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みらい研主催サイエンスフェア~科学へのトビラ
みらい研主催 月 、7日に日本科 学未来館にて、みらい研 究室実行委員会︵以下み らい研︶ 主催イベント ﹁サ イエンスフェア・科学へ の ト ビ ラ ﹂が 開 催 さ れ た。今年で 周年を迎え た当イベントについて委 員の松本康太郎さんに話 を伺った。今回のイベン トの最大の目玉は本学の 理学部第二部化学科の卒 業生である、チャーリー 西村先生を迎えて行われ たサイエンスショーであ り、学生規模では見れな いものも子どもたちに見 てもらいたいという願い のもと行われた。当日行 10 < 連絡先 > E-mail [email protected] HP Twitter 明るい子どもたちの声と 彼 ら に一 目 見 て ほ し い と 呼びかける学生の声が飛び 交う中、一際にぎわってい たのは飯田研究室のブース カー だ。 ﹁君だけの ドを作ろう﹂という興味深 い内容だが一見難しくも感 じられる。まず電気と磁気 の関係をスライドと実験を 用いて説明をするところか ら始まった。ここでいう実 カードを作ろう 君だけの て子どもたちは科学の楽 しさと不思議にふれ、興 味を持ち、科学を身近に 感じることができただろ う。サイエンスショーに 参加した経験が子どもた ちのさらなる科学への関 心へとつながるとき、 ﹁理 科が好き。だから、伝え たい。 ﹂というみらい研の 強い想いが実を結んでい るといえるのではないだ ろうか。 @tuspress I C 【発行所】 東京理科大学新聞会 われた二回の公演とも大 盛況であった。 さらに節目の年であ る今年は 年目以降の 活動を見直す機会でも あ る。そ の 点 に つ い て 松本さんは次のように ﹁規模をもっと大 語る。 きくすることはできま す。しかし子ども向けの イベントですから、僕た ちが気付かない危険もた く さ ん あ り ま す。 そ う いったことに目を向ける ことで質を高めていきた いです﹂このことからも 真剣に子供たちが科学に 触れ合うことを望む姿勢 を感じる。 < 住所 > 〒 162-0825 東京都新宿区 神楽坂 1 丁目 3 番地 2 号館 2515 部室 11 http://tuspress.jp I C 10th サイエンスフェア~科学へのトビラ ~ 6 10 学の原理を理解するまでに チャーリー 段階を踏むことで、子ども 西村先生の たちも分かりやすく学ぶこ サイエンスショー とができたのではないだろ うか。また、今回のショー は子どもたちだけではな く、親御さんたちも実験に 参加することができたの で、大人も子どもも関係な く科学の楽しさにふれられ たのではないだろうか。 ﹁科学は楽しいものだ。 科学に実際にふれてみ ることで楽しいと感じる し、そこからさらに科学 にふれたいと思うはずだ。 科学を通してたくさんの 驚きや感動した思い出を 作ってほしい﹂と、 ショー の最後に話していた。今 回のショーで取り扱った 実験の多くは自宅にある もので行える。なので体 験することが容易で、意 外な驚きや感動が生まれ るのだ。この企画を通し 6 周年特別企画﹁チャー リー西村先生のサイエン スショー﹂はみらい研の 強い希望により実現した。 開演前の会場には、他の 出展で制作した紙飛行機 や万華鏡を手に笑顔を見 せる子どもたちや、サイ エンスショーにむけて筆 記用具を用意している子 どもたちなどが多く見受 けられ、科学への関心の 高さがうかがえた。 実験の内容については今 後、ショーを観る子どもた ちの楽しみであるので、ふ れないが、テレビなどでも 人気がある実験などが数多 く行われた。どの実験も会 場内では思わず立ち上がっ てしまうほど興奮する子ど もたちの姿が見られた。科 2 3 4 5 6 研究室紹介 学芸・サークル紹介 海外旅行・バイト特集 長万部紹介・神楽坂まつり 環境安全センター・インターン 本の紹介 験とは、電流をコイルに流 すと、その周りに置いた方 位磁針がふれるというもの と、磁石をコイルの中で素 早く動かすと電流が流れる というものだ。その後、こ の仕組みが様々な場所で用 いられていることを示し、 その中の一つである カードを、回路が埋め込ま れたシールとプラスチック の板を使って子どもたちに ▲学生の説明に興味津々と話を聞く子どもたち 作ってもらう、という流れ である。スライドを使った 説明は子どもたちだけでな く大人をも夢中にさせてい た。やはり身近なものの中 身や構造への興味は子ども でも大人でも変わらないの である。中でも印象的なの は学生の呼びかけや質問に 高くまっすぐと手を伸ばす 子どもたちの姿である。月 並みな表現ではあるが、自 分が知らないから知りた い、とはっきりと言葉にす るのはやはり年を重ねるに つれて難しくなる。 子どもたちにそのままで いてほしいとは言わない。 しかし、大人にはそういう 姿を見ることで初心に戻る ことができるということを 知ってほしい。さらに、子 どもたちが内容を理解した か否かは重要ではない。現 象が起こるという事実を体 験し、それを頭の片隅で覚 えていてほしい。それがい ずれ理解できたとき、科学 の面白さを知ることになる だろう。 I C ▲実験を子どもたちに披露するチャーリー西村先生 2015 年 7 月 1 日 水曜日 448 号 [1] ▼人の性格とはいつ決まる のだろうか。小さい頃の環 境とよく言われているが、 ある事をきっかけに何歳に なっても変わってしまうも のではないだろうか。新し い環境になる度に、人とど のように接するべきか悩む 人は少なくないだろう。▼ 人と意見が合わずぶつかり 合うときもある。その時に 人は、悪口を言うことで自 分の身を守るのだろう。し かしそれは、正しいことで はないのではないだろう か。人 に 好 か れ や す い 人 は、いい人と言われている 人が多い。では、一般的に いういい人とはどのような 人か。周りへの気遣いがで きる人、そう言われている だろうが本当は、周りを気 遣っている人に気付ける人 なのだろう。周りへの気遣 いは誰にでもできること だ。しかし、相手がどのよ うに考えて行動しているの かを考える人は少ないだろ う。 人のことを見る前には、 自分のことを客観視するこ とが必要となる。周りから 見たとき、自分がどのよう に思わせるような行動をし ているのか、改めて考えて みるのもいいだろう。簡単 にできることではないが、 試してみることで今まで気 付けなかったことに、気付 くことができるだろう。▼ 学生のうちは失敗を繰り返 すことで成長できるが、繰 り返す度に疲れてしまうこ ともあるだろう。そんな時 は気分転換が必要になる。 理科大生の夏は短い。しか し、 できることは沢山ある。 少し早いが友人と夏の計画 を立て、気分転換をするの もいいだろう。 ︵みずまさ︶