエンティティ
に配信される SNMP メッセージ数
snmpInBadCommunityUses
メッセージ内で指定した SNMP コミュニティでは許可されていな
い SNMP 処理を表す SNMP エンティティに配信される SNMP メッ
セージ数
snmpInASNParseErrs
受信された SNMP メッセージをデコードする場合に、SNMP エン
ティティに発生する Abstract Syntax Notation One(ASN.1; 抽象構文
記法 1)
または Bit Error Rate(BER; ビット エラー レート)エラーの数
snmpInTooBigs
エラーステータス フィールドの値が [tooBig] である SNMP プロト
コル エンティティに配信される SNMP Protocol Data Unit(PDU; プ
ロトコル データ ユニット)の数
snmpInNoSuchNames
エラーステータス フィールドの値が [noSuchName] である SNMP プ
ロトコル エンティティに配信される SNMP PDU の数
snmpInBadValues
エラーステータス フィールドの値が [badValue] である SNMP プロ
トコル エンティティに配信される SNMP PDU の数
snmpInReadOnlys1
エラーステータス フィールドの値が [readOnly] である SNMP プロ
トコル エンティティに配信される有効な SNMP PDU の数
snmpInGenErrs
エラーステータス フィールドの値が [genErr] である SNMP プロト
コル エンティティに配信される SNMP PDU の数
snmpInTotalReqVars
有効な SNMP Get-Request および Get-Next PDU を受信した結果、
SNMP プロトコル エンティティによって正常に取得された MIB オ
ブジェクトの数
snmpInTotalSetVars
有効な SNMP Set-Request PDU を受信した結果、SNMP プロトコル
エンティティによって正常に変更された MIB オブジェクトの数
snmpInGetRequests
SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された
SNMP Get-Request PDU の数
snmpInGetNexts
SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された
SNMP Get-Next PDU の数
snmpInSetRequests
SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された
SNMP Set-Request PDU の数
snmpInGetResponses
SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された
SNMP Get-Response PDU の数
snmpInTraps
SNMP プロトコル エンティティによって受信および処理された
SNMP Trap PDU の数
snmpOutTooBigs
エラーステータス フィールドの値が [tooBig] である SNMP プロト
コル エンティティによって生成された SNMP PDU の数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-614
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp counters
表 2-58
show snmp counters コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
snmpOutNoSuchNames
エラーステータス フィールドの値が [noSuchName] である SNMP プ
ロトコル エンティティによって生成された SNMP PDU の数
snmpOutBadValues
エラーステータス フィールドの値が [badValue] である SNMP プロ
トコル エンティティによって生成された SNMP PDU の数
snmpOutGenErrs
エラーステータス フィールドの値が [genErr] である SNMP プロト
コル エンティティによって生成された SNMP PDU の数
snmpOutGetRequests
SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP
Get-Request PDU の数
snmpOutGetNexts
SNMPプロトコル エンティティによって生成されたSNMP Get-Next
PDU の数
snmpOutSetRequests
SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP
Set-Request PDU の数
snmpOutGetResponses
SNMP プ ロ ト コ ル エ ン テ ィ テ ィ に よ っ て 生 成 さ れ た SNMP
Get-Response PDU の数
snmpOutTraps
SNMP プロトコル エンティティによって生成された SNMP Trap
PDU の数
1. エラーステータス フィールドの値が [readOnly] である SNMP PDU を生成するのはプロトコル エラーです。こ
のオブジェクトは、SNMP の不正な実装を検出する方法を提供します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-615
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp engineid
show snmp engineid
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ローカル エンジン ID を表示するには、show snmp
engineid コマンドを使用します。
show snmp engineid
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
SNMP エンジン ID を消去すると、ローカル SNMP エンジン ID が自動的に再生成されます。
SNMP エンジンおよび SNMP エンティティには 1 対 1 の対応関係があり、SNMP エンティティを識
別することもできます。SNMP エンティティは 16 進数のみで表され、長さは 5 ∼ 32 バイトです
(00:00:00:09:0a:fe:ff:12:97:33:45:12 など)。
例
次に、SNMP エンジン ID を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp engineid
EngineId: 00:00:00:09:00:d0:00:4c:18:00
Engine Boots: 1234455
Console> (enable)
表 2-59 に、show snmp engineid コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-59
関連コマンド
show snmp engineid コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
EngineId
装置の SNMP コピー名を識別するストリング
Engine Boots
SNMP エンジンが開始または再初期化された回数
show snmp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-616
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp group
show snmp group
共通のアクセス ポリシーを持つ SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)グループまたはユーザ
グループの名前を表示するには、show snmp group コマンドを使用します。
show snmp group [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp group {-hex} {groupname} user {-hex} {username} {security-model {v1 | v2c | v3}}
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電
源が切断されたときに内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電
源を切断してから再投入したときに内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
groupname
共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループ
user
SNMP グループ
-hex
groupname および username を 16 進数表記で表示します。
username
SNMP グループのユーザ名
security-model v1 | v2c | v3 セキュリティ モデル v1、v2c、または v3
デフォルト
ストレージ タイプは volatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
groupname および username 変数に特殊文字(これらのパラメータ用の表示できないデリミタ)を使
用する場合は、16 進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のよ
うに、コロン(:)で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-617
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp group
例
次に、SNMP グループを表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp group
Security Model: v1
Security Name: public
Group Name: defaultROgroup
Storage Type: volatile
Row Status: active
Security Model: v1
Security Name: secret
Group Name: defaultRWALLgroup
Storage Type: volatile
Row Status: active
Security Model: v1
Security Name: private
Group Name: defaultRWgroup
Storage Type: volatile
Row Status: active
Security Model: v2c
Security Name: public
Group Name: defaultROgroup
Storage Type: volatile
Row Status: active
Console> (enable)
表 2-60 に、show snmp group コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-60
関連コマンド
show snmp group コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Security Model
グループで使用されるセキュリティ モデル
Security Name
セキュリティ ストリングの定義
Group Name
共通のアクセス ポリシーを持つSNMPグループまたはユーザ グループの名前
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード
Row Status
エントリのステータス
clear snmp group
set snmp group
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-618
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp ifalias
show snmp ifalias
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイスのエイリアスを表示するには、show
snmp ifalias コマンドを使用します。
show snmp ifalias [ifIndex]
構文の説明
ifIndex
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
インターフェイスのインデックス番号を入力しない場合は、すべてのインターフェイスのエイリア
スが表示されます。
関連コマンド
set snmp ifalias
(任意)インターフェイスのインデックス番号
show snmp notify
snmpNotifyTable 設定を表示するには、show snmp notify コマンドを使用します。
show snmp notify [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp notify {-hex} {notifyname}
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切
断された場合に内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切
断してから再投入した場合に内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
-hex
notifyname を 16 進数表記で表示します。
notifyname
snmpNotifyTable のインデックスとなる一意の ID を指定します。
デフォルト
ストレージ タイプは nonvolatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-619
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp notify
使用上の注意事項
notifyname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進
数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で
区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、特定の notifyname の SNMP 通知情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp notify snmpV1Notification
Notify Name: snmpV1Notification
Notify Tag: snmpV1Trap
Notify Type: trap
Storage Type: volatile
Row Status: active
Console> (enable)
表 2-61 に、show snmp notify コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-61
関連コマンド
show snmp notify コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Notify Name
snmpTargetAddrTable のインデックスに使用される一意の ID
Notify Tag
snmpTargetAddrTable 内で選択されるエントリを指定します。
Notify Type
Trap:生成されたすべてのメッセージには SNMPv2-Trap PDU が含まれます。
Inform:生成されたすべてのメッセージには InfoRequest PDU が含まれます。
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示します。
Row Status
エントリのステータス
clear snmp notify
set snmp notify
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-620
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp targetaddr
show snmp targetaddr
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ターゲット アドレス エントリを表示するには、show
snmp targetaddr コマンドを使用します。
show snmp targetaddr [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp targetaddr {-hex} {addrname}
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切
断されたときに内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切
断してから再投入したときに内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
-hex
addrname を 16 進数表記で表示します。
addrname
ターゲット エージェントの任意
(ただし一意)の名前。最大長は32バイトです。
デフォルト
ストレージ タイプは nonvolatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
addrname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進
数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で
区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
read-only キーワードはセキュリティ モデル v3 でのみサポートされています。
例
次に、snmpTargetAddressTable 内の特定のターゲット アドレス情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp targetaddr cisco
Target Address Name: cisco
IP Address: 170.0.25.1
UDP Port#: 165
Timeout: 100
Retry count: 5
Tag List: tag1 tag2 tag3
Parameters: jeorge
Storage Type: nonvolatile
Row Status: active
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-621
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp targetaddr
表 2-62 に、show snmp targetaddr コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-62
関連コマンド
show snmp targetaddr コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Target Address Name
ターゲット アドレスの名前
IP Address
ターゲット IP アドレス
UDP Port#
使用するターゲット ホストの UDP ポートの番号
Timeout
タイムアウト数
Retry count
再試行数
Tag List
通知の送信先となるターゲット アドレスを示すタグ
Parameters
snmpTargetParamsTable のエントリ(最大長は 32 バイト)
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード
Row Status
エントリのステータス
clear snmp targetaddr
set snmp targetaddr
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-622
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp targetparams
show snmp targetparams
ターゲットへのメッセージを生成するときに snmpTargetParamsTable で使用される SNMP(簡易ネッ
トワーク管理プロトコル)パラメータを表示するには、show snmp targetparams コマンドを使用し
ます。
show snmp targetparams [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp targetparams {-hex} {paramsname}
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切
断されたときに内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切
断してから再投入したときに内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
-hex
paramsname を 16 進数表記で表示します。
paramsname
snmpTargetParamsTable のインデックスとなる一意の ID(最大長は 32 バイト)
デフォルト
ストレージ タイプは volatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
paramsname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16
進数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)
で区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、snmpTargetParamsTable 内の特定のターゲット パラメータ情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp targetparams snmpV1TrapParams
Target Parameter Name: snmpV1TrapParams
Message Processing Model: v1
Security Name: public
Security Level: noauthentication
Storage Type: volatile
Row Status: active
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-623
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp targetparams
表 2-63 に、show snmp targetparams コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-63
関連コマンド
show snmp targetparams コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Target Parameter Name
snmpTargetParamsTable のインデックスに使用される一意の ID
Message Processing Model
Message Processing Model で使用されるバージョン番号を表示しま
す。
Security Name
セキュリティ ストリングの定義
Security Level
セキュリティ レベル(authentication:セキュリティ レベルは認証プ
ロトコルを使用するように設定されます。noauthentication:セキュ
リティ レベルは認証プロトコルを使用しないように設定されます)
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード
Row Status
エントリのステータス
clear snmp targetparams
set snmp targetparams
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-624
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp user
show snmp user
特定のユーザの SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)情報を表示するには、show snmp user
コマンド セットを使用します。
show snmp user [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp user {-hex} {user} [remote {engineid}]
show snmp summary
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切断
されたときに内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切断
してから再投入したときに内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
-hex
user を 16 進数表記で表示します。
user
SNMP ユーザ名
(任意)リモート SNMP エンジンのユーザ名
remote engineid
SNMP ユーザのサマリーを示します。
summary
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
•
ストレージ タイプは nonvolatile です。
•
ローカル SNMP エンジン ID です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
user 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進数の
キーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で区切
られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
例
次に、特定のユーザ情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp user joe
EngineId: 00:11:22:33:44
User Name: joe
Authentication Protocol: md5
Privacy Protocol: des56
Storage Type: volatile
Row Status: active
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-625
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp user
表 2-64 に、show snmp user コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-64
関連コマンド
show snmp user コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
EngineId
装置の SNMP コピー名を識別するストリング
User Name
SNMP ユーザ名を識別するストリング
Authentication Protocol
認証プロトコルのタイプ
Privacy Protocol
プライバシ認証プロトコルのタイプ
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード
Row Status
エントリのステータス
clear snmp user
set snmp user
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-626
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp view
show snmp view
SNMP(管理ネットワーク管理プロトコル)MIB(管理情報ベース)ビューの設定を表示するには、
show snmp view コマンド セットを使用します。
show snmp view [volatile | nonvolatile | read-only]
show snmp view {-hex} {viewname} {subtree}
構文の説明
volatile
(任意)ストレージ タイプを一時的なメモリとして定義し、装置の電源が切
断されたときに内容を削除します。
nonvolatile
(任意)ストレージ タイプを持続的なメモリとして定義し、装置の電源を切
断してから再投入したときに内容を維持します。
read-only
(任意)ストレージ タイプを読み取り専用として定義します。
-hex
viewname を 16 進数表記で表示します。
viewname
MIB ビュー名
subtree
サブツリー名
デフォルト
volatile です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
viewname 変数に特殊文字(このパラメータ用の表示できないデリミタ)を使用する場合は、16 進
数のキーワードを使用する必要があります。このキーワードは、00:ab:34 のように、コロン(:)で
区切られた 1 桁または 2 桁の 16 進数です。
MIB サブツリーとマスクの組み合わせにより、ビュー サブツリーが定義されます。ビュー サブツ
リーは、Object Identifier(OID; オブジェクト識別子)形式、または有効な OID に関連付けられたテ
キスト名で表示できます。
例
次に、SNMP MIB 設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show snmp view
View Name: defaultUserView
Subtree OID: 1.3.6.1
Subtree Mask:
View Type: included
Storage Type: volatile
Row Status: active
Control> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-627
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show snmp view
表 2-65 に、show snmp view コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-65
関連コマンド
show snmp view コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
View Name
MIB ビューの名前
Subtree OID
OID 形式、または有効な OID に関連付けられたテキスト名形式の MIB サブ
ツリー名
Subtree Mask
サブツリー マスク(すべて 1、すべて 0、または 1 と 0 の組み合わせが可能)
View Type
MIB サブツリーを含めるかまたは除外するかを示すステータス
Storage Type
設定が揮発性か、または不揮発性であるかを示すキーワード
Row Status
エントリのステータス
clear snmp view
set snmp view
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-628
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show span
show span
現在の Switched Port Anlyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)設定に関する情報を表示する
には、show span コマンドを使用します。
show span [all]
構文の説明
all
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
トークンリング モジュールでは、単一モジュールのコンテキストにおける SPAN 設定のみが有効で
す。
例
次に、スイッチの現在の SPAN 情報を表示する例を示します。
(任意)ローカルおよびリモートの SPAN 設定情報を表示します。
Console> (enable) show span
---------------------------------------------------------Destination
: Port 4/1
Admin Source
: Port 2/2
Oper Source
: Port 2/2
Direction
: transmit/receive
Incoming Packets: enabled
Learning
: Multicast
: enabled
Filter
: 10,20,30,40,50,60,70,80,90,100
Status
: inactive
-----------------------------------------------------------------------Total local span sessions: 1
Console> (enable)
表 2-66 に、show span コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-66
show span コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Destination
SPAN 情報の宛先ポート
Admin Source
SPAN 情報の送信元ポートまたは VLAN(仮想 LAN)
Oper Source
SPAN 情報のオペレータ ポートまたは VLAN
Direction
送信、受信、または送受信のどの情報をモニタするかを示します。
Incoming Packets
SPAN 宛先ポートでの標準着信パケットの受信がイネーブルまたはディ
セーブルのどちらであるかを示します。
Learning
SPAN 宛先ポートの学習がイネーブルまたはディセーブルのどちらである
かを示します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-629
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show span
表 2-66
関連コマンド
show span コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Multicast
マルチキャスト トラフィックのモニタがイネーブルまたはディセーブル
のどちらかであるかを示します。
Filter
送信元トランク ポート内のモニタ対象 VLAN
Status
SPAN がアクティブまたは非アクティブのどちらであるかを示します。
clear config ― スイッチ
set span
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-630
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree
show spantree
VLAN(仮想 LAN)のスパニングツリー情報を表示するには、show spantree コマンドを使用します。
show spantree [vlan | mod/port] [active]
構文の説明
vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
active
(任意)アクティブ ポートのみを表示します。
デフォルト
VLAN 1 のスパニングツリー情報が表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
VLAN 番号を指定しない場合のデフォルトは、VLAN 1 です。
例
次に、VLAN 64 のスパニングツリー設定を表示する例を示します。
Console> show spantree 64
VLAN 64
Spanning tree enabled
Designated Root
00-10-79-57-88-00
Designated Root Priority
8191
Designated Root Cost
3061
Designated Root Port
6/48
Root Max Age
20 sec
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
Bridge ID MAC ADDR
Bridge ID Priority
Bridge Max Age 6 sec
Port,Vlan Vlan
--------- ---1003
1005
Console>
00-50-3e-8f-8c-00
4160 (bridge priority: 4096, sys ID ext: 64)
Hello Time 2 sec
Forward Delay 4 sec
Port-State
------------inactive
Cost
----80
Priority
-------32
Fast-Start
---------disabled
Group-method
------------
次に、モジュール 5 のポート 1 のスパニングツリー設定を表示する例を示します。
Console> show spantree 5/1
Edge Port:
Yes, (Configured) Disable
Link Type:
P2P, (Configured) Auto
Port Guard:
Default
Port
Vlan State
------------------------ ---- ------------5/1
1
forwarding
5/1
40
forwarding
5/1
500 forwarding
5/1
501 forwarding
5/1
856 forwarding
5/1
989 forwarding
Console>
Role Cost
Prio Type
---- -------- ---- ----------------DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P, Edge
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-631
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree
次に、VLAN 989 のアクティブ ポートのみを表示する方法を示します。
Console>
VLAN 989
Spanning
Spanning
Spanning
show spantree 989 active
tree mode
tree type
tree enabled
RAPID-PVST+
ieee
Designated Root
00-02-7d-a4-53-dc
Designated Root Priority
8192
Designated Root Cost
0
Designated Root Port
1/0
Root Max Age
20 sec
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
Bridge ID MAC ADDR
Bridge ID Priority
Bridge Max Age 20 sec
Port
-----------------------3/3
5/1
6/5
Console>
00-02-7d-a4-53-dc
8192
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
State
------------forwarding
forwarding
forwarding
Role Cost
Prio Type
---- -------- ---- -------------------DESG
19
32 P2P, PEER(STP)
DESG
4
32 P2P, Edge
DESG
4
32 P2P
表 2-67 に、show spantree コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-67
show spantree コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VLAN
スパニングツリー情報を表示する VLAN
Spanning tree
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)がイネー
ブルまたはディセーブルのどちらに設定されているかを示すステータ
ス
Spanning tree mode
現在のスパニングツリー モード(mistp、pvst+、mistp-pvst+、mst、ま
たは rapid-pvst+)
Spanning tree type
現在のスパニングツリー タイプ(ieee または cisco)
Designated Root
指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク
セス制御)アドレス
Designated Root Priority
指定されたルート ブリッジのプライオリティ
Designated Root Cost
ルートに到達するまでの合計パス コスト
Designated Root Port
ルート ブリッジに到達するまでに経由するポート(非ルート ブリッジ
の場合のみ表示)
Root Max Age
Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニッ
ト)パケットの有効期間
Hello Time
ルート ブリッジが BPDU を送信する回数
Forward Delay
ポートがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間
Bridge ID MAC ADDR
ブリッジの MAC アドレス
Bridge ID Priority
ブリッジ プライオリティ
Bridge Max Age
ブリッジの最大有効期限
Hello Time
ブリッジが BPDU を送信する期間
Forward Delay
ブリッジがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間
Port
ポート番号
Vlan
ポートが属する VLAN
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-632
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree
表 2-67
関連コマンド
show spantree コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Port-State または State
スパニングツリー ポートのステート(disabled、inactive、
not-connected、blocking、listening、learning、forwarding、bridging また
は type-pvid-inconsistent)
Role
スパニングツリーのポートの役割(Root、Designated、Alternate または
Back-up)
Cost
ポートに関連付けられたコスト
Priority または Prio
ポートに関連付けられたプライオリティ
Type
ポートのスパニングツリー タイプ
Fast-Start
高速起動機能を使用するようにポートが設定されているかどうかを示
すステータス
Group-Method
複数のポートの処理方法(redundancy=デュアルPHYおよびFiber FDDI、
RSM、channel=Fast EtherChannel)
clear spantree portinstancecost
set spantree disable
set spantree enable
set spantree fwddelay
set spantree hello
set spantree maxage
set spantree portcost
set spantree portfast
set spantree portvlancost
show spantree mistp-instance
show spantree backbonefast
show spantree blockedports
show spantree guard
show spantree statistics
show spantree summary
show spantree uplinkfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-633
第2章
show spantree backbonefast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree backbonefast
スパニングツリーの BackboneFastコンバージェンス機能がイネーブルであるかどうかを判別するに
は、show spantree backbonefast コマンドを使用します。
show spantree backbonefast
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スパニングツリーの BackboneFast コンバージェンス機能がイネーブルであるかどうかを表示
する例を示します。
Console> show spantree backbonefast
Backbonefast is enabled.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-634
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree blockedports
show spantree blockedports
ブロックされたポートを表示するには、show spantree blockedports コマンド セットを表示します。
show spantree blockedports [vlan]
show spantree blockedports mistp-instance [instance]
show spantree blockedports mst [instance]
構文の説明
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
vlan
mistp-instance instance
インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
VLAN 番号を指定しない場合は、システム内のすべてのブロックされたポートが表示されます。
例
次に、VLAN 1002 のブロック済みポートを表示する例を示します。
Console> show spantree blockedports 1002
Number of blocked ports (segments) in VLAN 1002 : 0
Console>
次に、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンスのブロック済みポートを表示す
る例を示します。
Console> show spantree blockedports mistp-instance 1
Number of blocked ports (segments) in Instance 1 : 0
Console>
次に、Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスのブロック済みポートを表示する例を示します。
Console> show spantree blockedports mst 0
Number of blocked ports (segments) in Instance 0: 0
Console>
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-635
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree bpdu-filter
show spantree bpdu-filter
Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)フィルタリングに関する
情報を表示するには、show spantree bpdu-filter コマンドを使用します。
show spantree bpdu-filter [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 1 の BPDU フィルタリングに関する情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> show spantree bpdu-filter 1
Global BPDU Filter is disabled on the switch.
Port
BPDU-Filter
------------------------ ----------1/1
Enable
1/2
Default
Console>
関連コマンド
set spantree bpdu-filter
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-636
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree bpdu-guard
show spantree bpdu-guard
Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)ガードに関する情報を表
示するには、show spantree bpdu-guard コマンドを使用します。
show spantree bpdu-guard [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 1 の BPDU ガードに関する情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> show spantree bpdu-guard 1
Global BPDU Guard is disabled on the switch.
Port
BPDU-Guard
------------------------ ---------1/1
Enable
1/2
Default
Console>
関連コマンド
set spantree bpdu-guard
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-637
第2章
show spantree bpdu-skewing
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree bpdu-skewing
Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)スキューイング検出のス
テータスを表示するには、show spantree bpdu-skewing コマンド セットを使用します。
show spantree bpdu-skewing [vlan] mod/port
show spantree bpdu-skewing {mistp-instance [instance]} mod/port
構文の説明
vlan
mod/port
mistp-instance instance
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼
4094 です。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
(任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。
デフォルト
すべての VLAN の BPDU スキュー ステータスが表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドは、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)ではサポートさ
れていません。
このコマンドは Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード専用です。
例
次に、VLAN 1 の BPDU スキューイング ステータスを表示する例を示します。
Console> show spantree bpdu-skewing 1
Bpdu skewing statistics for vlan 1
Port
Last Skewing
------ ------------8/2
5869
8/4
4050
8/6
113363
8/8
4111
8/10
113522
8/12
4111
8/14
113678
8/16
4111
8/18
113833
8/20
4111
8/22
113917
8/24
4110
8/26
113926
8/28
4111
Console> (enable)
Worst Skewing
------------108370
113198
113363
113441
113522
113600
113678
113755
113833
113913
113917
113922
113926
113931
Worst Skewing Date
------------------------Tue Nov 21 2000, 06:25:59
Tue Nov 21 2000, 06:26:04
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Tue Nov 21 2000, 06:26:05
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-638
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree conflicts
次に、VLAN 1、モジュール 8、
ポート 2 の BPDU スキューイング ステータスを表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree bpdu-skewing 1 8/2
Bpdu skewing statistics for vlan 1
Port
Last Skewing
Worst Skewing
Worst Skewing Date
------ ------------- ------------- ------------------------8/2
5869
108370 Tue Nov 21 2000, 06:25:59
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree bpdu-skewing
show spantree summary
show spantree conflicts
インスタンス内のルート スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス、VLAN(仮想 LAN)
がインスタンスに参加するまでの期間、およびエントリが期限切れになってテーブルから削除され
るまでの秒数を表示するには、show spantree conflicts コマンドを使用します。
show spantree conflicts vlan
構文の説明
vlan
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
こ の コ マ ン ド は Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モ ー ド ま た は MISTP/Per VLAN
Spanning-Tree Plus(PVST+)モード専用です。
VLAN の番号を指定します。
1 つのエントリしか出力されない場合(またはすべてのエントリが同じインスタンスに関連付けら
れている場合)には、VLAN はそのインスタンスにマッピングされています。複数のエントリがそ
れぞれ異なるインスタンスに関連付けられている場合、VLAN には矛盾が生じてブロックされ、ど
のインスタンスにも関連付けられません。
VLAN と MISTP インスタンスとのマッピングに関連付けられた有効期限タイマーは、Bridge Protocol
Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)の最大有効期間が設定された状態で開始
し、この最大有効期間までカウントできます。delay フィールドには、MAC アドレスとスイッチの
MAC アドレスが同じであることを示す [inactive] が表示されることがあります(スイッチがルート
の場合など)。それ以外のすべての場合は、このエントリに数値が表示されます。着信 BPDU がマッ
ピングを承認するたびに、タイマーは再起動されます。
遅延タイマー フィールドの表示内容は、次のとおりです。
•
稼働中のタイマーを表す数値(秒)。このタイマーの最大値は、最大転送遅延にすることがで
きます。転送遅延が発生すると、タイマーは初期化されます。
•
タイマーが稼働していない場合は、[inactive] が表示されます。この場合には、VLAN がインス
タンスにマッピング済みであるか、または矛盾が存在しています。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-639
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree conflicts
例
次に、VLAN 1 に矛盾がない場合の出力例を示します。
Console> (enable) show spantree conflicts 1
No conflicts for vlan 1
Inst MAC
Delay
Time left
---- ----------------- --------- --------1
00-30-a3-4a-0c-00 inactive
35
Console> (enable)
次に、指定された VLAN に矛盾が存在する場合の出力例を示します。
Console> (enable) show spantree conflicts 1
Inst MAC
Delay
Time left
---- ----------------- --------- --------1
00-30-a3-4a-0c-00 inactive
35
3
00-30-f1-e5-00-01 inactive
23
Console> (enable)
表 2-68 に、show spantree conflict コマンド出力に含まれるフィールドについて説明します。
表 2-68
関連コマンド
show spantree conflict コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Inst
VLAN とのマッピングを要求しているインスタンスの番号
MAC
VLAN を要求する BPDU の送信元ルートの MAC アドレス(BPDU のルート
ID から取得)
Delay
VLAN がインスタンスに参加するまでの期間
Time left
エントリの有効期限(エントリが期限切れになりテーブルから削除されるま
での秒数)
show spantree mistp-instance
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-640
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree defaultcostmode
show spantree defaultcostmode
現在のデフォルトのポート コスト モードを表示するには、show spantree defaultcostmode コマンド
を使用します。
show spantree defaultcostmode
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、デフォルトのポート コスト モードを表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree defaultcostmode
Portcost and portvlancost set to use 802.1d default values.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree defaultcostmode
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-641
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree guard
show spantree guard
ポートの VLAN(仮想 LAN)
またはインスタンスのルートガード情報を表示するには、show spantree
guard コマンド セットを使用します。
show spantree guard [vlan]
show spantree guard mod/port
show spantree guard mistp-instance [instance | mod/port]
show spantree guard mst [instance | mod/port]
構文の説明
デフォルト
vlan
(任意)VLAN の番号。有効値は 1 ∼ 1005 および 1025 ∼ 4094 です。
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
mistp-instance instance
(任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
(任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
VLAN 1 情報を表示します。
•
指定された VLAN またはデフォルト VLAN 内のすべてのポートを表示します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
VLAN またはポートを指定できますが、両方を指定することはできません。インスタンスまたは
ポートを指定できますが、両方を指定することはできません。
例
次に、VLAN 1 のルート ガード情報を表示する例を示します。
Console> show spantree guard 1
Port
VLAN Port-State
Root guard
------------------------ ---- ------------- ---------1/1
1
not-connected
disabled
1/2
1
not-connected
disabled
2/1
1
not-connected
disabled
2/5
1
not-connected
disabled
(テキスト出力は省略)
Console>
次に、インスタンス 3 のルート ガード情報を表示する例を示します。
Console> show spantree guard mistp-instance
Port
Inst Port-State
------------------------ ---- ------------1/1
1
connected
1/2
1
connected
Console> (enable)
関連コマンド
3
Root guard
---------enabled
enabled
set spantree uplinkfast
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-642
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mapping
show spantree mapping
VLAN(仮想 LAN)およびインスタンスのマッピング情報を表示するには、show spantree mapping
コマンドを使用します。
show spantree mapping [config]
構文の説明
config
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
(任意)ローカル スイッチに設定されたマッピングを表示します。
オプションの config キーワードを入力しない場合は、インスタンス内でルート スイッチから伝播
されたマッピング情報が表示されます。この実行時コマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol
(MISTP)モードまたは MISTP-Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード専用です。config キー
ワードを入力した場合は、ローカル スイッチに設定されたマッピングのリストが表示されます。こ
のキーワードは、PVST+ モードの場合に使用できます。
PVST+ モードでこのコマンドを入力すると、次のメッセージが表示されます。
Runtime vlan and instance mapping information is only available in MISTP
or
MISTP-PVST mode. Use 'show spantree mapping config' to view mappings
configured on the local switch.
例
次に、実行時の VLAN およびインスタンスのマッピング情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show
Inst Root Mac
---- ----------------1
00-50-3e-78-70-00
2
00-50-3e-78-70-00
3
00-50-3e-78-70-00
4
00-50-3e-78-70-00
5
00-50-3e-78-70-00
6
00-50-3e-78-70-00
7
00-50-3e-78-70-00
8
00-50-3e-78-70-00
9
00-50-3e-78-70-00
10
00-50-3e-78-70-00
11
00-50-3e-78-70-00
12
00-50-3e-78-70-00
13
00-50-3e-78-70-00
14
00-50-3e-78-70-00
15
00-50-3e-78-70-00
16
00-50-3e-78-70-00
Console> (enable)
spantree mapping
Vlans
-------------------------------------------------1
-
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-643
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mapping
次に、ローカル スイッチに設定されたマッピングを表示する例を示します。
Console> (enable) show
Inst Root Mac
---- ----------------1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
Console> (enable)
関連コマンド
spantree mapping config
Vlans
-------------------------------------------------1
-
set vlan
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-644
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mistp-instance
show spantree mistp-instance
インスタンス情報を表示するには、show spantree mistp-instance コマンド セットを使用します。
show spantree mistp-instance [instance] [active]
show spantree mistp-instance mod/port
構文の説明
instance
(任意)インスタンス番号。有効値は 1 ∼ 16 です。
active
(任意)アクティブ ポートのみを表示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
mod/port
デフォルト
インスタンス番号は 1 です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドは、Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)モード専用です。
mod/port 番号のみを指定した場合、VLAN(仮想 LAN)マッピング情報は表示されません。
例
次に、アクティブなインスタンスに関する情報のみを表示する例を示します。
Console>
Instance
Spanning
Spanning
Spanning
show
1
tree
tree
tree
spantree mistp-instance active
mode
MISTP
type
ieee
instance enabled
Designated Root
00-d0-00-4c-18-00
Designated Root Priority
32769 (root priority: 32768, sys ID ext: 1)
Designated Root Cost
0
Designated Root Port
none
VLANs mapped:
1
Root Max Age
20 sec
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
Bridge ID MAC ADDR
Bridge ID Priority
VLANs mapped:
Bridge Max Age 20 sec
Port
-----------------------2/3
2/12
Console>
00-d0-00-4c-18-00
32769 (bridge priority: 32768, sys ID ext: 1)
1
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
Inst
---1
1
Port-State
Cost
Prio Portfast Channel_id
------------- --------- ---- -------- ---------forwarding
200000
32 disabled 0
forwarding
200000
32 disabled
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-645
第2章
show spantree mistp-instance
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
表 2-69 に、show spantree mistp-instance コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-69
関連コマンド
show spantree mistp-instance コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Instance
スパニングツリー情報を表示するインスタンス
Spanning tree mode
スパニングツリー モード
Spanning tree type
スパニングツリー タイプ
Spanning tree instance
スパニングツリー インスタンスがイネーブルまたはディセーブルのど
ちらに設定されているかを示すステータス
Designated Root
指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク
セス制御)アドレス
Designated Root Priority
指定されたルート ブリッジのプライオリティ
Designated Root Cost
ルートに到達するまでの合計パス コスト
Designated Root Port
ルート ブリッジに到達するまでに経由するポート(非ルート ブリッジ
の場合のみ表示)
VLANs mapped
マッピングされた VLAN 数
Root Max Age
Bridge Protocol Data Unit
(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)
パケットが有効とみなされる期間
Hello Time
ルート ブリッジが BPDU を送信する回数
Forward Delay
ポートがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間
Bridge ID MAC ADDR
ブリッジの MAC アドレス
Bridge ID Priority
ブリッジ ID の一部(ブリッジ ID を比較する場合の最重要部分)
Bridge Max Age
ブリッジの最大有効期限
Hello Time
ブリッジが BPDU を送信する期間
Forward Delay
ブリッジがリスニング モードまたはラーニング モードに留まる期間
Port
ポート番号
Instance
ポートが属するインスタンス
Port-State
スパニングツリー ポートのステート(disabled、inactive、
not-connected、blocking、listening、learning、forwarding、bridging また
は type-pvid-inconsistent)
Cost
ポートに関連付けられたコスト
Prio
ポートに関連付けられたプライオリティ
Portfast
PortFast 機能を使用するようにポートが設定されているかどうかを示
すステータス
Channel_id
チャネル ID 番号
set spantree portinstancecost
set spantree portinstancepri
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-646
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mst
show spantree mst
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス固有の情報を表示するには、show spantree mst コマン
ドを使用します。
show spantree mst [instance | mod/port]
構文の説明
instance
インスタンスの番号。有効値は 0 ∼ 4094 です。
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
デフォルト
インスタンスは 0(IST)です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
VLAN(仮想 LAN)固有のスパニングツリー情報を表示するには、show spantree コマンドを使用
します。
例
次に、MST 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree mst
Spanning tree mode
MST
Instance
0
VLANs Mapped:
2-4094
Designated Root
00-04-9b-ba-48-00
Designated Root Priority
32768 (root priority:32768, sys ID ext:0)
Designated Root Cost
2000000
Designated Root Port
7/48
Root Max Age
20 sec
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec
IST Master ID MAC ADDR
IST Master ID Priority
IST Master Path Cost
Bridge ID MAC ADDR
Bridge ID Priority
Bridge Max Age 20 sec
Port
-----------------------5/1
5/2
7/48
Console> (enable)
00-d0-00-b3-68-00
32768
0
Remaining Hops 20
00-d0-00-b3-68-00
32768 (bridge priority:32768, sys ID ext:0)
Hello Time 2 sec
Forward Delay 15 sec Max Hops 20
State
------------forwarding
forwarding
forwarding
Role Cost
Prio Type
---- -------- ---- -------------------DESG
20000
32 P2P, Boundary(STP)
DESG
20000
32 P2P, Boundary(STP)
ROOT 2000000
32 Shared, Boundary
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-647
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mst
次に、インスタンス 1 の MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree mst 1
Spanning tree mode
MST
Instance
1
VLANs Mapped:
1
Designated
Designated
Designated
Designated
Root
Root Priority
Root Cost
Root Port
Bridge ID MAC ADDR
Bridge ID Priority
Port
-----------------------5/1
5/2
7/48
Console> (enable)
00-d0-00-b3-68-00
32769 (root priority:32768, sys ID ext:1)
0
Remaining Hops 20
1/0
00-d0-00-b3-68-00
32769 (bridge priority:32768, sys ID ext:1)
State
------------forwarding
forwarding
forwarding
Role Cost
Prio Type
---- -------- ---- -------------------BDRY
20000
32 P2P, Boundary(STP)
BDRY
20000
32 P2P, Boundary(STP)
BDRY 2000000
32 Shared, Boundary
次に、モジュール 3 のポート 6 の MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。
console> show spantree mst 3/6
Boundary Port: Yes (STP)
Edge Port:
No, (Configured) Default
Port Guard:
Default
Link Type:
P2P(Configured) Auto
Inst State
Role Cost
Prio VLANs
---- ------------- ---- --------- ---- --------------------------------0
forwarding
ROOT 2000000
32
1
Console>
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst
set spantree mst config
show spantree
show spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-648
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mst config
show spantree mst config
NVRAM(不揮発性 RAM)内の Multiple Spanning-Tree(MST)リージョン情報を表示したり、MST
リージョン設定に適用されていない変更を表示したりするには、show spantree mst config コマンド
を使用します。
show spantree mst config
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-649
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree mst config
例
次に、MST リージョン情報を表示する例を示します。
Console> show spantree mst config
Current (NVRAM) MST Configuration
Configuration Name:Cisco
Revision: 1
Instance Vlans
-------- ----------------- -----------------------IST
401-1005,1025-1999,2201-4096
1
1-50
2
51-100
3
101-300
4
5
6
2000-2200
7
301-400
8
9
10
11
12
13
14
15
================================================
New MST Region Configuration (Not applied yet)
Region Name:Catalyst
Revision: 6000
Instance Vlans
-------- ----------------- -----------------------IST
1-50,401-1005,1025-1999,2201-4096
1
2
51-100
3
101-300
4
5
6
2000-2200
7
301-400
8
9
10
11
12
13
14
15
================================================
Edit buffer is locked by: Console
Console> (enable)
関連コマンド
clear spantree mst
set spantree mst
set spantree mst config
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-650
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree portfast
show spantree portfast
PortFast 情報を表示するには、show spantree portfast コマンドを使用します。
show spantree portfast [mod/port]
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、PortFast 情報を表示する例を示します。
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
Console> (enable) show spantree portfast
Portfast:Default
Portfast BPDU guard is disabled.
Portfast BPDU filter is disabled.
Console> (enable)
次に、特定のモジュールおよびポートの PortFast 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree portfast 3/1
Portfast:Default
Portfast BPDU guard is disabled.
Portfast BPDU filter is disabled.
Console> (enable)
関連コマンド
set spantree portfast
set spantree portfast bpdu-filter
set spantree portfast bpdu-guard
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-651
第2章
show spantree portinstancecost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree portinstancecost
ポート上のインスタンスのパス コストを表示するには、show spantree portinstancecost コマンドを
使用します。
show spantree portinstancecost mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、ポート 1/1 上の Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンスのパス コストを
表示する例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Console> show spantree portinstancecost 1/1
Port 1/1 instances 1-16 have path cost 20000.
Console>
関連コマンド
clear spantree portinstancecost
set spantree portinstancecost
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-652
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree portvlancost
show spantree portvlancost
ポート上の VLAN(仮想 LAN)のパス コストを表示するには、show spantree portvlancost コマン
ドを使用します。
show spantree portvlancost mod/port
構文の説明
mod/port
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、ポート 2/12 上の VLAN のパス コストを表示する例を示します。
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
Console> show spantree portvlancost 2/12
Port 2/12 VLANs 1-1005 have path cost 19.
Console>
関連コマンド
set spantree portvlancost
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-653
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
show spantree statistics
スパニングツリー統計情報を表示するには、show spantree statistics コマンド セットを使用します。
show spantree statistics mod/port [vlan]
show spantree statistics mistp-instance [instance]
show spantree statistics mst [instance]
構文の説明
mod/port
モジュール番号およびモジュール上のポート番号
vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の番号
mistp-instance instance
(任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
(任意)インスタンス固有の情報を表示します。有効値は 0 ∼ 15 です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、統計情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree statistics 1/2 1005
SpanningTree enabled for vlanNo = 1005
BPDU-related parameters
port spanning tree
enabled
state
disabled
port_id
0xcccf
port number
0x7eb
path cost
80
message age (port/VLAN)
0(10)
designated_root
00-10-2f-52-eb-ec
designated_cost
0
designated_bridge
00-10-2f-52-eb-ec
designated_port
0xcccf
top_change_ack
FALSE
config_pending
FALSE
PORT based information & statistics
config bpdu's xmitted (port/VLAN)
0(0)
config bpdu's received (port/VLAN)
0(0)
tcn bpdu's xmitted (port/VLAN)
0(0)
tcn bpdu's received (port/VLAN)
0(0)
forward trans count
0
Status of Port Timers
forward delay timer
INACTIVE
forward delay timer value
0
message age timer
INACTIVE
message age timer value
0
topology change timer
INACTIVE
topology change timer value
0
hold timer
INACTIVE
hold timer value
0
delay root port timer
INACTIVE
delay root port timer value
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-654
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
VLAN based information & statistics
spanningtree type
ibm
spanningtree multicast address
c0-00-00-00-01-00
bridge ID priority
32768 (bridge priority: 32768, sys ID
ext: 64)
bridge mac address
00-10-2f-52-eb-ec
bridge hello time
2 sec
bridge forward delay
4 sec
topology change initiator:
1/0
topology change
FALSE
topology change time
14
topology change detected
FALSE
topology change count
0
Other port-specific info
dynamic max age transitions
0
port bpdu ok count
0
msg age expiry count
0
link loading
1
bpdu in processing
FALSE
num of similar bpdus to process
0
next state
0
src mac count:
0
total src mac count
0
curr_src_mac
00-00-00-00-00-00
next_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel src count
0
channel ok count
0
Console> (enable)
次に、インスタンス固有の情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree statistics 2 mistp-instance 2
Port 2/1
Instance 2
SpanningTree enabled for instance = 2
BPDU-related parameters
port spanning tree
enabled
state
forwarding
port_id
0x8041
port number
0x41
path cost
20000
message age (port/inst)
1(20)
designated_root
00-50-3e-8f-8c-00
designated_cost
0
designated_bridge
00-50-3e-8f-8c-00
designated_port
0x8001
top_change_ack
FALSE
config_pending
FALSE
port_inconsistency
none
PORT based information & statistics
config bpdu's xmitted (port/inst)
0(0)
config bpdu's received (port/inst)
102(490)
tcn bpdu's xmitted (port/inst)
0(0)
tcn bpdu's received (port/inst)
0(0)
forward trans count
0
scp failure count
0
Status of Port Timers
forward delay timer
INACTIVE
forward delay timer value
15
message age timer
ACTIVE
message age timer value
1
topology change timer
INACTIVE
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-655
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
topology change timer value
hold timer
hold timer value
delay root port timer
delay root port timer value
delay root port timer restarted is
0
INACTIVE
0
INACTIVE
0
FALSE
Instance based information & statistics
spanningtree type
ieee
spanningtree multicast address
01-80-c2-00-00-00
bridge priority
32770
bridge mac address
00-d0-00-b3-68-00
bridge hello time
2 sec
bridge forward delay
15(15) sec
topology change initiator:
15/63
last topology change occured:
Sun Jun 7 2000, 09:00:03
topology change
FALSE
topology change time
35
topology change detected
FALSE
topology change count
0
topology change last recvd. from
00-00-00-00-00-00
Other port-specific info
dynamic max age transitions
0
port bpdu ok count
0
msg age expiry count
0
link loading
1
bpdu in processing
FALSE
num of similar bpdus to process
0
received_inferior_bpdu
FALSE
next state
3
src mac count:
0
total src mac count
0
curr_src_mac
00-00-00-00-00-00
next_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel src count
0
channel ok count
0
Console>
次に、MST インスタンス固有の情報を表示する例を示します。
Console> show spantree statistics 8/1 mst 0
Port 8/1
Instance 0
SpanningTree enabled for instance = 0
BPDU-related parameters
port spanning tree
enabled
state
forwarding
port_id
0x81c1
port number
0x1c1
path cost
20000
message age (port/VLAN)
0(20)
designated_root
00-04-9b-ba-48-00
designated_cost
33920
designated_bridge
00-10-7b-bb-2f-00
designated_port
0x81c1
top_change_ack
FALSE
config_pending
FALSE
port_inconsistency
none
PORT based information & statistics
config bpdu's xmitted (port/inst)
101(212)
config bpdu's received (port/inst)
101(205)
tcn bpdu's xmitted (port/inst)
0(1)
tcn bpdu's received (port/inst)
0(2)
forward trans count
0
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-656
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
scp failure count
root inc trans count (port/inst)
inhibit loopguard
loop inc trans count (port/inst)
0
0(0)
FALSE
0(0)
Status of Port Timers
forward delay timer
INACTIVE
forward delay timer value
0
message age timer
INACTIVE
message age timer value
0
topology change timer
INACTIVE
topology change timer value
0
hold timer
INACTIVE
hold timer value
0
delay root port timer
INACTIVE
delay root port timer value
0
delay root port timer restarted is
FALSE
Vlan based information & statistics
spanningtree type
ieee
spanningtree multicast address
01-80-c2-00-00-00
bridge priority
32768
bridge mac address
00-10-7b-bb-2f-00
bridge hello time
2 sec
bridge forward delay
15(15) sec
topology change initiator:
1/0
last topology change occurred:
Fri Sep 7 2001, 09:52:22
topology change
FALSE
topology change time
35
topology change detected
FALSE
topology change count
3
topology change last recvd. from
00-00-00-00-00-00
Other port-specific info
dynamic max age transitions
0
port bpdu ok count
0
msg age expiry count
0
link loading
0
bpdu in processing
FALSE
num of similar bpdus to process
0
received_inferior_bpdu
FALSE
next state
3
src mac count:
0
total src mac count
0
curr_src_mac
00-00-00-00-00-00
next_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel_src_mac
00-00-00-00-00-00
channel src count
0
channel ok count
0
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-657
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
表 2-70 に、show spantree statistics コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-70
show spantree statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
BPDU 関連パラメータ
port spanning tree
ポート上で Spanning-Tree Protocol
(STP; スパニングツリー プロトコル)
がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されているかを示し
ます。
state
スパニングツリー ポートの状態(Disabled、Listening、Learning、
Forwarding または Blocking)
port_id
対応するポートのポート ID
port number
ポート番号
path cost
このルート ポートを通るパスのコスト。このブリッジのルートへの合
計パス コストに適用されます。
message age (port/VLAN)
ポートに記録された受信済みプロトコル情報およびスイッチによって
記録された Max Age パラメータ(括弧内)値の有効期限
designated_root
指定されたスパニングツリー ルート ブリッジの MAC(メディア アク
セス制御)アドレス
designated_cost
このポートの接続先LAN 上の指定ポートによって提供されたルートへ
のパス コスト
designated_bridge
ポートに関連付けられた LAN の指定ブリッジとして想定されるブリッ
ジのブリッジ ID
designated_port
ポートに関連付けられた LAN の指定ポートとして想定されるブリッジ
ポートのポート ID
top_change_ack
関 連 ポ ー ト 上 で 次 に 送 信 さ れ る 設 定 済 み Bridge Protocol Data Unit
(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)内の Topology Change
Acknowledgment フラグの値。このフラグは Topology Change Notification
(TCN; トポロジー変更通知)BPDU への返信に設定されます。
config_pending
関連ポートのホールド タイマーが期限切れになったときに、設定済み
BPDU を送信する必要があることを記録するためのブール パラメータ
port_inconsistency
ポートが(Port VLAN ID [PVID] またはポート タイプに関して)矛盾
状態にあるかどうかを示します。
PORT ベースの情報および統計情報
config bpdu's xmitted
(port/VLAN)
ポートから送信される BPDU 数。括弧内の値は、スパニングツリーの
このインスタンスに対しスイッチが送信した設定済みBPDUの数です。
config bpdu's received
(port/VLAN)
このポートが受信した BPDU 数。括弧内の値は、スパニングツリーの
このインスタンスに対しスイッチが受信した設定済みBPDUの数です。
tcn bpdu's xmitted
(port/VLAN)
このポートで送信された TCN BPDU 数
tcn bpdu's received
(port/VLAN)
このポートで受信され TCN BPDU 数
forward trans count
ポート ステートがフォワーディング ステートに移行した回数
scp failure count
Service Control Point(SCP; サービス コントロール ポイント)障害の数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-658
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
表 2-70
show spantree statistics コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
ポート タイマーのステータス
forward delay timer
転送遅延タイマーのステータス。このタイマーはリスニング ステート
およびラーニング ステートのポートで費やした時間をモニタします。
forward delay timer value
転送遅延タイマーの現在値
message age timer
メッセージ有効期限タイマーのステータス。このタイマーは、ポート
に記録された受信済みプロトコル情報の有効期限を測定します。
message age timer value
メッセージ有効期限タイマーの現在値
topology change timer
トポロジー変更タイマーのステータス。このタイマーは、トポロジー
変更検出後にルート ブリッジによって設定されたトポロジー変更フラ
グを持つ、設定済み BPDU が送信される期間を判別します。
topology change timer
value
トポロジー変更タイマーの現在値
hold timer
ホールド タイマーのステータス。このタイマーは、設定済み BPDU が
ブリッジ ポートを通って頻繁に送信されないようにします。
hold timer value
ホール タイマーの現在値
delay root port timer
遅延ルート ポート タイマーのステータス。このタイマーは、UplinkFast
機能がイネーブルの場合に、リンクアップ時の高速コンバージェンス
をイネーブルにします。
delay root port timer value
遅延ルート ポート タイマーの現在値
VLAN ベースの情報および統計情報
spanningtree type
スパニングツリーのタイプ(IEEE、IBM、CISCO)
spanningtree multicast
address
ブリッジ ポート上で設定済み BPDU を送信するために使用される宛先
アドレス
bridge priority
ブリッジ ID の一部(ブリッジ ID を比較する場合の最重要部分)
bridge mac address
ブリッジの MAC アドレス
bridge hello time
ブリッジがルートであるか、またはルートになろうとしているときの
Hello Time パラメータの値
bridge forward delay
ブリッジがルートであるか、またはルートになろうとしているときの
Forward Delay パラメータの値
topology change
最後にトポロジー変更が発生した時間
topology change initiator:
トポロジー変更の原因となったポートの番号
topology change
指定ブリッジを含む LAN 上で、指定ブリッジによって設定済み BPDU
が送信された回数
topology change time
トポロジー変更検出後にルート ブリッジによって設定されたトポロ
ジー変更フラグを持つ BPDU が送信される期間。ブリッジの Max Age
および Forward Delay パラメータの合計と等しくなります。
topology change detected
ブリッジで検出されたか、またはブリッジに通知されたトポロジー変
更の数
topology change count
トポロジー変更が発生した回数
topology change last recvd. 最後の TCN BPDU を送信したブリッジの MAC アドレス
from
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-659
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree statistics
表 2-70
show spantree statistics コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
その他のポート固有の情報
dynamic max age
transitions
動的な最大有効期限の移行回数
port bpdu ok count
報告されたポート BPDU カウント数
msg age expiry count
最大有効期限が切れた回数
link loading
リンクがオーバーサブスクライブ型であるかどうかを示すステータス
bpdu in processing
BPDU が処理中であるかどうかを示すステータス
num of similar bpdus to
process
特定のポート上で受信されて、処理される類似 BPDU の数
received_inferior_bpdu
関連コマンド
ポートが下位 BPDU を受信したか、または代わりに Root Link Query
(RLQ)BPDU を受信したかを示すステータス
next state
スパニングツリーによって実際に設定される前のポート ステート。新
しい値を使用して、他のタスクを実行することができます。
src mac count:
送信元 MAC アドレスが同じである BPDU の数
total src mac count
すべての送信元 MAC アドレスを含む BPDU の数
curr_src_mac
特定のポートで受信された設定済み BPDU の送信元 MAC アドレス
next_src_mac
異なる送信元からの MAC アドレス
channel_src_mac
チャネル ポートの送信元 MAC アドレス。チャネルの設定ミスを検出
したり、スパニングツリー ループを回避したりするために使用します。
channel src count
channel_src_mac が変更された回数。制限を超過すると、チャネルの設
定ミスが検出されます。
channel ok count
チャネル ステータスを記録するブール フラグ
clear spantree statistics
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-660
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree summary
show spantree summary
スパニングツリー情報のサマリーを表示するには、show spantree summary コマンド セットを使用
します。
show spantree summary [novlan]
show spantree summary {mistp-instance | mst} [noinstance]
構文の説明
novlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)の非固有情報のみを表示します。
mistp-instance
Multi-Instance Spanning-Tree Protocol(MISTP)インスタンス固有の情報のみを
表示します。
mst
Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス固有の情報のみを表示します。
noinstance
(任意)インスタンスの非固有情報のみを表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スパニングツリー情報のサマリーを表示する例を示します。
Console> show spantree summary
Spanning tree mode: PVST+
MAC address reduction: disabled
Root switch for vlans: 801.
Global loopguard is disabled on the switch.
Global portfast is disabled on the switch.
BPDU skewing detection disabled for the bridge.
BPDU skewed for vlans: none.
Portfast bpdu-guard disabled for bridge.
Portfast bpdu-filter disabled for bridge.
Uplinkfast disabled for bridge.
Backbonefast disabled for bridge.
Summary of connected spanning tree ports by vlan
VLAN Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------1
0
0
0
3
3
Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total
0
0
0
3
3
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-661
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree summary
次に、VLAN の非固有情報のみを表示する例を示します。
Console> (enable) show spantree summary novlan
Spanning tree mode: RAPID-PVST+
MAC address reduction:disabled
Root switch for vlans:1-8,10-500,911.
Global loopguard is disabled on the switch.
Global portfast is disabled on the switch.
BPDU skewing detection enabled for the bridge
BPDU skewed for vlans:1-8,10-500,911.
Portfast bpdu-guard disabled for bridge.
Portfast bpdu-filter disabled for bridge.
Uplinkfast disabled for bridge.
Backbonefast disabled for bridge.
Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total
506
0
0
506
1012
Console> (enable)
次に、スパニングツリー インスタンス情報のサマリーを表示する例を示します。
Console> show spantree summary mistp-instance
Spanning tree mode: PVST+
MAC address reduction:disabled
Root switch for vlans:1-8,10-500,911.
BPDU skewing detection enabled for the bridge
BPDU skewed for vlans:1-8,10-500,911.
Portfast bpdu-guard disabled for bridge.
Portfast bpdu-filter disabled for bridge.
Uplinkfast disabled for bridge.
Backbonefast disabled for bridge.
Summary of connected spanning tree ports by mistp-instance
Inst Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------1
0
0
0
8
0
2
4
0
0
4
8
3
4
0
0
4
8
4
4
0
0
4
8
5
4
0
0
4
8
6
4
0
0
4
8
7
4
0
0
4
8
8
4
0
0
4
8
9
4
0
0
4
8
10
4
0
0
4
8
11
4
0
0
4
8
12
4
0
0
4
8
13
4
0
0
4
8
14
4
0
0
4
8
15
4
0
0
4
8
16
0
0
0
0
0
Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total
56
0
0
64
112
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-662
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree summary
次に、スパニングツリー MST インスタンス情報のサマリーを表示する例を示します。
Console> show spantree summary mst
Spanning tree mode: mst
MAC address reduction:disabled
Root switch for MST instances:none.
Global loopguard is disabled on the switch.
Global portfast is disabled on the switch.
BPDU skewing detection enabled for the bridge.
BPDU skewed for MST instances: none.
Portfast bpdu-guard disabled for bridge.
Portfast bpdu-filter disabled for bridge.
Summary of connected spanning tree ports by MST instances
Inst Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------0
0
0
0
3
3
1
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
3
0
0
0
0
0
4
0
0
0
0
0
5
0
0
0
0
0
6
0
0
0
0
0
7
0
0
0
0
0
8
0
0
0
0
0
9
0
0
0
0
0
10
0
0
0
0
0
11
0
0
0
0
0
12
0
0
0
0
0
13
0
0
0
0
0
14
0
0
0
0
0
15
0
0
0
0
0
Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total
0
0
0
3
3
Console>
次に、スパニングツリー インスタンスの非固有 MST 情報のサマリーを表示する例を示します。
Console> show spantree summary mst noinstance
Spanning tree mode: mst
MAC address reduction:disabled
Root switch for MST instances:none.
Global loopguard is disabled on the switch.
Global portfast is disabled on the switch.
BPDU skewing detection enabled for the bridge.
BPDU skewed for MST instances: none.
Portfast bpdu-guard disabled for bridge.
Portfast bpdu-filter disabled for bridge.
Blocking Listening Learning Forwarding STP Active
----- -------- --------- -------- ---------- ---------Total
0
0
0
3
3
Console>
関連コマンド
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-663
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show spantree uplinkfast
show spantree uplinkfast
UplinkFast 設定を表示するには、show spantree uplinkfast コマンドを使用します。
show spantree uplinkfast
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、UplinkFast 設定を表示する例を示します。
Console> show spantree uplinkfast
Station update rate set to 15 packets/100ms.
uplinkfast all-protocols field set to off.
VLAN port list
-----------------------------------------------1-20
1/1(fwd),1/2-1/5
21-50 1/9(fwd), 1/6-1/8, 1/10-1/12
51-100 2/1(fwd), 2/12
Console>
次に、Rapid Per-VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)モード時に UplinkFast 機能の設定を表示する例
を示します。
Console> show spantree uplinkfast
uplinkfast is enabled but inactive in Rapid-Pvst+ mode.
Console>
関連コマンド
clear spantree uplinkfast
set spantree uplinkfast
show spantree
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-664
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show summertime
show summertime
サマータイム機能がイネーブルまたはディセーブルであるかを判別するには、show summertime コ
マンドを使用します。
show summertime
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、サマータイム機能の現在のステータスを表示する例を示します。
Console> show summertime
Summertime is disabled and set to ''
Start : Sun Apr 2 2000, 02:00:00
End
: Sun Oct 29 2000, 02:00:00
Offset: 60 minutes
Recurring: yes, starting at 02:00am of first Sunday of April and ending on 02:00am of
last Sunday of October.
Console>
関連コマンド
set summertime
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-665
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show switchacceleration
show switchacceleration
スイッチ アクセラレーション機能の現在のステータスを表示するには、show switchacceleration コ
マンドを使用します。
show switchacceleration mod
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 1 のスイッチ アクセラレーション機能の現在のステータスを表示する例を示しま
す。
モジュールの番号
Console> show switchacceleration 1
Module 1 has switch acceleration enabled.
Console>
Console> (enable)
関連コマンド
set switchacceleration
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-666
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show system
show system
システム情報を表示するには、show system コマンドを使用します。
show system
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
トークンリング モジュールで、Traffic および Peak フィールドに表示される値は、3 つのスイッチ
ング バスの平均です。
例
次に、システム ステータスなどの情報を表示する例を示します。
Console> show system
PS1-Status PS2-Status
---------- ---------ok
none
Fan-Status Temp-Alarm Sys-Status Uptime d,h:m:s Logout
---------- ---------- ---------- -------------- --------ok
off
ok
0,04:53:30
20 min
PS1-Type
PS2-Type
-------------------- -------------------WS-CAC-1000W
none
Modem
Baud Backplane-Traffic Peak Peak-Time
------- ----- ----------------- ---- ------------------------disable 9600
0%
0% Sat Oct 12 2002, 00:14:41
PS1 Capacity:852.60 Watts (20.30 Amps @42V)
System Name
System Location
System Contact
CC
------------------------ ------------------------ ------------------------ --No active fabric module in the system.
Core Dump
Core File
------------------------ ----------------------enabled
bootflash:crashinfo
Syslog Dump
Syslog File
------------------------ ----------------------enabled
bootflash:sysloginfo
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-667
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show system
表 2-71 に、show system コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-71
関連コマンド
show system コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
PS1-Status
電源装置 1 のステータス(ok、fan failed、faulty または none)
PS2-Status
電源装置 2 のステータス(ok、fan failed、faulty または none)
Fan-Status
ファンのステータス(ok、faulty または other)
Temp-Alarm
温度アラームがオンまたはオフのどちらに設定されているかを示すス
テータス
Sys-Status
システム ステータス(ok または faulty)
(システム LED ステータスに対応)
Uptime d,h:m:s
システムが起動し、稼働している期間(日、時、分、秒)
Logout
アイドル セッションが切断されるまでの期間
PS1-Type
電源装置の部品番号
PS2-Type
冗長電源装置の部品番号(存在する場合)
Modem
モデムのステータス(enabled または disabled)
Baud
モデムが設定されているボー レート
Traffic
現在のトラフィック率
Peak
バックプレーンでのトラフィックのピーク率
Peak-Time
ピーク率が記録された時点のタイム スタンプ
System Name
システム名
System Location
システムの場所
System Contact
システム担当者の情報
Core Dump
コア ダンプのステータス
Core File
デバイスおよびファイル名
Syslog Dump
Syslog ダンプのステータス
Syslog file
デバイスおよびファイル名
set system baud
set system contact
set system location
set system modem
set system name
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-668
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show tacacs
show tacacs
Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)プロトコルの設定を表示するに
は、show tacacs コマンドを使用します。
show tacacs [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、TACACS+ プロトコルの設定を表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> (enable) show tacacs
Login Authentication:
--------------------tacacs
radius
kerberos
local
Console Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Enable Authentication:
---------------------tacacs
radius
kerberos
local
Console Session
----------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Tacacs
Tacacs
Tacacs
Tacacs
key:
login attempts: 3
timeout: 5 seconds
direct request: disabled
Tacacs-Server
---------------------------------------Console> (enable)
Status
-------
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-669
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show tacacs
次に、エイリアスを除く、TACACS+ プロトコルの設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show tacacs noalias
Login Authentication:
--------------------tacacs
radius
kerberos
local
Console Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Enable Authentication:
---------------------tacacs
radius
kerberos
local
Console Session
----------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Telnet Session
---------------disabled
disabled
disabled
enabled(primary)
Tacacs
Tacacs
Tacacs
Tacacs
key:
login attempts: 3
timeout: 5 seconds
direct request: disabled
Tacacs-Server
---------------------------------------Console> (enable)
Status
-------
表 2-72 に、show tacacs コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-72
関連コマンド
show tacacs コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Tacacs login attempts
ログイン試行の失敗の許容回数
Tacacs timeout
TACACS+ サーバからの応答を待機する秒数
Tacacs direct request
TACACS+ directed-request オプションがイネーブルまたはディセーブル
のどちらに設定されているのかを示すステータス
Tacacs-Server
設定された TACACS+ サーバの IP アドレスまたは IP エイリアス
Status
プライマリ TACACS+ サーバ
set tacacs directedrequest
set tacacs key
set tacacs server
set tacacs timeout
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-670
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show tech-support
show tech-support
問題を報告する場合に Cisco Technical Assistance Center(TAC)に提供できるシステム情報および設
定情報を表示するには、show tech-support コマンドを使用します。
show tech-support [{module mod} | {port mod/port}] [vlan vlan] [mistp-instance instance]
[mst instance] [memory] [config]
構文の説明
デフォルト
module mod
(任意)スイッチ ポートのモジュール番号を表示します。
port mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
vlan vlan
(任意)
VLAN
(仮想 LAN)
。有効値は 1 ∼ 1001 および 1025 ∼ 4094 です。
mistp-instance instance
(任意)
Multi-Instance Spanning-Tree Protocol [MISTP] インスタンス番号。
有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
(任意)Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号。有効値は 0
∼ 15 です。
memory
(任意)メモリおよびプロセッサのステート データを表示します。
config
(任意)スイッチの設定を表示します。
テクニカルサポートに関連する show コマンドの出力を表示します。
(注)
表示する情報タイプを指定するには、キーワードを使用します。パラメータを指定しない場合は、
時刻のほかに設定、メモリ、モジュール、ポート、インスタンスおよび VLAN のデータが表示さ
れます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
注意
使用上の注意事項
特定のスイッチ上またはネットワーク セグメントの複数のスイッチ上では、複数の
show tech-support コマンドを実行しないでください。スパニングツリーが不安定になることがあ
ります。
show tech-support コマンドの出力は、一度に 1 画面ずつでなく、連続して表示されます。出力を中
断するには、Ctrl-C を押します。
コンフィギュレーション ファイルの出力に要する時間が、設定されたセッション タイムアウト時
間を超える場合、show tech-support コマンドはタイムアウトになることがあります。この場合は、
set logout timeout 値に 0 を入力して、アイドル セッションの自動切断をディセーブルにするか、ま
たはより大きな timeout 値を入力します。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-671
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show tech-support
show tech-support コマンドに config キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示され
ます。
•
show config
•
show flash
•
show log
•
show logging buffer 1023
•
show module
•
show port
•
show spantree active
•
show system
•
show time
•
show test
•
show trunk
•
show version
•
show vlan
(注)
MISTP が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力
の代わりに、show spantree mistp-instance active および show spantree summary mistp-instance コマ
ンドの出力が表示されます。
(注)
MST が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力
の代わりに、show spantree mst および show spantree summary mst コマンドの出力が表示されます。
show tech-support コマンドに memory キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示さ
れます。
•
ps
•
ps -c
•
show cam count dynamic
•
show cam static
•
show cam system
•
show flash
•
show logging buffer 1023
•
show memory buffers
•
show module
•
show nvramenv 1
•
show proc
•
show proc mem
•
show proc cpu
•
show spantree active
•
show system
•
show spantree active
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-672
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
•
show test switch-memory summary
•
show time
•
show version
モジュール、ポート、または VLAN 番号を指定すると、一般的なシステム情報、および指定したコ
ンポーネントの情報が表示されます。
関連コマンド
「使用上の注意事項」にリストされているコマンドを参照してください。
show test
診断テストの結果を表示するには、show test コマンド セットを使用します。
show test [mod]
show test [diaglevel]
show test [[packetbuffer] [status]]
構文の説明
mod
(任意)モジュール番号
diaglevel
(任意)スイッチにおける直前の起動時、および次のリセット時の診断モード
を表示します。
packetbuffer
(任意)パケット バッファ テストのスケジュール情報を表示します。
status
(任意)現在のパケット バッファ テストのステータスを表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュール番号を指定しない場合は、汎用システムおよびモジュール 1 のテスト統計情報が表示さ
れます。
Network Management Processor(NMP; ネットワーク管理プロセッサ)情報はモジュールにのみ適用
されます。したがって、NMP ステータスはモジュール 1 の出力にのみ含まれます。ほかのモジュー
ルを指定しても、NMP ステータスは表示されません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-673
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
例
次に、Catalyst 4500 シリーズ スイッチの一般的なテスト結果を表示する例を示します。
Console> show test
Environmental Status (. = Pass, F = Fail, U = Unknown, N = Not Present)
PS1: .
PS2: .
PS1 Fan: .
PS2 Fan: .
Fan Tray: .
Temperature: .
Chassis Temperature: 39 degC (103 degF)
Module 1 : 0-port Switching Supervisor
POST Results
Network Management Processor (NMP) Status: (. = Pass, F = Fail, U = Unknown)
Galaxy Supervisor Status : .
CPU Components Status
Processor
: .
DRAM
: .
RTC
: .
EEPROM
: .
FLASH
: .
NVRAM
: .
Temperature Sensor
: .
Me1 Status
: .
SCX1000 - 0
Register
Switch Sram
Switch Gigaports
0: .
1: .
2: .
4: .
5: .
6: .
8: .
9: . 10: .
Console> (enable)
: .
: .
3: .
7: .
11: .
次に、モジュール 3 の一般的なテスト結果を表示する例を示します。
Console> show test 3
Module 3: 48 10/100 Base T port Ethernet Card
(HX,CX)1000:
Ports 1-8:.
Ports 25-32:.
Ports 9-16:. Ports 17-24:.
Ports 33-40:. Ports 41-48:.
10/100BaseTX Loopback Status:
Ports 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
-----------------------------------------------------------------------------. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
Ports 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48
------------------------------------------------------------------------------
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-674
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
表 2-73 に、show test コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて説明します。
表 2-73
show test コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Environmental Status
一般的なシステム環境に適用されるテスト結果
PS (3.3V)
3.3 V 電源装置に関するテスト結果
PS (12V)
12 V 電源装置に関するテスト結果
PS (24V)
24 V 電源装置に関するテスト結果
PS1
電源装置 1 に関するテスト結果
PS2
電源装置 2 に関するテスト結果
Temperature
温度に関するテスト結果
Fan
ファンに関するテスト結果
Module 1
モジュール 1 に適用されるテスト結果。モジュール タイプも指定され
ます。
Network Management
Processor (NMP) Status
スーパバイザ モジュールの NMP に適用されるテスト結果
ROM
ROM に関するテスト結果
Flash-EEPROM
フラッシュ EEPROM に関するテスト結果
Ser-EEPROM
シリアル EEPROM に関するテスト結果
NVRAM
NVRAM(不揮発性 RAM)に関するテスト結果
EARL Status
Enhanced Address Recognition Logic(EARL)ステータス情報を表示す
るフィールド
NewLearnTest
NewLearn テスト(EARL)に関するテスト結果
IndexLearnTest
IndexLearn テスト(EARL)に関するテスト結果
DontForwardTest
DontForward テスト(EARL)に関するテスト結果
MonitorTest
Monitor テスト(EARL)に関するテスト結果
DontLearn
DontLearn テスト(EARL)に関するテスト結果
FlushPacket
FlushPacket テスト(EARL)に関するテスト結果
ConditionalLearn
ConditionalLearn テスト(EARL)に関するテスト結果
EarlLearnDiscard
EarlLearnDiscard テスト(EARL)に関するテスト結果
EarlTrapTest
EarlTrap テスト(EARL)に関するテスト結果
LCP Diag Status for
Module 1
指定したモジュールに関するテスト結果
CPU
CPU に関するテスト結果
Sprom
シリアル PROM に関するテスト結果
Bootcsum
ブート ROM チェックサムに関するテスト結果
Archsum
アーカイブ フラッシュ チェックサムに関するテスト結果
RAM
RAM に関するテスト結果
LTL
Local-Target Logic(LTL)に関するテスト結果
CBL
Color-Blocking Logic(CBL)に関するテスト結果
DPRAM
デュアルポート RAM に関するテスト結果
SAMBA
Synergy Advanced Multipurpose Bus Arbiter(SAMBA)チップに関するテ
スト結果
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-675
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
表 2-73
show test コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Saints
Security Administrator Integrated Network Took(SAINT)チップに関する
テスト結果
Pkt Bufs
パケット バッファに関するテスト結果
Repeater
リピータ モジュールに関するテスト結果
FLASH
フラッシュ メモリに関するテスト結果
Phoenix
Phoenix に関するテスト結果
TrafficMeter
TrafficMeter に関するテスト結果
UplinkSprom
UplinkSprom に関するテスト結果
PhoenixSprom
PhoenixSprom に関するテスト結果
MII Status
Media Independent Interface(MII; メディア独立型インターフェイス)
ポートに関するテスト結果
SAINT/SAGE Status
各 SAINT/SAGE チップに関するテスト結果
Phoenix Port Status
Phoenix ポートに関するテスト結果
Packet Buffer Status
各パケット バッファに関するテスト結果
Phoenix Packet Buffer
Status
Phoenix パケット バッファに関するテスト結果
Loopback Status
ループバック テストに関するテスト結果
Channel Status
チャネル テストに関するテスト結果
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-676
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
次に、モジュール 10(Fiber Distributed Data Interface [FDDI] モジュール)のテスト結果を表示する
例を示します。
Console> show test 10
Module 10 : 2-port MM MIC FDDI
Module 10 : FDDI Module Status: (. = Pass, F = Fail, U = Unknown)
FDDI Control Processor (FCP) Status:
ROM: .
RAM: .
Flash-EEPROM: .
Switch Memory Status:
RAM: .
Cache-SRAM: .
FDDI Status:
Port A Access:
Port A Loopback:
MAC Access:
MAC Internal LB:
CAM: . . . .
.
.
.
.
Dpram: .
DmpCom: .
Port B Access:
Port B Loopback:
MAC Buffer R/W:
MAC External LB:
Loadgen: .
.
.
.
.
Data Movement Processor (DMP) Status:
Flash-EEPROM: .
RAM: . SRAM: . COMM: .
Switch Memory Status:
RAM: . Cache-SRAM: .
FDDI Status:
MAC Access:
.
MAC Internal LB:
.
FBIGA Access:
.
FBIGA->MAC TxDMA:
.
FBIGA->MAC Internal LB:.
MAC Buffer R/W:
.
MAC External LB:
.
FBIGA->MAC Buffer R/W: .
FBIGA->MAC RxDMA:
.
FBIGA->MAC External LB:.
Bus Interface Status:
SBIGA Access:
Biga Loop Access:
SBIGA->SAGE RxDMA:
Biga Loop Rx:
LCP Diag Status for
CPU
: .
RAM
: .
Saints
: .
.
.
Module 10
Sprom
:
LTL
:
Pkt Bufs :
(. = Pass, F = Fail,
.
Bootcsum : .
.
CBL
: .
.
Repeater : N
.
.
LoadGen:.
LoadGen:.
SBIGA<-SAGE TxDMA:.
Biga Loop Tx:
.
N = N/A)
Archsum : N
DPRAM
: .
FLASH
: N
SAMBA : N
SAINT/SAGE Status :
Ports 1
-------.
Packet Buffer Status :
Ports 1
-------.
Loopback Status :
Ports 1
-------Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-677
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
表 2-74 に、FDDI モジュールに対する show test コマンド出力に含まれる有効なフィールドについて
説明します。
表 2-74
show test コマンドの出力フィールド(FDDI)
フィールド
説明
Module 10
テスト結果が引き続いてモジュール 10 に適用されることを示す
フィールド。モジュール タイプも指定されます。
FDDI Control Processor (FCP)
Status
FCP ステータスを示すフィールド
ROM
ROM に関するテスト結果
RAM
RAM に関するテスト結果
Flash-EEPROM
フラッシュ EEPROM に関するテスト結果
Dpram
ダイナミック PRAM に関するテスト結果
Switch Memory Status
スイッチ メモリ ステータスを示すフィールド
RAM
RAM に関するテスト結果
Cache-SRAM
キュー SRAM に関するテスト結果
DmpCom
コミュニケーション ブロックに関するテスト結果
Loadgen
MAC LoadGen テストに関するテスト結果
FDDI Status
FDDI ステータスを示すフィールド
Port A Access
ポート A Physical Layer(PHY)レジスタ テストに関するテスト
結果
Port B Access
ポート B PHY レジスタ テストに関するテスト結果
Port A Loopback
ポート A PHY ループバック テストに関するテスト結果
Port B Loopback
ポート B PHY ループバック テストに関するテスト結果
MAC Access
MAC レジスタ テストに関するテスト結果
MAC Buffer R/W
MAC バッファ メモリ テストに関するテスト結果
MAC Internal LB
MAC 内部ループバック テストに関するテスト結果
MAC External LB
MAC 外部ループバック テストに関するテスト結果
CAM
CAM(連想メモリ)に関するテスト結果
Data Movement Processor (DMP)
Status
DMP ステータスを示すフィールド
Flash-EEPROM
フラッシュ EEPROM に関するテスト結果
RAM
RAM に関するテスト結果
SRAM
SRAM(スタティック RAM)テストに関するテスト結果
COMM
コミュニケーション ブロックに関するテスト結果
Switch Memory Status
スイッチ メモリ ステータスを示すフィールド
RAM
RAM に関するテスト結果
Cache-SRAM
キュー SRAM に関するテスト結果
FDDI Status
FDDI ステータスを示すフィールド
MAC Access
MAC レジスタ テストに関するテスト結果
MAC Buffer R/W
MAC バッファ メモリ テストに関するテスト結果
MAC Internal LB
MAC 内部ループバック テストに関するテスト結果
MAC External LB
MAC 外部ループバック テストに関するテスト結果
LoadGen
MAC LoadGen テストに関するテスト結果
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-678
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test
表 2-74
show test コマンドの出力フィールド(FDDI)(続き)
フィールド
説明
FBIGA Access
FBIGA レジスタ テストに関するテスト結果
FBIGA->MAC Buffer R/W
FBIGA バッファ メモリ テストに関するテスト結果
FBIGA->MAC TxDMA
FBIGA 送信テストに関するテスト結果
FBIGA->MAC RxDMA
FBIGA 受信テストに関するテスト結果
FBIGA->MAC Internal LB
FBIGA 内部ループバック テストに関するテスト結果
FBIGA->MAC External LB
FBIGA 外部ループバック テストに関するテスト結果
LoadGen
FBIGA LoadGen テストに関するテスト結果
Bus Interface Status
バス インターフェイス ステータスを示すフィールド
次に、スイッチにおける直前の起動時、および次のリセット時の診断モード情報を表示する例を示
します。
Console> show test diaglevel
Diagnostic mode at last bootup : complete
Diagnostic mode at next reset : complete
Console>
次に、パケット バッファのスケジュール情報を表示する例を示します。
Console > (enable) show test packetbuffer
Packet buffer test
: enabled
Packet buffer test schedule
: continuous
Console > (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-679
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show test switch-memory
show test switch-memory
現行のパケット メモリ診断の結果を表示するには、show test コマンドを使用します。
show test switch-memory [summary | detail | affected-entries]
構文の説明
summary
(任意)パケット メモリ診断のサマリを表示します。
detail
(任意)パケット メモリ診断を詳細に表示します。
affected-entries
(任意)パケット メモリ診断に影響を受けたパケットを表示します。
デフォルト
サマリ情報が表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、パケット メモリ診断を表示する例を示します。
Console> show test switch-memory
Memory Diagnostics:Enabled
Action:Best-Effort
Switch Chip 0 Test Result Summary
Bad packet buffers at bootup
Other affected packet buffers
Bad packet buffers found during ongoing tests
Packet buffers available in hardware for switching
Packet buffers reserved for testing memory
Bad path directory entries at bootup
Bad path directory entries found during ongoing tests
Packet buffer memory failing blocks at bootup
Path directory memory failing blocks at bootup
:1
:0
:0
:4031
:64
:1
:0
:U33{0}
:U33{0}
Console>
次に、パケット メモリ診断のサマリを表示する例を示します。
Console> show test switch-memory summary
Memory Diagnostics:Enabled
Action:Best-Effort
Switch Chip 0 Test Result Summary
Bad packet buffers at bootup
Other affected packet buffers
Bad packet buffers found during ongoing tests
Packet buffers available in hardware for switching
Packet buffers reserved for testing memory
Bad path directory entries at bootup
Bad path directory entries found during ongoing tests
Packet buffer memory failing blocks at bootup
Path directory memory failing blocks at bootup
:1
:0
:0
:4031
:64
:1
:0
:U33{0}
:U33{0}
Console>
関連コマンド
set test switch-memory
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-680
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show time
show time
システム クロックの現在の日時設定を表示するには、show time コマンドを使用します。
show time
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、現在時刻を表示する例を示します。
Console> show time
Thu Apr 15 1999, 02:54:50
Console>
出力には曜日、月、日、年、時、分、秒が表示されます。
関連コマンド
set time
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-681
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show timezone
show timezone
設定されている現在のタイム ゾーンおよび時間差を表示するには、show timezone コマンドを使用
します。
show timezone
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、現在のタイム ゾーンおよび時間差を表示する例を示します。
Console> show timezone
Timezone set to 'pst', offset from UTC is -8 hours
Console>
関連コマンド
clear timezone
set timezone
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-682
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show top
show top
TopN プロセスを起動するには、show top コマンドを使用します。
show top [N] [metric] [interval interval] [port_type] [background]
構文の説明
N
(任意)表示されるポート数。有効値は 1 から物理ポートの最大番号までです。
metric
(任意)並べ替えの基準となるポート統計情報。有効値は次のとおりです。
util ― 利用率
bytes ― 入出力バイト数
pkts ― 入出力パケット数
bcst ― 入出力ブロードキャスト パケット数
mcst ― 入出力マルチキャスト パケット数
errors ― 入力エラー数
overflow ― バッファ オーバーフロー
interval
(任意)サンプル期間(秒単位)
interval
(任意)サンプルの秒数。有効値は 0、10 ∼ 999 秒です。値が 0 の場合、絶対
カウンタ値を基準として上位 N 個のポートが表示されます。
port_type
(任意)レポートに使用するスイッチ ポートのタイプ。有効値は次のとおり
です。
all ― すべてのポート タイプが使用されます。
eth ― すべてのイーサネット ポート タイプが使用されます。
10e ― 10 Mbps イーサネット ポート タイプが使用されます。
fe ― ファスト イーサネット ポート タイプが使用されます。
ge ― ギガビット イーサネット ポート タイプが使用されます。
(任意)タスク完了時に、TopN レポートを画面に出力しません。その代わり
に、レポートの準備ができたら通知を送信します。
background
デフォルト
デフォルト設定は次のとおりです。
•
表示されるポート数は 20 です。
•
レポートの基準となるポート統計情報は util です。
•
サンプル期間は 30 秒です。
•
スイッチ ポート タイプは all です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
background オプションを指定して起動された TopN プロセスを終了するには、必ず clear top
[report_num] コマンドを使用します。Ctrl-C を押しても、TopN プロセスは終了できません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-683
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show top
backgroundオプションを指定して起動されたTopNレポートを画面に表示するには、
show top report
[report_num] コマンドを入力する必要があります。
background オプションを指定しない場合は、タスク完了時に TopN の出力結果は画面にダンプされ
ます。結果は 1 度のみ出力され、保存されません。
(background オプションを指定しないで起動された)TopN プロセスを終了するには、同じ Telnet
セッションまたはコンソールセッション内で Ctrl-C を押すか、別の Telnet セッションまたはコン
ソール セッションから clear top [report_num] コマンドを入力します。TopN レポートが完全に表示
されるまで、プロンプトは出力されません。レポートが表示されるまで、その他のコマンドは中断
されます。
例
次に、background オプションを指定して TopN プロセスを起動する例を示します。
Console> show top 10 util interval 10 background
03/21/1999,14:05:38:MGMT-5: TopN report 2 started by telnet/172.20.22.7/.
Console>
03/21/1999,14:15:38:MGMT-5: TopN report 2 available.
次に、background オプションを指定しないで TopN プロセスを起動する例を示します。
Console> show top 10 util interval 10
Start Time:
04/09/1999,01:12:48
End Time:
04/09/1999,01:12:58
PortType:
all
Metric:
util
Port Band- Uti Bytes
Pkts
Bcst
Mcst
Error Over
width % (Tx + Rx)
(Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Rx) flow
----- ----- --- -------------------- ---------- ---------- ---------- ----- ---3/1
100
0
13824
9
0
0
11
0
6/48
10
0
0
0
0
0
0
0
6/47
10
0
0
0
0
0
0
0
6/46
10
0
0
0
0
0
0
0
6/45
10
0
0
0
0
0
0
0
Console>
関連コマンド
clear top
show top report
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-684
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show top report
show top report
すべての TopN プロセスおよび特定の TopN レポートを表示するには、show top report コマンドを
使用します。
show top report [report_num]
構文の説明
report_num
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
report_num を指定しない場合は、アクティブなすべての TopN プロセス、およびスイッチで使用可
能なすべての TopN レポートが表示されます。各プロセスには一意のレポート番号が割り当てられ
ています。
(background オプションの指定に関係なく)すべての TopN プロセスがリストされます。
(任意)各プロセスの TopN レポート番号
pending ステータス フィールドのあとにアスタリスクが表示されている場合、このプロセスはバッ
クグラウンド TopN でないことを示し、結果は保存されません。
例
次に、アクティブなすべての TopN プロセス、およびスイッチで使用可能なすべての TopN レポー
トを表示する例を示します。
Console> show top report
Rpt Start time
--- ------------------1 03/21/1999,11:34:00
2 03/21/1999,11:34:08
4 03/21/1999,11:35:17
5 03/21/1999,11:34:26
Console>
Int
--60
600
300
60
N
--20
10
20
20
Metric
---------Tx/Rx-Bytes
Util
In-Errors
In-Errors
Status
-------done
done
pending
pending*
Owner (type/machine/user)
------------------------telnet/172.20.22.7/
telnet/172.34.39.6/
Console//
Console//
次に、保留状態である TopN レポート 5(最初の例を参照)を表示する例を示します。
Console> show top report
Rpt Start time
--- ------------------5 03/21/1999,11:34:26
Console>
5
Int N
Metric
Status
Owner (type/machine/user)
--- --- ---------- -------- ------------------------60 20 In-Errors
pending* Console//
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-685
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show top report
次に、スイッチで使用可能な TopN レポート 2(最初の例を参照)を表示する例を示します。
Console> show top report 2
Start Time:
03/21/1999,11:34:00
End Time:
03/21/1999,11:34:33
PortType:
all
Metric:
util
Port Band- Uti Tx/Rx-bytes
width %
----- ----- --- -------------------/15 100
88 98765432109876543210
5/48 10
75 44532
5/47 10
67 5432
5/46 10
56 1432
5/45 10
54 432
5/44 10
48 3210
5/43 10
45 432
5/42 10
37 5432
5/41 10
36 1432
5/40 10
14 2732
Console>
関連コマンド
Tx/Rx-pkts Tx/Rx-bcst Tx/Rx-mcst Inerr
---------- ---------- ---------- ---9876543210 98765
12345
123
5389
87
2
0
398
87
2
0
398
87
2
0
398
87
2
0
65
10
10
15
5398
87
2
2
398
87
2
0
398
87
2
0
398
87
2
0
BufOvflw
----321
0
0
0
0
5
0
0
0
0
clear top
show top
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-686
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show trace
show trace
トレース カテゴリおよびトレース レベルを表示するには、show trace コマンドを使用します。
show trace [all]
構文の説明
all
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、アクティブなトレース カテゴリおよびトレース レベル情報のみを表示する例を示します。
(任意)すべてのトレース カテゴリおよびトレース レベルの情報を表示します。
Console> show trace
Trace monitor is enabled for this session.
Trace Category Level
-------------- ----HTTP
3
SYNFIG
5
Console>
次に、すべてのトレース カテゴリおよびトレース レベル情報を表示する例を示します。
Console> show trace all
Trace monitor is enabled for this session.
Trace Category Level
-------------- ----ACCT
off
ACL
off
BDD
off
CDP
off
CONFIG
off
COPS
off
DHCP
off
DIAG
off
DNS
off
DRIP
off
DTP
off
DUPFLASH
off
DUPNVRAM
off
DYNVLAN
off
EARL
off
ENVMON
off
EOBC
off
EPLD
off
ESSR
off
EVMGR
off
FCP
off
FDDI
off
FDDI
off
FILESYS
off
HAMGR
off
HTTP
off
GARP
off
GVRP
off
INBAND
off
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-687
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show trace
IPC
KERBEROS
L3AGE
L3SUP
LANE
LD
LLC
LTL
MBUF
MCAST
MDG
MEMDBG
MLS
MLSM
MODPORT
NTP
NVSYNC
OOB
PAGP
PROTFILT
PPWR
PRUNING
PRIVATEVLAN
QOS
RADIUS
REDUN
RSFC
RSVP
RUNTIMECFG
SCP
SECURITY
SLP
SNMP
SPAN
STP
SYNCMGR
SYNFIG
SYSLOG
TACACS
TEST
TFTP
TFTPD
UDLD
VERB
VMPS
VTP
Console>
関連コマンド
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
off
1
off
off
off
off
off
off
1
off
set trace
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-688
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show traffic
show traffic
各スイッチング バスのトラフィックおよびピーク情報を表示するには、show traffic コマンドを使
用します。
show traffic
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、各スイッチング バスのトラフィックおよびピーク情報を表示する例を示します。
Console> show traffic
Switching-Bus Traffic Peak Peak-Time
------------- ------- ---- ------------------------A
5%
10% Thu Mar 18 1999, 22:45:20
B
4%
15% Fri Mar 19 1999, 09:59:31
C
6%
8% Fri Mar 19 1999, 11:30:13
Console>
関連コマンド
show system
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-689
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show trunk
show trunk
スイッチのトランキング情報を表示するには、show trunk コマンドを使用します。
show trunk [mod[/port]] [detail]
構文の説明
mod/port
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
detail
(任意)指定されたトランク ポートに関する詳細情報を表示します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
モジュールまたはポート番号を指定しないで show trunk コマンドを使用すると、アクティブにト
ランキングを行っているポートが表示されます。
アクティブにトランキングを行っていないポートのトランキング設定を表示するには、表示する
ポートのモジュールおよびポート番号を指定します。
例
次に、スイッチのトランキング情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show trunk
* - indicates vtp domain mismatch
Port
Mode
Encapsulation
-------- ----------- ------------2/1
auto
dot1q
4/9
auto
isl
4/10
desirable
isl
Status
-----------trunking
trunking
trunking
Native vlan
----------1
1
1
Port
-------2/1
4/9
4/10
Vlans allowed on trunk
--------------------------------------------------------------------1-1005
1-1005
1-1005
Port
-------2/1
4/9
4/10
Vlans allowed and active in management domain
--------------------------------------------------------------------1-5,10,50,152,500,521-524,570
1,4-5,1003,1005
1,4-5,1003,1005
Port
Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
-------- --------------------------------------------------------------------2/1
1-5,10,50,152,500,521-524,570
4/9
1005
4/10
1005
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-690
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show trunk
次に、特定のポートのトランキング情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show trunk 4/5
* - indicates vtp domain mismatch
Port
-------4/5
Mode
----------nonegotiate
Encapsulation
------------dot1q
Status
-----------trunking
Native vlan
----------1
Port
-------4/5
Vlans allowed on trunk
--------------------------------------------------------------------1-1005
Port
-------4/5
Vlans allowed and active in management domain
--------------------------------------------------------------------1-3,1003,1005
Port
Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
-------- --------------------------------------------------------------------4/5
1005
Console> (enable)
表 2-55 に、show trunk コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-75
関連コマンド
show trunk コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Port
モジュールおよびポート番号
Mode
ポートのトランク管理ステータス(on、off、auto または desirable)
Encapsulation
管理によって設定されるトランキング タイプ
Status
ポートがトランキングまたは非トランキングのどちらであるか
を示すステータス
Native VLAN
トランク リンクのネイティブ VLAN(仮想 LAN)番号(802.1Q
トランクの場合は、トランクを介してタグなしトラフィックを
送受信できる VLAN です。ISL [ スイッチ間リンク ] トランクの
場合は、ネイティブ VLAN を含むすべての VLAN でパケットに
タグが付けられます)。
VLANs allowed on trunk
トランク上で送信を許可された VLAN 範囲(デフォルトは 1 ∼
1000)
VLANs allowed and active in
management domain
許可範囲内のアクティブ VLAN の範囲
VLANs in spanning tree
forwarding state and not pruned
Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)フォ
ワーディング ステートであるトランク上で実際に送信される
VLAN の範囲
set trunk
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-691
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show udld
show udld
Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)プロトコル情報を表示するには、show
udld コマンド セットを使用します。
show udld
show udld port [mod[/port]]
構文の説明
port
mod/port
モジュールまたはポート
(任意)モジュール番号およびモジュール ポート番号
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、UDLD がイネーブルまたはディセーブルのどちらであるかを判別する例を示します。
Console> show udld
UDLD
: enabled
Console>
次に、モジュール 2 のポート 1 の UDLD 情報を表示する例を示します。
Console> show udld port
UDLD
:enabled
Port
Admin Status
-------- -----------2/1
enabled
Console>
2/1
Link State
---------------undetermined
次に、モジュール 3 のすべてのポートの UDLD 情報を表示する例を示します。
Console> (enable) show udld port 3
UDLD
: enabled
Port
Admin Status Link State
-------- ------------ ---------------3/1
enabled
undetermined
3/2
enabled
undetermined
3/3
enabled
undetermined
3/4
enabled
undetermined
3/5
enabled
undetermined
3/6
disabled
not applicable
3/7
disabled
not applicable
3/8
disabled
not applicable
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-692
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show udld
表 2-76 に、show udld コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-76
関連コマンド
show udld コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
UDLD
UDLD がグローバルなイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されて
いるかを示すステータス
Port
モジュールおよびポート番号
Admin Status
UDLD がポート単位でイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定されて
いるかを示すステータス
Link State
リンク ステータス:undetermined(検出中、ネイバで UDLD がディセーブル
になっている)
、not applicable(ポートで UDLD がサポートされていない、ポー
トで UDLD がディセーブルになっている、またはポートがディセーブルに
なっている)、shutdown(単一方向リンクが検出され、ポートがディセーブル
になっている)
、bidirectional(双方向リンクが検出されている)
set udld
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-693
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show users
show users
コンソール ポートがアクティブであるかどうかを判別したり、すべてのアクティブな Telnet セッ
ションと送信元ホストの IP アドレスまたは IP エイリアスを表示するには、show users コマンドを
使用します。
show users [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、アクティブな Telnet セッションおよびシェル セッションのユーザを表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しません。
Console> show users
Session
User
--------------------------console
ssh
telnet
Console>
関連コマンド
Location
-----------------------------172.16.10.75
171.31.1.203
disconnect
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-694
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show version ― スイッチ
show version ― スイッチ
スイッチング モジュールおよびスーパバイザ エンジン モジュールのソフトウェアおよびハード
ウェア バージョン情報のみを表示するには、show version コマンドを使用します。
show version [mod]
構文の説明
mod
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、ソフトウェアおよびハードウェア バージョンを表示する例を示します。
(任意)モジュール番号
Console> show version
WS-C4403 Software, Version NmpSW: 6.1(0.24)FTL
Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems
NMP S/W compiled on Aug 31 1999, 12:59:28
System Bootstrap Version: 5.2(1)
System Web Interface Version: 5.0(0.25)
Hardware Version: 1.0 Model: WS-C4403 Serial #: SCA032100T8
Mod Port Model
Serial #
Versions
--- ---- ------------------- ----------- -------------------------------------1
2
WS-X5K-SUP1-2GE
SAD03232101 Hw : 4.0
Fw : 5.2(1)
Fw1: 4.2(0.24)VAI78
Sw : 5.3(0.74)MIA7-Eng
Sw1: 5.3(0.74)MIA7
3
48
WS-X5223-RJ-45
SAD03257164 Hw : 1.1
Fw : 4.2(0.24)VAI78
Sw : 5.3(0.74)MIA7
5
48
WS-X5223-RJ-45
SAD03257171 Hw : 1.1
Fw : 4.2(0.24)VAI78
Sw : 5.3(0.74)MIA7
DRAM
FLASH
Module Total
Used
Free
Total
Used
Free
------ ------- ------- ------- ------- ------- ------1
65408K 24747K 40661K 16384K 14543K
1841K
NVRAM
Total Used Free
----- ----- ----512K 203K 309K
Uptime is 2 days, 0 hour, 41 minutes
Console> (enable)
次に、特定のモジュールのバージョン情報を表示する例を示します。
Console>
Mod Port
--- ---2
1
(enable) show version 2
Model
Serial #
Versions
------------------- ----------- -------------------------------------WS-X4003JAB0343055Y Hw : 0.201
Fw : 4.2(0.24)DAY68
Sw : 6.1(0.24)FTL
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-695
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show version ― スイッチ
表 2-77 に、show version コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-77
show version コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
McpSW
Master Communication Processor(MCP)ソフトウェアのバージョン番号
NmpSW
Network Management Processor(NMP; ネットワーク管理プロセッサ)ソ
フトウェアのバージョン番号
NMP S/W compiled on
1
NMP ソフトウェアがコンパイルされた日時
MCP S/W compiled on
MCP ソフトウェアがコンパイルされた日時
System Bootstrap Version
システム ブートストラップのバージョン番号
Web Interface Version
Web インターフェイスのバージョン番号
Hardware Version
ハードウェアのバージョン番号
Model
スイッチのモデル番号
Serial #
スイッチのシリアル番号
Module
モジュール番号
Ports
モジュールのポート数
Model
モジュールのモデル番号
Serial #
モジュールのシリアル番号
Hw
モジュールのハードウェア バージョン
Fw
モジュールにインストールされているファームウェアのバージョン。
このモジュールがスーパバイザ エンジン モジュールの場合、Fw バー
ジョン番号は NMP ブート ROM バージョンと同等です。
Fw1
モジュール上の 2 番めのファームウェア イメージのバージョン(存在
する場合)。このモジュールがスーパバイザ エンジン モジュールの場
合、FW1 バージョン番号は MCP ブート ROM バージョンと同等です。
Sw
モジュールにインストールされているソフトウェアのバージョン
1
ギガビット スイッチング プラットフォームのバージョン
Gsp
Nmp
1
スーパバイザ エンジン ソフトウェアのバージョン
Module
モジュール番号
DRAM Total
モジュールに搭載されているダイナミック RAM の合計サイズ
Used
使用中の DRAM のサイズ
Free
空いている DRAM のサイズ
FLASH Total
モジュールに搭載されているフラッシュ メモリの合計サイズ
Used
使用中のフラッシュ メモリのサイズ
Free
空いているフラッシュ メモリのサイズ
NVRAM Total
モジュールに搭載されている NVRAM(不揮発性 RAM)の合計サイズ
Used
使用中の NVRAM のサイズ
Free
空いている NVRAM のサイズ
Used
使用中の NVRAM のサイズ
Available
空いている NVRAM のサイズ
Uptime is
システムが起動し、中断されずに稼働している期間(日、時、分、秒)
1. このフィールドは、Catalyst 4500 シリーズおよび 2948G スイッチではサポートされていません。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-696
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vlan
show vlan
ステータス、Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)設定、および Security Association
Identifier(SAID)などの VLAN(仮想 LAN)情報を表示するには、show vlan コマンドを使用します。
show vlan [trunk]
show vlan vlans [notrunk]
show vlan mapping
show vlan type
構文の説明
(任意)トランク ポートの情報のみを表示します。
trunk
VLAN 番号または範囲。有効値は 1 ∼ 1000 および 1025 ∼ 4094 です。
vlans
(任意)非トランク ポートの情報のみを表示します。
notrunk
mapping
マッピング テーブルの内容を表示します。
type
VLAN のタイプ。有効値は ethernet、fddi、fddinet、trbrf または trcrf です。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
各イーサネット スイッチ ポートおよびイーサネット リピータ グループが属するのは、
1 つの VLAN
のみです。トランク ポートは複数の VLAN に属することができます。
VLAN 番号を指定しない場合は、すべての VLAN が表示されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-697
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vlan
例
次に、すべての VLAN トランクの情報を表示する例を示します。
Console> show vlan trunk
VLAN Name
Status
IfIndex Mod/Ports, Vlans
---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------1
default
active
5
2/1-2
6/4-8
10
VLAN0010
active
18
6/1,6/3
11
VLAN0011
active
19
6/2
20
VLAN0020
active
20
21
VLAN0021
active
21
30
VLAN0030
active
22
31
VLAN0031
active
23
1002 fddi-default
active
6
1003 token-ring-default
active
9
1004 fddinet-default
active
7
1005 trnet-default
active
8
8
VLAN
---1
10
11
20
21
30
31
1002
1003
1004
1005
Type
----enet
enet
enet
enet
enet
enet
enet
fddi
trcrf
fdnet
trbrf
SAID
---------100001
100010
100011
100020
100021
100030
100031
101002
101003
101004
101005
MTU
----1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
1500
Parent
-----0
-
VLAN
---1
10
11
20
21
30
31
1002
1003
1004
1005
Inst DynCreated RSPAN
---- ---------- -------1
static
disabled
static
disabled
static
disabled
static
disabled
static
disabled
static
disabled
static
disabled
static
disabled
1
static
disabled
2
static
disabled
static
disabled
RingNo
-----0x0
-
BrdgNo
-----0x0
0x0
Stp
---ieee
ibm
BrdgMode
--------
Trans1
-----0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
Trans2
-----0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN
---- ------- ------- ---------- ------1003 7
7
off
Primary Secondary
------- --------10
20
11
21
30
31
Console>
Secondary-Type
-------------isolated
isolated
isolated
Ports
-----------6/1,6/3
6/2
次に、VLAN マッピング テーブル情報を表示する例を示します。
Console> show vlan mapping
802.1q vlan
ISL vlan
Effective
-----------------------------------------3000
300
true
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-698
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vlan
次に、特定の VLAN およびタイプの情報を表示する例を示します。
Console> show vlan 2 fddi
VLAN Name
Status
IfIndex Mod/Ports, Vlans
---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------1002 fddi-default
active
6
VLAN Type SAID
MTU
Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----2
fddi 101002
1500 0
0
VLAN Inst DynCreated RSPAN
---- ---- ---------- -------2
static
disabled
Console>
次に、特定の VLAN の非トランク ポートの情報のみを表示する例を示します。
Console> (enable) show vlan 2 notrunk
VLAN Name
Status
IfIndex Mod/Ports, Vlans
---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------2
VLAN0002
active
60
VLAN Type SAID
MTU
Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----2
enet 100002
1500 0
0
VLAN Inst DynCreated RSPAN
---- ---- ---------- -------2
static
disabled
VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN
---- ------- ------- ---------- ------Console>
次に、拡張範囲 VLAN を表示する例を示します。
Console> (enable) show vlan 4000
VLAN Name
Status
IfIndex Mod/Ports, Vlans
---- -------------------------------- --------- ------- -----------------------Unable to access VTP Vlan 4000 information.
VLAN Type SAID
MTU
Parent RingNo BrdgNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ ------ ---- -------- ------ -----Unable to access VTP Vlan 4000 information.
VLAN Inst DynCreated RSPAN
---- ---- ---------- -------Unable to access VTP Vlan 4000 information.
VLAN AREHops STEHops Backup CRF 1q VLAN
---- ------- ------- ---------- ------Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-699
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vlan
表 2-78 に、show vlan コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-78
関連コマンド
show vlan コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VLAN
VLAN 番号
Name
VLAN 名(設定されている場合)
Status
VLAN のステータス(active または suspend)
IfIndex
ifIndex の番号
Mod/Ports, VLANs
VLAN に属するポート
Type
VLAN のメディア タイプ
SAID
VLAN のセキュリティ アソシエーション ID
MTU
VLAN の MTU サイズ
Parent
親 VLAN(存在する場合)
RingNo
VLAN のリング番号(該当する場合)
BrdgNo
VLAN のブリッジ番号(該当する場合)
Stp
VLAN で使用される Spanning-Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコ
ル)タイプ
BrdgMode
この VLAN のブリッジング モード。有効値は Source-Route Bridging(SRB)お
よび Source-Route Transparent Bridging(SRT)です(デフォルトは SRB)。
Inst
インスタンス番号
DynCreated
VLAN がスタティックまたはダイナミックのどちらで作成されているかを示
すステータス
RSPAN
Remote SPAN(RSPAN)がイネーブルまたはディセーブルのどちらに設定さ
れているかを示すステータス
AREHops
All-Routes Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 13 です(デフォ
ルトは 7)。
STEHops
Spanning–Tree Explorer フレームの最大ホップ数。有効値は 1 ∼ 13 です(デ
フォルトは 7)
。
Backup CRF
Token Ring Concentrator Relay Function(TrCRF)がトラフィックのバックアッ
プ パスであるかどうかを示すステータス
802.1Q Vlan
802.1Q VLAN の番号
ISL Vlan
ISL(スイッチ間リンク)VLAN の番号
Effective
VLAN のステータス。VLAN がアクティブであり、VLAN タイプがイーサネッ
トの場合は、true が表示されます。それ以外の場合は、false が表示されます。
Primary
プライベート VLAN 内のプライマリ VLAN の番号
Secondary
プライベート VLAN 内のセカンダリ VLAN の番号
Secondary-Type
セカンダリ VLAN ポートのタイプ。有効値は isolated、
community または - です。
Ports
特定のプライベート VLAN ペアに関連付けられたモジュールおよびポートの
番号
set trunk
set vlan
show trunk
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-700
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vlan verify-port-provisioning
show vlan verify-port-provisioning
VLAN(仮想 LAN)ポートプロビジョニング検証機能のステータスを確認するには、show vlan
verify-port-provisioning コマンドを使用します。
show vlan verify-port-provisioning
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、すべてのポートにおける VLAN ポートプロビジョニング検証のステータスを表示する例を示
します。
Console> show vlan verify-port-provisioning
Vlan Verify Port Provisioning feature disabled
Console>
関連コマンド
set vlan verify-port-provisioning
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-701
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps
show vmps
VLAN Membership Policy Server(VMPS;VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ)設定情報を表示す
るには、show vmps コマンドを使用します。
show vmps [noalias]
構文の説明
noalias
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VMPS 設定情報を表示する例を示します。
(任意)IP アドレスを表示し、IP エイリアスは表示しないように設定します。
Console> show vmps
VMPS Server Status:
------------------Management Domain:
State:
Operational Status:
TFTP Server:
TFTP File:
Fallback VLAN:
Secure Mode:
VMPS No Domain Req:
(null)
disabled
inactive
default
vmps-config-database.1
(null)
open
allow
VMPS Client Status:
--------------------VMPS VQP Version:
1
Reconfirm Interval:
60 min
Server Retry Count:
3
VMPS domain server:
No dynamic ports configured.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-702
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps
表 2-79 に、show vmps コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-79
関連コマンド
show vmps コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VMPS Server Status
VMPS サーバのステータス
Management Domain
このサーバでサポートされている管理ドメイン
State
VMPSがイネーブルまたはディセーブルのどちらであるかを示します。
Operational Status
VMPS ステータス(active、inactive または downloading)
TFTP Server
VMPS サーバの IP アドレス
TFTP File
VMPS コンフィギュレーション ファイル名
Fallback VLAN
データベース内の MAC(メディア アクセス制御)アドレスに VLAN
が割り当てられていない場合に、割り当てられる VLAN
Secure Mode
セキュア モードのステータス(open または secure)
VMPS No Domain Req
ドメイン名が指定されていないクライアントからの要求をサーバが受
け入れるかどうかを示します。
VMPS Client Status
VMPS クライアントのステータス
VMPS VQP Version
VMPS VLAN Query Protocol(VQP)のバージョン
VMPS domain server
VMPS ドメイン サーバの名前
download
set vmps server
set vmps state
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-703
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps mac
show vmps mac
MAC(メディア アクセス制御)アドレス /VLAN(仮想 LAN)マッピング テーブルを表示するに
は、show vmps mac コマンドを使用します。
show vmps mac [mac_addr]
構文の説明
mac_addr
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
MAC アドレスを指定しない場合は、マッピング テーブル全体が表示されます。
例
次に、MAC アドレス /VLAN マッピング テーブル全体を表示する例を示します。
(任意)マッピング情報テーブルを含む MAC アドレス
Console> show vmps mac
MAC Address
VLAN Name
----------------- --------00-00-c0-23-c8-34 Hardware
00-00-c0-25-c9-42 --NONE-Console>
Last Requestor
--------------198.4.222.111
198.4.222.111
Port ID
------3/5
2/1
Last Accessed
------------0, 01:25:30
0, 05:20:00
Last Response
------------Success
Denied
表 2-80 に、show vmps mac コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-80
関連コマンド
show vmps mac コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
MAC Address
MAC アドレス
VLAN Name
MAC アドレスに割り当てられた VLAN の名前
Last Requestor
この MAC アドレスに VLAN 割り当てを最後に要求したクライアントの IP ア
ドレス
Port ID
最後の要求におけるポート ID
Last Accessed
この MAC アドレスに対する最後の要求を処理した時刻
Last Response
最後の要求に対してサーバから送信された応答
show vmps
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-704
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps statistics
show vmps statistics
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)統計情報を表示す
るには、show vmps statistics コマンドを使用します。
show vmps statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
reconfirm vmps コマンドの結果に基づいて、統計情報が表示されます。
例
次に、VMPS 統計情報を表示する例を示します。
Console> show vmps statistics
VMPS Statistics:
Last Enabled At:
2,01:30:05
Config Requests:
20
Invalid Requests:
0
Status 'Error' Responses:
0
Status 'Deny' Responses:
5
MAC Address of Last Failed Request: 00-60-00-cc-01-02
Console>
表 2-81 に、show vmps statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-81
関連コマンド
show vmps statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Last Enabled At
VMPS がイネーブル化された時刻
Config Requests
設定要求の数
Invalid Requests
無効な要求の数
Status ‘Error’ Responses
エラー応答の数
Status ‘Deny’ Responses
[Access Denied] および [Port Shutdown] 応答の数
MAC Address of Last Failed Request
応答に失敗した最後の要求の MAC アドレス
clear vmps statistics
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-705
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps vlan
show vmps vlan
VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マネジメント ポリシー サーバ)テーブル内の VLAN
(仮想 LAN)に割り当てられた MAC(メディア アクセス制御)アドレスをすべて表示するには、
show vmps vlan コマンドを使用します。
show vmps vlan vlan_name
構文の説明
vlan_name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、Hardware という名前の VLAN に割り当てられたすべての MAC アドレスを表示する例を示し
ます。
VLAN の名前および番号
Console> show vmps vlan Hardware
MAC Address
VLAN Name Last Requestor Port ID Last Accessed Last Response
----------------- --------- --------------- ------- ------------- ------------00-00-c0-23-c8-34 Hardware 198.4.222.111
3/5
0, 01:25:30
Success
Console>
表 2-82 に、show vmps vlan コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-82
関連コマンド
show vmps vlan コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
MAC Address
MAC アドレス
VLAN Name
MAC アドレスに割り当てられた VLAN の名前
Last Requestor
この MAC アドレスに VLAN 割り当てを最後に要求したクライアントの IP ア
ドレス
Port ID
最後の要求におけるポート ID
Last Accessed
この MAC アドレスに対する最後の要求を処理した時刻
Last Response
最後の要求に対してサーバから送信された応答
show vmps
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-706
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vmps vlanports
show vmps vlanports
制限付き VLAN(仮想 LAN)に割り当てられたダイナミック ポートを表示するには、show vmps
vlanports コマンドを使用します。
show vmps vlanports vlan_name
構文の説明
vlan_name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VLAN0004 という名前の制限付き VLAN に割り当てられたダイナミック ポートを表示する
例を示します。
VLAN の名前および番号
Console> show vmps vlanports VLAN0004
VLAN Name
--------------VLAN0004
VLAN0004
Console>
Device ID
--------------10.5.6.100
10.5.6.101
Port ID
---------3/11
4/1
表 2-83 に、show vmps vlanports コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-83
関連コマンド
show vmps vlan コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VLAN Name
ダイナミック ポートが割り当てられている VLAN の名前
Device ID
ダイナミック ポートを含む VLAN Management Policy Server(VMPS;VLAN マ
ネジメント ポリシー サーバ)クライアントの IP アドレス
Port ID
VMPS クライアントのダイナミック ポートのポート ID
show vmps
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-707
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vtp
show vtp
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)バージョン 3 ドメイン内のデバイスおよ
びデバイス間の競合を表示するには、show vtp コマンドを使用します。
show vtp {devices | conflicts}
構文の説明
devices
VTP バージョン 3 ドメイン情報を表示します。
conflicts
VTP バージョン 3 ドメイン内で競合しているデバイスのみが表示されるよう
に設定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VTP バージョン 3 ドメイン内のデバイスに関する情報を表示する例を示します。
Console> show vtp devices
Gathering information from the domain, please wait.
VTP Database Conf switch ID
Primary Server Revision
------------ ---- -------------- -------------- ---------VLAN
Yes 00b0.8e50.d000 000c.0412.6300 12354
MST
No
00b0.8e50.d000 0004.AB45.6000 24
VLAN
Yes 000c.0412.6300=000c.0412.6300 67
Console>
System Name
---------------------main.cisco.com
main.cisco.com
qwerty.cisco.com
表 2-84 に、show vtp devices コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-84
関連コマンド
show vtp devices コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
VTP Database
VLAN(仮想 LAN)データベースまたは Multiple Spanning-Tree(MST)設定
データベースを伝播する VTP インスタンスの名前(VLAN または MST)
Conf
ローカル デバイスと応答デバイス間に機能(VLAN データベースまたは MST
設定)の競合が発生しているかどうかを示します。
Switch ID
スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス
Primary Server
直前のフィールドで識別されたスイッチのプライマリ スイッチの MAC アド
レス
Revision
指定したデータベースのリビジョン番号
System Name
スイッチの名前
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-708
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vtp domain
show vtp domain
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)ドメイン情報を表示するには、show vtp
domain コマンドを使用します。
show vtp domain
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VTP バージョン 2 が稼働しているスイッチの VTP ドメイン情報を表示する例を示します。
Console> show vtp domain
Version
:running VTP2 (VTP3 capable)
Domain Name :test
Notifications:disabled
Password :not configured
Updater ID:10.6.29.20
Feature
Mode
Revision
-------------- -------------- ----------VLANDB
Server
15
Console>
次に、VTP バージョン 3 が稼働しているスイッチの VTP ドメイン情報を表示する例を示します。
Console> show vtp domain
Version
:running VTP3
Domain Name :test
Notifications:disabled
Feature
-------------VLANDB
UNKNOWN
Console>
Password :not configured
Switch ID :00d0.00b3.6800
Mode
Revision
Primary ID
Primary Description
-------------- ----------- -------------- -------------------Server
14
00d0.00b8.1400 stp7
Transparent
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-709
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vtp domain
表 2-85 に、show vtp domain コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-85
関連コマンド
show vtp domain コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
Version
VTP バージョン番号(1、2 または 3)
Domain Name
VTP ドメイン名
Notifications
SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)への通知(enabled または
disabled)
Password
パスワードの状態
(configured、configured but hiddenまたはnot configured)
Switch ID
ローカル スイッチの MAC(メディア アクセス制御)アドレス
Feature
VTP ドメイン内でトランスポートされるデータベース
Mode
VTP モード(server、client、transparent、off または primary server)
Revision
VLAN 情報を交換するために使用される VTP リビジョン番号
Primary ID
プライマリ スイッチの MAC アドレス
Primary Description
プライマリ スイッチの説明
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-710
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vtp statistics
show vtp statistics
VLAN Trunk Protocol(VTP;VLAN トランク プロトコル)統計情報を表示するには、show vtp statistics
コマンドを使用します。
show vtp statistics
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、VTP の統計情報を表示する例を示します。
Console> show vtp statistics
VTP statistics:
summary advts received
subset advts received
request advts received
summary advts transmitted
subset advts transmitted
request advts transmitted
No of config revision errors
No of config digest errors
0
0
0
1
1
0
0
0
VTP pruning statistics:
Trunk
Join Transmitted
-------5/1-2
Console>
---------------
Join Received
-------------
Summary advts received from
non-pruning-capable device
---------------------------
表 2-86 に、show vtp statistics コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-86
show vtp statistics コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
summary advts received
受信されたサマリー アドバタイズの総数
subset advts received
受信されたサブセット アドバタイズの総数
request advts received
受信された要求アドバタイズの総数
summary advts transmitted
送信されたサマリー アドバタイズの総数
subset advts transmitted
送信されたサブセット アドバタイズの総数
request advts transmitted
送信された要求アドバタイズの総数
No of config revision errors
発生したコンフィギュレーション リビジョン エラー数
No of config digest errors
発生したコンフィギュレーション リビジョン ダイジェスト エラー
数
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-711
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
show vtp statistics
表 2-86
show vtp statistics コマンドの出力フィールド(続き)
フィールド
説明
Trunk
VTP プルーニングに参加するトランク ポート
Join Transmitted
送信された VTP プルーニング join の数
Join Received
受信された VTP プルーニング join の数
Summary advts received from 非プルーニング対応装置から受信されたサマリー アドバタイズの
non-pruning-capable device
数
関連コマンド
clear vtp statistics
set vtp
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-712
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
slip
slip
コンソール ポートに対して Serial Line Internet Protocol(SLIP; シリアル ライン インターネット プロ
トコル)をイネーブルにするには、slip コマンドを使用します。
slip {attach | detach}
構文の説明
attach
Unidirectional Link Detection Protocol(UDLD; 単一方向リンク検出プロトコル)
機能をイネーブルにします。
detach
コンソール ポートに対して SLIP をディセーブルにします。
デフォルト
SLIP は非アクティブ(分離されている)です。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
slip コマンドは、コンソール ポート セッションまたは Telnet セッションから入力できます。
例
次に、コンソール ポート セッション中に、コンソール ポートに対して SLIP をイネーブルにする例
を示します。
Console> (enable) slip attach
Console port now running SLIP.
<console port running SLIP>
次に、Telnet セッション中に、コンソール ポートに対して SLIP をディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) slip detach
SLIP detached on Console port.
<console port back to RS-232 Console>
Console> (enable)
関連コマンド
set interface
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-713
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
sprom read
sprom read
Serial PROM(SPROM)の内容を表示するには、sprom read コマンドを使用します。
sprom read {mod} [submodule] [chassis]
構文の説明
モジュールの番号
mod
submodule
(任意)特定のモジュールのサブモジュール
chassis
(任意)Catalyst 4006 スイッチのシャーシ SPROM 情報を指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、モジュール 1 の SPROM 情報を表示する例を示します。
rommon 1 > sprom read 1
Manipulating sprom at address 160.
Contents of Supervisor ID PROM:
Common ELB portion of ID PROM at address 160:
Block signature:
Block version:
Block length:
Block checksum:
ID prom size:
Block count:
FRU major type:
FRU minor type:
OEM string:
Product number string:
Serial number string:
Part number string:
Part revision string:
Mfg deviation string:
HW major revision:
HW minor revision:
Mfg bits:
Eng bits:
SNMP OID:
Power consumption:
RMA failure code:
0xabab
1
144
0xfb8
256
2
0x4101
300
Cisco Systems, Inc.
WS-X4012
JAB03130104
73-3188-04
A0
1
5
0
0
0.0.0.0.0.0.0.0
0
0-0-0-0
Supervisor ID PROM Contents:
Block signature:
Block version:
Block length:
Block checksum:
Feature bits:
Card index:
MAC addresses:
rommon 2 >
0x4101
1
24
0x2c9
0x0
49
00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-714
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
sprom read
次に、モジュール 2 のサブモジュールの SPROM 情報を表示する例を示します。
rommon 3 > sprom read 2 submodule
Manipulating sprom at address 120.
Contents of Supervisor ID PROM:
Common ELB portion of ID PROM at address 120:
Block signature:
Block version:
Block length:
Block checksum:
ID prom size:
Block count:
FRU major type:
FRU minor type:
OEM string:
Product number string:
Serial number string:
Part number string:
Part revision string:
Mfg deviation string:
HW major revision:
HW minor revision:
Mfg bits:
Eng bits:
SNMP OID:
Power consumption:
RMA failure code:
0xabab
1
144
0xfb8
256
2
0x4101
300
Cisco Systems, Inc.
WS-X4012
JAB03130104
73-3188-04
A0
1
5
0
0
0.0.0.0.0.0.0.0
0
0-0-0-0
Supervisor ID PROM Contents:
Block signature:
Block version:
Block length:
Block checksum:
Feature bits:
Card index:
MAC addresses:
rommon 4 >
0x4101
1
24
0x2c9
0x0
49
00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-715
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
sprom read
次に、Catalyst 4006 シャーシの SPROM 情報を表示する例を示します。
rommon 5 > sprom read chassis
Manipulating sprom at address 160.
Contents of Chassis ID PROM:
Common ELB portion of ID PROM at address 160:
Block signature:
0xabab
Block version:
1
Block length:
144
Block checksum:
0x10bf
ID prom size:
256
Block count:
2
FRU major type:
0x4001
FRU minor type:
24
OEM string:
Cisco Systems, Inc.
Product number string:WS-C4006
Serial number string: FOX03499057
Part number string:
73-4289-02
Part revision string: 02
Mfg deviation string: 0x00
HW major revision:
0
HW minor revision:
2
Mfg bits:
0
Eng bits:
0
SNMP OID:
0.0.0.0.0.0.0.0
Power consumption:
0
RMA failure code:
0-0-0-0
Chassis ID PROM Contents:
Block signature:0x4001
Block version: 1
Block length:
22
Block checksum: 0x28a
Feature bits:
0x0
MAC addresses: 00:30:94:fc:6e:00 through 00:30:94:fc:71:ff (1024 addresses)
rommon 6 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-716
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
squeeze ― ROM モニタ
squeeze ― ROM モニタ
フラッシュ メモリ内の削除済みファイルで使用されているスペースを再び割り当てるには、
squeeze コマンドを使用します。
squeeze device:
構文の説明
device:
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G、および Catalyst 2980G スイッチは、デバイス bootflash のみ
をサポートします。
例
次に、ブートフラッシュ ファイルを削除する例を示します。
フラッシュ デバイスの搭載場所を指定します。
rommon 1 > squeeze bootflash:
rommon 2 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-717
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
squeeze ― スイッチ
squeeze ― スイッチ
フラッシュ メモリ ファイルを永久的に削除するには、squeeze コマンドを使用します。
squeeze [m/]device:
構文の説明
m/
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号
device:
フラッシュ デバイスが搭載されているデバイスを指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
例
次に、squeeze コマンドを使用して slot0 フラッシュ メモリ ファイルを削除してから、show flash コ
マンドを使用して削除を確認する例を示します。
Console> squeeze slot0:
All deleted files will be removed, proceed (y/n) [n]?y
Squeeze operation may take a while, proceed (y/n) [n]?y
..........................................................
Console> show flash
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1
.. 2
43B312DF 100fc0 15
1052608 Aug 12 1998 10:23:30 cat5k_r47_1.cbi
7336000 bytes available (1052608 bytes used)
Console>
関連コマンド
dir ― スイッチ
show flash
undelete ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-718
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
sync
sync
NVRAM(不揮発性 RAM)に現在作業中の環境変数およびエイリアスのコピーを書き込んで、これ
らを次のリセット時に読み込めるようにするには、sync コマンドを使用します。
sync
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、sync コマンドを使用する例を示します。
rommon 1 > sync
rommon 2 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-719
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
telnet
telnet
リモート ホストへの Telnet 接続を開始するには、telnet コマンドを使用します。
telnet host [port]
構文の説明
host
port
接続先リモート ホストの名前または IP アドレス
(任意)リモート ホスト上のポート接続
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、ホスト elvis との Telnet セッションを開始して、終了する例を示します。
Console> (enable) telnet elvis
Trying 192.122.174.11...
Connected to elvis.
Escape character is ’^]’.
UNIX(r) System V Release 4.0 (elvis)
login: fred
Password:
Last login: Thu Jun 11 09:25:01 from forster.cisc.rum
Sun Microsystems Inc.
SunOS 5.4
Generic July 1994
You have new mail.
% logout
Console> (enable)
関連コマンド
disconnect
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-720
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
test snmp trap
test snmp trap
トラップ レシーバーに SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ メッセージを送信す
るには、test snmp trap コマンドを使用します。
test snmp trap trap_num [specific_num]
構文の説明
トラップの番号
trap_num
(任意)定義済みトラップの番号
specific_num
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、トラップ 0 を実行する例を示します。
Console> (enable) test snmp trap 0
SNMP trap message sent. (4)
Console> (enable)
関連コマンド
set snmp trap
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-721
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
traceroute
traceroute
IP ネットワークを経由してスイッチから特定の宛先ホストに至るホップ単位パスを表示するには、
traceroute コマンドを使用します。
traceroute [-n] [-w wait_time] [-i initial_ttl] [-m max_ttl] [-p dest_port] [-q nqueries] [-t tos]
host [data_size]
構文の説明
-n
(任意)traceroute がパス上のホップごとに Domain Name System(DNS; ドメ
イン ネーム システム)検索を実行しないように設定します。
-w wait_time
(任意)traceroute が Internet Control Message Protocol(ICMP)応答メッセージ
を待機する期間(秒単位)。有効値は 1 ∼ 300 秒です(デフォルトは 5 秒)。
-i initial_ttl
(任意)traceroute が、デフォルトの Time to Live(TTL)値(1)の代わりに
initial_ttl に等しい TTL 値を使用して、ICMP データグラムを送信するように
設定します。
-m max_ttl
(任意)発信 ICMP データグラムの最大 TTL 値。有効値は 1 ∼ 255 です(デ
フォルト値は 30)。
-p dest_port
(任意)traceroute データグラムで使用される基本的な UDP 宛先ポート番号。
データグラムが送信されるたびに、この値は増分します。
-q nqueries
(任意)TTL 値ごとに送信するデータグラム数。nqueries の有効範囲は 1 ∼
1000 です(デフォルトは 3)。
-t tos
(任意)発信データグラムの IP ヘッダーに設定される Type of Service(ToS;
サービス タイプ)。tos の有効範囲は 0 ∼ 255 です(デフォルトは 0)
。
host
ドット付き表記(a.b.c.d)で指定された宛先ホストの IP エイリアスまたは IP
アドレス
data_size
デフォルト
(任意)デフォルトの 40 バイトに追加された、発信データグラムのバイト数。
有効範囲は 0 ∼ 1420 です(デフォルトは 0)。
traceroute host コマンドのデフォルト設定は、次のとおりです。
•
TTL の初期値(1)を使用して、40 バイトの ICMP データグラムを 3 つ送信します。
•
最大 TTL は 30 です。
•
タイムアウト期間は 5 秒です。
•
宛先 UDP ポート番号 33434 に対する ToS 指定は 0 です。
•
処理されたパス内の各ホストの初期 TTL は、1 だけ増分します。
•
処理されたパス内の宛先 UDP ポート番号は、1 だけ増分します。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
数値形式の IP アドレスのみが出力されます。
wait_time の有効範囲は 1 ∼ 300 秒です(デフォルトは 5 秒)。
-i initial_ttl キーワードおよび変数 traceroute を使用した場合は、initial_ttl ホップ未満の位置にある
ホストの処理が省略されます。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-722
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
traceroute
max_ttl の有効範囲は 1 ∼ 255 です(デフォルトは 30)。
dest_port の有効範囲は 1 ∼ 65535 です。デフォルトの基本ポートは 33434 です。このオプションは、
宛先ホストがデフォルトの traceroute ポート範囲内のポートを待ち受けている場合に使用します(こ
の状況は通常は発生しません)。
サービス タイプごとにルートが変更されるかどうかを確認するには、-t tos キーワードおよび変数
を使用します。
traceroute コマンドの発行後にこのコマンドを中断するには、Ctrl-C を押します。
traceroute コマンドは IP ヘッダーの TTL フィールドを使用して、ルータとサーバで特定のリター
ン メッセージが生成されるようにします。traceroute は最初に TTL フィールドを 1 に設定して、宛
先ホストに UDP データグラムを送信します。ルータは 1 または 0 の TTL 値を検出すると、データ
グラムを削除して、ICMP [time-exceeded] メッセージを送信側に返します。traceroute 機能は、ICMP
time-exceeded メッセージの送信元アドレス フィールドを調べ、最初のホップのアドレスを判別しま
す。
ネクスト ホップを識別するために、traceroute は TTL 値を 2 に設定した UDP パケットを再送信しま
す。最初のルータは、TTL フィールドを 1 だけ減らし、次のルータにデータグラムを送信します。
2 番めのルータは TTL 値が 1 の UDP パケットを参照し、データグラムを破棄して、送信元に
time-exceeded メッセージを返します。このように、データグラムが宛先ホストに到達するまで(ま
たは TTL の最大値に達するまで)
、TTL の値が増分され、処理が続けられます。
データグラムが宛先に到達した時期を判別するために、traceroute は、データグラムの UDP 宛先ポー
トに、宛先ホストが使用する可能性の少ない、非常に大きい値を設定します。また、ホストは認識
されないポート番号を持つデータグラムを受信すると、送信元に ICMP [port unreachable] エラーを
送信します。このエラー メッセージは、宛先に到達したことを traceroute 機能に伝えます。
Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、traceroute コマンドの送信元または宛先として参加できます。
ただし、これらのスイッチはレイヤ 2 デバイスであるため、IP ヘッダー内の TTL フィールドを調
べたり、TTL フィールドの値を小さくしたり、ICMP time-exceeded メッセージを送信したりするこ
とはありません。Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、traceroute コマンド出力内のホップとして表
示されません。
例
次に、traceroute コマンドを使用して、送信元から宛先ホスト サーバ 10 へのパスを判別する例を
示します。
Console> (enable) traceroute server10
traceroute to server10.company.com (172.16.22.7), 30 hops max, 40 byte packets
1 engineering-1.company.com (172.31.192.206) 2 ms 1 ms 1 ms
2 engineering-2.company.com (172.31.196.204) 2 ms 3 ms 2 ms
3 gateway_a.company.com (172.16.1.201) 6 ms 3 ms 3 ms
4 server10.company.com (172.16.22.7) 3 ms * 2 ms
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-723
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
traceroute
表 2-87 に、traceroute コマンド出力に含まれるフィールドの説明を示します。
表 2-87
traceroute コマンドの出力フィールド
フィールド
説明
30 hops max, 40 byte packets
最大 TTL 値および送信中の ICMP データグラムのサイズ
2 ms 1 ms 1 ms
各 ICMP データグラムがルータまたはホストに到達するまでの時間
と、ICMP time-exceeded メッセージがホストに戻るまでの時間の合
計(ミリ秒)
これらの値のあとに感嘆符が続く場合(20 ms ! など)は、宛先か
ら返される port-unreachable メッセージの TTL 値は 0 または 1 です。
通常、この状況は、宛先が着信データグラム内の TTL 値を ICMP 応
答の TTL として使用する場合に発生します。TTL が送信元と宛先
間のホップ数に等しい traceroute データグラムを宛先が受信しない
かぎり、応答は送信元に到達しません。
“*” は、データグラムに関する ICMP time-exceeded メッセージが受
信されるまでのタイムアウト期間を示します(デフォルトは 5 秒)。
3 ms * 2 ms
traceroute が time-exceeded または port-unreachable メッセージ以外の ICMP エラー メッセージを受
信した場合は、往復時間またはアスタリスク(*)の代わりに、表 2-88 に示されたエラー コードの
いずれかが出力されます。
表 2-88
traceroute のエラー メッセージ
ICMP Error Code 意味
関連コマンド
!N
ホストへのルートがありません。ネットワークに到達できません。
!H
ホストへのルートがありません。ホストに到達できません。
!P
接続が拒否されました。プロトコルに到達できません。
!F
フラグメンテーションが必要ですが、Do not Fragment(DF)ビットが設定さ
れています。
!S
送信元ルートに障害があります。
!A
管理上、通信が禁止されています。
?
未知のエラーが発生しました。
ping ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-724
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
unalias
unalias
エイリアスの名前および関連する値をエイリアス リストから削除するには、unalias コマンドを使
用します。
unalias name
構文の説明
name
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、unalias コマンドを使用してエイリアスを削除してから、その削除を確認する例を示します。
エイリアス名
rommon 1 > alias
r=repeat
h=history
?=help
b=boot
ls=dir
i=reset
k=stack
s=set
rommon 2 > unalias s
rommon 3 > alias
r=repeat
h=history
?=help
b=boot
ls=dir
i=reset
k=stack
rmmon 4 > s
monitor: command "s" not found
===========================================================================
関連コマンド
alias
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-725
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
undelete ― ROM モニタ
undelete ― ROM モニタ
削除済みファイルを復元するには、undelete コマンドを使用します。
undelete device:filename
構文の説明
device:
デバイス名
filename
復元するシステム イメージまたはコンフィギュレーション ファイルの名前
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
squeeze コマンドを使用しないかぎり、ファイル復元は可能です。squeeze コマンドを使用すると、
すべての削除済みファイルが永久的に削除されます。
例
次に、削除済みファイルを復元する例を示します。
rommon 1 > undelete bootflash:cat4000.6-1-1.bin
rommon 2 >
関連コマンド
del
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-726
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
undelete ― スイッチ
undelete ― スイッチ
フラッシュ メモリ デバイス上の削除済みファイルを復元するには、undelete コマンドを使用しま
す。
undelete index [[m/]device:]
構文の説明
削除済みファイルのインデックス番号を指定します。
index
m/
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号を指定します。
device:
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたデバイスの名前を指定します。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
削除済みファイルは、インデックスを使用して復元できます。同じ名前の複数の削除済みファイル
が存在することがあるため、ファイル名は使用しません。
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
復元するファイルのインデックス番号を取得するには、dir コマンドを使用します。
同名の有効ファイルが存在している場合は、ファイルを復元できません。既存のファイルを削除し
てから、目的のファイルを復元する必要があります。
1 ファイルにつき、15 回まで削除と復元を繰り返すことができます。
ファイルを永久的に削除するには、squeeze ― スイッチ コマンドを使用します。
例
次に、インデックスが 1 の削除済みファイルを復元し、show flash コマンドを使用して確認する例
を示します。
Console> (enable) undelete 1 bootflash:
Console> (enable) show flash
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length1 .. ffffffff a638976e 3627ec
23 3286891
2 .. ffffffff a6a84c93 365f74
17
14086
3 .. ffffffff 141a9127 70b7cc
29 3823575
-----date/time-----Jan 01 1999 07:04:37
Jan 29 1999 02:33:56
Mar 09 1999 19:15:55
name
cat5000-supn
switch_confg
cat5000-supn
1428272 bytes available (6173904 bytes used)
Console> (enable)
関連コマンド
delete
show flash
squeeze ― スイッチ
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-727
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
unset=varname
unset=varname
変数リストから変数名を削除するには、unset=varname コマンドを使用します。
unset=varname
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、set コマンドで変数リストを表示し、unset コマンドで変数リストから変数名を削除して、set
コマンドで変数リストを表示して目的の変数が削除されたことを確認する例を示します。
rommon 1 >
PS1=rommon
BOOT=
?=0
rommon 2 >
rommon 3 >
PS1=rommon
BOOT=
rommon 4 >
関連コマンド
set
! >
unset=0
set
! >
varname=
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-728
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
upload
upload
ネットワーク ホストにソフトウェア イメージをアップロードするには、upload コマンドを使用し
ます。
upload host file [mod] [rcp | tftp]
構文の説明
デフォルト
host
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
file
イメージ ファイル名
mod
(任意)イメージ ファイルのアップロード元となるモジュールの番号
rcp
(任意)Remote Copy Protocol(RCP)を使用して、ネットワーク ホストにソ
フトウェア イメージをアップロードします。
tftp
(任意)Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サー
バへのコピー、または TFTP サーバからのコピーを許可します。
デフォルト設定は次のとおりです。
•
別のアップロード タイプを指定しない場合は、TFTP が使用されます。
•
別のモジュール番号を指定しない場合は、モジュール 1 が使用されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
Route Switch Module(RSM)にソフトウェア イメージをアップロードするには、session コマンドを
使用します。
例
次に、ホスト mercury からファイル c4006_11.bin にスーパバイザ イメージをアップロードする例を
示します。
Console> (enable) upload mercury c4006_11.bin
Upload Module 1 image to c4006_11.bin on mercury (y/n) [n]? y
/
Done. Finished Network Upload. (153908 bytes)
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-729
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
upload
次に、RCP を使用して、ホスト mercury からスーパバイザ エンジン モジュールにファイル
c4000_spv11.bin をアップロードする例を示します。
Console> (enable) upload mercury c4000_spv11.bin rcp
Upload image c4000_spv11.bin from mercury to module 1FLASH (y/n) [n]? y
\
Finished network single module download. (2418396 bytes)
FLASH on Catalyst:
Type
Intel 28F008
Address
20000000
Location
NMP (P3) 4MB SIM
Erasing flash sector...done.
Programming flash sector...done.
Erasing flash sector...done.
Programming flash sector...done.
The system needs to be reset to run the new image.
Console> (enable)
関連コマンド
download
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-730
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
varname=
varname=
特定の変数に変数名を設定するには、varname= コマンドを使用します。
varname=value
構文の説明
varname=
変数名
value
任意の ROM モニタ コマンド
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
構文 varname= は、変数を NULL ストリングに設定します。
等号(=)の前後にスペースを入力しないでください。変数名にスペースを含める場合は、value を
引用符で囲む必要があります。判別しやすいように、変数名は大文字で記述してください。
例
次に、値に変数名を割り当てる例を示します。
rommon 1 > s=set
rommon 2 > s
PS1=rommon ! >
BOOT=
?=0
rommon 3 >
関連コマンド
unset=varname
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-731
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
verify
verify
フラッシュ デバイス上のファイルのチェックサムを確認するには、verify コマンドを使用します。
verify [[m/]device:] filename
構文の説明
m/
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたスーパバイザ エンジンのモジュー
ル番号
device:
(任意)フラッシュ デバイスが搭載されたデバイスの名前
filename
コンフィギュレーション ファイル名
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
装置を指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。
例
次に、verify コマンドを使用する例を示します。
Console> verify cat4k_r47_1.cbi
..........................................................
File cat4k_r47_1.cbi verified OK.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-732
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
version
version
スイッチで使用されているハードウェアおよびソフトウェアのバージョンを表示するには、version
コマンドを使用します。
version
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
ROM モニタ コマンド
コマンド モード
ユーザ
例
次に、スイッチで使用されているハードウェアおよびソフトウェアのバージョンを表示する例を示
します。
rommon 1 > version
WS-X4012 bootrom version 4.5(1), built on 1999.03.29 21:04:04
H/W Revisions:
Meteor: 4
Comet: 8
Board: 2
Supervisor MAC addresses: 00:d0:58:70:a1:00 through 00:d0:58:70:a4:ff (1024 addresses)
Installed memory: 64 MB
rommon 2 >
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-733
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
wait
wait
次のコマンドを実行するまで、指定された秒数だけ CLI(コマンドライン インターフェイス)を停
止するには、wait コマンドを使用します。
wait seconds
構文の説明
seconds
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
ユーザ
使用上の注意事項
このコマンドは、コンフィギュレーション ファイルに追加することができます。
例
次に、CLI を 5 秒間停止する例を示します。
CLI が待機する秒数を指定します。
Console> wait 5
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-734
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
whichboot
whichboot
スイッチをブートするために使用されたファイルを判別するには、whichboot コマンドを使用しま
す。
whichboot
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、スイッチをブートするために使用されたファイルを判別する例を示します。
Console> whichboot
Boot image name is 'slot0:cat6000-sup.6-1-1.bin'.
Console>
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-735
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write
write
ホスト、端末、またはメモリにデフォルト以外の設定をアップロードまたは表示するには、write コ
マンド セットを使用します。
write {host file | network | terminal} [rcp all]
write memory
構文の説明
host
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
file
コンフィギュレーション ファイル名
network
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス、およびアップロードするファイ
ル名を対話式に入力します。
terminal
端末上のデフォルト以外のコンフィギュレーション ファイルを表示します。
rcp
(任意)Remote Copy Protocol(RCP)を使用して、ホストにソフトウェア イ
メージをアップロードします。
all
(任意)IP アドレスなど、すべてのモジュールおよびシステムの設定情報を表
示します。
memory
現在のコンフィギュレーションを指定場所にアップロードします。
デフォルト
デフォルト以外の設定のみがアップロードまたは表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
デフォルトおよびデフォルト以外の両方のコンフィギュレーションをアップロードまたは表示す
るには、キーワード all を使用します。
write host file コマンドは、write network コマンドの省略形です。
ソフトウェアを Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)モジュールにアップロード
する場合は、write network コマンドを使用できません。write network コマンドを使用する場合は、
ファイルがホスト上に存在していなければなりません(ファイルを作成するには、UNIX の touch
filename コマンドを使用します)。
write memory コマンドを適用できるのは、設定をテキスト ファイルに保存するようにスイッチが
設定されている場合のみです。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-736
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write
例
次のセッション例では、モジュール 1 は 2 ポート スーパバイザ エンジン モジュール、モジュール
2 は 12 ポート 10/100BASE-T スイッチド イーサネット モジュール、モジュール 3 および 5 は空、モ
ジュール 4 は Fiber Distributed Data Interface(FDDI)モジュールであると想定しています。ATM 設
定の詳細を参照するには、特殊なモジュール モードを使用する必要があります。
次に、write network コマンドを使用してホスト mercury にファイル system5.cfg をアップロードす
る例を示します。
Console> (enable) write network
IP address or name of host? mercury
Name of configuration file to write? system5.cfg
Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y
/
Done. Finished Network Upload. (9003 bytes)
Console> (enable)
次に、write network rcp コマンドを使用して、ホスト mercury にファイル system5.cfg をアップロー
ドする例を示します。
Console> (enable) write network rcp
IP address or name of host? mercury
Name of configuration file to write? system5.cfg
Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y
/
Done. Finished Network Upload. (9003 bytes)
Console> (enable)
次に、write host file コマンドを省略形として使用して、ホスト mercury にファイル system5.cfg を
アップロードする例を示します。
Console> (enable) write mercury system5.cfg
Upload configuration to system5.cfg on mercury (y/n) [y]? y
/
Done. Finished Network Upload. (9003 bytes)
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-737
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write
次に、write terminal all コマンドを使用して、端末のコンフィギュレーション ファイル全体(デ
フォルトおよびデフォルト以外)を表示する例(出力の一部)を示します。
Console> (enable) write terminal all
begin
set password $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
set enablepass $1$FMFQ$HfZR5DUszVHIRhrz4h6V70
set prompt Console>
!
#system
set system baud 9600
set system modem disable
set system name
set system location
set system contact
!
#snmp
set snmp community read-only public
set snmp community read-write private
set snmp community read-write-all secret
set snmp trap disable
!
#vlan/trunk
set vlan 1
1/1-2,4/1
set vlan 2
2/1-5
!
#trunks
!
#cam
set cam agingtime 1
300
set cam agingtime 2
300
!
#ip
set interface sc0 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0
set interface sl0 0.0.0.0 0.0.0.0
set ip redirect
enable
set ip unreachable
disable
set ip fragmentation enable
set ip alias default
0.0.0.0
set arp agingtime 1200
!
...
(テキスト出力は省略)
Console> (enable)
次に、実行システム コンフィギュレーションを指定場所にアップロードする例を示します。
Console> (enable) write memory
Upload configuration to bootflash:switch.cfg
7165844 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
Console> (enable)
関連コマンド
copy
show config
set config mode
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-738
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write tech-support
write tech-support
スイッチのステータス情報を含むレポートを生成したり、コマンドの出力を Trivial File Transfer
Mode(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバにアップロードして Technical Assistance Center
(TAC)に送信するには、write tech-support コマンドを使用します。
write tech-support host file [module mod] [vlan vlan] [mistp-instance instance] [mst instance]
[memory] [config]
write tech-support host file [port mod/port] [vlan vlan] [mistp-instance instance] [mst instance]
[memory] [config]
構文の説明
デフォルト
host
ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス
file
コンフィギュレーション ファイル名
module mod
(任意)モジュール番号
vlan vlan
(任意)VLAN(仮想 LAN)。有効値は 1 ∼ 1001 です。
port mod/port
(任意)モジュールおよびモジュールのポート
mistp-instance instance
(任意)Multi-Instance Spanning-Tree Protocol[MISTP] インスタンス番号。
有効値は 1 ∼ 16 です。
mst instance
(任意)Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンス番号を指定します。
有効値は 0 ∼ 15 です。
memory
(任意)メモリおよびプロセッサのステート情報
config
(任意)スイッチの設定情報
テクニカルサポートに関連する show コマンドの出力を表示します。
(注)
表示する情報タイプを指定するには、キーワードを指定します。パラメータを指定しない場合は、
設定、メモリ、モジュール、ポート、インスタンス データ、VLAN データがすべて表示されます。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
使用上の注意事項
注意
(注)
スパニングツリーが不安定にならないようにするため、特定のスイッチ上またはネットワーク セ
グメントの複数のスイッチ上では、複数の write tech-support を実行しないでください。
write tech-supportコマンドが出力ファイルへの書き込みを行っているときにCtrl-Cを押すと、
TFTP
サーバに不完全なファイルが出力されることがあります。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-739
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write tech-support
(注)
情報をファイルにアップロードする場合は、目的のファイルが TFTP サーバ上に存在していて適切
な権限が設定されていること、およびネットワーク接続が良好であることを確認してから、write
tech-support コマンドを発行してください。
write tech-support コマンドに config キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示され
ます。
•
show config
•
show flash
•
show log
•
show microcode
•
show module
•
show port
•
show spantree active
•
show spantree summary
•
show system
•
show test
•
show trunk
•
show version
•
show vlan
(注)
MISTP が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力
の代わりに、show spantree mistp-instance active および show spantree summary mistp-instance コマ
ンドの出力が表示されます。
(注)
MST が稼働している場合は、show spantree active および show spantree summary コマンドの出力
の代わりに、show spantree mst および show spantree summary mst コマンドの出力が表示されます。
write tech-support コマンドに memory キーワードを指定した場合は、次のコマンドの出力が表示さ
れます。
•
ps
•
ps -c
•
show cam static
•
show cam system
•
show flash
•
show memory buffers
•
show microcode
•
show module
•
show proc
•
show proc mem
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-740
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write tech-support
•
show proc cpu
•
show system
•
show spantree active
•
show version
モジュール、ポート、または VLAN 番号を指定すると、一般的なシステム情報、および指定された
コンポーネントの情報が表示されます。
例
次に、テクニカル レポートをアップロードする例を示します。
Console> (enable) write tech-support 172.20.32.10 tech.txt
Upload tech-report to tech.txt on 172.20.32.10 (y/n) [n]? y
/
Finished network upload. (67784 bytes)
Console> (enable)
関連コマンド
show tech-support
「使用上の注意事項」にリストされているコマンドも参照してください。
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-741
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write terminal
write terminal
稼働中のメモリ内の現在の設定情報を表示するには、write terminal コマンドを使用します。
write terminal [all]
構文の説明
all
デフォルト
このコマンドにはデフォルト設定はありません。
コマンド タイプ
スイッチ コマンド
コマンド モード
イネーブル
例
次に、現在のシステム設定情報を表示する例を示します。
(任意)すべての設定情報
Console> (enable) write terminal
......
..
begin
!
# ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
!
!
#Time: Tue Aug 3 1999, 07:32:26
!
#version 5.3(0.90)ASP
!
!
#frame distribution method
set port channel all distribution mac both
!
#vtp
set vtp domain Lab_Network
set vtp pruning enable
set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active
set vlan 2 name VLAN0002 type ethernet mtu 1500 said 100002 state active
set vlan 3 name VLAN0003 type ethernet mtu 1500 said 100003 state active
set vlan 4 name VLAN0004 type ethernet mtu 1500 said 100004 state active
set vlan 5 name VLAN0005 type ethernet mtu 1500 said 100005 state active
set vlan 6 name VLAN0006 type ethernet mtu 1500 said 100006 state active
set vlan 10 name VLAN0010 type ethernet mtu 1500 said 100010 state active
set vlan 20 name VLAN0020 type ethernet mtu 1500 said 100020 state active
set vlan 50 name VLAN0050 type ethernet mtu 1500 said 100050 state active
set vlan 100 name VLAN0100 type ethernet mtu 1500 said 100100 state active
set vlan 152 name VLAN0152 type ethernet mtu 1500 said 100152 state active
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
200
300
303
304
305
349
350
351
400
500
521
524
name
name
name
name
name
name
name
name
name
name
name
name
VLAN0200
VLAN0300
VLAN0303
VLAN0304
VLAN0305
VLAN0349
VLAN0350
VLAN0351
VLAN0400
VLAN0500
VLAN0521
VLAN0524
type
type
type
type
type
type
type
type
type
type
type
type
ethernet
ethernet
fddi mtu
fddi mtu
fddi mtu
fddi mtu
fddi mtu
fddi mtu
ethernet
ethernet
ethernet
ethernet
mtu 1500 said 100200 state active
mtu 1500 said 100300 state active
1500 said 100303 state active
1500 said 100304 state active
1500 said 100305 state active
1500 said 100349 state active
1500 said 100350 state active
1500 said 100351 state active
mtu 1500 said 100400 state active
mtu 1500 said 100500 state active
mtu 1500 said 100521 state active
mtu 1500 said 100524 state active
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
2-742
OL-5832-01-J
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write terminal
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
set
!
#ip
set
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
vlan
570 name VLAN0570 type ethernet mtu 1500 said 100570 state active
801 name VLAN0801 type trbrf mtu 4472 said 100801 state active bridge
850 name VLAN0850 type ethernet mtu 1500 said 100850 state active
917 name VLAN0917 type ethernet mtu 1500 said 100917 state active
999 name VLAN0999 type ethernet mtu 1500 said 100999 state active
1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active
1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state acti
1005 name trnet-default type trbrf mtu 1500 said 101005 state active b
802 name VLAN0802 type trcrf mtu 4472 said 100802 state active parent
1003 name token-ring-default type trcrf mtu 1500 said 101003 state act
3 translation 303 translation 0
4 translation 304 translation 0
5 translation 305 translation 0
303 translation 3 translation 0
304 translation 4 translation 0
305 translation 5 translation 0
351 translation 524 translation 0
524 translation 351 translation 0
interface sc0 5 172.20.52.124/255.255.255.248 172.20.52.127
set ip route 0.0.0.0/0.0.0.0
172.20.52.125
!
#spantree
#vlan 801
set spantree fwddelay 4
801
set spantree maxage
10
801
#vlan 802
set spantree fwddelay 4
802
set spantree maxage
10
802
set spantree portstate 802 block 801
!
#set boot command
set boot auto-config non-recurring
!
#Port Channel
set port channel 7/7-8 3
set port channel 7/5-6 21
!
#module 1 : 2-port 1000BaseX Supervisor IIIG
!
#module 2 empty
!
#module 3 : 2-port DS3 Dual PHY ATM
!
#module 4 empty
!
#module 5 empty
!
#module 6 : 48-port 10BaseT Ethernet
!
#module 7 : 24-port 10/100BaseTX Ethernet
set trunk 7/1 desirable isl 1-1005
set trunk 7/2 desirable isl 1-1005
set trunk 7/3 desirable isl 1-1005
set trunk 7/4 desirable isl 1-1005
nt7/1-6 mode desirable silent
!
#module 8 empty
!
#module 9 empty
!
#module 15 empty
!
#module 16 empty
end
Console> (enable)
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
OL-5832-01-J
2-743
第2章
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/Catalyst 2980G スイッチおよび ROM モニタ コマンド
write terminal
Catalyst 4500 シリーズ、Catalyst 2948G/2980G スイッチ コマンド リファレンス
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