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友好提携のしるし ∼天下第一の桜 タカトオコヒガンザクラ
友好提携のしるし ∼天下第一の桜 タカトオコヒガンザクラ∼ 【タカトオコヒガンザクラ】 毎年4月中旬、高遠城址公園一帯は鮮やかなピンク色に包ま れます。約1,500本の桜が一斉に開花し、その可憐さと規模 の大きさから「天下第一の桜」と称されます。 この桜は「タカトオコヒガンザクラ」という固有種で、その 花はやや小ぶりで赤みを帯びているのが特徴です。長野県の天 然記念物にも指定されています。 【友好提携のしるし ∼きっかけ∼】 昭和57年3月に新宿区・旧高遠町の両ライオンズクラブの 仲立ちにより、旧高遠町が新宿区に「タカトオコヒガンザク ラ」10本を寄贈、新宿中央公園に植樹されました。これを契 機として交流が始まり、昭和61年7月12日に新宿区と旧高遠 町(現・伊那市)は友好提携を宣言しました。「タカトオコヒ ガンザクラ」が新宿区と伊那市を結ぶきっかけとなっているの です。 【友好提携のしるし ∼現在∼ 】 友好提携宣言を皮切りに、新宿区内の様々な場所で「タカト オコヒガンザクラ」の植樹が行われています。平成5年には西 戸山公園、平成10年には新宿御苑、平成13年には大久保にあ る新宿スポーツセンター前に植樹されました。 最近では、平成23年3月に中落合公園にも植樹され、現在 においても「タカトオコヒガンザクラ」が友好提携のしるしと なっています。 ▲高遠城址公園の見どころ桜雲橋。 ▲春の新宿中央公園では、「タカトオコヒガ ▲新宿御苑一帯は、かつての旧高遠藩主・内 ▲平成23年3月、中落合一丁目みどり町会20 ンザクラ」がソメイヨシノに先んじて花を 藤家の屋敷地で、新宿区と伊那市の歴史的な 周年を記念し「タカトオコヒガンザクラ」を 咲かせます。 縁ある場所。平成10年に内藤新宿開設300 植樹。(新宿区立中落合公園にて) 年を記念し、「タカトオコヒガンザクラ」が 植樹されています。 高遠城址公園の桜をはじめ、伊那市内全ての桜を手塩にかけて守り育てているのが桜守で す。年間を通じて桜の健康を守り樹木の管理をするのが主な仕事です。 新宿区内で「タカトオコヒガンザクラ」を植樹する際にも新宿へ出向き、適切なアドバイス により、桜の成長に大きな貢献をしています。