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第258号(2007年11月25日)
気候ネットワーク FAX ニュース 2007 年 11 月 25 日 <第 258 号> Hot Talk Now !? 温暖化 “ほ っ と く の !?” お ん だ ん か 大筋について、委員から異論はなかった。当日出された意見 を受けて微修正の後、今月末から 1ヶ月間の意見(パブリッ <私たちはめざします> 1) 抜本的な国内政策で京都議定書の 6% 削減を! 2) 環境重視の社会経済システムを! 3) 市民・地域主導で温暖化防止の促進を! 4) 政策決定プロセスに市民の参加と情報公開を! 5) 南北の公平をめざし、南の人々と連携を! クコメント)募集を行う。次回は 1 月中下旬の予定。 (問合 せ:環境省地球温暖化対策課 TEL:03-5521-8354) ●国交省審議会、当面取り組むべき対策を議論 21 日、社会資本整備審議会環境部会・交通政策審議会環 ===政府・国会・NGO 関連=== 境部会第 7 回合同会議が開かれ、同会議の「京都議定書目 ●環境 NGO、温暖化問題で鴨下大臣と会合 21 日、気候ネットワークなど環境 NGO6 団体は鴨下環境 大臣との会合を行い、バリ会議(COP13/COPMOP3)の開催 を間近に控え、国際的なリーダーシップの発揮と国内対策 の強化を要請した。共同で提出した要請文及び気候ネット ワークとして提出した要請文は、気候ネットワークのホー ムページに掲載している。 (問合せ:東京事務所) 標達成計画の評価・見直しに関する中間とりまとめ」におけ る当面取り組むべき対策・施策の方向の検討状況と、地球温 暖化対策の中長期的課題について議論された。委員からは 「削減見込量が空欄の項目が多いので早く数値を示すべき」 「中長期的課題の資料に住宅・建築物の項目がないのはおか しい」などの意見が出された。次回は 12 月 25 日。 (問合 せ:国土交通省環境政策課 TEL:03-5253-8264) ●気候ネット、情報開示名古屋高裁にて全面勝訴 ●目達計画見直し、自然エネルギー政策で議論 15 日、気候ネットワークが省エネ法による燃料等の消費 21 日、中央環境審議会地球環境部会・産業構造審議会環 量の定期報告書(2003 年度)の情報開示を求めた訴訟で、名 境部会地球環境小委員会第 26 回合同会合が開かれた。警察 古屋高裁は情報の全面開示を命じた。気候ネットワークは 国に対し、控訴せず全面開示に応じるよう求めている。な お、大阪高裁は 10 月 19 日に開示・不開示を企業の判断に 庁・総務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省から関連 対策の検討状況についてヒアリングが行われた後、重要検 討項目の 1 つに挙げた「太陽光等新エネルギーの導入促進」 委ね経済産業省の処分を容認した判決(第 256 号参照)を について、資源エネルギー庁・飯田哲也委員(環境エネル ギー政策研究所) ・柏木孝夫東京工業大学教授から報告があ り、議論が行われた。飯田委員は、追加の政策として、現行 の新エネ RPS 制度に上乗せした目標値を温暖化対策として 下しており、これに対し気候ネットワークは 10 月 29 日に 上告した。 (問合せ:東京事務所) 中央環境審議会地球環境部会懇談会は第 6 回が 19 日に、 設定し、コストは石油石炭税などを活用した幅広い国民負 担の仕組みとする案を提示した。次回は 30 日。 (問合せ: 第 7 回が 22 日に開かれ、低炭素社会の検討について有識者 環境省地球温暖化対策課 TEL:03-5521-8249) ●中環審、低炭素社会について有識者ヒアリング からのヒアリングを行った。第 6 回では、小宮山宏東京大 学総長が「低炭素社会に向けて『課題先進国』日本の挑戦」 について、加藤尚武東京大学特任教授が、 「浪費から清貧へ の転換可能か?」と題して発表した。第 7 回では、伊藤滋 ●経団連計画フォローアップ、90 年比 1.5%減 早稲田大学特命教授が「都市計画による低炭素化の試み」を 発表し、桜井正光リコー代表取締役会長執行役員が「リコー グループの環境経営」について発表した。 (問合せ:環境省 地球温暖化対策課 TEL:03-5521-8354) 出量を 1990 年度レベル以下に抑制する努力目標を持つ産 日本経済団体連合会は 14 日、温暖化対策環境自主行動計 画 2007 年度フォローアップ結果概要版を発表した。CO2 排 業・エネルギー転換部門の 35 業種の 2006 年度の排出量は 5 億 458 万トンで、1990 年度比で 1.5%減、2005 年度比で 0.2 %減となった。2008 ∼ 12 年度の見通しは 1990 年度比 2.9% 減とした。 (問合せ:日本経済団体連合会 TEL:03-5204-1500) ●カーボン・オフセットの指針案まとまる 20 日、カーボン・オフセットのあり方に関する検討会の 第 4 回会合が開かれた。前回の議論を受けた「我が国にお けるカーボン・オフセットのあり方について(指針) (パブ リックコメント案) 」が事務局から示され、議論が行われた。 クレジットの種類、オフセットの手続きなど、案に示された 1 ●自主行動計画フォローアップ案、意見募集中 経済産業省と環境省の審議会がまとめた「2007 年度自主 行動計画フォローアップ結果及び今後の課題等(案) 」への 意見(パブリックコメント)募集が行われている。対象は、 5日の審議会合同会議で示された案を微修正したもの。 締切 気候ネットワーク FAX ニュース 2007 年 11 月 25 日 <第 258 号> は30日。 (問合せ:経済産業省環境経済室 TEL:03-3501-1679) を策定するとの内容に止まった。 (各紙 11/22) ===科学・技術関連=== ●欧州議会、航空機の CO2 排出規制法案を可決 ●IPCC総会、第1∼3作業部会の統合報告書を受諾 欧州議会は 13 日、EU 域内 27 カ国を離発着する全航空会 12 ∼ 17 日、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第 社を 2011 年に排出量取引制度(EUETS)に加える法案を可 27 回総会がスペインのバレンシアで開かれ、第 4 次評価報 決した。欧州委員会が当初提案した法案では、欧州域内便は 2011 年から、枠外の国際便は 2012 年から適用し、CO2 排出 告書統合報告書が受諾された。統合報告書では、①気候変化 と影響に関する観測結果、②変化の原因、③予測される気候 変化とその影響、④適応と緩和のオプション、⑤長期的な展 望の 5 つの主題で、第 1 ∼第 3 作業部会報告書(第 239・ 枠のキャップを 2004∼ 2006 年平均排出量の 100%に設定し ていた。議会はより厳しい法案を可決し、国際便も 2011 年 から一律に適用し、排出枠の 25%分をオークションで購入 243・245 号参照)を分野横断的にまとめている。報告書で し、同平均排出量の 90%にキャップを設定した。法案は今 は、今後 20 ∼ 30 年の緩和努力と投資がより低い安定化濃 後、加盟国の承認へかけられる。 (ロイター通信 11/13) 度の達成に大きな影響を与えるとし、早期行動を促す内容 となっている。承認された政策決定者向け要約(SPM)の概 ●世界の削減目標や取引制度創設を要求、3C 要速報版のポイントは環境省ホームページ(http:// 日立や BP など、北米・欧州・アジア・アフリカの有力 www.env.go.jp/press/press.php?serial=9055)から入手可能。 (問合 企業 46 社で構成する気候変動対策(3C)イニシアチブ(http:/ せ:環境省研究調査室 TEL:03-5521-8247) /www.combatclimatechange.org/)は 9 日、ロードマップを発表 ●地球の CO2 吸収能力低下が温暖化の一因に し、世界主要国に対して気候変動に関する世界的枠組みを 発展させることを呼び掛けた。また政府に対し、許容できる 気温上昇の上限を設定し、そこから 2030・2050 年の世界の 10 月 25 日、米豪欧の科学者による研究チームである国 際炭素プロジェクト(GCP)は、2000 年以降の大気中 CO2 濃度の急激な上昇は、最近の世界経済の発展とエネルギー 効率の悪化による化石燃料起源の CO2 排出量の増加と、地 排出削減目標を定めることや、安定した排出量取引市場の 創設やエネルギー・資源効率の最低基準設定などの政策を 導入することなどを求めている。 (3C プレスリリース 11/9) 球のCO2吸収能力の低下が要因となっているとした論文を 発表した。2000 年以降の濃度上昇には、世界経済活動が約 49 ∼ 81%、エネルギー効率の悪化が約 11 ∼ 23%、CO2 吸 収能力低下が約3∼33%起因しているという。 (PNAS 10/25) ===国際動向関連=== ● IEA、2007 年版「世界エネルギー見通し」発表 国際エネルギー機関(IEA)は 7 日、2007 年版「世界エ ネルギー見通し」を発表し、このままでは世界のエネルギー 需要は 2030 年に 50%以上増加し、その増加分の 45%は中 ◆特別講演会・気候変動問題の国際情勢◆ ∼バリ会合から G8 洞爺湖サミットへ∼ 日時:11 月 28 日(水)18:30 ∼ 19:30(受付開始 18:00) 場所:環境パートナーシッププラザ(GEIC) (東京都渋谷区) 講師:ジェニファー・モーガン(E3G 理事) (逐次通訳あり) 参加費:一般 1000 円、運営・サポート団体と学生の方は無料 問合せ:G8 サミット NGO フォーラム環境ユニット事務局 TEL:03-3406-5180 界のエネルギー起源 CO2 排出量は 420 億トンと 2005 年比 ◆炭素税研究会議員勉強会∼地球温暖化と税制改正◆ ∼炭素税(環境税)と道路特定財源∼ 日時:11 月 28 日(水)16:00 ∼ 17:30 参加費:無料 で 57%増え、中国は 2007 年には米国を抜いて世界 1 位、イ 場所:参議院議員会館第 4 会議室(東京都千代田区) ンドは 2015 年に世界 3 位になるとしている。 (IEA 11/7) 問合せ: 「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 国とインドに起因する見通しだとした。また、2030 年の世 TEL:03-3556-7323 ● ASEAN+6 カ国、効率目標盛り込めず 18 ∼ 21 日、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日・中・ 韓・印・豪・ニュージーランドの 16 カ国首脳が参加し第 3 回東アジアサミットが開かれ、 「気候変動、エネルギー及び 環境に関するシンガポール宣言」が採択された。エネルギー 効率改善の数値目標は盛り込まれず、09 年までに自主目標 特定非営利活動法人 気候ネットワーク ◆自然エネルギー政策検証委員会◆ 日時:2007 年 12 月 5 日(水)10:00 ∼ 12:00 場所:衆議院第 2 議員会館第 4 会議室(東京都千代田区) 問合せ: 「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN) TEL:03-5318-3332 HP:http://www.kikonet.org/ < 京都事務局 > 〒 604-8124 京都市中京区高倉通四条上ル 高倉ビル 305 TEL:075-254-1011 FAX:075-254-1012 E-Mail: [email protected] < 東京事務所 > 〒 102-0083 東京都千代田区麹町 2-7-3 半蔵門ウッドフィールド 2F TEL:03-3263-9210 FAX:03-3263-9463 E-Mail: 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