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聴覚障がい者は - 一般社団法人日本デフバレーボール協会

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聴覚障がい者は - 一般社団法人日本デフバレーボール協会
一般社団法人日本デフバレーボール協会
私たちの熱い想いを、多くの人に届けたい。
デフバレーボールとは?
日本代表が出場する国際大会
●デフリンピック(Deaflympics)
聴覚障がい者による バレーボール競技のことです。
選手はチームメイトの声、審判の笛の音、
ボールをはじく音などが聞こえない状態でプレーをする。声によるプレーの連携はで
きず、監督の指示は音声で届かない。競技ルールは一般と同じである。
(ネットの高さ:男子2.43m、女子2.24m)
選手は声の変わりに、手話・読話・手話通訳等の手段を使って目で瞬時にコミュニケーションをとり、
プレーを選択し、高度な
コンビバレーをみせる。
代表チームの指導者は、元日本代表選手やプロ監督が担う。Vリーグ機構や大学、高校バレー界の力を借りて、強化を図り、世
界一のデフバレー王国を目指して努力している。
活動理念
がい
2020オリンピック・パラリンピック向けてパラスポーツに大きな注目が集まる中で、
デフリンピックやデフスポーツは、世間に
ほとんど知られていません。聴覚障がいのために自由にコミュニケーションが取れず情報が発信できないことやデフスポーツ
競技団体が十分に整備されていない状態などから、競技の存在そのものが透明化している感が否めません。
このような状況で、
私たちは、
聴覚障がい者アスリートたちの声ならぬ声を
「手話」
とバレーボールをとおして、
デフリンピックで
世界一を目指し、普及活動を行いながら社会にデフバレーボールと聴覚障がい者の素晴らしさを発信して、聴覚障がいへの
理解を深め、
共存社会の実現に結び付けていくことを活動理念としています。
この活動は、
スポーツ経験や年齢・聴覚障がいの程度を問わず、聴覚障がい
者にアイディンティティを示し、
日常あるいは社会生活を送る上でパワーの
根源や目標になると思います。
また、
デフバレーを発展させることは、
デフバ
レーのみにとっての利益ではなく、障がいへの対峙に悩む聴覚障がい者や取
り巻く家族や関係者をはじめ、他の障がいの人たちにとっても大きく貢献して
いくことができると考えています。
デフリンピックとは4年に1度、世界規模で行われる聴覚障がい者のための国際総合競技大会であり、障がい者スポーツにお
ける最初の国際競技大会である。夏季大会と冬季大会があり、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオー
ストリアにおいて始まった。設立当初は国際ろう者競技大会という名称であったが、1967年に世界ろう者競技大会(World
Games of the Deaf)に名称変更、
さらにIOCの承認を得て、2001年より現名称となった。2012年の第22回ソフィア大会
(ブルガリア)
では、75か国約5,000名が参加し18競技が開催された。次回2017年はトルコで開催される。
日本チームの戦績
1997年 第18回デンマーク大会
女子…5位/男子…9位
2001年 第19回ローマ大会
女子…金メダル/男子…6位
2005年 第20回メルボルン大会
女子…銀メダル/男子…7位
2009年 第21回台北大会
女子…銅メダル/男子…5位/ビーチ女子…9位タイ 2チーム※ビーチは今大会より初参戦
2013年 第22回ソフィア大会
女子…銀メダル/男子…予選敗退/ビーチ男子…9位タイ/ビーチ女子…9位タイ
大川 裕二
一般社団法人
日本デフバレーボール協会
理事長 JDVA沿革
1995年 9月:茨城県全国ろうあ者体育大会代表者会議でデフバレーの全国連絡会の設立を提唱し、
アンケート配布(全国24チーム)
1996年 9月:大分県全国ろうあ者体育大会代表者会議で、
バレー協会設立案説明を実施
1996年12月:広島で全日本OB・OG 会の開催により協会設立協力への合意
1997年 7月:第18回世界ろうあ者競技大会(デンマーク) ※女子5位/男子9位
1998年 9月:福岡県全国ろうあ者体育大会代表者会議席上で協会設立の合意(24チーム)→
「日本ろうあバレーボール協会」発足
1999年11月:日本ろうあバレーボール協会Web 開設 チーム加盟制として運営開始
2000年 3月:第1回ジャパンデフバレーボールカップ開催(東京都:夢の島体育館)
2000年11月:第6回アジア太平洋ろうあ者競技大会(台湾) ※男子優勝
2001年 3月:第2回ジャパンデフバレーボールカップ開催(広島県:安佐北区スポーツセンター)
2001年 7月:第19回世界ろうあ者競技大会(イタリア) ※女子優勝_史上初/男子6位
2002年 3月:第3回ジャパンデフバレーボールカップ開催(広島県:安佐北区スポーツセンター)
2002年 7月:ろう者リーダー講習会開講(28名参加/大阪市:アミティ舞洲)
2003年 3月:第4回ジャパンデフバレーボールカップ開催(千葉県:浦安市運動公園総合体育館)
2004年 3月:第5回ジャパンデフバレーボールカップ開催(大阪府:泉佐野市民体育館)
2005年 3月:第6回ジャパンデフバレーボールカップ開催(愛知県:小牧パークアリーナ)
2005年 1月:第20回夏季デフリンピック競技大会メルボルン2005(オーストラリア:メルボルン) ※女子準優勝/男子7位
2006年 3月:第7回ジャパンデフバレーボールカップ開催(静岡県:藤枝市武道館・市民体育館他)
2007年 3月:第8回ジャパンデフバレーボールカップ開催(静岡県:浜松アリーナ)
2008年 3月:第9回ジャパンデフバレーボールカップ開催(千葉県:船橋アリーナ)
2008年 7月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2008(静岡県:熱海サンビーチ)
2008年 8月:第1回世界選手権(アルゼンチン:ブエノスアイレス) ※女子2位/男子3位
2009年 3月:第10回ジャパンデフバレーボールカップ開催(広島県:広島グリーンアリーナ) ※30チーム
(選手291名)
2009年 5月:協会の正式名称を
「日本デフバレーボール協会 ※JDVA」
に変更
2009年 6月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2009(神奈川県:湘南サーフビレッジ)※14チーム
(選手28名)
2009年 9月:第21回夏季デフリンピック競技大会台北2009(台湾:台北) ※女子3位/男子5位/ビーチ女子9位タイ
2010年 3月:第11回ジャパンデフバレーボールカップ開催(長崎県:シーハットおおむら) ※26チーム
(選手225名)
2010年 6月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2010(千葉県:ファミリーオ館山) ※10チーム
(選手20名)
2010年12月:一般社団法人に移行し、協会名称を
「一般社団法人日本デフバレーボール協会」
に変更
2011年 1月:第12回ジャパンデフバレーボールカップ開催(大阪府:大阪府立体育会館) ※49チーム
(選手419名)
2011年10月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2011(神奈川県:川崎マリエン) ※21チーム
(選手42名)
2012年 2月:第13回ジャパンデフバレーボールカップ開催(徳島県:徳島市立体育館) ※34チーム
(選手305名)
2012年 5月:第7回アジア太平洋ろう者競技大会(韓国:ソウル) ※女子優勝
2012年 8月:第2回デフバレーボール世界選手権(ブルガリア:ソフィア) ※女子5位/男子4位
2012年 8月:第1回デフビーチバレーボール世界選手権(トルコ:アランヤ) ※女子9位タイ 2チーム/男子5位タイ
2012年10月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2012(兵庫県:潮芦屋浜) ※17チーム
(選手34名)
2012年 8月:第22回夏季デフリンピック競技大会ソフィア2013(ブルガリア:ソフィア) ※女子銀メダル/男子予選敗退/ビーチ男子9位タイ・女子9位タイ
2013年 3月:第14回ジャパンデフバレーボールカップ開催(静岡県:東部体育館他2ヶ所) ※39チーム
(選手355名)
2013年10月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2013(神奈川県:川崎マリエン) ※17チーム
(選手34名)
2013年11月:第1回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ
(兵庫県:神戸市勤労会館体育館) ※12チーム
(選手97名)
2014年 2月:第15回ジャパンデフバレーボールカップ開催(奈良県:天理大学杣之内体育館) ※35チーム
(選手282名)
2014年 7月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2014
(神奈川県:川崎マリエン) ※17チーム
(選手34名)
2014年11月:第2回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ
(京都府:木津川市中央体育館) ※13チーム
(選手101名)
2015年 2月:第16回ジャパンデフバレーボールカップ開催(奈良県:天理大学杣之内体育館) ※28チーム
(選手243名)
2015年 7月:ジャパンデフビーチバレーボールカップ2015(神奈川県:川崎マリエン) ※15チーム
(選手30名)
2015年 7月:ラトビアオープン北欧バルトデフビーチバレーボール選手権(ラトビア:リガ) ※女子優勝/男子優勝
2013年デフリンピックソフィア大会での日本チーム
●世界選手権(World Deaf Volleyball Championships)
4年に一度デフリンピックの前年に開催される。
インドアバレーボールは2008年にアルゼンチンで、
ビーチバレー
ボールは2012年にトルコでそれぞれ第1回大会が行われた。
次回はインドアバレーボールは2016年7月アメリカで、
ビーチバレーボールは2016年8月トルコで開催予定。
日本チームの戦績
インドア
2008年 第1回アルゼンチン大会 女子…銀メダル/男子…銅メダル
ビーチ
2012年 第1回トルコ大会 女子…9位タイ 2チーム/男子…5位タイ
2012年 第2回ブルガリア大会 女子…5位/男子…4位 JDVA主催国内大会
●ジャパンデフバレーボールカップ(Japan Deaf Volleyball Cup/略称:デフカップ)
6人制バレーボールの全国大会。2000年に東京で第1回大会を12チームで開催。2011年1月に行われた大阪大会
では、過去最大規模の約500人。
デフスポーツでは国内№1のメジャー大会になっている。
●ジャパンデフビーチバレーボールカップ(Japan Deaf BeachVolleyball Cup/略称:デフビーチカップ)
ビーチバレーボールの全国大会。
デフリンピックや世界選手権の日本代表選手の選考会も兼ねている。大会の歴史
はまだ浅く2008年から始まったばかりであるが、競技人口は少しずつ増えてきている。
●ジャパンデフマスターズバレーボールカップ(Japan Deaf Masters Volleyball Cup/略称:マスターズカップ)
40歳以上の聴覚障がい者を対象とした6人制バレーボール大会。2013年より開催している。
シニア世代の生きがい
の創生及び積極的な社会参加を促進することを目的としている。
ご存知ですか?
聴覚障がい者は、
パラリンピック
(パラスポーツ)
には参加できません。
聴覚障がい者の行うデフリンピックやデフスポーツは
世間にほとんど知られていないマイナー競技です。
私たちは、
デフバレーボールの普及活動を行いながら
デフリンピックで世界一を目指しています。
私たちの活動は、聴覚障がい者にアイデンティティを示し、
社会にデフスポーツと聴覚障がい者の実態を発信します。
私たちはデフバレーの活動を通じて、聴覚障がいへの理解を深め、
聴者との共存社会の実現を目指しています。
次なる大きな目標は、2017年
デフリンピックトルコ大会でのメダル獲得です。
今後の活動目標
1
3
「デフバレーを知っている人100万人」
を
目指し、
デフスポーツの裾野を広げます!
2017年デフリンピックトルコ大会での
メダル獲得を目指します!
2
「デフバレーボール世界選手権」の
4
聴覚障がいを持つ子供たちに、
日本での開催を目指します!
夢と感動を与え続けていきます!
ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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