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看護師養成の給付対象化を求める

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看護師養成の給付対象化を求める
News Release
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2014 年 4 月 17 日
厚労省職業安定局に要望書を提出
看護師養成の給付対象化を求める
を訴え
公益社団法人日本看護協会(会長:坂本すが、
会員 68 万人)は 4 月 17 日、厚生労働省の岡崎
淳一職業安定局長に対し「平成 27 年度予算に関
する要望書」を提出しました。坂本すが会長は
じめ、菊池令子副会長、井伊久美子専務理事、
松月みどり常任理事が同省を訪問しました。
坂本会長は看護師養成教育を改正雇用保険法
による教育訓練給付の対象とすること、ナース
センターとハローワークの連携強化による看護
職員確保の推進の 2 点を要望しました。
岡崎局長に要望書を手渡す坂本会長(左)
改正雇用保険法が 3 月 28 日に成立し、厚生
労働大臣が指定する講座を受ける場合の給付期間が従来の 2 年から最大 3 年に延長され
ます。現在、10 月 1 日の施行に向け、対象について労働政策審議会職業能力開発分科
会で議論されています。こうした背景を踏まえ、坂本会長は「教育訓練給付金」「教育
訓練支援給付金」制度の対象に「看護師 3 年課程養成教育」を指定することなどを訴え
ました。これに対して、岡崎局長は「給付期間の延長は看護師養成を念頭にしたもの。
給付金を活用して看護師を目指す人が増えることを期待している」と述べました。また、
ナースセンターとハローワークの連携については、「連携モデル事業を行っている 3 県
(福島、富山、兵庫)以外でも取り組みを進めたい」と答えました。
報道関係の皆さまにおかれましては、本会の趣旨をご理解いただき、さまざまな機会
にご紹介いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
重点要望
1. 看護師養成教育を改正雇用保険法による教育訓練給付の対象
としていただきたい
2. ナースセンターとハローワークの連携強化による看護職員確保の
さらなる推進
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8067
E メール [email protected]
ホームページ http://www.nurse.or.jp/
平成26年4月17日
厚生労働省職業安定局
局長岡崎淳一殿
会
公益社団法人日本看護協会
長坂本す
罷謹日
叫棚南
涯向言
平成27年度予算に関する要望書
地域における医療・介護の総合的な提供体制整備は喫緊の課題であり、その
ためには医療従事者の確保が不可欠です。わけても看護職員については、その
勤務環境の厳しさから確保困難の状況が続いており、この間、国をはじめ関係
機関・団体の努力によって確保定着対策が進められてきたところです。
18歳人口の減少に伴い、近年看護師養成機関における社会人経験者の受け入
れ数が増加しております。意欲と能力のある社会人経験者の看護師としての活
躍は大いに期待されるところですが、就学期間中の経済的な支援が望まれます。
また、看護資格者の転職や、いわゆる潜在看護職員の再就業の支援について
は、日本看護協会・都道府県看護協会も都道府県ナースセンターを拠点に取り
組んでまいりましたが、ナースセンターの無料職業紹介事業とハローワーク双
方の強みを活かした紹介あっせんの拡充にむけて、実質的な連携を進める必要
があります。
つきましては、平成27年度予算案の編成にあたって、以下の事項についてご
尽力を賜りたく、強く要望いたします。
要望事項
1.看護師養成教育を改正雇用保険法による教育訓練給付の対象と
していただきたい
2.ナースセンターとハローワークの連携強化による看護職員確保
のさらなる推進
看護師養成教育を改正雇用保険法による教育訓練給付の対象と
していただきたい
【要望】
①改正雇用保険法の施行に伴い拡充される教育訓練給付金」「教育訓練支
援給付金制度の対象となる訓練講座として、看護師3年課程養成教育」
を指定されたい
②看護系大学に編入学する大卒社会人経験者についても教育訓練給付の受給
を可能とされたい
③看護師資格を目指す社会人等に対し、制度利用について適切に情報提供を
されたい
長巨!豊d)1手^
18歳人口の減少に伴い、近年看護師養成機関における社会人経験者の受け入れ数が増
加している。意欲と能力のある社会人経験者の看護職としての活躍は大いに期待されるところ
であるが、医療介護現場での実習が長期に及ぶことなどから、就学の傍らアルバイトなどによ
つて学費・生活費等を得ることはきわめて困難で、就学期間中の経済的な支援が望まれる。
先に成立した改正雇用保険法の施行に伴い、いわゆる社会人の「学びなおし」によるキャリア
形成支援として「教育訓練給付金」「教育訓練支援給付金」制度が拡充され支給対象訓練講座
が拡大されることとなるが、ぜひとも「看護師 3年課程養成教育」を支給対象訓練として追加され
たい
また、看護系大学における看護師養成は、看護師養成定員全体の4割を占め、卒業生の9割
が直ちに看護現場に就業しており、わが国の看護師養成の主要な柱となっている。近年編入制
度による大卒社会人経験者の受け入れが増えており、編入学による教育期間(3年間)を通じ教
育訓練給付の受給が可能となるよう、特段の取り扱いをお願いしたい。
制度利用については、特にハローワーク窓口において、国家資格につながるキャリア形成支援
の観点から、看護師 3年課程養成機関への進学について適切に情報提供するよう強く要望する。
あわせて広報を強化し、あらゆる機会を通じて利用者に対して適切な情報提供をされたい
2.ナースセンターとハローワークの連携強化による看護職員確保
のさらなる推進
[要望]
「ナース・ハローワーク・デイ」(仮称)を創設し、ハローワークにお
けるナースセンター相談員による看護専門相談日を定例化し、全国展開
されたい
要望の背景
都道府県ナースセンターとハローワークの連携は、国によるモデル事業の実施以前から各地
で取組まれているが、地域の実情によってその連携の状況は様々であり、ナースセンター倶仂、ら
見て、すべてのハローワークにおいて積極的な協力が得られているとは言い難い状況にある。
ナースセンターは、看護職向けの専門的な就労支援を行っているが、ハローワークは雇用保
険受給手続きのため求職者が必ず足を運び、多くの支所を持ち利用しやすいという強みがある。
ナースセンター、ハローワークそれぞれの強みを活かした連携の推進により、求職者への支援の
拡充・サービス向上、さらには再就業の促進が期待される。
そこで、連携促進の方策として、ハローワークにナースセンターの相談員が定期的に出向いて
看護求人求職に関する専門相談を行う「ナース・ハローワーク・デイ」(仮称)を創設し、全国の主
要なハローワークで実施されたい。その際、ナースセンター相談員による相談実施のスペースや
設備の確保、「ナース・ハローワーク・デイ」の周知等について、予算措置を講じられたい。
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