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平成27年度第2回会議録

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平成27年度第2回会議録
第2回岡崎市総合戦略推進会議会議録
日時:平成 27 年 10 月 22 日(木)14:00~16:00
場所:岡崎市役所東庁舎 4 階第二来賓室
出席委員:朝倉清陽委員、天野裕委員、天野吉伸委員、石川きぬ枝委員、大竹隆委員、小川英明委
員、奥野信宏委員、神尾明幸委員、小久井正秋委員、小森保生委員、志賀爲宏委員、寺田雄司委員、
福應謙一委員、古澤武雄委員、森川高行委員、森崎健吾委員、矢田勝弘委員
欠席委員:糟谷寛和委員、福和伸夫委員、堀越哲美委員
事務局:石原企画財政部長、永田企画課長、伊奈班長、中村主査、大羽主査
傍聴者:3 名
次第
1副市長あいさつ
2議事
岡崎市総合戦略の策定について
3その他
今後の策定スケジュールについて
《議題》
事務局より、議事である岡崎市総合戦略の策定について説明。
《各委員の主な意見》
小森委員:
○
総合戦略 12 ページの出産・子育て支援に関する施策について、第 3 子支援とあるが、子どもの
数が 2 を超えていない現状を、2 まで持っていくという指標であるなら、第 2 子からの支援が必
要ではないか。
○
予防接種補助について、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)が入っていないが、ロタワクチンだ
けでも入ったことはありがたい。予防できるものは積極的に予防することで、子育て世代に対す
る心強い支援なる。
○
総合戦略 11 ページのスーパーサイエンススクールについて、大変良い方針だと思う。岡崎に生
理学研究所があることは非常にありがたい。ノーベル賞級の方が身近にいて、直接、接する機会
を持つことは大変魅力的なこと。
○
救急医療について、大学病院の誘致によって、救急医療に関しては充実した形に持っていける
と思う。特に子育て世代に対しては、医師会の小児科診療医による夜間急病診療所もあり、子ど
もを育てるうえで安心できる環境が整うのではないか。
○
総合戦略 14 ページの防犯カメラについて、防犯カメラも大事だが、照明が切れている街灯を見
かけるが、そういったものへの対応も必要ではないか。
小川委員:
○
推進体制を記す必要があるのではないか。国が PDCA サイクルの確立を求めており、その部分
を入れる必要があると思う。
○
今後の施策について、施策・成果指標と独立しているが、一緒にした方が見やすいのではない
か。
○
総合戦略の 1 ページ基本的な考え方の、1.1 の岡崎市の強みと課題について、記述が人口に寄り
過ぎているのではないか。岡崎市がどれだけ人口を増やせるかという風に重点が置かれすぎてい
るように読める。同様に、歴史、文化、産業、自然、地形、交通環境というものの記述が少し弱
い気がする。
○
総合戦略 5 ページ以降、例えば 2.1 の雇用環境の維持について、1.の基本的な考え方と重複して
いる。また、3 の基本目標とも重複している。もう少し整理した方が分かりやすい。
○
KPI が書かれていないものがあるが、それらをどう取り扱うのか。なかなか書けないものもあ
るかと思うが、何等かの形で指標を設ける必要があるのではないか。
○
立地適正化計画策定について 2015 年にこの KPI を適用するのは少し早すぎるのではないか。
あえて書いておくということでもよいが、そういった点についてご判断を頂けたらと思う。
○
総合戦略 17 ページ中心市街地遊休不動産の活用件数について、件数が多いか少ないかは分から
ないが、成果指標はコミュニティ活動に関する指標である遊休不動産の活用件数とあり、遊休不
動産の活用がコミュニティ活動の指標であるというのは少し違うのではないかと思う。
○
人口ビジョンで人口維持・増加を図るのはいいが、どこを仕事づくりの拠点とし、どこを居住
の拠点とし、どういう都市ができて、どういう目標を維持していくかについては、岡崎市の中で
の地域的・空間的な問題、その点について考えて頂くとよいと思う。
○
健康増進から健康寿命が出てくるところにもう少し説明がないと、唐突な成果目標に感じる。
○
総合戦略 12 ページ結婚と出産について、サブタイトルに安心して子育てできる・豊かな情操を
育むというところの、豊かな情操を育むという文が具体的な施策として何があるのかというとこ
ろが少し欠けているように感じる。
○
国の大きな 4 つの方向性がある中で、4 番目の安心な暮らしともう一つ、岡崎市総合戦略の中
で記述がないと感じるのは地域連携の問題、交通や転入なども多少含まれますが、西三河地域の
中で豊田市と並ぶ中核の都市として、周辺市町村とどういう地域連携を考えていくのか、具体的
な施策でなくとも、基本目標や方向性の中で、少し触れられた方が望ましいのではないかと思い
ます。
奥野会長:
〇
KPI について、書きにくいものはあるが、何等かの形で標記した方がよいのでは。
森川委員:
〇
重視すべき視点について、地域外との結びつきの促進というとあるが、岡崎市が置かれている
雇用と居住の現状と強みと弱みをもう少しきちんと認識したほうがよい。例えば、子どもが生ま
れてから高校に入るまでの環境はよいが大学がない。また、大きなナショナルブランドの企業も
少ないため、進学、就職という時に、流出が発生する。
〇
岡崎市で育った人がまた戻ってくるといった強みを生かすようなことが必要ではないか。
〇
名古屋や豊田等と連携した中での、岡崎の在り方という観点が必要であると思う。
奥野会長:
〇
コンパクトとネットワーク、連携はぜひとも考えていただきたい。そういったことをどこかに
記載していただけると良いと思う。
福應委員:
〇
11 ページの ICT を活用した授業について、市内の一部の中学校で ICT を活用した授業研究が
行われているが、今後、各学校で ICT の充実を図ることを進めていただけたらと思う。また、小
学校においても同様に考える。
〇
スーパーサイエンススクールといった理科に関することについて、毎年 10 月に理科作品展とい
うものを行っているが、自然科学研究機構といったものと連携しながら、全体のレベルアップを
図っていければよいと思う。
〇
11 ページの子育て支援の成果指標について、待機児童 0 とあるが、特に小学校低学年で家に帰
った時に保護者がいない家庭がある。子どもを預り場所の充実が必要と考える。
〇
14 ページの安心・安全なまちづくりについて、自分の学区では、犯罪、特に盗難が非常に多い。
そういった地域への防犯カメラの設置は非常に意味があると思う。
神尾委員:
〇
安全なまちづくりが基本だと思う、そして、教育・福祉といったものがつながって、住みやす
いまちづくりをしたいと思っている。
〇
防犯カメラについて、私の地域は現在、防犯カメラによるモデル地区として事業を行っている。
犯罪発生率が防犯カメラ設置により 30%以下に減少した。他都市の研究や警察資料からも、やっ
ていく必要があると思う。
天野(吉)委員:
〇
岡崎市が非常に住みやすい街だということを再認識した。
〇
額田地区の空き家を活用について、UIJ ターン等を進めるためには、環境 0 整備を進めていく
ことが必要。
〇
6 次産業化やブランド化の取り組みは当然進めていかなければならない。農業者を育てること、
新規就農者を 6 次産業やブランド化に誘致するような取り組みが必要ではないか。
〇
就農しやすい環境づくりを進める必要がある。
〇
木の駅プロジェクトは先行的に実施されているが、林業関係者にとっては、非常に画期的なプ
ロジェクトだと思う。
〇
健康寿命を調べると、男性で 9 年、女性で 12 年程度介護状態というのが全国的な状況である中、
岡崎市は、男性 1.37 年、女性が 3.33 年と非常に短い。その差が何かということを整理して、健
康寿命を延ばすための取り組みが必要。
朝倉委員:
〇
案としては、概ねまとめられているとは思うが、PDCA サイクルの Do の部分で、この会議が
フォローをされるというか。
〇
計画を実施に移すとなると大変な部分があるので、推進体制を示すことが非常に重要。
〇
地域活性化については、個別の成功例を作る必要がある。市街地の活性化などでは規制緩和や
あるいは制限の追加なども考えられる。
〇
長続きするには個々人の事業が儲かるべきだと考える。成功のビジネスモデルを作っていくよ
うなことが必要。
奥野会長:
〇
人口の長期推計を見ても、人口が増えていく中で、計画を作れる自治体というのは全国をみて
も、多くない。
〇
成功モデルを作って、進めていくというのは重要。
矢田委員:
〇
人を集めるためには、仕事の有無が重要。
〇
仕事づくりという観点から、企業を誘致するだけではないと思う。市として各産業をどう伸ば
していくかということが重要。
〇
人口を増やすためには、居ついてもらうことが大事。そのためには、働く場、仕事が大事であ
ると考える。一方で、高齢化の進展に伴い、介護という問題が大きくのしかかってくると感じる。
天野(裕)委員:
〇
10 ページの魅力づくりについて、交流人口、定住人口の増加とあるが、岡崎市は転入率も出生
率もまだ高い状況にあり、交流人口を高めて、定住人口を高めていこうというのは、過疎地の考
え方になる。
〇
県内に歴史・自然環境といった観光資源を持つライバルが多い中、岡崎市も非常に良い資源を
持っているが、市民はそれを享受していない。先ず、市民が観光資源を楽しみ、享受する。そこ
から人を呼び込み、結果として交流人口が増えるといった考え方が岡崎市には良いのではないか。
〇
結果観光という考え方があり、外から人を呼び込むために、まちづくりをするのではなく、自
分たちがまちを楽しくする、魅力的にした結果、観光客が増えていく。そういう視点が岡崎市と
してもあり得るのではないかと思う。
〇
14 ページのまちづくりに関する部分について、立地適正や機能誘導等を行うにあたって、リバ
ーフロントのように、具体的なモデルをモデルとして作っていくと良いと思う。
〇
地域コミュニティの活用のために空き家や遊休不動産を使っていくことを掲げているが、もう
ひとつ「歩けるまちづくり」という視点を加えて頂きたい。
〇
徒歩圏で生活が満たされる環境作りとしての遊休不動産や空き家の利活用が考えらる。そうい
ったことを、もう少し明示されると、地域コミュニティが活性化するという書き方ではなく、地
域の問題を解決するといったところに結びつく。
古澤委員:
〇
3 ページの安定した雇用環境の維持について、企業を誘致も大事だが、既存企業が流出を止め
るための取り組みもして頂いているが、そういったことをもう少し反映して頂きたい。
〇
市内高等学校について、進学先と現在の居住地のデータを詳細にみると面白い結果が出てくる
のではないか。
志賀委員:
〇
豊富な観光資源が存在するにも関わらず、市民でも知らない方が多くいる。対外的な PR はも
ちろん大事だが、市民の方に対する PR というものも必要なのではないか。
奥野会長:
〇
名鉄東岡崎駅に来たら周辺に食事をする場所がない等、歓迎されている感じが少ないといった
こともあるかと思う。
小久井委員:
〇
駅周辺や学校周辺、インターチェンジといった所にある農地は、もっと開発してもよいのでは
ないなか。
〇
子どもの教育について、もう少し県や他の市町とは違った教育、道徳や倫理などにかける時間
を余分に取る等、増やして頂けると良いのではないか。
石川委員:
〇
異常気象による災害の増加といった問題に対しても対策が必要だと思う。
森崎委員:
〇
PR という言葉が散見されるが、市外への PR なのか、市内への PR なのか、整理する必要があ
る。
〇
イベントをやっても認知されていないことが現状としてある。伝えたいところに伝えたい情報
が上手く行ってないのではないか。情報が行き届くような形で、人を呼び込んだり、人を引きと
どめたりといったことを考えていただければと思う。
〇
出産・子育てなどの若い人向けの施策が書かれているが、高齢者に対する配慮や施策を加えて
頂ければと思う。
奥野会長:
〇
有効求人倍率を 1.5 にしたいとあるが、有効求人倍率の中身が問題であると考えらる。若い女
性が、どのような仕事に就きたいかを考えると、一般事務が多いと考えられ、若い女性が求める
職種の有効求人倍率は非常に低いことが予想される。そういった点について検討していただく必
要があると思う。
〇
岡崎市でのサービス業の強化とあるが、サービス業といっても、金融、不動産、研究開発、介
護、教育等、様々であって、どの業種を強化するのかというイメージが、総合戦略からは読み取
れない。
〇
6 次産業化を考えた場合、農産物は市内、県内の中でかなり消費されているのではないか。岡
崎市はどのような方向性で考えているのか資料から読み取りにくい。
〇
市の方で具体的な所を叩いて頂けると、実効性のあるものになるのではないかと思う。
〇
今後、戦略に基づいて、施策が実行されることになる。今後、この会議では PDCA のチェック
のところをやっていくことになる。どの程度施策が実行され、どのように施策を改善していくか
について議論を重ねながら推進していくことになる。
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