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OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 日本産科婦人科学会香川地方部会雑誌 v o l .6 ,N o .1 ,p p . 9- 1 8, 2 0 0 4( 平1 6,9月 9 込 町 、 町払 説 4次元超音波 (4D) による胎児行動の観察 香川大学医学部母子科学講座周産期学婦人科学 秦 概 要 最新の 3次元超音波診断装置では、胎児が立体 利之 と中枢神経系の機能と発達の過程を直接観察そし て評価できると考えられる。 像のまま子宮内で動く様子をまるでビデオを見て 最新の 3次元超音波診断装置で、は、胎児が立体 いるかのようにほぼリアルタイムに、しかも鮮明 像のまま子宮内で動く様子をまるでビデオを見て に観察することができるようになってきた。最新 いるかのようにほぼリアルタイムに、しかも鮮明 の 3 次元超音波は毎秒 20~28 枚の画像を表示する に観察することができるようになってきた。最近 ことができ、いわゆる 4次元超音波(リアルタイ の 3次元超音波 (GE横河 ム3 DあるいはL1VE3 D )と言われる装置である。子 4~6 枚、最大 1 秒間に 25 枚の画像を表示するこ 宮内の胎児行動(動き)を観察することによって とができ、最も新しい 3次元超音波 ( P h i l i p sSONOS 得られる最大のメリッ卜は、ヒ卜にとって最も重 7 5 0 0 ) では毎秒 2 0~ 2 8枚の画像を表示すること 7 3 0E x p e r t ) では毎秒 要な臓器である脳と中枢神経系の機能と発達の過 ができるようになってきている(し、わゆる 4次元 程を直接観察そして正確に評価できることである。 超音波と言われる装置である)。 本稿では 4次元超音波 ( 4 D ) を用いた子宮内にお 過去 1 0年間、胎児の健全な発達を評価するため ける胎児行動の観察の現状と展望について述べる の手段としての胎児行動学に関する研究は、 2次 ことにする。 元超音波を用いることによる大きな制約のためほ とんど脚光を浴びなかった 3) 4次元超音波を用い 0 はじめに れば、簡単に妊娠第 1三半期および、第 2三半期前 子宮内の胎児行動(動き)を観察することによっ 期では胎児の全身像を観察することが可能であり、 て得られる最大のメリットは、ヒトにとって最も また妊娠第 2三半期後期および第 3三半期では顔 重要な臓器である脳左中枢神経系の機能と発達の などの全体像を観察でき、ヒトにとって最も重要 過程を直接観察そして評価できることである1)。従 な臓器である脳と中枢神経系の機能と発達の過程 来 、 2次元超音波を用いた胎児行動の観察の報告 を直接評価できる。 は認められていたが、最も大きな問題点はモニター 上に表示されている 2次元平面の胎児の動きは評 1. 妊 娠 前 半 期 に お け る 胎 動 の 観 察 価できるが、その平面外の胎児の動きはまったく 妊娠前半期の胎児中枢神経系の発達において、胎 評価できないという点で、あった 2)。つまり、 2次元 児の神経反射は頭を横に曲げる単純な動きから、上 超音波では多くの胎児の動きが見逃されているこ 肢、下肢、駆幹などの複雑な動きへと変化してゆ とになり、正確に胎児行動を評価できていないこ く 4)。例えば、口の開閉は妊娠 1 0週ぐらし、から、 とが生じている可能性が指摘されていた。胎児を i 燕下反射は妊娠 リアルタイムに 3次元で観察することができれば 1 8週くらいから観察されるようになる 5)。妊娠 2 0 (4次元超音波を用いれば)、子宮内の胎児行動(動 週以前の胎児の反射は中脳、脳幹下部、脊髄によっ き)を正確に評価可能であり、ひいては胎児の脳 て制御されていると推測されている日) 2次元超音 1 2週ぐらし、から、幅吐反射は妊娠 0 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 4次元超音波 ( 4 0 ) による胎児行動の観察 1 0 産婦香川会誌 6巻 1号 図 1妊 娠 9週 6日の胎児 3次元超音波像。 A:上肢、 P 足 、 A:頭 、 L 下肢、 MH:生理的勝帯ヘルニア、 NT:n u c h a lt r a n s l u c e n 旬 、 T:駆幹、 UC:瞬帯。 表 1 妊娠初期の胎芽および胎児の動きの観察 L imb movements Complexl i m b movements n Grossbody movements 7- 8週 3 1 1 2 (38.7%) o(0%) o(0%) 9- 1 0週 2 6 1 1 (42.3%) 7 (26.9%) o(0%) 1 1- 1 2週 1 9 1 6 (84.2%) 1 2 (63.1%) 妊娠週数 8 (42.1%) ( K u r j a kA,e ta . l JP e r i n a tMed2 0 0 2;3 0: 5 7 6 213)より一部改変) 波を用いた妊娠前半期の胎動の観察に関する報告 れはじめ、 10週より四肢の運動、 1 1週以降に複雑 はいくつかあるい 10)。胎児は母体が胎動を自覚す な四肢の動きが観察されるようになってくる(表 るだいぶ前から活発に動いており 1)0 さらに、 4次元超音波を用いると駆幹および 1 1 )、妊娠 週頃よりもう全身の動きが観察されている 8~ 1 0 1 2 )。 I くu r j a k巴ta . l 13) は 4次元超音波(彼らの論文に 四肢の動きは 2次元超音波よりも 1週間早く観察 できると述べている。 はデータの取込み時間は記載されていないので、はっ 我々は妊娠 14週から 1 8週の胎児を対象として きりとは言えないが、使用された装置から推測す 4次元超音波(正確に言えばダイナミク 3D) を用 ると通常毎秒 4~6 枚の画像表示で行われたもの い 60分間胎児行動の観察を行い、その行動パタ} と思われ、正確に言えばダイナミク 3D であろう) ンを評価した を用い、妊娠 6~ 12週の胎芽および胎児の動きの 胎児はすべて同様の行動パターンを示し、最も頻 観察を行い(図1)、 3つの胎動のパターンを報告 繁に認められた行動は腕の運動であり、最も少な している。 7~8 週頃より大きな駆幹運動が認めら く観察されたのは口の動きであった(図 2)。また、 1 4 )0 60分間の観察時間の内、 1 1例の OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 1 1 秦 2004年 9月 ( s e c o n d s ) 3 0 0 0 一 φ C a s e 1 2 5 0 0 →ト C田 e 2 ←C 田 e 3 → ← C田e4 2 0 0 0 ー栄ー C田 e 5 -← Case6 ← C出 。7 31500 一 一 C田 誠 司 一 一 Case9 一 ← C田 elO ・--Casell 1 0 0 0 5 0 0 。 H e a d M o u t h Arm Le g T r u n k R e s t F e t a 1m o v e m e n t 図 2 それぞれの胎児における胎児行動パターン く I (unoeta , . l JUltrasoundMed, 2001;20:1271-1275より引用 1 4 )) ( s e c o n d s ) 1 8 0 0 1 6 0 0 1 4 0 0 1 2 0 0 H 日 。 1 0 0 0 8 0 0 6 0 0 400 2 0 0 。 Head Mouth Arm T r u n k R e s t Le g F e t a lmovement 図 3 観察期間中に認められたそれぞ、れの胎動の平均時間 ( r くunoeta , . l JUltr日soundM巴d, 2001;20:1271-1275より引用 1 4 )) それぞれの胎児の動きは他の動きと同期かっ同調 (胎動の認められる期間)が 5 9 .1 '%、休止期が 40.6 して生じていることが明らかどなった。それぞれ %であった。しかし、使用した 4次元超音波診断 929: l :310秒 、 装置の画像取込み時間は約 1~ 2秒であり速い胎 235土 47秒、腕の運動が 1484土 493秒 、 児の動きや微妙な胎児の動きを捕らえることがで の動きの平均時間は、頭部の動きが 口の動きが 駆幹の運動が 612土 228秒、下肢の運動が 1000土 368 秒であった(図 3)。観察期間中に占める活動期 きない点、以前として偽リアルタイム像、である点 など、改良すべき問題点が残されていた。 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 4次元超音波 ( 4 0 ) による胎児行動の観察 1 2 産婦香川会誌 6巻 1号 図 4 4次元超音波による妊娠 1 3週胎児の始動の観察 まるで“かくれんぼ"をするかのように顔の前で両手を合わせる胎児の行動が、リアルタイムに観察でき a →b )。画像表示は 1秒間に 2 1枚である。 FH:頭 、 H:腕 、 UC:瞬帯。 る ( 図 4は最新の 4次元超音波診断装置 ( P h i l i p sSO- 胎児を対象として 4次元超音波(画像の取込み時 NOS7500) を用い、毎秒 21枚の画像表示を行った 聞が約 1秒であるので正確に言えばダイナミク 3D) 妊娠 1 3週の胎児 4次元超音波像である を用い 5分間胎児の顔の観察を行い、その口の動 O まるで “かくれんぼ"をするかのように顔の前で両手を合 きについて検討している。その結果、観察した 67 わせる胎児の行動が、リアノレタイムに観察できる。 例の正常胎児のうち 1 3例(19.4%)にさまざまな 経腹法であるので解像力にやや劣るが、妊娠初期 口の動きが認められたことを報告している。 4次 の胎児が子宮内で動く様子を生き生きと観察する 元超音波はその後さらに進化し、毎秒 4~6 枚の ことが可能となってきた。今後、妊娠前半期にお 画像を表示することができるようになり、従来の ける胎動の再評価が、胎児行動学の分野における 2次元超音波で観察できた胎児のあくび、指しゃ 大きな研究テーマとなってゆくことが期待される。 ぶり、 I 燕下運動に加えて、笑い顔 ( s m i l i n g )、泣き c r y i n g )、瞬き ( e y e l i dmov巴ment) も同定でき 顔 ( るようになってきた 3),20) K u r j a k巴ta . l 21)は問機 2 . 妊娠後半期における胎動の観察 0 妊婦は妊娠 16~ 20週頃に胎動を自覚するよう になってくる。妊婦の胎動の自覚は子宮内の胎児 種の 4次元超音波(正確に言えばダイナミク 3D) を用い、妊娠 30~ 33週の胎児の顔の観察を行い、 n gの評価にとって重要である。胎動の減 の well-b日i その表情について検討している。彼らによると、 4 少は胎児が危険な状態に陥っていることを示すサ 次元超音波を用いることにより胎児の顔の表情を インの一つであることは周知の事実である 容易に観察することができ、またさまざまな種類 1 5 )0 2 次元超音波を用いた妊娠後半期の胎苦手jの観察に関 の顔の表情を同定することが可能であったと報告 する報告は数多くなされている s m i l i n g ) としかめつつら している。特に、笑い顔 ( 。 1 6, 1 7 ) 3次元超音波を用いた胎動の観察に関する報告 ( s c o w l i n g ) の鑑別が容易であったとしている。ま 9 9 8年、我々が妊娠 3 3週胎児の開口運動を観 は 、 1 た、妊娠 30~ 33週では険と口が同時に動く運動 察したものが最初である が優位に観察され、反対に口のみの動きは有意に 1 8 )。しかし、使用した 3 次元超音波診断装置の画像取込み時間はは約 5秒 であり、非常にゆっくりした口の動き(たぶん胎 頻度が少ないことを明らかにしている。 最新の 4次元超音波 ( P h i l i p sSONOS7500) では 児のあくびのような動き)を捉えたものであった。 毎秒 20~ 28枚の画像を表示することができるよ 1 9 9 9年 、 I くo z u m ae ta . l19) は妊娠 24週から 35避の うになってきており(これがリアルタイム 3次元 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 2 0 0 4年 9月 秦 図 5 4次元超音波による正常胎児の頭部の回転および伸展の連続運動 ( a →i) 画像表示は 1 秒間に 2 0枚である。 ( P h i l i p sM e d i c a lS y s t e m sより提供) 図 6 4次元超音波による妊娠 2 3週胎児の手指および腕の運動(日→ d ) 画像表示は1秒間に 2 1枚である。 1 3 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 1 4 4次元超音波 ( 4 0 ) による胎児行動の観察 産婦香川会誌 6巻 1号 図 7 4次元超音波による胎児の笑い顔 ( s m i l i n g )( a→b ) 画像表示は 1 秒間に 2 0枚である。 ( P h i l i p sM e d i c a lS y s t e m sより提供) 図 8 4次元超音波による胎児の眼球運動の観察(巴 y em o v巴m e n t )( a→i) 画像表示は 1 秒間に 2 0枚である。 ( P h i l i p sM e d i c a lS y s t e m sより提供) OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 2 0 0 4年 9月 1 5 秦 図 9 4次元超音波による妊娠 3 8週胎児の瞬き(巴y e l i dmovement) (矢印) ( a→b ) 画像表示は 1秒間に 20枚である。 y a w n i n g )( a→i ) 図 10 4次元超音波による胎児のあくびの観察 ( 画像、表示は1秒間に 20枚である。 ( P h i l i p sM巴d i c a lS y s t e m sより提供) 超音波、真の 4次元超音波と言われる装置である)、 ( 図 5一図 10)。我々が妊娠 20~ 38週の正常胎児 妊娠後半期の胎児が子宮内で動く様子、あるいは 1 7 例を対象として行った検討では、瞬きが 3例 顔の表情をリアルタイムに観察することができる ( 17.6%) に観察され、 1例では 2団連続した瞬き OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 4次元超音波 (40) による胎児行動の観察 1 6 図1 1 妊娠 1 5週の 2繊毛膜 2羊膜性双胎妊娠の 3次元超音波像 子宮内の胎児の接触の様子が明瞭に描出されてい る。また、 2つの胎盤の境界(矢印)もはっきり と同定できる。 F:胎児、 P:胎盤。 7例中 9例 ( 5 2 . 9%)で、 が認められた。また、 1 産婦香川会誌 6巻 1号 2 妊娠 1 6週の 4胎妊娠の 3次元超音波像、 図1 子宮内の胎児の接触の様子が明瞭に描出されている。 F:胎児。 がどこかですでに連結していることを示唆するも さまざまな口の動きが観察された。さらに、 3例 のである1)。さらに、双給妊娠では胎児問の接触が (17.6%) で舌を突き出したり、舌打ちするような 子宮内における刺激の大部分を占めており、これ 動きが認められ、その際舌状体も同定できた。今 はまた胎児の子宮内環境の一部であり、将来の胎 後 、 4次元超音波を用いた妊娠後半期における胎 児の発達に大きな影響を及ぼす可能性のあること 児行動、特に顔の表情などの再評価が必要となっ を示している。しかしながら、単胎妊娠と同様に 2次元超音波を用いた場合、双胎妊娠においても てくるものと恩われる。 モニター上に表示されている 2次元平面の胎児聞 3 . 多胎妊娠における inter-humanc o n t a c t sの の接触は評価できるが、その平面外の胎児聞の接 観察 触はまったく評価できないという制限が生じてく ヒトにとって肉体的な接触 ( p h y s i c a lc o n t a c t )は 、 神経学的そして精神学的な発達、ひいては人生の る 。 4次元超音波を用いればこの問題も一挙に解 決することができる。 質、ゆたかさにとって重要である。双胎妊娠はヒ 3次元超音波を用いた双胎妊娠における胎児開 トが子宮内において初めて肉体的な接触を持つと の接触の観察に関する報告は、 1998年、我々が妊 いう現象を観察できる格好のモデ、ルである 2 2 )0 A r a b i ne ta . l 23) の 2次元超音波を用いた妊娠前半期の 6逓の 1 3例の多胎妊娠の子宮内の様子を 娠 9~ 3 観察したものが最初である 。しかし、使用した 2 4 ) 双胎妊娠の観察によると、一方の胎児が刺激(肉 3次元超音波診断装置の画像取込み時間はは約 5 体的な接触)すると他方の胎児がそれに呼応して 秒であり、非常にゆっくりした胎児聞の接触を捉 しばしば反応することを報告している。これは胎 1、図 1 2 )。しかしながら、 えたものであった(図 1 児の皮膚にある感覚受容体の機能が存在すること そのような制約があるにもかかわらずさまざまな を示しており、また感覚システムと運動システム 胎児問の接触の様子を観察することが可能であっ OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 2004年 9月 1 7 秦 た。今後、 4次元超音波を用いると子宮内の双胎 ,VisserGHA,PrechtlHFR. Theemergd eV r i e sJ I P 妊娠の胎児聞の接触の詳細な観察ができるように 巴n c 巴o f f e t a lb e h a v i o u rI I .Q u a n t i t a t i v ea s p e c t s .E a r l y なり、胎児の神経学的そして精神学的な発達の解 HumDev1985;1 2 :9 9 1 2 0 . 1 0 ) 明に大きく役立つことが期待される。 G o 1 d s t e i n1 ,ZimmerEA, TamirA,PeretzBA, P a 1 d iE .E v a l u a t i o nofnormalg e s t a t i o n a ls a cg r o w t h : Appearanceofembryonich e a r t b e a tandembryobody おわりに movementsu s i n gt h et r a n s v a g i n a lt e c h n i q u e .O b s t e t 4次元超音波を用いた胎児行動に関する研究は、 Gyneco11991;77:8 8 5 8 8 8 . n g ) を評価でき 胎児の健全な発育(胎児の well-b巴i J o r g e n s e nNP ,MarsalK,L indstromK. Q u a n t i f i c - る可能性を持っており、また脳の機能を評価する a t i o noff e t a 1motora c t i v i t yi ne a r l yp r e g n a n c y . Eur ことによって子宮内における今後の胎児の正常な JO b s t e tGynec011989;30:1 1 1 8 . 発達の予測も可能となってくることが予想される。 S i v a lDA.S t u d i e sonf e t a 1 m o t o rb e h a v i o u ri nn01'ma1 これは観察時点での胎児の状態の評価ばかりでな andc o m p l i c a t e dp r e g n a n c i e s .E a r l yHumDev1993; く、その後の脳の正常な発達の予測そして出生後 34:1 3 2 0 . の児の予後の評価にもつながる可能性を秘めてい KurjakA,VecekN,HafnerT ,BozekT,Funduk- る。つまり、正常胎児ばかりでなく子宮内胎児発 j e v i cB .P r e n a t a 1d i a g n o s i s:whatd o e s KurjakB,U 育遅延あるいは胎児ジストレスなどの胎児の脳の f o u r d i m e n s i o n a 1u l t r a s o u n da d d ? JP e r i n a t Med 2002;30:5 7 6 2 . 機能評価そして出生後の児の予後の評価にもつな がる可能性があり、ひいては子宮内における胎児 1 4 ) Y a n a g i h a r aT,HataT .T h r e e “d i m e n s i o n a ls o n o g r a - 治療の発見につながる可能性があり大きな意義が p h i ca s s e s s m e n toff e t a 1b e h a v i01'i nt h 巳e a r l ys e c o n d あると確信している。 t r a s o u n dMed2001; 20: t r i m e s t e rofp r e g n a n c y . JUl 1 2 7 1 1 2 7 5 . 文献 1 ) Hel11 1 a nUJr ,DuringP,AmatoM,Sidtopou10sD, HepperPG. F e t a lb e h a v i o r :whys os c e p t i c a l ?U l t r a - S c h n e i d 巴r H. Outcomeoff e 旬 S巴s w i t habnorma1b i ・ soundO b s t e tGyneco11996;8:1 4 5 1 4 8 . 2 ) o p h i s i c a 1p r of i 1 e . GynecolO b s t e tI n v e s t1989;27: J o r g e n s e nNP ,MarsalK,LindstromK. Quantifica t i o noff e t a lmotora c t i v i t yi ne a r l yp r e g n a n c ド E U J 1 2 2 1 2 5 . 1 6 ) JO b s t e tGynecolReprodB i o l1989;30:1 1 1 8 . 3 ) movementsd u r i n gt h es 巴c ondh a l fofnorma1 p r e g n a n c y . EarlyHumDev1991;25:1 9 3 5 . HookerD.Th巴 O r i g i nofOvertB e h a v i o r .AnnArb Ol~ 1 7 ) MI: U n i v e r s i t yofMichigan; 1 9 4 4 . 5 ) TuckSM. U l t r a s o u n dmonit 0 1 ' i n go f f e t a lb e h a v i o u r . 9:1 1 5 1 1 9 . 1 8 ) l ' eyT . Functionofth 巴n e l ' v o u ss y s t e md u r i n g Humph i z a t i o no f t h ef e t a lf a c e . A mJRoentgeno11998;1 7 0 : NewYO l ' k,NY: Plenum; 1978:7 5 1 7 9 6 . ShawkerTH,S c h u e t t 巴W H ,WhitehouseW,Rifka 4 8 1 3 . 1 9 ) SM. E a r l yf e t a lmovement: ar e a l t i m eu l t r a s o u n d u 1 t r a s o u n d . Ul t r a s o u n dO b s t e tGyneco11999;1 3: d eV r i e sJ I P ,VisserGHA,PrechtlHFR. Theemerg 2 8 3 2 8 4 . 国 e n c eo f f e t a lb e h a v i o u r1 .Q u a l i t a t i v ea s p e c t s .E a r l y HumDev1982; 7: 30ト3 2 2 . KozumaS,BabaK,OkaiT ,Tak巴t a n iY . Dynamic o b s e r v a t i o noft h ef e t a lf a c ebyt h r e e d i m e n s i o n a 1 s t u d y .O b s t e tGynecol1980; 55:1 9 4 1 9 8 . 8 ) HataT,YoneharaT,AokiS,ManabeA,HataK, MiyazakiK . Three-dimensionalsonographicv i s u a l - p r e n a t a l l i f e .1 n :UweS 巴 (d ):P e r i n a t a lP h y s i o l o g y . 7 ) . Ana t t e m p tt oq u a n t i f シ ArabinB,RiedewaldS c h a r a c t e r i s t i c so f b e h a v i o r a ls . A mJP e r i n a t o 1 1 9 9 2; U l t r a s o u n d恥1 e dBio11986;12:3 0 7 3 1 7 . 6 ) RoodenburgPJ ,WladimiroffJW ,vanEsA,Prechtl HFR. C l a s s i f i c a t i o nandq u a n t i t a t i v ea s p e c t soff e t a l CampbellS . 4D,01 'n o t4D: t h a ti st h 巴q u e s t lOn . U l t r a s o u n dO b s t e tGyneco12002;1 9:1 4 . 4 ) KunoA,AkiyamaM,YamashiroC,TanakaH, 2 0 ) Azu m 町m e 切n 副 diG, Ku 叫 1 1 r : 引‘ f 白 0 叩H 町r d ω 1 m m 児m 巴 凶n 削 s 剖I O n 叫 a 剖1 son 旧o g r白P μ h 万 yin白 t h巴 s t u d yぱ 0f t 白 h巴 f 島 巴t a l OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 4次元超音波 ( 4 0 ) による胎児行動の観察 1 8 f a c e . U l t r a s o u n d Rev O b s t e tG y n e c o l 2003;3: 1 6 0 1 6 9 . 2 1 ) KurjakA,AzumendiG,VecekN ,KupesicS,Solak M,V a r g aD,C h e r v e n a kF .F e t a lh a n dmovements a n df a c i a le x p r e s s i o ni n n o r m a lp r e g n a n c ys t u d i e dby f o u r イi m e n s i o n a ls o n o g r a p h y . JP e r i n a tMed2 0 0 3; 3 1: 4 9 6 5 0 8 . 2 2 ) Ara b i nB,GembruchU,vanEyck1 .I n t r a u t e r i n 巴 b e h a v i o r .I n :K e i t hLG,P a p i e r n i kE,K e i t hD M, LukeB ( e d s ) :M u l t i p l eP r e g n a n c y-E p i d e m i o l o g y , G e s t a t i o n& P e r i n a t a lO u t c o m e . C a r n f o r t h, UK: P a r t h e n o nP u b l i s h i n g ;1 9 9 5 :3 3 1 3 4 9 . 2 3 ) Ar a b i nB,BosR,Rり l a a r s d a mR,MohnhauptA, vanEyke1 . Theo n s e to f i n t 巴r h u m a nc o n t a c t s :l o n g i t u d i n a lu l t r a s o u n do b s e r v a t i o n si ne a r l yt w i np r e g n a n c i e s .U1 t r a s o u n dO b s t e tG y n e c o I 1 9 9 6 ; 8 : 1 6 6 1 7 3 . 2 4 ) H a t aT,AokiS,M i y a z a k iK,I w a n a r i0,Sawada K, T a g a s h i r aT .T h r e e d i m e n s i o n a lu l t r a s o n o g r a p h i c v i s u a l i z a t i o no fm u l t i p l ep r e g n a n c y .G y n e c o lO b s t 巴t I n v e s t1 9 9 8; 4 6: 2 6 3 0 . 産婦香川会誌 6巻 l号