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スライド 1 - 科学技術振興機構

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スライド 1 - 科学技術振興機構
産学パートナーシップ創造展
2016年8月25日
卓越研究拠点を核とした
産学共創プラットフォーム形成
理事・副学長
(社会産学連携担当)
高田 隆
1
広島大学のミッション
■広島大学基本理念■
国際社会
・平和を希求する精神
・新たなる知の創造
・豊かな人間性を培う教育
・地域社会・国際社会との共存
・絶えざる自己変革
社会貢献(知の活用)
社会産学連携の促進
イノベーションエコシステムの形成
リサーチコンプレックスの構築
地域、日本、世界に貢献
研究
(知の創造)
世界トップレベルの
独創的研究の展開
教育
(知の継承)
平和を希求する国際的教養人
国際的に通用する専門教育を提供
世界や地域社会で活躍できる
人材の育成
地域社会
2
スーパーグローバル大学創成
10年後の広島大学の姿
教育力強化と研究力強化を両輪として
グローバル人材を持続的に輩出し、知を創造する
世界トップ100の
総合研究大学
〇
〇
〇
卓越した研究拠点
の形成・展開
国際通用性の高い
教育の提供
卓越した研究力
5,400報
1,726報
大学院が充実・強化
8,000人
高い国際流動性
1,835人
高度人材輩出
92.7億円
376件
1,100件
博士学位授与数
3,600人
1,678人
留学生数
423人
大学院学生数
卓越した資金力
270億円
外部資金
世界から優秀な
人材が集積
流動性の高い
教育システムが確立
留学生の割合が20%
4,239人
SCI論文数
〇
日本人留学経験者数
授業の50%が
外国語
3,357
397
外国語授業数
教員の53%が
外国人等
901人
439人
外国人教員等 3
研究拠点の育成




自立ステージ
国際共同
分野融合
学際研究
産学連携
研究拠点
研究推進機構
機構長 学長
5年ごとの評価
継続・改廃
(3年で中間評価)
審査
インキュベーション研究拠点
放射線ゲノム障
害・再生医療
脳と心・感性
障がい者教育・
アクセシビリティ
プロジェクト研究センター 大型プロジェクト
産学連携プロジェクト 多様な萌芽的グループ
革新的ものづくり
環境・エネルギー
DP/DR中心の研究グループ
有機薄膜
(異分野融合・拠点活性化支援)
•
•
3年以内の支援
平和・多文化共生
宇宙科学
数理生命
半導体・ハイパー
ヒューマン
外部資金で自立
研究員の重点配置
URA・技術職員の配置
全学共有スペースの貸与
インキュベーションステージ
毎年4~5拠点
審査
•
•
•
URA・技術職員の配置
(異分野融合・拠点活性化支援)
•
•
全学共有スペースの貸与
ポスドクなど雇用経費支援
多様な研究グループの自発的ス
テージ
• 科研費など獲得支援(URA)
(助言制度、スタートアップ支援)
• 研究プロジェクト立ち上げ・
形成支援 (URA)
「研究拠点」「インキュベーション研究拠点」は研究推進機構で選定、定期的な外部評価を行う
4
世界トップクラスを目指す研究拠点
広島大学のホットな研究領域
【広島大学研究拠点】
バイオ・ライフサイエンス分野
・ゲノム編集研究拠点★
・クロマチン動態数理研究拠点★(遺伝子情報制御・解析)
・緊急被ばくに即時対応できる再生医療研究拠点
・広島肝臓プロジェクト研究センター★
・基礎研究を畜産技術開発につなげる
トランスレーショナル型研究拠点
・日本食・発酵食品の革新的研究開発拠点
・本能行動の発現メカニズムに関する
総合科学研究推進拠点
工学・理学分野
・高機能難加工材の製造・先端加工システム
開発による革新的ものづくり研究拠点
・社会実装指向型HiSENS拠点★(センシング技術)
・スマートバイオセンシング融合研究拠点
・環境共生スマート材料研究拠点
・キラル物性研究拠点
・極限宇宙研究拠点
人文・社会・教育分野
・統計科学研究拠点
・学習システム促進研究センター
・広島の知と経験を基盤とした
実践的平和構築学確立のための研究拠点
★自立ステージ
消化管内視鏡
放射線治療
循環器
AIP
白血病
パーキンソン病
C型肝炎
ALS
水構造
miRNA
ウィルス
有機半導体
幹細胞
有機色素
光アンテナ
クラゲ
トポロジカル物性
研究領域間で連携・融合し
研究拠点を形成
フェルミ面
クオーク物性
新粒子探索
暗黒物質
原発事故の影響
(セシウム)
宇宙ガンマ線
宇宙背景放射
断層岩
※コアペーパー(被引用TOP1%)に関与している22の研究領域について、
本学のコアペーパーのキーワードを分野別に例示
5
研究拠点の紹介
高機能難加工材の製造・先端加工システム開発による
革新的ものづくり研究拠点
目標
レーザを中心とする革新的ものづくり技術の研究
教育により、地場企業のグローバル化を支援
活動の特徴
(1)学内外研究機関と企業の有機的な連携
(2)定期セミナーでの研究成果発表・意見交換
(3)PJチームによる企業現場見学・相談会
• 多様な加工プロセスを革新
広大ものづくり研究拠点
工学研究院 材料・生産加工部門
産学・地域
連携センター
• 産学官共同研究で早期実用化
• 社会人・留学生参加でグローバル人材育成
共同研究・実用化
(4)大学シーズと企業ニーズのマッチング
(5)企業研究者、海外研究機関との共同研究
広島県総合
技術研究所
企業(車両、航空機、機械、船)
研究事例
環境にやさしい
レーザクリーニング
高能率・高精度な
ホットワイヤレーザ溶接
金型不要のレーザ張出成形法
種々の加工プロセス・材料開発をレーザ熱源と関連づけ,
相互の加工プロセスと有機的に組み合わせた研究拠点
3Dプリント応用
ナノ転写焼結 6
研究拠点の紹介
環境共生スマート材料研究拠点
活動の特徴
目標
スマート材料を鍵とした研究教育拠点の推
進による持続可能社会の実現
• 世界最先端の研究環境による人材育成
(1)分野横断的な研究者が集まり
毎週ディスカッション
(2)シンポジウム・講演会の定期的開催
(3)企業研究者・海外研究機関との共
同研究
• 求心力のあるスマート材料研究
• 産学官の協調により新規産業を創出
研究事例

エネルギー消費に頼らないデバイス

環境や健康へのリスクのないデバイス

効率的なプロセスを実現するデバイス
有機ハイブリッド水分離膜
塩素の連続注入,高温水などの
過酷な条件にも耐えうる分離膜
高性能触媒
有機EL材料
色素増感太陽電池
異分野融合により新しい材料分野・産業を
創出する研究拠点
基礎化学、材料化学、プロセス工学の
研究力(ETIOP)の有機的な結合
7
研究拠点の紹介
統計科学研究拠点
目標
学内に散在する統計科学研究者グループを結集
することにより文理融合型仮想的
“Department of Statistical Science”を構築する
活動の特徴
仮想的“Department of Statistical Science”の構築
多様で厚みのある統計科学研究者集団
数理統計学グループ
理系
計量経済学グループ
文系
統計的機械学習グループ
理系
国際競争力のある統計科学研究者集団
統計科学研究拠点
研究事例
計量生物学グループ(計画中)
行動計量学グループ(計画中)
データマイニングと情報検索技術
統計的パターン認識・画像認識
「束ねる」
日本語によるテキストマイニング
高次元データ解析
ビッグデータの管理
○ 理学×工学×社会科学が連携することにより、
これまでに無かった統計科学グループを構築する。
○ 高次元データ解析、ビッグデータ解析などに、異なる
幅広い分野の統計科学研究者が
集まった研究拠点
分野の研究者が協力してアプローチする。
8
社会・産学連携の推進体制
社会産学連携
推進機構
機構長(学長)
副機構長
理事・副学長(社会産学連携担当)
副理事
研究連携担当
副学長(地域連携担当)
社会連携部長
理事(教育、研究、国際など)
部局の長
産学・地域連携センター
機構長が必要と認める者
社会連携グループ
・国際・産学連携部門
・新産業創出・教育部門
・知的財産部門
・地域連携部門
広島分室
・学長を機構長、社会産学連携担当の理事を副機構長として、教育、研究、国際担当の理事や部局長
などで構成し、全学の社会・産学連携を推進する。
・包括連携協定や共同研究講座など「組織」対「組織」の連携も推進する。
9
広島大学の産学連携の方向性
複合連携
リサーチコンプレックス
の形成
ネットワーク化
ビジョン/戦略主導
技術の革新/融合
中長期
COI感性イノベーション拠点
ゲノム編集産学パートナーシップ創造
ひろしま医工連携・先進医療
イノベーション拠点
コンソーシアム型連携
ひろしまアントレプレナー
シッププログラム
包括連携
/拠点形成
包括的研究協力
共同研究講座
目的指向
保有技術融合
短中期
個別連携
従来型共同研究
人文・社会学連携
テーマ
個別課題解決
保有技術/設備活用
短期
連携テーマの多様化/ 人材育成/ 新産業創出
10
包括的研究協力の事例
包括的連携協力の事例
包括連携協定締結 (工学部H17年~,全学
企業
委員長:企業トップ
本部長
副本部長
所長
研究開発
副所長
販売・マーケティング
部長
商品企画
生産・物流のトップ
H23年~)
広島大学
連携協力推進委員会
委員長:社会産学連携推進機構
副機構長(理事・副学長)
【連携活動】
・共同研究講座の設置
・大型プロジェクトを協働
・人文社会系の共同研究
海外マーケティングなど
・人材交流
・大規模なインターンシップ
11研究科の研究科長
大学院工学研究科長
大学院先端物質科学研究科長
大学院医歯薬保健学研究科長
大学院総合科学研究科長など
産学・地域連携センター長
コンソーシアム型連携に発展した例
次世代自動車技術共同研究講座

COI 感性イノベーション拠点
文部科学省(H25年~)
自動車メーカ中心とした社会実装
へ向けた取り組み

Mazda CX-5 (Mazda-HP)
Mazda SKYACTIV-D
(Mazda-HP)

エンジン内の燃焼現象を解明

革新的な高効率&クリーンエンジンの開発
ひろしま医工連携・先進医療
イノベーション拠点(H23年~)
人間医工学応用自動車研究プロジェクト

革新的新構造材料等研究開発
(共同の研究室を設置) NEDO(H25年~)
11
コンソーシアム形成の事例
文部科学省 COIプログラム
精神的価値が成長する感性イノベーション拠点
• 脳科学・光技術・情報通信技術を駆使して、感性を可視化、人と人、人とモノを感性で
繋ぐBrain Emotion Interface(BEI)を開発
• 感性情報を活用し、衣・食・住・車・教育・医療など多様な分野で新価値を創出
中核機関 広島大学 サテライト機関 生理学研究所、静岡大学他
参画機関 広島市立大学、産業技術総合研究所、 マツダ(株)、三菱レイヨン(株)、(株)アンデルセン・パン生活文化研究所、
コベルコ建機(株)、広島ガス(株)、TOTO(株)、サッポロホールディングス(株)、凸版印刷(株)、広島県他
感性イノベーションで心豊かな社会を実現する
機能的MRI、光トポグラフィー、脳波
などを同時計測し、人の感性を脳情
報として読み取り「見える化」
お客様の感性を見て、その人にフィットする最適な衣服をデザインする
ドライバーの感性に対応した、内装の色合い、視界、操作性を実現
子供の様子をBEIで可視化することで、いじめを早期に発見する
12
コンソーシアム形成の事例
ゲノム編集の産学パートナーシップ創造
 広島大学「ゲノム編集研究拠点」を中心に、大学・産業界の共創場を形成し、オープン
イノベーションを推進
 基礎研究、基礎と応用を繋ぐ基盤技術開発、人材育成に産学共創で取組み、日本独
自のゲノム編集技術を確立
国内バイオ産業市場は急速に拡大 3兆1108億円(2015年)
食品
ベンチャー
畜産
エネルギー
化学
企業・大学・公的研究機関
植物
ヘルスケア
ゲノム編集の産学パートナーシップ
「ゲノム編集研究拠点」
13
地域の新規産業育成へ向けたコンソーシアム形成の事例
医工連携の研究拠点
広島地域の特徴
著しい高齢化の
進展
ひろしま医工連携・
先進医療イノベーション拠点
(広島大学霞キャンパス)
広島県 28.2%
中国地域 28.1%全国 26.9%
(将来推計人口 国立社会保障・
人口問題研究所H19.5)
医療系研究資源
・人材集積
【人間医工学応用自動車】
■居眠り防止,
飛び出し検知予測
■ 頸部損傷を低減
する自動車シート
【情報医工学・機能性ものづ
くり】
ものづくり産業の
集積
・ 自動車、造船、鉄鋼、化学、
機械等 企業集積
・ 有力な大手企業と技術力の
高い中小企業の集積
・ オンリーワン・ナンバーワン
企業
主な共同研究内容
■高度医療機器
■遠隔医療支援・
遠隔手術システム
地域の産学官が共同
【細胞治療等先進医療】
ひろしま医工連携イノベーション推進協議会
■緊急被ばく対応幹細胞バンク
■再生医療
【産】 地域の企業、中国経済連合会、
広島商工会議所
【学】 広島大学、県立広島大学、広島市立大学
広島工業大学、近畿大学工学部
広島国際大学、広島国際学院大学
【金】 広島銀行
【官】 広島県、広島市、ひろしま産業振興機構
その他産業支援機関
人材育成
メディカルエルゴノミテシャン、メディカルイン
フォマティシャン、イノベものづくり士、細胞培
養士、食品臨床試験プロフェッショナル
14
地域の新産業創出に向けた人材育成の事例
文部科学省グローバル アントレプレナー育成促進事業
ひろしまアントレプレナーシッププログラム
ひろしまアントレプレナー人材
起業社会を生き抜く7つの力の養成
フェニックスアントレプレナー
決断力、挑戦力、学際力、強靭力
リスクマネジメント力、問題発見・解決力
コミュニケーション力
フェニックスアントレプレナーシップコンペ
• 平和共存学
• 企業と地域の発展
• イノベーション論
• 対話型イノ
ベーションWS
• リーダーシップ
トレーニング
• 夏の学校
シーズコース
起業化能力
育成
一般コース
• 経営戦略論
• マーケティング論
• 管理会計
• ファイナンス論
課題発見型イン
ターンシップ&
フィールドワーク
受講生は文理融合チームで構成
学部生、大学院生、若手研究者、社会人などを
幅広く受入れ
アントレプレナー研究
起業化
トレーニング
多様性のある受講者
※男女比は3:1、半数が社会人
15
広島リサーチコンプレックスの構築
• 広島地域の大学、研究機関、企業、自治体等の活動を融合させ、研究開発、成果の実
用化、人材育成を一体的に実施するための複合型イノベーション推進基盤である「広島
リサーチコンプレックス」を形成
・製造品出荷額が中国・四国・九州
広島大学
本部キャンパス
広島市立大学
地方で第1位
・自動車・造船・食品等の研究開発
から生産・販売までの機能を
有する「日本の縮図」
・産学金官トップによる協働体制
・産学連携実証のモデル地域
近畿大学工学部
広島中央サイエンパーク
酒類総合研究所
県立広島大学
広島大学
霞キャンパス
医学部 歯学部
薬学部など
理化学研究所
(一部機能の移転)
産業技術総合研究所
中国センター
広島国際大学
広島大学
中国電力エネルギア
総合研究所
広島県西部工業
技術センター
呉工業高等専門学校
企業R&D機能の移転
16
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