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見る/開く - 宇都宮大学 学術情報リポジトリ(UU-AIR)
33∼72 宇 大 演 報 Bull.Utsunomiya Univ.For. 第 50 号(2014)資 料 No. 50(2014)Research material 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− Flora of vascular plants in the Utsunomiya University Forest in Funyu – Change of flora in the past 50 years – 中野咲人 1・福沢朋子 2 ・逢沢峰昭 1 ・大久保達弘 1 Sakito NAKANO1,Tomoko FUKUZAWA2, Mineaki AIZAWA1,Tatsuhiro OHKUBO1 1 宇都宮大学農学部森林科学科 〒 321-8505 宇都宮市峰町 350 Department of Forest Science, Faculty of Agriculture, Utsunomiya University, 350 Mine-machi, Utsunomiya, Tochigi, 321-8505, Japan 2 宇都宮大学大学院農学研究科森林科学専攻 〒 321-8505 宇都宮市峰町 350 Department of Forest Science, Graduate School of Agriculture, Utsunomiya University, 350 Mine-machi, Utsunomiya, Tochigi, 321-8505, Japan はじめに 植物相が変化している可能性がある。そこで、船生演 植物目録とはある地域の全ての植物相を記載したも 習林の生物多様性評価の基礎資料とすること目的とし のであり、その地域の生物多様性を評価する上での重 て、維管束植物相の再調査を行い、過去の植物目録と 要な基礎資料である。宇都宮大学農学部附属船生演習 比較することで、過去 50 年間の植物相の変化につい 林には薄井 24) および酒井ら 12) の植物目録があり、教 て考察した。 育研究の場で利用されている。1955 年および 1966 年 に行われた薄井 24)の調査では 108 科 495 種、1992 ∼ 1993 年に行われた酒井ら 12) の調査では 127 科 652 種 調査地および方法 1.調査対象地域 (本調査で再集計)が確認されている。このような約 船生演習林は栃木県塩谷郡塩谷町に位置している 200 種の増加は、植物目録作成のための調査が未だ不 (N36˚40 ’∼ N36˚49 ’、E139˚47 ’∼ E139˚51 ’)。北方約 十分であることを示唆している。一方、京都府立大学 12km に高原山(標高 1795m)、西方約 30km に男体山 大枝演習林の 1978 年の調査例では、1962 年に同演習 (標高 2484m)が位置し、これらの火山の山麓をとり 林で行われた調査から 20 年で新たな種が 120 種以上 まく丘陵地帯にある。海抜高は 260 ∼ 597m、総面積 確認され、この中には帰化植物(帰化種)も多く含 は 539.77ha であり、計 10 林班で構成されている 12)。 まれていた 1)。そして、帰化率が 1962 年の 2.4% から 塩谷町は太平洋型気候を示し、過去 30 年(1983 ∼ 1978 年の 7.3% に増加しており、その要因として、都 2012 年)の観測値によれば、年平均気温 12.3℃、年 市化が進んだこと、および人間による自然破壊が挙げ 平均降水量 1637mm である 5)。1 月から 3 月の間に降 られている 1)。船生演習林の周辺地域においても 1992 雪はあるものの、積雪量は少ない。暖かさの指数は ∼ 2003 年に行われた船生地区圃場整備事業や 2009 年 100.1℃、寒さの指数は –8.7℃であり、森林は冷温帯 の船生バイパス全線開通などをはじめとする土地開発 と暖温帯の中間的特徴を示す、中間温帯に属する。基 22) ことから、帰化種が増加している可 岩は第三紀層石英粗面岩で、これを関東ロームが覆っ 能性も考えられる。また、栃木県では、温暖化によっ ている。土壌はこれらが風化したもので一般に不良で てネズミモチ Ligustrum japonicum などの南方系の在 ある 12)。 来種の分布域が変化して、地域の植物相に影響を与え 船 生 演 習 林 は 総 面 積 の う ち ス ギ Cryptomeria ja- が進んでいる 。このように、酒 ponica、ヒノキ Chamaecyparis obtusa、アカマツ Pinus の調査から 20 年が経過するなかで、演習林の densiflora などの針葉樹人工林が 70%(397.13ha)を ている可能性が指摘されている 井ら 12) 23) 34 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 占めている。一方、演習林の総面積の 20%を占める はのべ 33 日、調査人数は 1 日あたり 2 ∼ 5 人、のべ 自然植生は、伐採などの人為的影響によって生じたコ 136 人であった。主な踏査経路を図− 1 に示した。 ナラ Quercus serrata subsp. serrata、フモトミズナラ Q. serrata subsp. mongolicoides を主とする二次林で、一部 3.維管束植物目録の作成 はツツジ型の林床をともなったアカマツ林になってい 調査対象植物のうちシダ植物の学名は岩槻 3)、草本 る。この自然植生は植物社会学的に「アカマツ−ヤマ 類の学名は佐竹ら 13,14,15)、木本類の学名は佐竹ら 16,17) ツツジ群集」と位置づけられている 24)。 に従った。植栽種のうちの外国産種および帰化種で上 記の文献などに記載がないものについて、それぞれ外 2.調査方法 国産種の学名は小野ら 10) および堀田ら 2)、帰化種に 本調査ではシダ植物を含むすべての維管束植物を対 ついては長田 11)および清水 18)に従った。そのほか上 象とした。調査対象の維管束植物には調査区域内の自 記の文献に記載がないものについては、北村ら 6)、北 生種のほか、移入種、すなわち樹木園などの展示目的 村・村田 7) および北村ら 8) の学名に従った。また本 で植栽された外国産種を含む植栽種、木材生産のため 調査で確認されなかったが、薄井 24)および酒井ら 12) に植林された植林種(ただし、アカマツのような調査 の調査では確認された種も目録内に含めた。植物目録 区域内の自生種は除く) 、調査区域外で植栽されてい を作成するにあたって、科、属、種の配列は岩槻 3)、 る種が逸出して野生状態になった逸出種および植栽種 佐竹ら 13,14,15,16,17) に従った。植栽種のうちの外国産種 以外の外国産種などの帰化種が含まれる。 と帰化種のうちの上記文献に未記載の種の配列はそれ 調査は船生演習林全域において林道のほか、歩道お ぞれ該当する属内の種の配列の末尾に挿入した。 よびその周囲の林内を踏査し、目視で確認を行える範 囲内で未採集種と思われる維管束植物が出現するごと 4.未確認種の割合、帰化率の算出 に逐次採集して研究室に持ち帰り、さく葉標本を作製 酒井ら 12)で確認された種のうち、植栽種を除いた した。作成した標本は森林生態学・育林学研究室標本 種数に対する本調査で確認できなかった種数の割合 室に収めた。また、採集時に採集年月日、採集者およ を未確認種の割合として求めた。この際、ナツツバ び採集地(林班小班名)の位置情報を GPS により記 キ Stewartia pseudocamellia、シロヤシオ Rhododendron 録した。なお、採集済みの植物であると明らかに判断 quinquefolium、 ヤ マ ボ ウ シ Benthamidia japonica な ど できる場合には、原則として採集および位置情報など のように酒井ら 12) では「植栽」とされていたが、本 の記録は行わなかった。 調査で自生が確認できた種は自生種として扱い、植栽 野外調査は 2012 年 4 月下旬から 10 月下旬および 種として除かなかった。さらに、当該調査年に確認さ 2013 年 4 月下旬から 8 月下旬まで行った。調査日数 れた自生種数に対する帰化種の種数の割合を帰化率 (%)として求めた。 結果と考察 1.維管束植物相 本調査で出現した種数は自生種 105 科 291 属 459 種、 帰化種 12 科 23 属 27 種、逸出種は 4 科 4 属 5 種、植 栽・植林種は 25 科 33 属 38 種であり、全体では 120 科 334 属 529 種であった(表− 1) 。酒井ら 12)で確認 された種のうち、植栽種を除いた種数は 116 科 575 種 であり(表− 2) 、このうち本調査で未確認であった 種は 57 科 193 種と、33.6% が未確認であり、木本の 13.7%(25/183)、草本の 42.9%(168/392)が未確認で あった。分類群別では、シダ植物が 39.5%(15/38)、 裸子植物が 0%(0/4) 、双子葉植物が 32.1%(137/427) 図− 1 本研究における調査経路 図中の黒線部 および単子葉植物が 61.0%(41/106)であった。さら 35 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− に、未確認種の割合の高かった単子葉植物を科ごと 2.絶滅危惧種 にみると、オモダカ科が 100%(2/2) 、ヒルムシロ科 本調査および過去の 2 つの調査結果と栃木県版レッ が 100%(1/1) 、ユリ科が 19.0%(4/21) 、アヤメ科が 。薄井 24)で ドリスト 20,21)との比較を行った(表− 3) 100%(2/2) 、イグサ科が 57.1%(4/7) 、ホシクサ科が は絶滅危惧Ⅰ類が 1 科 1 種、絶滅危惧Ⅱ類が 3 科 5 種、 100%(3/3)、イネ科が 37.8%(14/37) 、サトイモ科が 準絶滅危惧が 4 科 4 種、要注目が 2 科 2 種、全体では 50.0%(1/2)、カヤツリグサ科が 41.2%(7/17)および 10 科 12 種、酒井ら 12)では絶滅危惧Ⅰ類が 1 科 1 種、 ラン科が 37.5%(3/8)と、湿地性植物で未確認種の 絶滅危惧Ⅱ類が 3 科 4 種、準絶滅危惧が 2 科 2 種、要 割合が著しく高かった。これらの種は酒井ら 12) から 注目が 2 科 2 種、 全体では 8 科 9 種が確認されている。 20 年が経過する中で、湿地の湿性遷移が進行し、生 本調査では絶滅危惧Ⅱ類が 3 科 4 種、準絶滅危惧が 2 12) や、本調査での見逃しの 科 2 種、要注目が 2 科 2 種、全体では 7 科 8 種が確認 可能性がある。シダ植物、イネ科およびカヤツリグサ された。過去の調査結果と比較して、キンラン Ceph- 科の未確認種が多いのは、踏査の際に見逃した可能性 alanthera falcata、ジュウニヒトエ Ajuga nipponensis お が高い。 よびカワラニガナ Ixeris tamagawaensis などが確認さ 育環境が変化した可能性 れた。キンランやジュウニヒトエは管理された明るい 雑木林などに生育する種である 20,21)。演習林内の林道 表− 1 2013 年の維管束植物分類表 ⮬⏕✀ ศ㢮⩌ ࢩࢲ᳜≀ 〄Ꮚ᳜≀ ✀Ꮚ᳜≀ ⿕Ꮚ᳜≀ Ꮚⴥ㢮 㞳ᘚⰼ㢮 ྜᘚⰼ㢮 ༢Ꮚⴥ㢮 ྜィ ࣄ࢝ࢤࣀ࢝ࢬࣛ㛛ࢆྵࡴ ₇⩦ᯘෆ⮬⏕ࡍࡿ✀ࢆ㝖ࡃ ⛉ ᒓ ✀ ⛉ ᖐ ᒓ ✀ ⛉ ⛣ධ✀ 㐓ฟ ᒓ ✀ ⛉ ᳜᱂࣭᳜ᯘ ᒓ ✀ ィ ⛉ ᒓ ✀ 表− 2 過去の維管束植物分類表との比較 ᮏㄪᰝ㸦㸧 ᳜᱂✀ྵࡴ ᳜᱂✀㝖ࡃ ศ㢮⩌ ⛉ ✀ ⛉ ✀ ࢩࢲ᳜≀ 〄Ꮚ᳜≀ ✀Ꮚ᳜≀ Ꮚⴥ㢮 ⿕Ꮚ᳜≀ ༢Ꮚⴥ㢮 ྜィ ᣓᘼෆࡣドᣐᶆᮏࡀ⯪⏕₇⩦ᯘ࠶ࡗࡓࡶࡢ 㓇ࡽ㸦㸧 ᳜᱂✀ྵࡴ ᳜᱂✀㝖ࡃ ⛉ ✀ ⛉ ✀ 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 㸦㸧 ⷧ㸦㸧 ᳜᱂✀ྵࡴ ᳜᱂✀㝖ࡃ ⛉ ✀ ⛉ ✀ 表− 3 宇都宮大学船生演習林内の栃木県版レッドリスト(2011)記載種 ༊ศ ⤯⁛༴Ϩ㢮 ⤯⁛༴ϩ㢮 ‽⤯⁛༴ せὀ┠ ⛉ྡ ࢟࢟ࣙ࢘ ࢫࣞࣥ ࣜࣥࢻ࢘ )DPLO\ &DPSDQXODFHDH 1\PSKDHDFHDH *HQWLDQDFHDH ࢱࢾ࢟ࣔ ࢟ࢡ /HQWLEXODULDFHDH &RPSRVLWDH ࣛࣥ 2UFKLGDFHDH ࣔ࢘ࢭࣥࢦࢣ ࢩࢯ ࢜ࣔࢲ࢝ ࢿ 'URVHUDFHDH /DELDWDH $OLVPDWDFHDH 3RDFHDH ࢝ࣖࢶࣜࢢࢧ &\SHUDFHDH ࢭࣜ 8PEHOOLIHUDH ࢟ࢡ &RPSRVLWDH ࢝ࣖࢶࣜࢢࢧ &\SHUDFHDH ィ ✀ྡ ࢟࢟ࣙ࢘ ࣄࢶࢪࢢࢧ ࢾࢭࣥࣈࣜ ᮏㄪᰝ㸦㸧 㓇ࡽ㸦㸧 ⷧ㸦㸧 6SHFLHV 䕿 䕿 Platycodon grandiflorus -DFT$'& 䕿 䕿 Nymphaea tetragona *HRUJL 䕿 Swertia diluta 7XUF]+RRNIHW7KRPVRQYDU tosaensis 0DNLQR++DUD ࣑࣑࢝࢟ࢢࢧ 䕿 Utricularia bifida / ࣁࣂ࣐ࣖ࣎ࢡࢳ 䕿 䕿 Synurus excelsus 0DNLQR.LWDP ࣍ࢯࣂࢽ࢞ࢼ 䕿 Ixeris makinoana .LWDP.LWDP ࢚ࣅࢿ 䕿 䕿 Calanthe discolor /LQGO ࢟ࣥࣛࣥ 䕿 䕿 Cephalanthera falcata 7KXQE%OXPH ࢝࢟ࣛࣥ 䕿 䕿 Epipactis thunbergii $*UD\ ࣔ࢘ࢭࣥࢦࢣ 䕿 Drosera rotundifolia / ࢪࣗ࢘ࢽࣄࢺ࢚ 䕿 Ajuga nipponensis 0DNLQR ࢠࢼࢩ 䕿 䕿 Sagittaria aginashi 0DNLQR ࣄࢤࢩࣂ 䕿 Sporobolus japonicus 6WHXG0D[LP ࢫࢬ࣓ࣀ࢝ࢱࣅࣛ Poa annua / 䕿 䕿 䕿 ࣐ࢶࣂࢫࢤ Carex biwensis )UDQFK ࢾ࣐ࢮࣜ 䕿 䕿 Sium suave :DOWHUVXEVSnipponicum0D[LP 6XJLP ࢝࣡ࣛࢽ࢞ࢼ 䕿 Ixeris tamagawaensis 0DNLQR.LWDP ࢡࣟࣄࢼࢫࢤ 䕿 䕿 䕿 Carex gifuensis )UDQFK 36 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 表− 4 宇都宮大学船生演習林内の環境省版レッドリスト(2012)記載種 ༊ศ ⛉ྡ ✀ྡ ᮏㄪᰝ㸦㸧 㓇ࡽ㸦㸧 ⷧ㸦㸧 )DPLO\ 6SHFLHV ⤯⁛༴Ϩ%㢮 ࢟ࢡ ࣍ࢯࣂࢽ࢞ࢼ 䕿 &RPSRVLWDH Ixeris makinoana .LWDP.LWDP ࣛࣥ ࢚࢟ࣅࢿ 䕿 2UFKLGDFHDH Calanthe sieboldii 'HFQH ⤯⁛༴ϩ㢮 ࢭࣜ ࢾ࣐ࢮࣜ 䕿 䕿 8PEHOOLIHUDH Sium suave :DOWHUVXEVSnipponicum0D[LP 6XJLP ࢟࢟ࣙ࢘ 䕿 䕿 &DPSDQXODFHDH ࢟࢟ࣙ࢘ Platycodon grandiflorus -DFT$'& ࣜࣥࢻ࢘ ࢾࢭࣥࣈࣜ 䕿 *HQWLDQDFHDH Swertia diluta 7XUF]+RRNIHW7KRPVRQYDU tosaensis 0DNLQR++DUD ࣛࣥ ࢟ࣥࣛࣥ 䕿 䕿 2UFKLGDFHDH Cephalanthera falcata 7KXQE%OXPH ‽⤯⁛༴ ࢟ࢡ ࢝࣡ࣛࢽ࢞ࢼ 䕿 &RPSRVLWDH Ixeris tamagawaensis 0DNLQR.LWDP ࢜ࣔࢲ࢝ ࢠࢼࢩ 䕿 䕿 $OLVPDWDFHDH Sagittaria aginashi 0DNLQR ࣛࣥ ࢚ࣅࢿ 䕿 䕿 2UFKLGDFHDH Calanthe discolor /LQGO ィ 表− 5 宇都宮大学船生演習林内の帰化植物一覧(長田 1976;清水 2003) ⛉ྡ ✀ྡ ᮏㄪᰝ㸦㸧 㓇ࡽ㸦㸧 ⷧ㸦㸧 )DPLO\ 6SHFLHV ࢱࢹ ࣄ࣓ࢫࣂ ۑ 3RO\JRQDFHDH Rumex acetosella / ࢚ࢰࣀࢠࢩࢠࢩ ۑ Rumex obtusifolius / ࢜࢜ࢣࢱࢹ ۑ Persicaria pilosa 5R[E.LWDJ ࣐ࣖࢦ࣎࢘ ࣚ࢘ࢩ࣐ࣗࣖࢦ࣎࢘ ۑ ۑ 3K\WRODFFDFHDH Phytolacca americana / ࢼࢹࢩࢥ ۑ &DU\RSK\OODFHDH Cerastium glomeratum 7KXLOO ࢜ࣛࣥࢲ࣑࣑ࢼࢢࢧ ࣈࣛࢼ ࢜ࣛࣥࢲ࢞ࣛࢩ ۑ &UXFLIHUDH Nasturtium officinale 5%U ࣋ࣥࢣࢯ࢘ ࢶ࣐ࣝࣥࢿࣥࢢࢧ ۑ &UDVVXODFHDH Sedum sarmentosum %XQJH ࣐࣓ ࢤࣥࢤ ۑ /HJXPLQRVDH Astragalus sinicus / ࣒ࣛࢧ࢟ࢶ࣓ࢡࢧ ۑ ۑ Trifolium pratense / ࢩࣟࢶ࣓ࢡࢧ ۑ ۑ Trifolium repens / ۑ ۑ ࢺ࢘ࢲࢢࢧ ࢥࢽࢩ࢟ࢯ࢘ Euphorbia upina 5DI (XSKRUELDFHDH ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ %HJRQLDFHDH ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ ۑ Begonia evansiana $QGU ࢝ࣂࢼ ࣓࣐ࢶࣚࢢࢧ ۑ ۑ 2QDJUDFHDH Oenothera biennis / ࣞࢳ࣐ࢶࣚࢢࢧ ۑ ۑ O. parviflora / ࣄࣝ࢞࢜ ࣐ࣝࣂࣝࢥ࢘ ۑ &RQYROYXODFHDH Quamoclit coccinea /0RHQFK ࢩࢯ ࣄ࣓࢜ࢻࣜࢥࢯ࢘ ۑ /DELDWDH Lamium purpureum/ ࢼࢫ ࣡ࣝࢼࢫࣅ ۑ 6RODQDFHDH Solanum carolinense / ࢶࢡࣂࢿࢧ࢞࢜ ۑ Petunia hybrida 9LOP ࢦ࣐ࣀࣁࢢࢧ ࣁࢼ࢘ࣜࢡࢧ ۑ 6FURSKXODULDFHDH Torenia fournieri /LQGHQ ࢱࢳࢾࣀࣇࢢࣜ ۑ ۑ Veronica arvensis / ࢜࢜ࢾࣀࣇࢢࣜ ۑ ۑ Veronica persica 3RLU ࢟ࢡ ࣈࢱࢡࢧ ۑ &RPSRVLWDH Ambrosia artemisiifolia /YDUelatior / 'HVFRXUW ۑ ࢭࣚ࢘ࣀࢥࢠࣜࢯ࢘ Achillea millefolium / ࣁ࢟ࢲ࣓ࢠࢡ ۑ ۑ Galinsoga ciliata 5DI%ODNH ࣓ࣜ࢝ࢭࣥࢲࣥࢢࢧ Bidens frondosa / ۑ ۑ ۑ ࣀ࣎ࣟࢠࢡ ۑ Senecio vulgaris / ࣋ࢽࣂࢼ࣎ࣟࢠࢡ ۑ Crassocephalum crepidioides %HQWK60RRUH ࢲࣥࢻ࣎ࣟࢠࢡ ۑ ۑ Erechtites hieraciifolius /5DI ۑ ࢜࢜ࣞࢳࣀࢠࢡ Conyza sumatrensis 5HW](:DONHU ࣁࣝࢪ࢜ࣥ ۑ ۑ ۑ Erigeron philadelphicus / ࣄ࣓࣒࢝ࢩࣚࣔࢠ ۑ ۑ Erigeron canadensis / ࢱࢹ 3RO\JRQDFHDH ࣐ࣖࢦ࣎࢘ ࢼࢹࢩࢥ ࣈࣛࢼ ࣋ࣥࢣࢯ࢘ ࣐࣓ 3K\WRODFFDFHDH &DU\RSK\OODFHDH &UXFLIHUDH &UDVVXODFHDH /HJXPLQRVDH ࢺ࢘ࢲࢢࢧ ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ ࢝ࣂࢼ (XSKRUELDFHDH %HJRQLDFHDH 2QDJUDFHDH ࣄࣝ࢞࢜ ࢩࢯ ࢼࢫ &RQYROYXODFHDH /DELDWDH 6RODQDFHDH ࢦ࣐ࣀࣁࢢࢧ 6FURSKXODULDFHDH ࢟ࢡ &RPSRVLWDH ࣄ࣓ࢫࣂ ࢚ࢰࣀࢠࢩࢠࢩ ࢜࢜ࢣࢱࢹ ࣚ࢘ࢩ࣐ࣗࣖࢦ࣎࢘ ࢜ࣛࣥࢲ࣑࣑ࢼࢢࢧ ࢜ࣛࣥࢲ࢞ࣛࢩ ࢶ࣐ࣝࣥࢿࣥࢢࢧ ࢤࣥࢤ ࣒ࣛࢧ࢟ࢶ࣓ࢡࢧ ࢩࣟࢶ࣓ࢡࢧ ࢥࢽࢩ࢟ࢯ࢘ ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ ࣓࣐ࢶࣚࢢࢧ ࣞࢳ࣐ࢶࣚࢢࢧ ࣐ࣝࣂࣝࢥ࢘ ࣄ࣓࢜ࢻࣜࢥࢯ࢘ ࣡ࣝࢼࢫࣅ ࢶࢡࣂࢿࢧ࢞࢜ ࣁࢼ࢘ࣜࢡࢧ ࢱࢳࢾࣀࣇࢢࣜ ࢜࢜ࢾࣀࣇࢢࣜ ࣈࢱࢡࢧ ࢭࣚ࢘ࣀࢥࢠࣜࢯ࢘ ࣁ࢟ࢲ࣓ࢠࢡ ࣓ࣜ࢝ࢭࣥࢲࣥࢢࢧ ࣀ࣎ࣟࢠࢡ ࣋ࢽࣂࢼ࣎ࣟࢠࢡ ࢲࣥࢻ࣎ࣟࢠࢡ ࢜࢜ࣞࢳࣀࢠࢡ ࣁࣝࢪ࢜ࣥ ࣄ࣓࣒࢝ࢩࣚࣔࢠ Rumex acetosella / Rumex obtusifolius / Persicaria pilosa 5R[E.LWDJ Phytolacca americana / Cerastium glomeratum 7KXLOO Nasturtium officinale 5%U Sedum sarmentosum %XQJH Astragalus sinicus / Trifolium pratense / Trifolium repens / Euphorbia upina 5DI Begonia evansiana $QGU Oenothera biennis / O. parviflora / Quamoclit coccinea /0RHQFK Lamium purpureum/ Solanum carolinense / Petunia hybrida 9LOP Torenia fournieri /LQGHQ Veronica arvensis / Veronica persica 3RLU Ambrosia artemisiifolia /YDUelatior / 'HVFRXUW Achillea millefolium / Galinsoga ciliata 5DI%ODNH Bidens frondosa / Senecio vulgaris / Crassocephalum crepidioides %HQWK60RRUH Erechtites hieraciifolius /5DI Conyza sumatrensis 5HW](:DONHU Erigeron philadelphicus / Erigeron canadensis / ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ ۑ 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 37 沿いの刈り払い、林内の間伐などが行われることで、 ち小班)がみられた。以上のように、人為活動が演習 これらの種の生育に適した明るい環境が維持されてき 林の帰化植物相に影響を与えている可能性が考えられ たことを示唆している。カワラニガナは、過去の 2 つ る。 の研究では確認されていなかったが、本調査で 7 林班 い 1 小班を含む 4 林班ふ小班から 7 林班にかけての全 4.暖温帯性種 面砂利舗装の林道で見つかった。カワラニガナは河原 ウラジロ Gleichenia japonica は国内の暖地では林床 。この林道は、酒 に大群落をつくるが、栃木県内ではそのような生育 ことから、カワラニガナ 地はほとんどない 23)。しかし、1960 年代までの文献 以外に造成地などにも自生する 井ら 12) 以降に開設された 19) 20,21) の出現にはこの林道開設の影響が考えられる。 では主に県南にのみ確認されていたが、それ以降分 と比較した結果を表− 4 布を北に広げたようである 23)。ウラジロの北限の分 に示した。薄井 24) では絶滅危惧Ⅱ類が 4 科 4 種、準 布限界線は、ウラジロ線 10) と呼ばれ、暖かさの指数 絶滅危惧が 2 科 2 種、全体では 6 科 6 種、酒井ら 12) 95℃線とほぼ一致するといわれている。酒井ら 12)の では絶滅危惧Ⅱ類が 2 科 2 種、準絶滅危惧が 2 科 2 種、 調査当時の塩谷町の暖かさの指数(1979 ∼ 1993 年の 全体では 4 科 4 種が確認された。本調査では絶滅危惧 15 年間の観測値 5) より算出)は 92.2℃、寒さの指数 IB 類が 2 科 2 種、絶滅危惧Ⅱ類が 1 科 1 種、準絶滅 は –10.2℃であったのに対し、現在の塩谷町の暖かさ 危惧が 1 科 1 種、全体では 2 科 4 種が確認された。過 の指数は 100.1℃、寒さの指数は –8.7℃と、気温は上 去の調査結果と比較すると本調査で確認された 4 種の 昇傾向にある。ウラジロの胞子は風によって散布され うち 3 種が新たに確認された種であり、出現した種に ることから、温暖化の影響により、分布が北に広がっ 変化がみられた。 ている可能性が示唆される。また、種子が鳥散布さ 環境省版レッドリスト 4) れるヤツデ Fatsia japonica およびマンリョウ Ardisia crenata は温暖な地域に分布する種で、以前は栃木県 3.帰化植物相 24) では 6 科 9 種、酒 では極めて珍しかったが、最近では平野部のスギ林床 では 10 科 29 種、本調査では 12 科 27 種が確 に点々とではあるが、かなり広域的にみられるように 認された(表− 1, 5) 。帰化率は、 1966 年では 1.8%(植 なっている 23)。サネカズラ Kadsura japonica も県北で 栽種を除く種数は 490) 、1994 年では 5.0%(同 575) 、 は珍しく、塩谷町では文献記録があるのみ 23)であっ 本調査では 5.5%(同 491)であった。酒井らとは植 たが、今回演習林内ではじめて生育が確認された。こ 栽種を除く種数が異なるため比較はできないが、少 のような暖温帯性種の分布量の変化や、新たな種の出 なくとも薄井の調査から帰化率は上昇していた。ま 現は、温暖化と関係している可能性もあり、今後注視 た、本調査では過去の 2 つの研究では確認されてい していく必要がある。 船生演習林内の帰化種は薄井 井ら 12) なかった、シュウカイドウ Begonia evansiana(1 林班 ろ 12 小班) 、ツクバネアサガオ Petunia hybrida(3 林 おわりに 班ち小班)、ハナウリクサ Torenia fournieri(3 林班ち 今回の調査期間は過去の 2 つの研究 12, 24) と比較し 小班)およびオオハルシャギク Cosmos bipinnatus(3 て短く、十分な調査が行われたとは言い難い。未確認 林班ナ小班)といずれも舗装された林道の近くで確 種については今後も継続して調査を行い、随時目録に 認された。また、4 林班ふ小班から 7 林班にかけて新 追加していく必要がある。また、本調査では演習林内 規に開設された林道沿いにメマツヨイグサ Oenothera に生育している植物について、その分布量や出現頻度 biennis、ヒメムカシヨモギ Erigeron canadensis、セイ について十分な調査ができなかった。今後、数シーズ ヨウタンポポ Taraxacum officinale およびメリケンカ ンにわたって演習林全域において調査する必要があ ルカヤ Andropogon virginicus がみられた。とくにメリ る。また、踏査経路を明示することおよび GPS によ ケンカルカヤは 4 林班および 7 林班の林道沿いに極め る位置情報を収集することは、将来的な再調査のため て多く生育しており、演習林の代表的な帰化種であっ にきわめて重要であると考えられる。 た。このように道路の開通が帰化種の侵入を促すこと は、他大学の演習林でもみられる 1)。また、皆伐後の 謝辞 新植地ではマルバルコウ Quamoclit coccinea(3 林班 本調査を行うにあたり、多くの方々のご指導、ご協 38 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 力を頂きました。宇都宮大学農学部附属船生演習林の 12)酒井敦・大久保達弘・谷本丈夫:宇都宮大学船生 職員の方々には調査、宿泊の際に温かいご対応をして 演習林の高等植物目録、宇大演報、30、p27–58 いただいた。本原稿を作成するに当たり、2 名の査読 者より有益なコメントをいただいた。以上の方々に、 (1994) 13)佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎・亘理俊次・冨 厚く御礼申し上げます。現地調査においては、森林生 成忠夫:日本の野生植物 草本Ⅰ単子葉類、平凡 態学・育林学研究室の皆様に大変お世話になりました。 社、東京、259pp.(1982a) 以下にお名前(敬称略)を記して御礼と代えさせて頂 14)佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎・亘理俊次・冨 きます。 成忠夫:日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類、平凡 調査協力:石田泰成(OB)、中山ちさ、山路貴大、田 社、東京、305pp.(1982b) 宝遼、望月寛子、礒辺山河、遠川千聡、齋藤朱里、佐 15)佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎・亘理俊次・冨 藤里沙、鈴木さくら、砂押里佐、高橋達也、深堀惇太 成忠夫:日本の野生植物 草本Ⅲ合弁花類、平凡 朗、鷲見勇貴 社、東京、318pp.(1982c) 16)佐竹義輔・原寛・亘理俊次・冨成忠夫:日本の野 引用文献 1)本城尚正:大枝演習林における植物の推移につい て、京都府立大学農演報、25、p69–77(1981) 2)堀田満・緒方健・新田あや・星川清親・柳宗民・ 山崎耕宇編:世界有用植物事典、平凡社、東京、 1505pp.(1989) 3)岩槻邦男編:日本の野生植物 シダ、平凡社、東 京、311pp.(1992) 4)環境省第 4 次レッドリスト(http://www.env.go.jp/ press/press.php?serial=15619) (2013.3.3 アクセス) 5)気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/index.html) (2013.3.3 アクセス) 6)北村四郎・村田源・堀勝:原色日本植物図鑑草本 生植物 木本Ⅰ、平凡社、東京、321pp.(1989a) 17)佐竹義輔・原寛・亘理俊次・冨成忠夫:日本の野 生植物 木本Ⅱ、平凡社、東京、305pp.(1989b) 18) 清 水 建 美: 日 本 の 帰 化 植 物、 平 凡 社、 東 京、 337pp.(2003) 19)谷本丈夫・内藤健司・田坂聡明・小金沢正昭:宇 都宮大学農学部附属演習林船生経営区第 6 次編成 経営計画説明書 平成 11 年度調査、宇都宮大学 農学部附属演習林、栃木、46pp.(2000) 20)栃木県版レッドリスト (http://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/redlist.html) (2013.3.3 アクセス) 21)栃木県林務部自然環境課・栃木県立博物館編:レッ 編〔Ⅰ〕 ・合弁花類、保育社、東京、297pp.(1957) ドデータブックとちぎ―栃木県の保護上注目すべ 7)北村四郎・村田源:原色日本植物図鑑草本編〔Ⅱ〕 ・ き地形・地質・野生動植物―、栃木県林務部自然 離弁花類、保育社、東京、390pp.(1961) 8)北村四郎・村田源・小山鐵夫:原色日本植物図鑑 草本編〔Ⅲ〕 ・単子葉類、保育社、東京、465pp.(1964) 9)小野幹雄・大場秀章・西田誠編:改訂増補牧野新 日本植物図鑑、北隆館、東京、1453pp.(1989) 10)中池敏之:ウラジロ線−シダ植物の分布を基に した暖帯植物の分布について、国立科学博専報、 16、p105–110(1983) 11)長田武正:原色日本帰化植物図鑑、保育社、東京、 425pp.(1976) 環境課、栃木、898pp.(2005) 22)栃木県塩谷町 (https://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/top/top .aspx) (2013.3.3 アクセス) 23)栃木県自然環境調査研究会植物部会編:栃木県自 然環境基礎調査とちぎの植物Ⅰ、栃木県林務部自 然環境課、栃木、534pp.(2003) 24)薄井宏:人工造林地の植物社会学的研究― 1. 宇 都宮大学船生演習林の植生図示と造林学的意義 ―、宇大演報、4、p25–58(1966) 39 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 宇都宮大学船生演習林維管束植物目録(2013) 凡例 1. 調査対象植物のうちシダ植物の学名は岩槻 3)、草 本類の学名は佐竹ら 13,14,15)、木本類の学名は佐竹ら 16,17) に従った。植栽種のうちの外国産種および帰化 種で上記の文献などに記載がないものについて、そ れぞれ外国産種の学名は小野ら 9)および堀田ら 2)、 帰化種については長田 11) および清水 18) に従った。 そのほか上記の文献に記載がないものについては、 北村ら 6)、北村・村田 7)および北村ら 8)の学名に従っ た。また本調査で確認されなかったが、薄井 24) お よび酒井ら 12)の調査では確認された種も目録内に 含めた。植物目録を作成するにあたって、科、属、 3) 種の配列は岩槻 、佐竹ら 13,14,15,16,17) (新エングラー 体系)に従った。植栽種のうちの外国産種と、帰化 種のうちの上記文献に未記載の種の配列はそれぞれ 該当する属内の種の配列の末尾に挿入した。 対象植物には調査区域内の自生種のほか、 移入種、 2. 各種の生活型は以下の酒井ら 12)の分類に従った。 EG SG evergreen pteridophyte summer-green pteridophyte 常緑性シダ植物 夏緑性シダ植物 WG ECT DCT DBT EBT DBS EBS TH WH PH CW CH E winter-green pteridophyte evergreen conifer tree deciduous conifer tree deciduous broad-leaved tree evergreen broad-leaved tree deciduous broad-leaved shrub evergreen broad-leaved shrub therophyte winter annual herb perennial herb climbing woody plant climbing herb epiphyte 冬緑性シダ植物 常緑針葉高木 落葉針葉高木 落葉広葉高木 常緑広葉高木 落葉広葉低木 常緑広葉低木 一年生草本 越年生草本 多年生草本 つる性木本 つる性草本 着生植物 3. 本調査での確認種の生育場所は以下のように略記した。 林床 道端 水辺 林内の林床に生育するもの 林道、作業道沿いに生育するもの 池周辺、沢沿いなどに生育するもの 4. 本調査での確認種のうち船生演習林において希少で ある種に「+」の記号を記した。 すなわち樹木園などの展示目的で植栽された植栽種 (外国産種含む) 、木材生産のために植林された植林 種(ただしアカマツのような調査区域内の自生種は 除く)、調査区域外で植栽されている植物が逸出し て野生状態になった逸出種、植栽種以外の外国産種 などの帰化種が含まれる。なお、薄井および酒井ら の植栽あるいは植林種のうち、本調査で確認できな かった種は「(植栽)または(植林) 」と記載した。 また、酒井らの植栽あるいは植林種のうち、本調査 で自生が確認できた種(ナツツバキ、シロヤシオな ど)は、 「植栽」の記載をはずした。 5. 本調査および過去の 2 つの目録は以下のように略記 した。 2013:本調査、1994:酒井ら(1994)、 1966:薄井(1966) (TXLVH\DFHDH 2SKLRJORVVDFHDH 2VPXQGDFHDH *OHLFKHQLDFHDH 'HQQVWDHGWLDFHDH 'HYDOOLDFHDH 3DUNHULDFHDH %OHFKQDFHDH 'U\RSWHULDFHDH ࢺࢡࢧ ࣁࢼࣖࢫࣜ ࢮ࣐ࣥ ࢘ࣛࢪࣟ ࢥࣂࣀࢩ࢝ࢢ࣐ ࢩࣀࣈ ࣍࢘ࣛࢩࢲ ࢩࢩ࢞ࢩࣛ ࢜ࢩࢲ ࢩ ࢲ ᳜ ≀ 㛛 ࠉ 37(5,'23+<7$ ࣡ࣄࣂ 6HODJLQHOODFHDH ࣡ࢩࣟࣀࢹ ࢶࣖࢼࢩࣀࢹ ࢪࣗ࢘ࣔࣥࢪࢩࢲ ࣀࢹ ࢩࣀࣈ ࣡࢞ࢿࢮ࣐ࣥ ࢩࢩ࢞ࢩࣛ ࣖࣈࢯࢸࢶ ࣐ࣖࣖࣈࢯࢸࢶ ࢜࢘ࣞࣥࢩࢲ ࣡ࣛࣅ ࢡ࣐ࣛࢦࢣ ࢫࢠࢼ ࣇࣘࣀࣁࢼ࣡ࣛࣅ ࢮ࣐ࣥ ࢘ࣛࢪࣟ ࢾࢩࢲ ࣡ࣄࣂ ࣄ࢝ࢤࣀ࢝ࢬࣛ ࣐ࣥࢿࣥࢫࢠ ⛉ྡ ✀ྡ )DPLO\ ࣄ ࢝ ࢤ ࣀ ࢝ ࢬ ࣛ 㛛 ࠉ /<&23+<7$ ࣄ࢝ࢤࣀ࢝ࢬࣛ ࢺ࢘ࢤࢩࣂ /\FRSRGLDFHDH ࣄࣟࣁࣀࢺ࢘ࢤࢩࣂ Selaginella tamariscina %HDXY 6SULQJ S. remotifolia 6SULQJ Equisetum arvense / Botrychium ternatum7KXQE6Z Osmunda japonica 7KXQE Gleichenia japonica 6SU Dennstaedtia hirsuta 6Z0HWWH[ 0LT D. wilfordii 0RRUH&KULVW Pteridium aquilinum /.XKQYDU latiusculum 'HVY8QGH[+HOO Davallia mariesii 70RRUHH[%DNHU Coniogramme intermedia +LHURQ Blechnum niponicum.XQ]H0DNLQR Cyrtomium fortunei -6P C. fortunei -6PYDU clivicola 0DNLQR7DJDZD Polystichum tripteron .XQ]H3U P. polyblepharon 5RHPH[.XQ]H &3UHVO P. ovatopaleaceum .RGDPD 6D.XUDWD P. ovatopaleaceum .RGDPD 6D.XUDWDYDUcoraiense +&KULVW 6D.XUDWD Lycopodium serratum7KXQE L. serratum7KXQEYDUintermedium 1DNDL0L\DEHHW.XGR L. clavatum/ L. obscurum/ 6SHFLHV ᯘᗋ ᯘᗋ 6* (* 6* 6* ಽᮌୖ ᯘᗋࠉ㸩 ᯘᗋ ᯘᗋ ( (* (* (* (* ᯘᗋ ࢫࢠᯘᗋ 㝧ᆅ ࢫࢠᯘᗋ ᯘᗋ ᯘᗋ (* 6* :* 6* (* 6* 6* 6* ᳜᱂ ᯘᗋ ᯘᗋ (* (* (* (* (* 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ⏕άᆺ ⏕⫱ሙᡤ࣭ࡑࡢഛ⪃࡞ 40 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 7KHO\SWHULGDFHDH :RRGVLDFHDH ࣄ࣓ࢩࢲ ࣡ࢹࣥࢲ ࣒ࢡࢤࢩࢣࢩࢲ ࢩࢣࢩࢲ ࣐ࣖࢾ࣡ࣛࣅ ࢾ࣡ࣛࣅ ࣍ࢯࣂࢩࢣࢩࢲ ࣖࣜࣀ࣍ࢩࢣࢩࢲ ࣑ࢻࣜࣄ࣓࣡ࣛࣅ ࣄ࣓ࢩࢲ ࣁࣜ࢞ࢿ࣡ࣛࣅ ࢡࢧࢯࢸࢶ ࢾ࢞ࣥࢯࢡ ࢥ࢘ࣖ࣡ࣛࣅ ࣊ࣅࣀࢿࢦࢨ ࣖ࣡ࣛࢩࢲ ࣄ࣓࣡ࣛࣅ ࢤࢪࢤࢪࢩࢲ ࣍ࢯࣂࢼࣛࢩࢲ ࣑࣐ࣖ࣋ࢽࢩࢲ ࢜ࢩࢲ ࢜ࢡ࣐࣡ࣛࣅ ࢡ࣐࣡ࣛࣅ ࣑ࢧ࢟࢝ࢢ࣐ ࣐ࣖࢱࢳࢩࢲ ࢜࢜ࢱࢳࢩࢲ ࣋ࢽࢩࢲ ࢜࢜࣋ࢽࢩࢲ ࣑ࢰࢩࢲ Arachniodes borealis 6HUL] Dryopteris monticola 0DNLQR&&KU D. crassirhizoma 1DNDL D. uniformis 0DNLQR0DNLQR D. lacera 7KXQE2.XQW]H D. chinensis %DNHU.RLG] D. bissetiana %DNHU&&KU D. pacifica 1DNDL7DJDZD D. erythrosora (DW2.W]H D. hondoensis .RLG] Stegnogramma pozoi /DJDVFD .,ZDWVVXEVS mollissima )LVFKHUH[ .XQ]H.,ZDWV Thelypteris decursive-pinnata YDQ +DOO&KLQJ T. laxa )UDQFKHW6DY&KLQJ T. torresiana *DXGLFK$OVWRQYDU calvata %DNHU.,ZDWV T. viridifrons 7DJDZD T. palustris 6DOLVE6FKRWW T. japonica %DN&KLQJ Matteuccia struthiopteris /7RG Onoclea orientalis +RRN+RRN O. sensibilis /YDU interrupta 0D[LP Athyrium yokoscense )UDQFKHW6DY +&KULVW A. vidalii )UDQFKHW6DY1DNDL A. niponicum0HWW+DQFH Deparia conilii )UHW6DY0.DWR D. conilii )UDQFKHW6DY 0.DWR YDUangustata 1DNDL0.DWR D. kiusiana .RLG]0.DWR D. japonica 7KXQE0.DWR ᯘᗋ 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* 6* ᯘᗋ 6* ᯘᗋ ົᡤ࿘㎶ ᯘᗋ ᯘᗋ ᯘᴗᶵᲔᗜ ᯘᗋ ᯘᗋ ᯘᗋ 䝇䜼ᯘᗋ ᯘᗋ ᯘᗋ 6* 6* 6* (* (* 6* (* (* (* (* 6* 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 41 3RO\SRGLDFHDH ࢾࣜ࣡ࣛࣅ ࣅ࣮ࣟࢻࢩࢲ ࣍ࢸࢩࢲ ࣄ࣓ࣀ࢟ࢩࣀࣈ ࣀ࢟ࢩࣀࣈ 7D[RGLDFHDH 6FLDGRSLW\DFHDH ࢫࢠ ࢥ࣐࢘ࣖ࢟ ࢥ࣐࢘ࣖ࢟ ࣓ࢱࢭࢥ ࢲ࢜࢘ࢩࣙ࢘ ࣂࣥࢡࢫ࣐ࢶ ࢸ࣮ࢲ࣐ࢶ ࣑ࣔ ࣁ࣑ࣜࣔ ࢻࢶࢺ࢘ࣄ ࢶ࢞ ࢫࢠ ࢥ࢘ࣚ࢘ࢨࣥ ✀ Ꮚ ᳜ ≀ 㛛 ࠉ 63(50$723+<7$ 〄 Ꮚ ᳜ ≀ ள 㛛 ࠉ *<01263(50$( ࢳࣙ࢘ ࢳࣙ࢘ *LQNJRDFHDH ࣐ࢶ ࣐࢝ࣛࢶ 3LQDFHDH ࣐࢝ࢶ ࢳࣙ࢘ࢭࣥࢦࣚ࢘ ࣄ࣓ࢥ࣐ࢶ ࢟ࢱࢦࣚ࢘ ࢘ࣛ࣎ࢩ ࣑࣐ࣖࢩࢲ ࢟ࣚࢱ࢟ࢩࢲ Ginkgo biloba / Larix kaempferi /DPE&DUULqUH Pinus densiflora 6LHEROGHW=XFF P. koraiensis 6LHEROGHW=XFF P. parviflora 6LHEROGHW=XFF P. parviflora 6LHEROGHW=XFFYDU pentaphylla 0D\U+HQU\ P. australis 0LFK[ P. banksiana /DPE P. taeda / Abies firma 6LHEROGHW=XFF Picea polita 6LHEROGHW=XFF&DUULqUH P. abies /.DUVW Tsuga sieboldii &DUULqUH Cryptomeria japonica /ILO''RQ Cunninghamia lanceolata /DPE +RRN Metasequoia glyptostroboides +XHW :&&KHQJ Sciadopitys verticillata 7KXQE 6LHEROGHW=XFF Diplazium squamigerum0HWW 0DWVXP D. sibiricum 7XUF]H[.XQ]H 6D.XUDWDYDU glabrum 7DJDZD 6D.XUDWD D. mesosorum0DNLQR.RLG] Pyrrosia linearifolia +RRN&KLQJ Lepisorus annuifrons 0DNLQR&KLQJ L. onoei )UDQFKHW6DY&KLQJ L. thunbergianus .DXOI&KLQJ ᳜᱂ (&7 ᳜᱂ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜ᯘ䠅 ᳜ᯘ ᯘෆ ᳜᱂ࠊົᡤ࿘㎶ 䠄᳜᱂䠅 ᯘෆ ᳜ᯘ ᳜᱂ 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6LHEROGHW=XFF(QGO Thuja standishii *RUGRQ&DUULqUH Thujopsis dolabrata /I6LHEROGHW =XFF Cephalotaxus harringtonia .QLJKW ..RFK Taxus cuspidata 6LHEROGHW=XFF T. cuspidata 6LHEROGHW=XFFYDU nana +RUWH[5HKGHU Torreya nucifera /6LHEROGHW=XFF 㝧ᆅ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 㝧ᆅ 䠄᳜᱂䠅 ༡ᅋᆅᯘ⦕ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 ᳜᱂ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 (&7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 (&7 (&7 ᯘෆ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 ᳜᱂ (&7 (&7 (&7 (&7 䠄᳜᱂䠅 ᳜ᯘ (&7 (&7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 43 )DJDFHDH 8OPDFHDH 0RUDFHDH ࣈࢼ ࢽࣞ ࢡ࣡ ࢟ࢽࣞ ࣐ࢢ࣡ ࣐ࣖࢢ࣡ ࢣࣖ࢟ ࣁࣝࢽࣞ ࢚ࣀ࢟ ࢡࣜ ࢫࢲࢪ ࢜ࣀ࢜ࣞ࢝ࣥࣂ ࣑ࢬ࣓ ࢶࣀࣁࢩࣂ࣑ ࢧࢲ ࢧ࣡ࢩࣂ ࢡ࣐ࢩࢹ ࢾࢩࢹ ࢝ࢩࢹ ࣈࢼ ࢾࣈࢼ ࢘ࣂ࣓࢞ࢩ ࢡࢾࢠ ࢝ࢩ࣡ ࣑ࢬࢼࣛ ࢥࢼࣛ ࢩࣛ࢝ࢩ ࣇࣔࢺ࣑ࢬࢼࣛ ࣁࣥࣀ࢟ ࢣ࣐ࣖࣁࣥࣀ࢟ ࢘ࢲ࢝ࣥࣂ ࢩࣛ࢝ࣥࣂ A. japonica 7KXQE6WHXG A. hirsuta 7XUF] Betula maximowicziana 5HJHO B. latyphylla 6XNDF]HYYDUjaponica 0LT++DUD B. schmidtii 5HJHO B. grossa 6LHEROGHW=XFF Corylus sieboldiana %O Ostrya japonica 6DUJ Carpinus cordata %O C. japonica %O C. tschonoskii 0D[LP C. laxiflora 6LHEROGHW=XFF%O Fagus crenata %OXPH F. japonica 0D[LP Quercus phillyreoides $*UD\ Q. acutissima &DUUXWK Q. dentata 7KXQEH[0XUUD\ Q. crispula %OXPH Q. serrata 7KXQEH[0XUUD\ Q. myrsinifolia %OXPH Q. serrata 7KXQEH[0XUUD\ VXEVS mongolicoides +2KED Castanea crenata 6LHEROGHW=XFF Castanopsis sieboldii 0DNLQR+DWXV H[7<DPD]HW0DVKLED Celtis sinensis 3HUVYDUjaponica 3ODQFK1DNDL Zelkova serrata 7KXQE0DNLQR Ulmus davidiana 3ODQFKYDU japonica 5HKGHU1DNDL U. parvifolia -DFT Morus alba / M. australis 3RLU ྛᡤ࡛ḟᯘࢆᵓᡂ ᯘෆ ྛᡤ࡛ḟᯘࢆᵓᡂ ྛᡤ 䠄᳜᱂䠅 '%7 (%7 ྛᡤ 䠄᳜᱂䠅 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 㐨➃ 䜿䝲䜻ᯘෆ '%7 ᯘᗋࠊỈ㎶ࠉ㸩 㐨➃ࠉ㸩 㐨➃ ᯘ⦕ࠊ㐨➃ ྛᡤ ྛᡤ 䠄᳜᱂䠅 ྛᡤ࡛ḟᯘࢆᵓᡂ ᳜᱂ࠊ㐨➃ ᗈⴥᶞᯘෆࠉ㸩 㐨➃ 㐨➃ࠊᯘෆ ᯘ㐨ୖࠊ㝧ᆅ 㐨➃ ‵ᆅ '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 (%7 '%7 '%7 '%7 '%7 (%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 44 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 8UWLFDFHDH 6DQWDODFHDH 3RO\JRQDFHDH ࣛࢡࢧ ࣅࣕࢡࢲࣥ ࢱࢹ ࢟ࣀ࢘ࢼࢠࢶ࣑࢝ ࢘ࢼࢠࢶ࣑࢝ ࢱࢽࢯࣂ ࢜࢜ࢣࢱࢹ ࢿࣂࣜࢱࢹ ࢜࢜ࢿࣂࣜࢱࢹ ࣁࢼࢱࢹ ࢾࢱࢹ 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.RLG]YDUborealis 6DUJ.RLG] M. grandiflora / Kadsura japonica 7KXQE'XQDO Schisandra nigra 0D[LP Lindera umbellata 7KXQE L. praecox 6LHEROGHW=XFF%OXPH L. glauca 6LHEROGHW=XFF%OXPH L. obtusiloba %OXPH Neolitsea sericea %OXPH.RLG] Ỉ㎶ࠊࣄࣀ࢟ᯘᗋ ᯘෆ 7+ 3+ 7+ 7+ 3+ ᳜᱂ '%7 &: &: '%6 '%6 '%6 '%6 (%7 ᯘᗋ 㐨➃ ᯘᗋࠉ㸩 ᯘෆ ᑿ᰿ ᯘ⦕ ᯘෆ ᳜᱂ ᳜᱂ 䠄᳜᱂䠅 '%7 '%7 '%7 '%7 䠄᳜᱂䠅 ⓙఆᆅ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ ᖐ ົᡤ࿘㎶ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 䜿䝲䜻ᯘෆ ᖐࠊ㝧ᆅ :+ :+ :+ :+ 3+ :+ :+ 3+ 7+ 7+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 46 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࣞࣥࢤࢩ࣐ࣙ࢘ ࣓ࢠ ࢼࣥࢸࣥ ࣄࣛࢠࢼࣥࢸࣥ ࣝࣚ࢘࣎ࢱࣥ ࢟ࣂࢼ࢝ࣜࢯ࢘ ࢝ࣜࢯ࢘ ࢣࣅ 5DQXQFXODFHDH %HUEHULGDFHDH /DUGL]DEDODFHDH ࣏࢟ࣥ࢘ࢤ ࣓ࢠ ࢣࣅ ࣑࣐࣐ࣖ࢝ࣛࢶ ࢽࣜࣥࢯ࢘ ࢳࣜࣥࢯ࢘ ࢟ࢡࢨ࢟ࢳࢤ ࣁࣥࢩࣙ࢘ࢷࣝ ࢡࢧ࣎ࢱࣥ ࣎ࢱࣥࢷࣝ ࢥ࣎ࢱࣥࢷࣝ ࣐࢘ࣀࢩ࢞ࢱ ࢟ࢶࢿࣀ࣎ࢱࣥ ࢣ࢟ࢶࢿࣀ࣎ࢱࣥ ࣐࢟࢝ࣛࢶ ࣞࢪࣥࢯ࢘ ࣐ࣖࢺࣜ࢝ࣈࢺ ࢧࣛࢩࢼࢩ࣐ࣙ࢘ ࢜࢜ࣂࢩ࣐ࣙ࢘ ࣇࢧࢨࢡࣛ ࢝ࢶࣛ (XSWHOHDFHDH &HUFLGLSK\OODFHDH ࣇࢧࢨࢡࣛ ࢝ࢶࣛ Euptelea polyandra 6LHEROGHW=XFF Cercidiphyllum japonicum6LHEROGHW =XFF Anemonopsis macrophylla 6LHEROGHW =XFF Cimicifuga simplex :RUPVN C. acerina 6LHEROGHW=XFF& 7DQDND Aconitum loczyanum5DSDLFV A. japonicum7KXQEYDUmontanum 1DNDL Anemone flaccida )U6FKP A. nikoensis 0D[LP A. pseudo-altaica ++DUD Clematis japonica 7KXQE C. stans 6LHEROGHW=XFF C. apiifolia '& C. apiifolia '&YDUbiternata 0DNLQR Ranunculus japonicus 7KXQE R. silerifolius /pY R. cantoniensis '& Thalictrum minus /YDUhypoleucum 6LHEROGHW=XFF0LT T. filamentosum0D[LPYDUtenerum +%RLVVLHX2KZL Berberis thunbergii '& Nandina domestica 7KXQE Mahonia japonica 7KXQE'& Caulophyllum robustum0D[LP Epimedium koreanum1DNDL E. grandiflorum &0RUUHQYDU thunbergianum 0LT1DNDL Akebia quinata 7KXQE'HFQH 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 &: '%6 (%6 (%6 3+ 3+ 3+ 㐨➃ ᯘᗋ ᯘෆ ᳜᱂ࠊົᡤ࿘㎶ ᯘෆ 㐨➃ࠉ㸩 䕿 䕿 䕿 3+ 㝧ᆅ ࢣࣖ࢟ᯘෆ 㐨➃ ᯘᗋࠊ㐨➃ ᯘᗋ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ &: &: &: &: 3+ 3+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 䕿 ᯘᗋ 3+ 3+ 䕿 㝧ᆅࠉ㸩 3+ '%7 '%7 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 47 ࣄࢺࣜࢩࢬ࢝ ࢘ࢫࣂࢧࢩࣥ ࢧࣝࢼࢩ $ULVWRORFKLDFHDH $FWLQLGLDFHDH 7KHDFHDH *XWWLIHUDH 'URVHUDFHDH 3DSDYHUDFHDH %UDVVLFDFHDH ࣐࢘ࣀࢫࢬࢡࢧ ࣐ࢱࢱࣅ ࢶࣂ࢟ ࢜ࢺࢠࣜࢯ࢘ ࣔ࢘ࢭࣥࢦࢣ ࢣࢩ ࣈࣛࢼ ࣐ࣖࣈ࢟ࢯ࢘ 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gracilis 6LHEROGHW=XFF D. crenata 6LHEHW=XFF Cardiandra alternifolia 6LHEROGHW =XFF Chrysosplenium grayanum0D[LP Astilbe microphylla .QROO A. thunbergii 6LHEROGHW=XFF0LT YDUcongesta +%RLVVLHX A. thunbergii 0LTYDUthunbergii Saxifraga stolonifera 0HHUE Stephanandra incisa 7KXQE=DEHO Spiraea japonica /I S. thunbergii 6LHEROGH[%OXPH 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ࠊỈ㎶ 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ '%6 '%6 '%6 㝧ᆅ '%6 '%6 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᯘ⦕ 㐨➃ '%6 '%6 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᗈⴥᶞᯘࠊ㐨➃ 㐨➃ ᳜᱂ '%6 '%6 '%6 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ ᯘ⦕ࠊ㐨➃ ᳜᱂ 3+ &: 㐓ฟࠊ㝧ᆅ 䠄᳜᱂䠅 ᯘ⦕ 㐨➃ ᖐࠊᯘ⦕ ᳜᱂ 7+ 7+ :+ '%7 '%7 3+ 3+ 3+ 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 49 ࣁࢼ࢝ࢻ࢘ ࢬ࣑ ࢜࢜࢘ࣛࢪࣟࣀ࢟ ࣐ࣖࢼࢩ ࣖࣈ࣊ࣅࢳࢦ ࣊ࣅࢳࢦ ࣄ࣓࣊ࣅࢳࢦ ࢡࢧ࣎ࢣ ࢼ࣡ࢩࣟࢳࢦ ࢚ࣅ࢞ࣛࢳࢦ ࢼࢼ࣐࢝ࢻ ࢬ࢟ࢼࢩ ࢘ࣛࢪࣟࣀ࢟ ࣐࢝ࢶ࢝ ࢩࢲࣞࢨࢡࣛ ࢯ࣓ࣚࢩࣀ ࣐࢜࢜ࣖࢨࢡࣛ ࢝ࢫ࣑ࢨࢡࣛ ࣐ࣖࢨࢡࣛ ࣐ࣖࣈ࢟ ࣀࣂࣛ ࢸࣜࣁࣀࣂࣛ ࢽ࢞ࢳࢦ ࢡ࣐ࢳࢦ ࣑ࣔࢪࢳࢦ ࣓࢘ ࣔࣔ ࢾࢨࢡࣛ ࣑࢘࣡ࢬࢨࢡࣛ ࢳࣙ࢘ࢪࢨࢡࣛ Prunus mume 6LHE6LHEROGHW=XFF P. persica %DWVFK P. buergeriana 0LT P. grayana 0D[LP P. apetala 6LHEROGHW=XFF)UDQFKHW 6DY P. pendula 0D[LPIpendula P. îyedoensis 0DWVXP P. sargentii 5HKGHU P. verecunda .RLG].RHKQH P. jamasakura 6LHEROGH[.RLG] Kerria japonica /'& Rosa multiflora 7KXQE R. wichuraiana &UpSLQ Rubus microphyllus /ILO R. crataegifolius %XQJH R. palmatus 7KXQEYDUcoptophyllus $*UD\ R. parvifolius / R. phoenicolasius 0D[LP Sorbus commixta +HGO S. alnifolia 6LHEROGHW=XFF&.RFK S. japonica 'HFQH+HGO Pourthiaea villosa 7KXQE'HFQH YDUlaevis 7KXQE6WDSI Chaenomeles japonica 7KXQE/LQGO H[6SDFK Malus halliana .RHKQH M. toringo 6LHEROG6LHEROGH[9ULHVH M. tschonoskii 0D[LP&.6FKQHLG Pyrus pyrifolia %XUPI1DNDL Duchesnea indica $QGUHZV)RFNH D. chrysantha =ROOHW0RULW]L0LT Potentilla centigrana 0D[LP ᳜᱂ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ ᑿ᰿ ᯘෆ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 㐨➃䚸㝧ᆅ 㐨➃ࠊᯘᗋ 㐨➃ 㐨➃ࠉ㸩 ᑿ᰿䚷䠇 ᗈⴥᶞᯘෆ ᯘෆ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 䠄᳜᱂䠅 ົᡤ࿘㎶ ࣐࢝ࢶᯘ 䠄᳜᱂䠅 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 '%7 '%7 '%7 '%6 '%6 '%7 '%7 '%7 '%7 3+ 3+ 3+ 㐨➃ ᳜᱂ 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ ᗈⴥᶞᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 50 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࣐࣓ /HJXPLQRVDH ࢚ࢰ࣐ࣖࣁࢠ ࣍ࢻࣔ ࢟ࣁࢠ ࣐ࣖࣁࢠ ࣖࣁࢬࢯ࢘ ࢿࢥࣁࢠ ࣓ࢻࣁࢠ ࣖࣈࣁࢠ ࣇࢪ ࢥ࣐ࢶࢼࢠ ࢤࣥࢤ ࣒ࣛࢧ࢟ࢶ࣓ࢡࢧ ࢩࣟࢶ࣓ࢡࢧ ࢼࣥࢸࣥࣁࢠ ࣚࢶࣂࣁࢠ ࢾࢫࣅࢺࣁࢠ ࣇࢪ࢟ ࢿ࣒ࣀ࢟ ࢧ࢝ࢳ ࢾ࢚ࣥࢪࣗ ࣑ࢶࣂࢶࢳࢢࣜ ࢟ࢪ࣒ࢩࣟ ࣑ࢶࣔࢺࢯ࢘ ࢲࢥࣥࢯ࢘ ࣡ࣞࣔࢥ࢘ ࣑࢟ࣥࢬࣄ࢟ ࢜࣊ࣅࢳࢦ P. sundaica %OXPH.XQW]HYDU robusta )UDQFKHW6DY.LWDJ P. freyniana %RUQP P. fragarioides /YDUmajor 0D[LP P. cryptotaeniae 0D[LP Geum japonicum7KXQE Sanguisorba officinalis / Agrimonia pilosa /HGHEYDU japonica 0LT1DNDL Albizia julibrissin 'XUD]] Gleditsia japonica 0LT Maackia amurensis 5XSUHW0D[LP VXEVSbuergeri 0D[LP.LWDP Cladrastis platycarpa 0D[LP 0DNLQR Wisteria floribunda :LOOG'& Indigofera pseudotinctoria 0DWVXP Astragalus sinicus / Trifolium pratense / T. repens / Vicia unijuga $%UDXQ V. nipponica 0DWVXP Desmodium podocarpum'&VXEVS oxyphyllum'&2KDVKL D. podocarpum'&YDU mandshuricum0D[LP Lespedeza buergeri 0LT L. bicolor 7XUF] L. striata 7KXQE+RRNHW$UQ L. pilosa 7KXQE6LHEROGHW=XFF L. juncea /I3HUVYDU subsessilis 0LT L. bicolor YDUjaponica 1DNDL Apios fortunei 0D[LP 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᯘෆ 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Phyllanthus matsumurae +D\DWD Orixa japonica 7KXQE Zanthoxylum ailanthoides 6LHEROGHW =XFF Z. schinifolium6LHEROGHW=XFF Z. piperitum/'& Poncirus trifoliata /5DI Citrus junos 6LHEH[7DQDND Boenninghausenia japonica 1DNDL Picrasma quassioides ''RQ%HQQ Rhus ambigua /DYDOOHHH['LSS R. javanica /YDUroxburghii '& 5HKGHUHW:LOV R. trichocarpa 0LT 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 '%7 㐨➃ 㐨➃ 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ࠊᯘෆ Ỉ㎶ 䝇䜼ᯘᗋ 㝧ᆅ '%6 '%6 '%6 '%6 3+ '%7 &: '%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ົᡤ࿘㎶ ᯘෆ 㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ 3+ 7+ 7+ 7+ '%6 '%7 䕿 㐨➃ '%7 䕿 ᯘ⦕ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ '%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ົᡤ࿘㎶ࠊ㝧ᆅ ົᡤ࿘㎶ࠊ㝧ᆅ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ࠊ㝧ᆅ ᯘᗋ 㝧ᆅ &: &3+ &7+ 䕿 7+ 52 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 $FHUDFHDH +LSSRFDVWDQDFHDH 6DELDFHDH 3RO\JDODFHDH %DOVDPLQDFHDH $TXLIROLDFHDH &HODVWUDFHDH ࢚࢝ࢹ ࢺࢳࣀ࢟ ࣡ࣈ࢟ ࣄ࣓ࣁࢠ ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ ࣔࢳࣀ࢟ ࢽࢩ࢟ࢠ ࢺࢳࣀ࢟ ࣡ࣈ࢟ ࣄ࣓ࣁࢠ ࢟ࢶࣜࣇࢿ ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ ࢾࢶࢤ ࣔࢳࣀ࢟ ࣓࢘ࣔࢻ࢟ ࣇ࣓࢘ࣜࣥ࢘ࣔࢻ࢟ ࢜ࣁࢲ ࢽࢩ࢟ࢠ ࢺ࢚࢘࢝ࢹ ࣓ࢢࢫࣜࣀ࢟ ࣑ࢶࢹ࢚࢝ࢹ ࢜ࢽࢱࣖ ࢘ࣛࢤ࢚ࣥࢥ࢚࢘࢝ࢹ ࢥࣁ࢘ࢳ࢚࣡࢝ࢹ ࣄࢼ࢘ࢳ࢚࣡࢝ࢹ ࣁ࢘ࢳ࢚࣡࢝ࢹ ࢚࢘ࣜ࢝ࢹ ࢘ࣜࣁࢲ࢚࢝ࢹ ࣄࢺࢶࣂ࢚࢝ࢹ ࢳࢻࣜࣀ࢟ ࢚ࣥࢥ࢚࢘࢝ࢹ ࣛࣥࢩࣥ࣎ࢡ ࣟࣁ࣑ࣔࢪ ࣑࢜࢜ࣔࢪ ࣐࣑ࣖࣔࢪ Pistacia chinensis %XQJH Acer palmatum7KXQE A. amoenum&DUU A. amoenum &DUULqUHYDU matsumurae .RLG].2JDWD A. sieboldianum0LT A. tenuifolium .RLG].RLG] A. japonicum 7KXQE A. crataegifolium6LHEROGHW=XFF A. rufinerve 6LHEROGHW=XFF A. distylum6LHEROGHW=XFF A. carpinifolium 6LHEROGHW=XFF A. mono 0D[LPYDUmarmoratum 1LFKROVRQ+DUDIGLVVHFWXP:HVP 5HKGHU A. mono 0D[LPYDUconnivens 1LFKROVRQ+DUD A. mono 0D[LPYDUambiguum3D[ 5HKGHU A. buergerianum0LT A. nikoense 0D[LP A. cissifolium6LHEROGHW=XFF ..RFK Aesculus turbinata %OXPH Meliosma myriantha 6LHEROGHW=XFF Polygala japonica +RXWW Impatiens noli-tangere / I. textorii 0LT Ilex crenata 7KXQE I. integra 7KXQE I. serrata 7KXQE I. geniculata 0D[LP I. macropoda 0LT Euonymus alatus 7KXQE6LHEROG ᯘ⦕ࠊ㐨➃ ࢫࢠᯘෆ ᯘෆ ᯘᗋࠉ㸩 ᗈⴥᶞᯘෆ ᯘෆ ົᡤ࿘㎶ࠊỈ㎶ 䠄᳜᱂䠅 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 3+ 7+ 7+ (%7 '%7 '%6 '%6 '%7 '%6 ᗈⴥᶞᯘෆ 㐨➃ࠊᯘᗋ '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 ᯘ⦕ ᯘᗋ 㝧ᆅ 䠄᳜᱂䠅 㝧ᆅ ᑿ᰿ ᯘෆ ᯘ⦕ ᯘෆ ࣄࣀ࢟ᯘෆ ᯘᗋࠉ㸩 ᳜᱂ࠊົᡤ࿘㎶ ᯘᗋ ᳜᱂ '%7 '%7 '%7 '%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 53 6WDSK\OHDFHDH %X[DFHDH 5KDPQDFHDH 9LWDFHDH 7LOLDFHDH 0DOYDFHDH (ODHDJQDFHDH )ODFRXUWLDFHDH 9LRODFHDH ࣑ࢶࣂ࢘ࢶࢠ ࢶࢤ ࢡ࣓ࣟ࢘ࣔࢻ࢟ ࣈࢻ࢘ ࢩࢼࣀ࢟ ࢜ ࢢ࣑ ࢠࣜ ࢫ࣑ࣞ ࣒ࢡࢤ ࢼࢶࢢ࣑ ࢠࣜ ࢫ࣑ࣞ ࢚ࢨࣥࢫ࣑ࣞ ࣄࢼࢫ࣑ࣞ ࣖࣈ࢞ࣛࢩ ࢩࢼࣀ࢟ ࢝ࣛࢫࣀࢦ࣐ ࢟ࣞࣁࣀࣈࢻ࢘ ࣀࣈࢻ࢘ ࢡ࣐ࣖࢼࢠ ࢧࣥ࢝ࢡࢷࣝ ࢚ࣅࢷࣝ ࢶࢱ ࢡ࣓ࣟ࢘ࣔࢻ࢟ ࣐࣑ࣘ ࢶࣜࣂࢼ ࣓࣡࢘ࢷࣝ ࢶ࣓ࣝ࢘ࣔࢻ࢟ ࣑ࢶࣂ࢘ࢶࢠ ࢦࣥࢬ ࢶࢤ ࢥ࣐࣑ࣘ E. alatus 7KXQE6LHEROGI striatus 7KXQE0DNLQR E. sieboldianus %OXPH E. oxyphyllus 0LT Celastrus flagellaris 5XSU C. orbiculatus 7KXQE Staphylea bumalda 7KXQE'& Euscaphis japonica 7KXQE.DQLW] Buxus microphylla 6LHEROGHW=XFF YDUjaponica 0XHOO$UJH[0LT 5HKGHUHW(+:LOVRQ Rhamnus japonica 0D[LPYDU decipiens 0D[LP Berchemia racemosa 6LHEROGHW=XFF Vitis flexuosa 7KXQE V. thunbergii 6LHEHW=XFF Parthenocissus tricuspidata 6LHEROG HW=XFF3ODQFK Ampelopsis brevipedunculata 0D[LP7UDXWYYDUheterophylla 7KXQE+DUD A. brevipedunculata 0D[LP7UDXWY Icitrulloides /HEDV5HKGHU Cayratia japonica 7KXQE*DJQ Tilia japonica 0LT6LPRQNDL Corchoropsis tomentosa 7KXQE 0DNLQR Hibiscus syriacus / Elaeagnus multiflora 7KXQE Idesia polycarpa 0D[LP Viola mandshurica :%HFNHU V. eizanensis 0DNLQR V. takedana 0DNLQR 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᯘᗋ ࣄࣀ࢟ᯘᗋ &: &3+ '%7 7+ '%6 '%6 '%7 3+ 3+ 3+ 㝧ᆅ &: 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ 㐨➃ ᯘෆ ᯘ⦕ 㝧ᆅࠊ㐨➃ &: &: &: &: 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ‵ᆅ '%6 㐨➃ࠊỈ㎶ ᑿ᰿ࠊ㐨➃ 䠄᳜᱂䠅 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ࠉ㸩 㐨➃ࠊேᕤᯘ '%6 '%6 &: &: '%6 '%6 (%6 䕿 䕿 䕿 '%6 54 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࢧࣝࢫ࣋ࣜ ࣓࣐ࢶࣚࢢࢧ ࣞࢳ࣐ࢶࣚࢢࢧ ࢱࢽࢱࢹ ࣑ࢬࢱ࣐ࢯ࢘ ࣜࣀࢺ࢘ࢢࢧ ࢘ࣜࣀ࢟ /\WKUDFHDH 2QDJUDFHDH +DORUDJDFHDH $ODQJLDFHDH &RUQDFHDH $UDOLDFHDH ࣑ࢯࣁࢠ ࢝ࣂࢼ ࣜࣀࢺ࢘ࢢࢧ ࢘ࣜࣀ࢟ ࣑ࢬ࢟ ࢘ࢥࢠ ࣓࣐ࣜ࢝ࣖ࣎࢘ࢩ ࢱࣛࣀ࢟ ࢘ࢻ ࢟ࢷࢱ ࣁࢼ࢝ࢲ ࢜࢟ ࢡ࣐ࣀ࣑ࢬ࢟ ࣑ࢬ࢟ ࢧࣥࢩࣗࣘ ࣐ࣖ࣎࢘ࢩ ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ ࢟ࣈࢩ ࣐ࢳࣕࢷࣝ %HJRQLDFHDH 6WDFK\XUDFHDH &XFXUELWDFHDH ࢩࣗ࢘࢝ࢻ࢘ ࢟ࣈࢩ ࢘ࣜ ࣑࣐ࣖࢫ࣑ࣞ ࣇࣔࢺࢫ࣑ࣞ ࢣ࣎ࣀࢫ࣑ࣞ ࢜ࢫ࣑ࣞ ࢱࢳࢶ࣎ࢫ࣑ࣞ ࢽ࢜ࢱࢳࢶ࣎ࢫ࣑ࣞ ࢶ࣎ࢫ࣑ࣞ ࢠࢫ࣑ࣞ V. selkirkii 3XUVK V. sieboldii 0D[LP V. rossii +HPVO V. hondoensis :%HFNHUHW+%RLVVLHX V. grypoceras $*UD\ V. obtusa 0DNLQR0DNLQR V. verecunda $*UD\ V. verecunda $*UD\YDUsemilunaris 0D[LP Begonia evansiana $QGU Stachyurus praecox 6LHEROGHW=XFF Gynostemma pentaphyllum7KXQE 0DNLQR Lagerstroemia indica / Oenothera biennis / O. parviflora / Circaea erubescens )UDQFKHW6DY C. mollis 6LHEROGHW=XFF Haloragis micrantha 7KXQE5%U Alangium platanifolium6LHEROGHW =XFF+DUPVYDUtrilobatum0LT 2KZL Helwingia japonica )*'LHWU Aucuba japonica 7KXQE Swida macrophylla :DOO6RMiN S. controversa +HPVO6RMiN Cornus officinalis 6LHEROGHW=XFF Benthamidia japonica 6LHEROGHW =XFF+DUD B. florida /6SDFK Aralia elata 0LT6HHP A. cordata 7KXQE Hedera rhombea 0LT%HDQ ࢫࢠᯘᗋ 䠄᳜᱂䠅 ᯘෆ 䠄᳜᱂䠅 ᯘෆ 㝧ᆅ ᯘᗋ '%7 '%6 3+ (&: ᯘෆ ᯘෆ 㝧ᆅ ᑿ᰿ ᳜᱂ ᖐࠊ㝧ᆅ ᖐࠊ㝧ᆅ ᖐࠊ㐨➃ ࢫࢠᯘෆࠊỈ㎶ ྛᡤࠊ㐨➃ 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ 㐨➃ࠊᯘෆ '%6 (%6 '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 :+ :+ 3+ 3+ 3+ '%6 3+ '%6 &3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 55 ࢭࣜ 8PEHOOLIHUDH ࣐ࣖࢮࣜ ࣁࢼ࢘ࢻ ࢩࢩ࢘ࢻ ࢩࣛࢿࢭࣥ࢟ࣗ࢘ ࣀࢲࢣࣔࢻ࢟ ࣀࢲࢣ ࣑ࢶࣂ ࢭࣥࢺ࢘ࢯ࢘ ࢝ࣀࢶ࣓ࢯ࢘ 㸦ࢲࢣࢮࣜ㸧 ࣒࢝ࢦࢽࣥࢪࣥ ࢱࢽ࣑ࢶࣂ ࢾ࣐ࢮࣜ ࣁࣜࢠࣜ ࢺࢳࣂࢽࣥࢪࣥ ࣄ࣓ࢳࢻ࣓ ࣀࢳࢻ࣓ ࢜࢜ࢳࢻ࣓ ࢶ࣎ࢡࢧ ࣐࢘ࣀ࣑ࢶࣂ 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宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 (ULFDFHDH 0\UVLQDFHDH 3ULPXODFHDH ࢶࢶࢪ ࣖࣈࢥ࢘ࢪ ࢧࢡࣛࢯ࢘ ྜ ᘚ ⰼ ள ⥘ ࠉ *$023(7$/$( ࣜࣙ࢘ࣈ &OHWKUDFHDH ࣓࣡࢘ 'LDSHQVLDFHDH ࢳࣖࢡࢯ࢘ 3\URODFHDH ࣖࣈࢥ࢘ࢪ ࣐ࣥࣜࣙ࢘ ࢡࢧࣞࢲ࣐ ࢼࢶࣁࢮ ࢘ࢫࣀ࢟ ࢬ࣐ࢩࣕࢡࢼࢤ ࣒࢜࢜ࣛࢧ࢟ ࣈࣛࢶࢶࢪ ࢻ࢘ࢲࣥࢶࢶࢪ ࢿࢪ࢟ ࢩࣟࣖࢩ࢜ ࢺ࢘ࢦࢡ࣑ࢶࣂࢶࢶࢪ ࣞࣥࢤࢶࢶࢪ ࢝ࣖࢩ࢜ ࣂ࢝ࢶࢶࢪ ࣔࢳࢶࢶࢪ ࢧࢶ࢟ ࣐࢜࢜ࣖࢶࢶࢪ ࣐ࣖࢶࢶࢪ ࣜࣙ࢘ࣈ ࣡࢘ࢳ࣡ ࢳࣖࢡࢯ࢘ ࣋ࢽࣂࢼࢳࣖࢡࢯ࢘ ࣓࢘࢞ࢧࢯ࢘ ࢠࣥࣜࣙ࢘ࢯ࢘ ࣍ࢶࢶࢪ Clethra barbinervis 6LHEROGHW=XFF Shortia uniflora 0D[LP0D[LP Pyrola japonica .OHQ]H P. incarnata )LVFK Chimaphila japonica 0LT Monotropastrum humile ''RQ+DUD Elliottia paniculata 6LHEROGHW=XFF %HQWKHW+RRN Rhododendron semibarbatum0D[LP R. macrosepalum0D[LP R. indicum/6ZHHW R. transiens 1DNDL R. obtusum/LQGO3ODQFKYDU kaempferi 3ODQFK:LOVRQ R. quinquefolium%LVVHWHW0RRUH R. wadanum0DNLQR R. japonicum$*UD\6XULQJDU R. pentaphyllum0D[LPYDU nikoense .RPDWVX R. degronianum &DUULqUH R. pulchrum 6ZHHWFY Ohmurasaki Enkianthus subsessilis 0LT0DNLQR E. perulatus 0LT6FKQHLG Lyonia ovalifolia :DOO'UXGHYDU elliptica 6LHEROGHW=XFF+DQG 0D]] Vaccinium oldhamii 0LT V. hirtum7KXQEYDUpubescens .RLG]<DPD] Ardisia japonica 7KXQE%OXPH A. crenata 6LPV Lysimachia vulgaris /YDUdavurica /HGHE5.QXWK 䠄᳜᱂䠅 䠄᳜᱂䠅 ᯘෆ ᳜᱂ࠊົᡤ࿘㎶ ᑿ᰿ ᑿ᰿ ᯘ⦕ '%6 '%6 '%6 '%6 '%7 '%6 '%6 ᯘᗋ 㐨➃ࠊᯘᗋ ᯘෆ ᗈⴥᶞᯘෆ ‵ᆅ ᯘෆࠊᑿ᰿ '%6 '%6 '%6 '%6 (%6 (%6 3+ 㐨➃ࠊᯘෆ 䠄᳜᱂䠅 ᳜᱂ ᳜᱂ࠊົᡤ࿘㎶ ᯘෆ ᗈⴥᶞᯘᗋ ᯘෆ ᯘ㐨ἢ࠸ᓴୖ⩌⏕ ᑿ᰿ '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 '%7 3+ 3+ 3+ (%6 3+ '%6 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 57 (EHQDFHDH 6W\UDFDFHDH 6\PSORFDFHDH 2OHDFHDH /RJDQLDFHDH *HQWLDQDFHDH $SRF\QDFHDH $VFOHSLDGDFHDH ࢝࢟ࣀ࢟ ࢚ࢦࣀ࢟ ࣁࣀ࢟ ࣔࢡࢭ ࣐ࢳࣥ ࣜࣥࢻ࢘ ࢟ࣙ࢘ࢳࢡࢺ࢘ ࢞࢞ࣔ ࢞࢞ࣔ ࢱࢳ࢞ࢩ࣡ ࢭࣥࣈࣜ ࢸ࢝࢝ࢬࣛ ࢾࢭࣥࣈࣜ ࢣ࣎ࣀࢯ࢘ ࣇࢹࣜࣥࢻ࢘ ࣜࣥࢻ࢘ ࢿࢬ࣑ࣔࢳ ࢺ࢘ࢿࢬ࣑ࣔࢳ ࣎ࢱࣀ࢟ ࢼ࢚ ࢶࣝࣜࣥࢻ࢘ ࢟ࣥࣔࢡࢭ ࣐ࣝࣂ࢜ࢲࣔ ࣄࣛࢠ ࢥࢼࢫࣅ ࢾ࣐ࢺࣛࣀ࢜ ࢜࢝ࢺࣛࣀ࢜ ࢝࢟ࣀ࢟ ࣐࣓࢞࢟ ࢚ࢦࣀ࢟ ࣁࢡ࢘ࣥ࣎ࢡ ࢜࢜ࣂࢧ࢞ࣛ ࢧ࣡ࣇࢱࢠ L. japonica 7KXQE L. fortunei 0D[LP L. clethroides 'XE\ Diospyros kaki 7KXQE D. lotus / Styrax japonica 6LHEROGHW=XFF S. obassia 6LHEROGHW=XFF Pterostyrax hispida 6LHEROGHW=XFF Symplocos chinensis /RXU'UXFH YDUleucocarpa 1DNDL2KZLI pilosa 1DNDL2KZL Fraxinus sieboldiana %OXPH Osmanthus heterophyllus *'RQ 36*UHHQ O. fragrans /RXUYDUaurantiacus 0DNLQR Ligustrum japonicum 7KXQE L. lucidum$LW L. obtusifolium 6LHEROGHW=XFF Mitrasacme pygmaea 5%U Tripterospermum japonicum6LHEROG HW=XFF0D[LP Gentiana zollingeri )DZF G. scabra %XQJHYDUbuergeri 0LT 0D[LP Swertia bimaculata 6LHEROGHW=XFF +RRNHW7KRPVRQ S. diluta 7XUF]%HQWKHW+RRNILO YDUtosaensis 0DNLQR+DUD S. japonica 6FKXOW0DNLQR Trachelospermum asiaticum6LHEROG HW=XFF1DNDL Metaplexis japonica 7KXQE0DNLQR Cynanchum magnificum1DNDL ᯘᗋ 䕿 䕿 &3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᯘᗋࠉ㸩 7+ 㝧ᆅ ᯘᗋ 㐨➃ 㐨➃ :+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 7+ (&: 㐨➃ 䕿 䕿 䕿 㐓ฟࠊᯘෆࠉ㸩 㐓ฟ 㐨➃ (%7 (%7 '%6 7+ &3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᳜᱂ (%7 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 7+ 㐨➃ࠊᯘෆ ᯘෆ 㝧ᆅ 㝧ᆅ 㐨➃ ᯘෆ 㐨➃ ᯘෆ ᯘෆ ᯘෆ ົᡤ࿘㎶ࠊỈ㎶ '%7 (%7 3+ 3+ 3+ '%7 '%7 '%7 '%7 '%7 '%6 58 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 5XELDFHDH &RQYROYXODFHDH %RUDJLQDFHDH 9HUEHQDFHDH /DELDWDH ࢝ࢿ ࣄࣝ࢞࢜ ࣒ࣛࢧ࢟ ࢡ࣐ࢶࢷࣛ ࢩࢯ ࢟ࣂࢼ࢟ࢠࣜ ࢜࢝ࢱࢶࢼ࣑ࢯ࢘ ࣐ࣖࣁࢵ࢝ ࣓࢝ࣂࣄ࢟࢜ࢥࢩ ࢺ࢘ࢦࢡࢩࢯࣂࢱࢶࢼ࣑ ࣐ࣖࢱࢶࢼ࣑ࢯ࢘ ࢶࣝࢽ࢞ࢡࢧ ࣝࣜࢯ࢘ ࣖࣈ࣒ࣛࢧ࢟ ࣒ࣛࢧ࢟ࢩ࢟ࣈ ࢡࢧࢠ 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$*UD\+DUD Prunella vulgaris /VXEVSasiatica 1DNDL+DUD Chelonopsis moschata 0LT Lamium purpureum/ Solanum lyratum7KXQE S. carolinense / Petunia hybrida 9LOP Buddleja japonica +HPVO Paulownia tomentosa 7KXQE6WHXG Mimulus nepalensis %HQWKYDU japonicus 0LT 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ 㐨➃ࠊົᡤ࿘㎶ ᯘᗋ 㐨➃ 㐨➃ ᯘᗋࠉ㸩 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ :+ 3+ 3+ 7+ '%6 '%7 3+ ᳜᱂ 㐨➃ ᖐࠊົᡤ࿘㎶ࠉ㸩 ᖐࠊ㝧ᆅࠉ㸩 䕿 䕿 7+ 䕿 䕿 䕿 䕿 ࢫࢠᯘෆ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 7+ 㐨➃ 㝧ᆅࠊỈ㎶ 7+ 7+ 3+ 7+ 7+ 3+ 3+ 3+ 60 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࢼࣥࣂࣥࢠࢭࣝ ࣑࣑࢝࢟ࢢࢧ ࣁ࢚ࢻࢡࢯ࢘ ࢜࢜ࣂࢥ ࢽ࣡ࢺࢥ 2UREDQFKDFHDH /HQWLEXODULDFHDH 3KU\PDFHDH 3ODQWDJLQDFHDH &DSULIROLDFHDH ࣁ࣐࢘ࢶ࣎ ࢱࢾ࢟ࣔ ࣁ࢚ࢻࢡࢯ࢘ ࢜࢜ࣂࢥ ࢫ࢝ࢬࣛ ࢽࢩ࢟࢘ࢶࢠ ࣑࣐࣐ࣖ࢞ࢬ࣑ ࣐࢞ࢬ࣑ ࢶࢡࣂࢿ࢘ࢶࢠ ࣋ࢽࣂࢼࢶࢡࣂࢿ࢘ࢶࢠ ࢜ࢺࢥࣚ࢘ࢰ࣓ ࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ ࣡ࢱࣂࢥ $FDQWKDFHDH *HVQHULDFHDH ࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ ࣡ࢱࣂࢥ ࢩ࣐࢜࢞ࢠࢡ ࢥࢩ࣐࢜࢞ ࣑࣐࣐࣐ࣖࢥࢼ ࢧࢠࢦࢣ ࣒ࣛࢧ࢟ࢧࢠࢦࢣ ࢘ࣜࢡࢧ ࣁࢼ࢘ࣜࢡࢧ ࢱࢳࢾࣀࣇࢢࣜ ࢜࢜ࢾࣀࣇࢢࣜ ࢡ࣡࢞ࢱࢯ࢘ ࣄ࢟ࣚࣔࢠ ࣐࣐ࢥࢼ Mazus miquelii 0DNLQR M. miquelii 0DNLQR Lindernia crustacea /)0XHOO Torenia fournieri /LQGHQ Veronica arvensis / V. persica 3RLU V. miqueliana 1DNDL Siphonostegia chinensis %HQWK Melampyrum roseum0D[LPYDU japonicum )UDQFKHW6DY M. laxum0LTYDUnikkoense %HDXYHUG Phtheirospermum japonicum7KXQE .DQLW] Pedicularis resupinata /YDU oppositifolia 0LT Justicia procumbens / Conandron ramondioides 6LHEROGHW =XFF Aeginetia indica / Utricularia bifida / Phryma leptostachya /YDUasiatica +DUD Plantago asiatica / Sambucus racemosa /VXEVS sieboldiana 0LT+DUD Viburnum phlebotrichum6LHEROGHW =XFF V. wrightii 0LT V. dilatatum 7KXQEH[0XUUD\ Abelia spathulata 6LHEROGHW=XFF A. spathulata 6LHEROGHW=XFFYDU sanguinea 0DNLQR Weigela decora 1DNDL1DNDL ᯘෆࠊᑿ᰿ '%6 '%6 '%6 '%6 '%6 ᯘෆ '%6 ᯘ⦕ 㝧ᆅ 㐨➃ 㝧ᆅࠊỈ㎶ 3+ '%6 7+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㝧ᆅ 䕿 7+ 3+ 䕿 䕿 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 7+ 䕿 䕿 䕿 ᖐࠊ㝧ᆅ ᖐࠊ㐨➃ࠊ㝧ᆅࠉ㸩 㝧ᆅ 7+ 3+ 3+ 7+ 7+ 7+ :+ 3+ 7+ 7+ 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 61 9DOHULDQDFHDH &DPSDQXODFHDH &RPSRVLWDH ࣑࢜ࢼ࢚ࢩ ࢟࢟ࣙ࢘ ࢟ࢡ ࣑ࣔࢪ࢞ࢧ ࢱ࣐ࣈ࢟ ࢜ࢺࢥࣚࣔࢠ ࢾࣚࣔࢠ ࢜࢜ࣚࣔࢠ ࣚࣔࢠ ࢱ࢝ࢧࣈࣟ࢘ ࣁ࢟ࢲ࣓ࢠࢡ ࣓ࣜ࢝ࢭࣥࢲࣥࢢࢧ ࣓ࢼ࣑ࣔ ࢭࣚ࢘ࣀࢥࢠࣜࢯ࢘ ࢺ࢟ࣥࢯ࢘ ࣇࢡࢩ࣐ࢩࣕࢪࣥ ࢯࣂࢼ ࢩࢹࢩࣕࢪࣥ ࣑ࢰ࢝ࢡࢩ ࣈࢱࢡࢧ ࢶࣜ࢞ࢿࢽࣥࢪࣥ ࢶࣝࢽࣥࢪࣥ ࢜ࢺࢥ࢚ࢩ 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'%6 '%6 62 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࢟ࣀ࢟ࣜࣥࢯ࢘ ࣖࣈࢱࣂࢥ ࢧࢪ࢞ࣥࢡࣅࢯ࢘ ࢞ࣥࢡࣅࢯ࢘ ࣄ࣓ࢪࣙ࢜ࣥ ࢭࢱ࢝࣡ࢲࢳࢯ࢘ ࢜࢜࣡ࢲࢳࢯ࢘ ࢩ࣓ࣟࣚࢼ ࣐ࣖࢩࣟࢠࢡ ࢜࢜ࣞࢳࣀࢠࢡ ࣘ࢘࢞ࢠࢡ ࣁࣝࢪ࢜ࣥ ࣄ࣓࣒࢝ࢩࣚࣔࢠ ࢩ࣐ࣛࣖࢠࢡ ࢧࣥࢩࣟࢠࢡ 㸦ࢧ࣡ࢩࣟࢠࢡ㸧 ࢩ࢜ࣥ ࣀࢥࣥࢠࢡ ࢲࣥࢻ࣎ࣟࢠࢡ ࣖࣈࣞ࢞ࢧ ࣀࣈ࢟ ࣇ࢟ ࢶ࣡ࣈ࢟ ࣋ࢽࣂࢼ࣎ࣟࢠࢡ ࢧ࣡ࢠࢡ ࣀ࣎ࣟࢠࢡ ࣓ࢱ࢝ࣛࢥ࢘ A. tataricus /ILO A. ageratoides 7XUF]VXEVSovatus )UDQFKHW6DY.LWDP A. ageratoides 7XUF]VXEVS amplexifolius 6LHEHW=XFF.LWDP A. ageratoides 7XUF]VXEVS leiophyllus )UDQFKHW6DY.LWDP Stenactis annuus /&DVV Solidago altissima / S. gigantea $LWRQYDU leiophylla )HUQDOG S. virgaurea /VXEVSasiatica .LWDP Carpesium abrotanoides / C. glossophyllum0D[LP C. divaricatum6LHEROGHW=XFF Senecio nikoensis 0LT S. vulgaris / Ligularia stenocephala 0D[LP 0DWVXPHW.RLG] Farfugium japonicum/.LWDP Crassocephalum crepidioides %HQWK 60RRUH Erechtites hieraciifolius /5DI Syneilesis palmata 7KXQE0D[LP Adenocaulon himalaicum(GJHZ Petasites japonicus 6LHEROGHW=XFF 0D[LP Conyza sumatrensis 5HW](:DONHU Kalimeris pinnatifida 0D[LP.LWDP Erigeron philadelphicus / E. canadensis / Aster scaber 7KXQE A. rugulosus 0D[LP 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᑿ᰿ 3+ 7+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᖐ ᖐࠊᯘ⦕ ᖐࠊᯘ⦕ 䕿 7+ 3+ 3+ 䕿 3+ 㐨➃ 㐨➃ࠊᯘᗋ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ࠊᯘᗋ 㝧ᆅ ᖐࠊ㝧ᆅ ᖐࠊỈ㎶ 㐨➃ 㐨➃ ᯘᗋ 㐨➃ 3+ 3+ 3+ :+ 3+ 3+ 7+ 3+ 3+ 7+ 3+ 3+ 3+ 3+ 7+ 䠄᳜᱂䠅 3+ 3+ 3+ 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 63 ࢟ࢶࢿࢨ࣑ ࣁࣂ࣐ࣖ࣎ࢡࢳ ࢱ࣒ࣛࢯ࢘ ࢭࣥࢲࢺ࢘ࣄࣞࣥ ࢧ࣐ࣄࢦࢱ ࢺࢿࢨ࣑ ࢟ࢭࣝࢨ࣑ ࣀࢨ࣑ ࣀࣁࣛࢨ࣑ ࣑ࣔࢪࣁࢢ࣐ ࢝ࢩ࣡ࣂࣁࢢ࣐ ࢼ࢞ࣂࣀࢥ࢘ࣖ࣎࢘࢟ ࢭࣥ࣎ࣥࣖࣜ ࣄࣚࢻࣜࣂࢼ ࣚࢶࣂࣄࣚࢻࣜ ࣁࣁࢥࢢࢧ ࢳࢳࢥࢢࢧ ࢟ࢵࢥ࢘ࣁࢢ࣐ ࢜ࢡ࣑ࣔࢪࣁࢢ࣐ ࢝࣡ࣛࣁࣁࢥ ࣐ࣖࣁࣁࢥ ࣀࢵ࣏ࣟ࢞ࣥࢡࣅࢯ࢘ C. divaricatum 6LHEROGHW=XFFYDU matsuei 7DWHZHW.LWDP.LWDP Anaphalis margaritacea /%HQWKHW +RRNI A. margaritacea /%HQWKHW+RRNI VXEVSyedoensis )UDQFKHW6DY .LWDP Gnaphalium affine ''RQ G. japonicum7KXQE Ainsliaea apiculata 6FK%LS A. acerifolia 6FK%LSYDUsubapoda 1DNDL A. acerifolia 6FK%LSYDU acerifolia Pertya robusta 0D[LP%HDXY P. glabrescens 6FK%LS Leibnitzia anandria /7XUF] Eupatorium chinense / E. chinense /VXEVSsachalinense )6FKPLGW.LWDP Cirsium sieboldii 0LT C. japonicum'& C. oligophyllum)UDQFKHW6DY 0DWVXP C. nipponicum0D[LP0DNLQRYDU incomptum)UDQFKHW6DYDW.LWDP Saussurea nipponica 0LTVXEVS savatieri .LWDP S. nipponica 0LTVXEVS Sendaica )UDQFK.LWDP Hemistepta lyrata %XQJH Synurus excelsus 0DNLQR.LWDP Serratula coronata /VXEVS insularis ,OMLQ.LWDP 㐨➃ 䕿 :+ 3+ 3+ ົᡤ࿘㎶ࠊ㐨➃ࠉ㸩 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ᑿ᰿ࠊ㐨➃ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 㐨➃ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ ᯘᗋ ᑿ᰿ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ '%6 3+ 3+ 3+ ᯘᗋ ົᡤ࿘㎶ࠊ㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 :+ 7+ 3+ 3+ 䕿 3+ 䕿 3+ 䕿 3+ 64 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࣄ࣒ࣝࢩࣟ ࣘࣜ 3RWDPRJHWRQDFHDH ࣄ࣒ࣝࢩࣟ ࣖࣈࣛࣥ /LOLDFHDH ࣄ࣓ࣖࣈࣛࣥ ࢧࢪ࢜ࣔࢲ࢝ ༢ Ꮚ ⴥ ᳜ ≀ ⥘ ࠉ 0212&27</('21($( ࢜ࣔࢲ࢝ ࢜ࣔࢲ࢝ $OLVPDWDFHDH ࢠࢼࢩ ࣊ࣛ࢜ࣔࢲ࢝ ࢭࣚ࢘ࢱ࣏࣏ࣥ ࣖࣈࢱࣅࣛࢥ ࢟ࢡࣔ ࢜࢜ࣁࣝࢩࣕࢠࢡ 㸦ࢥࢫࣔࢫ㸧 ࣇࢡ࢜࢘ࢯ࢘ ࢟ࣀࣀࢤࢩ ࣡ࢽ࢞ࢼ ࢝࣡ࣛࢽ࢞ࢼ ࣍ࢯࣂࢽ࢞ࢼ ࢽ࢞ࢼ ࢩࣟࣂࢼࢽ࢞ࢼ ࢜ࢽࢱࣅࣛࢥ ࣖࢡࢩࢯ࢘ ࢜ࢽࣀࢤࢩ ࣐ࣖࢽ࢞ࢼ ࢥ࢘ࢰࣜࢼ ࢜ࢣࣛ Sagittaria trifolia / S. aginashi 0DNLQR Alisma canaliculatum$%UDXQHW &'%RXFKp A. plantago-aquatica /YDU orientale 6DP Potamogeton distinctus $%HQQ Liriope platyphylla :DQJHW7DQJ L. minor 0D[LP0DNLQR Atractylodes japonica .RLG]H[ .LWDP Picris hieracioides /VXEVS japonica 7KXQE.U\ORY Youngia japonica /'& Y. denticulata +RXWW.LWDP Sonchus asper /+LOO Lactuca raddeana 0D[LPYDUelata +HPVO.LWDP L. indica / Ixeris stolonifera $*UD\ I. tamagawaensis 0DNLQR.LWDP I. makinoana .LWDP.LWDP I. dentata 7KXQE1DNDL I. dentata 7KXQE1DNDLYDU albiflora 0DNLQR1DNDL Prenanthes acerifolia 0D[LP 0DWVXP Taraxacum officinale :HEHU Lapsana humilis 7KXQE0DNLQR Helianthus tuberosus / Cosmos bipinnatus &DY 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ Ỉ㎶ 㐨➃ ᖐࠊ㐨➃ ᖐࠊ㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ 7+ ᖐࠊ㐨➃ࠊ㝧ᆅ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 㐨➃ 㐨➃ࠉ㸩 ♟ᆅࠉ㸩 㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 㐨➃ 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ࠊᯘ⦕ 䕿 䕿 䕿 䕿 7+ :+ 7+ 3+ 䕿 䕿 䕿 㝧ᆅ :+ 䕿 䕿 3+ 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 65 ࢶࣝ࣎ ࢚ࣥࣞࢯ࢘ ࢜ࣔࢺ ࣑࣐ࣖࢼࣝࢥࣘࣜ ࢼࣝࢥࣘࣜ ࣍࢘ࢳࣕࢡࢯ࢘ ࢳࢦࣘࣜ ࢜࢜ࢳࢦࣘࣜ ࣐ࣖࣘࣜ ࢜ࢽࣘࣜ ࢥ࢜ࢽࣘࣜ ࢥࣂࢠ࣎࢘ࢩ ࢥࢠ࣎࢘ࢩ 㸦࣒ࢧࢩࣀࢠ࣎࢘ࢩ㸧 ࣀࣅࣝ ࣐ࣖࣛࢵ࢟ࣙ࢘ ࢝ࢱࢡࣜ ࣐ࢼ ࢘ࣂࣘࣜ ࢜࢜ࣂࢠ࣎࢘ࢩ ࣡ࢠ࣎࢘ࢩ ࣀࢠࣛࣥ ࢮࣥࢸ࢝ ࣐ࣖࢪࣀ࣍ࢺࢺࢠࢫ ࢜ࣖࢠࢯ࢘ ࢪࣕࣀࣄࢤ Allium grayi 5HJHO A. thunbergii *'RQ Erythronium japonicum'HFQH Amana edulis 0LT+RQGD Cardiocrinum cordatum7KXQE 0DNLQR Lilium auratum/LQGO L. lancifolium7KXQE L. leichtlinii +RRNILOYDU maximowiczii 5HJHO%DNHU Scilla scilloides /LQGO'UXFH Trillium smallii 0D[LP Rohdea japonica 7KXQE5RWK Polygonatum lasianthum0D[LP P. falcatum$*UD\ Disporum sessile ''RQ D. smilacinum$*UD\ D. viridescens 0D[LP1DNDL Ophiopogon japonicus /ILO.HU *DZO Tricyrtis affinis 0DNLQR Veratrum maackii 5HJHOYDU parviflorum0LT++DUDHW 0L]XVKLPD Metanarthecium luteo-viride 0D[LP Hemerocallis dumortieri &0RUUHQ YDUesculenta .RLG].LWDP Hosta sieboldiana /RGG(QJOHU H. longipes )UDQFKHW6DYDW 0DWVXP H. albomarginata +RRN2KZL H. clavata )0DHN ᯘᗋࠊἲ㠃 㐨➃ 㐨➃ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ ᯘᗋ 㐨➃ ົᡤ࿘㎶ࠉ㸩 䠄᳜᱂䠅 㐨➃ ‵ᆅ ᯘᗋ 㐨➃ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 㐨➃ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ ᯘᗋ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 66 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 $PDU\OOLGDFHDH 'LRVFRUHDFHDH ,ULGDFHDH -XQFDFHDH &RPPHOLQDFHDH (ULRFDXODFHDH 3RDFHDH ࣄ࢞ࣥࣂࢼ ࣐ࣖࣀࣔ ࣓ࣖ ࢢࢧ ࢶࣘࢡࢧ ࣍ࢩࢡࢧ ࢿ ࢫࢬࢱࢣ ࢬ࣐ࢨࢧ ࢬ࣐ࢿࢨࢧ ࣁࢳࢡ ࣓ࣖ ࢽ࣡ࢮ࢟ࢩࣙ࢘ ࢡࢧ ࢜ࢥ࢘࢞ࢮ࢟ࢩࣙ࢘ ࣁࣜࢥ࢘࢞ࢮ࢟ࢩࣙ࢘ ࢥ࢘࢞ࢮ࢟ࢩࣙ࢘ ࢫࢬ࣓ࣀࣖࣜ ࣐ࣖࢫࢬ࣓ࣀࣄ࢚ ࣖࣈ࣑ࣙ࢘࢞ ࢶࣘࢡࢧ ࢺࢾࣀࣄࢤ ࢩࣟࢾࣀࣄࢤ ࣄࣟࣁࣀࢾࣀࣄࢤ ࣓࢜࢝ࢨࢧ ࣔ࢘ࢯ࢘ࢳࢡ ࣘ࢟ࢨࢧ 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viridis /%HDXY S. faberi 5$:+HUUP S. glauca /%HDXY Pennisetum alopecuroides / 6SUHQJ Arundinella hirta 7KXQE&7DQDND 㝧ᆅࠉ㸩 㝧ᆅ 㝧ᆅ 3+ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ 㝧ᆅ 3+ 7+ 7+ 7+ 7+ 7+ 7+ 7+ 7+ 7+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 ࢫࢠᯘᗋࠊேᕤᯘ 7+ 7+ 䕿 䕿 䕿 䕿 㝧ᆅ ᑿ᰿ࠊ㐨➃ ᖐࠊ㐨➃ 㐨➃ 7+ 3+ 7+ 7+ 7+ 7+ 3+ 3+ 3+ 3+ (%6 7+ 3+ 3+ 68 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࢥࢾ࢝ࢢࢧ ࢾ࢝࣎ ࢡࢧࣚࢩ ࣁࢿ࢞ࣖ ࢝ࢽࢶࣜࢢࢧ ࣐ࣖ࣡ ࣄ࣓ࣀ࢞ࣜࣖࢫ ࣀ࢞ࣜࣖࢫ ࢥ࢘࣎࢘ ࣐ࣖ࢝ࣔࢪࢢࢧ ࢝ࣔࢪࢢࢧ ࢩࣂ ࢿࢬ࣑࢞ࣖ ࢱࢳࢿࢬ࣑࢞ࣖ ࢿࢬ࣑ࣀ࢜ ࣄࢤࢩࣂ ࢜ࣄࢩࣂ ࢝ࢮࢡࢧ ࢾ࣐࢞ࣖ ࣚࢩ ࢧࢧࢡࢧ ࢻࢪࣙ࢘ࢶࢼࢠ ࢫࢬ࣓ࣀ࢝ࢱࣅࣛ ࢺ࣎ࢩ࢞ࣛ ࣍ࢯ࣒ࢠ ࢝ࣔ࢞ࣖ ࢥ࢘ࣖࢨࢧ ࢟ࢶࢿ࢞ࣖ ࢜࢝ࣔࢪࢢࢧ Zoysia japonica 6WHXG Muhlenbergia japonica 6WHXG M. hakonensis +DFN0DNLQR Sporobolus fertilis 6WHXG:&OD\WRQ S. japonicus 6WHXG0D[LP Eleusine indica /*DHUWQ Eragrostis ferruginea 7KXQE%HDXY Moliniopsis japonica +DFN+D\DWD Phragmites communis 7ULQ Lophatherum gracile %URQJQ Glyceria ischyroneura 6WHXG Poa annua / Festuca parvigluma 6WHXG Lolium perenne / Dactylis glomerata / Brachyelytrum japonicum+DFN Bromus pauciflorus 7KXQE+DFN Agropyron ciliare 7ULQ)UDQFKYDU minus 0LT2KZL A. tsukushiense +RQGD2KZLYDU transiens +DFN2KZL Brachypodium sylvaticum+XGV %HDXY Hierochloe odorata /3%HDXYYDU pubescens .U\ORY Phalaris arundinacea / Stipa pekinensis +DQFH Trisetum bifidum7KXQE2KZL Calamagrostis epigeios /5RWK C. hakonensis )UDQFKHW6DY C. arundinacea /5RWKYDU brachytricha 6WHXG+DFN Agrostis alba / A. clavata 7ULQYDUnukabo 2KZL 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ 㝧ᆅ 㐨➃ࠊ㝧ᆅ 㐨➃ ᖐࠊ㝧ᆅ 㐨➃ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 㐨➃ 3+ 䕿 䕿 㐨➃ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ ᖐ䚸㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ Ỉ㎶ Ỉ㎶ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ࠉ㸩 㝧ᆅ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 7+ 7+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 7+ 3+ 7+ 3+ 3+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 宇都宮大学船生演習林の維管束植物相 −過去 50 年間の植物相の変化− 69 ࢘ࣛࢩ࣐ࢯ࢘ $UDFHDH 7\SKDFHDH &\SHUDFHDH ࢧࢺࣔ ࣐࢞ ࢝ࣖࢶࣜࢢࢧ ࢺࢫࢤ ࢣࢫࢤ ࢬ࣐ࢫࢤ ࣄ࣓࢝ࣥࢫࢤ ࢜࢜ࢺࢫࢤ ࣍ࢯࣂࣄ࢝ࢤࢫࢤ ࣄ࣓ࢫࢤ ࢡࣟࣄࢼࢫࢤ ࣄ࢝ࢤࢫࢤ ࣄ࣓ࢩࣛࢫࢤ ࣄࢦࢡࢧ ࢚ࢼࢩࣄࢦࢡࢧ ࢩࣛࢥࢫࢤ ࣐ࢶࣂࢫࢤ ࢪࣗࢬࢫࢤ ࢱ࢞ࢿࢯ࢘ ࢜࢜ࢱ࣐ࢶࣜࢫࢤ ࣄࢺࢶࣂࢸࣥࢼࣥࢩࣙ࢘ ࣐࣒ࢩࢢࢧ ࣑ࢬࣂࢩࣙ࢘ ࣐࢞ ࢜ࢽࢫࢤ ࢭࣥࢲࢫࢤ ࢫࢬ࣓ࣀࢸࢵ࣏࢘ ࢩࣗࣟ 3DOPDH ࣖࢩ Alopecurus aequalis 6RERO Trachycarpus fortunei +RRN+ :HQGO Arisaema thunbergii %OXPHVXEVS urashima ++DUD+2KDVKLHW -0XUDWD A. monophyllum1DNDL A. serratum7KXQE6FKRWW Lysichiton camtschatcense /6FKRWW Typha latifolia / Carex dickinsii )UDQFKHW6DY C. lenta ''RQYDU sendaica )UDQFK7.R\DPD C. mollicula %RRWW C. japonica 7KXQE C. aphanolepis )UDQFKHW6DYDW C. rhizopoda 0D[LP C. biwensis )UDQFK C. ischnostachya 6WHXG C. siderosticta +DQFH C. filipes )UDQFKHW6DYYDUrouyana )UDQFK.XNHQWK C. oxyandra )UDQFKHW6DYDW.XGR C. gifuensis )UDQFK C. lanceolata %RRWW C. humilis /H\VVYDUnana /qYHW 9DQW2KZL C. lasiolepis )UDQFK C. conica %RRWW C. sachalinensis )6FKPLGWYDU alterniflora )UDQFK2KZL C. fernaldiana +/pYHW9DQLRW C. duvaliana )UDQFKHW6DY 㝧ᆅ 㐨➃ ᑿ᰿ ົᡤ࿘㎶ࠊ㐨➃ 3+ 3+ 㝧ᆅࠊᯘᗋ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ 㐨➃ࠊᯘᗋ 㐨➃ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 䕿 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 3+ 䕿 䕿 䕿 䕿 㐨➃ ᳜᱂㸽ࠊụ Ỉ㎶ Ỉ㎶ ࢫࢠᯘෆࠊ㐨➃ 㐨➃ 䕿 㐓ฟࠊ➉ᯘෆ➼㸦ົᡤ㸧 䕿 3+ 7+ (%7 70 宇都宮大学演習林報告第50号 2014年3月 ࢝࣡ࣛࢫ࢞ࢼ ࣀࢸࣥࢶ࢟ ࣐ࣖ ࣈࣛ࢞ࣖ ࢥ࣐ࢶ࢝ࢧࢫࢫ࢟ ࣍ࢱࣝ ࢝ࣥ࢞ࣞ ࣄ࣓ࢡࢢ ࢥࢩࣥࢪࣗ࢞ࣖ ࢥࢾࣀࣁࢼࣄࢤ ࢺࢾࣀࣁࢼࣄࢤ ࢩ࢝ࢡ ࣁࣜ ࢺࣁࢼࣅࢸࣥࢶ࢟ 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