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政策科学部専攻 2016年度入学者

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政策科学部専攻 2016年度入学者
学 修 要 覧
政策科学専攻
2016年度入学者
政策科学部
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
1.政策科学−それは、時代が求める新しい学問… ……………………………………………………………………………… 4
2.問題指向の学問… ………………………………………………………………………………………………………………… 4
3.実践指向の学問… ………………………………………………………………………………………………………………… 5
4.政策科学部の人材育成目標、教育課程編成・実施方針、学位授与方針… ………………………………………………… 7
5.キャリア創造の学びと政策科学−「学ぶこと」と「実践すること」………………………………………………………… 8
6.世界に羽ばたくバイタリティを身につけるための学び… …………………………………………………………………… 8
7.キャンパス新展開について… …………………………………………………………………………………………………… 9
Ⅱ.本学での履修について
1.本学での履修のしくみ… …………………………………………………………………………………………………………
2.授業について… ……………………………………………………………………………………………………………………
3.公欠・公欠以外の授業配慮、感染症に罹患した場合の対応について… ……………………………………………………
4.受講登録について… ………………………………………………………………………………………………………………
5.試験について… ……………………………………………………………………………………………………………………
6.成績および単位授与・認定について… …………………………………………………………………………………………
7.暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合もしくは気象等により交通機関が不通となった場合の…
授業の取扱いについて… …………………………………………………………………………………………………………
8.学びステーションについて… ……………………………………………………………………………………………………
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Ⅲ.大学院進学について
1.政策科学研究科について… ………………………………………………………………………………………………………
2.政策科学研究科の目的と目標… …………………………………………………………………………………………………
3.政策科学研究科が求める人材(アドミッション・ポリシー)…………………………………………………………………
4.政策科学研究科の入学試験… ……………………………………………………………………………………………………
5.大学院進学プログラム… …………………………………………………………………………………………………………
6.大学院進学にあたって… …………………………………………………………………………………………………………
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Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
1.カリキュラム表… …………………………………………………………………………………………………………………
2.履修イメージ… ……………………………………………………………………………………………………………………
3.卒業に必要な単位… ………………………………………………………………………………………………………………
4.受講登録制限単位… ………………………………………………………………………………………………………………
5.政策科学(PLC)演習科目… ……………………………………………………………………………………………………
6.学術俯瞰科目(MLC)/Meta-Learning Courses… ……………………………………………………………………………
7.政策科学科目(PLC)/Policy Learning Courses………………………………………………………………………………
8.政策英語科目(EPS)/English for Policy Science……………………………………………………………………………
9.R+科目… ……………………………………………………………………………………………………………………………
10.自由科目… …………………………………………………………………………………………………………………………
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Ⅴ.希望者履修科目・学部横断プログラム
1.行政政策プログラム(Public Administration Program)………………………………………………………………………
2.産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム… …………………………………………………………………………
3.海外留学について… ………………………………………………………………………………………………………………
4.学部の交換留学制度… ……………………………………………………………………………………………………………
5.大学間単位互換制度… ……………………………………………………………………………………………………………
6.全学で実施する「キャリア教育科目」、「サービスラーニング科目」…………………………………………………………
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Ⅵ.学びの支援について
1.ライティング・ヘルプデスク… …………………………………………………………………………………………………
2.学生への援助制度について… ……………………………………………………………………………………………………
3.政策科学会… ………………………………………………………………………………………………………………………
4.シラバス… …………………………………………………………………………………………………………………………
5.manaba+R・QRコードシールについて…………………………………………………………………………………………
6.TOEIC®テスト・TOEFL®テスト団体受験について… …………………………………………………………………………
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Ⅶ.資格課程
1.教職課程について… ……………………………………………………………………………………………………………… 58
2.社会調査士… ……………………………………………………………………………………………………………………… 70
Ⅷ.学籍
1.学籍上の氏名と住所等について… ………………………………………………………………………………………………
2.学生証番号… ………………………………………………………………………………………………………………………
3.学生証… ……………………………………………………………………………………………………………………………
4.修業年限および在学年限… ………………………………………………………………………………………………………
5.回生… ………………………………………………………………………………………………………………………………
6.卒業… ………………………………………………………………………………………………………………………………
7.二重学籍の禁止… …………………………………………………………………………………………………………………
8.休学… ………………………………………………………………………………………………………………………………
9.復学… ………………………………………………………………………………………………………………………………
10.留学… ………………………………………………………………………………………………………………………………
11.転籍… ………………………………………………………………………………………………………………………………
12.退学… ………………………………………………………………………………………………………………………………
13.除籍… ………………………………………………………………………………………………………………………………
14.再入学… ……………………………………………………………………………………………………………………………
15.証明書、学割証、証紙… …………………………………………………………………………………………………………
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Ⅸ.学費
1.学費… ……………………………………………………………………………………………………………………………… 80
付録
【付録 1 】科目概要… …………………………………………………………………………………………………………………… 84
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Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.問題指向の学問
5.キャリア創造の学びと政策科学−「学ぶこと」と「実践すること」
6.世界に羽ばたくバイタリティを身につけるための学び
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
7.キャンパス新展開について
(2014~2016年度入学者)
4.政策科学部の人材育成目標、教育課程編成・実施方針、学位授与方針
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.実践指向の学問
Ⅲ.大学院進学について
1.政策科学−それは、時代が求める新しい学問
Ⅱ.本学での履修について
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.政策科学−それは、時代が求める新しい学問
政策科学部が開設されたのは1994年のことです。1990年代は、バブル経済が崩壊したあと
の時代であり、政治、行政、経済など様々な分野で解決すべき問題が山積し、それまで欧米
諸国への「キャッチアップ(追いつき追いこせ)」と経済成長を目標にひた走ってきた日本に、
新たな指針の発見を迫った時代でした。
日本社会にとっての新しい指針の発見―これは、東日本大震災を経た今こそいっそう問わ
れねばならない大きな問題です。この大きな問題は、複雑で総合的な性格をもっています。
ボーダレスの時代あるいはグローバル化の時代と言われるように、国内問題と国際問題の間
に区別をつけることが難しくなっています。環境汚染の問題は国境を超えて拡がり、日本か
ら遠く離れた地域の紛争や戦争が国会での論戦の主題となっています。ここで大事なことは、
私たちの世界、私たちの時代に起こっている様々な問題が、お互いに関連しあい、影響しあっ
ているということです。戦争、災害、環境、飢餓、高齢化、雇用、犯罪―どの問題も放置す
るわけにはいきません。これらの問題の背後には苦しんだり、悲しんだり、悩んだりしてい
るたくさんの人びとがいるからです。その苦しみ、悲しみ、悩みを少しでも和らげるために
はどうしたらよいのでしょうか。
そうした問題を理解するためには、複眼的で総合的な視野が必要です。広い視野をもって
現代世界、現代社会の問題を理解し、その解決を展望し時代を構想できる人材が必要です。
そのような政策実践と政策構想の力を備えた人材を育成するために生まれたのが政策科学部
です。
2.問題指向の学問
政策科学は問題指向の学問と言われます。これはどういう意味でしょうか。そう難しい話
ではありません。
私たちの身のまわりには様々な問題があります。そして、その問題にどう対処し、これを
どう解決すればよいのでしょうか。問題には個人的なものもあれば、社会的なものもありま
す。「今月はお金がたりない」とか「成績が思うようにあがらない」とか「アルバイト先が
みつからない」とか―これは個人的な問題です。問題とは、「困っている」とか「苦痛を感
じている」とか「不安である」とか、そういった状況のことを言います。政策科学が扱うの
は、社会的な問題です。つまり、社会の中に何か共通のことがらで「困っている」、「苦痛を
感じている」、「不安である」といった状況にある人びとが複数いる事態のことを言います。
問題に対処するというのはどういうことでしょう。個人的な問題の場合には、新聞や雑誌
によく出ている「人生相談」のコーナーがよい例になります。悩みや問題を抱えた人がいま
どんな状況にあるのかを正確に知ることが人生相談の出発点です(事実の認識)。そして、
どうしてその困った状況に陥ったのかを探ります(原因の探求)。こうして相手の事情を理
解したあとで、助言やアドバイスを伝えます(解決策の提示)。
社会的な問題を解決する場合もこれとよく似た推理をします。共通の悩みや苦しみをもっ
た人びとについて、正確な事実を認識し、悩みや苦しみの原因を調査し、そのような状況を
克服するための方法を助言します。これら一連の作業を政策分析あるいは政策提言と呼びま
す。政策科学は、このような政策分析と政策提言を行なうための学術研究のことです。政策
科学が「問題指向の学問」と呼ばれるのはそのためです。
ただし、個人の問題と社会的な問題とでは大きく異なる面もあります。個人の問題を解決
するときでも、いろいろ葛藤することがあります。「成績が思うようにあがらない」―ならば、
勉強時間を増やすなどの手だてが考えられます。しかし、観たい映画がある、サッカーの試
合を観戦したい、コンサートに行きたい、どうしよう…。社会問題の場合は、この葛藤がもっ
と複雑になります。
世界に暮らす人びとは、みな同じことを考え、願い、求めているわけではありません。利
害が対立したり、価値観(大切だと思うことがらの優先順位)が違っていたり、実に様々で
す。美しい自然環境の中で暮らすことが最高の人生だと考える人もいれば、都心で便利な消
費生活を送ることが幸福だと考える人もいます。ですから、すべての人びとが同じ程度に、
同時に満足できるような解決策というのは、なかなか見つからない―これが社会的な問題の
むずかしさであり、政策科学という学問が必要とされる理由でもあります。
4
3.実践指向の学問
社会にはさまざまな問題があります。そうした問題について勉強し、知識も身につけたと
します。しかし、政策科学の学びはそれで完結するわけではありません。政策科学の学びに
は次のステップがあります。
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
5
Ⅵ.学びの支援について
では、問題解決の意欲というのはどこから生まれてくるのでしょうか。もちろん、その問
題が自分の生活に直に関係している場合は、他人事ではありませんから、問題解決の意欲は
自ずと生まれてくるでしょう。けれども、直接自分に関係のあることにしか関心を向けない
のであれば、それは学術研究にはなりません。また実は、私たちには共感の能力があります。
直接自分には及ばなかった被害や不幸を悲しんだり、それらに憤ったり、何とかしなければ
と使命感をもったりすることができます。私たちは遠い国で貧困に苦しみ、非人道的な扱い
をされている人びとに共感することができます。私たちは、大きな災害や事故で家族を失っ
た人びととともに悲しむことができます。
広い視野からさまざまな社会問題に接近するために必要なのは経験を広げることです。学
問のはじまりは「驚き」であると述べた哲学者がいます。この哲学者が伝えたかったことは、
実際に見たり、聞いたりする、そうした経験が学問にいかに大切かということです。私たち
一人一人の個人生活で経験できることは、ごく限られています。毎日、同じ時間に起きて、
ご飯を食べて、身支度をし、学校や会社へ同じ経路で向かい、同じ時間に帰宅する。日常生
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
3.3 問題解決の経験
(2014~2016年度入学者)
ときに何となく気持ちが沈んでいたりして、何もやる気が起きなくなってしまうことはあ
りませんか。きっと誰にでもこういうことはあるでしょうね。そんなときは、本当に何もす
る気持ちになれません。宿題があっても、まあいいやなんて思ってしまったり、友達が誘い
にきても、面倒なので断ったり。こういうときは、とくに何とかしなければならない問題が
あっても、放っておいたりしませんか。
問題解決は知識だけではどうにもなりません。いま目の前にある問題を何とかしようとい
う気持ちがなければ、問題解決は前進しません。毎年、洪水の被害にあう地域の住民は、自
分の家を守るために工夫をしたり、役所に陳情にいったりするでしょう。河川の護岸工事を
してもらうために署名活動をするかもしれません。問題解決のアクションを促すのは「意欲」
です。より快適で安全な生活がしたいという意欲です。問題解決には実践(つまり「自らやっ
てみる」ということ)が必要です。いくら知識があっても、この「やってみる」という気持
ちがなければ、事態はいつまでたっても変わらず、改善されないでしょう。政策科学は、
「知
識」を「実践」に結びつけようとするところに特徴があります。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.2 問題解決の意欲
Ⅲ.大学院進学について
問題を解決するためには、その問題がどのようなものであり、何が原因でその問題が起こっ
ているかを知らなければなりません(問題の認識)。ある商品の売上が落ちている―なぜだ
ろうと考えます。これが原因の探求です。どこかその製品に使いにくいところ、不便なとこ
ろがあるのかもしれません。他社の類似製品と較べて価格が高いのかもしれません。あるい
はまた、消費者はもうその製品に興味をもたなくなってしまったのかもしれません。おそら
く私たちは、何が原因なのかを過去にさかのぼって調べるでしょう(調査)。そして、売上
を落としている原因がわかったら、その原因を取り除くためにどうすればよいのかを考える
でしょう(解決手段の探求と選択)。
生産コストをおさえて製品価格を下げる、デザインを一新する、機能を充実させる、もっ
と使いやすくする、(消費者が興味をもたなくなってしまったのであれば)思い切ってその
製品の生産をやめてしまう。いずれも、売上が落ちているという問題を解決するための方法
であり手段です。
問題の認識から、原因の探求、解決手段の探求と選択までのこのような一連の知的営みが、
政策科学における「知る」あるいは「学ぶこと」ということです。そして「何かを知る」こ
とは「何かをする」ことと表裏の関係にあることが多いのです。美味しい料理をつくるため
に、一生懸命、料理の本を読む。資産を増やすために、株式市場や金融商品のことを勉強す
る。すぐれない体調をよくするために、健康によい食事や食品のことを調べる。やりたい仕
事につくために勉強する。すべて、「知る」ことは「する」ことに結び付いています。政策
科学では「する」の部分が「問題の解決」「問題解決へ向けた前進」に当たります。政治や
行政や法律、経済の動きや経営戦略、都市問題や環境問題、国際社会の動き、最新の情報技
術―これらの知識を問題解決に「活かす」ことを目標にすることが政策科学の学びの特徴で
す。
Ⅱ.本学での履修について
3.1 問題解決の知識
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
活はそんなものです。
政策科学部では、経験を広げる機会として学びを位置づけています。政策科学部では、い
ま動きつつある政策問題の現場に出かけたり、政策問題の最前線で問題解決に取り組んでい
る人々の話を聴いたり、ときには政策問題の解決に参加したり、そういった学び方を重視し
ています。こうした学びの資源や教材は教室の中にはありません。大学のキャンパスの中に
もありません。教室の外、キャンパスの外に政策科学の学びの素材があるのです。政策科学
部が、フィールドスタディを重視している理由はここにあります。それは、現に動きつつあ
る政策問題とともに学ぶということです。これもまた政策科学が実践的な学問であると言わ
れる理由です。
問題解決を指向する実践的な学び、これが政策科学部の教学理念です。皆さんが、 4 年間
の学修を通じて、政策科学の学びに必要な知識を吸収し、経験を重ね、問題解決の意欲に溢
れた人材として社会に活躍の場をみつけられるよう心から願っています。
3.4 政策構想
政策科学部の学生が伸ばす政策実践の力が、たとえ現在の自分の半径 5 mの中で十分発揮
されたとしても、それは満足されるべきものではありません。政策科学を必要とする人は地
球上に広がっています。津波被害は、日本だけのものではありません。サハリンでもアチェ
でも津波は甚大な被害を及ぼしています。地方分権、高齢化社会、教育政策から国境問題、
財政赤字、宇宙開発にいたるまで、多くの国に共通する課題は増えつつあります。
また自分の提案した政策提言はいつまで有効なのでしょうか。言い換えれば使用期限はい
つ頃に設定されるべきものでしょうか。たとえば、明日、問題が解決されたとしても来週、
来月、来年、そして100年後、同じ問題がおきるとしたらその提言の有効性は大きく限られ
ていることになります。東日本大震災では、津波の到達点を記した江戸時代、明治、昭和の
時代の石碑の存在が見直されました。過去からのメッセージがあったにもかかわらず現在に
生きる我々はそれを活かした政策を実施していなかったのです。また津波の被災地の復興計
画策定に際しては、海沿いの居住地再建を優先して10年後をみすえるべきか、100年後を見
据えて高台移転を進めるべきでしょうか。政策科学は、過去からのメッセージに向き合い、
未来の人たちのために考えられるべきものです。
この時間と空間、とりわけ時間的な尺度を一層拡大した政策実践の力を政策構想力として
再定義します。政策構想力とは、混沌とした状態の中でも可能な限りの情報を収集し、責任
を持てる将来ヴィジョンを描ける能力です。
この能力は、政策提言というアウトプット以外に、緻密な政策過程分析、歴史的な政策研
究、未来学的な政策研究として提示されることもあります。現代がそうした構想力を特に求
めていることは、この間提案されてきた各種の構想を見れば明らかです。ナショナルでは大
連立構想、政権構想、震災復興構想、ローカルではふるさと構想、そしてリージョナルでは
東アジア共同体構想といった、定型的発想からは到底生まれぬような通時性、戦略性、普遍
性を兼ね備えた問いへの応答が求められているのです。
振り返って、冷戦後の世界への対応と非自民連立政権の登場を特徴とした1990年代の日本
は、政策の代替可能性を論じることとしての代替政策実行力を必要としてきました。しかし
主権国家体制では理解困難な「9・11」テロ攻撃やグローゼーションの深化による世界的競
争の拡大、戦後日本の最大の惨事となった「3・11」の衝撃は、代替的な政策の模索だけで
は間に合わないことを示しています。
そこで時間的理解と戦略的思考をふまえた政策構想が必要なのです。政策科学部は、もと
もと、政策研究者の時代感覚と未来への構想力が問われる第 3 の局面に突入した時代に発足
しました。この学部の初期認識を現在の認識として再度考えることが必要です。
もちろん未来への構想力のスパンを長くとればとるほど、その不正確さを蓋然性という基
準を用いて表現することが多くなります。同時に政策科学を、短時間で問題解決するための
便利な学問として誤解してはいけないということです。ミレニアムの構想力は、宗教でも形
而上学でもなく、現実のものとして必要です。「未来を信じ、未来に生きる」という本学の
精神にのっとり、政策実践力と政策構想力を伸ばして、学生一人一人が未来を拓く礎となっ
てください。そのためには、戦略的思考とリーダーシップを有する未来志向の人材となるこ
とが求められます。
政策実践力とは、広い視野と確かな知識に基づいて政策目標について学び、豊かな経
験と役立つスキルを駆使して自らが政策を実現する力です。また長い時間と広い空間を
見据えて、混沌とした状況の中でも情報を収集し、将来ヴィジョンを大局的な観点から
描く力が政策構想力です。
6
4.政策科学部の人材育成目標、教育課程編成・実施方針、学位授与方針
以上に述べた教育理念のもとで政策科学部が定めている人材育成目標、教育課程編成・実
施方針、および学位授与方針を要約すると、次のようになります。
政策科学部は、政策科学に関する科目を教授し、問題解決指向的な精神を備えた政策実践
力と政策構想力を持った人材を育成することを目標とします。
4.2 教育課程編成・実
施方針
政策科学部は、問題解決指向的な精神を備えた政策実践力と政策構想力を持った人材を育
成するという目的を達成するために、政策科学に関する科目を教授するための課程を以下の
ようなカテゴリーに分けて編成しています。
学術俯瞰科目(MLC)
Meta-Learning Courses
政策科学の学習に必要な広い学問的視野を学び、可視化の方法やスキルを習得する。
情報技法科目(IM)
Information and Methods
情報処理および分析技法を学ぶ。
政策科学基礎科目(MP)
Meta-policy
各種の政策課題が発見され、分析され、その解決オプションが開発され、決定・実行・
評価されるサイクルの特性を学ぶ。
グローバル言語科目(LGA)
Languages for Global Actions
政策課題理解の国際性を高め、地域内在的な政策分析と政策提案のグローバル化を実現
するために必要なアジア言語・欧州言語を習得する。
政策科学の理論を深く学ぶ。公共政策系、環境開発系、社会マネジメント系の 3 つの科
目群を配置し、系統的履修を促す。
小集団の演習科目はコア科目である。学士論文を必修科目とする。
R+科目
政策科学部を含む立命館(R)における学びを豊饒化する(+)ことを示す科目である。
4.3 学位授与方針
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
7
Ⅵ.学びの支援について
学部学生が卒業時に身につけておくべき能力=教育目標
( 1 )戦略的思考を備えつつ、時間的・空間的に対象を俯瞰した政策研究に基づいて構想を
示すことができる。
( 2 )「目的志向的・総合的」な社会科学の素養を有する。 ( 3 )現代の「政策課題」の体系的な研究のために、「文明史」的な視野と「グローバル」な
視野を有する。
( 4 )資料読解力、論理的思考力、プレゼンテーション能力、文章作成力を有する。
( 5 )社会的現実の数理的理解と計量的処理を重視し、「情報科学的」手法の活用を図ること
ができる。
( 6 )平和と民主主義、人権、公共性などの人類の普遍的な「価値規範」に立つことができる。
( 7 )市民社会の成熟による社会的決定における「参加」理念を重視する態度を身につける。
( 8 )「問題解決指向的」なマインドを持ち、新たな社会科学的素養を備えたゼネラリストの
資質を有する。
( 9 )目的志向的、実践的な社会科学としての「地域的・社会的ネットワーク」の形成を目
指すことができる。
(10)幅広い世代からなり多様な価値観をもつ社会において、健全なリーダーシップによっ
て共同研究を成功へと導き、他者のキャリア形成を支援することができる。
(11)国際的なコミュニティ・エクスチェンジ型学習と他言語学習の経験を通じて、世界的
な展開を開始するに足るバイタリティを獲得することができる。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
政策科学部は、政策科学に関する科目を教授し、問題解決指向的な精神を備えた政策実践
力を持った人材を育成することを目的として、卒業時において学生が身につけるべき能力(教
育目標)を下記のとおり11項目定めます。
これらの能力の獲得と学部の教育課程に規定する所定単位【学術俯瞰科目(MLC)44単
位以上、うちヴィジョン科目(VB) 8 単位以上・情報技法科目(IM) 8 単位以上・政策科
学基礎科目(MP)10単位以上・グローバル言語科目(LGA)8 単位以上、政策科学科目(PLC)
68単位以上(ただし学士論文に関しては必修)、政策科学英語科目(EPS) 8 単位以上を含
む124単位以上】の修得をもって、学部人材育成目標の達成とみなし、学士課程学位を授与
します。
(2014~2016年度入学者)
政策科学科目(PLC)
Policy Learning Courses
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
学術研究の全体的鳥瞰図への接近、個々のディシプリンの可能性と限界の把握をめざす。
Ⅲ.大学院進学について
ヴィジョン科目(VB)
Vision Broadening
Ⅱ.本学での履修について
4.1 人材育成目標
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
5.キャリア創造の学びと政策科学−「学ぶこと」と「実践すること」
「政策科学」は、大学教育の新しい分野です。政策科学部のカリキュラムがどのような理
念によって編成されているのかに関しては前述のとおりですが、これを別の表現でいうなら
ば、キャリア形成を念頭においた学びを実現しているといえるでしょう。
政策科学の学びは実践的な学びです。これは何を意味するでしょうか。私たちの知識は大
きく二つに分けられます。少しむずかしい言い方かもしれませんが、一つは「理論知」、も
う一つは「実践知」です。「理論知」は本を読んで知ったり、講義を聴いて知ったりしたこ
とのすべてが含まれます。小学校、中学校、高校、そして大学の授業を通じて身につけてき
たものの多くはこれにあたります。
では「実践知」とは何でしょう。身近な例で考えてみましょう。自転車に乗れるようになっ
たり、テニスやスキーなどのスポーツが上手になったり、料理ができるようになったりする
とき、私たちはそれをどのように学ぶのでしょうか。もちろん、テニスやスキーなどスポー
ツの技術について解説した本があります。料理でもクッキングブックといった本があります。
スポーツでも料理でも初心者は、そうした本を読むところから始めるかもしれません。
しかし、本を読んだだけでは、スポーツも料理もなかなか上達しません。上達するために
は「身体で覚える」「経験を重ねる」「失敗から学ぶ」…こういったことが必要です。このよ
うにして学ばれた知識、経験や体験の中で培われた知恵―これが「実践知」です。
大学教育では今、就職のためのキャリア形成に注目が集まっています。政策科学部でのキャ
リア形成は、単なる就職活動や進路選択のための支援のことではありません。政策科学部の
キャリア形成は、上に述べた「実践知」を身につけることと表裏の関係にあります。
キャリア形成における重要なポイントは、「キャリアを造る:知識を生かす学び」という
点です。
私たちは大学で様々な知識を学びます。その知識は、社会でどのように役立ち、どのよう
に活用されているのか、また、どのように役立て、どのように活用させられるのか。こうい
う視点で捉えなおされた学びを「コンテクスチュアルな学び」と呼びます。政策科学部では、
この「コンテクスチュアルな学び」を充実させるために様々な取組みを進めています。
6.世界に羽ばたくバイタリティを身につけるための学び
「グローバル人材」と聞くと、みなさんはどのようなイメージを持ちますか。世界中を駆
け回り、流暢に英語を話し、生活スタイルも欧米風というイメージを持つかもしれません。
本学部では、グローバル人材を英語や現地の言葉を用いながら、自分とは異なる文化を持つ
人々と交流し、仕事ができる人と考えています。同じ日本で暮らす同世代の人々との日本語
におけるコミュニケーションと比べると、このようなコミュニケーションは大変です。自分
たちにとって常識と思うことも、先方の常識でないことも多く、逆もまたしかりです。
異質なものとの出会いは、一方で私たちを驚かせますが、他方で私たち自身の視野を広げ
てくれます。政策科学部では、みなさんが社会に出て、日本で、また別の国で、外国人とと
もに働いたり交流したりする際に必要な基礎力を養います。後述する英語で学ぶ専門科目以
外にも、ヨーロッパやアジアの10言語から第二外国語を選択して履修しますが、新しい外国
語の学びは異質なものとの出会いそのものでもあり、多くの驚きが待っていることでしょう。
さらに本学部では、英語や現地語を駆使しながら、自分とは異なる世界の人々との交流をし、
その違いを楽しめる、そのようなバイタリティを身につけるために、さまざまなプログラム
も用意しています。 2 回生ゼミナールの海外フィールドワークにおいては、英語を共通言語
として用いながら、学びつつある当該地域の言語も実際に使ってみます。くわえて、英語基
準コースの科目の受講や東南アジアへの留学プログラム(「国際PBLによるイノベータ育成
プログラム」)の参加も奨励しています。いずれも、現地の大学生や先生、企業の方々、留
学生など、みなさんとは異質の人々との交流が予定されています。
このように、教室で学んだ言語を実際に現場で使う経験、また使って失敗した経験は、み
なさんの世界観を変えるかもしれません。異質なものとの出会いを学生時代に積み重ねるこ
とによって、みなさんの世界に対するハードルが下がることを私たちは期待しています。社
会に出て、急に(新しい)外国語を使って仕事をしなければならなくなった時に、多少自信
8
はなくても「やってみる」気概と柔軟性が世界に羽ばたくバイタリティとなります。このバ
イタリティこそグローバル人材に必要不可欠な条件です。
7.キャンパス新展開について
Ⅱ.本学での履修について
Ⅲ.大学院進学について
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
2015年 4 月に政策科学部は、大阪府茨木市に移転をしました。立命館では京都、滋賀そし
て大阪の 3 つのキャンパスでの教育・研究の豊富化・具体化にいっそう取り組み、キャンパ
ス創造の全体像がつくりあげられていく予定です。
西日本で最初に開設された政策系学部である本学部は、1994年の開設以来、問題の原因を
科学的な調査に基づき分析し、因果関係の探求を厳密に行った上で政策的思考を行うという
科学的な思考方法・研究スタイルを学生に習得させています。その方法は学内外で高く評価
され、例えば政策系の研究交流大会でも本学部の学生は、輝かしい成績を収め続けています。
この特色は、人材育成目標等の策定、数次にわたるカリキュラム改革、文部科学省の教育
GP(「学びのカフェテリアによる問題解決型社会貢献」)の採択、政策科学部としての共同
研究の発展によって支えられてきました。本学部は、この特色を活かした学部の発展のため
に、大阪いばらきキャンパスに移転しました。衣笠キャンパスに比して大阪いばらきキャン
パスは、交通アクセスの利便性が高く、本学部の擁する地域的・社会的ネットワークを関西
圏、全国、あるいは世界的にいっそう拡大することが可能です。
大阪地域は関西圏の中心にあり、いずれの分野においても政策現場が豊富に存在していま
す。また国際的なアクセス拠点も至近に存在し、政策科学部の教育・研究の国際的発展が見
込まれます。もちろん大阪いばらきキャンパスにおいても、交通アクセスの利便性により、
従来盛んに行ってきた京都地域の政策事例・現場とのネットワークを緊密に維持することが
できます。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
9
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.授業について
5.試験について
6.成績および単位授与・認定について
気象等により交通機関が不通となった場合の授業の取扱いについて
8.学びステーションについて
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
7.‌暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合もしくは
(2014~2016年度入学者)
4.受講登録について
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.公欠・公欠以外の授業配慮、感染症に罹患した場合の対応について
Ⅲ.大学院進学について
1.本学での履修のしくみ
Ⅱ.本学での履修について
Ⅱ.本学での履修について
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.本学での履修のしくみ
大学では、卒業までに修得しなければならない単位数や、必ず履修しなければならない科
目などが決まっています。皆さんは、 4 年間を通じた体系的な履修を行えるよう、自分自身
で毎年度の履修計画を立てなければなりません。そのためには、この学修要覧を熟読すると
ともに、毎セメスター末に実施するガイダンス等に必ず出席するようにしてください。
1.1 セメスター(学期)
1.2 単位の考え方
〈規程:学則第34条〉
「セメスター」とは学期のことで、本学では、 1 年間を 2 つのセメスターに分け、各セメ
スターの中で15週・年間30週の授業を実施しています。
前期セメスター(春学期)
4 月 1 日〜 9 月25日
後期セメスター(秋学期)
9 月26日〜 3 月31日
( 1 )単位制とは
大学における学修は、大学設置基準に定められた単位制に基づいて行われています。単位
制とは、各年次に配当している授業科目を登録・履修し、合格の評価を得ることにより、修
業年限中に卒業に必要な単位を修得していく制度のことです。
( 2 )単位とは
「単位」とは、 1 つの授業科目の学修に必要な時間を表す基準であり、 1 単位は、教員が
教室等で授業を行う時間(15時間)と学生が事前・事後に教室外で予習・復習を行う時間(30
時間)の合計で45時間の学習を要する教育内容をもって構成されています。授業を受講する
だけではなく、予習・復習を行うことは、単位を修得するための重要な要素であることを理
解して学修を進めてください。
( 3 )授業時間と単位
本学では、週 1 回あたりの授業は90分を基本としており、制度上これを 2 時間とみなして
います。従って、 2 単位の授業科目では、毎週 1 回90分の授業を、 1 セメスターに15週実施
し、それに予習・復習を授業時間と同じだけ行うことによって、 2 単位分の学修を行ったと
認められます。
※特定の科目や実験・実習など、科目の授業方法によって授業・予習・復習の時間構成が異
なることがあります。
1.3 単位の修得
単位の修得には、次の①と②を満たすことが必要です。各授業科目の評価方法は、シラバ
スに記載されています。
①各年度に開講される授業科目の受講登録を行うこと。
②登録した授業科目を履修し、予習・復習時間を含めた学修に対して評価(定期試験・
レポート試験・平常点評価)を受け、合格評価を得ること。(成績評価については6.1
を参照)
1.4 卒業の認定
学部則で規定されている卒業に必要な単位(要卒単位)を修得し、かつ修業年限以上在学
した場合に卒業となります。なお、卒業に必要な単位として算入される科目と、資格課程等
の取得を目的として修得する科目など卒業に必要な単位として算入されない科目がありま
す。
1.5 卒業見込
「卒業見込」とは、 4 回生以上在学で、「前のセメスター終了までの修得済単位数」と「今
年度の受講登録単位数(修得予定の単位数)」の合計が、各科目分野の所定の単位数を満たし、
かつ卒業に必要な単位数(124単位)を満たしている状態を指します。この条件を満たして
いる学生には「個人別時間割表」等を通じて、「卒業見込・卒業予定日」をお知らせします
ので、各自で確認してください。なお、卒業の時期に関らず、上記に該当する場合のセメス
ターの受講登録期間終了時点で「卒業見込」の状態である時のみ、「卒業見込証明書」を発
行することが可能です。
12
2.授業について
2.1 授業
前期セメスターに開講する授業
後期
後期セメスターに開講する授業
夏期集中
夏期休暇中の定められた期間に、連続した日程と時限で開講する授業
※受講登録は前期に実施しますが、後期授業と位置付け、成績の認定も後期に行います。
前期集中
前期セメスターに週 2 回以上開講する授業
後期集中
後期セメスターに週 2 回以上開講する授業
時限
時限
全学部
第 1 時限
第 2 時限
10:40〜12:10
第 3 時限
13:00〜14:30
第 4 時限
第 5 時限
第 6 時限
18:00〜19:30
第 7 時限
19:40〜21:10
9:00〜 9:45
9:00〜10:30
第 2 時限
9:45〜10:30
10:40〜12:10
第 3 時限
10:40〜11:25
13:00〜14:30
14:40〜16:10
第 4 時限
11:25〜12:10
14:40〜16:10
16:20〜17:50
第 5 時限
13:00〜13:45
16:20〜17:50
第 6 時限
13:45〜14:30
18:00〜19:30
第 7 時限
14:40〜15:25
19:40〜21:10
第 8 時限
15:25〜16:10
第 9 時限
16:20〜17:05
第10時限
17:05〜17:50
第11・12時限
18:00〜19:30
第13・14時限
19:40〜21:10
(2014~2016年度入学者)
9:00〜10:30
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
第 1 時限
経済
生命科学・薬学部 スポーツ健康科学部
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅰ.「公欠」の対象
1 .正課として設置している資格課程科目の実習のために、授業を欠席する場合
①「教育実習」
②「介護等体験」
③「社会福祉援助現場実習」
④「日本語教育実習」
⑤「博物館実習」
2 .
「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」に基づき学生が裁判員としての任務を果た
す場合
3 .上記に準じて特段の取り扱いが必要である場合
Ⅵ.学びの支援について
〈規程:授業に関する
規程第 6 条〉
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
授業担当教員が病気などで出講できない場合には、休講の措置をとることがあります。休
講となった授業については、主として統一補講日に補講を行います。統一補講日や祝日授業
日等の詳細日程は学年暦を確認してください。
※休講・補講の情報はCAMPUS WEBで確認してください。
※CAMPUS WEBの使用方法は「学びハンドブック」を参照してください。
3.公欠・公欠以外の授業配慮、感染症に罹患した場合の対応について
3.1 公欠
Ⅲ.大学院進学について
〈衣笠キャンパス、大阪いばらきキャンパス〉 〈びわこ・くさつキャンパス〉
衣笠、大阪いばらき
理工・情報理工
授業時間
2.3 休講・補講について
1 年間通して開講する授業
前期
授業時間
※‌定 期 試 験 時 間 は、 右 記
授業時間と異なります。
「5.1 定期試験について」
で確認してください。
通年
Ⅱ.本学での履修について
2.2 授業時間
本学では、基本的に月曜日から金曜日の間に授業を実施します。ただし、土曜開講科目や
夏期集中講義、暦の関係で不足する曜日の授業は、土曜日や祝日にも授業を行う場合があり
ます。
【授業の開講形態】
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
Ⅸ.学費
付録
13
Ⅱ.「公欠」による授業の取り扱い
大学は、
「公欠」によって成績評価上の不利益をうけないよう、以下のとおり取り扱います。
①欠席扱いとしない(出席を必要とする日数に算入しない)。
②授業内容については次のことを行います。
◦授業で配布した資料の配布
◦授業範囲の確認および授業ポイントの説明
◦自習内容の指示
◦その他授業期間中のレポートや小テスト等を実施された場合の代替措置など、授業に
関る指導・援助
Ⅲ.「公欠」の手続き
1 .資格課程科目の実習期間が明記された受け入れ先、公的機関からの証明等正式書類を学
びステーションに持参してください。
2 .学びステーションでは、日程を確認の上、所定の「公欠届」(学部長印を押印したもの)
を交付します。
3 .交付された「公欠届」は、学生が直接受講科目の授業担当者に手渡してください。
3.2「公欠」以外の授
業配慮
「公欠」以外に、忌引き(配偶者および 2 親等内の親族)、災害により授業を欠席した場合
は、配慮を行います。「公欠」と異なるため、欠席となりますが、学生が下記を証明する書
類(死亡に関する公的証明書、被災証明書)(写し可)を直接担当教員に持参して配慮を申
し出てください。
この場合は、学生が学ぶべき内容について円滑に学習ができるよう、授業担当者は可能な
限り次のことを行います。
◦授業で配布した資料の配布
◦授業範囲の確認および授業ポイントの説明
◦自習内容の指示
◦その他授業期間中のレポートや小テスト等を実施された場合の代替措置など、授業にか
かわる指導・援助
3.3 学生が学校保健安
全法に定められた
学校感染症に罹患
した場合
1 .学生が学校保健安全法に定められた学校感染症に罹患した場合、本学では、以下の通り
取り扱います。
学生が学校感染症に罹患した場合は、「学校保健安全法」「学校保健安全法施行規則」「立
命館大学授業に関する規程」に基づき、学長が「出席停止」を命じます。
2 .「出席停止」となった学生の大学への届出について(手続きを行うべきこと)
( 1 )「出席停止」となった学生は、治癒後に医療機関より「立命館大学 感染症治癒証明書」
(以下に記載のウェブページより帳票をダウンロード)の交付を受け、所属キャンパス
の保健センターに届け出てください。
( 2 )保健センターでは、学校感染症の治癒を証明する「立命館大学学校感染症治癒証明書
(写)」を発行します。
( 3 )学生は、「立命館大学学校感染症治癒証明書(写)」を学びステーションに持参し、「学
校感染症に伴う出席停止期間証明書」の申請手続きを行ってください。
( 4 )学びステーションでは、学生の授業科目・担当者・時間割を確認したうえで、「学校感
染症に伴う出席停止期間証明書」(学長印を押印したもの)を交付します。
( 5 )「学校感染症に伴う出席停止期間証明書」の交付を受けた学生は、証明書を直接授業担
当者に手渡してください。
( 6 )定期試験・追試験については、「立命館大学定期試験規程」に基づいて取り扱います。
(「5.4 追試験について」を確認してください)
①感染症罹患期間が開講期間の授業日と定期試験にまたがる場合:「立命館大学 感染
症治癒証明書」を提出してください。
定期試験受験日から 3 日以内に手続きができない場合は、学びステーションに相談
してください。
②感染症罹患期間が定期試験・追試験期間となる場合:
「診断書」を提出してください。
定期試験受験日から 3 日以内に手続きが出来ない場合は学びステーションに相談し
てください。
14
本学では、学生が学校保健安全法に定められた学校感染症に罹患した場合は、上記の取り
扱いとしますが、罹患者が多く学生・教職員の安全・感染拡大を防ぐために大学として「公
欠」とする決定を行う場合があります。この場合は、別途、学生に取り扱いをお知らせしま
す。
4.受講登録について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
【留学から帰国した場合の受講登録について】
本学のセメスター開始日までに帰国し、所定の手続を終えた場合は、当該セメスター科目
を受講登録することが可能です。しかし、本学のセメスター開始日を過ぎて帰国した場合は、
当該セメスターに開講される科目を受講登録することはできません。ただし、その場合でも、
第 1 回目の授業から受講できる科目などは、受講を認める場合がありますので、学びステー
ションにて確認してください。
Ⅵ.学びの支援について
単位を修得するためには、受講したい(または受講しなければならない)授業科目を登録
(受講登録)する必要があります。
シラバス(Ⅵ− 4 参照)で授業の内容などを確認しながら、登録する授業科目を各自で選
びます。受講登録をしていない授業科目は、受講ならびに成績評価を受けられず単位を修得
することができません。また、合格の成績評価を得た授業科目は、評価のいかんに関わらず、
取り消したり、再度受講登録することはできません。
受 講 登 録 は、CAMPUS WEBに よ っ て 行 い ま す。CAMPUS WEBの ロ グ イ ン に は、
RAINBOW ID(* 1 )とパスワードが必要です。授業科目ごとに付番されている番号(授
業コード)、開講期間、曜日・時限など間違いがないよう確実に手続を行ってください。指
定された期間内のみ受け付けますので、期間内に手続を行ってください。
(* 1 )RAINBOWとは、立命館大学内の情報ネットワークシステムのことで、入学時に
RAINBOWユーザーIDとパスワードを全員に発行します。RAINBOWユーザーIDと
パスワードは、学内のパソコンを使用する時などに使用します。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
4.1 受講登録とは
(2014~2016年度入学者)
3.4 学校保健安全法に
定められた学校感
染症で「公欠」と
する場合
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
ウェブページ
CAMPUS WEBの『学びのサポート』から「感染症に罹患したら」をクリック
Ⅲ.大学院進学について
4 .学校保健安全法に定められた学校感染症に罹患し、罹患が判明した時点で連絡を必要と
する場合
学校感染症のうち、以下の病気に罹患した場合は、感染拡大を防止の措置を講じる必要が
あるため、罹患が判明した時点で、学びステーションに連絡をしてください。連絡を必要と
する感染症の種類は、厚生労働省の届出感染症基準に基づいています。
( 1 )第一種感染症(エボラ出血熱、ペスト、クリミア・コンゴ出血熱、マールブルグ熱、
痘そう、ラッサ熱、南米出血熱、急性灰白骨髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群、
鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ等感染症)
( 2 )上記以外(麻疹、風疹、結核、髄膜炎菌性髄膜炎、コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性
大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス)
Ⅱ.本学での履修について
3 .「出席停止」となった場合の授業の取り扱い
学校感染症に罹患し「出席停止」となった場合でも、「公欠」とはなりません。しかし、
学生が学ぶべき内容について円滑に学習ができるよう、授業担当者は可能な限り次のことを
行います。
◦授業で配布した資料の配布
◦授業範囲の確認および授業ポイントの説明
◦自習内容の指示
◦その他授業期間中のレポートや小テスト等を実施された場合の代替措置など、授業に関
る指導・援助
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
付録
15
期間
前期セメスター
(春学期)
4.2 受講登録・年間の
流れ
時期
受講登録種類
(秋学期)
後期セメスター
4 月上旬
抽選科目登録(①) ※別途申請が必要な科目があります。
抽選科目 抽選結果発表
4 月上旬
前期本登録(②)
時間割確認期間(全員)
4 月下旬
前期受講辞退(③)
時間割確認期間 ※前期受講辞退した人のみを対象とする
9 月下旬
後期修正登録(④)
時間割確認期間 ※卒業該当回生および、後期受講登録修正した人のみを対象とする
10月下旬
後期受講辞退(③)
時間割確認期間(後期受講辞退した人のみ)
※詳細な日程は、履修・登録の手引き等で確認してください。
①抽選科目登録・別途手続( 4 月)
受講者数に定員がある授業について、受講本登録よりも前に登録を受け付け、抽選によっ
て受講を許可します。受講が許可された後に辞退することはできませんので、注意してくだ
さい。受講が許可された場合は、自動的に登録されるので、あらためて受講本登録を行う必
要はありません。
※科目によっては、抽選科目登録とは別に、受講本登録よりも前に登録申請をしなければな
らない場合があります。申請の日程や方法なども抽選科目登録とは異なる場合もあります。
②前期本登録( 4 月)
抽選科目登録授業を除く、受講したい(または受講しなければならない)すべての授業科
目を登録します。
なお、受講を希望する後期の科目も、できるだけ前期の受講本登録期間に受講登録してく
ださい。
(前期の受講辞退期間が終了した時点で、受講者多数となった後期の科目については、
後期修正登録期間で追加の受講登録を認めない場合があります。)
③前期受講辞退( 4 月)、後期受講辞退(10月)
前期・後期セメスター開講後、一定期間(約 1 ヶ月)を経過した時点で、すでに登録して
いる授業科目の受講を辞退することができます。受講を開始したものの、履修計画が変わっ
た時に行います。ただし、受講辞退を認めていない授業科目もありますので各自で確認して
ください。なお、受講辞退した授業科目はGPA算出(6.2参照)の際には算入しません。
④後期修正登録( 9 月)
後期修正登録期間に、年間受講登録制限単位数を越えない範囲で後期セメスターの授業を
変更(追加登録・登録取消)することを認めています。なお、年間受講登録制限単位数には、
前期に不合格(F評価)となった科目の単位数も含みます。また、前期の受講辞退期間が終
了した時点で、受講者多数となった後期の科目については、後期修正登録期間で追加の受講
登録を認めない場合があります。
5.試験について
定期試験及びレポート試験は、下記のスケジュールで実施されます。定期試験及びレポー
ト試験の詳細は下記を参照してください。
16
6 月中旬(前期)/12月初旬(後期)
試験時間割/レポート論題発表
7 月初旬(前期)/12月初旬(後期)
持込許可物件発表
7 月下旬(前期)/ 1 月下旬(後期)
レポート提出締切
7 月下旬~ 8 月初旬(前期)/ 1 月下旬~ 2 月初旬(後期)
定期試験
5.1 定期試験について
〈規程:定期試験規程、
学生懲罰戒規程〉
一部の授業を除き、原則としてセメスター毎に定期試験が行われます。定期試験は、学生
の自主的な学修を基本とし、日頃の学修の到達点を確認する重要なものあるため、本学では
定期試験を厳正に執行しています。
セメスター毎に試験時間割(試験科目・試験日・時限・試験教室)が発表されます。
定期試験時間割は、授業時間割と時間帯が異なります。各自で定期試験時間割を確認して
ください。
【定期試験時間割】
第 1 時限
9:30〜10:30
第 2 時限
11:00〜12:00
第 3 時限
13:30〜14:30
第 4 時限
15:00〜16:00
第 5 時限
※16:30〜17:30
第 6 時限
18:30〜19:30
第 7 時限
※20:00〜21:00
※印の試験時間割は科目によって90分となる場合があります。
(2014~2016年度入学者)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
( 2 )持ち込み許可物件について
持ち込み許可物件が「自由」となっている科目でも、携帯電話・パソコン・電子辞書・そ
の他情報通信機器は使用できません。また、持ち込み許可物件「辞書」の科目でも、電子辞
書は使用できません。これらの機器を利用した場合は、不正行為となります。
持ち込み許可物件が「許可六法」の科目の場合、次の①~⑤の点に注意してください。
①定期試験において持ち込みが許可されている六法は指定されています。詳細はCAMPUS
WEBで確認してください。
②持ち込み許可された六法であっても、字句の書き込みがあるものは持ち込みできません。
ただし、ライン、マーカー、○印、レ印の場合は当該六法の使用を許可します。
③別冊付録(補遺・追補・追録等)の持ち込みは許可しません。
④付箋(ポストイットなど)や資料挟み込みは禁止します。ただし許可六法に付属している
インデックスシールは可とします。
⑤許可六法の複数冊の持ち込みは許可しません。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
( 1 )定期試験受験時注意事項
①受験に際しては、学生証が必要です。学生証を忘れた場合は、事前に学びステーションに
届け出て指示を受けてください。
②試験会場において、携帯電話を時計代わりに使用することは認めておらず、必ず電源を切
る必要があります。これに反した場合は不正行為に準じて取り扱うことがあります。
③開始時刻から20分を超えて遅刻した場合は、受験資格を失います。
④開始後30分以上経過し監督者が認めた場合、途中で退出することができます。ただし、30
分以上経過しても途中退出できない科目もありますので、定期試験時間割で確認してくだ
さい。
Ⅲ.大学院進学について
試験時間
Ⅱ.本学での履修について
時限
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
17
5.2 不正行為について
〈規程:定期試験規程、
学生懲罰戒規程〉
定期試験の受験時に下記の行為をした場合、不正行為として扱います。
試験における不正行為は、自らの学修権を放棄し、大学で学ぶ資格を失う行為であり、
「学
生懲戒規程」に基づき懲戒の対象となります。また、「定期試験規程」に基づき当該試験科
目あるいは当該学期定期試験の全受験科目を無効とし、「F」評価とするなど厳しい措置を
取っています(GPAに算入します)。
A)答案の見せ合い
B)答案の交換
C)カンニングペーパーの所持および使用
D)持ち込みを許可していないノート、参考書、辞書等の使用
E)携帯電話、パソコン、電子辞書、その他情報通信機器の使用
F)所持品、机上等への事前の書き込みと使用
G)話し合い、覗き見
H)替え玉受験
I)答案や出席表への偽名記入、または故意による答案無記名
J)持帰りまたは破棄などによる答案の不提出
K)答案作成に関して、試験監督者の指示に従わない場合
L)その他、公正な試験の実施を阻害すると認められる行為を行った場合
5.3 レポート試験に…
ついて
大学では、レポート・小論文や各種課題などの提出が求められることがあります。授業中
に提出を求められるレポート等のほか、「レポート試験」 としてレポートや論文等成果物を
提出することで成績評価を認定する授業があります。
レポート・小論文を作成するにあたっては、他の人が書いた文献などを参考文献として利
用することが必要となりますが、それらは、他者の所有物であり、論文執筆のルールに従っ
て「引用」として掲載し、出典元を明記する必要があります。勝手にレポート・小論文等成
果物に引用することは著作権法に違反することになります。また、インターネットで安易に
情報を検索して、掲載することは、誤った情報を根拠なく利用することにもつながります。
レポートや論文等作成する場合は、上記の点に留意し、「感想文」ではなく、これまでの研
究成果や根拠に基づいて、自分の考え方や評価を述べなければなりません。
※レポート・論文執筆の方法は、「P.S. BOOK 入門編」(政策科学部ホームページ→教育内
容→学修ツール)を参照してください。
※レポートの提出期間や提出場所については、定期試験時間割発表日以降にCAMPUS WEB
で通知されます。
5.4 追試験について
下記の表に定めるやむを得ない理由で定期試験を受験できなかった場合には、 1 セメス
ターにつき 5 科目まで追試験の受験を認めることがあります。原則として、学びステーショ
ンに当該科目の定期試験実施日より前に申請してください。ただし、やむを得ない事情によ
り事後となる場合は、当該科目の試験日を含めて 3 日以内に学びステーションに申請し、許
可を得てください(申請受付は学びステーションの開室日・時間に従います)。具体的な申
請受付・追試験日程等は、各セメスターでの試験掲示で確認してください。なお追試験が認
められた場合は、 1 科目につき1,000円の追試験手数料が必要となります。
〈規程:定期試験規程
第 5 条、手数料規程
別表 3 〉
不受験理由
必要な証明および届出の内容
本人の病気
医師の診断書(試験日を含むもの)
忌引き(配偶者および 2 親等内の親族)
死亡に関する公的証明書(死亡日から起算して配偶者および 1 親等は日祝日を
含め 7 日以内、 2 親等は日祝日を含め 5 日以内を適用期間とする)
結婚式への参列( 2 親等内の親族。本人の式は含まない) 結婚式の案内状
災 害
被災証明書
就職試験
就職試験に関する公的証明書
大学院受験
受験票
教育実習、介護等体験、博物館実習
追試験受験願に実習内容、実習期間および実習先を記入する
単位互換科目の授業・試験
単位互換科目受講・受験証明書
時刻表にもとづき運行される公共交通機関の延着
20分を超える延着時間が記載された交通機関の延着証明
課外活動
届出に対し学生生活会議の議を経て、教授会で判断する
裁判員制度
呼出状
その他やむをえない事由
届出に対し教授会で判断する
18
6.成績および単位授与・認定について
6.1 成績評価
〈規程:学則第35条の 2 〉
成績評価は、シラバスに記載されている成績評価方法に従って行われます。合格した科目
は、評価のいかんに関わらず、取り消したり、再度受講登録したりすることはできません。
【成績表示】
所期の学習目標をほぼ完全に達成するか、または傑出した水準に達している。
※100点法では90点以上に対応する。
A
問題はあるが、所期の学習目標を相応に達成している。※80〜89点に対応。
B
誤りや不十分な点があるが、所期の学習目標を相応に達成している。※70〜79点に対応。
C
所期の学習目標の最低限は満たしている。※60〜69点に対応。
F
単位を与えるためにはさらに勉強が必要である。※60点未満に対応。
6.2 GPA
総登録単位数−P修得単位数
※要卒単位外の科目や成績評価が「N」評価の科目は、GPA計算に算入しません。
6.3 単位授与の時期
単位授与の時期は、下表の通り、科目が開講されるセメスターにより異なります。なお、
単位授与されるには、下表の単位授与時期に、「在学」または「留学」中である必要があり
ます(「休学」中の場合は、単位授与されません)。
単位授与時期
前期
前期セメスター末
夏期集中
※後期セメスター末
後期
後期セメスター末
通年
後期セメスター末
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
科目開講時期
成績発表は各セメスター末にCAMPUS WEBにて行います。必ず確認し、単位修得状況を
確認の上、次のセメスターの履修計画を立ててください。
なお、成績通知表は、毎年 3 月末頃・ 9 月末頃に保証人(父母)宛に郵送します。
Ⅷ.学籍
6.5 成績発表
Ⅶ.資格課程
①海外留学や単位互換制度等他大学で修得した単位は、60単位を超えない範囲で本学におけ
る卒業に必要な単位として認めることがあります。なお、60単位の上限は、個々の制度・
プログラム毎ではなく、他大学等で修得した単位全体の上限となりますので、注意してく
ださい。
②入学前に修得した単位を認定された場合(本学の科目等履修生として入学前に単位を修得
した場合、社会人方式または社会人方式〈AO方式〉)、は、①と合わせて60単位が上限と
なります。
③留学先で修得した単位は、帰国後に「留学終了届」と「単位修得願および単位認定書」を
学びステーションに提出したセメスター末に単位認定されます。
Ⅵ.学びの支援について
6.4 他大学等で修得…
した単位の認定
〈 規 程: 学 則 第37条、
第39条、第41条〉
(2014~2016年度入学者)
5×A+修得単位数+4×A修得単位数+3×B修得単位数+2×C修得単位数
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
GPAとは、成績評価を数値化したものです。本学独自の換算方法で数値化されており、学
内で行われる様々な選考の基準として使用しています。GPAは成績通知表に記載されます
(成績証明書には記載されません)。
【本学の換算方法】
Ⅲ.大学院進学について
①「A+」「A」「B」「C」を合格とし、所定の単位を付与します。
②「F」は不合格です。不合格科目については、当該年度の成績通知表にのみ記載され、成績証明書にも
次年度の成績通知表にも記載されません。
③成績を段階評価することになじまない科目については、合格を「P」、不合格を「F」とします。
④編入学、転入学、海外留学、単位互換制度などにより、本学以外で修得した科目を本学で認定する場
合は、「N」(認定)で表示します。詳細は学びステーションで確認してください。
Ⅱ.本学での履修について
A+
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
Ⅸ.学費
付録
19
6.6 成績確認制度
成績発表後、次の①〜④に該当する科目については、「成績確認制度」に基づき、成績評
価を確認することができます。
①受講登録をしたが、成績評価の記載がない科目
②受講登録をしていなかったが、成績評価が記載されている科目
③シラバスにある成績評価基準を満たしていなかったが、有効評価(「A+」「A」
「B」「C」)
と記載されている科目
④受講登録し、シラバスにある成績評価基準を満たしたにも関らず、「F」評価となった科
目
【申請方法】
成績発表日を含めて 3 日以内(土・日・祝日を除く)に、申請書を学びステーションに提
出してください。
※申請の対象となる要件を満たしていないと判断した場合、申請を却下する場合があります。
※本制度は、成績評価を確認することを目的とするものであり、異議申し立てに応じるもの
ではありません。
7.‌暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合もしくは気象等により‌
交通機関が不通となった場合の授業の取扱いについて
暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合もしくは気象等により交通機関
が不通となった場合の授業の取り扱いは、下表の通りとします。
なお、定期試験および追試験において暴風警報または気象等に関する特別警報が発令され
た場合の取り扱いは、下表と同様とします。また、「立命館大学授業に関する規程」の定め
にない取り扱いを行う場合は、学長が決定します。
『衣笠キャンパスおよび朱雀キャンパスの場合』
休講とする場合 1 ‌暴風警報または気象等に関する特別警報が京都市または京都・亀岡区域に発令
された場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発
令中の場合は、全時限休講とする。
2 ‌交通機関の運行状況が、次のいずれかに該当する場合。
(1)京都市営バスが全面的に不通の場合。なお、15時の時点で運行を再開して
いない場合は全時限休講とする。
(2)京都市営バスが運行中であっても、京都市内乗入れのJR西日本(大阪―草
津間)、阪急(梅田―河原町間)、京阪、近鉄の 4 交通機関のうち、 3 交通
機関以上が不通の場合。なお、15時の時点で 4 交通機関のうち 2 交通機関
以上が運行を再開していない場合は全時限休講とする。
3 ‌前 2 項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
1 ‌次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
(1)暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
(2)京都市内乗入れのJR西日本(大阪―草津間)、阪急(梅田―河原町間)、京阪、
近鉄の 4 交通機関のうち 2 交通機関以上が運行中または運行を再開し、京
都市営バスが運行中または運行を再開した場合
時刻
時限
6 :30まで
第 1 時限
10:00まで
第 3 時限
12:00まで
第 4 時限
15:00まで
第 6 時限
2 ‌連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。
20
『びわこ・くさつキャンパスの場合』
休講とする場合 1 ‌暴風警報または気象等に関する特別警報が草津市または近江南部区域に発令さ
れた場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令
中の場合は、全時限休講とする。
2 ‌JR西日本(京都―米原間)が不通の場合。なお、15時の時点で運行を再開して
いない場合は全時限休講とする。
3 ‌前 2 項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
1 ‌次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
(1)暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
(2)休講とする場合第 2 項の交通機関が運行を再開した場合
時刻
Ⅱ.本学での履修について
授業等の開始
時限
経済学部、スポーツ健康科学
部、経済学研究科、言語教育
情報研究科、スポーツ健康科
学研究科
理工学部、情報理工学部、薬
学部、生命科学部、理工学研
究科、情報理工学研究科、生
命科学研究科、薬学研究科
第 1 時限
第 1 時限
第 3 時限
第 5 時限
12:00まで
第 4 時限
第 7 時限
15:00まで
第 6 時限
第11時限
2 ‌連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。
2 ‌JR西日本(大阪―草津間)および阪急(梅田―河原町間)の 2 交通機関の両者
が不通の場合。
3 前 2 項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
時刻
時限
6 :30まで
第 1 時限
10:00まで
第 3 時限
12:00まで
第 4 時限
15:00まで
第 6 時限
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
1 ‌次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
(1)暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
(2)休講とする場合第 2 項の交通機関のいずれかが運行を再開した場合
(2014~2016年度入学者)
休講とする場合 1 ‌暴風警報または気象等に関する特別警報が茨木市または北大阪区域に発令され
た場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令中
の場合は、全時限休講とする。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
『大阪いばらきキャンパスの場合』
Ⅲ.大学院進学について
6 :30まで
10:00まで
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
Ⅶ.資格課程
〈遠隔授業の取扱〉
交通機関の不通または暴風警報または気象等に関する特別警報の発令により休講となっ
た場合、遠隔授業は次の通り取り扱う。
⑴ ‌遠
隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該
授業を休講とする。
ずれかの遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパ
⑵ ‌い
スのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャ
ンパスでは通常通り授業を実施する。
Ⅵ.学びの支援について
2 ‌連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
21
大学からの各種連絡について
本学では、休講・補講、教室変更、定期試験・レポート試験の情報、各種ガイダンスの実施、
学生呼び出しなどの諸連絡は、CAMPUS WEBを通じて連絡します。必ずこまめに確認して
ください。
なお、電話での問い合わせは受付していません。緊急時以外は電話での問い合わせは控え
てください。
大規模災害等が発生した際の安否確認について
大規模災害等が発生した際、本学では学生の皆さんの安否を確認するため、全学生に対し
てWeb Mail宛に「安否確認」のメールを配信します。メールを受信しましたら、文中の
URLから安否確認システムへとアクセスし、質問に回答の上送信してください。
なお、Web Mailのメールを各自の携帯メールアドレスへ転送するよう、入学後に予め転
送設定を行っておいてください。
【転送設定方法】
Web Mailへログインし、[環境設定]→[メール処理]→[自動転送]
<※2016年10月(予定)よりWeb Mailのシステムが変更になります。転送設定方法も変
わりますので別途ご連絡します>
※安 否確認システムは『学修支援システムmanaba+R』を利用しています。そのため、
manaba+Rにログインすると<【立命館大学】安否確認連絡>のコースが一覧に表示され
ます。
8.学びステーションについて
学びステーションとは、学生生活における各種手続きやレポートの提出先となる窓口であ
るほか、履修や学生生活の相談に応じるなど学生の学修を総合的にサポートする窓口です。
大阪いばらきキャンパス A棟 1 F 【窓口開室時間(開講期間中) 】 8:45~17:00
【窓口開室時間(開講期間以外)】 9:00~17:00
※上記内容は2016年 4 月 1 日現在の情報となります。
※土日祝は閉室となります(授業日および開講日の土日祝は開室します。)。
※各種提出物の受付は窓口開室時間内のみです。提出物は必ず締切時間に余裕を持って提出する
よう心がけましょう。
22
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.政策科学研究科の目的と目標
5.大学院進学プログラム
6.大学院進学にあたって
(2014~2016年度入学者)
4.政策科学研究科の入学試験
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.政策科学研究科が求める人材(アドミッション・ポリシー)
Ⅲ.大学院進学について
1.政策科学研究科について
Ⅱ.本学での履修について
Ⅲ.大学院進学について
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.政策科学研究科について
大学院政策科学研究科は、 2 年間の博士課程前期課程と 3 年間の博士課程後期課程に分か
れております。
入学定員は、博士課程前期課程40名、博士課程後期課程15名です。
2.政策科学研究科の目的と目標
博士課程前期課程の目的は、現代社会の政策課題の発見と解決を促す知識の生産および人
材育成の場であることを通じて、諸学の実践的総合による社会的要請への応答であり、目標
を現代社会が直面する政策課題を正確に理解し、適切な解決策を創造するために不可欠な研
究能力の育成と実務能力のステップアップを目指し、政策科学の研究を通じて社会の諸問題
に取り組むより高い能力を身につけた人材を輩出することに置いています。
博士課程後期課程では研究者を輩出することを目標としています。
3.政策科学研究科が求める人材(アドミッション・ポリシー)
博士課程前期課程は、次のような学生の入学を望んでいます。
①社会の問題について、広く興味を有し、
②それらの諸問題の解決策を追究することを欲し、
③多角的なアプローチにより、既存のディスィプリンを刷新しうる柔軟な思考力と幅広い視
野を持ち、
④論理的思考力に優れた諸君
4.政策科学研究科の入学試験
在学生を対象とした大学院進学には以下のような入学試験があります。詳細は毎年度の入
学試験要項や大学院説明会等で確認してください。以下一例です。
入学時期
入試方式
一般
2016年 9 月
2017年 4 月
受験資格
大学を卒業または卒業見込みの者
選考方法
書類および面接
外国人留学生特別 海外の大学との学生交換協定に基づき推薦を得
書類および面接
推薦
た者(単位修得要件あり)
学内進学
政策科学部 4 回生(単位修得要件あり)
書類
一般
大学を卒業または卒業見込みの者
書類、筆記および
面接
5.大学院進学プログラム
大学院進学プログラムに合格したものは、政策科学部 4 回生時に政策科学研究科の正規科
目を受講できます。取得した単位は、政策科学研究科入学後、12単位を上限に単位認定され
ます。
このプログラムは 3 回生時に募集します。
(政策科学研究科に入学するには政策科学研究科博士課程前期課程入学試験を受験し合格す
ることが必要です)
24
〈プログラム活用例〉
( 1 )大学院とあわせて 5 年間で修士号を取得する。
学部
1 回生
2 回生
3 回生
大学院博士課程前期課程
4 回生
大学院科目履修
進路選択
(博士課程後期課程
進学・就職等)
1回生
( 2 )半年から 1 年間の長期オフキャンパス研究(海外留学・国内オンサイト派遣等)を含
めた実践的な研究を行なう。
半年から 1 年の
オフキャンパス研究
1 回生
2 回生
3 回生
大学院博士課程前期課程
4 回生
大学院科目履修
1回生
2 回生
進路選択
(博士課程後期
課程進学・就職
等)
Ⅲ.大学院進学について
学部
Ⅱ.本学での履修について
※ 4 回生から大学院の研究指導が始まります。
※学部・大学院の合計 5 年で学士号と修士号が取得できます
(早期修了)
。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅲ.大学院進学について
6.大学院進学にあたって
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
小集団教育科目の担当者等に相談する、在籍院生に聞く、大学院説明会に出席する、リー
フレット等で調べるなど早めに準備しておくことを勧めます。
特に、修得単位数や成績GPAが出願資格で定められている入学試験については、低回生時
から準備しておくことが必要となります。
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
※ 4 回生から大学院の研究指導が始まります。
※大学院修士課程の指導期間は 3 年になりますが、
そのうちの半年から 1 年を長期のオ
フキャンパス研究にあてることができます。
※オフキャンパス研究としては、
海外大学への留学、
国内の協定先等への派遣を通じた実
践的研究調査活動などが考えられます。上の図では、3 年の指導期間の 2 年目をオフ
キャンパス研究にあてていますが、時期は柔軟に設定することが可能です
(留学先、派
遣先の条件や研究指導のスケジュールによります)
。
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
25
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.履修イメージ
5.政策科学 (PLC) 演習科目
6.学術俯瞰科目 (MLC) / Meta-Learning Courses
8.政策英語科目 (EPS) / English for Policy Science
9.R+科目
Ⅵ.学びの支援について
10.自由科目
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
7.政策科学科目 (PLC) / Policy Learning Courses
(2014~2016年度入学者)
4.受講登録制限単位
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.卒業に必要な単位
Ⅲ.大学院進学について
1.カリキュラム表
Ⅱ.本学での履修について
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
※卒業に必要な単位数の詳細はP.31以降を確認してください。(以下に加えてEPSで 8 単位以上必要等)
学年
科目区分
セメスター
学術俯瞰科目
MLC
Meta-Learning
Courses
情報技法科目
IM
Information and
Methods
8単位
以上
2セメスター
P100(S/F) VB原論Ⅰ VB展開Ⅰ 法学基礎Ⅱ EPS Vision Broadening
VB原論Ⅱ 災害と安全 VB特殊講義 EPS Foreign Area Studies Reading
VB原論Ⅲ 法学基礎Ⅰ APU交流科目
3セメスター
3 回生
4セメスター
P200(S/F)
比較制度
VB展開Ⅱ
8単位
以上
P110(S/F) IM特殊講義 EPS Information and Methods
P112(F) 情報科学入門 データ分析
プログラミング フィールド調査法
P211(S) 社会調査法
地域空間分析
P212(F) ゲーミング&シミュレーション
情報技術マネジメント
8セメスター
P310(S/F) 地域環境調査Ⅰ・Ⅱ(※ 4 単位のパッケージ履修)
P320(S/F) 公共哲学 政治文化論
都市・環境法 システム科学
P230(S/F)
P330(S/F) ○○初級Ⅰ①、○○初級Ⅱ①、○○初級Ⅲ①、○○準中級Ⅰ①、○○準中級Ⅱ①、○○準 ○○中級Ⅰ①、○○中級Ⅱ①
※○○には、Chinese、Korean、Vietnamese、Thai、Indonesian、
中級Ⅲ①
8単位
以上
※○○には、Chinese、Korean、Vietnamese、Thai、Indonesian、French、German、Spanish、 French、German、Spanish、Russian、Italian各言語名称が入ります。
Russian、Italian各言語名称が入ります。
P132(F) ●LGA入門
P250(S/F)
Policy Science Reading Ⅱ(EPS-B)
P350(S/F) 地域経済論 パブリック・マネジメント論*
地方財政論 福祉経済論
社会福祉政策* 社会的企業論
組織ネットワーク論 消費者行動論
ビジネスプラン 戦略分析
財務分析 Policy Science Reading Ⅴ(EPS-B)
68単位
以上
P252(F) 経済政策
社会保障政策
企業組織論
マーケティング政策論
P260(S/F)
Policy Science Reading Ⅲ(EPS-B)
P161(S)
サステイナビリティ学入門
P162(F) まちづくり入門
減災政策
P261(S) 住宅政策論
都市計画
エコライフ政策
P360(S/F) 政策分析 Policy Science Reading Ⅵ(EPS-B)
P262(F) 都市マネジメント論 都市景観論
環境経済学 地域デザイン調査
資源エネルギー論
P361(S) 環境経営論
環境社会学
コミュニティ防災論*
P362(F) 戦略的環境アセスメント
交通計画
P270/P370(S/F) 国際学入門 金融論* 国際経済学*
国際公共政策* 国際環境政策 開発経済論*
国際政治経済論* グローバル・ガバナンス 比較福祉社会論*
Community
Exchange
(CEP)
Program
展開科目
P190(S/F) 外国留学科目
P381(S) ●政策構想演習Ⅰ/同(EPS)
政策実践研究プロジェクト・リーダーⅠ
EPS Project Ⅵ(EPS-C)
Policy Studies Ⅲ(EPS-A)
P382(F) P481(S) P482(F)
●政策構想演習Ⅱ/同(EPS)
●政策構想演習Ⅲ/同(EPS) EPS Project Ⅷ(EPS-C)
政策実践研究プロジェクト・リーダーⅡ
EPS Project Ⅶ(EPS-C)
P290(S/F)
体育講義(教職) 体育実技(教職)①
1 .〇内の数字は単位数、特に表記していない科目は 2 単位
2 .●は、登録必修科目(=該当学生が必ず登録をしなければならない科目、単位を修得できていなくても卒業要件には関わらない)
3 .■は、配当回生履修指定科目(=該当学生が極力履修しなければならない科目、単位を修得できてなくても卒業要件には関わらない)
4 .※地域環境調査は、ⅠとⅡの両方の単位を修得した場合に卒業に必要な単位として認定されます。どちらか一方のみでは、卒業に必要な単位として認定されません。
5 .★必修科目(単位を修得しなければ卒業できません)
6 .*は、隔年開講となる場合があります。
7 .‌ 内の標記については、Pは政策科学専攻の科目、 3 桁目は配当回生、 2 桁目は科目区分、 1 桁目は開講セメスター( 0 は前期・後期非固定の科目、 1 は前期科目、 2 は後期科目)を意味する。
Sは春学期、Fは秋学期です。
29
8 .年度により、前期セメスターと後期セメスターが入れ替わる場合があります。開講セメスターについては、時間割表で確認してください。
付録
12単位を上限
に算入可
P282(F) ■政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅡ/同(EPS)
Policy Studies Ⅱ(EPS-A)
EPS Project Ⅴ(EPS-C)
政策構想予備演習Ⅱ
P480(S/F)
★学士論文④/同(EPS)
Ⅸ.学費
P181(S)
P182(F)
P281(S)
●政策科学入門( 1 回生のみ受講可)
●プロジェクト入門( 1 回生のみ受講可) ■政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅠ/同(EPS)
●基礎演習( 1 回生のみ受講可)
Contemporary Issues in Policy Science Ⅱ(EPS-A) Field Research Work Shop(EPS-A)
Contemporary Issues in Policy Science Ⅰ(EPS-A) Research Workshop(EPS-A)
Policy Studies Ⅰ(EPS-A)
Academic Workshop(EPS-A)
Introduction to Social Sciences Ⅱ(EPS-B) EPS Project Ⅳ(EPS-C)
Introduction to Social Sciences Ⅰ(EPS-B) EPS Project Ⅱ(EPS-C)
政策構想予備演習Ⅰ
EPS Project Ⅰ(EPS-C)
EPS Project Ⅲ(EPS-C)
P380(S/F) グローバル/ローカル・オンサイト演習Ⅲ
政策科学特別実習 3
集中セミナー
Ⅷ.学籍
系共通
演習
実習
特講
P280(S/F)
PLC特殊講義
グローバル/ローカル・オンサイト演習Ⅱ
政策科学特別実習 2
政策科学特別実習 1
EPS Foreign Seminar
APU交流科目
EPS Special Seminar Ⅰ(EPS-A)
EPS Special Seminar Ⅱ(EPS-B)
EPS Special Seminar Ⅲ(EPS-C)
国際PBLセミナー1・2
Ⅶ.資格課程
P180(S/F) グローバル/ローカル・オンサイト演習Ⅰ
Globalization in Asia(EPS)
Strategic Analysis on Contemporary Global Issues(EPS)
Comparative Studies in Globalizing Societies(EPS)
日本と東南アジアの地方自治体
東南アジアの宗教
クリティカル・シンキング
グローバル・ビジネス
Ⅵ.学びの支援について
★学士論文
は必修
P251(S) 公共経済学 財政学
コミュニティ福祉論 雇用政策論*
戦略経営論 非営利組織論
都市経済論
Ⅴ.希‌望
者履修科目・
学部横断プログラム
P340(S/F) 行政法Ⅱ 政治意識論
現代政治理論 地域政策論
行政学Ⅰ 債権法
行政学Ⅱ Policy Science Reading Ⅳ(EPS-B)
(2014~2016年度入学者)
P240(S/F)
民法Ⅰ(契約法) 日本政治史 Policy Science Reading Ⅰ(EPS-B)
民法Ⅱ(金融法) 比較文化論 行政法Ⅰ 政策評価 国際機構論 情報社会論
Ⅳ.政‌策
科学部での履修
P152(F) 現代の福祉問題
R+科目
7セメスター
Ⅲ.大学院進学について
P130(S/F) LGA特殊講義 LGA Special Seminar
社会
マネジメント
環境開発
4 回生
6セメスター
P300(S/F) 社会思想史
P220(S/F)
憲法 環境科学 計画理論
政治過程論 マクロ経済学入門 コミュニティ政策論
意思決定論 政策過程論
公共政策
政策科学科目
PLC
Policy
Learning
Courses
5セメスター
P201(S) Area Studies Reading(EPS-B)
P111(S)
●政策情報処理 統計学
44単位 ●調査分析技法入門
以上
P120(S/F) 政策科学
基礎科目
10単位
政治学Ⅰ ミクロ経済学入門
MP
以上
政治学Ⅱ 政策工学入門
(Meta-policy)
現代経営学入門
グローバル
言語科目
LGA
Languages for
Global Actions
2 回生
1セメスター
Ⅱ.本学での履修について
ヴィジョン科目
VB
Vision Broadening
1 回生
卒業に必要な
単位数(※)
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
1.カリキュラム表(2014~2016年度入学者適用)
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.履修イメージ
政策科学部のカリキュラム:履修イメージ
Ⅱ.本学での履修について
この図は各科目区分の関係を示した
ものである。
は各科目区分に配置される
EPS
各学生の研究課題領域
Ⅲ.大学院進学について
政策科学演習科目
ヴィジョン科目
(VB)
VB原論I,VB原論II,VB原
較制度,VB特殊講義
VB
政策科学科目
(PLC)
※
環境開発
(2014~2016年度入学者)
CEP
政策科学科目
(PLC)
※
社会マネジメント
法学基礎I,法学基礎II,比
Ⅳ.政‌策
科学部での履修
グローバル言語科目
(LGA)
論III,VB展開I,VB展開II,
LGA入門,各言語の初級I,初級II,初級III,
準中級I,準中級II,準中級III,中級I,中級II
LGA
IM
情報技法科目
(IM)
政策科学演習科目
門,統計学,情報科学入門,プロ
グラミング,データ分析,フィー
ルド調査法,社会調査法,地域空
ション,情報技術マネジメント,
地域環境調査I,地域環境調査II
CEP
CEP
政策科学科目
(PLC)
※
公共政策
政策科学演習科目
政策科学基礎科目
(MP)
憲法,政治学I,政治学II,政治過程論,政
策過程論,政治文化論,公共哲学,意思決
定論,マクロ経済学入門,ミクロ経済学入
門,現代経営学入門,政策工学入門,都
市・環境法,計画理論,環境科学など
Ⅶ.資格課程
間分析,ゲーミンク&シミュレー
MP
Ⅵ.学びの支援について
政策情報処理,調査分析技法入
Ⅴ.希‌望
者履修科目・
学部横断プログラム
MLC
Ⅷ.学籍
※科目名は前頁参照
Ⅸ.学費
CEP展開科目
(Community Exchange Program)
国際学入門,グローバル・ガバナンス,国際公
付録
共政策,国際政治経済論,金融論,比較福祉社
会論,国際環境政策,国際経済学,開発経済論
30
3.卒業に必要な単位
3.1 学士(政策科学)
の学位を取得する
(卒業する)ため
には
学士(政策科学)の学位を取得する(卒業する)ためには、 4 ヵ年以上( 8 ヵ年以内)在
学し、所定の科目を履修して、以下に示す単位を取得することが必要です。
卒業に必要な単位数(要卒単位)は、以下に示すとおりであり、科目区分ごとに最低限必
要な単位数が定められていますので、必ずこの内訳どおり取得しなければなりません。
学術俯瞰科目(MLC)
Meta-Learning Courses
必要単位
8 単位以上
情報技法科目(IM)
Information and Methods
8 単位以上
政策科学基礎科目(MP)
Meta-policy
10単位以上
グローバル言語科目(LGA)
Languages for Global Actions
8 単位以上
44単位
以上
各科目区分の必要単位数を取得し
た上で合計124単位以上。
※‌ただし、政策英語科目(EPS)で
8 単位以上
政策科学科目(PLC)
Policy Learning Courses
68単位以上
※ただし、学士論文は必修
R+科目
12単位を上限に算入されます
1 年間に受講登録できる単位数は、以下の通り定められています。これを超えて受講する
ことはできません(一部受講登録制限単位数に含まれない科目があります)。
2 回生
3 回生
4 回生以上
40
40
40
40
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
単位数
1 回生
5.政策科学(PLC)演習科目
( 2 )履修の流れ
1 回生前期に政策科学の基礎を「基礎演習」で学びます。 1 回生後期には研究入門的なリ
テラシーを「プロジェクト入門」で学び、 2 回生では国内外の政策現場の存在を意識した政
策実践的な展開を「政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅠ」、「政策実践研究プロジェク
ト・フォロワーⅡ」で行います。この科目ではフィールドワークとグループワークを中心と
Ⅸ.学費
Ⅷ.学籍
付録
31
Ⅶ.資格課程
( 1 )意義と目標
政策科学部では、演習科目をコア科目として位置づけています。政策科学の学びは知識摂
取のみで足るものではありません。一人一人の知識と思考をもとに、学生相互の切磋琢磨を
通じて高め合い、政策科学としての学問の発展に貢献するものであるべきです。そのために
は高い密度の議論と高い頻度のアウトプットが必要です。これができるのは演習科目しかあ
りません。それゆえほとんどの演習科目を登録必修科目あるいは必修科目としました。
当然ながら、これらの科目では、グループワークで作業を進めることが比較的多くなりま
す。しかしその課題はあくまで個人に提示されていると肝に銘じておいてください。また政
策科学部では、演習科目をコア科目としており、すべての科目の基礎をなすものとして特に
重視しています。出席、時間厳守、課題提出期日厳守は当然のこととして理解しておいてく
ださい。
なお原則として、学士論文( 4 単位)を除く全ての小集団の演習科目はセメスター科目( 2
単位科目)です。
Ⅵ.学びの支援について
5.1 意義・目標・履修
の流れ
(2014~2016年度入学者)
4.受講登録制限単位数
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
※R+科目で取得した単位は12単位を上限に卒業に必要な単位に算入されます。
※上記各科目区分で必要単位数を超えて取得した単位は卒業に必要な単位に算入されます。
※「自由科目」は卒業に必要な単位に算入されません。
※留学生も卒業要件は同じです。
Ⅲ.大学院進学について
ヴィジョン科目(VB)
Vision Broadening
Ⅱ.本学での履修について
科目区分
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
するプロジェクトにおいて実践的学習を行います。これにより 2 回生時に強固な政策実践力
を学生のみなさんは獲得します。なおリーダーシップをとりたい 3 回生は、政策実践力を一
層深める機会として「政策実践研究プロジェクト・リーダーⅠ」、「政策実践研究プロジェク
ト・リーダーⅡ」を履修することができます(担当教員による許可が必要)。
3 回生から 4 回生前期には政策構想力の鍛錬の場として、個人研究を主とする「政策構想
演習Ⅰ」、「政策構想演習Ⅱ」、「政策構想演習Ⅲ」が開講されます。なお優秀な少数の 2 回生
(受講制限あり)は、「政策構想予備演習Ⅰ」「政策構想予備演習Ⅱ」を受講することができ
ます。 4 回生前期の「政策構想演習Ⅲ」では学士論文の研究計画書を執筆せねばなりません。
そして 4 回生後期はいよいよ学士論文(卒論)の提出時期です。 4 年間の学びをしっかり
した論文として世に問える内容と形式で提出してください。この学士論文を提出し、単位取
得しないと卒業はできません。
履修の流れは下記の表を参照してください。
基本的な履修パターン
1st sem.
基礎演習
2nd sem.
プロジェクト入門
オプション1(※2)
オプション2(※2)
オプション3
グローバル/ローカル
1 回生
・オンサイト演習Ⅰ
3rd sem. 政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅠ
政策構想予備演習Ⅰ
4th sem. 政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅡ
政策構想予備演習Ⅱ
グローバル/ローカル
2 回生
・オンサイト演習Ⅱ
5th sem.
政策構想演習I
政策実践研究プロジェクト・リーダーⅠ
政策構想演習
6th sem.
政策構想演習Ⅱ
政策実践研究プロジェクト・リーダーⅡ
学士論文
グローバル/ローカル
3 回生
7th sem.
政策構想演習III
・オンサイト演習Ⅲ
学士論文
(4単位)
4 回生
*必修科目
8th sem.
オプション1:「政策実践研究プロジェクト・リーダーI・II」は、回生を超えたプロジェクト型の学びを企図している。「政策実践研究プロジェクト」では該当クラスにおいて、プロジェクト内にリ
ーダーとフォロワーの関係を導入する。リーダー・フォロワー関係は、社会の実態により接近した学びの場の創出である。
オプション2:「政策構想予備演習I・II」は、「政策構想演習」の早期履修である。PAPやCEPに関心をもつ特段に優秀な学生、大学院進学、海外大学への留学などを希望する者を対象とする。「政
策構想予備演習I・II」履修者は、「政策構想演習」のクラスに参加し、指導を受ける。
オプション3: 主に「政策実践研究プロジェクト フォロワー・リーダー」の特定プロジェクトの現地調査のための科目である。
※1 下線は登録必修科目。学士論文は必修科目。
※2 受講には条件があります。
5.2 基礎演習…
(登録必修科目)
政策科学の学びの出発点が「基礎演習」です。政策科学の基本的理解、社会科学の方法論、
グループワークの手法、政策科学における討議・討論の手法等の理解を深めることで、論理
的思考、批判的思考、多角的視野を獲得してください。学生は、それぞれ学問に対して、十
分な自学自習を行い、自分で考え、自らの意見・結論を見出す姿勢を大学入学後の早い時期
に身につけてください。
「基礎演習」は、政策実践力・政策構想力を身につけるための基礎となる論理的思考力・
多角的思考・表現力・文章力を習得することを目的とします。
さまざまなテーマについて課題設定・問題発見と調査を基礎にした事前の周到なリサーチ
とプレゼンテーション等をはじめとする教室での積極的な発言を通じ、大学での学問的取り
組みに関する基礎的技法を身につけてください。その際には補助教材である「基礎演習副読
本」等を活用してください。
主として表現力、文章力をもとにレポート・研究計画書・論文作成の基礎を習得するため
の「政策実践ライティング」を行います。各クラスで特定の課題をいくつか設定し、これに
関するリサーチを実施した上で各自がライティング・レポートを作成し、提出します。提出
されたレポートは添削の後に返却されます。この過程で、レポートの体裁・表現・構成・内
容についてのアカデミックライティングの基本的ルールを学んでください。
5.3 プロジェクト入門
(登録必修科目)
「プロジェクト入門」では、基礎演習で習得した政策実践力・政策構想力の基礎をもとに、
グループワークの経験を通じて、個々人の研究能力を向上させ、質の高いリサーチ・プロポー
ザルを作成することを目指します。グループワークでは、研究プロジェクト遂行の基礎的作
法を身につけ、内容の濃いグループワークを完遂するための条件や議論を、自省しながら考
えます。これらを通じて、 2 回生配当の「政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅠ」「政
32
策実践研究プロジェクト・フォロワーⅡ」のプロジェクトにつながる適切なリサーチ・プロ
ポーザル(研究計画書)作成の仕方を習得します。
政策科学の学びにとって、コア科目最終段階で学びの集大成として位置づけられるのが、
学士論文(卒業論文)です。これは、学士(政策科学)として卒業する諸君の質の保証とな
るものです。学士論文単位認定には十分な質と量の伴った学士論文の提出が必須であり、こ
の授業ではその執筆・作成指導を真摯にうけてください。
学士論文の単位を取得しなければ、卒業することができませんので十分注意してください。
卒業までの 4 年間における学習の成果が何であるのかを自分自身で明確に認識すること
は、在学期間の意味づけを学生自身が積極的に行い、ひいては学生自身の研究を客体として
対象化するためにも不可欠です。学術的な性格をもつ、公表に耐える学士論文となることが
望まれます。
Ⅸ.学費
5.8 学士論文…
(必修科目)
Ⅷ.学籍
「政策構想演習Ⅰ・Ⅱ」の学習をもとに、学士論文執筆をめざして研究を深める演習科目
です。学士論文の執筆計画をたて、計画書を提出することが単位認定の要件となります。詳
細は「5.12 政策科学(PLC)演習科目における単位授与に関わる論文」を参照してください。
Ⅶ.資格課程
5.7 政策構想演習Ⅲ…
(登録必修科目)
Ⅵ.学びの支援について
この演習科目は、個人研究を基礎とした政策構想力の涵養を目指す演習科目です。みなさ
んは、震災復興構想のような学際的、巨視的、歴史的な構想の作成を将来担う一員となるべ
く、学士(政策科学)として卒業せねばなりません。可能な限り透徹した学問的洞察と怜悧
な事例観察を行うに足るには、戦略的思考を鍛錬せねばなりません。「3・11」後の世界が求
める政策実践力と政策構想力を備えた学生となって、社会にコミットする力と意思を知的に
形成してほしいと願います。
各セメスター末に論文を提出せねば単位は授与されません(「5.12 政策科学(PLC)演習科
目における単位授与に関わる論文」参照)。学士論文に至る中間点として、キャップ・ストー
ン型の論文を提出してもかまいません。「政策構想演習」の履修にあたっては、各クラスの
テーマに関連するPLC科目の履修が推奨されます。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
5.6 政策構想演習Ⅰ・Ⅱ…
(登録必修科目)
(2014~2016年度入学者)
政策科学部では、幅広い世代から構成され多様な価値観をもつ社会において、健全なリー
ダーシップによって共同研究を成功へと導き、他者のキャリア形成を支援することができる
ことを目標の 1 つにしています。そこで、希望する 3 回生のみなさんは、「政策実践研究プ
ロジェクト・フォロワーⅠ」、「政策実践研究プロジェクト・フォロワーⅡ」と合同で開講さ
れる「リーダー」科目を受講し、「回生を超えた学びのコミュニティ」を形成することがで
きます(受講制限あり)。(5.1表「オプション 1 」)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
5.5政策実践研究…
プロジェクト・…
リーダーⅠ・Ⅱ
Ⅲ.大学院進学について
3 つの学系である公共政策・社会マネジメント・環境開発のうちいずれかに所属し、共通
のテーマをもつ研究グループ(プロジェクト)を編成し、政策実践の観点から設定したテー
マについての論文を作成する演習科目です。学部教員の専門性と政策現場との密接な関係に
依拠した特定プロジェクトと学生自身によるさまざまな課題設定による自主プロジェクトか
らなります。目標は下記の通りです。
1 .研究グループとして掲げたテーマに沿って計画的・効率的に、かつメンバーの合意形
成を図りつつ研究をすすめる。
2 .文献調査等によりテーマについてグループ内で関連知識を共有する。
3 .可能かつ必要であればフィールドワークを行い、その基本的手順とマナーを習得する。
調査対象の確定やアポイントメント、礼にかなった調査や聞き取り、データの管理と
まとめ、調査終了後の取材対象へのお礼やレポート送付などを実践的に学ぶ。
4 .テーマによっては、統計やデータベースの活用、データの統計的処理と仮説の実証な
どに踏み込んでレポートをまとめる。
5 .複数のメンバーの意見を調整し、グループワークの成果を構成や表現にも留意しなが
ら文章化する。
以上はあくまで一般的なものです。個別のテーマによってそれぞれの力点の置き方や構成
は異なります。
科目ごとに成果報告(プロジェクト報告書Ⅰ、プロジェクト報告書Ⅱ)を提出せねばなり
ません。詳細は「5.12 政策科学(PLC)演習科目における単位授与に関わる論文」を参照し
てください。
Ⅱ.本学での履修について
5.4政策実践研究…
プロジェクト・
フォロワーⅠ・Ⅱ
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
付録
33
5.9 政策構想予備演習
Ⅰ・Ⅱ
政策構想力をつけるには、広い視野が必要です。戦略的思考を備えつつ、時間的・空間的
に対象を俯瞰した政策研究を深めたい学生のために、
「政策構想予備演習Ⅰ( 3 セメスター)
・
Ⅱ( 4 セメスター)」を開講します。
学部の履修プログラムのうち、CEPやPAP(Ⅴ. 1 参照)を経て大学院進学を計画する学
生や、国際PBLプログラムにおける学生派遣に関して具体的な履修計画を有している学生を
優先します。それゆえ、「政策構想予備演習Ⅰ・Ⅱ」および「政策構想演習」を履修した場
合は、学士論文の執筆を 1 年前倒しで 3 回生時に行うことができます。
「政策構想予備演習Ⅰ・Ⅱ」は、 2 回生の全員を対象とするものではなく、下記の条件に
したがい、担当教員が許可する学生のみ履修を認めるものです。(5.1 表「オプション 2 」)
◦「政策構想演習」・「政策構想予備演習」合同クラスにおいて、担当教員が許可する場合の
み若干名を受けいれます。
◦「政策構想予備演習」履修には、 1 回生の登録必修科目である「基礎演習」「プロジェク
ト入門」「政策科学入門」「政策情報処理」「調査分析技法入門」の 5 科目のうち 4 科目の
成績が全てB以上であることが必要です(申請書の所定の欄に記入のこと)。
◦志望理由書では、CEP、あるいはPAPの履修をへて大学院進学をどのように計画している
か、あるいは国際PBLプログラムの派遣応募について具体的な学修計画を検討しているか
どうかを記述してください。
5.10グローバル/…
ローカル・…
オンサイト…
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
主に「政策実践研究プロジェクト(フォロワーあるいはリーダー)」の特定プロジェクト
の現地調査のための科目です。事前指導・現地調査・フォローアップの 3 つの段階をふまえ
て、世界的な展開力を展望する政策実践力を獲得してください。夏期休暇中(一部の科目は
春期休暇中)に海外/国内に 1 ないし 2 週間程度調査に赴きます。また、先方の大学の学生
とともに国内で共同研究を行うこともあります。現地での研究調査をふまえて報告書を提出
してください。(5.1 表「オプション 3 」)
5.11 集中セミナー
「政策構想演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」のテーマに関連する研究を学生が個人あるいは集団で集中的
に時間をかけて遂行するための科目です。「政策構想演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の学びでは得られに
くい集中学習によって、政策構想力を伸ばし、卒業論文の執筆の基礎的論点を確かなものと
し学術的知見の裾野をひろげてください。なお、この科目は、「政策構想演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」
を同時に履修せねば登録できません。
また受講登録の方法や開講クラスについては受講の手引きを参照してください。指導教員
からの指導にしたがい、実施日程等についても十分注意しておいてください。
34
5.12政策科学(PLC)
演習科目におけ
る単位授与に …
関わる論文
演習科目名
以下の表にはPLC演習科目の単位授与に関わる提出物の概要がまとめられています。論文
等の提出にあたっては、提出期限、場所、形式等については、その都度、担当教員の指示お
よび学びステーションの掲示による指示を確認し、それに従ってください。
回生
論文の名称
論文の概要
1
ライティング・レポート
プロジェクト入門
1
リサーチ・プロポーザル
同上
政策構想演習Ⅰ・Ⅱ
3
(政策構想予備演習Ⅰ・Ⅱ) ( 2 )
4
学士論文
学士論文は必修科目である。
( 1 )卒業予定年度の12月までに提出すること。
(詳細は別途指示する)
( 2 )A4サイズ(縦置き横書き)に限る。
( 3 )論文の長さは、 1 人につき20,000字程度。デジタルコンテンツ、
映像、音声など紙媒体以外の形態の提出物については、指導教員
に相談すること。
( 4 )書式の詳細については別途指示する。
6.学術俯瞰科目(MLC)/Meta-Learning Courses
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
( 2 )卒業に必要な単位
ヴィジョン科目(VB)から 8 単位以上を取得しなければなりません。
Ⅶ.資格課程
( 1 )意義と目標
政策を学び、政策を構想する政策科学では、政策課題や政策争点の大きな背景を学ぶ必要
があります。政策の学びは常に複合的です。たとえば、新興国の開発を学びたいとします。
開発を学ぶのですから、経済学の分析方法についての知識も計画理論のことを知らなければ
なりません。それだけではありません。開発が行なわれようとしている地域の文化や歴史の
ことも知らなくてはならないでしょうし、開発援助政策の問題点についても知っておく必要
があります。こうした複合的な学びを支える広い視野を養うのがヴィジョン科目という区分
に配置されている科目群です。
ヴィジョン科目は、 1 回生から 3 回生まで各回生に配当されており、複雑な政策争点の広
い背景を学ぶ科目です。
すぐれた問題解決能力をもつためには、幅広い視野と教養が必要です。それぞれの科目の
概要については、この冊子の末尾にある「科目概要」の項目を参照してください。
Ⅵ.学びの支援について
6.1 ヴィジョン科目
(VB)
/Vision
Broadening
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
学士論文研究計画書
(2014~2016年度入学者)
学士論文
4
( 1 )‌ゼミ論文Ⅰ・Ⅱの内容をもとに、学士論文に至る準備をどのように
進めているのかを報告する。
( 2 )‌A4サイズ(縦置き横書き)に限る。
( 3 )‌計 画書の長さは3,000字程度(欧文の場合は850語以上)を標準と
する。ただし、ゼミ論Ⅰ・Ⅱの内容をふまえて9,000字の計画書を
提出することができる。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
政策構想演習Ⅲ
ゼミ論文Ⅰ・Ⅱ
各科目ごとに論文を提出する。
( 1 )‌3 ,000字程度の論文を執筆する。
( 2 )‌A4サイズ(縦置き横書き)に限る。
( 3 )‌論文の書式の詳細は担当教員の指示に従うこと。デジタルコンテ
ンツ、映像、音声など紙媒体以外の形態の提出物については、指
導教員に相談すること。
( 4 )‌ゼミ論文Ⅱは、
論文Ⅰを含み6,000字で執筆し提出することもできる。
Ⅲ.大学院進学について
MS-Word利用・A4サイズとする。
基本的に少なくとも以下の内容を含むこととするが、記載内容の詳細に
政策実践研究プロジェクト・
ついてはクラス担当教員の指示に従うこと。
2
フォロワーⅠ・Ⅱ
◦研究の背景・目的
プロジェクト報告書Ⅰ・Ⅱ ◦先行研究のレビュー
◦研究方法
(政策実践研究プロジェクト・
(3)
◦これまでの研究進捗状況
リーダーⅠ・Ⅱ)
◦今後の計画
◦参考文献
Ⅱ.本学での履修について
基礎演習
論文ライティング課題が課されます。書式・提出期限などについては、
クラス担当教員の指示に注意すること。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
付録
35
6.2 情報技法科目
(IM) ( 1 )意義と目標
政策課題や政策争点の背景にある社会状況を分析したり、問題解決のために必要な政策案
/Information
の効果を予測したり、過去に実施した政策の効果を測定したりするためには、科学的な技法
and Methods
や調査方法の修得が必要になります。これらの技法や方法は、どのような政策課題を学ぶに
しても、必ず身につけておきたいものです。まず、科学的な調査・分析技法を学ぶための科
目として、そのもっとも基礎的な科目である「調査分析技法入門」を入り口に、数量的な分
析手法の基礎を学ぶ「統計学」や「データ分析」があります。調査の技法や方法を学ぶ科目
は、社会現象を数量的に解析する技法を学ぶ「社会調査法」および社会現象の質的な調査の
方法を学ぶ「フィールド調査法」があります。これらの技法を使った政策分析の技法を実践
を通して学ぶ科目に「ゲーミング&シミュレーション」
・
「地域環境調査Ⅰ・Ⅱ」があります。
高度情報化社会と呼ばれる今日においては、情報機器やソフトウェアの操作スキルが必須
であることはいうまでもありません。政策科学部では、こうした基礎的スキルを全員が習得
することはもちろんですが、より高度な情報処理の技法を調査・研究や政策分析に活用でき
る力量の育成を教学理念の柱の一つにしています。このため、登録必須科目である「政策情
報処理」を入り口に、情報全般に関わる基礎知識を学ぶ「情報科学入門」、情報機器をより
使いこなすための技能を学ぶ「プログラミング」、重要な社会インフラである情報ネットワー
クに関わる技術的知識を学ぶ「情報技術マネジメント」、地理情報処理システム(GIS)を用
いた地域を分析する技法を学ぶ「地域空間分析」があります。それぞれの科目の概要につい
ては、この冊子の末尾にある「科目概要」を参照してください。
( 2 )情報ネットワークシステムの利用上の注意
本学部では学生全員が機器を持ちネットワークに接続する前提で教育を行なっています。
そのため、特段の注意を必要とする事項がいくつかあります。一緒にネットワークを利用し
ている他の人々に迷惑をかけないようなマナーを身につける必要もあります。詳しくは、講
義に際して別途配布する資料に出ていますが、とくに以下の点に留意してください。
①外部からのソフトウエアの持ち込みと稼働は、ウイルス感染防止のため全面的に禁止して
います。
②個 人的なファイルは、学習上必要なものも含めて大学に設置されているパーソナルコン
ピュータのハードディスクに保存されるのは、ログオンしている間だけとなります。ログ
オフ後、パーソナルコンピュータのハードディスクから個人的なファイルは削除されます
ので、必要なファイルやデータは、個人的にUSBメモリ等に保存する必要があります。個
人ファイルの破損や損失については大学は責任を負いかねますので、各自の責任において
バックアップなど適切な対応をとる様に心がけてください。
③許可されていないマシン等への侵入等、重大なルール違反(いわゆる「クラッキング」等)
に対しては、ネットワークシステムの利用停止を含む大学としての処罰を行うとともに、
必要な場合は社会的な責任をとってもらうこともあります。
④環境保護の立場から、有形や無形の資源を無駄にしないような利用を心がけてください。
特に、印刷用紙の無駄に注意してください。
⑤オープン利用の環境は他人に迷惑をかけない限りかなり自由な使い方をすることができま
すが、それ以外の環境では利用に一定の制限が加えられます。教職員や管理スタッフの指
示にしたがってください。
⑥他人がログオン中のパソコンを操作したり、他人のメールアカウントからメールを送信し
たりすることは、たとえ悪意はなくてもネットワーク利用上のルール違反になります。自
らのプライバシーを守だけでなくシステム全体のセキュリティを高めるためにも、IDやパ
スワードは各人が責任を持って管理し、特にパスワードについては他人に漏れないよう注
意してください。
⑦大学に設置されている共同利用の機器は、利用者すべての共有財産なので特に丁寧に扱っ
てください。また、通常の使用でのトラブルについては利用者が責任を問われることはあ
りませんので、トラブル・破損等は速やかに教職員・管理スタッフまで報告してください。
⑧科目によっては講義時間中に個人購入の機器が必携となります。
( 3 )卒業に必要な単位
情報技法科目(IM)分野より 8 単位以上を取得しなければなりません。
36
6.3 政策科学基礎科目
(MP)
/Metapolicy
Ⅲ.大学院進学について
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
37
Ⅱ.本学での履修について
6.4 グローバル言語科
目
(LGA)
/
Languages for
Global Actions
( 1 )意義と目標
「政策科学基礎科目」はその名の通り、政策を学ぶために必要な社会科学の基礎理論や社
会状況の科学的把握や予測に必要な基礎を学ぶ科目が中心になっています。
各種の政策課題が発見され、分析され、その解決オプションが開発され、決定、実行、評
価されるサイクルの特性を習得することが目標です。
政策科学の学習は複合的な性格をもっています。それから、政治学(「政治学Ⅰ」・「政治
学Ⅱ」)、法律学(「憲法」)、経済学(「ミクロ経済学入門」
・
「マクロ経済学入門」)、経営学(「現
代経営学入門」)、社会現象の数量的な理解や科学的で合理的な予測と制御について学ぶ「政
策工学入門」・「計画理論」など、政策科学にとって重要な学問の基礎をしっかり学ぶ必要が
あります。政策科学部では、これらの領域の基礎を身につけることはもちろんですが、そこ
で獲得された知識が政策の学習にどのように活かされるのか、このことを念頭に講義が行な
われます。それぞれの科目の概要については、この冊子の末尾にある「科目概要」を参照し
てください。
( 2 )卒業に必要な単位
政策科学基礎科目(MP)分野より10単位以上を取得しなければなりません。
( 1 )意義と目標
政策科学部では2014年度入学生より、英語に加えて、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、ロシア語、中国語、コリア語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語から 1 つ選
んで学習するグローバル言語科目(LGA)のカリキュラムが始まっています。これは、2015年
度に移転した新キャンパスでの学びにふさわしい新しい外国語の学び方を提供するものです。
グローバル化する現在、英語はとても大切です。しかし、英語だけでは現代の政策課題を
考えることはできません。複数の文化における経験を持ち、複数言語でコミュニケーション
が行える運用能力と異文化間交流に参加できる能力を身につけることは有益です。政策科学
部は、国際的なコミュニティ・エクスチェンジ型学習と多言語学習の経験を通じて、世界的
な展開を開始するに足るバイタリティを獲得することができると考えます。政策科学部の英
語学習科目であるEPS(English for Policy Science)科目( 8 を参照)にくわえて、グロー
バル言語科目(LGA)の学習を通じて、複言語主義(Plurilingualism)をすすめることが重
要です。
「グローバル言語科目(LGA)」は、一般に第二外国語科目あるいは初修外国語科目と呼ば
れているものに相当します。多くの入学者は、中学・高校で英語を学習していますので、英
語以外の語種から構成されるLGA科目は、学生が大学入学後に学習を開始する外国語学習科
目ということになります。第二外国語もしくは初修外国語をグローバル言語科目と呼ぶのに
は理由があります。政策科学部では開設以来、学生の海外調査実習を重視してきています。
調査フィールドは欧州、北米のほか、東アジア、東南アジアの諸国に広がっています。多く
の学生は第二学年の政策実践研究プロジェクトで海外調査実習に参加しますが、グローバル
言語科目はそうした海外調査実習のスケジュールにあわせた学習を可能にし、実際に現地で
使ってみることを念頭に、外国語学習の動機づけを明確にする目的で開講されます。
学習の到達点を確認するためには、さまざまな方法があります。多くの語種に検定試験が
あり、客観的な力を確かめることができます。一方で、「**語検定○級」に合格したり、
TOEIC®テストのスコアを見ても、実際にその言語を用いて何ができるかはっきりとわか
り ま せ ん。 そ こ で 政 策 科 学 部 で は、EUで 用 い ら れ て い るCEFR(Common European
Framework of Reference for Languages)を参考にして開発した本学部生のためのCan-DoList(「できることリスト」)を「学びのものさし」として、言語学習の目標を示し、到達を
測ります。学修要覧の末尾に科目概要とCEFR Can-Do-Listが載っていますが、それぞれの
科目が目標とする「できること」が記されています。シラバスとあわせて確認し、その言語
を用いて「できること」の範囲をひろげ、さらに高いレベルを求めて努力してください。
( 2 )語種選択
1 回生後期開講の「LGA入門」では、10の外国語すべてについて、専門家が各語種と政策
課題についての説明を行います。10語種すべての説明を聞いた後、政策実践研究プロジェク
トの開講フィールドや自分の研究関心にあわせて語種の選択をしてください。語種選択は学
期が終了する 1 月頃を予定しています。
ドイツ語、フランス語、中国語の既修者は、 1 回生前期からLGA科目を受講することがで
きます。ただし、その場合も 1 回生後期の「LGA入門」は必ず受講しなければなりません。
( 3 )卒業に必要な単位
グローバル言語科目(LGA)より 8 単位以上を取得しなければなりません。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
7.政策科学科目(PLC)/Policy Learning Courses
「政策科学科目」は政策科学を学ぶにあたって中心的な科目にあたります。
7.1 意義と目標
7.2 公共政策系―社会
的合理性を学ぶ
政策科学科目は、現代的な政策課題の事例研究や事例研究の前提になる政策分析の理論を
より深く学ぶ科目が置かれています。過去の政策事例の成功例や失敗例を学ぶことは、今日
の政策問題を理解し、明日の問題解決を構想する上でとても大切なことです。そして、政策
分析の理論を学ぶということは、しっかりとした問題解決の着眼点を身につけるということ
です。
政策科学部では、問題解決の着眼点のうち、次の三つを重視しています。少し難しい言い
方になりますが、これらを三つの合理性の考え方としてまとめることができるでしょう。そ
れぞれの合理性の着眼点は、三つの学系―「公共政策系」・「環境開発系」・「社会マネジメン
ト系」―に対応しています。ここでは、三つの系の概要を紹介します。各系の開講科目と概
要については、この冊子の末尾にある「科目概要」を参照してください。
行政機関の活動は、住民や企業など広範囲に影響を及ぼすため、政策の立案・実施には
バランス感覚と広い視野が必要です。公共政策系は、公共政策が実現されるプロセスを
理解するとともに、政治学や法律学などさまざまな側面から実際の政策事例まで学ぶ学
系(系列)です。
社会的合理性は、人びとの合意や同意の観点からみた合理性のことです。たとえば、人口
爆発の問題で考えてみましょう。何とか人口の増加を抑止しなければならない。いろいろな
手だてが考えられます。家族計画の考え方を教育によって普及させるというのもその一つで
しょう。また、一般に社会が豊かになると、子供の数は減少すると言われていますから、経
済開発や経済成長をまず促そうという考え方もあるでしょう。しかし、どちらの考え方も不
確実性を免れません。すべての人びとが教えられた通りに家族計画を実践するとは限りませ
ん。経済成長の効果が現われるまでには時間がかかります。そこで、もっと確実な方法が提
案されたとします。すなわち、強制的な不妊手術を男性または女性に施すという提案です。
たしかに、これは効率的で合理的かもしれません。しかし、人権や個人の自由を大事にする
立場からすると、これはとんでもない権力の濫用だということになるでしょう。人権や自由
を大切にする人びとの社会では、けっして強制的な不妊手術という方法は受け入れられない
でしょう。つまり、この政策提案には同意が得られないということです。
もしそうなら、政策によって社会問題を解決するという場合、人びとの合意や同意をどう
取り付けるのか(合意形成)がとても大事だということになります。合意形成について考え
るということは、民主主義の制度や歴史や動きを学ぶということです。そして、民主主義を
取り巻く環境はどんどん変化しつつあります。そうした今日的な社会の変化を念頭において、
合意形成の仕組と理念を学ぶことがとても大切です。
7.3 環境開発系―科学
的合理性を学ぶ
大量生産・大量廃棄の経済システム、地域格差など、さまざまな要因が絡む環境開発問
題を扱います。公害など地域の問題から、貧困と紛争など地球レベルの課題まで、社会
科学と自然科学の両面からのアプローチを行う学系(系列)です。
大きな川の両岸に街があるとします。人びとはその川を船で渡って行き来しています。そ
こに橋が架けられればどんなに便利なことでしょう。「橋を架ける」というのも政策による
問題解決の一つです。その場合、どのような観点が重視されなければならないでしょうか。
おそらく、架けられた橋を毎日、毎時間、毎分行き来する人や車の量についての予測が必
要になります。その交通量にあわせて、橋をどのような材料でつくるのか、強度はどうすれ
ばよいのか、強風や大雨で増水したときの川の水流なども考慮されなければならないでしょ
う。
そういった点から構造計算も行なわれるでしょう。正確な計算が行なわれずに架けられた
橋は、その上を行き来する人や車の重みに耐えられずに崩れてしまうかもしれません。
ここでは単純な構造物の設置といった例で説明しましたが、政策課題の中にはとりわけて
こうした科学的な計算や合理性が重視される領域があります。気象の変化をはじめとした自
然現象の正確な観測や予測が必要な環境問題、人びとの往来など、人間行動の計算や予測が
38
大事な役割を果たす都市計画などが、その典型例です。自然環境の保全、駅前の再開発、廃
棄物処理施設の設置など、私たちの身の回りには、このような課題が山積しています。そし
て、これらの課題を理解し、明日の解決をめざすために必要なのが、「科学的合理性」の観
点です。
7.4 社会マネジメント
系―市場的合理性
を学ぶ
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
政策科学科目(PLC)分野より68単位以上を取得しなければなりません。
Ⅶ.資格課程
7.7 卒業に必要な単位
Ⅵ.学びの支援について
この科目は広く社会の実務部門との連携で実践的な学習を深める目的で、政策科学部独自
科目として開設されています。一般に「インターンシップ」と呼ばれていますが、政策科学
部では、学部の正課科目としてこれを位置づけ、他の講義科目やゼミナールでの学習の幅と
深さを広げる科目として位置づけられています。民間企業、地方公共団体、非営利民間組織
などで実習的な学びが展開されています。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
7.6 政策科学特別実習
(2014~2016年度入学者)
社会研究は、もともと現実社会の様々な課題を解決するための知識を提供するために生ま
れてきたものです。それでは、どのような課題があるのでしょう。課題とは、人々が苦しみ、
悩み、そこからの救いを願う問題から生まれてくるものです。苦しみ、悩み、救いを求めて
いる人々はどこにいるのか…人はすべて地域社会の一員です。地域社会は解決すべき課題や
問題の「坩堝(るつぼ)」だといってよいでしょう。「地域」を国内的に理解するものではロー
カルな視点にとどまってしまいます。「地域で学ぶ、そしてその地域の理解は国境を越えて
広がる」…これがコミュニティ・エクスチェンジのコンセプトです。
コミュニティ・エクスチェンジ型の学習をすすめるにあたっては、その背景、特に国際政
治、国際経済等の国際的な視野を広げることが必要です。そのため「CEP展開科目」(P270
/370)の受講を積極的に奨励します。とくに「政策構想予備演習Ⅰ・Ⅱ」や「政策実践研究
プロジェクト・リーダーⅠ・Ⅱ」を履修する場合には、CEP展開科目の履修が求められます。
交換留学あるいは海外での演習での経験をふまえ、質の高い学士論文を執筆し、大学院に
進学して6年間の連続した研究を行って社会で活躍することが期待されます。まとまった研
究時間を海外で必要とするため、早い段階での学士論文執筆が好ましいでしょう。
なおCEP展開科目のいくつかは隔年開講となることがありますので、計画的な履修を心が
けてください。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
7.5 Community
Exchange
Program展開科目
(CEP)
Ⅲ.大学院進学について
私たちは生きていく上で必要なもの(財やサービス)の多くを市場取引によって得ていま
す。食べるもの、着るもの、住むところ、娯楽や趣味に必要なもの―みんなお金を出して買っ
ています。必要なものや好きなものをお金で買う暮らしを正常に営むためには、収入と支出
のバランスが大切です。収入のことを考えずに莫大な支出をしてしまうと大変なことになり
ます。ですから、つかえるお金をできるだけ効率的につかおうとします。
この「効率」という考え方が市場行動にはとても大切です。できるだけ小さな支出ででき
るだけ大きな利益を得たいと願うのはそういうことです。これは、個人の市場行動だけに該
当するのではありません。私たちに様々な商品を提供してくれる企業もまた同じです。商品
を生産しているわけではありませんが、限られた税収をつかって、私たちに様々なサービス
を提供してくれる役所(公共団体)でも同じことです。個人や組織が正常な市場行動をおこ
なうことができるようにするための知識と技術のことを「マネジメント」と言います。「効
率性」と「マネジメント」の発想は個人にも組織にも重要な意味をもっていますが、この発
想のことをここでは「市場的合理性」と呼んでいます。
今日の政策課題の中には、企業や公共団体や非営利民間組織の「効率」と「マネジメント」
が焦点になっているものが数多くあります。たとえば、積年の政策課題であり、早急に解決
のための処方箋が求められている行財政改革などがその典型でしょう。組織がうまく活動す
るために必要なものを「資源」といいます。「資源」にはお金、人、知識や技術がありますが、
これらの「資源」をできるかぎり効率的に活用するという視点が、今日の政策には求められ
ています。
Ⅱ.本学での履修について
経済政策の理論や経営戦略、高齢化社会における福祉課題やジェンダー問題など、多様
な領域をカバーします。ビジネスの最前線、NPOや行政機関など、政策の現場でリーダー
となる人材を育てます。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
付録
39
8.政策英語科目(EPS)/English for Policy Science
8.1 意義と目標
政策科学部では外国語科目としての「英語を学ぶ科目」ではなく、政策科学にかかわる様々
なトピックや研究方法を「英語で学ぶ」ためのEnglish for Policy Science(EPS)という科
目群があります。高校までに学んだ英語を積極的に授業で活用することにより、政策科学に
かかわる専門的な知識を英語で学ぶと同時に、英語に対する理解を深めることを目標とする
科目群です。政策科学は人文科学・社会科学・自然科学を横断する学際的な学問分野ですが、
政策科学の基礎概念、基礎理論の多くはヨーロッパやアメリカの学術研究の成果に基づいて
います。このため、英語で学ぶことは、政策科学の基礎を理解する上で重要な筋道なのです。
また、昨今の政策課題・政策争点の国際化のため、英語で情報を収集し、分析し、理解する
というプロセスが今まで以上に求められています。外国の政策事例を学んだり、また日本の
政策研究を外国での政策実践に活かす構想を実現するためにも英語で専門的な内容を学ぶこ
とは必須です。このため、政策科学部では英語で専門分野を学ぶ科目群(EPS)を、専門科
目の一部として位置づけているのです。
EPS科目は次の 3 つのタイプ(Type A〜Type C)に分類されます。分類の基準は①学習
素材の言語、②授業内アクティビティの言語、③成績評価対象(試験答案、報告書等の成果
物)の言語が、それぞれ英語なのか日本語なのかによります。
Type Aは、上の 3 つの言語(①②③)のすべてが英語です。教養的な内容を含む科目、
専門基礎的な科目、専門科目など内容は多岐にわたりますが、授業そのものの使用言語が英
語ですので、将来、英語圏等に留学を希望する学生にとっては、一種の疑似留学体験の意味
ももっています。また一部の科目は実際に英語基準の留学生が受講しますので、クラス内で
教員のみならず留学生ともintercultural communicationを実践する場ともなります。
Type Bは上記の①〜③のうち、①を英語とするものです。入門レベルから高度に専門的
なものまで含めて、政策科学の学習に必要な基本概念、理論、争点を概説する英語文献を講
読する授業を行ないます。また、授業によってはアカデミックな英語のリスニングを行いま
す。専門的な英語はきちんとした論理構造に基づいて書かれています。専門的な英語を学ぶ
ことで、学問的な知識を深めるだけでなく、論理的かつ批判的に思考する能力も養うことを
目標としています。
Type Cは上記①〜③のうち③を英語とし、PBL(Project-Based Learning)型の英語学習
を中心に組み立てられます。学習の成果物を授業内成績評価の対象だけでなく、何らかの程
度と意味における社会貢献に結びつけるプロジェクトとして授業が編成されます。プロジェ
クト例としては、日本語を理解しない外国人のために、日本の地域、文化や社会にかかわる
英語化されていない重要な情報を英語化するものや、立命館大学の広報ビデオなど日本語の
動画に、英語の字幕をつけるなどのものがあります。
学習の到達点の確認のためには、さまざまな方法があります。多くの語種に検定試験があ
り、客観的な力を確かめることができます。一方で、「**語検定○級」に合格したり、
TOEIC®テストのスコアを見ても、実際にその言語を用いて何ができるかはっきりとわか
り ま せ ん。 そ こ で 政 策 科 学 部 で は、EUで 用 い ら れ て い るCEFR(Common European
Framework of Reference for Languages)を参考にして開発した本学部生のためのCan-DoList(「できることリスト」)を「学びのものさし」として、言語学習の目標を示し、到達を
測ります。学習要覧の末尾に科目概要とCEFR Can-Do-Listが載っていますが、それぞれの
科目が目標とする「できること」が記されています。シラバスとあわせて確認し、その言語
を用いて「できること」の範囲をひろげ、さらに高いレベルを求めて努力してください。
8.2 卒業に必要な単位
40
政策英語科目(EPS)分野より 8 単位以上を取得しなければなりません。なお、英語を使
用語とする小集団科目クラスや英語を用いて政策科学を学ぶ科目((EPS)が科目名の後に
ついている科目)の取得単位も要卒単位に含まれます。
8.3 EPS科目一覧
Type
A
PLC
Contemporary Issues in Policy Science Ⅱ(EPS-A)
2
1
PLC
Academic Workshop(EPS-A)
2
1
PLC
Research Workshop(EPS-A)
2
1
PLC
Field Research Work Shop(EPS-A)
2
2
PLC
Policy Studies Ⅰ(EPS-A)
2
2
PLC
Policy Studies Ⅱ(EPS-A)
2
2
PLC
Policy Studies Ⅲ(EPS-A)
2
3
PLC
EPS Special Seminar Ⅰ(EPS-A)
2
1
PLC
Introduction to Social Science Ⅰ(EPS-B)
2
1
PLC
Introduction to Social Science Ⅱ(EPS-B)
2
1
PLC
Area Studies Reading(EPS-B)
2
2
VB
Policy Science Reading Ⅰ(EPS-B)
2
2
PLC
Policy Science Reading Ⅱ(EPS-B)
2
2
PLC
Policy Science Reading Ⅲ(EPS-B)
2
2
PLC
Policy Science Reading Ⅳ(EPS-B)
2
3
PLC
Policy Science Reading Ⅴ(EPS-B)
2
3
PLC
Policy Science Reading Ⅵ(EPS-B)
2
3
PLC
EPS Special Seminar Ⅱ(EPS-B)
2
1
PLC
EPS Project Ⅰ(EPS-C)
2
1
PLC
EPS Project Ⅱ(EPS-C)
2
1
PLC
EPS Project Ⅲ(EPS-C)
2
1
PLC
EPS Project Ⅳ(EPS-C)
2
2
PLC
EPS Project Ⅴ(EPS-C)
2
2
PLC
EPS Project Ⅵ(EPS-C)
2
3
PLC
EPS Project Ⅶ(EPS-C)
2
3
PLC
EPS Project Ⅷ(EPS-C)
2
4
PLC
EPS Special Seminar Ⅲ(EPS-C)
2
1
PLC
Globalization in Asia(EPS)
2
1
PLC
Strategic Analysis on Contemporary Global Issues(EPS)
2
1
PLC
Comparative Studies in Globalizing Societies(EPS)
2
1
PLC
政策実践研究プロジェクト・フォロワー Ⅰ(EPS)
2
2
PLC
政策実践研究プロジェクト・フォロワー Ⅱ(EPS)
2
2
PLC
政策構想演習Ⅰ(EPS)
2
3
PLC
政策構想演習Ⅱ(EPS)
2
3
PLC
政策構想演習Ⅲ(EPS)
2
4
PLC
学士論文(EPS)
4
4
PLC
(2014~2016年度入学者)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
※1 大学の世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」の事前科目です(本事業以外の留学希望者なども受講可能)。
※2 募集の際にEPS科目として開講すると示されたクラスのみEPS科目としてみなします。
Ⅷ.学籍
政策科学部政策科学科Community and Regional Policy Studies専攻(CRPS専攻)開講科
目を履修することでEPS科目の単位として認定されます。ただし、履修にあたっては、特に
条件等が示されない限りTOEFL®テスト530(PBT)もしくはTOEIC®テスト660以上のスコ
アが求められます。詳細については各担当教員に相談し各科目のシラバスの内容や履修条件
をよく調べた上で履修をしてください。履修できる科目・算入される科目区分は、以下の通
りです。
Ⅶ.資格課程
8.4 CRPS専攻科目と
の相互履修科目
Ⅵ.学びの支援について
※2
科目分野
1
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
※1
配当回生
2
Ⅲ.大学院進学について
C
科目名
Ⅱ.本学での履修について
B
単位数
Contemporary Issues in Policy Science Ⅰ(EPS-A)
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
Ⅸ.学費
付録
41
CRPS分野名
Vision Building Subjects
科目名
Foundation Course to Policy ScienceⅠ〜Ⅶ
配当回生
認定科目分野
1 回生
ヴィジョン科目
(VB)EPS
2 回生
政策科学基礎科目
(MP)EPS
General Education CourseⅠ〜Ⅲ
Vision Building Special LectureⅠ〜Ⅳ
Introductory Lectures
Studies of Political Process
Introduction to Mathematics for Policy Studies
Theories of Justice
Macroeconomics for Policy Studies
3 回生
Microeconomics for Policy Studies
Constitutional Law
Civil Law
Policy Science Subjects
Policy Science Special LectureⅠ〜Ⅳ
1 回生
Cross Border Policy Issues
Multi-level GovernanceⅠ〜Ⅷ
3 回生
Regional Economy and DevelopmentⅠ〜Ⅷ
3 回生
Sustainable Urban PolicyⅠ〜Ⅷ
3 回生
政策科学科目
(PLC)EPS
9.R+科目
9.1 R+科目について
R+科目は、政策科学部を含む立命館(R)における学びを豊饒化する(+)ことを示す
科目です。R+科目においては、合計12単位を限度に卒業に必要な単位として含めることが
できます。
R+科目に算入される科目は、他学部専門科目、外国留学科目、日本語科目(留学生のみ)、
体育講義(教職)、体育実習(教職)、産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム科目
等です。
9.2 他学部専門科目の
受講について
本学では総合大学としてのメリットをいかすために他学部で開講されている専門科目を受
講できます。すべての専門科目が受講できるわけではありませんので、「他学部受講許可科
目一覧」で確認してください。
( 1 )登録方法・登録できる単位数
「他学部受講許可科目一覧」で示されている登録方法に従い、他の科目と同様に登録を行っ
てください。既に取得した単位を含めて12単位を上限に登録をすることができます。
( 2 )受講資格
3 回生以上
( 3 )単位認定
他にR+科目として認定された単位とあわせて12単位を上限に卒業に必要な単位として認
定されます。
9.3 日本語科目の受講
について(留学生
のみ)
42
日本語を母語としない外国人留学生のみなさんが大学での学修に必要とされている高い日
本語力を修得できるように外国語科目として、日本語を履修できるようにしています。また、
日本語運用レベルに応じて、入学年度当初に卒業に必要な単位数を超えて履修することを求
める場合があります。
日本語による講義を理解し、授業の中での議論に参加し、レポートを書くために必要とさ
れる日本語力を身につけるために、必ず 1 ・ 2 回生の間に日本語科目を履修してください。
事前に申請をすることで日本語科目を受講することができます。修得した単位は、R+科
目として認定された単位とあわせて12単位を上限に卒業に必要な単位として認定されます。
日本語科目一覧
配当回生
1 回生
科目名
単位数
開講時間
1
前期
1
後期
(留)日本語Ⅶ(読解a)
1
前期
(留)日本語Ⅶ(読解b)
1
後期
(留)日本語Ⅶ(聴解口頭a)
1
前期
(留)日本語Ⅶ(聴解口頭b)
1
後期
2 回生以上 (留)日本語Ⅷ(アカデミック日本語a)
1
前期
(留)日本語Ⅷ(アカデミック日本語b)
1
後期
(留)日本語Ⅷ(キャリア日本語a)
1
前期
(留)日本語Ⅷ(キャリア日本語b)
1
後期
Ⅱ.本学での履修について
(留)日本語Ⅶ(文章表現a)
(留)日本語Ⅶ(文章表現b)
2 回生以上
科目名
単位数
(2014~2016年度入学者)
配当回生
備考
日本の文化・地理・歴史
2
留学生のみ
日本の社会・政治
2
留学生のみ
日本の経済・経営
2
留学生のみ
日本の自然・科学技術
2
留学生のみ
異文化間テーマ演習
2
留学生以外も受講可能
日本語学
2
留学生のみ
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
自由科目とは、( 1 )単位を取得しても卒業に必要な単位数に算入されない、( 2 )受講登
録しても受講登録制限単位数に含まれない科目のことです。
※留学生が受講することができる「日本事情科目」についても自由科目に含まれます。(=
卒業要件に含まれない科目)
日本事情科目一覧
Ⅲ.大学院進学について
10.自由科目
1 回生以上
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅳ.政策科学部での履修(2014~2016年度入学者)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
43
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム
5.大学間単位互換制度
6.全学で実施する「キャリア教育科目」
、「サービスラーニング科目」
(2014~2016年度入学者)
4.学部の交換留学制度
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.海外留学について
Ⅲ.大学院進学について
1.行政政策プログラム(Public Administration Program)
Ⅱ.本学での履修について
Ⅴ.希望者履修科目・学部横断プログラム
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.行政政策プログラム(Public Administration Program)
行政政策プログラム(PAP)は、重要な政策過程の現場である公務員分野への進出を目指
す学生に必要な学問のうち、法律学・政治学・行政学の基礎と発展を早期に習得する履修プ
ログラムです。 4 回生時に公務員採用試験を受験できるようにするためには、 3 回生終了時
に受験科目についての学習を基本的に終了しておく必要があります。もちろん、公務員採用
試験の受験に役立てていくためには、学部科目の体系的な受講と適切な基本書の読破を基礎
におくことが重要です。またこのプログラム外の学部講義科目、特に教養、経済学・経済政
策等の内容も受験科目として指定されることが少なくありません。自身で情報を収集して計
画的な勉強を行ってください。
配当回生
2 回生以上
P240 3 回生以上
P340 科目名
民法Ⅰ(契約法)
民法Ⅱ(金融法)
行政法Ⅰ
国際機構論
日本政治史
比較文化論
政策評価
情報社会論
行政法Ⅱ
現代政治理論
行政学Ⅰ
行政学Ⅱ
政治意識論
地域政策論
債権法
単位
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
備考
受講を推奨します。
PAP受講者は、 2 回時に前倒しで受講
登録を許可します。
( 1 )登録方法
◦申請期間:‌1 回生の 3 月下旬( 2 セメスター末)に申請を受け付けます。政策科学部で受
講の可否を判断し、合否を発表します。詳細は、「履修・登録の手引き」を確
認してください。
◦定 員:50名程度
◦対 象:新 2 回生
( 2 )その他
すべての科目を一年間で一度に登録するのではなく、 4 回生までの計画的な履修を心がけ
てください。詳細は毎年度発行される「履修・登録の手引き」を参照してください。
2.「産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム」
このプログラムは、
「起業家」に代表される「自立的で創造的な人材」
「起業家精神(アント
レプレナーシップ)に満ちた人材」の輩出を目的としています。科目は、通常の講義に加えて、
実務家を交えて学ぶセミナー授業、短期間の海外企業訪問、インターンシップで構成されて
います。2 回生前期に開講される「アントレプレナーシップ論」履修後の応募、選抜によって
プログラム生を確定します。応募方法の詳細は、
「履修・登録の手引き」を確認してください。
科目系列
科目名
アントレプレナーシップ論
アントレプレナー ベンチャー企業論
基幹科目群
事業開発論
ベンチャーファイナンス
プログラム特殊講義(アントレプレナー)A
アントレプレナー プログラム特殊講義(アントレプレナー)B
展開科目群
プログラム特殊講義(アントレプレナー)C
プログラム特殊講義(アントレプレナー)D
アントレプレナー テクニカルビジット
実践科目群
ビジネス・インターンシップ
単位
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
配当回生
2 回生以上
2 回生以上
2 回生以上
3 回生以上
2 回生以上
3 回生以上
3 回生以上
3 回生以上
3 回生以上
3 回生以上
開講時期
前期
後期
後期
前期
後期
前期
前期
後期
夏季
夏季
単位認定 12単位を上限にR+科目として要卒単位に算入します。
※ただし、12単位には留学や他学部受講等でR+科目として認定された単位数を含みます。
※12単位を超えて受講した場合、要卒単位には算入されません。
46
3.海外留学について
立命館大学は、「地球市民として活躍できる人間」を目的として、海外に多くの協定校を
有し、目的やレベルに応じた多彩な海外留学プログラムを用意しています。立命館大学国際
教育センターが主催する全学生が応募可能なプログラムのほか、各学部や教学機関でも独自
のプログラムを用意しています。在学中に海外留学経験を持つことは、みなさんの大学生活
を豊かなものとし、その経験は将来の進路選択にとっても大切な機会となります。
全学募集プログラム
各学部・教学機関のプログラム
主催
国際教育センター
各学部・教学機関
対象
全学部学生(一部を除く)
所属学部学生(一部他学部生も可)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
【国際PBLによるイノベータ育成プログラム】
文部科学省「平成25年度大学の世界展開力強化事業」として本学が採択された事業です。
このプログラムは、タイ・インドネシアの協定大学に 1 セメスター留学し、プロジェク
トベースや社会問題に基づいた学習(PBL)に参加します。異文化の中で他の留学生と
協働で問題解決法などを提案することで、政策科学の問題指向、実践指向を発展させる
ことができます。政策科学部では、留学前の 1 セメスターを利用して留学に必要な知識
や英語での協働に必要な能力を鍛え、さらには日本にいながらにして留学生との協働に
よる問題解決能力を涵養する事前科目を設置しています。また留学後に事後科目を設置
することで、留学生との問題解決能力をさらに展開する機会を提供しています。このプ
ログラムへの参加により、思考ミックスの能力を備えた、異文化の中でも問題解決を図っ
ていくことができる国際イノベータとなることが期待されます。このプログラムの詳細
は募集要項を確認してください。
(2014~2016年度入学者)
*各プログラムの内容・募集時期・実施時期・プログラム内容・単位修得・応募方法・応募条件等の詳
細は、各募集要項や主催する国際教育センターまたは学部・教学機関のホームページを参照してくだ
さい。
*上記の留学プログラムには、給付型の奨学金があります。詳細は各プログラムの募集要項を確認して
ください。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
区分 自分に適したプログラムに参加できるよう、海外留学 学部教学に関連した内容の短期プログ
プログラムを以下のように、系統的に設定しています。 ラムが展開されています。
①イニシエーション型
学部によっては、交換留学など中期か
異文化理解セミナーなど語学力の増進と異文化体験 ら長期のプログラムもあります。
を主要な目的とした短期のプログラム
②モチベーション向上型
語学力を高めながら、特定のテーマ設定による講義
やフィールドワークが経験できるプログラム
③アドバンスト型
留学先の正規学生と同様に、協定大学の正規科目の
単位修得、あるいは学位取得を目的とした長期プロ
グラム
Ⅲ.大学院進学について
3.2 海外留学プログラ
ムの種類と奨学金
限られた大学生活のなかで「海外留学」を成功させるためには、明確な目的意識を持ち、
留学中・留学後を見通した学生生活の計画を立てる必要があります。例えば、①目的意識と
動機を明確にする、②家族との経費を含めた留学計画の情報を共有する、③留学に向けた継
続的な学習をすすめる、④帰国後の目標・進路を考える、ことなどです。また、長期の留学
では、派遣前の約 1 年前に募集が行われることもあり、日々の学習はもちろん、応募条件と
なる語学検定の受験など、早めの準備を行いましょう。なお、長期留学をする場合は、その
時期や履修状況によっては 4 年間での卒業ができなくなる可能性があります。
Ⅱ.本学での履修について
3.1 海外留学を計画す
るにあたって
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅴ.希望者履修科目・学部横断プログラム
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
47
3.3 留学中の学籍・留
学中に修得した単
位の認定等
区分
学籍状態の概要
単位認定・単位授与
立命館大学の海外留学プロ ①派 遣期間や要件に応じて学籍が「在学」 プ ロ グ ラ ム 内 容 に 基 づ い
グラムを利用して留学する
から「留学」となる場合があります。
て、単位認定・単位授与が
場合
また、実際の派遣期間と学籍上の「留学」 行われます。詳細は、各プ
期間は一致しない場合があります。
(* 1 ) ログラムの募集要項で確認
②学 籍上「留学」となる期間は、原則とし してください。(* 3 )
て本学の科目を受講登録できません。一
部受講登録を認められる科目があります
ので、学びステーションに相談してくだ
さい。(* 2 )
休学制度を利用して留学す 学籍が「休学」の期間は、在学期間には含 単位認定は行いません。
る場合(私費留学)(* 4 ) まれません。
* 1 :「学籍 10. 留学」を参照してください。
* 2 :「Ⅱ. 本学での履修について 4 . 受講登録について【留学から帰国した場合の受講登録について】」
を参照してください。
* 3 :「Ⅱ. 本学での履修について 6 . 成績および単位授与・認定について」を参照してください。
* 4 :休学制度を利用して留学する場合は、留学先機関の受入許可手続や渡航に関わる手続をはじめ、
自分自身で留学手続を行います。休学する場合は、「Ⅷ. 学籍 8 . 休学」を参照して、事前に学
びステーションに相談してください。
3.4 大学で得られる海
外留学に関する情
報について
①全学募集プログラムにおいては海外留学プログラムホームページ、学部・教学機関プログ
ラムにおいては各学部・教学機関ホームページ
海外留学プログラムホームページ
(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「海外留学プログラム」をクリック)
②国際教育センター
◦「海外留学案内」や「海外留学の手引き」などのパンフレットを配布しています。
◦国際交流ラウンジでは、海外協定大学の資料や過年度参加者の報告書など、様々な留学
関連の資料を常設しています。
◦留学アドバイザーによる「留学相談ブース」を利用することができます。
4.学部の交換留学制度
国際教育センターが提供する留学プログラム以外に、学部独自の交換留学制度があります。
2016年 4 月現在のところ、以下の大学と協定を結び、交換留学を実施しています。
◦東北財経大学公共管理学院(中国・大連)
◦北京理工大学外国語学院(中国・北京)
◦国民大学校社会科学大学(韓国・ソウル)
◦韓国海洋大学校国際大学(韓国・プサン)
◦マヒドン大学教養学部(タイ・ナコンパトム)
(その他各国大学と同様のプログラムや短期プログラムを開発中です)
詳細は別途、募集する際に案内しますが、現在の上記の交換留学制度の概略は以下の通り
です。
①期間: 1 学期間(春学期、または秋学期)、 1 年間のいずれか
②応募には、一定のGPA(学業成績)を要求。
③現地語、或いは英語で学ぶ場合は、一定の語学力を要求あるいは推奨。
例)中 国=〉HSK 5 級
韓国語=〉TOPIK(韓国語能力試験) 4 級
英 語=〉TOEFL ITP®テスト500点
④対象: 2 回生以上(ただし、 4 回生については春学期のみの派遣しか認められません)
⑤募集時期:10月(春学期派遣)、 4 月(秋学期派遣)
これらの留学制度を希望する場合は、計画的に履修を行い、目標とするGPA、語学レベル
に到達するよう努力することを推奨します。また、上記の⑤の募集時期に、募集説明会を行
います。募集説明会の案内は、CAMPUS WEBや学部ウェブページなどにてお知らせします
ので、入学時より各自情報を収集して下さい。尚、留学中の学籍、留学中に取得した単位の
認定等は、「3.3 留学中の学籍・留学中に取得した単位の認定等」を参照してください。
48
5.大学間単位互換制度
5.1 大学コンソーシアム
京都単位互換制度
大学コンソーシアム京都の単位互換制度とは、京都地域を中心とする他大学の科目を履修
し、それを立命館大学の単位として認定する制度です。文化、芸術、政治、経済、自然科学
などほぼ全ての学問分野にわたる科目が提供されており、皆さんの幅広い関心と興味に応じ
て、本学にはない分野の科目を学ぶことが可能です。
Ⅱ.本学での履修について
( 2 )単位認定
◦認定時期:後期(秋学期)
※前期(春学期)および夏期集中科目でも後期(秋学期)認定
◦認定される分野:「自由科目」に認定(要卒外)
◦認定評価:合格の場合「N」、不合格の場合「F」
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
( 1 )交流学生プログラム
①制度の概要
半年(前期/後期)または 1 年間、「特別聴講学生」として、APUの授業科目を受講でき
るプログラムです。
②主なスケジュール( 1 年・前期/後期)
◦10月頃/ 4 月頃 募集ガイダンス
◦11月/ 5 月頃 履修科目の出願
◦12月/ 6 月頃 履修許可発表
◦ 2 月/ 7 月頃 派遣前ガイダンス
◦ 3 月下旬/ 9 月中旬頃 出発
◦ 4 月/ 9 月下旬頃 APUで履修開始
③単位認定
◦認定される分野:所属学部の指定による
◦認定評価:N評価
(2014~2016年度入学者)
このプログラムでは、立命館大学に所属しながら、立命館アジア太平洋大学(以下、
APU)の科目を履修することができます。具体的には、以下の 2 つの交流プログラムを提
供しています。
Ⅲ.大学院進学について
( 1 )主なスケジュール
◦出願の詳細発表( 3 月下旬):CAMPUS WEB【履修】受講登録・試験・成績画面
※出願・受講にあたっての説明も公開するため、必ず確認のこと
◦履修希望科目の出願( 4 月上旬のみ〈追加募集なし〉):指定のWEB上から、毎年度 2 科
目まで出願可
◦履修許可発表( 4 月下旬〜 5 月初旬):CAMPUS WEB【履修】受講登録・試験・成績画
面で発表、履修許可された科目は受講登録制限外で登録
◦科目開設大学への履修手続(各大学の指示にしたがうこと)
◦科目開設大学での履修/試験・レポート提出等(各大学の学年暦、開講日程、時間割にし
たがうこと)
※本学の定期試験と他大学の試験や授業(夏期集中科目を除く)が重複した場合は、本学
追試験の受験が可能
◦成績発表( 3 月下旬):成績通知表に記載
( 3 )詳細情報の入手について
募集ガイド(シラバス含む)や具体的な応募方法、受講にあたっての注意事項は下記ホー
ムページから確認してください。
単位互換制度ホームページ(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「単位互換制度」をク
リック)
5.2立命館アジア…
太平洋大学
(APU)
交流学生プログラム
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅴ.希望者履修科目・学部横断プログラム
Ⅸ.学費
付録
49
( 2 )サマーセッションプログラム
①制度の概要
APUのサマーセッション(夏期集中講義)科目を受講できるプログラムです。
②主なスケジュール
◦ 6 月頃 履修科目の出願(指定のWEB上から毎年度 1 科目出願可)
◦ 7 月下旬頃 履修許可発表(CAMPUS WEBお知らせ画面で発表、履修許可された科目
を受講登録制限外で登録)
◦ 8 月上旬頃 APUのサマーセッション(夏期集中講義)科目受講期間
◦ 9 月中旬頃 APUで成績発表
◦ 3 月下旬頃 本学で単位認定
③単位認定
◦認定時期:後期
◦認定される分野:所属学部の指定による
◦認定評価:合格の場合「N」、不合格の場合「F」
( 3 )詳細情報の入手について
募集ガイドや具体的な応募方法、受講にあたっての注意事項は下記ホームページから確認
してください。
APU交流プログラム情報サイト(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「APU交流プロ
グラム」をクリック)
6.全学で実施する「キャリア教育科目」、「サービスラーニング科目」
実社会に自ら参加することを通じて、現代社会で生きる上で大切なシチズンシップ(市民
性)を学ぶ科目です。単に経験するだけでなく、実社会の人々や受講生同士との対話や協働
を通じて学んだ事柄の振り返り作業をしながら、倫理観や正義感・責任感を学習します。こ
の科目には、特徴の異なる 2 つの科目があります。
一つは、「インターンシップ等の手法により自己および社会・組織の理解に基づいて自ら
の進路を設計し将来を構想するキャリア教育科目」もう一つは、「地域社会での問題解決活
動への参加を経験学習の機会として位置づけて精緻化が図られたサービスラーニング科目」
です。
【キャリア教育科目】
全学型キャリア教育科目は、開講する全ての科目で受講生同士のグループワーク等のアク
ティブラーニングを実施し、学部や専門領域が異なる学生が1つのクラスに集う「多様性」
を活かしたキャリア教育が展開されています。また、大学と産業界とのネットワークを活か
し、大学での学びの意義を社会との関りの中で考える機会、社会に出るまでに学ぶべきこと
に気づく機会を学生に提供していることも全学型キャリア教育科目の特徴です。
科目名
対象回生
認定分野
全学インターンシップ
2 回生以上
自由科目(要卒外)
コーオプ演習
3 回生以上
自由科目(要卒外)
コーオプ教育概論
3 回生以上
自由科目(要卒外)
※全科目受講登録制限外
全学型キャリア教育科目の詳細は「キャリア教育センターホームページ」から確認してく
ださい。(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「キャリア教育センター」をクリック)
50
【サービスラーニング科目】
主にNPO・NGOや地域の市民団体、行政機関と共働して、まちづくり・伝統文化・地域
福祉・環境保護・地域防災・災害復興などの身近な社会の課題や問題を地域の人々と一緒に
考え、汗を流し、解決していくことを通じてシチズンシップを学ぶ科目です。この学び方の
手法を「サービスラーニング」といいます。地域の人々の生活リズムに寄り添いながら授業
を行うため、時間割以外の活動期間があります。主体的に取り組み、新たな視野を得るきっ
かけとしてください。
対象回生
認定分野
全学インターンシップ
2 回生以上
自由科目(要卒外)
詳細は、サービスラーニングセンター(ボランティアセンター)ホームページで確認して
ください。(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「ボランティアをする」をクリック)
Ⅱ.本学での履修について
目名
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅴ.希望者履修科目・学部横断プログラム
Ⅲ.大学院進学について
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
51
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.学生への援助制度について
5.manaba+R・QRコードシールについて
6.TOEIC®テスト・TOEFL®テスト団体受験について
(2014~2016年度入学者)
4.シラバス
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.政策科学会
Ⅲ.大学院進学について
1.ライティング・ヘルプデスク
Ⅱ.本学での履修について
Ⅵ.学びの支援について
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.ライティング・ヘルプデスク
1.1 ライティング・…
ヘルプデスク
政策科学部では、政策科学演習科目(基礎演習・プロジェクト入門、政策実践研究プロジェ
クト・フォロワーⅠ・Ⅱ、政策構想演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、学士論文)での学習成果を評価する際
の提出物の多くに外国語によるタイトルとアブストラクト(要旨)の添付を求めています。
みなさんはEPS科目においても外国語運用能力向上のために学習しますが、その学習成果を
小集団演習科目の学習にも活かしていこうということが政策科学部の基本的な考え方です。
小集団演習科目で提出する論文やレポートは、政策科学の専門的な用語が使われたり、学
術的なスタイルで書かれていたりするので、最初はとても苦労するかもしれません。そのた
め政策科学部では、みなさんが円滑に政策科学の学習課題や学習成果を外国語で適切に表現
できるように、「ライティング・ヘルプデスク」を開設しています。これとあわせて、英語
によるタイトルのつけ方やアブストラクト(要旨)の書き方についてのマニュアルも用意し
ています。これらのサポートツールを積極的に活用して、外国語を自在に使えるスキルを磨
いてください。詳細については、政策科学部ウェブサイト「学修ツール」にある『外国語の
学びと研究のために』や「英語アブストラクト執筆のヒントとワークシート」を参照してく
ださい。
2.学生への援助制度について
立命館大学では、小集団クラスを対象として以下の補助・援助を行っています。積極的に
活用し、学習を深めるために役立ててください。
2.1 小集団教育推進補
助費
小集団科目では、自主的・集団的な学習活動で必要となる物品の購入費用、フィールドワー
ク時の交通費などを補助する制度として、小集団教育推進補助費があります。補助を受ける
ためには、年度始めの定められた期間に各クラスで会計担当責任者を選出して、学びステー
ションに登録する必要があります。詳細は、学びステーションに問い合わせてください。
2.2 自主ゼミ援助制度
授業(正課)や課外で学んだことをさらに発展させ、その研究成果をまとめていくため、
政策科学部内のメンバーで組織された学習グループ(自主ゼミ)に対して、様々な援助を行
う制度です。自主ゼミとして認められるには、学びステーションに登録する必要があります。
詳細は、学びステーションに問い合わせてください。
( 1 )登録条件
① 5 名以上であること。
②政策科学部生であること。
※登録については、継続する場合も含め、毎年度、前期・後期セメスターごとに行うことと
する。
( 2 )自主ゼミへの援助
自主ゼミとして政策科学部に認められ、登録された団体は、活動に使用するための教室貸
与や資料作成等のために専用の印刷用IDを配布します。
( 3 )登録方法
受付期限:前期は 4 月、後期は 9 月にCAMPUS WEBで掲示します。
受付場所:学びステーション
※所定の登録用紙に必要事項を記入の上、期限までに提出して下さい。
54
3.政策科学会
5.1 manaba+Rに…
ついて
Ⅷ.学籍
【QRコードシールの活用】
QRコードシールは授業の出席の確認をする際に活用しますので、授業を受ける際に携帯
してください。全て使い切ったときは、衣笠キャンパスは教務課、BKC・OICは学びステー
ションで再発行できます。なお、再発行には学生証が必要です。
※詳細は、学び支援ハンドブックを参照してください。
Ⅶ.資格課程
【QRコードシール】
QRコードシールは、個人情報(学生証番号、氏名)のデータをシール化したものです。
個人情報が入っていますので紛失や友達と交換などしないよう、厳重に管理してください。
学生証番号が変わらない限り、過年度のQRコードシールも使用可能です。
Ⅵ.学びの支援について
5.2 QRコードシール
について
本学では、授業内外の学習をWeb上で支援する「manaba+R」というシステムを導入して
います。manaba+Rは、科目ごとに、レジュメの掲載、レポート課題、小テスト、電子掲示
板などの機能を提供します。授業科目により利用方法が異なりますので、授業担当教員の指
示に従ってください。
※詳細は、学び支援ハンドブックを参照してください。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
5.manaba+R・QRコードシールについて
(2014~2016年度入学者)
シラバス
CAMPUS WEBの『学びのサポート』から「シラバス」をクリック
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
シラバスには、それぞれの科目の『授業の概要』『受講生の到達目標』『成績評価方法』等
の内容を掲載しています。受講登録を行う前や授業を受ける前には、内容を確認してくださ
い。
※詳細は、学び支援ハンドブックを参照してください。
Ⅲ.大学院進学について
4.シラバス
Ⅱ.本学での履修について
立命館大学政策科学部に入学された学生のみなさんは「立命館大学政策科学会」の会員と
なります。政策科学会は、政策科学部の教育・研究の自主的・創造的な発展ならびに学部の
充実・発展と広く各界との交流をめざすために組織されたものです。政策科学会は、政策科
学部の教員・学部生、政策科学研究科の大学院生から構成され、教員・学部生・大学院生が
一体となって運営しています。
学会の主要な事業としては、次の 3 つです。
①学会誌『政策科学』の発行
②研究会、講演会の開催
③研究補助、学生援助
また、政策科学部の学生によって構成される政策科学会学生委員会の主要な事業としては、
次の 2 つがあります。
①『学生論集』の発行
②政策科学会の諸行事(園遊会など)の運営
このような学会活動を各会員の研究や学習に役立つものとするためには、何よりも構成員
の積極的な参加が必要です。皆さんが学生会員として学会活動に積極的に参加されることを
望みます。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅵ.学びの支援について
Ⅸ.学費
付録
55
6.TOEIC®テスト・TOEFL®テスト団体受験について
立命館大学では、正課授業の到達度検証の一環として、また主体的な外国語学習を支援す
るため、学内で年に数回、TOEFL ITP®テストとTOEIC® IPテストを実施しています。
6.1 TOEFL ITP®…
テスト
TOEFL®テスト(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人
の英語能力を測る世界規模のテストです。TOEFL ITP®テストは、TOEFL®テストの過去問
題を利用した団体受験の英語試験であり、そのスコアは、本学で実施している英語副専攻プ
ログラムや各種留学プログラムへの応募に利用することができます。
6.2 TOEIC® IPテスト
TOEIC® IPテスト(Test for English for International Communication)は、英語による
コミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。TOEIC® IPテストは、
TOEIC®テストの過去問題を使用した団体受験の英語試験です。近年の就職活動においては、
エントリーシートにTOEIC®テストのスコアを記入する機会がふえているため、学内の受験
機会を積極的に活用しましょう。
※実 施日程等の詳細情報は、 4 月以降にCAMPUS WEBまたは言語教育センターのホーム
ページで確認してください。
「言語教育センター」ホームページ(CAMPUS WEBの「便利リンク」から「言語教育セ
ンター」をクリック)
56
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.社会調査士
Ⅲ.大学院進学について
1.教職課程について
Ⅱ.本学での履修について
Ⅶ.資格課程
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.教職課程について
1.1 教職課程を学ぶに
あたって
本学では、「自由と清新」を建学精神とし、「平和と民主主義」を教学理念とする大学の学
びを基礎とし、総合大学としての高度な専門性と多様性を生かすことによって教師教育(教
員養成)を行ってきました。この建学精神及び教学理念で目指してきたものは、国際性・人
間性豊かな教養人としての資質と専門職業人としての能力を備えた教員(教師)の養成です。
本学の教職課程教育において養成をめざす教師像については、次のように捉えています。
教師力には、「教えるモチベーション」がその基盤になければなりません。教えること(=
教師)と学ぶこと(=児童生徒)とは、一体となってはじめて各々が成り立つ関係にありま
す。教師力の基盤である「教えるモチベーション」(=「学ぶモチベーション」)は、次の三
つの「力」を必要とします。第一に、高い専門性(知識・見識・技能)です。第二に、子ど
も(人間)を理解する力です。第三に、伝える力(コミュニケーション能力)です。本学の
教員養成課程において目指すのは、以上の三つの「力」、すなわち、〈高い専門性〉と〈子ど
も(人間)理解力〉と〈伝える力(=実践力)〉を有する教師像としてまとめることができ
ます。そのような教師を養成することが本学の教職課程の教学目標です。
本学では、薬学部を除く全学部に教職課程を設置しています。そのため、教職を希望する
みなさんは、それぞれの所属学部に設置されている教職課程を履修することができます。定
められた教職科目を履修・単位修得すれば、各都道府県教育委員会への申請によって教員免
許状を取得することができます。ただし、履修すべき「教職に関する科目」など教職科目の
多くは、各学部での卒業に必要な単位とは別に修得しなければなりません。単に免許状取得
だけを目的にしたような安易な気持ちでの教職課程の履修は、卒業時に希望していた教員免
許状の取得ができないのみならず、学部科目の履修計画を困難にすることもありますので、
しっかりとした目的意識をもって履修することが必要となります。
教員免許更新制について
2007年 6 月に教育職員免許法が改正され、2009年 4 月 1 日より、教員免許更新制が導入さ
れました。
授与される教員免許状には、10年間の有効期間が明記され、原則として、10年毎に免許状
を更新しなければ、その効力を失うこととなります。そして、免許状を更新するためには、
免許の有効期限が切れる前 2 年間の間に、教職の課程認定を有する大学等で実施される30時
間の更新講習を受講して、修了認定を受けることが求められます。
更新講習の受講条件など、教員免許更新制の詳細については、文部科学省のホームページ
を参照してください。
1.2 教職課程履修計画
58
本学の教職課程は、 1 回生から 4 回生までの 4 年間を基本としたカリキュラム構成となっ
ています。したがって、原則として 1 回生から履修を開始し、必要な科目を配当回生にそっ
て 4 年間をかけて段階的・計画的に履修していくことが必要です。例えば 2 回生以降に履修
を開始した場合や、留学や休学などで履修を一時中断した場合などは、 4 回生での卒業と同
時に履修を終えることができるとは限りません。
1.3 政策科学部で取得
できる教員免許状
の種類
下表は、政策科学部が文部科学大臣より認定を受けている課程です。
なお、教員免許状は、免許状取得有資格者本人からの申請にもとづき、授与権者である都
道府県の教育委員会が授与します。授与された免許状は、全国の都道府県において効力を有
します。
学部・学科
中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
政策科学部政策科学科
社会
公民・情報
小学校教諭免許状取得プログラム
●「教職支援センター」ホームページ
(立命館大学トップページから『在学生の方』の「(学部生)資格をとる」→「教職課程」
→「教職支援センター」をクリック)
教員免許状を取得するためには、教職課程科目の履修に加えて、教職課程に関する諸行事
(ガイダンス・オリエンテーションなど)に必ず出席するとともに、大学が定めた所定の手
続き(「教職自己分析シート」の提出・教育実習・介護等体験などの各種手続き)も行わな
ければなりません。諸行事への遅刻・無断欠席や所定期日内の手続き未了の場合には、その
履修や実習への参加を認めません。
また、教職科目の時間割は学部科目の時間割とやや異なる場合があります。さらに、時間
割上履修が難しい科目もあります。十分注意してください。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
1.5 教員免許状取得ま
での 4 年間の流れ
(2014~2016年度入学者)
教員になるには、教員免許状を取得するとともに、各都道府県等の実施する教員採用試験
に合格しなければなりません。本学では、教職支援センターを設置し、教員志望者に対する
対策講座の開講や、情報資料・参考書等を豊富に揃えており、教員採用に関する具体的な相
談・指導助言に応じています。教員志望の人はできるだけ早い段階から積極的に利用してく
ださい。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
1.4 教員採用試験受験
にあたって(教職
支援センターの利
用について)
Ⅲ.大学院進学について
2013年度より、佛教大学通信教育課程と連携した「小学校教諭免許状取得プログラム(佛
教大学協定方式)」が開設されました。このプログラムにより、産業社会学部子ども社会
専攻以外の学生でも、所属学部の教職課程(中学校教諭一種免許状)を修得することを
条件として、小学校教諭一種免許状を取得することが可能となります。応募要件・プロ
グラム内容等詳細は、 1 回生の11〜12月に実施するガイダンスで説明します。
Ⅱ.本学での履修について
※教育実習は、一部の例を除けば、自分自身で直接出身校へ連絡を取り、実習の受け入れを依頼して先
方の了解を得ることによって、実習先を確保しなければなりません。「情報科」のみの免許状取得の
場合、「情報科」では教育実習先が確保できないこともありますので、可能な限り、他に課程認定を
受けている「社会科」「公民科」の免許状をあわせて取得し、その教科でも教育実習が行えるように
しておいてください。自分で「情報科」の教育実習校先が確保できる場合は、「情報科」のみの免許
状取得でも構いません。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
59
60
20
20
―
「教職自己分析
シート」
介護等体験(事前指導)
<中学校教諭一種免許取得希望者
のみ履修可能>
2 回 生
※翌年度に
「学校教育演習」
を受講するための
要件
「教職自己分析シート 1」の提出
教職課程科目の履修開始
(2回生配当科目)
―
※2
12
1 回 生
※3
『20単位要件』
※3
『20単位要件』
※原則受講前年度に「(教)介護等
体験(事前指導)」の単位を修得
していなければ履修できません。
介護等体験実習
<中学校教諭一種免許取得希望者
のみ履修可能>
※受講要件:受講前年度までに
「教職自己分析シート 1」提出済
学校教育演習
教育実習(事前指導)
3 回 生
※「学校教育演習」単位修得の要件
「教職自己分析シート 3」
の提出
「教職自己分析シート 2」
の提出
教職課程科目の履修開始
(3回生配当科目)
教職課程科目の履修開始
(1回生配当科目)
※「教職実践演習(中・高)」単位修得の要件
「教職自己分析シート 4」
の提出
※受講要件:受講年度において、
卒業見込みおよび教員免許状
取得見込み
教職実践演習
(中・高)
※受講要件:受講前年度末までに
所定科目の単位を全て修得し、
かつ受講年度において卒業見込み
および教員免許状取得見込み
教育実習Ⅰ・Ⅱ
4 回 生
※1 学部や教科によって、「教科に関する科目」は20単位を超える単位修得が必要な場合があります。
※2 教科によって、「教科に関する科目」は20単位を超える単位修得が必要な場合があります。その場合、「教科又は教職に関する科目」の最低必要単位数は、「教科に関する科目」20単位を超えた単位分だけ減じられます。
※3 1・2回生配当の教職基礎科目全25単位(高等学校一種免許状の場合20単位)のうち 20単位以上修得しなければ、3回生以上配当の「教職に関する科目」、「教科又は教職に関する科目」を受講できません。
6
教科に関する科目
※2
27
33
※1
2
2
情報機器の操作
教職に関する科目
2
2
外国語コミュニケーション
教科又は
教職に関する科目
6
2
2
2
2
体育
免許法
施行規則
第 条の
66
日本国憲法
中学校教諭 高等学校教諭
一種免許状 一種免許状
本学における
最低必要単位数
『教職課程カリキュラムにおける学びの流れ』※2010年度以降入学生
教職課程科目の履修開始
(4回生配当科目)
1.6 教員免許状取得の
基礎資格および必
要単位
( 1 )基礎資格と必要単位
本学における最低必要単位数
基礎資格
日本国憲法
中学校教諭
一種免許状
教職に
関する科目
教科に
関する科目
教科又は
教職に
関する科目
合 計
2
2
2
2
33
24(※2)
6(※1)
67(※2)
2
2
2
2
27
20(※3)
12(※3)
67
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
61
Ⅵ.学びの支援について
( 3 )「教職自己分析シート」について
平成20(2008)年の教育職員免許法施行規則改正において「教職実践演習」が必修となっ
たことにともない、皆さんの教職課程における履修履歴を把握し、それを踏まえた指導を行
うことによって不足している知識や技術等を補うため、「履修カルテ」を用いた教員による
指導が義務付けられています。本学では、この「履修カルテ」のことを「教職自己分析シー
ト」と呼んでいます。
1 回生での履修を終えた段階から、毎年「教職自己分析シート」を作成することで、教職
課程に必要な資質能力や意欲を確認するための材料となります。提出方法や提出期日等詳細
は、 2 回生春季ガイダンスや「(教)学校教育演習」、「(教)教職実践演習(中・高)」を通
じて説明します。「教職自己分析シート」は、必修科目(「(教)学校教育演習」「(教)教職
実践演習(中・高)」)の履修や単位修得の要件になっています。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
( 2 )教職基礎科目と教職発展科目
「教職に関する科目」および「教科又は教職に関する科目」は「教職基礎科目」と「教職
発展科目」から構成されています。
①教職基礎科目
教員免許状の取得に最低限必要な科目(「教職に関する科目」中一種免33単位・高一種免
27単位、および「教科又は教職に関する科目」の「(教)学校教育演習」( 4 単位)・「(教)
介護等体験(事前指導)」
( 1 単位)・「(教)介護等体験実習」 1 単位)を指します。全て「自
由科目(随意科目)」(=卒業要件には含まれない科目)です。
②教職発展科目
教員免許状の取得条件上は全て選択科目ですが、将来、教員採用試験の受験や教育系大学
院への進学など、「進路としての教職」に強い意欲と目標を持つ皆さんにとっては必須の科
目です。教員免許状の取得に必要な教職基礎科目の履修・単位修得を踏まえ、さらにより広
く、深く学ぶ意欲を持つ皆さんが受講する科目です。全て 3 回生以上配当で、政策科学部で
は、これらの科目の修得単位は、「自由科目」(=卒業要件には含まれない科目)となります
ので注意してください。
(2014~2016年度入学者)
※1 教科又は教職に関する科目は、
「(教)学校教育演習」
( 4 単位)と介護等体験(「(教)介護等体験(事前指導)」
( 1 単位)および「(教)
介護等体験実習」( 1 単位)の計 6 単位です。
※2 教科によって、「教科に関する科目」は20単位の場合がありますが、政策科学部が認定を受けている社会科は、24単位の修得が必要
です。
※3 教科によって、「教科に関する科目」は20単位を超える単位修得が必要な場合があります。その場合、「教科又は教職に関する科目」
の最低必要単位数は、「教科に関する科目」20単位を超えた単位分だけ減じられます。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
学士の学位を
高等学校教諭 有すること
一種免許状
外国語
情報機器の
体 育 コミュニケー
操作
ション
Ⅲ.大学院進学について
免許法施行規則第66条の 6
免許状の種類
Ⅱ.本学での履修について
本学における教員免許状の取得に必要な基礎資格と免許状の種類毎の必要単位数は下表の
通りです。
基礎資格とは、各自が所属する学部において卒業に必要な単位を修得し、学士の学位を取
得することです。
免許状の種類毎の必要単位数は、「教育職員免許法施行規則第66条の 6 に定める科目」、教
育職員養成課程で定める「教職に関する科目」、「教科に関する科目」、「教科又は教職に関す
る科目」を各自の入学年度に応じた科目表にしたがって修得する必要があります。なお、
「教
育職員免許法施行規則第66条の 6 」および「教育職員免許法第 5 条別表第 1 」の規定により
教員免許状の取得に必要な基礎資格と必要単位数が定められていますが、学部として課程認
定を受けている必要単位数はこれとは異なります。
また、小学校・中学校教諭免許状を取得する場合は、法律で定められた「介護等体験」の
受講が必要となります。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
1.7「教育職員免許法
施 行 規 則 第66条
の6に定める科
目」
免許法施行規則
科目名
単位数
配当回生
履修方法
法学基礎Ⅰ
2
1
必修
体育講義(教職)
2
2
体育実技(教職)
1
2
2 単位
選択必修
Chinese初級Ⅰ
1
2
Chinese準中級Ⅰ
1
2
Korean初級Ⅰ
1
2
Korean準中級Ⅰ
1
2
Vietnamese初級Ⅰ
1
2
Vietnamese準中級Ⅰ
1
2
Thai初級Ⅰ
1
2
Thai準中級Ⅰ
1
2
Indonesian初級Ⅰ
1
2
Indonesian準中級Ⅰ
1
2
French初級Ⅰ
1
2
French準中級Ⅰ
1
2
German初級Ⅰ
1
2
German準中級Ⅰ
1
2
Spanish初級Ⅰ
1
2
Spanish準中級Ⅰ
1
2
Russian初級Ⅰ
1
2
Russian準中級Ⅰ
1
2
Italian初級Ⅰ
1
2
Italian準中級Ⅰ
1
2
政策情報処理
2
1
データ分析
2
1
プログラミング
2
1
科目
日本国憲法
体育
外国語コミュニケーション
情報機器の操作
62
同一言語で
2 単位
選択必修
2 単位
選択必修
1.8「教職に関する科
目」
3 回生以上配当の「教職に関する科目」については、 1 ・ 2 回生配当の教職基礎科目全25
単位注 1 )(高等学校一種免許状の場合全20単位)のうち、20単位以上修得しなければ、受講
できません。
注1)
「教科又は教職に関する科目」の「
(教)介護等体験(事前指導)
」
( 2 回生配当)を含む。
免許法施行規則
科 目
教職基礎科目
含める必要事項
科目名
教職発展科目
単位 配当
数 回生
履修方法
科目名
単位 配当
履修方法
数 回生
2
1
必修
・教育の理念並びに
教育に関する歴史 (教)教育原理
及び思想
2
1
必修
・幼児、児童及び生
徒の心身の発達及
び学習の過程(障
教育の基礎理論に
害のある幼児、児 (教)教育心理学
関する科目
童及び生徒の心身
の発達及び学習の
過程を含む)。
2
1
必修
(教)
児童・生徒理解の心理学
(教)
動機づけの心理学
2
2
3
3
選択
選択
・教育に関する社会
的、制度的又は経 (教)教育社会学
営的事項
2
1
必修
(教)教育制度論
(教)
教育改革の歴史と現在
2
2
3
3
選択
選択
・教育課程の意義及
(教)教育課程論
び編成の方法
2
2
必修
2
2
2
2
2
2
3
3
必修
必修
2 単位
選択必修
)
(教)社会科授業演習
2
3
中学選択
2
2
2
3
必修
必修
(教)公民科授業演習
2
3
高校選択
2
2
2
3
必修
必修
(教)
人間と差別の教育論
2
3
中学選択
(教)授業デザイン論
2
3
選択
(教)教育相談の実際
2
3
選択
教職の意義等に
関する科目
・道徳の指導法
(教)情報科教育概論
(教)情報科授業研究
2
中学必修
2
必修
・教育の方法及び技
術(情報機器及び
(教)教育方法論
教材の活用を含
む。)
2
2
必修
2
2
必修
基礎的な知識を含 (教)教育相談の理論と方法
む。)の理論及び
方法
2
2
必修
(教)教育実習(事前指導)
1
3
(教)
教育実習Ⅰ(事後指導を含む)
(教)
教育実習Ⅱ(事後指導を含む)
2
4
4
4
必修
中学校 4 単位、
高校 2 単位以上
選択必修(※ 3 )
(教)教職実践演習(中・高)
2
4
・生徒指導の理論及
び方法
(教)
生徒指導・進路指導の理論と方法
・進路指導の理論及
び方法
生徒指導、教育相
談及び進路指導等 ・教育相談(カウン
に関する科目
セリングに関する
教育実習
(※ 2 3 )
教職実践演習
)
必修
Ⅸ.学費
付録
63
Ⅷ.学籍
※ 1 「(教)○○科教育概論」「(教)○○科授業研究」は、取得を希望する免許状教科と同じ教科を履修してください。社会科を取得す
る人は、「(教)社会科・地理歴史科教育概論」と「(教)社会科・公民科教育概論」を必ず履修し、加えて「(教)社会科・地理歴史
科授業研究」もしくは「(教)社会科・公民科授業研究」のいずれか 1 科目の合計 3 科目を履修してください。
※ 2 「(教)教育実習(事前指導)」は、大学における事前指導(講義・オリエンテーション・ガイダンス・諸手続きを含む)をその内容
としているため、教育実習を履修する前年度に履修し、その単位を修得しなければなりません。
※ 3 中学校教諭一種免許状のみ、もしくは中学校教諭一種免許状と高等学校教諭一種免許状の両方を取得する人は「(教)教育実習Ⅱ(事
後指導を含む)」( 4 単位)を履修してください。
高等学校教諭一種免許状のみを取得する人は「(教)教育実習Ⅰ(事後指導を含む)」( 2 単位)を履修してください。ただし、高等
学校で 3 週間実習を受ける人は「(教)教育実習Ⅱ(事後指導を含む)」( 4 単位)を履修してください。
Ⅶ.資格課程
2
2
Ⅵ.学びの支援について
(教)道徳教育の理論と方法
・特別活動の指導法 (教)特別活動の理論と方法
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
情報科
(2014~2016年度入学者)
(教)社会科・公民科教育概論
公民科
(教)社会科・公民科授業研究
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
教育課程及び指導
法に関する科目
・各教科の
指導法
(※ 1 )
(教)社会科・地理歴史科教育概論
(教)社会科・公民科教育概論
(教)社会科・地理歴史科授業研究
(教)社会科・公民科授業研究
Ⅲ.大学院進学について
社会科
Ⅱ.本学での履修について
・教職の意義及び教
員の役割
・教員の職務内容
(研修、服務及び
身 分 保 障 等 を 含 (教)教職概論
む)
・進路選択に資する
各種の機会の提供
等
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
1.9「教科に関する科
目」
( 1 )社会科(中学校一種)
免許法施行規則
科目名
配当回生
履修方法
(教)日本史Ⅰ
(教)日本史Ⅱ
(教)外国史Ⅰ
(教)外国史Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
必修
必修
必修
必修
日本史及び外国史
(教)地理学
(教)地誌学
(教)人文地理学
(教)自然地理学
2
2
2
2
1
2
2
2
必修
必修
必修
必修
地理学(地誌を含む)
非営利組織論
都市経済論
都市計画
まちづくり入門
エコライフ政策
環境経営論
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
3
選択
2
2
2
2
2
1
2 単位
選択必修
政治学Ⅱ
日本政治史
行政学Ⅰ
行政学Ⅱ
政治過程論
法学基礎Ⅱ
民法Ⅰ(契約法)
行政法Ⅰ
政策過程論
政治文化論
比較福祉社会論
憲法
政治意識論
都市・環境法
現代政治理論
行政法Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
3
3
2
1
2
2
2
3
2
2
3
3
3
3
選択
ミクロ経済学入門
マクロ経済学入門
2
2
1
2
必修
必修
現代経営学入門
経済政策
公共経済学
金融論
環境経済学
地域政策論
財務分析
財政学
パブリック・マネジメント論
現代の福祉問題
マーケティング政策論
開発経済論
地域経済論
環境社会学
比較文化論
社会保障政策
コミュニティ福祉論
福祉経済論
地方財政論
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
3
3
2
3
1
2
2
3
3
2
2
2
3
3
選択
(教)哲学
(教)倫理学
2
2
2
2
2 単位
選択必修
公共哲学
2
3
選択
(教)法律学
(教)政治学
政治学Ⅰ
法律学、政治学
社会学、経済学
哲学、倫理学、宗教学
64
最低必要単位数
各科目区分の単位数を充たしたうえで、 単位以上
単位数
科 目
24
( 2 )公民科(高等学校一種)
免許法施行規則
科目名
2 単位
選択必修
政治学Ⅱ
日本政治史
行政学Ⅰ
行政学Ⅱ
政治過程論
法学基礎Ⅱ
民法Ⅰ(契約法)
行政法Ⅰ
政策過程論
政治文化論
比較福祉社会論
憲法
政治意識論
都市・環境法
現代政治理論
行政法Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
3
3
2
1
2
2
2
3
2
2
3
3
3
3
法律学、政治学
選択
ミクロ経済学入門
マクロ経済学入門
2
2
1
2
必修
必修
現代経営学入門
経済政策
公共経済学
金融論
環境経済学
地域政策論
財務分析
財政学
パブリック・マネジメント論
現代の福祉問題
マーケティング政策論
開発経済論
地域経済論
環境社会学
比較文化論
社会保障政策
コミュニティ福祉論
福祉経済論
地方財政論
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
3
3
2
3
1
2
2
3
3
2
2
2
3
3
選択
(教)哲学
(教)倫理学
2
2
2
2
2 単位
選択必修
公共哲学
2
3
選択
単位数
配当回生
履修方法
情報社会論
2
2
必修
政策情報処理
データ分析
調査分析技法入門
2
2
2
1
1
1
必修
必修
必修
社会調査法
2
2
選択
情報科学入門
システム科学
2
2
1
3
必修
必修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
哲学、倫理学、宗教学
20
単位以上
社会学、経済学
(2014~2016年度入学者)
2
2
1
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
2
2
2
(教)法律学
(教)政治学
政治学Ⅰ
最低必要単位数
Ⅲ.大学院進学について
履修方法
Ⅱ.本学での履修について
配当回生
各科目区分の単位数を充たしたうえで、
単位数
科 目
( 3 )情報科(高等学校一種)
免許法施行規則
科目名
科 目
2
必修
3
選択
マルチメディア表現及び技術
(実習を含む。)
プログラミング
地域空間分析
2
2
1
2
必修
必修
情報と職業
(教)情報と職業
2
2
必修
付録
2
2
Ⅸ.学費
情報技術マネジメント
組織ネットワーク論
情報通信ネットワーク
(実習を含む。)
Ⅷ.学籍
情報システム
(実習を含む。)
20
Ⅶ.資格課程
コンピュータ及び情報処理
(実習を含む。)
最低必要単位数
各科目区分の単位数を充たしたうえで、
単位以上
情報社会及び情報倫理
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
65
1.10「 教 科 又 は 教 職
に関する科目」
の履修方法
①免許状取得の当該教科に利用できる「教職に関する科目」もしくは「教科に関する科目」
のそれぞれ定められた必修単位数を超えて修得することによって、その余剰分の単位数を
「教科又は教職に関する科目」に充当することができます。
②以下の一覧表にある科目の単位を修得した場合は、「教科又は教職に関する科目」として
充当することができます。
ただし、 3 回生以上配当の「教科又は教職に関する科目」については、 1 ・ 2 回生配当の
教職基礎科目全25単位注 1 )
(高等学校一種免許状の場合20単位)のうち、20単位以上修得
しなければ受講できません。
注1)
「教科又は教職に関する科目」の「
(教)介護等体験(事前指導)
」
( 2 回生配当)を含む。
(1)「教科又は教職に関する科目」一覧表
科目名
教職基礎科目
単位数
配当回生
免許状校種
(教)学校教育演習
4
3
中・高 一種
中学校必修、高校必修
備考
(教)介護等体験(事前指導)
1
2
中・高 一種
中学校履修指定
(教)介護等体験実習
1
3
中・高 一種
中学校履修指定(※ 2 )
「(教)介護等体験(事前指導)」の単
位を修得済みでなければ、履修不可。
(教)道徳教育の研究
2
2
高 一種
(※ 1 )
(教)人間と差別の教育論
2
3
高 一種
(※ 1 )
(教)国際理解教育論
2
3
中・高 一種
選択
(教)学校文化論
2
3
中・高 一種
選択
(教)学級担任論
2
3
中・高 一種
選択
(教)特別支援教育の理論と方法
教職発展科目
(教)環境教育論
(※ 3 )
(教)教育における人間関係
2
3
中・高 一種
選択
2
3
中・高 一種
選択
2
3
中・高 一種
選択
(教)応用ドラマ教育論
2
3
中・高 一種
選択
(教)学校インターンシップⅠ
2
3
中・高 一種
選択
(教)学校インターンシップⅡ
3
3
中・高 一種
選択
(教)学校インターンシップⅢ
4
3
中・高 一種
選択
※ 1 :中学校一種免許状取得に関っては「教職に関する科目」として扱う。
※ 2 :介護等体験証明書を授与されたにも関らず「(教)
介護等体験実習」の単位を取得できない場合は、免許状一括申請の対象とはしない。
後述する「1.12 介護等体験について」に示す免除対象者については履修の必要はない。
※ 3 :他キャンパスでの受講となる場合がある。
(2)他校種必要単位の余剰分の修得によって「教科又は教職に関する科目」にそのまま充当できる「教職に関する科目」…
(※高等学校一種免許状取得者のみ)
①当該免許状教科の「(教)○○科教育研究」( 2 回生配当、 2 単位)
②「(教)教育実習Ⅱ(事後指導を含む)」( 4 回生配当) 4 単位のうち 2 単位分
※以下の場合には、「教科又は教職に関する科目」に充当できませんので注意してください。
( 1 )当該教科以外の「各教科の指導法」科目
異なる教科の指導法科目「(教)○○科教育概論」「(教)○○科教育研究」「○○科授業研
究」
「○○科授業演習」を、当該教科以外の「教科又は教職に関する科目」に充当できません。
※ただし、中学校一種社会科免許状においては、教職基礎科目の社会科・地理歴史科・公民
科の指導法 4 科目「(教)社会科・地理歴史科教育概論」「(教)社会科・地理歴史科授業
研究」「(教)社会科・公民科教育概論」「(教)社会科・公民科授業研究」計 8 単位を全て
修得すると、 2 単位分を余剰単位として「教科又は教職に関する科目」に充当することが
できます。
【例 1 :「公民科」の場合】
公民科(高等学校一種)の「教科又は教職に関する科目」に、「(教)社会科・地理歴史科
教育概論」「(教)社会科・地理歴史科授業研究」を充当することはできません。
【例 2 :「社会科」と「公民科」の場合】
社会科(中学校一種)の「教科又は教職に関する科目」に、公民科(高等学校一種)の科
目である「(教)公民科授業演習」を充当することはできません。
66
( 2 )当該校種以外の「(教)○○科授業演習」(「各教科の指導法」科目・教職発展科目)
同一教科でも、異なる校種の「(教)○○科授業演習」を当該校種以外の「教科又は教職
に関する科目」に充当できません。
【例 1 】
国語科(中学校一種)の科目である「(教)国語科授業演習(中学)」を、国語科(高等学
校一種)の「教科又は教職に関する科目」に充当することはできません。
1.11教育実習に…
ついて
(2014~2016年度入学者)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
( 2 )「教育実習」の受講資格
教育実習を履修するためには、以下の要件を全て満たしていることが必要です。
①
「教育実習」受講年度の前期受講登録時点で、卒業見込みおよび実習校種・教科における
教員免許状取得見込みであること
②
「教育実習」受講の前年度末時点で、教育職員免許法施行規則に定められている以下の科
目の本学必要単位数(23単位)および「(教)学校教育演習」
(「教科又は教職に関する科目」
・
4 単位)を修得していること
③実習受入校や教育委員会との手続きなどが全て完了していること
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
( 1 )「教育実習」の内容と実習期間
教育実習は「(教)教育実習(事前指導)」、実習校での実習、事後指導からなる一貫した
ものです。したがって、その全てを受講し、所定の手続きを行う必要があります。教育実習
の詳細については、 3 回生での「(教)教育実習(事前指導)」の授業において説明するとと
もに、「教育実習の手引き」を配布します。
実習校での実習は、教育活動全般(ホームルーム、クラブ活動含む)について、観察、参
加、実習により構成されますが、その内容については、それぞれの実習校の実情に即した教
育実習の指導計画が編成されています。教育実習期間は、各実習校により異なりますが、例
年、 5 月~11月までの間に実施されます。
Ⅲ.大学院進学について
教育実習とは、中学校または高等学校の実際の学校教育の現場に実習生として配属され、
教育活動に参加することです。この教育実習は、教職課程履修の仕上げというべきものであ
り、教壇に立って授業する経験を得るだけでなく、教育活動の全般にわたって理解を深め、
教員として必要な知識や技能や態度などを身につけることが目的です。
教育実習は、実習受入校の好意と協力によって可能となっているものであり、大学の責任
ある指導と実習生の真に教職を目指す姿勢が求められます。また、実習受入校は、あくまで
も卒業後の進路に教職を第一志望として考えている者を対象に実習指導を行います。資格取
得のみを目的とした安易な姿勢で教育実習を行うことは、実習受入校の先生や生徒に大きな
迷惑をかけることになります。したがって、教育実習の履修にあたっては、自らの進路計画
を踏まえ、十分な心構えで臨まなければなりません。
Ⅱ.本学での履修について
( 3 )当該教科以外の「教科に関する科目」
異なる教科の「教科に関する科目」を修得しても、当該教科以外の「教科又は教職に関す
る科目」には充当できません。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
67
「教育実習」受講要件科目
免許法施行規則
単位
数
配当
回生
・教職の意義及び教員の役割
・教員の職務内容(研修、服務
教職の意義等に
及び身分保障等を含む。)
(教)教職概論
関する科目
・進路選択に資する各種の機会
の提供等
2
1
必修
・教育の理念並びに教育に関す
(教)教育原理
る歴史及び思想
2
1
必修
・幼児、児童及び生徒の心身の
発達及び学習の過程(障害の
教育の基礎理論
ある幼児、児童及び生徒の心 (教)教育心理学
に関する科目
身の発達及び学習の過程を含
む。)
2
1
必修
・教育に関する社会的、制度的
(教)教育社会学
又は経営的事項
2
1
必修
・特別活動の指導法
(教)特別活動の理論と方法
2
2
必修
(教)○○科教育概論
社会科:(教)社会科・地理歴史科教育概論
または(教)社会科・公民科教育概論
公民科:(教)社会科・公民科教育概論
情報科:(教)情報科教育概論
2
2
必修
(教)○○科授業研究
社会科:(教)社会科・地理歴史科授業研究
または(教)社会科・公民科授業研究
公民科:(教)社会科・公民科授業研究
情報科:(教)情報科授業研究
2
3
必修
・教育課程の意義及び編成の方
(教)教育課程論
法
2
2
必修
・教育の方法及び技術(情報機
(教)教育方法論
器及び教材の活用を含む。)
2
2
必修
2
2
必修
2
2
必修
(教)教育実習(事前指導)
1
3
必修
(教)学校教育演習
4
3
必修
科目
本学開講科目
含める必要事項
・各教科の指導法 ※ 1
教育課程及び指
導法に関する科
※
「○○科教育概論」と
目
「○○科授業研究」は
同一教科であること
・生徒指導の理論及び方法、進
(教)生徒指導・進路指導の理論と方法
生徒指導、教育
路指導の理論及び方法
相談及び進路指
・教育相談(カウンセリングに
導等に関する科
関する基礎的な知識を含む。)(教)教育相談の理論と方法
目
の理論及び方法
教育実習
「教科又は教職に関する科目」
「教育実習」
受講要件
※ 1 教科の指導法は教育実習と同一教科で履修してください。教育実習は所属学科で取得できる免許状教科での履修となります。
( 3 )実習校について
教育実習校は、原則として各自が中学校や高等学校を訪問して依頼し承諾を受けることに
よって実習先を確保します。ただし、教育委員会が実習校を配当することによって決定する
場合もあり、また本学附属校出身者についても取り扱いが異なります。詳細は、教育実習前
年度に受講する「(教)教育実習(事前指導)」で説明します。
68
1.12介護等体験に…
ついて
(2014~2016年度入学者)
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
本学では、近畿地区の教育委員会や小学校・中学校・高校・特別支援学校などと連携し、
教師を目指す皆さんを対象とした「(教)学校インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ」、
「学校ボランティ
ア」を実施しています。教師を目指すためには、教職に関る理論や教科に関する知識を身に
つけるだけではなく、教師の仕事の実際や児童・生徒の様子について、体験的に知ることが
重要です。
3 回生より受講することができる「(教)学校インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ」は、学校で
の現場体験活動を含んだ科目で、授業補助や学習支援、発達障がいを持つ子どもへの支援な
ど、教師の仕事を幅広く体験し、学ぶことができます。
「(教)学校インターンシップⅠ」( 2 単位)は研修時間の合計が40時間以上、「(教)学校イ
ンターンシップⅡ」( 3 単位)は70時間以上、「(教)学校インターンシップⅢ」( 4 単位)は
100時間以上の現場体験活動を含み、いずれも事前・事後指導(講義)の受講が必須です。
また、「学校ボランティア」は、大学での単位認定は行いませんが、学校における特定の
活動を支援する中で、児童・生徒と関ることができ、また教師の仕事について理解を深める
こともできます。教師を目指すためには、教職に関る理論や教科に関する知識を身に付ける
だけではなく、教師の仕事の実際や児童・生徒の様子について、体験的に知ることが重要で
す。ぜひ積極的にこの制度を利用してください。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
(教)学校イン
1.13「
ターンシップⅠ・
Ⅱ・Ⅲ」
、
「学校
ボランティア」に
ついて
Ⅲ.大学院進学について
※介護等体験の免除について
以下の( 1 )〜( 3 )に該当する人は介護等体験が免除されますので、教職教育課に「免除
申告書」を提出してください。なお、介護等体験が免除されるかどうか分からない場合は、
事前に教職教育課の窓口で確認・相談をしてください。
( 1 )介護等体験特例法が施行される以前(1998(平成10)年 3 月31日以前)に、大学・短
大に在学した者であって、卒業までの間に小学校または中学校教諭の専修、一種もし
くは二種のいずれかの免許状取得のための所要資格を得た者
( 2 )介護等に関する専門的知識及び技術を有すると認められる者
保 健師、助産師、看護師、准看護師、盲・ろう・特別支援学校教員、理学療法士、
作業療法士、社会福祉士、介護福祉士又は義肢装具士の免許・資格を既に有してい
る者(取得見込みの場合は介護等体験が必要)
( 3 )身体上の障がいにより介護等の体験を行うことが困難な者
身体障害者手帳に、障がいの程度が 1 級から 6 級であるとして記載されている者
Ⅱ.本学での履修について
義務教育課程(小学校および中学校)の教員免許状申請時には、「小学校及び中学校の教
諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」により、 7 日間以上の介
護等体験の証明書が必要となります。介護等体験とは、18歳に達した後に行う、特別支援学
校( 2 日間)と社会福祉施設( 5 日間)の計 7 日間にわたる介護などの体験のことを指しま
す。
介護等体験の受け入れ先は、特別支援学校については教育委員会が、社会福祉施設につい
ては社会福祉協議会が管轄しており、各機関から本学に体験場所・体験時期が配当されます。
本学では、介護等体験を「教科又は教職に関する科目」の一部として単位化しており、小・
中学校の免許状の取得を希望する場合は、履修指定科目となります。介護等体験の申し込み
手続きの説明や事前指導については、 2 回生配当の「(教)介護等体験(事前指導)」におい
て行います。介護等体験は、 3 回生配当の「(教)介護等体験実習」として履修します。し
たがって、「(教)介護等体験実習」を履修するためには、原則前年度に「(教)介護等体験
(事前指導)」の単位を修得していることが必要となります。
なお、「(教)介護等体験(事前指導)」( 2 回生配当)は、「(教)介護等体験実習」( 3 回
生配当)と連続して受講すべき科目であることから、翌年度 3 回生以上配当科目の受講に必
要な条件(20単位要件)を満たす見込みがない場合にはその受講を認めません。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
69
2.社会調査士
2.1 社会調査士とは
社会調査士とは、社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向・社会事象等をとらえ
ることのできる能力を有する「調査の専門家」として「一般社団法人社会調査協会(以下、
協会)」)の認定を受けて取得できる資格です。
詳細な情報については、協会WEBサイト(http://jasr.or.jp/)を閲覧してください。
2.2 資格認定要件
社会調査士の資格認定には、次の 2 点の要件が必要です。
①大学を卒業している。
②社会調査士科目である標準カリキュラム(A〜Gの 7 科目のうち 6 科目(EとFはどちらか
を選択、A〜DとGは必修))の単位を取得している。
標準カリキュラム
対応する科目
A
社会調査の基本的事項に関する科目
調査分析技法入門
B
調査設計と実施方法に関する科目
政策情報処理
C
基本的な資料とデータの分析に関する科目 データ分析
D
社会調査に必要な統計学に関する科目
統計学
E
量的データ解析の方法に関する科目
社会調査法
F
質的な分析の方法に関する科目
フィールド調査法
G
社会調査の実習を中心とする科目
地域環境調査Ⅰおよび地域環境調査Ⅱの両方を合わ
せてG科目とみなす
※各標準カリキュラムに対応して 1 科目のみ取得すればよい(ただし、G区分は 2 科目の取得を合わせ
てG科目とみなされる)。
※各年度の開講科目については、認定申請中のため、毎年CAMPUS WEBにて正式に発表します。
2.3 資格申請の流れ
社会調査士資格申請手続の詳細については、毎年12月頃にCAMPUS WEBにてお知らせし
ます。
◇資格申請の流れ(2016年 3 月現在の予定)
①12月頃に社会調査士申請手続方法をCAMPUS WEBで連絡
②「社会調査士事前申請書」に必要事項を記入し、指定期日までに学びステーションに提出
*事前申請書の提出がない学生は申請できません。
③ 3 月の卒業合否発表時、資格認定要件を満たしていることを各自で確認
④協会指定の振込先に各自で手数料振込
*振込用紙の受領証は申請に必要なため大切に保管すること。
⑤「社会調査士認定申請書」(協会所定用紙)に必要事項を記入・押印し、指定期日までに
学びステーションに提出
*申請書裏面に振込用紙の受領証を添付する。
⑥政策科学部で認定に必要な科目の履修状況を確認し、協会に書類を送付
⑦協会による審査・認定
⑧審査・認定合格者に認定証発行( 6 月頃)
※資格認定手数料・申請書の様式や種類・認定証発行手続は協会の都合により変更となるこ
とがあります。
70
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
2.学生証番号
5.回生
6.卒業
8.休学
9.復学
11.転籍
12.退学
14.再入学
Ⅷ.学籍
15.証明書、学割証、証紙
Ⅶ.資格課程
13.除籍
Ⅵ.学びの支援について
10.留学
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
7.二重学籍の禁止
(2014~2016年度入学者)
4.修業年限および在学年限
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
3.学生証
Ⅲ.大学院進学について
1.学籍上の氏名と住所等について
Ⅱ.本学での履修について
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.学籍上の氏名と住所等について〈規程:学籍に関する規程第24条〉
「学籍」とは、大学での所属を示すものです。学籍は、入学によって発生し、卒業、退学
または除籍によって喪失します。
1.1 学籍上の氏名
国籍区分
日本国籍の学生
日本国籍を有しない学生
(外国人留学生)
学籍上の氏名
備考
英文証明書等のアルファベット氏名の表記方法
RITSUMEI(姓)TARO(名)→RITSUMEI Taro
戸籍上の氏名
氏名の表記方法
住民票記載事項証明書または旅券(パスポー
RITSUMEI(ファミリーネーム)SAIONJI(ミドルネーム)
ト)に記載のあるアルファベット表記の氏名
TARO(ギブンネーム)→RITSUMEI Taro Saionji
日本国籍を有しない学生
住民票記載事項証明書に記載のある氏名また
(外国人留学生を除く特別
は通称名
永住者等)
―
本学が交付する各種証明書等の氏名は、上記に基づいて取扱います。無断で学籍上の氏名
を改めたり、通称名を用いることはできません。通称名の使用を希望する場合は、学びステー
ションに申し出てください。学部の教授会で審議の上、その使用を認める場合があります。
※通称名を使用する場合は、学籍簿および卒業証書・学位記の氏名については、通称名を記
載したうえで上記に基づく氏名(本名)を併記します。なお、各種証明書、個人別時間割
表、成績通知表等の書類は通称名しか記載しませんが、外国籍の学生(外国人留学生)の
証明書については、旅券(パスポート)または住民票記載事項証明書のアルファベット氏
名を記載します。
1.2 住所等の変更手続
変更事項
手続等
本人の現住所・電話番号の変更
提出先
「CAMPUS WEB」で修正
―
帰省先・学費請求先・保証人の住
「住所変更届」の提出
所および電話番号の変更
保証人・学費請求先氏名・姓名・国 「保証人・学費請求先氏名・姓名・
籍の変更
国籍の変更届」の提出
学びステーション
2.学生証番号
入学を許可した者に学生証番号を付与します。学生証番号は、原則として在籍中も卒業後
も変わりません。
〈学生証番号の仕組み〉
学生証番号(11ケタ)の構成
○
○
●
●
△
△
□
□
□
□
―
■
※各記号は、以下の内容を指します。
○○:学部、●●:学科・専攻等、△△:入学年度、□□□□:個人番号、
■:チェックデジット
※転籍、再入学した場合、学生証番号が変わることがあります。
3.学生証
3.1 学生証とは
72
学生証は、本学の学生であることを証明する大切なものです。以下の場合に提示が必要に
なりますので、常に携帯してください。
◦定期試験の受験
◦各種証明書等の交付
◦図書館等の本学施設の利用
◦本学教職員等から提示を求められたとき
※学生証の紛失・盗難にあった場合は、警察署および学びステーションに届け出てください。
※毎年度「在籍確認シール」を交付しますので、学生証の裏面に必ず貼ってください。有効
期間は 1 年間です。当該年度の在籍確認シールの貼付がない学生証は無効です。
学生証に関する事由
学生証の記載事項の変更
学生証の再交付
手 続 等
学びステーションに申し出てください。
※再交付には下記が必要です。
◦再交付手数料2,000円
◦写真
→3 ヶ月以内に撮影、背景無地、脱帽正面向け、カラー、光沢、フ
チ無しの縦30ミリ×横25ミリ
卒業、退学、除籍、休学の場合には、学生証を返還してください。
※卒業時は、学位授与式で返還の機会を設けます。
学生証の返還
Ⅲ.大学院進学について
4.修業年限および在学年限
4.1 修業年限
本学の教育課程を修了するために必要な修業年限は、下記の通りです。
〈政策科学部〉
1 回生に入学した場合
4年
2 回生に編入学・転入学した場合
3年
3 回生に編入学・転入学・学士入学した場合
2年
学部等
在学年限
1 回生に入学した場合
8年
2 回生に編入学・転入学した場合
7年
3 回生に編入学・転入学・学士入学した場合
6年
復学前の在学期間と通算して 8 年
転学部・転学科した場合
転学部・転学科する前の在学期間と通算して 8 年
再入学した場合
退学および除籍前の在学期間と通算して 8 年
Ⅵ.学びの支援について
復学した場合
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
在学年限とは、本学に在学できる最大の期間をいい、この年限を超えて在学することはで
きません。また、休学した学期、退学および除籍となった学期は、在学期間に算入しません。
ただし、学期末日が退学および除籍の日となる学期は、在学期間に算入します。
〈政策科学部〉
(2014~2016年度入学者)
4.2 在学年限
修業年限
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
入学区分
Ⅱ.本学での履修について
3.2 学生証の記載事項
の変更、再交付お
よび返還
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅷ.学籍
5.回生
通常、入学と同時に 1 回生となり、単位の修得状況などに関わらず 1 年単位で回生は進行
します。 4 回生終了時点までに卒業に必要な単位を修得できなかった場合には、 5 回生〜 8
回生まで回生は進行しますが、在学年限 8 年を超えて在学することはできません。
Ⅶ.資格課程
5.2 休学をした場合の
回生の進み方
①休学前の学期の在学状態により、復学後に回生が進行する場合と進行しない場合がありま
す。
◦後期に在学していた場合:回生は進行します
◦後期に在学していなかった(休学した)場合:回生は進行しません
② 9 月入学者が休学した場合(国際関係学部・政策科学部)
◦前期(春学期)に在学していた場合:回生は進行します
◦前期(春学期)に在学していなかった(休学した)場合:回生は進行しません
Ⅷ.学籍
付録
73
Ⅸ.学費
5.1 回生の進み方
6.卒業〈規程:学則第54条、学籍に関する規程第21条〉
各学部の修業年限以上在学し、各学部で定める卒業に必要な単位を修得した場合に卒業と
なり、学士の称号が与えられます。卒業の時期は、前述の要件を満たすと、前期は秋分の日、
後期は 3 月20日となります(卒業式の日程は学年暦で確認してください)。
7.二重学籍の禁止
本学在籍中に他の大学に同時に籍を置くことはできません。ただし、教育上必要であると
認めた場合で、それぞれの大学の学修条件等に支障がなければ、二重学籍を許可する場合が
あります。学びステーションに相談してください。
なお、大学コンソーシアム京都単位互換制度、環びわ湖大学・地域コンソーシアム単位互
換制度およびAPUとの交流プログラムで許可を受けて他大学の授業科目を履修する場合、
改めて本学の許可を受ける必要はありません。
8.休学〈規程:学則第46条、学籍に関する規程第2〜5条、学費等の納付に関する規程第10条〉
8.1 休学の制度
病気その他やむを得ない事由により、当該学期の授業開始日より定期試験終了日までの期
間中、継続して 2 ヶ月以上就学することができない場合は、休学を願い出ることができます。
休学の許可については、学部の教授会で審議を行います。また、病気のため、就学すること
が適当でないと認められる場合に、休学を命ずることがあります。
①休学期間は在学期間に算入しません。
②休学期間は継続して 2 年以内です。ただし、特別の理由がある場合は、 1 年を限度として
その期間を延長して許可することがあります。
③休学期間は入学時から通算して 3 年を超えることはできません。
例:2015年度・2016年度に休学( 2 年間休学)、2017年度に復学、2018年度に休学( 1 年
間休学)の場合は、今後、休学することはできません。
④休学期間中は、学費に代えて在籍料を納付しなければなりません。
8.2 休学の手続等
①休学の申請書類
休学を願い出る場合は、所定の「休学願」(保証人連署)および継続して 2 ヶ月以上就学
することができないことを証明する次のいずれかの書類を学びステーションに提出しなけれ
ばなりません。
休学事由
休学願とあわせて必要な書類
病気
主治医の診断書
家庭の事情
理由書
経済的理由
理由書
勤務の都合
勤務先の証明書
海外渡航(私費による海外留学、海
外インターンシップ、海外ボランティ 留学先の機関・団体が発行する受入証明書
ア、その他海外での学習・研究活動)
兵役
兵役証明書
その他
継続して 2 ヶ月以上就学することができないことを証明する書類
②申請期限および休学期間
申請期限は以下の通りです。休学期間は、前期、後期または当該年度の 1 年間のいずれか
を単位とします。ただし、学期または年度開始以後に休学の許可を受けた場合は、休学許可
日が休学開始日となりますが、学期または年度開始日から休学許可日の前日までの期間も休
学期間とみなします。
休学期間
74
申請期限
前期または当該年度の 1 年間
5 月31日まで
後期
11月30日まで
8.3 休学期間中の在籍料
休学期間中の在籍料は、 1 学期につき5,000円です(その他諸会費が必要となる場合があ
ります)。在籍料は、休学許可日から 2 週間以内に納付しなければなりません。
8.4 休学期間終了の手続
休学期間終了直前(前期は 7 月下旬、後期は 1 月下旬)に、休学期間終了後の就学につい
て本人および保証人宛に「休学期間終了に伴う手続について」を送付しますので、以下の手
続をしてください。休学期間終了日までに手続がなかった場合は、休学期間終了日をもって
除籍となります。
休学の終了
休学期間終了にあたっての手続
8 月 1 日〜 8 月末日までに、復学願、休学願または退学願を提出
後期末終了
2 月 1 日〜 2 月末日までに、復学願、休学願または退学願を提出
Ⅱ.本学での履修について
前期末終了
9.復学〈規程:学籍に関する規程第6〜7条〉
復学する場合は、所定の「復学願」
(保証人連署)を学びステーションに提出してください。
※休学事由が病気による場合は、主治医の診断書の提出と本学保健センター医師の診察を受
ける必要があります。
※復学時の学費は、復学する回生の学費となります。
【手続期間】
復学を願い出る学期
復学申請期間
当該年度の 8 月 1 日〜 8 月末日
(2014~2016年度入学者)
前年度の 2 月 1 日〜 2 月末日
後 期
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
前 期
【在留資格取得が必要な外国人留学生の手続期間】
復学を願い出る学期
前年度の12月 1 日〜12月末日
後 期
当該年度の 6 月 1 日〜 6 月末日
休学前のものを継続します。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
9.2 復学時の学生証番
号および適用カリ
キュラム
復学申請期間
前 期
Ⅲ.大学院進学について
9.1 復学の手続
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅷ.学籍
10.留学〈規定:学則第50条、学籍に関する規程第10〜13条〉
付録
75
Ⅸ.学費
①申請手続
留学を志願する場合は、所定の「留学願」(保証人連署)を学びステーションに提出して
ください。
②留学中の学費
協定にもとづく留学の場合、本学学費の取り扱いは留学プログラムによって異なります。
詳細は、国際教育センターで配布する海外留学の募集要項で確認してください。なお、「個
別合意にもとづく留学」の場合は、本学学費を通常通り納付の上、留学先大学にも個人で学
Ⅷ.学籍
10.2 留学の手続等
Ⅶ.資格課程
①留学の制度
本学が提供する留学プログラムで留学する制度で、留学の願い出を受けて審議のうえ教育
上有益であると認めた場合に許可します。
また、学生が個人で留学先を確保した場合、所属学部が教育上有益であると認め、所属学
部と留学先との間で合意等が成立した場合に、「留学」として認めることがあります(個別
合意にもとづく留学)。事前に学びステーションに相談してください。
②留学期間
留学期間は在学期間に算入します。留学先大学の事情等により、本学の学期と異なる場合
がありますが、留学開始日は、留学が許可された本学学期の開始日となり、留学終了日は、
留学が許可された本学学期の終了日となります。
Ⅵ.学びの支援について
10.1 留学について
費を納付する必要があります。
③留学終了の手続
帰国した後に、所定の「留学終了届」とあわせて留学先の履修期間および成績が明記され
た「単位認定願および単位認定書」を提出してください。
11.転籍〈規程:学則第42条・49条、学籍に関する規程第8〜9条、学費等の納付に関する規程、手数料規程〉
転籍は、現在所属している学部・学科等から、他の学部・学科等へ転じる制度です。
11.1 転籍の要件等
転籍先学部での募集がある場合に限り、 1 回生または 2 回生終了時点で以下の出願資格を
満たした上で、転籍の出願を行うことができます。出願後、政策科学部および転籍先の学部
における選考のうえ、 2 回生または 3 回生の始めの転籍を許可することがあります。なお、
年度途中の転籍はできません。
出願資格等、詳細については毎年度12月頃に発行する「転籍要項」(学びステーションで
配布)で必ず確認してください(転籍の募集がある学部・学科は年度によって変わる場合が
あります)。
2 回生に進級する時の転籍
(現 1 回生対象)
1 回生終了時点で、 1 回生配当の外国語科目を全科目修得し、卒業要件に算入できる修得単位が30単位
以上修得できる見込みの者
3 回生に進級する時の転籍
(現 2 回生対象)
2 回生終了時点で、 1 および 2 回生配当の外国語科目を全科目修得し、卒業要件に算入できる修得単位
が60単位以上修得できる見込みの者
※上記以外の要件を定めている学部・学科がありますので、転籍要項で確認してください。
11.2 転籍の出願手続
転籍の出願は、所定の期日(例年 1 月中旬頃ですが、転籍要項で確認のこと)までに、所
定の「転籍願」
(保証人連署)およびその他必要な書類の提出ならびに転籍選考料(3,000円)
を納付しなければなりません。なお、転籍を同時に 2 件以上出願することはできません。
11.3 転籍が許可され
た場合の学費
転籍が許可された場合の学費は、転籍先の許可された回生の学費となります。納付期限等
は、「学費について」を参照してください。
12.退学〈規程:学則第52条、学籍に関する規程第18〜19条〉
12.1 退学の要件およ
び退学の手続等
事情により退学する場合は、所定の「退学願」
(保証人連署)を学びステーションに提出し、
許可を得なければなりません。
12.2 退学日
退学日は、所属学部の教授会の審議を経て、学長が決定します。成績の認定はその学期最
終日に在学していることが条件となりますので(退学日が 9 月25日または 3 月31日の場合は、
当該学期に修得した単位および当該学期の在学は有効)、当該学期の学費を納付済みで成績
の認定を受けたい場合には、退学申請時にこの旨を申し出てください。退学の審議は、教授
会日程との関係上、 2 週間から 1 ヶ月かかります(退学日は教授会で許可された日です。申
請日が退学日になるわけではありません)。
13.除籍〈規程:学則第53条、学籍に関する規程第20条〉
以下に該当する者は除籍となり、本学学生の身分を失います。
除籍事由
76
除籍日
授業料、特別在学料または在籍料を納めない者
前期: 8 月末日、後期: 2 月末日
在学年限を超えた者
在学年限の最終日
休学期間が通算 3 年を超えてなお、復学しない者
休学期間終了日
休学期間終了日までに所定の手続をとらなかった者
休学期間終了日
14.再入学〈規程:学則第28〜30条、入学の出願および入学手続に関する規程第4〜6条〉
退学または除籍となった者が、退学または除籍となった学期の最終日の翌日から起算して
2 年以内に再入学の出願を行った場合、選考の上、再入学を許可することがあります。ただ
し、在学年限を超えて除籍となった者および懲戒により退学処分となった者は、再入学の資
格はありません。
※再入学制度は、退学・除籍後に再び大学で履修することを保証する制度ではありません。
14.2 再入学の出願手
続
以下の出願期間に、「再入学志願票」(保証人連署)を提出しなければなりません。手続等
の詳細は、「再入学試験要項」(学びステーションで配布)を確認してください。
【出願期間】
再入学を志願する学期
出願期間
前 期
前年度の 2 月 1 日〜 2 月末日
後 期
当該年度の 8 月 1 日〜 8 月末日
Ⅲ.大学院進学について
【在留資格取得が必要な外国人留学生の出願期間】
在留資格の取得手続に時間がかかるため、下記の期間に出願することができます。
再入学を願い出る学期
前年度の12月 1 日〜12月末日
後 期
当該年度の 6 月 1 日〜 6 月末日
15.証明書、学割証、証紙
各種申請に必要となる証紙(各種講座の受講、検定試験の受験、証明書発行、シャトルバ
ス利用など)は、証明書自動発行機または各キャンパスの生協窓口で購入できます。
※生協窓口で販売している証紙は、証明書手数料、バイク登録料、科目等履修選考料、聴講
選考料、シャトルバス利用料、シャトルバス回数券です。
Ⅵ.学びの支援について
15.2 証紙について
在学生の証明書(一部を除く)および学割証は、証明書自動発行機で発行できます。証明
書自動発行機の設置場所、稼動時間など詳細については、証明書発行についてのページ
(CAMPUS WEBの『学びのサポート』から「証明書」をクリック)で確認してください。
※休学者、退学者、除籍者、卒業生の証明書(休学証明書・退学証明書・在学期間証明書な
ど)は、学びステーションで発行します。証明書の種類によって、日数がかかる場合があ
ります。
※学びステーションで手数料が必要な証明書を発行する場合、証紙で支払います。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
15.1 証明書、学割証
(2014~2016年度入学者)
再入学の合格通知を受けた者は、所定の期日までに再入学手続書類を提出するとともに、
所定の納付金を納付しなければなりません。再入学者については、再入学した回生の新カリ
キュラムが適用されます。既修得単位については、新カリキュラムに合わせて単位認定を行
いますので、その結果、科目によっては単位が認定できない場合もあります。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
14.3 再入学の手続等
出願期間
前 期
Ⅱ.本学での履修について
14.1 再入学の要件等
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅷ.学籍
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
77
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅲ.大学院進学について
1.学費
Ⅱ.本学での履修について
Ⅸ.学費
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
1.学費
1.1 学費
1.2 学費の納付方法・
納付期日
1 .本学では、入学年度を基準として学費額を決定しており、入学時点で在学期間中の学費
を明示しています。
2 .本学では、年次進行による学費改定は原則として行わず、入学から卒業までの各年次の
学費は一部を除き同額となります。
3 .当該年度の学費額については学費に関するホームページを参照してください。
( 1 )学費納付案内
送付内容
送付予定
◦学費納付案内
◦延納(分納)制度と奨学金の案内
◦学費等納付書
4 月上旬
◦学費納付案内
◦延納(分納)制度と奨学金の案内
◦学費等納付書
9 月上旬(※)
※前期学期に年間学費を納付した場合は、 9 月の案内はありません。
( 2 )学費案内送付先
学費納付案内は、大学に学費請求書先として登録されている住所宛に送付します。入学後
に変更が生じた場合は、学びステーションへ届け出てください。
( 3 )学費納付
学費は、学費等納付書(本学専用振込用紙)を使用し、期日までに金融機関から振込んで
ください。
納付する学費
納付期日
前期学期分学費または年間学費
4 月30日まで
後期学期分学費
9 月30日まで
※納付期日が金融機関の休業日となる場合は、納付期日は金融機関の翌営業日となります。
1.3 学費延納(分納)
制度について
前期学期分学費または後期学期分学費を、先述(1.2-3)の納付期日までに一括納付するこ
とが困難な場合は、延納(分納)制度を利用することができます。本制度を利用する場合は、
先述(1.2-3)の納付期日までに「延納(分納)願」を、所属キャンパスの学生オフィスへ提
出してください。(郵送でも提出可能)
延納が許可された場合の納付期日
前期学期分
後期学期分
7 月10日
12月20日
※延納期日が金融機関の休業日となる場合は、納付期日は金融機関の翌営業日となります。
1.4 奨学金制度について
「奨学金制度」の詳細は、大学ホームページを参照してください。「奨学金制度」の利用に
ついては、所属キャンパスの学生オフィスに相談してください。
1.5 学費が未納となっ
た場合の取扱い
(除籍)
学費が所定の期限までに納付できなかった場合、学費未納による除籍となります。早い時
期から計画をたて、期日までに納付してください。
1.6 在学期間が修業年
限を超えた学生の
学費に関する取扱い
在学期間中の学費額は「1.1 学費」に記載したとおりです。
ただし、2016年度(薬学部においては2018年度)以降、以下の全ての条件に該当する場合、
当該学期の学費(授業料)は、当該学期の学費(授業料)の 2 分の 1 となります。なお、本
取扱いは長期履修生には適用しません。
( 1 )在学期間が修業年限を超える学生。
( 2 )当該学期に成績評価する授業科目の受講登録単位数、留学や単位互換等で卒業に必要
な単位として認定する単位数の合計が 8 単位以下である学生。
80
【学費(授業料)に関連するホームページ】
CAMPUS WEBの「便利リンク」から「学費」をクリック
【奨学金制度に関連するホームページ】
CAMPUS WEBの「便利リンク」から「奨学金」をクリック
Ⅱ.本学での履修について
Ⅲ.大学院進学について
(2014~2016年度入学者)
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
81
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅸ.学費
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
Ⅱ.本学での履修について
(2014年度以降入学生適用カリキュラム開設科目)
規程、学生証規程、学費等の納付に関する規程、学生懲戒規程、学生健康診断規程
(2014~2016年度入学者)
立命館大学学則、政策科学部学部則、学籍に関する規程、授業に関する規程、定期試験
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
次の規程については、ウェブに記載しています。
Ⅲ.大学院進学について
【付録1】科目概要
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
【付録 1 】科目概要
(2014年度以降入学生適用カリキュラム開設科目)
ヴィジョン科目(VB)
Vision Broadening
VB原論Ⅰ P100 政策科学の学術研究の全体像に鳥瞰的に接近し、個々のディシプリンの可能性と限界の把握をめざす基礎的科目である。
思考と時間の可視化をはかるため、特に人物像とパーソナル・ヒストリーを対象とし、とりあげる人物の活躍時の時代背
景の理解を通じて、教養と専門の両面から政策科学の理論を学ぶ学際的かつ複合的な内容である。
VB原論Ⅱ P100 政策科学の学術研究の全体像に鳥瞰的に接近し、個々のディシプリンの可能性と限界の把握をめざす基礎的科目である。
科学技術の進展に応じた、社会の変化を理解することを通じて、教養と専門の両面から政策科学の理論を学ぶ学際的かつ
複合的な内容である。
VB原論Ⅲ P100 政策科学の学術研究の全体像に鳥瞰的に接近し、個々のディシプリンの可能性と限界の把握をめざす基礎的科目である。
主として論理学を学説史的な視点から学ぶことを通じて、教養と専門の両面から政策科学の理論を学ぶ学際的かつ複合的
な内容である。
VB展開Ⅰ P100 思考・空間・時間の可視化を行う際に必要となる不連続性に焦点をあわせた科目である。特にリスクが過程や認識に及
ぼす科学的理解の方法について学習する。
VB展開Ⅱ P200 思考・空間・時間の可視化を行う際に課題となる倫理や法制度等について、現実の課題を事例としてとりあげ学習する。
法学基礎Ⅰ P100 本講義では、できるだけ具体的で今日的な事例を取り上げながら憲法をはじめとする法的な問題を概説する。外国人の
参政権問題や、教育現場の人権問題など現代日本の社会が抱えている問題を、憲法・民法・刑法などの法体系の違いやそ
れぞれの原理・解釈の特徴、法的な解決とは、などについて考える。
法学基礎Ⅱ P100 民法を、市民社会の基本法として、日本の法体系の中での憲法・行政法・刑法などとの関係での位置づけを明らかにし、
民法の基本的な考え方、基本的諸原理・構造を説明し、併せて民法総則の分野、特に法律行為論等について論議する。
災害と安全 P100 災害が人間生活、国土にどのような影響を及ぼすかを事例(自然災害・都市災害など)を通じて論じ、災害の発生原因、
メカニズム、被害構造、補償制度について自然科学的・社会科学的に、総合的に理解させる。その際、地域レベル、政府
レベル、地球レベルでの防災システムのあり方を、国連・政府・自治体・民間の活動を通じて学ばせる。
比較制度 P200 「国際比較」の分析枠組によって、世界各国の政治・行政制度の理解を深め、日本の制度的特徴を確認する。
本講義は、
具体的には、立憲君主制と共和制、大統領制と議院内閣制、議院内閣制の運用の違い、一院制と二院制の議会制度、小選
挙区制と比例代表制など選挙制度、官僚制度などの比較を行う。また、欧米民主主義国家のみならず、アジアなど成長著
しい新興国の政治・行政制度にも焦点を当てる。
社会思想史 P300 公共政策の多くは正及び負の財の配分パターンの変更に関連する。財の配分パターンの「正しさ」は哲学的正義論の主
要問題の一つであると同時に統治行為の正当化根拠でもある。この科目においては契約説、功利主義を中心とした近代社
会哲学の発展を軸に、現代正義論の展開をも視野にいれながら、近現代の社会哲学における配分準則と統治行為の正当化
論を概説し、規範的公共政策論の基礎を養う。
84
情報技法科目(IM)
Information and Methods
政策情報処理 P111 本講義は、政策科学部で学修・研究を進めるにあたって必要となる、資料やデータを収集し、分析しうる形にまで整理
していく方法を、コンピュータおよび情報処理に関する基本的な知識や技術とともに、学ぶ演習(実習)科目である。
データ分析 P112 この講義では、官庁統計など現実の社会で収集・蓄積・流通しているデータについて基本的な知識を身につけ、データ
に隠れている特徴や特性などを発見し解釈を行い、新しい情報を創造し、これを知識へと高め、自分の知恵を豊富にする
ためのデータ分析方法について、パーソナルコンピュターを用いた演習(実習)形式で学習する。
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
情報技術マネジメント P212 本講義では、ネットワーク技術を中心とする情報通信技術に関する基礎知識とその応用事例・研究についての解説を行う。
ソーシャルメディアなどのネットワークコミュニケーションを中心とする情報通信ネットワーク技術の構築や運用管理に
関する知識や技術を実習(演習)も交えながら学ぶ。
Ⅶ.資格課程
社会調査法 P211 本講義では、社会調査における調査設計、実査、データの入力と整理、分析、結果報告の一連のプロセスのうち、主に
調査データの量的なデータ分析について扱う。調査データの分析方法は様々であるが、ここでは単純集計、クロス集計か
ら始め、重回帰分析、因子分析などの多変量解析まで扱う。また、データの分析と調査設計や結果報告は相互に関連し不
可分であるため、分析技法を中心に社会調査の一連の流れも解説する。
Ⅵ.学びの支援について
地域空間分析 P211 単に「地域」といっても、国レベルから街区レベルまでその大きさはさまざまであるが、色々な社会情報を地域空間の
広がりの中で捉え、それぞれの地域を相対化する作業は、都市政策を考える上でとても重要である。ここではGISアプリケー
ション(GISとはGeographic Information Systemの略。地理情報システム。)等によって地域を分析する技法を習得し、空
間的な把握能力の向上を目指す。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
プログラミング P112 本講義では、演習(実習)形式で、基本的なアルゴリズムを理解し基礎的なプログラミング能力の習得、そして、ユー
ザフォームを用いたインタラクティブ処理、マルチメディア表現に関する技能の習得を目的とした科目である。
(2014~2016年度入学者)
フィールド調査法 P112 本講義では、フィールドワークの主な調査方法(主に質的調査法)を具体的に紹介しながら、それらに関わる時代的な
認識や倫理について解説していく。それにより、受講者に対し、多様なフィールドワークの手法とその歴史性の把握、そ
れらが抱える認識論的な可能性および限界と調査倫理の問題への理解を促すことが本授業の主たる目的である。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
情報科学入門 P112 本講義は、情報システムの設計、管理、運用に関する知識や技術を習得することを目的に、情報リテラシ/メディアと
コミュニケーション、ソフトウエア/ハードウエア/ネットワーキング、数学モデルや統計的分析、最近のコンピュータ
モデルとシミュレーション、オブジェクト指向、認知科学と人工知能、宇宙開発などの世界の最先端技術、ロボット等に
ついて講義を行う。
Ⅲ.大学院進学について
統計学 P111 統計学とは、データを用いて自然及び社会現象の特徴について客観的に理解する学問である。この講義では、社会現象
を定量的に把握、理解するために行われる社会調査において必要となる統計学の基礎知識を学ぶ。具体的には、記述統計、
確率分布、標本から母集団の推計、仮説検定、相関分析、回帰分析などを学習する。
Ⅱ.本学での履修について
調査分析技法入門 P111 この講義では、政策や社会現象の分析に必要となる基礎的な調査分析技法を紹介し、その特徴や調査分析プロセスを理
解することを目的とする。特に社会調査や事例研究といった研究において必要となる調査分析のプロセスや調査分析技法
の解説を行う。また、分析に必要となる認識に関する問題なども取り上げながら「分析道具に対する理解」と「分析にお
ける認識問題」の双方を理解し、調査・分析の基礎的な方法とプロセスを習得する。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
付録
85
ゲーミング&シミュレーション P212 複数脳のリンクにより、問題発見や問題解決にあたる未来への言語であるゲーミング・シミュレーションは、Learning
by Doingによる意思決定や住民合意形成、学習や研修を通じた政策デザインのための基礎的手法である。政策スキルの涵
養と政策形成の方法論を技法演習により習得する。
地域環境調査Ⅰ P310 調査票を用いたサーベイを行う。調査票を用いた調査のための準備や段取り、調査票の作成方法、調査票の配布・回収
方法、データの分析、報告書の作成といった一連の社会調査のプロセスを習得する。調査テーマは、パッケージ履修科目(*)
である地域環境調査Ⅱで扱うテーマと連携したものとし、大学や若者の集住が地域コミュニティに対して与える影響を中
心に行う。
地域環境調査Ⅱ P310 調査票を用いたサーベイを行う。調査票を用いた調査のための準備や段取り、調査票の作成方法、調査票の配布・回収
方法、データの分析、報告書の作成といった一連の社会調査のプロセスを習得する。調査テーマは、パッケージ履修科目(*)
である地域環境調査Ⅰで扱うテーマと連携したものとし、大学や若者の集住が地域コミュニティに対して与える影響を中
心に行う。
*地域環境調査Ⅰ・Ⅱ両方の単位を修得することで、卒業に必要な単位として認定されます。
政策科学基礎科目(MP)
Meta-policy
政治学Ⅰ P120 政治とは社会秩序の維持・安定やその変革を決定する人間の基本的活動の一つだが、それは時代を問わず複雑で容易に
理解できるものではない。ことに複雑さを増した現代においてはこのことはまさに当てはまり、そのため政治現象がもつ
意味を理解するには常に理論という導き手を必要とする。本科目では、政治学におけるこうした理論と現実の関係を、政
治学の基本的概念や理論の学習を通して理解する。
政治学Ⅱ P120 古典的かつ代表的な政治思考の潮流について学ぶことを通じて、政治学分野の学習に必要な基礎知識を習得する。また、
人間及び社会に関する様々な理念と解釈の集成としての政治思想を学ぶことで、公共政策における規範的な側面への視野
を形成する。
憲法 P220 本講義では、憲法が定められている意味、憲法が規定する様々な基本的人権の内容、国や地方自治など統治機構の概要
について、具体例を理解しやすいように主要な憲法判例を通じて理解することを目的としている。
政治過程論 P220 政治学の20世紀的展開としての政治過程の理論をまず理解させる。すなわち、政治を様々なアクターの相互作用と捉え
ることにより、持ち得た動態的な視座と、それゆえに国家や制度が軽視されたことによる理論的弱点を整理した上で、現
代の政治過程論の理論的地平を論じる。これを前提として、様々な公的・私的アクターが織り成す現代日本の政治の政治
過程を分析する。
意思決定論 P220 政策レベルであれ、業務レベルであれ、その活動の源は意思決定である。意思決定の能力を高めるために、様々な科学
的手法が提案されている。それにもまして重要なのは、複雑な問題を体系化し、大局的、総合的視野から判断する思考能
力である。そこで、本講義の目的は( 1 )意思決定の役割と決定の思考プロセスを把握する、
( 2 )システム的思考プロセス、
および代表的な科学的(数学的)手法の基本を理解する、( 3 )現実の意思決定に見られる問題点を理解することとする。
政策過程論 P220 政治過程論のより新しい展開を追う科目である。政治過程論は政策に注目し、これを独立変数とすることで政策過程の
視座を得た。このことが、異なる政治過程を一定の構造の中に位置づける国家の意思の再発見につながる。正統学説の地
位を得たダール・トルーマン流の多元的集団過程論と、それを支えた方法論としての行動論が軽視した国家や政治体制を
再び正面に据えて論じることができるようになったのは、政治過程論が政策過程論へと歩を進めたからである。こうした
理論展開を整理し、日本の政策過程についての事例紹介も行う。
86
公共哲学 P320 共同体、公共性、公共空間にまつわる古典的な思想・理論の概要を学ぶ。これら思想・理論の変遷を歴史的に追跡しな
がら、今日的な政策課題が公と私の関係や区別とどのように関係しているのかを理解する視野を形成する。
政治文化論 P320 政策過程は、さまざまな制度的要因、つまり組織構造や政治システムの仕組みに方向づけられるが、さらにもう一歩踏
み込んで考えてみると、組織や制度のあり方は、固有の文化的背景や市民意識のあり方によって規定されている。このよ
うに政策過程を背後から方向づける政治文化の内容に、経験的分析から迫る。
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
87
Ⅶ.資格課程
コミュニティ政策論 P220 コミュニティは、かつての地縁に基づいた地域コミュニティから、同好会といった趣味などの価値が共通する仲間との
価値縁に基づくコミュニティ、SNS(Social Networking Service)における仮想コミュニティなど多様な概念へと拡張して
きた。しかし一方で、自然・人為的災害や高齢社会などにより、特に都市において希薄化している住民間の地縁に基づい
た社会関係資本(社会的絆など)のセイフティネットとしての重要性が注目されている。
本科目では、コミュニティの多様性について解説するとともに、福祉や災害などの各課題に横断する問題であるコミュ
Ⅵ.学びの支援について
環境科学 P220 環境問題は多様化し、拡大する傾向にある。そして多くの課題は、それぞれが相互に原因となり結果となって絡み合っ
ているため、これを総合的に解決していくことが何よりも必要である。本講義では、公害などのローカルな環境問題と地
球温暖化といったグローバルな環境問題について、発生の原因、メカニズムと影響を科学的に分析し、それぞれの連関課
題をシステム的に説明するとともに、解決に向けた取組みの動向についても触れる。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
計画理論 P220 社会科学は記述された情報、すなわち過去から現在を対象とするが、計画学は現在から未来を紡ぐ学理である。政策科
学とは、将来の組識や社会を行動予定の情報パッケージに従って、よりましに目標に達成するための、プランニングとい
う政策を組み立てるための学理である。
特に未来における問題の解決、将来を改変する情報を複数脳で処理し得る人類の最大最強の能力を獲得した進化の観点、
連携した複数脳が処理する情報の側面、脳を有する有機炭素生命の生存環境と我々の宇宙における人類の存在の観点を含
め、人類が抱えている課題は、過去・現在のみならず未来へ向けて相互に影響し合っている。
本講義は政策科学の基礎科目として不可欠な公的計画の基礎理論を解説すると同時に、プランニング演習の入門講座と
しての役割もあわせ持つ。なお、日本で計画理論を開講している大学は少なく、関西では政策科学部のみである。
(2014~2016年度入学者)
政策工学入門 P120 現代社会問題は政治、行政、経済、経営、短期と長期、ローカルとグローバルなど複雑に絡みあって総合的な性格をもっ
ている。それを解決するための政策も多元的で、複雑なシステム(系)となり、
「経験と勘」に頼る政策から「工学的手法」
による政策へと求められている。「政策工学」(Policy Engineering)とは、政策の効率性、有効性、公平性、十分性を時間軸、
空間軸、対策軸から分析、立案、実施、評価(検証)を行う学問(簡単に言えば、政策を工学的手法で最適化し、効用の
最大化とコスト(リスク)の最小化を求める学問)とする。本授業は、基礎となる政策科学をベースにして、システム工学、
社会工学、情報工学、政策評価論、数理計画論、最適化論など既存の学問分野を融合する新しい学際的学問「政策工学」
への入門である。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
マクロ経済学入門 P220 本講義では、景気動向や経済成長を考察するうえで不可欠なマクロ経済学の基礎を概説する。具体的内容としては、
GDPの定義、国民所得決定の理論、資産市場、為替市場、IS−LM分析と金融・財政政策、賃金と物価、景気循環と経済成
長などを予定している。
Ⅲ.大学院進学について
現代経営学入門 P120 現代の経営学及び企業経営実務ならびに経営コンサルティングに用いられるコンセプトを解説し、関連するトピックを
紹介する、経営学の入門講座である。主に、企業の戦略立案、企業行動の理解のために必要な基本的なコンセプトの獲得
を目指す。
Ⅱ.本学での履修について
ミクロ経済学入門 P120 現代社会においては様々な経済活動が行われており、個人は財を購入し、消費することにより、自らの満足度を高めよ
うとする。企業は、財を生産し、販売することにより、利潤最大化を目指す。しかし、財には価格があり、消費者の予算
も限られている。企業も財を生産するにあたって生産にかかる費用を考慮しなければならない。本講義では、こうした各
経済主体が与えられた制約の中でいかなる行動をとり、それがどのようにして市場メカニズムに結びつくのかについて基
本的な考え方を提示する。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
ニティが直面する社会関係資本の希薄化、それに対する学術的ならびに実務的取り組みを論じる。さらに、大学生として
大学周辺地域コミュニティなどへの関与における特長や課題についても事例に基づいて論じる。
都市・環境法 P320 都市環境法制の内容を基礎にしつつ、環境法の入門にもなるように不法行為法の比重を増した内容である。同時にヴィ
ジョン科目であることを踏まえ、法の歴史と基礎理論の説明も重視する。
システム科学 P320 社会というものは、自然環境他の外的な要因および人間の知的活動の集合、すなわち、様々な意思決定行動とそれらす
べての相互関係によって表出された現象として捉えることができる。本講義では、この大規模で複雑なシステム(系)と
しての社会を関係構造的に理解するために、システム科学的な視点からのアプローチを紹介していく。最初は、機械のよ
うな比較的単純なシステムの利用のため考えられた従来の工学的考え方から始め、社会を構成する要素である人間、人間
と人間の相互関係、その結果としての組織、あるいは機械と人間の混在するシステムなどを、システム工学、認知科学、
人工知能、人間工学、ロボティクス、ファジィ理論といったようなコンピュータサイエンスの先端的成果から構造モデル
の説明を試みる。また、この構造モデルを理解する上でゲーミング&シミュレーションは効果的なアプローチ方法であり、
実践するとともにその設計を試みる。さらに最終的には、システムに対する構造モデル構築の方法を考える。
政策科学科目(PLC)
−公共政策
Policy Learning Courses
国際機構論 P240 急速にグローバル化する現代国際社会において、国際機構が果たす役割を学ぶ。特に、国連ファミリーと呼ばれる諸機
関の意思決定の仕組みと、これらの機関が直面する課題について解説する。また、国際機構と主権国家との関係、また
NGOや企業との関係についても扱う。さらに、EUをはじめとする国際地域機関の発展についても論じる。
情報社会論 P240 インターネットを筆頭に情報通信技術の急速な発展とその普及により、社会の情報化がますます進展している。また、
情報化の進展によって人々の生活スタイルや価値観が変化している。本講義では、現代社会を情報という観点から捉え、
情報通信技術の普及が及ぼす社会への影響やそれらに伴う知的所有権や情報モラルなどの在り方について考察する。
比較文化論 P240 「文化」を映す素材はさまざまである。この講義では言語、教育、ジェンダー、民族などに焦点を当て、文化にまつわる
言説が社会においてどのように構築され、変容してきたか、また文化がどのように移動し、翻訳され、定着してきたかを、
歴史的・理論的に理解することを目標とする。
政策評価 P240 本講義では、政策を様々な視点から評価するための基礎的な概念と分析の進め方を学ぶ。政策を評価する視角は多様で
あるが、その代表的なものは費用便益分析など、経済性に注目した評価である。だが、これだけでは政策評価としては十
分ではない。公共政策は、経済性や効率だけでは評価できない側面もある。そこで、政治的側面、社会的側面、文化的側
面などにも視野を広げ、どのように政策を評価しうるかを議論する。また、政策評価が政策プロセスにおいてどのように
位置づけられるのかについても解説する。
日本政治史 P240 幕末に欧米列強と本格的に接触してから、日本政治は内政と国際関係の両面においてどのように歩んできたかについて、
特に近隣の東アジア諸国との関係を軸に検討する。そのさい、当時の政策形成の担い手たる政治家の政策構想と行動も探っ
ていく。
民法Ⅰ(契約法) P240 契約法の領域を論議する。民法典第 3 編「債権」の「債権各論」を中心に、法学基礎Ⅱで学んだ法律行為論との関係も
明らかにしつつ、典型契約に限定されない現代社会における契約の仕組みと内容を、その成立と履行過程について説明する。
行政法Ⅰ P240 現代の政策諸課題を行政を通じて実現する際にとられる手法・手段とその法的特質を明らかにする。例えば、道路建設
や都市計画などの実施過程で国民と関わる手段がとられるが(政策の立案、計画などの行政の手段ないし手法、さらに行
政指導、行政計画、行政強制など)、その法的意味や特徴を説明する。
88
民法Ⅱ(金融法) P240 金融取引法の領域を中心に講義する。同時に、民法Ⅰで学んだ契約に基づいて発生する各種の債権の保全・回収に関わ
る法制度を学ぶ。具体的には、民法典第 2 編「物権」中の「担保物権法」と第 3 編「債権」中の「債権総論」について概
説する。
現代政治理論 P340 政治過程を理論的にどのように捉えるかをめぐる一連の仮説を検討する。具体的には、多元主義モデル、権力エリート・
モデル、階級政治モデル、政治システム論、新制度論などについて、その理論的系譜と概念構成、方法論的基礎などを比
較検討する。こうしたマクロ・パラダイムとの関連で、デモクラシーや権力などの概念についても論じる。
政策科学科目(PLC)
−社会マネジメント系
Policy Learning Courses
Ⅵ.学びの支援について
債権法(PAP専用) P340 約束不履行や不当な契約の勧誘などの契約に関わる紛争や交通事故・環境破壊・欠陥商品などの事件に起因する紛争に
ついて規律する民法上の一般原則について講義し、現行法の解説を行うほか、その立法政策上の問題点についても検討する。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
地域政策論 P340 グローバリズムの急速な展開に伴い国民国家の枠組みが揺らぎ、国家の境域の内外において人間の諸活動をめぐる地域
圏の形成が進んでいる。そのなかで地域社会において求められる人間の安全保障のための様々な喫緊の政策について検討
していく。地域統合をめぐる動き、都市農村関係をめぐる諸政策、多文化主義をめぐる動き、移民政策などが検討の対象
となる。
(2014~2016年度入学者)
政治意識論 P340 本講義は、人々の意識に注目して、意識調査データを用いた経験主義的アプローチから、政治を分析することを目的と
する。そのために政治意識の概念、観察方法、機能、構造を知ると共に、最近のイシューと人々の意識、政治的態度と投
票行動についての具体的な分析と分析のための理論モデルを検討する
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
行政学Ⅱ P340 政策形成の一主体としての地方政府を論じる。地方自治の制度的前提を押さえつつも、より動態的に政策過程的視点から、
地方政府の持つ様々な政治的資源とその制約を中央・地方の関係の中で位置づけ、最も身近なところでなされる政策形成
の実践を裏づけることを目指す。
Ⅲ.大学院進学について
行政学Ⅰ P340 現代日本政府論。主として憲法学が統治機構論として語る、文字の上に固定された政治のパターンとしての制度と、政
治学が権力の在り様に注目して語る、繰り返される政治パターンとしての制度、機構、構造を内容とする。政治の手続き、
もしくはゲームのルールは、そのこと自体を知ることが政策構想に不可欠であるのみならず、政策が作り出されていく場
そのものを知るためにも重要である。
Ⅱ.本学での履修について
行政法Ⅱ P340 情報公開、建築や環境に関する紛争、等々行政に具体的に関わった場合、関係する国民・住民に何らかの被害が生じる
ことが、マスコミでも頻繁に報道されている。このような行政活動によって生じる被害に対する救済の法体系が行政救済
法である。裁判における救済・裁判手続きによらない救済方法について、具体例を挙げて説明する。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
Ⅶ.資格課程
戦略分析 P350 企業の経営戦略や企業行動の分析方法、その分析に関連する経営理論を学ぶ。財務分析にも言及するが詳しくは財務分
析論に譲る。ここではSWOT分析(企業の強み、弱み、機会、脅威)分析の習得を中心とし、関連して経営戦略の定義、
分類なども採りあげる。
Ⅷ.学籍
89
付録
財務分析 P350 企業の開示する財務諸表の分析方法を学ぶ。企業の戦略を評価するために必要な手法であると共に、戦略立案・実行の
プロセスにも有効な手法である。財務諸表分析を通じて、財務諸表が読めるようになることを目指す。
Ⅸ.学費
ビジネスプラン P350 新規事業立案の際に考慮しなければならない主要課題、検討項目を理解する。主に新規事業のコンセプト立案に対して、
論理的思考、批判的思考、多角的視点からのアプローチを行い、経営学を中心とした幅のある学際的複合的な内容となる。
戦略経営論 P251 企業が成長していくためには、環境の変化に適合し、あるいは環境変化を先取りするかたちで、企業のあり方を変えて
いく必要がある。この企業に一定の方向性や指針を提供するものが企業戦略である。本講義では、企業組織を中心に戦略
をどのようにマネジメントしてくのかを学んでいく。
企業組織論 P252 企業組織論は民間企業を中心に今日の経営問題を扱う学問である。とりわけ、ここでは「企業がいかにして企業目的を
達成することができるのか」を問題意識としながら、そうした「How」の問題を考察するための基礎として、企業組織論
研究において現在主流となっている経済学的なアプローチやこれまで同分野で確立されてきた「原理・原則」を中心に学
習していく。
マーケティング政策論 P252 企業が自社の存続や発展を目的として市場創出や取引の活性化・円滑化を図る行動をマーケティングとよぶが、その成
果は企業の意図と直接には無関係に常に社会的意義と影響とを伴う。本講義ではマーケティングの基礎的な理論と共に、
政府の規制・助成等がマーケティングの社会的成果に与える作用について学ぶ。
消費者行動論 P350 投票行動や配偶者選択行動など、消費者行動論には政策科学関連分野における研究アプローチとして幅広い応用領域が
見出されている。本講義では購買意思決定過程を中心に消費者行動論の基礎を学ぶと共に、実習を通じて消費者行動研究
に用いられる計量的分析手法を学んでゆく。
非営利組織論 P251 民間組織でかつ営利を追求しない組織、つまり非営利組織が、今日公共的な分野における政策形成・執行の重要な担い
手となっている。本科目は、このような非営利組織についてその構成や規模、社会的役割、とくに教育・医療・福祉分野
における位置と役割、そのマネジメント、日米欧比較などを論じる。
社会的企業論 P350 社会問題を解決するミッションを持った事業体である「社会的企業」が近年注目されている。ホームレスのための画期
的な職業訓練や、途上国の貧困地域の自立に向けた小規模融資(マイクロクレジット)などが典型的である。その多くは
NPOの組織形態をとるが、営利企業形態をとるものを含める場合もあり、非常に幅広い概念である。本講義ではこうした
社会的企業の起業と経営について、ケーススタディとワークショップにより、実践的な理解を目指す。
組織ネットワーク論 P350 近年のWeb技術やモバイル通信サービスの発展は、伝統的な意味での「組織」の境界を融解させ、人々や組織間の自律・
分散・協調的なつながりとしての「ネットワーク」を生み出している。例えば、Web 2.0とよばれるサービス群は、消費者
の興味関心をベースとした、企業・消費者間、あるいは消費者間の新しいネットワークの基盤となっている。本講義では、
特に、インターネット上で創発するさまざまなネットワークの事例を取り上げ、それらの概念、技術、および社会文化的
な意義について考察する。
公共経済学 P251 本講義では経済学の見地から政府の役割について検討を行う。公害などの外部不経済、公共財の供給、自然独占などの
市場の失敗の是正のために、すなわち、民間の競争市場においては適切に供給されない財の最適供給のために、政府の果
たす役割について経済学理論を示すとともに政策的な分析を行う。
パブリック・マネジメント論 P350 主としてニュー・パブリック・マネジメント(NPM)に基づく行財政改革のあり方を検討する。NPMに基づく行財政改
革は、業績測定、PFI(社会資本などの有形固定資産建設を伴う公共サービス提供に民間の力を活用)等の競争原理の適用、
政府の業績測定、発生主義会計の導入を含む。本講義では、新制度経済学、公共選択論、民間経営等に影響を受けたNPM
の理論と諸外国での取り組みおよび事例を分析し、日本における行財政改革の現状と課題について考察を行う。
地域経済論 P350 地域とはコミュニティから世界レベルにまで及ぶ重層的なものであり、相互に影響を与えながらそれぞれの地域の経済
や社会が成り立っている。また、地域は最も基本的な分析概念としては、都市と農村という類型に分けることが可能である。
地域経済論では、この中でも農村や中小都市を中心にその経済の分析に焦点を当てるが、これらの地域経済においてきわ
めて大きい役割を担っている自治体の財政分析をも包含した包括的な検討を進めていく。
90
地方財政論 P350 経済のグローバル化が進み、国民国家の機能や枠組みが再編される中で、地方自治体の役割が大きくなっている。その
ため、地方分権はいまや世界的な潮流となっている。日本においても、国と地方の税財政改革が進められ、その内容をめぐっ
て政府内のみならず学会や経済界においても様々な議論が繰り広げられている。地方財政は、地域の経済と社会を支える
基盤であり、地方財政論では、このような視点から政府間財政関係ならびに自治体財政運営のあり方について検討を行う。
付録
91
Ⅸ.学費
社会福祉政策 P350 本講義は、社会保障の主な対象者ではなく、社会福祉の受け手とされやすい女性・高齢者・障害者・子どもに視点をお
いた政策のあり方の検討を目的とする。いわゆる社会的弱者と呼ばれる人々は雇用、労働、教育、貧困、人権、QOLにお
Ⅷ.学籍
雇用政策論 P251 本講義では、社会保障との関わりにおける雇用政策を主に被雇用者の視点から検討する。戦後日本は日本型雇用システ
ムのもとで高度経済成長を遂げてきたが、ここでは雇用という概念の形成、経済と労働市場の変化、雇用の安定・多様性・
格差、労働時間、労働者の保護、雇用の創出、職業教育など雇用に関わる現状・仕組みや課題を分析し、社会を支える一
員して「働くということ」や「働き方」を再考する。キャリア形成に必要な基礎知識および多角的・批判的思考を身につ
けることを目標とする。
Ⅶ.資格課程
福祉経済論 P350 本講義では、公的年金、介護保険、医療保険など主な公的保険制度について多様な側面から分析するとともに、社会保
障と財政及び経済成長との相互連関などについても議論する。
Ⅵ.学びの支援について
社会保障政策 P252 現在日本は本格的な少子高齢社会に突入しているが、経済不況や財政危機の状況の中で、社会保障の持続可能性に大き
な揺らぎがみられる。持続可能な社会保障制度を実現するためには、財政的側面だけではなく、ライフサイクルに対応し
たトータルな社会保障の再構築とそれを実現する具体的な政策の提案が不可欠である。このような視点から、本科目では、
①社会保障の目的や理念、社会保障制度の基本的考え方、②個別社会保障制度の仕組みの理解、③個別社会保障制度の現
状と課題及び政策、④トータルな社会保障制度の社会的基盤づくり、などを取り上げて論じる。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
コミュニティ福祉論 P251 変容する地域社会の中で多種多様な福祉政策課題が生起してきている。子育て教育、過疎化、多文化共生、防犯防災、
障害者の自立生活、在宅医療介護、自殺防止などである。それらの解決のため行動する主体はもちろん地方政府もあるが、
コミュニティの住民自身や、ボランティア団体、NPO、当事者団体など、様々存在している。本講義ではこうした地域福
祉政策の背景・課題・担い手などを包括的に議論する。
(2014~2016年度入学者)
現代の福祉問題 P152 こんにちでは福祉とは生活に困難を抱える人たちの問題ではなく、私たちの生活の様々な面に関わるものとなっている。
本講義は発展的な福祉系科目の導入となるものである。発展的な福祉系科目とは、「雇用政策論」「社会福祉政策」「福祉経
済論」「コミュニティ福祉論」」「社会保障政策」「比較福祉社会論」を指す。そのため授業では様々な角度から福祉に関わ
るトピックを次々に取り上げていくことになる。制度や概念を概観すると共に、現場の生の姿を伝えていきたい。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
経済政策 P252 戦後から現在までに日本経済が直面した諸課題に対して経済政策が果たした役割について、その資源配分機能、経済安
定化機能、所得再分配機能などを踏まえて解説する。そのうえで、今後益々重要性を増す課題である急速な高齢化や新興
国の追い上げなどに対して日本が採るべき政策対応について考察する。
Ⅲ.大学院進学について
財政学 P251 現代社会における財政の役割は極めて大きい。先進国の国民経済に占める財政の大きさは社会保障負担を入れると35〜
75%にも達する巨大な規模となっている。財政は、租税や公債によって資金を調達し、福祉や社会資本をはじめ生産および
生活の基盤を支える様々な支出を担っている。また、その過程において、所得の不平等の是正や景気調整などの社会的な
機能を果たしており、それらが総体として社会と経済を支えている。したがって、限度ない財政は公共政策の重要な柱で
あり、財政学ではこの財政の理論と制度の理解に基づいて、現実の政策を分析する。
Ⅱ.本学での履修について
都市経済論 P251 現代は都市の時代であり、国土のわずかの部分に多くの人口や企業が集積しているところに特徴がある。その原動力は
市場経済であるが、その一方で都市には住宅問題や公害・環境問題といった都市問題が発生する。そのために、都市自治
体は様々な都市政策を進めることによって、これらの社会困難を解決していかなければならない。都市経済論では、都市
経済の動態を分析すると同時に、そこから生じる都市問題および都市政策をも包摂した総合的な検討を行っていく。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
いてどのような現状に直面しているのかを明らかにしつつ、彼らのニーズを満たし、強制されない自立を支援してゆくに
はどうしたらよいのかを社会構造的かつ当事者主体の視点から分析していく。
政策科学科目(PLC)
−環境開発系
Policy Learning Courses
サステイナビリティ学入門 P161 地球環境の変動による多種多様な問題が顕在化する現在、我々は生存基盤である地球システム、人間がつくりあげた社
会システム、人間生存を規定する諸要素の総体である人間システムという、レベルの異なる 3 システムを包括的に再考す
ることを迫られている。本科目では、サステイナブルな地球・社会システム基盤における人間を取り巻くこれら 3 つのシ
ステムとその結節点に主眼を置き、エネルギーや水といった自然資源、気候変動問題、サステイナブルな組織運営などの
話題を切り口としてサステイナビリティ学へと誘う。
まちづくり入門 P162 人口増加の時代を経て、日本は人口減少の時代を迎えている。とりわけ都市の諸問題を考える時、開発過程から持続過
程への転換が進んでいることを理解する必要がある。都心回帰、郊外の高齢化問題、伝統的街区の景観保存など新しい時
代の課題に対応するためには行政、住民、NPOなどの各主体を巻き込んでのまちづくりが重要となっている。ここでは各
地の都市計画・まちづくりの歴史から開発手法の実際を学びつつ、持続過程におけるまちづくりの現代的意義を概説する。
減災政策 P162 日本では1970年代の高度経済成長以降、防潮堤といったハード対策(物的施設など)によって災害を防ぐという狭義の「防
災」政策が主流であり、実際に多くの命を守ることに貢献してきた。しかし、1980年代初頭より狭義の「防災」による災
害抑止の限界が指摘されるようになり、ソフト対策(活動規則など)を含めた被害を最小限に抑える「減災」という概念
に注目されるようになった。さらに現在の日本は少子高齢化などの社会的変化に直面しており、このように変化する社会
に対応した減災政策が求められている。
本科目では、社会の変化や学術的知見と密接な関係にある災害対策の系譜を解説するとともに、災害被害を軽減するだ
けでなく、災害後に社会の機能をいち早く回復するための「レジリエンス」についても理論面と実務面の課題を結びつけて、
行政ならびに地域コミュニティなどにおける減災政策促進における重要な論点と、現代社会が直面する課題を論じる。
住宅政策論 P261 わが国の住宅政策は、当初は住宅不足の解消が主目標であったが、その後量から質への転換が政策目標とされ、今日で
は住宅市場全体を対象とした体系が模索されている。住宅政策の体系・諸断面を俯瞰した上で、今後の住宅政策のあり方
について考える。
都市計画 P261 都市計画は地方政府・地方公共団体(自治体)の将来の空間デザインにより、地域政策の根幹をなすものである。21世
紀は都市の時代とよばれ、地球上の全人口の2/3が居住する都市および都市空間における機能・構造と形態をどう扱い、将
来へ向けてどのように変容させてゆくかの基礎理論を解説することが本講義の目的である。なお本講義は、都市問題・都
市学の解説の場でもなく、住宅開発や都市開発の解説の場でもない。将来にわたる持続可能な都市の社会基盤(インフラ
ストラクチャー)計画を中心とした解説に焦点をあてている。
都市の構造、都市問題の概要、都市の計測と分析の方法、都市の開発と管理、都市計画立案の手順と方法、等の理論と
実例について論じ、簡単な演習を課す。
次に、大都市への人口集中と地方の過疎、地方都市の振興、都市居住者の生活環境評価、居住地選好、アメニティ等、
都市計画の具体的課題の主要なものを対象としながら、課題そのものに関する考察、課題の構造的把握のための調査・分析、
分析結果に基づく計画・政策デザイン等、一連の作業手順の設計と実践について論じる。
エコライフ政策 P261 環境問題は身近なレベルから地球規模にまで拡大している。省資源・省エネルギー、リサイクル、水環境保全など環境
に負荷を与えない生活の中で具体的な行動メニューを提示し、これらの行動の効果と困難さについて理解を深め、環境問
題と生活習慣・行動の関連性について学ぶ。
都市マネジメント論 P262 住みよく、楽しみや学びの機会が多いなど魅力ある都市をつくるため、行政や企業に依存するだけでなく、市民の参加
やNPOとの協働などパートナーシップの仕組みを取り入れ、都市をトータルな視点で持続的に企画、管理する手法を探る。
92
都市景観論 P262 景観訴訟や景観法の制定など、昨今の都市景観を巡る議論の集積や制度的充実は著しい。景観の概念、景観に関わる制
度や計画の歴史、景観に関わる法・制度、景観分析手法、景観デザイン手法等について、実例に基づきながら解説する。
環境経済学 P262 地球の自然環境をどのように守り、また人類共有の資源として利用していくかについて、経済学的視点から考えてみたい。
本講では中心課題として次の 3 つのテーマを取り上げる。 1 . 環境保護の政策手段 2 . 自然環境の価値をいかに評価するか 3 . 持続可能な開発(サステナブル・ディベロップメント)とは何か。
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
93
Ⅶ.資格課程
交通計画 P362 空間スケールごとに旅客と物流、通勤・通学と旅行、道路網と自動車交通、鉄道、自転車、徒歩などの陸上交通、海上
交通、航空交通、機械動線による都市内交通・都市間交通、地域内における回遊行動や歩行空間、賑わいと観光行動など
のヒトとモノの移動・滞留・経路(通路)にかかわる未来のある時点の需要に対して、工学・経済学・計画理論・公共選
択の学理に基づき、需要推計に基づく交通に関する計画を策定するための学理体系について概説する。
本講義では、国土交通計画・広域交通計画、農村における交通計画、物流などについてではなく、主に都市交通のうち
旅客に焦点をあてて、需要推計の基礎となる交通センサスやパーソントリップ調査、発生集中交通量・分布交通量・分担
交通量・配分交通量らの一連のデータの集計と推計による四段階推定法をまず学ぶ。その後、経済学的アプローチ、特に
部分的モデル・動的モデルによる異なるアプローチから構成された非集計モデル型の推計に基づく計画、住民運動により
交通計画の変更や公害訴訟による被害弁済などの社会科学・政策科学による公共選択の事例、買い物客誘導による賑わい
の創出や市街地活性化や観光行動・歴史都市における世界遺産への過度の集中負荷を緩和するための誘導による回遊行動
の計画、コミュニティの避難経路や避難行動計画、コンパクトシティ政策における都市交通計画の役割や歩く街政策・自
Ⅵ.学びの支援について
戦略的環境アセスメント P362 環境行政の中で重要な役割を有する環境アセスメントの成立の背景、枠組み、技法を理解させる。さらに、世界におけ
る環境アセスメントの実施状況を把握するとともに、日本における環境アセスメントの実施例を検討・評価し、有効性と
限界性を学ばせる。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
コミュニティ防災論 P361 行政機関の防災である「公助」、自分の命は自分で守るという「自助」に加えて、自分の地域は自分たちで守るという「共
助」が重要視されている。阪神・淡路大震災や東日本大震災などの特に大規模な激甚災害直後は行政や他地域からの支援は
期待できない。自分の命は自分で、自分の地域は自分たちで守りぬくため、被災前対策としてのコミュニティ防災が重要
であることは明らかであるものの、現場では遅々として対策が進んでいない事例が多い。
本科目では、コミュニティ防災を促進するための課題や、取り組みの実例に基づいた心理学・社会学などの既存研究の知
見を解説する。さらに、コミュニティ防災の意思決定主体である参加住民の意思決定を促進するためのリスク・マネジメン
ト手法など、防災まちづくり専門家のコミュニティ防災への関わりとその課題についても論じる。また、復興は次にくる
災害への事前対策という点で防災と連続性があることから、東日本大震災後において積極的に取り入れられた復興期にお
けるまちづくりへの専門家の関与における課題についても論じる。
(2014~2016年度入学者)
環境社会学 P361 廃棄物処理場、道路、ゴルフ場の建設など、地域の活性化・利用・保全をめぐって、さまざまな紛争やコンフリクトが
生じる。この紛争と対立の発生・展開はどのように説明できるのか、実践的・理論的に学ぶ。また、これを解決するには
どのような手法があるか解説していく。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
環境経営論 P361 環境に配慮した企業経営システムのあり方について理論的、実践的な理解を深める。地球的規模の環境問題が企業経営
に及ぼした影響とその対応の実態を踏まえ、環境配慮経営モデル、企業における環境管理手法、新しい環境産業ネットワー
クについて、その理論的根拠を探りながら、今後のあり方を考察する。
Ⅲ.大学院進学について
資源エネルギー論 P262 資源エネルギーは我々が生活や社会活動を持続・発展するための基礎となるものであり、とりわけ資源小国といわれる
我が国では、世界情勢を注視しつつ国内での安定供給を図ることが最重要政策課題の一つとなっている。本講義では、化
石燃料・原子力や再生可能資源によるエネルギー供給とその利用、その他の金属などの資源の供給と利用、廃棄・リサイ
クル等に焦点を当て、世界および我が国における最近の情勢と政策について解説する。
Ⅱ.本学での履修について
地域デザイン調査 P262 都市環境デザインの基礎的表現手法を習得し、具体の都市環境を対象として、地域課題の調査・分析等の都市環境調査、
デザインコンセプト立案、都市環境デザイン演習を行い、都市プランナー等に求められる創造力と想像力の資質を涵養する。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
転車による都市再整備などについての事例なども紹介する。
政策分析 P360 本講では費用便益分析の基本的概念と分析の進め方などを学ぶ。費用便益分析は、公共事業、援助プロジェクトなどの
投資効率を分析するもので、国際機関などではプロジェクト採択判定の最も重要なステップをなしている。本講では、ま
ずプロジェクト評価の基本的手順の流れを世界銀行などの例で概観し、続いて可能な限り実例を取り上げて費用便益分析
の考え方と評価手順、関連する諸問題について解説していきたい。
CEP展開科目
国際学入門 P270 冷戦構造の崩壊、超大国米国の相対的国力の低下、中国の台頭などに象徴される国際社会の変遷を学ぶことで、国際社
会の現状を理解し、将来に向けての変化の方向性について考察する。そのなかで、平等な社会を目指した社会主義国が経
済成長に乗り遅れて崩壊したように、政策意図とは逆の結果が生じうる事実や、各国の利害が激しくぶつかり合う現実を
学ぶ。以上を踏まえて、経済大国から中堅国に移行しつつある日本が、こうした国際社会に対処していくために必要な戦略・
政策について多面的に考察する。
グローバル・ガバナンス P270 グローバル化の進展に伴う国際社会の構造変化を学ぶ。開発援助、環境や人道問題、貿易ルールなどについて、国益と
国際共通利益をどう調整することができるのか考えてもらう。
国際公共政策 P270 国連をはじめとした国際機関が策定する政策はどのようにして形成され、実施されるのだろうか。またどのような問題
がひそみ、限界があるのだろうか。本講義では、人権、福祉、環境、開発、経済等の問題領域ごとの国際公共政策につい
て具体的な説明を行う。
金融論 P270 現代の経済現象を理解するうえで金融の知識は不可欠である。また、近年における金融のグローバル化や国際的な通貨・
金融危機の頻発のなかで、金融政策、信用秩序維持政策、為替相場政策、及びこれらの政策における関係国間の協調・協
力は重要性を増している。これらの問題を中心に据えて、国内金融と国際金融の仕組みについて、実務と理論の両面から
考察する。
国際経済学 P270 グローバル化の潮流の下、国境を超えた経済活動が拡大するなかで、経済システムやそのサブシステムである金融シス
テムをはじめとした様々な制度は変化をとげている。また、個人、企業、政府などの経済主体の行動やそれが影響を及ぼ
すメカニズムにも変化がみられる。さらに政策当局の対応においても、貿易や金融の分野でもみられるように、グローバル、
リージョナル、ナショナルの 3 つのレベルで考える必要性が高まっている。こうした問題意識の下、理論や実証分析の蓄
積を踏まえ、日本、東アジア、先進国経済、世界経済について、これまでの歩み、現状、今後の課題について考察してい
きたい。
開発経済論 P270 途上国の貧困問題を講義の主なテーマとする。貧困は単に日々十分な食事をすることができないという問題だけでなく、
人間として生きる希望を奪う深刻な問題である。では、なぜ貧困が起こるのか、貧困が他の社会的・政治的問題とどのよ
うに関連しているのか、これをどのように解決するか、といった課題を主として経済学的視点から考えていく。
国際政治経済論 P270 従来、国際関係は安全保障問題における国家間の権力関係を中心に論じられてきた。しかし、グローバリゼーションの
進展で、国際関係には国家という枠組みを超えた多国籍企業が重要なアクターとして登場し、資源エネルギー政策、地球
温暖化など環境問題、自由貿易と地域主義の関係、国際金融政策など、さまざまな新しい問題が生じた。本講義では、地
政学・国際政治経済学の分析枠組を用いて、これらの問題の現状と課題を考察する。
比較福祉社会論 P270 本講義は、福祉社会の理念、発展、仕組みおよび多元性を国際比較の視点から追究することを目的にする。戦後日本に
おいては日本型福祉社会が形成されたが、既に行き詰まっている。少子高齢化、生産人口の減少、家族の個人化、経済の
グローバル化は先進諸国共通の課題であり、今やそれはアジア諸国にも及び、各国は福祉システムの再編を迫られている。
ここでは比較という手法を用いることによって、福祉社会の持続可能性を構造的に検討する。
94
国際環境政策 P270 国連人間環境会議にかかわる国際的な社会情勢に対する理解を基本として、国際的な環境政策の成果、さらに今日に至
る国際的な環境政策の潮流を明らかにする。具体的に、大気汚染・海洋汚染などの越境汚染に対する国際的な取り組みの
経過と現状、国際的な環境保全に対する国連、国際機関、政府、NGOなどの政策の系譜と現段階の到達点、南北間・世代
間の利害調整の原理と方法について論じる。
政策科学科目(PLC)共通
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
クリティカル・シンキング P180 文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」参加者を主として対象とする科目
である。英語圏の大学で行われている、分類し、分析し、そして筋道だてながら批判するリベラルアーツ式の思考方法を
学ぶことによって、留学先でも必要とされる建設的な議論の方法を学ぶ。
Ⅵ.学びの支援について
東南アジアの宗教 P180 文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」参加者を主として対象とする科目
である。東南アジアは帝国主義の侵略を受けるまでは、アニミズム等を信仰する自然崇拝の地域であった。しかし、南伝
上座部仏教の伝播、イスラームの布教、カトリックおよびプロテスタントの帝国 主義を伴った布教と常に外部世界の圧力
にさらされた地域であった。本講義ではその多様な宗教を「自律的なもの」として捉えるのか「他律的なものとして捉え
るのかを軸に、イスラームと南伝上座部仏教の現状を多発する宗教紛争を基に批判的に考察する。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
日本と東南アジアの地方自治体 P180 文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」参加者を主として対象とする科目で
ある。「地方の時代」といわれて数十年がたつ日本と、民主化後に急速に分権化が進んだ東南アジア諸国。本講義は、日本
と東南アジアなどの地方自治体を事例とし、地域経済、自治体経営・行政、防災、環境、都市問題、自治体外交など、自
治体の政策課題についてグループに分かれて学生による報告をプロジェクト・ベースで行う科目である。なお各自治体か
ら職員をゲストとして招いて自治体の課題についての講義を行う。
(2014~2016年度入学者)
Comparative Studies in Globalizing Societies(EPS)
P180 文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」参加者を主として対象とする科目
である。特に自国社会と他国社会の比較を中心とした課題に基づく英語ライティングを中心に展開することで、異文化理
解を深めるとともに、ライティングによる相互理解へ向けた発信力を高め、英語圏の大学で求められるEssayの書き方を学
ぶ。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Strategic Analysis on Contemporary Global Issues(EPS) P180 本講義は、文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」の派遣留学生を主とし
て対象とする科目である。英語圏の大学では多くの英語記事や学術論文を読むことになるため、要点を押さえた速やかな
読み方を学ぶ必要がある。本講義では、記事や論文など、ノンフィクションの文章の読解を通じて、言葉の用法と文章の
解釈、そして文章の書き手が、どのような主張をどのような手法や表現で訴えようとしているのかについて理解する。また、
社会科学に関連する英語記事や論文を素材として扱い、その内容を各個人がどのように解釈したのかについて、理解でき
た/できなかった部分や疑問点も含めて批判的に議論する。
Ⅲ.大学院進学について
Globalization in Asia(EPS)
P180 文部科学省による世界展開力強化事業「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」参加者を主として対象とする科目
である。国際(グローバル)教育に関連する英語のニュース、インタビュー、ドキュメンタリー、リポート、解説などの
音声・動画教材を使い、国際理解(グローバル)教育で使われている英語の特にリスニング能力とスピーキング能力の向
上を目指し、アジアとりわけASEAN諸国に関する各学術分野で利用されている概念や専門用語に関して理解を深め、その
用語に慣れて自ら発信していける能力を養う。
Ⅱ.本学での履修について
政策科学入門 P181 1 回生が政策科学の基礎理念と具体的な政策課題に触れることを目的とする。政策科学部専任教員によるリレー講義に
より、政策科学の基礎理論とともに具体的な現代の政策課題を提示し、解説する。これは、政策科学部教員がどのような
分野を専門とし、そして政策科学との関わりでいかなるテーマで調査研究を行っているかについて 1 回生に理解させるこ
とも目的としている。 1 回生にとって、これからの 4 年間の政策科学部での学習の動機付けとなるような内容とする。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
付録
95
グローバル・ビジネス P180 世界展開力強化事業の「国際PBLによるイノベータ育成プログラム」派遣留学生を主な対象として、国際業務に必要な
問題認識や能力の育成を図る科目である。本講義では、異文化の環境において、国籍、民族を越えた人々とともに協働し
て成果を獲得するため、留学に必要とされる知識、情報収集、人的 ネットワーク形成等の能力について学ぶ。派遣地域を
めぐる国際情勢、政治、経済、社会等に関する知識を修得し、政策課題、社会問題を理解するとともに、国際ビジネス、
国際業務を進める中で発生する文化摩擦、ビジネストラブル等への対応、リスクマネージメントについて考察し、グロー
バル人材として必要な問題認識や能力の育成を図る。
グローバル言語科目(LGA)
1 .LGA入門 P132 2015年度から開講する10語種(German, French, Spanish, Italian, Russian, Chinese, Korean, Thai, Indonesian, Vietnamese)
の初級Ⅰ, Ⅱ, Ⅲおよび準中級Ⅰ, Ⅱ, Ⅲの受講にあたって、一言語を選択するための材料を提供するための導入科目。イン
トロダクションで、英語以外の外国語を大学で学ぶ意義を考える。その後、一週間に一語種ごとに、母語話者担当者がそ
れぞれの言語がもつ言語的特徴や、その言語が使用されている国や地域の文化や歴史を、また日本語母語話者担当者が、
次年度に受講が予定されている研究実践プロジェクトをはじめ、政策科学の学習と各語種の学習のかかわりを紹介する。
この講義の受講を通じて、各語種についての理解を深め、政策実践研究プロジェクトの応募時期にあわせて語種選択を行う。
2 .上記各語種初級Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ,準中級Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ,中級Ⅰ, Ⅱ
2.1 French, German, Italian, Spanish, Indonesian, Vietnamese
これらの言語にはヨーロッパ起源のものとアジア起源のものとがあるが、いずれも変則や発音の違いはあるがroman
alphabetsを用いるものである。このため、当該文字の習得にそれほど時間はかからず、比較的速やかに音声、文法、語彙
の習得に進む。もちろん、アルファベットといえども、英語の読み方や発音とは異なることが多いので、注意が必要である。
初級Ⅰ P230 当該言語の音声とコミュニケーションを中心に学習する。当該言語の文字が発音されるのを聞いて、どの文字かわかる。
一般的な定型の日常の挨拶や季節の挨拶をしたり、そうした挨拶に応答することができる。
初級Ⅱ P230 当該言語の文法を中心に学習する。単語のつづりを一文字ずつ発音されれば、聞いてその通り書くことができる。基本
文法を用いて、簡単な作文ができる。
初級Ⅲ P230 当該言語の語彙を中心に学習する。初級ⅠやⅡにおいて同時並行で学ぶ発音や文法を確認しながら、語彙力を増強し、
辞書を使って生活にかかわる表示や、簡単な物語を読めるようになる。
準中級Ⅰ P230 初級Ⅰに引き続き、当該言語の音声を中心に学習する。ゆっくりはっきりと話されれば、自分自身や自分の家族、学校、
地域などの身の回りの事柄に関連した句や表現を理解でき、基本的な語や表現を用いて、それらにかかわる簡単なやりと
りができる。
準中級Ⅱ P230 初級Ⅱに引き続き、当該言語の文法を中心に学習する。やや複雑な文法に即して、辞書を用いれば、自分の経験や趣味
などについて簡単な表現を用いて、複数の文を書くことができる。
準中級Ⅲ P230 当該言語の語彙を中心に学習する。準中級ⅠやⅡにおいて同時並行で学ぶ発音や文法を確認しながら、個人的に関心の
あるトピックについての文章や、初級Ⅲより長い物語を読めるようになる。
中級Ⅰ P330 2 回生時に習得した、音声、文法、語彙の基本的知識と技能を活用しつつ、それらを統合してさらに実践的な運用能力
を高める。
中級Ⅱ P330 2 回生時に習得した、音声、文法、語彙の基本的知識と技能を活用し、中級Ⅰで培った統合的実践運用能力をさらに高める。
96
2.2 Chinese, Korean, Russian, Thai
これらの言語にはヨーロッパ起源のものとアジア起源のものとがあるが、いずれもroman alphabetsを用いない。中国語
は漢字、コリア語はハングル、ロシア語はキリル文字、タイ語はタイ(シャム)文字を用いる。そのため、上記 6 語種と
は異なり、初級の全ての科目でインテンシブに文字の習得を徹底する。中国語は漢字なので、その過程を早期に切り上げ、
音声、文法、語彙の学習を進める。
初級Ⅱ P230 当該言語の文法を中心に学習する。単語のつづりを一文字ずつ発音されれば、聞いてその通り書くことができる。基本
文法を用いて、簡単な作文ができる。
準中級Ⅰ P230 初級Ⅰに引き続き、当該言語の音声を中心に学習する。ゆっくりはっきりと話されれば、自分自身や自分の家族、学校、
地域などの身の回りの事柄に関連した句や表現を理解でき、基本的な語や表現を用いて、それらにかかわる簡単なやりと
りができる。
中級Ⅱ P330 2 回生時に習得した、音声、文法、語彙の基本的知識と技能を活用し、中級Ⅰで培った統合的実践運用能力をさらに高
める。
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
中級Ⅰ P330 2 回生時に習得した、音声、文法、語彙の基本的知識と技能を活用しつつ、それらを統合してさらに実践的な運用能力
を高める。
(2014~2016年度入学者)
準中級Ⅲ P230 当該言語の語彙を中心に学習する。準中級ⅠやⅡにおいて同時並行で学ぶ発音や文法を確認しながら、個人的に関心の
あるトピックについての文章や、初級Ⅲより長い物語を読めるようになる。
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
準中級Ⅱ P230 初級Ⅱに引き続き、当該言語の文法を中心に学習する。やや複雑な文法に即して、辞書を用いれば、自分の経験や趣味
などについて簡単な表現を用いて、複数の文を書くことができる。
Ⅲ.大学院進学について
初級Ⅲ P230 当該言語の語彙を中心に学習する。初級ⅠやⅡにおいて同時並行で学ぶ発音や文法を確認しながら、語彙力を増強し、
辞書を使って生活にかかわる表示や、簡単な物語を読めるようになる。
Ⅱ.本学での履修について
初級Ⅰ P230 当該言語の音声とコミュニケーションを中心に学習する。当該言語の文字が発音されるのを聞いて、どの文字かわかる。
一般的な定型の日常の挨拶や季節の挨拶をしたり、そうした挨拶に応答することができる。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
Ⅵ.学びの支援について
Ⅶ.資格課程
Ⅷ.学籍
Ⅸ.学費
付録
97
【政策科学部】LGA(グローバル言語学習)のためのCEFR Can-Do-List
French, German, Italian, Russian, Spanish
2 年次終了時(A1程度)
3 年次終了時(A2程度)
聞くこと
受容
読むこと
street level
はっきりゆっくり話されれば、最も日常的な領域(自
日常生活の具体的な事例に関する基本的な語や表現、
分や友人、家族の情報、買い物、自分の住む地域の情報、
説明を聴き取れる。
仕事)でよく使われる語彙や表現が理解できる。
academic level
明瞭にゆっくりと話されれば、講義に関する課題や説 明瞭にゆっくり話されれば、やや複雑な講義の内容や
明を理解できる。
課題が理解できる。
street level
案内や標識、簡単なポスターや招待状等の日常生活で
簡単な表現ならば、広告、パンフレット、メニュー、
使われるごく短い簡単な文章を読み、理解することが
予定表、個人の手紙等が理解できる。
できる。
教科書用に編集された簡単なテクストなら理解でき
一般的な使用頻度の高い語彙(国際的共通語彙を含む)
academic level る。また生のテクストでも、日常的なテーマで短く簡
による短く簡単な文章が理解できる。
単なものなら辞書を用いて理解できる。
話すこと
なじみのある定型表現を使って、時間・日にち・場所
について質問したり、質問に答えたりすることができ
street level
る。また家族、日課、趣味等の個人的なトピックにつ
やりとり
いて(正確ではなくとも)、なじみのある表現や基礎
(会話への参加)
的な文を使って、質問したり、質問に答えたりするこ
とができる。
簡単な語彙や短い文をつないで、日常のことや身の回
りのこと(人や物の紹介・説明、出来事の説明、好き
嫌い、習慣、日課、過去の活動や経験、計画)につい
て述べられる。
表出
academic level
前もって発話することを用意した上で、日常生活の物 身近な話題について、準備をすれば、短く簡単なプレ
発表(一人もし
事について、基礎的な語句や限られた構文を用いて、 ゼンテーションができる。助け船を出されれば、自分
くはグループで
の発表に対する簡単な質問に答えることができる。
簡単に描写することができる。
行う報告など)
書くこと
street level
基礎的な語句や表現を用いて、メッセージカード(誕生
家族、生活環境、現在の生活や仕事、過去の出来事、
日カード等)や、自分の趣味、関心事、週末や休暇中
個人的な経験について、簡単な語句や文を連ねて書く
の出来事等、身近な事柄についての短い文、メモが書
ことができる。
ける。
academic level
「そして」「しかし」「なぜなら」等の簡単な接続詞や
充分な時間をかければ、少々の文法的誤りがあっても、
前置詞を用いて、やや長い説明文や報告文を論理的に
短い説明文や報告文を書くことができる。
書くことができる。
Chinese, Indonesian, Korean, Thai, Vietnamese
2 年次終了時(A1程度)
聞くこと
street level
それぞれの言語の音声に慣れ、声調などがあることを
認識できる。はっきりゆっくり話されれば、最も日常
的な領域(自分や友人、家族の情報、あいさつ)でよ
く使われる語彙や表現が理解できる。
受容
読むこと
academic level
明瞭にゆっくりと話されれば、授業に関する課題や説 明瞭にゆっくり話されれば、やや複雑な講義の内容や
明が理解できる。
課題が理解できる。
street level
音声と文字の対応関係を身に付ける。単純で簡単な内
様々な種類の文字と符号の形態や組織を覚える。辞書
容のテキスト、また案内や標識などを理解することが
を引きながら語句や文を読むことができる。
できる。
教科書用に編集された簡単なテクストなら理解でき
一般的な使用頻度の高い語彙による短く簡単な文章が
academic level る。また生のテクストでも、日常的なテーマで短く簡
理解できる。
単なものなら辞書を用いて理解できる。
話すこと
なじみのある定型表現を使って、時間・日にち・場所
について質問したり、質問に答えたりすることができ
street level
る。また家族、日課、趣味などの個人的なトピックに
やりとり
ついて、(正確ではなくとも)なじみのある表現や基礎
(会話への参加)
的な文を使って、質問したり、質問に答えたりするこ
とができる。
簡単な語彙や短い文をつないで、日常のことや身の回
りのこと(人や物の紹介・説明、出来事の説明、好き
嫌い、習慣、日課、過去の活動や経験、計画)につい
て述べられる。
academic level
前もって発話することを用意した上で、日常生活の物 身近な話題について、準備をすれば、短く簡単なプレ
発表(一人もし
事について、基礎的な語句や限られた構文を用いて、 ゼンテーションができる。助け船を出されれば、自分
くはグループで
の発表に対する簡単な質問に答えることができる。
簡単に描写することができる。
行う報告など)
表出
書くこと
98
3 年次終了時(A2程度)
有気音・無気音の違いや声調の違いなどのような、微
妙に異なる音声を聴き分けることができる。日常生活
の具体的な事例に関する基本的な語や表現、説明を聴
き取れる。
street level
家族、生活環境、現在の生活や仕事、過去の出来事、
基本語や日常的に使用頻度の高い語句を、辞書や教材
個人的な経験について、簡単な語句や文を連ねて書く
を見ずに書くことができる。
ことができる。
academic level
充分な時間をかければ、少々の文法的誤りがあっても、 簡単な接続詞などを用いて、やや長い説明文や報告文
短い説明文や報告文を書くことができる。
を論理的に書くことができる。
EPS(English for Policy Science)
科目概要の後の[W(B2.2)],[S(B2.2)],[R(B2.2)]などの記号は、後掲(P.100)の「CEFRに基づくCan-Do-list」
と連動しています。(W:Writing、S:Speaking、R:Reading、L:Listening)
Contemporary Issues in Policy Science Ⅰ(EPS-A)〈現代の政策課題Ⅰ〉
P181 Foster an understanding of contemporary local and global issues; basic understanding of political theories and
philosophies; pros and cons of issues; how to support arguments; build logical arguments; discussion; debate.
[S(B1-B2.1)],[L(B1-B2.1)]
Ⅸ.学費
付録
99
Ⅷ.学籍
Policy Studies Ⅲ(EPS-A)〈政策研究Ⅲ〉 P381 Course focusing on more advanced theory and philosophical thought. Understanding and ability to apply political theories
and philosophies. Students will research, discuss, debate and present on subjects related to policy science. Write academic
research papers of approximately 1500 words. This course is open to both PS and CRPS students.
[S(B2.2-C1)],[L(B2.2-C1)],[W(B2.2-C1)]
Ⅶ.資格課程
Policy Studies Ⅱ(EPS-A)〈政策研究Ⅱ〉
P282 More in depth course related to policy science related discipline. Understanding and ability to apply political theories and
philosophies. Students will research, discuss, debate and present on subjects related to policy science; write academic
research papers of approximately 1200 words.
[S(B2.1-B2.2)],[L(B2.1-B2.2)],[W(B2.1-B2.2)]
Ⅵ.学びの支援について
Field Research Workshop(EPS-A)〈フィールド調査ワークショップ〉
P281 Designed to enable students to be more independent and capable for doing field research abroad. Knowledge building and
presentation in chosen research area. Build ability and confidence in conducting interviews; actively listening to
presentations; asking preliminary and follow up questions; giving answers/opinions.
[W(B2.1-B2.2)],[S(B2.1-B2.2)]
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
Policy Studies Ⅰ(EPS-A)〈政策研究Ⅰ〉
P281 Introductory or survey course to policy science related topics. Understanding and ability to apply political theories and
philosophies. Students will research, discuss, debate and present on subjects related to policy science; write academic
research papers of approximately 1000 words.
[S(B2.1)],[L(B2.1)],[W(B2.1)]
(2014~2016年度入学者)
Research Workshop(EPS-A)〈リサーチワークショップ〉
P182 Learn the basics of research proposal and paper writing. Introduction to types of research methodologies; do pilot study
with either survey or interviews. How to work together effectively in research groups. Write group research report and
give presentations.
[W(B2.1)],[S(B2.1)]
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
Contemporary Issues in Policy Science Ⅱ(EPS-A)〈現代の政策課題Ⅱ〉 P182 Build on fostering an understanding of contemporary local and global issues; fundamental understanding of main political
theories and philosophies; how to analyze in regard to political theory and philosophy. How to support an argument;
analyze information; build logical arguments; discussion; debate.
[S(B2.1-B2.2)],[L(B2.1-B2.2)]
Ⅲ.大学院進学について
Academic Workshop(EPS-A)〈アカデミックワークショップ〉 P181 Learn key vocabulary and theoretical concepts related to policy science. Learn the basics of academic paper writing and
research in the social sciences. Learn how to discuss and present ideas in both written and spoken medium.
[W(B1-B2.1)],[S(B1-B2.1)]
Ⅱ.本学での履修について
Type A: Input=English, Activities=English, Output=English
授業はすべて英語で行われる。日本人学生のうち、とくに留学を希望している学生には「擬似留学体験」の機会を提
供する科目。CRPS専攻科目を履修する場合もこのカテゴリーになる。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
Type B: Input=English, Activities=Japanese/English, Output=Japanese/English
社会科学の入門レベルの学習から専門的な学術論文、政府の公文書、報道記事など、学生の受講目的に応じた科目・
クラスを開講する。専門用語・概念を翻訳語を通じてのみならず、言語や語源にまで視野を広げて学ぶカテゴリー。
Introduction to Social Sciences Ⅰ(EPS-B)〈社会科学入門講読Ⅰ〉 P181 政策科学の専門的な研究のベースとなる社会科学の基礎的な知識を英語で学ぶ科目である。専門的な知識を学ぶことと
並行して、アカデミック英語の基礎的な特徴や社会科学的な思考法の基礎を学ぶことを目標とする。
[R(B1-B2.1)],[L(B1)]
Introduction to Social Sciences Ⅱ(EPS-B)〈社会科学入門講読Ⅱ〉
P182 Ⅰと同様、政策科学の専門的な研究のベースとなる社会科学の基礎的な知識を英語で学ぶ科目である。専門的な知識を
学ぶことと並行して、アカデミック英語の特徴や社会科学的な思考法を学ぶことを目標とする。Ⅰよりやや発展した授業
内容を想定する。
[R(B1-B2.1)],[L(B1)]
Area Studies Reading A〜D(EPS-B)〈地域文献研究〉 P201 政策実践プロジェクト科目での海外調査の対象となる地域に関して、それぞれの地域ごとにクラスを編成する。授業で
は対象地域に関する英語文献を読み、当該地域の政治、社会、歴史、文化などに関する理解を深める。
[R(B1-B2.2)]
Policy Science Reading Ⅰ: Public Policy(EPS-B)〈英語文献研究Ⅰ〉 P240 専門的な英語文献の講読を通じ、公共政策領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの専門的な英語論文の精
読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B1-B2.2)]
Policy Science Reading Ⅱ: Social Management(EPS-B)〈英語文献研究Ⅱ〉
P250 専門的な英語文献の講読を通じ、社会マネジメント領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの専門的な英語
論文の精読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B1-B2.2)]
Policy Science Reading Ⅲ: Environment and Development(EPS-B)〈英語文献研究Ⅲ〉
P260 専門的な英語文献の講読を通じ、環境開発領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの専門的な英語論文の精
読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B2.1-C1)]
Policy Science Reading Ⅳ: Public Policy(EPS-B)〈英語文献研究Ⅳ〉 P340 Ⅰよりさらに専門的な英語文献の講読を通じ、公共政策領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの専門的な
英語論文の精読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B2.1-C1)]
Policy Science Reading Ⅴ: Social Management(EPS-B)〈英語文献研究Ⅴ〉
P350 Ⅱよりさらに専門的な英語文献の講読を通じ、社会マネジメント領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの
専門的な英語論文の精読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B2.1-C1)]
Policy Science Reading Ⅵ: Environment and Development(EPS-B)〈英語文献研究Ⅵ〉
P360 Ⅲよりさらに専門的な英語文献の講読を通じ、環境開発領域に関する知識を深める。また、論文や資料などの専門的な
英語論文の精読を通じて、その背後にある論理的な思考法や社会科学的な思考法を学ぶ。
[R(B2.1-C1)]
100
Type C: Input=Japanese/English, Activities=Japanese/English, Output=English
“Learn to Contribute”の理念の下で、外国人にとってわかりにくい日本の文化や社会を英語で説明するDecoding
Japanを原型とするプロジェクト型の英語学習カテゴリー。(英語版のProject-Based Learning)。学習の成果物として英
語で利用可能なマテリアルの作成を義務づける。主に英語で「書く」ことに焦点を据えるが、プロジェクトの内容によっ
ては英語によるインタビュー等の活動が必須とされる。成果物の社会的利用を目標とする。
Ⅷ.学籍
EPS Project Ⅷ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅷ〉
P482 学士論文の年度末研究成果報告書に添付する英語アブストラクト執筆のための技法を学ぶ。資料の調査(方法)と読解、
モデルサンプルの検討、専門用語の検討、などを通して、各自が自分の研究について英語でタイトルとアブストラクトを
執筆する。また可能な場合は、成果報告書全体を英語で執筆するための指導を行う。
[W(B2.2−C1)],[R(B2.2−C1)]
Ⅶ.資格課程
EPS Project Ⅶ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅶ〉
P382 政策構想演習Ⅱの年度末研究成果報告書に添付する英語アブストラクト執筆のための技法を学ぶ。資料の調査(方法)
と読解、モデルサンプルの検討、専門用語の検討、などを通して、各自が自分の研究について英語でタイトルとアブスト
ラクトを執筆する。また可能な場合は、成果報告書全体を英語で執筆するための指導を行う。
[W(B2.2)],[R(B2.2)]
Ⅵ.学びの支援について
EPS Project Ⅵ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅵ〉
P381 上記EPS Project Ⅳよりも増強された政策科学の知識および英語力を用いて、いっそう完成度の高い成果を求める。
[L(B2.2)][W(B2.2)],[S(B2.2)],[R(B2.2)]
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
EPS Project Ⅴ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅴ〉
P282 政策実践研究プロジェクト・フォロワーの年度末研究成果報告書に添付する英語アブストラクト執筆のための技法を学
ぶ。資料の調査(方法)と読解、モデルサンプルの検討、専門用語の検討、などを通して、各自が自分の研究について英
語でタイトルとアブストラクトを執筆する。また可能な場合は、成果報告書全体を英語で執筆するための指導を行う。
[W(B2.1-B2.2)],[R(B2.1-B2.2)]
(2014~2016年度入学者)
EPS Project Ⅳ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅳ〉
P281 上記EPS Project Ⅱよりも増強された政策科学の知識および英語力を用いて、さらに完成度の高い成果を求める。
[L(B2.1-B2.2)][W(B2.1-B2.2)],[S(B2.1-B2.2)],[R(B2.1-B2.2)]
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
EPS Project Ⅲ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅲ〉
P182 プロジェクト入門の年度末研究成果報告書に添付する英語アブストラクト執筆のための技法を学ぶ。資料の調査(方法)
と読解、モデルサンプルの検討、専門用語の検討、などを通して、各自が自分の研究について英語でタイトルとアブスト
ラクトを執筆する。また可能な場合は、成果報告書全体を英語で執筆するための指導を行う。
[W(B2.1)],[R(B2.1)]
Ⅲ.大学院進学について
EPS Project Ⅱ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅱ〉
P182 上記EPS Project Ⅰよりも増強された政策科学の知識および英語力を用いて、より完成度の高い成果を求める。
[L(B1-B2.1))],[W(B1-B2.1)],[S(B2.1)],[R(B2.1)]
Ⅱ.本学での履修について
EPS Project Ⅰ(EPS-C)〈政策英語プロジェクト演習Ⅰ〉
P181 上述の“Learn to Contribute”の理念をもっともよく表すプロジェクト。プロジェクトの中心をなすのはDecoding
Japanであり、例としては以下のものが挙げられるが、他にも様々なトピックを展開できる。このプロジェクトでは成果の
公開を目標とする。
“My Sweet Hometown”出身地について調査し、英語化されていない情報を英語で紹介する。
“Decoding Osaka”特に新キャンパス内や周辺の有用な情報を留学生、観光客、在日外国人のために英語化する。
“Unrolling History”日本の地方自治体の歴史、企業の社史、あるいは立命館大学政策科学部の歴史などを調査し、英語
化する。
[L(B1)],[W(B1)],[S(B1)],[R(B2.1)]
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
Ⅸ.学費
付録
101
【政策科学部】EPS(英語学習)のためのCEFR Can-Do-List
英語
B1
Independent User
(Threshold)
Approx. TOEFL ITP® test>460
B2.1
Independent User
(Vantage)
Approx. TOEFL ITP® test>543
外国の行事や習慣などに関する説明の概要を、ゆっくり 自然な速さで標準的な英語で話されていれば、テレビ番組や
はっきりと話されれば、理解することができる。
映画の母語話者同士の会話の要点を理解することができる。
Street level
聞くこと
Listening
Academic level
受容
Understanding/
Reception
Street level
Academic level
Street level
やりとり
(会話への参加)
Spoken interaction
Street level
I can understand clearly written instructions(e.g. for I can understand in detail instruction manuals, or reports
doing activities, for filling in a form, for assembling written for my own field of work, provided I can reread
things).
difficult sections.
現代の問題など一般的関心の高いトピックを扱った文章を読
み、複数の視点の相違点や共通点を比較しながら読むことが
できる。文章と文章の関係を見つけ、学術的なテキストや論
文記事を理解することができる。
I can read texts dealing with topics of general interest, such
I can find the basic paragraph/ essay structure(topic as current affairs, and can compare differences and
sentence/supporting sentences; thesis statement)in similarities between multiple points of view. I can
academic textbooks. With the use of a dictionary, I can understand the connection between the sentences.
understand and relate any accompanying figures or
tables to the text. I can search the internet or reference
books, and obtain school- or work-related information.
身近なトピック(学校・趣味・将来の希望)について、 ある程度なじみのあるトピックなら、新聞・インターネット
簡単な英語を幅広く使って意見を表明し、情報を交換す で読んだり、テレビで見たニュースの要点について議論する
ることができる。
ことができる。
I can express opinions and exchange information about I can discuss the main points of news stories I have read
familiar topics(e.g. school, hobbies, hopes for the about in the newspapers/ on the internet or watched on TV,
future), using a wide range of simple English.
provided the topic is reasonably familiar to me.
I can talk about familiar topics and other topics of I can give a prepared presentation with reasonable fluency,
personal interest, without causing confusion to the stating reasons for agreement or disagreement or
listeners, provided I can prepare my ideas in advance alternative proposals, and can answer a series of questions.
and use brief notes to help me. I can ask and answer
simple questions.
自分に直接関わりのある環境(学校、職場、地域など) 自分の専門分野であれば、メールやファックス、ビジネス・
での出来事を、身近な状況で使われる語彙・文法を用いて、 レターなどビジネス文書を、感情の度合いをある程度含め、
ある程度まとまりあるかたちで、描写することができる。 かつ用途に合った適切な文体で、書くことができる。
Written production/ I can write a description of substantial length about I can write business documents(e.g. email, fax, business
Written interaction events taking place in my immediate environment(e.g. letters)
, conveying degrees of emotion, in a style appropriate
school, workplace, local area), using familiar vocabulary to the purpose, provided they are in my field of study.
and grammar.
書くこと
Writing
102
様々な活動の方法、申込書の記入のしかた、ものの組み 難しい部分を読み返すことができれば、自分の専門分野の報
立て方など、簡潔に書かれた手順を理解することができ 告書・仕様書・操作マニュアルなどを、詳細に理解すること
る。
ができる。
自分の考えを事前に準備して、メモの助けがあれば、聞 ある視点に賛成または反対の理由や代替案などをあげて、事
き手を混乱させないように、なじみのあるトピックや自 前に用意されたプレゼンテーションを聴衆の前である程度流
Academic level
分に関心のある事柄について語ることができる。簡単な 暢に行うことができ、一連の質問にもある程度流暢に対応が
発表(一人で行う報
質疑応答ができる。
できる。
告など)
Spoken
production/
Spoken interaction
表出
Expression/
Production
I can understand the main points of a conversation between
native speakers in television programmes and in films,
provided they are delivered at normal speed and in standard
English.
自分の周りで話されている少し長めの議論でも、はっき トピックが身近であれば、長い話や複雑な議論の流れを理解
りとなじみのある発音であれば、その要点を理解するこ することができる。
とができる。
I can follow extended speech and argument, provided the
I can understand the main points of discussions around topic is reasonably familiar.
me, provided speech is clearly articulated and at a
moderate speed.
パラグラフやエッセイなどの構成を意識ながら学術的な
テキストを読むことができる。辞書を用いて、図表と関
連づけながらテキストを理解することができる。インター
ネットや参考図書などを調べて、学業や仕事に関係ある
情報を手に入れることができる。
読むこと
Reading
話すこと
Speaking
I can understand the gist of explanations of cultural
practices and customs that are unfamiliar to me,
provided they are delivered in slow and clear speech
involving rephrasing and repetition.
パラグラフと学術的なエッセイの構造を理解することが
でき、論旨の明快な短いレポートを書くことができる。
適切な学術レポートの形式の原則を理解し、基礎レベル
の研究レポートのアブストラクトを書き、妥当なタイト
ルをつけることができる。講義のメインポイントのノー
トが取れる。
そのトピックについて何か自分が知っていれば、多くの情報
源から統合して情報や議論を整理しながら、それに対する自
分の考えや根拠を示しつつ、ある程度結束性のあるエッセイ
やレポートなどを、幅広い語彙や複雑な文構造をある程度
使って、書くことができる。適切な学術レポートの形式を理
解し、首尾一貫したアブストラクトを書き、魅力的なタイト
ルをつけることができる。講義のメインポイントの詳細な
Academic level
I can understand about paragraph and academic essay ノートが取れる。
structure and can write a clear and supported short
Written production/
essay. I can write a basic research paper abstract with I can write reasonably coherent essays and reports using a
Written interaction
a suitable title. I can understand and can perform the suitable range of vocabulary and sentence structures,
basics of in-text citation and referencing. I can take synthesizing information and arguments from a number of
notes on some of the main points while listening to sources, provided I know something about the topic. I can
lectures.
write a coherent research paper abstract with an interesting
title. I can understand and include in-text citation and
referencing. I can take more detailed notes on most of the
main points while listening to lectures.
B2.2
Independent User
(Vantage)
Approx. TOEFL ITP® test>585
C1
Proficient User
(Effective Operational Proficiency)
Approx. TOEFL ITP® test>627
非母語話者への配慮として言語的な調整がなされていなくても、母語話者同士の多
様な会話の流れ(テレビ、映画など)についていくことができる。
明快な発音で適当な速さで話されていれば、現代社会や専門分野のトピックについ I can understand extended speech even when it is not clearly structured and when
て、話者の意図を理解することができる。
relationships are only implied and not signaled explicitly. I can understand
television programmes and films without too much effort.
I can understand the speaker’s point of view about topics of current common
interest and in some specialized fields, provided it is delivered at a reasonable
speed and articulated clearly.
I can scan through rather complex texts e.g. articles and reports, and can identify
key passages. I can adapt my reading speed and style, and read accurately, when I
decide closer study is worthwhile.
長い複雑な事実に基づくテキストや文学テキストを、文体の違いを認識しながら理
自分の専門分野の論文や資料から、時に辞書を使って、必要な情報や論点を読み取 解できる。自分の関連外の分野での専門的記事や長い技術的説明書も理解できる。
ることができる。テキストによる情報に基づき、推論ができる。
Ⅸ.学費
I can express myself in clear, well-structured text, expressing points of view at
some length. I can write about complex subjects in a research paper, emphasizing
what I consider to be the salient issues. I can select style appropriate to the reader
in mind. I can include in-text citation and referencing, a detailed abstract and an
informative and interesting title. I can take detailed notes while listening to
lectures.
Ⅷ.学籍
I can write clear, detailed reports and articles which contain complicated contents,
considering cause/effect and hypothetical situations, provided they are in my
specialised field and of personal concern. I can include in-text citation and
referencing, a coherent abstract and an informative and interesting title. I can take
detailed notes while listening to lectures.
いくつかの視点を示して、明瞭な構成で、かなり詳細に自己表現ができる。自分が
重要だと思う点を強調しながら、研究論文で複雑な主題について書くことができる。
読者を念頭に置いて適切な文体を選択できる。適切な学術レポートの形式に則り、
情報量の多いアブストラクトを書き、魅力的なタイトルをつけることができる。講
義の詳細なノートが取れる。
Ⅶ.資格課程
自分の専門分野や関心のある事柄であれば、複雑な内容を含む報告書や論文などを、
原因や結果、仮定的な状況も考慮しつつ、明瞭かつ詳細な文章で書くことができる。
適切な学術レポートの形式に則り、首尾一貫したアブストラクトを書き、魅力的な
タイトルをつけることができる。講義の詳細なノートが取れる。
Ⅵ.学びの支援について
自分の専門分野や関心のある事柄であれば、複雑な内容を含む報告書や論文などを、 いくつかの視点を示して、明瞭な構成で、かなり詳細に自己表現ができる。自分が
原因や結果、仮定的な状況も考慮しつつ、明瞭かつ詳細な文章で書くことができる。 重要だと思う点を強調しながら、手紙やエッセイ、レポートで複雑な主題について
書くことができる。読者を念頭に置いて適切な文体を選択できる。
I can write clear, detailed reports and articles which contain complicated contents,
considering cause/effect and hypothetical situations, provided they are in my I can express myself in clear, well-structured text, expressing points of view at
specialised field and of personal concern.
some length. I can write about complex subjects in a letter, an essay or a report,
emphasizing what I consider to be the salient issues. I can select style appropriate
to the reader in mind.
Ⅴ.希望
‌ 者履修科目・
学部横断プログラム
ディベートなどで、社会問題や時事問題に関して、補助的観点や関連事例を詳細に 複雑なトピックを、派生的問題にも立ち入って、詳しく論ずることができ、一定の
加えながら、自分の視点を明確に展開することができ、話を続けることができる。 観点を展開しながら適切な結論でまとめ上げることができる。また適切な質疑応答
要点とそれに関連する詳細の両方に焦点を当てながら、流暢にプレゼンテーション を行い、場をリードすることができる。
ができる。
I can present clear, detailed descriptions of complex subjects integrating subthemes,
I can clarify my viewpoints, and maintain conversation in debates on social issues developing particular points and rounding off with an appropriate conclusion. I can
and current affairs, integrating sub-themes or related cases. I can give a fluent ask/answer questions in appropriate ways. I also can lead the discussion.
presentation, focusing on both the main points and related details.
(2014~2016年度入学者)
一般的な分野から、文化、学術など、専門的な分野まで、幅広いトピックの会話に 言葉をことさら探さずに流暢に自然に自己表現ができる。社会上、仕事上目的に合っ
積極的に参加し、自分の考えを正確かつ流暢に表現することができる。
た言葉遣いが意のままに効果的にできる。自分の考えや意見を正確に表現でき、自
分の発言を他の話し手の発言にうまくあわせることができる。
I can actively engage in conversations on a wide range of topics from the general
to more specialized cultural and academic fields and express my ideas accurately I can express myself fluently and spontaneously without much obvious searching
and fluently.
for expressions. I can use language flexibly and effectively for social and
professional purposes. I can formulate ideas and opinions with precision and adjust
my utterance skillfully to those of other speakers.
Ⅳ.政策
‌ 科学部での履修
I can understand long and complex texts, appreciating distinctions of style. I can
I can extract necessary information and the points of the argument from more understand the structure of reasoning and argumentation in academic papers. I can
advanced articles and reference materials in my specialized field, only occasionally understand specialised articles and longer technical instructions, even when they do
not relate to my field.
consulting a dictionary. I can make inferences based on information from the text.
Ⅲ.大学院進学について
記事やレポートなどやや複雑な文章を一読し、文章の重要度を判断することができ
る。綿密な読みが必要と判断した場合は読む速さや読み方を変えて、正確に読むこ
とができる。
Ⅱ.本学での履修について
I can follow a variety of conversations between native speakers in television
programmes and in films, which make no linguistic adjustments for non-native 構成が明瞭でなく、事柄の関係性が暗示されているだけで明示的になっていないと
きでも、長い話を理解できる。また、特別に努力しないでもテレビ番組や映画を理
speakers.
解することができる。
Ⅰ.政策科学部の教育理念と目標
【付録1】科目概要
付録
103
学生証
回生
番
号
フリガナ
−
氏
名
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