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【第二SSH】第30回中国青少年科学技術イノベーションコンテスト(報告)
30th China Adolescents Science and Technology Innovation Contest (CASTIC)の概要 1.コンテスト名称 30th China Adolescents Science and Technology Innovation Contest(CASTIC) (第30 回中国青少年科学技術イノベーションコンテスト) 2.主催 China Association for Science and Technology (CAST) (中国科学技術協会) 3.渡航期間 平成27年8月18日(火)~平成27年8月24 日(月)まで コンテスト期日 8月20日(木)~8月22日(土) 4.会場 香港 Asia World-Expo(中華人民共和国香港特別行政区) 5.コンテストの概要 中国国内最大の青少年を対象とする科学技術コンテストで、1982年より開催されてい る。中国各地の予選会を経た500名を超える中国国内からの参加者とともに、中国国外 からも参加者が招待され、国内外すべての発表が英語による質疑応答の上、評価される。 6.参加生徒・職員 熊本県立第二高等学校 理数科3年 課題研究環境班 碇 和也(いかり かずや)、園田 晃史(そのだ こうし) 引率職員 教諭 平井 和仁(ひらい かずひと)(英語) 7.発表したテーマ、研究内容について (1)研究テーマ 「雑草から水素を発生させる研究 ~廃棄物から水素を発生させる~」 (2)研究内容 雑草と微生物を含む土壌を混合し、水を加え嫌気的な環境におくと水素が発生するこ とを文献から知った。本研究では、さまざまな物質を加えることで水素発生量を増加さ せることができるのではないかと実験、考察を行った。水素発生装置内に牛糞肥料を添 加することで水素発生を促進する結果を得た。そこで、牛糞肥料のpHを計測したところ、 中性に近い値を示したので緩衝溶液中(pH 7.2)で実験を行ったところ、水素発生量を増 加することができた。 8.受賞結果 国際代表部門(12ヵ国、研究テーマ件数17)で金賞(最上位賞)受賞 (金賞受賞校 3校) 雑草から水素を発生させる研究(本校) 日本 パーム油からの廃物を利用してのコンクリート製造の研究 マレーシア ヘルメットに装着した自転車等の転倒時の脳衝撃度測定付着装置の研究 ルクセンブルク 9.その他 科学技術振興機構(JST)から推薦を受け、本コンテストに参加した。日本代表は本校と 福島県立福島高等学校の研究班の2校が参加。福島高等学校は銀賞を受賞した。