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H25 - 園田学園女子大学
TBAN(トバン)とは・・・私たちが考えた言葉です。To Be A Nurse の頭文字を取って、学科だよりに名付け ました。全員がなりたい自分(看護師、保健師、助産師)になれるように、また自分のゴールに向かって 進めるようにという想いを込めて考えました。 園田学園女子大学 人間健康学部人間看護学科 第 14 号 発行日:平成 26 年 2 月 6 日 発行者:TBAN 委員 (2 年生)高田瑞希 友金亜由美 福永瑞季 (1 年生)瀬部百合子 徳留愛美 学生支援活動委員会 目次 1.実習科目構成・・・・・・・・・・・・・・・・P 1 2.けやき祭 ・・・・・・・・・・・・・・・P 2 3.ウエルネス社会体験演習・・・・・・・・・・・P 3 4.まちの保健室実習 ・・・・・・・・・・・・P 4 5.1 回生学内演習 ・・・・・・・・・・・・ P 5 6.ファースト基礎実習(2 回生)・・・・・・・・・P 7 7.ステップアップ実習(2 回生)・・・・・・・・・P 8 8.3 回生からのメッセージ:領域別実習・・・・・ P 9 9.4 回生からのメッセージ ・・・・・・・・・・ P 10 10.助産師課程からのメッセージ ・・・・・・・・P 11 11.となりの研究室 ・・・・・・・・・・P 12 12.編集後記 ・・・・・・・・・・P 13 3.まちの保険室実習 ・・・・・・・・・・・・P 3 4.1 回生学内演習 ・・・・・・・・・・・・ P 4 5.ファースト基礎実習(2 回生)・・・・・・・・・P 6 H25 年度実習科目構成 実習の段階 実習科目 第 1 段階 「まちの保健室」 社会・健康生活と向き合う 第2段階 「フアースト基礎実習」 クライエント・看護と向き合う 「ステップアップ実習」 第 3 段階 「育成看護学実習(母性)」 クライエントと家族・その状況に向き合う 「育成看護学実習(小児)」 「成熟看護学実習(成人)」 「成熟看護学実習(精神)」 「老熟看護学実習」 第4段階 「育成連携支援実習」(母性・小児) 組織・集団と向き合う 「地域看護学実習」 「在宅連携支援実習」 「経験値統合実習」 選択科目 助産学実習 H25 年度実習展開図 第 1 学期 4月 5月 6月 第 2 学期 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 1 年 次 2 年 次 3 年 次 4 年 次 ウエルネス社会体験演習 まちの保健室 フアースト基礎実習 育成看護学実習(母性)(小児) 、成熟看護学実習(成人・精神)、老熟看護学実習 育成連携支援実習(母性・小児)、地域看護学実習、在宅連携支援実習 助産学実習 1 経験値統合実習 第50回けやき祭 10月19日(土) 20日(日) 園田学園女子大学で「けやき祭」が開催されました。♪ 園田学園女子大学で「けやき祭」が開催されました♪ 模擬店やフリーマーケットも出店し、 タレントさんたちも 模擬店やフリーマーケット、タレントさんや芸人さんも登場 登場するなど楽しいひと時でした。♪ しました。 病院ごっこでは小児ゼミと 2年生有志が参加しました。 学生が子供たちに 読み聞かせをして います。 学生や地域住民の方々が参加し、盛り上がりました。 忙しい最中に時 間を見つけて練 習しました。 2 これまでの自己の生活や体験と向き合い、地域で生活する人々の 生活や、健康に対する考えと比較することで生活観、健康観につ いて理解を深めます。そして、地域の人の生活観、健康観が地域 の健康に及ぼす影響を考え、ウエルネス社会の現状と課題につい て考えることを目的としています。 学生それぞれがテーマを決め、地域の方に インタビューをしましたが、初対面であり、 インタビューすることは難しく、また、その 結果から、その人の健康に対する考え方を 見つけられるような質問内容を考えるのに も時間がかかりました。教員に何度も質問 あなたの健康 内容の指導を受け、インタビューをすること 法は何でしょ うか? ができました。最後には学内でグループ発 表を行い、グループで協力して達成するこ との喜びも感じることができました。 3 1回生は、授業で「まちの保健室」の役割 などを習った後、学生たちは、ボランテイア として出前型まちの保健室に参加しました。 地域住民の健康について考える機会と なりました。 園田学園女子大学では、毎週水曜日午後に、地域住民を対象 にした健康増進を目指し、健康相談室として「まちの保健室」 を開催しています。 まちの保健室では、血圧、体脂肪、骨密度、動脈硬化など の測定をしています。 まちの保健室のボランテイアを 終えて・・・ まちの保健室を、毎回利用されて いる方がおられます。またご友人同 士、ご夫婦で参加される方もおられ、 微笑ましい気がしました。 エレベーターを使わず階段を 使用される方が多く、お元気な姿に 驚きました。 これが若さの秘訣 かなあ・・・ ほかにも、色々な テーマでミニ講話 を行っています。 4 初めての技術試験は、 リネンチェンジでした。 しわのない清潔なベッド 作成が素早くできるよう に、何度も自己学習 しました。 後期は、温罨法、洗髪、 清拭など、お湯を使って 演習を行いました。 お湯の温度を自分の肌で感じ、 最適な湯の温度に調整する 練習や、療養者さんの保温や プライバシーに気をつけるなど、 たくさん工夫しました。 足がだるいとか 寒 いとか は ない でしょうか? はい大丈 夫です。 5 安楽に気を つけてね。 声かけは上手に できるように なったわね。 援助者は清拭だけ でなく、環境を整える ことも大切だと改めて 認識しました。 療養者役をしましたが、 援助者がコミュニケーション を取りながら清拭をしてくれ たので安心しました。 どうしても手順ばかりに 気を取られ、観察をする ことを忘れがちでした。 1 回生は、まだまだ学ぶことがたくさんあって、大変ですが、療養者役や 援助者役をすることで、援助の工夫によって、爽快感や安心感が得られる ということも発見できました。これからも新しいことをひとつひとつ学んでい きたいと思います。 6 ファースト基礎実習 2回生は、H25 年7月8日 ~ 7月 12 日 の 1 週間の実習 期間でした。実習病院で、受け持ち患者様とコミュニケーションを とったり、病室の環境整備など実施しました。早くいろいろな援助 ができるようになりたいと思いました。 グループでファースト 基礎実習での学びを 振り返り、全体発表 に向けて、意見交換 をしました。 発表 「ファースト基礎実習で学びは、 初めての実習で緊張しながらも 患者様とコミュニケーションを 図ることができ、生活上の問題 を捉えることができました。」 たくさんの学び を忘れずに!! 7 仲間と協力し合う大切 さや、相手の立場に 立って物事を考える 大切さを学びました。 ステップアップ実習 2回生は、H25 年 12 月 2 日 ~ 12 月 13 日 の 2 週間、 病院にて実際に患者様のお一人を受け持たせて頂き、日常生活 に関する援助を実施しました。 初めて、「看護過程の展開」を経験してきました☆難しかったけれ ど看護の芽が少し芽生えた気がしました。 実習に向けて 援助の工夫 は何? 授業の空き時間に演習室を 使用し、実際の患者様への援助 を想定して、各グループで 自己学習を深めていきました☆ 実習中は日々の記録で、それぞれ の学びを深め、受け持ち患者様 にどのような援助が必要なのか 考えていきました☆ 慣れない記録と日々奮闘し、実習後はカンファレンスを行いグループメンバーや 指導者さん、教員との学びの共有を図り看護へつなげていきました☆ 8 3回生からのメッセージ 領域別実習 今までの勉強や知識と実習での実際をつなげる 大変だったこと ことが大変だった。 知識と患者様に起きている状況が結びつかず、 記録のまとめに時間がかかった。 実習は自分の生活リズムが変化する ので、まずは体調を整えて、身体的に も精神的にも良い状態でなくては いけないと思った。 自分自身のコントロールが大変だった。 成長したこと 看護は疾患だけ ではなく、 その人個人を 捉えることが大 切だと感じた。 かった 疾患を持った A さんという人を見るのではなく、 A さんという人が疾患を持っている、というように、 生活者としての A さんを捉える重要さを学んだ。 。 教科書で勉強するだけでは「人」は見られないことを学べた。 学生も生活者であり、人生経験を積んでいくことが 看護者としての成長につながると感じた。 患者様やチームの情報を共有することの大切さが 理解できた。 9 統合実習では、認知症の方を受け持ち、最初は患者様と コミュニケーションが上手くとれず、関係を築いていくことが 大変でした。 しかし看護援助や日々の関わりを通して患者様との距離が近づき、 関係を築いていくことができました。 また患者様との関わりについて、論文をまとめることで、自分を振り返る事 ができ、今後の自己課題を見つかり、とても良い学びになりました。 今後の課題を見つけられ、とても良い学びができました。 在宅連携支援実習で 50 歳代の男性を受け持たせていただきました。 その患者様は、在宅では、褥瘡悪化• 創傷処置目的のため訪問看護を 導入し、週 2 回のデイサービスを利用していました。 頻回の訪問や適切な処置により創部の改善がみられてきたために、 訪問看護の回数を減らし、本人が楽しみにしているデイサービスの利用を、 週 3 回に増やせるように、看護師は、ケアマネージャーと調整していました。 対象者の希望を尊重し、必要とする社会資源とサービスの量を配慮しながら 援助内容を決定していることについて学ぶことができました。 実習や実習後の振り返りを通して 患者様との関わりの大切さ や患者様の生活リズムや意欲に 対する援助の重要性を知る ことができました。 実習が進む 実習 につれ、患者様の言動や 意識の小さな変化に気づけるよう になり、尐しずつ成長して いる自分が嬉しく思えました。今後もこの経験を活かし、患者様との関わりを深めて いきたいです。 私は、経験値統合実習で「生活リズムと意欲の関係性について」という テーマで論文を書きました。このテーマは 3 回生の実習で、意欲低下の ある患者様を受け持ったときに、自分の知識や経験丌足から患者様の 意欲を向上させることができなかったことがきっかけとなりました。 4回生では、もっと学びを増やし、意欲の向上に対する援助について深め、 患者様としっかり向き合いました。 そして実習を終え、論文を完成することができ、「意欲」への援助も 理解できました。 卒業後は、自分の理想像の看護師、助産師、保健師、養護教諭に 向かって進んでいきたいと思います! 10 助産師課程の4回生のメッセージ 貴重なお時間を割いて頂き、助産師課程で学んでいる先輩方から 私たち後輩へのメッセージを頂戴しました。これからのご活躍が期待できる 先輩ばかりでした。☆ 助産師の魅力とは何ですか? やはり生命の誕生に関われることです。 「命」に携わっていることで、生命の素晴らしさや生きていく意味など 考えさせられました。 命に深く関わっていけることが最大の魅力だと思います。 実習で辛いことは何ですか? 膨大な実習記録です。助産の実習課題に関しての 記録類の他に色々とレポートがあり、睡眠時間を 極限まで減らして記録をまとめるのは とても大変でした。 それでもお母さんになる方々のサポートをすることで 感謝の言葉を頂けたときは、とても達成感がありました。 後輩の私たちにメッセージをお願いします! 助産師になるためには本当に大変な試練がいくつもありますが 実際に対象者と携わっていく中で得られるものがたくさんあると思います。 しんどい実習を乗り越えて患者さんの笑顔を見られたときは やってきて良かった!と心から思います。 是非、皆さんにも頑張って助産師を目指してほしいと思っています! 11 ♪今年度は、専門支持科目:生体機能学の教授でいらっしゃる鵜山治先生にお話を伺いました。 鵜山先生は医師でもあり大学教授でもありますが、とても気さくな先生です♪ 学生:解剖学・生理学の勉強は学生がとても苦労していますが、勉強方法はどのようにすれば良いですか。 先生: 学習時間をかけること、そして知識の引き出しを作ることですね。今の学生は、ゆとり教育のため勉強するくせ がついていないから勉強するくせをつけなくてはならない。また、学生は看護の勉強は大変だと思っている が、私が学生の時は1~5限までびっしり授業がつまっていたのですよ。ただ、学生はお金がかかるからと、ア ルバイトをするから、大変になるのですよ。アルバイトは身体的スタミナで、勉強は知的スタミナ。知的スタミナ を付けてください。 国家資格を得ることができる大学・学科は、遊ぶところではなく、勉強するところだと自覚してください。 学生:解剖学・生理学を勉強することで、臨床の場で役立つことや重要性は何ですか。 先生:解剖学・生理学は人間の正常な状態を勉強しています。人間の正常を把握しないと、異常は把握できないので すよ。 しかし、試験は簡単に通さないのは愛のムチだと思ってください。 学生:医師の目から見て、学生がこの4年間で医学的な知識以外で学ばなければならないこと、身につけなければ ならないことは何だと思いますか。 先生:教養。患者さんはいろんな人がいるから、それぞれと同じ目線で対応できるようにしなければなりません。 だから、言葉遣いもそれぞれに適した言葉を使えるようにしなくてはなりません。 新聞で世間の動きを把握してください。 学生:将来、学生にどんな看護師になって欲しいとお思いですか。 先生:優しい看護師ですね。患者さんの痛み、苦しさを理解できるような。患者さんは病院や医師を変えることはでき る。しかし看護師さんを変えることは難しい。患者さんの印象は看護師の対応で変わるからね。あと、看護師に 良く言うのは、アバウトであるな。医療に携わる者は、約束を守らないといけない。自分に厳しく、人に甘く。患者 さんがどういう状態か考えて行動しなければなりません。 学生:ありがとうございました。胸に響く 言葉がたくさんあり、頑張らなけ ればならないと思いました。 貴重なお話ありがとうございました。 これからも優しくて誰からも信頼され る看護師を目指していきます。 12 編集後記 1 回 生 1 回生はウエルネス社会体験演習やまちの保健室など、 地域の方々と接することで、健康について視野を広げる ことが出きて良い経験になりました☆ 初めての事ばかりでしたが、地域の方々との関わりを大切 にして健康を考えていきたいと思いました。☆ 瀬部 百合子 徳留 愛美 2 回 生 2回生はまちの保健室実習、 ファースト基礎実習やステップアップ実習 を通して、これまでの学びを深めてきました☆ ナースの援助を体験することにより、 看護の難しさ、楽しさなど感じとることができ、 とても良い経験となりました☆ このようなことを記事にする喜びも見つけることが でき感謝いたします☆ 高田 瑞希 友金 亜由美 福永 瑞季 13