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14PF18 - 海外農業開発コンサルタンツ協会
セ マ プ ロ ジ ェ ネ ガ 州 農 村開 発 調 査 タム ク トフ 共 和 国 ル ァ イ デ イ ン グ 調 査 報告書 ン 平成15年3月 平 成 15 年 社 団法 人 海 外 農 業 開発 コ 3 ン 月 サ ル タ ン ツ 協会 まえがき 太 陽 コ ン サ ル タ ン ツ 株 式会 社 は 1 2 日 か ら 平成 1 4 を得 て 平成 1 4 年 1 0 月 国マ タ 年11 月 ム 州農村 開 発調 査 に 係 わ る プ ロ ジ セ ネ ガ ル 政府 は 1 9 9 9 は 農村 開 発 過 程 ルの 開 発 過 程 を 支援 す る る と が 政府 の 「 20 1 5 年に こ で こ 社 団 法 人 海外農業 開発 コ 、 主体 と な る ことで の 基 本方針 と な セ ネ ガ ル で は 末端 レ 、 クト 年 を 目標 と の は 1 日 ま で の 21 日 間に わ た り フ ァ イ ンデ 住 民 と 地 方 行 政機 関 で あ 、 を 作成 し て る 。 た う な 住 民 と 行 政機 関 に よ る 農 村 開 発 推 進 の 背景 に あ る と 言 わ れ て い る 中央政府 か ら 地方 行 政 的には 年代 か ら始 ま 1 97 0 る 農 村共 同 体 ( C o m み るこ とがで きる m レ ベ ル っ が多 く 、 の 生 産活動 を 行 こ の の して きて お り に 位 置付 け て い る 実質的 な 権 限 委譲 は ) R u n a u k s u r al e s 、 す なわち 。 1 99 6 い 、 く とが こ 、 レ ベ 上記 農村開 発 。 年に行 われたが つ の よ に関 し 制度 、 村 の 集 ま りで あ か の 業種 別 生 産者組合 や 女性 グ ル プ 等 の 形成 に ー っ 最 も 大 き な 特徴 は 大 多数 の 自営農 民 が 小 規模 か 、 て い る こ とで あ る 多 く を 女性 が 担 っ 開発の 遅れ て い 、 。 て いる る マ 中で そ の 。 マ 、 SA E D は タ ム 州に お 、 セ ネガル 国政府 は 、 マ タ ム 州で は 、 い て こ 、 、 男性 の 伝統 つ 出稼 ぎ れ ら の 女 性農業 者 の 組 重要 な 開 発 の ア クタ ー タ ム 州 の 貧 困 農 村 地 域 い お い て 女性 を 主 な 対 象 と し た 農村 開発調 査 を実施 し た い 意向 で あ る 本 調査 の 実施 に あ た る そ 。 よ う な背 景 の も と 事務 所 小 西 所 長 に 。 。 農業 生 産活 動 織化 を推 進 の っ て い た と言 わ れ る セ ネ ガ ル に お け る 農業経営 の 的農法 で へ る ル の 農牧 畜開発 計 画 を 関 連 さ せ ベ い 、 い 。 農村 の 草 の 根 か り と 構築 さ れ て て セネガル 。 ル ま で 行 政 組織 が し ベ 、 グ 調 査 を 実施 し た イ ン し た 農村 開発 戦略+ 農村 関係 者 と 国家 レ て いる っ ェ ン サ ル タ ン ツ 協会 の 補助 金 っ ては ご 支援を賜 。 在 セ ネ ガ ル 日 本 国大使館 、 っ た 。 こ こに 、 の 反町書記官 、 刀C A セ ネガル 関 係 者 の 方 々 に 深く 謝意 を表 す る も の で あ 。 平成 1 5 年 3 月 調 査 団長 高木 茂 セネガル国マタム州農村開発調査 プロジェクトファインデイング調査報告書 一目次一 まえがき一一一一一一岬…一一一一−一一一一一一一一一一一一一一一−一一一一一一一…一一一…一一…一一一一一一…一一一一一一一一一一…−…一一一一一一一一一一邑 調査対象位置図一一一一一一触仙叫一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一叩一一W一一叫一一叫仙一一一一一一一一一山一揖 現地写真集一一一一一一一一一一一…一一……一一…一一一一一一一一一一一一一一一一…一一一一一一一一一一一…−…一一一一一一一一一…一一…・一一………一一一iv Ⅰ 計画の背囁一【−…一一…−W一一岬一一一一tW……・・M一一・鵬・−…一・仙一一肘一一岬一一・一…・一一・−・−1 1)一・・・・般概況一一一・一岬一岬一岬鵬叫一一一一一一・一叩−−一問岬一・一間仰・岬一岬一叫叫爛一一一一一・一・……−1 2)農業概況・一柵・…・鵬・一一…一山一一岬・−∼叩…一一叫一一岬・一・一一一一一一・一一一“一一…一一一……一・…n…2 3)国家開発政策の概要一一一一一…・−…−…・・一一一−一・…−鵬一…一一一触柵・鵬一一…一…鵬一叫3 4)農業政策…一一…岬一一一一…一間…・−…一仙一鵬一鵬…柵・……一鵬−…一一一・一鵬……・一一一一冊・一4 5)セネガル川盛業開発の現状一岬一柵仰一間仙一一一一・伸一鱗一一一一…川一一…一一一一岬5 6)マタム州の現状一一W一一一一一−一一榊・鵬一一一叫一岬・鵬一一一〟一一一一一一−一冊・一一一一一一一…一一一・一7 Tl 計画概要一・㌦一一…叫一一一…・一一・叩一柳一柳・−…一一・一一一脚一一}一…一一一一m・一叩一間−…一一一一一一7 1)調査の必要性…榊…一一…−M爛…・…・一一一一一一一一一一一岬……叫・岬・・一一・叫…一一…・榊【一一…一山叫一咄・7 2)調盛の日的叩一叫一一一叩−…一一…一一一一一鵬−1−−…−…”一一・鵬一一t一一一一冊…−…一・一一一一一一一一一一一・8 3)調鹿対象地域−…−…馴・・一一……−…研一紳叫一叩一一一…一一00叫一一・一一……一一剛一一−鵬9 4)事業コンポーネントー什鵬叩鵬…一一一…一一仙一一一一間一一一一一触一一聯・一一m・一鵬一山一一一−1−9 5)想定される稗益者…一一一一一一一一鵬一一…一・・一一一…一触一一一・一一一一叫一一…一一−・一一一一岬一一一一9 6)実施機関一鵬一一鵬−…一一州一一・・・・・・一一…一一・鵬一一一一一・一一鵬・一一・一一一仙一一一叫一・鵬一一一…岬一一・叫一・一9 7j調黍の内容一・−−…・脚叫一一一一一一一一柵・一仙一一仙一一・・・・■・一¶・一州t一一一一叫…−岬−−〝W…−9 8)調姦スケジュール…鵬・岬・山一岬・−・〟一一一・一一叫一一叫…岬一・仙一叫一・一……一一一…10 9)期待される成果一一一一仙一一一一仙一鵬一一一雷一一一…・−……・一一鵬一柵…一一一一一一・一一一一一……ln lO)現地政府の対応州一一岬一一一仙一山一−叩一一一…一触1−−−m・一鵬一鮒一触一一一一一州…一一鵬10 11)総合所見トー……………・岬一一一…一細柵・・叩…一一…一一一一一咄一一一一………仙一一・一一一一一一“一叫…・鵬…−ll ANNEX−W−仙…岬仙一・−…一仙一触山柵一・一一……一一−一・−・一一…一一…一一一一劇一一……一一仙13 ii 調査対象位置図 現地写真集 セネガル川の支川(対犀はモーリタニア) 洪水跡地農業 洪水跡地農業(タマネギ栽培) 灌漑利用の野菜栽培ほ場 オクラの栽培 女性野菜生産グループ IV l.計画の背景 1)一般概況 セネガル国はアフリカ大陸の最西端に位置し、国土面積は19.7万平方キロメートル、人口 は9.3百万人(1999年)、人口増加率は年2.7%で推移している。 下の表はセネガル国の人口、GDP、GNPの推移を示したものである。この裏によると、 都市人口比率が漸増傾向にあり、これは、ダカール、チェスを中心とする大西洋沿岸の都市に 人口が集中し、内陸部で過疎化する傾向を示すものである。産業別のGDPを見ると、農業部 門のGDPに占める割合は20%弱である。ただし、これは林業、牧畜を含む数字であり、純 粋な農業は約10%に過ぎない。一方、農業人口は総人口の70%以上を占めており、農業の 生産性が低いことを示している。 項 目 単位 年 199 1 総 人 口 大 口 増 加 率 (対 前 年 比 ) 都 市 大石 瓦 率 G D P G D P 成 長 率 (対 前 年 比 ) G N P 一 人 当 た りG N P 199 8 19 9 9 7. 52 8. 33 9. 00 9. 24 2. 7 2. 7 2. 7 2. 7 4 1. 0 43 . 8 46. 0 46. 7 76 . 4 75 . 3 74 . 4 74 . 0 十 億 ドル 4. 3 4. 5 4. 7 4. 8 % − 0. 4 4. 7 5. 7 5. 1 百 万人 % % 兎’ ’ 農 業 人 口比 率 19 9 5 十 億 ドル 4. 6 4. 7 4. 7 ドル 55 0 52 0 5 10 20 . 3 19. 6 17 . 4 17 . 9 % 18 . 8 60 . 9 2 1. 4 5 9. 6’ ’ ’ ’ ■ ■ 叩 −● 2 4 .1 % 58 . 5 r 25. 3 i 古二 宮 % 10 0 . 0 100 . 0 10 0 . 0 付 加 価 値 額 の対 G D P 比 率 農 業 工 ・ % 業 サ ー ビス 業 合 瞥剋 : 計 10 0 . 0 † 什見 銀 行 下の表は、インフレ率の推移を示したものである1994年、 CFAフランの切り下げが実 施された時点では、 3 0%前後と高いインフレ率を示していたが、その後は安定している。 年 199 1 19 92 19 93 19 94 1995 199 6 199 7 19 98 イ ン フ レ率 (% ) G 】 〕P デ フ レー 1999 l ー■ ■ 0● 4 0■ 6 一1● 4 27.8 5● 9 0● 9 2■ 3 2● 2 1● 9 一 1● 8 0■ 0 -1.0 32 .0 8● 4 2● 8 lt8 1■ 1 2● 0 ■ 夕 消 費者物 価指 数 資料 : 世 界 銀行 1 ■ 2)農業概況 セネガル国における農業は、国民の2/3、GDPの約20%を占める重要な産業である。 可耕地は3.4百万haあり、そのうち2.3百万haはこの10年間毎年耕作され、農業生産が 行われている。 1960年の独立以降、人口の60∼70%は直接間接的に農業関連部門(農業、牧畜、林業) に係わっている。農業部門は国家経済の原動力であり、同国の社会経済的発展の基盤を成 している。 しかしながら、1970∼2001年の30年間は、農業分野は不安定で、農業を支援・開発す るための種々の試みがなされたものの、期待した成果を上げ得なかった。その結果、30年 間の農業生産は十分でなく、沈滞或いはコンスタントな低減傾向を示し、人口増加と同じ かそれ以下の比率となっている。このような状況は、低い生産性、生産量の大きな変動、 市場価格の輸出入産物間の格差や国の食料不足傾向の増大等に特徴づけられている。これ はまた、成人の文盲率の高さ、教育を受ける児童の少なさ、伝統的教育の消滅等に見られ るように人的資源開発の弱き、遅れにも影響される。 セネガル国では農業が主産業であるが、その生産性は低い。主要農産物の生産量、また、主 要穀物の生産量と消費量との関係は以下に示す通りである。コメは需要に見合う生産がなされ ておらず、輸入に依存していること、トウモロコシの生産が不安定なこと、などが読み取れる。 野菜・果物類はもともと需要がそれほど多くないので、生産量と需要量のバランスはとれてい る。 農 産 物 生 産 量 の 推 移 生 産 量 ( ト ン ) 19 9 0 1 8 1 ,1 19 199 5 15 5 ,1 5 2 19 9 9 2 3 9 ,7 8 6 ト ウ モ ロ コ シ 1 3 3 , 14 7 1 0 6 ,5 0 9 6 6 ,1 3 2 ミ レ ッ ト 5 0 4 ,8 0 1 6 6 6 ,8 0 5 5 0 5 ,7 2 8 ソ ル ガ ム 1 5 7 ,3 2 3 1 2 7 ,3 2 8 1 4 7 ,4 4 4 馬 鈴 薯 1 2 ,5 0 0 サ ツ マ イ モ 8 ,0 0 0 3 ,7 8 6 6 ,5 0 0 25 8 キ ャ ッ サ バ サ ト ウ キ ビ 2 ,8 6 9 6 9 ,2 7 8 5 5 ,5 1 5 4 2 ,1 1 7 7 0 6 ,8 0 6 8 8 2 ,9 0 0 8 8 7 ,0 0 0 殻 つ き 落 花 生 7 0 2 ,5 8 4 7 9 0 ,6 1 7 8 2 8 ,3 2 4 コ メ (籾 ) 棉 野 菜 類 果 物 資 料 F A 0 2 3 6 ,0 0 5 2 8 ,8 8 1 2 0 ,5 0 7 1 3 0 ,0 3 6 1 3 6 ,9 0 5 1 3 1 ,5 0 8 3 4 ,0 0 0 0 6 ,5 0 0 主要穀 物 の供 給 量、 消 費 量の推 移 生産 量 輸入量 ス トッ ク 供 給量 合計 (千 ト (干 ト (干 ト (千 ト ン) ン) ン) ン) 食 料 として 生 産量 の消 費 量 (干 ト / 消章 量 (% ) ン) 199 0 19 98 19 90 コメ 19 98 ト ウ モ 19 90 ■ 1 う98 ロコ シ ■ 0 0 12 1 82 133 44 28 7 2 33 39 0 5 55 16 74 ■ 80 0 -22 29 一 0 5 206 23 1 4 89 66 5 149 12 3 20 1 227 4 68 64 0 124 108 0 0 26 13 107 41 ミ レ ッ ト 19 90 1998 505 42 8 5 0 1 19 -1 62 9 427 494 32 9 102 130 ソ ル ガ 1990 1998 157 120 9 0 -27 -l 13 9 118 10 9 92 144 130 小麦 ム 資料 F A O 下の表は、主要品目の輸出額、輸入額の推移を示すものである。落花生及び水産品はかつて 主要な外貨獲得品目であったが、その輸出額は落ちてきている。また輸入では、食料品の輸入 額がほぼ一定に推移しており、食糧増産が進まない中で、輸入に依存する状態が改善されてい ないことを示す。 単位 : 輸 出 額 (F O B 価 格 ) 落 花生 とそ の製 [I 口口 水産品 輸 入 額 C IF 価 格 ) 百 万 ドル 、 ( ) 内 は 輸 出 ●輸 入 総 額 に 対 す る 比 率 % 1989 7 5 9 ( 10 0 .0 ) 19 9 4 7 9 4 (1 0 0 .0 150 (1 9 .8 ) 2 04 (2 5 .7 ) 54 70 (9 .2 ) 24 9 (3 1 .4 ) 25 1,13 4 ( 10 0 .0 ) 1 ,0 2 7 (1 0 0 .0 ) 1998 9 7 1 (1 0 0 .0 ) 1 ,3 7 6 (5 .6 ) (10 0 .0 ) 56 (5 .1 ) 31 (3 .1 1,4 9 3 ( 10 0 .0) 32 5 (2 1 .8 ) 食料 品 3 34 (2 9 .5 ) 2 70 石 油製 品 155 (1 3 .7 ) 12 3 (1 2 .0 ) 179 (13 .0 ) 193 資 本財 173 (1 5 .3 ) 18 0 ( 17 .5 ) 211 (15 .3 ) 24 5 資料 : 311 19 9 9 9 8 5 ( 10 0 .0) (1 6 .4 世界 銀行 3)国家開発政策の概要 セネガルは、1960年の独立以来、数次にわたる社会経済開発方針計画を策定しており、現 在第9次計画(1996∼2001)が策定されている。その概要は以下の通りである。これらの計画 の資金源は、大部分を国際協力に依存するものであった。 3 計画名 年次 基本 目標 第 1 次∼第 4 次計画 1960 1977 ■ 食糧 自給 第 5 次計画 1977 1981 ● 輸入代替工業化 ● 食糧 自給 第 6 次計画 1981 1985 ● 農業開発公社拡充 ● 地域 開発への住 民参加 1989 ● 農産物加工産業 の育成 ● ア フリカ地域の域 内協力の推進 ● 砂漠化対策 ● 食糧 自給 1995 ●内発的開発 ■ 都市 と農村の格差是正 ● 全経済部門の生産性改善 第 7 次計画 第 8 次計画 1985 1989 ● 責任、 連帯の強化 ● 教育の再編成 ● 農村経済の復興 ●アフ リカ地域の域内協 力の強化 第 9 次計画 資料 1996 2001 A I C A F 、 「セネガルの農林業」 一万、 1970年代後半以降、早魅の連続、一次産品の停滞等により低迷した国家経済を立て 直すため、 1980年以降、世界銀行の構造調整プログラム(SAP)、 1994年以降はIMFの拡 大構造調整ファシリティ(ESAF)等のプログラムを受け入れ、国家財政の健全化、公共投 資の改善、民間部門の競争力強化、公共部門の民営化等の改革を進めてきた。 以上のような改革推進の結果、国のマクロ経済は好転したものの、民間部門支援、行政改革 等、政府のプログラム実施面での遅延が指摘されている。また、マクロ経済の好転は、工業、 建設業、サービス業等に依存するところが大きく、農業の生産性は、天候の条件の影響が大き く、依然として低い。農業生産を拡大し、食糧自給を達成することが課題であるといえる。 4)農業政策 1960年代以降、農業分野において行われた種々の支援・開発事業としては農業機械化プ ログラム、新農業政策、穀物計画、農業普及プログラム等で、産業として成り立つ持続的 農業と農村経済の再活性化と発展を目的としていたC これは、 1994年のF. CFAの切り 下げ後のPASA (農業セクター構造改善)計画の目的にもなっている。 pASA計画は2つの目的を持っており、一つは食糧安全保障で、もう一つは持続的農業 の発展である。このPASA計画の目的を実現するために農業分野への投資計画(PISA)が 策定され、同計画に沿って多くのプログラムが現在実施されている。 これらのプログラムは、地方の貧困層をターゲットとしており、ベーシックニーズを取 り入れるため参加型アプローチを如1、開発計画を策定しようとするものである。そえら の主要な計画は以下のとおりである。 4 ① PNIR (農村インフラ整備プログラム)は世銀資金を活用し、 1999年10月よ り実施されている。本プログラムは農業省政策ユニットによって具体化され、 農村共同体によって運営される。 ② PSAOP (農業セクター及び農民組織支援プログラム)もPNIRと同じように 世銀資金を活用し、農村共同体によって運営される。 ③ PSSA (食糧安全保障プログラム)はFAOの資金を活用し、農業省が具体化 を行う。 セネガル国の農業政策は、 PASA計画を具体化するためのPISAに基づいて、実施に移 されている。その基本方針は以下のとおり。 (9農産物の持続的な生産と食糧安全保障の確保 ②農村地域の収入向上と就業機会の創出 ③ 自然資源の保全と持続的な管理 具体的には以下の目的を置いている。 ①農業分野の成長率を人口成長率より高くなるよう、現行の1.2%から少なくと も4.0%に向上させる。 ②全ての農業分野を活性化させ、食糧輸入の減少と農産物輸出の振興を図る。 (ア)食糧安全保障に直接的に貢献する穀物、肉類、乳生産、養鶏 (イ)食糧安全保障と農村地域の収入向上に貢献する落花生、綿花、園芸作 物、養蜂 ③土地の生産性、家畜や人材育成に係わる対策、技術改良を行う。 ④農村の組織が自ら計画・実施し持続的な管理システムにより自然資源の荒廃 を制御する。 貧困層の多くが見られる農業部門については、セネガル政府の開発方針は、農業生産の 競争力を高め、農村住民を様々な経済的、社会的なインフラストラクチャー事業に取り込 む貧困対策を含めることを目指すものである。この政策の目的は、次を含む; (i)部門別の 年成長率4%以上達成すること、 (ii)作物の多様化と競争力の強化を通じた食糧安全保障の 強化、 (iii)就業機会の創出及び効率的に農村部の貧困を軽減するための十分な所得の向上 及び(iv)環境の保全o それらの目的は、農村インフラストラクチャー及び小農民へのマイクロ・クレジット等 の供与を通じて達成される。もちろん、女性の地位向上及び貧困との戦いは強化されなけ ればならない。これらのタスクは、女性グループや事業化に係わる人材のキャパシティ向 上により推進される。 5)セネガル川農業開発の現状 5 セネガル国では、農業開発が国の経済社会開発計画の中心的位置を占めている.セネガル川 流域では、セネカ「川l及びプアレメ川流域整備開発公社(SAED)が中心となり、多くの援助機関 や国際機関の協力を得て濯概開発が実施されてきた。 セネカ「川l及びフアレメ川流域整備開発公社(S AED)は農業開発公社の一つとして1964年に設 立された■。新農業政策以前は、濯概施設の整備及び維持管理、農業機械の管理、種子、肥料、 農薬等の生産資材の調達と供給、生産物の加工、流通、販売、農民への技術普及及び研修等、 すべてSAEDの役割であった。しかし新農業政策後、自由化、民営化、行政の効率化等の政 策に従い、濯概施設の維持管理、農業機械の管理、生産資材の調達、生産物の加工、流通、販 売等は農民に権限委譲され、農民主体で実施されることとなった。潅概施設の維持管理に関し ては、次節、 「調査対象地区の概要」で述べるように、 SAEDと農民組織との契約に基づき、 SAEDが支援する場合もある。農民の求めに応じて営農に関わるさまざまの場面で農民への 支援をすること、それがSAEDの重要な役割の一つとなっている。 セネガル川の開発に関しては、 1972年設立の国際機関である「セネガル川開発機構(OM VS)」により水系開発が進められ、デイアマダム、マナンタリダムの両ダムが完成したこと により、安定的な水利用が可能となり、セネガル国に対して240,000ha分の濯概水利権を付与 された。両ダムの概要は以下の通りである。 l ダム名称 lデ イアマダム lマナンタ リダム 種別 セネガル川河 口、防潮堰 上流マ リ国内、潅漑用 完成年次 1986 年 1988 年 貯水量 t 10 億 m 3 l 110 億 m 3 1 また、 1991年、世銀(IBRD)とUNDPにより、 「セネガル川左岸総合開発マスタープ ラン」が策定された。その概要は以下の通りである。 ・計画期間1990-2015年 計画対象分野 - 農業水利、飲料水、電化、通信・放送、公衆衛生、教育 施設等 ・計画目標 総濯概面積88,000ha 目標作付率160% 水稲(籾)生産量564,200t/年 ・濯概面積 1990-1993年 ⇒新規2,930ha、 改修8,985ha (デビ地区を含む) 1994-2000年 ⇒新規10,523ha、 改修10,149ha 2001-2015年 ⇒新規33,139ha その後、上記マスタープランを基礎として、 SAEDを中心に、各国援助機関や国際機関の 支援により、多数の濯慨プロジェクトが実施されてきた。現在まで開発されている濯概地は 6 40,000-50,000haといわれている。 以上のように、セネガル川流域はセネガル国における食糧供給基地として期待されつつ、開 発が進められてきた。しかし、セネガル国産米は輸入米との競争に弱い面があり、輸入に依存 する状況からなかなか抜け出せないのが実情であるため、国際競争力の強化が今後の課題とい える。 6)マタム州の現状 マタム州の面積は29,000km2で、人口は約35万人である.州は3つの県(マタム、ケネル 及びラネロウ)、 5つの郡(アグナン、オゴ、シンチオウ、バマンべ及びべリンガラ)、 14の農 村共同体と7つの市から構成される。 マタム州は2002年始めにサンルイ州から分離して出来た新しい州である。そのため、農業 を始めとする各セクターの開発計画の見直しが急務となっており、セネガル政府はこの新しい 州の開発を推進したい強い意向を持っている。 マタム州の主要な経済活動は次のとおりである。マタム州の特徴として、男性の多くが海外 で仕事をしていることが上げられる。女性農業者が多く、小規模野菜栽培に取り組みグループ がSAEDの支援の下、数多く結成されている。 s o o 7 I I p o s N p O s S p o s S p s o i n i n 2 I 業 産 業 易 農 畜 漁 交 I 気候は典型的な熱帯半乾燥気候を示し、乾期と雨期が明瞭に分かれる。気温は高く、湿気は 少ない。降雨は不規則で、年平均300-400mmである。 ー 雨期:6月∼10月 一 乾期: 11月∼5月 ⅠⅠ.計画概要 1)調査の必要性 本調査は、マタム州の貧困農村地域を対象に、特に女性農業者に焦点を当て、農業を軸とし た生計向上対策の検討を行うものである.マタム州は、地方分権化の一環として、新しい州と 7 なったばかりであり、 SAEDはマタム州の開発に高い優先度を置いている。 2)調査の目的 本調査の目的は短期および長期視点から以下のとおりである。 (D短期的な目的 本調査は短期的には以下の目的をもつ。 ◆ カネル県とマタム県にわたる女性グループ(100以上)によって行われている小規模な野 菜栽培は場(合計約l.OOOha)のリハビリ、拡大および資機材供与 ◆ デイオロル支川の水利施設の活用(同支川流域における食料作物の生産増加、年間を通じ た水利用の安定を通じて家庭内食料安全保障の確保) ◆ 貯蔵/加工施設の供与 や 小型精米機 や 貯成J->: ○ 籾乾燥場 合 女性向けミレット製粉機 ◆ 漁民組織の再編及び漁具の更新を通じた内水面漁業の再生 ◆ 苗畑の設置、ほ場保護のための防風林などを含めたアグロフォレトリーの振興 ◆ 集会所の建設、研修の実施を通じた女性の地位向上 ②長期的な目的 本調査では、長期的には貧困削減ペーパー(PRSP)に沿ってマタム州の貧困削減を図る。 pRSPと本プロジェクトの案との関係を整理すると下表のとおりである。 セクター 農業 漁業 自然資源及び 環境 女性 目的 農産加工の振興 優先分野 プロジェク ト案 輸 入加 工 品 に 変 わ る 貯蔵、加工 のための 農産加工産業 の振興 施設及び資機材供与 農村給水及び濯概 の開発 潅漑は場の整備 女性 の野菜 栽培は場 の リハ ビリ及び拡張 デ イオ ロル支川の水 利施 設の活用 漁業 資源 の開発 と収入 の 漁具の供与 内水 面漁業の再生 向上 環境の保全 と砂漠化防止 アクやロフォレ スト リ計 画の実 ほ場周 囲で も防風林 施 の設置 女性の地位 向上 女性 の社 会的経 済 的 な地 女性 の た めの 経 済 括 域向上 動 の振 興 を支 援 す る 基金の設立 8 3)調査対象地域 調査対象地域は、最終的には調査を通じて選定されるが、マタム州3県のうち2つの県 をカバーすることとする。マタム州のカネル県とマタム県はセネガル川の中・上流部に位 置している。水資源としてセネガル川と2つの支川が想定される。 4)事業コンポーネント (D 女性のための野菜は場のリハビリと拡張 ② デイオロル支川の水利施設の活用 ③ 貯蔵・加工施設・資機材の供与 ④ 内水面漁業の再生 ⑤ 濯概は場周囲の防風林設置 ⑥ 女性の地位向上 5)想定される稗益者 事業を実施した場合、天水農業と洪水跡地や小規模濯概を組み合わせた農業に従事している 231以上の女性グループ(総数28,000人以上)が稗益者となる見込みである。また、事業によ り加工だけでなく16,0001の米の貯蔵、年間3,0001の野菜生産が期待できる。米に係わる事 業は、国全体における食料不足の解消に貢献する。 6)実施機関 本調査の実施機関は、セネガル川流域の開発を担当するSAEDである SAEDは、セネ ガル川沿岸における潅概開発の推進を主な任務として設立された公社である。 セネガル国では、国の経済社会開発計画の中心的位置を占める農業開発は、各地域毎に設立 されている7つの農村開発公社によって進められている。セネガル川流域では、セネガル川及 びフアレメ川流域整備開発公社(SAED)が中心となり、多くの国際機関の協力を得て濯概 開発が実施されてきている。 7)調査の内容 想定される6つのプロジェクトについて、貧困削減戦略と整合性をはかり、かつ住民のニー ズに沿うよう、総合的な開発計画の可能性調査を実施する。コンサルティングサービスは以下 を含む。 9 (ア) 農業政策における現在の農業セクターの状況、国家経済における役割等を明らかに する (イ) 調査対象地域の現状分析を行う (ウ) 農家経済の分析を行う (エ) 野菜栽培のための適切なほ場利用を妨げる問題の診断を実施する (オ) は場のリハビリと拡張に関する効率意的な技術の提案を行う (カ) 概算事業費の積算を行う (キ) 便益の評価を行う (ク) 国家経済への影響を評価する (ケ) 実施計画を策定する 8)調査スケジュール 調査期間は12ケ月を予定する。本調査には、西アフリカにおける類似業務の経験を有 する以下の分野に係わる専門家が求められる。 □ 総括/農村開発 □ 潅漑開発 口 農業経済 口 農民組織 □ 農村社会 □ 営農栽培 □ 施設設計/積算 □ 事業評価 □ 環境 9)期待される成果 一 優先事業の選定 一 優先事業に係わるフィジビリティレポート ー 主要施設の維持管理ガイドライン 10)現地政府の対応 我が国は、セネガル川流域開発に関して下流域で協力の実績がある。その中で、チヤゴ・ギ ェール地区、デビ地区は日本の無償協力により実施された地区であり、チヤゴ・ギェール地区 は平成3年、デビ地区は平成8年に事業が完了している。その後両地区とも営農に関わる活動 10 の多くがSAEDから農民組織に委譲されたため、 SAEDの指導を受けながらユニオン主導 で、生産資材調達、加工、販売、施設の維持管理などの積極的な活動をしている。また、種々 の問題を抱えながらも自分たちで解決しようと努力を重ねている。この様な中で、 SAEDは、 開発が遅れているマタム州を対象とした農村開発の推進を、セネガル川下流域に実績を有する 我が国の協力の下、実施したい意向である。 ll)総合所見 樟術的可冶巨件 (9 本計画はリハビリを中心とすることや既存の組織を活用するなど、これまでの住民が行 ってきた活動と帝離が少ないこと。 ② カウンターパート機関となるSAEDは、長年の実績を有し、調査対象地域にも地方事務 所を設置しており、現場における技術的な支援が期待できること。 ③ 農民レベルから見ても、新技術の導入を行うものではなく、農村部における小規模な経 済振興の仕組みづくりを住民のキャパシティ・ビルディングを通じて行うこと。 ④ 計画作り(仕組み作り)を住民主導で行い、実施後の責任体制を明確にすること。 (9 住民への意向調査でも大変関心が高いこと。 以上のような特徴や住民参加型の調査を行うことにより、本事業の技術的な可能性を高める ことができる。 寺十全・経済的可能件 (D セネガル国は、各種生産者組合、女性グループ、青年グループなど末端の農民組織化が ある程度進んでおり、農民の組織的な活動が受け入れやすいこと。 ② ターゲットグループが小農民や女性農民であり、村落内のマジョリティを占めること。 ③ 対象とする産品は農村部の主食や地場の野菜生産、すなわち地産地消を推進するもので あり、社会的な摩擦は生じにくいこと。 ④ 大きな投資を行わないため、住民の負担能力範囲内にとどめる事が可能であること。 以上のようなことから本事業の社会・経済的な可能性は高い。 樟術協jl妻梅の妥当性 ①農民組織主導の計画策定プロセス・事業運営は、セネガル国の地方分権化法及びPASA(農 業セクター構造改善計画)の目的に合致していること。 ② 小農及び女性農民に配慮した農業の生産性の改善、食糧安全保障、貧困層への食糧供給 11 のアクセス改善などをアフリカの農業開発の重要目標とした「TICADH 21世紀に向け たアフリカ開発 東京行動計画」に合致していること。 ③ セネガル国を拠点として、セネガル川流域や西アフリカ一帯への広域的な技術協力への 発展が期待できること。 ④ 小規模野菜栽培の生産振興や内水面漁業の振興は、我が国の国内産業への影響がほとん どないこと。 ⑤ 我が国がこれまでに行ってきたアフリカ諸国に実証調査の結果・教訓を生かすことがで き、より持続的な計画を提案できること。 以上、総合的に見て、本事業を我が国の技術協力で実施する妥当性は高いと判断できる。 12 ANNEX ・1. PROJECT IDENTIFICATION FORMS 2. SAED組織図 3.我が国によるセネガル川下流域の協力案件概要 4.我が国の対アフリカ援助の概要 5.セネガル国の政治経済の推移 6.我が国のセネガル国に対する政府開発援助の実績とあり方 7.調査日程及び調査団貝の経歴 8.主要面会者 13 ANNEX 1 : PROJECT IDENTIFICATION FORMS 1 - Rehabilitation and extension of vegetable perimeters 2 - Realization of a hydraulic structure on Dioulol tributary 3 - Supply of processing and conservation equipment 4 - Revival of inland fishery 5 - Reforestation of irrigated perimeters 6 - Capacity building for women 14 Proj ect Identification Form Project Title RehabilitationProvince. Development- Extension- Equipment for the PIV of the Womengroups in Matam Project Location The project is located at Kanel and MatamDistricts (Matam Province) Objectives The project aims at contributing to the fight against poverty through the increase of women income. Justification and Pertinence The Matam Province has a female population of about 150,000 people, or about 53% of the total population. There are some 231 womengroups counting more than 28,000 members who are particularly involved in pluvial agricultural activities associated with flood subsidence and irrigation. The traditional cropping systems, which heavily depend on annual rainfall, have been for more than 30 years subjected to climatic uncertainty and have become precarious. Irrigation remains the only reliable alternative with a water managementthat will therefore ensure crop intensification and diversification. Today however, in spite of their scarcity, more than 1/2 of the hydro-agricultural infrastructure and equipment allocated to womenare no morefunctional owing to age and degradation. In addition, the high number of beneficiaries has made the attributed areas to be downsized to about 0.80 are. In the region, where the rate of male emigration is estimated at 35% and the population sex ratio at 100 womento every 83 men, womenheavily hold the burden of daily needs of the family in term of food, energy, sanitation and school. It is therefore necessary to seek ways and meansto improve the living conditions of women. Beneficiaries Over one hundred (100) womengroups distibuted over Kanel and MatamDistricts: Planned Actions Rehabilitati ons ; Newdevelopments and extensions; Supply of pumps (including pipes and floating platform). 15 Proj ect Identification Form Project Title Realization of a hydraulic structure on Dioulol tributary to ensure household food security Project Location The project is located at Kanel and MatamDistricts (Matam Province) Objectives The project aims at holding water longer in Ounare and Orkadiere reaches on Dioulol tributary in order to sustain crops at the end of the rains and during the dry season and promote better food security for households exploiting the water sources. Justification and Pertinence The Matam Province has a female population of about 150,000 people, or about 53% of the total population. There are some 231 womengroups counting more than 28,000 memberswho are particularly involved in pluvial agricultural activities associated with flood subsidence and irrigation. The traditional cropping systems, which heavily depend on annual rainfall, have been for more than 30 years subjected to climatic uncertainty and have become precarious. Irrigation remains the only reliable alternative with a water managementthat will therefore ensure crop intensification and diversification. Since starting operation in 1989, the irrigated perimeters located along the reaches of Ounare and Orkadiere on the Dioulol have experienced chronic difficulties related to continuous water supply. These difficulties result particularly fromthe conjunction of two phenomena: The subsidence of the water level in Senegal river frommid-September causing water to subside in the Dioulol Physical obstacles (solid transport from tributaries during flood period) hindering regular flow in the Dioulol. These difficulties prevent an optimum use of the perimeters established along the Dioulol limiting the water availability and hindering production. In the region, where the rate of male emigration is estimated at 35% and the population sex ratio at 100 womento every 83 men, womenheavily hold the burden of daily needs of the family in term of food, energy, sanitation and school. It is therefore necessary to seek ways and meansto improve the living conditions of women. Beneficiaries Over one hundred (100) womengroups in Kanel and MatamDistricts. Planned Actions Worksto execute the hydraulic structure (weir, under sluice and pump station); 16 Project Identification Form Project Title SupplyofconservationandprocessingequlPment PrqiectLocation TheprqjectislocatedatKanelandMatamDistricts(MatamProvince) 0切ecdves Theprq】eCtaimsat: − Reducinglossesduetoqualitydeperdition; − IncreaslngPrOductioncompetitiveness; − Improvingfarmersincome JusdficationandPertime Matamproducesonaverage16,000tofriceand3,000tofvegetableannuallywithabigportionof thisproductiondesdnedtocommercializationfbrthereimbursementoftheseasonalagncultural credit. TheremotenessofthericemillswhichareallconcentratedinSt.Louisandthelackofstoresand COnSerVationinfrastruCtureformostofthefarmersgroupsdonotargueinfavorofthepromotion Orlocalproducb. TakinglntOaCCOunttheexpeetedincreaseinproductionresultingfromtheincreaseindeveloped areas,lmPlementlng SOme StruCtureforthe processlng,COnServatiOn and storage of products becomesanabsolutenecessity. Bene丘dades _ Federadons − IrrigadonUnions − OnionProducersAssociation(APOV) − Womengroups. PlannedActions − MiniricemillsforthePIDAMandPRODAMFederadons − VVarehousesforUnionsandPIDAMFederation − Dryingfl00rSfbrAPOV − Millingmachinesforwomengroups 17 Project Identification Form Project Title Project for the revival of Inland Fishery Project Location The project is located at Kanel and MatamDistricts (Matam Province) Objectives A good communication is to be established within fishermen on the one hand, and between fishermen and their different partners on the other hand so as to ensure a rational water use; hence, an improved income for fishermen and an improved diet for populations can be secured. Justification and Pertinence The fishery councils in charge of managing these sectors are no longer functional years that affected the aquatic biotopes with the extinction of several impoverishment of the water sources. With the advent of the dams, one observes a fairly moderate reconstitution of the is unfortunately being exploited in an anarchic manner regardless of the rules currently in force, using devastating engines and prohibited fishery practices. It is deemed appropriate to help the fishermen revive their organizations state recognition. since the drought species and the fish fauna, which and regulations, that have the advantage of It would also be an opportunity to guide the fishermen toward buying moreappropriate equipment through the fund implemented by the state in the frameworkof projects such as the PSSA. This would significantly contribute to a healthier resource in ponds, marshes, and rivers. and more durable management of the fish Beneficiaries Local fishery councils and those at the district and provincial levels; Fishermen. Planned actions Renewal of the organizations Fund for equipment 18 Project Identification Form Project Title Reforestation of Perimeters Project Location The project is located at Kanel and MatamDistricts (Matam Province) Objectives This project aims to: Ensure a protection of the perimeters against cattle straying and nature rigours; Improvepopulation needs in firewood and services; Reduce the pressure of wild cutting of trees and promote the regeneration of the natural environment. Justification and Pertinence MatamProvince has been experiencing a degradation of its natural resources for more than three decades. Though the natural conditions seem to have improved with the increase observed in the level of the floods and rainfalls these last few years, the rate of natural regeneration seems not catching up with the growing needs of humanand animal populations. Hence,the domestic needs in firewood and services are no longer satisfied; pasture areas become quickly bare. That is the reason why the irrigated perimeters that constitute the only green patches in the dry season are not only confronted with the very harsh climatic rigours of Harmattan but also with cattle straying that destroys the infrastructure and compromises production performances. However,these perimeters constitute privileged recipients for the reforestation of highly valued tree species using irrigation for being the only permanently humid patches within large desert areas. Furthermore, the high numberof beneficiaries has created the downsizing of the attributed areas per head to about 0.80 are. In the region, where the rate of male emigration is estimated at 35% and the population sex ratio at 100 womento every 83 men, womenheavily hold the burden of daily needs of the family in term of food, energy, sanitation and school. It is therefore necessary to seek ways and meansto improve the living conditions of women. Beneficiaries Over hundred (100) womengroups in Kanel and Matam Districts Planned actions Setting thorny fences (Acacia melifera) and wind break in Eucalyptus; Establishment of a central nursery and secondary nurseries and production 500,000 plants. 19 of over Project Identification Form Project Title Strengthening of womencapacity Project Location The project is located at Kanel and MatamDistricts (Matam Province) Objectives This project aims to: Promote meetings of womenand socio-cultural activities Strengthen womencompetencein the managementand maintenance of their goods Improve the income drawn from lucrative activities. Justification and Pertinence There is only one foyer built for womengroups in Matam Commune. Women, in most of the cases, do not have any training in activities such as dying etc., or any involvement in other activities (such as meeting, exposition), which they often deplore at the communesand at the rural community level. Beneficiaries CommunalFederations Planned actions Construction of foyers at the communesand rural community levels; Training of womengroups in management and maintenance of the equipment. 20 C ellule A uditInterne C ellule de C ontrole de G estion A N N EX 2 : SA E D I^ ^ ^ ^ ^ P ^ ^ M PRESIDGENENTERA DIREL CTEU R C TD R ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ M M ^ M 蝣^ ^ H CTA D IR ECTEU R G eneralA djoint ^ D PD R H H H C harge de M ission 1 ¥I^ m m m m DA F D A IH iM H I^ H BLD m D SE DAI D OA F D PE DA M DOAH D RD V D C SG D G EX D RH A J DA M D elegation D A G A N A D elegati on PO D O R D <9」gation M A TA M 21 D Ste gation BA K EL TABLEAUDE REPARTITION DES EFFECTIFS (Staff Distribution) PAR VOLET (NB : Effectifpaye) (P a id st a f f) V o le t/ S t r u c tu r e s D .G R e a lis a t io n d e s in v e s tis s e m e n ts p u b lic s (V I ) M a in te n a n c e P a tr im o i n e H y d r (V o a 2g )r ic o le 1 1 G e s t io n d e l 'E a u (V 3 ) A s s is t . C o ll e c t . G e s t io n E sp a c e (V 4 ) C o n s e il a g r ic o le R ec h . D e v e lo p . S u iv i E v a lu a t. (V 5 ) A p p u i a la P r o fe s s io n a lis a tio n (V 6 ) C o u ts C om m uns (V 7 ) T O T A L 1 24 27 32 32 D .A .F . D PD R D A IH 1 18 D A M D e L e g a tio n D A G A N A D e l e g a tio n PO D O R D e l e g a tio n M A TA M D e le g a t io n BA K EL T O T A L 22 4 27 7 25 10 10 4 1 1 1 3 51 2 2 22 12 16 63 2 22 68 1 57 30 32 10 12 17 6 6 57 29 1 ANNEX3 :我が国によるセネガル川下流域の協力案件概要 チヤゴ・ギェール湖地区、デピ地区では、ユニオンと呼ばれる農民組織が形成されてお り、地区内の多数の農民小グループを統括している。ユニオンは、複数の`sV (村落農 業共同組合)から構成され、農民のニーズに応えるべく、種々の活動をしている。 SVは、 経済利益グループ(GI E)の資格を持っており、グループとして農業金融のクレジット が利用できる. SVはまた、数個の生産者グループ(GP)を統括している. チセゴ・ギェ-ル漸地区 チヤゴ・ギェ-ル湖地区小規模農村開発事業の概要は以下の通りである。 水田24ha、畑地126ha、施設用地50ha、合計200haの造成 タウエ運河を水源とするポンプ施設 → 縦軸斜流ポンプQmax=24.6m /min(¢300×2) 用排水施設-幹・支線用水路4.5km、ファームポンド3ヶ所、幹線排水路1.1km、 遊水地1ヶ所 農道(地区内道路、付替道路)、村内道路、防風林 建築施設-資材倉庫・農機具格納庫、農産物集出荷倉庫、集会場、精米所等 給水施設・・・水源タウエ運河、取水施設、浄水場、配水施設 タウエ運河架橋-1ヶ所、橋長80m 機材の供与-農業機械(トラクター、ディスクハロー、トレーラー、コンバイ ン、トラック等)、精米機 資材の供与-入植者用建物50棟分建築資材 実証調査を並行的に実施し、その成果を活用 事業費1,163百万円 1988年、基本設計、 1991年3月完了 1980年代末から1990年代にかけて、各国援助機関や国際機関により、主としてセネガル 川下流域の粘土質土壌を主体とする水稲作適地の濯概開発が進められていた。これに対し て、チヤゴ・ギェ-ル湖地区は砂質土を主体とする地域であり、同地区の開発は、 ①開発 可能地を砂質土地帯へ拡張すること、 ②半乾燥地の濯概開発のモデルとなること、という 2つの期待を込めて開始されたものであった。 同地区の現状は「添付資料 C.調査対象地区の概要」に示す通りである。水稲作面積が 計画時点より拡大し、洪水時の排水が問題とはなっているが、チヤゴ・ギェ-ル・ユニオ ンを中心として、施設の維持管理作業を協力して実施しており、また、積極的に自分たち の農業を推進しようという意欲を持っている。 23 デビ地区 デビ地区濯概改修事業の概要は以下の通りである。 水田987.5ha (改修744.2ha、新規243.3ha)の造成 用水ポンプQ=3.456mVs (¢800×3) 幹・支線用水路20.2km チェックゲート14ヶ所 排水ポンプQ=1.718mVs (¢700×2) 幹・支線排水路24.2km 農道31.9km 農業施設-農業収穫物倉庫、農業機械倉庫、集会所、精米所等 農業機械-精米機、トラクター、ディスクハロー、トレーラー、トラック等 水稲二期作、水稲、トマトの二毛作の導入 事業費2,897百万円 1993年、基本設計、 1996年3月完了 デビ地区は、デイアマダム完成以前の開発地区であり、塩害による被害があり、また、 機材や施設の老朽化が激しく、農村インフラもほとんど皆無であった。本事業は、濯概施 設の改修により、生産性の改善及び農家所得の向上を目指すものであった。 同地区の現状は「添付資料 C.調査対象地区の概要」に示す通りである。計画ではトマ トを導入することとなっていたが、実際には水稲の作付のみが行なわれている。添付資料 に示す通り、施設の維持管理、用水の管理等、種々の問題がありながらも、デビ・チゲッ ト・ユニオンを中心として、自分たちで解決しようと努力している。 24 ANNEX4 :我が国の対アフリカ援助の概要 アフリカは世界で最も貧困人口の割合が高く、また、紛争や飢健、 HIV/AIDS などの感染症、更には累積債務など、困難な諸問題が凝縮して存在する地域である。そ の意味で、アフリカは、開発の分野において最も大きな課題を抱えた地域といえる,2000 年9月の国連ミレニアム・サミットで採択されたミレニアム宣言も、アフリカの問題を 特に取り上げ、 「世界各国が貧困撲滅および持続可能な開発におけるアフリカの人々の 努力を支持し、それにより世界経済の主な潮流にアフリカを統合していくべき」である 旨訴えている。 また、2001年1月、森総理(当時)は、「アフリカ問題の解決なくして21世紀の世 界の平和と繁栄はなし」との基本認識の下、現職総理として初めてアフリカを訪問し、 南アフリカにおいて行った対アフリカ協力の基本的な考え方に関するスピーチの中で、 アフリカ問題に取り組む日本の決意を表明するとともに、開発協力並びに紛争予防及び 難民支援を対アフリカ協力の車の両輪とすること、幅広い双方向交流に基づく新たな 日・アフリカ関係を発展させていくことなどを表明した。 我が国は、 2回のアフリカ開発会議(TICAD)の開催などを通じ、開発に向けたア フリカ諸国の自助努力と、それを支援する国際社会のパートナーシップの重要性を提唱 するとともに、 98年に開催された第二回アフリカ開発会議(TICAD)で採択された「東 京行動計画」を、日本の対アフリカ支援の指針として、その実現に資するべく様々な具 体的施策を講じてきている。更に、森総理は前述の政策スピーチの中で、 TICADに向 けた準備として2001年12月にアフリカ開発に関する閣僚レベル会合を東京で開催する ことを提案した。また、今後のTICADプロセスの重点として、 TICADをアフリカ自 身による開発戦略を話し合う場として位置付けること、南南協力を一層発展させること 及び新たな重点分野として感染症対策とI T協力を重視することを表明した。 また、日本は、アジアにおける開発協力の経験をも踏まえ、アフリカにおける開発協 力が効果を収めるようにするため、下記に挙げるいくつかの点を重視している。 第一に、民主主義及び良い統治は、アフリカの社会・経済開発にとって不可欠であり、 また、アフリカの多くの国における紛争の終結が持続的開発の前提条件となっていると の認識から、こうした側面での開発の基盤を整備するための取り組みに力を入れている。 第二に、成長なくして持続的な貧困削減は達成しえないとの認識から、貧困削減と そのための経済成長の双方を重視している。いうまでもなく貧困を削減するために 25 は、成長の果実が社会に広く行き亘ることが必要である。その関連で、日本は、ア フリカの総人口の約7割を占める農業の開発と農村における貧困削減に力を入れて おり、具体的には、農業技術の移転や農村の自立・活性化に資する支援等を行って いる。 第三に、アフリカでは、援助の吸収能力の不足や援助への過度の依存による弊害が指 摘されていることを踏まえ、基礎教育や職業訓練の充実などを通じた人造り・制度造り や、貿易投資の促進、インフラ整備などを通じた民間部門の活性化を目的とした支援に 力を入れており、自立的かつ持続的な成長に資することを目指している。また、アフリ カはI Tの進展への対応の遅れが最も懸念される地域であり、 I T分野での支援も重要 な課題となっている。 第四に、アフリカでは保健・医療分野での遅れが、人々が健康に学び、働くことを 妨げ、貧困削減にとっての障害になっている。感染症・寄生虫症の蔓延は深刻であ り、特にHIV/AIDSに関しては、世界の感染者の7割がアフリカに集中して いる等、経済・社会の人的基盤を崩しかねない問題となっていることから、緊急に 対応する必要がある。 第五は、南南協力の重要性である。他の途上国地域での経験を、アフリカという多 様性に富む大陸にそのまま移植できるとは限らないが、開発の面で先行する他の地 域からアフリカが学ぶべきことは多い。この点を踏まえ、 TICADにおいてまとめ られた「東京行動計画」においても、アジア・アフリカ協力を中心とする南々協力 推進が重要な柱の一つとして取り上げられている。その関連で日本は、 TICADの フォローアップとしてアフリカ支援においてアジアをはじめとする他地域との南南 協力推進に力を入れており、 「アジア・アフリカフォーラム」に代表されるように多 くの取り組みを実施している。 第六に、各先進国による援助方式の違いや援助案件の多きから、支援を受けるアフ リカ諸国が十分対応できないという問題が指摘される。こうしたことから、近年、 援助の効率を高め開発の効果を上げていくための連携・協力を推進するための努力 が多くのアフリカ諸国で進んでおり、日本としても、その一貫である貧困削減戦略 ペーパー(PRSP)の策定やセクター・ワイド・アプローチの試みに積極的に参加し ていくこととしている。 近年、南アフリカのムベキ大統領が提唱する「アフリカン・ルネッサンス」 (注)や アフリカ諸国自身による開発の青写真造りの試みや、国際社会による様々なアフリカ支 26 援イニシアティブが見られる TTCADプロセスを通じてアフリカ諸国の主体的取り組 み(オーナーシップ)と国際社会のパートナーシップの滴義を目指してきた日本として、 こうした動きは評価すべきものである。一方、取り組むべき課題は多く、日本としては、 こうした新たな流れを踏まえつつ支援を進めていく考えである。 27 ANNEX5 :セネガル国の政治経済の推移 (1) 76年以降複数政党制を採用したアフリカの中では最も民主化の進んだ国の一つと 言える。81年に就任したデイウフ大統領のもとで内政は安定的に推移してきたが、2000 年3月の大統領選挙では独立以来の社会党長期政権に対する飽きと変革を求める若年 層に支持されたワッド候補が当選した。なお、大統領選挙とその後の政権交代は平穏に 行われ、同国における民主主義の定着を示すものとして国際的に評価されている。 内政上の重要問題となっている南部カザマンス地方の分離独立問題を巡っては、 99 年12月、政府と民主勢力運動(MFDC)との問で暴力行為の停止が合意されたが、ゲ リラ活動が散発するなど和平の実現には至っていない。 (2)外交面では、旧宗主国フランスとの協調を基軸とし、先進諸国寄りの穏健な非同 盟主義を基本とするほか、アラブ諸国及びイスラム諸国とも緊密な関係を有している。 また、ルワンダ内戦等に際し、軍隊を派遣する等紛争解決や人道援助活動でも国際社会 と歩調を合わせつつ積極的な責献を行っている。 (3)経済面では、落花生等伝統的農業が中心であるが、一次産品価格の低迷等により、 財政赤字、国際収支赤字、対外債務問題が恒常化している. 79年より世銀IMFの支 援を受けて構造調整政策に取組んでいるが、同政策に対する国内の不満や、農業生産性 の低迷等の困難に直面している。 94年1月の通貨(CFAフラン)切り下げ以降、政府 は緊縮財政をとり、民営化等に努力した結果、観光業、漁業等を中心に経済は上向き、 98年の経済成長率は5.7%、同年のインフレ率は2.0%となっている。政府は、民間主 導による経済発展等を課題とする第9次経済社会開発計画(1996「2001年)を定め、 民営化推進のための投資環境整備、貧困対策としての基礎教育及び医療・保健等の社会 的側面への一層の配慮を目指している。 28 ANNEX6 :我が国のセネガル国に対する政府開発援助の実績とあり方 (1)我が国は、セネガルが、西アフリカの中心国の一つとして政治的に大きな発言力 を有しており、仏語圏アフリカ諸国の中で中心的な役割を果たしていること、 76年以 来複数政党制を採用し、アフリカ有数の民主主義国家として政情が比較的安定している こと(2000年3月の大統領選挙でも平穏裡に政権交代が行われた)、79年より世銀IMF の支援の下、構造調整・経済再建に積極的に取り組んでいること、人口増加率の高さ、 砂漠化等多くの開発課題を抱えており、援助需要が大きいこと、我が国との関係も緊密 で我が国の対西アフリカ外交の中心国の一つであること、具体的な開発目標を掲げ、経 済社会開発のための主体性(オーナーシップ)をもって行っているセネガルの開発政策 は、 DAC新開発戦略の趣旨にも合致し、セネガルにおいて新開発戦略の実施を重点的 に支援しうる状況にあること等から、我が国援助の重点国の一つとして位置付けている。 我が国は、セネガルにおける開発の現状と課題、開発計画等に関する調査・研究及び 95年3月に派遣した経済協力総合調査団及びその後の政策協議、 2000年6月のプロジ ェクト確認調査におけるセネガル側との政策対話を踏まえ、次の分野を重点分野として 援助を実施していく方針である。 (イ)基礎的生活基盤の改善 (a)生活用水 セネガルでは安全な水へのアクセスが不足しているので、衛生状況の改善、女性の水 汲み労働の軽減のため、地下水開発等による生活用水の確保を支援する。特に村落給水 分野でのプロジェクトの可能性を検討する。 O))教育 基礎教育の遅れが深刻なセネガルにおいて、ハード・ソフト両面から基礎教育の充実 に向けて協力を実施する。 (C)基礎的保健・医療 プライマリ一・ヘルス・ケア、公衆衛生等の基礎的保健・医療体制の整備を支援する とともに、ポリオ、エイズ等の感染症対策の協力も検討する。 (ロ)環境(砂漠化防止) 砂漠化の進行、土壌の劣化が深刻な問題となっていることから、地域住民が主体とな って村落資源の利用・管理を行う村落林業・村落振興の普及モデル開発を目的とした「総 合村落林業開発計画」を99年度から実施中である。 (ハ)農水産業 国土の砂漠化、早魅等の厳しい条件の下、輸出用換金作物のモノカルチャー型の農業 29 生産を行っており、穀物の対外依存度が非常に高くなっている。従って、食糧作物の生 産性向上のための食糧増産援助、潅漑施設整備等の協力を実施する。また、水産品が最 大の輸出品目となっており、食料供給面においても重要であることから、零細漁業の振 興等を支援する。 30 ANNEX7 :調査日程及び調査団員の経歴 日 日数 年 月 日 出 発地 到 着地 程 表 調 宿 泊 地 備 考 H 14 10 .12 土 成 田 2 10 .13 日 パリ 3 10 .14 月 4 10 .15 火 5 1 0 ー1 6 水 6 10 .17 7 ' < >> ダ カー ル ダ カー ル 移 動 (A F 275 移 動 (A F 7 1 8 団 調 査 団員 名 高木 1 査 茂 1 2 :5 0 - 1 7 :4 0 16 :4 0 - 2 0 ‥ 25) ダ カー ル JIC A 専 門 家 打 合 せ 大 使 館 J IC A 表 敬 、 ダ カー )レ 農 業 省 打 合■ せ M a ssa m b a 員 経 (た か ざ 歴 しげ ろ) 昭 和 3 3 年 8 月 2 日生 4 4 歳 昭 和 5 7年 3 月 千 葉 大 学 園 芸 経 済 学 科 卒 業 昭 和 6 2年 3 月 千 葉 大 学 園 芸 研 究 科 農 業 生 産 管 理 学 科 修 了 昭 和 6 2年 4 月 ■現 在 太 陽 コンサ ル タンツ(秩 ) 海外事 業本部 企画営 業部次 長 G U E Y E (まさん ぱ げ ー ゆ) 昭 和 2 7 年 1 1月 23 日生 4 9 歳 サ ンノ レイ 移 動 (ダカ ー ル .→サ ンル イ) 昭 和 5 5年 8 月 昭 和 5 7年 7 月 木 サ ンノ レイ S A E D サンル イ本 部 総 裁 表 敬 、 資 料 収 集 平 成 元 年 3 月 東 京農 工 大 学 農 学 部 農 業 工 学 科 海外事 業本部 主幹 10 .18 金 サ ン′ レイ S A E D 打 ち合 わ せ 、 資 料 収 集 8 10 .19 土 サ ンノ レイ チ ヤゴ ■ ギ エー ル 地 区 視 察 9 1 0 .2 0 日 サ ンソレイ * ォ* 10 1 0 .2 1 月 ll 1 0 .2 2 12 ダカ ー ′ レ サンノ レイ サ ン′ レイ マ タム 移 動 (サ ンル イー → マタム) 火 マ タム S A E D マ タム事 務 所 打 ち 合 わ せ 1 0 .2 3 水 マ タム マ タム地 区 視 察 13 1 0 .2 4 * 14 1 0 .2 5 15 マタム マタム ォ サ ンル イ 移 動 (マタム→ サ ンル イ) ダランデ ィック地 区 視 察 金 サ ン′ レイ S A E D サンル イ本 部 打 ち 合 わ せ 1 0 .2 6 土 サ ンソレイ デ ビ地 区 視 察 16 1 0 .2 7 日 ダカ ー ル 移 動 (サ ンル イ→ ダ カー ル ) 17 1 0 .2 8 月 ダカ ー ル 18 1 0 .2 9 火 ダカ ー ル 資 料ー 整 資料整 農業省 大使館 19 1 0 .3 0 水 ダカー ′ レ 20 1 0 .3 1 木 パ リ 21 l l .0 1 金 サン′ レイ サ ン′ レイ ダカ ー ′ レ パリ t幾中 ‡ 幾中 成 田 理 理 打 ち合 わせ 、 JIC A 移 動 (A F 7 19 2 3 :5 5 →) 移 動 (→ 0 6 :2 0 ) 移 動 (A F 2 7 6 1 3 ‥ 2 0 →) 移 動 ( .→0 8 ‥ 59) 3 1 米 国 パ デ ュー 大 学 農 学 部 農 業 気 象 学 科 卒 業 米 国 パ デ ュー 大 学 農 学 部 農 業 気 象 学 科 修 了 博 士 課 1量修 了 Mamadou Lo: Alioune Badara Diallo: MamadouAliou Diallo Sago Fall: Bouba Diop: Moussa Kane: Mamadou Sail: Natouga Mbodj : Kiyofumi Konishi: Mayurai Amano: Sorimachi : Iwao Ono : : Managing Director, Societe National d'Amenagement et d'Exploitation des Terres du Delta du Fleuve Senegal et des Vallees du Fleuve Senegal et de la Faleme (SAED) Directeur des Amenagements et des Infrastractures Hydro-Agricoles, SAED Coordinateur National des Projets, chef Division des Fileres Agro- Industrielles, Direction de PAgriculture President of the Thiago-Guiers Union Responsible for Management of the Union's Materials, Thiago-Guiers Union President of the Debi-Tiguette Union General Accountant of the Debi-Tiguette Union Accounting Secretary of the Debi-Tiguette Union Representant Resident, JICA Dakar JICA Dakar EOJ, Dakar Expert de la JICA 32