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特集:LX(元帳仕訳抽出)による仕訳データ作成
特集:LX(元帳仕訳抽出)による仕訳データ作成 サンシステムファイナンシャル には、元帳仕訳出力(Ledger Export)という転記済仕訳データ を外部抽出する機能があります。データ形式としては、サンシステムファイナンシャルの定型 形式の他、CSV形式などがあります。 LXの使用例: ・ 転記済仕訳データを利用して、取消仕訳データを作成する。 ・ 転記済仕訳データをExcel等、他のソフトウェアで読み込み加工する。 今回は会計期を間違えて入力した場合の修正データ作成例をご紹介します。 1. 概要 会計期を間違えて入力転記してしまった仕訳について、その誤入力の仕訳を利用し て取消の仕訳と正しい仕訳を作成し元帳に転記します。 イメージ図 元帳データ LX① 誤入力の仕訳を貸借のみ逆にした仕訳 LX② 正しい会計期に修正した仕訳 以下、次の例をサンプルに解説を進めていきます。 間違った仕訳の転記番号: 140 間違った会計期 : 05/2007 正しい会計期 : 06/2007 (c)ASG Management,Inc. All rights reserved JI③ 2. 設定手順(設定は初回のみ必要です) ① XD「元帳仕訳抽出定義(Export Definitions)」で逆仕訳作成の設定を新規作成します。 「抽出コード」と「抽出名」は入力必須ですが、名称は自由です。サンプルではそれぞ れ「REV」、「逆仕訳(Reverse)」としています。 設定項目は「転送会計期(Transfer Period)」、「金額逆表示(Amount Reversal)」、 「選択コード(Selection Code)」で、それぞれ「+0」、「Y」、「JN」とします。 また、仮帳簿(Rough Book)を使用している場合は「仮帳簿取引含む(Include Rough Transactions)」を「Y」にします。 日本語画面 英語画面 ② ①同様に、XD「元帳仕訳抽出定義(Export Definitions)」で正しい会計期への再入力 の設定を新規作成します。 「抽出コード」と「抽出名」の名称は、サンプルで「REENT」、「会計期置換(Period Replace)」としています。 設定項目は「選択コード(Selection Code)」で「JN」とします。 また、仮帳簿(Rough Book)を使用している場合は「仮帳簿取引含む(Include Rough Transactions)」を「Y」にします。 日本語画面 英語画面 (c)ASG Management,Inc. All rights reserved ※ 備考 特定範囲のデータのみを抽出する場合に選択コード欄で条件指定できる項目一覧 仕訳転記番号 :JN 分析コード :A1~A5、T1~T5、 勘定科目コード :AC 換算コード :CV 仕訳入力者 :JS 入力伝票形式 :JT 勘定科目タイプ :AT 取引参照番号 :RF 取引日 :TD 支払予定日 :DD 消込記号 :AL 消込日 :LD 消込会計期 :LP 消込参照番号 :LR 3. 実行手順 ① LX「元帳仕訳抽出(Ledger Export)」にて、取消の仕訳を作成します。 「転記会計期(Accounting Period)」の「始め(From)」に「A」(Aと入力するとALL となります)、「仕訳転記番号(Journal No.)」の「始め(From)」に間違った仕訳の 転記番号「140」、「転送ファイル名(Transfer File Name)」に任意のファイル名(サ ンプルでは「_work\rev」)を指定して実行します。 日本語画面 英語画面 (c)ASG Management,Inc. All rights reserved ② ①で作成した取り消し仕訳を元帳に転送します。 1) NP「新会計期(New Period)」または、LD「元帳基本条件(Ledger Definitions)」 の現在の会計期を間違った会計期「05/2007」に変えます。 2) JI「 Journal Import(他システムデータ読込)」にて、①で作成したファイルを 転記します。 転記する際は、まず、「取引転記(Post Transaction)」を「N」にして、チェッ クリスト出力して、転記する仕訳が逆仕訳になっていることを確認します。 次に「取引転記(Post Transaction)」を空白にして転記します(サンプル画面)。 日本語画面 英語画面 英語画面 ③ LX「元帳仕訳抽出(Ledger Export)」にて、会計期を置換えた正しい仕訳を作成しま す。 「転記会計期(Accounting Period)」の「始め(From)」に「A」(Aと入力するとAL Lとなります)、「仕訳転記番号(Journal No.)」の「始め(From)」に間違って仕訳 した転記番号「140」、「転送会計期(Transfer Period)」に正しい会計期「06/2007」、 「転送ファイル名(Transfer File Name)」に任意のファイル名(サンプルでは 「_work\reent」)を設定して実行します。 日本語画面 英語画面 (c)ASG Management,Inc. All rights reserved ④ ③で作成した正しい会計期に置換えた仕訳を元帳に転送します。 1) NP「新会計期(New Period)」または、LD「元帳基本条件(Ledger Definitions)」 の現在の会計期を正しい会計期「06/2007」に変えます。 2) JI「 Journal Import(他システムデータ読込)」にて、③で作成した仕訳を転記 します。 転記する際は、まず、「取引転記(Post Transaction)」を「N」にして、チェッ クリスト出力して、転記する仕訳の会計期が正しい会計期「06/2007」になってい ることを確認します。 次に「取引転記(Post Transaction)」を空白にして転記します(サンプル画面)。 日本語画面 英語画面 以上 (c)ASG Management,Inc. All rights reserved