...

Page 1 Page 2 立成26年度を迎えて 鹿児島市立病院長 坪内 博仁 桜の

by user

on
Category: Documents
21

views

Report

Comments

Transcript

Page 1 Page 2 立成26年度を迎えて 鹿児島市立病院長 坪内 博仁 桜の
都市農業セ ンター
・病院長 新 年度 の ご挨拶
・事務局長就任 の ご挨拶
。新任医師 を迎 えて 生
。初期臨床研修医を迎えて
。新 入看護師 を迎 えて
。新病院建設現状報告
・呼吸ケアチ ー ム回診
・認定看護師公開講座
・放射線 ∼新 しい CT機 器 ∼
医療豊 オ
病虎広無 ・
ら誌
千武 2 6 年 5 R 第
17号
平成 26年 度 を迎 えて
鹿児島市立病院長
坪内 博 仁
桜 の 季 節 とともに、 平成 2 6 年 度 がス タ ー トしま した。 この 季 節 は、 人事 異動 の 季 節 で もあ りま
す。3 月 末 に長 く当院 の 発展 に貢献 して こ られ た波多江産 婦 人科 部長 な らび に植 田医療安 全管 理室
長 ( 副総看 護 師長) が 定 年 で 退職 され ま した。 波 多江 先生 は、婦 人科領域 の 悪性腫 瘍 の 治療 に大 き
な実 績 を残 され、鹿 児 島県 医師会理事 と して も活 躍 して こ られ ま した。 また、植 田医療安 全管 理室
長 は、急性期病 院 で ある 当院 の 医療安 全 の 要 と して、 いろい ろな制度 設 計 を され ま した。 当院 と連
携 して い ただ いて い る病 院 の 皆様 に とって も、 私 た ち と同 じよ うに、残念 な思 い を され て い る こと
と思 い ます。 波 多江 先生 の後任 には上 塘 正 人先 生が昇任 し、 市立病 院 の看 板 診療科 の 一 つで あ る産
婦 人科 を リー ドす る ことにな りま した。 上 塘部長 は 当院 の 生 え抜 きで あ り、地 域 の 先生方 か らの大
きな期 待 に も十 分応 えて くれ る もの と思 って い ます。 また、 消化 器科 に 堀 剛 先 生 が ( 部長待 遇)
帰 り、 同時 に消化器 内科 も 6 名 に増員 され ま した。 堀 先生 は肝癌 や肝 炎治 療 のエ クスパ ー トで あ り、
また、船 川慶太科長 は、佐久 総 合病 院 の 小 山医師 の もとで 1 年 間研 修 した 実績 を持 ち、E S D な どの
内視鏡 治療や胆 膵領域 の 内視 鏡診 断 ・治療 のエ キ スパ ー トです。 連携 して い ただ いて い る先 生方 の
お 役 にた て る人 材 だ と期 待 して い ます 。 さ らに、 精 神 科 の 畑 幸 宏 先 生 ( 部長待 遇) に も、 県 立
姶 良病 院か ら来 て い ただ き ま した。 当院 に精神科 医師が常勤す るのは 初 めてで あ り、 当面、 院 内 リ
エ ゾ ンを 中心 に活躍 して い ただ く予 定 で す。 当院 の 医療 の 質 の 向 上 に貢献 して いた だ け る もの と期
待 して い ます。
また、 本年度 は、 医師 ・看 護 師だ け でな く、薬剤 師 、 放 射線技 師、 臨床検 査技 師 、理 学 療法 士 、
視 能訓練 士、 臨床 工 学 士 な どの コ メデ ィカル ス タ ッフ の 大幅 な定 員増が認 め られ ま した。 年度 内 に、
所 定 の 手続 きを経 て、 採用試験 を実施す る ことにな ります が、 コ メデ ィカル ス タ ッ フの 充実 は、 間
違 い な く医療 の質 の 向 上 に貢献す る と思 って い ます。
先 日、久 しぶ りに建設 中 の 病 院 を見 学 しま した。 建物 の 外観 は以 前 の ままです が、 中 に入 って 歩
いて み る と、1 階 の外来 部分や メイ ンス トリー トはかな り広 くて長 い ことがわか ります。1 階 で は、
放射線 診 断や治療 装置 を設置す る部屋 の工 事 も進 み、 そ の壁 の厚 さに驚 か され ま した。 また、 工 事
用 のエ レベ ー タ ー で 高層 階 に も上 りま したが、 そ こか らの景 観 は素晴 らしい 眺 めで した。 当初 の 予
定 で は来 年 1 月 の竣 工 を 目指 してお り、 予定通 り工 事 が進捗 す るよ う願 って い る ところです。
病床 の機能 分化 を 目指 した 本年度 の 診療報酬 改定 の 詳細 が 明 らか にな りま した。 先生方 の 施設 に
お かれ ま して も、種 々の 対応 を迫 られ て い る ことと思 い ます が、 高度急性期 病床 で あ る当 院 に とっ
て も、 在宅復 帰や 回復期 を受 け入れ る地 域 包括 ケ ア病棟 との 連携 が極 めて重 要 にな って きて い ます。
これ まで以 上 に地 域 の 先 生方 と連携 を深 め る ことが必 要 で、 本年度 もどうか よ ろ しくお 願 い 申 し上
げ ます。
就任 の ご挨拶
事務局長
秋野 博 臣
春 か ら初夏 へ と変 わ り、楠木 の 新緑 が 目 にまぶ しい季節 とな りま した。
この 4月 に市立病 院 に参 りま して、 ひ と月が過 ぎよ うとしてお ります。
医療 の 世界 には ほ とん ど縁 がなか った 私 に とって、 院 内 で 交 わ され る言 葉や配 られ る資料 な ど、
初 めて見 聞 きす る ものばか りで、戸 惑 ってばか りの 日々で した。
歴史 と伝統 のあ る鹿児 島市 立病 院 の
一 員 として 仲 間入 りで きる こと を、 大変光栄 に思 つて い ます。
特 に今 年 は新病 院 の 建設 が最終段 階 で あ る こと、 また開院
・移 転 に 向 けた準備 に本格 的 に取 り組 む
時期 で ある ことか ら、 責任 の重 さを感 じてお ります。
今 、 鹿児 島市 立病 院 は、 名実 ともに新 しい 医療機 関 と して 変 わ ろ うと してお ります。 この 大 きな
転換 の 時期 に立 ち会 え る ことは、 とて も光栄 な ことで あ る と思 い ます。
院長 先 生 を中心 に職員 の 皆 さん をは じめ 関係機 関 ・団体 の 方 々 と協 力 しなが ら、 しっか りと務 めて
ま い りた い と思 い ます。
外 来 を見 学 す る と、 診 察 や 治 療 を待 つ 多 く の 患 者 さん、 そ の 周 りで忙 し く動 き回 るス タ ッフ、
薬 品納 入 や機 器 調 整 の た め に来 て い る 業 界 の 方 々 な ど、 とにか く人 の 多 さや 動 き の 忙 しさ に圧 倒
され ます。
私 ごとで す が、 20年 ほ ど前 に当 時 小学 生 だ った 長 男 が盲 腸 炎 を こ じ らせ 、 こ こ市 立 病 院 で 緊急
手術 を して い ただ き、
一 命 を取 り留 めた ことが あ りま した。 親 と して なすす べ も無 くば う然 とす る
中 で、 術 前術後 にス タ ッ フのみな さんが迅 速 ・丁寧 に処置 し、 また親切 に対応 して い ただ い た こと
に、 ただただ感謝感激 した こと を覚 えてお ります。 そ の病 院 で 仕事 を させ て いた だ くことにな り、
これ も何 か の ご縁 と思 う ことで した。
患 者 さんや そ の 家族 に とって、 病 院職 員 の言 葉や対応 は、治 療 だ け で な く心 の救 いで もあ ります。
市立病 院 が最 も頼 りにな る 医療機 関 と して さ らに充実す るよ う、 また地域 の 中核 的総 合病 院 として
十分 に機能 で きるよ う、事務 局 の 立場で しっか り取 り組 んで ま い りた い と思 い ます。
どうぞ よ ろ し くお願 いい た します。
循環器科
部長
新任 医師
一
濱 崎 秀
'
`鹿
児島市立病院に着任 して思 う こと
平 成 25年 10月 1日 に鹿 児 島市立 病 院 に着任 しま した。救 急 医療 と先 端 医療 を主軸 とす る鹿 児 島
市立病 院 にお いて 、 大病 院 で あ りなが らお互 いの 距離感 を感 じさせ な い 医療 関係者 の 皆様 な らび に
一
意 欲 的 で 優秀 な研 修 医 の 先生方 と 緒 に働 け る ことは 大 きな喜 びです。
着任 して ま もな く導入 され た電子 カル テ に振 り回 され 余裕 のな い診療 が続 いて い ま したが、 半年
た ってや っ と患 者 さん の尊顔 を拝 しなが らの外来診療 が少 しで きるよ うにな りま した。
余裕 のな い 医療』 が指摘 され ます。 ガイ ドライ ンの治療指針 を盲 目的 に
最近 の 医療 の 欠点 として 『
追随 し、管理 医療 に時間 を費や して きた結果、患者 さん に対 し余裕 のな い冷 た い医療 にな って きて い
る ことへ の批判 だ と思 い ます。温 か い医療 を回復す るには 医療従事者 に余裕 がなけれ ばで きませ ん。
`
医療事故 に対 しては危機管理が重要だ と思 い ます。 しか し医療事故 を未然 に防 くため には危 機管理 よ
余裕 ある医療』 を確保す る ことが 大事 で ある と思 い ます。
りも生命 をあずか る医療従事者 の 『
鹿 児 島市 立病 院 も平成 27年 5月 よ り新 病 院 で の 診 療 が始 ま ります。 若 い 医師達 に夢 と希 望 を与
え 生 きが い の あ る 日 々 を送 れ る よ うな 病 院 にな って 欲 しい と切 に 願 つて い ます 。 若 い 医 師 達 が
h a p p y であることを実感できれば、患者 さん達 も必ずやh a p p y になれると思います。そ のために少
しでもお役に立ちたいと考 えて います。
産婦人科
部長
上 塘 正 人
4 月 1 日 付けで産婦人科部長 として の職 に就かせて頂 くことにな りました。
ー
私 は1 9 8 6 年 鹿児島大学卒業 と同時 に市立病院産婦 人科 に入 局致 しました。 当時は救急 セ ンタ
やI C U も 無 く、重症患者は回復室 で管理 をして いる時代 で した。 い までは信 じられな いで しょうが、
詰め所や外来 での喫煙 は禁止 されてお らず、灰皿は随所に常備 されて いる時代 です。その ころの研
修医 として の過酷な生活 は私 の良 い思 い出です。そ の後、 1 9 8 8 年か ら1 9 9 2 年 まで米国で研修 し、
市立病院医師 として採用 され現在 に至 っています。産婦人科部長 も外西寿彦先生、池 ノ上克先生、
そ して波多江 正紀先生 と 3 人 の先生が代わ られ ましたが、名実共 に尊敬 できる先輩医師 を引き継 ぐ
にあたっては非常 に重圧 を感 じている ことは事実 です。 しか し、2 8 年 間市立病院 を見続 けてきた
私 にも出来 ることが多 々あると考 えて い ます。産婦人科医療 の レベルア ップ、活性化や鹿児島県 レ
ベルで の周産期医療 の再構築 に貢献出来れば と熱意 を燃や してお ります。部長就任 にあたっては、
産婦人科医局 の後輩医師 の助けを借 りなが ら様 々な問題 にあたって いきた いと考えています。 未熟
な点が多 々あ りますが、皆様 どうぞ宜 しくお願 い 申 し上げます。
を 迎 えて
消化器科
部長待遇
堀
口
]ll
“
"
地域医療 に貢献で きる市 立病院消化器科 を目指 して
皆様 には 日頃 よ り ご支援 い ただ き深 くお礼 申 し上 げ ます。
消化 器科 は平 成 2 6 年 4 月 よ り鹿 児 島大 学 消化 器 疾 患 ・生活 習慣 病 学 井戸 章雄 教授 の 支援 の も と、
私 を含 め 4 名 の消化器 内科 医が増員 され 計 6 名 とな りま した。 大学病院 を中心 とした 医療 ネ ッ トワー
ク の 一 翼 を担 うべ き拠点病 院 と して 機 能 しうる人 選 にな った と 自負 してお ります。
船 川 は 消化管 ( 口
因頭 ∼ 大腸) の 癌 に対 す る 内視 鏡 的粘膜 下 層承1 離術 ( E S D ) 、 膵臓癌 の 早期 診 断 を
行 う超 音波 内視 鏡下 穿刺 吸 引術 ( E U S F N A ) 等 にお いて 高度 な技 術 を もち、そ の サ ポ ー トをす べ く
軸屋 が 着任 してお ります。 私 と熊 谷 は肝臓 内科 医 と して、 肝癌 の 治療、 食道 胃静脈瘤 に対す る 内視
鏡 的治療等 を担 当 してお ります。 最新 の 医療機 器 も導 入 され、 坪 内院長 の指導 の も と美 園副 院長 、
吉永科 長 とともに、 消化管、肝胆膵領域 の 高度 医療 を行 え る体 制が整 ってお ります。
“
"を
消化 器科 に課 せ られ た責務 は、 診療 所 、病 院 の 先 生方 に とって 使 いや す い 市 立病 院
実践
す る こ と、 さ らに 1 0 年 後 の 鹿 児 島県 の 医療 を支 え る人 材 を育 成 し、 鹿 児 島 の 医療 組織 に供給 す る
ことで ある と考 えてお ります。 今後 も市 民、県 民 の 皆様 の期 待 に応 え られ る医 療 を提 供 で きるよ う
努 力 した い と考 えてお ります ので、 引 き続 き ご支援 よ ろ しくお 願 いい た します。
呼吸器外科
部長待遇
柳
正 和
平成 2 6 年 1 月 よ り呼 吸器外科新 設 に伴 い赴任 した 柳 正 和 です。
呼 吸器外科 は肺 がん を中心 に、 肺 転移 , 肺 良性腫瘍 , 難 治性感 染症 , 縦 隔腫瘍 , 胸 壁軟部腫 瘍 ,
気胸, 血 胸, 胸 部外傷, 気 道 狭窄, 異 物, 呼 吸 困難 な どを対 象 と した 診 断、治療 を担 い ます。 日本
人で の 死 因 はがんが 最 も多 く、 中 で も肺 が んが第 1 位 で 今後 も増加 が予想 され て い ます。肺 が ん の
中 で 手術 を受 け るのは 3 分 の 1 ほ どで、そ の 皆 さんす べ てが 治癒 す るわ けで はあ りませ ん。 しか し
メスで しか 救 えな い患 者 さんが 多 くいるの も事 実 で す。患 者 さんが 手術 台 に上 って も らえ る ことに
感謝 し、 ベ ス トを尽 くす所 存 です。
一 方 3 分 の 2 は 手術 以外 の 治療、 す なわ ち
化学 療法, 放 射線 療法, 緩 和療 法 な どが必 要 で、 呼 吸
器外科 には 手術 だ け で な く、 これ らす べ て を診 る 力が必 要 とされ て い ます。 が ん を診 るので はな く、
が ん を持 つ 人 を診 るのが 当院 の 目標 だ と思 い ます。 呼 吸器 内科 、放射線科 は もち ろんす べ て の 診療
科 、 部所 と と もに呼 吸器 とい うL i f e O r g a n を持 つ す べ て の 患 者 さん を支 えて い きた い と思 い ます。
精神科
部長待遇
畑 幸 宏
平成 2 6 年 4 月 1 日 よ リメ ンタル診察室 に勤務 させ て いただ いてお ります。
自治 医科 大学 を卒業 し, 離 島勤務等 義務 年限 を終 了後 に鹿 児 島大学精 神科 へ 入局 い た しま した。
これ まで鹿 児 島大学病 院, 鹿 児 島県 立姶 良病 院 で 勤務 して ま い りま した。
鹿 児 島県 の 医療 の 中核 を担 う鹿 児 島市 立病 院 にお いて , 精 神科 医は しば らく不在 の 時期 が あ りま
した。 そ の た め、何 が で きる のか、 何 をす べ きな の か、 を模 索 して いる状態 で、 現在 は入院患 者 さ
ん へ の 対応 のみ とさせ て い ただ いてお ります。 これ まで精神 障害 が あ る患 者 さん へ の 対応 は無論 の
こと、 緩和 ケ ア , せ ん妄や が ん こな 不 眠 へ の 対応、患 者 さんの精 神 的状態 の 判 断等 をさせ て い た だ
"に
“
資す るよ う、 入院患 者 さ
き ま した。 今後 も病 院 の理 念 で あ る 安 心安全 な 質 の 高 い 医療 の提供
んが少 しで も安心 して過 ごせ るお 手伝 い がで きた ら、 と考 えてお ります。
ご指 導 ・ご鞭撻 の程 、 よ ろ しくお願 い い た します。
脳神経外科
科長
川
原 隆
川原隆」 と 申 します。
平成 2 6 年 1 月 か ら脳 神経外科 で 勤務 して いる 「
)ll原
」にな り
)│1原
団」先 生が在 籍 してお ります が、 これ か らは 二 人 の 「
以 前 よ り脳 神経外科 には 「
ます。 先 日、 同僚 の脳外科 医や外来看護 師 さんが、 二 人 を どう呼 ぶか相談 され て いるの を聞 き ま し
…
小」 との こと… とて もシ ョックです。 そ んな に太 って 見 え るな んて ( * _ * )
た。 隆 は 「
大」 、 回 は 「
しば らくは ダイ エ ッ トの た め 自転 車通勤 、勤務 時 間は階段 利用 を頑張 ります。病 院食堂 の 美 味 しい
唐揚 げ弁 当 も、 出来 るだ け控 え るよ うに決意 して い ます。
私 は前任地 の厚地脳神経外科病院で、正常圧水頭症 に対す る腰椎腹腔 シ ャ ン ト術 を多 く経験 し、
脳脊髄液 に関係す る疾患 に興味を持 つていました。 しか し鹿児島市立病院に勤務 してまだ数か月 し
寺問何 で も受 け入れ る救急 セ ンター な ど素晴 らしい設備
かた って い ませんが、ド クター ヘ リや 2 4 日
ゃスタ ッフが整って いるので、今 まで経験 もした ことのない様 々な患者 さんを診療する機会 を得 ら
れて い ます。
合併症が多 くて これ までは治療困難 と思って いた患者 さんも、 多 くの診療科 の協力で治療 を行 う
ことが出来 ています。 とて も素晴 らしい勉強 の機会 をいただ いた と感謝 して いる次第 です。
そ して私 自身 も皆 さんのお役にたてるように頑張 って いきます ので、御指導、御鞭撻 の程よろ し
くお願 いします。
新 生児科
科長
徳 久 琢 也
平成 26年 4月 1日 か ら新生児科 へ配属 とな りました徳久琢也 と申 します。
周産期医療、新生児 の治療が専門です。2012年 まで当院新生児科 に勤務 してお り、2年 ぶ りの
赴任 とな ります。2年 間 の不在期間で したが、 この間 の鹿児島市立病院 の変化 (進歩)に 驚 いてお
ります。 中で も電子カルテが一番大きな変化 で、紙 カルテにはな い利便性 を感 じつつ も、使 い こな
す にはもう少 し時間がかか りそ うです。
平成 27年 には新病院 へ の移転が控えてお ります。 これか らの 1年 は、今 まで に経験 した ことの
な いような更なる変化 (進歩)の 年 になると思 い ます。
新生児セ ンター に入院 している赤ちゃんたち の安全、万全な転院方法 を考 えると夜 も眠れな くな
りますが、今後 も 「
鹿児島でお産 したい、お産 して良かった」 と思 っていただ けるようがんば りた
いと思 い ます。
よろしくお願 いいた します。
放射線科
科長
中 山 博 史
は じめ ま して、 放射線科 の 中山博史 で す。
新任 医師 の 挨拶、 との タイ トル で の 執筆 を依頼 され た ので す が、着任 してか ら早 くも 9か 月がす
ぎ去 ろ うとしてお ります。 な ので、 少 し照れ くさいです が ・・・
着 任 す る 前 まで は、 この 規 模 の 病 院 で 放 射線 科 読影 専 門医 が不在 、 CTや MRI室 に看 護 師不 在 と
い う非常 に稀有 な状態 で、 着任 時 は、何 か ら手 を つ けた らよ い か手探 り状態 で したが、 院長 をは じ
め と して、 部長、看護 師、 放射線技 師 、 な ど様 々 な職 種 の 方 々の 協 力 を い ただ き、 な ん とか 現在 の
読影 ス タイル に持 って くる ことが で き ま した。
生
検 査 の 予約等 で まだ まだ、 不満 な点や不欄 な点 が あ る と思 い ます が、 もっ と簡 潔 にで きるよ うに
頑 張 りた い と考 えてお ります ので 、 も う少 し御 辛抱 くだ さい。
また、放 射線科 に 関 してです が、 当科 は単独 で 存在 で きる診療科 で はな く、 他科 との 共存 の上 に
成 り立 って い る もの と考 えてお ります。 診療科 が 多 い ほ ど 自分 も 日々精 進 させ て い ただ ける と思 い
ます。 実 際、新 生児や 婦 人科 の患 者 の 多 さに驚 き を隠せ な いで い る状態 で、 呼 吸器外科 増設、 内科
の 増員や泌尿器科 の 手術 件数 の 増加 な ど、 この病 院が、 ます ます活性化 してお り、 画像 診断 の必 要
性 が増す ことは必 然 と思 われ、精 進 しな い といけな い と肝 に銘 じてお ります が、 読影 医師数 も足 ら
ず、今 まで経験 した ことのな い症例 も多数 あ り、 心 も とな い読影 だ と思 い ます が、温 か く見 守 って
くだ さい。 今後 ともよろ しくお 願 い します。
平成 26年 度初期臨床研修 と研修終 了後 の動向 について
鹿児島市 立病院 副 院長
美園 俊 明
平成 1 6 年 か ら始 まった初期 臨床研 修 医制度 も、今 年 で 1 1 年 目 とな りま した。
この 間 当院で は、 全 国 3 2 の 大学 医学部 か ら1 3 3 名 の研 修 医 を迎 え、 この うち 1 0 7 名 はす で に巣立
ち、現在、 2 6 名 の 初期 臨床研 修 医が早朝 か ら深 夜 に至 るまで 研 修 に励 んでお ります。
今 年度 の 初期 臨床研 修 医 は、 定 員 1 6 名 で 募集 い た しま した。 応 募 者 は 2 3 名 で したが、 最終 的 に
マ ッチ ングで きた の が 1 3 名、 うち 2 人 は国 家試験 に不 合格 とな り、結 局 1 1 名 とな りま した。
定 員 を大 幅 に下 回 る こ とにな り残 念 で は あ ります が、 この 1 1 名 は写 真 の ご と くや る 気溢 れ る 若
一
者 で、 出身大学 は、 鹿児 島大学 が 8 名 、熊 本大学 が 2 名 、 東邦大学が 1 名 で あ ります。 時期 は男
女 同数 まで にな った ので す が、今 年 は女性 がわず か 1 名 で した。
4 月 2 日 よ り この 1 1 名 の 臨床研 修 医 に対 して、 表 の ご と くオ リエ ンテ ー シ ョンを 6 日 間実 施 い
た しま した。 これ か らの研 修 に 際 し必 要最低 限 だが極 めて重 要 な 事項 を中心 に、 各部署 の 責任者 か
ら講 義や実地 説 明 を して い ただ き、 さ らに外部講 師 と して、 徳 留修 身鹿児 島市 保健所 長 に保健所 の
一
役割 を、 医療 と法律 につ いて は 福元 法律事務所 の福 元紳 弁護 士 に貴重 な講義 を して い た だ いて お
ります。 オ リエ ンテ ー シ ョン の 最終 日には、 朝 か ら夕 まで終 日を使 い、 一 年 先輩 の研 修 医 と 1 対 1
のペ ア にな り S h a d o w i n g に よ る実習 形式 で 実施 してお ります。 この S h a d o w i n g は 、頭 で 描 いて
い た研 修概 要 が実感 と して具体 性 を持 ち、研修 医 にはた い へ ん評判 が よ く、 また先輩研 修 医 も大 い
に張 り切 って 指導 してお り、期待以 上 の効 果 を もた らして い るよ うです。
これ か ら 2 年 間、 各診療科 の ロー テイ ト研修 が始 まるわ けです が、 初年度 は内科 系 6 カ 月、救 命
救 急 セ ンタ ー 3 カ 月、外科 系 3 カ 月 を研 修 後 、2 年 目は地域 医療 ( 大勝病 院 、 パ ー ル ラン ド病 院、
米 盛 病 院 、 手打 ち診 療 所 か ら選 択) 1 カ 月、精 神 科 ( 県立 姶 良病 院、 伊 敷 病 院か ら選 択 ) 1 カ 月、
月 の 計 4 ヶ 月 を義務 と し、残 り
8 カ 月は研 修 医 の 希望 に沿 つた 自由選 択科 を研 修 す る ことにな ります。救急救 命 セ ンタ ー で は ドク
指定選 択科 ( 小児科、産 婦 人科、新 生児科、麻 酔科 か ら選択) 2 カ
タ ー ヘ リ搭 乗 な ど貴 重 な体験 も希望 で き ます。 医療技 術 の みで な く医師 と して の総 合 的な実 力 にお
いて 、 一 時 も早 く先輩 た ち に続 く強 力な戦 カ ヘ と成 長 され る こと を願 ってお ります。 なお、 この プ
ロ グ ラム につ いて は、 平 成 2 7 年 度 の 新 病 院か らは、 定 員数 、研 修 診療科 な ど見 直 す こ とに してお
ります。
さて、 今 年研 修 終 了 し巣 立 って い った 先輩 た ち 1 5 名 の 動 向 は、 鹿 児 島大 学 に 8 名 ( 脳外科 、 泌
一
尿器科 、 小児科、 呼 吸器 内科、 旧第 二 外科、 旧第 二 内科 が各 1 名 、 旧第 内科 2 名 ) 、 当院後期研
修 医 と して 周産期 セ ンタ ー に 1 名 、 そ の他 の施 設 6 名 ( 東大 形成外科 、 九大耳鼻科 、 九大心臓外科、
名古 屋大学救急 集 中治療部、 長崎大学第 二 外科、 川 崎幸病 院 内科 に各 1 名 ) で した。 県 外 の施 設 が
一
多 か つた ことは、 名 で も多 くの 医師 を県 内 に確 保 した い とす る立 場 か らは 極 めて残念 な気 も しま
す が、 回 い意志 と希望 を持 って 巣立 った 結果 で あ り、心か ら応 援 した い と思 つてお ります。
平成 26年 度 卒 後 臨床研修 オ リエ ンテ ー シ ョン
日 時
対象者
月 日
平成 2 6 年 4 月 2 日 ( 水曜 日) ∼ 4 月 9 日 ( 水曜 日)
平成 2 6 年 度 か ら医師卒 後 臨床研修 を開始す る臨床研修 医 1 1 人
4月 2日 (水曜 日)
4月 3日 (木曜 日)
4月 4日 (金曜 日)
4月 7日 (月曜 日)
4月 8日 (火曜 日) 4月 9日 (水曜 日)
9:00∼9:20(20分)
9:00∼9:30(30分)
9:00∼9:50(50分)
「
看護業務について」
9100∼10:30(90分)
「
フ
ト肺蘇生法 -1」
助00∼10:40(100分)
「
医療安 全管理
各診療科
場 所
事務 局か ら
休
看護科看 護部長
憩
9:30∼10:30(60分) 9130∼10:40(70分)
「
処遇等について」 「
病理診断 ・CPC」
午
臨床病理科部長
事務局
休
憩
休
憩
麻酔科部長
医療安 全管理室
休
師長
憩
10:00∼11110(70分)
「
当院の新 生児医
( 感染管理担 当)
療 につ いて」
感 染認定看護師
周産期医療センター
休
削
単
につ いて」
(昼 食 )
13:10∼14120(70分) 13:10∼14:40(90分)
「
診療情報 ・医療情 「
当院 の周産期
報 ・診療録の記載及 医療 につ いて」
び管理、医療情報の
年
産婦 人科部長
(90分)
「
医 療 と法 律 」
休
憩
1 0 : 5 0 ∼1 2 : 0 0
( 7 0 分)
「
院 内感 染 対
小児科部長
(昼 食 )
(昼 食 )
13:10∼ 14:40
(各診療科)
策」 70分
医療連携室師長
(』
昌
巨 食)
Shadowing
憩
10:40∼11:20(40分) 10:50∼11塙0(60分)
10:40∼12:00(80分)
(新生児科)部 長
「
「
「
″
卒後臨床研修開
保健所 の役割
休
憩
い肺蘇生法-2」
11:20∼12100(40分)
につ いて」
始 にあたって」
麻酔科部長
「
保健所 講 師
地域 医療連携
病 院紹介
院長
につ いて」
(昼 食 )
(昼 食 )
13:10∼14:20(70分) 13:10∼14:40(90分)
「
保 険診療 につ い
て」
法律事務所
外科部長
休
休
提供、諸証明書」
「
救命救急センター
の運営について」
救命救急センター部長
救命救急センター看護師長
副院長
休
憩
休
憩
憩
憩
休
憩
14:30∼1580(60分 ) 14:50∼15:50(60分) 14:50∼1550(60分 ) 14:30∼15:30(60分) 14:50∼15:50(60分)
「
施設案 内」
薬剤部門 1
臨床検査技術部門1 60分 手技 ( 採血室)
放射線部門 1 60分
副院長
後
休
憩
薬剤科部長
休
憩
臨床検査技術科主幹
休
憩
看護科
休
憩
放射線技術科主幹
休
憩
15:40∼16:40(60分) 16:00∼17:00(60分) 16:00∼17:00(60分) 15:50∼17:00(70分) 16:00∼17:00(60分)
「
人工呼吸器 の取
薬剤部 門 2
臨床検査技術部門2 60分 「
食事管理及び栄 放射線部門 2 60分
い
扱 」
薬剤科 部長
臨床検査技術科主幹 養法 について」
放射線技術科主幹
ME機 器管理室
消化器科部長
医事課栄養係
Shadowing
(各診療科)
新 入看護師 を迎 えて
副総看護師長 ( 教育担 当)
原 田 ひ さ子
今 年 の看護 科 は、 明 る く、 元気 な新採 用 者 が 5 9 名 入 り、 約 7 0 0 名 の 看 護 師 が勤 務す る大 きな組織
一
ー
にな りま した。 新 任者 教育 で は、超急性 期 医療 を担 うテ ム の 員 と して活躍 で きるよ うに今 年度
も基礎 的臨床実 践能 力習得 を 目標 に教 育 プ ロ グ ラム を企画 し、 採用研 修 を実 施 しま した。
患 者 の 安 全 と看 護 師 の 責 務 』 と して O 看 護 記 録 につ い て
研 修 内容 は、 接 遇 、2 日 目以 降 は 『
② 中央材料 室 の 業務 と減 菌物 の 取扱 い ③ 口腔 ケ ア につ いて ④ 医療情 報 に 関す る基礎知識 と して 物
品管 理 ・看 護 必 要度 、 ク リニ カル パ ス につ いて ⑤ 医療事 故 防止 ⑥ 感 染管 理 ⑦ 与業 に 関す る基礎
的知識 と基 本的看護技 術 の 習得 ③ M E 機 器 の 取 り扱 い方 の 8 項 目 につ いて 5 日 間 の講義 と演習 を行
い ま した。 特 に医療事故 防止 につ いて は、 医療事 故 防止 の 基本 的知識 と医療 事故 の構 造、 医療安 全
トレー エ ングによ る危 険予知 ・対策 につ いて は事例検 討 を行 い ま した。 また、感 染管理 につ いて は
感 染予 防対 策 の 知 識 の 習得 、個 人防具着脱、 オム ツ 交換 の 仕方 、 子指 衛 生な どの演 を行 い、 基 本的
な看 護技術 か らは、 静脈採 血 の方法 、 業剤 と注射器 の 取扱 い等 の 基本的 手技 の演 習 を行 い ま した。
「
研 修 後 の ア ンケ ー トで は、 「リス ク感性 を高め て、 適切 な ケア を して い きた い」 6 R 、 3 度 の テ
個 人情 報 は遵 守 した いJ な どの
ェ ックを して 確実 に実 施 した いJ 「 採 血の演 習 がで きて よか つた 」 「
前 向 きな意 見が 聞か れ ま した。
ー
ー
新採 用研 修 後 の 各部署 の 新 人教育 は、 テ ムサ ポ ト制 を取 り入れ て 新 人看護 師 1 人 に実地指 導
ー
者 1 人 を決 めてテ ー ム 全員 で 新 人看 護師 をサ ポ トして い ます。
新 人看 護師研 修 風 景、 教育 プ ロ グ ラム を ご紹介 い た します。
聯一
新採用研修 (平成 26年 度 4月 入職時)
月 日
4月 1日
4月 2日
4月 3日
4月 4日
4月 7日
曜 日
火
水
木
金
月
場 所
学術 ホ ー ル
学術ホ ー ル
学術 ホー ル
学術ホ ー ル
学術ホ ー ル
0 0
3 0
8 9
︱
︱
︱
団
団
講義〕
〔
看護部長挨拶
患者 の安全 と看護師
患者 の安全 と看護師
患者 の安全 と看 護師
職員係書類記入説明
の責務①
の責務④
の責務⑥
諸書類 の記入
看護記録の概念
医療事故防止
与業 の基礎知識
休憩10:30∼ 10,45
休憩10i30∼ 10:45
職員係担当
︱
集合
︱
︱
病院概要
看護科概要
継続教育
目標管理
ラダー
成長記録の説明
10:00
辞令公布式
休憩10:45∼ 11:00
1 :00
休憩10:30∼ 10:45
自己紹介
職員係担 当
患者の安全 と責務②
11:40∼
12
医療事故防止
患者 の安全 と看護師
中央材料室 の業務
の責務②
滅菌物 の取 り扱 い
ME機 器 の取 り扱 い
看護師長紹介
昼 休 憩
13:00
組合加 入説明
13:00∼ 13:30
講義〕
〔
日
腔ケア〔
講演〕 患者の安全 と責務⑤
患者 の安全 と看護師
演習〕
〔
職員係担 当
静脈採血 の方法 と実
感染管理
際
職業感染防止
輸液 ライ ンの作成
の責務③
6 R に 応 じた手 順 の
医療情報 の扱 い方
実際
物品管理
休憩14:00∼ 14:10
14:10
休憩15:00∼ 15:15
休憩15:00∼ 15:15
休憩15:00∼ 15'15
講義〕〔
演習〕 〔
講義〕
〔
演習〕
〔
演習〕
〔
接遇 について
適切な手指衛生
薬剤 と注射器 の取 り
手洗 いの実際
扱い
薬剤投与 の方法
看護必要度
団
職 員係担 当
医療 の現状 と看 護師
団
マス ク ・エ プ ロンの
の役割
ク リニ カルパス
着脱法
16:50師
ゴミの分別
に来 て 各部署 ヘ
更衣室案内
長 が迎 え
鹿児島市 立病院建設 工事 ∼竣工年度を迎え∼
病院建設 室
室長
上 田 良 二
新病 院 の工 事 も工事着手か ら 1 年 8 ヶ 月以 上が 経過 し、 つ いに竣 工 年度 を迎 える こととな りま した。
工 事着手 時点 で は、現 場 は何 もな い広 大 な 敷 地 で あ り、 新 しい建物 が建 つ 姿 を頭 の 中 で 想像 しな
が ら工事 を進 めて ま い りま したが、 徐 々 にそ の 姿 を現 して ま い りま した。 これ も、 病 院建設事 業 に
つ き ま して 日頃か らご理 解 と ご協 力 い ただ いて お ります皆様方 のおか げ で ござい ます。
これ か ら竣 工 に 向 け て 内装 工 事 や電気 ・機械 設備 工 事 な どが ピー クを迎 え る ことか ら、再度 身 を
引き締 め、 皆様方 の ご協 力 を得 なが ら工事 を進 めて ま い ります。
それ で は、新病 院 の工 事 状況 を紹介 い た します。
① l 階 売店付近を支 える梁
大 スパ ンを実現 す るた め、
プ レス トレス コ ンク リー ト
造 の梁を採用 しています。
②
正 面 玄 関 ・エ ン トラ
ンス ホ ー ル付近
③ 正 面玄関付近 のコンクリー
1 階 の 梁 の 高 さが 人 の 身
手 前 で は、 コ ンク リー ト
l階
長 位 あ り、 そ の 大 き さ が わ
ト打設
の こて押 えをして い ます。
か る と思 い ます。
④ 足 が コ ンク リー トの 中 に
埋 もれ な い よ う特 殊 な靴 を
履 いてい ます。
⑤ こ て押 さえの機械 の裏側
です。
⑥ 梁 の配筋状況
縦 の 鉄 筋 を切 断 した場合、
この よ うに補強 の鉄 筋 を入
れ ます。
② 鋼 矢板 の打込み状況
③ 鋼 矢板 の打込み状況
③ LINAC天
丼部
地盤面約 4.Omに 消防用
油圧 の圧入機 を使 い油圧
の貯水槽 を設置するため、
ジ ャッキ の伸縮動作 で鋼矢
の 天丼 内 に打込 む 鉛 の鉄 板
掘削を行 う前に長 さ 9.5m
板 を打込んでいます。
です。
1階 放射線治療 のLINAC
の鋼矢板 を地 中に打ち込ん
でいます。
① 遮 蔽鉄板
① 鉄 筋工事 (床)の施工状況
鉄板26枚
床 に排水用 の穴な どを開
合計 の厚み645mm
けた場合、写真のように補
② 外 観
外来部門 (2階 建)の 屋根
か ら病棟 を見上げて い ます。
強 の鉄筋をいれ ます。
⑭ 躯 体作業 の状況
患者 ・見舞客用 EVま わ
① エ ネルギーセ ンター
エ ネルギーセ ンター の地
り、スタ ッフ用 EVま わ り
下 の躯体工事が終わ り、地
この時点 で作業員 の乗 る
はよ り強回 にす るために、
上で足場 の組立作業 をして
車 の台数は約 100台 です。
鉄骨 に更 に鉄筋を入れ、 コ
ンク リー トを打 設 し、頑丈
い ます。
① 工 事現場 の状況
整然 と仮設材が並 べ られ
ています。
に作 ります。
今後 は、舗装や植栽等 の外構 工事や保育所建設工事 も始 ま り、 建物 の 中と外 で複数 の工事が同時
に進みますが、徹底 した安全管理 のもと工事 を行 ってまい ります。
呼吸 ケアチ ー ム活動報告
救命救急科
下野 謙 慎
皆 様 こん にち は。 今 回 、 私 た ち が 日頃活 動
して る 呼 吸 ケ ア チ ー ム に 関 しま して 、 紹 介 の
全 身状 態 が 不 安 定 な侵 襲 期 は 呼 吸器 にて 十 分
な サ ポ ー トが 求 め られ ます し、 反 対 に状 態 が
機会 を得 ま したので ここに報告 させ て 頂 きます。
ー
私 は救 急 医 と して救 急 セ ンタ で の 初 期 診
・
療 に加 え、 重 症 感 染症 ( 敗血 症 ) ・ 多 発 外 傷
落 ち着 いて きた ら、 過 大 なサ ポ
心 停 止 蘇 生後 な どの 重 症 患 者 を集 中治 療 室
あ りませ ん。
( 以下 I C U ) に て 受 け持 たせ て いただ いて い ます。
ー トは 離 脱 の
邪 魔 にな ります 。 絶 対 に正 しい設 定 な どな く、
患 者 さん の 状 態 に合 わ せ て 調 節 して い く しか
重症患 者管 理 に欠かせ な い 人工呼 吸器 ですが、
は、看 護 師や 臨床 工 学技 師、 お よび リ
実 は 医学 部 の 授 業 で は あ ま り系統 立 て て 学 ぶ
ハ ビ リス タ ッ フ と と も に、 患 者 さん が 1 日 で
機 会 は あ りませ ん。 中 には、 病 棟 で 不 安 を感
も早 く回復 す る よ うに治 療 に あた つて い ます。
じな が ら呼 吸器 を扱 つて い るス タ ッ フ も い る
患 者 さん の 状 態 を 1 番 間 近 にみ て 把 握 して い
と思 い ます 。 そ う い つた方 々 が 少 しで も安 心
る の は看 護 師 で す し、 呼 吸 器 な ど の 機 器 に 詳
して 人 工 呼 吸器 管 理 に 取 り組 め る よ う にサ ポ
しい の は 臨 床 工 学 技 師 で す 。 リハ ビ リに関 し
ー トす る の が私 た ち の 役 日 と考 えて お ります。
て は リハ ビ リス タ ッ フ の 力 な しには 成 り立 ち
ー
ませ ん。 したが つてI C U で は、 日々 テ ムで治
もち ろん これ と い った 正解 が な い こ と も 多 い
一
と思 い ます が 、 皆 様 と 緒 に 考 え悩 む こ とは
療 に携 わ つて い ます。
で き ます 。 気 軽 に 相 談 い た だ けれ ば幸 いで す。
ICUで
この よ うな仲 間 達 と約 2 年 前 に 院 内呼 吸 ケ
アチ ー ム を立 ち 上 げ ま した。 目的 は 人 工 呼 吸
器 の 安 全管 理 と呼 吸器 か らの 早期 離 脱 の 支 援
です。 メンバ ー は医師 ( 救急 医 、呼 吸器 内科 医 、
歯 科 医) ・ 看 護 師 ( 集中治 療 認 定 看 護 師) ・ 臨
床 工 学 技 士 ・理 学 療 法 士 の 4 つ の 職 種 か ら成
って い ます。 週 に 1 回 、 病棟 ・I C U の 人 工 呼
ー
吸 器 の 装 着 され た患 者 さん をテ ム で 回診 し、
機 器 の チ ェ ックや 設 定 の 確 認 を行 つて い ます。
人工 呼 吸器 の 世 界 は他 の 医 療 と 同様 に 日進 月
歩 で 進 ん で い ます 。 人 工 呼 吸器 の 機 種 も改 変
ー ドの ソ
され た り、 同 じ呼 吸器 で も新 しいモ
フ トウ ェア が 追 加 され て い た り、 こち らの理
解 が つ いて いか な い ことも しば しばです。 また、
人 工 呼 吸管 理 で 難 し い の は、 同 じ患 者 さん で
も状 態 に よ って 求 め られ る設 定 が 変 わ つて く
る ことで す。
呼 吸ケ アチ ー ム 回診風 景
認定看護師
公開講座
感 染管 理
皮膚 ・排 泄 ケ ア
認定看護師
土屋 香 代子
認定看護師
永田 富 美子
手術看護
認定看護師
松元 勇 智
当院 で は、 初 めて の 取 り組 み と して、 第 1回 認 定看 護 師
公 開講座が、平成 26年 1月 18日 に 開催 され、 手術室 ・病棟 ・
外 来 や 病 棟 勤 務 と兼 務 され て い る 方 な ど187名 の 参 加 を い
ただ き無事 に終 え る ことがで き ま した。
講演 は、 「
周術 期看 護 にお ける感 染 ・皮膚 障害 は予測 で き
る」 をテ ー マ と し、3分 野 (感染 管 理 ,皮 膚 ・排 泄 ケ ア ,手
術看護)の 専 門分野 を活 か し、 コ ラボ レー シ ョン した 内容 と
しま した。
周術期 にお ける感 染対策 と皮膚損傷 ケ アに つ いて 、 それぞれ のガ イ ドライ ンにそ って解 説 し、 ガ
イ ドライ ンをふ まえた具体 的 な手術 現場 の実 際 を説 明 しま した。
また、 手術 室 ・病棟 ・外来 各部 署 が、術 前 ・術 中 ・術後 の患 者情報 を共有 し、 看護 が継続 され る
ことが重 要 で あ る こと を講 演 の ま とめ と しま した。 会場 か らは、 体 温管 理や手術 室 の温度 調 整 な ど、
日常 の看護 実践 に 関す る質 問が あ りま した。
また、 鹿 屋 医療 セ ンター 中宮 テ ズ子 副 院長 兼 総看 護 師 長 の ご協 力 を い た だ き、3月 15日 に、 大
隅地 区 の 手術 室看護研 究会 で40名 の参加 を い ただ き、 同様 に講演 させ て い ただ き ま した。
講演後 の懇 親会 で は、 それぞれ の施 設 の現 状や課題 な どの報告 が あ り、 情報共有す る ことで 、 自
施設 の 問題や 改 善点 を見 出す ことがで き、 とて も有意義 な時 間 とな りま した。
2つ の 講座 の ア ンケ ー ト結果 よ り、 各分野 の 認定看 護 師が コ ラボ レー シ ョン した 講 座企画 の ご要
望 を多 くい ただ き ま した。
26年 度 は 「
救急看 護 ・集 中ケ ア ・脳 卒 中 リハ ビ リテ ー シ ョン看護」 の 企画 を予定 して い ます。
日時 は平成 26年 11月 8日 (土)14時
∼ 16時 を予定 して い ます。
皆様 の ご参加 を心 よ りお待 ち してお ります。 詳細 につ き ま して は、後 日お知 らせ い た します。
大隅地区手術室看護研究会 H26.3.15
救急 セ ンター の CTが 新 し くな りま した
∼最新式 エ リアディテクタCT(320列
CT装 置)に 更新 ∼
放射線技術科
太 田原 美 郎
救 急 救 命 セ ンタ ー C T が 、 最 新 式 のエ リアデ ィテ クタ ( A D ) C T 装
置 ( 東芝 A q u i l i o n O N E T M /
ViSiON Edtton)に
更新 され ま した ので 、 お知 らせ い た します。
今 回 更 新 され た C T の 大 き な特 徴 は、 これ まで 4 列 だ っ た検 出器 が 3 2 0 列 にな っ た こ とで 、
1 6 0 m m の 範 囲 を 1 回 転 で 捕 らえ る大 型 の 面検 出器 が搭 載 され て い ます。 撮影 ス ピー ドが 早 くな っ
た ことで、検査時 の息止めや身体 の静止が難 しい救急患者 にお いて も、 動きの少な い画像が得 られ
るよ うにな り、救急救命セ ンター に最適な C T と なってお ります。
また、患 者寝台 の左右動機能 という新 しい機能やガン トリー部 の開 日径 ( 検査時 に入 る筒状 の大
きな窓) の 大 きさも7 8 0 m m と な り、従 来 の型よ り6 0 m m も 大き くなっています。 救急セ ンターで
患 者 をバ ックボ ー ドの ま ま撮 影 す る 際や 患 者急 変 時 の
ア プ ロ ー チ も容 易 にな り、 安 全性 や 操 作 性 の 面 か らも
よ り適 した もの とな って い ます。
さ らに、 AIDR3D(エ
イ ダー ス リー デ ィー )と い う
新 しい技術 によ り、50%程 度 の被 ば く低減 も可 能 とな り、
患 者 さんが 抱 く医療被 ば くへ の 不 安 を取 り除 く こ とが
で き ます。
今 後 、 この 最 新 式 CT装 置 の 機 能 を十 分 に発 揮 させ、
地域 の 医療 に貢献 した い と考 えて い ます。
鹿児 島市立病院だ よ り 第
17号
発刊 日 : 平 成2 6 年 5 月
発行者 : 〒 8 9 2 8 5 8 0 鹿 児島市加治屋町2 0 1 7
坪内 博 仁 鹿 児島市立病院長 ( 事業管理者)
担 当 : 医 療連携室 ・広報委員会
TEL:0992163631
FAX:0992163632
こ の 広 報 誌 は 、 紙 へ の リサ イ ク ル に適 した 材 料 を 用 い て 作 成 して い ま す 。
回
Fly UP