Comments
Description
Transcript
音楽文化論
音楽文化論 槌橋 雅博 教養 講義 1〜4年次 後期 4単位(2012年度以前入学生)/2単位(2013年度以降入学生) 基 礎 分 野 授業目的・方針、到達目標 アメリカ合衆国のアフリカ系移民が創造した音楽(ブルース・ジャズ・ソウル・ロッ ク)を、歴史を辿りながら学習し、現代世界に普遍的に存在する美的感覚を鋭く掴み取る 感性を養います。各回、様々な音源を鑑賞し、ミュージシャンの人物像を解析し、文化 背景・音楽構造・即興性・グルーヴなどについての理解を深めます。履修に際して、音 楽理論などの専門知識は必要ありません。 授業内容 1:ブルースの原点:奴隷制度と綿花畑労働、ブルースの基本構造 等 2:ブルースの偉人:ロバート・ジョンソン、チャーリー・パットン 等 3:ブルースの発展:レモン・ジェファーソン、ブラインド・ブレイク 等 4:ブルースの変容:Tボーン・ウォーカー、 マディー・ウォーターズ 等 5:ジャズの原点:ジャズの基本構造、ドラムセットの開発、サッチモ 等 6:ジャズの発展:デューク・エリントン、チャーリー・パーカー 等 7:ジャズの変容:マイルス・デイビス 、オーネット・コールマン 等 8:ジャズの偉人:ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク 等 9:ジャズ・ベース:チャールズ・ミンガス、スコット・ラファロ 等 10:ソウルの原点:レイ・チャールズ、ミラクルズ 、サム・クック 等 11:ソウルの発展:マーヴィン・ゲイ、オーティス・レディング 等 12:ソウルの変容:ジェームズ・ブラウン、ラリー・グラハム 等 13:ロックの原点:チャック・ベリー、エルヴィス、ビートルズ 等 14:ロックの発展:ジェフ・ベック、エリック・クラプトン 等 15:ロックの変容:レッド・ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス 等 準備学習 授業中に紹介された音源を自ら入手して聴き込むと、授業理解の助けになるでしょ う。 評価方法 授業で紹介したミュージシャンの曲を元にして、そのイメージを独自に転換し、ビジ ュアルで自己表現した課題作品による。 参考テキスト 『世界のポピュラー音楽史』前田憲男著 ヤマハミュージックメディア −208−